小里泰弘

おざとやすひろ

比例代表(九州)選出
自由民主党
当選回数6回

小里泰弘の2012年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月01日第180回国会 衆議院 予算委員会 第19号
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○小里委員 自由民主党の小里泰弘でございます。  質問の機会をいただきまして、ありがとうございます。  まず冒頭に、午前中、所得補償の議論がございました。では、自民党はどうかといいますと、自民党としては、農業、農村が果たしておられる多面的な機能、あるいは担い手育成の観点から、...全文を見る
○小里委員 先般、農林水産委員会の質疑では、筒井農水副大臣から、「規模拡大によるコスト削減で国際競争力を持つなんということはあり得ない」という明確な答弁がございました。農水大臣の今のお話も、基本的にはそういう線に沿ったお話であろうと思います。  ちなみに、アメリカのコストは、日...全文を見る
○小里委員 ちなみに、韓国政府の発表では、この米韓FTAによる経済効果、韓国にGDPにして五・七%の成長を提供する、そういう発表でありますが、一方、韓国の国会で、外交通商委員会で、計算をし直したところ、実は年率にして〇・〇一%成長でしかないという指摘が、一方の意見として出されてお...全文を見る
○小里委員 ぜひ謙虚に検証をしていただきたいと思います。  繰り返しますが、この米韓FTAを強化するのがTPPという位置づけであるということでございます。  韓国与党の南景弼通商委員長、与党でありますが、こう述べております。国民の警告に対応できていなかった、そう言って、米韓F...全文を見る
○小里委員 対米的に日本の貿易黒字であったということでありますが、それは、とりもなおさず日本の製品が優秀であったということでございます。それ以上のことでも以下のことでもないと思います。  それと、米韓FTAにおいて工業品の話がございました。低関税でありますが、撤廃をいたしました...全文を見る
○小里委員 メキシコ、カナダも手を挙げてきておるという話であります。  この図で見ますように、メキシコとは日本は既にFTAを結んでおります。メキシコとの協定で、日本は守るべきものを守っております。牛肉、豚肉、あるいは小麦、米その他、守っております。メキシコにしてみれば、取り逃し...全文を見る
○小里委員 カナダ等とは個別に進めていってもいいんだろうと思いますね、一つの方法として。  平成の開国、バスに乗りおくれるな、そういったいわば情緒的な言葉でもってTPPがあおられてまいりました。全体主義的な様相すら呈しているわけであります。考えてみますと、戦前の新体制運動で、バ...全文を見る
○小里委員 時間が参りましたので、終わります。  ありがとうございました。
03月05日第180回国会 衆議院 予算委員会第八分科会 第1号
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○小里分科員 自由民主党の小里泰弘でございます。  質問の機会をいただきまして、ありがとうございます。  きょうは、地元の課題を中心にお伺いをしてまいりたいと思います。  まず、平成十八年、北薩豪雨災害が私どもの郷土を襲いまして、戦後未曽有の被害となりました。これを受けまし...全文を見る
○小里分科員 お話にありましたように、特に羽月地区、顕著な例であります。羽月川の地域、平成十八年を超える雨量が昨年七月にあったにもかかわらず、浸水面積、平成十八年当時、百八十ヘクタールでありました。それが昨年の七月時におきましては〇・一ヘクタールということで、一千八百分の一になっ...全文を見る
○小里分科員 平成二十七年の完成に向けまして、順調にいっているという大臣の御答弁でございました。  その鶴田ダムにも関連してまいりますが、上流部の湧水町旧吉松町部にあります阿波井堰、これが過去九十年にわたりまして地域の洪水の大きな要因となってまいりました。ただ、ここを改築すると...全文を見る
○小里分科員 ありがとうございます。  計画どおりに進めていただける、そういう御答弁でございました。  曽木の滝分水路、これもまた激特事業の大きな柱であります。曽木の滝分水路は、流量を分派していくという点において上流域の治水に大変大きな効果を発揮することが期待をされているとこ...全文を見る
○小里分科員 つまり、二十七年には完了予定ということでよろしいでしょうか。
○小里分科員 どうぞよろしくお願いをいたします。  続きまして、残る課題として、支流域の整備、針持川とか市山川とか、いろいろな支流域が大きな網のようにめぐらされております。そして内水対策、そういった課題が控えているところでございますが、これはちょっと質問通告をしておりませんでし...全文を見る
○小里分科員 ありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。  続きまして、南九州西回り高速道路についてお伺いをしてまいります。  これも地域悲願の建設工事でございます。これが完成を見ますと、地域間の交流促進、そして観光の振興を初め農林水産業の振興など、地域産業の振興...全文を見る
○小里分科員 御指摘のとおり、用地買収、野田—高尾野間で見れば、現在、進捗率が九二%、高尾野—出水間で見れば、用地買収の進捗率が六〇%ということであります。この用地買収に地元を挙げてしっかり取り組んで、これが進捗が成っていけば、この区間の完成も見えてくるということでよろしいですか...全文を見る
○小里分科員 早期の完成に向けまして、ぜひ用地買収に官民挙げて取り組んでいただきたい、取り組んでまいりたいと思うところでございます。  さらに、残る課題としまして、阿久根—鶴川内間、これが都市計画決定済みでありますが、事業化がまだであります。さらに、出水以北につきましても道路設...全文を見る
○小里分科員 西回り高速道路全線完成に向けまして、十年という目標を持ってしっかりやっていきたいという大臣の御答弁でございました。ぜひよろしくお願いを申し上げたいと思います。  次に、国道十号線、これも国交省の直轄事業としてお世話になっているところでございます。  鹿児島湾沿岸...全文を見る
○小里分科員 ありがとうございます。ぜひ計画どおりにお願いしたいと思います。  国道十号線の大きなポイントとして、白浜拡幅という事業がございます。姶良市脇元地区から鹿児島市吉野町部までの交通混雑状況を解消しようということで進められている区間でございます。全長七・三キロ、そのうち...全文を見る
○小里分科員 ぜひしっかりと急いでいただきたいと思います。まずは財源確保でしょうけれども、しっかりこれは一緒に取り組んでまいりたいと思います。  その国道十号の最大の難所となるのが鹿児島北バイパスであります。ここが景観とのマッチングということも一つの大きな課題となっておりまして...全文を見る
○小里分科員 御指摘のとおり、この路線は、防災対策の観点からも極めて重要な基幹道となっております。地元のその辺の見解がいろいろあるところでありますが、それだけに、やはり国がそこは主導をして、打開をしていかないと進まないと思いますので、ぜひよろしくお願いをしたいと思います。  続...全文を見る
○小里分科員 税制面から見ました場合に、JRからの譲受資産、あるいは新たに整備、取得した鉄道資産に対する税制特例の拡充というものを年末ごとに徐々に行ってきたところであります。さらにJR三島特例並みの創設というものが期待をされるところでありますが、見解、意気込みをお伺いしたいと思い...全文を見る
○小里分科員 国に頼る、あるいは県に頼るといったようなことだけではなくて、やはり、おれんじ鉄道自体を魅力あるものにしていく、そういった経営努力というものが当然あってしかるべきであります。  そういった観点から見ましたときに、私は今、DMVというもの、デュアルモードビークル、これ...全文を見る
○小里分科員 DMVにつきましては、いざ導入をされますと、通常の運転費用がかなりコスト削減になるという利点もあるように伺っております。ぜひ早期の実現を目指しまして、本来はJR北海道の仕事であろうと思いますが、国としましても、可能な限りの御支援、御指導をお願いしたいと思います。 ...全文を見る
03月21日第180回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
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○小里委員 自由民主党の小里泰弘でございます。質問の機会をいただきまして、ありがとうございます。  まず、TPPについてなんですが、TPPを奇貨として農業の構造改革を図れば輸出競争力をつけられると、TPP推進論拠の一つになっておるわけであります。  実は、この問題を先般予算委...全文を見る
○小里委員 私の理解が間違っているのか。確かに、生産量は上がるんですよね。大臣は、生産量と生産性をごっちゃにしておられるんじゃないですか。生産性というのは、分子に生産量が来る。そして分母にコストが来ると思うんですね、人件費とか機械とか。したがって、機械をふやせば生産性は下がるんじ...全文を見る
○小里委員 わかりません。(発言する者あり)共通経費の部分はわずかに下がるだろうと、今、他の委員から発言がありました。そういった面はあるでしょうけれども、確かに、十五ヘクタールを一つのセットとして考えると、例えば十八ヘクタールになったときに機械を一つふやせば、格段にコストは上がり...全文を見る
○小里委員 現場の実態に即していくという今の答弁は評価をしたいと思います。  ただ、農業の本質がどこにあるのか、間違ったメッセージが国民に伝わっていかないように、無理なことは無理なんですから、そこははっきりと責任ある立場としてメッセージを発していただきたいと思います。  それ...全文を見る
○小里委員 そこがしっかりと現場に伝わっていないんですよ。恐らく農水省官僚の間でもそこは曖昧になっているんじゃないでしょうか、私の印象としては。  地元の集落の皆さん、集落営農の皆さんと先般意見交換をいたしました。この二十町歩—三十町歩の農業経営についておびえているんですよ。そ...全文を見る
○小里委員 自民党の四町歩、二十町歩の規模拡大策、これを小規模農家切り捨てだと批判してきたのは民主党であります。それと、集落営農も規模拡大にとっては極めて有効なツールでありますが、これも余り熱心じゃなかった。あるいは、自民党時代につくった、農地の貸し手に交付金を払う仕組み、三千億...全文を見る
○小里委員 集落営農につきましても、政権交代前から民主党の方々とは議論をしてまいりました。民主党は従来、自然発生的というか自律発生的な集落営農は否定はしませんでした。しかし、国みずからがそこに具体的に手を差し伸べていこう、具体的に関与していこうという姿勢はなかったんですよ。そして...全文を見る
○小里委員 自民党時代に集落営農を相当進めてまいりましたから、その延長線上でふえてきた分はあるんだろうと思います。しかし、現場をよく見ていただきたいと思います。なかなか難しいんですよ。  集落営農が進まない大きな理由としては、やはり、地域のリーダー、コーディネーターの不在だと思...全文を見る
○小里委員 具体的には取り組んでいないという今の答弁でありました。  全く現場の実態と離れているんですよ。現場を回ってください。私も集落営農をつくろうと思って地域を一生懸命回っておりますが、やはりぶつかる壁はそこなんです。地域の人たちが、なかなか取りまとめ役がいませんからねと。...全文を見る
○小里委員 説明がたまにある程度では済まないんですよ。私が言っているのは、具体的に地域を取りまとめて集落営農をつくり上げていくコーディネーターを育成していく、その方策を講じていただきたいということでありますから、そこはぜひよろしくお願いしたいと思います。  民主党政権になって、...全文を見る
○小里委員 もっと現場を見ていただきたいと思います。地域重視の施策から個人本位の施策に変わってきた、これは転作奨励制度にも顕著に明らかでありますが、そういった制度がやはり、地域でなかなか話し合いができなくなったね、あるいは所得補償にしても、その影響でなかなか農地を出してくれなくな...全文を見る
○小里委員 明快な答弁であります。製品としての砂糖、この差別化というのは極めて困難であります。関税撤廃により、てん菜などの砂糖の原料が海外産品に取ってかわられますと、例えば北海道農業はてん菜とともに麦とかジャガイモ、豆などを輪作体系としてやっております、そこに組み込まれているてん...全文を見る
○小里委員 同様に、農産品の輸出をふやしていけば自給率が向上する、これも一方の論拠であります。輸出が期待できるのは一部の品目に限られます。これも限界があると思います。確かに輸出をふやしていくことは大事でありますが、これも限界があるということをぜひ御答弁いただきたいと思います。
○小里委員 まさに御答弁のとおりであります。  二〇一〇年の農林水産物の輸出額は四千九百二十億円であります。二〇二〇年までに一兆円にこれをふやすという計画であります。これが達成できたとしても、一方の農林水産物の輸入額は七兆円超であります。TPPをやればさらにこれがふえていくのは...全文を見る
○小里委員 もういいかげん、そういった逃げの答弁はやめていただきたいと思います。やはり、現場を知る人間として、農政の責任者として、国民の食料安保を守っていくべき立場として、もうそろそろそこら辺はしっかりと、正面から国民に向いた議論をお願いしたいと思います。  膨大な財政負担を国...全文を見る
○小里委員 今まで、貿易自由化の歴史の中で、EUにしても韓国にしても、早い時期からちゃんと国内対策を打ち出していましたよ。しっかりと国境措置と国内農業対策をセットにして臨んできたんですよ。もうそろそろこれを出すべきだと申し上げているわけであります。当然のことだろうと私は思うんです...全文を見る
○小里委員 ちょっと詳しい説明がなかったわけでありますが、過去三年平均に対して下がった分というのが一つの原則になっておりますね。ただ、今は十八年産から二十年産を基準にして一つの固定式になっておるわけでありますが、これが今後どうなっていくかということをお尋ねしたわけであります。 ...全文を見る
○小里委員 もうそのうち決まっちゃうんですよ、下手をすると。下手をするとね。  今後これを進めていかないためにも、どういった影響が考えられるのか、そこにどう対応していくのか。しかし、対応できないんですよ、どんな国内対策を打っても。そこをしっかりと認識する必要があるんです。そのた...全文を見る
○小里委員 もう最後ですから、一言だけ申し上げておきます。  これも意見交換会で私は聞いたんですよ、もしそうなった場合にあなた方はつくりますかと。つくるんですよ、農地を守りたいから。たたかれてもたたかれてもつくるんですよ、現場の人たちは。そういった状況に追い込んじゃいけない。そ...全文を見る
04月18日第180回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
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○小里委員 自民党の小里泰弘でございます。  質問の機会をいただきまして、ありがとうございます。  きょうは食料安保またTPPについてお伺いをしたいと思っておりますが、その前に、いわゆる対中国ビジネス、社団法人農林水産物等中国輸出促進協議会をめぐる問題についてお伺いをしたいと...全文を見る
○小里委員 確かに、対中国を中心とする農林水産物の輸出、これは自民党政権時代から大きな課題として取り組んでまいりました。その中で、正規の協議会、まさにオール・ジャパンの協議会をつくって一生懸命取り組んできたところであります。  そこに今回、新たな協議会が発足をいたしました。私は...全文を見る
○小里委員 御案内のとおり、中国は非常に複雑な構造であります。後でまた中国の法的な関係についてはただしたいと思いますが、本来、この質検総局が元締めでありまして、ここの了解を得ないと中国側は輸入ができない、そういう制度にもなっております。  事実、そのことは副大臣も気にされて、去...全文を見る
○小里委員 本当に腑に落ちないんですね。極めて無責任な対応であるとしか思えないわけであります。これは日中双方とも無責任な対応であろうと思います。  農発食品、向こう側の代理店ともいうべき存在でありますが、この農発食品は質検総局から検疫許可証を取得しておりますか。
○小里委員 中国の出入国動植物検疫法の中で、輸入業者は貿易契約を締結する前にあらかじめ質検総局から検疫許可証を取得する必要があるとされております。これを得ていないわけでありますから、これは中国国内における違法状態にあるということが指摘できると思いますが、どうですか。
○小里委員 では、その点は後々また、法的な問題を含めてお伺いをしたいと思います。  展示館は五月にグランドオープンの予定でしょうか。どの程度できているのか。まだ展示はされていないんですかね。
○小里委員 大臣、副大臣、このグランドオープンに招待を受けておられますか。受けているとすれば出席をされますか。
○小里委員 慎重に対応すべきであると思いますが、その行方をしっかり見てまいりたいと思います。  薫蒸なしの米輸出、また粉ミルクの輸出も、これはとりあえず顔を立てただけじゃないかな、そういう色彩があります。これは今回限りですか。それとも今後の保証はあるのか、その辺の状況。また、そ...全文を見る
○小里委員 本当にますますわからなくなってくるわけでありますが、この第二陣はいつごろ送るんですか。
○小里委員 質検総局には当たっているんですか。
○小里委員 事務方にお伺いします。  中国では、法に基づいて、輸出入食品安全管理方法がこの三月一日から新たに実施をされておりますが、その中で、中国に輸出する業者は質検総局に対してどのような手続をとるようになっておりますか。
○小里委員 事前通告も何も、この問題についてお伺いすることは前もって通告をしておるわけですから、その中でこれは最も大事な部分なんですよ。日本の輸出に係る動きが中国において適法か違法か、そこはまさに問われることでありまして、当然知っておく、確認しておくべきことであろうと思います。 ...全文を見る
○小里委員 出入国動植物検疫法、これは一九九二年四月一日から実施をされておりますが、これに基づきまして、輸出入食品安全管理方法がまさに本年三月一日から実施をされております。  その中で、中国に輸出する業者またはその代理人は事前に国家品質監督検験検疫総局に届け出をしておかなければ...全文を見る
○小里委員 まさに、さらに不透明な御答弁であります。  私どもが把握するところによりますと、この声明文の中で、日本農水省は、所掌及び利用可能な予算の範囲で、日本における農業団体、地方公共団体、民間企業から成る中国輸出促進協議会を設立しこの活動を支援する、こういった内容のことが書...全文を見る
○小里委員 それは会員に入っているんですか。
○小里委員 極めて心もとない御答弁であります。これだけオール・ジャパン的なものであることをうたいながら、肝心の全農が入っておりません。あるいは、地方公共団体は入っていない、少なくとも今までは入っていないという状況でございます。  こういうオール・ジャパン、また公的な色彩があるか...全文を見る
○小里委員 しっかりと事務方もフォローしていただきたいと思います。  この今申し上げました農林水産物等輸出促進全国協議会、農林水産省の肝いりでつくられました。これは、平成十七年四月に設立をされまして、まさに農林水産物、食品の輸出を一層促進するために、関係者が一体となった取り組み...全文を見る
○小里委員 全国協議会、これは正規の協議会でありますが、中国だけじゃなくて全世界を相手にするということであります。それは当然ですね。  ただ、この設立の経緯を見ましたときに、我々もかつての政権時代から、対中国輸出というものはイの一番に重点を置いて取り組んできたわけでありまして、...全文を見る
○小里委員 私が確認したところでは、二十三年は総会を開いておりません。  まさに二十三年、おっしゃったように、震災が発生をして、輸出環境が大きく変わりました。だからこそ、オール・ジャパンで、関係団体が一堂に会して、知恵を絞って対応すべきときでありましょう。その肝心なときに、この...全文を見る
○小里委員 今の大臣の御答弁では、誰も納得できないと思います。  新たな協議会は、会員の構成におきましても、実は、ほとんどが製薬業界とかサプリメント関連の、ごく限られた業界で構成をされております。そして、一方の協議会、まさに申し上げたようなオール・ジャパンの、重厚な、公明正大な...全文を見る
○小里委員 二十社中六社とおっしゃいましたか。この出資金、会費総額は一億八千万と情報をいただいております。その中で、サプリメント業界が一億七千万という認識をしております。その点については改めてお伺いをいたします。  それと、震災が発生をして、検疫の問題も含めて、こういった極めて...全文を見る
○小里委員 今の答弁をまた前提にして、今後お伺いをしてまいります。  このように、申し上げてまいりましたように、薫蒸処理なし、輸出が禁止されているはずの粉ミルクが輸出できるように、これを一つのうたい文句にして進められつつあります。これが本当に今後とも通用していくのか、結果として...全文を見る
○小里委員 最後に、TPPに関連して、どうしてもお伺いしたいことを、一つだけお伺いいたします。  昨今の報道によりますと、アメリカ側から米についての例外扱いを示唆するような発言があったという報道でありますが、その事実関係について、外務省、把握をしておりますか。お答えをください。
○小里委員 要するに、全ての品目をその交渉のテーブルにのせる、関税撤廃を目指していくという今の答弁でありまして、報道にあるような事実は全くないということを今確認したわけであります。  以上で終わります。
○小里委員 以上で終わります。
06月14日第180回国会 衆議院 農林水産委員会 第7号
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○小里委員 自由民主党の小里泰弘でございます。  質問の機会をいただきまして、ありがとうございます。  本日は、対中国ビジネス、そしていわゆるスパイ疑惑についてただしてまいります。  自民党政権時代から、農産物の対中国輸出は最重要課題として位置づけてまいりました。しかしなが...全文を見る
○小里委員 冒頭申し忘れておりました。大臣、副大臣、それぞれ御就任おめでとうございます。  非常に難事の多い環境下でのお務めであります。特にTPP等、大変な大臣の働きが期待をされるところでありまして、心から期待をしておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。  さて、予...全文を見る
○小里委員 冒頭から恐縮ですが、質問に対して的確に答えてください。今あった経緯については、これからそれぞれのポイントをただしてまいりますから。  廃棄処分の理由をお伺いしておるんです。薫蒸なしの米であったということだけですか。証明書類はどうですか。
○小里委員 証明書類が不備であった、そしてまさに薫蒸なしの米であったという理由で廃棄処分になったわけであります。  では、なぜ、こういった証明書類が不備である、そして薫蒸なしの米であるということをわかっていながら当局は輸出を承認したんでしょうか。
○小里委員 要するに、その文書は李春光が出した文書ですね。
○小里委員 一貫して検疫当局が却下をしてきた。にもかかわらず輸出を強行した。その唯一のよりどころが、スパイと目される李春光の文書であったということであります。  この文書の中で、展示会に出品される米等の受け入れについては、農発食品が通関当局であります北京海関及び北京検疫と協議し...全文を見る
○小里委員 予算委員会の答弁で、この文書は通常の書式をとったものではない、一等書記官の名義であるということを認めております。怪しいと思ったはずですよ。そして、この文書の正当性というものを確認したんでしょうか。
○小里委員 本当にでたらめな話であります。  では、この文書は誰から誰に交付されたのか。そして、この文書の存在を、農水省当局はどの時点で、どのように確認をしたんですか。
○小里委員 まず、情報提供は、その根拠は李春光であったということであります。そして、その李春光なる者の文書は、要するに、筒井副大臣から手渡されたという今の答弁だったですね。  ということは、通常のルートを経ずに、いつの間にかその外交文書なるものが副大臣の手元にあったということで...全文を見る
○小里委員 何の説明にもなっていないんですよ。  だから、個別の話だとか特別の話だからいいんだと思ったという話だけれども、質検総局は、今回のこの荷物を指して、これを却下しているわけですよ、許していないんですよ。まさにこの質検総局から、個別特定のものであっても特別扱いしないという...全文を見る
○小里委員 今の大臣の答弁をもってしても若干の誤りがあります。全農のために訂正を申し上げておきます。  本年二十四年の三月、全農の北京事務所の職員が工事中の展示館を訪問しました。そこに中農集団の子会社である農発食品の東京代表の関氏がおりまして、この関氏にたまたま会いまして、儀礼...全文を見る
○小里委員 筒井副大臣は、再三、全農に協議会に入るように勧誘を行っております。しかしながら、当初から全農はこの協議会に極めて懐疑的でありました。  本来、全農は、中国の商務部管轄の国営企業であるCOFCO、ここを正規の受け手として、正規の窓口として対中国輸出を行っております。そ...全文を見る
○小里委員 平成二十三年の九月には、全農は筒井副大臣室に呼ばれております。田中氏も同席をしまして、協議会の話を聞いて、そして特別措置の話も聞いております。全農は、COFCOのアンダーであれば、COFCOのもとであれば検討しますがという話をいたしました。その一週間後に、議員会館に筒...全文を見る
○小里委員 全農は、本年四月、COFCO向けに十四トンの米を輸出しております。まさに協議会の話もどこ吹く風であります。これは確認をしておりますね。
○小里委員 申し上げてまいりましたように、従来、中国向けの農産物輸出の受け皿としては、COFCOというれっきとした受け皿があります。  中農集団と比較をしますと、まず、COFCOは歴史が古い。農産物の輸出入を主体とする、商務部系列の中国最大の穀物商社であります。片や、中農集団は...全文を見る
○小里委員 この農林水産物等中国輸出促進協議会なるものは、実態は、サプリメント業界を中心とする、田中さんの知り合い企業の一集まりともいうべきものでありました。  これに対して、従来、農林水産物等輸出促進全国協議会という正規の協議会があります。まさに農林水産物、食品の輸出を促進す...全文を見る
○小里委員 今、大臣から説明がありましたように、この正規の協議会は去年は総会を開いていないんですね。そして、震災があったからという今の説明でありました。  まさに震災があったから、みんなが対外輸出について心配をしておるわけです。だからこそ、この正規の協議会が稼働すべきであった。...全文を見る
○小里委員 きちんと活動が行われていたという今の大臣の答弁、本当に私は残念に思います。  総会を開いて、その年度の活動方針を示すんでしょう。それに基づいて活動すべきものが、総会がなかった。したがって、どんな活動を行っているのかわからないはずですよね。ただ単に農水省の事務局が形ば...全文を見る
○小里委員 先ほど周辺の議員からも発言がありますように、まさにこの新たなルートは商売のためではなかったかな、そう疑われているのであります。入会金や会費を取って、商標使用料として、マージンとして輸出額の一%を取るという。二〇一六年には年間五千億円の輸出を目標としていたそうであります...全文を見る
○小里委員 従来の文書の漏えいに限らず、このビジネスの仕組みをしっかり調査する。今の表明にありましたから、しっかり頼みたいと思います。  BSEの発生のときには、まさに武部大臣のときでありますが、第三者委員会を設置して調査を進めました。そのような考えはありますか。
○小里委員 これは絶対にお願いしたいと思います。  そこで、従来、米の輸出の条件として、中国当局に認められた精米場で精米をして、中国当局に認められた薫蒸倉庫で薫蒸をするという条件があります。それぞれ国内に一カ所ずつしかありません。これをふやすべく、今、農林省予算で進めております...全文を見る
○小里委員 まさに利権絡みの私的なルートをつくって、できないことをできると言って出資金を集めましたが、中国当局がこれを認めず、廃棄処分となっております。事実上、今後の輸出も不可能となったんでしょう。出資者らに被害を与えました。まさに詐欺まがいの事業となったわけでありますが、大臣、...全文を見る
○小里委員 国家的詐欺だと言われておりますが、そのことはどうですか。
○小里委員 ちなみに、詐欺の構成要件というものは何ですか。法務省ですか、お伺いします。
○小里委員 人を欺いて財物を交付させること、これが端的に申し上げた場合の詐欺の要件であろうと思います。  まさに、中国検疫当局から特別措置を否定する見解は再三示されておりました。筒井氏らは、不正輸出であることを十分認識しておったはずであります。筒井氏らは、特別措置が実施不能であ...全文を見る
○小里委員 今回、農水省の関与が随所に見られるわけであります。大臣、副大臣の間違った政治主導のもとで従わざるを得なかったというのが真相でありましょう。  例えば、平成二十二年十二月九日、筒井副大臣名義で中農集団と覚書を交わしておりますが、ここに多数の農水省の審議官等が出席をして...全文を見る
○小里委員 顧問になる経緯も予算委員会で追及をされたところであります。その点はここでは触れません。  一方で、昨年一月二十八日、日本青年館で中国輸出促進会議なるものが開催をされました。農業団体や企業を集めて、今回の中国ビジネスについて説明し、勧誘を行っております。この事実をつか...全文を見る
○小里委員 まさに今回の中国ビジネスについて説明をされ、勧誘を行っておりますが、この会議の主催はどこですか。
○小里委員 中農集団、薫蒸の問題、乳製品の輸出解禁、当面二十万トン、将来百万トンの輸出、展示館で展示販売をする、こういった説明がなされ、勧誘を行った。その主催が農林省であるという、まさに今の答弁でありました。これは決定的に、このビジネスを当初から農林水産省がむしろ主導をしてきたと...全文を見る
○小里委員 答弁にもなっておりません。  ここで、御省のホームページに載っているんですよ。会議録もね。読んでください。そこに、中農集団のこと、薫蒸の問題、乳製品の輸出解禁、当面二十万トン、将来百万トン、展示館の展示販売、こういったことが説明をされておるんですよ、農水省の主催のも...全文を見る
○小里委員 第三者委員会はどうですか。やりますか。
○小里委員 今回のこのビジネスにかかわっては、いろいろな債務の問題が発生をしてきております。展示館の家賃、この事業に係る費用についての協議会負担金の問題等々あります。この債務が幾らあるか、支払い条件はどうなっておるのか、どのように支払いを履行するのか。大臣にお伺いします。
○小里委員 平成二十三年二月四日に、鹿野大臣が中農集団に宛てた声明が問題になっております。すなわち、日本国農林水産省は、所掌及び利用可能な予算の範囲内で、日本における農業団体、地方公共団体、民間企業等から成る中国輸出促進協議会を設立しその活動を支援するといったような内容であります...全文を見る
○小里委員 本年二月二十九日、農発食品から田中氏に、鹿野大臣への伝言の要請がありました。この伝言は、本年三月七日付で文書にして、協議会から鹿野大臣宛てに出されました。その中で、鹿野大臣のこの声明の履行を迫っております。これは事実ですか。この文書を把握しておりますか。
○小里委員 大臣もまだ新任ですから把握をし切っておらないんだろうと思います。事務方はしっかりとフォローをしてください。  文書は存在するという話であります。では、その文書を出してください。
○小里委員 ちょっと何かごちゃごちゃしてまいりましたが、その文書は出していただけますか。
○小里委員 私信ではないんですよ。公職としての農林水産大臣宛てに協議会から出されたものであります。これだけ国家ぐるみの詐欺行為とまで言われて問題になっている案件の、まさに核心に迫る部分なんですよ。これはしっかりと公開をしていただきたいと思います。  その文書と同一のものとされる...全文を見る
○小里委員 しっかりとその文書を出していただきたい。  針原局長、内容はどうですか。私の述べたことは間違いありますか。
○小里委員 鹿野大臣が実質的な政府保証をして、これをもとに中国側が農水省にその履行を迫っているという事実であります。これがまさに明らかになりつつあります。しっかりとそこは説明をしていただきたいと思います。
○小里委員 まずは大臣のもとでしっかりと調査をすべき問題、そして第三者委員会を設置して根本的に調査をしていくべき問題、いろいろな問題が出てまいっております。しっかりとそこは頼みたいと思います。  実は、きょう、スパイ行為についてもお伺いをする予定でおりました。内閣官房、総務省、...全文を見る
○小里委員 これは、ひょっとすれば官邸がこのビジネスにかかわっていたかもしれない、それにつながるおそれのある事案でありますから、ぜひそこはよく調査の上、お答えをいただきたいと思います。  まさにスパイに唆されて、大臣、副大臣の名のもとに、できもしないことをできると言って、利権絡...全文を見る
○小里委員 今答弁をいただきましたが、総理が展示館を視察に行った、その経緯についていろいろまた疑問点があります。その点はまた説明をいただきたいし、今後また追及をしていかざるを得ないなと思うところであります。  総理が筒井副大臣とともに展示館を視察しました。これは、当時、特別措置...全文を見る
06月19日第180回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第8号
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○小里委員 自民党の小里泰弘でございます。  質問の機会をいただきまして、ありがとうございます。きょうは、二十分と持ち時間が短い中で何問も質問申し上げないといけません。どうか端的に答弁をお願いしたいと思います。  さて、東日本大震災での最大の教訓は、国がもっと前に出ること、主...全文を見る
○小里委員 これからという今の御答弁でございます。  例えば、東日本大震災では、東北地方整備局が被災市町村に職員を派遣しまして、直接状況を把握し、あるいはまた、通信回線の途絶した部分の修復に努めました。そして、必要な資材、機材、物品を提供して救助活動を行っていったわけであります...全文を見る
○小里委員 今回の改正は、都道府県に権限や役割が集中いたしまして、国の果たすべき役割がおざなりになっているんじゃないか、そういう感を強く持っております。ぜひ、今後の対応をお願いしたいと思います。  そこで、国の果たすべき役割という観点からいえば、広域連合の問題ですね。広域連合に...全文を見る
○小里委員 大災害というのは、押しなべてそれぞれの地域に発生するものじゃなくて、ある日突然特定の地域に起きるわけですから、それは当然、全国的に国がコントロールをして、人、権限、予算をそこに集中して投入すべきものであります。それぞれの地域にかねてからそれを配備できるものじゃないんで...全文を見る
○小里委員 若干、見解がなかなか整わないところでありますが、例えば、広域で災害が発生したとき、都道府県と広域連合とでそれぞれに災害対策本部を立ち上げるということになると思いますが、都道府県で有権者から選ばれた立場の知事としては、どっちの本部に詰めるということになりますか。
○小里委員 直接お答えがなかったわけです。知事がどっちの本部に詰めるかという話であります。  仮に、知事が両方の本部を兼ねるということであれば、そんなに、兼ねてできるほど災害対応というのは生易しいものではありません。一方で、被災していない都道府県の知事が広域連合の本部に詰めると...全文を見る
○小里委員 今、広域連合に対する懸念を表明されたんだと解したいと思います。  私の地元で、先般ジオパークが指定をされております。あるいは、国立公園も再構築をされました。これらは国民共有の財産として保護され、国立公園は、国が現場に職員を置いてしっかりと管理してまいりました。これが...全文を見る
○小里委員 国が引き続きやっていきたいという今の表明であったと思いますし、自治体もそれを望んでおります。特に、広域連合の取り扱いについては慎重に対応いただきますようによろしくお願いをしたいと思います。  最後の質問でありますが、防災白書によりますと、防災関係の予算は年々減ってき...全文を見る
○小里委員 時間が参りましたが、大災害になればなるほど、国が主体的に現場に踏み込んで役割を果たしていく、これが東日本大震災の最大の教訓でありました。その教訓に照らして、果たして今回の改正がそれに沿ったものであるか、大きく疑義を抱くものであります。そしてまた、今後の災害対応において...全文を見る
08月01日第180回国会 衆議院 農林水産委員会 第11号
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○小里委員 自由民主党の小里泰弘でございます。  質問の機会をいただきまして、ありがとうございます。  きょうは、いわゆる対中国不正輸出問題についてお伺いをしてまいります。  従来、自民党政権時代から、農産物の対中国輸出というものは、国家的戦略として捉えまして、その促進に苦...全文を見る
○小里委員 きょうは、申し上げましたように、対中国不正輸出問題をただしているわけでありますから、それに沿った形で御答弁いただきたいと思います。  当然のことながら、対中国農産物輸出が進んでいかない。その大きな問題は、まずは中国における牛肉や乳製品等の輸入禁止措置です。そしてまた...全文を見る
○小里委員 正確にお答えいただきたいと思います。協議会です。私は、対中国農産物等輸出促進協議会の代表に田中氏がついたと申し上げたわけであります。  そこで、くだんの民主党の研究会です。今回のビジネスは、この民主党の研究会において中国側から提案されたという理解でよろしいですか。
○小里委員 中国側とは誰ですか。
○小里委員 中国系シンクタンク、中国系貿易会社とは、どんな会社ですか。
○小里委員 質問に答えてください。どんな会社ですか。
○小里委員 別に会社名を聞いているんじゃないですよ。どんな会社ですか。概要を答えてください。
○小里委員 ちゃんと答えてください。中国系シンクタンク、中国系貿易会社とはどういう会社ですかと聞いているんです。
○小里委員 要は実態をつかんでいないんですよ。事前にもいろいろ聞きましたけれども、農水省も実態はわかっていないんですよ。中国系シンクタンクとは何とかかんとか研究会という会社であって、日本にありますが、その実態はわからない。ホームページも持っていないんですよ。中国系貿易会社に至って...全文を見る
○小里委員 大使館側と言いますが、要は李春光が紹介したという話でしょう、えたいの知れない会社を。そんなところからスタートをしているわけですよ。  そして、第五回目の研究会は平成二十二年十一月五日に開催をされております。第一回、第四回は李春光が出席をしたと農水省の報告書にあります...全文を見る
○小里委員 そんな上っ面の弁解を聞いているんじゃないんです。  全農に確認をしたんじゃないですか。全農はどう答えていますか。
○小里委員 要するに、全農は、李春光から第五回目の研究会で、香港向けの米も薫蒸するのかとか、香港経由で中国に持っていくのかとか聞かれておるわけですよ。それはないということを答えておるわけですが、それを全農に確認されたでしょう。どうしてその結果を報告書に記さないんですか。報告書を訂...全文を見る
○小里委員 全く食い違うんです。私は、全農からきちんと、李春光から事情を聞かれたということを再三確認をとっております。  会議録をぜひ提出いただきたいと思います。この第五回目の研究会というのは、中農集団と協力をして常設店舗を設置するという、具体的な提案が初めてなされた研究会であ...全文を見る
○小里委員 民主党の隠蔽体質というものがここにも出ております。  前大臣、副大臣の参考人招致にも、一切、今に至るまで応じておりません。過去三年間の中でも、一切、参考人招致、証人喚問にも応じていないのが民主党でございます。そういった中で、今回も出さない。せめて第五回目の研究会だけ...全文を見る
○小里委員 平成二十三年十二月九日、十二月二十日、十二月二十六日と、中国の検疫当局、質検総局が、日本側からの検疫特別措置の申し出あるいは照会に対して、再三、一貫して却下をしてまいりました。にもかかわらず、本年二月二十四日、薫蒸なしの米等の不正輸出が強行をされたわけであります。相違...全文を見る
○小里委員 検疫なしで輸出が強行されたという事実が存在をいたします。  今局長がおっしゃったような問題は、この後、存分に詰めていき、存分にお答えをいただきますから、質問に対して正確にお答えください。  この二月二十四日というものは、実に不可解な出来事が連続をしております。 ...全文を見る
○小里委員 本当に、壊れたテープみたいに苦しい答弁をずっと続けておられるわけであります。  米輸出の届け出書というもの、これは本来、関東農政局が受理すべきものでありますが、これが筒井副大臣によって受理されております。そして、成田税関にファクスをされております。しかも、この届け出...全文を見る
○小里委員 余りにもむちゃくちゃな話です。本来の行政手続というものを無視して、しかも、判こもない、代表者名もない、すかすかなんですね。要するに、筒井前副大臣に押し切られたということじゃないんですか。筒井氏は相当急いでいたとみえまして、そういう肝心なものが抜けている書類を受理した形...全文を見る
○小里委員 再三、中国当局に却下をされてきた、にもかかわらず、不正輸出を強行した。その唯一のよりどころが、スパイとも目される李春光なる人物が書いた文書であったという今の答弁であります。  この種の外交文書というものは、通常、一等書記官から大臣宛てに出されるものでありますか。ある...全文を見る
○小里委員 通常は、中国語ですか、日本語ですか。
○小里委員 今答弁にありましたように、通常の書式とは全く異なっております。要するに、大使名も大使館印もない、あるいは外務省宛てでもない、通し番号もない、中国語でもない、でたらめな文書であります。  しかも、事務方が文書が必要だと言ったら、通常の外交ルートも経ずに、その日のうちに...全文を見る
○小里委員 大臣、もっと農水省としてこれは恥を知るべきだと思うんですよ。大臣としての良心に照らして、もっと素直に、誠実に答弁ください。  たかだか一等書記官、スパイもどきの人物から発せられたでたらめの文書を信用して、不正輸出を許してしまったわけであります。この文書の正当性という...全文を見る
○小里委員 そして、案の定と申しますか、この不正輸出につきましては、中国当局から抗議を受けまして、送られた農産物等は廃棄処分になったという話であります。この一連の手続において、筒井副大臣が中心となって調整が行われた、そういう認識でよろしいですか。
○小里委員 いや、その点はもう評価してあるんですよ。報告書に書いてあるんですよ。この一連の手続は筒井副大臣が中心になって調整をした。書いてありますね。どうですか。
○小里委員 ということであります。今回のこの不正輸出疑惑のまさに核心に触れるところでありますから、特に政務三役におかれては、その点をしっかりと認識して対応いただきたいと思います。  検疫特別措置ができないことはわかっておりました。役所も一応抵抗は試みたのでありましょう。それでも...全文を見る
○小里委員 丁寧な措置を講ずるべきであったと。今の大臣の答弁は、まあ、半歩踏み込んだ答弁でありましょう。しかし、そんなものでは済まされないんです。もっと誠実に、この経緯の核心、本質部分というものを見きわめて、しっかりと対応いただきたいと思います。  第一陣の不正輸出のどたばた劇...全文を見る
○小里委員 ここでも李春光なんですね。第二の李春光文書と言える文書。この李春光の文書を根拠にして、また性懲りもなく第二陣以降も作業を進めた、そういう事実であります。  中国は、薫蒸処理を日本以外のどういう国に課しておりますか。
○小里委員 ベトナム、パキスタン、パラグアイ、タイなど、ほかの国に対しても同様の措置を中国は課しております。そういった中で、日本にこういった検疫の特別措置を許したら、他の国々も当然求めてくるでありましょう。その結果、中国は、中国の貿易秩序というものが崩壊をしかねないわけであります...全文を見る
○小里委員 相手方が求めないという意思表示そのものがおかしいんですよ。それ以前の問題なんですよ。そもそも、今回のスキーム自体がもう崩壊しておるわけなんですよ。最初から怪しいんです。例えば、見返りに、日本が稲わらを輸入する際に薫蒸なしを認めろとか、あるいは、日本にも展示館を設置して...全文を見る
○小里委員 そんな当日のせっぱ詰まった段階での話を聞いているんじゃないんです。  今回の不正輸出疑惑、その計画がなされた当初から検疫特別措置というのはにおわされてきたわけですよ。農水省は、その検疫特別措置を怪しいなと思ったはずですよ。何でそれをチェックしなかったんですか、何で中...全文を見る
○小里委員 要するに、従来、精米場であるとか薫蒸倉庫であるとかコンテナ薫蒸であるとか、正規の方法における確認はしてきたし、交渉はしてきた、しかし、今回の案件におけるような検疫特別措置については確認はしていなかったということですね。  この特別措置は、本来、政府間で詰めるべき問題...全文を見る
○小里委員 昨年の暮れなんですよね。それまでやっていないんですよ。余りにも遅いと思いませんか。最初からこの案件では特別措置が危ぶまれてきたはずです。その確認を農水省はやっていないんですよ、昨年の暮れまで。もっと早く行うべきであったと申し上げたいんです。しかも、その後も、特別措置は...全文を見る
○小里委員 今後が問題ですよ。本来は政府間交渉で行うべきであったという今の御答弁ですね。今後どうしていくかですよ。これからまだ、今回の質問の中でも、許される限りそこを詰めてまいりたいと思います。  中国の検疫条件の緩和というものは一挙にできるものではありません。自民党は、何年も...全文を見る
○小里委員 まさに残念な答弁であります。  特に、今、経済活動をやるためにつくったという旨の答弁であります。報告書でも、今回の協議会は契約、販売などの具体的な経済活動をやるということが記されております。そのような、契約とか販売とか、具体的な経済活動をやるところに利権が生じるので...全文を見る
○小里委員 しっかり対応いただきたいと思います。  正規の協議会と紛らわしい名称の協議会をつくって、民主党関係者がそれを支配して、ここを通せば特別措置を受けられる、そういった文句で勧誘して、出資金を募って、そして手数料として輸出額の一%を取る。二〇一六年には年間五千億円の輸出を...全文を見る
○小里委員 今回の事件に関連しまして、先ほど申し上げましたように、政府保証もどきのやりとりが行われております。  平成二十三年二月四日、当時の鹿野農水大臣が中農集団に宛てた声明が問題になっております。すなわち、日本国農林水産省は、所掌及び利用可能な予算の範囲内で、中国輸出促進協...全文を見る
○小里委員 従来、この覚書も声明も法的拘束力はない、国際約束ではないという整理が確認をされたと答弁、強弁をしてこられましたが、そんなことでは済まない事態になっていると思うんですよ。まず、その声明を結ぶに当たって、中国側の意思というものが確認をされていないと思うんですね、これが拘束...全文を見る
○小里委員 内容を認められました。  すなわち、中国側は、鹿野大臣の声明を事実上の政府保証として受けとめて、その履行を迫っているんですよ。鹿野大臣の政治責任というものが大きく問われると思いますが、大臣、いかがですか。
○小里委員 本会のビジネス、その経緯におきましては、例えば、農水省国際部作成のビラが各団体への勧誘に使われております。  あるいは、農水省顧問としての田中公男氏と農水省の官僚が団体等を訪れて、この協議会を通せば検疫で特別措置を受けられるといった文句で勧誘をしたという事実もありま...全文を見る
○小里委員 協議会の設立準備にかけては農水省として応援をしてきた、ただ、その過程において過度な関与があった、そのことは責任を感じていると今の答弁でありました。  農水省の内部文書というものが明らかになっております。本年四月十日、農水省の官房長名で、幹部職員に宛てまして、「中国常...全文を見る
○小里委員 事実であるということであります。  この文書の中身を見ていきますと、本当に驚いてしまったんですが、まず、常設展示館事業については、これまでも農林水産省政務三役と事務方が一体となって進めてきているところだ、今後とも農水省として積極的に支援していく方針である、したがって...全文を見る
○小里委員 謙虚に考えてください。  しかも、この文書の最初の方で、一昨年十二月に筒井副大臣が訪中して覚書を締結した、また、大臣の声明も引用しながら、農林水産省は、所掌及び利用可能な予算の範囲内で、本覚書また声明に記された事項の早期実現のために協力することになっている、こう書い...全文を見る
○小里委員 先ほど局長も認めましたように、昨年暮れになってやっと向こうの質検総局にこの特別措置について確認をして、それから農水省はこの事業に対して抑制的になったはずであります。  この四月十日の文書を見ますと、その農水省の姿勢がまたがらっと変わっておるんですね。卑屈なほどに政務...全文を見る
○小里委員 お察しはしますけれども、もうそんなつじつま合わせ、苦しい答弁はやめていただきたいと思います。  文書を見ると、明らかに、農林水産省は所掌及び利用可能な予算の範囲内で、本覚書に記された事項の早期実現のために協力することになっておりますと書いてあるじゃないですか。本当に...全文を見る
○小里委員 ちゃんと事前に通知をしていますよ。何で確認をしないんですか、副長官。通りませんよ。
○小里委員 何のために私は質問通告をしたんですか。何のためにあなたはここに来たんですか。ちゃんと正確に答えるべきでしょう。
○小里委員 この会合で何があったか知らせてもらえれば、教えてもらえればという今の答弁なんですが、そこを解明したいんですよ。だから、お聞きをしておるわけであります。
○小里委員 今回のビジネスの、まさに本質的な部分がここに出てきたわけであります。官邸も関与しているんですよ。そして、農水省のこのビジネスに対する後ろ向きの姿勢に対して、そこで話が出されたということであります。  よろしいですか。三月二十九日にもう一つ文書が出ております。「農林水...全文を見る
○小里委員 大臣の立場として、相手は官邸にかかわる話でありますから、なかなかいわく言いがたいところもあるのかもしれない。しかし、これは日本の農産物輸出戦略の根幹にかかわる話なんですよ。また、政治の姿勢に関する話、国民の信頼に関する話ですよ。もっと正直に、素直に答弁をし、対応いただ...全文を見る
○小里委員 三月二十八日だけじゃなくて、その前からいろいろな圧力が農水省に加わっておるだろうということは容易に想像ができるわけであります。そして、今また五月十七日の会合を認めました。要するに、いろいろな形で力が働いておるんですよ。  齋藤官房副長官、三月二十八日の会合、五月十七...全文を見る
○小里委員 全く脱線した答弁であります。  要するに、松本秘書官という官邸側の人間がこれに深くかかわって、むしろ事態を動かしておるんですよ。その事実をしっかりと調査していただきたい。あなたが御存じかどうかにかかわらず、少なくとも官邸側の人間が官邸側の意向をかたってこの事態を動か...全文を見る
○小里委員 今、官房副長官から話をいただきましたように、総理が、昨年十二月二十五日、日中首脳会談の前に常設展示館を視察いたしました。そこに至る経緯においては、筒井副大臣、李春光あるいは田中氏がこれを促した。そして、日中首脳会談でしっかりとこの問題に触れてほしい、そういったことを要...全文を見る
11月14日第181回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
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○小里委員 自由民主党の小里泰弘でございます。よろしくお願いします。  まず冒頭に、いわゆる対中国農林水産物不正輸出問題について、二、三確認をさせていただきたいと思います。  そもそも、この問題は、できもしない検疫の特別措置が受けられるという文句、誘い水で、出資金を初めお金を...全文を見る
○小里委員 要は、検疫特別措置は難しい、極めて困難であるという答弁ですね。それだけお答えいただければ結構なんです。  続いて、農水省がこの事業から手を引くということであります。その意味でありますが、要するに、後援名義の使用とか補助金の交付に限らず、全面的に撤退をする、そういった...全文を見る
○小里委員 事業そのものからは完全に手を引くということでよろしいんですね。
○小里委員 ちょっと意味がわかりません。この事業からは農水省として全面的に撤退をする、そういう意味でよろしいんですね。
○小里委員 この事業からは手を引く、しかし、中国への農林水産物の輸出はしっかりやっていくよ、当たり前のことですね。  三点目です。  そもそも、この問題の核心というものは、経済活動に国が支援した。民間の経済活動に国が関与するところに利権が発生するものであります。今回は民主党ゆ...全文を見る
○小里委員 要するに、民間の団体の経済活動の中に突っ込んで国が支援するのじゃなくて、いわゆる民間の団体を含めて、中国への輸出が円滑に促進をされるように、そのルールづくりにおいて、国対国の関係においてこれを図っていく、そういう意味でよろしいんですね。では、そのように認識をいたします...全文を見る
○小里委員 では、本題のTPP交渉参加問題についてお伺いをいたします。  昨日の予算委員会で、野田総理が、党内議論がまだ必要である、そしてまた、関係閣僚会議の開催も必要であるという言及がございました。あわせて、枝野経産大臣は、別の場であったと思いますが、数週間のうちに新たな判断...全文を見る
○小里委員 松宮副大臣、おられますね。経産大臣の言葉を受けて、特に。
○小里委員 東アジア・サミットでの表明はないという言及であったと受けとめさせていただきます。
○小里委員 今の段階と十八日がどう違うんですか。ここまで大臣、副大臣、関係大臣が言及をしている中で、今さら、この期に及んで表明はないと私は信じております。しっかり対応していただきたいと思います。  関連して、大臣に重ねてお伺いをいたします。  総理の言葉によれば、表明の前に関...全文を見る
○小里委員 体を張って阻止していただけるものと私は信じております。  赤澤委員が、前回の質問で国内対策について質問しましたところ、方針が決まっていないから国内対策は考えていないという大臣の答弁でありました。方針が決まってからでは遅いということを私たちは訴えてきたのであります。 ...全文を見る
○小里委員 相変わらず進歩のない答弁でありまして、残念であります。  EUの場合、かつて、貿易自由化、国境措置を引き下げるに当たって、直払いから始めました。そして、一九九二年のウルグアイ・ラウンド交渉に入る前に、しっかりと国内対策というものを打った上で臨んだわけであります。そし...全文を見る
○小里委員 関税がゼロになった場合は、農業を存続させていくに足る十分な国内対策を打つのは困難である、今、大臣の言葉の中にそういった認識がにじみ出ていたものと私は受けとめさせていただきました。  今さらながらの質問でありますが、TPP参加のメリットというのは何なんでしょうか。まず...全文を見る
○小里委員 農業にとってはメリットはないという今の答弁であります。  では、松宮副大臣、お伺いします。
○小里委員 相変わらず、抽象的な具体性のない答弁であります。  繰り返し繰り返しアジアの成長を取り込むんだという答弁でありますが、御案内のとおり、TPPには、中国、韓国は入らない、インドもインドネシアも入らない、台湾も香港も入らない。こういったアジアの大どころが入らないTPPで...全文を見る
○小里委員 残念ながら、私は酒に弱いんですね。日本人の半分は酒に弱いんですね。欧米人の中で、酒に弱い人はほとんどいない。これは代謝能力の違いであります。酒に対して、薬品に対して、代謝能力が違う、体質が違う、文化も違う。そういったところで、安全基準というものがさまざまな分野にわたっ...全文を見る
○小里委員 最後は、意見だけ申し上げておきます。  今、たばこ審議会が開催をされております。平成二十二年、一本七円の大増税によりまして、たばこ農家は廃作に追い込まれました。私の鹿児島では、実にたばこ農家は半分になったんですね。たばこ農家は篤農家であります。非常にいい肥料をつくる...全文を見る