岡田克也

おかだかつや

小選挙区(三重県第三区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数11回

岡田克也の2004年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月10日第159回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○岡田委員 民主党の岡田克也です。今から九十分間、総理に対して質疑をしたいと思います。  まず最初に、総理がこの通常国会冒頭に、百五十九国会における小泉内閣総理大臣施政方針演説を行われました。私はかなり期待をして聞いておりましたが、端的に申し上げて、がっかりいたしました。  ...全文を見る
○岡田委員 基本的に統制経済よりも市場経済だ、これは異論を挟む人はほぼいないだろうと思いますし、私は、あるいは総理以上に市場経済主義者かもしれません。しかし、そこは経済の分野の話です。しかし、それだけでいいのかという、つまり政治が果たすべき役割というのは、もちろん、そういった自由...全文を見る
○岡田委員 総理は、社会保障の問題にかなり限定をしてお話しになったわけですが、私は、話を小さく小さくとらえられているのではないかと思うんですね。  例えば、税の問題もあります。所得配分の問題ですね。あるいは教育の問題もあります、実質的な機会の平等。つまり、いろいろな価値観がある...全文を見る
○岡田委員 今の私の質問は、戦場においてという前提が加わるんですけれども、これは、政府の従来の考え方では武力行使なんですね。政府の答弁は明確にそう述べておられるんですよ。つまり、武力行使の概念というのは、かなり幅広く今まで政府は考えていた。直接武力行使をするだけじゃなくて、その周...全文を見る
○岡田委員 まず、憲法改正の話は、私、今問うているわけではありません。私も憲法改正について決して後ろ向きではありません。  そのことを申し上げた上で、そしてPKO、総理はよく言われるわけですが、私は、PKOは大分違うと思うんですね。というのは、PKOは、あのときには野党である公...全文を見る
○岡田委員 私は、憲法ができたころのその状況と今と、やはり民主主義の熟度が違う、だから、そこはやはりきちんと議論をすべきである、そういうことを申し上げたわけです。  総理は、国民の意識がと言われました。では、今、イラクに自衛隊を出すことについて説明が十分なされているという国民は...全文を見る
○岡田委員 今まで言われているのは、小型核については、これは技術開発で現実にできたわけではないと。そして、劣化ウラン弾については、ほとんど何も述べておられません。地雷問題についても、私は、アメリカがこの問題に消極的であるということについて総理からお話を聞いたことがありません。 ...全文を見る
○岡田委員 劣化ウラン弾について一言申し上げたいと思いますが、さきのイラク戦争あるいは湾岸戦争でこれが大量に使われたと言われている。確かに、我々、映像を見ると、その影響を受けたと思われる子供たちの映像が出てまいります。  総理は、今回自衛隊をサマワに送って、そして子供たちに水を...全文を見る
○岡田委員 総理は私の質問にお答えいただかなかったものですから、もう少し具体的に聞きます。  武器技術の米国への輸出というのは、今認められています。したがって、今、技術開発をして、その技術が米国で使用されるということは、これはあるんでしょう。しかし、その技術が非常に中核的な技術...全文を見る
○岡田委員 例えば、こういうケースはどうでしょうか。  そういった中核的な技術として欠かせない、ミサイル防衛システムに欠かせない技術を日本が開発した、そのミサイル防衛システムを第三国、例えば台湾に供与する、このときに日本政府はどうするんですか。
○岡田委員 技術的な話を私はしているんじゃないんですが、そういった中核的な技術で、それがなければミサイル防衛システムが成り立たないようなケースで、そういう第三国への配備について日本がノーと言ったら、システム全体が配備できなくなりますね。そんなことができるのか。  そういったこと...全文を見る
○岡田委員 A級戦犯を合祀するかどうかは、確かにこれは靖国神社側が決める問題ですね、国の機関ではありませんから。ですから、そのこと自身は、それが国としていいとか悪いとかいう問題じゃありません。靖国神社側が決める、あるいは御遺族の皆さんが決めることです。  しかし、そこに総理が行...全文を見る
○岡田委員 ここは、日本とドイツのかなりの違いかもしれません。ドイツは、ニュルンベルク裁判で同じようにしっかりと戦争責任を追及しました。そしてその後も、占領が終わっても裁判は続けて、戦争犯罪に対してはきちんとけじめをつけていきました。日本は残念ながらそうはならなかった。あやふやに...全文を見る
○岡田委員 死者に対して哀悼の誠をささげたいという気持ちは、私も全く一緒であります。しかし、その死者に対して責任のある人たち、本来責任を負わなければならない人たちも含めてというのは、私は異論があります。  いずれにしても、これは水かけ論かもしれませんが、そういう中で、アジアの中...全文を見る
○岡田委員 総理は随分長くお話しになりましたね。人間、やはり苦しいときは雄弁になるんですね。そう思って聞いておりました。この今の表は、安倍幹事長初め、自民党の皆さんがしょっちゅう使っていましたよ。総理は知らない、そんなこと言わせませんよ。自民党としてやってきた話です。そのことだけ...全文を見る
○岡田委員 私は、公正取引委員会の見解を求めたわけじゃありません。しかも、努力目標だと言っています。  だけれども、自民党ははっきり言っているんですよ。自民党のマニフェストの中に、公正取引委員会の権限強化や課徴金の引き上げなどを行う独禁法改正案を二〇〇四年中に国会に提出すると。...全文を見る
○岡田委員 今のを聞くと、かなり怪しくなってきますね。しかし、マニフェストというのは、きちんと守る、そういう性格のものですから、ぜひこれはやっていただきたいし、この国会に出てこなければ、あるいは最後の最後になって出てきたらこれは審議できませんから、時間がありませんから。それはやは...全文を見る
○岡田委員 方針は結構なんですが、お役所に任せておくと、それはそうなりませんよということ、まず大きな枠組みをきちんと決めて、その中で具体案を詰めさせないといい結果は出ませんよということを申し上げております。  一年後には結果は出るでしょうけれども、しっかりとした、子供さんたちを...全文を見る
○岡田委員 そこで、問題は、この名目GDPが四%近くいくというときに、名目金利はどうなっているかですね。これは一定の前提を置かなきゃいけませんが、通常、名目GDP成長率に二ポイントぐらい上の名目金利になるということは、そうおかしな前提ではないと私は思うんです。例えばそうなった場合...全文を見る
○岡田委員 二〇一三年には小泉さんも総理ではないですし、竹中さんもおられないでしょうから、結局はこのことに対して責任を持つ立場じゃないんですね。私は、そこで、できることからしっかりやっていく、つまり、財政の重点化、効率化、そのことがどれだけ今なされているのかということ、これが大事...全文を見る
○岡田委員 総理、かけ声は結構なんですけれども、先ほど言いましたように、総理になられてから、それまで九千二百人純減で減らしてきたのが、二千百人になりそして五百五十三人になっているということなんですね。郵政の話は、これはもう既に除かれているんです。その上での話をしているんです。 ...全文を見る
○岡田委員 総理はあと四十五年間生きられるおつもりだということはよくわかりました。五十年じゃなくて、四十五年なら御本人もまだ生きられるということなんでしょうか。  さて、この道路公団の問題で、ちょっとこれを。一月二十六日の予算委員会で我が党の前原議員の質問に対して、何のために民...全文を見る
○岡田委員 総理、今の答弁、ちょっとおかしいんですよ。まず、規格の見直しの話を私は聞いたんじゃないんです。規格を簡単にして、そしてつくるということを聞いたのではなくて、つくらない道路はどれだけあるんですかと聞いたんです。それに対して、総理は公団方式とそれから税方式というようなこと...全文を見る
○岡田委員 まず、この百四十三キロについては、抜本的にコスト削減はする、こう言っていても、つくらないとは言っていませんよ、国土交通省は。しかも、私が言ったのは、これはこの百四十三キロだけの話なんですか。私はつくらない路線というのはもっとあると思っているんですよ。しかし、そのことに...全文を見る
○岡田委員 これは意味がないんじゃないんですよ。今の九千三百四十二キロ、整備計画というのは、高速自動車国道法五条に基づいて計画で書いてあるわけでしょう。やはり、それをそのまま維持していくのか見直すのかということは、それはまず、政府として、総理としてきちんと、そこがまず入り口じゃな...全文を見る
○岡田委員 今の大臣のお話を聞いていまして、結局、役所からいろいろなことでレクをされて、すっかりその気になっちゃうという一つの典型例ですね。石原さんだって、道路公団の民営化について、自分の熱意を持って頑張ってきたわけでしょう。そのあなたは一体どこへ行ったんですか。  そして、私...全文を見る
○岡田委員 総理は説明しているとおっしゃったけれども、この高速道路の問題について、ずっと今石原さんに説明させていたじゃないですか。あなたは目をつぶって、説明していないじゃないですか。そして、わからないと言う人にとか、それからこの前のイラク特措法のときにも、どうせ民主党は反対なんで...全文を見る
○岡田委員 先ほどの総理の答弁は、民営化の話をする過程でコスト削減の議論が進んだ、そういうふうにおっしゃいましたね。だけれども、民営化することがなぜコスト削減になるのか、あるいは要らない道路をつくらないことになるのか、そこの説明は全く総理はしていないんですよ。だから、それを総理に...全文を見る
○岡田委員 総理、もう一回聞きますよ。総理は、僕は、基本的なことを踏まえて言っておられるのかどうかちょっとわからなくなりましたよ、今の御答弁の中で。  例えば、利益を上げる。利益を上げるのは、これは、民営化法人は将来上場を目指している。そうです。サービスエリア、そこで利益を上げ...全文を見る
○岡田委員 詳細はこれから議論していけばいいと思いますが、市場から借りるとおっしゃいました。確かにそうです。しかし、最終的には政府は担保するんでしょう。しないんですか、借金。
○岡田委員 JRのときも、最後は国がその借金の穴埋めをしたわけですよ。だから、法律で書いたからできるなんというものじゃないんですよ。絵そらごとなんですよ、それは。だから、もともと何のために民営化したのか、そこのところのスタートが全くおかしくなっているんだ。いろんな妥協の中で、結局...全文を見る
06月02日第159回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第7号
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○岡田委員 民主党の岡田克也です。  総理とは今まで何度か、政調会長あるいは幹事長として議論をさせていただいておりますが、民主党の代表としてはきょう初めてであります。ぜひ中身のある議論をしたいと思っておりますので、よろしくお願いを申し上げます。  また、この国会、まだ会期が少...全文を見る
○岡田委員 国連決議があったかないかは、ここは議論の分かれるところでありますが、しかし、少なくとも安保理理事国の中で、アメリカ、イギリス、スペイン以外は、この国連決議は戦争を始める根拠になり得ないという判断をしました。  なぜ総理はそういう中であえてあの戦争を支持されたのか、そ...全文を見る
○岡田委員 この議論は、今までずっと水かけ論です。  ただ、私が総理に申し上げたいことは、この戦争でイラク人が一万人以上亡くなりました。米兵も、既に八百人を超える若い兵士たちが命を落としています。戦争というのはそれだけの人の命を奪う、私は国家が行う殺人だと申し上げましたが、そう...全文を見る
○岡田委員 私は、外務省の奥大使と井ノ上参事官のお別れの式典がありましたね。総理も御出席されました。たしか総理は、お別れのあいさつの中で途中で言葉が途切れたと思うんです。確かに、本当に悲しいお別れの式典だったと私は思います。若い奥さんやあるいは小さな子供や、年老いた御両親や友人や...全文を見る
○岡田委員 総理、よく聞いていただきたいんですが、私は日本が戦争を始めたとは言っていません。今申し上げたように、ブッシュ大統領が戦争を始めるに当たって、日本が支持をしていたということが一つの補強材料になったかもしれない、そういう意味で責任が重い、こう申し上げたんです。
○岡田委員 私は、もちろん戦争を始めたのではありません。しかし、支持をするということも極めて重いということを総理がどこまで御認識され、そして国家の指導者として悩まれ、そして決断をされたのか。一連のあの過程を見ていて、そういうことが余り感じられなかったものですから申し上げたところで...全文を見る
○岡田委員 私の質問に答えていただきたいと思うんですが、私がお聞きしたのは、総理が行くことが五人が帰ることの条件になっていたのかと。これはイエス、ノーでお答えください。北朝鮮側はそのことを条件にしたのかということを聞いているわけです。
○岡田委員 それでは、観点を変えてお聞きしますが、会談の冒頭で、五人の子供たちが帰ることははっきりしたと思います。そのときに、総理は、五人が本当に帰ってくると確信を持ったのはいつですか。会談の途中で、確実に戻ってくるという確信を持ちましたか。
○岡田委員 私は、今の総理の答弁は、かなり率直に言っていただいたと思うんです。あの五人の子供たちが建物から出てきて飛行機に乗って、ああ、これで帰ると、初めてそのときに確信を持ったと思うんです。  ということは、それまでの間は、いつ五人が、結局は帰らないんじゃないかという不安を抱...全文を見る
○岡田委員 だから、私は、総理は間違ったと言うんですよ。つまり、五人を帰すのに総理みずからが行かなければ本当にならなかったのか。例えば、山崎さんが大連で北側と会ったときには、政府高官という言葉になっています。山崎さん、そのときには、福田官房長官か川口外務大臣か、こういうことも言わ...全文を見る
○岡田委員 ここは見解の分かれるところかもしれませんが、私が総理なら、五人をまず日本に取り戻して、それから北朝鮮に行って、十人の問題、核の問題、しっかり交渉する、それが本来の私は国家としての交渉のあり方だと思います。  では、具体的中身にちょっと入りますよ。  先ほどいろいろ...全文を見る
○岡田委員 この調査のやり方ですが、私の理解では、前回出てきたものは白紙に戻った、したがって、もう一回北朝鮮がみずから調査して、まあこんなの時間かかるはずないんですよ。安倍幹事長なんか、そんなのすぐできるはずだ、わかっているんだ、こう言っていますが、しかし、その調査の結果が出てき...全文を見る
○岡田委員 国交正常化交渉、これは五人の、拉致された人々の、帰ってくれば国交正常化交渉に入る、こういう議論もありますが、ここのところはどうなんでしょうか。その十人の調査結果が出てくることと国交正常化交渉というのはどういう時間的な関係にあるんでしょうか。
○岡田委員 私の質問には答えていただいていないんですが、国交正常化が実現するというのは、それは拉致や核の問題が解決することが前提であることは、これは明らかです。国交正常化交渉に入るのかどうか、こういうことを聞いているわけです。
○岡田委員 今のお話ですと、国交正常化交渉をやりながらこの十人の方の調査の問題も並行してやっていく、こういうお話ですが、そこで言う国交正常化交渉というのは具体的に何ですか。
○岡田委員 国交正常化交渉の一番コアの部分というのは、これは平壌宣言にも書いてありますが、経済協力や資金協力の具体的な規模や内容を詰めることです。それが国交正常化交渉の一番ポイントのところです。  だから、それを、今、正常化交渉を並行してやると言われたから、この十人の方の調査の...全文を見る
○岡田委員 総理は全然答えていないわけですが、つまり、国交正常化交渉の中で、その交渉というのは、一番中心の部分は、経済協力の形態や規模を決めること、議論することですよ。そういう議論はこの十人の方の調査結果が出るまでの間も並行してやっていくんですか、それとも、それは十人の方の調査結...全文を見る
○岡田委員 今の総理の御答弁では、結局わかりませんでしたね。  つまり、最後は調印をする、国交正常化交渉、調印をするというのなら、その調印というのは、拉致の問題や核の問題を解決しなければ調印しないというのは、それはそのとおりですよ。だけれども、具体的な中身の詰めは今もう並行して...全文を見る
○岡田委員 今、総理のおっしゃったことは、六カ国及びその他で実務的には確認されていることですね、それを金正日国防委員長が言ったことはそれなりの意味があるのかもしれませんが。  では、例えば具体的に、安全の保証の問題、これは北が一番求めていることです。ここについて、何か具体的な議...全文を見る
○岡田委員 核の問題が日本にとって極めて深刻な問題であるということは、私が常日ごろから申し上げているところであります。恐らく、今、安全保障上、日本にとって具体的に最大の脅威は何かと言われれば、私は、テロか、それとも北朝鮮の核だ、こう思います。  したがって、それについて日本がみ...全文を見る
○岡田委員 この議論を幾らしてもお互い通ずるものがないと思いますので、これでやめますが、もう一言だけ申し上げます。  総理の座というのは重いんですね。その総理がどこでみずから訪朝するか。何回も行けないんですよ。そのことがとても大事で、私は、先ほど申し上げたように、訪朝すること自...全文を見る
○岡田委員 そう言われるだろうと思って私は申し上げたんですよ。自民党本部から石原さんの総支部へのお金の流れであり、そして、自民党の都道府県歯科医師連盟総支部の、そのお金の流れなんです。全部、自民党が関係しているんですよ。だから申し上げているんです。もう一回答えてください。
○岡田委員 ですから、自民党本部からそういった偏ったお金の流れがあることについて、きちんと説明責任を果たすべきだ。我が党は、自民党の経理局長に対しても、参考人として出てきて説明するように求めています。そういった説明をきちんとすべきだということを申し上げているんです。そこで個々人の...全文を見る
○岡田委員 総理、ここは本当に私は大きな問題だと思いますよ。ですから、歯科医師政治連盟の問題はもう司直も入っていますから、これからいろいろなことが出てくるんでしょうけれども、自民党は、三年間で十五億円、本部はですね、その他も含めれば大体二十二億円ぐらい三年間で資金提供を受けている...全文を見る
○岡田委員 私は、十年ぐらいたって自民党も少しは変わっているかなと思っておりましたので、ここは本当に残念なところであります。小泉さんは自民党の総裁ですから、ぜひしっかりとした対応をしていただきたいと思います。(発言する者あり)
○岡田委員 委員長、ちょっと理事を注意してください。余りにばかげたやじだ。余りにもばかげています、やじが。(発言する者あり)
○岡田委員 いいですか。——それでは次に、年金の問題に移りたいと思います。  私は、年金の問題というのは、国民生活の老後の保障ですから、極めて大事。ですから、国民一人一人がすごく関心があるというのは当然のことですね。そういう中で、今、政府案に対して、調査によっては六割から七割、...全文を見る
○岡田委員 今までであれば、例えば二〇〇三年度価額でとかそういったことはきちんと書いてあるんですよ。今回それがないから言っているんですよ。それはごまかしているわけですよ。  それから、モデル年金といいますけれども、御主人はフルタイムで働き、奥さんは専業主婦で、同じ年で、四十年間...全文を見る
○岡田委員 最初に申し上げましたように、年金というのは国民生活にとって極めて重要ですよ。ですから私も三党合意にサインしましたが、つまり、この法案に対しては我々は反対ですが、しかし、もし本当に与党が真剣に一緒になって議論しようというのであれば、まさしくスウェーデンであったように、八...全文を見る
○岡田委員 まず第一に申し上げておきますが、もう我々の案はあるんです。具体的な案を持っているんです。そして、それは政府案と対比されるようなものじゃないんですよ。我々の一元化の案、もう既に総選挙で大きなところはお示ししていますし、具体的に詰めたものはあるんです。だけれども、自民党に...全文を見る
○岡田委員 総理も自由民主党の総裁であれば、少なくとも、一本化、一元化の中に国民年金も含まれるんだ、国民年金を含めた一元化が望ましいんだ、必要なんだということぐらいは自民党の中をまとめてから、具体的な交渉をしていただきたいと思います。そういうこともせずにばらばらで議論したって、進...全文を見る
○岡田委員 私は、一言だけ申し上げますが、今の総理の発言を、この方が日本国総理大臣なのかと非常に寂しい気持ちで聞いておりました。  つまり、それは、太っ腹で支援してもらうのはいいですよ、ちゃんと法律にのっとって政治資金の寄附をする。だけれども、これは、厚生年金制度という国の立派...全文を見る
06月15日第159回国会 衆議院 本会議 第41号
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○岡田克也君 民主党の代表の岡田克也です。  私は、日本共産党、社会民主党・市民連合、そして民主党・無所属クラブを代表し、ただいま議題となりました小泉内閣に対する不信任決議案について、提案理由の説明をいたします。(拍手)  まず、決議案文を朗読します。   本院は、小泉内閣...全文を見る
08月02日第160回国会 衆議院 本会議 第2号
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○岡田克也君 民主党代表の岡田克也です。  私は、民主党・無所属クラブを代表し、総理のサミット報告に関連して、総理の国政、外交に対する基本的な姿勢、考え方を中心に質問をいたします。(拍手)  質問に入る前に、先日発生した新潟、福島、福井、そしてこのたびの四国、中国の豪雨災害に...全文を見る
○岡田克也君 時間がありませんから、二点だけ申し上げます。  一つは、八月六日の広島、八月九日の長崎、いずれも日本にとっては特別な日です。唯一の被爆国として、今まで核の軍縮あるいは核の不拡散について日本は特に力を入れてまいりました。私が気になることは、先ほどの小泉総理の答弁を見...全文を見る
10月13日第161回国会 衆議院 本会議 第2号
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○岡田克也君 民主党代表の岡田克也です。  私は、民主党・無所属クラブを代表し、昨日の総理の所信表明演説に対して、私自身の見解を明らかにしながら、総理に質問をいたします。(拍手)  質問に入る前に、豪雨や台風による被害に遭われた皆様に対して、心からお見舞いを申し上げます。私は...全文を見る
10月27日第161回国会 両院 国家基本政策委員会合同審査会 第1号
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○岡田克也君 民主党代表の岡田克也です。  まず、討論に入る前に、今まさしく、四日間車の中に閉じ込められた皆川優太君が救出をされました。このことについて国民とともに喜ぶとともに、同時に、お母さんとお嬢さんの一刻も早い救出を期待したいというふうに思っております。  さて、もう一...全文を見る
○岡田克也君 それでは、本題に入りまして、災害の問題は後から申し上げたいと思いますが、まず党首討論のあり方について少し申し上げたいと思っております。  本来、この党首討論は、国会の活性化という目的を持って非常に重要なものとして設けられたというふうに思っております。ただ、前回の通...全文を見る
○岡田克也君 まず総理が最初に言われた、一週間の中でほかの委員会、本会議とか予算委員会等に出たときは党首討論をやらない、これは一つのルールかもしれませんが、私は、国民の立場に立てば、毎週やるかどうかは別にして、定期的に党首討論をやっていく、国民の前でそれぞれの政党の、野党第一党そ...全文を見る
○岡田克也君 私の答えに対して、今の答えが正面からのお答えであったかどうかは、見ている国民が判断するというふうに思います。  さて、災害の問題についてお話をしたいと思います。  総理も昨日新潟に行かれました。私も一昨日行ってまいりました。もう既に三十一名の方が亡くなり、十万人...全文を見る
○岡田克也君 総理のこの地震が起きた直後の対応については、いろいろ議論があります。しかし、今総理がおっしゃったように、私は、その検証は後でもできますから、そこはそのときにまた申し上げたいと思いますが、果たして適切であったかどうかということは申し上げたいと思いますが、まずは、今、し...全文を見る
○岡田克也君 今、与党の中では、運用の弾力化ということは検討されているようですが、しかし、家屋そのものの再建費用というのは法律ではどうしても読めません。したがって、私たちは法改正が必要であるということを申し上げているわけです。ぜひ御検討いただき、御協力いただくようにお願いしておき...全文を見る
○岡田克也君 今橋本氏と言われましたが、旧橋本派の一億円の問題についてどうお考えかということを私は聞いているわけです。
○岡田克也君 予算委員会の答弁と食い違いがあると思いますので、ここはまた別の機会に議論したいと思いますが、もし党の問題でないとすれば、今我々民主党は、橋本氏の証人喚問あるいは村岡氏の証人喚問を求めております。党の問題でないのであれば、当然その証人喚問について、党として反対されると...全文を見る
○岡田克也君 今、総理は、御本人の問題だとおっしゃいました。御本人の問題であれば、少なくとも村岡氏は、求めがあれば国会に出て証人喚問も応じる、こういうふうに言われているわけです。これを反対する理由はないと思いますが、いかがですか。
○岡田克也君 総理は、よく、うまく立場を使い分けられるわけですけれども、総理は自民党総裁ですよ。そして、村岡氏の証人喚問に対して自民党が反対しているんじゃありませんか。委員会で決めるんじゃないんですか。党としての態度を決めていくわけですよ。  ですから、総理は、きちんと村岡氏の...全文を見る
○岡田克也君 過去にも裁判手続中でも証人喚問をしたことはありますし、そもそも、裁判手続中であるという理由で証人喚問すべきでないというのはその証人の人権の保護の観点からきているわけですから、その御本人が、出る、出る用意ありと言っているわけです。ですから、拒む理由はないと思います。 ...全文を見る
○岡田克也君 総理が全くお答えになっていないということは、テレビを見ておられる国民からは明らかだと思います。  そして、この旧橋本派の問題で、一億円を受け取りながら、後で政治資金収支報告書に記載をした。今回のこの日歯連の問題では、数多く、出している日歯連あるいはその関係団体と受...全文を見る
○岡田克也君 現行法は重過失でなければもちろんだめだということになっております。そして、その立証が非常に難しい。だから、今回のようなことが起きる。全く政治資金収支報告書が国民から見て信用できない、こういう状況は、私は政治不信を招いていると思います。  したがって、それに対してき...全文を見る
○岡田克也君 国民政治協会への振り込みがあったかないかは一分でわかりますよ。あしたぜひ報告してください、そのことをお願いしておきます。
○岡田克也君 迂回献金があるかないかという質問を私はしているのではありません。具体的な話として、既に領収書が発行されている、国民政治協会の。これが間違いだとするならば、また話は別であります。しかし、政治資金収支報告書にもそれらしいものが書かれていますから、恐らくあの領収書は正しい...全文を見る
○岡田克也君 国民政治協会の領収書は五千万の領収書ですね。ですから、これを現金で持ってきたのなら別です。しかし、そんなことはあり得ないでしょう。小切手であれ振り込みであれ、痕跡は残ります。ですから、そのことをきちんと調べて、直ちに報告してもらいたい、そのことを申し上げておきたいと...全文を見る
○岡田克也君 自民党と公明党の案ではそういった規定が全く置かれていないから私は言っているんです。  ですから、政策担当者の間であるいは幹事長間では話がまとまらなかったんです。私は、公明党は本当はそういう規定を置いてもいいと思っていたんじゃないかと思うんです。しかし、彼らも自民党...全文を見る
○岡田克也君 総理は今、金額の、幾らというふうに言われましたが、ちょっと基本的に誤解していると思うんですね。  私が申し上げているのは、迂回献金を禁止する条項を置く。民主党の案は、条件をつけた寄附、これを禁止するということです。そして、その寄附を行った者も受けた者も罰則の対象に...全文を見る
○岡田克也君 総理は今、政党の問題だと言われました。確かにそうでしょう。しかし、それ以前に国民の問題なんです、これは。国民が政治を信頼するかどうかの問題です。それにきちんと政党がこたえられるかどうかの問題です。  ごまかし、ごまかし、ごまかしして、そして今回またすり抜けようとし...全文を見る
○岡田克也君 総理、時間が来ているからといって、わざと長引かせるようなやり方はとらないでいただきたい。  内規、内規と言いますが、総理、閣議で決めた、例えば皆さん、大臣の政治資金パーティー、やらないと決めましたが、みんなやっているじゃないですか。つまり、自分たちで決めたことを守...全文を見る
11月10日第161回国会 両院 国家基本政策委員会合同審査会 第2号
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○岡田克也君 民主党代表の岡田克也です。  総理、答弁は簡潔に是非お願いしたいと思います。  まず第一に、イラク人質事件について一言申し上げたいと思います。  香田さんがああいう形で殺害されたことは極めて遺憾であり、そして、御家族、関係者の皆様に対して心からお悔やみを申し上...全文を見る
○岡田克也君 テロに屈する形で自衛隊を撤退させるべきではないということはそのとおりであります。私もそのように述べております。  しかし、総理の言葉の中に、一人の日本人の命を助けるんだという、そういう思いがこもっていないんです。犯人に対して、こういった人質の解放、人質を取るという...全文を見る
○岡田克也君 私が申し上げているのは、テロに屈して自衛隊を撤退させないというその方針に異を唱えているのではありません。その総理の言い方、そして今の答弁をお聞きしても、犯人は非常にそういう民間人も平気で殺してしまう過激な存在だと、そうであれば、今の総理の答弁からは、最初から香田さん...全文を見る
○岡田克也君 香田さんの御両親がどういう思いでその副大臣に対する感謝の意を述べられたのか、本当に政府や小泉総理の対応に対して十分満足をして、そして言われたのか、私は必ずしもそうは言えないというふうに思います。是非、今後の反省材料としていただきたい、そのことを申し上げておきたいと思...全文を見る
○岡田克也君 今の総理の御答弁は、参議院選挙の前にテレビ討論などで私とやり合ったときと全く変わっていません。この前の本会議における三つの提案は、実は私としては半歩前に進めて提案しているつもりなんです。総理は全く変わっていないじゃないですか。  それじゃ、今総理おっしゃいましたが...全文を見る
○岡田克也君 総理、総理のその御発言聞いておりますと、所得の捕捉は頭からあきらめているような、そういう発言ですよね。  所得、これ正確に捕捉をしていく努力を放棄したら、所得税というのはどうやって取るんですか。あるいは健康保険や介護保険だって所得に関係しているんですよ、そういうも...全文を見る
○岡田克也君 具体案ゼロの総理に民主党の具体案が十分でないからと言われたくないですね。  ですから、先ほどから申し上げているように、納税者番号制度を入れる方向で具体的中身を検討しよう、そして納税者番号制を入れた上で国民年金を含めた一元化をやろう、そういう道筋を書いた上できちんと...全文を見る
○岡田克也君 三党合意では、小委員会を委員会の中に作るということは合意しました。しかし、その小委員会で具体的にどういったテーマについてどういう形で議論するかというのは、これは委員会決議で決めることになっています。そこに至るまでの間、まず今の委員会の中で集中審議やろうと、国会開会中...全文を見る
○岡田克也君 総理、重要なことを一つ言い忘れておられますよ。つまり、参議院において、ならなぜ委員会であんな形で強行採決したんですか。そこでいったん信頼関係壊れているんですよ。壊したのは皆さんなんですよ。そのことをお忘れになって三党合意を持ち出されても、もちろん私自身は小委員会を設...全文を見る
○岡田克也君 総理は議論をすり替えておられるんですよ。問われているのは、こういう形でファルージャに市街戦という形で二万の兵力を投入して、そして攻撃をすることがいいかどうかが問われているんですよ。総理は、攻撃があることを前提にして、そして、それは攻撃するという前提で考えれば失敗した...全文を見る
○岡田克也君 じゃ、総理、お尋ねしますが、お尋ねしますが、その議論の前提としてイラク特措法における非戦闘地域の定義を言ってください。
○岡田克也君 私が申し上げたのは、イラク特措法における非戦闘地域の定義を言ってくれと言ったんです。
○岡田克也君 総理、この問題は私、いつか官邸で一度総理に申し上げたことあるんですよ。非戦闘地域の定義は、現に戦闘行為が行われておらず、ここまではいいですね、かつそこで実施される活動の期間を通じて、つまり一年間です、戦闘行為が行われることがないと認められる地域なんです。ですから、私...全文を見る
○岡田克也君 まあ、まともに議論する気がだんだんなくなっていくんですが、総理、このイラク特措法の中で、非戦闘地域についてあえて、あえて将来戦闘行為が行われることがないと認められる地域と、こういうふうに書き込んだのは非常に重い意味があるんですよ。そして、この定義は政府がお作りになっ...全文を見る
○岡田克也君 総理、民主党の言っていることをつまみ食いしないでもらいたい。  我々が申し上げたことは、二つ条件が付いているんですよ。一つは、きちんと選挙が行われて、そしてイラク国民の手に成る政府ができること。今の暫定政府はそこまでまだ行っていません。そしてもう一つは、イラクの状...全文を見る
11月17日第161回国会 両院 国家基本政策委員会合同審査会 第3号
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○岡田克也君 民主党代表の岡田克也です。  まず、拉致問題から議論したいと思っています。  第三回の日朝実務者協議が終了いたしました。その結果は、全く私たち国民一人一人にとって納得しがたいものでした。生死不明の十人に対して、八人死亡、二人未入国という、同じ答えが返ってまいりま...全文を見る
○岡田克也君 今、総理御自身が、今回の結果は納得できるものでないというふうにおっしゃいました。そうであれば、そのことをしっかり北朝鮮側に伝えて、そして、この後どうするのか。  さらに調査を続ければいいですが、いつまで続けるんですか。やはりきちんと期限を切って、そして誠意ある答え...全文を見る
○岡田克也君 今の総理の御答弁を聞きますと、まさしく向こうの思うつぼではないか、こういうふうに思えてくるわけであります。  全体が一緒になって議論をする。総論としてそれはわかりますよ。しかし、今のこの状況、実務者協議のこの中身で、総理は、例えば国交正常化交渉に本格的に入るという...全文を見る
○岡田克也君 総理は例によってすりかえの議論をしておられるわけですが、私が申し上げたのは、もちろん総理がおっしゃるように、国交正常化するまでには拉致の問題や核の問題は解決していなければならない、当たり前です、そんなことは。私が申し上げたのは、拉致の問題がこういう状況の中で、国交正...全文を見る
○岡田克也君 総理、もう一度聞きますから、イエス、ノーで答えてください。  今の拉致問題のこの現状の中で、国交正常化交渉を本格化することがあるのかないのか。イエスかノーかで答えてください。
○岡田克也君 国交正常化交渉というのは、例えば北朝鮮に対する経済協力の問題です。そういう議論を今からもう始めるのかどうかと聞いているんですよ。総理は国交正常化交渉ということの中身がわかっておられないんですよ。  最後にもう一つ提案しておきます。  我が党は、国会において拉致問...全文を見る
○岡田克也君 総理、そのまとめる時期がもうとっくに来ているんですよ。総理御自身が地方六団体に案をまとめろ、こう言って丸投げした段階で、もうその地方の案は基本的に受け入れる、そういう前提がなければ、まとめる意味がないじゃないですか。ところが、今、総理のもとで各大臣が、その下の役人に...全文を見る
○岡田克也君 先ほど総理言われたように、私、三年半だけ自民党に在籍したことがありました。そのときに、ある先輩議員と地方分権の話を議論したことがあるんです。私は、地方分権は必要だと、一年生議員ですが言いました。その先輩は、そのときに、おい岡田、おまえ何ばかなことを言っているんだ、都...全文を見る
○岡田克也君 総理、今、方針を出していると言われましたね。どういう方針ですか。方針を出している、どういう方針ですか。
○岡田克也君 総理もおっしゃるように、地方六団体が一致して、そして改革案をまとめたということは非常に重いですよ。しかし、総理が、そういう方針、できるだけ尊重する、可能な限り尊重する、真摯に受けとめる、そうおっしゃっても、議員だけじゃありません、閣僚の中でも全然言うこと聞いていない...全文を見る
○岡田克也君 総理、役人がつくった紙を一生懸命読まないでください。役人も苦労してつくっているんですから。(発言する者あり)
○岡田克也君 総理、私は、自衛隊が今サマワで活動している、それが果たして非戦闘地域なのかどうか、こういう議論をしているときに、あなたの答えが、自衛隊が活動している地域が非戦闘地域だ、何の答えにもなっていないじゃないですか。だから、私は答弁していないと言っているわけですよ。
○岡田克也君 総理、それじゃ、米軍と同じ扱いをしましたが、なぜ自衛隊は非戦闘地域でしか活動できないんですか。なぜですか。
○岡田克也君 議論をすりかえられておりますので、簡潔に申し上げます。  米軍は、アメリカがこの戦争を始めた責任があるんです。したがって、とどまって治安を回復する責任が米軍にはあります。  しかし、今のこの自衛隊が、サマワ、ここが本当に非戦闘地域かどうかが問われているわけです。...全文を見る
○岡田克也君 我々は、今、憲法にかかわる議論をしているんです。ですから、必要だから行く、そういう論理じゃないんです。もちろん、総理がお望みであれば、イラク特で十分時間をとってください、二時間などと言わずに。大いに議論しようじゃないですか。  そして、今のこの自衛隊の置かれた状況...全文を見る
○岡田克也君 今、脱法的な迂回献金はないと言われましたね。もしあったら、総理として当然責任を負わなければいけませんよ。  マスコミとか有識者の間では、自民党がそういったひもつき献金あるいは迂回献金をやっていたということは、これは常識じゃないですか。あるいは、自民党の中で、最近ま...全文を見る
○岡田克也君 その言い方も私はおかしいと思うんですよ。本会議で私が質問したときに、総理は、迂回献金はないと言ったんですよ。しかし、その後の答弁はすべて、ないと聞いているに変わっているんですよ。これはどういう意味なんですか。責任ある答弁をしていただきたいと思いますよ。
○岡田克也君 もし、総理、迂回献金がないと言うのであれば、なぜ、我々の今回の改正法の中に迂回献金を禁止する条項を置くことにしている、そのことに対して反対しておられるんですか。迂回献金がこれから行われないようにしっかりとした法律上の根拠を置く、脱法行為もできなくする、それがなぜ反対...全文を見る
○岡田克也君 私は、総理のおっしゃることに反対しているわけじゃありませんよ。しかし、きちんと法律で決めても、それを脱法するようなそういうやり方がまかり通ったら問題でしょう。例えば……(発言する者あり)いや、現実に問題になった、例えば厚生労働省の大臣政務官、お金を受け取っている。し...全文を見る
○岡田克也君 総理は、非常に都合よく使い分けられるんですよ。つまり、これは国会で議論することです、決めてもらうことです。しかし、総理、最初のときに総理何とおっしゃいましたか。どういう委員会であれ、予算委員会であれ、どの委員会であれ、私は出てくるところはきちんと出てきて、そして議論...全文を見る
○岡田克也君 総理……
○岡田克也君 最後に一言申し上げておきたいと思います。  今回のこの問題は、私はリクルート事件を思い出すんですよ。あのリクルート事件のときには、自民党の中で、まさしく政治資金規正法の改正の問題も含めてしっかりとした議論をやったじゃないですか。それが今のこの姿、どうなんですか。こ...全文を見る
11月25日第161回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第5号
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○岡田委員 民主党の岡田克也です。  このイラクの問題は、党首討論でもたびたび取り上げ、議論になりました。  最初に総理にお願いしておきたいことは、こういう議論は私と総理の間の勝ち負けの問題ではもちろんございません。聞いている国民に対してきちんと説明をする、説明責任を果たすと...全文を見る
○岡田委員 総理、逃げないでいただきたいんです。  まず、十五日以降のことについてはこれから検討する、こう言われますが、事実上は、十五日以降延長する、そういう前提でいろいろお考えでしょう。だって、延長しないというなら、もうその準備に取りかかっていなければなりません。つまり、十五...全文を見る
○岡田委員 総理は全然答えていただいていないんですが、今非戦闘地域であるかどうか、これは見解が分かれますから、私はあえて触れません。仮に総理の前提に立って非戦闘地域だという仮定を置いたとしても、今がいいから将来一年間いいということには決してならないんですよ。  ですから、これか...全文を見る
○岡田委員 総理、ちゃんと答えていただきたいんですが、まず、永遠になどという話は私は一回もしていません。法律上のこの定義をちゃんと読んでいただきたい。そこで実施される活動の期間を通じて戦闘行為が行われることがないと認められる地域、これは政府がつくった法律ですよ。したがって、一年間...全文を見る
○岡田委員 一年前に自衛隊を出したときの状況と今の状況とどうなのか。相当混乱しているわけですよ、今イラクは。だからこそ、しっかりと説明をしていただきたい。これは自衛隊の、その命がかかった話なんですよ。あるいは憲法上の問題なんですよ。ここについてきちんと国民に対して説明責任を果たさ...全文を見る
○岡田委員 それでは総理、お尋ねしますが、十四日までに延長を決めたときに、ちゃんと国会の場、党首討論なりこの委員会を開いて、きちんと我々に質疑の時間、機会を与えますね。そこで国民に対して、国会を開かずに記者会見だけで、そして出してしまったら、説明責任を果たすことになりませんよ。そ...全文を見る
○岡田委員 非戦闘地域であるかどうかということは、これは一つは憲法にかかわる話です。そしてもう一つは、これは自衛隊の人たちの命の危険にかかわる話です。したがって、総理としては、国民に対してあるいは自衛隊の皆さんに対して、国会に対してきちんと説明責任を果たさなきゃいけないんです。そ...全文を見る
○岡田委員 総理は、イラク特措法九条で、防衛庁長官とともに自衛隊の部隊の安全の確保に配慮しなければいけない、そういう責任を負っているわけです。  そこで、今まで自衛隊が展開をするサマワを中心とするムサンナ県で展開をしておりましたオランダ軍の撤退がほぼ決まったようであります。オラ...全文を見る
○岡田委員 きょうのニュースでも、オランダ軍はイラクの警察に対して訓練をするという報道はされておりますが、しかし、それで本当に今までのオランダ軍並みの、それだけの治安というのは維持できるんでしょうか。私はなかなか難しいことだと思いますよ。  しかも、この地域には、対米強硬派サド...全文を見る
○岡田委員 イギリスは、イラク南部全体について八千五百人展開して治安の維持に当たっているわけですね。しかし、オランダ軍は千三百人ですね。千三百人のその抜けた穴を八千五百人でどうやってカバーするんですか。別にムサンナ県だけじゃありませんね、イギリスが責任を負っているのは。それは一部...全文を見る
○岡田委員 十二月十四日で期限が一たん切れるということですから、十五日以降派遣するに当たって、ここのサマワの治安の問題、つまり、今外務大臣がおっしゃったイギリス軍の話あるいはイラクの警察の話、そういったものがきちんとできていなければ、十五日以降出せないですね。だって、三月以降のこ...全文を見る
○岡田委員 今の御説明は、十二月十五日以降引き続き派遣する場合には、その時点において、サマワにおける治安を維持するためのイギリス軍あるいは地元のイラクの警察、そういったものがきちんと国民に対して説明される。つまり、三月以降、自衛隊の安全が維持されるような、そういう状況ができる、そ...全文を見る
○岡田委員 今の総理の説明は、一つ、いつも総理が飛ばされる安全確保支援活動というものが抜けているわけです。これはイラク特措法上も、米英軍などの後方支援的な活動、もちろん非戦闘地域に限られますが、それを行うということが法律上明記されている。そして、現にそれも行っている、人道復興支援...全文を見る
○岡田委員 総理は、イラク人の人道復興支援、こういうふうにおっしゃるんですが、私は非常に違和感を持ってその説明を聞くわけです。  というのは、例えば、先般、ファルージャで米軍の攻撃がありました。そのときに総理は、それに対して早々と、これを支持すると言われたわけです。イラクの中に...全文を見る
○岡田委員 総理の今の御答弁ですが、ファルージャで何百人あるいは千人を超える人がかつての戦争では亡くなったし、今回も、まだ詳細不明ですが、かなりの人命が失われた可能性がある、こう言われています。イラク戦争そのものであれば五万とか十万、こういうふうに言われています。総理はそれも支持...全文を見る
○岡田委員 総理、今イラクから多くの国が撤退をし、あるいは撤退を決定しています。例えば、自衛隊の今のイラクにいる規模八百人、ここで切ってみても、八百人を超える兵士を派遣している国は十カ国であります。その十カ国の中で四カ国が、既に撤退をしたか、撤退を決定いたしました。そして残るのは...全文を見る
12月13日第161回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第8号
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○岡田委員 民主党の岡田克也です。  まず、本題に入る前に、我が党は、この委員会に総理が出席をして答弁をされるということを求めてまいりました。先般の十一月二十五日のこの委員会においても、私がいろいろ質問したときに総理は、何で今私がここで話す必要があるのか、必要な時期に私は説明す...全文を見る
○岡田委員 あの党首会談も極めて不本意なものでありました。私は、出るか出ないか一瞬考えました。あの党首会談においても、全部公開でやろうという提案もいたしました。しかし、それもかないませんでした。  一番大事なことは、やはり国会ですね。この国会で議論するということは、その国会での...全文を見る
○岡田委員 本来であれば、説明責任は閣議決定する前に行われるべきものですね。国会を閉じるまでは、まだ決めていないということで、基本的な答弁を全部逃げて、そして国会が終わった瞬間に九日あるいは十日という話が出てきて、事実上決まっていたということは国民の目にも明らかですが、そしてその...全文を見る
○岡田委員 我々は基本的に、イラク全体、サマワも含んで、これが非戦闘地域とは言えない、こういう見解に立っておりますが、仮にそのサマワという特定の地域で戦闘地域、非戦闘地域というイラク全体とは違う判断があり得るとしても、今の官房長官の説明は全く説明になっていないわけですよ。今まで起...全文を見る
○岡田委員 今、官房長官は予断を許さない状況という表現を使われましたが、総理は、記者会見において、予断を許さない厳しい状況というふうに言われたわけですね。いずれにしても、そういった予断を許さない厳しい状況ということと、一年間戦闘行為がないと認められるということは整合性がないと思う...全文を見る
○岡田委員 総理は、予断を許さない厳しい状況だ、こう言われたわけです。  それじゃ具体的に、一つは、サドル派の動向ということがあると思います。最大の問題はサドル派ではないか。  サドル派は、自衛隊は占領軍であるとの、そういう判断を示したとも言われていますが、まずこのことについ...全文を見る
○岡田委員 いやいや、認めていませんから。私の答弁、今まで政府委員の答弁を認めたことはないんですよ。私が求めていないのに、どうして答弁をさせるんですか。基本的にそれは間違っているでしょう。こんな基本的なこと、どうして大臣が答弁できないんですか。
○岡田委員 今の外務大臣の答弁、最初の答弁は取り消していただきたいと思うんです。基本的に国会は政治家同士がやるんだ、そして質問者が求めたときに政府委員の答弁を認める、こういうルールをつくったじゃありませんか。だから、私は政府委員についての答弁を求めておりませんので、今申し上げたよ...全文を見る
○岡田委員 サドル派が、そういった意思決定といいますか、占領軍であるということをはっきりと言ったという報道は何回かなされていますが、そのことについて確認はしていないんですか。
○岡田委員 まさしくそれは開き直りですよ。つまり、サドル派の動向というのが、サマワのこれからの戦闘行為が行われるかどうかということについて基本的に重要な問題ですから、きちんと情報収集するのが当たり前でしょう。そんな開き直りをしてどうするんですか、大臣が。  それではお聞きします...全文を見る
○岡田委員 今の外務大臣の答弁は非常に混乱していると思うんですが、ファルージャはサドル派と関係ありませんね。ファルージャの話を今サドル派の話の中で一緒にされましたが、ファルージャの話は全然違う。サドル派というのはシーア派ですから。  そこで、私がお聞きしているのは、そのサドル派...全文を見る
○岡田委員 今、サマワにおける外務省の情報収集の話がありましたが、サドル派というのは、別にサマワとかムサンナ県だけの問題ではもちろんありません。サドル派全体のこれからの動向というのは、自衛隊が引き続きとどまるべきかどうかということについて非常に大きな影響を及ぼすわけであります。 ...全文を見る
○岡田委員 私は、サドル派の動向というのは非常に重要だという認識を持って質問したわけですが、先ほどの外務大臣の答弁だと、いや、占領軍であるなんということがわかるのか、サドルさん自身に聞かなきゃいけないじゃないかと。そういう開き直った答弁からは、本当に自衛隊員の立場に立って、サドル...全文を見る
○岡田委員 二百キロの爆発物が発見されたということは、今までのロケット砲や迫撃砲による攻撃とは違う目的だということは容易に想像できるわけですね。例えば自爆テロ、そういったものに使うために用意されたのではないか。自衛隊も当然、宿営地の外で活動しているという今の御説明ですが、そういう...全文を見る
○岡田委員 オランダ軍は、装甲車やアパッチヘリコプターやあるいは対戦車火器などを持つ、そういう重装備の部隊であります。  今、現地の治安組織がこれにかわるというお話でしたけれども、一体、では、現地の治安組織の今の状況、装備の状況、人数、どのように把握されているんですか。
○岡田委員 五千人ということですが、装備の状況はどうなんですか。つまり、オランダ軍千三百人の穴を埋めるだけのそういった状況があるんですか。しかも、五千人と言われましたけれども、その中身は、私、よくわかりませんが、それは一般の治安活動も行うわけですか。オランダ軍の抜けた穴を埋めるだ...全文を見る
○岡田委員 今の外務大臣の答弁ですけれども、そうすると、いつまでにそういった結論は出るんですか。そのイギリス政府の声明はわかりましたが、そのことに基づいて、結局これは日本とも協議していく話ですが、三月のオランダ軍の撤退が始まるまでに結論が出るということをまずしっかりと明言していた...全文を見る
○岡田委員 このオランダ軍が撤退をするという問題は、自衛隊の安全確保という観点からいうと最も現時点では大きな問題だと思います。  したがって、今外務大臣も御答弁ありましたが、しかし、撤退が始まった後で、間に合わないということでは、これは自衛隊自身がとどまるべきかどうかという判断...全文を見る