岡田克也

おかだかつや

小選挙区(三重県第三区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数11回

岡田克也の2014年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月31日第186回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○岡田委員 民主党の岡田克也です。  長妻委員に引き続いて、総理にお尋ねしたいと思います。  まず、外交密約の件について少し認識をお聞きしたいと思っています。  この外交密約の問題は、私が外務大臣のときに、四つの密約ということで取り組みました。その中で、きょうは、核の持ち込...全文を見る
○岡田委員 今、総理から間違いだったというお話がありましたが、特に九〇年以降、アメリカの核政策が変わって、総理おっしゃるように、戦術核について艦船や航空機に積むということがないということになった後、それでもなおかつ同じ答弁を繰り返してきたということについて、やはりそれはきちっとけ...全文を見る
○岡田委員 総理から御答弁いただきましたので、それを待ちたいと思います。私は、これはやはり国民に対する政府あるいは政治の信頼の問題だと思いますので、ぜひよろしくお願い申し上げたいと思います。  その上で、総理は、特定秘密保護法の審議の中で、この法律があればこのような密約の問題は...全文を見る
○岡田委員 これは先ほどの、九〇年代になってアメリカの政策が変わった後も、総理大臣は何人も国会で、アメリカが協議してこない以上、ないと、それは過去のことについて聞かれて、そういうことを答えておられるわけです。非常に有名なのは森総理と不破共産党委員長との党首討論、これは何回も行われ...全文を見る
○岡田委員 私は、森元総理個人を取り上げるつもりはないんですけれども、あのときの議論というのは、アメリカ側の資料のコピーを示しての議論で、全く知らなかったということはあり得ないし、少なくとも総理大臣として、調べろと言う責任はあったと思います。恐らく、現実には、外務当局はきちんと説...全文を見る
○岡田委員 結局、総理の御認識なのか説明の仕方なのかわかりませんが、私は、知る権利というのは、やはり国家としてどうしても守らなければならない秘密というものがある以上、制限を受け得る、そういう前提で国民にきちんと丁寧に説明されるべきだと思うんですね。それを、知る権利は一切害されるこ...全文を見る
○岡田委員 私も総理の議事録は全部読みましたけれども、そして、総理はもっと丁寧に自分が説明すべきだったということも言われているわけですから、やはり説明が私は十分じゃなかったんだと思うんですよ。総理御自身も認めておられるわけですね。  そこで、第三者機関、つまり情報保全監察室、仮...全文を見る
○岡田委員 まず、第三者機関というのは、当事者の外にあるというのが普通の第三者機関だと思うんですね。政府の中にあって、それが第三者機関というのは、私はちょっと、第三者機関で政府の中にあるものというのは聞いたことがないんですね。  それから、独立性についても、内閣府にあるからほか...全文を見る
○岡田委員 総理御自身が最終的な担保になっているという御答弁だと思うんですけれども、やはりこの法律の本質というのは、権力というものが時には国民にとって暴走したりその権利を侵害するということでつくられている法律でもあると思うんですね。その権力の頂点が総理大臣ですから、私は、総理が見...全文を見る
○岡田委員 有識者というのは、中身を見ないわけですね。  それから、私の質問に答えていないんですけれども、二十名で本当にできるんですか、中身をちゃんと見るのなら。私は、とてもできないと思いますよ。だから、できないことをやりますと言っているのは、私は、誠実ではないと思うんです。全...全文を見る
○岡田委員 総理、ごまかさないでいただきたいんですが、今までよりよくなるだろうという話をしているんじゃなくて、総理がそれを全部チェックするかのごとくおっしゃるから、それは無理ですよと私は言っているわけです。  今、内閣官房の話をされましたが、内閣官房だって、さっき言った国家安全...全文を見る
○岡田委員 従来と同じ御答弁なんですが、つまり、最初のところで、植民地支配とか侵略ということを飛ばして必ず言われるんですね。それで、後で、否定したことは一度もないと。  これは総理のパターンなんですが、しかし、この村山談話は、植民地支配、侵略によって、とりわけアジアの国々に多大...全文を見る
○岡田委員 総理はおっしゃらないんですよね。これは本当にわずかなところというふうに総理は思われているかもしれませんが、私は非常に損していると思うんですよね。植民地支配や侵略も含めて、きちっと村山談話、小泉談話を引き継ぎますというふうに言われれば済む話じゃないかというふうに思うんで...全文を見る
○岡田委員 今の答弁がよくわからないんですけれども、結局、この菅談話について、総理は引き継いでおられるのかどうか。村山談話については、全体として引き継ぐということは言われているわけですね。では、菅談話についてはどうなのかということをお聞きしているわけです。いかがでしょうか。
○岡田委員 そうすると、今言われた範囲で菅談話も、歴代内閣と言われましたから、引き継がれている、こういうことですか。
○岡田委員 日韓関係、なかなか難しいところがあります。もちろん、我々にも主張が当然ある。今の韓国の政府に対しても言いたいことはあるし、それは当然、言うべきことは言わなければならないと思います。  しかし、そういう中で、今までの歴代内閣がさまざまな努力を積み重ねてきた。先ほどの村...全文を見る
○岡田委員 私も、十二月の二十日過ぎだったと思いますが、韓国に参りまして、旧知の政治家やマスコミの方々と議論してまいりました。私の主張は、無条件で首脳会談をやるべきだということで話をしてまいりました。韓国側にも、メディアも含めていろいろな、そのときには少しやり過ぎじゃないか、そう...全文を見る
○岡田委員 遊就館と靖国神社というのは、全く別物なんですか。やはりそれは、遊就館というのは靖国神社の敷地の中にあって、それは私は基本的に一心同体だと思いますよ。そして、そこでそういう主張をしているということをどう考えるか。少なくとも、いろいろな人が外から見たときにどういうふうに受...全文を見る
○岡田委員 当時、もう十年ぐらい前になりますから、お互い知識が若干不十分なまま議論していたところがあったかもしれませんが、結論は、先ほど私が申し上げたようなことだと思います。  そして、中には、赦免、減刑をもって、既に刑が執行された東条英機元首相を初め七名の方も含めて、何か、刑...全文を見る
○岡田委員 基本的に、刑としては確定したということで、そこは誤解が結構あるということ。私は、いろいろな誤解に基づいた議論が相当なされていると思いますので、ここで少し確認をさせていただいたわけです。  さて、総理、靖国に行かれたことで、アメリカが、失望したというコメントをいたしま...全文を見る
○岡田委員 これは外務省の調査、アメリカの会社に委託した調査なんですが、私は、ちょっとやはり気になるんですよね。  これは、過去五年間をとりました。二〇〇九年時点では、これは一月の調査ですから、麻生政権のときの調査なんですね。鳩山政権、菅政権、野田政権、安倍政権と。安倍総理のと...全文を見る
○岡田委員 今大臣が言われた数字は、前年も同じぐらいの数字なんですね。ですから、それは変わっていないということなんですが、こういう変わったものもある。やはりそこはもう少しちゃんと受けとめた方がいいんじゃないかということを私は申し上げておきたいと思います。  次に、集団的自衛権な...全文を見る
○岡田委員 私は、国際協調主義ということとそれから日米同盟に基づく集団的自衛権の行使というものが、もちろん一致する場合もありますが、お互い矛盾し合う場合もある、そういうことについてどう整理するのかということがきちんと説明されなければならないと思うんですね。  外務省や総理御自身...全文を見る
○岡田委員 小選挙区はこれ以上手を入れないという前提で第三者に投げても、これは第三者も困っちゃいますよね。もう比例のところの数をどうするかという話しか残らないわけですから。  ですから、小選挙区についても手を入れるということはやはりお認めいただいた上で具体的中身を議論していくと...全文を見る
02月10日第186回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○岡田委員 岡田克也です。  先ほどの海江田代表に引き続いて、集団的自衛権の問題を中心に議論したいというふうに考えています。  そこで、まず、きょうはテレビも入っておりますので、集団的自衛権とは何か、このことから入っていきたいと思いますが、集団的自衛権とは、自国と密接な関係に...全文を見る
○岡田委員 憲法ができたときだけではなくて、その後、さまざまな議論がこの国会を中心に行われてまいりました。  私も、初めて当選したとき、自由民主党におりましたけれども、国連平和協力法、それから、アメリカで九・一一のテロがあって、テロ特措法、そのときは私は野党側の責任者でありまし...全文を見る
○岡田委員 安保法制懇でさまざまな問題について、集団的自衛権以外も、集団安全保障もマイナー自衛権も議論しているということは承知をしております。  私は、そういう説明を聞いたのではなくて、我が国が戦後、海外において武力行使しない、そのかたい決意のもとに憲法九条を解釈し、そして今日...全文を見る
○岡田委員 総理、私の質問に対して端的にお答えいただきたいと思うんです。  具体的に法制懇で今議論している個別のことについて、私はお聞きしているのではありません。それはまさしく法制懇で御議論されているという総理の御答弁もありました。ですから、そのことに私は踏み込んで今聞こうとは...全文を見る
○岡田委員 集団的自衛権というのは、武力行使を正当化する、違法性を阻却するという話ですから、もしその対象が非常に広がっていけば、これは勝手に武力行使できるということにもつながりかねないわけで、私は、総理が思っておられるほど幅広く認められているというふうには考えていないわけでありま...全文を見る
○岡田委員 総理、私の時間も限られておりますので、安保法制懇で今こういう議論をしているという個別のことを私は聞いているわけじゃありませんので、ぜひ質問にお答えいただきたいと思います。  そこで、個別的自衛権を我が国憲法九条は認めているということでありますが、条文上、総理もおっし...全文を見る
○岡田委員 今、総理は多分二つのことを一緒に言われて、やや混乱していると私は思うんです。  一つは、個別的自衛権の行使に並ぶような、そういうような事案。つまり、日本国民の生命財産が外国からの侵略によって損なわれようとしている、これは個別的自衛権ですね、それに並ぶような事案につい...全文を見る
○岡田委員 私が先ほどから申し上げているのは、集団的自衛権の行使というもの全体を憲法解釈の変更によって認めるということになれば、それはやはり全く今と違う状況になりますよということを申し上げているわけです。  いろいろな、日本の安全に直接かかわるような事態について、個別事案に即し...全文を見る
○岡田委員 ここに持ってきたのは、武力の行使に関する国際的な整理であります。  国連憲章第二条の四は、加盟国の国際関係における武力の行使を原則として禁止しております。しかし、それに対して例外を設けているということで、国連の集団安全保障措置、これは後ほど時間があれば議論したいと思...全文を見る
○岡田委員 あと、集団的自衛権の行使というのは、実はかなり限界は曖昧な概念だというふうに思うんですね。  例えば、ソ連はハンガリー動乱の際にハンガリーに武力行使しました。それは集団的自衛権ということで説明をいたしました。アメリカのベトナム戦争もそうです。ニカラグアの内戦のときの...全文を見る
○岡田委員 総理、恐縮ですけれども、テレビを見ておられる方に、よりわかりにくくしていると思うんですね、総理の答弁は。例えば、今の駆けつけ警護というのは、これは集団的自衛権の話じゃないですよね。集団安全保障の議論でしょう。ですから、そういうふうに答弁を広げて言われると、論点がだんだ...全文を見る
○岡田委員 問題は、憲法解釈をどう変えるか。もちろん、我々は変えないという選択肢も持っているんですけれども、全般的に、集団的自衛権全体を認めるというふうになれば、それは、総理がやらないとおっしゃっていても、次の内閣が法律を改正してできるということになりかねませんから、憲法解釈で集...全文を見る
02月14日第186回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○岡田委員 岡田克也です。  まず、国の資産売却について何点かお聞きしたいと思います。  JT株の売却について、平成二十三年度に法改正をして、二分の一超から三分の一超ということに引き下げまして、既にこれはもう売却がなされました。九千七百億円の収入が国に入って、被災地の復興のた...全文を見る
○岡田委員 たばこ事業法の法目的に、たばこ税が財政収入において占める地位に鑑みと、そういう理由で、今大臣がおっしゃったさまざまな規制がかかっているわけであります。  しかし、たばこ税の税収はもちろん大きなものではありますが、それがいろいろな規制を合理化するものなのかというと、私...全文を見る
○岡田委員 値打ちがあるかということもありますが、もう民間企業ですね、たばこ産業は。そこに対してこういうさまざまな規制を強いて、負担を強いるということもよくわからないし、国がわざわざ法律をつくって規制しなきゃいけないということもわからないし、国がたばこをつくる企業の三分の一の株式...全文を見る
○岡田委員 小売の方は、今の定価販売ということが維持できないわけではないと思うんですね、そういうものはあるわけですから。ただ、それも、定価販売を維持すべきなのか。酒なんかは定価販売ではないわけですから、そこに合理性があるのかどうかという議論もあると思います。  いずれにしても、...全文を見る
○岡田委員 これは、誰が考えても必要なことは、まず東京メトロと都営地下鉄との一体化、経営統合ということだと思うんですね。その上で、民営化をする、株式を上場するということが必要かと思います。いろいろ都営地下鉄と東京メトロとの、どういうふうに評価するか。これは、いわば資産査定をきちん...全文を見る
○岡田委員 今大臣もおっしゃったように、知事もかわりましたので、ぜひ新しい舛添知事とよく協議をしていただいて、オリンピックまでに私が申し上げたようなことができるように御尽力いただきたいというふうに思います。  それから、公務員宿舎の削減、売却計画というのを野田政権のときにつくり...全文を見る
○岡田委員 国家公務員宿舎の売却は、計画どおりおおむね進んでいるというふうに私も認識をしております。  問題は、独立行政法人の宿舎の問題で、これにつきましても国家公務員に倣って、野田政権の折に、五年間で三分の一に当たる約六千六百戸を廃止する、使用料についても、そのときの使用料の...全文を見る
○岡田委員 独法も非常に多様ですので、国家公務員と比べるといろいろ難しい点もあるんですが、ぜひ、フォローアップして、計画どおりできるように、あるいは、できれば深掘りができるようにお願いしたいと思います。  次に、日米密約について、外務大臣と少し確認をさせていただきたいと思います...全文を見る
○岡田委員 それでは、朝鮮半島有事の密約についてお聞きしたいと思います。  日本の基地からの米軍の戦闘作戦行動につきまして、岸・ハーター交換公文で事前協議制というのが導入されました。これは一九六〇年の安保改定時であります。それに対して、朝鮮半島有事の際にはこの事前協議制を適用し...全文を見る
○岡田委員 佐藤総理のプレスクラブにおける発言で置きかわったかどうかは、恐らく日米間できちんとした意見の一致はないというふうに私は理解していますが、いずれにしても、今やそれはもう有効ではないということは確認されたということでありました。  次に、沖縄返還時に、有事の際の核兵器の...全文を見る
○岡田委員 私がお聞きしたのは、内閣の立場だけではなくて、日米両国政府で確認をしたということで、アメリカがアメリカ側にある文書についてどう判断しているかということはわからなかったわけですが、そのことも含めて、少なくとも今や有効でないと。つまり、アメリカも、これは有効であるというこ...全文を見る
○岡田委員 最後に、沖縄返還時の財政密約について。  これは財務省が調査を行ったわけでありますが、大蔵省の柏木財務官とジューリック米財務省特別補佐官の間の了解文書というのが、財務省の中では発見できなかったけれども、アメリカにあった文書をもって、これは事実であるというふうに財務省...全文を見る
○岡田委員 ここは、私は非常に深い闇だというふうに思うわけですね。国会では何度も何度も議論されながら、三億二千万ドルという説明をしてきた。しかし、それ以外にどうも負担したものがあったかもしれない、あるいはあっただろうということであります。  これをどういうふうに処理したのかと考...全文を見る
○岡田委員 それぞれの密約について、そのときの状況あるいは国益、そういったものを判断する中で、事実に反する答弁などがなされたということについて、これは、私は一方的に批判しようというふうには思いません。  ただ、ほかの密約の問題は、当時の核に対する厳しい国民感情とかそういったこと...全文を見る
○岡田委員 きょうはこの辺でやめておきますが、当時のことを知っている人からもしっかり聞かれた上での御答弁とは必ずしも思えないわけであります。  国の予算について、事実と違う金額が国会に出され、そしてそれをもとに国会で議論されてきたというのは、私は非常に大きなことじゃないかなとい...全文を見る
○岡田委員 私は、今官房長官も言及されましたが、内閣府も問題だが内閣官房はさらに問題だというふうに思うわけです。  省庁再編後の定員の増加を見ますと、内閣府は千二百人から千三百五十九人と百五十九人増、それから併任者は四百五十七人増です。これに対して、内閣官房の方は定員が五百十五...全文を見る
○岡田委員 やはり重要な仕事に集中するためにも、もう一回きちんと見直す必要があるというふうに思います。  実は、我々も同じような問題意識を持ちまして、平成二十四年十一月二日の閣議決定で、内閣官房及び内閣府の本来の機能を向上させるための事務分担の見直しの基本方針というものを閣議決...全文を見る
○岡田委員 もう一つは、最初に、内閣官房や内閣府にそういった事務を追加するときに、あらかじめサンセット化とか一定期間経過後の見直しを基本にするということを法律の中にもちゃんと書いておくということも非常に重要なことじゃないかというふうに思います。  終わります。
02月19日第186回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○岡田委員 岡田克也です。  きょうは、行革の問題を中心に、総務大臣、行革担当大臣と議論したいと思います。基本的には、私が手がけていた、あるいはやり残したことでありまして、しっかりとやっていただきたい、そういう思いを込めて議論したいと思います。  まず、国家公務員の定員の純減...全文を見る
○岡田委員 そこで、現行の定員合理化計画、これは来年度で終了するということであります。したがって、新たな定員合理化計画を政府の中で現在検討されているということでありますが、五年間で一〇%以上の定員を合理化するということで、結果的には三万二千二百六人、一〇・六%の減員を実現したと。...全文を見る
○岡田委員 今まで自民党政権においても、純減計画というのを政府で決めてやってきたということはあるわけです。いや、公務員人件費の抑制をしなくていい、行革について人件費の問題を考えなくていいというなら、今の大臣のような御答弁でも結構ですけれども、やはりそういうわけにはいかないんだろう...全文を見る
○岡田委員 民間であれば、投資を行うに際して、その投資がきちんとペイするためにはどれだけ効率化できるかということははじいた上でIT投資を行うというのは常識だと思うわけですが、そういうことも含めて、あるいは、その作業の手順もやはりITになじむような作業に変えていく、そういう発想も非...全文を見る
○岡田委員 今大臣も言及されましたが、全体の定員の縛りがある中で、六十歳を超えた再任用をフルタイムで活用していくということになると、やはり若い世代にそのしわ寄せがかかりかねないという問題はあります。  それを防ぐためには、やはり四十代後半から五十代にかけて早期に退職していただく...全文を見る
○岡田委員 景気もよくなるのではないかという期待感がある中で、そういった第二の人生を早くみずから選び取るということも、今の環境は、順風といいますか、いい環境になりつつあるというふうに思いますので、そういうものを生かして、それから、大臣が説明された今の早期退職勧奨のための制度を活用...全文を見る
○岡田委員 給与体系をどうするか、給与カーブをどうするかという話は、要するに、公務員がいかに意欲を持って働くかという意味で、私は非常に重要な問題だと思うんです。民間企業であれば、こういうのは本当にトッププライオリティーの問題じゃないか。そういうことに余り、今まで我が国政府は人事院...全文を見る
○岡田委員 私は、多分違うと思うんですよね。  要するに、五十歳代前半が、今のままだと上がり続けますよね。そこからフラットとか下げるとかいう話と、五十歳からフラットになったり下がったりするという、そのときの五十五歳というのはかなり、上がり続けた公務員の五十五歳とは違う水準になっ...全文を見る
○岡田委員 ですから、ここは一旦、五十代後半の給与カーブができてしまえば、もう一回五十歳から、根っこから見直すというのは非常に難しくなる。少なくともかなり時間を置かないとできなくなると思うんですね。給与カーブというのはそう簡単に変えられるものではないわけで、ここは、そういう意味で...全文を見る
○岡田委員 定員の合理化は、ぜひ純減ベースでの発想も計画の中に盛り込んでいただきたい。従来の自民党政権の時代にも、純減ということは意識して議論されてきたということは申し上げておきたいと思います。  あとは、地方の公務員の人件費、国と地方の公務員給与を比較する際に、ラスパイレス指...全文を見る
○岡田委員 ぜひ、そこは進めていただきたいと思います。  ただ、今大臣言われた地方公務員の給与の削減の話は、私は、安倍政権が行ったこのことは、いわばこれは強制ですから、地方分権という歴史から見ると歴史的な敗北だった、そういうふうに思っております。  もう一つ、地方公務員の数の...全文を見る
○岡田委員 それでは、次に参りますが、特殊法人の職員の給与水準について、これは行革担当大臣にお聞きしたいと思いますが、野田政権のときに、ラスパイレスが余りにも高い特殊法人、独立行政法人の給与水準の見直しを要請いたしました。  特に、給与水準の高い五法人、日本中央競馬会、JRAで...全文を見る
○岡田委員 JRAについては、昨年の九月六日にJRAが公表した資料によりますと、今後の給与水準については、平成三十年末に一二〇台半ばに相当する水準を目指して取り組むということになっているわけです。一二〇台半ばという水準そのものは依然として高いわけで、しかもそれは、目指して取り組む...全文を見る
○岡田委員 公営ギャンブル、その上がりというのは公益のために使われるわけで、それが高い給与の中に消えてしまうということは、やはり私は避けなければいけないことだと思います。  最後に、総務大臣に一つだけ。  我々、国と地方の協議の場などをつくって、知事会や市長会、町村会の代表の...全文を見る
○岡田委員 終わります。
02月20日第186回国会 衆議院 予算委員会 第12号
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○岡田委員 民主党の岡田克也です。  まず、集団安全保障と憲法との関係について、総理の見解をお聞きしたいと思います。  集団安全保障については、この場でも余り議論されておりませんが、国連決議がある場合の多国籍軍への自衛隊の参加の問題であります。  従来の政府の憲法解釈は、国...全文を見る
○岡田委員 今の御紹介された意見を聞きますと、憲法九条の問題でないというのが多数であるというふうに思うわけでありますが、またそういうふうに私も聞いておりますが、これまた憲法九条の解釈の抜本的な変更であります。  もちろん、そういう考え方は前からありました。これは自民党の小沢調査...全文を見る
○岡田委員 総理、なるべく答弁は簡潔にお願いしたいと思います。  ただ、今の答弁に関して、私、まず申し上げたいことは、法制局長官はおられませんよね。検査入院ということで、非常に長い検査入院、そういう検査が果たしてあるのかというふうにも思います。法制局長官がないままこの予算委員会...全文を見る
○岡田委員 大体私が予想するようなスケジュールをお考えだということですが、ここで最大の問題は、国会でいつ議論するのかということです。  総理は、従来の答弁では、具体的な自衛隊法の改正なり個別の法律が出てきたところで国会で審議をいただくというふうに言われていますが、そのときにはも...全文を見る
○岡田委員 与党での議論も、恐らく相当な議論が必要になると想像しますけれども、先ほど言いましたように、やはり閣議決定する、これはもう国として決めてしまうわけですから、それまでにきちんと国会で議論をする、そのことをお約束いただかないと、これはやはり国民から見たら、政府が勝手に決めた...全文を見る
○岡田委員 総理、はっきり言っていただきたいんですが、閣議決定の案をつくる、その段階で国会でちゃんと議論すべきではありませんか。  今総理が言われたのは、案をつくって閣議決定する、その上で、そういう趣旨でおっしゃったと私は理解しました。閣議決定する前であっても、政府としてこれで...全文を見る
○岡田委員 総理が今言われた個別の事案については、個別的自衛権の解釈の問題でそういう場合があるということを言っただけで、それは今の法律の枠の中でできますよという話で、憲法の話じゃないんです。憲法解釈を大転換する話じゃないんですよ。  総理、この前もお聞きしましたが、集団的自衛権...全文を見る
○岡田委員 総理、今言われた、つまり、日本国が侵略を受け、日本国民の生命財産、権利を守る、それは当然国としてやらなければいけないことだし、自衛隊の皆さんにはそのときにはまさしく命をかけて戦ってもらわなきゃなりません。これは個別的自衛権の話です。しかし、今議論しているのは集団的自衛...全文を見る
○岡田委員 総理が最後に言われた、閣議決定した上で国会で議論しようというのは、議会人として絶対納得できません。(発言する者あり)
○岡田委員 この点は引き続き議論していきたいと思います。  総理、いろいろおっしゃいますけれども、私は、総理を見ていて非常にちぐはぐだと思うんですよ。  集団的自衛権に関して、北朝鮮に言及されました。確かに北の今の状況は非常に危険な状態、若い指導者が出てきて、親族まで粛清する...全文を見る
02月28日第186回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○岡田委員 岡田克也です。  まず、質疑に入る前に、今回のこの予算委員会の日程、運びを見ておりまして、やはり私は、少し粗過ぎると思うんですね。私自身、この予算委員会で与党の筆頭理事、野党の筆頭理事、いずれも務めてまいりました。もう何年も予算委員会に所属しております。そういう目か...全文を見る
○岡田委員 総理は、最高裁の十一月の判決を挙げられるわけですが、あの判決は、違憲ではないという判断は下しました。しかし同時に、一人別枠方式という構造問題は残る、国会はさらなる努力をすべきだということも言っているわけですね。ですから、いや、違憲じゃないからいいんだというふうに考えて...全文を見る
○岡田委員 ですから、一定の前進とか、許容される範囲とか、そういう言い方を最高裁はしているわけです。つまり、ちゃんとした合格点かどうかということについては言っていないわけですね。憲法違反ではないということは言っています。やはりここは民主主義の土台ですから、きちんとした議論をすべき...全文を見る
○岡田委員 それは、尊重されるだけの内容を持った有識者の会議がきちんと合意できるかどうかということにもかかわっていると思います。  しかし、もう一度申し上げますが、私は、やはりこれは急がなければいけない話だというふうに思います。消費税の引き上げが始まるときに一定の方向性が見えて...全文を見る
○岡田委員 私はそんなことを聞いていないんですよ。今大臣がおっしゃったことは、私が外務大臣のときに決めたこと。私は、そのことと違うことを言うつもりは全くありません。  ただ、それを踏まえてこの場で議論をして、総理の方から、政府としてどう考えているか。つまり、それは、私が申し上げ...全文を見る
○岡田委員 私はもう少し踏み込んだ見解を総理がお述べになるのかなというふうに予想していました。今の御答弁だと、私が外務大臣のときに、我々は密約には直接かかわることはなかったわけですが、そのとき述べたものと変わらないと思うんです。  総理は、国民にそのことを示さずに来たのは間違い...全文を見る
○岡田委員 明らかにしてこなかったんじゃないんです。国会で明らかに事実と異なる答弁を続けてきたんです。そのことに対して、やはり国民に対してもっときちんと説明し、そして一定の見解を述べられるべきではないかということを私は申し上げているわけです。  いや、そういうつもりはない、歴代...全文を見る
○岡田委員 閣議決定しなくても、案として固めることはできますよね。それを国会できちっと議論して、その審議を踏まえて最終的に閣議決定するということは、私は全くできないことじゃないと思うんですよ。  それを、閣議決定してしまったら、そこでもう一旦確定するわけですから、変えられないじ...全文を見る
○岡田委員 総理、根本的に誤解していますよ。仕組みを間違えていますよ。  つまり、法案を今言われましたね。法案は閣議決定するんですよ。そして、国会で議論して法律になるんですよ。でも、今回の解釈の閣議決定は、閣議決定したら確定するんですよ。だから、その前に実質的に国会でしっかり議...全文を見る
○岡田委員 閣議決定は、それは必要ですよ。だって、今まで、政府としてのたびたびの国会での答弁や、この予算委員会での答弁や、あるいは質問主意書への答えや、あるいは政府見解や、いろいろなことを重ねてきていますから、それとの整合性をとるためにはやはり閣議決定しなければ、そういうものがま...全文を見る
05月28日第186回国会 衆議院 予算委員会 第16号
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○岡田委員 民主党の岡田克也です。  質疑に先立ちまして、まず私自身のスタンスを御説明しておきたいと思いますが、私自身、集団的自衛権を広く認めることは、そういう問題であれば、憲法を改正すべきだというふうに考えております。  ただ、全ての集団的自衛権を認めないのか、非常に限定さ...全文を見る
○岡田委員 よく説明がわからないわけでありますが、これは、より具体的に言うと、例えば朝鮮半島有事、国境線を越えて南北の戦闘が始まった、そういう場合に、韓国には少なくとも三万人程度は日本人がいる。ビジネスマンとその家族であったり、あるいは旅行者であったり、その三万人の日本人を無事に...全文を見る
○岡田委員 議論がかみ合っていないんですが、私はアメリカが用船した船のことを言っているんじゃないんです。そのときに韓国にいたさまざまな国の船がある、その船を活用して日本人を輸送する、そういう場合は当然考えられるわけですね。そういうときの乗っている日本人は対応しないで、米国の艦船に...全文を見る
○岡田委員 全くわからないわけですね。  つまり、さっきの第三国の船について、米国の船あるいは米国が用船した船なら、米国に攻撃があった場合、日本は集団的自衛権の行使ということで、それは武力行使できますよ。だけれども、第三国の、相手の侵略国が全く武力行使していない、そういう国の船...全文を見る
○岡田委員 全くお答えいただいていないんですけれども。  私が聞いているのは、要するに、アメリカは、朝鮮半島有事のときに、もう既に韓国と一緒に戦闘行動に入っている。そうであれば、アメリカの船舶に対して、あるいはアメリカが用船したものでもいいんですけれども、日本が集団的自衛権の行...全文を見る
○岡田委員 二番目の、「自衛隊が武力行使を目的として他国での戦闘に参加するようなことは、これからも決してありません。」これは、ある記者の質問に対してお答えになっているんですね。  ここでちょっと気になる、「他国での」ということですが、そうすると、公海上での戦闘に参加するというこ...全文を見る
○岡田委員 集団的自衛権の定義、みずからは攻撃を受けていないにもかかわらず、みずからと密接な関係にある国が武力行使を受けたときに、それをともに実力をもって阻止する権利と。その実力をもって阻止するというのは、武力行使を含む概念ですよね。  ですから、武力行使に参加しませんというの...全文を見る
○岡田委員 総理の記者会見を見ますと、最初に言われたときは、確かに、そういう集団安全保障のくだりの中でおっしゃっているんですよ。だけれども、東京新聞の記者の質問は、別に集団安全保障について聞いているんじゃないんですよ。そのときに、総理はこういうふうに、「自衛隊が武力行使を目的とし...全文を見る
○岡田委員 そうすると、この記者の質問に対する答えとしては、これは適切ではなかったと。その前に総理が述べられているのは確かに集団安全保障のくだりで述べられているんですが、集団的自衛権について武力行使をすることは決してありませんというのは、それは集団的自衛権に関しては当たらないとい...全文を見る
○岡田委員 記者はそんなこと全然聞いていなくて、集団的安全保障のことではなくて、集団的自衛権について聞いているんです。だから、そこで総理が先ほど言ったようにお答えになっているから、それは違いますねと。  まあ、違いますということを基本的にはお認めになったというふうに理解をしたい...全文を見る
○岡田委員 総理は、集団的自衛権の行使を認めなければいけない理由として、そのこととして、抑止力が高まるということを言っておられるわけですね。  そこで私はお聞きしているんですけれども、このケース二のような場合で、つまり、アメリカは関係ないような、そういう集団的自衛権のケースで、...全文を見る
○岡田委員 問題は、集団的自衛権行使という武力行使を伴う話ですから、単に関係が深まっているとか、そういうことじゃないわけですね。  ですから、私は、アメリカ以外で集団的自衛権を行使して、日本に対する、日本の安全が高まる、抑止力がつくということがよくわからないし、逆に言うと、そう...全文を見る
○岡田委員 総理は私の聞いたことには答えられていないんですが、私が今聞いたのは、日本の集団的自衛権行使の前提となる米国の武力行使あるいは集団的自衛権の行使、これが正当なるものであるということが大前提ですねと。しかし、その判断はきちんと日本はできるんでしょうかということを申し上げて...全文を見る
○岡田委員 あるんじゃなくて、そこがポイントですよね。ですから、違法な武力行使におつき合いするわけにはいかないわけですね。しかし、それがきちんと判断できるかどうか、あるいはノーと言えるかどうかという問題だと思うんです。  逆に言うと、私は、集団的自衛権の行使ができますよというふ...全文を見る
○岡田委員 次に、集団的自衛権の行使の限定について、先ほど遠山委員がいろいろと御指摘をされましたが、私、一つ気になっているのは、例えば石油の供給が制限されるような場合、これも我が国の安全に重大な影響を及ぼす可能性に含まれるという考え方ですよね、今までのところ。  つまり、ペルシ...全文を見る
○岡田委員 原油がとまったとしても、国家備蓄もありますし、しばらくしのげるだけの備えは我が国は行っているわけですけれども、いずれにしても、意図を持って敷設された機雷を除去することも武力行使である、そういう考え方に基づいて議論されていると思うんですね。つまり、武力行使、日本に石油が...全文を見る
○岡田委員 今の機雷の話、意図を持って据えられた機雷を除去することは武力行使というふうに国際法上考えられている、そういう前提での議論ですよね。  したがって、機雷を、例えば日本の船が集団的自衛権の行使といって除去したときに、相手国は、武力行使されたということで、それに反撃をする...全文を見る
07月14日第186回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○岡田委員 岡田克也です。  総理、ちょっと通告した順番を変えて、まず、武力行使との一体化について少し議論したいというふうに思っています。  今回の閣議決定の中で、この武力行使との一体化、余りここでも議論されていないものですから取り上げるんですけれども、従来は、現に戦闘行為が...全文を見る
○岡田委員 私は、かなり狭いという印象を受けるわけですが、もう一つ、「現に」というのが最初に来ますね。この「現に」というのはどういう意味かということであります。  例えば、ゲリラ的な攻撃が予想されているそういう場所とか、あるいは断続的に戦闘行為が行われているそういう場所も、現に...全文を見る
○岡田委員 支援活動をやっていて、そこが戦闘行為が行われる現場になったら急に支援活動をやめるというのは、現実的に可能なのかどうかですね。むしろ、それぐらいなら最初からやってもらわない方がいいというぐらいの話ではないかというふうにも思いますが、いずれにしても、現に戦闘行為を行ってい...全文を見る
○岡田委員 そのことは当然だし、必要なことだと私も考えております。  ただ、総理の今までのさまざまな国会での答弁やあるいは記者会見での答弁で、自衛隊員に対するリスクが高まるということに対して、一度もお答えになっていないんですね、まともに。一度もお答えになっていないんですよ。違う...全文を見る
○岡田委員 今、憲法論議と分けて言われたんですが、これは実質的には表裏一体だと思うんですね。  ですから、例えば、イラクの例でいえば、イラク特措法のもとで自衛隊はサマワに出ました。しかし、この考え方、新しい考え方に基づけば、場合によっては、戦闘行為が行われていなければ、ファルー...全文を見る
○岡田委員 私は、自衛隊の皆さんのリスクが高まるということをきちんと認めた上で、その必要性について総理みずからが国民の前で説明すべきだということを何度も聞いているわけですが、総理はお答えにならないわけですね。  私、もう一回午後に聞きますが、これはやはり、かなりのことをやろうと...全文を見る
○岡田委員 いや、現に戦闘行為を行っているところに行くなんて私は言っていませんよ。そういうふうには書いていないじゃないですか。  それからもう一つ、総理、多分勘違いしておられますが、この武力行使との一体化というのは集団安全保障だけじゃないです。例えば、周辺事態法でも当然そういう...全文を見る
○岡田委員 もうちょっと端的にお答えいただきたいんですよ。  ですから、国際法上あるいは国連憲章上、違法性が阻却されている安保理決議に基づく国連の例えば多国籍軍への派遣とかあるいは国連軍への派遣、こういうことがあった場合に、今までは日本は、それに参加をして武力行使をするというこ...全文を見る
○岡田委員 私の聞いたことにちゃんと答えていないんですね。  ですから、新三条件を満たす場合の話を私はしているわけです。そのときに憲法上の制約はないということになりますねということを言っているわけです。  これは当然のことだと思いますが、どうなんですか。
○岡田委員 ここは太田大臣にちょっとお聞きしたいんですけれども、山口代表は、記者会見の中で、集団安全保障措置について、憲法に合致したものは憲法に基づいて行うというのが政府の基本方針だ、今法制局長官が言われたようなことだと思うんですが、基本方針だとした上で、これを重視して今後も議論...全文を見る
○岡田委員 ですから、私は、抽象的に、新三要件を満たす場合にはということで議論していて、そこは総理も否定はされていないというふうに思うわけですね。  ただ、最初は、総理は、懇談会の結論、そもそも憲法の制約はないんだと、集団安全保障については。それを退けられた。それだけ見ていると...全文を見る
○岡田委員 総理、機雷を除去することも戦闘行為の一部ですよ、これは。武力行使ですからね。  ですから、総理、たびたび、きょうもおっしゃったんだけれども、イラク戦争や湾岸戦争、参加するようなことは、戦闘行為に参加することはありませんと何度も何度も言っておられるんだけれども、しかし...全文を見る
○岡田委員 かつて湾岸戦争のとき、これは遺棄機雷だったんですけれども、掃海艇を出したことがありましたが、そのとき、掃海艇だけ出したんですか。当然、護衛艦を出していますよね。  ですから、先ほどのペルシャ湾の話ですけれども、そういった集団安全保障の中で掃海艇を出して、そしてどこか...全文を見る
○岡田委員 午前はここで終わりますけれども、たびたび総理は、ですから、イラク戦争や湾岸戦争のような、そういうところに行って戦闘行為をするようなことはしないとおっしゃるが、しかし、今総理御自身もお認めになったように、機雷の掃海、そういう武力行使はやる、あり得るということですから、そ...全文を見る
○岡田委員 まず、質問を再開する前に、午前中の先ほどのやりとりで、国連の集団安全保障措置に対する、新三要件を満たす場合の我が国の対応、参加について非常に重要な御答弁をいただいたと思います。  武力行使というものを、集団安全保障措置については、我が国は、集団的自衛権だけではなくて...全文を見る
○岡田委員 いろいろ答弁をされていますけれども、整合性をとって、きちんとした見解を出していただきたい。これは、この前の閣議決定の中にも出てこない話でありますので、新しい話であります。そうであれば、きちんとした見解を出していただきたいというふうに思います。  その上で、新三要件に...全文を見る
○岡田委員 総理は、北海道新聞の記者の質問に答えて、ここに書いたようなことを言っておられるんですよ。表現もほとんど変わっていないと言っていいと思いますと。表現は全然違いますからね。やはりそれは、国民に対して非常に誤解を招く表現だというふうに申し上げておきたいと思います。  そこ...全文を見る
○岡田委員 経済的な打撃と、それから我が国に対する直接的な武力攻撃、つまり日本人の命が失われたりするわけですね、これを同列にするということは、私には理解できないんですね。  太田大臣に所管でもありますからお聞きしますが、今言った、日本自身が武力攻撃を受けた場合に匹敵する事態とい...全文を見る
○岡田委員 要するに、これは日本自身が武力行使するかどうかの判断の基準なんですね。(発言する者あり)いやいや、三要件を満たしていれば日本自身が集団的自衛権の限定行使ができるということですから。その判断を全部内閣に委ねて、今言ったような経済的な影響を受けるような場合も含み得るんだ、...全文を見る
○岡田委員 今の答弁も非常に気になるんですね、世界のエネルギー状況に非常に影響があると。  そもそも、この新三要件というのは日本自身の自衛のためだったんじゃないんですか。世界のエネルギー状況のために自衛隊を出すんですか。それは全然違うと思うんですよね。そういうふうに受け取れます...全文を見る
○岡田委員 油の価格が上がる、例えばOPECが示し合わせて上げたとか、いろいろな経験を我が国はしてきていますけれども、油の価格が上がるとか、あるいは供給が一時的に途絶するというだけで、ここに言う、我が国の存立が脅かされる、権利が根底から覆される、そういうことで武力行使を行うという...全文を見る
○岡田委員 質問にお答えいただいていないんですが、その同盟に大きな影響、深刻な影響が及ぶような事態というのは、ここで言う新三要件、つまり、我が国の存立が脅かされ、そして権利が根底から覆される明白な危険というのに該当する場合があるんですかということを聞いているわけです。
○岡田委員 これは非常に重大な答弁だったと思うんですね。つまり、日本自身の自衛のためだというふうに言いながら、日米同盟が毀損するような場合には新三要件に当たりますよというのが今の御答弁でしょう。そんなことを言ったら、日米同盟が危なくなる場合には常に日本はできるということになります...全文を見る
○岡田委員 この答弁を取り消されないと、私は相当これは響くと思いますよ。  つまり、日米同盟というのは非常に大事だから、それが毀損するような、そういう場合であればこの新三要件の第一条件にそのものが当たってしまうという論理を展開すれば、これは日米同盟が大事だからということで、常に...全文を見る
○岡田委員 この新三要件、言葉は非常に、一見厳しいけれども、そういう経済的な苦境のときもこれで場合によっては読み得る、同盟関係がおかしくなるのはここで読み得るということになると、結局、何の限定もしていないというに等しいと私は思うんですよね。しかも、それは内閣が判断するということに...全文を見る
○岡田委員 基準としては極めて曖昧、そして裁量の余地の大きい、そういうものだということを改めて申し上げておきたいというふうに思います。  終わります。