伊吹文明

いぶきぶんめい

小選挙区(京都府第一区)選出
自由民主党・無所属の会
当選回数12回

伊吹文明の2007年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月30日第166回国会 衆議院 本会議 第4号
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○国務大臣(伊吹文明君) 志位議員にお答えをいたします。  私の政治資金の入りと出は、帳簿に漏れなく記載し、政治資金規正法と、同法律を所管いたしております旧自治省、総務省への二十年来の問い合わせの積み上げを参考に報告、公開されております。  なるほど、議員がおっしゃったように...全文を見る
01月31日第166回国会 参議院 本会議 第4号
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○国務大臣(伊吹文明君) 谷議員から三つの質問がございましたので、逐次お答えをいたしたいと思います。  まず最初に、現場からの教育改革についてのお尋ねがございました。  学校教育を具体的にどう進めていくかにつきましては、保護者や地域住民の参加や協力を得ながら開かれた学校づくり...全文を見る
02月01日第166回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○伊吹国務大臣 先生が先ほど来御質問になっているのを伺いまして、グローバル化が進んでいる中で一番大切なことは、やはり日本の国、国民としてのアイデンティティーをしっかり持つことだと思います。  このアイデンティティーというのは、先生のお言葉をかりれば、文化の継続ということ。日本の...全文を見る
○伊吹国務大臣 総理が再三お答えいたしておりますように、教育再生は安倍内閣の最優先の課題ですが、現場で現に起こっていることは、そんなに長い時間をかけて対応できることではありません。児童生徒を安心して学校に預けられるという体制をつくらねばなりませんので、学校現場が荒れているというこ...全文を見る
02月02日第166回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○伊吹国務大臣 先生が御指摘のとおり、アテネ・オリンピックの選手団が帰ってまいりましたときに、官邸で感謝状の贈呈式その他があって、先生は多分副長官でおられたときだと思います。小泉総理から、スポーツは大変明るい話題だし、国民的関心も非常に強いので、諸外国に負けないように国も力を入れ...全文を見る
02月05日第166回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(伊吹文明君) 安倍内閣では、教育再生を大変重要な内閣の課題として位置付けております。その原点は、やはり学校へ子供を安心して送れると。二つの面があると思います。一つは、今先生がおっしゃったハードとしての安心感、もう一つは、最低限の基礎学力と規範意識を教えてもらえるような...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今回の補正予算では、先生が御指摘のように千百億、そしてまた十九年度予算でもほぼ同額の助成金を計上いたしておりますので、これによりまして、私たちの試算では六一%の学校は完全に新しい基準の建築基準法に適応できる状況になると思います。残りがみんな駄目なのかとい...全文を見る
02月07日第166回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○伊吹国務大臣 先生が大臣時代にアイデアを出されて推進をされた放課後子どもプランというのは、先生の言葉をかりれば、働き方の支援と子育ての支援の接点にある問題だと思います。  私の担当しております教育再生でも、やはり地域社会の再生と家族の復権というのは、百年仕事ですけれども、大変...全文を見る
○伊吹国務大臣 地域によっては、やはり私立の幼稚園に通わさざるを得ないという地域の保護者がおられることは当然だと思います。  文科省としても、十九年度予算で見ますと、この厳しい財政状況でございましたけれども、前年度より増額をいたしまして、百八十四億という助成のお金を積んでおりま...全文を見る
○伊吹国務大臣 今の、福祉施設の利用のことについては私から申し上げるのはいかがかと思いますが、教育の分野においては、今は障害別にいろいろな学校をつくっておるのは先生御承知のとおりですが、これは、完全に同じ学校で、健常者と全く同じ学校で教育をすべきだという趣旨に最後は権利条約は向か...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生がよく、先生と言っちゃいけないんですね。委員よく御承知のように、措置として出てきた保育園と、教育として出てきた幼稚園と、その出発の原点が違うということがやはり根本にあると思います。  したがって、午前中も公明党の斉藤委員から御質問がありましたように、幼稚園、...全文を見る
02月09日第166回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○伊吹国務大臣 教育問題については我が党の大専門家の河村委員でございますので、私がちょうちょう申し上げることもありませんが、少し整理をしておきたいのは、まず、教育再生会議というのは政治的には非常に重い。つまり、安倍総裁が、自民党総裁に立候補されたときに教育の再生というのを最優先の...全文を見る
○伊吹国務大臣 今般改正をいたしました教育基本法には、保護者が一義的に子供の教育に責任を持つということを明記いたしておりますし、先生がおっしゃったように、幼児期の教育という条項も起こしております。  したがって、御指摘のように、これは率直に言うと、目先、文部科学省だけでやれるこ...全文を見る
○伊吹国務大臣 食育は、先生がおっしゃったような多くのプラスの面を持っておりますし、特に、さらにつけ加えて言えば、自分で命を育てて、その命をいただきながら自分が生きていくんだということをやはり児童生徒に理解させるという意味合いも私はあると思います。  そういうものを、いかに料理...全文を見る
○伊吹国務大臣 教育基本法の民主党が出していただいた案については、参議院ではこれを否決したわけです。しかし、中に立派なこともたくさん書いてあるということは、国会の議論はそのためにあるわけですから、私は十分それを受けとめて、教育委員会の問題も考えたいと思っております。  そこで、...全文を見る
02月13日第166回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○伊吹国務大臣 馬淵さん、これは端的にということじゃないんですよ。(発言する者あり)いやいや、それはいけません。きょうは国民のテレビが入っていますから、真実をしっかりと申し上げなければなりません。  まず、本会議で私が申し上げたのは、私の収入と支出はすべて帳簿にきちっと記載され...全文を見る
○伊吹国務大臣 馬淵さんは平成十五年の御当選ですから、平成六年のときの、政治資金規正法の資金管理団体をつくったときの議論をずっとフォローしていただきたいんです。私は党内でこれに参画をしておりました。そのときは、すべての入りを、そして出を資金管理団体に集中することによって、もう一方...全文を見る
○伊吹国務大臣 はい。  今皆さん方のところへ、いよいよ十八年度収支報告をしなければなりませんから、収入支出項目の分類表というのが来ています。これをごらんになったら、非常勤の人件費はどこへ入れるんですか。人件費というところには政治団体の職員と書いてあるんですよ。それから、例えば...全文を見る
○伊吹国務大臣 いやいや、簡単にやりますから。
○伊吹国務大臣 いやいや、公開しろとおっしゃっているから、閣僚が。
○伊吹国務大臣 だって、人の名誉を傷つけるようなことを言ってはだめですよ、それは。だめですよ。
○伊吹国務大臣 それは幾らでも出しますよ。
02月14日第166回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○伊吹国務大臣 後ほど農林水産大臣からもお答えすると思いますが、樹木医そのものについて触れました教科書というのは、残念ながらございません。しかし、先生が今るるお話しになった森林の大切さ、水源涵養、防災、そして何よりも二酸化炭素同化作用、これらの、環境についての森林の果たす役割、大...全文を見る
○伊吹国務大臣 後ほど総務大臣からもお答えがあると思いますが、先生がおっしゃっているのは二つの点があると思います。一つは、パブリックセクターじゃない御両親が養育費をかけたお子さんという面、それからもう一つは、パブリックセクターがそれをどう補てんしていくかという面、二点の御指摘があ...全文を見る
○伊吹国務大臣 安倍総理の教育再生にかける強い思いのあらわれとして私に御指示がありましたのは、児童と、そしてまた児童を学校に預けておられる御父兄が安心をして子供を学校に行けるようにと。そのために、学校現場が荒れている場合、あるいはいじめられている場合について、現行法の中でやれるこ...全文を見る
02月16日第166回国会 衆議院 文部科学委員会 第1号
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○伊吹国務大臣 第百六十六回国会において各般の課題を御審議いただくに当たり、私の所信を申し上げます。  日本が、豊かで、未来に向かって成長する活力を持ち続ける国、自己抑制のきいた品性ある国民より成り立つ国であるためには、豊かな個性と創造性を備え、心温かくたくましく、そして規範意...全文を見る
02月16日第166回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○伊吹国務大臣 学校現場には、平成十八年の一月に、鳥インフルエンザ及び新型インフルエンザが出た場合の対応計画を立てるようにという要請をしております。  しかし、その要請の概要も、どういうものかというのを私ずっと読んでみました。先生がおっしゃっているように、これはもうペストのよう...全文を見る
○伊吹国務大臣 この前、馬淵委員から御質問をいただいて、テレビも入っておりましたので、もう少し長くやりとりを私はしたかったんですが、残念ながら、そういう時間がございませんでした。  率直に申しまして、小川委員、私は、なぜ疑惑とか不適切とかということが私の事務費について言われるん...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは、法律上は事務所費は公開しなくていいんです、事務所費の詳細を。先生も旧自治省の御出身で、行政局の選挙部の政治資金課というのは先生のおられた役所に属しているんですよ。ここの、政治資金規正法によると、事務所費は一括計上でいいんです。  ところが、主たる事務所を...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、小川さん、法律では公表しなくていいんですよ。公表しなくていいものを、主たる事務所を議員会館に置いているからという一事をもって疑惑があるから公表しろとおっしゃることは、政治資金規正法から見てやや無理があるんじゃないかということを言っているわけですよ。  グ...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、見たいんならどうぞごらんになったらいいですよ、ぜひ後輩である小川さんには、こういう経理でこういうやり方を将来やった方がいいよということの参考になるために、幾らだって喜んでお見せしますよ。  ただ、さっきから……(発言する者あり)自民党にも教えます。しかし...全文を見る
○伊吹国務大臣 小川先生、自分一人いい子になったり、パフォーマンスをしたり、格好いいことはやりたい場合もあるんですよ。しかし、それで大きな、例えばルールというんですか、が崩れていくときは、つらいけれども個人は我慢しなくちゃいけないときもあるんです、それは。ですから、私は、なぜこん...全文を見る
02月19日第166回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○伊吹国務大臣 まず、外国人の入出国を管理しているのは、御承知のとおり、法務省です。法務省の統計によりますと、平成十七年度末で、我が国の外国人の登録者は約二百万人でございます。このうち、今先生が御指摘になりました、日本でいえば義務教育の年齢に当たる五歳から十四歳までの児童は十二万...全文を見る
○伊吹国務大臣 岡田委員の今の御質問は、私は非常にバランスのとれた御質問だと思います。  この問題の根本は、これはその人の、国家、日本の国をどう考えているかという政治理念、価値観によって大きく違ってくると思いますが、外国人労働者というものを経済の観点から日本の国内へ受け入れるべ...全文を見る
02月20日第166回国会 衆議院 予算委員会 第12号
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○伊吹国務大臣 今先生が御質問になりましたことは、一人の子供が生まれてから大学を出るまで、養育費も含めてということになるとかなり広範囲な話になりますが、教育の分野に限定してお答えをすれば、公立を選択するか私立を選択するかでいろいろ違いますが、まず、個人的な負担がどの程度かかるか、...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、地方の大学といえども、日本の発展のために貢献している人材はやはりきちっと教育をしている。ただ、その人たちが東京あるいは大都会へ出ていくということによって、今先生がおっしゃった人的バランス、あるいはその人たちが負担する税的バランスというんでしょうか、そういうも...全文を見る
02月21日第166回国会 衆議院 文部科学委員会 第2号
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○伊吹国務大臣 先般、各党の御協力をいただきまして成立をいたしました改正教育基本法にも、「生命を尊び、自然を大切にし、環境の保全に寄与する態度を養う」ということが「教育の目標」に入っております。  いじめその他の現状を見るにつけ、他人を尊重する、生きているものに対する姿勢、こう...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生、ちょっと、非常に大切なことなので、私からお答えをしたいと思います。  私も、地元の京都で、ボランティアとして、身体障害者団体連合会の会長を二十年ばかりやっております。そして、障害を持つ方々を支援する議員連盟の一員でもあります。先般もメールが来まして、今先生...全文を見る
○伊吹国務大臣 御指摘の五条も含めて、当然そういう方向であるべきだと思います。これは文部科学省の一貫した考えでございます。
○伊吹国務大臣 これは、各地で不満が起こっておる現象なんですよ。私の地元も、児童館を使ってやっておられるところ、それから保育関係のところ、放課後子どもプランが空き学級を使ってどんどん進んでくると、従来やっていた人たちのところへ子供を預けていたのが、放課後子どもプランの方へ移ってく...全文を見る
○伊吹国務大臣 どの名義で出すかというのは、これは極めて事務的な訓令みたいなものがあるので、事務的にお答えさせます。  障害を持っておられる方も、一番最初の先生の御質問の精神を踏まえて、十分温かく受け入れるように。ただ、通常の学校と障害、養護学校との割り振りと同じようなことはや...全文を見る
○伊吹国務大臣 教育の原点は、やはりどういう先生にめぐり会えるかということにかかっていると思います。これは、よき教師の基準というのは非常に難しいと思いますね。知識が十分なければならない、同時に、人間的な深さ、幅がなければならない、そして、単に児童と向かい合うだけではなくて、保護者...全文を見る
○伊吹国務大臣 先般各党の御協力をいただいて成立いたしました改正基本法では、児童の教育の原点は家庭にあるということを明記しておるんですね。それと同時に、学校、家庭、地域社会の相互の連携をやるということが十三条に書かれているわけです。  ですから、私は、本来、従来の流れでいけば、...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生からいただいた日刊工業新聞の記事は読ませていただきました。  これは、ないものを今さら話をしても、私も年をとってしまったということなんですが、我々が子供のころは隣組制度というのがまだありまして、ちょうど私、終戦のときが小学校一年生だったんですが、学校へ行くの...全文を見る
○伊吹国務大臣 これはもう、先生のおっしゃっていることに反対の人はだれもいないんじゃないでしょうか。  今、小学校では週三時間、中学校でも週三時間、高等学校で大体二時間から三時間、これは高等学校によって違いますが、体育の時間をとっております。この時間は、実は我々、私が小学校にい...全文を見る
○伊吹国務大臣 おっしゃっているようなことがあってもいいと思いますが、同時にやはり、生徒の生活指導その他と全く無関係というわけにはいきませんから。すべての教科を教えなければならないというやり方は、参考人に説明させますけれども、必ずしも今とっていないんじゃないかと思います。ですから...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、松浪先生、医学部の学生を採用するときには、小児科医志望学生という募集はしないんですよ、産婦人科志望学生という募集はしないんです。ところが、少子化現象がずっと起こってきますから、どうしてもやはり……。  それから、勤務実態が非常に厳しいですよ、小児科医や、...全文を見る
○伊吹国務大臣 これはちょっと、非常に難しい御質問で、国技の定義というのは政府が正式に決めたものではありません。  しかし、日本の長い伝統の中で、例えばいろいろな古い、古典のようなものをひもときますと、奈良時代とか平安時代に禁裏において「すまふ」が御前において行われたとか、織田...全文を見る
○伊吹国務大臣 いやもう、先生のおっしゃったことと同じように考えておりますけれども。
○伊吹国務大臣 いや、ちょっとそれは、参考人に聞くのは酷だと思いますから。  これはやはり、見方によって、勝負というのは厳しいものだから、けがをした足をラシュワンは攻めるべきだったということからすれば片八百長ですよね。しかし同時に、そういうことはスポーツの精神から適当じゃないと...全文を見る
○伊吹国務大臣 松浪先生、先生のお気持ちはよくわかります。  山下さんの場合は、明らかにこれは金銭のやりとりなんというようなものはなかったわけですよ。だから、まことにフェアな、さわやかな話だと多くの人は受けとめますよ。しかし、今回の場合は、金銭のやりとりがあったかどうかがむしろ...全文を見る
○伊吹国務大臣 さきの臨時国会において、各党の御協力で改正教育基本法が成立をいたしましたので、まずやらねばならないのは、国会で成立した法律に基づいて、教える内容を少し変えるということが、これは根本だと思います。  それと同時に、再生会議ではいろいろな御意見がありましたが、再生会...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは根本的な問題にさかのぼれば、単に小学校、中学校あるいは高等学校の問題としてだけでは論じられないんですね。日本社会のあり方、そして、まあ、どこが一流大学かは私はわかりませんが、日本社会のあり方、一流大学を出て社会で一流と言われる会社に入りという価値観までさかの...全文を見る
○伊吹国務大臣 ことし、御承知のように、全国一斉に児童の学力テストをやりますので、その結果も十分参考にしながらやっていかなければならないと思います。  特に、一週間当たりの授業数をどうするかということ、そして土曜日を使うか使わないかということですね、このことをどこかでやはり決断...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、冒頭の御質問にお答えしたように、学校教育法の改正案をこの国会へ提出させていただきたいと思っております。これをどう御審議なさるかは立法府の御判断でございますが、我々としてはできるだけ早く成立をさせていただきたい。  これができまして、そしてそれに基づいての告...全文を見る
○伊吹国務大臣 ここに御参加いただいている芸術家の方は、コマーシャルベースに乗っかっておやりになれば入ってくるであろう収入を、もう全く恥ずかしいぐらいのお金しか払えないんですが、それでも努力をして来ていただいています。これに要するお金が大体、来年度で三十三億ぐらい、義務教育期間中...全文を見る
○伊吹国務大臣 むしろ私が藤村先生にお尋ねしたいのは、教育における格差という言葉を使われた場合に、何を指して格差とおっしゃっているのかということをお伺いしたいと思うんです。  それは、例えば親の所得、親の学歴等によって子供の習熟度が違うというものもありましょう。子供が入れる学校...全文を見る
○伊吹国務大臣 藤村先生を含め、教育特でいろいろ行われた議論も、私は非常に大切にしているつもりなんです。  それで、あのときも、民主党の法案は、衆議院では廃案になりましたが、参議院では否決されたんですけれども、たくさん私は参考になることが書いてあったと思って、今後の地教行法や何...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生、その前に、先ほど国際比較のお話をなさいましたけれども、もうよく御存じのことですが、まず、日本の国の形として、アメリカと日本はGDPに占める政府支出の比率は非常に低い国ですよね。そういう国の形を実は日本はとっているわけだけれども、政府が積極的に介入していくとい...全文を見る
○伊吹国務大臣 多分藤村先生と私と、自民党の教育関係に熱心な先生も、同じような気持ちを持っておられると思うんです。  それで、少し整理してお話をしますと、昭和四十六年に給特法ができました。この中で、実は、教職調整額として超勤の四%が給与の中へ入っている。これは御承知のとおりです...全文を見る
○伊吹国務大臣 今参考人が申し上げたことを私、さっきるる申し上げたつもりなんですが、要するに、四十六年の給特法で、超勤相当と今申しましたが、これがまず四%あるわけですね。それから、四十九年の人確法によって、一般職の行政公務員を上回る俸給表の二・七六と、義務教育の教員等給与の手当分...全文を見る
○伊吹国務大臣 今参考人がお答えをしたように、退職金の算定の中へ入っているというのは、まさに先生がおっしゃったような本俸的扱い。しかし、これができた、この積算をするための理由づけとしては先ほど参考人が説明したとおりのことでやってきたわけですから、だからそれを本俸から外すという意味...全文を見る
○伊吹国務大臣 これはちょっと文部科学大臣としてはお答えしにくい質問だと思いますが、政治家として考えれば、やはり一般の地方公務員とは私は違うんじゃないかと。であるからこそ給与の体系も違っている。その給与の体系が実体的に揺らいでくる。そして、閣議決定で二・七六を削減するなどというこ...全文を見る
○伊吹国務大臣 今、先生たちの御努力もあって、教職大学院がいよいよ実質的にスタートいたします。この前、大臣決裁をしたところでございます。  六年制の御提案、三コースの御提案というのは、私は大変傾聴に値することだと思いますし、今後また御相談して、参考にさせていただきたいと思います...全文を見る
○伊吹国務大臣 笠先生が個人的に、後輩として、どんな経理システムでやったらいいのか参考にしたいから見せてくれとおっしゃるのならいつでもお見せします。  ただ、このことは、日本の政党政治のために私はしっかり考えておかなければいけない問題を含んでいると思うんです。  この問題の発...全文を見る
○伊吹国務大臣 それはありません。  美しい国というのは、やはり規範意識を大切にしなければならないから、例えば、政治活動費で落とせるかあるいは個人で負担しなければいけないかというようなものは進んで個人で負担する、公私の峻別をきちっとしておく、これが規範意識の原点なんですよ。私は...全文を見る
○伊吹国務大臣 個人的にというんじゃなくて、これは議員として、かつまた政治に携わる者として、ただし、これは多分、政治活動にかかわることですから議員立法になると思いますから、国会の議決をしてもらって、そのとおり提出できるということになれば、こんな不愉快なことを言われなくて済むわけで...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生がおっしゃったように、再生会議というのは閣議決定でできた組織でして、安倍総理の肝いりでできており、総理に対して教育について広い立場から意見具申をするという組織だろうと思います。ですから、政治的な意味は私は非常に重いと思いますよ。  しかし、国家行政という立場...全文を見る
○伊吹国務大臣 今、下村副長官と笠先生のやりとりを若干補足しますと、先ほど先生が教育免許の話をされましたけれども、教育委員会関係の法案それから学校教育法についても既に諮問はしてあるわけなんですね。そして、かなりの部分について御回答というか答申をちょうだいしているんです、既に。しか...全文を見る
○伊吹国務大臣 再生会議も、国民、こういう層の方までが教育の議論に入ってこられて御意見があるのはなるほどなと私は思いましたけれども、極めて幅広い範囲から選んでおられます。中教審も、審議会の委員及び臨時委員をやると百人以上の方がおられます。  笠先生、何よりもやはり一番しっかり我...全文を見る
○伊吹国務大臣 笠先生のお考えは一つの考え方だと思います。  先生も政治活動をされると、今後いろいろな場面に遭遇されると思いますよ。こういうふうにトータルの姿を描いて、それをすべて示しながらやっていくのがわかりやすいけれども、それだとかなり時間がかかって、学校現場がこのままの、...全文を見る
○伊吹国務大臣 午前中にも松浪先生から同じような御趣旨の御質問がありまして、私、それにお答えしたとおりのお答えになると思いますが、やはり人間に必要なのは、まず体ですよね、それから知識ですよね、それから、ある意味では心、徳ですよね。知徳体、この三つのバランスがとれた人をつくっていく...全文を見る
○伊吹国務大臣 生涯スポーツ社会の実現について、昨年約十三億あった予算がことしは十億六千万になっているということなんですが、これは、約二億ほど落ちているのは、総合型地域スポーツクラブ育成推進事業というところのお金がそれだけ少なくなっているんです。生涯スポーツ社会の実現というトータ...全文を見る
○伊吹国務大臣 このスポーツ振興くじがうまくいっていれば、ればというのはよくないですが、先生が先ほどおっしゃったようなマスターズだとか何かへの助成がみんなきちっとできているはずなんです、率直に言えば。  申しわけありませんが、ありていに言えば、私はこの法律が議員立法で出るときに...全文を見る
○伊吹国務大臣 サッカーくじにつきましては、私は、今後売り上げがどうこうという程度の話ではなかなか解決しないと思いますね。  例えば、先ほどおっしゃった、りそなに最初業務委託をしていたわけでしょう。それで、契約を解消してりそなに支払いをする、そのためにシンジケートからお金を借り...全文を見る
○伊吹国務大臣 私は、イノベーションという言葉のイメージは、やはり、シュンペーターが考えていた大きな波を起こす力だと思います。具体的には、新しい技術あるいはシステムによって社会を大きく変化させていくものという定義じゃないでしょうか。  具体的に言えば、例えば自動車だとか航空機だ...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、単に私は国立大学に限定しているわけじゃなくて、私立にも優秀な人材はたくさんおられますから、そしてその方々に研究助成を国民の税金をお預かりしている中からやらせていただいているわけですから。  やはり、先ほど申し上げたようなイノベーションということになると、既...全文を見る
○伊吹国務大臣 大変的確な社会状況に対する御指摘だと思います。  横山先生、あらゆる制度は完全無欠なものはないんですね。ある制度の欠点を正そうと思って別の制度を入れると、なるほどある制度の欠点は正されるんですけれども、別の制度に伴う欠点が必ず出てくるんですよ。  私は、再三申...全文を見る
○伊吹国務大臣 公的資金を申請してくる審査は、もちろん、私はもう全くそれを審査する能力はありませんし、ここにいる政府参考人たちも多分その能力はないと思います。そのために、専門家の方々に集まっていただいて、その専門家の方々も能力はないじゃないかと言ってしまえばもうそれまでのことなん...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、経済見通しと同じように、非常に難しいと思います。  この前提は国の経済見通しをなぞりながらつくっておりますので、実際、我々が使うお金は名目成長率なんですよ、実質成長率じゃありませんので、名目成長率が、計画期間、三・一という数字になっているんですね。この三...全文を見る
○伊吹国務大臣 非常に悩ましい御質問だと思いますね。宇宙開発の、先生が先ほどおっしゃった、「はやぶさ」、LUNAR—A、GXロケット、これはみんな宇宙開発にかかわってくることですが非常にリスクが高いです。国民の税金を使っておりますから、やはりできるだけ失敗しないようにやりたい。事...全文を見る
○伊吹国務大臣 受験競争を助長するという以前に、特定の営利企業が公費をもって、国民の税金をもって自分たちに有利なデータを独占的にとるということはあってはならないことですね。ですから、今先生のお話を伺って、今回調査をしたものは必ずその子供に返してあげる、これがまず一つあるんですよ。...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは先生、例えば、日本共産党もいつも御質問になるじゃないですか。家庭の所得の状況によって子供の教育の格差があるのかとか、あるのはけしからぬとか、あるいは生活保護世帯の人たちは就学についてこういうふうに差別をされているとか、そういう実態、みんなこの調査をしなけりゃ...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは先生、要は、私はやはりバランス論だと思いますよ。  今見ていただいたのは、全国の教育委員会の担当者を、例のいじめ問題がずっと顕在化、教育基本法の審議の中で顕在化してきたときに、集まってもらって、お互いの成功事例を共有しようじゃないかということでやったわけで...全文を見る
02月22日第166回国会 衆議院 予算委員会 第13号
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○伊吹国務大臣 私のところは、あなたが国会議員であられたかどうかわかりませんが、平成七年の資金管理団体の制度ができて以来、これは私が党内で携わっていましたから、京都と東京の両方の経理を明風会という資金管理団体でやっております。したがって、京都の経理は京都、東京の経理は東京でやって...全文を見る
○伊吹国務大臣 小川委員の御質問にもお答えしていますし、累次お答えをしておりますが、これは、当然、あなたもそうしておられると思うけれども、政治資金収支報告書なんですよ。だから、ここへは私的なものは、当然、報告書の中へ入れるわけにはいきませんよ。選挙期間中の選挙費用も入れるわけにい...全文を見る
○伊吹国務大臣 これも何度も何度も御党にお答えしていますから、あなたも予算委員会におられたら、小川さんとのやりとりを当然聞いておられたと思いますよ。私は、今ずっとお答えしているようにやっているから、何が疑惑なのか、不透明なのかが今にしてわからないんですよ、私自身。(発言する者あり...全文を見る
○伊吹国務大臣 国民に通ずるかどうかは国民が判断をされたらいいことです。  そして、私は、あるいは閣僚は、これは議員活動に伴うことですけれども、閣僚という立場があるから、やや私は松岡さんとのやりとりを聞いていても、お互いに人間としてはもう少し礼儀正しい言葉を使いたいと思いますよ...全文を見る
○伊吹国務大臣 先ほどから申し上げているように、例えば、事務所費で、では、あなたの今の例で言えば、賃料は事務所費に入りますね。うちが何台の軽自動車を秘書に与えていて、秘書がそれでどこへ、どういう活動をしているかというのは、やはり私としては知られたくないんですよ、率直に言えば。地元...全文を見る
02月27日第166回国会 衆議院 予算委員会 第16号
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○伊吹国務大臣 教育基本法の審議に際しまして、先生や民主党の野田委員からこの未履修の問題についていろいろ建設的な御示唆、御批判をいただいたことに感謝をまず申し上げたいと思います。  それを受けまして、高等学校については、既に御報告をし、御審議に供しているとおりですが、中学校につ...全文を見る
○伊吹国務大臣 御指摘は甘んじて受けなければいけない部分が率直に言ってあると思います。  そして、現在この三十四校についてどういうことになっているかといいますと、教科を開設し授業を実施中、もしくは実施予定をしているというのが二十四校、実施については検討中というのが二校、実施予定...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは今、新聞やマスコミでも、地方分権を重視するのか、国の教育の責任を明確にするのか、教育委員会のあり方等について両論あって、いろいろな御意見のあるところだと思います。  中教審に今、地教行法の改正をお願いしている中で、最後には、私は国という言葉は使いたくないん...全文を見る
○伊吹国務大臣 結果がかなり手間取りましたのは、率直に言って、特定の県の名前を挙げるのはちょっとはばかりますが、大きな都府県でなかなか集計が出ない、上がってこない。つまり、文部科学大臣というのはどこまで知事部局に指示をする権限があるかということにもかかわってくるんですが、調査依頼...全文を見る
○伊吹国務大臣 官房長官が来るまでの五分と言わず、もう少し問答させていただければ結構だと思うんですが。  まず、先生の党は何よりも護憲の党ですから、そのことに私は敬意をあらわしたいと思いますが、憲法第十二条に、「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生、私どもが大学で習った法哲学によると、人権というものは人間に固有の権利なんですよ。そして、それを担保するものが、法律上書き連ねられている権利なんですね。ですから、人権と権利というものは全く別問題ではありません。これは盾の表裏のようなものでして、お互いに補完し合...全文を見る
○伊吹国務大臣 大串委員も行政の御経験がおありですからおわかりだと思いますが、再生委員会は、これはもう閣議決定で決めた、総理の教育に対する一つの意見具申機関です。ですから、再生会議で何か言ったからやるという筋合いのものではないんです。  法律提出権を持っているのは、御承知のよう...全文を見る
02月28日第166回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第1号
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○伊吹国務大臣 平成十九年度予算の編成に当たりましては、内閣の最重要課題であります教育の再生やイノベーションの創出など科学技術・学術の振興、さらに、スポーツ、文化芸術の振興についての施策を総合的に展開するため、文部科学予算の確保に努めてきたところであります。  文部科学省所管の...全文を見る
○伊吹国務大臣 基本的には、義務教育というのは、本来、所得、地域の差なく児童が受けるべき教育ですから、今先生がおっしゃった給食費、教材費等それに付随する経費について公的な助成を受けないといけないという状況は、率直に言うと、子供にとって決していいことではないと思います。  有効求...全文を見る
○伊吹国務大臣 その前に、その給食費の問題を含めまして、なかなかこれは、やはりプライバシーの問題があって、正確な把握は難しいと私は思います。  この全国消費実態調査というのもいただいておりますが、これは所得の、要するに階層別の配分表ですね。だから、これを見ると千五百万とか千二百...全文を見る
○伊吹国務大臣 予算の分科会ですから、少し細かなことになって、私がお答えするのは適当かどうかわかりませんが、今御審議いただいている予算でも、約十二億円のお金を計上しているんですね。そして、このお金で、いじめや不登校等の未然防止、早期発見、早期対応、つまり、先生がおっしゃった、家庭...全文を見る
○伊吹国務大臣 いやいや、答えさせますが、ちょっとその前に。  先生が横文字でスクールソーシャルワーカーということをおっしゃるときには、社会福祉士及び介護福祉士法に基づく社会福祉士のことをおっしゃっているんですか。そうじゃなくて、社会福祉士的な方もおられるけれども、介護福祉士的...全文を見る
○伊吹国務大臣 これはもう私の答弁能力を超えている御質問なんですが、多くの日本の官庁の名称というのは、やはり律令制のときの、宮中というんでしょうか、天皇に関するいろいろな役職から出ていると思いますね。昔の大蔵省、それから法務なんというのももう新しい言葉になったと思いますが。これは...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生がおっしゃった、多くの人が集って情報を交換したり知的な触れ合いをするという意味は、非常に大切だと思います。  私は、実は、これは私的なことになりますが、今はもう亡くなった両親に大変感謝しているのは、やはり本を読むということですね、子供のころから随分本を買って...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生、地方自治の第一線で御苦労なすってこられましたから、今、参考人とやりとりしておられて、私はもうそのとおりだと思います。  率直に申しまして、三位一体の改革というものが本当によかったかどうかは、私は今もなお疑問に思っております。義務教育国庫負担金を二分の一から...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、学校図書館のことについては、私はきょう先生のお話をずっと伺っておりまして、私が考えていることをむしろ進んで教えていただいたと思っておりますので、教育委員会の担当者が来たときに、公立その他の図書館との連携等も、実質的に意味のあるような取り組みをするようにという...全文を見る
○伊吹国務大臣 冒頭、先生がおっしゃったように、何を教えるのか、またどのような日本人が理想の人間なのかというのは、やはり人それぞれみんなその人の価値観、人生観によって違うんですね。教育論というのはだれでもできますし、だから私でも大臣が務まっているんだと思いますが。  英語教育と...全文を見る
○伊吹国務大臣 先般の臨時国会で院の御協力を得て改正教育基本法が成立をいたしまして、あの中の教育の目標については、いろいろその方が持っておられる価値観、人生観によって御批判もありましたけれども、むしろあそこに書いてあることは、公共の精神、そしてみずから自立をして生きていくことの大...全文を見る
○伊吹国務大臣 なかなか国会が解放してくださいませんので、視察に行くというのは非常に難しくて、東京都内の公立の学校、私立の学校を若干拝見した程度なんですが、私の地元の私立の学校は、ある意味では、先生の先ほどおっしゃった言葉からいうと、やや底辺校的な学校であったのが、随分力を入れて...全文を見る
○伊吹国務大臣 二つの面があると思います。先ほど逢坂先生にもお答えしていたように、少子化という観点からも、幼児教育を無料にするということは一つの意味があると思います。それ以上に、三つ子の魂は百までといいますけれども、やはりどこから子供に生きる知恵を教えていくかというのは、いろいろ...全文を見る
○伊吹国務大臣 田嶋先生、二つの面があると思います。  私は、当事者能力をしっかりと持った人が物を決めていくというのが基本的にはいいと思っております。  しかし同時に、当事者能力を持った人が物を決めてくれるためには、決めたことについての自己責任をとってもらわねばならないという...全文を見る
○伊吹国務大臣 ちょっと私は、先生ほど踏み込んだ御答弁は、申しわけないけれども、やる勇気がまだない。これは、先生のお考えが悪いというわけじゃないですよ。私の考えが悪いというわけでもなくて、これはお互いの価値観あるいは政治を判断する場合の理念の違いのようなものですから。  民間の...全文を見る
○伊吹国務大臣 この議論をいつまでもやっていると先生の各論に入れませんので、これで私は打ちどめにしますが。  市場経済とかビジネスの世界を別にしましても、私たちのこの日本社会というのは、基本的にはやはり自由競争と市場原理で動いている社会ですから、ビジネス以外の分野でも、例えばN...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生がおっしゃったNPO以外にも、私の地元でもそういう事例がたくさんあるんですよ。例えば、児童館を使って、地域の人たち、そして保育の人たちがむしろ放課後子どもプランのようなことをやっている。ところが、今度は三分の一の補助事業になりましたね。先生、お金がなくなっちゃ...全文を見る
○伊吹国務大臣 ええ。  誤解があると困りますが、これは、地方分権、地方分権という言葉を振りかざされる限りは、補助金というのは、結局、実施主体は地方だということなんです。だから、地方自治体に最終的な判断権をもう渡しちゃったわけですよ。国が一〇〇%の委託事業でやっている場合は国が...全文を見る
○伊吹国務大臣 民主党も大変御熱心である地方分権とは、そういうことになるんじゃないでしょうか。
○伊吹国務大臣 ただし、それは決して理不尽なことをしているとは思わないですよ。三年間の委託事業ということは申し上げてあったんじゃないんですか。
○伊吹国務大臣 委託を残してと、NPOがそんなに官に頼ってしまったら、どうしようもないんじゃないでしょうか、国民の税金をすべてくれて、もう一度引き続き。先生、NPOというのは、これは税制の問題もいろいろありますけれども、委託費で本来やるべきものじゃないんじゃないんですか。みんなが...全文を見る
○伊吹国務大臣 ですから、そんなに官の中の一番の国の官に頼らずに、地方に分権をされているのであれば、NPOの方々も地方の分権の相手と話し合いながらおやりになっていくというのがやはり本来のあり方なんじゃないんですか。  では、今の先生の発想をいえば、分権はあってもいいけれども、同...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは、先生、私は何ら否定しません。ただ、二十四時間常にオンタイムで全国どこででも相談電話がかけられる状況にしたいというのが安倍総理の判断だったんですよ。それができるのがどこかという判断をして、こういうことに結果的になったわけです。  私もいのちの電話には深く関...全文を見る
○伊吹国務大臣 報道だけで御質問になるのは大変残念だと思います。必要であれば私の講演の全文を差し上げますので、やはり前後関係をよく読んで、いや、それは先生だけじゃないんですよ、大新聞の社説を書いている人だって、全文を読んで社説を書いているかどうか私が疑問に思うようなことを言ってお...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、先生のお考えがいけないとは私は思いませんが、先生の、民主党の考えも一つの考え、自民党の考えも一つの考え、おのおのの政治理念とか物を考える価値観がすべて一緒だなんというような社会はあり得ないわけですよね。それは多数決で決まっていくわけです。  それで、京都...全文を見る
○伊吹国務大臣 小泉内閣のときのいろいろな方針がありましたし、その前提として、先ほど御党の田嶋先生などは、もう民だ民だというお話でしたね。そして、先生が御当選になる前だったと思いますが、地方分権と、そして官主導の体制から民主導へ行くのが民主党で、自民党はそれが旧体制だ旧体制だとい...全文を見る
○伊吹国務大臣 きのうも、これはいずれ議事録が公開されるでしょうけれども、経済財政諮問会議で大学のあり方ということについて議論がございまして、先生がおっしゃるように、何も私立だけじゃなくて、徳島でもやはり自分の県に必ず大学が欲しい、県立大学、国立大学が欲しい、そういうお気持ちがみ...全文を見る
○伊吹国務大臣 今、政府参考人がお答えを申し上げましたように、スクールカウンセラーというのは、例えば臨床心理士のように、心のケアをする大切な役割だと理解しております。ですから、当然、学級担任とか教頭、校長等と連携をして、そしてまた、地域の方々との話し合い、触れ合いの中で、地域ぐる...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生、もうすべておわかりになって御質問になっていると思いますが、いわゆる国家試験あるいは国が認定する士がつく資格については、国が閣法として提出しているものと、それから議員立法において提出されるものと、過去にもいろいろな事案があります。  本件については、学校現場...全文を見る
○伊吹国務大臣 国家資格がなければスクールカウンセラー業務ができないというものではないと私は思いますが、国家資格がやはりはっきりしていないと、先生がおっしゃったように、権威や職分の主張がしにくいということはあります。  先生も臨床心理士の団体の方々とお親しいのであれば、私はよく...全文を見る
○伊吹国務大臣 今の御質問の趣旨は、授業はやらずにという意味ですか。(糸川分科員「そうです」と呼ぶ)  これは、そういう方がおられても私は悪くはないと思いますけれども、やはり学校教育というのは授業や教室のホームルーム活動その他を含めて一体的にやっていくものですから、そういうもの...全文を見る
○伊吹国務大臣 この点につきましては、現在、中教審に、今先生がまさに御指摘になった点も含めて、教育委員会のあり方の御検討をお願いいたしております。  これは、先生がおっしゃったとおり、国民の意思で日本の国は動いているわけで、国民の意思の集約は国会でございますから、国会で決められ...全文を見る
○伊吹国務大臣 ありがとうございました。  きょう科学技術の御質問を第四分科会でいただいたのは、政調会長が初めてでございます。ですから、立法府において私は活発に御議論をしていただいたらいいと思うんです。  科学技術は確かに、現状、文部科学省になりましても、予算的にいっても文部...全文を見る
○伊吹国務大臣 全体的な戦略を立てるということは総合科学技術会議にお任せするということだと思いますが、先生おっしゃったように、大学、それから研究機関、それから原子力を中心とした独自の機構その他がございますので、その立場は十分お話をしている。だから、どちらがどうということじゃなくて...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、先般の臨時国会で改正教育基本法を成立させていただきました。この中に、大学の役割というのが七条に明記されておりまして、言うまでもなく教育機関としての大学、研究機関としての大学、それからもう一つは、研究成果の社会還元と、三つ書いてあるんですよ。今おっしゃったこと...全文を見る
○伊吹国務大臣 総合科学技術会議でも、経済財政諮問会議の大学やイノベーションの会議がきのうあったんですが、そこで言われたことも、先生がおっしゃっているのと同じことなんですよ。やはり選択と集中ということですね。  後ほど政府参考人から実態を御説明させますが、競争的資金をかなり供与...全文を見る
○伊吹国務大臣 人間は職業選択の自由を持って、自分の進路は自分で決められるというのは、これは日本の憲法の大前提ですが、先生がおっしゃったことを社会としてどう担保していくかというのは、全く別問題なんですね。ですから、待遇がいいとか、ロータリーに行けば会長になるのはお医者さんだとか、...全文を見る
○伊吹国務大臣 先般の臨時国会において教育基本法が改正をされまして、御承知のように、その二条には、我が国の伝統と文化を尊重し、というのがまず来ているわけです。そして、その伝統と文化をはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともにという文章になっています。したがって、この伝統と文化をは...全文を見る
○伊吹国務大臣 今、政府参考人が申し上げたことに尽きると思うんですが、例えば、国内で研究をしておられる方のものも私はかなり読んでみたんですが、全くそんなことはでっち上げだというのは、例えば渡部昇一先生とか何人かの方はそういうことを書いておられますし、東京裁判などは二十万人とかとい...全文を見る
○伊吹国務大臣 この点については、今、中教審にお諮りをしておりますが、丹羽先生も毎朝いろいろな会議に出ておられると思うんですが、我が党の中でも、率直に言うと、意見の非常に分かれているところです。  まず、基本的な考え方だけを私は申し上げておきたいんですが、やはり物事に一番近いと...全文を見る
○伊吹国務大臣 大変ヒューマンで、いいお話だと思います。  日本の場合も、交付税措置というのは、これは交付税措置がしてありますからということを簡単に言いますけれども、地方自治体の立場からすると必ずしも、そういうことをしてもらったからといって、交付税は固まりで入ってきますから、地...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、教育委員会というか、担当者の感性ですよね、率直に言えば。教育委員会に二十四時間体制の電話を置いて、常駐を一人、二人とさせているわけですから、相手のプライバシーがありますからどこまで聞けるか、これは電話を受ける人の技術もなかなか大変だと思いますけれども、そう...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、学力が落ちた、安倍流に言うと規範意識が減少したというのは、先生のおっしゃっていることも原因の一つであるかもわかりません。しかしこれは、国が豊かになると、豊穣の中の精神の貧困みたいなことは人間社会においてはもう避け得ない現実なんですね。それをいかにとめるかとい...全文を見る
○伊吹国務大臣 今政府参考人がお答えしたことは基本なんですが、先ほどもお話ししたんですけれども、日本は今、もう国民主権の国なんですよ。ですから、日本国憲法の前文には、日本国民は、正当に選挙された国会における代表を通じ行動しということですよね。ですから、先生がまさに国民の代表なんで...全文を見る
○伊吹国務大臣 おっしゃるとおりだと思います。  日本の教員の養成も、昔のいわゆる高等師範学校、その流れをくむ教員養成大学あるいは教員養成の学部というところと一般大学で、今先生がおっしゃったような形で免許を取っておられる。両方あるんですよね。諸外国の例を見ていると、やはりかなり...全文を見る
○伊吹国務大臣 幾つかの言及をしていただきましたが、まず、小学校から学校が学校教育法上記述されているということについては、私はこういう国会の議論というのは極めて大切にしておりますので、先生のきょうのようなお話があったということも、今、中教審で審議をしておりますから、よく話してみた...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは、当然そうだと思います。  田島先生もいろいろな御経験をなさっていると思いますが、私は、政治家として、肩書をたくさんつけられた名刺をお出しになる方、あるいは、少しよく知らない大学の何か教授だとか博士だとかというのをつけられた方は、大体信用しないことにしてい...全文を見る
○伊吹国務大臣 日本の大学で、先生がおっしゃった、先生のお言葉をかりればにせ学位というんですか、これは非常に表現が難しいからお言葉をかりないといけないんですが、にせ学位を持っている人を、それを理由に大学の教授に採用したりしている具体例があるんでしょうか。もしそれを理由に大学の教員...全文を見る
○伊吹国務大臣 困ったことをされているなというのは、もう全く私はよくわかります。しかし、先生の今の御提案が、私、申しわけないんだけれども、なかなか胸にすとんと落ちないんですよね。  例えば、にせの学位、先生のお言葉をかりればにせの学位を使った人を、文部科学省が持っている、所管を...全文を見る
○伊吹国務大臣 高等教育局長に、自分が所管している教育機関の中で、にせブランド大学がどれだという認定は非常に難しいですから、のような肩書を使っている人、あるいは、その肩書をもって自分の所管している教育機関に就職をする条件にした人がいるかどうか調べさせましょう。それは調べさせましょ...全文を見る
○伊吹国務大臣 基本法ではなくて各法に義務教育の年限を譲っているということは、これは、時代の変遷に応じて、国会の意思というか国民の総意によって変わる可能性を従来の法律よりは柔軟に設定したということでしょう。  そして、後のお尋ねの障害を持つ人たちについて、これは先生もすぐにでき...全文を見る
○伊吹国務大臣 御激励をいただいたことを真摯に受けとめて、ひとつ頑張りたいと思いますが、同時に、どちらかというと数も少なく、日の当たらない障害者の特別支援教育等について、党でも委員会をつくり、先生は事務局長をなさっているんですか、本来、華やかではないけれども、政治がいろいろ心配り...全文を見る
03月01日第166回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○伊吹国務大臣 ちょっとテレビに今の資料を見せてください。  先生からいただいた高校卒業生の、まず最初に出ているのが、他県への進学者、他県への就職者ですね。これを見ますと、やはり先生のおっしゃっていることだけで数字が決まってこないような印象を受けますよ。  まず、一番高いのは...全文を見る
○伊吹国務大臣 その近くに大学があるのか、就職先があるのかによって、実は、北海道や沖縄の方たちは出たくても出られない状態にあるというふうにむしろこれは理解すべきだと思うんですよ。  それで、大学の定員は、むしろこれは、なぜ大学を独立行政法人にしたのか、私学の自由というものを認め...全文を見る
○伊吹国務大臣 タミフルの服用とその後の副作用的症状については、これは厚生労働大臣の御答弁にお譲りしなくてはいけないんですが、例えば、風邪になった場合に塩酸エフェドリンとかこういうものを飲めば非常にもうろうとしてきます、これは先生よく御承知のとおり。  ですから、タミフルに起因...全文を見る
03月01日第166回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第2号
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○伊吹国務大臣 京都は実は奈良から都を引き継いだわけで、我々は建都千二百年というのをお祝いしたわけですが、今奈良は千三百年のお祝いをしようとしておられて、そして日本が今、日本国家の成り立ちの根本はやはり律令制にあると思いますね、ですから、奈良の平城京のいにしえに思いをいたすという...全文を見る
○伊吹国務大臣 武藤先生、具体的な実施の細目等については、御注意やいろいろなことを踏まえて、間違いのないようにやらせたいと思うんですが、先生が今ずっと御質問いただいているのは、教育的には共働きの人をどうするかとかということもいろいろあると思いますが、政治家的に考えますと、やはり教...全文を見る
○伊吹国務大臣 三つ子の魂百までという言葉がありますが、幼児期のしつけあるいは幼児期のいろいろな体験というのは、その後の人生に大きな影響を与えるということは否定できないと思います。  ですから、学校教育法の順番をどうするかということは、私は、結構国会のこういうやりとりを大切にし...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは先生、昔でもやはり厳しい受験戦争というのはあったんです、受験競争というのは。おたくのお父さんの時代でも、旧制高校に入るというのはすごい競争があったんですよ。と同時に、中学校、こういう表現はいけませんが、各地におけるナンバースクール、一中、二中、三中、これに入...全文を見る
○伊吹国務大臣 大学教育については随分実は再生会議でも意見が出ておりましたし、今中教審でもやっております。しかし、当面、一番学校現場が大変荒れておること、いじめがあること、未履修等があること等々を考えると、公教育というか普通教育というんでしょうか、小中高に議論がどうしても今偏りが...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは先生、ずっと医師免許を取って大学院の御経験があるからもう私がるる申し上げるまでもありませんが、六年を終え、そして臨床の実地を経て、医師試験に合格をして大学院へ行く。そして、大学院へ行った場合の、医師免許を持っているわけですから、医療に従事する場合、病院の診療...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生は、教育者としても、また教育施設の経営者としても大変経験を重ねてこられたと思いますので、人がどうすればやる気を持って動くかということは、いろいろな御経験をなさっていると思うんですね。  まず、叱咤激励しなくちゃだめですよ、基本的には。同時に、もし努力を怠った...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生、文部科学行政上は、ゆとり教育という言葉は使っていないんですよね。この言葉は、マスコミ等がいろいろな意味でお使いになっていると思いますが、一つは、基礎学力を身につけさせた上で、それを現実に応用させる時間として総合学習という時間を、カリキュラム上、学習指導要領上...全文を見る
○伊吹国務大臣 いや、それは先生、そう答えにくいことではないと思うんです。  当時、中山成彬さんが大臣だったと思いますが、いろいろ話を聞いてみたんですけれども、結局、このプロジェクトに参加しているEU以外の五カ国、EUを含めて六カ国の間で、フランスにするか六ケ所村にするか、三対...全文を見る
○伊吹国務大臣 人間の歴史を振り返ると、人類のために役に立っている発明、発見、研究開発というのは、多くの失敗の積み重ねの上に、確率的には極めて低い確率で光り輝いているというのが真実だと思いますね。ですから、要はバランス論で、これは本来、そんなに成功するのなら、もうけ仕事でみんな市...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生、これは補助金をもらっているもらっていないにかかわらず、日本の諸法人というのは基本法として民法によって規制されているわけですから、民法によって、主務官庁は法人に対して監督上必要な命令をすることができるということがまずあります。  その上に立って、公益法人の設...全文を見る
○伊吹国務大臣 この問題については、何度か国会で御答弁を申し上げておるように、私も先生と同じ感慨というか気持ちを持っております。  それで、率直に言って、一人の理事が申請をする数にしては多過ぎますよね、ありていに言えば。こんなにたくさんの刀剣を持っておられるかという気もします。...全文を見る
○伊吹国務大臣 佐々木先生、これは先生や御党だけではなく、各党からも同じような指摘をちょうだいいたしております。ですから、国会の場で、もちろん日本共産党を含めて、各党からいろいろな御指摘をちょうだいしているんだということも相手によく伝え、そして、公益法人改革ということが今言われて...全文を見る
○伊吹国務大臣 先ほど先生の御質問にお答えしたとおりの気持ちで、公益をやはり一番大切に話をさせたいと思っております。
03月05日第166回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(伊吹文明君) 先ほど総理が答弁を申し上げましたように、再生会議でもいろいろな御意見があります。規制改革会議が何かいろいろおっしゃることも、それは、経済に最終的にかかわってくる分野について御発言があることは、それは私は別に否定はいたしません。中教審は、法律に基づいて教育...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 経済に関することが私の所掌していることに全くないというわけではありませんので、立派な人材を育成しなければ将来の経済成長の糧になるイノベーションを担当する人もできないわけです。  ただ、いろいろお聞きになりたいことがある場合は、私が申し上げたのは、やはり...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、学校のことについて申し上げますが、いわゆる不登校という人たちは、本人に原因のある人が約四割おられます。友人関係、これはいじめその他、これも大体四割おられます。親子関係をめぐる問題など家庭に原因がある人が約二割ということでございます。  もう時間が...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、個別の政策について申し上げれば、問題を抱える子供などの自立支援事業というのを予算計上いたしまして、約十三億円の予算を確保し、これで各学校現場でそのような問題を把握していただきたいと考えておりますが、もっと大きな視点でいえば、先生がお二人の、まあ患者...全文を見る
03月06日第166回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○国務大臣(伊吹文明君) 片山委員にお答えをさせていただきたいと思いますが、まず、先ほど教育基本法を国会で改正していただいたわけですが、これだけですべてができるわけじゃない、これは御指摘のとおりです。  安倍内閣としては、今日はテレビの向こうの国民の皆様にしっかりとお伝えしたい...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) もう片山委員とちょうちょう申し上げるのもいけないと思いますが、やはり法制上、私は御指摘のように不備があると思います。  憲法には国民に課している義務というのは四つしかないんですよ。これで一つは、この憲法が国民に保障する自由及び権利、つまり人権ですね、こ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 平成十一年の地方分権一括法の中で、当時の国と地方の事務区分を法定受託事務と地方自治事務の二つに変えたわけですよね。そして、今おっしゃっているように、これを地方自治事務にしたということはおっしゃるとおりです。  もしも、しかし片山委員ももうその道の大家だ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、片山先生、私学と知事の間は非常にうまくいっているんですよ、これはもう私は否定しません。しかし、国民から見るとちょっと虫が良過ぎるんじゃないんですか。  というのは、昭和四十五年から国民の血税が私学助成費として入っているんですよ。入っておって、知事...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 安倍内閣は美しい国をつくるということを大きな目的として、その一つとして教育の改革を進めているわけですが、改正教育基本法でも、日本の伝統文化を尊重し、それをはぐくんでくれた国土、そして郷土を愛するということをわざわざ明記しているということは、我が国が長年に...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生のおっしゃる社会の現状というのは、私はよく分かります。    〔理事吉村剛太郎君退席、委員長着席〕  私も、ボランティアで各種障害者団体連合会の会長を二十年近く地元で務めております。我々はとかく建前を話しがちですが、障害者の仲間の人たちと一緒にや...全文を見る
03月07日第166回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○国務大臣(伊吹文明君) 昔から読み書きそろばんと言うように、数字の観念がなければこの世は生きていけないわけですから。しかし、今様に言えば、正に先生がおっしゃったように、これからの日本を牽引していくイノベーションですね、これはやはりそれを生み出す立派な理数系の素養を持った人材がな...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 基本的には、国立大学もう御承知のように国立大学法人になっておりますし、私学はもう当然建学の精神というものがあって、こちらが強制をするわけにはいかないですね。各々希望を持って学部の新設等を要請してこられた場合に、これを審議会にかけて、条件を満たしているもの...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、小学校段階で職業あるいは技術について興味を持たさなければいけませんので、その各々の児童生徒の発達段階に応じて、例えば中学校などでは五日間の職場体験のカリキュラムを必ず組んでおります。それから、物づくりのすばらしさを体験する機会を与えるとか、私も先般...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 規範とか倫理というのは、法律の前にあるその国あるいはその社会の暗黙の取決め、英国流に言えばコモンロー、アンリトゥン・ローですね。ですから、これをどのようにその人が規範として守るか。  例えば政治資金について言えば、政治資金として計上できるかも分からない...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生は法律家ですから、憲法をきちっと引いてお答えしなければならないと思いますが、憲法二十六条ですね。これは、先生が正におっしゃったように、すべての国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有すると。その後に、すべて国民...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 秋山さんの実家は松山で、私も見に行っておりますが、大変質素なおうちでございますし、「坂の上の雲」は私も何度か読み返した本でございます。  これは、先生、人それぞれじゃないでしょうか。もちろん、塾に通わせ、そして予備校に通わせ、進学校に通わせるには大いに...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生のおっしゃっていることは半分以上当たっていると思いますね。しかし同時に、私立、お金を掛けたところがいい学校だという前提でお話しになっていますが、私は必ずしもそうだとは思いません。その人の努力によって、例えば、今も冬柴大臣とお話ししていたんですが、昔は...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 従来のインフルエンザについては、累次通知を発出し、毎冬に注意を喚起しておりますが、今先生の御指摘になりました新型インフルエンザにつきましては、これはまあ先生の御注意も後押しをした結果だと思いますが、平成十八年の九月の二十二日付けで全国の公立学校を所管して...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 当然存じておりますし、私は、各々の収支報告をする際に、寄附の一つ一つについて、今先生がおっしゃった外国籍のある人、あるいは外国人が支配している会社、あるいはまた補助金があるかないか、それから、別に法律には禁止されていないでしょうけれども、世間的にどうも首...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、今先生が御指摘になったように、郵政解散のときだと思います。多くの方々からいわゆる陣中見舞いと称するものあるいはお祝いと称するものが当選後に届けられます。ですから、選挙期間中、その前後は、前後じゃないですね、前は、もう私はほとんど同志の応援に行って...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 久間大臣がおっしゃったように、正に知りながら受けた場合に罰則が掛かっているということはよく知っております。しかし、知らなかったからといっても多分共産党は追及されるでしょうから、私はそのときに社会保険庁に確認しろよと事務所の者に言っております。そして、先生...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 直接補助ということは、私は当然その法律どおり読めば認識をしていないわけですから、直接補助があれば、知らなかったまま受け取っちゃ違法になりますから、返さなくちゃいけないですね。
03月08日第166回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○国務大臣(伊吹文明君) 先生御承知のように、著作権法の九十九条というのがございまして、ここには「放送事業者は、その放送を受信してこれを再放送し、又は有線放送する権利を専有する。」とございます。したがって、ケーブルテレビ局が放送事業者の専有をしている権利を対価を払わずに侵すという...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生にはもう正に専門中の御専門家でございますが、助産師養成は基本的には厚労大臣の御指定がある専修大学と各種学校、それから私どもの方が指定しております大学と短期大学によって行われております。国立大学においてすら国立大学法人というので自主性を尊重するというこ...全文を見る
03月09日第166回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○国務大臣(伊吹文明君) 今先生は大学という言葉と私立という二つの言葉をお使いになったと思いますが、国立の学校についてはよろしいんでしょう。ですから、私立については率直なところ、私どもで今日御質問があるというんでいろいろ伺ってみましたけれども、個別の学校、私立大学あるいは私立高校...全文を見る
03月12日第166回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○国務大臣(伊吹文明君) 文部科学省でこの辺りの調査をいたしました内容をかなり詳細にやはり考えてみる必要があると思います。今、全体の数字は先生がおっしゃったとおりでございますけれども、先ほど来お話がございますように、未納の原因ですね、これが確かに、衣食足り過ぎて礼節を忘れるという...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 率直に言いますと、この給食費の未納が県によって濃淡がかなりございます、これはもう先生よく御承知のとおりですが。これは各市町村教育委員会各々によって対応が違うんではないかと思いますね。赤字のまま、民間的に言えば、何となく支払を転がしながら資金繰りとして動か...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 率直に言って、学校現場の運営について大きな学校教育法による学習指導要領の枠組みを文部科学省が決めておりますけれども、そして学校給食は先生が先ほどおっしゃった学校教育法によってその規定があるわけですが、その具体的なやり方は地方自治体というか教育委員会に任さ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) このことがいろいろ問題になりまして、担当局で調査をしたのが先生が今御指摘になった数字でございます。  未履修の場合もさかのぼってというお話もございましたが、私は、未履修の問題と違って、この給食の問題は、さかのぼるよりもむしろ毎年これから調査をして、そし...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今先生がおっしゃった徴収方法について言いますと、金融機関からの口座引き落としが七割です。それから、児童生徒が直接持ってきているのが一割、一三%ぐらいございますので、金融機関の振り込みにするのが一番、引き落としにするのが一番いいと思いますが、それ以前に本当...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 数字をまず申し上げます。三年間で返還命令を行いました件数は二十七件、総額は五億四千二百九十三万円でございます。
○国務大臣(伊吹文明君) この系統の予算が大きく増えたのは、やはり私は、官が直接自らの判断で研究所あるいは直轄のをやるのと併せて、当事者の選択を非常に重視するという政策の流れの中にあったと思います。しかし、選択を許す限りは、権利を持っている者には義務がありますし、権限には必ず責任...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 平成十七年度の公立高校における減免状況でございますが、減免者数は約二十三万人でございます。生徒数は二百四十六万人でございますので、全生徒総数に占める減免者数の比率は九・四%ということになっております。
○国務大臣(伊吹文明君) これは二つの見方があると思いますが、憲法によるとやはりその保護する子女に教育を受けさせる義務を負っているわけですから、高校が本来義務教育にするかどうかという議論がございますけれども、そこからすると、こういう数字はちょっと残念だなという気がいたします。 ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ちょっと具体的に市町村民税の所得割の非課税がどの程度かというのは、正確な数字を手元には持っておりませんが、公立学校の授業料の減免について各都道府県等で減免の基準が少しずつ違うと思いますが、減免対象の例としては、保護者の当該年度の市町村民税所得割が非課税の...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは先生、いずれ国会にお諮りしなければいけない教育行政の在り方の根本にかかわってくることだと思います。  大体、公立高校というのは基本的には、政令市の市立というのはありますが、県立高校でございまして、その設置者は御承知のように都道府県教育委員会になっ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 統計的というか、対数的な傾向からいうとそういうことが言えるかも分かりません。しかし同時に、お金を掛けていないけれども自助努力によって、まあ何がいい学校かというのは大いに私は問題があると思いますが、社会的に恵まれた、社会的に経済面で恵まれたと言った方がいい...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 日本人の平均家庭ですね、共働きも含めて、私のイメージからすると、今の金額はやっぱりなかなか厳しい金額だなということは否定できないと思います。
○国務大臣(伊吹文明君) 私立に通うための、高等学校ですね。
○国務大臣(伊吹文明君) 中学校の奨学金というのはないと理解しておりますが、各々の私立の中学校、小学校ごとに独自のものを持っておられる例はあると思います。
○国務大臣(伊吹文明君) これは、総理が再三御答弁を申し上げておりますように、安倍内閣の目指している教育再生というのは、児童生徒にすべからく最低限の学力と、それから規範意識を身に付けさせる機会を平等に保障するということです。東大や京大に入れるということではございません。
○国務大臣(伊吹文明君) これは、もちろん結果の平等ということをおっしゃっているんじゃなくて、教育条件の競争の平等ということを言っておられると思うんですが、教育条件の競争の平等ということは、親の結果の平等ということにもつながってくるんですよ。ですから、そこのところは、競争する児童...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 大学入試制度というのは、私はやっぱり手を付けないといけないと思いますし、今回の中教審ではどちらかというと普通教育、高等学校までの答申を今いただいているところで、先生がおっしゃったように、入試を含めても、大学の在り方というのは、これから中教審はもちろんです...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 我が国は法律によって各省の所管業務が決まっておりますので、私が所管している業務について私が全く存じないところでいろいろ調査が行われてなされたコメントについては、私はお答えすべき立場にはないと思います。
○国務大臣(伊吹文明君) 普通は、この種の調査をする場合は、やはり所管大臣にこれこれの調査をするということをまず了解を得るのが普通の規制ではないでしょうか。それは緩和されたのかどうか分かりませんが、私はその点について何も伺っておりませんので、その内容について具体的に法令違反がある...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私は、瑕疵があるとは御答弁はしてないんですよ。普通は、各省の所管事務というのは法令で決まっているわけで、内閣府というのは、かつ規制改革会議は、各省のことについて調査することはできるという規定はあります。ただ、普通の大人の社会の常識からすれば、そういうもの...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私は、そのことについて担当の課長や何かと打合せをしておられるようですから、その大体の概要は伺っております。
○国務大臣(伊吹文明君) 先般、国会でお認めをいただいた改正教育基本法には、教育の目標というのを御承知のように書いておりますね。その第二条に書いております目標の第二項に、正に今先生がおっしゃったことが書かれているわけです。個人の価値を尊重して、その能力を伸ばし、創造性を養い、自主...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 三つ子の魂百までと言いますから、小さなときに基本的なことをしつけるということは極めて大切なことだと思います。  今、小学校の前は、いわゆる福祉施策としてずっと行われてきた保育と、それから教育として、幼児教育として行われてきた幼稚園とありますが、どうも、...全文を見る
03月13日第166回国会 参議院 文教科学委員会 第1号
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○国務大臣(伊吹文明君) 委員長のお許しを得まして、第百六十六回国会において各般の課題を御審議いただくに当たり、私の所信を申し上げます。  日本が豊かで、未来に向かって成長する活力を持ち続ける国、自己抑制の利いた品性ある国民より成り立つ国であるためには、豊かな個性と創造性を備え...全文を見る
03月13日第166回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○国務大臣(伊吹文明君) 先ほど来先生がお話しになりましたように、日本食の大切さとか、あるいは産地のものを産地で消費するとか、生徒児童が直接農業を実感し、あるいは卵を手のひらで取るということを通じて、やはり命のあるもの、植物を含めて、命のあるものをいただいて自分の命をつないでいる...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 米飯給食というのは、一番最初の出だしはやはり食管の赤字問題があったと思いますが、その後はむしろ米の飯を食うということによって正しい食習慣を付けていく、そして地域の食文化を通じて自分たちの郷土への関心を高めていくという教育的な観点もこのごろは大きくそれに加...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私もだんだん年を取ってきたのか、やっぱり野菜を食べたいという気持ちはありますね。子供も、新鮮な野菜、生野菜を食べさせるということは非常にいいことだと思います。  ただ、O157のせいというわけではありませんが、事故が起こった場合には、もうとんでもないこ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 正に先生がおっしゃったように、自然や環境に親しんで、そしてその中での人間関係の中から仲間意識ができたりということは極めて大切なことでございます。  先ほど総理が申しましたセカンドスクールというのも一つのその試みだと思いますし、文科省でいえば独立行政法人...全文を見る
03月14日第166回国会 衆議院 文部科学委員会 第3号
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○伊吹国務大臣 このたび政府から提出いたしました独立行政法人国立博物館法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  政府においては、これまで、簡素で効率的な政府の実現を図る観点から行政改革を積極的に推進してきたところであります。この一環と...全文を見る
03月14日第166回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○国務大臣(伊吹文明君) 時間が限られておって大変残念なんですが、簡単に申し上げます。  まず、先生がおっしゃったように、中教審は何らかの国の関与が必要だということを答申をいただいております。それを受けて総理が私におっしゃったのは、指示は、いじめ等により生命、身体の保護のため緊...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生が今お読みになったように、地方の自治事務ですね、これに関与するうち拘束力があるものとしては、もう御承知のように是正の要求をするわけですが、地方自治体は是正のために何らかの措置を講ずる義務はありますけれども、どういう具体的内容を是正するかは地方自治体の...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先ほど来御答弁を申し上げましたように、地方自治法による一般的な是正要求、勧告ということについては、どのように内容を是正していくのかというのは地方自治体にゆだねられているわけですね。ですから、もし先生がおっしゃるように、現行制度ですべてうまくいくということ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 地方自治法の一般的な発動状況については総務大臣がお答えいただくのが適当かと思いますが、旧地教行法については、これは二つあるんです。国が都道府県に発動できるという状況と都道府県が市町村の教育委員会に対して発動できるという状況と、二つあります。前者については...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私たちは、国、国というのはいろんな意味がありますが、先生がおっしゃっているのは文部科学省あるいは中央政府という意味だろうと思いますが、そういう意図は全くございません。  むしろ、主権を持っている国民は、正当に選挙をされた代表である国会を通じてその意思を...全文を見る
03月15日第166回国会 参議院 文教科学委員会 第2号
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○国務大臣(伊吹文明君) まず最初に、御質問の前提として中川委員がおっしゃいました自由競争原理・市場経済の欠点というのは、私もそのとおりだと思います。ただ、人間の歴史を振り返った場合に、結果の平等を求める余り、自由競争原理・市場経済ではない社会主義的、共産主義的イズムをもって人間...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、先生の一番最初の冒頭の御質問にあったのは、やはり人の在り方、子供のしつけにかかわるものに、そして今御質問になっているのは、それとあわせて、持たなければならない技能あるいは学力のようなものにかかわるところだと思います。  従来、文部科学行政上、我々...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 細かくは参考人から補足が必要であればさせますが、日本史の扱いは中学校では必修になっておるわけです。世界史を高校の必修にしているわけですね。ただ、中学校だけで世界史を教えるというのでは、先生の御質問は、多分深掘りの掘り方が浅くなるだろうと。  いろいろ学...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生がおっしゃったように、率直に言って見方はいろいろあると思います。子供が傷付け合い、殺すだけではなくて、子供も殺されているということですね。ですから、ちょっと抽象的な言葉になって恐縮なんですが、豊穣の中のやはり精神の貧困のようなものが、これは経済発展を...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 情操を教えるということは非常に大切だと思います。そして、常にあらゆる宗教に共通することは、やはり感謝の気持ちとか、自分が大自然に対して非常に小さな存在であるという謙虚さとか、こういうことを教えていくということは、正に先生がおっしゃった情操を養うという意味...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) おっしゃるとおりだと思いますね。  二つ申し上げたいと思いますが、社会が大きくやはり変わってきた中で、家庭のしつけ、地域社会の教育力というものは今はほとんど崩壊に瀕していると思います。かつて家庭でしつけたこと、地域社会の教育力をすべて学校の先生に背負わ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 駄目な教師というような言葉がマスコミ用語として使われますが、これは非常にやはり私は判断が難しいと思いますね。ですから、やはり基本的には校長の評定というもの、それから地域社会の親御さんたちをも入れた評価というものはやっぱりある程度重視をしないといけない。同...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは中川先生、まあ地方分権というものの一般的な評価にかかわってくることだと思いますね。  我々自由民主党がやってきたシステムというのは、どちらかというと中央が官主導でコントロールをしてきたと。それに対していろいろな非難があって、地方でできることは地方...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは大仁田先生、マスコミは、マスメディアは面白おかしく二重構造と書いていろいろ批判をしますが、私は国家の法律を作り、そして教育行政の在り方をいい方向へ持っていくための筋だけはきちっと通したいと思ってずっとやってきたんです。  それは、まず安倍首相は教...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) メディア、一般の方がどう受け止めるかというのは、これは止められることではありませんが、大仁田先生を含めて、我々国民から主権をあずかった者は、各々の場で実は我々が最終責任を持つんだということを説明するというのが我々の義務だと思っております。
○国務大臣(伊吹文明君) いや、私はそうは思いません。安倍総理はしっかりとその点は判断しておられます。今回の中教審にお諮りをしている内容、あるいは中教審からいただいた答申の中で、今、大仁田先生がおっしゃったパフォーマンス的かどうか分かりませんが、再生会議がいろいろ言ったことで入っ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 山谷さんがどう言ったのか、山谷さんに聞いてみないと分かりませんが、今申し上げたように、憲法上の行政の筋は私はすべて通しております。
○国務大臣(伊吹文明君) まず大仁田先生、先生に関してもいろいろ報道があったりすることがあってもそれがすべて真実じゃないということは、先生いろいろな経験でよくお分かりでしょう。それと同じことなんですよ。山谷さんが言ったことがどの程度正確に伝わっているか、私よく知りません。しかし、...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今の教育再生会議からの事務局として来ているのは、大仁田先生の御質問からいえば、パフォーマンスが上手な方から来ているわけだからストレスはたまっていないんじゃないですか。むしろ、たまっているとすれば、先生がおっしゃっているとおりであれば、たまっているのは文部...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは、教育行政を基本的に責任を持っているのは、これは内閣なんですよ。その内閣の中で私がその仕事を分掌しているわけです。だから、再生会議はいろいろ御意見はおっしゃっても結構なんですよ。だから、スポーツの世界でもいろいろな提言、批評はあります。しかし、提言...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 大仁田先生、二つあると思います。  それは言いっ放しでないと困るんですよ。彼らが言ったことを文部科学省の中へ入ってきてやる、実施する権限なんて何もないわけですから、言いっ放しでないと困るんですよ。  もう一つは、言いっ放しじゃなくて、これは安倍首相に...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは私は全く存じません、内閣に置かれているものですから。
○国務大臣(伊吹文明君) これは、内閣総理大臣の肝いりでつくられ、閣議決定でつくられた会議でございますので、正式の国家行政組織法上に言う審議会ではないんですね。ですから、我々が監視をする立場にもありませんし、ここにはいろんな各層の人が来ているから自由に私は意見をおっしゃっていただ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 教育再生会議の私はメンバーになっておりますが、私が出席をしているのは全体会議というか総会だけです。だから、個別に、どういう議論が個別の会議で行われているのかは承知しておりませんが、再生会議が言っておるのは、ゆとり教育の結果、基礎的な学力が低下をしてきてい...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 簡単に言えば、人間として生きていく最低限の国語力、理数の力ということだと思いますね。  OECD等でも国際的な学力調査をずっとしておりますが、これは御承知のように、理科と数学においては日本はまだベストスリーぐらいに入っているんですよ。残念ながら日本語の...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 原因は究明しないといけないでしょうね。先ほど中川先生がおっしゃったように、罪人を出してくれるなとかというお言葉がありましたが、それではやっぱりいけないと思います。  特に福岡のケースは、私どもは今の御承知のように法体系の下では直接教育委員会へ介入できま...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 崩壊しているという言葉は私は所信では使っていないと思いますが、いろいろ問題点があることは確かだと思いますね。横文字を使うのは私は余り好きじゃありませんが、再生という言葉はリバイタライズですから、新しき命を吹き込み、元気にもう一度立ち上がらせるということで...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) どうなんでしょう、再び生き返らせるというか、再び生気を与えるというか、私は完全に息の根が止まったとは思っておりませんので、新たな命を吹き込むということでございます。
○国務大臣(伊吹文明君) いや、私は再生という言葉の解釈を、先生は御経験が大変深いですから、死んでいるもの、崩壊しているものを再び生き返らせるというお言葉を出しておられましたが、私は生気を取り戻させる、命を与えるというふうに解釈をしておりますから、横文字を使って説明するのはやめろ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生の今の、特に先生がライフワークとして教育に取り組んできておられる情熱からいえば、当然今のようなお言葉になると思います。  国がやっている仕事というのは、私ども後輩が申し上げるのもなんですが、幾つものことをやっているわけですね。無数の連立方程式の解を...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ありますよ。
○国務大臣(伊吹文明君) そういうことを言っているんじゃないんです。
○国務大臣(伊吹文明君) まず最初に、無数の要請を変数とした連立方程式を解かねばならないということは、小泉内閣においてとおっしゃったので、小泉内閣の連立方程式体系の中では、おっしゃったように人確法をカットするという連立方程式体系を組んでいるんだということを御説明しただけであって、...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それはそうじゃ、先生、ないんじゃないですか。私より与党での予算編成の御経験も今は野党だけどおありになるわけだから、どういう形で教員を優遇するというか、今の人確法の趣旨をやっていくかというのは、これは会計的に言えば極めて明白なことで、こちらの勘定を落とすと...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生の安倍政権への御指導、野党からの一つの御意見があったということは重く受け止めます。  しかし、私たちは、その二・七六が小さいとかということであれば、先生はしかし、人確法の優遇分をカットすると書いてあるじゃないかというところからお話を始められたから私...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) いや、それは先生、そうじゃないんじゃないですか。  だって、先生は国権の最高機関の一員でしょう。だから、我々、今まで法律を変えていることは幾らだってありますよ。先生だって随分たくさん法律を変えてこられたと思う。あるいは、新しい法律を作ってこられたと思う...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) いやいや、そうじゃないんです。  先生はこの国会にとおっしゃいましたよ。我々はそういう気持ちはありませんということを申し上げているんであって、実質的に二・七六とか数字の話のようなちまちまとおっしゃるけれども、先ほど来のお話を伺っていると、二号俸高かった...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、その前に、先ほど来先生と議論してきたことは、先輩の貴重なアドバイスとして私、受け止めさせていただきます。いみじくも最後におっしゃったように、先輩のお気持ちに沿う答弁をしたら大ごとになるという御期待に沿った答弁をできなかったことはおわびをいたします。...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 日本全体が特区の申請をすれば、もうこれは特区じゃなくなるわけですから、基本的には、今の六三三四という区切りというものはきちっと決めているわけですから、これを特区という形でなし崩し的に崩すのは必ずしも適当なことでは私はないと思います。  しかし、同時に、...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、特区の法案を出しましたときは御党も賛成をしていただいているわけですから、私は自民党だけで決めたことを言っているわけじゃございませんので、このことはまず最初に申し上げておきます。  それから、今の学制、この六三三四の見直しについては、西岡先輩が情熱...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先輩の貴重なアドバイスとして受け止めさせていただきます。  私も、未履修の問題があったときにも、大学の入試と高等学校の在り方、センター試験のこの三つの組合せが今のようなことで本当にいいのかなと、そして高等学校というのはどういう立場のものなんだろうという...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 養成制度と先生がおっしゃったのは、具体的には、教員免許試験を受ける例えば資格、あるいは合格した後の任用の期間、その間の身分ということですね、そう理解してよろしゅうございますか。  当然、将来のこととしては教職員大学院等を考えて今もうその作業は進んでいる...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 事実関係は今参考人が申し上げたとおりなんですが、安倍内閣ができたのは昨年の九月なんですよね。財政法の規定によって概算要求の締切りは八月三十一日なんですよ。これは小泉内閣ですべての作業が終わっておったということは、もうこれは先生は公務員をやっておられたから...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ちょっと参考人の答弁と先生のおっしゃっておられることがかみ合っていなかったと思いますが、大蔵省、当時の大蔵省がトリッキーなことをやったのか、自治省がやっぱりこれは一番難しいんですよ、率直に言うと。地方財政の問題ですからね、基本は。ですから、自治省との間で...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 承りました。
○国務大臣(伊吹文明君) 再生会議は、各分科会の会議に私は出席いたしておりません。総会というのか、全体会議でしか議論を聞いておりませんが、まあいろんなことをおっしゃるわけですよね、皆さんが。ですから、先生がおっしゃったような議論もあると思いますし、逆に中教審が考えているようなイメ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、しかし再生会議に物を言うなってわけにいきませんからね、物を言うために集まっておられるわけですから。  しかし、先ほど来、午前中の大仁田先生、そして西岡先輩とのやり取りでもありましたように、いろいろなことは、御意見は御意見でたくさん出していただい...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは先生、最終的には任命権者である教育委員会、具体的に言うと教育長の腕次第なんですよ。私の地元のことを言うといけませんが、京都市は割にうまくやっているんですね。  ですから、そして教育長が当該自治体の中でどの程度のヒエラルキー、横文字はいけないんです...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 民主党案であった地方自治体の長に教育権を渡すということについては、その面についてはよろしいですけれども、先生がおっしゃったように、他にいろいろ問題があるということはおっしゃっているとおりだと思います。  それで、今般、安倍総理が私と菅総務大臣におっしゃ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは従来どおりでございます。そして、であるからこそ、我々は任命する首長と任命を承認する地方議会の役割が大切であるから、本来の地方自治の役割を果たすように促すべしという総理の総務大臣への指示が付いていると。ですから、先生の方で学校評議会だとかあるいは監査...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ガバナンス駄目だよ。
○国務大臣(伊吹文明君) 全く私と相談せずに答えておりますので、他の補助制度とのバランスもあるでしょうから、一応財務省とは協議しなくちゃいけませんので、担当者がやりたいと言っている意欲を余り大臣としては抑えない方がいいと思いますが。
○国務大臣(伊吹文明君) 憲法を読みますと、国民は勤労の義務と権利と両方書いてあるんですよ。だから、働く権利も持っていますが、働かねばならない義務も負っておるわけです。ですから、勤労観というのは、職業観というものをしっかり育てていくというのは極めて大切なことで、この前の改正教育基...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、子供と向き合う時間以外の時間を教員がかなり取られているということですね。それから、本来の、これは本来の教育ではあるんですけれども、学校で義務教育として、あるいはカリキュラムとして想定されている以外の課外授業的なことにはもうほとんど手が出せない。 ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、大変お気の毒な状況であり、遺族の心情というのは、こういう事故じゃなくても私たちはやっぱり身内を失えば悲しいものですから、それは十分私も分かっております。  私の事務所にも、秘書から報告を受けておりますのでは、昨年の暮れと今年と二度来られているんで...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 遺族と接触がおありになるようですから、文部科学省の担当局の何というのか、窓口は常に開けてありますので、私に対する御要望も、できれば文部科学省の方へおいでいただくようにお伝えください。
○国務大臣(伊吹文明君) 今ずっとやり取り聞いておりました。  まず、地方公共団体の実態は調べさせましょう、これはですね。ヒアリングをきちっとさせることが必要だと思います。  それから、公立文教の補助金だとか義務教育の国庫負担金だとかというものは持っておりますけれども、基本的...全文を見る
03月16日第166回国会 衆議院 文部科学委員会 第4号
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○伊吹国務大臣 私は今、行政府の立場でここにおりますので、議会で少し経験が長い者として申し上げますと、国会の運営というのは、国会法がまずございます。それから議事規則と、あとは慣例集というのがあって、その三つによって動かされているんですね。各委員会の運営は、各党から出ておられる理事...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは高井先生、立法府である国会と法案審議をお願いしている内閣の中で、例えば私が海外に出張できるかどうかについてももめるんですよ。必ずもめるんですよ。そして、外交上大切だから行きたい、しかし、法案を出している、審議があるじゃないかという立場でもめるんです。野党の皆...全文を見る
○伊吹国務大臣 文化庁長官は私の部下でございますから、我が省で起こったことの全責任は私にあるというか、当時の文部科学大臣にあるというのは、これは当然のことです。そして、大臣がお答えするべき大局的、政治的なことは大臣がお答えをするというのは、これはもう政党間で話し合っている限り当然...全文を見る
○伊吹国務大臣 直接私はその発言を聞いたわけでもありませんし、今の発言はどこの発言なんでしょうか、国会の議事録のようなものでそういうことを申しておるんでしょうか。  つまり、マスコミの報道では私の真意が伝わらずに、えらい目に遭ったことは私は何度かございますので、必ずしもマスコミ...全文を見る
○伊吹国務大臣 文化庁次長は今生涯学習局長として在籍をしております。そして、きょうは文化庁次長も来ておりますから、前任の文化庁次長にお聞きになりたいのならば、加茂川生涯学習局長をお呼びになればよろしいんじゃないんですか。それから、当該次長のポストの継続性ということからいえば、次長...全文を見る
○伊吹国務大臣 高井先生、これは、高松塚のことも含めて、発掘をしなければわからないんですね、そういうものがあるかどうかというのはわからないんです。発掘をして、大気に触れさせるといろいろな自然的な変化が起こります。だから、私は、今回の文化庁の失敗は、マニュアルどおりやらなかったとい...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生がおっしゃったように、非常に市場経済に乗りにくい分野なんですよ、率直に言うと。しかし、例えば英国でいうと、大英博物館というのは結構収益を上げちゃっているんですね。大英博物館のスペースを使っていろいろな事業も行っておられます。今の文化財研究所は、これはもうほとん...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは先生おっしゃるとおりでいいと思います。  しかし、現実はどういうふうに動くかといいますと、民でできるものは民、地方でできるものは地方、自由民主党の政権は中央主導型の、官主導の経済管理だといって、ずっと民主党に我々は批判されていたんですよ、率直に言えば。しか...全文を見る
○伊吹国務大臣 そうならないように、責任者がよく見るというところに責任者の見識と手腕が問われるんじゃないでしょうか。そして、博物館で上がった収益は、またできるだけ新しい展示品の購入等に充てる、研究の部分は収益性は伴わないんですから、博物館の方で何か利用料収入が上がったからといって...全文を見る
○伊吹国務大臣 人間は、もう最大限の注意を払っても、人のやることですから失敗は起こります。万一失敗が起これば、それを率直に認めて、そしておわびをするという態度が必要でしょうし、特に国民的な資産というか国宝なんですから。ですから、毀損をしたということが、マニュアルどおりなされない結...全文を見る
○伊吹国務大臣 先ほど高井先生にお答えした中で申し上げておりましたが、予算の具体的な数字については、これはやはり担当者から答えさせていただきたいと思います。
○伊吹国務大臣 松本先生、私は、予算がオーダーでどれぐらいかかっているかというのは知っておったんですよ。知っておったんだけれども、大臣がそういうことを答えるということは国会の場の大臣の役割じゃないと思ったから答えなかった。  今先生がおっしゃったように、金額から比べると、もうそ...全文を見る
○伊吹国務大臣 これも先ほど高井先生に御答弁したんですが、まず、発掘をしない限りは世に出ないんですよ。こういうものがあったかどうかということ自体がわからないんですよ。発掘をして、大気に触れさせることによって菌の流通というか、今まで菌に触れていないところに自然界にある菌が入ってくる...全文を見る
○伊吹国務大臣 今見せていただいて、そのとおりでしょうね。  私は、発掘をしたときに、これが発見されたという大きな記事になったときに、いろいろな人と話をしたのは、これはもう発掘をして大気に触れさせた途端にだめになるなという話は、私は炯眼でも何でもない、これはごく常識的なことなん...全文を見る
○伊吹国務大臣 長年にわたってうそをついたかどうかはその人の現状に対する認識だと思いますが、私が見ても色はかなり変わっているわけですから、どういう対応をするかということは、やはりそのときそのときもう少し考えるべきであるんじゃないかなという気がしますね、私が見ると。  感性という...全文を見る
○伊吹国務大臣 課長の人事を国会で大臣が説明をするというのは、ちょっと大臣に本来要求されている答弁対象ではないと思いますから、必要があれば参考人から答弁させますが。
○伊吹国務大臣 いや、後ろからこの人だということを何か担当の課長が言っておりますが、それは担当の課長なり次長が答えればいいことだと思います。
○伊吹国務大臣 今名前を挙げられた人たちは、かつて文部科学省に在職をしてその仕事に従事をしておりましたから、必要な場合にはやはり私は事情を説明する義務があると思いますね、先生おっしゃったように。ですから、これは、先ほど高井先生にお答えしたように、国会というのは国会法と議事規則と慣...全文を見る
○伊吹国務大臣 どの程度この問題について瑕疵があったのか、その瑕疵の程度や、あるいは本人のそのときの責任の範囲や、それから、今先生が御注意になったようなことも念頭に置いて考えさせていただきたいと思います。
○伊吹国務大臣 今の子供のお金の使い方から見て二百円が高いか低いかというのはいろいろ議論があると思います。  しかし、先ほど高井先生の御質問にも私はお答えをしたように、交付金、つまりこれも国民の税金なんですけれども、交付金が減らされるから入場料単価を上げてそれを賄うんだというよ...全文を見る
○伊吹国務大臣 今先生の御指摘のようなことにならないように努力をするというのが私の役割だと思います。
○伊吹国務大臣 先ほど来、高井先生にもずっとお答えして、今先生の御質問も同じ趣旨で流れていると思いますが、やはり文化財研究所も博物館の職員もコスト意識を持ってやってもらう、これは本来、国立であっても当然のことなんですよね。その意識をまずたたき込む。そして、収益を上げるために、先生...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、先生だけではなく、共産党の委員の方からも、衆議院の予算の分科会で御質問があり、私は、そのときに、先生にお答えしたのと同じように、明快にお答えをいたしております。  それで、指導権がないわけではなくて、これはもう当然のことですが、私どもが主務大臣でございま...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生との質疑、共産党の委員との質疑はここに彼らが書いているようなことでなかったということは我々は十分理解しているわけですから、余り理解力が行き届かない、国会を軽視しているような団体というのは、あるいは団体の評議員、理事というのは、理事あるいは公益法人として適当じゃ...全文を見る
○伊吹国務大臣 事実関係を私は直接把握しておりませんし、また、一方の当事者からだけ伺うということは不公平ですから、一般論として申し上げたいと思いますが、私学は、先生御承知のように、教育委員会の所管になっておりませんね。知事部局がこれは戦後ずっと所管をしておられます。  先般来、...全文を見る
03月19日第166回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○国務大臣(伊吹文明君) いや、そのとおりでしょう。  先生がおっしゃるように、学校教育はもう良き教師に懸かっていると思います。良き教師の定義というのは非常に難しいと思いますが、組織を動かしていく上で大切なことは、厳しくすること、しかること、これも時には大切です。しかし同時に、...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) いや、これはなかなか簡潔にはいかないですよね、大切なことですから。  ですから、現在の行政改革推進法の下では、残念ながら五十五条というものがありまして、教職員その他の職員の総数について、児童及び生徒の減少に見合う数を上回る数の純減をさせるため必要な措置...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 文部科学省は二分の一を堅持すべきという主張でずっと来たんですよね。いろいろ大きな立場があっていろいろなことは考えたと思います。しかし、現在の仕組みの上では交付税の算定基準の中にきちっと三分の二の部分は入っているはずなんです。ですから、これを他の費用に回す...全文を見る
03月20日第166回国会 参議院 文教科学委員会 第3号
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○国務大臣(伊吹文明君) おっしゃっていることはみんな正しいと思います。しかし、正しいことをやるにはなかなか大変だということですね、現実は。  いただいた資料のように、中学校で約一万、高等学校では三千、いわゆる免許外担任というものがあります。これは参考人が申しましたような事情も...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) なぜ産科医、小児科医にならないのかという原因は少しやっぱり考えてみないといけないと思いますよ。  それは、基本的に産科は異常分娩以外は診療報酬の対象になってませんね。そして、少子化時代において産科、小児科は、残念ながら対象になる患者さん、つまり医師から...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 高市さんが来られておっしゃったのは、先生が今るるお述べになったことを私におっしゃいました。  我々はついつい誤解しがちな、その誤解のままの教科書があったということは今おっしゃったとおりなんですね。ポツダム宣言を受諾して、スターリンもその中にいたわけです...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 新しい学校教育法が立法府でお認めをいただければ、行政行為として指導要領を告示をいたしますので、それに基づいて作られる教科書、またその教科書について教科書会社が今先生がおっしゃった指導書を作るときに、それは新しい指導要領に基づいて作られるのは当然のことであ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 改正教育基本法は、御承知のように、その教育の目的の第二条のところに、豊かな情操を養うこと、それから生命を尊び、自然を大切にすることということを書いております。  宗教一般については、どのような宗派であっても、やはり人間は今おっしゃったようにちっぽけなも...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) そのとおりだと思います。もう産業構造がずっと変わってきてますから、昔のように農業あるいは中小企業、伝統産業でお仕事をする方が残念ながら少しずつ減ってきております。みんなサラリーマンとして、職住一致じゃなくて離れちゃって職場へ行っておられますから、保護者が...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今、林先生がお読みになったとおりの指導要領を定めておりますので、特に小学校の場合は担任の先生とほぼいつも行動しているわけですけれども、それ以外に校長先生もいれば教頭先生もいる、用務員の方もおられれば、時々チェックに来てくれる校医の方、歯科の校医の方もおら...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私は、文部科学大臣としては先生のおっしゃっていることはもう一〇〇%賛成です。ただ、日本の国を預かっている政治家という立場で考えると、いろいろなことのバランスを合わせていかなきゃいけませんよね。林先生のおうちは御主人がやっておられるのか先生がやっておられる...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず先生、通告というのは一応のめどですから、通告外の質問をしても結構ですし、二つ三つ一緒でも結構ですし、通告しても質問しなくたって構いません。
○国務大臣(伊吹文明君) それからもう一つは、日本の将来を担っていく子供たちがそういう財政の中でも特に重要だということは全く共通の認識なんですよ。しかし、それを言いっ放してしまっているだけでは、これはニュース解説やテレビでの話としては通ずるけれども、政治家としては通じないですよね...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今の点は、総務省がお答えしたように、例えば昔なら警察官がやってたりしたことを一部ガードマンが今やってるわけですよ。駐車違反の取締りなどは警察官の代わりに今委託した人がやっていますよね。だから、学校現場で民間に委託することができるのか、先生がおっしゃったよ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 後で政府参考人から事実関係を御報告させますが、私が所信で申し上げたのは正確にお聞き取りいただいていると思いますが、税制の改革と併せてということを、これは先ほどさんざん申し上げたことで、出の方だけ、給付のことだけ調子のいいことを言っても政治はできませんから...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ちょっとそれまでの事実関係を述べますから。
○国務大臣(伊吹文明君) 先生のおっしゃったような側面もある、これは当然のことです。それから、へき地等で、本来そういうところからこの制度はできている制度であったと思いますよ、一番最初は。ところが、だんだんそれが、今おっしゃっているような法律上の縛りもある、それから行革推進法で一方...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは文部科学大臣ですから、当然報告は受けております。  内容を申し上げますと、ちょうど今で一か月半ぐらいになりますから、これで大体七千五百件来ております。それで、これは正に先生の御提案が実を結んだと思いますが、その半数以上が休日と夜間でございます。 ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、これを今後も、今のシステムですね、国が補助をしながら各教育委員会で進めていくかどうかについては、いじめというのはいつの時代にもどこにでもある、かつ相談そのものが必ずしもすべていじめだけが来ているわけじゃないんですよ、子供にはいろいろな悩みがあります...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 存じておりますし、どのような生徒の構成になるかをおっしゃりたいことも知っております。
○国務大臣(伊吹文明君) まず、私は、外国人労働者の方々に限定して申せば、今の日本のやっていることは非常にずるいと思います。これは法律上、外国人の方々が、特に単純労働者の方々がああいう形で日本国内におられるということは本来、法の在り方としては想定していないんですよ。もしおられると...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) だれが書いたの。解説書は文科省が書いたの。
○国務大臣(伊吹文明君) いやいや、いいですか、委員長。
○国務大臣(伊吹文明君) 多分、文科省が書いたんだと思います、それはね。しかし、法治国家ですから、法律というものはあくまで告示までが法律なんで、文科省はそういう精神を大切にして教育をやろうよということだから予算を付けているわけでして、法律に類するもののところでは今の土俵の枠を壊す...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは水岡先生、悪意も何もないんですよ。むしろ、私は教師の方々、先生がかつて属しておられた組合の仲間の人たちのことを考えながらやらしているんですから。つまり、まだ調査は続行しておるんですよ。冬休みの期間も入ってないんですよ。春休みの期間もまだ入ってないん...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今のようなお話をされると、三分の一がもう精神疾患があるとか予備軍だとかということが既定方針として厚労省にお伺いされると、私もちょっと立場上困るんで、どこの調査でどういう責任のある数字かをまず教えてください。
○国務大臣(伊吹文明君) 対象数、その他調査の概要を教えていただけますか。
○国務大臣(伊吹文明君) 先ほどの先生の御指摘になった調査の概要というのを今ちょっと見てみましたが、例えば健康の不調を感じるとか、あるいは疲れを感じるとかストレスがあると、これはもう私なんかはいつもそうですよね。これは、だから、これでもって法律的に不調があるに当たるかどうかは、私...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生がいみじくもおっしゃったように、無償化には当然財源の問題がかかわってくるわけで、そして無償化をする場合は、今、幼稚園に行っている方、保育園に行っている方、どこも行っていない方も含めて、これはすべて平等に扱わねばなりませんので、水岡先生の午前中の御質問...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) すばらしいことだと思います。教科書の上で教えておるだけじゃこれは全く駄目なんですから、学校現場でできることを実践をして、お金が余らせたというのか、それをほかのことに使うということも大切ですけれども、同時にそのことは余分なエネルギー、二酸化炭素を排出するこ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 経済財政諮問会議は私も臨時委員として呼び出されまして、国会で何度も御答弁しているのと同じことを私は申し上げておきました。それは、改正教育基本法では大学という項目を新たに立てて、大学の目的として三つのことを書いております。言葉をはしょって言えば、一つは教育...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 中教審で御審議をいただいていてまだ正式に私は受け取っているものではないんですが、今、井上先生がおっしゃったことは大筋として私は大切なことだと思っております。  ですから、今回の学校教育法においても、副校長の新設あるいは教頭先生の複数配置、主幹教諭あるい...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) その面では、先生がおっしゃっていることは正しいでしょうね。  ですから、先般も西岡議員からの御質問もありましたけれども、予算については概算要求で勝負はできるんですよ、概算要求でね。しかし、残念ながら、教員の定数については行革法というのはかぶっていますか...全文を見る
03月22日第166回国会 参議院 文教科学委員会 第4号
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○国務大臣(伊吹文明君) このたび政府から提出いたしました独立行政法人国立博物館法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  政府においては、これまで簡素で効率的な政府の実現を図る観点から行政改革を積極的に推進してきたところであります。こ...全文を見る
03月26日第166回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○国務大臣(伊吹文明君) 大学には改正教育基本法に書いてありますように三つの大きな目標がありまして、目的がありまして、一つは立派な知的エリートを社会に送り出す教育です。二番目は研究です。三番目は生涯教育を含めてそれらの成果を社会に還元するということです。  ですから、教育の分野...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは当時のやり取りのことでございますのでいろいろな政策判断があったと思いますが、文部科学省が主張しておりましたのは、株式会社が大学を経営する場合、株式会社として長く存続をしなければならない限りは必ず利潤を上げなければなりません。利潤を上げるには、売上げ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 当時の文部科学省のそのような危惧に対して、一般則ではなく地方自治体が申請をした特区としてこれを実施するという決定が行われ、それに従ってLEC大学から申請があり、それを文部科学省等において審査をいたしましたけれども、結果的に、先生が御指摘になるように、そこ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まあ結果責任ということからいえば、先生の御指摘のとおりだったと思います。
○国務大臣(伊吹文明君) これは非常に法律論的に私は難しい御主張じゃないかと思います。日本国憲法第八十九条は、御承知のように、公金その他公の財産は、宗教上の組織若しくは団体の使用、便益若しくはその維持のため、又は公の支配に属しない慈善、教育若しくは博愛の事業に対してこれを支出し、...全文を見る
03月27日第166回国会 衆議院 文部科学委員会 第5号
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○伊吹国務大臣 基本的認識は、ただいま副長官からお話をしたとおりで結構だと思います。  ゆとり教育は、例えば鳩山邦夫先生もこれを大変推進されたお一人だと思いますけれども、その当時、ゆとり教育という言葉で考えられていたことと、今総合学習の中で行われている実態というのが、私はかなり...全文を見る
○伊吹国務大臣 やはり率直に言って、特に公教育は、自分の保護している児童生徒を安心して預けられるのかということを御父兄の方みんな考えているんだと思います。だから、私学へ行ったり、あるいは塾へ通ったりしているわけで、これは本来の姿としては、やはり、公立学校に通っていれば一応最低限の...全文を見る
○伊吹国務大臣 それはもう先生がおっしゃるとおりだと思います。  私は文部科学大臣としての立場がございますから先ほどのような御答弁は申し上げましたけれども、これは豊かな国には常に起こってくる現象で、小さな子供が乳幼児を見ながらお母さんがパチンコに行っているということも、先生、そ...全文を見る
○伊吹国務大臣 文化庁ではちょっとわかりかねると思いますから、私の知っている範囲のことを申し上げたいと思います。  実施主体は、先生がおっしゃっているように、文科省であって、その業務を委託しているわけですから、問題の作成等は業者がやるわけではありません。問題の作成はこちらがやる...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは、先生、文化庁は全国統一の学力テストの所管の役所ではありません。ですから、私が大臣として、問題の作成はどこでやるのか、そしてベネッセその他に何を委託するのかということは初中局からきちっと聴取しております。だから、私はそれを先生に御答弁申し上げているわけで、今...全文を見る
○伊吹国務大臣 数字は、むしろ先生が今ずっと我々の方から御報告したことをお述べいただけましたから、もう言葉を重ねる必要はないと思いますが、率直なところ、給食の意味というのを御父兄の方が、保護者の方がやはり十分理解していただくということがまず一番大切だろうと思います。  そして同...全文を見る
○伊吹国務大臣 どういうことを通知したかというのは、少し参考人から後ほど御説明をさせていただきたいんですが、特に学校の先生に負担をかけないように、例えば、従来保護者に渡していた給付金を直接校長に渡すとか、あるいは、PTAぐるみで保護者に働きかけたらうまくいったという成功事例とか、...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、先生、地教行法の改正をお願いすることにもかかわってくることですが、御承知のように、私たちが学校現場に頑張れとかどうだとか言う権限は今のところ一切ありません。これはすべて教育委員会を通じてお願いをしているわけです。そして、学校給食の実施者は市町村教育委員会な...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、先生のお手元に行っておりますでしょう、各都道府県における未納問題の取り組み状況と今後の対応方針例というのが。  その中で、文部科学省が十九年の一月二十四日に出しておる通知によれば、教育委員会における留意事項というのをまず書いているわけですね。それは何かと...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生のところへお出しするものは当然大臣は目を通しております。  そして、私が出しましたコメントは、この調査はもう少し実態もよく考えて、もう一度見直した方がいいということを、調査をした者に申してあります。  それは、例えばお昼は給食を一緒に食べますね。これは、給...全文を見る
○伊吹国務大臣 いずれ委員会、立法府にお願いをしなければならない学校教育法の改正案においては、副校長あるいは主任等の、いわゆる事務の処理、単なるペーパーワークだけじゃなくて、先生のお手元に行っている資料でいえばPTA対応だとか地域対応だとかいういろいろな渉外事務、こういうことを扱...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生と予算委員会の分科会でお話をした認識は私は変わっておりません。  あす、今お話しの佐々会長が文化庁次長のところへ面談に来るようでございますので、よく話を聞かせまして、余りに非常識なことが起こっている場合は、一番最初におっしゃった民法の規定にのっとって適切に対...全文を見る
○伊吹国務大臣 公権力の行使には否定的な日本共産党の先生から、特にしっかりやれということでございますので、拳々服膺して、あすの、会長が文化庁次長のところへどういうことを言ってくるかもよく踏まえて、先生が御心配になっていることはごもっともなことだと思いますので、よく話を聞いた上で私...全文を見る
○伊吹国務大臣 仕事の指示は文部科学省できちっと私がしております。  きょう各先生から御指摘があったことは、あす、そのまま次長は佐々会長にお伝えするでしょうし、佐々さんも、私は全く面識がないわけではありません。この方は警察庁におられて、仕事の上では私は幾らかのおつき合い、面識が...全文を見る
○伊吹国務大臣 電力会社において、事故がなかったと言っておりながら、そういうことが甘利さんがいろいろ手を入れた結果出てきたわけですね。その事実を見まして、私から担当局長には、よくその辺をもう一度再確認しろという指示は出してございます。
○伊吹国務大臣 このたび政府から提出いたしました独立行政法人日本原子力研究開発機構法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  政府は、核融合エネルギーの実現に向けた研究開発を国際協力により実施するイーター事業等に我が国として参加するため...全文を見る
03月27日第166回国会 参議院 文教科学委員会 第5号
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○国務大臣(伊吹文明君) 大変行きたいと思っておりましたが、国権の最高機関のお許しがございませんでしたので、副大臣が参っております。
○国務大臣(伊吹文明君) 先ほど来の先生の御議論をずっと伺っておりまして、政治家としての私の基本的な考えを少し申し上げたいと思うんですが、私たちは、何か事件が起こったり妙なことが発生しますと、そのことがもう必ず悪いことだという社会の大きな風潮みたいなものができちゃって、そして必ず...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 当事者を悪者にして、そして特にテレビ、バラエティー番組等で非難をすればそれですべてが終わるという社会風潮は、先生がおっしゃるとおり決していいものではないと思います。  今回見ておると、アマチュアの球界は、先生がおっしゃっていることをかなり理解して、私は...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生の御指摘はよく理解しているつもりです。そして、税法上は個人事業主なんですよ、プロ野球の選手は。ですから、要するにサラリーマンではないんです。ですから、単なる雇用契約ではないと私は思いますよ。そして同時に、契約金を契約する際に取っておりますから、企業か...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 再三、衆参国会で御答弁を申し上げておりますように、事の発端は、非常にアンフェアな印象を持たれる、仲間内の刀剣を仲間内で評価をして、そして、それによって実は権威が付いて市場価格が高くなるということについてのいろいろな御批判があったわけですから、そのことにつ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生、先ほど先生からるる御質問があった野球界のことについても私は申し上げましたけれども、民間の組織でございますので、できるだけその運営に官が立ち入って人事その他に口を出すということは、よほど相手がひどいことでない限りは、まあまあこれは慎むというのが行政の...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 御意見はごもっともだと思います。  先生のおっしゃっていることは提出しております法案にある程度やっぱり書いておりますので、例えば十二条の三号というのがあって、「前号の業務に関連する講演会の開催、出版物の刊行その他の教育及び普及の事業を行うこと。」、それ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 昨日も予算委員会の締めくくり総括で御答弁を申し上げましたが、教育であろうと文化であろうと、これは国民の税金で動いているということはもう紛れもない事実ですから、この国民のやはり苦労して納められた税金をできるだけ効率的に使って最大限のサービスを国民に提供する...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、十七年の十二月の閣議決定がありますので、これはこれで、行政の仕組みとしては尊重せざるを得ないという前提に立ってやらなければならないわけですから、私は、先ほど、市場原理というものは取らないけれども国民の税金を預かっている限りは効率化という意識をなくし...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、立派な研究をして提示したから入場者が減ったということを今言われましたが、研究をするために別途資金が要るような場合は、例えば競争的な研究費の申請をしていただいていいわけで、これは何も自然科学の分野だけに限定しているわけじゃないんですよ。  だから...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは先生、先ほど申し上げた効率化原則を失ってはならないということと市場原理となじまないということとよく似た話でね、確かに大切な国宝級、重要文化財級のものをみんな触るわけですから、修理技術だとか材料も特別でしょうし、技術も必要でしょうから、そういうものは...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) このたび政府から提出いたしました国立大学法人法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  この法律案は、国立大学法人における教育研究体制の整備及び充実を図るため、大阪府内に所在する国立大学法人の大阪外国語大学を大...全文を見る
03月28日第166回国会 衆議院 文部科学委員会 第6号
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○伊吹国務大臣 先生の御指摘はごもっともでございます。  先生を初め多くの国会の先生方から、教育基本法の改正に際しまして、未履修の調査等の御要請がございました。そして、従来、文部科学白書というのは、事務局に伺いますと、前々年の十二月から前年の十一月までの一年間の出来事を記述する...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生の御指摘に、少し事実関係を申し上げたいと思いますが、閣議に報告をしてから正誤表で補正したというのは事実ではございません。  実は文部科学白書というのは閣議そのものの了解をとるものではございませんので、閣議にはきちっとこういうものを出しました、内容はこうでござ...全文を見る
○伊吹国務大臣 イーターといいますか、核融合の本格的な設備をつくって実験研究を始めるのは、これはおっしゃったように、とても大変な経費負担がかかりますからこそ一国ではできない。しかし、人類が将来生きていくためには、今の化石燃料に頼るということは、もう埋蔵量からいって限界がありますし...全文を見る
○伊吹国務大臣 反論ということが適切かどうかわかりませんが、これだけの国民負担を使うことの意義、それから、すぐに効果が出てくるものではないという、科学技術開発の持っている宿命のようなもの、しかし、今のエネルギー状況がどうなっているかということを考えると、そこへ挑戦せざるを得ない人...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは当時の小泉内閣でもやはり、先生がおっしゃったように、難しい決断を迫られたと思いますね。  政治家というのは常に厳しい決断を迫られて、下した決断について、結果的に批判を受ける。先生が御批判をしておられるという意味じゃないですよ。批判を受ける立場であるというこ...全文を見る
○伊吹国務大臣 核エネルギーというのは、環境問題あるいは将来のエネルギー資源を考えれば、これはやはりどうしても使いこなさなければいけないエネルギーだと思います。しかし、同時に、国民の中には根強い、核に対する心配、アレルギーというものがありますから、事故が起こったり失敗をしたときに...全文を見る
○伊吹国務大臣 保坂先生、整理してお答えをした方がいいと思いますが、先ほど石井先生からも御質問があったように、文部科学省は原子力開発機構の所管官庁であることは確かです。と同時に、大学、研究所を初め多くの研究型のいわゆる試験研究炉を所管しております。ここでおかしなことがあるかないか...全文を見る
○伊吹国務大臣 私の所管しているところでは私の指示に従ってきちっと仕事をすることは当然であります。
03月29日第166回国会 参議院 文教科学委員会 第6号
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○国務大臣(伊吹文明君) まあ、文部科学大臣であった遠山さんは女性の奉行でしたからね、きめ細やかな配慮はしておられたと思うんですが、現状を見ると、やはりいわゆる学部の学生の六割以上が先生がおっしゃったように三大都市圏以外の大学で学んでいるんですよ。ですから、これらの三大都市圏以外...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) この前、文部大臣をやられた、東大総長を御経験になった有馬先生とお話をしておりましたら、最高学府の総長をやられたこの方がおっしゃったことは非常に私は印象的だったんですが、学力の低下が来しているということを新聞が書いたり再生会議で議論されているけれども、一番...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 国公立、私立を通じて、先般お認めをいただいた改正基本法では、教育と研究とそしてそれらの成果の地域還元ということが法律に明確に書かれておりますね。そして、私立というのはやはり建学の精神というものがありますから、それなりの特色のある授業が行われております。国...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 広中先生、私は大臣に就任する前、自民党の道州制調査会長をしていたんですが、まだまだ、大学をどこへやるかなんというような議論はとても、少なくとも、民主党さんは進んでいらっしゃるのかも分かりませんが、自民党の中ではやったことはございません。  ありていに申...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 率直に申しまして、財政再建という大きな国家的な課題が一つございますね。それから、国民の負担でもって特に国立大学はその運営の大部分が賄われているということがありますから、この要請にはある程度こたえないといけないと思いますけれども、しかし、教育という分野につ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、率直に言うと、非常に難しいいろいろな要素があると思います。先ほど神取先生が御質問になったことも、地方への配慮ということもあると思いますし、国際競争力ということを考えると、イノベーションその他、市場に乗りやすい分野、経済発展に結び付きやすい研究を重...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 何事も、先生、メリットとデメリットはあるんですよね。だけど、デメリットよりメリットが大きければ、組織を管理している者はどこかで決断をしなければならない。決断をしたら、デメリットをあげつらって批判を受けるということは常に覚悟をしてやらなければならないという...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) どの程度の方が夜間部で学んでおられて、夜間部の実態がどうなっているかということは参考人から後ほど御説明をさせます。  私も、党の要請があって大阪へ参りましたときに、やはり夜間部をやめさせないでといって女子学生の若い人たちが二人ほど私にお話がありました。...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生おっしゃるとおりだと思います。  環境問題というのは財政再建と非常によく似ておって、今に生きる者がいい目を見る、楽をするために次の世代にコストを残しているというのとよく似ているんですよ。ですから、今に生きる者が便益のある生活を維持するために環境を破...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 文部科学大臣に就任しましたときの記者会見で言ったことで大変物議を醸しまして、賛否両論をいただきました。  私は別にとっぴなことを言ったわけじゃなくて、学習指導要領に書いてあるとおりのことを言ったわけです。学習指導要領には、日本の伝統文化、歴史を学び、進...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 余り将来のことはちょっと私も、経済社会状況がどう変わるか分かりかねますが、まず、先生も正にそうおっしゃっていたように、大学の研究、経営に当たる者が国民の血税を使っているからという効率化原則を持つということ、これはもう大前提で、その上での話なんですよ、私が...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先ほど来、神取先生、広中先生、山本先生の御質問にお答えしたとおりの私の考えでやっております。  したがって、国立大学のみならず、私学も同じ扱いでいいという前提で私学出身の経済財政諮問会議の委員は御発言をいただいておるものだと理解しております。
04月04日第166回国会 衆議院 文部科学委員会 第7号
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○伊吹国務大臣 このたび内閣から提出いたしました武力紛争の際の文化財の保護に関する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  政府は、今国会において、人類の貴重な資産である文化財の国際的な保護に一層貢献するため、ユネスコにおいて採択されている武力紛争の際...全文を見る
04月06日第166回国会 衆議院 文部科学委員会 第8号
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○伊吹国務大臣 先生が御指摘になっているように、単にその国のものだけではなく、国際的に見て、全人類の財産ですから、我々人間の業のような行いの中で、人間がそれを壊すということのないように、各国が自制心を持って対応する、そしておのおの、能力と技術を持っている国は、それのない国に対して...全文を見る
○伊吹国務大臣 世界文化遺産とかいろいろ既に指定されているものもあるわけですから、ユネスコでの審議の状況も見きわめながら、腹づもりをしておくということは大切だと思いますが、とかくこういうものはだれかがぺらぺらしゃべりやすいもので、陳情合戦とかいろいろなこともありますから。  ま...全文を見る
○伊吹国務大臣 条約を読んでみると、平時において先生がおっしゃった標識を使用することを禁止しているわけではありませんのでね。ちょうど、赤十字というか、レッドクロスのようなものだと思います。戦争のときも、赤十字をつけているものについては攻撃をしないとか。  ですから、平時において...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生から御質問があるということで私も少し話を聞いてみましたが、これは、現在でいえば大韓民国の地域から出土したものであって、当時、小倉さんという方が購入をされ、そして国立博物館に寄附をされたものだと伺っております。
○伊吹国務大臣 これは、現在の韓半島の北朝鮮部分から出土をして、所有者から東京芸術大学に寄附されたというふうに伺っております。
○伊吹国務大臣 まず、先生、政治家としての道義あるいは感情ということは一つあります。それは私も決して軽視をするわけではありません。そのことは、翻って、国と国との間の友好あるいは品格ということにはなってくると思います。しかし、現実の国際社会というものは、国際法と条約によって国と国と...全文を見る
○伊吹国務大臣 先ほど私が申し上げましたように、国と国との関係は、国際法体系のもとで条約、協定によって、お互いに主権を持っているもの同士の約束として締結されたものは、やはり基本的には尊重しなければならないと思います。  今、先生がおっしゃったオーストリアの件については、これはオ...全文を見る
○伊吹国務大臣 保坂先生、我が方がしっかりやらなければならないことは、法のもとの平等を考えて窓口審査を云々というようなことも書いておりますけれども、法のもとの平等ということは、何をしてもどういう立場であっても同じように扱うということじゃないんですよ。例えば、競馬関係に携わっている...全文を見る
○伊吹国務大臣 先ほども民主党の笠委員にお答えしましたように、人類共通の資産ですから、お互いに自制心を持ってそれを守っていくということは当然のことで、その原則を今回の条約で記述しているという理解を私はしております。  ですから、戦争というのは国と国との主権のぶつかり合いであるわ...全文を見る
04月10日第166回国会 参議院 文教科学委員会 第7号
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○国務大臣(伊吹文明君) このたび政府から提出いたしました独立行政法人日本原子力研究開発機構法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  政府は、核融合エネルギーの実現に向けた研究開発を国際協力により実施するイーター事業等に我が国として参...全文を見る
04月11日第166回国会 衆議院 文部科学委員会 第9号
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○伊吹国務大臣 さきの国会での教育基本法に対する御党の対案の流れからいうと、今藤村委員がお話しになったような御主張になるのが私は当然の流れだと思います。  それで、十一年の地方分権一括法のことを先ほど政府参考人が申しましたが、それまでは機関委任をしておったわけですから、これはも...全文を見る
○伊吹国務大臣 これはもう藤村委員は御専門ですから、私のような者がちょうちょう申し上げるまでもないのですが、今も法律上は十年の研修というものがあるんですね。ただし、この十年の研修というのは、法定はいたしておりますが、どちらかというと自分の専門分野を伸ばすというのか、自分の得意分野...全文を見る
○伊吹国務大臣 先ほど参考人が申しましたように、教員の適格性というのはやはりなかなか、これはその判断が難しいですよね。どちらかというと、専門性というのは比較的、ペーパー試験等でわかりやすい。ですから、今考えております十年の研修の受講修了の認定をしなければなりませんから、その認定の...全文を見る
○伊吹国務大臣 先ほど来御答弁申し上げておりますように、現在の十年研修というのは、参考人の言葉をかりれば、得意分野を伸ばすとか深掘りをするとかということをやっておったわけで、今回は、免許を付与するための基準を定めた者である文部科学大臣が、研修の内容を具体的に示すことによって、教員...全文を見る
○伊吹国務大臣 今度は逆に私から、先生そうしがらみにとらわれなくてもというお言葉を返したいんですが。  やはり私学も、今の行政システムができ上がった後、昭和四十五年からは、国費というか、国民の汗とあぶらの結晶がそこへ投入されているということを考えますと、未履修の問題をも含めて、...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは先生、実際予算要求をしなければならないというのは二年後のことでございますから、どういうふうに仕組んでいくかということは考えなければいけませんけれども、やはり、自分の職業を担保する免許ですから、ある程度は自己負担というか、当然、免許保持者がその費用を負担すると...全文を見る
○伊吹国務大臣 沖縄での、第二次世界大戦というか太平洋戦争末期のあの戦争を、沖縄でやるまでに戦争をとめた方がよかったかどうかということについては、当時の指導者の判断でございますから、後で私から言わせれば、それは、なぜもっと早く手を打たなかったんだろうかなと思います。  しかし、...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、先生、私は、法律上の検定権者に文部科学大臣としてなっておりますが、政党人として一番気をつけなければならないことは、議院内閣制で現在の日本の統治は行われているんですよ。ですから、政権をとった者の、政権政党、私は自由民主党でございますが、政権政党の価値観あるいは...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは、先生、これはいろいろな判断があると思います。だから、今回の教科書の問題はそれとは違うんじゃないんですか、教科書の記述の問題は。  ですから、いろいろな判断のあるものについては、一方に偏った記述を避けるということが教科書検定の意味合いであって、私は、日本軍...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生、何度も申し上げているように、検定の中身について私がお答えできるほど日本は恐ろしい国じゃないんですよ。そんなことを私がお答えできるということは、検定の内容に私が深くかかわっているということになるんじゃないでしょうか。私は、そんな国であってはいけないと思います。
○伊吹国務大臣 まず、もちろん私は介入はできないわけですが、これは先生、もう釈迦に説法ですけれども、日本の仕組みとしては、種々議論のあることは最高裁の判決をもって最終結論とするという取り決めをしているだけなんですよ。最高裁の判決だって裁判官の主観によって変わるわけですから、一審有...全文を見る
○伊吹国務大臣 このたび政府から提出いたしました放射線を発散させて人の生命等に危険を生じさせる行為等の処罰に関する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  政府は、今国会において、人の生命または身体の重大な傷害を引き起こす意図等を持って行われる放射...全文を見る
04月12日第166回国会 参議院 文教科学委員会 第8号
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○国務大臣(伊吹文明君) 今まで先生がずっと御質問になっていることは、すべてこれを実施していく上で我々が配慮をしなければならないことなんです。  しかし、同時に、我々が現実に便益を受けているいろいろな当然と思っている例えば薬品、あるいはいろいろなメカニズムその他は、多分百分の一...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) そんなに先生、外交というのは簡単に割り切れるものじゃないんですよ。一国を預かっている立場からすると、人道上の配慮ももちろんあると。しかし、国家をあずかっている限りは、日本国民の安全保障と日本国民の幸せを一義的に政治家は考えなければならないと。ですから、国...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、協定上はさっき外務省から御説明をしたように全会一致になっているんですよ、理事会は。日本もその七つのグループのうちの一つですから、理事会は協定を使ってやっているわけですから、動いているわけですから、協定に反することはできないんですよ、この機構は。だ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 昨日、温家宝総理が来られまして、安倍首相と首脳会談がございまして、私も同席をいたしておりましたが、その席でも、今先生がお話しになった青少年の交流について積極的に取り組もうというのが温家宝さんと安倍さんとの間の話でもありました。  現在、この前先生に御答...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、先ほど林先生にもお答えしたんですが、私が決意を述べても、できるかできないか分からないんですよ。  ただ、何度も申し上げているように、日本がここで後退をして、やった人たちだけでうまくいってこの技術を押さえられたら、もう日本は大変な目に遭うわけです...全文を見る
04月13日第166回国会 衆議院 文部科学委員会 第10号
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○伊吹国務大臣 ただいま先生の御質疑をずっと伺っておりまして、いろいろなやはりケースがあって、率直に言って、私も大変勉強になりました。  先ほど来、各省が縦割りという御指摘もありましたけれども、多分、そのような核のテロが行われた場合は、これは当然、内閣として、危機管理上、対策本...全文を見る
○伊吹国務大臣 ちょっと、それははっきり整理して、日本は法治国家ですから、法律に従ってきっちりやらないといけませんから、整理してお答えをします。  原子力研究開発機構は、いわゆる発電に使われていない原子炉を十基持っておりますが、これらは私が所管しておりますから、当然、すべての施...全文を見る
04月17日第166回国会 衆議院 本会議 第23号
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○国務大臣(伊吹文明君) ただいま議題となりました三法案につきまして、逐次その趣旨を御説明申し上げます。  まず最初に、学校教育法等の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。  昨年、約六十年ぶりに教育基本法が改正され、新しい時代に求められる教育理念が法律...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 馳議員から十一にわたる御質問がございました。  まず、学習指導要領の見直しでありますが、現在、中教審において審議をいただいております。その中では、国会で御承認をいただきました改正基本法の理念を踏まえて、基礎的な知識の着実かつ確実な定着とその活用をする力...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 野田議員にお答えを申し上げます。  先生がおっしゃったように、心を澄まし、耳をそばだてて聞いておりましたが、何分にも直前に御質問の予告をいただきましたので、漏れがないことを確信してお答えをいたしたいと思います。  まず、免許更新制についてお尋ねでござ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 西議員にお答えをいたします。  いわゆる不登校あるいは引きこもりの原因についてはいろいろなものがあると思います。学校、家庭の問題あるいは本人の意識の問題。したがって、学校や家庭あるいは関係機関がお互いに協力し合って、このことを子供のために解決してやらね...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 石井議員にお答え申し上げます。  まず、義務教育の目標を含んだ学校教育法で教育の大枠を定めるということ云々というお話がございましたが、教育理念を規定する教育基本法とそれから学習指導要領の間をつなぐ法律として、学校教育法に教育の目標を書いております。 ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 保坂議員にお答えをいたします。  いわゆるゆとり教育と学力についてのお尋ねでありますけれども、再三申し上げておりますように、国際的な学力調査でありますOECDのPISA二〇〇三によりますと、日本の子供の自国語の読解力の低下がある、それから、学習意欲や学...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 糸川議員にお答えをいたします。  改正教育基本法では、学校において体系的な教育が組織的に行われねばならないということを、御承知のように六条の二項に定めております。したがって、昨今のいじめや子供の自殺問題、あるいは社会や家庭の変化に伴う子供の安全にかかわ...全文を見る
04月17日第166回国会 参議院 文教科学委員会 第9号
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○国務大臣(伊吹文明君) このたび政府から提出いたしました武力紛争の際の文化財の保護に関する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  政府は、今国会において、人類の貴重な資産である文化財の国際的な保護に一層貢献するため、ユネスコにおいて採択されている武...全文を見る
04月18日第166回国会 衆議院 教育再生に関する特別委員会 第1号
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○伊吹国務大臣 ただいま議題となりました三法案について、逐次その内容を御説明申し上げます。  まず、このたび政府から提出いたしました学校教育法等の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  昨年、約六十年ぶりに教育基本法が改正され、新しい...全文を見る
04月18日第166回国会 参議院 本会議 第18号
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○国務大臣(伊吹文明君) 下田議員から一つ、介護福祉士の資格についてのお尋ねがございました。  厚生労働省の指定を受けております大学等の養成施設を修了した者は、御指摘のように、国家試験を経ることなく課程の修了をもって介護福祉士の資格を付与されております。一方、厚生労働省の指定を...全文を見る
04月19日第166回国会 参議院 文教科学委員会 第10号
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○国務大臣(伊吹文明君) これは、先生、むしろ私にお聞きになるよりも外務大臣にお聞きになるべきことだと思うんですよ。  おっしゃっているように、矛盾があることは分かります。しかし、国際的な約束事として結んだ条約を国会の批准をしていただいて、その国会の批准の範囲の中でそれを国内的...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まあ、麻生さんが外務大臣になる前に結んでおって、延々と批准せずに続いている部分がありますから、よく先生の御意向は伝えますが、同時に、その条約の中でも、同時に世界遺産条約というのがあるわけでしょう。その中には今御指摘になったような各国が世界遺産に対して果た...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 心情としては私はもう全く先生と一緒なんですよ。しかし、優しい心だけでは国際社会は生きていけないということも、これは現実なんですね。北朝鮮だけじゃないんですよ。アメリカだってハーグ条約には入っていないんですよ。なぜ、先ほど外務省の参考人が、るる努力をしたけ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは条約の内容にかかわることだと思いますけれども、この今回お願いしております法案の前提になっている条約、ハーグ条約及びその議定書は、締約国自体にその被占領地域から流出し輸入された文化財を返還する義務を課してはいるわけですけれども、しかし、このことは正当...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、井上先生、国が指定をする、あるいは地方自治体が指定をするということによって文化財の所有者にも一定のやはり義務が掛かってくるんですよ。文化財といえどもこれは私有財産ですからね、売却をしたりすると多額のお金が入ってくるという面もあるわけですね。ですから...全文を見る
04月20日第166回国会 衆議院 教育再生に関する特別委員会 第2号
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○伊吹国務大臣 先生が文部科学大臣として御在任中に出された総合学習のあり方の見直しについては、現在、中教審で着実に審議が行われております。  ただ、その間に、先ほど御指摘がありましたように、六十年ぶりの教育基本法の改正がありましたので、その改正教育基本法を受けて、学校教育法を現...全文を見る
○伊吹国務大臣 御指摘があったように、日本の授業時間、特に義務教育の授業時間は世界的に見て非常に短いというのはそのとおりだと思います。同時に、学習時間と学力との間の相関関係についてはいろいろな意見があることは先生御承知のとおりだと思いますが、現在においても、各教育委員会の自主的な...全文を見る
○伊吹国務大臣 文部科学省のどの者がそういう表現をしたのか、私は、そういうことは私の部下は言っていないと思いますけれども。少なくとも、日本という国は議院内閣制で動いているわけですから、今、自民党、公明党が政権を担っております。しかし、民主党さんが政権をとられる場合もあるでしょうし...全文を見る
○伊吹国務大臣 先ほど先生から、日本の国語の大切さがお話しされました。  フランス人というのはフランス語を大変大切にしておりますね、おっしゃったとおり。私は苦い経験があるんですが、私はフランス語が堪能じゃありませんので、パリで英語でフランス人に話しかけたんですよ。そうしたら、す...全文を見る
○伊吹国務大臣 このことは本会議でも民主党の野田筆頭理事から私に御質問がありまして、私はお答えしたんですが、民主党の御提案なすっていることが現実に可能であれば、百時間というのは三十時間よりいいに決まっていると私は思います。問題は、授業に穴をあけないように長期休暇の期日を利用しなが...全文を見る
○伊吹国務大臣 基本的に、教育というのはやはり国民の意思によって私は行われるべきだと思っております。したがって、国民の意思は、憲法上正当な選挙で選ばれたその代表をもって主権というのは行使されるわけですから、国会が決めたことに従って粛々と行われる、これがまず原則だろうと思います。 ...全文を見る
○伊吹国務大臣 保利元文部大臣を初め、私の前任者である小坂先生に至るまで、まさに、教育基本法の井戸を掘ってくだすった方々であって、最後に、私は締めくくりに水を飲む立場になったわけでございますが、これから実は、その水を使って、いかに日本の子供たちを元気な子供につくり上げていくかとい...全文を見る
○伊吹国務大臣 先ほど中山委員からも御質問があり、大臣のときの御指示も中教審に出ていたわけでして、さきの国会で教育基本法が改正をされましたので、その教育基本法だけで学習指導要領という大臣告示を改正するには、私は、やはり少し謙虚で慎重でありたい。ですから、学校教育法を立法府の御審議...全文を見る
○伊吹国務大臣 ただいま総理がお答えしたことですべてが尽きていると思いますが、特に、先ほど中山理事からも御質問があったような、外国語の教師ですね、確保が非常に難しいような場合は、今先生のおっしゃったような電子的なメカニズムを利用するということは非常に私は有効だと思います。諸外国、...全文を見る
○伊吹国務大臣 もう小坂委員に申し上げるまでもないことだと思いますが、社会が大きく変わってきて、これは豊かな社会の宿命のようなものだと思いますけれども、核家族化が進んで、そして共働きという現実があって、同時に、そのことが地域社会の形成を非常に難しくしておりますから、従来の家庭と地...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは小坂大臣時代の大変いい仕組みだと高く私自身も評価をさせていただいております。  金を持っている保護者の子供が塾へ通うという以上に、先ほど申し上げたように、核家族と少子化のもとでは、授業が終わった後、子供はひとりぼっちで居場所がないんですね。これがやはり子供...全文を見る
○伊吹国務大臣 単に高校の未履修問題だけではなくて、今小学校から起こっていることは、最後はいい大学へ入りたいということに原因があると思います。  今、未履修について先生がおっしゃったことは、高校卒業生としては最低限ここまで身につけてもらいたいということを、国会の議決に従って我々...全文を見る
○伊吹国務大臣 全くそれは先生がおっしゃるとおりだと思います。  公明党はかねてから現場主義ということを非常に大切にしてやっておられますので、文部科学省も、私から指示をいたしまして、特に1種で採用になった諸君にはできるだけ、教員免許を持っていませんとこれはなかなか難しいんですね...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、どんなに能力があって、そして頭がよくても意欲がなきゃだめなわけで、これは先生おっしゃるとおりだと思います。  したがって、先般改正していただいた教育基本法を踏まえて、今回お願いしている学校教育法の三十条には、今まさに御指摘になったように、「主体的に学習に取...全文を見る
○伊吹国務大臣 今先生からの御質問は、私学、特に高等学校以下の私学と知事部局、教育委員会との関係だと思います。  それで、先生が整理していただいた御理解で今回の法律はできておりますので、御理解どおりでテレビをごらんの国民の方々も理解していただいて私はいいと思います。  一つ大...全文を見る
○伊吹国務大臣 今総理が持っておられたのを私も拝見しまして、先生のお話も伺って、すばらしいことだと思いますし、またすばらしい先生だと思います。  とかく学校現場の教員室は、先輩も後輩も同等だという雰囲気が割にあるんですね。一般社会では、やはり経験を積んでいる先輩社員が新しく入っ...全文を見る
○伊吹国務大臣 先ほども総理が答弁をいたしましたように、議院内閣制で日本の統治は行われているわけですから、自民党、公明党が政権を持っているときに、自公の大臣あるいは自公のイズムで教科書が決められるということはありません。また、菅さんが総理になられてもそういうことをやってもらっちゃ...全文を見る
○伊吹国務大臣 これも、根拠について私がお答えするということは、私は検定内容に立ち至っているということですから、本来不適当だと思いますが、検定の後、先生の御質問と同様の質問が幾つか国会でありましたので、そのプロセスを事務当局に、つまり検定審議会の事務局を務めている文科省の課に伺っ...全文を見る
○伊吹国務大臣 委員長の御指名なので、お答えをいたします。
○伊吹国務大臣 きょうはテレビも入っていますから、菅先生、やはり冷静に、そして、検定というのはどういう仕組みで行われているかということをテレビを見ておられる方に誤解のないようにお話をいただきたいということを総理は言っているんです。つまり、藤岡さんであれ、あるいは教科書をつくる会で...全文を見る
○伊吹国務大臣 聞いておられる方がどういう判断をされるかは、聞いておられる方にまずゆだねたいと思います。  まず、菅さんは、それじゃ、自決をされた方はすべて軍の強制によって自決をされた、そしてすべて……(発言する者あり)いやいや、ちょっと待ってください。だから、すべて手りゅう弾...全文を見る
○伊吹国務大臣 何度も申し上げているように、すべてのことについて軍の関与があれば、ということが真実であれば、そのような教科書ができるんですよ。だけれども、すべてあったか、すべてなかったか、どちらでもないから、一方的な記述はよくないという検定をされたんだと私は理解しております。 ...全文を見る
○伊吹国務大臣 何度も申し上げておりますが、すべてなかったということもなければ、すべてが軍の強制によって行われたという記述もないわけであって、今お話しになったように、軍の強制があった一部においてはとかという教科書になっていますか、従来の教科書が。なっていないんじゃないんですか、従...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、先生のお父さんの松本十郎先生に私も大蔵省時代御薫陶を受けたことを、もう一度ここで申し上げなければなりません。  それは、今まさにおっしゃったように、一国を預かる政府を形成する政党の場合は、必ずつじつまの合った話をしなければならないんですよ。ですから、教育...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、きょうはテレビが入っておりますから、国民の皆さんに誤解のないように申し上げなければならないのは、緑資源公団その他の事業の規模というものは、一般会計の税金ではありませんよ、先生。これはすべて、借入金あるいは財投債、財投機関債から出ているお金であって、今教育に要...全文を見る
○伊吹国務大臣 先ほどから公共事業についてというお話がありますが、それは道路整備五カ年計画だとか港湾整備何カ年計画ということを言っておられるわけですか。(松本(剛)委員「臨時措置法もあります」と呼ぶ)措置法もあります。  そして、これは先生、政権を担うことを目指しておられる政党...全文を見る
○伊吹国務大臣 今回でも、例えば地方分権一括法の中の一部を地方自治法の範囲の中で直すことについては、安倍内閣の中で調整をして、そして地教行法の改正案として国会にお願いしているわけですね。ですから、将来、法律というものは国会の御承認を得られれば直せるわけです。先生の御認識は全く間違...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、先生、先ほどの行革の法律について言えば、考えは、私とこうしてお話ししていて、そんなに変わらないと思いますよ。しかし、あれを法律として出していることに御賛同いただけるかと言われると、財源だとか何かの話は一体どういう前提でお話しになっているんだろうなとか、詰めな...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは先生、先ほど来何度も申し上げているように、「日本改造計画」を書いて、党首になったら全く違うことを言えるということとは違うんですよ、法律と予算で動かしているということは。  ですから、国民負担を求めるのなら、それだけの国民の理解を得なければならない。あるいは...全文を見る
○伊吹国務大臣 ですから……(松本(剛)委員「その言葉はちょっと撤回していただかないと」と呼ぶ)いや、ちょっと待ってください、話しているから、話しているから。  ですから、我々は、必ず財源を見つけない限りは、すぐに御賛同するということは言えないんですよ。だから、取り消せとおっし...全文を見る
○伊吹国務大臣 自分の著書で書いていることと今その方がおっしゃっていることが全く違うということと、政権を担っている、法律、予算で動いている者の立場は違うんですよ、それは先生。  ですから、今、率直に言えば……(発言する者あり)いや、だから、率直に言えば……。  では、出してお...全文を見る
○伊吹国務大臣 それでは伺いますが、このままの財政の状況でよろしいと御党は、特に政策の責任者は考えておられるんですか。つまり、今生きている者が、負担をしている税以上のサービスを受けて、その後の処理を次の世代に回していくということについて、世代間の不公平があるのかないのか。  財...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生は御自分で少し気が短いと書かれているとおっしゃいましたが、お父さんは随分気の長い方でしたから、ごゆっくりお話しいただいて結構だと思います。  私は、先生のおっしゃっていることに反対をしているわけじゃないんですよ。ただ、予算編成というのはこれから概算要求をして...全文を見る
○伊吹国務大臣 今先生がおっしゃった、独立しているというのはどこに対して独立しているという意味なんでしょうか。  私は、民主党案はある意味では非常に、失礼ですが、矛盾をしているんじゃないかと思いますよ。というのは、教育の最終責任は国にあるということをおっしゃっているわけですね。...全文を見る
○伊吹国務大臣 地方を大切にするということは、私は菅さんと意見が全く一致したなと思って聞いておりました。今も文教行政はそういう形で進んでおります。  それから、むしろ、先生がおっしゃった細かに一々というのは、銀行管理をしているわけじゃありませんから、それは銀行が融資先を細かく見...全文を見る
○伊吹国務大臣 法律の所管大臣において適切に対応していただくのが筋だと思いますが、「児童の健全な育成の推進のために特に必要がある場合であって、本人の同意を得ることが困難」なときという、この本人の同意を得るのが困難だというのが、同意を求めたけれども嫌だと言ったのか、もう物理的に多く...全文を見る
○伊吹国務大臣 後ほど総務大臣からお答えがあるのが適切だと思いますが、一般論として言えば、先生御承知のように、教職員の給与は国と都道府県でこれを負担しておりますし、授業料は義務教育は無償でありますし、教科書も無償の供与をしているという状態でやっているわけですね。  ですから、基...全文を見る
○伊吹国務大臣 今総務大臣からもお答えをしましたが、六億九千万円という、三億七千万の減になっております。これはもう先生がおっしゃったとおり、予算だけ見ると五三・八%という大変な教育水準の低下なんですが、このうち、小学校費、中学校費というのは九千七百万なんですね。あと、社会教育と文...全文を見る
○伊吹国務大臣 教員養成については、もう藤村先生に申し上げるまでもなく、絶え間なくやっておるわけですね。  そして、今御指摘があった昨年七月の中教審の答申では、まずカリキュラムを改善していく、教職実践演習の必修化、それから教員養成を行う大学に対する、教える内容についての是正勧告...全文を見る
○伊吹国務大臣 今、先生、これは確かに免許を持っていて十年現場にいる人を対象にしていますが、しかし、現職教員でなかった免状の所持者、いわゆる今のお言葉で言えばペーパーティーチャーについては、更新の講習を実行できないから有効期間が過ぎた時点で一たん免許が失効しても、新たに教職につく...全文を見る
○伊吹国務大臣 御提案は非常にいい御提案だと思います。野田筆頭理事から、私が文部科学委員会でどうもその方がいいなという顔をしていたという御質問をいただいたほど、なるほどいいなと一瞬そういう顔をしたのかもわからないんですが、率直に言うと、今のこの民主党さんの案だと、教員のローテーシ...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生、先ほど来、るる総理から御答弁申し上げておりますように、今先生がおっしゃった生活習慣その他の調査の結果と本人の学力のあり方というのは、これは日本の教育のために大変大切な要素なんですね。それを把握した上で、これから教育委員会はどういう形の指導をしていくか、どうい...全文を見る
○伊吹国務大臣 簡単にお答えします、あすの赤旗に私が本人の同意を得ていないということを認めたと書かれると困りますから。  御本人には説明をし、御本人が同意をするから受けておられるということだけは御理解ください。
○伊吹国務大臣 先生からもいろいろお話があって、そして、今の法体系からいくと文部科学省において直接調べるわけにいきませんので、各教育委員会に調査をお願いした。  従来は、御承知のように、いじめによる自殺があるかということを聞いていたわけですが、複数の回答を可能とする調査票に変え...全文を見る
○伊吹国務大臣 文科省自体がそういうことをしているということは、現在の日本の教育の体系からはあり得ないんですよ。文科省が学校現場を指導したりあるいは教育委員会に直接指導するということはできないんです。  ですから、先生が先ほど来、隠しているというようなことは、これはやはり、学校...全文を見る
○伊吹国務大臣 裁判については、原告と被告があるわけですから、原告の冤罪という言葉を一方的に使って記者発表をしたということは、私は不適当なことだと思います。私にもちろんそのことは報告しておりません。また、教科書の検定について、結果だけを私に報告するように申してあるのは、先ほど総理...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生、まずちょっと間違いのないようにしておかねばならないのは、再生会議が何か提案をしたから法改正をするわけじゃないんです。再生会議の提案以外のものでも法改正はいたします、必要なものは。そして、それは、議院内閣制ですから、当然与党との協議があって、最終的に行政の長と...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、糸川先生にもさきの国会では大変いろいろ御議論をいただいて、立法府の意思として教育基本法が改正になりました。そこに教育の目標というのが書いてあったわけです。  ですから、それを義務教育の場で具体化していく作業が実は学習指導要領、そしてそれを支えていくのが教育...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは教育だけを考えるわけにはいかなくて、やはりいろいろな観点から行政というのは考えていかなければなりませんので、先ほど来お話ししておりますように、やはり特定政党のイズム、あるいは特定の首長のイズムが出るというのはそう私は感心したことじゃないと思いますので、国が直...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは総務大臣がお答えになる方が適当かもわかりませんが、まず、先般来、先生から再三御指示があったんだけれども、なかなか中学校の義務教育が出てこなかったのは、教育委員会じゃないんですよ、むしろ私学の結果がなかなか出てこなかったわけです。私学は知事部局にお願いした。だ...全文を見る
04月23日第166回国会 衆議院 教育再生に関する特別委員会 第3号
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○伊吹国務大臣 今、猪口委員がるるお述べになったことで、むしろ答弁は要らないんじゃないかと思うほど内容が充実したお話だったと思います。  率直に言って、教育というのは、できるだけ党派性、イズムに支配されないように、おのおのが謙虚に自己抑制をしながらやらねばならない。まず一番その...全文を見る
○伊吹国務大臣 今先生がおっしゃったことでこれもすべてが尽きているわけですが、我が国の最高法規というのは、言うまでもなく憲法なんですね。  それで、憲法の前文には、主権が国民に存することを宣言すると同時に、その国民の主権は正当に選ばれた代表より成る国会において行使されるというこ...全文を見る
○伊吹国務大臣 ただいま参考人がお答えをいたしましたように、幼児教育にかかわらず、一般的には、学校と地域社会とそして家庭が協力をして子供のしつけあるいは学力の向上に取り組む、これはもう昔からごく当たり前の人間社会の常識ですね。その中で、やはり改正教育基本法に明記をいたしましたよう...全文を見る
○伊吹国務大臣 大学人である先生の御解釈どおりでよろしいと思います。
○伊吹国務大臣 まず、先ほど申し上げましたように、先生の御解釈どおりで結構なんですが、同時に、外ばかり向かれては困りますので、これは生涯教育あるいは地域発展の拠点でもあるわけで、そういう意味での社会還元というものも当然念頭に置いていただいた上で、今おっしゃったような、学長が頑張れ...全文を見る
○伊吹国務大臣 十分承らせていただきました。
○伊吹国務大臣 先般の国会でお認めをいただいた改正教育基本法の第一条は、まさに、先生がおっしゃったことを国会として私は承認をしていただいたんだと思っております。それによれば、人格の完成ということと、それから国家、社会の形成者として心身ともに健康な国民の育成、これを教育の目的として...全文を見る
○伊吹国務大臣 未履修だとかいじめというのは決していいことではないと私は思いますが、あのことは、先生が今一番最初の御質問で言われた、日本人のやはり広い意味での劣化のあらわれだと思うんですね。これを直すというようなやや狭隘な観点で教育再生は私はとらえるべきではなくて、これは一種の病...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず先生、どうなんでしょう、一般の会社においては、あるいは一般社会と言ってもいいと思いますが、先輩社員と後輩社員というのは、やはり、同じ社員であっても違うんじゃないんでしょうか。先輩の人は後輩の人を優しく指導して経験を伝える、そして、後輩はそれを受け入れて自分も成...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは実は、国会で最終的に決められた行政改革推進の法案がございまして、この中で教職員の定数も縛られていることは御承知のとおりです。  ですから、教職員の負担を軽減していくというのは、この前も御答弁申し上げましたように、お金をつけて外へ出す、つまり外注ですね、従来...全文を見る
○伊吹国務大臣 今先生がおっしゃったように、選挙も終わりましたし、まさにテレビも入っておりませんので、全国に放映されるときは、やはり一方的な主張に対しては反論をしませんと誤解を生みますので、私もいろいろなことを申し上げましたけれども、きょうは少し落ちついて、お互いに議論をぜひさせ...全文を見る
○伊吹国務大臣 今の先生の例えで言えば、第二次世界大戦に日本が敗れた後、国民は一種の虚脱状態にあったと思いますが、それを経済復興に至るまで担われた方は、戦後の教育を受けられた方ではないんですよ。これは、戦前の教育を受けられた方がリーダーとなって日本を今日ここへ持ってこられたわけで...全文を見る
○伊吹国務大臣 その部分がないとは申しませんが、一方的に責任をすべて教員に負わせて教員バッシングをすれば状況が変わるものだと私は思っておりません。それはもう、これだけ実質的に核家族化が進み、共働きになり、家庭と地域社会が崩壊をすれば、従来家庭と地域社会が担っていた教育力、しつけ力...全文を見る
○伊吹国務大臣 何度も申し上げているように、五人いれば五人とも、その人の人生観、価値観が違いますし、政党によって政治の理念が違いますから、おのおのが持っている規範、あるいはおのおのが持っている価値観というものは違ってくると思います。ですから、このことについては常に謙虚でなければな...全文を見る
○伊吹国務大臣 私は、極めて言葉を選んで答弁をしているつもりでございます。先生の席に私が座って質問をすれば、私の価値観に基づいていろいろな意見を申し上げると思います。  だから、先ほども、私は、日本には日本の人間として生きていくルールの積み重ねがあるということを申し上げてきまし...全文を見る
○伊吹国務大臣 まさにそのとおりだと思います。それが失われていることを取り戻そうとして、教育再生をお願いしているわけでございます。
○伊吹国務大臣 これはもう、先生は専門家ですから、こんなことをるる私が申し上げるまでもないんですが、今回の教員の免許の法律は、二つの法律が一緒になって一つの法律として構成されているわけでして、一つは、資質を高めるための免許の研修その他ですね。それからもう一つは、教育特別公務員法に...全文を見る
○伊吹国務大臣 よく、いじめ、あるいは学校現場が荒れていること、あるいはまた、未履修という問題があったからというふうに報道されたり御質問を受けますが、私は、それは一つの現象面のことだろうと思うんですね。  一番大切なことは、やはり、国会というものが日本国の統治の一番トップにいる...全文を見る
○伊吹国務大臣 四十九条によってどういう場合に是正の要求をするかということは、これは、おのおのの事態に即してケース・バイ・ケースで判断をしなければなりません。これは当然、文科大臣が責任を持って判断をするわけです。しかし同時に、その際には、非公式に、当然、私が文科大臣であれば、慎重...全文を見る
○伊吹国務大臣 ですから、先ほど申し上げたように、ケース・バイ・ケースだと申し上げたと同時に、私は常に、教育の行政というのは謙虚に、公正中立でなければならないということを申し上げているように、だから、一つの傘下の教育委員会において国会で決められた法律が履行されていない状態が一般的...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、民主党さんも含めて、どういうことにしていくかというのは、お互いに、またいろいろな場がありますから、話し合って積み上げていくべきことだと思いますけれども、是正の要求あるいは指示というものを出す前には、当然、現行の法制のもとで援助とか調査とかいうことが行われる...全文を見る
○伊吹国務大臣 これもまあケース・バイ・ケースで、例えば伝染病のお話は、先生、当然されました。伝染病が蔓延し始めて、予防のために学校を臨時休業しなければならないのにしていないとか、こういうケースだと思います。  いじめについて言えば、いじめにより生命身体の保護が明らかに必要な学...全文を見る
○伊吹国務大臣 過去に何度か未履修の問題があって、そして、これも投書があったりなんかしてわかったわけですが、それの是正を文科省が当該教育委員会あるいは当該県に対してやったわけです。しかし同時に、他の教育委員会についても、その当時はやはり尋ねておったわけですね。尋ねておったけれども...全文を見る
○伊吹国務大臣 この点は、もう先生と私は別に意見が違わないと思います。第三者評価、自己評価、それから同時に教育委員会も、これは序列化をするという意味での評価は必ずしも適当なことじゃないと私は思いますが、ある程度やはり、国民の血税を使って設置をし、教職員を動かしているわけですから、...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、公表するためには、学校の自己評価が一定のルールに従って同じ基準で評価される必要があると思います。したがって、まず、定着をさせて、そして基準をしっかりと同じ基準にして、だから手続のようなことを今度は四十三条に書いておるわけですから、いずれこのあたりは、当然のこ...全文を見る
○伊吹国務大臣 評価の基準等は文部科学大臣が定めることになっておりますから、いいかげんな基準にならないように、今の御指摘も受けてきちんと定めたいと思いますし、我々も、それを促していく、自己評価を促し、公開、公表を促していくということは当然いたします。  しかし同時に、学校の設置...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、先生がおっしゃったように、自己評価をきっちりとして、そして、すべて一〇〇%それを公表していく。その場合に、本来役割を果たすべきは、第三者的な行政機関である、我々でいえば教育委員会なんですね。そこがやはりしっかりとそのことを評価し、自己評価を評価して見定めてい...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは私は先生と少し違った感じを持っております。  というのは、現行の十年の研修は、どちらかというと、自分が学校現場で教えて、この分野で自分はさらに得意分野をつくって伸ばしていきたいという人たちに行っている研修なんですね。今回お願いしている資質向上というのは、一...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは先生、地方自治体の要請があったからではないでしょうか。
○伊吹国務大臣 それは、要請があって地方自治のお役に立つということであれば、我が方の人繰りに支障のない限り、協力を申し上げるというのは筋だと思います。  私が大臣になりましてからも幾つかのポストのお申し出がありましたけれども、そのポストには行かすべきじゃないとか、そのポストには...全文を見る
○伊吹国務大臣 率直なことを言って、私はベネッセというのがどんな会社か全く知らなかったんですよ、文科大臣になるまでは。そして、文部科学委員会で先生が御質問になったことと同じことを、私のところへ書類を持ってきたときに私は言ったんです、これは受験産業じゃないかと。ここへやらせるという...全文を見る
○伊吹国務大臣 いわゆるサッカーくじというんですか、これは議員立法でできた法律で、我が党だけではなく、当時の野党の皆さんも提案者になっておられる法律です。  私自身の意見を聞かれれば、そのときに、射幸性のあるものをスポーツの世界に持ち込むのはどうかなと私自身は思っておりましたが...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生から御要求があったのは、いつの段階で、どのような文言、文言というか御要求を正式にされたんでしょうか。
○伊吹国務大臣 まず、今の御質問の中で、誤解のないように申し上げておかないといけないのは、問題をつくってということは、民間企業にはやらせておりません、こんなことをやらせたらえらいことになりますから。これは間違いのないように、ひとつ御訂正をいただきたいと思います。  それから、契...全文を見る
○伊吹国務大臣 まさに日本の財政法、会計法にのっとった処理をしているわけですよ。それはなぜかというと、年度区分の原則と歳入歳出集中の原則というのがあるんですよ。だから、決められた年度の歳入と歳出は、当該年度、つまり四月一日から翌年の三月三十一日までのものはその年度にきちっと計上し...全文を見る
04月23日第166回国会 衆議院 決算行政監視委員会第二分科会 第1号
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○伊吹国務大臣 平成十七年度文部科学省所管一般会計及び電源開発促進対策特別会計の決算の概要を御説明申し上げます。  まず、文部科学省主管一般会計の歳入につきましては、歳入予算五十三億三千四百十九万円余に対しまして、収納済み歳入額は七十億二千八百二十九万円余であり、差し引き十六億...全文を見る
○伊吹国務大臣 十七年度予算の執行に当たりましては、予算の効率的使用と経理事務の厳正な処理に努力したところでありますが、十七年度決算検査報告において会計検査院から指摘を受けたことは、まことに遺憾に存じます。  指摘を受けた事項につきましては、適切な措置を講ずるとともに、今後、こ...全文を見る
04月23日第166回国会 参議院 決算委員会 第5号
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○国務大臣(伊吹文明君) これは先生、何事もいい面があれば困った面が出てくるのは当たり前のことであって、当事者の判断と責任、自己責任ということでやっている地方分権の流れが結果的に本当にこの困った団体のところへお金が流れる状況になっているのかということとよく似たことなんですよね。 ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 各々の大学、学部若しくは学科については、その設置に必要な附属施設を置くということが書かれてあって、薬学部の場合は、先生がおっしゃったように薬草園という規定になっておりますね。  六年の間に六か月ですか、実務の研修が必要ですから、附属病院若しくは薬局が設...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 三位一体の改革というのは、地方自治の観点からはあるいは良かったのかも分かりませんが、私が所管している立場からいうと、困った地方自治体に私の判断で措置するお金がなくなるということですから、本当にこれは良かったのかなということは、文部科学省としてはあのとき決...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 総論として、先生、まずはっきりしておかなければならないことは、財政が窮迫しているから自治体によって格差が付くんではなくて、まず税源移譲しているわけですから、税源が十分なところは補助金相当部分は自治体が税源として確保しておられたわけですよ。税源移譲はされた...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私は先生と大体意見はいつも一致していると思いますけれども。率直に申しますと、どちらかというと、まあこのごろは随分風向きが変わっちゃったんですが、自民党は中央の補助金をもって物事を処理していく政党で、民主党は地方分権、民でできるものは民だという主張が非常に...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは総務大臣がお答えをすべきことだと思いますが、文科省としてやるということであれば、やはり文科省の判断で困窮自治体に配分するべきお金を少し増やしていくという道を取らなければ私はならないと思います。やはり総務省として、基準財政需要の中にきちっと算定をして...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) かなりやはり社会状況が変わって、戦後は本当にお昼間働かないと食べていけないような、まあ義務教育の課程、本来昼間の義務教育を受けるべき児童もいたわけですね。そういう方々、家事手伝いなどを余儀なくされている学齢の生徒が多くいましたので、そういう人たちに対する...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生のお気持ちはよく分かります。  先ほども申し上げたように、五年ぐらい前は、先ほど御質問の地方分権の話についても、自民党はもう困った政党で、中央統制的で、地方にもっと分権をすべきだとおっしゃっていたのは民主党なんですよ。ところが、このごろはどうも話が...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 教育、特に義務教育においては、親の所得によって子供の教育に差が付くということは、先生がおっしゃるとおり望ましいことでは私はないと思います。  ただ、今お示しいただいたこの国民金融公庫の世帯年収に対する在学費用の割合、これを見ますと、年収が低いほど在学費...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは先生、神本先生と議論したことを先生もお聞きになっていたと思いますが、つまり、我々が補助金でもって措置をしていた部分を三位一体という形で地方へ税源とともに譲っちゃったわけですね。そして、その税源で十分賄えないところに対しても基準財政需要で今の就学援助...全文を見る
04月24日第166回国会 衆議院 決算行政監視委員会第二分科会 第2号
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○伊吹国務大臣 難しいですね、これは。先生おっしゃったように、どちらが鶏で卵かということだと思いますよ。もっとさかのぼっていけば、我々の使っている社会システムによってこの社会を動かしていくのがいいか悪いかということにまでなりますよね。あるいはまた、私たち自身がいわゆる市場のメカニ...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生の御質問があるので、少し事務局に尋ねてみたんですが、例えば高等学校でも、山の中に一貫校をつくったり特色のある学校をつくりますと、結構人は集まるわけですね。しかし、総じて言えば、一番、学校へ通う時間が短いことをだれも望むわけですよね。そうすると、我々の社会の意思...全文を見る
○伊吹国務大臣 確かに、この表を見ると、先割れスプーンのみを使っている学校がまだ一・三ですか、小学校、中学校合計してありますね。おはしを配っているのはもう九八%、みんなおはしは配っているわけですよ。だから、おはしだけでやっているところと先割れスプーンとおはしを使っているところ、お...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生がおっしゃるとおり、イノベーションのかぎは人材が握っている、これはもう間違いのないことですが、イノベーションというのは、例えば研究開発、技術というものだけではなくて、そういうものを一体的に動かしていくシステム、そしてそれを包括的に管理できる人材、こういうものに...全文を見る
○伊吹国務大臣 手綱を緩めてはいけないと思いますけれども、先生がおっしゃっているほど産学官の連携は、今、少しなおざりになっているということは私はないと思います。ちなみに数字で申し上げますと、平成七年には千七百四件の産学官の連携の共同研究がありましたけれども、平成十七年では、これは...全文を見る
○伊吹国務大臣 日本は法治国家ですから、当然、国民大多数の気持ちを体して国会へ出てきている正当に選挙をされた議員を通じて、その主権が行使されるわけでして、先ほど言ったように、国会でお決めいただいた改正教育基本法には、大学の役割は三つあるわけですね。立派なリベラルアーツの深みを持っ...全文を見る
○伊吹国務大臣 私が直接調査の文面を書いたり集計をしているわけではなくて、大きなことを指示しているわけですから。昨年と同じ問いを出しているのかどうかということをちょっと答弁させますが、全く同じ問いであれば、去年できて、ことしできないなどということは、私の部下としてまことに恥ずかし...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生のお気持ちはよくわかります。しかし、ほかにもいろいろな仕事をしているわけですから。たくさんの仕事があるわけです。  この前予算委員会で御質問があったことは、結局、六年制を終えて、そして医師試験が終わって、研修が終わった後、大学院へ行っているわけでしょう。その...全文を見る
○伊吹国務大臣 前回、予算委員会で御質問になったことは、私も厚労省の仕事をかなりやっておりましたのでよく実態はわかります。それだけに、きっちりしたことを調べないとだめだよと。研究の部分と、それから本来の大学院生という研究の立場を利用して実質的に業務をさせる、しかも給料を十分払って...全文を見る
○伊吹国務大臣 もちろん、大学病院を所管しているんだから努力はいたしますよ。しかし、これは本来、厚生労働省の労働基準の話なんですよ。ですから、今の御質問と同じようなことをなぞれば、経済産業大臣が自分の所管している業種について労働基準法上の違反事項があるかどうかすべて責任を持って処...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは違うでしょう。我々は、保険に加入をした方がいいとか、あるいは労働契約を十分結んでやりなさいとかということは、当然、大いにやりましょう。それは当たり前のことです。しかし、向こうが、それじゃ、これは雇用契約が必要なものじゃなくて、研究の学生として受け入れている中...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは先生、そこまで先生がおっしゃるんだと、国立大学法人あるいは私立大学、公立大学のどこにまで文部科学大臣が介入できる権限を法律上国会から付与されているかどうかを法制局でしっかりとまず確認しなければできません。日本というのはそういう国なんですよ、法治国家なんですよ...全文を見る
○伊吹国務大臣 それはうちの役所だけではできません、率直に言って。個々のケースがみんな違いますから。だから、それは労働基準法を所管している役所、あるいは最終的にそれが、そうじゃないという行政不服を申し出られたり、民事上の裁判になったときにたえ得るだけの前提がなければ基準というのは...全文を見る
○伊吹国務大臣 調査をする気持ちは全くないというのも、ちょっと何か木で鼻をくくったような答弁だと思って私聞いていたんですが、つまり、合格をした人、合格の判定が行われた後寄附を募るということは、私はこれは当然あっていいと思います。それに強制性があるかどうか、合格をしてしまっているわ...全文を見る
○伊吹国務大臣 ちょっと政府参考人では答えにくいと思いますから、私が政治家としてお答えしたいと思います。  二つあると思いますね。一つは、本当に困っておられる方が多いから認定率が高くなってくるというケースと、これは昔は補助事業であったわけですよ。三位一体で地方へ行ってしまってい...全文を見る
○伊吹国務大臣 私の見識では御質問が難し過ぎますね。  まず、教育格差というのは一体何だろうという定義が必ずしも皆さんはっきりしないというか、確立した定義がないと言った方が私はいいと思います。所得により、あるいは親の職業により、住んでいるところにより、学力が大数的、統計的に見れ...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、特に政府を預かっている立場からいうと、つじつまの合わない話はできませんので、必ず財源の裏づけがなければなりませんから。もちろん、充実していけばそれにこしたことはないわけですが。  まず、今おっしゃったように、返さないなどということがないように、保証人をつ...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生のお地元の群馬県もそういう試みをやっていますよね。  だから、我々がやることは、今回、国会に三本の法律を出していますが、あの中で、緊急のときに是正要求をするというだけでも教育の国家管理だとかなんかいって、あれだけ批判を受けているわけですよ。  ですから、多...全文を見る
○伊吹国務大臣 総論的に言いますと、まず行革の法案がかぶっているわけですよね。そこで、教員、教職員の上限、あるいは毎年毎年の扱いについてどうするかということを国会がお決めになっちゃっているわけですよ。これを変えない限りは、教員の枠というのは、これは地方公務員であるんだけれどもふや...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは、教員の質を高めるときにどうするかというので、一般の採用の際も、初任研修期間を六カ月にするか一年にするか、身分がなかなかはっきりしなくなるからやめてくれと連合がおっしゃる、そういうことの繰り返しなんですよ、この部分は。  だから、初任者の研修期間を少し広く...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、この前、御党の菅さんが、沖縄の選挙前だからいろいろ質問をされて、ちょうどテレビが入っていたので。教科書に何を書くか、これを文部科学大臣が要請したり発言できるほど怖い国はないんです。ですから、私は、そのことについてはノーコメントにしておきたいと思います。 ...全文を見る
○伊吹国務大臣 決定の経緯は、安倍さんの心の中のことですから、私はうかがい知ることはできません。誘致をしたいという各都市が手を挙げられているということは、そのとおりだと思います。  誘致活動はしておりますが、私の地元の京都でいえば、サミットの受け入れ準備はまだ何もしていないと思...全文を見る
○伊吹国務大臣 総理が決めたんだから、サミットは総理がやるわけですから、それはそれで、警備の問題とか何か一つだけのことを取り上げて、トピック的に大向こうに受けるような質問あるいは応答というのは私はなかなかできないので、やはり総合的に警備の問題とか何かいろいろなことを考えて決められ...全文を見る
○伊吹国務大臣 いや、私も別段、確固たる考えがあるわけじゃないんですが、一般論として言えば、今先生がおっしゃったように、やはり未成年の場合は、これはいろいろ危険なこともありますから、学校の管理というのはかなりしっかりしていないといけないんだけれども、大学の場合は、キャンパスがあっ...全文を見る
○伊吹国務大臣 できるだけ児童生徒の自主的な学ぶ態度というんですか、学ぶ気持ちというものを大切にしなければなりませんから、そういうことからすると、教室で教える以外に自分が進んで行ける場所の一つであると。これは、先生がおっしゃった言葉をかりて言えば学習情報センターというんですか、そ...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは望ましいことではないでしょうね。  ただ、一方で、先般来ずっとお話があるように、司書であるとか図書教諭というのは、いることが望ましいことなんだけれども、みんな枠が決められちゃっているわけですよね。  一方、国会へ来れば、いじめ、未履修、何を調べろ、調べろ...全文を見る
○伊吹国務大臣 二つあると思いますね。  一つは、地方交付税の基準財政需要の中に入れている、今おっしゃった、五年間で毎年約百三十億ですか、六百五十億のお金が多いか少ないかということはありますから、これをふやそうとすれば、当然、交付税の総額をふやすか、交付税の中の選択と集中をやら...全文を見る
○伊吹国務大臣 そのとおりでしょうね。ですから、基準を二つとるということもいいんじゃないでしょうか。全体として図書はどれぐらいあるんだ、しかし何年以降のものはどれぐらいあるんだと。  だから、先ほど参考人が申しましたように、更新冊数分を整備するということで、従来百三十億だったの...全文を見る
○伊吹国務大臣 いろいろな原因で起こっておりますから、そして、一つはやはり研修医と、それから大学院段階の医師が、医師の免許を持って、研究のために使われているのか、業務のために使われているのか、事務の手助けのために使われているのか、これがわからない。そういうところから大学病院が敬遠...全文を見る
○伊吹国務大臣 平野屋新田会所の歴史的価値については、先生が御質問の中でもおっしゃったし、参考人からもお話をしたとおりだと思います。そこで、これはぜひ保存することが望ましいでしょう。  ただ、今の御質問の中にあったように、競売にかかって、不動産開発業者がそれを落としたというんで...全文を見る
04月24日第166回国会 参議院 文教科学委員会 第11号
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○国務大臣(伊吹文明君) このたび政府から提出いたしました放射線を発散させて人の生命等に危険を生じさせる行為等の処罰に関する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  政府は、今国会において、人の生命又は身体の重大な傷害を引き起こす意図等を持って行わ...全文を見る
04月25日第166回国会 衆議院 教育再生に関する特別委員会 第4号
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○伊吹国務大臣 担当の課長がどういう答弁、答弁というか、御説明をしたかも私は報告を受けておりませんというよりも、菅さんとのこの前のやりとりでもお話をしたように、私はこの教科書検定というものにできるだけ、できるだけというか、最後の検定権者にはなっているんですよ。しかしそれは、いろい...全文を見る
○伊吹国務大臣 川内先生ね、先生のねらっておられる質問の意図はわかります。しかし、例えば、私は率直に言って文部科学行政は素人なんですよ。だけれども、党内で社会保障のことをやったり税制のことをやっているから。といって、私は税制の専門家かと言われれば、私はやはり専門家じゃありません。...全文を見る
○伊吹国務大臣 川内先生、御質問は何を意図して質問しておられるか、私がそこに座っていれば同じようなことを言うだろうという思考の回路は私はよくわかります。しかし、何度も申し上げているように、教科書調査官が最終的に検定意見を付せる立場にはありません。  それから、その……(川内委員...全文を見る
○伊吹国務大臣 ですから、科研費をもらっていたから何か文科省の意図が働いたと言わんばかりのことをおっしゃるけれども、そんなことは全く関係ありませんよ。どこの団体でだれと勉強していようと、そんなことは教科書検定とは何の関係もありませんよ。
○伊吹国務大臣 私は川内先生を尊敬していますから大きな声は一度も出したことはないのですが。  私が菅さんに申し上げたことは、藤岡さんであれ教科書を考える会であれ、そのことが教科書検定とは何の関係もありませんし、そういうところから影響を受けることはありません。ですから、いいですか...全文を見る
○伊吹国務大臣 あなたがおっしゃっていることは、教科書を考える会だとか何かでおつき合いがあれば、それが即審議会に影響があるとか関係があるとかとおっしゃる論理は違いますよと言っているの。(川内委員「関係があると言っていないじゃないですか、まだ」と呼ぶ)いやいや、だけれども、さっきそ...全文を見る
○伊吹国務大臣 あなたが今おっしゃっているのは、調査官のことをおっしゃっているんでしょう。(川内委員「いや、調査官は審議会のメンバーです」と呼ぶ)いやいや、ちょっと待ってくださいよ。それは、調査会の審議というのは、最終的には、審議会の委員とそして特別委員との間で検定意見というのは...全文を見る
○伊吹国務大臣 川内先生が自分の認識を持つことは何ら間違っていませんが、それが真実かどうかについてはいろいろ意見があっていいと私は思います。  私、菅さんとのやりとりでも再三申し上げたように、沖縄の方が今次大戦の中で悲惨な目に遭われたということについてはだれも否定していないです...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、援護行政上のことを先生はおっしゃっていますが、私はさっきから何度も先生にお願いしているのは、集団自決をされた方がすべて援護法上の認定を受けておられますかという質問をぜひ発してくださいということを再三お願いしているんですよ。もし、すべて認定をいたしましたという...全文を見る
○伊吹国務大臣 山内先生、大変大切な御指摘だと思います。  これは、私たちは今教育の分野の議論をしておりますが、教育の分野だけの議論ですべて今の答えを出せるかというと、やはり決して私はそうじゃないと思うんですね。ですから、政治家として、先生も私も、日本社会のこれからのあり方をど...全文を見る
○伊吹国務大臣 どうぞ御遠慮なく質問してください。  今、民主党の提案者の藤村先生がお答えになったのと先生が御質問になっているのは、ちょっと食い違っていると思うんですね。民主党の案のために公平に言えば、私学に対してバウチャーを入れる。  国公立の、特に義務教育についてバウチャ...全文を見る
○伊吹国務大臣 ただいま先生が御指摘になったとおりの意図を持って我々はこれを実施したわけです。そして、教育委員会単位では、残念ながら、先生のお地元ではないかもわかりませんが、愛知県の一教育委員会を除いて全国すべての教育委員会が、先生がおっしゃったような、教育委員会の立場、文部科学...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず最初に、先生の二つの御質問の前に、研修の費用負担につきましては、参考人が説明をいたしましたように、もちろん国の関与というのをある程度考えなくちゃいけないんですが、同時に、免許の付与者は御承知のように都道府県の教育委員会ですから、この辺にも少し御負担をいただくと...全文を見る
○伊吹国務大臣 教育現場だけではなくて、日本社会全体として、どちらかというとアメリカニズムというかアメリカ的な、訴訟によってすべてを解決していくという流れに今なっておりますよね。こういう流れが日本の文化と合うかどうかということになると、私は先生と同じような考えを持っておりますけれ...全文を見る
○伊吹国務大臣 教育は、与党の立場での御提案は、やはり、国が大きな枠組みについては責任を持つけれども、地方自治体と分担してこれに当たるという前提でございます。その中で、政治的中立性その他の問題がございますので、それと同時に、先生がおっしゃったように、地域住民の声を反映するという部...全文を見る
○伊吹国務大臣 期間長きをもってとうとしとせず、内容充実しているをもってとうとしとなすということだと思います。  日曜日も皆さん出てきて御審議をなすっておりましたし、多くの団体から御意見を聞いていただいたようでございます。審議会でございますから、一々大臣がその場に出て審議を監視...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、中教審は山崎会長という第一流の文化人を会長にいただいてやっておりますので、国会議員であっても、アリバイづくりという言葉は少し、先生、品性を持って慎んだ方が私はよろしいんじゃないかと思います。審議をしていただいている先生方にも失礼じゃないでしょうか。  そし...全文を見る
○伊吹国務大臣 専門家であるかどうかというのはいろいろな観点がありますが、私はいわゆる文教族ではございません。広い意味での知識は持っているつもりでありますし、(発言する者あり)深いかどうかは人が判断してくだされば結構なことなんですが、教育というのは、やはり一番、リベラルアーツの深...全文を見る
○伊吹国務大臣 日本という国の規範、伝統からして、おれは知識を持っている、私の意見はこうだといって、我を張っていろいろ言い募るというのがいいのは、ちょっと日本の文化ではないと私は思いますね。私が本当の意味で知識があり、どうかということは、多くの有権者や皆さん方やマスコミの人たちが...全文を見る
○伊吹国務大臣 中教審の所掌というのは、当然、先生はもう国会議員として該博な知識をお持ちでございましょうから、国家行政組織法に基づいてつくられており、そして文部科学省設置法によってその内容が決まっておりますから、教育に関することについてどういうことを議論なさろうと、それは中教審の...全文を見る
○伊吹国務大臣 再生会議がどういう意図でおっしゃったのか、私は再生会議の最終報告の起草のメンバーにも入っておりませんから、それはよくわかりません。  ただ、先ほど来日本の統治のシステムの憲法上のあり方のことを申し上げましたが、安倍総理が最終的にいろいろな、中教審の、再生会議の提...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは先生、十一年の行政改革特別委員会のときはまだ先生は議員ではなかったと思いますが、このときいろいろなやりとりがあったんですよ。私はそのとき筆頭理事をしておりましたからよく事情は知っておりますが。  ありていに言いますと、地方分権一括法でこういうことをする前は...全文を見る
○伊吹国務大臣 指示と同じ受けとめ方をするとは私は思っておりません。しかし、調査だとかあるいは要請だとかということとは違って、かなり強い立場で物を言われたと受けとめると思います。受けとめてもらわなければ困るから、この法律をつくっているわけです。  もし、先生がおっしゃっているよ...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは全く食い違いません。私は、さっき先生が地方自治体はより強い立場で物を言われたと受けとめるのではないかとおっしゃったから、そういうふうに受けとめてもらいたいと思ってこの法律をつくっているんですと申し上げたわけですよ。地方の自治事務、例えばこれを法定受託事務に直...全文を見る
○伊吹国務大臣 このスポーツと文化行政を移すというか、地域づくりの総合的推進などの見地からこれを首長に移譲するということについては、既に規制改革の閣議決定が行われているわけですね。ですから、この二つに限定することになるのか、あるいはもっとゆだねていくことがあるのか、それは国民が決...全文を見る
○伊吹国務大臣 私の考えを聞かれたということであれば、これは政治家としてのお答えとして理解していただきたいと思いますが、私は、何度も申し上げているように、知事部局にイズムの伴う教育行政の執行権を渡すべきではないと思っております。
○伊吹国務大臣 これは先生、両方をよく読まれて、鋭い御指摘をなすっているんですよ。このことをよく理解していただければ、再生会議が言っているとおりのことが現実の方向性のもとでうまくいかないときは、再生会議の言うとおりはしていないということの証左なんですよ、一つは。だから、この点を指...全文を見る
○伊吹国務大臣 教師だけがそうしなければならないとは私は思いませんが、例えば医師、薬剤師、今先生がおっしゃった弁護士その他については、これはやはり所管大臣が、そのときの時代の要請、そして、内閣としては教育の再生ということを最重要課題に置いているわけですから、その内閣としての価値観...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、講習の内容のつくり方、そして、受ける人の時代の流れに対する危機感、こういうものにもよるでしょうね。  それから、養成の仕組み等についても午前中御質疑がありました。私は、もし実験室でやっているのなら、民主党案の方がはるかにすぐれていると思います、率直に言え...全文を見る
○伊吹国務大臣 公務員改革もそうなんですけれども、利潤という金額で表示されたものを扱っていない分野においては、能力というのはどういうふうにはかるかというのは、先生がおっしゃっているように非常に難しいです。利潤を上げても、結果的に、違法行為をして利潤を上げたり、法律に沿ったことをや...全文を見る
○伊吹国務大臣 同時に、民主党案で、百時間どういう研修をおのおのバラエティーを持っておやりになるのかなという懸念も私どもは持っておりますので、お互いにひとつ協力をして、法案が通ったらいい方向へやってみたらどうでしょう。
○伊吹国務大臣 イメージとしてわかりやすく言うと、まだ法律が通らない前に私がいろいろ言うと立法府に対して失礼だと思って黙っておったのですが、大体のイメージとして申し上げますと、今教員免許を出すときと非常によく似たというふうに御理解いただいたらいいと思うんです。  教職養成課程を...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは先生、もう一にかかって、修了認定にかかっているわけですね。ですから、修了認定をパスできなければ、随分厳格にやられたなと思う人もいるかもわかりませんし、修了認定を受けられた人は、普通にやっていれば研修はパスするんだなと思われるかもわかりません。だから、再生会議...全文を見る
○伊吹国務大臣 地方公務員というか、教職員の分限は、言うまでもなく任命権者である教育委員会が判断するわけですね。そして、降任とか免職の事由というのは幾つか地方公務員法に書かれておりますけれども、「その職に必要な適格性を欠く場合」というのがあるわけですよ。ですから、私たちは、一番最...全文を見る
○伊吹国務大臣 確かにこれはいろいろなケースがあると思います、質問としてつくり上げるというか、質問として出そうとすれば。しかし、それは民主党案についても同じことが言えるんじゃないんですか。  ですから、要は、そういう場合が生じたときには、人事権者である教育委員会のやりくり感性が...全文を見る
○伊吹国務大臣 こういう認識というのがどういう認識なのか、ちょっと私、よくわからないんですが。あえて言えば、今回お願いしているのは必修科目、そして、従来からある十年研修というのは要するに選択科目、自分のとりたい科目という理解でよろしいと思いますし、だから、両方を教えておられる先生...全文を見る
○伊吹国務大臣 やはり、今回お願いしている研修は必修科目ですから、率直に言えば、これをクリアできない限りは、最終的には職を失うわけですね。それはもう全然違うんじゃないでしょうか。つまり、職につくための要件を確認するのが今回お願いしているのであって、現在の十年研修というのは、免許の...全文を見る
○伊吹国務大臣 このことだけが理由かどうかというのはよく分析してみないといけませんし、分析しても多分わからないと私は思うんです。  一般に企業の景気が悪いときは、公務員とか、特に教師の志望者は多くなります。当然向こうの求人が減りますから。だから、二つの観点で見ていかねばならない...全文を見る
○伊吹国務大臣 今も、先生がおっしゃっているように、設置基準で評価ということが決められているわけですが、必ずしも公表していない学校もありますし、自己評価はやっているけれども内容は千差ばらばら、いろいろあるということはよく御承知のとおりです。ですから、文部科学大臣が定めるのは、具体...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは先生、どうなんでしょう。立法府と、法案の提出者としての行政府、内閣との関係というのは、法案の御説明をする際にできるだけのことはやはり御報告をして御審議は仰ぐ、しかし同時に、日本の行政執行のあり方からすれば、政令、省令あるいは告示、一体となって形成される法律案...全文を見る
○伊吹国務大臣 ちょっと、私のこの四十二条の法文解釈は先生の解釈とは違うと思います。  この四十二条の主語は「小学校は、」なんですよね。「小学校は、」でしょう。だから、「文部科学大臣の定めるところにより当該小学校の教育活動その他の学校運営の状況について」小学校が「評価を行い、そ...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、改正教育基本法の質疑のときに私が申し上げたように、その精神は何ら変わるものではございません。
○伊吹国務大臣 変わっていないと考えていただいて私はいいと思います。それは、学校教育が公の性格を持っていることは先生も否定はなさらないと思いますし、そのような学校教育を担う教員の職務の公共性は従来と私は全く変わらないと思います。  改正前の、今御指摘になった教育基本法の第六条第...全文を見る
○伊吹国務大臣 先ほど来先生とやりとりをしていますように、教員の職務の公共性から、その身分の保障ということは、私が答弁したとおりです。  今取り上げられた教員免許というものは、これによって教師の身分を保障するという、つまり雇用関係が出てくるというものではないですよ、免許を持って...全文を見る
○伊吹国務大臣 私も、重野先生と認識を同じゅうしております。  そして、例えば医師の免許をどう扱うかというのは、最終的には、そのときの社会情勢、国民の期待が那辺にあるかを判断しながらおのおのの政治家が判断をしていく、政策判断の問題だと私は思います。  今国民が一番期待をしてい...全文を見る
○伊吹国務大臣 やはり、例えば、免許更新をしたくないという立場の教師の方あるいは団体の方からいえば、これはもうどうしてもその不信は払拭できないと私は思います。  しかし、要は、どれだけ多くの国民が、よき教師によき子供を預けたい、そしてこの研修制度がやはりそれにこたえてくれるとい...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、どういうふうに定着していくのかというのは、これは国会の審議等も非常に大切な場だと思いますけれども、特に産業界、人材を使われる産業界から適切な制度だという評価を得なけりゃこれは全く話になりませんから、本制度の普及を図って、そして社会的な評価を高めるためにいろい...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生から、このMOTというんですか、マネジメント・オン・テクノロジーという御質問があるというので、担当の局から私聞いてみたんですが、地域の産学官協同でやっている話としてはなかなかいい話だなという評価は持っております。  御承知のように、十七年の一月の中教審の答申...全文を見る
○伊吹国務大臣 二点のお尋ねだったと思いますが、改正教育基本法では、教育と研究と、そして社会貢献ということが大学の目的ということですが、これは人によってウエートの置き方が違うかと思いますが、やはり私は、一番大切なのは、しっかりとした知識の厚みを持った知識人を社会に送り出すという教...全文を見る
04月26日第166回国会 参議院 文教科学委員会 第12号
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○国務大臣(伊吹文明君) 非常にそれは先生がおっしゃるとおりだと思います。  それで、子供の身近に接している保護者、あるいは学校の先生も当然それに含まれるわけですが、心のケアのためにどういうことをするのかというリーフレットみたいなものを、約三万枚といったですかね、三万セット、石...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 朝日の社説というのは私は読んでおりませんが、大体新聞名を挙げると社説のトーンがすべて分かってしまうというような日本のマスコミの在り方は私はややいかがかと思いますよ。  率直なところ、この調査を実施するに当たっては、各都道府県教育委員会と文部科学省の中で...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今申し上げたような、この実施のかなり詳細な、先生のお手元にも行っていると思いますが、これずっと詳しく読んでいただくと、そういう前提で教育委員会と文部科学省がこれをやって、この全国統一の学力テストをやるという合意にはなっていないんですよ、個別の学校名を出す...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは先生、大体政策はすべてバランス論なんですよ。だから、両方のバランスを取ってやっぱりやっていくということで、知る権利を重視する余り、安全保障の問題だとか、あるいは国家の、最終的には国民のもっと大きな安全保障の問題だとか安全だとかという問題が侵されると...全文を見る
04月27日第166回国会 衆議院 教育再生に関する特別委員会 第6号
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○伊吹国務大臣 済みません、先生、お許しをいただいているので、法案の提出者として御答弁を申し上げたいと思いますが、教員の質というものはどういうものをもって判定するかというのは、これは人それぞれ、まちまちだと思いますが、多くの国民が現在の教育に対して持っている評価は、学校現場が必ず...全文を見る
○伊吹国務大臣 事例というのはどういう意味でしょうか、諸外国の事例という意味で理解して御答弁申し上げます。  やはり、日本は日本の国のあり方で必要なものを政策としてとっていくということだと思いますし、官房長官が答弁したことも私が答弁したことも先生、決して矛盾はしていないんですよ...全文を見る
○伊吹国務大臣 全く今先生がおっしゃったのと私は同じ認識に立っております。過去からの時系列としてどうなっているか。そのためには、いろいろ御批判もあったでしょうけれども、今回、全国統一学力テストをさせていただいているということです。  同時に、国際比較は、よく引用されますOECD...全文を見る
○伊吹国務大臣 大きなグローバリズムというか国際化の時代ですから、いつも藤村先生と議論しているときに言っているように、二つやはりあるんですよ。  国際社会の中で日本が生きていくために、国際社会の流れに呼応して、日本が優位に立たなければならない、そのための人材をつくっていくという...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは一概に言えないと思います。  それは、先ほども先生自身もお認めになっているように、困った先生もいるわけですし、私が申し上げたように、採用のときの能力は落ちていなくても、世間、時代の方が刻々と変わりますから、時代に追いつけていない先生もいるでしょうし、御自分...全文を見る
○伊吹国務大臣 私は率直に言って、こう見えても先生を信頼しておりますから、バランスのとれた議論をしてくださると期待いたしております。今ずっと、るるおっしゃったことは、文部科学大臣としては非常にありがたい応援演説だと受けとめさせていただいております。  最重要が泣きますとおっしゃ...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、先般の国会で議了いただいた改正教育基本法第十条に書いておりますように、子供の教育について一義的に責任を有するものは、当然、父母等の保護者、すなわち家庭であります。再三私が申し上げているように、その意識を全父兄が持ってやはりやるべきだ。ただ、社会の変遷ととも...全文を見る
○伊吹国務大臣 不適格教員の排除というものは、これは地方自治法上の分限によって行われます。これは日本の法制度です。  研修というのは、先ほど申し上げているように、レベルアップ、ブラッシュアップの目的のために行っています。だから、何度も何度も研修をやって、そしてその認定を受けられ...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、私がここで答弁をするのは非常に不適切というか、日本の法構成上は非常に不適切だと思います。  というのは、教員の任命権を持っているのは教育委員会なんですね。ですから、今の教育公務員特例法においても、不適格教員については、分限を発動できる規定はあるんですよ、...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、おのおのの研修の基準をこちらが、文部科学省が決めますが、各教育委員会単位で、教員養成学校その他が研修の実施をするわけですから、それは先生、必ず教育委員会が通知をいたします。我々だって、自動車の免許のときだってみんな通知が来るじゃないですか。だから、そんな、...全文を見る
○伊吹国務大臣 各教育委員会の評定が恣意的だと言ってしまえば、すべてそれはそういうことになりますが、役所の人事であれ、どこであれ、優秀か優秀でないというのは、自分は優秀だと思っているけれども人は評価してくれないとか、そういうことは多々あると思いますけれども、一般論として言えば、や...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、今先生の御指摘になったような方もおられますけれども、総じて言えば、予備校の先生をしておられるときに教員免許を持っているよとかという方もたくさんおられます。ですから、とりあえずは、経費の問題等もありますから、まず、学校現場で子供と接していただいている方々につい...全文を見る
○伊吹国務大臣 御承知のとおり、閣議決定があり、それから国会が議決をした行政改革の法案がありますから、行政府としてはその中で動かなければならない。これは、日本国憲法の当然の制約のもとで我々はやっているわけです。  それからもう一つ、午前中、田嶋先生ともやりとりをさせていただいた...全文を見る
○伊吹国務大臣 二・七六を減らすということはとりあえず食いとめて、今後の概算要求の時点から議論をするということにしたとか、大学の私学助成費が減額になっても、あるいは大学交付金が減額になっても、それは科学技術の競争的研究資金の増額でその部分を補っているとか、人間は、それは希望すると...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、経済財政諮問会議の担当大臣も来ておりますので後ほどお聞きをいただきたいと思いますが、まず先生、小泉内閣の経済政策の評価は、ある意味では先生は御評価になっておっしゃったのかもわかりませんが、私はもう少し積極的に評価をしたいと思うんですね。  小泉内閣が発足...全文を見る
○伊吹国務大臣 この前も経済財政諮問会議の担当の大田大臣に呼び出しを受けまして、そして臨時委員として御意見を申し上げておきましたが、削減をする場合の効率というのを何をもってはかるのかというのは、市場を超えた価値を扱っている社会保障とか教育の場合はその判定がやはり非常に難しい。です...全文を見る
○伊吹国務大臣 ありがとうございます。  先生がずっと今述べられたことは、確かに、教育、研究開発、それから社会保障の一部、それから安心、安全、この辺はやはり市場経済ではなかなか資源配分がうまくいかない分野ですから、それはよく心得てやります。  そしてもう一つ、今の議論でやはり...全文を見る
○伊吹国務大臣 おっしゃるとおりでしょう。  しかし同時に、マニフェストというものは、結果的に、マニフェストに書いたことについて権力の座に着けなかったからできないということであれば、マニフェストを有権者にさらしながら選挙をしていくときに、政権をとった者は常にその検証を迫られます...全文を見る
○伊吹国務大臣 ただいま総務大臣が御説明になったように、例の地方分権一括法で、国と地方との関係は、本来の自治事務とそれから法定受託事務と二つしかなくなっちゃったわけですね。ですから、自治事務の範囲の中で行われるということは、これはもう我が省も総務省も、内閣として全く同じ考えでやっ...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、ただいま総務大臣がお答えになったように、他の法律においても、例えば、生命に関係するような厚生労働省関係の法律にも同じように個別法にこの規定はございます。そういう意味では、一般法から特別法に移ったという意味では、先生の御理解でよろしいと思います。
○伊吹国務大臣 先ほど来総務大臣がお答えになっているように、まさに潜在的にその権限はあったということは、先生もおっしゃっているとおりなんですよ。ですから、文部科学大臣としての国の権限は明確になったということであって、国の権限がトータルとして強まったという理解には私は立っておりませ...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは強まったと考えるのか、いざとなった場合に国として持っているものが法制上明確になったと考えるのか、この法解釈の問題だと思います。
○伊吹国務大臣 それは先生、国会がお認めになった。今先生が引用された十六条の一項ですね。教育は、不当な支配に服することなく、この法律及び他の法律の定めるところによって行われるべきものであって、教育行政は、国と地方自治体との間の適切な役割分担及び相互の協力のもと、公正かつ適正に行わ...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、戦後の教育行政と、それから、平成十一年の地方分権一括法の改正が行われたときに初めて地方自治事務になったんです。それまでは団体委任事務でしたからね。ですから、本来はやはり国の要件であるというふうに、GHQがというんじゃなくて、むしろ従来考えていたと思うんです...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生からこういう御質問があるというので、私は、けさ、文部科学省の役人が書いた答弁というかメモを見ていて、余りにもそもそも論が多過ぎるので、こんなものはだめだよと言って書き直させたんです。  実態は、先生がおっしゃっているようなことがあると思います。ただ、超過勤務...全文を見る
○伊吹国務大臣 本来、そのあたりの対処をどうするかというのは、教育委員会によってもいろいろ事情も違うでしょうし、学校現場によっても違うでしょうから、先生のおっしゃったような、結局、忙しいということがやはり一番大きな原因だということをおっしゃっておりますから、先ほど私がお答えしたよ...全文を見る
○伊吹国務大臣 教員不足という現状は、定数がどうあるかということとむしろ関連があるので、今いる人がどんどんやめるから教員不足が生じるなどということは私はないと思いますね。  ただ、後ほど、必要であれば参考人から御説明させますが、現在、十年を超えた方については、十分の一ずつの研修...全文を見る
○伊吹国務大臣 今回、十年講習を受けるのは教職に立っている人たちです。ですから、ペーパーティーチャーの人たちでも、教職に立ちたいときはこの講習をお受けにならなければならないということです。
○伊吹国務大臣 今保坂先生がおっしゃったような考え方もあるでしょう。しかし、同時に、受け入れの体制の問題、経費の問題その他を考えて、現に子供と向き合う人たちにまず研修を受けてもらって進めていく、現実的にはそういうやり方もあるでしょう。だから、これは選択の問題だと思いますね。
○伊吹国務大臣 まず、効果を検証して、そして予算、受け入れ体制。  それから、まあ先生と私がちょっと基本的な認識が違うのは、免許を持っている人が受ける権利があるという御主張だと思うんですよ。私どもは、学校現場で生徒に向き合ってもらっている先生には受けてもらう義務があるという立場...全文を見る
○伊吹国務大臣 いや、だから、今の先生のお言葉をかりれば、教員になりたいと思っている人は、教員になるチャンスをつかまれたら研修をお受けになればいいわけで、何ら不利益にはなっていないと思いますね。
○伊吹国務大臣 御指摘はごもっともですが、この契約の内容を、少し先生も細かく見ていただいて、我が方でももう少し細かく分析をさせます。  私が文部科学大臣に就任したときは、もうこの事業は始まっておりましたけれども、このことによって得られるデータその他の所有権は文部科学省にあるとい...全文を見る
○伊吹国務大臣 国立大学の運営補助金と私学助成費も、私は同じような立場で論じないといけないと思いますが、効率的とか評価とかということの基準が何かということは、先般来、ここで北神先生ともいろいろお話をしたように、非常に私は難しいと思うんですよ。だから、学生の数だとか教員の数だとかと...全文を見る
○伊吹国務大臣 総論としては、先生と私とそんなに意見が違わないと思いますが、経済財政諮問会議なども、トータルを減らせということは必ずしもおっしゃってはいない、また、従来はそうだったかもわからないけれども、ことしの骨太の方針は、どうするかは、先ほど官房長官がお答えしたように、まだ何...全文を見る
○伊吹国務大臣 例えば十九年度で、いわゆる国立大学法人運営交付金というのは、御承知のように一兆二千億ありますね。その他の主な競争的資金と言われるものは約三千億なんですよ。このバランスをどうするかということが一つありますが、同時に、国立大学運営交付金と言われるものの中にも、例えばき...全文を見る
○伊吹国務大臣 最初の御質問については、地方の大学、小規模な大学は特色が出せないんだとか、おれたちはどうもうまくいかないんだから補助に頼るんだという前提でのお話は、やはり困ると思うんですね。地方の大学であっても、きのう先生がおっしゃったように、特色を出す大学はあるんですよ。それを...全文を見る
○伊吹国務大臣 無利子、有利子のバランスをどうとるかということになれば、これは、例えば、諸外国のように民間のスカラシップがある国と、日本のようにほとんどそういうものがなくて学生支援機構に頼っているところとでは事情が少し違うと思いますが、学生の立場からいえば無利子がいいに決まってい...全文を見る
04月27日第166回国会 参議院 本会議 第21号
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○国務大臣(伊吹文明君) 三点のお尋ねについてお答えを申し上げます。  まず、警察官の学校への立入りに対する際の児童生徒への配慮ですが、現行の少年法でも、御承知のように、児童生徒に対する警察の調査というのは行われておりますけれども、その際、当然、警察当局は十分な教育的配慮を行う...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) お尋ねの文部科学省所管の独立行政法人の出資金等に対する減少額の大きかった五法人の件でございますが、これらはいずれも旧科学技術庁所管の研究開発型法人でございます。  具体的には、日本原子力研究開発機構の出資金の減少額四兆七百四十三億円、それから宇宙航空研...全文を見る
05月07日第166回国会 衆議院 教育再生に関する特別委員会 第7号
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○伊吹国務大臣 高野連の規則というのは、これは高野連が決めることですから、文部科学省が云々すべきことではありませんが、一般論として、政治家として先生の御質問にお答えをしたいと思います。  野球以外は、こういう、スポーツの特待生制度というのはあるんですね。そして、それはアマチュア...全文を見る
○伊吹国務大臣 法科大学院の話とは少し筋が違うと思いますね。司法試験の受験資格というのは、一般的な教養試験を通れば別に小学校卒業生だって受験資格はある、それを、二十二年から、原則として法科大学院卒業生に限定をしたということだと思いますから、少しこれとは性格が違うと思うんですが、先...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生の御質問は、両方、十時間でもいいし、六十時間の人もいるという意味ですね。  まず、今回御提案しております更新制というのは、原則論として言えば、知識、技能を十年ごとに刷新していただきたいということですから、個人でよく勉強しておられるとか、そういう例は確かにある...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、お尋ねの地方自治法の二百四十五条の五の是正要求をした例はございません。それはなぜかというと、教育基本法の十六条に決められております国と地方公共団体の役割の分担というのは、基本的には指導、助言、援助によってあるというのが、これは私は当然のことであると思いますし...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは三つございます。  先ほど御答弁申し上げたように、やはり指導助言というものによって、地方自治の力を期待しながらやっていくということが一つ。それから、是正要求を地方自治法によって行っても、是正の具体的内容をどうするかということは地方自治体の判断にゆだねられて...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは、一つの、例えば未履修あるいはいじめというような例があったとしても、それに対して、都道府県教育委員会、市町村教育委員会、あるいは学校がどのように対応しておられるかというのは一つ一つ事例が違いますから、今ここで具体的にどのようなことと明確に申し上げるということ...全文を見る
○伊吹国務大臣 よろしいですか。  国旗・国歌は反対じゃないんでしょう、法律で決まっているわけだから。  まず、先生、改正地教行法四十九条の「是正の要求」というのは、教育委員会が法令や事務処理に怠りがあり、児童生徒等が教育を受ける権利に明白な侵害がある場合に行われるということ...全文を見る
○伊吹国務大臣 十分存じております。私が了承して出させております。  そして、今申し上げたように、国旗の掲揚とか国歌の斉唱が一切行われないような学校があった場合は、これは明白に指導要領の違反ですから、それは是正の要求をしなければなりません。しかし、現実にはそういうことは起こって...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは先生、日本の統治のあり方からいって、国会で決められた法律、そしてその法律の一部を構成している告示、これによって教育は行われるわけですから、これが守られない場合、あるいは国会で決めた意思というものが何かの力によって曲げられることこそ不当なる支配であるというのが...全文を見る
○伊吹国務大臣 教育権という言葉については、やはりこれをかなり詰めて考えなければなりません。  日本共産党の考えておられる教育を受ける権利、受けたくない権利というものをおっしゃっているんだと思いますが、憲法には、「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて...全文を見る
○伊吹国務大臣 私は、先ほど石井先生とのやりとりでもいろいろお答えしましたけれども、やはり統治のシステムとして、決まったことはきちっとやっていただく、しかし、そのことについてその人が内面的にどう思っているかということを強制したり評価するということは私は反対なんです。  ですから...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生も私学の雄である慶応大学の御出身ですから当然のことだと思いますが、大学生の八割は私学なんですね。高校生で大体三割、義務教育になるとさすがに少なくなって、中学では七%程度、小学校では一%、幼稚園児はまた八割という、それだけの人がともかく私立に在学をして、公教育の...全文を見る
○伊吹国務大臣 当時は私も小学校に入るか入らないころですから全くわからないんですが、先生の御質問があるというので、少し古いものをひもといて読んでみますと、戦前は、御承知のように、地方長官と言われる知事の所管のもとに市町村立学校も私学もあったんです。戦後、先ほどおっしゃったように、...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生のお立場に立つと、やや生ぬるいということだと思いますし、私学の立場に立つと、随分国が手を突っ込んできたというふうに思っている人もいるようです。まあ、諸説あるときは中庸をもって善とするというのが、大体私はそういうふうに考えて事に当たってきているわけなんですけれど...全文を見る
05月10日第166回国会 衆議院 教育再生に関する特別委員会 第9号
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○伊吹国務大臣 非常に本質的な、大切な、まずみんなで確認しておかなければならないところからの御質問だと思います。  どの国も、領土とそこにいる人間とで成り立っておりますので、その人間がしっかりしていなければ、今おっしゃった現象面での失敗はいろいろ出てきます。ですから、その現象面...全文を見る
○伊吹国務大臣 教員の資質あるいは知識、技能という言葉をよく使いますけれども、まず、免許法を出した最大のポイントは、やはり、十年ごとに、刻々と変わる客観情勢の中で生徒に教えるべき最新の知識をきちっとマスターしていただく、これは知識ですね、同時に、生徒を把握して、そしてその生徒に教...全文を見る
○伊吹国務大臣 今、筆頭理事から、前段の提案にもお答えしてという不規則発言がございましたが、確かにいい御提案だと思います。授業のスケジュールその他がありますから、それを見ながら人のやりくりはしなければならないと思いますが、しかし同時に、人間、随所に師があり、こうしてとかしき先生の...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、やはり、生徒を教えるわけですから、生徒を把握する力、そして生徒から信頼を受ける雰囲気というのでしょうか、こういうものが何より大切だと思います。その上で、刻々と変わってくる客観情勢の中で、最新の教える知識をやはり持っておられる。ですから、知識と技能、この両方が...全文を見る
○伊吹国務大臣 教員の資質あるいは先生方の情熱等については、むしろ、先生御自身が教育現場の指導者でおられますから、一番実感をしておられると思いますけれども、今は、我々を取り巻いている環境が変わっていくスピードが昔と比べてとても速いですよ。ですから、そういう環境の中でこれから育って...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず先生、この制度は、私が大臣になりまして、総理も御出席になりまして表彰いたしましたけれども、それまではこういう制度はなかったんです。この制度をやるべきだと発案されたのは、実は、私じゃなくて、こちらにおられる小坂大臣なんですよ。私はもう、小坂大臣の決めていただいた...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生が今おっしゃったとおりだと思います。  民主党案にもありますように、養成段階でどうするかということももちろん大切ですし、採用した後、一年間の試験任用期間というもので足りるのかどうなのか、これをまた長くすると身分が不安定だという批判が一方にあります。常に長所と...全文を見る
○伊吹国務大臣 最終的に各学校にどのような形でこれを配置していくかというのは、各教育委員会の、先ほど来先生がおっしゃった、まさに地方教育自治の中でなされるべきことだと思いますが、御承知のように、今、校長、教頭というのは確立した職としてあるわけですが、それ以外の先生は、職員室へ入る...全文を見る
○伊吹国務大臣 おのおのの職の想定しております内容については今参考人がお話をしたとおりでございますけれども、一応、この法律が国会で議了をいただけますれば、今参考人が申しましたことも含めて、ガイドラインのようなものをお示ししたいと思っております。  同時に、この職について給与をど...全文を見る
○伊吹国務大臣 学校評価を公表した結果、その公表された評価を見て、学校に対して何を期待し、そして学校がどのように動いていくかというところが機能しないと、結果的に、公表を促しても意味がないわけですから、地域の方々の、公明党さんがよくおっしゃる地域との連携ということを考えて、去年の三...全文を見る
○伊吹国務大臣 どこまで含むかについては、これは予算上の問題もありますし、ともかくまず自己評価、それから地域の皆さん、保護者を入れた評価、これはまず最小限やっていただきたいと私は思っております。  第三者評価につきましては、昨年は試行的に文部科学省がああいうことをやりましたが、...全文を見る
○伊吹国務大臣 今の御質問の趣旨は、教師に対する評価というか、一般的な、社会的な雰囲気のようなものについてどう考えるかということだと御理解して、お答えをしたいと思います。  再三申し上げておりますように、社会状況が非常に変わったので、今の先生は、かつての先生に比べて期待されてい...全文を見る
○伊吹国務大臣 参考人招致をしていただいた後、各参考人の意見陳述を私もずっと読ませていただきましたけれども、各参考人のおっしゃっているのは、やはり、生徒に向き合える時間をとるためには、この職を置くということに反対の意見はなかったんじゃないかというふうに、参考人の御意見は私は読ませ...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは先生、質問する立場によっていろいろな質問の角度があると思うんですよ。それは学校によって、学校の大きさ、規模、いろいろあります。ですから、今度はこういうふうにするんだと政府参考人が決めますと、学校の規模等によって違うじゃないか、地方の教育の自主権はどうなるんだ...全文を見る
○伊吹国務大臣 私も地元の学校や教育委員会と時々話をしたりしますが、やはり教育長のやり方、あるいは校長先生の資質によって随分と違うと思います。これはもう政党の総裁や党首によって政党の評価が違ってくるのとよく似たことですからね。ですから、校長先生、教頭先生の研修あるいは資質の向上に...全文を見る
○伊吹国務大臣 先ほど、御党の提案者である藤村先生は、政府が考えている理想の教師像などというものは本来あってはならない、だけれども一般論として言えばというお答えをされましたね。だから、一般論として私もお答えをしたいと思いますけれども、それは、端的に言えば、親が、保護者が安心して児...全文を見る
○伊吹国務大臣 であるからこそ、今回の法律を国会の御審議にゆだねているわけで、先生がおっしゃったような状況ができるために職をつくっているわけで、先生がおっしゃっているような人事ができるために、市町村教育委員会の要望に従って都道府県は人事異動をしてもらわねばならないという条項をわざ...全文を見る
○伊吹国務大臣 十分の先生もいらっしゃるでしょうし、十分じゃない方もそれはたくさんおられると思います。それは、どこの会社でも、どの組織でも、当然そういうことはあるわけです。ただ、組織的にあるいは機構的にそれをカバーできる範囲は、できるだけそういう段取りだけはつけてあげたいというこ...全文を見る
○伊吹国務大臣 人それぞれじゃないでしょうか、それは。馳さんはかなり肝っ玉のでかい人だけれども、そう思ったということは、大勢の人がやはり不安を持って教壇に立たれたということだと思います。  先生だって、どうなんですか、初めてバッジをつけて質問されるときは。やはりみんな不安がある...全文を見る
○伊吹国務大臣 田島先生がおっしゃっていることは、一般論としては私は別に反対じゃありません。  しかし、どの仕事においても、大卒あるいは高卒で仕事におつきになって、どうも自信がなかった、思っているとおりじゃなかったといってやめる人は必ずおりますよ。そして、失礼ですが、民主党案の...全文を見る
○伊吹国務大臣 偏差値から見るとそうなっていないという数字ですよね。確かにそうだと思います、偏差値から見ると。先生は切り捨てられるとおっしゃったから、切り捨てちゃいけませんが、私の個人的なことを言うといけませんが、うちの子供は運よくくじ引きに当たって教育大の附属に入っていたんです...全文を見る
○伊吹国務大臣 川内先生、法律をつくる場合はパブリックコメントの対象になっていないんですよ。それは御承知のとおりです。(川内委員「知っていますよ」と呼ぶ)いや、お話をしているんだから、きちっと話を聞いてください。  ですから、最大のパブリックコメントは、国民の負託を受けてここへ...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、ちょっと理事にお願いをしたいんですが、私も政府を代表してここで答弁をしておりますから、私が申し上げたことは、院内の発言については責任は問われませんけれども、詭弁という言葉については、私は理事会で諮っていただきたいとお願いをいたしたいと思います。やはり、お互い...全文を見る
○伊吹国務大臣 意見を言わせるだけかどうかは、それは安倍総理に聞いてみなきゃわかりません。  しかし、来た意見は、必ず中教審に、ホームページに来ている意見も中教審の委員の方々に申し上げて、そして、委員の方々は当然それを参考にして御意見をおっしゃっている。それはそれだけの先生方が...全文を見る
○伊吹国務大臣 川内先生、今、川勝さんのをお読みになりましたね。その中に、文部科学省は小ずるいと書いてありますか。つまり、すれ違いをされちゃいけませんよ、先生、それは幾ら何だって。ここは公の場で、議事録に残るんだから。日本の知的エリート一般のことを言っているんですよ。それは、場合...全文を見る
○伊吹国務大臣 ですから、パブリックコメントというのは確立した用語はありませんから、誠実に国民の意見を聞きながらやっているわけですよ。そのことを申し上げているわけだから、先生の御理解になっているパブリックコメントで、それに合わないからけしからぬ、そして、それに対して説明をしたら小...全文を見る
○伊吹国務大臣 特に、先ほど来申し上げておりますように、安倍総理が答弁をしているのは、この三法案についてはと申しているわけでしょう。法律は、行政手続法によって、最大のパブリックコメントは、先ほど来申し上げているように、全国民の負託を受けた国会での審議なんですよ。だからパブリックコ...全文を見る
○伊吹国務大臣 再三申し上げているように、今ずっとまさに読まれたのをもう一度なぞっていただいたらわかりますが、この三法案についてはと言っているわけでしょう、総理は。ですから、二つ観点があると思います。  一つは、三法案というこの法律については、御承知のように、平成十八年の改正の...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず川内先生、小ずるいというのは川勝さんのお言葉じゃないということは認められたわけですね。(川内委員「悪賢いです、ごめんなさい」と呼ぶ)いやいや、そして、文部科学省が悪賢いじゃないということは認められているわけですね。(川内委員「認めてないですよ」と呼ぶ)いやいや...全文を見る
○伊吹国務大臣 それはすぐ答えさせましょう。  それで川内先生、やはりそれは、いろいろ感情的にお互いになっちゃいけないし、私も冷静に答弁をしたいと思うけれども、さっきのように、すりかえだとかどうだとかというお言葉は、そのまま返さないといけないような質問をされると困るんですよ。と...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、川内先生から文部科学省の都合のいいようになどと言われてはいけないからこそ、要約をつくって、必ず次の当該委員会なり総会なりの委員の目を通して、オーケーをとって公表しているわけですよ。だから、その次の会がないから出せていない。  そして、先ほど来おっしゃってい...全文を見る
○伊吹国務大臣 これはやはり、ここは国権の最高機関で法案の審議の場なんですよ。ですから、大もめにもめた要約を欲しい、あるいは全文を欲しいと言う前に、先生が大もめにもめたとおっしゃっているその場に私はおりました、だから、ここはそれを私にお聞きになる場なんですよ、私は内閣の一員として...全文を見る
○伊吹国務大臣 ちょっと川内先生とは違う、正確な日本語での御質問でございますから、私も正確にお答えしたいと思います。  これは、先生、議事要旨は、例えば、文部科学省や内閣の思惑を持ってというような御批判が午前中ありましたが、そういうことは全くありません。これは、例えば中教審につ...全文を見る
○伊吹国務大臣 現実に表に出ている議事録というのは、御発言された先生方が、いや、こういう言い回しになっているけれども、おれの考えはこんなことなんだ、いや、私の言い回しはこういうふうに書かれているけれども、こんなことを言ったつもりはないとかいうのは、先生、結構あるんですよ、議事録そ...全文を見る
○伊吹国務大臣 私は再生会議の所管大臣ではありませんけれども、再生会議というのは、私は政治的には非常に重要なものだと思いますけれども、これは法律のための審議会でも何でもないんですよ、先生。ですから、これが何か言ったからといって、先ほど来言っていますように、私はそのとおりやらないと...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、地教行法の第四条に書いてございます、「人格が高潔で、教育、学術及び文化に関し識見を有するもののうちから、」任命されることになり、教育行政に深い関心と熱意を有し、大局的な立場に立って教育行政の方針や重要事項を決定し得る識見と能力を有することが必要である、こう...全文を見る
○伊吹国務大臣 先ほど申し上げたのは、現行の法案に書いてあることを申し上げているわけですね。  いろいろ問題が先生がおっしゃっているようにありますから、今回御提案をしております改正法の十一条の六項にどういうことを書いているかというと、教育委員としてみずからの地域の教育行政の運営...全文を見る
○伊吹国務大臣 その前に、先ほどの御質問に若干つけ加えますと、であるがゆえに、そういうことを規定して、教育委員も責務が重大になり、自分たちの資質を向上してもらわねばなりませんので、改正地教行法の四十八条の、四号で、文部科学大臣、都道府県教育委員会が研修を進めて教育委員の資質の向上...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、両方というんですかね。本来、そういう法令に違反しているような事態、例えば未履修なら未履修という問題は、投書が来たりいろいろなことをしているわけですから、当然、地方議会で取り上げられて、当該教育委員会に対していろいろ質問が出る中で直していくというのが、やはり...全文を見る
○伊吹国務大臣 今回のいじめ、あるいは未履修も、どういうところが発端であったかというと、やはり、投書が来たり、匿名の電話がかかってきたり、いろいろなことがありました。ですから、改正法の四十九条、五十条に該当するような事態が起これば、当然、テレビや新聞で報道されますし、今回そうであ...全文を見る
○伊吹国務大臣 菅大臣は、私は、今のお立場で誠実に御答弁なすったと思って聞いておりました。  それは、なぜかというと、内閣としての回答はこの法案の中に示されているということなんですよ。ですけれども、先生がおっしゃっている、今の地方分権委員会や何かの提言も、一つの考え方としては、...全文を見る
○伊吹国務大臣 立法政策上の判断としては、おっしゃったことで正しいと思いますね。ただ、再三総務大臣もお答えをしておりますけれども、例の地方分権一括法で、四つの御承知の地方自治体の事務が、自治事務と法定受託事務になりましたね。ですから、以前の団体委任事務が自治事務に教育の部分ではな...全文を見る
○伊吹国務大臣 法律的に非常にすっきりできないということは、先生がおっしゃったように、地方自治事務と言われるものの中にはいろいろな事務が入っているんですね。  一番明確なのは、御党の日本教育基本法の、教育権は国にあるということを明確にして、それであと、知事に、地方自治体の長に実...全文を見る
○伊吹国務大臣 やはりこれは、立法論というか、法制局審査的見地からだけでは論じられない問題だと思いますね。特に、終戦直後のことを先ほど北神先生お話しになったけれども、戦前に対するやはり大変な反動があって、今から見ると、義務教育や私学に対する関与について、なぜああいうことをしたのか...全文を見る
○伊吹国務大臣 アメリカという連邦国家と、そして日本という議院内閣制の一政府の国、国の成り立ちが率直に言って全然違いますよね。ですから、それは、先生のおっしゃっていることはそのとおりです。  私が理念と申し上げたのは、理念は何より大切なんですよ。だけれども、理念は対立をするわけ...全文を見る
○伊吹国務大臣 多分、将来もし立法化していくとすればそういうプロセスになるでしょうが、これは、今の憲法改正の議論以上の長い議論と、それからビンテージを必要とするテーマだと思いますね。
○伊吹国務大臣 ずっと議論、先生の御主張を伺っていて、まさにこれは戦後レジームからの脱却なんですね。  それはなぜかというと、戦前は教育権は国にあったわけですよ。そして戦後、御承知のような状況になった。自治事務というのは本来地方がやる仕事である、そして法定受託というのは、法律に...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生の議論は、私、ずっと伺っていて、法制的にはきちっと非常に明確です。私はよく理解しているつもりです。  先ほど申し上げたように、戦後レジームからの脱却ということ、つまりそのことは、教育権が戦前国にあったということはいいか悪いかいろいろ、その運用の仕方については...全文を見る
○伊吹国務大臣 平成十七年の中教審の答申に、すぐれた教師の条件についてはさまざまな要素があるが、大きく集約すると次の三つであるということが書かれているんですね。これは、一つは「教職に対する強い情熱」、それから「教育の専門家としての確かな力量」、それから「総合的な人間力」。つまり、...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生、これは改正教育基本法の前文等から今の法律へ来ているわけですから、我々がどういう方向の教育を目指しているのか、そして、それを達成してくれる教師としてどういうことを施していくのか、これはまた政権がかわれば教育基本法の理念が変わるということはあり得るかもわかりませ...全文を見る
○伊吹国務大臣 先ほど来いろいろ、るるお答えしているのと同じことになりますが、やはり現実の連続性の中に行政というものはあるんですね。突然変えるというわけにはいかない。  六十歳定年というものを例えば二年延長して、そして養成課程を二年ふやすというやり方が一つあるでしょう。それから...全文を見る
○伊吹国務大臣 東京都の教育委員会に、この制度を法制化する際にもいろいろなことを聞いております。細かなことでございますので参考人から後で御報告させますが、それを私も読んでみましたが、先生がおっしゃるように、今、七割程度の充足ですよね。これをすべて各学校に一律に東京都が考えておられ...全文を見る
○伊吹国務大臣 私はそうは思いませんけれども。一般会社でも、課長さんとか係長さんとか主任さんとかというのは当然あるわけでして、ただ主任さんとか課長さんとか呼ばれても、それにふさわしくない人はひとりでに仲間の中からあざ笑われるし、また逆に、肩書がついていない人でも、一生懸命やってい...全文を見る
○伊吹国務大臣 どうなんでしょう、肩書を教育現場のことは一般会社と同じように考えちゃいけない、それは先生、あるいはそうかもわかりません。だけれども、大学だって、教授、准教授、みんな肩書があるんじゃないですか、学長、副学長。  やはりそれは、組織というのは、ある程度の管理職がいて...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、午前午後、再生会議をめぐっていろいろお話がありますが、最終的に国会にお願いしたり行政として決断をするのは、再生会議ではありません。これは、内閣であり内閣総理大臣であります。ですから、多様な方々がおられますから、いろいろな議論をなさることを封殺することはこれは...全文を見る
○伊吹国務大臣 先ほど来、私が御答弁申し上げたとおりです。
○伊吹国務大臣 ちょっと先生の御質問の趣旨がよくわからないんですが、規範意識はどこに入っているということなんでしょうか。(保坂(展)委員「局長からでもいいですよ」と呼ぶ)
○伊吹国務大臣 多くの場合はそこに重なっている部分があると私は思いますが、道徳というのは、どちらかというと極めて個人的な価値の強い言葉で、規範意識というのは、長年の祖先の営みによって、成功したり失敗したりするものがありますけれども、その中でうまくいかないものをこそげ落とし、よきも...全文を見る
○伊吹国務大臣 大変なご心配のようでございますけれども、例えば、鈴木勲さんという方が書いておられる「逐条学校教育法」というものを見ますと、本条の教科は教育課程と同義に解されている、本条の教科は、教育の目的及び目標を達成するために児童がどの学年でどのような教科の学習や教科以外の活動...全文を見る
○伊吹国務大臣 具体的に言いますと、現在各教科として教えているものに加えて、道徳、特別活動を含めた学校の教育計画である教育課程、これは、今申し上げたように、学校教育法二十条において全く同義に理解されているということです。
○伊吹国務大臣 まず、カナダとかアメリカの職につく感覚と、随分変わりましたけれども、日本の終身雇用的感覚はかなり違いますから、今先生がおっしゃった免許の問題が失敗であったのか、彼らの勤務のあり方、職業観ということに違いがあったのかということは、少し慎重にやらねばならないと思います...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生から中学校について未履修の調査をするようにというお話がありまして、予算委員会で御報告をしたように、中学における未履修は、率直に申しまして私立なんですね。ほとんど全部私立です。  それで、いろいろな理由があると私は思います。受験というようなことは中学校ではどう...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、今回、地教行法の改正をお願いしている中で、知事は、必要な場合は教育委員会に助言指導を求めることができる、つまり、知事部局に十分な人がいない場合は教育委員会の助けをかりるという規定がございます。それと同時に、先ほど申し上げたような総理の指示がございますので、こ...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、あらゆることは先生、やはりこれは、いいこと悪いこと盾の両面で、建学の精神というものが一方にありますから、それとのバランスをとりながら行政をしていかなければならない。  前回御質問があったように、なぜ知事部局に残ったかということについて考えますと、やはり、戦...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、先生が今御質問ございましたように、従来は小学校、中学校別にそれぞれの目標を書いておりました。今回、義務教育全体の目標として、今御提出している法律の二十一条の一号から十号まで十の項目に整理したということです。  その中で、小学校は九年のうちの最初の六年ですか...全文を見る
05月11日第166回国会 衆議院 教育再生に関する特別委員会 第10号
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○伊吹国務大臣 先ほど来、民主党の提出者と先生の間で御議論がありましたように、日本は人口に比例してGDPの非常に大きな国ですよね。であるからこそ、世界第二位の経済大国になったわけです。それから、若年層が非常に、残念なことに、少子化で少なくなってきておりますね。それから私学のウエー...全文を見る
○伊吹国務大臣 昨日、民主党の北神先生が、戦後レジームからの脱却ということ、そしてその持つ政治的意味、それからそれを法制化してきた場合の地方の事務のあり方について、大変整理をされたいい御質問をいただいて、私自身も随分勉強になりました。  ですから、極端なことを言いますと、戦前の...全文を見る
○伊吹国務大臣 ちょっと、地元同士で余りやってもいけませんのですが。  この前の改正教育基本法の第二条の教育の目的には、先生がおっしゃったように道徳心を養うということが書いてございまして、そして十三条に、学校、家庭、地域住民、相互の連携協力のもとにという条項がございますから、今...全文を見る
○伊吹国務大臣 先ほど来から議論になっておりますように、家庭や地域社会の教育力が、率直に言うと、社会の変遷で非常に落ちてきている。学校に、その重荷が教師の肩にほとんどかかっちゃっている。それを、現実を踏まえながら、少し学校の先生の重荷を地域と家庭でもう一度担い直そうじゃないかとい...全文を見る
○伊吹国務大臣 現場の教職員の任免は、基本的には教育委員会にゆだねられているわけですし、その評定権は校長先生にあります。したがって、ここに文部科学大臣が介入するということはございません。しかし、大きな枠組みとしては、再生会議には、研修をもってだめ教師を排除するという御意見もあった...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生が今おっしゃっていただいたように、多くの教員は本当にまじめにやっておられると私は思います。  ですから、今お話があった教員の表彰、それから十年三十時間という研修の受講を優秀教員については免除するというやり方、それから、何より、先ほど稲田先生の御質問にもありま...全文を見る
○伊吹国務大臣 学校現場が非常に忙しくて児童生徒に向き合う時間が少ないということは、先生がおっしゃるとおりだと思います、現実としては。ですから、再三ここで御答弁申し上げているように、忙しさを、アウトソーシングして外へ出して、お金をつけて外へ出すか、ボランティアの方をお願いして、少...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、現在の十年を超えた人たちに受けていただく研修というのは、どちらかというと、自分の専門分野、自分の得意とする分野に磨きをかけて、新しい知識を吸収していただくということを主眼として行われています。今回提案をいたしております、教職についてからの研修ではなく免許を持...全文を見る
○伊吹国務大臣 私、ちょっと今、率直に言って、初中局長の答弁を聞いていて、いや、それは少しわかりにくいなと思いました。現行のものに書いてあるから今回のものには書かないというのは何の説明にもなっていないんじゃないでしょうか。  こういうことだと思うんです。  先般の国会でお願い...全文を見る
○伊吹国務大臣 ちょっと先ほどの答弁で、あるいは政府参考人の言っていたのを私が誤解して答弁をしたかもわかりませんので、後ほど参考人に確認していただいて結構ですが、旧教育基本法には確かに自他の尊重というのはありますが、現在の学校教育法は、十八条の一号から八号までを見ると、「学校内外...全文を見る
○伊吹国務大臣 ちょっと参考人の立場からはなかなか答えにくい、極めて価値観にかかわるところですから、私からお答えしたいと思いますが、特定の家族観について、これが正しいとか正しくないということを想定しているということは、私は適当なことじゃないと思います。  ただ、法治国家でありま...全文を見る
○伊吹国務大臣 いただきたいとは一言も申し上げておりません。  日本の民法が想定している家族というものはこういう方向性になっているという事実は教えなければならないと申し上げているんです。
○伊吹国務大臣 全くそうならないと思いますよ。法律がそういうことを想定しているということは明確に申し上げなければ、だって、法律というのは国会が決めている日本のルールなんでしょう。それはこういうものであるということは言いましょう。しかし、それがいいとか悪いとか、それはおのおのの方々...全文を見る
05月14日第166回国会 参議院 行政監視委員会 第3号
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○国務大臣(伊吹文明君) 新聞報道で存じている程度で、与党からまだ私には何の話もございません。もちろん、ふるさと枠のようなものをつくるということはある意味では有能かも分かりませんね。しかし、現在の医師不足というのは、私は二つ大きな原因があると思います。  一つは、六年たって医師...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは先生と何度も教育基本法の特別委員会の際に御議論を申し上げましたけれども、何事も制度改革というのは一長一短なんですね。今政府が提出をいたしましたのは、この前の改正教育基本法の十六条によって、教育行政は国と地方公共団体の適切な役割分担の上に行われると、...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ちょっと先生、これは整理してお話をしなくちゃいけないと思いますが、先生のかねてからの御主張は、国が主体的に責任を持ってということをさきの国会の教育基本法の特別委員会でも再三おっしゃいました。  ですから、国が責任を持ってということであれば、極端なことを...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは学校評価に最終的にはかかわってくることだと思います。サッチャー元英国首相がやった教育改革は、先生がよく御承知のように、国の組織ではあるけれども第三者的な組織を立ち上げて、そして学校評価を厳しくするということによって公教育を立て直したという一つの実績...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) もう今既に学校による自己評価というのは九割以上の学校で行っているのは先生御承知のとおりです。これを校長、教頭だけでやるのがいいのか、一般の先生にも若干意見を聞きながらやるのがいいのか。多分ここでも御意見の私分かれるところだと思いますね。  ただ、大変忙...全文を見る
05月16日第166回国会 衆議院 教育再生に関する特別委員会 第12号
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○伊吹国務大臣 オオカミ少年のようなことではないと思うんですね。従来言われていたのは、当初の勢いではなくて、売れ行きが非常に悪くなっちゃって、先生がおっしゃっているように、スポーツ振興のために割くお金、つまり売り上げと経費の差額、収益の三分の二をスポーツに助成して、三分の一を国庫...全文を見る
○伊吹国務大臣 独立行政法人日本スポーツ振興センター法というのを読んでみますと、二十三条に、スポーツ振興投票等業務に係る経理と災害共済給付及びこれに附帯する業務に係る経理と免責の特約に関する経理については、その他の経理と区分して、特別の勘定を設けて整理しなければならないと書いてい...全文を見る
○伊吹国務大臣 率直に言うと、これは御党も含めて議員立法で出された事業ですから、政府がどこで受けるかということは、言うならば、国会で決められたことで、やむを得ず受けたということでしょう。同時に、いろいろな独立行政法人、その他、当時でいえば政府関係機関の整理合理化があって、おっしゃ...全文を見る
○伊吹国務大臣 ちょっと、私も今大臣をしておりますから、今の状態を前提にして後追い的に先人のやったことを批判するというのは、非常に私の立場からはお答えしにくいんですが、一般論として言えば、設備投資を含む事業をある会社に委託する場合は、その会社のやった設備投資の内容、そして設備投資...全文を見る
○伊吹国務大臣 どうなんでしょう。人によるというのはまさに先生がおっしゃったとおりですよ。だから、政党だって党首によるわけで、きょうこれから党首討論がありますけれども、まさに、経歴がどうであるかというよりも、先生が今おっしゃったような感性を持っているかどうかなんですよ。  もち...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、先生、税金をいっぱい使っていないから債務が出ているんですよ。税金は今までのところ使ってないんです。  ですから、将来、先生がおっしゃったように、例えばいろいろな独立行政法人においても交付金あるいは積立金として与えられているものが、本来の企業会計であれば、経...全文を見る
○伊吹国務大臣 この独立行政法人の業務というのは、御承知のように学校共済とか給食だとか、そしてセンターのくじそのものも、先生はくじの売り上げと胴元的感覚で今質問しておられますけれども、実はその収益をスポーツのために助成する仕事をやっているわけですから。だから、胴元の仕事だけなら、...全文を見る
○伊吹国務大臣 今回提出いたしました法案にも、ただいま総務大臣がお答えをしたアイデアはある程度入っているんです。というのは、各市町村は、必ずしも市町村単位で教育委員会をつくる必要はありません。二つ三つ御一緒になって一つの教育委員会をおつくりになったらいいということです。  今の...全文を見る
○伊吹国務大臣 学問的な研究は厚生科学研究費や科研費で、今先生が御指摘になったようにやっているわけですから、全国的な規模でこれをやるかどうかは、大切な視点だと思いますが、予算の問題。そうでなくても、御党からは、調査が多過ぎて教師が生徒と向き合う時間がないという御指摘を多々受けてい...全文を見る
○伊吹国務大臣 この調査の項目は私もずっと見てみましたけれども、これは私の見解ですよ、随分アバウトだなという感じを私は受けました、この調査の質問の仕方について。だから、川内先生の御質問があると、文部科学省の中で、いやあといって頭を抱えちゃうのもいるんですよ。しかし、川内先生の御質...全文を見る
○伊吹国務大臣 どうなんでしょう、特定の地域に限ってやるデータというのが全体をカバーするのかというような御批判も、また今度はあるだろうと思いますし、予算の裏づけがなければいけませんから、科研費をつけてあげるにしろ文部科学省の予算でやるにしろ、どちらも国民の税金であることは間違いな...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは先生、当然のことですよ。  先生は、知識と技能を持っておられると同時に、野党の質問者としてまことに卓抜たる能力を持っておられるわけですよ。それを合わせて、その人の持っているすべての、持って生まれたものというのはあるんですよね。ですから、そこは研修ではなかな...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、再三御答弁を申し上げておりますように、学習指導要領というのは、これは諸説ありますよ。しかし、学校教育法を所管している政府の有権解釈としては、告示というものは学習指導要領の一部をなすものである、これは政府の、つまり法律を持っているものの有権解釈です。それがお...全文を見る
○伊吹国務大臣 講習で法律のイロハまで教えるかどうかは別としまして、教職員である限りは、それ以前に日本の国民である限りは、日本の法体系の中で行動していただかなければならないということは、当然、前提の条件ですから、そこまで、講習のときにイロハまで教えるかどうか。その告示の一部が今先...全文を見る
○伊吹国務大臣 私が職務命令と申し上げたのは、研修を受ける受けないという職務命令ということを言っているわけじゃないんですよ。告示の学習指導要領に反した行動をされたという場合は、学校現場における、そういう意味で申し上げた。
○伊吹国務大臣 これは先生、先ほど田嶋先生の御質問にもありましたけれども、要は人なんですね。ですから、何もそんな、百歩譲られる必要はないんですよ。校長であれ教頭であれ優秀教員であれ、どうしてそのポストにつくのが決まってきたかというと、当時の評定権者がいい点数をその人たちに与えてい...全文を見る
○伊吹国務大臣 昨年、院の御協力をいただいて、六十年ぶりに教育基本法が改正になりました。  六十年前の教育基本法には、当然、環境という字はなかったわけであります。しかし、改正教育基本法二条四号には「生命を尊び、自然を大切にし、環境の保全に寄与する態度を養うこと。」ということが明...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生の補欠選挙がありましたときに私も応援に参上しまして、池田小学校を拝見に行きました。お地元で迎えに来てくだすった方が、ここがあの場所ですということを言われて、やはり心のトラウマがたくさん残っているということは実感をいたしました。  もう当然、教員や保護者に対し...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、当然、人間社会、特に近代社会を構成している場合には法律というものがございます。ですから、法律は当然大切なルールではありますけれども、それに加えて、その社会あるいは国家が長い年月の間に熟成させてきた伝統と申しますか、暗黙の、その社会を動かしていくためのルールと...全文を見る
○伊吹国務大臣 社会にはやはりその社会として、あるいはその民族が長年の試行錯誤の結果、悪いものは淘汰され、いいものとして残ってきている、これが社会の大きな規範というものだと私は思います。  もちろん、人それぞれによって価値観が違いますから、例えば、先般来いろいろ話題になっている...全文を見る
○伊吹国務大臣 今参考人が御説明をいたしましたように、二十一条の一号というのは、「自主、自律及び協同の精神」と「規範意識」と「公正な判断力」と「公共の精神に基づき主体的に社会の形成に参画し、その発展に寄与する態度」、この四点を養っていくということを書いているわけですね。  それ...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、今先生がお取り上げになった二十一条のいろいろなものを、具体的な学校現場の教科としてどこで教えているかということになれば、先ほど来申し上げているように、道徳という科目の中で教えているのかあるいは特別学習というような中で教えているのか、いずれも評点がつかない中で...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、先生の、広辞林ですか。(石井(郁)委員「広辞苑」と呼ぶ)え、広辞苑。ちょっと私の手元の字引と違うんですが。  相対的な現実の価値観、石井先生の持っておられる価値観、私の持っている価値観を超えて、あらゆる評価に対して普遍的、絶対的な価値を規範として妥当させ、...全文を見る
○伊吹国務大臣 参考人に少し落ちついて計算をさせて、数字をもう少しきちっと明確に、意見を述べさせますが、初期投資は、御承知のようにtotoの勘定で出てくる収益でこれは償却していかなければならないわけですね。ですから、民間企業でいえば設備投資の減価償却に当たるものなんですよ。ですか...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは日本ユニシスに対する商取引上の契約書ですから、こちらの判断だけで出すというわけにはやはりいかないと思います。  しかし、内容について、きちっと主務大臣として内容を見て、そして、おかしなことが、おかしなことというか、なぜこういうことをしておかなかったんだろう...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、今政府参考人が答えました違約金云々というのは、やはり私はお役人の感覚で答えていると思うんですよ。  民間企業を再生する場合は、当該ユニシスにそれだけの資金を投入してつくらせたノウハウ、資産があるわけですから、その資産をいかに高く、もし解約するというのなら、...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、これはやはり先生に問いかけられるまでもなく、当然、責任を持って仕事をしている人間は、国民の財産を預かっているわけですから、今までのところは税金は一銭も使っていないですよ。借入金でやっているからこういう問題が起こっているわけです。税金でやる場合は、これは完全に...全文を見る
05月17日第166回国会 衆議院 教育再生に関する特別委員会 第13号
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○伊吹国務大臣 けさは先生の想定問答を読んでおって、私は朝食をとる時間がなかったんですが、再生会議で親学ということをいろいろ取り上げられて、それが話題になりましたね。私は、あそこで言っておられることはほとんど間違っていないと思うんですよ。ただ、そうできない人たちが大勢いる中で、お...全文を見る
○伊吹国務大臣 何事もそうでしょうけれども、もちろん、その職につくまで、ある程度の研修をして、心構えを持ってその職につくわけですが、同時に、職についた中で日々先輩の教えを受けて研さんをし、そして、教員でいえば、十年をめどにして十年目の研修を受けるということですから、今のやり方の中...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは人それぞれじゃないでしょうか。何か、一年生で、突然当選してこられた人でも、もう五回、六回みたいな顔をして堂々たる発言をされる人もおりますし、何度当選しても私のようにおどおどしている者もおりますから。  ただ、四週間というのはちょっとやはり短いかなという気は...全文を見る
○伊吹国務大臣 附属中学校、小学校のあり方については、いろいろ過去の経緯があると思いますので、よく調べて御答弁をさせますが、あるいは先生のところへお伺いさせます。  今は、先生、これも、いいことと悪いことがいつも必ず起こるということを私が申し上げているのは、こういうことだと思う...全文を見る
○伊吹国務大臣 今先生がお話しになったことは、私は、半分は現状認識として賛成です。しかし、小泉首相がやってきたことの後始末をしなければというお話がありましたが、まさにここで、多分先生の持っておられる政治的な理念と安倍さんや私が持っている政治的な理念が大きく違うんだと思います。 ...全文を見る
○伊吹国務大臣 内閣は、国民の負託を得た多数党の連合である、公明党、自民党の連立内閣になっておりますが、国会は、民主党さんをも含めて、やはり民意の縮図という形で、我々も厳しく質問を受けるときもありますし、いや、言っているとおりだといって野党からも御支援を受けるときもあります。つま...全文を見る
○伊吹国務大臣 今、実態に即したいろいろな御確認だとか御意見をいただきまして、私も、今後のために大変勉強になりました。  改正教育基本法は、教育委員会にすべてを任せているということではなくて、国と教育委員会が協力をして、教育の国家介入にならないように、また地方だけで、国家的なバ...全文を見る
○伊吹国務大臣 総理のおっしゃったとおりに、しっかりとやらせていただきます。
○伊吹国務大臣 まず、予算編成のことについては、総理から、必要な財源は確保するという御答弁が先ほどありましたので、私は、総理の意を体して努力をさせていただきますとお答えしたわけです。  まず考えられるのは、やはり国会での御議論で何が議論になっていたかということでしょう。それは、...全文を見る
○伊吹国務大臣 今御指摘のあったことは、先ほど、河村委員、鈴木委員からも同様の御指摘がございました。行政改革推進法の五十五条は、今先生がおっしゃったように、少子化ですから子供の数が減っていきます、その子供の数を上回る教員の数を減らせと書いてあるわけですね。これをどう考えるか。 ...全文を見る
○伊吹国務大臣 私も、先生が今御指摘になったような姿勢でいじめという問題に対処をするように文部科学省の職員にも指示しておりますし、いじめがあるから悪いのではなく、いじめを隠すのが悪いのであって、むしろ、いじめを発見してうまく処理するのがいい学校だと思います。
○伊吹国務大臣 まず、随分焦っている、急ぎ過ぎだ、全体像を示してからというお話がありましたけれども、大いに急いでやらねばならない教育の現状があるときに、例えば、おなかがすいているときにメニューをみんなそろえてから、それではおはしをとってくださいというわけにはいかないでしょう、それ...全文を見る
○伊吹国務大臣 先ほど先生が、私の出身の京都市の教育委員会のことをおっしゃった。そして、現場へかなり権限をおろして。つまり、これは人を得ればできるんですよ。御党の質問者もいろいろそういう趣旨で御質問になっています。だから、教育長と教育委員に人を得ればできるのと同じように、文部科学...全文を見る
○伊吹国務大臣 文部科学省の職員だからといって特例的に教壇に立たせるというわけにはいかないんですよ、これは法治国家ですから。免許を持っていないとだめなんですね。だから、採用の際にも、教員の免許を持っている人あるいは特別免許的な扱いのできる人、こういう人をやはり考えて採用をするとか...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生、どうなんでしょう、先生が最も嫌われることは、特定のイズムあるいは思想を押しつけるということじゃないんでしょうか。ですから、日本は国定教科書制度もとっておりませんし、文部科学省がこれを補助対象として選択したときも、この内容を検閲して補助金を出したわけでは私はな...全文を見る
○伊吹国務大臣 今先生の御質問にございました、実態に合わないという意味が、どういう意味なのか。これは、その地域に即した教育ができないという意味なのか、受験のためにうまくないぞという意見なのか。私は、後者はちょっとやはりそれは本末転倒の議論だと思いますよ。  今総理が御答弁申し上...全文を見る
○伊吹国務大臣 ただいまの御決議につきましては、その御趣旨に十分留意をいたしまして対処してまいりたいと存じます。     —————————————
05月21日第166回国会 参議院 本会議 第27号
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○国務大臣(伊吹文明君) ただいま議題となりました七法案のうち、政府提出三法案につきまして、逐次その趣旨を御説明申し上げます。  最初に、学校教育法等の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。  昨年、約六十年ぶりに教育基本法が改正され、新しい時代に求めら...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 神本先生、四問のお尋ねがございました。  まず、先生方が子供と向き合う時間が欲しいという学校現場の願いというのは、あるいは現状は、私はよく理解しているつもりです。これまでも、文部科学省や教育委員会としては、例えば十七年度までは定員増を行い、また逐年、事...全文を見る
05月22日第166回国会 参議院 文教科学委員会 第13号
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○国務大臣(伊吹文明君) ただいま委員長より御示唆のございました七法案のうち、政府提案をいたしております三法案について、逐次その内容を御説明申し上げます。  まず、このたび政府から提出いたしました学校教育法等の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ただいま中曽根委員がおっしゃいましたとおり、単に教師としての狭い視野で教えるということだけではなくて、広い社会体験を持ち、また海外から来られた教師の経験者の方々と意見も交換する、そして広い視野の教師として教壇に立っていただくということは、もうおっしゃると...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) やはり、私が教育を預かっている立場と、日本全体を見ながら政治をやらなければならない総理の立場は若干違いますから、これはお父さんをごらんになっていてもよくお分かりだろうと思います。  そこで、効率化を図る、そして財政の再建をしていかなければならないという...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 有村先生が各地を回って皆さんにワンフレーズでおっしゃったほどはうまく言えないんですが、やはり国会というのは各国民の代表が集まっておられるところですので、ここで決めていただいたことに私はやっぱりすべて今おっしゃったことが凝縮されていると思います。  まず...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 総理から決意は後ほどお話になると思いますが、まず、今、西岡先生がおっしゃったこの法律の読み方ですね。これは、私も最初この法律を読んだときには、児童生徒の数の減少に応じて教師を減らせというんだと、一方で標準法で、あるいは地方財政措置の基準財政需要上、四十人...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それでは、私から確認的に御答弁を申し上げます。  議院内閣制の下でこの法案を出すときに、与党協議の中で公明党から今先生が御指摘になった危惧がいろいろ表明されたのは今おっしゃったとおりでございます。  まず、私立学校といえどもこれは公教育の一端を担って...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、教育的見地からいって、やはり子供はある程度集まって、そしてお互いに多様な子供たちの集団の中で育っていくというのが一番いいと、これはまず大前提だと思います。  それから、先生も私も同じ京都出身ですが、京都市内などでは、昔は、人口が非常に多いときは百...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 小学校で見ますと、平均的な学級規模は、イギリスは二十六人、それからドイツは二十二人、日本の場合は二十八・五人、これはOECDの調査でございます。  それから、国公立の中学校の平均の規模は、イギリスは二十二・五人、フランスは二十四人、ドイツは二十四・七人...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 流れとしては、先生がおっしゃったことで間違いないと思います。  ただ一つ、先生、申し上げておきたいのは、地方は人口が減り、児童がどんどん減っていくんで、むしろ子供がいないから結果的に少人数学級になっているんですよ。財源だけでやるんであれば、一番自主財源...全文を見る
05月24日第166回国会 参議院 文教科学委員会 第14号
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○国務大臣(伊吹文明君) 昨年のあれは教育特の際ですね、御質問があって、そのお考えも文科省としていただいたと言うと恐縮なんだけれども、今お話があったように、静岡県と香川県の中学校に四月一日から、教員免許がございませんとこれなかなか、特殊免許を出さないといけませんので、また文科省の...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) この調査項目を見まして、例えば、自己肯定感というのは非常に低い一方で自己中心的であるとか、やや答えも必ずしも整合性が取れていないんじゃないかという感想は持ちましたんですが、特に私の今お預かりしている仕事の立場からすると、社会のために貢献しようという意識が...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 教える内容を少しずつやはり変えていくと同時に、今先生がお挙げになった調査の多くの項目は、単にこれは学校だけでやれることではやっぱりないんですよね、家庭と地域社会と。ですから、教育基本法では、教育のやはり原点は保護者にあるということをまず国会の意思として明...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは先生、一番人間社会にとって重要なんだけれども、いろいろな価値観あるいは政党の理念を持って行われる政治の中では一番難しい分野なんですね。しかし、民主党があり、公明党があり、共産党があり、自民党があっても、日本で生きている限りは、日本人が共通に持ってい...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生がおっしゃったように、日本はやはり良き人材によってここまで国際社会を生き抜いてきたということはもう間違いのないことですから、その人材を多面的に養成をし直していくと。これはもう社会のあらゆる部分のいろいろなひずみが子供たちに集まってきて今の状況をつくり...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 現在の地教行法というのは、正に先生がおっしゃったように、基本理念を本来書くべき一条にそれがないんですよね。これは何というのか、行政手順法みたいな内容になっちゃっていますので、やはりこういうことは適切ではございませんので、先般改正をいただいた教育基本法の十...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今申し上げましたことを書き足して、そして、これはいろいろ議論があったわけですが、文部科学大臣の是正要求と指示の項目を新たに付け加えました。  本来、私は、こういうことをする前に、教育委員会を任命された地方自治体の長、そしてその任命を承認された地方議会そ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 大きな基本的な私の考えは、先生がおっしゃったことと全く同じでございます。どこまで国が関与をしていくのか、あるいは地方の地域の特殊性、あるいは地方の特色をどのように出していくのかについては、各政党みんな、各々持っている政治に関する理念というのか、政策を判断...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今の先生の、ずっと最初からの御質問の流れで答えを教えてくだすったんだと思うんですけれども、どうも無理難題、怖いことを言ってくる保護者というか御両親ということなんでしょう。  それから、もう一つ私は面白いなと思ったのは、ヘリコプターペアレンツというのがあ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 全体としては、昔がということを言い出しますと、だんだんお互いに年を取ったようなことになっちゃうんですが、ローマ時代の洞窟の中にも、昔、このごろの若い者は困ったものだと書いてあるわけですから。  だから、いろいろ特別なお父さん、お母さんはおられますけれど...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは荻原先生、十年、十五年は減らないでしょう。しかし、三十年、四十年だったら、こういう親をつくらないために今教育再生をやっているわけですからね、いつまでもこんなことが続いちゃ困るわけでございます。  その十年、十五年程度の間どうするかということ、その...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 各々のちょっと立場で、非常にそれは難しい御質問じゃないですかね。先生はどういうふうに考えていらっしゃるんですか。
○国務大臣(伊吹文明君) まず、多分そういう話になるだろうなと思ったので私はちょっと逡巡したんですが、教師という職は、職業であると同時に、やはり一般の職業とは少し違うんですね。師という言葉が付いておりますからね。  ですから、使命感を持って、特に部活動というのは、先ほど政府参考...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) お金というか報酬については先ほど来先生とのやり取りで申し上げたようなことなんですが、あとは、報われるかどうかというのは、まあ給与とやっぱり人事なんですね。ですから、人事をどうしていくかというのは基本的にはやはり各教育委員会に任せられている。そして校長の評...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) そこが使命感と私が申し上げたゆえんのものでございます。  先生のお気持ちはよく理解しておりますので、私も私なりに努力をさせていただきます。
○国務大臣(伊吹文明君) そういうことを考えていないわけじゃないと思うんですよ。まあ率直に言うと、今の国家財政と地方財政の中でどういうふうに仕組んでいくかということだと思いますね。  いずれ、これは予算編成過程で、先般の総理出席の第一回目のこの委員会の質疑でもいろいろな面から教...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 教員の目的というのは、法案提出の際にも私はお話をいたしましたように、人間の性格だとかというものは、なかなかこれはもう変えようとしても変えられませんので、そこを無理に変えようというものじゃなくて、やはり知識、技能、こういうものの刷新を図るということで、実は...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) いや、違う、違う。それは広辞林がいろいろ、それは違いますよ。
○国務大臣(伊吹文明君) いろいろな辞典等に資質というのをどう書いてあるかを参考人からちょっと後ほど申し上げさせますが、これは先生、資質というのは大言海だとか広辞林だとかでいろいろ書き方が違います。  ただ、私が申し上げているのは、国際化が進み、価値観がどんどん変化して、自然科...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) いや、私も国会議員としてそう資質のある方じゃございませんので適切な答弁じゃないかも分かりませんが、作家としての資質あるいは国会議員、政治家としての資質というのは、その人がやはり政治家として持っている広範な知識あるいは厚み、この厚みというのは、心の厚みをつ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今、水岡先生のおっしゃったのは、是非、ある教師の一日というのでビデオに撮って、そして多くの納税者に私は見せるべきお話だと思います。  それで、先ほど来、西岡先生もお話しになりましたし、民主党案というのは、水岡先生、非常に私は立派だと思いますよ。しかし、...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) いやいや、簡単にお答えします。  西岡先輩のおっしゃることは政治家として拳々服膺しなければならない。やはり政権の最優先課題と安倍総理も言っているわけですから、みんなで力を合わせて安倍総理がどこまでやるかを我々もサポートしたいと思いますし、同時に西岡先輩...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ちょっと、ちょっとそれは、一方的なことは駄目だよ。
○国務大臣(伊吹文明君) じゃ、委員長のお許しをいただいて。  鈴木提案者から今お話がありましたが、ロースクールや薬剤師とは今回の御提案はけたが違います。それはもう、けたが違う、もう大変大きなものです。  私は、先ほど来申し上げているように、理想がなければ政治をやっている値打...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 靴が脱げるという意味がどういう意味かというのはちょっと慎重にお答えをしないといけないと思うんですが、学校現場を例えば把握するというふうにこの靴を脱ぐという言葉を理解しますと、これはやはり、一方で、教育に対して時の政権政党が構成している内閣がどの程度把握を...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、先生がおっしゃっていることはごもっともでございます。  政党も、一人一人を見ると非常に立派な理念を持ってしっかりした方々なんだけれども、一つの政党になると御主張がばらばらだということはよくあることなんですよね。ですから、やはり委員会として、どん...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、先生、確かにおっしゃったように、この法律が施行されて教育委員をすぐに一新するというようなことはできません、それは。しかし、これだけ社会問題になって法律を変えて、今、蓮舫先生がそうして鋭い質問をしておられる、こういうことはすべてやはり一般の人の目に...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 委任できない事務を設けるんじゃなくて、委任できる事務を限定するということです。ですから、先生のお言葉をかりれば、名誉職的に地元の名士が云々という先ほどお言葉がありましたが、そういう人たちが集まって、実際は教育長がすべてを切り回して、あとはお飾りになってい...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今の教育委員制度にはもちろん解任規定もありますし、最終的には地方自治の私は力に期待したいと考えているんですが。  民主党案には民主党案のいいところがあります。これは私は否定しません。しかし同時に、困った点があるんです。教育委員会制度にもいい点もあります...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは先生、政治的中立性とはちょっと問題が違いますね。国と地方との間の、地方自治の権限と国の教育に持つ責任というか、国の法体系の中で地方が国の決定にどう対応していくかという問題、今おっしゃったことはね。  これは、実質的には先生がおっしゃったように法律...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは言えるようになるための法律的な仕組みを提案したということです。あとはそこにいる人たちの意識の問題ですから。それほど鈍感な人を相変わらず教育委員に置き続けているということであれば、その議会や首長は、次の選挙で落とせない主権者であれば、その程度の主権者...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、蓮舫先生、誤解のないように申し上げておきますが、先ほど水岡先生に私がお答えをしたのは、十年目の研修によって駄目教師を排除するという分限の問題に立ち至るような再生会議の考えは私は取らないと、そこは違うよということを申し上げている。それに、私の考えに沿...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生おっしゃるとおりの御理解で結構だと思います。  今、参考人が申しましたように、ここの御意見等も参考にさせていただいて、法案が通りましたら私の方で各教育委員会に通知をいたさねばならないんですけれども、それはあくまでやはり目安とか基準とか項目とか、そう...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それを全国一律、こういう基準であるからこれを上回ったらいいとか悪いとか、そういうものではございません。
○国務大臣(伊吹文明君) 今、参考人とのやり取りを聞いておりまして、文部科学省としては精神疾患の人は含まれないということを明確に言っておるわけでございますから、二十五条の二に基づく指導が不適切な教員の認定の参考になるガイドラインを出すときに、今政府参考人が申したことは明確にすべき...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、先生、私も身体障害者の人たちの団体の会長をボランティアでやっていますが、知的発達障害とか身体障害というのは非常に外見的に分かりやすいですよね。しかし、精神障害があるかどうかというのは、本人もはっきりおっしゃらないし、なかなか客観的に、あるいはその日...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 研修対象になったことが不利益かどうかは、これは先生、むしろ研修対象になって研修をお受けになって、職場へ復帰できる道が開かれるわけですから、そのこと自体が不利益だとは私は考えておりませんけれども。
○国務大臣(伊吹文明君) 今先生がおっしゃった実態があるのかどうなのかは、ちょっと私は定かにしておりませんので参考人からお答えをさせますが、研修の内容というのは基本的には各教育委員会が考えてやることですけれども、余りにも、先生がおっしゃったのが真実であればですよ、そのことだけがす...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 広島の事例は、基本的にはやはり広島の教育委員会がきちっと措置されなければいけないことだと思いますが、先生はもうこの分野の御専門なのでよく御承知のように、免許法の附則の二項ですね、これは、各都道府県教育委員会は、校長及び教諭の申請により、一年以内の期限に限...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) この点については先ほど蓮舫委員ともう少し議論をしたかったんですが、その時間が得られませんでしたんですが、これは先生、いろいろな考え方がございます。  民主党の案も教育の責任は国にあるとありますから、本来この考えを貫いていけば、一番分かりやすいのは、かつ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) いやいや、それは先生のお考えからいえば問題があると。
○国務大臣(伊吹文明君) 先生の政治理念とお考えからいうと、御主張どおりだと思います。しかし、ここにいらっしゃる各党いろいろ御意見があるところで、国民にもいろんな議論がある中で、国と地方が分担をしながらやるということが決まっているわけでございますので、先生の御意見は御意見として筋...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは一般論としていえば、地方自治法という地方自治の基本法がございますから、この中では自治事務については是正要求ができるという一般則が書かれております。  しかし、それ以外に、自治事務であっても各法律によって国会の承認を得て書かれた場合には、是正要求を...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 一番の担保は先ほど民主党の蓮舫先生とやり取りをしたことに私は尽きると思うんですが、今回お願いしているのには必ず地方議会の力を期待しているわけですね。ですから、地方議会にもその内容を通知をいたしますので、自分たちの承認した教育委員会がそのような状態であると...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 教育行政に大変通暁しておられる亀井先生の御経験からの御発言ですから拳々服膺させていただきます。  それで、今おっしゃった例は、やはり助言、援助の範囲の中のことであったと思うんですね。助言、援助というのは、やはり先ほど来お話があったように、未履修の問題だ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは、亀井先生、先ほどの民主党の蓮舫委員とのやり取りにあったように、民主党案には民主党案のいいところはあります。それは私、認めているんです。しかし、欠点もあるんですよ。それと同時に、今の我々の提言しているのも、いろいろまだるっこしい、不十分なところがあ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) やはり、それは教育委員会の地方行政組織としての特例というんですか、国家公安委員会も同じ立場だと思うんですけれども、警察予算の編成権と執行権も基本的には知事が持っていますよね。ですから、予算というのはやっぱり地方自治の建前から一か所に集中をして、そしてそれ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、亀井郁夫先生の政治理念に基づけば今のような御提案は一つの流れとして出てくると思いますが、これは地方行政の在り方、地方自治の在り方の根幹にかかわることでございますので、一つの御提言として伺わせていただいておきたいと思います。
05月28日第166回国会 参議院 決算委員会 第10号
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○国務大臣(伊吹文明君) 先生から御質問がありましたように、調査委員会のいろいろな指摘を私も大臣に就任いたしましてから読んでみました。それで、基本的に、こういう文化財が発見されたときは、やはり当然国民として人間としてその内部を見てみたい、また重要なものについてはいろいろ参考にした...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 現在、文化財審議会の下の企画調査会というものをつくりまして、今先生が御指摘になった縦割り、それから史跡、文化財の保護その他のジャンルの違いを統一的にやっていけるような体制について御審議をいただいております。できるだけ早く結論を得まして、保護手法の調整を行...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 国民の税金を使っているわけですから、先生が御質問になったようなことは本来あってはならないことは、もうこれは当然のことです。不正と言われるものの中にも、明らかに自分の懐に入れたとか、おかしなことに使ったという不正もありますし、定めどおりの経理をしていなかっ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、我が省だけではなく、先生がおっしゃったように、省庁横断的な問題ですよね。一番不正、不正というのにはいろいろな種類があるということを申し上げましたが、今先生がおっしゃったことも一つ不正が起こる大きな理由なんですよ。  というのは、花形プロジェクト...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 独立行政法人の評価委員会については先生の御指摘のとおりの措置をいたしたわけですが、国立大学の法人の評価委員会は御承知のように任期が二年なんですね。今年の十一月に二年目の任期が参ります。去年の十一月の御質問があって、我が方の池坊副大臣がお答えしたと思います...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 国民からお預かりをしている大学の運営交付金を担保に人を採れと、あるいはそれを多く欲しいから人を出してくれということは私はあってはならないことだと思いますね。しかし同時に、これは非常に難しいことですが、大学の、先生がおっしゃったように、自主的判断、経営努力...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私立大学といえども教育の一端を担っておられるわけですから、当然、建学の精神と同時に、公共の利益というものとのバランスを取ってやっていただかなければなりません。それはもう先生がおっしゃるとおりです。  それで、現在でも私立学校法の四十七条というのが御承知...全文を見る
05月29日第166回国会 参議院 文教科学委員会 第15号
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○国務大臣(伊吹文明君) まずその前に、宗教のことについて先生がお尋ねがあったことについてですが、多分先生のお気持ちとしては、政府参考人がお答えしたようなことを聞いておられたんじゃないと思います。先生が所属しておられる宗派についても、例えば天台から法然が浄土を起こし、浄土が親鸞に...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先ほど来るる私が申し上げましたことは、やはり政治というか国民意識の上に、国民の多数を持った政治というものがやはり取り組まねばならなかった多くの構造的な問題を含んでいるということは先生のおっしゃるとおりです。  宗教は、宗教に対してどういう援助と、これは...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) もうこれは先生よく御承知のように、改正基本法を通していただきましたが、六十年ぶりの新しい教育の理念法が通ったということだけであって、これを実現していくためには、法改正と、それから何よりも予算と、それから文部科学省と、私を含めてですね、そしてここに集まって...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 基本的には今先生がおっしゃったとおりの私は考えでおります。問題は、再生会議が親学ということを言ったときに御批判があったように、それが一番望ましいことであってもできない人がいるときに、それをどうしてあげるかというのが政策なんですね。だから、政策とお説教は違...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私は、実は地元の選挙区のスポーツ少年団というところの最高顧問という役割を仰せ付かっているんですが、野球、サッカー、あるいは柔道、少林寺、卓球、バレー、その他いろいろなことを指導者の人がほとんど無給で教えておられます、休みの日に。  そこで教えていただい...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは先生、どこの小学校にも運動場というのはありますよね。ほとんどの小学校にはこのごろプールも設置をされておりますので、体育の授業はもちろんやっているわけですが、それ以外に運動部活動というものがやっぱり大切なんで、部活動を手伝ってくださる先生への、特に休...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 日本の古来の武道は道という字が付いておりますから、これは、池坊副大臣の華道もそうですし、お茶の茶道もそうなんですが、やはり道というのは、一つのやはり、何というんでしょうか、礼儀とか作法とか、そこに流れる立派な精神的なものをやはり含んでいるからこそ道という...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 特待生制度というのは、単にスポーツにあるだけではございません。成績が非常に、学業成績がいい児童も特待生制度というのはあります。  今先生が非常によくお調べになってお話しになっているように、配付いただいた資料の下の方ですね、この高体連の規約とそれから高野...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生がおっしゃったとおりの前提で、今回、学校教育法、お願いしております学校教育法の二十一条、義務教育の目標において食育に関する規定を置いております。  これは、具体的に申しますと、家族と家庭の役割、日常生活に必要な衣、食、住、情報、産業その他の事項につ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 養護教諭や栄養教諭にかかわらず、先生方がすべて使命感を持ってその仕事を果たしてくださることに対して、私たちはそれは十分お報いをしなければならないと思います。それであって初めて人は生きがいを持って働くわけですから。  ですから、給与の問題もあります。表彰...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず最初に、委員長、理事、そして質問者の櫻井先生に、ちょっと外交案件があってなかなか相手の方お帰りになられませんので、四、五分遅参をいたしましたことをおわびを申し上げます。  今の御質問については、官房長官が答えましたことが憲法上の仕組みとして私はその...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、どういう子供を育てるかということですが、これだけ国際化が進み、そして通信手段等も発達してきている中で、日本人としてのやはり素養というかアイデンティティーをしっかり持った、安倍流に言えば規範意識を備えたということになるでしょうが、そして世界に伍してい...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私はいつもこの衆議院手帳、私は衆議院議員でございますので衆議院手帳を持っておりますが、これは参議院の先生方も一緒で、後ろにまず日本国憲法が付いていると思います。二十六条には、「すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは先生、まず、今先生が御指摘になったような観点から日本国民全体をどういうふうに見るかということは、これは憲法の規定、それから教育基本法の精神、こういうところで大きく読むことであって、教育の目的、第二十一条各号に書かれている、いわゆる義務教育の目標とい...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今、先生は臨床心理、その他についての御知識が豊富におありになりますから今のような御経験が多いんだと思います。そして、私も国会の審議というのを、これうまく答弁して時間を費やしているだけじゃないんですよ。必ず来ております政府参考人の者に言っているのは、今日は...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生が今御指摘になった視点は教師として常に持っていなければならない一面であるということは、私は同意をいたします。ですから、そういう面を忘れてはならないということを必ずテークノートさせていただきたいと思いますが。  今先生がおっしゃったことは、多分、自民...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは先生のような優秀な医師の立場からの御発言だと思いますが、一般に今回の研修というのは、まあ社会情勢が次々と変わってまいりますから、この研修によって駄目な教師を見付け出すとか、あるいは免許をどうするとかいう目的のためにやっているわけではございません。 ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは先生、今御質問になったところは、私どもが大変工夫をしまして、再生会議が考えているような方向は実現するけれども、再生会議の求めている方向性を取らなかったという一番ポイントのところを今正に鋭く御質問になっているんですよ。  それは、研修をした限りは、...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ただいま先生がおっしゃったことで実はすべてが尽きているわけですが、先月実施いたしました全国学力・学習状況調査というのは、今後どのような施策や指導の改善を図っていくかのために、児童生徒のふだんどおりの学力や学習の状況を把握をして、そしてきめ細かにこれを分析...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先ほど来私が申し上げましたように、これは全国的な学力の状況を把握をして今後の教育政策の判断材料にするためにやらせていただいているわけでございまして、私が就任いたします前の昨年の六月に事務次官通知というものを文部科学省では出しておるようでございます。  ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ちょっと、今先生がおっしゃった規制改革会議は、先ほど来、櫻井先生と塩崎官房長官との間のやり取りもございましたけれども、いろいろ多様な意見はおっしゃっていただいて結構ですが、教育行政は私がお預かりをいたしておるわけですから、私の責任でこれはやらなければなり...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ちょっと元気になるまで私が答えますが。  文部科学省としての姿勢は先生に先ほど御答弁したとおりですが、多分、各教育委員会の対応として、いろいろなデータを欲しいと各学校が言った場合は、各教育委員会の判断でそういうことのデータを渡す場合があるでしょうし、今...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 結論から言うと、四十九条に規定する是正要求の対象にはならないと私は考えております。  というのは、全国学力あるいは学習状況調査というのは、小中学校を設置する教育委員会そのものが文部科学省の要請を受けて、その判断に基づき調査に参加するか否かを決めているわ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 地方行政に深くかかわることでございますので総務大臣から後ほど御答弁があると思いますが。  まず、先生、私は、やはり選挙の結果ここで決めるんだと申し上げているのは、これは憲法の規定によって、主権の存する国民は、正当に選挙をされた代表によってその主権を行使...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは先生、学力テストに参加するかしないかということを公約に市長が掲げたとすれば、これは教育委員会の決定事項なんですね。今、正に先生が整理をしてくださったんで非常に答弁がしやすいんですが、教育に関する事務のうち首長の権限に属するのは何かというと、予算の編...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 不当な支配というか、正に自分たちのイズムだとか政治的な理念を強制をしたという、法律に反して強制をしたということが不当な支配になると思いますし、結果的に公約をしたけれどもそうならなかったんだから不当な支配という現実は起こっていないわけですよね。やはり、それ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 常に耳を傾けております。率直に言うと、私は国に教育の最終責任があるとおっしゃっている案は大変立派というか、高く評価しております。  その流れの中で先生いきますと、やはりこれは地方自治法の中からいえば、これは法定受託事務にならなければいけないんですよ、知...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今政府参考人から申し上げましたことに加えて言えば、やはり先生がおっしゃったことをやるには類型的には三つの方法があると思うんですが、一つは、教師の方々がおやりになっている事務その他を、外部に発注できるものはお金を払って外部に発注をすると。それから、お辞めに...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 管理職というか副校長等の新しい職ができますので、おっしゃっているように校長のリーダーシップは従来より更に重要になることは御指摘のとおりです。特に、カリキュラムの編成、学校の管理等は校長先生にゆだねられていますので、私どもがどこまでそれを各教育委員会に徹底...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今の先生の御質問は、今回提出いたしております学校教育法の改正案の四十三条に「情報を積極的に提供するものとする。」と書いてございますので、やっていただかなければいけません。  ただ、今政府参考人が御説明を申し上げましたように、ガイドラインを作りまして、学...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生がおっしゃったとおり、率直に申せばお説のとおりだということでございます。  それで、国公立の現職教員を文部科学省からJICAに御推薦を申し上げて、そしてJICAで出していただいているわけで、何というんでしょうか、所属しておられる都道府県に対してその...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 五月の二十五日だったと思いますが、国会等の呼出しがありまして、私は直接お会いすることはできませんでした。  民主党の千葉先生の御紹介で、小森さんという方の名刺が付いておりましたが、滝川と福岡の筑前町のいじめ自殺の御遺族など四名が文部科学省に来られて、池...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 事実関係については、一部司法の手にゆだねられているような部分もございますし、一つ一つその確認をして、やっぱり慎重にお答えすべきことだと思います。  一般論として言えば、自殺などの問題が起こったときに、学校や教育委員会は隠すことなく家庭や地域にそのことを...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ちょっと先生、意図的ではなかったと思いますが、私のもう一つお願いしていることを先生おっしゃらずに、正に言っているとおりだということをおっしゃいましたけれども、私が申し上げているのは、それは確かにその学校や教育委員会というのは、一番子供と身近なところに情報...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、いじめというのも千差万別ですし、子供の尊い命が失われるというのもいろんな状況によって違ってきますから、一概にシステムという問題で私はこれを処理すべきことではないと思うんですね。  先生のおっしゃっていること、私は不同意じゃないんですよ。今回のこ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生が正におっしゃったように、いじめを減らすんじゃなくて、どういう努力をしていじめがなくなるかということが大切だとおっしゃるのはそのとおりだと思いますよ。  ただ、目標をつくったから、その目標に合わすために隠すという人も困ったものだけれども、目標が全く...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) いや、先生がおっしゃったとおりの構成になっているんですよ。  ですから、これは確かに、先生がおっしゃったように、再生会議や何かにもいろいろな意見がありました。しかし、法制局的に言えば、我々はやはり実務をやっているわけですから、従来の流れと違うことはでき...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 新しい時代に合った知識を十分付けておられるかどうかというのは、研修をお受けになったらやはり認定させていただかないと困るんで、それを頭から成績が悪くても何であってもすべて落とさないんだということを言えというのは、先生、それは無理というものでございます。 ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 思想、信条というようなものをチェックするということは、それはあり得ないでしょう。  しかし、例えば教育基本法の改正の際にも大きな議論になりましたけれども、この法律及び他の法律の定めるところにより教育は行われねばならないわけですから、この法律及び他の法律...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) そんなことを講習内容にするなんということは考えてもおりません。  ただし、学習指導要領に抵触するようなことがあっては困りますし、自民党の政調会長の中川昭一さんがどういう表現をしたかは私、つぶさには分かりません。しかし、職場を放棄をして、地方公務員法に反...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 中川昭一さんの例を引かれたり、あるいは日の丸・君が代のことを例に引かれたりしましたので私は学習指導要領と教育基本法の十六条の御答弁を申し上げたんで、当該研修については思想的な踏み絵をするという先生の御心配が当たるような運営はいたしません。
○国務大臣(伊吹文明君) これは、法律をお認めいただければ、中教審の御意見も聴くということもありましょうし、当然パブリックコメントを出さないといけません、国会の議決を経ない部分については。国会は最大のパブリックコメントの場所ですから、法律についてはパブリックコメントを要請している...全文を見る
05月31日第166回国会 参議院 文教科学委員会 第16号
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○国務大臣(伊吹文明君) 議事録は公開しています。
○国務大臣(伊吹文明君) 先生、これは大変難しい御質問で、安倍内閣の一員としてはなかなか答えにくい御質問なんですが。  まず、再生会議の私もメンバーでございますが、私が出席をいたしておりますのは総会だけでございます。ほとんど今報道されたりテレビに出たりしておりますのは、分科会と...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、ゆとり教育とそれから授業時間数の増というのは、ちょっと私は直接は結び付かないと思うんですね。  文部科学省はゆとり教育という言葉は一度も使ったことはございません。基礎学力を十分教え込んだ上で、それを現実に応用する力、実社会で生きていく力を養うた...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生の御指摘のとおりだと思いますし、であるからこそ、これから総合学習の在り方というものを指導要領の中でどういうふうに書いていくかということにむしろ重点を置いて私は考えたいと思っております。
○国務大臣(伊吹文明君) まず、教員の資質向上というのは免許の更新制だけでできるものではございません。これは御指摘のとおりです。ですから、養成段階をどうするか、それからその後の採用段階ですね、それから、特に本当に教壇に教諭として立っていただくまでの間の試験任用期間の運用の仕方、そ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) やはり相撲も柔道も剣道も、本来、相撲道であり剣道であり武道であると。昨日も御答弁を申し上げましたように、道という字が付いているのは、やはり単なるスポーツを超えて、今先生がおっしゃったような、礼儀、伝統的規範を究めるという側面を持っているということだと思い...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 禅問答じゃ困りますので。林先生、母親としての御意見を私は伺っているんじゃなくて、見識ある国会議員としての御質問を受けておりますが、その中で立派なお母さんだなと思ってお話は伺っております。  それで、政府参考人が申しましたように、教育を受ける権利、受けさ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、義務化という限りは無償でなければならないですよね、保護者に。それはしかし、保護者は無償だけれども、老人保健制度と一緒で、一割しか本人負担はないけれども、お医者さんは一割で診てくれているわけじゃないんで、国民の税金がそこに投入されているから三割負担...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 教育を行う者ですから、先生はもちろんですけれども、子供に対して教育を提供する側、地方自治体も含めて、国民、納税者という意味です。
○国務大臣(伊吹文明君) つい、今先生が御質問になったようなことをおっしゃるだろうと思って、さっき私は不規則発言をしてしまいました。  先ほど来、政府参考人から御答弁を申し上げておりますように、教育基本法の第十一条は、幼児期の教育は生涯にわたる人格形成の基盤を養う重要なものであ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは、達成して入ってくる幼児もいるでしょうし、「行われるものとする。」と書いてありますから、幼児がこれこれを取得しなければならないとは書いてないわけですから、ましてや小さな子供ですから、そういう教育をしたからといってみんながこの素養を持っているとは限り...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは先生、今回の学校教育法の二十一条は、義務教育として行われる普通教育は、次に掲げる目標を達成するよう行われるものとすると二十一条に書いていて、そこの十番までは、これはその後の第四章の「小学校」、小学校は「義務教育として行われる普通教育のうち基礎的なも...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 毎日新聞の記事は私も車の中で読みました。  率直なところ、国の財政再建にどの程度、地方が設置する学校を統合するということが財源の削減になるのかなということはよく分かりません。私も主計局で長く仕事をしておりましたけれども、国家財政を再建する限りは、地方に...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それにお答えする前に、先ほど私は真ん中辺りに答えがあるんじゃないかと申し上げたのは、やはり学校というのは子供の教育の場所ですから、お金だけの理由で統合したり廃校したりするべきではないんですよ。  しかし、同時に、それから一定規模のやはり児童を一緒に教育...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは率直に言いますと、政権をお預かりしておりますから、従来の連続性の中で混乱を余り来さずにやはり国の責任の果たし方を模索しなければならないという、ある意味では足かせがあるんですね。  そういう中で、平成十一年でしたでしょうか、地方分権一括法ができまし...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは先生、私は極めて、いつも申し上げているように、抑制的にやりたいと思っております。その点はまず前提として、一般論として言えば、法律の第一次的有権解釈権は法律の所管省にあります。ですから、この場合でいえば文部科学大臣ですね。何度も教育基本法のときにやり...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 蓮舫先生から厳しい御質問が予想される際に、そういうものを紙で出したということを報告をしているのを怠っているというのは非常に困るんですね。私に報告をしなければならないと思います。  今のように、報告してないというから私は全く知りません。しかし、今いろいろ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) しかし、どうなんですか。教育委員会は何らの措置をとっていないということが分かっているから是正要求をするわけでしょう。
○国務大臣(伊吹文明君) それは、教育委員会は、例えばいじめの問題一つ取っても、学校ぐるみで隠していた、あるいは教育委員会もこちらに言ってきていなかったと。しかし、いろいろこちらに情報提供がある、あるいはマスコミからいろいろな話がある、お地元の先生からも御質問が出てくる。あらゆる...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ですから、やはり私は政治家ですから、役人のような答弁を先ほど来してないんですよね。法律の一義的解釈権というのは所管省にあります。ですから、怠りと私が判断をしたときにこれは怠りになるということです。
○国務大臣(伊吹文明君) これは、従来は是正要求権とか指示権というのはないわけですから、現時点では、地方自治法の一般則しかないわけですから、それはある意味では国の権限を強めるという法律であることは当然なんですよ。強めるという観点があるんだけれども、それによって大きな公益を担保する...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは、一言で言えば、教育合議体の執行機関である教育委員会を構成する教育委員一人一人に使命感と責任感を持ってもらうということです。  御承知のように、現在の地教行法は、二十六条一項に、教育委員会の権限に属する事項は、教育委員会規則の定めるところにより、...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは先生、何事も法律を変えただけでは解決しないんですよ。しかし、法律を変えなければ解決しないんですよ。ですから、それ、当事者のやっぱり意識なんですね。教育委員あるいは教育長になる人がしっかりしているところの教育委員会はやはり活性化して動いているんですね...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、教育振興基本計画と国権の最高機関である国会との私は関係によると思います。現在の教育基本法の法構成からすると、作成をして、そしてそれを国会に御報告をすることになっていますね。国会が例えばそれを承認するという行為がもし付いていれば、これはやはり私は是...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) いや、報告事項です。
06月05日第166回国会 参議院 文教科学委員会 第17号
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○国務大臣(伊吹文明君) 中島先生がわざわざ財務省のようなことを言って恐縮だとおっしゃった、正にそれが財務省の困ったところなんですよ。つまり、森を見ることは上手なんだけれども、木を見ていないからそういう話になるわけでしてね。  児童数が例えば減っていきましても、クラスは四十人ク...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは先生、誠に難しい御質問でございます。私の考えていることを申しますと、社会が非常に豊かになりまして、核家族化が進んで子供を取り巻く環境も随分変わってきましたですね。なかなか地域社会の友達と遊べないとか、こういうこともあります。だから、従来と比べると、...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) おっしゃるとおり、高等教育に出しております国民の税金は非常に少ない。国民の税金だけではなくて、私費を含めても日本は非常に低いですよね。ですから、先生がおっしゃるとおりだと思います。  で、結局、資源もないこの日本がここまで来れたというのは、やはり勤勉な...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 税制面では、私もそういう仕事を党でやっておりましたので、今先生がおっしゃったように、個人については所得のあれ四〇%までだったと思いますが、寄附をしてすべて所得控除になりますし、小さいといえば小さいんですが、五千円以上の寄附はすべて所得控除の対象になります...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今、再生会議の事務局から参考人が申し上げたとおりだと思いますが、総合学習というのはいわゆる評価をしないんですね。点数を付けないんですよ。ですから、アイデアは非常に私は良かったと思いますし、この考えは、基本的な考えは私はこの学校教育法の改正案が参議院でお認...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは先生、再生会議事務局に聞いても、いろいろ御意見をおっしゃっているだけだから答弁はできないと思いますよ。  それは、第一次報告がございまして、私は第一次報告も非常にいい内容の御提言だったと思います。ですから、今これを教育三法にして国会の御審議にゆだ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) いろいろやらなければならないことはありますが、人を増やすということも根本にやっぱりあると思いますね。同時に、今先生が御指摘になったように、調査だとか会議だとかなんかが多過ぎるという指摘もよく伺います。  ですから、文部科学省もできるだけ調査等は必要最小...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは法案の提案の理由そのものにかかわることでございますので、私からお答えを申し上げます。  今先生の御質問の中に誤解をしている方々もいらっしゃると、正に私、そのとおりだと思います。しかし、誤解を生じせしめるような議論がこのことの当初、再生会議であった...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、先生その前に、今回、学校教育法の改正案の三十七条で、先ほど政府参考人が申し上げました副校長、主幹教諭等ですが、これは教頭の中のある人を副校長に任命するということ、それから主幹教諭その他は授業を持たないというわけではありませんので、むしろ先生がずっと...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) インクルーシブという本来の精神からいえば、先生がおっしゃっているとおりでしょうね。私はそれで正しいと思います。  しかし、先ほど申し上げていたように、政治をやりながら行政を預かるという者は、やっぱりいろいろなもののバランスの中で理想へ一歩一歩近づいてい...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 障害のある児童生徒の障害の程度によりまして今おっしゃっているようなことは可能となると思いますし、正に先生のようなリーダーを副知事として静岡県が持っていたからこれは私はできたんだと思いますよ。  つまり、先ほどいわゆる不適格教員の話もされましたけれども、...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 大変残念な数字だと思いますが、全学生に対する全国の大学で学んでおられる障害を持つ大学生の数というのは約五千人で、全体の〇・一六%しかおられないんですね。ですから、施設の在り方、あるいは、それは学校側としては余分の経費が掛かる部分があると思いますけれども、...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、今内閣府の参考人が申しましたように、いわゆる骨太方針二〇〇七には、教育再生という項目を従来とは違って一項目を立てるというところまでは行ったわけです。その内容をどう書くかについては、昨日いろいろなやり取りがございました。  率直なところ、先生を含め...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私がまだ政治の世界に入る前でございますし、一九七九年ですか……
○国務大臣(伊吹文明君) 八年。「ジャパン・アズ・ナンバーワン」というのは先生の名訳で読ませていただいたこともございますけれども、ちょうどこの一九七八年の十年ぐらい前に、日本はライジングサンということを言われて、昇る太陽と言われた時代、つまり高度成長が本格的に軌道に乗り出したとき...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これはアメリカに長くおられた先生に私が申し上げるのもいかがかと思いますが、アメリカのいいところは大いに学んだらいいと思います。しかし、アメリカと日本は文化が違いますね。アメリカは人工的に作られた多民族国家ですよ、移民によって。日本は自然発生的にできている...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) どういう形で地域住民の声を反映させていくかというのは、いろいろその国の成り立ち、その国の文化を考えながら知恵を絞らねばなりませんから、今回は、まず我々の提案は、学校協議会というものを、それから教育委員会に保護者の代表を入れるということ、学校評価、教育委員...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 例えばフィールズ賞をお取りになった先生の御夫君も、やはり日本の教育の中で育たれたんじゃないんでしょうか。  だから、もちろん日本の教育のシステムというのは、小学校から幼稚園、大学を出て大学院で教育を受けたからという意味ではなくて、日本の初等教育、中等教...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 西岡先輩がおっしゃったことに補足することは余りないんですが、今の御発言の中で、まず、日本のこれからを担っていってくれる子供として必要なところをまず押さえてとおっしゃっているわけですね。その押さえる範囲がどの程度かというのが多分先生と私の意見の違いであり、...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず先生、これは、今度は私の方からお言葉を返すようで恐縮なんですが、確かに明治維新前は読み書きそろばん、私塾でみんな教えておりましたね。しかし、それがやっぱりできたのは、非常に多くの、何百という民族が移民をしてつくった国ではなかったからなんじゃないんです...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、先生その前に、今先生から日本が単一民族というお言葉が出ましたが、私はそういう言葉は使っておりません。これは極めてセンシティブなことですから。日本にはアイヌの方もいらっしゃるし、在日外国人で日本国籍をお取りになった方もいらっしゃいます。私が申し上げて...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、さっきから先生と御議論を申し上げている、やや国家観、価値観にかかってくることでして、日本の国、日本の国民、日本の文化と異なる文化を持つ人たちとの接触によって日本の国の文化をどういうふうに維持していくかというのは、これはフランスの例えば大統領選挙で...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それはもう、今先生がおっしゃったとおりだと思います。メディアが大変発達をしてきていることと、それから残念ながら核家族化が進んで共働きが常態化するということは、これは社会の進歩とともにごくどの国でもあり得ることですが、その結果、学校が終わった後、子供たちは...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私はヨーロッパで四年ばかり生活をしてきたことがありますが、何か例えば事故を起こしたとかいろいろなことがありますと、日本人はすぐにごめんなさい、申し訳ないと言いますが、本当にそれを例えば補償だとか何かで表すことになるとごねるんですよ。ところが、イギリス人だ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 三十時間のこの更新研修というのは、提案理由で御説明を申し上げましたように、時代は刻々と変わりますので、一応十年を節目として公立、私立にかかわらず教員免許を持っていらっしゃる先生方に新しい研修を受けていただいて、その認定をもって自信と誇りを持って教壇に立っ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 安倍総理がどういう意図で刷新という言葉を使ったのか分かりませんが、先生がおっしゃったような時の政府の意図が教育現場にどさっと入ってくるという意味で使ったのではないと思います。
○国務大臣(伊吹文明君) この是正要求は、ただいま総務大臣がお答えになった地方自治事務の範囲の中で結構だと思いますが、文科省があれこれ指示するのではございません。国会の意思をお伝えするんです。国会がお決めになった法律どおり行われていない場合に是正の要求をするわけです。それと同時に...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私も白老地域にはお伺いしたことがございます。それで、率直なところ、やや観光目的のためにアイヌ文化を利用しているような雰囲気があって私は余り関心したことじゃないなと思って見たことがあるんですが、先般、ウタリの理事長もお見えになりましていろいろ御要請を受けて...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生、これはちょっと言葉が足りなかったのかも分かりませんが、学校評価の大切さということは十分お認めいただいていると思います。ですから、学校評価というものを法律上やはり位置付けて、そして公表を促し、そしてその結果が、どのように利用してもらうのか、これが正に...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、指導主事というのは、これは校長先生だって指導できるわけですから。今の指導教諭は、正に先生がおっしゃったように、学校内の非常に大切なチームのかなめになる可能性のある役割と、こういうふうに考えていただいたらいいと思うんですが。そこで、先ほど来御指摘にな...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 指導教諭ね。
○国務大臣(伊吹文明君) そう思っておられる先生をそう思わないようにするというのは、これはなかなか難しいと思いますね、各々の人の解釈の仕方ですから。ただ、国というものは、これは物の考え方ですが、国民なんですよね。これは正に憲法に書いてあるように、「日本国民は、正当に選挙された国会...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、教育を受けさせる義務、義務というんでしょうか、を担保するのは、憲法上はやっぱり、憲法に書かれているわけですから、これは国なんですね、国。そして、今の日本の行政の在り方としては、教育委員会は首長から独立をした行政委員会というか執行機関として位置付けら...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) いわゆる超法規的措置ですよね。  それは、後であのとき機転を利かせてやってくだすったから良かったなという評価を受ける場合もあるかも分かりませんね。しかし、それを私が認めるということを言ってしまえば、超法規がまかり通る限り日本は法治国家として存在しなくな...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 指導主事という立場は地方公務員でございますから、これは地方公務員試験を少なくとも受けて採用されている方、実態的にいうと教育委員会に置かれている指導主事というのはほとんど教職にあった方々がおなりになっているわけです。  地域の皆さんのお声を反映するという...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私学が大変大きな役割を日本の教育の中に果たしておられるということは、もうこれは紛れもない事実です。私学自身も建学の精神というものがありますから、特に戦前、大変つらい思いをされた私学もあるようで、その私学の方々のこの点に対する思いは私はよく理解しているつも...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今の、まず先生、これは大前提としてやっぱり確認しておかないといけないのは、建学の精神、私学の自主性ということと、日本国の法律を守らなくていいということはやっぱり違うんですよ。それはやっぱりきちっと守っていただかないと困るんです。  そういうケースが生じ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、いやいや、設置してくださいということはございません。しかし、学校現場ということを先生がおっしゃいましたが、学校現場の意見を十分聴いて教育委員会が私は判断すべきことだと思っておりますが、学校現場が置かないと決めたというのが、例えば職員室の会議でという...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) いや、ちょっと待ってください。
○国務大臣(伊吹文明君) それはできません。それは学校の管理体制、上司の命令に服する義務に反しますから、それはできません。
○国務大臣(伊吹文明君) 荒瀬さんは私はよく存じ上げておりますし、堀川高校は私の選挙区の中の高等学校です。  それで、参考人が述べられたのは、まず、先ほど先生が御質問になっているように、この職は任意設置なんですね。先ほど来、どうですかどうですかとお聞きになっていますが、文部科学...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 命令に、命ずることに反するということは組織としては服務義務に反しますから、そういうことはあってはならないんですけれども、命ずるまでにいろいろ話し合うということは、これは各組織じゃ当たり前のことなんですよ。何も話し合わずに頭から命ずるなんというような人は私...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは何度も申し上げているように、私に教育委員会の仕事のしぶり、校長の仕事のしぶりについて確認をされても、文部科学大臣がそういうことについて答弁ができるような日本の教育行政の流れになっていないんですよ、先生。
○国務大臣(伊吹文明君) 法案に書いてないですよ、そんなことは。
○国務大臣(伊吹文明君) まず、先生、ずっと質問の流れからすると、定数内を主幹教諭や指導教諭のために引き上げられてクラス編制が難しくなるという御質問をしておられましたけれども、授業をするということは今お分かりいただいたわけですね。ですから、これは定数内で引き上げてクラス編制が難し...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 五年前に先生が希望を持って国会にお出になったときは私も何度か応援に行きましたので、今、自民党の議員としてここで御質問していただけないのを大変残念に思っております。  しかし、先生がおっしゃっている現実の認識を同じように我が党も持っているからこそ、教育の...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 改正教育基本法のときにも今先生がおっしゃったことは大変議論になりました。そして、今回御提示申し上げております学校教育法改正案の二十一条の三号に我が国と郷土を愛する態度についてということが書かれています。  ですから、心と態度というのは非常に関係は難しい...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 例えば、元寇の乱があったときに日本人はどう対応したかということを教えるのは心の問題ではありませんよね。それから、黒船が来たときに、いろいろな考え方があった中で、尊王の人も攘夷の人もやはり日本の国というものを考えていたわけでしょうから、この歴史的事実を教え...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ちょっと、花を生ける華道のことは池坊副大臣に聞いていただかないと、私も余り生意気なことは言えないんですが、再生会議がおっしゃっていることをどうするかということは、各々必要に応じて中教審にかけねばなりません。そして、ここでの御議論も伺いながら学習指導要領に...全文を見る
06月06日第166回国会 衆議院 文部科学委員会 第11号
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○伊吹国務大臣 今先生がおっしゃった、高野連にかかわる特待生制度の問題は、特待生制度として各私学がどのような内容の資金供与をしておられるのか、また、学生をどのようにして集めておられるのか、そして、その費用の負担が、結果的に特待を受ける以外の保護者の負担になっているのか、あるいはま...全文を見る
○伊吹国務大臣 少なくとも高等学校は義務教育ではございませんから、特にどこの私学へ行くのかは全く自由だと思います。ですから、自分が行きたい学校へ、学生が手を挙げて、親元を離れて行くということはあったって構わないです。しかし、そのことに、大量のお金が結果的に私学から出ているというこ...全文を見る
○伊吹国務大臣 基本的には各競技団体の運営というものに政治の権力だとか行政が介入しないというのは、これは基本なんですね。  特に私学は、大学は、高等局というのがあって、うちが直接監督していますが、私学は、まあいろいろ戦前の苦い思い出があったんでしょう、結果的には、教育委員会もこ...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは先生、基本的には、各スポーツ団体あるいは私立大学協会、私立高等学校協会の人事をこうしろああしろということを政府が発言することは、やはり控えねばならない。  しかし同時に、今先生がおっしゃったようないびつな役員構成になっていたり、またそれを、どういう報道その...全文を見る
○伊吹国務大臣 それは先生、そんなことはございません。高野連の会長が私のところへおいでいただくということも、本来、政治権力の側からやるべきかどうか、私は随分迷ったんですよ。だけれども、児童生徒のことを考えると、やはりここは一言言っておかなければいけないというので来ていただいて、そ...全文を見る
○伊吹国務大臣 スポーツ団体ですから、やはり、その団体を構成する、特に役員その他は最もフェアでなければいけないので、今先生がおっしゃったようなことも念頭に置いて、全日本野球会議というのがそれに当たるのがいいかどうかは、これは競技団体が決めなければならないんですけれども、もう少し全...全文を見る
○伊吹国務大臣 小学校に入るまでは、いわゆる福祉施策としての措置で行われていた保育園と、学校である、教育機関としての幼稚園と、それから両方に行かない児童とがおられますから、同じように平等にするというのであれば、今までの組織をすべて一度なくして、しかも、義務化という場合は膨大な財源...全文を見る
○伊吹国務大臣 日高先生は、私の地元の京都大学で教鞭をとっておられた方で、私も存じ上げております。  チンパンジーの群れの中にもルールというのがあるんですね。自由と規律という言葉がありますが、一人一人の個が、個体というか個人というかが自分の思うままに行動して、自分の本能のままに...全文を見る
○伊吹国務大臣 全くお説のとおりだと思います。  私も地元で、これは芸術じゃありませんけれども、スポーツ少年団というのがあって、そこのお世話をしているんですが、この指導者の方々が、自分の私生活、土日をほとんど返上して、無休で、そして、チームを形成している子供たち、補欠に至るまで...全文を見る
○伊吹国務大臣 予算を預かっておりますので、墓穴を掘るようなことを言うといけないんですけれども、率直なところ、これだけのものが随分安いなという感じがしますね。逆に言うと、一般で市販されているものは随分もうかっているんじゃないかという印象も持ちました。教科書の無償制度というのは、憲...全文を見る
○伊吹国務大臣 本来、物の値段というのは、買う側と売る側のやりとりというか、あうんの呼吸で決まってくるわけですね。だから、使うのは多分学校現場の先生と児童でしょうから、この人たちが、どういうものであればわかりやすいとか、もう少し実証例を欲しいとか、そういうことの意見を聞くというの...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、先生から、かつて二十大学ほどあったのに現状がどうなのかということを、把握しておりませんで、これはまことに行政のあり方として申しわけないことだと思いますので、早急に把握をさせて、理事会に御報告をさせていただきたいと思います。  それから、おっしゃったように、...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは非常に、ちょっと、そのことだけを取り上げると、もう先生がおっしゃっていることに私は全く賛成なんですよ。  先ほど、スポーツ団体にというお話がいろいろあって、私はそのことにちゅうちょしていると申し上げたのとよく似たことがありまして、国立大学はもう今やなくなっ...全文を見る
○伊吹国務大臣 ちょっと、この問題はやはり事実関係にのっとって判断をしなければならないと思うんですが、これは、ずっと今先生からちょうだいした資料を拝見しておりまして、まず教科書を作成する場合に、教科書に引用をされた著作権について教科書会社が対価を必ず払っているのかどうなのか。もち...全文を見る
○伊吹国務大臣 実態は、先生から今教えていただいたことで十分私は理解をいたしました。  学校の先生がつくるというのが最もそれは望ましいことでございますから、そういう学校の先生が問題をおつくりになるような時間、余裕を持ってお考えいただけるようにする、これが私の仕事だと思います。
○伊吹国務大臣 値段、使い勝手からいえば、先生がおっしゃっていることが当たっているんじゃないかと思いますね。
○伊吹国務大臣 その前に、参考人の答弁はそのとおりなんですが、極めて紋切り型の答弁をいたしましたんですが。施行後に免許をお受けになった方でも、例えば十二年目に教職におつきになった場合は、その時点で、おつきになる前に申し出られて、当然研修をお受けになって、教員免許がそこでよみがえる...全文を見る
○伊吹国務大臣 これは、仕組みとしまして、施行後十年でお受けにならなければ教壇に立てなくなる可能性があるということであって、別に二十年後でも二十五年後でも、研修で認定をお受けになれば、その時点で教員免許というものは復活いたします。
○伊吹国務大臣 先生、御質問の際に、土曜日の復活というふうに新聞報道があったけれども、詳細に読んでみると、週休二日制というか週五日制を基本としてと書いてあるというので、随分やはりしっかりとお読みになっているなと私は思って御質問を聞いておったんです。  しかし、その後、土曜日の授...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生の御理解は何ら間違っておりません。  しかし、現在でも土曜日に授業を行っている学校はございますよ。それはよく御存じでしょう。現行法律だってできるんですよ、振りかえ休日その他を使えば。  ですから、土曜日に授業を行えるということは、授業時間数を大幅にふやして...全文を見る
○伊吹国務大臣 現状は、やっている学校とやっていない学校がございますね、現行制度でも。現行制度でもできるけれどもやっていない学校の方が多いでしょう。それをみんな一律に、現行制度でやれることならやっていただくように促していくということも提言の一部じゃないんですか。そして、先生がおっ...全文を見る
○伊吹国務大臣 そういう細かなことは教育再生会議は何も責任は持たないけれども、言いたいことを言うというだけならだれでも言えると私は言っているわけです。  教育再生会議がそれほど、自分たちの提言が大切だと思われるのなら、予算の提出権というのはもちろん内閣にありますよ、しかし、内閣...全文を見る
○伊吹国務大臣 一番真摯な答弁をしているつもりでございます。  政権を渡していただいたらとおっしゃいますが、私は民主党に政権を渡す力はございません。国民の選挙による負託をとって政権を御担当ください。  その上で、あらゆるところで私は私なりの努力をいたしております。それは、今度...全文を見る
○伊吹国務大臣 週五日制というか週休二日制、土曜日を休みにするということは、私は、教育の分野だけではなくて、かなり定着をしてきていると思います。そして、世論調査なども見ますと、土曜日に学校を開いてくれという御要望は非常に高いですよ、七割ぐらいあります。しかし、それはどういう動機か...全文を見る
○伊吹国務大臣 改正教育基本法で大学の目的というのは三つを規定しているわけで、一つは教育、もう一つは研究開発、そして社会教育その他の社会への還元ですね。この三つをバランスよくやっていくわけですけれども、やはり一番大切なのは教育なんですね。  先生、大学生は突然出てくるわけじゃな...全文を見る
○伊吹国務大臣 先ほど私が申し上げたことに対して、高井先生は認識を同じゅうしているとおっしゃいました。しかし、私が申し上げたから、大学の基礎的なことに携わっている人が国民の税金を預かって、効率性を全く無視した悪平等のような運営をしていただいていいということではないんですよ。  ...全文を見る
○伊吹国務大臣 私が大臣に就任しておりませんときのことですから、私が予断を持って申し上げるのはいけないと思いますが、こういう人事について、官邸がだれを入れてくれとか、そういうことは、私が今まで各省をお預かりしてきた中ではなかったと思います。ですから、先生、官邸がというようなことは...全文を見る
○伊吹国務大臣 宮内庁と文化庁とのやりとりは、今私は初めて先生の御質問で伺いました。  担当者がどういう表現をとったのか、それを宮内庁がどう受けとめられたかということに尽きると思いますので、直接宮内庁に、お話をした者にお答えをさせるのが適当だと思います。
○伊吹国務大臣 基本的に大切なことは、自分の身内あるいは自分が持っているものについて、審査の結果、認定をしてその財産価値を上げるということはやはり基本的にはやらない。その一点だけを守られれば、あとは個別の民法団体について政府だとか役人が口出しをしない方が私はいいと思います。しかし...全文を見る
○伊吹国務大臣 今先生がお話しになって、私も御答弁をしておりますから、政府参考人もよくそれを聞いておるでしょうし、先方にも伝えるでしょうし、きちっと自分の職務を果たすと思います。ですから、内紛だとか、あるいは組合をつくって争っているとかということの片棒を担ぐことのないように我々は...全文を見る
○伊吹国務大臣 このたび、政府から提出いたしました国立大学法人法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  この法律案は、国立大学法人における教育研究体制の整備及び充実を図るため、大阪府内に所在する国立大学法人の大阪外国語大学を大阪大学に...全文を見る
06月07日第166回国会 参議院 文教科学委員会 第18号
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○国務大臣(伊吹文明君) これはやはり先生、両々相まって運用していく、そこに運用の妙がやっぱりあると思います。  それで、ただいま御指摘の十年研修あるいは初任研修、その他もろもろの研修以外に一番大切なのは、やはり学ぶより慣れろというんでしょうか、日々教壇に立ち、先輩に教えてもら...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは、先ほど研修の除外の際に先生が御指摘になりました日々の仕事ぶりの評定との裏腹、ちょうどこのことについても同じことが言えると思います。  現在の制度の下でも、教育委員会あるいは教育長によっては、非常にうまく現在の制度を運用して、いわゆる不適切と思わ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 新しく置かれる職の果たすことが期待されている役割については、参考人が申し上げたとおりだと思います。  そこで、まず給与の問題をどうするかですね。それからもう一つは、そのポストというのは、やはり教師として認められた人が就くポストであり、そのポストに就くこ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 現行学校教育法では、小学校は、校長、教頭、教諭、養護教諭及び事務職員を置かなければならない。ただし、特別の事情があるときは、教頭又は事務職員を置かないことができるというふうに書かれているんですね。ここがやはり高等学校の規定と違うところで、事務職員を置かな...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは御承知のように、教育委員会が戦後できましたのはいろいろな理由があってできて、最初、公選制であったわけですね。公選制なんですけれども、当選の教育委員の定数が大体平均して五名という現状でありますと、昔の中選挙区制度と同じような選ばれ方になって、党派の推...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 御指摘のように、やはり学校の評価というものを学校自体がやってもらう、第三者にやってもらう、そして学校の協議会その他の皆さんに参画をしながら学校というものはどうあるべきかと。単に児童生徒を教える場所であると同時に、地域コミュニティーの中の生涯教育の拠点のよ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今、西岡先生と先生の御質問を伺っていて、たまたま二人とも何となく笑いがこぼれたのは、ボランティアというのは本来自発的にやる行為なんですよね。ボランティア、自発的にやる奉仕活動を義務化するというのはどうも語意からいうと非常におかしいなといって二人で笑ってい...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 非常に大切なことだと思います。改正教育基本法にも、勤労を重んじ、生命を尊び、自然を大切にする態度、我が国の郷土を愛する態度というようなことがずっと書かれております。  一つの例を挙げると、武蔵野市という市で東北の方の小学校とお互いに交流をして、町の人た...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、この前先生からお話を伺ったのは覚えておりますが、大体、横文字の話はすぐ忘れることにしております。しかし、お話の趣旨は十分承っておりました。  それで、まず英国の教育改革というのも、特に安倍総理の著作の中にも書かれておりますが、これは英国に限らずい...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 自分というか、失礼ですが、水岡先生の考えに賛同しなければかたくなだという御表現はちょっと困りますね。私の考えと違って随分かたくななことをおっしゃるなというふうに私が言うのも失礼なことだと思いますが、大切なことは、ここにいる我々はほとんど、教員の実態という...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ちょっと今の説明だけでは非常にお分かりにくいと思うんですが──そこで相づちを打たれちゃうと困るんですが。  いわゆる財政の再建を目指していると思うんですが、骨太の方針等で決めていることは、児童生徒の減少数を上回る教職員のということを決めているわけですね...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ちょっと私が横で聞いていてなかなか理解がしにくいなと。  こういうことだと思うんですよ。骨太の方針で決めているのは、児童生徒の減少を上回る数の教職員を減らすと、こう閣議決定しちゃっているわけでしょう。その中で、教員を減らせないから、教職員を減らす、その...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ですから、もしも、骨太の方針が正しいか正しくないかはいろいろ判断ありますよ。
○国務大臣(伊吹文明君) ええ、それは私は私なりの考えがあります。しかし、小泉内閣のときにそういうことを決めて、それに従って行政が動いているときに、予算の査定で、じゃこれ児童生徒の減少数を上回る数の教職員を減らすというのを教員にかぶせたらどうなりますか。児童生徒と向き合う時間はも...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 置くことができるという職を設けてとおっしゃったのは、具体的には副校長とか主幹教諭という意味ですか。
○国務大臣(伊吹文明君) これは、新たな職として設けるということは考えているわけじゃないんですよ。現在教頭である人を副校長という名称を与えるか、あるいは現在の主任、各種教務主任、学年主任の人たちの中で主幹教諭を置くとか、あるいは新たに教諭の中から主幹教諭を置くというので、決められ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ちょっと待った、そこは大切なことですから。
○国務大臣(伊吹文明君) ですから、それはそれで、中教審の言っていることはいいことなんですよ。  私が御答弁を申し上げたのは、政府参考人がアウトソーシングをしている内容についてこうだと言うことについて先生が、いや、それはおかしいとおっしゃったから、いや、彼が努力をしているのは実...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは先生、だから先ほど来参考人も申し上げておりますように、教頭を充てる副校長、それから、もし、教頭はいないけれども新しく教諭の中から副校長を置いた場合、授業ができると言っていますが、どの程度授業ができるかという、ほかの職務があるから非常に授業に割く時間...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) そんなことはありませんよ。
○国務大臣(伊吹文明君) だから、授業をするんですよ。
○国務大臣(伊吹文明君) それはないでしょう。
○国務大臣(伊吹文明君) いや、だけど、そのことは今のことと何も違わないでしょう。
○国務大臣(伊吹文明君) これは先生、論理的に私は先生のおっしゃっていることはちょっと合わないと思いますよ。  私が今、教頭は授業をほとんどしていない実態があるとおっしゃった、だから、それはそのとおりでしょうと言ったら傍聴席から笑った人がいるけれども、事実を私は認めているだけな...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、先生、標準法の枠の中で一つ取ってきてやるんなら文科省の大英断だと、しかしそうじゃなくて、この中でやるんだと、それはどうなるか分からないんですよ、これは。これからの予算編成を控えているんですから。そうでしょう。  だから、余り決め付けずに、これから...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 声高におっしゃっているのは先生の方なんですよ。私は私のやっている努力のことを言っているので、参考人の方々が来られてこういうことをやったけれども、政府は言わせるだけ言わせて何もやらないんじゃとおっしゃったけれども、今それをやらせようという努力を私は私なりに...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 一生懸命やっているじゃないですか。
○国務大臣(伊吹文明君) 教員の地位に関する勧告というのは私は存じ上げております。これは先生とまた見解を異にしますが、国際法上のこの勧告というのは各国を法的に縛るものではありませんよね、これは国際法上は。これはまず先生も法的位置付けということはお認めになると思います。その上で、各...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、教育委員会ができた経緯、戦後の、これは先生御承知のとおりで、当初はこれはもう公選制によって教育委員は選ばれていた。しかし、いろいろな事情があって、御承知のように、自治体の長が任命をし、そして議会がこれを承認するという枠組みの中で教育委員会というのは...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私立学校は建学の精神というものがございますから、それは尊重しなければならないことは当然です。しかし、同時に、私立学校といえども日本の国会で決めていただいた法律の下で公教育の一端を担っておられると、このことだけはやはりしっかりと自覚をしていただかなければな...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、大臣が替わったりした場合に運用が変わるということは、国会が国権の最高機関ですから、ここで議論をし答弁をしたことは大臣が勝手に変えるというほど軽いものじゃないと思って私は答弁はいたしております。  それから、こういう場合はこうだとかっていうことを通...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、先生、私学の建学の精神とは憲法にもと一番最初おっしゃった、正に日本共産党も大切にしていらっしゃる憲法の十二条にはどのように書いてあるかというと、「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、国...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 当初というのは、我々の立法過程でどういう議論が行われていたかということは私もよくすべてを把握しているわけではございませんので、出てきたものが政府の提案だと御理解いただけば結構です。
○国務大臣(伊吹文明君) まず先生、これ誤解のないようにしておかなければいけないのは、教育委員会に助言を求めたりして私学のいろいろな問題について私学とお話をするということが可能にするように書いてありますが、知事が直接やるということは今だってできるわけですよね。ですから、東京都は多...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 多分、東京都のように指導主事を知事部局に置かずに日ごろやり取りしておられる方は、国民からお預かりしている私学助成の交付事務でほとんどやり取りしておられるんじゃないでしょうか。カリキュラムの内容等についてやり取りをする能力のある人がおられない知事部局がほと...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) そのとおりで結構だと思います。
○国務大臣(伊吹文明君) 再生会議は再生会議として一つの意見を言っておられるわけですから、これは傾聴に値することもありますし、傾聴に値するけれども既存の法律や何かとの関係でどういうふうに実現するのかなと私が考えなければいけないこともありますし、だから、ここでいろいろ御議論もあるこ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、再生会議も教科にするとは言ってないんですね。いわゆる教科にするとは言ってない。いわゆる教科にするということは点数を付けなければいけませんからね、そういうことは私は賛成はできないということは申し上げてあります。  その範囲の中でどうするかということ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 違うか同じかであるかは、いろいろな方々の意見を聴き、中教審の意見も聴き、最後は私が判断をいたします。
06月08日第166回国会 衆議院 文部科学委員会 第12号
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○伊吹国務大臣 まずはっきりしておかなければならないことは、特に国立大学については、その運営に、やはり結果の平等というか結果の悪平等のようなものがあって、国民の税金が必ずしも効率的に使われていないという国会の御判断があったから、法律をお出しになって、国立大学法人にされた。そして、...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、お言葉でございますが、吸収されるわけではございません。御一緒になられるわけでございます。  そこで、まず、これは、私たちというか、国会の皆さんも考えていただかなくちゃいけないことなんですが、外国語大学だとか、特に社会科学系の単科大学の果たす役割というものを...全文を見る
○伊吹国務大臣 田島先生、詳細は参考人から御説明させますけれども、今の御質問をずっと伺っていて、やはり国立大学という感覚で御質問になっているように私は思いますよ。つまり、今回の統合をして、授業内容をどうしていくのかは、文部科学省が口出しをできる内容じゃないんですよ、率直に言えば。...全文を見る
○伊吹国務大臣 同じことを言っていても、言葉の使い方によって随分ニュアンスは違ってきますね。  ですから、私が先ほど申し上げているように、従来の学部にいた学生の教育に手を抜かなければならないほど統合後の新しい職務がふえるようなことは、心配しておられる向きもたくさんあるよ、そして...全文を見る
○伊吹国務大臣 やはりこれはバランス論だと思いますね。新しい、特に通信手段、IT等の発達によっていろいろなことが可能になってきていると思います。しかし同時に、教育というものを考えれば、やはり人と人との間で伝えられていくべきものもたくさんございます。ですから、新しい時代の風潮にすべ...全文を見る
○伊吹国務大臣 国立、私立を問わず、これは両方で日本の高等教育を担っているわけですから、まず国民の意思として、大学はどうあるべきかということは、国会が決めた法律がまさに国民の意思なんですね。  この中には三つのことが書かれています。改正教育基本法では、まず教育ですね。つまり、時...全文を見る
○伊吹国務大臣 田島先生が教育のことを御心配いただいて、いろいろ、私どもからいうとありがたい御質問を財務省にしていただいたことには感謝をしたいと思います。  ただ、予算というのは内閣が決めるんです。国務大臣が共同して責任を持って国会へ出すわけでして、財務省の主計局の次長が一々口...全文を見る
○伊吹国務大臣 特に未成年の児童生徒については、まだみずからの判断でやれるほど、いろいろな面での成熟ができていない中で、自殺という道を選ばれるというようなことがあってはならないという思いで実は私はあの呼びかけをしたんです。  松岡さんは、私が会長を務めております政策集団の一員で...全文を見る
○伊吹国務大臣 大学運営交付金をどうするかというのは、先ほど来、田島先生からもお話があり、今先生からも御指摘がありますように、非常に大切な問題だと認識しております。  これはやはり二つ観点があると思うんですよ。  従来、大学でどういう予算配分が行われて、大学の先生や教職員の方...全文を見る
○伊吹国務大臣 先ほど田島先生にも、先生にも御答弁を申し上げているように、これはバランス論なんですね。  ですから、私は、今るるおっしゃった各大学の先生方も、成果主義で運営交付金は配分してほしいと堂々とおっしゃればいいんですよ。ただし、その成果というのが、何か産業化と結びつくよ...全文を見る
○伊吹国務大臣 私も再生会議のメンバーなんですが、私は特にいろいろ考えがあって、個別の会議には出ないようにしております。総会にだけ出席をいたしておりますので、その経緯は、報道あるいは説明に来られた方々から聞いているだけですが。  一つは、あそこで御提言になったことは、私は、私の...全文を見る
○伊吹国務大臣 まず、昔天才今凡人という言葉もあるわけですから。  私は、確かにお母さんが安らかな気持ちでいると胎児がすくすく育つとか、母乳を飲むと、母乳からそのお母さんの免疫が子供に伝わるとか、わかっていることはやればいいと思いますが、そうじゃないことについては、いろいろ、思...全文を見る
○伊吹国務大臣 先生、再生会議の議論をいろいろお取り上げになっていますから、第二次報告を詳細に読んでやっていただきたいと思うんですが。私学助成それから大学運営交付金のような基盤的経費を十分確保した上と書いてございますよ。まずこれを十分確保した上ということを再生会議は言っておられる...全文を見る
06月14日第166回国会 参議院 文教科学委員会 第19号
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○国務大臣(伊吹文明君) これは、本来、いつの機会か委員会のお定めにより総理が出てまいりましてお答えするのが私は筋だと思いますが、政治家として考えると、これから長寿・少子化社会、国際化社会の中を日本は生き抜いていかねばなりませんので、日本人としてのまずアイデンティティーをしっかり...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 西岡先輩がおっしゃるとおり、教育というのは、率直に言って各々の人の価値観、それから政党のしたがって理念の在り方によって理想の日本人像というのは違ってまいりますから、すべての人が一応のことは議論できる分野だと思います。それはお説のとおりです。そして、西岡先...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 政府としては、今回は現在の六三三四を前提にお願いをしているわけですから、当面これで行くということです。そして、しかし将来についてどうするかということはいずれ検討しなければなりませんが、先生も文部大臣をおやりになり、政権与党の中においでになったから、これは...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これはちょっと西岡先生のホームグラウンドに引っ張り込まれちゃ困るんですが、六三三四という制度を変えるのが教育改革であるとは私は思いません。それも重要な一つかも分かりませんが、安倍総理が考えているのは緊急にやらねばならない今の三法案を取りあえずお願いしてい...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは賛成いたします。それは再三答弁を申し上げているとおりです。  ただ、それをどういう形でやるかというのは、これはいろいろな制約の中でやるわけですから、今回の例えば出した法律の中にそれが書かれていないからけしからぬというお話では私はないと思いますよ。...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 例えば、西岡先生が考えておられるのは、それで私は何らそのことに反論はいたしませんよ。しかし、考えておられるとおり安倍さんが出してこなければ教育再生の熱意がないじゃないかとおっしゃるのは、少し違うんじゃないですか。  例えば、昨年七月の中教審の答申はどう...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それはもちろん持っているわけですよ。いるけれども、西岡先生が考えておられるようなプレゼンテーションをしなければ持っていないということにはならないでしょう。
○国務大臣(伊吹文明君) いや、簡単に言えば、それは安倍首相が施政方針演説や所信表明で申し上げている、基礎的な学力と、そして規範意識を十分身に付けた日本人を育て上げるというための教育の諸改革を行っていくということに尽きるわけです。  それをどういう形でやっていくかというのは、毎...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 再三申し上げているとおり、それは総理が先ほど申し上げたような日本人をつくっていく上で今の教育の在り方は必ずしも適切じゃないと考えたから、まず教育基本法を改正をし、何を教え、新しい時代の教育の理念は何かということをまず明確に政府としては国民の代表にお示しを...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先ほど来、西岡先生がおっしゃっている、例えば教育再生について六三三四のお話もありましたし、教員養成の六年制のお話もありました。政治主導ということもそれと同じで、先生のおっしゃっていることは私は何ら反対じゃないんですよ。しかし、まず政府が何らかを示してやら...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 政治が最終的に責任を負って物を決めていくというのは、私が賛成というよりも、日本国憲法がある限り当然のことだと思います。
○国務大臣(伊吹文明君) 既に省内では、あと三年ほどの中で社会教育法、大学法その他、どういうスケジュールでやっていくかというものは持っております。持っておりますが、これは、やはり内閣として最終的に意思決定をして国会へ法案は出していかねばなりませんし、あるいはまた、それこそ我々は、...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生、二つの問題をおっしゃったと思います。二つとも予算あるいは行革推進法に係ることでございますので。  まず、同僚の与野党の先生方から学校現場の状況についてお話をいただきました。それで分かったわけではありません。文科省としては文科省の実態調査をいたして...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これを改正するかしないか、改正するときにどのような改正の、あるいは実質的にこれが機能しないようにするためにはどのような立法政策上の措置をとるかということは、まだ何も決まっていないんじゃないんですか。先生は改正しないと、改正しないとおっしゃった。私は今改正...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ですから、現在のままでは定数を増やすということはこれの縛りがあるからできないということは再三同意をしているわけでしょう。これをどうするかということは今後の問題じゃないんですか。
○国務大臣(伊吹文明君) 先生、それは私より政治歴が長いんだから、予算編成のプロセスのことはよく御承知でしょう。来年からもし定数を増やすということが行われるんならば、予算関連法案として法案は変わっていくんじゃないんですか。  その前提で最大限の努力をするために、今いろいろ私は私...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 概算要求をするときは、多分、概算要求の最終的な結果によって別途法案審査を受けて、予算関連法案が国会に提出されるんじゃないんですか。それは先生の今までの御経験でそうだと思いますよ。  ただ、そのときに、当該法律案を改正するのか、他のいろいろな立法上の技術...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは先生、先生の長い御経験でもよくお分かりのように、予算には最後の折衝というのがあるんですよ。ですから、そこに調整枠というものは当然あるんです。ですから、政治的決断が十二月に行われれば、その政治的決断と相入れない法改正というものは当然行わねばならないん...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは私の表現力が悪いのか、先輩が私の言葉を理解していただけないのかは分かりませんが、法治国家である限りはのり代などというものはあり得ないんじゃないんですか。だから、さっきから私はそう答弁をいたしております。
○国務大臣(伊吹文明君) それは人員のことを言っているわけじゃないんですよ。まず、仮定の問題として、定数を増やせば当然その定数に伴ってくる義務教育国庫負担金、給与の三分の一を金額で表示されるわけでしょう。そして、残りの三分の二が地方交付税の中に入ってくるわけですから、交付税の算定...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 西岡グラウンドへちょっと引き込まないように公正にお話をしたいと思うんですが、私が申し上げたのは、私が申し上げているのは、予算の編成のプロセスとして、今ここで行革法を殺さないと予算要求ができないぞとおっしゃったから、それは違いますよということを申し上げてい...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) いや、そんなこと言っていません。
○国務大臣(伊吹文明君) 出すか出さないかは、これは私が判断すればいいことですが、年末の概算要求のときに内閣としてどういう決定をするかというときにですよ、もしも増員の話の予算があったとすれば、方向性としては当然今の行革推進法を次の予算国会に何らかの形で、この法案を改正するかどうか...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは西岡グラウンドのお話で、私はそうは思いません。これは、私は文部科学大臣ですからね、初等教育の教員の給与だけの担当大臣ではありません。大学のこともあれば、科学技術のこともあります。その予算総枠について、すべて内閣としての一定の概算要求基準が決まってく...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) おっしゃるとおりだと思いますね。大学の一番の私はやはり使命というのは知的エリートを社会に送り出すことだと思いますから、すぐに産業化できるとかいうものだけをつくり出すというわけではないと思います。  ですから、今回のいわゆる骨太の方針二〇〇七にも、先生が...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは佐藤先生、先生の論理の構成どおりでございます。ですから、そのとおり再生会議は書いておるんだと思います。政府によって実現されましたとは書いておりません。政府によって実現が今図っているところでございます。したがって、法案を国会に提出し、実現を図るために...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 再生会議がどういう意図で書いたかは私は分かりません。自分たちの言ったものは大体実現の方向に向かっているという、何というんですか、胸を張りたいという気持ちがあったんじゃないかと思いますが、まず憲法上の統治の在り方としては、私は書いておる日本語は間違ってない...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生から御注意がありましたことはよく再生会議の方にお伝えしておきたいと思います。  ただ、先生、この日本語は国会軽視の日本語だとは私は読みませんね。政府において実現が図られていますと書いているんだから。図りましたと書いたら大問題だけれども。しかし、本来...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ちょっと佐藤グラウンドに入らないように御答弁をしたいと思いますが、隠しているものを探そうとすると、先生が最も嫌な、常に視学官を派遣するとか教育の国家統制を行わねばなりませんから、そういうことは余り望ましいことではありません。だから、今参考人が申しましたか...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ワンクッションは、先生、あるんじゃないでしょうか。今回、この法改正をしまして是正要求とそれから指示をお願いしているわけですから、その前には調査その他の権限があるわけですから、当然寄せられた情報がすべて正しいのか、マスコミ情報が本当なのか、それは確認、その...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは、先生少し、民主党案をそこでお引きになるのはちょっと私は違うと思いますね。  教育委員会であろうと地方自治体であろうと、どちらが主導権を持っているかは別として、財政状況が良くない地方自治体に対して、この耐震調査というのは国庫補助は出しているわけで...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 一番最初に先生と問答した、再生委員会の図られていますと実現されていますで、国会軽視だというお話がございました。今、この法案が通らない前にすべてそのことにお答えをしたら、今度は逆のことを参考人は言われると思います。したがって、私は、法案審議の際にある程度国...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ああ、違うの。間違っていれば正してください。もう少し一般の方に分かりやすく答弁をしないといけないから。  免許のことについては、この制度が正式に入る後の免許は、十年ごとに研修を受けなければ、これは法律の規定によって失効します。それ以前にお受けになる場合...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 特に二十二年以前に免許を持っておられた方は、免許を取得された以降、教育再生という大きな国家的の課題のためにこの制度を入れてくるわけですから、御迷惑ができるだけ掛からないようにいろいろな面で私も努力をさせていただきたいと思います。
○国務大臣(伊吹文明君) 教員に対する希望者が増えるかどうかというのは、単にこの免許更新制だけでは私決まらないと思うんですね。それから、新人の方ではなくて、現に教員になっておられる方々に対しても、どうも人材確保法ができたときほどは教員と一般地方公務員の給与の優遇が際立つということ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 法律が通るまでにあれするこれすると言うと、また国会と行政との関係というのはいろいろありますから。しかし、法案が通りましてから研修が実施されるまでの間がありますので、今先生がおっしゃったおおよそのことはやっぱり示さなければいけませんし、各大学、教員養成大学...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これも先ほど佐藤先生の御質問とも関連することですが、やはり生徒の安全を守っていくという立場からは、当然学校の設置者である地方自治体が、米百俵の精神ではありませんけれども、最優先の課題としてお取り組みいただかなければならないことなんですよ。取り組まれないよ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) いや、それはもう一生懸命やらざるを得ないことですから、昨年は当初予算で千百三十七、八億だったですかね、の予算を組んであったんですが、私が参りまして、補正予算で同額、千百三十七、八億、当初予算と同額の予算をまたもらったんです。ですから、当初の倍になっている...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今先生が例にお引きになった優れた教員の例というのは政治家にも当てはまると思いますから、余りぺらぺらしゃべらない方がいいと思いますけれども。まず、自分の仕事に対する情熱でしょうね、第一番目は。それから、児童生徒に教える知識、技能、こういうもの、専門家として...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 教員免許というのは、これは御承知のようにその人が職業に就くための一種のライセンスですから、基本的にはやはり個人に帰属するものなんですね。  先ほど来御質問がありましたように、教育再生をするというためにこの研修を行うという国の側というか国民の要請によって...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは教師の評価、学校の評価というのは非常に難しいですよね。我々の中でも、随分雄弁な人だなという評価もあれば、あれはおしゃべりで困るということもありますしね。  ですから、特に教育とか人の評価というのは、そんな幾らもうけて損益計算書に幾ら利益を計上した...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私が剣道連盟の会長をしているとおっしゃいましたが、私は、誠に恥ずかしいことですが、剣道は一度もやったことはないんです。ただ、剣道連盟のその綱領に書いてあることが私はすばらしいことが書いてあると思いまして、そのことをどこかでお話をしたら、それでいいから会長...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私の答弁を先に言われちゃったら困るんですけれども。  塩川先生から出てきた要望と武道議連から出てまいりました要望書は私も承知をいたしております。武道議連は水落先生が受け取っていただいたと思いますし。  先ほど申し上げたように、武道は大変な教育効果があ...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、ILOとユネスコの合同専門家の委員会が日本に来られるということは存じております。  そして、教員の地位に関する勧告、これは各先生も御承知だと思いますが、第二次世界大戦後の、今から六十年前ですが、後の社会経済の進展に対応した教育の普及、改善を図るに...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) いつから別のものになったという御質問ですが……
○国務大臣(伊吹文明君) 同じものにはなっておりませんですよ。我々は、再三申し上げているように、指導が不適切な教員と分限処分の対象となる教員についての考え方は、今回の提出しております法律においても何ら私は変わっていないと思います。  特例法の二十五条の二の指導が不適切な教員の認...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは立法政策上というか、法文の書きぶりのことであって、従来から分限処分の中にはいろいろなものが含まれているということはこれはもう先生だって当然お分かりのことですから、特に私は内容が変わったとは思っておりません。
○国務大臣(伊吹文明君) こういう法律を出しているときに、通った後のことはどうなるんだという御質問に、すべて準備が整っておりますという答えをすると、国会を軽視しているとおっしゃるし、国会を軽視していないようにやっていると、準備が不足だとおっしゃるし、財務省はいろんな試算を出してお...全文を見る
06月19日第166回国会 参議院 文教科学委員会 第20号
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○国務大臣(伊吹文明君) 私は、法案提出の責任者として、今委員がおっしゃったすべての審議に参画をさせていただきました。  立法府で法案が議了されますと行政府に対して権限が付与されるわけでありますけれども、行政府として、その中で、政令以下通達に至るまでいろいろな行政行為が行われま...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 幼児教育の大切さは今先生がおっしゃったとおりでございます。  それで、先ほど来御指摘がありましたように、当委員会の審議でも各党からいろいろな御意見がありまして、私は大いに参考になりました。やはり一番の問題は、小学校以前は保育園にも幼稚園にも行っていない...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今先生が御指摘になりましたことも、野党の皆さんを含めて当委員会でいろいろ御示唆がございました。  この提案をいたしましたのは、やはり一般社会と同じように、やはり早くその職に就いている者は次の後から来た人を指導しながら、組織全体としての能力を上げていくと...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 具体的な事務的仕組みについては必要であれば参考人がお答えをいたしますが、やはり教育の評価というのは率直に言って非常に難しいですよね。大学の評価についても、論文をたくさん作った大学が立派なのか、論文は書かないけれども立派な教育者を教育して社会に送り出す教員...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それはもう先生がおっしゃったとおりで、これは納税者たる国民を納得させるということが、予算、今、先ほどおっしゃった予算増においても、国民が納得してないものを予算増するわけにはこれはいきませんから、そういう状況をやはりつくり出していくための一つの評価基準とい...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) それは、総理が再三申し上げておりますように、教育再生の安倍内閣としての目標は、すべての子供に規範意識と高い基礎学力を保障するということを目指してやっているわけですから、先生がおっしゃったとおりのことを目的としてやっているわけです。  再生委員会も、問題...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 特に、義務教育それから高等学校教育については、これは財政の仕組みの上では今先生がおっしゃったことはきちっと担保されておるわけなんですよ。  まず、基準財政需要というかシビルミニマムがございますから、当該自治体の自主財源が東京都のようにシビルミニマムを上...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) いや、それはもう総理がおっしゃったとおりなんですよ。ただ、先生、その基準財政需要どおり差し上げている交付税がどこへ行っているかということですよ。まあ、どこかへ使っておられるからなくなっているんで、これはやっぱり米百俵の精神で、今の給与だとか何かを少し我慢...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私は、このいわゆる予算編成の基本になる骨太方針の直接の担当大臣ではありませんが、今まだ、先ほど先生が御質問になったように調整を今もしております。そこで、閣議決定をされますれば、私も安倍内閣の一員でございますから、当然閣議決定をすればそれに従うということに...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今総理が御答弁をしたとおりなんですが、これは先ほどの中川委員の御質問にも関連することなんですが、民主党の出された案も補助率のかさ上げになっているんですよ。補助率のかさ上げというのはどういう意味かというと、事業主体は学校をつくっておられる地方自治体になるん...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生、これは予算編成のいろいろな仕組みがありますから、骨太の方針というのは閣議決定をしますから大切なものではありますけれども、安倍内閣としては安倍内閣の予算編成方針をきちっと立てるわけで、それは今の御注意も総理も十分聞いておられますから、我々は我々として...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 二つお尋ねがあったと思いますが、現在行っております十年研修の評価ですね。  これは、行政機関が行う政策の評価に関する法律というのがありまして、十年研修を導入します前、ちょっと私は西暦で言うのが余り得意じゃありませんので、平成十四年度に実施した事前の評価...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 総理の御答弁に付け加えることはございません。その趣旨に沿って学習指導要領等の作成には十分意を尽くしたいと思います。
○国務大臣(伊吹文明君) 時代の変化とともに大変豊かな国になりましたので、社会状況が大きく変わっております。核家族が進んでおりますし、共働きも当たり前の状態になっております。そういうところで、従来、地域社会あるいは家庭が果たしていたしつけの力あるいは教育力というものが極端に落ちて...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは先生、委員会で何度も問答しましたように、毎年約十万人の方がお受けになるわけですから、免許更新のために、教員養成大学が今八百五十五ありますから、一大学当たり毎年百二十人ということになりますね。四十人だと三クラス編制ですから、これは決して私は無理な数字...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まあ、財務省も困ったものだけれども、運営交付金の交付の権限は文部科学大臣にありますから、私はこんなものを別に認めたわけじゃありません。財政制度審議会で一つの試算として出しているわけであって、科研費の配分割合によって運営交付金を算定するなどということは現実...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先生が御指摘になったように、先ほども吉村先生から格差の問題がありました。  戦前は日本は大変な所得格差のあった国だったんですよ。しかし、心の格差は非常に少なかったです。戦後は平等ということを中心に社会が構成されてまいりましたが、その中で心の格差はかなり...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) これは先生、もちろん教育現場が一番大切でございまして、特に児童生徒と向き合える時間が少ないと言われている教師に向き合える時間を確保して、いい人を得るということに尽きるんですね。  その教育現場をしっかりと見極めて、そしてそれを時には厳しく指導し、時には...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 教育の最終的権限がどこにあるかは、これは非常に私は難しい問題だと思いますが、憲法の規定によれば教育を受ける権利に対して国はそれを与えねばならない義務がありますから、しかし同時に、教育基本法では国と地方が分担してその責務を果たすということが書かれております...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今回二つのことをお願いしておりますが、一つは、やはり教育委員会に怠りがあって児童生徒の生命等が危険に瀕するような場合、これはもう非常に緊急を要することなんですが、是正要求の場合も含めて、そういうことを教育委員会にお願いしましたということを、実は教育委員を...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 私は文部科学行政を担当しておりますから、私の立場で発言はできます。しかし、総理は一国のすべての予算を預かっているわけです。そして、その予算については当然国民の負担というものが伴います。ですから、総理としては、御本人が正におっしゃったように、核心に迫る佐藤...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今、教育振興基本計画、つまり改正教育基本法に書かれているものですが、どういうものを具体的にどう書くかということを現在中教審で審議をいただいております。そして、これは国会に報告しなければならないものですから、ある程度予算の裏付けがしっかりしたものでないと、...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) よく承りました。  先ほど来、総理が御答弁を申し上げているように、安倍内閣としては教育再生を重視をして、内閣としてめり張りを付けてやっていきたいということを総理がおっしゃっているわけですから、出だしですからね、振興計画の出だしの年ですから、ここの出発点...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 先ほど来申し上げましたように、内閣総理大臣という立場に立てば、財政再建のこともありますし、公共事業のこともありますし、社会保障のこともあります。いろんなことをすべて自分の内閣として判断をしていかれねばならないわけですから、先ほど来おっしゃっているような教...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) まず、先生、その前に、非常に、まだ閣議決定をされていない文章で正に核心に触れるところをいろいろお聞きになって鋭いなと思いながら私も聞いておりますが、これは総理の立場で今の先生の御質問にすべて答えるということになりますと、これはあらゆる分野で同じことを当然...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 情報提供、手紙等が来た場合には、まず一次的には、それは当該問題のある学校、あるいはその事象を所掌しておられる教育委員会に対して調査をするということから始まると思いますね。そして、これはやはり、国の公権力の発動、一種の発動ですから、よほど慎重に扱わねばなり...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 二つの御質問があったと思いますが、中教審から提案されました、これはまだ正式の名前を決めておりませんけれども、教職実践演習ですね、これは教員免許更新制が実施されます平成二十一年四月に合わせて各大学に開設されるよう私たちとしては措置をしていきたいと思っており...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 今回の教育公務員特例法の二十五条の二の五項に書いておりますように、やはり先生がおっしゃったように認定をするのは当然任命権者です。しかし、その認定をするに当たっては、教育学、医学、心理学等の専門家や保護者の意見なども聴かなければならないということが書いてご...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) ただいま総理から御答弁を申し上げたことですべては尽きておりますが、私学は大変大切な役割を果たしていただいておりますし、建学の精神というものも当然これは尊重されねばなりません。  しかし、同時に、公教育の一端を担っておられるわけですから、国民の代表がお集...全文を見る
○国務大臣(伊吹文明君) 御指摘のような事実が判明いたしておりますので、答えをした児童生徒に不利益のないようにもう一度解答をきちっと見直すように私から指示してあります。
○国務大臣(伊吹文明君) よく事情を聴いてみますが、御指摘のようなことがありましたので、もう一度解答をきちっと見直すように私から指示をしてあるということを申し上げてございますので、児童生徒に不利益のないようにきっちりと見定めてやらしていただきます。
○国務大臣(伊吹文明君) ただいま御決議いただき、ただいまの御決議につきましては、その趣旨に十分留意をいたしまして対処してまいりたいと存じます。
10月03日第168回国会 衆議院 本会議 第4号
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○伊吹文明君 自由民主党の伊吹文明です。  自由民主党・無所属会を代表し、福田総理の所信に対し、質問をいたします。(拍手)  まず最初に、臨時国会冒頭における安倍前総理の辞任表明の後、福田新内閣発足までの間、新総裁選出という我が党の事情により二週間以上もの貴重な時間を費やした...全文を見る