岡田克也

おかだかつや

小選挙区(三重県第三区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数11回

岡田克也の2017年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月08日第193回国会 衆議院 内閣委員会 第2号
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○岡田委員 まず、官房長官に、天皇陛下の御退位の問題などについて政府の見解を確認したいと思います。  まず、官房長官は、二月十七日の当委員会での所信表明におきまして、「天皇陛下の御公務の負担軽減等については、国会における御議論をしっかりと受けとめ、国民的な理解のもとに成案を得る...全文を見る
○岡田委員 実は、予算委員会、これは一月二十六日ですが、ここで総理は、国会の議論をしっかりとまずは見守りながら、その結論を受けて私たちは法案を取りまとめていくということを考えていますという答弁があるんですね。  これを見ると、閣法前提のようにも聞こえるわけですが、私は、今、閣法...全文を見る
○岡田委員 私は、閣法というものが、例えば行政府、総務省とか経済産業省とか、その行政について閣法で提案されるということは、それは当然あっていいし、何ら問題はないと思うわけですけれども、こういう国の仕組みの骨格にかかわることについて閣法で出てくるというのはよくわからないわけでありま...全文を見る
○岡田委員 政府がお言葉を受けていろいろ検討されることは当然だというふうに思いますが、閣法でなければならないというふうにしてしまうと、私は非常に問題があるんじゃないか。  国会できちんとした合意ができることが前提ですが、議員立法という選択肢もあるというふうに私は考えておりますが...全文を見る
○岡田委員 閣法前提ではないというふうに受けとめさせていただきました。  そこで、いや、そうじゃないというなら言っていただきたいんですが、閣法でなければならないという趣旨ではないというふうに私は理解しましたが、いいですか。
○岡田委員 それでは、特例法か皇室典範の改正かということが、議長のもとでも、もう議論されております。議長のもとで議論されていますので、余り深入りすることは避けたいと思いますが、私は、特例法か皇室典範の改正かという法形式の問題ではなくて、今回の一代限りの特例として御退位を認めるのか...全文を見る
○岡田委員 政府としては一代限りということを前提に考えているわけではない、国会の議論を見守っている状況である、こういうお話だったと理解をします。  そこで一つ確認なんですが、もし特例法で一代限りということになった場合であっても、退位後の天皇陛下の御身分、例えば皇族にするという規...全文を見る
○岡田委員 特例的に、退位された後の陛下が皇族であるということを決めたり、あるいは皇太弟という地位を認めるというのは、私は極めて違和感を感じるわけであります。そういうものは恒久的に設けなきゃいけない。恒久的に設けるとしたら、この部分は少なくとも皇室典範に書かざるを得ないというふう...全文を見る
○岡田委員 それ以上のことは控えさせていただきたいということですが、どういうタイムスケジュールで、この準備室での議論を行っておられるのか。  これは、野田内閣で論点整理は一旦なされました。何が論点かということはかなり明らかになっているわけで、準備室で議論するといっても、もう安倍...全文を見る
○岡田委員 官房長官も御指摘のように、これは余りゆっくりできる話ではないということは事実であります。そういう意味では、しっかりと政府の中でも御議論いただき、もちろん国会でも何らかの形で議論して、早急に対応すべきではないか、そういうふうに思っています。  この女性宮家の創設の問題...全文を見る
○岡田委員 一部に、この女性宮家の問題が女系天皇や女性天皇につながるのではないか、こういう議論があることも事実だと思います。ただ、それは直接つながる話ではない、それはそれでまた議論すべき別の課題である、そういう整理でこれは進めていかないと、結局タイミングを失してしまうということに...全文を見る
○岡田委員 まず、これは、二五年以降、二六年、二七年ということではなくて、中長期試算ですから、やはり二五年以降、三〇年、三五年と、これは当然、モデルを動かせば機械的に出てくる話だというふうに思います。なぜ時間がかかっているのか、全くよくわからないんですね。  前提というのは、そ...全文を見る
○岡田委員 私、何を言っておられるかよくわからないんですが。  結局、名目金利と名目成長率、この二つで、その関係の問題ですから、どういう経済になるかとかそういう話は、それは経済成長がさらに望めるとかそういう議論にはなったとしても、まあ私は非常に非現実的だと思いますが、そういう議...全文を見る
○岡田委員 答えは一つしかないんだと思うんですね。名目成長率は伸びても名目金利がそれを上回ることはない、人為的にそういうことが可能であるという前提をとらない限り、発散するということは明らかだと思うんです。  もし、名目金利が低いままこれから二〇二五年、三〇年とやっていけるという...全文を見る
○岡田委員 名目成長率が上がる上がらないということはあっても、そのことと金利の関係というのはこれは公式上明らかなわけですから、私は大臣の言っていることは全くよくわからないし、それから、新しい内閣がと言われますが、新しい内閣がスタートしたときにもう手おくれであるということになりかね...全文を見る
○岡田委員 私は、所管大臣としてもっと危機感を持って、しっかり対応すべきだというふうに思います。  今、二〇二〇年以降の話をしましたが、では、二〇二〇年PB黒字化というのは果たして可能なのかということについて少し、残された時間で議論したいと思います。  まず、石原大臣は、二月...全文を見る
○岡田委員 今、GDP比の債務残高の話、これを改善するということを言われましたが、PB黒字化二〇二〇年、これについて言及されなかったんですが、これが一番大事じゃないんですか。
○岡田委員 今、石原大臣の答弁は、一番大事なことは債務残高がGDP比で発散しないようにすることだと言われましたが、まず一番大事なことは、PBを二〇二〇年、黒字化するということじゃないんですか。あわせて債務残高を減らしていくということであって、PB黒字化二〇二〇年というのはどこかに...全文を見る
○岡田委員 私はここは非常に気になっているんですが、総理の代表質問に対する答弁でも、PB黒字化ということを強調されるというよりは、債務残高のGDP比の話を常にされている。  私は、きわめつけは麻生財務大臣だと思います。財務大臣というのは財政健全化に最も責任を持つ、そういう立場だ...全文を見る
○岡田委員 二〇二〇年PB黒字化という目標をだんだん下げて、そしてGDP比残高、そちらにスイッチしようとしているかのように思いますが、スイッチしたとしても、先ほどの名目金利との関係でいうと、非常に厳しいということはむしろ増すばかりではないかと私は思います。  最後に、石原大臣も...全文を見る
○岡田委員 大臣が言及された二つの再生計画とアクション・プログラム二〇一六は、いろいろなことが細かく書いてありますね、効率化するための。そういうものの効果というのは金額でいうと幾らになるか。一兆円を五千億にしましたというのは、これはその外の話だと私は思うんですね。  いろいろな...全文を見る
○岡田委員 終わります。
04月06日第193回国会 衆議院 東日本大震災復興特別委員会 第5号
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○岡田委員 民進党の岡田克也です。  まず、大臣に基本的なことをお聞きしたいと思いますが、この福島の原発事故に対して、国の責任というものを大臣はどういうふうにお考えでしょうか。
○岡田委員 今回、審議の対象になっております福島復興再生特別措置法の第一条、これまで原子力政策を推進してきたことに伴う国の社会的な責任を踏まえて福島の復興及び再生が行われるべきだ、このことについてはどうお考えですか。
○岡田委員 この原子力政策を推進してきたことについての国の社会的責任を踏まえてというところは、我々、常にこの原点に戻って福島の復興について議論しなければいけない、そのことを改めて確認させていただきたいというふうに思います。  そこで、今回、帰還困難区域のうち特定復興再生拠点区域...全文を見る
○岡田委員 質問に答えていただいていないんですが、なぜ、新しいステージにおいて新しいまちづくりであれば東電は免責されるのかと問うているわけです。
○岡田委員 除染の費用は、東電が負担するということは決まっているんじゃないんですか。  ですから、まちづくりの主体を国が中心になってやるというのはいいと思いますけれども、最終的な費用について東電が免責されている理由を聞いているわけです。
○岡田委員 今回の特定復興再生拠点区域、東電は除染したんですか。
○岡田委員 今回、帰還困難区域のうち特定復興再生拠点区域を指定して、そこは国がさまざまな対応をする、そして負担も国が行う。私は、国が負担するということは正しい選択だと思いますけれども、最終的にその中には、一体的に行うわけですけれども、除染という作業も含まれている。  本来、除染...全文を見る
○岡田委員 ですから、最初の質問に戻るんですが、新しいステージならなぜ東電は除染についての賠償を免責されるのかと聞いているわけです。
○岡田委員 除染については、最終的には東電が責任を負うというのが最初の整理じゃないんですか。  今回、一体的にやるとはいえ、除染も含まれている。なぜそこで東電が免責されるのかと聞いているわけです。
○岡田委員 全く答えていただいていないんですが、大臣の言われるのはあれですか……(発言する者あり)
○岡田委員 何度も同じことを聞いているわけですけれども、新しいステージに入ったから東電が免責されるというのが理解できないというふうに私は質問しているわけです。そこをちゃんと説明してくださいと。  そのお答えが新しいステージに入ったからだというのでは、これはトートロジーで、答えに...全文を見る
○岡田委員 ですから、事業を国がやることはいい、わかると言っているわけです。しかし、最終的な責任、そこまで東電を免責してしまっている理由が説明されていないということを言っているわけです。  大臣、今、帰還困難区域というのは、当初、戻れないということで組み立てていたのが今回変わる...全文を見る
○岡田委員 政治の判断の問題じゃなくて、これは法的責任の問題だというふうに思うんです。  汚染者負担原則、これに例外を設けているのではないか、細野議員も本会議の中でそういう質問をしました。  きょう、環境省、来ていただいていると思いますが、山本環境大臣は、今回の方針が汚染者負...全文を見る
○岡田委員 汚染者負担の原則の例外を設けましたということですか。
○岡田委員 個別法に委ねられているといっても、基本的な考え方に反するようなことはできないはず。今回、なぜ汚染者である東電の責任が免責されているのかという説明は、新しいことをやるからというのは、私は全く説明になっていないというふうに考えるわけです。  他方で、東電は、帰還困難区域...全文を見る
○岡田委員 御指摘じゃなくて、閣議決定の中にはそういう表現が出てくるんじゃないんですか。(発言する者あり)
○岡田委員 そうしますと、政府が決定した基本指針の中には、「東京電力は帰還困難区域の全域・全住民に対して、当該区域での居住が長期にわたってできなくなることを前提として、賠償を既に実施してきている。」という表現がありますが、ここはどういう位置づけになるんですか。
○岡田委員 除染を行うのはいいんです。最終的にそこの費用をどこが負担するかということを議論しているわけです。  先ほどの基本指針に基づいて、賠償を既に実施してきているということを理由にしてしまうと、帰還困難区域、今回の特定復興再生拠点区域に指定された以外の帰還困難区域全域につい...全文を見る
○岡田委員 では、基本指針になぜわざわざこんな、先ほど私が述べた表現が書かれているわけですか。(今村国務大臣「ちょっと済みません、もう一回」と呼ぶ)  先ほど言いましたように、政府の決定した基本指針の中には、「東京電力は帰還困難区域の全域・全住民に対して、当該区域での居住が長期...全文を見る
○岡田委員 復興拠点外の取り組み、その費用負担については今後の検討課題であるというのは、大臣の本会議における御答弁です。  取り組みについてどうするかというのは政策判断の問題だと思いますが、その費用負担について、これは政府が自由に決められることなんですか。本来、法的に責任を負っ...全文を見る
○岡田委員 確認しますけれども、この基本指針の中にある「賠償を既に実施してきている。」ということは、これは帰還困難区域全体に対する東電の免責を意味するものではない、そこは確認していただけますね。
○岡田委員 私は何でこういう議論をしているかといいますと、安易に東京電力を免責してしまう、しかし国には予算に限りがある、そういう中で、結局、復興が進まないんじゃないかということを非常に懸念しているわけですね。  本来、法的責任を負っているものを、私に言わせればよくわからない理由...全文を見る
○岡田委員 これからいろいろな検討をしていく中でまた議論することになるでしょうが、基本的に除染の責任というのは東電が広く負っているわけですから、帰還困難区域だからといってその責任が免れるものではない、そのぐらいはちゃんと言わないと、本当に東電は免責されることになりますよ。  誰...全文を見る
○岡田委員 東電も非常に厳しい状況にあることは理解しますし、当初、法的整理をしないということを決断したのはやはり補償ということが念頭にあったからだ、そこは私も認識を共有しております。  ただ、だからといって、無限定に責任を、帰還困難区域全域についてこれから検討します、検討課題だ...全文を見る
○岡田委員 そのことを私は否定しているわけじゃないんですが、一義的には東電に、除染の費用について、それを賄う責任がありますね、それは帰還困難区域も基本的にはそういうことですねということを申し上げているわけです。  それすら否定されるんですか。
○岡田委員 当初枠組みを決めたのは、それは帰還困難区域についてはなかなかもとに戻ることは難しいということもあって、東電の除染の責任については言及されていないだけであって、基本的には責任は法的に負っているというふうに考えないとおかしいんじゃないんですか。
○岡田委員 検討課題じゃなくて、基本的には責任を負っていると。  もちろん、将来、今回のように、いろいろ国が前面に立って復興していく、そういう中で、費用について、東電の一義的な責任という大きな枠の中でいろいろな展開があるというのなら私も理解しますよ。だけれども、一義的に全部、帰...全文を見る
○岡田委員 免責しているわけではないということは、一義的には、帰還困難区域についても、除染に当たったその費用について東電が責任を持つというのが基本的な原則である、そういう認識ですね。
○岡田委員 基本的な考え方についてしっかりしないと、だんだんだんだん、極めて責任の所在が不透明になって、それで復興が進むのならいいんですが、私は逆だというふうに思うから質問しているわけです。  では、同様の事例で、除染特別地域の今後の除染についてお聞きしたいと思います。  除...全文を見る
○岡田委員 どこまでやるのかというのは、これから議論していかなければなりません。  全てというのは、私は大きな困難を伴うというふうに思うわけですが、今、林縁から二十メートルまで除染するというのは、私はかなり問題が残るというふうに思うわけです。町中でも里山があれば二十メートルまで...全文を見る
○岡田委員 どの範囲でやるかということはありますが、基本的に、原子力損害賠償法三条に基づいて東電が負うという認識でよろしいですね。もう一回確認します。
○岡田委員 除染特別地域は原賠法三条で東電が責任を持ち、帰還困難区域はこれからですというのは、私には整合的な御答弁だとは思えないわけですね。この点はさらにしっかり議論していきたいというふうに思います。  そこで、除染費用の全体像ということになります。  先般、十二月の原子力災...全文を見る
○岡田委員 私は、帰還困難区域の質問をしているのではなくて、除染特別地域における、先ほど大臣御自身がお認めになったさらなる除染、これについての費用というものは、この四兆円の中に含まれていないんじゃないかと聞いているわけです。
○岡田委員 私が聞いているのは、帰還困難区域の話じゃなくて、今の除染特別地域。先ほど大臣は、まだまだ、例えば森林とかですね、もちろん全てはできないということですけれども、今回、除染が終了したのではなくて、まだやらなければいけないところは残っているというふうに御答弁になりましたから...全文を見る
○岡田委員 基本指針、四・二兆円の中に含まれているということですと、そうすると、どこまで除染するかという基本的考え方はもう既にまとまっているということですね。
○岡田委員 今おっしゃったのは、これはモデル的にやっているという段階じゃないですか。それを踏まえて、どういう考え方で二十メートルを超えるところについて除染するのかということは、きちんと決まっているんですか。
○岡田委員 ですから、今の答弁は極めていいかげんだったということですよね。まだモデル的にやっていて、どこまでやるかはこれから決める。まだ決まっていないのに、なぜ四・二兆円の中に含まれているということが言えるのか。私は、全く支離滅裂の答弁だというふうに思いますよ。  私は非常に懸...全文を見る
11月21日第195回国会 衆議院 本会議 第6号
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○岡田克也君 私たちは、さきの総選挙で無所属で戦い、小選挙区で勝ち抜いてきた十三名から成る会派、無所属の会です。  私は、無所属の会を代表し、安倍総理の所信表明演説について質問いたします。(拍手)  まず、外交、安全保障について質問します。  今、日本が直面する安全保障上の...全文を見る
12月06日第195回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○岡田委員 無所属の会の岡田克也です。  私は、まず、非核三原則について大臣と議論したいと思っています。  非核三原則の中の核の持ち込みということですけれども、密約調査の中で、密約が具体的にあったかどうかは別にして、米国政府が核兵器を搭載した艦船の一時寄港は持ち込ませずに該当...全文を見る
○岡田委員 国民に明らかにされていなかったことが問題なのではなくて、明らかにアメリカの解釈と日本政府の解釈が異なるにもかかわらずうそを言い続けてきたことが問題なんだ、私はそう認識していますが、いかがですか。
○岡田委員 私も、歴代の総理や外務大臣を一方的に責めるつもりはないし、そういった発言はしておりません。  それから、これは自民党政権時代のこととはいえ、事実が明らかになったということで、国民に対して外務大臣としておわびをしているし、例えば佐世保や横須賀の市議会に対しても、外務省...全文を見る
○岡田委員 いろいろな国益判断はあると思いますけれども、本当にそれが必要なことだったのか。  私の理解では、歴代の閣僚の中で、この持ち込みに関する密約の問題で、こういう状態はまずい、国民をだましていることになるということで動こうとしたのが、田中内閣のときの大平蔵相と木村外務大臣...全文を見る
○岡田委員 大臣は、二〇一〇年一月のパネル討論会で、持たず、つくらずは変える必要がないが持ち込ませずという原則を変えるというのはどうだろうかと発言されていますね。一方で、非核三原則は堅持すると、外務大臣就任時に述べておられます。  どちらが本当なんですか。
○岡田委員 もし、非核三原則を堅持する、私もそれは必要なことだと思いますが、しかし、現時点でそれが本当に堅持できるのかというところについてはどうでしょうか。
○岡田委員 大臣は、二〇一〇年三月のブログの中で、アメリカは核兵器の存在を否定も肯定もしないのだから日本側としては確認のすべがないということになってしまう、非核三原則を堅持するということは日本政府が国民にうそをついてきた状況がこれからも続けられるということになるというふうに述べら...全文を見る
○岡田委員 そうすると、大臣は、日本政府の持ち込ませずの解釈には一時寄港も含まれているんだということは、アメリカ政府とは共通の認識に今至っているということですか。
○岡田委員 一つ、途中でアメリカの政策転換があった。つまり、従来、過去においては多くの米国艦船に核兵器が積まれていた、しかし、もうそれを限定しようというアメリカの政策転換があって、基本的には航空機、戦略爆撃機、今でいうとB2爆撃機かB52爆撃機、それからもう一つは戦略原潜、ここに...全文を見る
○岡田委員 現在までのところはそうだと思います。戦略原潜が韓国には行くことはあっても、日本に寄港することはない。  しかし、では、戦略爆撃機、このB2やB52はどうなのか。今までは来ていませんけれども、しかし、これから来るかもしれない。だから、それは受け入れられませんということ...全文を見る
○岡田委員 従来は、核を積んでいるかどうかアメリカは明確にしない。それが前提としてあって議論しているわけですから。  そうすると、戦略爆撃機に核が積まれているかどうかはアメリカが責任を持って明確にするというふうに大臣はお考えなんですか。
○岡田委員 結局、従来のことと余り変わらない。アメリカは理解しているから積んでいないと。しかし、日本政府としては、それを確認するすべはないということになるんじゃないですか。  むしろ、B2やB52、核兵器を搭載することが可能なものは日本に入れないというところで線を引くことが、非...全文を見る
○岡田委員 私が非常に気になっているのは、このB52やB2の話が最近聞かれるからです。  B52については、八月二十二日に航空自衛隊のF15二機が編隊航法訓練をB52二機と実施したということが明らかになりました。防衛大臣は、日米の対処能力をさらに緊密にする、向上を図ることが北朝...全文を見る
○岡田委員 訓練するということは、やはり実戦でもそういうことがあり得るからこそ訓練していると思うんですね。もちろん、そのB52が日本に一旦着陸するのかどうかはわかりません。逆に言うと、核を積んだB52、それを日本の自衛隊が支援する、こういうことがあり得るということになりますね。 ...全文を見る
○岡田委員 そこまでおっしゃるのであれば、米国政府からちゃんと文書で、そういったことはないんだということを確認すべきじゃないですか。
○岡田委員 要するに、非核三原則が国是である、そして、それを堅持するというのが内閣の方針であると。  そこまで言われるのであれば、そのことをきちんと担保する、そういった明確なものが必要ではないかと思うんですが、いかがですか。
○岡田委員 私には到底理解できないわけですね。  ですから、河野大臣も、大臣になる前には非常に正しく認識して正しく発信しておられたと思いますが、もちろん大臣の立場でいろいろな限定がかかることはわかりますが、しかし、非常に限定された、B2とB52それから戦略原潜という、もう限られ...全文を見る
○岡田委員 日米間の核をめぐる対話というのもかなり進んできているというふうに思います。そして、日本として、持ち込ませずがどうしても重要なことであるというのであれば、そのことをきちんとアメリカ側に理解させるということは、私は、同盟国のきずなを弱めるとかそういうことには全くならないと...全文を見る
○岡田委員 午前午後に分かれていて非常にやりにくいんですが。  次に、北朝鮮の問題で、ティラソン国務長官は、米国は北朝鮮の敵ではなく、体制転換や体制の崩壊を目指さないというふうに八月一日に明言されました。  このティラソン四原則について、どう評価されていますか。
○岡田委員 目標として掲げるという話と体制転換を目指さないということには、かなりニュアンスの違いがあると思うんですね。体制転換を目指さないという理解でいいですか。
○岡田委員 あとは午後やります。
○岡田委員 午前中の続きをやりたいと思いますが、我が国が体制転換を目標として掲げたことはないというのが政府の説明ですが、これは事実を述べたもの。しかし、体制転換を目指すことはない、これは政権の意思を明確にしたもの。意味合いが異なりますね、全く。  体制転換を目指すことはないとい...全文を見る
○岡田委員 今のこの状況はというのは、話し合いが、まだ可能性があるという状況で体制転換を求めることはないと。  しかし、北朝鮮から見れば、話し合いに応じることについて、体制転換を求められる可能性があるのであれば、それだけ話し合いに応じる余地は少なくなるということだと思うんですね...全文を見る
○岡田委員 今の発言は、米国国務長官の言っていることは米国政府の考えと同じではないというふうに外務大臣が認められたということになりますよ。いいですか、それで。
○岡田委員 むしろ日本政府としては、体制転換を求めないというふうに明言すべきだというふうに私は考えていますが、現時点では大臣にその気はないということはよくわかりました。  いま一つ。全ての選択肢がテーブルの上にあるというトランプ大統領の立場について、日本国政府あるいは安倍総理は...全文を見る
○岡田委員 全ての選択肢がテーブルの上にあるということの実際の意味は、武力行使も辞さない、それが全ての選択肢がテーブルの上にあるということだと思うんですね。そうとしか考えようがないわけです。  もちろん、武力攻撃を受けたときにそれに反撃するということまでは否定する必要は全くない...全文を見る
○岡田委員 先制攻撃の可能性を否定しないことが、北朝鮮が対話に応じることになぜつながるのか、私、どうしても理解できないんですが、説明いただけますか。
○岡田委員 これはトランプ大統領だけではなくて、過去のアメリカの政権のやってきたことを見れば、国際法に場合によっては違反するかもしれない先制攻撃というのも、必要なときにはやりますというのが米国政府の基本的な立場じゃないですか。そのことも含めて全ての選択肢とトランプ大統領が言ってい...全文を見る
○岡田委員 それでは、先制攻撃で、国際法に違反しない先制攻撃というのはどういうものが考えられますか。
○岡田委員 過去の米国政府のやってきたことを見ても、アメリカの理解は、国際法上、たとえ違反であっても、必要なときにはやるというのがアメリカ政府の考え方です。全ての選択肢があるというふうに言っている、それを無条件に、今、国際法違反のものまで認めるわけではないとおっしゃったけれども、...全文を見る
○岡田委員 想定をしていないと言いながら、現実にはそういうことは起こり得る。必ず起こると言っているんじゃないですよ、起こり得ると。それを無条件に高く評価してしまっているのは、私は問題だというふうに思います。  韓国の大統領は全く違ったことを言っています。それが正しいかどうかは別...全文を見る
○岡田委員 もちろん、この問題は北朝鮮側に基本的な責任がある。核開発を進めるその北朝鮮に問題があるということは、これは全くおっしゃるとおりであります。しかし、その北朝鮮が暴発しないために話し合いで解決していく、そのためにはもちろん圧力を高めていくことは私は重要だと考えていますけれ...全文を見る
○岡田委員 きょうはこの辺にしますが、米軍があらゆる抑止力をと言うときに、先制攻撃というのは抑止力ということにはならないでしょう、かえって武力行使の可能性に道を開くことになってしまうんじゃないかということを私は申し上げているわけです。  終わります。