岡田克也
おかだかつや
小選挙区(三重県第三区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数11回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月03日 | 第156回国会 衆議院 本会議 第5号 議事録を見る | ○岡田克也君 民主党の岡田克也です。 私は、民主党幹事長として、民主党・無所属クラブを代表し、総理の施政方針演説について総理に質問いたします。(拍手) 質問をかわすことなく、真正面から誠意を持って御答弁いただけるようにお願いいたします。なお、答弁が十分でないと考えたときは...全文を見る |
○岡田克也君 まず、率直に感想を申し上げたいと思います。 大変失望いたしました。ナッシング・ニューという言葉がありますが、今の総理の答弁は、ほとんどが、施政方針演説に書かれたことをそのまま述べているだけであります。これでは、何のためにこの本会議で代表質問があり、総理の答弁があ...全文を見る | ||
○岡田克也君 総理、私は難しいことを聞いているつもりはありませんから、誠意を持ってお答えいただきたいと思います。三つだけ申し上げます。 一つは、先ほどの道路公団の問題です。 今のお話は、結局、どういうことなんでしょうか。民営化推進委員会の報告は尊重するけれども、これから自...全文を見る | ||
03月20日 | 第156回国会 衆議院 本会議 第16号 議事録を見る | ○岡田克也君 民主党の岡田克也です。 本日昼に始まった米国などによるイラク攻撃に関し、我々の見解を述べつつ、小泉総理に質問します。(拍手) とうとう戦争が始まりました。この戦争によって、多くの犠牲が生まれ、罪のない命が奪われることは確実です。何とかこの戦争を回避し、イラク...全文を見る |
07月18日 | 第156回国会 衆議院 予算委員会 第26号 議事録を見る | ○岡田委員 民主党の岡田克也です。 まず、今菅代表が質問したことについて、私から補足的に質問したいと思います。 総理は、今御説明の中で、イラクが査察を拒否した、あるいはかつて大量破壊兵器を持っていたということを、唯一と言っていい根拠として挙げられました。では、追い返したの...全文を見る |
○岡田委員 総理がお答えにならないということは、知らないわけですね。かつては、この十年間の中で……(発言する者あり) | ||
○岡田委員 十年間の中で確かにそういう局面はありました。しかし、国連事務総長が仲介に入る中で査察が再開をされ、少なくとも二〇〇三年一月からは、査察は、積極的にイラクは応じる、こう副首相が言って、順調に査察が進んできたわけですよ。だからこそブリクス委員長も、査察を続けたい、それは数...全文を見る | ||
○岡田委員 私の問いにお答えいただいていないと思います。かつてのことはともかくとして、二〇〇三年一月からはイラクはきちんと査察に応じていたわけです。そういう中で査察団も、もう数カ月欲しい、こう言っているわけです。そして、多くの安保理の構成国は、アメリカ、イギリス、スペインを別にし...全文を見る | ||
○岡田委員 全く私の質問に答えていただいてないんですが、多くの国がまだ査察が必要だと判断しているときに、日本は、大量破壊兵器が存在する、総理はそう確信をして支持をしたわけです。その大量破壊兵器があると確信をした根拠を聞いているわけです。かつて持っていたということじゃないんですよ。...全文を見る | ||
○岡田委員 僕は、総理は全く誤解していると思うんですね。 国連決議の六七八、六八七、一四四一、これを、アメリカ、イギリスの始めた戦争が国連憲章に違反する違法な戦争であるか、あるいは憲章に合致する戦争であるか、そのことが一つの問題として提起されています。しかし、それは違法かどう...全文を見る | ||
○岡田委員 この問題はなお国会の場で議論していきたいと思いますが、私、総理に一つだけ申し上げたいです。 戦争というのは国家の行う殺人です。だからこそ、もちろんすべての戦争が違法ではありません。しかし、本当に限られた場合に、正当な戦争というのがあるんです。今回の戦争でも、恐らく...全文を見る | ||
○岡田委員 一言だけ申し上げておきたいと思いますが、そういった独裁、圧制、確かにフセイン大統領は大きな問題を抱えていました。しかし、そういう国は世界にイラクだけなんでしょうか。多くの国が残念ながら現実問題としてそういう状況にあるわけです。そういう中で、だからといって、国連が、きち...全文を見る | ||
○岡田委員 指導力があれば、もっと早くできると思うんですね。 この問題は、文部科学省と厚生労働省の問題なんですが、保育所というのは、厚生労働省によれば家庭で保育が受けられない子供に対する福祉施設だ、そして幼稚園というのは、文科省によれば就学前の教育を受けさせる学校である。こう...全文を見る | ||
○岡田委員 総理の話を聞いているといかにも進んでいるみたいですが、一つだけ例を挙げましょう。 例えば、これは厚生労働省ですが、保育所に調理室というのが、設置が義務づけられていますね。なぜなのか。これに対して、厚生労働省はこう答えていますよ。調理しているところを見せることがちゃ...全文を見る | ||
○岡田委員 今の答弁お聞きになった方はわかると思います。 とにかく、総理、いろいろおっしゃいますが、もう一回言いますよ。総合施設、教育と保育を一体化した総合施設の設置を可能とすることを平成十八年度までに検討する、これが総理のリーダーシップの実態ですよ。検討ですよ。十八年度です...全文を見る | ||
○岡田委員 もう一つ、株式会社の農地取得の問題。 これも、多少の規制緩和をしたんですが、株式会社自身が農地を持ったり借りたりすることは非常に大きな制約があります。しかし、今だんだん耕作放棄地もふえてきた。そういう中で、農業の担い手がいない。しかし、会社になら入って農業をやりた...全文を見る | ||
○岡田委員 総理のお話を聞いていると、どんどん規制改革が進んでいる印象を受けるんですけれども、しかし、実態は全く違うと思います。今のも、特区でやるという話で、全国でやるという話じゃないんですね。 私は、この規制改革の問題の最後に、政府の総合規制改革会議の宮内議長がこの規制改革...全文を見る | ||
○岡田委員 人間というのは、公式の場での発言よりも、ふと漏らした言葉の方に真実はあるんです。そのことだけ申し上げておきましょう。 最後に、政治と金の問題を少しお聞きします。埼玉県知事の問題です。土屋さんは辞任されました。 この問題はいろいろなことを語っていると思いますが、...全文を見る | ||
○岡田委員 その法律を、与党・政府は緩めようとしているわけですね。つまり、今度上限を、五万だったのを二十四万に上げるわけです。そうすると、今回のこの事例に即していえば、二十人の人に五万ずつ分ける、これが、二十四万に上がれば、そうしたら、五人の人に二十万ずつでよくなるわけです。つま...全文を見る | ||
○岡田委員 聞かないことまで答えて、質問を引き延ばさないでいただきたいと思います。 我々は、別に全部出せと言っているんじゃないんです。五万をきちっと維持していくべきだ。なぜならば、これは与野党の中で、あのリクルート事件から始まった一連の政治改革の中で、一九九三年十一月に与野党...全文を見る | ||
○岡田委員 委員長、これは予算委員会の権威にかかわることですから。委員長がお聞きになったことに総理は全く答えていない。ここは権威に基づいてしっかりやっていただきたいと御要望いたします。 | ||
10月03日 | 第157回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第5号 議事録を見る | ○岡田委員 民主党の岡田克也です。 きょうは、総理に幾つかの点を御質問したいと思いますが、まず、ちょっと順序を変えますが、イラクへの自衛隊の派遣の問題、先ほど赤城委員も質問されました。このことについてお聞きをしたいと思います。 民主党の立場は明確であります。現在のイラク復...全文を見る |
○岡田委員 総理が今言われたことは、法律に書いてある要件をそのまま述べただけですよね。しかし、前国会において、あの法律の成立を急いだのは政府ですよ。そして、そのときに与党の調査団も、今具体的なニーズはある、派遣すべきだと、そういった調査の結果を出して、そして政府として、我々は反対...全文を見る | ||
○岡田委員 前国会を、この委員会の審議を思い出していただきたいと思うのですが、もちろん法律としてはそういう構成ですよ。だけれども、必要だからつくったんでしょう。そして、そのときに、必要だという説明を政府は何回もしていますよ。出すからつくったんでしょう。それを今なぜ逡巡するんですか...全文を見る | ||
○岡田委員 何度も言いますけれども、法律はもちろんそういう法律ですが、必要だと判断したから、その派遣できる法律をつくったわけでしょう。もしそうじゃないんなら、あの国会で無理してつくる必要なかったわけですよ。なぜあの国会で急いだんですか。総理は調査していると言いますが、どれだけ調査...全文を見る | ||
○岡田委員 状況を見てというのは、具体的にどういうことですか。与党は、自衛隊派遣を、ニーズはあるし派遣できる状況にあると、調査団を出してそういう調査報告を国会でしていますよ。状況を見てというのは、どういう状況が満たされたら出すんですか。 | ||
○岡田委員 先般、テレビニュースによりますと、自民党の安倍幹事長はケリー国務次官補に対して、年内に自衛隊を出すと約束したんじゃないですか。明言していませんでしたか。いかがですか。 | ||
○岡田委員 これはいつまで議論していても同じなんですが、結局、総理を見ていると、まず国会が開いている間には決めない、決めたら国会での議論にさらされる、それはもたないことがわかっている。あるいは、できれば選挙が終わってから決める。つまり、国民に対して説明責任を果たさない。もうそうい...全文を見る | ||
○岡田委員 準備も必要だからこそ、意思決定は早くする必要があるんじゃないんですか。 それから、今の総理の御答弁ですが、早く出せと民主党が言っている、そんなこと一言も言っていませんよ。発言取り消せ。 | ||
○岡田委員 私は、一番最初に民主党の立場を申し上げました。現在のイラク復興支援法に基づく自衛隊の派遣は反対であります。 この議論をしていても意味がありません。国民の皆さんが、この議論を見て、総理が国民に対して責任を果たしているかどうか判断されると思います。 次に行きますが...全文を見る | ||
○岡田委員 我々民主党も、今のこのアナン提案、イラクの暫定政府をつくり、その暫定政府、つまり、イラク国民の手による政府が国連に要請をし、そして国連決議が明確になされて多国籍軍が出るというときに、もちろん、その多国籍軍は、武力行使をするための多国籍軍ではありません、治安維持のための...全文を見る | ||
○岡田委員 総理は全く、私の言うことをいいところだけをつまみ食いして議論しているわけですよ。 まず、私が言ったのは、イラクの、イラク人の手による暫定政府ができて、その暫定政府が国連に要請するということを言っているんです。今はそういう状況にないわけですよ。ここが全く違う。そして...全文を見る | ||
○岡田委員 ということは、ブッシュ大統領の訪日が予定されていますが、そこで金額をコミットすることはないということですね。 | ||
○岡田委員 今の総理の答弁は、私の質問に対して明確に否定しませんでしたね。だから、コミットする可能性を残しましたね。しかし、まず国民にきちっと説明すべきじゃないですか。あるいは、イラク国民に対してきちんと説明すべきじゃないですか。 今回のこの資金協力の問題や自衛隊派遣の問題、...全文を見る | ||
○岡田委員 また議論をすりかえているんですね。 だから、私も、国民のために、そして同時に、イラク国民のためにお金を出す、こういうことを言っているわけですよ。そうであれば、国民に対してきちんと説明責任をまず果たすべきで、いきなりブッシュ大統領にコミットするような、そういうやり方...全文を見る | ||
○岡田委員 テレビをごらんいただいている方にはおわかりいただけると思います。 つまり、私が言っているのは、ブッシュ大統領にいきなり金額を約束するようなやり方じゃなくて、これは国民の税金ですから、税金ですよ、まず国民に対してきちんと説明責任を果たした上で、それはブッシュさんに、...全文を見る | ||
○岡田委員 今の総理の御答弁の中で、確かに過去に大量破壊兵器を使ったこと、こんなのは世界じゅうわかっているんですよ。クルド人に対して大量破壊兵器を使った、それは周知の事実ですよ。問題は、あの戦争が始まったときに大量破壊兵器があったのかどうかの問題でしょう。議論をすりかえないでくだ...全文を見る | ||
○岡田委員 世界の国の中で、あの武力行使を支持した国はアメリカ、イギリス、スペインそして日本。ほとんどの、常任理事国も含めて、まだ査察が必要だ、見きわめができない、そう主張しました。もうこの議論を繰り返すつもりはありませんが、やはり、武力行使をしていくということに対しては慎重でな...全文を見る | ||
○岡田委員 総理は今、国連憲章に基づいてと言われました。国連憲章に基づいたものかどうかというのは、これは議論が分かれるでしょう。我々は国連憲章に基づいていないと考えますが。 しかし、それが国連憲章に仮に、万が一基づいたとしても、それは法律的に、つまり国際法上合理化するにすぎな...全文を見る | ||
○岡田委員 この議論をこれ以上してもほとんど無意味でしょうから、テロ特措法の質疑を五分間だけやらせていただきます。しかし、テレビを見ておられた国民の皆さんは賢明に判断されることだと思います。 それでは、テロ特措法に基づいて質問したいと思いますが、まず私は、どうしてもわからない...全文を見る | ||
○岡田委員 今の総理の答弁は、そうすると、今回延長されたらまた事後承認が必要だということですね。 | ||
○岡田委員 閣議決定された基本計画の中に、派遣期間として、平成十三年十一月から平成十五年十一月までと書いてあるんですよ。ここは変わるんですよ、少なくとも。だから、やはり、総理の今のお話だと承認要りますね。いかがですか。 | ||
○岡田委員 基本計画に明確に期限が書いてあって、そういったものとして、その基本計画に基づく対応措置について我々は承認をしました。その基本計画の期限が変わるんなら、それはもう一度承認が必要だと考えるのは、僕は普通だと思いますよ。余りにも政府は、国会によるシビリアンコントロールを無視...全文を見る | ||
○岡田委員 今の長官の話を聞けば、国会承認なんて全部必要なくなりますよ。国会で法律を通したら承認要らないというんなら、最初のときだって国会承認要らないじゃないですか。全く論理的に破綻していますよ。国会のシビリアンコントロールというものをどう考えているのか。 我々は、この法案に...全文を見る | ||
11月25日 | 第158回国会 衆議院 予算委員会 第1号 議事録を見る | ○岡田委員 民主党の岡田克也です。菅代表に引き続いて、総理に質問したいと思います。 まず、この国会の意義でありますが、私は非常に大事な国会だというふうに認識をしております。総選挙が終わりまして、自民党の規約によりますと、小泉総理は解散でもない限り三年間総理としてこれからこの国...全文を見る |
○岡田委員 総理は私の質問に答えていただいていないと思うんですが、通常国会の冒頭に行う施政方針演説、これは、基本的には、予算を含むその年一年間、国のリーダーとして何をしていくかということを述べるものであります。 総理は所信表明と言われましたが、所信表明は、毎国会やられることも...全文を見る | ||
○岡田委員 今の小泉総理のお答えに反論しておきたいと思いますが、戦後、今回を除いて、総選挙は十九回行われました。その中で、その直後の特別国会で所信表明を行ったのが十三回、それから、特別国会では短期で閉じて行わなかったけれども、その直後の臨時国会で所信表明を行ったのが五回、つまり例...全文を見る | ||
○岡田委員 総理、例えば今、大平内閣と言われましたね。第一次大平内閣、五十四年の十月に内閣改造をやって、それで所信表明をしていなかったと。しかし、その直後に、五十四年の十一月二十六日にまた国会を開いて、その臨時国会でやっているんですよ。だから、通常国会までやらなかったんじゃないん...全文を見る | ||
○岡田委員 総理は論点を今変えられたわけですよ。私が申し上げたのは、解散があって、そして新しい内閣がスタートしたときに、その直後に通常国会まで所信表明をやらなかった例はありませんよと言っているんですよ。あなたの言ったのはその例じゃないんですよ。その質問に対してあなたは答えてなくて...全文を見る | ||
○岡田委員 基本的に、小泉総理は国会の意味というのがよくわかっておられないと思います。つまり、解散があって、国民に新しい国会議員が選ばれて、あなたの第二次内閣がスタートしたからこそ、所信の表明を求めているわけですよ。その前のことを言っているんじゃないんですよ。 もし、あなたが...全文を見る | ||
○岡田委員 戦後、解散・総選挙があって、そして、通常国会の施政方針演説まで国民に語らなかった初めての総理になりますよ。その認識はありますか。 民主党としては、通常国会までに、これから臨時国会の召集を求めたいと思います。ぜひその求めに応じて、しっかりと国民に向かって総理の考え方...全文を見る | ||
○岡田委員 企業献金を受けないことにしたのは最近の話じゃありませんよね。小泉総理になってから変えた話でしたか。 それから、私が聞いたのは、自民党として何が変わったのかと、制度全体が、法律が変わった話じゃなくて。例えば、民主党であれば、公共事業受注企業からの献金をみずから制限し...全文を見る | ||
○岡田委員 自民党が具体的に改革したものはないというお答えだというふうに受けとめました。 それでは、制度論について聞きますが、前国会で廃案になりました公開基準の話ですね。公開基準も随分下がったというふうに総理みずからさっきおっしゃったけれども、しかし一方で、月二万、年間二十四...全文を見る | ||
○岡田委員 先ほど総理自身が、政治資金の公開度が高まってきた、こう言われましたよね。年間五万円にしたんですね、十年前に。その後、あなたは、二十四万というのはそれを変えるということじゃないですか。だから、透明度高まったんじゃなくて、透明度はやはり低くしたんじゃないですか。違うんです...全文を見る | ||
○岡田委員 これは、同じ予算委員会の中で、比例八十の削減と我々はマニフェストで約束をしたわけですが、この質問に対しても、削減の方向で各党各会派が見直していくことは賛成であると総理は述べられたんですね。今のお答えを聞いていると、大分ニュアンスが変わってきたというふうに思います。 ...全文を見る | ||
○岡田委員 総理、答弁も結構ですが、ちょっと長過ぎますから、端的に答えていただきたいと思います。 もう一つだけ、選挙に関係して御質問をしておきたいと思います。 これは我が党も若干自戒しなければいけないところがあるんですが、政党本位の選挙というときに、小選挙区ではみずからを...全文を見る | ||
○岡田委員 まあ私は、政党政治というときに、これは個人の問題ではなくて、やはり政党としての本質的な問題だというふうに考えています。ですから、私は、民主党においてはそういう例がたくさんあったとは思いませんが、仮にそういうことが明白にあったんであれば対応しなければいけない、そういうふ...全文を見る | ||
○岡田委員 責任を感じているとか、今後二度とないようにしたい、そういう精神論だけではなくて、やはり過去になぜそういったことをやってしまったのかということをきちんと総括をして、そして責任をとるべき人が責任をとる、こういうことがなければまた繰り返されるだけじゃないですか。 ですか...全文を見る | ||
○岡田委員 ぜひそういった調査報告書を出していただき、大いに議論したいと思います。総理もそういう趣旨でおっしゃったというふうに理解をいたします。 もう一つは、株の運用ですね。これは随分損が出るわけです。損が出ている。これは私は、個々の運用もそうですが、時々、株価が下がると自民...全文を見る | ||
○岡田委員 今大臣が言われることが正しければ、そういった、株が下がるたびにといいますかそういう折に、自民党の幹部が、株を支えるために年金資金を使え、あるいは使ったというふうに言っているのは、それは間違いだということですね。ないということですね、それは。確認をしておきます。 次...全文を見る | ||
○岡田委員 総理の御答弁は矛盾しているわけですね。 それほど大事なことだからこそ早く国民に案を示して、この選挙のときにも議論すべきだと私は申し上げたわけです。それを、ぎりぎりまで、一カ月になるまで出さなかった。今でもまだ、厚生労働省の案と財務省の案とありますから、出ていないわ...全文を見る | ||
○岡田委員 小泉政権、発足してもう二年半たっているんですよね。ですから、今まで何をしてきたのかということなんですよ、これは。 そして、この制度的な改革の話とそれから当面の給付と負担の問題というのは、非常にこれは関係するわけですよ。例えば、今、二〇%負担、企業、個人合わせて二〇...全文を見る | ||
○岡田委員 私も、初当選してからもう十四年になりますが、五年ごとにこの年金の議論をして、いつもそういった議論をしながら、先送り、先送りですよ。だから申し上げているんです。またそうなりますよ。でも、もう限界に来ているんですから、これはぜひしっかり議論する必要があるというふうに申し上...全文を見る | ||
○岡田委員 私は、歳出削減が安定した財源にならないということは言えないと思うんですね。 例えば、我々が主張している、国直轄の公共事業についてこれを三割削減する。これは一回限りじゃなくて、ずうっと三割削減の状態を続けていくわけですよ。例えば、今十兆使っていれば、それを七兆にずっ...全文を見る | ||
○岡田委員 歳出削減というのも痛みが伴うんですね。だからこそ、これを年金の財源に使うということで国民的理解は得られると私は思いますよ。だから申し上げているわけであります。財務大臣の意見を突き詰めていけば、やはり年金特定財源をつくるという話にまでいかないと説明できなくなりますよ。私...全文を見る | ||
○岡田委員 総理は私の質問に全く答えていないわけですね。つまり、三百五十兆というお金があるときに、これをどうするのかということがまずなければ、民営化なんというのは、それこそ絵にかいたもちになっちゃうんですよ。そのことについて、総理としての基本的な方向を示せと言っているんですよ。 ...全文を見る | ||
○岡田委員 総理も民営化の話というのはもう十年以上言っておられるわけですが、その総論だけで十年間もったというのは、これは奇跡に近いと思いますね。(小泉内閣総理大臣「総理というのはそういうもんです。だから、総理というんです」と呼ぶ)いや、総理になったのは最近でしょう。やはり、国会議...全文を見る | ||
○岡田委員 ASEANの国々の首脳は決してそういう認識じゃないと思いますよ。 では、日中の問題ですけれども、今回の北朝鮮をめぐる六カ国協議でもそうですが、やはり中国の役割というのはアメリカと並んで非常に大事になっております。しかし、その中国と日本の首脳間の外交というのは信頼関...全文を見る | ||
○岡田委員 外交というのは相手のある問題ですから、みずからがどう考えたとしても、相手がどう受け取るかということもこれまた重要であります。 私は、今、総理の答弁を聞いて、一国の指導者というのはどうあるべきかという、そこのところについての基本的考え方が総理と私で違うということがよ...全文を見る | ||
○岡田委員 私の質問には全く答えてもらっていないんですね。我々は、テロリスト、これに対しての批判は当然していますし、我々の言っていることをきちんと理解していただいていないというふうに思います。 それでは、総理、ちょっと視点を変えて質問しますが、最近、アメリカがこのイラクの占領...全文を見る | ||
○岡田委員 総理は私の質問に全く答えなかったわけですが、私が言ったのは、ブッシュ政権が政策を大きく転換した、つまり、早くイラク人の手による暫定政府をつくるという考え方に変えた、総理は、その前の考え方を支持するのか、変えた後の考え方を支持するのかと。それに対して総理はお答えになりま...全文を見る | ||
12月15日 | 第158回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第3号 議事録を見る | ○岡田委員 民主党の岡田克也です。 まず、質問に先立ちまして、総理に一言お聞きをしたいと思います。 さきの総選挙が終わった直後だったと記憶をします。総理は、自衛隊をイラクに派遣することがこれで国民に支持をされた、つまり、選挙の結果、与党が勝ったことが、国民がイラクに自衛隊...全文を見る |
○岡田委員 私は、今の総理のお言葉には異論があります。 今の世論調査を見ても、国民のまだ過半数はイラクへの自衛隊派遣に反対をしておりますし、総理は総選挙の最中に、何度か私は総理の街頭演説、後でビデオで見せていただきましたが、その話題の中でイラクの話はほとんど出ておりません。つ...全文を見る | ||
○岡田委員 せっかくの総理の御答弁ですから申し上げますが、大体、総理は街頭演説、二十分ぐらいされているんですね。その二十分のうちの十五分ぐらいは郵政の民営化と道路公団の民営化なんですよ。イラクの話なんかほとんど出てこない。そのことを申し上げておきたいと思います。 総理に、さき...全文を見る | ||
○岡田委員 総理は今、隊員の皆さんも安全に活動できないとおっしゃいました。私は、総理官邸で総理から基本計画ができたときの説明を受けて、総理は基本的なことを誤解しているんじゃないかといまだに疑っているんですよ。つまり、安全確保支援活動というのは自衛隊の安全確保を支援するための活動で...全文を見る | ||
○岡田委員 私は、必要性を聞いているわけです。 例えば、空港から空港に航空自衛隊が輸送をする、これは別にイラクの南西部に限る話じゃありません。ただ、バグダッド空港に自衛隊機が、C130が輸送をする、それは自衛隊の荷物ではなくて、例えば米軍の荷物である、これも活動の中身に含まれ...全文を見る | ||
○岡田委員 例えば米兵に、はっきり役割分担がされていて、この人は治安活動をする、この人は人道支援する、そんなこと決まっていないわけですから、バグダッド空港までは米兵を運ぶ、その米兵が治安活動あるいは戦闘行為することもあるし、人道支援することもあるわけですよ。 総理は、あくまで...全文を見る | ||
○岡田委員 問題がいつの間にかすりかえられているわけですが、つまり、総理は人道復興支援しかしないと言っておられますが、そうじゃないということ、それを国民に対してきちんと説明すべきだということを私は申し上げているわけです。 では、具体的な話をちょっとしますが、総理は、武器弾薬の...全文を見る | ||
○岡田委員 全く議論がすりかえられているんですが、自衛隊の武器は、自衛隊は運ぶんですよ。今度持っていく武器については自衛隊は当然運ぶんですよ。別に携帯しているものだけじゃありませんよ。しかし、米軍のものについてどうか。そして、総理は明確に、いや、武器弾薬は運ばないとおっしゃった。...全文を見る | ||
○岡田委員 武器弾薬は運ばないという総理のお言葉ですが、それじゃ、例えば米軍の運ぶべき荷物についてチェックするんですか。そんなこと、できっこないでしょう。武器が中に入っているか、その中に小さな武器が入っている、そういう話を私はしているんじゃありませんよ。しかし、弾薬とか、それが弾...全文を見る | ||
○岡田委員 私は、今の大臣の発言に対して異論があるわけじゃないんですよ。現実、そうだと思います。 しかし、裏を返せば、それは、例えば米軍なら米軍に、それを信頼してやる、自分では調べないということですから、信頼してやるということですね。それは、総理が武器弾薬は運びませんといって...全文を見る | ||
○岡田委員 大臣は問題をすりかえておられるんですが、つまり、アメリカに対して、やりませんときちっと伝えると。いいんですよ、それは。だけれども、そのことの最後の担保はとれていないんですよ。そうであれば、総理は国民に対してそんなことを言っちゃいけないんですよ。そのことを私は申し上げて...全文を見る | ||
○岡田委員 状況はどういうふうに変化したのかと私は聞いているんです。 | ||
○岡田委員 今の総理の御答弁も飛躍があるわけですね。つまり、イラクの国民が自分たちの国を平和で安定した国にしたいと言っていることは、これは事実です。私は大部分の国民はそうだと思います。しかし、そのことと軍隊に来てください、あるいは自衛隊に来てください、これはまた違う話ですから。そ...全文を見る | ||
○岡田委員 今の総理の答弁は、冬柴幹事長が言われた、状況が好転しない限り出さない、そういう約束はしていない、そういうふうに私は理解をしました。 それでは、次に参ります。 総理が記者会見の中で、日米同盟と国際協調の両立ということを強調されました。そこでちょっとお聞きをしたい...全文を見る | ||
○岡田委員 今の総理の御答弁の中で、まず、イラクが破綻国家になったらどうなるのか、そこの問題意識は全く共通であります。しかし、違うのは、だれがそうしたのかということですね。それは、やはりアメリカの単独のイラク攻撃であり、そして同時に、イラク攻撃が終わった後のその具体的な運営のやり...全文を見る | ||
○岡田委員 国連決議は確かに全会一致です。しかし、それはやはり、フランスやドイツは、これ以上アメリカと対立したらまさしく国際社会は分裂するという危機感の中で、それは十分賛成はできない、自分たちは軍隊を出すことまでは賛成できないけれども、しかしここは協力をして、一致して国連決議を出...全文を見る | ||
○岡田委員 総理は全く質問に答えていただいていないんですが、一九九六年に日米安全保障共同宣言がありました。あのときに、アジア太平洋地域全体に日米同盟をいわば広げるという議論があって、最終的には、法律の形では周辺事態法、つまり、日本の周辺であって、周辺地域であって、日本の平和と安全...全文を見る | ||
○岡田委員 日米同盟という言葉を、この自衛隊のイラク派遣について日米同盟を強調されたのは総理自身なんですよ。今のお話は、国益の問題であって、いや、日米同盟じゃない。そうじゃないでしょう。総理御自身が日米同盟ということを前面に出してイラクに自衛隊派遣することをおっしゃるから、私は、...全文を見る | ||
○岡田委員 全く総理は議論をすりかえているわけですよ。すりかえているわけですよ。 要するに日米同盟というのは、これは一種の、お互いが、自衛隊ですけれども、しかし、軍事同盟に類似の同盟ですよ。お互いの安全保障のための仕組みですよ。それを総理が安易に日米同盟、日米同盟と今回の自衛...全文を見る | ||
○岡田委員 総理は答弁を読み上げられたんですが、結局、今の深刻な状況についての認識が余りにもなさ過ぎるんですよ。 今、国際社会は、ブッシュ大統領のこの単独行動、先制攻撃、こういったことが本当に行われるようになっていけばそれは国連憲章の理念に反する、そのことについてどこかでしっ...全文を見る | ||
○岡田委員 総理はブッシュ大統領と個人的な関係がしっかりできているというふうに誇っておられるわけですから、それはブッシュ大統領としっかり話をしなきゃだめなんですよ。そして、ブッシュ大統領のその考え方について、個別の話を言っているんじゃないですよ、一般論として、しっかりそれを軌道修...全文を見る | ||
○岡田委員 総理は自衛隊を派遣することを誇らしげに言われるけれども、しかし、六百人の陸上自衛隊、そして八機の航空機、四隻の船、それを出したからといって、どれだけのイラクの人たちが、実際にイラク国民の生活の安定、平和のためにどれだけの役に立つのか。むしろ、私たちは、そのこと、象徴的...全文を見る | ||
○岡田委員 私は、自衛隊の皆さんも、出る以上、きちっとした必要性、大義名分、そのもとで出たいと思うんです。出ていったけれども、地元で歓迎をされない、あるいは、どこかの国の兵隊のように、殺された後、多くの民衆に踏みつけられる、死体が踏みつけられる。そういった今のイラクの現状を見て、...全文を見る | ||
○岡田委員 バグダッド空港は、先ほど前原さんも二つの例を言われましたが、七月以降、四回ミサイルで飛行機が攻撃されているんですね。七月十六日、C130、これは米軍機です。九月七日、米軍の輸送機。十一月二十二日、民間航空機。そして十二月九日、C17輸送機。四回ミサイルで攻撃されていて...全文を見る | ||
○岡田委員 最後に一言。 大きな地域を基本計画で指定し、そのうちの一部を実施要項で特定するというのはわかります。でも、バグダッド空港というのはこれ一つですから、基本計画に書いてあるということは、これはやるということでしょう。ですから、そこでいろいろ今御託を述べられましたけれど...全文を見る |