井上義久

いのうえよしひさ

比例代表(東北)選出
公明党
当選回数9回

井上義久の1997年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月25日第140回国会 衆議院 科学技術委員会 第3号
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○井上(義)委員 新進党の井上義久でございます。  本日は、科学技術基本計画につきまして若干お伺いをしたい、こう思います。  昨年の七月二日に科学技術基本計画が閣議決定をされまして、今後五年間、平成十二年までに総額十七兆円の科学技術関係費を計上して、研究開発投資のGDP比を欧...全文を見る
○井上(義)委員 なぜこういうお話をお伺いしたかというと、私は、欧米に比べて基礎研究が立ちおくれている、ところが最近は応用開発研究技術についても比較優位が失われつつあって、非常に危機感を持っておるわけでございます。  日本の国は、国土も狭隘でありますし、見るべき資源もない、唯一...全文を見る
○井上(義)委員 この問題はまた別な機会にやりたいと思いますが、今の大臣の御決意をお伺いいたしまして、我々も応援団の一人でございますから、ぜひしっかり頑張っていただきたい、こう思います。  それから、研究費がこれまでに比べて非常に潤沢になってきたということで、これは非常に喜ばし...全文を見る
○井上(義)委員 先ほど質問しましたように、この十七兆円、五カ年という枠の中でこれが具体的に整備されるというふうに考えていいのかどうかということが一つと、それからフォローアップがどうなっているかということをちょっとお伺いしたいと思います。
○井上(義)委員 これは国立研究機関ではないのですけれども、突然補正で予算がついて、早く計画を出せというので四苦八苦しているというふうなことも話として聞くわけでございまして、やはり計画をきちっと立てて、具体的にわかるような形で示していただくことが大事であるというふうに思いますので...全文を見る
○井上(義)委員 ぜひよろしくお願いしたいと思います。雑務に追われてなかなか本来の研究ができない、こういう声もよく聞くわけでございますので、充実をお願いしたい、こう思うのです。  それで、もう一つ。今おっしゃったのは、いろいろな施策で、研究費の中にそういうものを埋め込んでいく、...全文を見る
○井上(義)委員 かつては日本の独壇場だった技能オリンピックなんか、そういう選手がだんだん東南アジア諸国に移っているというようなことも聞いているわけでございまして、今まではいわゆる工業を支える技能者という意味で、その辺はだんだん生産の形態が変わってきていますから必要なくなってきて...全文を見る
○井上(義)委員 五、六十というテーマは、そのテーマについて今は大体六件から八件くらいになっていますね、それぞれのテーマについて。こういうくらいの規模でというふうに考えていいのですか。
○井上(義)委員 そうすると、これは科学技術庁の科学研究費の中で比率を相当高めていかないといけないことになると思うのですけれども、競争的研究資金について。そういう考えでいらっしゃるということですか。
○井上(義)委員 それで、この事業の具体的なシステムについてお伺いしたいのですけれども、今、基礎研究の重要な戦略的な事業というお話があったのですけれども、いわゆる戦略目標というのを立てて、それに基づいてテーマを決めていらっしゃるというようなことを伺っているのですけれども、具体的な...全文を見る
○井上(義)委員 この研究領域、事業団がこれを決めるということなのですけれども、事業団がやるといっても、これは国民の税金でございますから、やはり国民的なコンセンサスが得られるものになっていないといけない、こう思うわけでございます。具体的にこの研究領域を決めるときの仕組み、どういう...全文を見る
○井上(義)委員 この有識者というのは例えばどういうような方々で、それはオープンになっているのでしょうか。
○井上(義)委員 それで、あと、いわゆる採用の仕組み、これを簡単にちょっと御説明ください。
○井上(義)委員 統括の方はオープンになっておるようでございますけれども、この統括を選定するのは、どこで選定しているのでしょうか。
○井上(義)委員 このアドバイザーという人はどこで決めていらっしゃるのでしょうか。
○井上(義)委員 アドバイザーはオープンになっていないのですね。これはオープンにした方がいいのじゃないか、こう思うのですけれども、どうなのでしょうか。
○井上(義)委員 逆にまた、オープンになっていない分だけ逆な雑音も入ってくるわけでございまして、どうも、アドバイザーが決まると、大体アドバイザーで結果的には採択される研究、何といいますか、公募された研究が決まってしまうのじゃないかというふうに思っているというか、考えていらっしゃる...全文を見る
○井上(義)委員 こういうことを申し上げるのは、選考過程の透明化ということと同時に、やはり選んだ人の責任もきちっと明確にしていかないといけないんじゃないか、こういうふうに思うのですね。選ばれた方の研究者は、これは、例えば論文発表とかいうようなことである程度の評価はできるわけですけ...全文を見る
○井上(義)委員 大綱を示していただくことになっているので、その進行状況をちょっと教えていただきたい。
○井上(義)委員 ぜひ第三者、いわゆる外部からの評価ということがきちっと明確になるようなものにしていただきたい、そのことを要望いたしまして、質問を終わります。  以上でございます。
04月24日第140回国会 衆議院 科学技術委員会 第6号
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○井上(義)委員 新進党の井上義久でございます。  近藤理事長初め動燃の皆様には、きょうは大変御苦労さまでございます。心労を察して余りあるものがあるわけでございますけれども、まことに残念なことですが、動燃のこの一連の、お粗末としか言いようがないわけでございますけれども、その行為...全文を見る
○井上(義)委員 そうすると、現場管理者と幹部の皆さんとの間に、この情報公開ということについて、落差というか認識の違いが相当あったということになるのでしょうか。
○井上(義)委員 昨年の「もんじゅ」の事故があってから、科学技術庁の通達もあって、相当な社内的な徹底もされたと思うのですけれども、それでもなおその乖離があったということについて、どういうふうにお考えでございますか。
○井上(義)委員 現場管理者にそういう判断ミスがあったというふうに今おっしゃっているわけでございますけれども、一般の住民の方から見ますと、少なくとも放射能が外に出るというようなことについて現場管理者に判断ミスがあるということは非常に重要なことでございまして、一般の化学プラントであ...全文を見る
○井上(義)委員 判断ミスをチェックする人、またチェックする人、そういうふうにしなきゃいけないということは、ある意味で非常に厳しい状況なんだと思うわけでございます。やはり現場管理者が本当に信頼できるような、いわゆる動燃的なものと言われている体質といいますか、安全だ安全だ、こういう...全文を見る
○井上(義)委員 東海の再処理施設の火災、爆発の件でちょっと具体的なことをお伺いしますけれども、当初動燃では、要するに火災を想定していなかった。ところが、ベルギーの同種施設で起きた火災を教訓にして、このアスファルト固化体の燃焼試験を行って、要するに、火災の可能性がある、しかも、完...全文を見る
○井上(義)委員 ということは、このマニュアルに問題があったということになるんでしょうか。このマニュアルというのは、これは動燃がおつくりになるものであって、原子力安全局なり安全委員会の方はタッチをされていないんでしょうか。
○井上(義)委員 「もんじゅ」の事故の後、動燃は、全マニュアルを総点検する、こういうふうにおっしゃっていたかに思うのですけれども、こういう火災想定のマニュアルというのは、全マニュアルを総点検する中に入っていなかったんでしょうか。それとも総点検されたんでしょうか。
○井上(義)委員 それで、これは新聞に報道されていたことなので、事実かどうかちょっと確認したいと思うのですけれども、事故があった施設は四十九人中四十五人が下請であった、これは事実かどうか、ちょっと後で御答弁いただきたいと思います。それで、動燃職員は四人いらっしゃるということになる...全文を見る
○井上(義)委員 要するに、私が聞きたいのは、消火設備作業要領で、第一義的な責任、責任というか権限はどこにあるのか、そこを聞きたいのですけれども。
○井上(義)委員 そうすると、この班長代理がすぐに消火をすればよかったのに、上に指示を仰いでいたから四分間ロスがあって消火がおくれた、これは事実じゃないのですね。
○井上(義)委員 この報道を見ると、動燃の側は、要するに、班長代理にその権限があったのに、班長を探して指示を受けている間に四分間のロスがあって消火がおくれた、こういうふうに言っていると報道されているのですけれども、動燃側と下請の作業側の間にどうも認識の違いがあるようで、こういうと...全文を見る
○井上(義)委員 こういう未知の技術といいますか、開発途上にある技術をそういう下請に頼ってやるという仕組み、これは非常に大きな問題点を含んでいるのじゃないか。これは、もう商用化されて、完全にマニュアル化されているものであれば、仕事のシステムとしてそういうことは可能だと思うのですけ...全文を見る
○井上(義)委員 動燃という開発組織は、国の資金で研究開発を行って、実用段階でその成果を民間に移転する、こういう目的でつくられているわけで、言うなれば、実際に使うのだというところからほぼ完全に切り離された開発の組織なのだと思うのですね。しかも、必要な資金というのは予算という形で保...全文を見る
○井上(義)委員 時間がありませんので、大臣に。  今回科学技術庁としては、再処理工場事故の虚偽報告ということで動燃並びに職員を告発されたわけです。これは初めてのケースで、大変異例なことで、ある意味で身内を告発されたということですから、これは大変な心労があったと思いますけれども...全文を見る
○井上(義)委員 きょうは資源エネルギー庁にも来ていただいておるのですけれども、ちょっと時間がなくなりました。原子力行政は、国家百年の大計、非常に重要な問題でございますので、委員長におかれましても、ぜひともまた機会を設けていただいて議論させていただきたいと思いますので、よろしくお...全文を見る
04月25日第140回国会 衆議院 文教委員会 第10号
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○井上(義)委員 新進党の井上義久でございます。  きょうは、質問の機会をちょうだいいたしまして、小杉大臣とじっくり議論をしたい、こう思っていたわけでございますけれども、なかなか席の暖まらない、日ごろからそういう方でございまして、きょうも何か途中で退席されるということなので、最...全文を見る
○井上(義)委員 今大臣からもお話が出ておりましたけれども、平成十二年にはBS4の後発機が打ち上げ予定をされているわけでございます。郵政省は、BS4の後発機検討会の報告書によりますと、放送大学は、早急にBS、CSの利用方法等の将来展望を明らかにし、関係者の合意を得て早急に結論を出...全文を見る
○井上(義)委員 BS4の後発機における放送大学の放送ということについては、先ほども指摘しましたけれどもかなり早い時期に決断が迫られている。私がお聞きしたのは、この政策の優先順位といいますか、より広い人に、できるだけ広い人に幅広く機会を与える、機会均等という意味から。そうなると、...全文を見る
○井上(義)委員 私どもとしては、放送大学は生涯学習の中核的な役割を果たすものというふうに位置づけておるわけでございまして、政策選択のプライオリティーとしては、やはり生涯学習の推進という観点から、それなりのコストというものを覚悟して、ともかく一日も早く全国化をする、機会均等、高等...全文を見る
○井上(義)委員 おっしゃること、よくわかるのですけれども、ただ、この放送大学ができたときと今とでは、特に通信の高度化という意味で状況がもう一変しているわけでございまして、私は、放送大学の可能性というのは無限にある。そういう意味で、広く一般に高等教育の機会を国民の皆さんに提供する...全文を見る
○井上(義)委員 放送大学の持っている、特にCS利用による可能性というのが大きく広がっているということをぜひ配慮といいますか、それをよく踏まえて放送大学の将来像というものをつくっていっていただきたい、こう思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  それでは、ちょっと具...全文を見る
○井上(義)委員 そうすると、現状で結構なのですけれども、今回CS利用に踏み切った場合に、そのうちどのぐらい実際視聴可能になるのでしょうか。
○井上(義)委員 CS受信機を備えればということなのですけれども、現状の普及をどの程度とお考えでございますか。実際の普及は。
○井上(義)委員 二十四万世帯はわかっているのですけれども、そうすると、十万人ぐらいの入学希望者が出てくるというふうに先ほどおっしゃったわけで、CSによって多少なりとも視聴可能になる、だけれども現実は二十四万世帯しかいらっしゃらないわけでございますから、CSを採用した段階で、今既...全文を見る
○井上(義)委員 希望する人が全部CSを購入して視聴可能になれば一番いいと思うのですけれども、もともとBSでやろうということで当初の計画がありましたから、BSは相当普及して、入学希望の人なんかもBSは購入したという人も結構多いのではないか、こう思うのですね。  今回新たにCSで...全文を見る
○井上(義)委員 入学金の一部だというふうにぜひ考えていただいて、検討していただければと思いますので、よろしくお願いします。これは要望にとどめておきます。  それから、先ほど大臣にもお伺いいたしましたけれども、平成十二年にBS4後発機がスタートするわけでございまして、郵政省も、...全文を見る
○井上(義)委員 お話をお伺いしていますと、CSにかなり大きな期待をかけて今回の法案化に踏み切ったというように承ったわけでございますけれども、私も、このCSをやはり軸にして全国化していくということは、これからの通信衛星の普及等を考えますと、その方向でいいのじゃないか、こう思うわけ...全文を見る
○井上(義)委員 先ほども国際化のところで申し上げましたけれども、要するに放送大学の設立目的は、高等教育を広く一般国民にその受講の機会を与えるというところが出発点なわけですが、先ほど言いましたように、放送の高度化ということでいわゆるデジタルが登場したことによって、多チャンネルとい...全文を見る
○井上(義)委員 せっかく政務次官お見えいただいておりますので、生涯学習ということについてぜひ所見を承っておきたい、こう思います。  御存じのように、文部省に生涯学習局ができてから来年で十年になるわけでございます。今、日本の社会というのは、非常に急激な高齢化、国際化、情報化、そ...全文を見る
○井上(義)委員 今生涯学習について非常に大事なことをおっしゃったわけでございます。要するに生涯学習の推進というのは、一つは学習機会の充実、今度CS化するということはそれに当たると思うのですけれども、もう一方では学習成果の評価それから成果を生かす方策、要するに、勉強した、それがや...全文を見る
○井上(義)委員 ありがとうございました。
05月16日第140回国会 衆議院 文教委員会 第12号
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○井上(義)委員 新進党の井上義久でございます。  栗本委員それから西委員ともに元大学の先生でございまして、かなり専門的な質疑が続いたわけでございますけれども、私は、関係者の皆さんが懸念されていることにつきまして、それを中心に質疑をさせていただきたい、こう思っております。  ...全文を見る
○井上(義)委員 それで、目的の条文、第一条ですけれども、「この法律は、大学等において多様な知識又は経験を有する教員等相互の学問的交流が不断に行われる状況を創出することが大学等における教育研究の活性化にとって重要であることにかんがみ、」こういうふうになっておるのです。四月八日に閣...全文を見る
○井上(義)委員 「学問的交流が不断に行われる」という趣旨であれば、必ずしも任期制は、一つの方策とは思いますけれども、「学問的交流が不断に行われる状況」、これは当然大学にとって一番大事なことでありますから、教員が別に任期制で異動しなくても、例えば学会の交流だとか、諸外国の大学と、...全文を見る
○井上(義)委員 一番大事な立法目的のところが変わっているというところにこの法案の持っている意味合いといいますか、それが象徴されているように私自身は感じておるわけですけれども。  それはおいて、先ほども申し上げましたけれども、いわゆる任期制の導入が教員の流動化をもたらして大学の...全文を見る
○井上(義)委員 流動化を促進する重要な政策の一つである、こういうお答えだったかと思います。  先ほど目的のところで触れましたけれども、「経験を有する教員等相互の学問的交流が不断に行われる状況」、これが目的だというふうに先ほどお話があったわけです。この「学問的交流が不断に行われ...全文を見る
○井上(義)委員 私の言いたかった趣旨というのは、任期制、それはそれなりに私も評価しておりますけれども、その以前に、交流を活発化するという意味でやらなければいけないことはいっぱいあるのではないかな、こういう趣旨でございます。  それで、この大学審議会の答申、先ほども申し上げまし...全文を見る
○井上(義)委員 再任しないということがこの法の趣旨というふうに、そういう答弁だというふうに理解しましたけれども、そういたしますと、先ほども申し上げましたように、この答申でも触れていますように、やはり何らかのインセンティブを工夫する必要があるということです。これは関係者からも指摘...全文を見る
○井上(義)委員 今大臣、任期制、任期つきの教員と任期つきの教員じゃない人と職務に違いはない、だから給与面で違いがないんだ、こういうふうにおっしゃったわけなんですけれども、職務に違いがないんだったら、片方は任期つきで片方は任期つきじゃない、任期つきじゃない方が、それは当然待遇とし...全文を見る
○井上(義)委員 今のお話をお伺いしておりますと、そうすると、任期制の教員について給与面でのインセンティブを工夫する考えはないように受けとめられるんですけれども、将来の問題として、やはり何らかのインセンティブがなければこの法案というのは生きてこないというふうにずっと理解してきたわ...全文を見る
○井上(義)委員 先ほど西委員からも質疑がございましたけれども、人事院に。今回導入を図られるこの任期制教員。研究公務員についてはかなり高いインセンティブが工夫されているわけでございまして、私は、この任期制が本当に流動化をもたらすというためにはやはりかなりのインセンティブが必要だ、...全文を見る
○井上(義)委員 それからもう一点人事院の方に確認しておきたいんですけれども、任期制教員というのは再任を原則としないということで、異動ということが基本的には考えられるわけでありますけれども、一たん任期制で採用された方が異動することによって給与上の不利益というものがないような、そう...全文を見る
○井上(義)委員 それから、年金とか退職金なんかはどうなんでしょうか。
○井上(義)委員 そうすると、給与面については、これまでの実績を評価をして、任期のない教員と比べて不利益にならないようになっているということなんですけれども、退職金についてはかなり不利益が生じるというふうに理解をしてよろしいということでしょうか。
○井上(義)委員 そういたしますと、給与面、待遇面でのインセンティブがないとなかなか任期制の教員になろうということはない、やむを得ずなるというケースはあると思いますけれども、そういうふうに考えられるのですけれども、大臣、この辺はどうなんですか。
○井上(義)委員 後でちょっとお伺いしようと思ったのですけれども、今の大臣のお話に関連して、財政的な誘導策ということを今お話しになったのです、財政的な誘導策。要するに、給与面でインセンティブを持たせることができない、したがって、任期制導入、教員の流動化を促進する最も有効な手段とい...全文を見る
○井上(義)委員 くれぐれもそういう大学の自治、自主というものを損なうことのないようにぜひしていただきたい、こう思います。今大臣がおっしゃったことは非常に大事なことなので、大体関係者に聞くと、結果的に、どこかが採用すれば、これは右倣えで採用せざるを得ないな、こういう状況もあること...全文を見る
○井上(義)委員 私立大学の経営者側に恣意的な運用がなされないような対応をぜひやるべきだ、こう思います。  と同時に、この際ちょっと関連で。今の大学、特に私立大学は、いわゆる非常勤講師によって事実上大学の教育が担われているという側面があるわけでございます。この非常勤講師の皆さん...全文を見る
○井上(義)委員 私立大学は教員の半分以上が非常勤講師によって担われている。これは国立大学と比べますと、国立大学は大体三分の一ぐらいということなわけでございまして、やはり専任講師であることが望ましい。特に教育というのは教員と学生との人間的な交流を通じて教育効果を高めていくというこ...全文を見る
○井上(義)委員 先ほどの局長の答弁で、非常勤講師も任期制の対象になる、こういうことなんですけれども、非常勤講師の方、多くの方は事実上継続雇用で常勤化されている方が多いわけでございます。  継続雇用をめぐって争いも起きているわけでございまして、逆に言いますと、例えば任期制採用と...全文を見る
○井上(義)委員 それから、これに関連して、現在ユネスコが準備を進めております高等教育の教育職員の地位に関する勧告についてちょっとお伺いしておきたいと思います。  勧告原案ですと四十四ですけれども、「加盟国及び高等教育機関は、終身在職権が学問の自由の手続き的な保護手段となり個人...全文を見る
○井上(義)委員 最後に、大臣に文部行政全般にかかわることについてちょっとお伺いしておきますけれども、このところ、財政再建ということで、特に何か文部省予算、文部予算というのが非常にターゲットになっている。私学助成の問題とか、教科書の無償配付の問題ですとか、あるいは教職員の定員の問...全文を見る
○井上(義)委員 教育改革ということがただ単に予算の縮減に終わるというようなことにならないように、ぜひ文部大臣として格段の努力を要望しておきます。  以上でございます。
05月20日第140回国会 衆議院 科学技術委員会 第8号
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○井上(義)委員 新進党の井上義久でございます。  まず、今回の包括的核実験禁止条約、CTBT、すべての核実験を禁止するということがその一番の趣旨でありますけれども、これによりまして核爆発のない世界を実現する、そういうところまで来たわけでございまして、関係者の御努力に対して心か...全文を見る
○井上(義)委員 インドの署名について、本会議で我が党の斉藤議員に外務大臣が同じような趣旨の答えをされているわけでありますけれども、先ほどもちょっと質問の中で触れましたけれども、インドがなぜこのようなかたくなな態度をとっているのか、その理由をどのように認識されているのかということ...全文を見る
○井上(義)委員 今、インドがなぜ反対をしているのかという理由を二つ挙げていただきましたけれども、いわゆる時間的な核廃絶のプロセスが明確になっていないということが一つの大きな理由だと私も思うわけでございます。  我が国にとりましても、この核爆発禁止条約によって新たな核兵器の開発...全文を見る
○井上(義)委員 それから、これも本会議で同僚の斉藤議員が質問したところでございますけれども、今回の包括的核実験禁止条約の大きな目的の一つは、核保有国による新型核兵器の開発を阻止するということがあるわけですけれども、それに関連して、未臨界の実験を禁止の対象にしなかったというのはし...全文を見る
○井上(義)委員 どうも質問した趣旨をなかなか理解していただけないようでございます。要するに、核廃絶という政治的な意図というものを明確にするように日本として働きかけていくということが日本にとってやはり一番必要だと私は思いますし、既存の核兵器の安全性それから管理、廃絶していこうとい...全文を見る
○井上(義)委員 それから、これは法案に入るのかと思いますけれども、核爆発の実施の懸念が発生した場合、その手続についてちょっと確認しておきたいと思います。  一つは、日本の監視網で例えばデータに異常を発見した、それから、受けた説明によりますと国際データセンターに日本からアクセス...全文を見る
○井上(義)委員 まだこれからそういうシステムをつくるというふうに理解してよろしいですね。  それから、この法案で、先ほども御指摘がありましたけれども、いわゆる条約の遵守について検証するための報告徴収規定が整備をされているわけでございまして、六十七条四項には諸外国から説明を求め...全文を見る
○井上(義)委員 それから、同じように、今度は現地査察があった場合の受け入れ規定の整備というところで、内閣総理大臣の指定するその職員及び外務大臣の指定するその職員の立ち会いのもとに査察を受け入れるというふうになっているのですけれども、これは具体的にはどういう人になるのか。それから...全文を見る
○井上(義)委員 時間が参りましたので、最後に大臣に、今回のこのCTBTに関連して、いわゆる日本のプルトニウムリサイクルですね。プルトニウムというのは原爆の原料になるということで、日本は核兵器に野心があるのではないか、こういう疑念を晴らすために余剰のプルトニウムは持たない、こうい...全文を見る
○井上(義)委員 済みません。当局で結構ですので、プルトニウム需給について、その見直しの必要があるのではないかということを質問させていただいたわけですけれども、それについて最後に確認だけしておきます。
○井上(義)委員 終わります。
05月26日第140回国会 衆議院 決算委員会第二分科会 第1号
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○井上(義)分科員 私は、不妊治療対策、特に体外受精等生殖医学についてお尋ねしたいと思います。  正確なデータはわかりませんけれども、不妊に悩む人は十人に一人、このように言われているわけでございます。大変残念なことですけれども、不妊イコール女性の欠陥、このような社会的風潮がまだ...全文を見る
○井上(義)分科員 今大臣からお話がありましたように、少子化ということをどうするかということが叫ばれておるわけでございまして、一方ではいわゆる子育て支援、生まれた子供を支援して女性が産みやすい環境をつくるということと、それからもう一つは、子供をつくりたくないという傾向性も非常にあ...全文を見る
○井上(義)分科員 そういうお答えが返ってくるのじゃないかと思ったのですけれども、大臣、いわゆる不妊治療、産婦人科で行われている不妊治療に対しては保険が適用されているわけです。その不妊の原因によると思いますけれども、一般的には保険が適用されているわけでありますけれども、体外受精、...全文を見る
○井上(義)分科員 それからもう一点、この不妊専門相談センターの中身の問題であります。  現在、産婦人科の医師、専門の方が一人いらっしゃって相談に応じている、こういう現状をお伺いしているわけなんですけれども、不妊という問題の持つ倫理的、また社会的な特殊状況というものを考えますと...全文を見る
○井上(義)分科員 そこで、大臣、いわゆる医療技術の進歩によりまして、不妊を初めとする生殖医療の分野では、その適用範囲の問題、先ほども大臣ちょっと指摘されましたけれども例えば代理母の問題だとか、あるいは精子、卵子の提供等の問題ですとか、例えば今の日本の場合は、体外受精については法...全文を見る
○井上(義)分科員 次に、幼稚園、保育所の一元化の問題、いわゆる幼保一元化の問題についてお伺いしたいと思います。  昨年十二月二十日の地方分権推進委員会の第一次の勧告で、「少子化時代の到来の中で、子どもや家庭の多様なニーズに的確に応えるため、地域の実情に応じ、幼稚園・保育所の連...全文を見る
○井上(義)分科員 大臣のおっしゃるとおりなわけでございまして、子供たち、それから保護者、そのニーズに合った仕組みを今後つくっていくべきである、基本線はそういうことだろうと思います。  これはちょっと当局にお伺いしますけれども、この勧告を受けて、文部、厚生両省の担当部局による検...全文を見る
○井上(義)分科員 大臣、今、共用化等を含めた幅広い議論をして今年中に結論、こういうお話でございますけれども、共用化程度の結論でこれで終わりということでは抜本的な解決には何もならないわけでございまして、私は、この幼児教育、保育というものを、少子化時代を迎えてさらに充実させていくと...全文を見る
○井上(義)分科員 それでは、以上で質問を終わります。
06月05日第140回国会 衆議院 科学技術委員会 第10号
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○井上(義)委員 新進党の井上義久でございます。  私から舘野参考人にお伺いいたしますけれども、先ほど、「もんじゅ」の事故、一九九七年三月十一日の東海再処理工場での火災事故の件なんですけれども、技術的に見ても極めて重大かつ深刻な事故である、こういう指摘をされているわけです。これ...全文を見る
○井上(義)委員 プルトニウムリサイクルそのものについては、将来的にはどのように考えていらっしゃいますか。
12月02日第141回国会 衆議院 科学技術委員会 第3号
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○井上(義)委員 新進党の井上義久でございます。  吉川先生におかれましては、大変貴重な時間を割いて当委員会に御出席を賜りまして、また貴重な御意見を賜りまして、感謝申し上げております。また、動燃改革委員会の座長として、短時日のうちに動燃改革の基本的な方向をおまとめいただいたこと...全文を見る
○井上(義)委員 先生今おっしゃられたこと、そのとおりだと思うわけでございまして、やはり日本の場合はどうしても会議体というのは追認をするような機能しか果たしてないというのが実態じゃないかと思いますし、今までも科学技術会議というのはどうもそういう機能しか果たしてこなかったんじゃない...全文を見る
○井上(義)委員 この問題につきまして科学技術庁長官にもお伺いしたいのですけれども、科学技術庁長官は、科学技術会議の重要なメンバーの一人であるわけでございます。ちょっと調べなかったので、就任されてから既に科学技術会議があったのかどうかわかりませんけれども、今の先生のお話を受けて、...全文を見る
○井上(義)委員 科学技術会議、まだ一度も開かれていないということで御経験がないということなんですけれども、私は、今度の動燃の問題、毎年二千億もつぎ込んでやっている国家的なプロジェクト、これをどうするかという問題、これこそまさに科学技術会議の議題になってしかるべき最重要の問題であ...全文を見る
○井上(義)委員 この問題は、後でまたちょっと触れますけれども。  それで、動燃改革につきまして吉川先生にお伺いしたいわけでございます。  「基本的な方向」を読ませていただきまして、率直に感じた疑問を一点先生にお伺いしたいのですけれども、この「まえがき」というところで、動燃に...全文を見る
○井上(義)委員 先生のおっしゃる意味、そのとおりだと思うのですけれども、ただ一方では、報告をもとに新法人作業部会というのが設置をされまして、今科学技術庁を中心に作業が進められて、来年の秋に新しい法人ができる。かなり急ピッチで事実上進んでいる。方向としては、当初何か解体というふう...全文を見る
○井上(義)委員 この核燃料リサイクルについては、これはスタートした当初は夢の燃料ということで、ある意味で国民が、夢という意味で一定のコンセンサスがあったのじゃないか。ところが、ここまで進んできて今ちょっと足踏みして、もう一回国民的なコンセンサスをつくって出発した方が、そういう意...全文を見る
○井上(義)委員 時間が参りましたのですけれども、一問だけ、済みません。  先ほど先生、この動燃問題が、自主開発という呪縛の中で結局閉じた世界をつくってしまった、それが競争力のない技術を生み出したという、いわゆる経営主体というものが結局そこでなかったという問題点を指摘されたわけ...全文を見る
○井上(義)委員 大変貴重な御意見、ありがとうございました。  この続き、ぜひ技術庁長官と別な機会にやりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。