小野寺五典

おのでらいつのり

小選挙区(宮城県第六区)選出
自由民主党
当選回数8回

小野寺五典の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月11日第142回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号
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○小野寺委員 私は、自由民主党を代表して、三先生に質疑をさせていただきます。  まず初めに、お忙しいところをおいでいただきまして、どうもありがとうございます。  現在、平成十年度の予算の審議をしているところでありますが、先ほどお三方、皆さんの御意見を伺わせていただきまして、ま...全文を見る
○小野寺委員 確かに、いわゆる九兆円という数字に関してはそれなりの意味があるとは思うのですが、その一番の根っこにあります、ここ七、八年ずっと財政出動をいろいろな形でしてまいりました。減税に対してもいろいろな形でしてまいりました。それが本当にもし効果があるのであれば、実はしっかりし...全文を見る
○小野寺委員 まさしく今のお話の中にありました、ストック化した中で消費者が賢くなったということを私も非常に感じておりまして、本当に、減税、でも国家財政は大きな赤字があるということを皆さん知っております。どうせいつかは増税になるんだろうというような中での恐らく減税策中心の経済政策で...全文を見る
○小野寺委員 やはり現実の経営の中で、貸し渋りあるいは保証渋りということが重要な問題になっていると思うのです。金融安定化二法でいろいろな対策を打っておりますし、また、金融システムの安定化もようやく近々進んでいくというような状況になりますが、その中で、こういう現実に起きている貸し渋...全文を見る
○小野寺委員 どうもありがとうございました。今後とも頑張ってまいりますので、ぜひ御助言のほど、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。
03月19日第142回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第1号
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○小野寺分科員 自由民主党の小野寺五典です。本日は遅くまで大変御苦労さまです。  きょうは、特に私も農林水産業を愛する議員として、またそういう地域からお支えをいただいている議員として、まず、この農林水産業を守り、そして将来に明るい見通しを持ちたい、そういう共通の認識で御質問をさ...全文を見る
○小野寺分科員 非常に米の環境が厳しい中で、何とかその生産調整をし、それから政策的に転作をしよう、そういう御努力は理解できるのですが、その中で土地改良事業、この事業の中で幾つかいろいろな声を地域から聞きます。特に、土地改良事業の場合、最近、負担金という問題が大分クローズアップされ...全文を見る
○小野寺分科員 私が幾つかの農家あるいは土地改良区で聞いたところによりますと、一年間に大体二万円から二万五千円ぐらい一反歩当たりかかるというようなお話を聞いています。それでは、現在国が生産調整を行っているのですが、その生産調整の補助金、これは平均的に一反歩当たりどのぐらい出ている...全文を見る
○小野寺分科員 多い方で五万円、少ない方で四千円。それから、例えば調整水田、水を張った場合ですと一万八千円か九千円ぐらいだと思うのですが。そうしますと、じゃ、生産調整をしろということで生産調整をします、それで、例えば水を張ってそのままにしておく、それで一万八千円か九千円ぐらいが農...全文を見る
○小野寺分科員 まず、現在専業農家ほど、要するに稲作をやってはなかなか生産が上がらない。ですから、田んぼをやっていてもだめなんですよね。その中で減反をして、じゃ、全部減反しようか。減反してもやはり何千円か負担金を出さなきゃいけない。ですから、もう完全にどうしようもない状況でありま...全文を見る
○小野寺分科員 そういう実態があります。ぜひいろいろな形で日本の農業のために御尽力いただければと思います。  次に、畜産業の振興についてお伺いしたいのですが、畜産業、実は日本の農業生産の約四分の一を占める重要な産業であります。その中で、特に肉用牛などの肥育については、例えばこれ...全文を見る
○小野寺分科員 この畜産業、若者の地域への定住という意味でも非常に重要な意味を持っておりますので、ぜひしっかりとした政策をお願いしたいと思います。  それでは、最後に水産業についてお伺いしたいと思います。  実は、ここ、非常に景気の低迷もあります、あるいは接待自粛等の問題もあ...全文を見る
○小野寺分科員 マグロ漁業にかかわらず、日本の水産業といいますのは早くから国際化をしました。国際競争力の中で一生懸命努力をしてここまで日本の水産業というのを保ってきているわけですが、なお一層の御助力をお願いできたらと思います。  その中で、特に今問題となっていますのが便宜置籍船...全文を見る
○小野寺分科員 御努力されていることは重々わかっております。ぜひ今後とも、資源保護、管理に関するイリーガルなこのような操業に関しては、国際的な資源管理の問題もありますので、厳しい目で監視していただければと思います。  それでは最後に、大臣、お待たせいたしました。  このように...全文を見る
○小野寺分科員 ありがとうございました。長時間感謝しております。  これからもぜひ、この農林水産業、大事でありますので、発展のため御助力いただきますよう、また私どもも一生懸命頑張ってまいります。ありがとうございます。
04月16日第142回国会 衆議院 農林水産委員会 第13号
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○小野寺委員 おはようございます。自由民主党の小野寺です。  きょうは、農地法について質問をさせていただきます。  まず、日本の農地でありますが、御存じのとおり、世界的に比較してみましても、非常に農地が小さいということが前から指摘されています。例えば、一人当たりの農地でありま...全文を見る
○小野寺委員 今の地方分権推進委員会、私の恩師であります西尾勝先生がいろいろな形で一生懸命今回の農地の問題についてもお話を進めていたというふうに、先生から伺っております。  その中で、実際、こういうふうに、農地の転用について都道府県知事の権限を拡大するというような背景といいます...全文を見る
○小野寺委員 具体的に、例えば、ざっと大づかみでいいのですが、申請をされた場合、その申請というのは大体すべてそのまま許可をされるのか、あるいは内部で、申請に当たっては審査の上で、ちょっとこれは転用は難しい、そういうふうな判断をされるのか、そういう比率というのはどのぐらいなんでしょ...全文を見る
○小野寺委員 今のお話でありますと、申請しても九九%が許可される。  ちょっと現地を歩いて伺いますと、どうも現場では、実際に転用の申請を出すというときに当たって、市町村の農業委員会がかなりその裁量を持っている。しかも、それが県に上がった段階で九九%認められるということになります...全文を見る
○小野寺委員 ですが、九九%がそのまま申請の中で農地転用を認めるというような状況でありますよね。そうすると、今言ったようなお話は確かに理解はできるのですが、それでも、すべて、農振地域であれば一括して四ヘクタール以下の農地転用に関しては都道府県がその権限を持つ、それについてはちょっ...全文を見る
○小野寺委員 ですが、現地の農業委員会の方々のお話には、そういうふうな意向は余りこちらでは聞こえてこないのです。  ちょっとお伺いしたいのですが、農業委員会の役割というのでしょうか、立場というのは、これはいわゆる行政委員会という形で考えていいものなのか、その位置づけについて、あ...全文を見る
○小野寺委員 今のお話ですと、農業委員会というのは基本的に地元の農業をよく知っている農業者から選ばれている、しかも行政機関に準ずるものである。これだけ意味合いがすごく重い機関にもかかわらず、どうも、お話の中では、全体に余り信じられないから都道府県の権限にとどめておくべきだという矛...全文を見る
○小野寺委員 制度的な理解とすれば今のような御答弁にならざるを得ないのでしょうが、現在の現実的な状況から見ますと、もう少し農業委員会の立場ということを理解して、例えば権限の移譲というのをさらに都道府県から農業委員会に進めるというような検討も今後必要じゃないかというふうに私は考えて...全文を見る
○小野寺委員 ぜひもうちょっと現場を歩いていただきたいというのが私の率直な感想でありまして、少なくとも農村地域におきまして隣接する隣の町、ほとんど農地は一体化しています。そういう中で、親戚も多いですし、隣の農地、農業の状況というのは地元の農業委員会の方が一番よく知っています。むし...全文を見る
○小野寺委員 農業生産法人の導入に当たりましても株式会社形式ということが一度議論されたというふうに伺っております。その中で、株式会社という形で法人が成り立つということになりますと、当然農地を取得した後に、その株の売買、株の移動によってその株式会社自体が農地を今後どう活用するかとい...全文を見る
○小野寺委員 きょうずっといろいろな話をした中で、私の方で主張したいことが二点あります。  それは第一点は、農地の転用の問題でありますが、この権限というのを、今回は都道府県でありますが、もっと使いやすい形で、現場で一生懸命頑張っています農業委員会、ここがその一義的な適否審査を現...全文を見る
05月15日第142回国会 衆議院 内閣委員会 第9号
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○小野寺委員 おはようございます。自由民主党の小野寺五典です。本日はよろしくお願いいたします。  まず、今回の情報公開法案ですが、これは行政改革の大きな柱になる非常に大きな問題、意味のあるものだと思っております。行政のむだ、不正が一体どこにあるのか、それを正すこと、あるいは、今...全文を見る
○小野寺委員 ちょっと確認しますが、すべての国で外交、防衛に関しては、例えば今の秘密指定があったようなそういう規定が必ずあるのでしょうか。今、すべてとおっしゃいましたが。
○小野寺委員 それでは、三派案についてお伺いします。  同じく、外交、防衛、捜査情報の取り扱いについて、その内容について教えていただきたいと思うのですが。
○小野寺委員 今の三派案の中で特に自分が考えますのは、例えば、最終的な判断を司法の場にゆだねる、それは、特にこの外交、防衛の問題、これが本当に裁判所で判断できるのかどうか。法の解釈の問題ではありませんので、非常に国際的な、国際関係の問題あるいはいろいろな防衛情報の問題、外交情報、...全文を見る
○小野寺委員 さきの戦争に関しては、本当に私どもも同じような気持ちであります。  ただ、この防衛情報に関しましては、確かに、日本がおっしゃるような形で公開しても、これは対外的な部分で、ほかの国が公開をしておりません、当然でありますが。そうしますと、トランプでいえばカードの部分で...全文を見る
○小野寺委員 同じくこの存否情報に関してですが、三派案では、存否に関する情報の規定を、外交、防衛、捜査、個人に関する情報という形で限定していると思うのですが、それについての理由を教えてください。
○小野寺委員 その際、ここに企業あるいは先端情報その他の規定が入っていないと思うのですが、例えば新薬の開発を申請しますということで、厚生省に今そういう申請が出ているかどうかということ自体の存否とか、イエス、ノーで、例えば企業活動に影響を及ぼす、あるいは先端技術の開発に影響を及ぼす...全文を見る
○小野寺委員 そうしますと、理解として、例えば、企業が初めから非開示を前提に情報を提供した、あるいは、これに関してはその存否について明らかにすることでも企業活動に影響を及ぼすという場合には、解釈上その情報に関しては存否を明らかにしないというふうに考えていいのでしょうか。
○小野寺委員 ただ、通常の企業の活動の中で、新薬の申請を出したかどうかということ自体が企業間競争ではすごく重要な意味合いを持つような感じがするのですが、同じように、いろいろな先端技術の分野で、例えばがんに対する新薬をつくりました。それが認められるかどうかは別として、内容は別として...全文を見る
○小野寺委員 考え方の違いかとは思うのですが、私がもし企業経営をしていれば、申請を出したか出さないか、こういう実例というのはいろいろ広がると思いますが、あるかないかだけで実は重要な情報になってしまうという部分もかなりあると思いますので、私個人としてあるいは我が党としては、やはり政...全文を見る
○小野寺委員 御趣旨は非常によくわかるのですが、これが法律として成立しますと、先ほど言いました本来存否自体が大きな問題となるような事項もございますので、それに関してはしっかりとした規定を設けるべき、ですが、それが乱用につながらないような形でしっかりと行政監視をするべきだというふう...全文を見る
○小野寺委員 行政に問い合わせれば、情報公開で求めれば、そこを通じて、こういう公益法人の情報も得られるというようなことで判断をしたいと思っています。  今回このような形で、情報公開法、本当に待ちに待った形でありますが、一刻も早くこれを成立させまして、適正な形で運用していただきた...全文を見る
05月27日第142回国会 衆議院 内閣委員会 第10号
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○小野寺委員 小野寺五典です。きょうは、自由民主党を代表しまして、参考人に質疑をさせていただきます。  日ごろこういう活動に大変御尽力いただきまして、参考人の皆様には大変ありがとうございます。特に塩野先生には、要綱案作成に御尽力いただきまして、感謝しております。また、高橋参考人...全文を見る
○小野寺委員 今の防衛外交情報につきまして、特に政府案につきましては、最終的な判断というのがいわゆる政治に任されているといいますか、そういうふうな問題があると思うのですが、三派案につきましては、最終的に司法の判断に任すというような解釈ができると思いますし、また共産党案につきまして...全文を見る
○小野寺委員 それから、今回、不開示情報の中でもう一つ議論となっていますのが意思形成過程情報の問題であります。  特に政府案につきましては、不開示情報のうち、審議、検討の意思形成過程、この過程というのがかなり重要な意味合いを持ちます。また、その過程の途中で幾つかの情報が外に公開...全文を見る
○小野寺委員 こういう形で、今、行政本体に関しては情報公開法で幾つかの門戸が開かれるということになると思うのですが、現在、国民の関心というのは、行政本体以外に、今回の中でもうたっておりますが、特殊法人あるいは認可法人、指定法人、そういう行政の、附属機関という言い方はちょっと変です...全文を見る
○小野寺委員 済みません、また塩野先生に。  今、特殊法人のことについて言及されたのですが、認可法人、指定法人についてはどういうふうに考えたらいいでしょうか。
○小野寺委員 今、情報公開法について、大枠について私も確かにこの政府案に対しては賛成をしておりますが、この特殊法人の扱い、それから認可法人、指定法人の扱い。特に、政府の仕事をかなり肩がわりしている、そういう指定法人、認可法人があることは塩野先生御指摘のとおりだと思います。そういう...全文を見る
06月04日第142回国会 衆議院 内閣委員会 第11号
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○小野寺委員 自由民主党の小野寺五典です。小此木委員に引き続き、情報公開法について質問させていただきます。  まず、今回の委員会審議の中で、特に一番議論が集中したところ、それが目的規定に知る権利を盛り込むかどうかというところだと思っております。そこで、まず初めに、この知る権利を...全文を見る
○小野寺委員 といいますと、結論的には、我が国の今審議しておりますこの知る権利というところとは、外国の例は少し違うというような結論かなというふうに思っています。  さらにちょっとお伺いしたいのですが、この知る権利というのが憲法上保障されているということは我が国において既に通説と...全文を見る
○小野寺委員 といいますと、この知る権利というのは、学説上の評価も定まっていない、また裁判上でもそれほど明確になっていない、そういうことでありますと、知る権利ということを今回の法律の目的規定の中に明記するということになりますと、これは、憲法解釈上はっきりしていないものを法律で確定...全文を見る
○小野寺委員 と申しますと、これは参加、監視という言葉が法律用語としてある程度限定されて使われているものであるから、立法技術的問題として、これを使うことは適当ではないということで今回使わなかったという御答弁だと思っています。  そうなりますと、まず私は、この参加、監視ということ...全文を見る
○小野寺委員 この参加、監視という考え方、確かに、私どもは国会議員でありまして、国民から選ばれております。その中で、私どもの仕事も重要でありますが、今後やはり国民の視点というのは、政府にいろいろな形で直接声を反映したい、そういう意見もあると思いますので、それも踏まえて、ぜひ実効あ...全文を見る
○小野寺委員 確かに一口に特殊法人と申しましても、いろいろな性格のものがあります。ですから、それを全部一緒くたに公開という形になってもまた性質上違うものもあると思います。ぜひその内容を精査していただいて検討していただき、私個人としましては、ぜひ認可法人についてもその範囲を広げてい...全文を見る
○小野寺委員 今のような基準という形で諸外国では情報公開については対応しているということになりますと、これは単に特殊法人ということだけではなくて、認可法人、指定法人、そういうことも恐らく基準として検討できるのではないかというふうに思っています。  ですから、政府が法律として設置...全文を見る
○小野寺委員 この存否情報ですが、さきの参考人質疑の中でも、参考人の中には、法人情報については存否情報として保護すべきものではないと言い切られた方もいらっしゃったと思います。まだ、三派案の提案者の方の中にも、法人に関する存否情報については、法人に関する不開示情報の規定で対処すれば...全文を見る
○小野寺委員 私も企業活動に関して、先ほどの経団連のお話を伺うと、特にその存否自体が企業活動あるいは企業の秘密にかかわるという中で、非常にこの点には注意をしていきたいと思っています。ですが、三派案の先ほどのお答えにありましたが、存否情報というのが乱用につながるというようなことがな...全文を見る
○小野寺委員 ぜひ、重要な課題でありますから、慎重に審議、検討し、納得のいける結論を出していただければというふうに思っています。  それでは次に、地方公共団体への要請の内容についてお伺いしたいと思います。  今回の情報公開法案第四十条ですが、「地方公共団体は、この法律の趣旨に...全文を見る
○小野寺委員 こういう形で情報公開法というのが制定されますと、既にあります各都道府県、各市町村にもありますが、この情報公開条例というものとの関連性というのでしょうか、これが非常に重要な議論になってくると思います。  せっかくの地方自治体が先行している試みでありますので、ぜひこの...全文を見る
○小野寺委員 ぜひ、今御答弁の内容で、しっかりとした対策をお願いしたいというふうに思っています。  それでは、これもまた議論がかなりあったところでありますが、土地管轄の問題、原告住所地での訴訟提起を認めることの妥当性ということについて、政府にお伺いしたいと思っています。  原...全文を見る
○小野寺委員 済みません、今のは、検討をしていくということなんですが、それは前向きの検討なのでしょうか、それとも、現段階ではなかなか厳しいということなのでしょうか。
○小野寺委員 済みません、まだ新人なものですから、なかなか言葉によく理解できない部分が多くて、恐らく、実情に合わせて、これから御不満がないような形でやっていくというようなことかと思います。  このような訴訟管轄の問題につきましては、恐らくおっしゃりたい内容というのは、同一の文書...全文を見る
○小野寺委員 私は衆議院議員となりましてまだ半年であります。ですから、今までは外から国会議員を見ておりました。その中で、ここまで国会議員、衆議院、参議院も含め、一生懸命国のために議論しているということを、実は気づきませんでした。改めて、大変な御努力を皆さんされているな、また各省庁...全文を見る