江田憲司
えだけんじ
小選挙区(神奈川県第八区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数7回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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01月25日 | 第204回国会 衆議院 予算委員会 第2号 議事録を見る | ○江田(憲)委員 立憲民主党、江田憲司でございます。 今日は、菅総理のコロナ危機対応に対する国民の皆さんの率直な疑問、思いというものをぶつけてまいりたいと思います。 総理、内閣支持率が急落をしておりますね。要因はいろいろあると思いますけれども、なかなか総理のメッセージが国...全文を見る |
○江田(憲)委員 いろんな問題に、多岐にわたっておりますから、同じような質問というのは当たらないんですが。 今日、ちょっと、だから提案なんですけれども、総理、もう今日、紙を見て答弁するのをやめませんか。官僚が作成した答弁書を読んでも国民に伝わりません。私も、紙を用意しています...全文を見る | ||
○江田(憲)委員 是非、しっかりとした答弁、お願いをしたいというふうに思います。 我々立憲民主党、ほかの野党もそうだと思いますけれども、このコロナ対応で与野党の別はないと思っております。ましてや、この問題で政局にしようなんて、毛頭ございません。 そういう思いでこのパネルを...全文を見る | ||
○江田(憲)委員 百年に一度の国難と言われているわけですからね、それは幹事長もいいでしょう、今の政府・与野党連絡協議会もいいでしょう、しかし、やはりこれは、お互いのトップ同士が腹を割って話し合う、これが僕は大事だと思います。やぶさかじゃないということなので、期待をしております。 ...全文を見る | ||
○江田(憲)委員 人間は誰しも失敗します。総理とて例外ではありません。ましてや、このコロナという未知の領域に対応するには、やはり、ある施策を打つ、打ったら、それは失敗することもある、足らざることもある、それをしっかり評価、分析して、次につなげていく。やはり、反省の上に立って次があ...全文を見る | ||
○江田(憲)委員 そのとおりです。 佐々淳行さん、もう亡くなられましたけれども、危機管理の専門家が、最悪の事態を想定して準備するのが危機管理である、心に地獄図を描きながら準備するのが、そして、状況に応じてプランA、プランB、プランCを準備するのがトップリーダーの役目だと、そう...全文を見る | ||
○江田(憲)委員 専門家の意見は大変尊重しないといけませんが、こういう危機対応では、やはり最終的には総理大臣が決断をする、判断をするということだと思いますね。 ただ、総理、お言葉ですが、しかし、私、見ていると、いいとこ取りをやっているんですよ、分科会の先生方の意見をいいとこ取...全文を見る | ||
○江田(憲)委員 それは、今、全く失格答弁です。 確かに、赤坂宿舎から官邸は十分、十五分の距離でしょう。しかし、この十分、十五分の時間が国家の命運を左右することもあるんですよ。大地震が来て道路が陥没したらどうするんですか。 では、何のために八十億円以上をかけて、これは、橋...全文を見る | ||
○江田(憲)委員 やはり分かっておられないですね。あの沿道警備にどれだけの人とお金をかけているか。赤坂宿舎までの商店街やお住まいの方にどれだけ迷惑をかけているか。私、たまたま宿舎に同僚議員を送っていくときに、物々しい警戒があって、何ですかこれはと言ったら、いや、そろそろ菅総理がお...全文を見る | ||
○江田(憲)委員 民間臨調の報告、読んだことがないんですね。冒頭はこう書いてあるんですよ、危機管理は全て結果であると。 今総理がおっしゃったのはプロセスですよ、私どももちゃんとやっていましたと。違う、結果ですから。結果、こういう感染爆発を起こし、これだけの御負担や御苦労を国民...全文を見る | ||
○江田(憲)委員 いやいや、医療のお金を削れと言っているんじゃないんですね。書いておりますように、こういう予算、税金があるのであれば、もっと手厚く、こういう今窮地にある医療機関、そして個人や事業者支援、できるじゃありませんか。幾らでもアイデアを出していますから、それに振り替えてく...全文を見る | ||
○江田(憲)委員 国民の皆さんはそんな言い訳は聞きたくないと思いますよ。現に行っていないんですから。これは事実なので。 さて、医療崩壊とも言われる、今国民の皆さんの一番の心配は、コロナに感染しても入院できないんじゃないか。自宅療養だと言われたって急変するらしい、すぐ重症化する...全文を見る | ||
○江田(憲)委員 お金をつければ解決する問題じゃないですよ。ベッドを幾ら用意しても、診察するお医者さん、看護師の皆さん、しかもお医者さんの中でもそういうコロナの重症患者に対応できる人も限られていますよ。設備だって、ICUとかそれに準ずる設備がないと駄目でしょう。だから、今はもうお...全文を見る | ||
○江田(憲)委員 今度は総理に答えていただきたいんですが、私が言ったのは、それを地域任せにするんじゃなくて、それはいろんな事情があることは私も分かっていますが、しかし、もうそんなことをくどくど言っている場合ではないので、総理、地域に任せるんじゃなくて、総理が司令塔になって、これは...全文を見る | ||
○江田(憲)委員 やはり、国立大学病院は文科省、国です、国立病院は厚生労働省、国ですから、地域に任せているんじゃなくて、そのぐらいは、総理がちゃんと全部病床を把握して、これは簡単なことで、百もないんだから、そういう病院は、それで病床のアロケーションというか再配置をやっていただけま...全文を見る | ||
○江田(憲)委員 対応をお願いします、本当に。 もう時間がなくなってきましたので、ちょっと事業者支援の話で一点だけ聞きますと、やはり六万円一律はつらいんですよ。御夫妻で非常に零細なお店をやっている方はまだしもいいんですけれども、やはり従業員百人、二百人、一千人使っている、そう...全文を見る | ||
○江田(憲)委員 この六万円じゃ三割の方がもたない、倒産だとおっしゃっているんです。それで、しかも、持続化給付金や家賃は切っているわけですからね。だから、さっき、戻りますけれども、補正予算で十九・何兆円も積んで、たった四・四兆円なんかやっている場合じゃないですよ、総理。そういうと...全文を見る | ||
○江田(憲)委員 大変残念です。 終わります。 | ||
04月12日 | 第204回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第1号 議事録を見る | ○江田(憲)委員 総理、連日お疲れさまでございます。 ただ、この国難に対処できる権限、予算、お金を持っておられるのは総理大臣だけなんですから、本当にもう少し危機意識を持って対応していただきたいと思うんですね。その意味で、今日も厳しいことを申し上げるかもしれませんけれども、御容...全文を見る |
○江田(憲)委員 おっしゃるとおり、昼夜分かたず一生懸命対応されているんでしょう。しかし、こういう危機対応につきましては、頑張ったけれども駄目でしたは、もう通用しないんですね。よく政治は結果責任と言われますけれども、これが厳然たる結果だということですが、それでは、その要因、なぜ八...全文を見る | ||
○江田(憲)委員 飲食店で感染防止策が十分でなかった。飲食店のせいですか。国民のせいですか。気温がどうした。気候のせいですか。自分の責任じゃないんですか。私は本当に違和感を今感じましたね。 これは、はっきり申し上げると……(発言する者あり) | ||
○江田(憲)委員 今、それから、別に世界との比較を聞いているんじゃないんですよ。安倍政権がほぼ七か月、コロナが発生して。菅政権もちょうど七か月。期間は同じですよ。なのにもかかわらず、八四%の方が亡くなっておられる、その要因は何ですかというふうにお聞きをしたんですよ。それを端的に。...全文を見る | ||
○江田(憲)委員 第二波と違って、第三波の特徴は高齢者施設や医療機関にクラスターが多発したということですよ。これはすぐ調べれば分かるんですよ。高齢者施設の感染が五倍になっている、千百七十六件、二波に比べて。医療機関は三倍の九百九十二件なんですよ。 ですから、我々は去年の夏から...全文を見る | ||
○江田(憲)委員 お言葉ですが、昨年やった高齢者施設の検査というのは、クラスターが多発して感染が拡大している地域に限ってちゃんとやりなさいよという通達ですよ。 二月四日、今年になって出したのが、私が申し上げている、いわゆる高齢者施設、医療機関一般に対して、ここにクラスターが発...全文を見る | ||
○江田(憲)委員 いわゆる高齢者施設に大規模集中検査を三月末までにやるというのは完了したんですか。(発言する者あり) | ||
○江田(憲)委員 いや、通達は二月四日に出ていまして、三月いっぱいまでにこういう集中的な高齢者施設の検査をやれと書いてあるんですよ。それはもう完了したんですね。 | ||
○江田(憲)委員 全国の高齢者施設については、検査をやりなさいと、三月いっぱい。 もういいですよ、分かっていないんですから。 私が聞いているのも、都道府県によってまちまちなんですよ。例えば私の地元の神奈川県は、有料ホームや高齢者住宅、三千六百四十施設に限って十万八千人やり...全文を見る | ||
○江田(憲)委員 科学的知見を重視するのは大事なことですが、最終判断は総理大臣がやる。危機管理というのは総理大臣の責任です。 とにかく、最悪の事態、最悪の事態というものは、もうこれは容易に想像されることですね、今、そうやって、現実問題、変異ウイルスの拡大が若年層を通じて拡大し...全文を見る | ||
○江田(憲)委員 是非それは、試薬というのは、聞いてみたら、一試薬一変異らしいんですが、二百円ぐらいらしいんですよ。だから、本当に安い値段で今の既存の変異株ウイルスは全部検査できるので。 それで、四〇%やれば大体の感染状況は分かると専門家はおっしゃるけれども、我々にとっては、...全文を見る | ||
○江田(憲)委員 是非これは徹底的にやっていただきたいと思うんですね。 それで、もうコロナは感染スタート、始まってもう一年超たつわけですけれども、政府として、いわゆる感染集積地、エピセンターとも言いますけれども、こういうところは、もう一年以上たちましたから、大体皆さん、全国で...全文を見る | ||
○江田(憲)委員 私も素人ですからあれですけれども、要は、簡単に言うと、この一年の間にいろいろな変異ウイルスとかいろいろな状況の変化はありますけれども、何か根雪のようにやはりウイルスというのが潜んでいる地域があるんですね。それは、例えば東京都の新宿区なんかのところですよ。だから、...全文を見る | ||
○江田(憲)委員 是非よろしくお願いします。 これは、やはりこのウイルスというのは無症状者を通じても感染する、なかなか無症状者は検査も受けていただけない、そういう状況ですから、下水道検査は、検査を受ける受けない関係なくしっかり抽出できますので、そこは是非お願いしたいというふう...全文を見る | ||
○江田(憲)委員 総理、各大臣に指示されたことはいいんです。しかし、その先がどうなっているかというと、さっき申し上げました、大臣は厚生労働省から通達を出させているだけなんです。それだけなんです。そういう状況はもう超えていますから、是非、フォローアップと言わず、早めに、とにかくどこ...全文を見る | ||
○江田(憲)委員 それでは、また提案しますが、国自らやることとして、例えば千床クラスの仮設の病院を建てませんか。何か、一時千葉県でも幕張メッセでそういう病院をやろうという計画が、何か発想があったらしいんですが、ついえた。 それから、これはいいとは言いませんけれども、今、例えば...全文を見る | ||
○江田(憲)委員 明確なお答えがいただけないんですけれどもね。 ちょっと時間もなくなってきたので、ワクチンの問題に移りますけれども、先ほど来聞いておりますと、なかなか、高齢者接種用の三千六百万人分のワクチンは六月中には大丈夫ですという以上のことをおっしゃらないんですよ。国民の...全文を見る | ||
○江田(憲)委員 地方自治体の皆さんに聞くと、鶏が先か卵が先か、要は、政府がちゃんと供給量をできれば一月ほど前に示してくれないと、例えば、五月連休明けから高齢者接種が始まる自治体が多いんですよ、だけれども、今の時点になっても連休明けにどのくらい供給されるのかが分からないから、例え...全文を見る | ||
○江田(憲)委員 その自治体のオペレーションですが、今、調査によると、約六割の自治体がワクチン接種のための医療人材が足りていないというんです。そこをどうされますか、政府として。しっかり支援すべきでないですか、さっきの話じゃないですけれども。 | ||
○江田(憲)委員 自衛隊の活用は是非やっていただきたいと思いますけれども。 今、医師会に頼んでも、通常診療もございます、コロナ対応をしております、おまけに、これからオリパラへの医師派遣も要請をされるんでしょう。そうした中でワクチン接種もあるというのは、これは本当に大変だと思い...全文を見る | ||
○江田(憲)委員 もう最後になります。 とにかく、国民に自粛をお願いをするばかりじゃなくて、政治のやるべきことをやってください。 今日取り上げたのは、まず検査、大規模検査を徹底してやってください。それから、病床の確保も自ら乗り出してやってください。ワクチン接種も、順調にい...全文を見る | ||
05月12日 | 第204回国会 衆議院 国土交通委員会 第15号 議事録を見る | ○江田(憲)委員 おはようございます。立憲民主党、江田憲司でございます。 実は国土交通委員会で質疑するのは初めてでございまして、この場を設けていただいた委員長を始め、与野党の理事の皆さんには特に感謝を申し上げたいというふうに思います。 さて、本日は、カジノ、IR問題一本に...全文を見る |
○江田(憲)委員 その理由を教えていただきたいです。 | ||
○江田(憲)委員 当時を思い起こしますと、衆議院の内閣委でしたね、担当委員会は。たった五時間三十三分、強行採決でした。まあ、強行採決自体は安倍政権で乱発されましたから、別に驚くことではないんですけれども、しかし、私、本当に驚いたのは、連立与党のパートナーである公明党さんが党議決定...全文を見る | ||
○江田(憲)委員 異常なことといえば、このIR推進法を採決するためだけに再延長したんですよ、会期を。これは政治家なら誰しも分かるんですが、何でこんなに急いで、連立与党のパートナーまで置き去りにしてやったかというのは、もう御推察のとおり、翌年二月、安倍総理がトランプ大統領と初の日米...全文を見る | ||
○江田(憲)委員 よく分かりました。 ですから、これはカジノにかかわらず、国土交通省ですから、いろいろな公共事業のプロジェクトをするときに、当然、費用便益分析というのをやりますよね、ゴーサインを出すときに。それと同じなんですよ。これから私が質疑したいこともそれなんですね。 ...全文を見る | ||
○江田(憲)委員 そこで、観光立国という政府が推進する大きな柱というか、二つの理由の一つをまずちょっと問いただしたいんです。 前も聞きましたけれども、インバウンドの増加だ、外国人観光客を呼び寄せるんだといって、どこの国の人が来られるんでしょうか。もうそれは明らかなんですよ。想...全文を見る | ||
○江田(憲)委員 いや、その限りにおいては全く同じ考えですよ、私も。しかし、安倍総理も菅総理もなぜカジノつきのIRを、言っておきますけれども、私はカジノ抜きのIR、それは民間ベースでペイするのは大賛成ですよ。今おっしゃった長期的滞在型の観光客を呼び入れたい、大賛成ですよ。こういう...全文を見る | ||
○江田(憲)委員 いみじくも認められたように、このIR構想というのは、やはりカジノ抜きでは語れないんですよね。だから、私の地元でも、もう自民党や公明党の議員が、いやいや、カジノはIRの面積のたった三%なんだ、IRというのは、ホテルもありまっせ、国際会議場も展示場もレストランもショ...全文を見る | ||
○江田(憲)委員 私は、常識で考えれば、今既にもう破綻をしているビジネスモデルが十年後に生き返るなんということは常識では考えられないと思いますよ。 それから、もう一つ問題点は、カジノというのは、さっき名前を出したラスベガス・サンズがぎりぎり、スタンダード・アンド・プアーズの、...全文を見る | ||
○江田(憲)委員 だから、それは逃げなんですよ。何度もそういう答弁をされる。しかし、間口を開いたのは政府でしょう、国でしょう。当然、カジノを中核としたIRを解禁すれば、外国から観光客もいっぱい来るし、成長戦略の目玉になるという判断があったから解禁されたんでしょう。だから、御見識が...全文を見る | ||
○江田(憲)委員 いずれにせよ、もう本当に、いや、赤羽大臣は中立で、しっかり審査もする、是非そうしてほしいですけれども、こういう世界的ないろいろな、最近欧米を中心に採用しているような投資基準にも反する、投資案件でリスク案件の多い企業として位置づけられているカジノ、そういったものを...全文を見る | ||
○江田(憲)委員 よくうそを言いますね、もう。本当に官僚の劣化が速いこと。私はこれを持っていますよ、あなた方の要望。カジノの勝ち金への課税について、国内の公営ギャンブルの勝ち金と等しい扱いと要望しているじゃないですか。公営ギャンブルは課税でしょう。ちゃんと答えて。 | ||
○江田(憲)委員 あなたは日本語が分からないですね、本当。これは全部裏を取っているんですよ、私は、財務省やあなた方の幹部と。何を、詭弁だよ。公営ギャンブルと同じように課税を要望しているんですよ。財務省はその前の年から課税を前提に動いているんですよ。大臣、本当に官僚、私も元官僚だけ...全文を見る | ||
○江田(憲)委員 そのときには、大臣は、立ち退かない限り認可できないと答弁していますよ。それでいいですね。 | ||
○江田(憲)委員 だって、内閣委員会で答えたじゃないですか。内閣委員会で、立ち退かない限り認可しないと答弁されているんですよ。 撤回されるんですか。撤回されるなら重大な問題ですよ。 | ||
○江田(憲)委員 よく議事録を読んでいただくことをお願いして、立ち退かない限り認可できないとおっしゃっているんですから、そのとおりやっていただかないと困りますよ。厳重に中立的な立場から審査するとおっしゃっているんですからね、大臣は。それを信頼して、私の質問を終わります。 あり...全文を見る | ||
12月13日 | 第207回国会 衆議院 予算委員会 第2号 議事録を見る | ○江田委員 江田憲司でございます。 岸田総理、御再任おめでとうございます。 先ほど来からの議論を聞いていまして、くどいようで申し訳ないですが、十八歳以下のお子さんへの十万円給付で、相変わらずクーポンが原則と。そうこだわられる理由は何でしょうか。たしか、この前の選挙の自民党...全文を見る |
○江田委員 いや、ですから、だったらもう最初から十万円給付ですればよかったんですよ。 私は横浜市ですけれども、横浜市みたいな大きい都市は、今日、さっきやっと方針が出ましたけれども、もう間に合わないんですよ。これは、五万円であれ十万円であれ、民法上の贈与ですから意思確認の通知を...全文を見る | ||
○江田委員 地域の実情というのはよく理解しました。ただ、クーポンはあるわけですね。先ほど来聞いていると、まだ原則だとおっしゃっているんですよ。何でそこまでこだわるんですか。クーポンには、現金給付にはない効用があるからでしょう。それをお答えくださいと言っているんです。 | ||
○江田委員 クーポンといえば、有名な事例は小渕内閣当時の地域振興券ですね。これは事務的にもいいんですけれども、その地域振興券の経済波及効果はどういうふうに分析されましたか。 | ||
○江田委員 そのとおりで、クーポンにしても、残念ながら三割しか消費に回らない。あと七割は貯蓄に回る。結局、クーポンで浮いたお金は後で貯蓄をするという家計行動があるんですよ。 ですから、これは結論はもう出ているんです。前の経企庁、今の内閣府もしっかり分析しているとおり、経済波及...全文を見る | ||
○江田委員 消費税については、後でもし時間があれば財源論の中で議論したいと思いますけれども。 ちょっと言い忘れて申し訳ありません。我々は、所得税の場合、一千万円以下の人の所得税を一年間減免する、プラス、住民税非課税世帯等には十万円の給付金と合わせ技でやりましたので、そこは誤解...全文を見る | ||
○江田委員 困っている、困窮している方に焦点を当てるというのは分かりますよ。だけれども、こういう形で、それは九百六十万という所得制限をかけられましたけれども、中には困っている人もいれば、そんなに困っていない人もいるわけで、こういうやり方が本当にいいのかどうかというのはよく御検討い...全文を見る | ||
○江田委員 ほとんどというか、一割ぐらい違うんですけれどもね。今回、まさに、今は抗原定量検査を二回やって、疑わしいときはPCR検査ですか、オミはね。ただ、それもすり抜けた方はいらっしゃる。 それから、昨日でしたか、西村さん、何かNHKの番組で、PCR検査に移行することも考え得...全文を見る | ||
○江田委員 今おっしゃった、十日で四回PCR検査するんですか、それはいいと思いますよ。 だけれども、問題は、三日間の隔離の後自宅、六日間の後自宅となると、これまでのプラクティスからしても、やはり自宅にお帰りになった方が本当に遵守されているのか、我々が求めておられる要請を。非常...全文を見る | ||
○江田委員 残念です。検査のやり方にしろ、隔離施設、何日間やるかにせよ、結果責任ですから、それはもう総理がお負いになると思います。 それから、私、感染が収まりかけた以降、年末にかけて一番やるべきことは、新たな変異株、デルタ株に代わる新たな変異株を外国から侵入させないということ...全文を見る | ||
○江田委員 総理、お答えいただく前にちょっとつけ加えると、四月の段階で菅総理はそこで、これは大変いいアイデアだから検討させる、わざわざ、審議が終わった後、私も電話いただきまして、これは絶対やらせると。もう半年以上たっているんですね。それから、精度の問題は多少あったとしても、そんな...全文を見る | ||
○江田委員 検討じゃなくてやってほしいんですけれども、北大の方、金沢大学の方、塩野義製薬の方に聞いていただきたいと思います。 さて、所信表明演説で総理が本当にいいことをおっしゃったと思うのは、これまでのコロナ対策を検証されると。検証される。 これは振り返りますと、初期の頃...全文を見る | ||
○江田委員 じゃ、当面、厚生労働省だけでチームでやるということですか、官邸とか全政府的な検証作業はしないと。 | ||
○江田委員 それじゃ、総理、その結果、来年六月末までに司令塔機能の強化というのを図るんですね。それはいいんですね。どういうイメージですか。ちょっと、総理で、官邸ですから。 | ||
○江田委員 まだ具体策はないということですね。 もう時間がないので、ちょっと話題を変えますけれども、新しい資本主義、これがなかなか、今日もずっと聞いていたんですけれども、よく分からないんですが、まず、端的にお答えいただきたいんですが、これは、さっき小川議員の指摘もありましたが...全文を見る | ||
○江田委員 分配を重視されるということですか。経済成長と分配というのは、オール・オア・ナッシングじゃないですからね。成長、分配というのは、最近ではOECDであれIMFであれ、これは二律背反ではなくて、まさに分配をしっかりやることによって、経済格差や貧困を撲滅することによって、全体...全文を見る | ||
○江田委員 いや、それは、今聞く限りにおいては余り違いはない、新しい考えではないと思いますけれども。 総理、それではお聞きしたいんですけれども、総理は、分配にはお金が要るわけですね、その財源はどこに求めるというお考えですか。 | ||
○江田委員 いや、それは、聞こえはいいんですけれども、成長していないんですよ、アベノミクス下でも経済は、日本の経済だけが。 それで、このパネル、これは日銀の統計ですけれども、何と潜在成長率はゼロにまで落ちました。グラフを見てください。アベノミクスでどんどん、潜在成長率というの...全文を見る | ||
○江田委員 もちろん我々も成長は大事だと思っています。イノベーション、技術革新は大事だと思っていますよ。 このグラフを見ていただきたいんですね。私どもは、そのイノベーション、技術革新の一番の推進力は国立大学だと思っています。 その予算を見てください。この交付金、もうどんど...全文を見る | ||
○江田委員 時間がもうないので、最後の一問にしますが、要は、岸田総理が給料をアップさせようという、僕は意図は正しいと思っているんですね。しかし、そのためにどうするか。 税金で控除率を上げて、給料がアップするとは思えません。企業の六割は赤字ですしね。三%賃金を上げたって、一%し...全文を見る | ||
○江田委員 この新しい資本主義、もう論点は多岐にわたりますので、引き続き議論させてください。 今日はどうもありがとうございました。 |