枝野幸男

えだのゆきお

小選挙区(埼玉県第五区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数10回

枝野幸男の2013年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月22日第183回国会 衆議院 法務委員会 第4号
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○枝野委員 大臣、よろしくお願いいたします。  裁判所職員の定員ということで、まず法曹人口全体のことについてお尋ねをしたいと思います。  事実確認ですので政府参考人で結構ですが、まず、法曹の供給源である司法試験の合格者の数。私は昭和六十三年の合格でございますが、そのころ、そし...全文を見る
○枝野委員 その上で、法曹三者それぞれの人口の推移でございますが、法務省がつくっていただいた資料のコピーをきょうの配付資料として資料一で配らせていただいています。後でちょっと触れますが、このグラフは意図的なのかどうかわかりませんが、非常にわかりにくくなっております。  まず、弁...全文を見る
○枝野委員 これは最高裁の方にお尋ねいたしますが、これに対して裁判官の数でございますが、平成二年には二千人余りであったものが、十四年で二千三百人弱、十八年で二千五百人余り、平成二十五年、今回の法改正で二千九百人余りとなると。これを計算すると、二十年ぐらいの間におおむね一・五倍弱ぐ...全文を見る
○枝野委員 同じことを、今度、検察官についてでありますが、検察官は二年に千二百人弱、十四年に千四百人余り、十八年に千六百人弱、二十五年に千八百人余りと、こちらは二十年余りで一・五倍強、平成十四年からの十年で一・二九倍ということでよろしいですね。
○枝野委員 お手元に配らせていただいている法務省からいただいた資料だと、実は、法曹三者はそれぞれふえているんですが、ふえているスピードが弁護士と比べて裁判官や検事はペースとして約半分ぐらいという、このペースの違いがこのグラフだとよくわからないんですけれども、実態としてそういう現実...全文を見る
○枝野委員 一方で、先ほどあったとおり、私も申し上げましたとおり、司法試験に受かって、研修を終えて、しかも、最近はロースクールにばか高い金を払った上で、だけれども、弁護士になったけれども仕事がない、就職先がない。  ちょっと考えてみれば、弁護士の数、私が弁護士になったときの倍ぐ...全文を見る
○枝野委員 多分、裁判官の数をふやすといっても、例えば検事の数をふやすといっても、予算の問題があります。だったら、とりあえず合格者の数を少し減らしたらいいんですよ。そうすると、弁護士のふえるスピードが減りますよね。裁判官や検察官の採用数、予算との関係でイコールだとしても、合格者の...全文を見る
○枝野委員 そこで、司法試験の予備試験のことについて確認をさせていただきたいんですが、これは十年ぐらい前に法務委員会で私も確認をした記憶があるので、今も変わっていないかという確認をさせていただきたいと思うんです。  司法試験の予備試験は、選抜試験ではなくて、水準の認定試験である...全文を見る
○枝野委員 そこでなんですが、資料三をごらんいただければというふうに思います。  昨年の司法試験の合格者の法科大学院別合格者数でございますが、トップは予備試験、しかも断トツの六八%。二位の五七%と比べても断トツですし、これを見ていただければ、五〇%以下の法科大学院が大部分という...全文を見る
○枝野委員 先ほど、予備試験は、法科大学院を出ていない人に法科大学院を修了している程度の水準があるのかどうかということで試験をして、合格者を決めているという趣旨のことをおっしゃいました。ということは、日本の法科大学院は全て、予備試験で求めている法科大学院の教育水準に達していないと...全文を見る
○枝野委員 久しぶりに法務委員会で質問するので、前回いつ質問したかなと思ったら、私の検索が間違っていなければ、十年ほど前に、一番直近のは十年前の五月ぐらいに、司法試験に受かっていて国会議員をやっていたら修習を受けなくても弁護士資格を与えるというのは本当にいいのかとやったんですが、...全文を見る
○枝野委員 済みません、四年ぶりの質問なので、時間配分がなかなか難しくて、最後にちょっと二つのことを、まず文科省と、最終的に大臣にお尋ねして終わりたいと思います。  私は、十年ぐらい前の議論のときに、当時の普通の大学の法学部よりも、いわゆる司法試験予備校の方が、単なる受験テクニ...全文を見る
○枝野委員 終わりますが、今の仕組みが、実はプロセスで選んでいない、まさにこの合格率ですから。というゆがみが生じてしまっているので、それは、だったら一発勝負にかけるということになっているというわけですから、そこは十分御理解されていると思いますが、ぜひリーダーシップを発揮して、いい...全文を見る
04月03日第183回国会 衆議院 法務委員会 第6号
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○枝野委員 よろしくお願いいたします。  済みません、赤羽副大臣にも来ていただいているので、ちょっと順番を変えて、そちらの問題から先にやらせていただければというふうに思います。東京電力福島原子力発電所事故による損害賠償請求の時効の問題でございます。  これについては、二月の四...全文を見る
○枝野委員 ありがとうございます。大臣にもぎりぎりの線で踏み込んでいただいて、感謝を申し上げたいというふうに思います。  東電の損害賠償債務については、一定の前進と評価ができるというふうに思っておるんですが、実は、ここは言い方を注意してやらなければいけないと思っておりますが、実...全文を見る
○枝野委員 となりますと、今の状況で、来年の三月十一日が、あるいは十二日とか十三日とかが起点になるかもしれませんが、三年がたつわけでございます。  東電に対する請求権は時効ではねられることはないだろうというふうに思っていただけると思うんですが、そのときに、例えば訴訟とかいろいろ...全文を見る
○枝野委員 なかなか即答いただけないのは十分わかっているつもりですが、ぜひしっかりと検討してください。  私も、四カ月前までそちら側の立場でこの問題に対応しておりましたが、その責任もありますので、被害者の、特に弁護団などの皆さんとはいろいろと意見交換等しておりますが、やはりあれ...全文を見る
○枝野委員 ここから先は、実は私も司法制度改革のときにそこまで思い至らなかったですし、その後、与党をやらせていただき、政府の仕事をさせていただいたときも気がつかなかったんですが、最近ふと気がつきまして、実は、ロースクールの定員を、そもそも最初から、司法試験の合格者の総定数に合わせ...全文を見る
○枝野委員 さて、この医学部の大学設置や定員についての認可、定員の大枠を定めていることについての法令上の根拠は何でしょうか。
○枝野委員 それでは、確認をいたしたいと思いますが、政策論としてロースクールの定員を縛るのかどうかということは別として、縛ろうと思えば閣議決定と文部科学省告示で縛ることは法令上可能であるということですね。
○枝野委員 要するに、政策論としてこれでいこうということであれば、法律の改正すら要らない、閣議決定と文部科学省の告示でできる。それで、医学部については入学定員を枠をはめて、したがって、医師の国家試験についても、大学によって合格率に差はありますが、普通の方は、医学部に入れば、普通に...全文を見る
○枝野委員 これはどちらかだと思うんですよ。  実は私は埼玉でございまして、埼玉は国公立の医学部のない県でありまして、県立の医大が欲しいというかなり強い声がありますが、まさに医学部についてはああいう枠がはめられているので、なかなかそう簡単につくれないというようなことの壁にぶつか...全文を見る
○枝野委員 ということは、つまり、一年間無収入ということを前提にしているわけなんですよね。  一年間無収入を前提としていて、例えば実務修習というのは、もちろん東京修習の方もいらっしゃいますが、今は埼玉の和光の研修所で最初と最後二カ月ずつの四カ月ですか、もうちょっと短いのかな、や...全文を見る
○枝野委員 普通は、早くて二十四歳で司法研修所に入るわけですよね。専念義務があるからバイト等をしてはいけないから、一般的には他に収入はない、とりあえず旅費、つまり移動の本人の電車代は出るかもしれないけれども、引っ越し費用も出ないということで、一年間どうやって食べていくことを想定、...全文を見る
○枝野委員 これは幾つかの考え方があると思います。簡単ではない。  確かに、司法研修所を出て、それこそお金の稼げる事務所で弁護士をやれば、それはロースクールの費用を含めて短い期間であっという間に、例えば借金をしたとしても返して、大きな個人的な収入も得られるという人も出るでしょう...全文を見る
○枝野委員 ありがとうございました。
04月10日第183回国会 衆議院 予算委員会 第22号
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○枝野委員 よろしくお願いいたします。  教育にはいろいろな観点からの問題点がありますが、経済的な理由等により十分な教育の機会を受けられない、こういったことがあると、機会の均等、頑張った者が報われる社会をつくっていく上での大きな障害となります。  親の経済力と、学力やあるいは...全文を見る
○枝野委員 親の立場からすれば、ほとんどの親御さんが子供にはできるだけの教育を受けさせたい。したがって、自分の収入の範囲内で最大限の教育を受けさせようと多くの親御さんが思われる。したがって、親の経済力によって教育にかけられるお金に差がついてくるというのは、親の立場からすれば、私も...全文を見る
○枝野委員 奨学金とか授業料の減免ということは大変重要なことでありますが、例えば大学に進学をするといった場合に、高校の授業だけで希望するような大学に受かる方もいらっしゃるかもしれませんけれども、多くの高校生が塾とか予備校とかいろいろ通われる。こういったところには今のような支援とい...全文を見る
○枝野委員 確かに、この二〇〇〇年代の半ばというのは、景気がいいと言われていた時期がありました。ただ、やはり世の中の受けとめは、失われた二十年ということであります。それには理由があります。  お手元に資料も配らせていただいておりますが、ちょうどこの景気上昇局面の時期に平均給与が...全文を見る
○枝野委員 景気回復局面にもかかわらず、しかも、景気回復局面がこんなに長く続いたにもかかわらず、その間、平均給与は下がり続け、そして非正規雇用者がふえ続けました。  パネルまで用意はいたしませんでしたが、この間起こっていることは、所得階層別の人数、所得が年間百万円以下の皆さんの...全文を見る
○枝野委員 物価が上がりそうだということは、今の為替の相場から考えればそのとおりだと思います。少なくとも輸入品の値段は、円安になった分だけほぼ自動的に、あるいは、実は自動的にできないことで輸入品を国内で販売している中小企業などは大変御苦労されていますけれども、のみ込めない部分につ...全文を見る
○枝野委員 わかりました。  デフレからの脱却に少なくとも円が安くなっていることは効果があるということは好意的に私は受けとめたつもりなんですが、今おっしゃっているのは、要するに、通貨をじゃぶじゃぶ、お金をたくさん刷って市中に出す、だからインフレになる、デフレから解消するというこ...全文を見る
○枝野委員 二つのことを申し上げたいと思います。  日銀の人事については、二〇〇八年とか九年ごろでしたか、そのころはいろいろ我が党も日銀の人事に国会の同意権を使って影響力を行使しましたが、二〇〇六年のころの日銀の人事については、これは自民党と公明党の政権でお決めになった日銀の人...全文を見る
○枝野委員 最終的に、投資をして、それは物であれサービスであれ、あるいは販売であれ、その結果として最終消費者がお金を出して買ってくれる。お金を出して買ってくれるから工場に投資をする、店舗に投資をする、あるいは新しいサービスを起こすために投資をするわけであります。その最終的な消費者...全文を見る
○枝野委員 期待をされるのは結構です。それから、この局面で賃金を上げていらっしゃる会社があるのはそのとおりです。  でも、実は、この前回の景気上昇局面のときも、景気は上昇しているけれども、それが賃金などに反映されず、非正規がふえて、格差が拡大して、これでは景気回復の意味がないじ...全文を見る
○枝野委員 考え方の違いが、かなりはっきりとしてきているかなというふうに思っています。  まず、インフレになりそうだ、これから物の値段が上がりそうだと思わないと物は買わないというのは、一般論としてそのとおりだろうというふうに思います。問題は、この二十年間、デフレというのは要する...全文を見る
04月24日第183回国会 衆議院 法務委員会 第10号
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○枝野委員 よろしくお願いいたします。  ハーグ条約については、官房長官を仰せつかっているときに、法務省と外務省に早くせいとせっついた側でございますので、中身については全く異論はございませんが、その前提で、幾つかの点について確認をさせていただきたいと思います。  今、田嶋議員...全文を見る
○枝野委員 まさにそこの危険性の程度、つまり、危険が、重大な、とんでもないことが起こる可能性が高いことを求められるのか、それとも、起こったら大変なことになるよねということが求められているのか、これは大きな違いです。  先ほど来、海外の事情、なかなか証明することが難しい。一般的に...全文を見る
○枝野委員 ここは大事なポイントだと思います。あくまでもリスクの大きさの問題であって、可能性の高さではないということは大事なポイントだと思いますが、それでも、先ほど田嶋議員の質問にお答えをいただいたとおり、海外での証明の程度を高く求められると、実際には意味のない規定になりかねませ...全文を見る
○枝野委員 その上で、このもとになっている条約の相当する条項の裁判例が、衆議院の調査局のつくっていただいた資料の二百三十六ページ以下にまとめられております。これを見ますと、ああ、こういう場合は引き渡しを拒否できるというのが、同じ条約に基づいて各国で裁判例があるんだなということで、...全文を見る
○枝野委員 これはなかなか難しい話なんですけれども、同じ条約に基づいていろいろな国で国内法があって、国内法の裁判はそれぞれの主権に基づいて各国が行っている。この同じ条約に基づく他国における裁判例というのは、日本の裁判所はどういうふうに参考にできるのかなと。これは政府参考人で結構で...全文を見る
○枝野委員 その上で、海外のこうした事例をちゃんと裁判所が参考にしていただくに当たって、裁判所に参考にせいやということを立法府が言うのはおかしな話なので、これまでの蓄積、そして、今後、中央当局としての外務省がしっかりやっていただくという情報収集と取りまとめの成果がきちっと裁判所に...全文を見る
○枝野委員 それはぜひしっかりと進めていただきたいというふうに思っております。  それから、次に、この二十八条の一項五号で、子供の意思、返還されることを拒んでいるということが拒否理由になっています。それとの関連で、八十八条は、家庭裁判所の調査官が、「子の陳述の聴取、家庭裁判所調...全文を見る
○枝野委員 ここも実際には、最終的には裁判所の司法権の範囲の中かなとも思いますので、御答弁いただくことの意味がどれぐらいあるか難しいところではあるんですが、立法者の意思をしっかりと示していくということでお尋ねをしたいと思うんです。  言語的に、つまり、どうするの、お父さんのとこ...全文を見る
○枝野委員 ぜひ、そういった運用がしっかりとなされることを期待したいというふうに思います。  さて、その上で、若干の問題点なんですけれども、これも先ほどの田嶋議員の質問とも似ている部分があるんですが、条約や法案を読む限り、当事者全てが日本国籍を有している場合、お父さん、お母さん...全文を見る
○枝野委員 これは条約がそういう条約になっているということ。  それから、私も、もう二十五年ぐらい前になりますが、将来こんなの役に立つのかなと思いながら司法試験で国際私法というのを選択しまして、国際私法の基本的な物の考え方からすればわからないではないなと思うんですが、多くの国民...全文を見る
○枝野委員 多分、今のお答えだけだと、当事者、特に、もし将来、今のような事案が生じて国内にお子さんを連れて帰ってきたら、配偶者も日本人なのに海外に戻れという決定が出れば、それはなかなか納得いただけないんじゃないだろうかなというふうに思います。  ここは条約だから仕方がないという...全文を見る
○枝野委員 これは恐らく、実体的には、法テラスのようなところをうまく活用して、専門性を持った弁護士さんを求めに応じて御紹介するということになるんだろうと思います。ここのところの連携を、多分、法務省はなれていらっしゃると思うんですが、必ずしも外務省はなれていらっしゃるわけではないと...全文を見る
○枝野委員 ぜひよろしくお願いをいたします。  さてその上で、この法律とそれから条約ができたことを踏まえた上で、次の話をしたいと思っているんです。  まず、今回の法案では百一条二項で、子の返還を命ずる終局決定に対して、子供本人も即時抗告をすることができるとなっています。先ほど...全文を見る
○枝野委員 どうでしょう。例えば、理屈のたてつけ、原則がこうあって、それに対する申し立て権のようなものは、もともとそういうたてつけになっている、そこはわかりますが、実体としては、子供の立場からすれば、例えば海外に連れ戻されるのも監護権者が変更されるというのも、自分の生活、取り巻く...全文を見る
○枝野委員 そうすると、実体的に、いわゆる直接強制を認めるのか認めないのかがどうも裁判例によって分かれている。もちろん、制度として可能だけれども、直接強制までは認めないというようなことが事案によってはあり得るとは思うんですが、しかし、それが事案によってなのか、裁判官の法解釈によっ...全文を見る
○枝野委員 大臣、こちらは急がないといけないんじゃないでしょうか。つまり、やはり、特に離婚に絡んでいろいろなトラブルがあって、その中の一つの問題としては、裁判所で決定、審判や判決をもらっても実際に子供と会えないとか、実際に子供を引き渡してもらえないとか、あるいは、どうももらえそう...全文を見る
○枝野委員 ぜひよろしくお願いをしたいと思います。  さて、離婚の事件というのは、私も二年しか弁護士をやっておりませんが、当事者はもとより、弁護士としてかかわってもなかなかつらいものがございます。  ちなみに言うと、実は一番つらいのは、子供の取り合いならまだ救いがある、子供の...全文を見る
○枝野委員 大臣は十分御理解いただけているというふうに思うんですけれども、離婚に限らず、家族の問題というのは実は千差万別であります。
○枝野委員 御理解はいただけると思うんですけれども、本当に千差万別で、実は、典型的なパターンを軸に物を考えると矛盾が出ます。  例えば、このハーグ条約についても、圧倒的多数は、例えばDVなどで困ったお母さんが子供を連れて日本に帰ってきましたというケースを皆さん想定して、そのとき...全文を見る
○枝野委員 終わります。
05月29日第183回国会 衆議院 法務委員会 第15号
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○枝野委員 よろしくお願いいたします。  しつこいようですが、また法曹養成についてお尋ねをさせていただきたいと思います。  ちょうど今月は、司法試験が十九日まで行われていた。それから、その十九日からいわゆる予備試験が行われました。  それぞれについて、まず、受験者数または出...全文を見る
○枝野委員 実は、ついにと言うべきでしょうか、ことしは司法試験本試験の受験者数よりも予備試験の方の受験者数の方が多いという状況になったということ、司法試験の予備試験の方は毎年のようにふえ続けて、ことしも昨年より大きくふえた、本試験の方はまた受験者数が減った、こういう実態がございま...全文を見る
○枝野委員 前回か前々回か一般質疑で、やはりこの大きなトレンドについてお尋ねをいたしました。  改めて、この四月のロースクールの入学、そしてことしの司法試験と予備試験の数字が出てきて、先ほど申しましたとおり、ついに本試験と予備試験で受験者数が逆転するというような状況、前回も問題...全文を見る
○枝野委員 ロースクールをつくって司法試験の改革をするというときには、受験生あるいは法曹を目指す人たちの立場から見ても、一発試験で、毎年一回しかなくてというような試験制度よりも、ロースクールに入ってきちっと勉強すればきちっとした学習ができて、法曹になれる、なりやすい、こういう方が...全文を見る
○枝野委員 弁護士事務所がどう評価しているのかは、それは弁護士事務所がどういう人を採用するかという勝手ですが、まさに、むしろ、実務法曹としてどういう人材が実際の現場から求められているのかということについての大事な情報、つまり、どういう人が司法試験に受かった後、就職しやすいのかとい...全文を見る
○枝野委員 もう数年今の制度が続いたら、そのときも国会議員をやっていたら、ぜひそのときまた国会で聞きたいと思っております。裁判官や検察官の新しい採用をされた方、予備試験組とロースクール組と比率が著しくずれていたりしていないですかねと、四、五年たったら聞いてみたいと思います。  ...全文を見る
○枝野委員 今のお答えはお答えとして、念のため確認をしておきたいと思いますが、こういう傾向の中で気をつけないといけないのは、予備試験をもっと難しくしたらどうかとかいうことで、いろいろと調整をしたりするのは困るなと思っています。  これは、今の制度をつくるとき、ロースクールをつく...全文を見る
○枝野委員 そうすると、これはお答えはいいんですが、前回この議論をさせていただいたときのように、予備試験組の合格率はロースクールの中に入れると上から二つ目か三つ目ぐらい。物すごい高い。(発言する者あり)一番でしたかね。一番高いわけなので、今が実は若干難し過ぎる。もっとたくさん合格...全文を見る
○枝野委員 ちょっとそこまで細かく通告していなかったんですが、要するに、採点するときに、これは予備試験組の人の答案用紙なのか、これはロースクール組の答案用紙なのかということは、採点するときはわからないということでいいんですね。
○枝野委員 ぜひ、今の現状の予備試験が、今のような仕組みで、まさに水準を超えれば何万人だって合格させるべき試験であるということ、それから、今のように、本試験で予備試験組とロースクール組で差別がないという、この仕組みの根幹はしっかりと守っていただきたいと思うんですが、大臣、よろしい...全文を見る
○枝野委員 先ほども申したとおり、本当に、実際にこの法曹養成という仕組み、この仕組みの最終的受益者は広く一般国民だと思うんですが、広く一般国民が受益者であるところとのつなぎ役としての直接的受益者というか利用者は、ユーザーは、法曹を目指す人たちであり、その養成を受けてきた人たちに働...全文を見る
○枝野委員 ぜひお願いをいたします。  最後、残された時間、ちょっと短い時間ですが、倒産法制というか企業再生法制についてお尋ねをしたいと思います。  これは、法曹養成ほど私の、こうすべきだとかという定見があるわけではありませんが、経済産業省で仕事をさせていただいたりとかして、...全文を見る
○枝野委員 念のため申し上げますが、全部海外と同じようにしろなんて言うつもりはありません。これは各国の一種の国益の側面もありますが、ただ、国益に反さず、せっかく投資してもらえる可能性があるのに、わかりにくいとかという、それが先入観だけなのかもしれないですけれども、あるいは運用の問...全文を見る
○枝野委員 大変前向きなお答えをいただいて、うれしく思います。  私は、今や法務大臣というのは経済閣僚の側面もあるというふうに思いますので、今のような姿勢で、経済閣僚、いろいろなことをやってこられた経験も生かして頑張っていただければということと、それから、九八年の金融国会のとき...全文を見る
06月11日第183回国会 衆議院 法務委員会 第17号
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○枝野委員 民主党の枝野です。よろしくお願いいたします。  参議院送付でもありますので、既にほとんどの論点が議論されておりますので重複もあるかと思いますけれども、改めて重要だと思っているポイントをお尋ねさせていただきたいと思います。  この改正案にとどまらず、施設外における矯...全文を見る
○枝野委員 最近減ってきているというこの状況について、例えば都市部と農村地域というか、過疎地域というか、そういったところで地域的な違いとか、そういったものはあるんでしょうか。
○枝野委員 もちろん、都市部以外でも重要なわけですけれども、特に都市部においては、地域における人間関係が希薄化をしている、それだけ保護に当たってもいろいろ困難があるだろう。その一方で、まさに人間関係が希薄化しているからこそ、保護司のような、大変責任重大で、大変御苦労が多くてという...全文を見る
○枝野委員 では、この予算がどういうふうな意味を持っているかということなんですが、例えば、保護司さん一人当たりの年間予算額というのが出ていると思うんですが、どうなるでしょうか。
○枝野委員 これが適切なのかどうかということだと思うんですけれども、例えば、保護観察事件をやった場合、一件当たりの補導費という形で単価がついているかというふうに聞いておりますが、あるいは、生活環境を調整する場合にはそれについてお金が出るとか、この辺の、どういう事件をやったらどれぐ...全文を見る
○枝野委員 今の金額、一生懸命、実際に保護を受けていらっしゃる方のため、ひいてはこの国の治安を守るという思いで、報酬もなし、実費弁償だけで活動されている保護司さん、恐らくその実費では足が出てやっていただくような方も少なからずいらっしゃるんじゃないかなという単価ではないでしょうか。...全文を見る
○枝野委員 どっちかというと、私は一貫して、あらゆる場面で予算は削れという側で仕事してきているんですが、この話はちょっと違うんじゃないかなと。まさに現状が非常に低過ぎるぐらいの水準で、後でまた申し上げますが、先ほどのとおり、特に都市部などでは、仕事も困難になって、中身も困難になっ...全文を見る
○枝野委員 さて、更生保護法人にお支払いいただいているお金が適切なのかどうかということなんですが、収支とんとんにしないと潰れちゃうわけですから、そこはそこなりに、それぞれの保護法人が努力されているんでしょうけれども、念のため、ちょっと心配をするのは、なかなか経営、収支が厳しいとこ...全文を見る
○枝野委員 今のような基準もちゃんと設けていただき、また、そもそもこういう事業をやっていただいている方というのは、本当に善意でというか社会のために御努力いただいている方がほとんどだと思いますので、余り性悪説に立って物を考えるべきではない側面もあろうかとは思うんですが、ただ、施設を...全文を見る
○枝野委員 ありがとうございます。  そういったことをしっかりやっていただいた上で、なおかつそれで本当に、例えば社会全体、経済全体の状況を見ながら、こういった施設が成り立っていけるのかどうかということをしっかりと見きわめて、その単価等についてもしっかりと、常に、必要があれば積極...全文を見る
○枝野委員 大変それは関係者の皆さんのふやす努力、それから、それに応じて御協力いただいている協力雇用主の皆さんには本当に感謝しなければいけないというふうに思いますが、こうした協力雇用主の皆さんの経済状況、経営状況というのはどんな状況にあるのか。この辺についてはどれぐらい、どう把握...全文を見る
○枝野委員 こういった制度は、基本的にはやはり善意に支えられて、やっていただくという方にお願いをしないと実際に矯正保護にはつながらない側面もありますが、その一方で、全て協力していただく方の負担でということでも、なかなかうまくいかない現実もある。特に、実際に協力雇用主になっていただ...全文を見る
○枝野委員 今のお話を伺うと、身元保証制度、これは刑務所出所者に限定された制度であると。それから逆に、トライアル雇用制度は、これは一般的にトライアル雇用というのは厚生労働省にありますが、その中で、特に刑務所出所者について特別扱いがされている、どういうふうに特別扱いされているんでし...全文を見る
○枝野委員 努力をいろいろされているということは理解いたしました。これは確かに気をつけないと、今協力雇用主になっていただいている方は非常に厳しい中でメリットもないのに善意で登録していただいている方だと思いますが、余り変にインセンティブを与えちゃうと、悪用する人が出てきたりすると、...全文を見る
○枝野委員 今の御尽力は評価したいと思いますが、呼びかけている相手が、まさに中小企業、零細企業にかかわる団体なんですね。本来からいえば、大きな経営規模を持っていて、もちろん大企業もみんながもうかっているわけではありませんが、どちらかといえば利益を上げている、経営状態に相対的には恵...全文を見る
○枝野委員 私も、司法の出身で経産大臣をやらせていただいたのに、それをやっているときにはそこまで思いが至らなくて、後悔、反省をしておりますが、逆に、大臣は、経済閣僚も幾つも務められて、経済界にも非常に力があると思いますので、ぜひ今の立場をせっかくですので生かしていただいて、積極的...全文を見る
○枝野委員 大事な点だというふうに思います。現場まで、末端まで徹底ができるように、大臣の指導力を期待したいと思います。  終わります。ありがとうございます。
11月07日第185回国会 衆議院 国家安全保障に関する特別委員会 第8号
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○枝野議員 ただいま議題となりました行政機関の保有する情報の公開に関する法律等の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  この法律案は、平成十三年に施行された行政機関の保有する情報の公開に関する法律の施行状況を踏まえ、国の行政機関及び独立...全文を見る
11月07日第185回国会 衆議院 本会議 第8号
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○枝野幸男君 ただいま議題となりました行政機関の保有する情報の公開に関する法律等の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  この法律案は、平成十三年に施行された行政機関の保有する情報の公開に関する法律の施行状況を踏まえ、国の行政機関及び独...全文を見る
○枝野幸男君 井出議員にお答えをいたします。  私どもが政権を担っておりましたときの西山事件等に対する情報公開の姿勢について、御評価をいただいたことに感謝を申し上げます。  これだけにとどまらず、私どもは、情報公開制度をさらに充実させ、国民の知る権利を保障することにより民主主...全文を見る
11月08日第185回国会 衆議院 国家安全保障に関する特別委員会 第9号
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○枝野議員 御指摘のうち、私どもの提案しました改正案で、インカメラについては、被告、行政側の同意が必要であり、ただ、同意を拒否する場合の要件を厳しく限定しております。  ただ、その判断権は行政側にあるというのは、私どもが与党当時に総務省がつくった解説書のとおりでありますが、政府...全文を見る
○枝野議員 ここで、せっかく好意的に我が法案を受けとめていただいている先生と論争をする必要はないと思っていますので、立証責任、多義的な言葉だとは思いますが、もし、法律的な、狭義の立証責任と受けとめられるとしたら、それは、今私が申し上げたような趣旨ですので、そういうふうに受けとめて...全文を見る
○枝野議員 実際にこの法律が運用されて訴訟になったケースを想定していただければと思うんですが、当然、まず、行政側の主張で、これは一般に公開するといろいろ重大な支障が生じるということが証明されれば、インカメラとかする以前の問題として、被告勝訴の判決が出るわけであります。  一方で...全文を見る
○枝野議員 情報保護のあり方について、さまざま検討して、場合によっては見直さなければならないだろうということの必要性については、私ども政権与党のとき、まさに私のもとで、情報保護のあり方に関する会議を設けまして議論をいたしましたので、その点については共有していると思っておりますが、...全文を見る
○枝野議員 私どもの情報公開制度に対しての考え方は、この特定秘密の保護のあり方についての議論いかんにかかわらず、これまでの情報公開法の運用等を踏まえて、さらに充実させなければならないという考え方のもとで、与党時代にも今回と同じ趣旨の法案を政府として提出いたしました。  その上で...全文を見る
○枝野議員 あえて申し上げれば逆です。情報公開法は改正をしなければ、国民の知る権利を十分に担保するという意味から、従来のものは二〇〇一年施行だったと思いますが、その当時の状況としては大変画期的ないいものがつくられたと思っていますが、その後の状況、運用状況などを踏まえれば、これは相...全文を見る
○枝野議員 今の後藤提出者の答弁にもありましたとおり、あくまでも裁判所が判断をするのは、裁判所として、これが例えば外交、防衛上、国益を害するかどうかという判断ではなくて、政府、行政機関の長において国益を損なう十分なおそれがあると判断したことが適切であるのかどうかということでござい...全文を見る
○枝野議員 私も行政の内側でも仕事をさせていただきまして、だから、本当に情報公開、知る権利のためなのか、それとも何か行政を困らせたいのか、ちょっと判断に迷うような、超大量な情報公開請求なども現実にはごく一部あったり過去にはしています。そういったことに対しては、実は我々の法案でも、...全文を見る
○枝野議員 両法案とも、今、国会で審議をされているところでございますので、もし我が党提案の情報公開法改正に御党初め御賛同いただき成立をした場合には、政府において政府提出の法案について適切な対応をなされるのではないかと思いますので、私が申し上げるべきことではないと思います。
○枝野議員 これは、裁判手続を含めて情報公開手続で、何が公開の対象になるかというのは、まさに不特定多数に公開、公表することによって、一言で言えば国益を害する十分なおそれがある場合ということになるわけでございますが、インカメラの手続の要件は、裁判官にだけ見せる、不特定多数に漏らすわ...全文を見る
○枝野議員 繰り返しになるんですが、最終的に情報公開訴訟で被告が負けて、情報を広く一般の皆さんにも公開しなさいとするかどうかというその基準と、それと、裁判官にだけ見せることが是か非かという基準は、相当水準が違う。  特定秘密の法案についてはこれから御審議を我が党からもするわけで...全文を見る
○枝野議員 このインカメラも、原告が申し立てたら自動的に同意するのかどうするのかという話ではありません。これはどうしてもインカメラをやらないと判断に困るということの必要性を裁判所が判断したときだけですから、そもそもインカメラに行くこと自体がそれほど多いケースだとは想定していません...全文を見る
○枝野議員 私どもの法案は、政府提出の特定秘密保護法が成立することを前提としているものではございませんので、今のお尋ねに直接お答えをすることは避けたいと思いますし、これから申し上げることは、私、別の立場で、そちらに座って森大臣に聞くべきことかもしれませんが、政府提出の法案でも、現...全文を見る
11月11日第185回国会 衆議院 国家安全保障に関する特別委員会 第10号
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○枝野議員 今お話しになった報告書は、有識者の皆さんの懇談会の報告書のことかというふうに思いますが、私が官房長官当時に有識者の懇談会を開催いただきまして、そこの報告書では、立法化の必要性についての指摘、報告を官房長官として当時受け取っております。  一方で、その中においても、運...全文を見る
○枝野議員 官房長官在任中のことをどこまでここでお話しするのが適切かという判断は難しいところがありますが、東京電力や各省から必要な情報が必要なタイミングで入ってこなくて困ったことはありました。  外国との関係においては、それこそ相手国のある問題でありますので、現任の閣僚として内...全文を見る
○枝野議員 情報公開法改正の必要性についてお話をいただきましたことについては、感謝を申し上げたいというふうに思います。  その上で、秘密保全について何らかの整備をさらに進めるのであるならば、その必要条件として情報公開制度をさらに徹底させることは必要であるというふうに考えておりま...全文を見る
○枝野議員 情報公開法改正案の提案者として出席をさせていただいております。同時に審議をされております秘密保護法について、提案されている内容がいかなるものであって、それをどう評価するのかということについては、この後同僚議員から質疑等がなされ、それを踏まえて党としての見解を整理される...全文を見る
○枝野議員 今のお尋ねが、政府提出の法案について、こういうチェックを入れろ、入れたらいいと考えているのかということであれば、まさにこれから御議論をいただく、まだ委員会では野党は質問をさせていただいておりませんので、今後の質疑を踏まえた上で、どういう認識を持つかということになります...全文を見る
○枝野議員 繰り返しになって恐縮でございますけれども、政府提出の特定秘密保護法案については、野党からは、本会議での質疑をさせていただいただけにとどまっております。  今後、我が党の同僚議員から、さまざまな質疑、内容についての質問をさせていただき、それに対するお答えなどを踏まえて...全文を見る
○枝野議員 今、最後に特定秘密とおっしゃられたので、ちょっとまた答えにくくなったんですけれども、官房長官のときの自分の経験を踏まえて、政府としての保全すべき秘密のあり方について認識、見解を話せということであれば、政府提出の法案について話せでなければ、それはお話をすべきだというふう...全文を見る
○枝野議員 政府提出法案についての評価は、ある部分だけを切り取って評価をすることが果たして適切であるのかどうかということを含めて、十分質疑をさせていただいた上で、党としての見解を整理し、それを踏まえて、必要があれば御答弁させていただきたいと思いますが、繰り返しの御質問でございます...全文を見る
○枝野議員 再々繰り返しになりますが、政府提出法案を前提としたお尋ねであれば現時点でお答えすることはできませんが、一般論として、現行でも、国会法で政府に対して秘密文書の提出を求めることができる。ただ、それについて現行法は、国家の重大な利益に悪影響を及ぼす旨の声明があったときには提...全文を見る
○枝野議員 国家の秘密を保護する、それに当たって秘密を漏えいした者に対するペナルティーをどうするのかというのは、公文書管理のあり方や秘密保護のためのさまざまな法体系の全体像の中で判断されるべきものであって、一概に、罰則があることが重要であるとか、罰則が不可欠であるとかということの...全文を見る
○枝野議員 私は、現状、政治家も、それから一般職の公務員の方も、自衛官などを別とすれば、刑罰というよりは懲戒処分等によってまず抑止が働いているんだという、そちらの方の要素が大きいと思うんですが、でも、それ以上に、私は、公務員の皆さんが秘密について、日本はやはり漏れるケースは相対的...全文を見る
11月14日第185回国会 衆議院 国家安全保障に関する特別委員会 第13号
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○枝野議員 まず、この委員会には情報公開法の改正案の提案者として出席しており、本来、元官房長官の立場でお答えをするべきなのかどうかという点については疑義がありますが、私が直接経験をしたことと、私が認識あるいは思ったことについては申し上げるべきかというふうに思っております。  私...全文を見る
○枝野議員 訴訟を起こせる裁判所をふやせば、それは、対応する行政機関側も、それから裁判所においても、事務の負担が一定程度ふえることは間違いないとは思いますが、これは、特に裁判所においては、一般的な訴訟について件数がふえる、ふえないとか、そういう問題と絡んでまいる話ですので、本件に...全文を見る
○枝野議員 特定秘密保護法案の理解についてお答えをする立場ではないんですが、一般に、行政上、秘密が指定をされている場合には、一般に公開されることによっていろいろな国益が害されるおそれがある場合に秘密指定がされる。  ここで規定をしているのは、裁判官にだけ見せることであっても公共...全文を見る
○枝野議員 情報公開法の二十四条の二項の立法趣旨でございますが、これについては、基本的には、インカメラを一般的に入れたい、網羅的に入れたいというのは、情報公開を徹底するという趣旨からは必要だというふうに思っておりますが、その一方で、ごくごく例外的に、例えば、他国との協定、しかも合...全文を見る
○枝野議員 御承知のとおり、十分な理由と相当な理由は、従来の法制上も、通常逮捕の要件と緊急逮捕の要件、その要件の違いとして指摘をされている話でございます。これを、現行の刑事訴訟法の解釈としても、なかなかそれ以上に要件として説明することが困難であることは、委員も御承知ではないかとい...全文を見る
○枝野議員 政府、行政機関の持つ情報は、たまたま、選挙という仕組みや公務員試験という仕組みを通じて、今行政を預かっている人たちが持っているわけですけれども、これは、国民主権の我が国においては、本来国民の共有財産であって、全ての人が全ての情報にアクセスされるというのが本来の姿である...全文を見る
11月15日第185回国会 衆議院 国家安全保障に関する特別委員会 第14号
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○枝野議員 お答えいたします。  御指摘の最高裁決定は、平成十六年の、沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落した、その事故をめぐる日米間の協議の情報公開を求めた裁判における、いわゆるインカメラの請求に対する、できないという決定であろうかと思います。  その決定を踏まえて、まさに形式的に...全文を見る
○枝野議員 御指摘の、秘密保全のための法制の在り方に関する有識者会議の報告書は、平成二十三年八月八日に提出いただいたもの、受け取ったのは官房長官としての私でございます。  秘密保全のあり方についての検討が必要であるということは、民主党政権として、少なくとも菅内閣として認識をし、...全文を見る