稲田朋美

いなだともみ

小選挙区(福井県第一区)選出
自由民主党
当選回数6回

稲田朋美の2010年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月09日第174回国会 衆議院 法務委員会 第3号
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○稲田委員 おはようございます。自由民主党の稲田朋美です。  まず、副大臣にお伺いをいたしたいと思います。  副大臣は、権利能力なき社団とは何であるか、そして、その要件についてどのようにお考えであるかについてお聞かせください。
○稲田委員 それでは、権利能力なき社団が成立する要件について、一般的に最高裁なども示しておりますけれども、その要件について、副大臣、お答えください。
○稲田委員 それでは副大臣、前回、前々回と副大臣の政治資金の問題について質問をいたしましたけれども、副大臣が平成十七年に設立、平成二十年に解散をされた、あなたが代表者となっている政治団体、これは権利能力なき社団と言えますか。
○稲田委員 驚きましたね。権利能力なき社団の要件を、先ほど副大臣は最高裁の要件をきちんと述べられたではありませんか。また、前回、前々回と、あなたの政治団体についてそれぞれ私が質問いたしておりますのは、それが権利能力なき社団かどうかを聞いているわけであります。それについて答えられな...全文を見る
○稲田委員 では、あなたの政治団体で、多数決の原理が行われているんですか。
○稲田委員 しかし前回、私の質問で、あなたの政治団体からお金を引き出すときに、あなた自身の判断で通帳から預金が引き出せるとお答えをいただいておりますけれども、あなたの政治団体から預金を引き出すのに多数決の原理が行われていますか。
○稲田委員 前回の私の質問に対して副大臣は、自分の判断で預金をおろしたと答えておられます。  また、あなたの政治団体、六つの後援会については、光熱費、備品・消耗品費、それから事務所費、全く計上もされておりませんし、同じところに事務所を置いて、そして同じ日に解散をして、人件費は計...全文を見る
○稲田委員 ただ、その六つの後援会の政治団体は、光熱費、備品・消耗品費、事務所費、全く計上されていないんです。全くですよ。そして、その代表者はすべて副大臣、あなたなんです。  私の政治団体は、地区ごと、代表者も別々です。場所も別々です。別々の活動をしているから、たとえ解散するよ...全文を見る
○稲田委員 では、あなたのその六つのそれぞれ活動している地区の政治団体を同じ日に解散したのはなぜですか。
○稲田委員 今の副大臣の話を聞いて、なるほどなと思う人がどれだけいますかね。同じあなたが代表となっている政治団体を、六つの地区に、別々に、同じときにつくって同じときに解散をする、しかも、巨額の政治資金を受ける年に六つつくって、受け終わったら六つ解散をする。すべて同じ所在地にあって...全文を見る
○稲田委員 では、その点についてはまたお伺いをいたしますけれども、政治家個人が一人の個人から年間に受けることができる政治資金の上限は幾らですか。
○稲田委員 政治家個人が一人の個人から受け取ることができる年間の最高額は百五十万なんです。受け取れますよ。年間百五十万です。  一つの政治団体が一人の個人から受け取れる最高額は幾らですか。
○稲田委員 素朴な質問なんですけれども、なぜ、あなたを支援してくれている一人の個人が、二年間で、あなたの政治団体とそれから政治資金管理団体、政党支部、平成十八年だったら、一人の個人と、その方が代表を務めている会社の限度いっぱいいっぱい額、六つの政治団体に分けることによって、限度い...全文を見る
○稲田委員 その巨額な寄附をあなたにしてくれた方とあなたとの関係、それは単なる支援者と政治家の関係ですか。
○稲田委員 平成十八年は限度いっぱい。今申し上げたように、三千九百万というのは、その人と、その人が経営している会社の限度いっぱいなんですけれども、その限度いっぱいの寄附を受けるについて、政治団体六つに分けるというのはあなたの方から提案をされたんですか。
○稲田委員 法律にのっとってということですから、政治団体に最高額の百五十万ずつ六つに分けて寄附してくださいということは副大臣の方からおっしゃったんですね。
○稲田委員 その六つの政治団体ですけれども、先ほど言いましたように、その方から寄附を受ける年に設立をして、そして別の方も平成十九年に寄附をされていますけれども、翌年に解散をする。そして六つの政治団体に分けて、あなたがすべて代表者で、事務所もみんな同じで、光熱費、そんなもの全く計上...全文を見る
○稲田委員 遵法精神がないというか、そうなんですよ。あなたは、その政治資金を、巨額な寄附を受ける年に、六つの政治団体を、あなたが自由に出し入れのできる、あなたが代表者で、すべて実体のないものをつくり、そしてそれを平成二十年に解散されて、そして、それは何のやましいこともないんだとお...全文を見る
○稲田委員 権利能力なき社団の要件を備えていない場合の団体の法的性格は何ですかと。
○稲田委員 権利能力なき社団は権利能力なき社団だということを聞いたんじゃなくて、権利能力なき社団の要件を備えていないような政治団体は法的には何に当たりますかということを質問したわけであります。  ただいまの大臣のお答えでは、組合もしくは個人であろうかというお答えだと思いますが、...全文を見る
○稲田委員 それでは、権利能力なき社団である政治団体が所有をしている不動産の所有権の帰属、権利能力なき社団だと主張している政治団体、政治団体が権利能力なき社団である場合の不動産の帰属はどうなりますか。
○稲田委員 今問題になっております、小沢さんの陸山会という政治団体があります。この政治団体、資金管理団体ですけれども、資金管理団体である陸山会、これが権利能力なき社団であるかどうかということが判例の中でも問題になっているわけですけれども、権利能力なき社団でないとした場合には、この...全文を見る
○稲田委員 陸山会が権利能力なき社団ではないと私は思っております。先ほど副大臣からお話がありましたように、権利能力なき社団であるかどうかについては最高裁で要件があります。構成員の入れかわりにもかかわらず存続するとか多数決の原理が行われているとか、そういったものがない場合、これは権...全文を見る
○稲田委員 所有者が所有権を放棄した不動産は国庫に帰属をいたします。  そうしますと、平成十七年に、陸山会の代表者としての小沢さんと、それから個人の小沢さんが、不動産の帰属について、これは小沢一郎個人のものではなく陸山会のものだと確認した書面があります。これは、陸山会が権利能力...全文を見る
○稲田委員 いや、仮定じゃないんですよ。陸山会は権利能力なき社団とは言えないんです。言えないんです、権利能力なき社団とは。権利能力なき社団でない場合は個人なんです。  私が大臣に質問いたしましたのは、個人が所有権を放棄した、自分のものではないと確認をした場合、不動産はだれのもの...全文を見る
○稲田委員 権利能力なき社団かどうかのところについては、水かけ論になるのでこれ以上は言いませんけれども、私は、副大臣の政治団体だって権利能力なき社団じゃないと思っていますよ。あなたの、個人の、言ったら別財布だと思っていますから。あなたが幾ら何と言おうと、実体は別財布ですよ。あなた...全文を見る
○稲田委員 ということは、陸山会の構成員に今小沢さんが入っていることは間違いがないんです。たとえ、私が言っている権利能力なき社団じゃないというのは仮定だとおっしゃって、権利能力なき社団だと百歩譲ったとしても、その権利能力なき社団の陸山会の小沢さんの分については所有権を放棄されたと...全文を見る
○稲田委員 ただ、権利能力なき社団でない場合、個人である場合には、所有権を放棄し、それが国庫に帰属をするということは確認をさせていただきます。  次に、大臣にお伺いをいたしますが、民法において贈与は契約でしょうか。
○稲田委員 贈与契約というのはどのような契約ですか。
○稲田委員 贈与を受けた人が贈与の意思表示なしに贈与契約が成立することがありますか。
○稲田委員 そうしますと、贈与を受けたという意思表示なしに贈与契約が成立することはない。とすれば、贈与を受けた人が贈与の事実を知らないのに贈与契約が成立するということはないんじゃないですか。
○稲田委員 贈与の意思表示なしに贈与契約が成立することはない、それは先ほど大臣がお答えになったとおりです。だとすれば、贈与を知らないのに、贈与を受けたことを知らないのに、意思表示できないじゃないですか。だから、贈与を知らないのに贈与契約が成立することはないんじゃないですか。一般論...全文を見る
○稲田委員 認定の話を聞いているんじゃないんですよ。贈与を受けた人の意思表示なしに贈与契約は成立しない。だから、贈与を知らずに贈与の意思表示をするはずがないんですよ。一般論として、贈与を受けた人が贈与の事実を知らないのに贈与契約が成立することはないんです。  政府参考人にお伺い...全文を見る
○稲田委員 ちょっとわかりにくいんですけれども。総理は明確に、平成二十一年十二月二十四日に贈与の事実を知ったということをおっしゃっております。贈与の事実を知らないのに贈与が成立するというのはどういう場合ですか。
○稲田委員 意思の合致って、贈与を知らないのに何で意思の合致があるんですか。贈与を知らない場合に意思の合致がある場合というのはあるんですか。認定できるんですか。
○稲田委員 一般論で聞いているんですよ。贈与の事実を知らないのに意思の合致があるということがあるんですかということですよ。知らないのに。
○稲田委員 いや、私の質問は、贈与を知らないのに意思の合致を事実で認定できるようなことがあるんですかと。あるんですか。
○稲田委員 今政府参考人がお答えになっているのは、意思の合致があったと認定できる場合があるというのは、その時点で知っていたということなんですよ。その時点で知っていたということを認定できるということなんですよ。  私が聞いているのは、贈与を知らないのに意思の合致があったなんという...全文を見る
○稲田委員 同じ答弁ばかりなので聞くのは無駄なんですけれども、意思の合致が認定できるとすれば、意思の合致のときに知っていたということなんです。  そうじゃなくて、贈与の事実を知らないのに意思表示することはないんだから、知らないのに意思の合致があるということはないんじゃないですか...全文を見る
○稲田委員 答えがないので、時間の無駄なので次に行きます。  平成二十一年十二月二十四日に贈与に気がついたということでは、その時点でしか贈与は成立しないんです、それまで知らなかったんだから。知らないのに意思表示できないから。その時点で贈与を受けたということになりますと、納付期限...全文を見る
○稲田委員 二月九日の高市議員の質問で総理は、「税務調査そのものは今国税の方で行っているわけでありますので、最終的にそのことに対してどのような判断がされるかというのは、そこの調査を待つ」ということを答弁されています。  総理自身が現在国税の調査が入っていることを認められているん...全文を見る
○稲田委員 総理自身が国税の調査が入っていることを認められているんです。まじめに納税している国民は怒っているんですよ、総理に。  総理だからといって特別扱いすることなく、悪質な脱税について厳正な処置をとることを国税庁はお約束いただけますか。
○稲田委員 ぜひ、その贈与の時期の認定も含めて、適正に、厳正に調査をしていただきたいと思います。  法務大臣にお伺いをいたします。  国民の知る権利、これはどうして尊重されなければなりませんか。
○稲田委員 それだけじゃないでしょう。やはり民主主義、議会制民主主義のために国民の知る権利が担保されていないと、国民はきちんと国の代表を選ぶことができません。そういった意味から、国民の知る権利というのは憲法上も非常に重要な権利だと思います。  さて、小沢幹事長が国会の場で自分の...全文を見る
○稲田委員 国民の知る権利というのは議会制民主主義にとって大変重要なものである、それは大臣もお認めのことだと思います。そして、国民の知る権利にこたえるために、説明をするのに最もふさわしい場というのがこの国会なんです。そこに来て説明をするのが、私はやはり政治家の務めではないかなと思...全文を見る
○稲田委員 そうしますと、現行法で法律婚をする夫婦に同姓を義務づけていることは、基本的人権の侵害、もしくは基本的人権を侵害するおそれのある制度だとお考えですか。
○稲田委員 同じ質問を副大臣にしたいと思います。  現在、法律婚をしようと思えば夫婦は同姓ということを決めているわけですけれども、それが、女性であるか男性であるか、人権の侵害もしくは侵害のおそれに当たるとお考えでしょうか。
○稲田委員 大臣は、最終的には戸籍制度を廃止すべきだとか、それから、そもそも、法律婚制度、届け出をする、婚姻届をするという制度については反対ですか。
○稲田委員 千葉大臣が、かつて、福島みずほ少子化担当大臣と「夫婦別姓 家族をここからかえる」というブックレットをお出しになっております。  その中で、千葉大臣は、そもそも、家族がどうだとか、だれとだれがカップルであるとか、そういうのを何でお国に届けておかなきゃいけないのかな、そ...全文を見る
○稲田委員 そうしますと、政治家千葉景子さんは、このときには、婚姻届を出すことについて、何でそんなことをしなきゃいけないのか、それから、戸籍があるから家制度があるのだ、戸籍をやめて個人登録にすべきだということをこの中で書かれているわけですけれども、そういう、政治家としての、千葉景...全文を見る
○稲田委員 そうしますと、大臣がかつて、何で結婚したということを婚姻届を出さなきゃいけないのか、また、婚姻届を出さない結婚がふえることはいいことだ、そして、戸籍制度があるから家制度から脱却できないんだという考えは、今はもうお捨てになったというふうにお伺いをいたしておきます。  ...全文を見る
○稲田委員 この夫婦別姓の提出の予定が三月中旬ということなんですけれども、法務省に問い合わせをいたしましても、現段階で法案の中身はまだ決まっていない、論点はといいますと、何をやっているんですかと聞きますと、政務三役で検討中ですというような驚くべきお答えをいただいております。民法の...全文を見る
○稲田委員 この民法の改正というのは家族制度や我が国の婚姻制度にかかわる大変重要な問題でありますので、ぜひ十分な議論を、政務三役と言わずに、十分な議論をなされた上できちんとしたものを、提出をされるかどうかも含めて御検討いただきたいと思います。この問題についてはまた御質問もさせてい...全文を見る
03月11日第174回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
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○稲田委員 おはようございます。自由民主党の稲田朋美です。  本日は、鳩山政権が誕生してから初めて農水委員会で質問する機会をお与えいただきましたことに感謝申し上げます。  遅くなりましたが、大臣、御就任おめでとうございます。きょうは、大臣の、日本の農業に対する、そしてその取り...全文を見る
○稲田委員 大臣の昨年の十二月のWTOにおけるステートメントを見ますと、循環と持続がキーワードだとおっしゃっているんですけれども、意味がわからないんです、どういう意味か。循環と持続がキーワードだと。そして、驚くべきことにステートメントの最後に、我が国は自由貿易により最も恩恵を受け...全文を見る
○稲田委員 世界の共通認識はそうかもわかりませんけれども、大臣は日本の農水大臣なんです。そして、民主党の農業政策、ずっと農家の方々が不安に思ってきたのは、小沢幹事長が、自由貿易主義だと。関税を撤廃してどんどん安い輸入食品を入れて、そしてその差額を埋めよう、これが戸別補償なんだとい...全文を見る
○稲田委員 恐縮ですけれども、大臣、答弁が長いんです。私の質問にだけ端的にお答えいただければ、また次に質問を用意いたしておりますから。  今の大臣の答弁を聞いていて、何も大臣として折衝はしなかった、財務当局に切られたからしようがないんだとしか聞こえませんでした。  また、二月...全文を見る
○稲田委員 政治主導と言って胸を張って、自信と確信を持った四千八百八十九億の概算要求を半分以下に減らされて、それが十分な予算だとは、多分大臣も本心は思っていらっしゃらないと思います。何らかの事情で切られてしまって、しようがないなと思っていらっしゃるんだと思います。  今、交付金...全文を見る
○稲田委員 私が聞きたかったのは、別に九頭竜川に限らず、一般的に、こんな半分以下の予算になったら工期が延びて完成が延期されるんじゃないかと全国の農家の方々が心配している、それについて大臣はどう答えられるかという意味でございます。  そして、国交の予算は前年比で八五%です。土地改...全文を見る
○稲田委員 だから、江藤議員の質問に対して、胸を張って、自信と確信を持った予算なんだと、そして、最後の概算決定ができるまで大臣折衝して、お任せくださいと言った大臣を、もう信頼ができないということを言っているわけであります。  全国の水田のうちの、いわゆる三反区画に整備されたもの...全文を見る
○稲田委員 真逆なんですよ、民主党の農業政策は。例えば、自由貿易にして、そしてばらまく。反対なんですよ、自民党がやっていたことは。きちんと国境措置をして日本の農業を守る。でも、世界の荒波に日本の農業もさらされているから、農家の方々にも頑張ってもらって、自立してもらうために集落営農...全文を見る
○稲田委員 大臣はおっしゃりたいことをいつも言う機会がおありになるわけですから、私の質問には、質問にだけ答えていただきたいと思います。  私が聞きたかったのは、「だからこそ、私どもは、きちっと生産数量目標に従った数量に抑え込まなくてはいけない。」抑え込んで、米余りも米価下落もも...全文を見る
○稲田委員 ところで、大臣、ことしの一月四日は何をされていましたか。一月四日です。
○稲田委員 今の大臣のお答え……
○稲田委員 はい。  今の大臣のお答えを聞いて、私も悲しいし、多分、日本全国の農家の方々は悲しいと思います。  というのが、一月四日、昭和四十年から、総理とともに農水大臣、当時の食糧庁長官も、ずっと伊勢神宮に参拝しているんです。毎年毎年伊勢神宮に参拝をいたしております。一回だ...全文を見る
○稲田委員 私は、やはり五穀豊穣を願う農水大臣としては伊勢神宮に参拝をしていただきたかったし、稲作というのは、単に産業ではなくて日本の文化でもあります。国柄でもあるし、農業というのは日本の国民の生き方、生活の基本だと思うんですけれども、その点について、私はやはり大臣の認識が足りな...全文を見る
○稲田委員 私は、何度も言いますけれども、農業は防衛だと思っております。また、日本の国柄という意味から農業を考えていただきたい。その意識が大臣にあるのかどうか。主権国家の農水大臣として、日本の農業を守る気概を持っていただきたいと思っております。  さて、大臣は、ことしの民団の新...全文を見る
○稲田委員 民団新聞によりますと、衆議院選が公示された十八日、全国民団は支援候補の当選を目指して始動したと。都内のある重点地区では、公示日の十八日午前、民団支部事務所で支援候補の事務所からこの日預かったばかりのビラ二万枚に証紙を張った。それから、ほかの支部が派遣した専従支援要員の...全文を見る
○稲田委員 また、あなたの発言の中でおっしゃっている公約ですね。公約というのはどういう意味でお使いですか。
○稲田委員 冒頭に言いましたように、マニフェストに書いてあることを守っていないんですよ。無駄遣いの排除にしたって、ガソリンにしたって。マニフェストに書いていることは守らずに、マニフェストに書いていない外国人参政権を何で公約としてやるんですか。
○稲田委員 選挙委員長として、いろいろな選挙協力をしてもらった、心から感謝を申し上げます、その意味で公約を守るのは、政党として、議員として当たり前とおっしゃっているんですけれども、この公約とは、選挙支援をしてくださった民団の方々に対する公約という意味を含みますか。
○稲田委員 公約というのは、政党だけでなく、政治家個人としても、やはり公衆に対してあることを約束すること、これを公約というんです。ですから、大臣は、民団の方々に選挙支援をしてもらったその見返りとしていわば地方参政権をお与えするとお約束をされたんですよ。こういうのを選挙のために国を...全文を見る
○稲田委員 矮小化しているのは大臣ですよ。矮小化しているのは大臣なんですよ。民団のおかげで政権交代することができた、だから公約を守るんだ、地方参政権を与えるんだと発言をされているのは大臣なんです。私はそれを、選挙のために国を売るというのはこういう政治家のことなんだなと思っておりま...全文を見る
○稲田委員 日本の政治家は日本の国のためにあるんです。日本の国益を守るためにあるんです。それがわかっていないから、WTO交渉でも、自由貿易なんだと、世界の農水大臣みたいなことを大臣はおっしゃるんです。  そして、主権国家、当たり前のことだとおっしゃいましたけれども、当たり前のこ...全文を見る
03月12日第174回国会 衆議院 法務委員会 第4号
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○稲田委員 おはようございます。自由民主党の稲田朋美です。  本日は、裁判所職員定員法の一部を改正する法律案についてお伺いをいたします。  まず、昨年五月から裁判員制度が施行されまして、最近は、連日各地の裁判所で裁判員事件が実施されております。マスコミ報道を見ます限り、心配さ...全文を見る
○稲田委員 ぜひよろしくお願いをしたいと思います。  裁判員制度の運用についてもう一点お伺いをいたします。  裁判員候補者の感想等をお聞きする限り、検察官の立証や説明はわかりやすくて、また裁判官の説明などもよく理解できたけれども、弁護人の立証については、その目的がよくわからな...全文を見る
○稲田委員 司法修習生からの裁判官の採用の数は、このところ余り変化はないように思います。法科大学院制度の導入以来、司法修習生の数は基本的にふえているはずなのに、裁判官の任官者数に余り変化がないというのは、法科大学院の卒業生のレベルが必ずしも高くないという実情と関係をしているのでし...全文を見る
○稲田委員 ぜひ、法曹人口がふえるに伴ってやはり質も量もよくなったというような状況を目指していただきたいと思います。  次に、弁護士からの任官、それから行政機関への任期つきの採用というものについてお伺いをいたします。  弁護士の任官という制度は以前からありますけれども、その数...全文を見る
○稲田委員 弁護士から、例えば法務省民事局とか金融庁といった行政機関への任期つきの採用がふえている一方で裁判官任官が少ない点について、これからもぜひ何らかの対策をしていただきたいと思っております。  次に、司法修習生の採用についてお伺いをいたします。  昨年の十一月に、司法修...全文を見る
○稲田委員 そうしますと、欠格事由として記載していたけれども事実上は変わらないということだというふうに御説明をいただいたんですけれども、九〇年から、例えば法律遵守の宣誓書を外国籍の希望者には求めていたけれどもそれを廃止したということになっているようですが、その点はいかなる理由によ...全文を見る
○稲田委員 あと、日本人の場合ですと、例えば修習生に戸籍抄本などの提出を要求しているわけですけれども、外国籍の人には、今宣誓書については要求しないで個別に判断をするということですけれども、居住ですとか、そういう戸籍抄本にかわるようなものとして何か提出を要求しているのか、それともそ...全文を見る
○稲田委員 やはり今外国人の問題が大変クローズアップをされておりますので、こういった点もきちんと厳正にやっていただきたいと思います。  また、外国籍の方が、司法修習はできるということですけれども、例えば調停委員ですとか司法委員それから検察審査会の審査員、そういったものに採用され...全文を見る
○稲田委員 例えば調停委員、家裁でも地裁でもそうですけれども、裁判官にかわるような、かなり事件に立ち入った判断も任されてきます。検察審査会については国籍条項があるんですけれども、調停委員、司法委員について国籍条項があるのかないのか、その点はいかがでしょうか。
○稲田委員 ぜひ、公権力の行使や国家意思の形成にかかわるという点についてはきちんと判断をしていただきたいと思います。  さて、鳩山総理は、日本列島は日本人だけのものではないというような思想の持ち主でありまして、その点から、外国人参政権なども積極的に認めていこうというようなことも...全文を見る
○稲田委員 総務副大臣にお伺いをいたします。  今、法務大臣から最高裁の平成七年の判例の御紹介がございまして、その中で、国政参政権を与えることは憲法十五条の関係で問題があるけれども、地方参政権については立法政策の問題であるということが最高裁で示されているということを、それが大臣...全文を見る
○稲田委員 総務副大臣の御意見としてお伺いをいたしますが、地方参政権は、今、一般に民主党の案として考えられている一般永住者も含め外国人の方々に地方参政権を与えるのが、憲法十五条の関係ですとか、また立法政策も含めて妥当であると思われるかどうか、その点の見解についてお伺いをいたします...全文を見る
○稲田委員 今副大臣から御指摘もございましたように、例えば、外国人参政権について、国政参政権と地方参政権を分けて考えて、国政参政権は憲法に違反しているけれども、地方参政権については別に考えるべきではないかという学説を最初に日本に紹介した中央大学の長尾教授が、最近になって、やはりあ...全文を見る
○稲田委員 今の御答弁がちょっとわかりにくかったんですけれども、法律用語辞典ですとか、あと芦部先生の憲法の本とか、さまざまなそういった教科書的なものに、判例の拘束力については、主文を導き出すのに必要な部分について判例の拘束力があって、それ以外の部分については傍論と呼ばれるんだとい...全文を見る
○稲田委員 私は、一般論としてそれが間違いがないかどうかをお伺いしたかったわけですから、それは間違いがないと思います。  また、平成七年の、主文を導き出すのに必要な部分か必要でない部分かというのは、普通の一般人が見れば明らかですので、今のお答えで、それ以上追及することはやめます...全文を見る
○稲田委員 今大臣が御指摘になったように、公職選挙法上に何らの制限がないことは御指摘のとおりであります。  ただ、法律の上に憲法があって、そして憲法の、今の大臣が御指摘になった最高裁判決、マクリーン事件ですけれども、この中で、大臣お読みになったように、「政治活動の自由についても...全文を見る
○稲田委員 総務副大臣にお伺いをいたします。  政治資金規正法は外国人からの寄附を禁止しておりますけれども、その趣旨は何でしょうか。
○稲田委員 そうしますと、公職選挙法の中には外国人の選挙活動について何ら制限はないんですけれども、今の政治資金規正法の趣旨からしますと、やはり同じような規制、例えば選挙運動について、外国人や外国勢力の影響を選挙が受けないように、政治的な意思決定について影響を受けないように何らかの...全文を見る
○稲田委員 イメージを確認していただいているということなんですが、明らかに、先ほど法務大臣も御答弁なさったように、外国人の政治活動は無制限ではなくて、このマクリーン判決が言うように、「わが国の政治的意思決定又はその実施に影響を及ぼす活動等外国人の地位にかんがみこれを認めることが相...全文を見る
○稲田委員 ただ、これは政治家個人とかそういう問題ではなくて、ぜひその事実関係を調査いただいて、それが妥当かどうか、このマクリーン判決に照らして妥当かどうかということをぜひ検討いただきたいと私は思うんです。  なぜなら、この外国人地方参政権の問題は、そういった政治的な意味を非常...全文を見る
○稲田委員 ところが、この永住在留資格の許可の基準なんですけれども、法律では抽象的に書いているんですが、その運用の基準は、平成十年の二月に見直しをして、在留資格について、二十年から十年に見直しをされています。そして、在留期間を二十年から十年に短縮したことによって永住者の数が飛躍的...全文を見る
○稲田委員 ただ、やはり、法律を変更せずに、二十年を十年という半分に要件を緩和するということを国会の場で議論をせずにやられるということは、私は非常に問題ではないかなと思っております。やはりそういったことをきちんとやってもらわないと、どんどんと永住外国人の方がふえていき、そしてそこ...全文を見る
○稲田委員 外国人に対する生活保護を与えている割合が、日本の人たちに与えている割合よりも高いというふうに聞いております。また、生活保護を支給している対象の外国人の在留資格についてどういう割合になっているのか、お調べになっているでしょうか。
○稲田委員 支給している先の外国人の在留資格についてお調べですかという点はどうでしょうか。
○稲田委員 ぜひそういうことも調べてほしいんですよ。それは私もお願いをしていますよ。  しかも、永住外国人の要件というのは独立の生計を営むに足る資産または技能を有する者ですから、しかも日本の利益に合致するという方々ですから、本来、永住許可をもらっている人が生活保護をもらうという...全文を見る
○稲田委員 確かに、現行の児童手当と同じだということを言われるんですけれども、それならやはり、児童手当とこの子ども手当は全然その金額も違いますし、もし児童手当がそうだとしたら、児童手当のやり方自体も間違っているわけですから、誤りはやはり正すべきだと思うんです。  ですから、そう...全文を見る
03月26日第174回国会 衆議院 法務委員会 第5号
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○稲田委員 自由民主党の稲田朋美です。  前回私は、大臣に、今の民法で選択的に夫婦別姓が認められない現状が人権侵害になりますかという質問をいたしました。大臣は、基本的人権の尊重、幸福追求の権利、男性と女性の両性の平等といった憲法の定める規定から考えても、一定の、人権を侵害すると...全文を見る
○稲田委員 自民党時代にも、女性差別撤廃条約の選択議定書に批准をして国連に対する個人の通報ができるかどうかという問題があったんですけれども、仮にこの選択議定書を批准した場合、選択的夫婦別姓が認められないことが個人通報の対象になるとお考えでしょうか。
○稲田委員 大臣が、所信表明演説でも、また就任のときの記者会見でも、人権侵害救済機関について、国際的に見ても設置が当たり前の機関だし、実現に向けて早急に取り組みたいと述べ、内閣府の外局として設置する考えを示したということで、人権侵害救済機関について大変前向きな発言をなさっているわ...全文を見る
○稲田委員 前回、今回の大臣の答弁を伺っておりまして、選択的夫婦別姓が認められない現状が人権侵害に当たるかどうか、大変微妙な御回答だったと思います。  また、前回、副大臣にも同じ質問をいたしましたところ、副大臣が、「一般的に言うところの人権侵害あるいはそれをするおそれに当たるか...全文を見る
○稲田委員 同じ質問を大臣にいたしたいと思いますが、大臣はどのようにお考えでしょうか。
○稲田委員 実は、大阪弁護士会が平成十七年に、人権侵害であるとして勧告書を出した事例があります。何を人権侵害であるといって大阪弁護士会が勧告書を出したかといいますと、中学校の校長先生が、入学式、卒業式における君が代の斉唱の際、国歌の斉唱の際、斉唱や起立が強制されるものではなく、歌...全文を見る
○稲田委員 この人権侵害の申し立てが、その中学校の教員が大阪弁護士会の人権擁護委員会に人権侵害だと申し立てをして、そして大阪弁護士会が人権侵害であると。校長先生が、入学式、卒業式の前に生徒たちに、あなたたちには思想、良心の自由があるから、国歌斉唱のときに起立しない自由、国歌を歌わ...全文を見る
○稲田委員 では、一般論としてお伺いをいたしますが、入学式、卒業式の前に、事前に生徒に対して国歌を歌わない自由、起立しなくてもいい自由があると教えなさい、教えなければ、教えないことが人権侵害だということを強要することが、校長先生の言論の自由だったり表現の自由を侵害することになると...全文を見る
○稲田委員 私は、言いたくないこと、言わなくてもいいことですね、入学式、卒業式の前に子供たちに、あなたたちは国歌を歌わなくてもいい自由があるんだよなどということは校長の心情として言いたくないこと、それを言わされるとしたら、しかも、国旗・国歌を尊重しろというのは学習指導要領にも書い...全文を見る
○稲田委員 もちろんそうなんです。これは政教分離の問題なんですけれども、裁判所というところは個別具体的な法益を守るところですから、この問題を裁判にのせるには、原告らの何らかの法益を侵害したということにしなければならないがゆえに人権侵害であると裁判を起こしております。  そして、...全文を見る
○稲田委員 総理の靖国参拝を受け入れるなということが仮に裁判所で認められたとすれば、私は、それはやはり宗教法人に対する宗教活動の自由を侵害することになると思います。また、大臣も、自分ならそんな裁判は起こさないとおっしゃっていただいたので、同じような感覚かなと思うんです。  何が...全文を見る
○稲田委員 ただ、もちろん処罰するものではないんですけれども、人権を擁護する最後のとりではやはり裁判所なんです。裁判所できちんと判断をしてもらって、それが人権侵害かどうかということを判断するべきであるにもかかわらず、それとは別の機関で、強制力というか、立ち入りを強要するような、か...全文を見る
○稲田委員 当初、予定では、三月の中旬に閣議決定をして法案を提出するという予定法案として出ていたんですけれども、この通常国会の間に選択的夫婦別姓の法案を出されるんでしょうか、それとも出されないんでしょうか。
○稲田委員 ただ、亀井大臣は本当に明確に、この夫婦別姓は家族の一体感を損なうものであり、自分は絶対に反対だということをいろいろな場面でおっしゃっているわけですけれども、亀井大臣との間でこの夫婦別姓について何らか議論をしたり、協議をしたり、また大臣としてすり合わせができる自信がおあ...全文を見る
○稲田委員 前回、大臣に、民主党の案ではなくて、平成八年の法制審議会の案を軸に提出を検討しているという答弁をいただいたんですけれども、民主党が政権をとられて、そして今までも民主党案の代表者、提案者にもなっておられる大臣が法務大臣に就任をされて、どうして法制審議会の案で、民主党の案...全文を見る
○稲田委員 法制審議会の案と民主党の案の一番大きな点は子供の姓なんです。  子供の姓を結婚のときに決めて、婚姻届に書いて届けるということになりますと、例えば、御夫婦の間で、ライフスタイルとして子供をつくらない主義の御夫婦もいらっしゃると思います、また、子供は本当に欲しいけれども...全文を見る
○稲田委員 また、平成八年の答申が出てから十五年ぐらいたっておりまして、その間に、現実問題として、通称使用が認められる範囲が広まっております。  平成十八年に調査をいたしましたところ、反対が賛成を若干上回っていて、あと、通称使用を法制化すべきだということを入れますと、戸籍上は別...全文を見る
○稲田委員 まだまだ議論はしたいんですけれども、この夫婦別姓の問題、とりもなおさず、お父さん、お母さんの一方と子供の名前が違う、親子別姓の問題であるということも御指摘をして、また議論したいと思います。  終わります。      ————◇—————
04月20日第174回国会 衆議院 法務委員会 第8号
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○稲田委員 おはようございます。自由民主党の稲田朋美です。  けさからこの法案についての趣旨、それから成立に向けての大臣の力強い決意をお伺いいたしまして、私も全く異論はないんですけれども、まず、根本的なことについて疑問があります。それは、この法案の政策決定過程です。  民主党...全文を見る
○稲田委員 今回、内閣から提出されるこの法案は、その民主党の政策集に書かれていた方向性とは異なるものです。なぜ、民主党の政策集に書かれた方向性ではなくて今回の法案になったのか、その経緯についてお答えください。
○稲田委員 この法案に象徴されるんですけれども、私はそれはおかしいと思うんですよ、白紙で臨むって。だって、民主党の政策集に書いてあることはそんなに軽いものなんですかね。  マニフェストに書いてあることすらほとんどうそ八百ですから、政策集に書いてあることなど守らなくてもいいという...全文を見る
○稲田委員 しかし、松野委員は参議院で、「今度の通常国会に間に合わせるということで、正式にはまだ法制審の答申がなされる前から、法務省の政策会議でもう何か法案ができているみたいな話でいろいろと議論があったりして、ちょっとその辺もどうかなという気は正直しておりました。」先ほども言いま...全文を見る
○稲田委員 当たり前じゃないですか、公訴時効について議論するのは共通だなんて。そうじゃなくて、選挙前に政策として掲げていたマニフェストにしろ政策集にしろ、それを見て選挙民は投票をするわけですよ、それが実現されると思って。だから、そのためにマニフェストもあり政策集もあるのに、一顧だ...全文を見る
○稲田委員 恐縮ですけれども、ちょっとお答えが長いので、端的にお答えをいただきたいと思うんです。  私は、民主党の政策集に掲げていた点について、どこに問題があったんですかという質問をしたんですね。私は、民主党の案もそれぞれに理由があります。そして、大きな違いは、公訴時効をある特...全文を見る
○稲田委員 ただ、今私が申し上げましたような問題点というのは、政権をとられてからあらわれた問題点ではなくて、そもそも、どちらの案を選ぶかというときに必ず検討しなきゃいけない問題点なわけですね。  ということは、私が思いますのは、民主党の政策集に掲げた案にそもそも今申し上げたよう...全文を見る
○稲田委員 もちろん、そんな一つの案に固執をしたりだれの意見も聞かないというのは、それは私もおかしいと思いますよ。  ただ、今回の法案は、公訴時効をある犯罪については撤廃をするという全く新しい制度ですね。そして、民主党が考えられていたのは、そうではなくて、公訴時効を残すけれども...全文を見る
○稲田委員 ただ、平成十八年の世論調査の結果、選択的夫婦別姓を認めるべきだという人は三六%、反対が三五%、通称使用を認めるべきだという方がたしか二六%だと思います。その結果の後に、法務省が、まだ選択的夫婦別姓を導入するほど世論は高まっていないという結論を出されております。私は、世...全文を見る
○稲田委員 副大臣にお伺いをいたします。  副大臣は、参議院の松野委員の、なぜ民主党案を一顧だにしなかったのかという質問に対して、足立区の小学校の女性の先生の殺害事件で時効完成後に真犯人が明らかになったという件を引き合いに出して、こういう場合、民主党のかつての案では対応できない...全文を見る
○稲田委員 ただ、今回の法案が成立しますと、例えばあと一カ月とかあと二日で時効が完成するというような犯人の期待は保護する必要がないんだ、真犯人の逃げ得を許すべきじゃないんだ、一定期間逃げ切れれば終わりだというような、そういう期待を保護すべきじゃないんだという趣旨だと思います。そう...全文を見る
○稲田委員 私は、時効が進行中の事案について遡及することが憲法三十九条に違反しないというのであれば、完成した分についても憲法上の問題は起きなくて、そこはやはり政策判断の問題なのかなと思いまして、お伺いをした次第でございます。  中井大臣、ありがとうございます。お伺いをいたします...全文を見る
○稲田委員 マニフェストのうそ八百について御指摘をいただいたわけですけれども、でも、ガソリンの問題にしろ、高速道路の問題にしろ、財源の九・一兆円の問題にしろ、四年間でやられるとおっしゃっていますけれども、私はやはり、こういったマニフェストが全く実現されていないということが国民の政...全文を見る
04月23日第174回国会 衆議院 法務委員会 第9号
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○稲田委員 自由民主党の稲田朋美でございます。  本日は、参考人各位には大変有意義な御意見を直接お伺いする機会を与えていただきまして、ありがとうございます。また、小林参考人、片山参考人は、この法案に対するお立場は違いますけれども、それぞれ犯罪被害者遺族の立場から、その心情やまた...全文を見る
○稲田委員 今先生のお話を伺っておりまして、犯人の逃げ得を許さないという点においては、時効完成前も完成後も一緒なのかなという気もいたします。やはりここは憲法三十九条の解釈ですね。こういった点はやはりきちんと詰めておく必要があるのかなと思います。  小林参考人にお伺いをいたします...全文を見る
○稲田委員 ありがとうございます。  江藤先生にお伺いをいたします。  日弁連としては、今回の法案について反対だという御意見でございます。また、無辜の市民の解放が必要だということもそのとおりだと思っております。  ただ、一方で、犯罪被害者の遺族の方々の被害感情ですとか被害回...全文を見る
○稲田委員 片山参考人にお伺いをいたします。  今回の法案については反対であるということでありましたけれども、公訴時効があることのメリットと言ったらちょっとあれかもしれませんけれども、被害者の遺族としての立ち直りについて区切りがつくとか、そういうことがあると思うんですが、その点...全文を見る
○稲田委員 きょうは参考人の皆さん方から、法的な側面、そしてまた現実の被害感情ですとか、それに対するお気持ちを伺うことができまして、それをこれからの審議に十分生かしてまいりたいと思います。  ありがとうございました。
04月27日第174回国会 衆議院 法務委員会 第10号
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○稲田委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表いたしまして、案文を朗読し、趣旨の説明といたします。     刑法及び刑事訴訟法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府は、本法の施行に当たり、次の事項について格段の配慮をすべきである。 ...全文を見る
05月11日第174回国会 衆議院 法務委員会 第11号
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○稲田委員 おはようございます。自由民主党の稲田朋美です。  本日は、一時間半という、本当に野党ならではの質疑時間をいただいたことに大変感謝申し上げます。また、松野官房副長官それから西村智奈美政務官にもお越しいただきまして、ありがとうございます。  さて、本日私は、弁護士時代...全文を見る
○稲田委員 政治主導を訴えられて政権を交代された民主党政権なんですが、国が訴えられている訴訟の訴訟方針について、今、政府一体となってというお話でしたけれども、最終的に、どのようにこの訴訟を争うかということについては法務大臣がその訴訟方針をお決めになるべきではないでしょうか。
○稲田委員 現在、国が被告となっている戦後補償裁判は係属事件で何件あり、また、どのような訴訟方針で臨まれているのでしょうか。  もう少し具体的に申しますと、事実関係についての認否はどうされているのか、また、当事者尋問や証人尋問において反対尋問をされているのかどうか、そういった点...全文を見る
○稲田委員 私も、国が事実関係を争った事件というのは毒ガス訴訟の控訴審以外には知りません。なぜ事実関係を争わないのか。また、証人尋問や当事者尋問も行われておりますけれども、反対尋問はされないんです。なぜ反対尋問もせず、事実関係も争われないのか。認否すらされません。その点はどうして...全文を見る
○稲田委員 今大臣がおっしゃったことは大変正論で、本当に、事実関係を確定するまでもなく、事実関係について証人尋問や当事者尋問をするまでもなく、法律的にこの問題を解決できる裁判なんです。  しかし、御承知のとおり、この種の戦後補償裁判では、事実関係まで踏み込んで証拠調べをし、そし...全文を見る
○稲田委員 ただ、そういう国の態度が、判決の中に次々と原告主張どおりの事実があったこととして書き込まれること、私は、これは日本の国益を大変害することであり、その事態がひいては、後ほど質問いたしますけれども、米国における従軍慰安婦非難決議にもつながっているということになるのだと思い...全文を見る
○稲田委員 そうしますと、本当にそれだけの人数で事実関係まで争うということになると、大変な負担があると私は思います。したがいまして、そういった人員の面、予算の面といったことも含めて戦後補償裁判については考えていただきたいと思います。  さて、平成十九年四月二十七日に最高裁が出し...全文を見る
○稲田委員 大臣、平和条約が締結をされて、国同士の賠償責任は、賠償について決着がつけば、それ以降は個人的な請求は認めるべきではない、そういう最高裁の判断についてどのようにお考えでしょうか。妥当かどうか。
○稲田委員 最高裁は横に置いて、国際社会における正義として、私も、平和条約が締結をされて国同士で賠償責任が確定をされれば、それ以降に個人的な戦争における被害を請求することはかえって国際法上の正義にはかなっていないと考えていますが、その点、大臣はどのようにお考えでしょうか。
○稲田委員 私は、最高裁の判断ではなくて、大臣のその点についての意見を聞きたかったんですけれども。  西村政務官にお伺いをいたします。  このサンフランシスコ平和条約十四条によってどの程度賠償がされたのか、そしてそれで十分だと考えているのか。また、最高裁が示した、サンフランシ...全文を見る
○稲田委員 このサンフランシスコ平和条約の締結によって日本がどの程度賠償をしたのかということについては、東京高裁の平成十三年十月十一日の判決の中で大変詳しく書かれております。  少し紹介をしますと、そのサンフランシスコ平和条約の規定に従って、連合国に対して次のような支払いをした...全文を見る
○稲田委員 また、アメリカのカリフォルニア州の地方裁判所が、平成十二年に、日本軍の捕虜となった米国兵士からの日本企業に対する請求において、それを棄却して、サンフランシスコ平和条約十四条を引き合いに出して、次のように言っております。  「日本との平和条約は、本件訴訟において原告が...全文を見る
○稲田委員 個別の事件について伺っているのではなくて、最高裁がこのような平和条約によって解決済みであるという判決をした以上、これからは、事実関係について確定する必要はない、むしろ、訴状を見て請求棄却なり却下ができるはずだと思いますが、その点はいかがですか。
○稲田委員 それでは、大臣にお伺いをいたします。  このように、結論が決まっているにもかかわらず、事実審理に裁判所が入ることについて、国としてはどのようなお考えでしょうか。
○稲田委員 それはおかしいですね。国の訴訟方針は法務大臣が決めていらっしゃるはずでありまして、そして、この種の裁判で、国の代理人は、必ず、結論が法律問題で決まる以上、事実関係の証拠調べに入るべきではないという主張をしているはずであります。  もう一度大臣にお答えをお願いします。
○稲田委員 裁判所がどう思うかについて聞いているんじゃなくて、大臣は、この種の事件において、結論が決まっているにもかかわらず、事実関係について証拠調べに入ることについてどのようなお考えなのか。国は、そのような事実関係確定をする必要はないという考えだからこそ、認否もせずに法律論に終...全文を見る
○稲田委員 介入とかそういうことではなくて、やはり国の訴訟方針を大臣は決めていらっしゃって、国が、結論が決まっているにもかかわらず、事実関係について証拠調べに入ろうとする裁判所の訴訟指揮は私はおかしいと思っておりますので、その点はきちんとこれからも主張をしていただきたいと思います...全文を見る
○稲田委員 この中に書かれている事実関係について、それが事実かどうかについての反論をされたかどうかについてお伺いをしたいと思います。  例えば、「日本国政府による強制的軍売春である「慰安婦」制度は、その残忍さと規模において、輪姦、強制的中絶、屈辱的行為、性的暴力が含まれるかつて...全文を見る
○稲田委員 官房副長官に同じ質問をいたします。  この決議に書かれている、今私が読み上げた部分について、これが真実であるかどうか、政府の見解をお伺いいたします。
○稲田委員 どうして政府としてどうこう言う立場にないんですか。  きちんとこの決議の中に、日本国政府は、「強制的軍売春である「慰安婦」制度」をやった、そして「その残忍さと規模において、輪姦、強制的中絶、屈辱的行為、性的暴力が含まれるかつて例のないものであり、身体の損傷、死亡、結...全文を見る
○稲田委員 今のお答え、わからないんです。日本国政府による強制的軍売春である慰安婦制度があったのかどうかを含めて、今ここに書かれている、私が読み上げた部分が真実であると政府は認識をしているかどうか、この点についてお答えください。
○稲田委員 答えになっていないんですよ。平成五年の河野談話にこんなことは書かれていないでしょう。ですから、これが真実かどうかといったら、これは真実ではないと言うべきなんですよ。  私は、自民党が与党の時代に、麻生外務大臣に同じ質問をいたしました。それは真実ではないというお答えを...全文を見る
○稲田委員 そんな態度だったら国の名誉を守れませんわねと言わざるを得ないと思います。  この慰安婦問題の核は、やはり、慰安婦制度という悲惨な制度が、慰安所という悲惨な制度があったこと自体は疑いのない事実だけれども、日本国政府が、日本帝国軍隊が国策としてアジアの若い女性に強制売春...全文を見る
○稲田委員 ですから、平成五年の河野談話では、帝国軍隊ないし日本国政府が国策としてアジアの若い女性に強制売春をさせるための慰安所を設置したかどうか、この点についてどう言っているんですか。
○稲田委員 河野談話の内容について、河野談話を出したときの石原信雄元官房副長官が、二〇〇五年に産経新聞のインタビュー記事として書かれておりまして、その中で、「われわれは、いかなる意味でも、日本政府の指揮命令の下に強制したということを認めたわけではない。」というふうに書かれておりま...全文を見る
○稲田委員 議論してもらちが明かないのでやめますけれども、やはり、こういった日本の国の名誉にかかわる、全く真実とは違う、まさしく私たちの先輩が強姦殺人犯の集まりだったというようなことについてはきちんと反論していかないと、日本の国の名誉は守れないと私は思います。  これについて、...全文を見る
○稲田委員 確かに民間の方がやっている意見広告なんですけれども、その中に、強制性を否定する当時の資料を写真入りで摘示をしたり、そういった日本の名誉を守るための証拠を出している。この点について政府が全く無関心であるというのは私はおかしいと思うんです。  また、すぎやまこういちさん...全文を見る
○稲田委員 当時、日本の慰安婦非難決議が出されようとしていた同じ時期に、同じ米国下院に、九十年前のアルメニア人虐殺について、トルコを非難する決議案が出されようとしました。これに対してトルコは猛反発をして、そして、仮にこのような決議が採択されることがあれば、政府としても自国内のイン...全文を見る
○稲田委員 トルコの場合は、自国の安全保障までかけて名誉を守る、そういった活動をしたがために、本会議ではもう議論もされず、流れてしまっているんです。それに反して、日本は、河野談話に書かれているとおりですとか、「最大の人身売買事案」だとまで書かれているにもかかわらず、事実を反論しな...全文を見る
○稲田委員 送られる前に、その内容について外務省は承知をされていたのかどうか、お伺いをいたします。
○稲田委員 日本の衆議院議長が、こういった、大変日本の名誉にかかわる事柄について意見を書簡で述べられることについて、外務省ないし政府が知っていないとすれば、私はそれは大変な問題だと思いますので、その点はまたお答えをいただきたいと思います。  官房副長官、これで。ありがとうござい...全文を見る
○稲田委員 控訴審に入ってから、国側が、この遺棄化学兵器が日本側のものではない、仮に日本軍のものだとしても、これは武装解除によってソ連に引き渡されて、毒ガス兵器の遺棄はソ連軍によるものであるという主張をきちんとされたことは、私は正しいと思うんです。  ただ、正しいけれども、何で...全文を見る
○稲田委員 今お答えがなかった、五百五十万円がどれぐらいの価値かということでありますけれども、私、ちょっと新聞報道などを調べますと、二〇〇九年の中国都市部の平均年収が一万七千百七十五元、日本円にして二十二万三千円です。そして、農村部住民の平均年収は五千百五十三元、日本円にして六万...全文を見る
○稲田委員 ところが、覚書を締結した後に、毒ガスを含めて武装解除により中国側もしくはソ連側に引き渡したという書類が見つかったのではありませんか。
○稲田委員 質問に対する答えじゃないんですよ。  私の質問は、覚書を締結した後に、毒ガスを武装解除により中国側もしくはソ連側に引き渡したということを確認できる書類が見つかったんじゃないんですかという質問をしたんです。
○稲田委員 質問に答えてください。覚書を締結した後に、毒ガスを武装解除により引き渡したことを確認できる書類が見つかったんじゃないんですかということについて、端的に答えてくださいよ。
○稲田委員 そうなんですよ。  だから、どの程度の調査をして、膨大な中国国内に埋まっている日本の毒ガス兵器を全部日本側の費用でもって処理する、そういう覚書を締結をされたのか疑問なんです。後から武装解除によって引き渡した書類が見つかる程度の、そんな調査でもって、こんな、日本の国益...全文を見る
○稲田委員 しかし、この調査報告書の中に書かれているにもかかわらずこの委員会に公表できないというのは私はおかしいと思いますので、委員長、この調査報告書、黒塗り部分もきちんとわかるようにしたものの提出を求めます。
○稲田委員 この覚書に基づく化学兵器の廃棄処理の進捗状況とその見通し、またそれに対する費用はどれぐらいかかるのでしょうか。
○稲田委員 どんなふうに、どれぐらい費用がかかるかわからない。ちまたでは一兆円かかるとも言われておりますけれども、そんな莫大な費用のかかる、しかも、すべて日本軍が遺棄した兵器であるということを認めて処理を約束してしまう。そして、その根拠になった調査報告書は黒塗りのものであって、そ...全文を見る
○稲田委員 裁判所が、今大臣がおっしゃったように事実関係に入ることなく判決を下すのであればそのとおりなんですけれども、結局は事実関係の判断をするのであれば、日本の国の名誉という国益を守るためにも、また、原告らの請求に対して、その主張する事実関係に対して誠実に対応するためにも、認否...全文を見る
○稲田委員 今大臣がおっしゃったことと同時に、やはり不必要に家庭内のプライバシーに入るべきではない。夫が婚姻中に妻が懐胎した子を自分の子だと思って育てているところに、他人がいきなり入ってきて、DNA鑑定などを見せて、ちょっと待った、その子はあなたの子じゃなくておれの子なんだなどと...全文を見る
○稲田委員 今副大臣から御説明いただいたように、離婚後の懐胎についてはもう通達で解決をいたしております。また、前夫に対して親子関係不存在、それから、後の、真実の親に対しては認知の調停もできるということであります。  私は、自民党内でこの問題が議論されていたときに、最高裁に、一体...全文を見る
○稲田委員 認知調停の場合には、子供の母親と真実の父が婚姻していることが条件なのか、それとも婚姻していない場合でもできるのか、また、親子関係不存在に必要な、最高裁の条件であるような外観上夫婦の実態がないというような要件を必要としているかどうか、その点についてお伺いいたします。
○稲田委員 大臣は、ことしの予算委員会の二月二十六日に、七百七十二条ということもまたあわせて御提起することができるならば、私にとっても、大変必要なことだと思うが、なかなか一歩一歩ということもある、ただ、改正が必要だ、それから今の通達のままでなかなか十分でない部分があるということも...全文を見る
○稲田委員 自民党政権下でこの問題が議論をされたときには、法務省令で、父の書面、在監証明書、母の陳述書などの書面とそれからDNA鑑定書で、戸籍窓口で前夫の推定を外して、後婚の夫の子供として出生届ができるようにしようという案が検討をされておりました。  これに対して、私も、DNA...全文を見る
○稲田委員 それでは、例えば陳述書などで戸籍窓口で認めるという方向性があると思うんですけれども、ただ、現在の制度の中でも、先ほど副大臣が御説明いただいたように、前夫を介さず認知調停などを利用して比較的簡単に裁判所で後の夫の子供と認めていただけるのに、なぜ戸籍窓口で推定を外す法改正...全文を見る
○稲田委員 その点も大臣の認識と私も共通している部分があるんですが、かつて自民党で議論されたときには、離婚後三百日以内に生まれた子で前夫の嫡出推定を外すことができるのは、母親が真実の父と婚姻している場合だけだったんです。でも、かわいそうな事例、DVということを言い出しますと、婚姻...全文を見る
05月19日第174回国会 衆議院 厚生労働委員会 第21号
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○稲田委員 おはようございます。自由民主党の稲田朋美でございます。  本日は、初めて厚労委員会で質問をさせていただきます。  長妻大臣とは直接お話をしたことはないんですけれども、大臣が野党時代、大変輝いておられたと思います。ただ、政権交代されて大臣になられてからは、その野党時...全文を見る
○稲田委員 ですから、新しい制度にするということは決めているけれども、その中身が全く示されていないというのが私は無責任だと思うわけです。どんな制度でも、メリットとデメリットがあります。異なる被保険者間や世代間の利害対立も考えると、完全無欠な制度というのはありません。でも、問題があ...全文を見る
○稲田委員 今の大臣のお答えを聞いても、私は、後期高齢者医療制度が差別だとは思えないわけです。やはり、七十五歳以上の方々を区切っていて、そこで優遇することもできますし、保険証を別にしたから、それがなぜ差別なのかわかりません。また、際限なく若い世代に保険料を押しつけていっていいのか...全文を見る
○稲田委員 後ほど財源の話はまたお伺いをいたしたいと思っておりますが、後期高齢者医療制度は、確かに当初、名前に問題があるということで不評でしたけれども、今やもうほとんどの国民が納得済みだと私は思っております。地方公共団体の格差があったものも、その格差も縮まりましたし、若者への負担...全文を見る
○稲田委員 今の大臣の説明を聞いておりますと、自民党政権下のデータが間違っていた、まさに今の大臣の部下がつくったデータが間違っていたというように聞こえるんですけれども、仮に間違っていたのであれば、正しいデータを示してから復活をさせるべきではないでしょうか。  また、母子加算を縮...全文を見る
○稲田委員 今、データが正しいかどうかがわからないと言われたら、もう議論のしようがないんです。それなら、正しいデータをもう一回、今の大臣の部下に命じて調査して出して、それから議論をしていただきたいと思います。  また、高校授業料も無償化にして、子ども手当もばらまくわけですよね。...全文を見る
○稲田委員 私、何回も言っているように、財源が百兆あっても、不公平、逆差別、不道徳だからこの母子加算はすべきでない。そして、そのデータとして収入の比較を言いましたら、その収入の比較のデータは信頼できないんだとおっしゃっているわけですから、もし信頼できないんだったら、正しいデータを...全文を見る
○稲田委員 そういうところが長妻大臣らしくないと思うんですよ。児童手当がそうだったから、自民党政権時代がそうだったから子ども手当も差し引かないんだなんて、長妻大臣らしくないと思いますよ。それは間違っていて、やはり生活保護の趣旨からすれば、私は子ども手当は差し引くべきだと思っていま...全文を見る
○稲田委員 私が先ほど聞きましたのは、今回、法案の児童扶養手当は生活保護から差し引くのに、どうして子ども手当は差し引かないのかという質問であります。児童手当は差し引いていなかったんです。それを持ち出されたので、自民党政権下の児童手当を差し引いていないから子ども手当を差し引かないん...全文を見る
○稲田委員 そうしますと、日本の生活保護者の割合が一・四%に対して外国人の割合が三・六%と、かなり割合が多いわけです。しかし、例えば永住者なら、きちんと生計を営むことのできる人というような資格の要件がありますし、外国人の割合がこれほど多いのは、私はどういうことなのかなと思っており...全文を見る
○稲田委員 受給資格を調査していないのに、どうして途中から不法滞在になるということがわかるんですか。
○稲田委員 でも、やはり、不法滞在者かどうか、きちんと受給資格があるかどうか、日本の生活保護を受けている外国人の受給資格については、そんなの調べていませんなんていうのは無責任きわまりなくて、これほどの財政難の中でそんな大名商売みたいなことをやっていたら、この国はつぶれると思います...全文を見る
○稲田委員 ただ、この中国人姉妹の事件のように、大変マスコミでも有名になった事件の判決書の中に、不法入国した人に生活保護を一年数カ月間与えていたということが指摘されているにもかかわらず、私が委員会で指摘するまで厚労省は全く調査もしない、地方自治体任せなのか何かわかりませんけれども...全文を見る
○稲田委員 やはり、この生活保護の問題は、どんどん生活保護を受ける方がふえていますし、また不正受給もふえております。先ほど指摘をしました、外国人のうちの三・六%、非常に高い受給割合になっている。その資格についてもきちんと調査をしていただいて、その資格がなくなれば、返還請求などをき...全文を見る
○稲田委員 今、大臣は消費税以外でとおっしゃいましたけれども、今、菅大臣を初め、ではなぜ消費税議論をされているんでしょうか。  たしか大臣は、HAT—KZシステムを打破するとおっしゃっていましたよね。Hはひもつき補助金、Aは天下り、Tは特別会計、Kは官製談合、Zは随意契約ですか...全文を見る
○稲田委員 大体、無駄排除と消費税は関係がありません。今の社会保障費を全額消費税で賄うとすれば、あと八%以上引き上げなければなりません。(発言する者あり)
○稲田委員 しかも、少子高齢化が進むため、毎年一兆円ずつ、社会保障費はどうしてもふえていきます。消費税を上げるということは不可避だと私は思っています。それをいたずらに先送りしていることは間違っていると私は思いますが、大臣も、無駄排除をしたとしても消費税の引き上げは不可避だと考えて...全文を見る
○稲田委員 大臣がおっしゃる、無駄排除をしないと国民の理解が得られない、そのとおりだと思います。  ただ、その間尺が全く合っていないんです。マッサージ器の無駄と毎年一兆円ずつふえ続けている社会保障費の財源を一緒にして議論をしていただきたくないということを私は言いたいと思います。...全文を見る
10月06日第176回国会 衆議院 本会議 第2号
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○稲田朋美君 自由民主党の稲田朋美です。  自由民主党・無所属の会を代表して、総理の所信に対する質問をいたします。(拍手)  冒頭、小沢元幹事長の事案について、先ほどの総理のお答えはお答えになっていません。いま一度、総理として、民主党代表として、小沢氏の説明責任及び政治的道義...全文を見る
10月22日第176回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○稲田委員 自由民主党の稲田朋美でございます。  柳田法務大臣、御就任おめでとうございます。本日、初めて大臣に質問をいたします。  朝の質疑を聞いておりまして、特に我が党の平沢委員と大臣とのやりとりを聞いておりまして、私は大変残念に思いました。大臣は、かみ合っていないというよ...全文を見る
○稲田委員 今おっしゃった報告の場に参加をされた、それは公務として行かれたんですか。
○稲田委員 大臣が行かれた場所ですけれども、そこは日本大使館の前であり、そこでデモをやっていた、日本政府を糾弾するデモをやっていたというふうに報道されておりますが、間違いはありませんか。
○稲田委員 そこに大臣が行かれたのは、国会議員として行かれたのか、私人として行かれたのか、いずれでしょうか。
○稲田委員 新聞によりますと、「社民、共産など他の女性議員三人も一緒だが、日本大使館前デモには、岡崎議員だけが参加した。」このように報道されておりますけれども、間違いはありませんか。
○稲田委員 今の、その場とか、おくれてとかということがちょっと具体的にわからないんですが、ソウルの日本大使館前で、平成十五年二月十二日、いわゆる慰安婦と言われている方々の反日デモに参加をしたのは岡崎大臣だけなのか、ほかの女性議員三人も参加されたのか。どうですか、どちらですか。
○稲田委員 国会議員として、いわば大使館で行われているところのいわゆる従軍慰安婦の反日デモに岡崎大臣だけが参加をされた、そのような事実でいいですか。
○稲田委員 その日本大使館の前で行われているデモの場で、日本反対、それから国旗にバッテンのついているポスターが掲げられていたことを大臣は御存じでしたか。
○稲田委員 それはおかしいですね。西田議員が予算委員会でも提示をされたと思いますけれども、新聞の中に、日本の国旗にバッテンをしたポスターの前で大臣がたたずんでいらっしゃる写真があります。そしてそこに、「ソウルの日本大使館前で十二日、「日本反対、挺対協」などと書かれたポスターを掲げ...全文を見る
○稲田委員 それに対して、大臣はこの写真について抗議をされたんですか。
○稲田委員 この写真を見たら、だれもが、しかもこの写真は世界じゅうに配信されて、すべての世界じゅうの人が、あなたが日本大使館の前で慰安婦問題で政府を糾弾する反日デモに参加している写真そのものと認識をするわけであります。これを知らなかったというのは通りませんよ。答弁してください。
○稲田委員 そんな言いわけ、だれも信じません。何枚も写真があるんです。そして、大臣は、いわゆる慰安婦の方々の前で、マイクを持って何らか演説をされていたり、そして慰安婦の方々に話しかけたり、そちらの方を向いて大きな声を出したり……(発言する者あり)
○稲田委員 そういった写真が載っていて、しかも新聞の中で、反日デモに参加する岡崎トミ子議員だの日本政府を糾弾する岡崎トミ子議員だの、そういうキャプションがついていて、それに対して抗議もせずに、ずっとそのまま認めているということは、まさしくそのとおりだからじゃないんですか。
○稲田委員 だとすれば抗議をすべきだし、そして、この問題があなたが日本に帰ってきてから民主党内でも問題になったのであれば、こういった誤解、あなたが言う、見ていないのであれば、この写真について抗議するのが政治家として普通じゃないですか。何も抗議をしないで、知らなかったというのは通り...全文を見る
○稲田委員 今の、反省をしている内容ですけれども、では、写真を撮られたことに抗議をしなかったことを反省しているんですか。何を反省しているんですか。デモに参加したことは反省していないということですか。
○稲田委員 その誤解について、どうやってあなたはその誤解を晴らすような行動を、どんな行動をとったんですか。また、その誤解を招いたことを気づいたのはいつなんですか。
○稲田委員 私の質問に答えていないんです。いつその誤解について気がつき、そして、その誤解を解くためにどんなことをしたんですか。(発言する者あり)
○稲田委員 だれが何についてどのように誤解したとあなたは考えているんですか。だれが何についてどのように誤解したのか。(発言する者あり)  では、もう一回。だれが何についてどのように誤解をしたとあなたは考えているんですか。
○稲田委員 誤解を招いたというのはあなたがおっしゃっていることですから、一体何に対する誤解を招いたのかと。何が誤解なんですか。あなたが反日デモに参加していたことは誤解でも何でもないじゃないですか。何が、そこにバッテンの日の丸があったことが誤解なんですか。
○稲田委員 誤解の内容が明らかじゃないのに、何を反省しているんですか。  一体、何を誤解と考えて、何を反省しているのか。あなたが、韓国のいわゆる従軍慰安婦の反日デモ、日本の大使館に対する反日デモに参加したことは事実として間違いがないんですよ。  では、何を誤解したんですか。趣...全文を見る
○稲田委員 だれが見たって反日なんですよ。だって、いわゆる従軍慰安婦の皆さんが大使館に向かって抗議のデモをして、そして、それにあなたが、反日デモに……(発言する者あり)
○稲田委員 そのデモに参加したこと自体は間違いがないんですから、慰安婦の日本大使館に対する、政府への抗議デモに対してあなたが参加したことについては、だれも誤解はしていないわけです。  ですから、そのデモに参加したことについて、あなたは反省をしているのかしていないのか、どちらです...全文を見る
○稲田委員 何の拍手ですか。  これは、あなたは、今の話を聞きますと、いわゆる従軍慰安婦の方々が被害者で、加害者は日本政府なんです。そして、日本政府に対して抗議のデモをし、謝罪と賠償を求めている反日デモに参加したことについては、それは事実としては全く認めているわけで、それが反日...全文を見る
○稲田委員 あなたは日本の国の治安のトップにいる大臣であります。私の今の質問は、中国で反日デモが起きていて、それが日本の国内の治安に関連することが十分考えられるので、それを国家公安委員長としてどのような指示を行っているのですかという質問です。
○稲田委員 だから、今のお答えを聞いておりますと、結局、中国の反日デモが日本の国内に影響を与えるのではないかということに関連して、国家公安委員長として、日本の治安のトップであるあなたは何も指示はしていないということなんですね。  そして、いわば中国で今行われている反日デモ、それ...全文を見る
○稲田委員 岡崎大臣、これで終わりです。(岡崎国務大臣「では、一言」と呼ぶ)いや、求めていません。  それでは、質問いたします。  それでは大臣にお伺いいたしますが、大臣は、その韓国の反日デモにおいて一体何を主張してこられたのか、マイクを持って。そしてまた、あなたは従軍慰安婦...全文を見る
○稲田委員 だって、大臣はそのデモに参加して、あなたは何らかの演説をしたわけですよね。従軍慰安婦の方々の立場に立って政府を加害者として演説をしたその内容が何だったか、これについて何で答えないんですか。そして、それは従軍慰安婦に補償すべきだという演説だったのではなかったのか。そこを...全文を見る
○稲田委員 私が聞いているのは、今問題になっている、あなたが国家公安委員長の、大臣としての資格があるかどうかに関連をして、この二〇〇三年の反日デモでいかなる内容の演説をしたのか、これを聞いているんです。そして、多分その中の内容は、従軍慰安婦に補償すべきである、日本政府に対して、そ...全文を見る
○稲田委員 もう一度聞きます。  二〇〇三年の、いわゆる従軍慰安婦の日本の大使館に向けた反日デモにおいて、日本の大使館に向けてあなたが演説した内容は何ですか。
○稲田委員 岡崎大臣は、国会議員として韓国に行き、そして国会議員としていわゆる従軍慰安婦のデモに参加をした。しかし、それを反日と誤解を招いたと先ほどからお答えになっているわけです。私は、誤解ではないと思います。反日デモに参加されたことは事実であり、それも大臣自身が認めていらっしゃ...全文を見る
○稲田委員 大変抽象的で、その場で何を訴えたのかという質問に対するお答えになっていないんです。  先ほど大臣は、慰安婦の方々が被害者で、では日本国政府は加害者なんです。そして、日本大使館に向けて、日本国政府に、マイクを持って何を訴えたんですか。個人補償しろということを訴えたんじ...全文を見る
○稲田委員 私の問いに対する答えになっていないんです。  加害者とあなたたちがみなし、被害者である従軍慰安婦の皆さん方の前で、日本国政府に対して、日本大使館の前で、マイクを持って、個人補償してください、しなさいということを訴えたんじゃないんですかという質問なんです。
○稲田委員 答えていないんですよ。個人補償を訴えたんじゃないんですかという質問に対して、大臣は答えていないんです。答えてください。(発言する者あり)
○稲田委員 全く納得できませんね。個人補償の請求をしたかどうか。ここまで抵抗してお答えにならないということ自体が私はおかしいと思いますし、大臣が全く反省をされていない。  この従軍慰安婦の、政府に対する、日本大使館に向けての抗議デモは、まさしく被害者といういわゆる従軍慰安婦が、...全文を見る
10月29日第176回国会 衆議院 法務委員会 第3号
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○稲田委員 自由民主党の稲田朋美です。  本日は、二十七日に国会に提出されたビデオについてお伺いをいたします。  今月十四日、衆議院議長から那覇地検検事正に対し、衆議院予算委員会全会一致の議決に基づき、今回の中国人漁船の衝突について映像記録の提出要求が出ました。それに基づき、...全文を見る
○稲田委員 あと、答弁漏れがあるんですが、オリジナルは海保にあると昨日法務省は説明をいたしておりましたが、その点はどうでしょうか。
○稲田委員 このビデオの編集経緯については昨日から大問題になっておりますけれども、法務省の説明と今の局長の説明が食い違っている部分もございます。また、だれがどのようにしてビデオを編集するか、いつ決めたかについても、昨日の法務省の説明では、今、調査、確認中であり、あすまでには答えら...全文を見る
○稲田委員 それでは、大臣にお伺いをいたします。  刑訴法四十七条の公益上の必要の典型的事例が、両議院の国政調査権であります。国権の最高機関である国会が憲法六十二条に基づいて調査権を行使しているときに、検察が意図的に、提出要求されている証拠物であるビデオを編集もしくは抽出するこ...全文を見る
○稲田委員 私が言いたいのは、衆議院議長から那覇地検に要求があったのは、この事案についての映像記録なんです。そして、それにこたえるには映像記録すべてを出すのが私は当然であって、それを意図的であれ、改ざんがないであれ、とにかく短く編集をした、短く、抽出でもいいんです、どういう表現を...全文を見る
○稲田委員 ただ、このようなうわさが出るのも、ビデオを全面公開していないからだと思います。  九月二十二日付の毎日新聞によりますと、中国の報道官は定例会見において、尖閣諸島での衝突事故について、中国漁船が日本の巡視船にぶつけられたと主張、日本側のビデオが何時間あり、最初から最後...全文を見る
○稲田委員 海上保安庁にお伺いをいたします。  中国側の漁船が体当たりでぶつかってきたという事案は、今回初めてのことであります。今回のことを将来に生かすために、今後、我が国が、国としてどのようなことをなすべきか。例えば巡視船の強度を増す、海上自衛隊の船を利用するなど、海上保安庁...全文を見る
○稲田委員 それだけじゃなくて、今の巡視船の体制でいいのか、また強度はそれでいいのか、ぜひとも検討をしていただきたいと思います。  今回の中国人船長の処分保留という不明瞭な形での突如の釈放も、きょう質問いたしましたビデオの編集にしましても、政府がすべて検察に責任を押しつけている...全文を見る
11月12日第176回国会 衆議院 法務委員会 第4号
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○稲田委員 自由民主党の稲田朋美でございます。  ただいまの平沢議員の質問を、私も大変共感を持って聞きました。  そこで、私も大臣に冒頭お伺いをいたしたいことがあります。私、予算委員会、それから当法務委員会での質疑に対する大臣の答弁を、きょうの答弁も含めましてずっと聞いている...全文を見る
○稲田委員 それが私はわからないんですよ。こんな重大な事件が起きて、そして、法務大臣がそういう抽象的な、教科書に書いてあるみたいな、教科書にも書いていないかもしれない、そんなことで答弁を終わられているということが、私は信じられない。  というのが、検察の判断、私は、検察が今回、...全文を見る
○稲田委員 それが人ごとなんですよ。今の答弁が人ごとなの。  この法案で日本の国に管轄権があることはわかりました。そしてまた、「よなくに」と「みずき」の二隻について損害が生じているんです。ただ、その損害額がどれだけかということを今鑑定しているんだという答弁がありました。鑑定結果...全文を見る
○稲田委員 事実関係をぜひ精査いただいて、反省すべき点を反省して、これからの事件に生かしていただきたいと思っております。  さて、この事件の犯人は、けん銃を数年前に中国人から購入したと言っているようですけれども、外国からけん銃を入手する経路についてどのような捜査をしているのか、...全文を見る
○稲田委員 国家公安委員長、この間、平沢議員が予算委員会で、国家公安委員長がかつてトミ子マガジンで発言をされた内容について質問をされました。私も読みましたけれども、その中で、入国管理局が外国人犯罪を契機に中国人の入国審査を厳格化していることを批判されております。また、外国人犯罪が...全文を見る
○稲田委員 国家公安委員長にお伺いをいたしますけれども、今の政府参考人の答弁を聞かれて、私もそのとおりだと思っているんですけれども、かつてあなたがこのマガジンの中で書かれた、外国人だからといって軽微な犯罪でも立件されているんだというような認識については改められたでしょうか。
○稲田委員 今の答弁を聞いて、意味がわかりません。  私が聞きたかったのは、あなたはかつて、日本人が犯した場合には立件されていないような軽微な犯罪で外国人は立件されているんだ、だから外国人犯罪がふえているんだということを書かれているので、それは間違っていますねというその認識をお...全文を見る
○稲田委員 それでは、日本人が犯した場合には立件されないような軽微な事件で外国人は立件されて、それで外国人犯罪がふえているという認識をかつてマガジンに書かれていたけれども、それは誤っていた、そして認識を改めたということをこの場で述べていただけますか。
○稲田委員 あなたのメルマガに、そのように指摘されていると書いて、そうだという趣旨で書いているんですよ、前後を読めば。  今も、それは誤解を与えたとおっしゃって、今はその認識ではないというのであれば、ここで訂正をしていただきたいわけですけれども……(発言する者あり)ですから、こ...全文を見る
○稲田委員 指摘をされたことに同意をされたから、わざわざこのマガジンに、外国人犯罪がふえていると言いますけれども、日本人が犯した場合には立件もされていないような軽微な犯罪が多いことが指摘されているんです、そのようにあなたの認識を書かれているんですよね。でも、ここであなたがそれを誤...全文を見る
○稲田委員 質問時間が限られております。ですから、私は端的に、あなたは、日本国政府が、戦争犯罪の、いわゆる従軍慰安婦に対する、戦争被害者に対する個人補償をすべきであると考えていますかという質問について、どうしてお答えになっていただけないのでしょうか。(発言する者あり)
○稲田委員 あなたの、内閣委員会、平成十四年七月二十三日の議事録があるんです。そこに、名誉回復の措置なんです、自分の人間の尊厳、名誉を回復する、名誉の回復の措置として当然それは個人補償もついてくると。個人補償という言葉を使って法案のことをおっしゃっているんですから、個人補償は入っ...全文を見る
○稲田委員 この点については最高裁判例もあり、国同士の平和条約の賠償によって決着がついている戦争被害について個人補償をすることは、国際法上における正義に反していると私は考えておりますけれども、この点についての岡崎大臣の見解をお伺いいたします。
○稲田委員 ということは、あなたもそれはお認めになる、そういう趣旨でございますね。
○稲田委員 答弁が長かったんですけれども、結局、あなたは、法的には決着しているけれども個人補償はすべきであるという考えであり、それは、戦争被害についての戦後補償はしないという政府の方針に違反している、内閣内でその点については不一致があるということが今の答弁でわかったと思います。 ...全文を見る
○稲田委員 ただ、指定前に改善の要求をすることについては法的な根拠もなく、そして、それに従わなかったとしても指定そのものをしないということにはなっていないわけであります。  そこで、法務大臣にお伺いをいたします。  法務大臣は、ずっと一貫して、朝鮮学校の教育内容に問題がある、...全文を見る
○稲田委員 情けないですよ、法務大臣、今の答弁。私は、こんな人がこの国の閣僚であるということを非常に情けなく思います。  法務大臣であって拉致担当大臣ではないので、ここは答えるべきではないとか、そういう問題じゃないんですよ。この拉致問題というのは、我が国の同胞が連れ去られている...全文を見る
11月24日第176回国会 衆議院 法務委員会 第7号
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○稲田委員 ただいま議題となりました裁判所法の改正に関する件の決議案について、提出者を代表いたしまして、案文を朗読し、趣旨の説明といたします。     裁判所法の改正に関する件(案)   政府及び最高裁判所は、裁判所法の一部を改正する法律の施行に当たり、次の事項について格段の...全文を見る