伊藤達也

いとうたつや

小選挙区(東京都第二十二区)選出
自由民主党
当選回数9回

伊藤達也の2005年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月27日第162回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきたいと思います。  不良債権問題は、経済構造改革を進めていくに当たっての最大の関門であり、政府といたしましても、金融再生プログラムに基づいて不良債権の正常化に向けて努力をしてきたところであります。  現在、半減目標に向かって順調に進捗いた...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきたいと思います。  今委員から御指摘のありました偽造キャッシュカード犯罪の被害の急増にかんがみまして、金融庁といたしましても、金融機関に対して、犯罪防止対策の強化でありますとか、あるいは、被害が発生した後、適切に対応を求めてきたところであり...全文を見る
○伊藤国務大臣 今委員からも御指摘がございましたように、私ども今、実態調査をいたしております。その結果を踏まえまして、現実に被害が発生した場合の預金者への補償のあり方も含めて、現在の対応でよいのか、あるいは見直しをする必要があるのか、真剣に検討してまいりたいと考えております。
○伊藤国務大臣 重ねてになりますけれども、今私ども実態調査をいたしておりますので、その実態を踏まえて、より利用者の保護に資するような実効性のある対応策というものをしっかりつくり上げていかなければならないというふうに思っております。  今、金融機関においてもさまざまな取り組みがな...全文を見る
01月28日第162回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきたいと思います。  昭和五十七年十月に導入された大株主上位十名の所有株式割合に係る上場廃止基準は、三カ年以内に上場株式数の八〇%以下とならない場合、上場廃止とする旨規定されたところであります。  昭和五十八年三月末のコクド及びプリンスホテ...全文を見る
01月31日第162回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(伊藤達也君) お答えをさせていただきたいと思います。  委員からは、その銀行法の改正、銀行代理店制度の問題についてお尋ねをいただいているわけでありますが、この問題については、これまでも規制緩和が行われてきておりまして、なお現行の規制においては、例えば兼業を禁止する専...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) お答えをさせていただきたいと思います。  今までも国会の答弁でお答えをさせていただいているとおり、北朝鮮系信用組合の破綻処理に当たっては、一兆一千四百四億円の金銭贈与を実施をいたしております。また、破綻処理に際して買い取った債権にかかわる買取り額は一千...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 今総理からも御答弁をさせていただきましたように、この北朝鮮系信用組合は我が国の法律に基づいて設立をされた我が国の金融機関であります。したがって、その破綻処理につきましても、その他の我が国の金融機関と同じように、預金保険法の趣旨そして目的に沿って対応させて...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) お答えをさせていただきたいと思います。  衆参の拉致特委の決議をいただきまして、私どもとしましても今日まで厳正に検査・監督を行ってきているところでございますが、具体的には、破綻した北朝鮮系信用組合の受皿となった新設の組合においては、二度と同様の問題を起...全文を見る
02月01日第162回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(伊藤達也君) お答えをさせていただきたいと思います。  今、監督局長の方から我が国の民事法制の枠組み、そして金融機関と預金者の間で締結をしているキャッシュカード規定について説明をさせていただいたところでございますが、各金融機関においては、キャッシュカード規定に基づく...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 私どもといたしましては、この問題がやはり国民経済生活に与える影響というものが極めて大きい。それだけではなくて、金融システムに対する信頼性の維持、こうした観点からも非常に重要な問題だと認識をいたしているところでございます。  そうした認識の下に、まず、こ...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) お答えをさせていただきたいと思いますが、これは、利用者が様々なニーズというものを持っておりますので、そのニーズにどのような形で対応して金融機関としてのサービスを提供していくかということにかかわってくるだろうというふうに思っております。  したがって、I...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 補助制度あるいは補助金ということも含めてのお尋ねではないかというふうに思いますけれども、一般論といたしましては、先ほども副大臣も答弁をさせていただいたように、金融機関はその時々の犯罪技術の実態や利用者のニーズというものを踏まえながら適切なセキュリティー対...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) お答えをさせていただきたいと思います。  今御指摘の政治資金、政治団体からの寄附につきましては、政治資金規正法にのっとって適正に処理をし、その旨、収支報告書に記載をし、報告をさせていただいているところであります。私自身も、政治とお金の関係を正していくた...全文を見る
02月02日第162回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○伊藤国務大臣 今委員から御指摘がございましたように、中小企業が本当の意味で再生していくためにも金融というのは非常に重要であります。  政府といたしましても、リレーションシップバンキングの機能強化に関するアクションプログラムというものを展開して、そして、中小企業の再生と地域経済...全文を見る
○伊藤国務大臣 日銀短観についてのお話もございましたが、昨年の六月の調査から、中小企業に対する金融機関の貸し出しの状況というのはプラスに転じて、そして、最近の動向を見ても、プラスに向けての動向というのがより明確になっているというふうに思っております。  しかし、委員が言われてい...全文を見る
02月03日第162回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきたいと思います。  我が国の民事法制の枠組みについては、今法務大臣から御答弁があったところでございます。委員からも海外の状況について御指摘がございました。私どももそうした取り組みについて、今研究をし、調査いたしているところでございます。 ...全文を見る
○伊藤国務大臣 今は私が金融行政を担当させていただいておりますので、私からお答えをさせていただきたいというふうに思います。  まず、金融庁の顧問は、許認可申請の権限というものを持っておりません。したがって、この免許申請に当たって何か影響を与えるということはありません。  それ...全文を見る
○伊藤国務大臣 今委員からも、銀行経営のことについては慎重に発言をしなければいけないというお話がございました。私どもとしても、銀行の経営の内容についてコメントをするということについては、これは差し控えなければいけないというふうに思っております。  しかし、私どもとして、銀行の経...全文を見る
○伊藤国務大臣 事実でございます。
○伊藤国務大臣 このアドバイザリーチームというのは、個別の金融機関の問題について議論する場ではございませんで、これからの金融行政の構想、金融再生プログラムの後に続く新しいプログラムの問題について議論していくに当たって幅広い有識者の方々から提言を賜りたいということで、私の私的懇談会...全文を見る
○伊藤国務大臣 社長になられた時点で、アドバイザリーチームのメンバーからは自主的に御辞退をされておられます。それから金融庁の顧問も、これも御辞退をされておられます。
○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきたいと思います。  今委員御指摘がございましたように、整理回収機構は、これは破綻した金融機関の貸付債権というものを迅速的確に回収するための公的な役割を担っているわけであります。そうした中で、国民負担というものを最小限にしていくということを基...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきたいと思います。  一兆四千億の中で金銭贈与が一兆一千四百四億円あります。この金銭贈与というのは、御承知のとおり、預金を保護して、そして破綻金融機関が次の受け皿の金融機関に行くときに債務超過を解消しなければいけません。そのときに使われる資金...全文を見る
02月04日第162回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきたいと思います。  松島委員がこの問題について熱心に取り組まれていることを承知いたしておりますし、委員を含めて関係の議員の皆様方の御努力によって成立したこの法律の趣旨というものを私どももしっかり踏まえて適切な対応をしていかなければいけないと...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきたいと思います。  委員から今、二つ重要な点の指摘がございました。一つは、安全策というものをしっかりとっていくこと、そしてもう一つは、被害者の補償を含めた利用者保護策というものをしっかり確保していくということであります。  きのうの委員会...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきます。  委員からは、金融機関の説明責任の重要性について御質問がございました。金融庁といたしましては、金融機関が住宅ローンも含めた融資契約を顧客と締結する際には、顧客に対してその契約の内容や金利変動リスク等について適切かつ十分な説明を行うこ...全文を見る
○伊藤国務大臣 委員から、その証券化支援事業についてお話があったわけでありますが、これは、住宅取得予定者に根強い需要のある長期固定金利の住宅ローンの供給を容易にするものと私どもとしても認識をいたしております。  民間金融機関は、近年、住宅ローンの販売に力を入れているところでござ...全文を見る
02月07日第162回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきます。  本人確認を徹底していくために生体認証技術というものを活用していくということが考えられるわけでありますが、今委員からは、この技術の導入に当たっては、やはりできるだけ行政が銀行業界と話し合って標準化というものを進めていくことが利用者の...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきたいと思います。  金融界の方からは、やはり民間金融機関とイコールフッティングというものをしっかり確保してもらいたい、そういう要望をいただいているところでございますが、この郵貯銀行がどの程度の規模になることが適正なのか、そうしたことを政府と...全文を見る
○伊藤国務大臣 私どもといたしましては、この郵政の改革については、民間金融機関とのイコールフッティングの問題、あるいは、先ほど来委員からも御指摘をされているように、金融市場、資本市場に対する影響、こうした行政上の観点から、基本方針に基づいて適切な対応をしていかなければいけないとい...全文を見る
○伊藤国務大臣 委員が御指摘をされた事例も含めまして、昨年の秋以来、不適切な事例が続いております。  私どもといたしましては、証券市場の信頼性を確保するためには、適切なディスクロージャーが極めて重要であると考えておりまして、こうした観点から、国民のディスクロージャー制度に対する...全文を見る
○伊藤国務大臣 今、答弁をさせていただきましたように、昨年の十一月、そして十二月に公表させていただいたこの対応策、その一つ一つを強力に推進していくことが重要だというふうに考えております。  先ほど来お話をさせていただいているように、まず開示企業の自主的な点検、これを要請させてい...全文を見る
○伊藤国務大臣 竹中大臣からも答弁をさせていただいておりますように、これは個別の問題でありますので、個別の問題について私どもから答弁をさせていただくことは差し控えさせていただきたいと思います。  一般論として申し上げれば、銀行の業務の健全性、適切な業務運営を確保していくために、...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきたいと思います。  大畠委員とは、私も中小企業政策、一緒にいろいろな問題について仕事をさせていただきましたので、過度な担保でありますとか保証でありますとか、そうした問題が大変悲惨な状況を生み出している、私も身近でそういうことを感じております...全文を見る
○伊藤国務大臣 今委員が御指摘のとおり、連帯保証がなければ融資ができない、これは本来の金融機関の姿ではないというふうに思います。私自身も、経営者の方々がお互いに連帯保証し合って、そして命を絶つ、そういう事例も身近で見てきておりますし、私自身も連帯保証したこともありますから、その悲...全文を見る
○伊藤国務大臣 重ねての答弁で恐縮でございますけれども、私は、中小企業政策もやらせていただいて、金融行政も担当させていただいて、そして中小企業の金融の円滑化ということを考えた場合に、連帯保証のいろいろな問題点がありますが、一方で、信用を補完するという債務者にとってもメリットがある...全文を見る
○伊藤国務大臣 三点まとめて御質問がございました。できるだけ簡潔にお答えを申し上げたいと思います。  まず、公金とペイオフの問題でありますけれども、ペイオフにつきましては、まず、平成十四年四月に定期性預金について一部解禁されたところでありますが、それに先立ち、公金について総務省...全文を見る
02月09日第162回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○伊藤国務大臣 委員御承知のとおり、不良債権問題というのは、日本の経済を再生していくに当たって最大の関門と言われ、あるいは足かせと言われてきた問題であります。  十四年三月期には、この不良債権の比率が八・四%ぐらいございました。これを半減して国内外の金融システムに対する信頼とい...全文を見る
02月15日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号
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○伊藤国務大臣 金融担当大臣の伊藤でございます。引き続きよろしくお願い申し上げます。  本日は、現下の金融行政について一言申し述べさせていただきたいと思います。  最近の経済情勢を見ますと、景気は一部に弱い動きが見られ、回復が緩やかになっているものの、先行きについては、国内民...全文を見る
02月15日第162回国会 衆議院 予算委員会 第12号
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○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきたいと思います。  この問題については、やはり重要な点が二つございまして、一つは、こうした犯罪というものをしっかり防止していく、そのための対策というものを実効性あるものにしていくということと、もう一つは、利用者保護の観点からも、その実効性を...全文を見る
○伊藤国務大臣 今、委員から西武鉄道、コクド問題に関してさまざまな御指摘がございましたけれども、個別の事案のことでございますので、私どもとしてはコメントは差し控えさせていただきたいと思います。  一般論として申し上げれば、仮に有価証券報告書等の虚偽記載や、あるいはインサイダー取...全文を見る
○伊藤国務大臣 委員御承知のとおり、証券取引等監視委員会は、その中立性、独立性というものが法律で担保されております。そして、私の指揮権の中にも入っていない存在であります。  委員がお話しになられているのは、証券市場の信頼性を確保していくために、それにふさわしい環境整備というもの...全文を見る
○伊藤国務大臣 包括根保証の問題についてお尋ねがございました。  委員もこの問題については熱心に取り組んでこられ、また中小企業政策に真剣に取り組んでこられた先生方にとってもこれは重要な課題であると私も承知をいたしているところでございます。民法改正法の成立の後、私どもといたしまし...全文を見る
○伊藤国務大臣 今委員からは、十分な説明責任を果たすことは当然であるという御指摘がございました。  貸金業規制法上も、貸金業者は、利用者に対する十分な説明責任を確保するために、利用者に対して、その契約の内容を明らかにする書面を交付しなければならないとされるとともに、保証人に対し...全文を見る
02月16日第162回国会 衆議院 予算委員会 第13号
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○伊藤国務大臣 ノンリコースのお話がございました。そうしたニーズがあることは承知をいたしておりますけれども、金融機関が利用者の方々のさまざまなニーズにどう的確にこたえていくか、これはまさに経営の判断の問題であろうかというふうに思っております。  そうした中で、私どもとして、中小...全文を見る
○伊藤国務大臣 今の御質問、個別のことでありますので、個別の問題について私どもがコメントをすることは差し控えさせていただきたいと思います。  したがって、一般論として申し上げさせていただきたいと思いますが、RCCの個別の回収業務に当たっては、個々の債務者の実態を踏まえて、可能な...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきたいと思います。  先ほど局長からもお話をさせていただきましたように、鋭意調査中でありますので、委員の方には事務所を通じて、私ども今作業をしておりますが、今週中をめどに今作業を続けておりますので、御報告をさせていただきたいというふうに思って...全文を見る
○伊藤国務大臣 個別の事案についてお答えできないことについては、御承知をいただきたいというふうに思います。  金融機関が債権回収の過程で、その法的措置の要否を含めいかなる対応を選択するか、その時々の債務者が置かれている状況を踏まえながら、みずからの経営判断により決定されるものと...全文を見る
○伊藤国務大臣 これはそれぞれ金融機関と債務者の間で契約がなされているわけでありますし、また、債権の回収に当たってはどのような方法をとるか、これはやはり金融機関の判断によるところもあろうかと思います。  しかし、その際に、債権回収の各判断においてやはり十分な説明を行っていくとい...全文を見る
○伊藤国務大臣 今の法律の枠組みにおいては、そういうことは認められているわけであります。  破産の申し立てにつきましては、債務者のみならず債権者からも申し立てがあり得るわけでありますけれども、一般に債権者による申し立てについては、その破産原因の証明の必要性等から割合としてはごく...全文を見る
○伊藤国務大臣 委員も今お触れになられましたように、御質問の点はまさに個別金融機関の個別の取引先の問題でありますので、私どもとしてコメントについては差し控えさせていただきたいと思います。
○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきたいと思います。  今委員が御質問されたことは、まさに個別具体的な内容でございますので、その点について私どもがコメントをするということは差し控えさせていただきたいと思います。  その理由は、やはり当該金融機関やあるいは取引先の競争上の権利...全文を見る
○伊藤国務大臣 答弁をさせていただきたいと思います。  今の点についても、まさに個別金融機関の個別取引先の問題でございますので、私どもとしての答弁は差し控えさせていただきたいと思いますが、ただ、ぜひ委員に御理解をいただきたいのは、私ども金融庁が個別金融機関の個別債務先の再建の具...全文を見る
02月18日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第3号
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○伊藤国務大臣 お答えさせていただきたいと思います。  今、委員からも大変重要な御指摘がございましたが、私どもといたしましては、金融商品そしてサービスが多様化していく中で、金融商品を選ぶ利用者の立場に立って制度整備を進めていくことが大変重要なことである、このように認識をいたして...全文を見る
○伊藤国務大臣 今委員から、モニタリングというものを重視して適切な対応をしていかなければいけないという御指摘がございました。私どもも全く同じ問題意識を持っているところでございます。  保険の銀行窓販の問題につきましては、金融審議会の第二部会の報告の中でも、適切な弊害防止措置を講...全文を見る
○伊藤国務大臣 今も答弁をさせていただきましたように、この問題を進めていくに当たっては、保険業界やあるいは委員からも御指摘がございました関係者の皆様方の意見を十分踏まえて、そして成案が得られるように、私どもとしても努力をしていきたいというふうに考えております。
○伊藤国務大臣 偽造キャッシュカードの問題について、今委員から重要な点について幾つも御指摘があったというふうに思っております。党の取り組みやあるいは犯罪防止対策の重要性、そして、被害者の補償についても実効性ある取り組みが重要であるという御指摘をいただいたところでございます。各党に...全文を見る
○伊藤国務大臣 冒頭、個別の金融機関の経営再編に関してのことがございました。この点についてはコメントを差し控えさせていただきたいというふうに思いますが、どのような経営形態をとるか、これは各金融機関のまさに経営判断の問題ではないかというふうに思っておりますし、また、私どもとして、今...全文を見る
○伊藤国務大臣 御指摘がございましたように、金融改革プログラムにおきましては、官の主導ではなくて、民の力によって望ましい金融システムというものを実現していきたいというふうに考えておりまして、その中で、各金融機関の方々に対し自主的にそして持続的に経営改善に向けた取り組みを進めていく...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきたいと思います。  三社、西武鉄道、日本テレビ放送網及び中部日本放送は有価証券報告書の訂正報告書を財務局に提出いたしております。その訂正理由といたしましては、各社は、個人名義株式の中に会社関係等が実質的に所有する株式が存在していることが判明...全文を見る
○伊藤国務大臣 委員御承知のとおり、監視委員会は私の指揮権の外にありまして、そして、その独立性というものは法律上担保されているところでございます。  先ほど答弁をさせていただいたように、その調査をしたかどうか、その有無についても、それを明らかにさせていただくことによっていろいろ...全文を見る
○伊藤国務大臣 繰り返しの答弁で大変恐縮でございますけれども、監視委員会は、私の指揮権の外にある、独立性が法律で担保された組織でございます。したがって、委員が重ねて御指摘をされておりますけれども、その点について公表させていただくことができないということについて御理解を賜りたいとい...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきます。  西武鉄道等の不適切な事例、これを是正していくためにも、私どもとして、すべての開示企業に対しまして、有価証券報告書の開示内容にかかわる自主点検を要請させていただいたところでございます。その要請した結果、四千五百三十八社すべてから回答...全文を見る
○伊藤国務大臣 これにつきましても、個別の問題でありますので、答弁は差し控えさせていただきたいというふうに思います。  訂正の内容について御説明をさせていただきますと、訂正の内容の多くは株主の状況にかかわるものでございまして、具体的には、大株主の状況、所有者別状況や役員の状況に...全文を見る
○伊藤国務大臣 繰り返しになりますが、個別の事案にかかわることになりますので、言及については控えさせていただきたいというふうに思います。
○伊藤国務大臣 この訂正報告書につきましては、各企業、開示企業がみずからの責任において訂正報告書を提出して、そしてそのことを公表いたしているわけであります。  私ども、先ほど来委員から御指摘がございますけれども、いわゆる個別の内容について答弁をさせていただくことについては差し控...全文を見る
○伊藤国務大臣 今、足利銀行に関係をして御質問をいただいたわけでありますが、委員から御紹介ございましたように、先月の二十五日、金融庁は足利銀行の平成十五年三月期の決算及び平成十五年九月期の中間決算の監査に関しまして、当該監査を行っていた中央青山監査法人に、地方事務所に対する審査体...全文を見る
○伊藤国務大臣 処分の内容につきましては、調査を通じて判明した事実に基づきまして、法令に照らして判断したものでございまして、また、処分は、法令の規定に従いまして、公認会計士、監査審査会の意見を聞いた上で行ったところでございます。  今回の処分は、監査法人に対して、調査による処分...全文を見る
○伊藤国務大臣 お尋ねの点は、個別の事案に関する事柄でありますので、コメントは差し控えさせていただきたいというふうに思います。  なお、平成十三年三月期におけるその違法配当事案については、取締役の民事責任は訴訟の対象となっておりますが、監査法人の民事責任は訴訟の対象となっており...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきたいと思います。  預金保険法の第百十六条第二項におきましては、特別危機管理銀行の取締役、執行役及び監査役は、その職務を行うことにより犯罪があると思料するときには告発に向けて所要の措置をとらなければいけない、この旨規定をされておりまして、特...全文を見る
○伊藤国務大臣 私どもに与えられた権限というものを適切に行使をしていかなければいけないわけでありますが、先ほど御説明をさせていただいたように、特別危機管理銀行を監督する当庁といたしましては、足利銀行において預金保険法に定められた責務が適切に履行されているか、そのことをフォローアッ...全文を見る
○伊藤国務大臣 法律用語でということについて、ちょっと適切に説明ができるかどうかわかりませんけれども、私どもとして、先ほど御説明をさせていただいたように、特別危機管理銀行については、預金保険法第百十六条において、刑事告発を含めた旧経営陣の責任の追及をしていくということが明定をされ...全文を見る
○伊藤国務大臣 先ほど来御説明をさせていただいているように、法律の枠組みにおいては、責任のあり方でありますとか、あるいは責任を追及している主体について明定をされているわけであります。したがって、そうしたことが適切に行われているかどうか、私どもとして監督上これを見ていくということに...全文を見る
○伊藤国務大臣 この点については、かつて委員からも当委員会でお尋ねがあったわけでありますが、平成十五年三月期を対象とした通常検査は実施はされておりません。ただし、りそな銀行を含む主要十一行すべてに対して、平成十五年三月期を対象とする特別検査を実施いたしているところでございます。 ...全文を見る
○伊藤国務大臣 これは、極めて預金保険法第百二条の危機対応の枠組みの問題だろうというふうに思います。  先ほど来私から答弁をさせていただいておりますように、りそな銀行の平成十五年三月期決算につきましては、通年専担検査における検査、そして特別検査が実施をされて、それがこの十五年三...全文を見る
02月18日第162回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○伊藤国務大臣 まず、お尋ねの後半のところでございますけれども、私どもに西武鉄道から御連絡がございましたのは、過日委員会でも御答弁させていただいておりますように、十月一日でございます。その中で、新聞報道で一番早いものが、たしか十月十四日ではなかったかなと思います。今日までの日数を...全文を見る
○伊藤国務大臣 私からは全体のこともお答えをした方がいいというふうに思います。  これは既に公表させていただいて、新聞報道でも報じられているところでございますけれども、先ほどお話をさせていただいた自主点検の要請をさせていただいて、訂正の必要がない旨の回答をした会社が三千九百四十...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えさせていただきたいと思います。  大手行において、幅広い顧客の貸し出しのニーズに対応していくために、消費者金融の子会社を設立したり、あるいは消費者金融事業者と連携をしていく、こうした動きが見られているところでございますし、また、顧客の意向を確認の上、提携し...全文を見る
○伊藤国務大臣 委員御承知のとおり、私自身も資金繰りの苦しさというものを経験しておりますし、委員も中小企業政策に真剣に取り組んでこられて、今の実態を踏まえながら御質問されているというふうに思っております。  御指摘は、銀行が強い立場で優越的な地位というものを乱用して、そして、無...全文を見る
○伊藤国務大臣 私どもも、中小企業金融というものが極めて重要だ、こうした認識を持っております。だからこそ、リレーションシップバンキングの機能強化に関するアクションプログラムの諸施策というものを展開して、中小企業の再生と地域経済の活性化を図りながら、同時に不良債権問題を解決していく...全文を見る
○伊藤国務大臣 まず、私の方からお答えをさせていただきたいと思いますが、今の御質問について、やはり一番重要なことは、金融機関としての資金仲介機能という本来の役割をしっかり果たしていくことだろうというふうに思っております。  経済活動に必要な資金を安定的に供給していくことが金融機...全文を見る
○伊藤国務大臣 私も連帯保証をしたことがございます。また、当委員会でも、連帯保証についてさまざまな議論がございました。  今委員御指摘の点については、優越的な地位の乱用と誤認されるような説明を防止する態勢が整備されているかどうかという点にかかわろうかと思いますが、これはまさに、...全文を見る
02月22日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第4号
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○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきたいと思います。  まず、不良債権問題に対する取り組みにつきましては、主要行におきましては、金融再生プログラムにおきます諸施策というものを展開して、昨年の九月期の不良債権比率は四・七%まで低下をして、今期の三月期に半減目標を達成させるという...全文を見る
○伊藤国務大臣 公金収納の事務に関するコスト負担についてお尋ねがあったわけであります。  私どもも、地方銀行協会が自治体に対してコスト負担を求めるために書簡で要請していると今御紹介ございましたが、そのことについては承知をいたしております。いずれにいたしましても、この問題について...全文を見る
○伊藤国務大臣 今委員からは、地方銀行協会の要請のあり方について問題である、こうした御指摘でございますけれども、一般論として申し上げれば、地方銀行協会の内部でどのような議論をしていくのか、そしてどのような形で意見集約を行っていくのか、そしてこれに基づいて対外的にどのような要請とい...全文を見る
○伊藤国務大臣 委員は恐らく地方公共団体の財政的な視点から御議論をいただいているんではないかというふうに思います。  委員も御承知のとおり、先ほど私が御答弁をさせていただきました「リレーションシップバンキングの機能強化に関するアクションプログラム」、この前段に金融審議会で御議論...全文を見る
○伊藤国務大臣 この点については、やはりコスト負担の適正化ということをどういうふうに考えるかということが大きなポイントではないかというふうに思っております。金融審議会の報告書におきましても、地方公共団体との間で適切な分担がなされているかどうかという問題が指摘されているところである...全文を見る
02月22日第162回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきたいと思います。  委員から、RCCの問題について前回も御質問をいただきました。お答えをさせていただきましたように、RCCもこれは銀行法上の銀行でありますので、私どもとして検査監督、適切に行っていかなければいけないというふうに思っております...全文を見る
○伊藤国務大臣 RCCそのものを体系的にということは、内容についてこれは非常に多岐にわたるところがあるものですから、私どもとしては、今、こうした苦情、相談を一元的に対応していくために、相談室を十七年度から設置していきたいというふうに考えているところでございます。  そして、先ほ...全文を見る
○伊藤国務大臣 サービサーの業務の適切性を確保するためにという趣旨で委員から御質問があったというふうに思いますけれども、恐らく、法務省の方から弁護士法の趣旨については御説明があろうかと思いますが、いわゆるサービサー法というのは、弁護士法の特例として定められたものでございます。 ...全文を見る
02月24日第162回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○伊藤国務大臣 ニッポン放送が昨日、有価証券届出書を関東財務局に提出したことは承知をいたしております。  委員お尋ねの新株の予約権の発行の問題、これはすぐれて商法の問題でありますので、金融庁の所管でございませんのでコメントは差し控えさせていただきたいと思います。
○伊藤国務大臣 個別の事柄でございますので答弁は差し控えさせていただきたいというふうに思います。  先ほどもお話をさせていただきましたように、委員御指摘の点はすぐれて商法の問題でございますので、これは金融庁の所管外の問題でございますから、そうした意味からも答弁は差し控えさせてい...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきたいと思います。  私も国会議員として三分の二を、中井委員お見えでございますけれども委員長のときに商工委員会、そして経済産業委員会に所属をさせていただいて、RCCをめぐるさまざまな議論があったことは承知をいたしております。  今、金融庁に...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきたいと思います。  委員からの御要請でございますけれども、個別債権の譲渡金額については、個別取引先の内容にかかわる事項でございますので、これを明らかにすることは差し控えさせていただきたいと思います。
○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきたいと思います。  これは一般論としてお答えをさせていただきたいと思いますけれども、仮にRCCにおいて、顧客への説明態勢でありますとか、あるいは相談・苦情処理機能、こういった内部管理態勢について疑義がある場合につきましては、私どもとして、必...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきたいと思いますが、銀行が、どのような先に対してどのような金額で不良債権の売却を行うかについては、基本的には各行の経営判断にゆだねられる事項でございますので、私どもとして特定の売却方法を促す立場にないことは御理解をいただきたいというふうに思いま...全文を見る
○伊藤国務大臣 委員からは、前回もこの点についてはお尋ねがございました。そして、アメリカとの比較をされながら、説明責任の態勢整備の重要性について御指摘をいただいたところでございます。  私も、この両方の対比表もよく見てみました。そして、委員が御紹介のありました全銀協の申し合わせ...全文を見る
02月25日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第6号
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○伊藤国務大臣 委員はこの問題を何度となく取り上げられて、そして、恐らく納税者の立場からこの問題についてさまざまな観点から御質問いただいているというふうに承知をいたしております。  個々の契約内容について、これはさまざまな評価があるということは承知をいたしておりますけれども、以...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきます。  今御指摘がございました預金保険機構による補償の問題でありますけれども、これは預金保険機構、旧長銀及びパートナーズ社の間で締結をされた民事上の株式売買契約に基づくものでありますから、契約の当事者でない国が権利行使の態様が特に不適切で...全文を見る
○伊藤国務大臣 今佐藤局長からも答弁がございましたし、また先ほど来、預保の永田理事長からもお話がございましたように、今回の補償の問題については、預保において慎重に検討した上で補償請求にかかわる対応を判断していくということであります。  そして、今回のこの問題は、やはり民事上の問...全文を見る
○伊藤国務大臣 私は、永田理事長が、委員が今厳しく御指摘をされているように、何か虚偽の答弁をしたとか、何かを隠そうとか、そういう思いでお話をされているのではないというふうに信じております。一生懸命ファクトを御説明させていただいているというふうに思うんですが、委員の御指摘をされてい...全文を見る
○伊藤国務大臣 永田理事長の答弁を私も聞いておりましたけれども、そのファクトについてはしっかりお話になられていたと思います。その点についての解釈が、委員の御質問されている、委員が御理解を十分得られない、そのことについてお話しになられたというふうに思っておりますので、永田理事長は繰...全文を見る
○伊藤国務大臣 今佐藤局長が答弁をさせていただきましたように、私どもがお話ができますのは、旧長銀の一連の処理の過程の中で、それがどういうスケジュールでということについては今お話をさせたと思います。  個別の訴訟にかかわる問題については、これを当局としてコメントするということはで...全文を見る
○伊藤国務大臣 関心が高いという御指摘でございますけれども、個別の取引の問題でございますので、感想めいたことを私の立場でお話しさせていただくというのは、これは適切なことではないんではないかというふうに思っております。
○伊藤国務大臣 個別の取引に対するコメントではなくて、今委員が御指摘をされましたように、金融行政上、一般論として、制度面からして私どもとして問題意識を持っている点がございます。それは、公開買い付け制度、TOBの問題であります。  委員御承知のとおり、このTOB制度というのは、市...全文を見る
○伊藤国務大臣 今御指摘の立ち会い外取引というのは、平成九年に導入をされたわけでありますけれども、この導入のときに、今委員が御指摘をされたことについて想定をしていたわけではございません。この制度は、一般的に、機関投資家のポートフォリオを入れかえる、あるいは、持ち合いを解消したり、...全文を見る
○伊藤国務大臣 今答弁をさせていただいたように、TOB制度というのは、市場の透明性、そして公平な取引を確保するために導入をされたわけであります。  そして、立ち会い外取引が導入をした経緯を先ほどお話をさせていただきました。この制度は、そもそも、会社支配を目的とした大口の買い付け...全文を見る
○伊藤国務大臣 先ほど来答弁をさせていただいているところなんですが、立ち会い外取引の本来予定されている使われ方と違った形で使われてしまうことによって、TOB規制の本来の趣旨というものを形骸化してしまうおそれがある。したがって、このTOB規制の対象として、立ち会い外取引というものを...全文を見る
○伊藤国務大臣 現行制度におきましては、立ち会い外取引というのはTOB規制の対象となっておりません。そういう意味からしますと、委員が御指摘になられた遡及をしてとか、そういうことにはならないというふうに思っております。  しかし、繰り返しになりますけれども、その使われ方いかんによ...全文を見る
○伊藤国務大臣 今のお話は、これはすぐれて商法の問題でありますので、私からコメントできる点は非常に限られているのではないか。私から申し上げることができるとすれば、一般論として、第三者割り当てに際して既存の株主の権利を保護する制度として、有利発行規制あるいは著しく不公正な方法による...全文を見る
○伊藤国務大臣 私どもからすれば、取引というものは、やはりルールに基づいた形で行っていただきたいということでございます。  今委員の御指摘の部分については、これは商法の世界の問題でありますから、その今の制度の中で既存の株主を保護するための制度が存在をいたしております。ここについ...全文を見る
○伊藤国務大臣 それはまさに取引の公正を確保していく、市場の透明性を確保していくということが大切だというふうに思っておりますので、そうした観点から、私どもとして、先ほどお話をさせていただいたように、TOBの制度の問題について検討させていただいているところでございます。
○伊藤国務大臣 金融庁として、個々の取引についてコメントを出すとかあるいは考え方をまとめるということは適切なことではないというふうに思っております。  委員は、市場の信頼性を確保していくために大変重要な点を何点か御指摘になられました。私どもとしても、市場の透明性あるいは公正な取...全文を見る
02月25日第162回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号
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○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきたいと思います。  委員は、この問題について、党のプロジェクトチームの責任者の一人として取り組んでおられることを承知いたしておりますし、各党においても、この問題について真剣に検討がなされているということを承知いたしております。  今、委員...全文を見る
○伊藤国務大臣 先ほど答弁をさせていただいたように、この補償の問題については、個別の問題についても銀行の皆様方に真摯に対応していただきたいというふうに思っております。  今、この偽造キャッシュカードの問題というのは、非常に犯罪技術というものが巧妙化しておりますし、高度化しており...全文を見る
○伊藤国務大臣 スタディグループについてのタイムスケジュールについての御質問でございましたが、私どもといたしましては、その議論の様子があろうかと思いますけれども、でき得るならば、一定の結論というものを四月の下旬をめどに取りまとめていただきたいということを考えております。また、その...全文を見る
○伊藤国務大臣 今御指摘がございましたように、諸外国におきまして、この問題に対して法的な手当てをされている国もございます。また一方で、法的な手当てではなくて、金融機関の自主規制ルールに基づいて対応している国がございます。そうした諸外国のさまざまな取り組み、こうしたものを私どもも十...全文を見る
○伊藤国務大臣 恐らく、委員のお尋ねの中には、挙証責任の転換の問題も含まれているのではないかというふうに思います。法律により、この点について一律に立証責任の転換を求めることについては、その必要性あるいは合理性等、幅広い観点から、慎重な検討が必要ではないかというふうに思っております...全文を見る
○伊藤国務大臣 御指摘のとおりでございます。  私どもとして、やはり実効性というものを確保していくことが非常に重要でありますので、二月二十二日の日にさらに金融機関の方々に要請をさせていただきましたけれども、この要請の実効性というものを担保していくために、二十四条で、各金融機関の...全文を見る
○伊藤国務大臣 委員は法律の専門家でいらっしゃいますので、我が国の民事法制の基本的な枠組み、そして、その中における預金者保護のあり方というものを私どもとして考えていかなければいけないわけであります。  偽造キャッシュカードの問題につきましては、銀行のキャッシュカードに関する約款...全文を見る
○伊藤国務大臣 私どもといたしましては、今、偽造キャッシュカードの問題、この被害というものが急増をいたしております。したがって、この被害に対する対応というのは、大きく分けて二つありまして、一つは、これ以上の被害の拡大というものを防止していくために適切なセキュリティー対策というもの...全文を見る
○伊藤国務大臣 まさにそのとおりでありまして、そうした観点から、本人確認法というものが施行された。また、これに基づいて、私どもとしても、全銀協に対して、安全対策、被害の防止対策というものをしっかりやっていただきたい、そのことを要請させていただいて、それを受けて、全銀協としてもその...全文を見る
○伊藤国務大臣 預金者を保護していくということにつきましては、これは私どもにとりましても、非常に重要な問題であるというふうに認識しております。  ただし、実際に被害が生じてしまった場合に、委員も御質問の中で、一定の要件でありますとか、一定の形でというふうにお話をされているように...全文を見る
○伊藤国務大臣 この点につきましては、やはり政策の優先順位の問題だというふうに思います。  今、この偽造キャッシュカードの被害というものは大変急増しております。そうしたことに対して実効性のある対応策というものを、先ほどお話をさせていただいた、被害の拡大というものを防止していく、...全文を見る
○伊藤国務大臣 ここは平行線の答弁になって大変恐縮なんですけれども、先ほど来お話をさせていただいておりますように、偽造キャッシュカードの被害がやはり急増している、これに対する対応というものをしっかりやっていかなければいけない。そうした認識の中で、私どもとしても、実態調査を行わせて...全文を見る
○伊藤国務大臣 先ほど来御答弁をさせていただいているように、安全対策については、まず、四類型をお示しになられましたけれども、偽造キャッシュカード以外につきましては、本人確認法を施行する、あるいは、私どもとして、全銀協に対して要請をさせていただく、また、それに基づいて対応策を講じる...全文を見る
○伊藤国務大臣 委員がもうまさに指摘をされたように、今の状況というのは、その実効性が問われているんだというふうに思います。  今お話がございましたように、委員は、必ずしも法改正を絶対やらなければいけないということではない、約款の見直し、運用のあり方においても対応ができるというよ...全文を見る
○伊藤国務大臣 私の答弁の仕方がちょっと適切でなかったかもしれませんが、約款のあり方、運用、そして法律的な手当て、こうした問題もすべて含めて、私どもとして、現在の対応でよいのか、見直していく必要があるのか、そのことを真剣に検討していきたいというふうに思っております。
○伊藤国務大臣 私どもとして、今、さまざまな対策を講じているわけであります。それを受けて、まず、全銀協はこの問題に対する申し合わせを公表いたしました。その実効性というものが本当にあるかどうか、着実に成果というものが出てくるかどうか、そのことを私ども注意深く見守っていきたいというふ...全文を見る
○伊藤国務大臣 これはもう、立法府がさまざまな観点から御議論をいただき、その中の御判断の問題でありますので、私ども行政として、それを尊重していくということになろうかと思います。
02月28日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第7号
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○伊藤国務大臣 今御指摘がございましたように、大変重要なお話があったというふうに思います。  私ども金融行政とすれば、事後チェック型の行政に転換をして、そして市場の透明性というものを確保しながらルールに基づいた経済取引が行われていくということが非常に重要であります。特に証券市場...全文を見る
○伊藤国務大臣 御承知のとおり、証券取引等監視委員会というものがございます。これは法律においてもその独立性、中立性というものが担保されておりまして、インサイダー取引等の事実の疑いがある場合には必要に応じて調査を行い、法令に違反するようなことがあれば、法令に基づいて適切に対応される...全文を見る
○伊藤国務大臣 私が記者会見等でお話をさせていただいているのは、個別の取引ではなくて、一般論として、制度論として、今回の立ち会い外取引、時間外取引というものが今御指摘になられたTOB規制の対象となるかどうか、この点について議論のあるところでございますし、そのことについてお答えをさ...全文を見る
○伊藤国務大臣 私が記者会見等でコメントさせていただいているのは、制度論として、立ち会い外取引というものがTOB規制の対象にならないかどうか、こういうお尋ねに対して、適用にはならないというお話をさせていただいているところでございます。  私どもとして、証取法を所管しているわけで...全文を見る
○伊藤国務大臣 司法は最終的な判断をなされるというふうに思います。
○伊藤国務大臣 利用者の方々あるいは投資家の方々がやはり市場の持つ可能性というものを十分に利用できるような、そういう制度整備をしていくということが金融行政の基本であり、また一方で、同時に、利用者の方々が安心して、信頼してその市場というものを活用できるような仕組みというものを整備し...全文を見る
○伊藤国務大臣 申しわけございません。今、手元に資料がないものですから、全体としてどれぐらいの平均かという、ちょっと正確な数字を今持ち合わせておりませんので、後ほど委員のところにお届けをさせていただきたいと思います。
○伊藤国務大臣 今副大臣がお答えをさせていただいたように、やはり委員の御指摘は仮定のお話でありますので、私どもの立場からコメントをさせていただくことは適切ではないというふうに思っております。  ただし、先ほど来副大臣も答弁をさせていただいているように、私どもにとりましては、やは...全文を見る
○伊藤国務大臣 重ねてになって大変恐縮でございますけれども、私どもからすれば、市場の信頼性というものを確保していくことが非常に重要だと。したがって、適切なディスクロージャーでありますとか、あるいは公正な取引を確保していくために適切な対応というものをとっていかなければいけないという...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをいたします。  買い取り期間は十八年九月までということになっております。
○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきます。  銀行等保有株式取得機構は、国内上場株式または店頭登録株式であり、かつ一つ以上の格付機関からトリプルBマイナス格相当以上の格付を取得している場合、またはこれに相当する信用力を有する場合等の条件を満たす銘柄を買い取り対象といたしており...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをいたします。  私どもといたしましても、現在、継続開示義務違反に対する課徴金制度の導入に向け、法制面の詰めの作業を行っているところでございます。現行の証取法の体系のもとでは、継続開示義務違反に対する課徴金を導入するためには継続開示義務違反により会社に生じ...全文を見る
○伊藤国務大臣 委員からは穴があいてはいけないという御指摘でございました。私どもとしても、二度と同様の問題を起こすことがないように、破綻した北朝鮮系信組の受け皿となった新設組合に対して、朝鮮総連の役員経験者の組合役員からの排除やあるいは監査機能の強化など厳格な措置を定款に定めると...全文を見る
○伊藤国務大臣 お示しになられた資料については、そのとおりだと思います。
○伊藤国務大臣 お答えをいたします。  預金保険機構は、一般勘定において金融機関から徴収した預金保険料を受け入れ、そして破綻金融機関に対する資金援助等の業務に必要な費用を賄っているところであります。  お尋ねがありました責任準備金につきましては、これまでに実施された資金援助等...全文を見る
○伊藤国務大臣 先ほど答弁させていただきましたように、破綻金融機関に対する資金援助等の業務に必要な費用を賄ったためでございます。
○伊藤国務大臣 郵便局の預金者だけ取り出して議論するということについてお答えをすることは、ちょっと適切ではないかなというふうに思います。
○伊藤国務大臣 大変恐縮です、そこだけ取り上げて議論することはいかがかなというふうに思います。  なぜかと申しますと、健全な金融機関の預金者においても同じようなことが言えるわけでありまして、これは預金を受け入れている金融機関が保険料をそれぞれ出し合って対応しているという制度でご...全文を見る
○伊藤国務大臣 今の時点においては関係がないということでございます。
○伊藤国務大臣 今の時点では関係がないということでございます。  今、民営化について、政府の中でも、与党においても議論をいたしているところでございますので、これが民営化されれば、先ほど準備室からもお話がございましたように、民間の金融機関と同じ条件の中に入って対応していくというこ...全文を見る
○伊藤国務大臣 先ほど答弁をさせていただいたように、この預金保険料というのは、預金を預け入れている金融機関がそれぞれの預金に合わせて保険料を徴収して対応しているわけでありますので、そうした中で考えていくべきものだというふうに思っております。
○伊藤国務大臣 今の制度ではそのとおりでございます。
○伊藤国務大臣 繰り返しになりますけれども、預金保険料というのは、預金を預けている民間の金融機関を対象として、その預金の預け入れに応じて保険料を支払っているわけであります。その中で考えていくべき問題だというふうに思います。
○伊藤国務大臣 重ねてで恐縮でございますが、今の時点ではそうだというふうに思います。  しかし、民営化をされて、いわゆる信用秩序全体の中で考えた場合に、この預金保険料を預金預け入れ機関からその預金に応じて徴収することによって対応していくわけでありますから、そうした考え方のもとに...全文を見る
○伊藤国務大臣 今の時点においてはそうでありますけれども、新しい銀行が設立された場合には預金保険料の徴収の対象になるわけであります。信用秩序の維持のためにも、そして少額預金者の保護のためにこの制度が設けられているわけでありますから、そうした中で対応されていくべき問題だと思います。
○伊藤国務大臣 責任があるなしという問題ではなくて、預金保険制度というものは、健全な金融機関の預金者においても、この金融機関において保険料というものは負担をされているわけであります。新しい金融機関が誕生した場合には、同じように預金保険制度の中に入り、そして預金取扱高に応じて預金保...全文を見る
○伊藤国務大臣 先ほども答弁をさせていただいたように、委員は責任のことをおっしゃっておられますけれども、預金保険制度というのは、責任の問題ではなくて、少額の預金者を保護し、そして信用秩序を維持していくために設けられた制度であります。したがって、健全な金融機関の、預金を預け入れられ...全文を見る
○伊藤国務大臣 欠損金の穴埋めをするために民営化するわけではございませんので。  預金保険料率の問題については、法令上も、保険金の支払い、援助その他の機構の業務に要する費用の予想額に照らし、長期的に機構の財政が均衡するように定めなければならないとされているところでございますので...全文を見る
02月28日第162回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第2号
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○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきたいと思います。  一般論でお答えさせていただきたいと思いますが、まず、委員が御指摘になられました立ち会い外取引の問題でありますけれども、これは、取引所市場の機能強化をしていく、その一環の中で、例えば機関投資家の方々のポートフォリオの中身を...全文を見る
○伊藤国務大臣 立ち会い外取引の問題については、先ほど答弁をさせていただきましたように、立ち会い外取引そのものは、現行法においてはTOB規制の適用対象となっていないわけであります。しかし、その使われ方いかんによっては、相対取引と類似した形態になり得ることから、これを放置しておきま...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきたいと思います。  私どもとして、不良債権問題の正常化というものを果たしていきたいというのは、これは金融システムの安定性というものを確保して、そして預金者の保護、信用秩序の維持をしていかなければならない。そうした観点から、金融再生プログラム...全文を見る
○伊藤国務大臣 マニュアルを変えるつもりはあるか、こういうお尋ねでございましたけれども、今までこの検査マニュアルというものを実施させていただいて、それが中小地域金融機関の方々にも浸透することによって、リスク管理体制というものが整い、そして自己査定の信頼性というものも大幅に改善をし...全文を見る
○伊藤国務大臣 情報開示につきましては、これは情報公開法というものがございまして、開示をいたしますと、関係者の競争上の地位でありますとか正当な利益というものを害するおそれがある、そうした場合には不開示ということになっております。したがって、委員御指摘の点について開示がなされていな...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきます。  金融機関の業務もしくは財産等の状況に照らして、金融機関の業務の健全かつ適切な運営を確保するために必要があると認められるときには、銀行法第二十六条等の規定に基づき、金融機関に対し、措置を講ずべき事項を示して、改善計画の提出を求め、改...全文を見る
○伊藤国務大臣 委員からのお尋ねでございますけれども、個別金融機関の検査の内容の詳細については公表を差し控えさせていただきたいと思います。  一般論として申し上げれば、検査において不適切な行為や事実が認められる場合には、検査結果として、その重大性に応じた指摘を行うこととなってお...全文を見る
○伊藤国務大臣 今委員からはさまざまな論点からお話があったわけでありますけれども、やはり私ども金融庁の立場からしますと、個別取引のことについてコメントすることは差し控えさせていただきたいというふうに思っております。  一般論として申し上げますと、やはり立ち会い外取引の問題につい...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきたいと思います。  電子マネーについては、現在、委員御承知のとおり、法令等によって明確な定義がなく、さまざまな概念で用いられている状況でありますが、例えば平成十年に、当時の大蔵省で行われた電子マネー及び電子決済の環境整備に向けた懇談会におき...全文を見る
03月01日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第8号
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○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきたいと思います。  御指摘のように、業績予想修正がなされた、そのことが公表されたということは承知をいたしておりますが、個別の問題についてお答えできないことは御理解をいただきたいと思います。  一般論として申し上げれば、立入検査中といえども...全文を見る
03月01日第162回国会 衆議院 予算委員会 第19号
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○伊藤国務大臣 お答えをいたします。  お尋ねのありました責任準備金等につきましては、これまで実施された資金援助等に係る費用を賄うために既に全額を取り崩されていることから、一般勘定において欠損金が生じており、その額は、十五年度末において三兆四千九百三十八億円となっております。 ...全文を見る
○伊藤国務大臣 個別の事柄について答弁ができないということは御理解をいただきたいというふうに思いますが、委員の方からは、一般株主の保護の視点からの御質問だというふうに思いますので、一般論としてお答えをさせていただきます。  株式の第三者割り当てに際して既存の株主を保護する制度と...全文を見る
○伊藤国務大臣 見識を問うということでございますけれども、この証人喚問の必要性につきましては、国会において検討されるべきものと思います。
○伊藤国務大臣 政治家は、みずからにもし疑いがあれば、みずからの責において説明をされることでありますので、そうした意味からすると、橋本元総理は説明を果たされているのではないかというふうに思います。  いずれにいたしましても、この証人喚問の必要性につきましては、国会において議論さ...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきます。  私どもといたしましても、証券市場の信頼性を確保していくためには、適切なディスクロージャーと公正な取引の確保が極めて重要であると認識をいたしているところでございます。  委員が御指摘をされたように、西武鉄道のような不適切な事例とい...全文を見る
○伊藤国務大臣 私どもとすれば、ディスクロージャー制度の信頼性を確保していくために、すべての開示企業に対しまして、有価証券報告書の記載内容について自主点検していただきたい、そのことを要請させていただいたわけであります。そして、すべての開示企業が自主点検をして、訂正をする必要がない...全文を見る
03月02日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第9号
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○伊藤国務大臣 生保のデータのことについて、ちょっと今、私、手元に資料を持っておりませんので、後ほどまた御報告をさせていただきたいと思います。  残り二点についてでございますけれども、昨年の十一月十七日に御指摘がございました点に対して、具体的に解決をしていくために、すべての開示...全文を見る
○伊藤国務大臣 必要な訂正がなされて、そして私どもの一斉点検に基づく状況把握の中で、取引所がそれぞれの自主規制ルールに基づいて適切な対応がなされたというふうに思っております。  ただし、この一斉点検だけにかかわらず、それぞれの開示企業、そして監査人、そして市場開設者、行政がそれ...全文を見る
03月03日第162回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○国務大臣(伊藤達也君) お答えをさせていただきます。  少子化対策といたしましては、やはり子供を安心して産むことができる、子供を育てることの喜びということを実感できるような社会ということを実現していくことが非常に重要なことだというふうに思っております。  それを金融面からど...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) お答えをさせていただきます。  個別の事案のことにつきましては答弁は差し控えさせていただきたいと思いますが、一般論として、委員御指摘のとおり、その市場の透明性、そして公平性というものを確保していくことは非常に重要であります。また、そうした意味からTOB...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) この立会い外取引というのは、本来、投資家の方々の様々なニーズにこたえていくために、例えば機関投資家の方々のポートフォリオの組替えでありますとか、あるいは持ち合い株の解消でありますとか、あるいは自社株を取得をしていく、その取引を円滑に進めていくために取引所...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 立会い外取引の本来の制度を導入するに当たって、こうした会社支配を目的とした大量の買い付け、取引というものを想定しておりませんでした。したがって、TOB制度の形骸化を招くようなことがないように適切な対応というものをしていきたいというふうに思っております。
○国務大臣(伊藤達也君) ペイオフ解禁拡大は、市場規律、そして預金者の方々の選択の下に、金融機関の方々が一層緊張感を持って真剣に経営基盤を強化をしていただき、収益力を向上していくと。そうした努力を積み重ねることによって金融システム全体が効率化していくと。そうした観点から、予定どお...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 私どもといたしましては、やはり証券市場の構造改革、活性化というものを推進をしていかなければいけないというふうに考えております。  今日までもそうした観点から改革を推進をさしていただいたところでございますけれども、税制の面におきましては、やはり個人投資家...全文を見る
03月08日第162回国会 参議院 財政金融委員会 第2号
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○国務大臣(伊藤達也君) 金融担当大臣の伊藤でございます。引き続きよろしくお願いを申し上げます。  本日は現下の金融行政について一言申し述べさせていただきたいと思います。  最近の経済情勢を見ますと、景気は一部に弱い動きが続いており、回復が緩やかになっているものの、先行きにつ...全文を見る
03月08日第162回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○国務大臣(伊藤達也君) お答えをさせていただきます。  私どもの取組について、取組についての御質問でございましたが、私どもといたしましては、庁内で勉強会を設定をさせていただきまして、総務企画局、監督局、そして検査局から担当者が出て、今幅広い観点から勉強を行っているところでござ...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 今までの勉強会の中で、業者の関係者の方にお見えをいただいてヒアリングをさせていただいたことはございます。(発言する者あり)ございます、はい。
○国務大臣(伊藤達也君) 今、それぞれの現状についてお話をいただいておるところでございます。
○国務大臣(伊藤達也君) この貸金業法につきましては、委員御承知のとおり、議員立法で策定をされ、その改定につきましても議員立法でなされております。そうした意味から、立法府において様々な議論が行われているというふうに思いますので、その一つ一つについて私どもがコメントをするということ...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) お答えをさせていただきます。  委員御指摘のように、やはり経済情勢や金融をめぐる状況というものは、この比較にも表れているように大きく変わってきているというふうに思います。貸金業者をめぐる状況もこれに合わせて変わってきているところがございますので、こうし...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 私が承知をいたしますのは、全体としての今委員がお尋ねの数字は承知をいたしておりません。  ただ、消費者金融連絡会、これは大手五社で構成をされているわけでありますが、その平成十六年三月期における事業コストの内訳を見ますと、金融の費用というものが一・六五%...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 今委員から御指摘がございましたように、業者の方々の業務の信頼性というものを確保していくためにも透明性というものは非常に重要だというふうに思っております。  委員がホームページで見られましたのは、恐らくこのデータをホームページで掲載されているものをごらん...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) お答えをさせていただきます。  先ほどの消費者金融連絡会の過去のデータを見てみますと、金融費用が、九八年の三月、二・六八%だったものが、二〇〇四年の三月には一・六五%に低下をしておるんですが、一方で、貸倒れ費用、このコストが、九八年三月期が三・〇九%が...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) お答えをさせていただきます。  委員が御指摘をされているのは、平成十一年、金融業者の貸付業務のための社債の発行等に関する法律、いわゆるノンバンク社債法のことではないかというふうに思いますが、これが平成十一年に制定をされ、施行をされました。資本金十億円以...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 先ほども少し答弁をさせていただいたところがございますが、貸金業者の貸付金利につきましては、直接の資金調達金利のみならず、その貸倒れのコストでありますとかあるいは人件費等の諸費用を踏まえる必要がございます。こうしたものを踏まえながら費用全体を比較をしていく...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 先ほども御答弁をさせていただきましたように、私どもとして、今まだ勉強の段階でございますので、今後必要な調査等の検討を進めていきたいというふうに思っております。また、先ほど法務省からも必要な調査検討を進めていくというような御答弁がございましたので、法務省と...全文を見る
03月09日第162回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○国務大臣(伊藤達也君) お答えをさせていただきたいと思います。  信用秩序の維持でありますとか、あるいは預金者の保護、こうした観点から考えますと、自己資本の充実というものは不可欠でありますし、また金融機関のリスクバッファーとして自己資本というものは非常に大切なものだというふう...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 今度のそのバーゼル2、いわゆる国際的な見直しに当たりましては、私どもといたしまして、新しい規制が我が国の金融の実態も踏まえた適切な規制となるよう、バーゼルの議論に積極的に参加をしてきたところでございます。その結果として、例えば中小企業、個人向けの貸出しに...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 済みません。仮定のお話でございますので、そのことについての答弁は差し控えさしていただきたいというふうに思います。
○国務大臣(伊藤達也君) 今ここに資料を持っているわけではありませんが、いずれにしても、資産は運用をしていかなければいけないわけでありますので、今委員から仮定でというお話でございますけれども、その点について今御答弁ができないということについて御理解をいただきたいというふうに思いま...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 今回のバーゼル2の合意というのはリスクに対する精度というものを高度化をしていく、精緻化していく、そのために議論を各国して、そしてこの合意に至ったわけであります。  私どもとしても、この議論の中に積極的に参加をさせていただいて、我が国の金融の実態とそうし...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) この健全性についての有用性の認識というのは、これはもう国際的に共有されているものであります。  もしこの規制を撤廃した場合には、銀行の経営の健全性を確保するその枠組みというものが失われることにより、やはり市場や預金者の国内基準に対する信認というものが失...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) これも先ほど御答弁させていただきましたけれども、その信用秩序の維持と預金者の保護を図りつつ円滑な金融機能を維持するためには、金融機関のそのリスクバッファー、リスクバッファーとなる自己資本の充実が不可欠であります。そのために、自己資本比率規制というものが重...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) その根拠といいますか、自己資本比率がその分子、分母、どういう形でできているかというのは、もう委員十分御承知だというふうに思います。そして、分子、分母の決め方についても、バーゼルという国際的な委員会において、各国は参加をして、そして健全性を表す指標としての...全文を見る
03月10日第162回国会 衆議院 本会議 第10号
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○国務大臣(伊藤達也君) 計屋議員にお答えをいたします。  中小企業に対する資金繰り支援策、融資の拡充策についてお尋ねがありました。  金融庁といたしましては、これまで、中小・地域金融機関におけるリレーションシップバンキングの機能強化、健全な中小企業に対する資金供給の一層の円...全文を見る
03月10日第162回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○国務大臣(伊藤達也君) お答えをさせていただきます。  委員御承知のとおり、立会い外取引は現行法においてはTOB規制の適用対象と基本的にはなっておりません。しかしながら、この立会い外取引の使われ方いかんによっては相対取引と類似した形態になり得る可能性があり、これを放置をしてお...全文を見る
03月11日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第10号
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○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきたいと思います。  政府といたしましては、構造改革をさらに進めていくために、平成十七年度から二年間、重点強化期間と位置づけているわけでありますが、この重点強化期間において金融としての改革を進めていくに当たって、私どもの行政指針として、昨年の...全文を見る
○伊藤国務大臣 免許審査の基準にのっとって厳正に対処されたというふうに思っております。したがって、今御質問があった銀行に対して私どもが何か特別に配慮をしたということは全くないというふうに認識をしているところでございます。
○伊藤国務大臣 日本振興銀行のケースにおきましては、事前の相談がございません。  その背景といたしましては、日本振興銀行が、定期預金で調達した資金により中小企業向け貸し出しのみを行うという、伝統的な銀行業を限定的に行うビジネスモデルであったのに対して、他の新規参入銀行、先ほど御...全文を見る
○伊藤国務大臣 そのようには全く考えておりません。先ほど三國谷審議官から御説明をさせていただいたように、木村氏の場合には、金融再生プログラムの策定の作業に参加をしていただきました。そういう意味からすると、金融庁の重要な政策、そこに参加をしていただいたわけでありますけれども、個別の...全文を見る
○伊藤国務大臣 先ほども答弁をさせていただいておりますように、木村氏は、確かに金融庁顧問として金融再生プログラムの策定作業に参加をされたわけであります。しかし、個別の銀行免許の審査にかかわることでありますとか、個別の事案について所掌する立場にもございませんし、私どもとして、そうし...全文を見る
○伊藤国務大臣 利益相反になっているというふうに私どもは認識をいたしておりません。繰り返しの答弁で大変恐縮でございますけれども、金融庁の顧問というのは、個別の事案を所掌する立場にはございません。そうした構想が発表されていることは承知をいたしておりますけれども、木村顧問から金融庁に...全文を見る
○伊藤国務大臣 これは、金融庁と交渉される立場になった、したがって顧問をおやめになられたということでありますし、交渉に立たれるということであれば、顧問でおられるということは適切ではないというふうに思います。     〔委員長退席、遠藤(利)委員長代理着席〕
○伊藤国務大臣 今さまざまな角度からお話をいただいたわけでありますけれども、私どもがその銀行のビジネスモデルを評価するということについては、これは十分気をつけてお話をしなければいけないというふうに思っているところでございます。  今委員が御説明されたのは、まさに伝統的な銀行のビ...全文を見る
○伊藤国務大臣 同行より発表された平成十六年九月期の中間決算の状況が当初の収支計画を下回る結果になっていることは承知をいたしておりますけれども、金融庁といたしましては、同行の免許審査に際しまして、銀行法に規定されている審査基準、特に、申請者が銀行の業務を健全かつ効率的に遂行するに...全文を見る
○伊藤国務大臣 重ねての答弁で大変恐縮でございますけれども、繰り返しになりますが、木村氏が顧問をしていた、そのことによって免許審査がゆがめられたということは全くございません。私どもは、免許審査の基準にのっとって日本振興銀行の審査を厳正に行わせていただいたところでございます。  ...全文を見る
○伊藤国務大臣 委員からは、この問題についてさまざまな重要な御指摘をいただいているというふうに思っております。  先ほど委員が言われましたように、この偽造キャッシュカードの問題というのは、金融システムの信頼性、銀行の信頼性というものをまさに問う大変重要な問題でありますし、私ども...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきます。  成り済ましの対策というものをしっかりやって、そして一定の基準を定めるべきではないか、こうした御指摘を今委員からいただいているわけでございます。  委員からも御紹介ございましたけれども、一部の金融機関においては、一定の基準により預...全文を見る
○伊藤国務大臣 今、中塚委員から極めて本質的で重要な御質問をいただいたというふうに思っております。  今委員御指摘のとおり、政策目標に向かって順調に進捗しているかどうか、そのことを検証していくということはとても大切なことだというふうに思っております。  そういう意味からいたし...全文を見る
○伊藤国務大臣 先ほど準備室から「採算性に関する試算」について御説明があったわけでありますし、私どもとしては、先ほど準備室からもお話がございましたように、これはあくまで一定の仮定のもとでの可能性、そのことに対する試算をされたものと認識をいたしているわけであります。今政府は与党と民...全文を見る
○伊藤国務大臣 この点については、委員から前回も御質問をいただいたところでございますし、私どもといたしましても、昨年の十一月十六日に公表した、ディスクロージャー制度の信頼性確保に向けた対応の中で、本年三月期から、継続開示会社である子会社の有価証券報告書において、親会社の株主、役員...全文を見る
○伊藤国務大臣 これは今回の改正案だけではなくて、先ほどお話をさせていただいた、私どもとしてこの一連の不適切な事例に対する対応策を発表させていただいたところでございますけれども、本年の七月より、有価証券報告書の虚偽記載等に係る検査監督権限等を、関東財務局から証券取引等監視委員会に...全文を見る
○伊藤国務大臣 先ほど少し答弁をさせていただきましたけれども、本年七月以降、有価証券報告書の虚偽記載等に係る検査そして報告徴求権限については、関東財務局から証券取引等監視委員会に移管することになっているわけであります。したがって、七月以降は監視委員会が、検査、報告徴求権限に基づき...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきます。  金融庁はこれまで、有価証券報告書などの継続開示書類の虚偽記載に対する、委員お尋ねの課徴金制度の導入に向け、法制面の詰めの作業を行ってきたところでございます。  現行の証券取引法の体系のもとで継続開示義務違反に対する課徴金を導入す...全文を見る
○伊藤国務大臣 今委員からも御指摘がございましたし、私も先ほど御答弁させていただいたように、この継続開示義務違反に対する課徴金制度を導入していくためには、継続開示義務違反により会社に生じる経済的利得を定量化する必要があります。この定量化に当たって政府の中で今さまざまな議論がなされ...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきます。  委員は、アメリカと比較をして日本の監視委員会が十分な権限を持っていないのではないか、そういう点から御質問いただいたというふうに思っております。  先ほどもお話をさせていただいたように、有価証券報告書等の虚偽記載等に係る検査そして...全文を見る
○伊藤国務大臣 ディスクロージャーの問題に差しとめということはないというふうに思います。  ただ、先ほどお話をさせていただいたように、監視委員会は、関東財務局から権限の移譲を受けて、そして検査と報告徴求の権限を持つことができるわけでありますから、こうした権限というものを活用しな...全文を見る
○伊藤国務大臣 今副大臣からも御答弁をさせていただきましたが、私といたしましても、やはり市場の信頼性というものを確保していくために監視委員会の機能というものを充実させていく、そのために、その体制面の整備、また組織としてのやはり質の向上ということは極めて重要だというふうに思っており...全文を見る
03月14日第162回国会 参議院 予算委員会 第11号
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○国務大臣(伊藤達也君) お答えを私の方からさせていただきたいというふうに思います。  実は、この郵政の民営化の議論とは別に、規制改革担当大臣おられますけれども、規制改革の一連の流れとして金融商品販売チャネルの拡大を図っていこうと、そういう要望が民間から出ておりました。  こ...全文を見る
03月15日第162回国会 参議院 財政金融委員会 第3号
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○国務大臣(伊藤達也君) お答えをさせていただきたいと思います。  TOBというような専門の用語までお茶の間に浸透するように敵対的買収について様々な議論が活発に行われているということは承知をいたしておりますが、個別事案に関するコメントは差し控えさせていただきたいというふうに思っ...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 今、私の答弁が機械的だと厳しいおしかりをいただいたところでございますけれども、委員が御指摘をされたように、何か特別な思惑を持って反応したということではありませんで、先ほど答弁をさせていただいたように、私どもにとって市場行政というのは非常に重要なことであり...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 先ほど私の問題意識は答弁させていただいたとおりでございます。
○国務大臣(伊藤達也君) お答えをさせていただきたいと思います。  今委員が御指摘の企業分割を行うことは、これは商法で認められているほか、証券取引法においても株式分割自体を禁止する規定はなく、これまでも多数の上場会社が株式分割を行っているところでございます。  他方、株式分割...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 今の御質問は刑法の世界でありますから、私からお答えするのが適切かどうか分かりませんけれども、それは認められていないというふうに思います。
○国務大臣(伊藤達也君) これも刑法の世界の問題でございますので私からお答えするのは適切ではないと思いますが、認められていないというふうに思います。
○国務大臣(伊藤達也君) 今委員から御指摘をされたことについて、私は大変重要な御指摘がされているというふうに思います。金融行政の基本としても、やはり市場の可能性というものを、投資家と利用者が十分にその可能性というものを活用できるような環境を整備していくということが極めて重要であり...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 株式会社の経営に当たっては、やはり株主を始めとしたステークホルダーの利益というものを十分に配慮をした経営というものが求められているというふうに思います。
○国務大臣(伊藤達也君) 先ほどもお答えをさせていただきましたように、その公開された株式会社の経営者におかれましても、株主を始めとしたステークホルダーの利益というものに十分配意をしながら経営を行っていくことが求められていると考えております。
○国務大臣(伊藤達也君) 今委員が御指摘をされているその重要性というものは私自身としても感じるところはございます。  しかし、やはり委員の中で誤解があろうかと思いますけども、日本は、そのアメリカ型の自由を追っているということではなくて、先ほどもお話をさせていただいたように、万国...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 申し訳ございません。今、ちょっと今の御質問にお答えできる資料が手元にございませんし、商法に関係するところもあろうかというふうに思いますが、私が先ほどお話をさせていただきましたのは、金融行政の基本的な考え方として、その市場の持っている可能性というものを十分...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) お答えをさせていただきますが、証券市場に対する信頼性というものを確保していくために市場監視機能というものを強化をしていかなければいけない、その市場監視機能というものがしっかり果たされていなければ投資家あるいは将来の投資家が安心して市場に参加することができ...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 市場の監視機能を強化をしていくということはもう極めて重要であるというふうに思っておりますので、そうした観点からいたしますと、委員の御指摘と問題意識は共有をさせていただいているというふうに思っております。  しかし、その組織論として、日本版SEC、アメリ...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) お答えをさせていただきたいと思います。  今、副大臣からも御答弁をさせていただきましたように、今までは日本の金融システムを安定化さしていく、そのためにも日本経済の大きな足かせとなっていた不良債権問題を正常化さしていく、そのことに金融機関としても大変な努...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 委員からは足利銀行の問題について重ねて御質問をいただいておりますし、中小企業の再生に配慮すべきだという御指摘をいただいていることを私も十分承知をいたしております。  そして、足利銀行におきましても、中小企業の再生を実現していくことは企業価値の向上につな...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 産業再生機構を活用した案件にかかわる足利銀行の債権放棄額についてでありますけれども、十一件の総額が五百十六億円、九件の旅館業にかかわる債権放棄の額が三百六十八億円、四件の鬼怒川温泉の旅館にかかわる債権放棄の額が三百二十二億円になります。
○国務大臣(伊藤達也君) 委員からは、多額の債権放棄をしてもらって再生されているホテルがある一方で、零細な旅館については債権放棄がなされずに、そうした点は問題ではないかと、こういう御指摘を踏まえた御質問ではないかというふうに思っておりますが、私どもは、足利銀行のその経営に関する計...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 今委員から御指摘をいただいたところでございますけれども、我が国の金融をめぐるフェーズというものはやはり変わりつつあるというふうに私自身考えております。それは、不良債権問題に見られる緊急対応から、活力というものを重視をして将来の望ましい金融システムというも...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 委員も御承知のとおり、中小企業の経営実態というものを十分踏まえた検査というものを確保していくために、私どもといたしまして、金融検査マニュアル別冊・中小企業編というものを策定をさせていただいて、そして昨年の二月に更に改訂をさせていただいて、きめ細かな検査を...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 今も御答弁をさせていただいたように、その業種の特性というものを踏まえた検討というものをこの検査マニュアルの中で求めているわけでありますから、その漁業の特性というものを十分勘案をして対応していかなければいけないというふうに考えているところでございます。 ...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 現時点でのそのリレーションシップバンキングの機能強化に関するアクションプログラムの取組についての評価についてお尋ねをいただいたところでございますが、具体的な実績については先ほど監督局長から御説明をさせていただいたところでございますが、私どもといたしまして...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 御指摘の点でございますけれども、金融改革プログラムにおきましては、中小企業金融の円滑化及び中小・地域金融機関の経営力強化を促す観点から、関係省庁との連携を図りつつ、地域密着型金融の一層の推進を図るため、現行のアクションプログラムについて実績の評価を行った...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 委員にも御出席をいただきました第二回の沖縄金融専門家会議でございますけれども、この会議におきましては、中小企業ローン資産担保証券市場の構想やあるいは電子手形実証実験の取組状況について、民間の金融の専門家の間で議論が深められたものと承知をいたしているところ...全文を見る
03月16日第162回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○国務大臣(伊藤達也君) お答えをさせていただきます。  住宅金融の役割が官から民へ変わっていくと、その中で投資家保護が非常に重要だと委員から御指摘をいただいて、私どもも全く同じ認識でおります。  金融商品・サービスというものが多様化していく中で、投資家保護の拡充をしていく、...全文を見る
03月17日第162回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○国務大臣(伊藤達也君) お答えをさせていただきたいと思います。  委員から弁護士法二十三条の二について御指摘があったわけでありますけれども、こうした照会に対しまして金融機関としてはその趣旨を踏まえた適切な対応を取ることが必要であると私どもとしても考えているところでございます。...全文を見る
03月18日第162回国会 参議院 財政金融委員会 第4号
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○国務大臣(伊藤達也君) 平成十七年度における内閣府所管の金融庁の歳出予算要求額について、その概要を御説明いたします。  金融庁の平成十七年度における歳出予算要求額は百八十七億二千百万円となっております。  このうち主な事項について申し上げますと、金融庁の一般行政に必要な経費...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 今財務大臣からお話があったわけでありますけれども、これを見て金融行政上どう思うかということでありますが、この中には必ずしも表れていないのかもしれませんが、恐らく、委員のこうした御質問の背景の中に、政府は景気が回復をしてきているというふうに言っているけれど...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 今財務大臣がお話しになられましたように、やはりここから読み取れるその一つのメッセージとしては、先ほどお話をさしていただいたように、企業部門としては、やはり今まで抱えてきた三つの過剰、これを是正し、解消していくための努力がされてきたと、そして、まだその努力...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 企業の設備投資の動向、これは経営判断によって左右されるところもございますので、私の立場として将来にわたる長期的な動向について確たることを申し上げることは困難だというふうに思っておりますが、先ほどお話をさせていただいたように、企業においてはまだやはり借金を...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) だからこそ今政府といたしましては本格的な資金需要というものをこう回復していくために様々な構造改革に取り組んでいるわけでございまして、知財戦略でありますとか、あるいはe—Japan戦略、規制改革の取組というのは、正にそうした構造改革の取組だというふうに思っ...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) この株価の動向につきましてはもう様々な要因というものを背景として市場において決定されるものでありますので、株価の要因というものを特定をしていく、また、今の御質問の観点から株価というものをどう考えるかということをお答えするのは極めて困難ではないかというふう...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 今委員が御紹介された議論があることは承知をいたしておりますけれども、株価の変動の要因をやはり特定していくということは困難ではないかと。その中で、例えば今委員が御指摘をされた配当性向を高めることが株価の上昇要因の一つとなる場合もあるものと、その点については...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 先ほどもお答えをさせていただきましたように、一つの要因をもってTOBが仕掛けられやすいか、やりにくいかということではなくて、様々な要因があるんではないかというふうに思います。  先ほど委員が御指摘をされたように、配当性向の問題だけではなくて、やはり企業...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 委員はこの偽造キャッシュカード問題について公明党の事務局長として取り組まれているということを承知をいたしておりますし、過日も皆様方から要請を私どもも直接受けさせていただいたところでございます。  今、被害者の方々のその心情について御指摘がございました。...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 委員から、これだけの公的資金というものを投入してそれが本当に有用に使われたのか、そのことについてしっかり説明しなければいけないと御質問いただいたわけでありますが、私どもといたしましては、この公的資金の投入を通じて、預金者の保護、あるいは我が国の金融システ...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 個人情報保護とそして企業の情報開示の関連についての御質問いただいたわけでありますけれども、個人情報の保護ということは、これは極めて重要なことでありますので、そうしたことに配慮する必要があるということは当然のことだというふうに思っておりますが、一方で、有価...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) もう金融機関はやはり非常にその業務の公共性の高いものでありますので、こうしたことにかんがみれば、健全性や持続可能性について国民の皆様方の十分な信頼を得ていくことが不可欠であるというふうに考えております。  そのためにも、一般企業に比べてより充実した情報...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) そうした意見広告がなされたことは承知をいたしておりますけれども、それぞれの意見につきましては全国銀行協会の中で御議論されて、その判断の中で意見広告がなされたということだろうというふうに思いますので、そのことに対するコメントは差し控えさせていただきたいとい...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) これは、先ほどもお答えをさせていただきましたように、全銀協の中で様々な議論があり、そうしたことを踏まえて郵政民営化の問題に対して意見広告として出されたものだというふうに承知をいたしているところでございます。したがって、そうしたことに対して私ども行政として...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 今御質問の点は、私も、もう一年半ぐらい前ですか、二年前ですか、副大臣のときに、委員が竹中大臣やあるいは当時の日銀の方々と御議論されていたということを記憶をいたしております。  そのときにも、委員のこの御資料、それぞれの数字はもう極めて正確だというふうに...全文を見る
03月22日第162回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○国務大臣(伊藤達也君) 委員からは健全な意味合いについての御質問があったわけでありますけれども、多くの部分を今委員自らが御指摘になられたんではないかというふうに思います。私どもとしても、健全な市場育成をしていくためには市場に対する信頼というものが極めて重要でありますし、またその...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 委員からは幅広く重要な御指摘がなされたというふうに思っております。  先ほどお触れになられましたように、我が国の金融システムというのは間接金融に大きく依存をしていると。結果として、銀行にリスクが過度に集中していることから、金融システム全体で幅広くリスク...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 敵対的買収の対象になりやすいか否かにつきましては、これは企業の個別の状況によるところが大きいため、一概に答えることは困難ではないかというふうに思いますが、一般的には、収益性や財務内容に比べて株価が低水準にとどまっている場合でありますとか、あるいは経営の変...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) EDINETに関する御質問、それから情報開示の在り方について御指摘があったわけでありますけれども、実は金融審議会におきましても今、投資サービス法あるいは開示制度の在り方、これにかかわる検討がこれからなされてまいります。その中で今御指摘をされたものについて...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) お答えをさせていただきます。  最近の株価の動向は、昨年末からの上昇基調を維持し、本年に入ってからも堅調に推移をしております。株価は様々な要因を背景として市場において決定されるものでありますので、その変動要因を特定することは困難でありますが、最近の株価...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 企業の価値を判断する際の方法といたしましては、今御紹介がございましたように、株式の時価総額も一つの評価方法であると考えられますが、個々の企業に対する評価については、株価水準のほか、例えばその企業の事業内容や、あるいは業績、財務内容等、様々な観点からの分析...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 各証券取引所から上場会社への今回の要請に先立ちまして、金融庁といたしましても、大幅な株式分割の問題点を含めて証券取引所との間で様々な意見交換を行ってきております。まずはこの要請が市場関係者に着実に浸透し、実行されていくことが必要であるというふうに私どもは...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 委員は恐らく、その要請はしても、それだけのその実態面からの実効性というものが十分得られないんではないかという御認識だと思うんですけれども、私どもといたしますと、十分意見交換をして、その上でこうした要請がなされているわけでありますから、その要請というものが...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 委員御承知のとおり、証券取引所の立会い外取引は、現行法上、基本的に公開買い付け規制の対象とはされていないところでございます。  しかしながら、立会い外取引は、その使い方いかんによっては、市場外の相対取引と類似した形態となる可能性があり、これを放置すれば...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) これは参入障壁ではございませんで、TOB制度というのは、先ほども答弁をさせていただきましたように、株主に平等に売却の機会を与えると、それが目的でございますので、その目的が形骸化されないような対応処置として今回の証取法の改正案を提出をさせていただいたという...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) お答えをさせていただきます。  上場会社に親会社が存在する場合、当該親会社の株主、役員、財務の状況等は当該上場会社のコーポレートガバナンスの状況に大きな影響を及ぼし得ることから、投資判断を行うに当たってはこれらの情報が開示されることが重要であります。 ...全文を見る
03月28日第162回国会 参議院 財政金融委員会 第6号
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○国務大臣(伊藤達也君) 今の点、直接に私ども金融庁としてお答えをするということは、これはちょっとなかなか難しい点があろうかというふうに思いますが、ただ、私どもとしては、やはり市場の信頼というものを確保していくためには、透明性、公正性というのが極めて重要でありますので、そうした観...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 私の国会答弁等を見ていただけば分かるように、今御指摘のような発言はいたしておりません。  立会い外取引は現行法において基本的にTOB規制の適用対象になっていないということをお話をさせていただいております。
○国務大臣(伊藤達也君) スピード感がないというような御批判は今まであって、今回だけは特別じゃないかと、こういうことだろうというふうに思いますけれども、昨年の西武鉄道等に見られる不適切なディスクロージャーに関する事例を含めて、私どもとして、やはり証券市場の信頼性を確保するために必...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) お答えをさせていただきたいと思います。  今委員が御指摘された禁止規定かあるいは許可規定かと。これ、法律上定義されている言葉ではないものですから一般論でお答えをさせていただきたいと思いますけれども、金融庁の所管法令においても、これは他の省庁の所管法令と...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) まずお断りをさせていただきたいのは、やはり質問の前提が個別の取引に関することでありますので、そうした意味でコメントは差し控えさせていただきたいというふうに思いますが、一般論として貸し株の在り方が、私どもからすると市場の公正性、こうした問題に仮に問題が生じ...全文を見る
03月29日第162回国会 参議院 財政金融委員会 第7号
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○国務大臣(伊藤達也君) 済みません。今の点、ちょっと通告をいただいていなかったので、今、私のちょっと手元には持ち合わせていないものですから、後ほどお届けをさせていただくことができればと……
○国務大臣(伊藤達也君) 申し訳ございません。ちょっと今私の手元には数字を持っていないものですから、後ほどすぐにお届けをさせていただきたいと思います。
○国務大臣(伊藤達也君) 今委員から重要な御指摘を幾つもいただきました。そういう意味からいたしますと、私どもとして、ペイオフ解禁拡大が円滑に実施できるように万全を期していかなければいけないというふうに思っております。  もうペイオフ解禁拡大は、市場規律の下で預金者の選択というも...全文を見る
03月30日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第14号
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○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきたいと思います。  今のお尋ねの点でありますけれども、これは、それぞれの取引所においてTOB規制というものがしっかりと機能を果たしているかどうかということを注視していくことになろうかというふうに思いますし、そのTOB規制の趣旨を逸脱すること...全文を見る
○伊藤国務大臣 まず最初の御指摘の点でございますけれども、御指摘の点については適切に今回の証取法の改正案におきましては対応をさせていただいております。  それから、二番目の貸し株の問題でありますけれども、個別の問題についてはコメントは差し控えさせていただきたいと思いますが、一連...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきます。  ペイオフ解禁拡大は、もう言うまでもなく、市場規律のもとで、預金者の選択というものを前提にして、金融機関が緊張感を持って経営基盤というものを強化していく。そのことの努力が金融システム全体の効率化、安定化ということを実現していく。そう...全文を見る
○伊藤国務大臣 大変重要な御指摘をいただいているというふうに思います。  私は、委員の今の御指摘とは違って、不良債権問題を正常化させていくことによってリスクテーク能力というものを上げていく、そのためにもやはり不良債権問題というものをどうしても解決していく必要があるのではないかと...全文を見る
○伊藤国務大臣 まず、先ほどの、リスクテーク能力を上げていかなければいけない、この御指摘は私も全くそのとおりだというふうに思っております。ですから、「リレーションシップバンキングの機能強化に関するアクションプログラム」においても、その点に一つ重点を置いて、各地域の金融機関、中小の...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをいたします。  今監督局長から申し上げましたように、全銀協の会長が、三月二十二日の記者会見において、偽造キャッシュカード対策に係る発言をなされたことは承知をいたしております。同発言の内容の中で、偽造キャッシュカード問題の重要性を認識し、そして現行約款の改...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきます。  偽造キャッシュカードに係る補償の問題は、スキミングなどの偽造技術、これが近年巧妙化している緊急事態を受けて、どのようなセキュリティー対策を講じていくのか、また、仮に被害が発生してしまった場合において、預金者への補償のあり方をどう考...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきます。  預貯金取扱金融機関における無権限取引全般を無効とすることにつきましては、窓口の通帳取引等、幅広い取引が対象となることから、窓口での本人確認手続などの実務への影響、あるいは預金者保護や利用者利便の観点等を総合的に勘案しつつ、幅広い観...全文を見る
○伊藤国務大臣 承知をいたしております。
○伊藤国務大臣 これは、株主になられる方々はさまざまな理由があるんではないかというふうに思います。その中には株を持つことによって配当を期待されるということもあろうかというふうに思いますし、また、株主として当該企業の経営に対して参加をしていきたい、あるいは意思を反映していきたいとい...全文を見る
○伊藤国務大臣 おびえているというようなお話がございましたけれども、委員は非常に鋭い質問をされておられますので。  今の点にお答えしますと、さらに追加すれば、キャピタルゲインというものもあるんではないか。配当、キャピタルゲイン、そして経営に対する参加、支配、そうしたことが考えら...全文を見る
○伊藤国務大臣 そのインセンティブは、貸すことの対価があるということであります。貸し株は経済取引、金融取引としても認められている。これは先物取引においても同じ考えで、経済取引として認められているわけであります。株を保有しながら貸すことによって対価を求めるということだろうと思います...全文を見る
○伊藤国務大臣 ちょっと、私がお答えできるのかどうかあれなんですが、神様も出てきたりしておりますので。  これは、貸し手、それから借り手、それぞれの考え方が合致する中でこうした貸し株、借り株というものが成立をしている、その中に経済合理性があるからだというふうには思いますけれども...全文を見る
○伊藤国務大臣 金融庁が所管をいたします証取法上においても、今御質問のことに答えられるようなものは法律的に定義をされているわけではございません。  敵対的か敵対的でないかというのも、これは一般的には、買収をされる企業がそれを敵対的か敵対的でないかということが一つの判断基準になる...全文を見る
○伊藤国務大臣 今御指摘があったように、敵対的買収に対する防衛策について、会社法の現代化をめぐる検討に際してさまざまな議論があることは承知をいたしております。  ただ、御質問が、証取法を所管する私どもの観点から今のことについてなかなか直接お答えはしにくいというふうに思いますが、...全文を見る
○伊藤国務大臣 敵対的買収に対する防衛策について、商法上の観点からもさまざまな議論がなされていることは承知をいたしておりますけれども、証取法を所管する金融庁といたしましては、やはり市場の信頼性というものが揺るがないか、そのためには市場の公正性、透明性というものが保たれていくという...全文を見る
○伊藤国務大臣 今の問いに明確にお答えすることは非常に難しいと思いますが、一般論として申し上げさせていただきますと、会社法制というものを遵守して、株主を初めとしたステークホルダーの利益に十分目配りしながら、最終的に企業価値というものを高めることを目的として適切な企業防衛策を講じる...全文を見る
○伊藤国務大臣 ぎりぎりのところでというお話でありますけれども、今のお尋ねは個別具体的な取引についての問題でありますから、それについてのコメントは差し控えさせていただきたいというふうに思います。それと、今、多くの部分がやはり商法の問題にかかわる部分でございますから、これは、法務省...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきます。  一般論として、金融機関は、その時々の犯罪技術などの実態や利用者のニーズを踏まえながら、金融サービスの提供における適切なセキュリティー対策を講じることが求められていると認識をいたしておりますし、また、偽造キャッシュカード問題について...全文を見る
○伊藤国務大臣 やはり、取引の実態というものをしっかり注視して、そして、利用者を保護していく観点から適切な対応をとっていかなければいけないというふうに思っております。  偽造キャッシュカードの被害の状況を見ますと、平成十三年度は一件、平成十四年度は三件だったわけでありますが、平...全文を見る
04月04日第162回国会 参議院 決算委員会 第6号
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○国務大臣(伊藤達也君) お答えをさせていただきたいと思います。  日本経済を再生していくための大きな足かせとなっておりました不良債権問題を十七年三月期までに解決をしていく、そして構造改革を支えるより強固な金融システムを構築をしていくために、金融再生プログラムに基づいて、主要行...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) ペイオフ解禁拡大は、もう委員御承知のとおり、市場規律の下で預金者の選択というものを前提にして金融機関がより一層緊張感を持って経営基盤というものを強化をしていく、そうした取組が金融システム全体の安定性というものを確保していく、こうした観点からもペイオフを予...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 重要な御指摘をいただいたところでございまして、私どもとしては、やはり銀行の業務の健全性あるいは適切性を確保していくために検査というものは非常に重要であります。  そのために必要な人員というものを大変厳しい定員状況の中で確保をさせていただいているわけであ...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 今委員から大変重要な御指摘をいただいておりまして、そうした委員からの御指摘、問題意識というものは私ども全く共有をしているところでございます。  特に、リレーションシップバンキングの機能というものを遺憾なく発揮をしていくということは、これからの地域経済の...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 地震保険の損害査定について、保険会社においては損害査定が迅速的確かつ公平に行われるよう、地震保険にかかわる保険会社の統一的な損害査定指針を認可し、損害査定の適正な自主運用を確保しているところでございます。  今般の福岡県西方沖地震については、各保険会社...全文を見る
04月05日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第15号
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○伊藤国務大臣 ただいま議題となりました保険業法等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  我が国の保険業を取り巻く環境は引き続き厳しいものとなっており、各保険会社にあっては、保険契約者のニーズの変化等に対応した戦略的な事業展開やさらな...全文を見る
04月06日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第16号
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○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきたいと思います。  委員から今回の法律案提出の背景及び趣旨についてお尋ねをいただいたわけでありますが、いわゆる根拠法のない共済につきましては、これまで自発的な共助を基礎とするものであり、その契約者を保護するための規制は基本的には必要ないもの...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきたいと思います。  昨年の十二月に金融審議会で報告書を取りまとめていただいているわけでありますが、その報告書の中において、「連鎖販売取引等十分な適格性を有しない者による販売方法がとられているものや財務基盤が脆弱と見られるものなどがあり契約者...全文を見る
○伊藤国務大臣 委員からは、将来制度共済も含めた横断的規制というものを検討する考えはあるか、こうしたお尋ねをいただいたわけであります。  今回このような法律案を提出させていただきましたのは、先ほどお話をさせていただいたように、近年、いわゆる根拠法のない共済というものが急増する、...全文を見る
○伊藤国務大臣 今委員からも御指摘がございましたように、保険会社の破綻というものを未然に防止していく、このことが非常に重要でありまして、今日までも、そのために平成十年における保険契約者保護制度の創設以降、ソルベンシーマージンというものを見直していく、あるいは早期是正措置というもの...全文を見る
○伊藤国務大臣 今、委員から御指摘をされた点については、今後十分私どもとしても注視をしていかなければいけないというふうに思っておりますが、生命保険を本来の保険契約者から第三者が買い取る場合には、保険契約者の変更について通常は保険会社の承諾が必要とされているところでございます。 ...全文を見る
04月07日第162回国会 衆議院 本会議 第18号
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○国務大臣(伊藤達也君) 谷口議員にお答えをさせていただきたいと思います。  LLCやLLPの連結の範囲についてお尋ねがございました。  証券取引法に基づく連結財務諸表においては、親会社が他の会社等を支配している場合、これらを子会社として連結しなければならないとされており、L...全文を見る
04月08日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第17号
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○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきたいと思います。  総務委員会の問題については、その経緯について詳細を承知いたしておりませんけれども、竹中大臣も、昨日の本会議において、誠心誠意審議についてお答えをさせていただきたいという趣旨の答弁をされておられました。  これは言うまで...全文を見る
○伊藤国務大臣 これは、私ども行政に携わる者として、立法府の御判断というものを大切にしていくというのは当然でありますし、先ほど来答弁をさせていただいているように、国会の審議というのは極めて重要だというふうに認識をいたしております。したがって、立法府の判断において委員会が開催される...全文を見る
○伊藤国務大臣 今委員からは大変重要な指摘をいただきました。シームレスにしていくということは非常に重要でありますので、そうした観点から、私どもとして、具体的な基準を検討していきたいというふうに思っております。  その数字の詳細につきましては、他の財務規制の仕組みとの関連がありま...全文を見る
○伊藤国務大臣 移行期間に無理がないのかという御指摘でございましたけれども、今回の改正案は、少額短期保険業者制度を設けて必要最小限の規制を適用するほか、少額短期保険業者等の登録を受けるまでに施行後二年間の移行期間を設けるなど、移行の円滑化のための最大限の配慮を私どもとしてさせてい...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきます。  今回の改正につきましては、近年の根拠法のない共済の急増、あるいは事業内容や規模というものが多様化をしている、こうした現状を踏まえて、早急に契約者保護の仕組みを整備する必要がある、こうしたことを踏まえて、保険業法において少額短期保険...全文を見る
○伊藤国務大臣 私に対しましていろいろ御批判がございました。そのことは真摯に受けとめさせていただきたいというふうに思いますが、棒読みではなくて、私の考え方としても先ほどお話をさせていただいているところでございます。  制度共済については、それぞれの根拠法があります。そして、所管...全文を見る
○伊藤国務大臣 今、委員がいろいろなことを御指摘をされたわけでありますけれども、政省令の問題は、行政として都合のいい形で運営をしていきたいということではなくて、委員も大蔵省銀行局等で活躍をされてこられたわけでありますので、そうした意図ではないということは御理解をいただけるというふ...全文を見る
○伊藤国務大臣 まず、先ほどの体制の整備の問題でありまして、それをしていくために政治のリーダーシップが非常に重要だという御指摘をいただきました。私もそれについては全く同感でありまして、だからこそ、今年度の予算あるいは定員の問題について積極的に関与をし、体制整備に努めてきたところで...全文を見る
○伊藤国務大臣 これは先ほども馬淵委員の御質問に対してお答えをさせていただきましたように、それぞれの所管官庁において規制法があり、それに基づいて監督がなされているわけでありますから、その中で適切な対応がなされているというふうに思います。そうした中で問題があるとするならば、それぞれ...全文を見る
○伊藤国務大臣 御質問にお答えをさせていただく前に、先ほど大臣のあるべき論についても御指摘があったわけであります。私自身も通産省の政務次官をさせていただき、また、党においても経済産業部会長をさせていただいて、経済産業省所管の制度共済の問題についても十分認識をいたしているところであ...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきます。  ノンバンクにつきましては、銀行などにない独自のノウハウというものを生かして、小口の分野でありますとかあるいは専門性の高い分野に資金を提供いたしており、我が国の金融システムにおいて重要な資金仲介機能、金融仲介機能というものを果たして...全文を見る
○伊藤国務大臣 委員からの今の御指摘というのは大変重要な御指摘だというふうに思っております。だからこそ、金融審議会におきまして、昨年一年かけてこの議論をさせていただいてまいりました。  委員御指摘のとおり、構成員の相互扶助、その中で果たしてきた役割というものを大切にしながら、契...全文を見る
○伊藤国務大臣 ここはやはり大きな議論になったところでありまして、今日まで、構成員の相互扶助というものを基礎にして、共済というものがそれなりの役割を果たしてきたわけであります。  その中で団体の自治の運営というものがなされてきたわけでありまして、委員からすると、契約者保護の観点...全文を見る
○伊藤国務大臣 生命保険そして損害保険それぞれについては、平成十年以降、保険会社の負担金を財源としてセーフティーネットの仕組みが整備されたところでございます。この保険会社のセーフティーネットにつきましては、そもそも、保険契約というものが国民経済あるいは国民生活の基礎となっている、...全文を見る
○伊藤国務大臣 政省令の問題についてお尋ねをいただいたわけでありますけれども、私どもといたしまして、今回の保険業法の改正について、基本的な事項について法律で定めつつ、その時々の経済社会情勢等を踏まえて行政庁による機動的な対応が必要な事項や基準、そして細目的事項、手続等について、具...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきたいと思います。  先ほど、前国会での議論について御紹介がございました。その当時、金融審議会において根拠法のない共済について精力的に御議論をいただいているところでございましたので、その中で、国会での審議というものも大切にしながら、私どもとし...全文を見る
○伊藤国務大臣 先ほども金融審議会の報告書を引用しながらお答えをさせていただいたところでございますけれども、少額、短期の保障のみを取り扱う事業者について、保険業法において事業の特性を踏まえた一定の特例を設けて対応していく、そういう考え方に基づいて今回少額短期保険事業者制度というも...全文を見る
○伊藤国務大臣 これも先ほど金融審議会の報告書を引用しながらお話をさせていただいたように、私どもといたしましては、契約者などの保護、そして保険会社との公正な競争条件の確保、特定のニーズに対応した保険商品の円滑な提供の観点、こうしたものを総合的に勘案してこのような制度設計をさせてい...全文を見る
○伊藤国務大臣 その時点において、規模が拡大をし、保険会社と同じ形になる。だからこそ、その時点において保険業法の保険業者と同じ適用を受けるということであります。  今回の少額短期事業者の制度というのは、委員がまさに御説明をされたような理由で、セーフティーネットの中に入らない形で...全文を見る
○伊藤国務大臣 これも、先ほど来この委員会で答弁をさせていただいているように、今回、根拠法のない共済に対してどういう対応をしていくかということを考えた場合に、一方で、今までの構成員による自主的な共助というものを基礎として果たしてきた根拠法のない共済のあり方、その役割というものを大...全文を見る
○伊藤国務大臣 今局長から答弁をさせていただきましたように、例外的な場合についての適用を想定しているということでこのような形をとらせていただいたわけでありますが、今委員が御指摘をされたように、事業者にとっての参入規制となりますので、この点について、その運用に問題がないように、不当...全文を見る
○伊藤国務大臣 例外的な場合についての適用を想定しているというのは先ほど局長からも答弁をさせていただいたとおりでありまして、一番大切なことは、不当な参入規制にならないようにしていくということが大変重要でありますので、その運用に当たっての考え方を明確化していくということも含めて、適...全文を見る
○伊藤国務大臣 破綻処理についてというお尋ねでございました。恐らく、今までの破綻処理も含めてどのように考えているのか、そうした意味も含めての御質問であろうというふうに思っております。  金融行政といたしましては、やはり保険会社の破綻というものを未然に防止していく、そのためには、...全文を見る
○伊藤国務大臣 御指摘のとおり、現行の生命保険セーフティーネットの財源措置というのは、平成十五年から十七年度の三年間について、資金援助等に要する費用の業界による負担が一千億円を超えた場合には四千億円の範囲で政府の補助を可能とする仕組みとされているところであります。  一方、改正...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをいたします。  改正後の保険業法上の政府補助の発動につきましては、生命保険契約者保護機構が発動要件に該当する旨の申請を行い、そして当該申請に基づいて主管大臣である内閣総理大臣及び財務大臣が政府補助の要件を認定する手続にすることを考えております。
○伊藤国務大臣 法律で「実施に関し必要な手続は、政令で定める。」とされておりまして、この中で明らかにしたいというふうに思っております。
○伊藤国務大臣 今までこうした手続について規定がなかったところがありますので、したがって、今回これを明確化させていきたいというふうに思っているところでございます。そのためにも関係者の方々の幅広い意見をお伺いをして、そして政令で明確化させていきたいというふうに思っております。
○伊藤国務大臣 近代的な仕組みが必要だという御指摘をいただきました。また、委員の方から、その近代化と言えるようなセーフティーネットにしていくために具体的にどのような点が必要であるかという御指摘をいただければ、そうしたものも踏まえて、私どもとしても考えていきたいというふうに思ってお...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきたいと思います。  まず、冒頭に委員の方から、野球型ではなくてサッカー型チームが強いというお話がございました。大変示唆に富むお話であったというふうに思っております。  私どもといたしましても、金融行政が今までの不良債権問題の緊急対応から将...全文を見る
○伊藤国務大臣 今委員からも御指摘がございましたように、議論の透明性というものを確保して国民的な議論が大切である、私自身もそう思っておりますし、今回の郵政民営化につきましては、まず基本原則というものを明らかにして基本方針を策定し、そして政府としての制度設計のあり方というものを取り...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えさせていただきたいと思います。  専門制、分業制を特徴とするかつての我が国の金融制度というものは、日本の戦後の経済復興あるいは高度経済成長というものを支えてきた、ある種の役割というものを果たしてきたものと考えているところでありますが、委員も先ほどから御指摘...全文を見る
○伊藤国務大臣 根拠法のない共済につきましては、監督官庁がなく、その正確な実態把握は困難でございますが、総務省が昨年の四月から十月にかけて根拠法のない共済の実態の調査を全国的に実施をして、同年十月に調査報告を取りまとめたところでございます。  金融庁といたしましては、総務省から...全文を見る
○伊藤国務大臣 今の点につきましては、経済産業省、お見えであると思いますので、所管官庁からまた御答弁があろうかというふうに思います。  基本的には、やはり法律を所管する所管官庁において適切な対応がなされているというふうに思っておりますし、また、課題があるとすれば、その中で、契約...全文を見る
○伊藤国務大臣 拒否してとかそういうことではありませんで、今回の改正に当たりましては、政府部内におきましても金融審議会の議論の状況を関係省庁に連絡をさせていただくなど連携をとってきたところでありますし、また、今経産省からも御答弁がございましたように、法案の提出に当たっても、それに...全文を見る
○伊藤国務大臣 ぜひ御理解をいただきたいのは、私たちの庭先をきれいにするためにということでこの問題に対する対応をしたわけではありませんし、また私たちの権限を拡大していくためにこの問題に対する対応をしたわけではありません。  当委員会におきましても、この根拠法のない共済のあり方、...全文を見る
○伊藤国務大臣 実態を踏まえてということは非常に重要なことだというふうに思っておりますし、また、政省令を策定するに当たっては、パブリックコメントに付させていただいて、幅広い関係者の皆様方の意見を十分聞きながら策定をしていきたいというふうに思っております。  ただ一方で、私どもと...全文を見る
04月19日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第19号
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○伊藤国務大臣 ただいま議題となりました証券取引法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  政府は、最近の証券市場をめぐる状況等の変化に対応して、公開買い付け制度や企業情報開示制度の信頼性を確保すると同時に、我が国証券市場の国際競争力の...全文を見る
04月19日第162回国会 衆議院 本会議 第20号
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○国務大臣(伊藤達也君) ただいま議題となりました証券取引法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  本法律案は、最近の証券市場をめぐる状況等の変化に対応して、公開買い付け制度や企業情報開示制度の信頼性を確保すると同時に、我が国証券市場の国際競争力の...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 田中議員にお答えをいたします。  立ち会い外取引導入の趣旨及び公開買い付け制度の見直しのねらいについてお尋ねがありました。  立ち会い外取引は、一定の株式ポートフォリオをバスケットとして行う取引や大量株式の一括取引等、機関投資家等の多様化する取引ニー...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 津村議員にお答えをいたします。  日本版ビッグバンに対する再評価及び新たな金融市場整備への取り組みについて、政治的リーダーシップをもって国家戦略を打ち出すべきとの立場からお尋ねがありました。  いわゆる日本版ビッグバンにおいては、フリー、フェア、グロ...全文を見る
04月19日第162回国会 参議院 財政金融委員会 第10号
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○国務大臣(伊藤達也君) お答えをさせていただきます。  ペイオフの解禁というものを実施をさせていただいて、地域の金融機関におきましても市場規律やあるいは預金者の選択の下で更に緊張感を持って経営基盤の強化に取り組むと、こうしたことが求められているというふうに思います。  こう...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) この点につきましては個別事案に関することでございますのでコメントは差し控えさせていただきたいというふうに考えておりますが、先ほど局長からもお話をさせていただいたように、一般論として申し上げれば、東証は、その自ら行う調査の結果やあるいは有価証券報告書の訂正...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 仮定のことでありますのでコメントは差し控えさせていただきたいというふうに思いますが、取引所におきましては、取引所のその信頼あるいは魅力の向上のためにそれぞれ自主規制規則というものを設けているわけでありますから、それに基づいて上場を廃止するか否かについての...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 今委員が御指摘をされたように、東証においては、その上場ということも視野に入れながら今様々な議論がなされているというふうに承知をいたしております。  市場間の、特に国際的な競争というものが激化している中で、市場の機能というものを強化をして、そして競争力と...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) もう大変恐縮でありますが、もう正に個別の問題でありますのでコメントは差し控えさせていただきたいというふうに思います。  繰り返しで恐縮でございますけれども、一般論として申し上げれば、それぞれの市場開設者は自主規制規則というものを持っているわけであります...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 重ねてで本当に恐縮でございますが、やはり委員の今のお尋ねというものは個別のことでありますので、私どもとしてのコメントは差し控えさしていただきたいというふうに思っております。  いずれにいたしましても、先ほど来お話をさしていただいているように、東証におい...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) ただいま議題となりました保険業法等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  我が国の保険業を取り巻く環境は引き続き厳しいものとなっており、各保険会社にあっては、保険契約者のニーズの変化等に対応した戦略的な事業展...全文を見る
04月20日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第20号
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○伊藤国務大臣 石井委員にお答えをさせていただきます。  立ち会い外取引は、平成九年に導入以降、一般に、機関投資家のポートフォリオの入れかえでありますとか、あるいは持ち合いの解消、そして自社株の取得の取引に使用されており、会社支配を目的とした大口の買い付けに用いられることを想定...全文を見る
○伊藤国務大臣 一般論でお答えをさせていただきたいというふうに思います。  会社支配を目的として大量の株式を取得することは立ち会い外取引制度が当初想定したものではありませんが、議員御指摘のとおり、現行法上、立ち会い外取引は、基本的には、公開買い付け規制、TOB規制の対象とならな...全文を見る
○伊藤国務大臣 証券取引法につきましては、その時々の金融経済をめぐる情勢や証券市場をめぐる状況の変化に対応して、投資家保護の確保の観点から必要に応じて改正を行ってきたところでありますが、その際には、過剰な規制によって市場の活力というものをそいでしまう、あるいは低下をしてしまったり...全文を見る
○伊藤国務大臣 今委員が御指摘のとおり、今後、金融技術の発展や、また新たな金融手法でありますとか商品というものが出現をいたしてまいりますので、そうしたものに対応した法制度の整備を行うために、専門家や実務家からのアドバイスを受けることは非常に重要なことではないかと考えております。 ...全文を見る
○伊藤国務大臣 外国企業の上場数の減少は、日本に限らず諸外国の証券市場でも起きているものと承知をいたしておりますが、日本の市場の魅力というものを向上させ、そして国際競争力というものを向上させていくことはとても大切なことだと私どもも認識をいたしているところであります。  東京証券...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきます。  金融庁といたしましても、証券市場の信頼性というものを確保していくためには、市場の透明性、公正性というものを保持していく、このことが極めて重要だというふうに思っております。  こうした観点からも、これまでも市場監視機能あるいは体制...全文を見る
○伊藤国務大臣 今、委員からは非常に多岐にわたる重要な論点についてお話があったというふうに思いますし、また、提案者の岩國委員からも、私どもがお伺いをしていても大変大切なお話がされていたというふうに思っております。こうした議論をやはり大切にしながら、また、議論を積み重ねながら、市場...全文を見る
○伊藤国務大臣 これは、先ほども答弁させていただきましたように、証券取引法につきましては、その時々の金融、経済をめぐる情勢や証券市場をめぐる状況の変化に対応して、そして、投資者保護等の確保を図る観点から、必要に応じて改正を行ってきたところであります。その際には、過剰な規制によって...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきます。  例えばということでございますので、その御指摘の点については、やはりケースごとに具体的な検討が必要であるというふうに考えております。  一般論としてお答えをさせていただくとするならば、あらかじめ三分の一を超える株券等を買い付ける意...全文を見る
○伊藤国務大臣 今、委員から御紹介がございましたが、立ち会いクロス取引とは、立ち会い内において同一証券会社が売りと買いの注文をほぼ同時に出す取引であり、取引所市場内の取引と承知をいたしております。  取引所市場における売買につきましては、基本的には、証券取引所の自主ルールによる...全文を見る
○伊藤国務大臣 金融庁では、これまでも有価証券報告書などの継続開示書類の虚偽記載に対する課徴金制度の導入に向けて法制面の詰めの作業を行ってきたところであります。しかしながら、現行の証取法の体系のもとで継続開示義務違反に対する課徴金制度を導入するには、課徴金制度の導入の基礎となる、...全文を見る
○伊藤国務大臣 まず、検討に当たりましては、金融庁内においてこれまでの検討の経過というものを整理して、その上で今後の対応というものを考えていきたいというふうに思っておりますので、現時点においてスケジュールについて具体的なことを申し上げる段階にはございません。
○伊藤国務大臣 私の答弁が十分でなければ、また局長から答弁をさせていただきたいと思います。  事前の合意が成立をしている、それが具体的にどういう場合かということなんですが、もう一つ大切なことは、契約が成立をしているかどうかというところでありまして、契約が成立をしているということ...全文を見る
○伊藤国務大臣 まず、言葉の使い方として、基本的に、適法というような言葉を使った、あるいは発言をしたということではございません。  私は、従来より個別の取引に関してはコメントを差し控えさせていただいておりまして、その中で、一般論、制度論として、立ち会い外取引というものが取引所に...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えさせていただきます。  その前に、委員から大変重要な御指摘があったというふうに思います。これは、お上が、官が、契約者あるいは投資家、利用者というものを保護してあげるということではなくて、やはり権利を保障していくということが極めて重要でありますし、金融行政の...全文を見る
○伊藤国務大臣 株式分割にかかわる問題が指摘されたことを受けまして、先ほどもお話をさせていただいたように、三月七日、各証券取引所から上場会社に対しまして、CB発行後六カ月程度の間の株式分割の自粛などの要請が行われたものと承知をいたしているところでございます。  金融庁といたしま...全文を見る
○伊藤国務大臣 委員からディスクローズについてのお尋ねがあったというふうに思いますが、基本的に、証取法で貸し株自体を制限する規制はないわけでありますけれども、貸し株を行った者、そして借り株を行った者それぞれについて、ディスクローズの観点からいいますと、株券等保有割合が五%を超える...全文を見る
○伊藤国務大臣 企業結合法制について、今委員から、類型も示されながらいろいろな問題点について御指摘がされたわけであります。  その中の多くの部分が商法に関係する部分でありますので、そうした点についてコメントをするということはなかなか金融担当大臣の立場としては難しいところがござい...全文を見る
○伊藤国務大臣 市場の信頼というものを確立していくためには規制の実効性というものを確保していくことが非常に重要でありますし、また、委員が御指摘をされているように、違法行為を抑止していくために、私どもとしても、全く新たな行政上の措置として、違反者に金銭的負担を科す制度である課徴金制...全文を見る
○伊藤国務大臣 私どもとしても、国会での議論、立法府での議論というものを注視していきたいというふうに思っておりますし、また、委員がいみじくも言われたように、今御議論された点については、今までの我が国の法制のあり方、その考え方とは違う考え方の中で、新たに市場の公正性を担保するための...全文を見る
○伊藤国務大臣 市場監視機能の問題、権限の問題についてお尋ねがあったわけであります。  現在の監視委員会は勧告権だけである、この勧告権だけでは弱いのではないか、行政処分権というものを有する必要があるのではないか、こうした御指摘でありますけれども、私どもといたしましては、平成十五...全文を見る
○伊藤国務大臣 今局長が慎重に答弁しておりますのは、虚偽記載の意味合いが違うということであります。東証が言っている虚偽記載と、今局長の方から答弁をさせていただいたのは証取法上の虚偽記載の問題、これの構成要件が違いますので、そのことを説明させていただいたということであります。  ...全文を見る
○伊藤国務大臣 個別の具体的な内容についてのコメントは差し控えさせていただきたいと思いますが、一般論として申し上げれば、法令上問題が生じれば、法令に基づいて私どもとして適切に対応していくものになります。
○伊藤国務大臣 一般論のお答えになってしまいますけれども、私どもは、取引所に対する監督権限というものも持っているわけでありますから、取引所が市場の開設者として法令に違反するようなことがある、あるいは、取引所のあり方として問題があれば、監督者として法令に基づいて適切に対応していくこ...全文を見る
04月20日第162回国会 衆議院 法務委員会財務金融委員会経済産業委員会連合審査会 第1号
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○伊藤国務大臣 今財務大臣からもお話がございましたように、会計士のようなやはり専門的な知識を持っている方々が会計参与の仕組みの中でその能力というものを遺憾なく発揮していただいて、そして正しい正確な財務書類というものをつくり上げていく。また、経営においても、そうした情報開示というも...全文を見る
○伊藤国務大臣 この社外取締役の問題につきましては、実は、金融審議会の第一部会で今投資サービス法をめぐる議論が行われております。その中で、上場企業のガバナンスのあり方について精力的に議論が行われており、また、この議論の中で、ニューヨーク証券取引所の規則というものが紹介をされ、そう...全文を見る
○伊藤国務大臣 委員は、使用人という言葉に対する違和感があるという観点からの御指摘だというふうに思います。  先ほど御紹介ありましたように、私も今の仕事をさせていただく前は零細なる企業を営んでおりましたので、そうした零細な企業といえどもやはり社員によって支えられているわけであり...全文を見る
○伊藤国務大臣 今委員が御指摘になられたように、企業経営において、内部統制でありますとかあるいは危機管理というものは極めて重要なものであると私どもも認識をいたしているところであります。  まず、コンプライアンスの問題からお話をさせていただきたいと思いますが、コンプライアンスの徹...全文を見る
○伊藤国務大臣 金融行政の立場からしますと、やはり個別の問題について言及するということは極めて困難なことだというふうに思っております。  一般論として、株式の持ち合いについて基本的なことを申し上げさせていただくとするならば、やはり株式の持ち合いというのはそれぞれの企業の経営判断...全文を見る
○伊藤国務大臣 利益の問題も含めて、会社と従業員との関係、あるいは他の、株主でありますとか取引先でありますとか、あるいは企業が活動している地域社会、こうした関係というものをどのように考えていくのか、あるいはその全体のバランスというものをどうとっていくのか、これは企業ごといろいろで...全文を見る
○伊藤国務大臣 金融庁もたまにはいいことをやるなというようなお話でありましたけれども、金融行政の信頼性というものをしっかり確立しなければいけないなと、委員の今の御指摘を踏まえながら決意を新たにしたところでございます。  先ほどの答弁の中でもお話をさせていただきましたように、この...全文を見る
○伊藤国務大臣 ガバナンスを向上させていくというのは極めて重要なことでありますし、また、委員がその難しさ、あるいはこうした議論を進めていくに当たって政治的なリーダーシップが非常に重要だという御指摘がされたところでありますけれども、投資サービス法の議論の中でも、これはさまざまな観点...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをいたします。  委員から、日本の金融の実態と今回の新しい制度の整合性についてお尋ねがあったわけでありますが、一般に、金融機関が融資を実行するに当たっては、借り手企業の財務状況でありますとか、あるいは資金使途、そして返済財源等を的確に把握して、さらに、今委...全文を見る
04月21日第162回国会 参議院 財政金融委員会 第11号
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○国務大臣(伊藤達也君) 今委員が御指摘がありましたように、関係省庁との連携というのは極めて重要でありますし、そしてトラブルを未然に防止をしていくと、このこともとても大切なことだというふうに思っております。  今まで金融庁といたしましても、保険業法に抵触する疑いのある者につきま...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 今副大臣からセーフティーネットについてお話があったわけでありますが、危機対応といいますか、私どもにとってやはり重要なことは危機を未然に防ぐということだろうというふうに思います。  そうした観点からは、ソルベンシーマージン基準に基づく早期是正措置、これを...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 今委員から御指摘がございましたように、共済がやはり果たしてきた役割、そうしたものを私どもとしてもしっかり評価をしていかなければいけない、その前提で今回の制度設計をさせていただいたというところがございます。  いわゆる根拠法のない共済につきましては、これ...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) これは第一義的にはやはり契約者保護ということが非常に重要でありますので、そうした観点というものを十分に持ちながら、そして、先ほど委員からも御指摘がございましたが、共済がやはり今日まで果たしてきた役割、そうした役割というものにも十分留意をして、そしてその実...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) お答えをさせていただきます。  生命保険契約者保護機構は、保険契約者の保護を目的として、生命保険会社が破綻した際に責任準備金の一部について資金援助等による補償を行う枠組みであり、そして、この資金援助等に要する費用というのは原則として生命保険会社各社が負...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) もう一度お答えをさせていただきますけれども、保険契約は、その保険契約者とそれから保険会社との間の自己責任に基づく私的契約であり、また決済機能を有しているというわけではありません。  しかしながら、保険契約というものは、国民経済やあるいは国民生活の基礎と...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 委員からもう一問、その逆ざや解消のためにどのような対策を取っているのかと、こうした御質問がございました。  逆ざやは、今政務官からもお話がございましたが、既存契約者の予定利率と運用利回りとの関係で定まるものでございますけれども、保険会社自身の手で改善を...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 今の御質問というのはやはり生命保険会社の信頼にかかわる問題でありますので、そうした御指摘があるとするならば、そのことを、そうではないんだということを経営の中でしっかり示していくことが必要だというふうに思っております。  三利源の問題につきましては、先ほ...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 生命保険会社におきましては、その商品設計に当たりましては予定利率の設定を行っているわけでありますが、これについてはそれぞれの時点で運用利回りの状況等を踏まえた決定が行われているところであります。  保険商品につきましては、当局において、保険数理に基づい...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 委員からは詐欺じゃないかという厳しい御指摘があったわけでありますけれども、ディスクロージャーを充実をしていくということは極めて重要でありますし、契約者の方々が自ら掛けた保険というものがどういう形の運用がなされて、そしてその契約内容というものが達成されてい...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 根拠法のない共済につきましては、その規模やあるいは形態というものの多様化が進み、特定の者を相手方として保険の引受けを行う共済事業と、それから不特定の者を相手方とする保険業とを区別することが容易ではなくなりつつあるわけであります。また、近年、共済に関しまし...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 先ほど今回の制度設計をさせていただいた背景を説明をさせていただいたわけでありますけれども、今回の制度設計をさせていただきましたのは、根拠法のない共済というものが急増をしている、そしてその事業内容や規模というものも多様化して、また国民生活センターへの相談と...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 具体的な基準等、政省令を定めるに当たってはパブリックコメントに付していきたいというふうに思っておりますし、幅広い方々の意見を聞きながら、実態というものも十分踏まえて、そして制度設計というものをしっかりやっていきたいというふうに思っております。
○国務大臣(伊藤達也君) お答えをさせていただきます。  今回の事案につきましては、明治安田生命が保険金の支払において不適切な取扱いを行っていたものであり、法令等違反の問題及び内部管理体制上の問題が認められたところであります。保険金の支払というのは保険会社の基本的かつ最も重要な...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 本件の社内処分は、保険業法第百三十二条第一項に基づく業務改善命令に基づきまして、明治安田生命で責任を持って当事者及び管理者を認定した上でそれぞれの責任度合いに応じて社内処分を行ったものと承知をいたしているところです。
○国務大臣(伊藤達也君) 人事のことについて私からコメントは差し控えさしていただきたいというふうに思いますが、その協会においてこの会長人事を決めるに当たっては、定款に基づいて、その手続に沿って、今委員が御指摘をされたことも踏まえて検討をされ、そして協会の責任と最終的な判断において...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 制度共済を含めた共済制度全体の在り方につきましては、保険業法に基づく保険会社制度、そして今回の少額短期保険業者制度、そして現在広く行われております根拠法のある共済、こうした関係を含めて幅広い観点から検討をしていく必要があるというふうに考えております。 ...全文を見る
04月25日第162回国会 衆議院 決算行政監視委員会第一分科会 第1号
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○伊藤国務大臣 平成十五年度における金融庁歳出決算の概要を御説明申し上げます。  平成十五年度の当初予算額は、百五十五億九千九百四十三万円余でありましたが、これに予算補正修正減少額八億八千四百九十五万円余、前年度繰越額八億六千四百二十一万円余を増減いたしますと、平成十五年度歳出...全文を見る
○伊藤国務大臣 二つのケースについてお尋ねをいただいたわけでありますけれども、金融機関から融資を受けつつ金融商品等に投資をした結果、債務者の返済が困難となり訴訟に発展した事例があることは承知をいたしておりますが、個別金融機関と個別債務者との間で生じる紛争は私法上の契約に関する問題...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきます。  いわゆる提案型融資につきましては、顧客が必要としていると思われる情報が銀行から提供され、かつ銀行と顧客との間で十分な意思疎通が図られた上で行われているものでありましたら、それ自体に問題があるとは言えません。  なお、金融機関にお...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをいたします。  整理回収機構の回収の基本理念である契約の拘束性の追求と人間の尊厳の確保の両立とは、債務者の方に契約を守っていただくことを原則としながらも、人間の尊厳との調和を図るため、債務者の個別具体的な実態を正確に把握して、適切に回収業務を行っていくこ...全文を見る
○伊藤国務大臣 個人の尊厳とは、一般的に、個々の個人の人格に最高の価値というものを認めて、そして、それをひとしく尊重しなければいけないという考え方であると認識をいたしております。
○伊藤国務大臣 お答えをいたします。  いわゆる提案型融資では、後に問題となったケースにおいても債権者及び債務者の状況はそれぞれ異なっており、基本的には、司法の場を含め当事者間で問題解決を図られるべきと考えております。  その中で、債権者たる金融機関による破産申し立ては法令上...全文を見る
04月26日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第21号
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○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきます。  今、委員から御指摘がございましたように、ディスクロージャー制度の適正性というものを確保していくためには、違反行為に対する適切な抑止が必要でございます。また、海外の主要国におきましても、発行開示義務違反に対する課徴金が存在しているに...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきます。  私どもといたしましては、今回の証取法の改正案の御審議に当たりまして、今日まで、現行法では立ち会い外取引というものはTOBの規制の対象となっていない、これが原則でありました。しかし、その使われ方いかんによっては相対取引と類似した形態...全文を見る
○伊藤国務大臣 会社の支配権を確保するということでございますと、これは株を取得するということでございますので、そのTOBを行うということが一つであろうというふうに思います。
○伊藤国務大臣 持ち合いをするかどうかというのは経営の判断によるわけでありますけれども、今委員が御指摘をされたように、この持ち合いについてはさまざまな議論があることは承知をいたしております。  委員は、集団安全保障あるいは丸の内安全保障、ガバナンスのあり方そのものに対して問題提...全文を見る
○伊藤国務大臣 企業がどのような株を取得するかということについては経営の判断だというふうに思いますが、株式の持ち合いについては、今委員が御指摘をされたように、やはりガバナンス上の問題を惹起する、そういうこともあるわけでありまして、その点については十分留意をしていく必要があるだろう...全文を見る
○伊藤国務大臣 そもそもどのような企業に上場を認めるかということにつきましては、上場申請を受けた市場開設者である証券取引所が一義的に判断すべき問題であると考えておりますが、ある投資家にとって親会社の企業グループ全体としては投資魅力に乏しい場合であっても、グループの一部に投資魅力の...全文を見る
○伊藤国務大臣 外国において親子上場を取引所が禁止をしているというふうには承知いたしておりません。  したがって、例えば、米国で、NTT及びNTTドコモが上場しているというような例があることを承知いたしております。
○伊藤国務大臣 先ほども御答弁をさせていただいたように、やはり、どのような企業に上場を認めるかどうかということにつきましては、一義的には市場開設者である取引所において判断すべき問題だというふうに考えています。  恐らく委員が問題にされておられるのは、その親子間の利益相反の問題で...全文を見る
○伊藤国務大臣 メーンバンクでありました三井住友銀行によりますと、その時点において御指摘のようなことがあったとの情報は得ていないとのことであります。  なお、一般論として申し上げますと、金融機関が取引先の不適切な決算処理を承知した上で融資を行うようなことがありましたら、これはコ...全文を見る
○伊藤国務大臣 個別のことについてのコメントは差し控えさせていただきたいと思いますが、一般論として、過去の決算というものが正しいものでなかったとするならば、それは極めて遺憾なことだというふうに思っております。  企業再生につきましては、事業再生のプロセスの一環として過去の経営責...全文を見る
○伊藤国務大臣 カネボウの粉飾決算の問題についての監査法人の責任についてお尋ねがあったわけでありますけれども、これは個別事案にかかわることでございますので、コメントは差し控えさせていただきたいと思います。  一般論として、虚偽のある財務書類を作成した経営者については、刑事、民事...全文を見る
○伊藤国務大臣 大変恐縮でございますが、委員のお尋ねはまさに個別具体的なことでございますので、コメントについては差し控えさせていただきたいというふうに思いますが、いずれにいたしましても、私どもといたしましては、法令上問題があれば、これに対して適切に対応をしてまいります。
○伊藤国務大臣 大変恐縮でございますけれども、委員のお尋ねは、まさに個別の問題に対して具体的にどのように対応しているかということにかかわる部分のお尋ねでもございます。こうした点についてコメントは差し控えさせていただきたいというふうに思います。
○伊藤国務大臣 いわゆる証取法百九十七条に規定する虚偽記載罪に該当するかどうかについては、この点についてはコメントは差し控えさせていただきたいというふうに思います。先ほど機構から御説明がありましたけれども、カネボウが過去五期分の決算短信につき訂正を行ったということについては私ども...全文を見る
○伊藤国務大臣 重ねてで恐縮でございますけれども、個別案件につきましては、証券取引法上の虚偽記載罪に該当するか否かについて従来よりコメントを差し控えさせていただいてきたところでありますし、調査の有無も含めてコメントは差し控えさせていただいてきたところでございます。  一般論とし...全文を見る
○伊藤国務大臣 もう大変恐縮でございますけれども、個別の内容についてどのような形でそれに対応しているかということについては、監視委員会も今までコメントは差し控えさせていただいているところでございますし、私どもとしてもコメントは差し控えさせていただきたいというふうに思います。
○伊藤国務大臣 私どもといたしましては、さまざまな情報というものを活用して、そして、総合的に法令上に問題があれば適切に対応しているところでございます。  ただ、委員からのお尋ねにつきましては、具体的な内容にかかわる部分についてでございますので、コメントは差し控えさせていただきた...全文を見る
○伊藤国務大臣 私ども行政に課された使命というものは、しっかり果たしていかなければいけないわけであります。したがって、法令上に問題があれば、それに対して適切に対応をしてまいります。
○伊藤国務大臣 私どもがコメントを差し控えさせていただいておりますのは、証券取引等監視委員会の活動を円滑に進めるためにもこうした対応をとっておるということについて御理解をいただきたいというふうに思いますし、また、個別事案の対応のあり方について言及をすると、その監視委員会の取り組み...全文を見る
○伊藤国務大臣 重ねての答弁で恐縮でございますけれども、証券取引等監視委員会の活動を円滑に進めるためにもコメントは差し控えさせていただきたい、その点について御理解を賜りたいということでございます。
○伊藤国務大臣 個別の案件については、私ども、金融庁の対応についてもあるいは監視委員会の対応についてもコメントは差し控えさせていただいているわけでありますが、先ほどもお答えをさせていただいたように、証券取引等監視委員会の活動を円滑に進めるためにコメントは差し控えさせていただきたい...全文を見る
○伊藤国務大臣 これも今まで本委員会でも御答弁をさせていただいているように、監視委員会というのは独立をいたしておりまして、私の通常の指揮権の中には入っていない、独立した機関でございます。
○伊藤国務大臣 通告がございました場合には、これは委員会の中の御協議だというふうに思いますけれども、今までも事務局長が出席をさせていただいて答弁に立たせていただいているというふうに思います。ただ、個別の問題については、やはり言及は差し控えさせていただいているということだと思います...全文を見る
○伊藤国務大臣 先ほど来局長が答弁をさせていただいておりますように、政府の中での調整の項目につきましては、課徴金制度の導入の基礎となる、違反行為により得られる経済的利得の内容及びその算定方法、課徴金と刑罰規定との関係、こうしたことに対して慎重に検討すべき課題が少なくないことから、...全文を見る
○伊藤国務大臣 先ほど来答弁をさせていただいているように、私どもとして、継続開示義務違反に対する課徴金制度というものを行政上の新たな措置として導入していきたい、そうした点について法制面の詰めをさせていただいておりますし、また、その基本的な考え方についても政府の中で調整をさせていた...全文を見る
○伊藤国務大臣 今のお尋ねは、これは立法府の判断、議員立法の問題でございますので、私ども行政の立場としてのコメントは差し控えさせていただきたいというふうに思います。  しかし、私どもといたしましては、証券市場の信頼性を確保するためには、適切なディスクロージャーというのは極めて重...全文を見る
○伊藤国務大臣 将来の課徴金制度のあり方についてはさまざまな御議論があるものと考えております。現行の証券取引法について申し上げれば、違反行為の抑止のための必要最小限な水準として、経済的利得相当額を基準とした制度となっているところであります。  金融庁といたしましては、課徴金制度...全文を見る
○伊藤国務大臣 今局長が答弁をさせていただきましたように、有価証券市場の運営に関して、取引参加者としての証券会社だけでなく、市場利用者の意見も反映させることを目的として社外取締役の選任というものがなされているというふうに承知をいたしておりますので、各証券取引所における取締役等役員...全文を見る
○伊藤国務大臣 今御紹介がありました事案については、個別の事案でありますのでコメントは差し控えさせていただきたいと思いますが、証券取引所については、株式会社化することによって意思決定の迅速化が図られるとともに、市場間競争においてシステム投資が極めて重要になってきている状況の中で、...全文を見る
○伊藤国務大臣 今までの法改正におきましても、株式会社形態をとる証券取引所について、公共的機能を維持するために必要な措置というものを講じてきたところであります。具体的には、市場の開設を免許に係らしめ、金融庁による監督が行われる、あるいは証券取引所の業務範囲を市場の開設及びこれに附...全文を見る
○伊藤国務大臣 ただいまの証券取引委員会設置法案については、政府としては反対であります。     —————————————
05月12日第162回国会 参議院 財政金融委員会 第12号
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○国務大臣(伊藤達也君) 昨年十二月三日、金融機能の再生のための緊急措置に関する法律第五条に基づき、平成十六年四月一日以降九月三十日までを報告対象期間として、その間における破綻金融機関の処理のために講じた措置の内容等に関する報告書を国会に提出申し上げました。  本日、本報告に対...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 今、中島委員から二問御質問がございまして、後段の御質問についてお答えをさせていただきたいと思います。  預金保険機構の資金援助の効果についてお尋ねをいただいたわけでありますが、公的資金の投入を通じまして、預金者等を保護するとともに我が国金融システムの安...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) お答えをさせていただきたいと思います。  御承知のとおり、ペイオフ解禁は、その市場規律やあるいは預金者の選択の下で、金融機関が緊張感を持って経営基盤の強化に取り組むことにより金融システム全体としての安定性が持続的に確保される、こうした観点から本年四月一...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 先ほども中島委員の御質問にお答えをさせていただきましたように、我が国の金融システムのその安定性というものを向上さしていくために、今日まで金融再生プログラムあるいはリレーションシップバンキングの機能強化に関するアクションプログラムの諸施策というものを展開す...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 今委員からは、今までのやはり不良債権問題に対する対応というものをもう一度検証して、そして今後の金融行政に生かしていくと、そうした観点から御指摘をいただいたところでございます。  私どもとしても、今日までできる限りの情報開示をさせていただいたところでござ...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) この点の情報開示についても、今委員から御紹介がございましたように、委員長も含めて国会から要請をいただいたことは承知をいたしておりますし、私どももそれを受けてFAの当事者の方に情報開示について打診をさせていただいたところでございますが、関係者の方々、関係者...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 今、大塚委員から指摘がございましたように、現在、会員組織であるニューヨーク証券取引所、NYSEにおきましては、株式会社化し、上場する際に自主規制部門を独立性の高い非営利法人として切り離すと発表を行っていることに対しまして、東証では自主規制部門は取引所内に...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) それぞれのその所管においてはそれぞれの法律に基づいて、産業再生機構であればやはり事業再生という観点の中で様々な御判断があり、またそこで発言があろうかというふうに思いますし、また私どもとして、証券取引所が適切な業務運営がなされているのかどうか、健全な業務運...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 今委員からは二点の御指摘があったわけでありますけれども、今正に金融審議会においては、証券取引所の在り方、自主規制機関の在り方、国際的にも証券取引所の株式組織化でありますとかあるいは上場と、これは国際的な潮流になっておりますし、そうしたことも踏まえながら正...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) これも、先ほども答弁をさせていただいたように、やはり自主規制機関としての投資家やあるいは上場会社等のやはり信頼というものを確保していくためにどのようなガバナンスというものを確立をしていくのか、その充実を図っていくのか、これは極めて重要なことでありますし、...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 済みません。今、突然の御質問なものですからちょっと数字を持っておりませんので、後ほど数字をお届けさせていただきたいと思います。
○国務大臣(伊藤達也君) 今委員の質問に直接答えられるような調査を金融庁としてしているわけではございません。  ただ、私どもとしては、やはり金融機関が破綻した場合のその地域経済に対する影響というものを最小限に抑えていかなければなりません。そのことは極めて重要なことでありますので...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) お答えをさせていただきます。  近年、金融をめぐる環境というのは、製販の分離あるいは販売チャネルというものが多様化していく、こうしたことが進行していく中で、業態の枠を超えた組織形態やあるいは取引というものが急速に拡大をしております。我が国においても、業...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 銀行等の窓口における販売を可能とする証券・保険商品の範囲につきましては、これまでも段階的に拡大をさせていただいてきたところでありますが、いわゆる抱き合わせ販売につきましては、そもそも独占禁止法において禁止されているものでございますし、また証取法や保険業法...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 地域金融円滑化会議につきましては、今監督局長からも御説明をさせていただきましたし、また、その重要性、効果については委員にも御評価をいただけるものがあるんではないかというふうに思っております。  同会議におきましては、今までの集中調整期間二年間において四...全文を見る
05月17日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第23号
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○伊藤国務大臣 昨年十二月三日、金融機能の再生のための緊急措置に関する法律第五条に基づき、平成十六年四月一日以降九月三十日までを報告対象期間として、その間における破綻金融機関の処理のために講じた措置の内容等に関する報告書を国会に提出申し上げました。  本日、本報告に対する御審議...全文を見る
○伊藤国務大臣 永岡委員にお答えをさせていただきたいと思います。  金融コングロマリットについてのメリット、デメリットについて詳細に今御指摘があったわけであります。委員の御指摘について、多くの部分について私どもは問題意識を共有させていただいているところでございますが、委員から今...全文を見る
○伊藤国務大臣 今委員からは、金融コングロマリットを国の政策として推進していくべきか、あるいは抑制をしていくべきか、基本的な考え方についてのお尋ねがあったわけでありますが、私どもといたしましては、各金融機関がその業務を展開していく上でどのような経営形態をとるかは、これは各金融機関...全文を見る
○伊藤国務大臣 今委員からはマネーフローの構造改革の重要性についても御指摘があったわけでありますが、御紹介がございましたように、昨年の末、私どもといたしましては、将来の望ましい金融システムというものを官の主導ではなくて民の力によって実現していきたい、そうした認識から金融改革プログ...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきます。  足利銀行につきましては、地域において同行が果たしている金融機能の維持が必要不可欠であるということなどを総合的に勘案をいたしまして、預金保険法第百二条に基づく第三号措置を講ずることとし、これにより、地域への影響を最小限にとどめること...全文を見る
○伊藤国務大臣 金融システムを安定化していく、それを確保していくための金融行政の基本的な考え方について、委員からはお尋ねをいただいたというふうに思っております。  ペイオフ解禁拡大後の金融システムにおいては、金融機関及び預金者の自己責任と、そして市場による規律づけが中心となり、...全文を見る
○伊藤国務大臣 健全な競争環境をつくり上げていく、健全な金融機関による競争が行われていく、そのことが日本の金融システムの安定性というものを持続的にし、そして利用者の方々のさまざまなニーズにこたえていけるような金融機能というものを、選択と信頼というものを基盤とした中で十全に発揮でき...全文を見る
○伊藤国務大臣 足利銀行においては、経営に関する計画の着実な達成を実現していくためには、行員のモラールの維持が重要であるとの認識のもと、平成十七年度中をめどに、インセンティブスキームを含めた新たな人事制度を導入すべく検討を進めているところと承知をいたしているところでございます。 ...全文を見る
○伊藤国務大臣 一般論として申し上げますと、どの地域に店舗を設置するか、このことについては、自己責任に基づき判断されるものと認識をしておりますので、基本的にはおのおのの経営判断にゆだねられている問題でありますので、私どもとして全体の数を正確に把握していないということであります。 ...全文を見る
○伊藤国務大臣 今、津村委員からは大変重要な御指摘をいただきました。受け皿の選定に当たって、また出口戦略を考えるに当たって、金融庁としての基本的な考え方を示していく、そのことは極めて重要であろうかというふうに思いますし、企業再生の取り組みが今足利銀行において進められ、企業価値の向...全文を見る
○伊藤国務大臣 今、委員から御指摘がございましたように、五月十二日、東証は、監理ポストに割り当てていたカネボウ株式について上場廃止基準に該当すると判断をし、同社株式の整理ポストへの割り当てを決定したものと承知をいたしております。これにより、同社株式は、整理ポスト割り当て決定の翌日...全文を見る
○伊藤国務大臣 今お話をさせていただきましたように、上場の廃止基準、委員からも御指摘がございましたように、昭和四十年代半ばにこの基準というものが設定をされたわけであります。今日に至るまで市場をめぐる環境というものも変わってまいりましたし、また企業再生をめぐる状況というものも変わっ...全文を見る
○伊藤国務大臣 今、何点か重要な御指摘があったというふうに思っております。  まず、東証の社長の会見について今御指摘がございました。  会見においては、公認会計士がかなりの労力を割いて監査したものを我々がすべてチェックして虚偽の記載を見抜くということは能力的にも無理と発言をし...全文を見る
○伊藤国務大臣 期限を一カ月と定めさせていただいて、その間に報告をしていただきたいとお願いをさせていただいているところでございます。
○伊藤国務大臣 ちょっと、委員の御質問を正確に、私、十分受け取れているかどうかわかりませんけれども、個別の監査法人のあり方についてはコメントは差し控えさせていただきたいというふうに思います。  ただし、一般論として申し上げれば、法令上問題があれば、これは監視委員会として法令に基...全文を見る
○伊藤国務大臣 個別のことについての答弁は差し控えさせていただきたいと思いますが、一般論とすれば、監査法人が法令に違反した場合の責任の追及についての枠組みというものは法律において決定されているわけでありますので、そうした私どもに与えられている権限、あるいは監視委員会に与えられてい...全文を見る
○伊藤国務大臣 スキームについては、私どもとしてそれなりの体制というものができているというふうに思います。個別のことについては、先ほど来お話をさせていただいているように、言及は差し控えさせていただきたいというふうに思いますが、その法律の枠組みの中で、監視委員会においても金融庁にお...全文を見る
○伊藤国務大臣 問題があれば、それはその枠組みというものに対してどのように効果的な対応ができるかということは見直していかなければいけない、常にそうした心構えというものを行政が持っておかなければいけないというふうに思っております。  ただし、今まで、公認会計士法を改正して、そして...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきます。  金融庁といたしましては、二十一世紀の金融を支える新しい枠組みとしては、縦割り規制から機能別、横断的なルールに転換をしていく、こうした観点に立って金融サービスに関するルールの整備を進めていくことが重要である、これが基本的な認識であり...全文を見る
○伊藤国務大臣 資本増強行のうち、十六年三月期末の中小企業向け貸出残高が前年度末に比べて減少となった主要行は一先、そして地銀が三つに対して、銀行法二十四条に基づき、中小企業向け貸し出しが減少した理由及び今後の取り組みの状況について報告を求め、その内容についてヒアリングや精査を行っ...全文を見る
○伊藤国務大臣 過去の業務改善命令の発出については、今委員御指摘のとおりでございます。貸し出し増強への取り組み等から見て、みずから的確に履行しようとしていないと認められた場合には業務改善命令の発動を検討することとしている、これは平成十一年九月三十日、金融再生委員会が公表した基準で...全文を見る
○伊藤国務大臣 私どもとして、問題があれば報告を徴求し、ヒアリングをし、その中身を検証していくわけでありますけれども、その中で、計画をみずから的確に履行しようとしているかどうか、この点を検証していくわけであります。  そうした中で、今まで各行から聞いている中で、先ほど私も答弁を...全文を見る
○伊藤国務大臣 基本的には、中小企業向け貸し出しの増加計画が未達となって、中小企業向け貸し出しが減少している資本増強行に対しては、報告を徴求した上で必要に応じ業務改善命令を発出するなど、これまでも厳正に対処しているところであります。今後とも、中小企業向け貸し出し目標の未達について...全文を見る
○伊藤国務大臣 まず、今監督局長が業務改善命令についてお話をさせていただいたわけであります。この業務改善命令に基づいて業務が改善されているかどうか、そのことを私どもは適切にフォローアップをしているところでございます。  そして、委員からは新聞報道について御指摘があったわけであり...全文を見る
○伊藤国務大臣 今委員から御指摘がございましたが、私どもとすれば、法令上問題がある場合には、私どもに与えられている権限の中で適切に対応していくことが求められているわけでありますし、私どもとして、法律の枠組みの中でしっかりとした対応を行っているところでございます。  ただ、委員の...全文を見る
○伊藤国務大臣 政治資金の問題につきましては、政治資金規正法に基づいて適切に対応していくことが求められているわけでありますし、各政党において、政治とお金の関係を正し、国民の信頼というものを確保していくためにそれぞれの取り組みがなされているわけであります。したがって、個々の政治家が...全文を見る
○伊藤国務大臣 今お話をさせていただいたように、政治とお金の関係、この中で国民の疑念というものを生まないように政治資金規正法に基づき適切に対応していくことが必要でありますし、また、各政党においてそれぞれの取り組みというものがなされているわけでありますから、そうした趣旨というものを...全文を見る
○伊藤国務大臣 委員からの御指摘でございますけれども、個別の金融機関に対してどのような対応をしているのか、このことについてのコメントは差し控えさせていただきたいというふうに思います。これは、今委員が御質問された案件に限らず、今までも同じような対応をさせていただいてきているところで...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきます。  五月十二日、東証は、監理ポストに割り当てていたカネボウ株式について、上場廃止基準に該当すると判断をし、整理ポストへの割り当てを決定し、これにより一カ月後の六月十三日に上場廃止になると承知をいたしているところでございます。  個別...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきます。  委員からは一般株主への影響についてもお尋ねがあったわけでありますけれども、東証からは内外の投資者の信頼を維持、回復していくためにはやむを得ない今回の対応であったと聞いているところでございます。  私ども金融庁と証券取引所の関係か...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきたいと思います。  今委員からはさまざまな御指摘がございましたし、その中でやはり大変重要なことは、市場に対する信頼というものを確保しつつ、市場に対する魅力というものを向上させていくことが大変重要なことだというふうに考えております。  その...全文を見る
○伊藤国務大臣 一般的な見解としてお答えをさせていただきたいというふうに思いますが、産業再生機構は、事業再生、産業再生を行うことを目的といたしているところでございますので、法令に基づいて今回の意見表明がなされたものだというふうに思っております。  私どもは取引所に対する監督者と...全文を見る
05月18日第162回国会 参議院 本会議 第22号
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○国務大臣(伊藤達也君) 富岡議員にお答えをいたします。  個人の株式投資の拡大に向けた環境整備についてお尋ねがありました。  証券市場の公正性、透明性を確保し、国民が安心して投資できる環境を整備することは重要であると認識をしており、金融庁としてはこれまでも、平成十四年八月に...全文を見る
05月26日第162回国会 衆議院 本会議 第27号
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○国務大臣(伊藤達也君) 柳澤議員にお答えをさせていただきます。  郵便貯金銀行の貸付業務進出が金融市場の混乱要因とならないかとのお尋ねがございました。  民営化後の郵便貯金銀行の業務範囲の拡大につきましては、基本的には経営者の判断によることとなりますが、国の信用を背景に集め...全文を見る
05月27日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第3号
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○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきます。  今、委員からも御指摘がございましたように、やはり、三百四十兆にも上る郵貯、簡保の資金、これを民間に流していくことによって経済の活性化というものをさらに実現していく、これは非常に重要なことだというふうに思っております。  その際に...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきます。  利用者保護に重点を置きながら、活力ある日本の金融システムをつくり上げていく、その中でこの郵政の民営化という問題をどう考えるのか、極めて重要な御指摘をいただいたというふうに思っております。  郵政の民営化は、今まで政府がお示しをさ...全文を見る
05月30日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第4号
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○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきます。  委員の今までの議論の中でも、この郵政の民営化、郵政の改革というものを、日本経済の発展のために、そして、多くの国民にとっての利益になるように改革を進めていかなければいけない、金融面から見ますと、この改革が日本の金融システムの効率性あ...全文を見る
05月31日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第5号
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○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきます。  石井委員から二点御質問がございました。  まず、石井委員御指摘のとおり、四月下旬における政府・与党間の合意においては、「郵便貯金銀行に対してみなし銀行免許が付与される場合に必要とされる「安定的な代理店契約」について、その期間は、...全文を見る
○伊藤国務大臣 このみなし免許を付与するに当たって、やはり金融サービスというものが健全かつ適切に提供されることが重要であります。したがって、代理店契約というものがなされる、こうしたことを前提にしてこのみなし免許が付与されるわけでございますけれども、今委員が御指摘になられたように、...全文を見る
○伊藤国務大臣 これは、先ほども答弁をさせていただいたように、やはり経営者の判断ということになろうかというふうに思いますし、経営の健全性という観点から、全体のビジネスモデルに照らして検証をしていくということになろうかというふうに思いますし、また、ビジネスモデルに応じて健全な経営が...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをいたします。  先ほども答弁をさせていただいたように、免許条件として、安定的な代理店契約を締結することを今回の法案においては求めているわけでありまして、営業の基盤となる代理店網が安定的に維持されている必要があるとの考え方に基づいて制度設計をしたものと認識...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをいたします。  銀行代理店につきましては、現行の銀行法におきまして、銀行の届け出義務とともに、銀行が代理店の業務の健全かつ適切な運営を確保するための措置を講じる義務を規定いたしておりまして、具体的な措置の内容につきましては内閣府令に委任をされているところ...全文を見る
○伊藤国務大臣 これは、今も御答弁をさせていただきましたけれども、銀行が代理店の業務の健全かつ適切な運営を確保するための措置を講じる義務を銀行法において規定しているわけでありますが、具体的な措置の内容につきましては内閣府令に委任をされております。  この内閣府令におきましては、...全文を見る
○伊藤国務大臣 現行の内閣府令におきましては、代理店となるものの類型に応じて規制が定められており、代理店となる一般の法人については、銀行の一〇〇%子会社等であり、兼業を行えぬ旨が規定されているが、保険会社や証券会社については兼業が認められているということでございます。
○伊藤国務大臣 お答えいたします。  その理由は、先ほどお話をさせていただいたように、銀行が代理店の業務の健全かつ適切な運営を確保するために必要な措置を講じる義務づけというものをしている、そして、具体的な義務づけについて、その内容については内閣府令に委任をしているということでご...全文を見る
○伊藤国務大臣 現行の内閣府令におきましては、郵便局が代理店となることについては想定をいたしていないということでございます。
○伊藤国務大臣 お答えいたします。  内閣府令において、代理店業務の健全かつ適切な運営を確保するための措置といたしまして、その具体的内容につきましては、郵便局株式会社が承継する業務等を踏まえて検討する必要がございますが、郵政民営化関連法の趣旨に沿いまして、郵便貯金銀行の代理店業...全文を見る
○伊藤国務大臣 弊害防止措置の中で一番重要なことは、利益相反が起きないようにするということでございますので、そのための措置を講じるということを検討いたしているところでございます。
○伊藤国務大臣 具体的にはこれからの検討作業によりますけれども、趣旨としましては、委員が御指摘になられたそうした趣旨を踏まえて検討作業は進めていくということでございます。
○伊藤国務大臣 今お話をさせていただいたことにつきましては、これまで日本郵政公社の貯金、為替の窓口業務は郵便局で行われておりますので、少なくとも日本郵政公社の業務を承継する郵便局株式会社が郵便貯金銀行の代理店の業務を健全かつ適切に運営することについては支障のないものと考えておりま...全文を見る
○伊藤国務大臣 先ほどもお話をさせていただきましたように、銀行代理店の健全かつ適切な運営が行われるように、そのことが義務づけられておりまして、具体的な措置については内閣府令に委任をされているところでございます。今回の郵政の民営化に当たっては、現行の銀行法におきましては郵便貯金会社...全文を見る
○伊藤国務大臣 今の点でありますけれども、どうとるかということについては個別の判断になるということであります。  これはなぜかと申しますと、先ほど来申し上げているように、代理店というものが健全かつ適切に運営されているかどうか、そのことを確保していくことが極めて重要でありますので...全文を見る
○伊藤国務大臣 これも先ほど来答弁をさせていただいているところでございますけれども、民間金融機関の代理業務を含め、現に行っていない銀行代理店の業務については、その業務の種類、内容、態勢というものを踏まえて、十分検討の上、個別に適切に判断をしていくということになります。
○伊藤国務大臣 今委員から御指摘があったとおりでございます。  それで、私どもといたしましては、利用者利便の向上という観点から、実は今、金融サービスの提供チャンネルというものを拡大していくために、現行の代理店制度については、銀行法において、必要な参入規制、行為規制、そして監督体...全文を見る
○伊藤国務大臣 今の点につきましては、具体的には承継計画の中で検討されることになります。承継計画の認可に当たっては、総理大臣そして総務大臣がその中について検証させていただくわけでありますけれども、銀行法上の観点から検討させていただいて対応していくということになろうかというふうに思...全文を見る
○伊藤国務大臣 承継計画任せということではなくて、今御説明をさせていただいたのは、手順のことについてお話をさせていただいているわけであります。  日本郵政公社から民営化後の各社への業務等の承継に関する事項につきましては、先ほどもお話をさせていただいたように、内閣総理大臣及び総務...全文を見る
○伊藤国務大臣 これは、竹中大臣も一連御説明をされているように、制度上は委員のお尋ねについてはできるわけであります。しかし、手続としてはしっかりとした審査を行っていかなければいけないわけでありますから、その審査を経て、そして郵政の民営化が実現をしていくということでございます。
○伊藤国務大臣 私、丁寧に御答弁をさせていただいているつもりでありまして、この審査というのは、銀行法上の観点から健全かつ適切に運営されるかどうか、そのことを承継計画の中で審査するということをお話しさせていただいているところでございまして、委員が御懸念のことについてはこの制度の中で...全文を見る
○伊藤国務大臣 理由でございますけれども、復代理につきまして金融庁の告示で制限をさせていただいておりますが、これは、健全性を確保していく、そのコントロールがしっかりできる範囲内で対応できるようにしていく、そうした趣旨から、告示において復代理というものについて制限をいたしているとい...全文を見る
○伊藤国務大臣 健全性を確保していくためには、顧客情報というものが適切に管理されていく必要もございますし、また、財産の分別管理というものもしっかりやっていかなければなりません。そして、必要な弊害防止措置というものがとられていかなければいけないわけでありますけれども、そうしたことが...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えいたします。  現行の銀行法におきましては、銀行代理店に対して、銀行を通じて監督することとされており、郵政民営化後におきましても、郵便貯金銀行に対する監督を通じて、郵便貯金銀行が適切な措置を講じることにより、代理店となる郵便局株式会社の健全かつ適切な業務運...全文を見る
○伊藤国務大臣 郵便局株式会社は、日本郵政公社の人的・物的資産、そしてノウハウというものを承継して、そして国が間接的に出資する特殊会社であることを踏まえれば、郵便貯金銀行を通じて監督を行うことで、郵便貯金銀行が代理となる郵便局株式会社に適切な措置を講じさせ、その代理店業務を健全か...全文を見る
○伊藤国務大臣 窓口会社は特殊会社でございますし、先ほどもお話をさせていただいたように、日本郵政公社の人的・物的資産、そしてノウハウというものを郵便局会社というものは承継いたしているわけでありますから、こうした観点から代理店業務を健全かつ適切に行わせることができると考えております...全文を見る
○伊藤国務大臣 私たちは、代理店業務に対して、健全かつ適切な業務というものが行われるかどうか、そうした観点から考えているわけでありまして、郵便局株式会社は、先ほどもお話をさせていただいたように、日本郵政公社の人的・物的資産、ノウハウというものを承継している。そして、特殊会社であり...全文を見る
○伊藤国務大臣 先ほど答弁させていただいた点につきましては、これは規制改革三カ年計画の中で、利用者の利便性というものを向上させていくために金融サービスを提供できるチャンネルというものを拡大して、そうした規制緩和についての措置を講じること、これが閣議によって決定をされているわけであ...全文を見る
06月03日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第7号
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○伊藤国務大臣 私から御説明をさせていただきたいと思います。  今まで郵政の事業というのは三事業一体に行われていたわけであります。このたびの郵政の民営化によって、この三事業、そしてもう一つ窓口ネットワークというのがありますから、四つの機能というものを自立させて、分離をさせて、そ...全文を見る
06月07日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第9号
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○伊藤国務大臣 お答えをいたします。  敵対的買収に対する防衛策については、さまざまな議論があるところでございますが、今委員から御指摘がございましたように、四月の二十一日、東証から上場会社に対しまして、防衛策を導入する場合における投資者保護の観点から留意事項を通知したものと承知...全文を見る
06月08日第162回国会 参議院 本会議 第24号
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○国務大臣(伊藤達也君) ただいま議題となりました証券取引法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  本法律案は、最近の証券市場をめぐる状況等の変化に対応して、公開買い付け制度や企業情報開示制度の信頼性を確保すると同時に、我が国証券市場の国際競争力の...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 尾立議員にお答え申し上げます。  金融改革プログラムについてお尋ねがございました。  金融改革プログラムの策定過程では、経済財政諮問会議において、プログラムの目指す世界最高の金融システムのイメージを具体的に明確化すべきとの御指摘をいただいたところでご...全文を見る
06月09日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第11号
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○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきます。  今までも議論がございましたけれども、郵貯銀行が資金を運用しようとするマーケットの条件でありますとか環境というものは、その時々の経済情勢や、あるいは金融情勢に左右されるものでありますので、こうした変化にどう対応していくか、対応する中...全文を見る
○伊藤国務大臣 先ほど御答弁をさせていただきましたように、マーケットというものは変化をしていくわけであります。その変化にどう対応していくのか、その変化というものを踏まえた上でどうポートフォリオを組んでいくのか、これはまさに基本的には経営者の判断の問題であろうかというふうに思います...全文を見る
○伊藤国務大臣 最後となりましたけれども、私からも答弁をさせていただきたいというふうに思います。  まず、私自身、金融行政を担当しておりますので、国民の方々の関心というものは高いというふうに思いますし、また、日ごろの日常活動を通じても、お会いする方々が限られているかもしれません...全文を見る
○伊藤国務大臣 郵政の民営化という問題とは別に、中小企業金融の円滑化を図っていくということは極めて金融行政上重要な問題でありますので、この集中改善期間においても、リレーションシップバンキングの機能強化に関するアクションプログラムに基づいて、各地域金融機関は、地域に根差した、地域密...全文を見る
○伊藤国務大臣 今回の郵政の民営化に当たっては、経営の自由度とそして民業圧迫が起きないように、そのバランスというものをしっかりとっていくことが重要であります。  したがって、移行期間においては、新しい事業を拡大していくに当たって、まず移行期間当初は今の郵政公社と同じ業務からスタ...全文を見る
○伊藤国務大臣 先ほどもお話をさせていただいたように、民業圧迫が起きないようにしていくということは非常に重要であります。  したがって、こうした考え方に基づいて、民営化した移行時においては、郵政公社と同じ業務からスタートして、そして徐々に業務を拡大していくということになっている...全文を見る
○伊藤国務大臣 今まで竹中大臣が答弁をされたように、採算性に関する試算というものが公表されて、そして、今後、貸し出し市場というものがどうなっていくか。確たることを申し上げることは困難でありますけれども、今後の経済発展に伴う資金需要の増大でありますとか、あるいはシンジケートローン、...全文を見る
○伊藤国務大臣 先ほど竹中大臣が御答弁されたように、今般の法案においては、郵便貯金銀行に対してすべての郵便局を代理店とする旨の契約をみなし免許の条件とするものとなっておりませんが、今般の郵便貯金銀行に対するみなし免許につきましては、前日の十九年三月三十一日まで公社が基本的にすべて...全文を見る
○伊藤国務大臣 大切な答弁ですから正確に答弁をさせていただきますと、すべての郵便局を代理店とする旨の契約をみなし免許の条件とするものとはなっていないわけです。  しかしながら、みなし免許については、公社が基本的にすべての郵便局で金融業務を行っていくことを前提として、これを切れ目...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをいたします。  一般事業会社を子会社とする持ち株会社の場合には、議決権の五〇%を超えて銀行の株式を保有することはできないとされております。
06月09日第162回国会 参議院 財政金融委員会 第14号
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○国務大臣(伊藤達也君) ただいま議題となりました証券取引法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  政府は、最近の証券市場をめぐる状況等の変化に対応して、公開買い付け制度や企業情報開示制度の信頼性を確保すると同時に、我が国証券市場の国...全文を見る
06月09日第162回国会 参議院 法務委員会、財政金融委員会、経済産業委員会連合審査会 第1号
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○国務大臣(伊藤達也君) お答えをさせていただきたいと思います。  金融検査マニュアルとの関係でのお尋ねがございましたが、金融検査マニュアルの趣旨と、今回の会計制度が導入をされて、そのことによる企業金融の円滑化を図っていく、その有用性との関係というのは、私は方向性としては同一の...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 今、正に委員が御指摘をされましたように、私どもとすれば、金融機関が適切に信用リスクというものを管理をして、そして融資先の定量的なものだけではなくて定性的なものについても総合的に勘案をして、その上で適切な融資が行われるということが重要であるというふうに考え...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) この制度を導入するということは、財務諸表の正確性あるいは信頼性というものを向上させていくということでございますので、そうした形の中で、私どもとしては中小企業金融を始めとして企業金融というものの円滑化が図られていくということを期待をいたしているところでござ...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 会計参与の税理士を活用するかどうか、それのみによって融資の実行が決められるものではないというふうに認識をいたしております。
○国務大臣(伊藤達也君) これは中身の問題でありますから、重ねてになりますけれども、その会計参与の、税理士の方を活用している、あるいはいない、そのことのみをもって融資の実行が決められるものではないというふうに考えております。
○国務大臣(伊藤達也君) この制度が悪用されるということでありますと、この制度の本来の趣旨というものを逸脱することになるわけでありますので、そうしたことがないように金融行政上として適切に対応していきたいというふうに思います。
○国務大臣(伊藤達也君) 大変難しい御質問をいただいたというふうに思っております。  不良債権問題と今御指摘あった三法との関係で、構造的な問題がどこにあるかと。私からなかなか明確な答弁をすることができないところがあることはお許しをいただきたいというふうに思いますが、私どもとして...全文を見る
06月10日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第12号
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○伊藤国務大臣 委員の御指摘や、あるいは二人の大臣からも御答弁がございましたように、やはり一つ大きいのは、官に張りついているその資金というものが民間に流れる、そのことによって経済活性化の観点から非常に大きなやはり意義があるということは一つあろうかというふうに思います。  そして...全文を見る
06月13日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第13号
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○伊藤国務大臣 今まで御答弁があったとおりでございます。
○伊藤国務大臣 移行期間中をカバーする安定的な代理店契約を結ぶことを、みなし免許を付与するに当たっての条件といたしているところでありますし、また、移行期間を超えて代理店契約を結ぶことは妨げないといたしているところでございます。  五十年とか百年とか、ある意味では経営の条件という...全文を見る
○伊藤国務大臣 まず、後段の方になりますけれども、これは、みなし免許を付与する条件として安定的な代理店契約を結ぶことを求めているわけであります。そうしたことが実施計画、承継計画の中にしっかり記載されているかどうか、そのことを主務大臣が確認をする、そして銀行法上の観点からも問題がな...全文を見る
06月14日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第14号
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○伊藤国務大臣 現行の銀行法におきましては、銀行代理店については、銀行が代理店の健全かつ適切な運営を確保することを求めており、そうした前提が満たされれば、一般金融機関が郵便局株式会社を代理店とする、郵便局株式会社が一般金融機関の代理店となるということは、銀行法上は可能であると考え...全文を見る
○伊藤国務大臣 先ほどお話をさせていただいたように、現行の銀行法では、銀行が代理店の健全かつ適切な運営を確保できる者、こうしたことが求められているわけであります。この規定を受けて、内閣府令において、代理店の種類別に規制を設けて、そして社会的信用がある者、銀行による指導監督により健...全文を見る
○伊藤国務大臣 今までも竹中大臣から、郵便局株式会社は、民営化をいたしますけれども、政府が株を保有しているわけでありますので特殊会社でありますし、また、主務大臣が監督をするわけでありますので、その中で業務の適切性、健全性というものが確保されているわけであります。  私が郵便局株...全文を見る
○伊藤国務大臣 主語が入れ違っているという御指摘がございました。主語が入れ違っているということにつきましては、ぜひ訂正をさせていただきたいというふうに思います。  先ほどお話をさせていただきましたように、今回の法案において、郵貯銀行の代理店として郵便局株式会社が代理店業務ができ...全文を見る
○伊藤国務大臣 先ほどもお話をさせていただいたように、現在の銀行法は、銀行が代理店の健全、適切な運営を確保できるもの、明らかなものを規定いたしておりまして、この具体的な中身につきましては内閣府令において代理店の種類別に規制を設けているところでございます。この規制を設けるに当たって...全文を見る
○伊藤国務大臣 二点御質問があったと思います。ちょっと最後の点がよく理解できなかったところがありますので、答弁させていただいて、不十分であれば、もう一度お尋ねをいただきたいと思います。  まず、なぜ郵便局株式会社に銀行代理店を認めるかということでありますけれども、これは、先ほど...全文を見る
○伊藤国務大臣 健全性の観点の御質問がございましたので、私からもお答えをさせていただきたいと思います。  今、竹中大臣からも御説明がありましたように、郵便局ネットワークは、他に類を見ない巨大かつ稠密なネットワークであり、長年このネットワークを利用して業務展開をしてきた郵貯が、こ...全文を見る
○伊藤国務大臣 今のお尋ねは、銀行法の第十三条の二のことでございますけれども、十三条の二におきましては、特定の関係者との間で行う取引で、その条件が当該銀行の取引の通常の条件に照らして当該銀行に不利益を与えるものを禁じておるわけであります。  これに対しまして、郵便貯金銀行が郵便...全文を見る
06月15日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第15号
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○伊藤国務大臣 お答えをいたします。  検査マニュアルにおきましては、今委員が御紹介されたような規定になっているわけでありますけれども、このように規定をいたしておりますのは、金融機関の役割が、信用リスクを初めとした諸リスクについて適切な管理を行いながら必要なリスクテークを行って...全文を見る
06月16日第162回国会 参議院 財政金融委員会 第15号
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○国務大臣(伊藤達也君) お答えをいたします。  委員から証券市場の信頼性を確保していくために透明性そして公正性がとても重要であると御指摘をいただきました。私も全く同じ思いでございます。そのためにも、それを確保していくためのその実効性について十分留意をしていかなければいけないと...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 監査法人の交代制の導入について御指摘をいただいたところでございます。  監査に対する信頼性というものを向上させていくために改正公認会計士法を成立をさせていただいて、昨年の四月から施行がされているわけでありますけれども、監査法人の社員を含め監査業務を執行...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 連座制について、今その導入をすべきではないかと御質問いただいたわけでありますけれども、ディスクロージャーに対する信頼性は、開示企業に加えて監査人、そして証券取引所等、関係者の不断の取組によって確保されるものでありますので、これらの関係者において継続的に努...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) お答えをさせていただきます。  今回の改正案は、上場会社のガバナンスの状況等を把握するために、その親会社に当該親会社自身の情報開示を義務付けるものであり、開示を求める親会社は当該上場会社を支配している会社としているところであります。この制度は罰則を担保...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 一番重要なことはその親会社に当たるかどうかということでありますので、その親会社の範囲につきまして、その定義につきまして先ほど来答弁をさせていただいているところでございます。  その範囲の具体的な基準については今後政令の中で検討させていただくわけでありま...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 今委員から、日本の問題点として、持ち合いの問題でありますとか親子上場の問題があるという御指摘がございました。この二つの問題について様々な議論があることは承知をいたしております。  今企業の経営において、やはりガバナンスというものを向上させて企業価値とい...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) お答えをいたします。  まず冒頭に、私どもの取組について言及をしていただきまして、そのことは私ども励みとして受け止めて、今後も証券市場の信頼性の確保のために一生懸命取り組んでまいりたいというふうに思っております。  そして、今のお尋ねの点でありますけ...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) ピザ屋の話をするのがいいのかどうかという問題はあろうかと思いますけれども、やはり品質の管理ということはもうこれは大変重要なことでありますし、その品質の管理というものを怠ればこれはお客様からの支持を得ることができない、企業としての存続ということについて大変...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) その品質の問題についてのやっぱり中身が問題だろうというふうに思います。  恐らく委員は、私に御質問いただいて、そして東証の上場の問題について併せてこの後御質問があろうかというふうに推察するところもあるわけでありますけれども、この東証が上場するか否かとい...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 商品の管理ということでありますけれども、これは先ほども答弁をさせていただきましたが、まず第一義的にはやはり開示企業たる企業が正確な財務諸表を作成をし、そして公表していくことが重要でありますし、また監査人は厳正中立な立場から監査をしていくということが大切で...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 今のちょっと仮定のことに直接お答えするということは差し控えさせていただきたいというふうに思います。  東証のことについてのお尋ねでありましたら、これは東証自身が上場されるかどうかと、これをまず御判断されることでありますので、その中で申請がなされるという...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 釈明ということの御質問に対して適切にお答えになるかどうか分かりませんけれども、私どもとしては法令に従って適切な対応をしていくことが極めて重要だというふうに思っております。  一連、不適切な情報開示にかかわる事例が起きてしまったことについてはもう大変遺憾...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 御指摘の決算の適正性あるいは決算に係る内部統制の整備に関しましては、平成十六年度三月期決算から有価証券報告書の記載内容の適正性に関する会社代表者による確認が任意の制度として導入されております。その中で、財務報告に係る内部統制が有効に機能していたか否かの確...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 私どもといたしましては、今御指摘の点について、その法的リスクに関する懸念があるなどとして欧米より官民含めて強い関心が寄せられていること、このことは承知をいたしております。
○国務大臣(伊藤達也君) 書簡の有無につきましては、これは外交上の問題でありますので、私どもから書簡を受け取ったかどうかということについての言及は差し控えさせていただきたいと思いますが、欧米からこの問題について極めて強い関心があるということについては承知をいたしております。
○国務大臣(伊藤達也君) 金融改革プログラムで私どもが目指しておりますのは、金融立国というよりも、金融サービス立国、その利用者の方々が満足度が高くて、そして国際的にも高い評価が得られるような金融システムを民の力によって実現をしていきたいと、そのことを目指した改革プログラムを策定し...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) アセットバックコマーシャルペーパーのもう実務に精通されている委員の御指摘でございますし、私自身もこうしたものが中小企業を含めた国内企業の資金調達の際に極めて重要な役割を果たしているということは認識をいたしております。  そして、先ほど来、滝法務副大臣が...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 私も閣僚として、内閣の一員としてすべての法案を提出するに当たって責任を共有をしているわけでありますけれども、しかし、それぞれの所管の中でそれぞれの省がその使命に従って仕事をしているわけでありますし、この法案についても繰り返し繰り返し委員の御疑問も含めて法...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 繰り返しの答弁で恐縮でございますけれども、この問題について、一義的には法務省において対応されるべきものと考えております。行政が司法の解釈を拘束することは不可能であると解せられますが、御指摘の会社法案第八百二十一条の解釈の明確化を図るなど、できる限り法案の...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 理由は何かというお尋ねでございました。  ディスクロージャー制度の適正性を確保していくためには違法行為に対する適切な抑止が必要であり、海外の主要国におきましても、発行開示義務違反に対する課徴金が存在しているにもかかわらず、継続開示義務違反に対する課徴金...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 継続開示義務違反にかかわる課徴金制度を導入するに当たっての重要な論点について、委員から高い見識から御指摘があったというふうに思っております。  今回、衆議院において議院修正が行われ、そして政府としましてはおおむね二年を目途として課徴金に係る制度の在り方...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 大量保有報告制度、いわゆる五%ルールにおいては、証券会社、銀行、信託会社、保険会社、投資信託委託業者、投資顧問業者等が他の会社の株券等を保有する場合であって、それが当該他の会社の事業活動を支配することを目的とするものでない場合には報告の特例が適用され、報...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 今お話をさせていただきましたように、この問題につきましては金融審議会で御議論をいただいているところでございます。この議論に当たりましては、証券取引のやはり透明性、公正性というものを確保していく、その要請の問題と、それと開示に伴う過大な事務負担というものを...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 証券取引等監視委員会が発足した平成四年七月から今日まで証取法上の虚偽大量保有報告書の提出及び大量保有報告書の不提出にかかわる犯則事件はそれぞれ一件ずつ、計二件あり、いずれも平成十二年十二月に告発を行ったと承知をいたしております。  事案の内容は、株式会...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 今委員から御指摘がございましたように、証券取引等監視委員会につきましては七十二件の告発を行ってきており、そうした活動の中で、大量保有報告書の不提出等についても悪質な事案があれば厳正に対処しているものと承知をいたしております。  今後とも、監視委員会が市...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 御指摘のファンドは、ファンドであること自体をもって特例報告の対象となるものではありませんが、例えば、ファンドを運営する会社が投資顧問業者等に該当している場合には、事業活動の支配を目的としている場合を除いて特例報告制度の対象となります。特例報告制度は、日常...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 先ほど委員から御指摘がございますように、市場をめぐる環境の変化というものは大変激しいものがあります。そうした中で、市場に対する信頼性を確保していくためにも適切なディスクロージャー制度というものをしっかり確立をしていく、公正な取引が行われるような環境という...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 立法府の御判断で修正された規定の内容につきましては政府からコメントすることは差し控えさせていただきたいと思いますが、金融庁といたしましては、ディスクロージャー制度の信頼性を確保していくことは重要な課題であると認識をしており、継続開示義務違反に対する課徴金...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 差止め命令につきましては、今局長から答弁をさしていただいたように、過去においては発動例はございませんが、金融庁といたしましては、証券会社等に対する監督処分や刑事罰、課徴金等、証取法上認められている他の法的手段と併せて、差止め命令制度も投資家保護を達成する...全文を見る
06月21日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第17号
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○伊藤国務大臣 みなし免許を付与するに当たって、郵貯銀行が、業務が健全そして適切に運営されることが求められているわけでありまして、そうした観点から、今まで郵政公社というのは、窓口ネットワークというものを活用して、そして地域に密着した業務というものを行ってきた、それを引き続き、民営...全文を見る
○伊藤国務大臣 そのとおりでございます。  もう一度繰り返し答弁をさせていただきたいと思いますけれども、銀行免許を付与するに当たって、民営化されて、公社が行ってきた業務が民営化された後も円滑かつ適切に引き継がれることが重要でありますから、そうした観点から、みなし免許を付与するに...全文を見る
○伊藤国務大臣 円滑の意味というのは、先ほどもお話をさせていただいたように、今まで公社で業務を行ってきた、そして、民営化されても、その業務というものが引き続き、切れ間なく継承されていることが重要なことであります。私どもからすれば、そうした観点から、みなし免許を付与するに当たって、...全文を見る
○伊藤国務大臣 これは、百五十九条のところに基本計画のことについて規定をされているわけでありますが、「内閣総理大臣及び総務大臣は、公社の業務等の承継会社等への適正かつ円滑な承継を図るため、本部の決定を経て、公社の業務等の承継に関する基本計画を定めなければならない。」このように規定...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきます。  先ほどもお話をさせていただきましたように、今まで、公社というのは窓口ネットワークというものを活用して地域に密着した業務というものを展開してきたわけであります。この民営化に当たっては、今まで公社が行ってきた業務というものを引き継いで...全文を見る
○伊藤国務大臣 少なくとも、郵政公社は今まで三事業というものを行ってきて、その三事業を行うに当たって健全性に問題が生じていたわけではありません。そうした観点からも、基本的に、私どもとして、今委員が御指摘をいろいろございましたけれども、問題であるというふうに考えているわけではなくて...全文を見る
○伊藤国務大臣 この点も先ほど来お答えをさせていただいているように、みなし免許を付与するに当たって……(発言する者あり)ちょっと話を聞いていただけませんか。
○伊藤国務大臣 みなし免許を付与するに当たって、銀行の健全性あるいは適切な業務の運営の確保ということは極めて重要であります。今まで、公社は窓口ネットワークというものを活用して、そして地域に密着した業務を展開してきたわけであります。したがって、郵貯銀行に民営化される場合に当たっても...全文を見る
○伊藤国務大臣 今、委員長から御指名をいただきましたので。  預金、貯金の定義につきましては、法令における明文の規定はありませんが、法令における用法を見ますと、預金は、銀行、信用金庫、信用組合等、郵便貯金は日本郵政公社、貯金は、農業協同組合等がそれぞれ受け入れるものに用いられて...全文を見る
○伊藤国務大臣 先ほども答弁をさせていただいておりますように、貯金と預金について、その法的な性格は同じでありますので、そういう観点からすれば、どのような商品名をつけるかは、これは経営判断の問題であると考えております。  ただ、商標登録の問題がございますので、これは私の所管でござ...全文を見る
○伊藤国務大臣 預金、貯金というのは、先ほどもお話をさせていただいたように、法的性格は同じであるということ、それから銀行法上は、「銀行は、その商号中に銀行という文字を使用しなければならない。」とされているのみであります。  これを踏まえますと、民営化後に郵便貯金銀行という商号で...全文を見る
○伊藤国務大臣 先ほど来、貯金と預金ということは法的性格は同じでありますし、また、どのような商品名をつけるかということについては、これは経営判断の問題であると考えているところであります。そして、銀行法の規定も先ほど御説明をしたとおりでございますので、郵便貯金銀行という商号で銀行免...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきます。  民間の状況でございますけれども、昨年十月に実施した調査によりますと、都銀五行につきましては、ATMの台数が約二万三千二百台、そしてATMのみの設置箇所数は約四千四百六十カ所、そして、視覚障害者の方々に対する対応のATMの設置数は約...全文を見る
○伊藤国務大臣 進捗のおくれの理由についてお尋ねがあったわけでありますけれども、視覚障害者の方々に対する対応ATMの設置につきましては、先ほどお話をさせていただいたように、各行とも取り組みを進めており、台数について増加をしているところでありますが、コストの問題等の理由によりATM...全文を見る
06月28日第162回国会 参議院 財政金融委員会 第16号
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○国務大臣(伊藤達也君) 本年六月十七日、金融機能の再生のための緊急措置に関する法律第五条に基づき、平成十六年十月一日以降平成十七年三月三十一日までを報告対象期間として、その間における破綻金融機関の処理のために講じた措置の内容等に関する報告書を国会に提出申し上げました。  本日...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) お答えをさせていただきたいと思います。  平野委員から今御説明をいただいたところでございますけれども、金融庁といたしましては、従来より、金融行政上の支障、そしてゴールドマン・サックス社の反対の二つを開示できない理由として述べてきているところでございます...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 今の点についてお答えをさせていただきたいと思います。  GS社がFA契約の開示に反対している中で、当庁がその反対を押し切って一方的に開示をした場合には、先ほども少し申し上げさせていただいたように、私企業の競争上の利益その他正当な利益を害することにより経...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 今御指摘のありました柳澤大臣の答弁につきましては、そのような答弁があったということは事実でございますけれども、それと同時に、国としての守秘義務やGS社の了解が必要なことについても言及をされているというふうに理解をいたしております。  また、柳澤大臣の答...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 今、平野委員からも御指摘がございましたように、長銀の処理に際しましては、早期に特別公的管理を終了すること、長銀一体としての譲渡を目指すこと及び公的コストの極小化を図ること、こうしたことを目的に、長銀においてフィナンシャルアドバイザーとしてゴールドマン・サ...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 長銀の処理に当たっては、長銀一体としての譲渡という前提の下、GS社は長銀とともに短期間のうちに国内外の多数の譲渡候補先に接触するとともに、金融再生委員会における審議の過程で各譲渡候補先から提示されたビジネスプランの特徴等について意見を述べるなど、最も有利...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 瑕疵担保条項に基づき新生銀行から解除権が行使されてきた場合は、預金保険機構は、その要件該当性、瑕疵、二割以上の減価、こうしたことを精査をして、要件に該当しないと認められる場合には解除に同意しないこととされております。また、新生銀行の責めに帰すべき事由によ...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 今委員からも御紹介がございましたが、金融庁におきましては、昨年末に金融改革プログラムを策定、公表さしていただいたわけでありますけれども、その中で、貸出し債権の流動化、証券化を促進するためのインフラ整備等を打ち出さしていただいているところでございます。 ...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 今委員からも御指摘がございましたように、沖縄の金融特区におけるCLO発行構想のほかに、東京都の債券市場構想や中小企業金融公庫による広域CLOの発行等の取組が進められていることは私どもとしても承知をいたしておりますが、中小企業向け貸出し債権の証券化は金融機...全文を見る
06月29日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第20号
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○伊藤国務大臣 そういう認識は持っておりません。金融システムの安定性というものを確保していくということは金融行政にとって極めて重要でありますので、そういう意味からしますと、私どもは、検査、監督を通じて適切な金融行政を展開することによって金融システムの安定性というものを確保していか...全文を見る
○伊藤国務大臣 健全性を確保していくということは極めて重要であります。そのために、今まで健全性の問題については不良債権問題というものが金融システムの安定性という観点からしますと極めて大きな問題でございました。  したがって、この問題を解決していくために、金融再生プログラムに基づ...全文を見る
○伊藤国務大臣 重ねてのお答えで恐縮でございますけれども、私ども金融行政の目的というものは、預金者を保護し信用秩序というものを確保していく、このことが金融行政に与えられた使命でございますので、そういう観点からいたしますと、金融機関の健全性を確保していくために、検査あるいは監督とい...全文を見る
○伊藤国務大臣 まず、りそなのケースでありますけれども、これは破綻をしたわけではございません。資産超過となっている状況の中で、預金保険法百二条に基づいて、そして、金融システムを守るために、信用秩序というものを維持していくために、危機というものを回避していくために、法律に基づいた適...全文を見る
○伊藤国務大臣 今までは守られております。  ことしの四月一日から委員も御承知のとおりペイオフというものを全面解禁させていただきました。したがって、これからは金融機関にとりましても、やはり預金者の選択、そうした選択の上で緊張感を持って経営の健全性というものを確保していくというこ...全文を見る
○伊藤国務大臣 新銀行東京も、これは銀行法の適用を受けている銀行であります。新銀行東京は、東京都の政策判断として、中小企業金融への総合的な支援を図る目的で設立された、いわば実質的な政策金融機関という性格を有しているところであるというふうに考えております。
○伊藤国務大臣 先ほども答弁をさせていただいたように、銀行法の適用を受けている一般の銀行でございます。
○伊藤国務大臣 金融審議会の報告においても、そのリスク遮断に対する考え方を捨てているということではありません。  これは、異業種の方々が銀行業というものに参入をしていく、その垣根というものを低くしていく、その規制緩和の考え方というものをしっかり検討していく必要があるのではないか...全文を見る
○伊藤国務大臣 今のようなケースの場合にも、これは銀行法あるいは銀行持ち株会社に対する規制というものがございまして、その中で健全性でありますとかあるいは業務の適切性を確保していくための措置というものが講じられているわけであります。  ですので、そうした意味からいたしますと、委員...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをいたします。  保険業法上のお尋ねだと思いますが、保険持ち株会社となるためには内閣総理大臣の認可が必要となりますが、一般事業会社を子会社として保有する場合には、認可の前提として、一般事業会社を子会社保有するための承認要件を満たすことが必要となります。した...全文を見る
06月30日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第21号
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○伊藤国務大臣 委員が御指摘をされましたように、公正な競争環境の中で多様で良質な金融サービスというものが提供される、そのことが活力ある金融システムというものを構築していく、その中で郵貯銀行が期待される役割というものは非常に大きいものがあるのではないかというふうに思います。  民...全文を見る
07月01日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第22号
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○伊藤国務大臣 四点について御質問がございました。  簡潔にお答えさせていただきますと、まず、四メガバンクの外資の持ち株割合比率でございますが、平成十六年三月期の有価証券報告書によれば、普通株式による外国法人等の所有株式の割合は、みずほ、三菱東京、UFJ、三井住友各グループの平...全文を見る
○伊藤国務大臣 政府保証のちょっと意味が、よく御質問の趣旨がわからないんですが、今回の制度設計に当たっては、政府の関与というものを断ち切るために完全処分というものを実施するということになっております。  これはもう御承知のとおり、信用というものが銀行業あるいは金融分野にとっては...全文を見る
○伊藤国務大臣 これはもう竹中大臣からもお答えさせていただいておりますように、民営化をすることによって一般の商法会社にするということでございます。したがって、その新契約においては政府保証を廃止するということでございます。
○伊藤国務大臣 私も答弁させていただいたのは、竹中大臣と同趣旨であります。  それで、今回の法律においては、民営化、その趣旨を徹底していくために株式というものを完全に処分をする。そして、処分をした後は、これは民間のルールの適用を受けるわけでありますから、その中で経営判断の問題で...全文を見る
○伊藤国務大臣 同じ答弁になって恐縮でございますけれども、今回の法律というものは、民営化の趣旨というものを徹底させるために、そのために完全に処分をさせる、実施をするということであります。  処分を実施した後、その持ち株会社が郵便貯金銀行や郵便保険会社の株式を保有するか否かの問題...全文を見る
○伊藤国務大臣 完全に民営化された後は、これは一般法令の適用を受けるわけでありますから、その中で持ち株会社が郵貯銀行あるいは保険会社の株式を保有するのか、あるいはその他の民間金融機関の株式を保有するのか、これはもう経営判断の問題である。そのことは一般の法令の中でできるということで...全文を見る
○伊藤国務大臣 繰り返しの答弁になって恐縮でございますけれども、今回の場合には、その民営化の趣旨というものを徹底させるために、法律において完全処分をするわけです。なぜならば、国営化されてきた、その国営化されてきた郵貯銀行そして保険会社、この政府の関与というものを断ち切って、そして...全文を見る
07月04日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第23号
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○伊藤国務大臣 他業禁止を外して、なし崩し的にという御指摘がございましたけれども、今回の郵政民営化によって現行法令に反した取り扱いがなされるわけではございません。  今般の郵政民営化は機能ごとに四分社化するものでありまして、一般事業のリスクを金融部門から遮断し、そして、郵便貯金...全文を見る
○伊藤国務大臣 これはそれぞれの経営判断の問題でありますけれども、郵便局につきましては、長年、窓口ネットワークというものを活用して、そして地域に密着した業務というものを展開してきたわけであります。また、民間の金融機関におきましても、利用者のニーズに応じて、そして手数料の設定という...全文を見る
○伊藤国務大臣 支店の設置でありますとか廃止でありますとか、あるいは手数料の問題、これはやはり経営判断の問題であります。利用者のニーズというものを的確に判断して、その中で、今お話をさせていただいたような、店舗をどうしていくか、あるいは手数料というものをどのような形で設定していくか...全文を見る
07月15日第162回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第3号
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○国務大臣(伊藤達也君) お答えをいたします。  修正案によって銀行法等に問題が生じないかと、こうしたお尋ねをいただいたわけでありますけれども、修正案における株式の持ち合いにつきましては、現行の銀行法、保険業法等の枠組みの下で、他の民間金融機関の株式と同様に、郵便貯金銀行、郵便...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 恐らく、委員がコングロマリット化して弊害が生じるのではないかと心配されているのは、恐らく窓口会社の問題で御心配になられているのではないかというふうに思います。  確かに、今回、郵政民営化することによって郵便局株式会社は幅広い事業分野へ進出することが可能...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 私からお答えさせていただきたいと思います。  民間の金融機関の場合、合併等がございますから、そうした中で店舗を統廃合するというようなことがあったんではないかというふうに思っております。しかし、そうした場合におきましても、利用者の利便の向上が収益に、収益...全文を見る
07月19日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第24号
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○伊藤国務大臣 お答えをいたします。  状況を見守るというようなお話でございましたけれども、私どもとしても、この問題について、社会的に大きな問題でありますので、こうした問題に対して積極的な取り組みを行ってきたつもりでございます。  金融庁といたしましては、昨年の十二月に実態調...全文を見る
07月19日第162回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第4号
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○国務大臣(伊藤達也君) 委員からは金融コングロマリットについてお尋ねがあったわけであります。  近年の金融をめぐる環境を見てみますと、その製販の分離でありますとか、あるいは販売チャネルの多様化、こうしたことが進行することによって、業態の枠を超えた組織形態やあるいは取引が急速に...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) お答えをいたします。  現行の銀行法におきましては、銀行が代理店の健全かつ適切な運営の確保を求めております。この規定に基づきまして内閣府令におきましては代理店として認められる類型を規定しておりますが、簡易郵便局が銀行代理店になる場合について想定されてお...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) お答えをいたします。  現行の銀行法では、先ほどもお話をさせていただいたように、銀行代理店について、銀行が代理店の健全かつ適切な運営を確保することを求めており、この規定に基づきまして内閣府令において具体的な類型を定めているわけであります。  この内閣...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) お尋ねの点でありますけれども、簡易郵便局が郵便局株式会社の再委託を受けて郵便貯金銀行の代理店となる場合に必要な処置として、内閣府令で定める主な内容として現在検討しておりますのは、まず、郵便局株式会社に対しては、簡易郵便局に再委託を行う場合に限って復代理店...全文を見る
07月20日第162回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第5号
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○国務大臣(伊藤達也君) お答えをさせていただきます。  今委員から御指摘がございましたように、金融庁が口座維持手数料を徴収をすることを奨励をしたりあるいは指導するということはございません。口座維持手数料を徴取しない預金口座が我が国の場合、大多数を占めていると承知をいたしている...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 恐らく委員のお尋ねは、金融排除の問題についてお尋ねになられているのではないかというふうに思いますが、何をもって金融排除と見るかにつきましては、定義の仕方によりこれは区々でございますので、また国によって金融制度でありますとかあるいは歴史的背景、経緯というも...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 諸外国の例ですね。  諸外国の例でございますけれども、私どもが持っております資料を見ますと、例えば米国につきましては、二〇〇一年に公表された連邦準備制度理事会、FRBの報告書において、金融機関に口座を持っていない世帯の割合は一二・七%とされておりますが...全文を見る
07月21日第162回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第6号
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○国務大臣(伊藤達也君) お答えをさせていただきます。  委員からは、日本経済を再生していくために主に三つの点の大きな課題があるんだと、その中で金融の構造改革も極めて重要だと、こうした御指摘をいただいているわけでありますし、財金委員会でもそうした問題意識を基に議論もさせていただ...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) お答えをいたします。  現行の銀行法では、銀行代理店について、銀行が代理店の健全かつ適切な運営の確保を求めており、この規定に基づきまして内閣府令において具体的な類型を定めているところでございます。  現行の内閣府令におきましては、簡易郵便局が銀行代理...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) お答えをいたします。  郵政民営化関連法案におきましては、郵便局株式会社が銀行代理店となることが想定されており、郵便局株式会社は持ち株会社であり、特殊会社であり、失礼いたしました、特殊会社であり、主務大臣が監督していること、従来の公社の貯金・為替業務の...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 銀行の代理店制度全体の見直し、規制緩和につきましては、これは規制改革の一環として国会への法案の提出に向けた準備作業を進めており、与党の皆様方と御議論をさせていただいているところでございます。こうした御議論を踏まえながら、引き続き法案提出に向けた準備を進め...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) ちょっと委員、誤解があるんではないかと思うんですが、峰崎委員の御質問のときにもお答えをさせていただいたんですけれども、民営化後の郵便局株式会社につきましては、委託元が郵便貯金銀行である場合と、そして今お尋ねのありました一般の民間金融機関である場合、いずれ...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 今のお尋ねは一般事業会社の問題だと思うんですが、これは最初に答弁をさせていただきましたように、一般の事業法人が銀行代理店となることにつきましては、郵便局株式会社のように社会的信用やあるいは業務遂行能力があることが必ずしも明らかでございませんので、郵政民営...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) これも先ほど答弁をさせていただきましたけれども、今回の郵政民営化に関連をして、郵便局株式会社が銀行代理店になるということが想定されておりますので、先ほど申し上げた理由から、現行の銀行法の枠内でも銀行代理店になれることは可能であると考えております。したがっ...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) もう重ねての答弁で恐縮でございますけれども、この郵政民営化の議論は議論として、先ほど来答弁をさせていただいているように、郵便局株式会社が銀行代理店になるための内閣府令の改正の問題について御説明をさせていただいているところでございます。  これとは別に、...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) お答えをいたします。  基本的には、他の一般の民間金融機関と同様に銀行法の適用対象となります。したがって、移行期間中でありましても、他の一般の民間金融機関と同様の考え方に基づきまして、金融庁の検査監督の対象になります。
○国務大臣(伊藤達也君) お答えをさせていただきます。  委員の今のお話はいろんな仮定を置いた中で御議論もありましたし、また竹中大臣からもそのことについては御答弁があったわけでありますけれども、先ほどお話をさせていただいたように、民営化後の郵便貯金銀行は銀行法の適用を受けるわけ...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) これは、竹中大臣が今正にお答えになられました、もう適切な資産、負債の管理をしていくということでありますから、ALMの管理というものをしっかりやっていくということに尽きるというふうに思います。
○国務大臣(伊藤達也君) お答えをいたします。  巨大な規模を有する郵貯、簡保が国の信用を背景に集めた資金によって貸付け業務等に急激に参入していくことについては、民間金融機関との競争条件や金融資本市場への影響等が考えられることから、民業圧迫といった状況が起きないよう適切に対応し...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) お答えをいたします。  竹中大臣が今御説明をされました金融商品にかかわる近時の民間金融機関の取組、運用状況を見ますと、必ずしもすべての商品のデータが整備されているわけではございませんが、貸付けや株式での運用が低迷する一方、私募社債につきましては、十七年...全文を見る
07月22日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第25号
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○伊藤国務大臣 ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしましても、御趣旨を踏まえまして配意してまいりたいと存じます。     —————————————
07月25日第162回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第8号
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○国務大臣(伊藤達也君) お答えをいたします。  民営化当初の郵便貯金銀行につきましては、今委員からも御指摘がございましたが、国債など信用リスクウエートがゼロ%である資産の割合が現在の郵政公社と同様極めて大きくなると仮定しますと、現行の自己資本比率規制の下で最低限必要とされる自...全文を見る
08月02日第162回国会 参議院 財政金融委員会 第17号
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○国務大臣(伊藤達也君) 私どもといたしましては、この問題の重要性にかんがみまして、昨年の十二月に偽造キャッシュカード問題に対する実態調査を行って、そしてその結果に基づいて金融関係団体に対して更に要請をさせていただき、そしてこの問題に対する取組の実効性というものを確保していくため...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 先ほども答弁をさせていただきましたけど、やはり本問題に対してはその補償のルールの在り方、それがどういうものが望ましいのかと、そのことをしっかり議論をして、預金者保護の観点から対応していくということが重要だというふうに思っております。  預金者の皆様方の...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしましても御趣旨を踏まえまして配意してまいりたいと存じます。
08月02日第162回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第12号
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○国務大臣(伊藤達也君) 今、竹中大臣からもお話がございましたように、そのマクロ経済の方向性、それに併せて金融改革も進めてきているわけであります。  今、舛添委員からも御指摘がございましたように、日本経済をやはり本当にしっかり再生していくためには、中小企業に対する金融の円滑化と...全文を見る
08月03日第162回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第13号
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○国務大臣(伊藤達也君) まず、民間の金融機関、民間の銀行の場合について御説明をさせていただきたいと思いますが、民間の銀行につきましては、業務の健全かつ適切な運営を確保する等の観点から、銀行法第十条において業務範囲及びその資産の運用の範囲について定められているほか、様々な監督上の...全文を見る
08月04日第162回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第14号
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○国務大臣(伊藤達也君) お答えをいたします。  銀行や保険会社の代理店が顧客に対し預金契約や保険契約の締結の代理又は媒介を行う場合には、今先生から少し御紹介がございましたが、金融商品の販売等に関する法律により、その商品のリスク等に係る重要事項を顧客に説明する義務が課されている...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) お答えをいたします。  名寄せにつきましては、預金保険法において金融機関が名寄せに必要な預金者データを整備することが義務付けられているところでございますし、また本人確認対策については、いわゆる本人確認法において預貯金契約の締結時に際して本人確認を行うこ...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 今のは仮定のお話でございますので、そのことについて私からお答えすることは適切ではないというふうに思っております。  委員が御指摘のとおり、リスク管理体制というのは非常に重要でございますので、そのことも含めて、私どもとして一般の民間金融機関の場合には検査...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 今お尋ねありました銀行代理店制度につきましては、利用者利便の一層の向上のため、規制改革の一環として一般の事業者、事業会社を含む、より幅広い者を銀行代理店として認める方向で制度の見直しの検討を行っているところでございます。  このための法案につきましては...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 今お話をさせていただきました参入規制を導入する際に、簡易郵便局について対象とすることも検討しているところでございますが、簡易郵便局につきましては、現に日本郵政公社から委託を受けて預金、為替の窓口業務を行っていること、そして委託をされる際に十分な社会的信用...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) お答えいたします。  これは先ほど少し答弁をさせていただいた点とまあ重なるんではないかというふうに思いますけれども、簡易郵便局につきましては、現に日本郵政公社から委託を受けて預金、為替の窓口業務を行っております。また、郵便窓口業務を郵便局株式会社から委...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 先ほどもお話をさせていただきましたように、その銀行代理店というものはやはり健全かつ適切に運営をされなければいけないと、そのことが確保されなければいけないわけであります。そのためには、十分な業務遂行能力があること、そして社会的信用があることということが基本...全文を見る
10月06日第163回国会 衆議院 本会議 第5号
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○国務大臣(伊藤達也君) 石破議員にお答えをいたします。  私にも、民営化による民業圧迫の懸念についてお尋ねがございました。  今般の法律案におきましては、ただいま竹中大臣から御答弁がございましたように、郵貯、簡保の民営化が金融市場に与える影響等を勘案し、移行期間当初は公社と...全文を見る
10月07日第163回国会 衆議院 財務金融委員会 第1号
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○伊藤国務大臣 このたび金融担当大臣に再任をされました伊藤でございます。引き続きよろしくお願いを申し上げます。  本日は、現下の金融行政について一言申し述べさせていただきたいと思います。  最近の経済情勢を見ますと、景気は、企業部門と家計部門がともに改善をし、緩やかに回復して...全文を見る
10月07日第163回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第3号
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○伊藤国務大臣 ございます。
○伊藤国務大臣 外資系で、インターネットで保険を販売されているところがございます。チューリッヒ等がそうしたことに該当するのではないかと思いますが、事前に質問の御通告をいただければ正確にお答えをさせていただきたいと思います。後ほど資料をお届けさせていただきたいと思います。
10月11日第163回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第4号
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○伊藤国務大臣 二点御質問がございました。  まず最初の点でありますけれども、移行期間中におきまして持ち株会社が金融二社の株式を保有することが認められておりますのは、これは民有民営の実現に向けたプロセスにおける経過的な特例であると考えております。  そしてもう一点の、民営化す...全文を見る
○伊藤国務大臣 私にも御質問がございましたので、お答えをさせていただきたいと思います。  移行期間終了後におきましては、郵便貯金銀行そして保険会社は、通常の民間の金融機関となります。したがいまして、持ち株会社が金融二社の株式を保有するか否かの問題につきましては、持ち株会社の会社...全文を見る
○伊藤国務大臣 私から、まず民間の銀行の全国店舗の合計についてお答えをさせていただきたいと思います。  平成九年度末につきましては一万六千五百二十一店舗、そして、平成十五年度末につきましては一万四千六十店舗になっております。
10月12日第163回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号
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○伊藤国務大臣 松本委員の最初の御質問に答弁をさせていただくということは、私にとりましても非常に光栄なことでありますし、また、構造改革を進めていくに当たっては、やはり金融改革も非常に重要な改革でありますので、委員の今までの御経験から、いろいろな御議論をいただきますことを心から期待...全文を見る
○伊藤国務大臣 大変大きな御質問をいただきましたので、限られた時間の中で私の思いをすべてお話しすることは大変難しい点があろうかと思いますが、ポイントだけお話を何点かさせていただきたいというふうに思います。  まず、現状認識でありますけれども、これは、先ほど松本委員にもお答えをさ...全文を見る
○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきます。  適切な保険金等を支払っていくということは、保険会社の保険事業の運営にとっては必要不可欠なことでございます。こうした中で、今般、保険事業の信頼を損なうような事象が発生をしたということは、極めて遺憾なことだというふうに考えております。...全文を見る
○伊藤国務大臣 二つの観点から御質問がございましたが、ちょっと質問をひっくり返しまして、まず国債や地方債の方からお答えをさせていただきたいと思いますが、国内銀行の過去十年間における国債及び地方債の保有残高の推移を見ますと、日本銀行の統計によりますれば、主要行におきましては、平成七...全文を見る
○伊藤国務大臣 ただいま議題となりました銀行法等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  政府は、内外の金融情勢の変化に対応し、金融資本市場の構造改革を促進する必要性を踏まえ、預金者等の利便性の向上等を図るため、本法案を提出した次第であ...全文を見る
10月13日第163回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第3号
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○国務大臣(伊藤達也君) お答えをいたします。  金融を取り巻く環境は近年急速に変化をしつつあり、郵政民営化後の金融市場の姿を正確に予測していくことは困難でありますが、準備室の見通しの中で示されておりますように、今後、経済成長による資金需要の増加、そしてシンジケートローンの増加...全文を見る
10月14日第163回国会 衆議院 財務金融委員会 第3号
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○伊藤国務大臣 お答えをさせていただきたいと思います。  初めての御質問だということでございますけれども、委員は公認会計士としても活躍されてこられたというふうにお伺いをしておりますので、そうした専門的な見地から御議論いただけることを私としても大変期待をいたしているところでござい...全文を見る
○伊藤国務大臣 まず、過疎地等々で利用者の立場からするとイメージがわかないというお話でございましたが、先ほど御答弁をさせていただきましたように、今回は信用金庫についても規制緩和が行われて、この代理店というものを活用することができるわけであります。そのことによって、より地域に密着を...全文を見る
○伊藤国務大臣 具体的にどういう企業が参入をしていくのか、現段階でその企業名をお話しさせていただくことは困難でございますが、例えば可能性として、地元の百貨店やホテルを代理店として、店内にカウンターを設け銀行口座の開設等を行う、あるいは、宅建業者や不動産業者を代理店として住宅ローン...全文を見る
○伊藤国務大臣 許可に当たっての具体的な基準の内容についてお尋ねをいただいたわけでありますけれども、今回の改正によりまして、私どもといたしましては、銀行の健全性の確保、あるいは顧客保護の観点から、代理業への参入時の許可制を導入したところであります。  許可に当たりましては、まず...全文を見る
○伊藤国務大臣 こうした具体的な内容につきましては、国会の審議でもさまざまな御議論がなされてくると思います。そうした審議を踏まえまして、府省令あるいはガイドラインの中で具体的に明らかにしていきたい。また、この策定に当たりましてはパブリックコメントに付しまして、一般の皆様方の意見も...全文を見る
○伊藤国務大臣 今回の法案におきましては、参入の許可に当たり、その代理業を的確、公正かつ効率的に遂行するために必要な能力を有する人材を確保しているか等について審査することになっているわけでありますが、これは、より幅広い形態で銀行代理業への参入を認めつつも、利用者保護や銀行の健全性...全文を見る
○伊藤国務大臣 書類でというようなお話でございましたが、求められる能力のレベルというのは、その許可の対象となる銀行代理業の内容によって異なってくるのではないかというふうに思います。  例えば、預金、為替であれば、これは委託元の銀行によりまして各種研修等で足りることが多いというふ...全文を見る
○伊藤国務大臣 これは、今全銀協さんの例を引きながらお話がございましたが、特にそうした規制を課しているわけではございません。  ただ、先ほどお話をさせていただきましたように、その代理業の内容によって求められる能力のレベルというものが違ってまいりますから、許可に当たっては、その代...全文を見る
○伊藤国務大臣 銀行代理店は、預金、貸し付けなど銀行代理業で得た情報については、銀行法そして個人情報保護法上、適正に取り扱う義務があります。顧客の同意なく他業に流用することは禁止をされているわけであります。  こうした規則につきましては、銀行代理店や委託元銀行に対する指導監督、...全文を見る
○伊藤国務大臣 なすという、ちょっと意味がわからないんですが、今の銀行代理店制度におきましても、これは当然、個人情報保護法の対象になっておりますし、また、銀行法上も適切な情報管理というものが必要になってまいりますので、顧客の同意なく他業に流用することは禁止をされているということで...全文を見る
○伊藤国務大臣 これも重ねてになりますけれども、規制緩和をしてきたからこそ、またこれからしてくるからこそ、今委員が御指摘になられた情報の管理というのは極めて重要なことであると考えているわけであります。  したがって、今回の改正におきましても、顧客の同意なく顧客に関する情報を他の...全文を見る
○伊藤国務大臣 御質問の趣旨は、複数の代理店になる可能性があるかということですね。その可能性はございます。
○伊藤国務大臣 今言われたような弊害というものが生じれば、これは私どもとして適切に監督をしていかなければなりませんし、また、そうした状況があるかどうか検査で検証して、しっかり実効性というものを担保していかなければいけないというふうに思っております。  今回このような規制緩和をし...全文を見る
○伊藤国務大臣 先ほど副大臣からも御答弁をさせていただきましたように、必要に応じて立入検査を行っていく、あるいは報告徴求を行うということは、これは十分私どもとして想定をしているわけでありますし、今回規制緩和をして銀行代理店業の担い手を拡大していくに当たって、その実効性を担保するた...全文を見る
○伊藤国務大臣 これは日ごろから訓練をいたしておりますので、そうした訓練の一環でございます。何か前提があってそうした訓練をしているということではございません。
○伊藤国務大臣 一連の質問、申しわけございません、通告をいただいていないものですから、日にちが正確かどうかというのは、ちょっと私、今資料を持ち合わせておりませんけれども、九月にそうした訓練を行わせていただいたということでございます。
○伊藤国務大臣 これはケースによって違うのではないかというふうに思っております。どういうビジネスモデルで銀行業に参入をしていくのか、今までと同じようなビジネスモデルで銀行業に参入するのか、それとも新しいビジネスモデルで参入をしていくのか、そうした申請の中身によって審査する時間とい...全文を見る
○伊藤国務大臣 今委員が御指摘をされたように、地域経済が大変厳しい状況が続いている中で、地域の金融機関の方々も非常にさまざまな努力をされているわけであります。この委員会も含めて、やはり地域密着の金融機能を強化していく、リレーションシップバンキングの機能というものを強化していくこと...全文を見る
○伊藤国務大臣 今委員は非常に重要な御指摘をされたと思いますし、そのことについて私は全く問題意識を同じくするものであります。  規制緩和を進めることによって金融機能やあるいは市場のさまざまな可能性というものを利用者が遺憾なく選択するあるいは活用できるような、そういう環境を整備し...全文を見る
○伊藤国務大臣 委員の今の御指摘、今回の銀行代理店制度の見直し、規制緩和は銀証分離のあり方というものを見直していくんだと、そういうことで考えていると、そういうことではありません。今回の銀行法の改正というのは、これは銀行代理店業の担い手というものを拡大していく、そのことによって利用...全文を見る
○伊藤国務大臣 御指摘の投資サービス法につきましては、今金融審議会の第一部会で活発な議論が行われておりまして、委員からも御紹介がございましたように、七月七日の日に中間整理の取りまとめがなされたところでございます。この中で、預金、保険等の取り扱いにつきましては、投資性を有する保険、...全文を見る
○伊藤国務大臣 規制緩和をしてこなかった理由についてお尋ねがあったわけでありますが、私どもとしては、そうした規制緩和の要望を踏まえて、まず平成十四年に銀行や長期信用銀行について金融機関代理店や代理店の支店設置を解禁いたしました。そして、平成十六年には証券会社や保険会社を金融機関代...全文を見る
○伊藤国務大臣 なぜ今のタイミングになったのかと。恐らく委員は、行政の中でも活躍をされてこられましたから、そうした観点からも御質問があったのではないかというふうに思いますが。  銀行の代理店は、適切な業務運営がなされない場合には決済システムに問題が生じたり、あるいは、先ほども御...全文を見る
○伊藤国務大臣 今、規制緩和の重要性を指摘しながら、私ども金融庁としての取り組みのスピードが遅いと、大変厳しい御指摘をいただいたところでございます。  ただ、きょうの委員会を見ていただいてもわかるように、委員の御質問の前の二人の委員からも、今回の銀行代理店制度の見直しによって本...全文を見る
○伊藤国務大臣 利用者利便の向上やあるいは規制改革にしっかり取り組んでいけ、前向きな仕事をしっかりやっていけ、その委員のお言葉は私自身しっかり受けとめていきたい、そうした問題意識の中で行政に取り組んで、活力ある金融システムというものを、利用者の満足度の高い金融システムというものを...全文を見る
○伊藤国務大臣 先ほど局長から他の諸外国の例について御答弁をさせていただいたところでございますけれども、他の国が日本と全く同じ制度ではございませんが、これも鈴木委員の言葉を引用して大変恐縮でございますけれども、規制緩和をしていくに当たっては一方で利用者の方々の保護のためのセーフテ...全文を見る
○伊藤国務大臣 委員からは、行き過ぎた規制を行ってはいけない、そうした観点から御質問をいただいているというふうに思いますが、今回、銀行が銀行代理店を選定する際には、代理行為の効果は銀行本体に帰属をすること、そして、銀行本体は代理業務により顧客に生じた損害について直接賠償する責務を...全文を見る
○伊藤国務大臣 非常に重要な御指摘をいただいたというふうに思いますし、やはり行き過ぎた規制を課してはいけない。そのことは、委員が少し触れられたように、金融行政がまた裁量を持ちたいがためにやっているんだ、そう思われたら、私どもがなぜこの代理店制度の見直しをやっていくかという思いとは...全文を見る
○伊藤国務大臣 ここも両面議論があるところでありまして、前のお二人の議論を持ち出すまでもありませんけれども、やはり一方でそこをしっかり見なきゃいけないという御指摘もあるわけであります。  私どもといたしましては、銀行代理の内容がどういうものか、そのことによって問われる遂行能力の...全文を見る
○伊藤国務大臣 今の御議論は、やはりバランスをしっかりとるということだと思います。この議論はやはり両面がございますし、行政が行き過ぎた規制をかけてはいけない、そうした中で銀行の自己責任というものをやはり尊重していかなければ銀行の健全な発展もない、そのことは十分認識をしながら今回の...全文を見る
10月14日第163回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第4号
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○国務大臣(伊藤達也君) この点については、前回の委員会でも御指摘があって、ある種の今の委員の御指摘は仮定に基づいた御質問でございますから、重ねて恐縮でございますけれども、そのことに対してのコメントは差し控えさせていただきたいと思いますが、竹中大臣が繰り返し御説明をされているよう...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) これは今、竹中大臣が御説明をされておりますように、その法案に示された枠組みの中で郵便貯金銀行の財務の健全性が確保されていることになっているというふうに思います。  これはもう重ねての答弁になりますが、満期保有債券の問題につきましても、これも竹中大臣がお...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) ごまかしているわけではございませんで、会社分割時の承継財産の評価については、当該子会社が分割された会社の帳簿価格を引き継ぐことが一般的な会計慣行になっており、平成十八年四月一日以降に開始される事業年度から適用される企業結合会計基準においてもこの取扱いは変...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) これは個別金融機関のことに当たりますので、そのことについて私どもとして具体的なコメントをすることについて差し控えさしていただきたいと。そうした今までの考え方に基づいて今のお話をさせていただいたということでございます、先ほどの大久保委員のお話につきましては...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) これは、満期保有債券を時価評価をして債務超過になった場合と、そうした仮定でありますので、私どもは、先ほどからお話をさせていただいておりますように、この満期保有債券につきましては、一般に公正妥当な会計慣行に基づけばこれは帳簿価格ということでありますので、償...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 先ほどの答弁の繰り返しになって大変恐縮でございますけれども、先ほどの大久保委員の御質問は、満期保有債券が時価評価をした場合に債務超過になると、そうした場合にみなし免許というものが付与できるのかどうかと、こうした御質問でありましたから、これは一般に公正妥当...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 金融排除についてお尋ねがございましたが、この金融排除について明確な定義があるわけではありませんが、何らかの理由により口座を持つことができない者が存在することをとらえるならば、アメリカやイギリスにおいてそのような状況が存在することは承知をいたしております。...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 私どもとして、必ずしもその諸外国の実態を正確に把握しているわけではございませんが、例えば今御指摘がございましたイギリスの場合には、ブレア政権が発足をされた後に、二〇〇一年五月に国民の基礎的な銀行サービスへのアクセス改善のために、郵便局ネットワークの活用に...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) お答えをさせていただきます。  各銀行におきましては、その顧客のニーズというものを踏まえて、それぞれの経営判断に基づいて多様な金融サービスというものを提供していると承知をいたしているところでございます。  この中で、預金商品につきましてそれぞれの状況...全文を見る
10月18日第163回国会 衆議院 財務金融委員会 第4号
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○伊藤国務大臣 委員は、今お話がございましたように、金融マンとして第一線で活躍をされて、今回の規制緩和にかかわる仕事もされてきたということでございますので、そうした視点から今回の法律案の意義について御指摘をいただいて、私どもも、そうした御指摘をしっかり受けとめながら、今回の法案が...全文を見る
○伊藤国務大臣 今回の銀行法の改正につきましては、これは銀行代理店業の担い手を拡大していく、そして幅広い形態で参入を認めるものでございますので、融資等の銀行業と証券業との間における利益相反防止の観点からの証取法第六十五条に関する議論とは切り離して考えるべき問題であると思っておりま...全文を見る
○伊藤国務大臣 今委員が御指摘をされましたように、これからの日本の金融システムのあり方を考える場合にも、やはり利用者の満足度が高くて活力ある金融システムというものをつくり上げていかなければならない。その場合に、利用者利便の向上とあわせて、経営の効率化が図られるような、そういう環境...全文を見る
○伊藤国務大臣 健全な競争によってサービスの質が向上していくということは、これは消費者にとってプラスのことだというふうに考えております。  今回の改正によりまして、外国銀行も含めてすべての預金取扱金融機関にとって、地元の百貨店やホテルを代理店として店内にカウンターを設けて銀行口...全文を見る
○伊藤国務大臣 参入規模についてのお尋ねでありますけれども、現在銀行代理店については大体二百弱存在いたしますが、ここに一般事業者の参入を認めることになりますので、そのことによって増加する、こうしたことを考えますと、参入業者数として五百程度を想定して銀行代理店に対する初年度の検査監...全文を見る
○伊藤国務大臣 今の委員の御質問を必ずしも正確に私はとらえられていないかもしれませんが、今回の改正は、今委員からも指摘がございましたように、幅広い事業者に銀行代理業へ参入することを認めるわけでございまして、このことによりまして代理店が有する顧客ネットワークを活用して、販売チャネル...全文を見る
○伊藤国務大臣 今委員が御指摘をされましたように、銀行、証券、そして保険の各業態につきましては、既にお互いに代理仲介業を兼ねることが認められております。また、一般事業会社による代理仲介業につきましても、従来から認められてきた保険募集に加えて、平成十六年四月からは証券仲介業が認めら...全文を見る
○伊藤国務大臣 今答弁をさせていただきましたように、金融技術が発達していく中で、金融の商品の開発、製造の部分と販売の部分が分離をしていく、そうした流れがあるのだろうというふうに思います。  その中で、販売の部分については、これはワンストップショッピングの環境というものを整備して...全文を見る
○伊藤国務大臣 銀行の本店、支店、そして銀行代理店舗、恐らく顧客の目から見てどのような業務の内容に違いがあるのか、そういう問題意識の中での御質問であろうというふうに思います。  まず、銀行の本店、支店は銀行として同一法人であるため、銀行の経営判断により支店ごとに業務内容等は異な...全文を見る
○伊藤国務大臣 今までも銀行はほかの銀行の銀行代理業務は認められておりますので、今回の問題で特に何か問題が生じるということではないというふうに考えております。
○伊藤国務大臣 考え方は整理をして、より明確化していきたいというふうに思っております。
○伊藤国務大臣 今御指摘がございましたように、今般の法律案におきまして、銀行代理業者による事故発生に伴う損失は、顧客との関係で原則として銀行自身に帰属することになるわけであります。  現行の自己資本比率におきましては、リスクアセットの計算に際してオペレーショナルリスクが考慮され...全文を見る
○伊藤国務大臣 この点につきましては、信用金庫というものは、地区に限定された会員の相互扶助のために設立をされた協同組織金融機関であるという趣旨から、信用金庫本体の事務所と同様に、代理業者につきましても地区外に設置されないものと考えております。これは信用金庫制度の趣旨を踏まえた指導...全文を見る
○伊藤国務大臣 先ほど例にありましたような形はいわゆる飛び地ということになってしまいますので、そうしたものは地区に限定された会員の相互扶助である協同組織金融の趣旨にかんがみますと適切ではない、指導監督上から地区外に設置できないというふうに私どもとして考えております。
○伊藤国務大臣 その点につきましては、同じ概念でございます。
○伊藤国務大臣 今回の改正の意義につきましては、もう何度も御説明をさせていただいておりますように、銀行代理店の担い手というものを拡大する、そして販売チャネルというものを多様化することによって利用者利便の向上、そして同時に、銀行の柔軟かつ効率的な店舗展開を可能にすることによって効率...全文を見る
○伊藤国務大臣 今回の制度改正において、代理店と利用者のトラブルの発生というものを防止していく、あるいは契約者保護上の必要な手当てをさせていただいて制度設計をさせていただいているところでございます。  代理店におきましても、やはり、今委員が御指摘をされました一番重要なポイントと...全文を見る
○伊藤国務大臣 ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしましても御趣旨を踏まえまして配意してまいりたいと存じます。     —————————————
10月18日第163回国会 参議院 財政金融委員会 第1号
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○国務大臣(伊藤達也君) このたび、金融担当大臣に再任されました伊藤でございます。引き続きよろしくお願いを申し上げます。  我が国の金融システムをめぐる局面は、平成十四年十月に策定された金融再生プログラムの諸施策等を強力に推進した結果、主要行の不良債権問題が正常化されたほか、中...全文を見る
10月20日第163回国会 参議院 財政金融委員会 第2号
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○国務大臣(伊藤達也君) 今委員が御指摘をされましたように、日本の市場の活性化と、国際的に見ても魅力ある市場というものを構築をしていくためには、やはり市場に対する信頼性というものを確保していかなければいけない、そのために公正性、透明性というのは非常に重要なことである、投資家の権利...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) ディスクロージャーを充実をしていくためには、やはり買い占める側の情報開示、この視点からも充実をしていかなければいけない。具体的に、大量保有制度の特例やあるいは開示のタイミングについて今御指摘があったところでございます。  この点につきましては、今、金融...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) まず前段に、政府系金融の改革に入る前に、やはり民間金融機関がしっかりとした金融機能を発揮しているのかどうかと、そこが重要だと、その点は全くそのとおりだというふうに思っております。  政府における政府系金融機関の見直しの議論に当たっても、金融再生を実現を...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) この点について、まず一般論としてお答えをさせていただきたいと思うんですが、社会的に見て最適な自己資本比率の水準を考えるに当たっては、これは銀行の破綻に伴う負の外部効果を抑制するという社会的な便益と、そして委員が強く問題意識として持たれている過度に高い自己...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 世界各国のすべての制度の詳細について正確に把握しているわけではございませんが、例えばカナダにおきましては、地域の金融機関は八%よりも高く、一二・五%の水準を求めておりまして、その他の金融機関については八%ということでございます。  それから、委員が地域...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) まず前段のところでございますけれども、私も、十三年間の国会議員の活動の中で九年近くは中小企業問題をやっておりましたので、地域の金融機関の方々と接すると、委員と全く同じようなお話を聞いたことがございました。  そうした中で、私自身は、やはり中小企業に対す...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) まず前段の、その現場の様々な状況を踏まえて御指摘がございました。私も全く同じ話を聞いておりますし、同じ問題意識を持っております。したがって、金融検査マニュアルの改定に当たっても、その根雪の部分についての御指摘がございましたが、そのDDSの取扱いについて明...全文を見る
10月21日第163回国会 参議院 本会議 第8号
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○国務大臣(伊藤達也君) ただいま議題となりました銀行法等の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  本法律案は、内外の金融情勢の変化に対応し、金融資本市場の構造改革を促進する必要性を踏まえ、預金者等の利便性の向上等を図るための措置を講ずるものでありま...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 大久保議員から八問の御質問をいただきました。  まず、利用者の利便性の向上や顧客の権利保障の視点が重要ではないかとのお尋ねがありました。  今回の銀行代理店制度の見直しは、金融サービスのアクセスの確保、向上を通じて利用者利便の向上などを図るため、より...全文を見る
10月24日第163回国会 参議院 行政監視委員会 第1号
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○国務大臣(伊藤達也君) 構造的な問題かどうかということでございますけれども、それを確認をするために、委員からも御紹介がございましたように、生命保険会社そして損害保険会社に対しましても、今支払等の管理体制というものがしっかり確立されているのかどうか、あるいは不適切な不払というもの...全文を見る
10月25日第163回国会 参議院 財政金融委員会 第3号
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○国務大臣(伊藤達也君) ただいま議題となりました銀行法等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  政府は、内外の金融情勢の変化に対応し、金融資本市場の構造改革を促進する必要性を踏まえ、預金者等の利便性の向上等を図るため、本法案を提出し...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 委員からは、保険や証券について再委託を認めるなど、販売チャネルの多様化についてしっかり議論を進めていくべきではないかと、こうした視点から今御質問いただいたわけでありますけれども、私どもといたしましては、金融改革プログラムにおいて述べさせていただいていると...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 今まで関係者から要望が出ていたにもかかわらず、金融庁が積極的ではなかったと、それが突然にと、そういう御指摘でございますけれども、私どもといたしましては、銀行代理店制度を見直して、そして幅広い方々がこの代理店制度に参入をしていただくことによって、代理店の担...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 私どもといたしましては、できる限り私どもとしての現在の考え方をお示しをさせていただいて、そしてこの審議を通じていろいろな御指摘があろうかと思います。そうした指摘を踏まえて、今後の基準についての具体的なものについて政省令やガイドラインを示させていただいて、...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 政省令やあるいはガイドラインが既にあって、それを何か委員会審議に隠して、それで御審議をお願いしているということではございません。  私どもとしての基本的な考え方をこの審議を通じて誠心誠意御説明をさせていただいて、そして国会の審議を踏まえた上で政省令ある...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 今、総企局長の方から基本的な考え方について御説明をさせていただいて、これを基本としてその実務的な検討あるいは国会の御審議、パブリックコメントから寄せられた御意見というものを踏まえて政省令、ガイドラインというものを策定をしていきたいというふうに思っておりま...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 法案を提出をさせていただくに当たって、私どもとして可能な限り、御説明をできる私どもとしての考え方については、この当委員会を通じて誠心誠意御説明をさせていただいているところでございます。  先ほど来、そのパブリックコメントを付すということはその国会の審議...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 出さないわけではなくて、私どもとして可能な限り誠心誠意御説明をさせていただいているところでございます。
○国務大臣(伊藤達也君) 基本的な考え方について、詳細な点は詰める点はあろうかというふうに思いますが、基本的な許認可に当たっての基準について、そのたたき台となる部分については、私どもとして審議を通じて誠心誠意御説明をさせていただいているところでございます。
○国務大臣(伊藤達也君) それを今まで重ねて御説明をさせていただいているところでございます。
○国務大臣(伊藤達也君) 私も立法府に籍を置く者でございますので、衆議院の審議の段階においても、この参議院においても、私どもとしてできる限り丁寧に御説明をさせていただいているところでございます。
○国務大臣(伊藤達也君) この許認可が不要であったとしても、例えばアメリカの例におきましては、銀行が委託するに当たって、委託先についてのデューデリジェンスを行うとともに、銀行のデューデリジェンス体制について当局が検査・監督を行うこととしているほか、イギリスにおきましても、銀行は委...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) これは今回の場合には一般事業者も含めて幅広く銀行代理店業に参入をしていただくと、その参入をするに当たって代理店業務の健全性かつ的確な業務の運営を確保していくと、利用者の保護というものを確保していく、そのためにしっかりとしたチェックができる枠組みというもの...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) これはいろいろな方法があろうかと思います。規制緩和を行うことによって、そのことが利用者の利便上問題が生じる、あるいは銀行の適切な運営上支障が生じる、そうしたおそれがないように慎重に許可制というものを導入をして、そしてしっかりとしたチェックができる枠組みと...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) できないということではなくて、慎重に利用者保護上のチェック体制というものを今回の制度設計に当たって構築をさせていただいたということでございます。
○国務大臣(伊藤達也君) この点については、規制緩和を行って幅広い方々に代理業、銀行代理業に参入をしていただくに当たって、しっかりとしたチェック体制というものを構築していく必要があると、これは利用者保護上重要ではないか、こうした御議論というものを踏まえて私どもとして慎重な制度設計...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 海外につきましても、先ほどアメリカやイギリスの例を示さしていただいたように、業務の適切性、そして代理業者の適格性というものを確保するための必要な措置というものを講じているわけであります。  それぞれの制度については多少の違いがあろうかというふうに思いま...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 三國谷局長からも御答弁させていただいて、海外の状況についてはお話をさせていただきました。そしてさらに、海外についての各代理店の業務の適格性を図るための措置について私から説明をさせていただいたところでございます。  それぞれの制度設計は国によって違うとこ...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 日本につきましては、代理店のやはり歴史というものが諸外国に比べてまだ浅いものがあると。したがって、私どもとしては慎重に制度設計をさせていただいて、そして利用者保護の観点から規制緩和を実現をし、利用者の利便を向上させていくと、そうした視点の中で今回の制度設...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) この問題につきましては、郵政民営化の特別委員会でもさんざん議論になったところでございます。現在の郵便局というのはもう巨大かつ稠密なネットワークを持っており、長年このネットワークというものを利用して業務展開をしてきた。郵貯がこの点に競争上の優位性というもの...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 一般論としてお答えをさせていただきたいと思いますが、委員が投資ファンドについて規制というのを、どういう観点で規制ということをおっしゃっておられるのか、ちょっと私、十分今のお話の中で理解することができなかった点がありますが、投資ファンドにおきましても、今あ...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 委員の御指摘は受け止めたいというふうに思いますが、ただ、どうしても適切に対応しなければいけないということは、これ金融行政上必要なことでありますので、そうした必要性に応じて適切にという言葉を使用しましたときはお許しを賜りたいというふうに思います。
○国務大臣(伊藤達也君) 委員が御指摘をされましたように、規制緩和を行うことによって様々な方々が銀行代理業に参入をしていくことができるわけであります。そうしたことによって利用者保護上問題が生じるんではないかという委員の御指摘でございましたし、私も本会議で答弁をさせていただきました...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 資格制度等は、これは制度的に十分な知識、経験のある者が選定される一つの仕組みとして委員が御指摘をされた制度があろうかというふうに思います。今回の改正案におきましては、法律上、銀行代理業者への参入を許可制として、許可条件として、人的構成等に照らして、銀行代...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 保険募集人や、今委員から御指摘がございました証券外務員の資格制度、資格試験というものは、これは各業法上の登録要件になっておらず、あくまでそれぞれの業界団体により自主的に実施をされているものであります。むしろ、こうした資格試験は、保険会社や証券会社が保険募...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) やはりこの問題のポイントは、制度的に十分に知識、経験のある者が選定される仕組みというものが構築されるかどうかということでございます。そういう意味からいたしますと、先ほどその許可制についていろいろ議論がございましたが、今回の場合には、参入については許可制と...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) これは業務の内容に応じてということでございます。その中で十分な知識、経験のある者が選定をされていく、そういう制度設計として考えさせていただいたところでございます。
○国務大臣(伊藤達也君) 的確に遂行できる内部管理体制というものをしっかり見ていくということでございますし、先ほどもこれは重ねて答弁をさせていただきましたが、その業務内容に応じて委託元の銀行による研修というものもございますし、また代理業をされる事業者において適切な内部管理体制とい...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) これ、本会議においても私からも谷垣大臣からもお答えをさせていただいて、一連の行政改革の中で今の財務局というものを活用しながらしっかりとした検査というものを行っていかなければいけないということでございます。  現在の仕組みにおきまして、財務局の業務状況に...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) これは一般論でお答えをさせていただきたいと思いますが、特定の者が買収企業側と被買収企業側双方の経営に関与するに当たっては、その利益相反の問題や守秘義務、そしてインサイダー取引をしない、こうした観点から問題が生じないよう関係当事者において適切な対応がなされ...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) これは、先ほども答弁をさせていただきましたように、利益相反その他、問題が生じないように、基本的に関係当事者において適切な対応が検討されるべきものと考えております。
○国務大臣(伊藤達也君) 一般論としてこの点についてもお答えをさせていただきたいと思いますが、被買収企業のメーンバンクが敵対的買収企業に対して株式取得資金を融資する、こうしたことに当たっては、銀行業務の適切な運営に対する疑念を招くことがないよう、金融機関において当該被買収企業の非...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) これは監視委員会とそれから私どもの金融庁の検査で実は役割分担をいたしておりまして、監視委員会の検査につきましては、今検査局長が答弁をさせていただいたように、登録金融機関が証取法の六十五条の二に基づき行う業務に関して、不公正な取引の防止上その取得した顧客の...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 三歩進んで二歩下がるという御評価でございましたけれども、私といたしましては、規制改革あるいは参入規制に対する基本的な考え方につきましては金融改革プログラムの中で述べさせていただいているというふうに思っております。  この中で、私ども金融行政としての基本...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 参入規制の原則でございますけれども、これも重ねての答弁になってしまうかもしれませんが、委員が御指摘のように、参入の規制というものを、できるだけハードルを下げることによって利用者の方々が様々な多様で良質な金融サービスというものが活用できるような、そういう環...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) これまでの制度の下において銀行代理店につきましては、先ほど委員からも御紹介がございましたが、支店と同視できる程度に業務遂行能力でありますとかあるいは社会的信用を有するものとして銀行の一〇〇%子会社等であることを求めて、更に兼業を禁止するなど厳しい規制を課...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 私どもといたしましては、今回の規制緩和を進めていくに当たって様々な議論をさせていただいたところでございます。  先ほど来答弁をさせていただいておりますように、やはり幅広くこの銀行代理業に、代理店に参入をしていただくと、そうした場合に利用者保護の観点から...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) これは、私どもとすると、委員からするとその足かせという御指摘でございますけれども、利用者の保護の観点からより慎重な制度設計をさせていただいた、私どもとして利用者利便の向上と、そして一方で利用者保護、この両方のバランスを取りながら今回の提案をさせていただい...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 私どもといたしましてはこれまでも、銀行等による投資信託の販売でありますとか、あるいは銀行等による証券仲介業務の解禁といった制度改正を行っておりまして、金融商品・サービスの販売チャネルの拡大に取り組んできたところでございますので、今回の改正もその一環として...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 今の御質問はマクロ経済の観点もあろうかと思いますので私からの答弁が適切かどうか分かりませんが、一般論として申し上げれば、日本は人類史上経験したことがないスピードで少子高齢化社会に突入をしていく、そうした中で我が国の家計貯蓄率というのは長期的に低下する傾向...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 現行の銀行法におきまして、銀行の業務の健全かつ適切な運営を確保するため必要があると認められますときには行政処分等を行うこととされており、今回規定をした禁止行為につきましても監督上の必要な措置を講じることは可能となっております。  今回の改正で御指摘の第...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 私どもが経験をしてきたものと、それから想定したもの、その中で典型的な禁止行為というものを明記をさせていただいたということでございます。
○国務大臣(伊藤達也君) まず、保険業法のところでありますが、断定的判断の提供等につきましては、保険業法第三百条第一項第二号に規定をされているものと承知をいたしておりますし、また貸金業規制法におきましても、同法第十三条第二項におきまして、貸金業者は、貸付け又は貸付けの契約に係る債...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 今御指摘がありました点は、もう竹中大臣ともう委員が何度となく御議論をされたことでございます。特に不良債権と貸出しの問題について、これは私ここでも答弁をさせていただいていると思いますけれども、これは、不良債権処理を始めとした構造改革全体を進めることによって...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) ここはやはり様々な議論があるところではないかというふうに思います。  保険会社と直接契約関係のない再委託を認めることにつきましては、やはり保険の特性上、複雑かつ多様な商品が多うございますし、保険会社の指導、教育などが不可欠であると、これは委員も御認識を...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 金融改革プログラムにおける位置付けということでございますが、金融改革プログラムにおきまして、今回の法改正については銀行等の代理店制度の見直しは多様で良質な金融商品・サービスの提供に向けた制度設計をする観点から、金融商品・サービスの販売チャネルの拡大を促す...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 金融サービス利用者相談室につきましては、これは金融改革プログラムの中でも位置付けて、そして行政において一元的に相談やあるいは御意見というものを伺う、そうした窓口として、先ほどございましたように設置法の中で位置付けて、この七月にスタートでございましたね、七...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 今委員から金融経済教育の重要性、そしてこれを進めていくに当たって効率的、戦略的にという御指摘をいただきまして、全くそのとおりだというふうに思っております。  そうした問題意識から、各分野において活躍をされている方々に、私の私的懇談会として金融経済教育の...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 今回の銀行法の改正におきましては、金融機関に対して幅広く一般事業者を代理店として活用することを認めることによりまして、利用者の金融サービスへのアクセスを拡大すると、こうした観点から行うものでございます。  本改正におきまして、例えば地元の小売業者やある...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 利用者保護のために横断的な法整備が早急に求められるのではないかと、こうした御視点もあろうかというふうに思いますけれども、私ども金融庁といたしましても、利用者、投資家の立場に立って金融サービスの横断的なルールの整備を進めていくことは極めて重要であると考えて...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 今回の改正によりまして、金融サービスへのアクセス拡大を通じて利用者たる国民の利便性の向上に役立つと同時に、すべての金融機関にとりまして、新たな顧客層の掘り起こし、新規開拓や店舗展開の効率化を図るための有用なツールになるものと考えております。  特に、地...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 先ほども三國谷局長からも答弁をさせていただきましたが、私どもといたしましては、先般公表いたしました地域密着型金融の機能強化に関する新しいアクションプログラムにおきまして、地域金融機関に対しては、地域の特性や利用者のニーズ等を踏まえた選択と集中を通じてビジ...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 今回の改正によりまして、もう重ねてになりますけれども、地域金融機関はその代理店というものを活用して、そして従来の支店網以外に販売チャネルを拡大をして新たな顧客を掘り起こしていくことができる、新規開拓を可能にすることができると考えているところでございます。...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしましても御趣旨を踏まえまして配意をしてまいりたいと存じます。
10月27日第163回国会 参議院 財政金融委員会 第4号
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○国務大臣(伊藤達也君) 今委員からいわゆるMSCBの問題について御指摘があったわけでありますが、このMSCBのうち、特に転換価格に下方修正条項のみが付されて下限価格の極めて低いものについては、既存の少数株主の利益を害する場合があるといった指摘があることは承知をいたしております。...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 個別の問題についてコメントは差し控えさせていただきたいと思いますが、まず融資のことについての一般論から申し上げますと、私どもは、金融庁検査におきまして、金融機関が適切なリスク管理の体制が構築されているかどうか、これは検証させていただいているところでござい...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 委員は、大手の監査法人にも御勤務をされて、この分野について非常に精通をされておられて、そして寡占化について御懸念があるという御指摘がございました。  昨年四月に施行されました改正公認会計士法において七年・二年のローテーションルールを導入したわけでありま...全文を見る
○国務大臣(伊藤達也君) 今、会長からもお話がございましたように、その内部統制の有効性に関する経営者による評価と、そして公認会計士による監査の仕組み、これを具体化していくということは非常に重要なことだというふうに思いますし、企業会計審議会においてもこの点について今議論がなされてい...全文を見る