尾辻かな子
おつじかなこ
比例代表(近畿)選出
立憲民主党・無所属
当選回数1(参1)回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月14日 | 第198回国会 衆議院 予算委員会 第7号 議事録を見る | ○尾辻委員 立憲民主党・無所属フォーラムの尾辻かな子です。 本日は、質問の機会をいただきまして、ありがとうございます。 早速質問をさせていただきたいと思います。 本日、二月十四日となっております。二月十四日はバレンタインデーということで、世界各地で、この日は、恋人が互...全文を見る |
○尾辻委員 このように同性愛者たちが婚姻の平等を求めて訴訟をすることについての受けとめをお聞かせいただければと思います。 | ||
○尾辻委員 非常に、私からとると後ろ向きな答弁ではないかなというふうに思います。 こういう歴史的な日に、政府としては、私は、前向きに捉えていく、この裁判で争われる前に立法府やそして政府として新たな政策を検討していく、実はそういうときだと思うので、私は正直、ちょっとがっかりして...全文を見る | ||
○尾辻委員 それでは、細かく聞いていきたいと思いますが、まず、世界の状況をお聞きしたいと思います。 世界で同性婚を認める国は今何カ国になったか、教えてください。 | ||
○尾辻委員 私は認めている国を聞いたんですけれども、もう一度御答弁をいただきたいと思います。 | ||
○尾辻委員 なぜそれを最初に言っていただけないのか、ちょっと、非常に何か不思議な答弁だと思いますよ。 NPO法人のEMAという同性婚を進めている団体によると、同性婚は今二十八カ国ということです。二〇〇一年のオランダから始まっております。 この同性婚を認めている国は、世界の...全文を見る | ||
○尾辻委員 それでは、青森市の場合は、これは、本当は民法、戸籍法で不受理とすべきところを青森市が間違えたということでしょうか。 | ||
○尾辻委員 聞いていると、つまり、確認です、二〇一四年以降、不受理の理由に憲法二十四条一項はもう使われていないということで見解が統一されたということでよろしいですか。 | ||
○尾辻委員 ちょっとよくわからない答えなんですけれども。 では、次、聞きますけれども、不適法であるから受理できないというふうに今は書かれるようになったわけですが、この不適法というのは、民法、戸籍法上の規定がないという意味で不適法ということでよろしいですか。 | ||
○尾辻委員 民法ということですね、民法、戸籍法ということだと思います。 では、今度は憲法との関係を聞いていきますけれども、憲法二十四条は、同性婚についてどのように、合憲なのか違憲なのか、同性婚を禁じているのかどうか、この解釈は今はどうなっているでしょうか。 | ||
○尾辻委員 想定されていないというのは、禁じているのか禁じていないのかということについてお答えください。 | ||
○尾辻委員 いや、同じ答えなのでわからないんですね。 だから、想定されていないというのは、違憲で、禁じられているのかということについて、イエスかノーでお答えください。 | ||
○尾辻委員 だから、想定されていないというのは、本当に禁じているか禁じていないかということをお答えいただけないということで、これは非常に不誠実な態度だと私は思います。 二月十三日の朝日新聞では、このように報道されています。内閣法制局幹部は、憲法は同性婚を禁じているとまでは言え...全文を見る | ||
○尾辻委員 私は、同性婚は認めるべきだと思っております。その理由は、個人の尊重を定めた憲法十三条、平等権を定めた憲法十四条の規定、これを考えると、想定していないという答えではないと思うんですね。 もう少し聞きたいんですけれども、なぜ想定していないということになるのか、この解釈...全文を見る | ||
○尾辻委員 ということは、想定されていないという解釈について、何か法論理があるんでしょうか。そして、それは文書になっているんでしょうか。想定されていない理由ということを今全くお述べになっておられないと思うんですね。 これは文書はあるんですか、ないんですか。 | ||
○尾辻委員 文書もなく憲法解釈をしているというのは、私、これは非常に乱暴だと思います。 更に言いますけれども、じゃ、逆に言います。民法で同性婚を規定すれば、これは憲法上許容されますか。 | ||
○尾辻委員 なかなかお答えいただけないということで、非常に歯がゆい思いをしていますけれども。 慎重な検討が必要だということですけれども、今、世論調査がどうなっているか御存じですか、同性婚の。紹介します。二〇一七年のNHK、同性婚について賛成が五一%、反対が四一%、もう賛成多数...全文を見る | ||
○尾辻委員 検討を依頼された法務省はどうされたんでしょうか。 | ||
○尾辻委員 それは、認めない理由を検討しているように聞こえるんですけれども。外務省からもこうしてやっているわけですから、しっかり検討して、この外国籍と日本人のカップルが日本でも滞在できるように、前向きに検討していただくように強く求めたいと思います。 ちょっとほかにもいろいろお...全文を見る | ||
○尾辻委員 つまり、因果関係はないんですよね。 それはそうですよね。二〇一六年十一月一日にやった調査で上昇した。でも、その後に児童扶養手当の増額も給付型奨学金もやっているのに、何で進める中でというふうにおっしゃるんですか。これを聞いた人は、ああ、そうか、児童扶養手当の増額と給...全文を見る | ||
○尾辻委員 資料の六ページにこれは出ております、いただきました。 つまり、これは、出していただくまで誰もわからなかったんですよ。施政方針演説で総理が言っておられるのに、じゃ、この数字はどうやって出たんですか。これをわざわざ資料請求しないと、この数字はまず出てこない。 そし...全文を見る | ||
○尾辻委員 いや、これはごまかしていますよ。計算式だってごまかしているんですよ。本来、子供の貧困のことは本当はちゃんと議論しなきゃいけないんです。でも、この入り口で、数字が合っているのか合っていないのか、こういうことをしなければいけないのは、本当に私、悲しいことだと思います。 ...全文を見る | ||
02月27日 | 第198回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第1号 議事録を見る | ○尾辻分科員 立憲民主党・無所属フォーラムの尾辻かな子です。 質問の機会を頂戴して、ありがとうございます。 それでは、三十分という時間なので、早速質問に入らせていただきたいと思います。 まずは、認知症のことについてお伺いをしたいと思います。 日本の総人口に占める七...全文を見る |
○尾辻分科員 私もこの資料を見させていただきました。この関係閣僚会議、推進体制ということであるんですけれども、閣僚会議があって、その下に幹事会があります。有識者会議から提言をいただいて、それで、皆さん、事務局を担っていただくということなんですが、ちょっと一つ気がかりなのが、当事者...全文を見る | ||
○尾辻分科員 精通された方が有識者の中には入っておられると思うんですが、やはり当事者の参画をどう求めるかは非常に大事な論点だと思います。 特に、新オレンジプランでは、もう御承知のとおり、柱の一つとして「認知症の人やその家族の視点の重視」ということをしっかり書かれておりまして、...全文を見る | ||
○尾辻分科員 できればヒアリングする機会などを設けていただきたいと思うんですね。 この新オレンジプラン、次に、どういうプラン、名前になるかはわかりませんけれども、当事者抜きにやはり当事者のことを決めてはいけないということが、例えば若年性認知症の方からも意見が出ておりますので、...全文を見る | ||
○尾辻分科員 私も、「公正な採用選考をめざして 平成三十年度版」の、厚生労働省さんのハンドブック、冊子を見せていただきました。「LGBTをめぐる考え方」であるとか、そういうことはしっかり書かれているかなというふうに思うんですが、実際にこういう適性検査が行われているとしたら、これは...全文を見る | ||
○尾辻分科員 それが、今、そぐわないものだということをお答えいただきました。 それであるならば、ぜひ、例えば、この「適性検査」のところに、今、「問題事例」というのがあります。ここに、例えば、そういう適性検査はやはり問題であるということを何とか明示いただけないかというふうに思い...全文を見る | ||
○尾辻分科員 実際、当事者の方がこれを見たときって、本当、やはり、どうしていいかわからないと思うんですね。自分自身のあり方が、性のあり方が問題になるかもしれないというのは、非常に緊張を生みますし、この社会から自分が排除されているのではないかという思いになりますので、やはり、こうい...全文を見る | ||
○尾辻分科員 わかりました。しっかりと、公正な採用選考になるように、これからも取り組んでいただきたいと思います。 それでは、このMMPIについて、今度は教員採用試験のことについてお聞きしたいと思うのですが、二〇一三年、私、参議院議員のときに、質問主意書で、教員採用試験における...全文を見る | ||
○尾辻分科員 これは、政令指定都市、都道府県を調べた結果ということでよろしいでしょうか。 | ||
○尾辻分科員 済みません、ちょっと範囲を。等というのはどこまでか。全てなのか、それとも都道府県と政令市を調べられたのかということが、もしわかれば教えていただきたいんですが。 | ||
○尾辻分科員 では、大きなところは今ないんだということですね。わかりました。ありがとうございます。教員採用試験においては、このようになくなっていっているということです。 では次に、昨年、実は東京医科大学の入試で、二次試験、ここで、今度は入試でMMPIが使われていたということが...全文を見る | ||
○尾辻分科員 ほかの大学等でこのMMPIが使われている事例というのは把握されていますでしょうか。 | ||
○尾辻分科員 八大学で何らかの適性試験が行われている。要は、その中身が非常に問題かなというふうに思うんですけれども。 このことで詳しい金沢大学人文学類の岩本健良准教授が、この東京医科大のMMPIの適性検査のことについて、医学部がこういう、医学部というのは、心理系のお医者さんも...全文を見る | ||
○尾辻分科員 これはずっと多分書かれていて、でも、MMPIが実際行われていたということを考えると、出していたらいいよということではないと思うんですね。 ここの中に書き込めなくても何らか対策をしていただきたいんですが、検討いただきたいんですが、いかがでしょうか。 | ||
○尾辻分科員 よろしくお願いします。 それでは、今度は、ほかの採用試験でも同じようにMMPIは使われていないのかということでお伺いをしていきたいと思うんですけれども、一つは国家公務員について。これは、きのう人事院からヒアリングをしたときに、MMPIは使用していないという返事を...全文を見る | ||
○尾辻分科員 国がどこまで各自治体の採用選考に口を出すかというのは、自治体の本旨からいうと難しいところはあるかと思います。しかし、そう言っていると、結局、MMPIをやっている当事者の方とか気づいた人がそこで声を上げて言わない限り、これはずっと使われ続けることになると思うんですね。...全文を見る | ||
○尾辻分科員 では、その発出の文書に、例えば性的指向や性自認を加えていただくようなことというのは検討いただけないでしょうか。 | ||
○尾辻分科員 それでは次に、消防庁についてもお聞きしたいと思います。 消防庁の採用試験について、MMPIの使用について把握や調査をされているか、お答えください。 | ||
○尾辻分科員 何らかの適性試験が行われているかどうか、こういう把握はありますか。 | ||
○尾辻分科員 これもやはり性的指向、性自認を尋ねるというのは非常に問題があると思います。これもひとつ、自治体を受けた当事者が言わないと変わらないという状況はやはり問題だと思うので、ぜひとも把握をしていただければと思います。 次に、警察についてもお伺いしたいんですけれども、警察...全文を見る | ||
○尾辻分科員 各都道府県警がやることだというのは理解するんですけれども、では、人権侵害に当たるような適性試験を続けていいということには私はならないと思うんです。 実際、例えば、二〇一三年の新聞記事で、愛媛県警がこのMMPIの適性検査をしていたということがやはり報道されたりして...全文を見る | ||
○尾辻分科員 都道府県任せということでは、さすがにちょっとこれは問題があると思います。なので、しっかりと警察庁の方としても取り組んでいただきたいというふうに思います。 そもそもなんですけれども、もうそろそろ採用試験の適性検査にMMPIを使用すること自身が問われている時代だと思...全文を見る | ||
○尾辻分科員 時間が来たので終わりたいと思いますが、ケアマネの方がこれだけ減ると、やはりいろんな課題が出てくるかと思います。条件を見直したことを含めて、きちっと検討いただきたいと思います。 以上で終わります。ありがとうございました。 | ||
02月27日 | 第198回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号 議事録を見る | ○尾辻分科員 立憲民主党・無所属フォーラムの尾辻かな子です。 きょうは、質問の機会を頂戴しまして、ありがとうございます。それでは、三十分という時間ですので、質問に参りたいと思います。 きょうは、入管行政のことについてお伺いをしてまいりたいと思います。 この四月から、入...全文を見る |
○尾辻分科員 千二百四十六人のうち、半年以上収容されている方が半分を超えて、これで計算すると五五%が半年以上の収容になっているということで、これはかなり多いんじゃないかなというふうに思います。 今数字をいただきましたけれども、今、どれぐらい最長の方がいるのか、一番最長の方から...全文を見る | ||
○尾辻分科員 そうですね。私もヒアリングの最初のレクのときに聞いたんですけれども、そこからまた、結構長期間の方がやはりいらっしゃるということで、六年四カ月ずっと長期収容されているというのは、本当にこれは人権問題とならざるを得ない状況だと思います。 今、この収容というのは収容期...全文を見る | ||
○尾辻分科員 これは合理的で必要な限度を超えていると思うんですよね。 私、実は、この収容の中にいらっしゃる方から手紙を頂戴しました。こうして四ページにわたって、今、大阪入管で何があるのかということについて語られているわけです。もちろんこれは収容の方からの受けとめですので、皆さ...全文を見る | ||
○尾辻分科員 私はひびと聞いていた。これも骨折ですか。確認いたします。 | ||
○尾辻分科員 一年に二回もこうやって骨折をする事案が出てくるというのは、私、これは一体どうなっているんだろうかというふうに思わざるを得ないと思うんです。 ほかに、例えば大阪入管、またその他の入管施設で、このように入管の警備の方からけがを負わされたとか、そういう事件というのはほ...全文を見る | ||
○尾辻分科員 何か、歯が折れた事案があったりとかいうのも聞いているんですね、それはほかのところですけれども。だから、もしかしてもう少し、骨折はないかもしれませんけれども、やはり過剰制圧というのは私はあると思うんですね。 本当にきちんとその方々を人として扱っておられる、適正な処...全文を見る | ||
○尾辻分科員 私は、これは適切じゃないと思います。特に、力関係で差があるわけですよね。そして、大人数で一人の方を押さえ込んでいるわけですから、このようなけがを負わせるような制圧をしないように、これは私は注意をすべきだと思いますが、いかがですか。 | ||
○尾辻分科員 次に、去年、今度は閉じ込め案件というのが起こりました。二〇一八年の六月十七日から十八日に、これも大阪入管です、一つの部屋、一号室に十七人の人が閉じ込められた。これは新聞にもなっています。 手紙でいただいたところだと、実は一号室だけではなくて、二号室にも五人、三号...全文を見る | ||
○尾辻分科員 ちょっと確認ですけれども、一号室以外、二号室、三号室、五号室も閉じ込めたというのは事実だということでよろしいですか。 | ||
○尾辻分科員 ちょっと答えがわかりにくいんですけれども、十七人の方がそこにいて帰らなかったから、そこは閉鎖したということですよね。さらに、関係のないところも一緒に閉鎖されたというふうに手紙ではおっしゃっているんです。これが事実かどうかということなんですね。 次に進みますけれど...全文を見る | ||
○尾辻分科員 エアコンは切っていたということで、非常に暑い思いを、十七人ですからね、ふだん六人ぐらいしかいない場所に十七人を閉じ込めて、さらに、その閉じ込めている間の日の朝に地震があったのに、そのまま閉じ込めを続けたというのは、これは私、やはり非常に問題があった、人権上問題がある...全文を見る | ||
○尾辻分科員 これもやり過ぎだと思いますよ。なぜここまでやらなければいけないのか。 先ほど言ったように、長期収容がふえている、皆さんも出口がない、物すごくストレスがかかっている。その中で、今、これだけのいろいろなことが起こっているんですね。これは、もちろん外国の、来られた方の...全文を見る | ||
○尾辻分科員 その他、例えば、ハラール食の方の食事に豚肉が入っていて、大阪入管では、一年四カ月にわたって、パキスタンの方が入管の食事を食べない、御飯とサラダだけとか、パンしか食べない、こんなことも報告されていますし、食事に髪の毛や虫が入っているとか、食器が汚れている、こういうトラ...全文を見る | ||
○尾辻分科員 それで、これから入管、どういうふうにしていくか。今お答えはありましたけれども、やはり、国連の人権に関する各種委員会からは、毎回のように、この長期収容とか無期限収容に対して懸念が示されているわけです。収容期間に上限を設けたり、収容以外の代替措置を検討することが求められ...全文を見る | ||
○尾辻分科員 今、仮放免の話が出ましたので。 強制退去令書を受けても仮放免という手段があるわけで、この仮放免自身も、非常に移動の制限があるし、仕事もできませんし、健康保険がないということで医療なんかも非常に制限がかかるわけですけれども、これについて、昨年六月の参議院法務委員会...全文を見る | ||
○尾辻分科員 この仮放免が最近全然出ないということも、支援団体からはいろいろ指摘をされています。それが長期収容につながっているんだと思うんですが。 ちょっと文書について確認をしたいんですが、この仮放免についてというのは、平成二十八年九月二十八日の指示という文書で、法務省管警第...全文を見る | ||
○尾辻分科員 日本にやはり生活基盤のある方も多いですから、しっかり仮放免にして、これ以上長期収容が続かないように対応いただきたいと思います。 以上で終わります。ありがとうございました。 | ||
03月12日 | 第198回国会 衆議院 厚生労働委員会 第2号 議事録を見る | ○尾辻委員 おはようございます。立憲民主党・無所属フォーラムの尾辻かな子です。 質問の機会を頂戴しまして、ありがとうございます。 それでは、早速質疑の方に入らせていただきたいと思います。 きょうは、まず精神保健福祉、精神医療についてお伺いをしてまいりたいと思います。 ...全文を見る |
○尾辻委員 この六三〇調査なんですけれども、厚労省から都道府県や政令市に調査の依頼をして、そこから病院などに調査依頼が行くということになっているんですが、実はこの調査の内容が、今、各自治体で、かなり非開示というのが去年相次いでおります。 ちょっときょうはその原因を聞いていきた...全文を見る | ||
○尾辻委員 なぜ、より明確にする必要があったんですか。 | ||
○尾辻委員 検討した結果、なぜ入るようになったんですか。 | ||
○尾辻委員 ずっと同じことをやっているのに、何で平成三十年度からこのように変わったのかということが、私はやはりいま一つわからないんですよ、今の御説明を聞いても。なぜ今そういうことをわざわざ書き込まなければいけなかったのか。 別紙、配付資料でいうと右の方になりますけれども、「調...全文を見る | ||
○尾辻委員 なぜ今までなかったのに、わざわざ平成三十年度から明確化したのかということなんですよ。今、先ほど申し上げたように、これで非開示が各自治体でふえてしまったということがあるんです。 その中でちょっとお聞きしたいんですけれども、配付の五ページには、日本精神科病院協会から、...全文を見る | ||
○尾辻委員 これが原因かどうかというのはちょっとお答えをいただいていないんですけれども、この問合せがあったんですよね。それで話をされたんですよね。どうぞ、お答えください。 | ||
○尾辻委員 その中で、厚労省がこう言ったというふうにあります。「「個々の調査票の内容に関しては、公開を予定せず任意に提出されており、各都道府県・政令市の情報公開条例に照らして、“非公開情報”にあたる」としていた。」ということですけれども、これが厚生労働省の認識ということになるんで...全文を見る | ||
○尾辻委員 では、厚労省が非公開情報に当たるというふうに認識しているのかしていないのかということについて、お答えください。 | ||
○尾辻委員 では、非公開情報に当たるか当たらないかということについては自治体が判断するので、厚労省としては非公開情報というふうに断じることはできないということでいいでしょうか。 | ||
○尾辻委員 実は、配付資料の四ページをごらんいただきたいんですけれども、この六三〇調査を各都道府県に情報公開請求したところということで、十五自治体で非開示又は一部開示になってしまったということがこの新聞記事でも報道されています。これは、前年度までは開示されていた情報なんです、私も...全文を見る | ||
○尾辻委員 これが出なくなったというのは事実なんです。出なくなったのは、ここの通知にこのように書かれたからなんですね。 先ほどおっしゃった、三月七日の課長会議でこのように言いましたということで、従来どおりだというようなことを書きましたとおっしゃいましたけれども、私もそれで大阪...全文を見る | ||
○尾辻委員 これは、言っていることと実際やっていることが違うんですよ。 例えば、七月三日の参議院の厚労委員会では、このように答えているわけですよね。福島みずほさんの質問に政府参考人として宮嵜さんが答えているわけですけれども、ただ、国の方で、都道府県が公表するなとか、そういうこ...全文を見る | ||
○尾辻委員 では、ここの文章をやはり削除するべきだと思いますよ。そうしないと、まず三十年度の六三〇調査は各自治体から出てきません、情報が。私の地元の大阪府、大阪市、堺市は全部、出さないと答えたんです。私が、この三月七日の課長会議の資料もありますけれども出せますかと言うと、いえ、出...全文を見る | ||
○尾辻委員 このやり方をしていると、必要な情報が出てきません。自治体が非開示にしてしまいます。ですから、この今の状況をしっかり把握していただきたいと思います。 そして、そもそもなんですけれども、この調査というのは任意で協力をいただいているというところでこういうことになるわけで...全文を見る | ||
○尾辻委員 こういう調査は、精神保健福祉法などでしっかり位置づけて、本来国が把握すべき数字だと思いますので、しっかり調査を位置づけるようにしていただきたいと思います。 次のページに行きますけれども、最終ページ、七ページに、実はこれも精神医療にかかわる記事でございますけれども、...全文を見る | ||
○尾辻委員 これは三月で終わりですけれども、そうすると、これはもう調査は行われないまま中止ということになるんでしょうか。 | ||
○尾辻委員 これは調査ができないまま終わるというのは、ゆゆしき事態だと思うんですよ。だって、拘束とか隔離が二倍近くにふえているというのは非常に問題で、その現状分析ができなければ対策を打てないわけですよね。 こういうように非常に問題があるわけですけれども、ちょっと大臣にお聞きし...全文を見る | ||
○尾辻委員 調査は頓挫しているし、六三〇調査は各自治体が調査票を出さなくなった。日本の精神医療を把握することが難しくなっている現状があるんですね。 例えば八月二十一日の毎日新聞なんかでは、三ページですけれども、精神疾患、五十年以上入院が千七百七十三人と。これは情報公開でわかっ...全文を見る | ||
○尾辻委員 やはり千八百六十というのは結構長いと思うんですよ。過労死ラインが九百六十ですから、これはどうなのか。一割が今そうだからということで、そこをターゲットにするということなんですけれども。 実は、二月のこの検討会で、副座長の渋谷教授が辞意を表明された。聞きますと、そのま...全文を見る | ||
○尾辻委員 いや、どうして渋谷教授は最後になって辞任をされたのか、それをどう受けとめられているのか、何が問題だったのか、お答えください。大臣に聞いております。 | ||
○尾辻委員 渋谷さんは、千八百六十時間ということについて、報道記事などではかなり強い異論があるというふうに述べられていますけれども、それは事実でしょうか。 | ||
○尾辻委員 ちょっと時間が参りましたけれども、これは次で終わるんですよね、三月十五日で。その直前に副座長がやめられるというのは異例の事態だと思います。 そして、千八百六十時間はやはり長過ぎるんですよ。本当に長過ぎます。そこに張りつくじゃないですか。健康を守る医師が過労死するよ...全文を見る | ||
03月19日 | 第198回国会 衆議院 厚生労働委員会 第4号 議事録を見る | ○尾辻委員 おはようございます。立憲民主党・無所属フォーラムの尾辻かな子です。 きょうは統計の集中審議ということでこの委員会は開催されているわけですけれども、先ほど大串委員からもありましたとおり、統計の集中というにもかかわらず、例えば、重要なお聞きしたい相手である、毎月勤労統...全文を見る |
○尾辻委員 委員会開催の条件が整っていないというふうに委員長は思われませんでしょうか。 | ||
○尾辻委員 こうして座長が出てこられない、監察委員長が出てこられないということで、結局、審議しても本当に真実が明らかになるのかということについて疑問が残ってしまうわけです。 これは統計の問題で、統計というのは正確な数字を出すことが当たり前なんですね。そこの部分が今、これだけ不...全文を見る | ||
○尾辻委員 自民党の皆さん、そして公明党の皆さんも、この状況では、私は本当に危機感を持っているんですよ。政府が出した数字が信用されなくなったらどうするんですか。これは崩壊してしまいますよ。だからこそ、これは与野党関係ないはずなんです、しっかりした数字を出す。いつ、どこで、誰が、何...全文を見る | ||
○尾辻委員 大臣が、これはもう客観的にしっかり調査したんだとおっしゃっておられますけれども、こうやって、どうやって制度設計しようかといっている検討会に、委員ではありませんけれども、参加された先生が、結局それを監察委員として見ているというのは、これはおかしくありませんか。どこに客観...全文を見る | ||
○尾辻委員 私、客観性は担保されていないと思います。検討会に出られた先生が監察の方でも、だから、自分たちがやったものを結局同じ人が見ていて、どうやって客観性が担保されているのか。やはりこの追加報告書はおかしいと思いますよ。 多分次の方もやっていただけると思いますので、私の方か...全文を見る | ||
○尾辻委員 ベンチマークの遡及改定をしないということは、いつ、どこで、誰が、どのように決めたんですか。 | ||
○尾辻委員 ということは、これは政策統括官が一人で決めたということですか。きのうも、統計委員会の委員長代理も議論はなかったと言っているわけですよね、統計委員会の方では。 そういうことで、じゃ、厚労省は一体どこで勝手にこれを決めたのかということ。今、政策統括官が決裁したというこ...全文を見る | ||
○尾辻委員 これは、みんなで会議とかしていないんですか。全く何の会議もしないままに、そうやって、もうベンチマーク更新の遡及はしないんだということが決まっていったということなんですか。 | ||
○尾辻委員 だから、いつ、どのようにそのさまざまな議論が行われたのかということを聞いております。 | ||
○尾辻委員 いや、言っていますよ、このベンチマークの遡及更新についてどうするのかということについては。通告はないというのは違うと思いますよ。それに、ずっとこれは議論になっている論点じゃないですか。もう一度答えてください。 というか、今もわからないということですね。わからないと...全文を見る | ||
○尾辻委員 というのは、今回のベンチマーク更新で、〇・四%、賃金が上振れしているんですよね。じゃ、その分を遡及改定しないと、これはやはりわからないというか、わかりにくい数字になることは間違いないわけです。あり方検討会の中でもずっと言われているわけですよね、遡及はするべきだというふ...全文を見る | ||
○尾辻委員 ちょっと、質問が多分かみ合っていないんですけれども、それは次の質問だったんですね。 まず指摘をしておきますけれども、だから、全体の中で一割減らしていたよということですよね。公表数から一割減らしていた、これはなぜかというところについては今お答えをいただいていないんで...全文を見る | ||
○尾辻委員 ただ、誤差率から見ると、これは更に以前からあったんじゃないかという指摘があるんですね。 なので、ちょっとこの指摘が本当に合っているかどうか検討していただいて委員会に提出をいただきたいと思うんですけれども、委員長、よろしくお取り計らいください。 | ||
○尾辻委員 西村委員から、五分ぐらいオーバーしてもいいということで、西村委員の時間をいただいておると……(発言する者あり) | ||
○尾辻委員 はい。 平成八年より前にも一割減らしていたのではないかという指摘について調査をして、委員会の方に調査報告を出していただきたいということをお願いしたいと思います。 委員長、よろしくお取り計らいください。 | ||
○尾辻委員 先ほどお答えいただいたのはこの次の質問だったわけですけれども、お答えをいただいたんですけれども。 結局、さっき、原因は不明だとおっしゃったと思うんです。なぜそういうふうに誤差率があるのかということについて、三十人から四百九十九人のところでも、これはやはり抽出率が抽...全文を見る | ||
○尾辻委員 なので、この原因が不明のところについて、今指摘もありますから、更に調査をしていただきたいと思います。そして、その結果をまた委員会に返していただきたいと思いますので、委員長、よろしくお取り計らいください。 | ||
○尾辻委員 以上で終わります。ありがとうございました。 | ||
03月20日 | 第198回国会 衆議院 経済産業委員会 第4号 議事録を見る | ○尾辻委員 立憲民主党・無所属フォーラムの尾辻かな子です。 大阪・関西万博は大阪市内で開催予定ということで、大阪市内選出であります私に質問の機会を今回頂戴しました。御配慮いただいた同僚議員の皆様には心から感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございます。 それでは、時間...全文を見る |
○尾辻委員 つまり、あるべきSDGsの達成した社会というのを教育の目的とするということでよろしいでしょうかね。はい。 それでは、本当にそういうことが達成できるのかどうかという視点から、また費用負担の部分も聞いていきたいと思います。 まず、この大阪・関西万博、開催の費用、今...全文を見る | ||
○尾辻委員 たしか、大臣が万博誘致のときのスピーチで途上国の参加支援ということもおっしゃっていたと思うんですけれども、そこもあわせてお願いします。 | ||
○尾辻委員 今、費用をおっしゃいましたか。二百四十億というのはおっしゃっていただきましたかね。(世耕国務大臣「はい」と呼ぶ)はい、二百四十億ということですね。 では、この内訳のことについてお聞きしていきたいんですけれども、会場建設費が一千二百五十億ということで、これは国で三分...全文を見る | ||
○尾辻委員 この拠出のめどは、大体いつごろまでに集めるものになるんでしょうか。 | ||
○尾辻委員 ということは、具体的なめどとしては、まだだということですか。約束はしていただいた、めどの期間があれば。 | ||
○尾辻委員 それはいつですか。 | ||
○尾辻委員 次に、運営費のことについてお伺いしたいと思います。 先ほど七百七十億というふうにお聞きをいたしました。運営費というのは、基本的には入場者の入場料から拠出をしていくということを私も聞いているんですけれども、これも本来、最初二千八百二十万人で八百二十億というふうに見積...全文を見る | ||
○尾辻委員 入場者数はそのように見込むということで、そうすると、自動的に入場料とかは大体決まってくるんでしょうか。これはまだ決まっていないものなんでしょうか。 | ||
○尾辻委員 じゃ、具体的なそのときの金額を示していただいてよろしいでしょうか。 | ||
○尾辻委員 続いては、インフラ整備のことについてお伺いいたします。 今、インフラ整備七百三十億円ということで聞きましたけれども、これは支出の主体がどこなのか、国なのか、府市なのか、この辺の内訳を教えてください。 | ||
○尾辻委員 ということで、インフラ整備がかなり開催自治体の負担になってくるということなんですけれども、例えば、大阪市なんかでいいますと、今、土地の造成だけで、この夢洲のところですね、まだこれは埋立てが終わっていないんですね。そこを、万博が開催するということになって、三十ヘクタール...全文を見る | ||
○尾辻委員 これは国が主催ということでありますし、閣議決定でも財政のことについては指摘をされております。 東京オリンピックのことでいうと、大体三倍ぐらいに費用が膨れ上がっているということもありますので、ここはしっかりとコントロールをしていただきたいというふうに思います。 ...全文を見る | ||
○尾辻委員 私自身は、これは非常に違和感を感じるところだというところであります。 安倍政権におけるSDGsというのが、若干、技術革新とかソサエティー五・〇にちょっと偏り過ぎているなという感じが私はしているんですね。本来であれば、気候変動とか、例えば難民とか移民の対策とか、さっ...全文を見る | ||
○尾辻委員 ちなみに、大阪・関西万博も新しいロゴをきっとつくられるんですよね、これから。そうした場合に、このIR企業もこのロゴを使ったり、そういうことは起こり得るんでしょうか。 | ||
○尾辻委員 ロゴを使うことはないということで、今大臣おっしゃっていただきました。 確かに、経済産業省の大臣の立場から見ると、万博とカジノは関係ないんだということはおっしゃられるんだと思うんですが、地域住民にとって、ではそれは納得できるのかというと、それはまたちょっと別だと思う...全文を見る | ||
○尾辻委員 夢洲でいきますと、IRが来た場合、IRと万博が隣同士になるということなんですけれども、これは本当に、今はまだ埋立地ですから、警察も消防も、そういうインフラもないというところなんですね。これはどうするかというのをちょっとお聞きしたかったんですが、済みません、質問時間の関...全文を見る | ||
○尾辻委員 カジノの来客一千五百万人、これは観光庁からお答えをお願いします。 | ||
○尾辻委員 ちょっと時間がなくなってきました。 災害対策もちょっと重要なところなのでお聞かせいただきたいんですけれども、去年、台風二十一号で、関空が水浸しになったり、電源が喪失してしまったり、タンカーが橋脚にぶつかったりと、大阪ではさまざまな災害が、北部地震でもありました。湾...全文を見る | ||
○尾辻委員 夢洲は確かに浸水はしなかったんですけれども、ちょっと湾岸部でコンクリートブロックが破損したりとか、コンテナターミナルのコンテナが倒れたりとか、結構その辺はありました。やはり、災害は、非常に危険な地域ではないかというふうに私は考えております。 それで、会場の大阪なん...全文を見る | ||
○尾辻委員 この都構想に関しては、ちょっと二点だけ、私、確認をさせていただきたいことがあって、総務省に来ていただいております。 都構想という名称を使っていますけれども、本当に、大都市法によって政令市が解体された場合、大阪府は大阪都という名称になるのか、そして、政令市がこうやっ...全文を見る | ||
○尾辻委員 ありがとうございました。 大阪はいろいろな課題があります。今大臣にもいろいろ聞かせていただいたんですけれども、やはり懸念が残るのは、私の場合は、災害の部分と、あとIRが隣に来るかもしれないという部分なんです。それで、莫大な費用がかかる。 それであれば、私はやは...全文を見る | ||
○尾辻委員 ただ、万博は半年ですから、半年終わった後にIRしか残らない、インフラ整備は全部IRのためにつくられたというふうになってしまうおそれがあると私は思いますので、ぜひとも見直しをいただきたいということを要望しまして、私の質問を終わりたいと思います。 ありがとうございまし...全文を見る | ||
04月03日 | 第198回国会 衆議院 厚生労働委員会 第6号 議事録を見る | ○尾辻委員 おはようございます。立憲民主党・無所属フォーラムの尾辻かな子です。 きょうは健康保険法の改正法案ということですけれども、審議に行く前に一つ確認をしておきたいことがありますので、お聞きします。 年金事務所長のツイッターへの不適切な書き込みの対応についてということ...全文を見る |
○尾辻委員 これは信用失墜行為だと思うんですけれども、そういう認識はおありですか。 | ||
○尾辻委員 ということは、いつまでに調査を終えて処分をするということでいいんでしょうか。今後のことを教えてください。 | ||
○尾辻委員 これは個人の所長がやったということなのか、それとも、組織的にこういう発言をしてもいいんだという雰囲気があるのか。これから議論の中でもまた年金の話も出てきます。その職員が、私も消されたツイッターの内容を見ましたけれども、本当にひどいです。こういうことは、個人の処分だけで...全文を見る | ||
○尾辻委員 二度と同じようなことが起こらないようにしていただきたいと思います。 さらに、続けて、厚労省の職員の方のお話をお聞きしたいと思うんですが、もう新聞報道でもありますとおり、申請許可を受けていない状態で韓国に渡航された。その前、前の週にはタイにも行っておられたということ...全文を見る | ||
○尾辻委員 この方についてはいろいろ経緯があったというのは聞いているんですけれども、そのことと、こういうヘイトスピーチや、その国においてその国の人たちが嫌いだと言うようなことは別の話だと思っております。 ちょっと新聞報道で見ると、大韓航空の労働組合が謝罪を要求して、賠償も要求...全文を見る | ||
○尾辻委員 それは厚生労働省に届いているということなので、厚生労働省としては本人に謝罪させるということになるわけですか。 | ||
○尾辻委員 これは外交問題にもなる出来事だと思います。 ヘイトスピーチというのは、相手を傷つけるだけではなくて、そういうことを言ってもいいんだということで、更に扇動していくわけですよね。あっ、こういうことを言っていいんだ、もっとあおっちゃってもいいんだということで、非常にこれ...全文を見る | ||
○尾辻委員 大臣、これは遺憾の言葉だけでいいんですか。そのヘイトスピーチをした方々に対して、またそれで恐怖を感じた方々に対して、極めて遺憾ですという言葉だけでいいのか。そして、綱紀粛正ということだけでいいのか。私は足りないと思います。もう一度お答えください。 | ||
○尾辻委員 私は、大臣であれば、差別は許されないとかそういうことを言っていただきたかったなと思うんですが、同じことを繰り返されたので、これは非常に残念だと思います。 これから、四月一日には新しい在留資格、特定技能の方々も来られるわけです。労働とか健康保険とか年金とかの窓口にも...全文を見る | ||
○尾辻委員 八本もの法律を束ねられては、やはりなかなか論点が深まらないわけです。ですので、こういう出し方は本当はやめていただきたいと思います。きっちり、いろいろな論点があるのに八本も束ねられたら、こっちだってなかなかできないわけです。ですので、こういう出し方は本当は制限をしていく...全文を見る | ||
○尾辻委員 前は高額の限度額適用認定証、これだけだったんですけれども、今回更にふえているわけです。そのような不適正な使用の事実があったのかどうかをお聞かせください。 | ||
○尾辻委員 試行的運用の取組状況、配付の資料の三ページ目の下のところですね、二件しかなかったということなんです。試行的運用で二件しかなかったものを、これはほとんど効果がなかったと私は思うんですね、なのに、なぜ、わざわざ今度また対象を広げて更に実行していくのかということが私にはよく...全文を見る | ||
○尾辻委員 そうなんです。 これは法務省から要請があったというならまだわかりますよ、協力していこうと。なのに、何で厚生労働省がわざわざ自分たちから取締りをやらせてくださいみたいなことをやるんでしょうか。それって厚生労働省の役割ですか。入国管理の役割は法務省、医療を必要な方々に...全文を見る | ||
○尾辻委員 それは任意だというのはどこに書かれているんでしょうか。 | ||
○尾辻委員 自治体の職員は、でも、こんなものが来たらやらなきゃいけないと思いますよね、どこにもそんな任意だということを書いていないんですから。自治体の職員が任意だとわからなかったら、聞かれた相手も、職員から聞かれているんだから答えなきゃいけないと思いますよね。どこかに任意であると...全文を見る | ||
○尾辻委員 しっかりと、これだけだったら、あっ、これはやるんだ、やらなきゃいけないと自治体の職員は思いますよ。なので、しっかりと、これは任意なんだということがわかるようにもう一度通知を出すなり説明をするなり、どこかでわかるようにしてください。 ちなみに、これは任意だということ...全文を見る | ||
○尾辻委員 このこともしっかりとわかるようにしていただきたいと思います。 本当にこれは不思議な文書でして、前回も、試行的運用のときにも言いましたけれども、例で書かれているのが、地方入国管理局に提出された書類が偽造だと判明した。窓口で、どうやって偽造だと国民健康保険の窓口の職員...全文を見る | ||
○尾辻委員 こんなことを調査していいんですか、国民健康保険の窓口の人が。 | ||
○尾辻委員 これって、結局、外国から来られて国民健康保険になる方はみんな不正をしているんじゃないかということで、調べなさいと言っているのと一緒なんですよ。どこが外国人との共生の政策なのかということなんですよ。 もともと、前も言いましたけれども、労働で来られている方は被用者保険...全文を見る | ||
○尾辻委員 しっかりと任意であることを周知していただいて、こういうふうに抑制になったり偏見を拡大するようなことを厚労省がこれ以上やらないようにお願いを申し上げます。 次に、窓口における成り済まし対策の方を確認していきたいと思います。 これも総合的対応策のところであるわけで...全文を見る | ||
○尾辻委員 病院の窓口で、この人には本人確認書類は必要だという判断は何を基準に行われることになるんでしょう。 | ||
○尾辻委員 いや、今、明確なお答えがなかったと思うんです。 だから、どういうときに必要だと判断するのか、これは非常に大事なところで、そうしないと、みんな同じ保険料を払って健康保険証を持っている人に対して健康保険証だけじゃだめだよと言うわけですから、この判断は非常に今問題だと思...全文を見る | ||
○尾辻委員 私は、これは本当に、医療が必要な外国人の方がこの成り済まし対策によって狙い撃ちされて医療を断られるんじゃないかというような懸念をしております。そして、平等原則から外れていると思うんです。 ちょっと時間がないので、このことを言いたいんですけれども、添付資料の四ページ...全文を見る | ||
○尾辻委員 診察の際に、在留カードと健康保険証を見せろというふうに求めることについてはどうでしょうか。 | ||
○尾辻委員 じゃ、それを出せない場合に、うちは、例えばほかの病院でもあるんですよ、在留資格証と健康保険証の確認をさせてもらうというふうに書いてあって、それがなかった場合はお断りする場合があるので御了承願いますと。これはほかの病院でもあるんですね。これは許されるんでしょうか。 | ||
○尾辻委員 窓口に行った外国人の方が、診療を求めるということと窓口で出してくれという違いがわかるとは私は思えないんですね。結局、こういうことをしていて、たくさんの外国の方がこれから来られるのに、病院は排除しているんじゃないかという疑いを持たれると思うので、ここについてもしっかりと...全文を見る | ||
04月10日 | 第198回国会 衆議院 厚生労働委員会 第7号 議事録を見る | ○尾辻委員 おはようございます。立憲民主党・無所属フォーラムの尾辻かな子です。 前回に引き続き、健康保険法の改正案ということなんですが、その前に一点、ちょっと新聞報道等、記者発表があった介護保険の支払基金の話を確認させていただきたいと思います。 介護保険の第二号被保険者の...全文を見る |
○尾辻委員 二カ月間何の対応もしなかったということは、私は非常に問題だと思っているんですね。 二カ月なぜほっておいたのかということについて、明確にお答えをいただきたいと思います。 | ||
○尾辻委員 認識ができなかったということは私は非常に問題だと思いますし、ここ最近、毎月勤労統計でもそうですけれども、担当者レベルは知っているけれども、それを上司に相談しないという事例が立て続けに起こっている。これは同じ構図じゃないかなというふうに私は思うんですね。 なので、間...全文を見る | ||
○尾辻委員 何か、三月十九日、結局やはり二カ月間、大臣も知らないままにこれが放置されて二百億円徴収額が不足するという事態を招いたというのは、これは遅過ぎると思います。ちょっときょうはあれですので、このことを指摘しておきたいと思います。 今後どうされるのかということについてもお...全文を見る | ||
○尾辻委員 いろいろ剰余金とか予備費、準備金を活用するということなんですけれども、ただ、例えば準備金というのは、もともと今後への備えが目的で、法定額が決まっているものですよね。例えば、これを取り崩したら法定額を下回ったりとかそういうケースも想定されると思うんですけれども、その辺は...全文を見る | ||
○尾辻委員 人間なので、ミスはどこかで起こるものだと思います。ただ、そのエラーが、このようにずっと対応がおくれてしまうということはやはり起こってはならないことだと思いますので、この辺、厚生労働省として、何か法令上違っているものに対して自分から言うことができないというようなことが立...全文を見る | ||
○尾辻委員 対象者が一体何人ぐらいになるのかということ、どのぐらいの人数がこれによって外れる見込みとなるのか、その辺の数値はお持ちなんでしょうか。これは大臣に聞くというふうに最初に通告させていただいているんですが。 | ||
○尾辻委員 正確なデータがない、何人外れるかわからない、なのにこういうことをするというのはおかしくないですか。 こうやって、なぜこういうことをするのかということなんですけれども、それも来年の四月一日からですから、今まで被扶養にできていた人がいきなり外れるわけですよね。そういう...全文を見る | ||
○尾辻委員 技能実習と特定技能の方々は家族帯同ができないですよね。なので、基本的に家族を被扶養にできない、家族が海外に居住していますからね、ということで、外れるということでいいですかと聞いているんです。 | ||
○尾辻委員 そういうことになると、同じ保険料を払っているのに、この方々は、特定技能や技能実習の家族の方は除外されるんですよ。これは内外無差別原則に反しませんか。そして、なぜ今これをやる必要があるんですか。 | ||
○尾辻委員 内外無差別原則にこれは反する行為だと思いますよ。なぜ今なのか。そして、これによって技能実習生、特定技能の方々の家族を排するということになる結果を見ると、これは無差別原則に私は反すると思います。 ちょっと時間がないので飛ばしますけれども、国民年金のことについて、実は...全文を見る | ||
○尾辻委員 こうやって、雇用主の方が加入義務違反のときはこういう原則ではないと思いますので、この辺はしっかりと運用していただきたいと思いますし、本来であれば、労働者本人がしっかり社会保険の加入を個人で申請できるようにするのが一番いいんじゃないかなというふうに思います。 今回の...全文を見る | ||
04月12日 | 第198回国会 衆議院 厚生労働委員会 第8号 議事録を見る | ○尾辻委員 立憲民主党・無所属フォーラムの尾辻かな子です。 本会議終了後、皆様、お疲れさまでございます。順次、質問をさせていただきたいと思います。 まず、毎月勤労統計の質問に入る前に、きのうありました、一型糖尿病の方の障害年金の支給を打ち切ったことは違法として処分取消しを...全文を見る |
○尾辻委員 裁判所が言った、理由が十分書かれていないという指摘は受け入れるということでよろしいですか。 | ||
○尾辻委員 次に控訴するかどうかというのをお聞きしたかったんですけれども。 今の答弁でいくと、理由が十分書かれていないということを、それはもう裁判所が認定していることですから、しっかり受けとめて、多分、控訴しても同じ判決が出ると思います。そうすると障害年金を、処分を取り消して...全文を見る | ||
○尾辻委員 私は組織内で共有されていたと思うんです。 まず、この宛てのところが、全部隠れていますけれども、これは、誰が、どこ宛てに出しているんでしょうか。それによって、組織の中で共有されていたということになると思うんですが、いかがでしょうか。組織だけで結構です。 | ||
○尾辻委員 いや、結局、だから、数人知っていたとかいうレベルじゃなくて、組織でしっかりとこのことは認識されていたという証拠だと思うんですよ、これが。だから、今まで説明されてきたことと、この資料が出てくることによって、また説明が変わるはずなんですね。 ちなみに、これは監察委員会...全文を見る | ||
○尾辻委員 特別監察委員がこの資料がどこにあるとかわかるわけないじゃないですか。その中でどれを出すかというのは、結局、省内の人たちが決めているということで、こういう重要な書類ですら特別監察委員会に出ていなくて、あの報告書というのはどういう事実を書いているのかということだと思うんで...全文を見る | ||
○尾辻委員 いや、同じことをおっしゃっているんですけれども、そうすると、こちらも同じことを聞かなきゃいけなくて、審議が全然進まなくなるんです。 どう見ても、このメールで見ると、組織の中で、それも十五人というふうに新聞報道ではありました。十五人の人が知っているというのは、複数と...全文を見る | ||
○尾辻委員 調査が不十分だし、集めた資料もやはり不十分だということが、私はこれで示されていると思うんですね。 何が問題かというと、特別監察委員会の報告書にはどういう資料を確認したのかということが何も添付がないんです。なので、私たちでそれを確認できないんです。客観的で中立的な報...全文を見る | ||
○尾辻委員 事実関係にも間違いがあるということは、本当にこの報告書というのはしっかりと調査されたのかということが、やはり疑義が生じるんですね。先ほど言ったように、結局、どういう資料を集めたのか私たちにはわからないから、その報告書が本当に、書類と照らし合わせて、いいかどうかわからな...全文を見る | ||
○尾辻委員 ということは、東京都は要望していないのに、東京都のみ五百人以上の事業所を三分の一の抽出にした。これは全然理由になっていない、経過がわからないということになるんですけれども、これについては、東京都じゃないんですよね、要望したのとかが。なのに、なぜ東京都が三分の一の抽出に...全文を見る | ||
○尾辻委員 ですから、東京都は要望がなかったのになぜ都道府県という名称をしているのか。結局、相関関係がないわけですよね、なぜ東京都が三分の一になったのか。だって、東京以外のところが要望しているのになぜ東京だけが三分の一になったんですかということを聞いているんです。 | ||
○尾辻委員 ちょっと聞き方を変えますけれども、じゃ、東京都が要望した事実はなかったということはお認めになりますか。 | ||
○尾辻委員 最初からそれを答えていただきたいんですね。 だから、東京都が要望した事実がないのに、東京都の抽出のところがこうやって三分の一になったというのは、これはやはり、どういうことなのか、報告書を読んでも結局何もわからない。つまり、報告書を早く出そう、早く出そうとする余り、...全文を見る | ||
○尾辻委員 抽出率をこのように変えて、何か文書の中には、抽出率の逆数の差異を考慮しない処理になっていたというような統計委員会の報告書もあったんですけれども、そこは、こういうふうに抽出率をいろいろ変えても、しっかり復元していたということなんでしょうか、東京都以外は。 | ||
○尾辻委員 これも、結局、どういうふうに抽出率を変えていたのかというようなことは、年報などからも何も見えないんですよね。今やっと、何か統計委員会に出すようにということで出てきているんですけれども、本来であれば、こういう抽出率とか産業別とか事業所規模別でかなり変えているわけですから...全文を見る | ||
○尾辻委員 いや、細かいのは出ていないじゃないですか、都道府県でそういうのはあるけれども。私も確認しましたけれども、私が求めているのは、もう少し細かいのをしっかり出すべきだということを申し上げています。 | ||
○尾辻委員 そういうのを出さないと、結局、どこで何が間違えていたのか、外部の目が入らないんですよね。ずっとこういうふうに毎月勤労統計が間違ったままになったのも、やはり外部にどういう調査をしているのかというのを出していないので外部調査がきかないということがあると思いますので、どうい...全文を見る | ||
○尾辻委員 結局、段差ができたり、それを三角補正しないとかで、本当に事実を示しているのかということや、エコノミストが使える毎月勤労統計に私はなっていないと思うんですね。 前であれば、三年間でやっていましたから癖がわかっていますけれども、今、全然まだ癖もわからないという状況にな...全文を見る | ||
○尾辻議員 ただいま議題となりました労働安全衛生法の一部を改正する法律案につきまして、提出者を代表して、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 近年、あらゆる職場で、業務上の優位的な立場を利用したハラスメントや顧客やユーザーからの行き過ぎた言動によって労働者が深刻...全文を見る | ||
04月12日 | 第198回国会 衆議院 本会議 第18号 議事録を見る | ○尾辻かな子君 業務等における性的加害言動の禁止等に関する法律案、いわゆるセクシュアルハラスメント禁止法案及び労働安全衛生法の一部を改正する法律案、いわゆるパワーハラスメント規制法案について御質問いただきましたので、順次答弁いたします。 まず、セクシュアルハラスメント禁止法案...全文を見る |
04月16日 | 第198回国会 衆議院 厚生労働委員会 第9号 議事録を見る | ○尾辻委員 おはようございます。立憲民主党・無所属フォーラムの尾辻かな子です。 きょうは、参考人の先生方、貴重な時間を頂戴いたしまして御意見をいただきました。本当に感謝を申し上げたいと思います。 私の方からの質問ですけれども、恐らく全ての参考人の先生方に御質問はできないか...全文を見る |
○尾辻委員 それぞれ問題点の指摘、実効性についてということで指摘をいただきました。 それでは、今いただいた御指摘の点をどのように改善をしていけば実効性は高まるのかという具体的なところについて、再び山川参考人と内藤参考人から、実効性を高める具体的な改善点について教えていただけれ...全文を見る | ||
○尾辻委員 今、やはり禁止が有効ではないかということで内藤参考人からありました。 これについて、山川参考人の方にお伺いしたいと思うんですけれども、ことしの六月に採択されるILO条約や女性差別撤廃委員会の勧告も踏まえると、やはり禁止規定というものを今回導入する、若しくは、少なく...全文を見る | ||
○尾辻委員 ありがとうございます。 引き続いて山川参考人で恐縮なんですが、お聞きしたいと思うんです。先ほど内藤参考人から行政救済制度の話もあったかと思います。ほぼ機能していないのではないかということ、そして検証すべきではないかという指摘がありましたけれども、これについては山川...全文を見る | ||
○尾辻委員 ありがとうございます。 昨今、就活中の学生さんたちがOB訪問のときにセクシュアルハラスメントに遭うということが多く報道されております。これは非常に問題だと思うんですけれども。これが本当に守られるのかということでいうと、均等法五条のところでは、募集、採用時の性別を理...全文を見る | ||
○尾辻委員 貴重な意見をありがとうございました。 以上で終わらせていただきます。 | ||
04月17日 | 第198回国会 衆議院 厚生労働委員会 第10号 議事録を見る | ○尾辻議員 セクシュアルハラスメントは、従業者等の心身を害し、その生活に深刻な影響を及ぼすものです。 セクシュアルハラスメントに対しては、まず、法律においてセクシュアルハラスメントの禁止を明確に私たちの法案では宣言し、その前提のもと、緊急に対策を講じていかなければならないと考...全文を見る |
○尾辻委員 立憲民主党・無所属フォーラムの尾辻かな子です。 今回提出されました閣法に対して質問をさせていただきたいと思います。 今回、ハラスメントに対してさまざまな対策が打たれるわけですけれども、まず大臣の御認識ということでお伺いしたいんですけれども、パワーハラスメントや...全文を見る | ||
○尾辻委員 財務省の事務次官によるセクハラのときもそうなんですけれども、結局、幹部や一番パワーのある人たちが最も気をつけなければいけないのに、この人たちがこういう研修を受けていないということは、特に大臣は今回この政策を進める責任者ですから、やはり研修を受けていただきたいというふう...全文を見る | ||
○尾辻委員 まずは厚生労働省の皆さんから、やはり幹部の皆さん、そして大臣、副大臣、政務官の皆さんが研修を受けるべきだと思います。ぜひとも検討いただきたいというふうに思います。 更に大臣にお聞きいたしますが、いろいろなハラスメントの被害者の声、受けた人の声というのをお聞きになっ...全文を見る | ||
○尾辻委員 大臣自身はお聞きになったことはないということですので、ぜひとも、今回の審議もありますから、直接お聞きになるなり、その方々が思っている思いを受けとめるような何かアクション、行動をしていただきたいというふうに思います。 ハラスメントの認識についてですけれども、これは単...全文を見る | ||
○尾辻委員 ハラスメントは、受けた被害者の方の尊厳を非常に傷つけ、そしてその人たちの生きる意欲すら失う、このようなやってはならない行為なんですけれども、では、こういう行ってはならないというハラスメントを受けた人々が、いまだになかなか声を上げられない、相談できない、これはさまざまな...全文を見る | ||
○尾辻委員 本当に相談できる体制になっているかどうか、これはまた後から聞かせていただきたいと思います。 そして、去年ぐらいから、世界じゅうでは、ミー・トゥー運動といって、やっと被害者が声を上げるようになりました。これは、決して自分自身が受けた被害を訴えるということだけではなく...全文を見る | ||
○尾辻委員 今、認識を聞かせていただきました。 では、もう少し詳細にお聞かせいただきたいと思います。 まず、今回の閣法ですけれども、束ね法案にまたもやなっております。一体何本の法案が束ねられているか、教えてください。 | ||
○尾辻委員 非常に重要な法案がまたこのように束ねられて出てくることによって、審議もなかなか詳細にできません。いつもいつもこういうふうに束ね法案で出してくることについては、本当に出し方は検討いただきたいということを強く申し上げておきたいと思います。 次に、女性活躍推進法について...全文を見る | ||
○尾辻委員 これは私は非常に残念だと思います。これは、本来であれば、必ず把握しなければいけない項目や情報公開の公表項目にすべきだと思いますけれども、大臣、いかがでしょうか。 | ||
○尾辻委員 女性活躍推進法という法律の中で、本来しっかりと男女の賃金格差は入れないとわからないと思います。ですので、今回、いろいろな理由を言っておられますけれども、公表項目として入らなかったことについては非常に残念であります。しっかり入れていただきたいということを申し上げておきた...全文を見る | ||
○尾辻委員 つまり、雇用管理区分ごとに発表しているということでしょうか。 | ||
○尾辻委員 私の認識では、これは平均値の公表で構わないということになっていて、雇用管理区分ごとではないというふうに思っていますけれども、これはちょっとまた確認いただきたいと思います。 次に参ります。 女性活躍推進法についてですけれども、これはもともと男女雇用機会均等法のポ...全文を見る | ||
○尾辻委員 内閣府では、二〇二〇年までに指導的地位に占める女性の割合三割とかをやっている割に、二〇二六年までの時限立法で二〇二二年からというのは、今大臣がいろいろおっしゃいましたけれども、私はこれはやはり少し歩みが遅いのではないかというふうに思うところです。女性が輝くというか、男...全文を見る | ||
○尾辻委員 次に、SOGIハラについてお聞きしたいと思います。 三月二十九日の、参議院予算委員会、先日の本会議、そしてきょうの委員会でも、パワハラの中に性的指向、性自認に基づく侮辱的な発言は該当し得るということでありましたし、先ほどの委員とのやりとりの中でも、アウティングにつ...全文を見る | ||
○尾辻委員 パワハラでいうと、職場における優越的な関係を背景とするということになっています。優越的な関係というのはどのようなことを指すのか。 そして、先ほど言ったように、じゃ、パワハラの中にはSOGIハラが含まれるとしたら、障害をもとにしたハラスメントや嫌がらせとか、例えば年...全文を見る | ||
○尾辻委員 ですので、例えば障害に対するハラスメントとか年齢に対するハラスメントも職場において関係ない話ですから、これも幅広くとっていくということになるんでしょうか。 | ||
○尾辻委員 パワーハラスメントの定義について、もう一つ確認をしておきます。 ここにおける、職場におけるの職場とは、どのような場所になるのか。セクシュアルハラスメントではかなり広く取り扱っていると思いますけれども、この辺はどうなるんでしょう。 | ||
○尾辻委員 あと、ちょっとセクハラについて確認をしておきます。 今回、男女雇用機会均等法の改正とかがありますけれども、何か義務として加わったものはありますか。それだけ聞きます。新たに義務になったもの。 | ||
○尾辻委員 ちょっと時間が来ていますのであれですけれども、結局、男女雇用機会均等法は、事業主の措置義務があるだけで、やはりセクハラ自体を禁止したりしていないんですね。努力義務は少しふえましたけれども、これではやはり不十分じゃないかというふうに思います。就活生へのセクハラとかフリー...全文を見る | ||
○尾辻議員 いわゆるパワーハラスメントや、いわゆるカスタマーハラスメント、消費者対応業務に係るハラスメントは、労働者の心身に深刻な影響を与えるものであり、ひいては、精神的又は身体的な健康を害することにつながるものです。 このようなハラスメントの防止のための措置については、職場...全文を見る | ||
○尾辻議員 顧客からの悪質なクレームなどのハラスメントである、いわゆるカスタマーハラスメントは、セクシュアルハラスメントや社内におけるパワーハラスメントと同様に、労働者の心身に深刻な影響を与えるものとして重大な問題になっております。 そのため、事業者に対しこのようなハラスメン...全文を見る | ||
04月19日 | 第198回国会 衆議院 厚生労働委員会 第11号 議事録を見る | ○尾辻議員 委員御指摘のように、加害者側の身勝手かつ自己本位な思い込みや、性別に関する差別的意識などに基づいて性的な言動が行われ、それによって従業者等が精神的、身体的な苦痛を受けているという事例があると思います。 このような事態が起こらないようにするため、セクシュアルハラスメ...全文を見る |
○尾辻議員 現行の男女雇用機会均等法で措置義務の対象となっている対価型、環境型については、セクシュアルハラスメント禁止法で禁止しているセクシュアルハラスメント、すなわち業務等における性的加害言動の定義において精神的又は身体的な苦痛を与えるおそれの例示として明記をしております。その...全文を見る | ||
○尾辻議員 今回の私たちのセクハラ禁止法においても対価型と環境型というのを例示としてやっているということで、これは現行の男女雇用機会均等法でも同じであるということであります。ですので、今、現状、男女雇用機会均等法で示されているものと同じものをこちらとしても例示として含むということ...全文を見る | ||
○尾辻議員 セクシュアルハラスメントの被害を受けた方々が裁判を起こすことについては、費用や時間がかかること、二次被害のおそれがあること、明確な証拠を示すことが難しい場合が多いことなどの理由により、非常にハードルが高いものであると認識しております。 また、セクシュアルハラスメン...全文を見る | ||
○尾辻委員 立憲民主党・無所属フォーラムの尾辻かな子です。 まず、私の方からは、おとついに引き続いて、女性の活躍推進法のところでお聞きをしていきたいと思います。 まず、この法律ができた経緯の確認だけちょっとさせていただきたいんですけれども、この法律は、二〇一四年六月に閣議...全文を見る | ||
○尾辻委員 これは、この前もやったように、本来、二〇二〇年に指導的地位に占める女性の割合三〇%の実現に向けてということなんですね。今これを議論している例えば安倍政権で女性閣僚が一人しかいないというこの現状で、女性活躍推進を事業者の人たち、企業の方々にもやってくださいとお願いする前...全文を見る | ||
○尾辻委員 資料の二枚目のところに、今お答えいただいた男女間の賃金格差ということで書いてあります。二〇〇一年から二〇一八年までを書いてあるわけですけれども、この法律が施行されたときが七二・二、そして二〇一八年で七三・三ということで、これを見ると、実は二〇一七年が七三・四、二〇一八...全文を見る | ||
○尾辻委員 二〇〇一年から一八年のスピードを見ると、十年で五%ぐらい格差が縮んでいるかなということなんですね、大体のイメージでいくと。今、二五%以上差があるわけですから、そうなると、十年で五%ということで、これは一体何年かかるのかということですね。 これは、男女の賃金格差で見...全文を見る | ||
○尾辻委員 ドイツでは、このように賃金透明化促進法というのが施行されている、そして賃金情報を開示するようにということが法律で義務づけられるわけです。 ほかにも、フランスでいいますと、女性の賃金差別に対しては、その原因が昇進のおくれと短時間労働や有期雇用のパートタイムにあると分...全文を見る | ||
○尾辻委員 男女の賃金格差をなくそうとすれば、まず自分の会社がどのような状況になっているのかということを把握しないと、気づきがないわけですよね。今おっしゃったように、三百一人以上の企業で七・九%、三百人以下であれば八・六%ということで、これでは日本の企業における男女の賃金格差とい...全文を見る | ||
○尾辻委員 本当に全く不十分だと思います。 先ほど、男女の賃金格差が、この法律ができてから一・一%しか縮んでいないということを確認しました。それで、なおかつ、各企業が、自分たちの会社の賃金格差がどれぐらいかわからない。三百一人以上の企業ですら七・九%しかわかっていない。三百人...全文を見る | ||
○尾辻委員 雇用管理区分ごとに公表するように、ぜひ審議をしていただきたいというふうに思います。 もう一問、雇用管理区分でお伺いをいたします。 今、厚労省では女性活躍推進データベースというのをつくっておられて、私もこれを拝見させていただきました。これをちょっと見せてもらうと...全文を見る | ||
○尾辻委員 把握していないということなんですけれども、これはやはり把握していただかないといけない問題だと思います。これは大きな問題になりますから、しっかり把握してください。 そして、幾ら情報を把握しても、先ほどの情報公表も、総合職とか一般職とか派遣労働者が全部一緒になって平均...全文を見る | ||
○尾辻委員 せっかくつくったデータベースですので、しっかりと活用されるように取り組んでいただきたいと思います。 最後、セクハラのことについて少し聞いていきたいと思いますけれども、セクハラについては、すべての女性が輝く社会づくり本部では、女性活躍加速のための重点方針二〇一八の中...全文を見る | ||
○尾辻委員 根絶というのはさすがに、どういう指標でどういうふうにやるのか、今の現状からいくとちょっと飛躍した話だなというふうに思いました。 最後、もう指摘だけにとどめますが、今回非常に問題になっている就活生へのセクハラについて、ビジネス・インサイダー・ジャパンの記者の竹下さん...全文を見る | ||
○尾辻議員 就活中のセクハラに関してお答えを申し上げます。 委員御指摘のように、最近、OB訪問の機会を悪用して、就職活動中の学生などに対してセクシュアルハラスメントを行うことなどが社会問題となっております。雇用の入り口に立とうとしている就活中の学生などについても、既に雇用関係...全文を見る | ||
04月24日 | 第198回国会 衆議院 厚生労働委員会 第12号 議事録を見る | ○尾辻委員 立憲民主党・無所属フォーラムの尾辻かな子です。 きょうは一般質疑ということで、どうぞよろしくお願いを申し上げたいと思います。 まず、私の方から一つ確認をさせていただきたいと思うんですが、前回もちょっと確認をさせていただいた一型糖尿病の障害年金支給をめぐる裁判、...全文を見る |
○尾辻委員 いや、あしたが控訴の期限なんですね。ここまでに控訴しなければ確定ということになるんですが。 では、新聞報道をした新聞社に抗議などはされているんでしょうか、誤報ということで。 | ||
○尾辻委員 まず、一つは控訴をしないように再度求めておきたいと思います。 この裁判の内容については、今回、判決は行政手続法の方で出ましたけれども、そもそも、やはり障害年金支給をいきなりとめるということ自身に私は問題があると思っております。今度時間があるときに、まず控訴するかし...全文を見る | ||
○尾辻委員 義務化されても、まだ五十九件保全措置がないということですので、これは、義務化されているわけですから、全てのところがまず保全措置を講ずるようにぜひとも指導していただきたいと思います。 では、保全措置を講じている内容についてなんですけれども、どのような保全措置をしてい...全文を見る | ||
○尾辻委員 二三%が全国有料老人ホーム協会による入居者生活保証制度を使っている。今回は、未来設計でもそこを使っていたわけですけれども。 では、全国有料老人ホーム協会と厚生労働省の関係というのは一体どういう関係になっているのかということについてお答えいただきたいと思います。 | ||
○尾辻委員 ということは、厚生労働省は管理監督できる立場にあるということだと思うんですけれども。ちなみに、これは老人福祉法第三十条に規定されているかと思います。 この第三十条に規定されている団体というのは、この全国有料老人ホーム協会一つだけだということでよろしいですか。 | ||
○尾辻委員 それでは、具体的に未来設計の案件について入っていきたいと思います。 まず、今、未来設計は、有料老人ホームの運営等をされているんですけれども、何人ぐらい入所者さんがいるのか。つまり、これからもしかして退所されたり死亡されたときに一時金が返ってこなくなる可能性のある人...全文を見る | ||
○尾辻委員 二百六十二人、今いらっしゃるということ。 今の御説明だと、償還の話のときに、償還の期間が終わっている人もいるというふうにおっしゃったと思うんですが、ただ、ここの未来設計は、全国有料老人ホーム協会の入居者生活保証制度を使っている。そうなると、ここは退去、死亡等で入居...全文を見る | ||
○尾辻委員 お手元の新聞資料を見ていただくと、今既に死亡や移転で退去した約百二十人分の四億円余りの一時金が返せなくなっているということがここには報道されているわけです。 実は、こういった企業の破綻があるから入居一時金の保全措置を講じるように、今回の未来設計の場合は有料老人ホー...全文を見る | ||
○尾辻委員 これは大問題だと思うんですね。 しっかりと保全するように義務づけておきながら、そこに指定をされている保証制度を使ったら保証金が返ってこないということ、これは私は大問題だと思います。 ですので、まず、これについては問題だという意識、今この制度に問題があるという意...全文を見る | ||
○尾辻委員 いや、この制度が、今回破綻したけれども事業がほかの会社で買収されたときに、全くとしてきかないということは、もともとの老人福祉法で定めた、保全措置を講じなければいけないと言っているにもかかわらず、保全措置にならない、穴があったわけですから、やはり私はこの保証制度を変える...全文を見る | ||
○尾辻委員 結局、入居者や入居者の家族が保証制度があるから大丈夫だよと安心していたのにお金が返ってこないということになっているということを、しっかり受けとめていただきたいと思います。 この有老協の入居者生活保証制度、一九九一年にできていますけれども、新聞報道では、保証金が出た...全文を見る | ||
○尾辻委員 ということは、ずっと九一年からやっているけれども、ほとんど発動されていないということですよね。 一方で、施設側から支払われる拠出金は年六億から七億が有老協に入ってくるわけですよ。それを資産としてプールされているんじゃないかと。そこから毎年三億円は再保険の形で保険会...全文を見る | ||
○尾辻委員 この制度は非常に問題があるんじゃないでしょうか。 ちなみに、厚生労働省出身者の方が有老協に職員や役員としてどれぐらい在籍をしているのか。過去十年ぐらい、有老協に行った厚生労働省の職員は何人ぐらいいて、どのようなポストについているのか、お答えください。 | ||
○尾辻委員 厚労省出身者も入っている、そして管理監督もできている、それでこういう問題が今あるということについて、これは、私はやはり改善をしていくべきだと思います。 特に、この保証制度については、これでは、お金を取っているけれども、いざというときに入居者を守らないという制度にな...全文を見る | ||
○尾辻委員 とにかく、入居者全てが退去せざるを得なくなったときしか発動できないということになると、今回のようなときには返ってこないわけです。これはやはりすごく問題だと思いますので、検討していただきたいと思います。 そもそも、この創業者の人が三億円も報酬を得ていたとか、過去八年...全文を見る | ||
04月26日 | 第198回国会 衆議院 厚生労働委員会 第13号 議事録を見る | ○尾辻委員 立憲民主党・無所属フォーラムの尾辻かな子です。 きょうは、障害者雇用促進法の改正案ということでお聞きをしていきたいと思います。 まず、昨年、前代未聞の省庁による障害者雇用水増しが発覚いたしました。雇用数の不適切計上は、国の三十三機関のうち八割を超える二十八機関...全文を見る |
○尾辻委員 具体的な採用計画はどのようになっているのかということについてお聞かせください。 | ||
○尾辻委員 これは今年度末ということでいいですか、四千人というのは。 | ||
○尾辻委員 まず、この計画が、特にことしじゅうに四千人というのは、さすがに私は無理な計画だと思っているんですね。ずっと申し上げてきたとおり、急にたくさん採るのではなくて、中長期的に採用する必要があると思います。例えば、世田谷区なんかは五年計画で採るんですね。そういうことをしないと...全文を見る | ||
○尾辻委員 配付資料の最終ページに、四月二十二日時点の障害者の採用状況についてということで、表をつけさせていただいております。 これは各省庁別なんですけれども、今どれだけ無理な雇用になっているかというのがこれを見てもよくわかるんですね。例えば、一番人数が不足している国税庁さん...全文を見る | ||
○尾辻委員 ということは、今回の採用のときの受験状況とか採用状況はこういう部位別ではわからないということで、本当にこういう方々がしっかり受けられるようになっていたのかどうか、これは知りたいところなので、しっかり把握をしていただきたいというふうに思います。 次に参りますけれども...全文を見る | ||
○尾辻委員 今後、今採用された方がいつぐらいに離職をされるのかとか、離職された場合、理由などをしっかり把握していただきたいと思うんですけれども、この点、いかがでしょう。 | ||
○尾辻委員 次に非常勤の話に行きますけれども、採用された方二千七百五十五・五人、これはカウントがあるので五人、のうち、非常勤が七二・三%、千九百九十一人と非常に多くなっております。 例えば、期間業務職員であれば三年で雇いどめということになります。非常勤から常勤雇用へのルートと...全文を見る | ||
○尾辻委員 ここが本当に雇いどめにならないかというのは私は非常に危惧しています。 ちなみに、この非常勤の中で、期間業務職員とその他の職員とか、この辺、どういう非常勤なのかという内訳は把握しておられますか。 | ||
○尾辻委員 ここも非常に大事なポイントだと思いますので、ぜひとも把握していただきたいと思います。 ちょっと質問を飛ばしまして、障害者雇用推進者と障害者職業生活相談員のことについてお伺いしたいと思います。 今回の法案で、国や自治体でも障害者雇用推進者や障害者職業相談員を置く...全文を見る | ||
○尾辻委員 この障害者職業生活相談員は大体各省庁で何人ぐらいになるようなイメージなのかということ。部局ごとぐらいに置いていくのかどうか。更に言うと、自治体はどういうふうになるのかということです。各市に例えば一人、障害者雇用推進者を置いて、生活相談員はどういう単位で置いていくのか。...全文を見る | ||
○尾辻委員 ちょっと、自治体においてどういうふうになるのかというのが、なかなか具体的なものが見えてこないなというふうに思うんですね。 これはなぜ今聞いているかというと、この推進者と相談員は公布の日から三カ月というタイムスパンで置かなきゃいけないということになっていますよね。こ...全文を見る | ||
○尾辻委員 今の答弁は非常にびっくりするんですけれども、講習を受けなくても今の間はいいんだ、雇用推進者やそして相談員はいいんだということを今おっしゃったわけですよね。 今、これだけの人、つまり二千七百人の人が既に入ってくるわけです。その中で体制整備が全く追いついていない。これ...全文を見る | ||
○尾辻委員 私はこういった面接は不適切だと思います。せっかく政策的な仕事にかかわれるというふうに募集要項に書いているのに、面接では、逆ですよと、シュレッダーやコピー機の紙を入れるだけですよ、暇でもいいですかと。本当にこれは数合わせになっていませんか。 そして、これは本当に誰か...全文を見る | ||
○尾辻委員 非常勤の方とかもたくさんいらっしゃいますから、しっかりと検証していただきたいというふうに思います。 そして、障害という話でいきますと、法律によって障害者の定義というのは変わっていきます。だから、障害者雇用促進法においての障害者と、例えば障害者差別解消法においての障...全文を見る | ||
○尾辻委員 ありがとうございました。確認をさせていただきました。 きょうは時間の中で触れられなかったんですが、例えば、初鹿委員の質問にありましたように、障害者就業・生活支援センターとかも今回は有償支援しかできないというような状況になっております。今後は、これもまた労政審などで...全文を見る | ||
05月08日 | 第198回国会 衆議院 厚生労働委員会 第15号 議事録を見る | ○尾辻委員 立憲民主党・無所属フォーラムの尾辻かな子です。 先日に引き続きまして、障害者雇用のことについて質問してまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 今回、まず最初にお聞きをしていきたいのは、障害者雇用という話の中で、女性の障害者雇用というのはどうなっ...全文を見る |
○尾辻委員 障害者雇用促進法で、調査というのには、実は、国も地方公共団体も企業も、毎年、フォーマット、性別の回答欄がないんですよ。なので、結局、男性が多いのか女性が多いのかというジェンダーの視点で障害者雇用を見たときに全くわからない、こういう状況があるわけです。 障害があると...全文を見る | ||
○尾辻委員 それは、障害者雇用促進法に基づくこういう雇用状況の集計についても検討いただけるということでいいですか。 | ||
○尾辻委員 これでは、結局、働いている方で女性がどれぐらいいるのかとかは全然わからないわけです。 じゃ、どういうふうにして厚労省は、障害のある人で、女性の働いている実態というのをつかんでいるんでしょう。 | ||
○尾辻委員 しっかりと検討いただきたいというふうに思います。 今、一般の就労の中では、五年に一度の障害者雇用実態調査しかないんですね。これは五年に一度なんですよ。その中では、男女の割合は、六対四もいかない、七対三ぐらいなんですね。なので、今省庁で雇っている人がどれぐらいの男女...全文を見る | ||
○尾辻委員 こういうように、政策を審議する審議会の中に女性の障害者の方の参画がゼロである、これは非常に問題があると思います。第四次障害者基本計画でもちゃんと女性の障害者の参加というのはうたっているわけで、これでは配慮しているというふうには言えないと思います。 あと、内閣府につ...全文を見る | ||
○尾辻委員 内閣府の方は一定いらっしゃるということですけれども、厚労省として、女性の障害者の方に委員に入っていただかなければいけないと思いますが、この辺のバランスを今後配慮していただけないでしょうか。 | ||
○尾辻委員 やはり、ダブルマイノリティーになって、なかなか障害女性の現状や、そして声が届きにくい様子が今のことからもわかってくるかと思います。 では、障害者施策の中で、障害女性の課題というのが今どういうふうに把握をされているのかということについてお聞きしたいと思います。 | ||
○尾辻委員 それは私がもう指摘をしたことなので、具体的な政策というのはないということなんでしょうか。 | ||
○尾辻委員 やはり、計画には書いてあるけれどもなかなか具体的な政策に落とし込めていないということではないかと思います。 DPI日本会議の女性障害者ネットワークが調査した女性の障害者の生きにくさの回答で、実は一番、最も多かったのが性的被害だったんですね。回答者の三五%が被害を受...全文を見る | ||
○尾辻委員 ちょっと虐待とは違うと思うんですけれども、今、るる、女性の障害のある方々への対応を聞いてきました。やはりこれは大きな課題だと思います。今、省庁に雇用された方の女性の数もわからない、どれぐらい、雇用促進法においても、今、雇用された方の男女がわからないといった状況、審議会...全文を見る | ||
○尾辻委員 しっかり現状を把握して、前に進めていただきたいと思います。 次に参ります。先日の参考人質疑でも指摘があった件です。 障害者が必要とする職場介助者や手話通訳者等の人的支援や駐車場、家賃補助などの助成期間が十年ということになっているということで、ただ、これは十年た...全文を見る | ||
○尾辻委員 十年たったら必要な支援がその人にとってなくなるわけではないので、最初のインセンティブでやっているんだというならば、違うサービスにして継続していくなり、これでは、十年たって助成金がなくなったのでもう雇用をやめますというようなことも起こり得ることだと思いますので、ここの部...全文を見る | ||
○尾辻委員 すぐに廃止というのが難しければ、やはり縮小は段階的にやっていかなければいけないと思います。前回の縮小からもう九年たっていますから、これは進めていただきたいということを要望しておきたいと思います。 それでは次に、公務部門のことについてお聞きしていきます。 まず、...全文を見る | ||
○尾辻委員 公務員の差別禁止と合理的配慮提供の根拠の条文はどれになりますか。 | ||
○尾辻委員 その条文についてちょっと確認ですけれども、国家公務員法二十七条に平等取扱いの原則というのがあります。しかし、ここには障害という言葉がないんですね。人種、信条、性別、社会的身分、門地というふうにあるだけなんです。一部では、社会的身分のところに障害が入るんじゃないかという...全文を見る | ||
○尾辻委員 ということは、別に社会的身分に障害が含まれているということではないという、これは確認です。 | ||
○尾辻委員 地公法、地方公務員法も同じように十三条で平等取扱いの原則があって、同じような文言ですから、同じような解釈だということだと思います。 さらに、合理的配慮の根拠ですけれども、今、国公法でいうと七十一条というふうにあったかと思います。これは、能率の根本基準ということが書...全文を見る | ||
○尾辻委員 実は、その人事院規則一〇—四の、今お読みいただいたのは第十八条なんですが、これは、実は中高年齢職員等に対する配慮ということで第十八条が置かれていまして、ここにもやはり障害ということや障害者ということはどこにも書かれていないんですね。 今回、これだけの水増しがあって...全文を見る | ||
○尾辻委員 私は、これは非常に弱いと思います。中高年齢職員その他健康被害の防止上特に配慮を必要とする職員というふうになっているんですね。 こういうことがあったんですから、ちゃんと人事院規則にも障害のある方々に対する合理的配慮というのは明文化すべきだということを強く申し上げてお...全文を見る | ||
○尾辻委員 余りの大量採用ですので、この方々が例えば半年、一年でおやめになるようなことのないように、しっかりとフォロー、相談をしていただきたいということを申し上げて、私の質問を終わります。 ありがとうございました。 | ||
05月14日 | 第198回国会 衆議院 消費者問題に関する特別委員会 第3号 議事録を見る | ○尾辻委員 立憲民主党・無所属フォーラムの尾辻かな子です。 きょうは大臣所信に対する質問ということでありますけれども、たしか、大臣所信を聞かせていただいたのが三月二十八日だったかと思います。きょうは五月十四日ということで、かなり時間があいたなというふうに思います。 消費者...全文を見る |
○尾辻委員 これで大体この交付金が推進事業と強化事業にどれぐらい使われているかということがわかるわけですけれども、昨年度、二〇一八年度は、自治体が本当に悲鳴を上げた当初予算額、推進の方ですけれども、これが十六億円ということ、そこに強化事業から推進事業に五億円を移して二十一億円とい...全文を見る | ||
○尾辻委員 ただ、三・五億円足しても、やはり前回よりは三億円以上減少ということになりますので、これだけ減額をしてしまえば、自治体、自治体担当者が消費者庁に対して何でこんなに減らしてくるんだということで不信感を募らせて、積極的に取り組まなくなるんじゃないか、そういう心配があります。...全文を見る | ||
○尾辻委員 一月にこれをやるというのは私は非常識だと思うんですね。自治体はもう予算編成が終わっているわけです。本当に一月の時期にやったというのは私は問題だというふうに思うわけです。 後でこのことについて大臣にお聞きしたいと思いますが、まず、これによって都道府県、市町村の対象自...全文を見る | ||
○尾辻委員 結構自治体に、大臣、影響が出ているんですね。 日本消費者新聞が紹介している自治体担当者の声としては、先ほど私が申し上げた、市町村の予算編成が終わった段階で補助率削減はあきれ果てるとか、補助率二分の一で三年間活用できると説明していたのではなかったのか、安定しない施策...全文を見る | ||
○尾辻委員 今の説明の中で、一月だったということ、なぜ一月にこういったことをしたのか、この理由についてもう少し詳しく教えてください。 | ||
○尾辻委員 今後こういうようなことはないようにしていただきたいんですね。だって、一月はもう予算が自治体だって決まっているわけです。これは後出しじゃんけんですよね。 大臣、そこをもう一度お聞きしたいんですけれども、私はこれは明らかに不適切だったと思います、一月になってからこうや...全文を見る | ||
○尾辻委員 ぜひ、こういうことがもう二度とないようにしていただきたいというふうに思います。 この強化事業の交付金については、やはり使いづらいという声が自治体から出ているんですね。さっきのように勝手に条件を変更されたりもしますし、自主財源も必要ですし、また、メニューが限定されて...全文を見る | ||
○尾辻委員 総額の確保も今できていない状況だと思いますので、しっかりとやっていただきたいというふうに思います。 次に、推進事業の交付金のことについてお聞きしていきたいんですが、十一月に私が大臣にお聞きしたときに、推進事業の交付金が減額された影響を調べてほしいということを申し上...全文を見る | ||
○尾辻委員 私は、まだ現況調査だけではなかなか今回の影響というのは見にくいんじゃないかなというふうに思っています。 消費者委員会も、三月に、消費者基本計画工程表の改定素案に対する意見でも、この影響とそれを踏まえた財政支援の取組の検討をというふうに要請されていますので、再度、こ...全文を見る | ||
○尾辻委員 そう言われているわけです。 強化キャラバンについても、田畑委員の方から出ているように、大臣はお忙しいということで、二県回られた、副大臣は一都ということで、政務官も一県ということで、これが多いと見るのか少ないと見るのかというのは私自身はあるかなというふうには思ってお...全文を見る | ||
○尾辻委員 ですので、基準財政需要額でやったとしても色もついていませんし、これは実質支出する予算の額ではないということでよろしいでしょうか、確認です。基準財政需要額というのは予算の額ではないということ。 | ||
○尾辻委員 そうなんですよね、ここがいろいろ問題じゃないかなというふうに思うわけです。 ことしの二月十四日の消費者委員会の本会議第二百九十一回でも、東洋大学の沼尾教授が、基準財政需要額のことについて、「例えば地方消費者行政で幾らと出てきたものがそのまま地方消費者行政の予算にな...全文を見る | ||
05月15日 | 第198回国会 衆議院 厚生労働委員会 第17号 議事録を見る | ○尾辻委員 立憲民主党・無所属フォーラムの尾辻かな子です。昼一ですけれども、どうぞよろしくお願いいたします。 まず、最初ですけれども、ちょっとこれは通告がございません。大臣に一問、受けとめをお聞きしたいと思いますが、北方領土への訪問団の話であります。 北方領土へのビザなし...全文を見る |
○尾辻委員 これは、私も同様です、国会議員としてあり得ない発言であるというふうに思います。まず、自衛以外の戦争は国際法違反ですし、日本の憲法九条は、国際紛争を解決する手段として戦争放棄を定めている。憲法を守らなければいけない国会議員がこのような発言をするというのは、本当に言語道断...全文を見る | ||
○尾辻委員 つまり、裁判所が取り消したことについて、再度理由を付して障害年金支給をとめた。私、これは本当にどういうことなのかということを感じるわけですね。いわば、理由があればいいんでしょうということだと思うんです。 私も原告の方に送られたこの理由を拝見いたしました。支給停止決...全文を見る | ||
○尾辻委員 ちょっと私が聞いたことにお答えいただけていない気がするんですけれども、私はやはり、変わるんですから、変わった理由というのがあるべきだと思いますね。 ちょっと続けて聞いていきますけれども、今回、原告らが、二〇一六年、平成二十八年の障害年金支給停止の理由、端的にこの理...全文を見る | ||
○尾辻委員 過去にこの原告たちが障害年金を受けてきたということとの整合性ですね。一型糖尿病は症状が改善されるわけではありませんから、この部分について、過去にちゃんと同じように診断書を出して受けてきた、しかし今回は停止された、この整合性はどう説明されるんでしょうか。 | ||
○尾辻委員 ただ、同じような症状の診断書をずっと出し続けて、平成二十八年、二〇一六年のときは支給停止になった、これは私はやはりおかしいと思うんですね。 ちょっと確認ですけれども、この間に認定基準が何か変わったからこの方々は支給停止になったんでしょうか。 | ||
○尾辻委員 その当時適切な判断を行ったということですけれども、例えばこの原告らの年金事務所にある障害状態認定調書を見てみると、認定記載欄は空欄なんです。何も書かれていない。つまり、支給停止を決めた障害状態認定調書、空欄なんですね、ここの部分が。ということは、そもそも支給停止した時...全文を見る | ||
○尾辻委員 でも、ここには全く理由が書かれていないわけですよ。この時点で理由を付してやったというふうには私は思えないということを指摘しておきたいと思います。 そして、やはりこれは継続性の問題がすごくあって、今まで、長い方だと十六年間、障害年金をずっと受けられたわけなんです。も...全文を見る | ||
○尾辻委員 ただ、年金をとめるということであれば、やはりその前の認定医の総合判断とかも聞かなくてはいけないと私は思うんですね。 患者さんたちにとったら、この集約後の平成二十九年、二〇一七年の更新の人はそのまま継続で認められて、その一年前の人だったら継続が認められない、これは余...全文を見る | ||
○尾辻委員 ただ、結果的に、不平等が生まれているわけなんですね。 例えば、原告の方で、夫婦の方がいらっしゃいます。夫の方は、二〇一七年、平成二十九年だったから年金は一応、同じ一型糖尿病で、支給継続になって、妻の方は、平成二十八年、二〇一六年だったから不支給になっているんですよ...全文を見る | ||
○尾辻委員 結局、この問題がなぜ、例えば障害年金のことの不支給が問題になるかというと、やはり、なかなか働けないという現状があって、こうやって年金が生活の糧になるということ、そして医療費もかかるということ、この現状をそのまま放置していいのかということだと思いますので、この辺、医療費...全文を見る | ||
○尾辻委員 そのとおりか、そのとおりでないかで結構ですので。間違えていた場合は足してください。 更に確認しますけれども、この生活扶助相当CPIは、二〇〇八年から二〇一〇年まではパーシェ式で、そして二〇一〇年から二〇一一年はラスパイレス式で算定されているということでよろしいでし...全文を見る | ||
○尾辻委員 その結果、こういうふうに二つの違った指数によるもので計算されたものを合算してというか比較して、生活保護世帯の物価下落率が四・七八%になったから生活保護を引き下げた、これでよろしいですか。 | ||
○尾辻委員 では、今度は総務省統計局に聞きますけれども、そのときの総務省の消費者物価指数、二〇〇八年から二〇一一年までの物価下落率は二・三五%、これでよろしいでしょうか。 | ||
○尾辻委員 総務省統計局が使っている消費者物価指数、この作成方法について聞きますけれども、これはラスパイレス式で、五年ごとに接続をする、こういうことでよろしいでしょうか。 | ||
○尾辻委員 なぜラスパイレス式でやっているかということですけれども、これは、国際基準、ILO労働統計会議で採択された方法だということで合っているかどうかと、さらには、総務省統計局が作成する消費者物価指数はパーシェ指数は使用されていないかどうか、この二つを確認させてください。 | ||
○尾辻委員 確認します。パーシェ指数はこの中では使われていないということですよね。 | ||
○尾辻委員 一般的にですけれども、ラスパイレス指数とパーシェ指数を比較した場合、パーシェ指数の方が下落率が大きくなる傾向がある、これは合っていますか。 | ||
○尾辻委員 つまり、今回の計算ではパーシェ指数が使われ、それは下落率が大きくなる傾向があるということを確認しました。 日本でパーシェ式が用いられている指数は、実はGDPデフレーターというのがあります。しかし、このGDPデフレーターも、実は今回厚労省がとったのは固定基準年方式な...全文を見る | ||
○尾辻委員 ですので、内閣府でも、やはり固定基準年方式だと下降バイアスが大きいから、連鎖型に変えたんですね。 しかしながら、厚労省のやり方というのは固定基準年方式ということになっているんだ、つまり、内閣府も使わない方式を使ったということをここで確認をさせてもらいました。 ...全文を見る | ||
○尾辻委員 じゃ、ちょっと計算を一遍してみていただきたいと思うんですけれども、まず、品目が違うというところがありますから、これを同じ品目にして、つまり、同じように、総務省のやり方、総務省のラスパイレス指数を用いて生活扶助相当品目のウエートで、二〇一〇年基準で接続をした場合、消費者...全文を見る | ||
○尾辻委員 その計算自身が合っているかどうか、適当であるかどうかということについて確認したいと思います。二・二六%、原告の方の数字です。 | ||
○尾辻委員 つまり、やはり、計算方法が違うことによって、非常に高い物価下落率になったということになるわけです。 まず、厚労省として、このラスパイレス式の場合の下落率というのは、その当時、計算していたんでしょうか。 | ||
○尾辻委員 計算はしていたんでしょうか、していなかったんでしょうか。 | ||
○尾辻委員 そして、この二〇一〇年ウエートを用いて二〇〇八年をパーシェ指数によってやったという、この計算がパーシェ式だということはわかっていたんでしょうか。 | ||
○尾辻委員 今、るる、このときどういうふうにして計算されたのかということを聞いてきたわけですけれども、まずは、総務省統計局が採用するラスパイレス式ではないということ、つまり、そこはILOとかにも規定されているような計算方式ではなかったということがわかってきているわけです。 で...全文を見る | ||
05月22日 | 第198回国会 衆議院 厚生労働委員会 第20号 議事録を見る | ○尾辻委員 立憲民主党・無所属フォーラムの尾辻かな子です。 昼が終わりまして、トップバッターとなります。どうぞよろしくお願いしたいと思います。 きょうは、児童虐待防止法、そして児童福祉法改正案についての質問ということですけれども、もう言うまでもなく、児童虐待は、子供たちの...全文を見る |
○尾辻委員 先日の参考人でもありましたけれども、明石市で今児童相談所ということをやっておられますけれども、そこでもやはり、身近なところで相談をする、対応することで、里親も非常にふえているという話がありました。これはそこと本当にリンクしているなというふうに思います。 それでは次...全文を見る | ||
○尾辻委員 これも非常に大事なことだと思います。 そして、今回の議員提出法案の中で、一つ特徴的な、DV防止法の改正案も一緒に提出をされておりますので、そのことについてお聞きをさせていただきたいと思います。 児童虐待防止法では、御承知のとおり、虐待を発見した医師は通報義務が...全文を見る | ||
○尾辻委員 今までは、DVがあって病院に行っても、結局、それが通告されない、通報されないために、そのまま放置されるというような状況があるかと思います。 このように、今、議員提出の法案の方で、しっかりと通告、通報をすることになると、DV被害者にとってはよりいろいろな支援につなが...全文を見る | ||
○尾辻委員 添付でいきますと、皆様のお手元の二枚目の資料が警察庁が出している死亡児童数、この一番下のところの表ですけれども、死亡児童数の内訳というふうになります。 警察庁の考え方だと、検挙したというところで出てきますので、死亡児童数の内訳というところを経年変化で見ると、平成十...全文を見る | ||
○尾辻委員 警察庁はそういう感じなんですが、じゃ、厚労省はどうかというと、一枚目の方になりますが、死亡事例ということでここは出ておりますけれども、なかなか警察庁とは数が違うんですね。 この厚労省の児童虐待の死亡数、ちょっとどういうふうになっているのか、そして、なぜこのように数...全文を見る | ||
○尾辻委員 どちらの数を見るかというので、現状認識が大分違うと思うんです。 ちょっと調べると、内閣府の子供・若者白書では警察庁の数字を使っているんですね。どちらでもいいんですがお聞きしたいんですが、政府として、児童虐待の死亡数は何人ですかといった場合は、どちらを答えられるんで...全文を見る | ||
○尾辻委員 非常にわかりにくいなと思うんですね。 例えば、不思議なのは、心中による虐待死でもかなり数字が違うんですね。例えば、平成二十七年、二〇一五年とかを見ると、厚生労働省だと三十二人になるわけですね。警察庁だと、平成二十七年だと二十人ということで、数が結構違うんです。年度...全文を見る | ||
○尾辻委員 でも、ちょっとかなり数が。 結局、現状がどっちかによって受けとめ方が全然違うことが私は問題だと思っているんですね。つまり、警察庁の虐待死であれば、十五年間にかなり減少していっていて、減少傾向が見えるなというふうに思うんですね。ところが、厚労省さんのを見ると、ここ最...全文を見る | ||
○尾辻委員 私、データを併記していただくなり何か、この数字、違うというところについて書いていただきたいというふうに聞いたんですけれども、いかがでしょう。 | ||
○尾辻委員 これだけ数が違うと、分析とかも違ってくるわけですよね。なので、ちょっとここら辺、数字の問題は丁寧にやっていただきたい。今まで毎月勤労統計の話とかいろいろありますので、お願いしたいということを言っておきたいと思います。 では次に、人材育成についてお聞きをしていきたい...全文を見る | ||
○尾辻委員 私は、非常にハードな職場で、メンタルをやはりやられて、メンタルヘルスを悪くされる人も多いんじゃないかということで聞いているんですけれども、この休職率などは把握されていますでしょうか。 | ||
○尾辻委員 今どんどん人材をふやしていくわけですけれども、現場の大変さというのは、人数がふえたからといって、新人の方がふえるわけですので余計しんどくなる可能性も、もちろん、やはり一時的にはあるわけで、そうなりますと、メンタルヘルスとか、どういうふうにして休職されるのか、休職率が多...全文を見る | ||
○尾辻委員 多分、聞けばわかると思うんですね。今休職されている方がいるかどうか、そしてその理由について、聞けばわかると思うので、ぜひ把握していただきたいと思います。ちょっと一言、お願いしたいと思います。把握してください。 | ||
○尾辻委員 よろしくお願いします。 人材育成のところ、中長期的な視点というのはちょっと飛ばして、要望だけしておきます。 参考人の方からも、東京都はついに定員数が埋まらないという現状があるということをおっしゃっていましたし、萬屋参考人からは、四月に来た新人が見習期間もなくて...全文を見る | ||
○尾辻委員 しっかりと現場の声とか職能団体の声も聞いていただきたいというふうに思います。 専門化するというのは、ある意味、いいことではありますけれども、そうすると、今度は障害専門の人をつくろうとか、高齢者専門をつくろう、この病気のこの専門の人をつくろうという、何か無限に細分化...全文を見る | ||
○尾辻委員 ちょっとこれは確認ですけれども、結局、児童福祉司さんがふえたり児童心理司さんがふえることによって、やはり定数の中でやりくりしている自治体が多いということでしょうか。それとも、今の段階でいうと、それでやはりふえているんだということでしょうか。ちょっとここは確認です。 | ||
○尾辻委員 私自身は、児童虐待で人員をどんどん、今回でいうと児童福祉司を二千人とか心理司を七百九十人とかふやしていくなら、定数をしっかりふやさないと、自治体の中でほかのところにしわ寄せが行くというような状況がやはり生まれているんだと思うんですね。 厚生労働省、この件については...全文を見る | ||
○尾辻委員 地方交付税措置はされていて、それはいいことだなとは思うんですけれども、この定数の部分もやはり見ていかないと、なかなか現場の実態は難しいんじゃないかなというふうに思います。 次に、児童相談所や市町村の児童相談、ここで、今、常勤、非常勤、これはどういう割合になっている...全文を見る | ||
○尾辻委員 市町村の児童相談において、やはり非常勤の方が非常に多いということを私も聞いておりまして、例えば、東海地方の四十万人規模の市では、家庭児童相談室の組織体制、正規職員が四名、非常勤が十二名の十六名体制だということなんですね。市町村が一義的に責任を担うことになった児童相談へ...全文を見る | ||
05月24日 | 第198回国会 衆議院 厚生労働委員会 第21号 議事録を見る | ○尾辻委員 立憲民主党・無所属フォーラムの尾辻かな子です。 総理入り質疑の後なんですが、定足数が足りていないと思うんです。確認していただけますでしょうか。 |
○尾辻委員 ちょっと、私の時間が大分これで使われてしまって残念でございますけれども、きょう、修正案も出て、やるということですから、最後までしっかりと議論をさせていただきたいというふうに思います。 では、質疑の方に参りたいと思いますので、よろしくお願いします。 おとつい、私...全文を見る | ||
○尾辻委員 自治体任せにしないようにこれはしていただきたいというふうに思います。そうしないと、例えば生活保護のケースワーカーさんなんかもそうですけれども、市町村は、どんどんと非常勤の職員、特に福祉職員が非常勤にかわっていっておりますので、ここは、今後ともしっかり追っていきたいとい...全文を見る | ||
○尾辻委員 ですから、こういうような大量採用のところはやはり段階的にせざるを得ないと思うんですが、いかがでしょうか。 | ||
○尾辻委員 現場のこともしっかり考えていただきたいというふうに思います。大阪は特に忙しいところで、本当に新人を研修するのも難しいというところは言っておりますので、もちろんふえなければいけないんですけれども、これだけ、大阪は特に加配が多いので、やはりこういった事情があるところという...全文を見る | ||
○尾辻委員 厚労省の里親の要件には、こういうLGBTかどうかというのはないわけです。研修を受けているかどうかと先ほど大臣がおっしゃったとおりですが、この新聞記事の報道によると、申請があっても、つまり里親研修の申請があっても受理するかどうかわからないと言っている市があって、その入り...全文を見る | ||
○尾辻委員 単身と共働きはあったんですが、今、大臣の答弁にはLGBTがなかったんですけれども、それは入るんでしょうか。 | ||
○尾辻委員 今、欧米とかEUでは、こういう同性カップルたちがやはりいろいろな、私もお会いしたことがありますけれども、例えば親御さんが薬物依存でお子さんを育てられない、そういうちょっと困難な事例のお子さんを里親として預かるとか養子縁組するとか、そういうことがあります。 日本で今...全文を見る | ||
○尾辻委員 塩崎さんがありがたいと答えていただいているのに、大臣は周知啓発ということですから、ぜひとも周知啓発に頑張っていただきたいということをお願い申し上げたいと思います。 さらに、一時保護所や児童養護施設におけるLGBTの児童についてお聞きしたいと思います。 もちろん...全文を見る | ||
○尾辻委員 その配慮のところには性的マイノリティーの児童も入るということでよろしいでしょうか。 | ||
○尾辻委員 一つ、やっていくんだという話なんですけれども、やはり研修なども大事だと思うんですね。 そして、厚労省が実は一回、事務連絡を発出されていまして、「児童養護施設等におけるいわゆる「性的マイノリティ」の子どもに対するきめ細かな対応の実施等について」というのを私もきのうい...全文を見る | ||
○尾辻委員 一時保護所、児童養護施設、なかなか今、現状では難しいというところもある、そこは進めていくということなんですが、だからこそ、やはり里親も必要なんです。これが最初の質問のところに返ってくるわけですけれども、当事者の里親がいれば、もちろん当事者でなくてもいいですけれども、理...全文を見る | ||
○尾辻委員 やはり八割の方が非常勤で、三年たたない人が約五割ということなんですね。これから児童虐待のこと、やはり後ろには暴力、DVなども一緒に絡んでいる話が多くなる中で、その対応をする婦人相談員の身分がこれで本当にいいのだろうか。そして、今後は会計年度任用職員にもなっていくわけで...全文を見る | ||
○尾辻委員 ちゃんと把握もしていただきたいと思います。 やはり婦人相談員の方々の身分やまた給与とかがしっかり安定しないと相談業務はできませんので、ここをしっかりお願いしておきたいと思います。 最後の一問に行きます。児童養護施設の小規模化の話を一点だけさせてください。 ...全文を見る | ||
○尾辻委員 しっかりと検討していただきたいと思います。 以上で終わります。ありがとうございました。 | ||
05月28日 | 第198回国会 衆議院 本会議 第26号 議事録を見る | ○尾辻かな子君 立憲民主党・無所属フォーラムの尾辻かな子です。(拍手) 冒頭、本日、川崎市のスクールバス停留所前で小学生らが次々に刺され、十八人がけがをして運ばれ、そのうち小学六年生の女の子と三十九歳の男性が亡くなる痛ましい事件が起きました。心から哀悼の意を表しますとともに、...全文を見る |
06月05日 | 第198回国会 衆議院 厚生労働委員会 第22号 議事録を見る | ○尾辻委員 立憲民主党・無所属フォーラムの尾辻かな子です。 一般質問を二十分頂戴しました。ありがとうございます。 ちょっと短い時間ですので、答弁は簡潔にお願いをいたしたいというふうに思います。 それでは、まず、毎月勤労統計のことについて大臣にお伺いをしたいと思います。...全文を見る |
○尾辻委員 本当にびっくりしているんです。まだこういうミスが起こるのかということなんです。人間ですからミスはありますけれども、チェックをやはりちゃんとしないといけないと思います、基幹統計ですから。 あと、公表の時期についても申し上げておきます。 新聞報道等では、ミスは五月...全文を見る | ||
○尾辻委員 ちょっと今、不十分かなというふうに思うので、もうちょっとお聞きしたいんですけれども、このような要望書が出されたことについて、大臣はどう受けとめておられますか。 | ||
○尾辻委員 もう少し受けとめを聞きたいんですが、ハイヒール、パンプスが義務づけられる必要はあると思われますか。大臣にお聞きしています。 | ||
○尾辻委員 私は、これはやはり見直していかなきゃいけないし、だから、ハイヒールやパンプスを履かなければならない職場というのは、実は、よく考えたらないはずなんですね。だから、義務づけ自身がもうだんだん時代に合わなくなっている、健康障害を起こしている。先ほど言ったように、労働安全衛生...全文を見る | ||
○尾辻委員 ちょっと何か違うなというふうに思います。 ちょっと突然ですけれども、高階副大臣、ハイヒール、パンプスを女性が義務づけられている、着用義務がある職場について、多分、大臣は男性なのでちょっと厳しいのかなと思うんです、感想で結構です、感想として、どういうふうに思われてい...全文を見る | ||
○尾辻委員 ありがとうございます。 大臣にもちょっと、それぐらいのことをぜひ答えていただきたかったなというふうに思います。 こういうふうに、慣習だということで、足が痛いし、外反母趾にもなるし、靴ずれも起こるし、転倒で労災もしているのに、結局言えないわけですよね。この環境を...全文を見る | ||
○尾辻委員 要望を受けたということ、一万八千近くの方が署名しているということをぜひとも受けとめていただきたいというふうに思います。議論を始めてください。 ちなみに、カナダのブリティッシュコロンビア州では、ハイヒール強制を禁止しました。また、イギリスのロンドンの大手会計事務所で...全文を見る | ||
○尾辻委員 一月十八日前後と言っていますけれども、これで見ると、今後のスケジュール案のところに一月十八日とあるんですから、前ではないんでしょうか。 | ||
○尾辻委員 これは、誰と誰が説明を世耕官房副長官にされたんでしょう。 | ||
○尾辻委員 ここは下線を引かせていただいたんですけれども、実はここで、ゆがみ調整として、年齢、世帯人員、地域差における影響の調整を二分の一としというふうに、勝手に厚労省が、二分の一にするよということを生活保護基準部会に諮らずに、そして、その前後のところでもう世耕当時の内閣官房副長...全文を見る | ||
○尾辻委員 つまり、基準部会には諮っていないということでよろしいでしょうか。 | ||
○尾辻委員 それは国の裁量権の濫用だと思います。何のために基準部会があるのか。 そして、この二分の一にしたということ、国会において二分の一にしましたということを説明されたことはありますでしょうか。 | ||
○尾辻委員 勝手に二分の一にしているというのは絶対おかしいわけですよ。それも、激変緩和のためなら減額となる数値だけ半分にしたらよくて、増額となる数値まで半分にして、結局、かなりの人たちが、増額になっている分が半分になっているんですよ。これは何で半分にされたんでしょう。 | ||
○尾辻委員 やはり、今いろいろ検証していったら、これは本当に裁量を逸脱しているとしか思えないんです。何のために基準部会で計算しているのかもわからない。やはり、今聞いたところでいっても、前々回の生活保護基準の見直しというのは非常に意図的であったと言わざるを得ないと思います。 時...全文を見る | ||
10月30日 | 第200回国会 衆議院 厚生労働委員会 第2号 議事録を見る | ○尾辻委員 立国社の尾辻かな子です。 加藤大臣、お久しぶりでございます。そして、副大臣、政務官に新たになられた皆さんも、どうぞよろしくお願いを申し上げたいというふうに思います。 さて、私からは、岡本委員に引き続きまして、地域医療構想について更にお聞きをしていきたいというふ...全文を見る |
○尾辻委員 まず、十三万という数字の、民間、公立、公的含めてなのか、病床機能はどうなっているのか。 さっき、医政局長は、これからだという話があったと思いますが、更に何かあるんでしょうか。 | ||
○尾辻委員 この地域医療構想がこれだけ地域や自治体、病院にショックを与えている中で新たな数字が出てきて、その病床機能もわからない、民間、公立もどうなっているかわからないという数字がいきなり出てくることに、私は本当に驚きを覚えています。一体どういうふうに政府として考えているのか、整...全文を見る | ||
○尾辻委員 やはり病院名を出すのは唐突だった、拙速だったと言わざるを得ないわけで、この公表の前に、例えば地方三団体とか、公立病院であれば主管省庁は総務省であります、こういったところと協議をされて出されているのか。この手順について、大臣と、そして総務省、きょうは副大臣に来ていただい...全文を見る | ||
○尾辻委員 本当は、公表の前にこういったことをやって、どの病院が本当に再編統合とか病床削減が必要かというのを出すべきだと思うんですね。今お話をお聞きしていると、情報提供はした、でもやはり協議はされていないわけです。協議しないまま、厚生労働省の責任において出しているということ。 ...全文を見る | ||
○尾辻委員 実はこの説明会、私が聞いたところによると、十七日に行われた九州、何か、現場や自治体に話があったのはその二日前、十五日だった。十六日に返事をしてほしいとか、そういうタイムスパンでこの地域での説明会が行われたと聞いているんですけれども、それで合っているかどうか。これは医政...全文を見る | ||
○尾辻委員 非常に後手後手に回っているような、そして大慌てで説明会をしているような印象をやはり受けるんですね。 そして次、ワーキングチームが公表された個別病院、それはデータに基づいて皆さん機械的に出されたということなんですけれども、その信頼性ということについてお聞きしたいと思...全文を見る | ||
○尾辻委員 地域調整会議で議論をしようと思うと、民間病院のデータもなければこれは比較しようがないわけなんですね。この民間データについて、どういうふうに、いつまでに出されるのかということについてお聞きをしたいと思います。 〔委員長退席、冨岡委員長代理着席〕 | ||
○尾辻委員 いや、まだ決まっていないということはちょっとびっくりなんですけれども、そうすると、来年の三月若しくは九月までに報告をしてくださいと言っているスケジュールは一体どうなるのかということですよね。まずデータがないと、これはスケジュール的にできないということになりませんでしょ...全文を見る | ||
○尾辻委員 実態を踏まえというところが私は本当に大事だと思いますよ。だって、民間のデータがないのに結論を出せと言われても、比較できるものがないのにどうやって検討していくのかということがありますから、まずは地域の声を聞いていただいて、民間データを出していただいてからであります。それ...全文を見る | ||
○尾辻委員 私、だから優遇だと言っていいのかと思うわけです。 というのも、不採算な部分をやっているから税金で補填をしているわけです。なおかつ、公立・公的病院だって経営としてちゃんと黒字を出さなきゃいけないと言われている。相矛盾することを公立病院に求めているわけですよね。黒字に...全文を見る | ||
○尾辻委員 あと、この二百というのは、四十七都道府県全部返ってきたということでいいんでしょうか。まだ返ってきていないところがあるんでしょうか。 | ||
○尾辻委員 ですから、まず、八十校以上、インターナショナルスクールや各種学校で認可されている外国人学校が無償化から外れている。さらに、幼児教育類似施設も二百ぐらいある。 これは、幼児教育類似施設とこの認可された学校は交わり合っているんでしょうか。この二百の中に入っているのか、...全文を見る | ||
○尾辻委員 早急に検討を進めていただいて、幼保無償化を広げてください。よろしくお願いします。 ありがとうございました。 | ||
11月06日 | 第200回国会 衆議院 厚生労働委員会 第3号 議事録を見る | ○尾辻委員 おはようございます。略称立国社の尾辻かな子です。 きょうは、薬機法の改正案についてということで議論をさせていただきたいと思います。 まず、私の方からは、医薬品等行政評価・監視委員会の創設ということでお伺いをさせていただきたいと思います。 薬害エイズ、薬害肝...全文を見る |
○尾辻委員 やはり私、省内のものを省内で見ることというのは、本当にこれは独立性の担保になるのかなというふうに思うわけですね。大臣官房に置くから大丈夫だというのは、私は、そうなのかなと。 例えば、毎月勤労統計の調査にしても、大臣官房が事務局を担った、でも、やはりやり方としては第...全文を見る | ||
○尾辻委員 では、その委員の皆様ですけれども、この委員会の人選、どのように選ばれるのか、誰が候補を選んでいくのか、公募もあったりするのかとか、そのプロセスについて教えてください。 | ||
○尾辻委員 では、公募などはされるんでしょうか、委員の公募。 | ||
○尾辻委員 第三者性を持つためには、やはり多様な専門性を持つ方々、先ほど例示にもあった薬害被害者や市民の方が入ることが必須だと思っておりますので、この方々を、公平性そして透明性が担保されるような形で選任をいただきたいというふうに思います。 そして、この委員の方々ですけれども、...全文を見る | ||
○尾辻委員 次に、委員会の役割、機能のところについてもお聞きしたいと思うんですけれども、委員会の機能として、関係行政機関の長に対し、資料の提出等、必要な協力を求めることができるというふうになっております。 私、この求めることができるというのは、強制力がないわけで、任意として資...全文を見る | ||
○尾辻委員 このしっかりと対応というのは、もう少し聞きますが、提出を要求されたものは必ず出すのだということでよろしいんでしょうか。 | ||
○尾辻委員 ここでもし必要な資料が隠蔽されるということがあれば全く評価・監視できないわけですから、この部分はしっかりとやっていただきたいと大臣にもお願いをしたいと思います。 これは、例えば、省内の資料はそれであれば出てきますけれども、もともとのデータは実は企業にあるんだ、企業...全文を見る | ||
○尾辻委員 そして、今回こうして委員会が創設されるわけですけれども、先ほどの最終提言の中でも、第三者組織のあり方は常に問い続けられなければならないというふうに指摘をされていまして、例えば発足して三年ごとに第三者組織の活動の評価を行い、薬害再発防止の観点から改善すべき点を改善するな...全文を見る | ||
○尾辻委員 最後に大臣にちょっとお聞きしたいと思うんですけれども、今、この委員会のことについてるる聞いてきました。最初にあった独立性、専門性、機動性を備えた組織になるのか、そして不断の見直しをこれからもしていっていただけるのか、このあたりについて、最後、大臣に一言お聞きしたいと思...全文を見る | ||
○尾辻委員 委員会設置の経緯を考えると、この委員会、不断の検証、見直しをしていって、二度と、二度とやはり薬害事件を起こさないんだ、それに値する委員会になるように求めておきたいというふうに思います。 それでは、次に、最近インターネットニュースなどで話題になっている血液クレンジン...全文を見る | ||
○尾辻委員 ちなみに、これは保険適用になっていないということですから、何科、いわゆる内科とか血液内科とかありますけれども、何科の療法になるのかという、例えば分類とかはあるんでしょうか。 | ||
○尾辻委員 ということは、これは自由診療ですから、そしていろいろな、今のところ把握していないということは、リスクについてというのは、厚労省としては何か把握しているものはありますでしょうか。 | ||
○尾辻委員 これはやはり把握をしていただかないといけないかなと思うんです。特に、やはり芸能人の方がやられることで、若い人たちにも広がっていると思うんですね。 何よりも、患者さんと医師では持っている情報は全然違うわけですから、健康になりたいとか病気を治したいと思う患者さんの気持...全文を見る | ||
○尾辻委員 ということは、自由診療の中で、承認を受けていないものが、こういうふうに医療としてやって血液の中にまぜ込まれて、また体内に入れるということがされている、それについては何ら規制も注意も今のところないということでよろしいんでしょうか。 | ||
○尾辻委員 そうなんです、これはさまざまな規制を何かすり抜けているようなんですね。 私は、ちゃんとFDAのように、オゾンは特定の治療、補助治療又は予防治療において有用な医療用途は知られていない、これをやはり厚労省は書くべきだと思うんです。若しくは、こういうことを紹介すべきだと...全文を見る | ||
○尾辻委員 よろしくお願いします。 次に、医療広告のことについてお聞きしていきたいと思います。 皆さんのお手元には、いわゆる血液クレンジング療法やオゾン療法についてクリニックでどのように紹介されているのかということで、ホームページから、血液クレンジング療法などで検索をした...全文を見る | ||
○尾辻委員 私が例示で申し上げた、例えばがん、悪性リンパ腫、白血病への効果、免疫機能を活性化する、こういうふうに書くことは、これは誇大広告に当たらないんでしょうか。 | ||
○尾辻委員 私は例示でそれの判断を求めているんですが、どうも局長は一般論で答えていただいていて、ちょっとすれ違っているんですね。 例えば、ほかにもあって、一番上の「血液クレンジング療法とは」と書いてある一番最後の行には、スタンダードかつ安全な治療法だというふうに書かれているん...全文を見る | ||
○尾辻委員 さっきから同じことを言っておられるわけですけれども。 一つは、ガイドライン違反じゃないかということ、もう一つは、限定解除の基準が、これは本当に緩過ぎるんじゃないかと思うんですね。これを一つ一つやはり精査していかないと、こういった広告がずっとあふれることになるわけで...全文を見る | ||
○尾辻委員 今、非常にSNS、インスタグラムとかがはやっている中で、やはり何らかちゃんと規制をしていかなきゃいけないと思うんですね。明らかにこれは宣伝なんだということがわかるようにしていかないと、これはどんどん広がっていくというふうに思いますので、ここについて、今これだけ広がって...全文を見る | ||
○尾辻委員 やはり、私もインターネットで調べたら、今言ったような効果をうたったりとか、たくさん出てくるわけです。ですから、一部ではそうやってされているんでしょうけれども、全体には広がっていないんだ、つまり、実効性が今問われているんじゃないかというふうに思います。 科学的な根拠...全文を見る | ||
○尾辻委員 次から次へ新しいこういうものが出てきているんですね。しっかりと規制の方法を考えていただきたいと思います。 以上で終わります。ありがとうございました。 | ||
11月12日 | 第200回国会 衆議院 消費者問題に関する特別委員会 第3号 議事録を見る | ○尾辻委員 立憲民主・国民・社保・無所属フォーラムの尾辻かな子です。 きょうは、衛藤大臣、所信に対する質疑ということで、順次御質問をさせていただきたいというふうに思います。 消費者問題に対する質疑の前に、衛藤大臣の政治理念や政治の姿勢についてまずはお伺いをさせていただきた...全文を見る |
○尾辻委員 今、御自分の、自分なりの御判断だというふうにおっしゃったかと思うんですけれども、まず、憲法十四条一項に反するという判決をどのようにお受けとめになって、そして自分の判断で棄権されたのかということについてお聞かせください。 | ||
○尾辻委員 これはやはり大きなことだと思うんです。司法が違憲だと判断したことについて立法府の一員として棄権をされたということは、三権分立ということをどう考えておられるのかということ、さらには、少子化担当大臣でもあられます。この非嫡出子への、半分ですね、相続が半分になるという差別に...全文を見る | ||
○尾辻委員 ちょっとお答えになっていないかと思うんですが、差別をどう考えておられるのかということについてお答えください。 | ||
○尾辻委員 まあ、これは過去のことですから、今、少子化担当大臣でもあります。さらには、一億総活躍ということでもありますし、消費者問題の担当大臣でもあります。こういったところで任務を果たすためには、やはり婚外子に対しての相続差別を是認する立場では、これは私はやっていけないと思います...全文を見る | ||
○尾辻委員 それでは、確認させていただきましたので、消費者に関する質問に参りたいと思います。 二〇〇九年九月一日に、消費者庁、発足をいたしました。ことしで十年という節目を迎えます。あわせて、消費者委員会も十年という節目であります。この十年を評価し、そして検証して、そして次の十...全文を見る | ||
○尾辻委員 私がお聞きしたのは、消費者庁としての理念、使命があるかと思いますが、その使命について、決められている部分、明文化されている部分があると思いますが、それについてお答えいただきたいと思います。 | ||
○尾辻委員 ちょっとここはもう確認だけだったんですが、消費者庁の使命というのは一番最初のところに書いてありますよね。消費者行政のかじ取り役として、消費者が主役となって、安心で安全で豊かに暮らすことができる社会を実現する、これをちょっとお答えいただきたかったんですけれども。これを確...全文を見る | ||
○尾辻委員 自治体への働きかけだけで本当に自治体は自主財源を出してくれるのかということは、やはり疑問があるわけです。 そして、やる気のある首長さんのところはどんどん進みますけれども、やはり財政が厳しいところというのはどうしても後回しになって、全国一律という質の高い相談をどうや...全文を見る | ||
○尾辻委員 大臣も、地方消費者行政が大事だという思いはしっかりわかっていらっしゃると思います。ただ、今までの推進交付金の削減とか強化交付金の出し方で、自治体は実際困っていらっしゃるんですね。 ぜひ、その生の声、更に聞いていただきたいということを思いますし、現場の消費生活相談員...全文を見る | ||
○尾辻委員 よろしくお願いしたいと思います。 消費者がどこに住んでいても質の高い相談、救済を受けられる体制整備が本当に大事ですので、大臣、よろしくお願いしたいと思います。 次に、ちょっと時間がありませんけれども、預託法のことについても、先ほども質疑がありましたけれども、お...全文を見る | ||
○尾辻委員 これについて、預託取引被害弁護団三団体、記者会見までされたんですよ、この消費者庁の受けとめについて。こういうことを言っているんですね。消費者庁は、消費者行政の司令塔としての役割を失っているかのように見えて愕然とする、消費者庁をつくるために頑張った応援団が、こんな消費者...全文を見る | ||
11月22日 | 第200回国会 衆議院 厚生労働委員会 第6号 議事録を見る | ○尾辻委員 立国社の尾辻かな子です。 二十分間という限られた時間になりますので、簡潔な御答弁、御協力をよろしくお願いしたいと思います。 最初に全世代型社会保障検討会議の議事録削除についてお聞きしようと思っていたんですが、かなり質問が重複しておりますので、この部分はいたしま...全文を見る |
○尾辻委員 四と五は当たらないということでよろしいですか。確認です。 | ||
○尾辻委員 これが大問題なわけです。 というのは、では、実際、職場でカミングアウトしている、自分は当事者だと言っている人がどれぐらいいるのかというと、例えば、よりそいホットラインという相談の記録からデータをとってみますと約一五%。それも、これはXジェンダーという方も入っている...全文を見る | ||
○尾辻委員 こういう発言が職場で当事者がいなくても行われることについて、これは問題だと思われませんか。 | ||
○尾辻委員 研修会とかパンフレットでは、このことについてはしっかりとやっていかれる。パワーハラスメントのここには入っていないけれども、そういった類型も含めてしっかりやっていっていただけるということでよろしいでしょうか、大臣。 | ||
○尾辻委員 おとついの雇用均等分科会、私も実は出席をさせていただいていました。その中で、例えば不快に思ったら相談に乗るとかいう話も答弁で聞いているんですね。 お願いしたいのは、不快に思ったら相談に乗るという事後だけではなくて、やはり事前に起こらないようなことを、ちゃんと周知啓...全文を見る | ||
○尾辻委員 それは、指針に書かれていなければどこで担保するのかという話なんですね。文で書いていなければ、これはそうだと言われても、皆さんに知っていただくことができないわけなんです。どういう形でこれからやっていかれるのかということについて、お答えいただきたいと思います。 | ||
○尾辻委員 その周知というのは、具体的にはどういう方法でされることになるんでしょう。 | ||
○尾辻委員 ちょっと中身を聞いたんですが、お答えいただいていないんですね。 慣習とか、結局そこが問題で、足が痛くても靴を履き続けるとか、例えば、女性はコンタクトでやらなきゃいけなくて眼鏡を着用してはならないみたいなことがビジネスルールとして現実に起こっているということを考える...全文を見る | ||
○尾辻委員 今現実に、例えば、この前の参議院のところでもありましたとおり、連合さんの調査においても、やはりルールが結構決まっているということで、男性と女性によって、女性だけヒールのある靴とかコンタクトだということがありますので、ぜひこの辺を考えていただいて、ガイドラインを変更する...全文を見る | ||
○尾辻委員 確認をいたしました。 これは今非常に問題になっているところで、この指針案から抜けることで何もされないということでは本当に困りますので、この四の措置のところをしっかりしていただきたいというふうに思います。 先ほど申し上げたように、このパワハラの指針案、これからパ...全文を見る | ||
11月26日 | 第200回国会 衆議院 消費者問題に関する特別委員会 第4号 議事録を見る | ○尾辻委員 立国社、尾辻かな子です。 ちょっと質問時間が短くなっております。簡潔な御答弁をいただければというふうに思います。 きょうは、十月一日からの消費増税に伴っての、九カ月間のキャッシュレス・消費者還元事業のことについてお伺いをしていきたいというふうに思います。 ...全文を見る |
○尾辻委員 ありがとうございます。 最近、やはりスマートフォンを使った決済サービスを利用される方がぐんとふえております。 ちなみに、きょうちょっと取り上げるのは、コンビニエンスストアのファミリーマートなんですけれども、ここは実は、十一月一日の発表では、ファミペイというアプ...全文を見る | ||
○尾辻委員 会員規約は、残高スライド元利定額方式、リボルビング払いというふうになっているんです。このカード一択しかないのは、私はやはり問題だと思います。 いろいろな、もちろん、店頭に行って、そしてパソコンで支払い方法は変えられますけれども、これが結局、政府が進めているキャッシ...全文を見る | ||
○尾辻委員 ぜひ実態把握と注意喚起、お願いしたいと思います。 以上で終わります。ありがとうございました。 |