市田忠義

いちだただよし

比例代表選出
日本共産党
当選回数4回

市田忠義の2009年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月02日第171回国会 参議院 本会議 第6号
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○市田忠義君 日本共産党を代表して、麻生総理に質問をいたします。  今年、二〇〇九年は、年越し派遣村で明けました。トヨタやキヤノンを始め日本を代表する大企業から、仕事だけではなく住む場所まで奪われ、寒空にほうり出された人たちを救おうという取組でした。  今、全国各地に派遣村が...全文を見る
03月17日第171回国会 参議院 環境委員会 第2号
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○市田忠義君 日本共産党の市田です。  今日は、今大きな問題になっています水俣病問題について質問をいたします。  私は去年の四月八日にこの問題を質問しました。当時、環境大臣は鴨下さんでしたが、そのときに加害企業である分社化問題についてこういう答弁がありました。救済策を実現し補...全文を見る
○市田忠義君 では、水俣病の現状について確認しておきたいと思います。  一つは〇四年の最高裁判決以降の公健法認定申請者の人数、二つ目に新たな損害賠償請求訴訟の原告の人数、三つ目に新保健手帳の交付件数、四つ目に申請者医療事業受給者の人数が現時点でどうなっているか。これは事務方で結...全文を見る
○市田忠義君 昨年の質問から一年たっていないわけですが、公健法認定申請数は三百五十人増えて過去最高の六千三百十六人。新保健手帳交付、これも増え続けて交付件数二万を大きく超えていると。救済、解決を求める患者、被害者のうねりというのは過去に例を見ない広がりを示しているというのはこの数...全文を見る
○市田忠義君 要するに、少ないから大したことないということですね。
○市田忠義君 今の事実の数字でいいですよ。それに対する認識はどうですか、大臣。増えていると、大変だというふうに認識なのか、大したことないという認識なのか、いかがですか。
○市田忠義君 居住地が現在別のところへ引っ越している人だとか、そういうことが含まれているというのは私も知っていますよ。しかし、こういう数字の重みをそういう軽さで受け止めているのが問題だと。わざわざ数字の若干の訂正をして、大したことないかのように言うあなたの姿勢が問題だということを...全文を見る
○市田忠義君 以前の答弁とちっとも進んでいないと思うんですけれども。  私は、やっぱり実態をつかんでこそふさわしい対策が講じることができるわけで、前回質問したときでさえ鴨下大臣はこうおっしゃっているんですよ。様々な制約要因があるけれども、有効な調査の在り方はどういうことがあるか...全文を見る
○市田忠義君 じゃ、聞きますが、与党プロジェクトチームの水俣病に係る新たな救済策についての中間取りまとめ、サンプル調査の結果、現在四肢末梢優位の感覚障害があると判定された者は認定申請者の何%か、保健手帳保持者の何%か。これは質問通告していませんでしたが、当然環境省は御存じだと思い...全文を見る
○市田忠義君 それを最初から大臣も言えばいいんですよ。わずか四七・一%あるいは四〇%と。更に他の疾患や加齢による可能性も考慮すると、これよりも低くなると。  今手を挙げている人の全員を救済するんだと言いながら、与党プロジェクトチームの中間取りまとめのサンプル調査の結果でも六割ぐ...全文を見る
○市田忠義君 関係団体に環境省は説明に行かれたと思うんですけれども、与党案に賛成の団体からもいろんな意見が出ていたと思いますが、代表的な意見はどんなことでした。
○市田忠義君 本当にひどいんですよ。今度の法案を見ますと、認定の申請、訴訟の提起者を救済の対象者としないと。すなわち公健法に基づいて認定申請している人は取り下げると。そういう人でないと、あるいはこれは憲法で保障されている裁判する権利も認めないと。被害者の人権を否定する、私は、救済...全文を見る
○市田忠義君 もう時間が来ましたから終わりますが、救われるべき人が救われないような法案になっているから私声を荒げて言っているんです。言葉だけそういうことを幾らおっしゃっても、例えば地域指定の解除、これはもうやらないということはここで言えないわけですから、調査もしない、救済どころか...全文を見る
03月24日第171回国会 参議院 環境委員会 第3号
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○市田忠義君 今日は、安定型処分場と産廃特措法の問題についてお聞きします。  この間、千葉県の富津市や茨城県水戸市の安定型処分場建設等差止め請求のように、最高裁や地裁で建設の差止めが認められるなど、今、安定型処分場の在り方が厳しく問われています。  まず、この問題について、大...全文を見る
○市田忠義君 安定型処分場で実際にどういうことが起こっているかということについて具体的にお聞きしていきたいと思います。宮城県の村田町竹の内地区の産業廃棄物最終処分場の問題について具体的にお聞きいたします。  ここは一九九〇年十二月に最終処分を開始して、翌十一月には住民から県に苦...全文を見る
○市田忠義君 この仮処分申請で提出された陳述書を読んでみますと、頭痛、目まい、呼吸困難、あるいはのどが痛いなどのつらい症状の訴え、あるいは悪臭に我慢できないで転居を考えていると、そういう苦しい思いがつづられています。二〇〇一年九月には周辺住民の健康調査も行われました。その結果が報...全文を見る
○市田忠義君 聞いていることだけに答えていただいたらいいんです。最高の値は幾らだったかと聞いたんです。あなたは下がっている下がっているということが言いたいんでしょうけれども、聞いていることだけにお答えください。  じゃ、お聞きしますが、硫化水素の人体への影響の目安について、この...全文を見る
○市田忠義君 最近下がったとおっしゃいましたけれども、今説明を聞くと、最高の数値で二八〇〇〇ppmという恐るべき数値であります。しかも、中学校が三百メートル、小学校が五百メートル以内に位置して、民家や耕作地が隣接していると。  こんなに高い濃度の硫化水素が発生して周辺住民への健...全文を見る
○市田忠義君 おっしゃったとおりだと思うんですけれども、安定型処分場といいながらそういう事態が生じていると。  支障除去実施計画書にはどのように記されているか。例えば、許可容量及び許可区域を超えた埋立てが行われたこと、また許可外、いわゆる安定型以外ですけれども、の廃棄物の埋立処...全文を見る
○市田忠義君 聞いているのは撤去したかどうかだけ。
○市田忠義君 いろいろ言われたけれども、撤去されていないということははっきりしているわけであります。  これは大臣にお聞きしたいと思うんですけれども、この間の最高裁、地裁の判決では、安定五品目だけに分けることそのものが不可能に近いと、こういう厳しい指摘がされています。日弁連は、...全文を見る
○市田忠義君 二度とこういうことが起きないように、小手先の手直しじゃなくて抜本的な見直しが必要だということを指摘しておきたいと思います。  例に挙げました竹の内最終処分場では、許可量の三倍もの廃棄物、許可区域を越えた埋立てが行われて、許可外の廃棄物の埋立処分も行われていました。...全文を見る
○市田忠義君 あなたね、答弁長過ぎるんですよ。地元住民の納得を得られたのかと聞いたら、そのことについてお答えになったらいいので、それ以外のこと長々長々としゃべって、そういう姿勢だからこういう問題が解決しないんですよ。大したことない、あとは納得したと、違いますよ。  地元の新聞を...全文を見る
○市田忠義君 私、この問題でこの間何回か、例えばフェロシルトの問題だとか福岡の筑紫野の問題などについても質問し追及をしてまいりました。  竹の内産廃処分場の問題で、県の責任は私、明確だと思うんです。これは県知事は陳謝していました。しかし、環境省も人ごとではないと思うんですよ。行...全文を見る
○市田忠義君 やっぱりこの問題の重要性を感ずるなら、私だって手に入っているわけだから、環境省はこういう要望書ぐらい、二月二十四日ですよ。しかも、地元の町長、寄井地区の行政区長その他、言わばその地域を代表するほとんどの人の連名で、具体的にこういうことをやってほしいと。それはやっぱり...全文を見る
○市田忠義君 本当に至極当然の最小限の要求がここには書かれていまして、本当にそこに、時間がないので一々項目をここで私は読み上げることはいたしませんが、是非正面から受け止めて住民の願いにこたえていただくことを強く要望しておきたいと思うんですが。  そういうことから考えても、これは...全文を見る
○市田忠義君 時間が来たので終わりますが、モラルハザードじゃないと思うんですよね。安易どころか、やっぱりこれだけ重大な事態が起こっていて、しかも、繰り返して失礼ですけど、こういう要望書すらお読みになっていないというふうな環境省の姿勢では、やっぱり僕は問題の解決にはならないというこ...全文を見る
04月14日第171回国会 参議院 環境委員会 第5号
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○市田忠義君 日本共産党の市田です。  今日は、参考人の皆さん、貴重な御意見ありがとうございました。  まず、畑参考人にお聞きいたします。  陳述の中でもお述べになりましたが、畑参考人は、リスクゼロ型の掘削除去等の土壌浄化対策、これを排して盛土や封じ込めなどの安易な対策の推...全文を見る
○市田忠義君 他の三人の参考人にお伺いしたいんですけれども、今日お述べになった御意見と提出された資料を拝見させていただいて、佐藤参考人は、仮に汚染されていても健康へのリスクが低くて十分に利用できる土地は幾らでもある、そうした土地の売買が普通にできるようにならないといけませんと、そ...全文を見る
○市田忠義君 最後に、畑参考人にもう一問お聞きしたいんですけれども、自分も豊洲に住んでいるということもあるんですけれども、東京ガスの豊洲工場跡地での土壌汚染問題などを見ていますと、やはり法施行以前に廃止された一定規模以上のすべての工場、事業場も法の対象とすべきだというふうに私は考...全文を見る
○市田忠義君 終わります。  ありがとうございました。
04月16日第171回国会 参議院 環境委員会 第6号
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○市田忠義君 今日は、ガス会社の土壌汚染対策についてお聞きいたします。  築地市場の移転問題と絡んで、東京ガスの豊洲工場跡地での深刻な土壌汚染が今大きな社会問題になっていますが、これは決して豊洲だけの問題ではないというふうに思います。今、全国的にもガス会社による高濃度の土壌・地...全文を見る
○市田忠義君 今回の法改正が施行されますと、一定規模以上の土地の形質変更が行われるときには調査対象となって、当然、豊洲工場跡地も対象になります。  豊洲の工場跡地は、地震による液状化現象での土壌汚染が問題となっていましたが、直近の問題でも、地盤解析報告書では、六街区の地点が一年...全文を見る
○市田忠義君 ちなみに、先ほど言った地盤解析報告書、地質調査報告書、これはいつまとめられたか御存じでしょうか。
○市田忠義君 二年前にまとめられたんですね。  報告いつされたか御存じですか。
○市田忠義君 一月、今年の三十日にホームページで、別に報告する必要がなかったんだけれどもやったんだと東京都は説明している。これはいろんなマスメディアでも報道されていることです。だから、こういう事態ですから、本当に適切に行われるかどうか信頼し難いと。  そこで、具体的に北海道ガス...全文を見る
○市田忠義君 環境省令に基づいてきちんとやられるかどうかという点はいかがですか。
○市田忠義君 汚染除去対策と言われますけれども、やっぱり浄化対策とか掘削除去対策が取られるかどうかが私は大変大事だというふうに思います。  そこで、もう少し北海道ガスについてお聞きしたいんですが、昨日、これは質問通告しておきましたからお調べになっていると思いますが、札幌工場跡地...全文を見る
○市田忠義君 昨日、質問通告で、北海道ガス、これ三つ工場跡地があると、それぞれの汚染対策がどう行われているかきちんと調べて、聞きますよと。いきなり聞いたんじゃないんですよ。これだけの差が、札幌工場跡地と函館と小樽とでは物すごく差があると。どうしてこんなことになるのかという点で、当...全文を見る
○市田忠義君 調べ方が不十分だと思うんですよ。  一番聞きたかったのは、札幌は割にきちんとやっているんですよ。それに比べて、例えば小樽は有刺鉄線張っているだけと、何の対策もやっていないし、函館工場跡地も同じような事態なんですね。  それで、調べてみましたら、札幌工場跡地は再開...全文を見る
○市田忠義君 いずれ指定地域の申請があれば、形質変更時に環境省令に基づく適切な対応がなされるというのはこれは当然だと思うんですけれども、北海道ガスが申請しない場合、函館や小樽は立入禁止と舗装だけで放置されたままの状態になると、それはそういうことでいいというお考えなのでしょうか。
○市田忠義君 じゃ、今度経済産業省にお聞きしますけれども、ガス事業者を所管しているのは言うまでもなく経済産業省ですけれども、石炭ガス製造工場を保有している事業者は現存する二百十一社の中で七十五事業者になっています。資料をお配りしておきましたけれども、主な事業者の工場数ですね、この...全文を見る
○市田忠義君 要するに、ホームページを見ているだけで別に何もやっていないということだと思うんですけれども、全国に七十五事業者、主な事業者だけでもあれだけの工場数ですから、恐らく二百か所以上の工場跡地があるにもかかわらず、所管の経済産業省が汚染状況や対策を把握していないと。私、これ...全文を見る
○市田忠義君 やっぱり周辺住民の安心、安全を確保するために、関係省庁が連携して全国的に汚染状況を把握して法に準じた調査と対策を取るように改めて要請して、終わります。
○市田忠義君 私は、日本共産党を代表して、議題となっています土壌汚染対策法の一部を改正する法律案に対する修正案の趣旨を説明いたします。  日本共産党は、内閣提出の改正案第七条等の指示措置制度を法文上に明確に規定することによって掘削除去の抑制が懸念されること、依然として法附則第三...全文を見る
04月28日第171回国会 参議院 経済産業委員会、環境委員会連合審査会 第1号
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○市田忠義君 私は以前にも石原産業のフェロシルト問題を取り上げたことがありますが、その同じ石原産業で今月の四月十六日、再び驚くべき事実が明らかになりました。石原産業の四日市工場の農薬工場の地下水から環境基準の約十万倍、土壌から一万倍の1・2ジクロロエタンが検出されました。この1・...全文を見る
○市田忠義君 経産省にお伺いしますが、この石原産業の農薬工場で製造している代表的な農薬と直近のPRTRの届出で排出されている主な化学物質、それぞれ三つぐらい端的に挙げてください。
○市田忠義君 この農薬製造工場では、発がん性のある2・4D、MCPを製造して、発がん物質のアセトアルデヒド、クロロホルム、ジクロロメタンなどが大量に大気や水域に排出されていると。特に、ジクロロメタンは四十三万一千四百キログラムも大気、水域に排出しています。これは、発がん性のある化...全文を見る
○市田忠義君 今挙げた単に第二種監視化学物質になっている物質も、国際的に、例えばアメリカの国家毒性プログラムだとか国際がん研究機関でも、どれも発がん性の疑いがあるということははっきりしているわけですから、今度の法改正でいわゆる第二種監視化学物質や第三種監視化学物質、これを廃止して...全文を見る
○市田忠義君 重大だと思うんですね。行政がきちんと指導しない、全くやってないと。  最後に、時間がありませんから二階大臣にお聞きしたいんですが、私はこの工場で働いている、もう三十年以上働いている労働者に直接話を聞きました。昔は使っている化学物質が有害だとは全く知らなかったし、会...全文を見る
○市田忠義君 終わります。
05月26日第171回国会 参議院 環境委員会 第9号
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○市田忠義君 日本共産党の市田忠義です。  今回の法改正では、目的規定に生物多様性の確保に寄与することを明記をして、海域における保全施策の充実を図るということになりました。  そこで、初めに大臣にお聞きしますが、沖縄県名護市の辺野古沿岸域、ここは、県では厳正な保護を図る必要の...全文を見る
○市田忠義君 具体的に、じゃサンゴ礁の保全についてお聞きします。  環境省が辺野古周辺のサンゴ礁の環境保全調査を実施されたのは二十年近く前、第四回自然環境保全基礎調査でした。辺野古沿岸一帯は御存じのように米軍の新基地予定地とされて、今、環境影響評価の手続中であります。そのアセス...全文を見る
○市田忠義君 第四回サンゴ礁保全・再生に向けての統合沿岸管理分科会、これは環境省が事務局をされている会議ですけれども、その報告を見ますと、サンゴ移植は植林と比べて技術開発の歴史が浅く、まだ開発途上にあると。技術的には未確立だということを環境省もかんだ会議でそういう報告がされている...全文を見る
○市田忠義君 もう少し短く。
○市田忠義君 環境省、NGOが調査したことは確かにアセスに記載されてはいるんですが、その結果は予測評価に当たっては全く無視されておると、これは事実だと思うんです。  また、防衛省の調査手法そのものが私、大問題だと。例えば予備調査として、ジュゴンがえさ場に入り込むリーフの切れ目に...全文を見る
○市田忠義君 それは私、認識が違うと思うんですね。環境影響が相当程度を超えるおそれがある場合は面積にかかわらずやり直すとちゃんと書いてあるわけですよ。面積がどれだけかと、だから軽微な範囲内だと今おっしゃったけれども、これが本当に軽微と言えるのかと。騒音の問題、事故の危険性、自然環...全文を見る
○市田忠義君 言うまでもないことですけれども、アセスは何のためにやるかといえば、環境影響をできるだけ少なくするということで住民の合意を得ると、そのためにやるわけで、当初の方法書のときには明記されてなかったものが、しかも重大な環境や住民の暮らしに影響を与えるようなことが追加された場...全文を見る
○市田忠義君 沖縄タイムスの世論調査でこの準備書に対してどれぐらいの人がこれ疑問だと言っているというふうにお思いか、御存じだったら。御存じなかったらこっちから言いますけど。御存じじゃありませんね。八割の人が影響が少ないとした今度の見解は疑問だということを五月十四日付けの沖縄タイム...全文を見る
○市田忠義君 じゃ、意見は一切述べないんですか。
○市田忠義君 大臣として、こういう問題について環境を守るという立場から意見を述べないんですかと言っているんです。評価書が出てからでは遅いと思うんですよ。今の段階で物を言わなかったら、アセスはいろいろ段階がありますよね、方法書があり、準備書があり、評価が出ると。評価書が出た段階で大...全文を見る
○市田忠義君 それでは遅いと言っているんですよ。私は斉藤大臣には期待を掛けているんだけど。そんな姿勢では、やっぱり私、環境省の、というか存在意義がなくなっちゃうと思うんですよ。そこはやっぱり勇気を持って、これだけ住民の八割の、実際の沖縄の人々の八割が大丈夫だというのは疑問だという...全文を見る
○市田忠義君 時間が来ましたから終わりますが、辺野古の海、豊かな自然環境を守るために始まったいわゆる監視行動、座込みですね、千八百日を超えました。間もなく七十五歳になろうという女性は、自分たちの命をはぐくんだ宝の海を埋め立てて人殺しに行く基地を造られることは耐えられないと、そう言...全文を見る
06月16日第171回国会 参議院 環境委員会 第10号
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○市田忠義君 日本共産党の市田です。  麻生首相は、先週、日本の温室効果ガスの削減の中期目標を〇五年比で一五%という発表をいたしました。今日は、その中期目標と再生可能エネルギーの問題についてお聞きしたいと思います。  まず、大臣に確認しておきたいんですが、日本経団連の三村副会...全文を見る
○市田忠義君 昨年五月、経済産業省の諮問機関である総合資源エネルギー調査会需給部会が取りまとめた長期エネルギー需給見通し、これによりますと、二〇二〇年の最大導入ケースの場合、〇五年比の総排出量は何%で太陽光発電は何倍、風力発電は何倍になっているか、経産省。
○市田忠義君 じゃ、政府の中期目標検討会の分析による長期需給見通しでの最大導入の場合、〇五年比で何%、それから太陽光発電は何倍か、それから新車販売に占める次世代車の割合、それから新築住宅に占める断熱住宅の割合はどうなっているか、環境省。
○市田忠義君 麻生首相の表明では、実現可能な目標として〇五年比一五%削減、太陽光発電二十倍、次世代車五〇%、二分の一、断熱住宅八〇%というふうにされています。  長期需給見通しでの最大導入の場合と違っているのは、太陽光発電を二十倍にしたことによる一%の上積みということになります...全文を見る
○市田忠義君 今お認めになりましたが、やっぱり麻生首相が発表した中期目標のベースになっているのは、産業界が中心になって取りまとめた長期需給見通しなのはもう明らかだというふうに思うんです。  そこで、この長期エネルギー需給見通しの最大導入ケースというのは、実用段階にある最先端の技...全文を見る
○市田忠義君 じゃ、需給部会には経済産業界からの委員はだれが入っていますか。
○市田忠義君 先ほどお話があったように、総合資源エネルギー調査会の会長は、京都議定書はこれは外交上の失敗だと、そう言ってはばからない三村新日鉄社長であります。また、今ずっと紹介がありましたように、需給部会には経済界、産業界の代表が大量に名を連ねていると。京都議定書を外交上の失敗だ...全文を見る
○市田忠義君 確かに為替レートのGDP比で見ればそういうことは言えるというのは私も分かっています。  ただ、そのGDP比を購買力平価で比較した場合、さきの議論にもありましたけれども、日本がより省エネとはならない、産業部門のエネルギー効率でも日本はEUだけではなくて米国にも劣ると...全文を見る
○市田忠義君 結局、こういう産業界の乾いたタオル論、これ以上もう絞りようがないというのは、自分はやらないが他国は努力せよと、自らの低い削減目標を合理化するために持ち出された考え方だと思うんですね。麻生首相はそういうような議論にはくみしないというふうにおっしゃっていたんですが、結局...全文を見る
○市田忠義君 国環研の資料を見ますと、たとえ二五%削減目標となったとしても可処分所得は増加する、光熱費も全体に比較して大きな負担とはならないという調査結果が出ています。昨日、資料をお渡ししておきましたが、麻生首相は国民負担を殊更強調することで高い削減目標を否定的に描いているという...全文を見る
○市田忠義君 検討するということは、あれですか、風力発電についても買取り制度を設けるという方向で検討するというふうに受け取っていいですね。
○市田忠義君 太陽光発電と風力発電を区別するのはどういう理由ですか。
○市田忠義君 ちょっと今の答弁だけではあれですが、前向きに検討するということをおっしゃったので、そういう方向で、是非風力発電についても買取り制度を設けるという方向で検討していただきたいというふうに思います。  よく風力発電が不安定だと、だからという議論があるんですけれども、例え...全文を見る
○市田忠義君 検討ばっかりで、きちんとこうやるというメッセージをやっぱり環境大臣としては発信してほしいと思うんですけれども。私はやっぱり消費者への一方的な負担転嫁は許されないと。太陽光発電、次世代車、断熱住宅など国民への過大負担を求めながら、経済産業界がぎりぎりの線で許容できる、...全文を見る
10月30日第173回国会 参議院 本会議 第3号
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○市田忠義君 私は、日本共産党を代表して、鳩山総理に質問をいたします。  さきの総選挙で国民は、暮らしと平和を壊してきた自民・公明政権を退場させるという歴史的な審判を下しました。日本共産党は、総選挙で示されたこの主権者の意思を実現するために全力を尽くす決意であります。  自公...全文を見る
11月24日第173回国会 参議院 環境委員会 第2号
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○市田忠義君 日本共産党の市田です。  鳩山内閣が九〇年比で二五%CO2削減という中期目標を発表されました。我が党はこれらを歓迎するという立場であります。問題はそれをいかにして実現するかと、今日はその問題に絞ってお聞きします。  さきの参議院本会議の代表質問で、私は二五%削減...全文を見る
○市田忠義君 じゃ、依頼事項の既存のモデル分析の評価を行う観点として、マクロフレームの設定が不適切ではないかと、そう指摘されている前提条件の鉄鋼生産量、原発の発電量、輸送量、これは環境省で結構ですから、数字をお答えください。
○市田忠義君 要するに、鉄の生産量は今より若干増える、二番目に原発は九基新設をする、それから三つ目に、自動車の輸送量は人口が減少する可能性が高いにもかかわらず減らない、逆に貨物は増えると、政府側からこういう三つの前提が付けられたと。このマクロフレームの設定について国立環境研究所の...全文を見る
○市田忠義君 必要であれば見直すということでいいわけですね。  前の政権は、二五%削減すれば国民負担が三十六万増えると、率直に言って大騒ぎをしました。これについては午前中の議論で小沢大臣からも説明がありましたが、いわゆる二重計上までやって、可処分所得が二十二万減ると、光熱費が十...全文を見る
○市田忠義君 要するに、業界のヒアリングで出されたと。国環研に私ども視察に行って意見交換した際にも、こう明言されていました。産業部門の対策ケースは産業界の主張をのんで設定されたものと説明されました。産業界は日本がエネルギー効率はトップレベルで最大限の対策技術になっていると主張して...全文を見る
○市田忠義君 国際競争力が大変厳しい、大変だと主張している鉄鋼業界でも排ガス、あるいは排熱、廃スラグですね、まだまだエネルギー効率を上げて世界をリードできる余地があることはもう明らかであります。やはり私は、産業界言いなりのマクロフレームや産業部門の対策ケースでの温暖化対策では二五...全文を見る
○市田忠義君 日本の大企業もイギリスへ進出したらちゃんと政府とそういう削減協定を結んでいるわけですね。  それから、ドイツを見てみましたら、二〇一〇年までに二一%削減するという自主目標による自主規制方式をこれまで取っていたと。しかし、なかなかうまくいかないというので環境団体、環...全文を見る
○市田忠義君 この研究会は昨年七月、ポスト京都における我が国の産業分野を中心とした対策についての中間報告を発表をしていますが、その中で公的な枠組みへの移行について提言していますが、どんな提言をしているか簡潔に述べてください。
○市田忠義君 今言われましたように、日本経団連などは盛んに二五%削減などやれば国際競争力は損なわれるということでこれに抵抗しているわけですけれども、ヨーロッパでは日本企業も参加をしているし、今読み上げられたように国内の研究会でも、産業界の代表が参加しているそういう研究会でも、公的...全文を見る
○市田忠義君 このあらゆる政策の中に削減協定、政府と産業界との削減協定も入るのか入らないのか、そこまで言えなかったら、少なくともあらゆる政策の中の一つとして検討対象とはすると、そこまでは大臣、言えますよね。
○市田忠義君 検討対象になるとまではおっしゃいませんでしたけれども、慎重でしたけれども、やっぱり日本経団連の自主行動計画任せにしてきたことがこれまで削減目標がなかなか達成できずに逆に増えたということをもたらしてきたわけですから、私は是非とも、公的削減協定を中核に位置付けて、もちろ...全文を見る
○市田忠義君 時間がないので繰り返すことはやめますが、要するに公平かつ実効性ある国際的枠組みの構築や意欲的な目標の合意、要するにこの前提条件を付けて二五%削減ということを鳩山首相はおっしゃった。これは日本経団連の言っていることと違うのかどうかということを聞きたかったんです。経団連...全文を見る
○市田忠義君 ちょっと歯切れが悪かったようですが。効果があるかないか、私は引き下げれば効果がないと、せっかく積極的な目標を提起されたのに、ということを申し上げておきたいと思います。  お配りしている資料二を御覧いただきたいんですけれども、EU行政府・欧州委員会の環境担当のデマイ...全文を見る
○市田忠義君 ASEANの十か国首脳が十月二十三日の声明で、先進国が排出を続けてきた歴史的責任や先進国の経済力などに言及をして、大きな削減目標を持つように求めています。  そこで、環境省にお聞きしたいんですが、さきの日米首脳会談での気候変動交渉に関する日米共同メッセージでは、二...全文を見る
○市田忠義君 そのとおりですが、小沢大臣は、十一月たしか十日の記者会見だったと思いますが、米国についてはそれなりの数字が提示されるという話が重要だ、要は米国も数字を挙げた議論に入ってもらわないと途上国の皆さんは納得ができないということですと、こう明言されています。  さきのバル...全文を見る
○市田忠義君 時間が来たから終わりますが、やっぱり法的な拘束力がある国際的合意ができるかどうかというのは、先進国、特にアメリカが科学的な要請に基づく明確な数値目標を表明するかどうかというのがやっぱり最大のポイントになっていますし、これまでの日本の政権がやってきたような、率直に言っ...全文を見る