井上義久

いのうえよしひさ

比例代表(東北)選出
公明党
当選回数9回

井上義久の2006年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月06日第164回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○井上(義)委員 公明党の井上義久でございます。  私は、冒頭、総理に二点お伺いしたいと思います。  一点は、官製談合疑惑事件でございます。  防衛施設庁をめぐる入札談合事件に施設庁の幹部職員が関与していたという、まことに遺憾な事件が起きました。いやしくも、防衛庁は国の安全...全文を見る
○井上(義)委員 もう一点、イランの核問題でございます。  IAEA緊急理事会が、イランの核開発問題に関しまして国連安保理に付託をする決議案を採択いたしました。イランはこれに大変反発をしておりまして、ウラン濃縮活動を進め、IAEAによる核査察を制限する考えを表明しております。国...全文を見る
○井上(義)委員 特使を派遣するということも一つの手だと思いますけれども、この点については、総理、どうでしょうか。
○井上(義)委員 次に、昨年末から日本列島は記録的な大雪に見舞われまして、雪おろし中の転落事故を含めまして、百十八名を超える方が亡くなるという大変甚大な被害をもたらしたわけでございます。まず、お亡くなりになられた方々の御冥福と、被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げたいと思いま...全文を見る
○井上(義)委員 よろしくお願いしたいと思います。  今回の豪雪の被害は、御承知のように、高齢者に集中したことが大きな特徴でございます。亡くなった方の七割が六十五歳以上の高齢者でございました。豪雪地帯の過疎化、高齢化、今後ますます進展する中で、この高齢世帯の屋根の雪処理の問題で...全文を見る
○井上(義)委員 雪害ということに着目した要援護者のマニュアルをぜひつくっていただきたいと、改めて要望しておきたいと思います。  この雪害というのは、地震とか風水害に比べて、いわゆる突発的に来るというよりも、ある程度予測可能な自然災害であるというところに私は特色があると思うんで...全文を見る
○井上(義)委員 次に、人口減社会への対応についてお伺いしたいと思います。  昨年は戦後初めて人口が減少いたしまして、当初の予測より早く人口減社会に突入をいたしました。この最大の要因は出生率の低下ということにあると思います。昨年生まれた子供の数は百七万人でございます。このまま推...全文を見る
○井上(義)委員 先ほど申し上げましたけれども、チャイルドファースト社会、これは和製英語で私どもの造語でございますけれども、いわゆる子供が生まれ育つことを優先するような社会の構築をしなければいけないということで、具体的な改革のあり方については、少子社会トータルプランということで何...全文を見る
○井上(義)委員 それからもう一点、有給休暇を子育てのために活用できないかということでございます。  年次有給休暇の消化率は、二〇〇〇年には五〇%を割り込んで、現在四六・六%まで低下しているんですね。この有給休暇を、例えば時間単位の取得を可能にするとか、あるいは一定以上の連続休...全文を見る
○井上(義)委員 ぜひ実現をしていただきたい、こう思います。  それから、結婚、出産を機に退職して、その後パートとか派遣で働く女性、これは、育児休業や保育所などの面で非常に不利益をこうむっているわけでございます。  育児休業法の改正、平成十六年で、条件つきでパートの方への適用...全文を見る
○井上(義)委員 次に、経済的な支援の充実ということについてお伺いしたいと思います。  子育て世帯は、医療費とか教育費あるいは住宅費などの負担増とともに、結婚、出産によって女性の七割が仕事をやめざるを得ない。したがって、世帯収入が低下をして家計は一層苦しくなる。また、都市化とか...全文を見る
○井上(義)委員 ここに表がございます。これは児童手当のこれまでの沿革でございますけれども、昭和四十六年にこの児童手当が創設をされました。最初は、第三子以降義務教育終了前、月額三千円ということだったんですけれども、対象児童を拡大しようということで、平成四年に、現在の一番もとになっ...全文を見る
○井上(義)委員 厚生労働大臣のおっしゃるとおりでございます、重要なファクターがやはり経済的な支援と。フランスの例を見ても、いわゆる経済的支援とそういう保育支援というのが、相乗効果で今一・八九ぐらいまでV字カーブで出生率が回復しているという例を見ますと、やはり、この児童手当という...全文を見る
○井上(義)委員 児童手当を抜本的に拡充しなければいけない。少なくとも、現行を金額的には倍、今は五千円、五千円、一万円ですけれども、一万円、一万円、二万円ぐらい、また、中学校三年、義務教育終了まではぜひ抜本拡充をしたいというふうに思っております。  その場合に、これは御提案なん...全文を見る
○井上(義)委員 あくまでも子供に着目して子供を中心に考える、そういう意味で、今の税控除という家族という考え方から、子供を育てている人に着目してそこに現金支給する、こういう考え方に抜本的に転換をすることが、私は、国が子育てについて責任を負っているというメッセージを明確にできるんじ...全文を見る
○井上(義)委員 その次に、がんの情報開示ということですけれども、がん情報は、ITの普及によってネットで広く提供されております。しかし、必ずしも有効と言えない、こういう患者の皆さんの声がございます。患者の皆さんあるいは家族が必要としているのは、病院における医療機器の保有情報である...全文を見る
○井上(義)委員 次に、放射線治療につきましてお伺いしたいと思います。  がん治療の方法は、その種類とか進行度によって異なるわけでございます。主に、手術、あるいは抗がん剤による治療、それから放射線治療、この三つがあるわけでございますけれども、最近、がんの罹患部位の変化などから、...全文を見る
○井上(義)委員 次に、緩和ケアの問題についてお伺いしたいと思います。  先般、東大病院の緩和ケア部長をされています中川先生にお話を伺いました。先生の御指摘もあったんですけれども、これは、がん治療とともに、がんに伴う症状や痛みを、特に痛みをコントロールする緩和ケアを施すというこ...全文を見る
○井上(義)委員 今、厚生労働大臣の御答弁のとおりだと思います。  イギリスでは十年前から国家戦略としてがんに取り組んで、この緩和ケアというものをがん治療の中心に据えてきた。まさに先ほどの図式のような治療方法に大きく転換をしてきたということで、今ではどこの病院でも緩和ケア専門の...全文を見る
○井上(義)委員 最後に総理にちょっとこの問題をお伺いしますけれども、米国は、一九九〇年代に入ってがんの死亡率を大きく下げることに成功しております。その原動力というのが、実は一九七一年当時、ニクソン大統領が、がん制圧に向けた国家戦略、いわゆるがん戦争宣言というのを立ててがん対策に...全文を見る
○井上(義)委員 次に、ちょっと農業問題に入りたいと思いますけれども、その農業問題に入る前に、今回の米国産の牛肉輸入の問題に関連して、農水大臣にお伺いしたいと思います。  一月二十日に成田の動物検疫所で、我が国では米国から輸入を認められていない脊柱のついた牛肉が確認をされました...全文を見る
○井上(義)委員 農業振興についてお伺いしたいと思います。  総理は、施政方針演説の中で、国産農産物が海外で高く売れているということを紹介した上で、意欲と能力のある経営に支援を重点化し、攻めの農政を進めると、改革推進の強い意欲を明確に示されました。  国産水産物の輸出を五年間...全文を見る
○井上(義)委員 今、集落営農というお話がございました。まさに、日本の穀物自給率、日本の食料自給率、カロリーベースでは四〇%、こう言っていますけれども、穀物自給率は二八%しかございません。これは、言いかえますと七二%を海外に依存しているという状況で、この日本の自給率の低さというの...全文を見る
○井上(義)委員 ぜひ丁寧な対応をお願いしたい、こう思います。  それから、今回の経営所得安定対策大綱には、もう一つの柱として、農地・水・環境保全向上対策というのが盛り込まれております。二つ柱があって、一つは、環境保全に向けた営農活動への支援ということでございます。いわゆる環境...全文を見る
○井上(義)委員 そういう先駆的な有機農家がこの施策の対象となるような幅広い対応をぜひお願いしたい、こう思います。  それから、今中川農水大臣からもお話がありましたように、もう一つの柱は、農地や水を守る、資源保全へ向けた共同活動への支援、いわゆる地域資源に対して支援をしましょう...全文を見る
○井上(義)委員 最後に総理に、農業は生命産業であると同時に、地域のコミュニティー、文化を守っている貴重な産業です。一方、我が国の農業、農村の持つ多面的な機能、この資源価値も非常に莫大なものがございます。例えば、主要な農業用用水路の延長は四万五千キロ、あるいは中小の農業用排水路を...全文を見る
○井上(義)委員 時間が参りましたので、あと幾つか用意しておりましたけれども、別な機会に行いたいと思います。  ありがとうございました。
06月05日第164回国会 衆議院 決算行政監視委員会第三分科会 第1号
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○井上(義)分科員 公明党の井上義久です。  きょうは、内部障害者に対する施策についてまずお伺いしたいというふうに思います。  大臣、御案内だと思いますけれども、いわゆる内部障害者の方というのは、外見からその障害がわからないということもあって、例えば、優先席とか、あるいは駐車...全文を見る
○井上(義)分科員 内部障害者の方なんですけれども、厚生労働省の五年に一回の調査によりますと、例えば平成三年は四十七万六千人で、障害者全体の中で占める比率が一七%、平成八年は六十三万九千人で二一・二%、平成十三年は八十六万三千人で二五・九%、数もふえていますし比率も非常にふえてい...全文を見る
○井上(義)分科員 ぜひ、しっかりお願いしたいと思います。  そこで、内部障害の方々の、疲れやすいとか、あるいは集中力とか根気が長時間継続できないということがあって、やはりできる限り体力の保持に努めるというのが共通の課題になっています。そういう意味で、例えば電動車いすとか、ある...全文を見る
○井上(義)分科員 実施するのは市町村ということはそのとおりだと思います。  ただ、内部障害者の方が住んでいる地域によって受けるサービスが違うというのは、今、横の連携、皆さん特にネット等を通じて情報交換をいつもされているわけでございまして、そういう意味では、市町村にばらつきがで...全文を見る
○井上(義)分科員 大臣に御理解いただいているので、大変心強く思いますけれども、内部障害者の労働環境を整えるためには、やはり、雇用者の側、職場の皆さんに障害の特性というものをよく理解していただく必要があるだろうというふうに思います。企業に対して、まず内部障害者に対する雇用管理上の...全文を見る
○井上(義)分科員 次に、職業訓練の問題で、障害者の職業能力開発については、一般の公共職業能力開発校で障害者を受け入れる、あるいは、障害者職業能力開発校でも行われているわけですけれども、内部障害に着目した職業訓練というのがなかなか行われていないんじゃないかというふうに思います。内...全文を見る
○井上(義)分科員 ぜひお願いしたいと思います。  内部障害者の皆様の意見を聞きますと、どうもやはりミスマッチがあるというふうに感じますので、その辺は、せっかく職業能力開発をやるわけですから、ぜひマッチングするようなことを考えていただきたいというふうに思います。  先ほど大臣...全文を見る
○井上(義)分科員 ぜひ、短時間労働の場合、二十時間以上三十時間未満、一、二級の場合、重度の場合は算定されることになっていますけれども、せっかく働けるのに、これが算定されるようになれば企業としても罰金を払うよりよっぽどいいわけですから、そういうことをぜひ前向きに検討していただきた...全文を見る
○井上(義)分科員 高次脳機能障害の人を抱える家族の実態というのはなかなか厳しいのが現状で、ようやく政府としてもこの施策が進み始めたということについて非常に大きな期待があるわけです。  特に、ことしから高次脳機能障害支援普及事業がスタートするわけです。これは、先ほど申し上げた五...全文を見る
○井上(義)分科員 他の障害については、相当歴史もありますし、積み重ねもあって、そういう関係者の認識も非常に進んでいるわけですけれども、何しろ高次脳機能障害というのは、非常に新しいといいますか、もともとあったんでしょうけれども、認識されてきたのがようやく最近ということでございます...全文を見る
○井上(義)分科員 これで質問を終わりますけれども、障害程度区分でどういうふうに判定されるかということによって支援サービスが決定的に違ってくるわけですので、その障害者が十分支援サービスが受けられるように、本当に適切な障害程度区分が行われるように、念には念を入れて、ぜひよろしくお願...全文を見る