稲田朋美

いなだともみ

小選挙区(福井県第一区)選出
自由民主党
当選回数6回

稲田朋美の2011年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月01日第177回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○稲田委員 自由民主党の稲田朋美です。  北陸地方を中心に記録的な大雪となっており、住民の生活に多大な影響が出ております。けさの委員会で総理から福井についても触れていただきましたけれども、何とぞ、迅速かつ十分な対応をお願いいたします。  さて、総理は、今回の内閣改造で与謝野大...全文を見る
○稲田委員 ただいまの総理の御答弁は、私の質問に対してはお答えになっていないと思います。  私が聞きましたのは、総理の著書の中には、削るという発想はそもそもなくて、まず真っ先に、マニフェストで十二・六兆円約束をしているのなら、それをつけて、その後でほかの予算を組むのだということ...全文を見る
○稲田委員 総理、私の質問を聞いてください。  私は、総理はマニフェストで約束をした十二・六兆円を真っ先につけると言ったのに、それを予算計上していないのはなぜですかという質問をいたしました。それに対する総理の答弁は、結局、財源がないのでつけられなかった、この本とは違うことをおっ...全文を見る
○稲田委員 私は、民主党は事業仕分けで削減した金額はわずか三千億ですねということを質問しているわけであります。(発言する者あり)ごまかしていません。
○稲田委員 蓮舫大臣、お言葉ですけれども、それがごまかしだと私は申し上げているんです。総理も代表質問に対する答弁で、事業仕分けで三兆円とお答えになったので、私は、総理に質問しているにもかかわらず蓮舫大臣が来られましたから、反論いたしますけれども、今、蓮舫大臣が御説明になった中で、...全文を見る
○稲田委員 そのほとんどは事実上継続されているものではありませんか。これを足して三兆円と言うのをごまかしと言うんですよ。
○稲田委員 委員長、私は、総理のこの著書に関連をして、総理に質問をいたしております。また、今の三兆円についても、総理が代表質問に対する答えとしておっしゃっておりましたので質問をしたものであります。ほかの大臣に答えていただきたくないと思っております。  ただ、今、野田大臣がせっか...全文を見る
○稲田委員 ただ、野田大臣、私の質問は、無駄排除で九・一兆円という割には財源が出ていませんねという中での、事業仕分けの三千億です。今の鉄道・運輸機構などの埋蔵金はほかのところで財源として計上されておりますので、純粋に言う事業仕分けの財源、無駄排除は私は三千億だと思っております。 ...全文を見る
○稲田委員 またしても、総理は私の質問に対してお答えにならないんですよ。  私が聞いたのは、九・一兆円のうちの大半の六・一兆円、この大半を一括補助金で出すとおっしゃっていたのが、結局三百億、約束をしていた二百分の一しか出せなかったですねということをお伺いしたわけであります。 ...全文を見る
○稲田委員 大臣が犯罪に近いとまでおっしゃったこのマニフェストの全面見直しに向けて、大臣が御尽力されることを望みます。  総理にお伺いをいたします。  私も、与謝野大臣の政策に共感を覚えるところが多くありました。したがいまして、総理が与謝野大臣の政策に共鳴を得て、そして任命を...全文を見る
○稲田委員 またも私の質問に正面から答えずに、はぐらかしの答弁に終始をされました。  総理、政治は信なくんば立たずです。仮に正しい政策であったとしても、正しい人が言わなければ国民はついてきませんよ。信頼や信念のない人を閣僚とするような、そんな信なき政治はいずれ破綻することを指摘...全文を見る
○稲田委員 この資料の中の一番の、無駄遣いをやめて九・一兆円、天下り廃止して十二・一兆円、予算を組み替えて二十兆、四十兆、消えた財源のことです。
○稲田委員 パネルは民主党の理事の先生方の異議で三十兆に直しましたけれども、しかし、選挙期間中は、予算を組み替えて一割、二割の財源はすぐ出ると皆さん方はおっしゃっていたので、二十兆、四十兆。
○稲田委員 選挙後の藤井大臣もテレビでおっしゃいましたよ。
○稲田委員 今、与謝野大臣は、民主党は無知であった、知らなかったとおっしゃったわけですけれども、総理、今の大臣のお答えを聞いて、マニフェストを全面改定するおつもりはありますか、特に財源について。
○稲田委員 さんざんばらまいておいて、公約したはずの無駄排除は全然できない。与謝野大臣も、無知だった、知らなかったとお認めになっております。そして、やはり増税したいから野党も連帯責任を負ってくださいなどと、無責任政治のきわみではありませんか。国民はもうごまかされません。予算審議を...全文を見る
○稲田委員 いずれにいたしましても、拉致問題が進展していないにもかかわらず北朝鮮に対して支援をすべきであるという姿勢の外務大臣が、北朝鮮と直接対話、または訪朝することは、日本の国益には合致しないと思います。  まだまだお聞きしたいことはありますが、続きはまたの機会にさせていただ...全文を見る
02月21日第177回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○稲田委員 おはようございます。自由民主党の稲田朋美でございます。  冒頭、総理に確認をしたいことがございます。  昨年の十一月に公表されました平成二十一年分の政治資金収支報告書で、総理の政治団体、菅直人を応援する会が、所得税八億円余りの脱税容疑で東京地検に逮捕、起訴された弁...全文を見る
○稲田委員 それは、総理、政治と金についてけじめをつけるとおっしゃっている総理自身が、昨年の十一月に返すとお約束をされたことについて、いまだ返したか返していないか確認すらされていない、それは私は、総理の政治と金に対するいいかげんな姿勢のあらわれだと思います。  それでは、事務総...全文を見る
○稲田委員 るる述べられたわけですけれども、議員との信頼関係、まさしく、私は、国会会期中に遊びのために渡航するとか、議員バッジを外して私人であるといって海外に行くことは、常識から考えても正当な理由には当たらず、請暇の対象にはならないと考えております。  それでは、前原大臣にお伺...全文を見る
○稲田委員 国会議員のバッジを外してというのは、常日ごろ外しているからと、そして国会議員として行かれたということなんですけれども、それではお伺いをいたしますが、国交のない北朝鮮に入るのに、ビザの申請は、肩書が衆議院議員前原誠司だったのでしょうか、それとも河村織物顧問前原誠司だった...全文を見る
○稲田委員 河村織物顧問前原誠司の肩書でビザを申請したかどうかお調べになって、ぜひお答えをいただきたいと思います。  また、北朝鮮で名刺を、衆議院議員前原誠司ではなくて河村織物顧問前原誠司という名刺を配られたのではありませんか。
○稲田委員 大臣、質問に答えられていないんです。私は、北朝鮮で河村織物顧問前原誠司という名刺をお配りになったのじゃないですかということについて質問をいたしましたが、大臣は答えられなかったんです、今。  待ってください。そして、私の質問についていろいろとおっしゃいましたけれども、...全文を見る
○稲田委員 では、ビザの申請の件と名刺の件については、調べてお答えください。  ところで、この国会なんですけれども、通常の国会じゃないんですよ。大変紛糾をしている国会なんです。国旗・国歌法とか、それから、大臣が行かれる前は、周辺事態法も、民主党が反対をして、成立をいたしておりま...全文を見る
○稲田委員 今の大臣のお答えで国民は納得しますかね。こんな紛糾した国会ですよ。解任決議をし、本会議場から退席をし、通過をする、そんな紛糾をした国会で、七日間も請暇願をとって、その理由が、大臣の一支援企業の工場の視察。別に国会会期中に行かれるようなことではありません。  また、先...全文を見る
○稲田委員 今のでも納得できないんですよ。  国旗・国歌法で紛糾したり、さまざまな法律がこの国会では紛糾をして、結局、通信傍受法も今申し上げましたように否決をし、本会議場から退場する、そういう事態だったわけです。  総理にお伺いをいたします。  総理は当時の民主党の代表とし...全文を見る
○稲田委員 そういう感覚がおかしいですね。国会議員が七日間も休んで国交のないところに、紛糾している国会審議をほっぽり出して行くということは、私は国民は納得はしないと思います。  では、前原大臣にお伺いをいたしますけれども、前原大臣は、その北朝鮮でよど号の犯人に会って何をお話しに...全文を見る
○稲田委員 たまたまって、大臣、よど号の事件が起きたのは一九七〇年で、大臣は八歳です。そして、北朝鮮で三十年もたって、よど号の犯人が大臣を、大臣がよど号の犯人をお互いに知っているはずがないんですよ。  一体何のために会ったのか、そして、だれとだれとだれと会って、どんな話をされた...全文を見る
○稲田委員 お答えになっていないんです。だれとだれとだれと会って、何を話したんですかということを聞いております。
○稲田委員 大臣は、帰ってから公安調査庁に報告をしたと記者会見でおっしゃっているんですけれども、名前はお忘れになったんですか。
○稲田委員 偶然に会ったとか四名の名前は忘れたとか、いわば日本に対する国家的な犯罪をして北朝鮮にかくまわれている犯罪者、犯人とお会いになって、公安調査庁でも報告をされた。それが偶然だとか名前を忘れたとか、私はちょっと理解ができません。  また、大臣はそのとき、よど号の犯人と写真...全文を見る
○稲田委員 それが私は信じられませんね。普通、日本の国家犯罪をした人と偶然に会って、大臣はバッジを外して企業の工場視察に行って、そこでもって、バッジを外して、そこまで用心深くして行って、よど号の犯人と一緒に写真におさまる、これは私は信じられないんですけれども、最初からよど号の犯人...全文を見る
○稲田委員 大臣の話が信じられないから、私は事実を確認する質問をしているんです。  そもそも、北朝鮮にそれだけ長期間滞在をされていて、工場視察。工場視察は二時間ぐらいで終わると思いますよ。それ以外は一体何をされていたのか。よど号の犯人だけでなく、朝鮮労働党の幹部とも面談をされた...全文を見る
○稲田委員 大臣が視察をされた河村織物の工場はどのような工場で、そしてその工場が閉鎖されたのはいつで、その閉鎖された理由は何ですか。
○稲田委員 河村織物から大臣に対して、北朝鮮に対する制裁をやめてくれるよう陳情がありませんでしたか。また、河村織物が経産省にそういう陳情書を出したことについて、大臣は御存じでしょうか。
○稲田委員 大臣は、二回目の訪朝の前に委員会で、日朝の経済交流をもっと政府が支援すべきだとか、また安倍総理に対しても、前回も指摘しましたけれども、重油を支援すべきだとか、北朝鮮を支援すべきだとか、経済交流をもっと図るべきだ、そういう質問をされております。  大臣は、大臣または大...全文を見る
○稲田委員 平成四年、府議会議員時代に大臣が一度目の訪朝をされたときに、河村織物から新緑会、大臣の関係の政治団体に百四十六万七千七百三十四円、政治献金がなされております。これの関係等、まだまだお聞きしたいことはありますけれども、時間がなくなってまいりましたので、最後に、私は、河村...全文を見る
○稲田委員 はい。  北朝鮮に重油支援をすべきだとか、核の脅威を殊さら喧伝されていて、要するに、拉致よりも核というのが大臣のスタンスなんです。でも、拉致は、重大な人権侵害だけでなくて、国家主権の侵害なんです。私たち日本の国会議員が真っ先に言うべきことはこの拉致の問題であって、総...全文を見る
03月09日第177回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○稲田委員 おはようございます。自由民主党の稲田朋美です。  今、平沢委員と大臣とのやりとりを聞いておりまして、大臣が全く官僚の答弁をお読みにならずに、御自分のお言葉でお話しになっていることに私は感銘を受けました。当たり前のことなんですけれども、前大臣とはそういうやりとりが全く...全文を見る
○稲田委員 ただ、大臣になられなくても、六年間の議席、参議院議員としても、大臣であれば立派に有権者の期待におこたえになったのではないかなと思います。  大臣は、参議院の議長を平成十九年の八月七日から平成二十二年七月二十五日まで務めておられました。参議院の議長経験者が大臣になられ...全文を見る
○稲田委員 ただ、参議院は衆議院と違って解散がありません。六年間議席があるということは、衆議院よりもさらに良識だとか品位だとかそういうものが要求される院ではないかなと私は思っております。  また、先ほど形式的なことをおっしゃいましたけれども、やはり菅総理を選んだときの議長であっ...全文を見る
○稲田委員 でも、チェックをしていた国会の長であられて、そして、また新たな任期が始まったとおっしゃいますけれども、同じチェックをされていた菅政権の側に入られたわけですね、大臣として。これは、まさしく天下り、所属官庁の事務次官がその所管の団体に天下りするのと同じことになるのではない...全文を見る
○稲田委員 私が先ほど天下りのことを持ち出しましたのは、事務次官が天下りをするとすれば、監督である行政庁が、将来天下りすることが慣例になっているような団体に対して、どうしても甘くなるんじゃないか。そうすれば、行政の中立公正性が疑われる、そういう点を指摘いたしたわけであります。 ...全文を見る
○稲田委員 やはり私は、参議院の議長という大変な議会運営の責任者としては、昨年の参議院選の、あの全く審議をせずに国会を閉じる、これは十分中立性を疑わせることだったと思います。  また、さらにさかのぼってみますと、大臣が議長時代に行われたことで、大変私は不信を持っていることがあり...全文を見る
○稲田委員 ただ、私は、そのとき自民党の総務会におりました者として、今、議長があっせんではなくて場を設定しただけだとおっしゃったんですけれども、ここに「両院議長あっせん」、平成二十年一月三十日付の書面があるんです。そして、これを、当時の自民党の幹事長が総務会の場で説明をされました...全文を見る
○稲田委員 一昨日、筒井農水副大臣が、菅内閣の支持率低下をめぐって、この状態が続けば内閣総辞職ということも出てくるのではないか、このまま支持率が下がれば政権はもたないと指摘、きちんと国民に公約の原則は果たさなければならないと、菅政権を批判する発言をされております。  内閣の一員...全文を見る
○稲田委員 菅総理のいわば後見人的な立場に大臣がいらっしゃるのかなと私は思うので、あえてお尋ねをしているわけですけれども、私は、前回の総選挙、あのときに民主党が掲げたマニフェストはもう崩壊をしていると思います。  特に、マニフェストの核はやはり財源だったんです。政権を交代して、...全文を見る
○稲田委員 ただ、大臣は、議長という立場から、前代未聞の、菅政権を支えるために大臣になられたわけですから、私は適切な助言をなさるべきだと思っております。  次に、外国人参政権のことについてお伺いをいたします。  先ほど平沢議員からの質問にお答えになって、大臣は、外国人地方参政...全文を見る
○稲田委員 副大臣、外国人地方参政権付与に対して賛成のお立場ですか。
○稲田委員 では、大臣にお伺いをいたします。  この地方参政権、永住外国人、一般永住者、特別永住者、区別なく地方参政権を与えることについては、かなりの県議会で反対の決議がなされております。四十七都道府県中三十六県が反対の決議をしているんですけれども、こういった県議会、地方の声が...全文を見る
○稲田委員 では、大臣、国政参政権を外国人に与えることについてはどのようなお考えでしょうか。
○稲田委員 ただ、国で決めること、地方で決めること、明確に区別ができないこともありますし、地方で決めていることも非常に国に影響することもあります。また、国政の選挙、私たちも選挙をやっておりますけれども、地方の選挙が非常に影響を与えます。  外国人に地方参政権を与えますと、国政の...全文を見る
○稲田委員 大臣は、主権国家というのは何だというふうにお考えでしょうか。
○稲田委員 私は、やはり、主権国家というのは、自分の国のことは自分で決めるということだと思うんです。だから、憲法十五条に、公務員選定、罷免は国民固有の権利であると書かれております。これは、日本が主権国家で、そして、日本の行く末を決める公務員の選定、罷免は国民固有の権利であって、国...全文を見る
○稲田委員 今大臣が読み上げられた部分は、最高裁の傍論部分であり、判決としての先例性はないんですね。しかも、最高裁、平成七年に判決が出ておりますけれども、その前に、日本で初めて、国政参政権と地方参政権を分けて、国政参政権を外国人に与えるのは違憲だけれども地方参政権を与えるのは違憲...全文を見る
○稲田委員 また、民団という外国人の団体が先ごろの衆議院選にかなり応援をしたということが民団新聞から明らかになっております。ビラ配りをする、それからポスター張りをする、選挙事務所に詰める、そういった活動をして、そして政権交代に力をかしたと。そして、民主党政権の閣僚が新年会に行って...全文を見る
○稲田委員 それはおかしいんじゃないですか。確かに公職選挙法には規定はございません。しかし、昭和五十三年に、大臣も御承知だと思いますけれども、最高裁判決がございまして、外国人の政治活動というのは無制限ではないはずであります。その点についていかがですか。
○稲田委員 マクリーン判決といって、外国人の政治活動は無制限ではなくて、日本の政治や選挙に重大な影響を与えない限りにおいて自由であるという判示をしております。それからしますと、公職選挙法にたとえ規定がなくても、日本の政治、政権交代に影響を及ぼすような政治活動、選挙運動は憲法で禁止...全文を見る
○稲田委員 そういう自己の表現とか、自己充実というのか実現というか、そういう意味から、表現の自由というのは大変重要だと思います。  また、民主国家において、議会制民主主義、特に民主党は、議会制民主主義を日本に根づかせるんだとおっしゃって先ごろの選挙をお戦いになったわけですけれど...全文を見る
○稲田委員 今の政務官のお答えがほとんど私の問いに対する答えになっていないので、少し具体的にお聞きをいたしますね。  今、政務官は、航友会の会長の発言が不適切ではなかったとおっしゃるんですけれども、この通達の中で、「誤解を招くような極めて不適切な発言を行った。」と。この通達の中...全文を見る
○稲田委員 政務官、議論がかみ合っていないというか、質問は、この通達の中で、今政務官がおっしゃったような、誤解を招くような「極めて不適切な発言を行った。」と。極めて不適切な発言を行ったのは、この通達でそれを摘示されているのは、航友会の会長の発言なんです。だから、どの発言ですかとい...全文を見る
○稲田委員 この通達で指摘をしているのは、航友会の会長が不適切な発言をしたと指摘をしているわけであります。  それで、議論がかみ合わないので次の質問に行きますけれども、この発言を、不適切だということを指摘したのはだれですか。
○稲田委員 政務官、ぜひこの問題、大臣からレクを受けて、きちんと詳細を把握してから来ていただきたいんですよ。  この問題、私から答えを言います。これは、入間基地の祝賀会で、航友会の会長が民主党政権を批判する発言をしたんです。それを民主党の議員が抗議して、そしてその自衛隊の施設の...全文を見る
○稲田委員 大臣らしくないお答えですね。私は、大臣が所信で人権救済機関の設置に非常に前向きな発言をされております。したがいまして、そういう表現の自由だとか、民間人の言論の自由だとか、名誉毀損だとか、そういうものについて大変敏感というか見識もおありなのだろうと。  しかも、この通...全文を見る
○稲田委員 先ほど判例の基準を大臣にお話をいたしましたけれども、明白かつ現実の危険があり、他にとり得る手段がないときに限り、表現の自由、言論の自由に対する制限は許されるわけですけれども、このように、事前に政治的な発言をする人かどうかということを調査し、しないように要請をし、そうい...全文を見る
○稲田委員 大臣、ぜひ冷静に考えて、もう一度この問題については大臣の見解をお伺いしたいと思いますけれども、この通達を出すことによって、この通達は確かに自衛隊、自衛隊員を相手にしておりますけれども、この効果として、一般人に対して、言論の自由だとか、その施設内で行われる行事について発...全文を見る
03月30日第177回国会 衆議院 法務委員会 第4号
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○稲田委員 自由民主党の稲田朋美です。  今回の巨大地震、そして大津波でお亡くなりになった多くの方々の御冥福をお祈りいたします。また、行方不明の方々もたくさんおられます。家族を失い、家を失い、仕事を失い、ふるさとを失い、いまだ避難所で余儀なくされている方々の生活がもとどおり戻る...全文を見る
○稲田委員 ただ、このような事態ですので、そういった方法も含めてぜひ検討をいただきたいと思います。  それでは、大臣に、法案に関連をしてお伺いをいたします。  私は、大臣の震災後の記者会見も拝見をいたしまして、大臣が、例えば瓦れきの処理の問題等につきましても、今の法整備の中で...全文を見る
○稲田委員 ただ、なかなか現実は厳しいと思います。  それと、他国に比べて日本の弁護士が少ないということもあったかと思うんですけれども、やはり、訴訟社会と、日本のように和をもってとうとしとするというような社会とは、よって立つ文化とか訴訟の歴史もまた違うんじゃないかな、そういった...全文を見る
○稲田委員 ぜひ不断にいろいろなところに目を配っていただいて、見直しも検討いただきたいと思います。  それでは、今回の地震のことについて大臣にお伺いをいたしますけれども、大臣は今回の震災についてどのように考えておられるかというか、例えば災害対策基本法の百五条で、内閣総理大臣は、...全文を見る
○稲田委員 今大臣がおっしゃったように、瓦れきの処理もそうですけれども、思い切って、今の法制度の中でやれることは政治主導でやっていくということでないと解決しない。  午前中の話を聞いていて、私人の土地の中に入ってきたものが価値があるものであるなら、それをどうするかとか、いろいろ...全文を見る
○稲田委員 ぜひよろしくお願いをしたいのと、平時と違いまして、国民の不安という意味からは、パトロールをぜひ多くしていただきたいと思います。  次に、原子力発電の事故のことについてお伺いをいたします。  私の地元福井は、原子力発電所が十五基あり、関西圏の半分を我が県の若狭湾の原...全文を見る
○稲田委員 現在稼働中の原子力発電所の安全性について、その対策について、ガイドラインがきのうきょう出るというような話も伺っております。ぜひ早急にまとめていただきたいなということを思っております。  それから、今回の原子力の事故については、民法の特別法である原子力損害賠償法が適用...全文を見る
○稲田委員 では、例外規定には当たらないという判断ですか。そこだけちょっとお伺いいたします。
○稲田委員 ということは、例外規定には当たらないというお答えだと思います。  最後に、もう時間がなくなりましたので、大臣にちょっとお伺いをいたしたいんですけれども、この問題はもちろん文科省の所管なんですけれども、その損害の範囲、これが絶対に問題になります。相当因果関係にある損害...全文を見る
○稲田委員 ぜひよろしくお願いいたします。ありがとうございます。
04月13日第177回国会 衆議院 経済産業委員会 第4号
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○稲田委員 おはようございます。自由民主党の稲田朋美です。  まず、大臣、本題に入ります前に、一問確認したいことがあります。  一体、あのTPPはどうなったんでしょうか。平成の開国だの世紀の大事業だのおっしゃって推し進められ、六月に結論を出すとおっしゃっていたTPPについて、...全文を見る
○稲田委員 しかし、同じように六月に結論を出すとおっしゃっていた税と社会保障、これは与謝野大臣は予定どおり六月に出されるわけです。その税と社会保障よりもと言っては語弊があるかもしれませんけれども、バスに乗りおくれるな、そして、準備段階から入らなければ意味がないんだとずっと国民をあ...全文を見る
○稲田委員 結局、私の質問に対してはお答えにならないわけです。  私は、TPPには反対です。毎週開国フォーラムをやっておられましたけれども、会場からの日本農業はどうなるんだという質問に対して、農業が打撃を受けないようにするという抽象的な回答に終始をされていたわけであります。また...全文を見る
○稲田委員 私が聞きたいことに端的にお答えをいただきたいんです。PWRの特殊性に着目をした安全確認ができているかどうかということなんです。  具体的に言います。  福島原発のBWR、沸騰水型は、今回の事故でも制御棒でとめるということはちゃんとできたんです。ところが、PWR、加...全文を見る
○稲田委員 直ちにはなっていないところですなんて答えられると不安になっちゃうんですよね。  もう一回聞きます。  PWRとBWRの違いは、PWRは、蓄圧タンクから硼酸水の注入というのが絶対条件で、それができないと臨界状態になってしまう、まさしくチェルノブイリ事故のようになって...全文を見る
○稲田委員 改めてでは困るんですよ。今現在、福井には、点検中で、そして本来ならもう既に稼働していなきゃいけない原子力発電所もあります。夏までにどんどん点検中に入っていくんですよ。夏までずっとこの点検中のが動かないと、福井の原発の半分は稼働できないんですよ。それを、今の、非常に懸念...全文を見る
○稲田委員 だから、一たん冷却しているナトリウムが漏れたり、そういうことがあった場合は、どういう安全対策ができるんですかと、そういうことまで想定して。今回の津波のことだけじゃなくて、寺坂さんは、昨年の共産党の吉井委員の質問で、今回の事故と全く同じことを想定して質問されたのに対して...全文を見る
○稲田委員 そういう抽象的な話を聞いているんではないので、ぜひ大臣、政治主導で、この点、お願いをいたしたいと思っております。  大臣にお伺いをいたします。  日本の原子力発電所、世界一の安全性ですか。
○稲田委員 おっしゃるように、世界一安全じゃないんです。でも、国民の生命がかかっているときに、二番じゃだめなんですかなんという政権に任せられないんですよ。二番じゃだめなんですよ、一番じゃないと。世界一番の安全性を確保できないと再稼働できないんですよ。  例えばマグニチュード九、...全文を見る
○稲田委員 もう一回お伺いをいたします。端的にお答えください。  今回と同じマグニチュード九、津波十五メートルが来ても、今回のガイドラインを守れば、PWRでも「もんじゅ」でも大丈夫なんですか。その点を端的にお伺いをいたします。
○稲田委員 ぜひ大臣、電源だけの問題じゃなくて、想定外ということをつくらずに、さまざまな場合を考えて対策をしていただきたいし、そういう体制もつくっていただきたいと思います。  大臣にお伺いをいたします。  そもそも、今の原子力の安全対策、安全審査のあり方を根本的に見直す必要と...全文を見る
○稲田委員 どんどんと安全なものが開発をされていますので、ぜひそういうものも取り込んでいただきたいと思います。  また、先ほど質問いたしましたPWRの硼酸水の問題も、燃料を改良すれば、制御棒だけで、硼酸水を入れなくても冷温停止できて臨界を防ぐような技術も開発されているというふう...全文を見る
○稲田委員 大体いつごろをめどに、今建設中の原子炉をどうするかという結論を出されるのか、また、福井には古くなって建てかえをしなければいけない原子力発電所もあるんですけれども、そういう建てかえについてはどういうお考えなのか、この二点についてお伺いいたします。
○稲田委員 ぜひその点もなるべく早く結論を出していただきたいと思います。  次に、補償問題です。  経団連が、原子力損害賠償法の三条の例外規定を適用するような事例なのではないかと。言ったら、東電の免責をすべき場合じゃないのかというような発言をされています。政府は、一義的には東...全文を見る
○稲田委員 ぜひその点の発信もお願いをしたいと思います。  それから、夏の電力需要抑制に向けた対策のことです。  今回、計画停電という名の無計画停電で、東京は混乱をいたしました。私は、消費者や企業に一律に需要抑制を要請するのではなくて、石原都知事がおっしゃったように、例えば、...全文を見る
○稲田委員 もちろん、パチンコとかゲームセンターとか、そういうところをねらい撃ちにするということは、営業権の問題だとか公平性の問題だとか、そういうことも考えなきゃいけないと私も思います。  しかし、やはり、今回の原発事故で、私たちが余りにも豊かさというものを貪欲に求め過ぎてきた...全文を見る
04月26日第177回国会 衆議院 法務委員会 第9号
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○稲田委員 自由民主党の稲田朋美です。  大臣、今回の統一地方選の結果、また愛知六区の補選の結果を見ますと、菅内閣、菅政権に果たして政権運営能力があるのかと疑問を持っております。また、地震や原発の対応については、政府の中からも、また民主党の中からも批判が相次いでおります。  ...全文を見る
○稲田委員 大臣の認識は甘いんじゃないでしょうか。やはり政治は結果責任なんですね、原発もおさまっていないし。私は、この間、岩手の視察に行ってまいりましたけれども、地方公共団体の首長さん方が、今の政府が全く見通しについて語ってくれない、それで非常に不安に思っているという不満を漏らさ...全文を見る
○稲田委員 大臣、そういう考え方自体が全く法務大臣としておかしいんですよ。この引き渡し、お渡しするの法的な見解について、大臣は法律家でもあり、裁判官でもいらっしゃるわけですから、一体、法的に何なのかについてお答えなさる立場にあると思いますが、もう一度答弁を求めます。
○稲田委員 無償譲渡と贈与と違いますか。
○稲田委員 私は、無償譲渡と贈与は違うんですかという質問なんです。
○稲田委員 私は同じだと思いますけれども。どう違いますか。
○稲田委員 協定ですから、私は、契約の一種で、これは贈与だと思います。  しかも、大臣は所管じゃないとおっしゃいましたけれども、そういう考え方自体が、私は全く法務大臣としておかしいと思うんですよ。  なぜなら、この問題は、法務省が所管しているところの戦後補償裁判、まさしく最高...全文を見る
○稲田委員 しかし、韓国の方は、まず日韓併合自体が違法な植民地支配で、奪われたものを返してもらうんだという理解をいたしております。  だとすれば、今大臣が、これは一九六五年の日韓条約とは全く違うものだとおっしゃるのであれば、その点はきちんと明確にしておかないと、かえって、後々、...全文を見る
○稲田委員 所管じゃないとか、そういう問題じゃないんですよ。この重要な外交問題というのは菅内閣一体としてやらなきゃいけないし、大臣は、議長からわざわざ法務大臣になられて菅政権を支えておられるわけですから、この問題についてもきちんと見識を示していただきたいし、また、この問題は、必ず...全文を見る
○稲田委員 私は、むしろ、家庭裁判所の役割ということを先ほども大臣がおっしゃいましたので、都道府県にというよりも、親に直接、独自の勧告をするという制度も考えていっていいのではないかと思っております。  また、同じ答弁で、家庭裁判所から都道府県への勧告書を、都道府県の上申を受けて...全文を見る
○稲田委員 一歩進んで、家庭裁判所が独自の勧告をするとか、そういうこともぜひ検討いただきたいと思います。  それから、民法八百二十二条の懲戒権の問題ですけれども、これを削除すべきであるという御見解もあったんですが、私は、この懲戒という言葉が非常に問題かもわからない。むしろ、現代...全文を見る
○稲田委員 次に、面会交流についてお伺いをいたします。  今回の改正で、協議離婚において子との面会交流についても定めることが明文化をされました。これにより、これまではそもそも面会交流が認められるかどうかが離婚協議で争いになっていたものが、これからは、面会交流が認められるというこ...全文を見る
○稲田委員 では、この面会交流というのは権利でしょうか。
○稲田委員 私も、大臣と同じように、親の権利であり、子の権利であると構成していいのではないかと思うんですけれども、なぜ権利だと言えないのか、そこをお伺いいたします。
○稲田委員 それでは、同じく、養育費については、養育費を請求するのは権利ですか、権利ではないんでしょうか。
○稲田委員 だから、私は、養育費も、養育している親の権利であり、子の権利である。面会交流も、親の権利であり、子の権利であると、同じように権利だと言い切ってしまっていいんだと思うんですけれども、どうして養育費は権利で面会交流は権利じゃないんですか。
○稲田委員 ちょっとこんがらがっちゃうんですけれども、履行確保の手段があるかどうかという問題だとか、そういう問題よりも、私は、やはり面会交流も養育費の請求も、監護している親だったり子だったりの権利であると言っていいんじゃないか。でないと、例えば調停で合意ができなかったときに、審判...全文を見る
○稲田委員 これは質問通告もいたしておりましたので、もう少し私は大臣に明確な答弁がいただけると思っていたんですけれども、養育費の請求は権利であり、面会交流は権利ではないというその理由について、もう一度説明いただけますか。
○稲田委員 根拠も含め、ちょっとよくわかりませんけれども、この点についてもきちんと方向性を出していただきたいと思います。  また、今回の法改正によって、児童虐待のケースが減る、またそして、今まで課題になっていたことの、ある部分が解決をし、さらに課題も、解決をしていかなきゃいけな...全文を見る
○稲田委員 夫婦別姓について、副大臣及び政務官のお考えもお伺いいたします。
○稲田委員 私は、この委員会の中でも、夫婦別姓については反対をする立場で質問をしてきたんです。なぜなら、夫婦別姓とはいうものの、それは親子別姓でもあり、また一般的に、平成八年から比べれば通称使用も認められてきておりますので、そしてむしろ、戸籍上は同姓にしておいて、社会の不便がある...全文を見る
○稲田委員 いえいえ、平成八年の検討の中では、通称が認められないことによって不利益をこうむる女性がいるという問題意識だったわけです。それから通称を認められる範囲はふえてきたけれども、でも、なおかつ認められない場面があって、それによって女性が不利益をこうむる場合には救済を求めるとい...全文を見る
05月11日第177回国会 衆議院 法務委員会 第10号
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○稲田委員 自由民主党の稲田朋美です。  ただいまの河井委員の質疑を聞いておりまして、私は、やはり法務省というのは普通の役所とは違うと思うんです。霞が関の一丁目一番地、やはり法治国家において、法の支配を日本じゅうに行き渡らせて、そして日本の治安を守るという大変重大な役所の政務官...全文を見る
○稲田委員 ということは、大臣は、事前に相談も受けず、そしてまた報道から要請について知ったということは、法務大臣として大変な問題だと思われませんか。
○稲田委員 認識がおかしいんですよ。大変な問題なんですよ。  なぜなら、過去も現在も、また未来にわたって、この原発の問題については訴訟が起きておりますし、これからも起きる可能性があります。そして、今までの政府の訴訟の代理人を務めておられたのは法務省の訟務検事なんです。そして、そ...全文を見る
○稲田委員 今、大臣は、このことによって自分が当事者になっている国の原発の訴訟について何ら支障はないとお答えになったんですけれども、この浜岡原発の停止の問題によって、今までの国の原発訴訟に対する方針に変わりはないということですか。
○稲田委員 では、今までの訴訟の方針は変わりがあるのかないのか、どちらなんですか。
○稲田委員 では、なぜ浜岡原発が危険で、私の地元の敦賀は危険ではないのかというのが、やはり国民の素朴な疑問なんです。  今回の行政指導ですか、こういったことがあれば、その他の原発立地県の原発についても停止を要請する行政訴訟等が起こることが考えられますけれども、そういった事態につ...全文を見る
○稲田委員 そういう態度が全く危機管理がなっていないと思うんです。  そして、浜岡原発をとめて敦賀をとめなかった理由については、明確にはわからない、所管じゃないと。そういうことではなくて、原発に関する訴訟の方針についても、また今回の要請についても、その法的根拠は何かということが...全文を見る
○稲田委員 今の保安院のお答えですと、一応、今回の福島原発の事故に対応した地震、津波についての措置はとって、それは視察できちんとなされているということは確認をした、しかし、巨大な津波が来るかもしれないということで、大臣と総理がお話し合いになって苦渋の決断をしたと。  今回の苦渋...全文を見る
○稲田委員 先ほどの保安院のお答えでは、視察に行った後に、大臣と総理がお話しになって苦渋の決断をしたと。経産省の中で、電力不足の影響などを、一般的には計算しているかわかりませんけれども、緻密に計算した跡というのは全くないわけです。本当に行き当たりばったり。最悪の事態を想定するとい...全文を見る
○稲田委員 ということは、法律には違反していないし、認可自体は間違っていない、そして短期の対策は講じた。ということは、安全だけれども念のために、中長期の対策を講じる間、原発をとめる、そういうことでしょうか。
○稲田委員 ということは、今でも安全だけれども念のためということであれば、何で浜岡だけ念のために中長期対策を講じるのかということがわかりません。  また、中長期の対策をした後、再稼働するということですけれども、そのときは保安院、安全委員会の安全チェックをするんですか。
○稲田委員 ということは、とめるときは総理が勝手に超法規的に判断してよくて、再稼働するときには保安院や安全委員会がチェックしなきゃいけない、これは私はやはりおかしいと思うんです。やはり法の趣旨からすると、とめる要請をするときも、きちんと保安院、安全委員会で協議をして、そういう手続...全文を見る
○稲田委員 殊さら福島原発の確率を外したものをわざわざ大臣談話につけているんですよ。私はこのことをきのう経産省に言いましたら、浅はかでしたと言われましたけれども、浅はかで済まないですよ。  福島第一原発の地震の可能性は何%だったんですか。
○稲田委員 そうなんですよ。〇・〇%の確率だった。それが、三月十一日にあの大地震なんです。この表は、ゼロ%であろうが八四%であろうが、本当に地震というのはいつ起こるかわからないというような、そういうことを実証しているような表なんですね。それをわざわざ、大臣談話につけるのに、福島第...全文を見る
○稲田委員 影響があるのですか、ないのですか、どちらですか。
○稲田委員 地震や津波についてはそうかもわかりませんけれども、この高裁判決が指摘している事故防止策に係る安全性の審査という、地震、津波と関係ないところで、「もんじゅ」はやはりナトリウムという危険な物質を使っているわけですから、もう一度、安全性の確認については改めて検討をいただきた...全文を見る
○稲田委員 それについて、大臣、どう思われますか。  これはやはり、日本は三審制をとっていて、国の事業であった諫早干拓の訴訟について、たとえ高裁で負けたとしても、これは地元住民両方の立場から争っていた訴訟について、最高裁まできちんと判断を仰ぐというのが私は国のあるべき姿だと思い...全文を見る
○稲田委員 それは法務大臣として全くおかしな答弁ですね。「もんじゅ」だって、高裁では危険だといって、最高裁でひっくり返っているんですよ。最高裁で判断を仰ぐのが当然のことであって、このときも総理は自分の思いでもって、地元に何の説明もなく、いきなり一方的に上告断念をして、それに対して...全文を見る
05月27日第177回国会 衆議院 法務委員会 第14号
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○稲田委員 おはようございます。自由民主党の稲田朋美です。  今法案は、サイバー犯罪に関する条約締結のための法整備ということですけれども、その前に、同じく条約である国際的な組織犯罪の防止に関する国際連合条約に基づいて法整備の必要がある共謀罪についてお伺いをいたします。  先ほ...全文を見る
○稲田委員 大臣の今のお答えなんですけれども、私は、大臣自身が、新たに条約に基づいて共謀罪というものを日本で法整備する必要があると考えておられるのかどうかという点をお伺いしたいと思います。
○稲田委員 ということは、今の大臣の御答弁は、今、民主党の政策集には、共謀罪というものを新たに法整備しなくても条約を批准できるんだと書かれているわけですけれども、大臣は、今の法整備ではなくて、何らかの共謀罪的な、以前出していたものとは違うけれども新たな法整備は必要だとお考えですか...全文を見る
○稲田委員 では、大臣としては、全く何らかの新たな共謀罪的な犯罪の国内整備をする必要があるのかないのか、その点についてわからないのか、どれでしょうか。
○稲田委員 では、大臣は、今の法整備だけで、新たなものを整備しなくても条約は批准できるとお考えですか。
○稲田委員 はっきりしないですね。  私は、民主党の政策集に書いてある、共謀罪を導入することなく条約の批准手続を進めることはできないと考えております。それについて大臣は、今のままで何も法整備しなくても条約を批准することができるという考え方もあるとおっしゃったんですが、できるのか...全文を見る
○稲田委員 大臣は先日の質疑の中で、「当時、私どもは野党で、これは断固反対ということでいろいろやったわけであります」と書かれておりますけれども、大臣は、今まで自民党政権下で出していた共謀罪については断固反対なのかどうか、そして、断固反対だとすればなぜ反対なのか、その点についてお伺...全文を見る
○稲田委員 大臣、私の質問に答えていただきたいんですが、自民党政権下で出した共謀罪については断固反対ということでやってきたんだと先日答弁をされたので、大臣も断固反対だったのか、また、その理由は何ですかということを聞いております。
○稲田委員 その断固反対の理由をお知らせください。
○稲田委員 どこが刑法体系になじまない部分があり、断固反対なんでしょうか。
○稲田委員 今大臣は、我が国の刑法体系では何らかの行為というか、そういう外形的な行為が必要である、だから反対なのだとおっしゃいましたけれども、だとすると、先日、辻委員が御指摘になったように、今回のサイバー犯罪と共謀罪というのは通底する部分があって、作成しただけで、実行の用に供して...全文を見る
○稲田委員 お言葉ですけれども、そうおっしゃるのであれば、共謀罪だって、内心の自由じゃなくて、計画をし、集まって、綿密に計画も立て、合意もする、共謀もする、そういう外形的事実をもって処罰するんですから、今のお答えは矛盾すると思いますよ。  それから、あと、先日、民主党の、与党の...全文を見る
○稲田委員 私は、先ほど大臣が、従前出していた共謀罪は、実行行為、行為がないのに処罰するもので我が国の刑法体系に合わない、だから断固反対なんだったと理由を述べられましたので、だとすれば、今回のサイバー犯罪だって、作成しただけで、実行の用に供していないということでは同じではありませ...全文を見る
○稲田委員 しかし、民主主義というのはその過程というものが大変重要で、意思決定プロセスというものが大変重要だと思います。ですから、どうやって法案が提出されてしまったのか、いつの間にか結局決まってしまったなどと党内の委員が指摘するような民主党というのは、私は民主主義の政党としてはい...全文を見る
○稲田委員 条約上も、新たな共謀罪、五条に従う共謀罪を整備しなきゃいけない、国内法的にも、組織的な犯罪を未然に防ぐ、重大な犯罪を未然に防ぐという意味での共謀罪の制定の必要性は消えてはいないというふうに伺ってよろしいですか、刑事局長。
○稲田委員 先ほど平沢委員が御指摘になったように、原発に対するテロなどのことを考えますと、必要性はなくなるどころかますます必要になっていると私は思いますので、刑事局長もお答えにくいかもわかりませんけれども、その点はきちんと認識をいただきたいと思います。  それから、外務省にお伺...全文を見る
○稲田委員 その中身ですね、その中身とか構成要件の定め方については議論があろうかと思いますけれども、条約の五条に基づいて、共謀罪、もしくは参加罪、もしくは共謀罪と参加罪の両方、それを新たに犯罪化することが条約上の義務として求められているということは間違いありませんか。
○稲田委員 その五条に基づいて、構成要件の中身はともかく、新たに共謀罪を犯罪化することなく条約を批准することはできるんでしょうか。
○稲田委員 ということは、今のままで、何もしないで条約を批准するということはできないんですよ。  そういう意味では、大臣、この民主党の書かれている、共謀罪を導入することなく条約の批准手続を進めますというのは、これは誤っているんじゃありませんか。その点をはっきりしないと、国民にい...全文を見る
○稲田委員 ですから、私は法務大臣の見解を聞いているんですよ。民主党のこのインデックスの中に書いてある、今のままで何もしなくて、今の殺人予備とかがあるので、今のままでこの条約の批准手続を進めることができますと書いてありますけれども、これは正しいかどうか。  そして、そういう意見...全文を見る
○稲田委員 それなら、新たな共謀罪の導入は検討しておりますけれどもとか書かないと、この記述だと、何もしなくても条約の批准手続を進められますと普通の一般人は誤解をいたします。  また、先ほどからの外務省の答弁を聞いておりましても、条約五条の要請として、共謀罪というのか、中身はとも...全文を見る
○稲田委員 それから、新設される刑事訴訟法の九十九条の二や百十条の二においては、電磁的記録に係る記録媒体を差し押さえる場合には、印刷させたり、他の記録媒体に複写した上でこれを差し押さえすることができるようになりました。  今、検察の在り方検討会議で、検察や捜査のあり方について議...全文を見る
○稲田委員 私は、この法案は、刑事手続による社会の安全、平穏を維持しつつ、プロバイダーなどの事業者やコンピューターネットワークの利用者の人権を侵害する可能性のある行為については厳格な司法審査で保護しようという、バランスのとれた法案だと思っておりますけれども、ただ、先ほども指摘をい...全文を見る
05月31日第177回国会 衆議院 法務委員会 第15号
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○稲田委員 おはようございます。自由民主党の稲田朋美です。  本日は、参考人の先生方には、お忙しいところお越しいただきまして、有益な御意見をどうもありがとうございます。今、先生方から述べられたところと重なる点もあろうかと思いますけれども、質問をいたしたいと思います。  指宿先...全文を見る
○稲田委員 ありがとうございます。  次に、保全要請について、指宿先生と安冨先生にお伺いをいたします。  今回の法案では、プロバイダーなどに対して、業務上記録している電気通信の送信元、それから通信日時その他の通信履歴の電磁的記録を三十日を超えない期間で消去しないように求める手...全文を見る
○稲田委員 次に、指宿先生にお伺いをいたします。  先生の以前の論文で、記録命令つき差し押さえの被処分者が被疑者である場合、データの提出が供述に当たるとすると、憲法の禁ずる自己に不利益な供述の強要に当たる場合があるのではないかという疑問が呈せられていたかと思います。この点につい...全文を見る
○稲田委員 では最後に、今回の法案では、差し押さえの目的である電磁的記録を別の記録媒体に複写した上で、その複写した記録媒体を差し押さえるという手続が新設されました。大阪地検特捜部で、証拠のフロッピーディスクを改ざんしてしまったという、本来あってはならない残念な事件もありました。こ...全文を見る
○稲田委員 先生方、どうもありがとうございました。
07月12日第177回国会 衆議院 財務金融委員会 第26号
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○稲田委員 おはようございます。自由民主党の稲田朋美です。  まず冒頭、野田大臣に、現在の政治状況について、その御認識をお伺いいたしたいと思います。  六月二日に内閣不信任案が否決されました。その前の民主党代議士会のテレビ中継を私も見ておりましたけれども、大変不思議な光景でし...全文を見る
○稲田委員 陳謝をして済む問題じゃないんですよ、一国のリーダーですから。それによって本当に日本の電力がどうなるかわからない、経済に与える影響が、国民の生活に与える影響がはかり知れない。目新しいことをぽんぽん言われて、それで混乱している状況について、私は大変怒りを持って見ております...全文を見る
○稲田委員 紆余曲折の上に七十日と決まったのは、東日本大震災への対応を切れ目なく行って、復旧復興の予算を速やかに編成し、特例公債法を速やかに成立させるために七十日延長をしたんです。何もできていないじゃないですか。  復興予算について我が党は、先週の六日、十七兆円の復興予算、復興...全文を見る
○稲田委員 それが遅いというのですよ。  さて、大臣は、五日の閣議後の会見で、特例公債法の成立に背水の陣で全力を尽くすと決意を示されました。特例公債法を成立させるためにやるべきことは何ですか。
○稲田委員 ですから、特例公債法が成立する前提にやるべきことは何ですかと聞いているんです。
○稲田委員 与野党協議じゃないですよ。そこで書いてあるばらまき四Kの見直しなんです。財源なき不道徳なばらまきをやめることが大前提なんです。四Kの見直し、子ども手当、高速道路、農家の戸別補償、高校授業料、これらの見直しを一体いつやられるんですか。
○稲田委員 それが、背水の陣で特例公債法を成立させようという大臣の意気込みですか。  野党がこう言っているからといって、大臣も読まれたという十七兆円のこの中間報告ですけれども、そこにはっきりと、「すでに破綻しているマニフェストを撤回し、バラマキ四Kはじめ不要不急の事業を抜本的に...全文を見る
○稲田委員 財源のない不道徳なばらまきをやめないと、特例公債法なんか成立しませんよ。  では、六月三十日に政府・与党社会保障改革検討本部が決定した社会保障と税の一体改革についてお伺いをいたしますが、民主党内で大反対があって、大議論の上に押し切ったと聞いておりますが、なぜ反対があ...全文を見る
○稲田委員 そんなこと当たり前じゃないですか。そうじゃなくて、消費税増税ということを書くことについて大反対があったというふうに報道で見ておりますよ。ごまかさないでくださいよ。  そして、この中で、具体的な年次は省かれましたけれども、二〇一〇年代半ばまでに段階的に消費税を一〇%ま...全文を見る
○稲田委員 ということは、二〇一四年までに消費税を一〇%に上げるということもあり得るわけですね。
○稲田委員 では、二〇一四年までに一〇%に上げるということもあり得るということですけれども、消費税の引き上げをここに書く前に、大臣、国民に対して言うべきことがあるのではありませんか。
○稲田委員 そうじゃなくて、政権をとったときのマニフェストをそのまま実行するのかどうなのか、これをまず明らかにすべきではないかと思っております。  ばらまき四K、消費税を増税しない、社会保障の自然増毎年二千二百億の抑制はやらない、後期高齢者医療制度を廃止する、年金一元化などなど...全文を見る
○稲田委員 では、マニフェストは今までどおりおやりになるということですね。  では、なぜ、消費税を上げないと言ったけれども、政権をとったら財源がなかったんだから消費税を増税するんだということを正直に国民に謝罪し、それがマニフェスト違反であるということを明らかにされないんでしょう...全文を見る
○稲田委員 そういうのをごまかしというんですよ。  マニフェストにあれをしますということを書いていること、いや、何かをするということだけじゃなくて、消費税を増税しないということもお約束、マニフェストの一つですよ。ばらまきの財源として消費税増税は一円も書いていないですよ。マニフェ...全文を見る
○稲田委員 ですから、この一〇%以外に、最低保障年金を七万円にするために、さらに増税をしなければいけないということなんです。ところが、この「新しい年金制度の創設」というふうに書かれておりますけれども、中身がわからないんです。  平成十九年の参議院選では、小沢代表は、年収六百万円...全文を見る
○稲田委員 制度の設計もしていないし、試算もしていない。それを、何も決まっていないものを、ここに「新しい年金制度の創設」と書いていいんですか。最低でも七万円とおっしゃって、安倍政権下でねじれを生じさせた平成十九年の参議院選で民主党は勝ったんですよ。いいかげんなことを言わないでほし...全文を見る
○稲田委員 それがいいかげんで、普天間と一緒だというんですよ。最低七万円とここで大文字で書いておきながら、所得制限をどこからつけるかも決めていないし、それに幾ら消費税がかかるかも試算していない、そんないいかげんなものをここに書かないでくださいと言いたいんです。  また、マニフェ...全文を見る
○稲田委員 引き続き検討しているって、こんな大文字で書いて、社会保障と税の一体改革なんでしょう、その成案なんでしょう。そこに、最低保障年金についても決まっていない、後期高齢者医療制度についても検討している、ですか。  私は、一年以上前の五月に、厚労委員会で厚生労働大臣にこの後期...全文を見る
○稲田委員 何を言っているんですか、あなたは天下の財務大臣ですよ。しかも、社会保障と税の一体改革をまとめているんですよ。天下の財務大臣が、後期高齢者医療制度がどうなるか厚労大臣に聞いてみてください、そんな答えしかできないんだったら、財務大臣をやめたらいかがですか。  年金も示さ...全文を見る
○稲田委員 そういうことを言っているんじゃなくて、何を幾らずつ切って、それが何の財源に使われたのかを資料で出してくださいと言いましたら、財源に、何に使ったかという資料は出せないとおっしゃったんです。結局、この行政事業レビュー、一・三兆円が財源として出たということはごまかしですねと...全文を見る
○稲田委員 予算委員会でも質問いたしましたけれども、国ごと仕分け、行政事業レビューも含めたプロセス全体での効果ということで三兆円と足し上げられておりますけれども、この中に行政事業レビューの一・三兆円を含めるのはごまかしじゃないんですかということを質問しているんです。
○稲田委員 先日、資料が出ないので、予算委員会の理事を通じて資料要求をいたしましたが、担当者が説明に来てくれました。  行政レビューについて説明に行ってこいと言われたそうですけれども、そのときにいただいたペーパーによれば、行政事業レビューというのは、各府省みずからが自律的に、概...全文を見る
○稲田委員 では、概算要求があった後に財務省の査定が行われますけれども、そのときすべての事業について予算の支出先と使途といった実態を把握し、事業の内容や効果の点検を行い、その結果を査定して不要な予算カットはするという取り組みは、これまでやってきたことではありませんか。
○稲田委員 そうしますと、各省では政権交代する以前から、ゼロベースで、すべて根っこから洗い直すということで予算を毎年見直してきているんです。行政事業レビューで何か真新しいことをやり始めたとか、新たな財源を見つけたということではないんじゃないんですかということを申し上げたいんです。
○稲田委員 ゼロベースで見直すということは、我が党の政権下でもやってきたことです。  行政事業レビューなどで一・三兆円捻出したと説明をしておられますけれども、結局、予算を削ったとは言えませんね。
○稲田委員 でも、それで新たな財源を出したんじゃなくて、一・三兆円については、ほかのものに使っていて、ほとんど看板のかけかえをしているんですよ。それを、あなたも蓮舫大臣も、あたかも予算を削減したように説明しているところがごまかしだと言っているんですよ。
○稲田委員 ですから、そんなことは今までもやっているんですよ。  今言ったようなことが新たな歳出削減で、しかも財源を生み出したというのであれば、毎年の予算査定で当然根っこから見直しをしていて、レビューして、見直して削った分だと言い出したら、九十三兆円の予算、全部一たん削ったとい...全文を見る
○稲田委員 あくまでも認められませんけれども、三千五百億、一兆三千九百億円、これは概算要求後の見直しと、そして行政事業レビューで見直して、ほかのものにつけたものをここで一緒に足し合わせるということがごまかしだということを言っているんですよ。そうなんですよ。それについて認められない...全文を見る
○稲田委員 大臣、民主党が政権をとられたあのマニフェストで、予算を組み替えれば一割、二割、二十兆、四十兆、すぐ出るんだ、選挙の後で、初代の財務大臣もテレビで何回もおっしゃいました。そして、今おたくの大臣になられている与謝野さんは、その財源について、犯罪に近いとまで批判をされたんで...全文を見る
○稲田委員 私は、もう少し真摯になって、謙虚になってもらいたいと思います。三・六兆円出したとおっしゃいますけれども、平成二十三年度で十二・六兆円出す、そういう工程表だったじゃないですか。できないじゃないですか。二十兆、四十兆なんて財源はどこからも出てこないんですよ。だから、政権を...全文を見る
○稲田委員 銀行が中小企業と取引した為替デリバティブ商品について、中小企業にどれぐらいの含み損を生じさせているか、各銀行に報告させて集計しているかどうかについてお伺いをいたします。
○稲田委員 苦情の有無だけではなくて、そもそも、当該デリバティブ商品自体が、当初、半年ぐらいは、十中八九、契約者がドルをスポットレートよりも安く買えて得をしたような気分になるけれども、取引相手に大きなリスクを負わせる商品なのではないかということが指摘をされておりますけれども、商品...全文を見る
○稲田委員 その検証結果、為替デリバティブ取引商品について、これは問題がないという結果になったんですか。
○稲田委員 一般的なお答えしかできないということなんですけれども、一般的に見て、この為替デリバティブ取引、これの危険性についてどういう認識を金融庁は持っていらっしゃるんでしょうか。
○稲田委員 監督指針では最悪のシナリオを想定した損失や解約精算金の説明も求めていますが、そもそも検査を行う検査官が、当該デリバティブ取引において最悪の場合とはどのような場合なのか、またその場合にどうなるかわからなければ、銀行などが適切に説明をしているかどうかわからないと思うんです...全文を見る
○稲田委員 自見大臣にお伺いをいたしますが、銀行が販売した為替デリバティブ商品の中には、専門家から見ると、ドル実需のある、円安・ドル高のヘッジニーズのある中小企業にとってもヘッジになるか疑わざるを得ないような、円高・ドル安時のリスクを大きくするような商品も少なくないと聞いておりま...全文を見る
○稲田委員 ぜひ商品の内容にも踏み込んで検討をいただきたいと思います。  六月二十九日の日経新聞では、アメリカでは金融取引の監視を強化することにして、金融機関に識別番号をつけた上で取引内容の報告を義務づける規制を導入するという方針だそうですが、日本でもこのような規制を検討すべき...全文を見る
○稲田委員 そもそも、デリバティブ取引という形を整えればどんな取引でも、賭博性の高い取引でも銀行の業務として認められるというのはおかしいのではないかと思います。  日銀の平成十一年十一月二十九日付金融法委員会で、「例えば、銀行が従事できる「金利先渡取引」の形態をとりながら、経済...全文を見る
○稲田委員 立派です。私も反対なんですけれども。  済みません、野田大臣、なぜ反対か、簡潔にお答えください。
○稲田委員 外国人に地方参政権を与えるということは、日本が主権国家であるということをやめることであるし、また、憲法十五条の、公務員選定、罷免は国民固有の権利であるという憲法上の規定にも明確に違反をしている、違憲な政策ですので、大臣、総理になられたら絶対にそれはやられないということ...全文を見る
○稲田委員 いや、個人的にというか、総理になられたら集団的自衛権の行使は認めると明言をいただきたいと思います。  今、政府の見解は、集団的自衛権は持っているけれども行使できないという、ばかげた解釈をいたしております。持っているものなら行使できなければならないし、日本が主権国家で...全文を見る
○稲田委員 最後の質問だけ、がっかりいたしました。  仮定であろうとなかろうと、自分が総理になったら靖国神社に参拝するかどうか、政治家だったらこれは明確に答えなければならない問題だと私は思っております。  また、たとえいかなる歴史観に立とうとも、自分の国のために命をささげた人...全文を見る
08月09日第177回国会 衆議院 法務委員会 第17号
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○稲田委員 自由民主党の稲田朋美です。  ただいまの平沢委員の質問を聞いておりまして、黒岩政務官に確認をしたいことがございます。  また、大臣はただいまの答弁で、ずぶずぶの関係かどうかわからないというふうにお答えになりましたけれども、今まで、河井委員、それから予算委員会での質...全文を見る
○稲田委員 それだけですか。
○稲田委員 政務官、他人事のように登録はされていたとおっしゃるんですけれども、市民の党は、当委員会で問題になった越後の暴れん坊と同様、あなたの国会議員関係政治団体ですね。
○稲田委員 市民の党は、あなたを支援することを目的とした政治団体ですね。
○稲田委員 私としてはそういう認識を持っていないというのが私はおかしいというか信じられないんです。なぜなら、国会議員関係政治団体になるには、国会議員関係政治団体に該当する旨の通知というのを出さなければならなくて、それにあなたの署名と捺印が要って、そしてその相手は市民の党、そして代...全文を見る
○稲田委員 菅総理は、市民の党、市民の会との関係を拉致被害者に謝罪をしているわけですけれども、あなたは謝罪はしないんですか。
○稲田委員 政務官は知らなかったとおっしゃっているんですけれども、先ほど質問の中にもありましたように、斎藤まさしこと酒井剛のインタビュー記事の中で、自分が当選させた代表として政務官のお名前を挙げているわけであります。そして、今やもうこの市民の党が、また斎藤まさしが、北朝鮮と大変密...全文を見る
○稲田委員 総理は、これからは政治的なつき合いは控えたいと謝罪もされた上でおっしゃっているわけですけれども、政務官も、この斎藤まさしさん、あなたを当選させるために、頑張って当選させた方ですけれども、つき合いをこれからは一切しないということを明言されますか。
○稲田委員 今の政務官のお言葉なんですけれども、今までの政務官の市民の党との関係ですとか、斎藤まさしとの関係ですとか、そういうことを踏まえて、私は、黒岩議員が法務大臣政務官というまさしく公安情報に触れるような立場におられることが適切ではないと思うんですけれども、大臣の御意見をお伺...全文を見る
○稲田委員 そんな甘い考えでは、法務大臣、この国の治安は守れませんわね、本当に。今のような答弁をされて、長いつき合いで信頼していますみたいな、そういう問題じゃないんですよ。北朝鮮とずぶずぶの関係にあって、そして、この国に選挙でもって革命を起こそうと公言してはばからない人物と大変密...全文を見る
○稲田委員 答弁は求めておりません。  このたび、私、韓国の鬱陵島の視察のために韓国を訪れましたところ、韓国政府から入国を拒否されたわけであります。もちろん、主権国家ですから、だれを入国させるかだれを入国させないか、それは自由なんですけれども、友好国の国会議員が正当な目的で入国...全文を見る
○稲田委員 今の答弁も情けないですね。入国管理といえば法務大臣の所管ですよ。そして、国会議員が韓国に行ったのは私が今発言しているから事実だと思いますけれども、報道で知ったレベルではなんという認識で、入国管理の責任者である法務大臣が務まるんですか。死刑は執行しない、そして、政務官の...全文を見る
○稲田委員 そういう認識だから法務大臣に不適任だということを私は申し上げているわけですよ。入国を許可するかどうか、まさしくそれは主権国家の自由であります。しかし、相手国で入国を拒否された、しかも、我が国の国会議員がいて、その問題について、通り一遍の情報しか興味がないから知らないん...全文を見る
○稲田委員 竹島を韓国は事実上支配いたしておりますけれども、これは不法占拠でしょうか。
○稲田委員 ですから、不法占拠ですかということを質問いたしております。
○稲田委員 大臣は法務大臣なんですから、法的に不法占拠ですかということを質問いたしております。
○稲田委員 外務省が出している竹島のパンフレットでは、「韓国は竹島を不法占拠しており、我が国としては厳重に抗議をしています。」ときちんと書いてあるんですよ。  外務省、政府の見解は不法占拠なんです。その国務大臣である、法務大臣であるあなたが不法占拠だということを言えないんですか...全文を見る
○稲田委員 外務省アジア大洋州局北東アジア課が出しているパンフレットが政府の見解かどうかわからないなんて、そんないいかげんな国ではありませんよ、我が国は。いいかげんなことを言わないでいただきたいと思います。  それでは、なぜ韓国に入国拒否されたか知らないとおっしゃいますので、教...全文を見る
○稲田委員 この条文を使うということは、本当に最後の最後の、本当にテロリストとか、今、日本では過去一回しか使ったことがないような、こういう条項で拒否をされたわけであります。  ところが、韓国の政府の説明では、あなたたちの身の安全が、韓国に入っていただいて、私たちの身の安全に危害...全文を見る
○稲田委員 そういう認識だから、法務大臣としても、日本国の大臣としても、私は不適格と言わざるを得ないわけです。  この条文と同じたてつけの条文が日本にあります。また、韓国の入管法と日本の入管法はほとんど同じたてつけになっております。したがいまして、同じような状況を同じように当て...全文を見る
○稲田委員 お答えになっていませんけれども、時間がないのでやめますけれども、今お読みになったように、関係のないことじゃないんですよ。韓国側が法律に列挙している以外の、超法規的なというか、そういう理由で入国を拒否した場合、我が国は同じ理由でその入国を拒否した韓国の国民の入国を拒否す...全文を見る
08月10日第177回国会 衆議院 外務委員会 第16号
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○稲田委員 おはようございます。自由民主党の稲田朋美です。  まず、先日、私たちが鬱陵島を視察するために韓国を訪問し、入国を拒否されたわけでありますけれども、その際、在韓国日本大使館の皆さん方には大変丁寧かつ懇切に対応をいただき、助力をいただきましたことに深く感謝をし、この場を...全文を見る
○稲田委員 今の大臣の御答弁でも、この出入国管理法の十一条一項三号の危険人物に当たる条項には該当しないものと認識をしていただいているということで、現在、大使を通じて韓国政府に問い合わせをいたしております。  きょうは法務省にも来ていただいておりますが、同じたてつけの条文があり、...全文を見る
○稲田委員 法務省の説明では、最後の最後に使う条文であって、みだりに使う条項ではないということのようでございます。  また、韓国にも日本にも、出入国の管理法の中に相互主義のような条文がありまして、法律で列挙されている以外の事由で入国を拒否した場合、その国の人が反対に日本に入国す...全文を見る
○稲田委員 ということは、今、政府から韓国の政府に対して、入国の拒否の事由について問い合わせをいただいておりますが、それが法律に列挙されているもの以外の、例えば、竹島が日本の領土であるという認識でもって入国することとか、そういう理由で拒否された場合には、対抗手段として、この相互主...全文を見る
○稲田委員 もちろん、これは入国管理法の解釈の問題でもございますが、ここに至っては外交問題にもなっておりますので、外務大臣、もう一度お伺いをいたしますが、韓国側が入国を拒否した理由が法律に列挙してある事由以外の拒否の理由の場合は、相互主義でもって、同じ理由で韓国から入国する人を拒...全文を見る
○稲田委員 ただ、冒頭、大臣も、私たちが韓国の中でそのような危険な行動をとる人たちだとは認識をしていないということをおっしゃったわけですから、韓国側が提示をいたしております条項に当たらないと大臣も認識をいただいていることだと思います。また、それについて今、政府から回答を求めており...全文を見る
○稲田委員 もちろん、そのとおりです。ただ、私が今申し上げております相互主義の規定は、我が国にある入国管理法の規定でございますから、これは、外務大臣として、適用して対抗手段を講じるということは我が国の法の解釈としてできるということも申し添えさせていただきます。  では大臣、竹島...全文を見る
○稲田委員 法的根拠がなく占拠しているということを不法占拠というんですけれども、不法占拠ということで間違いないでしょうか。
○稲田委員 かつて自民党政権下で、麻生大臣が平成十九年六月七日の参議院外交防衛委員会において、「竹島が韓国によって占拠をされているという状況につきましては、これは国際法上何ら根拠がないままにその状態が続いているという、いわゆる不法占拠ということになろうと思っております。」と答弁を...全文を見る
○稲田委員 なぜ、韓国が竹島を不法占拠していると端的におっしゃらないんでしょうか。ぜひおっしゃっていただきたいと思います。もしおっしゃれないのであれば、言えない理由をお願いいたします。
○稲田委員 今、竹島の問題が領土問題であるということも世界に向けて認識をされているときであります。そして大臣も、この竹島の領有問題について、解決に前向きだという発言もされているわけですから、こういったときだからこそ、韓国が不法占拠をしている、我が国固有の領土である竹島を韓国が不法...全文を見る
○稲田委員 そういう大臣の態度は、まさしくこの問題に対する姿勢につながると私は思います。  私も今回、韓国で入国を拒否され、そして、窓から韓国の方々が抗議をされて、私たちの写真を掲げてデモをされているのも実際に見ましたし、韓国の報道の沸騰ぶりや、その抗議ぶりも目の当たりにしたわ...全文を見る
○稲田委員 またあいまいな答弁ですね。私は、これを国際司法裁判所に付託するということを、ぜひ考えていただきたいと思います。  今まで、いつ、何回、国際司法裁判所に提訴をしたのか。また、国際司法裁判所において領土問題が解決されたという事案、ケースがどれほどあるのかについてお伺いを...全文を見る
○稲田委員 領土問題を解決したことがあるというふうな御答弁だと今認識をいたしましたので、ぜひ国際司法裁判所への付託を考えていただきたいと思います。  さて大臣、七月に日韓外相会談をなさいました。また、それまでも、大臣になられてから韓国方の外相と会談をされているわけですけれども、...全文を見る
○稲田委員 大臣、確認をいたしますけれども、韓国の外相会談の中で、竹島が我が国固有の領土であり、今韓国が事実上いろいろな建築物を建てていることについて抗議をし、それを中止するように、外相に対して大臣みずから会談の中で本当に申し入れられておりますか。
○稲田委員 なぜ私がそういうことをお伺いするかというと、この場の大臣の弱腰とも見えるような、日本国内の国会の委員会の答弁の中で、韓国が不法占拠しているということすら言えない大臣が、本当に外相会談の中で韓国の外相に対して、我が国の立場、固有の領土であり、韓国が不法占拠していて事実上...全文を見る
○稲田委員 では端的にお伺いをいたします。  外相会談の中で、竹島は歴史上も国際法上も我が国固有の領土であるということを明確に述べられましたか。
○稲田委員 いや、明確に答えてください。竹島は我が国固有の領土であるということを外相会談の中で明確におっしゃいましたか。
○稲田委員 大臣、意味するじゃなくて、こんな簡単なことですよ。竹島は我が国固有の領土であると明確に韓国の外務大臣に言われましたかという、この簡単な問いについてお答えください。そういう意味のとかじゃなくて。
○稲田委員 そのようなふうにとか、そのような意味にとかじゃなくて、これは重要なことなんです。私は、我が党の政権下も、この問題を先送りしたという面もあると思っております。端的に竹島は我が国固有の領土であるということを、外務大臣が真っ正面からまず韓国の外務大臣に言うということからこの...全文を見る
○稲田委員 だから、そういうこともこの場でおっしゃればいいんですよ、本当におっしゃったのであれば。韓国の外務大臣に対し、竹島は歴史上も国際法上も我が国固有の領土である、この言葉をきちんと言うことがこの問題解決の一歩だと私は思いますので、大臣、今明確には答弁をなさいませんでしたけれ...全文を見る
○稲田委員 これまたあいまいな答弁ですけれども、実際に処罰できるかどうかとか、罪を問えるかどうかということではなくて、不法入国であることには間違いがない、その点について確認をいたします。
○稲田委員 それは不法入国ということなんです。  もう質疑時間が終わりましたけれども、本当の意味での友好というのは、やはり言うべきことはきちんと主張して、相手国の立場も聞くということだと思いますので、今回の私たちの行動が、そういう本当の意味での友好を築く一歩になれば幸いだと思い...全文を見る
08月26日第177回国会 衆議院 文部科学委員会 第18号
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○稲田委員 おはようございます。自由民主党の稲田朋美でございます。  きょうは、「もんじゅ」のことについて主にお伺いをいたしたいと思っておりますけれども、その前に、質問通告はいたしておりませんが、冒頭、教科書の問題について大臣の見解をお伺いいたします。  今回の教科書採択は、...全文を見る
○稲田委員 大臣、ところが、今の教科書が必ずしもそうはなっていないという現状についてどのようにお考えか。  また、やはりすべての教科書に、北方領土であれ、竹島であれ、尖閣であれ、歴史上も国際法上も我が国固有の領土であって、例えば、竹島は韓国が不法に占拠しているということもきちん...全文を見る
○稲田委員 ただ、高校生の二%しか国境についてわかっていない。そして、韓国では、竹島が韓国領だということを教科書の一ページの三分の二ぐらいを使って国定教科書で教えている。我が国の教科書ではその根拠をきちんと教えていない、これは私は改善すべきだと思っておりますし、そうなっていない今...全文を見る
○稲田委員 全然物足りないですね。本当に、触れている教科書もあれば、触れていない教科書もある。私はきちんと根拠も教えるべきだと思いますし、今、いろいろな教科書があるとおっしゃいましたけれども、私は、民主党がマニフェストでおっしゃった中で、いいこともある。いいこともあると言うと失礼...全文を見る
○稲田委員 今の教科書の中に、竹島が、北方領土それから尖閣が我が国固有の領土であるということを、歴史上もまた国際法上もきちんと根拠をつけて記載されていないので私は質問いたしているわけですけれども、我が党の反省も含めて、政治主導ということは、まさしく権限のあることを、例えば文部科学...全文を見る
○稲田委員 笹木副大臣も私も地元ですので、地元の県民の皆さん方の気持ちはすごくよくわかると思うんです。要するに、早く方向性を決めていただきたいと。  そして、政府の言っていることが、何だかもうころころ変わっているように思えてしようがないんです。不信感が募っているんです。例えば、...全文を見る
○稲田委員 なぜあえて大臣に、今の枝野長官それから菅総理の、廃炉も含めて検討するというのと同じ見解ですかということを質問したかと申しますと、大臣は七月に、「もんじゅ」の開発中止を含めて検討すると朝日新聞に報道されて、その後訂正の記者会見をされているんですよ。そういう真意ではなかっ...全文を見る
○稲田委員 私も、今回の事故の原因を徹底的に究明するということが最も重要だと思うんです。それをもって安全性に生かしていくということが重要だけれども、それがまだできていない。  そして、私は、「もんじゅ」に関しては、まず疑問なのは、なぜ浜岡はとめたのに「もんじゅ」は安全だと言える...全文を見る
○稲田委員 笹木副大臣も同じ地元なので。やはり浜岡をとめて福井の原発をとめない、その理由は何なのかということが本当に県民の疑問なんです。やはりそれは、私は、浜岡をとめたことが思いつきだったんじゃないかな、そしてそれによって余計に不安をあおっているということになるんじゃないかなと思...全文を見る
○稲田委員 そこで、例えば、「もんじゅ」で福島の事故のようなことが起きた場合、すべての電源が喪失するような事故が起きた場合、どういう事態になるのか。また、その場合、福井県やら周辺の県に対する被害はどのようなものと見積もっておられるのか、お伺いをいたします。
○稲田委員 お答えになっていないんですよね。福島のような事故があったらどうなるんですか、そして福井や周辺の都市にどんな被害が起きるんですかということについては、今お答えになっていないんです。  ストレステストのことをおっしゃいますけれども、ストレステスト、結局は基準がないんです...全文を見る
○稲田委員 安全性については経産省だからというのが役所の説明なんですけれども、結局、最終判断するのは総理以下政治家で、それは、安全性を踏まえた上で、国民の信頼だとか安心を見て判断をするわけですから、私は、この「もんじゅ」を所管している文部科学大臣を蚊帳の外に置いて再開の判断をする...全文を見る
○稲田委員 済みません、委員長。余りにも質問していることと違うことをお答えになるので、ややかっときて立ち上がりましたけれども、私が聞いたのは、高速増殖炉のことではなくて、四十年以上たっている福井の原子炉、この問題についてお伺いをいたしました。時間がありませんから、もう答弁は求めま...全文を見る
○稲田委員 ぜひお願いをいたしたいと思います。  この事故が起きましてから、我が県からも、原因の分析、そして高経年化していることの因果関係の問題、また、なぜとめたのは浜岡だけなのかということなど、そういう疑問についてきちんとお答えをいただいて、やはり、早く方針を決めて、ぶれずに...全文を見る
09月26日第178回国会 衆議院 予算委員会 第1号
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○稲田委員 自由民主党の稲田朋美です。  先ほど小沢一郎氏の元秘書らの判決がございました。検察の主張をほぼ認める形での有罪判決でした。  この有罪判決を受けて、小沢氏は陸山会の土地売買、ゼネコンからの裏金の疑惑について、国会の場で説明責任を果たすべきだと思いますが、いかがです...全文を見る
○稲田委員 検察の主張をほぼ認めた事実認定に基づく有罪判決です。しかも、司法の場の判断とこの国会の場の説明責任とは別物です。  私は、小沢元代表が御自分の疑惑についてこの国会の場で説明責任を果たさなければ、政治家としての説明責任を果たしたことにはならないと思います。しかも、元秘...全文を見る
○稲田委員 野田総理、次に総理御自身の外国人からの献金問題についてお伺いをいたします。  総理に献金をした人が外国人であるということを御存じでしたか。また、外国人の一人は、総理の選挙を応援された、御地元の在日韓国人の団体である民団の役員ですか。また、そのことを総理は御存じだった...全文を見る
○稲田委員 報道がされたのは九月三日ですよ、総理。それから約一カ月間、一体何を調査しているんですか。  外国人から献金を受けたのが事実かどうか、また、外国人と知っていたかどうか、民団の役員と知っていたかどうか、民団の役員だったかどうか、このことぐらい今すぐお答えになれると思いま...全文を見る
○稲田委員 不誠実な答弁ですね。  しかも、前原さん、菅さん、総理、外国人から献金を受けた。知っているか知らないか、そんなこと以上に、知らず知らずのうちに外国人から献金を受けている民主党そのものに国民は不安を感じているんです。そのことも含めて、きちんと説明責任を果たしていただき...全文を見る
○稲田委員 菅政権下の内閣官房参与であった松本健一氏が証言をされております。真実を明らかにするために、菅前総理、仙谷官房長官、そして松本内閣官房参与の証人喚問を求めます。
○稲田委員 さて、総理。総理はかつて質問主意書を出しておられます。  パネルを示します。   「A級戦犯」と呼ばれた人たちは戦争犯罪人ではない   内閣総理大臣の靖国参拝が国際的に非難される根拠がない   「平和に対する罪」「人道に対する罪」に該当する「A級戦犯」とは、極...全文を見る
○稲田委員 総理、お答えになっていませんね。  総理は官僚ではなくて政治家ですよ。しかも、日本の政治家のトップにおられるわけです。あなたは、今御自身が答弁なさったように、A級戦犯は戦争犯罪人であると言った小泉総理を批判し、保守の堕落とまで言われたんですよ。今、総理になられて、政...全文を見る
○稲田委員 情けない御答弁ですね。  あなたは質問主意書の中で、A級戦犯は人権の問題であり、国家の名誉の問題だとまで書かれているんですよ。今のようなお答えしかできないとすれば、何のために総理大臣になったんですか。国会議員であり続けることすら意味がないんじゃないんですか。信念を曲...全文を見る
○稲田委員 何回も申し上げているように、前政権から踏襲するのであれば、あなたが総理大臣になる、その意味はありませんよということを申し上げているわけであります。  また、国際政治とおっしゃいましたけれども、靖国参拝に反対をしている中国、韓国、A級戦犯が合祀されていることを理由に反...全文を見る
○稲田委員 党是と言っていいんですよ。総理は、代表質問に対するお答えで、平成十年に結党時の基本理念があると。それについている基本政策の中に、結党時の基本政策の中に外国人の地方参政権の早期実現が書いてあるんです。まさしく自民党の憲法改正と同じように、結党時の基本政策、これを党是と言...全文を見る
○稲田委員 結党時の基本理念に含まれていることを党是と言うのだと思います。  さて、総理、総理は結論は既に出しておられます。二カ月前、重要閣僚として国会の場で、外国人地方参政権付与に反対だと結論を出されております。しかも、その理由として、総理は憲法上の疑義があるとおっしゃいまし...全文を見る
○稲田委員 私も同感です。憲法十五条に違反をする、日本が主権国家であることに違反する違憲の政策なので、これは絶対にやっていただきたくないと思います。  次に、朝鮮学校無償化について質問をいたします。  菅前総理がおやめになるその日、誤った政治主導で審査手続を再開いたしました。...全文を見る
○稲田委員 私の質問は、他国に砲撃して、死者まで出して、そして砲撃以前の状況に戻るなどということがあるのですかという質問です。
○稲田委員 八月十日に新たな砲撃をして、十一日に潘基文事務総長が朝鮮半島はまだ安定していないとおっしゃっているんですよ、北朝鮮は謝ってもいないし。  しかも、私の質問は、そもそも、他国に砲撃して死者まで出して、砲撃以前に戻るなんということがあるんですかという質問です。今の総理の...全文を見る
○稲田委員 何を他人事みたいな、しかもメッセンジャーボーイみたいなことを言っているんですか。拉致担当大臣でしょう。拉致担当大臣として強く抗議する、そう言った委員長初め前大臣のその姿の方が私は正しいと思いますよ。  しかも、総理、三党合意は一体どうなったんですか。財源がないから高...全文を見る
○稲田委員 そんなことを言っているんじゃないんですよ。三党合意で高校授業料無償化自体も見直すときに、なぜ朝鮮学校無償化を再開しなきゃいけないんですかという質問です。
○稲田委員 そして、なぜ菅総理が退任のどさくさに紛れて手続の再開を決めたのか。市民の党への献金との間に関係があるのではありませんか。  総理、この予算委員会でも問題になりましたが、菅総理の政治団体から、よど号ハイジャック犯と拉致実行犯との間にできた息子を三鷹市議選の公認候補とし...全文を見る
○稲田委員 この市民の党と菅総理との関係は、単に菅総理個人の問題ではありません。政権政党たる民主党の正統性にかかわる問題です。国会の場で説明をすべきだと思いますけれども、総理、いかがですか。
○稲田委員 全く納得できる説明はなされていないんですよ。  しかも、菅総理の献金は民主党のお金が原資と言われております。民主党と市民の党、ひいては北朝鮮とただならぬ関係にあると疑惑が持たれています。菅さん自身が、民主党と市民の党との連携のために寄附したとおっしゃっているわけです...全文を見る
○稲田委員 全く説明はなされていないと思います。  また、政権交代の三年間の間に、菅さんの政治団体、そして民主党都連、民主党の国会議員、地方議員、合わせて二億以上のお金が市民の党関連団体に流れております。その市民の党の力をかりて政権交代したとすれば、私は民主党の正統性自体にかか...全文を見る
○稲田委員 不誠実な御答弁ですね。  しかも、献金がなされた平成十九年の民主党財務委員長は、そこにおられる山岡国家公安委員長です。疑惑の献金当時の民主党の金庫番に国家公安委員長や拉致担当大臣が務まるはずはないと思いますが、総理、いかがですか。
○稲田委員 ですから、民主党のお金を、菅さんの政治団体から、北朝鮮とただならぬ関係があり、拉致実行犯の息子を公認候補にするような市民の党に流すこと自体が国民の疑惑を招いている、私はそのように申し上げているわけです。  さて、総理、総理は先週、日米首脳会談でオバマ大統領に日米同盟...全文を見る
○稲田委員 いや、お答えになっていませんよ。  総理は、本でも、また二カ月前の財務金融委員会で財務大臣としても、集団的自衛権の行使は個人的には認めるべきだとおっしゃったわけですから、今総理になられて、政府の、集団的自衛権の行使は、持っているけれども行使できないというその解釈を、...全文を見る
○稲田委員 どうしてですか。集団的自衛権の行使は認めるべきだという個人的な見解をずっと持っておられて、本にも書かれて、私はその考え方に賛成しているんです。  なぜなら、日米関係は、平等な同盟関係になるためには、アメリカが攻撃されているのに日本は黙って見ているだけ、日本が攻撃され...全文を見る
10月25日第179回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○稲田委員 自由民主党の稲田朋美です。  大臣、私、大臣のきょうの午前中の質疑を聞いておりまして、どうしてそんなに歯切れが悪く小さなお声で、官僚の答弁を繰り返し述べて逃げていらっしゃるのか。大臣らしくない。大臣は、こちらの場で、野党として大臣を追及する立場の方が似合っていて、そ...全文を見る
○稲田委員 今の答弁自体がもう大臣にふさわしくないんじゃないですか。なれてくれば、状況が変われば自分の意見を発信できると。今……(平岡国務大臣「状況を把握できれば」と呼ぶ)状況を把握できればということは、今は状況が把握できていないとみずから認めていらっしゃるんですけれども、大臣は...全文を見る
○稲田委員 努力じゃ困るんです。  質問をかえます。  法務大臣といえば法治国家の、本当に総理大臣に次ぐ重要な閣僚ですよ。そして、総理は憲法六十八条に基づいて平岡大臣を法務大臣に任命をされたんです。別に大臣は国会議員である必要はなくて、民間人でもいいんです。  大臣、大臣に...全文を見る
○稲田委員 その答え自体がもう既に大臣として不適格なんですよ。状況を把握すればとか、自分がふさわしくなりたいとか、そういうことではなくて、やはり自分がこの国の法務行政を担っているという自覚を持って当たっていただきたい、その自覚が余りにも大臣にはないと思うんです。  また、大臣は...全文を見る
○稲田委員 その採用の仕方が非常に不思議だなと思うのは、普通は、自分が法務大臣になれば、ずっと自分が信頼をしている人とかよく知っている人、その人を秘書官に採用すると思うんですけれども、なぜ九月一日に公設秘書に採用し、翌日に法務大臣秘書官に採用されたんですか。
○稲田委員 ということは、きのう自分の公設秘書として採用した人を次の日に法務大臣秘書官に採用するというのは余りにも軽率だと思いませんか。
○稲田委員 そういう安易な秘書官の採用の仕方自体が、御自分の法務大臣という職責の重さを自覚されていない証拠だと思います。  そして、先ほど、前科があることを告げられていなかったから辞任してもらったとおっしゃったんですけれども、大臣が罷免をされたのか、それとも秘書官の方がその報道...全文を見る
○稲田委員 いや、形じゃなくて、あなたが、大臣がけじめをつけなさいということで秘書官にやめてもらったということでよろしいか。
○稲田委員 先ほど事前に告げられていなかったということが問題なのだとおっしゃいましたけれども、有罪判決を受けていたこと自体は問題ではないんですか。
○稲田委員 いや、私の質問は、事前に言っていなかったからやめさせたのか、それとも有罪判決を受けていたことが問題だったのか、どちらですかという質問です。
○稲田委員 前者ということは、告げていなかったことが問題だということですね。  前者がちょっとわからなかった。前者とは何ですか。
○稲田委員 もちろんそれは法的にはそうかもわかりませんけれども、大臣、やはりそれが国民常識から外れていると思うんです。大臣は法務大臣という立場ですから、詐欺で有罪判決をとられた方を法務大臣秘書官に採用するというのは、私は、法務大臣として、国民の目から見てやはり常識に反していること...全文を見る
○稲田委員 しかし、先ほどの午前中の質問で、大臣は、調査する能力にも限りがあった、自分も聞いていなかったと。そして、今、大臣のお話では、きのう公設秘書に採用した人をきょう法務大臣秘書官に採用する、余りにも軽率だと思います。  秘書官にけじめをつけろとおっしゃるのであれば、御自身...全文を見る
○稲田委員 いや、法務大臣の職責及び秘書官の職責を考えますと、公安情報にも触れることができる大変重要なポストですね。そこを、面接したときの態度がよかったから、言動がよかったから信頼できると考えて、きょう公設秘書に採用して、あす、法務大臣、まさしく法治国家の重要閣僚の法務大臣の秘書...全文を見る
○稲田委員 秘書官にけじめをつけろとおっしゃるのであれば、今反省の弁を述べられた自分が軽率だったということのけじめもおつけになるべきだと思います。  先ほど、平沢議員からの質問にお答えになって、リンチ殺害された息子さんのお母さんのところにおわびに行くことをこの委員会で約束をされ...全文を見る
○稲田委員 何も私はあしたとかあさってとか聞いているんじゃなくて、一カ月以内とか年内とか、そういうめどをお知らせください。
○稲田委員 ということは、今月内ということなのでしょうか。それとも、一カ月以内ということなのか、年内ということなのか、どちらを指しておっしゃったんですか。
○稲田委員 おわびに行かれても、その内容によってはさらに傷つけるということもあるんじゃないかなと大臣の答弁を聞きながら私は思ったんです。  それで、大臣は一体、番組に出られた大臣の発言の中でどこが被害者のお母さんに対して配慮に欠けていて、どこをおわびしよう、そのように認識をされ...全文を見る
○稲田委員 それだけですか。お母さんが死んでもらいたいぐらいに思っていると言ったことについて、大臣が、本当にそれで納得するんですか、そして、加害者にとにかく死の恐怖を味わわせてやりたいということですか、そういう発言をされたことを、私、自分も息子の母親として、もし息子が先ほど平沢先...全文を見る
○稲田委員 大臣、答弁が長いんです。端的に答えていただいたら結構ですから。  今大臣がるる述べられたその態度でおわびに行かれたら、必ず、さらに怒りを増すことになりますよ。  大臣、お伺いしますけれども、先ほど平沢委員が犯罪事実を述べられて、その事情を知らなかったとおっしゃいま...全文を見る
○稲田委員 質問に答えてください、大臣。時間がないんですから。  私がお伺いをしているのは、先ほど平沢委員が述べられた大変むごたらしいリンチ殺人、そして、そこの被害者のお母さんもお見えになっている、そのことを知っていたら、例えば、それなりの事情があってそうだったんだろうとか、死...全文を見る
○稲田委員 だから私は、大臣は情がないと思うんですよ。知っていたらこんな発言は絶対できませんよ。そして、知らなかったとしても、犯罪被害者、息子が殺されたお母さんの気持ちはどうなのかということを想像して自分の身になれる人でないと、死刑の問題を論じたり、そして少年犯罪の問題を論じたり...全文を見る
○稲田委員 私は質問しているんですよ。大臣は、考えているんだと。考えて結論が出ない間、死刑は執行しないんですか。それとも、考えている間に死刑を執行することもあるんですか。どちらですかと聞いてるんです。(発言する者あり)
○稲田委員 答えていないんです。私の質問の時間を無駄な逃げの答弁で侵害しないでくださいよ。  大臣が今、勉強会で死刑の制度について勉強されて、考えているんですね。その考えて結論が出るまでの間に、死刑は執行しないのか。それとも、考えて結論が出ない間でも死刑を執行するのか。どちらで...全文を見る
○稲田委員 それだとすると、予算委員会のときの答弁と違うじゃないですか。予算委員会は、河井委員の質問に答えて、考えて結論が出るまでは死刑は執行しないとおっしゃったんです。これ、予算委員会ですから、一カ月もないですよ。何で答弁、変えるんですか。どうして予算委員会で言ったことと今法務...全文を見る
○稲田委員 答えていません。私がお伺いしているのは、予算委員会では、自分で考えている間は、執行ということは考えていないと答えているんです。  今大臣に、考えて結論が出ない間、死刑は執行しないのか、それとも死刑を執行するのかと聞いたら、後者だ、考えている間でも死刑は執行するんだと...全文を見る
○稲田委員 だから、矛盾しているじゃないですか。  予算委員会では、私が考えている間は執行ということは考えていないと答弁しているんです。きょう、私の質問に答えられて、考えて、結論が出ない間でも死刑は執行すると答えられたんです。矛盾していますし、どちらが正しくて、どうして考えを変...全文を見る
○稲田委員 詭弁ですね、大臣。  大臣は予算委員会で、自分は考えている間は、執行しないと。だから、一律に執行しないということじゃないんだ、今考えているんだ、結論を出すまで待ってください、そういう答弁しているんじゃないですか。きょうは、考えて結論が出ていない間でも死刑を執行します...全文を見る
○稲田委員 こんなことで質問時間をとりたくないんですけれども、大臣は予算委員会で、考えている間は執行ということは考えていないと。一律に執行停止するんじゃなくて、考えている間は執行をやらないと答えたんですよ。ところが今は、考えている間でも死刑は執行するという答弁に変えられたんですよ...全文を見る
○稲田委員 委員長の質問にも答えないじゃないですか。現在はどっちなんだと。考えて結論が出ない間も死刑を執行するということが結論でいいんですか。それと、予算委員会との間が矛盾しているでしょうということで、矛盾しないというんだったら、何で矛盾しないんですかと。どうして委員長の質問にも...全文を見る
○稲田委員 お言葉ですけれども、委員長、善解のし過ぎです、それは。予算委員会では、考えている間は執行しない、一律に執行しないじゃなくて、考えている間は執行しないというのが予算委員会のお答え。きょうの大臣のお答えは、考えて結論が出ない間でも死刑を執行することもありますとおっしゃった...全文を見る
○稲田委員 予算委員会では検討していないと答えたんです。そのときはきっちり答えたんです。(平岡国務大臣「勉強をしていない」と呼ぶ)勉強していないと答えたんですよ。今はお答えできないと。これまた答弁に矛盾がありますね。しかも、個々の、Aという事件について検討していますか、Bという事...全文を見る
○稲田委員 もうあきれましたね。しかもその理由が、従前どおりそうなっていた。何のために政権交代をしたんですか。御自分の言葉で答えられないんだったら、何のために政権交代をしたんですか。  それから、大臣、考えているんだったら法務大臣になるべきではないと思います。死刑が正しいかどう...全文を見る
○稲田委員 ですから、そういう態度自体が法務大臣にはふさわしくないと私は思うんです。  大臣は、平成十八年十一月十日、朝鮮大学校創立五十周年記念祝賀会で、ただ一人日本の国会議員として出席をして、祝辞を述べられました。このことは予算委員会でもお答えになっておりますけれども、もう一...全文を見る
○稲田委員 今のお答えで、大臣は、法務大臣だけでなくて、日本の国会議員としても資格がないと思いますよ。そんな個人的なことは関係ないんですよ。  朝鮮大学校というところは、北朝鮮に役立つ人材を育てる学校で、公安の調査の対象になっているんです。それで北朝鮮は、御承知のとおり、我が国...全文を見る
○稲田委員 驚きましたね。大臣の今の答弁は、御自分が朝鮮大学校に出席したことが拉致問題の解決のための行動だ、そうおっしゃったんですか。
○稲田委員 もう全くあきれて物が言えません。これは、路線の対立とか価値観の違いとかそんな問題じゃなくて、日本の国会議員が朝鮮大学校、北朝鮮に貢献する人を育てているあの大学校に、たった一人ですよ、のこのこ出かけていって祝辞を述べるということがいかに誤ったメッセージを北朝鮮に与えるか...全文を見る
○稲田委員 自由民主党の稲田朋美です。  先ほどから平岡大臣の答弁をずっと聞いておりまして、野党時代のあの生き生きとした平岡大臣は一体どこに行ってしまったんですか。もう別人、はぐらかしたり、逃げたり。きちんと答えていただきたい、誠実に答えていただきたいと思います。  先ほど私...全文を見る
○稲田委員 大臣、答えていないんですよ。  だから、考えている間は死刑執行はしない、それはずっと一貫しているんです、きょうまでは。きょう、現時点、大臣は考えているんだから死刑執行しないんですよ。ところが、きょうの質問に対して、考えている間でも、結論が出ていなくても死刑執行する場...全文を見る
○稲田委員 全く違う答弁になっているじゃないですか。大臣は、勉強会で死刑のあり方などを勉強して、その中で自分が考えている間は死刑は執行しないと一貫して言ってこられたんです。ところが、きょうになって、考えている間だけれども死刑を執行する場合もあるというふうに変えられたんですよ。その...全文を見る
○稲田委員 もうむちゃくちゃになってきていると思いますよ、大臣の答弁。答弁すればするほど離れていっているんです。  きょうの私の端的な質問は、ずっと大臣は、勉強会で自分が考えている間、死刑は執行しないと明確におっしゃっていたんです。就任時は、当然しないと。予算委員会でも、しない...全文を見る
○稲田委員 そういうのをごまかしというんですよ。これ以上言いませんけれども、予算委員会では、一律にやらないというのは、自分が結論を出すまでやらない、結論を出したらやる。だから、結論で、やるとなったらやりますという意味で一律じゃないということをおっしゃっているだけで、自分が勉強して...全文を見る
○稲田委員 では、今、法務大臣になられても、法務大臣という立場になられても、朝鮮大学校創立五十周年記念祝賀会で、ただ一人日本の国会議員として祝辞を述べたことについて、問題はなかった、反省するところはないという認識ですか。
○稲田委員 大臣は信頼関係とおっしゃいましたけれども、公安調査の対象になって、北朝鮮の大きな影響下にあり、そして北朝鮮に貢献する人材を育てるための朝鮮大学校に、日本の国会議員が出かけていって祝辞を述べるということは、私は北朝鮮に対して誤ったメッセージを与えることだと思い、大臣とし...全文を見る
○稲田委員 かつての人権侵害じゃないんですよ。拉致の人権侵害は現在進行形なんです。過去の人権侵害じゃないんですよ。訂正してください。
○稲田委員 拉致問題は過去の人権侵害じゃないどころか、現在進行形の重大な人権侵害であり、人権侵害だけでなくて国家主権の侵害でもありますよ。  大臣は、この集会の趣旨に賛同して、来賓として祝辞を述べられたんですね。
○稲田委員 ですから、趣旨に賛同されたんですねという質問です。端的にお答えください。
○稲田委員 この大会は、対朝鮮制裁の解除などを強く求める集会だったんです。そこで主催者を代表してあいさつされたのは、清水澄子さんという元参議院議員でいらっしゃいまして、この方は、謝罪と補償による日朝正常化を訴えられている方なんです。この大会でも日朝正常化を訴えていらっしゃいます。...全文を見る
○稲田委員 この新聞報道によりますと、洪水のことは何も書いていないんです。朝日国交正常化交渉を本格的に再開して、対朝鮮制裁の解除を強く求める、そういう大会なんですが、朝日国交正常化交渉、対朝鮮制裁の解除について大臣は同意されますか。
○稲田委員 しかも、この中で和田春樹東京大学名誉教授が発言をされておりますけれども、この方は、植民地支配の反省から竹島を韓国領土と認めよとか、横田めぐみさんの拉致は疑問であるとか、また、日韓併合は無効であったということを昨年の夏にも官邸に申し入れに行かれた方なんですけれども、この...全文を見る
○稲田委員 驚きましたね。賛同するかしないか、自分の考えを持ち合わせていない。植民地支配の反省で竹島の韓国の領有を認めるべきである、それから、韓国併合は無効である、そんなことについて、自分が賛同するかどうかの考えを持ち合わせていないというのはどういう意味ですか、それは。大臣。
○稲田委員 では、現在の大臣の見解でいいです。竹島の領有に関して大臣がどう思っておられるか。また、あなたと同じこの集会に出席された和田春樹教授の、植民地支配の反省のために韓国の領有を認めるべきだという考え方、日韓併合は無効であるという考え方について、大臣の見解をお示しください。
○稲田委員 いや、だから、どういう考え方なのか。そして、和田さんがおっしゃった植民地支配の反省のために韓国に竹島の領有を認めるべきだという考え方について大臣がどう思うか、韓国併合は無効であると主張されている和田教授の考え方をどう思われるか、その認識をお伺いしているんです。はっきり...全文を見る
○稲田委員 法律家なんだから、有効か無効かはっきり答えてください。
○稲田委員 存在したじゃないです、有効か無効かの話を聞いているんですから、端的に有効なら有効とおっしゃってくださいよ。
○稲田委員 では、竹島は日本固有の領土ですけれども韓国が不法占拠している、それでよろしいですか。
○稲田委員 大臣、竹島は日本固有の領土であります。そして今、韓国が事実上占有していますが、これは我が国固有の領土を韓国が不法占拠している、それでよろしいねという質問です。
○稲田委員 いや、驚きましたね、大臣。大臣は日本の閣僚なんですよ。日本の国益を守るんですよ。日本の国益といったら日本の領土を守ることが入っている、当たり前のことですよ。我が国固有の領土、そして他国に不法占拠されている固有の領土ですよ。どうして我が国固有の領土を韓国が不法占拠してい...全文を見る
○稲田委員 委員長、答えさせてください。  大臣、外務省の資料によれば、竹島は日本固有の領土であり、韓国が不法占拠していると書いてありますよ。これは政府の見解なんです。どうして法務大臣が、韓国が不法占拠していると言えないんですか。
○稲田委員 何を言うんですか。そんなことないでしょう。法務大臣なんだから、不法か合法か判断できるでしょう。不法占拠ですか、合法な占拠ですか。
○稲田委員 答えになっていないですよ。  大臣、大臣は、法務大臣だけじゃなくて、日本の国会議員としての資格を疑いますよ。我が国固有の領土を他国が占有している、それは不法占拠でしょう。秘書から紙を回してもらわないとそんなこと、答えられないんですか。
○稲田委員 この問題で私の時間を全部使うのは嫌なんですけれども、もう一度聞きます。我が国固有の領土である竹島を……(発言する者あり)何を教えているんですか、筆頭。何ですか、それ。大臣の見解を聞いているんですよ。日本の大臣だったら、それぐらい、自分の言葉で答えられるでしょう。  ...全文を見る
○稲田委員 では、質問をかえます。  韓国の占有に法的な根拠はあるんですか。
○稲田委員 答えていません。  もう一度聞きます。法的根拠なく韓国は占有している、これでよろしいか。
○稲田委員 平岡大臣、本当にひどいですよ。少なくとも江田五月大臣は、法的根拠なく占有しているということはおっしゃったんです。それはすなわち不法占拠と同じ意味なんだけれども、民主党政権になってから、なぜか不法占拠という言葉を使いたくないんですよ、弱腰だから。だから法的根拠なくという...全文を見る
○稲田委員 平成二十三年九月十七日、大臣就任後ですけれども、岩国市、山口市の会見で、米軍再編に伴う厚木基地から岩国基地への空母艦載機移転について、米軍家族住宅建設を含めて反対と表明されておりますが、今もその御意見には変わりありませんね。
○稲田委員 大臣は、政治家個人としては岩国への移転について反対であるけれども、大臣という立場としては反対しない、そういうことですか。
○稲田委員 もう既に閣議で決まっているじゃないですか。もう既に閣議で決まっていて、あなたがこの就任後の御地元の記者会見で岩国基地への空母艦載機移転反対だと言っているときに、もう既に政府の方針は閣議決定されているんじゃないんですか。
○稲田委員 私はそんな細かいことを言っているんじゃないんです。大きなところですよ。大きなところ。  マニフェストで民主党は、米軍再編の見直し、それから普天間の最低でも県外、国外、これを公約として、沖縄の人たちの心をつかんで、そして政権交代されたんですよ。しかし、現在、その公約は...全文を見る
○稲田委員 大臣、そういうのをごまかし答弁というんですよ。大臣は、大臣に就任してから御地元で、岩国移転について反対だということをおっしゃっているんですよ。でも、もう既に移転は決まっているんです、閣議で。予算委員会でも、きょうの同僚議員の質問でも、閣議で決まったらそれに従う。もう決...全文を見る
○稲田委員 大臣は信念を捨てられたんです。一体いつ岩国移転を納得されたんですか。  平成二十二年、昨年五月、岩国で空母艦載機の移駐に反対する大集会が開催されました。四千人の大集会が雨の中開催されて、あなたは出席をされたんです。そして、鳩山総理が普天間の移設を辺野古にお願いしなけ...全文を見る
○稲田委員 私はがっかりしました。大臣、私は、野党時代は信念を貫かれる方だと思いましたよ。こんな岩国の御地元の基地への移転の問題、米軍再編の問題、大きな、日本の安全保障、外交の問題ですよ。自分の、政治家の信念にかかわる問題ですよ。それを、大臣になるからといって百八十度転換して政府...全文を見る
10月26日第179回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○稲田委員 自由民主党の稲田朋美です。  昨日、法務委員会で平岡大臣に質問をいたしました。平岡大臣の御地元に米軍の空母艦載機の移転について、平岡大臣は大臣就任後に御地元に入られまして、反対であると明確におっしゃいました。そのことについて、河井議員は予算委員会で、また昨日、私を含...全文を見る
○稲田委員 平成十八年にロードマップ、閣議決定をいたしまして、そして昨年の五月に、それを踏襲するということを民主党政権で閣議決定されております。それに従って、ことしの六月、2プラス2で確認もいたしております。したがいまして、もう政府の方針は決まっているんですよ。にもかかわらず、重...全文を見る
○稲田委員 ごまかしの答弁が多いんです、閣議で決まったら従いますみたいな。  だから、それは明確に、野田政権一体となって、この米軍再編のロードマップを実現するということを決められたわけですから、ぜひ平岡大臣にそのようにおっしゃっていただきたいと思います。  それから、先ほど来...全文を見る
○稲田委員 今のような認識では、この厳しい国際情勢の中の日本の外交のトップとして、外交を担っていけませんよ。  まず、この普天間、最低でも県外、国外、そして米軍の再編、これは政権交代のときの御党の公約だったわけですよ。そしてこの公約を破られた。これについてまず謝罪をなさるべきだ...全文を見る
○稲田委員 大臣、質問に答えてください。  私が申し上げておりますのは、まず、政権交代のときの大きな公約の一つである普天間、国外、最低でも県外、米軍再編、これの公約の違反と、そしてまた、この普天間の混乱によって日本が大変厳しい国際状況の中に置かれてしまったというこの二点について...全文を見る
○稲田委員 自覚が足りないんですよ。今の日本の厳しい状況にある最大の原因が、この普天間の混乱による日米関係にひびが入ったことだということの自覚がないんですよ。自覚がないから謝罪できないんですよ。私があなたの立場だったら謝罪しますよ。  普天間に限らないんですよ、民主党のいいかげ...全文を見る
○稲田委員 大先輩も何にも関係ないんですよ。この国の置かれている状況を考えれば、それぐらいのことをやってもらわなきゃ困るんです。  繰り返しますけれども、外交上の失敗は取り返しがつかないんです。そして、取り返しのつかないことをあなた方の政権はなさったんだという自覚を持ってやって...全文を見る
○稲田委員 もう一度お伺いします。これは大変重要な問題ですから。  米軍が策定中のこのエアシーバトル構想、これが日本における米軍の再編に与える影響やロードマップに与える影響、日本の外務大臣だったら、これをきちんと認識しなきゃいけないんです。そのことについて言及があったのか、内容...全文を見る
○稲田委員 この米軍の策定中のエアシーバトル構想が現実化した場合、その影響が、日米の今のこのロードマップ、そして日本の国土の中にある米軍の編成に影響があるとお考えかどうか、大臣の認識をお伺いいたします。
○稲田委員 端的にお答えをいただきたいんですけれども、このエアシーバトル構想が現実化した場合、日本における米軍の部隊の展開に影響があると考えておられるのか、またロードマップについて影響があると考えておられるのか。それとも、たとえ現実化したとしても影響はないという御認識なのか。その...全文を見る
○稲田委員 今の大臣のお答えは、場合によっては、このエアシーバトル構想がロードマップ、また日本における米軍の展開に影響を与えることもあり得る、そういう御認識ということでよろしいでしょうか。
○稲田委員 今、大臣から、現在のロードマップについては影響を与えないという認識をお答えいただきましたので、私も安心をいたしましたけれども、私はやはり、このエアシーバトル構想が現実化すると、米軍が日本から後退をしたりとか、そういうことになるのではないかという危惧を持っておりますので...全文を見る
○稲田委員 法的根拠がないというのは合法ではないんですか。
○稲田委員 平成十九年の六月七日の参議院外交防衛委員会で、当時の麻生太郎外務大臣は、「竹島が韓国によって占拠をされているという状況につきましては、これは国際法上何ら根拠がないままにその状態が続いているという、いわゆる不法占拠ということになろうと思っております。」そういう答弁をされ...全文を見る
○稲田委員 不法占拠と言えないこと自体が、私はもう情けないんです。  では、北方領土はロシアが不法占拠しておりますか。
○稲田委員 これは麻生総理の時代の、平成二十一年三月二十七日の参議院の予算委員会の答弁ですけれども、「北方四島というこの島は、いまだかつて一度も外国の領土となったことがない我が国固有の領土、これは基本であります。戦後六十年以上たった今日も今ロシアによって不法占拠が続いているという...全文を見る
○稲田委員 前原大臣は沖縄北方担当大臣のころ、北方領土を視察されて、不法占拠と言い続けなければならないとおっしゃっていたんです。私もこのとおりだと思いますけれども、玄葉大臣はこの御意見についていかがですか。
○稲田委員 北方領土も、ロシアの領有権主張に一片の正義でもありますか。大臣の認識をお伺いいたします。
○稲田委員 今のような御答弁だったら、委員長のお父さんは怒られますよ、本当に。  ロシア、ソ連の領有権主張に一片の正義もないんですよ。ソ連は、さきの大戦の途中で、日ソ中立条約を一方的に破って我が国に攻めてきて、そしてポツダム宣言を受諾した後に、我が国の同胞を六十万人以上シベリア...全文を見る
○稲田委員 そのような姿勢だから、外務大臣として失格だと言っているんですよ。領土問題というのは国益の中核ですよ。中核中の中核がこの領土なんです。しかも、この領土問題というのは国民の矜持の問題でもあるんですよ。今言ったような、不法占拠ということも言えないような政府に我が国の領土は守...全文を見る
○稲田委員 強い思いが感じられないんですよ。外交なんて、国益をかけた背広を着た戦争ですよ。あなた方の外交を見ていたら、この間の日韓首脳会談、何ですか、あれは。何一つ我が国の国益に合致することはやらず、そして朝鮮儀軌だけを返して、土下座外交じゃないですか。日米関係でがたがたにして、...全文を見る
○稲田委員 そんな時間的な余裕があるんですか、APECまでに。  一体、政府の中で、交渉に入るかどうか、どうやって決めるか、どこで決めるかもまだ決まっていないんですか。もう一度答弁ください。
○稲田委員 ということは、閣議決定をされるということでよろしいですか。
○稲田委員 閣議かどうかはわからないけれども、少なくともなし崩しということはないですね。
○稲田委員 総理大臣が個人で判断するんですか。政府内のどこかの機関で意思決定しないんですか。また、菅さんの浜岡をとめたときやら朝鮮学校の無償化を決めたときみたいに、勝手な、何の民主的な手続もとらないで政治主導するんですか。今のを答弁、もう一度お願いします。
○稲田委員 今のお答えを聞いて、ますます不安になりました。こんな重要な、この国のあり方を決めるようなことについて、どこでどうやって決めるかも決まっていないということですよね。  また、万が一、途中で参加をやめると言えるのかという問題について、大臣は言えないだろう、前原さんは言え...全文を見る
○稲田委員 今のでも結論はわかりませんでしたけれども、では、途中でも退席できるということですね。  この問題、参議院選のマニフェストにもなかったんです。昨年、菅さんの所信表明演説でいきなり出てきたことなんです。そして、それ以来、バスに乗りおくれるな、バスに乗りおくれるなと。大臣...全文を見る
12月05日第179回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○稲田委員 おはようございます。自由民主党の稲田朋美です。  民主党政権の政治と金の疑惑が後を絶ちません。鳩山元総理の巨額の子ども手当脱税疑惑、そして菅前総理の北朝鮮関連団体である市民の党への巨額の献金疑惑、そして前原元外務大臣、菅前総理、そして野田総理に対する外国人献金問題。...全文を見る
○稲田委員 でたらめな言いわけや逃げはやめてくださいよ。  総理は民主党の代表ですから、国会証人を決めて国対委員長に指示されれば、すぐに国会の証人尋問は実現するんです。また、裁判中とおっしゃいましたけれども、この天の声の問題は、今、小沢さんが被告人になっているその刑事事件とは関...全文を見る
○稲田委員 総理、前沖縄防衛局長が不適切な発言を理由に更迭をされました。沖縄県民や女性に対する侮辱的な発言でした。その後に、一川防衛大臣が国会で、あろうことか沖縄少女暴行事件の詳細を知らないというあり得ない答弁をされました。沖縄県民だけでなく、日本国民全員が一川大臣に怒りを覚えて...全文を見る
○稲田委員 情けない言い逃れはやめてくださいよ。大臣が詳細を知らないとおっしゃったのは、本当に詳細を知らないとおっしゃったんですよ。その場で言うのがふさわしくないとかそういう問題ではなかったんです。  しかも、官僚に責任をとらせて終わりですか。それが民主党のおっしゃっている政治...全文を見る
○稲田委員 大臣、しかも、大臣をかばっている総理、今の大臣の言いわけを信じる人はだれ一人いませんよ。あの国会の答弁の大臣の様子を見れば、本当に知らなかったんですよ。しかも、詳細を答えろと佐藤さんは言ったのではなくて、その概要とその影響を大臣の口から答えなさいということですよ。何を...全文を見る
○稲田委員 先ほどの、詳細は知っていたけれども適当ではなかったというような、そんな言いわけで沖縄県民に謝罪の気持ちが伝わったんですか。二日の日、大臣は知事に会われて、沖縄県民に謝罪をして、その謝罪は沖縄県民に伝わったんですか。もう一度お答えください。
○稲田委員 何を甘い認識を言っているんですか。沖縄の皆さんは許していませんよ。日本国民も許していませんよ。知事も途中で退席なさったじゃないですか。県議会から抗議文を渡されたじゃないですか。あなたは公じゃなくて私を優先しているんです。そして、自分の保身を優先しているんです。そんな人...全文を見る
○稲田委員 そもそも大臣には公の気持ちというのがないと思います。ブータン国王の宮中晩さん会をキャンセルして、御自分の同僚のお金集めパーティーに行って、そして、ブータン国王の晩さん会よりもこっちの方が大事だ、そのようにおっしゃいました。それは、はしなくも大臣の本心を言われたと私は認...全文を見る
○稲田委員 質問に答えていないんですよ。結局、今、いろいろ弁解しただけで、現地視察するよりもパーティーを優先した、そのことをおっしゃっただけなんですよ。弁解ばかりやめてください。そして、現地に行かなかった理由に何もなりませんよ。真っ先に行くべきなんです、御地元でもあるし、防衛大臣...全文を見る
○稲田委員 全く答えになっていませんよ。三十日、党首討論があった日、あなたは総理の後ろに座っていたじゃないですか。党首討論で席を暖める暇があったら、沖縄に行って、そしておわびをなさるべきなんです。小松もそうなんです。私は、現地の、小松の地元の方にお会いいたしましたけれども、烈火の...全文を見る
○稲田委員 笑わせないでくださいよ。国民目線と言うのであれば、素人を防衛大臣にしないでほしいというのが国民目線ですよ。  そして総理、そもそもこの沖縄の問題は、鳩山元総理のできもしない空手形、国外、最低でも県外、そして自分には腹案があると言って、腹案はなかったんです。それが今沖...全文を見る
○稲田委員 間違いなんです。そして、それは単に、沖縄県民の皆さん方の気持ちを傷つけた、もちろんそれは大きいです。それと同時に、日本国の安全も脅かしているんだという認識を持っていただきたいと思います。  また、総理の、沖縄に関して、全力を尽くして解決したいとか、言葉だけじゃないで...全文を見る
○稲田委員 適切な時期とは一体いつですかということを聞いているんですよ。一刻も早く行くべきだと私は思います。言葉だけなんですよ、総理がやっていらっしゃることは。  いずれにいたしましても、一川大臣が防衛大臣でいる限り、絶対に沖縄基地問題は解決しません。もっと悪化する一方です。こ...全文を見る
○稲田委員 私の質問は、任命されたときに、どうしてわざわざこういった、告発中そしてマルチ推進の疑惑のある人を国家公安委員長そして消費者担当大臣と笑えない冗談のようなそんな任命をされた、それを適材適所と思って任命をされた理由は何ですかという質問をしたと思います。
○稲田委員 総理の見識を疑いますね。これだけ疑惑のある人を、本人の話を聞いて、疑惑があるということだけで、国家公安委員長、消費者担当大臣に任命した途端、国民の信頼が失われて、野田政権の信頼性が揺らぐんですよ。なぜそんなことをされたのか、全く理解ができません。(山岡国務大臣「委員長...全文を見る
○稲田委員 はい、そうですね。(山岡国務大臣「お答えします」と呼ぶ)聞いておりません。  山岡大臣が推進しておられたマルチは、ネズミ講と本質的に同じです。ネズミ講と同じで、ビジネスにふなれな個人を販売員として勧誘して連鎖的に組織を拡大し、多額の紹介料などが入っておいしい思いがで...全文を見る
○稲田委員 総理のそういう認識がおかしいんですよ。適法だったらいいというんじゃないんです。消費者担当大臣というのは、法と法のすき間で苦しんでいる被害者を救うんです。適法だったらいいなんという考え方でマルチを推進している山岡さんを消費者担当大臣に適任だと思われたとすれば、総理の任命...全文を見る
○稲田委員 疑惑はありませんとおっしゃったけれども、疑惑はあるんですよ。だから、この委員会でさまざまな質問をし、真岡市長夫妻も参考人招致をしているわけです。  また私の質問にお答えになっていないんですよ。C社からどのように献金があり、そしてそれをどう返したのか。質問通告している...全文を見る
○稲田委員 具体的にお答えになりませんけれども、大臣は、C社から民主党栃木県第四総支部に月額五万円、一月から九月までの計四十五万円、そして株式会社ニューワールドに花代十万円、総合計五十五万円を受領し、返金したんです。このことは私は質問通告をいたしておりますから、今の抽象的な答弁で...全文を見る
○稲田委員 その点もまた虚偽の答弁をなさるわけですね、この期に及んで。  四十五万円はお認めになりました。毎月五万円ずつ四十五万円振り込まれて、そしてそれをお返しになった。その両方とも全く収支報告書に記載されておりません。これは明らかな政治資金規正法違反です。  この政治資金...全文を見る
○稲田委員 しかし、収支報告書には不記載なんです。そして、その実行行為者は、今あなたの秘書官をされている。国家公安委員長の秘書官が実行行為者で、政治資金規正法違反が明らかに成立することを今大臣はお認めになったんです。しかも、故意ですよ、もらったことも返したことも御存じなんですから...全文を見る
○稲田委員 それは、単に法律を知らなかったという答弁にしかなりませんよ。だって、今大臣は、もらったことも返したこともお認めになっているんです。  その不記載、もらったことの不記載、返したことの不記載、一カ月ごとに成立をいたします。そして、そのときの会計責任者が今のあなたの秘書官...全文を見る
○稲田委員 さまざまな弁解をされておりますけれども、明らかに収支報告書不記載の政治資金規正法違反は成立している犯罪が幾つもあるんです。実行犯は秘書官で、そしてその対象となっているのは国家公安委員長ですよ。もうあり得ないと思います。責任をおとりになるべきです、明らかな違法行為ですか...全文を見る
○稲田委員 不記載だったら返金する必要はないんです。マルチから献金をもらうのはよくないと判断をしたから返金をしたんです。  パネルを見てください。  同じ年に返金している民主党のパーティー券、ユナイテッド・パワー株式会社三百万円、在日本朝鮮青年商工会中央常任幹事会百万円です。...全文を見る
○稲田委員 一体どこが国民生活が第一の政党ですか。政党ぐるみでマルチから献金をもらっているじゃないですか。  そして、先ほど指摘をいたしましたように、山岡大臣には明らかな政治資金規正法違反が成立をしていることを、この場で大臣はお認めになったんですよ。法律を知らないだけで、故意な...全文を見る