小野寺五典

おのでらいつのり

小選挙区(宮城県第六区)選出
自由民主党
当選回数8回

小野寺五典の2012年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月02日第180回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○小野寺委員 自由民主党の小野寺五典です。  きょうはテレビ中継は入っておりませんが、ネットで見ている方もいらっしゃるので、パネルを使わせていただきたいと思っております。きょうは復興について中心に聞かせていただきたいと思います。  まず、防災集団移転事業について、実はこれは、...全文を見る
○小野寺委員 ちょっと大臣に、改めて御指摘をして、再度認識をいただきたいと思います。  今、市街地の整備事業については、実はこれは、国交省の指示として、一つの市の中で二カ所しかだめだ、しかも面積も一定面積しかだめだという指摘が出ているんですよ。ですから、気仙沼市でいえば、松岩地...全文を見る
○小野寺委員 ぜひその指導に期待をしておりますし、うまくいかない場合には、累次の委員会もございますので、その中でまた繰り返し御指摘をさせていただきたいと思っています。  さて、もう一つ。実は今回、これは大変私どもも期待をしているんですが、復興交付金の制度がございます。  きょ...全文を見る
○小野寺委員 それから、基幹事業の中で土地区画整理事業があるんですが、これは実はつくるのに、一年以上設計にかかります。そうすると、もう既に被災地では、工場等が自分で再開したいということで、事業者が自分で盛り土をしている、そういうところもございます。  本来、こういう効果促進に係...全文を見る
○小野寺委員 これは決して事業者の指摘ではなくて、自治体からの指摘ということですので、当然自治体から、ここのかさ上げについては、例えば去年の夏に、カツオの水揚げをするために氷をつくるから、緊急にやらなきゃこれは市場として機能ができないじゃないかとか、冷蔵庫が必要だとか、そういうこ...全文を見る
○小野寺委員 もう一点だけ、またちょっと細かいお話ですが、被災地は本当に瓦れきの山です。ですが、その中に学校がようやく開校しました。そして、夕方になるとどうしても、下校が暗くなります。街灯の整備、これを今回の基幹事業で認めてもらうことになりました。  ところが、街灯の整備は市道...全文を見る
○小野寺委員 通学路をせめて明るくしてあげたいという親御さんや住民の気持ち、それをぜひ酌み取っていただいて、そこが何道であるからということで事業の対象になる、対象にならないということはぜひないようにお願いをしたいと思います。  さて、瓦れきのお話を少しさせていただきたいと思いま...全文を見る
○小野寺委員 同じように、例えば汚染稲わら、これも、まだ全く処分できずにみんな山積みになっているんですが、もし燃やした場合、それが灰になっても基準値以下というふうに考えていいんでしょうか。
○小野寺委員 稲わらもそうですし、それから瓦れきもそうなんですが、国の方は、これは基準値以下だから畑にすき込んでも大丈夫、そういう話をしますし、あるいは、今お話しされた灰については、これは燃やして濃縮されても基準値以下だから大丈夫、そういうお話をされるんですが、それを実際やらなき...全文を見る
○小野寺委員 それから、もう一つ心配なのは、実はアスベストの問題です。  従前から、アスベストが中皮腫の大きな原因になると言われています。これは長い時間かかって出てきます。  今、瓦れき、これは実はまだ解体されていないものがたくさんあります。そして、昔アスベストを使った建材も...全文を見る
○小野寺委員 ぜひお願いしたいと思います。  今まで、こういう復興の問題、これを最前線でお話をさせていただきました。そろそろ震災から一年近くになります。そろそろここで当時のことを改めて検証する時期だと思います。  最近、地震が多発しています。今回私どもが被災したこの津波、もし...全文を見る
○小野寺委員 きょうは官房長官に来ていただいています。何が起きたかをお話しします。  気象庁が一番初めに発表したこの津波警報、宮城最大六メートル、岩手、福島三メートル、この高さを見て、高さを聞いて、各自治体は何を判断したか。消防団は何を判断したか。海岸に行って門を閉めれば、防潮...全文を見る
○小野寺委員 長官、今回の津波はどれだけのものが来るかわかっていたんです。わかっていたんですよ。ちょっとお話しします。  ここに二枚の資料があります。実は、三陸地方、津波の心配があるから沖合にGPSの沖合波浪計というのを浮かべていて、そして、そこに来た波の高さで、津波が何メート...全文を見る
○小野寺委員 もう起きてしまったことを、今さらのことはありませんが、後で議事録を見ていただければ、そのときに指摘した、そして、このときにちゃんとオンラインでつながっていれば、市役所にも、そして気象庁にも、実はこの沖合波浪計のデータというのは気象庁には行っておりました。このときも実...全文を見る
○小野寺委員 陸前高田市、ここは三メートルという予報、そして多くの消防団の方が、あそこの大きな、陸前高田の高田松原のところの防潮堤の作業に行きました。そして、津波にのみ込まれて亡くなった方が大変多い。これは、申しわけないんですが、気象庁のこの発表、これが大きな問題だったと思います...全文を見る
○小野寺委員 今、豪雪で大変です。さまざま、気象庁の予報や今回の警報、地震、そういうことで多くの方が頼りにしています。ですから、しっかり、少しでも予知の精度が上がるように努力をしていただきたいと思います。  ここまでで防災関係は終わりですので、どうぞ、長官はお戻りになって結構で...全文を見る
○小野寺委員 済みません、実は、こういう口上書を中国以外の国に今まで出したことがないと聞いておりますし、今回、中国に対してこういう口上書を出したことは初めてだと聞いています。ということは、なぜこんな異例なことをわざわざ口上書で出すのか。  委員長にお願いしたいのは、ぜひ、この日...全文を見る
○小野寺委員 以上で質問を終わります。
02月20日第180回国会 衆議院 予算委員会 第12号
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○小野寺委員 自由民主党の小野寺です。  初めに、外交、安全保障のことについてお伺いをいたします。  防衛大臣、土曜日、沖縄視察、御苦労さまでした。沖縄の視察の中で、防衛大臣、これは記者会見で見ますと、知事とお会いをされて、あくまでもやはり普天間の危険性除去、そして辺野古への...全文を見る
○小野寺委員 御視察をされて、改めて、やはりここへの移設が重要だということをお感じになられたと思います。  それではもう一つお伺いしますが、恐らくきょうにでも、沖縄の知事の方から、条例に基づく環境影響評価の返答があると思います。従前の返答ではかなり厳しい返答というふうに伺ってお...全文を見る
○小野寺委員 昨日、防衛省に確認しても、この知事の意見は、あくまでも修正という形で、防衛省としては修正をし、そして当然地元の御意見もありますが、最終的に埋め立ての申請を行う、この手順は変わりないということでよろしいんでしょうか。
○小野寺委員 手順に従うと。この埋立申請の時期については、外務大臣が、秋以降というお話も一部報道では伝わっておりますが、恐らくこれからいろいろな形でしていくんだと思います。  その中で、防衛大臣にもう一つお伺いしたいのは、実は、従前から国会で議論になっている、例えば対馬あるいは...全文を見る
○小野寺委員 防衛大臣に一つお伺いするのは、自衛隊に隣接するような、あるいは周辺の土地を外国人の方が所有することは、安全保障上、防衛省の立場として、これは適当なことか適当でないことか、そのことをお伺いしたいと思います。  これは自衛隊の基地の話ですから、防衛省にお伺いをしたいと...全文を見る
○小野寺委員 単純にお答えいただきたいんです。  自衛隊の周辺のところを外国人の方が所有し、そこがどのような国かはわかりませんが、例えば、日本の安全保障上、さまざま今懸案となっているような国等であれば、当然、これは防衛省として問題である。だから、政府全体で今その規制についても検...全文を見る
○小野寺委員 防衛省として断固対処していくということで、一つ安心をしました。  そこで、防衛大臣にもう一つお伺いしますが、先般、沖縄を視察され、そして辺野古崎に行かれたと思いますが、今、皆様のお手元に辺野古崎の航空写真の資料をお配りしております。  大臣にお伺いしますが、辺野...全文を見る
○小野寺委員 大臣、辺野古崎のすぐ向かい、ちょっと見てください。辺野古の真ん前にあるこのカヌチャのところが、今、外国資本が具体的に買いに来て、私は、きょうも午前中、ここの経営者の方にお話を伺いました。もう契約のかなり近いところまで来ているということ。  外国資本とお話ししました...全文を見る
○小野寺委員 実は、このカヌチャベイの問題というのは、かなり以前から、これは自民党政権下で、この所有者の方と議論をして、ここは安全保障上大事なところだということでさまざまな意見交換をし、一つの方向を模索しておりました。  ところが、政権がかわって全くその交渉がない。そして、今手...全文を見る
○小野寺委員 大臣、私の質問は、もしここが外国資本に買われてしまい、そしてその外国資本が例えば我が国と安全保障上さまざまな問題がある場合に、このキャンプ・シュワブへの、辺野古への移転というのはできなくなるんじゃないですかということをお伺いしました。  もう一度お答えしていただけ...全文を見る
○小野寺委員 ちょっと伺いますが、先ほど大臣は、一番初め、今のこの話について、この外国の購入については、今回の沖縄の視察のとき、現地に行ってそういう問題があるということは聞いたというお話を伺いました。大臣は、具体的にこの土地の所有者、経営者と接点を持ち、このことについてお話をした...全文を見る
○小野寺委員 大臣、だまされないでくださいよ。私、きょう午前中、つい三十分前、この経営者の方とずっとお話をしていたんですよ。そして、その方が言うには、全く今の政府は私たちのことを聞いてくれない。そして、環境影響評価についても、ここは影響はありませんということで外されている。そして...全文を見る
○小野寺委員 私は、これは大変重要で、しかも、もしここが仮に、もう契約の近くまで来ているというんですよ、そこまで行っている中で、外国資本の方がここを所有してしまったらこの話自体が全く水泡に帰してしまうんじゃないかという危険性があるから、わざわざここでこうやってお話をしているんです...全文を見る
○小野寺委員 アメリカから言われているとか言われていないじゃなくて、これは我が国がきちっと……(玄葉国務大臣「いや、おっしゃったから」と呼ぶ)いや、それは違いますよ。米国から言われているじゃなくて、これは、もし実際ここを外国が所有してしまったら、今回の安全保障の問題あるいは日米関...全文を見る
○小野寺委員 何もやっていないじゃなくて、ずっとやってきたんですよ、自民党はこれを。そして、ここの所有者の方ともさまざまな議論をしていたんですよ。でも、政権がかわって何もない。  いよいよ、もうその契約をどうしようかというところまで来ている。そして、そのことを危惧して、沖縄県と...全文を見る
○小野寺委員 ちょっと防衛大臣にお伺いしますが、冒頭で防衛大臣は、これは政府内で検討しているとお話しになっていました。でも、今、法務大臣は、これはそれぞれの役所で決めるので、自分たちはあずかり知らないというお話だったと思います。  もう一度お伺いします。これは自衛隊の基地の話で...全文を見る
○小野寺委員 法務大臣、今、防衛大臣の方から、改めて法務大臣に要請するということがここでございましたので、これを受けて法務省として検討されるかどうか、改めてお伺いしたいと思います。
○小野寺委員 きょう午前中の質疑でこの問題を取り上げさせていただいたのは、これは私もまさかと思ったんですが、実は今回、辺野古の周辺のところで外国人が事実上土地を購入したいという申し出があり、そして、その中で具体的に話が進む可能性が出てきた。その中で、もしここが安全保障上問題が出て...全文を見る
○小野寺委員 最後に、法務大臣に改めてお伺いします。  最終的には、これは外国人土地法の改正になるのか、あるいはどういう形での制限になるかわかりませんが、少なくともこれは、今防衛大臣がお話しされたように安全保障上大変重要な問題ですので、法務省としてしっかり取り組んでいただきたい...全文を見る
○小野寺委員 ありがとうございました。  これで午前中の質疑を終わります。ありがとうございました。
○小野寺委員 自由民主党の小野寺五典です。  午前中に引き続き協議をさせていただきます。  きょう、実は、沖縄から環境影響評価に対する答申が届くという日にちの締め切りになっております。きょういらしております外務大臣、防衛大臣、それから法務大臣、この影響評価の話を受けて実は質疑...全文を見る
○小野寺委員 それでは、ぜひ、沖縄の意見、知事の意見を含めてしっかりと対応していただきたい、そのように思っております。  済みません、質問する内容がまだ届いていないということで、三大臣については御公務に戻っていただいて結構です。ありがとうございました。  それでは、きょうは東...全文を見る
○小野寺委員 ちょっと社長に失礼な言い方でお伺いしますが、電力の社員の方は、この震災以降、給料の遅配あるいはボーナスの遅配というのはありましたでしょうか、お伺いいたします。
○小野寺委員 電力の方は、多少、二割カットということになっても、給料はきちっきちっと出ていますしボーナスも出ていると伺っております。ですが、被害者である農家の皆さんのこの補償については、なぜか十月分までしか清算をされていない。  そして、実は農家の皆さんが困っているのは、その補...全文を見る
○小野寺委員 ぜひ誠意ある対応をお願いしたいのと、それから、今からちょっと風評被害のことについても触れさせていただきますので、しっかり聞いていただければと思っております。  実は、こういう形で汚染稲わらを食べた牛の出荷制限ということ、あるいは既に出荷できないさまざまな農産物、観...全文を見る
○小野寺委員 そんな中で、今回、厚生労働省の方から、食品の放射能の基準の厳格化、こういうことが方針を示されたと思います。その方針について、厚生労働大臣にお伺いしたいと思います。
○小野寺委員 四月から規制が厳しくなる。例えば、野菜については五百ベクレルが百ベクレル、穀物についても五百ベクレルが百ベクレル、肉、卵、魚も五百が百ベクレル、飲料水は二百が十ベクレル、牛乳・乳製品は二百ベクレルが五十ベクレル、乳幼児用の食品は五十ベクレルを新しい規制値にする、こう...全文を見る
○小野寺委員 ここで指摘させていただきたいのは、四月に厚生労働省が基準を厳しくすると急に決められて、そして、多分、農水省も慌てて、さまざま餌の基準を厳しくすることに決めたんだと思うんですが、もう既に今、四月以降出荷される牛というのは以前の基準値の餌をずっと食べているわけです。 ...全文を見る
○小野寺委員 それでは農水大臣にお伺いしますが、この基準値以下の餌、例えば牧草であったり稲わらであったり、こういうものの手配という、いわば規制ではなくて、むしろ政策の方でどのような対応をされているか、お伺いしたいと思います。
○小野寺委員 まず、新聞には、四月一日から厳しくなる、厳格化という話が出ています。そして今、厚労大臣は、暫定措置で十月までいいんですよというふうにおっしゃいますが、恐らく今、それぞれの流通の過程で、みんな自分ではかっています。自分ではかっていて、もう既に四月から厳しくなりますよと...全文を見る
○小野寺委員 もうちょっと詳しく説明をさせていただくと、実は、基準値の大体十分の一ぐらいまで測定しないと安定した評価できる数字じゃないということらしいんです。そうすると、今まで、五百ベクレルであれば五十ベクレルまで測定できるシンチレーションの簡易型の数百万のもので対応できたけれど...全文を見る
○小野寺委員 大臣、順番が逆なんですよ。そういう基準をきちっと決める、どうやって測定できるかわかる、そういうことを決めてから本来規制を厳しくするべきで、規制を厳しくすることを初めに決めておいて、そして、今言ったような問題がわかってきたから、どうやって測定できるんだ、どうやってマニ...全文を見る
○小野寺委員 今、皆さんお伺いしましたか。全国で百台しかないんですよ。何万も申請、検査がどんどん来ているわけですよ。例えば安住大臣の地元だって、農家の皆さん、自分のところで生産した、これは自分の意思でこの野菜を食べていいのか、その検査をしないと食べられない、だから、どこで検査した...全文を見る
○小野寺委員 恐らく、全国の農家あるいはさまざまな食品を扱う方は、検査しないと流通できないから、みんな自主的に検査をしているわけですよ。もし全国で二百台しかないとすれば、それで一体どこまで私たちは安全、安心が保てるのか。  さっき、急にというお話をしましたが、どう考えても、基準...全文を見る
○小野寺委員 環境大臣にお伺いします。  実は、稲わらはまだ私たちの地元に山ほど積んであります。八千ベクレル以下の稲わらは、これは田んぼにすき込んでもいいと今でも言われております、畑にすき込んでもいいと言われています。今回の基準が厳しくなること、この稲わらの対応というのは従前と...全文を見る
○小野寺委員 皆さん、例えば宮城県では、四万六千個でしょうか、まだこんなロールが残っていて、そして、それを何度も国会で聞いても、これは八千ベクレル以下だから田んぼにすき込んでもいい、畑に使ってもいいと。これが今でも基準として残っているわけですよ。  もし農家がこれをやった場合、...全文を見る
○小野寺委員 何度も文章で、八千ベクレル以下の汚染稲わらは田んぼにすき込んでも畑に使ってもいいということになっております。今の環境大臣のお話だと、それはやはり、廃棄物は自分のところの担当だけれども、稲わらなんだから、これは農水省の担当というふうに今伺いました。  では、農水大臣...全文を見る
○小野寺委員 大臣、もう一回お伺いします。  これは、一応ラッピングしていますが、片方では、農水省の方からの指示でいうと、すき込んでも、田んぼに使ってもいいということになっています。この方針は今でも変わらないんでしょうか。
○小野寺委員 パイプハウスの隔離と言うんですが、隔離はいつまでやっておけば、これは引き取っていただけるんでしょうか。
○小野寺委員 なぜ場所が決まらないかというと、いつまでこれを置いたらいいのか、そしてこれは将来どうなるのか、全く示していないから、置いたらずっと置きっ放しで何年もこうなるんじゃないかということだから、こういう状況になっています。  きょうこうやって御指摘させていただいているのは...全文を見る
03月02日第180回国会 衆議院 財務金融委員会 第4号
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○小野寺委員 自由民主党の小野寺五典です。  質問の機会をありがとうございます。きょうは、今回の予算の中で大変重要な震災復興について主に質問をさせていただきたいと思います。  まず、安住大臣、このたびは被災をされ、また御地元も大変な状況で、改めてお悔やみを申し上げさせていただ...全文を見る
○小野寺委員 今、国会で予算どり、復興のためにも頑張ってもらっていることは私も評価をいたします。ですから、私、地元を回って、恐らく気仙沼も石巻も同じ状況だと思います。逆に、大臣がもしかしたら気づかないこと、もしかしたら復興のことで知らないこと、これをむしろ私はあなたにお伝えをし、...全文を見る
○小野寺委員 今執行率のお話をしましたが、実は、新しいものをつくる、いわゆるインフラ整備の方はまだほとんど手がついていないというのが現状です。  一つ、また大臣に知っていただきたいんですが、では、人手が足りない足りないと言うけれども、ある面でむやみに難しくしていることがあります...全文を見る
○小野寺委員 もう一つ、前に進まない制度。  これは実は、政府の復興の委員でありました長岡市の森市長もお話をされておりましたが、中越地震のときには、ある程度大きな基金という形で、自治体の裁量でいろいろな仕事をすることができた。  ただ、今回は、例えば国の方で交付金事業というこ...全文を見る
○小野寺委員 弊害があることを毎日毎日地元から聞いているので、今ここで御相談をさせていただいているんです。ぜひ、こういう実態があるということを認識していただいて、最終的には財政当局の判断というのが各省庁とても大きいですから、それを柔軟化していただければと思います。  さて、今回...全文を見る
○小野寺委員 復興というのは、まず瓦れきを片づけて、そして新しく基盤整備をして、そこに建てていく。私たちの地元は、まだ瓦れきの撤去が五%しかできていない、こういうところですから、阪神のような、一年、二年で立ち上がるような状況には多分ならないんだと思います。  ですから、今回の予...全文を見る
○小野寺委員 ぜひしっかりお願いしたいと思います。  次に、少し金融のことについてお話をさせていただきたいと思います。  初めに、所管であります財務大臣にちょっとお伺いをしたいんです。  実は、東日本大震災を受けまして、各金融機関、これは、被災事業者、津波とか地震を受けた事...全文を見る
○小野寺委員 今回のこのリスケの制度設計の中に、とめている間の利子、実は、とめている間の利子はみんなかからないと思っていたわけですよ。当然、一年間猶予するし、俺たちは地震、津波で被災したんだから。ところが、利子だけはしっかり積み重なって、そして、返す冒頭にいきなりどんと請求書が来...全文を見る
○小野寺委員 これはもう間もなく、多くの方がこの問題に直面します。ですから、これが社会問題になる前に、あえて今の段階で御指摘をさせていただきますので、ぜひこのことをしっかり対応していただきたい、そう思っております。  もう一つ、きょうは、自見大臣、おいでいただきましてありがとう...全文を見る
○小野寺委員 今のお話を聞くと、相談件数の七割は既に対応されているというふうに聞いたんですが、もう一度、それでよろしいんでしょうか。
○小野寺委員 多分聞いている方はよくわからないと思うので、翻訳をさせていただくと、個人が住宅でローンを借りていて、それが流されてしまって二重ローンになった、そして何とかしたいというときに、政府が用意したのは私的ガイドライン。私的で整理をしてください、いわゆる私的で、破産のような形...全文を見る
○小野寺委員 皆さん、聞きましたか、最後のちっちゃい言葉、三件ですよ。まだ三件しか実はこの制度で整理されていない。三件ですよ。二千五百件もこの問題で悩んでいる人がいて、一年たって三件。しかもこれは、破産の整理が終わった、そしてその破産のブラックリストに載らないからよかったねと。 ...全文を見る
○小野寺委員 住宅再建できたんですか。一件だけ。
○小野寺委員 ちょっと安住大臣、自見大臣に聞いていただきたいんですが、今回、この私的整理、自分で整理をする、二重ローンの住宅ローンのために例えば私的整理をする、こういう今の仕組みでいうと、例えば、二千万の住宅ローンの残額がありました、そして津波で全て流されて、これだけが残ってしま...全文を見る
○小野寺委員 大臣、さっぱりわかりませんよ。今のお話だと、相手は金融機関で、民間だから、利子をつけて返す、そういう御指摘です。ということは、結局、この私的ガイドラインはあくまでもガイドラインであって、金融機関が、この人は公務員で収入が定期的にあるな、では、この人は、例えば津波で二...全文を見る
○小野寺委員 再度確認したいんですが、今のような、資産がなくて、例えば今手元にあるのは年金あるいは月々のパートの所得だけ、頭金もない、こういう方に関して、あなたのところは融資していただけますか。津波の被災者です。
○小野寺委員 ということは、自見大臣、大臣が今おっしゃった、支援機構とかあるからそこで低利の融資があるというふうに言っているけれども、貸す方は、今回のような事案の方には貸せないと言っているんですよ。  そうすると、津波で被災を受けた方というのは、これは個人の責任じゃないですよ。...全文を見る
○小野寺委員 大臣、お人柄はいいというのは私伺っておりますが、答弁はさっぱりわからないし、被災者はみんな必死なわけですよ。そこにやはり応えるようなことを、大臣、全部見ることはいいですから、事務方にどんどん言っていただいて、しっかり対応していただきたい、そう思っております。  そ...全文を見る
○小野寺委員 ありがとうございます。  大臣、ぜひ地元で話を聞いてください。絶対足りないということがわかるはずです。  ありがとうございました。
03月05日第180回国会 衆議院 東日本大震災復興特別委員会 第3号
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○小野寺委員 自由民主党の小野寺五典です。きょうはよろしくお願いいたします。  おととい土曜日、仙台におきまして、きょういらっしゃいます平野大臣御出席のもと、二重ローンの買い取り支援のための支援機構がスタートいたしました。私ども被災地の各企業の経営者あるいは金融機関、この活躍を...全文を見る
○小野寺委員 大臣、そういうのを査定というんですよ。  単価が高いとか、集約化がもっと必要だとか、今さまざまなお話がありました、例えば道路がどうしてここで必要なんだとか。それは、地元の自治体が必要だからこういうものを整備してほしいということで上げているわけです。  実は昨日、...全文を見る
○小野寺委員 言葉尻を捉えるわけではないんですが、大臣の答弁の中で、何度も査定、査定という言葉が出てまいりました。  大臣の言いたいことは理解はいたしますが、ではもっと確認をいたしますと、今のお話でいうと、上げてきた計画で、自治体によって例えば単価が余りに違うとか、あるいは今ま...全文を見る
○小野寺委員 いずれにしても、これはこの事業に該当すれば自由に使えるんだと期待を自治体がして今回申請した中で、相当そうやってはねられたり採択が低かったりということ。この申請までにかなりの時間もありました。通常であればこの間に、そこは事前の事務協議で、是正をした方がいいとかやりとり...全文を見る
○小野寺委員 ぜひ、新聞紙上に出る前に当事者の方々には納得のいく説明をしないと、やはりこういう中央、地方のあつれきが生まれてしまうと思います。  もう一点、これも知事の記者会見、それからこれはほかの市町村長からも同じことを言われています。復興庁との協議で、国庫補助金の申請時を上...全文を見る
○小野寺委員 私は陳情書とかをもらって、そこにもみんな書いてありまして、恐らく役所の部内で積み上げて持ってきている話ですから、決して印象でお話をされていることではないんだと思います。実態がそうだということ。  そして、何度も言いますが、こんなことで、せっかくの国と自治体との信頼...全文を見る
○小野寺委員 それから、例えば被災者の市街地の土地区画整理事業、これもございますが、この中で、換地によって、道路用地以外の建物について安全確保のためにかさ上げがどうしても必要だ、その場合の、例えば移転が不可避な場合、こういう場合の移転補償費というのはこの交付金の対象外ということに...全文を見る
○小野寺委員 具体的に自治体から上がってきている話なので、ちょっと精査をして、もしそうであれば、やはりこれは、そういう事務費もしっかり出すようにお願いしたいと思います。  それから、これも前にちょっと質問させていただきましたが、津波復興拠点整備事業、これは全体を一度買い上げると...全文を見る
○小野寺委員 それから、今回、さまざまな支援事業で助かっている部分もあります。中小企業のグループ化の補助金とか水産庁の共同利用施設復旧支援事業とか、そういうさまざまな事業整備があるんですが、実はこの場合、当然、建物だけじゃなくて土地のかさ上げ、これも補助対象にしていただいています...全文を見る
○小野寺委員 例えば、水産加工物とか加工品を出したり入れたりするときも、大きなトラックが着いて、そして、そこから荷おろしをしたり直接加工場に運んだりするんですが、当然、そのトラックのトラックヤードみたいな、過大なものじゃありません、普通の取りつけのものとかそういうスタンダードなも...全文を見る
○小野寺委員 例えば、漁港によっては、一カ月なり一年なりの長期の航海を何回も繰り返す、あるいは数週間の航海を繰り返す、こういう船がたくさん出入りしています。そして、そこの乗組員の人たちは、船が寄港してそこで何日間か休養をとるときには、宿泊施設に上がって、そして休養をとる、こういう...全文を見る
○小野寺委員 特に被災した地域、例えば石巻の半島部とか、気仙沼の方でもそういう半島部、そういうところは内陸からも相当遠い場所になります。そこに復旧復興のために通うだけで片道二時間とか二時間半とかかけてしまうと、仕事になりません。そういう意味で、今後余裕が出てきたときの弾力的な運用...全文を見る
○小野寺委員 次に、二重ローンのことについてちょっとお話をしたいと思います。  今回おかげさまで、きょうでしょうか、スタートする支援機構、これでいわゆる事業主のさまざまな債務については買い取りをし、再生に向けて支援をするということがスタートすることになりました。これは一つ大切な...全文を見る
○小野寺委員 大串さん、この実態を知っていますか。  お金を借りました、一年間、返済猶予していただきました。そして一年後、支払いが始まる。そのときに一年分の利子、これが一回に請求が来る。例えば公庫から五千万借りていた、金利三%、一年間猶予していただいた。一年分の金利が三月に一気...全文を見る
○小野寺委員 多分、大串さん、実態をよく知らないから、そういう読んだものしかないんですよ。  もう震災からちょうど一年ということは、金融機関は、一年間は待つけれども、そろそろ返してくれるか整理をしてくれるか、そういう決断をたくさん迫られている。そして、返してもらうとき、みんな猶...全文を見る
○小野寺委員 債務整理というお話がありました。今回、防災集団移転、そして、今回住めなくなった土地を、これは自治体が国のお金を使って買い上げるということに多分なるんだと思います。そこで、自分のもとの土地を売ったお金で高台に土地を求めて家を建てる。そして、ここに支援金が加わって、何と...全文を見る
○小野寺委員 大串さん、借金していない人は借金している人に比べて、何かの債務整理が行われると不公平になるからということであなたは言っているでしょう。これは津波の被災者だよ。  こんなことを言いたくないけれども、あなたたちは選挙のときに、子ども手当だって高校無償化だって年金だって...全文を見る
○小野寺委員 皆さんにお配りしたこの私的整理のガイドラインというのは、これは特にこの震災復興のためにつくられたガイドラインではないんです。旧来のさまざまなガイドラインの中で、ある面ではそのままスライドしたガイドライン。ですから、震災復興の知恵をもっと出せるはずだ、そういう思いで、...全文を見る
○小野寺委員 大串さんにもお伺いをします。  きょうお話をして、恐らく私どもの気持ちが少しは伝わって、考えていただけるんだと思っています。  事業主は、今回の支援機構ができて、そしてある面では金融機関と相談をして、その負債を一定期間買い上げてもらい、将来、復旧できたらお返しを...全文を見る
○小野寺委員 被災者が、最後に残った資産、土地、これを国の支援でようやく買い上げてもらった、そうしたら金融機関が持っていった、こんなむごいことがないように、よろしくお願いします。  終わります。
03月05日第180回国会 衆議院 予算委員会第八分科会 第1号
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○小野寺分科員 自由民主党の小野寺五典です。  大臣には、日ごろ復興支援に大変御努力いただきまして、ありがとうございます。  まず、前回、二月二日の予算委員会でも確認をさせていただきました防災集団移転促進事業、このことについてお伺いをしたいと思っております。  実は、この事...全文を見る
○小野寺分科員 土地区画整理事業とかそういういろいろな事業の組み合わせではなくて、低地ゾーンとかさ上げゾーンがあって、今までそこの地域両方にまたがる皆さんが一体となって集団防災移転をしたいというときに、低地であろうがかさ上げであろうが、希望する方は一緒に今回の移転に関しての対象に...全文を見る
○小野寺分科員 大臣はおわかりかどうかわかりませんが、現場ではさまざまな妨害を受けております。  具体的に、私はおととい、宮城の知事に会いました、村井知事。目に涙を浮かべて怒っていましたよ。そして、きょう、復興庁に宮城の知事と仙台の奥山市長が抗議に来るそうです。要請じゃないです...全文を見る
○小野寺分科員 大臣、堤防がなければ、つくった新しい工場や住家も今度はまた津波に流されてしまう。そして、今、一メートル地盤沈下しているわけですよ。ですから、全てのインフラをまずつくらないと何も前に進まない。どうも私、査定している人は現地に行っていないんじゃないかと思いますよ。 ...全文を見る
○小野寺分科員 検討しても断られているから、私、ここで質問しているんです、吉田さん。断られているんですよ、国から。今回、内陸に移す、あるいは鉄道にある面では防災、防波堤機能を持たせる、そういうことで、鉄道の路線のかさ上げについて防災の面から必要だと自治体が思って、そして今回の事業...全文を見る
○小野寺分科員 もしこの路線が民間で赤字だったら、多分支援してもらえるんでしょう。ですが、JR東日本という形であるから、これはJRがもうかっているから、そのままJRに任せろ。でも、JRは企業として、ここの再生する費用対効果でなかなか大変だ。そこの間を埋めるのが私は政治だと思います...全文を見る
○小野寺分科員 前田大臣は大変お詳しいので再度大臣からお伺いしたいんですが、前回の質問で、大畠大臣は記者会見で、十年をめどというお話をされました。そのめどについて、変わっていないのか、あるいはもっと早くなりそうなのか、大臣からお伺いしたいと思います。
○小野寺分科員 ありがとうございます。  やはり、今回、新しいまちづくりをするためには、実は、新しい高速道路がどこの路線でいつごろできるか、それにあわせて、例えば新しくそこに集団防災移転を考えようとか、新しい町をつくろうとか、もしかしたら鉄道の問題もそれとあわせて考えようとか、...全文を見る
○小野寺分科員 今の吉田副大臣の、実施に向けての一歩進めた検討ということでございます。ここは雪が降ると大変また厳しいところでもありますので、少なくとも道路の改修を早くしていただきまして。  ここはもう一つの重要な路線が考えられまして、ようやく宮城の県北に、トヨタ自動車を初めとす...全文を見る
○小野寺分科員 災害に遭って初めて、私は、国土交通省は大変大きな力のある役所だなというふうに感じました。  四年前、宮城内陸地震というのがありました。あれも実は選挙区で、私はその瞬間、栗原市におりまして、自分も道路が寸断されたところにおりました。すぐTEC—FORCEというのが...全文を見る
○小野寺分科員 ちょうど時間になりましたので。  きょうは、前田大臣そして吉田副大臣、どうもありがとうございました。今後ともこの地域に対してのさまざまな御支援をいただきますようお願い申し上げまして、質問を終わります。  ありがとうございました。
03月05日第180回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第1号
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○小野寺分科員 自由民主党の小野寺五典です。  先般の予算委員会の質疑で、福島原子力発電所事故の農林水産物に与える被害、風評被害について質問をさせていただきました。きょうもそのことを中心にお伺いをしたいと思います。  まず、二月の二十日の予算委員会で、この福島原子力発電所の事...全文を見る
○小野寺分科員 けさも東京食肉市場に問い合わせましたら、やはり被災県の畜産、特に牛肉については、価格低迷が続いている、これでは農家は採算が合わないと。これは流通業者の方も大変心配をしておりました。  考えますと、十月までしか払われないというと、十一、十二、一、二、ここがまだ四カ...全文を見る
○小野寺分科員 ぜひよろしくお願いいたします。  それからまた、そのときにも質問をさせていただきましたが、ことしの四月一日から、食品に対する放射性セシウム基準値、この厳格化が行われることになります。となりますと、食品が厳しくなれば、例えば牛肉や牛乳やさまざまな農産物、このことに...全文を見る
○小野寺分科員 今お伺いしたのは餌なんです。餌を当然厳しいものにしないと、牛肉に最終的に出てしまうから、餌についてはどのような基準を示したかを教えてください。
○小野寺分科員 三百ベクレルから百ベクレルに下がるということは、実は、草地は今まで三百ベクレルまで大丈夫だということで牧草を皆さん扱っておりました。この牧草が、今後使えませんから、当然農家にたくさん滞留するということになるんだと思います。  今、汚染稲わらも、例えば宮城では、八...全文を見る
○小野寺分科員 三百から百に下がるということで、当然、餌が必要です。その餌の供給については、今大臣、しっかり対応するとおっしゃいました。  これは、農家の負担なしで供給していただける、そう理解しておりますが、例えば、今この餌の問題で困っているのは、当然、もう酪農の方は、既に牧草...全文を見る
○小野寺分科員 再度確認しますが、これが農家の負担にならないということ、それを大臣の言葉からしっかり言っていただきたいと思います。
○小野寺分科員 できるだけではなくて、負担にしませんと、もう一言つけ加えていただけないでしょうか。
○小野寺分科員 大臣のお人柄を信じておりますので、よろしくお願いいたします。  それからもう一つ、実は餌が、当然、レベルが低いといっても、三百ベクレル以下の、百ベクレル以上のものが牧草として残ります。そして、私ども、以前もたしか、汚染稲わらの処理について、これは環境省の基準によ...全文を見る
○小野寺分科員 これはぜひ環境省としっかり御相談していただきまして、どうも環境省というのは、常に自治体任せ。でも、今回の汚染稲わらの問題というのは農家ですから、農家がやはり直接いろいろな不満をぶつけるのは農水省、大臣になります。環境省が責任を回避することによって、結局、農家や農林...全文を見る
○小野寺分科員 しっかりお願いします。  それから、後ろ向きの話ばかりしても仕方がないので、例えば、これからの牧草の確保ということに関しては、大臣もおっしゃるように、反転耕というのがどうしても必要になります。土を掘り返して、そして、表面に残った今回の放射性セシウムが、ある面では...全文を見る
○小野寺分科員 今、十分の十、全額これは国が負担をするということで伺いましたが、それに見合う予算というのは、今回、手当てされているんでしょうか。
○小野寺分科員 これは宮城県にちょっと確認した数字だったんですが、今回、宮城県の中で対象としているのは、草地は約一千六百ヘクタールというふうに伺いました。ところが、実際、農家の方、それからモニタリングを今しているんですが、そこのいろいろな状況を見ると、三百から百に下がるということ...全文を見る
○小野寺分科員 大臣にお伺いしますのは、反転耕という作業、これは、例えば、これだけあれば一万ヘクタールぐらい必要だとか、千六百でもそうですが、これは一体誰がやることになるんでしょうか。
○小野寺分科員 多分、私が常識的に考えると、今これだけ震災被災で大変な状況になっていて、土木業者の方にこれをお願いしても、とても手が回らない。そうすると、最終的には、農地を持っている農家の方、この方がやって、そのことの作業代とか、あるいはかかった費用とか、こういうことを手当てする...全文を見る
○小野寺分科員 農業公社あるいは現場というお話がありましたが、これは現場の声で聞いていただきたいんです。  実は、自分たちが例えば反転耕をしていい、そして単当幾らという作業代も入る、だけれども道具がないんだと。実は、農家には、この反転耕をするプラウという、そういう機械を通常持っ...全文を見る
○小野寺分科員 ぜひ具体的に、農家の方がもし作業をする、恐らく土木関係の方が今手いっぱいですから、そうすると、何が必要か、それを早く調査していただかないと、恐らく、ことしの春、夏までに大体この作業をしないと秋の状況には間に合わなくなりますので、そういう時間を区切って、農家の現地の...全文を見る
○小野寺分科員 このような器材の充実とか、そういうこともとにかく大切だと思います。そして、既にそういう被災地の牛肉を避けるような、そういう動きがあったら、速やかに、敏感に、感度よく注意を促すような、そういう体制も必要だと思います。  そして、もう一つ心配なのは、今回の基準は、例...全文を見る
○小野寺分科員 実は米にも同じようなことがありまして、今回五百ベクレルから百ベクレルに下がりました、作付してもいいですよと。五百から百の間については、全量検査すれば、とりあえず基準を見て生産できるかもしれない。そういういろいろな、片方では緩和みたいな話があるんですが、市場はそんな...全文を見る
○小野寺分科員 今回、基準が下がることによって、例えば牛肉の基準の測定、今までは五十ベクレルを最低値にしましたが、二十五ベクレルまで多分しなきゃいけないだろう、こういうことになると、簡易型の測定器では従来の三倍の時間がかかるらしいんですよ、検査するのに。二十四時間やっても、せいぜ...全文を見る
○小野寺分科員 筒井副大臣にぜひお願いしたいのは、実は、今回の審査会では、福島と茨城は農林水産物という範囲でこの対象になっているんです。ところが、例えば宮城とか岩手については、牛肉については今回、風評についてのこういう賠償の対象になっていますが、例えば米とか、農産品に関しては風評...全文を見る
○小野寺分科員 厳しくなるということは、厚労省は消費者に向けて、確かにこれは大切なことでしょう。ですが、生産者は、それによってまたいろいろな厳しい状況になってきます。それを守るのが、味方するのが農林水産省、皆様のお仕事だと思いますので、ぜひそれをお願いしまして、質問を終わります。...全文を見る
04月18日第180回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
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○小野寺委員 自由民主党の小野寺五典です。よろしくお願いいたします。  今、小里委員からお話がありましたTPPについて、冒頭触れたいと思います。  先ほど来のお話にありますように、米を初めとする例外品目が認められる可能性があるということ、これは報道で出ております。大臣にお伺い...全文を見る
○小野寺委員 今、米を含めた例外品目についてのことはなかったんじゃないかという大臣のお話だと思いますが、それでは筒井副大臣にお伺いいたします。  実は、四月十二日、官邸で関係副大臣会議がありまして、ここで外務省の片上経済外交担当大使が説明を行った。そして、この説明を受けて、実は...全文を見る
○小野寺委員 これが実は、何かいかにも例外品目がどしどしできそうだ、だから交渉に入っても大丈夫だよという、非常に曖昧なミスリードになっているんじゃないかと私は思います。  副大臣に改めてお伺いしますが、副大臣の印象では、この片上さんからの説明で、これはどうも例外品目は多くとれそ...全文を見る
○小野寺委員 そうなんですよ。外務省に聞いても、実は今、筒井副大臣のお話を聞いても、恐らく片上さんのお話でも、例外品目がとれるなんということは、これは言えない、ないということを向こうは言っているのに、それをなぜか、どうも違ったメッセージで伝わっている。だから、どうも新聞紙上を見る...全文を見る
○小野寺委員 そのとおりなんですよ。ですから、この微妙な言い回しを何か過大解釈して、これはいろいろな例外品目をとれるぞというふうに勝手に解釈されたら困るから、今、筒井副大臣がおっしゃったように、正確な話を石田副大臣にも対外的にきちっとしていただかないと国民をミスリードする、そうい...全文を見る
○小野寺委員 これは、大臣がTPPについて私どもと同じ気持ちを共有して、このことに対しては、特に農業に対しての強い懸念を共有されていらっしゃるので、あえてお伺いをしているんですが。  関係閣僚委員会。当然、訪米してTPPについて交渉参加をすると総理が言う場合、これは一人で勝手に...全文を見る
○小野寺委員 きょうここに集っている農林水産の委員は、ほとんどの皆さんがこのTPPについては農業者、漁業者の関係で大変懸念を持っている、そして農林水産大臣も同じような懸念を抱いている、共通の気持ちを持っている同志だと思って、この審議をずっとさせていただいております。ですから、もし...全文を見る
○小野寺委員 ぜひ、私どもの期待を裏切らないように、よろしくお願いしたいと思っております。  さて、一つ、震災復興のことについて触れさせていただきます。  今回、被災地、特に漁場、漁港の中心のエリアに関しては、地盤沈下して水没をしている、このかさ上げが必要だ、このかさ上げの予...全文を見る
○小野寺委員 単純に、可能というふうに今伺いました。鹿野大臣だからそう言ったわけではないんですが。  今、現場の市町村はそれで大変困っております。この条文を読むと、これは大変だと。ですが、今おっしゃったように、できるんだということであれば、これは、地域の計画に沿って、では、ここ...全文を見る
○小野寺委員 そうなんですよ。補償にならないんです。流通関係でこれは扱わないと言われたら、補償にならない。では、イサダの漁業で生計を成り立てている三陸の漁業者はどうしたらいいんですか。どこにこの支援を求めたらいいのか。  私は、こういうときに、本来であればきょうは東京電力に来て...全文を見る
○小野寺委員 なぜこんなことを取り上げるかというと、後でやりますけれども、既に皆さん、牛の方で経験しているじゃないですか。補償になる、補償になると国会で何度も答弁していただいて、そして、請求を出したら、値切られるわ支払いが遅いわ。  今回のイサダ漁業者なんて、多分もっと弱い立場...全文を見る
○小野寺委員 実は、従前、東京電力の賠償の担当者に、瀬踏みというか、ちょっとお話を聞いたら、イサダについては難しい、そういう御答弁がございました。  ですから、基準値以下でほとんど検出されていないけれども、そういう餌になるようなイサダは買いたくないという、これが風評被害。そして...全文を見る
○小野寺委員 その東電が袖にする可能性が高い、だから、ここでこういう時間をとってお話をしているんですよ。  では、見捨てるんですか。東電に任せ、東電にだめと言われたら、ああ、東電がだめなんだから私たちも責任はありませんね、そういう心の通わないことを私たちは要求していないし、大臣...全文を見る
○小野寺委員 今のお話で、イサダについては、農林水産省を挙げて東電にこれは賠償しろということを後押ししていただけるということを確認して、とにかくそのすき間がないように、日々の資金繰りに困っている方々ですから、速やかに対応していただきたいと思います。  それから、実は、今検査をた...全文を見る
○小野寺委員 平成二十四年度予算ですね。(仲野大臣政務官「はい」と呼ぶ)二十四年度予算において今回のそのサンプルについての買い上げの費用を国がしっかり払っていく、現地の漁業者、漁協や魚市場には迷惑をかけないということでよろしいわけですね。
○小野寺委員 ぜひしっかり対策をお願いしたいと思います。  それでは、今度は同じような被害を受けております農畜産業についてお伺いしたいと思います。  前々から、被災県の例えば牛肉に関しての下落についてはしっかり東京電力が損害賠償を補償するということで話が進んでおりますが、直近...全文を見る
○小野寺委員 今のお話でわかりますように、実は払われたのは、去年の十二月分までなんです。ことしの一月、二月、三月、そして今、四月です、この分については払われない、そして、十二月まで払われた分に関しても、実は値切られているというのが今の現状です。農家は、日々のお金のやりとりで大変苦...全文を見る
○小野寺委員 本当に農家は毎月毎月の、肥育して牛を出荷して、その清算を受けて子牛を買って、その毎日毎日の、毎月毎月の循環で実は畜産業というのは成り立っています。お金がショートしちゃったら子牛も買えない、子牛を買えなければ子牛の市場にも影響が出る、子牛をつくっている農家は大変だと、...全文を見る
○小野寺委員 今のお話だと、焼却してもいいし、それからすき込んでもいいというお話なんですが、牛に食べさせちゃいけないというものを、では、もう一回農地にすき込んでいいと。農地の基準も、そこからとれる作物の基準も、今までに比べて五倍厳しくなっているんですよ。当然、農家は、牛に食べさせ...全文を見る
○小野寺委員 汚染稲わらは、いまだに全く処理をされずに野積みになっています。そして、これを焼却すれば灰が出る、その灰については高濃度になる可能性が高い、これは細野環境大臣が言っていました。ですからどうにもできない、すき込んでくれ。いいかげんにしてくれよと。農家は誰も悪いことをして...全文を見る
○小野寺委員 皆さん、今の言い方を農家に言えますか。反転耕してくれ、国が全部責任を持つよということで、理由は、一定基準以上は環境省の事業で、それ以下については今回の東日本の震災対応で、でもそれは、二十数億しか実は予算ないんですよ。ですから、大部分は東電への請求で対応しますと。本当...全文を見る
○小野寺委員 そして、実は、よく文章を見ると、一定額という言葉が一言入っているんです。一定額、国が全部出しますよ。一定額って、一体幾らなのか。その一定額は幾らなんですか。
○小野寺委員 一ヘクタール当たり百万円。今この基準を初めて私伺いました。では、これで農家の方ができるかどうか。それをあえて、私ども、地元でまた確認をして。  そして、このお金は、間違いなく国が全て負担をし、そして農家には請求はいかないということでよろしいんでしょうか。
○小野寺委員 もう一つ、技術的な細かいことをお伺いします。  実際に反転をする場合、プラウという機械が必要だ。このプラウを十分手当てできるかということでお話を聞いたら、前回の大臣は、しっかり対応するということで答弁をいただきました。そして、私、採用されているのかなと思って地元に...全文を見る
○小野寺委員 きょう、皆さん、畜産農家がどれだけの数があって、宮城県はほぼ全域、あの広い岩手県は四割、これを反転耕しなきゃいけない。その反転をするための機械がない。そして、それをお願いしたら、政府は、十分に対応します。出てきた通知、通達は、何のことはない、関係機関で協力してくださ...全文を見る
○小野寺委員 この広い耕地を農家が一生懸命反転耕するわけですよ。そして、その機材がない。機材はどうしたかというと、結局、県内で調整しろと。県全部でやっているんですよ、宮城県全部でやっているんですよ。県内でどこか貸してくれといったって、みんな使っているに決まっているじゃないですか。...全文を見る
○小野寺委員 最後に、委員長にお願いいたします。  ぜひ、東京電力、当事者でございます、この場に来ていただきまして、ここでの声を、農林漁業者の声を直接聞いていただける機会をこの委員会でつくっていただきたいと思います。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。
06月15日第180回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○小野寺委員 自由民主党、小野寺五典です。よろしくお願いいたします。  まず冒頭、お伺いをしたいんですが、実は今国会、これは日切れ法案も含め、それから、アメリカから大変強い要請がありますハーグ条約も含め、二十本近くの条約、法律の審議が必要とされております。ここに至ってまだ一本も...全文を見る
○小野寺委員 既に我が党では、党内手続はかなり終わっております。ですから、早く国会を延長して審議していただければ、これらの、ほとんど異論がないような内容もたくさんございますので、進めていくためには国会延長というのが必要だと思っております。  その中で、先ほど三ッ矢委員からも御質...全文を見る
○小野寺委員 内閣の一員としては当然のことだと思っております。  その中で、今回こうして初めて質問をさせていただきますので、改めて玄葉外務大臣のいろいろなお考えを見るために文献等を当たっていたんですが、ちょうど今月号の文芸春秋、ここに、ポピュリズムとの決別、こういう文章がありま...全文を見る
○小野寺委員 大変率直なお話で、しかも、私ども腑に落ちないのは、今、民主党の外交の最高顧問でいらっしゃいますでしょうか、鳩山元総理が今でも県外という発言をされている。  このことに関しても、私は、先ほどの丹羽大使ではありませんが、間違ったメッセージをいろいろなところに与えてしま...全文を見る
○小野寺委員 政権交代という大きな動きの中でさまざまなリスクが伴い、そこで、もし誤ったことがあれば誤ったという形で訂正をするということも、私は大切なことだと思います。  その中で、実は今、鳩山総理のお話だけをしているんですが、時の外務大臣は岡田外務大臣でした。私、この場でも岡田...全文を見る
○小野寺委員 この場で岡田さんにお伺いしたのは、選挙のときに、県外に行かなければ私は政治生命をかけるということを街頭で何度もお訴えされたということをお話をしたんですが、そのことに関しては意に介せず、結局こういう大変な外交的な汚点を残してしまったということになります。  そして、...全文を見る
○小野寺委員 私は、玄葉外務大臣であればきっと任命しなかったんだろうなというふうに思っています。  実は、丹羽大使については、一昨年の尖閣の船長釈放事案のときに、どうもさまざまな圧力が企業側からあったんじゃないかといううわさが一部流れたり、あるいは、これはことしの初めでしょうか...全文を見る
○小野寺委員 この問題というのは、結局、ここでふたをしてしまうと、いつまでもこの問題が多分じくじくするんだと思います。  私は、外務省の対応として、本来であれば、速やかに大使を本国に招いて、そして大臣みずからお話を聞き、やはりこういう委員会の場で丹羽大使の真意を聞かせていただく...全文を見る
○小野寺委員 ことしの初め、春先だと思います。大使会議の折に、実は、丹羽大使を含めて主要な大使は私ども自民党本部にも来ていただきまして、直接お話を伺いました。中国外交に関して大変鋭い御意見、御指摘をされていらっしゃいました。すばらしい方だなと私も思っております。  ですから、こ...全文を見る
○小野寺委員 恐らく田中委員長も同じお気持ちだと思いますが、ぜひ本人からしっかりと話を聞く機会、例えば、平場じゃなくてもいいですよ、理事会の中でもいいと思います。そこでやはりお話を聞くという機会をぜひつくっていただきたい、そう思っております。  もう一点、私は、この文芸春秋を読...全文を見る
○小野寺委員 これは政治体制のことを言っているんです。  今、非常に政局不安な状況になっています。そういう中、総理は十七日日曜日からG20に行かれる。そして玄葉外務大臣は、もう金曜日からイスタンブールに行って不拡散のイニシアチブに行かれたり、あるいは、その後リオに行きましてプラ...全文を見る
○小野寺委員 大変厳しいことを言うと、前にもお話ししましたが、いまだに沖縄県の選出の民主党の議員はこの基地移転には反対をしていますし、また、恐らく、もしかしたら正しかったのかもしれません、沖縄の民主党の県連が、今回のオスプレー配備をめぐって、防衛大臣に対しての罷免要求をすると。こ...全文を見る
○小野寺委員 もう八月上旬にもオスプレーの配備というのがあるのではないか。そして、オスプレーの航路ですが、本州から九州で訓練計画がある。  ちょっと防衛省にお伺いしたいんですが、この訓練計画ですと、航路の経路というのは、青森から福島、青森から新潟、新潟から群馬、長野、和歌山から...全文を見る
○小野寺委員 ですから、オスプレーの問題、今のお話を聞くと、もちろん私ども宮城もそうですし、外務大臣の御地元福島もそうです、委員長の御地元の新潟もそうなりますが、これが本当にオスプレーの範囲ということになってしまう。ですから、この問題というのは日本国民が、当然、沖縄の負担の問題も...全文を見る
○小野寺委員 きょうの朝というわけじゃなくて、きのう起きた時点で、私ども、午後にはこの問題の対応について防衛省等に確認をしておりました。ですから、すぐに政府部内で一つの方針を決めていただく、これがやはり一番基本だと思います。じゃないと、やはり各大臣がばらばらというのは、最終的に非...全文を見る
○小野寺委員 では、確認しますが、この車両、当然映像等で流れていますが、防衛省でも構いませんが、これは中国から輸出をされたもの、あるいは中国製であるということが認定されるものでしょうか。
○小野寺委員 誰が見ても、恐らくどの人が見ても明々白々で、これは中国から来ているということがわかり切っている中で、日本政府として確認をしようと思わないんでしょうか。
○小野寺委員 一つだけ。玄葉大臣はよく物事がおわかりの方なのでお話をしますが、ここまで明々白々なときに、これを今さらそういう形で言いわけする方が、日本国民から見たら、かえって非常に頼りない政府に映ります。問題であれば問題と認め、そして、既に外交的に抗議をしているのであれば抗議をし...全文を見る
06月20日第180回国会 衆議院 農林水産委員会 第9号
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○小野寺委員 自由民主党の小野寺五典です。新大臣、御就任おめでとうございます。早速宮城を訪問していただきまして、ありがとうございました。  きょうは、次期社長に内定されています東京電力の廣瀬常務においでいただいています。よろしくお願いいたします。  まず、廣瀬常務にお伺いをい...全文を見る
○小野寺委員 理解できないから質問しているのであって、では、例えば、東京電力は給料が遅配とか支払われないということが今まであったんでしょうか。
○小野寺委員 加害者の方は毎月給料が十分出て、被害者の方が全然支払ってもらえないというのは本末転倒で、初めに早く被害者の方に手当てをするのが普通じゃないですか。この状況をおかしいと思われませんか。
○小野寺委員 毎回の委員会で同じことをさせていただいています。早く早くとお願いしているんですが、逆にどんどんどんどん遅くなっているような実感があります。  それから、もう一つお伺いしたいのは、これは前からもありますが、せっかく、例えば宮城や岩手や福島、こういうところはブランドを...全文を見る
○小野寺委員 東京電力は、例えばいろいろな問題があっても、国が支援したり、さまざまな支援が多分受けられるんでしょう。ですが、被害を受けている農家の方というのは、みんな、自分の家で十頭、二十頭の牛を飼って、とにかく毎月一頭、二頭それを出荷して、そのお金で生計を立てて、子供を学校に行...全文を見る
○小野寺委員 この全体像は、牧草地も汚染されて、そこを反転してきれいにしなきゃいけないんだけれども、当初その作業に農水省が見積もった金額というのは、実際に調べてみたらはるかに少ない金額で、これだけの金額ではとても今回の被災農地を反転することができない。国はどうするんですかと前回お...全文を見る
○小野寺委員 東電の中で賠償の検討をしている間にも、牛は毎日餌を食べて堆肥を出しているわけです。ですから、農家は、とにかく毎日毎日のことに追われて、独自でどんどんやらざるを得ない。ぜひ、先に堆肥舎をつくってしまったことに関しても、後追いでこれは対象になるということで、しっかり見て...全文を見る
○小野寺委員 横光副大臣にぜひ知っていただきたいのは、今回、食品の基準は厳しくしたんです。ですから、例えば麦とか豆とか野菜とかの放射能基準は五倍厳しくなりました。  ところが、今でも国は、八千ベクレル以下のものは田んぼにすき込んでもいい、こう言っているんですよ。片方で基準を厳し...全文を見る
○小野寺委員 ぜひ、今これは農家の農地に二年という一つの区切りの中で置かせていただいていますので、速やかにその処理の方を国の責任でお願いをしたいと思っております。  さて、今までは農畜産のお話をさせていただきましたが、実は水産物にも大きな影響が出ております。大臣の御地元でも、沿...全文を見る
○小野寺委員 魚というのは、魚の種類を選んで一匹一匹とるわけではなくて、例えば底びき網で一気にとる。そうすると、その中に入っている例えばマダラとかヒガンフグとか、そういうものはだめですよと。でも、ほかの魚種も一緒に網の中にかかっているわけですよ。それを市場で競りをかけるときに、買...全文を見る
○小野寺委員 ここまで漁業のお話をさせていただきましたが、ちょうど郡司大臣が六月九日に沿岸部を視察していただきました。そのとき、宮城県の漁連の会長からも、損害賠償について政府からも東電にしっかり働きかけをしていただきたいということのお話がございました。  ぜひ大臣、今まで補償の...全文を見る
○小野寺委員 なぜこういう風評被害についてもお話しするかというと、大臣も御承知のとおり、実はこの中間指針、いわゆる風評被害を含めた対象の中で、農林水産物で牛肉については宮城や岩手も入っていますが、それ以外の農産物は実は入っていないんです。中間指針の中でこういうさまざまな風評被害の...全文を見る
○小野寺委員 そんなに難しいことじゃないと思います。  実際、私どもも政治家ですから、地元を回って、そういう産直のお店とか、そこに出している山菜とりのおじさんとかおばさんの話をいつも聞いているわけですよ。市町村に聞けば、どこにそういう産直の方がいて、そこに出荷されている方はどこ...全文を見る
○小野寺委員 御指導というか、私どもとしては、決して東京電力の皆さんを攻撃するわけではないんです。  ただ、皆さんの今回のさまざまな事故の問題で、実は声に出せない、声なき声の被害者がたくさんいて、その人たちを私たち政治はしっかり支えるというのが仕事。その人たちは恐らく怖くて言え...全文を見る
○小野寺委員 ありがとうございます。終わります。
07月26日第180回国会 衆議院 東日本大震災復興特別委員会 第8号
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○小野寺委員 自由民主党の小野寺五典です。  久しぶりの復興特になりました。この間、委員会が開かれない中で、平野大臣には直接さまざまな御要望を聞いていただきまして、ありがとうございます。  私ども、今回ここまで空白が続いたことの理由に、税と社会保障の問題、これは恐らく、被災地...全文を見る
○小野寺委員 そうなんです。被災に遭った造船所が何カ所かあるので、これを協業化してこういうふうにすればいいじゃないかと、プランと青写真は国の事業でつくっていただいたんです。かかるお金は大体百五十億から二百億。ああ、すばらしいなと地元紙にどんと出ました。さて、これは誰がやるんだ、そ...全文を見る
○小野寺委員 つまり、ならないということなんですよ。  そうすると、この事業の中ですぽっと抜けているのは、漁船が直らないと漁業ができない、だけれども、この造船場の施設はどこも、実は所管している国土交通省の事業の中には今回の復興交付金事業には含まれない、全くのあき、すぽっと抜けた...全文を見る
○小野寺委員 地域の本当に強い願いであります。ぜひしっかり対応していただきたいと思います。  さて、同じく、やはり事業の中でいろいろな矛盾が出てきております。例えば、水産庁所管ですが、水産業共同利用施設復興整備事業、これは復興交付金の事業の中で対応になっています。大変ありがたい...全文を見る
○小野寺委員 ぜひ実態に合う形で、私どもは、大切なのは、被災した企業が存続をし、そしてそこに雇用される方が同じところに住みながらしっかり働く場ができる、こういうことを、両自治体間が合意すれば弾力的な運用をお願いしたい、そう思っております。  さて、もう一つ地域の声がすごく強いの...全文を見る
○小野寺委員 今、後ろの席の黄川田先生からも、しっかりこれは確認をしろというお話がございました。  平野大臣の御地元でもございます。今復興大臣と相談をしてということですが、私どもとしたら、もし予備費が今後とも余裕ができるのであれば今年度中に予備費対応していただきたい、そして来年...全文を見る
○小野寺委員 女川にしても南三陸にしても、ようやく、これからかさ上げして、今まで何もなかった町に初めてお店や工場ができてくる、そういう状況であります。財務大臣も、地元から相当強い要請が来ていると思います。間違いなく応援してくれると思いますので、ぜひ、私としては、今年度中に予備費で...全文を見る
○小野寺委員 市町村は、これは減免を延長せざるを得ないですよ。していいよと言われたら、それはしますよ。でも、結局その二割負担は市町村がかぶることになるでしょう。  結局、皆さんは市町村に責任を預けて、市町村の判断でできますから、恐らく住民にはこう言います。市町村はそれを受けざる...全文を見る
○小野寺委員 大臣にお伺いしますが、いまだに仮設に住んで、そして立ち上がれない人がほとんどです。まだ復興住宅もできていません。こんな状況で、今お話しされたように、表面上は来年三月三十一日まで市町村の判断でやっていいですよといいながら、金は国の方では十分の八しか出さない。こういう役...全文を見る
○小野寺委員 きょうは、総務省にも来ていただいています。百歩譲って、それではこの二割については総務省がしっかり対応するということでよろしいんでしょうか。
○小野寺委員 済みません、私が聞きたいのは、しっかり対応するという一言でいいんですが、もう一度お伺いいたします。
○小野寺委員 しっかりその言葉、きょうテークノートしておりますので、今後の内容について私は注視をしていきたい、そのように思っております。  さて、ちょっと今回もう一つ、放射能汚染の牧草地の除染について短くお伺いしたいと思います。  実は牧草地、これは宮城県もそうですが、ほとん...全文を見る
○小野寺委員 ロータリー耕で反転しても、また植えた牧草に放射能が出てくるのであれば、結局、毎年毎年同じことに同じお金を使うことになります。それであれば、しっかりとした対応の方がかえってコストが安いのかな、私はそう思っております。  さて、もう一度、今回の津波被害の問題について移...全文を見る
○小野寺委員 すごく支援をしているわけじゃなくて、新しく家を建てるときの利子補給をするという、この事業ですよ。それが何か個人の資産の形成になるという、そんな範囲ではないんだと私は思います。そして、特に、豊かな自治体は、では、上乗せ、自分はそれを出しますよと言っているわけです。そう...全文を見る
○小野寺委員 改めてお伺いしますが、今お話を聞くと、被災した住家での算定基準は、宮城は三百五十二億、六百六十億のうち三百五十二億、岩手は四十四億、四百二十億のうちの四十四億ということだと思います。違うんですか。では、なぜ違うのか、明確に言ってください。
○小野寺委員 三回目、聞きます。この取り崩し基金の算定はどういうふうにして決めたんですか。
○小野寺委員 今の話を聞いてわかったのは、実は、被害額はこの中に入っていないということでしょう。兵庫のところを参考にして、それぞれの財政の需要額に応じてやったということですよ。ですから、被害額がこの中に入っていない。  きょう、宮城の議員もたくさんいますよ。私たちは地元を回って...全文を見る
○小野寺委員 なぜこの話をここまで少し品が悪い形でお話をするかというと、今回の例えばこのがけ近、適用を遡及できない方、あるいはがけ近の対象にならない地域、こういうところに手当てするためには、自治体独自の支援が必要だということになるんだと思います。そのときに、この取り崩し型の基金と...全文を見る
08月02日第180回国会 衆議院 農林水産委員会 第12号
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○小野寺委員 自由民主党の小野寺五典です。  冒頭、震災復興のことについて一つお伺いをしたいと思います。  おかげさまで、農水省、特に水産庁のお力で、さまざま今、復興がようやく前に進みつつあります。昨日も気仙沼で、漁港区域を拡大しまして、今回、そこのかさ上げ事業というのがきの...全文を見る
○小野寺委員 今の言葉を聞きましたか。できないということなんですよ。  もう一回財務省に聞きます。  できないということは、内示を受けたこのグループ補助金なり水産加工場の補助金はどうなりますか。
○小野寺委員 再度確認しますが、内示のあった予算は取り上げられるということでよろしいんでしょうか。
○小野寺委員 もう一度財務省にお伺いします。  これは、今お話しされた、もう一度繰り越しができる事故繰り越しに当たる内容でしょうか。
○小野寺委員 郡司大臣にお伺いします。  せっかくこうして私ども、地域の皆さんが、ようやくこうやって復旧できるんだ、復興できるんだ、そういう思いで予算をとっているわけですよ。これで計画をつくっているわけです。従業員の雇用もこれで維持しているわけです。  ところが、国の復旧復興...全文を見る
○小野寺委員 グループ補助金を担当している中小企業庁、お願いいたします。
○小野寺委員 冷蔵庫も水産加工場も、空中につくるわけじゃないんですよ。かさ上げができた後に初めて、そこにくいを打って、工場をつくれるわけですよ。ところが、そのかさ上げをする水産庁の事業が来年の秋にしか完成しない。  これは国の事業ですよ。そして、国の今回の水産加工場なりあるいは...全文を見る
○小野寺委員 五十嵐副大臣、その根拠になっているのは、財政法の中で、第十四条の三、ここに書いてあります。これは、翌年一年間だけ明許繰り越しができるということなんですが、一年だけと書いている文章一文なんですよ。これは、事情によって複数年もできると一言変えればできるわけですよ。  ...全文を見る
○小野寺委員 今、国会の議決ということ、そのとおりなんです。  きょうここに同僚の議員、皆さんいらっしゃいます。恐らくこの中で、もう一年繰り越すことには反対だという方はいないんだと思います。個人の理由じゃないんですよ。国の事業でかさ上げがおくれているから、結果的に来年の秋にしか...全文を見る
○小野寺委員 私も、この鹿野大臣、筒井副大臣、決してうそを言う方ではないと、今でも信じたいと思っております。  であれば、改めてお伺いしますが、今回の機密性三の漏えい事件、この内部の調査において、鹿野大臣、筒井副大臣はこの文書の漏えいについてどのようなことをおっしゃっていますか...全文を見る
○小野寺委員 そうなんですよ。鹿野大臣も筒井副大臣も、これを渡していないと言っているんです。私はそうなんだと思います、渡していないんだと。では、渡していなかったら、この文書はなぜ渡ったか。  農水省の内部の調査によると、これを配付されたのは、この副大臣、大臣以外は、前副大臣の秘...全文を見る
○小野寺委員 農水省の調査では、私、この調査報告書を見たら、機密性三のこの文書は当然、百条の一項に適用するという結果が出ております。そして、これ自体は、農水省の内部、農水省の一般職員の問題になります。間違いなくこの話は農水省として告発すべき事案だと思いますが、大臣にお答え願います...全文を見る
○小野寺委員 大臣にお伺いしますが、機密三以上の文書というのはあるんですか。
○小野寺委員 済みません、五十嵐さん、それから富田さん、質問は終わりましたので、どうぞお戻りください。ありがとうございました。  今のお話でよくわからないのは、急に漏れちゃったけれども、漏れたものをもう一度見直して、これは実は機密性三だけれども大したことないんだよということをわ...全文を見る
○小野寺委員 最後にぜひ大臣にお話ししておきたいのは、刑事訴訟法の中で、二百三十九条二項には、「官吏又は公吏は、その職務を行うことにより犯罪があると思料するときは、告発をしなければならない。」というのがあるんですよ。ですから、今までは、これは前大臣のときの事件ですよ、でも、今ここ...全文を見る
○小野寺委員 第三者評価も今月中には出てくるということですから、私どもそれをしっかり注視をしていきたい、そう思っております。  次に、問題となっております一般社団法人農林水産物等中国輸出促進協議会についてお伺いをしたいと思うんですが、まず、先ほどの稲田委員の質問でもありましたが...全文を見る
○小野寺委員 だから、私は法務省に聞いたんですよ。  では、なぜここまでこの報告がおくれている、これ自体が非常に異常だと思います。通常、財務諸表についてはホームページで公開するか官報に出さなきゃいけない。三月の決済ですから、もう既に出ていなきゃいけない。ここまで遅くなっている、...全文を見る
○小野寺委員 違反しているんですよ、ここの協議会は。これだけ違反して、契約書もよく見えていない。こういう協議会、一般社団法人が実際存続していて、そこが、農水省、今でも何か関係がずぶずぶになっていると。これはおかしいでしょう、普通考えたら。普通、もしこういう社団法人だったら、まず初...全文を見る
○小野寺委員 問題があるんですよ。  さらにちょっとお伺いをすると、この協議会が、一回目、中国の見本館でしょうか、あそこに出された、そしてこれは五月に廃棄されたというふうに伺っていますが、今、二次募集をかけて、二回目の、実は検疫総局の方にこれを持っていっているということなんです...全文を見る
○小野寺委員 実は、皆さんも見られるこの協議会のホームページを見ると、きちっと、今募集中ということと、それから会費はこのぐらいですねということと、それから今、二次の検疫の途中に入っていますというようなことがちゃんとホームページ上に書いてあるわけですよ。  では、ちょっと農水省に...全文を見る
○小野寺委員 大臣にお伺いしたいんですが、中国に関する検疫の特別措置、協議会が当初うたっている特別な検疫措置、これは今でも、第二便はちゃんと受けられるんだ、大丈夫なんだ、そういう確証をお持ちでしょうか。
○小野寺委員 これは誰が冷静に見ても、この協議会は、財務諸表、貸借対照表も報告をしていない、社員総会もやっていない、これは設立当時から一回もやっていないわけです、そして国会でさまざまな質疑をしても、実際資料は出てこない。そして、ここが大丈夫といって出した農産物やその他の食品につい...全文を見る
○小野寺委員 普通の団体であれば、例えばここまで法令違反を犯して、さまざま内容については公表していない、これだけでも普通はアウトですよ。さらに加えて、第一便で集めたものが、中国側の発表ですからね、中国側がこれを廃棄したと言っているわけですから、そうすると、集めたものは廃棄されてい...全文を見る
○小野寺委員 私は、一般社団法人ですから何をしろ、かにをしろということを言っているわけじゃなくて、何をしてあげる、これをしてあげているということはやめてほしい。一般なんだから、何もこうやって、総理と一緒に見本市を見ているところをわざわざ今でもホームページに載せて、だからこの協議会...全文を見る
○小野寺委員 このような、中国を含めたさまざまな輸出をしたいという、貿易関係の一般社団法人はたくさんあります。ですから、もし、このような、検疫に関しての特別な措置が受けられるということがここに限ってということであれば、逆にそれ自体がおかしい話だし、それができるところがあるんですか...全文を見る
○小野寺委員 三十一日閣議決定されました日本再生戦略、この中で、農林漁業の自給率五〇%という数字が入っています。閣議ですから大臣も当然入っていらっしゃいますが、この五〇%という数字は、TPPに加入することを前提にした数字なのか、加入しないことを前提にした数字なのか、どちらでしょう...全文を見る
○小野寺委員 きょうは中野外務政務官が来ておりますが、この再生戦略の数字、今大臣からお話しですが、そのとおり、当然これはTPP加入を前提にした五〇%という数字ではないと考えてよろしいんでしょうか。
○小野寺委員 なぜこの質問をするかというと、農水省で、TPPに入ると、今三九%の自給率が一四%になるという厳しい見方を出しています。ですから、今回、内閣で出した再生戦略の五〇%という数字は、当然、常識からいったら、TPPに入らないで、いろいろな農業支援をして、強い農業をつくって、...全文を見る
○小野寺委員 それはもう何度も伺っております。  再度確認したいのは、この再生戦略で五〇%という数字、これは大変重いです。これを目指してこれから農業を皆さん頑張るわけです。その中で、当然TPPがないからこれでできるんだ、もしTPPになった場合、今、関税の問題が出てまいりますが、...全文を見る
08月07日第180回国会 衆議院 東日本大震災復興特別委員会 第9号
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○小野寺委員 自由民主党の小野寺五典です。  きょうも質問の機会をありがとうございます。  通告をさせていただいた順番を少し変えさせていただきまして、まず冒頭、防潮堤の復旧整備に関する行政の縦割りについて少し質問をさせていただきたいと思います。  実は防潮堤、今回の津波、震...全文を見る
○小野寺委員 ありがとうございます。  防潮堤の相談、これは今後住民の方の非常に高い関心事になりますから、窓口一つで対応できるような、そのための地域の復興庁、復興事務所の役割をぜひ果たしていただきたいと思います。  また、今大臣おっしゃったように、私は多分こういうことかなと。...全文を見る
○小野寺委員 今のお話ですと、二年の繰り越しはできないから繰り越しできないけれども、とにかく年度内に間に合うように頑張れ、そういうお話だと思うんですが、実際、今月からかさ上げ工事が始まって、早くて来年の秋なんですよ。どうやって、空中に工場を建てろというんですか。じゃないと、このグ...全文を見る
○小野寺委員 霞が関にある国の第四庁舎の修繕費が十二億円ということになっている中で、今、八千数百万円と言いますが、一番市民の方が毎日足しげく、石巻市役所の予算がこの予算。これは、普通は被災地に寄り添うという気持ちではないんじゃないか。  私はあえてこのことを言わせていただくのは...全文を見る
○小野寺委員 ぜひお願いしたいと思います。  また、大臣、ぜひこの後押しをお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
○小野寺委員 ぜひしっかり予算をつけていただくこと。  そして、実は今、先ほどの質問でもありましたが、資材がどんどん高騰しております。時間がたてばたつほど、逆に言えば、今までであれば三億で復旧できたところが三億三千万になったり五千万になったり、そういうことになりますので、おくれ...全文を見る
○小野寺委員 津島政務官、私どもがお願いしたいのは、プランをつくることではないんですよ。プランをつくることは既に国の補助金でできています。あとは、具体的に、この予算を誰がどういう形で捻出していくか。実際、今回、造船場は被災を受けました。ですから、被災を受けた人たちが自分たちでこれ...全文を見る
○小野寺委員 ありがとうございます。  それでは、今お話ありました水産業共同利用施設復興整備事業、これは復興交付金事業ということで復興庁の所管になると思いますが、これも同じように、内陸部を含めた隣町、近接町村に適用する運用の方法は考えていただけないでしょうか。
○小野寺委員 ただ、水産業事業を使うためには、協同組合等の組合でなければいけない。そうすると、個々の企業はまた組合組織にして、そして隣町ということを考えるのであれば、むしろ復興庁の事業の中で、私はやはり、今お話ししたように、両方の自治体の首長の合意がある。  なぜこんなことを言...全文を見る
○小野寺委員 期待しておりますので、ぜひよろしくお願いいたします。  次に、これは前回もお話ししましたが、医療費の窓口負担と介護保険利用料の減免の延長についてということでお話を厚労省にお伺いしたいと思うんです。  前回のお話でも、来年の三月三十一日まで延長いたします、ただ、こ...全文を見る
○小野寺委員 副大臣に再度確認しますと、そうしますと、ちょっと私の勘違いかもしれませんが、今回のこの医療費の窓口負担の減免及び介護保険利用料の減免の延長というのは九月三十日で終わりということで理解してよろしいんでしょうか。
○小野寺委員 言い方を正確に言っていただきたいんですが、この延長というのは、今回、九月三十日で終わりですよ、そしてそれ以降については、従来の低所得者対策、今までと同じような低所得者対策に関しての十分の八の制度があるから、それを使えばということでよろしいんでしょうか。
○小野寺委員 地元の新聞に大きくこれは延長と出ているんですよ。でも、今、副大臣のお話を聞くと、実は延長ではなくて九月三十日で終わりということで、今はっきりおっしゃっていただきました。  私は、こういう紛らわしいような情報を出すことが間違いだと思うので、もう政府が九月三十日で終わ...全文を見る
○小野寺委員 全然耳は傾けていないと、今、同僚議員からのお話がありました。  ぜひ仮設住宅を回って、御自身の口で今のことを被災住民に説明してくださいよ。私たちはこれから住宅に行って、この話を説明しなきゃいけない。何て答えが返ってくるか、もう目に見えていますよ。ぜひ私のかわりに、...全文を見る
○小野寺委員 時間が参りましたが、一言だけ。  前回のところでも指摘させていただきましたが、今回の復興予算の中で不用額というのが一・一兆円出ているというお話を伺いました。これは改めてこの復興全体の中で使っていくというお話でしたが、ぜひ、その使い道というのは、自治体あるいは被災地...全文を見る
10月23日第180回国会 衆議院 決算行政監視委員会行政監視に関する小委員会 第3号
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○小野寺小委員 委員長を初め皆様には、先日、被災地を訪問していただきまして、直接被災民の声を聞いていただいて、大変感謝を申し上げます。  先ほど来の議論を聞いて非常に不思議に思うのは、石黒局長から国内立地推進事業の補助金のお話がございました。被災地に住む者として、どう考えても、...全文を見る
○小野寺小委員 今の長官のお話を聞くと、予算の問題ではなくて、申請者の熟度、申請者の内容が不十分だから採択されなかったということで理解したんですが、そのとおりでいいんでしょうか。
○小野寺小委員 委員長もほかの皆さんも、今回現地で被災者の声を聞いていただきました。申請をしている方のお話も聞いてもらったと思います。今、長官の話は余りに冷たいと思います。私たちが申請する書類、内容、熟度が低いから採択しなかった、それが本当に被災地に寄り添う態度ですか。試験の点数...全文を見る
○小野寺小委員 今残っていらっしゃる方は、小さい方、中小零細の方で、かなり数が多いんです。ですから、そういう方にちゃんと手当てをしていただきたいと思います。  きょうは財務省からも副大臣に来ていただいています。先般は気仙沼の御視察も大変ありがとうございました。  ぜひ、予算の...全文を見る
○小野寺小委員 最後に、ぜひ、せっかくついたグループ補助金、これはどうしても、かさ上げ、その他事業ができないからすぐにできないということがあるわけですよ。そうすると、一年、二年たってしまうと、事故繰りのさらにその先は、一度返せということになって、何か吸い上げられちゃうんじゃないか...全文を見る
○小野寺小委員 今のことについて一つぜひ知っていただきたいのは、確かにグループ補助金でかさ上げの部分は見てもらえるんですが、結局、周りが何にもかさ上げされていなければ、建物の敷地だけなんですよ、本体のところだけが高くなって、あとは全部、周りは海になっちゃうんですよ、かさ上げできて...全文を見る
○小野寺小委員 地元気仙沼のことについて少し触れていただきましたので、少しお話をさせていただきたいと思うんです。  一つは、三次医療圏。石巻とおっしゃいましたが、現時点でも気仙沼から車で二時間以上かかります。ですから、東京—仙台よりも実は遠い。そういうところが三次医療圏が現実で...全文を見る
○小野寺小委員 ありがとうございます。ぜひ、今言った指摘、しっかり頑張っていただきたいと思うんですが、一点、これから復興住宅がそれぞれ出てまいります。そうなりますと、実は、この地域は高齢化しておりますので、医療モールで一カ所に集まれるところに行ける方はいいんですが、かなりの高齢者...全文を見る
○小野寺小委員 長官、これは誰が見たって今回違和感がありますよ。復興の予算でこうやってつけるというのはおかしい。だから、もうこれはだめということになるんだけれども、迷惑しているんだ、あなたのおかげで。  誰が迷惑しているかというと、鯨産業の人全体が迷惑しているんですよ。こうやっ...全文を見る
○小野寺小委員 行かれましたか。
○小野寺小委員 長官は行かれましたか。
○小野寺小委員 鯨の方の予算はどうなっていますか、本予算。
○小野寺小委員 今の復興予算十九兆という中で、既に二兆円が全国防災、そして今回の予算では九千億円ということで、三兆円ぐらいが全国防災。これも多分、必要なところは必要なんだと思います。  ただ、私ども、実際被災地で感じますのは、実は防潮堤が完成したのは一メートルもありません。また...全文を見る
○小野寺小委員 ほかにも実は、今回の事業の中で不足しているものがたくさんあります。同僚の議員からも午前中指摘がありましたが、単純な事業がないんです。かさ上げ事業。単純にかさ上げをしてくれれば、そこに新たに住宅を建て、工場を建て、復旧復興ができるんですが、単純なかさ上げ事業というの...全文を見る
○小野寺小委員 ぜひ復興副大臣、黄川田先生にもお伺いしたいと思います。  先生の御地元も大変な被災を受けられました。そして、同じく沈下をしたり、今、さまざまな支援の事業が必要だということになっています。ぜひ、このかさ上げということに関してのもう少し弾力的な新しい考え方、それをも...全文を見る
○小野寺小委員 全国防災は大切だと思うんですが、実は、被災地の、例えば市役所、町役場、こういうところは、たしかこういう国の支援はなくて自前の予算、自前の市役所、町役場だから自前でやらなきゃいけないということになっているんだと思います。  そうすると、地元では不思議なことが起きま...全文を見る
○小野寺小委員 被災自治体は、実は、工場も被災してなくなりましたし、固定資産税はほとんど減免をしております。ですから、税収がほとんど上がらないのが現状でして、そういう中で、自治体の独自財源あるいは交付税の算定、そういう中で、なかなか復旧、自前のところの役所をまず真っ先に直すという...全文を見る
○小野寺小委員 それではお伺いしますが、このレビューシートを見ると、被災地の青少年を派遣するというふうになっていますが、この二十三年度事業でどのぐらいの方を派遣し、そしてそのうち被災地の方はどのぐらいいるのか。  というのは、私は、いろいろな海外の団体から、昨年の夏、ことし、海...全文を見る
○小野寺小委員 もう一つ、招聘のレビューシートを見ても驚いたんですが、例えば、被災地を見るといいますが、これは南会津、会津じゃないですか。私ども、会津を被災地とは誰も思っておりません。被災地というのは沿岸部、もしくは福島のいわきを中心とする状況だと思うんですが、全然被災地に来てい...全文を見る
○小野寺小委員 新美さん、何でこんなことを言うかというと、私、被災地で常にいろいろなこういう情報を知っているんだけれども、少なくともこの事業の話を一度も聞いたことがないんだよ。  だから、一体誰を派遣していて、招聘して一体どこに連れていったのか。被災地を見ているのであれば、恐ら...全文を見る
○小野寺小委員 政務官、どんな説明を受けてここで話しているかわからないけれども、基本的に、今回、私の経験では、青少年をたくさん海外に招聘してくれたのは他国の支援ですよ。そういう支援の会にはみんな、送り出す会には私も出て御礼を言い、その後、在外公館を訪ねて御礼を言うことをやっている...全文を見る
○小野寺小委員 きょういらっしゃる政務三役の皆さんは、こちらの席に座っていたら、私どもが今指摘していることを指摘する立場に、もしかしていらっしゃる方だったかもしれません。そのぐらい、恐らく今いらっしゃる中で、どうもこれは違うかなということをお気づきの方もたくさんいるんだと思います...全文を見る
○小野寺小委員 グループ補助金につきましては、大変被災地の要望が強い、しかも、ようやく復旧復興ができる段階で、申請できる方もこれからたくさん出てまいります。ぜひ、これは複数年度、ある程度一定期間、事業として継続をしていただけるよう、そういう申し入れをお願いできたらと思います。
○小野寺小委員 捕鯨自体は、私どもとしては否定するものではありません。特に、今まで累次にわたって国際会議の中で日本の伝統文化、伝統捕鯨についてしっかり主張してきたこともありますので、かえってこういうことで捕鯨予算の削減にならないように本予算でしっかり対応するということが必要だと思...全文を見る
○小野寺小委員 私どもは、これからがお金が本当にかかるところです。十九兆円という枠であれば、もう既に来年度で突破する可能性が出てまいります。今回の本当に必要な復興事業というのはこれから出てくるということを、ぜひ予算の中でしっかり認識していただくように申し入れしていただければと思い...全文を見る
○小野寺小委員 先ほど裏でちょっといろいろ確認をしたんですが、結局、どういう人がどのぐらい行ったとか、被災地から行っているのかということを聞こうと思いましたら、外務省自身も、例えばASEAN事務局とか日中友好会館とか中華経済研究院とか、こういうところにただお金を投げているだけで、...全文を見る
○小野寺小委員 済みません、もしかしてきょうの議論とはちょっと違うんですが、ぜひこういう実態があるということを聞いてください。  自殺対策で三十七億円、内閣府が、いのちの電話でしょうか、こういう予算の話をしたということがありますが、実は被災地で起きていることですが、これは宮城で...全文を見る
○小野寺小委員 今回、こうやって復興の方に皆さん大変お力をいただいております。  実は、地元に行って、この間、委員長初め皆さんがおいでいただいたときに地元の首長が言っていた話は、自分たちはしっかり精査をしてこれを使わなきゃいけないということで考えておりますと。ただ、そういう中で...全文を見る
10月29日第181回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号
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○小野寺委員長 この際、一言御挨拶を申し上げます。  ただいま委員各位の御推挙によりまして、委員長の重責を担うことになりました。  沖縄問題に関しては、沖縄が本土に復帰して四十年という節目を経過し、この間、各般の施策が実行されてまいりました。さきの国会でも、沖縄振興特別措置法...全文を見る
○小野寺委員長 これより理事の互選を行います。
○小野寺委員長 ただいまの山岡達丸君の動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小野寺委員長 御異議なしと認めます。よって、委員長は、理事に       磯谷香代子君    小川 淳也君       仲野 博子君    山岡 達丸君       秋葉 賢也君    伊東 良孝君       玉城デニー君    遠山 清彦君 以上八名の方々を指名い...全文を見る