岡田克也

おかだかつや

小選挙区(三重県第三区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数11回

岡田克也の2001年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月30日第151回国会 衆議院 財務金融委員会 第9号
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○岡田委員 民主党の岡田克也です。  まず、日銀総裁にお伺いしたいと思います。  お聞きする前に、最近、日銀バッシングというのがかなり行われておりまして、午前の議論の中でも一部そういうことがありました。今、景気がなかなか厳しい状況にある、そのことの責任をすべて日銀に押しつける...全文を見る
○岡田委員 次に、長期国債の買い入れの問題であります。  銀行券発行残高を上限として、必要があれば長期国債も買い入れを増額するということであります。  しかし、これも、まず銀行券発行残高まで長期国債を買い入れていくということが非常に大きなことでありますし、あるいは銀行券発行残...全文を見る
○岡田委員 私は、今回のこの十九日の措置というのは、日銀も恐らくいろいろな思いがあるだろうというふうに思うのですね。総理が訪米する、その手土産が必要だという意味で、政治的なプレッシャーもかなりあったと思います。  そして、本来であればこういう決定は、今問題になっている不良債権の...全文を見る
○岡田委員 非常に一般的な言い方をされましたが、もう少し思いを込めて、ここのところ、国民も見ておると思いますから、総裁の、政府のリーダーシップのもとでというところを、どういう思いでこういうふうにお書きになったのかおっしゃっていただければと思います。
○岡田委員 それでは次に、日米首脳会談についてちょっとお聞きしたいと思います。  宮澤大臣にお聞きしたいと思いますが、この日米首脳会談の中で、財政構造改革の問題が議論されたということであります。  参議院の本会議での三月二十三日の議事録によりますと、ここのところについて森総理...全文を見る
○岡田委員 今の御説明、ちょっとわからないのですが、半年程度でモデルができる、あるいはいろいろな前提を置いてシミュレーションをするということなのか、それとも、そういったモデルを動かすことも踏まえた上で、財政構造改革についての一定の結論が出るということなのか、いずれなんでしょうか。
○岡田委員 そうすると、総理は、日米首脳会談という場で、とにかく半年でモデルをつくるんだということだけをお約束されたということですね。  しかし、モデルができるかどうかというのは、これは非常に実務的な話でありまして、政治家が首脳会談で話すときには、政治家の意思としてこうするんだ...全文を見る
○岡田委員 そうすると、もう一度確認しますと、半年で結論というのは、モデルができることであって、そのモデルを使っていろいろシミュレーションをして、そのシミュレーションも踏まえながら財政構造改革の具体的姿が出るのはもっと先である、こういうことですよね。  しかし、アメリカはそうい...全文を見る
○岡田委員 私には理解不能であります。  日米のトップが会って、そこで議論をするときに、いや、モデルができますよということで話が終わっていたという、それはちょっと信じがたいことでありまして、それなら私は、本当にアメリカに行かない方がよかった、そういうふうに改めて申し上げておきた...全文を見る
○岡田委員 この麻生大臣の議事録を見ると、大臣も余りはっきりは言っておられないのですが、しかし、その中で、半年というのは余り明確ではないのですが、三年ということは認めておられるようなんですね。不良債権処理を含める緊急対策は、景気が浮上するのにいろいろなことをやれば、三年ぐらいをめ...全文を見る
○岡田委員 よくわからないのですけれども、朝日新聞を褒めたりしているのですよね。珍しくまともなことが書いてあるとか、自分のことを書いた記事を褒めているわけなんで、全体として肯定されている可能性が十分あると私は思うわけですね。  私は、ここで麻生大臣のことを、いらっしゃらないから...全文を見る
○岡田委員 私も午前中の同僚議員の質問を聞いておりましたが、その後確認されたということですか。
○岡田委員 繰り返しになりますけれども、こういう非常に大事な問題、日米首脳会談で出た問題ですね。しかも、麻生さんは個人的な意見と言っていますが、大臣である人が個人的にというのは私はないだろうと思うんです。しかも、隣に森総理がおられて、森総理が麻生大臣に振ったわけですね。それで麻生...全文を見る
○岡田委員 それではお聞きしますが、麻生大臣が個人的といって言われたことについて、政府としてこれは拘束されるというふうにお考えですか。
○岡田委員 これ以上ちょっと聞く気がしませんが、本当に大事な問題ですから、意思疎通をよくしてやっていただきたい。野党の私が言うのは非常に変かもしれませんが、そういうふうに御要望申し上げておきたいと思います。  そこで、次の問題に行きますが、日銀総裁にちょっとお聞きをしたいと思い...全文を見る
○岡田委員 その先行きの見通しを勘案して引き当てをするというのは、具体的にどういうことなんでしょうか。今引き当てがきちんとなされていないという前提でおっしゃっているんですか。
○岡田委員 この後、柳澤長官にかなり厳しく反論といいますか、御発言がありますので、そういう意味で総裁として少し遠慮されて言っているのかなというふうに思いますが、しかし、ここで総裁の言われたことを額面どおり受け取ると、引き当てが適当になされていないという前提で言われているとしか受け...全文を見る
○岡田委員 恐らく、これ以上お聞きしても総裁からは今の答弁以上のものは出てこないと思いますが、それじゃ、柳澤大臣にちょっと何点かお聞きしたいと思います。  午前中も少し議論になっておりましたが、不良債権の額についていろいろな議論がございます。政府が述べている不良債権の額、例えば...全文を見る
○岡田委員 いろいろな疑念が出るのは、過去の不幸な歴史といいますか、例えば公認会計士がちゃんとチェックしていないとか、その評価自身ももう地に落ちている感じが私はいたしますが、そういうことも踏まえて、そういう疑念が出てきているというふうに思います。  ちょっと具体的に申し上げます...全文を見る
○岡田委員 私も最後の結論はそのとおりだと思うのですが、では、本当に確実な再建計画が立てられているかどうかという問題であります。  これも既に他の委員会で何度も取り上げられておりますが、そごうの問題を考えたときに、長銀の持つそごうに対する債権は、何と平成十年三月期の決算までは正...全文を見る
○岡田委員 私は、基本的には、これは主たる取引銀行のモラルの問題だというふうに思うのですね。こういうことがありますと、本当に信用できぬ、マーケットはそういうふうにみなすわけで、私は、それに対してもし反論するのであれば、現実を示して反論するしかないと思うのです。  例えば、こうい...全文を見る
○岡田委員 今大臣おっしゃいましたように、もう破綻した後ですので、私は、その影響というのは余りないというふうに思うのですね。そのぐらいのことをしないと、なかなかマーケットの信頼は戻ってこない。そういうふうに重ねてお願いを申し上げておきたいと思います。  もう一つ、この不良債権の...全文を見る
○岡田委員 今の御説明でも、私の質問にはお答えになっていないのですが、要するに倍になっているということですね、不良債権の額が、処理したものも含めれば。  つまり、スタートのときに、平成十年三月に二十九・八兆だった。それで処理額が、この平成十年三月から十二年九月の間に約四十兆処理...全文を見る
○岡田委員 私は、六十八兆という平成五年三月期からの累計の数字を申し上げたのではなくて、平成十年三月期に十三兆三千億、十一年三月に十三兆六千億、十二年三月に六・九兆、そして十二年九月に二・三兆、合わせて三十五兆ということを申し上げたわけです。ですから、当初大体ラフに言って三十兆あ...全文を見る
○岡田委員 余りここで細かく言うつもりはございません。  しかし、それにしても、これだけの三十五兆という数字があって、ダブルカウントの部分はあるにしても、随分規模が膨れ上がっているなということなんですね。そういう意味では、私は、恐らく実態は、不良債権の絶対額が大体三十兆で、まず...全文を見る
○岡田委員 この不良債権の処理の具体的中身まできょう余り議論する時間がなかったのですが、この議論をする前提が、不良債権がどれだけあるかということですね。ここの認識が違っていると、全然手法も違ってくる、あるいは全体の時間的な、時間軸のとり方も違ってくるわけであります。そこで、政府の...全文を見る
○岡田委員 我々も、政府の言っておられることを信用したいというふうに思っておりますけれども、後でそれ見たことかということにならないように期待をして、私の質問を終わりたいと思います。     —————————————
05月14日第151回国会 衆議院 予算委員会 第16号
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○岡田委員 民主党の岡田克也です。菅幹事長に引き続きまして、きょうは一時間、質問させていただきたいと思います。  まず、小泉総理、小泉さんが自民党総裁選挙に当選をされて、その直後の記者会見、大変印象的でありました。小泉さんは、そのときに、自民党を変えてくれという期待が私の当選に...全文を見る
○岡田委員 実は小泉さんがおっしゃったのは、それもおっしゃったかもしれませんが、こういうことをおっしゃっているんです。お忘れなのはちょっとがっかりですけれども、派閥あって党なし、派閥あって国なしと、国民の多くは自民党に怒りを感じている、そう思っている方々の声に今こそ真剣に耳を傾け...全文を見る
○岡田委員 ちょっと総理の方は先走りして言われているんですが、それでは、それだけ派閥政治というものが自民党の政治を、あるいは日本の政治をゆがめているということであれば、具体的に、まず派閥を解消されることが総理がやられるべき第一のことじゃありませんか。いかがでしょうか。
○岡田委員 その時間をかけてというのがよくわからないわけですけれども、かつて、自民党が大きなピンチに直面したことが何回かありました。一つはロッキード事件、あるいはリクルート事件。そのたびに党改革が叫ばれて、そして議論がされて、改革案が出された。今回も、KSD事件あるいは機密費の問...全文を見る
○岡田委員 例えば一九九四年に、これは自民党が野党の時代、河野総裁の時代でありますが、派閥を解消するということを党議決定していることがあります。ですから、過去にはそういうこともあった。  それでは、あなたがそれだけ、派閥政治が日本の政治をゆがめている、あるいは自民党の政治をゆが...全文を見る
○岡田委員 なかなか小泉さんはお上手に言われますから、ついだまされてしまうわけですが、それでは、今回のこの内閣、そこは私は認めます、今までの派閥均衡ではなくて。もちろん、一国の内閣を派閥の推薦によって形成するというのはまことにばかげたことで、そんなことが今まで続いてきたことが本当...全文を見る
○岡田委員 今の御発言ですと、副大臣や政務官、その人事は些事ですか。
○岡田委員 今のことが揚げ足取りとは私は全く思いません。副大臣それから政務官というポストは、新しい体制の中でできたわけであります。そして副大臣、政務官というのは、まさしく大臣を補佐して、場合によっては大臣にかわって重要な役割を持っている。昔みたいな、一時盲腸とか言われた、そういう...全文を見る
○岡田委員 言葉を失うわけですけれども。  もう一つ言わせていただければ、例えば副幹事長の人事というのがありました。副幹事長の人事についても、当初は、これは期別に代表者を選ぶということを言われたはずですね。ところが、実際に見てみると、これも前回と変わらず各派からの代表になってい...全文を見る
○岡田委員 小泉さんは、所信表明演説の中でも、維新というお言葉をお使いになったんですね。時間をかけて微温的に変えていくということじゃなくて、思いきって変える、そのことに対して国民はみんな拍手しているんじゃないですか。今の、時間をかけて、秩序を重んじて、挙党体制でなんて言っていたら...全文を見る
○岡田委員 私も総理を敵だとは思っておりません。ですから、後押ししようと思ってこういう質問をしているわけです。  それでは、ちょっと話題を変えますが、私は、派閥というのは、基本的には人事権とそして資金だと思うんですね。では、派閥の資金について、総理はどういうふうにお考えなのか。...全文を見る
○岡田委員 今おっしゃった前段の話と後段の話は、大分飛躍があるんですよね。  ですから、企業・団体献金を政党にするということは今も認められていますけれども、私が今申し上げたことは、政党じゃなくて各派閥がそれぞれパーティーを主催してやることが、そこに、派閥にお金が入るわけですから...全文を見る
○岡田委員 小泉総理が派閥による金集めをやめるつもりがないということはよくわかりました。  これは、リクルート事件の後で自民党が平成元年に出した政治改革大綱、お亡くなりになった伊東正義さんやあるいは後藤田先生が、後藤田先生はもちろん今お元気ですけれども、中心になっておつくりにな...全文を見る
○岡田委員 小泉総理におかれては、ぜひ総裁就任のときのみずからの言葉、派閥あって党なし、派閥あって国なしという、国民の多くは自民党に対して怒りを感じている、そう思っている方々の声に今こそ真剣に耳を傾けなければならない、そうみずからおっしゃったことをお忘れにならないように、もう一度...全文を見る
○岡田委員 今のお話は、KSDの架空党員の問題は今調べておられるということだけれども、同じような話がこれからあるかもしれない、あるいは過去にあったかもしれない、そういうことは自民党総裁として許さない、自民党としてやらない、そういう決意だとお伺いしてよろしいですか。
○岡田委員 KSDの架空党員の問題は、御案内のように、九年間で六十三万人、金額で約十五億円が自民党に行っていた、こういうふうに言われる事件であります。今、山崎幹事長のもとでお調べだということでありますが、基本的に、中小企業者の方が自分のために役に立つと思って月二千円の会費を払って...全文を見る
○岡田委員 議員によってはわざと複雑にしてわかりにくくしている人もいるやに聞きますが、インターネットでそれを公開する、そこまでいけばわざわざコピーをする必要もないわけで、お役所の手間も省けるわけですから、そこも含めて、我が党もその法案を用意しておりますので、ぜひ政府においても御検...全文を見る
○岡田委員 ですから、私が申し上げているのは、小泉首相のおっしゃっていることは、民主党が言っていることを追認されたんですね、今まで間違っていた、自民党の言っていることは間違っていた、民主党の言っていることは正しいというふうにおっしゃったんですねということを確認しているわけです。
○岡田委員 小泉さんがどうというよりも、自民党として、従来は小渕総理、森総理のもとで、二兎を追う者は一兎をも得ずという考え方をとってこられたわけですね。  ただ、森さんだって、ことしの一月の所信表明でもこう言っているのですよ。引き続き、景気に軸足を置いて、経済を本格的に回復軌道...全文を見る
○岡田委員 それでは、官房長官もお聞かせいただきたいと思います。
○岡田委員 先ほど、森総理も当初はとおっしゃったけれども、先ほど私が言いました、引き続き景気に軸足を置いて経済を本格的な回復にというその演説は、ことしの一月三十一日の本会議における森さんの演説でありまして、昔の話じゃないんですよね。  ですから、それがどこかでころっと変わった。...全文を見る
○岡田委員 これ以上この議論を進めても仕方がないと思いますので、次に行きたいと思いますが、しかし、本当は政策というのはもっと大事なもので、そして、閣僚として政策について発言をしてきたのなら、その大方針が変わったらそこでやめる、そのぐらいの責任は持っていただきたい、そのことを申し上...全文を見る
○岡田委員 法律にすることで、総理としての、あるいは内閣としての意思がはっきりと示せるわけですね。  総理みずから本会議で、鳩山代表の答弁の中で、法律を出してきなさい、それを見て判断するとおっしゃったじゃないですか。今さら何で出したんだと言われても、我々も困ってしまいます。
○岡田委員 我々はもう既に法案を出しております。ですから、それに対して、それじゃ総裁は反対するのですか。
○岡田委員 法案の賛否は、突然素早く出されて、どきっとされて、まだ答えができていないということであれば少しお待ちしますから、最後はこれは採決しなければいけませんから、それまでにぜひ考えておいていただきたい。私は、反対する理由はないだろうというふうに思いますよ。  そこで、その三...全文を見る
○岡田委員 小泉総理が総裁の任期が長い方なら私は言いませんよ。九月までしか任期のないあなたが今きちんと方針を出さなければ先がどうなるかわからないから言っているわけであります。  あなたが三兆円と明確におっしゃったのであれば、やはり中身についてもきちんと示す責任があります。では、...全文を見る
○岡田委員 だんだん、小泉総理と私の基本的考え方が違うことがわかってきました。つまり、私だったら、基本的な方向性が何もないときに、いきなり三兆円削るとか三十兆にするなんて言わないですよ。普通はそうだと思うのです。やはり、三十兆にするんだとおっしゃる以上は基本的な方向が示されるべき...全文を見る
○岡田委員 私が聞きたかったのは、新たに隠れ借金方式で、本来きちんと計上しなければいけないものを隠して三十兆円のつじつまを合わせることはしませんね、こう聞いているのです。いかがでしょう。
○岡田委員 総理は三十兆円の国債発行ということを言われたわけですが、実は三十兆円というのは本当の第一歩にすぎないということですね。  お手元に紙でも配らせていただいていますが、これから財政構造改革をどうしていくか。  第一段階が、先ほど総理が例えばおっしゃった、国債発行額を三...全文を見る
○岡田委員 我々は野党ですけれども、責任野党ですから、実は、この五年間でプライマリーバランスということに非常に苦しんでいます。党内的にも、なかなか具体策をつくろうとしても、従来の発想の延長じゃこれは無理です。だから、相当考え方を変えなきゃいけない。つまり、それは、官と民の役割分担...全文を見る
○岡田委員 ちょっと私の言ったことがわかっていただけないのですが、新規着工路線でことしの五月から工事が始まりますよ、とめるならもう今しかありません、工事が始まったらもうとめられません、これから何年間も続いて、膨大なお金がかかる話ですよ、それを今、総理のリーダーシップでまずは凍結し...全文を見る
○岡田委員 そういう点ということは、整備新幹線の新規着工路線を凍結するお気持ちがおありだということですか。
○岡田委員 もう一つ、静岡空港というのもあるのです。これはもう、ことしの予算はわずか十五億ということですが、これも、東京、羽田もあれば名古屋もある、新幹線も通っているし、高速道路も通っている、そういう中でつくっても、ほとんど黒字になる可能性は少ないだろうと言われている。こういうも...全文を見る
○岡田委員 私は、今年度予算という具体的な問題について、具体的な整備新幹線、そして静岡空港というものを挙げてお話をさせていただいたわけですが、今のお答えは、総理も大臣も一般論に終始した。私は、これではやはり国民の皆さんが小泉総理に期待していることとは大分違うのじゃないか、結局従来...全文を見る
05月15日第151回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○岡田委員 きょうは、外交問題から質問をしていきたい、議論したいというふうに思っています。  まず、総理にお尋ねしたいと思います。  アメリカのブッシュ新政権が発足をいたしまして、政権がかわったから当然なんですけれども、新しい幾つかの注目すべき動きがあるというふうに私は思って...全文を見る
○岡田委員 日米重視であるという総理のお考えはよくわかりましたが、ただ、今総理の答弁を聞いていて、私は気になりました。言葉が非常にあいまいであります。  つまり、三つの言葉があったと思います。今おっしゃった中でも二つあった。日米安保条約が有効に機能する、そして日米友好関係。所信...全文を見る
○岡田委員 それじゃ、この所信表明演説の中で、総理は日米安保体制がより有効に機能するように努めるというふうに言われておりますが、そのことの具体的意味をお教えいただきたいと思います。
○岡田委員 この中で述べられているのは、日米安保体制がより有効に機能するよう努めるということでありますから、現状よりも変えたい、そういう総理の何か具体的な意図が含まれているのか、こういうふうに思って質問したわけですが、今の御答弁ですと、むしろそういうものは具体的に考えていない、こ...全文を見る
○岡田委員 今の細かいという表現は取り消していただきたいと思いますが、具体的な話はないというふうに理解をしておきます。これは本当は大事な話ですよ。  それじゃ、次に外務大臣にお尋ねしたいと思っています。  先般、アーミテージがやってまいりました。それにお会いにならなかったこと...全文を見る
○岡田委員 ちょっと今のお言葉は、私には理解しがたいことであります。  このブッシュの提案は、冷戦後の枠組みを大きくがらりと変える、非常に大事な提案だと私は思っています。  もちろん、問題はいろいろあります。日本にとっても、例えばミサイル防衛というのは本当に技術的に可能なのか...全文を見る
○岡田委員 それでは、もう少し具体的に聞きますが、この中で、ABM条約を新たな枠組みに変える、そのために米ロが協力しなければいけないという提案が含まれております。この点について、外相はどういうふうにお考えでしょうか。
○岡田委員 私は、これは事務方が議論する話ではなくて、アーミテージは政治家として議論をしに来たと思うんですね。あなたがいろいろな御都合でお会いになれなかったことはさておくとして、それでは、副大臣がお会いになっているわけで、事務方がという話じゃないはずであります。副大臣からはお話は...全文を見る
○岡田委員 私は、今のお話を聞いていて、本当に日本の外交というものが動いているのかどうか懸念をするわけであります。  事務方がとおっしゃるが、アーミテージに御都合でお会いになれなかった、それなら即座に、どういう議論があったのかということを、事務方でも副大臣でも結構です、まず事実...全文を見る
○岡田委員 私は、機密費の問題など徹底的に解明していこうという外務大臣の姿勢には敬意を表しております。ただ、今のお話は、私は、今、日本に外交がない、そういうふうに理解をせざるを得ません。事務方が事務方がとおっしゃるが、それはあなたの責任です。そのことを認識していただきたいと思いま...全文を見る
○岡田委員 今のお話の中で、ABM条約について、新たな枠組みに変えるという方向でロシアと議論を始めるということについては、日本としてそれで基本的に結構である、そういうお話だったのでしょうか。
○岡田委員 歓迎するというか、アメリカが話し合って、ロシアはそれに対して必ずしも今その方向に賛成をしているわけではありませんので、私は歓迎という話じゃないと思うんですけれども、ただ、ロシアときちんと話ができるのであれば、そういう方向で議論することは私は結構なことだと。別にABM条...全文を見る
○岡田委員 そういたしますと、国会決議をもって解釈改憲をする。しかも、山崎さんの言っていたことは、周辺事態において集団的自衛権の行使を容認するということですから、解釈改憲というより集団的自衛権をはっきり認めるわけですから、かなり今の憲法の解釈をがらっと変える。本来、こういうものは...全文を見る
○岡田委員 私は、武力行使、集団的自衛権というのは武力行使するということであります。これは、憲法九条の根幹の問題であります。  私は、基本的に、今までの解釈の積み上げ、これは非常に大事だというふうに、そこは総理もおっしゃいましたけれども、思っておりまして、もし集団的自衛権という...全文を見る
○岡田委員 それじゃ、次に参ります。  緊急経済対策に関して、幾つかお聞きしていきたいというふうに思っております。  まず、与党三党の合意の中で、連立政権の継続の三党合意の中で、今国会で所要の予算措置、法整備を行うというくだりがございます。予算措置というのは補正を考えておられ...全文を見る
○岡田委員 ですから、合意の中で今国会で所要の予算措置を講ずると書いてありますから、予算措置というのは補正しか私はあり得ないと思うのですが、それが補正をやらないということであると、この合意はその部分は変わったのですねということを聞いているわけです。
○岡田委員 ちょっと何を言ったかよくわからないのですが、予算はすべて箇所づけされていますから、それを今さら変えるということではなかろうと思うのですが、趣旨不明でありますが、次に参ります。  株式買い取り機構についてお尋ねしたいと思います。  株式買い取り機構については、九月ま...全文を見る
○岡田委員 ちょっと答弁が長いものですから、もう少し端的にお答えいただければありがたいと思いますが、今のお話の中で一つ気になることがあります。これは総理にお聞きしたい。  損失補償について考慮するという、もちろん検討中であるという前提ではありますが、補償すべきではないか、そうい...全文を見る
○岡田委員 御理解はできません。きょうは明確な答えはなかった。場合によっては税金投入の可能性がある、そういうことだというふうに理解をしますが、それは私どもは理解をいたしません。そのことをはっきり申し上げておきたいと思います。  総理から明確な答弁がなかったのは非常に残念なことで...全文を見る
○岡田委員 それでは次に、雇用の問題について一言申し上げたいと思います。  二年ないし三年で不良債権を思い切って処理する、これは我々の考えと一緒であります。ただ、我々は、不良債権はもっと多いと思っていますから、もっと大変なことになるというふうに認識しています。そして、そのときに...全文を見る
○岡田委員 今の坂口大臣のお話でありますが、不良債権の処理の規模やスピードによって変わるとおっしゃいましたが、実は、もうこれは決まっているんですね。総理の所信表明演説の中でも、「二年から三年以内に不良債権の最終処理を目指します。」つまり、二年から三年で不良債権は一掃する、こういう...全文を見る
○岡田委員 今、民主党もというお話がありましたが、では、具体的に名前を挙げてください。
○岡田委員 これは驚きでありますが、答弁の中で、うわさをもとに大臣が答弁されるというのは前代未聞であります。取り消してください。取り消してください。
○岡田委員 もちろん、未成年者に対して酒を売るということは規制されなければなりません。しかし、そのことは、例えば罰則の強化、そういったことでできるわけですから、単に管理者を置いたからそれができるということではもちろんありません。社会的規制に名をかりた経済的規制の強化の典型例であり...全文を見る
○岡田委員 またまた具体案がないのは残念ですが、私ども、基本的方向は賛成ですから、もしいいものが出てくればもちろん協力していきたいというふうに思っています。  その上で、我が党の提案を二つ申し上げたいと思います。  一つは、無認可保育の話なんです。  これは、スマイルマム事...全文を見る
○岡田委員 届け出を義務づけるということはそう難しいことではございませんので、急いで検討していただきたいと思います。我々、法案を出しますので、ぜひ賛成をしていただきたいと思います。  もう一つは、育児休業制度の充実の話であります。  一つは、政府の方も法改正をお考えのようです...全文を見る
○岡田委員 私はそこを、基本的考え方は異なります。第一歩を踏み出して順次やっていくというやり方ではなくて、ここは思い切って大きな一歩を踏み出す、こういうことじゃないかと思います。  どうして先進国の中で日本だけが、育児期間の女性の就業率ががくんと落ちて、いまだにM字型カーブを維...全文を見る
○岡田委員 私は、日本経済の活性化という点から見ても、能力ある女性がその能力に応じてきちんと働ける仕組みをつくるということは非常に大事なことだというふうに思っております。一歩一歩も大事ですけれども、そこはぜひ大きな一歩が踏み出せるように御努力をいただきたいというふうに思っておりま...全文を見る
○岡田委員 今の御発言はかなり重い発言だと私は理解をいたします。この小泉大臣がおつくりになった厚生省案、その後、いろいろな提案もありますが、基本的にそういう方向で医療制度の抜本改革を総理として進めていく、そういうふうに理解をしてよろしいですね。
○岡田委員 厚生委員会の中で、私、もう一つ聞いたことがあります。それは中医協の話です。中央協議会の話であります。結局、総額三十兆円の医療費を、これは保険料の部分と税金の部分と自己負担の部分がありますが、全体をどういうふうに分配していくかと決めるのが中医協であります。  この中医...全文を見る
○岡田委員 ということは、中医協の構成の見直しに着手をするということですね。
○岡田委員 ちょっと後退したんじゃないですか。前の答弁は、よりよい構成にしていきたい、つまり構成を変えると言っているんですよ。先ほど言った人数、八人、八人、四人、構成というのはそういうことですから、それを変えるというふうにおっしゃった。ここはどうなんでしょうか。
○岡田委員 今の総理の答弁に典型的にあらわれていると思いますが、詰めないと非常に前向きなことを言われますから、それで、ああ、私の意見が通ったのかなと思うと、詰めていくと、いや、もう少し時間をくださいと言う。これは決まったパターンで、よほど国会質疑は気をつけて詰めていかないと、何か...全文を見る
○岡田委員 もちろん、お医者さんの中にも国民の健康を本当に考える立派なお医者さんもたくさんいらっしゃいます。しかし、どうも医師会の過去の活動を見ておりますと、国民の健康のためにという観点から言っているんではなくて、自分たちの利害で言っているんじゃないかと思われる節がある。そういう...全文を見る
○岡田委員 私は、この点が一つ小泉総理のリトマス試験紙だというふうに思っています。どこまでできるか、そのことで小泉総理の基本的姿勢が決まるというふうに私は考えております。  時間が参りましたのでこれで終わりにしたいと思いますが、二時間お話をさせていただいて感じることが二つありま...全文を見る
10月12日第153回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第4号
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○岡田委員 総理、民主党も六時間以上議論をしてまいりました。いろいろな論点が出てまいりましたので、きょうは、私の時間が二時間ほどありますので、今までの議論を踏まえながらさらに議論をして少し論点を整理してみたい、そういうふうに思っておりますので、よろしくお願い申し上げたいと思います...全文を見る
○岡田委員 今の総理の御発言に若干補足をさせていただくとすると、出てきなさい、出てきなさいと言っても出てこないというのは、国連の安保理の決議があるということですね。安保理決議一二六七、ここで正式にウサマ・ビンラディンに対してその引き渡しを求めた、しかし出てこない、そういう中でこの...全文を見る
○岡田委員 国連安保理の決議一二六七の中で、もう既に、これはもちろん今回のテロ事件ではありませんが、ケニア及びタンザニアにおける爆弾テロ事件に関して、タリバンがウサマ・ビンラディンをかくまっている、その背後にいるということでタリバンの経済制裁を決めた。  そして、同じく安保理決...全文を見る
○岡田委員 今のお話は、そうすると、冒頭の発言以外に情報はないということですか。
○岡田委員 私は、冒頭にお話しのあったことプラス、総理御自身が、話せないけれども自分自身が確信するだけの情報を得ている、その合わせたところで国民は納得していると思うのですね。  そこで、何もお話しできないというのは、それは事柄の性格上わからないわけではありませんけれども、しかし...全文を見る
○岡田委員 総理は私の質問に答えていただいていないのですね。私が申し上げているのは、総理が……(発言する者あり)では、もう一度言ってください。  総理は、我々あるいは国民の皆さんには入手できない情報を持って最終的に犯人を特定された。もしそれが間違っているということであれば、それ...全文を見る
○岡田委員 重い責任ですから、もう少し重々しく言っていただきたかったのですけれども。  それでは、次に参りたいと思います。  この法案を考えていく中で、私は自衛権行使の正当性の問題というのを避けて通れないというふうに思っております。そこで、幾つか御質問したいと思いますが、まず...全文を見る
○岡田委員 今、自衛権行使についての中身をお話しになったわけですが、最小限という表現を使われました。そういう言い方もありますが、別の言い方をすれば、侵害行為と反撃行為の間に均衡性があること、これが自衛権行使に当たって必要なことだ、一般的に国際的に認められた考え方だと思います。それ...全文を見る
○岡田委員 今官房長官言われた中で、これはここ数日来の政府の答弁を聞いていて、もう少し整理した方がいいと思う点が一点あるんですね。つまり、この法律でテロの撲滅を目指して行動するということなんですが、私は、法律上、二つのことを明らかに書き分けていると思うんですね。  一つは、テロ...全文を見る
○岡田委員 そうであれば、例えば今回のウサマ・ビンラーディンとかアルカイーダに関係のないテロ、ほかにも国際的なテロはいろいろあります。そういうことに関して、もし米軍等が武力行使をするということになれば、この法律に基づいて我が国が措置をする、支援をするということは、これはできないこ...全文を見る
○岡田委員 私の申し上げたことと同じことを官房長官が言われたと思うんですけれども。  そこで、例えば米国等がこれからアフガニスタン以外の国を武力攻撃するということがあったときに、その国とこのウサマ・ビンラーディンとの関係が明確であれば、あるいはそのことについてきちんと、先ほど私...全文を見る
○岡田委員 私も、米国政府を、疑いを持っているわけではありませんが、しかし論理的な可能性として、米国政府がこの際ということで、直接今回のテロ事件に関係のないテロ組織まで含めて一気に片をつけてしまおう、こういうことで攻撃をしたような場合には、我が国としては、それに対してこの法律に基...全文を見る
○岡田委員 やや細かい法律論になってしまいますけれども、今おっしゃったのは、第一条の中で「国際連合憲章の目的の達成に寄与するアメリカ合衆国その他の外国の軍隊」という、そこの部分ですね。  つまり、国際連合憲章の目的を達成するような行為を行っている場合にこの法律の対象になるんだと...全文を見る
○岡田委員 ここが私はかなりあいまいだと思うんですね。  例えば、国際の平和と安全の維持に努めているとしても、しかし正当な自衛権の行使を超えているということは私はあり得ると思うんですね。そういう場合も支援するんですか。
○岡田委員 ちょっと今わかりにくかったんですけれども、国連憲章に何が記載されているんですか。
○岡田委員 五十一条に書いてあるのは、自衛権の行使ができるということが書いてあるわけですね。私が先ほどから申し上げていることは、むしろ、端的に言うと、法律に、日本の行う協力支援活動は国連憲章五十一条に定める正当な自衛権の行使の範囲を超えるものであってはならないということを明確に書...全文を見る
○岡田委員 国連憲章にどう書いてあっても、今我々の国の法律の話をしているわけで、そういう一般的なことはいろいろ国連憲章に書いてありますが、実際に我が国の中で考えていくときには、我が国の法律にきちんと根拠がないとそれができないんじゃないですか。  国民の皆さんの中にも、どこまでも...全文を見る
○岡田委員 私がそういうふうに思う理由の一つは、もし米国等の行う自衛権の行使が範囲を逸脱したという場合に、それは当然我が国としては、この法律に基づく協力支援活動を中止しなきゃいけないと思うんですね。しかし、その中止のための根拠規定が私はないように思うのですね、この法律の中に。だか...全文を見る
○岡田委員 これ以上この話はいたしませんが、もちろん自主的に判断する、主体的に判断をして日本国政府としては決めるということですが、ほかのところについては、例えば地区の指定のところなどは、規定がちゃんと法律上書いてあるわけですね。実施区域の変更ですね。実施区域の全部または一部がこの...全文を見る
○岡田委員 全くできないことはないというのは、かなり苦しい法制局長官としての御答弁だと思うんですが、私は、先ほど言いましたように、法律に書いておくことがベストだというふうに思います。もしそうでない場合というのを議論するのはちょっと早過ぎるかもしれませんが、例えば基本計画の中で対応...全文を見る
○岡田委員 事件に限っているのであれば、むしろ期限を切らなくてもいいというのが普通の考え方だと思いますが、いかがでしょうか。
○岡田委員 何となく質問する意欲がなくなるわけですが、ただ、私は、この時限にしたことは評価すべきだというふうに思っています。与党間のいろいろな交渉の中で二年ということになりましたが、私どもは一年ということを言っているんですが、いずれにしても、こういう時限をつけたことは評価されるべ...全文を見る
○岡田委員 どうも総理はこの時限立法を余りお好きじゃないのじゃないかという、聞いてきてそういう感じを受けますが、私は非常に評価をしているのですけれども。  いずれにしましても、民主党としては、今言ったような、緊急に必要な法律で、基本的な議論を少し横に置いてやっている話であります...全文を見る
○岡田委員 私は、今の総理のお話に対して異論があります。きのう安住議員もいろいろ申し上げたわけですが、別の角度で申し上げますと、それじゃ、もし政府がきちんとやっているから国会の承認というのは要らないと言うんなら、なぜ防衛出動や治安出動では国会承認を条件としているんでしょうか。お答...全文を見る
○岡田委員 周辺事態法のときも、これも各党の協議の中で修正で国会承認というのが入りました。あのときも申し上げたことでありますけれども、やはり私は、基本はシビリアンコントロール。シビリアンコントロールと言うときに、政府によるコントロールもありますけれども、国会によるコントロールとい...全文を見る
○岡田委員 周辺事態法でも、先ほど言いましたように、計画そのものじゃなくて、それに対する対応措置が承認にかかわらしめられているということですから、そこは同じなんですね。  私は、余りこの問題を細かくやるつもりはありませんけれども、シビリアンコントロール、つまり自衛隊という実力集...全文を見る
○岡田委員 今の親近感というのは、同じ三重県出身だからということではなくて、中身で親近感を持っていただいているということを期待しておきたいと思います。  それでは次に、任務の場所的な範囲についてお聞きしたいと思っています。  ここは、問題はパキスタンです。パキスタンに行くのか...全文を見る
○岡田委員 今の外務大臣の御発言は、今は平穏だがあすは何が起こるかわからないという副大臣の答弁を否定されるわけですか。
○岡田委員 現在の話と、しかしあすは何が起こるかわからないという話は、これはちょっと違いますよね。あすは何が起こるかわからないというところは、外務大臣として副大臣の御発言を明快に否定されるんですか。
○岡田委員 大臣は今、まだとおっしゃったが、むしろこれからだというのが常識だと思うんですね。これから緊張感が高まっていく、そのことは私は外務大臣も否定できないだろうと思うんです。  そこで私は、昨日の副大臣が、実際に現地を見てこられて、そして、今は平穏だがあすは何が起こるかわか...全文を見る
○岡田委員 だから、パキスタンは、きのうの発言を踏まえると、とても今自衛隊を出せるような状況にはないんじゃないかと聞いているわけです。
○岡田委員 この法律で今までと違う点は、公海上じゃなくて第三国まで広がりますよ、ここが一つの大きなポイントなんですね。憲法の禁ずる武力行使の関係からいっても、武力行使そのものじゃないかもしれないけれども、結果的にそれを侵してしまうような可能性がより高まっている、この法律は。だから...全文を見る
○岡田委員 一年、二年先の話をしているんじゃないんですね。この法律が成立をすればもうすぐ行動に移るわけでしょう。だからこそ、今急いで審議をされているわけですよね。  私は、まず申し上げておきますが、じゃ第三国に行くなとかあるいはパキスタンに行くな、それを法律論として言っているん...全文を見る
○岡田委員 さっき長官が同意が必要だからとおっしゃったのは、私はまず納得できないということを申し上げておきます。パキスタン政府が同意すればやみくもに出していく、そういうことはまず認められません。まず日本が主体的に必要性とそして安全性を見きわめて判断する話だ、そういうことだと思うん...全文を見る
○岡田委員 きのうの御発言とは大分違うなというふうに思いますし、民間航空機も、正常にと言いますが、欠航が相次いでいるんじゃないんですか、今は。  ですから、これ以上申し上げませんが、総理、最後に、もちろんこれから状況がどう変わるかによって、それは、基本計画を実際につくるとき、あ...全文を見る
○岡田委員 非常に官僚のような御答弁なんですけれども、この法律が具体的なことを対象にしておって、そして実際の対象、第三国といっても、それは先ほど言いましたように、今のところ想定されるのはごく限られているということをもう一度申し上げておきたいと思います。この点はなお議論させていただ...全文を見る
○岡田委員 恐らく総理はやや誤解されていると思うのですが、武器輸出三原則における武器というのは、確かにかなり幅広いもので、厳格に規制をしておりますけれども、自衛隊法上の武器については、既に政府見解が示されているわけですね。その政府見解というのは、もちろん法律に書いてあるわけではあ...全文を見る
○岡田委員 とても技術的な御説明だったと思うんですけれども、やはり私は、ここは一つはメッセージ性が非常に大事だと思うんですね。つまり、日本は武器弾薬の輸送まではしませんということが、私は、日本の支援活動について、ある意味では理解をしながらも、しかしやはり一〇〇%納得できないでいる...全文を見る
○岡田委員 そういうたまたま起きた具体的なことをもって御説明になるのは、私は大臣が御説明になることじゃないと思いますよ。  先ほど言いましたように、日本の外交のその築き上げてきたものをこういうことで壊していいんですかということが第一点。  もう一つ申し上げると、憲法の禁ずる武...全文を見る
○岡田委員 いろいろな御説明がありますが、いずれも説得力があるとは思えませんし、一方では、慎重に考える、慎重に考えるということは、実際はやらないということなのかなと思いますが、それなら今までの説明は全部破綻するわけですね。だから、私はやはり、慎重に考えるとおっしゃるんなら法律上で...全文を見る
○岡田委員 私は、今回の場合に、例えば難民がいる、その難民を自衛隊が管理しているというか、自衛隊の管理のもとで難民がいるというときに、その難民が攻撃されたときに、自衛隊自身が攻撃されてないからといってそれをみすみす放置するということは、我々の常識からいうと確かにおかしなことですね...全文を見る
○岡田委員 ちょっとわかりにくいのは、その自然権的権利というところなんですね。  自然権というのは、人間固有のもの、固有の権利。例えば自分の命を守る、それはいかに国家といえどもその権利を奪うことはできない、そういう意味で自然権というお言葉を使っているんだと思うんですが。自分が攻...全文を見る
○岡田委員 今の説明で、同僚の自衛官が危険を共有しているというところまでは私はわかりましたが、最後の一番肝心な、今回の法律で初めて認めた概念に対する御説明がよくわからなかったんです、実は。もう一度お答えいただけますか。
○岡田委員 ちょっと私、今の説明では納得できませんね。  私はむしろ、ですから、今回のような難民等の場合というのは、自分自身の自然権じゃなくて、自衛官以外に、自分を、みずから守るすべを持たない人たちが日本の自衛隊の管理下にあるというときにそれを助けるということは、いわばヒューマ...全文を見る
○岡田委員 それを見た上で、我々はこの新たな武器使用の拡大ということを認めるかどうかということを判断させていただきたいというふうに思います。  それでは、時間も大分押してまいりましたが、個々の話はこのぐらいにさせていただいて、少し総論的な話をさせていただきたいと思います。  ...全文を見る
○岡田委員 自分のことはまず自分できちんとやるべきだということは、それはそのとおりですね。しかし、国連憲章の理念といいますか、基本的な考え方は、どういう考え方に立っているのでしょうか。  現実にどうかという問題はありますけれども、私は国連憲章そのものは、やはり国連中心の安全保障...全文を見る
○岡田委員 まさしくそこなんですね。  しかし、湾岸戦争のときは、これは正規の国連軍ではありませんけれども、国連憲章の例外としての多国籍軍ということを安保理で認めて多国籍軍を編成した、こういうことですね。ですから、正規じゃありませんが、それに準ずるような形で多国籍軍ができたと思...全文を見る
○岡田委員 総理のお話を聞いていると、ほかの国もどんどん行っているから日本も乗りおくれちゃいけないというふうに聞こえますよね。私は、そういうものじゃなくて、日本として主体的に判断する話だ、そういうふうに思います。今まで、では従来我が国政府はどういう考え方をとってきたかということも...全文を見る
○岡田委員 私は、各国の首脳もアメリカに対して無条件でどんどん武力行使をしろと言っているんじゃないと思うのです。そこは、アメリカの国の中にも、政府の中にも、当然抑制的に考えていかなきゃいけないという考え方は、今や私はアメリカの政府の中でも主流だと思いますし、各国の首脳もそういうこ...全文を見る
○岡田委員 私は、日本が武力行使する、しないの話をしているんじゃなくて、米国の同盟国として、米国に対してきちんと見識ある態度をとるべきだということを言っているわけです。  先ほどから総理は、テロと闘う、テロとの闘いだとおっしゃいます。それはそのとおりなんですが、例えば、繰り返し...全文を見る
○岡田委員 それでは最後に、多少時間がまだありますが、もう一つだけ申し上げておきたいと思います。  総理は、法律に基づいていろいろなことをやっていくという、法治主義といいますか、法による支配というか、そういうことについてどうお考えなのかな、ちょっと私不安に思うことがあります。特...全文を見る
○岡田委員 ちょっと私の聞いたことと違うことを言われたんですが、今のお話は、私は周辺事態法に関する話だと思うんですね。これも私は、周辺事態法というのは、日本周辺であって日本の平和と安全に重要な影響を及ぼす事態のときの法律、これはさんざん議論をして、当時の小渕総理の答弁もあるわけで...全文を見る
○岡田委員 間接的にお認めいただいたと思うんですが、やはり、周辺事態というのを随分議論を国会でもいたしましたが、そういう議論を踏まえて運用していただかないと、国会で一生懸命議論して法律をつくっても何の意味もなくなりますから、申し上げておきたいと思います。  同じことが、先ほどの...全文を見る
○岡田委員 私は答弁を聞いてますます不安になるんですが、それじゃ、もし今回インド洋まで、アフガニスタンの近くまで船を出したとしたら、それはPKO活動のためなんですか、一体、今いろいろおっしゃったけれども、そのうちのどれなんですか。
○岡田委員 これはよく政府の中で冷静に御議論をいただきたいと思います。  もしこういうことで自衛隊の船をどんどん日本の外に出せるということになれば、何のためにいろいろな今法律の議論をしているのかわからなくなります。ぜひそこは慎重にお考えいただきたいということを申し上げ、最後に、...全文を見る
○岡田委員 この問題は、消費者、生産者、いずれにとっても非常に深刻な問題ですから、しっかり対応していただきたい。そのことを最後にお願い申し上げて、終わりたいと思います。
10月16日第153回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第7号
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○岡田委員 民主党の岡田克也です。  きょうは、主として総理にお尋ねをしたいと思います。  まず、総理、昨日の我が党の鳩山代表との一時間以上にわたる会見、私も同席をさせていただいて拝見をさせていただきましたが、大変御苦労さまでございました。ただ、その会見を拝聴しておりましてい...全文を見る
○岡田委員 今、かなり歩み寄りがあったということでありますが、私どもの主張の中で国会の事前承認ということは、これは一番重要な主張であるということは、私もいろいろな場で申し上げてまいりましたし、我が党の鳩山代表もいろいろな場で、例えばマスコミに対してもそういう主張をしておりました。...全文を見る
○岡田委員 私の質問にお答えいただいていないと思うんですけれども、我々は、明確に事前承認が必要であるということを申し上げてまいりました。そして、そのことを御存じの上で、総理は、民主党の協力も得てということも言われました、賛同も得てということも言われました。にもかかわらず、最終的に...全文を見る
○岡田委員 今の御発言には私は全く異論があるわけですけれども、政府が信用できるというのなら、議会は要らないわけですね。それは、やはり基本的に、政府が間違いをすることがあるかもしれないという前提に立って議会があるというのが民主主義の基本だと私は思いますので、政府が信頼できないかとい...全文を見る
○岡田委員 その中で総理は、民主党の賛成もなるべく得られるようにということで与党三党でつくった案なので、これを賛成してほしいというふうにおっしゃって頭を下げられたわけであります。しかし、そうであれば、我々が与党三党のつくった案を丸のみするということであれば、ああいったトップ会談も...全文を見る
○岡田委員 民主党の意見を大幅に取り入れてとおっしゃるが、では、具体的にどこを取り入れたんですか。
○岡田委員 我々は、六点ないし七点の論点についていろいろ議論をいたしました。しかし、それは、法案の修正にわたるものは、実は二点であります。ですから、大幅に民主党の意見を取り入れたというのを私なりに理解をすると、武器弾薬の輸送のところ、相手国の陸上をやめたというその一点に尽きるわけ...全文を見る
○岡田委員 何となく、これ以上議論する気がなくなるわけですが、我々は、武器弾薬の輸送は認めないという主張をしていたわけですね。ですから、大いに歩み寄ったのは我々の方であってほとんど与党の方は、歩み寄り、まあ最終的にあの項目だけとれば私はいいところかなという感じはしますけれども、し...全文を見る
○岡田委員 質問にお答えいただいていないんですけれども、もう一度言いますが、国会全体の日程が立て込むことが予想されている中で、もし国会の事前承認ということにすると、その日程はさらに立て込む、そういう理由で事前承認は避けた、こういう説明が今まで私に対してなされたこともありますし、昨...全文を見る
○岡田委員 もう一つ、こういう議論もありますね。今の与党三党の体制を維持するために、つまり、伝えられるところによると、自民党よりむしろ他の二党が事前承認に反対をした、理由はいろいろあるんだろうと思いますけれども、そのために、与党三党体制を維持していくためにこの民主党の修正について...全文を見る
○岡田委員 与党の中でいろいろな議論があるので、できるだけ多くの人の理解を得るために自分としてはそれを受け入れた、こういうことでよろしいですか。
○岡田委員 私は総理の、総理に就任されたときの本会議における所信表明演説を思い出すわけでありますが、あのときに総理は、いろいろ派閥とか党とかあるけれども、そんなことは関係ないんだ、自分のリーダーシップで自分の思うところをやっていくんだということを言われて、そして国民がそのことを信...全文を見る
○岡田委員 少し具体的中身について、一、二お聞きしたいと思います。  今までの御説明の中で、なぜ事前に国会承認が要らないかということに関して、この法案自身が九月十一日にアメリカ合衆国において発生をしたテロ事件に関するものであるので、もう既にこの法案を通すこと自身が国会承認の意味...全文を見る
○岡田委員 私は今の説明に納得できませんが、この法案の趣旨、目的ははっきりしている、具体的にどういうことですか。
○岡田委員 私、前回申し上げましたように、この法案は大きく二つの中身を持っているんですね。そのうちの一つは、九月十一日にアメリカ合衆国において発生したテロの攻撃によってもたらされている脅威の除去に努める。これはかなり具体化されている、これ自身はですね。ということで百歩譲っていった...全文を見る
○岡田委員 本当にそれでよろしいんですか。私の理解では、ここの人道支援というのは、もっと広く、テロ一般によってもたらされた被災民その他に対する措置であって、今回のこのテロ事件によって直接発生したものに限らないというふうに私は考えておりますが、今の福田長官の答弁だと法律の読み方を間...全文を見る
○岡田委員 非常にわかりにくい御説明なんですけれども、私は、いずれにしても、先ほど総理にお聞きしたことにも関係しますけれども、全体の国会日程が立て込んでいるから事前承認は時間がないとか、そういう理由で事前承認をやめるというのはとんでもないことだと思うんですね。  我々、事前承認...全文を見る
○岡田委員 納得できないということだけ申し上げておきまして、次に参りたいと思います。  犯人の特定の問題であります。  ここは私、前回質問のときに総理にお聞きしたところですのでもう一度重ねてお聞きをしたいと思っておりますが、総理の方からこの委員会の場において、なぜウサマ・ビン...全文を見る
○岡田委員 総理はみずからの責任について、非常にお述べになることを避けておられるように私は印象を受けるわけですね。そういう姿を見ておりますと、本当に総理は、アメリカ政府、合衆国政府から一般に公開できないような資料を見せられて、そしてそれに納得をされたのかどうか、そのことについて私...全文を見る
○岡田委員 ちょっと趣旨が違うんですね。  今おっしゃったのは、委員会の場で示された資料について自信を持って説明しているということなんですが、私がお聞きしたのはそういうことではなくて、一般に、総理が犯人を特定するに当たって、同盟国として合衆国政府から一般の我々には目にできないだ...全文を見る
○岡田委員 ちょっとよくわからないのです。報告というのはこのことをおっしゃっているんですね。それ以外にあるんじゃないかというふうに聞いているわけです。
○岡田委員 どうも私の言っていることがうまく伝わっていないのかもしれませんが、私は総理を疑っているわけじゃないですよ。総理が信用できないと言っているわけじゃないんです。  それから、私が申し上げているのは、アメリカ合衆国から示された資料を私に見せろとか、この場で公開しろと言って...全文を見る
○岡田委員 総理は一度もお答えいただきません。資料をみずからごらんになって、そしてみずから確信をされましたねということを私は聞いているわけで、そのことに対してどうしてお答えいただけないんですか。
○岡田委員 いやいや、私が聞いているのは、我々が見れない資料をごらんになりましたね、イエス、ノーでお答えくださいと言ってもお答えにならないから言っているわけですよ。
○岡田委員 私は今初めてお答えいただいたと思いますよ。後で議事録を見たらわかりますが、初めてですよ。  それで、外務大臣。私は外務大臣にも要求出していましたから。外務大臣どうされました。  ちょっと速記とめてください。
○岡田委員 今の総理と私のやりとりを聞いておられなかったのがちょっと残念だと思いますが、大臣は、このビンラーディンとアルカイーダが犯人であると確信を持つに当たって、一般には公表されていない資料を、合衆国政府から直接説明を受けられましたか。
○岡田委員 また同じことを繰り返さなきゃいけないのは、私、非常に不本意です。出席要求していたわけですから、なぜおられなかったのか、私はわかりませんが。(田中国務大臣「質問要求はなかったです」と呼ぶ)私はきょうは質問項目は一つも出しておりません、きのうのきょうですから。出席要求はし...全文を見る
○岡田委員 在米大使館員からの一本の電報で納得されたというのは私はやや驚きですが、いずれにしましても、ここ、本当に大事なところだし、私は、政治家として国民に対して、公表資料だけで犯人を特定することを、それは、私、相当疑問を持っている人もいると思うんですね。これだけのことをやるんで...全文を見る
○岡田委員 私は、与党の中からも今のパキスタンじゃとても出せないという声はよく聞きますし、それが一般的な常識だと思うんですね。現状ならどうですかということをお聞きしているわけです。
○岡田委員 私は政府委員の答弁を求めているんじゃないんです、悪いですけれども。  私が聞いているのは、それは同意を求める手続はわかりますよ。そういうのは法律に書いてある。しかし、同意を求めるのであれば、まず日本としてパキスタンに自衛隊を派遣すべきだという政治的な判断があった上で...全文を見る
○岡田委員 まともなお答えがないわけですけれども、総理、いかがでしょうか。  私はやはり、もちろん将来、ずっとこの二年間、縛るつもりはありません。そのことをまず申し上げておきます。その時々の判断というのは、それはそれで一般論としてはわかります。  しかし、今のパキスタンの現状...全文を見る
○岡田委員 先ほど、この法案は具体的な法案であるということをおっしゃいました。  そして、今、では実際にどこかの国に派遣をする、そういう対象は、英領であるディエゴガルシアという非常に限られた地区を除けば、やはりパキスタンなんですね、一番可能性があると言われているのは。もちろん、...全文を見る
○岡田委員 私が非常に懸念するのは、今の映像を見ておりますと、パキスタンであちこちで非常に強い反米行動というのが起こっている、そういう中で、そういうところにもし自衛隊が出ていった場合に、どういうことが起こるんだろうかということなんですね。  やはり、我々、出す以上は、きちんと仕...全文を見る
○岡田委員 何か議論をしていることが非常にむなしくなってまいりますので、もう少し、今国民がこの国会を注目しているわけでありますから、もう少し気持ちを込めてお話しいただきたい。何かどこかの紙を読んでいるだけみたいな、そういうことでは大変残念だということを申し上げなきゃいけないという...全文を見る
○岡田委員 そのことは当然前提にしながら、ここに書かれた行為は、もちろん武力行使ではありません。そのことは前提にした上で、仮に武力行使にわたるようなことを日本がするという前提に立って、それは日米安保条約に基づいて集団的自衛権の行使ということで可能なんでしょうか、今回のこのテロ事件...全文を見る
○岡田委員 私が申し上げたのはまさしくそういうことで、集団的自衛権の行使というのを憲法解釈の変更をして認めれば、即こういう場合に対応できるという誤った議論が横行しているように私は思うのですね。そのためには条約が必要です。つまり、日米安保条約を変えて、もっと広いものにしなければいけ...全文を見る
○岡田委員 そのことは別にしてということで議論を今していたんですが、もうちょっとそれ以上お聞きをしようという気がなくなりましたので、お聞きしません。  最後に官房長官、武器使用に関して、今回武器の使用についてやや範囲を一見拡大するかのような規定がある。そのことについて、どういう...全文を見る
○岡田委員 私は、ここの四と五をお読みいただければいいのじゃないかと思いますが。少し長いですが。
○岡田委員 終わります。
11月12日第153回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○岡田委員 民主党の岡田克也です。きょうは七十分間のお時間をいただいて、総理に質問したいと思っています。  きょう、補正予算の審議でありますので、補正予算を中心とする経済、雇用の問題、そして小泉改革の象徴としての高速道路、あるいは医療制度の改革の問題を中心に総理にお聞きしていき...全文を見る
○岡田委員 いろいろ議論はありますが、今、我が国が批准をするということに対して総理が積極的な姿勢をお示しになったというその一点で、次の質問に移らせていただきたいと思います。  アメリカの核政策について一言お聞きをしたいと思っています。  日本が提出をした核廃絶決議案に対して、...全文を見る
○岡田委員 これは、単に日米の問題ではなくて世界の平和と安全の問題だ、しっかり取り組んでいただきたいと御要望申し上げておきます。  三番目に、例のテロ特措法の話でありますが、私は、国会の事前承認ができなかった、法律上改正ができなかったということは非常に残念なことだと今でも思って...全文を見る
○岡田委員 今のは役人答弁だと思うんですが、基本計画の決定は、これはもう近々あるということも言われております。それに基づいて自衛隊が出ていくというのも、恐らく、この国会開会中にはそういうことになるんだろうと思うんですね。それから二十日以内ということですから、国会開会中に自衛隊が出...全文を見る
○岡田委員 それは、与党が多数ですから、政府がつくれば事後承認は得られるんだと思います。しかし、我々もそれはできるだけ、これは中身を見ないとわかりませんが、できるだけ承認をしたい、そういう気持ちはあります。そして、自衛隊の皆さんも恐らく、多数の、圧倒的多数の承認を得て活動するとい...全文を見る
○岡田委員 今年度の補正後の国債の発行額九十九兆八千億、もちろん新発債は三十兆でありますが、借りかえも含めますともうほぼ百兆という規模に達している。そういう中で、国債マーケットは大変緊張感のある運営を強いられる。ちょっとしたことがあれば長期金利が急上昇する。そういう危険を秘めた中...全文を見る
○岡田委員 今の総理の御答弁を聞くと、一つ前の御答弁と随分落差があるようにも思われるわけで、経済状況の変化があればということですが、もう既に今、テロが起きて時間もたって、経済の全体の見通しということはわかりつつあるわけで、その時期に、今、補正を出して三十兆の枠を守った、そして、従...全文を見る
○岡田委員 雇用の問題は今回の補正予算の中心テーマでありますから、私は総理にもぜひ御答弁をいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○岡田委員 職を失うということは、人生において最もつらい経験の一つだろうというふうに思います。  そういう意味で、今回のこの補正、私は雇用対策は十分ではないと思いますが、今後、来年度予算の編成に当たっても、この雇用の問題に引き続き重点を置いてしっかりとした雇用対策を組んでいただ...全文を見る
○岡田委員 今回のこの補正のもとになった改革先行プログラム、この中に、ある意味では政府の基本的な財政に対する考え方が述べられていると私は思います。  この中に具体的に書いてある、先ほどの総理の答弁にも共通するものがあるわけですが、現在不況であるということを述べた上で、「しかし、...全文を見る
○岡田委員 それでは、その小泉構造改革について、具体論について幾つかお聞きしたいと思います。  新聞報道等では、どうも具体策になった途端に、いろいろ与党の中でも、あるいは場合によっては政府の中でも異論が噴出をして、具体的な構造改革が進んでいないのではないか、こういう報道が非常に...全文を見る
○岡田委員 今、道路公団のお話をされましたが、確かに私は道路公団の現状というのはかなり危機的状況にある、こういうふうに思います。  先ほど本四公団で、これも本四公団の責任というより私は政治の責任だと思いますが、しかし、その本四公団で、料金収入の中でとても利息も管理費も払えないと...全文を見る
○岡田委員 具体的にはよくわからないわけでありますが、今の総理のお考えを私なりに解釈すると、今の整備計画をそのままにした上での民営化というのは、それはないんだ、整備計画の見直しはする、こういうふうにはお聞きをしました。ただ、見直しの中身もいろいろある。それは、コストを下げるとかい...全文を見る
○岡田委員 整備計画の見直しという意味は、それは今の九千三百四十二キロ、これについて見直しをして、そしてつくらないものも出てくる、こういうことですね。
○岡田委員 一時凍結をするとか、あるいはこの九千三百四十二キロを見直しをした結果中止するものが出てくる、こういう明快な総理の答弁を期待しておったんですが、非常にわかりにくい答弁で残念です。  私は、総理みずからもおっしゃるように、バブルの時期につくった計画を、民間では、そのとき...全文を見る
○岡田委員 まず、今の小泉総理の御答弁の中で一つ修正をさせていただきたいと思います。だれも民営化を言っていなかったとおっしゃいましたが、民主党は民営化を小泉総理が登場前から言っておりましたので、そのことをまず明確に申し上げておきたいと思います。  きのう、たまたま、テレビに自民...全文を見る
○岡田委員 総理はよく三方一両損という言葉を使われるわけですけれども、私は、前回の改革から今日に至るまで、それがそうじゃないから問題があるんだというふうに思うんですね。具体的には、医療提供者側、もう少しわかりやすく言うと日本医師会の負担というものが一体どれだけあったんだろうかとい...全文を見る
○岡田委員 私が聞いたのは、個々の具体的中身を聞いたのではなくて、過去のそういった、次々に改革が先送りをされてきた、そういう中でやはり医師会の存在は大きかったんじゃないか、そこのところをどう考えているのかということをお聞きしたわけですが、総理、いかがでしょうか。
○岡田委員 今、総理は客観的におっしゃられたのですが、実際は、日本医師会と自民党の間でそういう改革つぶしをやってきたというのが歴史であるということは、はっきり申し上げておかなければいけないと思います。  私は、医師会の話が出ましたから、もう一つ医師会について申し上げたいと思いま...全文を見る
○岡田委員 これは、やっているのも結構なんですが、しっかり指導していただきたい、そういうふうに申し上げておきたいと思います。  それじゃ、医療の、今、少しいろいろ先送りになった話をいたしましたが、医療の効率化ということが非常に大事だと。全体の三十兆の医療費をいかに質は落とさずに...全文を見る
○岡田委員 全部強制的に自由化しろと言っているんじゃないんですね。自由化することで、後は自由な選択に任せるべきだというふうに言っているわけです。これは順次自由化なんと言っているとまた十年仕事になるんじゃないか、そういうふうに思いますので、これはぜひ総理もお考えいただきたいと思いま...全文を見る
○岡田委員 ある意味じゃ、医療の世界というのは、すべて診療報酬という形で点数がつけられていますから、社会主義みたいなものなんですね。全部政府が値段を決める。そういう中にかなり大きな合理化の余地というのは私はあると思いますので、その点しっかり、全体の額を減らすことが国民の負担減につ...全文を見る
○岡田委員 この点も小泉構造改革の重要なポイントだと思いますから、ぜひしっかりやっていただきたいと思います。  最後に一言、政治改革の問題についてお聞きしたいと思いますが、選挙制度を変えるという与党の間の話し合いについては先般一とんざしたということでありますが、その中で、与党三...全文を見る
○岡田委員 この問題を議論するのは、本来、国会であります。前回の政治改革の議論は、平成五年、第百二十八国会で百二十一時間議論をいたしまして、最終的には当時の細川総理と河野自民党総裁の間で合意をし、そして次の国会で圧倒的多数を得て、つまり、五百十一名中、共産党の十五名以外の賛成を得...全文を見る