伊吹文明

いぶきぶんめい

小選挙区(京都府第一区)選出
自由民主党・無所属の会
当選回数12回

伊吹文明の1996年の発言一覧

開催日 会議名 発言
04月02日第136回国会 衆議院 予算委員会 第23号
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○伊吹委員 自由民主党の伊吹文明でございます。  お時間をいただいて、質問をさせていただきます。  私は、現在の政治を見るときに、投票に行かない方が非常に多くなっているということに民主政治の危機を感じております。古い自由民主党に私は大きな責任があったと思いますが、率直に申して...全文を見る
○伊吹委員 現在は、総理がおっしゃったように、絶対多数を持っている政党はありません。したがって、連立によって政権を維持するということは当然であって、そこに政策協議ということが行われて連立というものができております。  そして、村山内閣から橋本内閣へ移る段階で、この過渡期と言うに...全文を見る
○伊吹委員 これは、社会党もさきがけも今連立を組んでおりますが、私は当然のことだろうと思います。  そこで、保保連合とか自社連立というのは、この国会に関する限りはちょっと議論などということは別にして、私は政策の問題をお伺いしたいと思うのです。  まず、民主主義という訳を日本語...全文を見る
○伊吹委員 少数党の意見を聞き、審議を重ね、妥協を図るというのは、私は総理がおっしゃるとおりだったと思いますが、今回のピケ、座り込みというのは果たしてそうであったかどうかということを私は非常に疑問に思っております。  そこで、私は、実は与党時代に三度、野党時代に一度、自由民主党...全文を見る
○伊吹委員 土井議長は、考えてみますと、自民党が野党になりましたときに、私は議院運営委員会の理事をしておりまして、当時、本会議の選挙がありました。土井議長は、実は現在新進党を形成しておられる方々が主になって選ばれた議長であったと思いますが、その議長が審議の場に戻ってもらいたいと言...全文を見る
○伊吹委員 民主制でもう一つ大切なことは、間接選挙によって成り立っているということですが、票がいかに入るかということは、いろいろな要素が実はあります。政策が立派だとか理念が一つ筋が通っているということもありますが、あの人に世話になったとか、あの人に息子の就職を世話してもらったとか...全文を見る
○伊吹委員 さて、そのような観点から考えると、国民の大半が反対をしているというその表現は、果たしてどうだろうかと私は思います。私は、率直に申し上げて、自由民主党、社民党、さきがけを中心とする連立内閣の説明が、当初非常にまずかったのではないかという印象を持っておりますけれども、だか...全文を見る
○伊吹委員 大蔵省の銀行局長にちょっと事実関係を聞きたいのですが、この住専の良質債権が三兆五千、回収見込みがあるのが三兆三千、不良債権が六兆三千、こう言われていますが、これは良質債権というものが一つあって、そして回収見込み債権というのが別にあって、そして不良債権というものがまた第...全文を見る
○伊吹委員 ということは、これからの地価の動向等あるいは経済の動向等によりますけれども、結局、農協に対するつなぎ資金の金利のふえ方と、担保価値が運よく上昇していけばその上昇度合いとの相関関係だと思うのですよ。率直に言うと、私は、金利がふえていく方が非常にスピードが速いんじゃないか...全文を見る
○伊吹委員 今私の後ろの方からいろいろ不規則発言もありますが、私が誤解しているかもわからないのです。これは最初申し上げたとおりなんです。ただ「具体的方針」という紙切れ一枚ですから、内容が私も実はよくわからぬわけですよ。できるだけしんしゃくをして質問をしているわけで、質問の内容が間...全文を見る
○伊吹委員 ちょっと局長、そこで待っていて。簡単なことだから。  そうすると、会社更生法の破産手続をもって回収された債権に対して、回収されたその債権の債権者に対する配分はどういうふうになりますか。原則論を答えてください。
○伊吹委員 これは平等の原則だということになると、結局住専が貸付先から回収できた、新進党案で言うと日本版RTCが回収し、つまり個々の更生手続を申請している住専各社が結果的に回収をした債権というのは、さらにその上の母体行、一般行、農協系統に配分されることになると思うのですが、平等の...全文を見る
○伊吹委員 実は、予算を通してもこの予算が執行できない、必ずしも私は政府の判断で執行できないと思うのですよ。だから、新進党もその点は安心をされて、議論の種を出されたらいいと私は思う。それを出されないから、いつまでたっても国民がわかりにくい状況になっている。  その根拠を私はこれ...全文を見る
○伊吹委員 この住専に関する関連法案というのは、既に議院運営委員会に提出されていると私は思いますね。  そこで、法制局長官に政府としての立場を確認しておきたいんだが、今大蔵省の主計局長ですか、が答弁をした予算関連法案と、予算関連法案というか予算の執行関連法案と予算の関係について...全文を見る
○伊吹委員 そういうことですから、もし新進党が、本当に自分たちはこうしたいという考えがあるんなら、ぜひ私は法律案を出されたらいいと思うんですね。予算の組み替えを出されるというところまでは行っていないわけだし、新進党案もこの「具体的方針」という実は紙一枚なんですね。これで実は議論す...全文を見る
○伊吹委員 今の議論でもうほとんどが尽きていると思うのですが、予算を人質にとるということは、私は、仮にこの住専処理法案を執行したくないと思っていても、論理的じゃないと思うのですが、久保大蔵大臣、どうですか。
○伊吹委員 私は、かつての竹下内閣の消費税の導入というのを非常に高く評価している者です。とかく民主主義が大衆制に陥らないように政治家は心しなければならないということを最初に申し上げましたけれども、福祉を充実いたしますとか介護保険を入れますとか、あるいはどんどん道路をつくりますとい...全文を見る
○伊吹委員 わかりました。  検討して勉強するんなら、政治家より学者の方がはるかに上手なんですね。能力もあるわけですよ。政治家というのは、やはりそういうものを具体的に民主制というルールの中でどう実現していくかということなんですね。今伺っていると、検討したことはあるけれども、税金...全文を見る
○伊吹委員 ぜひ頑張ってください。ありがとうございました。
12月12日第139回国会 衆議院 税制問題等に関する特別委員会 第2号
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○伊吹委員 自民党の伊吹でございます。  きょうは新進党の皆さんも御苦労さまでございました。  先ほど野田提案者からお話がございました新進党の御提案、つまり消費税の三%凍結という案を議論をしながら、果たしてそれが現実にうまくいくのかどうか、うまくいかない場合には日本の国という...全文を見る
○伊吹委員 結局へ私は、現実というものは一つのやり方だけではやはりうまくいかないので、一つのやり方というのは、効果と必ず副作用が出てきます。それを、その副作用をできるだけ抑えながら、政策の長所を時代に合わせてどう選択をしていくのか、そういうことだろうと思うのです。  その一例と...全文を見る
○伊吹委員 さてそこで、例えば私が申し上げているような間接税的な公平、間接税にもう少しウエートを置いたような税制の方が公平だという立場をとりますと、これは必ず、従来所得税を納めなくてもよかったレベルの方は間接税で何らかの負担を、物を買うときにお受けになるわけですから、この方々から...全文を見る
○伊吹委員 総理は、年末、予算編成を控えておられて、これもまた国民やあるいはまた景気のために大変重要なお仕事をたくさん持っておられると思いますので、これから新進党の案について野田先生以下と議論をさせていただきます。最後にまた締めくくりのときまで、お仕事がお忙しければ、委員長の許可...全文を見る
○伊吹委員 それでは、ちょっと時間がだんだんなくなりますので、今、野田先生が言われたことができるかどうかということが問題なのですね、これは。現実にそういう事態が生ずるかどうかということが問題なのです。  そこで、いろいろなことを伺いたいのですが、まず、新進党の言っておられる減税...全文を見る
○伊吹委員 今の話はテレビに映っているわけだから、これ以上……。お互いに政治家同士で役人のような細かな数字を持っているわけじゃありません。確かに人件費は一人平均七百万ですが、その人たちが使う物件費みたいなものだとか何かも若干あるでしょう。しかしどうも、例えば地方自治体でいえば、地...全文を見る
○伊吹委員 わかりました。  ちょっと時間がどうかな。それじゃ鈴木先生、ちょっと簡単に、いやもうそれは政治家ですから、評論家じゃないんだから簡単にお願いしますが、今の、先ほど来先生がおっしゃった。経済が大きくならなければ財政というか税収が上がってこないという基本的な考え方は、私...全文を見る
○伊吹委員 まず、行政改革で賄えるという分は、これは半分じゃないのですよ、鈴木さん。半分じゃないのですよ。満額やっておられるわけですよ。そうでしょう。だって、よく、まあ当時いらっしゃらなかったから御存じないのかもわからぬが、当時の公明党の公明新聞では、この所得税以下のすべての税の...全文を見る
○伊吹委員 大蔵大臣、根底が違うというのはちょっと非常に私はわかりにくいのだが、つまり、先ほど来私、倉田先生にずっと伺ったように、行政改革は必要なことで、やらねばならない部分はたくさんあるでしょう。しかし、だからといって一度にこれはできませんわね、一度にはできないけれども、何年か...全文を見る
○伊吹委員 結局、私は、これはまことに、こういうところで言うのはあるいは我が党の諸君たちのおしかりを受けるかもわからないけれども、日本の将来を考えた場合には、従来の行き方というのはある程度変えてもらうということは、国民が政府から期待をしておられるものもある程度はやはり我慢していた...全文を見る
○伊吹委員 厚生大臣、また法案が出た段階でゆっくりやりたいと思いますが、二千四百円で、隠さずに厚生省はっくったわけですか。
○伊吹委員 まことに時間が足らなくて残念なのですが、いろいろ議論してきた中で、ある程度問題点は私は浮き彫りになってきたのではないかと思うのですが、結局、選挙というのは国民一人一人に耳ざわりのいいことを言うと票がとれると政治家は思っているかもわからないけれども、決して私はそうじゃな...全文を見る
○伊吹委員 大蔵大臣はこれから大変な作業に、財政と税制というのは、橋本内閣のすべての、全政策をお金で表現したものを預かっておられるのですよ。ですから、大蔵大臣の立場は私は非常に重要だと思うのですね。  それで、一番最初、総理と議論をしたときに、公平感というものはどんどん変わって...全文を見る
○伊吹委員 それでは、これで終わります。