市田忠義

いちだただよし

比例代表選出
日本共産党
当選回数4回

市田忠義の2007年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月31日第166回国会 参議院 本会議 第4号
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○市田忠義君 私は、日本共産党を代表して、安倍総理に質問します。  まずお聞きしたいのは、政策を論じる前提ともいうべき二つの問題です。  第一は、柳澤厚生労働大臣の、女性は子供を産む機械という発言についてであります。  この発言は、女性の人間としての人格と尊厳を根本から否定...全文を見る
03月20日第166回国会 参議院 環境委員会 第2号
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○市田忠義君 日本共産党の市田です。  今日は、温泉旅館業への排水規制問題について質問をいたします。  大自然の恵みである温泉というのは、湯治を始めとした伝統的な利用あるいは暮らしの中ではぐくまれた情緒ある町並みなど、我が国を特徴付ける貴重な文化資源であります。この地球の恵み...全文を見る
○市田忠義君 改めて確認しますが、適用期間を延長するという方向で検討されるということですね。もう一度。
○市田忠義君 改めてお聞きしておきたいんですが、硼素及びその化合物、弗素及びその化合物、二〇〇一年の施行令の改正で有害物質に追加をされて、温泉を利用する旅館業が適用業種になりましたが、いわゆる一般排水基準じゃなくて三年間の暫定排水基準が設定された。さらに、二〇〇四年の適用期間終了...全文を見る
○市田忠義君 岩手県の新安比温泉で硼素等排水処理技術実証モデル事業を行っていますが、ここではその省スペース、低コストによる導入ができる状況になっているかどうか、これも簡潔にお答えください。
○市田忠義君 今お答えがあったように、対応することがいまだ困難な状況にあるということだと思います。  環境省は毎年、公共用水域での水質の常時監視を行っておられますが、直近の硼素、弗素が環境基準を超過した箇所は何地点で、調査地点全体の何%に当たるか、お答えください。
○市田忠義君 温泉を利用している旅館業への排水規制問題に関連をして、弗素含有量が非常に多い草津町や日本温泉協会などから陳情書や要望書が大臣に上がっていると思いますが、どんな要望でしょうか、ポイントをお示しください。
○市田忠義君 私のところへも先日、全国八十七市が加盟している温泉所在都市協議会の登別市長さんや浜田別府市長さんなどが訪問されました。  それで、当面適用を延長すると大臣おっしゃいましたけれども、これは装置の低廉化などが図られるまでは暫定排水基準の適用を延長するということでいいん...全文を見る
○市田忠義君 仮に当面、更に暫定排水基準の適用期間が延長されたとしても、将来、三年後、六年後に再びこの問題が再発することになりかねない。別府の浜田市長さんは、別府温泉が日量十三万七千キロリットルの湧出、十一種のうち十種の成分が含まれている日本有数の温泉地だけれども、六〇%弱の下水...全文を見る
○市田忠義君 先ほど紹介した大分の旅館ホテル生活衛生同業組合の上月副理事長の話ですと、たとえ除去装置を導入するとしても、別府市内では二千七百以上の源泉と二百八十軒近い温泉旅館がある。全市的に百か所ぐらいの処理施設の拠点を造らないといけないので、コストやスペースで極めて困難だと。 ...全文を見る
○市田忠義君 草津町の陳情を読みますと、草津町の宿泊施設から排出する温泉水は一級河川の湯川にすべて流れ込む、その下流に国の直営の国土交通省関東地方整備局品木ダム水質管理所、ここで強酸性温泉水の中和業務が行われておって、中和剤投入後の最終地点、品木ダムでの有害物質は国の基準を大きく...全文を見る
○市田忠義君 私は、法律を守りながらそれなりの一つの知恵、工夫としてこういうことを考えられたわけで、こういう考えにむしろ積極的にこたえるべきじゃないですか。
○市田忠義君 もう時間が来たので終わりますが、大臣から、適用期間の延長、適用除外の期間を延長するということについては明確な答弁がありましたので、その方向で是非やっていただきたいと思います。  私は、公共用水域での水質環境を保全するというのは当然だと思うんです。一定の規制が必要な...全文を見る
○市田忠義君 日本共産党の市田です。  今日は、自動車排ガス対策と被害者の救済についてお聞きしたいと思います。  私は、二〇〇四年十一月の当委員会で、いわゆる未認定患者についての実態調査を直ちにやるように求めましたが、その後、未認定患者の生活実態を把握されているでしょうか。
○市田忠義君 東京経済大学の研究者たちが独自の調査を行った結果を発表していますが、未認定患者の一回当たりの通院で、病院と薬局の自己負担で平均五千五百四十五円、月平均三・一六回通うそうですけれども、一万七千五百二十二円の自己負担になる。ほとんどの患者が年収三百万円未満の家計収入で、...全文を見る
○市田忠義君 未認定患者のこういう深刻な生活実態の下で、例えば川崎市が医療費助成制度を一月からスタートさせましたが、どんな助成制度になっているでしょうか、環境省。    〔委員長退席、理事福山哲郎君着席〕
○市田忠義君 今お話がありましたように、川崎市の医療費助成制度の内容は、全市域を対象とした成人気管支ぜんそく患者の医療費助成となっておるというところに特徴があります。  現行の要綱ですと八百三十七人、四千四百万円なんですが、新制度で約二千三百人、七千九百万円です。この制度は、従...全文を見る
○市田忠義君 枠を広げたことが意味を持っているかだけでいいんです。
○市田忠義君 できるだけ因果関係がないように、必ずしも大気汚染ではないんだと、一般的なアレルギーだと、そういう患者に対する対応だということをおっしゃりたいんだと思うんですが。  この川崎での前進が東京都に大変な衝撃を与えて、患者や住民の運動もありました。東京都も医療費助成制度の...全文を見る
○市田忠義君 大事な点をちょっと落としておられますので紹介しますと、年間四十億円の助成総額のうち、国と都が三分の一を負担し、残りの六分の一ずつを首都高速道路公団と自動車メーカー七社が負担すると、こういう制度の提案であります。  現行の条例による十八歳未満の助成は約四万六千人です...全文を見る
○市田忠義君 国の責任をお認めになりたくないようですけれども、判決では国と都の責任が断罪をされて、東京都は医療費助成制度の財源負担をしようとしていると。それだけじゃないんです。自動車メーカー七社も原告団との確認書に基づいて参加協議に入っていると。助成制度への参加を拒否しているのは...全文を見る
○市田忠義君 これまで謝罪や損害賠償には応じられないと、そう言ってきたトヨタや日産も解決金の支払に前向きの姿勢を示しています。  これは一月十八日付けの読売新聞ですが、「枕を抱え、畳をかきむしりながら、ひたすら発作が治まるのを待つ。患者の苦しみは今も続いている。国は「因果関係は...全文を見る
○市田忠義君 東京高裁の解決勧告のポイントは何だとお考えですか、大臣。一番の中心点は。
○市田忠義君 私、全然理解が間違っておると思うんですよ。  東京高裁の去年の九月二十八日の結審に当たって次のような解決勧告を行った。少し紹介しますと、本件は第一審提訴以来既に相当期間が経過し、訴訟の当事者の数も多く、亡くなられた方も多い。裁判記録が十万ページに上ることに示されて...全文を見る
○市田忠義君 原告や患者の悲痛な叫びにしっかりこたえて、正面から受け止めて、前向きな対応を是非やっていただきたいというふうに思います。  もう時間がありませんが、ディーゼル車は七〇年代後半から八〇年代前半にかけて急増する中で、NOxとPMの規制は何年から始まったんでしょうか。
○市田忠義君 今答弁があったように、NOx規制は一九七四年から始まるわけですが、PM規制はごく最近、九三年、九四年規制まで事実上の無規制状態だったと。これは私、国の責任大変重いというふうに思うんです。  NOxと同時に粒子状物質が早急に対策を図らねばならない汚染物質だったと、そ...全文を見る
○市田忠義君 もう時間が来ましたから終わりますが、日本の排ガスのPM規制というのは大体アメリカから十年以上も決定的な立ち遅れ、日本の環境行政の大きな汚点というふうに言われています。そういうPM規制の遅れによるディーゼル車の野放し状態、それによる健康被害の増悪、正に私は国と自動車メ...全文を見る
04月12日第166回国会 参議院 環境委員会 第3号
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○市田忠義君 私は、日本共産党を代表して、国等における温室効果ガス等の排出の削減に配慮した契約の推進に関する法律案に対し、反対の討論を行います。  提案されている法案は、従来の購入方式と比較して温室効果ガス排出のより少ない契約を進めることを目的とし、一定程度の改善効果が期待され...全文を見る
04月16日第166回国会 参議院 本会議 第17号
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○市田忠義君 私は、日本共産党を代表して、憲法改正手続法案について質問します。  質問に入る前に、先ほどの発議者保岡議員の参議院の存在を事実上否定する答弁に厳しく抗議するとともに、その撤回を求めるものであります。  改憲手続法案は、国の最高法規である憲法の改定にかかわる極めて...全文を見る
04月17日第166回国会 参議院 環境委員会 第4号
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○市田忠義君 今回の法改正の成分検査十年義務付け問題についてお聞きしたいと思います。  先日、私、別府の市長さんや同業組合の皆さんと懇談する機会がありました。既に別府では去年から温泉カルテというのを始められて、それが、ちょっと遠くで見にくいかもしれませんが、こういうやつなんです...全文を見る
○市田忠義君 湯布院にも行ってまいりました。組合に加盟している旅館は百軒程度なんですけれども、ただ一軒当たりの部屋数は平均十一室なんです。家族経営の旅館が多いわけですけれども、十年成分検査に掛かる費用が十万円程度なんですけれども、お聞きしますと御負担が大きくて五〇%の旅館はかなり...全文を見る
○市田忠義君 信頼向上は大賛成ですし、十年に一度の成分検査も私も賛成なんです。ただ、実際、湯布院に行ったときにそういうことをおっしゃる方がかなりおられたので、そういうこともよく考えて対応していただきたいということを言いたかったんです。  次に、大深度掘削問題についてお聞きします...全文を見る
○市田忠義君 御丁寧な答弁で有り難いんですけど、質問数が多いので、もう少し早口でしゃべっていただけると有り難いと。  そもそも、掘削許可制度というのは大深度掘削想定してないわけですから、別途の規制が必要だということだけ指摘しておきたいと思います。  東京都の北区の温泉掘削現場...全文を見る
○市田忠義君 天然ガスに関する安全基準というのは都道府県にはほとんどないわけですから、事故防止対策のための安全基準がやっぱりどうしても必要だと。  そこで、大臣にこれはお聞きしたいんですけれども、現在、水溶性メタンガスを含む温泉開発ではメタンガスを大気放散で処理しているわけです...全文を見る
○市田忠義君 次に、第三セクターの温泉事業についてお聞きしたいと思うんですけれども、ふるさと創生資金が全国に配られた一九八八年度以降、温泉掘削ブーム、火が付いたわけですけれども、ふるさと創生資金で三百二十七市町村が温泉事業を試みて、三セク温泉、二百以上の法人が設立されました。当時...全文を見る
○市田忠義君 今言われましたように、温泉事業を営む第三セクターの債務超過率一〇%、これは法人全体の超過率の二倍です。それから単年度赤字法人、これは百八法人ですから四三・四%、かなり高い率です。この理由は、過当競争で売上げが伸びないという中で、建設後十年以上を経て人件費がかさんだり...全文を見る
○市田忠義君 時間が来ましたので終わりますが、地球の恵みである温泉資源について、いまだにその影響の解明が十分でない大深度掘削が非常に増えているわけですし、ずさんな計画で住民に負担を押し付けることになる温泉事業など、そういうことで貴重な文化資源が損失することがないように強く求めて、...全文を見る
05月08日第166回国会 参議院 環境委員会 第6号
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○市田忠義君 日本共産党の市田忠義です。  今日は、大変貴重な御意見を参考人の皆さんにお聞かせいただいて、ありがとうございます。  九二年の自動車NOx法制定の際にも総量規制、走行規制、車種規制が議論になりましたが、結局、車種規制を中心とした対策だけで二〇〇〇年おおむね達成の...全文を見る
○市田忠義君 PM規制の遅れとか、国の公害規制の責任についてもお聞きしたかったんですが、これは福山委員がお聞きになりましたので省きます。  大江参考人にもう一問お聞きしたいんですが、東京高裁の解決勧告に基づいて今和解協議が進められているわけですけれども、国が示しているPM二・五...全文を見る
○市田忠義君 除本参考人にお伺いします。  私、三月の当委員会で、除本参考人の未認定患者の被害者実態調査、これを示しながら環境大臣に未認定患者の救済を求めました。川崎市は今年一月から医療費助成制度をスタートさせていますし、東京都も医療費助成制度の創設を提起しています。今、国が財...全文を見る
○市田忠義君 猿田参考人と大聖参考人にお伺いしたいと思うんですけれども、中環審の小委員会の中間報告が一昨年の十二月に出されました。この中間報告を見ますと、流入車対策の具体的な案として、対策地域内の非適合車の走行禁止を法律に規定するというA案から、卸売市場やトラックターミナルなどの...全文を見る
○市田忠義君 一分残っていますが、終わります。
05月10日第166回国会 参議院 環境委員会 第7号
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○市田忠義君 日本共産党の市田忠義です。  まず、改正案の流入対策と局地汚染対策についてお聞きします。  大学の研究者の皆さんが関西地域を対象にして自動車NOx・PM法の車種規制による影響調査報告というのを発表しておられます。それを読みますと、規制地域外の周辺地域に移転した未...全文を見る
○市田忠義君 要するに人手が掛かるし金が掛かるからなかなか難しいと、簡単に言えばそういう答弁だったと思うんですけれども、私、そういう姿勢ではやっぱりまずい。例えばステッカー制度の導入など、費用負担を軽減することは可能ですし、やはり未適合車への運行規制、厳しくやらなかったら局地への...全文を見る
○市田忠義君 質問時間が限られているので、できるだけ端的に御答弁をお願いします。  一日一千台のディーゼルトラックというのは、乗用車に換算しますと約四万台に相当すると。環境アセスの予測でも沿道の一部の箇所で環境基準を四万台オーバーするところが出ていると。こういう環境悪化に対して...全文を見る
○市田忠義君 既に東京都では、東京都の施設への未適合車の乗り入れ制限実施していますし、首都圏や兵庫県の条例では荷主などに対しても一定の規制が設けられています。たとえ荷主が直接自動車を保有して運行していないとしても、自動車輸送を利用しているということには違いないわけですから、抑制計...全文を見る
○市田忠義君 私は、大臣の認識は大変甘いということを指摘しておきたいと思うんです。やっぱりこれ以上健康被害を増悪させないと、そういう認識での抜本的な対策が必要だということを指摘しておきたいと思います。  次に、自動車排ガスのPM規制と被害者救済についてお聞きいたします。  私...全文を見る
○市田忠義君 じゃ、翌年の第四次報告ではいわゆる粒子状物質の対策について書かれているか書かれていないか、それだけ答えてください。
○市田忠義君 それは違うんですよ。第三次報告には、例えばパティキュレートが増加するのに対して、確かに実用化のめどは立っていないけれども、パティキュレート低減装置の開発を挙げて、八二年から始まったアメリカのパティキュレートの規制値や測定法など紹介しているんですよ。ところが第四次の、...全文を見る
○市田忠義君 じゃ、PM二・五の環境基準設定、これは先ほどの答弁では今直ちにいつとは言えないと。おおよそのめど、今年度中あるいは来年度中、その点についてはいかがでしょう。はっきり何月何日かというのは、それは言いにくいでしょう。可及的速やかとか、できるだけ早くって、結局、先送りをす...全文を見る
○市田忠義君 検討会は来月中にでもというのは前向きの答弁と受け止めたいと思いますが、やはり私は、前回の附帯決議からもう六年もたつわけですから、事実上の先送りにならないように一刻も早くということを申し上げておきたいと思うんです。  国と自動車メーカーが七〇年代後半から八〇年代の前...全文を見る
○市田忠義君 私、先ほども言いましたけれども、二〇〇一年の当委員会で「できるだけ早期に環境基準を設定すること。」、こういう附帯決議が上がっています。それから六年間がたったと。  ところが、検討会の発足すら、私前向きとは言ったけれども、来月ぐらいに発足と。六年間一体何をやってきた...全文を見る
○市田忠義君 国と自動車メーカーの責任はどうかということについて、それについては触れずに、いろんなことをおっしゃって最大限の努力をしてきたと、結局国には責任なかったということをおっしゃっているのと私一緒だと思うんです。  私、三月のこの委員会で東京高裁の解決勧告の一番の中心点を...全文を見る
○市田忠義君 原告の要望に耳を傾けながら、ニーズに応じながらとおっしゃっているんですけども、原告の要望書に健康相談と書いてありますか。一時金、医療費助成、謝罪でしょう。それが原告の要望なのに、それに真摯に耳を傾けなどと言いながら、書いていないことにこたえるなんというのは。しかも、...全文を見る
○市田忠義君 終わります。
○市田忠義君 私は、日本共産党を代表して、自動車から排出される窒素酸化物及び粒子状物質の特定地域における総量の削減等に関する特別措置法の一部を改正する法律案に対し、修正の動議を提出いたします。その内容は、お手元に配付されております案文のとおりであります。  これより、その趣旨に...全文を見る
05月22日第166回国会 参議院 環境委員会 第9号
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○市田忠義君 日本共産党の市田です。  今回の法改正はロンドン条約の改正を受けて行われて提出されているわけですが、九六年議定書附属書Ⅰ、この採決に当たって賛意を示さなかった国はありますか、環境省。
○市田忠義君 採決の際に賛成した国も含めて、様々な懸念や留意事項が示されました。中でも本来の温暖化対策との関係が重要な問題として指摘されたわけですが、そこで、初めに大臣の基本的な認識をお聞きしたいんですが、二酸化炭素を海底下に埋め込んだ場合、これが本来の排出量の削減であるというふ...全文を見る
○市田忠義君 大臣も本来の削減ではないということを事実上お認めになりました。  改正決議文では、二酸化炭素回収・貯留は二酸化炭素排出量の削減の他の対策の代替と考えられるべきではないと認識すると、こう明記しています。しかも、この技術は二酸化炭素がまとまって発生する石炭火力発電所で...全文を見る
○市田忠義君 同じ期間の我が国全体の排出量の増加が約一億三千万トン、CO2換算で、そういう数ですから、増減トータルの数字ですから単純な比較はできないけれども、電力業界の排出量の増加分というのが全体の中でかなりの比重を占めるというのは今のお答えでも明らかだと思うんです。  次に、...全文を見る
○市田忠義君 今お答えになりましたように、最も二酸化炭素排出量の多い石炭火力発電なんですけれども、全発電量に占める割合が九〇年から大きく伸びているというのは今の御答弁でも明らかだと思うんです。  二〇一一年の見込みでも高い水準を占める予測になっているわけですが、さらに、二〇三〇...全文を見る
○市田忠義君 様々なケースがあって、ほかにも、例えば原油価格が低い場合はどうかとか、省エネ進展と高成長、原子力の稼働率が低いという想定ではどうかということも明らかにされているわけですが、原油価格が高い場合は二四・七%という予測も出ています。  今、この二〇三〇年のエネルギー需給...全文を見る
○市田忠義君 政府の目標達成計画において、産業部門の自主行動計画に基づく削減見込みとしているのがたしか四千二百四十万トンだったと思うんですが。ですから、電力業界が活用を予定するこの京都メカニズムというのは相当な量だということが分かると思うんですが、この間、電力業界は、原子力発電の...全文を見る
○市田忠義君 それは我が国の排出量水準で考えると何年分ぐらいですか。
○市田忠義君 それは控え目に見積もったたしか貯留可能量ですよね。電力業界の年間排出量全体、これは二〇〇五年規模でいうと大体何年分ぐらいになるんですかね、およそでいいですけど。
○市田忠義君 そういう数字であります。  先ほどの需給展望では、石炭などの化石燃料について、環境面では、将来炭素隔離技術などが実現されれば、少なくともCO2排出量に係る制約は大きく緩和される、例えば石炭の評価は全く異なるものになる可能性があると、こう述べているわけです。すなわち...全文を見る
○市田忠義君 コストが大変高く付くとおっしゃいましたが、発電したエネルギー量の約三〇%を消費して、発電コストはたしかおよそ二倍ぐらいになると、そう言われているわけですが、この技術はかなりのエネルギー消費をするということですから、本来の削減からの全く私逆行だというふうに思うんです。...全文を見る
○市田忠義君 私は、自主的な行動計画に任せておれば排出量はもう減らないというのは事実が示しているわけで、企業の論理からいえば最大限の利潤の追求というのはこれは当たり前のことですから、今は企業の社会的責任という問題も大いに言われていますけれども、やはり一定の規制をして産業界と政府と...全文を見る
○市田忠義君 時間が来ましたので終わりますが、そもそもCCS技術活用するというのは、大臣もお認めになったように実際の排出量総量の削減にはならないわけで、そういう意味では京都議定書の国際公約にも逆行すると。そういう方向に予算を付けるんじゃなくて、本来のやはり先ほど言った自然エネルギ...全文を見る
○市田忠義君 私は、日本共産党を代表して、海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行います。  反対する第一の理由は、今回の法改正が、今後も二酸化炭素を大幅に増やし続けることを前提にして、その増加した分を海底下に埋め込むための仕組みづく...全文を見る
05月31日第166回国会 参議院 環境委員会 第11号
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○市田忠義君 日本共産党の市田忠義です。  参考人の皆さんには大変貴重な意見をありがとうございました。  鈴木参考人にお伺いしますが、今回の法改正では、再生利用事業計画が主務大臣の認定を受けた場合、食品廃棄物の収集運搬について、現行法では荷降ろしのみ当該市町村長の許可が要らな...全文を見る
○市田忠義君 引き続き鈴木参考人に伺いたいんですが、参議院環境調査室が作成した資料を見ますと、一般廃棄物である事業系の食品廃棄物のうちのおよそ八割、八二%は焼却処理されて、産業廃棄物である食品廃棄物のうち約三六%が焼却処理されていると、そういう数字が出ています。  もちろんこれ...全文を見る
○市田忠義君 熱回収を再生利用の手法に加えるということにかかわって、再生利用事業に直接携わっておられる石井参考人にお尋ねいたします。  食品廃棄物の処理については、再生利用するより単純焼却の方が安いと一般に言われていますね。今回、再生利用の手法として追加する熱回収は単純焼却では...全文を見る
○市田忠義君 百瀬参考人にお伺いいたします。  自ら取り組まれているリサイクルループで再生資源について分別を徹底して一切の異物が混じらないように細心の注意を払っているとお伺いしました。また、再生利用品で飼育、栽培などしたものは販売する時点で含まれる化学物質その他について厳しくチ...全文を見る
○市田忠義君 酒井参考人にお伺いします。  今日、調査室からいただいた資料の中に先生の循環型社会における食品循環資源のリサイクルと適正処理という文章がありますが、その中で、物質循環、とりわけ食品や飼料のリサイクルにはこうした残留化学物質の循環も付きまとう問題であることを意識し、...全文を見る
○市田忠義君 最後に、鈴木参考人にお伺いします。  各地で生ごみを食品循環資源として堆肥化する取組などが広がっているわけですけれども、こういう多様な取組にかかわって、要望などがあればお聞かせいただければと思います。
○市田忠義君 終わります。
06月05日第166回国会 参議院 環境委員会 第12号
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○市田忠義君 日本共産党の市田忠義です。  食品リサイクル法は循環型社会の構築を目指して制定されたわけですけれども、法の施行から五年経過してなお、大量生産、大量廃棄の社会システムが見直される方向に進んでいるとはとても言い難い状況であります。  そこで、まず初めに発生抑制につい...全文を見る
○市田忠義君 今度の法改正でせっかく報告制度の義務付けをやるわけですから、実際に発生抑制、再生利用を進める内容にすると。少なくとも先進的な自治体の取組を後押しするような内容を盛り込むべきだということを要望しておきたいと思います。  次に、再生利用事業計画の認定制度見直しにかかわ...全文を見る
○市田忠義君 認定計画に基づく取組をやれば不適正処理など起こりようがないという幻想を私は持つべきではないというふうに思うんです。この間、企業モラルの低下で予測できないような事件も起こっているわけですし。例えば、廃棄物処理法はこの間、改正に次ぐ改正を行いましたが、それでも法の網をく...全文を見る
○市田忠義君 現在でも現場では少ない人数で膨大な仕事量を抱えて苦労しておられるわけですから、是非、現行の許可制度と同等の指導監督をやるように申し述べておきたいと思います。  自治体との関係では、参考人の陳述にありましたように、再生利用の手法に熱回収を加えたこと、これが大きな問題...全文を見る
○市田忠義君 このいただいた参議院環境委員会調査室の参考資料の四十八ページによりますと、食品廃棄物約千八百三十七万トンのうち、家庭系食品廃棄物を除く事業系食品廃棄物、約六百四十八万トンで三五%を占めていると。このうち、八二%が焼却・埋立て処分されていると推計されていると、ここに資...全文を見る
○市田忠義君 先日の参考人質疑で、石井参考人が、東京都の焼却料金が一キロ当たり十二円五十銭、御本人が取り組まれているメタン化は一キログラムで三十五円とおっしゃっていました。ですから、処理コストは、もちろん肥料化、飼料化の再生利用の手法、地域によっても違いますが、一般的に言って焼却...全文を見る
○市田忠義君 今言われたように、優先順位を熱回収は最下位にすると。しかし、利益を優先する排出業者にとっては、処理コストの安い方に流れて、再生利用の手法をそういう方向により多く選択するというのはある意味では私自然の流れだと思うんです。しかも、一定の発電能力を備えた施設で焼却した場合...全文を見る
○市田忠義君 今おっしゃったように二百八十八なんですけれども、その二百八十八施設全部がメタンと同等以上の熱回収はできないかもしれないけれども、現在でも一定以上の熱回収ができる施設はそれなりにあるわけですね。  しかも、今後、循環型社会形成交付金制度による施設整備が進められること...全文を見る
○市田忠義君 安易に熱回収すれば本来の再生利用の趣旨にやっぱり私は反すると思うんです。  多くの自治体で久喜宮代のようにごみの減量に一生懸命取り組んでいる。一方で、この間、大型の焼却炉整備を強いられてきた自治体としては稼働率を上げないと財政的にも苦しくなる。そうなると、排出事業...全文を見る
○市田忠義君 自治体にとって過大な施設整備を進めるということになれば、本来、事業者の責任で処理すべきものであるにもかかわらず、結果的に自治体の財政負担、すなわち住民の負担ということにつながるわけで、それも大臣に聞きたかったんですが、もう時間になりましたので。  結論として、そも...全文を見る
10月05日第168回国会 参議院 本会議 第5号
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○市田忠義君 日本共産党を代表して、総理に質問します。  さきの参議院選挙において、自民・公明政権は歴史的な大敗を喫しました。これは、閣僚の相次ぐスキャンダルなど個々の問題にとどまらず、多くの有権者が政府の基本路線、すなわち貧困と格差を広げた弱肉強食の構造改革路線、戦後レジーム...全文を見る
10月23日第168回国会 参議院 環境委員会 第2号
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○市田忠義君 日本共産党の市田です。  今日は、大企業での大気汚染などの排出基準違反及びデータ改ざん問題について、絞ってお聞きします。  ここ数年、大企業の鉄鋼、建材、製油のメーカーなどで排出基準違反及びデータ改ざん、これが相次いで発覚をいたしました。さらに、今年の七月、今度...全文を見る
○市田忠義君 数だけ早く言ってください。縮めて。
○市田忠義君 質問時間が短いんだから数だけ言ってくれと昨日言っておいたんですから、数字だけ言ってくれたらいいんです。  私たち、党として、その違反事案のうち日本製紙、王子製紙の釧路工場を視察してきました。違反状況をつぶさに調査してきましたが、違反の主な原因、日本製紙、生産を優先...全文を見る
○市田忠義君 NOx、SOxの排出基準が超過した場合、日本製紙や王子製紙も含めて、先ほど数字の説明があった五社、九工場、どういう手口、手法でデータの改ざんをやっていたか、これも簡潔にお答えください。
○市田忠義君 今説明がありましたように、例えば日本製紙の釧路工場の場合ですと、連続測定装置でチャートに記録されていたが、排出基準が超過した箇所ですね、これは日報に書き込む際に改ざんして報告したと。王子製紙の釧路工場の場合は、連続測定の記録がパソコンの中に保存されていて、排出超過の...全文を見る
○市田忠義君 罰則はないと。  じゃ、今度は経産省に聞きますが、現行の電気事業法、NOxやSOxの連続測定装置の施設、これ、義務付けされているか、いないか、これもイエスかノーで結構ですから。
○市田忠義君 九七年三月の省令で改正された際にその義務条項が削除されたんですよね。  これまで政府は、鉄鋼や製油メーカーなどの基準違反と改ざんに対して、環境管理ガイドラインなどで企業の自主的な取組を促してこられました。しかし、新たに製紙業界の事案が発覚した下で、企業の自主的努力...全文を見る
○市田忠義君 王子製紙の釧路工場、今年八月、調査報告が求められている期間に周辺住民へのばいじん被害を発生させました。このばいじんは西約三キロ先まで飛び散ると、飛散すると。約千二百台の車に付着して、王子製紙は、洗車券、要するに車を洗う券ですけれども、洗車券を配ったほか、屋根や野菜に...全文を見る
○市田忠義君 同じ基準違反でデータ改ざんで問題となった神戸製鋼の加古川工場、ここで粉じん被害を出したときに、企業と市が金を出して健康相談、健診実施したという経緯もあるわけです。  これも調べてみましたら、釧路市での公害苦情件数の二五%が大気汚染問題と。ですから、少なくともばいじ...全文を見る
○市田忠義君 これらの補助金を受け取っている日本製紙や王子製紙は、〇六年に自民党の政治資金管理団体、国民政治協会に献金をしています。日本製紙が五百万円、王子製紙が一千百万円献金していますが、いずれも政治資金規正法で禁止された、補助金交付から一年以内の献金であります。しかも、補助金...全文を見る
○市田忠義君 政治資金規正法違反のことをやった場合、それはまずいと、補助金もらっているところから一年以内に献金を受け取るのはまずいと、それぐらい言えないんですか。
○市田忠義君 じゃ、調査の上、大臣としての認識はまたお聞かせください。  大気汚染防止の費用について、公害防止に関する環境管理の在り方に関する報告書というのがありますが、そこでは、必要な公害防止設備への投資が十分行われていない、そう指摘されています。  例を挙げますと、例えば...全文を見る
○市田忠義君 簡潔でいいですから、大臣の認識をお聞かせください。
○市田忠義君 悪いことをやっても罰則はないと、以前にあった施設の義務付けも取り払われたと。言わばそういうことを、何というか、企業の自主的努力だとか企業の善意に任せておったら、これ競争社会ですから、よそよりも少しでも利益を上げようと思うのは、これは企業としては私はある意味では当然だ...全文を見る
○市田忠義君 まるで、ちゃんと規制をやってきたけれども、それを守らないと、決して規制緩和やってきたわけではないと言わんばかりの答弁でしたけれども、私は、大企業の人の健康と生活環境をないがしろにした違反事実の隠ぺいなどが日常的に行われているという、これはもう明白な事実で、これはお認...全文を見る
11月20日第168回国会 参議院 環境委員会 第4号
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○市田忠義君 日本共産党の市田忠義です。  まず、可燃性天然ガスの安全対策が重要になっている大深度掘削問題についてお聞きしたいと思います。  大深度掘削による動力湧出が増えて、大変流動性の低い化石水をくみ上げている場合が多いわけですけれども、そのくみ上げによる温泉資源や周辺地...全文を見る
○市田忠義君 法の成立後に制定される技術基準の中に、温泉掘削中のガス濃度あるいは物質成分分析、地質資料などの記録を掘削データ報告書として施行者に提出を義務付ける必要が私はあるんじゃないかと思うんですが、環境省、いかがでしょう。
○市田忠義君 是非、省令で技術基準などの提出の義務付けを盛り込むような検討をお願いしたいということを申し上げておきたいと思います。  神奈川県では、大深度温泉井掘削等許可申請指導基準という長い名前の基準があるわけですけれども、これ二〇〇三年十月に定められて、許可済みの大深度温泉...全文を見る
○市田忠義君 現に、神奈川県では温泉地学研究所の知見に基づいてそういう指導基準を設けているわけですから、是非そういう方向で国の方でも大深度掘削の下限深度や総量規制、やっぱり設定すべきだということを指摘しておきたいと思います。  先月、環境省が公表されました暫定対策の実施状況の報...全文を見る
○市田忠義君 実際の零細の方々にお聞きしますと、国民金融公庫の融資制度だけでは極めて不十分だという声が多くありました。  先ほど川口委員からも質問がありましたが、入湯税ですね、例えば横浜市ですと、〇六年度の入湯税の収入額一億四千六百五十七万円余りなんです。これを事故防止対策に充...全文を見る
○市田忠義君 入湯税は地方自治体の管理だからそこが考えるべきだと、ちょっと冷たい答弁だったと思うんですけれども。  例えば、公衆浴場の確保のための特別措置に関する法律、これ第六条を見ますと、「国又は地方公共団体は、公衆浴場について、その確保を図るため必要と認める場合には、所要の...全文を見る
○市田忠義君 時間の関係でもう深追いはやめますが。  今年四月にオープンした新横浜駅前の岩盤温泉ホテルを調査してきました。このホテルは、あの渋谷の爆発死傷事故を起こしたシエスパの温泉掘削施工と全く同じ会社が行ったところで、地下に温泉施設があって、その上に十五階もの客室が建ってい...全文を見る
○市田忠義君 ちょっと、これ本当に、余り心のこもらない答弁だなと思うんですけれども。  じゃ、ちょっと大臣の認識聞きたいと思うんですけれども、この温泉ホテルは、横浜市の暫定対策の要請に基づいて検知器の設置、照明器具の防爆化を行っているんですけれども、営業本部長がこう言っているん...全文を見る
○市田忠義君 やっぱり温泉活用ばかりに目が奪われて、消費者や周辺住民などへの安全対策や温泉情報の開示は怠ってきたといいますか、事故防止のための制度の不備がやはり事故を発生させてきたわけで、その教訓をきちんと生かしていく必要があると思います。  私、もう一か所、川崎市宮前平地区の...全文を見る
○市田忠義君 この建設地は、第一種中高層住宅専用地域なんです。集客性の高い店舗等の建設は制限されているという、そういう場所なんですけれども、まあ公衆浴場とは名ばかりの大規模な商業施設、駐車場だけでも百七十台止められる、一日八百台から一千台、休日は二千人の人が恐らく利用するだろうと...全文を見る
○市田忠義君 五百平米以上か以下か、よく調査なさっていただきたいと思います。  次に、温泉台帳の問題について一言聞きたいと思うんですけれども、温泉台帳は源泉の正に登記簿謄本と言われるもので、温泉の過去帳の意味もあると思うんですけれども、これは一九四八年の温泉法制定当初から、将来...全文を見る
○市田忠義君 時間が来たので、もう一言で終わりますけれども。  先ほどツルネン議員からも指摘がありましたが、ガス安全情報を消費者により分かりやすく開示すると、この必要性の指摘がありましたが、その答弁の中で、たしか私の聞き間違いでなければ、それは業者の自主性に任せるかのような答弁...全文を見る
11月27日第168回国会 参議院 環境委員会 第5号
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○市田忠義君 日本共産党の市田です。  私、先日、サイクロンの大きな被害を受けたバングラデシュの大使館を訪問して、お見舞いを述べて、大使と懇談をしてまいりました。大使の話によりますと、二メートルの海面上昇でも国土が完全に水没してしまうと、そうおっしゃっていました。地球温暖化が我...全文を見る
○市田忠義君 業務その他部門からの直接排出量ですね、電力由来を除く、これ、基準年と比較しますと千七百万トンの伸びと。そして、家庭部門を見てみますと七百万トンの伸びなんですが、そこで、私、お聞きしたいんですが、二〇〇六年度における電力分野、発電所等エネルギー転換部門からの排出量は一...全文を見る
○市田忠義君 今数字が述べられましたように、二〇〇六年度における二酸化炭素排出量、エネルギー転換部門からの排出量は実に三億八千六百万トンで、全体に占める割合は三分の一だということが数字上も明らかにされました。  先ほども言いましたけれども、業務その他部門、家庭部門からの排出の大...全文を見る
○市田忠義君 電力分野の排出削減対策というのは、量という面、我が国の排出量の約三分の一を占めるという量の多さから見ても、他の分野の排出量増減に与える影響から考えても、私は非常に重い意味を持っているというふうに思います。今日は、その電力分野の取組について幾つかお聞きしたいと思います...全文を見る
○市田忠義君 三・一八億万トンから三・八六億万トンと、六千八百万トン、今言われたように二〇%強の伸びであります。  電力分野の排出量のほとんどを占める電気事業連合会の資料によりますと、基準年と二〇〇六年度を比較してみますと、火力発電の占める割合、これは約五八%で、九〇年五八・四...全文を見る
○市田忠義君 九・七%から二四・五%ですから、比率が二・五倍の伸びであります。  石炭火力発電による二酸化炭素の実際の排出量と全排出量に占める割合は、じゃどうなっていますか。
○市田忠義君 基準年以降、石炭火力発電による排出だけで一億四千五百万トンも二酸化炭素を増やす。今や我が国の温室効果ガス総排出量の七分の一強を占めるまでになっておると。私は、これを野放しにするんじゃなくて、二酸化炭素排出量のより少ない天然ガスだとか自然エネルギーの開発利用を本格的に...全文を見る
○市田忠義君 電事連の計画を読みますと、今後も天然ガスの二倍の二酸化炭素を排出する石炭火力で発電の多くを賄うと、こういう予定にしています。しかも、この間の実態を見ますと、原子力発電の長期停止、さらに柏崎刈羽原発の運転停止などで、その不足分は火力発電で代替することになることは、これ...全文を見る
○市田忠義君 いや、尋ねていることに答えてくださいよ。  これだけの多くの量を京都メカニズムで補うと、これで補完的と言えるのかということを聞いている、その認識を聞いているんです。
○市田忠義君 正に官僚答弁で、全然実態をあなた認識していないですよ。  日本全体の京都メカニズムクレジット、これ一億トンでしょう。ところが、電気業界だけでこれだけの京都メカニズムに頼ると、これどうして補完的と言えるのかと。国際的に了解を得られると、そんな勝手な判断、あなた、した...全文を見る
○市田忠義君 後半の部分はよかったと思うんですけれども、最初の、私が言っていないことを言ったみたいに大臣おっしゃったら駄目だと思うんです。私、石炭、火力、すべて駄目、石炭は使うな、京都メカニズムはすべて駄目と、そんなことだれも言っていないでしょう。あの答弁は取り消してください。
○市田忠義君 電事連が経団連の自主行動計画で排出原単位の目標しか持たずに実際の排出量を大量に増やし続けてきたと、これはこれまで見てきたとおりです。これは電力だけの問題かというと、私はそうでないと思います。業界任せの自主行動計画の取組はどうなっているか、これちょっと見てみたいと思い...全文を見る
○市田忠義君 その達成した業界の排出量の合計、基準年と比較してどうなっていますか。
○市田忠義君 増えているのか減っているのか、どうなんですか。
○市田忠義君 全然減っていないんですよ。  経団連は十四日、自主行動計画二〇〇六年度実績を発表して、七年連続で目標を達成したと、産業界の努力は限界と、そういう主張を強めています。これはマスメディアでも報道されているとおりであります。しかし、今確認したように、原単位だけの目標の業...全文を見る
○市田忠義君 まだ限界ではないという認識だと考えていいですね。
○市田忠義君 大変あいまいで、ちょっと官僚的答弁に近くなってきましたけれども。  じゃ、関連する話ですが、別の話に移しますが、先日開催された東京都気候変動対策方針に関する意見交換会、これが行われました。東京都から、この間の取組の実績を踏まえた上で、自主的取組を前提にした指導、助...全文を見る
○市田忠義君 私たちは石原都政とは立場が違う野党の立場ですが、この環境問題の東京都の取組は大変私は積極的だと、それに環境大臣が共感すると、前向きに検討したいと言われたことは極めて重い意味を持っていると思いますし、積極的な答弁と受け止めたいというふうに思います。  最後はもう質問...全文を見る
12月25日第168回国会 参議院 環境委員会 第6号
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○市田忠義君 日本共産党の市田です。  IPCCの第四次評価報告書によりますと、地球の温暖化は疑う余地がないと、そう指摘して、とりわけ二十世紀半ば以降に観測された世界の平均気温の上昇のほとんどが言わば人為的起源の温室効果ガスの増加によってもたらされた可能性がかなり高いと、単なる...全文を見る
○市田忠義君 今、ノーベル賞を受賞したという話もありましたが、国連の事務総長も、この報告書がすべての国家を巻き込む包括的な気候変動対策の合意に導く真の突破点を提供したと。さらに、今行動を起こさないと重大な危機に直面する、科学者は仕事をしたが、今度は政治家が役割を果たすべきそういう...全文を見る
○市田忠義君 AWGの方は後で聞こうと思ったんですが、一緒にお答えいただきましたが。  大臣にお聞きしたいんですが、バリ入りされた十一日の記者会見だったと思いますが、報道によりますと、共同議長案の掲げる数値目標は信頼できる数字に基づいている、私たちが取り組まなければならない目標...全文を見る
○市田忠義君 IPCCの評価報告では、先ほどもお話がありましたように、今後二十年から三十年間の緩和努力とそれに向けた投資がより低い安定化濃度の機会達成に大きな影響を与えると。排出削減が遅れれば、より低いレベルでの安定化の機会が大きな制約となると、より厳しい気候変化の影響を増加させ...全文を見る
○市田忠義君 今もお話あったように、EUはCOP13で二〇二〇年までに日本、アメリカ、ヨーロッパの先進諸国全体で一九九〇年比で三〇%削減すると。さらに、五〇年までには六割から八割の削減を提案して、京都議定書よりも厳しい、そういう総量削減義務を先進国に示したわけですけれども。私は、...全文を見る
○市田忠義君 年内にもとおっしゃったということは、おおよそいつごろなんですか。今、言えないんですか。
○市田忠義君 先ほどは鋭意努力で今度は最大限と、どちらが積極的なのかはまあ微妙でありますけれども。  IPCCのパチャウリ議長が、バリ・ロードマップについて明確な数値目標を入れることは極めて重要で優先されるべきだと、こう強調していますし、国連の開発計画の総裁のケマル氏は、京都で...全文を見る
○市田忠義君 これまた大臣はCOP13に出席される前に日本経団連と懇談をされて、これも報道によりますと、経団連の御手洗会長は、京都議定書のような不合理な総量規制が設定されると国際競争力の弱体化は避けられないと、こう主張したのに対して、大臣の方は、枠組み交渉が本格化すれば京都議定書...全文を見る
○市田忠義君 やはり、日本が積極的な役割を果たすということに対してもっと私、熱心でなければならないというふうに思うんですが、国際競争力論云々で言いますと、例えば自動車の排ガス規制が大問題になったときに、当時、自動車業界は、そんなことをやればもう国際競争に打ちかてないと猛反対したけ...全文を見る