生方幸夫

うぶかたゆきお

比例代表(南関東)選出
立憲民主党・無所属
当選回数6回

生方幸夫の2002年の発言一覧

開催日 会議名 発言
04月03日第154回国会 衆議院 経済産業委員会 第6号
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○生方委員 民主党の生方でございます。  今、協定の話はもう既に出尽くしたと思いますので、私はちょっと違った観点から大臣にお伺いしたいと思います。  一応三月危機ということが言われておりまして、きょうはもう四月になりまして、三月危機をどうやら脱したようだと。三月に入って株の空...全文を見る
○生方委員 景気の認識をそう楽観してなく、厳しく見ているというのは私も全く同じなんですが、一、二月には、現在の予算では不十分である、補正予算を早い時期に組まなければいけないという論議がなされておりましたけれども、三月、こういう状態で、最近の新聞を見ても補正という言葉がほとんど出て...全文を見る
○生方委員 そうすると、現時点では、補正については具体的には考えていないということでよろしいわけですね。  小泉内閣が誕生して一年間たって、構造改革なくして景気回復なしということを言い続けてきたわけですけれども、小泉さんがお考えになっている改革の方向が、私はややちょっと違うので...全文を見る
○生方委員 二つぐらいしかもう方法はないわけで、減税措置をするのか、あるいは政府が需要をつくり出していくのかという二つしかないわけです。政府の需要ということに関して言うと、公共事業が全般的に国民から厳しい批判を浴びていて、公共事業にそれほど多額のお金をつぎ込めるような状況ではない...全文を見る
○生方委員 積極的にもっと大きなものも考えていただいて、東京だけではなくて、全部の都市、全部やることはないので、真ん中、中心市街地活性化なんということも政府は考えておるわけですから、そういうものの一環の中にも位置づけて、ぜひとも大規模な政策として打ち出していただければというふうに...全文を見る
○生方委員 私は、前にはよくシリコンバレーに毎年行っておりまして、そこで、一年行くと大体新たな企業ができている。そのフォローが大体日本の新聞はございませんので、あれだけ話題になった企業がその後どうなったんだろうなというと、うまくいっている企業もあるし、当時報道されたのと全く内容を...全文を見る
○生方委員 大学のキャンパスのあり方なんかも少し変えた方がいいと思うんですね。アメリカの大学はやはり広々としているし、開かれた感じになっている。日本の場合はどうしても、広々とはしていないですからね。その辺も、これは文部省の方でしょうけれども、そういうことも要望いたしまして、これで...全文を見る
04月09日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第10号
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○生方委員 民主党の生方幸夫でございます。  本日は、みずほフィナンシャルグループの前田参考人、お越しいただきまして、ありがとうございました。  極めて大きな事件といいますかトラブルといいますかが起きまして、何しろ、日本一の大きな銀行が四月一日に誕生したばかりで、その口座数が...全文を見る
○生方委員 答弁は手短にお願いしたいと思います。  今、人災の面があったということを聞きますと、人災はシステムトラブルじゃないということになりますと、人災であればまたあしたも起こる可能性があるというふうになっちゃうわけですね。人災であるんだからやむを得ないというのか、人災だって...全文を見る
○生方委員 経営統合が決まったのは九九年の八月の二十日ですから、もう二年八カ月ぐらいたっているわけですよね。準備が例えば三カ月とか二カ月というので、巨大なシステムを統合するんだからトラブルが起こったというんならわかるんですけれども、二年八カ月間の準備期間があって、恐らく準備に準備...全文を見る
○生方委員 三行の統合をして二つに分けたという、複雑な操作をしたということはわかるんですけれどもね。だけれども、二年八カ月あった中でずっと準備をしてきて、新聞報道によれば、最終的にシステムを全部とめて試験をやったのは三十、三十一日の二日だけだったというふうに聞いております。  ...全文を見る
○生方委員 その二百五十万件は処理数であって、それがちょっとおくれただけだというような認識のようですけれども、このトラブルによってどれぐらい実害が出たというふうに把握なさっていますか。
○生方委員 その大口の契約者についてはどういう措置をとるということですか。もう一度、ちょっと聞こえなかったので。
○生方委員 具体的に、例えば東京電力やNTTだと、たくさんのお金が一日に入るわけですね。それで、金利が極めて安いとはいえ、一日おくれればその分の金利が少なくなってしまうということもあるし、当然、引き落とされなかったら引き落とされなかった旨を、顧客に対して郵便なりなんなりで連絡をし...全文を見る
○生方委員 一般の顧客や中小企業、いろいろな振り込みをやったりしている業務ができなかったということがあると思うんですけれども、それについての被害というのはどういうふうに認識をなさっていますか。
○生方委員 我々みたいに、一般の個人のお客に対してはどうなんですか。
○生方委員 やはり認識がちょっとおかしいのじゃないですか、実害が出ていないというのは。二重に引き落とされたかもしれないというふうになれば、私だっておたくのところに多分口座を持っていると思います。だから、さっき言ったみたいに、三千万総合口座があるわけでしょう。それで、実際にトラブル...全文を見る
○生方委員 大体、初期の対応からおかしいですよね。四月一日にトラブルが発生したのに、記者会見をやったのが五日で、記者会見にあなたは大体出ていないですよね。社長が出るのが当たり前の話のところを専務に任せて、やっと今ここで皆さんの前に出てきたわけでしょう。危機意識が何か鈍いんじゃない...全文を見る
○生方委員 危機管理のイロハのイがなっていないんじゃないですか。まず情報を公開することが先なんですよ。ATMが落ちなかったら、どうしたんだろうとみんな疑問に思っているのを二日も三日も放置しておく方が、よっぽど不安を増長させるんですよ。こういう事態が起こりました、何件起こりました、...全文を見る
○生方委員 そうすると、社長は今のは、対応は間違えていなかったというふうにお考えなんですね。システムを直すのがまず第一で、顧客に対する説明はその後でいいという考え方が変わっていないということなんですね。だから、次にこういうことが起こっても、また同じような対応をとるということでいい...全文を見る
○生方委員 ちゃんと答えてください。あなた、オンラインシステムをとめるのは大変なことですよ、だからそれは復旧に手をかけなきゃいけないのは当たり前の話で、それはそれの専門家がいるわけですよ。  あなたのところは日本一大きい銀行になったわけでしょう。三千万という総合口座があるわけで...全文を見る
○生方委員 話をちょっと変えますけれども、システムの統合ということでは、UFJが一月にスタートしたときに同じようなトラブルがありましたね。あれだって巨大な銀行が二つ結びついたわけですから、トラブルが起こって仕方がないという部分もあったかもしれない。だけれども、それを受けて四月とい...全文を見る
○生方委員 そう言われちゃえばそれまでなんでしょうけれども。シミュレーションをやって役に立たないんなら、シミュレーションをやってもしようがないわけですね。それで、事前にそういう事例があるわけですよ。  特に、四月一日というのは、御承知のように年度末ですね。(発言する者あり)年度...全文を見る
○生方委員 前田参考人がどの程度そのシステムにお詳しいかわかりませんけれども、わからないわけでしょう、現実のところは。実際、リレーコンピューターがまずかったというのはわかったとしても、そのほかのシステムが万全かどうかなんというのはわからないわけでしょう。だから、わからないわけです...全文を見る
○生方委員 先ほどに戻って一点だけ確認をしておきたいんですが、総合口座三百万件、いろいろなお取引先があると。あなたたちが思っている実害はなかったということなんですけれども、問い合わせが一万件あったということなんですが、そうすると、そのほかの方たちに対しては、みずほとしては何か手だ...全文を見る
○生方委員 二〇〇五年に導入予定のBISの新規制では、オペレーショナルリスクというのも入ってくるようになっていますよね。これはもちろん御存じですよね。だから、信用リスクとか市場リスクというのと同時に、同レベルでこういうオペレーショナルリスクというのも国際的には大きく取り上げられて...全文を見る
○生方委員 塩川大臣が、どうも野党は新聞ばかり見て質問しているというふうに言って、町へ出ろという声もあったので、きょう私も町へ行ってまいりました。  麹町に行ったら、麹町の交差点のところ、みずほさんが二つ並んでいるんですね。こっちと、隣一軒あるだけで、二軒あるんですよ。二軒、行...全文を見る
○生方委員 その難しいというのは、法律上の規制があるとかということなんですか。何が難しいんですか。
○生方委員 最後に、これだけの事件が起こったわけですね。関係したというか迷惑を受けた数はかなりに上って、さっき申し上げましたように、日本の金融システムそのものの信用を失墜させたということが今度の事態だと思うんですが、社長としてはどのように責任をおとりになるつもりですか。
○生方委員 認識が、やや普通の国民の認識と私はずれているような気がいたしますよね。銀行といえば、みんな一番信用ができるというふうに思っているところが、そこの信用を失墜させたということですからね。そこら辺は、やはりみずほさんだけの問題じゃないということで、きちんとした、新たな体制を...全文を見る
○生方委員 みずほさんの調査があす出るということで、そこで全部は明らかにはならないだろうと。第二、第三の報告が出てくるんでしょうけれども、私は、最終的に、一行だけでやるんでは限界があるんじゃないか、もっと客観的なものがちょっと調べるというような必要も出てくることもあるんではないか...全文を見る
○生方委員 これはたまたまなんでしょうけれども、日銀考査に今度からシステムの安全性というのが取り入れられるようになったということですよね、今年度から。それはしっかりやっていただきたいと思います。  また、これからもまた大型合併、きょうも新聞にも報じられていましたように、まだある...全文を見る
○生方委員 塩川大臣にお伺いしたいんですけれども、塩川大臣のコメントで、ずうたいが大きくなっただけで中身が空っぽなんじゃないかというコメントがあって、これは新聞ですから必ずしもそう言ったとは限りませんけれども、とにかく、大きいところが三つでまたさらに大きくなるわけですね。その三つ...全文を見る
○生方委員 システム開発が弱いということで、新金融商品なんかはほとんどソフトの技術者というのがつくるようになっていて、日本がそれに非常におくれてしまったというのがあることはあると思うんですけれども、ただ、オンラインシステムそのものは、全銀システムを初めとして日本は非常に早くからそ...全文を見る
○生方委員 今度のトラブルを見ても、結局、責任の所在というのが非常に今あいまいなんじゃないかということと、リーダーシップが発揮できていないんじゃないか。三つが結びついたけれども、ABCはABCのままで、結局ABCが異なったDになっていなかったというところに大きな問題があるので、こ...全文を見る
○生方委員 わかりました。これで質問を終わります。
04月19日第154回国会 衆議院 経済産業委員会 第11号
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○生方委員 民主党の生方でございます。  今度の法案ですけれども、私は、基本的に極めていい法案が出てきたな、こういうふうに思っております。  私のところも、前、家を建てたとき、屋根に太陽光エネルギーをつけようというふうに計画をしておったんですね。最後の段階に来まして、幾らかか...全文を見る
○生方委員 〇・〇三%、全住宅比ですね。全住宅比は何%ですか。
○生方委員 戸建て住宅全体の中でどのぐらいのパーセンテージの人がつけているのかという数値は把握しておられますか。
○生方委員 今お聞きのように、二千五百万ぐらい家がある中でせいぜい五万とかそこらしか普及していないということで、もっと普及をさせなきゃいけないと思うんですが、普及のカーブはかなり急カーブを描いて普及している。その一つに、今長官おっしゃいましたように、補助制度があるからというのが大...全文を見る
○生方委員 検討をぜひしていただいて、普及してきた背景には、やはりこの補助金というのともう一つ、東京電力が供給するのと同じ値段で昼間の余った電力を買ってくれる、この二つが相まって需要をふやしてきたと思うんですね。  したがって、今業界の方で非常に心配しているのは、十四年度以降が...全文を見る
○生方委員 ここの分野では日本は非常に発達をしているわけで、今ドイツとかアメリカなんかが非常にこれを追いかけているという状況でございますので、比較的技術優位を持っている分野でもあるし、やはりここは慎重に育てていかなければいけない分野でもございますので、ぜひとも前向きに検討をしてい...全文を見る
○生方委員 今度の電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法案によれば、一定量を買わなければいけない。この一定量というのがどれぐらいなのかというのが一点ございます。  それと同時に、買い上げる種類については電力会社側が自由に選ぶことができる。これはもちろん自家発電も...全文を見る
○生方委員 二〇一〇年に一%というこの数字なんですけれども、これはもちろん、一%という数値は少ないですけれども、大変な数値だとは思うんですが、一%でいいのか。大臣としては、これは、一%は目標であるけれども、もっと多くするような施策をとるべきというふうにお考えなのか。  一%とい...全文を見る
○生方委員 これは、普及すれば普及するほどどんどん技術革新も進んでいくというふうに思いますので。  きのうもちょっと業界の方からお話を聞いたら、太陽光電池を入れている家庭は、やはり小まめに電気を切るらしいんですね。主婦感覚でいうと、幾らで売れるというのがやはり非常にうれしいとい...全文を見る
○生方委員 補助とか電力会社が買い取る料金が住宅用に比べて安いというふうに聞いているんですけれども、その辺はどうして差が出てくるんでございましょうか。
○生方委員 補助は特には出てはいないんですか。
○生方委員 補助もあって、先ほどの話ですと、だから、買う分と同じように売るんだということで、その割にどうしてこんなに普及率が低いのかというふうに疑問を思うわけですね。家庭用よりも少ないということはないはずで、幾らビルだとはいえ、京セラさんのように全部、全面に張るというようなことだ...全文を見る
○生方委員 補助と同時に、一定割合はつけるような義務づけみたいなことも、いきなり義務づけるのがいいかどうかは別として、産業界の要望も聞いた上で、施設の何%にはつけることが望ましいとかいうような指導もぜひしていただきますように要望しておきます。  それと、ちょっと視点を変えて質問...全文を見る
○生方委員 これは、特に電気事業者による新エネルギー等云々というような法律をつくるという意味ではなくて、今のような施策で対応していくということでよろしいわけですか。
○生方委員 最後にもう一点だけ。この運用に当たって、いわゆる翌年への繰り越しあるいは持ち越しというような、バンキング、ボローイングという制度がございますが、これを取り入れる予定でしょうか、そうじゃないのか、その一点だけお伺いします。
○生方委員 終わります。
05月16日第154回国会 衆議院 本会議 第34号
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○生方幸夫君 民主党の生方幸夫です。  民主党・無所属クラブを代表いたしまして、ただいま議題となりました法人税法等の一部を改正する法律案について質問いたします。(拍手)  本題に入る前に、一言申し上げます。  昨日、この本会議場において、議院運営委員長の解任決議案が否決され...全文を見る
05月29日第154回国会 衆議院 経済産業委員会 第18号
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○生方委員 民主党の生方でございます。  今の鈴木康友議員の質問にもございましたが、今度の法律については、エアバッグ、シュレッダーダスト、エアコンという三品目に限ってリサイクル法の中に取り込まれているわけですけれども、ヨーロッパでは廃自動車全体についてメーカーが責任を持つという...全文を見る
○生方委員 日本の場合は、リサイクル業者というのが非常に活発に動いていて、今大臣がおっしゃいましたように有価でそれが引き取りができる。有価でできない部分に関して今回法律の網をかけたというのは、その趣旨はわかるんですけれども、これから先、今は有価で行われているものも有価でなくなって...全文を見る
○生方委員 この法律では、新車の登録時あるいは車検が来たときにリサイクル料金を払うというシステムになっていますよね。実際にそのリサイクル料金が使われるのは十年なのか十一年なのかわかりませんが、かなり先に支払われるということになっていまして、家電なんかで同じような法案ができたときに...全文を見る
○生方委員 支払う側からすると、そのリサイクル料金が幾らになるかわかりませんけれども、それが適当であるかないかという判断をするのがなかなか難しいと思うんです。現時点で、どういう形でそのリサイクル料金というのを、これはもちろんメーカー側が設定をするわけですけれども、メーカー側が設定...全文を見る
○生方委員 現時点で十年後を見通すことはなかなか難しいわけで、よく言われているのは二万円ぐらいじゃないかというふうに言われていますね。大きな技術革新がこれから十年の間で進んで、十年後に仮に一万円で済んじゃったといった場合、一万円多くユーザーは十年前に負担しちゃったわけですね、その...全文を見る
○生方委員 先ほど申し上げましたように、新車登録時とそれから車検時に払うわけですね。そうすると、例えば、私が今新車を買って一たん払いますね。次に、次の車を買いかえるのでそれを売ったとすると、その中古車を買った人はこのリサイクル料金は払わないんですよね。だから、その中古車をまた買っ...全文を見る
○生方委員 それは、将来的ですからわかりませんけれども、例えば中古車の価格が三十万でしたら、三十万プラスこれはリサイクル料金二万円払っていますから三十二万円ですというような表示になるということですか。
○生方委員 最終的に日本国内で処分されるのならリサイクル料金は取ってもいいんですけれども、途中で輸出されちゃう車がありますね。新車のとき輸出するのならそれはいいんですけれども、輸出されちゃう車があった場合、そのリサイクル料金というのはどういう処理になるんですか。
○生方委員 我々は、車を売っちゃった場合、その車がどうなったかというのは、これはわかりようがないわけで、結局、結果的には、中古車を輸出する業者のところへリサイクル料金がそのままたまっちゃうということになるんじゃないですか。それじゃ幾ら何でも不公平であって、払った人にきちんと戻るよ...全文を見る
○生方委員 預託金だからそういうことになるんでしょうけれども、何か余り納得いかないんですけれどもね。  では、先ほどの問題に戻るんですが、結局、リサイクル料金というのは中古車価格と別に、やはりきちんと何か、何でもいいですけれども、確実に払っていますというものをくっつけてもらって...全文を見る
○生方委員 よくこういうので、また変なところへ手を出して穴をあけるというようなことがあってはいけないので、資金運用についての情報公開もきちんとしていただきますようにお願い申し上げておきます。  それから、今度の場合は、情報管理システムをつくる、新たにそういう法人もつくるというこ...全文を見る
○生方委員 そうしますと、これからは、例えば河原や何かに放置された車の車台番号を見れば直前の所有者というのがすぐわかるようになるということですか。
○生方委員 私は、全体で管理するよりも、チップを埋め込んでそのたびにかえれば非常にわかりやすく、それはシステム上の運用の問題ですからあれですけれども、その方がわかりやすくなるんじゃないかなというふうに思いますので、その辺は法人の方でお考えいただければいいと思います。  最終的に...全文を見る
○生方委員 私が一番心配するのはシュレッダーダストなんですけれども、これがきちんと捨てる場所が確保できるのかどうか。お金は集めたはいいけれども、捨てる場所がなくなってしまったというようなことはあったら困るし、もちろんその間に技術革新が進むから、今のように大量なのが圧縮されて何かに...全文を見る
05月29日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第19号
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○生方委員 民主党の生方でございます。  今議題になっている件でございますが、連結付加税についてですけれども、いろいろ問題点はるる指摘をされているわけで、これが障害となって、せっかく連結納税制をとっても導入する企業が少ないんではないかというふうに言われて、大臣も二年後をめどに見...全文を見る
○生方委員 私たちは私たちの修正案がいいと思っているので、ぜひともこれは外していただきたいということを要望すると同時に、実際に運用を始めて、この制度があるために、付加税があるために導入しないという企業が出てきた場合、速やかに判断をしていただきたいということをお願い申し上げまして、...全文を見る
○生方委員 リップルウッドを我々が批判したときは、あそこは投資会社なんだから、いずれ健全な会社にして売って利益を得るんだろうということをまず一番最初に懸念したわけですね。ソフトバンクの場合も、その後のネットバブルの崩壊等があって、グループ企業の経営が厳しいということもあって、借入...全文を見る
○生方委員 これは、法的には、ソフトバンクが株を売るということを金融庁が阻止することができるわけではないわけですから、しようがないんですけれども、ただ、国民感情としては、今幾らで売ったら幾らぐらいもうかるのであろうかということは非常に気になるわけで、その数値を根拠にしながらある程...全文を見る
○生方委員 きのういろいろ聞いたんですけれども、どうも幾ら今もうかるかというのは出ないということなので、私もちょっと知り合いの証券会社の方に、きのうの夜ですけれども、急遽調べていただきまして、もちろん、上場している株ではございませんから確定した額というのが出るわけではないですけれ...全文を見る
○生方委員 この株式売買契約を見ますと、主要買い主は、日債銀に長期的な視野から投資を行いというふうになっておるわけで、この長期的というのは、この場合、ここの契約を結んだ時点ではどれぐらいだというふうに認識をなさっていたんですか。
○生方委員 ここに二〇〇〇年の九月に出されました「経営の健全化のための計画」というのがございまして、その中で、「ソフトバンク・グループの投資目的」というのが書いてございます。これをちょっと読み上げますと、「弊行を、収益力のある健全な銀行、日本の銀行業界において特長ある地位を占める...全文を見る
○生方委員 いや、重要であるというか、実際に今あおぞら銀行の株をソフトバンクが売るというような行動に出た場合、私はだから道義的な責任は大きいと思いますので、法的には仮にこれを差しとめることができないとしても、大臣として何かソフトバンクに指導なり要請なりというのをすることがあるんで...全文を見る
○生方委員 弁護士さんと相談してやらなければならないということは、訴訟を起こすことも辞さないというようなことというふうに解釈してよろしいんですか。
○生方委員 きょう発表されるあおぞら銀行の決算の数値だと黒字になるということでございまして、再建計画の中心をいわばソフトバンクグループが担ってきたわけですよね。仮にこのグループが今手を引いちゃうということになると、再建計画にも非常に大きな影響が出てくると思うんですけれども、その影...全文を見る
○生方委員 通常の投資案件であれば、それなりのリスクがあって、リスクに見合ったリターンというのがあるというように考えられるわけですが、今回のケースはかなり特殊なケースであって、国有化されていた銀行を民間の異業種が特に買うということで、しかも瑕疵担保条項をつけると。これは、長銀のと...全文を見る
○生方委員 あの当時の議論では、長銀の方はリップルウッドという外資が買った、したがって日債銀の方は国内資本に買ってもらいたいという大きな枠があったと思うんですね。仮に、今度ソフトバンクの株を買うというところにサーベラスというグループが名乗りを上げるとすると、サーベラスは今一二%ぐ...全文を見る
○生方委員 ソフトバンクグループには交渉優先権が与えられていたわけですからね。もともと外資に渡したくないというのはなかったといったって、それはあったのは事実でございまして、それが結果として二つとも、それは先に行っているといえば先に行っているといっても、あれだけ報道されて、ソフトバ...全文を見る
○生方委員 これは、機関銀行化を防ぐという観点から主にこういうふうになっているわけですけれども、株主をやめてしまうというようなことがもちろん前提になってないわけですから、株主をやめてしまって取締役ももちろんなくなるわけですから、その場合の情報をどういうふうに管理するのかということ...全文を見る
○生方委員 取締役になった方についてはそういう規定があるかもしれませんが、株主についてはないんじゃないですか。
○生方委員 さっきおっしゃいました異業種による銀行参入等新たな形態の銀行というマニュアルの中で、「事業親会社等と総合的な事業展開を図る場合の顧客の個人情報の保護の観点」という項目の中に書いてあるのは、事業親会社等と、事業親会社というのはソフトバンクでいいですよね、事業親会社等と子...全文を見る
○生方委員 じゃ、その親会社が株主を外れた場合は、その規定はどういうふうに適用されるんですか。
○生方委員 何か納得はいかないですけれども。そこでまた得た情報が仮にほかで、ソフトバンクの事業展開に活用されるなんてことがあったらとんでもない話ですから、そこは厳しくチェックをこれからもしていただきたいと思います。  それで、そのソフトバンクグループがどのようにこの株を取得した...全文を見る
○生方委員 できるだけ明らかにしてこれじゃ、私、これを読みましたよ、読んだんですけれども、意味がわからないんですよ。意味がわからない文書を公開してもしようがない。肝心の部分、全部ないんなら、むしろ公開しない方がいい。こんな、モルガン・スタンレーの言い分を全部削っちゃう理由がどこに...全文を見る
○生方委員 個別の企業に迷惑がかかるというのは、それはわかりますよ。わかりますけれども、モルガン・スタンレーの言い分は全部消すというのがわかりませんね。何でモルガン・スタンレーの分析は全部消さなければいけなかったのか。個別の企業がもし出てきて、どこかだけこういう格好で出てくるなら...全文を見る
○生方委員 だから、今来ている報告はこの程度のものなんですか。こんなものを二度にわたってもらって、納得しているわけですか。
○生方委員 だから、我々にこれを示さないという理由はないですね。別に、こんなものであれば我々見たって何てことはないわけですから。これはお示ししていただけますか。
○生方委員 何で適切でないかわかりませんけれども。  それは我々だって、みずほの場合は、ここでも指摘しましたように、三千万も口座があって、国民のほとんどが取引をしているというふうに言ってもいいような銀行のシステム障害だったわけですから、その原因についてみんなでやはり論議をして、...全文を見る
○生方委員 この程度のものを別に。だって、これが概要なんでしょう。だから、もっと詳しく出ているならともかくとして、この程度のものに、そんなに大臣が言うほどのものじゃないと思うけれども……。
○生方委員 だから、二十四条報告だから適切でないのなら、全部を出せと私は言っているんじゃない。概要でも出してくれと言ったら、これしか出てこないんで、これじゃ幾ら何でも、こんな報告をもらって検査するんじゃ、その検査だってそれはちゃんとした信頼できるものにならないんじゃないですかとい...全文を見る
○生方委員 はい、わかりました。  では、あとソフトバンクの件は、もし仮に本当になるというようなことがあれば、きちんとした措置というか、きちんとした処理をしていただきますことをお願い申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。
○生方委員 ありがとうございました。
06月12日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第21号
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○生方委員 本日は、参考人として、あおぞら銀行の社長の丸山さん、それからソフトバンク社長の孫さんに、お忙しい中をお越しいただきまして大変ありがとうございました。一時間にわたりまして、御質問をさせていただきます。  まず、あおぞら銀行の丸山社長にお伺いしたいと思いますが、つい先日...全文を見る
○生方委員 あおぞら銀行と新生銀行、二つの長期銀行が同じような形で再建過程をたどっているんですが、新生銀行さんの方は瑕疵担保条項を大胆にお使いになって再建を進めている、あおぞら銀行さんの方は、それは比較的控えながら再建を進めているということで、貸出先の中小企業等にとっては、無理や...全文を見る
○生方委員 それは何社でございますか。
○生方委員 これは最初にあおぞら銀行、国から引き継いだ時点で引当金が積み立てられている分と、それ以降に引当金を新たに積み立てた分というふうに分かれると思うんですけれども、その内訳というのはわかりますでしょうか。
○生方委員 額はいいんですけれども、その後に積み立てた分、いわば引き当てている分ですね。これが今、瑕疵担保条項を使って処分をした場合、その引当金相当部分はその後はどういう処理になるのか、ちょっと教えていただきたいんですけれども。
○生方委員 そういう再建途上の中で、四八・八八%を所有している主要株主であるソフトバンクさんが株を手放すやの報道がなされたわけでございますが、その報道をお聞きになって、丸山社長の感想をまずお伺いしたいんですが。
○生方委員 そこで、孫正義社長にお伺いしたいんですが、いろいろな報道がなされております。もう売るのを前提としたような報道も随分なされておるのですけれども、実際のところ株を売却するおつもりがあるのかどうか、率直な意見を聞かせていただきたいと思います。
○生方委員 四月に銀行法が改正をされて、二〇%以上の株主に対しては金融庁から検査が入ることがあり得るということなんですけれども、あり得るということで、二〇%以上保有してはいけないというふうに変わったわけではもちろんないわけで、二〇%以上、検査が入るということに何か重大な支障という...全文を見る
○生方委員 金融担当大臣にお伺いしたいんですけれども、我々は、原則禁止だ、原則売却だというふうには理解していないんですけれども、今孫さんはそのように理解しているようなんですけれども、いかがでございますか。
○生方委員 今柳澤大臣もおっしゃったように、我々も、銀行法が改正になったからといって二〇%以上の株主がいけないというふうには理解していないので、いわば唐突にソフトバンクがこの株を売却するという話が我々には伝わってきたわけですね。その意図がどこにあるのかということで、きょうわざわざ...全文を見る
○生方委員 今、金融担当大臣とちょっと解釈が違うようなんですが、恐らく今後保有する場合はというのがきっとつくのじゃなくて、既にもう保有している場合はそれは適用されないのじゃないかと思うんですが、柳澤大臣、いかがでございますか。
○生方委員 もともと持っていた人にもそれが適用されることだということで、そうすると、二〇%以上保有している人はなるたけ早く二〇%を超えた部分は売れ、そういう趣旨ではないのですか。もう一度。
○生方委員 今柳澤大臣がおっしゃったことがもちろん正しいわけで、孫社長、解釈がややちょっと曲解というか、だから売るんだということには直接結びつかないと私は思うんですが、今の柳澤大臣の話では、別に持っていても何ら支障はないということなんですが、そういう前提でお考えになってはいかがで...全文を見る
○生方委員 そのことについては、金融庁の方に何かソフトバンクの方から問い合わせはなさいましたですか。
○生方委員 火のないところには煙が立たないのでございまして、いろいろな新聞にいろいろ報道されておりますし、いろいろな雑誌でもソフトバンクが売るというのを前提にした話がいろいろ飛び交っているわけでございまして、今、孫社長がおっしゃったように、四月に銀行法が改正されたから云々という理...全文を見る
○生方委員 それは瑕疵担保条項の問題がございますので後ほど述べますが、少なくとも、ここには、先ほどの売買契約書の中には「日債銀を収益性・成長性の高い銀行として運営する目的で日債銀の株式を購入する意図を表明し」というふうになっているわけで、仮に二年で売ってしまえば「日債銀を収益性・...全文を見る
○生方委員 この売買をするのだというような発言があってから、同じようにソフトバンクさんから誘われて、誘われたかどうかはわかりませんけれども、投資をしました東京海上火災やオリックスさんの方からも批判が上がっている。もちろん、金融庁の方もある程度の批判はしておるわけで、柳澤さんにこの...全文を見る
○生方委員 もし仮にソフトバンクが売るというようなことが正式に決まったら、金融庁としてもそれなりにきちんとした対応をとっていただけるものというふうに確信をいたしております。  孫社長にお伺いしたいんですが、普通の企業の株を普通の企業が買ってそれを売るというのは、これは全く普通の...全文を見る
○生方委員 これは新聞に幾らでも書いてあるわけでございまして、存じ上げないというのはちょっとおかしいかなと思うんです。存じ上げないものは存じ上げないでしようがないんですが。  額はいろいろなとり方があるんですけれども、一応、四兆三千八百三十四億円。これは今皆様方のお手元にお配り...全文を見る
○生方委員 当初、孫さんがこの株を買ったときはいろいろ、もちろんマスコミでも話題になって、あおぞら銀行をどういう銀行にしていくのかということで、孫さんもいろいろな雑誌で抱負を語っておられました。日本にはまだまだ不足しているというベンチャーキャピタル的な銀行にしていくんだとか、ネッ...全文を見る
○生方委員 丸山社長、いわゆるベンチャーキャピタルとしての機能とかネットバンクというのは、現実に進んでいるというふうに考えてよろしいんですか。
○生方委員 当初もくろんだ特徴ある銀行というところまではまだまだいっていないんではないかなというふうに私は思います。  ところで、今、これはもちろん上場しているわけではないわけですから、株価が幾らだという額はつくわけではないんですけれども、今現在、ソフトバンクがお持ちになってい...全文を見る
○生方委員 資料をお配りしていると思いますので、資料をごらんいただきたいと思うんです。  ここにいろいろな方式で、株を発行する場合は、株価を決めるということがあるように聞いております。私も銀行と証券会社二社に試算をしてもらいました。もちろんこれはあくまでも、実際に上場したときの...全文を見る
○生方委員 もう一度伺いますが、この二年弱の間で株主としてどんなリスクがあったのか、具体的にお教えいただければありがたいんですが。
○生方委員 私が伺ったのは、具体的にどんなリスクがあるのかということを伺ったわけで、もし具体的なものがあれば。
○生方委員 週刊東洋経済、二〇〇〇年九月十六日号のインタビューの記事がございまして、その中で孫さんは、「「瑕疵担保条項があるのだから、買う側にリスクはない」という批判も耳にしますが、これもおかしい。三年間で一九%以下の劣化しかなければ買い戻し要求はできないし、譲渡から三年間という...全文を見る
○生方委員 だから、それは三年目でしょう。今二年目ですからね。まだあと一年間は瑕疵担保条項は残っているわけですよ。  じゃ、もう一回話を違えて聞きますが、当初から、先ほどは銀行法の改正が四月にあったからというのを口実になさいましたが、一番最初に我々が懸念したのは、ソフトバンクグ...全文を見る
○生方委員 これは、ソフトバンクさんが呼びかけて、東京海上さんもオリックスさんも、いわば一緒にグループとして買ったわけですよ。私、東京海上さんともお話をいたしましたが、東京海上さんがほかのマスコミに語っていることを聞いても、いわばはしごを外されたようなものだと。自分たちで呼んでお...全文を見る
○生方委員 銀行法のやつは勘違いが大きいと思うし、一般に雑誌等で指摘されているのは、ITバブルがはじけてソフトバンクグループの資金繰りが苦しくなったから売却するんだと。銀行法の改正が云々なんという話はどこにも出てないわけですよ。いわば、取ってつけたような、ちょうど渡りに船のような...全文を見る
○生方委員 コメントのしようがないって、今聞いたわけですから、検討する余地があるのかないのか。  だから、さっき言いましたように、適度なリスクを負ったのなら適度なリターンがあるのは当たり前です。国民は今預金を預けたって、幾らだか忘れましたが、〇・〇一%ぐらいしか利子が入ってこな...全文を見る
○生方委員 当時もいろいろ論議をしましたよ。新生銀行に瑕疵担保条項がついて、あおぞら銀行がおくれてから瑕疵担保条項がつくのはおかしいんじゃないかと、いろいろ我々も言いましたよ。だけれども、長期に保有するという前提で我々はそれをよしとしたわけですよ。  この間も言いましたけれども...全文を見る
○生方委員 だから、したがって、二年間というのは長期でないとすれば、仮に三年以内で売るとするのならば、私、さっき申し上げましたように、四百九十三億円ですから、じゃ、リスクをとったというなら七億円ぐらい足してもいいですが、五百億円ぐらいで預保が買い取る、そのほか売った利益が出たら国...全文を見る
○生方委員 それじゃ、仮定の話じゃなくて、現実にそうなった場合、国民が四兆幾らのお金を投入していて損をする。だれか責任とるんですか。  だから、長期保有だというのを前提にして株を売る。ところが、ソフトバンクはそう思ってなかった。二年で売っちゃった。これをどこに売るかわかりません...全文を見る
○生方委員 だから、普通の銀行の普通の株式を、孫さんのグループはそれまでにずっとやってきたわけですよ。いろいろな株に投資して、損したのもあるでしょうし、もうけたのもあるでしょう、だからここまで大きくなってきたんですね。その一環としてこれをやられたらたまらぬということなんですよ。 ...全文を見る
○生方委員 最後になりますけれども、孫さん、これだけ今論議をしてきたわけですよ。我々が納得いかないのは、公的資金が入っているからだけなんですよ。だから、そこで不当な利益というか、利益を得てしまうのは、これは普通の商取引としたって、なかなか納得ができるものではない。  ここで最後...全文を見る
○生方委員 いろいろな活動をなさっているわけですから、孫さんのグループも、国民の支持がなければほかの活動にも影響が出ると思いますので、ぜひともゆっくりと熟慮してお考えをいただきたいということを申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。
06月26日第154回国会 衆議院 経済産業委員会 第23号
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○生方委員 まず最初に、もう何回も出た質問かもしれませんが、そもそも、石油公団を廃止するという目的は何なのか、そこから最初にお伺いしたいと思います。
○生方委員 石油公団を廃止する手順として、一つは今議論になっていた特殊会社にするということと、もう一つは独立行政法人にする、二つに分けてそれぞれの役割、機能を分担させるというのが基本的な考え方だと思います。  まず最初に、特殊会社の方からお伺いをしていきたいんですが、特殊会社は...全文を見る
○生方委員 そのメジャー的なというのは、基本的には、開発会社に出資をしますね、それの持ち株会社的な役割というのをその特殊会社がするというふうに理解をしてよろしいんですか。それで、その特殊会社には国は出資をするのかどうかということもあわせてお伺いしたいんですが。
○生方委員 いや、その特殊会社がやること、どういうことをやるのか。持ち株会社的なことをやるのか。だから、独立行政法人の方でリスクマネーの管理とか備蓄をやるのは、これは後ほど質問をいたしますが、特殊会社の方が何をやるのかということと、あと、あわせて政府がどういう出資の形をとるのかと...全文を見る
○生方委員 重ねての質問で申しわけないんですけれども、独立行政法人がリスクマネーの管理や備蓄をやるので、特殊会社も同じことをやるというのであればこれは二つに分ける必要がないわけで、ちょっとここら辺、詳しくお伺いしたいんですが。
○生方委員 もう一度質問をいたします。  特殊会社は、今現在もう既に開発会社に出資している分は石油公団からそのまま引き継ぎますね。これが、新たにどこかで探鉱して会社をやりたいという開発会社が出てきた場合、特殊会社からもそこへ出資をしたり融資をしたり債務保証をしたりする機能も持た...全文を見る
○生方委員 いや、だから、私が聞いているのは、今まで持っている、現に持っている開発会社の株はわかりますよ。だから、新たに探鉱したりする際に、その特殊会社が出資をしたり何かする、そういう機能も持たせるのか持たせないのか、その一点だけお伺いします。
○生方委員 公団を廃止するわけですよね。民間会社は民間会社で今既にもうやっているわけですよ。ほかの普通の石油会社は同じようなことをやっているわけで、そこへ新たにまた同じような会社をつくるのでは、これは石油公団を廃止した意味がないわけで、だから私は何回も聞いているわけです。  石...全文を見る
○生方委員 一番最初にわざわざ私は石油公団を何で廃止するのかということを聞いたことで、民間にやれることは民間にやらせればいいというのがこの特殊法人改革の主たる目的ですよね。  そうすると、今お話を聞いていると、せっかく石油公団を廃止しても、特殊会社をつくって、そこは民間会社なん...全文を見る
○生方委員 それでは新しい石油会社、民間会社を一つつくるだけの話であって、独立行政法人という本来もともと一つのところが分割しただけで、またリスクマネーを供給するというのでは、これはまことにわかりづらい話ですわね。  せっかく石油公団を廃止して特殊会社と独立行政法人に分ける。特殊...全文を見る
○生方委員 どうもよくわかりませんね。  公団を廃止するということのもともとの大もとは、民間にできることは民間にやらせましょうということが行政改革の一番の根本ですわね。それを、これで見ると、新たに石油公団を分割して新たな民間会社をつくるということじゃないですか。ということになる...全文を見る
○生方委員 これ以上あれしませんけれども、それならば、特殊会社は一〇〇%国が持ったままで、別に上場なんかしないで、国策として重要であるならば、私は、一〇〇%持ったままでやった方がよっぽど筋が通ると思いますね。それを民間会社にしちゃう必要はまるでないわけですから、国策としてやるので...全文を見る
○生方委員 特殊法人をなくしていこうという政府の大きな方針があるのはもちろんわかりますけれども、石油公団の場合、国のお金が大量に出ていってそれが損失になってしまったというのでどうしようかという問題がもう一つ絡むわけですよね。  それで伺いたいんですが、石油公団の廃止に伴って、こ...全文を見る
○生方委員 これまでに確定した損失は幾らあるんですか。
○生方委員 八千七百四十五億分がもう既に損失が確定した分だというふうに理解していいんですね。いや、いいならいいんです。いいんですね。  この八千七百四十五億というのは大変な額ですよね。これは半端な額ではないんですが、これは国民の負担になるわけで、だれが一体これだけ損をさせてしま...全文を見る
○生方委員 人間にも能力があって、できることとできないこととがあるわけですよね。これをやりたいんだけれども、やれることとやれないこともあるわけでね。ほかのメジャーはきちんと採算とってやっているわけですよ。もちろん、普通の民間企業ですから、利益が出ているわけですよね。  国として...全文を見る
○生方委員 これは、新エネルギー法ができたり、石油依存度をできるだけ低くしていこう、そうはいっても現実には石油に依存している度合いが高いわけですけれどもね。私は、将来的には、やはり石油の依存度を、石油を使えば使うほど地球の温暖化をしてしまうわけですし、これは限られた資源ですから、...全文を見る
○生方委員 それを、だから具体的にということで、五割というのをやはりもうちょっと引き下げる。五割というのはお金が国庫から出るわけですから、その分をほかに回せば、今、一だったのが三にという目標を、三を一〇にできるかもしれないし、一〇を三〇にできるかもしれぬということで、そういう政府...全文を見る
○生方委員 先ほども、備蓄会社の問題については、東京に会社があって、ほかに同じような形態の会社がいろいろあるということなんですけれども、それを国有化する意図というのが私にはよくわからないのですね。むしろ民間に全部任せちゃう方が、独立行政法人が一たん間に入るよりもいいと思うのです。...全文を見る
○生方委員 今の理由では余り納得がいかないんですけれども、石油公団の仕事をできるだけ分割するときに、減らさないために一つ何か仕事を余計にくっつけたというような感じでしか私は思えませんが、これはまた後ほど議論をしていきたいと思います。  質問時間が終わりましたので、どうもありがと...全文を見る
10月29日第155回国会 衆議院 財務金融委員会 第1号
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○生方委員 民主党の生方幸夫でございます。  まず最初に、質問通告にはなかったんですが、今度補選が行われまして、私の選挙区でいいますと、投票率が二〇・一一と一九・八七ですか、五人に四人の方が投票に行かない。投票に行かない理由は、政治にもう何にも期待していないんだ、だれがなっても...全文を見る
○生方委員 それは私ももちろん期待はするんですけれども、レストランに行って我々が何か食事をして、サービスが悪ければクレームをつけるわけですね。クレームをつけなければどんどんサービスが悪くなっちゃう一方で、政府の場合は、ほかにレストランがないわけですから、もうここへ行くしかないので...全文を見る
○生方委員 数字だけ見れば確かにそういうことになるんでしょうけれども、我々は、日々、地元でいろいろな方にいろいろな話を聞いたり、町中を見ていれば、五月に景気が底入れしたなんというふうに思っている国民の方は一人もいないわけですね。そういう全然実感と離れた景気判断をして、それで政策を...全文を見る
○生方委員 その景気のいろいろな言葉が、前例からいろいろあるんでしょうけれども、一部に持ち直しの動きがあるものの、依然厳しい状況だとか、その言い回しがございますよね。言い回しがあっても、国民が聞いていると、どっちに重点が置かれているんだかよくわからないんですよね、持ち直しの方に重...全文を見る
○生方委員 我々も、専門的な言葉がだんだん普通になっちゃうわけですね。その中で少し易しくしているだろう程度のことになって終わっちゃうんですね。  一般の国民というのは、毎日、新聞を読んでいるわけじゃないし、全部の雑誌を読んでいるわけでもないわけですからね。底入れというメッセージ...全文を見る
○生方委員 田中秀征さんがそのことについて書いておりまして、ちょっとだけ読ませていただきます。   ノーバッジの本質的な限界も心得ていてほしい。すなわち、竹中氏には立脚する固有の政治基盤がなく、一〇〇%小泉首相の政治基盤に乗っていることだ。バッジ組の閣僚が、自分の政治基盤と首相...全文を見る
○生方委員 柳澤さんは、現在の金融システムは危機にはないという、多分大ざっぱな認識は持っていたと思うんです。竹中大臣の方は危機であるという認識を持っているように、この間のずっと新聞報道を聞いているとあるんですけれども、その基本的な認識の違いはあるんですか、ないんですか。
○生方委員 もう少し短く答えていただけるとありがたいんですけれども。  柳澤さんは、公的資金を導入するような、注入するような時期ではないという認識で、竹中さんは、公的資金を注入しなければいけないんではないかという認識を持っている。基本的な認識の違いがあれば、当然、行われる政策も...全文を見る
○生方委員 私が聞いたのは、柳澤さんとの認識の違いがあるのかないか。これはこれ以上聞いてもしようがないので、次の問題に進んでいきたいと思います。  不良債権の処理を加速させるんだということで、不良債権の処理を加速、不良債権を処理しなきゃいけないということに反対をする国民の方はも...全文を見る
○生方委員 不良債権の処理はこれまでにもずっと進めてきたわけで、それなりの防止策もとってきたにもかかわらずデフレはますます深刻化しているわけで、やはり、セーフティーネットをきちんと構築しないところで不良債権の処理を加速させればひどいことになるというのは、国民がみんなひとしく受けと...全文を見る
○生方委員 塩川財務大臣にお伺いしたいんですけれども、三十兆円枠というのは、別に三十兆という額にこだわる必要はないと私は思うんですよ。  三十兆というのは、あくまでもこれは目標であって、そういうものを立てていて財政規律をきちんと確立するんだという認識を踏まえていればいいんであっ...全文を見る
○生方委員 それは、縦割り行政の欠陥というのは我々もかねてから指摘をしているわけで、私が今言ったのは、そのセーフティーネットの関連に、不良債権の処理を加速するんだというときに、セーフティーネットがきちんと構築をされていないというんだと日本経済は破綻するんじゃないかということが株価...全文を見る
○生方委員 現在、不良債権の額は幾らあるというふうに認識をなさっていますか。
○生方委員 二〇〇二年三月期で見ると、その主要四大手銀行だけで六兆六千億円の不良債権を処理をした。ところが、九兆九千億円の新たな不良債権が発生をしてしまったというのが、去年ですね、実績ですね。この数値が同じような形で進むというふうに仮に考えれば、五十二兆円の不良債権の処理をすると...全文を見る
○生方委員 不良債権の処理は、これはやってみなきゃわからないという点がございまして、あくまでも政治は結果論、結果がうまくいけばそれはいいのであって、結果がうまくいかなければ責任とるしかないのであって、私は、二〇〇四年度末というようなたったそれだけで、これまでもう十年も、十二年も不...全文を見る
○生方委員 具体的な策は、いろいろな省庁にまたがるんでしょうから、これは竹中さんに全部お聞きするというわけにはいかないので、これはあした出てから、我々もそれを精査して、また次に質問させていただきたいと思います。  次に移りますが、金融システムの安定化について、これは新聞等でいろ...全文を見る
○生方委員 この特別検査の再実施ですけれども、いつ行うんですか。
○生方委員 その銀行のコーポレートガバナンスが確立されていないんだということと、不良債権の見積額が低過ぎるんだという基本的な認識がおありになるんだと思いますよね。  さっき、金融庁の方で不良債権の処理の額、不良債権額を五十二兆円というふうに判断をしている中で、これは竹中さんの認...全文を見る
○生方委員 よくわからないのは、金融庁も日銀も何度も何度も銀行を一応見ているわけですね。二カ月に一遍とか一カ月に一遍見ていて、それで不十分だ不十分だというふうに言っていても、最終的には銀行側が不良債権であるのかないのかというのはこれ判断をするわけですよね。そうすると、恐らく、幾ら...全文を見る
○生方委員 これは、竹中大臣は、今の銀行の経営者では今の銀行を立て直すことができないから、国有化しても経営陣をかえて銀行を立て直さなければいけないんじゃないかというふうに言われていると、新聞ではいろいろ書かれておりますけれども、そういうふうに考えているんですか。
○生方委員 優先株を普通株に転換するという方法が一つありますが、これは今お考えになっていますか。
○生方委員 これは、優先株の転換権行使についてというので、その条件がございますよね。「直近の自己資本比率や収益指標等からみて経営が著しく悪化した銀行について、経営体制の刷新等、経営管理を通じた適切な業務運営を確保することが必要である場合」というふうになっているんですけれども、竹中...全文を見る
○生方委員 何かその不良債権の処理を加速するんだという中には、金融システムを安定化させるんだというのは当然入っているわけですよね。  その中で、竹中さんが最初に非常に勢いいいことを言っておきながら、今お話をすると、優先株の転換もするのかしないんだかよくわからないし、公的資金を投...全文を見る
○生方委員 税効果会計の見直しというのも先ほどから質問にいろいろ出ていますけれども、これを見ますと、やるのは二〇〇四年の三月から、それも先延ばししようというような話も出ているようですけれども、不良債権の処理のけつを二〇〇四年度末までというふうに区切っておきながら、税効果会計の見直...全文を見る
○生方委員 竹中さんの頭の中にあるのは、厳しく今の銀行の状況を見ていこうとしたときに、銀行の壁が厚くてなかなか中身を見ることができない、中身を見ることができないからいつまでたっても金融システムが安定しないんだ、だから、中身を見るためには、やはり公的資金を導入して、強制的に自分たち...全文を見る
○生方委員 検査を強化するというふうにおっしゃっていますが、では具体的にどういうふうに強化をするんですか。今までの検査のどこがどう間違えていたからこうなのであって、これからはこういう検査をするから正しい検査だと、強化をするという具体的な内容をちょっと教えていただけますか。
○生方委員 今のはディスカウント・キャッシュフローのことを言っているんだと思うんです。これも少なくとも、この新聞報道によれば導入は二〇〇三年三月からということですから、来年の三月まで待たにゃいかぬということになりますね。これをもっと早く取り入れるということなんですか、今首を振って...全文を見る
○生方委員 とにかく、竹中さんはせっかく民間から登用されて大臣になっているわけですから、思い切ったことを思い切ってやらなければ余り意味がないわけで、ぜひ思い切ってやりたいことがあればやって、できなければそれはおやめになるというふうにしていただければいいと思います。  最後にもう...全文を見る
○生方委員 時間がないので最後に速水総裁で。  この機構があるのにもかかわらず日銀が新たに株を買うというのは、どういう意図なんですか。それを一言お伺いをさせていただきたいと思います。
○生方委員 いろいろ問題はあると思いますけれども、時間が来ましたので、また次の質問でさせていただきたいと思います。どうもありがとうございました。
11月06日第155回国会 衆議院 経済産業委員会 第3号
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○生方委員 民主党の生方でございます。  今の質問に引き続き、補正予算についてお伺いしたいんですが、私、九七年のときに橋本内閣のもとで同じような議論をしたような記憶があるんですね。  あのときもやはり臨時国会で、もう景気が非常に悪化している、補正予算を組まなければいけないんで...全文を見る
○生方委員 閣内にいるという制約があることはわかりますけれども、やはりこれは国民全体のことをお考えいただいて、遅ければ効果は、やはり同じ額をやるのであれば早ければ早いほど効果が大きいのはもう経験上わかっていることでございますので、何も、組むというのをわかっているのに、来年にするよ...全文を見る
○生方委員 私は、経済財政諮問会議とか、竹中さんのもとに設けられました金融プロジェクトチームというやり方がいいのかどうか。国民によく開かれた過程で政策が決定されていないということは、深く考えれば内閣に対する不信にもつながりかねないので、この手法そのものが、結果、うまくいけばいいで...全文を見る
○生方委員 これは、いずれまた総理に質問する機会がありましたら、そういうふうに聞いてみたいというふうに思っております。  いずれにせよ、お金の裏づけがないところでアイデアだけ出せと言われても、質問がないところで勉強しろと言うみたいなもので、なかなか各省庁もいいアイデアが出ないと...全文を見る
○生方委員 ごく単純に考えれば、産業再生機構に回すのが大企業で、経産省が担当するのはRCCの中で再生可能な中小企業という大枠の分け方でいいというふうに解釈してよろしいのですか、そうではないという解釈なんですか。
○生方委員 いずれにせよ、産業再生機構の中に設けられた産業再生委員会というのですか、名称はどうなるかわかりませんが、そこでいわば企業の生き死にを決定してしまうということになりますよね。個別企業の生死を政府が決めるべきではないというのが大臣のもともとのお考えですよね。お考えと違った...全文を見る
○生方委員 この産業再生委員会には、経産省の方から人は出す予定なんですか。
○生方委員 いろいろ再生しなければいけないものがあるのですけれども、産業再生、それから企業も再生せにゃいかぬ、それから事業も再生せにゃいかぬ。この中で、産業再生、事業再生、企業再生、どれをどういうふうに区別して、どれを優先順位をつけて行うのかというのが、やはり国民に向けて発せられ...全文を見る
○生方委員 それぞれもちろん重要なんですけれども、国民にわかりやすく、手順からいうと、こういうあれでやっていくと一番いいんですよというのがもしあればお教えいただきたいというふうに思ったんですが、今のお答えですと、それぞれにそれぞれ取り組んでいきながら調整を図るというのが回答という...全文を見る
○生方委員 原則がきちんとあって、その原則が貫かれればいいんだと思いますけれども、例えばダイエーのケースなんかは、いろいろ批判されているように、大きいところはつぶさないで小さいところはつぶすのかというような、一本筋が通っているということが必要なので、ぜひとも筋を明らかにしていただ...全文を見る
○生方委員 中小企業は非常にさまざまな形態があるのはよくわかっておりますが、この間の特別保証制度の中で、多くの中小企業に金融的な支援措置をとりましたですね。私は、あれは非常によかったと思っているんですけれども、一部には、本来つぶすべきものがあれで生き残っちゃったんじゃないか、今総...全文を見る
○生方委員 時間がないので、あと二つだけ質問をさせていただきたいと思います。  DIP保証について、これまでDIPファイナンスというのは、ほとんど政府系金融機関が行ってきたわけですね。今回、民間の金融機関にも参加をお願いするということなんですけれども、先ほど申し上げましたように...全文を見る
○生方委員 それだけではなかなかやってくれないと思いますので、やってくれと言われたって、いや、ないそでは振れないと言われればそれまでなので、やはり何かもっと強力に後押しをするような、行政指導しろとは言えないですけれども、何かがないと、なかなか、絵にかいたもちで、制度はつくりました...全文を見る
○生方委員 民間の金融機関ですから、それは民間の判断があるんでしょうから、やはりそれなりにやらせるような仕組みをつくらないと、趣旨はよくても実際にはなかなか動き出さないのではないかと思いますので、ひとつ、ぜひこれから御工夫をしていただきますようにお願いを申し上げます。  それか...全文を見る
○生方委員 これはどういう企業ならばこの基準に合致すると。例えば、私が株式会社をつくるとしますね。でも、ごく普通の会社だという場合はだめなんですか。それとも、何か、ベンチャー企業であるというのをどこかがオーソライズして、これならば一千万円以下でもいいという基準があるのか。その辺は...全文を見る
○生方委員 一応、経産省の方へ、中小企業庁か、申請か何かするという格好になるんですか。
○生方委員 私は、これは基本的にいいんだと思いますけれども、やはり実際、ベンチャー企業と取引をする側にしてみれば、例えば、資本金一円というのはオーバーでしょうけれども、百万円しかないところであれば、そこと一千万円の取引ができるかというと、これはなかなかしづらいですね。全部リスクは...全文を見る
○生方委員 以上です。終わります。
11月11日第155回国会 衆議院 特殊法人等改革に関する特別委員会 第3号
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○生方委員 民主党の生方幸夫でございます。  先週と先々週でクエスチョンタイムが行われました。なかなか議論が深まらない、与党の一部には本当にクエスチョンタイムをやる必要があるのかどうかというような意見も出ておりますが、基本的には、総理がきちんと質問に答えないというところが、私は...全文を見る
○生方委員 両方必要だというのは、国民の皆さん、総意だとは思うんですけれどもね。今度の総合デフレ対策を見ますと、両方必要だと言いながら、デフレ対策、いわば景気対策ですね、こちらの方に力が入れられているのか入れられていないのかというと、どうも金融システムの改革の方に重点が置かれてい...全文を見る
○生方委員 総理は三十兆円枠にやはりこだわっているんだと思うんですね。実際、去年だって三十兆円枠はもう超えているわけですよ。  私は、この論議をしていると、九七年の橋本さんの財政構造改革論議をしているときのことを思い出すんですね。あのときも、十一月に山一証券が倒産をする、それか...全文を見る
○生方委員 我々も大胆かつ柔軟に対応するんですから、そんな別に三十兆円枠にこだわることはないじゃないですか。我々は、こだわらないで、今言っているように、大胆な国債を発行して公共事業をやれと言っているんじゃないんですよ。ちゃんと予算を組み替えることによってやることができるわけですよ...全文を見る
○生方委員 実際問題としては、さっきも申し上げましたように、銀行の貸し付けの六割は中小企業なわけですから、そこへダブルスタンダードを持ち込もうとしてもそれは無理なわけで、銀行としてみれば、いずれ税効果会計が取り入れられるというようなことが、期間はいつからというのは明示されないとし...全文を見る
○生方委員 数値をお示しいただけなかったですが、いろいろなところが計算をしているわけですね。日本総研の予想では、〇四年までに三百三十二万人の失業者が発生して、GDPが六・四%下落するというふうに予想している。UFJ総研でも百六十五万人の失業者が発生するだろうというふうに予想してい...全文を見る
○生方委員 ちょっと違った観点から質問いたしますが、金融再生プログラムについてお伺いします。  これも金融再生に絡んで、柳澤大臣から今度は竹中さんにかわったわけですね。柳澤大臣は、基本的な考え方は、民のことは民に任せるんだ、銀行の再生は銀行の自助努力に期待しなきゃいけないという...全文を見る
○生方委員 これはだれが考えても、政策が全く違う人が、大臣かわったわけですからね。政策を転換しないのであれば、別に柳澤さんずっとやらせていればよかったわけですから、柳澤さんをかえて竹中さんに兼務をさせたということは政策が転換されたということですから……(小泉内閣総理大臣「推進した...全文を見る
○生方委員 だから、構造改革路線の基本中の基本は、民のことは民に任せるわけでしょう。民間のことは民間がやればいいというのが基本中の基本で、ところが、金融システムの改革とか産業再生法を見ても、どちらも国が民間に介入しなければだめだという認識でしょう。ということは、要するに、総理が言...全文を見る
○生方委員 総理の場合は、スローガンは非常に威勢がいいわけですよ。構造改革なくして景気回復なしとか、言葉は非常にわかりやすいのは大事なことだと思いますけれども、最初の言葉だけなんですよ。あとはみんな、ひとしきり叫んだ後は、全部丸投げなんですよ。金融再生プログラムだって竹中さんに全...全文を見る
○生方委員 この間、補選が行われましたよね、参議院と衆議院の補選が。投票率が非常に低かった。何が原因かというと、要するに自民党は、総理が言っていることと自民党の中でほかの人が言っていることと違うから、国民は自民党というのは一体何なのかわからないわけですよ。こんないいかげんな政党が...全文を見る
○生方委員 それは、投票率が五割ちょっとしかいかないというのは、これは与党も含めて全部否定されているんですよ。あなたたちが言っていること、総理が言っていることと、いわゆる抵抗勢力と言われる方が言っていることと全然違うんですよ。違うことを言われて、国民にどう判断しろというんですか。...全文を見る
11月13日第155回国会 衆議院 経済産業委員会 第6号
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○生方委員 どうも御苦労さまでございます。  まず最初に、質問通告にはなかったことなんですけれども、きょうの新聞にも書いてございますように、産業再生戦略本部が発足をした。大臣ももちろん御出席なさって議論が始まったということなんですけれども、産業再生機構というのができて、RCCと...全文を見る
○生方委員 大臣の言っていることはよくわかるんですけれども、今、産業再生機構が具体的に発足をしてしまいますと、メーンのは買わないんだ、サブのを買っていわば債権を集中するんだということになりますと、中小企業の貸し手というのは、私もよく知りませんけれども、そう何社にもわたっているとい...全文を見る
○生方委員 ぜひとも、中小企業がやはり日本の力の源泉でございますので、ここが力が弱くなったのでは、大企業だけ幾ら再生したって、そのふもとが全然なくなったのでは頂だけが高さを保っていられるわけないわけでございまして、ぜひともその辺は頑張っていただいて、お願いを申し上げます。  そ...全文を見る
○生方委員 戦後、日本経済がここまで大きく伸びてきた一つに、改良技術を磨きに磨いて、やはりお客さんを大事にして、品質のいいものをつくってきたということがあると思うんですね。それはそれなりの非常に厚い蓄積があるはずで、わずかこの十年でトップレベルにあったものが四十九カ国中の三十位と...全文を見る
○生方委員 今大臣もおっしゃいましたように、格付がボツワナより低いとかという失礼な話で、どう間違えたってそんな低いわけもないですし、競争力だって、この数値だけ見て本当に、我々はよく知っているからこんなはずはないだろうと。  大臣もよく、今おっしゃいましたように、技術革新力が一番...全文を見る
○生方委員 これは、やはり研究者のやる気というのもございますので、大体どうなんだろうという目安がないとなかなか難しい問題があると思いますので、二〇〇三年ということであれば、そう遠い時期でもないので、ぜひとも、ある程度の方がわかるような形で出していただければありがたいなというふうに...全文を見る
○生方委員 スタンフォード大学なんかを見ると、スタンフォードがあって企業があるのか、企業の中にスタンフォードが入り込んでいるのかわからないような形で、産学が一体となっていますよね。東京大学を見ると、やはり東京大学は塀で囲まれていて、あそこに、工学部だって中へ入っていかなきゃいかぬ...全文を見る
○生方委員 もちろん、努力をされていて徐々に開かれつつあるのはわかるんですけれども、もっともっとやはりこれは広めていかなければいけないのではないかなということだけお願いをいたしておきます。  最後に、今度、知的財産基本法ができるわけですよね。これは、知的財産であるのかどうかとい...全文を見る
○生方委員 弁理士さんが、弁理士の免許を取って事務所を開くと特許事務所になるとかというふうになっちゃうので、弁護士は事務所を開けば弁護士事務所になるので、そこら辺がちょっとわかりづらい面があるのかなというような気もいたしますので。名称は、もちろん弁理士さんも長い歴史があるわけです...全文を見る
11月20日第155回国会 衆議院 経済産業委員会 第7号
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○生方委員 民主党の生方でございます。  まず最初に質問させていただきたいんですが、そもそも、今回の法改正が何のために行われるのか。第一の目的が、一連の電力会社の不祥事があったわけですから、その不正を防止するために今度の電気事業法の改正があるのか、あるいは、今とまっている原発を...全文を見る
○生方委員 午前中に新潟県の知事がお見えになっていろいろお話をしてくれました。それからきのうは、福島県に議員の有志の方が行って、佐藤知事にお話を伺ってきました。そこで一様に出されるのは、安全がきちんとまだ確認をされていない時点でこの維持基準を導入してそれを急ぐことの意図の裏には、...全文を見る
○生方委員 もう一点だけ重ねてお伺いしますが、東京電力、電力会社の場合は今度の一連の不祥事について社内調査も行い、もちろん全部終わったわけじゃないんですが、一応の処分をしているわけですね。これは、安全点検の場合には当然国の保安院の方も同席をして、安全であるというようなことを今まで...全文を見る
○生方委員 私は、基本的には、経済産業省の下に保安院がある、それから、今度の新機構も保安院のまた下に置かれるという形で、原発を推進する側と、いわば安全をチェックする側が同じ省庁の下に置かれているというのは、やはり公正を期するという意味からも余り適切ではないんじゃないかと。やはり私...全文を見る
○生方委員 確かに、ダブルチェックの体制になっているんですけれども、原子力安全委員会の方が必ずしも十全に機能していなかったんじゃないか。保安院からの報告を受けて点検するだけで、自分たちできちんと安全性を担保するというふうにはなっていなかったということで、機構的には確かにダブルチェ...全文を見る
○生方委員 維持規格というのは、欠陥評価基準というふうにも言われていると聞いております。  確かに、自動車だって、一部にひびが入っていても、別にそれが即事故に結びつくということにならないのは明らかで、自動車のどこかに傷があったからといって、その自動車を走らせてはいけないというこ...全文を見る
○生方委員 維持基準を省令で定めるというよりも、仮にそういうものがきちんとできてきてコンセンサスが得られるのであれば、やはりそれを国会で、この場できちんと議論をして決めた方がいいのではないか、もちろん、参考人等も呼びながら。法律で決めるべき内容ではないかな。省令で決めちゃいますと...全文を見る
○生方委員 先ほど大臣がおっしゃいましたように、国民がちゃんと納得できるような、情報公開もなされながら、維持基準というものがどういうものであるのかというのを広く国民が納得をするような形であればそれで結構だと思いますが、納得をしない時点で省の中だけで決めてぽっと発表されたのでは、な...全文を見る
○生方委員 先ほどの意見陳述を聞いても、地元の方はまだまだ不安が抜けていないというようなことでございますから、今とまっている原発が稼働する際には、地元の同意がなければ稼働させないということを、最後に大臣、お約束をしていただきたいんですが、いかがでございましょうか。
○生方委員 これで終わりますが、何しろ安全が大事ですから、夏の電力が足りないからということで稼働させるんじゃなくて、夏、暑さを我慢してでも、安全性の方は大丈夫だ、安全性の方が重要だということを申し上げて、私の質問を終わらせていただきます。
12月11日第155回国会 衆議院 財務金融委員会 第9号
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○生方委員 民主党の生方でございます。  六月のこの委員会で、ソフトバンクの孫正義社長を呼びまして、ソフトバンクが所有しているあおぞら銀行の株を当時も売るという話が出ておりましたので、売るつもりがあるのかどうかという論議をいたしました。そのときには、最終的にはまだ売るか売らない...全文を見る
○生方委員 これは、三井住友銀行が仮にソフトバンクの株全部を所有するとなったら、三井住友銀行の方から金融庁に認可申請というのが出るんですか。
○生方委員 これは主にどういう観点から審査をし、どういう観点から認可を出すということになっておるんでしょうか。
○生方委員 もう少し具体的に、どういうような項目を審査し、どういうところがあれば認可をする、あるいはどういう点があれば認可をしないのか、その点をもう少しお教えいただきたいと思います。
○生方委員 ソフトバンクが旧日債銀の株を所有するときに契約書が結ばれております。前回の質問のときも、この契約書の中に長期にわたって保有をするという条項が一つ入っているわけです。前回もこの長期にわたる長期とは一体どのぐらいの期間なのかというのが論議になりまして、当時の柳澤金融担当大...全文を見る
○生方委員 この間の議事録がございまして、この議事録の中に、私の質問に対して柳澤担当大臣が、最低三年間は持っているという条件で考えているという答弁があるので、今竹中さんがおっしゃったのは間違いじゃないですか。私のこの議事録の中にきちんと柳澤さんは述べておりますので。いかがですか。
○生方委員 私が質問したのは六月十二日でございますので、五月のものじゃなくて、六月の私の質問。これはソフトバンクの孫さんを呼んだときの質問で、私、その前にも一回いたしておりますが、そのときの答弁の中では、最低三年は持っているという前提で考えている、もっと言えば、柳澤さんはこの時点...全文を見る
○生方委員 これは、長期という条件をつけたのは、まさに今竹中さんがおっしゃったように、投資ファンド的に、ちょっと買って、何年かたって値上がりして売ってしまうというような株主であっては困るから、長期にわたって保有をしてくれる株主であるというのを前提にして選定をした結果、ソフトバンク...全文を見る
○生方委員 具体的な話ではないといったって、もう新聞にもこれだけ出ているわけですよ。年内には売却したいという話が出ていて、だから私は、きょうの会議に孫さんをお呼びして真意を聞きたいというふうに思ったのですが、時間の都合もあって呼べなかったということがあるわけですね。  何で私が...全文を見る
○生方委員 具体的にはどういうことかよくわからないのですけれども、今の株をこのまま売ってしまえば、ソフトバンクは社会的にそれを、もちろん分離課税で税金は多少払うでしょうけれども、二〇%払うのでしょうけれども、それ以外に不当、私は不当だと考えるのですが、不当な莫大な利益を得るわけで...全文を見る
○生方委員 できないことじゃなくて、そういうふうな指導をしたらいかがかというふうに言っているんで、要するにできるできないじゃないんですよ。  ソフトバンクにこれだけの利益が、こんな短期間にあるのは不当だと私は考えているんですよ。それは、国民の税金が何にも入っていないところでやっ...全文を見る
○生方委員 質問時間が終わりますので一言だけ要望しておきますが、来年の通常国会が始まりましたらぜひとも孫さんを呼んで、どういう意図でどういうふうにしているのかと。この間は、まだ売るというふうに決めたわけじゃないからということで逃げられてしまいましたが、来年の通常国会にはぜひとも参...全文を見る