稲田朋美

いなだともみ

小選挙区(福井県第一区)選出
自由民主党・無所属の会
当選回数5回

稲田朋美の2006年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月19日第163回国会 衆議院 国土交通委員会 第15号
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○稲田委員 自由民主党の稲田朋美でございます。  本日は、参考人質疑の機会を与えていただき、感謝申し上げます。私は、新人議員ではございますけれども、質疑に先立ち、一言申し上げたいと思います。  一体何のために、司直が入っているこの事件について、この国会で証人喚問をし、参考人質...全文を見る
○稲田委員 それでは、あなたの総研における主な仕事は、工期短縮工法を伝授したり、経済設計などを施主や施工主に指導するということで間違いありませんか。
○稲田委員 それでは、港区の赤羽橋物件についてお伺いいたします。  平成十五年十一月六日のことですけれども、あなたは、施主に対して、工期短縮法の構造設計になれている平成設計を使うように強く勧めたという事実はありますか。
○稲田委員 四ケ所さん、私の質問に答えてください。十一月六日に、あなたは平成設計を構造設計として使うように強く施主に勧めたことがあるかないか、その点についてお答えください。
○稲田委員 平成十五年の十一月六日に、あなたは施主に対して、工期短縮法及び構造設計になれている平成設計を構造設計として使うように強く勧めたという事実があるかないかについてお尋ねいたしております。
○稲田委員 あなたがワーキングチームに出されたこの「ホームページより」というところを少し読み上げますと、工期短縮法の内容の説明と、この工法の構造設計になれている平成設計が構造設計を担当することが効率であるという説明を行ったとあるんですけれども、あなたはなぜそこまで平成設計を評価さ...全文を見る
○稲田委員 それでは、徳永さんにお伺いいたします。  そもそも、その当時、平成設計に何人建築士がいて、一体、その中で構造がわかる建築士は何人おられたんでしょうか。
○稲田委員 それでは、同じ質問を四ケ所さんにお伺いいたします。  平成設計に何人建築士がいて、何人構造がわかる建築士がおられたんでしょうか。
○稲田委員 そのお二人のお名前は、どなたでしょうか。
○稲田委員 その程度のことで構造設計の専門家であるという認識だったというふうに伺っておきます。  それでは、平成十六年三月八日のことについてお伺いいたしますが、この日は何のために、千葉設計に四ケ所さん、徳永さん、また千葉設計の方々、またアトラスの渡辺さんが集まったんでしょうか。
○稲田委員 そんなはずないと思うんです。  何で、じゃ、アトラス設計の渡辺さんというのは、どういう立場でその会議に出席されたんですか。
○稲田委員 私の調査によりますと、ワーキングチームの調査によりますと、そもそもアトラス設計の渡辺さんが、姉歯さんの構造設計及び計算に非常に疑問点があるということで九枚ものファクスを千葉設計に送って、その結果、千葉設計が渡辺さん、また四ケ所さん、そして姉歯さんなどを呼んだというふう...全文を見る
○稲田委員 アトラス設計の渡辺さんは、その日、出席者すべてにこのファクス九枚をすべてコピーして、配付して、そして説明をしたとおっしゃっているんですが、それは誤っていますか。
○稲田委員 あなたの、まあ総研がつくったこの資料の中で、あなたは、渡辺さんの姉歯さんの構造計算に対する疑問点を渡辺さんの名刺の後ろに書いたとありますけれども、それは真実ですか。
○稲田委員 それは、だれから説明を受けてそこにメモったんでしょうか。
○稲田委員 では、そのとき、渡辺社長から、断面設計応力で四分の一程度に小さい応力で設計しているんだということを説明を受けたのではないですか。
○稲田委員 そんな、一番渡辺さんが重大だと思った点についてあなたに対し説明をしなかったということを私は信用することができません。  その点について、例えば、姉歯さんから、こういう指摘が渡辺さんからあったんだと、地震応力の四分の一程度に小さい応力で設計しているんだということを指摘...全文を見る
○稲田委員 そうしますと、一体、三月八日は何のために渡辺さんまで呼んでこの千葉設計で話し合いをされたのか、全く私は理解ができないんですけれども。  その後に進みますが、そのとき、姉歯さんは構造設計の誤りを認められたんですね。
○稲田委員 そして、私の調査では、千葉設計からの聞き取り及び千葉設計のメモが残されておりまして、その日、姉歯さんが、もう一度構造計算をやり直して、そして三月十六日に持ってくるということでその会議は散会になったのではありませんか。
○稲田委員 千葉設計からの聞き取りでは、三月十六日にその日が設定されて、しかし、それが延びて、三月二十三日に千葉設計に姉歯さんを除くほかのメンバーが集まった。それは事実ですか。
○稲田委員 同じ質問について、徳永さん、いかがでしょうか。
○稲田委員 四ケ所さんに伺います。  あなたのこの総研のメモによれば、その後、四ケ所は、姉歯設計士の無責任な態度に怒りと不安を覚え、その打ち合わせの帰り道で、信用を落とすような仕事ではだめではないかと平成設計の薮常務と姉歯建築士に対して注意をしましたとあるんですけれども、なぜ、...全文を見る
○稲田委員 私は、あなたの代理人から取得いたしました三月八日のあなたの業務報告書を持っておりますけれども、その中に、アトラス設計の渡辺さんが出席者として書いてない。そんな重要人物が書いてないのはどうしてですか。
○稲田委員 だから、どうしてそんな重要人物の名前を書かないのか、理由を聞いているんです。
○稲田委員 最後に一つだけ。  あなたは、この総研の資料の中で、その後、姉歯さんを平成設計は使わなくなったと認識していたということをおっしゃっているんですが、その点、間違いないですか。
○稲田委員 しかし、その後も姉歯さんは偽造を続けたということでございます。  私の質問を終わります。
03月01日第164回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号
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○稲田分科員 自由民主党の稲田朋美でございます。本日は、平成十六年五月六日、上海総領事館の電信官が領事館の中で自殺をしたという事件について、お伺いをいたしたいと存じております。  この問題が私たち国民の知るところとなりましたのは、昨年十二月二十七日発売の週刊文春でしたが、衝撃的...全文を見る
○稲田分科員 ありがとうございます。  それでは、外務省に今回の事件についての事実関係についてお伺いしたいと思います。  まず、電信官が自殺した理由についてですけれども、外務省の御見解は資料二のとおりですね。「現地の中国側公安当局関係者による、領事関係に関するウィーン条約上の...全文を見る
○稲田分科員 その背後に女性関係、いわゆるハニートラップであったという点についてはいかがでしょうか。
○稲田分科員 それ以上具体的にはお答えいただけないんだと思いますので、それ以上は聞きませんけれども、もう既に報道では、背後に女性関係があったというふうに報道されておりますし、またお手元の資料三でございますけれども、麻生大臣が、「外務省主催のタウンミーティングで、一昨年五月に在上海...全文を見る
○稲田分科員 そうしますと、この「日本側は、仕事上の重圧により自殺に至ったと表明した」という部分はうそということでお伺いいたしておきます。よろしいですね。
○稲田分科員 それでは、次の「ご遺族の意思により中国側に公開しないよう要求した。」という点については真実でしょうか、それともうそでしょうか。
○稲田分科員 私が聞きたいのは、中国側に公表しないように日本が要求したということが真実であるか否かの点でございます。
○稲田分科員 この点につきましても、私は国家の名誉にかかわることだというふうに思います。つまり、日本側はこの件についていかなる意味におきましても被害者であり、そして中国側は加害者であるわけでございまして、被害者側から加害者側に公表しないように要求したなどというふうに中国側が表明し...全文を見る
○稲田分科員 私が言いたいのは、昨年の十二月は、文春による事件公表の前後に至るまでの間で、事件直後に二回しか抗議をしない、それをもって外務省が厳重な抗議を行ったと考えていることが、非常に私は国民の意識からもずれているのではないかなというふうに思うわけでございます。  また、昨年...全文を見る
○稲田分科員 私が言いたかったのは、そういう平行線の場合に何らかの報復処置を考えていらっしゃるかどうかという点なんですけれども、その点もぜひ考えていただきたいと思います。  次に、複数あると聞きますこの電信官の遺書をなぜ公開されないのか、その理由についてお伺いいたします。
○稲田分科員 しかし、中国側は何の関係もないというふうに主張して、現在も平行線の様相を呈しているわけでございますので、遺書を公表することは非常に重要なのではないかというふうに思います。  また、プライバシーとおっしゃいましたけれども、一体どなたのプライバシーをおっしゃっているの...全文を見る
○稲田分科員 今の外務省の答弁を聞いておりますと、官邸に報告しなかったことが正当であったというふうに聞こえるわけでございますが、小泉総理自身も不快感を表明されておりましたし、今大臣の方からも、官邸の方もこういった情報については把握すべきであるというような感想を述べられたと思うんで...全文を見る
○稲田分科員 ありがとうございます。  さらに、当時の川口順子大臣には報告したということでございますが、どの範囲で報告されたのでしょうか。自殺の背景、動機まで報告されたのでしょうか。
○稲田分科員 そうしますと、川口順子大臣も自殺の背景までも御存じであったというふうに伺っておきます。  さて、お聞きしましたところによりますと、昭和五十五年以降、国内で三人、国外で五人の外務省の職員が自殺されたというふうに聞いております。その背景についてはまたきちんと調べていた...全文を見る
○稲田分科員 ぜひよろしくお願い申し上げます。  最後に、インテリジェンス機関の設置の必要について外務大臣にお伺いいたします。  元内閣情報調査室長であり、昨年九月十三日に「対外情報機能の強化に向けて」という提言を出した対外情報機能強化に関する懇談会の座長である大森義夫氏が、...全文を見る
○稲田分科員 大変力強いお言葉、ありがとうございます。  今回の事件は、自殺された電信官にとっても不幸な出来事ですし、また我が国にとってもインテリジェンス戦争の敗北というべき不名誉な出来事だったと思うんですけれども、せっかく麻生大臣のような国益を守るという立場で外交を考えていら...全文を見る
04月04日第164回国会 衆議院 法務委員会 第13号
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○稲田委員 ありがとうございます。自由民主党の稲田朋美でございます。本日は、質問の機会を与えていただきましてありがとうございます。  本日審議しております刑事施設及び受刑者の処遇等に関する法律の一部を改正する法律案でありますが、私は、この法律の前身である監獄法が、実に百年間も改...全文を見る
○稲田委員 そうしますと、この条項を素直に読んだ解釈とは若干異なるようにも思いますので、その点はきちんと明確にされた方がいいのではないかというふうに思います。  続きまして、本来、代用監獄と言われるものに実際には未決拘禁者の九八・三%も収容され、拘置所に今わずか一・七%しか収容...全文を見る
○稲田委員 そういたしますと、先ほどの御答弁と関連しますと、やはりいまだ、刑事施設に収容すべき者もその収容能力の不足により留置場に収容している者もあるというふうに伺っておきます。  そのような理解に立った上で、法務省としては、今後、拘置所の収容能力の増強についてどのように解消し...全文を見る
○稲田委員 日弁連は、代用監獄が弊害のある制度であることを確認し、廃止の方向性を明確にさせるべきであるというような意見を出されているわけですけれども、大臣にお伺いいたしますが、今回の法改正を経てもなお代用監獄が弊害のある制度であるという認識をお持ちでしょうか。それとも、今回の制度...全文を見る
○稲田委員 今の大臣の御答弁で、今回の法改正、またその運用によって代用監獄の弊害はなくなるというふうにお伺いしていいのかと思います。  次に、各論的なことについてお伺いいたしますが、未決拘禁者と弁護人との外部交通権の拡充という観点から質問いたします。  刑事事件の被疑者、被告...全文を見る
○稲田委員 ありがとうございます。  今、副大臣からも御答弁がありましたように、未決拘禁者と弁護人との外部交通権の拡充というのは非常にこれからも重要だと思いますが、一方で、刑事施設も限られた職員によって、一定のルールのもとで運営されているわけで、およそ無制限に外部交通権が認めら...全文を見る
○稲田委員 今の例にちょっと関連してなんですけれども、弁護人が携帯電話で電話をさせたとおっしゃるんですが、密室で、どうやって弁護人が携帯電話を被疑者に渡しているなどということがその密室の外部にいる刑務官なりにわかったのかという点について疑問なんですが、その点はいかがでしょうか。
○稲田委員 そうしますと、密室での弁護人と被疑者なり被告人とのやりとりを監視していくというような運用がなされないように、その点は御注意いただきたいというふうに思います。  この刑事施設の規律及び秩序を害する行為を判断するのは、一体どなたなんでしょうか。
○稲田委員 法の運用に当たっては、今申し上げたような秘密交通権が害されないように、過度の監視にならないようにお願いいたしたいと思います。  次に、法務当局に電話接見についてお伺いいたします。  資料で、ことしの三月五日の朝日新聞の「電話接見来春試行へ具体化」という記事が載って...全文を見る
○稲田委員 ありがとうございます。  そうしますと、この新聞記事で「来春試行へ具体化」という報道については、おおむねここに書かれているような内容でよろしいんでしょうか。
○稲田委員 警察庁としては、電話接見についてどのような取り扱いをなさるのでしょうか。
○稲田委員 続きまして、執務時間外の面会についてお伺いいたします。  執務時間外の弁護人との面会について、現在の拘置所においてはどのような要件で認められていますか。また、東京拘置所においては、実際何件くらいの面会が執務時間外になされていますか。法務当局にお伺いいたします。
○稲田委員 さらに法務当局にお伺いいたします。  今まで、留置施設においては、逮捕直後には、深夜でもそうでない場合でも、夜間の面会を認める運用を行ってきたというふうに聞きます。法百十八条第三項においては、夜間、休日の弁護人面会について、「刑事施設の管理運営上支障があるときを除き...全文を見る
○稲田委員 ありがとうございます。ぜひとも充実していただきたいと思います。  時間がございませんので、各論についてはこれ以上はお聞きいたしませんが、昭和七年の五月二十日にチャップリンが小菅刑務所に訪問をして、その際に、「一国の文化水準は監獄を見ることによって理解できる」という名...全文を見る
○稲田委員 今お答えがあったように、確かに、いろいろな社会経験を持ち、経歴を持つ法曹が多くできるということは、私も法曹の質の向上につながるという面があるというふうに思います。  しかし、法律的な素養のない者がいきなりロースクールで、前期修習の前取りをしたような、要件事実的な勉強...全文を見る
○稲田委員 本日の朝日新聞の朝刊に、法科大学院の、新司法試験、ことし司法試験を受ける人が半数合格の見通しという報道が出たんですけれども、この報道が事実かどうかという点。それから、半数が合格するとすれば、旧司法試験を受けている人との間に公平性が図れないのではないかという点。また、も...全文を見る
○稲田委員 最後に、法務大臣にお伺いいたします。  法務大臣がお考えになるリーガルマインドとは何か、真に今の司法界に必要な法曹とはどのような人材というふうにお考えでしょうか。御意見を伺いたいと思います。
○稲田委員 ありがとうございます。  私も、法曹にとって最も必要な素質は、やはり幅広い教養、すなわち偏りのない世界観や歴史観に基づいて、広い視野に立ってのバランス感覚ではないかというふうに思います。特に裁判官には、単なる官僚的な技術屋ではなくて、広い視野を持ち、バランス感覚にす...全文を見る
04月28日第164回国会 衆議院 法務委員会 第21号
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○稲田委員 おはようございます。  本日は四月二十八日、昭和二十七年にサンフランシスコ平和条約が発効し、我が国が主権を回復した記念すべき日に質問できますことを光栄に存じております。自由民主党の稲田朋美でございます。  前国会から継続審議となっております犯罪の国際化及び組織化並...全文を見る
○稲田委員 ありがとうございました。  ということは、ウクライナでも対象犯罪を限定しているわけではないということでございます。  さらに外務省にお伺いいたしますが、では、国際組織犯罪防止条約の言う重大な犯罪を長期四年以上のものにすると定められているものを、長期五年以上とか、民...全文を見る
○稲田委員 次に、外務省にさらにお伺いいたします。  国際性の要件についてでございますが、条約三十四条二項では、条約五条の共謀罪や条約二十三条の司法妨害罪は国際的な性質とは関係なく定めるとされています。これに対して、国際性を規定することは何ら問題がないという意見がございますが、...全文を見る
○稲田委員 関連いたしまして、条約三十四条一項で「締約国は、この条約に定める義務の履行を確保するため、自国の国内法の基本原則に従って、必要な措置をとる。」と定められている規定を根拠に、国際性の要件を付すことを禁止している三十四条二項について留保した上で、国際性の要件を付すべきであ...全文を見る
○稲田委員 ありがとうございます。  そうしますと、今の外務省の御回答で、例えば、重大性の要件を加重するとか、また国際性の要件を付すということは、本条約に違反しており、できないというふうにお伺いしてよろしいですか。
○稲田委員 それでは、与党修正案についてお伺いいたします。  伊藤政務官、どうもありがとうございました。  まず、構成要件の明確性の観点から、早川委員にお伺いいたします。  法案の、「団体の活動として、当該行為を実行するための組織により行われるものの遂行を共謀した者」という...全文を見る
○稲田委員 これに関連いたしまして、共同の目的が重大な犯罪等を実行することにあるという要件に加えて、過去に現に重大な犯罪等を実行したという活動実態を有することも要件とすべきであるという意見もあります。しかし、その点は修正案では要件にされていませんが、その理由についてお伺いいたしま...全文を見る
○稲田委員 それでは、法務当局にお伺いいたします。  大林局長は、前国会の委員会審議において、政府法案の解釈としても、「団体」の意味について、犯罪行為を行う集団であって一般の団体は含まないというふうに答弁されていたかと記憶しておりますが、今回の与党の修正案によって、その解釈が構...全文を見る
○稲田委員 提案者にお伺いいたします。  今の御答弁の関連で、修正案は、現行の組織犯罪処罰法六条本体の「団体」には限定を加えず、共謀罪に係る六条の二だけに限定を加える結果になると思うんですけれども、同じ法律の間で整合性を欠いているのではないかという指摘があるんですが、その点はい...全文を見る
○稲田委員 それでは、法務当局にお伺いいたします。  修正案では、「その共謀に係る犯罪の実行に資する行為」という要件を付加されたわけです。これは、前国会でも議論になったオーバートアクトの要件をつけるべきであるという考えに基づくものであると思います。  そこで、政府案ではこうい...全文を見る
○稲田委員 では、同じ質問を提案者にいたします。なぜこの要件を修正案では付すことにしたのでしょう。
○稲田委員 犯罪成立要件ではなく処罰要件としての共謀に係る犯罪の実行に資する行為という要件ということでございますが、前回の柴山委員の質問の中で、処罰要件だとすると、共謀のみの段階で強制捜査することができるのではないかという御質問がありました。この点について、そのような危険性がある...全文を見る
○稲田委員 そうしますと、共謀の実行に資する行為の要件を付した場合、例えば殺人の共謀罪と殺人の予備罪とはどこが違うことになるのでしょうか。修正提案者にお伺いいたします。
○稲田委員 それでは、最後に法務副大臣にお伺いいたします。  国会で審議をして条約を承認した以上、条約で義務づけられた共謀罪等を国内法化するのが私たちの務めであるというふうに思います。しかし、単に条約で定められているからという消極的な理由ではなく、今回の法案の成立が国民生活の安...全文を見る
○稲田委員 全く同感でございます。与党から出された修正案によって構成要件が明確になり、さらに、単なる内心の意思ではなく、行為を要件にしたことにより、我が国の刑法体系においても共謀罪と認めることが可能ではないかと思います。国際テロなどを未然に防止して国民の安全を守るためにも、また、...全文を見る
05月10日第164回国会 衆議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第4号
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○稲田委員 自民党の稲田朋美でございます。  先ほど小野寺委員からの質問に対して、山中政務官の方から、横田早紀江さんのアメリカでの公聴会の様子、またブッシュ大統領との面談の様子をお聞きして、本当に感動いたしました。山中政務官の、母の力がアメリカを動かし、また世界を動かしたという...全文を見る
○稲田委員 ぜひよろしくお願い申し上げます。  それでは、警察庁にお伺いいたしますが、警察庁の発表では、北朝鮮による日本人拉致容疑事案については十一件十六人ということでございますけれども、実際にはもっと多いと言われております。警察は、拉致被害者の数をどの程度というふうに推定され...全文を見る
○稲田委員 拉致の可能性があると申し出がある九百件のうち、一体何件程度が蓋然性が高いというふうに認識されているのでしょうか。
○稲田委員 では、相当程度あるというふうにお伺いいたしておきます。  内閣官房にお伺いいたしますが、平成十八年の三月八日、今回、資料もつけておりますけれども、参議院予算委員会において、特定失踪者三十四名のリストを北朝鮮に渡したと外務大臣がお答えになっておりますけれども、いつ、ど...全文を見る
○稲田委員 お聞きしますと、何回かにわたってリストを渡して情報も提供しているけれども、誠実な回答がないというふうにお伺いいたします。  次に、警察庁にお伺いいたしますが、曽我ひとみさんの拉致については北朝鮮側から明らかにされたわけですけれども、警察は、曽我ひとみさんの失踪を当時...全文を見る
○稲田委員 それでは、現在、政府では、拉致被害者が北朝鮮の国内のどこにいるかについての情報収集について、一体、どの部署がどういった形で責任をとって調べていらっしゃるのか、その点についてお伺いいたします。
○稲田委員 そうしますと、特定のどこかの部署が責任を持っているということではなくて、特命チームが全体として情報収集に当たっているとおっしゃるのか、それとも今から当たるとおっしゃっているのか、ちょっとその点、確認したいんですが。
○稲田委員 一月から、拉致問題特命チーム、専門幹事会に防衛庁が加わっておりますけれども、なぜ今まで防衛庁は加わらなかったのか。また、防衛庁はどのような役割をこの特命チームの中でされているのでしょうか。
○稲田委員 私の質問に答えてほしいんですけれども、私の質問は、要するに、外務大臣もこの問題は国家の主権を侵害された問題だというふうに認識されていますし、では、どうして防衛庁が今まで加わらなかったのかというその理由を聞いているわけです。  また、加わって以降、防衛庁は一体どういう...全文を見る
○稲田委員 そういった政府の姿勢自体がこの問題をここまで長引かせているのではないかというふうにも思います。やはり、防衛庁という国の安全保障を守る庁が、一体どういう役割をされるのかという点についてもきちんと認識していただきたいと思います。  その上で、自衛隊の持つ情報収集能力を北...全文を見る
○稲田委員 非常に抽象的なお答えなのでよくわかりませんけれども、よろしくお願い申し上げます。  また、では、この特命チームの情報収集会議になぜ防衛庁が入っていないんでしょうか。
○稲田委員 ありがとうございます。  それでは、防衛庁に続けてお伺いいたしますが、三月八日の参議院予算委員会の額賀長官の答弁において、北朝鮮の体制崩壊時における邦人の保護についてですが、「外務大臣の要請を受けて、輸送が安全であるという条件の下で」というふうに答弁されているんです...全文を見る
○稲田委員 いや、半分しかお答えになっていないと思うんですけれども、そういった北朝鮮の崩壊に備えて訓練とかシミュレーションは行っていらっしゃるのかどうかという点についてお伺いいたします。
○稲田委員 そういった一般論はどちらでもいいんですけれども、横田早紀江さんも、おぼれている人がいればそれを助けるんだという、そういった気概を持った自衛隊でないと日本国民もやはり安心できないなというふうに思います。  次に、原敕晁さんの拉致についてことしの三月二十三日に強制捜査が...全文を見る
○稲田委員 もう質疑時間がないので、最後に一問だけ官房長官に聞きたいんですけれども、官房長官は、政府の北朝鮮政策である対話と圧力という中で、一体、北朝鮮に対話する意思があるというふうに認識されているかどうか、そしてまた、拉致問題の解決に当たって、中国の姿勢というものについてどのよ...全文を見る
○稲田委員 どうもありがとうございました。質問を終わります。
05月26日第164回国会 衆議院 教育基本法に関する特別委員会 第4号
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○稲田委員 自民党の稲田朋美でございます。  いよいよ、戦後六十年を経て、教育基本法の全面改正という時期に来ました。私も、昨年当選したばかりの新人議員ではございますが、この時期にこの場所で、自由民主党の一員として、また立法府の一員として、教育基本法の全面改正の議論に参加できるこ...全文を見る
○稲田委員 それでは、今、憲法改正も議論されているわけですが、新しい憲法ができて、今の憲法につけ加えたいろいろな価値観も盛り込まれるというようなことになった場合、その時点で教育基本法も新しく制定された憲法の精神にのっとっていく、そのように理解してよろしいでしょうか。
○稲田委員 次に、今回の改正案では、政府による教育振興基本計画の作成が新設されておりますが、その趣旨についてお伺いいたします。
○稲田委員 実際にはどのような内容が基本計画に盛り込まれる予定でしょうか。副大臣にお伺いいたします。
○稲田委員 幾らすばらしい基本法ができたとしても、それが実際に教育現場で生かされなければ何もならないので、そういった教育振興基本計画、期待しておりますので、よろしくお願い申し上げます。  では次に、民主党案についてお伺いいたします。  民主党案につきましては、前回、総理も前文...全文を見る
○稲田委員 しかし、たとえそんな立派な理念であっても、その理念がきちんと基本法の目標、目的、一条、二条に書き込まれなければ何にもならないんじゃないかというふうに私は思います。  そこで、資料一、二なんですけれども、例えば朝日新聞によれば、前文に書かれて本文に書かれなかった意味に...全文を見る
○稲田委員 そうしますと、朝日新聞による、強制力が弱いと民主党は説明したというのは、これは誤報ですね。まあいいです。  それで……(発言する者あり)誤報なんですね。
○稲田委員 そういうふうに説明されたかどうかという事実関係ですので、民主党が説明したかしていないかという問題だと思います。  NHKの「日曜討論」でも、保坂委員の質問に答えて西岡先生が、強制力を伴うのではないかという質問に対して、そうした心配があるので、私どもはあえて前文で理念...全文を見る
○稲田委員 そうしますと、今までの御説明とは違って、強制力については、前文でも本文でも差異はないというふうにお伺いいたしておきます、きょうの御答弁については。  では、衆議院法制局に聞きますけれども、前文に書くのと本文に書くのとでは法的にはどのような違いがあるのか、ないのか。ま...全文を見る
○稲田委員 そんな教科書に書いてあるような説明は私も知っているんですけれども、まあいいです。法的拘束力があるかないかで前文と本文とは違うんです。憲法の判例でも、前文をもとに訴訟を起こせないんです、本文をもとだと起こせますけれども。そういった意味で、全く法的には拘束力は異なるもので...全文を見る
○稲田委員 今の抽象的なお答えを聞いてもよくわからないんですけれども、少なくとも、民主党のマニフェスト、資料の三でつけているんですが、そのマニフェストの「現場主権と説明責任を確立します。」というところの中で、「教職員人事、予算執行、教育内容に係わる権限を、設置者である基礎自治体及...全文を見る
○稲田委員 ありがとうございます。  また、教育基本法は憲法と表裏一体と言われておりますけれども、官房長官は、政治家個人としてでも結構ですが、占領下に制定されたこの憲法、その制定過程との関係におきまして、現在の憲法改正についてどのようにお考えでしょうか。
○稲田委員 ありがとうございます。  最後に、民主党が新たな文明の創造ということをおっしゃっておりますけれども、私は、単に新しいものをつくっていくということではなくて、憲法も教育基本法もそうなんですけれども、よき伝統を取り戻しながら新しい基本法、憲法を創造していく、そういうこと...全文を見る
10月31日第165回国会 衆議院 教育基本法に関する特別委員会 第4号
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○稲田委員 おはようございます。自由民主党の稲田朋美でございます。  昨日の審議で、私が本当に尊敬し、また敬愛しております大島理森先生から、なぜ今教育基本法を改正するのかという点について、三点重要な点を御指摘いただきました。一つが改正当時と今との間の大きな変化、そして二つ目が現...全文を見る
○稲田委員 ありがとうございます。  資料一に「高等学校学習指導要領解説 特別活動編」というのも用意しております。文部省のこの要領解説によりますと、国旗・国歌条項の説明として、「生徒が将来、国際社会において尊敬され、信頼される日本人として成長していくためには、国旗及び国歌に対し...全文を見る
○稲田委員 今、局長の答弁では非常に遠慮がちに、抽象的におっしゃったと私は思います。  私が調べているところによりますと、例えば、国旗を舞台のカーテンの裏に隠して見えないようにしたり、また国旗掲揚の時間を早朝の非常に早い、生徒が来ないような時間に掲揚したり、それから、先生方がジ...全文を見る
○稲田委員 では、ただいまの大臣の答弁で、職務上の義務があるというふうに理解をいたします。  それでは、最大野党である民主党のこの点についての御意見を伺いたいと思います。
○稲田委員 ありがとうございます。  民主党も、国旗に向かって起立し国歌を斉唱する職務上の義務があると明確にお答えいただきましたので、これで私は第一線の校長先生をお守りすることができると思っております。ありがとうございます。  それでは文部科学省にお伺いいたしますが、改正法十...全文を見る
○稲田委員 ありがとうございます。この改正によって今までの混乱がおさまるということを期待申し上げております。  次に、民主党案についてお伺いをいたします。  民主党案の前文では、公共の精神を大切にする人間の育成、また、美しいものを美しいと感じる心をはぐくむ、日本を愛する心を涵...全文を見る
○稲田委員 今の私の質問は、前文には法的拘束力がなく本文には法的拘束力があるのに、なぜ本文に書かれなかったのかという質問についてはお答えがなかったと思います。また、前文の精神をほかの法律で生かすと言うんだったら、まず基本法の本文で生かしていただいたらいいのではないかというふうに思...全文を見る
○稲田委員 前回私が質問したのと一字一句違わない、まさに基本書に書いてあることを読み上げられただけだと思いますので、ちょっと私の理解を申しますと、前文には法的拘束力がなく本文に法的拘束力がある。これは最高裁判例でも認められておりまして、例えば憲法の前文の平和的生存権というのは、前...全文を見る
○稲田委員 何か、簡単なことを難しく説明する天才かなと思うんですけれども、先ほど私が言った理解でいいというふうに思います。  そうしますと、前文には法的拘束力がないので、愛国心とか公共の精神といった文言を入れたとすれば、そうだとすれば、やはり民主党案というのは、与党案を揺さぶる...全文を見る
○稲田委員 わかったようなわからないような答弁なんですけれども、今憲法の前文のことを出されましたけれども、憲法の前文の精神は本文できちんと具体的な権利として生かされているわけです。民主党の場合は前文のそういった日本的なものが全く本文に生かされていない、今、つくる段階で生かされてい...全文を見る
○稲田委員 ちょっと私もよくわからないし、余りにも首長に対する信頼が大きいのか、ただ、この条文がこれだけ民主的運営について学校でも首長でもというふうになりますと、その条文の解釈によっては今以上の混乱が起きるというふうに私は思います。  民主党案は教育委員会制度を廃止するというこ...全文を見る
○稲田委員 では最後に、大臣に教育バウチャー制についてお伺いをいたしたいと思うのです。  私は、どちらかというと、義務教育の段階では余り市場原理だとか競争原理を入れるべきではないというふうに考えておりまして、手前みそになるんですけれども、地元の福井では、小学校区と公民館が全く一...全文を見る
○稲田委員 すばらしい答弁、ありがとうございます。  本当に、総理が目指しておられる美しい国の中核に私はこの教育再生があると思います。  また、単にこの教育基本法を改正したからといっていきなり教育再生ができるわけでもなくて、先生方も、また親である私たちも変わっていかなければな...全文を見る