井上義久

いのうえよしひさ

比例代表(東北)選出
公明党
当選回数9回

井上義久の1990年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月22日第118回国会 衆議院 本会議 第6号
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○井上義久君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました租税特別措置法の一部を改正する法律案について、平成二年度政府税制改正案を踏まえ、総理並びに関係大臣に質問をいたします。  最初に、消費税についてお伺いするものであります。  消費税は、さきの総選挙の最大の...全文を見る
03月27日第118回国会 衆議院 大蔵委員会 第6号
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○井上(義)委員 初めに、国家公務員等の旅費に関する法律の一部を改正する法律案についてお伺いしたいと思います。  まず、この法律案の立法の趣旨並びに今回の改正の概要について説明を願いたいと思います。
○井上(義)委員 立法の趣旨が実費弁償ということのようでございますけれども、実費弁償という考え方からいたしますと、十一年間放置していた、この理由は何なのか、このことについて御説明願いたいと思います。
○井上(義)委員 十一年ぶりということで、諸般の事情という今の御説明なんですけれども、財政事情もあった、じゃ財政事情が突然よくなったのかというふうにも勘ぐられるわけでございまして、これも消費税の一つなのかなというふうに考えるわけでございますが、この三二%引き上げることになった大ま...全文を見る
○井上(義)委員 そうしますと、三二%でほぼ実費弁償の法律の趣旨にかなっている、このように解釈してよろしいわけでしょうか。
○井上(義)委員 ちょっと調べますと、これは小売物価統計調査なんかによりますと、この間に大体四三%くらい宿泊費が上がっているという調査もございますし、また、民間に比べてまだまだ少し低いのじゃないかというような現場の声もあるようでございますが、これについてはどうなんでしょうか。
○井上(義)委員 財政上は厳しく考えるべきだと思いますけれども、余り厳しくやって、かつてのようにいろいろな問題が起きてもこれはつまりませんし、ぜひとも格段の配慮をしていただきたいと思います。  特に、過去の改正を見ますと、昭和三十八年、四十一年、四十五年、四十八年、五十年、五十...全文を見る
○井上(義)委員 それからもう一点、この点に関して。  これは職員の等級区分によって支給格差が設けられているわけでございます。しかし、実際の仕事は等級の異なる人が一緒に行くというケースも多いだろうというふうに思うわけでございます。同じところへ行って同じ仕事をして、食事や宿泊場所...全文を見る
○井上(義)委員 現場職員の士気の高揚という面からぜひ御配慮をお願いしたい。次の改定のときにぜひ一考いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、移転料の問題でございますが、今回三四%の引き上げというふうになっておるわけでございます。この移転料につきましても、...全文を見る
○井上(義)委員 公務員の皆さん、民間に比べて非常に転勤も多いわけでございまして、民間に比べてかなり低いやに聞いておりますので、ぜひ一考いただきたい。特に荷づくり運送費、実際荷物を送るのにかかる費用については実額精算という方向で考えるのが本来の趣旨にかなっているのではないか、こう...全文を見る
○井上(義)委員 出張あるいはそういう転勤等で公務員の皆さんが自腹を切らなければならぬというようなことがたび重なることのないように、ぜひよろしくお願いをしたいと思います。  次に、関税定率法及び関税暫定措置法の一部を改正する法律案についてお尋ねをしたいと思います。  今回の関...全文を見る
○井上(義)委員 今回の措置で、大体日本がいわゆる関税負担率あるいは関税ゼロ品目の率等を含めて世界のイニシアチブをとれるほどの状況になったのかどうか、この辺の国際比較はどうなのかということについて御説明いただけますか。
○井上(義)委員 日本が自由貿易を守るためにイニシアチブをとらなければいけないということからとられた措置だと思いますけれども、先ほどありましたように、全製品をゼロにするのだというようなお話もございまして、関税という国際比較で比べて相当日本が先に進んでいるにもかかわらず、今後さらに...全文を見る
○井上(義)委員 今回千四品目無税になったということで、いわゆる国内的な産業は十分競争力があるという前提であるというお話でございますけれども、逆の面からいいますと、十分な国際的な競争力がある、だからゼロにしたんだということであれば、これは輸入促進という面から見ると余り効果がないな...全文を見る
○井上(義)委員 今回のこの関税率の引き下げに関連して、租税特別措置法の一部を改正する法律案で輸入促進税制創設が提案されているわけですけれども、この輸入促進税制の対象となる品目、これは関税率ゼロということで千四品目というふうに考えてよろしいのでしょうか。
○井上(義)委員 どの程度輸入促進に効果があるのかということについてははっきりしたお答えがないわけですけれども、関税率の引き下げ、また輸入促進税制、これが今回の二つの柱になっているようでございます。  しかし、これまでのお答えなんかをずっと総合して考えますと、どうも諸外国が求め...全文を見る
○井上(義)委員 今、中小企業のお話が出ましたので関連してお尋ねしますけれども、この輸入促進税制はかなり枠がはめられているように思うわけでございまして、中小企業という立場からいいますと、輸入したくてもそれだけの資金がないというようなケースの方が多いのじゃないか。そういう意味からい...全文を見る
○井上(義)委員 それから、輸入促進の議論の中でもいつも出てくることなんですけれども、輸入が拡大されて、また輸入する企業がそういう促進税制あるいは関税率が下がるというようなことで利益をこうむる、果たしてそのことが個人の消費者にまで還元されるのか、いわゆる内外価格差が是正されるのか...全文を見る
○井上(義)委員 次に、税関職員の定員の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。  ここ数年、衆参両院の大蔵委員会で関税定率法の審議の際に、税関職員の定員の確保と処遇の改善という附帯決議がなされておるわけでございます。この決議がどのように生かされているのか、それから、最近事務...全文を見る
○井上(義)委員 行政改革は今後とも力強く推し進めていかなければいけない、こう思いますけれども、ただ一律に枠を決めてしまうのは余りにも形式的じゃないか。特に税関のように国際化の中で非常に業務量が急増している職場については、少なくともそういう行政需要が十分加味されていかなければいけ...全文を見る
○井上(義)委員 当局としては欲しいのはやまやまなんでしょうけれども、全体的な定数削減の中で苦しい立場もあろうかと思いますけれども、これはぜひ大蔵大臣、先頭に立って特に税関職員の枠の拡大についてはよろしくお願いしたいと思います。  これは一部お聞きした話なんですが、税関職員に最...全文を見る
○井上(義)委員 次に、税関の機能の問題でありますけれども、最近、麻薬、覚せい剤、これが非常にふえておりまして、これは単に個人的な健康問題にとどまらず、さまざまな犯罪や暴力団などの関与などで社会的な問題になっておるわけでございます。また、最近、国連の特別総会でも麻薬撲滅のための政...全文を見る
○井上(義)委員 今大臣もお話がありましたように、非常に巧妙化してきているということでございまして、最近は特に出入りの多い成田でありますとかあるいは税関職員の少ないような港なんかが集中的にねらわれるというようなことがあります。  それで、この問題の特殊性ということを考えますと、...全文を見る
○井上(義)委員 余り時間がございませんので、最後に一つだけお伺いしておきたいと思います。  先般、租税特別措置法の代表質疑の折にも質問いたしましたけれども、家賃の控除制度について大臣の所感を改めてお伺いしたいと思います。  最近の家賃の高騰が非常に家計を圧迫しているわけでご...全文を見る
○井上(義)委員 最後に一言。  今大臣からお話がありましたが、例えば、高額所得者に非常に有利ではないか、これは所得制限を設ければいいわけでございますし、あるいはまた、家賃の控除についても限度を設ければいいわけでございます。それからまた、非課税世帯については、現状の高い家賃の中...全文を見る
04月17日第118回国会 衆議院 大蔵委員会 第8号
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○井上(義)委員 まず、取引所税法につきまして、この取引所税の議論をずっとさかのぼっていろいろ調べてみたわけですけれども、六十三年五月十三日の大蔵委員会で、金融先物取引法案また証券取引法の一部を改正する法律案に対する附帯決議で、「金融・証券先物取引等の導入に当たっては、我が国が国...全文を見る
○井上(義)委員 今回の税率に決まった根拠というのを少しお聞かせいただきたいと思うのです。要するに、なぜ万分の一で、なぜ〇・一なのかという、この辺をちょっと詳しくお聞かせいただきたい。
○井上(義)委員 そうしますと、これまで商品先物あるいは株式先物については、これは六十三年の改正で万分の一ということになったわけです。それで今回、二年を経ずしてまた万分の〇・一というふうに引き下げられたわけでございまして、一つは、本来取引の背景に担税力がある、そういうことで課税対...全文を見る
○井上(義)委員 今回、先ほども出ましたけれども幾つかの経過措置がとられております。ユーロドルの金利先物取引、また日本円の通貨先物取引については二年間の課税延期、それからユーロ円金利先物取引については一万分の〇・〇一の軽減税率を適用するということでありますけれども、こうした取引の...全文を見る
○井上(義)委員 質問を変えまして、私は工学部の出身でございますが、先般同窓会がございまして先輩の先生方といろいろ懇談する機会があったわけですけれども、そのときに話題になりましたのが、要するに、最近工学部の学生がいわゆる金融、証券あるいはサービス業に多く流れて、日本の将来が心配で...全文を見る
○井上(義)委員 終わります。
04月18日第118回国会 衆議院 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号
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○井上(義)委員 両委員長に御報告の内容につきまして、公明党を代表して、幾つかの疑問点を質問させていただきたいと思います。  最初に、堀江委員長にお伺いをいたしたいと思います。  まず、選挙制度につきまして、御報告の中で小選挙区制案、また比例代表制案、あるいはまた小選挙区比例...全文を見る
○井上(義)委員 選挙制度を最終的に決めるのは国会ということになるわけであります。選挙制度を決めるべき国会が、現状において定数の非常に大きな不均衡があって、正確に民意が反映されていないんじゃないかということが言えるわけでございます。既に住民基本台帳では三倍を超えておるわけでござい...全文を見る
○井上(義)委員 定数の問題、確かにおっしゃった意味はわかりますけれども、ただ、今回の報告の中でも格差を二倍以内におさめるという基本線を出していらっしゃるわけです。これは憲法違反であるかどうかということは別の問題にして、現状ははるかに二倍を超えて、恐らく国勢調査でも三倍を超えるこ...全文を見る
○井上(義)委員 抜本的な改正がなければ、定数是正ということについては審議会としてはタッチなさらないというふうに受けとめてよろしいわけでしょうか。
○井上(義)委員 選挙制度というのは民主主義の基本であると思いますし、私は選挙制度というのは、多元的な民意がともかく公平、公正に反映されることが最重要であるというふうに考えているわけでございます。  そういう観点からいいますと、この報告にまとめられました小選挙区比例代表並立制、...全文を見る
○井上(義)委員 比例制を一部導入したから少数政党にも道を開いたじゃないかというような御議論だと思うのですけれども、現状は、我が党をとってみますと五百十二という定数の枠の中で我々は戦っているわけでございまして、そうしますと今度は二百という枠の中で、しかも十一ブロックに分けられると...全文を見る
○井上(義)委員 定数の割り振り、また区割りについて、この原案を作成するための権威ある第三者機関ということが報告書では述べられているわけでございますけれども、どのような機関を想定されているのか。それからまた、審議会としてそこまで踏み込んでやるお考えがあるのかどうか、これが一つと、...全文を見る
○井上(義)委員 それでは時間がございませんので、河野委員長に政治資金の関係についてまとめてお伺いしたいと思います。  今回、リクルートの問題を契機として政治不信が大変広がっておりまして、国民の政治に対する信頼は今極めて低下している状況でございます。その最大の原因の一つはやはり...全文を見る
○井上(義)委員 ありがとうございました。
05月24日第118回国会 衆議院 大蔵委員会 第11号
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○井上(義)委員 私は、国際金融公社並びに国際開発協会への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、この法案に関連いたしましてODAの問題について若干お尋ねしたいと思います。  今回の国際金融公社の増資で、世銀グループすべての機関について日本は第二の出資国に...全文を見る
○井上(義)委員 今のお話に関連して、ODA本 年度予算、事業規模では大体一兆六千億と大変巨額な予算になっているわけでございます。ところが、私も国会議員になりまして気がついたことなんですけれども、例えばどういう国にどういう援助を行うのかということが、特にこの中身について国会でほ...全文を見る
○井上(義)委員 私は、大臣のお考えとはやはりちょっと違いまして、これだけのお金を使う、国民が一人当たり一万円以上も拠出をしている。やはり国民の側から見ますと、我々の生活でも大変なのにそれだけ援助をする。援助をするには援助をするだけの意味というものが明確な形で示されなければ、私は...全文を見る
○井上(義)委員 諸外国で実際に問題が起きてから初めて我々も、こういう援助が行われていたのか、本当にこれはどうだったのかというようなことでは困るわけでございまして、そういう意味ではやはり責任のある立場でございますし、一つ一つの計画について何らかの形で我々も事前にそれを知り、その成...全文を見る
○井上(義)委員 ぜひ後者の方の研究機関というものをつくっていただきたいと思います。日本のODAが有効に活用されるためにも、ぜひともお願いしたいと思います。  最後に、専門のスタッフの育成ということにつきまして、これはよく言われておることでございますけれども、外務省の経済協力局...全文を見る
05月30日第118回国会 衆議院 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第4号
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○井上(義)委員 まず初めに、第八次選挙制度審議会の答申について大臣にお尋ねをいたしたいと思います。  選挙制度の改革は議会制民主主義の根幹にかかわる最重要課題であり、国民合意のもとに行われることは不可欠の条件である、このように思うわけでございます。政権党がみずからの政権の固定...全文を見る
○井上(義)委員 本来、選挙制度というのは国会の構成の基本に関することでありますから、各党間で論ずることが最も現実的また民主的な方法であろう、このように思うわけです。それを首相の諮問機関で審議をし、その結果を国会に押しつけるということ自体が非常に問題だ、こう思っておるわけでござい...全文を見る
○井上(義)委員 どういう時期をめどにというふうにお尋ねしたのは、ことしの十二月に当然国勢調査の速報値が出るだろうと思うわけでございます。そういたしますと、一票の格差が一対三を超えることは必定でございまして、国権の最高機関たる国会を選出する基盤が違憲状態である、このことはゆゆしい...全文を見る
○井上(義)委員 制度改革をあくまでも優先させるというお答えだったと思いますけれども、もしこの制度改革が現実的になかなか成立しないということになった場合の政治責任というのは、非常に大きいというふうに御指摘をしておきたいと思います。  次に、今回の答申案の選挙制度に対する基本的な...全文を見る
○井上(義)委員 今大変大事な問題をおっしゃって、定数の不均衡が自民党の多数支配といいますか、自民党政権の長期化につながってきたという認識をまず最初にお話しされておりましたが、実はそこをきちっとすべきじゃないか、現行中選挙区制の中においてもその定数というところをきちっとしなければ...全文を見る
○井上(義)委員 どうもできないから制度の改革をやるのだというふうに聞こえるわけでございます。もしそうだとすると、小選挙区制導入ということになりますと、この区割りは抜本的に変わるわけでございまして、これは余計できないのじゃないですかな。特に自民党さんの中、今の大臣の御認識ですと、...全文を見る
○井上(義)委員 民意の反映ということがまず第一義である、その認識は同じなんだという御答弁でございまして、その民意をどう反映するかということに関していいますと、例えば得票率が四〇%であれば、それが議席にもそのまま反映されるということが多様な民意を正確に国会の議席が反映しているとい...全文を見る
○井上(義)委員 私は別に併用制を主張しているわけではございませんで、要するに民意を正確に反映することの意味合いについて、例えば得票率が四〇%であれば議席がそのまま四〇%に反映されてくるというふうに私は認識しているのですけれども、その点どうなのですかというふうにお尋ねしただけでご...全文を見る
○井上(義)委員 これはいつまでやっておっても切りがありませんので、選挙制度は民意を正確に反映するということが一番の基本でなければならない、こういうふうに主張しておきたいと思いますし、それから逆に、政権交代の可能性ということからいいますと、先ほど申しましたように、例えば現行自民党...全文を見る
○井上(義)委員 二十年前にも同じような答弁をいただいているわけでございまして、そういう比較法論的なまた制度論的な検討は、ある意味で出尽くしていると思います。十八歳以上二十歳未満の青年層、大体四〇%ぐらいがもう就職しているわけでございまして、これらの人たちは納税者である。少なくと...全文を見る
○井上(義)委員 二十年間同じ議論をやっているんじゃ何の意味もありませんので、この問題にできるだけ早く決着をづけられるような具体的な一歩をぜひとも踏み出すべきであるということをぜひお願いしておきます。  その次に、不在者投票の件について幾つかお尋ねしたいと思います。  時間が...全文を見る
○井上(義)委員 今の寝たきり老人の件でございますけれども、これは各市町村等に問い合わせてみますと、今老人福祉手当というものを支給しているわけでございます。この老人福祉手当の支給要件というのはかなり厳格に決められておりまして、私も幾つか見てみましたけれども、市町村レベルでは明確に...全文を見る
○井上(義)委員 少なくとも老人福祉手当を支給しているわけです。これはきちっと行政として認定して支給しているわけですから、基準があいまいであるという論は私はちょっとおかしいのではないかと思うわけです。具体的な認定をする際の書類なんか見てみますと、とても投票に行けるような状態じゃな...全文を見る
○井上(義)委員 時間がありませんので、次に選挙運動に関連して、選挙運動の原則はあくまでも自由でなければならない、こう思うわけでございますけれども、我が国の公選法の規制はこの原則を大きくゆがめている。その典型が戸別訪問の禁止であります。戸別訪問は欧米では個人が行う選挙運動の中心で...全文を見る
○井上(義)委員 時間が来ましたので、選挙運動の自由化ということについてさらに拡大すべきであるということを主張いたしまして、質問を終わりにしたいと思います。
06月14日第118回国会 衆議院 税制問題等に関する調査特別委員会 第5号
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○井上(義)委員 この消費税廃止関連三法案並びに税制再改革基本法案、発議者の皆さん、大変いろいろ苦労もあったわけでございますけれども、発議をされて、そしてまた審議におきましても明快に答弁をしてくださっていると、後輩の一人といたしまして皆さんの御労苦に心から敬意を表するものでござい...全文を見る
○井上(義)委員 この逆進性ということに関連して、先般、日本生活協同組合連合会が発表した調査が新聞に出ておりまして、また、資料を取り寄せまして見ましたところ、やはり消費税の負担率は低所得者ほど高く高収入層では低いという、税の逆進性が明らかになっているというふうに私は思うわけでござ...全文を見る
○井上(義)委員 それから、消費税につきまして町の声を聞いておりますと、この逆進性と並んでやはり皆さん大変不満に思っていらっしゃることは、これは先ほどからも出ておりますけれども、要するに払った税金が正しく国庫に入らないということでございます。そもそも消費税というのは、売上税の失敗...全文を見る
○井上(義)委員 今御説明を聞いて、確かに五兆九千億ですか、そのうちには含まれないということは理解できましたけれども、少なくとも、先ほど申し上げましたように、かなりの額が発生するということはこれは間違いない事実でございまして、その上で次の質問に移りたいと思います。  これはやは...全文を見る
○井上(義)委員 それでは次に、消費税の表示の問題について最初にちょっと大蔵省にお尋ねしたいと思います。  最近、買い物に行きますと、これは主婦の皆さんといろいろ懇談した中で出てきたことなんですけれども、いわゆる税額が書いてなくて、消費税が取られているのか取られてないのかわから...全文を見る
○井上(義)委員 今御説明いただきまして大蔵省のお考えはわかりましたけれども、私は、最後におっしゃいましたように、消費者の利便ということを考えて税額並びに本体価格がきちっと明示されていることがやはり親切であろうというふうにお答えいただいたので、ぜひともそういう方向でお願いをしてい...全文を見る
○井上(義)委員 次に、消費税と高齢化社会という問題についてお尋ねをしたいと思います。  近い将来極端な高齢化社会が到来する、このように言われている。そうなると、少人数で多数のお年寄りを扶養することになり、生産年齢人口の負担が急増する。これに備えるためには消費税が必要だ。これが...全文を見る
○井上(義)委員 ここで来るべき高齢化社会、国民税制改革協議会でとてもそんなことをやっている時間的な余裕はないんだというような議論もございましたけれども、私はそうではないんじゃないかというふうに思うわけでございます。  これは、来るべき高齢化社会をどのように想定するかという問題...全文を見る
○井上(義)委員 時間が参りましたので終わりますけれども、私は、月曜来の論議をずっと聞いておりまして率直な感想でございますけれども、野党は消費税廃止を目指して論議をする、自民党の皆さんは消費税見直しを目指して論議をされている、これは非常に結構なことだと思うのですけれども、自民党の...全文を見る
06月21日第118回国会 衆議院 税制問題等に関する調査特別委員会 第9号
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○井上(義)委員 初めに、衆法だけでも二十時間以上に及ぶ審議を真摯に取り組んでこられました発議者の皆さん、また裏方の皆さんの御労苦に対して、まず最初に心から敬意を表するものでございます。  私は、これまでほとんど論点は出尽くしておりますし、そういう意味で総括的にこれまで出た議論...全文を見る
○井上(義)委員 次に、この消費税というのは、納税義務者は事業者であるわけでございますけれども、負担するのは最終消費者であるわけでございます。ところが、この消費税の基本的な仕組みが、いわゆる簡素という名のもとに事業者が非常に受け入れやすいような配慮が一方的になされておって、負担者...全文を見る
○井上(義)委員 消費者、生活者の立場に立ったわかりやすい税制改革ということをぜひともやらなければならぬと思いますし、今後の税制改革に当たってぜひ留意していただきたい点である、こう思うわけでございます。  次に、この消費税と高齢化社会という問題、大変議論になりました。その中で私...全文を見る
○井上(義)委員 次に、政府の今回の税制改革においては、いわゆる所得、資産、消費にわたる適正な課税ということが大義名分として挙げられていたわけでございますけれども、結果的には消費税の導入がほとんどすべてと言っても過言ではないわけでございます。特に、資産課税についてはほとんど手がつ...全文を見る
○井上(義)委員 発議者の皆さんの御労苦に改めて敬意を表して、私の質問を終わりにしたいと思います。
10月31日第119回国会 衆議院 国際連合平和協力に関する特別委員会 第7号
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○井上(義)委員 総理、初めに私は、自衛隊の海外派遣ということについて何点かお尋ねをしたい、こう思います。  一九四五年以降、世界で地域紛争あるいは国内紛争と言われるものは百五十以上ありまして、二千万以上のとうとい生命が失われているわけでありますけれども、これらの紛争に対して日...全文を見る
○井上(義)委員 総理のお答え、私の質問に答えていただいてないわけでございまして、当初自衛隊を派遣する考えはない、こうおっしゃっておった、伝えられてくるいろいろな法案の中身も、当初は自衛隊の派遣ということは含まれていなかったように私ども思うわけでございます。この法案作成の過程で、...全文を見る
○井上(義)委員 繰り返すようですけれども、要するに自衛隊を海外に派遣するために自衛隊法の改正を考えているか、こういう質問に対して、考えていない、こういうふうにおっしゃったわけでありまして、それが自衛隊を含める形になった、やむを得なかったんだというようなお答えだというふうに受けと...全文を見る
○井上(義)委員 総理、大変御雄弁で、私も見習わなければいけないと思ったのですけれども、できるだけ簡潔によろしくお願いしたいと思います。  それでは、各種の世論調査で自衛隊に対する海外派遣、いわゆるこれまで、今おっしゃったように災害出動とかそういったことと今回の問題は質的に違う...全文を見る
○井上(義)委員 私はこの記事の内容について伺っておるわけじゃなくて、こういう戦後四十五年たって疑念を持たれているということについてこれは大変重大な問題で、要するに国際社会に貢献する、平和に寄与するんだ、そう言っても周辺諸国が懸念を持つような状況の中で、これは国際社会に貢献するな...全文を見る
○井上(義)委員 それでは次に、今回の湾岸危機に対する貢献策について何点かお聞きしたいと思います。  まず、八月二十九日、十億ドルの貢献策というものを発表なさいました。その後、二週間たってさらに多国籍軍に対して十億ドルの追加、それから経済援助として二十億ドル、合計四十億ドル。四...全文を見る
○井上(義)委員 この貢献策が発表されました後、衆議院の外務委員会では渡辺中近東アフリカ局長、我が国の財政事情、国際的立場からぎりぎりのところを出した、こういうふうにおっしゃっているわけでございますし、大蔵省の大蔵次官も、十億ドルは考えられる最大限の額だ、これ以上の追加はもう不可...全文を見る
○井上(義)委員 ぎりぎりにまたぎりぎりが重なったということなんですけれども、今大臣おっしゃったように、この追加の十億ドルがこれは来年度にまたがるというようなことがあるとすれば、これはもちろん債務負担行為とはちょっと違うと思いまずけれども、これは国際公約でございますから、そうしま...全文を見る
○井上(義)委員 こういうことのために、私は何か事が起きたら予備費から出す、これは予備費の性格も、私は今回の出し方は非常に問題になると思いますけれども、そういう意味で、やはり日本として世界にこの範囲で貢献するのだということを明確にするために、こういう平和基金のようなものをきちっと...全文を見る
○井上(義)委員 総理、ここに元駐サウジアラビア米大使エイキンズ氏、新聞にインタビューが出ておりまして、この四十億ドルの貢献策について「日本はこれだけの負担をする以上、米国は中東での軍事行動で日本に事前の協議があって当然で、事前協議がないとしたら日本に資金負担義務があるかどうかわ...全文を見る
○井上(義)委員 事前協議があってしかるべきだ、事前に相談があってしかるべきだというのがこの記事の論点でございまして、その点について総理どうお考えになるかということをお聞きしているのですけれども。
○井上(義)委員 これはまあ例として出したわけでございまして、それでは私自身として、武力衝突の前に、もし武力行使がある前にそういうアメリカ側から事前の報告なり連絡なり相談なりあってしかるべきだ、こう思うわけですけれども、それについて総理、もう一度お伺いしたいと思います。
○井上(義)委員 どうもお答えになってないようですので……。  済みません、もう時間がございませんので、きょうちょっと労働大臣にお越しいただいておりますので、ひとついわゆる避難民の支援について。  日本がこの国際貢献ということを考えますときに、初めに自衛隊ありきということじゃ...全文を見る
○井上(義)委員 では終わります。
11月01日第119回国会 衆議院 国際連合平和協力に関する特別委員会公聴会 第1号
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○井上(義)委員 本日は、お忙しい中、公述人の皆様には御参加をいただきまして、意見を述べていただぎまして、心から御礼申し上げる次第でございます。きょうは本当にありがとうございました。  まず、齋藤公述人にお伺いいたしたいと思いますけれども、お話の中で、いわゆる協力には組織化と団...全文を見る
○井上(義)委員 次に、浅井公述人にお伺いしたいと思います。  ポスト冷戦構造の中での新しい平和秩序を構築しなければいけない。その場合に、いわゆるアメリカ一辺倒ではなくて、やはり日本も国連の平和維持機能というものを強化するような形で、国連中心の新たな機構というものをつくらなけれ...全文を見る
○井上(義)委員 今のお答えに関連いたしまして、そうしますと、いわゆる現状は、日本としては経済的な支援、そういったことを中心に行う、それからそういう人の貢献については国民的なコンセンサスをつくる方向で時間をかけて議論すべきである、こういうふうにお伺いしたわけでございますけれども、...全文を見る
○井上(義)委員 次に、前田公述人にお伺いしたいと思います。  今回の議論を通して、国民の間に自衛隊派遣ということに対して非常に不信感が強い。国連平和協力は、国連に協力しなければいけないということのコンセンサスはできているわけでございますけれども、今回の議論がいわゆる自衛隊派遣...全文を見る
○井上(義)委員 前田公述人にもう一点。  大変御示唆に富むいわゆる貢献策ということをお話しいただきまして、私も全くそのとおりだなと思うわけでございますけれども、これからの日本の国連協力のあり方ということにつきまして、特に憲法との関連で、例えば四十二条による国連軍がつくられた、...全文を見る
○井上(義)委員 最後に、佐藤公述人にお伺いしたいと思います。  国際協力に相手があるということでございますけれども、私は、この平和協力法案についてアジア諸国が大変強い懸念を持っているということは、まことに重大であると思います。といいますのは、やはり戦後四十五年間、日本の努力と...全文を見る