伊吹文明

いぶきぶんめい

小選挙区(京都府第一区)選出
自由民主党・無所属の会
当選回数12回

伊吹文明の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月19日第142回国会 衆議院 予算委員会 第4号
議事録を見る
○伊吹国務大臣 まず、短期的には、これは経済政策よろしきを得て有効需要が適切に確保されなければ、雇用というものは維持できません。したがって、最も健全であるべき日本経済でございますから、これが金融に鼻面を引き回されないように、また金融機関が証券市場の動向に一喜一憂しなくてもいいよう...全文を見る
01月21日第142回国会 衆議院 予算委員会 第6号
議事録を見る
○伊吹国務大臣 全体の認識は今先生がおっしゃったことと私は同じでございます。特に、先ほど総理が申し上げましたように、長期的、構造的な考えと、短期の心配ということを先生ははっきり分けて考えておられますので、当面のことについて申し上げれば、まず、昨年末に私の名前で都道府県知事に通達を...全文を見る
01月29日第142回国会 参議院 予算委員会 第2号
議事録を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 二点お尋ねであったと思いますが、まず一点は雇用状況、もう一点は企業の定年延長の動向でございます。  現在の雇用失業状況につきましては、仕事が欲しいと思う人に対して仕事を提供したいと思う率が百人に対して大体六十九でございますので、有効求人倍率は〇・六九と...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 午前中の御質疑では失業が生ずる不安があるからという観点でございましたが、不幸にして失業が生じた場合のお尋ねだろうと思います。  そこで、今回の山一の問題を見ましても、特に中高年齢の方、具体的に言うと昭和三十年代、四十年代にビジネス戦士になられた方々が時...全文を見る
02月04日第142回国会 参議院 予算委員会 第6号
議事録を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今、先生御指摘になりましたように、有効求人倍率やまた完全失業率の数字を見ますと、この数字は空前の好景気と言われておりますアメリカの四・五程度に比べるとかなり低いということは事実でございますが、終身雇用制を前提といたしております日本の過去の趨勢から見ると、...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 建設業の問題については、確かに構造改革の中では七%減ということが書かれております。しかし、公共事業の支出の態様も構造改革をされていくと私は思います。具体的に言えば、直轄事業や補助事業があるいは民間資金導入のような形になってまいれば、少しの財政支出で大きな...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 確かに、御指摘になりましたワークシェアリングという問題は考えねばなりません。したがって、働く人の立場からいっても、働く形態というものはこれからどんどん変わっていくと思います。私は終身雇用制度というのは必ずしも悪い制度であるとは思っておりません。いいところ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私も先生と大体同じような理解で法案を提出いたしたいと思っておりますが、一定の仕事を達成すれば労働時間はその方の判断でやっていただいていいという制度ですから、能力があれば週二十時間で仕事を終わらせて、あとの時間は自由にいろいろなことに使えます。しかし、欠点...全文を見る
02月09日第142回国会 参議院 本会議 第5号
議事録を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 三重野議員にお答えを申し上げます。  貸付先の倒産やあるいは貸し渋りを通じまして、金融不安が雇用に与える影響についてのお尋ねでございます。  短期的には景気や経済運営に雇用が影響されるというのは御指摘のとおりでございます。失業率や有効求人倍率等から見...全文を見る
02月20日第142回国会 参議院 本会議 第10号
議事録を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 二問の御質問であったと思いますが、まず、高齢者の方々に雇用の場をという御質問でございます。  急速に高齢化が進んでおります中で、昔に比べますと健康で心身ともに意欲のある高年齢の方がふえておりますので、こういう方々に働く場を提供いたしますことは、その方々...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 御提案申し上げております労働基準法改正案に対する御批判でございますが、我が国経済の構造変化や働く人たちの働き方への期待、希望が多様化していることに対応いたしまして、働く人たちが健康で安心して働けるような新しいルールを設定して、そのための環境を整えることを...全文を見る
02月24日第142回国会 衆議院 予算委員会 第12号
議事録を見る
○伊吹国務大臣 資産公開に届け出てあるもの以外の株は保有いたしておりませんし、株式取引もございません。
○伊吹国務大臣 政府側からだれがお答えするのが適当かわかりませんが、国民にかわりまして国が持っております求償権の大部分は労働省の労災保険でございます。これは、オウムが不法な行為をして、出勤途上に労災を受けられた方にお払いをしたお金でございます。当然、労働省というものはお金は持って...全文を見る
02月27日第142回国会 衆議院 予算委員会 第15号
議事録を見る
○伊吹国務大臣 今、先生と総理とのやりとりを聞いておりまして、私は大変現実的なお話だろうと思っております。  御指摘のように、六十五歳以上の方々は、個人的な差が非常にありますが、従来に比べましてはるかに働く意欲、また健康を持っておられると思いますし、少子化ということも言われてお...全文を見る
○伊吹国務大臣 現在の雇用状況でございますが、きょう公表をいたしました有効求人倍率は〇・六四ということになっておりまして、先月は〇・六七でございます。  それから、完全失業率は、先進諸国の中では日本は終身雇用制という制度をとっておりますので、一番低いわけですが、しかし、過去の趨...全文を見る
○伊吹国務大臣 きょうは数字を御説明申し上げて、これについてどのような対策を講ずるかについてはいろいろな考えがあるだろう。そして、私が申し上げましたのは、一年を通じて損益計算書を締めれば、黒字になっている企業においてもいわゆる貸し渋り等で資金繰りがつかないから大変な事態になってい...全文を見る
03月02日第142回国会 衆議院 予算委員会 第16号
議事録を見る
○伊吹国務大臣 先週もお答えいたしましたように、現在発表されております三・五という失業率、また有効求人倍率から見ますと、従来の日本的感覚からいうと大変厳しい状況にあると考えております。  したがって、中長期的には構造対策をやらねばなりませんが、短期的には、これは経済運営というか...全文を見る
○伊吹国務大臣 お答えを申し上げます。  今、政府委員がお答えをいたしましたとおりの数字でありますが、同時にまた、平成五年では十カ月以上取得をされた女子は約二〇%でございますが、平成八年度は今おっしゃったように三三・六というふうにこれは上がってきているということもお認めいただき...全文を見る
○伊吹国務大臣 今先生が御指摘の点については、厚生省、労働省を含め、各省いろいろな分野にまたがっておりますが、私どものやっておりますところでは、まず育児休業をとりやすくする、そのためには、やはり育児休業者に対して育児休業取得前の賃金額の助成をするとか、あるいは子育てをしながら働き...全文を見る
○伊吹国務大臣 今先生御指摘になりましたように、先般発表いたしました失業率は三・五、有効求人倍率は〇・六四ということでございますから、従来の日本の数字から見て、非常に厳しい状況だと認識をいたしております。  中長期的には、もちろん規制緩和、構造改革等によって新しい働き口を見つけ...全文を見る
○伊吹国務大臣 お答え申し上げます。  一般的に雇用状況は非常に厳しゅうございますが、特に、今先生御指摘のように、建設業におきましては、バブルのときの過大投資というもののツケがやはり大きくのしかかってきておりまして、先般来も、東海興業あるいは大都工業、多田建設というような上場企...全文を見る
03月04日第142回国会 衆議院 予算委員会 第18号
議事録を見る
○伊吹国務大臣 現在の国民の生活、未来の日本人のあり方、そして国民負担、未来の負担、いろいろなことを総合的に考えてこの予算案が一番いいと思い、我々は憲法に従って、国務大臣として全員がこれにサインをして提出したわけでございますから、お一人お一人お聞きになるまでもなく、私は最良のもの...全文を見る
03月10日第142回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第8号
議事録を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 労働・社会政策委員会の御審議に先立ち、今後の労働行政についての所信を申し述べ、委員各位を初め、国民の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げたいと存じます。  我が国は、経済のボーダーレス化の中、少子・高齢社会を迎えるなど大きな転換期にあります。日本が現在...全文を見る
03月11日第142回国会 衆議院 労働委員会 第2号
議事録を見る
○伊吹国務大臣 おはようございます。  労働委員会の御審議に先立ち、今後の労働行政についての所信を申し述べ、委員各位を初め、国民の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げたいと存じます。  我が国は、経済のボーダーレス化の中、少子・高齢社会を迎えるなど、大きな転換期にあります。日...全文を見る
03月12日第142回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第9号
議事録を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ただいま御質問のございましたことは、これからの日本社会を考えていく上で私は大変重要な視点だろうと思います。  まず、少子・高齢化とおっしゃいましたが、少子ということは、二十年後には働く人が非常に少なくなるという問題が必然的に起こってまいります。現在の日...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 勤めていらっしゃる女性とそれから専業で主婦をしていらっしゃる女性の出産率を見ますと、勤めていらっしゃる方の方が子供さんの数が相対的に少ないというのは統計数字に出ているとおりでございます。これはやはり勤めることによって収入を得たいという面と、それから勤める...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) その前に、ちょっとおわびをして訂正しておきたいと思います。先ほど私、年末の予算折衝で育児休業給付を新設するように大蔵大臣と云々と申し上げたようですが、これは女性を含めて介護休業給付を新設するように折衝したということでございますので、この点、訂正をさせてい...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今、橋本委員がおっしゃったことは、障害者の運動のテーマになっております完全参加と平等という言葉、まさにそのものだろうと思います。  私も、実はボランティアとして地元の障害者団体の連合会の会長を十数年務めておりますが、率直に言って、これから高齢化社会にな...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 統計的な数字は後ほど政府委員から御説明をさせますが、法律によって御承知のように障害者の法定雇用率というのがございます。各企業は知的障害者、今度のパラリンピックには知的障害の方々も御一緒に仲間として参加されて、私はそれはすばらしいことだと思います。労働省が...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今、橋本委員がおっしゃったことを、私は地元の障害者団体連合会の会長としていつも多くの方々に申し上げているわけです。  つまり、健常という言葉が私はいいかどうかわかりませんが、障害がない方々に私のお話を聞いていただいているけれども、いずれお年を召せば何ら...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 具体的なことは後ほど政府委員から御説明をさせたいと思います。  まず、橋本委員のようなすばらしいスポーツ選手を育てるには立派なコーチが必要であるということは、もちろん私はそのとおりだと思います。しかし、それ以上に大切なことは、やはり橋本聖子という立派な...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 海老原委員から大変哲学的な御質問を受けましたが、私も今委員が御指摘になったのと実は全く同じような考えを持っております。  私たちが生きている日本社会においては、特に戦後から高度成長の時期ごろまでは市場のメカニズムに乗っている物の豊かさというものが不十分...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、お答えをする前に、私が着物を着てきたことについての御感想をいただきましたが、私以上に着物の似合う笹野委員が着物を御一緒に着てくださらなかったことを私は大変残念に思っておりますので、この次は同じ京都選出の国会議員として、地場産業のために御一緒に着物で...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今、笹野委員の御指摘になりました基本的なところは十分わきまえてまいるつもりでございます。しかし同時に、労働行政もあるいは働く人たちも護送船団の意識は、ここまで豊かになった限りは捨てていただいて、労働組合の指導者の方も護送船団であればやりやすいという感じは...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先ほどお答え申し上げましたように、私の労働行政の基本としては、終身雇用制というものを大切にしたい。しかし、社会が豊かになった中でいろいろな働き方を希望する人たちが出てくるということは、これはとめられないことであって、特に女性とか高年齢者にとってはフルタイ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ぜひ賛成してください。
○国務大臣(伊吹文明君) 笹野委員にお伺いしたいんですが、残りの七二%はどういうお答えだったんでしょうか。
○国務大臣(伊吹文明君) 今、御指摘のあったそのことは、今回の派遣の法律によって、例えばネガティブリスト化してはならないとか対象を拡大してはならないということになりますと、七二%の方々に対して大変困ったことになると私は思うんです。  だから、大学を卒業してから正社員になりたかっ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ちょっと最後の一番重要なところは私がお答えしますが、それ以外の先ほどの法律違反云々のことについては、事実関係を政府委員からまず最初にお許しをいただきたいと思います。
○国務大臣(伊吹文明君) 私が派遣会社の社長であれば、多分容姿についてのランクはつけずに、能力についてのランクをつけて、笹野先生をマルAにしておると思います。
○国務大臣(伊吹文明君) 先ほど笹野委員にお答えしたのと基本的に同じようなことを繰り返して恐縮でございますが、終身雇用制だけでやっていくということは、それ以外の働き方を希望する人にとって非常に困ったことになる、ある意味では護送船団方式の雇用関係をずっと維持していけというようなこと...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 日本では、企業にお勤めになっている方、自営業をなすっている方あるいは公務員である方を含めて、今しわが寄っていない方というのは私は率直なところどなたなんだろうという気がいたします。  それは、赤字会社を立て直すときにはまさにそのようなプロセスを経なければ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私が実は労働大臣を拝命いたしまして労働省へ行きまして率直に受けた印象をお伝えいたしますと、何と経済政策について発言をしない役所かなという印象を受けました。むしろ、短期的には雇用というのは経済政策そのものであって、労働力というのは市場メカニズムの中で最も重...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは先ほど来御質問が各委員からございましたけれども、高齢者が働くことによって収入を得るということも非常に大切でしょうが、同時に働くことによって社会に参加をしている、存在感を持つということは、私はこれは高齢社会においては何より大切なことだと思います。 ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) お尋ねは当面のというか、短期的な失業の状況についてのお尋ねだろうと思います。  失業率が三・五、有効求人倍率が〇・六四というのは、日本の最近の歴史から見ると、諸外国と比べますと、これは終身雇用制という制度をとっておりますから非常に低いんですが、最近の日...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) もう大脇委員よく御承知のことでございますが、諸外国に比べて数字の上では低うございます。雇用形態というのは各国みんな違うわけでございまして、私はグローバルスタンダードというか、アングロサクソンスタンダードで物をすべて考えるということには率直に言って余り賛成...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 具体的な細かな数字については政府委員から御説明をさせますが、大脇委員よく御承知のとおり、新しい雇用というのは規制緩和とそれから技術の研究開発、こういうところから新産業の芽が出てくるわけでございます。  これは労働省というよりも政府として経済構造の変革と...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 経済構造改革の中で、労働分野においても、これは午前中もいろいろ御審議がございましたが、例外ではない。例外ではないけれども、人というものが主体であるだけに、その基本的なところに対しては全く市場原理に任せるのじゃなくて、ある程度の備えをしておかねばならない。...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これも実は一番最初の大脇委員の御質問に対するお答えを繰り返すことになろうかと思いますが、貸し渋り現象というのはやはり一番弱いところから直撃をしていくと考えるのが普通だろうと思います。  したがって、まさに今おっしゃいましたように、黒字であっても月末の資...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 労働時間の短縮というのは市場原理の許す範囲内で、つまり賃金を下げずにできる範囲内でやっていくというのが基本であって、フランスでもそういうことがよく言われますけれども、仕事の量が少ないので、その少ないものをみんなで分かち合って食べようよという形の時間短縮は...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先般来お答えを申し上げておりますように、労働というのも経済活動の一番大切な要素の一つでありまして、これに関する法制も経済活動とは無関係であるということは私は言えないと思います。  したがって、時代とともに、また働く人が豊かになったがゆえにいろいろな働き...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 実は、私自身精神障害を持っておられる親の会、またその家族の会のお世話を個人的にさせていただいておりますので、今先生に御質問していただいたことについては大変ありがたいことだと思っております。  非常に難しいのは、まず精神障害者と言われる方々は、身体障害者...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 具体的な数字あるいは施策等については後ほど政府委員からお答えをさせますが、まず先生、ひとつ誤解のないように私申し上げておきたいんですが、私が先ほど例に引きました丹羽兵助先生がお亡くなりになった場合のことは、障害者の方が悪いんではなくて、そのような状態の方...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私は率直に言ってその事実関係をつまびらかにいたしませんが、JRが勧告に対して交渉を持たない、聞く耳を持たないということであれば、これはきちっとした司法措置をとらねばならないと思います。  しかし、今政府委員がお答えをしておるのは、その間の交渉が持たれて...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ちょっとまず事実関係を。
○国務大臣(伊吹文明君) 雇用保険というのは、継続的にそこで生活の糧を求めておられる方がやむを得ず失業された場合に、その方の次の職を見つけられるまでの間の生活保障としてやっているものであることは御存じのとおりで、そのお金は善意の方々の汗と油の結晶である保険の拠出金か、あるいは税金...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) せっかくですから、少し御質問の内容をお伺いしたいと思います。
03月13日第142回国会 衆議院 労働委員会 第3号
議事録を見る
○伊吹国務大臣 ただいま大村委員から御指摘がございましたように、現在の雇用状況は大変厳しいと私は認識をいたしております。日本には日本独自の終身雇用という雇用文化と伝統があるわけでございますから、諸外国に比べて傾向的に言えば失業率は低いのは当然のことでありますが、過去の数値等を見ま...全文を見る
○伊吹国務大臣 今、大村委員が大変わかりやすく分けていただいたように、短期的な雇用、当面の雇用というのはやはり景気状況に左右されますが、中長期的には、技術革新と規制緩和等の構造改革によってニュービジネスが創出されて雇用が出てくるということだろうと思います。  経済構造の変革と創...全文を見る
○伊吹国務大臣 今御指摘がございましたように、かつて山一あるいは北拓というような大きな証券会社、銀行がつぶれるなどということは考えられなかった。日本人の常識の中にはなかったことだと思います。  ただ従来は、こういう経営上の失敗あるいは違法行為による経営の破綻というものが万が一あ...全文を見る
○伊吹国務大臣 従来の日本経済が右肩上がりで順調に発展をしていたときは、当然再就職の口はかなりございましたし、労働省も、職安の窓口に座っておりまして、求人をなさる企業と求職に来る人を突き合わせるという、御紹介をするという仕事をやっておればそれで足りたわけでございます。また、申請が...全文を見る
○伊吹国務大臣 今政府委員から御答弁申し上げましたような内容でございまして、これは実は、年末の予算編成の際に私から、日本の将来を見据えてぜひ必要なものであるということで大蔵大臣にお願いをして、大臣折衝でこういう措置を講じていただいたものであります。  高齢化社会で、特に中高年齢...全文を見る
○伊吹国務大臣 今委員がおっしゃいましたように、労働というのは経済活動の一番大きな要素の一つであると同時に、人間が人間として存在しているということを確認できる行為でございますから、私は労働という名前はぜひ新しい省庁の中に入れていただきたいと思っております。  それよりも何よりも...全文を見る
○伊吹国務大臣 ただいま政府委員から御説明をしたようなことのほかに、例えば介護の負担も、従来の日本的な考え方からいえば女性にかかってまいりましょうし、女性の方が働きに出られるというのは、もちろん給与、お金という部分も私は否定しませんが、やはり社会に出ることによって、自分の家庭に閉...全文を見る
○伊吹国務大臣 まさに今、能勢委員がお話しいただいたような、能勢委員のような勤労婦人がたくさん出てくれば、私は、今の残念な状況はなくなるのではないかと思っておりますし、そういう人たちが生き生きと働けるような施策は、先ほど来申し上げているように、労働省としても限られた財源の中では最...全文を見る
○伊吹国務大臣 能勢委員はメディカルの現場で大変な御経験がおありになりまして、看護職員の現状についてはだれよりも御造詣が深いと思います。  実は資格を持っている方は非常に多うございますが、実際働いていただいている方はその数に比べて少のうございます。今約百八万人ぐらい必要なんです...全文を見る
○伊吹国務大臣 先ほど先生がおっしゃいましたように、これは建物だけを幾らつくったってだめなわけでありますし、特に高年齢の方が多くなればなるほど、例えば医師でも本当の名医というのは、やはりメスさばきのうまい方なのか、それとも患者に心の安らぎを与えられる方なのかということを考えますと...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、労働力というものは経済活動の中で不可欠な要素でございますから、これを市場経済、自由社会の原則から全く別のところで扱うということは、私はできないと思っております。しかしながら、労働力というものが人であるということは、他の生産手段とは全く違うということも、これも...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、大変日本社会の将来にかかわる大きな問題を今先生は提起をされたと思います。  例えば、家族というものの価値をどう考えるのかということは、労働省だけではとても処理できない。これは、アメリカやイギリスでも、例えば共和党と民主党、労働党と保守党の間で大きな意見の...全文を見る
○伊吹国務大臣 今先生お述べになりましたように、日本は少子化社会でございますので、あと十五年か二十年すれば、日本経済の最大のボトルネックは実は労働者になるわけですね。そこを埋めるのは、高齢の方にお願いをして、もうこれは引く手あまたになると思うのですが、お願いをして働いていただくか...全文を見る
○伊吹国務大臣 今先生がお話しいただいたことについて、私は全く同意見でございます。金融であるとか通信とかサービスというものの重要性は私は決して否定はいたしませんが、これは物の生産活動が大きくなるに付随して出てきているものであって、根本がなくなってしまって、それから生まれたものだけ...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず最初の問題については、官公庁の労務管理というのは、御承知のように労働基準法等の範囲外の人事院の問題ではありますが、そういうことは別にして、これは何も女性がセクハラを受けるというのではなくて男性が受ける場合も当然あるわけでありまして、お互いに、職業上の立場を利用...全文を見る
○伊吹国務大臣 私、再三御答弁の中で申し上げておりますように、労働力というのは経済の大きな要素でありますが、人間であるという基本をしっかりとわきまえてやりたいと思いますし、経営者や労働組合の大幹部の尊厳ではなくて、働く人の尊厳を守るために努力をさせていただきます。
○伊吹国務大臣 先般来の同様の御質問にもお答えを申し上げておりますように、現在の雇用状況は、先生は三・七とおっしゃいましたが、これは男子労働者三・七という意味だろうと思いますが、失業率や有効求人倍率から見ましても、日本の従来の数値から見れば大変厳しい状況にあるということは、労働行...全文を見る
○伊吹国務大臣 大変重要な御指摘であろうと思います。  私が労働大臣を拝命いたしまして、労働省に参りまして受けた第一の印象は、何と経済政策に対して発言をしない役所だろうかということでした。  先ほど来申し上げておりますように、中長期的にはニュービジネスをつくり出すことによって...全文を見る
○伊吹国務大臣 全く御指摘のとおりだと思います。  先ほど来、雇用創出の経済政策というお話も絡めて、ドクターでいらっしゃる先生にこういう例を持ち出して御答弁を申し上げるのは失礼かもわかりませんが、失業保険というのは熱が出たときに飲ます解熱剤のようなもので、職業開発訓練だとかなん...全文を見る
○伊吹国務大臣 雇用保険等を通じまして具体的にどのような施策を行っているかというのは後ほど政府委員からお答えをさせますが、まず最初に、アメリカ型の雇用形態を日本へ持ってくるのは云々ということを申し上げましたのは、勤務年限が長いとか短いとかという問題よりも、基本的には経営者が、働く...全文を見る
○伊吹国務大臣 大変壮大な日本の歴史的ビジョンでございますので、私はお答えをするにはまことに知識が足らないのですが、実は、今先生のお話を伺っておりながら、アメリカの碩学、これは大変な学者ですが、ラッシュという方がおられます。この方は残念ながら先般お亡くなりになりましたが、その方の...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生も我が省の政務次官をしていただいて、いろいろ御心配をいただいているわけでございます。  自由社会、市場経済においては、今御指摘になりましたように、まず一義的にはやはり御本人が御努力をなさり、選択をなさる。それよりも何よりも、やはり会社をこういう状態にしてしま...全文を見る
○伊吹国務大臣 現下の一番重要な問題についてのお尋ねでございます。  午前中、鍵田委員、中桐委員にもお答え申し上げましたように、中長期的には、ニュービジネスというものをつくり出すための規制緩和あるいは技術開発等が何より雇用のかぎを握っていると思いますが、当面は、率直に言ってやは...全文を見る
○伊吹国務大臣 介護保険制度については、私は、国民の希望、期待というのは非常に大きいと思います。  私も実は厚生省の仕事をかなりやっておったのですが、私の印象から言うと、厚生省はやや期待を大きく持たせ過ぎたという部分も率直に言ってあると私は思うのです。それは、保険料をちょうだい...全文を見る
○伊吹国務大臣 お話の趣旨はよく承りました。そして、何よりも介護をする場合には、もちろん資格ということも今おっしゃったわけですが、資格があるから名介護士かということになると、私は必ずしもそうじゃないと思うのふす。手術がうまい医者は必ずしも名医ならず、患者の心に安らぎを与える医師こ...全文を見る
○伊吹国務大臣 本日の委員会で再三お答えを申し上げておりますように、現在の有効求人倍率、失業率というのは、日本のかつての数字から見て大変厳しい数字である、これは労働省をお預かりしている立場の者としては特にそのように考えております。  問題は、したがって中期的にはともかく短期的に...全文を見る
○伊吹国務大臣 これはもう青山委員一番よく御存じでございますが、財政構造改革も体力のある間にやらねばならないということを橋本内閣では考えて、そしてさきの国会で財政構造改革の法案を議決をして、それに従って予算編成をしたというのは実は平成十年度予算が初めてでございます。この平成十年度...全文を見る
○伊吹国務大臣 確かに数字の上では今、青山委員がお示ししていただいたとおりの推移をたどっていると思います。私は、日本が低い失業率で推移できたのは、やはり先人の努力と日本人の質が非常によかった結果、右肩上がりの経済成長が維持できたからであって、その中で終身雇用制という日本の伝統文化...全文を見る
○伊吹国務大臣 青山委員御指摘のような現状にあることは、私は率直に認めたいと思います。  私もお答えを申し上げておりましたように、日本の終身雇用制というものは、やはりこれを守っていくということは基本的な私の考えであるわけで、そのためには、終身雇用制が大きなメーンロードとして守っ...全文を見る
○伊吹国務大臣 これはもう青山委員よく御承知のとおりでございますが、就職協定そのものは実は労働省の手を離れておりまして、これは文部省がやっておることでございます。  一般論として言えば、就職協定というルールがあれば、必ずルールを抜け駆けをしようという者が出てくるというのは世の通...全文を見る
○伊吹国務大臣 政治家としては大変大切な議論でございますが、やや人生観、価値観にかかわるようなことでもございますので、どう人間が生きていくか、人間の生きる幸せというのは何かというようなことにもかかわってくることだと思います。私は、やはり学校の教育というものは、基本的に、少なくとも...全文を見る
○伊吹国務大臣 私は、閣議等で見られないときを除いては、大体宿舎を出ます前、八時半に終わりますので、ほとんど欠かさず見ております。  今おっしゃった部分についても、女性と男性の役割というのは、やはりともに助け合ってやっていかなければならないという意味では、非常におもしろいという...全文を見る
○伊吹国務大臣 御承知のように、六十歳定年制というのはほぼ定着したと考えていただいて結構かと思いますが、六十五歳まで引き続き何らかの形で働いていただくという仕組みを持っておられる企業は大体八割ございます。しかし、希望者がどれだけ働けているかというと約二〇%ということです。お金だけ...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは各人の価値観によるものでございますし、生まれてから育ってきた今に至るまでの教育、経験によるものでございますから、一般像をどうということは申し上げるべきではないと私は思いますが、伊吹、おまえはどうありたいかと言われれば、私は、お金はないよりもある方がいいと思っ...全文を見る
○伊吹国務大臣 大変失礼でございますが、私は基本的に、認識をやや異にいたしております。  というのは、労働者の賃金がふえるのか時間が減るのか、労働者に対するそういう一律的な護送船団的考え方を少しずつ変えていこうというのが今回の法改正でございますから、人によっては大いに時間も短縮...全文を見る
○伊吹国務大臣 今おっしゃった具体的な数字については後で政府委員から答弁させますが、基本的な考え方を少し申し上げたいと思います。  まずその前に、今般御審議をお願いするために本院に提出いたしました労働基準法について、裁量労働制を全労働者とおっしゃいましたが、そういう内容にはなっ...全文を見る
○伊吹国務大臣 ただいま女性問題担当の総理府の方からもお答えいたしました実情や、あるいは政府の基本的な方針にのっとりながら適正に措置をしてまいりたいと思っております。
○伊吹国務大臣 まず、労働基準法について、基本的な考え方は、私は、先生の今表明されました見解と全く同じでございます。  そして、その中でいろいろ、働く希望、働き方の形態の多様化というものが要求されているわけでございますから、その道はやはり開いておきたい。しかし、その道を開くため...全文を見る
○伊吹国務大臣 私は、日本型の終身雇用制というものの意味はかなり高く評価をしておりまして、それは、単に働く人たちの立場というだけではなくて、経営者にも非常にいい仕組みじゃないかというふうにも思います。そして何よりも、日本の国民として、働くことによって生活をしていくという上で安心で...全文を見る
○伊吹国務大臣 私は、先ほど来申し上げていますように、大きな労使関係は、やはり人間の問題でございますから、国家の監視のもとにあるべきだということですが、でき得べくんば組合と経営者の間の自治によって解決されていく部分ができるだけ出てくれば、これはもう結構なことだと思っております。 ...全文を見る
○伊吹国務大臣 ただいま議題となりました雇用保険法及び船員保険法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  我が国における雇用を取り巻く状況は、産業構造の変化や急速な高齢化の進展等から新たな対応を求められており、また、我が国の財政が危...全文を見る
03月16日第142回国会 衆議院 予算委員会 第25号
議事録を見る
○伊吹国務大臣 具体的な事実関係等については、一審、二審、まあ地裁、高裁ですね、判決が出まして、そして今最高裁で争われていることですから、三権分立の立場上、行政府の一員であり、かつ立法府に議席を持つ私が裁判に影響を与えるようなコメントはこの際差し控えたいと思います。  大森先生...全文を見る
○伊吹国務大臣 一審、二審の判決の内容については、今先生がおっしゃったとおりだと思います。  この事案について、現在の労働基準行政上の問題として、あるいは会社の労働者に対する姿勢としてこの問題をお取り上げになっているということは、私は先生の一つの見識だと思います。しかし、このこ...全文を見る
○伊吹国務大臣 先ほど政府委員が御説明申し上げたように、ただいま大森委員が御指摘になりましたケースは、今回御提案している法案が国会の御審議を経て議決された場合には、その対象にまことになじみにくい業務であるということを、先ほど政府委員が申し上げたと思います。  同時にまた、この法...全文を見る
○伊吹国務大臣 事実関係は後ほど政府委員から答弁をさせますが、まず、大森先生、はっきりさせておきたいのは、経済の活性化のためにのみこの労働法制の幾つもの改正をやるべきだと私が労働委員会で答弁をしたことはございません。それは議事録をきちっと調べていただかないと困ります。  大体、...全文を見る
03月18日第142回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第2号
議事録を見る
○伊吹国務大臣 衆議院石炭対策特別委員会の御審議に先立ち、労働大臣として一言所信を申し述べ、委員各位を初め、国民の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げたいと存じます。  政府は、現在、二十一世紀を展望し、大きな視野から、経済構造改革を初めとした六つの改革に取り組んでおります。石...全文を見る
03月18日第142回国会 衆議院 予算委員会 第27号
議事録を見る
○伊吹国務大臣 今先生のお話のように、私は、日本の子供が日本人として生きていく知恵といいますか、子供としてのしつけといいますか、これをきっちりと身につけていくのは、学校よりもやはり家庭だと思っております。そういう意味では、家庭の一員である、今御指摘の父親が学校の参観等に参加をして...全文を見る
03月18日第142回国会 衆議院 労働委員会 第4号
議事録を見る
○伊吹国務大臣 まず、先生がお話しになりました基本的な認識、構造改革に取り組み、そして高度で創造的な人材をこれからも育成していかねばならないというお考えには私は全く同感でございます。特に、今日、英国でブレア労働党政権が国民から圧倒的な支持を受けて諸政策を遂行している陰に、保守党の...全文を見る
○伊吹国務大臣 今先生がおっしゃいました自助、共助、公助というお考えは、私は全く同感でございます。  戦後、日本が経済発展をして豊かになってきた中で、ともすれば自助の部分を共助がカバーし、共助の部分を公助がカバーしているという部分が結構ありまして、公助と共助というのはだれかが実...全文を見る
○伊吹国務大臣 今先生から御指摘をいただきましたことは、雇用をお預かりしている労働大臣としては最も肝に銘じておかねばならないことだと存じております。  日本の将来のためを考えますと、経済の構造改革というのは避けて通れないわけでありますが、それをやっていく中で、ちょうどこれは一種...全文を見る
○伊吹国務大臣 ただいま先生がるるお話しになりましたように、働くということは、もちろん収入を得るという一面がありますが、人間として生きていることを認識をして、社会で存在するということを認識をして、そして生きる喜びを感ずる最大の作業だと私は思っておりますので、御年輩の方も当然お元気...全文を見る
○伊吹国務大臣 今飯島先生御質問の背景には、現在の景気の問題、あるいは大蔵、日本銀行の不祥事の問題、これは、高度成長からバブルの時期に至るまでの間に、お金を持っている者、お金というものが社会の価値尺度の中で非常に高い評価を受けるような人間社会が日本にできてしまっていたということを...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、飯島先生がおっしゃいましたように、旧労働三法というとらえ方もあろうかと思いますが、私は、今お挙げになった旧労働三法という中で、労働基準法というものはやはり今の時代にもしっかりとした位置づけがあるのであって、ただ、従来とかく、日本は戦争によって打ちひしがれて、...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、私学の方々の加入が非常に少ないということは、我々にも一端の責任があると思います。  そこで、先生御指摘のとおり、私学はつぶれることはないというよりも、つぶれなくても自発的にいろいろ職業をおかわりになる方はたくさんおられるわけでございますから、それは当然PR...全文を見る
○伊吹国務大臣 近藤先生、大変広範な、日本の歴史、文化各般について考えないとなかなかお答えのできない御質問だと思うのです。今の御質問の中にもございましたように、私の聞き方がまずければお許しいただきたいのですが、残念ながら日本を振り返ると、高齢社会であり、外国労働者を入れないという...全文を見る
○伊吹国務大臣 近藤先生御勉強いただいている流れで大体来ておると私も思います。  昭和二十二年に、御承知のように失業保険法という形でこの法律の一番最初は生まれたわけですが、昭和五十年でしたでしょうか、現在の雇用保険の三事業を加えて雇用保険法という名前に実は改められました。  ...全文を見る
○伊吹国務大臣 そういう面があるということは否定できないと思います。  しかし、これはもう近藤先生はよく御理解いただいていることなのですが、流動化をしていくというのは、経営者が流動化をさせたら、不況のときにはその流れを出してしまって、好況のときは流れを入れるから、経営に有利だ、...全文を見る
○伊吹国務大臣 具体的な二十一世紀における推計というのはなかなか難しいと思いますが、価値観が多様化をして、同時に雇用保険が充実すればするだけ、率直に言えばだれかの負担で職を探すという余裕は出てきますから、本当に困って次の職を探すための失業の場合も自発的失業の場合も雇用保険の対象に...全文を見る
○伊吹国務大臣 それはもちろん雇用保険特会でやるわけでございますから、法の趣旨からして、基本的には雇用の安定のためにという政府委員が申し上げたことだと思います。  我々、政治家ですから、政治家の言葉で言えば、もう一つは、やはり高齢社会になりますから、六十歳、六十五歳以降の方々が...全文を見る
○伊吹国務大臣 全く高齢時代というものが定着をしてしまえば、私は七十歳定年にしても追いつかないのじゃないかと思うのですね。今生まれた方々が二十年ぐらいして二十になられたときの人口は非常に少なくてという状況でございますから。ですから、そこへ行くまでの期間、定年制は、六十歳でようやく...全文を見る
○伊吹国務大臣 二分の一になった場合の数字的な対比については政府委員から答弁をさせますが、先生御承知のとおり、六十歳から六十五歳までの間は失業求職者の給付と年金との調整が年金面で行われているというのは御存じのとおりでございます。  六十五歳を過ぎますと、その調整が現行制度ではご...全文を見る
○伊吹国務大臣 今、近藤先生がおっしゃったことに、私は基本的に賛成でございます。  ただ、現実問題として二〇一三年からは厚生年金も国民年金と同じように、国民年金と申しますか基礎年金と同じように六十五歳支給になりますので、先ほど申し上げた、年金だけで暮らしておられる方と働いておら...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、先生御承知のようにまことに悩ましい御質問でございまして、失業等給付に係る国庫負担というのは、今御指摘があったように、確かに社会保障的な色彩がございます。  しかし、国庫負担というのは、これは大蔵省が金を持っておったり労働省が金を持っておるわけじゃなくて、...全文を見る
○伊吹国務大臣 ただいま河上先生がおっしゃったのは、もう数字の事実でございますし、また、お述べになりましたように、短期的には経済政策、景気の動向によって雇用というのは左右されます。私は、従来の日本の数字から見ると大変厳しい数字が出ているという認識を持っております。  そこで、こ...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、閣僚といたしましては、先ほど申し上げたような金融二法が円滑に施行されるとともに、法人税、土地関連税制あるいは金融関係税制の減税を含んでおります平成十年度税制改正と、公共事業等の景気刺激策を含んでおります平成十年度予算が一刻も早く通過することによって、さらに株...全文を見る
○伊吹国務大臣 河上先生、大臣との御議論というのは小泉大臣ですか。どなたですか。(河上委員「いやいや、これは介護保険じゃなくて介護休業制度ですから労働省、労働大臣です」と呼ぶ。)そうですが。  急激に大きくすると肥満児になりますので、かた太りのようにしっかりと育てていかなければ...全文を見る
○伊吹国務大臣 少子・高齢時代でございますので、働きに出ている男女労働者が、介護それから育児に特に意を用いねばならないというのは先生御指摘のとおりでございます。もう労働政務次官をやっていただいているわけですから、いろいろな制度や助成措置をつくっていることは御存じのとおりですけれど...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生よく御承知のことですが、ちょっと基本的なことをお話をしたいと思うのです。これは、確かに保険による社会保障の一環であるということは私は疑いません。しかし、老人医療のようにすべての国民を対象にしているものではありません。自営業者はこの対象外でございます。  そし...全文を見る
○伊吹国務大臣 積立金の状況とかこれからの雇用状況、つまり失業給付をどの程度やるとか、そういうことによって収支は違ってくるわけでございますが、幸い諸先輩の運用よろしきを得て積立金の状況はかなり厚うございますから、当面は今先生が御心配いただいているようなことはないと思います。  ...全文を見る
○伊吹国務大臣 労働大臣としては、働く人たちのためにこの制度が万全に動くように常に意を用いる、そういう姿勢でやるのが、これは義務だと考えております。
○伊吹国務大臣 先ほど桝屋先生にやや大臣折衝のやりとりを申し上げたのは適当だったかどうかは私わかりませんが、むしろオープンに理解していただいた方がいいと思って、大森先生も聞いていただいたと思いますが、そのやりとりの際に私が申し上げたことで私の気持ちは御理解いただいていると思います...全文を見る
○伊吹国務大臣 今先生と政府委員との間のやりとりを伺っておりまして、労働省としては今後とも地元の福岡県、それから熊本県もございますから、十分連絡をとって、一人でも多くの方が再就職できるようにさらに努力を続けたいと思います。
○伊吹国務大臣 雇用調整助成金は企業を通じて使われることは御指摘のとおりですが、その目的は、あくまでそこに働く人たちの色活を維持するためにやっておるわけでして、その目的のために国庫が出したお金と、自由社会において法律に許されている手続をもって寄附をされたものとが何かいかにもリンク...全文を見る
○伊吹国務大臣 ただいま議題となりました駐留軍関係離職者等臨時措置法及び国際協定の締結等に伴う漁業離職者に関する臨時措置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容を御説明申し上げます。  駐留軍関係離職者及び漁業離職者につきましては、それぞれ、駐留軍関係離職者等...全文を見る
03月19日第142回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第1号
議事録を見る
○伊吹国務大臣 平成十年度労働省所管一般会計及び特別会計予算について、その概要を御説明申し上げます。  労働省所管の一般会計は四千九百九十七億円で、これを前年度予算額と比較いたしますと二十八億円の減額となっております。  次に、労働保険特別会計について、各勘定ごとに歳入歳出予...全文を見る
○伊吹国務大臣 実は、私は京都の障害者団体の会長をボランティアでやっております。同時に、知的障害というのは、現在使われている法律用語と慣用的に使われている言葉、いろいろございますので、先生のお使いになった知的障害者という言葉を使わしていただきたいと思いますが、その父母の会のお世話...全文を見る
○伊吹国務大臣 石毛先生の御質問があるというので少し調べさせましたが、現実は、都道府県の職員のかなりのシェアを占めている教育委員会の雇用、つまり先生方ですが、ここの雇用率がやはり非常に低いということのようです。  私は、いつも地元で言っておりますのは、元気でやっている者も交通事...全文を見る
○伊吹国務大臣 大いにそうしたいと思いますし、それから、私はいつも障害者団体の会長として障害者の方々にも申し上げているんです。どこへ出しても十分自分たちは対等にやっていけるんだ、ハンディはハンディとしてやっていけるんだという気概を示すこと、これをなくしては障害者対策というのはやは...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生お尋ねの件は、役人から見るわけではなくて、政治家として見ますと、非常に微妙な問題だと思いますね。例えば私は労働者じゃないのですよ。税理士さんも労働者じゃないのですね。弁護士さんも労働者じゃない。個人事業主、自由業者なんですね、一人一人が。労働者というのは、基本...全文を見る
○伊吹国務大臣 今るる御説明がありましたように、札幌については、道の言うならば中心都市であって、その経済的な力は大変強いものがあったわけですが、昨今、御指摘のような経営上の判断のミス等もあって北拓がああいうことになりました。我々もその雇用に対する影響については種々数字をとって十分...全文を見る
○伊吹国務大臣 今御指摘の年齢におられる方については、私も実は山一の問題等含めてやってみまして、率直に言うと、ビジネス戦士として随分頑張られて、我々よりは余裕はあったでしょうが、今の若い方のように余裕のある時代におられなかっただけに、自分で職業能力の開発をするとかいろいろなチャン...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生にこういうことを申し上げると失礼でございますが、政治、特に政府を預かっている者というのはx、y、zの連立方程式を解くわけであって、xの解だけであれば簡単に見つけられるわけです。つまり、雇用を確保するだけの措置というのは、やろうと思えば何でもやれます。しかし、他...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、先ほど申し上げましたように、雇用保険というのは、全国の五千万人の働く方々とそれから事業主から労働省がお預かりをしているお金でございますし、これは一定の法律、ルールに従って運用されているわけですから、他地域の方々の保険料を特定地域に助成するということは、私は...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生の地元を思う熱心な御討議を今伺っておりまして、大義親を滅すというのですか、そういう言葉があって、行革はやらねばならない。これは赤字会社を立て直すのと一緒でございますので、自分の会社であれば、みんなつぶれると困るから必死に我慢するわけですが、国あるいは各都道府県...全文を見る
○伊吹国務大臣 従業員という方々の範囲というのは非常に難しいと私は思います。当然、当時代表権を持っている者は、今先生御指摘のように責任を持つべきである。それから、私の地元などでも、銀行の営業担当からバブルのときにいろいろなことをうまく言われたので今大変な目に遭っているという苦情は...全文を見る
○伊吹国務大臣 数字は後ほど政府委員から御説明させますが、先生がおっしゃっていることは私よくわかります。どのような制度にもやはり完全なものはございません。自由主義経済、市場経済は基本的に自己責任の原則でございますから、金融機関、証券会社にかかわらず、やはり倒産、失業ということは起...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、きょうは佐々木先生と議論をさせていただいて、先ほどお話をなさったように、市場経済というものを前提に、ルールを守り、弱い者にしわが寄らないというリベラル的政党にお変わりになったということを確認して、私は非常にうれしく思いました。そういう前提でございますと、いろ...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、削減がどの程度の数字になるかというのは、残念でございますが、私どもつまびらかにいたしておりません。  これは先生、大蔵委員会でも御活躍ですから上く御承知のように、金融機能の安定化のための緊急措置に関する法律というのは、国会の議決をいただいて、その中に今御指...全文を見る
○伊吹国務大臣 何度も申し上げておりますように、市場経済でございますから、自分たちが雇用している人数はどの程度が会社が存立していくために必要かという判断は、これは経営者ができると私は思います。その上で、しかし働いている人は物ではございません、人間でございますから、当然、従業員との...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生おっしゃったように、当然、市場経済というのはルールに従って動いているわけですから、ルールの最大のものは法律でございます。  私は、投書というのは非常にひきょうな行為だと思います。本当に自分が正しいと思えば、その方に御迷惑をかけないようにして基準局へ申し出てい...全文を見る
03月19日第142回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第10号
議事録を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ただいま議題となりました中小企業退職金共済法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  中小企業退職金共済法は、中小企業の労働者の福祉の増進と中小企業の振興に寄与することを目的として昭和三十四年に制定されたも...全文を見る
03月20日第142回国会 衆議院 予算委員会 第29号
議事録を見る
○伊吹国務大臣 十七日の閣議後の記者会見で、記者の方から少しやりとりがありました。事実を正確に申し上げなければいけませんので、お許しをいただいて、こういう質問でございました。  あすが大手の金属の集中回答日なのですが、金額等に触れるのは大臣として好ましくないということですが、か...全文を見る
○伊吹国務大臣 市場原理原則のもとで、上げてもらえるべき人が、業績が非常によいところが悪いところに引っ張られて余り出ない、また悪いところを無理に引っ張り上げて出させる、そういうことを護送船団方式と申し上げたわけでありまして、結果的に悪い意味かいい意味かは、私は別にどちらとも考えて...全文を見る
○伊吹国務大臣 企業が一つの社会的な存在として活動しているわけで、それは、働く人と資本と技術が結合して社会的な役割を果たしているわけです。したがって、生産性が向上した分は、言うまでもなく、先生がおっしゃったように、これは株主と、社会に価格低下という形と、もちろん働いている人、それ...全文を見る
○伊吹国務大臣 私は企業を銀行のようには思っておりません。実は私の生家は、百人に満たない人たちと額に汗して働いている中小企業であります。今も経営の苦労をしながらやっております。利益が上がらないときは配当も取りません。しかし同時に、一緒に働いてくれている人も歯を食いしばって頑張って...全文を見る
○伊吹国務大臣 だからこそ、だからこそ、何千円プラス幾らなどということは、同じ企業の同じ業種の我々の仲間では通りません、中小企業の中では。
○伊吹国務大臣 失礼でございますが、全体として景気を浮揚させて、そして生産性を上げて、みんなが少しずつ実質賃金が上がっていくような仕組みを、経済状況をつくり出すために、政府も与野党も一体となって今、予算を通し、そして法案を通そうとして御努力をいただいているわけで、そのことは私はも...全文を見る
03月20日第142回国会 衆議院 労働委員会 第5号
議事録を見る
○伊吹国務大臣 旧国鉄の債務問題につきましては、今、濱田委員御指摘がございましたように、与党内で、社民党にも大変な御協力をいただき、苦渋の決断の結果、御承知のような処理の方針を決めたわけでございます。  しかし同時に、旧国鉄のもう一つ引き継いでいる大きな問題は、今先生がおっしゃ...全文を見る
○伊吹国務大臣 政策判断も数字を見てやることが非常に多いですし、先生御指摘のとおり、特に政府という、ある意味では一番権威を持っていると考えられているところの統計数字によっていろいろな経営判断をなさるところもございます。したがって、御指摘のように、統計数字は私はできるだけ早く出した...全文を見る
○伊吹国務大臣 恐縮でございますが、閣議の内容は一切お話ししてはいけないということになっておりますが、大体のことを申し上げますと、戦争状態にあるとか交戦状態にあるというようなことではございませんで、漁業分野においてお互いの意見の調整が必要である。しかし、韓国経済の困った状態が万一...全文を見る
○伊吹国務大臣 実は、普天間の基地返還の問題に関しまして、私、関係閣僚会議にも何度か出席をいたしました。その中で、今先生がおっしゃいましたように、沖縄の失業率は六・〇と、本土に比べると大変高い率。それよりも私が驚いたのは、若い人たちの失業率がべらぼうに高いということであります。日...全文を見る
○伊吹国務大臣 先ほど駐留軍の問題につきまして政府委員から御説明申し上げたのと同様に、国の一種の意思決定によって失業者が出るという場合に、これは当然何らかの措置を国としてはしなければならないということで、この法律が国会の御決議をいただいて今動いているのだと思います。  最近の漁...全文を見る
○伊吹国務大臣 本法の趣旨は今先生が御指摘になったとおりでございますので、予想される厳しい状況ができるだけ顕在化しないように、これは外交当局と水産庁に最大の努力をしてもらうということが前提でございますが、不幸にして難しい問題が生じた場合は、法律によって負託を受けている範囲内で行政...全文を見る
○伊吹国務大臣 ただいま御提案申し上げております二法の延長につきましては、いずれも、政府の条約あるいは安全保障上の意思決定によりまして生じている問題でございますから、全国民の見地に立って、全国民の財源で必要な措置を講じていくことは当然だと思っておりますし、ただいま先生から御指摘が...全文を見る
○伊吹国務大臣 ただいま、施設庁を初めとする政府委員と委員との御討議をお伺いいたしておりました。駐留米軍というか外国軍隊の駐留については、その国の安全保障の観点が一つございますし、また、その観点から、お互いの国力、経済力等からどのようにしたらいいかということは、国それぞれによって...全文を見る
○伊吹国務大臣 ただいま御決議のございました附帯決議につきましては、その趣旨を十分尊重し、努力してまいる所存でございます。     —————————————
03月23日第142回国会 参議院 予算委員会 第8号
議事録を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ただいま先生からお話がございましたように、失業率の数字または有効求人倍率等を見ますと、現在の雇用状況は非常に厳しいものであると認識をいたしております。    〔理事永田良雄君退席、委員長着席〕  特に従来雇用の受け皿でありました建設業、それからそれに...全文を見る
03月24日第142回国会 参議院 予算委員会 第9号
議事録を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 現在のような少子化が続きますれば、いずれお願いをしてでも高齢の方に働いていただかなければ日本経済は私はもたない状況になると思いますが、当面はやはり、働くということは収入を得ると同時に自分自身が生きているという誇りと生きがいを持つ最大の手段でございますので...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 現在把握いたしておりますこの三月の卒業予定のうちでまだ就職が内定しておられない方は、中学、高校、短期大学及び大学を合わせて十六万人でございます。この数字は昨年の同時期と比較いたしますと、七%減少いたしております。  ただ、例年、年度末に向けましてぐっと...全文を見る
03月24日第142回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第11号
議事録を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ただいま議題となりました二法案のうち、まず駐留軍関係離職者等臨時措置法及び国際協定の締結等に伴う漁業離職者に関する臨時措置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容を御説明申し上げます。  駐留軍関係離職者及び漁業離職者につきましては、...全文を見る
03月25日第142回国会 参議院 予算委員会 第10号
議事録を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ただいま厚生大臣からもお話がありましたけれども、先生御指摘のように、厚生年金と例えば高齢者の雇用、女性の社会進出の問題と育児の問題等、一緒になれば一体的に非常にうまくやれる分野がたくさんあると思います。したがって、お話し合いをして、組織は一プラス一が一に...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) できるだけ簡潔に、しかし正確にお答えいたしたいと思います。
○国務大臣(伊吹文明君) 長くたっていいんですか。  賃金の決定のあり方について大臣の意見を聞きたいという御質問がございました。私は、労働省をお預かりして何が一番仕事として大切かということを考えますときに、働く人一人一人の労働条件がよくなる、これは雇用と賃金だと思います。それか...全文を見る
03月26日第142回国会 参議院 予算委員会 第11号
議事録を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生からの御質問の通告がございましたので、当時のことをいろいろ勉強してみました。  昭和二十一年十一月三日に公布されました日本国憲法でございますが、その第二十七条には、今御指摘のように、「賃金、就業時間、休息その他の勤労条件に関する基準は、法律でこれを...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 大きな問題は当然総理からお答えがあると思いますが、契約自由に対する制限という基本的な考え方は変わっておりません。しかし、時代とともにその原則の中で変えていかねばならないことはあるわけでございます。やはり時代が変わってくればおのおのの客観状況に応じて考え方...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ただいま過去の事例については政府委員から答弁をさせていただきましたが、先生よく御承知のように、審議会というのは、公益委員と使用者側と労組側と、原則的には三者構成になっております。  おのおののお立場で、賛成できないところあるいは意に沿わないところはたく...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 大きな視野から必要があれば総理からお答えを申し上げますが、基本的なことでございますので、少しお時間をいただきたいと思います。  私は、市場経済とか原則なき規制緩和というものが万能であるとは決して思っておりません。そして、市場経済の結果、弱い者の立場が悪...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今、政府委員からお答えいたしましたような経緯でございますが、先生よく御承知のとおり、工業的企業については一日八時間、そして一週間四十八時間の原則というものをILO条約一号条約は定めておるわけでございまして、日本は既に週四十時間になっておりますから、この点...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 一部においては確かに、従来、規制に守られながら雇用があったという分野がございます。したがって、規制緩和が進みますと、その分の雇用というものは大変苦しい立場になるわけですが、同時に、規制緩和を進めることによって、参入の自由が認められて新しい産業が興ってきて...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 経済構造が昭和二十年代、三十年代、四十年代から平成と大きく変わってきておりますので、ただいま申し上げましたような企画庁長官の見解に従って、予算を成立させていただいて景気の動向を見きわめる必要があろうかと思っております。
○国務大臣(伊吹文明君) ただいま御指摘がございましたいわゆる環境ホルモンというものの人体に与える影響については、先ほど環境庁長官が御答弁になりましたように、その因果関係についての知見と申しますか知識というものをまず基礎的に調査研究し、集積していく必要があると思います。  労働...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) はい。
03月27日第142回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第12号
議事録を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ただいま先生から御指摘がございましたように、少子・高齢化、それから日本経済がこれほど大きくなりましたので国際社会の中にいや応なく組み込まれてしまったという内外の構造的な変化があると思います。  同時に、もう一つ我々が考えておかねばならないのは、現下の経...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 再三申し上げておりますが、中長期的には技術開発、規制緩和、それから例えば介護のような新たな仕組みを創設することによって国民のニーズにこたえていく新しい需要の場というものがつくり出されていく、そういうことに取り組まれるベンチャー企業だとかの雇用面でのお世話...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 政府委員が国庫負担ということをいろいろ申し上げましたが、私は、率直に言って国庫負担の問題は財政構造改革に貢献するために、いわゆる雇用保険の全体に対する補助率をどうするかという議論のところへ出てくるんだと思うんです。むしろ公平論だと思うんです。  つまり...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは実は昨年の暮れでございますか、予算折衝で最後に大臣折衝がございまして、大蔵大臣に私が申し上げた内容でございます。すべて申し上げるのが適当かどうかわかりませんが、むしろ御審議に供するために私は情報公開をした方がいいと思いますので、率直に申し上げたいと...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生がおっしゃっている趣旨は私も半分そのとおりだろうなというふうに思いますが、同時に、政府委員が御答弁を申し上げましたように、例えば駐留軍関係離職者等臨時措置法についても、平和条約が結ばれて本土の基地が大きく動いたときは大変なまず一つ大きな意味があったと...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 長谷川先生御承知のとおり、きょう実は直近の失業率及び有効求人倍率が公表されまして、私は会見でも申し上げたとおり、雇用をあずかる者としては大変厳しい状況であるというふうに認識をいたしております。  そして、今後の見通しでございますが、これはここではもうる...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今、長谷川先生のおっしゃった基本的な認識は私も同じと申し上げてよろしいと思います。  そして、実はきょう社民党、さきがけ、自由民主党、与党三党の政策責任者が我々内閣にお示しになった中にも、今先生がおっしゃっているような構造を変えていく、いろいろな通信そ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、先生はこれはもう御承知でおっしゃっていることだと思いますが、健保とか厚生年金には国庫負担は入っておりません。国庫負担が入っておるのは、国民すべてが受給資格を持っております基礎年金と、それから財政の状況がどうしても立ち行かない医療保険などの国保には国...全文を見る
03月30日第142回国会 衆議院 予算委員会 第30号
議事録を見る
○伊吹国務大臣 ただいま総理がお答えをいたしましたように、政府としては本当に、働く一人一人の労働者の代表である組織に対しては、いつも窓口はあけております。したがって、できるだけ連合も組織率を上げていただいて、そして働く労働者お一人お一人の立場に立って発言をしていただく限り、常に窓...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、参議院でお答えをいたしましたのは、御質問が、今就職できていない人はどの程度いるかという御質問でございました。正確な数字はちょっと手元にございませんが、そのうちの大体四分の三の方が年度末いっぱい、つまり三月いっぱいで就職をされるというのが従来の数字的な趨勢でご...全文を見る
03月31日第142回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第13号
議事録を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まことに申しわけありませんが、実は私はほとんど週刊誌は読まないことにしておりますので、今先生がおっしゃった内容についてもつまびらかにはいたしませんが、人材派遣というのは、終身雇用以外の形で働きたいという方もいらっしゃることはいらっしゃるわけでして、そのよ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、現在平成十年度の予算を本院で御審議をいただいているわけでございまいして、政党政治でございますから、与党それから野党の皆さんをも含めて、現在の景気状況の中でどういうふうにしたらいいかといういろいろな御意見を出されるのは、私はそれは自由だろうと思います...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 実はこれは雇用保険特会の収支が悪くなって、そして料率を動かさなければならないようなときにはと、私はこう大蔵大臣に言っておりますので、その時期が早く来たら実は困るわけでございます、働く人たちの保険料が上がるわけですから。そういう時期が来ないようにこの保険を...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、看護、介護について女性とおっしゃる必要は全く私はないと思います。私も家内を看護することはありますし、私の事務所の者でも、奥さんがぐあいが悪いときは休みをとって御主人が当然そういうことをするわけでして、共生社会でございますから、お互いに助け合ってやっ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 済みません。今私が申し上げた低い率というのは、今先生が御指摘になったもので見た率でございますので、政府委員から答弁させます。
○国務大臣(伊吹文明君) いや、私は小さな社会に住んでおりまして、先生のような大きなお宅に住んでおりませんので、お金持ちの生活はわかりかねますが、先生は先ほど御自分を弱い立場とおっしゃったように、大体強い人は自分を弱い立場と言うのが普通なんでございます。  私が庶民のことがどれ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 沖縄の振興につきましては、関係閣僚会議というのがございまして、私もその一員になっております。そこで、先生御指摘のように失業率は非常に高うございます。特に本土と違いますのは、若年属の失業率が非常に高いですね。これは基地依存の沖縄経済というものが長年続いてき...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先ほど笹野委員の同種の御質問にお答えを申し上げましたように、与党三党では補正予算等いろいろなことをおっしゃっております。その関連で財政構造改革法を改正しなければならないかどうかという議論がマスコミには取りざたされておりますが、総理が何度も予算委員会等でお...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) なかなか仮定の話にはお答えしにくいんですが、与党が提案しておりますような措置をやるかどうかですね、まず。やる場合にも、あの条文をずっと先生お読みになっていると思いますが、平成十年度の赤字国債を大幅に発行するような景気対策をやらない限りは、財政構造改革法と...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 四分の一の補助を本則で入れたときには、そういう国民的合意のもとで国会の議決があったから入れられたわけです。その後、諸般の状況が変わってきておりますから、四分の一の国庫負担率というのは、先生御存じのように、何度も国民の負担との関係でずっと調整をされておりま...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 年金で持つべきだとは私御答弁はしなかったと思います。  六十歳から六十五歳の間の方は年金を減額されておられます。先生は厚生省の御経験がおありになるから御承知だと思いますが、年金を減額されておられます。  そして、いずれは六十五歳以上でも働き続けていた...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生も公務員としての御経験がおありになるから、その間の事情はよく御理解いただくと思いますが、税を負担してくださったり保険料を出してくだされば何でもできるわけです。やはりそのバランスの中で物は考えなければならない。  しかし、今おっしゃったことは非常に大...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今、政府委員が答弁を申し上げましたのは、官僚的な答弁というのではなくて、別途の法律で介護休業というのはこれこれしかじかだと書いてある、そして今回は、その休業をとった場合の休業手当を支給することをお願いしておるんだということを申し上げたわけであります。 ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 実は先ほどの山本先生の御質問にも関連するお尋ねなんですが、育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律というのを、これは先生も当選二回でいらっしゃいますから、当然そのときに参加されたと思うんです。この法律の中で、先ほど来お話のあった...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今、先生が御指摘になりましたように、特に若い人たちの有効求人倍率が非常に低いということは、率直に言って働く場が少ないということですから、今般お願いをいたしました特別措置法によっていわゆる特別自由貿易地域というものができます。ここに東南アジア等から関税がか...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 大脇先生も三人のお子さんをお育てになった御経験がおありのようでございますし、答弁をしておりました政府委員もまた同じような経験があったと思うんですが、おのおのの立場によってやれるやれないというのは女性でも随分母として違うんだなと思いながら、まことに申しわけ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今、先生の御卓見をずっと伺っておりまして、また同じような経験を持っていたであろう政府委員の答弁を聞いておりまして、大変勉強になりました。  まず何よりも、男女、夫婦ともどもそうでありますし、それから事業主、この人たちにやっぱり今先生がずっとおっしゃって...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ちょっと済みません、何をおっしゃったですか。撤回……
○国務大臣(伊吹文明君) 今、先生がそのことを聞いてくださったので初めて撤回をしたなどという報道があったということを知りましたが、私は一切撤回はいたしておりません。  事実関係を正しく申し上げますと、三月十七日の記者会見で、賃金決定のあり方について大臣の御意見はございますかとい...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは先ほど私が記者会見のテープを正確に申し上げましたけれども、業績がよいところが悪いところに引っ張られて出さないというのも困るし、悪いところを無理に引っ張り上げて出せということになったら、その企業は結果的に経営難に陥って、長い目で見れば雇用の場を失うと...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは全く違うんじゃないでしょうか。本当は上げてもらえるところをこういう交渉方式をやっていれば上げてもらえなくなるということを私は申し上げているわけですよ、私の発言というのは。  業績がいいから上げてもらえるところも、それから業績が悪いから上げられない...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) どこで使ったかは正確に速記録をもってお互いに議論すれば私はよろしいと思いますが、例えば働き方も従来のように終身雇用制一つであって、そしてその基準をすべて労働省が警察権的に守っていくのではなくて、希望しておられる方があれば労働時間の管理はその方に任せてもい...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ちょっと前後をもう少し読んでいただけますか。
○国務大臣(伊吹文明君) 取り消すことはいたしておりませんということは再三私は申し上げました。そして、先生が今おっしゃったことは、全労連からいただきました抗議文書の中に亀井元運輸大臣のことも書いてあるので、私はよく承知をいたしております。私は、労働省の設置法に従って、労働者が本当...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 当然のことでございます、先生、それは。  今申し上げたように、私の記者会見の発言をありのままその場で聞いていてくだされば、今のような御発言に、失礼でございますが、ならないと思いますよ。上げるべき人たちが上げてもらえないということはまずけしからぬというこ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ただいま防衛施設庁と外務省の政府委員及び説明員から申し上げたとおりの協定内容になっているわけでございますから、安保条約というもの係を結び、それによって種々の運用がなされている限り、その条約を守って、また条約を具体的に動かしていくいろいろな協定を守りながら...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず八千億、三千億の話は、これは厚生省所管の話なんです。厚生省の予算を、制度的な改正を加えなければ、九年度に比べてことしは約八千億ふえますと。しかし、それを、他の省庁の予算はすべて伸び率ゼロとか、公共事業のように七%減にはしますけれども、厚生省だけは三千...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私が、きょう閣議後に新聞記者の諸君の質問に答えて申し上げたのは、山一の再就職率は、三月二十日現在で、希望しておられる方の七〇%ですと。ただし、今後、山一証券の営業譲渡、つまり一部分を人ぐるみ引き受けるというオファーがかなり来ております。これだと職種を変わ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 昔と違いまして、もう先生御承知のように、六十歳定年というのは義務づけられているわけでして、現に働いている人たちが労働基準法の規定に反して退職を余儀なくされるようなことは、これは我々は法律に従ってきちっと処置をさせていただきたいと思いますし、六十五歳まで何...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 出てまいりました失業率三・六、有効求人倍率〇・六一という数字は、我々は日本国で仕事をし、日本国で生活をしているわけですから、その歴史の流れから見ると非常にやはり厳しい数字だと、これは当然そのように受けとめております。  そこで、中長期的にはベンチャーの...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今の船員保険と雇用保険の国庫補助率の関係については後ほど政府委員からお答えさせますが、今先生がおっしゃった一般の勤労者に対して厳しいということはございません。私はむしろそうじゃない立場で予算折衝やなんかを頑張ってきたわけなんです。  例えば、一般の大き...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 運営費補助は別ですよ、給付についてです。
○国務大臣(伊吹文明君) それは全然違うんです。
○国務大臣(伊吹文明君) 今、先生がおっしゃったのは、結果的には国民健康保険です。地方自治体がやっております国民健康保険の給付に対する助成金です。  それから、厚生年金に入っているように見えますが、それは厚生年金の基礎年金部分です。つまり、厚生年金というのは二階建てになっており...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ちょっと誤解があると困るんですが、年金のお話を今先生されましたが、日本の法律では国民皆年金になっております。したがって、国民年金というか基礎年金は皆年金でございます。特定のグループだけを特別会計で囲い込んだものではございません。したがって、国民すべての税...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 細かな数字が必要ならば政府委員からお答えをさせますが、先ほど吉川先生の御質問にもありましたように、最初この制度ができたときの国庫負担率は三分の一だったんです。しかし、そのときの保険料も千分の二十二であったと思います。そして、制度の定着を図るべく国庫補助を...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 我が国がどのような国を目指すのかという国民的な合意が一つ私は必要だと思うんです。スウェーデン型のかなり行き届いたやり方だけれども、国民負担率は七〇%という行き方でやるのか、アメリカ的なやり方でやるのか、私はやはり日本型のやり方でやりたいなと基本的には思っ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ただいま御決議のありました附帯決議につきましては、その趣旨を十分尊重し努力してまいる所存でございます。
04月01日第142回国会 参議院 予算委員会 第14号
議事録を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ただいま御指摘がありましたように、失業率は平均して三・六でございますが、それを上回って非常に高いのは、若い層とそれから中高年というか、むしろ高年齢層だろうと思います。  この中で、二十五歳以下の方々については、有効求人倍率は一を上回っております。一を上...全文を見る
04月02日第142回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第14号
議事録を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ただいまお尋ねがございましたように、先般発表されました失業率及び有効求人倍率を見ますと、まことに日本の歴史の中では非常に厳しい状態にあるというふうに認識をいたしております。特に失業率が高いのは、若年層とそれから五十歳代以上の方であります。  ところが、...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 昨日鷲尾さんに来ていただきまして、御一緒にお話をいたしました。実は、私は長年の友人でもございますし、私は全然かりかりしていないんです。そして、党の雰囲気を鷲尾さんにお伝えしたわけです。その党の雰囲気について、鷲尾さんはかりかりされたという部分があったかも...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ただいま小山先生の御質問に対して、参考人である日本銀行理事の本間さんからお答えをしたことが基本的には私はあると思います。  ただ、中退金の場合は、三割が財投預託になっている以外はいわゆる自主運用というような、言うならば冒険というか、リスキーなことはやり...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) もうこれは先生がよく御理解いただいていると思いますが、今までお約束をし、それに従って退職後の設計をして払い込みをしておられた方々には今までお約束したとおりのことをするわけです。今回お願いしているのは、これから契約をされる方については、現在の金利状況を前提...全文を見る
○国務大垣(伊吹文明君) もちろん、私が申し上げているのは、今までお振り込みになった方でも、これからの振り込み分については当然下がるわけですよ。だけれども、今まで契約してこられた方が幾らもらわれるかということについては、従来振り込んでこられた分についてはそのときにお約束したとおり...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生がおっしゃるとおりだと思います。私の限られた経験から申しましても、私の実家なども金融機関を定年になった人にお願いするなどということがないとは言えないわけでして、これは一つは終身雇用制をどう考えるかという大きな問題があると思います。  基本的に、私は...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 連合の話は、これはお金を負担してそれをもらうということではございませんので、少し次元が違うと思いますが、率直に言うと、加入者が中小企業で、それを負担される方が事業主だという中小企業特有の厳しさ、つらさというものが一番ここにあると思います。したがって、促進...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 一番基本的で大切な問題のお尋ねだろうと思いますが、このことは、これからの日本の雇用制度のあり方が終身雇用制のようなものだけで動いていくのか、あるいはいろいろな企業間移動がごく当たり前のように行われるアメリカや欧州型の雇用制度をとっていくのかということにも...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 政府委員が答弁しましたことに私が補足するというのも妙でございますが、三割を例えば財投に預託するとかあるいは確定利付の国債等、その運用は一応きちっと規制されているわけですが、財投金利や国債金利というものも、市場経済というか、私たちの住んでいる日本では、これ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 吉川先生、こういうことだと思います。  例えば、厚生年金だとか国民年金にお入りになっている皆さんもいらっしゃいます。しかし、受給者の年齢あるいは加入者の年齢構成、いろいろなことがあって、それを変えねばならないときは、その法律はやはり国会へお願いしている...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 金融機関への三十兆というのは、これは言うならば金融機関の預金引き出しあるいは自己資本充実のための貸付金でございます。金融機関の運転資金を政府が保証して貸しているわけですから、アメリカの例もそうでございますが、これは当然将来金利をつけ、あるいは株の値上がり...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) したがって、今の中小企業について言えば、同じように中小企業金融公庫とか国民金融公庫とか環境衛生金融公庫からその運転資金の手当てはしておるわけです。  先生がおっしゃっているのは、この中退金について、金利状況等から従来どおりできなかった場合に、要するに税...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先ほど政府委員が御答弁申し上げましたように、建議では効率的にということは先生御指摘のとおり言われているわけです。  ただ、率直に申し上げて効率的という言葉は非常に難しゅうございまして、厚生年金基金等でバブルのときに自主運用して大穴をあけたところもあるわ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは中退金の問題だけではなくて、自由化をしていけば自己責任というものは当然生じてくるわけですから、自己責任を負わす限りは自己責任を負うための判断である、例えば銀行の内容であるとか、こういうものは当然私は情報公開をしていかねばならないと思います。ただその...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 大変難しい御質問でございますし、また国政というか労働政策を考えていく基本的な価値観とか哲学にもかかわるものだろうと思います。  労賃に上乗せをしていくというやり方は基本的には移動の自由を認めて終身雇用制をなくしていくという方向だろうと思いますし、通算を...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ただいま御決議のありました附帯決議につきましては、その趣旨を十分尊重し、努力してまいる所存でございます。
04月06日第142回国会 参議院 予算委員会 第16号
議事録を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ただいま通産大臣がお答えいたしましたように、産業の場としての医療、福祉、介護というのはこれから大変大きな場に一つなります。そこで働いている人が今おっしゃったように納税者として国家に貢献をし、お互いに支え合う原資を出してくださるという部分が一つ、御指摘のと...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今、御指摘のように、小里大臣の答弁を受けまして、平成四年から四年間、労働省で委託調査をいたしました。その結果、小児糖尿病の方々は病気の再発に不安を抱く方が多いため、主として身体的な負担の少ない職種を選んで勤めていらっしゃる。それから、定期的な通院や自己管...全文を見る
04月07日第142回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第15号
議事録を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先ほど来先生が御質問になっていることは、我が国の経済の現状あるいは国民一人一人の生き方に深くかかわっていることだと思って、私、実は伺っておりました。  御指摘がございましたように、やはり中長期的には雇用を創出していくためのいろいろな手だてを規制緩和ある...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは労働省が適当なのか、内閣総理大臣のリーダーシップでやっていただくために私どもがいろいろな意見を総理に具申した方が適当なのかわかりませんが、通産省を中心にベンチャービジネスの振興ということをやっております。そしてまた、そのための税制等は大蔵省でかなり...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) おっしゃるとおりだと思います。もちろん、そのためには規制緩和を進めなければいけない分野もありましょうし、日本の場合は今、先生御承知のとおり、国民皆保険制度のもとで医療というのは運用されておりますから、この医療サービスを拡大していくということは、規制緩和に...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは先生、差し引きの話だと思います。もちろん、規制を緩和することによって従来規制のもとで守られていた雇用、私は規制ということがすべて悪いとは実は思っておりません。市場経済が万能だとは思っておりませんので、市場経済の結果、守らねばならない日本の伝統とか文...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これも非常に難しいことでございますが、英国の例を申し上げますと、ロンドン市場というのはポンドの凋落によって国際市場の立場をニューヨークに実は奪われましてビッグバンをやりました。やりました結果起こったことは、これはもう先生御承知のとおりですが、英国の税収は...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、実はまだ今審議会で内容を御検討いただいておりまして、いずれ本院にも御審議を願わねばならない内容でございますので、私が先走っていろいろ申し上げるのは適当ではないと思いますが、私の感じでは、日本の国が昭和四十年代以前に比べて格段に豊かになっておりまし...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私自身の責任で対処すべきことは私の基本的な人生観、哲学に基づいて私の御意見を申し上げ、るる御批判もいただいているわけですが、その方が私は議論が沸き起こっていいだろうと思って実は申し上げているわけです。  ただ、国民的な立場で政策や法律をつくっていく場合...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先ほど来先生御質問いただいておりますが、国際比較はそのとおりでございます。  ただ、我々はやはり日本国に住んでおって日本の経済のもとでやっておるわけでございますから、日本の従来の数値から見ると現状は非常に厳しいと私は認識しております。しかし、これだけ失...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ただいま政府委員がお答えを申し上げたとおりでございますが、いずれ少子化と言われている今の層が働く世代に入ってまいりまして、この傾向が続くとすれば、将来的には高齢者にもう金のわらじを履いてでも探して働いていただかねばならない、少なくとも日本経済が今のレベル...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今、政府委員がお答えを申しましたとおりでございますが、先ほど来石渡先生や海老原先生のお話にもございましたが、雇用創出という将来的な役割については、これは通産省、科学技術庁、文部省、それから労働省等が総体的に一致協力してやる中で、予算面、税制面での振興策と...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今、政府委員がお答えいたしましたように、労使関係の紛争というのは大きく分けて二つあると思います。  一つは、労働基準法に違反しているかどうかという問題です。もう一つは、労働基準法を超えて民法その他の法律違反があるかどうか。労働基準法に違反しているものに...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず沖縄の現状については、先生がおっしゃったように失業率が高い中で、特に若年層の失業率が高い。  私も実はメンバーになっております沖縄政策協議会という閣僚レベルの協議会がございます。ここで先般、笹野先生にも御努力をいただいた沖縄振興のための法律を話し合...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生の大変な意欲を超えるような意欲で頑張りたいと思います。
○国務大臣(伊吹文明君) 政府としては、今平成十年度の予算審議をお願いしているところでございまして、現在のいわゆる不況というものの原因がどこにあるかというのはいろいろな見方がございます。  山本先生御指摘のように、私は将来に対する不安、これが一番大きいんじゃないかと思います。そ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 政府委員の立場ではなかなかお答えできないと思いますので、政治家としてお話をすれば、まず、今先生がおっしゃったような事態に立ち至らないような経済の回復を期待し、またそのための努力を重ねるということが政府の最大の仕事だと思います。  率直に言えば、保険料率...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 政府委員の立場からなかなかお答えしにくいと思いますからまず私から申し上げますが、先生にも実は賛成をしていただいてこの雇用保険法は本院を通ったわけでございます。  そこで、一つは、私もお説のように九十日を年間ぱらぱらとれる形がとる人には非常に便利だと思い...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 大脇先生御指摘のような数字が出ておると思いますが、雇用調整助成金というのは目の前の雇用を維持していくという意味では非常に役割が大きいし、被保険者からのニーズも非常に高うございます。  将来失業しないように能力開発をしていく、あるいはまたイノベーションを...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生の御質問、また我々の申し上げました答えをずっと私も聞いておったり、自分で答えたりしながら、大切な方向を示唆しておられると思います。この委員会での御指導ももちろんでございますが、社民党とは与党を組んでおりますので、新たな施策についての与党内協議でもぜひ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今、吉川先生おっしゃいましたように、財政構造改革法の改正が取りざたされているという新聞報道を私拝見しております。ただ、財政構造改革作業が必要であって、私たちが今稼いでいる以上のものを私たちが使うことによって後世に負担を残してはいけないということは、ここに...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ちょっと私の御説明が十分でなかったのか、先生の御理解が私の真意を受け取ってくださらなかったのか、率直にここに書いてあることを申し上げたいと思いますが、例えば働き方も従来のように終身雇用制一つであって、そしてその基準をすべて労働省が警察権的に守っていくので...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まことに申しわけありませんが、私の申し上げていることを先生はやや違うように表現しておられます。私は、労働基準法に違反することを警察権的に守らなくていいなどということは一言も申し上げておりません。私の速記録をきっちり読んでいただきたいと思います。  私が...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私も労働大臣に就任しましてから、実は労働省内で国会におけるこの問題のやりとりはレクチャーを受けたわけです。  今、先生が熱心に御質問になっていることに対して、心から敬意を払いたいと思います。戦争というのはまことに悲惨なものでございますから、その中で、率...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今、先生がるるお述べになりましたことは、実は雇用問題、経済問題を超えて、歴史としての現在、大きな流れの中での今というものを考えていくという本来の政治家の一番大きなお考えというか、仕事の一部を表現されたんだと私は思います。  イギリスでは、御承知のように...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今、堂本先生のお話を伺っておりまして、私は非常にぜいたくなんだけれども、同じ経験をしたことが実はございます。  昔外国におりましたときに、休暇をとるときに、子供というか生まれたところの子供を預かってくれるところがあるんです。そこに一週間ばかり預けまして...全文を見る
04月08日第142回国会 衆議院 労働委員会 第6号
議事録を見る
○伊吹国務大臣 ただいま議題となりました社会保険労務士法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  社会保険労務士制度は、昭和四十三年の社会保険労務士法の施行以来三十年目を迎え、この間、労働及び社会保険に関する法令の円滑な実施に寄与し...全文を見る
04月08日第142回国会 参議院 予算委員会 第17号
議事録を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 基本的には、短期的な雇用のあり方は経済の動向に左右をいたします。経済企画庁長官から種々お答えするのが適当かと思いますが、最大のポイントはやはり消費性向の下落による消費の低迷にあると思いますので、この消費性向の低下の原因がどこにあるのか、私は金融不安に根差...全文を見る
04月10日第142回国会 衆議院 労働委員会 第7号
議事録を見る
○伊吹国務大臣 ただいま政府委員と先生との質疑を伺っておりまして、昨年の九月から社会保険労務士とこの件について協議を始めました際にお互いに交換をされてきた心配や懸念について、極めて的確にお話をいただいているなと思いながら実は聞いておりました。  事務当局も、社会保険労務士会と緊...全文を見る
○伊吹国務大臣 正直に申し上げますと、昨日、京都府の知事選挙の応援に引っ張り出されておりまして、午後から実は東京を離れて夜遅く東京へ戻ってまいりました。総理とはその前にもいろいろお会いをして、雇用状況や経済政策についての私の考えは申し上げてございます。  率直なところ、日本が国...全文を見る
○伊吹国務大臣 今先生がおっしゃったように、国であろうと地方であろうと受験者がふえればやはりそれに対応するマンパワーというのは物理的に要るわけでして、それは国家公務員なり地方公務員の定数になり、国民の税金でその給与は支払われるわけです。同じ目的が達せられてかつ民間にお願いできるも...全文を見る
○伊吹国務大臣 委員長、ちょっと済みません。  官がやっている仕事でその目的が損なわれない範囲で民にお願いできるものは民間にお願いすべきだということは、私は全く先生と同意見です。  今おっしゃったセンターということになりますと、どこにこれが置かれるのか、国のものなのか、外部団...全文を見る
○伊吹国務大臣 先ほど来政府委員が申し上げておりますように、最終的に資格を付与するのは、あくまで、労働大臣、厚生大臣、国でございますから、社会的な地位というのは、先生が御指摘になっているように、国家試験であるという権威はもちろん必要でありますし、それは、今回少しも揺るいでいるわけ...全文を見る
○伊吹国務大臣 ただいま先生が御指摘になりました御認識と、私どもは全く同じように考えております。  特に、社会保険あるいは雇用保険を初めとする社会保障関係の、言うならば公的機関と民間との仲介、結びつきをして御指導をいただく役割でございますし、これから働き方も多様化してくるという...全文を見る
○伊吹国務大臣 ただいま議題となりました中小企業退職金共済法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  中小企業退職金共済法は、中小企業の労働者の福祉の増進と中小企業の振興に寄与することを目的として昭和三十四年に制定されたものでありま...全文を見る
04月16日第142回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第16号
議事録を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ただいま議題となりました社会保険労務士法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  社会保険労務士制度は、昭和四十三年の社会保険労務士法の施行以来三十年目を迎え、この間、労働及び社会保険に関する法令の円滑な実...全文を見る
04月17日第142回国会 衆議院 労働委員会 第8号
議事録を見る
○伊吹国務大臣 まず、最初に先生がおっしゃいました景気と加入者の状況でございますが、確かに、経済成長がかなり高く、またバブルの時期でありました平成の初めのころは年間四十万人ずつぐらいの方が加入をしておられました。今そのペースは残念ながら三十数万ということになっておりまして、中小企...全文を見る
○伊吹国務大臣 今先生が御指摘のように、ビッグバンが進んでおりますので、従来のように国内だけというわけにはなかなかいかないと私は思いますが、御承知のように、公定歩合が〇・五に張りついている状況では、国内の一般的な金融商品の利回りはみんなぐっと下がっているわけであります。もちろん、...全文を見る
○伊吹国務大臣 政治家にとって一番大切なのは、これからの将来を見通しながら手を打っていくことだと思います。  私は、基本的には終身雇用制度の維持論者でございますが、しかし、日本の将来を見通せば、価値観の多様化の中で、企業をおかわりになるとか、いろいろな働き方をしたいという方は当...全文を見る
○伊吹国務大臣 先ほど来御議論いただいておりますように、退職金と考えるのか、分割的な退職金の年金的なものと考えるのか、この制度が持つ意味は、今先生御指摘になったように、特に弱い立場の働く人たちにとって非常に大切だと私は思っております。  したがいまして、労働省といたしましても、...全文を見る
○伊吹国務大臣 まことに難しいというか悩ましい御質問でございますが、先ほど来政府委員が御答弁申し上げましたように、やはり中退金の共済制度というのは、特に中小企業に働く人たちの老後の大きな支えになっており、終身雇用的なものを前提とすれば生涯賃金の後払いという認識もあるわけでございま...全文を見る
○伊吹国務大臣 ちょっと政府委員ではお答えし にくいと思いますから、私がお答えをさせていただきます。  先生が今退職金とおっしゃっているものは、やはり二つに分けて考えるべきではないかと私は思います。それは、法人税法上のいわゆる退職給与引当金をとれる、企業が内部に持っていてお払...全文を見る
○伊吹国務大臣 午前中の御質疑に対してもお答えいたしましたように、中小企業と申しますか、厚生年金基金あるいは適格企業年金等にお入りになりにくい中小企業で、額に汗して働かれる方々のためには必要欠くべからざる制度でございますので、まず、論理に合わないことを無理にいたしましてこの制度が...全文を見る
○伊吹国務大臣 最初の部分は先生の御確認いただいた御解釈で結構だと思います。  そして、まあ国がお預かりしている仕組みではありますけれども、市場経済の中でやはりその原資を運用しているわけでありますから、景気状況がよくなりまして金利が上がってきたような場合には、復元というのもなん...全文を見る
○伊吹国務大臣 先ほど来の政府委員と先生とのやりとりを伺っておりまして、心情的には先生のおっしゃることはよく理解できますが、論理の上からは政府委員が言っているとおりかなと思って、実は私は聞いておったわけです。  中小企業で働く人たちの退職金、あるいは今度は分割払いということを改...全文を見る
○伊吹国務大臣 先ほど来私や政府委員がお答えを申し上げているような状況のもとでやっておるわけでございますが、今回当委員会にお願いをいたしております法案をお認めいただいて、その上で、今先生から御注意があったようなことを十分念頭に置きながらリスクのマネジメントと効率的な運営に全力を挙...全文を見る
○伊吹国務大臣 先ほど来申し上げておりますように市場経済の原理原則の中で運用しておるわけでございますから、政府委員からはお答えしにくいかと思いますが、両方の可能性は私は完全には否定できないと思います。しかし、制度の信頼性から、先生がおっしゃっているように、余り頻繁 に変えるとい...全文を見る
○伊吹国務大臣 ただいま御決議のありました附帯決議につきましては、その趣旨を十分尊重し、努力してまいる所存であります。     —————————————
04月21日第142回国会 衆議院 本会議 第31号
議事録を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 労働基準法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。  今日、我が国を取り巻く内外の環境は大きく変化し、そのため経済社会も構造変化に直面いたしております。また、労働者の働き方や就業意識の多様化も進んでおります。このような状況のもとで...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 鍵田議員にお答えを申し上げます。  六つの御質問をいただきました。  まず、時間外労働についてのお尋ねでございますが、終身雇用制が主流の我が国におきましては、時間外労働の持つ雇用調整機能により失業を防止できるという面がございまして、画一的にこれを罰則...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 桝屋議員にお答えを申し上げます。  まず雇用情勢でございますが、先ほど総理からも、中高年齢者を中心として雇用情勢は厳しいと御答弁を申し上げました。雇用は短期的には景気の動向に左右されるものであり、雇用の安定を図る観点からも、総理が御答弁を申し上げました...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 三点のお尋ねがございました。  まず、育児をサポートする有償ボランティア制度についてでございます。  育児の援助を行う人とそれから援助を受けたいという人から成っております会員組織をつくり子育て支援を行う市町村に対しまして、労働省としては各種の援助を行...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 五点のお尋ねがございました。  まず、時間外・休日労働、深夜労働についてお答えを申し上げます。  時間外労働につきましては、今回の改正案に盛り込まれていますのは、次の三点でございます。  すなわち、労働時間の延長の限度に関する基準の根拠を労働基準法...全文を見る
04月22日第142回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第5号
議事録を見る
○伊吹国務大臣 児玉委員おっしゃるとおり、額に汗して働きたいと思っている人たちに雇用を維持し、その雇用条件、労働条件を守っていくというのが労働省の、あるいは労働福祉省の一番大きな仕事でなければならない、それはそのとおりだと思います。  そこで、これは今回提出いたしました中央省庁...全文を見る
○伊吹国務大臣 行革会議のことについては事実関係を後ほどお答えすると思いますが、私が労働大臣を拝命いたしましてからこの間の経緯について、私の知っていることを先生にお話ししたいと思います。  まず、労働基準監督業務を本来の国の業務から外すかどうかということは、若干の議論があったと...全文を見る
○伊吹国務大臣 率直に申せば、今先生がおっしゃっている観点からだけを考えて物を考えれば、幾つかの答えは私はあると思います。  しかし、国の行政を預かっているということは、XとYとZの三つの連立方程式を解くことであって、Xの答えだけがこれだということではないと思うのです。でござい...全文を見る
04月22日第142回国会 衆議院 労働委員会 第9号
議事録を見る
○伊吹国務大臣 おはようございます。  ただいま議題となりました労働基準法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  今日、我が国を取り巻く内外の環境は大きく変化し、そのため経済社会も構造変化に直面いたしております。また、労働者の働...全文を見る
04月23日第142回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第6号
議事録を見る
○伊吹国務大臣 基本的に申せば、国の行政機関である各省の名称というのは、やはり何をやっているかということが国民からわかるというのが一番私は大切だと思っております。その上で、簡単で親しみやすいものであればさらにいいわけで、私は伊吹文明と二文字ですが、小泉厚生大臣は純一郎と三文字でご...全文を見る
○伊吹国務大臣 本院でもお認めをいただきました介護保険制度については、私も若干、自由民主党におりましたときにその創設に携わりましたので、多分お答えは間違ったことではないと思いますが、民間の職業紹介所を個人が、介護を受けたいという方が利用して介護労働者を派遣してもらってサービスを受...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生、誤解があるといけませんので、今私が申し上げたような制約があるのは、むしろ労働行政上の問題ではなくて、介護保険という公金を扱う、介護保険制度の公金の支出の適否の歯どめの問題であると私は認識いたしております。
○伊吹国務大臣 まず、現在御提案いたしております法律の別表の中にございますように、労働福祉省のトップにあります業務は、雇用の確保でございます。もちろん、まず経済政策よろしきを得なければ雇用というものは確保できません。したがって、大蔵大臣兼通産大臣でなければ最終的な雇用というのは私...全文を見る
○伊吹国務大臣 現在においても労働省が女性問題の、かなりというか大きな部分を担っているということは確かであります。それは、戦後の新憲法ができまして、特に女性の社会進出、社会進出の大部分が職場で働くということにあったからでありまして、今の日本は世界的に見てもかなり余裕のある豊かな国...全文を見る
○伊吹国務大臣 お答え申し上げます。  基本的には、小泉大臣がおっしゃったことと私も全く同じ意見であります。  ただ、何が地方の自主性を尊重して行うべきものであり、国民の、基本的な統一的な基準に従って運用しなければならないものはやはり国がやる、その辺の整理をきちっとすることが...全文を見る
○伊吹国務大臣 職業安定行政につきましては、先生の方が労働行政には通暁しておられるのでよく御存じだと思いますが、憲法の二十七条ですか、国民はすべて勤労の権利と義務を有しているわけでありまして、そのためにはやはり、国民すべての共通の権利は守らねばならない。その部分は、国が統一的にし...全文を見る
○伊吹国務大臣 私は、基本的に自由主義をたっとんでいる考えでございますので、地方の自主的な判断、地方のお考えで事業をなさるということについてはむしろ非常に積極的であります。基本的な部分以外は地方にお願いした方が私は結構かと思っております。  ただ、労働行政ということだけに着目を...全文を見る
○伊吹国務大臣 基本的には小泉大臣が今おっしゃったことと私も見解は同じゅういたしております。  特に、高齢社会でございますが、同時に少子社会でございますので、経済が順調に回転をしていけば、お願いをして、金のわらじを履いて探しながら六十五歳以上の方に働いていただかなければ、日本経...全文を見る
○伊吹国務大臣 本来、両省を総括的に見ておられる総務庁長官がお答えになるのが適当だと思いますが……。  まず本法律の国会でのお許しをいただいて、そして、初めてその上で行政府としては議論を開始させていただくというのが立法府に対するやはり礼儀だろうと思っておりますが、先生が今的確に...全文を見る
○伊吹国務大臣 政策面での一緒になることのプラスというのは、小泉大臣が今おっしゃったとおり、私も同じ考えでございます。  それ以外に、先ほども御質問がございましたように、労働保険と、例えば雇用保険と厚生年金及び健康保険の徴収業務などは、これはやり方によっては私は一元化できると思...全文を見る
○伊吹国務大臣 ただいま先生から御指摘がございましたように、御審議をいただいている法案の第二十五条の第二号には、今おっしゃった記述がございます。  これは、具体的に申せば、まず、先ほど小泉大臣が申しましたように、定年制、雇用のあり方と年金の支給時期の調整の問題、これが高齢化等の...全文を見る
○伊吹国務大臣 全く同意見でございます。
○伊吹国務大臣 理想論としましては、女性が社会に出て男性と全く同じ権利を主張するときは、肉体あるいは生理的な面を除いて男性と同じ義務を果たすということがなければいけないと私は思いますが、現実論として言えば、先生がおっしゃっているとおりだと思います。したがって、女性の方々が育児ある...全文を見る
○伊吹国務大臣 現下の雇用状況はまことに厳しいという認識は、先生と御一緒でございます。  基本的には、やはり経済を活性化させねばなりませんし、私はその活性化のかぎは、やはり基本的には金融システムへの不安を解消しなければならないと思っております。  そういうことも含めまして、総...全文を見る
○伊吹国務大臣 ただいま先生が御指摘になりました労働省の役割というのは、何ら私は異存はございません。それは労働福祉省になろうと、どういう役所になろうと、その基本は何ら変わるものではないと私は思います。  戦後、労働省が厚生省から独立をいたしましたときから見ると、率直に言って、世...全文を見る
○伊吹国務大臣 行革会議でいろいろ交わされました意見、議事録等については、私も労働大臣に任命されてから読んでみました。いろいろな御意見があると思います。そして、他の条件を全く捨象してしまって労働行政ということだけを考えるならば、労働大臣を独立させて一つの役所に置くということも、私...全文を見る
04月23日第142回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第17号
議事録を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今、今泉先生がおっしゃった大変厳しい状況にあるということは、私は基本的には全く先生と同意見でございます。  そこで、憲法にも規定されている勤労の権利と義務を国民は負うわけでございますから、働きたいと思っていらっしゃる方にはできるだけのことをするというの...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まさに先ほど私が申し上げましたように、私が大蔵大臣であり通産大臣であれば、先生の今の御質問に即座に私はお答えできると思います。  そこで、何か手を打つというのは、働かないのに補助金を上げて生活を維持してあげるという方法ではやはり基本的には私はまずいと思...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生のおっしゃっていただいていることはよくわかります。また、この御審議の中で、将来を見越してこういうことをやればいいじゃないかということがあればぜひ御教示をいただきたいと思います。  私は、ことしのといいますか、昨年末の予算編成の際の大蔵大臣との折衝で...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) けさ、実は衆議院で行政改革基本法の集中審議がございました。労働福祉省関係、朝九時から十二時までやっておりまして、今先生がおっしゃったのと同じような質問もそこへ出ておりました。  私の見解というお尋ねだと理解してよろしゅうございますか。
○国務大臣(伊吹文明君) 規制緩和、自由化というのは率直に言えば、戦後日本の経済発展を支えてきたある意味での国家社会主義というんでしょうか、あるいは社会主義的資本主義というんでしょうか、国がかなりの部分に口を出して、そして民間を指導するというのか、規制をしながら、生産活動は価格経...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは、先生、そういうことはございません。従来どおり全責任は国が負いますし、またそうでなければ国家資格というものの値打ちがございません。  先ほども申し上げましたように、先生が例にお引きになりました労働基準法であっても職業安定の業務であっても、これは基...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先ほど山本先生からの御質問がございまして、私はお答えを申し上げましたが、何でも競争をさせて、資格があろうとなかろうとその結果、価格が安ければいいというものでは私は国家は成り立たないと思います。したがって、だからといってすべて何もかにも国がやらないといけな...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ありがとうございます。大いに労働省のために応援をしていただいたと受けとめております。  午前中、衆議院の省庁再編の集中審議で御見の児玉先生とも議論をしておったんですが、確かに労働行政というxの答えとしては先生が出してくださったのは私は非常にいいお答えだ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ありがとうございました。  本法案の提案理由説明の際にも申し上げましたように、社会保険労務士制度が創設されましてちょうど三十年を迎えております。この間、各先生からただいま御質問もいただきましたように、厚生、労働両省の所管をしております法律あるいは業務で...全文を見る
04月24日第142回国会 衆議院 労働委員会 第10号
議事録を見る
○伊吹国務大臣 今先生が御質問になりました場には実は先生はおいでになりませんでしたので、多分報道によって御質問になっているのではないかと思います。そこで、政労会見といいますか、総理大臣が参りまして政労会見を行う前に、少し、あのときは、民主党の菅党首の御質問で国会が予定より延びまし...全文を見る
○伊吹国務大臣 したがって、先生がそう御理解なすっているのと同じように、総理がそう御理解なすったときは、常に門戸はあいているという意味だと私は思います。  それから、今先生が御指摘になりましたように、労働基準法は、まさに働く人たちの憲法だと私も思っております。この法律はすべて労...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、率直に申しまして、私は、連合の幹部の方々とも個人的には何のわだかまりもありませんし、かねてから個人的には親しいおつき合いをしてきております。そういう中で、正式の会議が始まる前に先方からそういうお話がありました。したがって、政労会見を実現するまでに、私として...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生から率直なお尋ねでございますので、私も率直に申し上げたいと思いますので、誤解のないように、何かもし腑に落ちないという点がありましたら、この問題ばかりという御指摘ではございますが、もう一度再質問をしてくだされば結構かと思います。  その前提で申し上げたいと思い...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生おっしゃっていただいたように、将来とも政労使の関係はそうありたいと思いますし、それは政治の分野というか政府の分野、政労使の政は、私は政府だと思いますが、それから労働組合、この場合は代表をしたという形で今連合についてのお尋ねがありましたが、お互いに労働者一人一人...全文を見る
○伊吹国務大臣 基本的な数字、あるいは戦後の通達等のあり方については後ほど政府委員から御説明をさせますが、まず基本的なことについて申し上げれば、経済、金融のように物を扱っている行政ではございません、働く人という、まさに人間を基本にした、その方々の立場、権利に関する法律でございます...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生の御質問を伺って、御真意がかなりわかりましたが、つまり、裁量的なものじゃなくてある程度数量的な目標値を定めとおっしゃるのは、総労働時間的なものを考えての御質問ですね。(中桐委員「いや、それはまた後で各論はやりますけれども」と呼ぶ)それから、すべてを政令や行政行...全文を見る
○伊吹国務大臣 ミニマムスタンダードということ、例えば四十時間というものは書かれておりますね。そうすると、総労働時間を幾らにするかということは、日本の現実から考えると、先生がおっしゃったように、ミニマムというか、超勤ですからマキシマムといいますかね、マキシマムというものを書いて、...全文を見る
○伊吹国務大臣 販売と人を対象にしているという今先生のお言葉がございましたので、もう少し正確を期すために、ホワイトカラーの中のどの部分を対象にするかということは後ほど政府委員から説明をさせたいと思いますが、基本的には、規制緩和のためにやるということではないと私は思います。  働...全文を見る
○伊吹国務大臣 鍵田先生には、本会議、行革委員会、そしてきょうと三日連続いろいろ御質疑をいただきましてありがとうございます。  現下の雇用失業状況はまことに厳しい状況でございまして、特に失業率、有効求人倍率を全体として見ますと、戦後統計資料が整いまして以来、終身雇用制を前提とす...全文を見る
○伊吹国務大臣 結論的には、安心して働くことによって十分能力を発揮していただくということだと思います。
○伊吹国務大臣 いえ、もう鍵田先生は、安心して十分国会議員としての能力を発揮して御質問をいただいていると私は考えておりますが、結局、生きがいとか働くということはどういうことになるかということだと私は思います。  先ほど先生がおっしゃった意味は、決して雇用を確保するというのではな...全文を見る
○伊吹国務大臣 午前中の中桐先生の御質問にお答えをしたのと全く同じことだと思うのですが、労働大臣が定める上限について労使がこれを遵守しなければならない、遵守しない場合には労働基準監督署の指導、こういうものを積み重ねていくことによって、そして同時に経済が拡大をしていく中で、従来その...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、今の御質問にお答えする前に、トレードオフの関係があると先生はおっしゃいましたが、先生はゼンキンの組合で御経歴をお持ちなので、いわゆる大企業というか恵まれた労働者の方々だけではない中小企業の労働者の実態を御存じだと思います。  最低賃金制度というもので我々最...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、私一人の一存でもちろん決められるものではなくて、閣議の全員の了解を得なければならないわけですが、雇用対策という項目のもとで、労働省が各省と折衝いたしておりますのは、雇用保険特会とそれから一般会計、双方から資金を補正に計上をいたしまして、例えば高齢者の方を雇...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生おっしゃるように、今一番雇用が難しいときにこの議論をするということは非常に悩ましいと思うのです。  それから、業種によって、これは好況的な日本社会を成り立たせていくためにかなり違ってくると思うのですね、今の時間は。それらのところの実態も踏まえながら考えなけれ...全文を見る
○伊吹国務大臣 今、少子・高齢社会、こう言われますが、この問題はやはり、少子・高齢であるならば少子・高齢の人口構成が定着すれば、それはそれで一つの問題は解決するわけですね。今は実はそこのところが定着していないわけなんで、確かにここを乗り切るまでは、先生がおっしゃったような難しい問...全文を見る
○伊吹国務大臣 一応社会的なおのおのの立場の方を代表された審議会からいただいている建議でございますので、やはり文字どおりこれを尊重しながらやっていくということだと思いますが、割り増し率を諸外国に比べると、日本は確かに先生おっしゃったようなことがあると私は思います。したがって、諸外...全文を見る
○伊吹国務大臣 実は、先ほど桝屋先生からお尋ねがございましたところも、先生と同じようなポイントだと思います。調査、研究、企画というそれは、すべてにかかっているのか別々なのかとか、そういうお尋ね、先ほどございました。  具体的にどの範囲にするかというのは、今先生がおっしゃったよう...全文を見る
○伊吹国務大臣 ただいま政府委員が御答弁を申し上げ、先生からも御指摘がございましたように、労使委員会が適切に機能するということは非常に大切でございます。しかし、やはりそれだけではいけないので、実はお願いをしています法律の第三十八条の四は、まず裁量労働制というものがとれる前提として...全文を見る
○伊吹国務大臣 男女雇用機会均等法の際の労働委員長として御指揮をとられた青山先生の御指摘でございますが、私の率直な気持ちを申し上げれば、雇用機会均等法の際になぜ女性についての今の激変緩和措置がつかなかったのかということが、私は、実は労働大臣を拝命してから非常に疑問に思いました、正...全文を見る
○伊吹国務大臣 総労働時間あるいは規定外の時間の上限をどうするかということについては、午前中、桝屋先生の御議論などでもそのことがございましたけれども、やはりこれは、雇用を維持し、そして働く人一人一人の実質賃金を少しずつでも上げていくという中でやらねばならないことだと思います。 ...全文を見る
○伊吹国務大臣 小林先生の御質問ではございますが、実は、労働基準法の実質的な審議会への対応、立法への御努力は前政務次官と前大臣がおやりになって、私はまあお食事をされた後の皿洗いと片づけをさせられているというのが率直なところだと思います。そして、きっちりと後片づけをしていただく役割...全文を見る
○伊吹国務大臣 ただいま政府委員がお答えをしたことで大体の概要を、先生よく御承知のことですから御理解いただいていると思いますが、特に社会全体として見た場合の社会保険料と税の負担、これに対応する雇用保険のあり方、医療、年金、老人医療のあり方を単純比較しますと、税負担率が極めて日本の...全文を見る
○伊吹国務大臣 私は発言の機会がございませんでしたので、まとめてお答えを申し上げますが、最初、先生が、三六協定で八時間以上のものは法律上許されていずに犯罪だとおっしゃいましたので、私は、一体どういう議論になるのかとおののいておりました。  これは、御承知のように、次のようなこと...全文を見る
○伊吹国務大臣 午前中の質疑に対して、質疑者の御質問の趣旨を私がよく理解していなかったのかもわかりませんが、数量的目的を示してとおっしゃいましたので、私は、複雑多岐にわたる労使関係を数量的目的だけであらかじめお示ししてやるということはなかなか難しかろう。そこで、法律には基本的なこ...全文を見る
○伊吹国務大臣 結局、先ほど行革の法案に書かれていたことと今、濱田先生が御質問になっていることはやや似ていると私思うのです。  行革の法案に書かれている意味は、組織率は非常に現実には低いね、そのことについて労働組合はどういう努力をしてくださるのか、それにあわせて、それを考えなが...全文を見る
○伊吹国務大臣 私の思いというか、私は政治家として、やはり日本の伝統文化のあらわれである終身雇用制をできるだけ守るということを、私の労働行政をお預かりしている間の基本としたい。経営者は経営者の立場から、コストパフォーマンスを考えて今先生のおっしゃったような方向をとる人が多くなって...全文を見る
○伊吹国務大臣 先ほど来政府委員がお答えしたことについて先生いろいろ御引用になりましたけれども、裁量労働制云々の問題ではなくて、大きな時代の流れの中で、例えば年俸制であるとかあるいは年俸制に移行することによって徐々に契約、三年契約というような話が出てくるということは、私は否定いた...全文を見る
04月28日第142回国会 衆議院 労働委員会 第11号
議事録を見る
○伊吹国務大臣 まず、佐藤委員から、日本の歴史的な流れの中の今といいますか、歴史の中の今をとらえて、構造的な大変広範な問題についての御指摘がございました。  今おっしゃいましたように、超デフレとそれから財政赤字と貯蓄・投資のインバランスということでございますけれども、財政赤字、...全文を見る
○伊吹国務大臣 大変広範な御指摘や御質問をいただきました。日本の雇用政策はどういう位置づけにあるかという、今先生の御指摘の細かな調査については私どもも存じ上げないのですが、共同通信の記事だったと思いますが、それを拝見をいたしますと、やはり失業率、雇用者の伸び、また職業能力開発への...全文を見る
○伊吹国務大臣 今回の総合経済対策は、先生御指摘のように従来型の公共事業だけで実は成り立っているわけではございません。御承知のように、新社会資本整備ということで、例えば環境・新エネルギー、情報通信高度化・科学技術振興、福祉・医療・教育、こういうものが入っておりますので、従来型のシ...全文を見る
○伊吹国務大臣 中桐先生おっしゃっていただいたこと、私もそのとおりだと思います。少し従来の労働大臣より経済政策についてうるさ過ぎるという評価もとっておるようでございますが、拳々服膺して、御激励の言葉と受けとめて、さらに頑張らせていただきます。
○伊吹国務大臣 事務的なことは後ほど政府委員から答弁をさせますが、まず、基本的な概念を先生と少しお話をしておきたいと思います。  欧米諸国でも、御承知のように、いわゆる雇用保険の保険料、医療保険の保険料、それから公的年金の掛金、これを保険料と考えるか保険税と考えるかはいろいろ議...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは今私が申し上げたことにも関係をいたしますが、雇用保険法の御審議の際にも、失業給付について国庫補助、つまり全国民の税金を勤労しておられるグループだけに投入することの意味については、るるいろいろな御意見がございました。  したがって、国民的コンセンサスを得て、...全文を見る
○伊吹国務大臣 今、経済企画庁、また労働省の政府委員からお答えをいたしましたように、新たな雇用創出もしくは雇用維持効果というのは、先生が御指摘のように八十万前後だろうと言われておりますが、同時に、これによって景気全体に対して明るい雰囲気が出てきた場合の民間の経営者のしぶり、あるい...全文を見る
○伊吹国務大臣 よく存じております。
○伊吹国務大臣 私は、実は全国の本当に零細な環境衛生業者の方々と御一緒に仕事をしております環境衛生議員連盟の幹事長をしておりますので、そういう関係で、労働大臣になりましたのは昨年の九月でございますが、このことはよく存じております。
○伊吹国務大臣 細かなことでございますから、これは政府委員から説明させますが、労働省から派遣をした者はいないと思います。もと労働省におりました者はいると思います。
○伊吹国務大臣 まず川内先生に申し上げておきますが、私は、全国の環境衛生の零細企業の方々のお話も伺いながら仕事はいたしております。先生の奥様も旅館の御出身だと伺いましたが、そういうこととはやはり離れてこの問題は論すべきだと私は思います。そして、先生のおっしゃっておりますことは、私...全文を見る
○伊吹国務大臣 率直に申しまして、高度成長、右肩上がり、バブル全盛期のときは、地元からの誘致運動は非常にあったと思います。そして、失礼でございますが、各党の先生方も、その誘致の旗を持って労働省に来られた方も、お名前は申しませんがたくさんいらっしゃいます。しかし、時代が変わってきて...全文を見る
○伊吹国務大臣 午前中の審議でもお答え申し上げましたように、日本という国の中で我々は雇用をお預かりしているわけですから、日本の仕組み、日本の歴史の中で見て、三月の数字はまことに厳しいという一言に尽きると思います。  もうこれは先生が一番よく御存じでございますが、短期的には、やは...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、今先生がいろいろな調査をお引きになりましたが、経営者という立場からいたしますと、御承知のように、経営者というのは資本をお預かりし、そしてノウハウというか技術というものと労働力というものを一体化してゴーイングコンサーンとしての経営をしているという立場でございま...全文を見る
○伊吹国務大臣 ちょっと誤解がないように整理をさせていただきたいと思いますが、午前中経済企画庁がお答えをしたのは、今回十八兆円のパッケージの中で、有効需要創出効果としては約二%程度ということを申し上げたと思います、そして、GDPが一%伸びれば雇用は何%伸びるかという雇用弾性値とい...全文を見る
○伊吹国務大臣 見通しの問題でございますので、そうならないように全力を尽くすということでございます。
○伊吹国務大臣 まず、今回の措置というのは、先生が内容に立ち入って非常にうまく整理してくださったので御説明できたわけですが、午前中の中桐先生の御質問に対しても、私は、このパッケージによる雇用の維持創出効果はと注意深く御答弁をしていたはずです。したがって、今あるものを維持していくの...全文を見る
○伊吹国務大臣 関経協と大阪連合の御提言は、私も読んでみまして、教えられるところもございます。  それから、やはり雇用維持ということでございますから、企業全体が利益が上がっていても当該ラインが不況の場合の対応をどうするかという問題が、一つ大きな問題としてやはりあるのではないかと...全文を見る
○伊吹国務大臣 二〇〇〇年までまだあと二年あるわけでございますし、これは先生一番よく御存じの上で御質問いただいているわけですが、政府の基本的な経済計画の裏側というか、これに連動したものが雇用対策基本計画でございますので、経済計画を立てましたときの基本的な規制緩和等のニーズについて...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、私は実は、一年間選挙の準備をしていた期間以外は、職がなかったという経験はございません。この期間は失業と考えるのか職業能力開発の期間と考えるのか、どちらかの見方があると思いますが、ともかく、志を持って努力をしていたわけですから、志をお持ちになっても展望の開けな...全文を見る
○伊吹国務大臣 全く私は先生の今の御意見に異存はございません。  働くということは、経済的な報酬を得るということ以上に、みずから社会に参加して、みずからの存在感を確認するという大切な行為でございます。高齢者であろうと障害を持っている者であろうと、人間として生まれてきた限りその権...全文を見る
○伊吹国務大臣 大変失礼でございますが、これだけの失業をつくり出したというような行為は私はいたしておりません。与えられた経済政策や構造改革の中で失業を少しでも減らし、働く気持ちのある人にはできるだけ職を与えるように全力を尽くしてまいりました。
○伊吹国務大臣 薬は苦いから飲みたくないということはやはり通らないわけでしょう。ですから、将来的に体質を強化するためには苦い薬を飲まなければなりませんが、しかし、だからといって現時点で失業が生ずるのは仕方がないなどと考えたことは一度もございません。
○伊吹国務大臣 大森先生、失礼でございますが、この前の労働基準法の質疑のときも、一つの御自分のお立てになった方向に対して私の発言を御解釈をつけていただくのは自由でございますが、私の真意はまた別のところにございます。サッチャーさんは、あれだけの厳しい状況の中で、やはり国民の合意を得...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、マルクスの「資本論」やヒルファーディングの「金融資本論」の時代から市場経済というものの効果というものを否定しておられた共産主義の立場に立たれる先生から、市場の反応、市場の評価という言葉をいただいたということについては、私は大分御一緒に議論ができるという気持ち...全文を見る
○伊吹国務大臣 私は、基本的には、今の景気は、これは日本共産党の皆さんもそういう御指摘をしておられる場合があるのですが、やはり金融機関が金融機関としての本来の機能を十分果たしていない、あるいは果たし得ないというところに大きな原因があると思います。  先生御承知のように、消費性向...全文を見る
○伊吹国務大臣 私、建設関係の委員会等でそのような御意見があったということを瓦建設大臣から伺ったことはございます。今また地方行政委員会でもそういうお話があったということも伺っておりますので、関係大臣とも一度よくお話をしてみたいと思います。
○伊吹国務大臣 先ほど大森先生の御質問にも私はお答えをしたのですが、今政府委員もお答え申し上げましたように、現在の不況の原因は、やはり将来の不安に対する消費性向の低下。消費性向が低下するために、小売屋さんはやはり小売の仕入れを抑えられる。卸は当然それを見ながら、メーカーに対する発...全文を見る
○伊吹国務大臣 濱田先生よく御存じだと思いますが、この総合経済対策を立てますときに、この雇用の部分に載っております施策は我々はすべて準備をしておったわけですが、新たに「雇用対策」という一項目を起こしていただいたのは、これは、まさに与党協議の中で社民党の御努力が大変あってできたもの...全文を見る
05月06日第142回国会 衆議院 労働委員会 第12号
議事録を見る
○伊吹国務大臣 数字上の詳細については後ほど政府委員から答弁をさせますが、まず基本的に、今先生るるお話がございました中で、やはり雇用状況が厳しいという面では私は先生と見解を同じゅういたしております。  そして短期的には、雇用というのは、やはり景気と申しますか、有効需要を適正に管...全文を見る
○伊吹国務大臣 玉置先生よく御存じの上で御議論をなすっていると思いますが、私は、少し議論を整理した方がいいと思うのです。  というのは、先ほど、連合の要望をおっしゃって、上限が法律に書いていないということをおっしゃいました。しかし、先生の御議論の中では、私も先生の御議論に非常に...全文を見る
○伊吹国務大臣 実は、労働委員会の経験は私よりはるかに玉置先生の方がお長いのですが、前回、男女の雇用均等法を当委員会で御審議、成立をされたときに、本来であれば女性の方々について、これは男女雇用均等でございますから、同じ性による母性保護ということは別にすれば、性による差別で昇進、昇...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生とは何度もこの問題は議論をいたしておりますが、日本人は、とかくアメリカ型であるとかヨーロッパ型であるとかということを申しますし、また、今グローバルスタンダードなどというどうもわけのわからない言葉の中で、日本のよき伝統が私は壊されていることを若干憂います。  ...全文を見る
○伊吹国務大臣 労働時間も数字にできますし、それから失業率も数字にできますし、実質賃金も数字にできます。国の行政をお預かりしているということは、労働時間だけを短縮するならそれはそれでやり方はございます。  しかし、それではやはり行政にはなりません。賃金と雇用と労働時間と、これを...全文を見る
○伊吹国務大臣 ちょっと、率直に言って議論が、私もかみ合わないという感じを持ちながらお伺いしておりました。  確かに通勤時間や労働時間が長い。その中で家庭や地域、コミュニティー、こういうものの大切な機能が崩壊しているということはこの前も先生おっしゃいました。家庭や地域のコミュニ...全文を見る
○伊吹国務大臣 先ほどから先生の御質問に対して政府委員がお答えをしておりますように、労働基準法というのは、やはり最低限の働くルールを書き、そしてその人たちに対して、国が労働基準監督機関という一種の警察権を持ってその最低限の権利を保障していくという法律です。したがって、そこに平均的...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生の御議論は、別に先生がおっしゃったように、ごちゃまぜにして御議論はなすっていないと私は思います。きちっと整理はされていると思います。  一つの理想的な目標値を基準法という体系外に、何かみんなでコンセンサスをつくって目標値を書こうではないかということは、そうい...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、もう先生は御承知のとおり、最終的なすべての権限は、国権の最高機関である、先生を含めての国会にございます。しかし、国会からお許しをいただいた法律の範囲内において労働行政を執行していく責任は当然内閣にありますし、私にもございます。  しかしながら、今政府委員...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生はアメリカの御経験も長いと思いますが、規制緩和、自由化というのは今の日本にある程度私は必要だと思いますけれども、自由競争の結果が必ずしも万能ではないことは、もうみんながよく知っているわけです。特に、規制緩和、自由化を進めれば進めるほど、競争のルールを厳しく管理...全文を見る
○伊吹国務大臣 私は法律家じゃございません。政治家でございますから、現実をやはり判断して御答弁を申し上げたいと思います。  先生御指摘のとおり、三十二条というのは、基本的なルールを私はやはり規定しているものだと思います。しかし、基本的ルールで現実は動かないから、そこへ例えば三十...全文を見る
○伊吹国務大臣 ただいま政府委員がお答えしたのは、私が先生にお答えしたのと全く同じことを言ったと思います。三十六条抜きに三十二条のことをやれば当然それは犯罪になる。犯罪になるというのは、三十六条抜きに一方的に法律違反をすれば、日本国民はだれだって犯罪になりますよ、それは。
○伊吹国務大臣 東中先生、なかなか御党はキャンペーンでうまくおっしゃいますので……(東中委員「何を言っているんだ」と呼ぶ)いやいや、ちょっと待ってください。我々政治家がよく答弁をしませんと、政府委員を一方的にお責めになると困るわけです。  労働基準法の第一条は、先生、こういうふ...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは、先ほど先生がおっしゃったように、私は三十二条違反だと思いますよ。  しかし、私が申し上げているのは、八時間労働のことをずっとおっしゃって、この法律は八時間が労働条件の基本だということをおっしゃったから、労働条件というのは他のいろいろなものがあって、それが...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生おっしゃったとおり、三六協定を締結すれば、法理論としては上限なく超勤は確かにできます。しかしそこには、別途行政指導や、あるいは先ほど来中桐先生からも御提案があったように、別途の勤務時間短縮の法律をもって超勤の上限を制限するように行政をやってきた。  しかし、...全文を見る
○伊吹国務大臣 この法律の改正は、経済をということよりも、率直に言えば、いろいろな働き方を選びたいという方もいらっしゃいますし、今の御指摘の中でいえば、例えば、今回の法律の中でお願いをしております高齢者の労働契約の期間の変更とか、あるいはまた、男女雇用均等法はさきの国会で通ったわ...全文を見る
05月08日第142回国会 衆議院 労働委員会 第13号
議事録を見る
○伊吹国務大臣 私がお答えするのもいかがかと思いますが、ILO条約百三十八号では、先生御承知のように、最低年齢は、義務教育終了年齢でありかつ十五歳となっておるわけです。労働基準法では、今基準局長が申しましたように、船員法も含めて十五歳とだけ規定されております。したがって、義務教育...全文を見る
○伊吹国務大臣 この件に関しての先生の御熱意はかねがね承っておりますので、我々も国際社会の一員として可能な限り条約は批准をするというのは、先生おっしゃるとおり私は当然だと思いますし、国内法の整備は私も努力をさせていただきたいと思います。  ただ、批准をするということは、国家とし...全文を見る
○伊吹国務大臣 私も実は霞が関に二十年間おりまして、今先生と同じようにこういう仕事をいたしておりますが、多分我々は従業者になるのでしょうか、我々もまた労働基準法というものが適用されるとすれば、最もそこの違反的な仕事を強いられているグループだと思いますが、もう御承知のように、いわゆ...全文を見る
○伊吹国務大臣 今、産業構造の変化あるいはグローバル化というお言葉をお使いになりましたが、そのことが今回の改正に向けて一つの雰囲気をつくり出しているということは私は否定いたしません。  しかし、そういうものの中でと申しますよりも、戦後の廃墟の中から我々の先輩が努力をしていただい...全文を見る
○伊吹国務大臣 多分、先生のおっしゃろうとしていることは、私もよくわかります。そして、先生もかつて自由民主党におられて、日本新党に行かれて、新進党に行かれて、今民主党に行っておられますから、市場経済、自由社会の欠点を補っていくには、どちらかというと、政府が積極的に介入をしながらそ...全文を見る
○伊吹国務大臣 労働省の諸君が質問をとりに行って、上司がそれを命令しているわけではないけれども、なかなかできない。まず、そういうときに、国会というものができるだけ早く質問者を決めて、質問者もできるだけ早く質問を出す。もっと言えば別に政府委員なしでお互いにやりとりをしてもいいと私自...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生は、大蔵委員会でいろいろ御議論をなすっていることを踏まえての御質問でございますが、金の流れを扱っているのと命を持っている人間の労働を預かっているのはやはり少し違うんじゃないでしょうか。  お金というものを扱っているマネーマーケットに対して大蔵省がどうのこうの...全文を見る
○伊吹国務大臣 趣旨はよくわかります。例えばフランスでは、失業率が非常に高いので、勤務時間を制限することによって限られた雇用の吸収力を多くの人で分けていこうという流れがあります。これは先生が今おっしゃったことと非常に近いと思いますが、市場経済では、そうなった場合には、その方が受け...全文を見る
○伊吹国務大臣 大変大きな歴史的なお尋ねでございますので、私に的確にお答えする能力はないと思いますけれども、今先生がおっしゃったように、雇用、賃金、時短、そして基本的な、先ほど来お話があるようなコア・レーバー・スタンダードといいますか労働環境、この四つをしっかりと守っていくのが労...全文を見る
○伊吹国務大臣 いつも公平に物事を見ながら、的確な御質問をいただいている桝屋先生でございますので、あえて今の労基法に対してやや追い風的な意味での新聞記事も引用されたのだと私は思います。  率直に申しまして、労働慣行、労働市場を含めまして、やはり戦後の日本というのは、護送船団と言...全文を見る
○伊吹国務大臣 多分、先生の思いに対して今政府委員がお答えしたのは半分ぐらいだと私は思います。  昨年九月に内閣改造がございまして、当委員会でいろいろ総括的な御質疑、口頭試問を私が受けました際に、先生はこの委員会の当時はメンバーでいらっしゃいませんでしたが、今御提起になったよう...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生、今回、実はいろいろなことを改正案の中で申し上げておりますので、少し私どもの方の説明も不十分だったかと思いますが、今おっしゃった十一の業種というのは、いわゆる裁量労働制のことでございます。そして、おっしゃっている三年、一年の問題はそうじゃないんです。  そし...全文を見る
○伊吹国務大臣 はい。これは先生、どうでしょう、例えば、私たちの社会の秩序は刑法というものにおいて守られております。刑法では、これこれをしてはいけない、例えば詐欺をしてはいけないとか、もちろん殺人をしてはいけないとか、物を盗んではいけないとか、いろいろ刑法の諸罰則がございます。し...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生おっしゃるような危惧は当然ございます。  そして、どこの国家もそうでございますが、法律は一本でございます。ですから、男女が性によって差別されずに同じ権利を主張して、そして給与、昇進その他において同じ扱いを基本的にはすべきだ、これがやはり男女雇用均等の基本的な...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生、先ほど来政府委員が申し上げておりますように、先生の問題の提起のような事態は本来あってはならないわけです。前回も実は、某広告代理店の事案をお取り上げになって、そして裁量労働制云々というお話がございました。そして今また、出向のことに関して、三年というのは問題だと...全文を見る
○伊吹国務大臣 濱田先生先ほどから、期間の問題、時間の問題、いろいろ御心配をいただいております。  率直に申しまして、私ども、何らかの激変緩和措置を講じなければならない、これは当然のことだと思いますが、立法論といたしましては、男女雇用均等法があるまでは、法律として百五十時間とい...全文を見る
05月13日第142回国会 衆議院 労働委員会 第14号
議事録を見る
○伊吹国務大臣 やや物の考え方の基本的なことでございますので、私からお答えをさせていただきます。  今回、一年単位の変形労働制を改善するということをこの法案の中でお願いしておりますのは、やはり、一定以上の休みの日はきちっと確保をするとか、時間外労働の限度に関する基準においては低...全文を見る
○伊吹国務大臣 御承知のとおり、予算を伴わない法案は議員提案ができますし、予算を伴うものその他の法律も政府が提案ができます。しかし、提案をされた法律を御議決をなさるのは、今田先生を含めて、国権の最高機関である当院でございます。そして、当委員会では既に四度の御審議がございまして、私...全文を見る
○伊吹国務大臣 御提案申し上げている法律をごらんいただいていると思いますが、もちろん先生がその事業所の一員でなければならないわけですが……
○伊吹国務大臣 それは、労働基準法及びこの法律をお許しいただいた場合、それに従って、労働大臣の政令その他通達等に合致する手続の中で働く人たちに選ばれられれば、当然そういうことになります。
○伊吹国務大臣 物事の基本的な考え方でございますから、私から答弁をさせていただきます。  先生のところの党首である小沢さんは、自助努力、自己責任ということを大変重視をしておられます。それはそれで一つの考え方でございますし、どちらかというと、戦後、自己責任よりも、経済がずっと成長...全文を見る
○伊吹国務大臣 大森先生、いつも御自分の解釈で私の発言をおっしゃるので、それはまことに困るわけでございます。  私は、すべての職場でというような発言は一度もいたしておりません。少なくとも、今回ホワイトカラーと言われる方の中で裁量労働制の対象になるのは、先生も提案の法案をよくお読...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、広まる危険があるかどうかは、大森先生を含めて、国権の最高機関である国会がしっかりしているかどうかということにかかっているのです。広まらさないという決意が国民の代表の中にあれば、絶対に広まりません。しかし、それを広まらす必要があると国民の代表が考えれば、それは...全文を見る
○伊吹国務大臣 ですから、再三申し上げているように、企画、立案という、今回法律で御提示している対象業務においては、労使委員会がそれを受け入れるとおっしゃれば、当然受け入れられないようなものを受け入れるとおっしゃらないのですから、そういう分野があるから御提案しているわけです。  ...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生、少し整理をして議論をいたしましょう。  まず、ホワイトカラーはたくさんおられます。働く人は五千五百万いるわけですが、その間にホワイトカラーがおられます。ホワイトカラーの中で、今先生が、いろいろ御調査になったりあるいは個別の事案の訴えを受けられて、そういうこ...全文を見る
○伊吹国務大臣 委員長から御指名を受けておりますので、委員長の議事整理権に沿って、御答弁をさせていただきます。  先ほど大森先生から、答弁をそらしているという御批判がありましたが、私が数字を挙げて申し上げた、三十人以上の規模のうち、大体ホワイトカラーで四百万人、そのうち幾らが今...全文を見る
○伊吹国務大臣 現在、三・九%という失業率は大変厳しいし、残念なことでございます。濱田先生を含めて与野党一体となって、失業率が早く低くなるような日本社会、日本経済を回復しなければならないわけですけれども、少なくとも、今労働基準法で論じられているようなやや中長期的な労働のあり方とい...全文を見る
05月15日第142回国会 衆議院 労働委員会 第15号
議事録を見る
○伊吹国務大臣 今の先生のお尋ねについては後ほど政府委員より答弁をいたさせますが、最初 の、私の発言の御引用がございましたので、誤解があるといけませんので、少し私の考えを申し上げておきます。  当時の均等法の際の議事録等も私は読み返してみました。当委員会においても各党各会派の...全文を見る
○伊吹国務大臣 今政府委員が答弁を申し上げましたのは、この法案を提案している立場としては、今政府委員が御答弁を申し上げたようなことになると思います。  しかし、日本の憲法のもとで内閣が提案いたしました法律について今国権の最高機関である国会の中の当委員会で御審議をいただいているわ...全文を見る
○伊吹国務大臣 ただいまの御質問というか先生のお考えを述べられた前半部分については、やはり現実を見ながら、働く方にも、また働く方に雇用を提供している企業にも結果的に無理が行かないような形で今回の御提案を申し上げましたので、経済のパイが力を合わせて大きくなっていく将来への過程として...全文を見る
○伊吹国務大臣 一般論として言えば、このごろ衰亡論というのが結構人気があって、かつて繁栄をした英国あるいはアメリカ、そして今日本もやや時代の曲がり角に来ているんじゃないかという考察がいろいろ行われているわけです。結局、人間というのは、ある目的を持って一生懸命努力をするわけですが、...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生の御質問を伺っておりますと、現在我々が提出した法律の範囲内で、解釈の拡大によって裁量労働制の範囲が広くなっていくという御懸念だと理解して答弁をさしていただきたいと思いますが、一応法律には、本社の企画、立案、調査、分析等で直接業務上の命令を受けないという規定がし...全文を見る
○伊吹国務大臣 今先生おっしゃいましたように、政治も行政もすべて信頼されてないのなら、日本の憲法のもとでその政治を選ばれている国民の立場が一番信頼できないということになるわけで、私はそれはいかがかと思います。やはり我々はそれだけの自覚と責任感を持ってやるべきだと思います。  今...全文を見る
○伊吹国務大臣 午前中の中桐先生とのやりとりでも、今、河上先生が御指摘になったようなお話がございました。  御指摘はごもっともだと思います。そして、その御指摘にお答えする方法が、今回御提案した法律の中では、労働大臣の示す指針というものでその具体的なものを限定していきたい、こう考...全文を見る
○伊吹国務大臣 午前中の中桐先生の御質問にもお答えしましたが、まず、二つに分けて考えるべきだと思います。  法律では、本社機能の中の企画、立案、調査、分析であり、かつまた、業務の遂行について上司から命令を受けない、こういう縛りを一応かけているわけで、例えばセールスマンの方である...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは先般も大森委員の御質問にもお答えしましたけれども、ホワイトカラー全般というお尋ねでございますと、現在、法律の縛りがあるわけでございます。したがって、それを超えてホワイトカラー全般に広まらないのだなという御質問であれば、それは河上先生を含めて、国権の最高機関で...全文を見る
○伊吹国務大臣 非常に大切な御指摘だと思います。そして、建議の中にも、先生がおっしゃったのと同趣旨のことを我々いただいておりますので、御提案している法案を国会としてお許しをいただいた場合には、当然、今おっしゃっているものが必要なことになるんだということは、大臣の指針の中に明確にい...全文を見る
○伊吹国務大臣 今先生が御指摘のところが、実はこの制度を動かす場合の働く人たちの立場に立てば一番心配なところだと思います。  そこで、建議においても、この点については不利益な扱いをすべきではないという建議をいただいておりますので、今御提案しております法案の仕組みといたしましては...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは青山先生、もう長く国会におられますので、いつも新しい法案を提出したときに、内閣と申しますか、行政府と立法府の間で議論になることでございます。  法律のお許しをいただいていない前に、これが通ればこうだ、ああだということをやるというのはけしからぬというおしかり...全文を見る
○伊吹国務大臣 この問題は、実は労働大臣という立場からだけではなかなかお答えのしにくい問題だと思います。  日本のこれからの国のあり方を考えていく場合に、どういう将来のビジョンの中で国民に暮らしていただくかということにかかってくると思います。  ヨーロッパのやり方は、私は基本...全文を見る
○伊吹国務大臣 具体的な措置は政府委員からお答えをさせますが、今先生の御提案の中で、二つの階層というお話がございました。  均等法のもとで、社会に出て能力を正当に評価されて、男女の別なく昇進をしていくということも立派でございますが、その人たちだけが立派なのではなくて、家庭、育児...全文を見る
○伊吹国務大臣 私は労働省の経験はそんなに長くございませんから、一般的な常識的判断をしていると思いますが、まず、先生が今御指摘になりました二十七条は、先生のお話の前に一つがございまして、「すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふ。」という、つまり雇用を維持しなければならないとい...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生、私は労使の間ですべてのことを決めてしまうのが市場経済で、それがいいとは申し上げていないのです。つまり、企業が長期的に安定的に経営ができることによって雇用を提供できる、そういう状況をつくり出す中で、市場経済としてそういうことが日本経済全体に認められて可能になっ...全文を見る
○伊吹国務大臣 金子先生、敬愛する先輩でございますから誤解のないように私の立場を申し上げておきますと、私は、個別の労働者と経営者の間の契約を、全く契約自由というのか、競争社会の原理原則でやれということは一度も言ったことはありません。  私たちが生きている社会は市場経済の社会に生...全文を見る
05月18日第142回国会 衆議院 緊急経済対策に関する特別委員会 第4号
議事録を見る
○伊吹国務大臣 突然のお尋ねでございますので十分なお答えができるかどうかわかりませんが、まず、現在の失業率あるいは有効求人倍率から見て、現在の雇用状況はやはり非常に厳しいと私どもは認識をいたしております。  その中で、総合経済対策をつくります際には、社民党の御示唆もございまして...全文を見る
05月25日第142回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第3号
議事録を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今、先生がお話しになりましたように、現在は千人のうち三十九人が失業者でございますし、百人働きたいという方がおられますと、仕事は五十八しかないという状況でございまして、これは日本の戦後の経済の中では極めて厳しい状況であると認識をいたしております。  なぜ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先ほど来申し上げました倒産や、経営が難しくなった場合に雇用を継続的にやっていただくために、実は労賃の助成をいたしております。あるいはまた、新しいベンチャーに出られる場合の労賃助成等もいたしておりますが、これらについてはかねてから中小企業について一般よりも...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今、先生がおっしゃいましたとおり、雇用は大変厳しい状況にございます。そして、先ほど総理がお答えを申し上げましたように、今般、特別減税や社会資本の整備等で十六兆円を超える総合経済対策を行い、またそのための所要の措置を国会へ提出し、御審議をいただく予定でござ...全文を見る
05月27日第142回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第5号
議事録を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生御指摘のように、現在の失業率あるいは有効求人倍率を考えますと、我々は日本の国に住んでいるわけですから、日本の国の感覚としては非常に厳しくなっている。どう判断しているかとおっしゃれば、私はそのように判断しているということでございます。
○国務大臣(伊吹文明君) まず、先ほど来先生が御指摘になっているように、かつて雇用の吸収力があった建設業、サービス業、特に建設業で雇用吸収力が落ちているという数字上の事実は私も全く同意見であります。ただ、財政構造改革で公共事業を落としたからではないと私は思います。  それは、こ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生の御指摘はよくわかります。今後いろいろな規制緩和あるいは科学技術の振興、また介護のようなニーズに政策的にこたえていく、そういうことで働き口がどの程度出てくるか。それと、一方で規制緩和、自由化の流れの中で、かつて規制があったがゆえに雇用が維持されていた...全文を見る
06月02日第142回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第9号
議事録を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、現状でございますが、今、委員御指摘のとおり失業率が四・一%、百人働く人について四人失業者がいらっしゃる。それから、百人働きたいという方に対して、職が出てくるのが五十五という今数字になっておりまして、全体としては非常に厳しゅうございます。  四・一...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生御指摘のことは非常に大切なことでございますが、少し中長期的に分けてやはり考えなければならないと思います。  中長期的には、将来の日本経済の体力、体質、つまり雇用の受け皿をつくり上げていくために、ニュービジネスの創出であるとか、あるいは規制緩和を推進...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ただいまの御質問でございますが、基本的には使用者と労働者の期限の定めのない労働契約というのは御承知のように民法六百二十七条第一項が本則になっておりまして、双方からいっても解約の申し入れができ、二週間後に終了するというふうに定められている、これが本則であり...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ただいまフランスの例等をお挙げになりました。フランス等では非常に失業率が高くて、要するに雇用の吸収力がありません。したがって、多くの人たちで限られた雇用吸収力を分け与えていこうよということになりますと、例えば四十時間を三十五時間、三十五時間をさらに下げて...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) いつも余りいいお答えをせずに申しわけないんですが、政府委員が今お答えをした人数のうち、多分私はかなりの数の方が六十歳、六十五歳以上の方だと思います。  例えば年金を受給しながら働かずに年金だけで暮らしておられる方と、年金の受給権がありながら仕事につきた...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ちょっとその前に、委員長のお許しをいただきましたので、きょうはテレビ中継になっておりますから、誤解を生むといけませんので申し上げておきますが、まず労働福祉省の設置というのは、十五条を受けまして別表第二というのがございます。
○国務大臣(伊吹文明君) 別表第二の中には、雇用の確保、労働基準、失業、職業安定、すべてここに入っております。そして、それを受けて編成する場合の注意事項として二十五条があるわけです。ですから、失業の対策が抜けておるなどということはございません。
06月03日第142回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第10号
議事録を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 委員長の御指名なので、お答えを申し上げます。  昨日、吉川委員のお尋ねは、こういうときに失業対策の仕事を項目から外したり、あるいは職安機能も徐々に民間に移していくなどということはとんでもないという御発言でございました。そして、別表の第二には、まず御承知...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 法律どおりの立法論をおっしゃるのでございましたら、これは理屈になったら失礼でございますが、吉川委員の御質問は、失業という項目がとおっしゃればよろしいと思います。失業対策の仕事を項目からとおっしゃいましたから、失業対策の仕事は雇用確保の中に当然入っていると...全文を見る
06月04日第142回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第3号
議事録を見る
○伊吹国務大臣 私は、実は率直に申し上げて、先生方のように、お地元の事情もあり、この問題に鋭意取り組んで勉強し、研究してこられた方々と違いまして、必ずしも十分、先生方のレベルまでの知識はありませんが、今のお話を伺っていて、米の自由化というか食管のときと同じような議論だなという感じ...全文を見る
○伊吹国務大臣 労働大臣といたしましては、先ほど来各委員から御指摘がございましたように、エネルギー政策のあり方について通産省が方針を決めてくだされば、それに従って労働分野のことはできるだけのことはいたします。  一般論として申し上げれば、戦後、日本が大変うまくやってきたいわゆる...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、仮定のお話でございますので、平成三年の審議会の答申によると、十四年に閉山になればこの法律は切れる、そういうことが書いてあるようですが、私は、先ほど石崎先生にお答えしたように、それはやはり法のもとの平等からいうとややおかしいのではなかろうか。例えば、十一年でき...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、今先生が御指摘のように、全般的に我が国のマクロ経済の有効需要の管理というものが今非常に難しい状況になっておりますので、その結果として全般的に雇用状況は非常に厳しいわけです。そこに、例えば三井三池のお話も御指摘のとおりそうだろうと思いますし、日本人のライフスタ...全文を見る
06月05日第142回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第12号
議事録を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ただいま先生御指摘のように、私も昭和六十一年の先生と当時の閣僚との間のやりとりをよく読んでみました。確かに、おっしゃっているとおり、使用者がだれであるかということが確定をしませんと、雇用を受けている者との間の不当労働行為というものは、使用者があってそして...全文を見る
06月08日第142回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第13号
議事録を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは総務庁長官からお答えするのが適当だと思いますが、この法律の構成としては、まず十五条というものがあって、この十五条を受けて御承知のように別表がございます。この別表の中に書いてあるのが新しくできる省庁の基本的な権限でございます。そして、先生の今御指摘の...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ただいま現下の雇用情勢については先生がお述べになったとおりでございますので、繰り返しません。  橋本総理としてはこの状態を非常に厳しく受けとめて、先般、関係大臣をまず官邸に招致されましてるる御指示をいただきました。その後、今お話しになりました雇用対策本...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 御指摘のとおりでございます。この患者は自由民主党という医者に今かかっておりますが、先生もその一員でございました羽田内閣やあるいは細川内閣という病院にも実は通いながらがんができてきたわけでございますので、みんなで力を合わせて早くがんの摘出に努力をいたしたい...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今、先生が一番最初にお引きになったことは、私も全く同じ気持ちでおります。  働くということは、単に収入を得る、生活を支えるということを超えて、人間として存在するということをみずから自覚し、人間の尊厳を自分で感じ得る行為でございます。  したがって、経...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 職業紹介あるいは労働者派遣というのは経済的な規制緩和というとらえ方も私は否定はいたしません。それは先ほど厚生大臣がおっしゃったように、資本と労働を維持することによって生産が行われるということからいえば、そのとおりだと思います。  しかし同時に、経済がこ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 閣議でいろいろ小泉先生と話し合ったことをここで申し上げることは私はいたしません。  やはり役所の名前が国民にわかりやすいということは私は結構だと思います。その中で、一文字でなければならないというふうに私は思っておりません。橋本龍太郎であり、小泉純一郎と...全文を見る
06月11日第142回国会 衆議院 予算委員会 第34号
議事録を見る
○伊吹国務大臣 失業と申しますか雇用情勢についてはもう皆さん御承知のとおりでございますので、国民の皆さんから見て将来に不安を持っていらっしゃる状況であるということは、我々十分認識をいたしております。  今、委員が御指摘になりましたように、将来を見据えてかなり長い目でいきますと、...全文を見る
○伊吹国務大臣 時間も限られておりますので、簡単にお答えを申し上げたいと思います。  雇用情勢は大変厳しゅうございますので、政府としては、御存じのように、先般、雇用対策本部を開催いたしまして、長期的にやるべきこと、中期的になさねばならないこと、そして、当面すぐに実行しなければな...全文を見る
○伊吹国務大臣 委員は労働大臣もお務めになりました我々の先輩でございまして、この分野については大変御造詣が深いと思いますが、今御指摘がございましたように、有効求人倍率、つまり百人の働きたい人がおればそれに対してどれだけ職があるかという数字を調べますと、おっしゃったとおり、地域によ...全文を見る
06月15日第142回国会 衆議院 予算委員会 第36号
議事録を見る
○伊吹国務大臣 ただいま委員が御指摘になりましたように、景気の状況を受けまして、雇用状況は非常に深刻になっております。そこで、補正予算を組みましたときには、当時連立与党でございました御党の御示唆もあり、雇用対策という一項目を総合経済対策の中に起こしまして、それを受けて実は補正予算...全文を見る
06月16日第142回国会 参議院 予算委員会 第20号
議事録を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ただいま企画庁長官からもお答えがございましたが、公共事業とかあるいは減税によって有効需要を喚起して雇用を維持するというのはあくまでやはり短期的な痛みどめあるいはカンフル剤でありまして、それで時間を稼ぎながら構造改革を実現し、そして新規産業を創出しながら受...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 御承知のように、安全衛生法上は、一般の労働者は年一回、そして清掃事業従事者は年二回、特定項目についての健康診断を義務づけられております。しかし、ただいま厚生大臣から御答弁を申し上げましたように、ダイオキシンというものがどの程度の濃度でどの程度人体に影響を...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) だから、申しておりますように、年二度は特定項目について健康診断をしておるわけです。その際にもいろいろ知見が当然とれます。それは厚生省の方にも政府ですから当然お渡しすることになり、そういう中から知見というものは確立されてくるわけだと思います。
○国務大臣(伊吹文明君) ですから、先ほどから申し上げているように、ダイオキシンというものがどの程度の濃度でどの程度人体に影響を与えるか、今の段階では知見を持っておりません。それは血液調査をすればいいのか、何の調査をし、どういう影響を人体に与えるのか、そういうことがわかればそうい...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先ほど来申し上げておりますように、血中濃度がどの程度の濃度になれば、今度はどういう健康上の影響があるかということの方がわかればいいわけです。血中にどの程度あるかということだけを調べても仕方がないんじゃないですか。
○国務大臣(伊吹文明君) 先ほど来申し上げておりますように、安全衛生法上の健康的なチェックというのは、例えば血液内のダイオキシンというものは今どの程度の濃度にあれば健康上どういう影響を与えるかということがまだわからないわけですね。しかし、おっしゃるように、調べれば血液中の濃度がど...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ですから、それは先ほども申し上げておりますように、もうよくお互いに主張していることは、先生のおっしゃっていることも私は理解しておりますし、私の申し上げていることも理解していただいておると思いますから、ある程度血中濃度がこの程度になれば危ないとかどうだとい...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生既に御承知のとおり、育児休業あるいはまた介護休業等については既に法律上の手当てがなされていたり、また今後、十一年の四月から、例えば育児休業、介護休業については法律上の手当てがなされるということになっております。もちろん、その内容について十分でないとか...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これも率直なところ、請求権という形は、将来もしそれを可能にするような経済になれば、またなるようにみんなが努力をして、そういうことがやっていけるということであれば私は大いに結構なことだと思いますが、現時点においては、そういうことを強制するということが果たし...全文を見る