大串博志

おおぐしひろし

小選挙区(佐賀県第二区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数6回

大串博志の2015年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月03日第189回国会 衆議院 予算委員会 第13号
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○大串(博)委員 民主党の大串博志でございます。  きょうは質問の時間をいただきました。早速質問に入らせていただきたいと思います。  まず、きょうは外交、安保の議論でございますけれども、一つ確認をさせていただきたいと思うことがございます。  先ほど、防衛省の設置法十二条に関...全文を見る
○大串(博)委員 ありがとうございます。ぜひ明確な統一化をお願い申し上げたいと思います。  まず、きょうは、官房長官にお忙しい中おいでいただきました。  今般起こりました非常に痛ましい湯川さん、後藤さんの殺害テロ事件に関する検証作業に関して、まずお問い合わせをさせていただきた...全文を見る
○大串(博)委員 今そうおっしゃいましたけれども、やはり違いが大きくあるんですよ。  アルジェリアのときには、二年前、検証委員会を開催するというスタートの段階で、既に、在留邦人及び在外日本企業の保護の在り方等に関する有識者懇談会を開催する、委員長も決めて、こういうふうになってい...全文を見る
○大串(博)委員 なぜこれを申し上げているかというと、私は非常に残念なことだと思いますけれども、この安倍政権において、国民一般の中で、情報がきちんと国民に開示されるのかということに関する一般的な疑念が私はあると思うんです。特定情報保護法の議論でもありました。さらには、昨日、井坂議...全文を見る
○大串(博)委員 このフリップを見ていただいたとおり、明らかに個別具体的な、この街角インタビュー五カットの取り上げ方がおかしい、まさに放送する側の、放送する内容自体ですよ、この場における個別具体的な。この内容に関して、「これ全然声が反映されてませんが、これおかしいじゃないですか。...全文を見る
○大串(博)委員 先ほどから申し上げておりますように、さっき総理、公平公正な報道をしていただきたいという意味において言ったんだとおっしゃいましたけれども、そんな一般論では言っていないですよ。「これ全然声が反映されてませんが、これおかしいじゃないですか。」と。これですよ。これがおか...全文を見る
○大串(博)委員 先ほどの写真に随分こだわっておられますけれども、この写真は、私なりに見て、そのときの総理のテレビでのお顔はこんな感じだったかなと思って、一番似たようなものをつくったんですけれども。  今、公正公平を保つためにお願いしたとおっしゃっていましたけれども、これは明ら...全文を見る
○大串(博)委員 今の御答弁からすると、地理的な制限はないということになると、例えば、周辺事態法の改正された法案をベースに、シーレーン全般に関しても、周辺事態だという前提のもとに、まあ周辺事態という概念がなくなるのかもしれませんけれども、同じような後方支援を行うことがあり得るとい...全文を見る
○大串(博)委員 外務大臣に来ていただきましたので、最後に一つだけ。  対外広報に関する予算がこの予算案の中に盛り込まれています。外務省におかれても、ジャパン・ハウスというものをロンドン、ロサンゼルスを初め三カ所につくるという予算がことし三十六億、国庫債務負担行為で数百億盛り込...全文を見る
03月12日第189回国会 衆議院 予算委員会 第16号
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○大串(博)委員 呼ばれましたので質問させていただきたいというふうに思います。ありがとうございます。  きょうは質問の機会をいただきましたので、まず、林農水大臣、急遽、ありがとうございます。中川農水大臣政務官の、不適切と御本人もおっしゃっているこの行動の件、政務官としていかに政...全文を見る
○大串(博)委員 そういうふうな説明ですから、そういうふうに信じたいと思います。  しかし、政務官として職責を行うというのが極めて重要なことです。ところが、先般、この問題が先週来報道等で明るみになって以降、本当に職務にたえるのかなということ、先ほどお話ししましたように、医師の診...全文を見る
○大串(博)委員 中川政務官は本当に病気なんでしょうか。病気ではないのではないかという思いすらあるから聞いているんです。  というのは、政務官の仕事、大変重い仕事だと私は思うんです。私も政務官を担当させていただきました。自分が政務官として仕事をしている間に大臣が突然交代されると...全文を見る
○大串(博)委員 政務官という職責、繰り返しになりますが、国民の皆さんにとってみると、今特に、農政においては、農協改革や、あるいは、私たちは今、戸別所得補償政策に関して法制化すべきだという考えをもともと持っていましたから、農家の所得がきっちり上がるようにという対案も示しながら、国...全文を見る
○大串(博)委員 今答弁になったことは、統一見解として出されたものの一部ですね。それは理解しました。  もう一つお尋ねしたいんですけれども、今おっしゃったシビリアンコントロール、文民統制というものは、我が国の場合、終戦までの経緯に対する反省もあり、旧憲法下の体制とは異なり、つく...全文を見る
○大串(博)委員 さらにお尋ねしますけれども、ここで問題になってくるのが防衛省設置法第十二条でございます。  資料をお届けしておりますので、委員の皆様にも見ていただければと思うんです。最初の二枚は理事会提出資料でありますけれども、三ページ目がいわゆる防衛省の設置法でございます。...全文を見る
○大串(博)委員 いま一度確認です。  十二条は、シビリアンコントロール、文民統制そのものを規定しているものではないという理解でよろしいですね。
○大串(博)委員 文民統制そのものを定めたものではないという話でございましたけれども、私、これが非常におかしいんじゃないかと思う答弁なんです。  といいますのは、資料の四ページ目を見ていただきますと、私も、古い資料も含めて、戦前の教訓に基づいてつくられたというのが文民統制だとい...全文を見る
○大串(博)委員 文官が武官を指揮命令する関係にあるかどうかを問うているわけじゃないんです。いわゆる文民統制として十二条は当たっていたのではないか。しかも、国会での説明を見ると、まさにこの十二条が、シビリアンコントロールとしたいというふうに大臣がおっしゃってこの法律を提案されてで...全文を見る
○大串(博)委員 調整と吻合をする規定であることはわかっているんです。なぜなら、当時の大橋国務大臣も、官房と各局が必要な調整を行わしめましてと、調整をする規定だということを認めているんですよ。調整をする規定であるということを認めた上で、その上で、それがまさに文官優位制、シビリアン...全文を見る
○大串(博)委員 大臣、後ろからメモを入れられて読まれるのもわかります。よく自分の答弁を受けとめて答えてください。  文民統制の一翼をなすものではない、一内容ではないとおっしゃった。ところが、法律をつくったときの立法意思が、立法趣旨が、この十二条はシビリアンコントロールだと言っ...全文を見る
○大串(博)委員 大臣の今の説明が論理的になされるためには、当時、昭和二十七年の大橋大臣が使ったシビリアンコントロールという言葉と今大臣が使われているシビリアンコントロールという言葉が字義が違うということにならないと、論理的な説明になりません。そうなんですか。昭和二十七年と今のシ...全文を見る
○大串(博)委員 もう一度明確にお答えをお願いします。  当時の、昭和二十七年の大橋国務大臣がおっしゃった、十二条に当たる規定はシビリアンコントロールだというふうにおっしゃったときの、大橋大臣が当時、昭和二十七年におっしゃったときのシビリアンコントロールの意味と、今大臣が、私は...全文を見る
○大串(博)委員 同じであるならば、なぜ、当時の大橋大臣はこの十二条に当たる規定をシビリアンコントロールと言い、大臣はシビリアンコントロールではないというふうにおっしゃるんですか。理由を説明してください。
○大串(博)委員 なぜ過去の経緯をこれだけきちんと聞いているかというと、それだけ重要な規定だからですよ。シビリアンコントロールという考え方は、憲法の中にもその一端が見られる、国民にとって極めて重要なことだからですよ。しかも、それが戦前からの反省に基づいて埋め込まれてきているという...全文を見る
○大串(博)委員 委員長、今の大臣の話を聞いていると、三つ答弁されましたよ。  シビリアンコントロールという言葉は、当時は言葉の使い方が違ったんだという答弁がありました。途中で、シビリアンコントロールに対する答えは、当時も今も同じですという答えもありました。今は、実質的には同じ...全文を見る
○大串(博)委員 今、二つになったような気もしました。二つの答弁になったような気もしました。  実質的に変わっていない、しかし、当時は言葉の、用語の使い方も違ったようですと。実質的には内容は違わない、しかし、当時は言葉の使い方もいろいろあったようでございますと言われました。 ...全文を見る
○大串(博)委員 委員長、あれだけ答弁がしっかりしていなかったんだから、時間も少し猶予してもらわないと困りますよ。  いいですか、大臣、私が聞いているのは、実質的には当時のシビリアンコントロールと今のシビリアンコントロールは違わないとおっしゃった、実質的には。しかし、もう一方の...全文を見る
○大串(博)委員 私も、実は、中谷大臣の答弁の内容がよくわからないものですからお尋ね申し上げているんです。  シビリアンコントロールという言葉は、当時と今と、昭和二十七年と今と実質的には違わないというお言葉がありました。一方で、二十七年と今と、シビリアンコントロールという言葉に...全文を見る
○大串(博)委員 委員長にぜひお願い申し上げたいと思います。  全く今の答弁では、実質的に違わないという言葉と、当時はシビリアンコントロールに関していろいろな言葉の使い方がありましたという言葉のどちらが本当の答弁なのかよくわかりません。  ぜひ、もう一度、シビリアンコントロー...全文を見る
○大串(博)委員 ありがとうございました。
03月24日第189回国会 衆議院 安全保障委員会 第2号
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○大串(博)委員 おはようございます。民主党の大串博志でございます。  所信に対する質疑ということで時間をいただきました。しっかり議論させていただきたいと思います。  まず最初に、先般チュニジアで起こりました大変痛ましいテロ銃撃事件、二十数名の方々が命を落とされたということで...全文を見る
○大串(博)委員 今御説明いただきましたけれども、今回、チュニス、治安の状況からすると、比較的落ちついていると見られていたところではなかったかというふうに思います。スポットの情報もその後流していらっしゃるということですけれども、当時の渡航情報でいうと、危険情報のカテゴリーの中で、...全文を見る
○大串(博)委員 渡航情報は、なかなかこの御時世の中では難しいのはよくわかります。しかし、今おっしゃったように、わかりやすく、かつ迅速に、かつ受け取りやすく。旅行した立場から、あるいは海外渡航した立場からすると、なかなかその危険情報に触れにくいというのは、いろいろあると思います。...全文を見る
○大串(博)委員 国としては、これまで、県の規則を踏まえ、十分すり合わせを行いながらやってきたということでありますけれども、一方、現職の翁長知事さんの立場からすると、十分な理解を得られていないがゆえにこのような形になっていると思うんですね。  もちろん、私たち民主党も政権党を経...全文を見る
○大串(博)委員 防衛大臣に一つお尋ねしたいんです。  できるだけ丁寧に話をしていきたいという話でありましたけれども、許可を取り消される、仮にそうなった場合に、対立が先鋭化して訴訟にまでなってしまうんじゃないかという危惧を持たれる方もいらっしゃいます。訴訟になった場合に、国と地...全文を見る
○大串(博)委員 もう一度お尋ねしますけれども、考え方、原則論、聞きました。知事さんのお考えも、私、きのう、よくそしゃくしました。その上で、これは非常に対立が高まっている感じがします。そう言うと、先ほど申し上げたように、訴訟ということも視野に入ってくるのではないかという危惧を持た...全文を見る
○大串(博)委員 そういう御答弁だったということを受けとめて、先ほど申しましたように、硬軟両方のいろいろな議論があると思うんですね。ですから、そこは、本当に実現する道は、県民との間でどういうふうなものがいいのかというのはやはりよく吟味していただいて、動きを考えていただきたいという...全文を見る
○大串(博)委員 今の答弁にありましたように、要するに、理解するには、この十二条というのは、シビリアンコントロールを直接規定したものではなくて、いわゆる防衛大臣が文官の方々の補佐を受けて、その補佐は非常に重要な役割なんだけれども、補佐を受けて防衛大臣が文民統制を行う、このことをあ...全文を見る
○大串(博)委員 わかりました。それはもう何度も聞いているんです。  私がお尋ねしたのは、十二条はこれまで、これだけ明らかに、二十七年の答弁でもあるように、十二条そのものがシビリアンコントロールだと言われているにもかかわらず、先ほど大臣は、この十二条というのは、シビリアンコント...全文を見る
○大串(博)委員 四十五年も含めて従来からの解釈であるとおっしゃいましたけれども、その根拠はどこにありますか。
○大串(博)委員 文官が直接指揮命令する、コントロールする立場にはないということとは、私、別の論点で話しています。そこは関係ないんです、正直申し上げて。  私が聞いているのは、私自身も国会答弁をかなり細かく調べました。かなり細かく調べましたけれども、どこを見ても、先ほど大臣がお...全文を見る
○大串(博)委員 調整、吻合したということは私も認めているんです。まさにこの十二条、これは調整、吻合するシステム。この大橋答弁を見てください。調整、吻合するシステムだから、これが文官優位制、シビリアンコントロールなんだとおっしゃっているんです。  おっしゃっているにもかかわらず...全文を見る
○大串(博)委員 いや、全く答えてもらっていませんね。  大臣が言っている、この十二条は、内部部局の文官の補佐を受けて行われる大臣による文民統制の趣旨であると理解されるとおっしゃったから、それを国会答弁で私は見たことがないものですから、それを前からそういうふうに言っているとおっ...全文を見る
○大串(博)委員 大臣はこうもおっしゃっています。  これは、内部部局の文官の補佐を受けて行われる大臣による文民統制の趣旨であると。この際に、大臣あるいは副大臣、大臣政務官、ここも補佐するという非常に重要な役割をというふうに言われています。私は、それはもちろんそうだろうなと思い...全文を見る
○大串(博)委員 具体的には、一日、日々どういうふうな活動をされているんでしょうか。例えば、役所に何時ごろ行かれて、役所でどういうことをされて、会議に出られているのか、あるいは式典に出られているのか、あるいは各地の地方に回られているのか。どういう活動をされているんでしょうか。 ...全文を見る
○大串(博)委員 今副大臣は、役所に行ったり行かなかったりとおっしゃいましたけれども、行かなかったりというのはどういう場合なんでしょうか。  さらに、今おっしゃった、案件を大臣に上がる前に聞くこともあれば、大臣に上がった後に私が聞くこともありますというふうにおっしゃった。副大臣...全文を見る
○大串(博)委員 朝から晩まで役所にいるわけではない、私も政務はある、そういうことでした。  政務官、まずは原田政務官にお尋ねします。  政務官の担務は何でしょうか。そして、同じように、役所に通常は何時ごろ行かれて、何時ごろ退出されるんでしょうか。そして、同じように、大臣に上...全文を見る
○大串(博)委員 御担務のことに関して、大臣に上がる前に、必ず相談を受けている、自分で決裁をされているかという点に関してはどうですか。
○大串(博)委員 石川政務官にお尋ねします。  同じです。御担務は何で、そして、役所に出退勤をどんな形でされていて、かつ、御担務に関して、大臣に上がる前に相談を受け、そこでスクリーニングされた上で大臣に上げられているのが常であるか、そこをお答えください。
○大串(博)委員 両政務官にもう一度お尋ねしますけれども、自分の担務にかかわる相談事項が各内局から上がってきて、大臣に上がる前に相談にあずからず、事後に、こういう話で大臣のところに御報告しました、あるいは、大臣からこういうふうな意見をいただきました、こうなっておりますと事後に報告...全文を見る
○大串(博)委員 今お話を聞いた中で、それぞれ副大臣、政務官、役所にいることもあれば、いないこともあると副大臣はおっしゃいました。両政務官は、可能な限り役所にいてというふうな話でありました。  もちろん、公務で地方に行かれる、これはあるでしょう。これは立派な職務を果たしていただ...全文を見る
○大串(博)委員 ありがとうございます。ぜひよろしくお願いします。  これは、いわゆる設置法十二条、文民統制、文官統制、極めて重要な国の国防の根幹をなす考え方、特に日本においては、過去の反省も踏まえ、根幹をなす問題だと私は思うんですね。ですから、あえてお問いかけさせていただきま...全文を見る
○大串(博)委員 特に米海兵隊の移転、訓練移転とおっしゃいましたけれども、それでも、具体的にどうなるのかということに関してはこれから米国との議論だと。今やはり、そこがオープンなところがあるわけですね。ですので、新しい佐賀県知事さんも、やはり全体像、将来像がわからないと県としてはな...全文を見る
○大串(博)委員 終わりますけれども、ぜひ、特に先進国とスクラムを組んで、よくない方向に行かないような外交努力を最善、早い段階でやっていただきたいということをお願いし、かつ、集団的自衛権や安保法制、これも非常に重要な問題がありますので、これからさらにしっかり議論させていただくこと...全文を見る
03月31日第189回国会 衆議院 安全保障委員会 第4号
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○大串(博)委員 民主党の大串博志でございます。  きょうは、長期調達法に関する質疑ということで時間をいただきました。  その前に、幾つか最近の重要事項に関して、先般来の委員会でも議論になったことも含めて、確認的に議論させていただきたいと思います。  まずその前に、通告は大...全文を見る
○大串(博)委員 いや、この問題は、先週、もちろん先週、今週だけの話じゃないです、十九年とおっしゃった、確かに非常に長い間かけて進んできた問題であり、先ほどおっしゃったとおり、普天間の固定化をしてはならない、これは私たちも同じ思いであります。だからこそ、だからこそ、進む、実態的な...全文を見る
○大串(博)委員 ぜひよろしくお願いします。  やはり市民、国民の声を届ける議会の役割でございます。ぜひ政府とも対話させていただいて、いい方向に進むような道を探させていただきたいというふうに思います。ありがとうございます。  次に参ります。  先般来ちょっと議論していたこと...全文を見る
○大串(博)委員 今大臣が根拠とおっしゃった、並列して補佐をするということをおっしゃいました。それは、実はこの大橋大臣も、当時、二十七年の答弁のときにおっしゃっているんですね。  幕僚監部が長官に対して専門的な立場から助言をするのに対して、官房、各局は必要な調整を行う、こういう...全文を見る
○大串(博)委員 だから、私は結論のところだけ聞いているわけじゃないんです。結論のところだけ聞いているわけじゃなくて、大臣がおっしゃった、並列して補佐をするとか、あるいは部隊長に対して文官が命令を出すものではないとか、そういったことは大橋国務大臣のときの答弁の中でも所与とされた上...全文を見る
○大串(博)委員 確かにおっしゃるとおり、補佐をするということをおっしゃいました。補佐をするから違うんだとおっしゃいましたけれども、その補佐をするということの前提で、大橋大臣は、官房、各局が補佐をするという規定を前提に、それがシビリアンコントロールだとおっしゃっているんですよ、二...全文を見る
○大串(博)委員 全くそのとおりでいいんです。全くそのとおりで、その上で、大橋さんはそれをシビリアンコントロールだとおっしゃったんです。シビリアンコントロールだとおっしゃったんです。  ところが、大臣はシビリアンコントロールではないというふうにおっしゃるから、その理由は何ですか...全文を見る
○大串(博)委員 そのとおりの説明でいいんです。そのとおりの説明を当時述べられた上で、シビリアンコントロールだと大橋大臣は言われていたにもかかわらず、大臣はそう言われないので、なぜですかということを私ずっとお尋ねしていた。  それがまだはっきりしていないので、委員長、もう一度、...全文を見る
○大串(博)委員 もう一つ、このシビリアンコントロールの中で、大臣、副大臣、政務官、それぞれ大切な役割を負われるというふうに言われました。  そういった中で、ほかの省庁でもちょっと疑義のあることがあったものですから、副大臣、政務官、どういうふうな任務、担務、そして勤務をなされて...全文を見る
○大串(博)委員 今言われたように、在外公館の方と会われたり、外の会議に出られたり。  外の会議に出られたのは、出張と書かれていますからね。この出張の内容も確認させていただきました。一つ一つ、都内の出張等々も、ここに出張と書かれているので、出張はここにあらわされているんでしょう...全文を見る
○大串(博)委員 しっかりやられているということでした。  ではお尋ねしますが、大臣のところにいろいろな案件が、事務方より相談が行くと思います。決裁という非常に最終的なまとまりの、判こをもらうようなこともあれば、途中途中の報告、あるいはその報告の中でいろいろな意思決定が実はなさ...全文を見る
○大串(博)委員 だから確認したいんです。大臣のところに、どういう案件が、いつ上がっているかということを副大臣自身はどういうふうにして確認されていますか。
○大串(博)委員 大臣のところに、どういうものが、いつ上がっているか。副大臣のところに来るものを副大臣が全部見ているのはわかるんです。副大臣が見ていらっしゃらなくて、大臣にひょっとしたら先に行っているものもあるかもしれない。  実は、私も、役所時代にいろいろなことがあって、政務...全文を見る
○大串(博)委員 今、私、ちょっと驚きのことを言われました。一〇〇%と言われると自信がありませんがと。一〇〇%きちんと大臣を支えているかどうかに関して自信がない、そういうことですか。
○大串(博)委員 私が申し上げているのは、大臣は一日六時間近く職場で仕事をされています。いろいろな案件があるからこそいらっしゃるんだと思うんですね。副大臣は一日二時間半しかいらっしゃらない。いろいろなことを決裁するにしても、私は、到底できる時間じゃないと思うんですよ。できる時間じ...全文を見る
○大串(博)委員 私が聞いているのはそういうことじゃありません。  大臣のところに物が上がる、それを事後報告で聞く。事後報告にならないような仕組みを、副大臣自身、どうやって構築されているんですか、そういうことなんです。
○大串(博)委員 なぜこんなに事前にということを聞いているかというと、私はそれが大切だと思うからなんです。  すなわち、私も役人でしたから何となくわかるんですけれども、やはり副大臣、政務官の時間がとれないと、大臣に先に行こうとする役所の性向はありますよ。そうならないように、まず...全文を見る
○大串(博)委員 大臣、そうおっしゃいますけれども、私もそう信じたくもあります、しっかりやっていただいているだろうなと信じたくもあります。しかし、この資料を見ると、三月二日、左藤副大臣、十七時三十分に出勤されて、六時に退庁。三日、二時に出勤されて、十五時には退庁。五日の日、十一時...全文を見る
○大串(博)委員 しっかりやっていただきたいというふうに思います。  両政務官、済みませんでした。  ありがとうございました。
04月02日第189回国会 衆議院 安全保障委員会 第5号
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○大串(博)委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。  案文の朗読により趣旨の説明にかえさせていただきます。     特定防衛調達に係る国庫債務負担行為により支出すべき年限に関する特別措置法案に対する附帯決議(案)...全文を見る
04月17日第189回国会 衆議院 安全保障委員会 第7号
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○大串(博)委員 お疲れさまです。民主党の大串博志でございます。  きょうは、一般質疑、沖縄問題、基地問題等ということで時間をいただきましたので、早速質問に入らせていただきます。  私も、きょう冒頭、先ほどの小川委員に続きまして、きょう沖縄県知事と総理との面会が一時半からにな...全文を見る
○大串(博)委員 これは非常に難しい問題です。私たちの政権のときにも、皆さん御案内のように、本当に苦労しました。  であるがゆえに、やはり沖縄に寄り添った形をどうつくっていくのかというのを、きのう、下地委員も、何度も何度も閣僚の皆さんが足を運んでということもおっしゃいました。あ...全文を見る
○大串(博)委員 私、三月に取り上げたときもそういう思いで取り上げたんですけれども、非常に危機感が乏しくていらっしゃるような気がしてならないんです。  といいますのは、聞くところによるとということで、五十七カ国というふうに創設メンバーの候補者として挙がっている。相当なメンバーで...全文を見る
○大串(博)委員 この間も少しお聞きしましたけれども、英仏独豪から、事前に自分たちは参加しますよという通知は受けておった、だから連絡調整はあったんだということでございましたけれども、そういうのも聞くとなおさら心配になるところがあるんですよね。そういうきちんとした連絡のみならず、も...全文を見る
○大串(博)委員 今おっしゃったことは、そのとおりです。  しかし、現在目の前にある状況を見ると、私はやはり危機感を相当覚えざるを得ない。安保外交のみならず、経済外交でも非常に厳しい状況が目の前にあるかもしれないという気すらします。ぜひ危機感を持って臨んでいただきたいと思います...全文を見る
○大串(博)委員 先ほど私、本会議でも申し上げましたように、与党間で行われている議論、それはそれで結構でございますけれども、やはり国民には、私、よくまだわからないと思うんですよ。もちろん、法案も出てきていないから国会もよくわからない。そういった中で、アメリカにだけ説明される、やは...全文を見る
○大串(博)委員 いずれにせよ、今回ガイドラインの見直しが行われる、これは、今回歴史的な大転換たる安保法制の見直しを、整合性を確保した上でつくられる。これは2プラス2で定められていますね。ですから、日本にとって、日本の安全保障に関して極めて大きな影響を持つものだと思いますので、こ...全文を見る
○大串(博)委員 そういうふうな思いがあります。  先ほど本会議でも述べましたけれども、この安保法制の見直し、一括法というふうな話もありましたけれども、到底一国会でできるような話ではないと私思うんです。ですから、ぜひ、アメリカにどう説明されるかということも含めて、日本国民にまず...全文を見る
04月17日第189回国会 衆議院 本会議 第17号
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○大串博志君 民主党の大串博志です。  私は、民主党・無所属クラブを代表して、ただいま議題となりました防衛省設置法等の一部を改正する法律案について質問いたします。(拍手)  ことしは、戦後七十年となる節目の年です。戦後生まれの人口が八割を占め、さきの戦争の記憶が風化しつつある...全文を見る
04月23日第189回国会 衆議院 安全保障委員会 第8号
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○大串(博)委員 おはようございます。民主党の大串博志でございます。  きょうは、参考人の先生方には、お忙しい中、しかも急なお呼びかけにもかかわりませず、貴重な御意見を賜りまして、質疑の機会もいただきまして、本当にありがとうございます。いろいろな御意見を聞かせていただきたいと思...全文を見る
○大串(博)委員 いま一つ白石先生にお尋ねできればと思うんですけれども、いろいろなそういう悩みが日本においてある中で、二番目のところ、二ポツ、「どうすればよいのか」というところで書かれているんですけれども、「選択と集中の実現によって安定的かつ中長期的に防衛力の維持整備を行う 防衛...全文を見る
○大串(博)委員 よくわかりました。ありがとうございました。  続いて、武蔵先生にお尋ねさせていただきたいと思います。  まずは文民統制の件についてお尋ねさせていただいて、もし時間があれば、先ほどの装備庁の話についてもお尋ねさせていただきたいと思います。  この文民統制、十...全文を見る
○大串(博)委員 ありがとうございます。  武蔵先生にもう一問お尋ねさせていただきたいのですが、武蔵先生の資料の中で、米英独仏の国防組織の中枢機構の内部部局においては文官と制服組が七対三の割合で混在しているんだ、こういう仕組みになっている。日本はそうでないわけですね、内局は内局...全文を見る
○大串(博)委員 それでは、武蔵先生にもう一問、先ほどお話しになっておられました装備庁に関してもお尋ねさせていただきたいと思うのです。  先ほど白石先生の方からも、装備庁、人をつくっていく、教育、人材育成というんですか、これが非常に大切だということのお話がありました。武蔵先生の...全文を見る
○大串(博)委員 ありがとうございました。大変勉強になりました。  細谷先生、西川先生、済みません、質問が及びませんで。ありがとうございました。
04月24日第189回国会 衆議院 安全保障委員会 第9号
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○大串(博)委員 衆議院の、民主党の大串です。  まず、質疑を始める前に、この委員会、定足に足りていますでしょうか。まず確認いただいて、そろっているかどうかを教えていただきたいと思います。もしそろっていないんだったら休会してください。
○大串(博)委員 確認まで。  大変重要な案件の審議でございますので、もちろん私たち野党の方にも責任はありますけれども、法案を提出されている政府・与党の皆さんの真摯な御議論もぜひお願い申し上げたいというふうに思います。  まず、私の方から、防衛省設置法等でございますけれども、...全文を見る
○大串(博)委員 そうすると、副大臣がおっしゃるのは、十二条は文民統制を直接構成するものではないということを正しいとおっしゃっているとすると、副大臣にも説明責任が生じてくるのは、一方で、大橋国務大臣は、昭和二十七年に、この規定をシビリアンコントロールをなすとおっしゃっている、それ...全文を見る
○大串(博)委員 私の質問をよく聞いてください。  副大臣は、この十二条の規定を文民統制をなすものではないとおっしゃった、その大臣の答弁を正しいとおっしゃったので、それに対して、二十七年に大橋国務大臣がこの規定をシビリアンコントロールとおっしゃっている、このギャップをどう説明さ...全文を見る
○大串(博)委員 ちょっと、委員長、ぜひ督促をしていただきたいと思います。  私が問うているのは、まさに副大臣が今、御自分の答弁、一番最後でおっしゃったように、十二条は文民統制を直接構成するものではないとおっしゃったから、それを理解しているので、であれば、二十七年に大橋大臣がお...全文を見る
○大串(博)委員 それはもう冒頭も聞きました、重要な規定であると。シビリアンコントロールに対しての重要な規定であるというふうに考えていらっしゃるのもよくわかります。  しかし、明らかに、先ほど来シビリアンコントロールをなすものではないというふうにおっしゃいましたので、それに対し...全文を見る
○大串(博)委員 この点、もうこれ以上私は質問しません。ここには大きな認識の違いがやはり、私と大臣、副大臣の間、あるいは世の中的にも、先ほど小川委員も言われたように、あると思うんですね。  この十二条に対して、文官統制という言葉を使うかどうかは別としても、文民統制の中の大変大き...全文を見る
○大串(博)委員 そこをもう少し詳しくお聞かせいただきたいんです。大臣は直面されていると思います、下から上がってくるわけですから。  大臣がこの実施計画の作成の指示をされるとき、あるいは、これを承認しなきゃいかぬというとき、あるいは、いろいろな問題があって一般的監督をしなきゃい...全文を見る
○大串(博)委員 今おっしゃったように、非常によくわかってきました。  指示を大臣が出される、あるいは承認を出される、一般的監督をなされる、そのときには官房長、局長の方々が起案をされてこられる、そのときには幕僚監部の方々ももちろん一緒に来られて、調整されているんでしょうね、来ら...全文を見る
○大串(博)委員 少しずつ、論点を少し区分けしながらお尋ねさせていただきます。  今、現状において、この十二条の求める事務フローに関しては問題が生じているわけじゃなくて、円滑な事務が行われているのでこれでよいということでした。  一方、ではなぜ十二条を変えるかというと、二つの...全文を見る
○大串(博)委員 もう一つ確認ですけれども、十二条の二号ですね、計画あるいは方針に関して大臣が承認を行われる、これに関しても、先ほどの流れでいうと、内局の官房長あるいは局長が起案をして、それを幕閣の皆さんとよく相談をされて、一緒に大臣の方に持ってこられるという流れも、この二号に関...全文を見る
○大串(博)委員 わかりました。  そうすると、ちょっと、いろいろな組織変更も考えられていると思うんですけれども、先ほどおっしゃいました、例えば指示ですね、仮に指示として話を進めていきましょう。  指示をされるときに、その指示の起案は官房長、局長の方々が起案されて、幕僚監部の...全文を見る
○大串(博)委員 ちょっと今までの話に戻しますと、十二条の一号の指示を出されるときに、これを起案してこられる局長さんというのは、私の理解では運用局長さんかなというふうに思っていたんですけれども、それは違いますか。
○大串(博)委員 今回、運用局を廃止して統幕の方に組織を移転して、統幕の方に運用担当の政策総括官ができるということです。  もう一度お尋ねします。十二条の第一号の指示、これに関しては、先ほどおっしゃったように、官房長、局長が起案をして、幕僚監部の皆さんとも意見交換をよくして一緒...全文を見る
○大串(博)委員 問題を生じるかどうかお尋ねしているのではなくて、事実をお尋ねしているんです。  新しい十二条になったときの、十二条一号に係る大臣の行為、すなわち、実施計画等に関する指示を出されるときに、これまでは、運用局長さんがその起案をされて、幕僚監部の皆さんとも調整を行っ...全文を見る
○大串(博)委員 私もそうかなと思ってお尋ねした次第です。  とすると、大臣が先ほどおっしゃった、現行の十二条一号、二号、三号における大臣の指示、承認、あるいは一般的監督、これまで、これに関して、官房長あるいは局長が起案をして、幕僚監部の皆さんとよく相談をして一緒に上げてこられ...全文を見る
○大串(博)委員 その変更が、今回、十二条における変更の一番具体的な変更なのかなというふうに私は思って、予測してというか感じておったんですね。  その変更は、大臣が先ほどおっしゃった、何ら変わるものがないという程度のものなんでしょうか。いかがお考えになりますか。
○大串(博)委員 私にとっては、私も役人でしたからよくわかります、どっちの局が主導的な役割を担うのか、つまり、イニシエーション、始めていく、起案をする役割を担うのかというのは極めて大きな話だと思うんですね。運用局長がその任を負うのか、統合幕僚長がその任を負うのか、これは極めて大き...全文を見る
○大串(博)委員 統合運用の機能を強化するという流れがずっとあるのは私も了知しておりますし、その流れ自身は私も是としております。  そういった中で、今おっしゃった二十五年八月の防衛省の改革に関する取りまとめ、それは、その前の、いわゆるいろいろな防衛省の不祥事があった、これを経て...全文を見る
○大串(博)委員 先ほど来大臣がおっしゃっていますのは、これは大きな変更じゃないんですと、統合幕僚監部が指示、承認、一般的監督に関して起案するような形に今後なっていくけれども、内部部局とよく調整するんだ、内部部局は補佐をしていくんだ、こういうふうに言われています。  その、内部...全文を見る
○大串(博)委員 私は法律論をお尋ねしております。実態論ではなくて法律論として、引き続き、内局の官房長、局長が、大臣の指示、あるいは大臣の承認、大臣の一般的監督に関して大臣を補佐する、すなわち、統合幕僚監部の皆さんがこれを第一義的な起案者として起こそうとしていく、そのときに内局の...全文を見る
○大串(博)委員 八条に書かれていることは「総合調整に関すること。」であります。  大臣がさっきおっしゃったのは補佐なんですね。補佐をするという根拠規定はどちらにあるんでしょうか、そういう問いです。
○大串(博)委員 もう一度答弁していただいてよろしいですか。
○大串(博)委員 いや、ちょっと違うんです、私の問うているのは。  八条の七号で、今度新しく、内局の総合調整機能というものを明定された。これまでは政令、組織令で大臣官房が持っていたものを法定された、それはわかります。  一方で、さっき大臣が繰り返しおっしゃった、統合幕僚監部が...全文を見る
○大串(博)委員 そうなんですね。私もそれで理解しました。  すなわち、補佐というものに関しては旧十二条から新十二条に変わっている。旧十二条において一号、二号、三号というのが明定された、これがなくなって、十二条に関して一つ、これは行数でいうと五行の書きぶりになっているということ...全文を見る
○大串(博)委員 それはわかります。それはこのペーパーにもありますので、八条七号の変更の趣旨はよくわかりますけれども、それは、先ほど申しましたように、十二条を前のものから新しいものに変える、それによって、指示、承認、一般的監督に関する大臣の権限に関する一義的な起案者が運用企画局長...全文を見る
○大串(博)委員 八条七号の機能はわかります。わかりますけれども、今のような世の中の理解がやはりあるんですね。  その点も含めて、この十二条、八条をどう理解するかということを考えていくと、先ほど申し上げましたように、きのうまでの答弁の中でずっとおっしゃっていた、十二条が変わるこ...全文を見る
○大串(博)委員 責任は大きくなる、大きな責任を持つ、権限を持つ、でも、それは私はあっていいことだと思うんですよ。それも一つの組織のあり方だと思います。統合運用機能の強化、これは是とします。  一方で、責任は大きなものを負うんだけれども対外説明はしないというのは、組織としてあり...全文を見る
○大串(博)委員 時間がかなり押してきて、三十二条とかあるいは八条に関してももう少し、あるいは二十二条、あるいは防衛装備庁に関してもかなり聞きたいことがあるんですけれども、今回の話と大きく関係があると思うものですから、ガイドラインのことに関してもちょっと質問させていただきます。 ...全文を見る
○大串(博)委員 周辺から退避する邦人が米艦に乗って、米艦が攻撃されたから集団的自衛権の行使を考えなければならないということ、これは非常に現実性、切迫性が乏しいと思っているんです。  中谷議員もかつておっしゃったように、アメリカから前回のガイドラインに入れることは断られた、よっ...全文を見る
05月27日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第3号
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○大串(博)委員 民主党の大串博志でございます。  早速質問に入らせていただきます。  まず、今、岡田委員からもあった質問のフォローアップも含めて、自衛隊の皆さんに対するリスクです。  私は、どう考えても、今回の安全保障法制全体を通じれば、自衛隊の皆様へのリスクは増大する、...全文を見る
○大串(博)委員 ぜひ、自分がつくられた法案の内容をよく見ておっしゃってください。  前の法律における事態、状況と、今般新しく整備されようとしている安全保障法制を比べて、リスクは上がるんじゃないですかということをみんな議論しているわけです。みんな気にしているわけです。  先ほ...全文を見る
○大串(博)委員 今の答弁を聞いていると、よくわからないんですよ。  基本的な安全確保の考え方は変わらない。さっき申し上げたとおり、安全確保のための仕組みは前と変わりませんよ。安全確保の仕組みは前と変わらない中で、一方で、活動エリアだけは広がっているんですよ。だから、よりリスク...全文を見る
○大串(博)委員 質問に端的に答えていただくように、委員長からもぜひ御指導をお願い申し上げたいと思います。  私は、前の、これまでの仕組みに比べて、新しい法制になったらリスクは上がるじゃないですかということを申し上げているんです。  御嶽山に対する業務あるいは防災等々に対する...全文を見る
○大串(博)委員 ありがとうございます。  答弁は簡潔にしていただきたいと思いますし、かつポイントをついて答えていただきたい。総理からわかりやすく説明をしていただいている意図はわかりますけれども、余りにいろいろなことをあちこちぐるぐる回って答弁されますものですから、かえってわか...全文を見る
○大串(博)委員 リスクを低減するための仕組みだということで、近傍で戦闘が起こった場合には一時停止をする、あるいはそれが長引く場合には中断をする、そういう仕組みを入れていますから大丈夫ですというふうに言われました。  それに対して、私は、それは前の周辺事態法にもそういう規定はあ...全文を見る
○大串(博)委員 すなわち、こういうことですか。戦闘が行われている現場というのは日々変わり得る、日々変わり得るから現場の判断でいかようにも右左に動けるようにしておきたいということで、これまで法文に書かれていた、活動の期間を通じて戦闘行為が行われることのないということをあえて削りま...全文を見る
○大串(博)委員 やはり今の総理の答弁を聞いても、柔軟対応だとおっしゃる。戦闘現場がどこで、いつ、どのように戦闘現場になるか。戦闘現場というのが物すごくピンポイントな法律の規定になっているものだから、柔軟対応せざるを得ないということだと私は思うんです。それぐらい現場に近いところを...全文を見る
○大串(博)委員 いや、聞き捨てならない発言ですね。  戦闘地域というものをこれまでつくってやってきた。そこには入らない、活動する期間もそこには入れないというふうにしてきた。それを、今回は、戦闘が行われている現場以外では活動を行う。戦闘の現場に近づいているじゃないですか。戦闘の...全文を見る
○大串(博)委員 私の質問をよく理解して、答えていただきたい。  仕組みで安全を確保する、今おっしゃいました、こうこうこういうふうな仕組みにしていると。基本計画、実施区域、これをつくる仕組みは、これまでも全く同じなんですね。  何だったら、大臣、答弁された中で、これまではなか...全文を見る
○大串(博)委員 柔軟にしていくというところがすなわちみそなんです。戦闘現場に近づくから柔軟にせざるを得ないんじゃないですか。  すなわち、戦闘現場という、まさにそのことが起こっているところに極めて近いところで活動するから、状況はかなり大きく変化し得るところだと。それは、非戦闘...全文を見る
○大串(博)委員 今の答弁でわかったのは、要するにプラスした、安全面からプラスしたというのは、いわゆる安全配慮規定、「配慮しなければならない。」と。私、随分遠慮した規定だなと思いますよ。これだけ自衛隊の皆さんの活動が広がるにもかかわらず、追加的に、安全を確保するための措置は配慮義...全文を見る
○大串(博)委員 午前中に引き続き質疑をさせていただきます。  自衛隊員へのリスクの問題を午前中議論させていただきましたが、これは決して木を見て森を見ずというふうになるつもりじゃなくて、やはりこれだけの安保法制の変化をもたらすのであれば、リスクの問題も、あるならある、あるいはふ...全文を見る
○大串(博)委員 端的にお答えいただきたいんです。  つまり、先制攻撃、イラク戦争のような形で始まった紛争、これに関して、アメリカ、イギリス軍が先制的な攻撃をしかけていったわけですけれども、かつ大量破壊兵器は最後はなかったということだったわけですけれども、このようにして始まった...全文を見る
○大串(博)委員 質問に端的にお答えいただきたいんです。  私は、始まり方が先制攻撃、あるいは先制攻撃と皆さんに認められたようなあのイラク戦争のような形で始まった戦争に対して、それで武力の行使が始まった、そのような場合に、新三要件を満たすのであればと私は総理にも申しましたよ、満...全文を見る
○大串(博)委員 イラク戦争のようにして始まった戦争に対して、三要件を満たされないという根拠は、総理、どこにありますか。はっきりと言ってください、どこにありますか。
○大串(博)委員 イラク戦争のようにして始まった戦争においても、いろいろなことが起こり得るかもしれません。戦局が拡大して、例えば中東における重要な海峡域において機雷が敷設されるかもしれないじゃないですか。そういったことがある場合でも、三要件を満たさないとおっしゃるんですか。  ...全文を見る
○大串(博)委員 実は、今のでよくわかりました。  というのは、イラク戦争のようにして始まった戦争に関しても、集団的自衛権を容認するための三要件に該当するかどうかを考えることに関しては否定をされませんでした。かつ、三要件に当たるかどうかという話もされましたので、イラク戦争のよう...全文を見る
○大串(博)委員 質問が来ましたので終わりますが、論理的に総理がおっしゃったことを整合的に解釈すると、イラク戦争のような始まり方で始まったものでも、三要件を満たすような機雷掃海のようなものであればと、大空襲、大規模な空襲みたいなことはしないとおっしゃいますけれども、そうでなくて、...全文を見る
06月05日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第7号
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○大串(博)委員 民主党の大串博志です。  続きまして質疑をさせていただきたいと思います。  私も、引き続いて、昨日の衆議院憲法審査会での議論です。  先ほどの質疑の中でもありましたけれども、大臣も審査会の参考人質疑の模様は確認されたということだと思いますが、三人の参考人の...全文を見る
○大串(博)委員 今、御答弁がありました。  私も、きのう参考人質疑で立たれた先生方の中の言葉を注意深く見てみると、特に気になった、注目したのは長谷部先生の言葉なんです。違憲だとはっきりおっしゃっていますけれども、その中で「私は憲法違反であるというふうに考えております。従来の政...全文を見る
○大串(博)委員 そこでお問い合わせなんですけれども、今、私、お手元に資料を配付させていただきました。ありがとうございました、委員長。  済みません、間に合わなかったものですから二分冊になって、二分冊の二枚の方の二枚目であります。  今大臣が言われました国会提出資料、昭和四十...全文を見る
○大串(博)委員 大臣、端的に答えてください。私の質問は、一、二が基本的構造じゃないなんて言っていないんです。私が聞いたのは、三はなぜ基本的構造と定義しなかったんですか、言わなかったんですか、そこなんです。どうですか。
○大串(博)委員 ここが一番実は大切なところで、長谷部さんも、「従来の政府見解の基本的な論理の枠内では説明がつきません」、こういうふうに言われているんです。その基本的な論理とは何かというのが今大きく問われているわけです。  一、二、三がある。一、二が基本的構造だとおっしゃった。...全文を見る
○大串(博)委員 基本的構造です。論理じゃないですね。間違いない。基本的構造とおっしゃいましたからね。(中谷国務大臣「論理」と呼ぶ)基本的構造、あるいは論理でも結構ですね。論理でも結構なんだけれども、一、二ときて、三は結論だから論理じゃない、こんな日本語がありますか。一、二ときて...全文を見る
○大串(博)委員 端的に答えてください。  普通に見れば、一、二、三、こういうふうに、きれいな論理をつくられているんです、国会提出資料の中で。きれいに論理をつくられている。三だけが、なぜ勝手に政府がこれは基本的論理ではないと言っているのか、その論拠を答えていただきたいということ...全文を見る
○大串(博)委員 私がなぜ防衛大臣に聞いているかというと、まさに総理大臣が防衛出動を命ずる三要件に合致しているかどうか認める、先ほど話がありました、極めていろいろな論理の中から判断する、その場で判断するとおっしゃっているじゃないですか。それをされるのは防衛大臣じゃないですか。だか...全文を見る
○大串(博)委員 大臣の答弁も、法制局の今の長官の答弁も、私は同じだと思いました。三番目は結論だというふうにおっしゃるんですね。  では、結論がなぜ基本的論理の中から省かれるのか、それをお答えください。
○大串(博)委員 基本的論理による結論であれば、基本的論理とともに維持するのが普通だと思います。なぜ、基本的論理一、二までが自分たちが従わなければならない規範であって、三の結論のところは私たちは今回違う考えを持っていいというふうになる、すなわち基本的論理から省いたのか、除いたのか...全文を見る
○大串(博)委員 一、二の論理だけ整合性をとっていれば合憲であるという判断根拠はどこにありますか。
○大串(博)委員 一、二の理屈だけ維持すれば、その後の世の中の変化があれば三の結論部分は変わってもいい、そういうことですか。
○大串(博)委員 考えた経緯は私はもう知っているんです。そういうことを聞いているんじゃなくて、一、二だけ同じ論理を今回も用いていれば、三については時代が変わったので当てはめを変えました、一、二の論理だけフォローしていれば、同じものを採用していれば合憲ですと言える理由はどこにありま...全文を見る
○大串(博)委員 そこはきちっとお答えいただきたいんです。  三は結論部分なので、通常は大変大事な部分だと考えるはずなんですね。一、二の理屈だけ今回同じものを使っているから、三は結論部分なので、今回、時代が変わったので全く違う結論に、つまり逆の結論になりました、しかし、一、二の...全文を見る
○大串(博)委員 最後の、私は維持していると考えているは何度も聞いているんです。だから、その理由を聞いているんです。  つまり、大臣の理由は、一、二の基本的論理だけを踏襲しているからいいんですというふうに言われている。私は、三も踏襲しないと、憲法の論理は踏襲し切ったことにならな...全文を見る
○大串(博)委員 結論であれば、なぜ踏襲しなくていいんですか。
○大串(博)委員 では、法制局長官に聞いてみましょう。  結論であれば、なぜ踏襲しなくても違憲にならないんですか。
○大串(博)委員 今法制局長官が答えたのも、結論が変わったということだけなんです。  もう一度大臣に聞きます。  一、二のところ、基本構造は同じく踏襲している。三に関しては、今法制局長官が述べたのは、時代が変わって事実認識が変わりました、よって結論を変えることにしました、こう...全文を見る
○大串(博)委員 明確な答えが私はやはりないと思うんです。  一、二の論理は踏襲しました、三に対しては、事実関係が変わって、今や他国が攻撃されても日本がとても危なくなることもあり得ます、よって三に関しては結論を変えて、他国が攻撃された場合も日本が武力攻撃できるようにします、こう...全文を見る
○大串(博)委員 いや、一、二のことはわかっているんです。裁量の範囲内として三の当てはめが変えられる、その裁量の範囲内と考えられる根拠はどこにあるんですか、そういうことなんです。お願いします。
○大串(博)委員 だから、今繰り返しおっしゃったんですね。最後におっしゃった、ぽろっとおっしゃったんですね。さっきも答弁の中でするっとおっしゃったので、私はあれっと思ったんです。ほぼ、珍しい、余りなかった答弁だなと思ったんです。裁量の範囲だと考えておりましてと。裁量の範囲と考えて...全文を見る
○大串(博)委員 私は、実は、この憲法論はここが一番みそだと思っています。  一、二、三とあります。ここが非常に大事な四十七年見解。これがベースになっている。  一、二に関しては、基本的論理、規範という言葉も使われます、これを踏襲した。踏襲した、よって合憲なんだとおっしゃいま...全文を見る
○大串(博)委員 午後、質疑させていただきます。
○大串(博)委員 休憩前に引き続き質疑を行わせていただきます。  周辺事態、重要影響事態、そして存立危機事態、重要な概念に関して確認をさせていただきたいと思います。  資料にもお配りさせていただいておりますけれども、厚い配り紙の一番前、一枚目ですけれども、先般来議論になりまし...全文を見る
○大串(博)委員 この答弁の一つ後ですね、現状の法律を前提として答弁した答弁、これは現状も維持されている、これは当然のことだと考えます、これも私はグレーだと思っているんですよ。  だって、この答弁の後に確認するかのごとく、現状の法律を前提として答弁した答弁、これは現状も維持され...全文を見る
○大串(博)委員 私が質問、お願いしているのは、その一つ前の、現法律のもとでのこの答弁は維持されておると考えております、これは取り消してください、少なくともと申し上げているんです。
○大串(博)委員 質問に的確に答えていただきたいと思います。  現状の法律を前提として答弁した答弁、これは現状も維持されている、これは当然のことだと考えます、ここを私は問うているんじゃないんです。いろいろな議論の中で議論は行われていく、それはわかります。わかりますから、あえて聞...全文を見る
○大串(博)委員 大臣、私はその次の質問をお願いしようと思って、その前提なんです。だからきっちり答えていただきたいんです。  この三番、十一年政府統一見解に全てが吸収されているのであれば、その前の十年二月二十六日、この高野答弁を、現法律のもとでこの答弁は維持されていると考えてい...全文を見る
○大串(博)委員 それでは、大臣は、後藤委員のもう一回明確に答弁いただけますかという問いに対する答弁において、真ん中に述べられた、現法律のもとでのこの答弁は維持されていると考えますという答弁を修正された、これでよろしいですね。
○大串(博)委員 確認。修正されたでよろしいですね。
○大串(博)委員 なぜこれにこんなにこだわったかというと、過去のいろいろな答弁を私たちは見ます。やはりこれまでも、周辺事態法も武力攻撃事態法も、国会答弁を積み重ねる中でいろいろな規範ができ上がってきていると思うんです。その積み重ねを私たちは今この委員会の中でやろうと思っています。...全文を見る
06月10日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第8号
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○大串(博)委員 民主党の大串博志でございます。早速質問させていただきます。  先般来、大きな議論になっている、先週の憲法審査会で三人の憲法学者の皆さん、自民党さん、与党さんが呼ばれた憲法学者の方も含めて、今回の集団的自衛権の行使を可能とする憲法解釈変更による安全保障法制は違憲...全文を見る
○大串(博)委員 今るるおっしゃった日本の安全保障環境の変化、それは私もわかります。だったら、だったら、やはり正面から憲法の改正を国民の皆さんに問うて、国民の皆さんにそれを訴えて得ていくべきですよ。それは中谷大臣がもともと言われていた主張、私はそれが正しい行き道だと思います。 ...全文を見る
○大串(博)委員 法制局長官、私、きのうも法制局長官に直接申し上げましたけれども、関係のないことを言わないでください。  私がさっき申し上げたのは、なぜ、自衛隊は違憲だ、憲法学者の方々は伝統的にそういうふうな意見が多かったとわざわざつけ加えられたのは、何でそんなことを言われたん...全文を見る
○大串(博)委員 きちんと答えてください。  なぜ、第三ブロックの結論の部分、結論だからという理由で、結論であれば、それを事実認識が変わって違う判断をしても合憲なんですか。そこだけなんです。そこだけお答えください。
○大串(博)委員 先ほど申しましたように、この四十七年見解は第一段落、第二段落とあって、第三段落全体が一つの固まりなんです。実は、第三段落は段落分けもされていません。この第三段落は一ブロック、二ブロック、三ブロックと一気通貫に書かれています。そういう構造です。であるにもかかわらず...全文を見る
○大串(博)委員 今、大臣は導き出されたと言われましたけれども、憲法はここにあるわけですよ。憲法を変えるんですか。かのごときの発言でしたよ。その発言一つ一つに、どうもと思われるところが、響きがあるんです。  もう一回お尋ねしますけれども、第一ブロック、第二ブロックは規範であると...全文を見る
○大串(博)委員 済みません、委員長にお願いです。私、質問している内容をよく聞いていただいて、それに端的に答えていただきたいと思います。  私の質問は、先ほどおっしゃった第一ブロック、第二ブロック、これは規範だとおっしゃった。規範を踏襲している。よって、第三ブロックたる当てはめ...全文を見る
○大串(博)委員 大臣、大臣が言っていらっしゃる、当てはめ、結論部分は、ここは結論だから、大臣はそうおっしゃったんですよ、きのう。私が、なぜ三の部分を見直したとしても、踏襲しなくても、合憲なんですか、憲法違反とならないんですかと聞いたところ、大臣はすぱっと、「それは、結論の部分が...全文を見る
○大串(博)委員 責任者である大臣がまともに質問に答えられないというのは、私はゆゆしき状況だと思いますよ。  極めて重要な問題で、なぜこれを聞いているかというと、先ほどの寺田さんの質問にも通じるからですよ。先ほどの海外派兵に関する一般原則も、いわゆる三要件、特に三要件の三番目、...全文を見る
○大串(博)委員 委員長、これはもう一回私は政府統一見解を求めたいと思います。  というのは、大臣、答えられないんですか、すなわち。(中谷国務大臣「答えているよ」と呼ぶ)答えていないじゃないですか。全く私の質問の意味をわかっていないでしょう。わかっているんだったらもう一回答えて...全文を見る
○大串(博)委員 安全保障担当大臣、防衛大臣ですから、大臣の所掌の中の話を私はしております。  その中で、今回の、この四十七年見解及び集団的自衛権のことに関して言うと、第三段落の一部、第一ブロック、第二ブロック、これを規範だという認識のもとに、規範の部分は従っています、しかし、...全文を見る
○大串(博)委員 委員長、お願いします。私の質問に端的に答えていただくように御指導をお願いします。  私が聞いたのは、どういう場合に、大臣が所掌されている範囲内で、規範と大臣が考えられている部分はフォローした、従った、しかし、結論部分に関しては、事実認識が変わったから当てはめは...全文を見る
○大串(博)委員 では、もう一度本件に戻りまして、本件で、ほかのところはない。ほかのところはないですね。  では、なぜ、ほかのところはなくて、本件においては一部、つまり、第一ブロック、第二ブロックという一部分だけに従っていれば、第三ブロックという結論部分に関しては、事実関係に関...全文を見る
○大串(博)委員 資料の二ページを見てください。大臣が今答弁されたことは、前回の私に対する答弁もそうなんですけれども、この二ページに書かれているようなことなんです。つまり、第一ブロック、第二ブロック、第三ブロック。第一ブロックから第二ブロックまでは、基本的な論理はこういうことでし...全文を見る
○大串(博)委員 今一つおっしゃいましたのは、一つは、条件が変わりましたと。条件が変わったのでいいんですという説明でした。条件が変わったら、なぜ結論を変えてもいいんですか。
○大串(博)委員 私、やはり納得できない。恐らく憲法学者の皆さんも納得できないところはここにあると思うんです。すなわち、この二十ページから以下の紙を読んでも、なぜ、当てはめのところだけが変わった、しかし、当てはめのところだから合憲ですと。この飛んだ論理が理解できないと思うんです。...全文を見る
○大串(博)委員 さらに加えて、第一ブロック、第二ブロック、基本的な論理は踏襲したというふうにおっしゃっていますけれども、本当かなと私思っています。  というのは、第一ブロック、第二ブロック、特に第二ブロックのところ、一ページを見ていただきますと、ここに、第二ブロックに、「外国...全文を見る
○大串(博)委員 内閣法制局長官も、私の質問に答えないのであれば、出てこないでください。  なぜなら、私が聞いたのは、吉国長官が、このブロック二のところの、規範と言われているところの武力の攻撃、外国の武力の攻撃に関して、我が国の国土が侵されているということを三度も答弁されている...全文を見る
○大串(博)委員 しっかりした証明はないということで、さらに質問させていただきます。  ありがとうございます。
06月22日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第13号
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○大串(博)委員 おはようございます。民主党の大串博志でございます。  早速質問に入らせていただきます。  五人の参考人の先生方、本当にありがとうございました。貴重な御意見をいただきまして、大変勉強になりました、参考にもなりました。  そこで、少し、さらに質問させていただき...全文を見る
○大串(博)委員 書物に、先生、徴兵制は、兵役は苦役に当たるという考え方は世界的な流れに反するというふうな御指摘があられましたものですから、確認をさせていただきました。  それでは、小林先生にお尋ねさせていただきたいと思いますけれども、先ほど来話のある集団的自衛権の議論でござい...全文を見る
○大串(博)委員 憲法審査会で三人の憲法学者の皆様が違憲だという考え方を述べられたところからいろいろな議論が起こっているわけでございますけれども、また小林先生にお尋ねしたいと思うんです。  よく、憲法のことを判断するのは最高裁なんだ、最高裁なんだから、逆の意味は、憲法学者の方々...全文を見る
○大串(博)委員 ありがとうございます。  阪田先生にもお尋ね申し上げたいと思います。  大変クリアな御説明、ありがとうございました。よくわかりました。  七二年見解、基本的な論理、これとの整合性をできるだけ保とうと努力した跡も見える、そういう意味では評価もできる政府の今回...全文を見る
○大串(博)委員 ありがとうございます。  宮崎先生にもお尋ね申し上げたいと思いますけれども、他国領域での武力行使についてです。  きょうは、説明を本当にありがとうございました。非常にクリアな説明で、砂川事件が集団的自衛権の根拠となり得ないこと、また、七二年政府見解をベースに...全文を見る
○大串(博)委員 ありがとうございました。  大変勉強になりました。私たちもさらに議論を尽くしていきたいと思います。ありがとうございました。
06月26日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第14号
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○大串(博)委員 おはようございます。民主党の大串博志でございます。  早速質問に入らせていただきたいと思います。  まず、先ほどの岡田委員との議論に出ておりましたけれども、七十年談話のことに触れられましたので、少し私もフォローアップさせていただきたいと思います。  もとも...全文を見る
○大串(博)委員 形式に関してはこれまで決めていなかったということですけれども、並々ならぬ総理の意欲から、六十年談話、五十年談話に匹敵するものをつくっていきたいというような意欲があられるやに私たちは感じる。近隣諸国も感じる。その中で、六十年談話、五十年談話にあらわれていたような歴...全文を見る
○大串(博)委員 今、総理の御発言を聞いていて、やはり随分世論と乖離があるなというふうに思いました。ホルムズでの機雷掃海、結構やるべきだという人の意見が多いんですよねと、すかっと言われましたけれども、私の周りではそういうふうな声は余りありません。  もちろん、日本に向けた機雷が...全文を見る
○大串(博)委員 今の答弁ではよくわからないので、きちんと答弁していただきたいと思います。  先ほど申しましたように、事前に、一カ月前に、我が国が侵略された場合に、国民の権利が根底から覆されたその場合に自衛の措置をとることが可能だと、繰り返し吉国長官は言った上でこの四十七年見解...全文を見る
○大串(博)委員 法制局長官にいま一度確認、答弁を求めたいと思いますけれども、長妻委員に答弁されたように、外国の武力攻撃、これは他国への武力攻撃も当時から含んでいたという理解でよろしいですね。
○大串(博)委員 今おっしゃった、論理としてここに他国への武力攻撃も含み得るというのはどういう意味ですか。
○大串(博)委員 国民の権利が根底から覆されるときに、それが日本に対する武力行使だろうと他国に対する武力行使だろうと何もするなということを憲法が考えているはずがないから、他国への武力攻撃もここに含めて考えるんだ、そういうことだと今おっしゃいました。そうすると、まさに今、横畠長官が...全文を見る
○大串(博)委員 例を言われたので私も例を挙げますと、世の中に花があります、花がある。この花は、赤い花と青い花の二つしかない。四十七年当時、吉国さんは、花は赤いものだけであるとしか頭の中になかった。同じく四十七年当時、花はきれいだなとおっしゃった。しかも一カ月前に、赤い花はきれい...全文を見る
○大串(博)委員 今の例えを前提とすると、長官、吉国さんは後世になって、他国への武力行使にも国民の権利が根底から覆される可能性があるというふうに思うに至る可能性があり得たのではないかということをおっしゃっているわけですか。もしそうであれば、これは合憲であるということですか。そうい...全文を見る
○大串(博)委員 その論理が、横畠さん、花というものは赤いものだという論理だったんですよ。それは、横畠さんもおっしゃっているように、当時は我が国に対する武力攻撃だけが国民の権利を根底から覆す、だからそれに対して自衛の措置をするのはよいという論理だったんですよ。だからこそ、第三ブロ...全文を見る
○大串(博)委員 そのことを聞いているわけじゃなくて、当時の吉国さんが日本に対する武力攻撃のみが国民の権利を根底から覆すというふうに考えていたにもかかわらず、その後、いやいや、あれは違うんだ、他国への武力攻撃も含んで考えていたんだと積極的に考えを変えられる理由はどこにあるんですか...全文を見る
○大串(博)委員 今、横畠長官がおっしゃったように、当時の論理というのは当時の書いた人の頭から出てとまさにおっしゃいましたから、そこなんです。当時の書いた人の頭の中は、我が国に対する武力攻撃のみが国民の権利を根底から覆されるという論理だったんです。それをなぜ他国へも含めるというふ...全文を見る
○大串(博)委員 私は第二ブロックの話をしているんです。まさに論理のところです、横畠長官。第二ブロックの外国の武力攻撃、ここを議論しているんです。吉国さんはその一カ月前、何度もここに関して我が国に対する侵略と繰り返し言っている。かつ、吉国さんは当時、我が国に対する武力攻撃のみが国...全文を見る
○大串(博)委員 この議論ばかり長々とやっているわけにいかないんです。ほかにもやりたいことがありますので。  ただ、端的に答えてもらいたいのは、第三ブロックの当てはめのところではないんです。第二ブロックの基本的な論理のところが、当時から既に、日本に対する武力攻撃だけが我が国の権...全文を見る
○大串(博)委員 政府は、新三要件というのは非常に厳密な歯どめであって明らかだ、こういうふうに言われますけれども、ここが非常に不明確なんですよ。つまり、一般に認められない海外での武力行使はというふうに、非常に大きな言葉として言われます。だから中東への戦争に飛び込むことはないんだ、...全文を見る
○大串(博)委員 最後の新三要件のことは私は全く聞いていないんです。それはこの範囲の中ですから。基準一と基準二、これを聞いているんです。それに対して受動的、限定的という答えがありました。これが一般的な基準なのかについてさらに議論させていただきたいと思いますし、それが一体どこから導...全文を見る
07月01日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第16号
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○大串(博)委員 おはようございます。民主党の大串博志でございます。  きょうは、参考人の先生方には、大変貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございました。大変勉強になりました。さらにこの質疑を通して深めさせていただきたいと思います。  まず、鳥越参考人にお尋ねさせていた...全文を見る
○大串(博)委員 実は私、過去にありましたでしょうかという質問とあわせて、それを受けて現場の雰囲気はどのような状況なんでしょうかと、私、メディアに所属したことがございませんものですから、お尋ねしようと思っていたのですけれども、今あわせて教えていただきました。一定の抑制というか、萎...全文を見る
○大串(博)委員 ありがとうございます。  国際環境、安保環境についてですけれども、折木参考人にちょっとお尋ねしたいと私は思うんです。  国際環境、安保環境はやはり日々刻々変化している。先ほどおっしゃったように、前半二十年冷戦期、後半二十年ポスト冷戦期と、歴史を教えていただき...全文を見る
○大串(博)委員 ありがとうございます。  そのときそのときの安保環境の変化において対応してきたというのは、どこの政権でも同じだと思うんですね。それを、そのときそのときで誤りなく、もちろん憲法の大きな枠組みもございますので、その中でやっていくということだと思うんです。  その...全文を見る
○大串(博)委員 ありがとうございます。  柳澤参考人、もう一つお尋ねしたいと思うんです。  安保環境の変化なんですけれども、さまざま、やはり安保環境、これまでも厳しいときもあったし、今でも厳しいものもあると思います。  るる説明のあった中で、ただ、今の時期において、今の時...全文を見る
○大串(博)委員 終わります。ありがとうございました。
07月10日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第19号
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○大串(博)議員 小野寺委員にお答え申し上げたいと思います。  民主党は、先ほどおっしゃいました、憲法学者の皆様は憲法の世界をお守りいただく、政治家が国際情勢の変化を踏まえて政治的な、現実的な判断を行っていく、私たちも全く同感でございます。そういった意味で、野党とはいえ、責任の...全文を見る
○大串(博)議員 我が党の考え方は、四月二十八日、この安全法制に関する民主党の考え方にしっかりまとめさせていただいて、これをお読みいただくと明確にわかると思いますけれども、例えば周辺事態に関しては、周辺概念を維持しながら、いろいろな支援のメニューに関してはニーズを踏まえながら考え...全文を見る
○大串(博)議員 着手の問題をどう考えるのか、こういった点をしっかり見直していこうといった点も示させていただいております。(発言する者あり)
○大串(博)議員 こういった私たちとしての考えを示しておりますので、国会での議論、十分な議論ができるものというふうに思っております。
○大串(博)委員 民主党の大串博志でございます。  早速質問に入らせていただきます。  この安全保障特別委員会、審議をしてまいりました。そういった中で、最近、報道等で聞こえてくるのは、審議時間が何十時間に及びつつあるのでそろそろ機は満ちつつある、来週の半ばぐらいにはもう採決の...全文を見る
○大串(博)委員 先ほど来申し上げましたように、審議は、これまで、存立事態あるいは重要影響事態、この答弁も二転三転するものですから、しかも、はっきりしないものですから、あるいは、憲法に関する疑義、極めて重要な問題があったものですから、かなり議論してきています。しかし、それでもはっ...全文を見る
○大串(博)委員 議論が尽くされたらということは誰も否定していないんですよ。ただ、尽くされているのかということなんです。しかも、それは、議会の中だけでなくて、議会の外でも政府は行う、理解が進むような努力を行う必要があるのではないですかということを申し上げているんです。  総理、...全文を見る
○大串(博)委員 ぜひよろしくお願いしたいと思います。  最後に、遠藤大臣にお尋ねしたいと思いますけれども、この法制でテロのおそれがふえるのではないかという議論もここでございました。  そういったことも含めて、東京オリンピックを成功させるために大変重い任を負っていらっしゃる大...全文を見る
○大串(博)委員 しっかり説明責任を果たしていただくことをお願いしつつ、繰り返し、来週の、来週の強行採決みたいな、審議打ち切りは絶対にあり得ないということを改めて申し上げて、質問を終わらせていただきます。  ありがとうございます。
07月13日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第20号
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○大串(博)議員 お答え申し上げます。  先ほどおっしゃいましたように、安保環境が変化する中で、それに的確に応えていく責任を政治が負う、ここは異論のないところでございまして、それぞれが責任を持った案を考えていかなきゃならないということだと思います。  今おっしゃったように、ミ...全文を見る
07月15日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第22号
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○大串(博)委員 民主党の大串博志です。  早速質問に入らせていただきます。  先ほど、長妻委員との議論を聞いていても、私、非常に思いました。長妻委員の最後の言葉は、採決はきょう到底認められない。私も同じ思いであります。なぜなら、今、三十分間にわたって長妻委員が質疑したこと、...全文を見る
○大串(博)委員 今総理が言われることは、私、本当に矛盾があると思うんですよ。  国民の皆さんの判断力、考える力、それは信頼しているとおっしゃいました。しかし、繰り返し繰り返し、例えば安保改定のときの議論、あるいはPKO法案のときの議論を持ち出される。当時はみんな反対だった、し...全文を見る
○大串(博)委員 しかも、この国会の中でも、いろいろな方々が議論したいという思いも持たれています。  例えば、ここには、我が党、維新の党あるいは共産党、野党の方々がいらっしゃいます。しかし、野党には、ほかの党の方もいらっしゃいます。社民党や、生活の党と山本太郎となかまたちの皆さ...全文を見る
○大串(博)委員 看過できない発言ですね、総理大臣としては。総理大臣御自身も、国民の理解が進んでいるとは言えないと今お認めになりました。  総理大臣御自身が国民の理解が進んでいないというふうに言われている中で、少なくとも二院制のうちの一つである衆議院において法案に関して採決が行...全文を見る
○大串(博)委員 委員会で採決するか決めてくれるべき問題だというふうにおっしゃいますけれども、先ほど申しましたように、総理は、自民党総裁でもいらっしゃる、自民党の国会対策に対して指示を出される立場であられる。その総理御自身が、国民の皆さんの理解が進んでいないという中で採決をすると...全文を見る
○大串(博)委員 先週金曜日のカフェスタにおいては、総理は明確におっしゃいました。立憲主義というものに関して疑問がありますがという流れの話の中で、七二年見解は閣議決定していませんでした、しかし今回、七月一日、この閣議決定は閣議決定しています、だから立憲主義に反しないんですというふ...全文を見る
○大串(博)委員 しかも、このホルムズ海峡の中で、これが海外での武力行使の、例外的に認められるという言葉は一つもないんです。具体例として、こういう場合に機雷掃海するのは集団的自衛権の行使に当たるんだということをこの中でおっしゃっているのみ。海外での武力行使に関する例外だなんという...全文を見る
○大串(博)委員 存立危機武力攻撃という極めて中核の概念ですら明確に答弁されない。それを排するための必要最小限度の武力行使を日本はすることになるんです。その中核的な概念たる存立危機武力攻撃すら、典型例に関して明言されない。こういった中では採決には到底応じられない、このことを申し上...全文を見る