大串博志

おおぐしひろし

小選挙区(佐賀県第二区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数6回

大串博志の2018年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月20日第196回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
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○大串(博)委員 希望の党の大串博志です。  まず冒頭に、委員長、先週木曜日、この委員会は、私たち野党の一部が出席できない形で、そういう環境下で開かれました。与党の質疑及び維新さんも出られたわけですけれども、そこで、大臣に対する対所信質疑という非常に重要な質疑でございまして、私...全文を見る
○大串(博)委員 ぜひ、よろしくお願い申し上げたいと思います。  質問に入らせていただきたいと思いますけれども、まず、私からは、諫早湾干拓の問題に関してであります。  この諫早湾干拓の問題に関しては、私は秋も取り上げさせていただきましたけれども、その後、動きがありまして、例え...全文を見る
○大串(博)委員 自分の置かれた立場をおわかりになっていらっしゃらないようですね。  すなわち、和解協議というのは、福岡高裁が示した和解案は開門によらない基金案でした、これをのむかどうかを考えてくださいというのが投げかけられたのが、済みません、私さっき二月二十四日と言いましたけ...全文を見る
○大串(博)委員 開門によらない基金による和解に至れるよう最善を尽くして議論をしたいというふうにおっしゃいましたけれども、それは、いわゆるこの福岡高裁における和解勧告というものがもう成らなくなったという前提のもとで、では、それ以外の場でも、国としては、開門しないことを前提に、開門...全文を見る
○大串(博)委員 あらゆる努力と、今、一定の含みを持って言われたと思います。  すなわち、この福岡高裁において、和解勧告に基づく和解協議の場というのはもうないんですね。四月十日というのが一回目の期日と言われていましたが、そこには原告団はもう行きませんから、そういう返事をきのうし...全文を見る
○大串(博)委員 もう一度聞きます。あらゆるというのは何ですか。
○大串(博)委員 私は、原告団、弁護団ともよく話し合ってきているんですね。  十九日、きのう午前中、原告団から、開門しないことを前提に、開門にかわる基金の方針は受けないということを、私がお願いしてきのうの午前中に出してもらっているんです。  なぜなら、この勧告案に応じてやって...全文を見る
○大串(博)委員 もし裁判をもってして解決を図ろうというのであれば、私は、その考え方は短慮に過ぎると思いますよ。  なぜなら、今や開門を求めているのは漁業者だけではありません。  この資料の四枚目にもつけておきましたけれども、まさに諫早湾新干拓地で農業を始めていらっしゃる皆様...全文を見る
○大串(博)委員 今、和解に至れるようということをあえて強調しておっしゃった、その心意気は、大臣、私も受けとめさせていただきたいと思います。国としてできるツールはいろいろあると思うんです。ぜひ、みんなが納得できるような解決策を国として導き出せるように頑張ってほしいと思います。 ...全文を見る
○大串(博)委員 少なくとも、今の答弁で、実現を望むという表明という言葉は落ちましたね。  実現を望むというふうに理解したというところは撤回されるということでよろしいですね。
○大串(博)委員 この文書が成ったときに、報道では玉虫色文書と言われたんです。福岡高裁から、開門しないことを前提とした和解勧告が示された以上、当漁協としては、これこれ、これこれの追加的なことをぜひやってください、だから話合いをしてください、この追加的なことを私たちは非常に重要だと...全文を見る
○大串(博)委員 漁協や県においては、裁判の帰趨によってはどうなってしまうんだろうというおそれがある人もいらっしゃる。それは今の答弁で私は払拭されると思うし、ぜひそういったアピールをしていただきたいと思いますし、大臣の指示において動かれる各部局の皆さんにおいても、ゆめゆめ同じよう...全文を見る
04月04日第196回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
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○大串(博)委員 希望の党の大串でございます。  まず、委員長、苦言です。  本委員会、午後、始まる一時の段階で、特に与党の皆さんの席においては、大きく空席があった。午前中も、私が見ていると、かなりの空席があられました。  私たちは与党の理事の皆さんからお問いかけを受けて、...全文を見る
○大串(博)委員 与党の皆さんが事前審査をされて出てきた法案ですから、私は一義的に法案をしっかり抱えていく責任は与党にあると思うんですよ。それは、責任を果たされるのであれば私たちもしっかり議論に臨みますということは、改めて申し上げさせていただきたいと思います。  質疑に入ります...全文を見る
○大串(博)委員 言葉を飾られましたけれども、誰が見てもこの二つの法案、関係性は極めて乏しいんですよ。確かに法律として基盤法と農地法というのはありますけれども、内容が全く違うものですから。  ちょっと大臣にお尋ねしますけれども、もし片方に賛成で片方に反対だったら、私たちはどうい...全文を見る
○大串(博)委員 大臣、真摯に答えてくださいね。そういうふうなことを考えていないのはわかっているから議論に応じているわけです。ただ、余りに両方違う内容なので、片方が賛成、片方に反対と。これは大臣、売り言葉に買い言葉みたいにして答弁されますけれども、いいことにならないですよ、そんな...全文を見る
○大串(博)委員 ぜひ私たちも建設的な議論をしていきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。  そして、この法案の中で少し確認をしたいことがあります。  共有者不明農地の問題ですけれども、これは、世の中にいらっしゃる共有者という方々の権利保護の問題と、一方で...全文を見る
○大串(博)委員 共有者の権利の保護と、農地として使うということのバランスをとる、非常に微妙な論点のところの肝の仕組みだったものですから、あえてこういう紙でいただいて、かつ、今口頭で説明させていただきました。非常に難しいバランスだと思いますので、混乱を生じず、かつ、集約も進むよう...全文を見る
○大串(博)委員 例えば、時代がいろいろ進んで、これは頭の体操も含めてですよ、いろいろな先の時代に向けて議論しておかなきゃならないと思うんですけれども、例えば、そうすると、今回の改正法の前に転用をされてコンクリート張りにされている土地は、これは農地ではないんですか。
○大串(博)委員 大臣、法律上のことを細かく議論しようと思っているわけじゃないんです。  すなわち、先ほど、農地というのは農業生産を行うための基盤であり、大事な基礎であるとおっしゃいましたね。そう考えると、例えば、もう転用してしまって、今コンクリートを張って農業生産物をつくられ...全文を見る
○大串(博)委員 なぜ私がこれをお尋ねしているかというと、農地とか農業というのは一体何だろうという根本的な問いを今回の改正は投げかけているんだというふうに思うんですね。  食料をつくっていただくための土地、そこをできるだけ効率的に、あるいはコストを安く、あるいはやりやすくつくっ...全文を見る
○大串(博)委員 その理由は先ほどもお伺いしましたけれども、この資料の二ページを見ていただきますと、担い手への農地集積の状況、これは農水省さんからいただいた資料ですけれども、手書きを加えておきました。二十六年、二十七年、二十八年度、どれだけ集積が行われてきたか。私ちょっと字が汚く...全文を見る
○大串(博)委員 コストの低減には大きな効果があるんじゃないかなと思っていらっしゃるとは思いますけれども、この間、佐々木委員がここで質疑を行ったときに、所得に関した質疑が行われました。それに対して、農水省の天羽政府参考人は、こう答えていらっしゃるんですよ。所得ですよ。所得向上を図...全文を見る
○大串(博)委員 先ほど、集約の目的の中で、そういうふうに、高齢化する中で担い手を将来どうやってつなげていくかということもあるから、集約して中間管理機構にかんでもらってやっていくんだというお話がありました。それは私もわかります。いいと思います。  ただ、将来の担い手がなかなか見...全文を見る
○大串(博)委員 私たちは、やはり戸別所得補償があったときに農村が安定した実感を得ました。だからこそ、与党の皆さんからも次々とこの委員会でも、所得補償がなくなることに対する不安の声があるということはこの委員会でも与党の皆さんからも言われたという実績があると思うんですね。  私た...全文を見る
○大串(博)委員 都道府県で一律でなくて自由にやってもらうということでありますけれども、種子法がなくなったことで、都道府県がしっかりとした予算措置を持った上で、安価な種子を提供できる体制を維持し続けていくかというのは非常にやはり疑問があるんですね。そこに民間企業が入ってきて種子を...全文を見る
○大串(博)委員 終わりますけれども、一方的な譲歩のみならず、鉄、アルミをちらつかされた不条理な譲歩もしないように、ぜひお願いして、質問を終わります。  ありがとうございました。
04月12日第196回国会 衆議院 農林水産委員会 第9号
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○大串(博)委員 希望の党の大串でございます。  きょうは、参考人の皆様には、それぞれのお立場から、日本の森を思う、我が地域の森林を思う、地域を思うという観点からのお取組に関していろんな意見をいただきまして、大変ありがとうございました。非常に勉強になるお言葉でございまして、私た...全文を見る
○大串(博)委員 そう言っていただいてうれしいなと率直に思った。といいますのは、この森林・林業再生プラン、手前みそな発言をするようで大変恐縮ですけれども、前の民主党政権のときに、それまでの野党時代のいろんな勉強、知見を踏まえて、政権交代直後に出したのが、この森林・林業再生プランで...全文を見る
○大串(博)委員 ありがとうございます。  経営か環境かというのは本当に永遠の課題なんですけれども、両方が成り立たないと、私、この法案の趣旨は成り立たないんじゃないかと思うんですね。そういった観点から、先ほど泉教授がおっしゃったような懸念にも応えられるような制度としてつくり、か...全文を見る
○大串(博)委員 泉先生にもちょっとお尋ねさせていただきたいと思いますけれども、私も、経営だけに走ると、やはり山にとっていいことはない、あるいは人類にとっていいことではないと思うんですね。私は、携わっている方々の意見を今のようにお聞きすると、経営だけではない、環境も含めた動きがな...全文を見る
○大串(博)委員 ありがとうございました。
04月18日第196回国会 衆議院 農林水産委員会 第11号
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○大串(博)委員 希望の党の大串でございます。  今、関さんが質問された、農林水産省というのは、どんな役所もそうですけれども、現場の声に基づいておかなければならない。特に農水省は、土の香りのする政策をしっかり実行していけるように、あるいは潮の香りのする政策を実行していけるように...全文を見る
○大串(博)委員 一般論として答弁はわかります。  今、副長官の方から、農水省に重い負担がかかっているということは事実だ、認識しているというふうに言っていただいたのは、認識をそう持っていただくのはいいと思います。その上で、ぜひ、本当に現場目線の農政ができる、農林漁政ができる形に...全文を見る
○大串(博)委員 今、大臣も言及していただきましたけれども、さきに農林水産省設置法の一部を改正したときに、附帯決議もしっかり、院としてもつけてきているんですね。「地方農政局等において必要な定員を確保し、中長期的視点に立った採用、研修を通じて人材育成を行い、現場と農政を結ぶバランス...全文を見る
○大串(博)委員 ぜひここはよろしくお願い申し上げたいと思いますので、地方の声をしっかり聞き取れる農林漁政であってほしいという思いからの質問でございますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  野上副長官にもぜひよろしくお願いして、どうぞ、御退席いただいて結構です。  次...全文を見る
○大串(博)委員 ぜひよろしく、施設も見ていただいていると思いますけれども、相当な老朽化ですので、見ていただけたらな、そしてその上で取り組んでいただけたらなと思います。  そして、もう一つ論点を指摘させていただくと、私が非常に今心配しているのが漁業調整事務所なんですね。御案内の...全文を見る
○大串(博)委員 ぜひ、これも本当に喫緊の課題になっておりますので、よろしくお願いしたいというふうに思います。  次に、ちょっと質問の順番を変えまして、大臣、済みませんけれども、中山間直接支払いのことに関して、資料もつけておりますので、先に質問させていただきますと、先ほどの、地...全文を見る
○大串(博)委員 集落協定のこと、私もなるほどと思いましたけれども、集落協定というのは本当に毎年やっているので、確認に時間を要するというのはちょっと考えづらいですね。だから、ぜひその辺も工夫していただいて、できるだけきちんと執行して、みんなが使っていただけるように、さらなる工夫を...全文を見る
○大串(博)委員 ぜひ、漁家の方々に見通しをしっかり持っていただけるように、よろしくお願いしたいと思います。  最後に一問だけ、TPPに関して。  総理がアメリカに行かれて、首脳会談があります。一つだけ大臣に、非常に重要な論点なのでお答えいただきたい。  先般来、アメリカが...全文を見る
○大串(博)委員 終わりますけれども、差し控えたいというのは寂しい答弁だったなと、私は、極めて思います。  いずれにしても、先ほどの農水の定員も含めて、一度、大臣、私たちで要請行動に行かせていただきたいと思いますので、しっかりとした農業政策の実施体制となるように要請活動もさせて...全文を見る
05月10日第196回国会 衆議院 農林水産委員会 第13号
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○大串(博)委員 無所属の会の大串博志でございます。  早速質問させていただきたいと思います。  日米の新経済対話に関してなんですけれども、私、四月に質疑をさせていただいたときに、総理がトランプ大統領との日米首脳会談に向けて出発しようとされる前、農水大臣に、貿易に関してどのよ...全文を見る
○大串(博)委員 今、大臣、日本の立場として引き続きTPPが望ましいということであって、これは日米FTAではないんだというふうに、日本側の総理大臣としては、安倍総理としてはそうだということはるる申し上げられていらっしゃるんですけれども、でも、非常に驚きなのは、当時、私も見ました、...全文を見る
○大串(博)委員 FTAではない、予備協議ではないというふうに言われる。  予備協議のことに関して一つ申し上げさせていただきますと、私も、民主党政権のときにはTPP担当の政務官をやりました。その間、USTRともやり合う機会があった。実感からすると、予備協議という言葉でもいいかも...全文を見る
○大串(博)委員 どうもまだふわふわするんですね。日米FTAでもない、予備協議でもない、議題等々もこれから決まる。では、何なんですか、この協議は。  いつ始まると農水大臣は認識しているんですか。いつ始まり、どういう内容の協議だというふうに農水大臣としては認識しているんですか。
○大串(博)委員 TPPに戻ってほしいという基本的なスタンスがある、それはわかりました。ただ、それが本当に可能かというと、相当難しくなってきているんじゃないかという、普通に考えるとそれは思う。  TPPに戻られなかった場合に、二国間の協議になっていく。その場合に、鉄鋼とかアルミ...全文を見る
○大串(博)委員 終わりますけれども、TPPの内容ですら私たちは非常に不安なんです。そのことも踏まえて、私は、農水大臣にはしっかり交渉をしていただきたいと思います。  以上で終わります。
05月15日第196回国会 衆議院 農林水産委員会 第14号
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○大串(博)委員 無所属の会の大串です。  早速質問に入らせていただきますけれども、まず、加計学園問題に関して、先般、柳瀬元総理秘書官の参考人招致というものがございました。その中で、柳瀬さんの方から、かの問題となっている四月二日の総理官邸における面会の際に、加計学園関係者と面会...全文を見る
○大串(博)委員 今の答弁によると、相手方で覚えているのは加計学園の方のみ、今治や愛媛の方々と会ったかは記憶にないからわからない、首相案件、総理案件という発言があったかということに関しては、内容的には獣医学部設置の重要性に関する話だったので、そういうことに関しては覚えていないとい...全文を見る
○大串(博)委員 行政文書も、当時の担当、そして現在の担当にあるところですよね。省内全体じゃないじゃないですか。先ほど言われたように、当時参事官として面会に同席した人が今違う部署にいる、そういう話ですよ。  そういうところも含めて、私は、一点の曇りもないというのであれば、悉皆的...全文を見る
○大串(博)委員 一点の曇りもないということであれば、それに沿う行動を政府・与党においては行ってほしいと思います。  さて、土地改良法ですけれども、私、これは非常に、ある意味第一歩として評価するところもあります。しかし、農業の将来像を考えるに当たって、これで十分かという思いもあ...全文を見る
○大串(博)委員 終わりますけれども、所有と耕作がいよいよ分離していく中で、私は、であれば、農地の公的性格は高まると思います。であれば、土地を維持していく、農地として守り抜いていくためには、国として一歩踏み出した農家負担のあり方に関する検討も必要だと思いますので、ぜひお願い申し上...全文を見る
05月16日第196回国会 衆議院 農林水産委員会 第15号
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○大串(博)委員 無所属の会の大串博志です。  早速質問に入らせていただきますが、昨日は土地改良法改正案に関して議論させていただきました。非常に重要な論点だったと思いますので、今後の成り行きも見ながら、また新たな時代に向けての土地改良のあり方を皆さんと一緒に探っていきたいと思い...全文を見る
○大串(博)委員 今御答弁いただきましたけれども、全国で約二十万カ所、多いですね、西日本が多くあるんですけれども。  先ほども話がありましたように、江戸時代以前よりできたものも、使っているものもある。何百年ですよ、何百年。当然、傷みます。特に、最近、地震ですね、豪雨もそうなんで...全文を見る
○大串(博)委員 防災重点ため池、一万一千カ所、これも非常に大事です、極めて大事。なので、ぜひしっかり力を入れていただきたいと思うと同時に、先ほど言われましたように、一万一千カ所以外のところでも相当傷んでいるところは多いと私は思います。危険だという意味においては、同じように危険で...全文を見る
○大串(博)委員 大臣、どう思われますか。  今局長からも答弁ありましたけれども、地方の小規模な、中山間地を中心とした井堰、堰ですね、三割が実はもう寿命なんですよ。地域の皆さんは、小地域になっていて、小集落になっていて、若手もなかなか残ってくれない、どうやって六十、七十、八十代...全文を見る
○大串(博)委員 やはり、集約化していく低平地の農業も大切だと思いますけれども、中山間地農業というのは本当に守らなければならない、食料自給率という観点からも守らなきゃならないと私は思っているんですね。ぜひ、集約化だけじゃない農業の目線を持っていただきたいというふうに思います。 ...全文を見る
○大串(博)委員 終わりますけれども、コンクリート張りすることも含めて新しい農業をやっていく場合には、ちょっとやはり不明確性が残るような気がするんです。そうすると、手が挙がるものが挙がらなくなっちゃったりすると思うので、ぜひ明確に宣伝をしてほしいと思います。よろしくお願いします。...全文を見る
05月18日第196回国会 衆議院 内閣委員会農林水産委員会連合審査会 第1号
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○大串(博)委員 無所属の会の大串でございます。  早速質疑に入らせていただきたいと思います。  私、農水委員会の方なので、農水系統の質問を主にさせていただきたいと思いますが、非常に、TPP11、そして日米の新貿易協議という大きな動きもある中でございますので、答弁の内容によっ...全文を見る
○大串(博)委員 茂木大臣、もう一つお尋ねしますけれども、先ほど来、茂木大臣の答弁を聞いていると、国益に反するような合意をすることはないんだということを繰り返しおっしゃっています。原則論としてそうなんだろうなというふうに私は思うんですね。  ところが、総理のきのうの発言は、国益...全文を見る
○大串(博)委員 いや、もう一度お尋ねします。  これからいろいろな議論もある、日米で貿易協議、新しい貿易協議もあるというふうになる。そういった中で、日本としては、しかしTPPが望ましい、そういうスタンスだと聞きます。  そうすると、アメリカとの間でもいろいろな話合いが今後あ...全文を見る
○大串(博)委員 ちょっと不安になってきましたね。  私、きのう総理がこれ以上譲ることはないというふうに言ったと、きょうも報道に大々的に出ていますので、これは国益を害することがないという前提がとれた、これはいいことだなと私は思っていたんですね。  ところが、それを確認したいと...全文を見る
○大串(博)委員 全く私が聞いていることとは違ったことをおっしゃって。  とにかく、農業分野においてTPPのライン以上譲ることはない、アメリカとの今後の交渉において。一言言っていただければいいだけの話なんです。私との態度が同じ、違うなんて関係ないんです。一言、この場に答弁、来て...全文を見る
○大串(博)委員 TPPの中でというふうに言われました。  今後、二国間の貿易協定、貿易協議ですね、議論がある。二国間の貿易協議の中においても……(茂木国務大臣「何にも通告しないでずっと聞いているというのはどうなの」と呼ぶ)大枠の話ですから。通告はしていませんけれども、大枠の話...全文を見る
○大串(博)委員 その議論の中で、私は非常にやはり心配するわけです、さらなる譲歩があってしまうんじゃないかと。  特に、トランプさんは、TPPは嫌だ、多国間は嫌だ、二国間の方がよりよいディールができるからと、はっきり彼は記者会見の中で、日米の記者会見の中で言っているわけですね、...全文を見る
○大串(博)委員 いろいろ聞くと、協議だから協定ではないんだということのようなんですね。私は、どうもそれも詭弁のような感じがするなと。協議を経て協定になっていくのが通常の世の中ではないかな、私は端的にそんな気がするんですよ。協議だから協定ではないというのは、私はどうも納得がいかな...全文を見る
○大串(博)委員 質問を終わらせていただきますけれども、毎年の予算編成過程でという言葉が入っているところが肝なんですね。つまり、毎年の予算の中で厳しければ削りますよ、これは財務省の常套の文句なんですよ。  こういったことを取り残したままで、TPP11をこれだけの短時間の審議でま...全文を見る
05月23日第196回国会 衆議院 農林水産委員会 第16号
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○大串(博)委員 ありがとうございます。無所属の会の大串でございます。  きょうは、四人の参考人の皆様に大変有意義な御意見をいただきまして、ありがとうございました。勉強になりました。それぞれのお立場から非常に示唆に富むお話をいただきまして、ありがとうございました。  私も、ち...全文を見る
○大串(博)委員 私と同じ悩みに四人の参考人の先生方もいらっしゃるということがよくわかりました。  私、もう一つ悩んでいることがありまして、現在、認可制のもとで世の中は動いているわけですけれども、現在の認可制のもとで、今の卸売市場制度というのは何かうまくいっていない弊害というの...全文を見る
○大串(博)委員 私が何でこれをこんなに悩んでずっと考えているかというと、先ほど井上参考人がおっしゃったように、民の力を最大限に生かして、原則自由、この辺は私も非常によくわかるところがあるんです。やはりその方がマーケットというのは効率的になっていくということだと思うんですね。 ...全文を見る
○大串(博)委員 ありがとうございます。  自由になるときに、それがその後どうなっていくんだろうという不安の面も生まれてくる可能性もあるというのはそのとおりだと思うんですね。ですので、それに対しての手当てもしなきゃならないというのもよくわかる話でございます。  同じような流れ...全文を見る
○大串(博)委員 それから、もう一度、済みません、川田参考人にお尋ねさせていただければと思うんですけれども、いわゆる卸の皆様に対しては、もともと国の許可制だった、それに基づく検査監督措置というのが国からあって、先ほど、非常に厳しい検査監督を受けられたというふうにおっしゃっていまし...全文を見る
○大串(博)委員 そうしたら、最後に藤島先生にお尋ねさせていただきたいと思うんですけれども、先ほどの認可か認定かのところに立ち戻りますけれども、認可が認定になっていくということになると、先ほどおっしゃったように、民間の方が開設者となり得るということがある。そのときに、先ほど、先生...全文を見る
○大串(博)委員 大変勉強になりました。どうもありがとうございました。  終わります。
05月24日第196回国会 衆議院 農林水産委員会 第17号
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○大串(博)委員 おはようございます。無所属の会の大串でございます。  早速質疑に入らせていただきます。  卸売市場法等の改正案でございますけれども、これも私は去年の秋から、この改正に向かう過程のところから、この委員会でも大分議論させていただきました。  私がそのときから一...全文を見る
○大串(博)委員 ちょっと確認しなきゃならないことが今の答弁で出てきたんですけれども、認可じゃなくて認定になるので、認定を受けないで卸売市場を開設する人たちが出てくるということですね。これは、私、余りこの議論の中でもなかったことじゃないかと思いますので、ちょっとそこは詳しく教えて...全文を見る
○大串(博)委員 認定を受けない卸売市場の皆様というのは、そうすると、認定を受けられる卸売市場の皆様に課せられるルール、すなわち、共通取引ルールの遵守、例えば、売買取引方法の公表とか、差別的取扱いの禁止とか、受託拒否の禁止とかですね、さらには、それ以外に、第三者販売の禁止、直荷引...全文を見る
○大串(博)委員 これまでは少なくとも、卸売市場業務というものは、卸売市場、中央卸売市場若しくは地方卸売市場ということで、法律において認可を受けて行われていらっしゃったわけですね。  それが、今回の法律改正において、それとは全く別のカテゴリー、すなわち、法律の認定を全く受けずに...全文を見る
○大串(博)委員 済みません、ちょっともう少しイメージを教えていただきたいんです。  そういう認定を受けないで自由に卸売市場業務を行われる市場というのは、例えば、今後この世の中でどのくらいのボリュームになっていくんでしょうか。  そして、その人たちの業務のあり方、先ほどもおっ...全文を見る
○大串(博)委員 そうすると、今、農水省からの資料で、今回も、市場外で直接の取引が行われているケースはふえてきていますということが随分説明としてあって、その実態に合わせるみたいな説明がありました。  私、非常に知りたかったのは、何か今の制度で、こうやって市場外でも流通しているの...全文を見る
○大串(博)委員 ちょっとこれ以上局長に聞いても答えるのが難しいようですから、大臣にお尋ねしますけれども、わざわざ認定制にして、つまり、認可を受けないで自由に参入する、卸売市場業務を行う人が出てきてほしい、あるいは出てきてよいというようなことだったんですね、すなわち。  何でそ...全文を見る
○大串(博)委員 何が今、害があって、問題があって変えざるを得ないのかという答弁はやはりないんですよね。  私は、これも、安倍内閣の市場原理中心主義、経済合理性偏重主義のあらわれだと思うんです。認定制になって、民間参入があるのではないか、それがちゃんといくのかというおそれのみな...全文を見る
05月30日第196回国会 衆議院 農林水産委員会 第18号
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○大串(博)委員 無所属の会の大串でございます。  早速質問させていただきますが、諫早湾干拓の問題ですけれども、先般、いわゆる福岡高裁の二次和解勧告というものが出ました。内容はさきの勧告と同じようなラインなんですけれども、開門しないことを前提としてということで、国において基金を...全文を見る
○大串(博)委員 端的にお答えください。  基金百億円、それから排水ポンプの増設は、有明海の再生に資するものでしょうか。
○大串(博)委員 ちょっと予想外な答弁でしたね。  私は、この基金あるいは排水ポンプの増設に関しても、有明海の再生に資するんだということが農水省の判断としてあるから、そもそも基金などは、農水省の側から基金案でどうかというふうに提案されていたのではないかというふうに思いましたけれ...全文を見る
○大串(博)委員 有明海の再生には必須ではない、マストではないということでした。  私は、もし、そういう判断であれば、ぜひそういうことも漁業団体の皆さんにきちんと言ってほしいと思うんです。農水省として、この基金は有明海の再生に絶対必要なものだとは思っていない、そういうものなんだ...全文を見る
○大串(博)委員 これで終わりますけれども、原告団、弁護団に直接する和解案じゃない、その前提が、国が言っているように、基金や排水ポンプは和解が成らないとできない、こういうふうに言っているところから始まっているんです。だからこの和解はうまくいかないんですよ。ぜひ、原告団、弁護団に直...全文を見る
05月31日第196回国会 衆議院 農林水産委員会 第19号
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○大串(博)委員 無所属の会の大串でございます。  早速、質問に入らせていただきます。  農薬取締法ですけれども、いろいろな科学技術の進展、進歩に応じていわゆる評価の制度を変えていくということ自体は、私は、時代の流れを受けてのものとして、一定程度是として考えていきたいというふ...全文を見る
○大串(博)委員 マイナーとなると年間生産量は三万トン以下ということですね。あと、地域特産物としてつくっていくんだというような定義ですね。かつ、いわゆる必要となる作物残留試験例数は二例以上、二例に限っているわけですけれども、これは本当にマイナーなのか、名前も私はどうかなと思いなが...全文を見る
○大串(博)委員 ぜひよろしくお願いします。  このマイナー作物、全体的な生産量は、ただ、いかんせん少ないということで、農薬の登録はやはり少ないんですね。アスパラガスでも、今のところで、いただいた資料でいうと八農薬となっています。  例えば、新たな登録をお願いしたとしても、な...全文を見る
○大串(博)委員 ありがとうございます。  少々前に、幾つかの農産物を合わせた上で登録、確認ができるような仕組みもつくってもらって、それを果樹から野菜に広げていこうというような取組をされている。今回、再評価の中でもいろいろな促進をしていこうということで、これはぜひやっていただき...全文を見る
○大串(博)委員 確かに、マイナー作物になると作物数も多いし、登録申請数も多いとは聞いているんですね。そういった中で作業される、かつ、先ほど申しましたように安全性を確保しながら作業していただかなきゃならないので、大変だろうなというふうに思いますけれども、さっき申し上げたように、い...全文を見る
○大串(博)委員 終わりますけれども、とにかく安全性を確保しながら、しかし、より効率的、効果的かつコストの安い農薬をつくる、このバランスをうまくとっていただきたいと思います。  終わります。
05月31日第196回国会 衆議院 本会議 第32号
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○大串博志君 無所属の会の大串博志です。  私は、会派を代表して、いわゆる働き方改革法案に対して、反対の立場から意見を述べさせていただきます。(拍手)  まず、本法案が何を目指すものなのか、大いに疑問です。  罰則つきで、長時間労働規制のいわゆる青天井をなくしていく取組自体...全文を見る
06月05日第196回国会 衆議院 財務金融委員会 第15号
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○大串(博)委員 無所属の会の大串でございます。  今回の森友学園問題、恐らく、世の中の皆さん、みんなそう捉えていらっしゃると思いますけれども、私も大変深刻に捉えています。なぜかといいますと、これは、よくスキャンダルみたいなもののように言われるところもあります。報道されるところ...全文を見る
○大串(博)委員 では、この報告書をまとめる目的は何でしょうか。  私が思うに、私自身がこの森友学園問題に関して思っておりますところに照らすと、世間の皆さんから、森友学園問題を通じて財務省の信頼が大きく失墜している、これを取り戻すために、取り返すために、安倍総理の言葉を使うと、...全文を見る
○大串(博)委員 ちょっとお尋ねしますけれども、今発言の中で、地検の捜査との整合性もとられたというふうに言われましたけれども、それはどういう意味ですか。
○大串(博)委員 検察の捜査の中でも語られなかったところがあります。それは、先ほど来話がありましたけれども、安倍総理夫妻の関与があったのか、それに対するそんたくがあったのか、ここです。  今回の森友学園の本質はまさにここで、国民の皆さんの多くの疑問は、この森友学園問題が安倍総理...全文を見る
○大串(博)委員 私は、明示的に、あなたのやった行為は、安倍総理夫妻の関与及びそれに対するそんたくによって改ざん若しくは廃棄をやったのではありませんかということを明示的に調査の中で聞いたのかということです。
○大串(博)委員 誘導的な質問なんでしょうか。私は核心だと思うんですよ。  麻生大臣、言われましたね。今回の報告書をつくる目的は、うみを出し切ることだ、財務省の信頼が取り戻されるためにうみを出し切ることだとおっしゃいましたね。国民の皆さんの森友学園に対する不信の目は、一番大きな...全文を見る
○大串(博)委員 私の言っていることをよく理解してくださいね。すなわち、安倍総理夫妻の関与、そんたくがあったかどうかということをきちんとコアの問題として確認するためには、そのことを明示的に問わないとわからないでしょうということを申し上げているんです。  それを、官房長、言いまし...全文を見る
○大串(博)委員 明確に答えてください。安倍総理夫妻の関与及びそれに対するそんたくがあったかなかったか、この点をきちんと調べろという指示をされたんですか。
○大串(博)委員 ところが、矢野官房長は先ほど、明示的にそういう問合せはしてないというふうに答弁しています。  そもそも、大臣が指示していること、この調査報告かくあるべしと指示をしたこと自体が、この調査報告の調査の中で守られていないじゃないですか。先ほどの答弁ではそういうことな...全文を見る
○大串(博)委員 端的に答えてください。  安倍総理大臣夫妻の関与及びそれへのそんたくがあって改ざん、廃棄をしたのかということを、明示的にヒアリングの対象者に聞きましたか。さっきは聞いていないというふうに言われました。いかがですか。
○大串(博)委員 政治家の名前を隠し、それによって国会の質疑が混乱することを避けるために隠蔽そして改ざんを行ったというのが本紙にも書かれているんですね。それが本論だろうと思います。  であるとすると、皆さんにぜひ考えていただきたいんですけれども、政治家の名前がたくさん今回挙がっ...全文を見る
○大串(博)委員 もしそういうぬるい聞き方でよいと考えているんであれば、つまり、安倍総理夫妻の関与、そんたくがあったかないかをぬるい聞き方でよかったと考えているんであれば、先ほど麻生大臣が言った、うみを出し切るという目的でやったという答弁と、今度は抵触しますね。うみを出し切るのに...全文を見る
○大串(博)委員 あえて言う必要はほとんどなかったと思うんですね。だって、問題は理財局だったとみんなわかっているわけですから。全省庁、日常的になんて、みんなそんな問題意識で聞いているわけじゃないんです。あえてそんなことを言うことで、問題を小さくしようというふうにしたとしか思えない...全文を見る
○大串(博)委員 繰り返しになりますけれども、個人が勝手にやったのか組織としてやったのかということは、その長である大臣にかかる責任の重さが全然違うんですよ。組織でやっていたということになれば、その間大臣をやっていた人、トップの人、何をやっていたんだということに当然なるじゃないです...全文を見る
○大串(博)委員 麻生大臣にお尋ねします。  この報告書の目的は、調査の目的は、うみを出し切るということですよね。それによって、財務省が、ああ、生まれ変わったなということを国民に知ってもらうための調査報告書ですね。先ほどそれは大臣がおっしゃいました。  であれば、組織的という...全文を見る
○大串(博)委員 言葉ではそう言われます。しかしながら、これまでの大臣の発言、そして、きょう組織的と認めたにもかかわらず、この報告書にはあえて書かない、こういったところが、この問題を小さく見せよう、そして責任を逃れようというような意図が見え隠れしてならないんです。だから、財務省の...全文を見る
○大串(博)委員 私は、麻生大臣の責任は極めて重いと思っているんです。  先ほど申しましたように、この森友学園問題における麻生大臣の責任というのは、ここまで失墜した財務省の信頼を取り返すこと、それができるかどうか。私は、今の答弁を聞いて、とても麻生大臣にはそれはできないと思いま...全文を見る
○大串(博)委員 麻生大臣のもとで財務省の信頼回復はあり得ないということを申し上げて、質疑を終わらせていただきます。  ありがとうございます。
06月08日第196回国会 衆議院 地方創生に関する特別委員会 第7号
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○大串(博)委員 おはようございます。無所属の会の大串博志です。  早速質問に入らせていただきます。  大臣、どうぞひとつよろしくお願いします。  まず冒頭、国家戦略特区、加計学園の問題なんですけれども、私、もうこれは何度も国会でも安倍総理にも取り上げさせていただいておりま...全文を見る
○大串(博)委員 その答弁は、私も安倍総理からも何度も委員会でも聞きました。  私が今お問合せしているのはその問題ではなくて、その後に、八田座長は一点の曇りもないというプロセスの中で決められた、それは受けとめさせていただきます。その上で、しかし、その後出てきた状況を見ると、今、...全文を見る
○大串(博)委員 お尋ねしますけれども、国家戦略特区は、一回走り出すと、後で自治体と事業者の間で何があろうとも当事者間のことであって、担当大臣としてはあずかり知らぬという答弁ですか。
○大串(博)委員 質問に答えてください。  決まるまでのプロセスが適当であったか、適切であったかという議論はまた別とします。別途させていただきます。  決まった後に、今生じている、愛媛県が出している文書に対して、加計学園の事務局長さんが、安倍総理と加計学園の理事長さんが会った...全文を見る
○大串(博)委員 今おっしゃった誤解、あるいは誤解を招くようなこととは、確認させてください、何ですか。
○大串(博)委員 やはり、国家戦略特区というのは、規制をドリルの刃で穴をあけていこう、岩盤規制をなくしていこう、こういうことですね。これは、裏を返せば、一定の人に岩盤規制がかからないという、かなりのメリットがある意味で生じるということになる。極めて私は重要な意思決定になると思うん...全文を見る
○大串(博)委員 安倍総理は、国会の中で、不適切じゃないですかと聞かれて、今、直接の利害関係というふうに言われましたけれども、安倍総理は言われていますね、特区諮問会議の運営規定がどうなっているかということになりますので、運営規定に定める直接の利害関係について、これは、みずからが経...全文を見る
○大串(博)委員 非常に重要な答弁ですね。議員であれば、そういう場合は辞退されることもあり得ると。  議長である総理大臣は、なぜ辞退しなくていいんですか。
○大串(博)委員 そうすると、今回のような場合、すなわち、長年の友人、食事もゴルフもしていた、食事に関しては支払いも受けていたような場合には、この運営規則によると、審議、議決に参加しないということであるべきなのがこの運営規則の読み方、そういうことですか。
○大串(博)委員 当事者の判断なんですけれども、運営規則にはそう書いてますね。この運営規則が準則となって、勝手に判断してくださいじゃないんですよ、この運営規則にこういうふうに書いてあるから。しかも、させないことができるですよ。本人が、私、引きますじゃなくて、諮問会議として参加させ...全文を見る
○大串(博)委員 ですから聞いているんです。  この運営規則に照らせば、今回のように、長年の友人である、食事もゴルフもたくさんしている、食事は払われているというような場合には、この規定を前提とすると、参加させないという判断になるのが通例、通常あるべき姿というふうに考えるべきじゃ...全文を見る
○大串(博)委員 そうすると、運営規則の決まり上は、今後も今回のように、ある議員さんのお友達が事業者さんで、その事業者さんからこの議員さんは、ゴルフをし、食事をし、食事はごちそうにもなっている、そういう場合でも、その議員さんは会議の中にとどまってもいいと。それが国家戦略特区という...全文を見る
○大串(博)委員 これまで、辞退をされた議員さんもいらっしゃった。そういうレベル感から考えると、安倍総理の今回の立場、関係も、議決には加わらない、審議には入らない方がよかったというものであったという御判断ですか。
○大串(博)委員 国家戦略特区、今回、非常に私、制度として信頼感を国民から失墜した面があると思うんです。残念なことです。いい制度だと私は思うんですけれどもね。  そういう観点からすると、担当大臣としては、私、この運営規則の四条の四の直接の利害関係を有するというところはもう少し精...全文を見る
○大串(博)委員 ちょっと私が求めていた答弁とは違うんですけれども、三カ所、これは私たちは法案として通すべきでないと思っています、でも、通った後、三カ所選んでみたら、結局、大都市中心ばかりだったというふうにならないように、ぜひくぎを刺させていただきたいと思いますので、よろしくお願...全文を見る
06月15日第196回国会 衆議院 地方創生に関する特別委員会 第8号
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○大串(博)委員 無所属の会の大串でございます。大臣、またよろしくお願いします。  分権、地方創生でございます。きょうは分権一括法、八次の審議、審査でありますけれども、おおむねの内容に関しては、私は、一つ一つ分権が進むということ自体は望ましいことだと思いますし、大きく異を唱える...全文を見る
○大串(博)委員 私は、地方から提案をいただく、あるいは手挙げをしていただく、これはいいと思うんです。  ただ、やはり地方創生のかなめは、地方、市町村あるいは都道府県、形の議論に入るとなかなかこれは難しいところがあるので、私は、実態の、いわゆる権限、そして財源も含めたところを大...全文を見る
○大串(博)委員 私は、単に地方に財源をもっと届けるべしとだけ言っているわけじゃないんです。地方に自主的な財源、自主的な権限、これがあって初めて地方は自分独自の、その地方に応じた独創的な発展モデルをつくっていけるんだと思うんですね。それをやるのがまさに地方創生大臣であり、かつ地方...全文を見る
○大串(博)委員 地方創生、いわゆる成果をアウトプットかアウトカムかで考えるわけですけれども、私はアウトカムで考えるべきだと思うんですよね。政府の政策評価も大体アウトカムで捉えるべきとなっている。アウトカムで捉えると、人口減少、特に若年年齢の減少等々、非常に厳しい数字がやはり続き...全文を見る
○大串(博)委員 私は、ちょっとこれは予算も少ない、もっとこれが多ければいいというのも、僕もそういう気持ちもあります。ただ、フォーカスされていないと思うんですよね、この一千億円。結局は、ほかの役所もいろいろな予算を使って事業を行い、地方創生に資する活動をしている。しかし、この一千...全文を見る
○大串(博)委員 そうですね。基準の財政需要を満たすために、基準の財政収入の足りない部分を調整する、財政調整機能ですよね。  財政調整機能であるにもかかわらず、今回のまち・ひと・しごと創生事業費一兆円に関しては、人口減少等々の指標に応じて、いい指標を持てば、それだけ交付税がふえ...全文を見る
○大串(博)委員 詭弁ですね。成果を上げているというところはそれだけ財政需要がある、詭弁ですね。こういう詭弁を用いてやっている事業が私は成果を出すとはとても思えないんです。  大臣に最後に御意見を伺いたいと思いますけれども、例えば先ほどの手挙げ方式の抜本的でなさかげん、それから...全文を見る
○大串(博)委員 終わります。
07月19日第196回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第9号
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○大串(博)委員 無所属の会の大串でございます。  早速質疑に入らせていただきたいと思います。  今回の豪雨災害、本当に痛ましい被害がもたらされた激甚なものであったと思います。  私は佐賀県なんですけれども、佐賀県でも二名の方が命を落とされ、多くの土砂、崖崩れ、道路寸断、河...全文を見る
○大串(博)委員 今回の被害、何とどう比べるかは難しいところがありますよ。東日本大震災、十七兆円の被害額だと言われる。熊本地震が四兆円の被害だと言われる。いろいろな積算はありますけれども、今回、それがどれだけいくのかわかりません。  ただ、例えば、亡くなられた、あるいは不明者の...全文を見る
○大串(博)委員 対応しますという発言をいただきました。ここで、この委員会にね。わかりました。  と同時に、ぜひ、大臣、やはり補正予算、緊急予備費も含めて、交付税等々も含めて、これはイニシアチブをとっていただくのはやはり大臣ですよ。予算だから財務省、交付税だから総務省という話じ...全文を見る
○大串(博)委員 柔軟な対応、最後の言葉は非常に重く受けとめました。ぜひよろしくお願い申し上げたいと思います。  最後に、小此木大臣、本当に私は全力を、大臣のリーダーシップ、期待しております。相当な被害です。悲惨な感じが私は満々受け取れます。ですから、ぜひ、先ほど申し上げた補正...全文を見る
11月02日第197回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○大串(博)委員 無所属の会の大串博志でございます。  早速質問に入らせていただきたいと思います。  まず、補正予算、災害対策でございます。  申し上げさせていただきたいと思いますが、この夏、西日本豪雨、そして台風、地震と、極めて日本全体、広範に及ぶ被害が及びました。被災さ...全文を見る
○大串(博)委員 麻生副総理は、そのとき、十月五日の閣議後記者会見ですけれども、今のような発言はされていませんね。単刀直入に聞かれて、佐川という人物に関しては、私どもとしては行政官として極めて有能な行政官だったと評価、私どもはきちんとそうした対応と思っていますというふうに、それだ...全文を見る
○大串(博)委員 もう一度聞きますよ。  財務大臣としての国民の信任、あるいは財務省の国民の信任、これを保つために、極めて私、重要な局面に来ていると思うんです。  ここで財務大臣自身が、佐川という人物に関しましては、私どもとしては行政官として極めて有能な行政官だったと評価、こ...全文を見る
○大串(博)委員 であれば、撤回されませんか。
○大串(博)委員 極めて優秀だというふうにおっしゃっているんですよ。否定されるものじゃないなんて発言じゃないんです。この違いがあるから、財務省、財務大臣に対する信任が戻らないんじゃないかと、私はこの国のことを考えて、極めて危惧しているんです。  だから、撤回をされた方が、これか...全文を見る
○大串(博)委員 私も佐川さんという人物は知っています。思いはいろいろあります、思いはいろいろある。しかし、あの改ざん問題が起き、国会であれだけ問題となった答弁があった、この状況ですよ。これに関して麻生副総理がこういうふうに言われるというのは、私は、財務省のこれからの道行きに関す...全文を見る
○大串(博)委員 私は、この国の将来を導いていかれるのに、本当にこれで大丈夫かなと思うんです。これから消費税の引上げを来年十月に控えられ、国民の皆さんにおいては、どんな負担が自分にかかってくるんだろうと非常な思いでいらっしゃると思うんですね。  私は、財政再建、社会保障の財政健...全文を見る
○大串(博)委員 逆進性対策には全くなっていないということを申し上げて、質問を終わらせていただきます。
○大串(博)委員 無所属の会の大串です。引き続き、質疑させていただきます。  日米の貿易交渉に関して質疑をさせていただきたいと思います。  先般、九月、日米の共同声明ということで出されて、日米での貿易協議を始めるということが発表されました。私は、これは非常に、実は、安倍総理、...全文を見る
○大串(博)委員 私が言いたいのは、要するに、交渉の間中、交渉の間だけは二五%関税はかけないというふうに言ったところで、現実にこんなにして、トランプさんが常日ごろから、市場が開放されなかったら二五%の関税をかけるんだというふうに言い続けられたら、あいくちを突きつけられて交渉してい...全文を見る
○大串(博)委員 そうしたら、お尋ねしますけれども、日・EUで出っ張っているところ以外の農林水産品分野においてもひょっとしたらでこぼこが出てくる可能性は、TPPに比べて、でこぼこが出てくることがあり得るということですか。
○大串(博)委員 たしか、自民党の方でも決議がなされていたと思うんですね、TPP以上の譲歩をしてはいけないと。これは衆議院の農林水産委員会などでも何度も議論をされてきました。歴代の農林水産大臣も、TPP以上の譲歩があってはならない、こういうふうに何度も言われています。  それが...全文を見る
11月20日第197回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
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○大串(博)委員 おはようございます。無所属の会の大串でございます。  早速質問させていただきます。  先ほど関さんが取り上げていた農水省の定員の話、一言私も付言させていただきますけれども、これは前国会で私も取り上げまして、農水省の他省庁に比べての定員の削減率が極度に不均衡に...全文を見る
○大串(博)委員 大事なところですから精緻に聞かせていただきますと、全体としてTPPを超えることはないというのはよくわかっているんです。その意味するところです。  その意味するところは、日・EUでTPPより更に譲歩しているもの、先ほど経済連携によって内容は異なると言われました、...全文を見る
○大串(博)委員 日・EUで更にTPPより譲歩しているもの以外の品目において、日米貿易協議において個々の品目で更に譲歩することはあり得ないという言葉はここでは言えないんですか、大臣。
○大串(博)委員 TPPが全体的に最大限だと言われる。それを、今、何度聞いても、個別品目に関してはこれ以上譲歩することはないんだとは言明されない。  私、非常に心配になってきているんですね。米や牛肉や豚肉等々、それらの面においてもひょっとしたら日米貿易協議でTPP以上譲歩させら...全文を見る
○大串(博)委員 農水大臣にお尋ねしますけれども、今、長尾さんは、全体的にという言葉を、トータルにおいてと言われた。全く言いかえになっていないと私は思うんですけれども、トータルに見てTPPが最大限だというのは、大臣、どういう意味なんですか。
○大串(博)委員 例えば、チーズで日・EUレベルまで更に譲歩した場合には、そのほかの産品でここまで取り戻すというような基準みたいなものはあるんでしょうか。農林水産品のことですから、大臣に。
○大串(博)委員 全体的にという基準すらはっきりしないわけですよね。私たちは何を信じて、日米貿易協議の成果が成功だったか成功でなかったかというのを認識すればいいんでしょうか。  私は、農林水産大臣なのでもう少し前向きな答弁をいただけるかなと思って、今回質問させていただきました。...全文を見る
○大串(博)委員 ありがとうございました。  基本的考え方、アメリカの基本的考え方を記したものであるというふうに言われた以上、向こうもそう言うでしょうね。農産品、これまでの経済連携が最大限だと日本が言っているのは基本的態度を言っているものなんだと、向こうは当然言ってくるでしょう...全文を見る
11月26日第197回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○大串(博)委員 無所属の会の大串でございます。  早速、質問に入らせていただきます。  まず、日ロ北方領土問題に関して質疑をさせていただきたいと思いますが、私、超党派議員連盟、北方領土返還促進そして四島交流促進の超党派の議員連盟の仕事をさせていただいております。会長さんは自...全文を見る
○大串(博)委員 はっきり言ってください。北方四島は現在ロシアによって不法占拠されている状態にある、この認識でよろしいですね。総理に。
○大串(博)委員 これは大問題の答弁ですよ。これまで累次の政府答弁において、北方領土、北方四島はロシアにおいて不法占拠されているということを、政府の答弁書でも累次確認してこられている。日本の、北方四島を交渉する、北方領土問題を交渉するにおいての一番基本的なポジションなんです。それ...全文を見る
○大串(博)委員 不法占拠をロシアによってされているのかどうか、この一点なんです。ぜひお願いします。総理ですよ。なぜ総理が答えられないんですか。交渉をやっているのは私だとさっき総理はおっしゃっていたんだから。
○大串(博)委員 これまでも、交渉はずっとやってきていました。その中で、政府は、累次の政府答弁あるいは政府答弁書の中でも、北方四島はロシアが今不法占拠しているんだということを言われてこられたんです。それを、今になって交渉に影響があるからこちらの立場は言わないとなると、つまり、こち...全文を見る
○大串(博)委員 交渉が難しいことはよくわかります。かつ、新しいアプローチを考えていかなきゃならない必要性もよくわかります。  ただ、日本の立場を余りに弱めるような形になってしまうと、私は非常に、やはり結果として、最終的な結果が、先ほど二島先行になるのかどうかということもありま...全文を見る
○大串(博)委員 来年十月、家計に極めて重い形になってしまうことを危惧するということを申し上げて、質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。
11月27日第197回国会 衆議院 農林水産委員会 第9号
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○大串(博)委員 無所属の会の大串でございます。  早速質問させていただきたいと思います。  漁業法の改正でございます。漁業者の皆様にとって漁業権というのは、私は、まさに命よりも大切な、自分たちの生業を可能とする基礎の問題だと思います。だからこれだけ大きな課題となっているわけ...全文を見る
○大串(博)委員 そういうことです。この補償基準をつくった大もとの国交省、そういうふうな考えなんです。つまり、漁業権が更新されるということを前提に、その先のことまで補償するんです。  農水省にお尋ねしますけれども、当然、公共事業を担当しているのは農水省も同じですから、農水省も同...全文を見る
○大串(博)委員 満了期間後に更新される可能性があるということで、当然、その先のことも補償してきているわけです。恐らく、二年後に免許期間が切れますからその後は補償しませんなんて政府が言ったことは一度もないと思いますよ。  ところが、この判決は、平成二十五年八月三十一日の免許期間...全文を見る
○大串(博)委員 補償するのも農村振興局で、裁判に対応したのも農村振興局。先ほど話があったように、農村振興局においてはこれまで補償の場面においては、漁業権が二年後に例えば切れることを前提に二年以降は補償しませんよなんていうのは言っていない。つまり、二年以降も漁業権の権利があるとい...全文を見る
○大串(博)委員 そうすると、今後、農水省は、公共用地の取得に伴って何がしか漁業権に被害が及ぶ、それに対して補償しなきゃならないとなったときに、今後は、あなたの漁業権は二年後に失効しますねと言って、二年後までは補償しますけれどもそれ以降は補償しません、こういう態度をとるんですか。
○大串(博)委員 いや、私は、どういう主張をするのかということを聞いているんですよ。  先ほど言われたように、諫早湾干拓のこの問題に関して、二十五年八月三十一日に免許期間が徒過して漁業権は消滅したんだ、よって、それ以降は、開門請求、こういった、被害があったからといって請求権を行...全文を見る
○大串(博)委員 いや、今後、別にその調整池内の漁業に関して個別に言っているんじゃないです。一般論としてです。諫早湾干拓の問題に関して、漁業権が失効した以降は請求権を行使できないと国は主張したのであれば、より一般的に、この補償要綱を変えてくださいと言わなきゃいけないんじゃないです...全文を見る
○大串(博)委員 どこが矛盾していないんですか。ある人が権利を持っていて、それが害された、それを回復してくれということを言う。この法廷の場において、一方においては、その権利は更新されるという前提で国は対応している。一方においては、その権利は更新されないと国は主張している。こんな、...全文を見る
○大串(博)委員 答弁を控えさせていただきたいということですよね。  すなわち、漁業権というものは変わりませんよ、余り変わらないから、漁家の皆さん、心配しないでくださいねというのが今回の法律です。そうかと思って私たちは議論している。あるいは、漁業者の皆さんもそう思って受けとめて...全文を見る
12月05日第197回国会 衆議院 農林水産委員会 第11号
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○大串(博)委員 おはようございます。無所属の会の大串でございます。  まず、経済連携関係から質疑させていただきたいと思います。  まず、日米貿易協議に関して、先般来、私も再三にわたって、TPPが全体的な最大限であるという言葉に対して、各品目ごとにこれを守られるのが妥当だし、...全文を見る
○大串(博)委員 到底考えられないということを答弁されました。ぜひ、その結果を出していただきたいというふうに思います。農家の皆さん、本当にこの辺は、各個別品目に関して、どうなるだろうと注目していますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  もう一つ、TPP11に関して。十二...全文を見る
○大串(博)委員 TPP12が発効する見込みがなくなった状況ではないということでしたけれども、では、TPP12が発効する見込みがあるということでしょうから、発効する見込みがあるという根拠を聞かせてください。
○大串(博)委員 長尾さん、私が聞いたのは、TPP12が発効する見込みがあると考えていらっしゃるんだったら、その根拠を一つでも言ってくださいということなんです。何か具体的にありますか。
○大串(博)委員 発効するという見込みがあるという証拠なんてないんですよ。ないにもかかわらず、たなざらしにするというのは、私は日本の畜産農家をリスクにさらす以外の何物でもないと思いますよ。そんな状況で、私は農水省が許しているということはあってはいけないと思う。私は、農水大臣には、...全文を見る
○大串(博)委員 私は、この案の内容自体もさることながら、農水省自体あるいは政府自体が考えている考え方の根本が変わったということが農業者に伝わることが大事だと思っているんです。すなわち、五年前に議論したときに私たちが非常に感じたように、人に着目した集約化ではなくて、外から企業のよ...全文を見る
○大串(博)委員 市場原理主義あるいは経済合理性重視のみだけではうまくいかないなということを、じわりと政府、農水省が認識してくれているとすると、私は望ましい方向、あるべき方向への転換だなというふうに思います。  こういった流れからいうと、今の農政全般に、私たちが感じた経済合理性...全文を見る