海江田万里

かいえだばんり

比例代表(東京都)選出
無所属
当選回数8回

海江田万里の1995年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月03日第132回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○海江田委員 阪神大震災の問題でまず質問を始めたいと思います。  私も先日、現地を視察してまいりましたけれども、率直な印象は、見ると見るとでは大違いということで、まあ日本語の使い方としては、見ると聞くとでは大違いということだろうと思いますが、私もテレビの画面を通して被災の状況を...全文を見る
○海江田委員 やはり私は、そういう意味では、第一次情報といいますか、直接見聞きをした人からの情報が真っ先に入るべきだと思っておりますので、恐らくそういう意味では、このテレビの画面から見ておった印象というものが、私は、初動において若干のおくれがあったとすれば、そういう印象もぬぐうこ...全文を見る
○海江田委員 それから、納税の猶予も、申告の時期が、これは相続が発生をしましてから六カ月でやらなければいけないという決まりがあるわけでございますが、この点ほどうなっていますか。
○海江田委員 納税の延長ということもしていただけるということでございますが、先ほどの大臣のお話の中で、相続財産から被害に遭った分を差っ引くよということ、これは当たり前だろうと思うのです。家屋の場合は当然のことながらそれができるわけでございますね。  しかし、土地の場合は被害を受...全文を見る
○海江田委員 私がお尋ねをしておりますのは、今、過去の例はそれでわかりましたけれども、つまり五千人からの方が亡くなったわけですから、しかもこれは一月十七日という日付でありますね。亡くなった方から、その亡くなったことにおいてその財産の相続を受ける人の相続税の問題が発生してくるわけで...全文を見る
○海江田委員 少し生ぬるいといいますか、やはり実際に亡くなった方がおられるわけで、そういう方々の心痛というものをおもんばかったときは、もちろん、国税庁関係あるいは大蔵省関係その他各省庁、今一斉になって、あらゆる事態を想定をして、そして対処に努めておる最中でありますから、これから個...全文を見る
○海江田委員 減免をいただける方向で努力をしていただけるという理解をしましたが、あと実は、路線価になりますともう一つ、地価税の問題も出てまいります、地価税の課税標準になっておりますので。私は、路線価を下げることによって地価税も、これはやはりそこに事業所を置いていた、あるいは本社を...全文を見る
○海江田委員 これは意見の分かれるところでありますが、私は基本的な考え方としまして、路線価を一月一日の時点と震災が発生をしてからで変えるべきだという考え方を持っておりますので、その新しい路線価を決めればそれで地価税の課税標準にすべきではないだろうか、そういう考え方を持っているとい...全文を見る
○海江田委員 今借りておる分、既借入分についてはそういう対応をしておるということでわかるのですけれども、当面仮設住宅に住んでも、あるいは当面どこかの賃貸のマンションや家に住んでおりましても、その後やはりマイホームの取得というものも当然考えなければいけないわけでございます。そのとき...全文を見る
○海江田委員 今の局長のお話では答えになっていないわけでございます。全然お答えになっていないわけです。どうして私がそういうことを言うかというと、これはたしかきのうも本委員会で出ましたけれども、自己破産のケースですね、恐らくこれが大量に出てくると思うのですね。そうなったときに果たし...全文を見る
○海江田委員 今のも非常にわかりにくい答弁ですけれども、自己破産が起きても、例えば免責になりますとその後、これは理屈から言えば新しいローンを借りることができるわけですね。その点はどうですか。例えば住宅金融公庫なんかは免責を受けた人に対しては新規の申し出があればそれで貸し出しをする...全文を見る
○海江田委員 法務大臣にお尋ねをしますが、今自己破産という話が出ました、昨日も出たわけでございますが。この自己破産について、特に今回のような大震災が起きて自己破産が出るのもやむを得ないというようなお考えなのか、お聞かせいただきたいと思います。
○海江田委員 確かに、お立場からお話ししにくいことだろうと思います。私も、そういう自己破産という制度はございますが、やはり本人の、なるべく立ち上がる自分自身の努力をみんなで後押しをしようじゃないだろうか、制度で後押しをしようじゃないだろうかというのがやはり基本だろうと思います。そ...全文を見る
○海江田委員 閣僚の皆さん方の扱いはどうなるんですか。今おっしゃった寄附金控除の対象になるということですか。
○海江田委員 閣僚の皆さん方、今の説明でおわかりになったと思いますが、兵庫県が受け入れておるという領収書があれば、これは寄附金の控除に当たるということでございます。うなずいておられて、安堵しておられる方もいるかと思いますが、私がここで申し上げたいのは、まだその寄附金の控除の制度と...全文を見る
○海江田委員 ですから、今回は、そういう意味ではやはり日本の国民がこぞって何とかしなきゃいけないという気持ちを持っているのです。援助などもやはり初動が大切なんですね。この時期が大切なんですね、正直言いまして。だから、そのために何とか知恵を出し合って工夫ができないものなんだろうかと...全文を見る
○海江田委員 私は、大蔵省が全くこの寄附金控除について何もやっていないということではないと思うので、そういうことを言っているんじゃないわけですね。  確かに、今まででしたら非常に手間暇がかかるのをかなり簡素化をして、なるべくこういう制度も利用してもらおう、そういう意思がある、そ...全文を見る
○海江田委員 そういう考え方もありますが、爆発的にといいますか、今この時期に集めようと思えば、それはやはりおのずからいろんな工夫が出てくるのではないだろうかということを申し上げておるわけでございます。  村山総理だって、戻ってくると思えば、そのお金をまた私しようなんて思わずに、...全文を見る
○海江田委員 それでしたら、村山総理も来年の確定申告でその分若干戻ってくると思いますから、これはやはり息の長い救援をしなければいけないわけですから、ぜひまた寄附をしていただくということをお願いをしまして、それとあと、せっかく確定申告が始まるわけですから、そういう制度があるというこ...全文を見る
○海江田委員 大いに検討していただきたいと思います。  それから、地震保険のことでございます。  地震保険につきまして、現在建物一千万円、それから家財五百万円、合計で一千五百万円ですね。被災に遭った方からいろいろなお話を聞いてみますと、やはりこの金額では少ないと。それから、こ...全文を見る
○海江田委員 この支払い限度額を引き上げるということになりますと、国の方の地震再保険特別会計のところもやはり膨らまさなければいけないということで、なかなか難しい問題がある。  それからあと、保険を掛けます立場の人から考えましても、正直申し上げまして今この地震保険の加入率が非常に...全文を見る
○海江田委員 これは、株式会社が運用しているから、そこで利益が出ればそこから課税するのが当然だという考え方に立つのか、それとも、こういう時期で、先ほどもお話をしましたけれども、まだ地震保険の加入率というものが大変低い、どうやってやはり多くの方に地震保険に加入をしていただくかという...全文を見る
○海江田委員 早急にというのはいつごろですか。兵庫県はもう一月三十一日に、被害復旧に八兆五千五百十八億円という数字を出しておりますし、それから運輸省も、被災地域の鉄道十二社の復旧費用をまとめて三千五百億円と、もう出しているわけですから、もう数日ですか、二、三日中にということですか...全文を見る
○海江田委員 一日も早く、来週早々ということでございますから、それをもうおくれないようにやはり出していただかなければいけない。やはりそれが出てきませんと、本当のことを申し上げまして、二次補正にしろ、それから本予算あるいは平成七年度予算の補正にしろ、話が煮詰まっていかないわけでござ...全文を見る
○海江田委員 経済企画庁長官のお答えというのは常識的な線ではないだろうか。ごく短期的に見ますと、やはり生産にブレーキがかかるということで、若干の物価の上昇もあるだろうし、経済的にマイナスになる。ところが、それを中期的に見ますと、機械などの設備能力もまだ余裕がありますから、かなり大...全文を見る
○海江田委員 要するに、もう少し時間をくださいということで、今お話しすることができないということでございますね。ただ、赤字国債については、これはもう本委員会でも何度か答弁がございましたけれども、第二次補正にということではありませんけれども、赤字国債もこれは発行についてやぶさかでな...全文を見る
○海江田委員 これはこの九四年度の二次補正では私は赤字国債、避けられないと思いますから、なるべく早い機会に正直におっしゃった方がいいと、私はそういうふうに思っております。  あと、よく聞く言葉で復興債ということ、これもいろいろ、総理も発言をしたようなしないようなことで、いろんな...全文を見る
○海江田委員 私の考え方を述べてくださいということでございますのでお話をさせていただきますが、私は、やはり税負担の問題も避けて通るわけにはいかないんじゃないだろうか、こういう考え方を実は持っておりますね。税負担というとまだ聞こえがいいわけでございますが、もう少し端的に言うと、やは...全文を見る
○海江田委員 税負担ということでいいますと、小さなところではそれこそ酒税ですとか、たばこの税金とかこういう話があるわけですけれども、正直に申し上げまして、これは非常に瑣末な議論なんですね。本筋のところはやはり所得税の減税をどうするのかという話と、それから消費税の増税をどうするのか...全文を見る
○海江田委員 予算委員会で議論を深めなきゃどこで深めるのかという気もしますが、まあ、ここのところは、それでは私の考え方を述べますので、それに対するコメントでよろしゅうございますので。  私は、所得税の減税を取りやめるべきではなくて、非常に言いにくいことではありますけれども、消費...全文を見る
○海江田委員 私は、以前は大蔵委員会に籍を置いておりましたが、大きな会派に加わらないというときからそこからはじき出されまして、今ここでしか言う機会がございませんので少し議論をさせていただきますが、実は去年のあの税制改正、とりわけやはり消費税の税率の決め方というのは、大変これは総理...全文を見る
○海江田委員 消費税のアップがそういう意味ではこの震災対策で、つまり震災の財源としてないということは、これはもう確認としてそれでよろしいわけですね、村山総理。
○海江田委員 それはわかりました。  ただ、そうすると、九七年からの消費税の税率を半年前に決めるという、その九六年の九月三十日で決めるというところでは、これはまだ五%という数字は約束できないわけですね、これは当然のことながら。これはこの間の、去年の秋の税法の改正の決まりどおりだ...全文を見る
○海江田委員 私の理解では、実は見直し条項というのが非常に重要なんですよね、これは単なる附則とかなんとかいう話ではなしに。そういう意味では、まさに見直し条項があったからあの法律ができたということを言っても過言ではないのではないだろうかという考え方を持っておるのですね。  それは...全文を見る
○海江田委員 その行財政改革の問題は後でやろうと思ったのですが、時間が余りありませんので今やらせていただきますけれども、特殊法人の改革案づくり、政府としては十日にまとめるという話でございましたけれども、実は今度の大震災というようなこともありまして、十日の案は最終報告ではなくて中間...全文を見る
○海江田委員 では最終報告ということで見せていただいてよろしいわけですね。  その中で特に気になりますのは、日本開発銀行や中小企業金融公庫といった政府系の金融機関の民営化でありますとか統廃合、これはさきがけからいろいろなアイデアも出ておりますけれども、そういうところが今回の阪神...全文を見る
○海江田委員 では、それは本当に本腰を入れてやっていただきたいと思います。  それから、環境庁長官にお尋ねをしますけれども、今度の震災で、たしかきょうの昼のニュースだと思いますが、大阪の堺の泉北コンビナートで十六基のタンクが傾いておるというような情報もありまして、震災の二次災害...全文を見る
○海江田委員 やはりこれだけの大きな大震災でございますので、当然やはり二次災害ということをよく注意をして、そしてまさに二次災害の問題というのはこれからの話でございますから、怠りのありませんようにお願いをしておきたいと思います。  震災関係はここまでにしまして、きょうの昼間も議論...全文を見る
○海江田委員 今の大臣のお話というのは、前半は納得できるといいますか、つまり一千万円の保険金の支払いの準備がある、その一千万円の保険金の支払いでフォローといいますかケアされる人たちが多くですよという話ですね、この人数からいえば。もう九割、八八%、一千万円以下の預金者は八八%、預金...全文を見る
○海江田委員 ですから、預金保険機構で一千万円までは担保されておるわけですから。その一千万円までの預け入れの人たちが九割近くであった。  一千万円を超える金額というのは、正直言うと、本当は一千万円だって一般の預金者からすれば、これはもう大口なんですよ。今、平均貯蓄額というのは一...全文を見る
○海江田委員 銀行局長、普通の預金者とか、それから、何ですか普通の一般預金者とか、そういう言葉はこの際使ってほしくないですね。普通の預金者というのはやはり一千万以下の人ですよ。これが普通の預金者であって、そうじゃないですか、一千万から上の人が普通ですか。じゃ、一千万以下の人たちは...全文を見る
○海江田委員 全部預金をここへ集中するわけじゃないわけですよ。預金の預け入れというのは幾つもあるし、それから、何といいますか、いろんな運用の仕方があるわけですよ。だから、本当はやはりこれは大口の預金者なんですよ。だから一千万円に預金保険機構の払い戻しの限度額をしておるわけでしょう...全文を見る
○海江田委員 その高橋さんの関連企業への融資は幾らですか、焦げついているのは。それを教えてくださいよ。
○海江田委員 これは信用組合ですから、中小企業等協同組合法の問題。それから、一企業に対して八億円が限度の大口融資の規制の違反じゃないですか。どうですか。
○海江田委員 人ごとなんですね、はっきり言って、東京都がおやりになることだからという話で。そうじゃないですか。これは実は、市中銀行が大変な運用をするわけですね。これは支援をするわけです、収益支援というのをね。これは出資だけじゃないのですよ。出資はこれまでも何度がやっているのですね...全文を見る
○海江田委員 増資が四百億円、それから収益支援も四百億円じゃないですか、これは。つまり、すぐにというわけじゃなくて十五年という期間がありますけれども、これは収益支援ということですから、金融機関が一般の預金者から預かったお金でそれなりの利ざやを稼いで、そしてそのお金で支援をするわけ...全文を見る
○海江田委員 総理の感想はさっきお尋ねをしましたけれども、十二月十三日の閣僚懇談会でいろいろな意見が出たやに聞いておりますが、橋本通産大臣、いかがですか、今のやりとりを聞いておりまして。
○海江田委員 野中自治大臣、いかがですか。
○海江田委員 随分時間もかけてたっぷりとお話をいただきましたが、私が言いたいのは、これは不透明な部分が多過ぎるのですね、はっきり申し上げましてもう少しやはり透明にしなきゃいけないのじゃないだろうかという話。  それから、先ほど収益支援の問題が出ましたけれども、実はこれは当然のこ...全文を見る
○海江田委員 実はこれは、各取締役会はうまくいくようになっているんですね。それはどうしてかというと、日銀法の二十八条、大蔵大臣の市中銀行に対する協力命令権という非常に強い権限があるわけですね。この協力命令権に従わなければこれはやっていけなくなっちゃうわけですから。だからそういうよ...全文を見る
○海江田委員 考えてみますということを一言言えば済む話を、ああでもない、こうでもないと言って、結局何を言ったのだかわけがわからなくなってしまうということですから、これはやはり大いに考えていただかなければいけない。  それからもう一つは、ディスクロージャーの問題ですね、金融機関の...全文を見る
○海江田委員 まだ質問したいことはたくさんございますが、これで私の質問を終わらせていただきます。
02月07日第132回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○海江田委員 時間も短い、限られておりますので、お尋ねをしますが、農水省の補助事業としてリフレッシュ・ヴィレッジというのがあるということを聞いておるのですが、一体どんな事業内容かということをお教えいただきたいと思います。
○海江田委員 その農業構造改善事業ということで非常に大きなくくりでございますけれども、その中に、既に九四年度から全国十カ所、例えば釧路市ですとか宇都宮市、上越市などでモデル事業で行われているわけです。  要するに、一応表向きは中山間地ということになっておるわけですけれども、ここ...全文を見る
○海江田委員 その空間型というのがよくわからないんですね。これは恐らくお聞きになっている皆さんもおわかりにならないと思いますが、事業内容というのは私が言ったような中身だろうと思うのです。  温泉ということでいいますと、今阪神の被災地の方々は週一回ふろに入れるかどうか、しかもその...全文を見る
○海江田委員 今もお話をしましたけれども、一兆一千四百億円からのお金がこのごく短い期間に出ていくということでありまして、トータルとしましては農業構造改善事業ということなんでしょうけれども、これは当然のことながら土木事業がかなりの部分を占めるわけですね。そうしますと、その土木の工事...全文を見る
○海江田委員 時間ですので最後になりますけれども、とりわけこの農業構造改善事業という非常に大きな名前です。その中で、例えばふれあい林道とか、一体何なのかと、わけのわからないのがたくさんあるわけですね。だから、そういう意味においては、やはりここのところの予算の執行を厳正にやっていた...全文を見る
02月16日第132回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○海江田委員 私もまず、東京共同銀行の創設の問題から質問をさせていただきますが、二月十日の本委員会で、これは西村銀行局長の発言でございますけれども、ある程度前からこの協和信組と安全信組については経営に不安を持ち監督当局の東京都と意見交換をしていたという発言があるわけでございます。...全文を見る
○海江田委員 そういうことは差し控えるが昨年の春の段階でそういうことを意識したということでございますが、これは昨年の春ということですか、それとも、そういうことは差し控えるということですからこれは言えないんだということですか。どっちですか。
○海江田委員 差し支えないということはそういうことだと、昨年の六月に、経営に不安を持ち監督当局の東京都と意見交換をしたということでございますね。
○海江田委員 そういうことは先刻わかっておることでございまして、去年の六月六日、平成六年の六月六日、六、六、六と六が三つつく日から、東京都と関東財務局は一緒になってこの二つの信用組合に対して検査を始めたわけでございますね。それはもうわかっておることなんです。それではなくて、あなた...全文を見る
○海江田委員 そうしますと、一九九四年の春ごろだと、六月六日の前だというふうに認識をすればいいわけですね。  東京都はその前に、一年前の、やはり九三年の六月には検査をやっておるわけですけれども、このときは大蔵省に対して関東財務局と一緒にやろうという申し出はなかったわけですか。
○海江田委員 今お聞きいただいてわかったと思いますけれども、一年前から関東財務局は実は一緒になってやっておるわけですよ。一年たって、しかもこの年の七月には、あの長期信用銀行がイ・アイ・イ・インターナショナルに対する融資の打ち切りをやっておるわけですよ、これは。普通の人だってもう既...全文を見る
○海江田委員 その、これから入りますよというようなことは大蔵省に、関東財務局も大蔵省なわけでございますけれども、そういう報告というのは上がってこないわけですか。
○海江田委員 西村銀行局長がいつから知っておったかということではありませんで、大蔵省として、やはりこの問題に一体いつから気がついてそしてどういう動きをしたかということが実は大切なんですね。このことは何も大蔵省をいじめようとか、ましてや西村さんをいじめようとかそんな話じゃありません...全文を見る
○海江田委員 では、ちょっと具体的にお尋ねをしますけれども、このスキーム、救済の設計が表に出ましたのは、去年の十二月九日、午前中に武村大蔵大臣が記者会見をやりまして、それから日銀総裁も記者会見をやったということでございますけれども、その前の十二月の六日でございますね、日銀の氷川寮...全文を見る
○海江田委員 何か説明をするとまずいことがあるんですか。それとも何か、そういうふうに説明を差し控える、もう最初に、一番初めの質問からですよね、差し控える、差し控える、差し控えると。何か西村さんがお話をするときは、差し控えるという言葉がないとその後言葉が出てこないような印象を受ける...全文を見る
○海江田委員 それは西村さんの御判断だろうと思いますが、私は先ほどもお話をしましたけれども、やはりどういうプロセスでこれが決まっていったのかということを明らかにしなければ、今みんなこの問題では不満を持っていますよ、あるいは不安も持っていますよ。信用秩序を維持するということを言いな...全文を見る
○海江田委員 それでは、先ほどの西村局長のお話で、東京都と緊密に連絡をとりながら東京都の判断に従ってというような説明があったわけでございますけれども、東京都とどういう形で緊密に連絡をとったのか。先ほど西村局長のお話では、去年の秋ごろからそういう認識を持ってスキームをつくり始めたと...全文を見る
○海江田委員 東京都のどなたですか。その肩書、役職でよろしゅうございますから、お教えいただけませんか。
○海江田委員 そのときのその話の中身でございますけれども、今回のこの破綻をしました二つの信用組合をどうやって救うかということは、大変難しい問題だろうと思いますね。大変難しい問題なわけでございますけれども、例えば破綻した金融機関を救っておるという例は海外にも、イギリスでもアメリカで...全文を見る
○海江田委員 いろいろな方策を探ったということでございますが、特に今回のこの方式が採用をされたその一番大きな理由というのは、これは何ですか。ほかの国でやっておるやり方でありませんでこの方式を採用された一番大きな理由、何ですか。
○海江田委員 今のもまた答えになってないわけですけれども、我が国でやるんだから我が国の方式だということでございますか。ただ、我が国の方式でもこれまでいろいろな方式がございますから、特に今回、いわば日銀出資の救済銀行方式、正確に言うと。これを採用した一番大きな理由というのは何ですか...全文を見る
○海江田委員 今の御説明ですと、今回のこの方法が、例えば大阪府民信組ですとか岐阜商銀ですとかそういうところと同じような方法だということでございますが、これはやはり違う点があるわけですよね。  この間のこの委員会でも、私は収益支援の質問をさせていただいたら、局長は、収益支援という...全文を見る
○海江田委員 そういうふうに初めから言えばいいわけでございますが、なるべくこれを大したことはないんだみたいな、これまでもあったことだとか、初めてのことだということがあれば、それはやはりみんな真剣になるわけですよ。あるいは、そういう困難性も伴うわけですから、どうやってこれを被害を小...全文を見る
○海江田委員 最後の最後まで迷ったということでございますが、結局それをとらずに、今回のような日銀出資の救済銀行方式という全く新しい初めての、支援も含めて、そういう方式をとったということで、しかも、その理由はといえば、これは信用システムの保持のためだということに恐らくなってくるのだ...全文を見る
○海江田委員 きょうの朝日新聞ですか、「第二地銀協、事実上割り当て」ということで、地銀協という事業者団体がどの銀行が幾ら出資をするかということを割り当てをしたという、事実上の割り当てでございますね、そういう疑いがあるというような記事が出ておるのですが、この第二地銀協については幾つ...全文を見る
○海江田委員 きょうの新聞記事では内部文書があるということでございますが、残念ながら私の手元にありませんので、その文書に基づいた質問というのはできませんが、私の手元にございますのは、これは第二地銀協という、第二地銀というのは以前の相互銀行でございますから、銀行の数は六十五あるわけ...全文を見る
○海江田委員 これは実は、取締役会を各銀行が開いて決定をしたわけでございますが、その取締役の方々というのは、果たしてこれで株主代表訴訟にさらされる心配はないのかということを心配をしておる。あるいは弁護士さんの中には、さあこれで株主代表訴訟ができるんじゃないだろうかということで手ぐ...全文を見る
○海江田委員 普通、出資の決定に当たっては、取締役会を開くときにいろいろな資料が来るわけですね。もう当然のことながら、バランスシートでありますとか、どういうところに貸し出しをしておるのであるとか、そういう一番基本的な資料があって、それで取締役会を開くわけですけれども、今回は大蔵省...全文を見る
○海江田委員 十二月九日のその段階で出したことはないということですが、その後も出していませんよね、これは。今言ったバランスシートだとか貸出先だとかいうものは出していませんね。
○海江田委員 全然順番が逆ですね、これは。取締役会はもう全部、二月の三日ですとか二日ですとか払い込みももう既に終わっておるわけです。だから取締役会で取締役が判断をするときにはそういう材料は全くなかった、みずてんでやっておるわけですよ。  ですから、私ははっきり指摘をしておきます...全文を見る
○海江田委員 これはいつまでやっていてもしようがありませんけれども、取締役会はそれで賛同したかもしれないけれども、株主が黙っているかどうかという問題なんですね。だから、そういう意味では、このやり方というのは非常に無理がある、もう無理に無理を重ねているんですね。  あともう一つお...全文を見る
○海江田委員 今もまたはぐらかして……。僕はスキームの変更ということを聞いておるんじゃないのですよ。今は、それぞれの二つの信用組合というのは、おっしゃったように上部の組織である、先ほどもお話をしましたけれども、全国信用協同組合連合会というものに所属をしているんですよ。今度、東京共...全文を見る
○海江田委員 今局長が非常に言葉を選んで発言をされたと思うのですけれども、じゃ、中央銀行がそういう意味で融資ができるんですかどうなんですか、そこのところは。これも非常に大きな問題なんですよ。答えてください。
○海江田委員 これは学者の間でもいろいろ議論のあるところですけれども、五〇%出資をしておりますよね、これは中央銀行、日銀が。その日銀の出資というものが、日銀法の二十四条ならば、これは外国の金融機関に対して出資というのはできますよと。ところが、その二十四条ではどうもなさそうだという...全文を見る
○海江田委員 しっかりしておる銀行だ  先ほど局長は、これは、銀行というのは名ばかりのもので、実は銀行じゃないのですよという話があって、まあ違う人だから、別に舌の根が乾かないうちにとは言わないけれども、今は、しっかりした銀行だと。こんなことないんですよ、これは。非常に大きな問題が...全文を見る
○海江田委員 私は別に、都知事が、あるいは理事者側が最大限の努力をしていないということを言っているのではありませんで、本当はこの国会でだって、これは場合によっては議決が必要なケースだってあるんですよ。  例えば、今私たちは平成七年度の予算で、二千万円足りないとか、一千万円これは...全文を見る
○海江田委員 全部破綻しちゃうわけですね。今度は、このスキーム自体が破綻するわけですね、これは。だから、正直言いまして、無理に無理を重ねているんですよ。ちゃんとみんなが、万人が納得する、あるいは普通の常識を持った人が納得をする救済の仕方というものをやっておれば、別に預金も引き揚げ...全文を見る
○海江田委員 では早速、努力ついでに、努力ついでというよりも、努力のあかしとしまして、やっぱり資料要求ですね、はっきり言いまして。しかも資料も、何月何日で切ったものでありませんで、あれは正直言いまして、出た人と出ない人、あの一日前におろしていれば出ないわけですよ。一日前に返済をし...全文を見る
○海江田委員 大臣、一言どうですか、ディスクロージャーにつきまして。
○海江田委員 ディスクロージャーのことは、今回をいい経験にして、これからディスクロージャーに努めていくということでいいと思うのですが、ただ、私が心配をする今回のこの影響というのは、先ほどの正森委員からも出ましたけれども、モラルハザードといいますか、ここを助けたんだからといって、ほ...全文を見る
○海江田委員 今長官は、住宅地は半分が横ばいですよ、それから商業地は下落が続いておりますよと、さらっとお話がありましたけれども、とりわけ、やはり商業地については二けたの下落ですね、年率の換算をしまして。私は、これは不良債権という観点から見ますと、やはりかなりゆゆしき事態だと思うの...全文を見る
○海江田委員 平成七年中に二・八の当初の目標に回復するかどうかというのは、かなり意見の分かれるところであります。これは私の意見だけじゃありませんで、各エコノミストですとか、それから民間の研究団体なんかがやっております予測というのは、平成七年度はやはり一たん落ち込むのじゃないだろう...全文を見る
○海江田委員 二十四日に震災対策の補正予算が出るということでございますけれども、この二十四日ぐらいまでにはもう少しきめの細かい経済の見通しというのもあわせて出るわけですか、それとも、それとはまた切り離した見通しということになるわけですか。
○海江田委員 ただ、いずれにしましても、その経済見通しは、当然、今世の中に流布しておりますのは震災前ではじいた数字でございますから、震災前と震災後とで違うものを、まあ数字は二・八でもいいわけですけれども、一応計算のやり直しというものはやる、こういうふうに理解すればいいわけですね。
○海江田委員 そういう意味では、震災の前と後とでやり直しをして新しい数字が出るかどうかまだわからない、場合によっては全然やらないかもしれないということですか。そこのところはどうですか。
○海江田委員 あれだけ大きな大震災、しかも阪神地域というのは日本経済の中で占める位置というのは大変大きいわけですから、これはやはり当然やらなければいけない。しかもできるだけ早くやっていただいて、それによって、企業の経営者でありますとかそこに働く人々でありますとかを安心をさせる。今...全文を見る
○海江田委員 私も、一月のは確かに非常に時期的な問題がありましたから極端過ぎますけれども、ことし一年、それから神戸港の被害というのも大変大きいものですから、やはり輸出にブレーキがかかるだろうということで、そういう意味では、貿易黒字が減っていくあるいは経常収支が減っていくということ...全文を見る
○海江田委員 今、中国の将来像について推測もしておるというようなお話を承りましたけれども、最近の推測の中では、アメリカの国防総省が、これは実際にその論文を書きましたのは去年の夏だそうですけれども、一月に入りましてそれが公表されたということで、かなり話題を呼んでおるわけですね。大臣...全文を見る
○海江田委員 それは私も考え方が全く同じでございまして、この国防総省の資料というのはまさに専門家に聞きましたから、専門家というのは、どちらかというと人と違ったことを言わなければ飯が食えない部分もありまして、それで専門家の予測が当たったためしはないわけでございまして、やはり私たちが...全文を見る
○海江田委員 村山総理の訪中というのは、あれはとりあえず延びたわけでございますか。訪中の予定というのは今はないんですか。あるいは、河野外務大臣の訪中の予定というのはおありかどうか。
○海江田委員 私は、やはり政治家はなるべく頻繁に中国に行った方がいいと思います。とりわけ第四次の円の借款の問題もございまして、あの調印式、先日行われたようでございますが、やはりそれも本当は政治家が行けばいいわけでございますが、まあ、どうも事務方主導の第四次の円借款の決め方ではない...全文を見る
○海江田委員 細かい話でございますが、いわゆる夜間の高校に通っております人の概念といいますか、昔は、勤労青年ということでいろいろな苦労がありまして、そしてそれこそ本当に食事も給食が出なければ食べられないというようなこと、それからやはり教科書を買うお金もない、それから勉強と仕事と一...全文を見る
○海江田委員 今の七九%の有職率という、その有職の中にはパート、アルバイトも入っておるというふうに理解していいわけですか。
○海江田委員 わかりました。パート、アルバイトというのを入れればそういうことになると。それで、実際に半分以上がパート、アルバイトであるということは、私が先ほどお話をしたように、夜間の高校に行っております生徒のイメージというものが、あるいは内容というものが大きく変わっているというこ...全文を見る
02月20日第132回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号
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○海江田分科員 私は、公正取引委員会に、現在いろいろ検討されております著作物の再販制度、この見直しの状況がどういうふうになっているのかということをまずお尋ねしたいと思います。
○海江田分科員 ありがとうございました。  今の御説明で、著作物の範囲をまず限定しておるということですけれども、私が考えますところ、著作物というその定義づけ、独禁法二十四条の二の第四項で言う「著作物」の中身が一体どういうことに当たるのかというと、実はもう片一方で著作権法がありま...全文を見る
○海江田分科員 今のお話の中で、二つ整理ができると思うのですね。  一つは、私もお話をさせていただいた、著作物の範囲を限定して、これを立法化すべきではないだろうかというお話、これは私も全くそのとおりだろうと思います。  そこからさらに進んで、先ほど委員長が後段で触れられました...全文を見る
○海江田分科員 ここからが本当の議論になっていくわけでありますけれども、先ほど委員長がはしなくも規制緩和のところから説き起こして、この再販の問題に行き着くんだというお話でございますが、確かに一般的に言いますと、規制緩和の問題、とりわけこの規制という問題は自由な競争を阻害しますから...全文を見る
○海江田分科員 委員長もよくおわかりになっていらっしゃると思いますが、身近な例ではフランスの例なんかもございまして、アメリカはもちろんこれは完全に自由化をしておりまして、そして実はこの再販制度の見直しという話も日米構造協議のところでも出てきておりまして、そこが一つのスタート点にな...全文を見る
○海江田分科員 今のフランスの場合は、要するに最初が奨励価格制度でしたから、その奨励価格制度を撤廃をするというところで、日本で言うところの希望小売価格のようなものもなくなった、そして、その後新規にやったのがいわゆる再販制度だ、こういうふうに理解をしておるわけで、恐らくそれでいいと...全文を見る
○海江田分科員 最後ですので、私からの要望としまして、今、委員長からも特性というお言葉がございましたけれども、まさに出版は、出版文化という言葉があります。それから、日本の文化ですとか知識ですとか学術ですとか、そういうものを次の世代にバトンタッチしていく非常に重要な役割を果たしてい...全文を見る
02月20日第132回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第1号
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○海江田分科員 武村大蔵大臣、昨日、札幌で御講演をされて、そこで国民の支えというのは増税と同じ意味であり、税負担していただく以外に道はないというような発言をなされたということなのですが、私、予算委員会でこれまでずっと大蔵大臣の発言を聞いておりまして、もちろん増税の可能性を否定した...全文を見る
○海江田分科員 確かに、いろいろな知恵を出し合って、今大臣からもお話がありましたけれども、郵政省も競馬会も自治体もということでやっておるわけです。ただ、そういう知恵で出てくる金額というのはそれほど大きな金額にならないだろうということと、それから今度の補正でも税収の見積もりは当初よ...全文を見る
○海江田分科員 いずれにしろ、今度の国会は六月十八日までが予定をされておる、それから参議院の選挙もありますから、そう長く引っ張るわけにはいかないわけです。それで、この九五年度の予算も比較的順調に進んでおるということですから、当然のことながら、統一自治体選挙が終わった五月からそれこ...全文を見る
○海江田分科員 私、先ほど付加税も一つの考え方かなということをお話しをしましたけれども、もう一つ、付加税の前に、宗教法人ですとか公益法人の法人税、優遇されておりますね。大分御努力されて、今は昔ほどでなくなりまして、三〇%ということで、中小企業の低い税率の二八%から比べると少し上に...全文を見る
○海江田分科員 きょうは法務省にもお越しを願っておりますので、この阪神・淡路大震災で被害に遭ったマンションの再建の問題ですね。これも今日の新聞ですけれども、全壊しましてそれを取り壊した土地の上に新たに建物を建てる場合、五分の四の賛成でいいという方向で検討しようじゃないかということ...全文を見る
○海江田分科員 今要件を緩和するということで、五分の四ということは発言いただかなかったわけですけれども、新聞報道にありますような五分の四ということですと、区分所有法で既に五分の四という決まりがございますね。ですから、その区分所有法の五分の四に合わせたということになるんだろうと思う...全文を見る
○海江田分科員 これは法務省になりますのか、大蔵省になるのか、どちらかでお答えいただきたいんですが、一つのアイデアとしまして、今回特にマンション住民の方は、被害に遭われたマンションの建てかえということでいろいろ大変悩んでおりまして、そこで定期借地権という考え方がございますね。建物...全文を見る
○海江田分科員 今のは借地権の説明で、私が言っているのは一般定期借地権のところなんですけれどもね。  武村大蔵大臣、これは国の国有財産が、結果的に五十年たって更地で返すということになると、国有財産、国でなくて自治体ならば自治体の財産ですけれども、これがふえることになるわけです。...全文を見る
○海江田分科員 今ちょっと二つの話をしましたので混乱しているかもしれませんけれども、前者の方の、被災者用のマンションの再建に対してそういう定期借地権を利用して、国がそういう借地権者になって、そしてその分の資金を、この財源は財投でもいいですし、あるいは場合によっては、公有地になる、...全文を見る
○海江田分科員 余りこういうアイデアというのはまだ出ていないと思いますが、これはさっきお話しした二つ目の、将来的にどうやって働く人たちに安価でしかも働くところから近いところに快適な住宅をつくれるかというような観点からも、やはり定期借地権というのは、——今国の土地だけじゃありません...全文を見る
02月22日第132回国会 衆議院 予算委員会 第16号
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○海江田委員 今回の二つの信用組合の救済につきまして、ただいま大蔵大臣は助け合いだという言葉もございましたけれども、一般の金融機関、つまり銀行は全体で二百億円の出資をする。日本銀行も同額の二百億円の出資をする。が、その出資だけではありませんで、収益支援といって、各銀行がトータルで...全文を見る
○海江田委員 この助け合い、つまり出資と贈与が必要だという要請はした、しかし、その中身についてとこの銀行が幾ら出資をする、どこの銀行が幾ら贈与をするということは各銀行が独自に決めだというのが今のお答えだと思います。  ここに資料がございまして、社団法人第二地方銀行協会、平成六年...全文を見る
○海江田委員 今お答えいただきましたのは、前回、数日前に私が質問をしてお答えをいただいたことと全く同じでございまして、私は、こういう文書があるんだけれども、それでもどうなんだということをお尋ねをしたんですが、再調査をするとかそういうおつもりは全くないんですか。第二地銀というのは六...全文を見る
○海江田委員 私は再調査をすべきだということですが、公正取引委員会はおやりにならない。やはり公正取引委員会の委員長というのは大蔵省の出身の方でありますから、そういうのがやはり配慮に働いておるのではないだろうか、そういうような疑念といいますか、そういうものをやはり生んでしまうことが...全文を見る
○海江田委員 私は、このマネーロンダリングの問題も重要な疑義があると思います。きょうは時間がありませんので、今後につなげていきますけれども、マネーロンダリングの問題と、それからもう一つは、やっぱり導入預金の問題でありますね。  この導入預金の問題は、先ほどもちょっと法律が出まし...全文を見る
○海江田委員 これも先ほどと同じで、今は導入預金があったということを承知していないということですが、これも恐らく出てくると思うのですね。  それが出てくるかどうかというのは、一つは、やはりこの導入預金というのは、預金とそれから融資を受けておる人のリストがわかって、そこで初めて、...全文を見る
○海江田委員 時間ですので、これで。ただ、この問題は引き続き追及させていただきます。  ありがとうございました。
02月24日第132回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○海江田委員 きょうは全大臣のほかに、特に日銀総裁にも朝早くからお越しいただきまして質問をさせていただきますが、きのうの本委員会で東京協和信用組合、安全信用組合の処理問題で、日本銀行は去年の十二月九日どことしの一月十三日に政策委員会を開いて今回の処理の方針を決めておるということで...全文を見る
○海江田委員 今後努力をしていただけるということでございますので、これはぜひ、やっぱり全体にガラス張りにしなければいけないことでありますから、ぜひ私は、議事録をつくって、そしてそれを公開をする、一定のインターバルはあっても構わないと思いますけれども、やはり公開をしていただきたいと...全文を見る
○海江田委員 最後の質問になりますが、総理に伺っておきます。  先ほどの質問でもございました、今回どうして組み替えができないのかということで、予算の編成が終わりまして、そしてそれから今回こういう大震災が起きたということが一つの理由だろうと思うんですけれども、ただ、私は冷静になっ...全文を見る
○海江田委員 ありがとうございました。
02月25日第132回国会 衆議院 予算委員会 第19号
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○海江田委員 まず、補正予算の歳入面でございますけれども、公債一兆五千九百億円の内訳、これは、建設公債七千七百九十四億円それから特例公債八千百六億円、五年ぶりの財源手当てのない赤字国債の発行であるということは、きのうの本委員会でもお示しをいただきました。  この債券の具体的な中...全文を見る
○海江田委員 市中公募の割合を比較的低く抑えだということは一つの特徴だろうと思うのですけれども、それ以上に大切なのは、これはいずれも中期国債を発行しているということなんですね。短期の国債もありますし、それから満期十年の長期国債もあるわけですけれども、今回は中期国債の発行にすべてこ...全文を見る
○海江田委員 この宿題の答えを出す時期によって、実はもし増税ということをお考えであったら手だてがいろいろと縛られちゃうわけですね。それこそことしの所得税の減税分をこれを一部をカットするということになれば、もう六月になったら実施されちゃいますから、夏のボーナスで。そうすると、六月以...全文を見る
○海江田委員 確かに、私もこれ、実名わかっておる範囲で調べまして、そして、これまでの所得申告の資料がございますので、それで調べをしてみたのですけれども、佐藤昭さんは確かに平成五年で一億円の納税をしておりますけれども、ほかの方たちというのは、百十七億、百十五億の方から始まりまして、...全文を見る
03月09日第132回国会 衆議院 予算委員会 第21号
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○海江田委員 きょう当委員会に四枚つづりの資金繰り表を出していただきました。これは恐らく、これ日暮さんのサインがありますから、毎日こうやって報告をしていましたよという書類だろうと思うんですが、一つ気になる点がありまして、たかおビル開発でございます。二億円のお金が、これは期日が来て...全文を見る
○海江田委員 これは非常に重要な証言ですので、そこのところをよくお考えいただきたいわけですけれども、全くないということで、全くなのかほとんどなのか。
○海江田委員 これは関連会社でも融資がありますと導入預金の可能性がありますので、その点を申し上げているので、それは恐らくおわかりになって非常に慎重な物の言い方をしておると思いますが、このたかおグループというのはこれまで余り資料には出ておりませんけれども、私は、やはり四十億からのお...全文を見る
○海江田委員 わかりました。  それでは、本当に私は時間がありませんので早口でございますけれども、先ほど政治家との絡みで何人か名前が出まして、新生党のOさんという名前、これは小沢さんのことだろうと思うのですが、その三十億円は出しましたかという野呂田委員の質問に対して、出したこと...全文を見る
○海江田委員 じゃ、新生党にはお金を出したことがありますか、ありませんか。
○海江田委員 ないわけですね。はい。  それでは、あとお役人との絡みでございますけれども、一緒に行ったということはお認めになった。その飛行機代は受け取ったのですか、どうですか。
○海江田委員 それから、料亭なんかに行きまして、ツケ回しというのですけれども、要するに自分らが飲み食いをしてそのお金を高橋さんの関連会社にそういう伝票が回ってきたということはありませんか、ありますか。
○海江田委員 これは全くないということですか。知らないということなのか、そういう事実は全くないということなのか。
○海江田委員 認識では、ないということですね。じゃ、事実としてはあるかもしれないけれども、私の知ったところではないということだろうと思います。  それからあと、高金利ですけれども、先ほどは、非常に一人当たりの預金の量が多いから、あるいは収益性がいいからそういう高金利をつけておっ...全文を見る
○海江田委員 じゃ、時間が過ぎましたので。
○海江田委員 安全信用組合の預金者リスト、当委員会に出していただきました。平成六年十一月末現在、リストが順番に並んでおりまして、四番目、「金融機関」とございますけれども、これは東京協和信用組合二十五億円でございます。間違いありませんね。――おたくが出した資料ですから、これ。「金融...全文を見る
○海江田委員 指摘を受けて、ものの数分、数分もたっていませんね、数秒でそうだと言うことは、東京協和が安全信用組合に預金をしておった、二十五億円を預金をしておったということは知っておったわけですね、これは。
○海江田委員 東京協和、金融機関が金融機関に預金をするということは、どうしてこれ、預金があったんですか、この時期に。
○海江田委員 これの利息は何%でした。
○海江田委員 これは五%以上ですね。五・二か三ぐらいだろうと思います。こちらに出しました四%以上の中に入っておりますから。  それから、今のインターバンクの話なんですけれども、二本にしたくないで一本にするということ、これも常識では、金融の常識ではあり得るんですけれども。さっき、...全文を見る
○海江田委員 そのインターバンクで一本にまとめるということでいえば、これは東京協和の名前で受け入れてもいいんですよね、これは形の上からいえばね。じゃ、どうして別々にしたんですか。
○海江田委員 じゃ、融資はそのたかお関係にありますか。
○海江田委員 今、融資はありませんかと言ったら、たちどころにありませんという答えが返ってきましたね。坂上委員が質問をしたときは、一体どこが融資先があるかということを全然知らないということを言った。昔は知っておったけれども今は忘れたという話じゃなくて、全く知らないということを最初か...全文を見る
○海江田委員 いずれにしましても、その日計表でありますとか、これは委員会に出していただきましたけれども、「貸出」のところでどこと書いてあるんですよ、ちゃんと。手書きですけれどもね。日交ですとかなんとか、書いてあるんですよ、貸し出しも。  それから、さっきおっしゃった、月末に貸出...全文を見る
○海江田委員 まあ、これは見ておるんですよ。ですからわかっておるんですよ、どこが大体この上の五番目とか十番目だとか。私どもだって一生懸命やって、いろいろ調べて、大体わかっているんですから。御本人であれば、しかも大口でありますから、これは。そういう意味では、専務理事だけということは...全文を見る
○海江田委員 じゃ、たたき込んだら、また機会があったら、ぜひそれはすらすらすらと言っていただきたいと思います。  以上です。
03月30日第132回国会 衆議院 予算委員会 第24号
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○海江田委員 今、御長男のマンションのことですけれども、大変御立腹をされておるということはよくわかるのですが、いろいろな週刊誌が取材をしたりしまして、三重野前総裁の側からのコメントが全く載っていないのですね、そのことについてはプライベートなことですから一切お答えしませんということ...全文を見る
○海江田委員 今のお答えで大変よくわかりました。  私も一応調べさせていただきましたけれども、同じころに、同じ杉並区宮前三丁目の藤和ライブタウン杉並宮前というところ、お宅は同じ二階で、七月に売りに出されておりまして、この値段が七千三百万円です。この平米が少しお宅の平米より少ない...全文を見る
○海江田委員 余り簡単に割り切らないようにしていただきたいと思いますね。そこのところがまさに問題なわけですから、恐らく大変悩んだことだと思いますね。  それから、私は、本当のことを言いますと、このスキームを発表しましたのは十二月九日で、しかも一週間後にはそれこそ三重野総裁の退陣...全文を見る
○海江田委員 じゃ、どうも。
○海江田委員 私で最後の尋問になります。  きのうの証言、それからきょうの証言を聞いておりまして、率直に申し上げまして、中国の言葉で、火を紙で包むことはできないという言葉があるのですね。火を紙で包むことはできない。私は、頭取がきのう、きょうとやっておられた証言というのは、火を紙...全文を見る
○海江田委員 当日、森川住友銀行頭取、それから橋本富士銀行頭取、それぞれお見えになっておりますが、やはりそのお二方の頭取の立場と堀江頭取の立場は若干違うと思うわけですね。違いますから、もちろんそれは昨日来お話しになっております長銀の関与がやはりそこにあったということだろうと思うわ...全文を見る
○海江田委員 実は期待をしておらないというところに、私は、これは私の見方でございますけれども、長銀としての責任のとり方があると思うのですね。恐らくそれを、もし本来そうでなければ、それは当然期待していいわけですよ、これまでの東洋信金の場合も、それから前の平和相銀の場合も、都市銀行、...全文を見る
○海江田委員 若輩の私が言うのもなんでございますけれども、やはりこういう証人喚問のやりとりを国民がどういう目で見ておるかといいますと、これは実は責任のなすり合いをしているというふうに映ってしまうわけですね。  きょうもいろいろな資料を御準備いただきました。ただ、これも正直申し上...全文を見る
○海江田委員 先ほどの草川委員の質問で、融資につきましては、審査会を廃止して以降は、これは正直言いまして、高橋理事長の独断だったということが私は判明したと思うのですね。それから、ただいまの松本委員の質問で、実は預金についても理事長の独断があったと。先ほど業務推進部の扱いだというこ...全文を見る
○海江田委員 ほとんどもう私は暗黙の了解があったと理解をしております、金利について。それはつまり、五%以上だという暗黙の了解があったと思います。  私が知っておる範囲でも、期間について金利を決めるというのはこれは本当は常識ですけれども、期間一カ月でも五・六%という金利をつけてい...全文を見る
○海江田委員 私が知っております一カ月で五・六つけたのも、これも実は理事長関係なんですね。だから本当はあったんですよ。だから、店頭に来るのでたまたま五%つけたのもあるけれども、理事長のはほとんどもう五%以上ですよね。それがイエスかノーかだけ。
○海江田委員 時間がありませんので、先ほどの長銀の関係でございますけれども、イ・アイ・イの代表印を田中副社長が握っておったという、これは証言もあるわけですね。じゃ、この信用組合の、御信用組合の判こをイ・アイ・イの田中副社長あるいは日暮顧問が使っておった、先ほど冒頭に、理事長に事故...全文を見る
○海江田委員 全くなかったんじゃなくて、なかったと認識をしておるということですね、若干逃げがありますけれども。  それから、本委員会に提出されました貴組合の決算書、実はこれが粉飾の決算であるということは、これは東京都の指摘でも明らかでございますけれども、この決算書の粉飾の指示を...全文を見る
○海江田委員 その有価証券の償却の仕方はいろいろあるわけですけれども、平成四年度と平成五年度においては有価証券の償却を実施していないんですよ、これは。実施しておらずに表面的に利益を計上しているが、これは決算経理基準を逸脱するものであるということを東京都がはっきり指摘をしているわけ...全文を見る
○海江田委員 じゃ、もう最後にしますが、東京都が承諾をしていたら、そんなわざわざ示達書で書くはずもないわけですよ、これは。それは承諾をしてないわけですね。何度も注意をして、一向に改まっていないということで注意をしているので、そういう示達書があるにもかかわらず、やはりこれはそういう...全文を見る
○海江田委員 じゃ、もう時間がありませんから。
04月11日第132回国会 衆議院 予算委員会 第25号
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○海江田委員 海江田万里でございます。  今回のこの東京共同銀行、お持ちいただいた資料で、昭和金融恐慌の昭和銀行との比較が出ておりますが、私は、やはり一番の特徴は、日本銀行が株式の半数、二百億円出資をするということだろうと思うのですね。昭和銀行はそういう出資はしておりませんから...全文を見る
○海江田委員 それはわかっておりまして、今のお話、正森委員の質問にもございましたけれども、日本銀行が出資をしなければいけないということ、それでその額は大体二百億円ぐらいになるんじゃないだろうかということを内部で、大体スキームの中で具体的な数字として決まったのはいつだとお尋ねをして...全文を見る
○海江田委員 恐らくそのころだろうと思いますね。十二月六日の日銀氷川寮での、お出しいただいた資料では「金融機関への協力要請」とございますけれども、この協力要請というのは、日銀が二百億その共同銀行に出すんだから、民間の金融機関も二百億円出してください、こういう中身の協力要請だったわ...全文を見る
○海江田委員 今のはお答えになっておりません。協力要請の中身は何ですかと。日銀が二百億円ぐらい出しますよという話は、これは決意表明であるわけですから、協力要請でも何でもないわけですね。協力要請の中身はなんですかということです。
○海江田委員 今の、都銀の上位行で九億円という数字が出てくる背景には、当然のことながら都銀全体で幾ら幾ら、地銀全体で幾ら幾ら、第二地銀全体で幾ら幾らという、やはり全体の金額が出てこなければこの金額が出てくるはずもないんですね。都銀だけ突出をして九億を決めちゃったらあとが全部ばらば...全文を見る
○海江田委員 正直申し上げまして、非常に率直でないですね、これ、お話がね。  先ほどの委員の質問からもございましたけれども、これはやはり率直に言っていただくことが非常に重要でありまして、私の調査に基づけば、既にもうその十二月六日の時点では各業態ごとの、都銀協でありますとか地銀協...全文を見る
○海江田委員 そして、事実そのめどのとおりに出資金の支払いが二月三日までに行われましたね。これは事実ですけれども。
○海江田委員 ということは、実はもうめどじゃないんですよ、はっきり言ってもう決めたんじゃないですか、日銀が。幾ら幾らですよということを全部割り当てをやったんじゃないですか。  しかも、非常に細かい数字なわけですよ。地方銀行なんかに至っては、先ほどもお話をしましたけれども、非常に...全文を見る
○海江田委員 あと全国支店長会議がその後ございましたね。そこで増渕局長がお出ましになったときに、この日銀の今回の出資、それから全体のスキームについて支店長から異論があったという話を聞いておりますが、これはいかがですか。
○海江田委員 たくさん出たかどうか……
○海江田委員 わかりました、はい。  私が言いたいのは、やはり日銀には、この種の問題は専門家である自分たちがやっているんだから民間の金融機関だとかあるいは都議会だとか、そういうところはもう余計なことは言わないでいいんだ、よらしむべし知らしむべからずという考え方がどうもあるんじゃ...全文を見る
○海江田委員 わかりました。それだったら、もう本当にはっきり、正直にお話しください。  済みません。
○海江田委員 証人にお尋ねをしますが、あなたは東京地検特捜部から既に事情聴取を受けておられますか。
○海江田委員 報道によりますと、長銀関係に東京地検特捜部が書類を押収に入ったという報道があるわけですが、そのことは何か聞いておられますか。
○海江田委員 先ほどの桜井委員に対する証言で、九三年の七月の長銀の支援の打ち切りでございます、その六月三十日に長銀の担当部長が高橋さんと会って和議の話し合いをしたと。その時点で長銀の支援の打ち切りの話を聞いたという証言がありますが、これは正直申し上げまして、私が聞いておりまして、...全文を見る
○海江田委員 今の話でしたら理解できないこともないんですが、先ほどの桜井委員に対するお話では、それこそ、その打ち切りの話を六月三十日に突然聞いてびっくりしたような証言でありましたので、これは甚だ大きな誤解を与えると思いますので……。  そうしますと、じゃその話が、六月三十日に聞...全文を見る
○海江田委員 むしろ長銀との話し合いで、法的な再建に対して積極的な意見を持っていたということだろうと思うんですが。
○海江田委員 そうしますと、先ほど証人がおっしゃった再建、第二次のリストラですね、第一次、第二次のリストラが大変順調に進んでおったということとはちょっと違うんじゃないですか。どうぞ。
○海江田委員 もちろん円高もございましたけれども、ただ、やっぱりこれはもう無理なんですよね、はっきり言って。うなずいておられるから、恐らくそうだということだろうと思いますが、国内の不動産投資も無理なんですよ。もうこれは回収できないんですよね。だからそういう意味では、リストラが失敗...全文を見る
○海江田委員 小久保さん、冒頭の証言ですけれども、尾崎清光さんに対する融資の口ききでございますけれども、先ほどの証言では、話を聞いてやってくれと、判断するのは信用組合だから話を聞いてやってくれということを言うのはいいことだ、そういうふうにとれる発言があったのですが、そのとおりです...全文を見る
○海江田委員 そういうことはたびたびあることですか。
○海江田委員 これはいいことどころか、大変悪いことなんですね、はっきり申し上げまして。そうでしょう、だって監督権があるわけですから、これは。そこの職員が、部長だとか次長だとかが融資の、融資先、個別の案件について話を聞いてくれなんと言うと、これはどういうことになるか。当然のことなが...全文を見る
○海江田委員 当然のことなんですね。それを信用組合がどう判断するかは御自由ですなんというところは、これはもうとんでもない話で、僕はあれを聞いて非常に立腹をしましたね。やはり本委員会の冒頭での証言ですからね。そういう態度で臨まれているということは非常に憤慨をしております。  それ...全文を見る
○海江田委員 ですから都議会では答弁しているのですよ。だから、それと同じことを、さっき山田委員の発言があったときにそういうことを御答弁なさればそういう考え方なのかということがわかるのですけれども、その破綻責任について一言も触れませんから、これも議論を非常にわかりにくくしているので...全文を見る
○海江田委員 時間ですので、終わります。
04月20日第132回国会 衆議院 予算委員会 第26号
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○海江田委員 日銀総裁にお越しいただいておりますからお尋ねをしますが、朝方の唐沢委員への答弁、それから先ほどの山本委員への答弁にもございましたけれども、今のこの円高是正について金融政策がどこまで効果を上げるのかということについて、私は、総裁の御答弁はかなり懐疑的ではないだろうか、...全文を見る
○海江田委員 金利の引き下げが株式市場ですとかそれから景気対策で効果があるというのは私も認めるところなんでありますけれども、やはり為替市場に対する影響ということでは、ちょっとこちらに表をつくっておりまして、皆さん方のお手元には紙をお配りをしてございますけれども、赤い線の方が日米の...全文を見る
○海江田委員 どうしてそういうことを言いますかといいますと、円高それから景気対策が羅列をされておるのですね。やはり一番大事なのは優先順位をつけることで、私はやはり今の円高対策ということでいいますと、とりわけ投機筋ですとかアメリカは何を一番言っているか、何をドル安・円高にすることの...全文を見る
○海江田委員 あともう一つだけですけれども、国際金融制度、国際通貨制度が、そろそろ制度疲労が起きているのじゃないだろうかという説もあるのですね、これは。  例えば、最初は固定制度でいったのを、今度は変動制度にした、その変動制度もいろいろ問題があるんじゃないだろうかということで、...全文を見る
○海江田委員 最後の質問になりますが、宗教法人には、先ほどの三野委員の質問にもありましたけれども、各種の税制上の特典が与えられております。ただ、全くの聖域ではないわけでありまして、例えば職員に払っております給料などは源泉徴収を当然しなければいけないということで、このオウム真理教も...全文を見る
○海江田委員 五分しかありませんし、皆さんお疲れですからね。オウムはやっていないわけですよ、要するに。何にもやっていない。  先ほども話がありましたけれども、税制のシステムでも優遇されている。これはこれからの議論にもなりますけれども、ただ、既存の法律の体系でも実はできるんですよ...全文を見る
○海江田委員 やるかやらないか、今後。現金も出てきたし、金塊も出てきましたし、やはりちょっと税務当局、入っていった方がいいんじゃないですか。まだ入っているという情報はどこにもわかっていませんのでね。
○海江田委員 公安委員長にも残っていただいておりますので、一つだけお尋ねをしますが、無可動実銃、動かない、要するにAK47ですよ、あれ。十二万円ぐらいで売っているということがありまして、今度のいろいろな、遊底ですとか、それからトリガー、引き金ですとか、それから銃身ですとか、これを...全文を見る
○海江田委員 これは本当にかなり危ないものですからね。我が国では、ピストルについては非常に細かな取り締まりがあるわけですけれども、いわゆる小銃ですね、これについて意外と抜け落ちているといいますか、それこそ本当に、全部銃を組み立てをしないで、そこの肝心の部分だけをつくればそれで一丁...全文を見る
05月17日第132回国会 衆議院 予算委員会 第28号
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○海江田委員 まず、政府の経済成長率の見通しの問題ですが、最近、政府の経済成長率の見通しとそれから実績との間の乖離が非常に大きくなっていると思うのですね。  特に九三年度の場合は、政府見通しがプラスの三・三%であったのが、実際はマイナスの〇・四%で、差が三・七%にもなってしまっ...全文を見る
○海江田委員 せんだって、阪神・淡路大震災のときも、私は、どの程度の被害を受けて、それが結果的に二・八%という成長率をどのくらい低くするのかというお尋ねをしたのですけれども、そのときも御返事がなかった。今回は補正ですから、その二・八%というのは当然本予算のところでそういう数字が出...全文を見る
○海江田委員 今の御答弁だけでは甚だ説得力に欠けると思うのですね、正直申し上げまして。  私は、例えばこれだけ変化の大きい年ですから、それからアメリカなんかは議会が一緒になって、そして年の半ばに成長率の見直しをやっておるわけですね。ところが日本は、前の年の十二月に決めたらそれが...全文を見る
○海江田委員 時間がありませんので、規制緩和の問題で一つだけ総理にお尋ねというか、決意のほどをお聞かせいただきたいのです。  せんだって横浜の輸入住宅の展示場をごらんになってきたということですが、ごらんになって、やはり日本住宅がいいわとおっしゃったとか言わないとかいろいろ出てお...全文を見る
○海江田委員 では、ついでにですけれども、一ドルは今八十六円ぐらいですよね。では総理、一円は何ドルですか、御存じですか。ぱっと計算ができますか。もしすぐできたら、一円は何ドルですか、これは。
○海江田委員 そうです。なかなか見事なお答えですが、○・○一二ドルですね。ということは、一円は一セントなんですよ、これは。私は、これは日本の政治家として、果たして一円が一セントでいいのかという、この問題はやはり一度考えてみる必要があると思うんですね。  これは何を言いたいのかと...全文を見る
○海江田委員 時間ですので、終わります。
05月31日第132回国会 衆議院 商工委員会厚生委員会農林水産委員会環境委員会連合審査会 第1号
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○海江田委員 きょうは連合審査会でございまして、橋本通産大臣それから井出厚生大臣、農水大臣はお見えになっておりませんが、環境庁、農水省それぞれお見えになっておりますので、最初に一言お話をしておきたいのは、今回の法案作成に至る過程で、通産省と厚生省、それと例えば農水省との間で意見の...全文を見る
○海江田委員 そういう印象を与えておるということは御記憶にとどめておいていただきたいということでございます。  そこで、具体的な質問に入りますけれども、先ほどもお話が出ました去年の十二月の環境基本計画、これは閣議決定がしてあって、これが一番大きな今回のこの法案の前提になる話だろ...全文を見る
○海江田委員 もう少し業者に対して使い捨ての商品や過剰包装の自粛ですとか、あるいは製品の寿命の長期化など、そういうような、やはりはっきりとこれによってその大量生産、大量消費、大量リサイクルから決別できるんだという方向性がもう少し見えてもよかったのではないだろうかという気が私はして...全文を見る
○海江田委員 通産省はそういう理屈でいいかもしれませんけれども、環境庁、もしお見えになっていたら、今の理屈をそのまま認めてしまっていいことかどうなのか、御答弁願いたいと思います。
○海江田委員 ああ、そうですか。いや、いていただきたかったのですが。  それでは、今回指定法人を特別に定める、そしてこれは公益法人にするということでございますけれども、やはり行革の流れからいきまして、この指定法人というものを、指定法人といいますか公益法人をこれからどんどんつくっ...全文を見る
○海江田委員 時間も来ておりますのでお願いにいたしますが、今通産大臣がおっしゃったように、やはりでき上がったときの見た感じで、大体これは常識から考えまして、また天下りの機関ができてしまったとかそれとも、これは本当に仕事をやるための陣容、陣立てたということは当然わかるわけであります...全文を見る
06月12日第132回国会 衆議院 予算委員会 第31号
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○海江田委員 東京地検と警視庁は、五月の十日と十一日の両日、旧二信組の乱脈融資事件で強制捜査を行っていると思いますが、東京都港区虎ノ門にありますたかおグループという会社、ここの本社ビルにも家宅捜索が入っていると思いますが、その確認を法務省にお願いしたいと思います。
○海江田委員 今その具体的なお答えはいただけなかったわけでございますが、このたかおグループというのは、実は私三月九日の証人喚問の席で高橋証人、鈴木証人に喚問しておりますが、その中で両証人は、確かに大口預金はある、大口預金はあるけれども、融資はないということを証言をしておるのです。...全文を見る
○海江田委員 このレポートの市場の一番の関心事というのは、実は不良債権の処理に公的資金を導入するのかどうなのかというところにかかっていたわけですね。  私、これつぶさに拝見しますと、実は、公的資金の導入というものはあり得るんだというふうに書いてあるんだというふうな理解をしておる...全文を見る
○海江田委員 またわかりにくくなってしまうのですね、これは。今考えていないということはよくわかる。今というのはまさにこの時点ですからわかるわけですが、やはりこれは五年以内ということでいえば考えていると。むしろ、正直申し上げましてペイオフより前にある話なんですよね、これは。どうして...全文を見る
○海江田委員 では、終わります。ありがとうございました。
06月17日第132回国会 衆議院 予算委員会 第33号
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○海江田委員 余暇厚生文化財団の基本財産の流用についてお尋ねをしますが、この一億八千万円、先ほど坂上委員が資料提示をいたしましたけれども、ことしの五月九日の時点では富士銀行に一億八千万円の普通預金があるのですが、それはそっくりそのまま今もあるのですか。
○海江田委員 それから先ほどの証言では、この余暇厚生文化財団の基本財産の流用については実弟の根本さんが証人に無断で流用をやった、そういうふうに私は理解をしたのですが、証人の認識もそれと同じでよろしゅうございますか。
○海江田委員 あともう一方、常務理事の比企さんという方ですね、この方もおやめになっておりますが、この方と根本さんとの間の関係というのはどういう関係ですか。共犯関係はあったのですか。
○海江田委員 力関係からいっても根本さんの方が主で比企さんの方が従だ、こういうふうに考えられるわけですけれども、ただ、比企さんは常務理事になっておりますけれども、根本さんは全く何の理事にも評議員にもなっていないわけですね。そうしますと、この何の役職もない人が流用したということにな...全文を見る
○海江田委員 その理事会ですけれども、実は一度も開かれていないのですよ。ただ開かれていないだけじゃなくて、ここに理事会、評議員会の開催についての案内があるわけですけれども、「下記のとおり評議員会を開催いたしたく、御案内申し上げます。ただし、今回は、主として委任状により会議を取りま...全文を見る
○海江田委員 時間ですので終わります。
○海江田委員 まず証人に申し上げますが、冒頭の委員長尋問に対するお答えで、昭和六十二年、高橋さんが六千万円パーティー券を買ったときの政治資金規正法はさる法であると発言がありましたけれども、つい先日まで立法府に籍を置いた人の発言とは思えません。この法律にあなた自身は与党の一員として...全文を見る
○海江田委員 しかも、事実誤認がございますね。あなたは、六千万円そうやって高橋さんが買ってくれたお金をどうしたのですか。何にお使いになりましたか。
○海江田委員 確認団体じゃなくて任意団体ですね。(中西証人「はい、任意団体です」と呼ぶ)  任意団体主催のパーティー券の収入については、確かに届け出義務はありませんけれども、その任意団体で残ったお金があって、それをいわゆる指定団体ですね、あるいは個人の保有団体か、ここへ動きがあ...全文を見る
○海江田委員 もう時間が三分ですので最後の質問になりますが、オーストラリアにお出かけになった件ですね。  オーストラリアの政治家の予約がとれなかったということですが、ゴールドコーストじゃ無理なんですよ、これは。キャンベラ、首都のキャンベラヘ行けばね。しかも、九月二日というのは、...全文を見る
10月11日第134回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○海江田委員 今回の景気対策、政府は十四兆二千二百億円、これは大変規模の大きい景気対策でございましたけれども、それを受けての今次の補正予算、問題はその財源でございますね。この財源については、四兆七千二十億円の公債を発行するということにしておりますが、この四兆七千二十億円の公債の種...全文を見る
○海江田委員 この四兆七千二十億円の公債を入れまして、今年度の公債の新規発行額が二十兆円になるということでございます。  問題は、この公債の利払いでございますけれども、特にこれから新規に発行します四兆円につきましては、金利についてはまだ今の段階ではおわかりにならないと思うのです...全文を見る
○海江田委員 今大臣、国債をなるべく発行しないようにするのが一番だとおっしゃいましたけれども、ただ、正直申し上げまして、来年度の予算については恐らくことし以上の公債の発行というものが必要になることは火を見るよりも明らかだろうと思いますね。これは国債整理基金がもう既に底をついている...全文を見る
○海江田委員 橋本副総理にもお尋ねをしますが、橋本副総理は自民党の総裁選挙で赤字公債容認論をぶち上げまして、それが実は今回のこの補正予算での赤字公債、大蔵省はかなりこれに抵抗があったやにも聞いておりますけれども、赤字公債発行の実現に大いに力があったというふうに私は承っておりますけ...全文を見る
○海江田委員 最後に村山総理、本会議での答弁で、やはり国債の低利借りかえの提案が出まして、その中で、借りかえは国債を持っている人に犠牲を強いることになるというお答えがあったんですが、覚えていらっしゃいますかね。かなり原稿を読んでおりましたから、お忘れになっているかもしれませんけれ...全文を見る
○海江田委員 終わります。
10月12日第134回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○海江田委員 きょうは、定期借地権について質問をさせていただきます。  本委員会でも議論されてきましたけれども、現在の日本の不況を克服するには、土地問題の解決が必要不可欠だと思います。この土地問題の解決とはつまり土地本位制からの脱却だと私は考えますが、この土地本位制からの脱却に...全文を見る
○海江田委員 建設省は大変熱心だと思うのですが、問題は、土地を提供する地主さんの側が、やはりこれを提供することによって相続税が安くなるわけですね。ところが、その相続税の評価が、今、国税庁の財産評価基本通達によると、底地の評価として、借地期間が十五年以上残っている場合は更地の八割評...全文を見る
○海江田委員 これはまだ新しい制度ですから、底地の、更地の八割というのもかなりアバウトな計算なんですね。もう少しこれを精査する必要があるのではないだろうかということです。  あともう一つ、大蔵省にぜひお願いをしたいのは、これは九月の二十九日の読売新聞でございますけれども、投書欄...全文を見る
○海江田委員 もう少し前向きな、大蔵省もあるいは銀行も評判が悪いわけですから、ここいらで少し失地回復、名誉挽回をすべきではないだろうかと私は思うのですが。  総理にお尋ねをしますが、御案内のように私は、政治的には自民党でもない新進党でもない第三極をと言っておるのですが、じゃ、自...全文を見る
○海江田委員 ありがとうございました。  終わります。
10月13日第134回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○海江田委員 まず、沖縄開発庁長官にお尋ねをします。  日米地位協定の問題が議論されておりますが、それと同時に、沖縄の民生の安定も大事な問題であります。まだ本土と格差のある沖縄の経済的な開発、調和のとれた開発でございますけれども、これにも力を入れなければいけないと思っております...全文を見る
○海江田委員 それでは大蔵大臣にお尋ねをします。  きょうの午前中の答弁で大臣は、住専の処理問題で、公的資金の導入についてはまだ決定をしたわけではない、公的資金の可能性について述べただけだとおっしゃられましたけれども、私はこの答弁を聞いておりまして、大蔵大臣は公的資金の導入に消...全文を見る
○海江田委員 その六月の論議からスタートをしまして、七月四日から金融システム安定化委員会がかなり審議を重ねた。この金融システム安定化委員会の審議の中間的な報告が九月の二十七日ですか、出ましたね。  これは専門家が十分に議論をしたわけですけれども、これを読みますと、どう読みまして...全文を見る
○海江田委員 ですから、専門家の意見というのは、まあ導入しなさいよということだろうと私は思うのですが、それについていかがですか。そうでもないですか。
○海江田委員 もうこれで最後にしますので。  総理の公的資金導入のお考えというもの、これはまだきちっと承っておりませんので、限られている時間でございますけれども、どういう条件があれば――場合によっては、それこそ自分が責任をとるから公的資金を導入をしろ、それが総理の花道になるとい...全文を見る
○海江田委員 ありがとうございました。
10月26日第134回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○海江田委員 今の沖縄の問題を聞いておりまして、総理、ことしは戦後五十年の一つの区切りの年であるという認識、これはもうずっと去年からお持ちになっていたと思うんですけれども、ただ、戦後五十年の問題で、実は沖縄の問題が案外抜け落ちていたんじゃないだろうかと。  実は戦後五十年の問題...全文を見る
○海江田委員 これは私自身もそういうところがありますのでお尋ねをしたわけですが、やはりそういう嫌いがあったということは、これは否めない事実だろうと思います。うなずいていただいたので、そういうように理解をします。  さて大蔵大臣、この不良債権の処理あるいは金融機関の破綻の問題で、...全文を見る
○海江田委員 先ほど五十嵐委員の質問でも出ましたけれども、今銀行が大変業務純益が上がっているということで、その業務純益で不良債権の処理をしておるということはわかるのですけれども、この業務純益を上げて不良債権の処理をやっていくということだけで果たしていいのだろうかということです。業...全文を見る
○海江田委員 どのように消化をするかということになってくると、もちろんこれはRFCにかわるようなものをつくって、そしてそこが買い取りをやって、それに対してその資金はやはり公的な資金でもって政府保証債を出してというのが、これが筋書きなわけですよね。それが無理だということですか。
○海江田委員 もうその議論は、それこそこの予算委員会が始まってから全く足踏み状況なのですよね。(発言する者あり)ええ、そうなんですね。だから、もうそろそろそういう議論に、せっかく予算委員会をやっているんですから、きょうは集中審議なんですから、その議論が予算委員会のスタートのときと...全文を見る
○海江田委員 わかりました。では、理解を高める努力をお願いします。  以上です。
12月14日第134回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○海江田委員 私は、最後の質問になりますので、総理にもいていただきたい。質問はしませんので、どうぞ御安心をいただきたいのですが。  一年間やってきまして、何が明らかになったかということで言うと、実はこれは余り明らかになったことはないんですね。全部中途半端なままなんですが、にもか...全文を見る
○海江田委員 最後になります。  今お話をした流れは恐らく総理も理解をしていただけたと思うんです。ただ、ここで一つやっぱり問題なのは、責任のとり方というのは非常にあいまいなわけですね。この解決策というのは、確かに一つの解決策であるのですけれども、すぐれて日本的な、あるいはアメリ...全文を見る