枝野幸男

えだのゆきお

小選挙区(埼玉県第五区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数10回

枝野幸男の2003年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月07日第156回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○枝野委員 民主党の枝野でございます。  今回の予算で、デフレを何とか克服したいという強い意欲だけは示されていますが、そもそも、デフレというのはどういう状況なんでしょうか。これは竹中さんで結構です。
○枝野委員 さて、このデフレから脱却しなきゃならない。要するに、物が売れないからデフレになるわけですね。それで、デフレを解決させるためには、物が売れるようになるか、それとも、物が余らないように供給を削減するか。まさか供給を削減するとは思っていないですよね。やはり物が売れるようにな...全文を見る
○枝野委員 マネーの話は、日銀が供給量を非常に緩和をしているのにお金が途中で詰まっている。これは、一番最後のところで中小企業金融の話でさせていただきたいというふうに思いますが、消費者の立場、一般の国民の皆さんの立場から考えてみます。  「改革と展望」の中で、政府は、二〇〇四年度...全文を見る
○枝野委員 微妙に論点をずらされてお答えになっているなと思うんですが、もちろん消費者は賢い。消費者は賢いという中で、どうしても欲しいものは高くても買う。それもそのとおりです。  しかし、全体として、マクロの日本経済全体としてどれぐらい消費が伸びるのか下がるのかということを考えた...全文を見る
○枝野委員 ところが、もう政府もお認めになっているとおり、今回の減税は、税制改正は先行減税だけれども税収中立だと。将来、今回減税になっている分はどこかで増税をして取り返す。しかも、その取り返す増税の中身というのは、酒、たばこという大衆増税であったり、あるいは配偶者特別控除の廃止、...全文を見る
○枝野委員 私も質問の中で今申し上げましたけれども、減税はされている、だけれどもその減税分は、税収中立で、いわゆる先行減税なんだから、将来その分増税しますと公言しているわけです。  そのときに、消費者の心理として、幾らことしの分だけ見たら減税ですと言われても、だけれどもその分は...全文を見る
○枝野委員 財源の話は後で。我々、八・八兆円分の財源を生み出すということで、民主党の予算案、きのう菅代表が提示をさせていただいていますが、財源は、きちんと必要度の小さいところを削減するということで借金をふやさなくてもできると私たちは考えています。  そして、まさに消費者、消費だ...全文を見る
○枝野委員 消費者の性向というのは、確かに消費税の税率が五%の国もあれば二〇%の国もあります。だけれども、これから増税になっていくんだという状況における消費者の心理と、それから将来について安心なんだという消費者の心理と、それはどれぐらい消費に向かうのかという意欲は全く違っている。...全文を見る
○枝野委員 聞かれたことに正面からお答えをいただきたいんですけれども、これでは消費者の皆さんが財布のひもを閉ざすんじゃないですかということを言っているんです。  確かに、医療保険制度というのは抜本的に見直さなきゃいけない。このままいったら、高齢者の方がどんどんふえていけば医療費...全文を見る
○枝野委員 抜本改革をしたいしたい、するんだするんだというのは、もう一年九カ月ずうっと聞いてきているんです。ずうっと聞いてきているんだけれども、抜本改革の話が出てこないで、負担増の話だけが具体的には出てきているというのが今の現状なんだ。これで本当に、将来ちゃんと医療制度を抜本改革...全文を見る
○枝野委員 それぞれ幾らぐらいずつですか。そして、何%削減したんですか。
○枝野委員 公共事業三%に絞ってやりましょう。  幾らですか。
○枝野委員 総理、これが大胆なんですか。
○枝野委員 いいですか、国民の皆さん。総理の言っている大胆な改革というのは、三%削減で大胆だという、それが大胆な改革なんだということを、国民の皆さん、ぜひよく聞いておいてください。  私どもは、例えば公共事業の国費部分で三・六兆円公共事業費をカットするということで、三・六兆円分...全文を見る
○枝野委員 まず、後段の話をよくきちんと反論しておきますが、私たち、一年九カ月前に、一年九カ月前の経済状況の中で政府支出から経済運営からきちんと間違えないでやれば、こんな税収減になっていませんから、三十兆の枠で十分縛れるんです。この一年九カ月、我々は経済運営の執行権を持っていない...全文を見る
○枝野委員 いいですか、国費ベースの公共事業予算を半減近く我々はカットする、三・六兆カットすると言っています。これは、特別会計の出入りの部分とか特別会計で移せない部分がありますから、完全に半減ではありません。でも、一般会計では半減する、三・六兆円削減して、これをほかのところに回そ...全文を見る
○枝野委員 そちらから出していただきましたので、民主党の基本的な予算の資料も配らせていただいていますが、大きな概略を御説明させていただきますが、今わざわざ資料を配らせていただいております。(パネルを示す)一番上にあるのが、政府の予算の主な項目配分です。資料を皆さんには配らせていた...全文を見る
○枝野委員 民営化をすると費用対効果を考えることになる、それは総理のおっしゃるとおりです。  そうだとすると、きのう菅代表もお尋ねをいたしましたが、直轄無料高速道路を今度また別途、この道路公団民営化の議論と別にやろうとしている話、それは矛盾しませんか。
○枝野委員 片方では採算性ということを考えて、民営化をすることで採算のとれない道路はつくらないようにするんだ、でも片方では、本当に必要な道路はちゃんと判断してつくるんだと。  ちゃんと必要な道路の判断を政府ができるんだったら、今の公団方式だって、必要な道路をつくりますということ...全文を見る
○枝野委員 政府の私的諮問機関というのはよくあります。私的諮問機関だったら今のような答弁もあるかもしれない。中の議論の中で複数の意見が出る、どうこう。これは、法律に基づいて、ここで、国会で我々も審議に加えさせられて、そして、国会で法律で決めてこの委員会をつくったんですよね。そして...全文を見る
○枝野委員 今の橋本行革云々というのは、それは法律ですか。法律ですか、それは。
○枝野委員 閣議決定と施行令、法理論上どっちが優先ですか。政令の方が優先じゃないですか。
○枝野委員 ですから、法律に基づいて過半数で決して出てきた意見書を、中で意見が分かれていたから云々だなんということは理由にならないんですよ。後から、やはり党内で反対する人がいそうだから、もっと骨抜きにするために、そのプロセスのところで意見が分かれていたと、法律上、答申の影響力には...全文を見る
○枝野委員 法律に基づいてでき上がった委員会の答申としての意見書なんですよ。そのプロセスは、皆さんはかかわっているかもしれませんけれども、国民との関係では、最終的に多数決で決められて決定したものが答申なんですよ。その答申にこう書いてあるのを、それを基本的に守るのか守らないのかとい...全文を見る
○枝野委員 私は、独自に努力をされるのは当然のことなので、そんなこと聞いていないです。法律に基づいて出てきている意見書なんです、これは。それに従うという法的な義務を道路公団も道路公団総裁も負っているんだ、負っているんじゃないですかということをお尋ねしているんです。  具体的に、...全文を見る
○枝野委員 ですから、今度は任命権者の方に聞きます。  この答申を基本的に尊重するということで、わざわざここに、現首脳陣にかわり、かわりですよ、現首脳陣にかわり直ちに複数の民間人を登用すると。ちなみに、同じ文書の後の方には、例えば、二〇〇二年度決算とか、二〇〇二年度内に作成する...全文を見る
○枝野委員 今おっしゃった後段のことがわかっているから、私は一番最初に総裁に、おやめになったらいいんじゃないですかと。  つまり、任期がある話だから、任命をした側から、あなた、やめてくれとは言いにくいでしょう、任期が切れていないし、不祥事もないのに。だけれども、道路公団の改革に...全文を見る
○枝野委員 結局先送りなんですよね。  この意見書に基づいて、民営化そのものの法律は来年の今ごろ出してくるんでしょう。だけれども、それに先立って「直ちに取り組むべき措置」ということで書いてあるから、今、何でやらないんだと聞いているんですよ。  その中には、ほかにも書いてありま...全文を見る
○枝野委員 もうちょっと、別の件で聞きます。  郵政を民営化する、民営化すると言いながら、公社化がスタートするだけで、そこから先のことは決まっていません。どちらに向いているんですか、この公社はということをお尋ねしたいんです。  総理、どちらに向いているんですか、この公社という...全文を見る
○枝野委員 聞かれたことだけ答えてください。どっち向いているんですか。どっち向いているかわからない法案だから我々賛成できないんですよ。その部分を聞きます。  この公社化をされた郵政公社は、従来の郵便局時代にやっていた業務よりも、業務範囲、拡大をしたりやりやすくしたりということは...全文を見る
○枝野委員 どちらの方向に向かうんですか。つまり、広げるという方向に向かうんですか、それとも縮小するという方向に進めるんですか。
○枝野委員 ということは、従来の郵便局のやってきていることと新しい公社がやることは、国民の側から見れば変わらないという理解でいいですね。
○枝野委員 この郵政事業の改革というのは、総理御自身も、就任のときの話、所信表明に対する質疑の中で私にお答えになっていますが、民業圧迫をしないということです。  ところが、公社になっても、郵政公社は税金を払いませんね、一般的な意味で。それから、貯金であれば、銀行預金には預金保険...全文を見る
○枝野委員 今の最後の答弁、総理、それでいいんですか、今の状況で民間との競争条件ほぼ一緒じゃないかという。  確かに、今度は固定資産税とかも払うようになった。でも、銀行の営業所とか生命保険の営業所とか、全部固定資産税を普通に払っているんですよ。郵便局は半額で済むわけですよ。いろ...全文を見る
○枝野委員 いいですか、総理が何をおっしゃっても、その前の総務大臣の答弁は、これなら民間と対等じゃないかということをおっしゃっているんですよ。総理が幾らそこで力んでおっしゃっていても、今、流れとしては公社化なんだから、もっとやりやすくするべきだという議論が実際にあるわけですよ。と...全文を見る
○枝野委員 大変大きいなと、多分、テレビをごらんになっている方、ラジオをお聞きになっている方は思っていらっしゃるんじゃないかと思います。  昨年、外務省のいろいろな不祥事があって、大使をおやめになったりとかした人の退職金幾らなんだという話で、一億近い額で非常に高いじゃないかとい...全文を見る
○枝野委員 指定職の直前までは、いわゆる管理職手当が、本俸とは別に管理職手当としてついている。ところが、指定職になった途端に、その管理職手当に相当するようないろいろな手当が本俸の中にどんと含まれる。その結果として、本俸の掛け算で出てくる退職金が一気にどんと上がるんですよね。こうい...全文を見る
○枝野委員 それで、その結果として、指定職までなってやめると、その毎月毎月もらっている給料として給料袋から渡されるお金としては、それは本俸なのか管理職手当なのか何手当なのかお金に色ついていませんから、余り変わらない、急にぐんと上がるわけではないのに、退職金のところだけは、ある瞬間...全文を見る
○枝野委員 だから、国会で決めているものだから国会で議論しているんですよ、おかしくないですかと。  確かに、その理屈はわかりますよ。例えば民間企業でも、役員になれば、それまでサラリーマンで上がっていって役員になる方でも変わります。でも、民間企業の場合、こうしていますよね。取締役...全文を見る
○枝野委員 ですから、理屈の話じゃなくて、実態としてアンバランスじゃないんですか。その実態としてのアンバランスを変えましょう、そういうところの制度に手をつけましょうというのが構造改革だったんじゃないんですか。結局、そういう構造改革の話になると、今の制度はこうなっていますからという...全文を見る
○枝野委員 全部論点がやはりずれているんですよね。試験制度のせいにする。  確かに、一種のペーパーテストみたいなもので、いい成績だから公務員になっていただくということではよくないでしょう。だけれども、結局、各役所で面接して、その面接に基づいて採用するんですよね。試験制度自体の中...全文を見る
○枝野委員 先ほど来繰り返し言っていますけれども、日本はILOの常任理事国です。この問題が、急に突然、ある日降ってわいたようにILOから勧告が出てきたんじゃないんです。長年にわたってILOは世界各国の公務員制度や労働条件についていろいろと調べて、その中で日本の公務員制度についても...全文を見る
○枝野委員 その中小企業の実態というところを金融庁がどれぐらいわかってやっているのか、あるいは銀行、金融機関がどれぐらいわかってやっているのかということが問題なんです。そして、日本の中小零細企業に対する金融というのは、私はやはり相当な特殊性があるというふうに思っています。  二...全文を見る
○枝野委員 マニュアルに幾ら書かれていても、これはテレビやラジオでお聞きになっている当事者の方が一番御存じだと思いますけれども、実際の現場ではそういう運用をなされていない。だから、中小企業に対する実際の貸し出しは大幅に減っているし、しにせで回っていたはずなのに何で倒れるんだという...全文を見る
04月15日第156回国会 衆議院 個人情報の保護に関する特別委員会 第3号
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○枝野委員 民主党の枝野でございます。  幾つか政府案と民主党案との違いについて……(発言する者あり)野党案との違いについて、失礼しました、私は野党案の提出者でございますので、主に政府の側に質問をさせていただきますが、まず一点、この法律で報道というのを五十条の二項で新たに定義を...全文を見る
○枝野委員 次に、五十条の「適用除外」を、組織と目的と両方で縛っておられます。  そこで、念のため伺います。  四号の「宗教団体」というのは、宗教法人法に基づく宗教法人に限られるのか、それとも、宗教活動をしていれば、法人格を持たない何らかの一定の団体でもいいのか。あるいは、一...全文を見る
○枝野委員 だとしたら、これ、宗教団体とか政治団体とかというので縛っていることの意味はどこにあるのか、私はよくわからないんですが、何か意味があるんですかね。
○枝野委員 ただ、先ほど、宗教団体については、宗教というのは一人でやって宗教と言えるのかという問題はありますが、政治活動の場合は、一人でやっているということはあり得ると思うんですよね。団体には、一人で政治活動をしている人は含まれるんですか。
○枝野委員 そうすると、例えば選挙に出ようと思って政治活動を始めて、ただ、残念ながらまだ仲間がいなくて一人でいろいろな人をあいさつ回りして、名簿がたくさん入ってきた、だけれども活動としては一人でやっている、この場合は入らないということでいいんですね。
○枝野委員 政治活動の自由との関係で、一人でやった者は規制されて、二人以上でやったら規制されない、そんなものは許されるんですか。
○枝野委員 今の話もおかしいです。政治資金規正法は、一人で政治活動をしている場合の個人としてのお金の出入りについて、ちゃんと別に規制をしています。個人でやっている政治活動の出入りのほかに、団体でやっている場合についての規制をかけているから、二人以上の場合を団体で定義しているんです...全文を見る
○枝野委員 全くおかしい。そうしたら、五十条一号に「(報道を業として行う個人を含む。)」とわざわざ書いてあることの意味は何なんですか。こっちは個人をわざわざ入れているじゃないですか。全然、矛盾ですよ。
○枝野委員 全くおかしい。一号では報道については個人を含んで、五号では政治については個人を含まないということは、一人でやっている政治活動というのは報道よりも価値が低い、報道の自由と政治活動の自由は、これはどちらも優越的人権で対等だと思いますけれども、政治活動の自由の方が小さい、弱...全文を見る
○枝野委員 では、何で報道については個人を含んでいて、政治団体には個人を含んでいないんですか。どっちもあり得るじゃないですか。報道だって個人でやる報道はあり得るけれども、政治活動だって一人でやる政治活動はあり得るんですから。それは規制を受ける。でも二人以上だったら規制を受けない。...全文を見る
○枝野委員 質問にちゃんと答えてください。  一人でやっている政治活動については、なぜ規制の対象にして構わないんですか。二人以上の場合は規制の対象から外すのに、なぜ一人だったら規制をしても構わないのか、その根拠をきちんと示してください。
○枝野委員 もう一度だけ言います。  なぜ一人でやっている政治活動については適用がされ、二人以上だったら適用されなくなるのか、そのことについてきちんと納得できる説明をしてください。
○枝野委員 ですから、では、なぜ二人以上でやっているものだけ優遇されるんですか。一人でやっているのは優遇されないということの説明にはなっていません。今、結果として団体だけを優遇していますと言っているだけですよ。なぜそうなるんですか。一人でやっている政治活動は価値が小さいんですか。...全文を見る
○枝野委員 今のは政府見解でいいんですね。小泉総理以下内閣としてそういう見解ですね。憲法問題だ、これは。内閣として責任持ってくれますか。(発言する者あり)
○枝野委員 違いますよ。聞いているのは、なぜそうしたのかという根拠について聞いているんですよ。  一人のやる政治活動は規制しても構わなくて、二人以上だったら規制しちゃいかぬということの意味は、それは一人でやる政治活動にはそれだけ保護に値する価値がないということを前提にしなきゃ、...全文を見る
○枝野委員 三十五条は三十五条で。三十五条でいいんだったら、五十条要らないじゃないですか。何で五十条をつくったんですか。
○枝野委員 いいんですね。この内閣は、一人でやっている政治活動は、二人以上でやっている政治活動、政治団体の活動に比べて価値が低い、そういう内閣だということをお認めになっているということで、先へ進みましょう。大問題だと思います。  主務大臣を置くのかどうかということが大変大きな問...全文を見る
○枝野委員 次、日本弁護士連合会の本来業務について、これについての主務大臣はだれですか。
○枝野委員 弁護士についてはそのとおりなんですが、日本弁護士連合会の業務について、そもそも主務大臣はだれなんですか、いるんですか。
○枝野委員 ですから、本来業務ということを聞いているんですよ。日本弁護士連合会は、当然弁護士の登録を受け付ける機能を持っているわけですから、当然弁護士の名簿を、二万人分ぐらいですか、持っているわけですよ。これは本来業務に関する名簿です、個人情報データファイルです。これについて主務...全文を見る
○枝野委員 弁護士会と聞いているんじゃないですか。弁護士会と聞いている。弁護士なんて聞いていないですよ、僕は。
○枝野委員 だから、その主務大臣、だれなんですかと聞いているんです。行使しないなんて、当たり前ですよ、そんなものは。だれなんですかと聞いているんです。
○枝野委員 日本弁護士連合会の本体業務については主務大臣がない、それでいいですね。
○枝野委員 ということは、これは主務大臣監督制にしていますが、主務大臣のないそういう分野があり得るということをお認めになる。つまり、この法律に基づく規制をかけてはいるんだけれども、それに基づく監督ですか、具体的には報告の徴収や勧告、命令等は全く適用されない、そういう対象があるとい...全文を見る
○枝野委員 それならそれで、ちゃんと立法上対応しなきゃいけないのじゃないでしょうか。欠陥ではないかということを申し上げておきます。  あと何点か聞きます。  ゴルフ場事業、これも本来業務、つまり、ゴルフ場の会員名簿とかを管理している、これについての主務大臣はだれですか。
○枝野委員 社団法人制のゴルフ場の場合、どうするんですか。
○枝野委員 そうすると、こういうことになりますね。固有名詞を挙げるのはやめましょう。社団法人制のゴルフ場で、会員制のゴルフ事業をやるということが主目的で、これは文部大臣、文部科学大臣だったと思います、ゴルフ場事業について社団法人の認可を与えているのは。経済産業省、通産省ではないと...全文を見る
○枝野委員 ところが、会員制ゴルフ場の会員がそこでゴルフをするのは本当にサービス業なんですか、どうなんですか。  つまり、社団法人制と預託金制のゴルフ場というのは、似ているのですが、法的には全く意味が違っています。預託金制というのは、自分がサービスを受けるためにお金を払って会員...全文を見る
○枝野委員 いいですね。主務大臣として関係省庁との調整をして出てきているということなので、また後でこのことについては、大臣として責任を持っての御答弁ということで、今の件をもう一回確認させてください。今のは、大臣として、政府として調整をして整理をした結果ですね。いいんですね。
○枝野委員 ケース・バイ・ケースって、そこで持っている個人情報について何か変なことをされましたといったときに、どこの役所に駆け込んだらいいのかわからないじゃないですか、そんなものは。ケース・バイ・ケースという話はちょっと、今のは答弁が滑ったんじゃないですか。
○枝野委員 別のことを聞きましょう。  インターネットオークションに関する、このオークション業務についての主務大臣はだれですか。
○枝野委員 IT担当でもいらっしゃるんですね。インターネットオークションと一般に言われる場合は、前国会で成立をした、いわゆるインターネットオークションのことを指しているつもりなんですが、その場合もそうですか。
○枝野委員 インターネットオークションの場合は、いわゆる競り売りとかをして、つまり、本人が買い受けて売るのではなくて、中古品などを売りたいという人が申し込んで、それを受けてインターネット上で買い受けたいという人が買い受けの申し込みをして、そこで売買が当事者間で直接成立する、この手...全文を見る
○枝野委員 古物商は。
○枝野委員 それで、去年の秋に古物営業法が改正になって、我々は反対しましたが、いわゆるインターネットオークションについてもその古物営業法の中に取り込まれているからどうなんですかと聞いているんですが、いいんですね、今の最初の御答弁で。
○枝野委員 いいですか、認可を受けているかどうかで分かれるんですね。つまり、古物商としての認可を必要とするんだったら警察庁も絡むけれども、そうでなければいわゆる小売サービス業だ、そういう区別でいいんですね。政府の見解としてそれでいいんですね。
○枝野委員 よくわからないです。三十六条一項二号には「事業を所管する大臣等」とちゃんと書いてあるんですが、それは何なんですか。やっている業に着目をするんですか。それとも、それが認可制とか登録制だった場合、認可や登録をしている先なんですか。これは物すごい大事なことなんで、ケース・バ...全文を見る
○枝野委員 内閣としてその見解で間違いないですね。確認します。
○枝野委員 もう一点だけ、主務大臣、主任の大臣について聞いておきますが、新聞社とかの報道機関についても、報道目的以外でやる、例えば新聞社等が著述目的以外の学術研究をしていた場合とか、新聞社の社史編さんのために個人情報を集めていたとか、こういった場合には、主任の大臣があって、その主...全文を見る
○枝野委員 もう一つの方はどうですか、学術研究は。著述目的以外の学術研究を報道機関等がやっている場合、どうなるんですか。
○枝野委員 著述を目的としない学術研究はたくさんあるから、五十条一項三号を置いたんじゃないんですか。今度は、五十条一項三号の存在意義がわからない。こんな、すぐ終わると思ったところで余りひっかかりたくないんですが、著述を目的としない学術研究はあるじゃないですか。そのことを聞いている...全文を見る
○枝野委員 余りあるかどうかということを聞いているんじゃなくて、どうなるんですかと聞いているんです。あり得ると思いますよ。それは、だって、例えば新聞社がやる世論調査なんかについてのいろいろなノウハウの蓄積で、著述を目的としてはいないけれども、社内で、こういう世論調査について、こう...全文を見る
○枝野委員 何度も議論をする場はあると思いますので、大事な点はほかにもありますから、聞いておきますが、今のように、いろいろな役所に分かれて、自分のところの所管がどこなのかも今聞かれても余りよくわからなかったりする、それぞれの部局で、本当に個人情報保護の趣旨、そして個人情報の取り扱...全文を見る
○枝野委員 まさにあらゆる役所、これは地方にも委任したりするんですからね。あらゆる役所にそういったことを徹底してトレーニングをきちっとするということのコストを考えれば、これはどの程度問題が生じてきて対応しなきゃならないケースが出てくるかも読めませんから、最初は小さな組織でスタート...全文を見る
○枝野委員 総務大臣の予算委員会における答弁が間違っていた、そういう話なんですが、これはそれだけで済むんでしょうか。しかも、まさにこの住民基本台帳番号の話というのは深刻な問題だとずっと言われてきているわけで、民間が勝手に使うんじゃないかと。それは今の御答弁だけで済まされるんでしょ...全文を見る
○枝野委員 だから、私は、大臣がうそを言ったと今追及しているんじゃないですよ。ほかのケースとちょっと違いますよ。だけれども、この時点で、いろいろちゃんともっと調べた方がいいんじゃないかとか、いろいろなことがあったのに対して、そういう報告を受けているんだからいいんだ、大丈夫なんだと...全文を見る
○枝野委員 要するに、今の話は、個人情報保護法ができようができまいが今のようなことがきちっと現場に徹底されていない、しかも、アングラなところでやっていたんならともかくとして、いやしくも銀行が、本人からなのかどうか、そこも私は疑わしいと実は思っておるんですが、住民基本台帳番号を結果...全文を見る
○枝野委員 まあ、あのときもやり合った話で、そのことを具体的に細かいことはやり合わない、今さら蒸し返しませんが、隠れて勝手につくっていたという案件ですよね、防衛庁リスト問題というのは。隠れて勝手にやっていた問題を、審査会をつくろうが何つくろうが、関係ないんですよね。隠れてやってい...全文を見る
○枝野委員 周知徹底ができていなかったからということで、やった人たち、これはたしか懲戒処分しているんじゃないですか。周知徹底ができていなかったからやっちゃったという話なら、もっと上の人、周知徹底の責任者が処分を受けなきゃならないんですが、これはどこなんですか、総務省なんですか、内...全文を見る
○枝野委員 懲戒権者の権限とおっしゃいますけれども、本当に本来周知徹底をしてもらうべき現場の何とか三佐とか、そういう人たちがそういうことを周知徹底してもらえていなくて結果的にやってしまったことなら、彼らに懲罰を与えるのはおかしくて、周知徹底すべきつかさつかさの責任者いるはずなんで...全文を見る
○枝野委員 野党案を読んでいないんですか。野党案の五十五条のところには、政府案の五十五条と似た規定がありますが、「専らその職務の用以外の用に供する目的で」という文言を抜いています。つまり、個人に使う目的だったとかというわけじゃない。あの防衛庁リスト問題もそうです。役所でうまく使い...全文を見る
○枝野委員 本人の目的が職務に使う目的であれば、お役人さんは個人情報について変なことをしてもいい、そういう思想に立っていらっしゃるわけですね。
○枝野委員 だから、そこがまさに問われているわけですよ。つまり、今の日本の役所の皆さんも、それはたまには例外はいますけれども、やはりみんなモラルは高いですよ。つまり、自分の金もうけのためとか自分の私的なことのために悪いことをする人はそんなには多くないと思いますよ。総体的に、ほかの...全文を見る
○枝野委員 行政というものに対する基本的な考え方がもしかすると違うのかなと今伺っていましたけれども、まさに、国民との約束に基づいて、つまりそれは国会でつくられた法律に基づいて、本人が幾ら主観的に、これは国のために役に立つ、社会のために役に立つ、職務のためにやったんだ、その主観とい...全文を見る
○枝野委員 そんなことは聞いていないんです。  私は、この少なくとも三つの役所にまたがる、法案そのものについては別ですよ、法案そのものについての調整は別として、少なくとも法案相互の関係と防衛庁リスト問題での処分という問題との兼ね合いについて、内閣官房は、行政各部の施策に関するそ...全文を見る
○枝野委員 内閣官房がまさに相談をされた、その相談で内閣官房としてどういう調整をされたのかということを官房長官にお尋ねしないと、これは、リスト問題で前回の国会がとまって出し直しということに至った、少なくとも、主観的には皆さんどうかわかりませんが、客観的経緯としてはそうなんですから...全文を見る
○枝野委員 それが出てくるまで質問できませんので、来たら質問を続けます。だから、理事会が終わりましたら。
04月16日第156回国会 衆議院 個人情報の保護に関する特別委員会 第4号
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○枝野委員 民主党の枝野でございます。  官房長官においでをいただきましたので、きのう官房長官いらっしゃらなかったので突っ込めなかった部分について、順次お尋ねをしていきたいというふうに思います。  まず、行政機関の個人情報保護に関する部分でございますが、きのうも申し上げました...全文を見る
○枝野委員 私は、内閣官房としてどういう調整をされたんですかとお尋ねしているんです。
○枝野委員 官房長官もあのとき委員会室にいらしたかどうかは私も記憶がありませんが、昨年の、主に私と総務大臣との内閣委員会でのやりとりというのは十分御承知であったというふうに思いますし、それから、防衛庁リスト問題が大変重大かつ深刻な問題として、メディア、世論も含めて大きく取り上げら...全文を見る
○枝野委員 ですから、その程度の問題だと。防衛庁リスト問題も行政機関の個人情報保護法案もその程度の問題なんですね。
○枝野委員 外務大臣のかわりのようなことをされる暇はあるようですが、本来の内閣官房としての業務については、こういう重要な案件も人任せで、何か総理に似てこられたようですが。  きのうも総務大臣は、防衛庁リスト問題についてでしょうか、周知徹底が十分なされていなかったというような趣旨...全文を見る
○枝野委員 周知徹底がなされていなかったというのは、何について周知徹底がされていなかったんですか。これは総務大臣で結構です。
○枝野委員 総務大臣は、防衛庁の職員に対して周知徹底する権限をお持ちなんですか、内閣法や国家行政組織法上。
○枝野委員 ほかの法案の審議に御迷惑を余りかけたくないと思ったので、防衛庁長官は必要ないと思ったんですが、そういう御答弁なら、防衛庁長官に来ていただいて、どういうふうな周知徹底ができなかったのか、そういうことをちゃんと聞かないと先へ進めないと思うんですが。
○枝野委員 官房としてはどういう把握をしているんですか。つまり、横並びの省庁ですから、総務省、総務大臣と防衛庁長官との関係で、防衛庁長官が庁内でどういう把握をし、どういう調査をしということは、総合調整である官房長官のところには連絡が入り、把握をする責任も権限もあると思うんですが、...全文を見る
○枝野委員 では、具体的に、本当に総務大臣がされていたんだったら、防衛庁の中のどういう部分が不十分で不徹底だったんですか。お答えください、防衛庁のことについて。
○枝野委員 今、官房長官が、連絡その他の権限が総務大臣にあるんだとおっしゃったから、どういう連絡を受けているんですか、防衛庁長官から。防衛庁リスト問題が、どういう周知徹底が不行き届きでこんなことが起こったのか。当然、総務大臣のところには報告が上がって、連絡が上がっていないと、上が...全文を見る
○枝野委員 ちなみに聞きますが、行政機関のこの法律ができ上がった、何らかの形でもし成立をした場合、その後も同じ構造ですね。
○枝野委員 だけれども、実際に具体的にやるのは、各役所の中の所管大臣がされるんで、各所管大臣がどのように各省内で周知徹底を図るのか、片山大臣に聞いてもわからないということは、これは全大臣そろっていただかないと審議できないということをみずからお認めになっているんですよ。
○枝野委員 だから、実際にこれは法律がつくられても、現に、今までも似たようなコンピューター関係の法律があって、そういう法律がありながら防衛庁には周知徹底されていない。これは大臣がきのうおっしゃったんですからね。周知徹底されていなくてああいう結果を招いてしまった。  この法律をつ...全文を見る
○枝野委員 だけれども、周知徹底の問題だとおっしゃったのは大臣なんですからね。防衛庁長官が、どこかで周知徹底が行き届かなかったんでとおっしゃったんじゃないですからね。  周知徹底が行き届かなかったんでと防衛庁長官も御認識で、内閣として御認識ならば、処分の相手が違うじゃないか、き...全文を見る
○枝野委員 今、「かな」とかおっしゃっていますが、言葉の揚げ足取りをするつもりはありませんが、周知徹底ができなかったせいで防衛庁リスト問題のような問題が起こった。それが不十分だったせいで起こったのか、それとも周知徹底はそれなりになされていたのに本人の問題として起こったのか、それと...全文を見る
○枝野委員 多分、頭のいい大臣のことだから、わざとずらしているんでしょうが、私は、処分どうこうという話をしているんじゃないんです。  あの事件が発覚をして、発覚をした上で新しい法律に出し直してくるんですから、当然のことながら、あのような事件が二度と起こらないようにと、それなりの...全文を見る
○枝野委員 わかっておっしゃられているんだと思うので、もう本当に、半分腹が立つのですが、その罰則が、今回の防衛庁リスト問題のようなケースは対象にならない、そういう中身になっているわけですよ。  そういうことについて判断される以上は、なぜ防衛庁リスト問題が生じたのかということにつ...全文を見る
○枝野委員 その答弁はきのうもお聞きをしたのですが、あの事件に今さらこの法律を適用して処罰しろだなんて言っていないんですよ。  あのような事件の性質は、少なくとも行政的には把握をしているわけですよね。行政的に把握をして、それで懲戒処分をしているわけですよ。その行政的に把握をした...全文を見る
○枝野委員 いいですか。聞かれていないことに答えていただきたくないし、今のお話はきのうもお聞きをしました。  処罰に値する行為なのかどうかということというのは、それは議論があります。前提として、当然のことながら、あれだけ問題になった防衛庁リスト問題について、これはこういう原因で...全文を見る
○枝野委員 その防衛庁長官から、少なくとも官房長官はしっかりとした認識の連絡を受けていないということは、この間の議論で、きょうの議論でも明らかになったじゃないですか。調整が不十分だった。少なくとも、この法案の立法事実となるべき今回の防衛庁リスト問題がどういう理由でああいうことにな...全文を見る
○枝野委員 だけれども、結果的になぜあんな事件が起こったのかということについては、言葉の揚げ足取りをするつもりはありませんから、周知徹底が不十分ということの意味を細かくは聞きませんけれども、きのう来の御答弁を議事録ができたらきちっと御本人にも読んでいただければわかると思いますが、...全文を見る
○枝野委員 私がお尋ねしているのは、防衛庁のリスト問題についても周知徹底が不十分だったとすれば、それは、防衛庁長官、防衛庁の問題なのか、それとも総務省の問題なのか。だけれども、今の法体系の中では、それは各所管大臣の責任になるんですよね。それは、総務大臣としては各大臣には言うけれど...全文を見る
05月23日第156回国会 衆議院 法務委員会 第17号
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○枝野委員 民主党の枝野でございます。  私は、主に、今修正案も出されておりますが、弁護士法の五条、六条関係についてお尋ねをさせていただきたいと思います。  まず、私には、司法修習生となる資格を得た後、国会議員を五年以上やったら司法修習が免除される、この理屈がさっぱりわけわか...全文を見る
○枝野委員 よくわからないんですが、一般的に、いろいろな経験をした人が司法修習を受けないでも例外的に弁護士資格を持つということ自体を否定するつもりはありませんが、では、そもそも、ここから行きましょう。司法修習生となる資格を得た後といった場合、大部分は司法試験に合格した後ということ...全文を見る
○枝野委員 では、弁護士法自体に、その後司法修習を受けたということが要件ですから、弁護士法の意味として、学識、応用能力があると司法試験で判定された人に、何ですぐに弁護士資格を与えないで一年半も修習させるんですか。
○枝野委員 国会議員は法曹の実務を実際に体験しますか。
○枝野委員 例えば、市議会議員さんは条例の作成の仕事をしているわけですよね。県会議員さんも条例の作成の仕事をしているわけですよね。では、その人たちはいいんですか。
○枝野委員 司法修習は、さらなる知識とも先ほど大臣はおっしゃいましたが、見識、知識だけではなくて、実務法曹としての体験を積むということが、試験に受かっただけではなくて、一年半必要なわけで、税金を使ってやっているわけですよね。それにかわり得るような法曹実務家としての体験を国会議員は...全文を見る
○枝野委員 だったら衆議院の法制局と参議院の法制局を廃止して、そういう仕事も国会議員がやるというんだったらよくわかりますよ。法律実務的な仕事は法制局の皆さんにみんなお願いしているじゃないですか。こういう政策を実現したいというのは政治家の仕事としてやりますよ。それを法律にするという...全文を見る
○枝野委員 見識だったら、国会議員じゃなくたって、法律の解釈をいろいろ考えなければ実業だってできない。いろいろな御商売をされている方だって、法律の解釈ができなければ商売が成り立たない職場はたくさんありますよ。見識だったら、この国は、どういう法律であるべきかだなんて、国会議員じゃな...全文を見る
○枝野委員 では、政策担当秘書も、五年やったら法曹資格を与えたらいいですね。国会の職員の皆さんなんか、もう毎日毎日、毎年やっているわけですから、国会職員の皆さんも全部上げなきゃいけないですね。私設秘書だって、事務所によってはそのプロセスをやっている人たちはたくさんいますよ。何で国...全文を見る
○枝野委員 では、司法試験受かっていない国会議員にも与えたらどうですか、そんな立派な仕事をしているんだったら。法律の知識がなきゃできないんでしょう、そんな法曹実務経験をするのと同じぐらいの見識を持って、経験をするんでしょう、国会議員は。だったら、司法試験受かっていなくたって法曹資...全文を見る
○枝野委員 司法試験に受かっていらっしゃらない、つまり、司法修習生となる資格を得ていない国会議員の方はたくさんいらっしゃいます。その方は、今おっしゃったような意味での法律的な知識がなくても、国会議員として立派に仕事をされています。  つまり、国会議員としての仕事のベースには、も...全文を見る
○枝野委員 逆に、実態論から行きましょう。  本当に、例えば私も弁護士資格を持っています。国会議員になる前に二年間弁護士をしておりました。国会議員の仕事をして十年になりますけれども、忘れていくんですよ、普通は。今いきなり弁護士の仕事をしろと言われたら大変ですよ。それも、一応司法...全文を見る
○枝野委員 国会議員のやっているいろいろな利害の調整の仕事と法曹実務がやらなきゃならない利害の調整の仕事は、全然異質じゃないんですか。  国会の政治的な調整とか利害調整というのは、法律がないところで、あるいは法律が不備なところで、どうやって利害を調整するかということが我々の仕事...全文を見る
○枝野委員 違う視点から聞きましょう。  司法試験の制度を大きく変えて、ロースクール制度を導入するということなんですが、何でこんなことにしたんですか。
○枝野委員 私はその意見に同意をしていませんでしたけれども、今までの司法試験ではそういったところに落ちがあるということですよね。  ほとんどの人は、皆さんからすればちょっとおかしいと思っていた司法試験に合格している人たちなんです。それでも、司法修習を一年半なり二年なりやって、二...全文を見る
○枝野委員 直接お答えをいただいていないと思うんですけれども。新しいプロセスの中で司法修習生となる資格を得た後ということだったら、まだ話はわかるかもしれない。だけれども、知識偏重で、受験テクニックでごまかしがきくような、私はそう思っていませんよ、だからロースクールは今でも反対です...全文を見る
○枝野委員 質問に答えていただいていないんですよ。  私は、五条の二の関係について、いろいろ問題はあるけれども、ここは別に今問題としていないんです。五条の二で、いろいろな経験を、法律家の実務的な経験を積まれた方には、司法修習がなくてもそれにかわり得るといって法曹資格を認めるとい...全文を見る
○枝野委員 いや、今のはお手盛りじゃないですかという話にお答えいただいていないんですよ。民間はこんなに絞っているんですよ。何で国会議員だけ無条件で与えるんですか。  大臣お認めになったように、国会議員だっていろいろな仕事をしているわけですよ。私も確かに、この法務委員会に長くいさ...全文を見る
○枝野委員 そろそろ時間になるので終わらなければいけませんが、本当に今の話を有権者、市民の皆さんに堂々とおっしゃれますか。私たち国会議員は、立法活動をしているので、司法研修所に行ってトレーニングを受けるのと同等以上のいろいろな法律的な見識を深めているんですと、本当に堂々と国民の皆...全文を見る
07月18日第156回国会 衆議院 予算委員会 第26号
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○枝野委員 民主党の枝野でございます。代表、幹事長に引き続きまして、私から。  先ほどの、税金を食い物にするお化け、我々はこれを退治していかなきゃならないと思っておりますが、まさにその象徴的な姿、天下りにも絡んでおりますし、道路公団の問題、この間、いろいろな委員会で追及をしてき...全文を見る
○枝野委員 それで、この四月十六日の会合、思い出されましたか、どういう会合だったか。
○枝野委員 私どもの入手した情報によりますと、公団側から、藤井総裁のほかに、平井総合情報推進役、それから、濃添中部支社長、長尾企画部企画課長、芝村高速道路部調査役が出席をしていたというふうな情報を聞いております。  それぞれ確認をいただいているかと思いますが、こうした方々が一緒...全文を見る
○枝野委員 総裁は、国会の質疑、これは長妻委員に対する答弁だったでしょうか、私的な会合とかとおっしゃっておられるようですが、私的な会合なんですか。
○枝野委員 それでは、私的なというこの間の答弁は虚偽であったということをお認めになるわけですね。
○枝野委員 言葉の揚げ足取りをするつもりはありませんが、まさにお仕事でしょう。民営化に向けていろいろな関係者の方と、総裁が一人で聞いているわけじゃない、複数の公団幹部の方とお話をされているわけですよ。それを私的な会合ですと言うのは、これはどう考えたって、一般的な日本語の使い方とし...全文を見る
○枝野委員 だれが声をかけたんですか。
○枝野委員 では、だれが幹事役なんですか。調べておいてくださいということを申し上げていますよ。だれが幹事役なんですか。
○枝野委員 連絡役の話をしているんじゃないですよ。  では、まずこう聞きましょう。どなたからどういう御意見をこの日お伺いになったんですか、教えてください。
○枝野委員 そして、そこでこういう話がありましたという議事録と称するものができ上がっているんです。出席されている方のお名前それから会合の場所、時間、全部、事実に合っているんです。中身だけ、だれかが、今の、しかも公団の幹部の方と公団の総裁がわざわざお出かけになってお話を伺うような、...全文を見る
○枝野委員 問題は、ここで総裁が御発言になっているとされている発言が問題なんです。だから、それが本当なのかどうかということをるる聞いてきているわけです、何度にもわたって。  正式な会議録かどうかはわからないです。だけれども、こんなクローズの会、この出席者の名前まで全部ぴったり合...全文を見る
○枝野委員 この文書をお認めになったようですね。都合のいいところだけお認めになって。全体は、ちゃんとこれ、この後、記者会見でマスコミにも全部配ろうと思っていますので、全体を読んでいただいた方がどういう印象を持つか。ある部分だけこういうことを言ったんだと今お認めになっていますから、...全文を見る
○枝野委員 濃添さんは四月の時点では、これは四月からのが書いてありますが、四月の時点では中部支社長だったんですよね。この出勤簿は、所属、民営化総合企画局と判この押してある出勤簿に、四月の分まで全部判こを押してあるのですよ。  よほど、きのうの夜、通告されて慌てたんでしょうね。こ...全文を見る
○枝野委員 いいですか、ちょっとテレビをごらんになっている国民の皆さんに御説明しようと思いますが、出勤簿を出してくださいと。それは別にこういうことを追及しようと思ったんじゃなくて、公務だったのか、私的で休暇をとっていたのかということを確認しなきゃいけないと思って、四月十七日の出勤...全文を見る
○枝野委員 これは、だれが押したとかなんとかになると、文書偽造の話になりますよ。勝手に人事が押したんですかね、それとも、後になってから本人が押したんですかね。いずれにしても、こんなどんぶりをやっているということですよ。出勤簿すら、後になってから押しましたと堂々とお認めになっていま...全文を見る
○枝野委員 この規程は公団の方からいただいたものだというふうに理解をしていたんですが、そこのところ、ちょっと確認をさせていただかないといけないですね。  もう一点、こちらの方が本質に直接つながるかなと思っていますが、例の会計帳簿が、会計の整理、財務諸表が別途あると言われている話...全文を見る
○枝野委員 総裁、総裁は国会で、こんなものはおれたちは全然知らぬ、課長補佐クラスで勝手にやったんだと堂々と今まで答弁してきているんですよ。  いいですか、理事も出る正式な会議のところで、文書も出して、そして全国の支社から情報を集めて、そして計算をしているんですよ。最終的にだれが...全文を見る
○枝野委員 だれも正式な財務諸表だなんて言ってませんよ。一度つくったものをもみ消したから問題になっているんですよ、都合の悪い数字が出てきたから。勉強会だろうと、どういう名前だろうと、公団の組織として把握をして、公団の正式な会議に乗っかって勉強して、作業を進めていた、そうしたら都合...全文を見る
○枝野委員 それじゃ、その調査の中で、きのう、減価償却結果を示した電算出力票が段ボール一箱分以上あると言われていますが、提出されているはずです、きょうは出してくださいと申し上げましたが、出していただけないようです。本当にそれが値しないものなのかどうか、内部で見たってだめですから、...全文を見る
○枝野委員 いいですか、今のいいですね、すべての資料と言いましたね。加工したものじゃなくて、原本ちゃんと出してくださいね、コピーでいいですから。いいですか。  今、これは何が問われているのかというと、今道路公団は赤字なのか黒字なのかが、国民の皆さん、問われているんです。道路公団...全文を見る
○枝野委員 終わります。  総裁がちゃんとやっていないという資料は全部野党から出ていますから、総理の監督じゃないですからね。そのことを申し上げておきます。
10月01日第157回国会 衆議院 予算委員会 第1号
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○枝野委員 民主党の政調会長を務めております枝野でございます。  小泉さんのおっしゃる改革、スローガンとしては一つの考え方を示されているのかもしれませんが、残念ながら、二年半たっておりますけれども、具体的に何をされるのかというのが全く見えない。スローガンはよくても、具体的な中身...全文を見る
○枝野委員 全く答えになっていないですね。  では、代表も代表質問で聞きましたが、具体的に聞きましょう。  今、郵便貯金の資金量というのは、二百五十兆円程度でしょうか、大変膨大な金額であります。日本国内のあらゆる金融機関よりも圧倒的に多い資金量を持っております。これを民営化す...全文を見る
○枝野委員 この部分がはっきりしないと、民営化がいいことなのか悪いことなのか、国民の皆さんにも判断できないと思うんですね。  基本的に、今民間の銀行、つまり民間で、国民の皆さんから預金を集めて、その預金を貸し出しして、それで利益を上げている、プロの皆さんが集まっている民間の銀行...全文を見る
○枝野委員 いいですか。十七年に改革法案を国会に提出するという話なんですよ。そして、これを主導してきている小泉総理は、十年以上にわたって郵政を民営化するとおっしゃってきていて、政権についた最初のところから、もう既に二年半、このことを検討されてきているんじゃないですか。全く検討して...全文を見る
○枝野委員 結局、二年半議論をしてきたけれども、三つの案が懇談会から出てきて、さあ、どれがいいのか、これから国民の皆さんの議論を踏まえて。  政権として、自民党として、十七年度に法案をお出しになって十九年度から民営化するということはお決めになっているけれども、どういう形で郵貯、...全文を見る
○枝野委員 だれも法律違反だなんて言っていません。だけれども、民間でできることは民間でやるというのが郵政三事業民営化の柱、民業圧迫をしないというのが柱。  しかも、私、この予算委員会でも以前やらせていただきました、公社化するのは結構ですけれども、公社化をして民業を圧迫するような...全文を見る
○枝野委員 確かに、国営であるいは公社で行っているからこそ、採算のとれない山の中にも支店があったりするわけですよ。そうですよね。民間の企業で、利益を求めるんだったら、採算の合わない支店は閉じますよ。  では、民営化するということは、採算とれないところは将来閉じるという前提でいい...全文を見る
○枝野委員 今も後ろからもやじが飛んでいますが、論理矛盾じゃないですか。民営化ということは、国がかかわらないで民間としてやらせるわけじゃないですか。民営化をすることということのメリットは、経済合理性に基づいて、採算の合わないことはやらない、もうかるところをやる、それが民間じゃない...全文を見る
○枝野委員 そういう判断ももちろんありますよ。ここは採算とれないけれども、いろいろな経営上の判断で、採算のとれない店だけれども置いておくとか、それはあり得ますよ。しかしながら、そんなことを政治が、政府がコントロールできなくするということじゃないですか、民営化するということは。 ...全文を見る
○枝野委員 私たちは、今取るべきだと言っているんですよ。なぜかといったら、現実に民間の生命保険会社や民間の銀行、経営が今苦しい。苦しいことについては、私は当事者の自己責任もあると思います。しかしながら、今国がやっている、国が保証をしている、国の信用で裏づけられている。  特に生...全文を見る
○枝野委員 そうです。採算が合わないんです。今の基準で郵便事業をやらせたら、採算に合わない。今、政府の保証がついている郵便局だから採算に合っているんです。もし民間でできることで民間にやらせるということだったら、もっと参入の壁を低くすればいいじゃないですか。ポストの数が幾つなきゃい...全文を見る
○枝野委員 結局、何だかんややたらと理屈をつけて民間参入をさせない、今までの郵便を守るという答弁にしか私には聞こえないんですが。  麻生大臣、念のためお尋ねしますが、麻生大臣は、小泉総理の指示を受けて、郵政民営化に賛成であるという理解を私はしていますが、仮に自民党の何とか部会と...全文を見る
○枝野委員 小泉総理は、一貫して郵政民営化をおっしゃっておられる。変わらないことは一ついいことなのかもしれませんが、変わらない、同じことを言っているということは、実行されていないということにほかならないわけで。  以前、九二年でしょうか、小泉さん、郵政大臣をしておられましたとき...全文を見る
○枝野委員 失礼しました。正確に言いましょう。事実関係を明確に把握していただいて、私の言ったような発言をテレビで明確におっしゃっていたんだったら、当然罷免に値する話だと私は思います。  つまり、今までの自民党政府、何をやってきたか。例えば、かつて大型間接税のときもそうでした。東...全文を見る
○枝野委員 それじゃ、今の問題点に、厚生省ではなくて厚生労働大臣としての案しか出ていないし、あるいは財務省も何か案を出しておられるようですけれども、これこそ郵政よりもっと早い、来年の通常国会、あと三カ月ぐらいで国会に法案を出すという話なのですが、具体的に何をどう変えてくれるのか、...全文を見る
○枝野委員 平成十六年度に次の年金改正をするというのはいつから決まっていたんですか。三カ月ぐらい前に決めたんですか。何年前から議論をしてきているんですか。  今回、国民の皆さんに選択をしていただく選挙をするというときに、いや、それは決まらないから選挙が終わってからやります、これ...全文を見る
○枝野委員 我々の政権公約、マニフェストに具体策がないとかいろいろな御批判をされていますが、じゃ、どういう財源で、どういうふうにやるんですか、坂口厚生大臣。
○枝野委員 いや、三分の一から二分の一へ税金の負担を引き上げましょう。税金から払う、つまり一般財源、政府の予算から出す負担部分を引き上げましょう。つまり二兆七千億円、年金のために、皆さんからお預かりしている税金から出す額をふやしましょうということですよ。その二兆七千億円を来年から...全文を見る
○枝野委員 税制改革ということは、お金が足りないから税制改革するということは、増税をするとしか聞こえないんですが、ほかに何かやることあるんですか、増税以外に、税制改革というのは。
○枝野委員 私たちは、国民の皆さんに従来から約束していました。我々も実は約束しています。実は国会でも決議を上げています。  ただ、二兆七千億という膨大なお金を一気につくり出すためには、増税をする以外にはなくなってしまうでしょう。しかし、私たちは、まさに国民の皆さんの最低限の年金...全文を見る
○枝野委員 そうすると、今、高速道路の計画、全部で九千三百四十二キロあるわけですけれども、全部をつくるわけではない、つくるものとつくらないものが出てくる、まずこういう理解でいいですね。
○枝野委員 だから、あいまいにぼかさないでくださいよ。昔の政治家や古い政治家と違うんですから。  つくらない部分もあり得るわけですね、今計画されているものの中で、可能性として。いや、つくらないと決めてはいないかもしれない、つくらないものもあり得るということでいいですね。
○枝野委員 ちょうど、きょうは十月一日でして、五年前のきょう、十月一日に、石原さんと一緒に金融再生法を最終合意した日でありまして、大分自民党の政治家っぽくなってこられたなと残念に思いながら今の答弁を伺いましたが、国土交通大臣としてリーダーシップを発揮して、つくらぬものはつくらぬと...全文を見る
○枝野委員 よくわからないんですが。  じゃ、何のために民営化するのか。つまり、採算とれなくても必要な道路はつくる、それはそうですよ、そのとおりだと思います。私は否定しません。じゃ、民営化する公団は何なのか。これは要するに採算のとれるところだけは民営化でやる、採算のとれないとこ...全文を見る
○枝野委員 一つは、今までの自民党政権では道路公団を管理、コントロールできなかったということを石原大臣はお認めになった。まあ、これは率直で結構なことだというふうに思います。  それでは、民営化をして、株主ができると言いました。しかし、いつまで料金を徴収できるのか、料金が徴収でき...全文を見る
○枝野委員 いいですか。料金を徴収し続けている間は、その道路はその民間会社のものでしょうから、サービスエリア、パーキングエリアに対して特許的に優遇してもいいかもしれませんが、無料になった瞬間に国のものに戻ったりするんでしょうから、そこでは、その民営化された、そして通行料金収入がな...全文を見る
○枝野委員 民主党のマニフェスト、第一次集約ですから最終確定版じゃありませんが、一部分だけ読んでいただいて、それはそれで結構なことなんですけれども、私たちは、そもそも、道路特定財源を一般財源化するとは言っていますけれども、では、その金を道路に使っちゃいけないだなんて言っていません...全文を見る