岡田克也

おかだかつや

小選挙区(三重県第三区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数11回

岡田克也の2018年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月25日第196回国会 衆議院 本会議 第3号
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○岡田克也君 私は、民進党と無所属の衆議院議員十四名から成る会派、無所属の会を代表し、安倍総理の施政方針演説について質問します。(拍手)  まず、財政の健全化について質問します。  財政健全化は、持続可能な社会保障を実現するために、先送りの許されない重大問題です。人口減少の中...全文を見る
02月23日第196回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
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○岡田分科員 民進党、無所属の会の岡田克也です。  きょうは、大臣と少し日韓関係について議論したいと思っていますが、まず、慰安婦をめぐる韓国政府の最近の対応については私も非常に大きな疑問を感じております。国家間で合意に達したもの、それについて事実上ほごにしかねないような対応は両...全文を見る
○岡田分科員 もう一度聞きますが、河野談話という名前が適切かどうか、しかし一般的にはそう通用していますから申し上げているわけですが、河野談話についてどう考えているのですか。
○岡田分科員 今のお話をお聞きすると、河野談話は、戦後七十年談話と慰安婦に関する日韓合意によって上書きされた、こういう認識ですか。
○岡田分科員 河野談話というものは存在して、それを前提にして私は七十年談話とか慰安婦に対する日韓合意があるというふうに思っていますが、この二つだけだということになると、これは否定したことになってしまうんじゃないですか。そう受け取られても仕方がないですよ。それで本当にいいんですか。
○岡田分科員 歴代内閣の談話等、それを引き継いでいくということであれば河野談話についても引き継がれておられる、こういう理解ですね。
○岡田分科員 私は、もう少し素直に、河野談話についても評価をするというふうに、私はそう考えておりますが、そういうふうに言われた方がいいんじゃないかと。大臣の言い方ですと、戦後七十年談話と慰安婦に関する日韓合意に尽きるというふうに言ってしまいますと、まるで上書きされたように受け取ら...全文を見る
○岡田分科員 したがって、もちろん否定したことはないということですが、私は、二〇一五年の七十年談話で朝鮮半島に対する植民地支配の言及がないというのはやや首をかしげているわけですけれども、全体としてはこの談話を私は評価しておりますけれども、そういうところが欠落しているのではないかと...全文を見る
○岡田分科員 全体としてというところにひっかかるものがあるんですが、例えば菅談話ではこういうくだりがあります。三十六年間の植民地支配によって、国と文化を奪われ、民族の誇りを深く傷つけられたとし、多大の損害と苦痛に対して、痛切な反省と心からのおわびの気持ちを表明する、こういうふうに...全文を見る
○岡田分科員 だんだん安倍さんに言い方が似てきたんですけれども、歴史に対して謙虚でなければならないという意味を、私は安倍総理は全然逆の意味で使っておられるというふうに思うんですね。  やはり過去のことについて真摯に向き合い、そして正面から受けとめていくということこそが謙虚に向き...全文を見る
○岡田分科員 大臣は同じことを繰り返しておられて、答弁拒否に近い状態で、私、ここで怒って席を立ってもいいんですけれども、河野さんらしくないと思うんですよね。大臣になられたから急にそれだけ防衛的にならずに、しっかりと発言をしてもらいたいというふうに思っております。  それでは、慰...全文を見る
○岡田分科員 ここは、安倍総理もかつて、筆舌に尽くしがたいつらい思いをされた方々のことを思い、非常に心が痛む思いである、そして、これまでの歴史の中では、多くの戦争があり、その中で女性の人権が侵害されてきた、二十一世紀こそ人権侵害のない世紀にすることが大切である、こういうふうに、こ...全文を見る
○岡田分科員 この問題、韓国政府に対していろいろな批判、あるいは約束が違う、そういうことになるわけですけれども、しかし、そのことがやはり女性の人権に対する重大な侵害をかつて行ったという本質を失わせるようなことがあってはならない、そのことは我々は忘れてはならないというふうに思います...全文を見る
○岡田分科員 それでは次に、気候変動の問題について。  外務省で有識者会合を設けられて、気候変動の問題について議論が行われております。現在承知している現段階での提言では、私は、書かれていることはおおむね私自身の考え方と一致しているというふうに思っているわけですが、大臣は現時点で...全文を見る
○岡田分科員 私は、最後におっしゃった参考にしたいという言葉が少し軽過ぎはしないかと。せっかくいい提言が出てきた。そういう提言が出てくるであろうということは、議論する人の人選は当然大臣が中心になって外務省でやられたと思いますので、こういう提言が出てくるのは当然予想されたというふう...全文を見る
○岡田分科員 先ほど、気候変動に関する外交、あるいはエネルギー外交と言われましたが、そこの基本的所管は外務省ですよね。国内のエネルギー政策については、あるいは気候変動については経産省であったり環境省であったりするわけですが、外交の部分をつかさどるのは大臣ですから、もう少し強く言っ...全文を見る
○岡田分科員 確かに、今、日本の国内での議論、環境省と経済産業省はかなり開きがあるというふうに思うんですが、私から見ていると、世界の大きな流れの中で孤立しているというか、かなり流れに乗りおくれているというふうに思えるわけですね。そこをどうやって変えていくか。  今回、この提言が...全文を見る
○岡田分科員 先般、EUの気候変動問題に対する交渉官が日本に来られて、若干意見交換する機会があったんですが、大臣は、中国の気候変動問題に対する現状というのをどういうふうに捉えておられるのか。  私の経験だと、十五年ぐらい前に議論したときは全くひどいものだったわけですが、ここ数年...全文を見る
○岡田分科員 経済産業省は、この気候変動問題について、日本の排出量は非常に限られている、したがって、日本の国内で温暖化ガスの排出を減らすことに重点を置くのではなくて、国際的にどう貢献するか、そこで地球規模で日本が貢献して温暖化ガスを減らすことが重要である、こういうふうに主張してい...全文を見る
○岡田分科員 トランプ大統領のこの問題に対する考え方は、従来のオバマ政権とは百八十度変わったようにも思えるわけですけれども、そういったことについて、日本政府として、米国に対して当然言うべきことはあるというふうに思いますが、どのように外交上対応されていますか。
○岡田分科員 日米外相会談で、国務長官にそういう議論をされたことはありますか。
○岡田分科員 もう大臣も就任されて大分時間もたっているわけですから、その間、日米の外相会談も何回かやっておられるわけですから、もう少し早く、この問題についてもしっかり取り上げていただきたいというふうに思っております。  それから、先ほどの提言の中で、原発に対して、「電力の安定供...全文を見る
○岡田分科員 大臣は、超党派の原発ゼロの会の共同代表として、今も務められているのかどうか、そこはちょっとわかりませんが、政治家としていろいろな発言をされてきました。もちろん、大臣になれば大臣の立場がありますので、それをそのままというわけにはいかないかもしれませんが、しかし、そこで...全文を見る
○岡田分科員 原発の問題は直接の所掌ではないかもしれませんが、しかし、大臣というのは内閣に連帯して責任を負っているわけですから、所掌にあるないにかかわらず意見を言うことはできるわけですね。  もちろん、今までと違いますから、外に向かってどんどん、大臣の今までの発言、私から見ても...全文を見る
02月23日第196回国会 衆議院 予算委員会第七分科会 第1号
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○岡田分科員 民進党・無所属の会の岡田克也です。  きょうは、原発の使用済み燃料の貯蔵方法について、大臣そして規制委員会と議論したいというふうに考えております。  まず、大臣、ちょっと記憶を思い起こしていただきたいんですが、あの二〇一一年の東日本大震災、私は当時与党の幹事長を...全文を見る
○岡田分科員 そのときに水があったとしても、やがてなくなるということで、たまたま四号炉は計画停止期間中であって、近くに水があって、それが自動的に補給される形があった、それが水があった理由ではないんですか。
○岡田分科員 私は基本的には大臣にお答えいただきたいんですが、今、更田さんがお答えになりましたから、更田さんでも結構ですよ。
○岡田分科員 それでは、その漏えいの問題ですけれども、その四号機の燃料プールは、BW方式ですから建屋の最上階にある、その建屋の屋根は吹き飛んで瓦れきがプールの中に落下していた、こういう状況であります。そのことによってプールが破損される可能性もあったし、あるいは、追加的な地震が起こ...全文を見る
○岡田分科員 私の聞いたことにお答えいただいていないんですが、その後の余震によって底が抜けたり、あるいは水が足らないという状態になって、時間がたって、燃料が溶けてプールの底が抜ける、そういうリスクはあったんじゃないですか。
○岡田分科員 まず、私は二〇一一年の三月の状況を聞いているわけで、その後のことはまたお聞きしたいと思いますが、私はかなり強い危機感を当時持ちました。最悪のシナリオということも議論されましたが、この四号機を中心に、底が抜ける、それは、どういう余震が来るかわからない状況の中で、底が抜...全文を見る
○岡田分科員 その場合に、一体どういう事態になったのか。もし燃料棒が全部下に崩落したということになった場合に、どういう事態が予想されたか。お答えいただけますか。
○岡田分科員 当時は、首都圏も含め東日本全体に放射能汚染が広がるのではないかということも懸念されたわけであります。そういう深刻な事態と紙一重のところでその事態は起こらなかった、そのことはやはり肝に銘じておくべきだというふうに思うわけですね。  経産大臣、ずっとこれを委員長に答弁...全文を見る
○岡田分科員 リスクが低くなることがわかっていて大量の使用済み燃料がプールにあるということについて、規制委員会としてはどう考えているんですか。
○岡田分科員 経産大臣にお尋ねします。  私は、一月二十五日の本会議の質問で、テロ攻撃や大規模災害といった不測の事態を考えても極めてリスクが高い燃料プールへの貯蔵についてどう考えているのかというふうに質問したんですけれども、総理の答弁はありませんでした。  現在でも一万五千ト...全文を見る
○岡田分科員 平成二十七年十月のアクションプランというのは、リスクについて考えた上で出てきたものではない。総理も、このアクションプランに、本会議の私の質問に対して答弁されたんですが、全く答弁としてはすれ違っている、今の大臣の答弁も含めて。  乾式貯蔵については、維持管理の容易さ...全文を見る
○岡田分科員 どちらがリスクが高いか言及すべきでないとか論評は望ましくないと答弁されていますが、ということではなくて、規制委員会の判断を尊重するということじゃないですか。それについて全く関係がないということであるはずがないので。  規制委員会の方は、先ほどの記者会見でも、十分に...全文を見る
○岡田分科員 平成二十七年にアクションプランをつくって以降、これはいわゆるインセンティブ方式、こうした方がいろいろな恩恵がありますよ、国からも交付金が出ますよというやり方で進めてきて、遅々として進んでいないというのが現状じゃないですか。  ですから、電力各社は、これから再稼働を...全文を見る
○岡田分科員 規制委員会は、独立の機関として、最低限のラインというものを設定して、それをきちんとクリアしているかどうかを判断する。規制委員会が判断したからそれをどんどんやってください、そういうことを言う立場には規制委員会はないわけですね。  原発をどれだけ再稼働させていくか、そ...全文を見る
○岡田分科員 今私が聞いているのは、プールをなくせとかそういうことを言っているわけじゃないんです。ですから、もう冷却の終わった燃料については速やかに乾式に移していくという道筋をつくる、それは政府の責任じゃないですか、そういう気はないんですかということを聞いているわけです。
○岡田分科員 ですから、そういった乾式貯蔵に取り組んでいる事業者もあるけれども、そうじゃないやり方を志向しているところもあるし、まだめどがついていないところもある、事業者ごとに見ていけば。  そして、その多くは、再稼働によってプールが満杯になるから、そのあふれる部分について何か...全文を見る
○岡田分科員 規制委員会の方は、最低限クリアすべきそういうラインを引いて、それをクリアしているかどうかを判断する。しかし、最低限クリアすべきライン、しかし、それは超えているけれども、よりリスクが少ない方法というのはある。今回の乾式はそういうことだと思いますね。それを、そういうより...全文を見る
○岡田分科員 規制委員会によって認められた方法であれば、もうあとは基本的に事業者にお任せと。そのリスクの違いというのは規制委員会も認めておられるわけですから、そういうことが、リスクがより低い方法というのがあるにもかかわらず、それは基本的に事業者にお任せで、せいぜいやるとしたら、イ...全文を見る
○岡田分科員 さっきからちゃんと答えてもらっていないんですが、私は別に、今の燃料プールが危険だと言っているわけではないんですね。一応、規制委員会で基準を設けて、その範囲の中で、それは認めた上で、しかし、より安全性が高いものがあるときに、それをもっと強力に進める責任が政府にあるんじ...全文を見る
○岡田分科員 最初に四号機の現状について、当時の状況について議論したわけですが、いろいろな手当ては講じて、そういうことが二度と起こらないような状況になっているということかもしれませんが、しかし、絶対はないんですね。  この問題の恐ろしさは、もし使用済み燃料棒がばらまかれるような...全文を見る
○岡田分科員 事業者を促して事業者任せにしているということがおかしいのではないかというふうに言っているわけです。  政府の方は、原発について、これからもベースロード電源として期待していくということで、動かし続けるということであれば、やはり最低限の安全性の確保、そういう意味で、事...全文を見る
○岡田分科員 福島原発事故が起きた後、これは安倍総理も言われていることですけれども、安全神話に陥って、津波や地震、それを過小評価したと。今まさしく同じことを安倍政権は行おうとしているんじゃないか。現実にリスクを軽減する、そういう道がありながら、それを業者任せにしている。もし万が一...全文を見る
03月23日第196回国会 衆議院 外務委員会 第4号
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○岡田委員 民進党・無所属の会の岡田克也です。  私からは、まず、当面の北朝鮮政策について大臣の御意見をお聞きしたいと思っています。  まず、三月五日、六日の二日間、韓国大統領府の鄭義溶国家安保室長と徐薫国家情報院の院長が特使として訪朝して、それをきっかけに、四月末の南北首脳...全文を見る
○岡田委員 私は、北の対応もありましたが、やはり韓国の外交が非常にダイナミックに動いたなというふうに受けとめました。ちょっとうらやましくも思ったりしたわけですが、ただ、中身についてはいろいろ問題もある。その点、今から少し議論していきたいと思います。  大臣は今、包括的にいろいろ...全文を見る
○岡田委員 大臣おっしゃるように、これは対外的に北朝鮮が何かアナウンスしているわけでもないし、合意された紙があるわけでもない。ただ金正恩氏が言ったということを聞きましたというだけですから、ある意味じゃ非常に、幾らでも、そんなこと言っていないと言って開き直られてしまうと話としてはそ...全文を見る
○岡田委員 安倍総理が電話会談などで特別の情報を得ているならともかくとして、私は、素直に見ると、ちょっと踏み込み過ぎじゃないかと。北朝鮮が、韓国政府の発表文ですが、北側は朝鮮半島非核化の意思を明確にしたというのは、言葉をかえれば、全ての条件が満たされれば非核化をしてよい、そういう...全文を見る
○岡田委員 ペンス副大統領の言葉、具体的、恒久的、検証可能な措置をとるまでは圧力攻勢は続くというのは、現実には、やはり交渉の中で、相手の出方によって、場合によってはそういった圧力を一部緩めるとか、それは交渉ですからそういうことは当然あり得るというふうに思っております。大臣がおっし...全文を見る
○岡田委員 今までと比べるとより厳しくやる、そういうふうに理解をしておきたいと思います。  そこで、この間、米韓の外交当局というのは私は緊密に連絡をとってきたんだろうというふうに思うんですね。全くばらばらに、特使が行って、そしてその後アメリカに行ったということではなくて、やはり...全文を見る
○岡田委員 圧力を強める、あるいは北朝鮮問題の重要さを世界に認識を広げるという意味で日本外交が重要な役割を果たしてきたことは、私もそのとおりだと思うんですが、今回の、どういう結果が出るかはわかりませんが、米朝首脳会談、これは、当然、韓国とアメリカが事前にいろいろな協議をしつつ、特...全文を見る
○岡田委員 私が気になるのはイランの非核化に向けての交渉。本来の歴史的な経緯とか関係の深さからいうと、私は、日本は当然当事者としてもっとかんでよかったはずだと。しかし、残念ながら、その交渉からは外れていた。ドイツなどが入った、ドイツやイギリス、フランス、そしてアメリカという中で日...全文を見る
○岡田委員 すぐ思い出すのは小泉訪朝ですけれども、あのときには、当時の局長だった田中均さんが会談を非公式に重ねて、一つの大きな絵を描いて、その中で訪朝がなされて平壌宣言というところまで私はいったと思うんですが、単に行けばいいというものではもちろんありませんので、いろいろなことを積...全文を見る
○岡田委員 私がお聞きしたのは、米朝首脳会談でこの拉致問題を取り上げることについて、米側に受け入れられたのかどうかということを聞いているわけです。
○岡田委員 やがて結果の出ることですからこれ以上申し上げませんが、それでは、大臣は、日朝平壌宣言に基づいて、拉致、核、ミサイルといった懸案を包括的に解決し、国交正常化を目指す考えに変わりはないと説明したと、訪米のときにですね、言われていたわけですが、核、ミサイルだけではなくて、拉...全文を見る
○岡田委員 では、韓国側ですが、康京和外交部長官との会談でも、南北首脳会談でこの拉致の問題を取り上げてほしいと申し上げたというふうに大臣は言われたわけですけれども、これについての韓国側の反応はいかがだったんでしょうか。
○岡田委員 ちょっと気になる発言がありまして、先ほどの徐薫国家情報院長の発言なんですが、大統領府が言っているわけですけれども、河野大臣に対して、今後、日本と北朝鮮の実質的な関係改善が進む過程で論議や協議が進むことができると河野大臣に伝えたというふうに大統領府は発表しているんですね...全文を見る
○岡田委員 なかなか答えにくいと思いますが、私としては、やはり、韓国側もしっかりと認識を持ってもらって、日本と共通の認識の中で、拉致の問題についてもきちんと正面から受けとめてもらう。もちろん、韓国側にも同じような問題、あるいは、人数的にいうとそれ以上の問題があるわけですから、そう...全文を見る
○岡田委員 もちろん、安保理で決めた制裁は、当然、日本だけの判断でそれを緩めることはできませんが、日本独自の制裁もあります。そのことと拉致についての一定の具体的行動ということがリンクしてカードが切られる可能性というのは、私はかなりあるんだろうなというふうに思っております。今、それ...全文を見る
○岡田委員 今回の措置で、EUや韓国は適用除外、残念ながら日本は適用対象外というふうにはならなかったわけであります。この辺の理由についてもお聞きしたいと思いますが、ただ、そういった、自分の国は適用を除外してくれ、こういう話も大事ですけれども、大臣もおっしゃたように、やはり、自国の...全文を見る
○岡田委員 世界経済全体がシュリンクするということになれば、それは世界全体にとって大きな影響を及ぼす。きょうの株価なども、そういったことを懸念してのあらわれだというふうに思っています。  もう一つは、今回の措置を見ていると、やはり中国狙い撃ちという感がなきにしもあらずです。知的...全文を見る
○岡田委員 先ほど、鉄、アルミの話をしましたが、次に出てくるのは自動車じゃないかと。もし自動車についての関税の引上げとかあるいは量的規制とか、こういうことになりますと、これは日本経済に及ぼす影響は極めて大きいということになると思います。  そうならないための協議というのは非常に...全文を見る
○岡田委員 終わります。
03月28日第196回国会 衆議院 外務委員会 第5号
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○岡田委員 岡田克也です。  十五分しかありませんので、条約のことはともかくとして、きょうは、アメリカのNPRについて大臣の御見解をお聞きしたいと思います。  二月二日、少し時間もたちましたが、この米国のNPRが発表されたときの大臣談話が話題になりました。私も大変驚きました。...全文を見る
○岡田委員 拡大抑止へのコミットメント、それを評価するということは私は否定するものではありません。しかし、あなたのこの談話は、全体について高く評価しているというふうにとられたのではないですか。  では確認しますが、このNPRについて、全体を高く評価しているのか、コミットメントを...全文を見る
○岡田委員 今のお答えは明確ではないんですが、文書を見ると、全体を高く評価しているというふうにしか読めないんですね。しかし、私は、それは明らかにバランスを失しているというふうに思います。  二〇一〇年のNPR、私が外務大臣のときの話ですけれども、このときに書かれているのは、核兵...全文を見る
○岡田委員 質問に答えてもらっていないので、もう一度聞きます。  二〇一〇年のNPRは、核兵器の数と役割の低減ということが主張されました。今回、核兵器の役割を拡大、この点についてはどう考えているのかと聞いているわけです。
○岡田委員 大臣、二回言われましたけれども、核の先制使用についてのNPRの二〇一〇年と今回との比較ですけれども、これは外務省も事務的にもいろいろ言うんですが、確かに、二〇一〇年のNPRでも核の先制使用は否定されておりません。そこは共通です。しかし、具体的な中身においてはかなり変え...全文を見る
○岡田委員 それは詭弁ですね。  明らかに、核の役割を低減しようとした二〇一〇年NPRに対して、今回は、役割を低減しよう、そういう考え方はない、むしろ拡大する。あなたは明確化と言われましたが、拡大する。そこは百八十度変わっているということを申し上げておきたいと思います。  先...全文を見る
○岡田委員 今大臣が言われた話は、戦術核についての議論ではそういう議論はあるのかもしれませんけれども、この先制使用の話というのは、相手が先制使用する可能性があると思えばそれより先に使うというインセンティブは出てくるわけですから、私は、今大臣が言われたことは、この先制使用の議論には...全文を見る
○岡田委員 前回は、ソールパーパスは、直ちに採用する条件は整っていないが目指すべき目標であると明確にしていたわけですね。今回は、ソールパーパスは目標ではないというふうに否定しているわけです。明らかにベクトルは違うんじゃないですか。  それを、同じだ、全部同じだと、大臣、先ほどか...全文を見る
○岡田委員 旗は掲げているということですが、具体的にやっていることは全く逆方向で、二〇一〇年のNPRはその旗に向かって努力しているという姿勢が見えましたよ。しかし、今回は、やっていることはその逆だということです。  それを同じだというふうに強弁したりということになると、日本だっ...全文を見る
○岡田委員 拡大抑止を強く求める余り、このNPR策定作業の中で、核の役割を減ずるのではなくてふやしてもらいたいというふうに、具体的なことはいろいろこのNPRに書いてあるわけですが、そういったことをやってもらいたいというふうに日本の政府から働きかけたという事実はありますか。
○岡田委員 二〇〇九年のときにも、私が外務大臣に就任する前、中曽根外務大臣の時代ですけれども、日本に対するコミットメントをふやしてもらいたいという中で、日本の核なき世界を目指すという方向とは明らかに違う方向で日本政府が働きかけたのではないか、そういう疑念があるわけです。今回はそう...全文を見る
○岡田委員 私のクリントン長官への手紙の中では、日本政府としては働きかけたことはないと考えているが、もしあったと受け取られたとしたら、それは誤解であるということを、公開した手紙の中で述べているわけです。  これは日本政府の基本的スタンスにかかわるところですから、今回のこのNPR...全文を見る
○岡田委員 終わりますけれども、詳細を語ってくれと言っているんじゃないんです、基本的な考え方をきちんと国民に知らせてくれということを申し上げているわけです。  続きはまたやります。
03月30日第196回国会 衆議院 外務委員会 第6号
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○岡田委員 民進党の岡田克也です。  きょうは、北朝鮮と核の問題について少し議論を整理したいと思って、大臣の御意見を聞きたいと思います。  まず、北朝鮮の核の脅威ということですけれども、衆議院の予算委員会、二月十四日、安倍総理の答弁というのがあるんですね。中距離弾道ミサイル、...全文を見る
○岡田委員 一般的なお答えだったんですが、しかし、やはり国民に対して、北の核が深刻な問題であると言われる以上、なるべく正確な情報提供というのは私は必要なことではないかというふうに思うわけですね。  現実に言われていることは、米国に対する大陸間弾道ミサイルについて、核弾頭搭載の大...全文を見る
○岡田委員 どのレベルまで来ているかという認識というのは、いろいろな対策を考える上での前提ですから、私はもう少し具体的におっしゃった方がいいのではないかというふうに思いますが、いずれにしろ、可能性はかなり高いということは言えると思うんですね。そういう前提でこの核の問題を議論されて...全文を見る
○岡田委員 ですから、戦略核に対して戦略核による抑止というならわかりますけれども、戦術核に対して必ずしも戦術核による抑止ということを考える必要はないのではないか。一部は戦略核による抑止でカバーされると思いますし、そのほかは通常兵器による抑止ということでも代替できるのではないかとい...全文を見る
○岡田委員 エスカレーションラダーというのは、今回のトランプのNPRの一つのテーマだと思います。  ただ、そのことは横に置いたとしても、戦術核には戦術核でというふうに必ずしも考える必要はないのではないか、同じだけの威力を持った通常兵器があるのであればそれで代替する、そういう議論...全文を見る
○岡田委員 今回のトランプのNPRにおける先制使用の議論ですが、今大臣が言及された大量破壊兵器、核以外のですね、そういったものに対するものだけではなくて、例えば、米国及び同盟国の重要なインフラ、そういうものに対しても、それを守るために先制使用することがあるということは例示している...全文を見る
○岡田委員 この核の先制使用の話は、大臣のお話を聞いていると、外務省、事務当局は常に言うんですね、いや、オバマのときとは変わっていませんと。でも、それは確実に私は間違いだ、あるいはだましていると言われても仕方がないんじゃないかと思います。そこはもう一度よく注意深く御自身で検証され...全文を見る
○岡田委員 私も、この問題は小泉総理時代に随分議論したことがあるんですが、小泉総理は絶対に違法であるとかそういったことは言われたこともないし、きちんとは答弁されていませんよ。だから、同盟国アメリカの国際法に反するかもしれない攻撃についてコメントすることを避けてきた日本政府が、国際...全文を見る
○岡田委員 それは、ですから、先ほどの基地使用の場合には、きちんとした、明文でそういう仕組みになっているということですが、もし米国が日本を守るためにといって戦術核を使用したとすれば、当然、その報復が日本に返ってくるということはあり得るわけですから、日本のあずかり知らぬところで日本...全文を見る
○岡田委員 これは、ハードの問題じゃなくて、制度としてそういうものを必要とするんじゃないかということを申し上げているわけです。  NATOの場合の核使用についても一定の仕組みはある、それがいいか悪いかの評価はともかくとして、日本にはそういうものはないということを私は申し上げてい...全文を見る
○岡田委員 ぜひ問題意識として持っていただきたいというふうに思います。  次に、大臣は、米国の戦術核による抑止力というものを高く評価しているというふうにされているわけですが、もしそういうふうにお考えであれば、米国による日本への核配備、これを否定することにはならないんじゃないです...全文を見る
○岡田委員 非核三原則は、もちろん被爆国としての日本が一定の歴史を経て持つに至ったもので、私は極めて重要だというふうに考えていますが、戦術核による抑止力が重要だ、高く評価するという話とは、やはり相入れないものがあるわけですね。ですから、それを高く評価するということだと、むしろ、非...全文を見る
○岡田委員 究極的に核廃絶を目指すということで非核三原則があるわけですか。私は、それはイコールじゃないというふうに思うんですね。究極に核廃絶を目指すから、日本は持たないし、持ち込まないんだ、あるいはつくらないんだという、そこは必ずしもイコールではない。やはり、核兵器を使うことは、...全文を見る
○岡田委員 核なき世界を求めるということと核の抑止力を期待するということは矛盾しない、それは、時間という概念を入れれば、矛盾しない、まだ説明することは可能だと思うんですね。  ただ、非核三原則というのは、将来の話じゃなくて、現在核の持込みを認めないという現在の話ですから、その話...全文を見る
○岡田委員 非核三原則があるからと、大臣、最初に答弁されたんですが、非核三原則というものが所与のものとしてあってということではなくて、やはり非核三原則のもとになっている基本的な考え方というものがあって我々は非核三原則を持っているわけですから、そういう意味で、その根本の、非核三原則...全文を見る
04月04日第196回国会 衆議院 外務委員会 第7号
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○岡田委員 岡田克也です。  まず、きょうは、非核三原則について少し大臣のお考えを聞かせていただきたいと思います。  特に非核三原則のうちの核の持込みについてでありますが、この問題は密約問題として長く議論されてきた問題ですが、密約調査の結果としてわかったことは、もともと、この...全文を見る
○岡田委員 そういうふうに一般論で私はお答えになることを求めているのではないんです。  例えば、一九九一年にアメリカの政策が変わって、戦略原潜あるいは戦略爆撃機以外の艦船についてはもう核を積んでいないということが明確になって、事実上のそういった日米間の食い違いというのは起こらな...全文を見る
○岡田委員 大臣、答えられていないんですが、秘密があって事実を明らかにできない、外交にはそういうものがあるということは当然だと思います。そうじゃなくて、はっきり、そういうものはない、いわば事実に反すること、もっと言えばうそを言ってきたと。  では、外交で、大臣は、国会の場で、国...全文を見る
○岡田委員 質問に答えていただいていないんですが、明らかにできないものもある、それは当然です。だけれども、だからといってうそを言っていいのか。河野大臣は、そういう場合には国会の答弁でうそを言うこともやむを得ないというふうにお考えなんですね。
○岡田委員 私の質問には全然答えていないわけですね。誠心誠意答える、当たり前です。そして、秘密のものがある、これも当たり前です。でも、秘密のものがあったら、事実と異なることを国会で答弁していいのかと私は聞いているんですが、いかがですか。
○岡田委員 今の答弁をお聞きしていると、河野大臣は、明らかにできないものがあるときにそれを言わない、答弁を回避するというだけではなくて、積極的に事実に反することを言ってもいいというふうに受け取られますよ。それで、河野大臣、いいですね。
○岡田委員 では、もとに戻って、先ほどの持込み疑惑、日米間の認識のギャップがあるということは、これは正直にそういうギャップがあるということを言うことができない何か秘密があったんですか。
○岡田委員 調査結果を踏襲しているといっても、それは有識者が述べた報告書ですから、大臣自身の口でそういった、この持込みをめぐる問題について歴代総理あるいは外務大臣が事実に反することをしてきたことについてどう考えているか。密約調査の中では、有識者がいろいろなことを言っていますよ。だ...全文を見る
○岡田委員 ちょっと今原本を持ってきていませんが、密約調査の中で、この持込みに関するところについては、それにしても、もう既にアメリカの政策が変わった後もそういったことを維持してきたことについては、これは国民に対して正直でなかった、遺憾であるという趣旨のことを明確に言っていると思い...全文を見る
○岡田委員 事務当局はそういう答弁を作成しているんだと思います。安倍総理も岸田大臣も、同じようなことを言っておられました。しかし、そこはやはり河野大臣のリーダーシップというものがあっていいんじゃないかと。やはり、事務方をどうやって動かしていくか。  私は、大臣に就任した日に命令...全文を見る
○岡田委員 ここで問題になるのは、持ち込ませずということですけれども、核兵器を搭載した艦船の寄港あるいは航空機の飛来もこの持込みに含まれていて、認められないというのが日本国政府の立場だというふうに私は理解するんですが、大臣も同じですか。
○岡田委員 ちょっと大臣、答弁が不真面目過ぎますよ。私が聞いていることにイエス、ノーでお答えください。  その持込み、非核三原則の一つの持ち込ませず、その持ち込ませずの中に一時的な寄港も含まれるということが日本国政府の立場ですね。そういうことについて、大臣は同じ考えですかと聞い...全文を見る
○岡田委員 その日本政府の考え方をアメリカは理解しているというふうに、立場を理解しているというふうに大臣はおっしゃったんですが、理解しているんですか。
○岡田委員 理解しているかどうか、外交の場で確認されたことはありますか。
○岡田委員 アメリカは理解しているとか日米でそごはないとおっしゃったんですが、そのことは、一時的寄港については持込みに含まれるので、それは、日本国政府の非核三原則、もし一時的寄港で、核を積んだ船が一時的寄港をすれば日本国政府の非核三原則に触れることになる、したがってそれは行っては...全文を見る
○岡田委員 その理解という言葉が非常に不透明なんですね。理解している、日本国政府の考え方は理解している、わかっているということと、アメリカがそれを尊重して守るということは、それはイコールじゃないわけですね。  ですから、理解していると大臣はおっしゃったけれども、アメリカ政府は、...全文を見る
○岡田委員 これは、アメリカは、従来は、核を艦船に積んでいるか積んでいないか明確にしないという中で、実際には核を積んだ艦船が日本に寄港していたという、その疑いは極めて濃いわけですね。日本国政府の非核三原則の考え方は知ってはいたけれどもアメリカの立場は違うということで、そういったこ...全文を見る
○岡田委員 現状においてとか想定されないと言われるんですが、もしアメリカ側が日本側の非核三原則をしっかりと守るということであれば、そのことを確認されたらどうですか、日米間で。
○岡田委員 それはどうやって確認するんですか。
○岡田委員 私は、アメリカは核を積んでいるか積んでいないかということを言わないわけですから、結局、核を積む可能性のある戦略爆撃機や戦略原潜を日本に寄港させることは認めないということしか事実上担保できないと思うんですね。そういうお考えはありませんか。
○岡田委員 これは結局、新しい密約がスタートしつつある、そういうふうに考えざるを得ないんじゃないかと思うんですね。日本のことをアメリカは理解しているからそういうことをするはずがないと言いつつ、実際それを確認する余地はないわけですから、アメリカを信頼するしかないと。  しかし、日...全文を見る
○岡田委員 この持込みの密約といいますか、この問題を、過去を振り返ると、アメリカ側は何度か、いや、日本政府は核兵器を積んだ艦船の一時的寄港は持ち込ませずに含まれると言っているけれども、我々は実はそんなことは区別できないし、例えば核を積んでいる艦船がそれをわざわざおろして寄港させる...全文を見る
○岡田委員 何回聞いても同じ答弁をされるんですが、まあ大臣も非常に苦しいところだと思いますが、ここはまたやがて私は質問しますから、よく考えておいていただきたいと思います。これは外務大臣しかいないんです、このことについてきちっと整理できるのは。事務方では無理なんですね。そのことを申...全文を見る
○岡田委員 私が聞いたのは、領空を通過するということではなくて、日本の領空の外で戦略爆撃機が実際に行動するというときに、それに自衛隊がその戦略爆撃機を守るために一体として行動する、そういったことは、当然訓練しているわけですから想定されていると思うんですが、しかし、その戦略爆撃機に...全文を見る
○岡田委員 現状において想定しないという二重の言い方をしているんですが、そういうものは認められない、日本はしないんだというふうに言うべきじゃないですか。
○岡田委員 現状において想定しないという答弁を二回繰り返されたんですけれども、本当にそれだけでいいんですか。想定するってどういう意味ですか。答えてください。
○岡田委員 想定されないというのは、アメリカがそういったことはしないという意味ですか。それとも、日本国政府として、アメリカに求められてもそれは受けないということですか。どちらですか。
○岡田委員 これは、客観的に起こる、起こらないの話じゃないんですね。想定されないというのは、日本はそういったことをアメリカから求められてもそれは受けないということなのか、あるいはアメリカがそういうことはしないということ、どっちかしかないじゃないですか。客観的にそういうことは起こら...全文を見る
○岡田委員 同じ答弁を繰り返しておられるんですが、想定されないってどういう意味ですかと聞いているんです。日本としてやらない、そういうことですか。それとも、想定されないって、地震が起こるとは想定されないならわかりますけれども、これは意図的に、人間の意思が聞かれているわけですから、日...全文を見る
○岡田委員 核兵器の特殊性を踏まえれば求められないというのは、もう少し説明してもらえますか。アメリカからなぜ求めないんですか。
○岡田委員 グアムにいる戦略爆撃機、もともとは本土から来たかもしれません、それが朝鮮半島に向かう、それを警護するということはないんですか。今の大臣の御答弁のようなことを私は言っているんじゃなくて、グアムにいる戦略爆撃機が朝鮮半島に向かう場合に、それを警護することはないのかと。お答...全文を見る
○岡田委員 もとの答弁に戻られちゃったので、この続きはまたしたいと思いますが、私は、かなり、日本政府は、アメリカの言うがままに、どこまでも突き進んでいるという印象を受けるんですね。確かに、朝鮮半島の今の現状は憂慮すべき事態です。しかし、そこに一定の線を引かないと、もし線を引かない...全文を見る
04月04日第196回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第2号
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○岡田委員 無所属の会の岡田克也です。  今回の法案について、私は、その必要性は当然認めるものであります。ただ、問題は、憲法上の法のもとの平等という趣旨との関係で、整合性あることになっているかどうかということは非常に重要なことなので、念のために幾つかお聞きしたいというふうに思い...全文を見る
○岡田委員 法案提出者にお聞きしたいと思います。  今回、平成二十七年の住民基本台帳人口そのものを用いずに、平成二十二年の国勢調査人口に住民基本台帳の人口の増減率を乗じるという形をとっておりますが、この考え方は、住民基本台帳そのものの人口を用いるということも可能だと思いますが、...全文を見る
○岡田委員 それでは、内閣法制局長官にお聞きしたいと思います。  今回、特例として用いる数字であっても憲法の投票価値の平等は確保されていると私は考えるんですけれども、法制局の見解をお聞きしたいと思います。
○岡田委員 総務省の方、今の法制局長官の御答弁がありましたが、何か加えることはありますか。
○岡田委員 この法案の中で、著しく下回るという概念が出てくるんですが、この著しく下回るの基準、目安について、法案提出者はどういうふうに考えておられますか。
○岡田委員 最後に、先ほど法制局長官からしっかりとした答弁をいただいたわけですが、法案提出者にも確認したいと思います。  憲法の法のもとの平等ということに関係することですから、こういう特例がこれから何度も起きるということでは困るわけで、やはり東日本大震災と福島第一原発という未曽...全文を見る
○岡田委員 終わります。
04月13日第196回国会 衆議院 外務委員会 第8号
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○岡田委員 無所属の会の岡田克也です。  まず、きょうの本題に入る前に、外務大臣、先ごろ韓国を訪問されました、そのことについて少し申し上げたいと思います。  短い時間の中で、日韓の外相会談、そして大統領表敬を行われて、私は非常に有意義だったというふうに思うわけです。特に、北朝...全文を見る
○岡田委員 今までの北朝鮮との交渉、核、ミサイルの開発という意味では何も生まなかったという表現は私はあながち誤ってはいないと思うんですが、なぜそうだったのかという検証は、それは北朝鮮の側だけに理由があったのか、あるいはそれ以外の五カ国にもそれぞれ理由があったのか、その検証はしっか...全文を見る
○岡田委員 ここに、北朝鮮、それから残りの五カ国、例えばアメリカや韓国、日本が行うべきことはほぼ網羅的に書いてありまして、私は、これは一つのベース、もちろん、大臣おっしゃるようにその後状況は変わっていますから、そのままにはならないわけですが、一つのベースではないかというふうに思っ...全文を見る
○岡田委員 アジアの情勢が大きく変わってきた。これから中国に対して、やはり日本と韓国が協力して対応していかなきゃいけない課題も多いと思います。アメリカのトランプ大統領は極めて不安定ですので、北朝鮮の問題も、やはり日韓の協力というのは欠かせない。そういう中で、日韓関係をもう一回、さ...全文を見る
○岡田委員 それでは、朝鮮半島有事について幾つか質問したいと思います。  平成十一年四月二十三日の高村外務大臣の答弁で、北朝鮮が武力行使に至ったときに、国連安保理決議八十二、八十三、八十四、これらの決議に基づいて朝鮮国連軍が反撃することは現在でも理論的には排除できないというふう...全文を見る
○岡田委員 米軍以外の朝鮮国連軍が、例えば直接、基地から発進するとか、そういうことはあり得るんですか。
○岡田委員 わかりました。  次に、大臣が私の質問に対して、現在の北朝鮮を抑止するために全ての選択肢がテーブルの上にあるということを高く評価するという大臣の答弁について私が聞いたところ、つまり、先制攻撃をアメリカが行うときにはどうなのかと聞いたときに、大臣は、現在の北朝鮮を抑止...全文を見る
○岡田委員 アメリカはもちろん国連憲章を守る義務はあるものの、国益上必要だと考えれば、それにもかかわらず、そこからはみ出るような先制攻撃もいとわないというのがアメリカの基本的考え方だと私は理解していますが、大臣、違うんですか。
○岡田委員 例えば、具体例を挙げますが、二〇〇二年のブッシュ・ドクトリン、ここでは大量破壊兵器を持つテロ支援国家に対する先制攻撃というものを認めているわけです。これは必ずしも国連憲章の枠の中にあるということに限らないと私は思うんですが、いかがですか。
○岡田委員 必ず当たるというふうに言っているのではなくて、そういうこともいとわないというふうに普通は読まれているんじゃないんですかということを申し上げているわけです。  日本の外務省の解釈は普通考えられているのと違いますが、そういう解釈でいいんですか、本当に。
○岡田委員 普通ならそういう答弁でも済んでいくのかもしれませんが、私が問題にしているのは、トランプ大統領があらゆる選択肢が机の上にある、それを高く評価するというふうに日本政府が言ったから問題にしているわけですね。  つまり、国際的にアメリカが国連憲章に反するような先制攻撃もあり...全文を見る
○岡田委員 結局、いざとなって武力行使をされたときに、日本に対して報復がある可能性が非常に高いわけですね。そういう状況にあるときに、かつ米国の今までを見てきたときに、国連憲章を必ずしも遵守しているわけではないということが明らかなときに、私は本当に不要な発言だったと思いますよ、高く...全文を見る
04月18日第196回国会 衆議院 外務委員会 第9号
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○岡田委員 無所属の会の岡田克也です。  まず、先般のアメリカを中心とした三カ国によるシリア攻撃について簡単にお聞きしたいと思います。  先ほども大臣が答弁されましたように、化学兵器の使用、拡散を容認しないという決意は支持をするとした上で、研究開発能力を低下させる措置について...全文を見る
○岡田委員 私は理由を聞いているわけです。
○岡田委員 行為については理解をするということですが、国連憲章に基づく安保理の決議がないということも考慮しての理解ということでしょうか。
○岡田委員 参加をしているわけじゃないから理解しているというのは、何を言っているのかよくわからないんですが、国連憲章に基づく安保理での決議がないということをもって、支持ではなくて理解にとどめたということではないんですか。
○岡田委員 私が聞いているのは、安保理の決議がないから、支持までは言わずに理解にとどめたのではないかということを聞いているわけです。
○岡田委員 そのことも一つの理由ではないんですか。
○岡田委員 そういうふうに言わざるを得ないでしょうね。前回も、あるいはその前も、大臣が言われたように、米国の武力行使は全て国際法違反ではない、そういう前提でいろいろな議論を組み立てておられるので、今回のことについて明言はなかなか言えないんだろうというふうに思います。  ただ、今...全文を見る
○岡田委員 今回のこのシリアに対する攻撃も、アメリカの武力行使というものが、国連憲章あるいは国際法の上でグレーな部分があるという一例だと私は思います。  そういうことですから、大臣が前回、前々回言われたような、いや、アメリカが国際法違反するとは、そういう想定はしていないとかいう...全文を見る
○岡田委員 そこまで開き直られると、私は唖然とするわけですけれども。  今までのアメリカの武力行使の歴史を見ても、あるいはアメリカの考え方そのものを検証してみても、アメリカは、アメリカの国益に基づいて判断する、必ずしも国連憲章とか国際法というものにとらわれない、そういう認識をし...全文を見る
○岡田委員 この事前協議、つまり、日本の在日米軍基地から直接作戦行動に米軍機が飛び立つ、それに対する、日本政府に対する事前協議ということですけれども、私は、これは実際に、有事の際に、存立危機事態を政府が認定するとか、あるいは、場合によっては重要影響事態を認定するよりも早いタイミン...全文を見る
○岡田委員 例えば核施設を排除するために攻撃をするというのは、国際法上違法ではないんですか。
○岡田委員 想定を、今米国がそこまで決めているとは私は思いませんが、可能性としてはそういうこともあり得るわけです。  大臣はそういうことはあり得ないという前提で今答弁しておられるわけですが、しかし、あり得ないということを断定はできないわけですね。だから私は聞いているわけです。
○岡田委員 大臣の答弁を聞いていると、アメリカがした場合には全部合法だと。そういう論理というのは、自衛隊のいるところは非戦闘地域だという、その答えとほぼ同じじゃないかというふうにも思えるわけですが。  いずれにしても、この問題、私は、やはり国民の理解を得るためにも、アメリカが適...全文を見る
○岡田委員 北朝鮮にきちんと圧力をかけなければいけない、そういう考え方、認識は共通です。  その上で質問を続けたいと思いますが、この六者協議の共同声明、二〇〇五年の九月の十九日です。  確かに、大臣御指摘のように、二〇〇六年七月にはミサイルの発射実験、いろいろなミサイル七発を...全文を見る
○岡田委員 例えば薮中三十二さん、薮中さんは二〇〇三年から二〇〇四年にかけて六者協議の日本側の首席代表を務めておられたわけですが、薮中さんは、金正日氏は本当に核を放棄する考え方があったと思う、このバンコ・デルタ・アジアの北朝鮮資産凍結で北朝鮮がだまされたと思ったかもしれないという...全文を見る
○岡田委員 同情する必要がないとかあるとか、そういう次元で交渉を論じるのは私はいかがかと思いますよ。やはり、交渉をやっている中で、その交渉の中で持ち出さなかったものをいきなりほぼ同じタイミングで凍結したということが、交渉のやり方として適切だったのかどうかというところは私は議論があ...全文を見る
○岡田委員 事前に緊密に意見交換が行われていたかどうか、甚だ疑問ですね。  仮に、アメリカの財務金融当局と日本の財務省の間で多少の情報というものはあったとしても、それが外務省に流れてきていたかどうかというのも、これまたわからない。金融の世界というのは日本の外交と分断されています...全文を見る
○岡田委員 二〇〇六年十月に北朝鮮の核実験が行われたわけですけれども、その後も実は六者間での協議というのは続いているわけですね。二〇〇七年二月には、先ほどの共同声明実施のための初期段階の措置というのが決まり、十月には第二段階の措置というのが発表されました。それを受けて、二〇〇八年...全文を見る
○岡田委員 検証の中には、施設への訪問、文書の検討、技術者との面談などが含まれていたと思うんですが、これがなぜ最終的に合意できなかったのかということをしっかりともう一度振り返って検証することが私は非常に有用ではないかというふうに思うわけですね。外務省には当然、交渉の当事者ですから...全文を見る
○岡田委員 終わります。
05月11日第196回国会 衆議院 外務委員会 第10号
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○岡田委員 まず最初に、北朝鮮問題について、少し、最近、日中韓サミットもありましたので、確認をしたいと思います。  先ほども議論に出ておりましたCVID、核兵器を含む大量破壊兵器及び弾道ミサイルの完全、検証可能な、かつ不可逆的な方法での廃棄ということについて、大臣は先ほど、関係...全文を見る
○岡田委員 CVIDというのは、目指すべきゴールということだと思うんですね。制裁についてはそのプロセスの話で、どういうふうにして制裁というものを、そのゴールを目指して考えていくかという話で、ちょっとこれは違う話だと私は思います。  そのゴールであるCVIDについて、報道によれば...全文を見る
○岡田委員 ですから、日本政府がCVIDを明記したいというふうに主張したはずですが、それがそうならなかったのは、じゃ、どこに原因があるんですか。
○岡田委員 基本的には同じものだと私も思うんですけれども、あえてCVIDという言葉を書かなかった理由が何かあるのではないか、そこに微妙な問題があるのではないかというふうに思って聞いているわけです。
○岡田委員 これ以上繰り返しませんけれども、CVIDをあえて避ける中国と日本との間に若干の微妙なニュアンスの差があるのではないかというふうに考えているということは指摘しておきたいと思います。  では、そこで、そのCVIDを実現するための手段としての圧力をかけ続けるということです...全文を見る
○岡田委員 今の国際社会の立場だというふうに言われますが、日本自身も、例えば安倍総理もこの日中韓サミットの中で、北朝鮮に具体的な行動をとらせる必要があるというふうに言われています。大臣も何度もそういうことは言われていると思うんですね、具体的行動。  ということは、具体的行動とい...全文を見る
○岡田委員 私は、具体的なことを言っているわけではなくて、基本的考え方の問題として申し上げているわけです。  日本政府も、具体的な行動と言われていたわけですから、最終的には、それはゴールとは違う概念として使っておられるというふうに思うんですね。恐らく、韓国も中国も当然そうだと思...全文を見る
○岡田委員 次に、イランの核合意について申し上げたいと思います。  私は、このイランの核合意から米国が離脱をするということは、国際社会に及ぼす影響は非常に深刻であるというふうに思うわけですね。  ところが、先ほどの大臣の答弁を聞いていても、もちろん核合意は支持しているというこ...全文を見る
○岡田委員 アメリカが離脱するということになると、それに対抗してイランは核開発を進める可能性はあると思うんですね。そうなれば、中東における核のドミノ、例えばサウジとかそういった国も同様に核を持とうと考えるかもしれない。中東は極めて不安定化する。  それから、今回の離脱だけで、イ...全文を見る
○岡田委員 説明としてそういう説明があることはわかりますけれども、本当にどこまでやっているのかという問題だと思うんですね。例えば、安倍総理とトランプ大統領の間で電話会談などをやったときにこの問題についてどこまで真剣に話をしているのか、余り外務省の、あるいは政府の発表からは聞こえて...全文を見る
○岡田委員 例えば二〇一二年の国防授権法、これから九十日か百八十日の猶予期間で対応するというのは、ですから、取引をやめる、そういう期間としてアメリカは設定していると思うんですね。それをやめなければ制裁の対象に加えるぞということになると思うんです。  ですから、九十日か百八十日の...全文を見る
○岡田委員 今の大臣の御説明は、対象となる日本企業がペナルティーの対象にならないように具体的に働きかけるということにとどまらず、やはりこの離脱そのものが極めて問題がある、そういう観点からアメリカ政府に真剣に働きかける、そういう意味に理解していいですね。
○岡田委員 トランプ大統領は、核合意離脱に際して、きょうの行動は北朝鮮への重大なメッセージになる、米国はもはや口先だけの脅しはしないというふうに発言しています。  今回の核合意離脱が北朝鮮との交渉に与える影響ですが、トランプ大統領はそういうふうに言っているわけですが、私はこれは...全文を見る
○岡田委員 では最後に、前回の続きなんですけれども、前回、二〇〇五年の六者会合について大臣と議論いたしました。私は、最後の場面で、これが結局うまくいかなくなった、そこについて大臣の答弁をいただいたわけですが、大臣はこういうふうにお答えになったんですね。背景としては、北朝鮮が、完全...全文を見る
○岡田委員 ぜひ、関係の本も大部のものが何冊もありますが、目を通していただいて、関係者の意見も聞いていただきたいというふうに思います。  その検討が済んだところでもう一回質問しますから、答えてください。終わります。
05月16日第196回国会 衆議院 外務委員会 第11号
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○岡田委員 きょうは、TPP11協定におけるISDS条項、すなわち投資家と国との間の紛争の解決条項について、主として、確認と議論をしたいというふうに考えております。  まず最初に、大臣に御見解をお聞きしたいと思います。  政府は従来から、TPP協定に関するISDS条項について...全文を見る
○岡田委員 そこで、局長の答弁で結構なんですけれども、まず確認したいと思いますが、このTPP11の締約国の中で、もう既に日本との間に個別の投資関連協定などを持ち、その中でISDS条項を持つ国については、このTPP11協定によってではなくて、バイのそういった協定で手当てがされている...全文を見る
○岡田委員 そこで、今回、そのISDS手続の適用の一部が凍結されるということになっているわけです。  具体的には、締約国による投資の許可、投資に関する合意に締約国が違反し投資家が損害をこうむった場合、こういう場合にISDSを提起することを可能とする措置、これが停止されるというこ...全文を見る
○岡田委員 私がお聞きしたのは、締約国による投資の許可、投資に関する合意に締約国が違反し投資家が損害をこうむった場合にISDSを提起することを可能とする措置については停止されている、それはなぜそうなったのかということをお聞きしているわけです。
○岡田委員 重要な部分が凍結されていない、停止されていないというそのことは理解した上で、今、私が先ほど申し上げた二項目についてなぜ停止をしているのかということを私はお聞きしているわけです。  もうちょっと具体的に言いますと、例えば豪州やニュージーランドは、これを停止することにつ...全文を見る
○岡田委員 一般論として局長が言われることはわかるんですが、今回のこの話で、では、日本の手のうちをさらすことになりかねないとおっしゃるんだけれども、一旦合意したものを停止しているわけですね。そこについてのやりとりを明らかにすることが、なぜ日本の手のうちをさらすことになるんですか。...全文を見る
○岡田委員 御説明、全く理解できないんです。  しかも、一旦認めたものを停止するということになった、そのことについても、理由は、外交交渉だから全く説明できないと。それでは、国会は要らないですよ。国民に対して何も説明しない。きちんとした理由があるならいいですよ。今の説明というのは...全文を見る
○岡田委員 ちょっと大臣に答弁いただきたいと思います。  我が国としては、先ほどの大臣の御答弁のとおり、このISDS条項は我が国にとってプラスである、企業にとって意味があるということで、当然このTPPの中に入っていることを評価しておられる。それを今度、少しバックしたわけですね、...全文を見る
○岡田委員 手のうち手のうちと言われるが、要するに、我が国としては、我が国企業にとってISDS条項は有用であるということで、それをこのTPP協定の中で認めた。しかし、一部の国との関係で、今回それを凍結した。これがなぜ手のうちになるんですか。ちょっと私は理解できないんですよ。御説明...全文を見る
○岡田委員 例えば豪州、ニュージーランドとの間に確かにISDS条項はないということですが、今回、このTPP協定の中で、局長の説明でも11でもかなりの部分、そして12であれば全面的にISDS条項が適用されるということになるわけですから、今後、豪州やニュージーランドとのバイの交渉で、...全文を見る
○岡田委員 私は、このISDS条項というのは、バイの関係で、譲った譲らない、そういう問題ではないのではないかというふうに理解しているんですね。  そういう観点から少し質問したいというふうに思いますが、一方で、このISDS条項について、大臣の御指摘されたような、我が国企業にとって...全文を見る
○岡田委員 ISDS条項のメリット、企業サイドに立てば、日本企業の立場に立てば、それはメリットはたくさんある、しかし、じゃ、日本国が、海外の企業、例えば強大な多国籍企業からISDS条項に基づいて手続を進められるということを考えたときに、果たしてこの条項が日本の国益から考えてどうな...全文を見る
○岡田委員 このEUとの間の投資家保護と紛争解決の扱いについての協議というのは、これがまとまらないと日・EU・EPAというのはスタートできないという関係にあるんですか。それとも、それは完全に切り離されているんですか。
○岡田委員 わかりやすく答えてもらいたいんですが、この投資家保護、紛争解決の扱いについての協議がまとまらなくても、日・EU・EPAというのは発効することは可能なんですね。
○岡田委員 もうちょっとわかりやすくお答えいただきたいんですが、今の局長の答弁は、切り離されているというふうに私は理解したんですが、そうすると、日・EU・EPAが成立した暁に、そういった投資家保護とか紛争解決の扱いについては規定が合意されていないわけですから、結局は従来と同じ、そ...全文を見る
○岡田委員 それでは、EUがISDS条項について、日本は当然それを主張したと思うんですけれども、それに対していろいろなことを言ったと思うんですが、どういう懸念を主張したんでしょうか。
○岡田委員 仲裁人の独立性に懸念を持っているというのは、具体的にどういうことなんでしょうか。それから、判断の一貫性についてももう少し具体的に御説明いただけますか。
○岡田委員 公表された文書以上のことは一切言えないんだというのは、それはおかしくないですか。いろいろな交渉をしている中で、その理由とか、もう少し具体的に説明を受けているはずですよね。それは一切言えない、公表している資料しか言えない。では、国会というのは何なんですか。国民に対する説...全文を見る
○岡田委員 ほとんど説明がないんですけれども、独立性とか一貫性とか、それから再審の可能性がないとか、いずれも私は重要な指摘だというふうに思うんですね。ですから、もう少し敷衍して御説明いただきたいと思ったんですが、ほとんど言えないという、非常に問題がある御答弁だったというふうに思い...全文を見る
○岡田委員 私の理解するところ、EU側はそれにかわる恒久的な機関というものを提案しているというふうに理解しているんですが、公表ベースでそういうことはないんですか。
○岡田委員 私はいろいろ聞いているんですが、全部がお話しできないのはわかりますが、公表されていることすら何か聞かないと答えないというのはどういうことなんですか。  もう少し具体的に、公表されているベースで結構ですから、EU側がどういう提案を行っているかというのを御説明ください。
○岡田委員 それだけEU側が指摘をして、そしていわば対案として常設の機関の設置を提案しているということは、やはり我々は、ISDS、日本の企業にとっていいことだからいいね、そういう発想からは脱して、プラスマイナスをもう少しきちんと踏まえて議論していく必要があるんじゃないかというふう...全文を見る
○岡田委員 日本が、まだ司法制度に対する信頼感が場合によっては十分ではないかもしれないという国に対して投資をする際に、このISDS条項というのは企業に安心感を与えて投資しやすくする、そういう面はあると思います。  しかし、全く逆の立場になったときに、例えば、グローバル企業、場合...全文を見る
○岡田委員 現実に日本とEUの間で議論しているわけですから、やはりそれはよほどきちんと識者の意見も聞いて日本国政府としてのスタンスというのを決めていかないと、これは外務省だけの、あるいは日本国政府だけの判断ということであってはならないというふうに私は思うんですね。  大臣、そう...全文を見る
○岡田委員 政府の中で不断の議論をされるのはいいんですが、やはりこの問題は、私は余り軽く見ない方がいいというふうに思うんですね。日本政府としてのスタンスを固めるためにも、外部の有識者、専門家の意見もきちんと聞いて、そして基本的な考え方をまとめるべきじゃないか。  これからも、こ...全文を見る
○岡田委員 終わりますけれども、誰もが容易に想像できるわけですが、中国がISDS条項についてイエスと言う可能性は、私はほとんどないんじゃないかというふうに思います。  いずれにしても、この続きはまた次回行いたいと思います。  終わります。
05月18日第196回国会 衆議院 外務委員会 第12号
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○岡田委員 無所属の会の岡田克也です。  私は、無所属の会を代表し、環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定の締結について、反対の立場から討論を行います。  反対理由の第一は、既に何度も述べられたように、国会審議が極めて不十分であることです。  今回のTPP1...全文を見る
05月30日第196回国会 衆議院 外務委員会 第13号
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○岡田委員 それでは、まず、先般の日ロ首脳会談について、外務大臣と議論したいというふうに思っております。  五月二十六日のプーチン大統領との日ロ首脳会談において、共同経済活動の実施に向けた作業が新たな段階に入ったということが確認された、今後、事業者の特定を行うとともにビジネスミ...全文を見る
○岡田委員 お互いの法的立場を害することなくというのは、具体的にどういうことですか。
○岡田委員 もうちょっと具体的に御説明いただけますか。  そのお互いの立場を害することなくというのは、例えばこういうことだという御説明がないと、国民にはわからないと思うのですが。
○岡田委員 例えば法律の適用の問題ですね。例えば、共同事業を行うということになると、日ロで事業者が例えば合弁事業を立ち上げるとか、そういうことも考えられる。そのときに、契約法、商法とか民法の適用というのはどうなるのかというのが、これは法的基盤の諸問題の具体的な一つの例ではないかと...全文を見る
○岡田委員 この共同経済活動という話が持ち上がったのは二〇一六年十二月のプーチン大統領の訪日時、たしか山口で会談もされた、そのときの話だと思うんですね。もう一年半前の話であります。  そして、その中で、特別な制度とか新しいアプローチということで、何か大きな前進が期待できるかのよ...全文を見る
○岡田委員 先ほど言いましたように、先般の日ロ首脳会談で新たな段階に入った、そして、今大臣言われるように、事業者の選定、五つのプロジェクトについてそういう議論もされているということですが、私が不思議に思うのは、法律関係が、どういう法律が適用されるかすらはっきりしない。  北方四...全文を見る
○岡田委員 物事の順序からいうと、枠組みがまずある程度明確になって合意される、その上で投資をという、普通、常識はそういうことだというふうに思うんですね。  例えば、パートナーとトラブルになったときに、どこの法律を使ってどういうふうに解決していくのかということが全く明確でない中で...全文を見る
○岡田委員 例えば、その事業所の中で犯罪があった。どこの国の刑法を適用するんですか、そして、どこの国の裁判所で争うんですか。
○岡田委員 どういう枠組みかというのは、これは事業者の問題ではなくて、国と国との話合いの問題、ある意味では切り離された問題、独立にこれはきちんと対処しなきゃいけない問題ですよね。その検討状況は、報道ではほとんど進んでいないというような報道もなされているわけですが、いや、そうじゃな...全文を見る
○岡田委員 検討しているのはもう一年半前から検討しているんでしょうけれども、何かそれが合意ができる見通しが、ある程度あるんですか。もしなければ、今までやったこと、全部これは無駄になるんですよ。いかがですか。
○岡田委員 今、帰属の問題の議論の話をしているのではなくて、その前に、共同経済活動をするという中でどういう枠組みでそれを行うかという、その話合いをまずしているはずですよね。それについて、今やっているというお話があるんですが、一体、果たして見通しがあるのかどうかというのは全く、御説...全文を見る
○岡田委員 先ほど言いましたように、この話は二〇一六年十二月の首脳間での合意に基づいて、まずは共同経済活動で実績をつくろうということで始まったものですが、今のお話を聞いていても、実際の枠組みがこれは本当にできるのかな、できないんじゃないかという、そういう懸念さえあるわけですね。 ...全文を見る
○岡田委員 わかりませんので、御説明ください。
○岡田委員 私は、このアプローチが成功しているとは思えないわけですね。二〇一六年十二月には、先ほど言いましたように、特別な制度とか、新しいアプローチということが強調されました。今回の首脳会談では、新たな段階に入ったと。言葉は躍るわけですが、実際の基本となる法的枠組みの基盤のところ...全文を見る
○岡田委員 新しいアプローチを免罪符に、実際の領土交渉は全く進んでいないのではないかという疑念をここであらわしておきたいというふうに思います。  次に、北朝鮮の問題について少し議論したいと思いますが、きょうはストックホルム合意についてお話ししたいと思うんです。  北朝鮮はだま...全文を見る
○岡田委員 少なくとも、二〇一四年中はうまくいっているように見えていたわけですね。局長が平壌まで行って話合いをしている画像も随分流れました。その後、少なくとも、我々の目には突然動きがとまったように見えた。  この間、何があったのかというのは、核実験とかそういうのは更に一年後です...全文を見る
○岡田委員 通告しておりませんでしたので、今無理に答弁は求めませんが、大臣も、ここもよく調べられた方がいいと思うんですね。北の出方というのを知るために、ストックホルム合意をめぐる交渉というのは、日本が当事者ですから、私は非常に参考になるんじゃないかというふうに思うわけですね。 ...全文を見る
○岡田委員 その調査、包括的、全面的な調査というのはなされなかったということですか。それとも、北朝鮮は、やった結果として何らかのものを出してきて、それはとても日本としては受け入れられないような、そういう中身だったということなんでしょうか。
○岡田委員 いずれにしても、これは日本が直接当事者となった話ですから、ぜひこれからの教訓にしていただきたいというふうに思います。  この北朝鮮をめぐる問題で、私、非常に気になっていることがあるのですが、ブッシュ政権で国務長官を務めたコンドリーザ・ライス、安全保障担当補佐官もやり...全文を見る
○岡田委員 これは時間じゃなくて中身の話だというふうに思いますが、こういうふうにも言っているんですね。もしかして日本は六カ国協議の失敗を望んでいるのではないか、そういうふうに感じることが多くなってきたと。こういうのは相当な表現だと思うんですけれども。  やはりこれだけ、私も外務...全文を見る
○岡田委員 最後に、大臣がきょう最初に言われた、外務省の職員が非常に過重な残業、労働になっているというお話は、確かに大変重要な御指摘だと思いますし、私も外務大臣のときに、省の中でいろいろな議論をしてまいりました。ただ、しかし、一方的にそれを国会の審議ということにされてしまうと、そ...全文を見る
○岡田委員 私が外務大臣のときの野党自民党は本当に激しかったですよ。本当に、平日、海外に出るというのは、よほど限られた、決められた会議しか許してもらえなかったですよ。副大臣はもちろんいましたよ。だから、今、声高に言われるのは私はいかがかと思いますよ。  やはり、これは話合いで、...全文を見る
06月27日第196回国会 両院 国家基本政策委員会合同審査会 第2号
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○岡田克也君 無所属の会の岡田克也です。  本題に入る前に、総理にお願いしておきたいと思うことが一つあります。  北朝鮮問題、私は今非常に容易ならざる状況ではないかと思います。六月十二日の米朝首脳会談、ここで非常に抽象的な合意がなされました。具体的なことはポンペオ長官と北朝鮮...全文を見る
○岡田克也君 これは、行政の信頼の問題というよりは、やはり民主主義の根幹だと思います。  国会で一年間議論しているんですよ。一年前に虚偽の答弁なされている。そして、資料は廃棄された、いや、実は廃棄されていなかった、そういう問題、民主主義、この国会で議論していることが、一年間議論...全文を見る
○岡田克也君 直接総理が関与したかどうかというのは、国会でこれからも議論をしていくテーマだと思います。私、そのことを今認める前提で議論しているんじゃないんです。  しかし、総理の発言ですね、私や妻が認可あるいは国有地の払下げに関係していれば、間違いなく総理大臣も国会議員も辞める...全文を見る
07月17日第196回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第6号
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○岡田委員 無所属の会の岡田克也です。  この案は、私は、本当に恥ずかしい案だ、よく出してきたな、参議院の自民党、そういうふうに思うわけですが、具体的に幾つか聞いていきたいと思います。  まず、先ほど来、今回の改正案は抜本見直しに当たるというふうに答弁されました。ここが全くわ...全文を見る
○岡田委員 合区を含む十増十減すら抜本改革の第一歩である、提案者がこれを言っているんですよ。それがなぜ、埼玉で二つふやすのが抜本改革になるのか。  今、特定枠の話をされましたが、一票の格差是正、そういう観点からいうと、特定枠というのは関係ないわけですよ。それを含めて抜本改革だと...全文を見る
○岡田委員 私は経緯の説明を聞いているんじゃないんです。そして、特定枠は一票の格差と関係ないでしょう、それがなぜ抜本改革と言えるのかと聞いているんです。
○岡田委員 一票の格差是正は憲法上の要請なんですね。そのことを前提にした上で、どういったことが可能かということを考えていかなければいけないということを申し上げておきたいと思います。  それから、附則で前回書いたのは、参議院のあり方を踏まえ、人口の格差是正等を考慮しつつ選挙制度の...全文を見る
○岡田委員 行政監視機能を強めるというのは一つの方向だと思います。  しかし、この附則に書いてあるのは、「参議院の在り方を踏まえて、」と書いた以上は、やはり参議院のあり方についてのコンセンサスが参議院においてできる、それをするということが大前提だと思うんですね。  今、第二、...全文を見る
○岡田委員 私が非常に問題だと思うのは、法律に書いたわけですね。脇さんも言っていますが、単なる選挙公約、いや、選挙公約違反も大きいですよ、だけれども、法律に書いた、立法府として。その中に、「必ず結論を得るものとする。」という非常に強い表現を使った。その結果が、今回のこの特定枠と全...全文を見る
○岡田委員 私は理解できないわけですが。  各会派の意見がまとまらないからこういう案を出してきた、こういうふうにおっしゃるんですが、先ほど来議論されている、特定枠を設けたことによって比例を四ふやすというのは、全く必要のないことですよね。今の比例の枠の中でやればいい。特定枠で何人...全文を見る
○岡田委員 本来、抜本改革をきちんとやらなきゃいけないにもかかわらず、それをやらず、かつ、どさくさに紛れて定数をふやす。だから、二重の意味で国民を裏切っているというふうに私は申し上げているわけです。  もう一つ、憲法改正との関係を言われていますが、これはまことに私は遺憾だと思い...全文を見る
○岡田委員 憲法改正は、与野党の中で丁寧に議論していかなきゃいけないです。そういう観点で、憲法調査会、さまざまな議論をしている、そのことは当然自民党もわかっているわけですね。  にもかかわらず、来年の夏までに憲法の改正を、参議院の制度についてなし遂げて、かつ、国民投票も終えて、...全文を見る
○岡田委員 憲法の改正で対応するということを自民党は志向されていて、これからもそうだとおっしゃるんですが、これは簡単な話じゃないと私は思うんですよね。つまり、憲法の中の、法のもとの平等というのは基本的人権の最も基本の部分ですから、ここの部分と、それから各都道府県代表としての参議院...全文を見る
○岡田委員 法のもとの平等というのは、これは憲法の基本的人権の最も根幹の部分ですね。そことの調和というものを、憲法で今おっしゃったように書けばクリアできるとは到底思えない。  例えば、参議院の権能、権限というものを弱める、衆議院と比べて更に弱くするとか、そういうことまで考えてい...全文を見る
○岡田委員 衆議院と比べて違う権能、例えば行政監視機能を強めるとか、そういうことは私は非常に有用だと思うわけですが、例えば今法律については衆参同じ権限ですね、これは予算とか条約とは違うわけです。憲法上、法律については同じ権限だ。  でも、法のもとの平等というものについて、より弱...全文を見る
○岡田委員 各党間じゃなくて、自民党の中でちゃんと議論していますかということを私は申し上げているわけです。  自分に都合のいいようなことばかり、法のもとの平等は弱めます、だけれども権限は変えませんとか、今回のこの改正案だって、特定枠を設けて、比例の数はその分ふやす、なぜならば、...全文を見る
07月20日第196回国会 衆議院 本会議 第45号
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○岡田克也君 無所属の会の岡田克也です。  私は、会派を代表し、ただいま議題となりました安倍内閣不信任決議案について、賛成の立場から討論を行います。(拍手)  まず、この国会を振り返ってみても、安倍総理、あなたが内閣総理大臣失格であることは明らかです。  その最たるものが、...全文を見る
11月02日第197回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○岡田委員 無所属の会の岡田克也です。  端的にお聞きしますので、端的にお答えいただきたいと思います。  まず、全世代型社会保障への改革であります。  総理はこのことについて、内閣の最大のチャレンジだというふうに言われました。  確かに、その中で述べられていること、例えば...全文を見る
○岡田委員 給付と負担のバランスが現在とれていないということは、テレビをごらんの皆様に御説明するという意味で念のために申し上げたいと思いますが、まず、二十から六十四歳までの人口の急減はもう既に始まっています。二十五年間で千五百八十万人減る、二二%ぐらい減っていくということですから...全文を見る
○岡田委員 雇用制度の問題や予防の問題は、私、最初に申し上げて、評価するというふうに申し上げました。  ただ、問題は、それで給付と負担の問題、アンバランスの問題がきちんと解決できるのかということを重ねて問うているわけです。今の総理の答えの中にはそれはありませんでした。  しか...全文を見る
○岡田委員 繰り返しの中身の説明はもう結構なんですが、では、給付と負担のバランスの問題について、どこで、どういうタイムスケジュールで議論されるんですか。総理。
○岡田委員 それでは私は間に合わないと思うんですね。  つまり、参議院選挙後、議論が本格化するという話もありますが、議論するのに、これだけの大きな問題ですから、一年ぐらいかかるでしょう。そこからさまざま手続を経て法案化して、国会で議論して法律ができる。そのときには安倍内閣はもう...全文を見る
○岡田委員 もし議論するということであれば、具体的にどういう問題を検討するのかということをしっかりと国民の前に示していただきたいというふうに思います。今は、先ほど総理が説明された以上のことはない。それは私は本質的な問題ではないというふうに申し上げているわけです。  年金について...全文を見る
○岡田委員 総理、どうも議論がかみ合わないんですが。  例えば、年金について、私が申し上げているのは、七十歳以降に受給を先送りすることは、そんな人は大体、ほとんどいないんです、現状では。だって、六十五歳以降という人も一・二%しかいないんですから。ですから、世の中を変えて、周知徹...全文を見る
○岡田委員 月五千円の年金の支給は民主党政権で決めたことですが、それは、私は、第一歩にすぎない、年間六万円ではそれで終わりということにはならないわけで、そういう意味で申し上げているわけですね。  では、次の話に行きます。  総理、二〇二〇年度の基礎的財政収支黒字化が達成できな...全文を見る
○岡田委員 総理、時間稼ぎはやめて端的にお答えいただきたいんですが。  要するに、政府の見通しでは、二〇二〇年度は、本当は二〇二〇年に黒字化するはずだったのが、八・九兆円の赤字になる。総理が今長々と言われたその消費税の使い道の見直し分では一・七兆円。では、残りの七・二兆円はどう...全文を見る
○岡田委員 時間稼ぎをありがとうございました。  総理、やはりこれは本当のことをちゃんと説明しないと、こんな明らかなうそを堂々と国会答弁をされるというのは、私、本当に問題だと思いますよ。もうみんな国民はそれをわかっていますけれども。  そのことだけ申し上げて、あとは午後にした...全文を見る
○岡田委員 総理、午前中の続きなんですが、ここに示したように、総理は何回も、私も含めて、国会で、消費税率引上げ分の使い道の見直しによって二〇二〇年度のPB黒字化は困難となると答弁されているんですね。でも、ここに書いたように、それはごくごく一部であって、八・九兆円の赤字の中でわずか...全文を見る
○岡田委員 おかしいでしょう。説明はもう午前中にされたし、時間稼ぎをしないでもらいたい。
○岡田委員 今の説明は全く説明になっていないんですが。もう既に二〇一八年度ですよ。これは二〇二〇年度の話をしているわけですから。  総理、ちゃんと答えてください。
○岡田委員 私は中身の説明を総理に求めているのではなくて、総理が消費税率引上げ分の使い道の見直しによって二〇二〇年度PB黒字化は困難となるとおっしゃっているから。中身の説明を求めているんじゃないです。総理の言っている説明が間違っているんじゃないですか、あるいはフェークじゃないです...全文を見る
○岡田委員 総理は、そのさまざまな要因ということを全く言われずにひたすらこの答弁を繰り返してこられたから、私は、説明としてはおかしい、総理の発言としておかしいということを申し上げているわけです。いや、それはおかしくないと言うなら、それは総理の、そういうふうに思っておられるならいい...全文を見る
○岡田委員 必要なものをつけなければいけない、それはわかります。だけれども、やはりそこは選択と集中、そのかわりにどこを諦めるか、やめるかということがなければこれは意味がないわけですから、そこのところをしっかりとやっていただかないと、二〇二五年PB黒字化はまた絵に描いた餅だ。  ...全文を見る
○岡田委員 これは総理にお聞きしたいんですけれども、二〇二二年度以降、これは二一年度が中間目標なんですが、私は、二つの時限爆弾があると思っているんですよ。  一つは、もちろん、最初にきょう述べた、二〇二一年度以降、戦後生まれの高齢者の皆さんが七十五歳を超えていく、二〇二五年問題...全文を見る
○岡田委員 経済の成長が必要だということは、私も同じ意見です。しかし、経済成長すれば自然に財政が健全化されるわけではもちろんない。そのために政府の多大な努力が要る。その努力が足らないのではないかということを私は申し上げているわけです。  先ほど言いましたように、総理の時代までは...全文を見る
○岡田委員 総理からは、特別な制度の中身についての御説明は全くなかったわけです。私は、これは全く検討が進んでいないんじゃないかというふうに思っているわけですね。  一方で、ロシアは、この間、ここ数年、何をしているかというと、主権の既成事実化をどんどん進めている。
○岡田委員 大串さんと相談してやっていますから。  主権の既成事実化はどんどん進んでいる。北方領土に対するロシア連邦やサハリン州の予算は拡大している、外国企業の投資も拡大している、色丹島には経済特区も設立された、地対艦ミサイルも配備された、演習もやっている。これは全部ここ数年で...全文を見る
12月05日第197回国会 衆議院 外務委員会 第5号
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○岡田委員 岡田克也です。  北方領土問題についてやりとりをしたいと思っています。  まず、北方領土問題の今までの経緯について少し確認をしたいと思います。確認ですので、事務方の答弁で結構です。  冷戦時代に、ソ連は領土問題の存在をそもそも認めてこなかった。これに対して、日本...全文を見る
○岡田委員 ちょっと驚きですが、今申し上げた東京宣言で、領土問題は北方四島の帰属に関する問題であると位置づけたこと、そのことは事実としてお認めになりますね。
○岡田委員 その後も、四島の帰属の問題を解決することにより平和条約を締結するという考え方は、エリツィン大統領、クラスノヤルスク首脳会談や川奈首脳会談、それから、プーチン大統領、イルクーツク首脳会談、小泉総理の訪ロ時の日ロ行動計画などで何度も確認をされてきている。これは事実関係とし...全文を見る
○岡田委員 安倍総理の二度目の登板後の、二〇一三年の訪ロ時の日ロパートナーシップの発展に関する共同声明においても、四島の具体的名前こそ書いていないものの、その中で、両首脳は、平和条約交渉を、二〇〇三年の共同声明及び日ロ行動計画を含む全ての諸文書及び諸合意に基づいて進めることで合意...全文を見る
○岡田委員 以上の事実関係について大臣に確認しますが、今私が申し上げたことは全て事実関係、文書にこう書いてあるということですから、大臣もお認めになりますね。
○岡田委員 それじゃ、もう一点ちょっと確認したいんですが、北方四島の帰属の問題というフレーズがよく出てくるわけですが、この意味について、従来、外務省の説明は、北方四島の我が国への帰属が確認されるのであれば、実際の返還時期、態様については柔軟に対応する考えであるというふうに説明をし...全文を見る
○岡田委員 質問に答えてもらいたいんですが。  領土問題を解決すると言いましたが、具体的には北方四島の帰属の問題、これは大臣も否定されていないわけですから、この北方四島の帰属の問題というときに、それは全て北方四島は日本の領土であるというのは日本の主張ですけれども、例えば東京宣言...全文を見る
○岡田委員 今まで確認したことの文書の確認をしているわけですから、同じようなことを繰り返されるというのは私は非常におかしな話だと思いますよ。違うなら違うと言ってください。いや、これは、例えば東京宣言は、四島は日本の帰属であるということをお互い認め合ったものだと。私はそういうことは...全文を見る
○岡田委員 全く私は納得できないわけですが、ちょっと別の問題に行きたいと思います。  先ほど何度も確認したように、日ロ間では、一九五六年日ソ共同宣言と並べて、東京宣言その他の文書を基礎とするということを何度も認めているわけですね。しかし、十一月の日ロ首脳会談では、一九五六年共同...全文を見る
○岡田委員 五六年の共同宣言がそういった性格のものであるということはプーチン大統領もかねがね主張していましたが、しかし、日ロの首脳間で合意した東京宣言以下の諸合意が、もちろん国会の承認は経ていないとしても、やはり首脳間で合意して文書化されているわけですから、極めて重要なものだ。今...全文を見る
○岡田委員 では、今まで何回も何回も日ロの首脳が合意してきた東京宣言その他を基礎にするというのは何だったんですか。もしそんなに格段の違いがあるなら、なぜ今までは合意してきたんですか。
○岡田委員 申しわけないけれども、理解できないですよ。  先ほど言いましたように、二〇一三年の安倍総理とプーチン大統領との間の共同声明においても方針を確認されている、つまり、東京宣言その他、日ロ行動計画を含む全ての諸文書及び諸合意に基づいてと、まあ東京宣言は引用されていませんが...全文を見る
○岡田委員 大臣の発言を聞いていると、歯舞だけでいい、ロシア人が住んでいないというふうにも聞こえてしまう、そういう答弁だと思うんですね。  日本の主張は変わっていない、何回も繰り返されていますが、それはそのとおりです。日本の主張は変わっていないんだけれども、問題は、今回合意した...全文を見る
○岡田委員 今大臣おっしゃったことは、外交の常識には反していると思いますよ。やはり、合意した文書が交渉の出発点というか、それが基礎になるわけですから、その合意した文書が一つだけになってしまったわけですから、そこは明らかに変わっているというふうに言わざるを得ないというふうに思うんで...全文を見る
○岡田委員 質問に答えてもらっていないんです。  総理はこう言っているんですよ。今回初めて五六年共同宣言を基礎として平和条約交渉を加速させるということで合意したという意味は大変大きいと。別に、二人で必ず解決するとか、そういうフレーズに関して言っているんじゃないんですよ。  五...全文を見る
○岡田委員 議事録を読む限り、そういうふうには読めないんですね。それは大臣の勝手な解釈であります。  安倍総理は、もうちょっと言っておりますね。今まで全く、日ロ関係、主張する、議論するだけで七十年間全く動いてこなかったというのは事実です、このフレーズは時々安倍総理は使われるんで...全文を見る
○岡田委員 全く納得できないわけですが、最後に一言だけ申し上げますが、六月のG20大阪で交渉する、これは参議院選挙の直前ですね。そういうタイミングで交渉するというのは、私は決していい結果を生まないと。つまり、こちらとしては下がれない、それだと総理としては下がれない、そういう状況で...全文を見る