伊吹文明

いぶきぶんめい

小選挙区(京都府第一区)選出
自由民主党・無所属の会
当選回数12回

伊吹文明の2006年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月06日第164回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○伊吹委員 自民党の伊吹文明です。  きょうは、我が党の筆頭理事である金子理事から、総理と一時間やりとりをするようにという御要請がございました。  私の一時間の目的は、一つは、我々が衆議院で小泉純一郎という衆議院議員を総理大臣に指名して、今やっていただいている内容がおおむね現...全文を見る
○伊吹委員 総理、これからお話しすることは、既得権を持って改革に反対をする人のことはもうそばへ置きましょう、よそへ置きましょう。これから話をするのは、同じ改革という富士山に登るときに、静岡から登る登り方と山梨から登る登り方とがあるという話をしたいと私は思うんです。  ですから、...全文を見る
○伊吹委員 麻生大臣、あなたも竹中大臣も今は立派な政治家なんだけれども、前身は経営者でしたよね。経営者が損益計算書をつくるときに、十億円の利益を計上できた経営者と十万円の利益しか計上できなかった経営者と、どちらが立派ですか。
○伊吹委員 野党でも与党でも、国会で質問する限りは議会人として政府に答弁を求めているんですから、同じ答弁をしてくだされば結構です。  総理、今お聞きになったとおりなんですよ。結局、ホリエモンが稼ぎ出した十億円と、多分二月十五日から確定申告が始まりますが、中小企業の人が汗水を垂ら...全文を見る
○伊吹委員 まさに私は、総理の、今の時代であればどうしても市場化、経済化の原則によって改革を進めていかなければならないという、大変な支持者です、その基本的な考えに。  それで、私が国会に出る前なんですよ、この本は。これは国会に出る前の、一九八二年、昭和五十七年ですよ。私は今当選...全文を見る
○伊吹委員 総理の今の御答弁を、政府というお立場で、できるだけそのような人間をつくり出すための政策をスピードを上げてやってもらいたいということです、私がお願いしているのは。認識は一緒だと思いますが、どうも私の判断では、アクセルは随分勢いよく踏まれているんだけれども、今申し上げた自...全文を見る
○伊吹委員 財政のもう一つの大きな柱である地方財政を預かっておられる竹中大臣、この前、破産法制を地方自治体に適用するという、これは非常な荒療治だと思いますけれども、まず、別に実現したわけじゃないが提言をされた、私はこれは非常に高く評価しております。  与謝野大臣が政務調査会長で...全文を見る
○伊吹委員 時間になりましたので、総理、耐震偽装やライブドアがあったから間違っていたなどというような批判は、気にされることは一切ありません。今進めておられる方向を堂々と進めていただくと同時に、私がお願いしたそのブレーキの話、これをぜひ、小泉内閣として、次の内閣にもしっかりと引き継...全文を見る
○伊吹委員 終わります。
03月16日第164回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第1号
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○伊吹委員長 それでは、ただいま皆様より本委員会の委員長に御推挙いただきましたので、一言ごあいさつを申し上げます。  最小限の国民負担で効率的な政府の運営を行うための行政改革は目下最重要の課題であることはもう皆様御承知のとおりであり、本委員会に課された使命もまたそこにあると思い...全文を見る
○伊吹委員長 これより理事の互選を行います。
○伊吹委員長 ただいまの谷公一君の動議に御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○伊吹委員長 御異議なしと認めます。よって、委員長は、理事に       今津  寛君    園田 博之君       谷  公一君    谷川 弥一君       山本 有二君    大島  敦君       北橋 健治君 及び 桝屋 敬悟君 以上八名の方々を指名いた...全文を見る
03月29日第164回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第2号
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○伊吹委員長 これより会議を開きます。  内閣提出、簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律案、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律案、公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律案、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財...全文を見る
○伊吹委員長 これにて各案についての趣旨の説明は終わりました。  次回は、来る四月三日月曜日午前八時四十五分理事会、午前九時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。     午前十一時十八分散会
04月03日第164回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第3号
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○伊吹委員長 これより会議を開きます。  内閣提出、簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律案、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律案、公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律案、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財...全文を見る
○伊吹委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。     —————————————
○伊吹委員長 これより質疑に入ります。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。衛藤征士郎君。
○伊吹委員長 以上をもちまして衛藤征士郎君の質疑は終わりました。  次に、寺田稔君。衛藤征士郎君の持ち時間の範囲内で質疑を許します。
○伊吹委員長 以上をもちまして寺田稔君の質疑は終了いたしました。  次に、桝屋敬悟君。
○伊吹委員長 財政にどれだけ行革が貢献したかということですね。
○伊吹委員長 それでは、竹中総務大臣、わかりやすく。
○伊吹委員長 以上で桝屋敬悟君の質疑は終わりました。  次に、前原誠司君。
○伊吹委員長 お互いに簡潔に、充実した質疑をお願いします。
○伊吹委員長 ちょっと私語を慎んでください。
○伊吹委員長 中馬大臣、質問している趣旨はわかっていますね。
○伊吹委員長 委員長から申し上げますが、今の件は理事会でもお諮りしますが、同時に、国民に見えるところで、質疑において、できるだけ公の席で明らかにしていきたいと思います。
○伊吹委員長 まず、行革担当大臣から答えて、後、与謝野大臣から補足をしてください。
○伊吹委員長 中馬国務大臣に申し上げますが、行革法案として提出しているわけですから、詳細はともかく、前原委員のおっしゃった、方向で努力をするということはどうなんですか。
○伊吹委員長 静粛に願います。
○伊吹委員長 ただいまの要請については理事会で協議いたします。  しかし、先ほど来申し上げているように、資料として行政府から提出を受けるだけではなく、この委員会の質疑において、必ず国民に見える形でやりとりをしてください。
○伊吹委員長 以上をもって前原誠司君の質問は終わりました。  午後一時から委員会を再開することとし、この際、休憩いたします。     午前十一時五十四分休憩      ————◇—————     午後一時開議
○伊吹委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  この際、お諮りいたします。  各案審査のため、参考人として日本郵政株式会社代表取締役社長西川善文君、独立行政法人年金・健康保険福祉施設整理機構理事長水島藤一郎君の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ございません...全文を見る
○伊吹委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。     —————————————
○伊吹委員長 午前に引き続き、質疑を続行いたします。菅直人君。
○伊吹委員長 まず、所管大臣、財務大臣から答えて、後、総理大臣。
○伊吹委員長 それは、菅君、まず発言しないとだめですよ。
○伊吹委員長 御静粛にお願いします。
○伊吹委員長 以上で菅直人君の質疑は終了いたしました。  次に、武正公一君。
○伊吹委員長 ちょっと総理、待ってください。今のところは、解釈が違うと言っておられるわけですから、文部科学大臣小坂憲次君、まず説明をしてください。
○伊吹委員長 文部科学大臣小坂憲次君、では、事実関係だけ簡潔に。時間が押しておりますから。
○伊吹委員長 武正公一君の質疑は終了いたしました。  次に、渡辺周君。
○伊吹委員長 ちょっと待った。勝手に指名しちゃだめだよ。質問してください。
○伊吹委員長 以上をもって渡辺周君の質疑は終わりました。  次に、前田雄吉君。
○伊吹委員長 まず、麻生外務大臣、事実関係を述べてください。
○伊吹委員長 事実関係をまず確認してから総理に聞きますから、所管大臣である二階経済産業大臣。
○伊吹委員長 静粛にしてください。
○伊吹委員長 前田君はよく御理解の上で質問しておられると思います。
○伊吹委員長 前田君、国際協力銀行の篠沢総裁も、本来の業務があるところをお呼び出しになっているんですが、質問はいいんですか。
○伊吹委員長 これは行革ですから、無駄なことをできるだけしないようにしてください。  次に、近藤洋介君。
○伊吹委員長 与謝野金融担当大臣。(近藤(洋)委員「総理、お答えください」と呼ぶ)待ってください。議場整理は委員長の仕事です。
○伊吹委員長 以上をもって近藤洋介君の質問は終わりました。  両参考人には御苦労さまでした。  次に、塩川鉄也君。
○伊吹委員長 以上をもちまして塩川鉄也君の質疑は終わりました。  次に、菅野哲雄君。
○伊吹委員長 菅野哲雄君の質疑は以上をもって終了いたしました。  きょうの最後の質疑者は、滝実君。
○伊吹委員長 以上をもって滝実君の質疑は終わりました。  次回は、明四日火曜日午前八時四十五分理事会、午前九時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。     午後五時散会
04月04日第164回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第4号
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○伊吹委員長 これより会議を開きます。  内閣提出、簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律案、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律案、公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律案、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財...全文を見る
○伊吹委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。     —————————————
○伊吹委員長 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。小杉隆君。
○伊吹委員長 これにて小杉君の質疑は終了いたしました。  次に、三ッ矢憲生君。
○伊吹委員長 これにて三ッ矢君の質疑は終了いたしました。  この際、委員長から一言申し上げます。  行政府の最大の仕事の一つは、立法府の法案審査へ協力をすることでございます。しかし同時に、行政府は行政府としての独自の仕事もあることは、委員各位御承知のとおりです。  行革の最...全文を見る
○伊吹委員長 これにて石井君の質疑は終了いたしました。  次に、大串博志君。
○伊吹委員長 この件は、将来の見通しにかかわるものでございますので、御質問の竹中総務大臣に答えていただいて、同時に、現在の担当の与謝野大臣に引き続き答えていただきます。
○伊吹委員長 これにて大串君の質疑は終了いたしました。  本日は本会議がございますので、午後一時三十分から委員会を再開することとし、この際、休憩いたします。     午後零時四分休憩      ————◇—————     午後一時三十分開議
○伊吹委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  この際、お諮りをいたします。  各案審査のため、政府参考人として内閣府政策統括官高橋進君、消防庁次長大石利雄君、法務省大臣官房審議官深山卓也君、財務省大臣官房審議官佐々木豊成君、財務省主計局次長鈴木正規君、財務省理財局次長日野...全文を見る
○伊吹委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。     —————————————
○伊吹委員長 質疑を続行いたします。  質疑の申し出がありますので、これを許します。市村浩一郎君。
○伊吹委員長 市村委員に申し上げますが、多分、今の、主税局の出したそのペーパーは、公益性に着目をして税の優遇を与えるためのペーパーじゃないんですか。だから、質問を少し絞って。税のお話として、公益性の認定をした上で税の恩典を与えるかどうかということで出しているペーパーだと思いますの...全文を見る
○伊吹委員長 わかりました。  私から申し上げます。よく質問の趣旨を理解して、そして、公でできるものを民に任せるという役割がここにあるのかどうなのか、それが行革委員会のテーマにそぐうのかどうなのかという観点から答弁をしてください。  官房長官。
○伊吹委員長 政府参考人、今大臣の御答弁をよく聞いて、もう一度、所管局の審議官として答えなさい。
○伊吹委員長 これにて市村君の質疑は終了いたしました。  次に、川内博史君。
○伊吹委員長 総理の施政方針演説その他に関係することですから、まず安倍内閣官房長官。
○伊吹委員長 中馬大臣、つけ加えることがあれば、どうぞ。
○伊吹委員長 中馬国務大臣、簡素で効率的な答弁をしてください。
○伊吹委員長 私は中立的な立場で司会をいたしておりますから、官房長官から答えていただきます。
○伊吹委員長 具体的な数字はわかりますか。ちょっと待ってください、直接の年金の所管大臣じゃないので。  中馬国務大臣。
○伊吹委員長 これにて川内君の質疑は終了いたしました。  次に、吉井英勝君。
○伊吹委員長 吉井君に伺いますが、くれと言ったらというのは、だれにくれと言われたんですか。
○伊吹委員長 ただいまの資料の要求については、理事会にお諮りをいたします。  各省庁にまたがることでございますから、特定の省庁に言われても、当然、すべてを把握していないという答えを出すのは、これは当然のことだと思います。
○伊吹委員長 これにて吉井君の質疑は終了いたしました。  次に、菅野哲雄君。
○伊吹委員長 お互いに私語を慎んでください。
○伊吹委員長 これにて菅野君の質疑は終了いたしました。  次に、滝実君。
○伊吹委員長 それでは、いろいろ広範にわたりますので、内閣を代表して、安倍官房長官。
○伊吹委員長 滝君の質疑は終了いたしました。  本日の質疑は以上でございます。  次回は、明五日水曜日午前八時四十五分理事会、午前九時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。     午後五時三十二分散会
04月05日第164回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第5号
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○伊吹委員長 これより会議を開きます。  内閣提出、簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律案、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律案、公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律案、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財...全文を見る
○伊吹委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。     —————————————
○伊吹委員長 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。秋葉賢也君。
○伊吹委員長 これにて秋葉君の質疑は終了いたしました。  次に、加藤勝信君。
○伊吹委員長 西野経済産業副大臣、要点を簡潔に述べてください。
○伊吹委員長 ちょっと待ってください。  理事会の申し合わせで、他の委員会がありますから、財務大臣、中断していただいて結構です。  加藤勝信君。
○伊吹委員長 財務省及び経済産業省からの答弁を踏まえて、中馬行革担当大臣。
○伊吹委員長 これにて加藤君の質疑は終了いたしました。  次に、高山智司君。——発言を求めてください。高山君。
○伊吹委員長 具体的にだれのことですか。
○伊吹委員長 それじゃ、ちょっと速記をとめてください。     〔速記中止〕
○伊吹委員長 速記を起こしてください。  委員長から申し上げます。  当委員会の一般質疑において、各大臣も当行政改革特別委員会以外の本来業務を多数持っているということは確かでございます。そして、行政改革の最大の目的は、最小限の国民負担において、公的な仕事をする者が最大限の仕事...全文を見る
○伊吹委員長 ちょっと待ってください。ぎりぎりまで質問してください。一分だって国民の税金ですよ。
○伊吹委員長 今の件は、先ほど委員長から皆さんに申し上げましたように、本日、法務大臣が法務委員会の法案審査の手がすいたときにこちらへ来ていただいて、当然、行革大臣は答弁者としてここへ出席しておりますから、その際に高山君から質問していただいたら結構です。  いろいろあなたのお出し...全文を見る
○伊吹委員長 ないんですね。  それでは、この際、高山君の残余の質疑は後刻理事会の協議に従って許可することとして、この際、谷口和史君の質疑に移ります。
○伊吹委員長 次に、谷口和史君。
○伊吹委員長 これにて谷口君の質疑は終了いたしました。  午後一時から委員会を再開することとし、この際、休憩いたします。     午前十一時五十五分休憩      ————◇—————     午後一時二十分開議
○伊吹委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  この際、委員長から一言申し上げます。  委員の先生方、また政府の答弁者に大変御迷惑をおかけいたしましたが、理事会の決定によりまして、お手元に配付のとおり質疑の順序を変更いたします。  それでは、理事会の決定に基づき、まず日森...全文を見る
○伊吹委員長 山口内閣府副大臣、的確に答えてください。
○伊吹委員長 以上をもって日森君の質疑は終了いたしました。  次に、市村浩一郎君。
○伊吹委員長 まず安倍官房長官が答えて、それから、その資料をつくった人たちの担当大臣である中馬国務大臣も答えてください。
○伊吹委員長 市村委員の御説明のうち、市村委員のお考えと違って、政府として社会福祉あるいは学校等について特別の公益を認めているという説明をきっちりとしてください。
○伊吹委員長 中馬国務大臣、これは整理の仕方の理念の問題だと思いますから、的確にその点を説明してください。
○伊吹委員長 それでは、十五分ありますから、事実関係をまず、現税制それから将来税制、佐々木財務省審議官。
○伊吹委員長 それでは、今の事実関係の上に、政治家としての大臣の答弁をしてください。
○伊吹委員長 持ち時間があと五、六分ですから、要領よく答弁してください。
○伊吹委員長 市村君の残余の質疑は後刻行うことといたします。  次に、滝実君。
○伊吹委員長 これにて滝君の質疑は終了いたしました。  次に、吉井英勝君。
○伊吹委員長 それでは、気持ちがあっても答弁は要らないんですか。
○伊吹委員長 これにて吉井君の質疑は終了いたしました。  次に、馬淵澄夫君。
○伊吹委員長 中馬国務大臣、率直に答えてください。
○伊吹委員長 松田国務大臣、端的に答弁をしてください。
○伊吹委員長 現状とこれからの方針をはっきりと述べてください。
○伊吹委員長 総務大臣、今後の考えをはっきり述べてください。
○伊吹委員長 これにて馬淵君の質疑は終了いたしました。  この際、市村浩一郎君の残余の時間の質疑を許します。市村君。
○伊吹委員長 杉浦法務大臣、価値観と立法論の問題だと思いますから、その点を踏まえて。
○伊吹委員長 いやいや、政府参考人じゃなくて、委員長から申し上げますが、これは最後は国会が決めることです。ですから、皆さん、この御意見をよく聞かれて、双方の主張を聞かれて、最後は国民から負託を受けている議員一人一人が決めることですから、お互いに、立法のやり方その他について方法が若...全文を見る
○伊吹委員長 これも委員長が決めることではございません。国会議員一人一人が決めることでございますので、各委員は、このお話を十分よく聞かれて、理解されて、おのおのの一票を投じていただきたいと思います。
○伊吹委員長 これにて市村君の質疑は終了いたしました。  この際、高山智司君の残余の質疑を許します。高山智司君。
○伊吹委員長 中馬国務大臣、国会へ提出している法案に従って答えてください。持ち時間が限られていますから。
○伊吹委員長 中馬国務大臣、法案に書いてあることの解釈を正確に述べてください。
○伊吹委員長 中馬国務大臣、提出した法案に書いてある、そこのところを正確になぞってください。
○伊吹委員長 高山君、もう一度お願いします。
○伊吹委員長 これにて高山君の質疑は終了いたしました。  次回は、明六日木曜日午前八時四十五分理事会、午前九時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。     午後五時五十二分散会
04月06日第164回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第6号
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○伊吹委員長 これより会議を開きます。  内閣提出、簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律案、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律案、公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律案、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財...全文を見る
○伊吹委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。     —————————————
○伊吹委員長 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。葉梨康弘君。
○伊吹委員長 竹中総務大臣、二点について御答弁ください。
○伊吹委員長 これにて葉梨君の質疑は終了いたしました。  次に、谷口隆義君。
○伊吹委員長 これにて谷口君の質疑は終了いたしました。  次に、武正公一君。
○伊吹委員長 ただいまの資料要求の件については、理事会で当然協議をさせていただきます。同時に、独立行政法人その他膨大なものになると思いますから、日程等の都合もありますので、会派の理事とよくお話し合いをして、出せるものをできるだけ早く、特に御要求の強い部分について協議をさせていただ...全文を見る
○伊吹委員長 理事会で協議いたします。
○伊吹委員長 これにて武正君の質疑は終了いたしました。  次に、近藤洋介君。
○伊吹委員長 会派の理事を通じて御要求ください。理事会で協議いたします。
○伊吹委員長 それでは、行革担当大臣が答え、その後、所管大臣から答弁をさせます。  中馬国務大臣。
○伊吹委員長 それでは、政策投資銀行所管の谷垣財務大臣。
○伊吹委員長 まず、後藤国土交通大臣政務官が答えて。後、法案提出大臣として中馬国務大臣。
○伊吹委員長 与謝野国務大臣、当時のことを答えてください。
○伊吹委員長 これにて近藤君の質疑は終了いたしました。  次回は、明七日金曜日午前八時四十五分理事会、午前九時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。     午後零時二分散会
04月07日第164回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第7号
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○伊吹委員長 これより会議を開きます。  内閣提出、簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律案、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律案、公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律案、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財...全文を見る
○伊吹委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。     —————————————
○伊吹委員長 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。西村智奈美君。
○伊吹委員長 山口内閣府副大臣、答弁をしながら考えたことを答えてください。
○伊吹委員長 人事院鈴木人材局長、簡潔に答えてください。
○伊吹委員長 これにて西村君の質疑は終了いたしました。  次に、市村浩一郎君。
○伊吹委員長 これにて市村君の質疑は終了いたしました。  次に、大島敦君。
○伊吹委員長 これにて大島君の質疑は終了いたしました。  次に、石井郁子君。
○伊吹委員長 それでは、まず、基準と実態について、政府参考人文部科学省石川高等教育局長。
○伊吹委員長 今の政府参考人の参考意見、それから石井先生の御質問を踏まえて、中馬国務大臣。
○伊吹委員長 まず、文部科学省石川高等教育局長。それを受けて、中馬大臣、答弁してください。
○伊吹委員長 これにて石井君の質疑は終了いたしました。  次に、菅野哲雄君。
○伊吹委員長 これにて菅野君の質疑は終了いたしました。  次に、滝実君。
○伊吹委員長 それでは、内閣府田中規制改革・民間開放推進室長、現状、実態だけを説明してください。
○伊吹委員長 総務省小笠原公務員部長、経緯を説明してください。
○伊吹委員長 これにて滝君の質疑は終了いたしました。  次回は、来る十日月曜日午前九時四十五分理事会、午前十時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。     午後零時一分散会
04月10日第164回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第8号
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○伊吹委員長 これより会議を開きます。  内閣提出、簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律案、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律案、公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律案、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財...全文を見る
○伊吹委員長 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。     —————————————
○伊吹委員長 本日は、各案の審査に関し、公務員制度改革及び公益法人制度改革に関する問題を中心として集中審議を行います。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。大島敦君。
○伊吹委員長 大島君に申し上げますが、経緯、それから、ここに至るまでの背景がかなりあると思うんですが、それは人事院からはよろしいですか。(大島(敦)委員「それもお願いします」と呼ぶ)  それでは、まず出合総括審議官は今までのここに至る経緯を御説明して、そして、竹中大臣に答えてい...全文を見る
○伊吹委員長 はい、結構です。
○伊吹委員長 これにて大島君の質疑は終了いたしました。  次に、滝実君。
○伊吹委員長 これにて滝君の質疑は終了いたしました。  次に、大串博志君。
○伊吹委員長 財政投融資特会と外為特会と二つ御質問がありますから、財務大臣。
○伊吹委員長 以上をもちまして大串君の質疑は終了いたしました。  次に、田村謙治君。
○伊吹委員長 税制改正に関することですから、谷垣財務大臣、答えてください。
○伊吹委員長 谷垣財務大臣、先般来の市村君の質疑と極めて重複していることですから、それを踏まえて、統一的に答えてください。
○伊吹委員長 佐々木参考人、今質問しているのは、どこかの国において認定をする組織が別々であるかどうかということを聞いているわけです。
○伊吹委員長 これにて田村君の質疑は終了いたしました。  次に、鈴木克昌君。
○伊吹委員長 中馬国務大臣、もう少し具体的に答えてください。
○伊吹委員長 これにて鈴木君の質疑は終了いたしました。  午後一時から委員会を再開することとし、この際、三十分間休憩いたします。     午後零時三十分休憩      ————◇—————     午後一時開議
○伊吹委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続行いたします。質疑の申し出があるので、これを許します。福田昭夫君。
○伊吹委員長 福田君、少し答弁が抽象的になっておりますので、経済財政諮問会議を担当しておりました竹中総務大臣から補足をいたします。  竹中総務大臣。
○伊吹委員長 竹中総務大臣。真意をしっかりと説明してください。
○伊吹委員長 これにて福田君の質疑は終了いたしました。  次に、逢坂誠二君。
○伊吹委員長 竹中総務大臣、もう一度真意を説明してください。
○伊吹委員長 中馬国務大臣、決意をしっかりと述べるように。
○伊吹委員長 国土交通省吉田北海道局長。簡潔に、遠慮なく答弁してください。
○伊吹委員長 静粛に願います。北海道同士で対話しないように。
○伊吹委員長 逢坂君の質疑はこれにて終了いたしました。  次に、吉井英勝君。
○伊吹委員長 ちょっと待ってください。吉井委員の御質問は、年金、国保等にかかわらず、一般論としてですね。(吉井委員「そうです、今申しましたように、税務、国保、年金など徴収業務です」と呼ぶ)すべての徴収業務についてオファーのある企業ということをおっしゃっているわけですね。(吉井委員...全文を見る
○伊吹委員長 内閣府河市場化テスト推進室長、事実関係を述べてください。
○伊吹委員長 吉井君が今ずっとおっしゃったのは、企業の方の要望をおっしゃっているわけですね。それに対して政府がどう判断するかを担当大臣として答えてください。
○伊吹委員長 これにて吉井君の質疑は終了いたしました。  次に、重野安正君。
○伊吹委員長 社会保険庁青柳運営部長、事実関係を述べてください。
○伊吹委員長 どちらが答えますか。では、川崎厚生労働大臣。
○伊吹委員長 重野委員は、一般論はいいんですね。社会保険庁に限定しての官の排除の御質問ですね。
○伊吹委員長 それでは、川崎厚生労働大臣。  申し合わせの時間が来ておりますので、簡単に御答弁ください。
○伊吹委員長 これにて重野君の質疑は終了いたしました。  次に、太田誠一君。
○伊吹委員長 それでは、行革担当大臣からまずお答えいただいて、人事行政一般を預かっておられる総務大臣、その後フォローしてください。
○伊吹委員長 中馬大臣、今の質問に的確に答えてください。
○伊吹委員長 これにて太田君の質疑は終了いたしました。  次に、安次富修君。
○伊吹委員長 それでは、三省庁ありますから、できるだけ政治主導で答えてください。  まず、嘉数内閣府副大臣、その次に木村防衛庁副長官、それから、外務大臣はきょうは来ていないから河相北米局長、その順番で。  嘉数副大臣。
○伊吹委員長 次に、木村防衛庁副長官。那覇防衛施設局の役割と重要性について。
○伊吹委員長 外務省河相北米局長。
○伊吹委員長 以上を踏まえて、中馬行革担当大臣。
○伊吹委員長 安次富君の質疑はこれにて終了いたしました。  次に、桝屋敬悟君。
○伊吹委員長 これにて桝屋君の質疑は終了いたしました。  次回は、明十一日火曜日午前八時四十五分理事会、午前九時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。     午後五時二十八分散会
04月11日第164回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第9号
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○伊吹委員長 これより会議を開きます。  内閣提出、簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律案、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律案、公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律案、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財...全文を見る
○伊吹委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。     —————————————
○伊吹委員長 本日は、各案の審査に関し、特別会計改革、資産・債務改革及びいわゆる市場化テスト法案に関する問題を中心として集中審議を行います。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。佐藤錬君。
○伊吹委員長 谷垣財務大臣より新機関のイメージについて。
○伊吹委員長 以上をもちまして佐藤君の質疑は終了いたしました。  次に、松本洋平君。
○伊吹委員長 それでは、数字のことですから、竹本財務副大臣。
○伊吹委員長 先ほどのフローというのは、一般会計から特別会計への繰入額を減らすことによって財政再建という御趣旨だと思いますので、その点も踏まえて、谷垣財務大臣から答えてください。
○伊吹委員長 これにて松本君の質疑は終了いたしました。  次に、水野賢一君。
○伊吹委員長 財務大臣、確認ですから簡単に。
○伊吹委員長 環境省小林地球環境局長、数値を答えてください。
○伊吹委員長 環境省小林地球環境局長、確認をしてください。
○伊吹委員長 これにて水野君の質疑は終了いたしました。  次に、谷口和史君。
○伊吹委員長 政府参考人、時間が限られていますから、簡潔に。
○伊吹委員長 これにて谷口君の質疑は終了いたしました。  次に、池坊保子君。
○伊吹委員長 内閣府山口副大臣、文化的な答弁をしてください。
○伊吹委員長 これにて池坊君の質疑は終了いたしました。  次に、小川淳也君。
○伊吹委員長 西野経済産業副大臣、要点を簡潔に説明してください。
○伊吹委員長 事務的なことだけれども、谷垣大臣、答えられますか。極めて事務的なことだと思いますが。
○伊吹委員長 ちょっと待ってください。  厚生労働省金子総括審議官。(発言する者あり)まず答えてから政治的な答弁はいたします。
○伊吹委員長 これにて小川君の質疑は終了いたしました。  次に、小宮山泰子君。
○伊吹委員長 谷垣財務大臣、国債残高増加の原因について。
○伊吹委員長 国土交通省谷口道路局長、事実関係だけ述べてください。
○伊吹委員長 では、内閣官房長官、感想を述べてください。
○伊吹委員長 これにて小宮山君の質疑は終了いたしました。  午後二時三十分から委員会を再開することとし、この際、休憩いたします。     午後零時二分休憩      ————◇—————     午後二時三十分開議
○伊吹委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続行いたします。武正公一君。
○伊吹委員長 今の御要求については、後刻理事会で協議をいたします。
○伊吹委員長 それらの扱いは、先ほど申し上げたとおりでございます。
○伊吹委員長 これにて武正君の質疑は終了いたしました。  次に、近藤洋介君。
○伊吹委員長 本件については、各会派から出ておられる理事と理事会で協議をいたしますが、委員長からも近藤委員に申し上げます。  行政は、立法府に対して法令審査に最大限の協力をするというのは、これはもう一番大きな仕事であります。しかし、同時に、行政は行政権の執行という仕事を持ってお...全文を見る
○伊吹委員長 これにて近藤君の質疑は終了いたしました。  次に、笠浩史君。
○伊吹委員長 中馬国務大臣、もう一度しっかりと決意を述べてください。
○伊吹委員長 これにて笠君の質疑は終了いたしました。  次に、田島一成君。
○伊吹委員長 山口君、質問の趣旨は、そのような場合に交渉の相手方はだれになるかということです。
○伊吹委員長 ちょっと待った。  それでは、河市場化テスト推進室長。
○伊吹委員長 田島君、ちょっと理解が十分行き届いていないから、もう一度質問してください。
○伊吹委員長 ちょっと速記をとめてください。     〔速記中止〕
○伊吹委員長 速記を起こして。  田島君。
○伊吹委員長 山口内閣府副大臣、しっかりと答弁するように。
○伊吹委員長 委員長から申し上げますが、政府側の答弁は統一的に。運用として副大臣がおっしゃったことと、制度としてできるかできないかということは別です。ですから、今議論になっているのは制度のことですから、制度として答えてください。
○伊吹委員長 時間が来ておりますので、大臣が最後に責任を持って答えてください。
○伊吹委員長 ちょっと速記をとめてください。     〔速記中止〕
○伊吹委員長 速記を起こしてください。  では、田島一成君、もう一度質問をして、政府から明確に答弁をするように。
○伊吹委員長 これにて田島君の質疑は終了いたしました。  次に、岡本充功君。
○伊吹委員長 それでは、数値のことですが、厚生労働大臣。
○伊吹委員長 小坂文部科学大臣、先ほどの川崎厚生労働大臣の答弁を受けて答えてください。
○伊吹委員長 これにて岡本君の質疑は終了しました。  次に、篠原孝君。
○伊吹委員長 竹中郵政民営化担当大臣、申し合わせの時間が経過しておりますので、簡単に答えてください。
○伊吹委員長 これにて篠原君の質疑は終了いたしました。  次に、横光克彦君。
○伊吹委員長 横光君の質疑は以上をもって終了いたしました。  次に、石井郁子君。
○伊吹委員長 内閣府河市場化テスト推進室長、もう少し具体的に。
○伊吹委員長 これにて石井君の質疑は終了いたしました。  次に、辻元清美君。
○伊吹委員長 谷垣財務大臣、申し合わせの時間が経過しておりますから、要点のみ簡潔に答えてください。
○伊吹委員長 これにて辻元君の質疑は終了いたしました。  次に、滝実君。
○伊吹委員長 青柳運営部長、論点をよく理解して、明確に答えてください。
○伊吹委員長 これにて滝君の質疑は終了いたしました。  次回は、来る十三日木曜日午前八時四十五分理事会、午前九時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。     午後六時四十三分散会
04月13日第164回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第10号
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○伊吹委員長 これより会議を開きます。  内閣提出、簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律案、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律案、公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律案、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財...全文を見る
○伊吹委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  引き続き、お諮りいたします。  各案審査のため、本日、参考人として商工組合中央金庫理事長江崎格君の出席を求め、意見を聴取し、政府参考人として内閣官房内閣審議官大藤俊行君、内閣官房内閣審議官上田紘士君、内閣官...全文を見る
○伊吹委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。     —————————————
○伊吹委員長 本日は、各案の審査に関し、政策金融改革その他全般について集中審議を行います。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。谷川弥一君。
○伊吹委員長 どなたに聞きますか。文化的な答弁をされる方は。
○伊吹委員長 それでは、最初からお座りいただいていた安倍官房長官と、それから中馬行革担当大臣の文化的答弁を待ちましょう。  安倍官房長官。
○伊吹委員長 これにて谷川君の質疑は終了いたしました。  次に、谷公一君。
○伊吹委員長 谷君の質疑は以上をもって終了いたしました。  次に、江崎洋一郎君。
○伊吹委員長 これにて江崎君の質疑は終了いたしました。  次に、石井啓一君。
○伊吹委員長 それでは、立法論として答えてください。中馬国務大臣。
○伊吹委員長 以上をもちまして、石井君の質疑は終了いたしました。  次に、田島一成君。
○伊吹委員長 それでは、整理をして、中馬行政改革担当大臣。
○伊吹委員長 まず中馬国務大臣、先ほどのつながりでまず答えてください。
○伊吹委員長 それでは、山口内閣府副大臣。X、Yを使って答弁してください。
○伊吹委員長 静粛にしてください。
○伊吹委員長 質問でもう一度言ってください。
○伊吹委員長 山口副大臣、委員長から申し上げますが、行政行為すべてを法律に書くということは必ずしも必要ではないんです。しかし、行政行為として雇用調整本部で調整をしていくための基本的な根拠の法令は何かということを答えてください。
○伊吹委員長 委員長から申し上げますが、法案の提出者として、法案の立法に含まれている趣旨を明確に答えてください。
○伊吹委員長 山口副大臣、田島君の質問は、減らす場合ではなくて、今、この提出資料に沿って、各省、政府内の配置転換をするための根拠法令にそれがなるかどうかということを聞いておられるわけです。ですから、立法した趣旨を明確に答えられればいいと思います。
○伊吹委員長 山口内閣府副大臣。  委員席は静粛に願います。
○伊吹委員長 訂正してください。山口内閣府副大臣。
○伊吹委員長 まず、一昨日の答弁に関してですから、中馬国務大臣から答えてください。
○伊吹委員長 では、中馬国務大臣、担当大臣として、行政の運用の指針を明確に答えてください。
○伊吹委員長 静粛に願います。
○伊吹委員長 静粛に願います。
○伊吹委員長 これにて田島君の質疑は終了いたしました。  次に、篠原孝君。
○伊吹委員長 これにて篠原君の質疑は終了いたしました。  午前中の質疑は以上とし、午後二時二十分から委員会を再開することとし、この際、休憩いたします。     午後零時一分休憩      ————◇—————     午後二時二十分開議
○伊吹委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続行いたします。松野頼久君。
○伊吹委員長 質問を続行してください、一応答弁はしておりますから。疑問があれば質問の中で。
○伊吹委員長 安倍内閣官房長官、なぜ随意契約になったのかということを述べてください。
○伊吹委員長 論点は明確になっていると思いますから、著作権があるんならあると。どうぞ。
○伊吹委員長 安倍官房長官、整理をしたという実態を説明してください。(発言する者あり)  委員長が議事を整理しますから、静かにしてください。
○伊吹委員長 松野君に申し上げますが、官房長官も一つ一つの契約の極めて細かなところまではわからないわけだから、大きな質問は答えさせますから、まず事実関係を政府参考人に少し説明させたらどうでしょう。よろしいですか。  広報室長、来ていますか。よろしいですね。  それでは、皆さん...全文を見る
○伊吹委員長 それは、官房長官があなたの言ったことは既に答えておられるんだよ。だから、整理をしたということの具体的内容を説明しなさいと言っている。
○伊吹委員長 それでは、できるだけ閣僚から答えましょう。  安倍官房長官。
○伊吹委員長 広報室長、事実関係だけを述べなさい。
○伊吹委員長 ちょっと速記をとめてください。     〔速記中止〕
○伊吹委員長 速記を起こして。  内閣府谷口政府広報室長。
○伊吹委員長 松野君、当初から質問の内容がそういうことであるならば、きちっと整理をして、理事会を通じて政府参考人を呼んでおかれなければなりません。ですから、質問を続行してください。
○伊吹委員長 ここにいればいいです。ここにいませんから。
○伊吹委員長 松野君、質疑を続けてください。(松野(頼)委員「委員長、今のじゃできないですよ、どういうことですか」と呼ぶ)  では、内閣総理大臣。
○伊吹委員長 松野君、あなたの疑問をもう一度質問してください。それについて政府の方で答弁の整理をさせますから。
○伊吹委員長 松野君、質疑を続けてください。(松野(頼)委員「整理してから答えますということですから、ここは重要なポイントでございますので、しっかりと整理をしていただいてお答えいただくのがよろしいかと思います」と呼び、その他発言する者あり)  では、速記をとめて。     〔...全文を見る
○伊吹委員長 速記を起こしてください。  この際、松野君の残余の発言時間につきましては、後刻許可することといたします。  長妻君、少し時間が繰り上がって恐縮でした。  長妻昭君。
○伊吹委員長 静粛に願います。
○伊吹委員長 ちょっと静粛に願います。
○伊吹委員長 静粛に願います。
○伊吹委員長 では、総理、もう一度答弁をお願いします。
○伊吹委員長 大塚院長、数字は把握できていますか。
○伊吹委員長 いやいや、私に答えるんじゃなくて。
○伊吹委員長 会計検査院長、総理の答弁を踏まえて。
○伊吹委員長 静粛にしてください、これから答弁しますから。
○伊吹委員長 長妻君、委員長から申し上げます。  先ほど委員がおっしゃったように、内閣と検査院の関係は非常に微妙ですから、一般論として先ほど総理が適当じゃないという答弁をされましたが、指示ができるかどうかというのは別問題ですから、まず検査院長から答弁させます。  検査院長。
○伊吹委員長 それでは、総理の今の一般的感想を踏まえて、大塚会計検査院長。
○伊吹委員長 長妻君、立って言ってください、答弁は一応しているわけですから。もう一度。
○伊吹委員長 速記をとめて。     〔速記中止〕
○伊吹委員長 速記を起こして。  会計検査院長大塚君、もう一度答弁をしてください。委員長から申し上げますが、ただいまの総理の一般的感想を踏まえて、全体の数字が出せるかどうかということはプライバシーとどういう関係があるかということも説明してください。
○伊吹委員長 速記をとめてあげてください、これは質問者に気の毒だ。     〔速記中止〕
○伊吹委員長 速記を起こして。  大塚院長。
○伊吹委員長 長妻君に申し上げますが、この件については理事会で諮りますから、理事会への資料要求としてください。
○伊吹委員長 理事会でお諮りいたします。
○伊吹委員長 谷垣財務大臣、約束の時間が来ておりますから。
○伊吹委員長 これにて長妻君の質疑は終了いたしました。  次に、渡辺周君。
○伊吹委員長 それでは、申し合わせの時間が来ておりますから、簡単に。
○伊吹委員長 これにて渡辺君の質疑は終了いたしました。  次に、武正公一君。
○伊吹委員長 武正君、財務大臣が補足したいそうですが、よろしいですか。(武正委員「はい」と呼ぶ)谷垣財務大臣。
○伊吹委員長 委員長から申し上げます。  この件は、民主党会派の理事も参加しておられる理事会において私から申し上げましたが、行政府は立法府の法令審査に最大限協力するということは、行政府の大変大切な仕事です。  しかし、同時に、血税で動いている公務員は、ほかにも本来の行政の仕事...全文を見る
○伊吹委員長 承りました。
○伊吹委員長 まず、予決令及び会計法の所管大臣として、谷垣財務大臣。
○伊吹委員長 いや、法律の所管大臣ですから。
○伊吹委員長 会計法の所管大臣であり予決令の政令を持っている谷垣財務大臣、法令上のことを答えてください。
○伊吹委員長 これにて武正君の質疑は終了いたしました。  次に、平岡秀夫君。
○伊吹委員長 ちょっと待ってください。議場内整理は委員長の仕事です。
○伊吹委員長 谷垣財務大臣。  お互いに品性を持った言葉でやりとりをするように。
○伊吹委員長 これにて平岡君の質疑は終了いたしました。  松野頼久君の残余の質疑は十七分間許可いたします。     —————————————
○伊吹委員長 この際、お諮りいたします。  各案審査のため、政府参考人として文化庁長官官房審議官辰野裕一君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○伊吹委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。     —————————————
○伊吹委員長 それでは、松野頼久君。
○伊吹委員長 これにて松野君の質疑は終了いたしました。  次に、佐々木憲昭君。
○伊吹委員長 国民金融公庫薄井総裁。  簡潔に答えてください。
○伊吹委員長 それでは、申し合わせの時間が経過しておりますので、最後に総裁、簡単に答えてください。
○伊吹委員長 これにて佐々木君の質疑は終了いたしました。  次に、菅野哲雄君。
○伊吹委員長 これにて菅野君の質疑は終了いたしました。  小泉総理大臣には、長時間御苦労さまでございました。理事会及び滝君の御了承を得ておりますので、官邸業務にお戻りいただいて結構です。  それでは、滝実君。
○伊吹委員長 財務省浜田理財局次長、政府参考人として簡潔に。
○伊吹委員長 一番目は財務大臣。二番、三番は、むしろ総務大臣。  財務大臣。手を出さずに口で答弁をしてください。
○伊吹委員長 二点、三点について、竹中総務大臣。
○伊吹委員長 これにて滝君の質疑は終了いたしました。  次回は、来る十七日月曜日午前八時四十五分理事会、午前九時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。     午後六時二十三分散会
04月17日第164回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第11号
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○伊吹委員長 これより会議を開きます。  内閣提出、簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律案、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律案、公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律案、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財...全文を見る
○伊吹委員長 富田参考人、ありがとうございました。  次に、逢見参考人にお願いいたします。
○伊吹委員長 逢見参考人、ありがとうございました。  次に、井堀参考人にお願いいたします。
○伊吹委員長 井堀参考人、まことにありがとうございました。  次に、桑原参考人にお願いいたします。
○伊吹委員長 桑原参考人、まことにありがとうございました。  以上で参考人の方々の御意見の開陳は終わりました。     —————————————
○伊吹委員長 これより各参考人に対する質疑に入ります。  質疑の申し出がありますので、順次これを許可します。菅原一秀君。     〔委員長退席、今津委員長代理着席〕
○伊吹委員長 大島君の質疑は以上をもって終了いたしました。  次に、塩川鉄也君。
○伊吹委員長 これにて塩川君の質疑は終了いたしました。  次に、菅野哲雄君。
○伊吹委員長 菅野君の質疑はこれをもって終了いたしました。  次に、滝実君。
○伊吹委員長 これにて滝君の質疑は終了いたしました。  以上で午前の参考人に対する質疑は終了いたしました。  この際、委員一同を代表し、委員長より参考人の皆様に一言ごあいさつを申し上げます。  参考人の先生方には、本日は御多忙の中わざわざ御出席を賜り、貴重な御意見をいただき...全文を見る
○伊吹委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  午前に引き続き、各案審査のため、参考人として、財団法人公益法人協会理事長太田達男君、全日本自治団体労働組合副中央執行委員長君島一宇君、全国商工会連合会会長清家孝君、日本大学商学部教授永山利和君、以上四名の方々に御出席をいただいて...全文を見る
○伊吹委員長 太田参考人、まことにありがとうございました。  次に、君島参考人にお願いいたします。
○伊吹委員長 君島参考人、まことにありがとうございました。  次に、清家参考人にお願いいたします。
○伊吹委員長 清家参考人、ありがとうございました。  最後になりましたが、永山参考人にお願いいたします。
○伊吹委員長 ありがとうございました。  以上で四人の参考人の方々の意見の開陳は終わりました。     —————————————
○伊吹委員長 これより参考人に対する質疑に入ります。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。鈴木淳司君。
○伊吹委員長 太田参考人、簡潔に、要点をお願いいたします。
○伊吹委員長 永山参考人、簡潔に答えてください。
○伊吹委員長 以上をもちまして鈴木君の質疑は終了いたしました。  次に、桝屋敬悟君。
○伊吹委員長 桝屋君の質疑はこれにて終了いたしました。  次は、武正公一君。
04月18日第164回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第12号
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○伊吹委員長 これより会議を開きます。  内閣提出、簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律案、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律案、公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律案、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財...全文を見る
○伊吹委員長 これにて趣旨の説明は終わりました。     —————————————
○伊吹委員長 次に、ただいま議題となっております各案について議事を進めます。  この際、お諮りいたします。  各案審査のため、本日、政府参考人として内閣官房内閣審議官中藤泉君、防衛施設庁長官北原巖男君、法務省大臣官房審議官深山卓也君、財務省大臣官房審議官佐々木豊成君、厚生労働...全文を見る
○伊吹委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。     —————————————
○伊吹委員長 これより質疑を行いますが、委員長から一言申し上げます。  政府側の答弁者、衆法提出者相互に、問われたことに簡潔に答えてください。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。大野功統君。
○伊吹委員長 国家公務員の総人件費の件について、渡辺周君。
○伊吹委員長 静粛にしてください、静粛に。
○伊吹委員長 それでは、国民年金特会と道路整備特会と財政融資資金特会の三点について答弁をしてください。
○伊吹委員長 大野君、交付の基準ですね、基準とおっしゃったのは。
○伊吹委員長 枝野君、簡潔に。
○伊吹委員長 ちょっと待ってください、議事の整理は委員長の権限です。質問をしているんですか。
○伊吹委員長 これにて大野君の質疑は終了いたしました。  次に、桝屋敬悟君。
○伊吹委員長 枝野君、委員長から御注意を申し上げますが、質問のみに答えてください。この委員会は、委員長の仕切りで、そのように今までやってきていますから。
○伊吹委員長 枝野君、申し合わせの時間が来ておりますから簡潔にお願いします。
○伊吹委員長 これにて桝屋君の質疑は終了いたしました。  次に、菅野哲雄君。
○伊吹委員長 菅野君の質疑は以上をもって終了いたしました。  次に、市村浩一郎君。
○伊吹委員長 その前に委員長から申し上げますが、国会に出す出さないは、国会法に基づくすべての手続が規定されておりますから、市村委員の所属されておられる会派の御賛同を得て、それだけの人数をおそろえになれば、当然出せます。
○伊吹委員長 安倍官房長官、認識を述べてください。
○伊吹委員長 それじゃ、財務大臣、官房長官の順に簡潔に答えてください。
○伊吹委員長 市村君の質疑は以上をもって終了いたしました。  次に、大島敦君。
○伊吹委員長 山口内閣府副大臣、経過を明確に説明するように。
○伊吹委員長 それでは、大塚会計検査院長、お引き取りいただいて結構です。
○伊吹委員長 渡辺君の質疑は以上をもって終了いたしました。  次に、笠井亮君。
○伊吹委員長 厚生労働省鈴木職業安定局長、申し合わせの時間が過ぎておりますから、要点だけ答えてください。
○伊吹委員長 これにて笠井君の質疑は終了いたしました。  次に、滝実君。
○伊吹委員長 これにて滝君の質疑は終了いたしました。  次回は、明十九日水曜日午前八時四十五分理事会、午前九時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。     午後六時二分散会
04月19日第164回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第13号
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○伊吹委員長 これより会議を開きます。  内閣提出、簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律案、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律案、公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律案、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財...全文を見る
○伊吹委員長 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。     —————————————
○伊吹委員長 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。園田博之君。
○伊吹委員長 行政改革担当中馬国務大臣、個別にスケジュールを答えてください。
○伊吹委員長 以上をもちまして園田君の質疑は終了いたしました。  次に、山本有二君。
○伊吹委員長 これにて山本君の質疑は終了いたしました。  次に、増原義剛君。
○伊吹委員長 それでは、谷垣財務大臣、簡潔に答えてください。
○伊吹委員長 これにて増原君の質疑は終了いたしました。  次に、石井啓一君。
○伊吹委員長 石井君の質疑はこれにて終了いたしました。  次に、北橋健治君。
○伊吹委員長 北橋君、総理の答弁について引用がありましたから、国民が見ておられますから、総理の簡単なコメントをいただきます。
○伊吹委員長 静粛にしてください。
○伊吹委員長 以上をもって北橋君の質疑は終了いたしました。  次に、大島敦君。
○伊吹委員長 枝野幸男君、手短に答弁をしてください。
○伊吹委員長 これにて大島君の質疑は終了いたしました。  午後一時から委員会を再開することとし、この際、休憩いたします。     午前十一時五十五分休憩      ————◇—————     午後一時開議
○伊吹委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続行いたします。菅直人君。
○伊吹委員長 静粛に願います。
○伊吹委員長 静粛にしてください。
○伊吹委員長 委員長の許可を得てお互いに発言をするように。
○伊吹委員長 静粛にしてください。  委員長から申し上げます。  委員長の指示に従って、きょうはテレビが入って、国民が判断をいたしますから、冷静に、品性を持って質疑を行ってください。
○伊吹委員長 ちょっと待ってください。  安倍官房長官、まず答えてください。そして、同じ答えになると思いますが、財務大臣、答えてください。
○伊吹委員長 静粛に願います。
○伊吹委員長 内閣総理大臣として答えてください。
○伊吹委員長 まず、事実関係を北側国土交通大臣が述べて、後、総理大臣から答弁をいたします。
○伊吹委員長 静粛にしてください。品位を持って質疑を続けるように。
○伊吹委員長 菅君、具体的にお気づきのことがあれば、お名前をおっしゃってください。
○伊吹委員長 これにて菅君の質疑は終了いたしました。  次に、武正公一君。
○伊吹委員長 武正君に申し上げますが、これは認識の問題だと思います。総理の答弁は、認識は既に示されておりますので、文部科学大臣からまず答えさせましょう。
○伊吹委員長 委員長の議事整理に従ってください。文部科学大臣。
○伊吹委員長 総理は今、認識と所見を述べているんです。(武正委員「だから、再度お聞きしたんです」と呼ぶ)
○伊吹委員長 これにて武正君の質疑は終了いたしました。  次に、渡辺周君。
○伊吹委員長 渡辺君の質疑はこれにて終了いたしました。  次に、大串博志君。
○伊吹委員長 竹中総務大臣、申し合わせの時間が経過しておりますので、簡潔に答えてください。
○伊吹委員長 大串君の質疑はこれにて終了いたしました。  次に、渡部恒三君の質疑に移ります。  申し合わせの時間は四時まででございます。
○伊吹委員長 どうぞおかけください。
○伊吹委員長 おかけください。
○伊吹委員長 渡部君。
○伊吹委員長 御心配なく。ごゆっくりおやりください。
○伊吹委員長 これにて渡部君の質疑は終了いたしました。  次に、佐々木憲昭君。
○伊吹委員長 佐々木君の質疑は以上をもって終了いたしました。  次に、日森文尋君。
○伊吹委員長 これにて日森君の質疑は終了いたしました。  次に、滝実君。
○伊吹委員長 これにて滝君の質疑は終了いたしました。  以上をもちまして各案に対する質疑は終局いたしました。     —————————————
○伊吹委員長 この際、内閣提出、競争の導入による公共サービスの改革に関する法律案に対し、北橋健治君外三名から、自由民主党、民主党・無所属クラブ及び公明党の三派共同提案による修正案が提出されております。  提出者より趣旨の説明を求めます。北橋健治君。     —————————...全文を見る
○伊吹委員長 これにて趣旨の説明は終わりました。     —————————————
○伊吹委員長 これより各案及び修正案を一括して討論に入ります。  討論の申し出がありますので、順次これを許します。今津寛君。
○伊吹委員長 次に、大島敦君。
○伊吹委員長 次に、塩川鉄也君。
○伊吹委員長 次に、日森文尋君。
○伊吹委員長 これにて討論は終局いたしました。     —————————————
○伊吹委員長 これより各案について順次採決に入ります。  まず、松本剛明君外五名提出、国民がゆとりと豊かさを実感しながら安心して暮らせる安全な社会を構築できる効率的で信頼される政府を実現するための行政改革の推進に関する法律案について採決いたします。  本案に賛成の諸君の起立を...全文を見る
○伊吹委員長 起立少数。よって、本案は否決すべきものと決しました。  次に、内閣提出、簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律案について採決いたします。  本案に賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕
○伊吹委員長 起立多数。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、内閣提出、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律案について採決いたします。  本案に賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕
○伊吹委員長 起立多数。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、内閣提出、公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律案について採決いたします。  本案に賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕
○伊吹委員長 起立多数。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、内閣提出、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案について採決いたします。  本案に賛成の諸君...全文を見る
○伊吹委員長 起立多数。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、内閣提出、競争の導入による公共サービスの改革に関する法律案及びこれに対する修正案について採決いたします。  まず、北橋健治君外三名提出の修正案について採決いたします。  本修正案に賛成の...全文を見る
○伊吹委員長 起立多数。よって、本修正案は可決されました。  次に、ただいま可決されました修正部分を除く原案について採決いたします。  これに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕
○伊吹委員長 起立多数。よって、本案は修正議決すべきものと決しました。     —————————————
○伊吹委員長 この際、ただいま議決いたしました各法律案のうち、まず、内閣提出、簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律案に対し、谷川弥一君外二名から、自由民主党、民主党・無所属クラブ及び公明党の三派共同提案による附帯決議を付すべしとの動議が提出されております。...全文を見る
○伊吹委員長 これにて趣旨の説明は終わりました。  採決いたします。  本動議に賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕
○伊吹委員長 起立多数。よって、本案に対し附帯決議を付することに決しました。  次に、内閣提出、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律案、公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律案及び一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関...全文を見る
○伊吹委員長 これにて趣旨の説明は終わりました。  採決いたします。  本動議に賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕
○伊吹委員長 起立総員。よって、各案に対し附帯決議を付することに決しました。  次に、内閣提出、競争の導入による公共サービスの改革に関する法律案に対し、山本有二君外二名から、自由民主党、民主党・無所属クラブ及び公明党の三派共同提案による附帯決議を付すべしとの動議が提出されており...全文を見る
○伊吹委員長 これにて趣旨の説明は終わりました。  採決いたします。  本動議に賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕
○伊吹委員長 起立多数。よって、本案に対し附帯決議を付することに決しました。  この際、ただいまの各附帯決議につきまして、政府から発言を求められておりますので、これを許します。中馬国務大臣。
○伊吹委員長 お諮りいたします。  ただいま議決いたしました各法律案に関する委員会報告書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○伊吹委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。     —————————————     〔報告書は附録に掲載〕     —————————————
○伊吹委員長 各議案の議了に際しまして、委員長から一言ごあいさつを申し上げます。  去る三月二十九日の審査開始以来、与野党の枠を超えて国民のために委員各位が真剣なる審議を重ねていただき、本日ここに審査を終了いたしました。  これもひとえに理事、委員、そして立法府の職員の皆さん...全文を見る
04月20日第164回国会 衆議院 本会議 第25号
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○伊吹文明君 ただいま議題となりました六法律案につきまして、行政改革に関する特別委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。  初めに、内閣提出の五法律案について申し上げます。  まず、簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律案は、行政改革の基本...全文を見る
10月03日第165回国会 衆議院 本会議 第5号
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○国務大臣(伊吹文明君) 太田代表からは、四点の御質問がございました。三点は、義務教育、初等中等教育に関するものであります。一点は、大学教育に関するものであります。既に総理から基本的なことはお答えをいたしておりますので、私から若干の補足をさせていただきます。  まず義務教育は、...全文を見る
10月04日第165回国会 参議院 本会議 第5号
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○国務大臣(伊吹文明君) 有村議員からは教科書無償制度についてのお尋ねがございました。  これは、昭和三十八年だったと思いますが、憲法の規定である教育を受ける権利、それから義務教育の無償、これを支える大きな柱として入ったものですから、これを守っていくのはもう当然のことだと思って...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 鈴木寛議員にお答えを申し上げます。  お尋ねは、放課後等の支援の事業についてであります。  もう社会が随分変わってまいりましたので、核家族化が進み、そして共働きがほとんど現実のものとなっております。したがって、義務教育の小学校に入った後は、授業が終わ...全文を見る
10月05日第165回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○伊吹国務大臣 今、斉藤先生がおっしゃったように、国民から見ると、教育に対するもろもろの不信、不安が生じております。  御指摘以外にもいろいろな現象面のことがあります。大きく言えば、将来のこの日本を活力ある経済と活気のある社会、そして、規範意識を持って、日本社会の一員として、時...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、最初の六・三の問題でありますが、これは、義務教育九年をどういう年限の配分にしたらいいのか。子供の成長段階、知的な発達段階、いろいろな意見があると思います。  そこで、一応、今のところ六・三制というものをずっとやってまいりまして、これで先生がおっしゃっている...全文を見る
○伊吹国務大臣 教育というのは、もう申し上げるまでもなく大変息の長いもので、先ほど来お話があった社会保障や財政の再建以上に大変息の長いものだと思います。  現行の教育は、御承知のように、現憲法ができる前に既に現行の教育基本法というものはできております。ところどころ修正その他がそ...全文を見る
○伊吹国務大臣 ただいま総理からお答えいたしましたように、公教育の性格からして、できるだけバランスがとれてやっていかねばなりませんが、同時に、先生の御提案のことは、もう一つ非常に大きな意味を持っているんです。  それは、社会が変わってまいりましたから、核家族化が進んでおりますね...全文を見る
○伊吹国務大臣 今や日本人の死亡原因の最大のものはがんになったわけでございますし、がんはやはり大変苦痛の伴う疾病でございますから、患者が一番受けやすい治療を考えていかねばならない、これはもう先生御指摘のとおりだと思います。  日本の場合は、御指摘のように、やはり切るという治療が...全文を見る
10月06日第165回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○伊吹国務大臣 ただいま総理が御説明を申し上げましたように、OECDの調査では、世界的に見ますと、保護者の社会的な地位だとかあるいは所得、また学校相互間の格差は、日本は非常に格差のない国なんですね。しかし、今先生がおっしゃったような現象が国民の実感としてあるということは、私どもも...全文を見る
10月10日第165回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○伊吹国務大臣 日本の場合は、国民がすべからく最小限の学力と日本人として必要な規範を身につける義務教育は、御承知のように中学校までとなっております。したがって、中学校を出て就職して納税しておられる方とのバランスを考えると、今先生がおっしゃったことは、国民の公平感から非常に難しいと...全文を見る
10月11日第165回国会 参議院 予算委員会 第1号
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○国務大臣(伊吹文明君) 委員長の御指名でございますので、お許しをいただいて。  西岡先生が我が党で文教政策をずっと進めていただいておったのでよく御存じのように、やはり家庭のしつけ力、それから地域の教育力、それから学校の教育力、これが相まってやっぱり子供をつくっていくんだと思い...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ただいま総理がお答えいたしましたように、先生が御指摘の誠に悲しいいろいろな事件あるいは事象、これはいろいろな要件が絡まり合ってできていると思います。時代が大きく変わりましたので、核家族になっておりますし共働きになっております。ですから、家庭の教育力、ある...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先ほど西岡先輩から外資のお話がありましたが、まあ、アメリカというのはいろいろな国からいろいろな社会規範を背負っている人たちが移民で集まった国なんですね。ですから、一つの社会規範でなかなか国が治めにくいですから、法律、そして競争のルール、それに不満な人は最...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生のお尋ねは、義務教育段階の英語教育と理解してお答えをいたしたい……
○国務大臣(伊吹文明君) 小学校のですね。  我が国の教育は、御承知のように教育の憲法と言われる教育基本法とそれを受けた学校教育法、そして学校教育法を受けた政令と大臣告示である指導要領、これによって成り立っております。  学校教育法の小学校のところを読みますと、日本語の読み書...全文を見る
10月12日第165回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(伊吹文明君) 先生の御質問の趣旨は、学校で今おっしゃっていたようなことを教えろという意味ですか。
○国務大臣(伊吹文明君) 御質問の趣旨は分かりました。  原因は二つあると思います。一つは、従来取っておった研修医制度ですね、これが少し変わってきているというところに一つ問題があります。それからもう一つは、先生がおっしゃったように、独立行政法人になりますから、やはり大学としてあ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 研修医制度そのものはむしろ厚生労働大臣にお聞きいただくのが適当だと思いますが、大学として自分たちの大学の医学部の閥と言うんですかね、派閥の閥を利用して派遣だとか何かを操作するようなことのないように大学としては配慮をいたしますが、研修医制度そのものは厚労大...全文を見る
10月13日第165回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(伊吹文明君) 子育てというのは、家庭においては基本的に父親と母親が各々の特質をしっかりとわきまえて共同してやるべきものだと思います。しかし、現在の日本の社会の状況の下では、残念ながらその責任の多くは女性に掛かっているということです。したがって、子育て、先生がおっしゃる...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 非常に大切なところですから、御説明をさせていただきます。  日本の国を考える日本人の思いと、アメリカ人の思いと中国人の思いは違います。アメリカの国を考える日本人の思いと、アメリカ国民の思いと中国の国民の思いは違います。それは、私たちが日本という国に生ま...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) いや、大事なことは総理がお答えいたします。大事なことは総理がお答えいたします。議事整理権を持っておられる委員長の御説明ですからお許しをいただきたいと思いますが。  愛国心と今先生がおっしゃっているものは人それぞれによって違うでしょう。それは先生もお認め...全文を見る
10月18日第165回国会 衆議院 文部科学委員会 第2号
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○伊吹国務大臣 委員長のお許しをいただきまして、第百六十五回国会におきまして各般の課題を御審議いただくに当たり、御参考のため、所信の一端を述べ、一言ごあいさつを申し上げます。  私は、このたびの安倍内閣の発足で文部科学大臣を務めることになりました。内閣の最重要課題の一つである教...全文を見る
10月20日第165回国会 衆議院 文部科学委員会 第3号
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○伊吹国務大臣 おはようございます。  いじめというのは、どの時代にも、どの子供にも、どの場所にも、私たち、子供のときを思い出すと、あったものなんですが、それを大きな事故にならないように、見つけ出して、そして指導して、みんなが共生できるような子供にしていかなければならない。これ...全文を見る
○伊吹国務大臣 私が書きましたものを読んでいただいて本当にありがとうございます。「シナリオ 日本経済と財政の再生」に私は副題をつけておりまして、「いま、改革する保守の時」という副題をつけております。  できるだけ短くお答えしたいと思いますが、小泉さんのやった改革というのは、言う...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生の御指摘は、政治家として最も心しなければならない大切なお話だと思います。  教育とかあるいは社会保障、福祉という分野は、実は、市場経済で決まってくる効率とかあるいは利潤とかというものを超えた価値を扱っているわけですね。みんなが優しく共生をしていくとか、あるい...全文を見る
○伊吹国務大臣 今先生おっしゃった、全くそのとおりでして、幾ら報告を求めて制度を整備しましても、少なくとも今の法制では、地方の学校にまでは直接国家の調査権限は及びませんので、靴の上からやや足をかいているようなことなんですけれども。  昨日の会議でも、こういう事例についてはこうい...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生がおっしゃることでいえば、牟田さんなんかがやっておられる、いのちの電話というのがあるんですね。いろいろ伺ってみると、これは、立ち上がりのときは、少し文科省を通じて国民の税金を入れていたようなんですが、今はもう全く自分たちの努力でやっておられる。私は、寄附を免税...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生がおっしゃいましたように、言葉だけがひとり歩きをすることは注意しなければなりません。教育再生会議の第一回会合の際に私がごあいさつの中で申し上げたことをもう一度お話ししたいと思うんですが、いろいろ居酒屋談義をしておりまして、政治が悪い、教育が悪いと言うと、話はも...全文を見る
○伊吹国務大臣 今先生がおっしゃったことの一番根底にあることが、私が申し上げたことだと思うんですね。これは、教育の仕方、その他いろいろ、御指摘のようにあると思います。  総じて言いますと、物質的にこれだけ豊かになった中で、志を持って、上昇志向を持っていくということは、生物学的に...全文を見る
○伊吹国務大臣 私は、いわゆる族議員的にこの分野の専門家ではございませんが、文部科学省へ行ってみまして、今先生が御質問になったことを私も同じように痛感いたしております。  法律によりますと、やはり文部科学省というのは、基本方針を決めて都道府県及び政令市の教育委員会に助言、指導を...全文を見る
○伊吹国務大臣 私は、今は行政権を持っております内閣の一員でありますから、提出した法案については、国会で御審議をいただく、国会の委員会の御指示に従いながら答弁をしていくというのは当然のことであります。しかし、議院内閣制の建前からいって、私は、国民に選ばれた国会議員であることもまた...全文を見る
○伊吹国務大臣 法案の条文のボリュームと、そのボリュームの中に含まれている国家的な大切さと両方あると思います。
○伊吹国務大臣 これはもう当然そういうことでございましょう。そして、既に各先生が審議をなさった五十時間の議事録を私はみんな読んでみましたけれども、御質問の内容その他について、やはりその重要性、ボリュームにうまく合致しているだけの御審議は十分行われていると思いますし、同じ問いが二度...全文を見る
○伊吹国務大臣 今先生がお示しになった国旗・国歌法との比較も一つの比較だと思います。しかし同時に、先般提出された行政改革の五法案は、私たちが生きているこの国家の統治システムそのものの大変革をする法案であって、条文、ボリューム、その他からいえば、今出ている法案は、これに比べると、物...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、先ほど来私がお答えしているように、理想の日本人をつくるということだと思いますが、理想の日本人像というのは、その人の人生観や価値観によってみんな違うということをさっき申し上げましたね。理想の国家像というのは、その人の政治家としての政治理念あるいは政党の持って...全文を見る
○伊吹国務大臣 安倍総理の所信表明ですから、表現をなぞってお答えしないといけないと思いますが、総理が言っておられる「教育の目的は、志ある国民を育て、品格ある国家、社会をつくることです。」というまさにその意味は、人格の完成を目指し、先ほど来私が申し上げたような国民を育成することであ...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生がおっしゃっていることに全く異論はございません。日本社会の中で基本的に生きていくのに必要な学力、人間としての素養を身につけて、そして、創造性とその人の持っている本来のタレントというものが自由に発揮されながら、みんなが共生していける日本が一番いいわけでございます...全文を見る
○伊吹国務大臣 これはもう申すまでもなく、日本は法治国家でございますから、憲法に定める国権の最高機関である国会が議決をされた法律によって日本の教育制度は動いているわけです。  したがって、国としては、基本的な制度の枠組みあるいは全国的な基準、そしてまた義務教育費国庫負担金等の財...全文を見る
○伊吹国務大臣 小泉内閣のときも米百俵という最初の打ち出しがありましたが、その後、教育改革については見るべき進展がなかったと私は率直に思います。  ですから、政府は打ち出の小づちを持っているわけではありませんので、現在の国民負担の中でやるのであれば、どこを減らすかという話は、民...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、当委員会の委員長もそうですが、特別委員会の委員長というものは、提出された法案には常に中立でなければなりませんから、誤解のないように申し上げておきますが、私が委員長だからその法案を推進したわけではありませんし、また、推進すべき立場に委員長というものはございま...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、組織上の位置づけは閣議決定によってつくり上げた総理の諮問機関というもので、法律に根差したものではございません。そして、その閣議決定をいたしました際の文章は、民間の有識者と内閣官房長官、文部科学大臣がメンバーとなり、内閣総理大臣がこれを主宰するということは明...全文を見る
○伊吹国務大臣 閣議決定をいたしますと内閣を拘束することになりますが、それは国家行政組織法上、憲法上の内閣の地位という意味では、法的な意味はございますが、国権の最高機関がつくられた、国会の議決を経た法律的な意味での拘束力は、これはございません。  ですから、先ほど来先生が御議論...全文を見る
○伊吹国務大臣 率直なところ、山谷さんとはもう何度も何度も、私自身、マスコミや何かに気づかれないようには会っております。  それはなぜかというと、私は、この再生委員会というのは、やはり総理が主導でやる委員会、再生会議ですから、私は、その人選だとかここの運営だとかについて口を出す...全文を見る
○伊吹国務大臣 今のお尋ねは、再生会議で出た結論が、何か現在、内閣として提出している法案と矛盾する結論を出した場合ということですか。  それは、再生会議というのは一つの、総理に対していろいろ意見を言う場ですから、これをすべて受け入れるかどうかは、今度は内閣として考えなければいけ...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、免許制度の更新を中教審のこの御答申どおり仮に十年ということにいたしますと、どのような基準でその不適格、適格を判断するかということが一番のやはりポイントになってくると思います。だから、そこのところを誤ると、何か免許の更新を取るための受験勉強のために授業の時間が...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、野田先生、私も昔文教委員長を拝命したことがあるんですが、ここにおられる文教行政の先輩の先生方のように委員席に座った経験がございません。初めてこの国家百年の計に携わることになりましたので、先生ともども切磋琢磨をして、日本のために、いい教育の推進のために努力をし...全文を見る
○伊吹国務大臣 今回の教育基本法改正を与党が審議し、内閣が国会に提出した最大のものは、現在の教育基本法というのは、私は大変よくできていると思います、率直に言って。そして、このもとで日本は大変な経済発展を遂げ、国民生活が豊かになったということは評価しなければなりません。しかし、同時...全文を見る
○伊吹国務大臣 私は多くの考えを今先生がおっしゃったことと共有いたしておりますが、制度的なことを申し上げますと、もう御承知のように小学校、中学校が義務教育になっておりまして、小学校に入りますと、三年、四年で、例えば地域の学習をさせるという指導をしているわけですね。その三年、四年の...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは先生、やはり国の成り立ちによって随分違うんじゃないでしょうか。我が国は世界の中で極めて例外的な国でございまして、もう申し上げるまでもなく、アイヌの方とか在日で日本国籍をお取りになった方ももちろん共生して暮らしているわけですが、基本的に言うと、一民族で成り立ち...全文を見る
○伊吹国務大臣 申すまでもなく、高等学校も、朝八時半なら八時半、九時から授業が始まって、朝は四こまですよね、午後二こま、五日間でやるわけですから、どれを入れてどれを、時間をさらに延ばしていけばこれは結構なことなんですが、やはりクラブ活動とかそういう社会性を伴う活動の時間をとってい...全文を見る
○伊吹国務大臣 いや、これは難しいですね、御質問は。おっしゃった一番目の、世界史にかえて日本史を必修とするということになりますと、高等学校を卒業するまで世界の歴史を一度も学ばないという子供が出てきますね。そして、日本という国は、やはり中国、韓国との文化の交流によってかなりの影響を...全文を見る
○伊吹国務大臣 アンケートというのは、選挙の世論調査と一緒で、非常に読み方が難しいんですよね。これは、今先生がおっしゃったように、自分の国の日本史を学ぶことが必要だと思いますか、必要、自分の国の歴史を知ることが大切だからと思う、その他云々という、この七八・八%の理由づけなんですよ...全文を見る
○伊吹国務大臣 昔のような、昔というか、戦前のような意思決定はできない時代になっておりますので、私は先生とほぼ価値観を共有しているように今のお話を伺って思いますが、少し、中教審によく、小中高も含めてお尋ねさせていただきたいと思います。  それから、昭和の時代に入ってからの歴史を...全文を見る
○伊吹国務大臣 今、先生と私の立場は与野党ですから、余り常に共感をし合っていちゃいけないんですが、おっしゃっていることも含めて、そして、公民という中にはやはり政治経済というものも入っているわけですね。まさに政治経済に続いてくるのが日本の近代史であるわけですから、少しそのあたりの、...全文を見る
○伊吹国務大臣 北海道と福岡で起こった悲しい出来事については、やはり事実関係をしっかりと確認した上で議論をした方が私はいいと思って、現地調査を早急にするように言って、ある程度の事実関係は判明いたしました。それを受けて、昨日、全国の教育委員会の責任者、政令市及び県の責任者に文部科学...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生に誤解を与えるような表現になっていたら大変申しわけないと思うんですが、そこに書いております意味は、例えば日本人が大切にしてきた法律以前のいろいろな我々の祖先の暗黙の了解事項、例えば、私の実家は非常に昔から細々と仕事している京都の室町というところの繊維問屋なんで...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは人それぞれですが、やはりタラップからあの坂をおりてくるときに、お互いに足元を注意してよろけちゃいけないときに、私は大事な妻の手は当然とってやりますね。それが夫婦の昔から大切にしてきた愛情だと思います。
○伊吹国務大臣 それは、恥の文化というのは、人前で三歩下がってというふうに女性を、自分の妻をそのように扱うということではないと私は思いますよ。例えば、商いをしている限り、必ず利を上げなければならない。しかし、仕入れ先をいじめて、仕入れ先をたたいて利を上げる、お得意さんに不義理をし...全文を見る
○伊吹国務大臣 ただいま参考人がいろいろ話しておりますが、結局、調べられていないということなんですよね。ですから、ただ、先生がおっしゃっているように、払えるのに平然と恥ずかしげもなく払っていないのか、それともいろいろな家庭の事情その他でやむを得ず払えないのか、そういうことも含めて...全文を見る
○伊吹国務大臣 実態は今参考人が話したとおりだろうと思いますが、先生の役割というのは、どこまで先生に期待するかということがあると思うんですね。ですから、学校教育法によれば「児童の教育をつかさどる。」ということが書かれていて、そのつかさどるという意味は、教科の指導や生徒の指導という...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは人それから地域によってかなり違うと思いますね。私の地元では、率直に言って、今度教育再生会議に入った教育長がおりますが、私も幾つか学校の現場をよく見に行きます。校長先生とも教頭先生とも教務主任の先生とも話をしてみることがありますが、学校内の役割分担とシステムが...全文を見る
○伊吹国務大臣 残念ながら、私は大臣になってから地元の学校を視察したことはございません。国会に忙殺されて、とてもそんな余裕はございません。  ただ、私が地元の小学校や何かを気楽に見に行くときは、教育委員会の人も来ておりませんし、校長先生や教頭先生とは私は大変仲よくなっております...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生、二つ問題があると思いますが、これは、教師が大変だということと同時に、今先生がおっしゃったことまでを教師に要求するという住民の姿勢、甘えの姿勢ということに一つやはり問題があるんじゃないでしょうか。それをみんな聞き入れないといい先生じゃない、聞き入れると大変だか...全文を見る
○伊吹国務大臣 いじめの問題の調査の際に私が痛感をいたしましたことは、先ほど民主党の藤村先生から御質問があったことなんですが、文部科学省というのはどこまで個別の小学校に関与できるかということです。  文部科学省、都道府県教育委員会、市町村教育委員会、学校という流れの中で、どこか...全文を見る
○伊吹国務大臣 やはり、自分をよく見せたい、自分の組織をよく見せたいという中から、実態と違うような数字を出してくるということは、それは否定できないと思いますね。  しかし同時に、一定の目標を決めて、その目標に合うように学校をうまく運営し、つくってくれというやり方を、これもいけな...全文を見る
○伊吹国務大臣 やはり、困ったことは減らすということを目標として、人間は努力しなければその目的を達成できないわけですから。ただ、そういう目標があるからといって、失敗しているのに、意図的にその目標に合うように事実を隠ぺいするということに問題があるんじゃないでしょうか。  だから、...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは、先生のおっしゃるように、すぐ、そうだと私はお答えはすることはできません。  やはり、困ったことはこの程度努力をして減らしていくんだという目標を立てないといけないので、先生がそういうことをおっしゃっているわけじゃないと思いますが、いじめについては目標を達成...全文を見る
○伊吹国務大臣 文化財というのは、一度壊しちゃったら、もうこれはだめですから、我々の職務としては、これは日本人、人類の大切な宝である文化財というものは、できるだけこれは守っていかねばならない。一方、道路を通すことによって、公益というか、地域住民のみならず、その道路を利用する人の公...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生がおっしゃっているのは、見直せというのは、調査の区分をという意味ですか。そういう意味ですか。  これは、私も専門家じゃないから、私の考えが正しいかどうかわかりませんが、いじめというのは人間関係の適合障害であるということは、私は先生の御意見を認めますが、私と保...全文を見る
○伊吹国務大臣 そういう調査の仕方もあると思います。  先生からいただいたこの資料は、いじめによる自殺が疑われるケースになっておりますね。だから、疑われるということをきちっと書いていらっしゃるというのはそういう意味だと思います。ですから、このケースについてどうだったかということ...全文を見る
○伊吹国務大臣 国会審議その他等から解放されて、時間があれば、喜んでそうさせていただきます。
○伊吹国務大臣 私も、チャイルドラインではないんですが、いのちの電話というのがありまして、これは子供だけを対象としたものではないんですが、それに関与していたことはございますので、大体のイメージはございます。  先日、牟田さんが来られていろいろお話がございました。立ち上げのときに...全文を見る
○伊吹国務大臣 まさに先生おっしゃったように、一つしかないという鑑定機関がいやしくも疑義を挟まれるような行為をするということはあってはならないことでしょう。  私も、現在、橋本先生の後、会長を引き受けておられる佐々さんから会いたいというお話を伺っているんですが、どういう方向のお...全文を見る
10月24日第165回国会 参議院 文教科学委員会 第2号
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○国務大臣(伊吹文明君) 第百六十五回国会におきまして各般の課題を当委員会で御審議いただくに当たり、一言ごあいさつを申し上げます。  私は、このたびの安倍内閣の発足で文部科学大臣を務めることになりました。内閣の最重要課題の一つである教育改革を始め、科学技術・学術、スポーツ、文化...全文を見る
10月25日第165回国会 衆議院 教育基本法に関する特別委員会 第2号
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○伊吹国務大臣 教育基本法案につきましては、第百六十四回国会に政府から提出し、御審議をいただいておりましたが、継続審議のお取り扱いとなりました。第百六十五回国会において引き続き御審議をいただくに際し、再度提案理由説明をさせていただきます。  現行の教育基本法については、昭和二十...全文を見る
10月26日第165回国会 参議院 文教科学委員会 第3号
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○国務大臣(伊吹文明君) まず、中川先生が、こういうことを二度と起こさないこと、そのために真実をしっかりと把握して、そして将来の同じようなことが起こらないための参考にもしなければならない。これがあればあるいは福岡の事案がなかったかも分からないと。私は、先生の御努力、そして御調査に...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、昨日再生会議がございましたが、これはいじめのための会議ではありませんでした、事実関係だけを申しますと。ただ、その中でいじめについて何人かの方が御発言になったという事実はございます。  それから、再生会議の事務局長をしておられる総理補佐官の山谷さん...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 昔から、大仁田先生もそうだと思いますが、私も、今から思うと、ああいう、あれはいじめられていたのかなとか、こういうことでいじめたなとかというのがあるんですが、このごろのいじめというのはやっぱり救いがないんですね。従来は、いじめられていてもだれかが必ず話し掛...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 委員長、いいんですか。
○国務大臣(伊吹文明君) 私からお答えを申し上げます。  まず、先ほど中川先生の御質問の最後にお答えしたように、国の持っている調査権がどこまで及ぶかという、やはり法治国家ですから、法律の範囲内で、我々は、しか行動できないんです。ですから、学校がやった調査を一元的に管理しているの...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 昨日からこの報道が一斉に行われまして、私の感じをお尋ねでございますので率直に申し上げたいと思います。  まず、高等学校の教育は何のために行われているかということをみんなでもう一度確認をしないといけないと思います。  中学校、高等学校を通じて、一応、日...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 佐藤先生の経歴は、改めてお話しいただかなくても、なかなか重要人物なので、私ももう十分勉強いたしております。  今の四本の佐藤説ですが、私はやはり今先生がおっしゃった御家庭、つまり保護者を含めての地域社会、これはまあ一ついいと思います。それから、教職員組...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 教師ですね。
○国務大臣(伊吹文明君) 教師ですね。
○国務大臣(伊吹文明君) いやいや、教職員組合というと、大体組合の加入率が今三〇%でございますのでね。七割の人はらちの外の教師になってしまいますから、やはり教師と学校の管理者。それから、もう一つはやはり行政。この三つが、三本の柱というんじゃなくて、大きな土台となって学校を支えてい...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生が二十年前におっしゃっていることが今もそのままだということは、その間に教育改革は進んでいなかったということなのか、あるいは先生がそのときおっしゃったことが教育を扱う場合に普遍的な真理としていつの時代にも通用するということなのか。私は、やはり先見性のあ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私は、再三、英語教育の必修化について申し上げたわけじゃなくて、一度しか言っていないんですが、非難の声も率直に言ってございました。不思議なことに、海外で勤務をしている経験の方は、ほとんどと言っていいほど私の意見に賛成のメールを送ってこられましたですね。です...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今先生は英語教育の必修化のことを例に取られて、内閣あるいは文部科学大臣が替わるごとに方針がくるくる変わるという御指摘をされました。  この件については、御承知のように、中教審に答申を出しているわけでして、どちらにするかということは別にまだ何も決まってい...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) めり張りの付け方等については、後ほど参考人からめり張りを付けた答弁をいたさせますが、まず基本的な私の──佐藤先生、よろしゅうございますか。佐藤先生、よろしゅうございますか。  基本的な考えだけ私は述べておきたいと思いますが、行政改革推進法案には先生が今...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 分かりますよ。
○国務大臣(伊吹文明君) 先生、その前にお許しをいただいて、人を評価するということは非常に難しいということは先生がおっしゃるとおりです。政治家の評価もやっぱり非常に難しいですね、政治家は大体自分が一番有能だと思っている人は多いわけですから。しかし、やっぱり客観的に、部活もある程度...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今の先生の御質問について言えば、もう私がるる申し上げるまでもなく、最後は有権者がどういう判断をするかということによって国の判断は決まってくるんですね。  ですから、私は、確かに免許の更新をすればお金は掛かると思います。しかし、掛かるお金以上の国益をつく...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) その前に、まず私は、国民が判断するべきことだと言ったのは、選挙で勝ったから何でもやるということを言っているわけではございません。教育改革の中でいろいろな免許制その他がこれから取られていくでしょう。そのことについてはこの次の選挙でやはり我々は審判を受けるん...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 独立行政法人にした意味は、大学の判断、自主的判断の中でやっていただかざるを得ないほど実は国立大学のときに悪平等が学内にはびこっていたという面があったからなんですよ。  これは、私は本来、大学というのは、単に人件費が足りないとかどうだとかというんじゃなく...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 体だけぶくぶくでかくなったってもうこれは困るわけでして、やはり運動能力と一緒に体格が良くなるということがいい、これはもう当然のことなんですが、やはり食生活がかなり豊かになった中で偏在をしているとか、生活が便利になった中で子供すら体をなかなか動かさずに、昔...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これはいろいろな立場でいろいろなことが言えると思いますが、学校というのは基本的に学びの場でありますから、今先生がおっしゃったようなことがあってはならないでしょう。これはもう当然のことでございます。しかし、社会全体にも目を覆わしむるような事件が次々起こって...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、昨日の再生会議は、いじめのことを主に論じた会議ではございません。ただ、随分報道がございましたので、何人かの方が御意見をおっしゃいました。  それから、教育委員会について云々というお話がございましたが、これも昨日はやっと二回目の会合を開いたわけなん...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず最初に、国が責任を持つという先生のお考えは、私も別にそれは反対ではございません。  しかし、国が責任を持つけれども、その方針に従って学校の運営協議会を置きながらそこに運営させるという場合は、やはり法治国家でございますから、それをどういうふうに担保を...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) なかなか難しい問題でございますからそう短くはお答えにくいと思いますが、実態をすべて把握していると豪語するほど実態は私は把握していないんじゃないかと思いますね。  それは、文部科学省はすべての現場へ行って、先ほど先生が四層構造とおっしゃったように、調査を...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 杞憂ではないと思います。正しいとも思うし、一方的にそれだけ主張されては行政はできないということもあると思います。  それは、何らかのやはり目標を持ってそこへ進んでいくということはなければ駄目ですし、目標があるから目標に合わせて自分を良く見せようとして糊...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今回の福岡のケースは、多くの生徒に迎合することによって自分がクラスを掌握しているような気分になっていた先生に大きな私、問題があると思うんですが、今おっしゃった指導のやり方というのは、そういうものを重視しろというのはおっしゃる面があると思います。だから、こ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) おっしゃっているのは四十八条のことですね。四十八条のことですね。
○国務大臣(伊吹文明君) これは今厚労省からお答えしたように、できるだけ早く支援施設内に分校、分教室というのを造らないといけないわけですから、ただ、お金が掛かりますし、これは納税者にそれだけの負担をしてもらわなければいけないんだけれども、義務教育のことですから、できるだけ今おっし...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) お金が掛かると申し上げたのは、我々はすべて有権者を対象としているわけですから、私も頑張りますが、民主党の皆さんもそれだけの経費負担を有権者の方に御一緒に負担していただくように御努力をください。
○国務大臣(伊吹文明君) 大変痛ましい事件でありますし、我々も法律的に言えば教育委員会に対して十分の指導、援助を行えなかったということについて責任の一端を担わねばならないと思っておりますし、午前中に中川先生からもお話がありましたけれども、命を落とされた人の命の経験を、次の命を失わ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先ほど来、蓮舫先生からも御質問があったように、行政の在り方もございましょうし、法律的な権限の問題もあると思いますが、やはり子供のサインをすぐにキャッチできる人が、本来はこれは御家庭であったと思うんですよね、昔は。だけど、今のこの核家族と共働きの下で御家庭...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先ほど来からお話をしておりますように、現在の法制度の下で教育委員会に数字を出すように要請をしている、これが調査の実態なんですね。そして、その出てきた数字が最初の方はかなり高かったんですが、一時こうずっと。で、おかしいなと思ったと思うんですよ。教育委員会が...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 詳しくは政府参考人から御説明させますが、既にこの前、北海道と福岡に私が指示をいたしまして調査に行かせまして、その調査結果を踏まえて、全国の都道府県とそれから政令市の担当の、教育委員会の担当の課長、全員集まっていただいております。で、今先生がおっしゃった成...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これはちょうど幼稚園と保育所の関係によく似たことになると思うんですが、今もこの二つの施設については総合施設的なものにだんだん変わってくる地域もあるのは先生御承知のとおりです。これは、ニーズが非常に高いというのはよく分かりますね。それは、保育園、幼稚園に行...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 子どもの読書活動の推進に関する法律というのは、先生が今おっしゃったとおりございますね。やはり、読書をすることによっていろいろな自分の知らなかったことに触れるとかレトリックに触れるとか、あるいは詩歌を読めばその美しさに触れるとか、それはもうそのまま自分の人...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私が文部科学大臣をお引き受けする前の三月に、先生おっしゃったように、局長クラスの会合が行われたようでございます。そこで五月に日中韓の大臣会議をやろうという提案があったようですが、なかなか国会等の日程もあって、うまく日程が合わないまま現在に至っているようで...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 教科書検定というのは当然審議会を持ってやっておりますので、その点はひとつ御理解をいただきたいと思いますが、私は安倍内閣の一員でございますから、内閣の一員としては当然安倍総理の考えておられるとおりの態度を取らなければいけないと思っております。
○国務大臣(伊吹文明君) 日本は法治国家でございますから、当然教科書検定についてもきちっとした法体系の中で行われていて、河野官房長官談話を受けて御承知の近隣への配慮条項というのが新たに加わっております。これは変わっておりませんから、当然のことだと思います。
○国務大臣(伊吹文明君) 御質問の趣旨は、下村副長官の発言についてどう思うかということですか。それは、私は、先ほど申し上げたように、安倍内閣の一員でございますから、閣僚としては当然内閣の方針に従うということを申し上げましたので、副長官ですから、個人の立場と内閣の一員という立場を使...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 何度も申し上げていますように、日本は独裁国家ではございませんので、法治国家でございますから、官邸が教科書検定をできるという法体系にはなっておりません。
○国務大臣(伊吹文明君) それは下村さんが自分の個人的見解として御発言になったと伺っておりますが、それがあっていいことかどうかというのは、安倍内閣の一員として下村さんに聞いていただきたいと思います。
○国務大臣(伊吹文明君) 今おっしゃったのは安倍総理が自民党の総裁選に出る前に出版した本に書いてあることをおっしゃったわけですね。ですから、安倍さんが内閣総理大臣として行政権の中で実施しようとすることは、これは施政方針演説の中にある以上のことはありません。
○国務大臣(伊吹文明君) 学力調査というのは何のためにやるかというと、やはり最低限の学力が全国的に付いているかどうかということを調べるというわけですからね。今政府参考人が申しましたように、文部科学省としては一つ一つの学校の成績を公表するというようなことは考えないと、こう言っている...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 井上先生、我々はふるさとを同じゅうしておりますから、率直に言って京都というのは非常に恵まれた都市でして、戦災を受けませんでしたし、定着している人も非常に多いですから、学区ごとの地域コミュニティーというのがかなり定着している例外的な私は政令都市だと思います...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生のようなことを重視されて、学校現場にほぼ納税者を満足させるだけの教育力があるという前提に立てば、先生のおっしゃるとおりでしょう。
○国務大臣(伊吹文明君) これは、井上先生、何度も私は御答弁申し上げていますとおり、うまく、現場がすべてうまくいっていれば先生がおっしゃるとおりなんですよ。だけど、現場がうまくいかない場合には、痛い手術だけれども、やらなければいけない手術もあると。だから、そういう手術をしなくても...全文を見る
10月30日第165回国会 衆議院 教育基本法に関する特別委員会 第3号
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○伊吹国務大臣 先生から大きく分けて二つのお尋ねがあったと思います。一つは、大変悲しい出来事ですが、いじめの問題。きょうもまた岐阜で悲しい事件が報道されております。  私たちも、子供のころを考えますと、ああ、自分もああいうことをしていたのがいじめだったのかなとか、あれをやられた...全文を見る
○伊吹国務大臣 最初に、ちょっと失礼でございますが、先ほど国立、公立、私立合わせて五百四十と私申し上げたように思いますが、五千四百八校でございますので、済みません。  それで、国立は十五校ございまして、二千八百二十六人の三年生がおります。これは学芸大附属と言われる、ここは未履修...全文を見る
○伊吹国務大臣 総理から私にございましたお話は、未履修の生徒もそれから履修をした方の生徒も、大学を受験するためにどうなるかということを心配している。できるだけこの心配を取り除いて、マスコミその他の、先ほど御示唆になったようなことから解放して、受験あるいは高校生活最後に集中させられ...全文を見る
○伊吹国務大臣 もう大島先生の御質問内容と総理の答弁で、私の答えることはほとんどありませんが、先生おっしゃったように、やはり現行の教育基本法ができたときと比べると、まず、東西冷戦構造というのはもう全くなくなっております。東洋の片隅の小さな国であった日本は、今や世界第二の経済大国に...全文を見る
○伊吹国務大臣 御承知のように、高等教育は、国が基準、基本を示し、それに従って都道府県が、ほとんどは都道府県ですが、私立もございますが、高校の設置者となり、教員の人事権を持ち、管理運営をいたしております。しかし、統一的な基準を示しているのは学習指導要領でありまして、これは大臣告示...全文を見る
○伊吹国務大臣 先ほど来、私申し上げましたように、まず、全生徒が被害者であって、正直者がばかを見ては、これはいけません。しかし、同時に、そのことだけを貫く余り、自分に責任がなかったのに卒業できないなんということは困るわけですね。それで、卒業させるためには、学習指導要領というものは...全文を見る
○伊吹国務大臣 今先生がおっしゃった三つの点ですが、先ほど陰山先生のお話が出ましたが、受験万能、知識万能でやるだけでは、これは人間を受験のための機械というか、マシンにみなした教育をやっている。しかし、やはり人と人との触れ合いの中で、人格の大切さ、そして、先ほど来いろいろ御意見が出...全文を見る
○伊吹国務大臣 今総理がお答えしましたことで基本的なことは述べたと思いますが、先生がおっしゃった三つのケースは、すべて社会における極めて少数派のお立場の人たちなんですね。しかし、日本国憲法においては、すべての国民は教育を受ける権利を持っているわけですから、この少数派の人に、多数派...全文を見る
○伊吹国務大臣 私も、文部科学大臣をお引き受けして、文部科学省へ行ってみまして、地方と文部科学省の、特に義務教育、高等教育に対する関与のあり方について、率直に言って大変問題があると私は思っております。  先生おっしゃったように、教育に対する政治の中立性ということがございますから...全文を見る
○伊吹国務大臣 鳩山先生のお父さんは、実は私が尊敬を申し上げているわけでして、私が大蔵省という役所へ入りましたときに、私の保証人になっていただいた方です。ですから、私の生涯についてはお父様の保証のもとにあったわけでして、先生のお父様が立候補されたときも、当選されたときも、私の父の...全文を見る
○伊吹国務大臣 総理から基本的なことをお答えいたしましたが、今回提出しております政府の案におきましても、憲法の精神にのっとりということは書いてございますので、新たな憲法が制定された場合に、先生が今家族のことをおっしゃいましたが、現行提出しておるものでカバーできないほど細かなことは...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生が今御指摘になったことは一つの考え方であって、私は、それを否定するもの、その考え方自体がおかしいと言うつもりはありません。  日本国の憲法そして日本国の教育基本法を我々国会の場で議論しているわけですから、基本的には、日本国の納税者がどのような教育を期待してい...全文を見る
○伊吹国務大臣 提案をさせていただいた提案理由として、最初提案をいたしました小坂文部科学大臣の提案理由に書いてあるのは先生の御指摘のとおりですし、私も、継続審議になっておりますので、前回の提案理由どおりの御説明を申し上げました。
○伊吹国務大臣 科学が進歩し、情報化が進み、そしてそれが起動力となって経済が大きくなっていく中で、午前中に自民党の大島委員が御説明になったように、私たちのライフスタイルが大きく変わってきている。御承知のように、大島議員は外部化ということをおっしゃいましたが、その大きくなった経済の...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、国際化の点については、諸外国との間に、共生していくというか友愛の精神であるというか、これは一つの流れがあると思います。  しかし同時に、今回の公明党、自民党で審議をしていただいて政府が提出している案の一番の要点は、東洋の本当にちっぽけな敗戦国がこれだけ世界...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生の今の御注意を拳々服膺して対応したいと思いますが、率直なところ、最初、今おっしゃった滝川市の件と福岡には文部科学省の役人が調査に参りました。そこで、これは釈迦に説法でございますが、現行の教育の法制上の整備からいうと、文部科学省が直接、市町村の学校の教師に接触す...全文を見る
○伊吹国務大臣 民主党からも対案として法案を出していただいている内容についての御示唆であったと思います。出していただいている法案を私がまたここで批評いたしますと、一番最初の御質問のようなおしかりを受けてはいけないんですが、率直なところを申し上げたいと思います。  それは、まず学...全文を見る
○伊吹国務大臣 この前、文部科学委員会で先生と歴史教育のやりとりをしまして、ほとんど意見が一致してしまったように私は思って、大変心強く思ったんですが、今回の、今大切なことはすべて再生会議にぶち込んじゃってというお言葉には、いささか、私、ちょっと違う感じを持っております。  これ...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、先生の御発言の順を追ってお話を正確にしたいと思いますが、歴史軽視じゃないんですよ。  これは、先生がこの前おっしゃったように、例えば、日本史で受験をする人は、世界史が必修であるにもかかわらず世界史を受講せずに日本史を深掘りして、受験のために有利な授業をして...全文を見る
○伊吹国務大臣 正確に聞いていただいた大島議員は正確に理解していただいたと思います。  まず、はっきりと数字を申し上げます。  国立は十五校ございます。公立は四千四十五校ございます。私立は千三百四十八校ございます。合計が五千四百八校です。  そして、国立は十五校すべて調査を...全文を見る
○伊吹国務大臣 先ほど来お話を申し上げていますように、文部科学省は、間接的に、権限を持って学校を運営している人に基準を与えたり助言をしたりする立場になっているわけです、方向性は。これを直接やると、なるほど、先生がおっしゃったように、極めて迅速に対応できるという利が生じます。しかし...全文を見る
○伊吹国務大臣 もちろん、過去の数字についても、これは過去に未履修のまま卒業して資格を校長が付与した人、この方を扱うことをどうするかということは当然やらねばなりません。ただ、どこまでどういう資料を出すかについては、理事間で協議をしていただきたいと思います。
○伊吹国務大臣 総理が御答弁になったことですべては尽きておりますが、今委員がおっしゃったように、民主党は民主党の対案を一番いいものだと思って、自信を持ってお出しになっていると思いますよ。  そして、政府の方も、与党の中でさんざん議論を重ねて、最良のものとして出しているわけですか...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生も報道関係のお仕事をしておられたので、正確な情報を大勢の人に理解していただいて、そして物事の本質をやはり理解していただく、これはもうおっしゃっているとおりだと思います。  法案を与党の中で審議をして以来、公明党、自民党においても、既に選挙区やその他にいろいろ...全文を見る
○伊吹国務大臣 すべての過程は、私は率直に言って読んでおりません。しかし、これは先生、ぜひ御理解をいただいておかなければいけないのは、それを出せとおっしゃるのは、政府におっしゃるのは無理だと思います。我々は、与党の協議会でまとまったものの最終案をちょうだいしておるわけです、内閣と...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生の御提案は一つの提案だと思います。それ自身が賛成の人、反対の人、いろいろいると思います。  あらゆる制度には、やはり長所と短所があるんですよ。中選挙区にいろいろ弊害があるからというので中選挙区を直して小選挙区にしたら、何か小選挙区には小選挙区特有の弊害がある...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、先ほど来申し上げておりますように、教育の基本法なんです、これは。教育の基本法にどこまで書き込むかということは、これは立法政策上の問題です。  そして、先生が今おっしゃっているような議論は、この大きな、基本法の許容される範囲の中で、いろいろ議論が行われるでし...全文を見る
○伊吹国務大臣 先ほど鳩山幹事長からは、一般論として審議の時間のことに言及したことについても御注意をいただきましたので、今お話しのことは、全く国会で決めていただかねばならないことだと思います。  ただ、非常に大切なことでございますし、特に未履修の問題は、このことが報道されまして...全文を見る
○伊吹国務大臣 与党内でどのような意見があったか、何時間議論したかというのは、これは国権の最高機関として国会で御議論になる場合に、政府を構成していない政党の皆さんには率直に言ってそれは関係がないことだよとおっしゃれば、そのとおりだと思います。  しかし、この間に、教育基本法の改...全文を見る
○伊吹国務大臣 総理は総理の提案されたことを御自分で賛美するのは非常に難しいと思いますから、私がちょっと言葉を挟ませていただきますが、努力をした人が報われるという社会でなければなりませんが、努力をしていないのに報われる人がいてもこれはいけません、先生おっしゃるとおり。しかし、同時...全文を見る
○伊吹国務大臣 志位先生がおっしゃるようなことだから隠ぺいが行われているのか、それとも、教師が規範意識を持っていないから、自分をよく見せようとして隠ぺいしているのか、これは見方があります。そして、仕事には目標を立てて、いじめならいじめを減らしていくということを、だからやめろという...全文を見る
○伊吹国務大臣 文部科学委員会でも先生からこの件について御指摘がございまして、その際もお答えを申し上げましたけれども、自殺に至る動機というのは極めて、一つの理由でなかなか割り切れないんですね。今おっしゃった、いじめとそれから友人との不和と厭世、これをどこへ分類していくか、教育委員...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、今の先生の分類、お示しいただいた分類のその他で報告をされております。つまり、教育委員会としては自殺の原因がわからないという報告をしているわけですね。  しかし、率直に申し上げて、その後、遺書があり、遺書に書かれている内容があり、それをしかも教育委員会や学...全文を見る
○伊吹国務大臣 いじめというものの定義をどうしたらいいかというのは、少し専門家の意見も聞かねばなりませんので、心理学者その他の意見も聞いてみて、直す必要があれば適当に、先生のおっしゃったような措置をとりたいと思います。まず専門家の意見を聞かせてください。
○伊吹国務大臣 これは、それを聞くということはもちろん大切でございます。しかし、個別に聞いたことをもって全般的ないじめの定義とできるかどうかについては、やはり専門家の意見を聞かねばならないと思います。
○伊吹国務大臣 統計として、今先生がおっしゃったような状況が生じていることは把握しております。そして、御承知のように国際人権規約がございますから、ぜひ義務教育に入りたいという方は、公立義務教育の学校に無償で受け入れている、この条約に応じて。  だから、それにもかかわらず、おっし...全文を見る
○伊吹国務大臣 すべての外国人の児童のまず把握をしなければなりませんから、今先生がおっしゃっていること、地域ごとにできるだけの努力をしてみたいと思います。
○伊吹国務大臣 愛国心条項とおっしゃいましたが、それは先生の規定であって、我々は愛国心条項というものは設けておりません。  ただ、先ほど来お話がありましたように、日本の歴史、文化をとうとんでいくような気持ちを養う、事実関係を的確に教えるということを記述しているわけです。
○伊吹国務大臣 いじめというのは、学校だけではなくて、集団のところで人間が主役である限りは起こりがちのものでございますけれども、特に教育の場でこれが起こり、そして未来を持っている子供の命が結果的にそれで損なわれるということは、本当に悲しいし、ゆゆしい問題だと重大に受けとめておりま...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生がおっしゃっているとおりだと思います。  それで、今回の教育基本法では国と地方とが分担をしてと書いてございますが、それを受けて、教育委員会を置きながらこれを強化していくのか、民主党案のように、漸進的に教育委員会を廃止して、そして地方自治体の長にその権限を渡し...全文を見る
○伊吹国務大臣 スクールカウンセラーを充実していくという方向は、私は先生と全く同じでございます。  国家資格の問題については、これは御承知だと思いますが、学校現場でスクールカウンセラーのような役割を果たしている方と、ドクターとの関係がこれは非常に微妙で、医療の分野で活躍しておら...全文を見る
10月31日第165回国会 衆議院 教育基本法に関する特別委員会 第4号
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○伊吹国務大臣 先生御存じのように、国会で決めていただいた学校教育法という法律があります。そして、この学校教育法に基づいて政令があり、学習指導要領というのは、その法律の一部である。当時の文部大臣、今でいえば文部科学大臣の告示として発出されておりますから、これはもう法律の一部なんで...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生と私は大体政治理念を共有しているのじゃないかと思って今のお話を伺っておりましたが、現実がうまくいかない場合に、公的な部門が積極的に介入をして制度を変えていくという政治思想と、本来の人間の人間力に期待をしながら現実のおかしなことを正していくという政治思想と、両方...全文を見る
○伊吹国務大臣 いろいろ御心配をかけ、まことに申しわけないことだと思っておりますが、不安を持っている高校三年生をまず不安な精神状態から一刻も早く解放するというのが私たちの使命だと思っております。  そこで、不安な気持ちを持っておりますのは、実は未履修の生徒だけではないんですね。...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、議院内閣制でございますから、与党内でいずれ、政策責任者間で我々の案について御協議をいただく場があると思いますが、現実に、既にもう補習授業を、間違ったことをしちゃったなと思って始めておられる学校がほとんどです。  ですから、未修の人の七割以上が二単位という...全文を見る
○伊吹国務大臣 一番最初に斉藤先生がおっしゃったことと全く同じ考えで政府提案はなされております。  それは、生涯学習というのは、生涯を通じたすべての学習を包含している概念として、これは三条に書いておるわけですね。ですから、学校教育、それから社会教育を当然含んでいるだけではなくて...全文を見る
○伊吹国務大臣 胸は幾らでもおかししますが、大変勢いのいい、強い新弟子ですから、どうぞ、かした胸を吹き飛ばさないように、ひとつよろしくお願いします。  まず、再生会議と中教審の関係ですが、中央教育審議会は、もう先生御承知のとおり、これは国家行政組織法に基づく組織でございます。再...全文を見る
○伊吹国務大臣 教育基本法というのは、これはもう申すまでもなく、教育の基本を定める法律ですから、この基本を定めることと教育再生の議論を別途しているということは、私は何ら矛盾することではないと思っておりますし、また、今も中教審でもいろいろな議論が現実に行われております。  それで...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、北神先生が資料として配付していただいたのは、私も再生会議に出ておりますが、最初、すべての人たちに、今の教育について考えていることを自由に各委員に言ってくださいというような運営をしておりましたね。その言った意見を、三つの分科会をつくることになっておるわけですか...全文を見る
○伊吹国務大臣 違う議論が出れば、それは各法で対応すべきじゃなくて、教育基本法と違う意見が出たら、それは実行できないんですよ。
○伊吹国務大臣 これは後ほど官房長官がしっかりとお答えしていただければいいと思いますが、一般論として言えば、先ほど来申し上げているように、閣議決定において設置された安倍首相のアドバイザリーボードなんですよ、再生会議というのは。中教審というのは、国家行政組織法に基づく法的な機関なん...全文を見る
○伊吹国務大臣 再生会議というものは、法律に基づいて行われている会議ではなく、先ほど申し上げているように、閣議決定においてつくられた安倍首相のアドバイザリーボードですから、それはいろいろな御意見をおっしゃるでしょう。しかし、それを取捨選択するのはアドバイスを受けた首相であって、首...全文を見る
○伊吹国務大臣 今、もう少し再生会議の中身をごらんいただくと、再生会議で心の問題だとかいろいろなことを言っておりますよ。しかしそれは、それを現実に履行していく場合に、基本法と全く違うこととかということをおっしゃるけれども、それを履行していく場合のほとんどは、教育基本法のもとにある...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは、例えば規範意識を現実にそれではやろうということになれば、これはどういう具体的なやり方でやるのか、家庭教育をどうするのか、地域社会の教育力をどうするのか、あるいは学校でどこまで教えるのか、そういうことは各法にゆだねられているわけですよ、各法律に。ですからそこ...全文を見る
○伊吹国務大臣 却下する権限は私にはございません。それは首相のアドバイザリーボードですから、賢明な首相が、そんなアドバイスが、賢明な教育再生会議がそんなアドバイスをされるわけもありませんが、万一された場合には、それは総理は受け入れないんですよ。
○伊吹国務大臣 先生がおっしゃったような傾向があるということは私も受けとめております。  しかし同時に、いろいろな諸外国の統計を見ますと、実は、日本ほど親の所得、親の地位で教育のレベルが違わない国はないんですよ。これはやはり大切にしておかなければならない。だから、この傾向がどん...全文を見る
○伊吹国務大臣 私は、文部科学大臣である前に実は国務大臣ですから、行政権を預かっている内閣の一員でございます。したがって、文部科学大臣の立場としては、もう先生のおっしゃっていることに一言の異議もございません。  ただ、同時に、予算の提出権は内閣にあるわけですから、これは、負担と...全文を見る
○伊吹国務大臣 骨太の方針は、今先生おっしゃったとおりです。しかし、同時に、安倍内閣では、その方針の上に安倍内閣としてのやはり政策的色づけを予算面でつけていかねばなりませんから、再チャレンジの予算要求枠とか、御承知のようにいろいろな特枠をつくっておるわけですね。それを使って要求を...全文を見る
○伊吹国務大臣 財務省の魔術から抜け出して見事なチョウになられた先生の御質問です。  骨太の案は、現時点の財政の状況を前提にして考えているんじゃないかと私は思うんですよ。政権によってそこにはいろいろな肉づけが行われますよね。ですから、従来の概算要求枠にプラスしてこういう枠をつけ...全文を見る
○伊吹国務大臣 行革特別委員会のことを思い出してまず冒頭お話がございまして、当時のことを私も大変懐かしく思い出しております。  先生の御指摘のとおり簡潔に答弁をいたしますが、答弁漏れがあったり、あるいは答弁が不十分だというおしかりを受けてもいけません。答弁はおのずから質問との関...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、過去において、長崎県の平成十一年、十四年、熊本県で平成十一年、広島県、兵庫県で平成十三年に今回と同じような事例があったということは把握しております。  そして、今回のことを受けて全体の調査をというのが、昨日、野田先生からお話がございまして、その結果は、でき...全文を見る
○伊吹国務大臣 いや、そうじゃないですよ。私は未履修の学校数を申し上げておりますので、簡潔に答弁し過ぎたのかもわかりませんが、どうぞよろしく御了解ください。
○伊吹国務大臣 まず、未履修の学校は、現在調査をしているところで、五千四百八校の高等学校があるわけですが、うち、既に調査が完了しているのが五千百七十校ございます。このうち、未履修の学校数が四百六十一校です。だから、未履修の問題は、いろいろな要因があると思いますが、五千百七十校から...全文を見る
○伊吹国務大臣 御質問の趣旨は、未履修の高等学校の高校生の方々をどう救っていくかということじゃなくて、構造的にという意味ですね。  これは、もう先ほどのお答えですべてが尽きていると思いますが、基本的に、競争の結果こういうことが生ずるから、競争をやめ、競争原理というものを否定する...全文を見る
○伊吹国務大臣 今回の教育基本法を通していただくことによって、今回の、と私が申し上げているのは政府提案のという意味ですが、それを通していただくことによって、国、地方が分担して教育の責任を負う中で、この教育基本法に基づく各法律というものがございますから、学校教育法あるいは教育委員会...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生、先ほど、教育基本法を直していろいろやっているのじゃ迂遠じゃないかという御指摘がありましたが、今、民主党の提案者も同じことを言っておられるんですよ。  それは、民主党の、教育基本法を直さなかったら、今の基本である教育委員会を廃止して教育権を都道府県知事にゆだ...全文を見る
○伊吹国務大臣 ですから、先ほどから何度も申し上げておりますが、現実に事は起こっているわけです。そして、今、不安に駆られている高校三年生が百十五万人いるわけです。この人たちの対応はまずやらねばならないんです。  失礼ですが、民主党案の、教育委員会を廃止し地方の首長に教育権を渡す...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは先生、政治哲学、政治理念の中で永遠に語られてきた大変難しい問題ですが、やはりフェアな競争という限りは競争条件が一定でなければならないということは、私、そのとおりだと思います。  結果の平等というのは、自由競争原理をとっている限りは、これはないわけですね。結...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、まず、憲法を受けて内閣が提出した教育基本法というのがあるわけで、教育機会の平等ということを基本にして方向性は行われているわけですから、先ほどの議論に戻れば、それを受けて、例えば奨学金制度だとかあるいは義務教育の国庫負担金制度だとか、いろいろな予算上の措置を...全文を見る
○伊吹国務大臣 今先生の御質問は、最初は個々人のお話になっておりましたが、今はマクロの文教予算のお話になっておりますね。  個々人に対してどういう施策がどの程度行われているかという、もう一度最初のお話に戻りますと、真空状態で行政というのは行われているわけじゃありませんから、その...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、立法府の意思を示しておくべきだということなんですが、民主党案にもGNPその他の意思を表示されていると言ってもいいと思いますが、それが現実に各法と予算を通じて実現できなければ、これは全く意味のない規定になるわけですね。それと同じなんですよ。  ですから、振興...全文を見る
○伊吹国務大臣 今の御質問の趣旨は、振興計画を受けて毎年毎年の教育関係の予算的裏づけをどうするかという意味ですか。もしそれであれば、当然振興計画というものも国会にお示しし、もちろん、どういう議論をしていただくかは国会で決めていただくことですが、公表をする。そして、各法律がすべてあ...全文を見る
○伊吹国務大臣 民主党の中井筆頭理事から御答弁をいただいておりますが、私が申し上げたのは、フリーという言葉を確かにつけたらよかったと思います。それはまことに申しわけなかったと思いますが、今、高市大臣が申しましたように、政府としては、既に男女共同参画基本計画において、ジェンダー・フ...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、長く長くおつき合いをいただきたいということでございますが、国民、長く長くおつき合いをしている間に、公教育、まさにおっしゃった再生の機会を逸しないように、お互いに努力をしていきたいと思います。  そこで、これは玉井さんの会ですよね。(松本(大)委員「はい」と...全文を見る
○伊吹国務大臣 この文章をこのまま正直に読み下していきますと、「公教育が崩壊しています。」といって、「一日も早く、貧乏人の命綱である「公教育」を立て直し、」、つまり「お金がなくても」云々、こう入っているわけですね。  だから、所得のない方にも、このとおりの言葉を使えば、お金がな...全文を見る
○伊吹国務大臣 死にかかっているという広辞林の言葉があったかどうかは、私はこれはあれですが、生命力が落ちているものに再び生命力を与えるというのが再生という意味じゃないでしょうか。  であるとすれば、残念ながら、日本人の基礎学力はやや落ちてきて、OECDの調査などでも、特に自国語...全文を見る
○伊吹国務大臣 現状は、これはもう複雑多岐であって、だれに責任があるということではないと私は思います。  日本という国が、食べるだけで精いっぱいで、お互いに助け合っていかなければ生きていけない時代から、諸先輩の努力で世界第二の経済大国になって、我が党の大島議員が一番最初に質問を...全文を見る
○伊吹国務大臣 教育行政を担ってきた政党の責任も、もちろん先ほど申し上げたように政治の責任ということ、各政党の責任ということを申し上げましたね。お聞きになったと思います。当然、そういうことはあります。  しかし、同時に、国会という国権の最高機関に議席を占めておられる野党として、...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生は、もう民主党の若手のホープでありますし、銀行の御経験もおありと思いますから、計数的にはきちっとやはり押さえてお話をしたいと思います。  つまり、今言っていたように、表向きの文教予算というのは先生が御指摘になったとおりですよ。しかし、三位一体の改革というもの...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生が大変情熱を持ってこのことを語られて、私は感銘を受けて聞いておりました。  銀行の経営もそうなんだろうと思いますが、国家を預かっている場合に、やはり、五十万ですか、四十万から五十万と言われる、数は確かに少ないですけれども、この少ない人たちに光を当てて物事を考...全文を見る
○伊吹国務大臣 高等教育、つまり、大学の国庫の負担をどうするかというのは、これはやはり国民的な合意の一番難しいところだと私は思います。先ほどもお答えしておりましたように、高等教育課程に進まずに実社会にお出になる方がおられるんですね。この実社会にお出になった方の源泉所得税が国庫の大...全文を見る
○伊吹国務大臣 松本大輔事務所作成と書いてありますので、よほどこの表の根拠をしっかり示していただかないと、ちょっと、これだけ見たらえらい誤解を生んでしまいますよ。
○伊吹国務大臣 少子化の原因が今先生がおっしゃった経済的な原因にあるのかどうかは、これは諸説私はあると思います。もちろん、経済的原因がないとは申しません。しかし、おもしろいデータがあるんですよ。それは、三家族一緒に住んでいる御家庭では、二人を超えるお子さんを若夫婦は持っております...全文を見る
○伊吹国務大臣 今先生のおっしゃったような理解のもとに我々はこの法律は提出しておりません。むしろ、教育を行い研究をしていただくことによって、結果的にそのことが社会に貢献をするということはもう当然のことでございますし、同時に、長寿社会になってもう一度学び直しをやりたいとか、いろいろ...全文を見る
○伊吹国務大臣 大きな流れは先ほど私が御説明したとおりですが、どうなんでしょう、先生、人権を守れとか個人の権利というのは、みんなが当たり前のことのように言いますし、いろいろなものに書かれておりますが、しかし、やはり憲法にはきちっとそのことがうたわれているわけですね。  ごく当然...全文を見る
○伊吹国務大臣 国が研究に介入したり、研究に一定の制約を加えたり、方向に沿わないものをだめだと言ったり、そういうことはあってはならないことだと思います。  ただ、なぜ大学が大学独立行政法人になったのかという原点だけは、私は余り個人的には率直に言って賛成じゃなかったんですが、なっ...全文を見る
○伊吹国務大臣 私は、先生が危惧しておられるまさにその点がありますので、大学を独立行政法人にするのは、この立場になるまでは個人的に非常に反対だったわけです。ビジネスに結びつきやすい分野、これはなるほど非常にいいと思いますよ、独立行政法人。だから今は、文科系でも、法科大学院とか経営...全文を見る
○伊吹国務大臣 これはもう先生、基本的には含まれないという理解でよろしいと思います。
○伊吹国務大臣 根拠というものはないと思いますが、私立大学の経常経費の補助金というのは、手元にございます資料でございますと、十年前と比べて約一五%ふえておりまして、三千三百十三億円ということになっております。一方、私立大学の経常経費が一五%を上回って、私立大学でお使いになっている...全文を見る
○伊吹国務大臣 そうですね、一番端的な例として言えば、寄附金その他に対する税制上の優遇とか、あるいは、共済事業団のようなものへの援助で教職員の生活の保障を考えていくとか、そういうことを念頭に置いていると思います。
○伊吹国務大臣 お話を伺っていて、二つの問題があると思います。一つは、学費を払わない学生が施設を使ってそのまま残っているという問題と、これを積極的に退学させた場合の私学助成の配賦のあり方、この二つのことを今御一緒におっしゃったと思うんです。  まずこれは、先ほどの学問の自由と学...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは、ある年度については先生がおっしゃったような配慮をしないといけませんが、次の年度は、その定員が正しいかどうかということをやはりもう一度やり直さないといけませんですね。その両方が相まってのお話だと思います。
○伊吹国務大臣 その御解釈で、我々の考えていることと同じだと思います。つまり、教育というものそのものが、私立で行われようと国公立で行われようと、公の公共的性格を持っているという理解でよろしいんだと思います。     〔鈴木(恒)委員長代理退席、委員長着席〕
○伊吹国務大臣 今おっしゃったのは、九条と教員免許の更新制ですね。  これは、提案をいたしております九条をもう一度読み直してみますと、九条の二項に、「前項の教員については、その使命と職責の重要性にかんがみ、その身分は尊重され、待遇の適正が期せられるとともに、養成と研修の充実が図...全文を見る
○伊吹国務大臣 まことにいいことだと思っております。
○伊吹国務大臣 ただいま政府参考人からお答えをいたしましたように、その事件があって、確かに指導したわけでございます。  しかし、ここで再三議論が繰り返されているように、高等学校への管理権というものは、基本的には文部科学省にないわけなんですよ。ですから、靴の上から足をかくようなこ...全文を見る
○伊吹国務大臣 やはり高校教育の目的というのは、高等学校から社会に出た場合、あるいは、いずれ大学から社会に出た場合に、基本的に大切な知識をつけ、人格を陶冶するために高校を出る。ところが、それが、今先生がおっしゃったように、予備校化しているというんですか、これは私は非常にゆゆしい問...全文を見る
○伊吹国務大臣 内閣府、文科省等から調査をいただきたいということですが、今委員長が制止をされなかったので、先生から資料をいただいて、私は委員長にそのままお渡しいたしました。  ですから、理事会でこの書類の提出その他について御協議の上、理事会の御決定があれば、私たちは理事会の決定...全文を見る
○伊吹国務大臣 これはもう先生御承知のように、家庭教育や社会教育の内容を定めた法律はないんですよ。学校教育法という法律があるんです。この法律に従って、政令と、告示である学習指導要領があるわけです。  ですから、今官房長官がお答えをいたしましたように、二条の教育の目標というのは、...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは、社会教育あるいは家庭教育における各主体が自分たちの御判断でおやりになることであって、公的にそこへ介入するということはないと思います。しかし、そういう教育の目標はすべてに係っているので、それはその方が御判断になればよろしいんじゃないでしょうか。
○伊吹国務大臣 私、再三ここで御答弁を申し上げておりますが、高等教育についてバウチャーを使うというのは、一つのやはり選択肢だと思いますね。義務教育についてこれを使うかどうかについては、先ほど官房長官が言ったように、利害得失いろいろあると思います。  しかし、このバウチャー制度、...全文を見る
○伊吹国務大臣 私は、大変申しわけないんですが、英国の教育改革の変遷についてそう詳しく知っているわけではありません。しかし、トニー・ブレアが出てきたときは、私は本当に、率直に言って驚きました。あの社民主義、リベラルの彼が、サッチャーの、むしろ市場、競争、自由主義の改革と同じような...全文を見る
○伊吹国務大臣 もちろん、英国だけを見る必要はありませんし、サッチャー改革そのものをなぞっているわけでもございません。日本は日本の今までの積み上げの中から変えざるを得ないものを御提案しているわけです。
11月01日第165回国会 衆議院 教育基本法に関する特別委員会 第5号
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○伊吹国務大臣 この法案をつくるに際して大変御指導いただいて、指導的な立場にお立ちいただいた保利先生から経緯を話していただいて、私ども大変勉強になりました。  先ほど先生がおっしゃったように、国は何から成り立っているかということなんですが、領土と、そしてそこにいる人間、つまり国...全文を見る
○伊吹国務大臣 今先生のお話を伺っていまして、私が私の子供に昔話したことをちょっと御紹介しますと、かつて、中国という国は非常に日本の文化の父のような国と言われて、あちらで知識を取り入れるということは、遣唐使、遣隋使と言われて、当時としては大変名誉なことであったようですが、隋の国へ...全文を見る
○伊吹国務大臣 二つの面があると思いますが、一つは、子供の体及び知的な発達段階を六・三で切るのが適当かどうかという問題と、もう一つは、先生がおっしゃったような授業の一貫性と、両方の観点からこの九年の割り振りは慎重に考えないといけないと思いますし、今既に構造改革特区等でいろいろな実...全文を見る
○伊吹国務大臣 今大変申しわけないことでお騒がせしている未履修の問題を見ても、先生がおっしゃったように、人格を陶冶して実社会で役立つ知識を教えるよりも、やはり次のステップへ進むための試験を通る教育になっているということの私はあらわれだと思います。  先ほどおっしゃったように、普...全文を見る
○伊吹国務大臣 それでは、お答えを申し上げます。  既に理事会にけさ提出をいたしておりますので、御党の理事から御入手かもわかりませんが、広く国民の皆さんに知っていただくために、先生の御質問にお答えしたいと思います。  まず、これは既に昨日御報告をいたしましたように、国立は十五...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、数字が違って、後ほどまたしかられると困りますが、高等学校がすべて良心に従って教育委員会あるいは知事部局にしっかりとお答えをいただいているという前提であれば、これで間違いはないと思います。     〔委員長退席、斉藤(斗)委員長代理着席〕
○伊吹国務大臣 再三申し上げておりますように、百十六万余の高校三年生のうち、未履修の生徒が八万三千七百四十三人と申し上げました。この人たちは、私が高校生時代のことを思い出しても、先生が教えてくれているものが学習指導要領に反しているカリキュラムを組んでおられるのかどうなのかなんて、...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは先生、今、火事の火が燃えているときに、一年前、二年前、三年前、四年前、五年前、六年前に近所で、あるいは自分のうちでぼやがあった、その原因はどうだと言っていたら、今の火事が消せないんですよ。ですから、それは大切なことはわかりますけれども。しかも、これを調べると...全文を見る
○伊吹国務大臣 正規の、必修科目をとって卒業していたのかどうかと不安にさいなまれている人に調査をして、そうです、あなたの不安のとおりでしたと言えということですね、御質問の趣旨は。それは、調査をすれば結果的にそういうことになると思います。
○伊吹国務大臣 調査結果は、先生の御質問があるというので、私も取り寄せて見てみました。  世論調査は、いろいろ御経験があるからおわかりだと思いますが、聞く相手、質問によって違う答えが出てくるんですよ。ですから、例えばこれは学校の校長を相手にしておりますね。そして今、その校長先生...全文を見る
○伊吹国務大臣 現場を大切にしなければならないという御注意は、先生のおっしゃるとおりだと思います。ですから、文部科学省の職員にも、現場の声にさらに耳を傾けるようにということは私からもよく指導したいと思います。  ただ、一つ、例えば、この前福岡で大変悲しい事件がありましたね。その...全文を見る
○伊吹国務大臣 現状は、先生がおっしゃるとおりだと思います。  どちらかというと、従来日本がとってきた考えというのは、私たちの人間社会を生きていく知恵、安倍総理流に言えば規範意識、こういうものは、別に法律で決められているわけじゃなくて、親から子、子供から孫へ、代々家庭の中で引き...全文を見る
○伊吹国務大臣 先ほど来私が申し上げているように、大変難しい社会状況の変化がございますけれども、一義的にはやはり保護者が子育てに対する責任を負うということを明記しているわけですね。そして、十条一項では、保護者の子供の教育について、その一義的責任をしっかりとそこへ書いている。その責...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生、どうなんでしょう。PTAの会合に振りかえ授業をやってお誘いしても出てこられない、そして、出てこられたら携帯で何々ちゃんと言って写真を撮るお父さんとお母さんに、道徳教育、しつけをすべて任せるということはできるんでしょうか。だから、我々がやっていることにほとんど...全文を見る
○伊吹国務大臣 学校の指導要領を小学校からずっと追っていきますと、小中では道徳ということに言及して指導要領はつくられているんですよ。高等学校になると、公民の中でいわゆる社会人としての規範のような教え方に変わってきている、指導要領の書き方が。  ですから、今先生がおっしゃった、家...全文を見る
○伊吹国務大臣 教育委員の中の一名を充てている、教育長についての御質問ですね、これはほとんどが、やはり学校現場というか、教員の経験者、あるいは教員の中から選ばれて教育委員会事務局という官僚機構の中へ入って、その中で栄進をきわめた人というのが現実だろうと思いますね。
○伊吹国務大臣 だまされたのか、だまされたふりをしたのか、その辺はよくわかりませんが、先生がおっしゃっていたような構造があることは私はよく理解しております。  それと同時に、教育委員会は、先生も御承知のとおり、今は執行機関として位置づけられているんですよ。しかし、執行機関の中の...全文を見る
○伊吹国務大臣 これはもう多くの人が同じように考えておると思いますし、先生のお考えもそれに近いんじゃないかと思いますが、戦後の、九年の義務教育制度、そしてそれを国庫負担において賄ってきたという仕組みそのものは、これだけの経済成長を達成して、北アジアのちっぽけな国であった日本が第二...全文を見る
○伊吹国務大臣 現場であらわれているいろいろな事象、その中には残念なものも非常に多いわけですが、先生御自身も地方自治に尽瘁してこられて、市長をお務めになり、また知事をお務めになった中で現場をつぶさに見ておられますので、私から現状のことについてはるる申し上げませんが、教育基本法を変...全文を見る
○伊吹国務大臣 現在の教育制度というのは、先生御承知のとおり、憲法という国家の最大の法規があり、教育については理念法、基本法としての教育基本法があり、そのもとで動いてきているわけですから、これは先ほど申し上げたように、この理念法が時代に合わなくなってきている場合はやはり理念法を変...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず先生、先ほどお示しをいただいた、内容を知らないという調査結果、これは、我々のPR不足も当然ございます。しかし、国会に籍を置いている我々でも、国会法の内容を知っているかと言われたら、知らないですよね、すべてを。憲法をすべて前文から知っているかといったら、それは知...全文を見る
○伊吹国務大臣 教育というものについての御質問と理解いたしまして。これは多くの人によって、教育というものをどういうふうに定義するかというのは難しいと思いますが、私は、人間にいろいろな働きかけをして、その人間の能力、能力というのは知的な能力と同時に人間としての品性というのでしょうか...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生は、御存じの上で私にお尋ねになるというのはちょっとひどいんじゃないかと思いますが、私が小学校のときからずっと教えられていたのは、みずから努力をし、朝早くから山へ入り、薪をとり、みずから努力をし、そして努力をした結果を最小限自分のものとして、多く残るものはできる...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生のお説は全くそのとおりだと思います。そして、特に地方分権時代ということをおっしゃいましたが、これは地方自治体も、コミュニティーとして自助努力、自己責任と同時に、住民は助け合って共生をしなければならないんですね。  日本国民というのは、日本人はどちらかというと...全文を見る
○伊吹国務大臣 ゆとり教育の評価は、人によっていろいろあると思います。これを導入した基本的な考え方は、最低限の学力、規範その他を身につけた生徒、学生が、現実の事象に対してその知識をどのように活用し、応用していくか。ですから、知識だけの詰め込みじゃなくて、応用のやり方をぜひ学んでも...全文を見る
○伊吹国務大臣 ですから、最低限の基礎学力、規範意識が身についていないままゆとり教育をやっても意味はありませんね、これはおっしゃるとおり。だから、現状で最低限の基礎学力がついているかどうか、このこともよく見きわめないといけません。  ですから、来年、全国統一学力調査を実施いたし...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず大切なことは、日本人社会、そしていずれは、これだけグローバル化しておりますから、国際社会で生きていくやはり基本的な読み書き計算能力、こういうものを同時に生きていく上で適用していく能力、こういうものがまず必要だと思いますが、同時に、それらを身につける意欲、そして...全文を見る
○伊吹国務大臣 いじめというのは、これはもう私どもが子供のころから、ああ、あれはおれがいじめていたのかなとか、あれはいじめを受けていたのかなと思い出すこともありますし、実社会でもあるわけですね。政界でもあるんじゃないかと思うんですけれども。  やはりそういうことはあってはならな...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生の御意見、総論として、私、大変賛同するところは多いです、さっきからお伺いしていて。それから、夏休み、冬休みもあんなにたくさん要らないだろうというのも、なるほどなと思って伺っていました。  ぜひ、この点については民主党も党内にいろいろな意見があるようでございま...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは、おまえが生きていかねばならないからと答えると思います。
○伊吹国務大臣 私の子供は、私がそのように育てましたが、一生懸命勉強して、今日に至っております。
○伊吹国務大臣 まず、先生のおっしゃったポストモダンあるいはポスト・ポストモダンというのは、一言で言えば、価値観が多様化をして、コントロールのきかない社会になっているということなんですが、それを前提に、それは変えられないものだから、そこで何をやっても仕方がないということを言い出す...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生のポストモダン理論から始まってのいろいろな御意見は、一つの先生のお考えだと思いますが、私たちはそういう考えをとっていないということです。ですから、これはもう見解が違うとしか申し上げようがないと思います。
○伊吹国務大臣 先生ちょっと、現行の教育基本法の制定の経緯は御存じだと思いますが、これは日本国憲法ができる前にできておる法律でございますよ。ですから、日本国憲法ができてすぐという今御発言がありましたが、それは逆でございます。まずこの法律が、昭和二十二年だったですか、できまして、日...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは、そのときにどの政党が政権を持っていて、どういう形で野党と御協議を申し上げながら、我々が野党かもわかりませんし与党かもわかりませんが、三分の二の議決を得なければできないことでございますから、もしも、今の理念法としての、今回提出しております教育基本法が憲法とた...全文を見る
○伊吹国務大臣 日本国憲法というのは、日本国の最高法規でございますから、将来改正された場合、万が一にも今御審議いただいている基本法と違うところが出てくれば、それは変えないといけないでしょう。  しかし同時に、私は先生に伺いたいのは、手続その他においてもかなり時間が今現にかかって...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生のお話をずっと伺っておりまして、先生は人を導いていただく手法についてお話しになっていると思うんですよ。我々は、国家の統治について国会は議論をしているわけなので、そこのところが少しやはり食い違っているわけですね。ですから、法律をつくり、制度をつくり、そしてそのも...全文を見る
○伊吹国務大臣 先ほど来申し上げておりますように、ポストモダンではそういうことは通用しないというんなら、ポストモダンは全く無政府状態になってしまうんですよ。やはり、国というものがあり、そこに国民がおり、そして人間の営みがある限りは、それを温かく包み、そして動かしていくシステムとい...全文を見る
○伊吹国務大臣 これはやはり先生、先ほど来申し上げているように、先生の社会の一つのルールとしての法律への考え方と、私どもが法律に対して考えている考え方の相違にやはり今の御質問は由来すると思いますが、やはり社会をつくっている限り、一つ、大きな社会の調和を保っていくのは法に書かれざる...全文を見る
○伊吹国務大臣 別に、私は矛盾するものだとは思いませんが、今、政府委員が答弁しましたように、指定管理者制度というのは、地方公共団体が、公の施設の設置の目的を効果的に達成するため、その自主的判断と責任において利用するものですから、そうじゃないものも当然あるわけで、ですから、従来の図...全文を見る
○伊吹国務大臣 今おっしゃった障害者の自立支援の法律は、これは先生御承知のとおり、どんどん一割の自己負担がふえていくわけじゃありませんよ。これは、やはり所得によって上限が決められておりますから、どんどんふえていくわけではありませんが、負担が従来のように無料であるというわけにはいか...全文を見る
○伊吹国務大臣 情操という言葉は、やはり何かに触れて、そして感動するというのか、そういう心のあり方だと思いますが、二条は一般論として記しておりますから、宗教というものは私は入っていないと理解すべきだと思います、宗教的情操というものは。
○伊吹国務大臣 まず、宗教的情操というものについては、別途、いろいろ、規定のところでお話し、お話しというか、お答えしなければならないわけですが、先生が最初ずっと挙げてこられたことですね、歴史的な事実の裏づけとしての。  今の国際社会を見るときに、例えば、イスラムというものは幾つ...全文を見る
○伊吹国務大臣 私は、先生がおっしゃっていることと私が感じていることと、そう大きく違いはないと思いますよ。(末松委員「だったら入っているよ」と呼ぶ)いやいや、それはそうじゃないでしょう。  というのは、宗教というものは人生においてどういう役割を果たすものかとか、あるいは、特定の...全文を見る
○伊吹国務大臣 例えば、生命の神秘とか、人間はどこから来たんだろうとか、宇宙だとか、こういうことについて、例えばカソリックにもいろいろな教派がありますが、カソリックのこの教派はこういう考えを持っている、そして、仏教ももうこれは無数に教派があるわけですが、あえて言えば、新しいタイプ...全文を見る
○伊吹国務大臣 非常に難しいところでしょうね、率直に言って。これは、末松派という宗派があるかどうかは別として、どこから生まれてきたということ、人間が死んだ後どこへ行くかということについては、この宗派はこのような考えで述べている、この宗派はこのような考えで述べているということを生徒...全文を見る
○伊吹国務大臣 いや、そんなことをできないというようなことは、全く政府も今まで答弁していないんじゃないでしょうか。例えば、先生の御専門のアラブの国を見れば、どういう宗教的背景で国家が成り立ってきているのか、その教義はどういうことなのか、この民族にはどういう宗教的背景があって今イラ...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは、イスラム教徒の教義ではこうこうこういうことであるから、結論的には命をみずから絶つことは認められないと教えているという事実をおっしゃることは別に問題ないでしょう。
○伊吹国務大臣 今おっしゃっているのは、私の方からむしろ、質問の中で私の質問に答えていただきたいんだけれども、私のこれから申し上げることを質問の中で答える形で私に質問をしていただきたいんだけれども、私がこういうふうに考えるよということが、それが宗教と先生が認識しておっしゃるんです...全文を見る
○伊吹国務大臣 別に、それは自分の人生観として、自分の価値観として、こういうふうに考えているということをお答えになるというのは、先生はそれが宗教だという前提で御質問になっているわけですね。それは入るかどうかは人によって違うと思いますよ。私は、今先生がお答えになろうとしているのは、...全文を見る
○伊吹国務大臣 先ほど来お答えしているとおり、教師が自分の人生観あるいは自分の心のあり方として、例えば、今先生の例で言えば自殺ですか、自殺について、人間が死んだらどうだよ、生きたらどうだよと言うことは、お話しになることは、さっきから申し上げているように、それは私は構わないんじゃな...全文を見る
○伊吹国務大臣 私も、実は中学校はキリスト教の私立に行っていたんですよ。そこで食事の前にお祈りのようなことをさせられました。現在も、私立のお話をしておられるわけですね。(末松委員「ただ、補助金を通じてという話があったので」と呼ぶ)いや、それは、そんなことはあり得ないと思いますよ。...全文を見る
○伊吹国務大臣 私はそういう報告も受けておりませんし、かつ、私学助成その他の今の現行法体系のもとでそういうことをする、もし先生がおっしゃっているようなことがあるとすれば、それは許されるような規定はないと思います。
○伊吹国務大臣 それは、今おっしゃったキリスト教研究会というものがどういう活動をするかということにかかっていると思います。もちろん、キリスト教の教義あるいはキリスト教の歴史的に果たした役割、こういうことを生徒が研究をしたいということは、公立であろうとも全く可能だと思います。ただ、...全文を見る
○伊吹国務大臣 教義が……(発言する者あり)よろしいですか、よろしいですか、ちょっと、こちら、お話をしているわけですから……(発言する者あり)いやいや、末松先生の御質問にお答えしているわけですから。  キリスト教の教義がこういうことだという客観的な説明をすることは何ら悪いことじ...全文を見る
○伊吹国務大臣 例えば、キリスト教の教えはこういうことを教えているよと、聞かれたときに答えるということはあって構わないと私は思いますよ。しかし、そのことから、それに価値観を持って答えるとか、キリスト教の教義はこういうことだけれども、これはこういうふうにいいものだとか、どうだとか、...全文を見る
○伊吹国務大臣 ですから、先ほど来申し上げているように、自分が理解し、マスターをしているイスラムの教義というものはこういうものだということを客観的に述べることは、別段悪くない、禁止されていることじゃないと思いますよ。  私だって、仏教の死生観はどういうものですかと聞かれれば、そ...全文を見る
○伊吹国務大臣 靖国神社の問題ということだけでは、ちょっと御質問の趣旨がよくわかりません。
○伊吹国務大臣 靖国神社にどのような教義というものがあるかは、ちょっと私は浅学にしてわかりませんが、神道一般の教義の中に含まれるんでしょうか。むしろ、靖国神社というものが、かつて国家管理の招魂社という一種の組織であり、その後、戦後それが宗教法人になってきて、祭られている者はこうい...全文を見る
○伊吹国務大臣 末松先生はどういう宗教ですかと聞かれて、自分の信じている宗教をおっしゃることは、まず何ら問題ありませんね。そして、そこで先生の信仰の内容を教えてくださいと聞かれた場合は、小坂さんの質問でいえば、それは極めて慎重に扱うべきことだと思いますが、神道というものはどんな教...全文を見る
○伊吹国務大臣 客観的に神道というものの中に神楽というものがありますから、それを見に行こうということがあっても私は構わないと思いますが、見に行くことを強制することはできないと思います。
○伊吹国務大臣 それは、先ほど来私が申し上げているように、宗教的行為の一端として神楽を見るということは、それは当然おかしなことになりますが、では、お祭りのおみこしを見に行っちゃいけないのかとか、みんなそういう、同じことじゃないんですか。(末松委員「公教育とは全く関係ないじゃないで...全文を見る
○伊吹国務大臣 まさにこれは言葉で言いあらわせないことですから、もし先生が御質問の中で私に教えてくださればありがたいことです。だから、慎重にやるべきだと言っているわけです。
○伊吹国務大臣 布教というのはやはり自分の信じている宗教を他人に信じさせようとする行為です。だけれども、今、先ほど来先生がるる、生徒がこういう質問したら、こう言ったらどうなんだ、こう言ったらどうなんだとおっしゃっているそのときに、自分の信じていることを生徒の心の中に信じさせようと...全文を見る
○伊吹国務大臣 ですから、それは、その教師が、特定の宗教あるいは自分の信ずるところを相手の児童の心に信じさせようとする心を持っているかどうかによるんじゃないんでしょうか。だから、まさにその心を持っているかどうかということが言葉の端々とかいろいろなところに出てくるわけでしょうから、...全文を見る
○伊吹国務大臣 まさに今、先生が、さまざまな宗教とおっしゃいましたね。一つの宗教が世界に存在するわけじゃなくて、人間の心の赴くままに無数の宗教があります。その中で、世界を動かす、あるいは多くの人類の中に入っている大きな宗教を基本的に学ばなければ国際人としては通用しないでしょうね。...全文を見る
○伊吹国務大臣 宗教に由来するいろいろな、例えば仏具とか仏画だとか、そういうものについてという御質問ですか。(末松委員「ええ、文化的なその背景、中に宗教的なものが当然入ってくる」と呼ぶ)これは、この仏教ではこういうことに使っていたものであるとか、そういう客観的な事実を教えることは...全文を見る
○伊吹国務大臣 それはもう、憲法というのは私たちの国の基本法でございますから、子供のころからこれを教えるというか、これに触れる機会をできるだけつくるというのは当然のことだと思います。
○伊吹国務大臣 まさに先生が御指摘になった、豊かな中でいろいろ問題が出てきているということをおっしゃいました。簡単に言ってしまえば、それを埋められるような日本人をつくりたいということなんです。  もう少し具体的に申し上げますと、やはり知恵だけで人間は生きているわけではありません...全文を見る
○伊吹国務大臣 先ほども民主党の土肥先生からポストモダンのお話がありましたが、教育現場でどういう意識を持ちながら対応していくとか、教育のあるべき、子供や児童に対する接し方をどうするかという前に、大きな枠組みをつくりかえないと、やはりなかなか難しいんですね。国家というのはそういう仕...全文を見る
○伊吹国務大臣 ですから、最終的な教育の責任は日本国にあるんです。それは中央政府にあるわけじゃないんですよ。日本国全体にあるんです。だから、この法律では、国と地方とが相協力してと書いた法律を我々は出しているわけでして、国と地方の役割分担の上に教育を行っていくということです。
○伊吹国務大臣 教育においては機会均等が保障されているわけですから、特に義務教育においては、親の地位あるいは所得によって扱いが違うということはあってはならないわけですから、義務教育国庫負担金だとか、いろいろなやり方によってそれを担保しているわけです。大学や高校においても奨学金とか...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、一般論として申し上げますと、責任というものは、みずからその責任をとらねばならない人間に、どういう表現がいいんでしょうか、行動する権利というのか、活動の力の源泉があった場合に、その活動によって失敗したらその人が最終責任をとるということなんです。  ですから、...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生がおっしゃっているような側面があることは、私は否定いたしません。そして、高等学校の評価というものが大学の入試によってなされているというのは、まことに残念なことですね。しかし、同時に、全国で国立、公立、私立合わせて五千四百八校ありますが、五百四十校以外の学校は、...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生のおっしゃっているような傾向がだんだん出てきているということは、私は否定いたしません。  しかし、例えばOECDの調査ですと、OECD全体では、保護者の学歴や職業等が子供の学力に与える影響ということからいうと、ドイツが一番高いんですね。それからイギリス、フラ...全文を見る
○伊吹国務大臣 参考人が御説明をいたしましたように、これは先生、余り深くお考えいただかなくても、最近の立法例に倣っておるわけでして、責任者である私が、教育の機会均等と、差別を記述したものではないということを明言いたしますから、御理解ください。
○伊吹国務大臣 小学生、中学生の進学の便その他を考えて決めていると思います。  それから、安倍首相のという御発言がいろいろありましたが、これは安倍さんが個人的に出された本だとかいろいろなものを含めていろいろな発言が行われておりますが、もう総理になられたわけですから、政策として実...全文を見る
○伊吹国務大臣 この分野ではもう石井先生は我々の大先輩で、いろいろ御経験を積んでおられる先生にこういうことを申し上げるのはなんなのですが、特に、義務教育段階で選別化を行い、学校に格差ができてくるということは、安倍総理が言っている、すべての児童に最低限の規範意識と学力を保証するとい...全文を見る
○伊吹国務大臣 今、A、B、C、Dに分けて予算で格差をつけているというのは、東京都のことをおっしゃっているわけですか。(石井(郁)委員「足立区です」と呼ぶ)足立区のことをおっしゃっているわけですね。  基本的に、先ほど来、もう先生が一番御存じのことですが、小学校の設置権者、人事...全文を見る
11月02日第165回国会 衆議院 教育基本法に関する特別委員会 第6号
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○伊吹国務大臣 大変多くの方々に御不安を与えてしまいました高校の必修科目未履修の問題につきまして、与野党の御協力を得まして、高校必修科目未履修についての処理の案ができ上がっておりますので、理事会のお許しを得て、各委員に御説明させていただきます。  まず、お手元に資料が配付されて...全文を見る
○伊吹国務大臣 学校側が五十単位時間というものを設定するということはできません。それは、学校教育法に基づく指導要領という告示、つまり、法体系の中で七十時間ということを定めております。  その定めている中で、卒業の認定及び証書を発出する権限が校長にありますので、その範囲の中で、今...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生はややこの処理方針をつくった者を困らせようと思って御質問になっていると思いますが、こういう異事異例のことでございますから、それは先生のおっしゃるようなことも言えるのかもわかりませんが、入試を控えて不安な子供もいますから、学校長の判断で、五十時間にされた場合は黙...全文を見る
○伊吹国務大臣 昨日、松本先生、藤村先生わざわざおいでいただいて、その点についても民主党としての御注意をいただいております。きょう御質問いただいて、大勢のマスコミの皆さんもおりますから、ここでのやりとりがまさにそういうことをみんなにわかってもらうことだと思います。  多くは進学...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、普通教育はなるほど小中高でございますが、その中の義務教育は小学校と中学校でございまして、ここは、先生は御案内だと思いますが、ほとんど必修科目で形成されておって、生徒の選択による科目というのは実態上はないと言ってもいいものです。  万一そういうことがあるか...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生は、もうよく、文部科学省と教育委員会、都道府県教育委員会と学校の関係を御存じの上で今の御質問をしておられると思いますが、文部科学省が教育委員会に持っております権限は、援助をし、そして助言をし、調査をする権限なんです。調査をしまして、教育委員会に対する権限はそう...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生にもう一つ今の御指摘にお答えしておかなければならないのは、私学、私立の高等学校以下の管理の責任の所在です。  これは、今回の教育基本法の民主党案によれば、建学の精神を尊重し云々ということが書いてあって、いろいろ教育委員会制度ができるときの議論を読み返してみま...全文を見る
○伊吹国務大臣 今回のことを受けて学習指導要領を変えるつもりはありません。これは例が適当かどうかわかりませんが、法に定められていることを守らないことがたびたび起こってきたら法の方を変える。例えば耐震偽装の強度が法に定められているとおり行われていないとかが余りに多いから、それでは法...全文を見る
○伊吹国務大臣 市場原理というのは、先生がお使いになっている意味を私も十分理解しているつもりですが、教育の場に市場原理という言葉を使うよりは、やはり自由競争原理という言葉に置きかえた方がいいと思います。市場原理というのは、どうしても、一種の経済行為を伴う金もうけという印象がついて...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生、ちょっとお許しをいただいて、その前に、私の気持ちはよくわかっていると言って塩崎官房長官に御質問を振られましたが、どうも伺っていると、私の気持ちを理解していただいているのかな、どうなのかなと思うので、若干触れさせていただきます。  私が、市場原理、お金の判断...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは先ほども申し上げましたように、昨日、保利委員の大変系統立った御質問があって、中身をごらんいただいていたらわかると思いますが、大島委員が冒頭お話しになったのは、東西冷戦が終わり、長寿化があり、そして、あらゆることがお金であがなえ、あるいは、税金、保険料を払えば...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは、この基本法が変わることになれば、後、その基本法の精神にのっとって、現実を変えていくための学校教育法その他の諸法を変え、あるいは政令を変え、通達を変えて対応するというのが当然のことだと思います。
○伊吹国務大臣 憲法というのは日本の最高法規ですから、当然、その法規をにらみながら各法があるわけですから、教育基本法においても、憲法の精神を尊重しということが書かれているわけです。ただ、いろいろ御議論があるのは、どちらが先か後かということがありますが、現行の教育基本法自体も、施行...全文を見る
○伊吹国務大臣 憲法と教育基本法というよりも、やはり教育について、教育基本法は、まさに基本法であり最高の立場に位置する理念法でありますから、順序からいうと、憲法と一般法の間に挟まっているような教育の基本法という位置づけだと思います。
○伊吹国務大臣 先生御自身が今おっしゃっているように、国民との間の法律の権利義務関係は施行によって生ずるわけです。これはもう御承知のとおりです。  ですから、昨日は、日本国憲法ができて、それから教育基本法ができたとおっしゃったから、それは違うんじゃないかということを申し上げたん...全文を見る
○伊吹国務大臣 ちょっと私の選挙区の京都の方々には大変遺憾な発言だったと思います。  しかしこれは、もうおられなくなっちゃったのかな、松本先生ともお話をもうちょっと続けたかったと思う点をまさに聞いてくだすったわけですが、現行の教育基本法の制定過程を私もずっとフォローして見ました...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生のおっしゃっていることは一つの御見識だと私は思います。ただ、昨日、先生はこの場にいらっしゃったかどうかわかりませんが、保利委員が冒頭、今の教育基本法の改正法案を与党内で議論するときのいろいろなポイントを極めて系統的に我々に教えていただきました。  そのときに...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、高校の世界史の前に、小学校、中学校、高等学校という過程を経ているわけですから、今の学習指導要領を私も読み返してみますと、日本史を中学校で必修にしております。これが必ずしも十分教えられているかどうかというのは御批判があることは私もよく存じておりますが、世界史は...全文を見る
○伊吹国務大臣 昨日、民主党の松本政調会長が私のところへお見えになりまして、既に卒業した人の中でも、ぜひもう一度未履修のものについて受講して、そしてルールどおりの卒業証書にしたいという人がいる場合は、それをやはり受け入れるということを講じてもらいたいと。私はまことにごもっともだと...全文を見る
○伊吹国務大臣 教育、特に義務教育においては、親の所得あるいは親の地位、あるいは地域によって学力差ができるだけ出ないようにするということは当然のことでありますし、先生が余り地方に教育の権限を、特に義務教育の権限を渡すべきじゃないという民主党案とは全く違う考えを持っていただいている...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、歴史を語り、そして歴史を理解し、その歴史の中からつくられた現在というものをどう理解するかということは、これはもう政治家として必須のものです。  しかし、安倍総理が、今先生がおっしゃった歴史を語れないというのは、総理というお立場にあれば、もろもろの事象のすべ...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、安倍晋三という方の心象というか心情を一番理解しているのは、むしろ官房長官だと思いますが、歴史を語るということは、安倍さんはそれだけの素養を持ち、語られると思います。しかし、歴史の評価、歴史観ということになると、人それぞれの価値によって、見る立場によってこれ...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは人それぞれだと思いますし、その人がしつけられてきた、あるいは育てられてきた環境によって、その人がどこまで道徳観を持っているかということによってもすべて違うと私は思いますが、私自身について言えば、私の祖先が積み上げてきた規範意識を私は身につけるように厳しく育て...全文を見る
○伊吹国務大臣 個々の政治家がどうであるかということは、私は、とても申し上げるほど道徳的な素養はございませんが、私自身は、親から教えられている規範意識というか、おてんとうさまに顔向けのできないこと、世間様に顔向けのできないことはやらないという気持ちで毎日を送っておりますし、多くの...全文を見る
○伊吹国務大臣 どうなんでしょうか。先生がおっしゃるいじめというのか道徳というのか、それは、おのおの、人それぞれの取り組みの中で出てくるもので、苦しみに耐えながら泣き言を言わずに頑張るというのも一つの道徳だと思います。
○伊吹国務大臣 まず先生、いろいろ、人の意見はやはり静かに聞く、そしてその意見に対して自分の意見があれば堂々とそれを述べる、私はもうそのとおりだと思います。  私が答弁している間もいろいろな不規則な発言がございますが、しかし、そのときに、不規則な発言を受けたとき、私は、人を静か...全文を見る
○伊吹国務大臣 私たちはやはりこの国に生まれたという誇りを持っているその国の呼び方が、表現の字はともかく、二つあるということについて、先生の今の思いを伺っておりまして、大変共感を持っております。  これは、学校でどう教えるかという前に、特に日本の公文書、あるいは日本人がどういう...全文を見る
11月06日第165回国会 衆議院 教育基本法に関する特別委員会 第7号
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○伊吹国務大臣 先生御自身が教育者として多くの若者を教育しておられるので、私自身からこういうことを申し上げるのも甚だ僣越だと思いますが、我々が提出しております法案の第二条に教育の目標ということを明記しております。ここに書いてあるような資質を備えた日本国民をつくっていく、これが教育...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、日本は法治国家でございますので、あらゆる政策、制度というのは法律が基本になっております。  したがって、教育についても、教育のまさにこれは基本法の審議をお願いしているわけで、この教育の基本法の審議を、法治国家の日本の国権の最高機関である国会でまず方針をお決...全文を見る
○伊吹国務大臣 基本的には、権利というものは必ず義務によって裏づけられているというのは、これは法理の基本なんですね。ですから、外国の方も、日本国内で必ずしも公教育を受けさせる必要はないけれども、自分の国に帰るなり、あるいは、日本の法律による公教育ではないけれども、例えばアメリカン...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生よく御存じのように、教員養成は二つの系統の大学で行われております。教員養成を専門的にやる学校と、一般学校においても教員資格を取ることを開放いたしております。  確かに、学校現場では、一番大切なことは先生と児童との間の信頼感、先生のお言葉で言えば魂の触れ合い、...全文を見る
○伊吹国務大臣 安倍内閣は最大の政策課題として、やはり教育の再生というか、これからの日本を担う国民の人間力の向上、頭と体とそれから心、この三つのバランスのとれた人間をつくらなければ、どんな経済や社会保障の改革をしても、それを使う人は日本人なんですから、いいかげんな使い方をすれば非...全文を見る
○伊吹国務大臣 これはもう、坂口先輩がお読みになって的確にわからないなとおっしゃるのは、みんなが持っている共通の感覚だと私は思います。というのは、教育というのは、やはり理想の日本人像とかこういうものは、おのおのの個人の人生観とか価値観によってみんな違いますね。ですから、なかなか一...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、これから育っていく児童には、やはり現時点に適合した一番ふさわしい教育を受けさせる。しかし同時に、現行の教育基本法にもこの教育基本法にも一章起こして「社会教育」という章があるんですね。  ですから、坂口先生は戦前の教育をお受けになっていますけれども、それ以上...全文を見る
○伊吹国務大臣 現行の教育基本法に書いてございませんで、今回書いておりますのは、例えば、今未履修が問題になっております高等学校というのは、両方にしっかりした記述がないんですね。それから、大学は、現在の基本法にははっきりとした章が起こされて書いてありません。しかし、これからはまさに...全文を見る
○伊吹国務大臣 今回は、率直に申せば、学校教育法に基づく指導要領どおりの授業を高等学校でやっておりませんでしたので、緊急避難的に、指導要領は変えずにその救済策を与党内で協議し、野党ともお話し合いをして、各教育委員会、そして、私学を管轄しております知事に通知をしたということです。 ...全文を見る
○伊吹国務大臣 いじめそのものについて、指導要領に書いているということはないと思います。  しかし、いじめ、弱い者をいじめちゃいけないとか、あるいはお互いに共生して生きていかなければいけないという精神については、どう教えるかということは、具体的なことは政府参考人からお答えさせま...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生も労働組合の御経験があると思いますが、労働組合の目的は、賃上げを確保することが実際問題としては大きな目標になっておりますが、そのことを労働組合の目標として掲げているという成文はないんじゃないでしょうか。労使の間の協調、そして適切な配分を受けるということがやはり...全文を見る
○伊吹国務大臣 よくぞ聞いてくださいました。まさにそのところが問題なんですよ。  であるからこそ、義務教育あるいは高等教育については、国として一定の基準を持って、ここまで教えたから高等学校卒業生である、あるいは義務教育の修了者であるという基準は、やはりこれは要るんですね。ですか...全文を見る
○伊吹国務大臣 今藤村先生がおっしゃったことと私はそんなに違う感じを持っていないんですが、結局、民主党案の場合は、教育の責任は国にある、しかし実施権は首長にあるということを言っておられるわけですから、藤村先生がおっしゃったように、国にあるということをどこまで基本法以下の法律で担保...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは教育特別委員会で、この委員会に教育基本法の御審議をお願いしているわけですが、その御審議の過程で、委員がどういう御質問をなさるかということは、これは理事会で協議をしてお決めになることに当然我々は従ってお答えをするということですから、それは先生御遠慮なく、御質問...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、先生の御議論を聞いていると本当に私は共感を覚えます。  しかし、民主党の中の皆さんが同じ意見でしょうか。つまり参議院の方々も含めて。つまり、道徳を守らなければならないとか、いいこと悪いことはというお話をされると、だれもそのとおりだと思うんですよ。それは私...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生の御意見を伺っていると、あらゆることは学校で教えられるという前提に立っておられるんですよ。子供は、まず、日本語がしゃべれるのは、学校で教えてもらっているからしゃべっているわけじゃないんですよ。学校教育以外のところから言葉はいっぱい入ってきます。こういう言葉はし...全文を見る
○伊吹国務大臣 どうぞ、発言したことを、いろいろな人が自分の解釈で、今もいろいろ教育指導要領の話その他ありましたが、私が申し上げたのは、私は先生と同じ意見なのは、読み書き計算などというものは、本来学校できちっとマスターするようにすべきだと思います。家庭の教育力が落ちているというの...全文を見る
○伊吹国務大臣 いや、実は、一方的に決めつけられて説教されましたので、そうではないということを申し上げたわけです。先生、もう言葉のやりとりはやめたいと思いますが、塾へ行かすためにパートに出ているとおっしゃったから、パートにはいろいろな目的があるよと言ったんです。これは組合の交渉じ...全文を見る
○伊吹国務大臣 全く、最後に意見は一致いたしております。
○伊吹国務大臣 文部科学大臣という立場ではなかなか言えない私の心境を、先生がすべて正確におっしゃっていただいたと理解しております。
○伊吹国務大臣 先生の、最初、私の思いを全くそのとおり吐露していただいたことについてはもう私は何ら異議はございませんが、二度目におっしゃったことについては少し考えが違います。  それは、今起こっていることは、ある程度教育の制度、あり方等にかかわってくることでありますけれども、そ...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは、今起こっている事態は確かに許されざるべきことですが、今の制度や仕組みがあるから起こっているという面は私は必ずしも否定しませんけれども、先生が何度もおっしゃっているように、これはその任に当たる人たちの、まさに戦後六十数年積み上げてきた、公教育を含めた教育の中...全文を見る
○伊吹国務大臣 ですから、先生、これは逆に考えると、今の状態を考えながら、教育基本法をもう一度つくり直してというか修正をしたから、では現実が変わるかといったら、やはり変わらないんじゃないでしょうか。  むしろ、問題は、今出している、民主党がお出しになった対案についても私はそうい...全文を見る
○伊吹国務大臣 私は当時の大臣でありませんでしたので、必ずしも当時のことを正確に代弁できるかどうかわかりませんが、今先生が御指摘になった各県の事案は、各県の教育委員会を通じて文科省に報告をされてきておりました、後で聞いてみると。  そのときに、確かに今回のような全国的広がりがあ...全文を見る
○伊吹国務大臣 失礼しました。さっき、一校、二校と言ったのは、一県、二県という意味です。特定の県に限定をされていたので、その県の教育委員会とのやりとりをしていたと報告を受けたということでございます。  それで、中学校は、先生がおっしゃったように、履修漏れというのは二、三、既に報...全文を見る
○伊吹国務大臣 午前中にも御党から御質問がございましたときには、もう小学校では先生は忙しくて大変だ、そして、しかし分数もできない、だから補習に行かざるを得ないという御質問がありました。今はやや楽をさせ過ぎているという御質問の趣旨ですが、小学校、中学校で……(野田(佳)委員「という...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生は国対委員長までおやりになっていますから、質問の向こうにある落とし穴を私は十分理解して答弁をいたしております。  できるだけスピード感を持ってやりますが、いつ、どのような形でそれを処理するかは理事会の御判断にゆだねます。
○伊吹国務大臣 そういうことも含めて随分たくさん御注文を先生からいただいておりますので、優先順位をつけまして、文科省で処理をいたします。
○伊吹国務大臣 きょうは、政府参考人は一切だめだと先生がおっしゃったので、私がすべてお答えをしておりますので、きょうの御注文を一つ一つ今秘書官が書いておりますから、帰りまして、そのことは正確に伝え、指示をいたしたいと思います。  ただ、一つ御理解いただきたいのは、私立高等学校と...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、法理の基本的な法哲学を学んだときに教えられることは、権限のあるところに責任ありということです。したがって、学習指導要領というものを作成して、全国一律、私学を含め、制度がどうであろうと、チェック機能があろうとなかろうと、どれだけの権限が文科大臣にあろうと、とも...全文を見る
○伊吹国務大臣 法律的には全くそのようなことは可能だと思いますし、私学助成をカットするやり方でやるのか、当該校長に対する人事権がこれは私学の場合は率直に言ってございませんので、唯一のペナルティーというと今先生がおっしゃったところへ戻ってくるんだと思いますから、一応、ある程度の落ち...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは私が先生に申し上げるまでもないことですが、決められた法律というのは、国民あるいは個人との関係で権利義務その他が生じてまいります。これは、御党の岩國先生が御質問になったときは、私の判断が正しいと民主党内の岩國先生はおっしゃいました。つまり、施行の時期は、これは...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは先生、やはり法治国家である限りは、生まれたのは届け出た日なんですよ。
○伊吹国務大臣 いやいや、それはもう先生のおっしゃっていることも私はよく理解しております。私の言っている法理的なことも先生は理解していただいていると思います。  ですから、お互いに、率直に言えば、憲法ができていない段階で教育基本法を審議するのはおかしいという質問が次々出てまいり...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは、先生、やはり法律というものは施行されて初めて効果が出るわけですから。先生のおっしゃっていることはよく理解します。おっしゃっている作成の経緯だとか何かはよく理解しますが、法律は、作成段階でこうだったとかああだったとかということを言い出したらこれはもう法律にな...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは、できてということは、施行しないとできないんですよ、法律というのは。案文をつくっていったり審議をしたりするということとは別ですから、それは。法理論的に言えば、やはり施行して初めて法律というのは生まれるんですよ。
○伊吹国務大臣 ですから、今先生がおっしゃったことを法の作成過程の論理を踏まえて御発言いただくのなら、私はそれは否定いたしません。
○伊吹国務大臣 これはもう、先生が私の法理論を正しいと思っておられるんなら、私に撤回しろとおっしゃるのも私も困るわけでして、だから、お互いに理解し合えばよろしいんじゃないですか。おっしゃっている気持ちはそうだということであれば、私はその御発言をそのまま受けとめます。  ただし、...全文を見る
○伊吹国務大臣 政調会長と土肥先生の御質問をもう一度正確に教えていただけますか。
○伊吹国務大臣 それはちょっと、先生とも思えない御発言だと思いますよ。  一番最初に土肥先生がおっしゃった、日本国憲法が生まれてとおっしゃったから、私はそれは違うということを言ったわけです。生まれた後で教育基本法が出てきたからという趣旨のことをおっしゃいましたからね、それは違う...全文を見る
○伊吹国務大臣 いや、野田先生、理路整然と私を攻撃されるからそういうことになるんであって、土肥先生がおっしゃったのは、生まれた後でとおっしゃったから、それはちょっと違いますと。ずっとという言葉を使ったのは私の間違いだったと思いますが、それは違いますと。それを受けて、松本政調会長が...全文を見る
○伊吹国務大臣 最初からそういう法理に基づいた御質問の内容であれば、私は何らそれは否定いたしておりません。
○伊吹国務大臣 過去のことについては、私は就任して一カ月でございますから詳しくは、批判することはできませんけれども、現時点で見ると、この数字がやはり実態を必ずしも的確にあらわしているものではないと私は思います。  民主党の皆さんも、このいじめの問題が大きく報道されてからいろいろ...全文を見る
○伊吹国務大臣 私が指示をしたということは、都道府県教育委員会に出す調査書について少し考えてみろ、調査書の書き方を考えてみろということを文部科学省の担当者に指示したということです。  申すまでもございませんが、先生はよく御存じだと思いますが、指示権は一切文部科学大臣にはございま...全文を見る
○伊吹国務大臣 法律構成にかかわることでございますので、委員長のお許しをいただいて、後ほど政府参考人から法律の条文は説明をさせたいと思いますが、もう先生すべてわかって質問しておられるから、ありていに言いますと、今先生がおっしゃった地方自治法による権限は、平成十一年まではきちっと教...全文を見る
○伊吹国務大臣 私は、就任してから、これはおかしいと思って、質問書の内容等を変えろということを指示したわけです。  今までの歴代大臣も調査はしておるんですよ。調査はしておるんだけれども、学校が結局教育委員会に、先生の感覚からいえば違う事実を報告しているわけですよ。自殺の原因は多...全文を見る
○伊吹国務大臣 私は、わざわざ前に言葉を挟んでおりますよ。先生の感覚からいえばゼロというのがおかしいということであれば、これは学校長が必ずしも原因を正確に把握せずに教育委員会に出してきている。それを各教育委員会がそのまま、調査をかけているんですから調査に対する報告として文科省へ持...全文を見る
○伊吹国務大臣 私は、現実を見る限りおかしいと思います。おかしいと思うから、調査書の変更だとか何かを指示しているわけです。
○伊吹国務大臣 ゼロが上がってきたのは、それは私が大臣のときじゃありませんから、どういう理由で上がってきたか、それは、私自身、過去のことを推測してお答えすることはできませんけれども、大勢の人の意見を聞いてみて推測するに、先ほどから何度も申し上げているように、自分をよく見せたい、自...全文を見る
○伊吹国務大臣 教育委員会の報告を、私は着任して一カ月しかおりませんけれども、私が見たって、それは大騒ぎになったから後講釈的に私はおかしいよと言っている立場で、大臣はずるいよとみんなに言われるかもわかりませんが、後講釈的に、私が見た、これだけ騒ぎになって見ている立場から言うと、お...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生もやはり野党の中の政治家としてかなり経験を積んでおられるからよく御存じだと思いますが、この地方自治法による措置命令権というものが今まで発動された事例がございますか。一度もありませんよ。そして、これの発動の条件は、各所管の国務大臣から内閣総理大臣に要請をして、内...全文を見る
○伊吹国務大臣 いや、先生が地行法にあるとおっしゃるから私は申し上げたわけです。  ですから、権限をどこまで使うかについては、何事だって長所と短所はあるんですよ。批判する方は短所のことだけ、これをやればこんないいことがあるよとおっしゃるけれども、必ずそれに対する反作用というのは...全文を見る
○伊吹国務大臣 いや、存じません。教えてください。
○伊吹国務大臣 ちょっと教えていただきたい。よくわからないんですが、三年以内に離職する何が七割、何が五割、何は三割なんでしょう。それがよくわからない。  例えば、大学を出て就職した人で三年以内にやめる人は何割とか、高校を出て何割とか、中学を出て三割とか、そういうことですか。
○伊吹国務大臣 よくわかりました。  今先生おっしゃった、中学で七割、高校で五割、大学で三割という離職は、進路指導が適切じゃなかったからやめた人も入っているでしょう。しかし、同時に、就職をしたけれども自分で新しいビジネスをやりたいという人もいるでしょうし、また、もう一度学校へ戻...全文を見る
○伊吹国務大臣 ちょっと、私も細かな進路指導の、今の、五十二年から変わっていないというものの内容がどういうものか、まことに申しわけありませんが読んだことがございませんので、先生の御指摘を受けて、帰ってみまして、目を通してみたいと思います。
○伊吹国務大臣 先生が御指摘になりましたように、現在、中学校と高等学校には進路指導を行うための進路指導主事というものを法定上義務づけております。これは学校の教員がこれに当たっているわけですが、その期間が長い短いの先ほど御指摘がありました。これはよく受けとめておきたいと思います。 ...全文を見る
○伊吹国務大臣 結構だと思います。
○伊吹国務大臣 今回の教育基本法の審議は、より慎重であるのではなくて、より積極的にあるべきだと私は思います。  それで、先生が今御質問になっている子どもの権利委員会との関係でいえば、小坂さんがいろいろ答弁をして、そしてその答弁を受けて、保護者の意見を十分聞かねばならないというの...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生、教員にもいろいろあるんじゃないでしょうか。もし先生がおっしゃるような崇高な使命を持ってやっておられる教員ばかりなら、なぜ九万近くの未履修の生徒を輩出させるんですか。やはり基本的に、先生の今おっしゃっているような立派な、家へ仕事を持ち帰ってまでとおっしゃってい...全文を見る
○伊吹国務大臣 いやいや、ちゃんと答弁せないけません、それは。  先生が今御質問になっているのは、伺っていてよくわかります。  それは、家庭教育を支援するために必要な施策を講ずるよう努めねばならない、この範囲がどこまでであるかということは、この基本法に書くのではないんですよ、...全文を見る
○伊吹国務大臣 強行採決云々のところはちょっと参考人には答えさせられませんので、私からお答えをいたします。  強行採決というのは一体何なんでしょうか。これを定義しなければなりません。そして、各国会法あるいは議事規則、あるいは我々の院は名誉ある先輩の慣例によって動いております、そ...全文を見る
○伊吹国務大臣 石井先生、これはやはり各県の実態によってかなり違うと思いますが、教育委員会がだまされていたのか、だまされていたふりをしていたのか、結果的に文部科学省がだまされたのか、これはおのおのの県の実態によって違うと思いますが、どのようなことであっても、やはり九二、三%の児童...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生、私は、だまされていたとだけ申したわけではございませんよ。その後に、だまされたふりをしていたのかもわからないということをつけ加えております。  つまり、おのおのの県によって少し事情がやはり違うと思うんです。先生は先ほど、ある県においては、未履修を今回行った進...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生、これは、教育基本法が通ればすべて足立区でやっているようなものが全国に広がると断定をされますが、私はそうじゃないと思います。  それで、先生と私は意見を同じゅうするところもあると思います。それは、できれば教育の分野に私は市場原理は持ち込むべきじゃないと。しか...全文を見る
○伊吹国務大臣 私自身は、今のところそのような考えは持っておりません。しかし、世論の動向を見きわめて判断をしなければならないかもわかりませんが、私は、今のところそんな考えは持っておりません。  そこで、家庭教育というのは、しかし先生、この条項には同時に、家庭の自主性を尊重しとい...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、先生、事実関係を申し上げますと、民主党案になるのか、自民党案になるのか、理事同士の話し合いになるのか、この法律が通った場合、どのような法改正その他が必要なのかを大臣である私に教えろという指示は私がしております。  しかし、今配っていただいたような資料は、...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは、石井先生、先ほど申し上げたような経緯があって、ここで私は、理念法が通れば、あと閣法あるいは政令、いろいろ御答弁を申し上げているけれども、具体的な項目としてどういうものが上がってくるのかを検討して私に教えろということを私は指示はしておりますが、大体、先生、だ...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは先生、私が文部科学省の責任者ですから、私からお答えをいたします。  いろいろなことが話題になったり議論になっておりますから、調査研究をして、いいか悪いか、いろいろなことを第三者から聞くことは結構だと思います。しかし、今現実問題として、このバウチャー制度を入...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生のお地元の大分は私も好きな県ですから時々行きますが、おっしゃっているような実態がかなりあることも理解しておりますが、同時に、私の地元の大都会の京都市においても、中心部は五校、六校が廃校になって、一校になっております。ですから、先ほど政府参考人がお話ししたのは、...全文を見る
11月08日第165回国会 衆議院 文部科学委員会 第4号
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○伊吹国務大臣 これは先生、いじめの定義というのは非常に難しいですね。現場で生徒を預かっておられたお立場でも、これがいじめだというのは受ける人によってみんな違うと思います。それで、やはり行政をやっていく上では、ある程度の基準というか定義みたいなものをつくらねばなりません。確かに、...全文を見る
○伊吹国務大臣 私に私あての手紙が届いたのがお昼だったと思います。教育特に張りつけになっておりましたので、終わった時点でその手紙を拝見いたしました。  率直なところ、使っている漢字とか、あるいは教育行政をかなりよく御存じというのか、知っておられるような内容ですので、私はいろいろ...全文を見る
○伊吹国務大臣 私が出しましたメッセージは、記者会見で手紙を出した方に何か訴えることがありますかと言われまして、実は何の準備もしていなくて、とっさに申し上げたことでございますので、もう少しあれを加えておいた方がよかったかなとか思うことが後でございますが、先生がおっしゃったように、...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは先生、二つの面があると思います。  学校教育法に基づく政令、それに基づく大臣の告示によって学習指導要領というのは決めておるのは御承知のとおりです。学校教育法という法律の性格からいって、この法律に罰則を置くというのは、やはり立法政策上非常に難しいと思います。...全文を見る
○伊吹国務大臣 今回の残念な未修事件の裏には、まさに、先生がおっしゃったことはそのとおりだと思います。  巷間、大学入試に合わせて学習指導要領を見直して、そして不必要なものを落としていけという意見がありますが、私は、これはとりません。これはおかしいんじゃないかと思います。例えが...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生は文教行政に大変御造詣も深いんですが、今回の未履修の問題を体験してみて、私が考えていることと同じことを先生が今おっしゃっていただいたと思います。  私学は、まことにこれは問題があると思いますね、今の行政のあり方は。ただ、戦後のいろいろなやりとり、反省の中で、...全文を見る
○伊吹国務大臣 いじめ対策基本法的法律を例えば議員立法等でおつくりいただくということは、非常に有意義なことだと思いますが、先ほど馳先生の御質問にもありましたように、いじめをどう定義するかというのは、これは先生、やはり非常に難しいんじゃないでしょうか。特に、受けている方がそれをいじ...全文を見る
○伊吹国務大臣 社会が随分変わってまいりましたから。私は、やはり本来は、家庭というものが子供の変化を見抜く一番スタートだと思いますね、それから地域社会。ところが、残念ながら今、この二つが時代の変遷とともに大きく崩壊を始めてきていて、学校に大変重荷がかかっているのが現実ですね。 ...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生のおっしゃっていることはそのとおりだと思いますし、予算あるいは調査の機関等を考えて、有用な御提言として受けとめさせていただきたいと思います。
○伊吹国務大臣 一つの有用な御提言だと思いますが、私も、現場の先生の何人かの方とお話をしてみました。子供の兆候をできるだけ早くつかむ、子供が話しやすいような雰囲気をつくる、随分努力をして、そして、その兆候をつかんで、いじめている方の御父兄に話すと、大体、大変な批判を受けて、人権問...全文を見る
○伊吹国務大臣 未履修の問題は、一つは、先生の御指摘のとおり責任問題をどうするか、もう一つは、先ほど馳先生がおっしゃった、大学入試との関連において高校に課している学習指導要領をどう考えていくか、この二つだと思います。  先生の御指摘の部分については、まことにこれは残念なことなん...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生がおっしゃったことは、総論としてだれも反対はしないと思います。ただ、高等学校のお話をしていらっしゃると思いますので、プラグマティカルに言うようなものはどうなんだと。しかし同時に、人間としてリベラルアーツ的な深み、これをどういうふうにつけていくかということは、や...全文を見る
○伊吹国務大臣 拝見をいたしました。
○伊吹国務大臣 基本的に、私たちの国は、選挙による代表制によって、多数決原理で動いて意思決定が行われているわけですが、同時に、何度かに一度の選挙で選ばれた者が選ばれたから何をしてもいいというおごりを持ってはいけないわけですから、おっしゃったように、タウンミーティングその他において...全文を見る
○伊吹国務大臣 責任者として拳々服膺させていただきます。
○伊吹国務大臣 従来のケースは、例えば兵庫なら、非常に多くの高等学校でこういうことが起こったわけですが、当該県に集中をしておったわけですね。ですから、先生のお言葉をかりれば、感度が少なかったということだと思います。  今回は、富山から発しましたけれども、これは確かに報道されたか...全文を見る
○伊吹国務大臣 むしろ、私は笠先生にお聞きしたいんですが、今も高等学校については都道府県教育委員会に権限があるんですよ。あるけれども、こういうことが起こっているわけでしょう。都道府県の教育委員会じゃなくて、都道府県に権限を渡したらこういうことは起こらないという保証はありませんよね...全文を見る
○伊吹国務大臣 私がお伺いしたことについて、質問の形で結構ですから、ぜひ見解を明らかにしていただきたいと思います。どのような制度改革にも必ずプラスとマイナスがあります。ですから、私は、教育委員会は今のまま残すべきだと思っています。  そして、あと、都道府県の教育委員会と市町村の...全文を見る
○伊吹国務大臣 私の理解からすると、これは国会で議決をされたことですから、私自身がそのことについて批判をするということはいたしませんが、十一年の地方分権法のあり方がよかったのかなという感じは私は持っております。
○伊吹国務大臣 私が申し上げていることを言葉どおり理解していただけば、おわかりになると思います。
○伊吹国務大臣 二つ申し上げたいと思います。  今の件については、先ほど来お答えを申し上げているように、現場は率直に言って非常に手が足らないほど、各都道府県の教育委員会はこの問題で混乱をしていると言ってもいいと思います。できるだけ早くこれを収拾して、そして、例えば未履修の七十時...全文を見る
○伊吹国務大臣 当時、意地悪をされたなとか、けんかをしたなとか、そういう思い出はたくさんございます。後で考えると、いじめをされたのかなとか、今先生のおっしゃったように、逆にいじめをしたのかなということがありますが、当時は、意地悪をしたとか、けんかをしたという思いの方がむしろ強かっ...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、午前中の質疑でもございましたが、いじめというのは非常に定義のしにくいものでございます。だからこそ、私も最初の御質問に対してやや自信なげに答えたということでして、別にいじめというのは学校に限ったことじゃございません。実社会でも、会社でもどこでもあることでござい...全文を見る
○伊吹国務大臣 大変難しい御質問だと思いますが、午前中にもお答えしたように、豊かになる社会の中で必然的に起こってくる人間の病理のようなもの、それが小学校、中学校、高等学校にもやはり噴き出しているというのが総論的なことだと思います。
○伊吹国務大臣 私は、それを理解したからこそ、新聞に報道され、テレビで報道されているような行動を文科省にとらせたわけでございます。  それで、あれは日曜日だったですか、民放の番組に私が依頼をされて出ましたときに、小さなときにいじめを受けていた作家の方と、それから現に児童を預かっ...全文を見る
○伊吹国務大臣 北海道の件で問われているのは、一般のいじめによる自殺と少し違った面があると私は思うんです。  これが実は問題になったのは、命を失った子供が、命を失って、一年後にこのことが発覚しているということです。つまり、子供は、その間、命と引きかえに自分の思いを書いたものを出...全文を見る
○伊吹国務大臣 私が周りの人にぜひお話をしなさいと言ったのは、先生がおっしゃっているのと少し違うんじゃないでしょうか。  私が言っているのは、お父さん、お母さんに、お母さんという言葉があったかどうかわかりませんが、話しているわけですよね、子供は。そして、いじめられているというこ...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは先生、ちょっと違うんじゃないですか。もしも周りの人に話しなさいというだけしかやっていないということであれば、なぜ文部科学省は、あれだけの方に御迷惑をかけながら、社会のあらゆる場面の人に協力を求めて、君の言い分、気持ちを私は受けとめているということを表に出して...全文を見る
○伊吹国務大臣 いじめによる自殺の統計が非常に少ないじゃないか、あるいはいじめの把握が不十分じゃないかというおしかりは、再三いろいろな場で受けているんです。今政府参考人が申しましたように、今の文部科学省の各教育委員会への数字を上げてくださいという指示は、今先生がおっしゃった根拠で...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは先生、少し違うんじゃないですか。やはり一人一人の子供の兆候を見つけて、そして本当にこの子は学校にずっとおらせればいじめのために追い詰められてどうなるかわからないということを的確に判断されるのは担任であり、学校の先生でなければならないんですよ。  私が今、文...全文を見る
○伊吹国務大臣 何度も申し上げているように、そういう立場に追い込まれたけれども、教師が多分気づいて、そしていろいろな配慮をしたりあるいは転校させたりして、自殺の数字として表に上がってこない人もたくさんいるんですよ。それだけの努力をしているんですよ、現場は。  だけれども、それは...全文を見る
○伊吹国務大臣 ですから、いじめで大変つらい思いをしている子供、その他の事情で不登校になっている子供、その子供たちについては、今先生が言っておられるようなことは法制的には可能なんですよ。しかし、それは例外的に可能なのであって、教師の指導の中でその例外規定を使っていかねばならないの...全文を見る
○伊吹国務大臣 この点については、けさほどの審議でも各党からいろいろな御意見が出ております。  一つは、大学入試と高等学校の指導要領との関係。それからもう一つは、教育委員会、当該学校の教職員の規範意識。それから三番目に、これは今先生がおっしゃっていることを、私がまさにこの問題が...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは先生、おっしゃるとおりだと思います。  ただし、出向者であろうとなかろうと、その任にある各教育委員会の担当責任者は同じようなそしりを受けなければなりません。
○伊吹国務大臣 出向者が当該県において未履修の事態に直面をして、指導して、帰ってきて、そして今先生のおっしゃっているようなポストについた場合、常に、言葉は適当じゃないかもわかりませんが、そういうことが公立の高等学校では起こりがちであって、そして、それを管轄する教育委員会はよくその...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生、最後のところは、文部科学省が黙認をしていたと言い切られて、そのまままたどこかの記事になると困りますから率直に申し上げておきますが、失敗や何かはいろいろあったと思いますが、文部科学省が事実を知っていて黙認したということはございません。
○伊吹国務大臣 私は先生と全く認識を同じゅうしております。今回のことは、とりあえず火事を消したということでして、出火の原因がどこにあったのか、その他この消火活動の中でいろいろふぐあいがどこにあったのか、これはこれから検証しなければなりませんし、ぼやを出した責任はどこにあるのかとい...全文を見る
○伊吹国務大臣 この点は、午前中、自民党の馳委員から同様の御質問がありました。高校の学習指導要領と受験科目の問題は裏腹の問題で、先生御指摘のとおりだと私は思います。  ただ、ぜひ御理解をいただきたいのは、先ほどのような共通認識を持っているがゆえに、受験がこうだから指導要領をそれ...全文を見る
○伊吹国務大臣 先ほど来から、先生と認識をともにしているというので、和気あいあいと議論しているように見えますが、実は私たちは、現場の校長先生や学校の先生方の置かれている立場と少し離れて、格好いい議論をしているかもわからないんですね。これは、よほどよく私たちも自戒して議論しなければ...全文を見る
○伊吹国務大臣 今の、目的を各学校がお立てになって努力をされるということを、とめるということはやはりできないと思いますね。しかし、その目標を達成するために法令を破ったり、あるいは、やや反社会的な裏づけによってその目的を達成しておられれば、その学校の評価が落ちていくという社会でやは...全文を見る
11月09日第165回国会 参議院 文教科学委員会 第4号
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○国務大臣(伊吹文明君) 私のこの遺書を受け、遺書といいますか、この自殺予告の文書を受け取ったときの気持ちを率直に申し上げますと、先生が今いみじくもおっしゃいましたように、北海道の事案の言葉を大変使っておりますね。それから同時に、なぜ自分の、パンツと書いてあったですか、ズボンと書...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 大変広範なお尋ねがありましたが、今回の未履修の問題あるいはいじめの問題等で現れてきた大きな視点は二つあると思いますが、一つは、例えば高等学校の本来の教育の目的と大学入試の関係、つまりこれは指導要領その他のことになると思います。ここは一つ大きな問題でござい...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先ほど中川委員が、私が一番最初に考えたことを鋭く御指摘になったのは、北海道の事案、福岡の事案がみんなこの手紙の中に入っているんです。そして、教育行政についてかなり流れを知っておられますし、漢字だとか何かは非常に難しい漢字も使っておられます。いろいろな可能...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) いじめは別に学校に限ったことではございません。政界の中にもありますし、テレビ局の中にもございます。しかし、子供はやはり精神的、肉体的に発達途上にありますので、これは特にやっぱり慎重に対応しなければならない。  そして、ただ、衆議院で昨日同じような集中審...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) おっしゃるとおりでしょうね。  しかし、いじめというのは誠に多種多様であって、先生がおっしゃったように大きく時代が変わってきております。私の時代は、やはり家庭というものがもう少し存在していたというか、御両親のうち奥さんがうちにいる時代でしたから、母親が...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生がおっしゃったお言葉をそのとおりかりれば、感性がなかったといえばそのとおりだと私は思いますね。  しかし、再三申し上げているように、いじめというのは非常に多様な問題であるし、できるだけ隠し立てをせずに、この問題が、こういう問題が起こらないようにやっ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) いろいろな場面で私は私なりに先生の今おっしゃっているのと同じことをお伝えいたしております。同じことをお伝えするにも、言葉の強さ弱さ、感情を出すか抑制して話すかによって受け止める人はみんな違ってくると思います。
○国務大臣(伊吹文明君) 今の議事録とおっしゃったのはどういう性格のものか分かりませんが、私は、小渕政務官が帰ってまいりまして、小渕政務官からの出張報告、彼女の筆になった出張報告を拝見しております。
○国務大臣(伊吹文明君) この一件というのは、具体的にどういうことでしょうか。
○国務大臣(伊吹文明君) そして、先ほど文部科学省で付いている人間もそういうことは言っていないと先生おっしゃいましたね。文部科学省の付いていっている人間もメモを取っちゃいけないなどということを文部科学省は教育委員会に言っていないという趣旨のことをおっしゃいましたね。
○国務大臣(伊吹文明君) それにもかかわらず、教育委員会はそういうことを保護者に言ったと。そして、後で先生がお電話を掛けられたら、そんなことは言っていないと。  そんなことというのはどういうことですか。
○国務大臣(伊吹文明君) つまり、小渕さんが行ったときにこの保護者に言ったことと、先生が確認されたときと、全く違うことを教育委員会が言ったということですね。それは誠にけしからぬことなんじゃないですか。  それで、先ほど福岡の教育長にお会いになったとおっしゃいましたね。そのときに...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 蓮舫先生のおられたテレビ局と蓮舫先生が持っておられた番組は極めて自制心を持って今回の問題にも対応しておられると信じたいと存じますが、これはいろいろ難しい問題がありますね。あちらを立てればこちらで批判を受け、こちらを守ろうとするとまた批判を、別の面で批判を...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず最初に、今先生が教員時代の御経験をお話しになりましたけれども、大変謙虚な、そして自分を抑えたお話を私なさったと思います。先生のようなお気持ちで、他人を一方的に批判するんではなく、自分がまず反省をする、自分がしっかりと自分を見詰めるという教師ばかりであ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) この前も、北海道それから福岡の事案がありまして、役人の諸君が最初調査に行ったわけですね。どうも、先ほどやはり蓮舫先生がおっしゃっていたような私もその報告を受けて感じを持ちました。それで小渕さんと池坊さんが改めて行かれたわけです。  一番大切なことは、や...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは先生、ちょっとどうでしょうか。最初、ホームルームですか、のときに見付けたと、次々替わると。で、授業が終わったら、君、少し話をしようと、これがやっぱり感度なんじゃないでしょうか。
○国務大臣(伊吹文明君) そういう部分で悩んでおられるということは事実かも分かりません。そして、しかし、それは先生、学校に特有の問題ではないんですね。どの社会でもいろいろな制約の下で自分が最大限の努力をして、そして何とかこう成果を上げようと思って多くの人は汗をかき、悩んでいるわけ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 結論的に言えば、今先生の御指摘のとおりだと思います。  これは、先ほど来、政府参考人の初等中等局長がお答えをしておりましたが、今御指摘のように、兵庫県とか広島県とか、いろいろ未履修の問題が過去にあったんですよ。あったけれども、これは一県の中の問題として...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) おっしゃるとおりだと思いますね。  この問題は、教育行政的に言えば、文部科学省が法律に基づいて基準を示している学習指導要領を高等学校は守らなかったということ、それを守らせられなかった先ほど来御質問のある教育行政の権限と権限のあるところに生ずる責任との関...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、先生と私は若干イズムが違うと思いますから、先生が善き市民とおっしゃいましたが、私はそうは思いません。立派な国民と私は理解しております。  その上で申し上げれば、高等学校教育の目的というのはやはり、高等学校で卒業する人もいるわけですからね、社会に出...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 一つの御提言だと思います。  つまり、今回未履修の問題のときにも明らかになったように、卒業資格の認定権というのは個別の学校長にあるわけですね。ですから、それがいいかどうかというのは先生がおっしゃっていることだと思うんですが、結局、したがって実質的な学力...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 総論としては、もう全くそのとおりだと思います。  先ほど来、いろいろ各委員からのお話がございましたように、いじめというのは一体何だと。これは学校だけじゃないんですね。社会のあらゆるところであります。いじめているつもりでいじめている人もいるかも分からない...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 閣議の後で閣僚が自由に話す閣僚懇談会というのが十分ぐらい時間がいつもあるんです。先般もこの問題について話題になりまして、今内閣府が参考意見を述べましたように、お互いに、警察、法務省、それから厚生労働省、我々、関係あるものは、それこそ先ほどの報告、連絡、相...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) どうも実態を表していないんじゃないかというのは、先生の御指摘のとおりでしょう。  そして、いじめは何かというのは、先ほど来、私はかなり注意深く御答弁しているつもりなんですが、意地悪をされた、意地悪をした、けんかをした、殴った、殴られた、どれをいじめと取...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは、先生、これはもうケース・バイ・ケースだと思います。いじめられる子は弱い子だけじゃないんですよ。結構、クラスで一番頭が良くて威張っていてどうしようもないような子供もいじめの対象になることあるんですね。ですから、一概に先生の今の御質問にお答えするのは...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 完全無欠な子供であれば、いじめる方に問題があるでしょう。しかし、私どもの周りでいじめの事件が起こったときに聞いたりする場合は、結構子供自身に責任がなくて、親が大変な、その地域で何かいろいろなことをしたと、その親の理由を取っていじめているというようなケース...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) いや、これは、それはもちろんいじめられる側に原因があるということは一掃しなければならないことは当然なんですよ。しかし、いじめられる側にも、やはりみんなの中へ入っていかないというようなケースがあった場合には、これは一端の責任があるんです、やっぱり。だから、...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ですから、先生がおっしゃったように、どっちもどっちということになってはいけないから、行政の指導としては、行政の指導としてはいじめられた方に原因があるということは払拭してやってくださいということを言っているわけです。しかし、現場の教師だとか、あるいはその問...全文を見る
11月10日第165回国会 衆議院 教育基本法に関する特別委員会 第10号
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○伊吹国務大臣 事実関係は官房長官が御答弁をしたとおりだと思います。そして、我々が省内で、質問依頼をしたかどうかということは調べさせております。  この件については、当初、八戸のタウンミーティングの際に、先ほど官房長官から御答弁があったように、教育基本法関係の質問がない、せっか...全文を見る
○伊吹国務大臣 その後、最後までよく調べて、そして私が判断をいたします。
○伊吹国務大臣 先生、御質問の中の言葉をところどころおかえになると非常に混乱しますから……(発言する者あり)一切かえておりません。よく速記録を精査してそれは御発言ください。  指示をしたという言葉を今お使いになっていますが、私は、内閣府に対する指示権はありませんということを御答...全文を見る
○伊吹国務大臣 先ほど来官房長官も答えておられるように、やはり、私は、タウンミーティングというのは広く国民の意見を聞くべきだと思います。ただし、国会の参考人だって、一般に公募するケースもありますし、各党推薦というケースもやはりあるわけですよ。ですから、特定の期待している項目に質問...全文を見る
○伊吹国務大臣 やらせで意見を集約するということは不適当だと思います。それは先生おっしゃるとおりでしょう。ですから、今回の一連のことは、私は必ずしもいいことではないと思うし、タウンミーティングを所管している内閣府も、塩崎官房長官が御答弁になっておられるとおりの気持ちを持っておられ...全文を見る
○伊吹国務大臣 お答えは委員長の御指示によってやりますから。  民意の誘導というか、不透明なタウンミーティングのあり方については、私は適当なことじゃないということを再三申し上げておりますよ。ですけれども、同時に、タウンミーティングだけで今度は民意を判断したというような答弁をして...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生、やはり美しい日本語で正確に話さないといけませんよ。  それは、私は、選挙で結果責任を問えばあとは何をしてもいいようなことは一言も言っておりませんよ。いろいろな民意の受け取り方がある、その中で、タウンミーティングというのは一つの大切な民意を受けとめる場である...全文を見る
○伊吹国務大臣 だから、それはいろいろな民意の反映の仕方があるので、官房長官はこれからタウンミーティングのあり方をしっかりもう一度つくり直してと言っているわけですから、いろいろな場面でまたタウンミーティングを使うということは当然あるでしょう。
○伊吹国務大臣 私は、そうは思いません。  一番の民意は何でしょうか。それは、日本国憲法によれば、日本国憲法によって先生御自身も国民の負託を受けられてここへ来ておられるんじゃないんですか。全国民を代表しているのは、日本国憲法によって国会なんですよ。国会の議論こそ、民意の最大の集...全文を見る
○伊吹国務大臣 また、発言をしていないことを私が発言したように言われると困ります。  それは、タウンミーティングだとか世論調査だとか、あるいは、これはどういうインセンティブで集まっておられるのかわかりませんが、いろいろな方が議員会館を取り巻いて反対を叫んでおられることとか、そう...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは、間接民主主義を補完する仕組みとしては、否定なんて私一言もしていませんよ。間接民主主義を補強する手段として、先生の御判断の中にインプットされるんじゃないんですかということを言っているんです。
○伊吹国務大臣 もう少し、それはいろいろ野党のお立場がありますから、おっしゃることは結構ですよ。しかし、私が申し上げているのは、まず、過ちがなかったなんて一言も言っていないじゃないですか。さっきから、官房長官の発言があったように、まことに遺憾だ、そして、こういう意見を聞く場が不透...全文を見る
○伊吹国務大臣 ですから、先ほど来申し上げているように、そういう結果になったということも含めて、これは最終的にやはり国会が判断をしていただいたら私は結構だと思います。
○伊吹国務大臣 それは、教育基本法をどうするかということについてということです。
○伊吹国務大臣 だから、その点については、先ほど来タウンミーティングの所管である官房長官も私も、適切なことじゃなかったということを申し上げているわけです。その上で、世論の把握の仕方というのはいろいろな仕方があるから、そういう全体の世論の把握の中で、先生がおっしゃったような、間接民...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、タウンミーティングをやり直すということも先生の御提案としてはあるでしょう。だけれども、それを含めていろいろなプラス、マイナスを考えて、最終的にこれは理事間で協議をして御判断をいただいて、教育基本法の御判断をいただくということを私は申し上げているわけです。
○伊吹国務大臣 いや、違いますよ。  タウンミーティングをやるかやらないかを理事間で協議をしていただくということを申し上げているわけじゃありません。教育基本法の扱いをどうするかというのは、国民の負託を受けた国会の御判断にゆだねなければならないということを申し上げているんです。
○伊吹国務大臣 先生の今おっしゃったことに私は何ら異議を唱えているわけじゃないんですよ、さっきからの答弁で。やらせという言葉が適当かどうかはわかりませんが、結果的に、質問をつくって、そして質問者にその質問をしてもらって答えるというようなことは適当なことじゃないということを先ほど来...全文を見る
○伊吹国務大臣 言葉はやはり正確に議論しないといけませんが、トップがやっているとおっしゃったのはどういう意味ですか。
○伊吹国務大臣 そういう御趣旨でおっしゃったのなら、私は、先ほど来内閣府の官房長がるる説明しておりますが、文部科学省が質問をつくったということについては、結局、不透明なタウンミーティングを動かしていく中の一翼を担っているわけですから、これは、私はやはり規範意識その他から見て適当じ...全文を見る
○伊吹国務大臣 私は、このことはかなり、かなりと言うとまた美しい日本語になりませんが、とても、民主主義の一つの間接代表制を補強する仕組みとして使われていたものがこういう形になっているということは、とても重大なことだと思いますよ。それは、何ら私は否定しておりません。  ただ、そし...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生、これは、先生がおられた当時のNTTであれ世銀であれ、それは内部にやはり監査組織というものがあり、それと同時に、必要に応じて、例えば上場している場合には公認会計士の監査を受けるとか、そういうことがあるわけですよ。  ですから、内閣府のことは、今、林副大臣がお...全文を見る
○伊吹国務大臣 やらせかどうかは、内閣府がどういう形でおのおのの人たちにお願いをして、どうしたかというプロセスをしっかりと把握するのは、これは内閣府のタウンミーティングの責任者、内閣府の判断です。  結果的にこれだけの騒ぎになった引き金である質問をつくったのは文科省ですから、文...全文を見る
○伊吹国務大臣 私が答弁をいたしますから。  先ほど来申し上げておりますように、八戸の教育委員会、あるいは、そのときのタウンミーティングに出られた方あるいは発言された方との接触は文部科学省の担当じゃないんですよ。文部科学省は、内閣府から御連絡をいただいて、そして当時の質問の中で...全文を見る
○伊吹国務大臣 タウンミーティングそのものを再開するかどうかは、これは内閣府の、あるいは官房長官の最終的な判断にまたねばなりませんが、先生がおっしゃったことがまさに保守主義の真髄なんですね。いろいろなことが出てくると制度や法律をすぐに変えたがるけれども、基本的には規範意識がなけれ...全文を見る
○伊吹国務大臣 当時は、私は大臣であるからよくわかりませんが、この四つの県の中で幾つかの学校について、先生がおっしゃったような未履修の問題が出てきたわけですね。当時の話を私が伺いまして、当時の判断としては、その県に特有の問題であるから、その県の全高等学校の調査をして、一校、二校が...全文を見る
○伊吹国務大臣 私が必要だと判断したからです。
○伊吹国務大臣 それは私がお答えしなければいけないことですから。  この調査を平成十三年にしたとき、調査の委託をしたのは、高等教育局といって大学を所管している局なんです。この調査を依頼したのが、大学生に対し、大学での学習に対する目的意識、意欲、関心、職業観、社会観に対する調査を...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生がおっしゃるとおりだと私思います。全く意見の違いはございません。  それで、ただ、正確にこれから各法律の、民主党案の各法律、書いておられることを具体化していく各法の中身を見ないと、私は、これは軽々に御批判してはいけないんだけれども、民主党案では、教育の責任は...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、二つの法案が今現場で御審議をいただいているわけですよ。不規則発言を時々いただく中井筆頭理事がおられないので残念なんですけれども、これは、先生のおっしゃったことを踏まえて、ぜひ現場で議論をしてくださいよ。まさにそれが大切なところなんですから。
○伊吹国務大臣 先生、これは議事録も速記録もとられておりますし、マスコミの人たちもみんないますから、言葉は正確に御発言いただかないと、私の立場がございます。  申し上げたのは、私が、こんなにいろいろ県ごとに問題が出てきたときに、なぜ全国的な調査をかけなかったんだと言ったときに、...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生も、大和銀行という銀行におられたようですから、銀行でもいろいろ、営業に出る人、支店の支店長代理等もあって、自分たちで最終的にお得意さんとの間の決断はすると思いますが、しかし、支店長代理が決断ができたからといって、支店長の了解を得ないでそういうことをするというこ...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生の御質問を伺っていて、当時の広島県の教育長がこれが全国的広がりのあるものだと認識をしていたかどうかということを確かめたいとおっしゃるのは、ごもっともだと思います、それは。  ただ、失礼でございますが、私が若干国会の先輩だという立場で申し上げますと……(発言す...全文を見る
○伊吹国務大臣 川内先生は、未履修があると認識はしていないけれども薄々知っていたと推定しておられるんですか。私は推定はいたしておりません。
○伊吹国務大臣 今先生が御示唆になりましたように、政府案では、伝統、文化を尊重しというのがまずあるわけですね。そして、伝統、文化をはぐくんできた我が国と郷土を愛する、こういうことですから、伝統、文化を尊重するために、伝統、文化をはぐくんできた我が国と郷土のということですから、伝統...全文を見る
○伊吹国務大臣 愛国心という言葉を直接使いますと、これはよく言われることですが、国というのは主権のもとにあるわけで、主権を持っている国民と、そして領土と、その国民が領土の中で営々として築き上げてきた国民の営み、この三つが実は国家を形成しているわけですね。その営みの中の一つが、一部...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは民主党も対案を出されたわけですから同じ思いを持っておられると思うんですが、今の教育基本法は、率直に言って、私は非常によく書かれていると思うんです。  ただ、これを読みますと、インドへ持っていっても、アメリカへ持っていっても、アフリカへ持っていっても、人間が...全文を見る
○伊吹国務大臣 民主党案は、私も何度も何度も読ませていただきました。非常に感銘を受けて、いい部分もあります。ところが、各条におりていきますと、率直に言って、各条を担保するその他の法律の内容がわからないまま余り批判してはいけないのですが、午前中議論になっていたように、都道府県知事に...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生、これは現場にかなりの責任を持たせないと、国がすべてのことに、はしの上げおろしに目を光らせていることはできません。だから、おっしゃっていることはそのとおりだと思います。しかし、民主党案には、教育の最終的な責任は国にあると書いてあるわけですよ。この国にあるという...全文を見る
○伊吹国務大臣 民主党案では、教育の最終的な責任は国にあると書いておられるんですね。(市村委員「財源ですね」と呼ぶ)いやいや、財源だけではないと思いますよ。  ですから、先ほど私が答弁したことに対して先生はうなずいてくだすったと私は思ったんですが、北海道から沖縄まで、少なくとも...全文を見る
○伊吹国務大臣 そこのところだけを取り出して議論するのは適当じゃないと思いますので、少し説明させてください。  タウンミーティングをやる際に、国会でもそうでしょう、参考人をする、公聴会をするという場合に、一般に公募をする。しかし、なかなか適当な人が集まらない場合にどうするかとか...全文を見る
○伊吹国務大臣 文部科学省としては、教育基本法の質疑をぜひお願いしたい、お願いするとすればこういう質問があるということを内閣府にお取り次ぎをしたわけですから、あとは内閣府の扱いをぜひ御質問いただきたいと思います。
○伊吹国務大臣 冷静に考えて、私は、先生のようなお考えにはくみしません。
○伊吹国務大臣 文部科学省が主導して、例えば今先生がおっしゃった、こういう態度で、こういう言葉でとか、そんなことを文部科学省がやっているわけじゃありませんよ。内閣府で注意事項として添付されておられることですから。  ですから、午前中の民主党さんの御質問にも私がお答えしたように、...全文を見る
○伊吹国務大臣 朝からの質疑をずっと冷静に聞いていただいていれば、私が責任がないなどとは一度も言っておりません。
○伊吹国務大臣 先生、この委員会にずっと座っていただいていれば、大臣でも想定問答は一度も使わずに答弁をしているんですよ、私は。ですから、想定問答をつくっている、つくっていないということよりも、今先生が種々おっしゃっているような、質問がありますからそれへの答えはこういうものですとい...全文を見る
○伊吹国務大臣 当時のこのタウンミーティングの席上であの辺から出るかこの辺から出るかということは、これは文部科学省に調べろと言っても無理なので、それはタウンミーティングを主催している内閣府に言っていただかないと困りますよ。
○伊吹国務大臣 すべてのことを調査できているかどうかは、私もそれほど胸を張って答弁できる立場にはございません。  二つのことをやっておるわけです。  一つは、従来の調査では、子供がいじめられたと認識していても、学校サイドで丸をつけるところによっては、いじめじゃないとかそういう...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生がおっしゃったとおりだと思います。  ですから、そういう今の二つのことを喚起し、関係者にもわかってもらうために、あえて私の判断で一度目のものを公表しました。そしてマスコミも、先生ごらんいただいたように、大変協力をしていただいて、彼は決してひとりじゃないんだと...全文を見る
○伊吹国務大臣 この前、共産党の石井先生からお示しになった資料も含め、私はこれは拝見はいたしておりません。ただ、私が事務局に指示をしたことは、教育基本法だけではあらゆることは動かないので、それにぶら下がってくる各法律それから政令、告示、こういうものはどういう形で全体として動いてい...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、先生、この資料の方について一つ申し上げておきたいんですが、私は、先ほど先生に申し上げたようなことを私にきちっと報告しろと言っております。そのときに出てまいりました資料はこの資料ではございません。これは、拝見するに、成立が十一月の……(保坂(展)委員「末」と呼...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは先生、報告するまでもないと思います。私が大臣でいる限りは、今申し上げた、心に立ち入るというような法改正を提出するつもりもありませんし、何よりも、白紙委任とか全権委任をなさるんじゃないんですよ。法律を改正すれば立法府へ出てくるんですよ。そこで先生が今のことをお...全文を見る
○伊吹国務大臣 先ほど来再三申し上げているように、家庭教育の支援あるいはその方途、予算のこと、その他について、法改正が必要であれば、当然、もしこの基本法案を立法府が御承認いただければ検討することはあると思いますが、心の自由に踏み込むというような改正はあり得ないと私は思いますし、そ...全文を見る
○伊吹国務大臣 おっしゃっているのは中学校ですね。義務教育は、先生が今言葉を選んでおっしゃったように、基本的に履修漏れという形にはならないと思います。教えるべきことを決めていて、そしてその中での運用を許されておりますので。しかし、最低限やるべきことはやってもらわなければいけないの...全文を見る
○伊吹国務大臣 当然、私の所管にかかわることでございますから、私も確認しておりますし、先生もいずれ大臣におなりになったらおわかりだと思いますが、立法府に提出する書類というものはすべて行政権を持っている内閣の各国務大臣がサインをして提出しているわけです。
○伊吹国務大臣 選挙のときも一緒ですが、有権者に対して耳ざわりのいいことを言って、結果的にそれができないことが一番信用を失うことですから、先ほど来申し上げておりますように、これは野田先生から大切な大切な御注文なんですよ。  しかし、教育委員会というのは各県に一つしかありません。...全文を見る
○伊吹国務大臣 早くやれればやりたいわけですよ。先生のおっしゃっていることの大切さを、私は何ら否定していないんですよ。  しかし、人間が生きていく上だって、これをやりたい、あれをやりたいということはたくさんあるんですよ。しかし、その中で、例えば自分の持っているお金の中でしか生き...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生が御希望になっている調査というのは、例えば、今回、高等学校の全国で五千四百余校を一斉調査いたしましたね、国立、私立、公立。それと同じことを中学校でやれということをおっしゃっているわけでしょう。中学校は一万一千校あるんですよ、全国で。ですから……(発言する者あり...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生が政府に対して質問主意書をお出しになったことに沿って我々はお答えしているんですよ。  質問主意書をもう一度読み上げます。「国公私立小中学校における未履修に関する質問主意書」とありまして、そして、ここで、公立私立五百四十校、調査済み五千四百六校のうち約一〇%に...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは先生のおっしゃるとおりですよ。ですけれども、先生の御質問のスタートが、これをけさ受け取った、唖然とした、これでどうだとおっしゃるからこういうあれになってきたので、現時点でわかっていることを、先生がまさに、これはこれで順序として大変だということはわかった、しか...全文を見る
○伊吹国務大臣 今申し上げたこちらの事情も先生にわかっていただいたという前提で、高等学校の調査を、まず、現在起こっている事態の解決ですね、最終的な解決をまず急がせて、そして、高等学校について過去にさかのぼって調査をしろということをまずやる。そして、中学校についても、この高等学校の...全文を見る
○伊吹国務大臣 やっとこの未履修問題の解決案を国民新党さんも含めて御了解いただいて、そして各都道府県の委員会と都道府県知事に送りまして、今度はその運用方針をつくって、そしてこれを送ったところなんです。だから、官房長はそのことを言ったと思いますが、それで、高等学校の調査は着手いたし...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは先生がおっしゃるとおりだと思います。  今、民主党席から拍手が出ましたが、民主党では、教育の権限は都道府県知事にあるんですよ、民主党案では。最終は国ですが、国がどういうふうに担保するかということは何で書かれるかといえば、基本法には書かれていないんですよ。基...全文を見る
11月14日第165回国会 衆議院 教育基本法に関する特別委員会 第11号
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○伊吹国務大臣 現行の教育基本法が改正になりましてから、これはもうだれが見てもわかることですが、大きく状況が変わってきております。まず、冷戦構造は崩壊をいたしましたし、日本社会は、抽象的な言葉になりますが、経済成長を達成した中で、豊穣の中の精神の貧困という状態であろうと思います。...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは愛国心というものの定義によると思いますが、私は日本を愛する心を強く持っております。
○伊吹国務大臣 私が先ほど御質問にお答えして愛国心というものの定義によりますということを申し上げましたが、哲学論争をしてもいけませんが、愛国の国というものは何から成り立っているかということです。私は、国というのは、やはりその国の主権の及ぶ領土、そしてそこに住んでいる国民、そしてそ...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生のおっしゃったモンテスキューの言っておることは、私もそのことを読んでおりますが、これは、政体の、国を統治していく仕組みに対する理解を持っていなければならないのであって、仕組みを動かしているイズムに対して愛情を強制しているものではなかったと思います。
○伊吹国務大臣 先生と私はそう意見が違わないと思いますが、今松原先生がおっしゃったことをどんどん突き詰めていくと、政党は一つにならなければいけないことになってしまうんじゃないんですか。つまり、民主主義とか間接選挙だとか、現在の日本の統治の仕組み、形、これはもうみんなが当然前提とし...全文を見る
○伊吹国務大臣 私が今申し上げたことに尽きていると思います。
○伊吹国務大臣 ですから、先ほど申し上げた、我が国の祖先と今に生きている私たちが営々として築き上げてきた伝統と文化を尊重するわけですから、それを醸し出してきた郷土と日本の国土というんですか、これを愛する態度を養うわけですから、それにすべてが尽きているということです。
○伊吹国務大臣 それを受けて現在でも、学習指導要領の中に、国を愛する心として具体的にどういうことを教えていくのかということを記述しているわけですから、それは先生と同じような気持ちをこれで表現しているということです。
○伊吹国務大臣 いや、それは私がお答えするんです。  それは、このことを先生のようなお気持ちでお読みになるなら、先生のようにお読みいただいて結構です。
○伊吹国務大臣 これは、まず、法律を国権の最高機関である国会でお認めいただかないと軽々に発言はできないわけですが、私のイメージとしては、ここに書いてあることを具体化するには、祖先の営みの中でどのようなことが起こったのか。  例えば、蒙古というんですか、当時の元が日本に押し寄せて...全文を見る
○伊吹国務大臣 諸外国に比べまして、例えばドイツなどは宗教の名前を冠した政党があって、その政党が現に政権を担っておるわけですね。  ですから、諸外国における宗教と日本における宗教というのは極めて、やはり日本人の宗教観というのはある意味では複雑だと私は思います。それは多分、結婚式...全文を見る
○伊吹国務大臣 今先生がおっしゃった、人間は極めてちっぽけなものであって、自分たちの力の及ばない歴史の大きな時代の流れや、あるいは自然がつくり上げてきたものに対する畏敬の念、これは、一般論としては当然そういうことはあってよろしいと私は思います。それは、町村大臣の答弁もそういう趣旨...全文を見る
○伊吹国務大臣 私の答弁を情操が多義的であるとおとりになったのならその答弁が不適当だったのかもわかりませんが、先生がおっしゃったような一般論として、宗教が人間に対して持っている意味合いを教えるということは何ら問題じゃないと私は思います。  例えば、イスラムが持っている考え、それ...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、先生のおっしゃっている情操という言葉の定義、意味合いだと思います。私が申し上げているのは、この情操という言葉の中に教義的な意味合いが含まれるおそれがあるので、あえてそこの危険を憲法上の制約から外したということです。
○伊吹国務大臣 宗教的な気持ちの中で、先生がおっしゃった、やはり人間というのは非常にちっぽけなものだ、悠久の歴史の中で、現在に生きている命というのは、自分の判断というのは極めて短く、かつ経験の少ないものである、そして、大自然から教えられるものというのはもっともっと大きなものである...全文を見る
○伊吹国務大臣 一般論としての宗教の持つ情操というものは必要です。
○伊吹国務大臣 一般論として私が申し上げた情操は、これを受けて、そして学校教育法を受けて、その指導要領によって、それは教師の能力があれば当然達成できるものです。
○伊吹国務大臣 宗教教育のこの第十五条は、現行法と同じように、宗教の社会生活における地位は尊重されねばならないということを書いておりますね。これは、やはり人間というのは非常にちっぽけなものであって、謙虚であるべきであるという、まさに宗教を考える一番の出発点のようなもの、そういうこ...全文を見る
○伊吹国務大臣 今お尋ねの件は十六条に関してだと思いますが、これは、今先生がおっしゃったような御意見も確かにございます。しかし、中立性、あるいは、そのときに政権を担っている政党あるいは地方議会を指導している知事の推薦党派、そういうものから中立であるべきものは、行政だけではなくて、...全文を見る
○伊吹国務大臣 なかなか歯切れの悪い答弁だと思いますが、政府参考人としてはそこまでが限界だと思いますので、私からお答えをいたしたいと思います。  やはり、教育というのは、国権の最高機関である国会が議決した法律によって国民のために行われるというのが筋であって、例えば特定のイズムを...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、法理論からいえば、国会が議決をされた学校教育法に基づく政令、その政令による告示でありますから、従来の法理論の構成の中でいえば、当然法を構成する一部であるということですから、これは、権威を高めるんじゃなくて、現行の日本国憲法のもとでは当然そういう位置づけにな...全文を見る
○伊吹国務大臣 今回の改正法では、国と地方が分担をして教育の実施を行うということを書いておりますが、これは、あくまで憲法に基づいて、そして国会の議決を経て、教育の権限というか教育のあり方を地方にもゆだねるということを国会がお決めいただくことを想定しているわけですね。その後、その役...全文を見る
○伊吹国務大臣 人活法のこれからの運用によって、この法律が通れば、先生がおっしゃっているような方向に当然国会の御承認を得て流れていくと思います。今おっしゃった最初のことも含めて、私は全く先生と同意見でございます。民主党の中にはいろいろなお立場のいろいろな方がおられると思いますので...全文を見る
○伊吹国務大臣 事実関係は今政府参考人が申し上げたとおりだと思いますが、一番最初に先生がおっしゃったように、制度を変えたから物はうまくいくわけでもございません。それはおっしゃるとおりです。特に、保守主義の根幹というものは、制度よりもその制度を動かす人間の力というものに一番大きくウ...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、後ほど民主党の提案者にも御質問になると思いますが、この法案が通った後、どういう教育行政の流れをこの理念法のもとにある法律でつくり上げながら、国会にお尋ねをして実施していくかということに私は大きく依存する面があると思います。  しかし、制度を変えても、先生...全文を見る
○伊吹国務大臣 これはいろいろなやり方があると思いますが、各教育委員会で、結構やる気を出させている教育委員会もあるんですね。これはやはり人によると申し上げましたけれども、教育長の指導力とか、あるいは地域の学校協議会の対応だとかによって随分違います、率直に言って。ですからこれは、文...全文を見る
○伊吹国務大臣 教育委員会といった場合に、今先生が御指摘になりましたように、地方の名士の方々を中心に五名で構成されている委員会というふうにとらえがちですが、実は、その中の一人が教育長になり、その後ろに膨大な事務局という組織があるんですね。ですから、教育委員で一体何ができるのかとい...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず第一の御質問ですが、学校運営協議会が持っている意味というのは、私は大体先生の御評価と同じ評価をしております。  教育は、もう申すまでもなく、基本は、やはり家庭教育、家庭におけるしつけ、そして、地域社会における子供の集団の中での育ち方、そして、学校で基礎学力を...全文を見る
○伊吹国務大臣 いいことはやはりどんどんやっていけばいいわけでして、先生は大変言葉を慎重に選んでいただいて、学校協議会とおっしゃっていただいていますから、民主党の提案者は理事会という言葉を使っておられるので、私はすぐにはそれには乗れませんけれども、今の学校協議会的なものは、全国の...全文を見る
○伊吹国務大臣 学校長が学校の教員をどういうふうに把握していくかという意味では、先生がおっしゃった、ある程度のことを校長にゆだねてやらなければ、校長は全く単なるお飾りになってしまうということはそのとおりだと思いますが、そこで、人事権と先生がおっしゃっているものの中身なんですよね。...全文を見る
○伊吹国務大臣 今でも、実質的には表に出ないけれども、言葉はいかがかと思いますが、根回しとか、人をいただきたいというお願いの行為はあるんですね。ですから、それをもう少し顕在的に権限をゆだねてあげるということは、それはあってもいいと思いますが、最後は、今の先生のイメージでいうと、一...全文を見る
○伊吹国務大臣 週五日制を含めてゆとり教育というのは、やはり、発足したときの考えからすると、現実は、非常に不完全に、そして不幸に使われていると私は思いますね。知識を応用していくためにはどういう勉強をするのかという目的のために実はゆとり教育という発想が出てきたと思うんですが、その間...全文を見る
○伊吹国務大臣 正確には議事録に基づいてお答えしなければいけませんが、土肥先生が御質問になったのは、憲法が先に生まれたというお言葉を多分お使いになったと思います。  私が非常にこだわりましたのは、そういう意味で今御質問になっているわけじゃないと思いますが、各御質問者の中に、憲法...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、野田先生が大変法律の成立過程については言葉を選んで、私は、七、八度やりとりいたしましたので鮮明に覚えておりますが、成立過程を法理論的にきっちりと整理していただきましたので、私はそれを否定するものじゃございませんと申し上げたわけですから、私の気持ちはそれです...全文を見る
○伊吹国務大臣 自民党案には、おっしゃるとおり「何人も、」と書いておりますから、必ずしも日本国民に限定してはいないだろうというのが先生の御質問の趣旨だろうと思います。  ただいま御審議を願っている教育基本法の改正法案は、これは日本国の教育基本法でございますから、日本国民に対する...全文を見る
○伊吹国務大臣 先ほど松原先生の御質問にもありましたけれども、政府案においては、教育は、国と地方団体が適切な役割分担及び相互の協力のもと、公正かつ適切に実施するということを規定しているわけです。  ですから、教育行政を具体化していくについては、おっしゃるとおり、教育委員会に関す...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは最終的には国会の御判断をいただかねばなりませんので、まだ基本法自体が通らない中で私が軽々な答弁をして、またおしかりを受けるといけませんが。  まず、先生にむしろ私がお伺いしたいのは、予算の権限というか、これは実際の予算計上権はありますが、配分をするわけです...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生の今の御答弁の中にあらわれているように、旧地教行法では文部大臣に措置要求の発動権限があったわけです。それは、教育の本来の目的達成の阻害を認めるときという条項になっておったわけですよ。それが、平成十一年の地方分権一括法によってこの措置要求権は廃止されて、御承知の...全文を見る
○伊吹国務大臣 都道府県と政令市として一括して、その他市町村というふうに分けさせていただきたいと思いますが、この関係は、例えば人事権をどちらが持つかとかいうことについては、やはり、先ほど来起こっている未履修の問題、あるいはその他、いじめを隠した隠さないという問題などを考えると、参...全文を見る
○伊吹国務大臣 大きな流れは変わらないという御理解をしていただいてもいいと思いますが、都道府県、特に政令市の場合はもうそれから下はありませんから、都道府県と市町村の教育委員会との間の権限の配分です。これは予算がその裏側に結局伴ってくると思いますが、御承知のように、市町村の教員の人...全文を見る
○伊吹国務大臣 先ほど、これも前原委員が御質問になったように、学校長の人事権というのはどのようなもので、どこまで及ぶのかとか、いろいろ運用面でやはり変えていかないと、学校における校長先生のお立場、学校の活力の出方、これは私はある程度変わってこざるを得ないと思っております。  同...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生が今触れていただいたように、首長に今教育委員会が持っている権限を移すかどうかというところは全く私は意見が違いますが、学校協議会であるから前原先生のおっしゃったことに賛同するということを私は答弁で申し上げたわけでして、これを、学校を運営する理事会、そして、特に公...全文を見る
○伊吹国務大臣 私は、国立大学法人そのものに反対しているわけじゃありません。国立大学法人にすることによって、結果的にプラスとマイナスがございます。下手な運用をするとマイナス面が出てくる。  だから、私は前原委員の考えというか政治信条に非常に近いんですが、余りにも国民の税金を使い...全文を見る
○伊吹国務大臣 地方分権というのは一つの流れでありますが、民主党さんの案でも公教育の責任は国が持つと。私が西岡先生が自民党におられたころに御指導いただいたのは、義務教育の教員はフランスのようにすべて国家公務員にするのが一番いいんだという御指導もいただいたことを思い出しておりますが...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは義務教育国庫負担金ということだけで考えるべきものじゃなくて、公教育を国と地方との関係でうまく動かしていけるのであれば、地方が規範意識を持ってしっかりとやっていただくのであれば、私は、すべてが地方へ行ったって、別にそれでおかしくはないと思いますよ。  しかし...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生がおっしゃっているのは、例の旭川の学力訴訟があったときのいわゆる教育権論争のことを念頭に置いておっしゃっているんだと思います。  私が教育権ということを申し上げたのは、まさに民主党さんが考えておられる、都道府県教育委員会の持っている権限を首長に移すということ...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは先生、やはり議会制民主主義で我が国は成り立っているわけで、地方は確かに首長というものは大統領的に選ばれますが、今先生がおっしゃったような、まさに民意をやらなければならないのは地方議会じゃないんでしょうか。
○伊吹国務大臣 これは教育の権限というのは、ありていに言えば国権の最高機関である国会にあるというのが当然のことであって、国会で決めてくだすった法律によって権限が分与されているわけです。そして、その分与されている権限の行き着く先、結局、学校の教師も教えるための権限があるということを...全文を見る
○伊吹国務大臣 おっしゃっていること、私はよく理解できます。しかし、そのような、法理的に言えばということを繰り返すとまた野田先生のようなおしかりを受けますが、自然に人間が持っている権限も、やはり憲法という最高法規にみんな規定されているわけですね。  ですから、今先生がおっしゃっ...全文を見る
○伊吹国務大臣 バランスを崩すことがあるかないかとおっしゃるのは、国の方にとか地方の方にという意味ですか。  それはもう、今の状況の判断をすると、大きく揺れることは私はないと思います。民主党さん案では、むしろかなり揺れるという方向だと思いますが。
○伊吹国務大臣 これは、おのおのの立場によってやはり違ってくると思います。学校を選ぶのも親の教育権ということかもわかりませんし、平等に同じ教育を受ける権限という意味の教育権も、先生のお言葉をかりればあるのかもわかりません。  だから、それは、現実の中でどこまでが憲法や教育基本法...全文を見る
○伊吹国務大臣 安倍総理は、所信表明の中で、自分の内閣の最大の政策課題は教育の再生であって、基礎学力と規範意識をすべての児童に保障するために努力したいということを述べておられます。すべてということになりますと、すべての児童生徒を見ているというのは、やはり私は国じゃないかと思うんで...全文を見る
○伊吹国務大臣 いや、先生、その間に都道府県知事が入ってくるわけでございましょう。ですから、都道府県知事にどういう権限がおありになるのかをはっきりしないといけませんし、それから、今だって、未履修の問題についていえば、国が基準は決めておりますね、民主党さんが法律で新しく想定されてお...全文を見る
○伊吹国務大臣 一つの考えとして、当然そういうことはあり得ると思います。安倍首相が所信表明で、すべての児童に基礎学力と規範意識を身につける機会を保障したいということをおっしゃいました。すべての児童ということになりますと、日本の領土の中にいるすべての日本国民、あるいは日本におられる...全文を見る
○伊吹国務大臣 民主党案に書いてある「日本」というのが日本国なのか、ちょっと私はよく、率直に言うと理解できないんですね。「日本」という言葉で国をあらわしておられるのか、日本人をあらわしておられるのか、そこで日本人が祖先を含めて、営みの中でつくり上げてきた伝統文化をあらわしておられ...全文を見る
○伊吹国務大臣 環境問題については我が党の政策をリードしていらっしゃる鳩山先生の御発言ですから、重く受けとめ、教育基本法の二条に、今先生がおっしゃっていただいたような「環境の保全に寄与する態度を養う」云々というのがございますが、これは、環境問題というのは財政再建と同じでして、国債...全文を見る
○伊吹国務大臣 教育行政を含んでいるという理解で結構だと思います。
○伊吹国務大臣 先輩文部大臣経験者として大変ありがたい助言をいただいております。  鳩山先生が御在任中にもそういうことがあったのではないかと思いますが、国民全体に対して直接に責任を負って行われるべきということを盾に、教育の現場でいろいろ混乱が起こりましたので、国民全体という、そ...全文を見る
○伊吹国務大臣 午前中、松原先生、そして、ずっと一連の、前原先生、藤村先生、お三方が御質問いただいたことは、まさに教育行政をこれから直していかなければいけない核心のところをやりとりができて、本当にいいやりとりであったと私自身は質問者に感謝をいたしております。ですから、今先生のおっ...全文を見る
○伊吹国務大臣 そのように御理解いただいてもいいと思いますし、今、民主党の中井理事も大変いい案だという不規則発言をしておられました。それほどいい案であるならば、ぜひ、私は、現場でお話をいただいて、双方の案の中でいいものをつくっていただければ、一番我々としてはありがたいと思っており...全文を見る
○伊吹国務大臣 今の一連の御質問、答弁を伺っておりまして、現在提案しております教育基本法には、日本の伝統、文化を尊重するということをわざわざ新しく記述しておりますから、この法案をお認めいただければ、先生がおっしゃっているような方向に行きやすい理念法ができるということだと思います。...全文を見る
○伊吹国務大臣 まことに先生のおっしゃる御提言は時宜を得たものだと思います。  事実、幾つかの大学では、講座そのものを寄附しておられる企業もあるんです。学生の支援については、企業には、一般の法人税の損金に算入できる寄附枠に加えて、特定公益増進法人に寄附をなすった場合は、これは別...全文を見る
○伊吹国務大臣 大変大切な御指摘だと思います。  そして、高等学校で企業を訪問するとか、あるいは職業を体験するとか、まさにゆとり教育と言われるのはそういうことをやっていただくための時間をとっているわけでございますので、午前中、民主党さんの御質問にもいろいろありましたけれども、ゆ...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生、実は午前中、民主党の三人の先生方から、我が党の自民党の鳩山委員が午後御質問になったときも、松原先生、前原先生、そしてこちらにいらっしゃる藤村先生、このお三方が質問されたのを大変高く評価されて、私も、それに受け答えしながら民主党のお考えもよく理解したわけです。...全文を見る
○伊吹国務大臣 文部科学省も、いろいろ事案が起こりました場合は、当然、その事案の背景、先生がおっしゃったようないろいろな、その児童がそこに至るまでの苦しみ、こういうことは、教育委員会を通じて学校現場から聴取しています。そして、うまく、自殺に至らずにいじめを把握してとめた、これは成...全文を見る
○伊吹国務大臣 まさに先生の御指摘どおりでございます。ですから、けさ、三人の民主党の皆さんがここで提起してくだすった問題についてやりとりしたことを聞いていただいたと思いますがと私が申し上げたのは、まさにそういうことでございます。  ですから、先ほど改正案の十六条にお触れになりま...全文を見る
○伊吹国務大臣 私は、教育の現場は、現場というか、教育が行われている大学から小学校あるいは幼稚園、保育園に至るまで、これは、大きな日本の歴史の流れの中の一つの場面なんですね。  ですから、日本全体から見ても、やはり豊穣の中の精神の貧困みたいな現象が起こっております。何も教育現場...全文を見る
○伊吹国務大臣 私のところに、実は自殺を予告する手紙が参りました。これはいろいろな可能性がございますので、総理に間違った可能性の場合の恥をかかせるわけにいきませんから、私がすべて対応するということを安倍総理に申し上げて、そして、行政的なチェックをしていただくように各教育委員会にお...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生もかなり御準備をなすって質問に立っていただいていると思いますが、今回の教育基本法の改正については、まず小渕内閣のときから始まっているんですね。このときに、岡本道雄先生を会長として教育改革の会議が行われ、そして森内閣と続き、その間、随分多様な民間の意見、民意を聞...全文を見る
○伊吹国務大臣 失礼でございますが、前の国会で五十時間というのは、私はすべてを見ていたわけではありませんので、見ていたような顔をして議論することは差し控えたいと思いますが、少なくともこの国会については、私はここへずっと座りづめでおります。文部科学大臣にも拝命いたしましたので、前の...全文を見る
○伊吹国務大臣 一般的な英語教育という意味での御質問ですね、小学校とかどうだとかということじゃなくて。  それは、日本の英語教育が、どちらかというと、ABCから始まって、文法、そして、現在、過去、未来、現在完了、教えられましたよね。こういうことに非常にウエートが置かれているとい...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生、ちょっと失礼でございますが、これさえ通していただいたらという答弁は、私はこの委員会で一度もしたことはございません。少し議事録もお目通しいただいてぜひ御質問いただきたいんですが、私が申し上げたのは、これはまさにスタートであると。  であるからこそ、この理念法...全文を見る
○伊吹国務大臣 ここでこのことについて御質問がありましたときに、政府参考人が、それを窓口になったのはだれだということを聞かれて、当時の広報室長でございますということを答えております。  私がその政府参考人に後で注意をいたしましたのは、事実関係をやはり正確につかまえないと、先生も...全文を見る
○伊吹国務大臣 率直に申しまして、当時の人間が少し人事異動したり、いろいろな事実がございますから、ちょっと時間をかしていただいて、官房長官の方へ御報告して、官房長官からまた調査結果はまとめて御報告になると思います。
○伊吹国務大臣 これは決裁文書はございません。  内閣府から、当時のことですから、実は私も在任しておりませんのでよくわかりませんが、当時、こういう質問内容だという通知があって、そして、それを見ると教育基本法関係の質問がないので、こういう質問をしてほしいということを内閣府へ送り返...全文を見る
○伊吹国務大臣 それはこの前から、先生、この委員会に出ていただいておればそこのやりとりは御理解いただいていると思うんですが、紙があるんですよ。それで、それに応じてこういう質問というようなことを言っておるわけです。  ですから、その間に、決裁文書はないけれども、決裁に当たる了解を...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは先生が御専門ですから、私が先生にこういうことを申し上げるのもなんですが、確かに残念な事案が次々起こっております。  しかし、いじめと自殺の関連というのは、自殺というのは非常に多様な要件が重なっておりますので、例えば奈良の案件などは、御家族のお気持ちとして、...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは、先生、いろいろな要因があると思います。根づいていないとは私は思いませんし、また今の教育基本法というのは非常に大切な、普遍的なことが書いてございます。  しかし、個人がやはり個人として尊厳を持って生きていけるためには、個人が乗っている共通の船、つまり公です...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生、ずっと座って聞いていただいているから、私が申し上げていることも聞いていただいたと思いますが、いろいろな民意のとり方があるんですよ。そして、一番の原点は、やはり国民の信託を受けた我々が、国民の代表として民意を背負ってここへ来ているんです。そして、その間接民主主...全文を見る
○伊吹国務大臣 責任の所在や、あるいはどういう経路でこういうことになったのかということは、それは調査をして、責任者は、全く責任の所在に従っておのおのの責任を果たさねばならないと思います。しかし、そのことと、この委員会で法案をどうお取り扱いになるかということは、これは私がお答えする...全文を見る
○伊吹国務大臣 当時は私が大臣ではございませんので事実関係はよくわかりませんが、当然、当時の大臣は御承知であったと考えるのが役所としての常識だと思います。
○伊吹国務大臣 私は別に責任回避をするつもりはありませんが、当時の大臣は私ではございませんので、大臣としての私がどこまで知っていたかというと、そのときは、国会議員としての私は全く存じません。  しかし、役所の常識からしますと、これもあくまで推測ですよ、先生、推測ですが、これだけ...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは、先生が御質問になってから、これはもう役人の性癖ですから、私も役人をやっておりましたからよくわかりますけれども、当然、当時の事情はどうであったろうかということは、内々に調査していると思います。  しかし、少なくとも責任者である私のところへ持ってくる限りは、...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、文科省が地方公務員に命令してという、命令権は一切ございません。これは誤解のないようにしていただきたいと思います。  その上で、率直に申し上げて、今言っておられるような、あるいは我々が調査をしたような、必ずしも透明な形ですべてが民意を反映したものでなかったと...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは、過去の大臣の答弁について私が一つ一つ真偽の確認をしろと言われても、無理でございます。  しかし、タウンミーティングのやり方がどうだということについては、官房長官のところで、先生の御指摘も踏まえて真摯に、本当に透明的な形で意見を求めたのかどうなのかというこ...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは、今私が申し上げていることについてすべて尽きていると思います。それは、必ずしも透明な形で民意が吸収されたかどうかについては的確でない部分があったということを私は申し上げているわけですから、それを先生の参考にされて、国民の代表として御判断いただければいいので、...全文を見る
○伊吹国務大臣 どういう経路で入手されたのかということもぜひ教えていただきたいと思いますし、私が大臣に就任した後、文科省の事務局に私が指示をしたことは、これは午前中の民主党さんとのやりとりの中で藤村先生もいみじくも言っておられますけれども、この法案が成立をした暁には、例えば教育委...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは小坂大臣の名誉のために私ははっきりさせておかないといけないと思いますが、小坂大臣が御答弁になったのは、これは議事録を調べてみないといけませんけれども、例えば、心の問題を社会教育法の中に持ち込むような改正はしないという趣旨のことをおっしゃったんじゃないんですか...全文を見る
○伊吹国務大臣 私はその資料は全く必要といたしておりません。私が指示したのは、この教育基本法が通った場合に、国会で何度も御答弁をしている三十何本の法律についてどのような改正作業が必要なのか、そして政令、告示、これは当然準備しておかなければならないから、私に説明をするようにという指...全文を見る
○伊吹国務大臣 私が大臣をしている限り、内部資料がどのようなルートで流出したかわからないものについて、私は確認することはいたしません。
○伊吹国務大臣 私は答弁で、先生も私にお聞きになりましたね。ですから、社会教育法の改正があっても、それは小坂大臣もそういう趣旨で私は答弁したと思いますが、私は、大臣でいる限り、先生に御答弁をしたのと違うような改正はやらせません。
○伊吹国務大臣 それは先生、国会の中の発言はそれは責任は問われませんが、すべて役人任せということを言われたら、やはり私は大臣として、今の先生に対する御答弁は撤回させていただかなければいけませんよ。  私が大臣でいる限りはそういうことはさせないと言っておりますし、先ほど来政府参考...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは大切なことだからしっかりと申し上げておかにゃいけませんが、先生は、小坂大臣の答弁で心の問題にかかわるところの修正をしないと言ったにもかかわらず、こういう改正作業をしているというのが私は不本意だということをおっしゃって、そして、政府参考人がこの資料は私の文科省...全文を見る
11月15日第165回国会 衆議院 教育基本法に関する特別委員会 第12号
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○伊吹国務大臣 二つの問題についてお尋ねがありましたが、河村先生は大変この分野で御造詣が深いわけですが、やはり国という領土があって、そこで日本民族が営々として歴史を刻んできて、その祖先の営みの中で、悪いものが捨てられ、いいものが集積してきたものが伝統であり、文化であり、現実だと私...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは、河村先生を含めて歴代の文部大臣、文部科学大臣が最も意を尽くされたところ、努力をされたところだと思います。  各教育委員会は、やはり国権の最高機関である国会が議決した法律に基づいてこの国は動いているんだということは十分理解しておると私は思いますが、教育現場...全文を見る
○伊吹国務大臣 安倍総理は、就任された後の所信表明で、すべての児童に基礎学力と規範意識を植えつける機会を提供したいということをはっきりとおっしゃっております。すべての児童に目配りができるのは、やはり国しかない。これは、私は当然のことだと思います。特に義務教育は、国民の負担において...全文を見る
11月15日第165回国会 衆議院 文部科学委員会 第5号
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○伊吹国務大臣 今、先生は、教育の中でつくるべき、達成していくべき人間の理想のようなお話をされたと思いますが、教育というのは、やはり人間をつくる、またそのつくるための基盤をどうしていくか、いろいろな場面があると思います。  今おっしゃったことは、もうギリシャ、ローマの昔から、特...全文を見る
○伊吹国務大臣 今先生がおっしゃった望ましい教師の姿、あるいはまたその教師に育ててもらいたい子供の姿、全く私はそのとおりだろうと思います。  ただ、いじめについて、教師に、学校の先生に、今おっしゃったような理想像をもちろん求めて対応していただかなければならないんですが、率直に私...全文を見る
○伊吹国務大臣 教育について国がどのように関与しているかというのは、諸外国を見ても、フランスのように全く国が責任を持って義務教育の予算権、人事権を握っているという国もございますし、アメリカはもう生い立ちからいって、ユナイテッドステーツなものですから州にほとんどの権限がございます。...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生が御質問になったところが、自殺予告の手紙が最初に私のところへ参りましたときに、どうしようかと思って実は大変悩んだところです。私に送ってきておられる手紙には実はいろいろな可能性がございます。本当に苦しんでおられる子供さんから来ているものと、やや愉快犯的に来ている...全文を見る
○伊吹国務大臣 単に一片の通達を出すだけじゃ、これはもう行政はとてもできません。それはおっしゃるとおりでございます。  文部科学省でも、いじめ等について今先生がおっしゃったようなことをやってうまくいったというのは、これは一つの成功例なんですね。各学校の成功例を各教育委員会からい...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生の御提案は全くそのとおりだと思います。私も担当局長には、隠さず、そして事実をどのように処理したかを評価するということがやはり大切なので、これは校長あるいは教師の人事の、要するに評価のときに特に意を用いなければいけないところなので、教育委員会にはそういう話を十分...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生、補習をするかしないかは、これは、この前の、民主党にも御了解をいただいた上で全国に発出いたしました依命通知によって、これは各都道府県知事と、そして教育委員会すべてに発出してございますので、履修漏れがあれば、当然その通知によって、補習はあの線に沿ってやってもらわ...全文を見る
○伊吹国務大臣 一応あの時点で、全国の知事、私学を所管している知事、そして公立を所管している都道府県教育委員会、政令市の教育委員会に通知を発出いたしておりますので、その段階ですべての学校には通知が行ったとやはり理解をしないといけないと思います。  その中で、発表はしなかったけれ...全文を見る
○伊吹国務大臣 私も、あらゆる場面で野田先生と顔を合わせておりますので、夜な夜な重厚な御質問のお姿が目に浮かぶわけですが。  大変大切な、しかし仕事のスケジュールからいうと厳しい御注文を受けておりましたのですが、いじめの問題、その他多々ありまして、文部科学省もさることながら、教...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず最初に、先生にこの前、教育特でしたか、御答弁を申し上げた、ちょっと私、抽出率という言葉を使ったので、事実が正確じゃなくて大変申しわけなかったと思いますが、この調査は、百十六万人のうち、各学年別にいうと九千人ずつ平均の調査になっているわけですが、そのうち、世界史...全文を見る
○伊吹国務大臣 私は、質問者の質問の趣旨がよく理解できない場合に、その質問の趣旨を質問の中で御説明をいただきたいということを申し上げているわけですから、明確な御質問をいただければ、私もそういうことは一切いたしません。
○伊吹国務大臣 まず、先生も、ダイエーにおられて、お役人と接する世界に入られたわけですが、まあ、責任逃れのためには随分いろいろなことを言いますよね。今のその読売新聞の、教育委員会は国のことに逆らえないというのは、知事は加戸さんでしょうが、加戸さんが直接教育に、予算措置、学校の設置...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生、少し整理しておきたいんですが、私は、先ほど先生の御質問があったように、あるときは国の意見に逆らえないといって責任を国に転嫁する、あるときは、逆らえないものが平然と国からの学習指導要領を無視する、こういうことに対して国がある程度の発言権を確保しなければならない...全文を見る
○伊吹国務大臣 未履修の問題に関していえば、高等学校の学習の必修として学んでもらわなければならない基準は国が示しているわけですが、その到達度の本来の認定は学校長にあるわけですね。ところが現実は、今先生がおっしゃったように、大学の入試がその到達度を判定しているという残念な実態がある...全文を見る
○伊吹国務大臣 事実関係は今政府参考人がお答えしたとおりだと思いますが、今先生がお挙げになった福岡の事案は、やはり教師そのものの言動が大変子供を傷つけ、追い込んでいったという側面がございます。それから、北海道の事案は、これは、実はいじめによる自殺をされた後の子供さんが残した手紙と...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは、先生、少し違うんじゃないでしょうか。教員を評価するということはやらなければなりませんよ、これは。国民の税金で学校を設置し、教員の給与を払っているわけですから。  ですから、評定が嫌だということは、これは困ります、責任者としては。しかし、その評定の仕方の中...全文を見る
○伊吹国務大臣 今先生がおっしゃったところのことは、翌日の赤旗にも批判を持って書かれております。  これは、しかし、赤旗も正確に書いていただいているのは、行政としては、つまり教育委員会、学校現場その他の指導としては、いじめを受けている方に責任があるという態度じゃなくてやってもら...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生や我が党の馳先生がチャイルドラインのことについて大変御熱心にやっておられることに敬意をあらわしますし、私もいのちの電話というのに携わっていたことはございますので、これは大人を含めての心の悩み、自殺に至らないようにとめるための、同じものです。これについて、この前...全文を見る
○伊吹国務大臣 国民の税金を預かってやっているわけですから、当然、会計法、予算決算令に基づいて処理されていると思いますから、書類をまず、私が見られる範囲で見てみたいと思います。
11月15日第165回国会 参議院 本会議 第11号
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○国務大臣(伊吹文明君) 三点のお尋ねがありました。  まず第一点は、いじめに悩む子供への支援です。  いじめ対策につきましては、御家庭、そして地域社会、それから学校現場においてできるだけ早く悩んでいる子供の兆候を見付ける、そして大人が、周りにいる者が、先ほど先生がここでおっ...全文を見る
11月17日第165回国会 参議院 本会議 第12号
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○国務大臣(伊吹文明君) 参議院の御審議をお願いするに当たり、教育基本法案について、その趣旨を御説明申し上げます。  現行の教育基本法については、昭和二十二年の制定以来、半世紀以上が経過いたしております。この間、科学技術の進歩、情報化、国際化、少子高齢化など、我が国の教育をめぐ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 保坂三蔵議員からは二つの御質問があったと思います。  まず一つは、家庭教育についてであります。  子供のしつけ、教育の原点は家庭にあるということは当然のことでございます。この家庭の責務は、祖父母から両親へ、両親から子供へ、子供から孫へと伝えられていく...全文を見る
11月22日第165回国会 参議院 教育基本法に関する特別委員会 第1号
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○国務大臣(伊吹文明君) このたび、政府から提出いたしました教育基本法案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  現行の教育基本法については、昭和二十二年の制定以来、半世紀以上経過いたしております。この間、科学技術の進歩、情報化、国際化、少子高齢化など、我が...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ローマ時代といいますからもう今から二千年以上前ですが、その洞窟に落書きがありまして、おれたちの時代はこうだったが、このごろの若い者は困ったもんだというのは二千年前から言われることなんですよ。ですから、一般的にはやはり豊穣の中の精神の貧困というのは、これは...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 基本的には結構だと思います。  そして、今は占領下でこの法律ができたという、現行の教育基本法ができたということはまあ歴史的事実でございますが、私がむしろ申し上げたのは、この法律にかかわらず、初めて日本民族以外の支配を受けたあの十年の時期というのは、日本...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ゆとり教育というのは、本来、基礎をマスターした中で、それを実社会にうまく適用できるということを目指して実は学習指導要領を作ったものなんですが、現実は残念ながら少し運用に私は誤りというか行き過ぎがあると思います。しかし、そのことでゆとり、今、当初考えたゆと...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 数字を、それじゃその前に。
○国務大臣(伊吹文明君) 国際人である舛添先生がおっしゃったように、国際化が進めば進むほど、日本人としてのパスポートといいますか、アイデンティティーを持っていなければ諸外国で相手にされないということは、もう御指摘をまつまでもありません。  そこで、国権の最高機関である国会が国旗...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生、二つのことを申し上げて、お互いに政治家として、これから御審議をいただき、考えていただきたいことを申し上げたいと思います。  一つは、法理上はいろいろ説がありますが、学校教育法という国会で議決した法律があります。それに従って政令が定められ、告示があ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、六三三四というこの区割りについてどうするかということについては、かなり、まあいい悪いは別として、現在定着をしておりますので、これを変えるについては、やはり今先生がおっしゃった心理学的な観点、子供の成長過程の問題、いろんなことを検討してみないといけな...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今先生がおっしゃいました機会の平等と結果の平等というのは、これは長い政治思想の中で常に論じられてきていることで、私たちの社会は基本的に自由競争原理で動いております。しかし、やはりその社会では努力をした者が報われるという人間の基本的な本性に立って創意工夫が...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今回御審議にゆだねております法律には、我が国の伝統と文化を尊重し、これをはぐくんできた国と、そして郷土を愛する態度を養うということが書いてあります。これは正に先生がおっしゃったことそのことです。  そして今、日本史の必修は中学校、そして問題になっている...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、「不当な支配に服することなく、」というのを残した意味ですが、これはいろいろ御意見があったことは私も存じております。しかし、例えば、民主党さんが今出しておられる対案の中には、現在の教育委員会の持っている権限を都道府県知事に移すという案になっております...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今回の未履修、いじめの問題に私は直面しまして、いろいろなことを感じさせられました。そして、骨太の方針の二〇〇六で、先生御承知のとおり、教育委員会の抜本的改革を行うということを決めております。  しかし、この抜本的改革ということの意味が教育委員会そのもの...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) とかく、やはり霞が関のお役人というのは霞が関の机の感覚で現場のことは分からないという批判をよく受けておるのはそのとおりだと思います。  そこで、文部科学省は平成三年から今先生がおっしゃったことを実はやっております。そして、教育委員会に出て、特にⅠ種の採...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 文化というのは何だろうということだと先生思いますね。つまり、比較文化論とか国によって文化が違うということはよく言われる。この正に文化というのは、その国土の中でその国民が営々として営みを続けてきた中から醸し出されてきたものという抽象的な表現しか私はできない...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まあ先生、これは余り深く考えていただかずに、やはり人間があるからグループができて国家ができて社会ができるわけですから、まずやはり人間が先に、個人が先に来るんですよ。そして、憲法、現行憲法の十三条も、やはり個人の権利は尊重されねばならない。しかし、それは、...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これはいろいろな側面があると思いますが、まあ率直に言えば、高等学校で修めるべき基礎学力の水準、それは全国統一的にこうしてほしいということを学習指導要領でお示ししているわけですね。  ですから、本来、それがどこまでできたかということの習熟度はきちっと校長...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今参考人がお答えをいたしましたのは、中教審から私あてに出てきている答申の骨子です。現下のいろいろな状況がございますから、これでよろしいのかどうなのか、この参議院の教育特の御意見も伺わねばいけませんし、また文部科学委員会でも御審議もあるでしょうから、いろい...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 教育再生会議でもいろいろな方々の御意見が自由に出しておられて、総理も私ももうここへ張り付けですからほとんど出られてないんですが、後で拝見しますと、先生がおっしゃったように、まず教員の養成学校のカリキュラム、内容の充実、それから試験任用期間をかなり置くべき...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 従来の日本の教育は、やはり家庭で基本的な人間としての生きていく知恵をしつける、そして学校では知識を教える、地域社会が社会としてそれを温かくくるむという三点セットで行われてきたのが古典的な考え方ですよね。  しかし、先ほど来、舛添先生の御質問にもありまし...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 速記を起こして正確に文字をなぞってお答えしたらいいと思いますが、民主党案のように知事に教育委員会の持っている権限を移した場合に、知事、選挙で選ばれている知事の判断によって教育が行われるということがあってはならないということを申し上げたわけです。
○国務大臣(伊吹文明君) それは国民全体が民意の従うところに沿って国会に代表を送っているわけですから、国会で決められた法律、あるいは国会で決められた法律に従って作成されている政令、あるいは大臣告示、これは国民の意思として決められているものです。国民全体の意思として決められたもので...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) もう一度、先生、そこを正確に先生がおっしゃったことをなぞりますと、適切に国と地方とがお互いの役割を分担するわけですから、その分担はあくまで法律にのっとって地方の実情によってやっていただかねばならないわけです。だから、国で決めていることと違うことをやられて...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今先生がお尋ねになったのは、国と地方が適切に役割を分担するということを挙げてお聞きになったので、それについて私はお答えをしたわけです。
○国務大臣(伊吹文明君) これは国民全体の意思と違う意思によって教育が動かされては困るということを規定しているわけですから、そのようなことが行われた場合には、当然、不当な支配に当たるということです。
○国務大臣(伊吹文明君) 知事も選挙で選ばれます、確かに。しかし、国の、義務教育については、学校教育法という国の法律で政令あるいは告示が決められているわけですから、これに、これに従ってもらわないとそれは困るということです。(発言する者あり)
○国務大臣(伊吹文明君) 不規則発言をせずに聞いていただきたいと思います。  全く私は違わないと思います。法律に従う中で地方の実情に合わせてやっていただければいいわけで、法律に決められたことと違うことなら、地方の実情という言葉で何ができる、何でもできるということではございません...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは、先ほど来お答えしているように、国民全体の意思でないグループあるいは国民全体の意思でない思想によって教育を行うという場合、これはもう当然それに当たるわけです。だから、国と地方は相協力をして教育の役割を分担するというのは、これは当然のことです。しかし...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 全く、これはテレビが今全国へ中継しておりますから、ここでやり取りをしている、どちらが正しいかということをテレビを通じて全国の有権者に判断してもらわねばなりません。  選挙で選ばれているのはその地域の住民の意思ですから、その知事さんが別に不当だとか何か言...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) いろいろなケースがございます。それは、先ほど言っているように、それはケース・バイ・ケースです。しかし、総論として言えば、国民の意思と違う教育を、国民の意思と違う、違う教え方、違う内容を一部の人たちが教育に押し付けるということを不当なと申し上げているわけで...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは先生、地方分権というのは地方が何をやってもいいということではないでしょう。これはテレビを見ておられる方が御判断なさることですよ。  地方は国の仕組みの中で自分たちの創意工夫をしておやりいただくわけであって、国の法律、国の仕組みを逸脱したことは地方...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生、失礼ですが、巧みにその話題を変えておられます。私が申し上げているのは、教える内容のことを申し上げているわけですよ。地方の実情に合わせていろいろなことを、三十人学級にするとかっていうのは財政が許せばおやりになればいいことですよ。  むしろ問題は、学...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、むしろテレビをごらんになっている全国の視聴者はどう御判断になるか分かりませんが、これは先生、私は制度のことを議論しているわけじゃありませんよ。教える内容のことを言っているわけですよ、先ほど来。だから、学習指導要領と申し上げているわけですよ、学習指...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 例えば自分たちの政治結社あるいは自分たちの特定のイズム、そういうものを持っている団体が政治に介入するということを排除したいということです。(発言する者あり)
○国務大臣(伊吹文明君) つまり、例えば今、これは法律上違法な団体に指定されましたが、例えばオウム真理教という団体があって、その団体が例えば自分たちの考えによって教育に影響を与える、教育を不当に支配する、こういうことはあってはいけないわけであって、何も当選された知事さんがその教育...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) いや、これは将来のことですから、どういうことが起こってくるか分かりませんが、国民の意思と違う考えの団体がという、全体の国民意思と違う団体がということです。
○国務大臣(伊吹文明君) 総理は後からお答えになりますから。(発言する者あり)
○国務大臣(伊吹文明君) 委員長の御指名によってお答えを申し上げております。  まず、先生のおっしゃっていることも、私も民主党案をずっと読ませていただいていますからよく理解しております。同時に、民主党案は、教育の最終責任は国にあるということを書いておられますね。  ですから、...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私は、そのとき申し上げたと思いますが、当時中国の王朝であった元朝が日本へ来たとき、それからもう一つは、明治維新のときに日本に開国を迫り日本を砲撃をした黒船が来たとき、この二度のことを申し上げています。
○国務大臣(伊吹文明君) ちょっと、第二次とおっしゃったんですか、第一次と……
○国務大臣(伊吹文明君) 第二次。第二次のときはもう日本は占領されておったと私は申し上げております。
○国務大臣(伊吹文明君) 国際法によれば、日本がサンフランシスコ条約に批准をして国際社会に復帰した時点で日本は占領はされておりません。
○国務大臣(伊吹文明君) 北方四島は日本固有の領土であるというのは日本の従来からの主張です。  しかし、これは先生も国際法を学んでおられるから当然御理解しておられると思いますが、日本の国会が、国会が日本の占領下ではなく機能しているというのはサンフランシスコ条約を批准された後。そ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは先生、ちょっと私には無理なお話なんじゃないんですか。今先生がおっしゃったことが舛添先生の御質問の中で言われたことをなぞらえたわけであって、私は、舛添先生、それはね、今、先生の時代とは随分時代が変わっておりますよと。核家族になり、そして共働きになって...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私は、文部科学大臣になってから現場を見たことは、申し訳ないですが、ありません。しかし、国会議員として私は何度も何度も学校の運動会も学校教育の現場も拝見に行っております。特に京都は私の地元ですが、随分教育委員会がしっかりやっているんで、モデルケースとして是...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 例として適切ではなければ、私が見たことを正確にこの次はお伝えしたいと思います。
○国務大臣(伊吹文明君) 先生の御主張は御主張としてよく分かります。しかし、国が最終責任を持つという場合、例えば、義務教育についてはばらばらのことを教えちゃやっぱりいけないということには当然民主党の案もなると思います。そうすると、国が指導要領的なものをやはり発出しなければいけませ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) だから、結局今は何にもない。
○国務大臣(伊吹文明君) まず、民意の反映というのは、やはり選挙によって民意の上に立って選ばれた国会が民意だと思います、最終的な。その国会で決められた法律と違うことを先ほど申し上げた特定のグループあるいは特定の団体が行う場合を不当な支配と、こう言っているわけです。
○国務大臣(伊吹文明君) これは、衆議院の教育基本特で民主党の野田先生から再三御質問がありまして、三つのことを我々言われました。一つは、調査が漏れて、その後、新聞社の調査でいろいろ漏れているから、それをはっきりしろということが一点。それから、過去にさかのぼって高等学校の未履修のこ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 合計でいいですか。  まず、前回の調査では……
○国務大臣(伊吹文明君) ああ、ごめんなさい。ああ、学校数ですね。
○国務大臣(伊吹文明君) 学校数は、十一月一日時点での学校数が五百四十校。国立、公立、私立合わせまして、これは五千四百八校のうち五百四十校。今回、もう一度知事部局及び都道府県教育委員会に尋ねまして出てまいりました未履修校が六百六十三校、百二十三校増えております。
○国務大臣(伊吹文明君) 先ほど、我が党におられた西岡先生がお答えになっておりましたように、もちろん、政府案も教育行政の一本の筋、国、教育委員会、あるいは民主党さん案でいえば地方自治体、それから市町村教育委員会それから学校ですね、これの関係は、この基本法が通れば、やはり当然、こう...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) その点は、私は先生と意見は違わないと思います。先ほど、何か五人組とかおっしゃいましたけれども、私は参議院の文部科学委員会で先生のけいがいに付して、穏やかにお話しになり、他人を常に厳しくつるし上げるような言動を一度もお使いになっていないということに対して感...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私も実はそのいのちの電話というののサポーターをしているんですよ。ですから、先生のおっしゃることはよく分かります。だから、チャイルドラインはこれは民間ですよね、いのちの電話も。だから、民間にどのような手を入れていけるのかということが一つ。  それから、法...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) このときは、実は北海道で、大変残念なことでしたが、自殺をした子供の遺書をたらい回しをしているということが一年後に分かってきたと。それから、福岡で、残念だけれども、あのときは、まあ例外的なことだと思いますが、教師の対応についてもいろいろ批判がある事案があり...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) やはり、文部科学省の立場としては、高等学校で必修としてお願いしているものをマスターして高校を卒業していただく、その習熟度の判定を現制度の下では校長先生にゆだねているわけですね。ところが、それが守られていなかった。その動機として今先生がおっしゃったようなこ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは率直に言っていろいろこれから制度的に少し考えなくちゃいけないと思います。つまり、必修としているものが今の大学受験と合わないからこれを変えるという考えを私は取りません。しかし、時代の変遷とともに今必修としているものの中で何が必要かどうかというのは、こ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生がおっしゃるとおりだと思います。  局長が出しました通知には、あるいはそのことを入れておいた方がよかったのかなと、今お話を伺って、聞いておりましたが、実はあの通知を出します前に、先ほどお話ししたように、北海道と九州の事案を踏まえて、各県の教育の委員...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 特区制度を使って地方独自の、それこそ先ほど来いろいろ議論になっておりました指導要領を超える授業を特区という形でおやりになっているところもありますし、地方の創意工夫でどんどんそれは進めていただいて、いい事例があれば、もちろん国も逆にそれをちょうだいして全国...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、民主党案もよくお互いに検討し合って、教育のことですから、どこか一つの政党が考えている教育行政の理想像だけで私は押し通すのがいいかどうかということはやっぱり話合いの余地があると思います。  そこで、大切なのは、安倍総理が所信表明で発言をしておられ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これはやはり義務教育というのは六三ですが、高等学校までを入れて普通教育と、こう称しているわけですね。ですから、やはり高等教育とは違いますが、国民が身に付けるべき素養を身に付けていただくと。  ただ、先生がおっしゃっているように、高校進学者がもう一〇〇%...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、先生、基本的結論から言うと、私は非常に難しいと思いますね。大学はその大学の入学試験でございます。ですから、例えばもう大学の入学者の五割近くを試験をせずに入れている九州大学のような大学もあるんですね。しかし、これは認定試験でございますから、一種の資...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、これはやっぱり先生、卒業資格でございますので、程度を取るというのはちょっとなかなか私は難しいんじゃないかと思いますが、最終学歴は中学、何々中学を卒、ただし高校認定試験合格ということは明記をされて、それで高校と同じ扱いをするようには文科省として最大限...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 再三お答えしておりますように、これは教育に対する理念法というか基本法でございます。約六十年現在の法律が続いておりますから、やはり現行法律では現在いろいろ噴き出してきている、耐用年数にややがたが来ているような教育の諸問題には対応できないというのは、これは民...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず私の考えを述べてから総理からお答えがあると思いますが、これは先生、全国の学力テストというのは、文科省の実施する学力テストというのは習熟度がどこまでかということを確認するためにやっているわけでして、これを公表する、しないは、それは各学校、自治体の自由で...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 教育行政による不当な介入というお言葉がありましたが、例えば旭川のあの学力テストに対する判決等を見ても、国の法律によって行われている教育行政上の要請は不当な介入ではないという判決を下しておりますね。  ですから、しかし同時にまた、東京都の国旗・国歌につい...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは、ですからその判決の中にある法律によって行われる、そのような判決がありますから、そこのところは明確にしなければいけませんから、法律によって行われる行政は不当な支配には当たらないということを明記しているわけです。
○国務大臣(伊吹文明君) 亀井先生、自民党におられたころ、いろいろな議論の中に参画しておられましたから、その経緯はよく御存じだと思います。  そして、やはり理想の教育論とか理想の国家論というのは、百人いれば百人とも、その人の価値観あるいはその人の人生観によって違います。しかし、...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、むしろ亀井先生は我が自由民主党で文教政策の大変な有力者でありましたから、そのプロセスはよく御存じだと思いますが、小渕内閣、森内閣とずっと流れてきた過程で、多くの有識者の方々を集まっていただいて、そして答えが出て、そしてそれを中教審にかけて、ここに...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 衆議院も参議院も、自民党も、当然ですが民主党さんも一つの政党だと思います。これは院によって党が分かれているわけではありませんから。衆議院段階で私どもが伺っているところでは、今先生がおっしゃったような動きがあったようですが、結果的にはそれが実現できなかった...全文を見る
11月22日第165回国会 参議院 本会議 第13号
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○国務大臣(伊吹文明君) まず、未履修といじめについてのお尋ねでございますが、精神的にも非常に未熟な子供へのいじめは、できるだけ早くいじめられている子供のサイン、兆候を見付けて、いじめられている側、いじめる側への対応をすることが大切であります。このため、先週、この趣旨に基づいた私...全文を見る
11月24日第165回国会 参議院 教育基本法に関する特別委員会 第2号
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○国務大臣(伊吹文明君) まず、自殺の問題について先生から言及がありまして、私もいじめをしている子、子供、そしていじめを受けている子供、それからその兆候を早く見付けていただかなければならない保護者、学校の先生等についてのアピールを出しております。今日、御党の羽田議員から本会議でも...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今おっしゃった地方の実情に合わせてやるということは、例えば財政が非常に潤沢な自治体においては三十人学級をやるとか、あるいは学習指導要領の運用においてこういう運用のやり方でやるとか、しかしそれはどうも法律でお願いしていることと違うということがあるわけでしょ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは当然のことです。しかし、大切なことは、国民の意思というものは憲法上国会で決めるということが我が国の憲法でしょう。そのために選挙をしているわけでしょう。そして、国会で決めた意思、これが、まずこれに従って国は動くんですね。そして、その法律の有権解釈権は...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは当たり前のことであるけれども、それじゃ、なぜ東京都と同じ訴訟が全国で起こらないんですか。ある県ではなるほどと思う考えの人もいる、しかし、そうじゃないと思う考えの人もいる。あるいは、そうだと思っておられる自治体の長もおられるし、そうじゃない自治体の長...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 福山先生、やっぱり判決文はすべてを読まないと、自分に都合のいいところだけ読むと困ります、それは。  私が申し上げますと、(発言する者あり)いいですか、まず、第十条が教育に対する権力的介入、特に行政権力によるそれを警戒し、これに対して抑制的態度を表明した...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、国家的介入というのは、例えば福山先生のお立場の国家的介入と我々の考える国家的介入と違いますよ。例えば、我々が自民党の時代に教えていただいた大先輩である西岡先生は、義務教育の教員はすべて国家公務員であるべしということを我々は最初に教えていただきまし...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 福山先生のおっしゃっている抑制的という意味はよく分かりません。私、あなたの心の中や思想信条は分かりませんから。私は私の良心に従って、それは抑制的というのか、政党的な配慮はできるだけないように動かすということは、これは当たり前のことでございます。
○国務大臣(伊吹文明君) そういう、今私が申し上げたのは、政党政治でございますから、お互いの政治的イズムをできるだけ抑制しながら対応するということを申し上げているわけです。
○国務大臣(伊吹文明君) 何が不当な介入であるかということについては、日本の仕組みではこれは法律の一次的解釈権は内閣にあります。内閣が不法な支配だと思うことはやりません。これは当然やりません。しかし、内閣が不法な支配だと思わずにやったことで、福山先生が不法な支配だと思われること、...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私の申し上げていることをよく理解したとおっしゃっていただければ、それで結構です。
○国務大臣(伊吹文明君) 何度も申し上げているように、日本国憲法の下においては、作られた法律は……
○国務大臣(伊吹文明君) 作られた法律の解釈権は内閣にあります。したがって、内閣の解釈として不当な介入に当たることはしないというのは当たり前のことです。  しかし、私にそれだけの御質問をなさる限りは、このことは選挙で選ばれた都道府県知事においても当てはまるということを認めていた...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) お互いに言葉を慎んでお話をしたいと思いますが……
○国務大臣(伊吹文明君) いや、普通じゃないです。御発言は、どうぞ委員長の御指名でやってください、京都はお互いに心を大切にしてやっておりますから。  申し上げたいことは、有権解釈権は内閣にありますから、内閣が不当と認めるようなことはいたしませんと申し上げているわけです。
○国務大臣(伊吹文明君) 何度も同じことを申し上げているわけですからお分かりいただいたらいいと思いますが、私が不当だと思うことはいたしませんと、だから、不当な介入になるようなことはいたしませんと申し上げているわけですから、有権解釈を持っている者が。そして、それについては、それにつ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは、先ほど来、旭川の最高裁の、司法の最高の場での判決をそのまま私お読みしてお答えしているわけですよ、それは。その主体のいかんを問うところではなくと言っているわけですから。だから、そのことを御質問になるのには、私は、その最高裁の判決は、その主体のいかん...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは全く私が答弁したことを昨日から聞いていただいてない御質問ですよ。私が申し上げているのは、特定の政治思想や宗教的背景を持って教育に介入するということを言っているわけですよ、不当な支配というのは。今度の場合は、何か特定の政治思想だとか宗教的背景を持って...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今、事態が起こっていないときに特定はできないでしょう。
○国務大臣(伊吹文明君) よくないというか、できない。正確に言ってください。
○国務大臣(伊吹文明君) これがその不当な介入であるかどうかというのは、国会で議決をした法律、その他に反する教育の執行があるかどうかということによって判断していかなければいけないでしょう、それは。だから、今あらかじめどうだこうだということは言えないですよ。そして、反するかどうかと...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは当然のことを私申し上げているわけですよ。内閣というものは、(発言する者あり)いや、内閣というものは、内閣の解釈としてですよ、逸脱したことはしないと、しかしこの内閣の解釈がおかしいということがあり得るということを言っているわけですよ。それが、おかしい...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) どうなんでしょう、過去に、今私が申し上げたような憲法の仕組みによって救済を申し出た、司法の場に救済を申し出たケースがあるわけですね。そして、私は、最高裁の判例を出す場合にも、最高裁の判事というのは、やはり自分の価値観がある程度ありますから、できるだけ謙虚...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 率直に申し上げて、私はその作成にもかかわっておりませんし、内容については今初めて伺ったというのが正直なところです。  しかし、文部科学行政を預かっている私としては、あらかじめ、どの団体がどうだとか、何が、こういう事案が不当な支配だとかということは事案を...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) いやいや、ちょっと。  私の名前を今民主党の提案者がおっしゃいましたので、私は何ら誤解はいたしておりません。小中についての設置者である市町村長にその人事権を県から付与せられるというのはそれで結構でございます。  西岡先生が御答弁になりましたように、最...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) タウンミーティングは内閣府が所管しておりますので、内閣府から調査をするように各省に指示が来ております。私が当時のラインに乗っていない者を責任者として調査を指示しておりますので、今分かっていることだけ私から申し上げます。  いろいろな過去の例から見ると、...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私を含め、今先生のお尋ねに対してこういうところで答弁をして、人、仕組みを非難する前に、やはり大人の一人として、教育行政に携わる者の一人として、一人一人が今先生のおっしゃったような誠実さと、それからもう一つ言えば、私は、やはりその任に当たるいろいろな人の感...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 実は最初、自殺予告の手紙が私あてに来ましたときも、これを公表すべきかどうか、私は随分考えたんです。というのは、一つは、連鎖を呼ぶ可能性があるということですね。それから、文面が本当にこれは正しく児童が書いたのかどうなのかということについて、いろいろな見方が...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 恥の文化とか今先生がおっしゃったもろもろのことは、すべて私は否定すべき、ネガティブに考えるべきことじゃないと思います。日本には日本の伝統的ないい文化があるわけですから。例えば未履修のような恥ずかしいことはしないんだという恥の文化をしっかり持っていただかな...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ですから、いろいろな逃げ場というのは当然私はあってもいいと思いますし、ケースワーカーなんかですね、特に臨床心理士なんかの配置などは少しそういう意味ではやらなければいけないと思いますが、それ以上に大切なことは、やっぱり御家庭で子供さんの苦しみを、共働き、核...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 冒頭、私申し上げましたように、実は学校現場では多くのいじめ、あるいはいじめによる自殺というのが未然に防がれているケースはたくさんあるんですよ。それは表に、記事には何らなりません。そして、残念なことがあれば記事になります。ですから、私申し上げたように、いじ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それはそうです。統計、通達も今先生がおっしゃったようなことにのっとって行われています。ですから、教育委員会が、あるいは学校がいじめと認めなくても、児童から申出があったものはいじめとして統計数字に入れるようにという通知はいたしております。
○国務大臣(伊吹文明君) それは当然そういうことだと思います。  ですから、この現行法の三条は憲法二十六条の規定を受けている規定ですから、先生がおっしゃっていることに何ら異議はございません。したがって、我々が提示しております四条においても同じ趣旨が述べられております。
○国務大臣(伊吹文明君) 特に今おっしゃったことは、義務教育においてはあってはならないことでしょうから。  ただ、御承知のように、この義務教育の教育実施の権限は地方自治法上、御承知のように地方の自治事務になっております。ですから、私たちは、あらゆる今おっしゃったようなケースに対...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 考えているから日々の行政をやっているわけでございます。
○国務大臣(伊吹文明君) 先ほど申し上げましたように、就学援助、特に今おっしゃった用具の購入等は、これは日本の仕組み、法律からいうと地方自治体の業務なんですよ。ですから、国としては交付税の措置あるいは義務教育の国庫負担金の負担その他を投じて対応しているわけです。  ただ、自治体...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、個別の自治体ごとに自治体財政の内容をよく洗い直してみないと一概にはお答えできないと思います。つまり、文部科学省が持っていた予算を地方へ譲る代わりに国が持っていた税収そのものを地方へ譲っているわけですから、これは国と地方という関係でいえば、トータル...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは先ほど申し上げているように、地方に税源を譲り、同時に文部科学省が持っていた補助金の交付権限を譲ったということについて生じている問題については、これから国の義務教育に対する責任がどこまであるのかということ、正にそれは教育基本法の大きな争点の一つだろう...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 福山先生とは激論したわけじゃないんですよ、お互いの見解の相違を厳しく調整し合ったということですから。それで、先生御自身も、かなりこの前聞きたいことが、やり取りの中から理解したとおっしゃっていただいたんで、そういうことだと思います。  今、東京地裁の日の...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私が正に補足しようと思いましたことを、今政府委員が申し上げました。つまり、この法律あるいはこの法律の下位法である各法律に逸脱したことをやった場合は、これはもう当然そこでまず歯止めが掛かってくるということですから、何より大切なことは、国民の選挙によって選ば...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先ほど来、福山先生とのやり取りでも申しておりましたけれども、何が行き過ぎであり、何が不当であるかというのは多分人それぞれによって違います。違うから裁判というものがあるわけです。ですから、当然そのような訴えを提起されるということは、法制上は私は可能だと思い...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは全く先生違いません。
○国務大臣(伊吹文明君) 違います。それは先生が違うと思っておられるだけです。  それは、私が申し上げているのは、だから、何が不当であり、何が介入であるかというのは、人それぞれによって、その立場立場によってみんな判断の基準が違うんですよ。違うから司法によって最後に行政の行い、行...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは、先生の今御質問になっているお立場でも、今おっしゃったように、私はそうは思わないけれどもと理解していただいているわけですから。もう法律に、この法律その他の法律に定めて行われることが不当な支配に属したり、公正かつ適正に行われていないということならば、...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) なかなか難しい御質問なんですが、やはり先生は中学校の、高等学校との関連で中学校のことについても言及をされましたが、中学校についてはもうこれは御承知のように義務教育になっておりますし、初中合わせて約、国、地方合わせて十兆円の国民負担を投入して行われておりま...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 高等学校における普通教育、それから専門教育、それからいわゆる専門学校ですね、職業学校、これをどういうふうに組み合わせていくかというのは大切な御提言だと思いますが、一番大切なのは、地方が悩んだり文科省がどうするかということじゃないんですよ。これはやっぱり国...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、先生が御指摘になりました最初のケースは、これは福岡で起こった事案が正にそれに当たると思います。この先生はなかなか人気のあった先生のようでございますけれども、生徒と一緒に一人の生徒を結果的にいじめるようなことになっちゃったと。  これは、この先生が...全文を見る
11月24日第165回国会 参議院 本会議 第14号
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○国務大臣(伊吹文明君) チャイルドラインについての支援についてお尋ねがございました。  チャイルドラインは、その立ち上げに際しまして、一定期間、国民の税金でこれを支援してきたところであります。その後、民間においてNPO法人の資格をお取りになり自主的に活動しておられますが、その...全文を見る
11月27日第165回国会 参議院 教育基本法に関する特別委員会 第3号
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○国務大臣(伊吹文明君) 今先生が御指摘になりました群発自殺ですか、連鎖反応が起こるということは、心理学者の方々もそういう説をお持ちの方が非常に多い。私も、直接何人かの方とお話をして、その御注意はいただいております。  今回、今正に先生が御質問いただいたことに対して、私の判断を...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) このことはどこまで申し上げていいか私も迷いますが、今総理のお名前が出ましたので率直にお話をしておきたいと思いますが、私がアピールをいたします際に、総理のお名前で出した方がいいのか、私たちの、安倍総理と私の連名で出した方がいいのか、私の名前で出した方がいい...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生の御理解のとおりだと思います。そして、憲法はやはり国の最高法規でございますので、私たちが与党案を踏まえて政府案を作成する段階で、現行憲法はもちろんのことでございますが、自民党が作っております憲法草案との整合性も一応チェックをして、そしてこの法案、教育...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 前文の作成に御努力なすった先生の御質問でございますので、私は、質問の要旨をいただいて、一つ一つ現在の教育基本法案、提出しております教育基本法案と突合してみました。  今回は、現行法、憲法の前文には確かに教育という文言は入っておりませんで、各条に落ちてお...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生の御指摘のとおりと理解してよろしいと思います。  特に、教育基本法第二条五号は、国際化が急速に今進展をして、日本もグローバルな社会の中の一員として責務を果たし、その中で生きていかねばならないわけですから、他国を尊重し、我が国のみならず世界が平和に発...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生が御苦労になりました自由民主党の新憲法草案二十条は、国及び地方公共団体は、社会的礼儀又は習俗的行為の範囲を超える宗教行為と、範囲を超えるということを明記いたしております。これが、例えばここで福山先生とかですね、なんかと議論がありました不当な支配という...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 手を合わせるということは、これは一つの、人間としての、御苦労なすった方、自然の恵みへの感謝の自然な気持ちの発揚ですから、そのときに何か特定宗教の何とかを唱えたとか、ここは私あえて何とかと申し上げておきますが、そういう場合にはこれは非常に判断が難しいことに...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 宗教的国民であるかどうかということは、これは非常に難しいと思いますね。  結婚式は教会でやって、子供が生まれたら七五三のお参りに行って、お葬式はお寺にお願いするということですから、一つの宗教に対してこの信仰の気持ちをずっと持っているという他の国とはかな...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 現行日本国憲法では、公の支配に属しないという言葉でこれを表現しております。これは先生の御指摘のとおりです。そして、自由民主党がお出しになりました新憲法草案では、国若しくは公共団体の監督が及ばないと、ここをかなり明確に書いていただいていると思います。  ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 歴史認識、歴史観というのは、これは歴史を見る立場によって随分違います。例えば、今次の第二次世界大戦を大東亜戦争と呼ぶか、第二次世界大戦と呼ぶか、太平洋戦争と呼ぶか、いろいろ立場によってみんな違いますね。同時に、同じこの一つの戦争も、日本から見る立場と他国...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これはやはり大変、先生の御提案ですが、難しい御提案だと思います。  というのは、日本地図を見ますと日本は真ん中に書かれておりますが、多くのヨーロッパやアメリカの地図では日本は右の一番端に書いてありますね。これはファーイーストという、正に極東、一番東の端...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 国民の気持ちとしては、立派な先生に一般公務員より高いお給料を払うということは抵抗は私はないと思います。ですから、立派な先生であるかどうかということが大切なんですが、立派なという言葉もこれなかなか難しいんですね、率直に言うと。で、再三ここで申し上げておりま...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、いろいろ、社会問題になった都度それなりの努力をしていたと思いますし、先生も学校現場で教諭をしておられたと思いますが、参議院の文部科学委員会でしたと思いますが、水岡先生が御質問になったときに、御自分のやはり教壇に立っていたときの御経験をおっしゃって、...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、先生、二つあると思いますね。当面、そういうひどい状況になっているのであれば、それが、先生もお断りになっていたように、日本すべてがそれだということではないけれどもということをおっしゃっておりますから、そういうひどい状態に対してどう対応していくかとい...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生、その前にちょっとお断りしたいと思いますが、先生が先ほどお読みになった南、その……
○国務大臣(伊吹文明君) 南日本新聞のお読みになった最初のところ、皆さんと言っても返事がないと、何々君と呼ぶ。しかし、その後ずっとあって、この個人主義的っていう文章があるんじゃないんですか。だから私申し上げたと思うんですが。もしなければ、私の聞き違いでお許しをいただきたいと思いま...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ですから、それは国民負担との間のバランスで決めていることですからね。それから、学校現場で忙しいというのは、総論としては私はよく理解しているんです。それは時代の流れからいけば、当然学校の先生は大変だろうなと思います。  しかし今、いろいろな世論調査を見た...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、教育基本法というのは教育の基本を定める法律ですから、この法律すべてが教育の在り方を表している。だから、今政府参考人が答弁をいたしましたように、義務教育、そして大学教育、私立の在り方、家庭教育、社会教育、この法律の各条文すべてが教育の正に定義そのも...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ちょっと御質問の趣旨がよく分からないんですが……
○国務大臣(伊吹文明君) 日本は御承知のように……
○国務大臣(伊吹文明君) いやいや、ちょっと一応お答えします。  日本は、先生、法治国家ですからね、国権の最高機関である国会が決められたものが正にその定義そのものなんですよ。ですから、ここに書かれていることに漏れているということがあれば、具体的におっしゃっていただいて、ここへ書...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 提案者としてはそのように考えておりますし、同じことは民主党の案についてもいかがでしょうか。
○国務大臣(伊吹文明君) はい。
○国務大臣(伊吹文明君) これは先生、簡単なことなんですよ。これは、例えば時代の変遷とともにやはり変わってくるわけです。私は小学校一年生でした。ですから、新しいこの教育基本法で教育を受けている人間なんですよ。あの時期はどういう時期かと考えれば、みんなやはり戦前の反省があって、そし...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは是非、同じ党に属しておられるわけですから、民主党のお立場も提案者にはっきりと聞いていただきたいんですが、衆議院のときに今先生の御質問のことについていろいろやり取りがありました。そのときに、自公で提案、自公で審議をなさり政府へお渡しいただき、政府が今...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 政府が提案しております法律は、今の教育基本法の全文改正という立法政策上の立場を取っております。したがって、今の教育基本法の精神を基本的には引き継ぎながら、足らざるところを補い、そして行き過ぎたところを是正するという考えです。  したがって、分かりやすく...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 幾つかのお尋ねがありましたが、まず私が理解しているところでは、後ほど厚生労働大臣お答えになると思いますが、医師の数は、トータルとしては先生、足りないということはないんじゃないでしょうか。ただ、極めて偏在をしている、あるいは地域的に大きく違っている。それか...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず先生、これ余り数字にこだわっちゃいけないんですが、歯科の定数は先生がおっしゃったような定数減をしておりますが、同時に、実入学定数を絞っているわけですよ、結果的には。このことはよく御理解いただきたいと思いますし、それから国際比較において医師が多い少ない...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) この点は半分ばかり私は先生と御意見を同じゅうするんですが、私は、大学の目標、最終的な目標を数値目標とか収支だとかって、損益計算書的なバランスで評価するというのは余り適当なことじゃないと思っております。  特にそれをとことん進めていきますと、残念だけれど...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは私立学校、大学を含めての私立学校は、現実問題としては日本の教育の大きな部分を生徒数でも学校数でも担っておられるわけです。そして、未履修の問題でもいろいろ私立の扱いについての御意見がありましたように、やはり私立といえども学校教育法あるいは大学の法律の...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 現実には私立学校では、例えば公立学校で禁止されているような宗教教育をすることは許されておりますよね。ですから、政治の問題についてはこれはやっぱり非常に私は微妙な問題であって、やはり大学という立場にある方が自分のイズムを押し付けるような教育をするということ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、法制的にどの条項ということだとちょっと政府参考人にお聞きいただかなければ、間違ったことを言うといけませんが、政治活動を学校でするということは、私立学校といえども私は許されないことだと思います。
○国務大臣(伊吹文明君) ちょっと参考人から事実関係を。
○国務大臣(伊吹文明君) 我が国は議院内閣制で構成されておりますから、各省の大臣になった者あるいは副大臣、政務官になった者は、役人のペースに巻き込まれないようにできるだけ独立自尊、自分の知識を磨いて対応しなければならない、これはもう先生がおっしゃることの裏側にあることです。  ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まあ、各省にはいろいろやっぱり失敗があるということは認めねばなりませんが、今先生が御指摘になっているようなことについては是正命令を出しているわけですから、これは誠実にその是正命令が実行されるかどうかをきちっと見極めて、そして、今の答弁も私聞いておりました...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今先生がおっしゃったことを含めて是正命令を出していると伺っておりますから、それがきちっとなされているかどうかを役人の論理で何となく処理しないように、そのために我々が文科省へ入っているわけですから、責任を持ってその処理の状況を私は見させていただきます。
○国務大臣(伊吹文明君) これは先生、その時点で問題点があったら認可はできないはずです。ですから、行政のやり方として、結果的にこれだけの問題が出てきているわけですから、そのときに調査が不十分で、書面あるいは実地の調査が不十分であったり、いろいろな失敗があったということは認めなけれ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは先生のおっしゃるような部分もあると思いますが、教育基本法を改正することによって、その下に付く三十何本の法律、あるいは政令、あるいは大臣告示、それを直し、予算そして法律の執行、それをきっちり見ることによって今のような問題が起こらないようにしていくとい...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは、この法律が変わったから学校現場で教えている職員組合その他の態度が変わるかどうかということとは全く無関係です。
○国務大臣(伊吹文明君) 文部科学省の役人が変わるかどうかということも無関係です。それは、すべての人間が規範意識を持って自分の職業に忠実にやらねばならないので、今のような失敗を起こすということは、もう私は不適当なことだと思ってさっきからのやり取りは聞いておりましたよ。
○国務大臣(伊吹文明君) それは、教育基本法を変えようと変えまいと、先生がおっしゃるようなことは常に心してやらねばなりませんが、教育基本法を変えることによって、例えば大学という条項が新たに御提案している中に入っているということであれば、それを踏まえて、あるべき文部科学省の姿を法律...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは昭和二十二年に法律ができました後の、いろいろ作っております法律の中の文言が、今先生がおっしゃった新しい言葉を使っているのが慣用になっているという、立法政策上の用語の違いでございます。
○国務大臣(伊吹文明君) 立法政策。
○国務大臣(伊吹文明君) それは、今先生がおっしゃった新しい法律に使って、今回御提言申し上げた用語を使っているのがほとんどの法律の現在のその用語の使い方であるということです。
○国務大臣(伊吹文明君) それは今も残っているものもあると思いますが、現在立法している法律では、今回御提案している用語を使っているのは多いということです。
○国務大臣(伊吹文明君) ほかの法律でもってそのような用語を使っていることが非常に多いのでということです。
○国務大臣(伊吹文明君) 先生、今回の改正案のまず第一条に目的を掲げているわけですね。そして、目的を掲げて、第二条に、今御指摘のあった目標という言葉が使われています。この目標は、その第一条の目的を達成するため、学問の自由を尊重しつつ、次に掲げる目標を達成するように行われると。だか...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 目標ですよ、目的じゃない。
○国務大臣(伊吹文明君) 目標と方針は違います、それは。だからね、それは言葉が違うんですから。  だけど、私が申し上げているのは、今御提案している法律も、それから現在の法律も、第一条には目的があると、そしてこの目的に向かって進んでいく具体的内容を二条に書いているということを申し...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) おおよそ人間が生きていく上で、目標を持たずに行動はできるでしょうか。やはり基本的には目標というものがあるんです。その目標をどこまで強制するのか、その目標はどういうものなのか、これは先生がおっしゃるように、心しなければならないことですね。  ですから、そ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは日本語のやっぱり理解の仕方じゃないでしょうか。この第二条は、「その目的を実現するため、学問の自由を尊重しつつ、」というのはウイズ・ザ・コンディションという意味ですよね。これを条件としてということじゃないんですか。これはだから、これはいろいろ解釈の仕...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) いやいや、それを軽く見ているというか、主文が行われるものとするだから、学問の自由は憲法上の権利だということをおっしゃいましたね。憲法上の権利がどこまで権利として認められているかというのは、先般の学習指導要領のやり取りの中にもあったように、おのずから公益の...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは違うと思いますね、提案者が違うと申し上げているわけですから。そういう解釈は我々は取っておりませんよ。これは、学問の自由を尊重しつつというのは、学問の自由が条件になるということを言っているわけですから。そして、それが、学問の自由か目標を達成するため行...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) いや、答弁いたします。
○国務大臣(伊吹文明君) 先生、提案者がこう言っているからおまえ何言っているんだなんて、私は一言も申し上げておりませんよ。提案した者が提案の意図はこうでありますと言っているんですからということを言っているんです。
○国務大臣(伊吹文明君) 私は、財務省にというか現在の、大蔵省へ入りましたのは昭和三十五年でございます。
○国務大臣(伊吹文明君) まず、私にシビルサービスに入った年次をお聞きいただいたんですが、鈴木先生は通産省には何年にお入りになったんでしょうか。私よりかなり若い年次にお入りになっていると思いますが、先生の御質問をずっと聞いていて、近ごろの若い公務員の立法マインドが先生を通じてそん...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 何年ですか。
○国務大臣(伊吹文明君) 先生の先ほど来のお話をずっと伺っておりまして、大変私は感銘を受けました。政治家は本来そういう形で議論しなければならないと思いますね。ただ、私の立場からしますと、これはやはり一番いいものだとして出しているわけです。だから、そういう立場で私は答弁しなければな...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先ほどの、両方いいものがあれば、特に教育の問題であるから云々というお話があって、衆議院の現場のことを私は申し上げましたし、今先生がその細かなことはこちらへ置いておいてと。  私は、先生が民主党の党首になられたら、そういう話はすぐ進むと思うんですよ。とこ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは衆議院で申し上げた程度のことで御勘弁いただきたいんです。失礼な表現ですが、私はやっぱり国会で指名を受けた与党の内閣の一員で、行政権は総理大臣ではなくて内閣にございますから、私は国務大臣として軽々なことを申し上げるということはやっぱり適当じゃないと思...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは立法技術上の問題だと思います、先生もお役人を長くしておられたから。これは基本法であり、理念法ですから、ここに書いてあることは分担してやると。そして、国は学習指導要領のような基本的なものを決めると同時に、財政、もう三分の一に減っちゃいましたけれども、...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、先生、二つしかないわけじゃないんで、民主党も菅さんやその他の方々がイギリスの労働党を考えて第三の道があるとおっしゃった、正にその第三の私は道があると思うんです。  ですから、その二つの極端な例に分けてしまいますと、どちらもやっぱり欠点があるんで...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 大変今日は充実した議論をさせていただきましたし、是非、もう先生はお読みいただいていると思いますが、今の例えば監査委員会的なものの選ばれ方、学校理事会と言われるものが実際はどういう形になったときには大変だなあとか、これ衆議院で先ほどの松原先生、藤村先生、前...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) いや、一か月たってないですよ。
○国務大臣(伊吹文明君) 先ほど民主党の鈴木先生との御議論も、今先生が正に御指摘になったようなところの問題意識であったと思います。  今回、未履修の問題、それからいじめの問題を私が経験をしてみまして、つくづく権限と実際の責任の取る人との間の、今御指摘があったように、不均衡という...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 官房長官が帰ってまいりましたら先生の御質問に政府としてお答えするのが適当だと思いますが、やり方は先生いろいろあると思うんですね。ですから、常設の第三者機関をつくるということはやっぱりちょっとなかなか難しいことですから、これは当該教育委員会が自分たちの内部...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは法律でそういうことを強制しなくても当然私はなさるべきことだと思いますが、教育委員長がやるのか校長がやるのかということは、これは会社でもよくあると思うんです。例えば、支店で事件が起こったときに、支店長が出てきてお話をするのか本社から社長が出てきてお話...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生が今御提案になられましたお気持ちと精神を大切にして指導をさせていただきたいと思います。
○国務大臣(伊吹文明君) 二つの面で非常に先生の御提案は大切なことだと思います。一つは、やはり経験を積んでいる人たちを活用するということ、それから団塊の世代がいよいよ第一線から引退されますので、この方々にもやはり生きがいを持ってこれからの人生を送っていただくということが必要です。...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 既に、先生のお地元の大阪府とか香川県などで試行的にその試みが行われていることはよく承知しております。  したがって、単に教育職だけではなくて、今のこの福祉の専門家、介護の専門家等に学校で子供の相談に乗っていただく授業ということで来年の概算要求にも文部科...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生おっしゃるとおりだと思います。そして、お互いの成功事例を共有していくということは子供のためにもいいことでございますから、初任者の研修あるいは十年経験者の研修等において、学校内の授業の相互の公開あるいはモデル校の授業を見てもらうとか、こういうことを通じ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 一般大学を出られても、先生も京都大学の御卒業ですが、立派な教師として教えておられたと思いますから、一概に大学の出身によってどうこうということは言えませんけれども、やはり教職の専門大学において、今おっしゃったような教え方、あるいは学校の教職員の管理の仕方、...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 十九年度に申請を受け付けて、二十年度からスタートできるように準備を今進めておりますので、先生がおっしゃったこともその際ひとつ検討させていただきたいと思います。
○国務大臣(伊吹文明君) 官房長官が答弁をいたしましたように、思想信条は自由であります。しかし同時に、君が代・日の丸というのは、国民の総意を憲法上代表している国会で議決された法案によって国旗・国歌と決められております。そして、それを教えることについては国会で議決をされた法律に基づ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 学習指導要領にのっとってきちっと教師としての、まあ国の統治システムですね、これは日本共産党が一番大切にしておられる憲法で決められていることですから、この憲法の規定によって行われている法律、法律の一部である学習指導要領、それを教師がきちっと実行しておられる...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは教師が指導しているわけですから、教師が指導していることに生徒は基本的には従うわけですね。しかし、その際に、愛国心とか先生が今いろいろおっしゃったその内容に、心の内容に立ち至って強制をするということはできないということを言っているわけです。
○国務大臣(伊吹文明君) これは、文部科学省がどういう指導要領を出しているかというのは先生御承知のとおりですね。ですから、先般来ここでも議論になっているように、都道府県知事あるいはその知事の傘下にある行政組織に教育委員会の教育権をゆだねるということについてどうだということと密接に...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 大変申し訳ありませんが、先生がお調べになったことを今お述べになっておりますが、事実関係を確認しない限りは、これは類似のことが今司法の場で争われておりますから、御答弁をするのは適当じゃないと思います。
○国務大臣(伊吹文明君) 口をこじ開けたのか、学習指導要領に従って是非やってくれということで歌わなければいけないという指導をしたのか、それはそのときそのときのケース・バイ・ケースです。こじ開けたという事案は、どういうシチュエーションを言っておられるのか分かりませんが、私の耳には入...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 二枚、こっち。
○国務大臣(伊吹文明君) ちょっと事実関係を。
○国務大臣(伊吹文明君) これは、今政府参考人が答弁いたしましたように、審議の途中の資料でしょう。これでいくのかどうなのか、まだ何も決まってないんじゃないんですか。最終的には学習指導要領というのは文部科学大臣が告示をするんです。そのときに私が判断さしていただきます。
○国務大臣(伊吹文明君) まだ先生、審議の過程なんでしょう。結論を出してないものについて文部科学大臣がどう考えているかということを申し上げたら、審議をお願いしている意味がないじゃないですか。
○国務大臣(伊吹文明君) これは先生、何度も申し上げているように、中教審の委員だって日本共産党が大切にしておられる日本国憲法の表現の自由、自分の意見を述べる自由は持っておられるんですよ。いろんな自由、いろんな意見を述べられたものを整理しているものだということを申し上げているでしょ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 中教審にはいろいろな国民の代表が来ておられますから、いろいろな御意見があるということは当然でございます。国会でもちろんそのことも議論していただいたら結構です。先生の御意見も一つの意見として私は今日十分伺っております。いろいろな意見を伺いながら、最終的に政...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私は、再三申し上げているように、間接民主主義を補う一つの手段としてのタウンミーティングがこういう形で行われたことは適当じゃないと再三申し上げております。そして、当時、そのことを知らなかったとはいえ、これで民意を把握したというような言動があったということは...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、先生、教育に対する不当な介入というのは、先生はそうお考えでしょうが、私はそうは思いません。やはり教育基本法に書いている教育、不当な介入というのは、教育の実施、教育の現場におけることを書いているわけですから、私はその考えは取りませんし、先ほど来申し...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生はこの教育基本法に自由民主党におられたとき大変熱心に取り組んでおられましたし、そして党内の協議にも参加しておられたと思います。私は率直に申し上げて先生ほどこの分野の専門家じゃございませんので、当時どのような議論が行われたかということはつまびらかには存...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) いやいや、いいじゃないかとは言っていません。
○国務大臣(伊吹文明君) それは、一体になって、心と態度は一体になる気持ちを、姿勢を涵養しようということです。
○国務大臣(伊吹文明君) これは先生、心が付いてこないというような心ないことをおっしゃらないでいただいて、やはり、何というんでしょうか、心がすぐ態度に出るという気持ちで御理解いただきたいと思います。
○国務大臣(伊吹文明君) それは先般来御議論になっているように、国民の意思というのはやはり国会へ現れてくるわけですから、国会で議決をした法律というものは、これはやはり民意と理解していただかなければならないわけですね。それにのっとってこの学習指導要領等が作られているわけですから、こ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、これは日本の仕組みとしまして、最高裁の判決というのも、やはり法律とその事実関係を併せながら最高裁の判事が合議によって決定していただく一種の裁量行為なんですね。しかし、これを最終的な日本の国家意思として受け入れるということがあるわけですから、これが出...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 一つの御意見、激励として受け止めさしていただきます。
○国務大臣(伊吹文明君) 当初どうであって、これがなぜ消えたかということは、私は、申し訳ありませんが、つまびらかにはいたしておりません。ただ、考えられますのは、例えばドイツなどではもう宗教の名前を冠した政党があるんですね。先生がおっしゃったように、日本の場合は非常にやはり宗教的バ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、書き込んでほしいという団体と、必ずしもそうじゃないとおっしゃってきている団体、今先生は特定の宗教団体のお名前を挙げられましたが、逆にその宗教団体が例えば政権の中で大変強い地位を占めた場合は、これはかえって逆の効果もあるわけですね。ですから、一般の...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) いろいろなお立場があるでしょうから、ここでお名前を挙げることは控えさしていただきます。
○国務大臣(伊吹文明君) 今先生は日教組がこの条文を盾に教育行政が不当な支配だということをおっしゃいましたが、私どもの一般的な理解は、これはやはり国会で決めていただいた法律、またその法律に従って行われるいろいろな指導要領ですね、これはやはり国民の民意、これは憲法上の日本の統治シス...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは先生逆なんじゃないでしょうか。つまり、各御家庭においては、まあレーニンの言葉をかりれば、国家を憎め、国家をつぶせということを言っていますね。これは革命思想です。しかし、それが正しいと思っている人がいれば、それはその人の心の問題なんですよ。先生も私も...全文を見る
11月28日第165回国会 参議院 教育基本法に関する特別委員会 第4号
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○国務大臣(伊吹文明君) これは、人間百人おりますと百人とも望ましい人間像というのはみんなその人の人生観、価値観によって違うと思いますが、国家という集団を動かしていくためには何か一つのやはり形を作らないといけませんので、私たちは、そこで多数決原則という民主制のルールを使っていると...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 安倍内閣においては食育の担当大臣はこちらでございますので、後ほど是非、食育担当大臣のお話も聞いていただきたいと思いますが。  私の覚えているのは、両親から、お茶わんに入れてよそった御飯ですね、この中の一粒一粒がみんなお百姓さんの汗の結晶だから、決して食...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生の御理解どおりで結構だと思います。
○国務大臣(伊吹文明君) 先生が御指摘のように、御提案申しております法案二条には教育の目標を書いております。  しかし、この教育目標すべてを通じて、人間が物を知りたい、真理を探求したいという自然発生的な気持ちは何物にも侵されることなくやはり尊重されなければならないと。したがって...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、この特別委員会でもいろいろ議論をされた大切な点だと思いますが、一人一人が学問、真理を探求するということは、これは何物にも侵されない大切な権利として存在すると思います。  しかし同時に、学校の現場においては、教える方は、学校教育法その他の公務員法...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 現在御提案しております政府案の二条の五号、これは今先生が御指摘になりましたように、まず一番大切なことは、「伝統と文化を尊重し、」ということから始まっているわけですね。ですから、国というものは、領土と、それからそこに存在する国民、そしてその国民が悠久の歴史...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 御提案申し上げております法案の三条に今先生がおっしゃった生涯教育の理念を書いております。  これは今御指摘になった正にそのことを表現していると理解していただいていいと思いますが、人間はもうその生きているあらゆる時代、段階において常に目標を持って自己研さ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、小中学校で障害のある児童の学習上の支援その他は、御承知のように、地方の仕事になっておりますので、これは地方財政の中でやっていただかなければなりません。そのことは文科省として総務省によくお願いをしておるところです。  それから、今先生がおっしゃった...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 御提案申し上げております法律の二条の四項だったと思いますが、教育の目標の中に今先生が御指摘になった命の大切さというのが入っております。これは、自分の命を大切にするとともに、生きている相手の命を大切にする、これは何も人間同士の命じゃなくて、そのほか、この大...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 昨日も同じような御質問がありまして、それにお答えしたことの繰り返しになるかと思いますが、現在の教育基本法というのはやはり普遍的な価値、理念が書かれていて、それはそれで私は高く評価すべきだと思います。衆議院での審議の際も、部分改正にするか、全面改正にするか...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生がおっしゃったこと、私も全く同意見でございます。  これは、立派なことが書いてあるけれども、なぜそれが守られていないのか。それは、立派なことの舞台で動いているのが人間だからなんですね。この人間力の低下というものがやはり私は最大の問題であって、これは...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは先生、やっぱりケース・バイ・ケースだと思いますね。だからこそ難しいんじゃないんですか。一発で法律で割り切れるような問題であれば、こんなにみんなが苦しんではいないと思いますよ。  いじめと言われるものの中でも、もし、少年法の範囲を超えて、その人が成...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、キリスト教とかイスラムでは自殺というのは宗教上あってはならないことだということを教えておりますね。これは先生おっしゃったとおりで、そういう教えていることのその裏側にあるのは、多分先生が今おっしゃったこと、それがこういう宗教の教えとして表れてきている...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 教育論は、先ほど私申し上げたように、だれにでも責任を、押し付けると言っちゃいけませんが、だれにでも、だれの責任ということも追及できる分野なんですよね。これは、御家庭と地域社会と、そして学校とが一体になって子供の性格あるいは学力、人間性をつくり上げていくわ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 全くおっしゃるとおりなんですよ。だから法案を変えようと言っているわけです。そして、この法案の理念に基づいて、学校教育法なら学校教育法を変えて、そして学校教育法に基づいた指導要領を作成して、公に対して、つまり学校、子供の社会でいえば、自分だけよかったらいい...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは、再三申し上げていますように、時代の変遷とともに必要なことを書き込んでいるわけですね、今度は、規範意識だとか公共の精神の重視だとか。あるいは当時は大学にほとんど、大学への進学率は非常に少のうございましたから、大学という記述もございません。だけど、今...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) この法律を変えたから明日から何か突然世の中が変わるというのは、これはもう理念法でございますから、あり得ないことですし、ましてや教育というのは、もう効果が出てくるまで正に国家百年の計と言われるわけでして、インスタントラーメンを作るような作業ではないわけです...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 社会教育は、先生がおっしゃっている意味での職業あるいは新しい職業能力を身に付けるという部分もありますけれども、同時にそれだけではないことはもうよく御理解いただいていると思います。これも非常に価値観によって評価が違ってくるところだと思いますが、このごろはや...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) おっしゃっている部分は、そのとおりという面と、それから、率直に言って先生は大変な知的エリートでいらっしゃるから今のようなお立場は堂々とおっしゃられるんだけれども、必ずしもみんなそうじゃない人たちもいるわけで、今の人たちがどういう気持ちでいるのか、どういう...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今おっしゃった行政改革推進法の運用というのは当然教職員の数と教える子供との間のバランスで決まっているわけですから、それを超えて切り込むなどということはもう当然あり得ない。むしろ、今の御質問はそれを切り込まずに置いておけば一学級当たりの人数が下がってくると...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 事実関係ですか。
○国務大臣(伊吹文明君) これはもう是非、理事会の御決定ですから私が御答弁いたしますが、事実関係とかこういうことは私が必ずしもすべてをつまびらかにしているわけではございませんので、その点は御了承をいただきたいと思います。  まず先生、いじめの定義をまずやらなくちゃいけませんね。...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生、まず国会でございますから、当然政治家同士の議論をするというのは私は大賛成で、ほとんど私もだから役人の書きました想定問答は読まずに答弁いたしております。ただ、やはり国会でございますので、政治家同士の議論という、質問がやっぱりお互いにやり取りをするとい...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 責任というよりそれは私の職務の一つでして、責任、あえて責任と言えば、まあ率直に言えば今のような指導をしているにもかかわらず、例えば警察庁の資料あるいは法務省の持っている自殺の資料と、自分たちのところへ上がってくる、各教育委員会から上がってくる統計数字に乖...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 気付いてなかったのか、まあそういう統計があるということも知らなかったのか、気付いていたけれどもまあ何の手を打たなかったのか、いろいろあると思いますよ、それは。  しかし、もうそれは済んだことは済んだこととして、これからはどういうふうにするかといえば、や...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今のことだけに限って言うと、学校理事会というのは非常にいいと私は思います。しかし、衆議院の審議の際に、学校理事会の在り方について御党の前原議員とやり取りをしたときに、理事会には人事権、人事の上申権を与えるということをおっしゃっているわけですね。これは藤村...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これはやはり個人の権利あるいは人権というものは、これは当然尊重されなければならないんですが、権利には必ず義務が伴うと、守るべき自由には規律が必要だと、これが人間社会の原則なんですね。そして、我々が乗っている共通の船である日本という国あるいは世界、地球とい...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生も新聞だけだとおっしゃったんですが、私は今初めて、率直に言って先生からそのお話を伺いました。河村さんがどういう意図でそれを言ったか分かりませんが、まあ、彼の話もよく聞いてみないといけませんが、私が申し上げたのは、やっぱり個人の権利、人権というものは公...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それも多くの改正の趣旨の一つでございます。
○国務大臣(伊吹文明君) これは用語の説明のようなことになりますが、私は提案者ですから、立法意図という形で御説明をいたしたいと思います。  一条は、何を目指してどういう人間を育てるかということを記しております。そして二条は、この目的を達成するための今日的に重要と考えられる具体的...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 重要な要件として二条に規定していると御理解いただいて結構です。
○国務大臣(伊吹文明君) 学問の自由というのはいつにおいても大切なことでありますから、立法意図としては、特に現行法に比べて弱めるという意図は全くございません。それは昨日も御質問がありまして、同じようにお答えをしておりますが、「しつつ、」というのは英語で訳せばウィズ・ザ・コンディシ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、その事案その事案、具体的な事案に即してやはり解釈されるべきことだと思います。  多くの場合、これは二律背反的なことではないと思いますが、先生がおっしゃったようにですね。しかし、このことを、解釈によって、学問の自由が優先するではないかという解釈を...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ですから、適正に運用されれば、これは二律背反的なものではないということを申し上げているわけです。
○国務大臣(伊吹文明君) それは、午前中にお答えしたように、我々が共通の社会の一員であるわけですから、例えば個人の人権の主張あるいは個人の権利の主張と公益とのバランスというのは、これはいつも論じられることでございます。  それと同じように、公共の精神と学問の自由、学問の自由とい...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これも率直に言うと、教え方、教える中で組織的な、何かアナーキズムの活動に組織をしていくとか、そういうことがある場合には、既に国会で議決した各法に触れてくる場合がありますね。ですから、学問として、例えばレーニンが革命のために国家を憎めと言っているということ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、情操という言葉で立法意図が表しているものは、自分より優れたもの、あるいは自分が非常に小さなものという、美しいもの、あるいは自分より大きな存在、自分が及ばないもの、そういうものに対する一つの、何というんでしょうか、感動する心、心根というか、まずそうい...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、やはり過去にそういう情操に触れたような祖先のいろいろな事案、あるいは道徳を守ることによって社会が維持されてきた事実、そういうものをやはり教えていくということだと思います。
○国務大臣(伊吹文明君) ちょっと私の聞き違いなら許していただきたいんですが、君が代を歌わない態度とか国旗を掲げない態度が国を愛するということになるとおっしゃったんですか。
○国務大臣(伊吹文明君) それはその人の信条の問題ですから、そこへ立ち至るってことはできませんよね、国家といえども。ただ、多くの人たちは多分そういうふうには思わないでしょうし、今度、そういう態度や姿勢を教えるということは、この法律というよりも、例えば公務員としての規律というのは、...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) その人はそう思っておられて、国を愛する、自分は国を愛しているから合法的な、合法的などういうデモなんでしょうか。そこのところを少し教えてください。
○国務大臣(伊吹文明君) それは先生、届け出てあって許可を受ければ合法的なデモになると思いますが、何を訴えるデモなんですか。そして、それが既存の法律その他において認められないことを訴えるデモであれば合法的にならないですよね、まず。そこのところはどうなんですか。
○国務大臣(伊吹文明君) その障害者自立支援法に反対するデモに参加するということが愛国心の発露であるかどうかは、これは非常にやっぱり意見のあるところじゃないでしょうか。
○国務大臣(伊吹文明君) これは、だから合法的であると先生がおっしゃったことが、正に決めていることをおっしゃっているわけでしょう。合法か非合法かは届出の受理かどうかで決めるんですから、そこでね。ですから、そこで合法と決められたものについては当然合法であるでしょうし、非合法と決めら...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それはちょっと、どういう理解を先生しておられるのかあれなんですが、その合法的なデモの内容を教えていただかないと……(発言する者あり)いやいや、さっき言ってないでしょう。いや、障害者自立支援法が、国を愛する心の発露として障害者自立支援のデモが行われているか...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) いや、質問の意図がよく分からないんですよ。
○国務大臣(伊吹文明君) 今の例で、少し私はよく分かりました。  障害者自立支援法と国を愛する心というのは、ちょっと私はやっぱり無理があると思いますね。これは今のガンジーのこの例であると、ガンジーがどのような意図を持ってあのデモを組織したのか、そしてそれがそのときの何というんで...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは何度も申し上げているように、まず合法か合法でないかによってデモが認められるか認められないかということはまず入ってくるわけでしょう。認められた場合は、これは合法としてのデモを時の為政者というのか、時の政府が認めているからデモが行われるわけですから、そ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは全く私の表現力が拙劣なのか先生の理解力が私に及んでいただけないのか分かりませんが、デモに参加することが国を愛する態度と矛盾するなどということは私は一度も言っておりませんよ。  だから、やはり、まず合法か非合法かということは、デモがそれこそ許可され...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生、デモの内容によって善しあしを私言っているんじゃないんですよ。先ほど来からお話ししているように、先生がお挙げになったそのデモの内容が国を愛する態度に結び付く事案なのかどうなのかについては、先生は障害者自立支援も郷土や国を愛する態度に結び付く発露だとお...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは、ここの私の理解で言えば、そもそも障害者自立支援の法に反対というこのデモは、そこに参加しておられる方の気持ちとしては、この法律によって障害者の立場が非常に苦しくなる、あるいは自分たちの今まで受けていた福祉サービスが受けられない、そういうお気持ちを、...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 自分たちが当然自分たちの属している共同体の一員であるということだと思います。
○国務大臣(伊吹文明君) それは当然そうだと思います。
○国務大臣(伊吹文明君) 国の他の法律で非合法とされていない限りは、非合法とされている団体の推薦、政党の推薦その他があるとすれば、それは当然国の法律としては許されませんが、そうでない限りはもう当然そうだと思います。
○国務大臣(伊吹文明君) これはケース・バイ・ケースじゃないでしょうか。まず、教育基本法の更に上にある憲法というものを先生よく御理解しておられると思いますが、財産権は当然私権として尊重されねばならないけれども、それはやはり公共の福祉の範囲の中であって、そして濫用してはならないとい...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは過去のいろいろな事案によって、自分の、例えば私のふるさとで言えば、明治維新のときにみんなが私有財産を提供して初めて尋常小学校ができたのは京都です。そういうことをやはり多く教える。あるいは、自分が犠牲になることがあっても公共のために尽くしたというよう...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 勤労というのは本来勤勉に働くという意味ですから、殊更問題を難しく解釈することはないんで、学校の現場においてはやはり学校教育、学校教育法の下に行われている、特に義務教育においてはですね、全国民共通の学力とそして規範意識を維持してもらうために国民の税金を投入...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは、何というんでしょうか、今の教育にやはり欠けている規範意識その他の結果として起こっていることであって、その現象が勤労を重んずることと反するかどうかというのはちょっと比べるあれが違うんじゃないでしょうか。ですから、教育のやり方としては、できるだけやは...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、ニートと言ってもいろいろありますから、先生がいろんな意図をお持ちになりながら質問しておられるというのは私よく理解して答弁しているんですよ。それは、本人の価値観の問題ということを必ずおっしゃると思うんですが、価値観の問題もあります。しかし同時に、ニ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) だから、増えていかないように教育をするということが目的でございます。
○国務大臣(伊吹文明君) これは、自分の命はもちろんですが、相手の命、それから人間だけではなくてこの世の中に生命をうけてきたもの、このすべての生命の尊厳というものをやはり大切にしてもらいたいということでございます。
○国務大臣(伊吹文明君) 大切にした人の事例を教えると同時に、例えば、午前中も御質問がありましたけれども、食育などということも大切な一つの要素ですね。植物にも命があるという判断をするかどうかということは非常に難しいと思いますが、少なくとも動物の命を絶って自分の命を維持しているわけ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) やはり、現在の法律が制定された二十二年ですか、私は小学校一年生でございました。先生はまだ生まれておられなかったから、その時代がどういう時代かは書物でしか御理解がいかないと思いますが、これはもうとても大変な時代で、自分が自己研さんをしながら自分の自己成長を...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、各々の生涯教育に入ってきたいと思われる方々の所得の状況その他勘案して、必要な措置があればそれはとらないといけないと思います。  一つ申し上げておきたいのは、やはり私たちは政権を預かっているわけですから支出のことだけを言うわけにはいきません、これ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 個々具体的に御質問していただきたいと思います。
○国務大臣(伊吹文明君) 私も、実はボランティアとして京都の身体障害者団体の連合会の会長を務めておりますが、現在の教育の状況は、必ずしも同じように教育が受けられているという状況ではございません。そして、願わくば、理想的な形としては、いわゆるインクルーシブの理論に沿って、御一緒の教...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今のは、知的発達障害の方じゃなくて精神障害の方ですね。
○国務大臣(伊吹文明君) これは、率直に言って非常に難しいですよね。つまり、精神障害のある方は、御家族を含めて、なかなか精神障害があるということを表に出したくないというお気持ちの方が非常に多いです。私もその関係の仕事を長くやっておりますからよく実態分かっているんですが。別に何の問...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それはちょっと私も具体的に計算、一人当たり、お金で計算したことはないんですが、できるだけその努力をするということに尽きると思います。
○国務大臣(伊吹文明君) 大変大切な御意見を伺って、私は先生と同じ感慨を持っております。  先生は私よりお若いですから、私は小学校一年生でした。当時やはり、あのときに申し上げましたように、それまでの日本が良かったかどうかというのはいろいろ近代の、この歴史の評価にかかわってくるこ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 再生会議についてのお尋ねについてお答えいたしたいと思います。  まず、二つのお尋ねがあったと思いますが、一つは、いじめをした子供の出席停止を提言しておられます。そもそも再生会議というのは、閣議決定でできた安倍総理への意見具申のグループという理解でよろし...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 体罰ね。体罰は、これはもう御承知のように、法律で今禁止されているわけですから、法律に反することは法律を改正しない限りできません。  ただ、体罰ではないけれどもしっかりした指導をしていく教師はやっぱりバックアップをしていけるという体制をつくりませんと、こ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) お示しをしておりますこの法案の中で、国民全体に対して直接責任を負って行われるというのが抜けているのはなぜかという御質問ですが、もうこれは申し上げるまでもなく、憲法二十六条は国民に教育を受ける権利を明記いたしております。そして、この権利の保障のために教育が...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 一番最初に先生が御質問になりました国際人権規約第十三条二項(c)の問題でございますが、これは、おっしゃっているとおり、日本は批准をいたしておりません。  アメリカはこの条約自体に大体参加していないわけですね。日本の場合は、外務省も含めて非常に私は律儀に...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今先生が御指摘になりました数字は在日韓国の方々も入れての数字ですか。それを外してそんな数字にはなっていないと思いますが、いかがなんでしょうか。
○国務大臣(伊吹文明君) 入っていますね。  ですから、これはすべて移民という位置付けがいいかどうかは私は非常に問題があると思います。  先ほど官房長官が答弁をいたしましたように、日本の外国人労働者への扱いとして、技術のある人はこれどんどん入ってくださいと。それ以外の人は極め...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) アメリカじゃない。
○国務大臣(伊吹文明君) 法律と条約は違います、これは。しかし、国会でラティフィケーション、つまり条約の批准の議決を受けた場合は対外的にその義務を日本が負うということです。私が先ほど申し上げたのは、アメリカが律儀じゃないと言っているわけじゃないですよ。アメリカはもう全く律儀過ぎる...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは私が先ほどの後半の答弁で御答弁したと思いますが、確かに今先生がおっしゃった二つの条約については日本は国会で批准をしているわけです。ですから、対外的な義務が生じております。義務が生じておりますから、その義務をどのような形で果たしているかと。だから、義...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) いや、ですから、先ほど来申し上げているように、現行基本法も改正基本法も日本国憲法も、日本国民に対するこれは法規なんですよ。だから、外国の方については国際条約上の先生が御指摘になった扱いなんですね。だから、民主党さんはそこの対案は、そこのところを国民とは書...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 何度も申し上げているように、政府案は、これは日本国民に対する教育基本法という形の方向性になっているということです。
○国務大臣(伊吹文明君) それは違うんじゃないでしょうか。法律はそういうことは規定いたしておりません。教育基本法はあくまで日本国民に対する教育の基本を定めているわけです。  しかし、日本は国際社会の一員として、先生がおっしゃった条約に対する署名をして、そして国会に対して批准を求...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは先生、教育の部分だけではなくて、外国人の、今おっしゃった共生ですか、それについてどのように日本政府がトータルの、まあ移民政策というのはよくないと思いますが、外国人を国内に入ってもらって、そして、日本は伝統的にいえばいろいろな在日で日本国籍を取ってお...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、いろいろ不規則発言がありますが、これはやっぱり提案者が提案の意図を御説明しなければならないんであって、国際化という文字を使いましたのは、グローバルな社会になってきて、日本がかつてのように東洋のちっぽけな戦いに負けた国である二十二年のときと、国際社...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今からもう、そうですね、三十五年ほど前なんですが、私は四年間英国に駐在していたことがあります。英国は日本とは違って植民地国家ですから、特に労働力が非常に不足して、海外からの人を入れてきているんですね。これは、国策として入れてきておったと思います。しかし、...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生、聞いていただいてありがとうございました。  私が申し上げたのは、平成八年に私の言っているようなことを既に文科省は通知しておるんですよ。しかし、なかなかそれが徹底されてなかったと私は思います、現実を見ますと。ですから、いじめが多いのがどうも何か学校...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、先生、それにお答えする前に、文部科学省のやっていたことが間違っていたことをお認めになったという御発言がありましたが、何か赤旗でも志位委員長が私のNHKの発言をとらえてそういうことをおっしゃっていますが、私が申し上げているのは、平成八年に既に通知を文...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 余り日本語の解釈のことをここでやっていてもいけませんが。  事実関係は、私からお答えするよりも、北九州の方に聴取をしておりますから、正確に事務の政府参考人からお答えをさせますが、これ、我々が聞いているのは、これは児童間の金銭的なトラブルだといって児童に...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは校長先生がお亡くなりになっていますので、極めて痛ましいことですから、よほど言葉を選んでお話をしなければいけないんですが、同時に、情緒的な話をしてしまうと事の真相が不十分になりますから。  実は、九月二十六日から始まって十月をまたいでどういうやり取...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生も法律家でございますから御存じのように、この勧告というのは別に強制力を持つものではありませんけれども、条約をラティフィケーションした限りは真摯に受け止めなければならないものであると私は理解しております。  その上で、今おっしゃったような勧告を受けて...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、私も詳細をまだ事務局から伺っておりませんし、外務省との協議の内容も伺っておりませんが、国際条約に基づいて国際機関へ出す内容でございますから、ちょっと私が、率直なところ、私は詳細は存じません、今のところ。まだ私のところに上がってきておりませんから。...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 国際機関の一つの勧告ですから、教育行政をやっていく上の参考にすると。しかし同時に、国民世論の赴くところはどこにあるかということもバランスを取りながら、しかし、何より大切なことは、世論や国際機関どおりやっちゃって子供がそれで一番困ったら困りますから、その三...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは総論としてそういうことが言えるのかどうなのかということはかなり検証しないと私はいけないと思いますが、指摘があったという事実はやはり受け止めて、どこに、各教育現場のどこにそういう事実が現れているのか、そしてそれが現れているんであれば、そこを埋めていか...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 国連の勧告どおりの現実があるとすればいじめに影響が全くないとは私言えないと思いますが、いじめは何も学校に限ったことじゃありませんよ、現在起こっているいじめは。各社会のどこにでもあるわけですね。そして、それの学校現場のことについては我々が逃げずにそれに対応...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 我々の法治国家においてもいろいろ違法行為、あるいは違法行為じゃないけれども社会規範に反する行為をする人はたくさんおりますね。これをどういうふうに、防圧というのか、止めることによって、社会の秩序を守って全体の公益を維持していくかというのはやっぱり二つの方法...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生のお立場で、先生の価値観でそのような判断を下されるということについては、私は別に反論するつもりはありません。  私の価値観はちょっと違うと思いますね。これは、やはりその人の持っている教育の在り方、特に国民負担を投入してやっている公教育、義務教育にお...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、もう既に、先ほどもう御答弁を申し上げたように、この調査の数字は、単に教育委員会が、あるいは学校当局がいじめと認識したものを出すんじゃなくて、児童から訴えがあったものは必ずいじめとして出してくださいと、そしていじめが少ないのがいい学校ではなく、いじ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、もう私なんかよりはるかに文教政策に精通しておられる先生に申し上げるのもなんですが、教員免許法の附則第二条の免許外の許可を取っていない限り、そういう授業をすることは、これは禁止されているわけですから、明らかに違法行為でございます。ですから、そういう...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 役員がですね。
○国務大臣(伊吹文明君) 先輩の貴重な御意見として受け止めさせていただきます。
○国務大臣(伊吹文明君) これはもうここで何度も何度も出ている議論ですが、指導要領はやはり守っていただかなければ全国共通の学力あるいは規範意識というものを担保できませんから、これはもう我々としては当然守っていただくものだし、また、守っていただけるように仕組みをつくらねばいけない問...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) いずれ、先ほど来もいろいろ議論が出ておりますが、国際機関からの勧告というのも一つの意見ですし、国民がどのようにお考えになっているかというのも一つの意見ですし、特に民意の集約の場である、一番大切な集約の場である国会でのいろいろな先生の御質問の内容、こういう...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 教育の目的、理想の日本人像というのはやはり、何度も申し上げていますように、その人の価値観、その人の人生観によって随分違いますので、教育論というのはだれでもできるんですね。それだけになかなか結論が出しにくい分野だと思いますが、今多くの方々から言われているの...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) PTAといいますか、地域の学校協議会といいますか、こういうものはもう学校教育の中で必須のものなんですね。今回、家庭教育ということを入れたのは立派なことじゃなくて、私は非常にむしろ残念なことだと思っているわけです。  昭和二十二年の法制定のころは、これは...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 率直に言いますと、それは先生のような立派な方だからおできになるんですよ。普通のやはり子供とのコミュニケーションというのは、やはり生まれた子供を抱いてやる、そして何も教育水準は高くないけれども、子供に乳房を含ませてやる、そして父親は時には厳しく子供をしかる...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ちょっとこういう表現はいけないかも分かりませんが、経済界というのは基本的にはやはり市場原理で動いている世界ですから、損益計算書を一番大きくするために頑張っておられるという感覚だけで動いておられる経営者もおられますし、いや、損益計算書の利潤を超えた価値が発...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今教育をめぐって先生がおっしゃったバウチャー制度、それから学校選択制、教員の免許制、それから学校の内部評価、外部評価ということは言われますね。これすべてその市場メカニズムを通じてか、あるいは外部のランク付けを通じてか、ともかく学校を評価していくということ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私は、もう二十年来ボランティアとして京都の身体障害者団体連合会の会長をしておりますが、したがって、かなり障害を持っておられる方の実態は知っているつもりですけれども、現実はなかなかそうきれい事のようにうまくいっていない、これは私もよく存じております。  ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 京都は、先生おっしゃったように、私が障害者の会長もしておりまして、るるお話をして、単に教育委員会だけじゃなくて、公的な機関はかなりこのことへ配慮した採用をしていると思います。  今おっしゃったように、教育委員会の職員は大部分が教員でございますので、教員...全文を見る
11月29日第165回国会 参議院 教育基本法に関する特別委員会 第5号
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○国務大臣(伊吹文明君) 拝見いたしております。
○国務大臣(伊吹文明君) 御質問、先生、誠にありがとうございますというあいさつをまず申し上げます。  はいという返事というのは、つまりコミュニケーションのスタートなんですね。コミュニケーションのスタートというのは、自分も相手に伝えるし、相手の存在を受け止めるということですから、...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、もう今御指摘のことは当然のことであって、家庭と地域社会と学校と、三つが一体になって人間をつくっていく。その中で、家庭が本来果たすべきことは、しつけ、規範意識、今の先生の言葉で言えば、人間として当然生きていく上のあいさつができるとか、はいという言葉...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今回御提案申し上げております法案に、現行法案にはございません幼児教育という条項を新たに起こしたのは、先生がおっしゃっている趣旨に沿ったものと御理解をいただきたいと思います。  何を幼児期に教えるかというのは非常に興味深いことがありまして、実は私の、もう...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 未履修の問題というのは、基本的に申せば、文部科学省が告示という形で通達をしている履修科目の原則を、カリキュラムの編成権を持っている各学校長がそのまま実施をしてくれなかったと、そして、実施をしてないにもかかわらず、卒業の認定権を持っている校長が卒業免状を過...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 若干補足をして申し上げたいと思いますが、教育再生会議というのは閣議決定をもって設置された組織でございまして、安倍総理大臣への言うならば提言をするというか、アドバイザリーなボードという位置付けだと思います。したがって、ここが本来提言をされるのは、安倍総理へ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これはもう先生のおっしゃっているとおりでございますから、人を教える立場に立つ者の資質をいかに向上させるかということは一番大切なことで、いろいろなやり方があるわけですから。  まず、教職大学院ということを先生おっしゃいましたが、そこでやはり教職員を教えら...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 生涯学習という概念を御提案している法案に取り入れておりますのは、もちろん、先生がおっしゃった地域社会における公民館あるいは児童館、学校その他を利用して地域の教育力の中で生涯教育を行っていくということはもちろんでございますが、あらゆる人生の場面で、もう一度...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 日本の学習指導要領上どういう位置付けになっているかというと、中学校で日本史を必修といたしております。高等学校で世界史を必修としているわけですが、これで十分かという御意見はいろいろなところにございます。先般も、全国の都道府県議長会の会長でお地元の山口さんが...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今、こうして与野党の国民を代表する先生方から御質問を受け、御自分の御意見を承っております、その今の心を忘れずに頑張らせていただきたいと思います。
○国務大臣(伊吹文明君) 大変いいお話を伺いました。今日、ちょうどここへ出てまいります前に、体験教育をしていただいた中村吉右衛門丈がお見えになりまして、やはり子供の目が輝いているということをお話をくださいました。  御提案しております改正基本法の二条には豊かな情操を養うというこ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) その日を文化、文化の日というのは今もあるわけですが、芸術の日あるいは音楽の日として法律上位置付けるということは、やはりかなり広範な議論が必要だと思いますが、その日を先生がおっしゃったような特別の日として認定をしているということはかなり多くあるわけですね、...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 余り私が情熱を込めて話して現場の先生がプレッシャーを感じてもいけませんし、みんなが各々の立場で将来の子供のことを考えて最善を尽くすという気持ちを持ち続けたいものだと思っております。
○国務大臣(伊吹文明君) まず先生、通告していただいた質問を皆していただく必要もありませんし、通告外の御質問があれば、どうぞ御自由にしていただいて結構でございます。それから、できるだけ簡潔にはお答えしたいと思いますが、お答えが足らないというおしかりを受けてもいけませんので、その点...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは内閣でいえば、小渕内閣のときから既に教育再生という問題意識を持って、広く有識者に集まっていただきながら議論をしている。もっとさかのぼれば、中曽根内閣のときにやはり岡本道雄先生を会長として同じような試みがなされて、そして議論が積み重ねて私は今日に至っ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは先生、失礼でございますが、各院における審議について行政の者が発言をするということは、これは憲法に規定した三権分立の建前からはやはり控えるべきだと思いますし、これは各院において御協議をいただくことだと思います。  世論の把握の仕方というのはいろいろ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 教育現場の在り方としては、先生がおっしゃるとおりだと思います。  教育で、一番やはり受ける者の人格の完成を目指して知識の涵養その他に直面して指導するのはまあ教員ということだろうと思いますので、今回九条を設けて、今先生が御指摘になったようなことを書いてお...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 教育に私は競争原理を持ち込むということは、ある意味では必要だと思っておりますし、また効率化原則は、国民の税金を使っている限りは、これはすべての者が最小限の税負担で仕事をするという意識はやっぱり持つべきだと。ただ、もうけ仕事の市場原理だけは持ち込ませたくな...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 夕張市の現状については、私もいろいろお聞きをしてみますと、平成二十二年までに先生がおっしゃったような状況になるようでございます。本当に私はこれはひどい話だと思いますね。  やはり地方分権、地方自治と言う限りは、適切な理事者を選んでもらわなければならない...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、先生、教育に対する財政上の措置は先生のお気持ちを私も共有して努力をいたしたいと思いますが、同時に、教育は特別だといって効率化意識を失わないように当事者もまた努力をしていくと、そこに国民合意が私は得られると思いますし、特に民主党案も教育費については同...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、最後はやっぱり予算にかかわってくることでございますので、当初予算を待っていてはとても先生がおっしゃるようにスピードが遅くなります。参議院の文部科学委員会でしたか、佐藤先生から予算獲得について格段の期待をしているぞとハッパも掛けられておりますから、...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 応援してくれなきゃ駄目よ。
○国務大臣(伊吹文明君) 就任のときの会見は私はもう忘れておったんですが、いや、よく聞いていただいてフォローしていただいた。あのとき、先生のお話を伺って思い出したのは、私の思いとしては、やはり武士道、商人道、こういうものが日本人に今少しでもあれば、ライブドアや大銀行の優越的地位の...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) じゃ、事実関係ですから、参考人から。
○国務大臣(伊吹文明君) これは制定時にさかのぼらねばならないことなんですが、昭和二十一年の六月に、帝国議会における日本国憲法の審議に際しまして、当時の田中文部大臣、後の最高裁の長官でございますが、が教育の根本法というべきものの制定を考えているということを明言されまして、それを受...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは先生の御主張のお立場は、私はそれはそれだということは認めます。  しかし、先生の御質問の一番最初にお答えしたこととこのことはかかわってくるわけですが、愛国心の美名の下に個人の尊厳が損なわれた戦前の反省があって現行憲法はできたと、現行の教育基本法は...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先ほど政府参考人が答弁いたしましたのは、日本のように基本的な理念法を持っている国が極めて限られていると。その中で明記しているのは、社会主義国家が二つあったというのは私は驚いて聞いておったんですが、いわゆる今回の条文を作るに際しても、今先生が御指摘になった...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これも再三ここでお答えをいたしましたが、率直に言えば、日本は、日本の主権を奪われ掛けたことは、全体、国全体としてですよ、奪われ掛けたことは、元寇の乱のときと、それから正に黒船が来たときと、そして事実戦争に負けたときと、この三度だったと思いますね。  前...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ついつい私が独立行政法人という言葉を使ったときに、佐藤先生から再三不規則発言をもって訂正いただいておることを感謝申し上げます。  一番大きな違いは、先生、これは労働三権の扱いじゃないでしょうか。それから同時に、大学法人については国民の税によってその活動...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私が申し上げたのは、労働三権その他の法制的なことを申し上げたわけですが、今度のお示ししているこの教育基本法の改正法案にも大学という項を設けて、そして学問の自由ということを申し上げていますから、先生がおっしゃるのはよく理解できます。  その前提で、我々も...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私は先生ほど言葉をうまく使えませんので、失礼があれば許していただきたいと思いますが、立法者というのは、この法案を作成、立法に携わった者の意図ということを申し上げているわけで、最終的には、だから、私はこの法律の提案者ですが、もちろん提案をするということはこ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生、抜けているのは、先生が御指摘の学校、具体的な学校名で言えば、高等学校がまず抜けてますよ、率直に言えば。それは、民主党案で高等教育とお書きになっている部分はどの部分をカバーしておられるのか。もし高等教育が大学であれば、同じように抜けているんです。そし...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生、先ほど私、独立行政法人と大学のことを間違って先生に御指摘をいただきましたが、今は政府委員というのはおりませんので政府参考人でございますが、十分先生の意思を体して、注意をいたしまして、国会に対して失礼のないように対応させていただきますので、ひとつお許...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 法案作成者の意思としてはという言葉を使うと、またおしかりをいただくかも分かりませんが、何らこの現行法の学問の自由と今回の学問の自由の記述についての変更はございません。
○国務大臣(伊吹文明君) ですから、作成者、提出者の意思としてはということを申し上げているわけですから、私たちは同じことをこれで表していると思ってここへ提出しているわけで、それを修正する、国会の意思として御修正になることは我々は何ら別にそれに介入できる立場にはございません。
○国務大臣(伊吹文明君) それは法案作成の過程で作成者は同じ意図としてこの言葉を使っているわけですから、先生の御理解は先生の御理解として、私は、法文の御理解として違うんだということは、先生の御理解に私は立ち入るつもりはありませんが、提案者としては同じ意味に使っているということです...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ちょっと先生の御質問の趣旨がもう一つ私はよく理解できないんですが、今のこの我々が提案をしております二条の二、三、四、五項についての御質問と、態度を養うと。これは、そういう態度を養うということが評価の対象になるということをおっしゃっているわけですか。
○国務大臣(伊吹文明君) それは、評価ができるというふうにその学者の方はおっしゃっているけれども、これを具体的な学習指導要領に書き込んで、どういう評定をするかということによってそれは具体的に決まってくるんじゃないでしょうか。だから、心の中に入っていくようなものについては私たちは評...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、先生がお示しになっているこの我々が提案しております二条は、これはあくまで目標でございますから、この目標を、(発言する者あり)目標を達成することというのが目標なんです。  ですから、その態度を、ですからそれを具体化していくということについては、今先...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これはちょっと先生、良き教師であった先生とも思えない私への御質問だと思いますが、目標というのはやはり常に何かを目指して努力をするわけですから、そして一番教育現場でも大切なことは何かを目指して努力をしている具体的な項目について評価してやることであって、そこ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) あの、よろしいでしょうか、ちょっと不規則発言ございますが。  これは先生、やはり私の理解ではこの目標を立てて、そしてその目標に向かってこの学習指導要領等でどういう目標への到達をやっていくかというのが方針なんですね。ですから、私が言ったことは方針だという...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私は、この不当な支配という言葉そのものは、現行法でも改正法でもそう違いはないと思います。つまり、国民すべての意思によって行われている教育に対して、それと違う意図を持って介入をすることと理解しておりますので、現行法、改正法とも不当な支配という言葉そのものに...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これはその後の御質問でも私はお答えしたと思いますが、国会の御指名を受けて行政権を預かっている我々としては、国会で決めていただいた法律、そして法律に基づいて行われる政令、告示が不当な支配に当たるということがあってはならないわけですから、不当な支配であるとい...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 法律を作っていただくのは国会でございますから、これが不当な支配に当たるということになれば、これはもう国権の最高機関である、民意の反映である国会を否定することになりますから、その後行われる政令それから告示というのは、これは言うなら行政に預けられている部分で...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは先生、先生も立法府の一員ですから、国会が不当な支配に当たる法律を作っちゃったら、これは国会の存在価値がなくなるんじゃないですか。  国会というのは憲法に定められた、主権は国民にあると憲法に書いてありますね。そして、その主権者がすべて参加する投票に...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今までの御発言は随分網羅的でございましたので、すべてにお答えできるかどうかは分かりませんが、抜けていたらまた追加質問していただいたら結構ですが。  まず、その後の教育関係の諸法がどうなるか分からない限りはこの基本法は不安だから通せないというのは、私は少...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 数字的なものはもう少し参考人に確かめていただきたいんですが、時間外勤務というのは、やっぱり個人差あるいはその時期ですね、冬休み、春休みを含めて、やっぱり繁閑の差が非常に大きいと思います。だから、まあ私は一概に異常に長いとは言い切れないと思いますが、しかし...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは先ほど申し上げたように個人差や時期の問題等がいろいろありましょうから、私は一概にそういう認識はいたしておりません。
○国務大臣(伊吹文明君) 今の政府参考人が申し上げました十八年度調査の七月分を、これは学期の中、休みじゃないときですが、小学校においては児童生徒の指導に直接かかわる業務というのは六時間二十分、それから中学校では六時間三十四分、児童生徒の指導に間接的にかかわる時間が二時間十五分と二...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 教育基本法は、何度もここで議論しておりますように、教育の理念法であり基本法ですから、この法律が改正されれば、今先生がおっしゃったようなことがすぐに達成できるという方向性ではありません。  しかし、今日も教育再生会議でもいろいろな御意見が出ておりましたけ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 人の内面にかかわることというか、先ほど佐藤先生の御質問にもありましたが、愛国心ということを書き入れている国は多くは社会主義国家でございますね。ですから……(発言する者あり)いやいや、ロシアもそうですし、中国もそうでございます。そして、これもう、先生のおっ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) そのように自分の意見を決め付けるというのは全体主義的考えじゃないでしょうか。  私たちは、教育の目的を実現するために、今日的に非常に重要であると考える事柄を教育の目標として掲げているわけでありまして、これは例えば、国民にこの目標に向かって、だから教育の...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 極めて、私の意見を聞いていただくという民主主義的御質問だと思います。  現行法二条の、先生、自発的精神というのは、今度、今お示ししている法案の二条二号において、自主及び自律の精神と規定しているわけですよ。それから、先生がおっしゃった自他の敬愛と協力、そ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 東京地裁の判決は、旭川のときの判決と同じように、法律的拘束力を学習指導要領は持つんだという前提は認めておられるわけですよ。そして、これは全国にだから発出しておるわけですね。ところが、東京都の教育委員会が、更にそれを実行するために事細やかにいろいろなことを...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ですから、それは先ほど来御答弁を申し上げているように、具体的に東京都の教育委員会がどういう形を強制していることについての判決かによって違ってくるということを御答弁しているわけです。
○国務大臣(伊吹文明君) 先ほど佐藤先生からも同様の御質問がございまして、その際もお答えを申し上げましたように、この教育の目標そのものの到達度を評価をするなどということは我々は考えておりません。これは一条の目的を達成するために大切な目標を掲げているわけですから、これに具体的に、こ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 二条は「教育は、」とありますから、まずすべての教育にかかわってくるということは、それは当然のことでございます。そして、地域住民にも及ぶということを今先生がおっしゃったわけですが、私は再三申し上げているように、それは心の中に踏み込むということはやらないんだ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先ほどおっしゃった十三条というのは、これは学校、家庭及び地域住民の相互の連帯協力という項目でございますからね、このことはお互いに協力してやらねばならないという記述をしているわけであって、この記述があるから地域住民にすべて及ぶんだということは私はないと思い...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私は寡聞にして報告を受けておりませんし、私が参りましてからここで議論がございましたので、そういうことがあったのかということを、私の直属でおりますのは官房長ですが、官房長に尋ねたら、そういう報告は来ておりませんでしたという答えでした。
○国務大臣(伊吹文明君) これは非常に微妙なお尋ねでございますので、私は今先生がおっしゃったことを確認していないということを申し上げたわけですが、これがやはり将来、もしそういうことを知っている人間がおりましたら、その人間の、その職員のやはり立場にはある程度変化が出てこざるを得ない...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生がおっしゃるとおりだと思います。
○国務大臣(伊吹文明君) 昨日、先生が御指摘になりました免許がない者については、御承知のように、過疎地域とか少数生徒の学校において例外的に認められている免許外教授の許可がない限りは、それは違法行為と認識いたしております。
○国務大臣(伊吹文明君) 昨日、私は創価学会ということもここでは言葉は使っておりません。どのような団体が御陳情になっているかということについては、やはりその団体のお立場がありますから公の場では申し上げない方がいいと思いますが、先生が昨日おっしゃったのは、ある団体のお名前をお挙げに...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、こういう場でよろしくとおっしゃられて私は黙っているわけにはいきませんので、それはいろいろお立場がございましょうから、信教の自由とかどういう宗教をその人が信仰しておられるとか、それはいろいろなことがありますから、それは先生御勘弁いただきたいと思いま...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 言いっ放し、聞きっ放しではいけないと思いますし、やはり衆議院、参議院を含めて国会の良識というものがございます。ですから、私は、それは提案者でございますから、今の法律が一番いいという立場は公式には崩すわけにはまいりません。しかし、議会で各政党がお話合いにな...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今申し上げました視学官以外に、国が委嘱をしている外部の専門家を入れて第三者評価を先生御承知のように全国で百二十四校、今試行的にやっております。これはあくまでテストなんですね。この結果を見まして、それからもう一つ大切なことは、教育行政のこれからの在り方、多...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは広い御意見を伺いながら決めなければならないことでございますので、先生の御意見も立法府の一つの御意見として受け止めさせていただきます。
11月30日第165回国会 参議院 教育基本法に関する特別委員会 第6号
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○国務大臣(伊吹文明君) 総理からお答えいたしますが、私が出したいというような意図を持っているということをおっしゃったんで、ちょっとその前に答弁をさせていただきます。  衆議院段階では残念ながらこの法案が出ませんでしたが、民主党が参議院でこの法案をお出しになった見識には私は高く...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 再生会議は提言をしておられますが、文部科学省はそれよりずっと早く、私もアピールを出しておりますし、各教育委員会にあれと同じ内容の通知をいたしております。  ですから、再生委員会は別にいじめの定義をなさったわけじゃないんですよ。これは、先生がおっしゃって...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、福山先生、それはやはり何も行われていないということは公の話でおっしゃるのは不適当で、今までは行われていないんですよ。しかし、行わないとは言っておりませんよ。そして、八戸は私たちが処分権も何もない、人事権者の判断としてなされている。  そして、塩崎...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) タウンミーティングそのものは文部科学省が所管しているものではありません。これは内閣府が所管しているものです。  しかし、こちらからお願いしたというような事案もあるようですし、向こうから御依頼を受けて作成したというようなケースもあるようです。ですから、衆...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ぐるみというのは、トップは私でございますから、私から末端の職員まですべてを含んだことを指しております。
○国務大臣(伊吹文明君) 先生ね、これは当時、今の初中局長である銭谷さんは生涯学習政策局長で、責任者であるんです。そして、私が今まで調べているところでは、彼はこの、もちろん裏を更に取らなくちゃいけませんよ、人を将来的に処分しなければならぬ。彼はその事実を知らなかったと思います。知...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは先生、「教育は、」という言葉でありますから、当然教育行政はその中の一部として含まれます。  そして、国民の総意でもって選ばれた国会で議決をしていただいた諸法律に基づいて教育は行われねばなりませんから、国会の議決に基づいて行われている諸法律で行われ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは、教育の中に教育行政も含まれているということです。
○国務大臣(伊吹文明君) 今先生が御指摘になりましたように、提出をいたしております法案の十六条は教育行政について定めているものでございますので、公平、公正という言葉には明らかに反した不適当なタウンミーティングが行われたということは、これは確かなことだと思います。  タウンミーテ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、午前中に民主党の福山先生からもいじめの定義その他についていろいろお話がありまして、私は先生のおっしゃっていることに異議はございません。  今までも学校現場を通じて指導、いじめる子、いじめられている子両方にやはり指導をするように教育委員会を通じて...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) かなり文部科学省でもいろいろ委託研究をしているようでして、私もその一部を教えてもらったというのか、聞きますと、いじめ側に回っている子供の多くはいじめられた経験があるんです。これは、子供の中で、仲間でいじめられたという経験もありますが、どちらかというと御家...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは先生、個々の事案について司法の判断を仰がなければならないことだと思いますが、一般論として言えば、判断力のない子供にしかるべく、判断力のない子供というのは大体判例によって、正に判例による判断を仰がねばならないと言ったのはそこなんですが、これは何歳ぐら...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 教育長官は私の部屋へお訪ねになられまして、いろいろなお話を二十分ばかりいたしました。アメリカも司法省と十分連絡を取ってということなんですが、我が国も、人権の行政、それから警察の治安の行政、それから学校、こういうものがやはり一体となって今先生がおっしゃった...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、先生、教員が、教師だけではなくて、感性というのは実は人間がみんな磨かなければならないものなんですね。ですから、教員に限ったものではないのでここへ入れていないと。不規則発言でそうだという御発言がありましたが、人間、普遍的なものなんですよ、感性というの...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 再生会議で、私は昨日の再生会議には出席いたしましたが、その前の調整段階ではどういうお話が各部会であったのかは私は存じておりません。しかし、私は、先生がおっしゃったような義務教育はという切り口もありますが、もう一つは、いじめというのは極めて多様なものでして...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 法令上の正確度を期すために後で政府参考人から答弁させますが、履修をした結果、当該科目についての習熟度を判定をするのは学校長にゆだねられております。学校長はそれを判定した上で、必要な単位数に満ちている者について卒業免状を与える、卒業証書を与える権利を有して...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 文部科学省は、ちょっと私の理解が行き届いていなければ失礼なんですが、校長が、今の例でいえば、必修科目を修得していないのに修得をしたと認めて内申書なり調査書を作って出しているのを受け取ったということですか、先生がおっしゃるのは。  これは、高等学校の場合...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 教育基本法はやはり教育に関する理念法であり基本法ですから、今日、社会現象としていろいろ起こっている、豊穣の中の精神の貧困というようなものに教育がどういうふうにかかわっているかということを考えると、戦後は非常によかったことであっても、それを使い過ぎた結果、...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 一条の目的にのっとってやってきておりますが、同時に、その二条、そしてこの法律の下位に付くいろいろな各法律を昭和二十二年あるいは三年に作って、その中で教育行政は行われているわけです。  しかし、その後、もうよく御承知のように、サンフランシスコ条約を受諾し...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは先生も法律学者ですから、国家の統治のシステムを考えれば、今のような御質問にはならないと思いますよ。  これは閣議決定によってつくられた内閣総理大臣のアドバイザリーボードですから、そこでいろいろな御意見を多様な方々がおっしゃるということはこれは自由...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私も法律はある程度勉強してきたつもりなんですが、名あて人というのは法律上どういう意味を指していらっしゃるのか私は理解がよくできませんが、教育基本法というのは我が国の教育の根本的な理念を定めたものであって、どのような法律でも、国民はもとより、国、地方公共団...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、先生、その前に提案者として申し上げたいことですが、愛国心という言葉は我々が提出した法案の中にはございません。それから、先生が非常にいい法律だとおっしゃっている現行教育基本法も、四条は「国民は、」となっておりますね。そして、五条は「男女は、」となって...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これはその人その人のとらえ方でしょうが、日本の多くの人たちは、夫婦同姓ですか。
○国務大臣(伊吹文明君) 夫婦同姓は伝統ととらえていると思います。しかし、ここの法律においてこれが伝統ではないと思われた方は、最終的に司法の判断を仰いで自分の不利益を救済できる道は日本の法律の中に、日本国憲法の中に三権分立という形で組み込まれているということです。
○国務大臣(伊吹文明君) 先生がおっしゃったのは、インクルーシブな障害教育は行われなくなるという意味での御質問と理解してよろしいんでしょうか。
○国務大臣(伊吹文明君) これはやはりインクルーシブな障害者教育というのが行われるのは私は理想だと思います、それは。私も京都で身体障害者団体の会長をボランティアとしてずっとやっておりますから。  しかし、これはあくまで現実というものはいろいろな制約の中で動いているわけですから、...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これはもう何度も何度もここでもう十回以上議論していることです。  国民の意思に違うイズムあるいは力によって教育へ介入するということのないようにこの規定は置かれているわけでして、国民の意思というのは何かといえば、これは日本国憲法の規定によって全国民が参加...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 最初に、私の隣の選挙区だというお話がありましたが、私の祖先は滋賀県の出身です。私の一族はたくさん長浜周辺、高月町周辺におります。中には先生に投票した者もおると思います。  「規律を重んずる」というのは、何というんでしょうか、やはり学校の教育をしていく上...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは、ここにある「必要な規律」というものは、正に規律というその組織体のルールを守りながらということを言っているわけですから、具体的にこの現象が規律に反するかどうかというのは、これは学習指導要領にずうっといろいろなことを決めていきますから、その学習指導要...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ですから、先ほど来申し上げているように、この法律の下位の法律の中で一番重要な学校教育法という法律があるわけですね。この学校教育法の中に、規律を乱した子供についてはどういうことをするかというのはみんなきちっと書かれています。  この書かれているのが現在の...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは先ほども御質問にお答えを私いたしておりますが、まず、義務教育段階ですね、中学校までの場合に、出席停止をするというのはやはり極めて抑制的に行使して、そしてその前に出席停止にならないような指導をしていくということが私は大前提だと思います。しかし、学校教...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは最終的に子供のいじめの問題ですから、どこまでがどうだということを決めるのは非常に難しいですが、当然もし大人の中でこういう問題が起こった場合には、司法で争われれば当然刑罰に軽重が付いていきますからね。すべてがどうだというわけにはいきません。それはケー...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これはどういう言葉が書かれているかということによっておのずから違いますね。先生の御質問を受けていて大変精神的プレッシャーを感じているか、感じていないかは私の心の問題ですから、これ分からないんですよ。ですから、どれがいじめであり、どれがいじめでないかという...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは先生、何事も最後はそういうことは起こるんですね。だから、それを預かって、それを動かしていく人間の規範意識がなければ結果的には同じことになりますよ。だけど、目標なしに人生を歩むということは、私はおかしいと思う。それは何らかの計画を立てなければならない...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 民主党案では十七条ですか、にそれを掲げておられるということはよく存じております。  これは立法政策上の判断でして、これは、教育基本法というのは教育の理念と基本を定めたものですから、このIT関係の情報のリテラシーというんでしょうかね、こういうものについて...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これはですね、これは、立法する人がこれは基本法に入れるべきだと考えたものが基本法に入っているという、まあざっくばらんに言えばそのとおりですよ。そして、それがおかしいかどうか、おかしいという御意見が当然あったって構わないんですよ、それはいろいろな立法技術が...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 理念法であり基本法であるから、我々の判断としては、理念法、基本法よりも下位の法律において処理すべきものだという立法者の意図がそこに表れているわけです。そうじゃない意図がおありになるといっても、一向構わないですよ、それは。それを最終的にどちらが国民の意図に...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これを、私はそのことを軽視しているなんて一言も言ってないですよ。子供を育てている親の立場からいうと理解できないって、そのことは、私は、このことを軽視してもいいとか、何も言ってないですよ。  ただ、基本法に書き込むことなのか、下位法において措置することな...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 重さは量れないほど微妙な問題だと理解しております。
○国務大臣(伊吹文明君) 示してあるわけです。
○国務大臣(伊吹文明君) 読み込めるからいいんだということは、議事録を精査していただいて、一度も私、申し上げておりませんよ。  つまり、先生がおっしゃった、インターネットの中でいじめが行われるということがずっと話題になっているわけですから、そういうことを書き込まないような、子供...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) いや、同じ重さなんて言ってない。
○国務大臣(伊吹文明君) いや、ないとも言ってません。
○国務大臣(伊吹文明君) 今不規則発言がありましたが、正に微妙な問題なんですよ、これは。だから、立法する者の意図によって立法というか、法文は書かれていくわけです。そして、それを最後に決められるのは国会なんですよ。  ですから、是非、先生の御意見は御意見として、入ってないから反対...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私もその与党協議会のメンバーではございませんので、しかし文部科学大臣になりましてから、与党協議会のメンバーであり座長をずっと務めておられました保利耕輔先生からある程度のお話を伺いませんと、私、ここの御答弁や大臣が務まりませんので、保利先生から伺ったことを...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 間に合わないからという言葉は、先生議事録を精査していただいて、一度も私使っておりませんので。
○国務大臣(伊吹文明君) はい。  それで、これはやっぱり国民の理解を得てやるわけですから、ですから、当然これは国民の意思を代弁しておられる国会が最終的に決めていただくことですから、先生がおっしゃったように憲法に書いている国もあるんでしょうね。私もよくそこは知りませんが、先生の...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 大臣自身と言いましても、これは、これは議院内閣制ですから、憲法に定めるところの。ですから、当然、政権与党の内部の協議というものを背負ってやらなければいけませんから、大臣の意見ということだけでは、それは先生、済まないわけですよ。ですから、いろいろ議論があっ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これはもう先生一番よく御存じのように、大学入試と必修科目の間のアンバランスだとか、制度的にはいろいろな問題があることは確かです。  しかし、ルールを守らないのは規範意識の低下と言わないんでしょうか。私は、やはり決められたことはきちっと守っていただかなけ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生、教育の実地、現場におられたし、おっしゃっていることは大切に受け止めなければいけないと思いますが、ちょっと私が、今そのことだけでは腑に落ちない私の感じを申し上げますと、学校数でいえば五千四百八校のうち未履修の学校が六百六十三、これはまだ数字が隠れてい...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 極めて技術的な問題ですから政府参考人から答弁をいたさせますが、今先生がおっしゃったような実態というのがどの程度あって、どこでそういうことが起こっているのか。これ、何か今全般的にそういうことがごく当たり前のように高校で行われているという前提に立っての御質問...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 聞いておられるのは、九九を教えて単位がもらえるのかと聞いておられるんだよ。
○国務大臣(伊吹文明君) 世界史の問題と、今先生が提起された九九ができないという問題は、少し違うんじゃないでしょうか。  先生は質的なことをおっしゃっておりまして、中学校でマスターをするべきことがマスターできていないと。だから、高校のその学習指導要領に定めているものに入る前に補...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 適当じゃないようなタウンミーティングを行ったということは、私もそのとおりだと思います。しかし、本来、議院内閣制、政党政治において何が大きなウエートを占めるかといえば、それは当然、中教審の答申と与党の協議なんですよ。あとは担当者はそれを立法の形式に直すだけ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) この今のタウンミーティングについてどの部局がどのように関与をしていたのか、文部科学省が主体的に行ったのか、内閣の方から頼んできたのか、そのようなことは今調べさせております。  先ほど不規則発言があって、内閣の存在を否定するのかということは言われましたが...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 政党政治においては、議院内閣制においては立法の基本を担うのは与党であって、その与党と内閣との間にかなめにいるのは大臣、副大臣、政務官と、そういう形で運営をしておりますから、そこに不行き届きなことがあれば、先生の御指摘は全く当たっていると思います。  し...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) きちっと状況を、これは先生が処分、処分と今おっしゃるように、正にある程度の処分を伴わなければならないことでございますから、それだけに事実関係を誤認して人の運命、運命というか、人の処分を決めるわけにはいきません。  ですから、きっちりと状況が出た段階で、...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 中間報告と申しますか、調査の中間段階のものをやっぱり発表するのは適当じゃないと思いますし、私たちの中間的な段階のものは内閣府にお渡ししてありますから、その内閣府から皆さんの理事その他の御協議でお手元に渡っているから、八戸のことはどうだとか、どこのお金が幾...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私は、一般論としては先生がおっしゃっているとおりだと思います。  行政の執行に最終的な責任を負うには、その行政に係る人事権と予算権と法律の執行権が裏付けになければ行政というものの最終責任は持ちにくいというのが事実だと思います。
○国務大臣(伊吹文明君) 先生がおっしゃっているのは、先ほど来の御質問の流れからいうと、国の関与についてと理解してよろしゅうございますね。  これはまず一番大切なことは、衆議院もそうでございましたけども、参議院のやっぱり今審議を、私はずうっと無駄に座っているわけじゃなくて、民主...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私は博学でもありませんし、たまたま私の知っている何人かが教育委員会に、京都市は政令市でございますから、京都市と京都府の教育委員会に入っておられるので、何人かの名前は存じ上げております。  一番の問題は、選考されるやっぱり団体がやや固定化しているというこ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生のような御意見もありますし、同時にまた民主党案で提案されているような物の考え方もございますので、総合的にしばらく考えさしていただきたいと思います。
○国務大臣(伊吹文明君) これは、とことん突き詰めていきますと、義務教育国庫負担金の問題も国が三分の一にしちゃってよかったのかどうなのか、制度の大改正を行うときはそこまでやっぱり議論しなければいけません。そして、人件費の負担は都道府県に計上するのか市町村に計上するのか、学校の設置...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、やはり学校を設置をし、当該学校を管理している人が人事権を持つというのが自然の流れでしょうね。ただ、人事権を持つ限りは人件費の財源負担をしなければ当然なりませんから、そこのところも一つ問題があります。  それから、市町村に人事権をゆだねた場合、広...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私の理解が間違っているかも分かりませんが、女性の最高の役割というか、男がどうしても及ばないことは、十か月にわたって温かい環境で命を胎内にはぐくんでおられるということだと思います。
○国務大臣(伊吹文明君) いじめに限らず、子供の体と心の不安定な状態について相談を受け、またその実態を把握しておられる養護教諭の方々が、特に御家庭と連携を取って子供を守っていくということは大切なことだと存じますので、先生が御注意をいただいているようなお立場に養護教諭の皆さんが学校...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 養護教諭という名称は、先生がおっしゃったように今かなり大切な役割を果たしていただいているだけに、養護学校の教諭と疑わしいとおっしゃるけれども、むしろいつも駆け込める保健室の先生というんでむしろ定着をしていると私は思いますよ。  ですから、これは今先生が...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私は学校は結構好きでして、文部科学大臣になりましてからはここへ座りづめでございますからどこへも行ったことはないんですが、国会議員という立場ではなくて、近くの学校、それから自分の通っていた学校には時々お伺いしておりますし、校長先生や一般の先生とお話しする機...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは児童の心理にもかかわることでございますから非常に難しいことだと思いますが、やはり先ほど来お話しになっている養護教員の方が子供の悩みに触れてやり、また子供に危ないことをさせないように教えていただくというのが一番やっぱり適切なものじゃないかと思いますが...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 御質問が非常に難しい御質問ばかりでございますので、呼び鈴が押せないというのはいろいろなあれがあると思います、事情があると思いますが。やはり、かなり核家族化しておりますし共働きになっておられますから、意図せざる、呼び鈴は押せるんだけど答えないというケースが...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) いや、これは非常に先生、難しいんですよ。事実上の強制力はあると感じておられる方がなぜ学校数で一〇%も守ってくださらないのかということにむしろ問題がありますから、本音と建前はかなり違うんじゃないでしょうか。自律性というのは結構なことだと思います。地方分権も...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) できないことを調子よく答えて人を喜ばすというのは、選挙の際には一番やってはいけないことでございますので、できる限りの努力をさせていただきます。
12月01日第165回国会 衆議院 文部科学委員会 第6号
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○伊吹国務大臣 このたび、政府から提出いたしました著作権法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  我が国の著作権制度については、これまでも逐次整備を進めてまいりましたが、知的財産立国の実現に向け、一層の充実が必要となっております。 ...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生から御指摘というよりも、委員会の御要請という形を受けまして、当省におきまして、過去にさかのぼっての調査を実施いたしております。これは、今お話がございましたように、十一月四日に各都道府県教育委員会、私学がありますから知事部局等に調査を依頼いたしまして、お約束をい...全文を見る
○伊吹国務大臣 これもお約束したことでございますので、昨日、ようやく、過去にさかのぼっての締め切りを行いましたので、現場では、次々と調査が来るので、やや混乱をしているようですが、昨日、高等学校と違いまして、中学校については必修、選択という余地が非常に少ないカリキュラムの内容になっ...全文を見る
○伊吹国務大臣 まことに残念なことなんですが、九月末に私が文部科学大臣をお引き受けしてから、タウンミーティングの問題、今御指摘のあった未履修の問題等、過去の事案がいろいろ出てきておりますので、私が後追い的に、結果論としてかつての行政を批判するということはできるだけ慎重でありたいと...全文を見る
○伊吹国務大臣 先ほど先生から、どさくさに紛れて潜り込ませるというお話がございましたが、提案理由説明等に公正という見地からこういうことはきちっと書いて、ここで申し上げればよかったのかもわかりませんが、基本的には、改正の法案というのは立法機関である国会が御審議をして了承をいただかな...全文を見る
○伊吹国務大臣 著作権法というのは本来権利を守る法律でございますので、その権利を制限するのは公益という部分にやはり限定して考えなければなりません。  率直に言いまして、私たちも著作物を購入しますし、製薬会社も著作物を購入するということで、その権利に対する対価を払うわけですね。し...全文を見る
○伊吹国務大臣 私が答える。  先生のおっしゃっていることと私の理解が合っていれば、今の質問にみんなばらばらの答えをしていると思いますので、私がお答えを申し上げます。  そもそも、放送事業を所管しているのは総務省でございますから、総務省がこの通信形態を認可して、そして通信をす...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは、先生の解釈は私は少しおかしいと思いますよ。総務省が法律を所管していて、その法律は当然国会で御審議をいただいている、この委員会じゃないでしょう、総務委員会で御審議をいただいている。そして、それによって放送事業者に事業を認可するということになれば、文部科学省の...全文を見る
○伊吹国務大臣 提案理由説明は私が申し上げましたから、私からお答えをさせていただきます。  今、総務副大臣がお答えになりましたように、地上デジタル放送というのは、もう全面的にそれに切りかえていくということは方針として決まっているわけですね。ただし、地上デジタル放送は、御承知のよ...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは、民間放送事業者が入ってくるというのは、公益のために総務省が許可をするから入ってくるんですよ。何も民間の人がもうけるために入ってくるわけじゃないですよ。自由に入れるのなら、事業法で縛る必要はないでしょう。だけれども、デジタル放送を補完する放送手段として公益上...全文を見る
○伊吹国務大臣 私は、朝から晩まで参議院の教育特に座りっ放しでございますから、まことに申しわけありませんけれども、財金委員会でどういう話があったか、まだ報告は受けておりません。  先生にお伺いしたいんですが、質問の中でおっしゃっていただければいいと思いますが、消費者金融というも...全文を見る
○伊吹国務大臣 失礼ですが、役人が大臣に対して、言わさなければいけないというような立場には、私はおりませんよ。(川内委員「だが、見てないとおっしゃった」と呼ぶ)いやいや。(川内委員「はい、はい、はい」と呼ぶ)
○伊吹国務大臣 だけど、言わさなければいけないと、役人に命令されるような立場には私はおりませんよ。
○伊吹国務大臣 今のような違法性のある商売をしていることが判明した現在において、その仕事を助長するようなことを学校現場でこのビデオを持っていってやるということは、それはやめさせなければいけませんよね。それは当然のことです。  私が申し上げたのは、先生が田中さんと指を指して、大臣...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生、つくった時点で消費者金融の違法性あるいは反社会性があったかどうかというのは、これはいつの時点でつくったかというのが一つですよね。それからもう一つは、もうそれがわかっている現時点において、それをいかにも自分たちの商売に使う、今先生がおっしゃったとおりのことを現...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、私は、申しわけないんだけれども、実はそのビデオの内容を見ておりませんので、断定的なことをここで言うのはいけませんが、グレーゾーン金利だとかどうだとか、これはどこ向けのビデオなんですか、小学生ですか、中学生……(川内委員「高校です」と呼ぶ)高校ですか。高校だ...全文を見る
○伊吹国務大臣 これはやはり日本国憲法の精神に基づいて物事は判断すべきであって、権利というのは大変重要なものですから、これがないがしろにされてはなりません。特に、先ほど来お話があるように、文部省のお墨つきをもらって自分の商売の種に利用するというのとよく似たように、権利だけを主張し...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、先生、ずっと詰めていきますと、著作権の対象になっているものは、思想的なもの、文化的なものから、ずっと動いていって、先ほど牧先生がおっしゃったような経済活動に直接関与してくる論文その他まで広範にかかわってまいりますね、著作権の対象というのは。ですから、確かに...全文を見る
○伊吹国務大臣 国会というのはやはり国民から主権を負託された国権の最高機関であって、負託した国民はすべて、国会で何が審議されているかというのは、よほど制限的に秘密会にならない限りは許されるべきことだと私は思います。  したがって、今政府参考人が国会事務局ともと、これは全く間違っ...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、先生も、違法サイトという言葉があるわけですから、これが違法だということは当然お認めになると思います。これからのダウンロードをどうするかということによって、違法サイトそのものの位置づけ、違法サイトがどういうふうにこれから動いていくかということも慎重に見きわめ...全文を見る
○伊吹国務大臣 ただいま議決のありました附帯決議の趣旨に十分留意し、対処してまいりたいと存じます。(拍手)     —————————————
12月04日第165回国会 参議院 決算委員会 第3号
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○国務大臣(伊吹文明君) 幾つか複合的な問題についてお尋ねがございましたが、まず飛び級というのは、先生御承知のとおり、ある分野に特に優れている高校生は高校の卒業免状を持っていなくても大学に入れるという制度でございますが、これは年間、よほど優れた人というのは十人ぐらいしかいないんで...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 十一年以降は先生がおっしゃったような扱いをしておりますが、それ以前のものは国が所有をする、あるいはお預かりをするという形を取っております。ただ、先生がおっしゃいましたように、地方にも博物館、美術館が随分できるようになりましたので、御要望に応じて随分長期に...全文を見る
12月05日第165回国会 参議院 教育基本法に関する特別委員会 第8号
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○国務大臣(伊吹文明君) 心理学者の方に伺うと、今先生が御指摘になったように、成人であっても自殺の連鎖あるいはその他の事案の連鎖というものはあるようでございます。したがいまして、私のところへ参りました自殺予告の手紙などの扱いについても、随分率直なところ悩んだわけです。しかし、当然...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生がそういう問題意識を持ってここで質問してくだすっているという事実が非常に大切なことだと私は思いますね。  ですから、身代金を目当ての誘拐等の場合は警察に通報したら殺害するという第三者がいるわけですね。ところが、今回の場合は、連鎖の可能性があるという...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) お気持ちは全く一緒でございますが、個別具体的に行き過ぎたという判断をだれがするかということなんですよね。  いやいや、それは逆の見方をすると、私は今やはり行政権を持っている内閣の一員ですから、私が個別具体的に行き過ぎたとかどうだとかって放送番組の一つ一...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、どこまで基本法に書くかというのはこの法案の立法をした者の、やはり立法政策の問題だろうと私は思います。ですから、民主党さんの案には条を一つ起こしてお書きになっている、これも一つの立法者の意図だと思います。  我々は、教育基本法というのはやはり教育...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 子供のしつけ、あるいは家庭での教え方というのは、それはいろいろ御家庭での特色、考え方がありますが、子供さんにパソコンをいじらせないというのはうちの孫の教育方針と全く同じで、大変心強く聞いておりました。  今おっしゃったことは大変大切なことでございますか...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは大変有害であるということ、そしてインターネットは規制されてないということ、それは今先生がおっしゃった事実だと思います。  しかし、それは何も学校教育に限ったことじゃありませんよね。大人だって同じ被害を受けるのがあるわけで、ですから、私たちが提案し...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 正に今おっしゃったように、これは教師というのは当然この教育基本法の範囲の中に落ちてくると思いますが、大人たちとおっしゃいましたでしょう。ですから、教育基本法の、理念法たる教育基本法の中に一つ一つそれを書き込むというのが立法技術として果たして適当かどうかと...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず政府案では、二条四号に生命を尊ぶ態度というのが教育の目標に書いてあるわけですよね。その生命を尊ぶ態度というのは、自分の命も掛け替えのないものであるけれども、同時に相手の命も掛け替えのないものであると。さらに、正確にその条文を読ませていただきますと、「...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それでは私から伺いたいんですが、民主党さん案の……(発言する者あり)いやいや、伺いながらお答えしますから。民主党さん案の十六条、生の意義と死の意味を考察し、生命あるすべてのものを尊ぶ態度を養うことは、教育上尊重されねばならないと。ここも態度じゃないんです...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 十五条のことをおっしゃっているわけですね。
○国務大臣(伊吹文明君) 民主党案の十六条に規定されております宗教的感性の涵養という言葉について政府案で考えていることは、やはり宗教的情操ということに立ち入ると、個別の宗教の教義にある程度立ち入って教えるというか、ことをしなければならない。私はそのことは別段構わないと思うんです、...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私も世界のすべての宗教について通暁しているわけではありませんが、一応西洋の歴史、東洋の歴史、中国の歴史等はかなりの程度自分じゃ学んだというつもりでおります。そこからしますと、宗教、今先生が正におっしゃった生きる姿勢というか命の尊さ、これはあらゆる宗教にそ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 学習指導要領にはそのような言葉を使っております、確かにね。しかし、それは現行の教育基本法の九条があるから使っているんであって、九条なしにその言葉を使うということは、学習指導要領のようなことを書くということは非常に危険であるわけですよ。ですから、今回も、今...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私は答弁をすべて覚えているわけじゃないんですが、フリーターというのは、やはり自分の意図を持ってある仕事を見付けられる間、定職に就かずにやっておられる方ですから、私は、フリーターとニートを一緒に御答弁したことはないと思います。  ニートというのは正に、職...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 他人の働いておられること、そして自らも勤勉で努力をし働くことを、これは当然尊重するということです。
○国務大臣(伊吹文明君) あえて言えば、先生がおっしゃった二つに加えてもう一つ、正に幼児期から始まって、働くことの価値、大切さ、これをまずしっかりと身に付けて、その上で生涯教育の中で、正に安倍首相の言葉をかりれば再チャレンジするような職業訓練その他の能力を付けていくということなん...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先ほど政府委員が答弁いたしましたことに尽きていると思いますが、今先生がお示しになったその女性学会ですか、のいろいろな就学率に差がある等々について、やはり全く男女は、もちろん体のつくりその他においていろいろ違いが、本質的な違いがあるということを前提に申し上...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは、先生も再三結果というお言葉を使っておられるように、機会を平等に与えているけれども、なぜそういう結果になるのかということですよ。そこにおいて、もし何か差別があるというんなら具体的に例示をしてくだされば私は結構だと思いますが、結果なんでしょう、進学率...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 御答弁申し上げておりますように、まず現行の憲法との整合性は、当然今は憲法改正は行われてないわけですから、国会に提出する限りは当然それとの整合性をチェックをして、チェックをしてというか、現行憲法の下でこの法案を提出しています。  しかし同時に、そのときの...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) この提案は内閣が提出しておりますが、原案は文部科学省が作成しております。そして、その文部科学省が作成する原案の基本になっているのは、公明党と自民党の与党協議で出てきた案です。その各々の場面で、文部科学省も、そして自民党、公明党の与党協議会も自民党案との整...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは全く違います。それは、立法過程においてできるだけ細心に注意を払うべきことであって、現行憲法と整合性が取れていれば、一番最初に答弁したように、現行憲法下で出すんですからそれは当然のことなんですよ。しかし同時に、念のために自民党の案との間の整合性がある...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 再三申し上げておりますように、現在、憲法が改正されてないわけですから、現行憲法との整合性をチェックしてここへ出すのは当然なんですよ。しかし、当たり前のことですよ、それは。しかし同時に、立法者としては細心の注意を払って、どうだこうだ、今の自民党の憲法草案と...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 御質問の趣旨がちょっとよく分かりませんが、提案者としては、提案者というか、この法案の作成者としては、やはりあらゆる注意を払ってこの法案を作っているわけですから、その過程で、例えば、帝国憲法とはこんなに違う、帝国憲法と突き合わせてみたらこんなにたくさん違う...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 現行憲法においてすら先生がおっしゃった国家主義というのはどこにある言葉なのか、私は、自由民主党の憲法草案にもございませんし、どこにある言葉なのかよく分かりません。  しかし、現行憲法においても、個人の権利は公共の福祉の範囲の中で尊重さると書いてあるわけ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 委員長の御指名ですから。  一番大切なことは、憲法を尊重して、この現行憲法を尊重してこの法案ができているかどうかということなんですよ、立法意図と提出者の立場から言うと。それは完全にチェックをしてあるわけです。その上でなお念を入れていろいろなものを参照に...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生、正確に、ここは大切なところですから少しお時間いただいて正確にお答えしたいと思いますが、まず法律を提出した場合、その法律がどのような意図を持って提出をされてどのように解釈されていくかというのは、二つのポイントがあるんですね。  一つは、何度も申し上...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは違うと思いますね。まず、十六条は「この法律及び他の法律の定めるところにより」というのが国民の意思なんですよ、国会で決めるんですから。ですから、国民全体に対して責任を持って行うということは、もう憲法の国民の教育権もあれば、国会が決めていただくわけです...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 何を指しておっしゃっているのか、ちょっと私は理解できないんですが、現在の教育基本法の第一条を読みますと、「平和的な国家及び社会の形成者として、」と書いてございますよ、これもう国家の形成者としてと。改正案の第一条にも、「平和で民主的な国家及び社会の形成者と...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは一つの立法技術の問題じゃないでしょうか。先生のおっしゃっているような御懸念で、この一条の目的を達成するため二条に教育の例えば手法とか政府の方針とか書けば、私は先生がおっしゃっているような懸念が出てくると思いますよ。これは教育が目指すべき目標を書いて...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは当然かかわってくると思いますが、この場でも衆議院でも再三御答弁をしておりましたように、心の中へ入り込んだような、その人の信条に入り込んだようなことは国家はしてはならないということはもう大前提としてあります。  それから、先ほどの御質問にかかわりま...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生、大きく二点申し上げたいと思います。  先生、ここでの質疑をし、あるいは公聴会へ行って、大変むなしいということをおっしゃいました。しかし、今朝ですね、例えば蓮舫先生と私の間に民主党案あるいは政府案について条文ごとのやり取りをしているわけですね。そし...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 亀井先生が再三ここで御質問になって、本当に亀井先生のお考えからすると、一番いいものをここでやっぱりみんなで作っていきたいというそのお考えに私は何ら違う考えを持っているものではございません。各々の立場がございますので、私としてはこれ以上のことは申し上げられ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、私もウイルスに感染しないように、基本委員会が終わると必ずうがいをいたしておりますので、先生も是非うがいをお勧めいたしたいと思います。  それで、今おっしゃったことは非常に広範な問題を含んでおりまして、一概にお答えするのも難しいし、ある意味じゃ文化...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 午前中も民主党の蓮舫先生から同様の御質疑がございまして、多分、民主党案でもお書きになっている一、二、三項目ですべてをカバーしておられるとは当然法案提出者も考えておられないと思うんです。  これを受けて具体的な学習指導要領に、今先生がおっしゃった受け手の...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) いじめの問題が突然、突然というのか、随分マスコミで取り上げられるようになりまして、先日私はその番組を直接見なかったんですが、ビデオに撮っておいてくれた人がいて、後で見まして、英国では今先生がおっしゃったような取組をやっておるようですね。同級生の中というか...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生は非常にバランスの取れた今御意見をおっしゃいました。私の答弁は、先生のおっしゃったことをなぞったような答弁をしております。  まず、タウンミーティングがああいう不正常な形で行われたということは、私は決して賛成はできないと。あれは非常にまずかったとい...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先ほど来、私が申し上げて、先生もそれをお認めいただいたように、やはり民意の集約というのは基本的には選挙なんですね。であるからこそ、ここにいる我々一人一人が国権の最高機関と言われるものの中に議席を占めておるわけです。  ただ、この選挙が行われた後からかな...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 地方公聴会そのものについてでございますか、今先生の御質問は。
○国務大臣(伊吹文明君) いずれ、これは国会で公聴会をなさっている、参議院で公聴会なさっているわけですから、その報告書を見せていただきたいと思っております。
○国務大臣(伊吹文明君) 地方で大変御苦労いただきまして、ありがとうございました。その結果は十分私も参考にさせていただきたいと思います。  どういう御意見で、また公聴会の在り方、どの政党の御推薦その他ということもありましょうから、初めから意見が分かっているんじゃ、これ仕方のない...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) やはりインクルーシブな制度というのは、これは障害者教育のやっぱり理想だろうと思いますね。その点においては私は小坂大臣と何ら見解は異にいたしておりません。  御承知のように、国連で今審議をされて、そしてその条約案というのも私は見せていただきましたけれども...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今年は、日本も国連に加入して御承知のように五十周年という記念すべき年なんですが、条約案が採択をされましたら、まず現行法令との整合性をチェックしませんと国会へのラティフィケーションは当然出せませんので、それと予算の先ほど申し上げた漸進的な実現というのを遅ら...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今先生がおっしゃっているのは、障害別の学校という現在我が国が取っている形態ではなく、一般校においてという意味ですね、おっしゃっているのは。それは、インクルーシブの理念というのは当然そういうことになるんだと思います。ですから、そちらへ向けてということを私は...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 午前中の蓮舫先生の御質問も、そういう立法意図を持っている者がどういう考えでこれを国会へお示ししたかということを確認していただくためには非常に良かったと私が申し上げているのと同じように、先生の今の御質問もそういう御趣旨だと思うんですね。この障害の状態に応じ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私もボランティアとして京都の障害者団体の連合会の会長をずっと十数年やっておりますので、先生がおっしゃった医学モデルと社会モデルという感覚はよく分かります。  教育基本法の中でそういうものを、先生が御心配になっておられるような医学モデルということを前提に...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 安倍当時の自民党総裁候補から送ってこられまして、深くは読んでおりませんが、一応ページには目を通しました。
○国務大臣(伊吹文明君) 私も英国に四年ほどおりましたが、サッチャーが出てくるかなり前で、英国の状態はもう率直に言って最悪の状態でして、毎日毎日為替市場でポンドが売りを浴びせられて、公務員は次々とストをして、ロンドンのメーンの通りにはごみが山積みになっているというようなときでした...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは先生、先ほど来申し上げているように、先生は安倍首相が首相に就任する前というか自民党総裁に当選する前の御本をお読みになって、その印象が非常に強いから、そのとおり今教育改革を進めるという前提でお話しになっておりますが、それであればなぜ教育再生会議を開い...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず先生、言葉をまず整理をしておきたいと思いますね。  教育に市場原理という言葉を盛んに使われますが、私は効率化原理という言葉を使いたいと思いますね。市場原理というと、いかにも金もうけ主義のような印象を与えます。それが、その言葉を使うことによって、教育...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 言葉にこだわるようですが、愛国心ということはですね、これはナショナリズムの訳ではないと思いますよ。ナショナリズムはもう少し別の意味に使われて、愛国者というのはパトリオットという言葉ですよね。ですから、東のナショナリズム、西のナショナリズムという言葉は私は...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 愛国心という言葉はこの御提案している基本法の中にはございませんが、私はこれは非常に評価が難しいと言ったのは、多分先生がそういう御質問をされるんじゃないかと私は思っておったんですが、先生の感じておられる愛国心と私の感じている愛国心とはおのずから差があって当...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 教育の自主性というのはやはり当然、特に先生は義務教育について念頭に置いてということをおっしゃられたわけですが、教師と児童との間でやはり個性に応じて行われるという、この教育の本質的な教える者と教えを受ける者との間の関係を考えれば、教師にある程度の裁量の幅が...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) その点については、私は何ら異議はございません。  しかし同時に、国民負担を使って義務教育を行っている限りは、良き教師であってもらわなければならない努力と、良き教育を施してもらわなければならない基準は、これはやはり法律において定めなければならないというこ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ある部分では先生の御意見に私は賛意を表しますが、ある部分では全く逆の印象を持っております。  やはり学校の当事者である校長にどこまで自主性を与えるかというのは、私は大きな課題だと思いますね。それからもう一つは、都道府県教育委員会と市町村教育委員会との関...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 憲法二十六条がございますから、国民の権利として、すべからく保護者は小中学校に就学させる義務が学校教育法において課されていることは先生御指摘のとおりでございます。  しかし同時に、かなり社会状況も変わってまいりまして、今おっしゃったような不登校、自分の気...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 小坂大臣が答弁をした趣旨はこれは小坂大臣の頭の中にあることですが、私の理解では、現行法は国民全体に対して直接責任を負って行われるべきものであると書いてありますね。我々の改正案は、不当な支配に属することなくこの法律及び他の法律の定めるところにより行われるべ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ですから、旭川のその判決は、これは少し法律論になりますから、しっかりと判決をなぞって御答弁しないといけないんで、ちょっと……
○国務大臣(伊吹文明君) ですから、いやいや、しかし、これはここを申し上げないと答弁にならないんですよ。  不当な支配はその主体のいかんを問うところではなく、ですから、国である場合もあるし教育委員会である場合もあるし、あるいは教育に介入するその他の思想団体である場合もあるし、い...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今先生がおっしゃったのは、判決文そのものをお読みになっていると理解をいたします。  そうすると、判決文の中に、同時に次のような判決の文言があるんですよ。それは、教育基本法第十条が教育に対する権力的介入、特に行政権力によるそれを警戒し、これに対して抑制的...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 子供には憲法上も当然教育を受ける権利があるということは間違いございません。ただ、どういう教育を施すかということについてはおのずから制約があるということです。
○国務大臣(伊吹文明君) それはもう当然のことなんですよ。ただ、今度はそのどこまでが最高裁の判決に当たっているのか、憲法違反なのか法律違反なのかということについては、我が国の統治の仕組みからいうと一義的有権解釈権は法律を所管している内閣にあるんですよ。ですから、内閣は、今先生がお...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 何ページですか。
○国務大臣(伊吹文明君) ちょっと先生、私よく分かりかねるので御質問の形で教えていただきたいんですが、この日本国において憲法に適合しない法律というのはあるんでしょうか。それがもしあるとすれば、この国では憲法は守られていないことになるんですよ。ですから、この国の法律はすべて憲法に適...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 法律をそのまま執行するといっても、それは法律には政令があり、そして省令があり、予算の肉付けがなされて具体的な行政行為となるわけですから、今先生がおっしゃっている部分は、具体的に政府は憲法違反になるという行為はしていないと、私の立場から言えば、ということに...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生が、せっかくですが、これ二つにお分けになったことがかえって問題を非常に複雑というか、分かりにくくしていると私は思いますよ。  すべてこの国にある法律というものは、どのようなものであれ憲法に適合しているんですよ。だから、法律として存在するわけです。た...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 国会が議決した法律が不当な支配になるというか、若しくは憲法違反であるというようなことがあれば、そもそも法律としては成り立たないわけですよ。  ただ、私が申し上げているのは、その法律の運用等について、結果的に、我々はそういうことは断固ないと信じて行政をや...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ちょっとごめんなさい。失礼しました。
○国務大臣(伊吹文明君) 国が例えば指導要領を発出しておりますが、それがおかしいということであれば、日の丸・君が代については文部科学省を訴えられるべきなんですよ。ところが、なぜ東京都の教育委員会を訴えられたのかということから結論は明らかじゃないですか。
○国務大臣(伊吹文明君) いやいや、それは違う、違う。ちょっと待って。  すぐあしたの赤旗にそういうことを書かれると困りますから率直に申し上げておきますが、誤りがあるということは私は一切認めておりません。見解の相違があるから司法に訴えることができるということを申し上げているんで...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは先生、文部科学大臣たるものが国会で答弁をして、国会で議決をされたその法律に基づいてやる文部科学省の行政行為、あるいはそれに基づいて地方がやっている行政行為が憲法違反だとか不当な支配だとかという答弁をするということ自体がこの法律を否定していることにな...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それはよく私の答弁を聞いて、その端々をつかまえてそうおっしゃられて、またいろいろなところで書かれちゃ困るんですよ。  私が申し上げているのは、小坂文部大臣の答弁趣旨は、国民の民意の総結集である国会で議決をされた法律に基づいて、この法律若しくは他の法律に...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは当然のことでありますし、小坂前大臣も当然そのことを、日本国の憲法というか三権分立の仕組みを理解しておられる方ですから、当然そのことは前提として答弁しておられるわけですよ、と思います、私はね。  しかし、現行法で国民全体に対し直接責任を負ってという...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生、先ほどの小坂大臣の答弁と私の意見との違い、そしてまた先ほどお話がございました二条の徳目についての御懸念、そして今の十六条についての御懸念、私はその御懸念を共有はいたしておりません。  国が地方へ財源を押し付けてということですが、これはもう先生よく...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生、現行の教育基本法の下においても、従来は地方に補助金を譲与、六分の一譲るまでは二分の一しか負担してないんですよ、国は。それは国と地方との、地方の教育自主権ということをおっしゃいましたね。教育のある程度の権限を地方に渡しているから、権限のあるところにや...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは先生、日本が憲法の下に民主的な国家として運営されている限り、先生がおっしゃることは当然のことだと私は理解しております。  ただ、やっていいこと、悪いことというお言葉がありましたが、これは先生がやっていいことと悪いことと考えておられるとおりには内閣...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 日本は憲法の下の法治国家でございますから、まず憲法、それから関係諸法、最高裁判決、条約その他で、政府が拘束を受けるものについては先生がおっしゃるとおりです。  ただ、旭川の判決について、やるべきこと、やってはならないことということをおっしゃったことは、...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) どうも先生の御解釈は私の解釈と合わないことが多いんですよ。そこまで悪く、悪くというか、立法提案者の意思を別の方にお考えいただかなくてもよろしいんじゃないかと思いますが。  これ、例えば二条に、個人の価値を尊重して、その個人の能力を伸ばし、そして各個人の...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 二点、先生、申し上げたいと思います。  一つは、教育再生委員会というのはどういう行政上の位置付けなのかといえば、これは閣議決定においてつくられた安倍首相への、まあ言うならばアドバイザリーボードというんでしょうか、アドバイスをする方々の集まりなんですよ。...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) フィンランドであろうとイギリスであろうと、日本でやるべきことは日本の教育改革をやらねばならないということです。ですから、先生の御意見も貴重な一つの御意見として、フィンランドのうまくいった点、まずかった点、財政負担の問題も含めて、サッチャーが成功した部分と...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 実は、教育の問題の一番難しいところは、各々の人間、個人の持っている価値観、人生観によって理想の人間像というのはみんな違うということです。  したがって、私もできるだけ自分の考えている理想の人間像というものについては抑制的にお答えをすべきだと思うんですが...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 日本の将来像ですか。これは大変難しい御質問で、先ほど理想の日本人像について申し上げたのと同じように、各々の人の政治理念あるいは人生観によって国の、理想の国の形というのは違ってくると思います。  私は、先ほど申し上げた三つの資質を備えた日本人がお互いに共...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) なかなか難しい質問ばかりでございまして、先ほど京都の小泉顕雄先生のことをおっしゃいましたが、小泉アキオという政治家は京都、神奈川を問わず大変高尚な御質問をされるんで答弁にやや苦しみますが、まず私は、教師というものの職に就いて一生懸命やろうという情熱がまず...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) タウンミーティングで大変御苦労なすっている官房長官から後ほど御答弁があると思いますが、私は何がやらせかどうかということには直接のコメントをいたしませんけれども、ここでいろいろ御質問のあるときに、学校現場で教員が足りないと、そして、要するにこの骨太の方針に...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生、それは組合活動というのはやはり休暇を取れば当然できるというのは、これ労働法規上許されている部分があります。ただ、非常に忙しい、人手が足りないということをお訴えになる限りは、やっぱり教育現場も大切にしてほしいなということです。  それからもう一つは...全文を見る
12月07日第165回国会 参議院 教育基本法に関する特別委員会 第9号
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○国務大臣(伊吹文明君) 補正予算については現在編成中でございますけれども、緊急を要するもの、特に安心、安全等についてと閣議では限定をした編成方針になっております。  文教科学委員会で御党の佐藤理事から強烈な私はハッパを掛けられまして、その範囲の中ではありますが、自分なりにはか...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 補正予算の内容は閣議決定をして国会にお諮りすることになっておりますので、詳細はここで申し上げる立場にはございませんが、安心、安全ということになると耐震の工事、あるいはまたいじめに対する、何というんでしょうか、相談を受ける電話網の拡充、これは総理が御答弁を...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 何度もこの場で答弁で申し上げておりますので、ずっとお聞きいただいていればお分かりだと思いますが、よろしいですか。
○国務大臣(伊吹文明君) やはり世論の集約の最大のものは、全国民が参加をし、投票によって選ばれた国会であるという自負と自信だけは我々は失いたくはないと思います。  世論調査はそれを補完する大切な手段でありますが、世論調査で国家意思が決定されるわけではなく、国会で国家意思が決定さ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 日本国憲法の下で存在する選挙、そして国会ということに関して、辻先生がおっしゃったことは辻先生の御意見として承らせていただきます。
○国務大臣(伊吹文明君) これは、現行の御提案している法律の十六条の四項をごらんいただければ、「国及び地方公共団体は、教育が円滑かつ継続的に実施されるよう、必要な財政上の措置を講じなければならない。」という規定がございます。
○国務大臣(伊吹文明君) それは、十六条の第一項に「国と地方公共団体との適切な役割分担及び相互の協力の下、」とあるからです。そして、御承知のように、国民負担は国税及び地方税において担保されておりますから、義務教育の費用においても国の義務教育国庫負担金は現在三分の一、残りは地方単費...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生御承知のように、全教育関係の費用は、国民負担は二十兆円ございます。そのうちで国の文教関係の予算は幾らかというのは、ここで御質問になっているわけですから、当然御承知のとおりだと思います。  科学技術振興費と比べて、科学技術振興費のような、何というんで...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは、今申し上げたことをお聞きいただいたら分かるんじゃないですか。国の教育に関する全国民負担は二十兆円なんですよ。そのうち、国の文教費は御承知のような金額ですから。
○国務大臣(伊吹文明君) 教育の全費用は国と地方と合わせて二十兆円。義務教育の全国民負担は約十兆円弱ですね。そのうち、国が負担している文教関係費は五兆二千六百七十一億円というのが十八年度歳出予算の中身です。ですから、国と地方は適切な分担を行って初めて教育は成り立っているから、先ほ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、まあ民主党の中でもいろいろ御意見があるんだと思いますが、民主党案として出てきたものは、国……
○国務大臣(伊吹文明君) いや、ちょっと待ってください、答弁しているんですから。  国は、公教育の責任は、最終責任は国にあると書いてありますね、民主党案は。だけど、我々が提案している案は、国及び地方公共団体は、義務教育の機会を保障し、その水準を確保するため、適切な役割分担及び相...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 何度も申し上げているように、それじゃ、科学技術振興法にそう書かれているからといって、毎年毎年の予算が先生がおっしゃっているような状況で確保されているかどうかは、これは見る人によってみんな違いますよ。予算というのは、財政法の規定によって、単年度主義によって...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 具体的には二条のことをおっしゃっているんですか。条文に即して、態度を養うというのはどこの条の御質問なんでしょう。
○国務大臣(伊吹文明君) これは、二条に書いておりますのは、御承知のように、教育の目標を定めているわけですから、一条の目的に向かってどういう目標、つまり日本人がこれから身に付けていく態度としてどういうものが望ましいかということをずっと記述をしているわけで、先生の御理解ではなじまな...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 失礼でございますが、随分早口に前後を省略しておっしゃられると、聞いておられる方も大変誤解をされると思いますが、そこは多分二条五項についての私が答弁をしているところじゃないでしょうか。  私が申し上げているのは、国というものは主権の下に置かれているのであ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、時々この場の御質問は、安倍現首相が首相になる前に総裁として書かれた本を読んで、それがいかにも国家の政策になるようなトラウマにとらわれながら御質問をしておられるように私は思いますが、総裁選のときに、これも総裁選の別に彼の公約ではありませんよね。安倍晋...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それはね、先生、書物に書いたことをポジションに就いた者が、ポジションデューティーがあるわけですから、そのまますべてやるかやらないかは、それは判断なんですよ。私は昔、「日本改造計画」という本を読んだことありますよ。その中にどういうことが書いてありましたか。...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 内心の評価というのは、一般論としてですか。いわゆる愛国心と言われるものについてでしょうか。
○国務大臣(伊吹文明君) どちらでもいい。
○国務大臣(伊吹文明君) 先生の心の中は分からぬですよ。先生も私の心の中は分からないと思います。そして、どういう心を持つかというのは、その人の人生観、価値観によってみんな違いますから、評価をするということはできません、それは。
○国務大臣(伊吹文明君) 小坂前大臣の答弁は正しいと思います。
○国務大臣(伊吹文明君) 小坂大臣がそのように答えたけれどもどう思うかとおっしゃったから、正しいと思うとお答えしたわけです。
○国務大臣(伊吹文明君) 私は、先ほど来申し上げているように、心の中というのはだれも分かりませんし、心根というものはその人の価値観、人生観によって異なるものですから、それを一義的に評価をするということは、評価をしている者の価値観、人生観によって評価をすることですから、適当じゃない...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今後の行政というか、私が預かっておる行政の上で具体的にどうするかということですね。  それは、この法案をお認めいただけば、当然、学校教育法の改正が行われるでしょうし、教育法の改正に従って指導要領その他を改正しなければなりません。要録その他、あるいは各教...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私自身の言葉で、そのとおりだと思います。
○国務大臣(伊吹文明君) これは我が省の次官の会見の要旨ですから、私からお答えをいたします。  これは、まず、日本共産党の皆さんがこの八戸の資料を提出をされて、衆議院でね。それからこの話がずっと広がって、民主党さんも御質問をしておられるわけですが、正に、正に、なぜ先ほど官房長官...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは、この委員会での私の答弁を聞いていただいたら、もう何度も何度もお答えをしておりますから、上の者がどこまで知っていたかということは、やっぱりきちっと慎重に調べねばなりません。  しかし、同時に、私として非常にショックなのは、上の者が知らずに行政が行...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) いやいや、交付税にはなりません。
○国務大臣(伊吹文明君) まず、先生、税の仕組みを御説明申し上げなければいけませんが、所得譲与税にしたのは二分の一と三分の一の差の六分の一の義務を地方へ結果的に渡しちゃったわけですよ、歳出の。そして、その歳出に見合う本来所得税をお渡ししなければいけないわけですよ、住民税としてね。...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 前回も櫻井先生からこの点がお尋ねがありまして、今法制局が答えましたとおりのことを私も申し上げたと思いますが、これは正に立法の意図を持っている者、提案者である私が、学問の自由を尊重しつつと規定しているのは、学問の自由に比べて教育の目標の達成の方を重視する趣...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは先生の御解釈です。私はそうは思いません。  これは、だから学問の自由の尊重を重要な配慮事項として引き続き規定をして、そして同条に掲げるいろいろな教育の目標を達成するよう行われるものとするということを規定しているわけですから、両者をつなぐ言葉として...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ですから、それは……
○国務大臣(伊吹文明君) いやいや、それは当然のことなんですよ。そのときに、先生は、社会全体の公益が人権を無視してもいいというような公益じゃないのに人権が無視をされたと、今の刑訴法でいえば、と感じる人がいれば、そういう刑事訴訟法に基づいて捜査をしたところは当然憲法違反で訴えられる...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 立法技術を教えていただいて、ありがとうございました。  私どもの考えでは、「ものとする」というのは、これはまた法制局に確かめていただいたらいいですが、「ものとする」というのは、一般的な原則などを示して一定の義務を課すものではない場合に用いられると。した...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ちょっと法制局に後で委員長にお願いして補足をさせていただきたいんですが、間違っているといけませんので。  私は理念という言葉は、教育の理念というとかなり価値観の入ってくる、むしろ先生が御懸念されている方向に行く言葉じゃないかという、念というのは念ずると...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生の御懸念のような立法作成上の意図は私どもにはございませんけれども、今のような御注意あるいは御不安があるということも伺いましたので、この法案が国会でお認めいただいた暁には、具体的な学校教育法その他学習指導要領で今のような御懸念が出ないように、私どもは注...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生がおっしゃった、今回の七条に規定しております、大学は学術の中心として高い教養と専門的能力を養う云々云々云々とありまして、一項、二項がございます。これを受けて諸法があって、そしてその法律に従って大学を認可するときのいろいろな条件があって、そして審議会に...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ちょっと答弁の調整をする間、私がきちっとお答えしますが、一番最初、書面で大学の認可の、この手順は先生御承知のとおりですから、書面で審査をしたときは合っているんですよ。合っているんだけれども、しかしだまされていたのかどうかは分かりません、これは。しかし、第...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 現在はどうか、今お答えさせますから。
○国務大臣(伊吹文明君) 憲法の規定をいかにこの基本法において具現していくかということでしょうから、権利を先ほど民主党の提出者がおっしゃったような形で書くという立法形式をお取りになるということは何ら否定しませんが、我々が、先ほど政府参考人が申し上げましたように、三条、四条、五条と...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先ほど来私は答弁を申し上げているように、これは立法形式の問題だと思いますから、憲法上の権利は我々が提出した法案においても何ら侵されることはないと思っております。
○国務大臣(伊吹文明君) 私が考えているというか、提出者として考えていることと、目指していることと、先生が目指しておられることは多分、お話を伺っていて、違わないと思いますし、それを具体的にどういう立法に表すかということについては、先生の御意見は一つの御卓見だと思います。
○国務大臣(伊吹文明君) いやいや、水掛け論をするために私はこういう議論をしているわけじゃないんですよ。先生が御質問になっているということは、これはもう議会制民主主義の中で極めて大切な御質問をしておられるわけです。私どもの、提出者の立法した意図を確認しておられるわけですから、今。...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私たちが形成している日本社会において共通に生きていくための最低限の規範意識、そういうものだと思います。
○国務大臣(伊吹文明君) 現行法には、これは家庭教育という欄はございませんですよね、御承知のように。  それは、やはり随分社会の変遷があったと思います。今は、残念なことですが、従来家庭でやっていたこともみんな学校の先生が結果的にはかぶっているという面が非常に多いですね。ですから...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、どういう人間像を描いているかということは、この前文及び第一条に書かれている、「人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。」ということを念頭に置いていると思...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは非常に難しい質問だと思いますが、いろいろな、ケース・バイ・ケースだと思いますね。  ですから、法律というのはやはり一般原則を書いていますから、先生がおっしゃったようなケースに適応できない方についてどうするかという問題はやっぱり残るんじゃないでしょ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 実は、プライドがあるというのは、心理学者の方が私に教えられた言葉を実は私は使っているんですが、責任感があるからプライドがあるんじゃないでしょうか。責任感のないところにプライドというものはないと思いますけれども。
○国務大臣(伊吹文明君) 先生がおっしゃっている御注意は、私はかなり大切なことだと思っておりまして、前回、私が呼び掛け文を出したときも、最初はお役人が呼び掛け文を書いてきたのを、私が全部自分で書き直したんです。心理学者の方だとかなんかにある程度見てもらって出しておりますので、全く...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 多分、先生あるいは先生の政党の御主張としては、競争原理でこういうことが起こっているということをおっしゃっているんだと思いますが。  確かに、いろいろな意味で子供にストレスがあるということは私は否定しません。しかし、自由と民主主義の国においては、基本的に...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 英国では法律によっていじめを行った子供を強制的に学校へ来させないとか、そういうことが規定されているということは私も存じております。しかし、各々の国の法律をどう作るかはその国の長い歴史あるいは社会の状況によって違うわけですから、英国がやったことが日本に即い...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) おっしゃっているのはあれですか、犯罪及び秩序違反法という英国の法ですね。
○国務大臣(伊吹文明君) ああ、検討されている。
○国務大臣(伊吹文明君) それ、家庭に対して罰金を科すかどうか。これはまあ一律にそういうことはやるべきじゃないでしょうね。ただ、日本でもいろいろな法制がありますから、親が適切な管理義務を、保護者としての義務を怠った場合は、当然日本の既存の法律でも親は訴えられたり損害賠償を求められ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先ほど辻先生の御質問にもお答えしましたように、安倍総理が総裁候補であったときに書いた書物が国会の議決も経ずに実現できるといったら日本国は独裁国家になりますよ。そんなことはあり得ないんで、そういうトラウマにとらわれる必要は私はないと思います。
○国務大臣(伊吹文明君) 先生から御質問があるということで、読んでみました。
○国務大臣(伊吹文明君) 基本的には先生のお考えに私は異論を差し挟むものではないと思いますが、今の質問の形に私がまた簡単にうなずくと、明日赤旗に書かれたりしたら困りますからね。  率直に申し上げておきたいのは、今先生がおっしゃったことは現象面のことをおっしゃっているわけですよ。...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 下位法は作るつもりはありません。  しかし、子供が不登校だとか遅刻をした理由が子供自身にあるのに親を罰するということはできませんよ、それは。しかし、親が子供を働かせてしまったから行けなかったとか、いろいろなケースがあるわけでしょう。だから申し上げている...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、刑罰を科する科さないの前に、家庭教育についての法律を作るかどうかというのは、これはやはりかなり慎重な、何というんでしょうか、検討が必要なんですね。是非、井上先生も自信をお持ちになるのは、先生が日本の立法者なんですよ、再生会議がどう言うかということは...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) いや、先生の今の御質問こそ私は問題発言だと思いますよ。だって、国権の最高機関として立法権を持っておられるんでしょう。  ですから、再生委員会はいろいろな意見を言いますよ。中にそれは法律になって出てくるかも分からない。その中で私は、できること、いや、これ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私が先ほど御答弁したのはその趣旨に沿ってございます。
○国務大臣(伊吹文明君) ちょっと静かにお話をしたいと思いますが、先生、そういう文書を、それは文科省が先生にお出しした文書なんですか。
○国務大臣(伊吹文明君) 本人から。
○国務大臣(伊吹文明君) その個別の案件について、どのように警察と連絡を取ってやったかということについては、いろいろな……
○国務大臣(伊吹文明君) いやいや、やってないかどうかは分かりませんよ。
○国務大臣(伊吹文明君) 人が答弁しているんだから。  それはこれからもう一度政府参考人から答弁させますが、一般論として言えば、警察には捜査権があるんですよ。だけれども、文部科学省は、学校が教育委員会に報告した数字をもらうという立場しかないんですよ。ですから、それで統計数字に違...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 愛国心という言葉は御提案している教育基本法にはございません。
○国務大臣(伊吹文明君) 先生が何度も何度も問題にされているように、愛国心という言葉を使う場合は、先生の考えておられる愛国心、私の考えている愛国心、文科省の諸君が考えている愛国心はみんな違いますから、一律にあるかないかということは申し上げられません。
○国務大臣(伊吹文明君) 教育基本法は教育について書いているわけで、タウンミーティングにとって書いているわけではございません。
○国務大臣(伊吹文明君) これはもう、話し始めると随分時間が掛かりますが、私は戦前の教育がすべて悪かったと思いません。戦前の教育があったから日本は近代国家になったわけです。しかし、大変残念なこともたくさんあったということは認識しなければなりませんね。  それは、戦争を遂行するた...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 教育勅語の中にも、私はいい、例えば家族愛とかその他の規範が述べられていると思いますが、私は一番のやはり問題は、大日本帝国憲法が公布される前に天皇陛下のお言葉という形で出された勅語、これが言うならば、戦前までの教育のある意味では基本法的役割を果たしてきたと...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは大変難しいと思いますけれども、まず子供を教えるということに対する情熱、それからある程度の規範意識を持っていること、そして子供を教えるだけの最低限の学力を持っていること、同時に社会の一員としての調和できる気持ちというんでしょうか、一方的に人を責めない...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、学校の先生の多くの方は一生懸命努力をしておられる。しかも、昭和二十年代、三十年代のように核家族でもなければ共働きでもなく、学校現場に今期待されていることの多くを家庭教育の中でやっていた時代とは違いますから、だから大変だということはよく分かります。そ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これはやっぱり非常に難しいと思いますが、一人一人が、今先生がおっしゃったように、日本の未来を担ってくれるであろう子供に対して常に関心を持って、学校、地域社会、そして家庭が、先生の言葉で言えばくるんでいくというんでしょうか、そういう気持ちを持ち続けて、それ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 非常にいいことだと思いますが、先生、先生は国がと、こうおっしゃいましたが、封建時代は一方的に年貢を取り立てて、国というかお殿様が勝手に使うということはあるんですよ。でも、今はお殿様は、主権在民ですから国民なんですよね。国民が多くを望めば、それだけの国民は...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) お考えは私は全く反対じゃないんですよ。今先生がおっしゃっていることだけを聞けば、有権者の皆さんはみんな大変いいなと。しかし、そのために要する費用が、あと消費税を一〇%上げますよと言ったら、多分全員反対されますよ。だから、そこのバランスをどう取りながらやっ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 一条の目的を達成するために二条の目標に向かって努力をするわけですが、その二条の目標すべてに学問の自由というのは掛かっているわけですから、大学だけに学問の自由があるわけではなくて、後に規定されるもろもろの教育においてもすべて学問の自由というのは保障されると...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) そのとおりだと思いますね。  それと同時に、国においても責任をいろいろ国会等で問われるわけですが、通達、通知、依頼その他いろいろなことをやっておりますが、やはり市町村の教育委員会は、学校の先生に対する人事権ありませんよね、基本的には、お気の毒なことだけ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今度の改正案にもありますが、「不当な支配に服することなく、」というのはまず出てくるわけですね。で、「不当な支配に服することなく、」ということを考えると、国と地方公共団体の適切な役割分担及び相互の協力の下、公正かつ適正にという文言を引きずってくるわけですね...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) いじめの問題について、そういうことが出た場合に第三者機関の調査をやるとかどうかということは、これはやはり当該教育委員会の感性あるいは実行力によって私はやれる範囲でやるべきだと思いますし、ただ、それを何か恒常的な常設機関にするということは、一種の行政裁判所...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) いや、何事にも限界はありますよ、それは。
○国務大臣(伊吹文明君) いや、できなければ道徳教育を語るなということにすぐなるかどうかは分かりませんが、やはりこの命というのは非常に尊いものですから、そういうことになったときに、その原因を究明するような組織をどういうふうにつくっていくかというのは、それは当然のことであるし、第三...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは、権限のあるところに結果責任を取るということは生ずるんですよ。ですから、全国の学校でいろいろなことが起こっても、社長は末端のことを知らなくても、社長が人事権を持ち予算権を持っている限りは、全然知らなくても代表取締役社長は辞めなければいけないときは一...全文を見る
12月12日第165回国会 参議院 文教科学委員会 第5号
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○国務大臣(伊吹文明君) このたび、政府から提出いたしました著作権法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  我が国の著作権制度については、これまでも逐次整備を進めてまいりましたが、知的財産立国の実現に向け、一層の充実が必要となっており...全文を見る
12月13日第165回国会 衆議院 教育基本法に関する特別委員会 第13号
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○伊吹国務大臣 一般的な宗教の基本というものは、やはり謙虚さというか、自分の及ばないものに対する謙虚さだと思いますね。ですから、国際社会ではいろいろな宗教がありますから、なぜイラクであのような紛争が今もなおとどまらないのかということを考えれば、これはもうイスラムの中の二つの宗派の...全文を見る
○伊吹国務大臣 今先生がおっしゃったのは、一つの大変有力な取り組みだと私も思います。  例えば、学校の外で、いじめに対応していろいろなやはり手だてがあるんですね。これは、よく言われるチャイルドラインとかいのちの電話とか、こういうものもございます。そして、何よりも、早く兆候を見つ...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず第一点につきましては、これは先生、いじめというのはいろいろな形のものがございますのでね。率直に言えば、少年法の適用を受けなければ、当然刑法によって罰せらるべき行為をやっているいじめもありますし、けんか程度のものもございますから、強制力を持たないというのは、これ...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、中井先生がおっしゃった教育委員会の現状について、責任の所在が非常に不明確であって、今回のいじめあるいは未履修その他の問題の対応を見ていて、国民が先生が今おっしゃったのと同じ気持ちを持っているということは、私も全く同感でございます。これをこれからどう変えていく...全文を見る
○伊吹国務大臣 義務教育で、まあ落第という言葉が適当かどうかわかりませんが、進級を認定しないということは可能なんです。これはいろいろな事例がございまして、基本的には、一番大きな要素は出席日数ですね。出席日数が半分以上に達していないようなケースはなかなか進級の認定がしにくいというの...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、調査が遅いというおしかりでございますが、この委員会で答弁をしたとおりのスケジュールで進んでいるということはひとつ御理解いただきたいと思います。  そして、先ほど教育委員会のことについても先生はお触れになりましたが、高等学校だけで、国立、公立、私立合わせて、...全文を見る
○伊吹国務大臣 文部科学省の処分のことについてのお尋ねでございましたが、ここで再三お答えいたしておりますように、調査結果がほぼ出そろっておりますので、文部科学省の人事権者は私でありますから、私の判断においてけじめはつけたいと思います。  それと同時に、私の在任中に起こったことで...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、タウンミーティングについて、局長まで知らなかったというような事実があって、私は、知らないということの方にむしろ衝撃を受けたということをここで答弁したわけです。ですから、私が大臣でいる限りは、そういうことは絶対にさせません。それは御安心ください。  それから...全文を見る
○伊吹国務大臣 本来、私は、制度や法律を変えるのは余り好きじゃないんですよ。それは、その制度や法律を動かす人の規範意識によって制度が担保されるというのが一番いいんです。しかし、それがどうもそうじゃないときは、やはり制度や法律を変えるという動きが出てきます。あることを変えると、その...全文を見る
○伊吹国務大臣 一連のタウンミーティング関連のことは、文部科学省のことについては、従来から答弁しているように、当時、その任になかった者をトップにして調査をさせております。そして、その調査結果は官房長官のもとにすべて報告をされますので、官房長官の方から、きょうの、先ほど理事会でも御...全文を見る
○伊吹国務大臣 総理には総理のお考えがあると思いますが、私は、組織を預かる者として、私が在任したときのことではありませんけれども、私の部下を何らかの処分をするときには、組織のトップとして当然みずからも同じ立場にいてやる、そうでなければ部下はついてこない、これは私の生きざまでござい...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、教育再生会議というのは、閣議決定によってつくられた、言うならば、安倍総理が教育再生ということを安倍内閣の最優先課題に掲げておられますので、そのことについて各層の方々から意見を聞く場なんですね。ですから、いろいろな意見が出てきても構わないんだと私は思います。現...全文を見る
○伊吹国務大臣 政策が出されるという表現はちょっと適切じゃないと思いますね。政策になるということは、最終的には法律あるいは予算になるわけですから、国会の議決を経なければなりません。  例えば、高井先生が、こういうことをしたいと考えておられる。高井先生お一人じゃなくて、何人もの仲...全文を見る
○伊吹国務大臣 やはり、まず日本国憲法というのが国の統治の最上級の法律ですよね。このもとで日本の統治のシステムは行われているわけですから、国会に法律を提出できる権限があるのは、議員と内閣なんですよ。  ですから、内閣がどういう政策を構成していくかというための一つのプロセスとして...全文を見る
○伊吹国務大臣 この教育基本法の特別委員会の場で再三やりとりがございましたように、民主党の野田先生から、今の未履修の現状だけではなく、過去の高等学校の未履修の状況についてもやはり十分調べて対応すべきだと、これはもうまことにごもっともな御指摘なんです。それをやっと完了いたしまして、...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは東京都を初め、すべての県に伺っております。そうしませんと、調査票の書き入れぐあいがおかしいとかどうだとかということになると困りますからね。  それで、後で細かなことは政府参考人から、幾つかの県というか定型的な県に聞いているんだと思いますから、そのことはお答...全文を見る
○伊吹国務大臣 今のことは担当者の名誉にもかかわることですから、先生が各教育委員会のだれにお聞きになったのかということを事務局に正確に話していただいて、そして、こちらのやっておる作業については、私は確認いたしておりますから、うそはついておりません。ですから、そのときのファクスのよ...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、相手があることですからね、これは。そして、まず高等学校のことし以外の未履修について調査をしろというのは、この委員会の御指示だったわけでしょう。  相手は各教育委員会、一つしかないんですよ、各県、各市の教育委員会、市町村の教育委員会。そこにまずそのことをやっ...全文を見る
○伊吹国務大臣 大分について先生がそういう疑問を持っておられるということで、問い合わせをさせました。いいですか、質問……(発言する者あり)いやいや、ちゃんと聞いてもらわなくちゃ困るよ。答弁している。(発言する者あり)いやいや、そんなことはできないよ、それは。  これは、教育のタ...全文を見る
12月13日第165回国会 参議院 教育基本法に関する特別委員会 第11号
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○国務大臣(伊吹文明君) 今、先生がおっしゃったとおりだろうと思います。基本的には、人間というのは、学校と地域社会とそして家庭の中で大きくなって、人格の形成をし、知識を付けていくわけです。  先生がおっしゃったことはすべてそのとおりだと思いますが、残念ながら、時代の進展とともに...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 国際化すればするほど、外国で尊敬を受ける人間は、自国のやはり固有の文化をしっかりと身に付けている人なんですね。同時にまた、他国の文化を身に付けている人をそれなりに評価ができるだけの知的レベルがなけりゃ当然いけないわけです。ですから、日本の伝統文化を尊重し...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 宗教教育という言葉は、今回の基本法にはそのままの言葉としては使っておりません。宗教に対する寛容の態度、宗教に関する一般的な教養及び宗教の社会生活における地位という記述をしております。  これは、やはり特定の宗教を布教の目的でもって教えるということ、布教...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私は当時、率直なところ文部科学大臣をしておりませんから、当時の模様を事務局に伺いますと、反対の人ばかり来るからではないんですよ。ある意味では逆で、要するに逆やらせというのか、動員のようなことが過去に行われて、そしてそれらの人たちだけで会場が埋まっちゃって...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 議員会館の前に今大勢の人たちが来ておりますね。しかし、同時に賛成の人たちも世論調査でたくさんおられるわけですよ。そうすると、あの人たちだけの意見だけを聞いて物事を決めたらいいんじゃないかということになると、どうもそうとは思わないですね。
○国務大臣(伊吹文明君) それはやはり、なぜ言わないといっても、大勢の人が動員されて来ちゃったら入れませんよね。
○国務大臣(伊吹文明君) 例えば自分たちの今までやってきたこと、仕事に関係が非常にある人は、これは制度だとか仕組みが変わることに対してどちらかといえば非常にやはり不安を持ちますから、そういう人たちはたくさん出てくると思いますし、そうじゃない人たちは、気持ちの上では賛成であってもそ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは全く違うでしょう。やはりそれは、それは全く違うと思いますよ。それはバランスが取れた意見を聞きたいということであったから、それは行き過ぎがあったということは私は認めますよ。認めますが、しかし、文部科学省の当時の職員としては、例えば会場にこのバランスの...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 具体的にはどこの報道でしょう。
○国務大臣(伊吹文明君) 私は出向者が質問したということは伺っておりません。
○国務大臣(伊吹文明君) 事実関係を確認しておりませんので、お答えは控えさせていただきます。
○国務大臣(伊吹文明君) 仮定の話にはお答えはできません。(発言する者あり)
○国務大臣(伊吹文明君) まず、出向者は法律を作っている立場じゃないんじゃないでしょうか。出向者は地方の吏員になっておるはずですよ。ですから、その人が仮に出向者であっても、タウンミーティングに参加するのは自由ですし、発言することは自由だと思いますが、私は先ほど先生に、新聞の報道に...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) いろいろな解釈があると思いますが、法案の提出者として提出者の意思をお示しするという極めて大切な作業としてお答えをしたいと思うんですが、自律の精神とは、自分で自分の行為を規制して、外部からの制御というんですか、外部からの力ではなく、自分の立てた規範に従って...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) そういう、そういう精神に欠けないように教育をするということです。
○国務大臣(伊吹文明君) 私が完全に自律の精神を持っているかと言われたら、私は持っておりません。先生が一〇〇%持っておられるかどうかも私は分かりません。しかし、できるだけそれに近づくように努力をするということですから、現在の学習指導要領に書いてあることは、例えば自分のことは自分で...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) そうですね、例えば国際社会の、これはそれを書き加えるかどうかというのはまだ何も決めていないんですよ。だけど、私の感じをお聞きになっているから私の感じを申し上げれば、先生のお父さんもそうだったように、国際社会の中で活躍をしていくためには、相手の歴史、相手の...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) その学習指導要領に沿って現場の教師が取るべき態度としては、今先生がおっしゃった方がよろしいと思います。
○国務大臣(伊吹文明君) 提案者としての考えを申し上げますと、まず我々はやはり国家の一員であるわけですから、当然のことでありますが知徳体、これのまずバランスが取れて、生涯にわたって自己実現を目指す、今言った自律的な人であり、同時に、国家の一員でありますから、国家や社会の形成に主体...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今言ったような、やはり日本の国が、あるいは世界の中でいろいろな国民が自国のために果たしてきたような事例を示して、君ならどうすると、まあ先生の言葉で言えば、そういうことを重ねていくということ以外にはないと思いますね。
○国務大臣(伊吹文明君) 私は、学力は結果だと思います。  やはり大切なことは、教育の内容ですね、それから教員の質と数、それから教育の条件、つまり、教職員の数、学校の施設設備、これは義務教育においてはやはり基本的に日本のどこに住んでいても同じようにすると、そのために義務教育国庫...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、まず今回の我が方の政府が提案した教育基本法は、国と地方とがその役割を分担するということを書いていることは御承知のとおりです。そして、義務教育国庫負担金が先生がおっしゃったような背景があって三分の一になったということは確かなんですが、これはあくまで...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生、まずこれは交付税で担保されるという、必ずしもそうはならないと思いますね。義務教育国庫負担金は、二分の一であったのを地方分権のときにああいう議論で、国は三分の一になって地方へ渡したわけでしょう。だから、二分の一と三分の一の差の六分の一は税源移譲してい...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 多分、建物を建てるときは、御承知のように別に国庫の補助を入れておりますね。そして、建築基準法が当然かかっておりますから、今の先生の御質問でいえば生徒当たりのスペースとかそういうことになってくるんだと思いますが、それは、やはり基準的なことは守っていただかな...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 学校の設置者というのか、建設をする方は市町村あるいは都道府県ですから、それはそこが予算権を持っているわけですね。ですから、こちらとしては基準をお示ししてそのとおりやっていただきたいと、そのとおりでなければこちらから勧告をすると。それに対して、それは困るよ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今も多くの学校では校則があるということは御承知のとおりですが、この六条の二項というのは、一般論として、学校生活という集団生活を行う上にはやはり集団としての規律をしっかり守って、そして規律を重んじて生活をしていくということですから、集団生活の中で、どういう...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、もう集団生活を営んでいく上に、例えばこの委員会だってルールを守って、みんな理事の指導の下に答弁したり質問したりしておられるわけですから、それと同じようなことを一般的にそういうルールの下でやっていこうということを理念法として規定しているわけでして、...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 基本的にはそういうことになるでしょうね。学校の校長先生が校則を作ろうと作らまいと、この理念に従ってうちの学校はこういうふうに運用していこうと、しかし、秩序を守らずにやっていこうということは、この法律がある限り国民の意思には反しますよね、国会で議決をされれ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) そうそう。
○国務大臣(伊吹文明君) 崇高の方が立派なんじゃないでしょうか。立派なお仕事をしていただいている先生方には、単に使命というよりも崇高なという方が私はいいと思います。  ただ、多分重荷に感ずる人も出てくるよという御質問をされるのかも分かりませんが、やはりこういうものを入れておくか...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、その時々のやはり社会情勢、国民の教育に対する判断、判断というか評価、そういうことを考えて行政上決めていくということになろうと思いますし、現在の水準で十分であるということであれば現在の水準どおりになるでしょうし、それ以上の場合も以下の場合も当然起こ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 例えば、養成という面からすれば、これは民主党の皆さんも非常に熱心にバックアップをしていただいている例えば教職大学院をつくるとか、そういうことは当然起こってくるでしょうし、あるいは、今初任研修、十年研修というのが行われていますけれども、それをどういう形で研...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、正にこの教育基本法に書いておりますことは、教育行政は国と地方自治体で分担して行うという原則論を書いておりまして、民主党案は、普通教育の責任は国にあると書いておられるんだけれども、自治体の長に今教育委員会の果たしている役割を譲るという案になっていま...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私は今行政権を持っている責任者でございますので軽々な発言はちょっと差し控えたいと思うんですが、現在のままでは、教育委員会の在り方を変えるということと、同時に、国と教育委員会との関係をどうするのかということは、現在のままでは、今日、民主党の中井筆頭理事が衆...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 基本的には先生の御理解で結構だと思います。文部科学省としても、全国学力調査をやり、そしてアンバランスがある場合にどうするかとか、そういうことは考えながら対応していきたいと思います。
○国務大臣(伊吹文明君) 学力の維持向上になるように先ほど申し上げた諸条件を整備していくということです。
○国務大臣(伊吹文明君) もちろん、指導要領をどうするかというのは、これは教育というのは多様な価値観の対象ですから私の独断で決めるわけにはいきませんので、中教審その他の御意見も伺いながら決めていきますので予断を与えてはいけませんが、結局、望ましい勤労観ですね、それから職業観、それ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、心にもないことを言うという言葉もありますし、すぐに気持ちが態度に出るという言葉もありますから、この態度と心というのは非常に難しいことだと思いますが、そういう態度を養うことによって結果的にそういう心を持ってもらえばいいわけであって、その心の質がどう...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず法治国家ですから、法律で許可をされて、法律、条例で許可をされてそして現に動いているものという前提でお答えをしますと、やはり国というものとの結び付きが個々の、例えば今のデモとの関係で、非常に希薄なものと近いものとある。だから、先生のこの前の例でいえば、...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 政権が替わったからどうというんではなくて、やはりデモに来ている人たちの心が変わるかどうかという問題だと思いますよ。何も自由民主党と公明党の政府だから、あれは愛国のデモじゃないとか愛国のデモだとか判断するということは私は一度も申し上げていないんですよ。私が...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私もボランティアとして障害者団体連合会の会長を十数年やっておりますので、障害者の特に人たちの持っている気持ちというのは、正に車座になって話したりしますのである程度分かっているつもりなんですが、同時に、この現実の社会の中で理想の旗を掲げながらどういうふうに...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 第四条はもちろんのことですが、この日本国教育基本法十三条、先生の方の党の提出された、それと四条の、我が方の四条の二項ですね、それから四条は、先生の御判断ではこれは反映されていないと、そういう御解釈はそれはあると思います。我々は、しかし、この理念法を受けて...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは例えば学校教育法とかですね。これはあくまで、御承知のように、教育でいえばこれは教育の憲法的なものですからすべてのことを書き込んでいるわけじゃないんですよ、基本的な理念法として基本原則を書いているわけですから。あと三十数本の法律があるわけです、これの...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今申し上げた教育基本法四条というのは教育の機会の均等ということをきちっと書いているわけですから、不登校の児童の学ぶ権利というものも当然この条文で保障をされている。ただし、ただしですね、その保障を具体的にどのように実現していくかということになりますと、これ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先ほど政府参考人が申し上げましたように、全国の市町村の数は千八百ですね。そのうち千百六十一に設置されている。これはもうどんどん増やしていけば、それはいいに決まっておりますよ、それは。  で、これは今のところ、この制度の仕組みをよく御存じだと思いますが、...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生、まずそのことにお答えする前に、そもそも論を少し、地方財政、国の財政のことを少しお話ししておかないといけないと思いますが、もしも地方に税源を譲らずに、その代わり国に補助金を残しておけば、国に入ってきた税金で不足をしているところの自治体の補助ができるん...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) インクルージョンの教育をすればどの程度のお金が掛かるかというのは、これは申し訳ないですが、私は的確なお答えができる資料を持っておりません。  それは、養護学校をつくるという、養護学校というか、例えば盲聾等の養護学校は、先生おっしゃるとおり、一人当たりの...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今先生が御指摘になったようなことはございますので、政令の改正作業は現在進めております。したがって、当然保護者の意見は十分聴かなければならないということになります。  その意見に、いろいろやっぱり現実に制約がありますから、できる限り、やはり特別支援学校と...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、日本国憲法とそれから今の教育基本法の四条がある限り、最大限の努力をするということでしょう。
○国務大臣(伊吹文明君) インクルーシブ教育でやれるかどうかについては、最大限の努力の中へ入るかどうかは、私は何も申しておりません。
○国務大臣(伊吹文明君) 先生の理想と情熱はよく分かります。しかし、現実問題として、先生のおっしゃっていることは、まあ安く付くかどうかということは別として、すべての人を、すべての障害者に保護者の希望どおりした場合にどれだけの国民負担が要るかということをやはり算定をしないと、納税者...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) だから、それ、その作業をやっぱり十分やってみない状態で、今、先生の情熱と理想に私が相づちを打つということは、私は行政の責任者としては非常に難しいということを言っているんで、先生のお気持ちだとか理想だとかに何ら反対しているわけではありません。
○国務大臣(伊吹文明君) 今先生がお読みになった四条の……
○国務大臣(伊吹文明君) いやいや、権利条約の四条の一般責務の二項というところがございますね。ここには、締約国は、経済的、社会的及び文化的な権利に関し、国際法に従って即時に適用可能な本条約に示される義務を果たしつつ、これらの権利の完全な実現をプログレッシブリーに図る観点から、各国...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生、その前に、私はお金がないということを言っているわけじゃないんですよ。
○国務大臣(伊吹文明君) いやいや、お金があるということも言っているわけじゃないんですよ。  申し上げていることは、封建時代じゃないんですから、我々がお金を持っているわけじゃないんですよ、政府は。みんな納税者の血税をお預かりしているだけなんですよ。その使い方として、どこかに、先...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 大変難しい御質問だと思いますが、命というのはやはり両親から授かったものであって、両親が授けてくれた命というのは悠久の歴史の中で綿々と続いてきているものですから、自分一人の判断で左右さるべきものではなくて、できるだけ大切に今を生きながら次の世代に命を渡して...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 最初、役人が書いたのを持ってきましたが、子供に訴えるにしてはやや少しやっぱり硬いかなと思いまして、せっかく書いてくれたのに申し訳なかったんですが、私の筆で書きました。
○国務大臣(伊吹文明君) 今日そういう御質問があるということで調べてみましたが、私のホームページには約千ぐらいの賛成論、あるいはこういうことをやると連鎖的なことがかえって起こるからというような御注意、いろいろありましたし、文部省のホームページには約九千五百ほどの御意見が寄せられて...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私はできるだけ、この私からのお願いは学校の先生あるいは御父兄にお渡しをして、そしてお伝えしてもらうのがいいと思っておりましたが、文部科学省のクラブへ発表に行きましたら、ここのカメラの前で全国の人たちに一応それを自分の言葉で語ってくれないかという御要請があ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、まずですね、一番最初に自殺予告の手紙が来たんですよ。そのときは私は何も書いたものを持っていなかったんです。しかし、テレビの前で直接話してくれないかと。私は原稿なしでそのときお話をしました。そのときもやっぱり賛否両論五百通ぐらいの返事が来ましたね。 ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) いや、そうではないんじゃないでしょうか。あらゆる宗教に対して、宗教というのは心の中の問題ですから、自分がある宗教を信じているからといって自分以外の宗教に対して排他的な態度は取らないということを書いているわけです。    〔委員長退席、理事保坂三蔵君着席...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、例えばサリン事件で日本を騒がせたような集団、宗教集団は、国会の意思である法律によって非合法になっておりますね、今。  ですから、どの宗教が日本で認められるか認められないかというのは、その宗教的観点よりも、むしろ公益上、国民の安全とか安心とかとい...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 河合先生は私は大変個人的には親しくして、長年お付き合いをしていた方でございますので、一刻も早い御回復を祈っております。  ただ、残念ながら、意識不明の状態が今に至るもずっと続いておりますので、河合先生の任用契約期間は一月の半ばだったと思います。それまで...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これに充てたということは、文化庁長官に御就任いただいたということです。
○国務大臣(伊吹文明君) 文化庁長官というお立場で休職にしているわけではございません。
○国務大臣(伊吹文明君) 一応期限付の契約に採用はなっておりますので、例えば一月の十五日までにお元気におなりになってお帰りになった場合は、どのような公務員としての職で働いていただくかは任命権者である私が判断すべきことでございます。
○国務大臣(伊吹文明君) 非常に難しいことだと思いますが、しかしお元気におなりになる可能性は否定はできないわけですね。  ですから、普通こういう場合は、余り長期になった場合は、その時点で御家族の御同意を得て、解職というんですか、職を引いていただくというのが本来のやり方なんです。...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 休職期間中の給与の扱いについては、必要であれば参考人からお答えをさせますが、減額その他の措置は講じられる可能性があると思いますが、全くお払いしていないというわけではありません。
○国務大臣(伊吹文明君) やはり先生、失礼でございますが、御家族と十分話し合った上でのことでございますよ、これは。そして、河合先生の美意識からするとどうであるかということは、御本人は昏睡状態なんだから分からないわけですよ。ですから、一番それが詳しくやっぱり分かるのは奥様なんです。...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今おっしゃった、いわゆる戦前の修身教育ですか、これは、この中を読みますと、家族愛だとか友情だとか博愛だとか、いいことはたくさん書いてあります。それは現在においても何ら間違ったことでは私はないと思います。  問題は、戦前の教育は一時期非常に不幸な事態があ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ちょっと済みません。誤解があるといけないから。  私は、修身の本はたくさん持っているんですよ、ああいう話は好きですから。ただ、私が先生にお答えしたのは、修身という、この戦前の修身教育というものとおっしゃったから、修身という言葉を現在の教育からなくしてし...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、基本的に私の思いを申し上げますと、私は制度を変えるということは余り好きじゃないんです。本来、その制度の中で活動をしている人が十分の自己抑制と規範意識を持って制度を動かしてもらい得れば、制度なんて変えなくていいんです。ところが、制度を変えると……(発...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、いわゆるペーパーティーチャーというんでしょうか、免許は持っておられるけれども教職に就いてない方、これは六十歳以下の先生に限って言うと四百万人と言われておりますね。  中教審がこの免許制のことについて答申をした内容を読んでみますと、ペーパーティーチ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 児童の心を扱うお仕事でございますので、やはりかなり、大学で勉強しただけではやっぱりできない、人生経験だとかいろいろな経験を持っておられないといけませんので、そういうスクールカウンセラーという方々をそういう方向に、自分の経験や何かを含めてしっかりと指導して...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生御承知のように、主任とか指導主事というのは、これは学校や教育委員会に置かれている常勤の職員の肩書ですよね。ですから、もちろん各学校に常勤のスクールカウンセラーを置ければ非常にいいんですけれども、今八時間から十二時間といういわゆる非常勤という形でやっと...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生がおっしゃったことは非常に大切なことだと思います。ですから、学校が例えば保護者に対して積極的に情報を開示していくとか、そういうことも含めて十分考えさせていただきたいと思います。
○国務大臣(伊吹文明君) 井上先生ね、こうやらせ、やらせと決め付けますけれどもね……
○国務大臣(伊吹文明君) 教育のフォーラムですから、教育委員会の人がそれを主に聞きに行くっていうことはどうしてやらせなんですか。(発言する者あり)いやいや、専門的な人たちがそれを聞きに行くっていうことはあっても構わないんじゃないんですか。
○国務大臣(伊吹文明君) タウンミーティングと教育フォーラムというのは、そもそも性格が違うんじゃないんですか。
○国務大臣(伊吹文明君) いやいや、それは違いますよって一方的に決め付けちゃ違いますよ、それは。  ですから、教育関係のセミナーをやるとか教育関係のフォーラムをやるときに、教育関係の人が主になって聞きに行くというのは当然のことじゃないですか。むしろ問題は、僕は先生の言っておられ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今の参考人が答弁しているように、狭い会場では主に教育関係の人が教育フォーラムだから来るのは当然じゃないですか。そして、広いところでは公募の人たちも入る余地があるんなら入っていただくということでやっているわけですから、タウンミーティングとは違いますよ、教育...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) できない理由があるわけではありません。先生がおっしゃっていることがやや一方的であるから調査に至らないということです。
○国務大臣(伊吹文明君) 示してはおりません。  いいですか。今ビデオを撮って持っていけばいいじゃないかとおっしゃっているけれども、その当時やろうとしたことは、ライブですべての会場をつないで、そして一緒にやろうという企画を立てているんですよ。だから、一会場でやっている単価とそれ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生の価値観で先生が御発言になることは自由ですが、余り決め付けられますとこれは議論にならないですよ。当時の議事録をよく精査してください。日本国憲法とすべて整合性を取っているなんて私は一度も答弁していませんよ。私が申し上げたのは、(発言する者あり)いやいや...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 反するところは我々のチェックの範囲ではございません。  しかし、先ほどおっしゃった、いいですか、先ほどおっしゃった権利が幅広く制限されているというのは、それは先生の御解釈はそうかも分かりませんが、現行憲法においても権利というのは公共の福祉の範囲内で認め...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生の価値観で先生の現行憲法の解釈に自民党憲法草案の解釈をおっしゃることは自由ですが、私は先生のような解釈は取っておりません。
○国務大臣(伊吹文明君) まあ、ちょっと私も先生と同じような感じを持ちますね。それで、法令上というんでしょうか、法律、労働基準法その他の法律も含めて祝日に競技大会や行事をやっちゃいけないなどということはありませんよね。広島県ではどういう条例になっているのか、私よく分かりませんけれ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ちょっと細かなことは経緯がありますから政府参考人から答弁させますが、今の文部科学省の先生がおっしゃった心ならずもということも、振替休日だとかいろいろな問題は当然あると思いますけれども、祝日に行事をやっちゃいけないということを政令上言っているわけじゃ私はな...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 担当者と広島県の教育委員会で協議をさせてみたいと思いますが、逆の、先生、見方をしますと、じゃ、これがあるから広島と山口以外のところでもみんなできていないのかというと、そうじゃございませんでしょう。だから、それは、超勤をくれない限りは動かないというんですか...全文を見る
12月14日第165回国会 参議院 教育基本法に関する特別委員会 第12号
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○国務大臣(伊吹文明君) 教育基本法の改正については、私などより、文教行政に大変努力をしてこられた小野先生を始めとする多くの方々が私よりももっと深い感慨を持っておられると思いますが、この法律はやはり理念法、基本法でございますので、衆議院、参議院共々、委員会でいろいろ御発言をいただ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今、先生が御指摘になりましたように、教育の再生は、実は少子化問題の裏側にある非常に私は大切な視点だと思います。  そして、家庭の、家族の再生というのは、何も女性が働きに出たから家族が崩壊しているわけではなくて、多くの方に伺ってみると、特に少子化になるの...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生が今おっしゃったクリームパンをほおばりですか、そのような状況が何年掛かって出てきたかといえば、やはりこれは単に戦後教育の結果だけでは私はないと思います、社会の大きな進展の中で豊饒の中の精神の貧困というのはどの先進国でも起こってくる現象ですから。  ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今先生がおっしゃったことは、まあ人間社会の中で言えば普遍的な道徳観のようなものです。ただ、それを例えば、仁義礼智信、まあ忠孝悌とこう続くんでしょうが、それの具体的な解釈ですね、これはやはり人によってかなり違うと思います。鴻池先生のように力あふるる解釈もあ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 提出いたしております政府案の第十七条は、今の教育振興基本計画について、計画を定め、これを国会に提出する、報告するとともに、公表しなければならないと書いてございます。  したがって、議院内閣制の下では当然、行政権は内閣にございますから、私も与党の一員とし...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生、済みません。昨日総理がこの場におられなかったので、私が聞いておりました感想を申し上げます。  お約束をしたことを放置していたということは、これはもうどの人間社会においても誠に恥ずかしいことで、私は、なぜこんなばかなことをほっておいたんだと、きちっ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) いやいや、ちょっと。委員長が御指名をされておりますので答弁させていただきます。今日はテレビが入っておりますから、誤解を受けるといけませんので。  確かに、先ほど、民主党の提案者、そして質問しておられる先生御自身も、教育にお金を掛ける、私も今、予算編成の...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 国民におっしゃらなければ、それは政策論争にならないんじゃないんですか。(発言する者あり)
○国務大臣(伊吹文明君) 私がお答えしてから総理がお答えになると思いますから。  まず、私は何度も答弁をしておりますように、御提出を申し上げている政府案は現行憲法下でまず提出をしております。しかし、立法を、法案を出す者としてはあらゆるチェックをするのは、これは立法作業としては当...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私がすべての作業を担当しているわけではもちろん広範なものですからございませんが、例えば教育を受ける権利あるいは障害者の人権と教育の関係、いろいろなことも自民党の憲法草案に書いてございます。そういうことはきちっと抜けてないかどうかというのをチェックをするの...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) いや、先ほど来、必要でございましたらそれは一つ一つの条項を参考人から答弁させますけれども、今の日本国憲法、それから自由民主党の憲法草案、その中で、教育基本法、今回提出した教育基本法案と大きく外れたりしているところがあるのかどうかということは、それは当然立...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、岡田直樹委員の御質問に私がお答えしたくだりを先生は引用しておられると理解してよろしいですね。
○国務大臣(伊吹文明君) いいですね。
○国務大臣(伊吹文明君) それじゃ、そこのところの後を申し上げます。  したがって、この条項にこの基本法は、現行憲法下においてはこれはもう当然のことですが、新しい自民党憲法草案が国民の御了承を得られても、十分堪え得る内容になっていると理解しておりますと答えているわけでして、自民...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これはもう何度もここで御答弁申し上げておりますように、この教育の目的を達成するための大きな目標に向かって学習指導要領を作っていくわけですから、その学習指導要領はこの法律を通していただかなければ学校教育法も改正できないし、学習指導要領の内容もできないでしょ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 何度も申し上げておりますように、一条から五条まで、先ほどの御質問にもありましたけれども、各々、例えばこの国を愛する、国あるいは郷土を愛する態度、その前の日本の歴史と伝統を尊重しという気持ち、これはどのように尊重するか、どのようにこれを心の中に持っているか...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ですから、日本の歴史と伝統を尊重し、それをはぐくんできた日本の国と郷土を愛する態度を養うと、こう書いているわけですから、そのようなものを学習をし、そして自分なりの、今の先生のお言葉で言えば心をつくっていくそのプロセス、そこに表れてくる学習の態度、そういう...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これも何度も御答弁申し上げているように、教育を受ける者が規律を重んずる云々ということは、学校現場で集団生活をしているわけですから、集団生活のルールを守り、そして弱い人たちをいじめたりそういうことはしないというようなことを、集団生活のルールを学習指導要領に...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 集団生活の規律を守るように指導しなさいといって、守れない生徒は当然評価、評点が低くなるんじゃないんですか。
○国務大臣(伊吹文明君) 総理がそう言っておられるわけですから、全く杞憂だと思います。
○国務大臣(伊吹文明君) 今回お願いをしております法律の第二条三項に今総理が申しましたことが書いてございますが、「正義と責任、男女の平等、自他の敬愛と協力を重んずるとともに、公共の精神に基づき、」と。ですから、先ほど来いろいろ民主党の委員の方からも御質問がありますが、私の考えてい...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 昭和二十二年にこの法律が制定されましたときは、先生御承知のとおり、男女同権ということはまだまだ定着はしておりませんでした。女性には投票権がないような時代だってあったわけですから。そして、その後、共学ということがもう今完全に定着をしてきているわけですから、...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 二つお尋ねがあったと思いますが、まず教員の給与は、先生が御指摘になりましたように、人材確保法によって一般公務員より高く設定をされていると言われております。それ以外に四%の教職調整額というものがあって、これが実質的にいうと超過勤務手当になると思います。 ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) いや、ルールにのっとって委員長が指名しておられますから。
○国務大臣(伊吹文明君) 何度も申し上げているように、行政の立場からすれば、法律に基づいて行われるものは不当な支配だと考えて行えば、それこそ憲法違反になります。しかし、行ったものが不当な支配だと考える人がいることは抑えられませんし、それはその方の自由なんです。その場合に、それが不...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先ほども櫻井先生の御質問に御答弁を申し上げましたように、あのような手紙で御返事をして、御返事をしたとおりのことをやっていないなんということは、文部科学省であろうとだれであろうと、誠に恥ずかしい許されないことです。ですから、私も強く叱責もしております。そし...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ですから、お約束をしていたことをきちっと実行しなかったことについては当然責任はあります。
○国務大臣(伊吹文明君) いや、ちょっと静かにしてください。
○国務大臣(伊吹文明君) 今、自民党の憲法草案の作成者から不規則発言が出たのは私はもっともだと思います。  つまり、先生の御解釈は、先生の御解釈は御解釈として結構ですが、例えば今の日本国憲法でも権利と公共の福祉とのバランスをきちっと規定しておりますし、自民党草案にも同じような記...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、現行憲法下においては、これはもちろん当然のことですがということをまず前提として言っているんですよ。それで、この憲法と現行憲法と、日本国憲法が全く違うということをおっしゃいますが、それはそうじゃございません。
○国務大臣(伊吹文明君) これは、総理の心の中は正に心の問題でございますから私はよく分かりませんが、分かりませんが、総理がここではっきり申し上げたことは、民意の一番の最大のポイントは全国民が参加する選挙だということなんですよ。そして……(発言する者あり)違いませんよ、それは。それ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) しかも、総理が御答弁を申し上げていたように、自由民主党もそして連立を組んでいる公明党も、教育基本法の改正を行うと、そしてその内容の概要をある程度付けたマニフェスト、選挙公報を出して、そして選挙をやったんですよ。ですから、タウンミーティングというのはそれを...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 世論誘導というのは私はいささかどうかと思いますが、例えばタウンミーティングにどれだけの方が参加されたのか、そしてそのタウンミーティングがどれだけの方の世論に影響したのかということは、よくそれは調べないといけません。しかし、不適切な世論の形成の一部を担った...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 世論誘導というのは、世論というすべてをタウンミーティングで動かせると思われますか。一番大切なことはそうじゃないでしょう。(発言する者あり)
○国務大臣(伊吹文明君) もう何度も何度もここで御答弁申し上げておりますが、まず今出している基本法というのは、現行日本国憲法の下で出しているということは確かなんですよ。しかし、立法をする場合にはあらゆるものとのチェックをしているというのは、これは立法政策に携わった方なら当たり前の...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは何度も何度も井上先生御自身もそういう言葉を使っておられるでしょう。教育における憲法のようなもので、基本的な理念法案だという重要法案だからチェックをしているんですよ。
○国務大臣(伊吹文明君) すべての法律をやっているかやっていないかは、それは私はチェックはいたしておりません。しかし、当該教育基本法というのは大切な教育の理念法ですから、法の下の平等だとか学問の自由だとか教育を受ける権利だとか、それは現憲法においては当然大丈夫だと。自民党の草案で...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 将来そごをしても、それは現在の日本国憲法の下でこれを出しているんですから、そごをするということは、もし自民党の案に今出すものがそごをするということになれば、それは憲法が変わるかどうか、それは将来の問題でしょう。だけれども、そごをしているところはありません...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) なるんですよと先生がおっしゃって、学者の説はこうですよとおっしゃいますが、それは決め付けじゃないですか。今の、今の憲法……(発言する者あり)それこそ決め付けじゃないですか。今、それじゃ、例えば、公共の福祉の範囲内で権利というものは守られると今の憲法では書...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 教育基本法の審議をしておりますから、日本国憲法と自民党の憲法草案との対比の議論をしているわけではありませんが、なぜ変える、変えないというのは、それは立法している者の立法意図でしょう、それは。用語の使い方でしょう。変えちゃいかぬという意見の方もあるし、同じ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これも何度も何度もお答えしておりますが、国や社会を愛情と責任と気概を持って自ら支える責務を共有するというくだりがございますと、ここのところを教育基本法の二条で受けておりますと。そして、教育のところについては、教育基本法でございますから、この教育基本法には...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今伺っていますと、私の地元だとかどうだとかということは別にしまして、発言をしてくれということを頼んだのであって、発言の内容を振り付けているわけじゃないんですよ……(発言する者あり)いやいや、正確に、正確に聞いてやってください。  それは、だれも発言する...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは先生、お互いの名誉のために話さなくちゃいけませんが、例えば五十人、百人集まっているところで君の意見を言ってくださいよと言ったことが何かやらせになるんですか。(発言する者あり)いや、そうじゃないでしょう。質問を作って、これをしゃべりなさいということを...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 政府提案をいたしているわけですから、提案者の立場としてはこれが一番いいものだと思って出しているわけです。民主党も現在の教育基本法のままでいいとは思われていないからこそ対案をお出しになっているわけです。  いろいろここで御意見の、何というんでしょうか、交...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ちょっと御質問の趣旨がよく分かりませんが、我々は、小渕内閣以来、教育を再生するために基本法を直すんだと。先生もその渦の中におられたわけですよ。そして、いろいろ議論を積み重ねて、そして連立を組んでおりますから、お互いに公明党ともすり合わせて最終的にこの案を...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生おっしゃるとおりだと思います。  それで、この新しい教育基本法案をお出ししていますが、現在の教育基本法がいいとおっしゃる方もたくさんいらっしゃいますが、現在の教育基本法の中にも褒めてやれという言葉はございませんよね。ございません。ですから、それは学...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 政府としては、既に教育委員会の抜本的な改革を行うというのを骨太方針の中で決めておるわけですね。その場合の抜本的な改革というのはどういうものなのか。  都道府県教育委員会と市町村の教育委員会、そして国との関係、こういうことを、やはりこれは教育行政の根幹に...全文を見る
12月14日第165回国会 参議院 文教科学委員会 第6号
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○国務大臣(伊吹文明君) 立法論としては、先生のおっしゃっていることはよく分かります。  現時点では、先ほど政府参考人が申し上げたように、一つはこれもうそろそろ総務省が始めるということですから、実験的に、文化庁というか、当省の立場からすれば、著作権の権利を新しく始める中で守って...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、総務大臣に貸しを持っているのは私じゃなくて今日御審議をいただいている参議院の文部科学委員会の先生方でございますので、その点は間違いなく確認をしておきたい。国会が今おっしゃったようにどうするかということを最後に決めなければなりません。  今御指摘の...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) やはり、権利の制限とそれから権利の行使というのは、二律背反であっては、公益を目的とする限りはいけないんだと思います。ですから、今先生がおっしゃったように、私たちの立場からすると、著作権あるいは著作隣接権を守ってあげるということの方が強く出がちですが、同時...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 著作権は、先生がおっしゃった言葉で言えば、思想又は感情そのものを保護するものではないんですよね。思想又は感情その他を含む表現をしているものに対する保護ですから、特許権と並んで、ある意味では文化的、経済的な活動を支える、ある意味では知的財産権的性格を持つも...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ただいま委員会として御議決のありました附帯決議の趣旨に十分留意して、政府として対処させていただきます。