市田忠義

いちだただよし

比例代表選出
日本共産党
当選回数4回

市田忠義の2012年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月30日第180回国会 参議院 本会議 第3号
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○市田忠義君 私は、日本共産党を代表して、野田総理に質問いたします。  今も三十三万人もの方々が避難生活を強いられている東日本大震災と原発事故からの復興は、引き続き国政上の最重要課題であります。  そこで、お伺いします。  被災地では、仕事を失い、いまだに職に就けない人々が...全文を見る
03月22日第180回国会 参議院 環境委員会 第2号
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○市田忠義君 今日は水俣病の被害者の救済問題について質問をします。  細野大臣は、二月三日の記者会見で、水俣病被害者救済特措法に基づく申請受付、七月三十一日で締め切ると発表されました。患者団体や現地の皆さんから、実情が分かっていない、なぜ幕引きを急ぐのか、切捨てだなどの強い怒り...全文を見る
○市田忠義君 では、この半年間の月ごとの申請者数の推移をお述べください。
○市田忠義君 水俣病が公式確認されてから半世紀以上がたちました。いわゆる公健法で約三千人の水俣病患者が認定をされ、九五年の政治解決では約一万一千人が救済されました。にもかかわらず、特措法に基づく申請が今答弁があったように五万人を超えて、申請者は今も増え続けていると。  大臣にお...全文を見る
○市田忠義君 やっぱり潜在的な被害者がまだまだいっぱいたくさんおられるということを示していると思うんですよ。本来ならもっと早く救済されるべきだったと。  問題の根本には、水俣病公式確認から半世紀以上たっているのに、不知火海沿岸の住民健康調査など、被害の全容解明のための実態調査を...全文を見る
○市田忠義君 被害の全容解明のための実態調査について、民主党の政策集、インデックス二〇〇九にこの問題についてどう書かれているか。細かな文言まではいいです、趣旨としてどういうことをおっしゃっていたか覚えておられたら、大臣、お答えください。覚えておられなかったら結構です。
○市田忠義君 まあ通告していなかったのでそれはやむを得ないと思いますが、どう書かれているか紹介しておきます。「被害の全容解明の実態調査、研究等も盛り込み、潜在患者に対しても必要な措置を講じる」と、これが民主党のインデックスなんです。やっぱり不知火海沿岸の四十七万人の健康・環境調査...全文を見る
○市田忠義君 対象地域外でも可能なんだったらどうして線引きをやるんですか。その線引きは事実上破綻しているということじゃないですか。そこはいかがですか。
○市田忠義君 現地へ行って調べてきましたけれども、私、被害者の実態を余り大臣御存じないと思うんですよ。たとえ広報などで周知徹底されたとしても、その広報には水俣病に見られる自覚症状書かれていないんですよ。だから被害者は気付かないと。やっぱり地域的なそういう線引きせずに、さきに述べた...全文を見る
○市田忠義君 水俣病の申請の在り方も大変な差別があるんですよ。大臣言われましたけれども、特措法の対象地域内の人であれば、居住歴などの書類と公的診断を受ければ審査されるんです。ところが、対象地域外の人はそれ以外にヒアリングが必要だと、漁協の組合員証、乗組員証など水俣周辺の魚を食べた...全文を見る
○市田忠義君 幾ら言葉であたう限りの救済とおっしゃっても、実際に、線引きされた対象地域外からも検診をやれば水俣病特有の症状が現れている人がいっぱい生まれている、やっぱりこういう事実に真正面から私は向き合うべきだと思うんです。  水俣市からもお話を聞いてきました。ここはチッソの城...全文を見る
○市田忠義君 先ほど公表しないとおっしゃいました。これは後でその件については質問をしますが、公表はしないけど、つかんではいるんですね。
○市田忠義君 把握していないんですか。
○市田忠義君 それはけしからぬ答弁ですよ、あなた。あたう限りの救済をやるのに、水俣で申請している人が何人か私どもとしては少なくともつかんでおりませんと。じゃ、つかまずにどうしてやるんですか。
○市田忠義君 対象地域以外の方々からも手を挙げている人はいっぱいおられるし、検診の結果、水俣病患者と思われる人がいっぱい増えている、やっぱりそういう事実があるわけですから、こういう不当な線引きは私はこの際やめるべきだと。事実上、線引きは、芦北の例からもそうですし、黒岩の例からも破...全文を見る
○市田忠義君 情報公開しなかったら、線引きにしても運用の実態にしても、それが正しいのかどうか検証もできないんじゃないですか。住民の意識を喚起して地元の自治体の力を引き出すことだって、情報公開しなかったらできないんじゃないですか。  情報公開すればどういう不都合が生じるんですか。...全文を見る
○市田忠義君 違うんですよ。対象地域外でもこれだけの申請者がいると、ああ、うちもそういう症状があれば手を挙げれば申請できるんだなということで、かえって住民の意識を喚起することになるわけで、これは日弁連も去年の十二月にたしか環境省に要請書を出しておられると思うんですよ。  そこに...全文を見る
○市田忠義君 九一年の中公審答申を根拠に六九年十二月以降の出生者は問題ないというふうにされているわけですが、水俣湾のしゅんせつが本格化する八五年までは海底に水銀がたまったままだったということは、これはもう明らかにされているとおりであります。また、さきに紹介した専門の医師による新た...全文を見る
○市田忠義君 全然答えになっていないんですよ。決められている出生年以降に生まれた人だっていろんな水俣病の障害は出ているということはもう科学的に明らかにされているじゃないかと。だから、そんな出生年による線引きはこの際やめるべきじゃないかと。大臣、これはもう政治家の判断ですよ。いかが...全文を見る
○市田忠義君 あたう限りの被害者を救済すると言いながら、被害者を地域と出生年によって線引きする、被害の全容解明の実態調査も行われていない、かつ七月末で申請を打ち切ると。こういうやっぱりやり方は事実上の幕引きであって、私はこの申請締切りを撤回するということを強く求めて、時間ないとお...全文を見る
○市田忠義君 もうこれは時間が来たので終わりますが、七月末以後に手を挙げた人もきちんと救済できるようにしないとあたう限りの救済にはならないということを指摘して、終わります。
03月28日第180回国会 参議院 環境委員会 第3号
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○市田忠義君 今日は、除染問題についてお聞きします。  まず、放射性物質汚染対処法の基本方針によりますと、年間被曝線量が二十ミリシーベルト未満の地域については次の三つの目標を掲げています。一つは、被曝線量が年間一ミリシーベルト以下になることを長期的な目標とすると。二つは、二〇一...全文を見る
○市田忠義君 もう一つ確認ですが、昨年十二月に環境省が策定した除染等の措置に係るガイドラインでは、放射線量への寄与の大きい比較的高い濃度で汚染された場所を中心に除染作業を実施すると、そして、屋根などの除染では高圧の放水洗浄を行うこと、高圧洗浄による排水はできる限り回収を行うなどと...全文を見る
○市田忠義君 じゃ、具体的な問題についてお聞きします。  今、福島市の大波地区で除染が進められていますが、その中に、高圧洗浄機による屋根と壁の洗浄、庭の木を切って表土を除去した家があります。そこでは、高圧洗浄機の汚染水が回収されずに下流に拡散するではないかという強い批判が出てい...全文を見る
○市田忠義君 いいや、垂れ流しになっていると、事実上。できるだけ回収すると言いながら回収されていないじゃないかという事実について、こんなことでは駄目じゃないかということを聞いているんです。
○市田忠義君 全くまともな答弁になっていないですよ。  この大波地区の二月二十七日現在の除染活動状況報告というのを読んでみました。高圧洗浄を実施している屋根の除染率は二九%にとどまっている、玄関や駐車場は新たな除染工法による除染が必要だ、また室内の除染率は二六%程度にとどまって...全文を見る
○市田忠義君 環境省が二月に公表された陸上自衛隊が行った除染の効果のまとめ、これ読みました。表土の剥ぎ取りは大きな効果があったけれども高圧洗浄は効果が少なかったということが既に明らかにされています。やっぱり、この際、高圧洗浄優先は見直すべきで、実態に即した対応をすべきだということ...全文を見る
○市田忠義君 大臣が飯舘村の意向に沿う方向でとおっしゃったので、是非その方向でやってほしいと思うんですけど、飯舘村の村長は、線量ごとの除染だと場所が飛び飛びの着手になって、住民が帰ってきてもコミュニティーが維持できない、機能しないという批判もされているわけで、やっぱり放射線量の区...全文を見る
○市田忠義君 仮置場の設置というのは、やっぱり除染作業の進捗を大きく左右します。除染特別地域での措置と同じように、国が自治体と連携して仮置場の確保に積極的に取り組むようにすべきだということを指摘しておきたいと思います。  国の取組が見えないだけではなくて、私本当にもう腹立ってい...全文を見る
○市田忠義君 私が紹介したのが東電の主張だとすれば、それはまずいと。東電の主張なんです、ちゃんと答弁書でそう書いているわけですし、もう一般紙面にも大きく書かれましたし、朝日のコラムでも無主物とはという特集が出たぐらいで、これをやっぱり不当だと大臣言わないと駄目ですよ。それが主張だ...全文を見る
○市田忠義君 これは、じゃ補助金の対象になるということを確認していいわけですね。  さらに、流山市の空間放射線量は、文科省の調査結果によりますと、地表面から一メートルの高さでおおむね毎時〇・二マイクロシーベルトから〇・五マイクロシーベルトとなっています。また、市の測定調査でも市...全文を見る
○市田忠義君 一般人の年間被曝線量限度というのは、ICRP、国際放射線防護委員会の勧告値で一ミリシーベルトと定められています。本来ならば、全ての汚染地域を早急にこの限度以下にする責任が私は東電と国にあると思うんです。  国の補助金交付要綱で示されている比較的線量の低い地域の場合...全文を見る
○市田忠義君 除染の方法が違うとかどうとかを聞いているんじゃないんですよ。補助金の対象になるかと聞いているんです。
○市田忠義君 私が今挙げた例は交付金の対象になっていないということですね、もう一度確認すると。間違いないね。
○市田忠義君 対象になっていないね。
○市田忠義君 大臣あてに千葉県の流山、柏など九つの市の市長さんが要望書をたしか二月に出されていますが、これ、失礼ですが、お読みになったでしょうか。読まれたかどうかだけで結構ですから。
○市田忠義君 じゃ、認識を問いたいと思うんですけれども、その中に、大臣お読みになっているから御存じだと思うんですけれども、補助事業の対象を極めて限定的に策定された結果、地域の実情に応じた自治体が実施する除染事業の内容を大幅に規制していると。実質上、計画の策定や除染事業が実施されな...全文を見る
○市田忠義君 剥ぎ取ったりした場合にどこに置くかということもあるので、除染の方法、やり方についてはいろいろだとおっしゃいましたが、ただ、それはそれとして、要望書で書かれている民家の庭の表土の除去及び客土も国が費用負担すべきだという点については、これはオーケーですね。費用負担問題で...全文を見る
○市田忠義君 計画にないとおっしゃるけれども、これは補助金の対象にしないと書いてあるから、それはそんな計画、当然やらないわけですよ。そういうのもお金出しますよということになれば、それはまた違ってくるわけで、それはよく実情を自治体と相談されて、安心してそういうことがやれるように進め...全文を見る
○市田忠義君 私、地域の実情を無視して上から選別を迫るという大本にある考え方が問題だと思っているんです。  深刻な汚染被害に対する国の姿勢の根本なんですが、昨年の八月二十六日に発行された国の原子力災害対策本部の除染に関する緊急実施基本方針というのを読みますと、放射性物質の物理的...全文を見る
○市田忠義君 次に、福島県が国と東電の責任による除染の徹底を要求し続けています。昨年十二月一日には、一つは、追加被曝線量が年間一ミリ以下となるまで自治体への財政措置を含め万全の対策を講じると。二つは、除染を県内の市町村や県民のみに任せることなく、国、東電の責任で全国的な支援体制を...全文を見る
○市田忠義君 この原子力開発機構というのは、高速増殖炉「もんじゅ」の開発など、言わば原発推進の象徴的な機関です。この機構は、内閣府から除染モデル実証事業を百一・二億円受注をして、さらに機構の下に大成建設、鹿島建設、大林組の三大ゼネコンに八十一億円で再発注しました。これら大手ゼネコ...全文を見る
○市田忠義君 時間が来たから終わりますが、原発推進、原発建設のノウハウがあるからといって除染のノウハウがあるわけではないんです。  私が驚いたのは、これでもう終わりますが、除染のモデル実証事業の受注企業を見てみますと、大成ジョイントベンチャーからは六社中三社が何とあの原子力研究...全文を見る
04月17日第180回国会 参議院 環境委員会 第4号
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○市田忠義君 私は、おとついの十五日、水俣病特措法の対象地域外になっている熊本県の芦北町黒岩地域というのを訪ねました。住民の皆さんと懇談したんですが、この懇談会には黒岩地区のほとんどの、全世帯から参加をされました。また、これも対象地域外の天草から来られた不知火患者会の皆さんからも...全文を見る
○市田忠義君 横光副大臣に、しゃべりたそうですから。  じゃ、あなたが言いたかった本意は何かという、私、質問時間非常に短いので、だから三十秒ぐらいで言いたかった本意は何かを言ってください。
○市田忠義君 本意でないんだったら、そういう団体の発言を記者会見で紹介すべきではないんですよ。そういう考えは誤っていると思うということを、あたう限りの救済が必要だと考えるんだったら、そう言うべきなんです。それは言い訳ですよ。  聞いていません、あなたには。  横光副大臣の迷惑...全文を見る
○市田忠義君 牽制するものではないとおっしゃいました。不知火海沿岸の住民健康調査実行委員会の方々はこう言っておられますよ。激しい憤りを感じている、加害者である行政が本来すべき実態調査を今に至ってもしないで被害者に泣き寝入りを迫って、水俣病問題の幕引きを図ろうとする環境行政の本質が...全文を見る
○市田忠義君 本来なら国からもお医者さんを派遣すべきなんだということも言っておきたいと思うんですけれども、被害者団体や医療機関の潜在被害者の掘り起こしが、今大臣も言われたように、積極的に評価されることはあっても、それを事実上否定するというような立場は言語道断だということも言ってお...全文を見る
○市田忠義君 不知火海沿岸の出身者、全国各地に広がっているということを今言いました。まだまだ潜在被害者が救済されていない中で、大臣ちょっと明言されませんでしたけれども、できるだけ七月末までにと、法の期限が来年三月末までということになっていると。逆算すればそうなるんだという意味だと...全文を見る
○市田忠義君 今の特措法ができるときの審議の中でも議論になったんですけれども、これ、時限立法なのにわざわざ三年をめどという言葉が使われているんですよね。時限立法でめどという言葉が使われている法律はほとんどありません、私、調べてみましたけれども。なぜめどという表現になっているかとい...全文を見る
06月14日第180回国会 参議院 環境委員会 第5号
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○市田忠義君 福島原発の事故が発生して一年三か月がたちました。今でも県外に六万人、県内に十六万人が避難されています。家族がばらばらに生活をせざるを得ない状況に置かれている人もいます。    〔委員長退席、理事北川イッセイ君着席〕  私、改めて、福島原発事故が何を突き付けたかと...全文を見る
○市田忠義君 細野大臣は異質の、他の事故とは比較できない重大性を持つということをお認めになりました。福島原発事故の教訓は、一たび大量の放射性物質が外部に放出されれば、もはやそれを完全に抑える手段が存在しないと。  ところが、六月八日の野田総理の記者会見、こうおっしゃっています。...全文を見る
○市田忠義君 私は、総理の判断は、国民の生活を守るどころか国民の命と安全を危険にさらす最悪な判断だと言わなければならないと思うんです。  それで、政府の安全判断の基準は暫定的なものと、こう言いながら、実質的に安全は確保されていると。私はこれほど矛盾する発言はないと思う。暫定的な...全文を見る
○市田忠義君 大変今の答弁も矛盾しているんです。何が起こるか分からないと言いながら、安全だと。何が起こるか分からないのに、安全対策にこれで大丈夫だというのはないと思うんです。  しかも、大臣、三十項目というのは、政府自身が取りあえずの暫定の対策として指示されたものでしょう。それ...全文を見る
○市田忠義君 この高いレベルの努力を認めろと。万一のことが起こったら困るからといって提起されたことがまだやられていない、やられていないのになぜ再稼働かと聞いているんですよ。フィルター付きベントは本当は必要ないということだったんだけれども、それではまずいので付けた方がいいというふう...全文を見る
○市田忠義君 しっかり対応できている、一定の重みがあると。しかし、政府自身が少なくともこの三十項目をやらないと駄目と言いながら、それができていないのにしっかり対応できると。これは、誰が聞いても、初めに再稼働ありきと、余りにも前のめりだと言わざるを得ないと思うんです。  大体、東...全文を見る
○市田忠義君 三・一一の事故では、原発からの放射性物質の流れの方向、どちらの方向に流れているのかという予測が早く公表されておれば、住民が避難区域から離れる際に線量の高い地域に向かうことなどは私は防げたと思うんですね。同心円を描くんではなくて、言わば避難してはならない方向に避難した...全文を見る
○市田忠義君 それは大臣の好意的受け止めですよ。基幹電源というのは、やっぱり日本の電力の中で中心的部分という意味ですよ、日本語の解釈からすればね。  私は、西川知事の要望にこたえて野田総理が、そういう要求にこたえて、福島原発事故の教訓をないがしろにして、原発の推進に脱原発依存ど...全文を見る
○市田忠義君 もう時間が来たから終わりますが、安全最優先と言いながら、その安全が極めて曖昧で、福島のあの事故を起こした東日本大震災、大津波と同じような、あるいはそれを上回るような津波や震災が起こらないという保証はないわけですよ。  私は、夏場の電力供給について、原発が再稼働しな...全文を見る
06月18日第180回国会 参議院 環境委員会 第6号
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○市田忠義君 日本共産党の市田忠義です。  私は、これまで各地で産業廃棄物の不適正処分によって被害を受けている皆さんの声を直接伺って、周辺住民が安心して住み続けることができる、そういう対策と産廃特措法の延長、そして十分な予算措置を当委員会でも一貫して求めてきました。現状は十年に...全文を見る
○市田忠義君 もうほとんどの撤去が終わっていてしかるべき時期なのに、廃棄物の量は減るどころか増えていると。この事実について環境省はいつ把握されたんでしょうか。
○市田忠義君 この事業は、大体幾らぐらい国費投入されていますか。おおよそで結構です。
○市田忠義君 百億円以上の国費を投入してきた事業なのに、環境省は正確な実態把握さえしていなかったということであります。しかも、これまで二回、県から実施計画の変更申請を受けて二〇〇九年三月と二〇一一年六月に環境大臣が同意をしておられます。その際にも全く問題に、大臣同意されるときにお...全文を見る
○市田忠義君 いや、私が聞いているのは、環境大臣が変更申請二回受けて同意をされていると、その時点でどうして気付かなかったのかと聞いているわけです。
○市田忠義君 そんなことは分かっているんですよ。国が百億円以上もお金投じてやっている事業でどうして気付かなかったのかと。しかも、変更申請が出たわけで、それで大臣が同意しておられるわけですから。  そもそも、法を適用する出発点で私は問題があったというふうに思うんです。基本方針に基...全文を見る
○市田忠義君 いや、それは分かっているんですよ。県がそういうことをやっていないことを指導する責任あるじゃないですか。金百億も出しているわけでしょう。  豊島の住民会議の方々は、計画どおり工事が進んでいるのか心配で県に何度も大丈夫かと念を押してきたのにと非常に苦しい思いをされてい...全文を見る
○市田忠義君 違いますよ、五十メートルメッシュですよ。基本方針に基づくボーリング調査が三十メートルメッシュなんですよ。それぐらいの基本的な事実知っていないと、それは駄目ですよ。ですから、この調査技術や知見は進歩しているわけですから、改めて調査しておれば、より正確な実態把握はできた...全文を見る
○市田忠義君 おっしゃるように、公害調停では豊島の隣にある直島で焼却溶融方式で処理するということを定めていたと。  お聞きしますが、公害調停で定めた内容を変更してまで処理方法を変えた理由、実施計画でどう書いていますか。
○市田忠義君 処理方法の変更を持ち出されたのは、処理対象量が増える前の話なんですね。  先ほど紹介した産業廃棄物等の豊島の住民会議の冊子を読んでみますと、「現時点で調停条項を守れない程の遅れではありません。しかし、香川県はあくまで二〇一三年の三月末日までに処理を終えたいとしてい...全文を見る
○市田忠義君 大変前向きな答弁で結構だと思います。  今起こっている事態は、香川県だけの責任にとどまらずに、国が行うべき汚染実態と進捗状況の把握、処理方法変更などに対する適切な助言、指導を事実上怠ってきたということに起因しているわけで、やっぱり県任せにしないで、安全、安心に処理...全文を見る
○市田忠義君 規制物質ではなかったということも言われましたけれども、法に基づく浄化対策として行った事業で、結果的に発がん物質を大量に放流してしまったということは事実だと思うんですね。この責任については、どうお考えですか。
○市田忠義君 三重県の調査検討委員会の検証によりますと、1・4ジオキサンは二〇〇四年三月に要監視項目、監視すべき項目と、要監視項目に指定されて、検出の可能性を推定するのは難しくなかったということを指摘しているんです。  私、大臣は実施計画に同意される際に慎重に検討して対策を取ら...全文を見る
○市田忠義君 周辺地下水で最大で環境基準の五十四倍、不法投棄地内の地下水で最大で環境基準の三百六十倍も検出されているんです。これだけ危険な物質が含まれているにもかかわらず、浄化済みだとして数年にわたって放流し続けてきたと。私は、法を適用する際に対策を取っておれば、またもっと早く環...全文を見る
○市田忠義君 周辺の自治会の皆さんからは、後になって次々と問題物質が出たと言われるといつまでも安心できない、大変心配をされています。有害物を除去せずに封じ込めて対応していては、汚染リスクが残って、いつ問題が噴き出すか分からないと。やっぱり私は今回のようなことが二度と起こらない対策...全文を見る
06月19日第180回国会 参議院 環境委員会 第7号
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○市田忠義君 日本共産党の市田忠義です。  質問に入る前に、二点ほど指摘しておきたいことがあります。  まず第一は、本法案の審議の在り方であります。一言で言うと、議会制民主主義を根本から破壊する暴挙だと言わなければなりません。  先週の金曜日の正午に参議院環境委員会の理事懇...全文を見る
○市田忠義君 もう一つ確認しておきたいんですが、政府が二年前に総務省から整備の勧告を受けていたにもかかわらず、現地対策本部の設置場所であるオフサイトセンター、ここに放射性物質を遮断するフィルターが設置されていなかったと。これは保安院がきちんと対応しなかったからですが、役に立たなか...全文を見る
○市田忠義君 更に確認ですが、緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム、いわゆるSPEEDIによって放射性物質の拡散予測の計算結果が得られていたにもかかわらず、避難指示に活用されなかったと。そのことを、政府は速やかに公表しようとする姿勢が欠けていたとして、この情報が提供されて...全文を見る
○市田忠義君 最後の確認ですが、過酷事故対策、シビアアクシデント対策では、電力事業者任せにしてきた政府の対応を批判し、事業者の自主保安に委ねていれば済むという問題ではなくて、必要な場合には法令要求事項とすべきだと。この指摘も事実、間違いありませんね。
○市田忠義君 私、今確認したこれらの一連の事実は、やっぱり福島原発事故が間違いなく人災であるということを示しているというふうに思うんです。そして、やっぱり安全対策の欠陥の背景に原子力の安全神話が横たわっていたと。この安全神話に立って電力会社の安全対策が見送られるなどの原子力規制を...全文を見る
○市田忠義君 不適切な対応だったということを大臣はお認めになりました。  実は、こういう住民軽視の姿勢は私は今も続いているというところが重大だと思うんです。私は滋賀県出身なんですけれども、滋賀県は三月五日に、大飯原発など福井県内の四原発で福島原発事故レベルの事故が起きた場合を想...全文を見る
○市田忠義君 私は、今度の法案の中に、国民の生命、健康及び財産の保護、環境の保全ということが明記されているわけで、やっぱり住民の安全確保のために、法案成立を待たずに即刻提供すべきだということを改めて指摘しておきたいと思います。  このSPEEDIを活用した地域防災計画の指針とな...全文を見る
○市田忠義君 今、環境大臣、過去を否定されるようなことは議論そのものを遮断してきたと、これはやっぱりよくないということをおっしゃいましたが、当時の広瀬保安院長は、二〇〇六年五月、安全委員との昼食会で、まあこれは有名な話ですけれども、なぜ寝た子を起こすのかと、そう言って安全委員側に...全文を見る
○市田忠義君 個人的な発言なんてかばう必要は大臣ないと思うんですよ。まあ、かばわれたんではないとは思いますけれどもね。  さらに、これも先日の委員会で取り上げたんですけれども、これまでの教訓を踏まえない政府の暫定的な安全基準の問題なんです。  国会事故調は、四月十八日、深野保...全文を見る
○市田忠義君 その点は全然意見、立場違いますが、じゃ、ちょっとお聞きしたいんですけれども、事故から一年三か月経過したんですが、フィルター付きベントの設置済みとまで行っていないにしても、工事が始まった原発は一つでも日本の場合あるのでしょうか。
○市田忠義君 工事すら一つも始まっていないということをお認めになりました。  大臣自身おっしゃったように、フランスやスイスの原発では当たり前の設備になっているんですけれども、これは、設備設置しようと思うと、たしか一基当たり二十億円から四十億円掛かると。そう簡単にはできるものでな...全文を見る
○市田忠義君 福島原発の事故をその教訓から学ぶとすれば、最終的には高い目標を据えるのは当たり前じゃないですか。取りあえずこれで安全なんだという考えが結局福島原発事故を起こしたわけでしょう。やっぱり最高のやつをやったって、あの福島を襲った津波や地震以上のことが起こらないという保証は...全文を見る
○市田忠義君 事実上、やっぱり政権中枢は事実を把握しながら曖昧な公表を続けてきたと、これは私、重大なやっぱり背信行為だと思うんですね。ちょっと正確な言葉は忘れましたが、あの原発事故後の記者会見、にわかに危険が及ぶわけではないと。にわかにって、あの言葉でどれだけ国民が惑わされたかと...全文を見る
○市田忠義君 いろいろ言われましたが、重要なというのを大切なと今、細野さんが言い換えられたけど、あれだけの原発事故を起こして、さきの委員会では、交通事故も起こしてはならないし、航空機の墜落事故も起こってはならないけれども、他の事故とは違う異質の危険が原発事故にはあるじゃないかと。...全文を見る
○市田忠義君 通告していませんでしたが、じゃ、法案提出者、最大二十年延長できると、これはどういう意味で入れたんですか。  運転期間を四十年として最大二十年延長できると、わざわざ最大二十年延長できると。今大臣は、別に二十年延長ということを認めているわけではないというニュアンスでし...全文を見る
○市田忠義君 改めて大臣に聞きますけれども、運転期間を四十年として、最大二十年延長できるという法案ですね。私、これはなし崩し的に運転延長を法的に担保することになりかねないと。しかも、安全性を確保するための基準というのは省令で簡単に変えられるということになっているんですよ。容易に延...全文を見る
○市田忠義君 誤解のないように言っておきますが、日本共産党は四十年ならいいという立場ではないんです。ただ、細野大臣が以前、四十年を超える原発の再稼働はないと明言されていたんですよ。これは、今度の法案を見る限り、それすらも曖昧で、細野大臣の明言されていたことがまやかしだったんではな...全文を見る
○市田忠義君 福島原発事故の原因究明が完了していない時点で首相の指示権を規定しても、これは緊急時の対応で役立つのか役立たないのか分かるはずがないと思うんです。  次に進みますが、法案は、政府の原子力推進機関から完全に分離独立すべき規制委員会を環境省の下に置くということにしていま...全文を見る
○市田忠義君 私は、原発推進の経済産業省から独立する必要があると。だから、環境省の下に原子力規制委員会を置いて事務局的側からとして原子力規制庁と云々。しかし、今読み上げた文言で明らかなように、こういう削除と根本的な反省なしに私は真の独立性は担保されないと。環境省は、歴史的にも基本...全文を見る
○市田忠義君 私は、環境省の下に原子力規制委員会を置くことを、何か環境省が予算をたくさん獲得しようと思っているだとか権限を拡大しようと思っていると、一言もそれは言っていないんです。もちろん、私に言われたんじゃない、委員の皆さんに御理解いただきたいということをおっしゃったんですけど...全文を見る
○市田忠義君 私は、この秘密会議はやっぱり疑念を招く程度の問題ではないと。原子力村の支配そのもので、こういう運営は抜本的に改めるべきだということを指摘しておきたいと思います。  次に、この原子力委員会の事務局を担う内閣府原子力政策担当室、これ職員が二十一人いますけれども、そのう...全文を見る
○市田忠義君 こういう電力業界との癒着は原子力委員会だけではないんです。原子力安全委員会にも及んでいると。  まず、原子力委員会では委員三人が原発メーカーから数百万円の寄附を受け取っていたと。これに対して、寄附を受け取っていない委員からは、利害関係者は委員になるべきではない、プ...全文を見る
○市田忠義君 昔から李下に冠を正さずという言葉があるわけで、そういう電力会社や原発のプラントメーカーから寄附をもらうというような人をこういうメンバーにするのはやっぱりやるべきではないということを指摘しておきたいというふうに思います。  こういう原発利益共同体の悪弊について、私、...全文を見る
○市田忠義君 これまでの議論で、福島原発事故の教訓が生かされていないこと、それから福島原発事故以降も依然として原発推進に固執しているということ、そして法案が政府の原子力推進機関から完全に分離独立した規制機関となっていないというふうな問題などについて議論をしてきました。やはり、福島...全文を見る
○市田忠義君 今度の規制委員会はそういう権限を持つと大臣おっしゃいました。午前中の質疑で、僕の聞き間違いかもしれませんが、原発の安全性についての規制の権限はあるけれども、稼働させるかどうかは資源エネルギー庁が判断すると。資源エネルギー庁といったら経産省の言わば外局でしょう。推進機...全文を見る
○市田忠義君 資源エネルギー庁は、必要性の説明はする権限はあるけれども、原発の再稼働を決めたり、そういう権限はないということを確認しておいていいですね。
○市田忠義君 福島の原発事故以降、ドイツのメルケル政権が原発撤退に転換しました。原子力法も改正しました。  その主な内容を見ますと、これはもう大臣御存じだと思いますが、原発撤退の完了時期を二〇二二年末として、各原発の稼働停止時期を明確にしたと。福島原発事故後、メルケル首相の指示...全文を見る
○市田忠義君 やっぱり一番ドイツ政府が原子力政策を大きく転換したのは、福島原発事故を受けて、ドイツの倫理委員会、ここがこう言っているんですよね。一たび大量の放射性物質が外部に放出されれば、もはやそれを抑える手段が存在せず、被害は空間的にどこまでも広がる危険がある。時間的にも将来に...全文を見る
○市田忠義君 まさにそのとおりで、政府が政治の決断として原発ゼロを決断するかどうかということが今問われていると。それに反して再稼働に前のめりになっているのが今の野田政権じゃないかということを私は冒頭にも申し上げたわけで、その決断がなかったら、どんな規制機関を設けても、結局は推進と...全文を見る
○市田忠義君 もう時間が参りましたのでまとめに入りたいと思うんですけれども、ドイツでは、原子力基本法の目的の第一に原発の廃止を掲げているんです。その下で原子力への規制を行うと。ここが日本と違うところなんです。日本でも、原発が持つ特異な危険性を直視をして、政府が原発からの撤退を政治...全文を見る
06月20日第180回国会 参議院 環境委員会 第8号
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○市田忠義君 日本共産党の市田忠義です。  昨日、基本的な問題といいますか根本問題についてはただしました。今日は、確認の意味も含めて幾つかのことをお聞きしたいと思います。  昨日の質疑の中で、私は、これまでの環境行政では環境基本法、大気、水質、土壌などの各法律で放射性物質によ...全文を見る
○市田忠義君 私も環境の保全という一般的文言が入っていることは承知しているんですけれども、原子力基本法の中に、原子炉の運転等に起因する事故によって放出された放射性物質による環境汚染の防止という規定は明記されているんですかということを聞いている。これはもう法案提出者でもいいです。ど...全文を見る
○市田忠義君 いや、いいです。  一般的な環境の保全という文言はあるけれども、今私が述べたような規定は具体的にはないということをお認めになりました。  次に、現行の原子力基本法の、別に法律を定めると、という法律ではどうなっているかと。例えば、細野大臣さっきおっしゃいましたけれ...全文を見る
○市田忠義君 なぜ入れなかったんですか。一般的な環境の保全という言葉だけで、原子炉の運転等に起因する事故によって放出された放射性物質による環境汚染の防止という規定を明確に盛り込まなかった何か理由はあるんですか。
○市田忠義君 どう読み込むんですか。
○市田忠義君 それは私、分かっているんですよ。環境の保全って一般的文言だけじゃないか、それだけでいいのかと、それを聞いているんですよ。なぜそんな一般的な文言にとどめたんですか、担保されていないじゃないのということが聞きたかったんです。大臣、どうぞ。
○市田忠義君 極めて不備だと。  総括的に私、ちょっと大臣に改めて聞いておきたいんですけれども、この環境基本法を始め、大気、水質、土壌等の各法律で放射性物質及びそれによる汚染が適用除外となっている問題、これは抜本的に見直される必要があると。同時に、原子力基本法等の関係法律におい...全文を見る
○市田忠義君 炉規制法の方は炉を動かす方なんだ、それは事故が起こらないように閉じ込めるんだと。しかし、万が一、それは現に福島原発事故でああいうことが起こっているわけですから、やっぱり文言上、もう一般的な環境の保全ということにとどめないで、きちんと明記するべきじゃないかということを...全文を見る
○市田忠義君 やっぱり国が主体となって安全性をきちんと検査していくということが不可欠だと思います。  次に、型式認証制度についてお聞きしたいと思います。  型式認証制度というのは、個々の特定機器の個別審査を省略するというやり方ですけれども、この型式認証制度を原子力の分野に導入...全文を見る
○市田忠義君 私は、この型式認証制度による安全規制の緩和は許されないと。やっぱり、そこに原発輸出の推進とか増え続ける使用済核燃料の容器を大量生産するという狙いがあることはもう明白で、私は、安全規制の緩和はやってはならないということを指摘しておきたいと思います。  これは昨日も質...全文を見る
○市田忠義君 私は、四十年というのを是とする立場ではありませんが、今度の法案はさきの政府案を一層改悪するもので、言わば半ば永久的な稼働を事実上容認する、そういう改悪になっている、到底認めることはできないということを指摘しておきたいと思います。  次に、人材の独立性が確保されてい...全文を見る
○市田忠義君 推進機関や原発利益共同体との利害関係を明確に断ち切るということが必要だということを、改めて指摘しておきたいと思います。  次に、財源の独立性が確保されているのかどうかという問題であります。  これも昨日議論になりましたけれども、環境省の下に原子力規制委員会を設け...全文を見る
○市田忠義君 原子力規制機関の独立性が確保できる独自の予算措置が必要だという点だけ指摘しておきたいと思います。  最後に、原子力基本法に「我が国の安全保障に資する」と明記されている問題について、他の委員からも質問がありましたが、お聞きしたいと思います。  政府案には、大臣、元...全文を見る
○市田忠義君 私は、原子力基本法を改めて、原子力利用の目的について「我が国の安全保障に資する」としたことは、明確にこれは原子力平和利用三原則にも抵触するものだと。先ほど核セキュリティーだとかいろいろ言われて、軍事的利用云々では決してないんだと。しかし、我が国の安全保障といえば、常...全文を見る
○市田忠義君 安全保障にもいろいろあって、食の安全保障という使い方をするときもあります。しかし、わざわざこれ「我が国の安全保障に資する」と。軍事利用なんて全く考えていないというんだったら、わざわざ「我が国の安全保障に資する」なんて言葉を入れる必要は更々ないと。到底容認できないとい...全文を見る
○市田忠義君 私は、日本共産党を代表して、ただいま提案されている原子力規制委員会設置法案に対する反対討論を行います。  まず、本法案の審議での会期末を理由にした議会制民主主義のルールを踏みにじる暴挙に抗議します。福島原発事故の教訓を踏まえた国民の生命、健康及び財産の保護、環境の...全文を見る
07月13日第180回国会 参議院 本会議 第20号
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○市田忠義君 私は、日本共産党を代表して、総理に質問します。  先日発表された国民生活基礎調査によりますと、二〇一〇年の一世帯当たりの平均所得が五百三十八万円と、前年と比べて十一万六千円も減りました。二十三年ぶりの低水準であります。消費税が今の五%に引き上げられた一九九七年に比...全文を見る
07月26日第180回国会 参議院 環境委員会 第9号
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○市田忠義君 今日は、水俣特措法の申請の打切りが五日後に迫った下で、改めて水俣病救済問題についてお聞きをいたします。    〔委員長退席、理事北川イッセイ君着席〕  今の特措法に基づいて救済の申請受付が始まったのは二〇一〇年五月からでしたが、今年の六月末現在での申請件数が合計...全文を見る
○市田忠義君 先月の六月二十四日に、水俣病の被害者団体と民間の医師団が不知火海沿岸地域住民健康調査、いわゆる大検診を行われました。七月十八日にその集計結果が報告されたんですが、それが何を示しているのか考えてみたいと思います。    〔理事北川イッセイ君退席、委員長着席〕  こ...全文を見る
○市田忠義君 何か調査手法に問題があるかのような言い方をされましたが、このデータは、加害企業であるチッソや国が一度も水俣病の被害の全容調査やらなかったんですよ。やむにやまれず、患者会や民間の医療機関が無償で、手弁当で立ち上がってやった検診なんです。  この二十四日の大検診の実行...全文を見る
○市田忠義君 言いたくないと言いながらおっしゃったわけですけれども、細野大臣らしくないということを言っておきたい。  この結果は、一人や二人が偶然対象地域外から見付かったというものではないんです。数百人単位で対象地域外からも水俣病の症状が認められる人たちが見付かったと。言わば、...全文を見る
○市田忠義君 質問しようと思っていたことを先に答えられたんですけれども、対象地域外も条件が整えば受けられるんだということをおっしゃいました。私は、これは線引きが和解案を尊重してつくられたものだというのは百も承知なんです。しかし、最近の調査結果は、やっぱり地域や出生年による線引きが...全文を見る
○市田忠義君 大臣、ハードルが高いと思わないかというのに答えてください。
○市田忠義君 あたう限りが泣くと思うんですよね。それで私、ハードルが高過ぎると思わないかと。  もう一つ、出生年で区切っている問題でいうと、一九六九年十二月以降に生まれた人は、幾ら水俣病の症状があっても、母親の毛髪やへその緒、これを自分で用意して提出しなければならないんですよ。...全文を見る
○市田忠義君 言葉で水俣病は終わらないと、七月三十一日の申請期限が過ぎても、あるいはこの法の期限、来年の三月末ですけれども、言葉ではおっしゃるけれども、事実上やっぱり切捨てなんですよ。熊本でも鹿児島でも新潟でも、特措法に基づく申請者はもう月々増え続けて、先ほど私、紹介した六・二四...全文を見る
○市田忠義君 これは私が言っているだけじゃなくて、熊本の天草市長とか、新潟の泉田知事、これは、我が方からいえば対抗馬を立てた知事ですよ。決して共産党系の知事さんでも何でもない。その泉田知事や新潟市長の篠田さんも申請打切りに懸念を表明して、撤回、再考してほしいと。新潟県は、三十市町...全文を見る
○市田忠義君 時間が来たので、終わります。
08月02日第180回国会 参議院 環境委員会 第11号
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○市田忠義君 日本共産党の市田忠義です。  使用済小型電子機器等のリサイクルは、資源の安全確保にとっても、最終処分量の削減にとっても、有害物質の管理などにとっても当然必要なことだと思います。ただ、提案されている法案には重要な問題点も幾つかあると。その一つが地方自治体の費用の負担...全文を見る
○市田忠義君 確かに、法案の第四条に、国の責務ということで、使用済小型電子機器等を分別して収集し、再資源化の促進のために必要な資金の確保その他の措置を講ずるよう努めなければならないと、こういう規定です、努力義務ですよね。しかも、その法案幾ら読んでも、国から地方自治体への財政上の支...全文を見る
○市田忠義君 おっしゃるように、自治体の自主性の尊重は私も大事だと思うんですけれども、やはり法案の中に、国から地方自治体に対する必要な財政上の措置とか情報の提供、助言の措置を講ずる、こういうことをきちんと明記することが小型家電のリサイクルに取り組む自治体を増やす、促進することにつ...全文を見る
○市田忠義君 携帯電話などの業界が回収あるいは再資源化が進まないなら、製造業者等に対して必要な指導及び助言をするとか、特に、再資源化が必要な使用済小型電子機器等の製造業者等には必要な措置を講ずるべき旨の勧告、勧告しても従わなかった場合にはその旨を公表すると。使用済小型家電等の回収...全文を見る
○市田忠義君 私はそれではなかなか前に進まないというふうに思うんです。やっぱり国がきちんと製造業者に対して指導及び助言並びに勧告できるような措置をとるという必要があることを指摘しておきたいと思います。  時間の関係で最後になりますけれども、私、幾つかの自治体の実態やパソコン、携...全文を見る
○市田忠義君 終わります。
○市田忠義君 私は、日本共産党を代表して、使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律案に対し、修正の動議を提出いたします。その内容は、お手元に配付されております案文のとおりであります。  これより、その趣旨について御説明申し上げます。  内閣提出の法案は、家庭から排出さ...全文を見る
08月10日第180回国会 参議院 本会議 第23号
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○市田忠義君 私は、日本共産党を代表して、消費税増税法案を始め八法案に反対の討論を行います。  まず、私は、国民多数の意思に反して本法案を強行しようとする民主、自民、公明三党に、満身の怒りを込めて厳しく抗議するものであります。どの世論調査を見ても、主権者である国民の過半数は消費...全文を見る
08月28日第180回国会 参議院 環境委員会 第12号
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○市田忠義君 日本共産党の市田忠義です。  今日は時間もありませんので、様々な団体から出されている要望、意見も踏まえて、端的に幾つか確認しておきたいことだけに絞りたいと思います。  まず、犬や猫の子供を生後何日間親の元に置いておくかという問題であります。  本法案では、動物...全文を見る
○市田忠義君 引渡し日数については、欧米では出生後五十六日が一般的ですし、国内でも、日本小動物獣医師会は同じ立場であります。国内外の学者や専門機関は、動物学の見地からいって、理想としては十ないし十二週齢、少なくとも九週齢までは親などから引き離してはならないと、こういう指摘もありま...全文を見る
○市田忠義君 次に、災害対応について聞きます。  現行法には、災害時における動物の適正飼養、保管に対する条項がありません。改正案には、都道府県が策定する動物愛護推進計画にこの条項を追加して盛り込まれています。  そこで確認しておきたいんですけれども、三・一一のあの東日本大震災...全文を見る
○市田忠義君 東日本大震災で多くのペットも犠牲になったわけですけれども、災害に遭ったときにどうペットの命を守ればいいのか、福島では被災地に犬や猫が取り残されて餓死すると、そういう悲劇も起きました。そういうことが起きないようにするためにも、地域防災計画にペットの同行避難とか、こうい...全文を見る
○市田忠義君 理念は盛り込まれているんですけど、やっぱり理念で終わるんじゃなくて、世界的には国際基準、指針等に基づいて行われているわけですから、日本としてもきちんとしたルールを定めて推進していく、そういう仕組みが必要だということを指摘しておきたいと思います。  時間が来ましたの...全文を見る
○市田忠義君 終わります。