岡田克也

おかだかつや

小選挙区(三重県第三区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数11回

岡田克也の2015年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月16日第189回国会 衆議院 本会議 第6号
議事録を見る
○岡田克也君 民主党代表に新たに就任した岡田克也です。  私は、民主党・無所属クラブを代表し、安倍総理の施政方針演説に対して質問いたします。(拍手)  まず冒頭、先日のシリアにおける日本人殺害事件によって犠牲となったお二人に衷心より哀悼の誠をささげるとともに、御家族の皆様に対...全文を見る
02月19日第189回国会 衆議院 予算委員会 第6号
議事録を見る
○岡田委員 民主党の岡田克也です。  十六日の私の代表質問に対する総理の御答弁を中心に、九十分、意見交換、議論していきたいと思います。  まず、格差の是正についてであります。  その十六日の総理の御答弁で、これは二番目なんですが、格差に関する指標はさまざまであり、格差が拡大...全文を見る
○岡田委員 総理の、ジニ係数をお使いになったということなんですが、確かにジニ係数で二〇〇一年以降を見ると、総理のおっしゃることもわかります。ただ、その場合でも、これはもともとは経済財政諮問会議の民間委員の考え方が総理の御発言に反映されていると思うんですけれども、経済財政諮問会議で...全文を見る
○岡田委員 ちょっと議論の前提として、二〇一〇年ぐらい、あるいは一二年ぐらいまでしか統計がなかったりしますので、私は、アベノミクスで格差が拡大したとかそういう議論をきょうするつもりはないということは申し上げておきたいと思います。もう少し、周期で見たトレンドの話を、格差の問題、議論...全文を見る
○岡田委員 甘利大臣、評論家じゃないんですから、責任ある大臣の立場ですから、わからないということじゃなくて、それはわかるようにしてもらわないと困るわけですね。  さっきのジニ係数の話も大臣言われましたが、私が言いましたように、もう少し長く見ると、やはりジニ係数も悪化しているんで...全文を見る
○岡田委員 私が申し上げたのは、やはり中期的な問題としてこれはちゃんと捉えるべきだということを申し上げているわけで、別に、安倍政権のアベノミクスを批判しているわけでもないし、今大臣は民主党政権どうだと言いましたが、これは過去二十年ぐらいの話なんですね。私は、それは政治家としてやは...全文を見る
○岡田委員 総理、今資産とか負債の話をされましたね。資産と負債というのは関係ないです、所得の話をしているんですから。ジニ係数だって同じでしょう。ジニ係数に資産、負債は関係あるんですか。  だから、そういう役所のつくった答弁を棒読みするんじゃなくて、所得の問題を今議論しているんで...全文を見る
○岡田委員 私も随分運がよかったというふうに思うんですね、自分も。野党の代表ではありますけれども。先祖、両親、家族、そして何より、私を支持していただいた支持者の皆さん、本当にいい方々に恵まれて今日まで来れた、総理も同じ思いだろうと思います。  その気持ちに立ったときに、所得の格...全文を見る
○岡田委員 それが許容の範囲かどうかということだと思うんですが、私は本会議でも、格差是正の具体的手段として、所得税、資産課税の強化ということを申し上げました。つまり、一月にまず増税しているわけですね。最高税率、所得税四〇%を四五%にした。そして、相続税も五五%になった。これは、三...全文を見る
○岡田委員 かつての所得税の最高税率、八五という時代もあったと思いますが、七五%という時代が長かったですよね。昭和三十二年から五十八年まで、七五%、住民税を含めるとさらにアップするわけですが。これは確かに、かなりやり過ぎだと私も思います。そこまでということを言っているわけじゃあり...全文を見る
○岡田委員 私は別に懲罰的にやれとか、そんなことは全く言っていないんですね。ここは自民党と民主党の立ち位置の違いということなのかもしれませんね。  総理も、子供の貧困問題というのは極めて大事だということは主張されています。そこはかなり共通点があると思って申し上げるわけですけれど...全文を見る
○岡田委員 子供の貧困問題については、二〇一三年に議員立法で子どもの貧困対策の推進に関する法律ができて、それに基づいて、民主党の主張というのは全部は入らなかったんですけれども、例えば、きちんと数値目標を定めろとか、都道府県に計画を義務づけろとか、そういう民主党の主張というのは残念...全文を見る
○岡田委員 児童扶養手当の予算は確かにかなり大きい、国と地方を合わせると五千億円ぐらいだと思います。しかし、それによって、母子家庭百万人、それから父子家庭でいうと六・五万人、そういった家庭の所得が底上げされているということなんですね。  先般、私、あしなが育英資金で生活する六人...全文を見る
○岡田委員 もちろん、両親が二人そろっておられても貧困な家庭はたくさんあります。ただ、この数字をごらんいただくと、やはり母子家庭ないしは父子家庭の貧困率が非常に高いんですね。これを何とかすべきじゃないかということで私は申し上げているわけです。  今、財源の話も出ましたけれども、...全文を見る
○岡田委員 それをいつ決定されたのかと聞いているんです。
○岡田委員 十二月三日に拘束が判明して、恐らくすぐには決められなかったと思うんですね。相手が誰なのか、これは結局一月二十日までわからなかったということですが、そもそも本当にメールの相手が後藤さんなのかということも、これは奥様とのメールのやりとりを何回かする中で確認されたと思うんで...全文を見る
○岡田委員 それで、官房長官にちょっと質問したいんですが、官房長官、答弁の中で、これは参議院の予算委員会ですけれども、ISILはまともに交渉できる相手ではない、そういう中で、国家安全保障局、内閣危機管理監、内閣情報室、警察、外務省で協議したと。それから、最終判断は誰が行ったのかと...全文を見る
○岡田委員 ですから、十二月十九日、あの映像が出たのは一月二十日ですから、約一カ月あったわけですね。この間、直接コンタクトするんじゃなくて、関係国や部族長あるいは宗教指導者、そういうあらゆるルートを伝って何とか後藤さんを救出できないかという努力を政府としてされたというふうに思うん...全文を見る
○岡田委員 ヨルダンが最も重要な国である、そう考えたからこそ、そこに現地対策本部を設けたと思うんですね。その現地対策本部の増員ではなくて、トルコや周辺国、それはわかりますよ、だけれども、どうして一番大事だと考えたヨルダンの増員がなされなかったのかというのが、私にはわからないんです...全文を見る
○岡田委員 大臣が何を言っているかよくわからないんですが、大事な国だったらもっと早く増員すべきだ、そこはやはり私は、危機感が足らなかったんじゃないかというふうに思いますね。周辺の国にはそれぞれ人を張りつけたかもしれませんが、もっとヨルダンにも集中的に早く人を張りつけるべきだったん...全文を見る
○岡田委員 やはり、拘束がはっきりわかって、直ちに官邸を中心に対応をとろうとしたら、官房長官は十二月三日、いた方がよかったんじゃないですか。  この日の日程を見ますと、朝から、静岡県、愛知県で十カ所街頭演説をされて、最終的には十八時、JR名古屋駅の新幹線口、ビックカメラ前で演説...全文を見る
○岡田委員 官房長官、えひめ丸事件、御存じですよね。森政権のときに、森さんは横浜でゴルフをしていた。官房長官は、福田さんは群馬県で、離れていた。結局、総理と官房長官がともに総理官邸から離れていたということの反省に立って、官房長官、これは暗黙のルールというのはあったんじゃないですか...全文を見る
○岡田委員 結局、翌日の十二月四日も官房長官は朝から茨城県に街頭演説に出かけておられますよね。選挙期間中で官邸におられたのは、閣議をやった十二月九日の午前中。記者会見もその日だけは官房長官がやっておられますね。それだけ官邸をずっとあけ続けていた。  後藤さんが、それは、はっきり...全文を見る
○岡田委員 この間の奥様と相手とのメールのやりとりの、これもいろいろなアドバイスを政府としてはしていたと思うんですね、そういう作業。それから、先ほども言いました、関係国との情報収集や分析、部族長、宗教関係者、もう必死になって日本国政府としては対応していたはずですよ。そのときにその...全文を見る
○岡田委員 ですから、相手ははっきりしないけれども、ISILの可能性が高いということは容易に想像できたと思うんですね、後藤さんの行った先から見れば。そういうときに、しかも公務じゃないんですよね、選挙応援ですからね。私は、その感覚がわからないですよ。それでいいと開き直るならいいです...全文を見る
○岡田委員 総理は言いたいことを言われましたけれども、後でよく精査されて、削除された方がいいとは思いますが。  二年前の選挙のとき、藤村官房長官、みずからの選挙も非常に厳しかったんですが、藤村さんは選挙期間中、一日しか地元に戻っていないですね。そのときには総理がかわりに官邸にい...全文を見る
○岡田委員 私が申し上げたのは、何が起こるかわからない、これから国内のテロだって起こるかもしれない、そういうときに総理も官房長官もいなくて、それで危機管理に万全を尽くしたと言えますかということを聞いているわけですよ。  総理、いかがですか。
○岡田委員 まあ、私は、拍手している人の気が知れませんね。私も副総理として官邸におりましたが、ちょっと感覚が違い過ぎます。  それでは、総理、確認しますが、これからも総理、官房長官がともに官邸を離れるということは普通にあるんだということですね。いかがですか。
○岡田委員 総理、言うに事欠いて、アメリカのテロのときの話はちょっとおかし過ぎますよ。あれは、ワシントンに二人いて狙われる可能性がある、そういうことでばらばらにワシントンを離れたわけですが、きちんとハード的に対応できるというものがあったわけじゃないですか。日本にはそういうものはな...全文を見る
○岡田委員 私も外務大臣を経験して、海外にいるときにいろいろな情報に接するということは何度もありました。しかし、本省にいてさまざまな情報に接するのと、海外にいるのではやはり違うんですよ、それは。  私、総理と官房長官の危機管理についての認識をきょう聞いて非常に驚きましたが、国民...全文を見る
○岡田委員 今、政府と言われましたが、安倍内閣においてはと言うべきでしょうね。  もし、いや、徴兵制は憲法は認めているというふうに主張する総理大臣が出てきたらどうされますか。
○岡田委員 もちろん国会でも、徴兵制は憲法は認めていないという議論は何度もなされています。本人の意に反する苦役を科することはできない、憲法十八条に反するという解釈ですね。だけれども、内閣が憲法解釈を変えたという悪い前例をつくられたんですよ、総理は。集団的自衛権の行使は認められない...全文を見る
○岡田委員 私も、徴兵制を憲法が許しているとは思っていないんです。ただ、議論としてはそういう議論はありますね。例えば、良心的兵役拒否というものを入れれば憲法十八条はクリアできる、そういう議論だってありますよ。だから、いろいろな議論があり得る。  問題は、やはり、今まで国会でも議...全文を見る
○岡田委員 総理、今まで閣議決定されていなかったと言いますけれども、質問主意書という形で何度も質問されて、閣議決定されていますよ、何回だって。国会で議論しているだけじゃないんですよ。  そして、国会の議論と言われましたけれども、私、確かに昨年、予算委員会で六回か七回、この問題を...全文を見る
○岡田委員 総理が一般的な集団的自衛権容認から限定容認ということではっきり言われた答弁は、私もよく覚えています。そこは一つ評価しますけれども、全体としては、まだ懇談会で議論しているということでほとんどお答えいただいていないということは申し上げておきたいと思います。  もう時間も...全文を見る
○岡田委員 私は非常に不思議に思うんですけれども、閣議決定されたのが七月一日ですよね。ですから、総理の任期の中で、一年半ぐらいは閣議決定前。その後、閣議決定されて。だから、この二百回の首脳会談のうち、かなりの部分は閣議決定前なんですよ。そのときに集団的自衛権について、さっきの限定...全文を見る
○岡田委員 先ほどの総理の御答弁で、ですから、私に対して限定的な集団的自衛権行使だというふうに言われる前に、もし首脳会談で、いや日本は実は一般じゃなくて限定的な行使なんですよと説明していたら、それは明らかにおかしいですよね。  それから、今、紙で渡すとかいろいろ言われましたが、...全文を見る
○岡田委員 総理、限定的集団的自衛権と限定なしの集団的自衛権というのは本質的に違うはずですよね。それを何か余り違わないような今の御答弁だったので、私はちょっとそこも理解に苦しむんですが、いずれにしても、ちょっときょうは残念ながら中身に入らなくて入り口で終わってしまいましたけれども...全文を見る
05月20日第189回国会 両院 国家基本政策委員会合同審査会 第1号
議事録を見る
○岡田克也君 民主党の岡田克也です。きょうはよろしくお願いいたします。  総理、まず本論に入る前に、やはりこの党首討論、たしか各党で合意した国会改革の中で、月に一回ということが決められたはずですね。私は総理がアメリカに行く前にぜひ一度やりたかったわけですが、今後この国会も長くな...全文を見る
○岡田克也君 その平和憲法が、今回の、総理の考えておられる安全保障法制の全面的な見直しの中で揺らぐのではないか、そういう不安感が国民の中にある。いや、私の中にもあります。  そのことについて、きちんと、正直に説明をしていただく必要があるというふうに私は思うんです。国民の命や平和...全文を見る
○岡田克也君 総理、もう少し簡潔にお願いしたいと思います。  今言われたことで簡単にコメントしますね。  まず、部隊の中断とか撤収、これは今でも、今の法律でも認められていることですね。それから、食料を運ぶと言われましたが、食料だけじゃありません。先ほど言ったように、武器弾薬も...全文を見る
○岡田克也君 今の総理の答弁は私は納得できないんですね。  大規模空爆というのは確かに必要最小限を超えるという議論はあるかもしれませんよ。だけれども、武力行使をするというのは、これは存立事態のそのものじゃないですか。だから、それ自身、相手国の領土、領海、領空でやらないんですか、...全文を見る
○岡田克也君 総理はほとんど関係ないことを大分お述べになったんですが、もう一回確認しますね。  相手国、つまり、例えば米国と戦っている相手国、その国に対して新三要件は満たされている、その場合に、日本の自衛隊がその国の領土、領海、領空で武力行使をする、集団的自衛権を行使するという...全文を見る
○岡田克也君 総理の明確な御答弁をいただいたと思います。ただ、私の政府案に対する解釈は違いますね。  つまり、今までは、個別的自衛権の場合は、日本国に対して攻撃を受けた、だから、日本の領土、領海、領空、あるいはそこに連なる公海に限って武力行使ができる、それが第三要件に該当すると...全文を見る
○岡田克也君 総理、巻き込まれ論というのは、これは安保改定時の巻き込まれ論と今の話は全然違う話なんですよ。それを一緒にしてしまっている。総理にはトラウマが一つあるのかもしれませんが、それは全く間違いであります。  今回、きょう議論してわかりましたが、いろいろなことを、私は三つほ...全文を見る
○岡田克也君 大事な問題だとおっしゃるのだから、これはちゃんと正直に、国民に対して正直に、こういうリスクもある、だけれどもやはり必要だ、そういう議論をしないと絶対理解されませんよ。  私は集団的自衛権の行使は反対ですが、しかし、やはり総理が必要だと言うなら、では、本当にこういう...全文を見る
○岡田克也君 そのことを申し上げて、終わりたいと思います。(拍手)
05月27日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第3号
議事録を見る
○岡田委員 民主党の岡田克也です。  先般の党首討論に引き続いて、基本的な問題を中心に議論していきたいと思います。  私、この議論で大事なことは、国民に理解をしていただくことだというふうに思いますので、丁寧にお答えを、お互いしながら、国民の理解を求めていきたいと思います。 ...全文を見る
○岡田委員 総理、岸総理の行われた六〇年安保改定、これは私は評価するものであります。今説明されたことも含めて、私は必要なことであったというふうに考えているわけです。  ただ、巻き込まれるリスクが全くないということではないだろうというふうに思うんです。そういう意味で、見当違いとか...全文を見る
○岡田委員 それでは、現時点で考えて、この日米同盟、私は抑止力を非常に評価しているものでありますが、しかし、同時にリスクもある。  つまり、アメリカの戦争に日本が、巻き込まれるという言い方がいいかどうかはともかくとして、本来、意に反してそういった戦争をともにやる、そういうリスク...全文を見る
○岡田委員 現状の日米同盟のもとで抑止力がある、しかし同時にリスクもあるというふうに私は考えますが、それは全くないんでしょうか。
○岡田委員 聞いていることにお答えいただけないんですが、私が言っているのは、リスクの方が大きいなどということは一言も言っていないんですよ。だから、聞いたことに答えてもらいたいんですよ。  私は、抑止力を評価しつつ、しかしリスクもありますねと。それを超える抑止力の効果があるからこ...全文を見る
○岡田委員 議論をすりかえないでいただきたいと思うんですね。別に、ふえるなどということを言っているわけではありません。  では、具体的に一つ聞きましょう。  事前協議制度がありますね。私はこれも岸総理の御功績だと思います。六〇年安保の際に、日本の基地から米軍が直接出撃する場合...全文を見る
○岡田委員 日本人の生命財産を守るという中で、もちろん、日本に直接関係のある、そういう米国とある国との戦争であればそういう場合もあるでしょうが、そうでない場合もある。比較的日本に関係なく、アメリカとその国との間に戦争が始まっていると、直接出撃をイエスと言った瞬間に、日本自身が標的...全文を見る
○岡田委員 私の議論に全然お答えいただいていないんですが、私が申し上げたことは、もう一度繰り返しておきますが、例えば事前協議にイエスと言った瞬間に、日本国に対して攻撃が加えられるという新たな事態が想定されるわけです。そのリスクは当然あるわけです。  だから、リスクはないというこ...全文を見る
○岡田委員 総理、お答えいただいていないんですが、憲法の平和主義とは具体的に何を言っているのか、お答えください。
○岡田委員 余り具体的にお答えになっていないんですが、私は、宮沢総理が言われた、海外で武力行使しない、これが平和主義の根幹だというふうに思うわけですね。  しかし、その海外で武力行使をしないということについて、今回一つ穴があく。つまり、集団的自衛権の行使を限定的に認める。これは...全文を見る
○岡田委員 それでは、具体的な話にちょっと入っていきたいんです。(パネルを示す)総理、この最初に書いた総理の発言ですね。敵を撃破するために大規模な空爆、砲撃を加えたり、敵地に攻め入るような行為に参加することは、必要最小限度の自衛の措置の範囲を超えると。  これは最近も言っておら...全文を見る
○岡田委員 私は先ほど高村さんとのやりとりをおもしろく聞かせていただきましたが、高村さんはあのときに第一要件と言ったんですよね、三つの要件のうちの。総理はずっと第三要件と言っておられます。だから、与党・政府の中で混乱しているんですよ。この三要件のうちのどこでできないと言っているの...全文を見る
○岡田委員 ちょっと長官、大丈夫ですか、その解釈。  つまり、具体的な戦場は、公海上で例えば米軍とどこかの国が戦っているということはあるでしょう。だけれども、ほかの国の領海、領土、領空でやっていることも普通にあるわけでしょう。例外的じゃないんですよ。普通にそれはあるわけです。そ...全文を見る
○岡田委員 米軍がある国と戦っていて、そしてそれが新三要件の第一要件、第二要件にも該当しているという場合に、その米軍とともに最小限度の武力を行使して、そしてそういう事態、第一要件に該当するようなことがなくなるようにするということは、当然あり得る話じゃないですか。ないんですか、そう...全文を見る
○岡田委員 そうであれば、法案にそう書いてください、はっきりと。他国の領土、領海、領空では武力行使をしないと。今の法案からは、そうは読めませんよ。法案にこの政府見解を重ね合わせて初めて出てくる結論ですよ。法案に書かないと、私は、今いろいろ言っていますけれども、また解釈が変わって広...全文を見る
○岡田委員 総理はいろいろなことをおっしゃったんですが、最初に言われた、日本人が逃げてくる国と、それから、例えば米国なら米国と戦闘状態にある国が違うのは普通じゃないか、こういうことをおっしゃったと思うんですけれども、確かに北朝鮮の事例を考えるとそういうことは言えるかもしれませんが...全文を見る
○岡田委員 総理は何度も、赤ちゃんを抱いたお母さん、これを放置していいのかということを強調されてきたわけですね。そして、そのためには集団的自衛権が必要だというふうに言ってこられたわけです。私はその論理は受け入れられませんが、しかし、もし総理の立場に立てば、それは、相手国の領海であ...全文を見る
○岡田委員 ただ、日米同盟が、例えばアメリカ側から、これではもう日米同盟をやっていられない、維持できないというふうに言われたときに、ここで言う我が国の存立が脅かされるということに直結するという見方もあるんですね。そういう考え方には立たないということですか。
○岡田委員 ここは非常に大事なところなので、私は見解をしっかりと政府として示していただきたいというふうに思うんですね。  もちろん日米同盟は大事ですから、全くこの新三要件と関係ないということでは必ずしもないと思いますが、しかし、それをイコールと言ってしまった瞬間に交渉のカードは...全文を見る
○岡田委員 ぜひ考え方を政府としてまとめて出していただきたい、委員長にお願いしておきたいというふうに思います。委員会で……
○岡田委員 理事会で、そう言ってもらいたいんですよ。
○岡田委員 きのう稲田政調会長が代表質問の中で、断れないという議論は主権国家として恥ずかしい、こういうふうに言われました。もちろんそういう気持ちは私もあります。だけれども、現実にそれがどうなのかということがやはり問題になると思います。  例えば、総理、アメリカの議会の演説の中で...全文を見る
○岡田委員 日本人を守るときのみ武力行使しますという話と、どこまでもやりますという話は随分ギャップがあるわけですから、やはり、国会演説だからといっても、私はきちんと言うべきことは言っておかなければいけなかったというふうに申し上げておきたいと思います。  きのう総理は、日本と密接...全文を見る
○岡田委員 では、集団的自衛権の場合はどうなんですか。
○岡田委員 きのうの答弁を繰り返されたんですが、それでは、違法な武力の行使というときに、アメリカは先制攻撃を否定していない国ですね、アメリカが先制攻撃を行って、ある国と戦争状態になったときに、日本は、それに対して集団的自衛権の行使というのは、これは認めるんですか、認めないんですか...全文を見る
○岡田委員 かなりはっきり言われたんですが、米国は先制攻撃というものを否定していない、しかしその先制攻撃を行ったときはそれは違法である、だから、先制攻撃一般について、米国がそれを行使したときに日本が集団的自衛権の行使をすることはない、そういうことでいいですね。もう一回確認です、総...全文を見る
○岡田委員 もうその話は中谷大臣の答弁で終わっているわけで、今、もう一つ先の話をしているんですね。  だから、先制攻撃、私は外務大臣はかなり重大なことをおっしゃったと思うんですけれども、先制攻撃というのは違法だ、したがって先制攻撃に対して集団的自衛権の行使をすることはないという...全文を見る
○岡田委員 違法な武力行使ということではなくて、先制攻撃は違法であるというふうに岸田大臣は答弁されませんでしたか。ですから、先制攻撃である限り、アメリカが先制攻撃をしたときである限り、日本は集団的自衛権の行使をしないというのが私は岸田大臣の答弁だったと思いますが、総理は同じ考えで...全文を見る
○岡田委員 岸田大臣は、国連憲章上違法とされる先制攻撃という言い方ではなくて、先制攻撃が国連憲章上違法だというふうに言われたんじゃないですか。ですから、およそ先制攻撃である限りは日本は集団的自衛権の行使をしない、こういうことですが、総理も同じですね。
○岡田委員 そうすると、アメリカは先制攻撃を否定していないわけですけれども、アメリカの先制攻撃は違法である、そういう考え方ですか。
○岡田委員 かなり後退されたわけですが。ちょっとここは、もう一回しっかりと議事録を私は精査して質問したいというふうに思います。  ただ、国連憲章上しっかりと認められた合法的な武力攻撃という議論をしていくときに、それが果たして本当にそうなのかどうなのかということは常に議論になり得...全文を見る
○岡田委員 総理の答弁は大分もとに戻ってしまったんですね。  ですから、例えば、我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由、幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある場合には、その前提となる他国に対する武力攻撃、これが違法なものであったとしてもやはり集団的自衛権の行使はする...全文を見る
○岡田委員 先制攻撃とこの新三要件の関係はさらに議論が必要ですね。引き続き、またしっかりと議論していきたいというふうに思います。  さて、次に、後方支援についてちょっと一言申し上げたいと思います。  総理は党首討論で、後方支援を実際に経験する中において、なかなかこの概念、つま...全文を見る
○岡田委員 機敏に活動することができないという経験という意味がよくわからないんですね。  ですから、サマワならサマワにいる、それでは、もっと近くまで行ってやりたいんだけれどもできなかった、こういう意味ですか。だから、そういう非戦闘地域という概念を取り外して、現に戦闘が行われてい...全文を見る
○岡田委員 リスクを高めることはないという、そこは総理が何度も繰り返されますので、私たちはそうではないということを申し上げているわけですが、その前に、今言ったイラクでの自衛隊の活動ですけれども、今、サマワでの活動を総理は言われましたけれども、もう一つ、バグダッド空港などへの物資、...全文を見る
○岡田委員 そこで、もう一つ、総理はリスクは高まらないということを言われるんですが、ここはなお引き続き議論していきたいと思いますが、例えば周辺事態法が今度、重要影響事態法案に変わるわけですが、これで活動範囲はがらりと変わりますよね。つまり、周辺事態法は日本の領域内プラス領域外とい...全文を見る
○岡田委員 リスクがないなどという議論をしているわけではもちろんないんですね。リスクがかなり高まるんじゃないかという議論をしているわけです。  これは党首討論でも申し上げましたけれども、現に戦闘行為が行われておらず、活動の期間を通じて戦闘行為が行われることがないと認められる地域...全文を見る
○岡田委員 大臣が責任を持って決めるというなら、どうして法律できちんと書かないんですか。しかも、新しく書く話じゃなくて、今のこの非戦闘地域という概念を変えるということを言っているから、我々はこれは問題だと言っているわけですよ。今までの非戦闘地域の概念で具体的な問題がどう出てくるん...全文を見る
○岡田委員 大臣は今、テロ特措法のお話をされましたけれども、私、当時、筆頭理事を野党として務めて、政調会長でしたけれども、あのときには、とにかく早く法律をつくろう、賛否はともかくとして法律をつくろうということで、土曜日の審議までして、そして、我々は残念ながら最後は反対に回らざるを...全文を見る
06月17日第189回国会 両院 国家基本政策委員会合同審査会 第2号
議事録を見る
○岡田克也君 総理、今日は、集団的自衛権の問題を中心に議論をしたいと考えております。  ただ、それに先立って、一言、参議院の選挙制度について申し上げたいと思います。  総理、これは何とかしませんか。最高裁は既に違憲状態であるという判決を出しています。各党が協力してそれを何とか...全文を見る
○岡田克也君 まず、総理が最初におっしゃった点ですね、公正な議会の運営、それがきちんと確保できるかどうかが問題なんですよ。強行採決をしないという約束をしてくれますか。そういったことをせずにこちらだけ責められても、それは困ります。  そこで、総理……(発言する者あり)
○岡田克也君 私の質問に全くお答えになっていないんですね。ホルムズ海峡の件で、安全保障環境の根本的な変容というのは一体何なんだと聞いているんですよ。  ホルムズ海峡のこの具体例は、私が二月の代表質問で具体的な集団的自衛権の限定行使の例を挙げてくださいと言ったときに総理が最初に挙...全文を見る
○岡田克也君 総理、お答えは全くなかったわけですね。  そして、我々が議論をしているのは存立危機事態ですよ。我が国自身の存立が揺らぎ、国民の権利が根底から覆される、そういう事態について議論しているんですから。ほかの国を助けなきゃいけないって、そういう話じゃないんですよ、これは。...全文を見る
○岡田克也君 総理、私の質問に全然答えていただいていないんですが、重要影響事態があって、そこで自衛隊も警察行動はやっている、海上保安庁もいる、そういう中でプラスアルファ何が加わったら存立危機事態になるんですかと。総理が言ったのは、法律の定義をそのまま読んだだけじゃないですか。 ...全文を見る
○岡田克也君 今の総理の御答弁をお聞きして、だからやはり憲法違反なんだと私は思いました。  つまり、何が憲法に合致し、何が違反するのかということが法律できちんと決められていなきゃいけないんですよ。ところが、総理は今いろいろ言われました。今までの政府の答弁はこうなんですね。事態の...全文を見る
○岡田克也君 これは、時の内閣に、武力行使するしない、憲法違反になるならないの判断を丸投げしているのと一緒なんですよ。白紙委任なんですよ。そんな国はどこにもありませんよ。これは立憲国家にならないんですよ、これでは。だから、私は反対しているんですよ。今の総理の答弁がもう明確にそのこ...全文を見る
○岡田克也君 個別的自衛権の場合には、これははっきりしているんですよ。我が国に対する武力攻撃とは、我が国の領土、領海、領空に対する組織的、計画的な武力の行使であると、これは明確ですよ。しかし、この存立危機事態のときは、今言ったような抽象的な話で、これはどうにでも解釈できるんですよ...全文を見る
06月26日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第14号
議事録を見る
○岡田委員 民主党の岡田克也です。  本題に入る前に、いろいろな各種の世論調査がございます。それぞれ調査によって少しの差はありますが、おおむね八割ぐらいの国民が政府の説明は不十分だというふうに答えています。それから、半分以上の方々が、この法案に反対だ、あるいはこの国会で成立させ...全文を見る
○岡田委員 総理から、十分な議論の時間、審議の時間をというお話をいただきました。私もそれは非常に大事なことだというふうに思います。この委員会での議論も十分に行って、国民の理解、どういう理解かはともかくとして、国民の理解を得られるようにしていかなければならないと私も思っています。 ...全文を見る
○岡田委員 ぜひ、内容のある議論をしていきたいと思います。私も今回、中身をかなり事前にお知らせして、そして議論したいというふうに考えているわけです。  そして、国民の安全と平和な暮らしを守る、ここは共通の認識ですね。私たちは、日米同盟は重要である、強くそういうことを考えているわ...全文を見る
○岡田委員 やはり存立危機事態の定義が甘いんだと思うんですよ。我が国の存立が脅かされ、国民の権利が根底から覆される、非常にわかりにくいですよね。しかも、明白な危険がある事態。  私は、武力行使の要件でなければ政府の判断には多少の幅があっていいと思います。だけれども、武力行使する...全文を見る
○岡田委員 総理、私も時間がありますので、もう少し端的にお話ししていただきたいと思うんですね。やはり、頭の中をちょっと整理していただきたいんですよ。  一番目の話、先ほど言った一、二、三の一ではないということはわかりましたが、二か三かと私は聞いているんですね。だから、我が国に対...全文を見る
○岡田委員 私が聞いているのは、第一要件、国の存立が脅かされ、国民の権利が根底から覆される明白な危険、これは、相手の国のリーダーの言動あるいは準備の状況などを見て、ミサイルが我が国に飛んでくる可能性がある、そのことをもって国の存立が脅かされ、国民の権利が根底から覆されると考えるの...全文を見る
○岡田委員 形式論を聞いているんじゃないんです。具体的な事例で、総理自身が挙げられた事例ですよ、これは。だから、総理大臣として、どこで存立危機事態だとして防衛出動するんですかということを聞いているわけです。  三段階あると申し上げました。一段階は米軍がどこかと戦っている、この段...全文を見る
○岡田委員 今の御説明だと、二番目だけじゃだめで、三番目、実際に攻撃されたかどうかはともかくとして、攻撃される、そういう状況になったときに存立危機事態を認定して防衛出動する、こういうお話だったと私は理解しました。  しかし、それでは間に合わないですよね。それから存立危機事態を認...全文を見る
○岡田委員 そういうふうに考えますと、例えばホルムズ海峡の例を挙げたいと思うんですけれども、ホルムズ海峡でこの新三要件、まず第一要件、私はこういうことはないと思いますが、国民の生死にかかわるような深刻、重大な影響が油がとまることによって起きている、そういうことがあると政府は御説明...全文を見る
○岡田委員 いや、長官、ごまかさないでくださいよ。私、個別的自衛権の話は全くしていませんから。  今まで政府が御説明になっている集団的自衛権行使のとき、つまりホルムズ海峡に機雷がばらまかれた、それは別に日本をターゲットにしたものではない、しかし日本のタンカーが現実に通れない、そ...全文を見る
○岡田委員 私の論理的な説明に対してちゃんとお答えになっていないですよね。  この赤い字で書いたところ、例えば政府の説明だと国民の生死にかかわるような深刻、重大な影響が生じている事態、そういう事態が現にあるときに、波静かなときはその機雷を静かに除去するということですが、波静かで...全文を見る
○岡田委員 総理、政策判断の話を聞いているんじゃないんです。政策判断は総理大臣がかわったら変わるじゃないですか、状況が変わったら変わるじゃないですか。大事なのは憲法上どうなのかということでしょう。  先ほど必要最小限を超えるとおっしゃいましたが、最初に私が説明したように、必要最...全文を見る
○岡田委員 植民地支配については、村山談話、小泉談話、小渕総理と金大中大統領との日韓共同宣言、あるいは北朝鮮との平壌宣言、それぞれ触れられていることですね。だから、否定したことはないという言い方は私は非常に不十分だと思うんですけれども。  そこで、菅談話、それも引き継がれている...全文を見る
○岡田委員 総理、個々の認識は歴史家あるいは学者に任せるべきだというふうにおっしゃいましたが、総理はこの談話について、総理大臣としてではありませんが、過去にコメントしていますよね。総理が会長を務めておられる創生「日本」の中で、この談話を出したときに、出す前にまず反対の署名運動を試...全文を見る
○岡田委員 それぞれ主張すべきはきちんと主張するというのは当然だと思います。  しかし、この菅談話に対して安倍さんが、総理とは言いません、当時安倍議員が会長をしておられるその団体が示したその中身は、私は、これは決して褒められたものじゃないし、日韓関係を非常に悪くした、今の韓国側...全文を見る
○岡田委員 総理、日韓関係を初めいろいろな国との関係は、与党も野党もないと私は思っているんです。ですから、我々は野党として、しっかりと野党なりに努力したいというふうに思っているんです。  今、大統領の話をされました。いつもされるので一言だけ言っておきますけれども、確かに、李明博...全文を見る
○岡田委員 それでは、もう一つ申し上げたいと思いますが、これからどういう国を目指していくのかということについて、残された時間で少し議論していきたいというふうに思います。  私は、前にも申し上げましたように、日米同盟、その抑止力によって日本の七十年の平和は保たれたというふうに思っ...全文を見る
○岡田委員 明快にはお答えいただけなかったんですけれども、憲法九条があることで海外における武力行使を事実上禁じてきた。我が国が攻撃を受けたときはそれに対して断固反撃するけれども、みずから海外で武力行使することはない、それは今までの憲法解釈ですよね。そういう中で、つまり、武力行使と...全文を見る
○岡田委員 PKOは武力行使ではありません。PKO法のときは私、中谷さんと一緒にここで野党の抵抗を排除して委員長を守ったことを記憶しておりますけれども、それはともかくとして。  私は、先ほどのアメリカの話、申し上げました。もちろん、アメリカは大事な国です。しかし、非常に強い国で...全文を見る
○岡田委員 海外派兵ができないという話も新三要件、三要件の中から出てくるとおっしゃいましたが、私は総理はトートロジーに陥っていると思うんですよ。これは別途やります。もう時間がありませんから。海外派兵ができないというのは、第三要件、必要最小限度を超えるから他国の領土、領海、領空でで...全文を見る
○岡田委員 総理、手続を聞いているんじゃなくて、党として立派に出された自民党の憲法改正草案について、憲法草案九条についてお尋ねしているわけです。その中で、自衛権の行使については限定をつけておられませんねと。それはそのとおりですよね。ということは、違法な戦争はしない、だけれども集団...全文を見る
07月10日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第19号
議事録を見る
○岡田委員 民主党の岡田克也です。  まず、きょうは最初、重要影響事態それから国際平和共同対処事態についてお聞きしたいと思います。  この重要影響事態法と国際平和支援法、目的はもちろん違うわけで、「我が国の平和及び安全の確保」と、平和支援法の方は、「国際社会の平和及び安全の確...全文を見る
○岡田委員 総理、聞かれたことについてだけ簡潔にお答えいただいた方が国民にはわかりやすいと思うんですね。  それで、国会承認についてちゃんとお答えいただけなかったんですが、なぜ国際平和支援法では例外なく事前承認を求められ、重要影響事態法では原則事前承認となっているんでしょうか。...全文を見る
○岡田委員 もう少し簡潔な答弁をお願いしたいと思います。  実は、私の理解するところ、この国際平和支援法で、国会承認、例外なく事前承認にしたのは、これは与党協議の結果なんじゃないですか。私の理解では、公明党がこの点を強く主張してこうなったというふうに理解していますが、太田大臣、...全文を見る
○岡田委員 私の理解するところ、公明党が強く与党協議の中で主張されて、ここは最初は必ずしも事前承認ということではなかったけれども、例外なく事前承認になったというふうに私は理解をしております。  それはそれで一つの公明党の成果だと思うわけですけれども、ただ問題は、この重要影響事態...全文を見る
○岡田委員 総理、私が最初に聞かないのに、両法案重なる場合があるということでるる説明されたんですね。  ですから、結局、違う面から見ているかもしれないけれども、結構垣根は低い。やることは一緒なんですよ、外国軍隊に対する後方支援ですから。入り口が違うんですね。入り口、一方は非常に...全文を見る
○岡田委員 委員長もちょっと笑っておられると思うんですが、このやりとり、違うんですよ。六つの事例が出てくるのは、その後、このやりとりの後出てきた話なんですよね。  そして、私が聞いているのは、定義そのものに全く影響を与えていないということでよろしいですねという問いに対して、御指...全文を見る
○岡田委員 つまり、北側さんが言われた、単なる例示ではない、こうした例示と同等なもの、匹敵するもの、こういうものの一つの例示として挙げているという解釈は間違っていたということですね。いかがですか。
○岡田委員 中谷大臣、言うに事欠いて、全く関係ない答弁をしないでもらいたいと思うんですね。  いずれにしても、普通に考えれば、それはそうかもしれません。ここに書いてある「等」は単なる例示だと。だから、私、北側さんの言われたのは少し言い過ぎていると思うんですよ。  ただ、恐らく...全文を見る
○岡田委員 典型例という言葉を総理は使われましたが、問題は、ですから、「そのまま放置すれば我が国に対する直接の武力攻撃に至るおそれのある事態」と同じレベルの、かなりの事態ですからね、これは。同じレベルの事態でなければ重要影響事態にならないのか、それとも、ここまで至らないような、も...全文を見る
○岡田委員 全部例を挙げろとか、そんなことは全く言っていないし、総理が今言われたように、これだけだということも私は全く言っていないわけです。  「そのまま放置すれば我が国に対する直接の武力攻撃に至るおそれのある事態」と同じレベルのことが重要影響事態なのか、もっと幅広いものなのか...全文を見る
○岡田委員 私は、日本周辺の安全保障環境が変化している、その認識はかなり共有するわけですが、そうであれば、やはりそういった事態にきちんと備えられるものとして、周辺事態法、従来の枠組みを残しながら対応すべきであるということを申し上げておきたいと思います。  そして、従来から地理的...全文を見る
○岡田委員 そうすると、私の言った三段階という、総理は私との前回のやりとりでもそういう御答弁だったんですが、米艦が攻撃を受けるということが存立危機事態の認定の要件だということになると、米艦が攻撃を受けることが、なぜ、我が国の存立が揺らぎ、我が国国民の権利が根底から覆されるというこ...全文を見る
○岡田委員 総理、聞かれたことにきちんと答えられたらどうですか。  総理の論理を追っていって私でも頭が混乱してしまいますから、国民の皆様は全くわからないと思いますよ。だから理解が進まないんですよ、こういう答弁を繰り返しているから。だから、もっと真摯に答えてもらいたいんですよ。 ...全文を見る
○岡田委員 先ほど私が申し上げたことで総理言われましたが、日本に対しては武力攻撃はないんです、まだ。日本に対して攻撃はされていないんですよ。そういう中で我々は、みずから武力行使をせずに、その前の段階で警察行動として自衛隊を動かすと。それは全く問題のない話、無理のない話だと私は思い...全文を見る
○岡田委員 先ほどまでは攻撃されたらと言っておられたような気がするんですが、その前に、明白な危険があれば発動する、こういうお話でした。  私、総理の答弁をお聞きしていてよくわからないのは、これは個別的自衛権のときには、防衛出動という概念がありますね、しかし防衛出動即武力行使では...全文を見る
○岡田委員 今の総理の御答弁を私なりに整理しますと、まず、着手の概念というのは、最初に、米国が攻撃を受ける、それが着手であるという考え方ですね、私はそう理解したんですが。  それからもう一つは、米艦に対する攻撃、そこに明白な危険があればそこで日本は武力行使できるということですか...全文を見る
○岡田委員 ですから、総理、存立危機事態の認定の要件、確かにそこに明白性は出てきますよね。しかし、それは防衛出動をするための存立危機事態の認定なんです。  そのことと、自衛隊が武力行使する、個別的自衛権の場合には明らかに概念が分けられているわけですね、着手がなければ武力行使でき...全文を見る
○岡田委員 申しわけないですけれども、全くわからないんです、説明が。ですから、政府で少し整理をしてもらって、これは文書で示してください。これは根幹の部分でしょう、法案の。つまり、防衛出動をするかどうか、そして自衛隊が武力行使するかどうか、そういう根幹の部分なんですよ、これは。 ...全文を見る
○岡田委員 例えば、国会で、平成十九年六月、参議院の外交防衛委員会で、当時の久間大臣は、バグダッド空港の中であっても、外からロケット砲などが撃たれる、迫撃砲に狙われるということもあり、そういう緊張の中で仕事をしている、身の危険が非常にあるわけですということを、国会の答弁で当時の大...全文を見る
○岡田委員 非戦闘地域であったかどうかは今は議論しません。私は、バグダッド全体は非戦闘地域ではもちろんなかった、空港だけ非戦闘地域だったというのは詭弁だと思いますが、そのことを今議論しようと思いません。  自衛隊は、一体この活動の中でどういう状況だったんですか。国民の皆さんも知...全文を見る
○岡田委員 米兵等、武装した軍人を運んだ、その人数を聞いているんです。
○岡田委員 私は、最初のイメージと全然違うんですね。これを考えたときに、武装した兵士も中にはいるかもしれないけれども、それはむしろ例外で、物資も生活必需品のような物資を運ぶんだというふうに私は思って政府の説明を聞いておりましたが、現実には、武装した米兵をかなり運んでいる。しかも、...全文を見る
○岡田委員 質問に全然答えていただいていないので、ここもぜひ理事会で協議していただきたいと思います。  きょうの六十分の議論を通じて、私は難しいことは全然聞いていないんです。基本的なことしか聞いていないんですけれども、それに対するまともなといいますか、きちんとした御答弁は、総理...全文を見る
07月16日第189回国会 衆議院 本会議 第39号
議事録を見る
○岡田克也君 安倍総理、総理は本当に採決するんでしょうか。今からでも遅くはありません。再考すべきです。(拍手)  国民の八割が政府の説明は不十分と言い、半数以上が政府の安全保障関連法案は憲法違反あるいは反対と答えています。平和を求めて国会を取り巻く若者たちは日に日にふえています...全文を見る
09月18日第189回国会 衆議院 本会議 第47号
議事録を見る
○岡田克也君 安倍総理、あなたは、集団的自衛権行使を含む安全保障関連法案を参議院特別委員会で強行採決しました。衆参両院での二百時間を超える審議の中で、議論を重ねれば重ねるほど法案の矛盾が明らかとなり、政府の答弁も場当たり的で、全く説得力のないものでした。  この法案が憲法違反で...全文を見る
11月10日第189回国会 衆議院 予算委員会 第22号
議事録を見る
○岡田委員 民主党の岡田克也です。  きょうは、まず憲法についてお尋ねしたいと思います。  お示ししたのは、自民党の憲法改正草案であります。第九条の第二項、「前項の規定は、自衛権の発動を妨げるものではない。」と端的に書かれています。ここの意味するところは、少なくとも自民党がお...全文を見る
○岡田委員 今のお答えは、国連憲章上認められた集団的自衛権の行使を限定なく認める、そういう憲法にするというのが自民党の憲法改正草案である、そういうお答えだったと思います。  二〇一四年の衆議院選挙に当たって、自民党のマニフェストの中で、憲法改正原案を国会に提出し、憲法改正を目指...全文を見る
○岡田委員 しかし、憲法改正草案という形でこういうふうに出された。私は、総理の持論は限定なき集団的自衛権の行使ということだというふうに考えているんですけれども、三分の二衆参で得られれば、これを国会で成立させ、そして国民投票にかける、こういうお考えですね。
○岡田委員 国民的理解と総理は言われるんですが、例えば二〇一二年の衆議院選挙において、マニフェストの中に、「集団的自衛権の行使を可能とし、「国家安全保障基本法」を制定します。」と小さく書かれておりました。これをもって根拠にして、国民の八割が政府の説明は不十分だと言うにもかかわらず...全文を見る
○岡田委員 過去二回の総選挙を、アベノミクス、この道しかない、それから、消費税の引き上げ延期を問う、そういう名目で選挙されながら、そして、マニフェストには小さく書いただけの集団的自衛権の行使の解釈変更を、これは選挙で国民に問うたんだということで総理は強行されたわけであります。 ...全文を見る
○岡田委員 私も、首脳会談は無条件に、しかも定期的に行うべきだという主張でありますし、朴槿恵大統領にお目にかかったときにもそのことを申し上げてまいりました。そこは総理の言うとおりなんです。しかし、その前提として、やはり私は、首脳間の信頼関係というものがなければなかなかそこに至らな...全文を見る
○岡田委員 私は、もちろん信頼関係は会うことで深まる部分もありますが、やはり、会わなくても相互の言動を見て判断される部分もあるというふうに思うわけですね。私は、総理が、まあ総理になられてかなり自制はされているものの、総理になる前のさまざまな発言というものが、やはり韓国や中国から見...全文を見る
○岡田委員 総理、議論をすりかえないでもらいたいんです。  総理は先ほど、国益を考えて発言をしているというふうに言われました。先ほどの、総理になる前とはいえ、発言、村山さんの個人的な歴史観に日本がいつまでも縛られることはないとか、あるいは河野談話を修正したことをもう一度確定する...全文を見る
○岡田委員 国益を本当に考えるのであれば、総理になる前からきちんと発言されるべきだったということをもう一度繰り返して申し上げておきたいと思います。  その日中韓首脳会談の共同宣言の中で、歴史を直視し未来に向かうとの精神が強調されました。総理にとって、この日中関係、日韓関係におい...全文を見る
○岡田委員 私は、国の指導者は、特に日中関係、日韓関係を考えたときに、確かに我々は過去に誤ったこともあった。もちろん、いいこともありました。しかし、一時期誤ったこともあった。そのことの事実をきちんと正面から受けとめて認めて、そして和解のための努力をしていく。和解はお互いが歩み寄る...全文を見る
○岡田委員 今総理は、八月の安倍談話について言及されました。その中にこういうくだりがありますね。私たちの子や孫に謝罪を続ける宿命を背負わせてはならない。ここの意味するところ、総理はどういうふうにお考えか。これでもう、これ以上謝罪する必要はないんだ、こういう議論も中にはあるわけです...全文を見る
○岡田委員 先ほど言いましたように、ここのくだりについて、私たちの子や孫に謝罪を続ける宿命を背負わせてはならないということをもって、いや、もう謝る必要はないんだ、こういうふうに議論している人たちが一部にいます。それは、私は明らかに間違いであると。総理も今言及されていましたように、...全文を見る
○岡田委員 日韓首脳会談の中で、従軍慰安婦問題の早期妥結を目指して協議を加速化するということも確認されました。総理のこの問題についてのお考えを聞かせていただきたいと思います。
○岡田委員 この従軍慰安婦の問題、非常に難しい複雑な問題であります。私も、法的には決着済みという立場、考え方であります。しかし、法的には決着していることが全て決着しているという意味ではもちろんないわけでありまして、和解のための相互の努力、これは一方的ではなく相互の努力が求められる...全文を見る
○岡田委員 非正規から正規への動きがふえている、これはいろいろな統計のとり方の問題です。  ただ、私が言いたいのは、景気回復局面の中で正規の絶対数が減っている。それは全体の働く人の数が減っているからだとおっしゃるかもしれませんが、非正規も含めればふえているわけですから。そういう...全文を見る
○岡田委員 ぜひ具体的政策をお願いしたいと思います。  次に賃金ですが、賃金がふえたということを総理はよく言われます。ただ、問題は実質賃金なんですね。それで見ると、民主党政権の時代には平均して九九・八、これは二〇一〇年を一〇〇とした数字です。ところが、安倍政権になると九六・五と...全文を見る
○岡田委員 総理、二年前なら、最初はまずパートからだとかそういう説明は通じると思いますが、もう三年たっているわけですね。それで傾向は変わらないわけですから、やはりここは大きな問題があるというふうに思います。  もちろん、賃金交渉というのは労使交渉に委ねるべきだと思いますが、しか...全文を見る
○岡田委員 総理はたびたび、最低賃金は民主党のときよりも上げているというふうに言われるので、ちょっとパネルを用意してまいりました。これをぜひよくごらんいただきたいと思います。  残念ながら、我々のときには消費者物価が下がっておりました。消費者物価が下がる中で最低賃金を引き上げて...全文を見る
○岡田委員 我々、消費者物価が下がっていく中で最低賃金を上げるというのは大変なことでした。したがって、それは、総理がおっしゃる中小零細企業への対応、予算措置もやりながらこれをやってきたわけです。ですから、今、状況が変わって少し消費者物価が上がっていくということであれば、当然、最低...全文を見る
○岡田委員 例えば、介護離職ゼロのところの説明、最初、介護施設の整備ということに重点を置かれたようにも私は理解しておりましたが、この前の講演の中では、在宅介護の負担の軽減、介護施設の整備、介護に携わられる人材の増加や処遇の改善、介護休業給付水準の引き上げなどなど、こういったことを...全文を見る
○岡田委員 希望出生率一・八のところも、夢を紡ぐ子育て支援ということで、先ほども総理も言われました、五十万人分の保育の受け皿を整備しますと。それから、幼児教育の無償化、一人親家庭への支援拡大、三世代同居への補助、それぞれ今までも議論されてきたし、いいことだと私も思います。ぜひやり...全文を見る
○岡田委員 総理、方向性だけでもちょっと教えていただきたいんですが。  ことし六月に骨太の方針が閣議決定されました。経済財政運営と改革の基本方針二〇一五であります。二〇二〇年にプライマリーバランスを黒字化するという目標は変えないということを宣言されました。しかし、そのために、ま...全文を見る
○岡田委員 それは骨太の方針にそう書いてあるわけですが、私が言っているのは、五千億の伸びに抑えるだけでも今言ったさまざまなことに取り組まなければならない、大変なことである、それに加えて新たに二本目の矢、三本目の矢というのが出てきて、いろいろなことをやりたいと。それは私もやりたいで...全文を見る
○岡田委員 非常に歯切れが悪いというふうに思うんですね。  今申し上げたことに加えて、一月には補正予算、これはかなり大型のものが出てくるんじゃないかという議論もありますね。それから、今議論をされている消費税の軽減税率の話、これも場合によっては、どこから財源が出てくるのか、社会保...全文を見る