生方幸夫

うぶかたゆきお

比例代表(南関東)選出
立憲民主党・無所属
当選回数6回

生方幸夫の2003年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月25日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第6号
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○生方委員 民主党の生方でございます。  今、同僚の中津川議員から大変厳しい竹中大臣に対する質問が相次ぎましたが、竹中大臣、大臣になってからもう少しで二年になるんですけれども、二年間、大学から大臣という職について、今現在の感想をちょっと最初にお伺いしたいと思います。
○生方委員 大学で学生相手に教えている、それから、自分でいろいろ経済理論を考えている、それで、こうやったらいいんじゃないか、ああやったらいいんじゃないかといういろいろなアイデアがあったと思うのですね。それを、今、実際に運営する立場にある。  我々も、今、野党という立場にあって、...全文を見る
○生方委員 竹中さんと私の基本的な認識の違いは、確かに生産性が低くなってきたというのは事実ですけれども、供給が弱くなったのと同時に需要の力が非常に弱くなったというのが、今、日本の経済がこれだけ深刻な不況に見舞われている大きな原因だと私は思うんですよ。  恐らく、竹中さんの頭の中...全文を見る
○生方委員 去年の臨時国会の中で、私も小泉総理に、不良債権の処理とデフレ対策、どちらを先にやるんだと言ったら、これは両方一緒にやらないかぬと。ただ、私は、デフレ対策と不良債権の処理というのは性格が異なると思うんですね。アクセルとブレーキの関係にあるものを両方一遍に踏むから、両方と...全文を見る
○生方委員 確かに不良債権の額は、九月期で見れば減ってはいるんですけれども、私はこれは一時的な現象だと思うんですね。不良債権の処理を加速するということが実際に進められて、もっと厳しい銀行検査や何かが行われていけば、もっと不良債権はふえていくんだと思うんですよ、これから。だから、私...全文を見る
○生方委員 今回から日銀総裁は、副総裁も絡めて同意人事になりましたので、ぜひともこの委員会に参考人として呼んでいただいて、我々としても、同意人事を諮る前に意見を聞きたいと思うんですが、委員長の方でお諮りをいただけますか。
○生方委員 竹中さんがインフレターゲット論者であるのかどうか、午前中の論議を聞いてもはっきりしないんですけれども、福井さんは少なくともインフレターゲット論者ではないような報道がなされておるんですけれども、竹中さんは、インフレターゲットということに関しては、それをやるべきだというふ...全文を見る
○生方委員 それは、午前中からそういう論議をしておりますけれども、マネーサプライをふやすように日銀も今国債を一・二兆円も毎月買い入れているわけですね。だけれども、実際、マネーサプライがふえないわけですよ。ふえないから、インフレターゲットというような目標数値を設定して、そこに向けた...全文を見る
○生方委員 二点伺いたいんですけれども、インフレターゲットという言葉、では外しますけれども、どのぐらいの物価の上昇率が望ましいというふうに考えているか、二か三か、あるいはゼロでいいのか、それが一点。マネーサプライをふやさにゃいかぬというのは、これはみんなわかっているわけですけれど...全文を見る
○生方委員 あらゆる手段を動員するというふうに言って、新聞報道によれば、財務省の意向としては、今の一・二兆円の国債買い入れを二兆円にまでふやしてほしいという意向があるというような報道がなされていたり、ETFを買うとかREITを買うとか、いろいろな報道がなされておりますけれども、そ...全文を見る
○生方委員 小泉総理は、政府、日銀が一体となってという言い方をしておりますので聞いているわけです。政府としては、もちろん決定をするのは日銀ですから、でも、日銀に対してこういう要請をするとかということに関して言えば、例えば今言った一・二兆円から二兆円にふやすというようなことについて...全文を見る
○生方委員 財務大臣は、インフレターゲット論についてはどのようなお考えをお持ちですか。
○生方委員 それはだれでもが望んでいることで、午前中の五十嵐委員の質問でも、それをするためには大変多額の国債を買わなければいけないという、これは試算ですけれども、あるんです。具体的にさっき竹中さんがおっしゃったように、四つの改革を進めていけば結果としてそうなるんだというのは、それ...全文を見る
○生方委員 改革が着実に進んでいればいいんですけれども、特区の問題にしても、多くの特区の要請が出されてきたにもかかわらず、ほとんどのものは却下されたりして、出てきたアイデアが全部吸収はされない。税制改革の問題でも、シャウプ以来の税制改革だと言っておきながら、出てきたものを見れば、...全文を見る
○生方委員 税制改正については、シャウプ以来の大税制改革だと言っていたようになったというふうにお考えでしょうか。
○生方委員 私が聞いているのは、個々がいい悪いじゃなくて、全体が、シャウプ以来の大税制改革になったかといえば、私が見ていれば、枝葉の部分ばかりで、枝葉の部分をちょっとちぎって、木の形はよくなったかもしれないけれども、木の抜本的なものを変えようというのが小泉さんのもともとの発想だっ...全文を見る
○生方委員 デフレの問題にまた戻るんですけれども、デフレを脱却しなければ、実質金利ゼロだって、実質金利は高どまりになるわけですね、この先どんどん物価が下がっていく、賃金も下がっていくというふうに考えれば。したがって、デフレ脱却が今喫緊の課題だというふうに思うわけですけれども、先ほ...全文を見る
○生方委員 日銀がどんどん今金融緩和をしてお金を供給しているのに、それが銀行に回って、銀行が国債を買ってしまって、民間の方に全然出ないような状態になっていますね。これを民間に出してもらわなきゃいけないわけで、そのためにはある程度の需要を政府がつくり出すということもやらなきゃいかぬ...全文を見る
○生方委員 これは一度竹中大臣とここでお話もしたことがあるんですけれども、竹中さん、昔、IT担当大臣だったですね。私も、昔から、情報化によって社会を変えていくんだというのが私のもともとの大きな持論でございまして、私、最大の需要というのは、民間の需要も含めて、やはり働き方とか暮らし...全文を見る
○生方委員 私は、例えば首都圏移転の問題なんかも、新しい都市をつくって、そこでそういう実験的なことをやるというようなことが含まれれば、この金がないときに何で首都圏移転だなんというような論議にならないと思うんですね。やはり、どこかで何か実験をしないと、どういう効果が出るのか、国民に...全文を見る
○生方委員 きのうの予算委員会の論議の中で、我が党の議員の質問に対して小泉総理が、米軍の一部戦費を負担する考えがあるのかどうかということに対して、国際社会の一員としてそれなりの責任は果たさなければいけない、ただ、今現実に米軍から戦費の要請があるとかいうことではないというようなお答...全文を見る
○生方委員 その場合、補正予算を組むというようなこともあり得るということですか。
○生方委員 私は、間違えても戦争で解決をしないで、戦争で解決しようとすれば膨大なお金がかかるわけで、どうか日本としても、査察で武力を解除するという方向に向けて努力をしていただきたいということをお話を申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。
03月18日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第9号
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○生方委員 民主党の生方幸夫でございます。  参考人の皆様におかれましては、お忙しい中、当委員会にお越しいただきましたことをお礼申し上げます。  山本委員の質問を聞いていますと、きのう、たしか自民党さんは同意人事に賛成をしたはずなんですけれども……(発言する者あり)先週ですか...全文を見る
○生方委員 二つお伺いしたいんですけれども、日銀の中に、今、戦争が始まった場合、危機対応チームみたいなものをおつくりになるつもりがあるのかどうかというのが一点と、外からのショックに非常に今日本が弱いということで、そのショックに対応するために身を挺して日銀は闘っていくというふうにお...全文を見る
○生方委員 予断を持って何か言うというのと説明責任とのその関係が非常に難しいと思うんですね。事前に言っていいことと言わなくてまずかったことと両方あると思いますので。  いずれにせよ、金融政策というのは非常に難しい問題でございますし、それにもかかわらず、国民の生活に非常に密接にか...全文を見る
○生方委員 そうしますと、今まで経済財政諮問会議に出て発言をしていたのでは不十分だというふうな理解だということでよろしいですか。
○生方委員 恐らく福井参考人がおっしゃりたいことは、日銀に対しては要求ばかりいろいろ突きつけられているので、我が方としても政府にきちんと要求を、言いたいことはきちんと言っていこうという姿勢だと思いますので、それは評価をいたします。  私も、福井さんのインタビュー記事、いろいろ読...全文を見る
○生方委員 今おっしゃったことはまさにそのとおりだと思うんですが、今年度予算を見ても昨年の補正予算を見ても、必ずしもピントが合っているわけじゃなくて、旧態依然たる予算のつくり方をしていることは間違いないわけでございますので、ぜひともその辺は、日銀総裁として、これから忌憚のない意見...全文を見る
○生方委員 増資をしましたけれども、ほとんどが今度の株の下落ですっ飛んじゃったんじゃないかというふうに言われておりますので、リスクをとる余地は、実際問題、ないと思うんですね。  福井さんはかねてから公的資金導入に熱心だったんですけれども、今のお話を聞くと、実際、増資しましたけれ...全文を見る
○生方委員 自主性を尊重するというのは、それはそうなんでしょうけれども、でも、今までの経営者の責任というのはやはり明らかにしないと、せっかく公的資金を導入、公的資金というのは我々の税金ですから、税金を投入して、責任が一切明らかにされないまま、同じ経営者が同じマインドでやられたんじ...全文を見る
○生方委員 それはそのとおりだと思います。  ちょっと角度を変えて伺いたいんですけれども、先ほどもしっかりした返答はなかったんですが、国債以外にいろいろなもので資産の分散をしなきゃいかぬというのは先ほども述べられましたが、具体的に政府からは、政府からというか自民党さんからという...全文を見る
○生方委員 今でも日銀は非常にたくさん国債を買っているわけで、これは、国債が、長期金利が上がれば、いつ暴落するかわからないわけですね。この暴落に対しては、どのようにリスクヘッジをなさっておるんですか。
○生方委員 先ほど岩田参考人の方から、デフレ克服に関連してお話があった中で、具体的に三つほど案が出されました。福井総裁候補もお伺いになったと思いますが、この三つの政策について、福井さんはどのような、これはいいというのか、ここはちょっと違うよというのか、御意見を聞かせていただきたい...全文を見る
○生方委員 非常に大変な時期にお三方はこれから日銀のかじ取りをなさるわけで、ぜひとも、言いたいことはどんどんきっちり政府に言っていただいて、国民に向けても明確なメッセージを発してもらって、相互批判をしながら運営していただきますようにお願いを申し上げまして、私の質問を終わらせていた...全文を見る
○生方委員 ただいま議題となりました関税定率法等の一部を改正する法律案に対する修正案の提案理由の説明をいたします。  関税暫定措置法第七条の五第一項に定める措置、いわゆる牛肉の特別セーフガードは、元来は輸入の急増による国内の畜産業への重大な影響を避けることを目的とするものであり...全文を見る
04月02日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第10号
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○生方委員 民主党の生方幸夫でございます。  酒屋さんに限らず、私の地元の商店街でも非常にシャッターを閉めている店が多くて、商店街が寂しくなるとそこを通る人たちにも活気がなくなるということで、政府の方も中心市街地活性化法案等を出して、何とか商店街を元気にさせなきゃいかぬというこ...全文を見る
○生方委員 確かに、駅前ではそれほどないんですけれども、駅から離れたところに商店街というのが幾つかございますけれども、そういうところはあるんですよ、裏とかに住宅街がありますので。それが多分、一個一個ばらばらになっているから、今大臣がおっしゃったように、なかなか大きな駐車場にならな...全文を見る
○生方委員 今、大臣から積極的な御答弁いただきましたので、私の方の地元でも、そういうことがあれば要望してくれというようなことで説明をしてまいりたいと思います。  それでは、閣法についてまずお伺いしたいのですが、閣法の中で酒類販売管理者というのをこれから設けるというようなことです...全文を見る
○生方委員 酒類販売管理者は、小売酒販組合等が実施する研修を受けなければいけない。受けなければいけないということじゃないかな。受けるべきであるというふうになるのかもしれませんが、これが、酒類販売組合等が実施するという、等というのは何であるのかというのと、その研修を受けなければいけ...全文を見る
○生方委員 今のは何かあいまいな答弁だったですけれども、今のでいうと、研修はそれだと一日じゃ済まないでしょう、それだけの関連の法令を説明して理解してもらうと。それを理解した人は販売管理者というんじゃなくて、努力目標なわけですよね。別に理解しなくてもいい。そうすると、こういう法律を...全文を見る
○生方委員 その酒類販売管理者がずっといるというわけじゃないわけでしょうけれども、その人がいないときの販売というのは、だれがどういうふうに管理をするというふうに考えればいいんですか。
○生方委員 今のお話を伺っていますと、酒類販売管理者というものの性格が非常にあいまいであるし、わざわざこれを法律で明記するべきなのかどうなのか。  そんな別に、行政指導で置いた方がいいよというふうに言えば済む程度のもので、法律でやるのならきちんと、ある程度の資格なら資格とか、酒...全文を見る
○生方委員 激変緩和措置というのは必要だというふうには私も思いますが、既に魚屋さんやら何やらは淘汰されてしまったので今さらどうしようもないので、やはり、規制緩和も、いい規制緩和としてはいけない規制緩和というのがあるわけでございまして、その辺の区別が最初は全部一緒くたに、全部がいい...全文を見る
○生方委員 今の問題とも関連するんですけれども、リベートの基準をこの中で定めるというふうにしておりますが、どんなような基準を想定しておるんでしょうか。
○生方委員 これは、具体的に行政側から基準数値みたいなものを示してほしいというような意図だというふうに理解してよろしいですか。
○生方委員 最後に、リベートを「関係のある酒類販売業者に対し提示するよう努めなければならない。」というふうになっておりますが、具体的に、提示というのはどういう方法で提示をしようというふうにお考えになっていますか。
○生方委員 これは公取法の関係もありますので、しっかりとしていただきたいということを申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。
05月07日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第13号
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○生方委員 民主党の生方でございます。  参考人の皆さんには、お忙しい中、きょうはお越しいただきまして、ありがとうございました。  まず最初に、お三人の方にお伺いしたいんですが、端的にお答えをいただきたいんですけれども、株価がきょうはまだ八千円台を保っているようでございますが...全文を見る
○生方委員 需給ギャップの問題とそれから商品開発力の問題、両方もちろんあると思うんですが、需給ギャップの解消については、日銀が株を三兆円買うとか、その枠を広げるとか、いろいろなことをやっているわけですね。それにもかかわらず株価が上がってこないというのは、株式市場そのものに魅力がな...全文を見る
○生方委員 土田参考人にお伺いしたいんです。  今度証券仲介業が導入されますと、新聞によれば、コンビニでも株が買えるようになるというようなことが報道されておりますが、そういうことになるのかどうかというのが一点。  コンビニというのは、御承知のとおり、二十四時間営業しているわけ...全文を見る
○生方委員 東証が株式会社になってから一年半ぐらいたちますか。株式会社になったことによって、もちろん人件費の削減とかそういうことはあったんでしょうけれども、今取引所そのものがどういうふうに変わったというふうに評価なさっているかをお伺いしたいと思います。
○生方委員 土田社長は新聞のインタビュー等で、アジアでの生き残り戦略が非常に大事だというふうに繰り返し述べておられますが、具体的にはアジアの中で生き残りを図るためにどんなことをお考えになっているのか、今ある考えの中でお聞かせをいただきたいと思います。
○生方委員 ありがとうございました。終わります。
05月09日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第14号
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○生方委員 おはようございます。民主党の生方でございます。  両大臣には、朝早くから御苦労さまでございます。  それでは、質問時間が十五分というふうに限られておりますので、早速質問に入らせていただきたいと思います。  当委員会で、一昨日、参考人の方をお招きいたしまして、この...全文を見る
○生方委員 政府が株価対策を打っていないとは私も思いませんが、いろいろ打っていながらも何の効果もないのも、これも事実であって、今大臣おっしゃるように、いろいろな手を打っていて、いろいろなことでよくなってきて、だんだんいい方向に向かっていればいいんですけれども、残念ながら、方向は余...全文を見る
○生方委員 拠出金の撤廃については、大臣、いかがなんでございますか。
○生方委員 これは、十年間の期限を延長するという理解でいいんですか。それとも、そうではなくて、十年間の中で十分、八%の拠出金を取らなくても、取るということは、株価が下落をしたときのリスクをだれが負うのか、八%で補うというのが前提ですから、八%の拠出金がないということは、下落した場...全文を見る
○生方委員 八%の拠出金を廃止するのは、これは一時的なものなのか。八%を四にするとかじゃなくてゼロにして、しかも、一時的なものじゃなくてずっと廃止をしてしまうお考えなのか。それとも、一時的に八%を、例えば一年なり二年なり廃止するというお考えなのか。そこの点をお伺いしたいと思います...全文を見る
○生方委員 これは、そうすると、来週早々にも決定をして、決定をされたら速やかに実施するというふうに理解してよろしいわけですか。
○生方委員 それでは、あと、証取法改正そのものについて二、三点確認をしたいことがございますので、そこだけお伺いしたいと思います。  まず、ラップ口座について、これまで、証券会社側が自己売買の記録を書面で顧客に開示をしなければならないことになっていた。これが非常に負担になって、ラ...全文を見る
○生方委員 ただでさえ証券でいろいろな不祥事が相次いでおりますので、顧客の方にそうしたことを十分説明して、安全であるんだ、大丈夫なんだということがわからないと、せっかくこういうふうにしてもまた広がらないということになりますので、ぜひともその辺は、もちろん、不正が行われないというこ...全文を見る
○生方委員 証券仲介業者について、事故などで顧客に損害が起きた場合の責任は証券会社がとるというふうになっておりますが、事故などで損害が発生するというのは、具体的にはどういうようなことを予想されておるんですか。
○生方委員 時間がないので最後にもう一点だけお伺いしたいんですが、新聞では、証券仲介業者が取り入れられると、コンビニなんかでも証券会社の端末機を置いて株が売買できるようになるかもしれぬというような報道がなされておりますが、その場合、証券仲介業者というのは、そのコンビニとの関係はど...全文を見る
○生方委員 きのうも金融庁から説明を聞いたんですけれども、販売チャンネルを広げるという意味では、コンビニは非常に有力なツールだとは思うんですね。ただ、それについて具体的に今はほとんど何も検討なさっていないみたいなので、もしそういうことをやるのであれば、もっと具体的に検討して、どう...全文を見る
○生方委員 時間ですので、終わります。
05月16日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第15号
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○生方委員 ただいま議題となりました公認会計士法の一部を改正する法律案に対する修正案につきまして、提案理由及び内容の概要を御説明いたします。  米国では、昨年のエンロン事件を契機として、会計士の交代制などを柱とする企業会計改革法が成立しました。企業会計に対する不信が証券市場に対...全文を見る
06月03日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第18号
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○生方委員 民主党の生方でございます。  まず、保険業法の改正案は、もう既に三月に一度、セーフティーネットの延長ということで出ておりました。このときにも予定利率の引き下げということが話題になっておりましたので、私も、両方セーフティーネット関連でございますので、同時に出すべきでは...全文を見る
○生方委員 普通は、一法案を、同じ国会では二度改正案を出すということはあり得ないわけですね。  今竹中さんがおっしゃるように、論点整理に時間がかかったということですけれども、もう既に金融審議会には〇一年の六月からかけられているわけですね。もう二年以上もそこでたっているわけです。...全文を見る
○生方委員 まだ全然お答えいただいていないんですけれども、三月の時点と、たかだか一カ月半ですね。そんな一カ月半の間の準備がなくたって、三月の時点で出せたことは間違いないわけで、三月から五月の間に生保業界に何かが起こったという認識があるのか、そうではない、単に準備の時間だけがかかっ...全文を見る
○生方委員 それではお伺いしますけれども、既に〇一年六月に中間報告が出されていますね。審議会を開いて中間報告が出されて、九月に再度審議会が開かれて、この場では、まだ環境が熟していない、引き続き協議ということになった。  ことしの五月にもまた金融審議会第二部会が開かれましたね。こ...全文を見る
○生方委員 この審議会は総理の諮問機関ですね、大臣。今度、この五月に審議会にかけた目的、これは、単に意見を聞くというのが目的だったのか、あるいはそこで一定の方向性を出すというのが目的だったのか、どちらだったんですか。
○生方委員 こういう質問をするのは、新聞報道によったり、議事要旨をいただきました、これを見たりすると、この予定利率の引き下げに対して批判的な意見が多いわけですね。これだけ批判的な意見が出ている。それを聞いておきながら、ただ聞きおくだけでこの法案を出してきたんじゃ、何のために審議会...全文を見る
○生方委員 前回のときはパブリックコメントをとったわけですよね。今度のも、新聞報道によれば、少なくとも当初はパブリックコメントをとるという方向だったにもかかわらず、たった一日だけ意見を聞いただけで、十分な討議がとても私は行われたとは思わないんですね。国民の九割もが参加している保険...全文を見る
○生方委員 パブリックコメントをとらない、国会に出すからとらないというんであれば、国会できちんと、これは後の話ですけれども、公聴会をぜひとも開いていただかなきゃいかぬということを申し上げておきます。  ただ、新聞報道によれば、もともとはパブリックコメントをとることにしていた。と...全文を見る
○生方委員 だって、保険業法、この予定利率の引き下げというのは、もともと国会で最終的に結論を得なきゃいけないんでしょう。前に求めているじゃないですか。何で、〇一年に求めているのに今回は求めないと。それは全然、言っていることおかしいじゃないですか。国会で審議、もともとしないつもりだ...全文を見る
○生方委員 確認なんですけれども、国会で審議する法案についてはパブリックコメントをとらないというのは、やはり撤回していただかないと。そうしたら、審議会でパブリックコメントをとるものは全部国会にかけないということになるじゃないですか。そういうことじゃないでしょう。  これ、政令、...全文を見る
○生方委員 この法案についてだけじゃないということを竹中さんがおっしゃったんですよ。一般的に国会審議する問題はパブリックコメントをかけないと、一般的に言っているんです。この法案について言っているわけじゃないんですよ。だから、竹中さんの言ったことが全部閣議決定されたということであれ...全文を見る
○生方委員 よくわけがわからないんですけれどもね。  とにかく今度の問題は、国民の九割もが加入している保険料の利率を引き下げようという法案ですからね。これをパブリックコメントをとらないで、ほかにパブリックコメントをとるような問題ないじゃないですか。だから、とらなかった理由は、と...全文を見る
○生方委員 だから、行政命令じゃなくて今度は自治的な仕組みになったからいいんだということを言っていますけれども、これは国民の九割が参加している保険ですよ。それについて、国民の九割の人に、今度の契約の変更はどういうことであるのかということをどうやって説明するんですか。ただ一片の文書...全文を見る
○生方委員 先ほども質問がありましたけれども、三利源も公開されない、これから先の将来の予測も公開されないというような形の中で、国民に判断しろという方が無理なんですよ。それは後ほど申し上げますが。  その契約者の意見を聞くべきだということは、中間報告にも契約者集会を開くべきだとい...全文を見る
○生方委員 局長に申し上げますけれども、局長はあくまでも参考として出ていいかと言うから私はいいよと言ったので、こんな答弁してくれと頼んでいないんですよ。それではもう呼びませんよ、次から。あなたが出てくるんじゃ、あなたに私は質問しているんじゃないんだから、大臣に質問しているんだから...全文を見る
○生方委員 これは、保険契約者のうちの二、三%がこういう影響を受けるというんならいいですよ。かなりの方が影響を受けるわけですよ。だから、物理的に何百万人いるからどうのこうのといったって、何百万人の方が契約の変更を迫られるわけですから、その人たちがきちんとそこへ行って意見を述べる機...全文を見る
○生方委員 すぐ契約者の保護ということを言いますけれども、これは破綻処理もあるわけですよ、更生特例法を使って。そのための更生特例法をつくっているわけですよ。その場合は、基金とか劣後債とかそういうものをきちんと処理しなきゃいけないというふうになっているわけですよ。今度の場合、そうい...全文を見る
○生方委員 結局のところ、物言わぬ国民がみんな損するんですよ。公的資金の導入だって、国民はいろいろクレームをつけたくたってつけようがないじゃないですか、二兆円も入れるといって。文句つけようがないんですよ。今度は契約者、予定利率の引き下げだって文句つけようがないんですよ。それで、あ...全文を見る
○生方委員 一応、健全性の目安とされているのが、ソルベンシーマージンで二〇〇%ですよね。この間発表されました数値を見ますと、最低でも、主要十社でいえば三六〇、次いで四一〇で、主要十社以外では、一社だけが四〇〇台ですが、その他すべて七〇〇から一〇〇〇、多いところは三〇〇〇を超えてい...全文を見る
○生方委員 委員長、私は重ねて大臣にというふうに言っているんで、局長はあくまでも参考人として出ていいかと言うから、出ていいよと言っただけで、こんな何遍も答弁してくれなんて全然頼んでいない。だめですよ。  竹中さん、もう一回聞きますけれども、二〇〇%なんでしょう、健全性の目安とさ...全文を見る
○生方委員 それでは、契約者は何を見て、この生保が将来危ないか危なくないかというのを判断すればいいんですか。どの数字を見て、ソルベンシーマージンじゃだめだというんじゃ何を見て判断すればいいんですか。
○生方委員 今小さい声でいろいろ言っていましたけれども、国民が一々そんなものチェックできて、わかりますか。そうじゃないためにソルベンシーマージンというのをつくったんでしょう。  ソルベンシーマージン、現下のと言いましたけれども、ソルベンシーマージンは、通常の予測を超えて発生する...全文を見る
○生方委員 竹中大臣、竹中大臣、後ろとばかり話していないで、ちゃんと論議を聞いていてもらわなきゃ困りますよ、そんな。後ろと話すのは終わってからにしてくださいよ。終わるか、やる前にしてもらわなきゃ困りますよ。  だから、まず、予定利率が引き下げられるのは、これまでだったら破綻処理...全文を見る
○生方委員 これは、大臣の認識としては、予定利率を引き下げるということは破綻ではない、デフォルトではないというふうにお考えなんですね。
○生方委員 大手格付会社では、予定利率の引き下げを申請した時点でもうそれは破綻だと言うとはっきり言っているんですよ。そうしたら、恐らく契約者は解約に走りますよ。解約は、一時的にはもちろん総理の命令によって停止することはできますけれども、最終的に解約すると私は思いますよ。実際に更生...全文を見る
○生方委員 それは、意図的にはそうしないと言ったって、法律的にはできるわけですからね。恐らくそうなっちゃうと思いますよ。そういうふうにしないと言うんなら法律に盛り込めばいいじゃないですか。予定利率の引き下げは、少なくとも一回引き下げたら五年間は引き下げないとか十年間は引き下げない...全文を見る
○生方委員 それは、政府の政策に信頼性があればいいですよ。「りそな」だって、もう既に一兆数千億円入って大丈夫だろうと思ったら、また今度二兆じゃないですか。こういうことを繰り返しているんですよ。公的資金を投入したら金融システムが安定すると言っていて、投入しても投入しても安定しないで...全文を見る
○生方委員 これは、金融庁としては、当然、その予定利率を引き下げたところに対してはスポンサーを見つけて、先ほども業界再編に結びつけるんだというふうなことをおっしゃっていましたから、やっていこうというんでしょう。ところが、三%じゃ、私は、今おっしゃったように、二・幾つでも最初からも...全文を見る
○生方委員 基金と劣後債、大体四兆三千億ぐらいあるんですよね。だから、これを幾ら取り崩すかによって、予定利率の下げ幅をどのぐらい少なくするかということも可能なわけですよ。だから、それを契約者の方に納得してもらう意味でも、少なくとも半分は放棄させますとかいう方針ぐらい打ち出さなきゃ...全文を見る
○生方委員 時間が来ましたので、これで質問を終わりますが、いろいろな問題があることもわかりましたし、パブリックコメントもとっていないので、ぜひとも、この委員会において公聴会を開いて、広く国民の皆さん方の意見を聞いていただきますように、委員長の御配慮をいただきますようにお願いいたし...全文を見る
06月10日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第21号
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○生方委員 民主党の生方幸夫でございます。おはようございます。  参考人の皆さんには、お忙しい中、朝早くからお越しいただきまして、貴重な御意見をお伺いさせていただきまして、ありがとうございました。  まず高橋参考人にお伺いしたいんですが、今回の予定利率の引き下げの問題ですけれ...全文を見る
○生方委員 私も地元でこの話をすると、ああ、そういうことだったのかということで、新聞だけを見たのではなかなか、今現在どういう法案が審議をされていて、この法律が通るとどういうことになるのかというのが理解できないと思うんですね。  これは、法律が通ってしまって、実際にこの法律の適用...全文を見る
○生方委員 高橋参考人も金融審議会の委員でございますが、私も委員の議事録を読ませていただきました。竹中さんは解釈の仕方がいろいろあるんだというようなことをおっしゃっておりましたけれども、普通に読めば、やはり今度の予定利率の引き下げ法案に関しては反対意見が多かったような気がするんで...全文を見る
○生方委員 私も、本当に何のために審議会があるのか、あれじゃわからない、審議会の多数意見が慎重であるにもかかわらず強引に手続を進めるというのはおかしいということで、この委員会の中でも申し上げてきました。  それで、もう一点なんですが、中間報告の中では、少なくとも契約者の意見を聞...全文を見る
○生方委員 これは金融庁の方も聞いていると思いますので、金融審議会がある、設置されていて、そこで意見を聞くということは、それを聞いたのをちゃんと法案なりなんなりに反映しなきゃいけないんで、意味がないわけで、ぜひとも金融庁の方にも審議会の進め方についてもう一回御検討いただきたいとい...全文を見る
○生方委員 ワークするんではないかというふうにおっしゃっていますが、実際に、正田委員が現在も所属しているのかな、日本生命ほか各社十社は自分のところは手を挙げないよというふうに言っているので、自分のところは手を挙げないよと言って、では、どこが一体手を挙げるのかなという気がいたします...全文を見る
○生方委員 次に、大地参考人にお伺いしたいんですが、今お話にもございました、いろいろな会社がこの不況の中でいろいろ苦しい思いをしているわけですね。いわゆる三利源と言われているものの中で死差益や費差益というものがある。死差益は、これは死亡率ですから努力によって変えられるものじゃない...全文を見る
○生方委員 結局、手を挙げるところは非常に経営内容が悪いところだということで、予定利率を下げるということを決定したとしても、その一社で立ち行くことはできないはずですよね。そうなりますと当然スポンサーがつかなければいけないということになりますが、今金融庁が予定をしているのは、実際こ...全文を見る
○生方委員 岩原参考人にお伺いしたいんですが、先ほどの一番最初の意見陳述の中で、生保自体の経営は非常に今悪化しているというふうにおっしゃいました。  我々が生命保険会社の経営が大丈夫なのかどうかを見る場合は、ソルベンシーマージンという数値を見るしかないわけですね。現実に、金融庁...全文を見る
○生方委員 例えば、どこの部分をどういうふうに変えたらいいというふうに御意見をお持ちですか。それをお伺いしたいと思います。
○生方委員 普通の国民が、契約者が知る場合、ソルベンシーマージンしか生命保険会社の経営を理解するあれがないんですね。いわゆる三利源と言われているものについても、我々もこの委員会で、公表するべきだということを再三申し上げたんですけれども、それを公表すると風評被害につながるとか変に誤...全文を見る
○生方委員 重ねての質問なんですけれども、そういう情報公開がない時点で、現在まだ三利源を公表するとは言っていないわけですね。言っていない段階で、それに先行してこの法案が通ってしまえば、では、国民がどうやって何を理解すればいいのか。自治的な決定だというふうにいっても、何をもって理解...全文を見る
○生方委員 定着させると言っても、今現在、まだ三利源が公表されていない時点ですから。法律が仮に通ってしまえば、七月から発動するというようなことも言われておりまして、そうなりますと、そういうものが十分に発表されていない時点で、セーフティーネットですからいつ発動するかわかりませんが、...全文を見る
○生方委員 余り納得ができないんですけれども。  正田参考人にお伺いしたいんですが、今私が述べましたこと、国民の皆さん、契約者の方たちに予定利率を引き下げてもらうということをやる場合、どういう数値をもとに契約者が判断すればいいのかということで、今現在生命保険会社が公表している数...全文を見る
○生方委員 高橋参考人にお伺いしたいんですけれども、私もこの委員会で質問をしたときに、予定利率の引き下げは一回だけですかというふうに聞いたら、一回だけとは限りませんよと。竹中さんは、恐らくこれは一回しか適用はできないでしょう、まさか二度も予定利率を下げるわけにはいかぬだろうという...全文を見る
○生方委員 岩原参考人にお伺いしたいんですけれども、これは先ほども申し上げましたように、三%かどうかというのは政令で決められることで、我々もわからないんですけれども、仮に今三%まで予定利率を引き下げることができるとすると、生命保険会社の経営というのはこれから先十年ぐらいは大丈夫だ...全文を見る
○生方委員 重ねて法律家の立場ということでお伺いしたいんですが、もともと予定利率の引き下げというのは業法の中にあって、それが九六年の業法改正の中で、予定利率を行政命令によって引き下げることをできなくする、これはもちろん財産権の侵害に当たるおそれがあるからということで、一たんなくな...全文を見る
○生方委員 これで終わりますが、更生特例法を適用すれば予定利率は確かに三%よりは低くなるかもしれませんけれども、私は、契約者はそれで納得すると思うんですよね。わけのわからない形で法律で一方的に引き下げられるより、きちんとした法的手続のもとで透明になって、破産したんだからこれだけの...全文を見る
06月27日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第24号
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○生方委員 おはようございます。民主党の生方でございます。  まず、提出者にお伺いしたいんですが、この法案は、当初は閣法として提出をされ、昨年の十二月に衆法として一回改正がなされ、また今回改正ということになっているんですが、今回改正案を出された最も大きな理由から御説明をいただき...全文を見る
○生方委員 大臣がきょう、五十分で退出されるということでございますので、提出者の方には後ほど聞かせていただきます。  まず、竹中大臣にお伺いしたいんですが、今度の法律そのものが、一番最初にできたときに、八%の拠出金というのがあって、これはなかなか機能しないのではないかというのは...全文を見る
○生方委員 使いづらい部分というのは最初から予想されたわけで、まず最初に何となくぼやっとしたものを出して、修正をして修正をするということは、最初の案がおかしいということで、これはやはり金融庁の責任じゃないですか。それで、その次の改正もきちんと金融庁の責任で出すんならいいですけれど...全文を見る
○生方委員 拠出金の話は後でいたしますが、私が言っているのは、最初から欠陥ある法案を出すべきじゃないということを言っているんですよ。二度も三度も改正しなきゃいけないような法案だったら、それは金融庁が出した最初の法案がおかしかったという反省をきちんとしてくれということを言っているの...全文を見る
○生方委員 今の答弁にもありましたけれども、やはりそれは金融庁の見通しの甘さなんですよ。見通しが当初からおかしいからこんな法案を出さなきゃいけなくて、二度も三度も変えなきゃいかぬということになるわけでしょう。それをきちんと反省してもらわなきゃ困りますよ。  一昨日、質問の準備が...全文を見る
○生方委員 私が決算書を出してくれと言わなきゃ、大臣も見なかったんじゃないですか。だって、最初ないと、来ていないと言ったんですから。来ていないということ自体がおかしいじゃないですか。  担当の方を私はレクと質問取りで呼んで、まず決算書を見なきゃこれは話にならないから、決算書を見...全文を見る
○生方委員 今の確認ですけれども、十三日に来たということでいいんですか、決算書は。
○生方委員 ということは、大臣は、十三日に来てから、きのう見るまで見ていなかったということですね、十何日間か。これはこういうものなんですか。  私が大臣だったら、こういう法案も出るし、どういう決算内容だったのかというのは気になるはずで、来たらすぐ見るというのが私は普通だと思うん...全文を見る
○生方委員 この問題ばかり長くやっているわけにはいかないですけれども、どう考えても、普通に考えれば、十三日に来ていたのが放置をされていた、私の方から決算書どうなっているんだと言ったので、慌てて、決算書か、ああ、ここにあったというので、大臣に持っていったというふうにしか考えられない...全文を見る
○生方委員 私のところへ一人の人が来て、ないと言ったんならともかく、複数の人間が来ているわけですよ。複数の人間がないと言っているんですよ。それで、調べて、その日のうちに返事が来なかったということは、ないと言って、もしあったんなら、戻って、ああ、ありましたと返事がすぐ来るでしょう。...全文を見る
○生方委員 株は日々動くわけですから、今たまたま上がってきていますから、この数字もきっと、違うことは違うと思いますけれども、また将来、これはもちろん下がるかもしれないわけで、我々としては、国民負担をゼロにするというのが当然の話なんですね。  財務大臣にお伺いしたいんですけれども...全文を見る
○生方委員 国民負担をできるだけ少なくしながら機構をスムーズに運営させるという点から考えると、私は、当初拠出金が百七億円ですね、この当初拠出金を三倍ぐらいまでに積み上げる、そのかわり八%はなくすというような措置だってあっていいと思うんですね。  これは当初拠出金ですから、最後に...全文を見る
○生方委員 日銀総裁にお伺いしたいんですが、日銀が株の買い取りを始めて、株式取得機構の実績というのが、日銀が始めたのが十四年の十月ですね、だから、十月は取得機構はゼロになっちゃうんですね。ゼロになって、翌月は三億円という格好で、ことしの三月期末には四百十四億円と非常に多かったです...全文を見る
○生方委員 既に大手四銀行グループのうち、今、グループとしては三グループまではティア1の範囲内まで株の所有が減少してきていますよね。一行だけが残っているということが大手の四グループではあるということなんですが、これでいくと、さらに一兆円も積み増す必要があるのかどうかということと、...全文を見る
○生方委員 ちょっとそもそも論をお伺いしたいんですけれども、日本の場合は、ティア1を超えて所有しないようにするというのが二年間延長されましたから、最終的に二〇〇六年までに達成するということになっていますが、ほかの国の例を見ますと、御承知のように、ドイツやフランスではティア1の六割...全文を見る
○生方委員 同じ質問を金融担当大臣、いかがでございましょうか。
○生方委員 これは法的に縛るということではないんでしょうけれども、ゼロがいいですか、二、三割までならいいというか、どちらでございましょうか。
○生方委員 私も、一たんはゼロにまでして、それから先、やはり運用という点で株は重要ですから、それは各自銀行の判断で株をどのぐらいふやすのかというのは必要だと思うんですけれども、とりあえず、今の金融システムの不安を解消するためには、一たんゼロにするというぐらいの思い切った措置をした...全文を見る
○生方委員 株の保有リスクもさることながら、国債の保有にももちろん当然リスクがあるわけですね。現在、金融機関が保有している株の保有額と国債の保有額は幾らになっているか、教えていただけますか。
○生方委員 最近、長期金利が暴騰するという話があって、そのときに国債は暴落をしたわけです。国債も必ずしもリスクがゼロというわけじゃないわけで、今の数値を見ますと、大体株の四倍保有しているわけですね、国債を。大量の国債を金融機関が保有しているわけで、国債を保有しているリスクというの...全文を見る
○生方委員 これは、国債の保有に関しては何の規制ももちろんないわけですね。国はどんどん国債を発行しているわけですから、銀行に片方ではどんどん買い取ってもらわなきゃ困るという事情はあるにはあるんでしょうけれども、国債の暴落のリスクというのはいつもあるわけですよね。  そうなります...全文を見る
○生方委員 これは、財務大臣としては言いづらいんでしょうけれども、どれぐらいまで保有しても大丈夫だというふうにお考えになっているんですか。無限に保有してもいいというふうにお考えになっているんですか、それとも。  幾ら国債とはいえ、今もう八十四兆円にもなっていますから、百兆も二百...全文を見る
○生方委員 私は、銀行が大量に国債を保有し続けるのは、金融の健全性という意味からも余り適当だというふうに思わないので、やはり、金融機関は広く集めたお金を企業に貸して、企業が金利以上のお金を稼いでくれるというんじゃなきゃ意味がないわけで、リスクが少ないかわりにリターンももちろん少な...全文を見る
○生方委員 きのう聞いたときは、なっているんじゃないですかというような返事だったので、いや、なっていないんじゃないですかと私は聞いたんですけれども、なっていないのでよろしいんですね。  将来的には、生保が保有している銀行株をお買いになるつもりはあるんですか。それは将来的にもない...全文を見る
○生方委員 それでは、両大臣、結構でございますので、参議院の方へ。  質問の順番がちょっと逆になりましたので、提出者にまた再度お伺いしたいんです。  そもそも銀行の保有している株を買い取ろうというのは、銀行が保有していることによって、リスクが大きくなることによって銀行の本来の...全文を見る
○生方委員 副大臣はいかがでございますか。
○生方委員 いろいろおやりになっていることはわかるんですけれども、不良債権だってだんだん減りつつあるわけですね。株の保有も減りつつある。だから、普通であれば多少はプラスの効果が出てこなきゃいけないのに、実際に起こっていることはどんどんマイナスになっているというのは、どこかやはり根...全文を見る
○生方委員 時間ですので、最後に日銀総裁にもう一問だけお伺いしたいんですが、機構の場合はティア1を下回った部分の株まで買うことができるというふうになっておりますが、先ほど総裁は、銀行が所有している株の額は少なければ少ないほどいいというお考えをお持ちになっていると聞きましたので、日...全文を見る
○生方委員 機構の方は今政府保証が二兆円枠ですね。だけれども、少なければ少ないほどいいということになると、二兆円枠、これはもちろん国民負担の問題がございますので、無限にそんな政府保証をふやしていいということにはならないと思うんですけれども、その二兆円という額は柔軟にお考えなんです...全文を見る
○生方委員 終わります。