海江田万里

かいえだばんり

比例代表(東京都)選出
無所属
当選回数8回

海江田万里の1996年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月31日第136回国会 衆議院 予算委員会 第3号
議事録を見る
○海江田委員 市民リーグ・民改連の海江田万里でございます。  私どもは、橋本内閣に対しては是々非々の立場で臨みます。橋本内閣が国民のためになることをやっていただければ、私どもはこれを全力で応援をしますし、橋本内閣が国民のためにならないようであれば、新進党のように議席を立って審議...全文を見る
○海江田委員 もちろん、できれば発生をさせたくないというのは国民共通の願いだろうと思いますけれども、そうはいかないわけでございまして、しかもこの一兆二千億分というのは、実は昨年末のこの予算委員会で金融問題の集中審議をやりまして、私もこの議席を占めておりましたけれども、そこで武村大...全文を見る
○海江田委員 私が言いたいのは、大蔵省の不良債権の査定は甘いということでございまして、これは別に私だけではありませんで、金融や経済の評論家あるいはアナリストの中で、まず皆さんおっしゃっているんじゃないですか。大蔵省の査定は非常に厳しいなどというような論調を私は寡聞にして見たことが...全文を見る
○海江田委員 ただ、回収の問題については、先ほどから議論も出ておりますけれども、果たして株式会社でできるんだろうかというような問題もありますし、それから、錦織さんがお話しになったのですかね。本当に具体的な債権の回収の問題、例えばまず債権を新しくできたこの処理機構に移さなきゃいけま...全文を見る
○海江田委員 いずれにしましても、この第二次損失ですね。私は一兆二千億ではおさまらないという認識を持っておりますけれども、これを国民の税金で半分負担をするということ、これは非常に重い決定であるということ、そのことの認識は持っていただきたいと思いますね。  それから、きのう久保大...全文を見る
○海江田委員 橋本総理にお尋ねをします。  先ほど来の議論も聞いていたんですが、八九年になって株価が高くなった、土地もずっと高くなった。土地が特に高くなった問題については、これはいろいろな問題が出てきまして、何とか土地の上昇を抑えなければいけないという議論があったことはよくわか...全文を見る
○海江田委員 総量規制がやはり創業であるというような認識は持っておられたわけですね。  それから、これは非常に微妙なところなんですけれども、全体からすれば、やはりこれをどうやってソフトランディングさせるかということに大蔵大臣として一番腐心をした、そういう認識を私が持って結構です...全文を見る
○海江田委員 橋本さんにあともう一つだけお聞きしますけれども、当時の日銀総裁は三重野さんですけれども、やはりそれはかなりハードランディングというか、金融の引き締め、日銀ができることは主に金融の引き締めですけれども、そこをやって、何としても地価を下げなければいけない、そういうような...全文を見る
○海江田委員 わかりました。  ただ、このあたりは、バブル経済の生成から崩壊の過程、やはりこれはきちっと、私も今一生懸命勉強しているところでありますけれども、全体的に明らかにしなければいけないわけですから、そういう過程で、八九年末の橋本大蔵大臣と三重野総裁のやりとりというものは...全文を見る
○海江田委員 じゃ一つだけ。考えはあるんですね。どうぞ、あるかないかだけ、簡単ですよ。
○海江田委員 ありがとうございました。(拍手)
02月07日第136回国会 衆議院 予算委員会 第8号
議事録を見る
○海江田委員 まず本題に入る前に、ちょっとお尋ねあるいは御意見を、特に大蔵大臣、総理の御意見をお聞かせいただきたいんですが、いろいろこの住専の問題で私も勉強しておりまして、それで「金融財政事情」という雑誌がございます。これは金融マンの間ではよく読まれておる本でございますけれども。...全文を見る
○海江田委員 今、国会の最中ですから、西村局長、これは当然お出かけになりませんよね。  ただ、この問題は、私、実は最初からこういう場でお話をするのもなんだと思いまして、去年も御注意申し上げたんですね、これは。去年もちょうど、去年はたしかやはり二月三日ですか、総括質問の最中なんで...全文を見る
○海江田委員 今御本人からの弁明がありましたけれども、今のをお聞きになって、私はあえて感想を申し上げませんが、大蔵大臣それから総理大臣、いかがだと思いますか。
○海江田委員 ちょっと、私はこの時期に限定してお尋ねをしているわけですし、それから当委員会でも、後で詳しくお話をしますが、やはりどうも政治家が軽く見られているのじゃないだろうか。  国家公務員法には職務専念義務というのも百一条であるわけですし、こんなのをやるべきじゃない。しかも...全文を見る
○海江田委員 では、総理も一言。
○海江田委員 余りこの問題で長引いてもいけませんので次に入らせていただきますが、本当に、西村さん初め大蔵省の方々は、やはりこれは自重をしていただきませんといけないと思います。  そこで、当委員会に提出されました住専七社に対する第一次、第二次の調査結果を読ませていただきましたけれ...全文を見る
○海江田委員 これは縦割り行政の弊害だと思います。系統の金融機関が大量に貸し出しをしているその住専がこういう問題があるわけですから、これは当然のことながら早く見せなければいけないのですけれども、それだけじゃありませんで、大蔵省はこの第一次、第二次の検査で、とりわけ第一次の検査で、...全文を見る
○海江田委員 これは不思議なんですね。法律違反なんですよ、これは。何かちょっといろいろ、担保の掛け目の問題とかそれから本当に担保の審査をやったのかどうかということも、実はこれ、例えば背任でありますとか特別背任ですとか、そういう商法の問題に広がるおそれもあるのですよ。ただ、偽造の納...全文を見る
○海江田委員 そんな根拠がないなんてことはないんですよ。住専に教えれば、住専は被害者ですから、偽造の納税証明書を使って、そして融資を引き出されたわけですから、その場合は住専が告訴をすればいいし、それから、さっきもお話をしたけれども、これは税金にかかわる問題ですから、それは被害者じ...全文を見る
○海江田委員 だからといって見逃すわけじゃないと言っていますけれども、そんなことはないので、見逃しているのですね、これは。  念のために、これは法務省になるのですか、この一次調査、二次調査絡みで背任ですとか特別背任ですとか、そういう法律違反で告訴、告発されたようなケースはあるの...全文を見る
○海江田委員 これはひとつ、大蔵省もそれから大蔵大臣も、先ほど資料が配られてないとかいろいろなお話がありましたけれども、ごらんになっておるからあるわけですから、いろいろな答弁の下書きをもらってそれを読むのに一生懸命だろうと思いますけれども、資料に目を通していただければ、こんなの本...全文を見る
○海江田委員 いずれこの問題は、参考人になるのか証人になるのかわかりませんけれども、やはりそこで議論をしないと決着のつかない問題だと思いますね、これは。ですから、そのように恐らくお取り計らいがあると思っておりますが。  私、どうしても一つだけわからないのは、まあこれは結果的に、...全文を見る
○海江田委員 まあ、なかなか今の答弁は、本当に官僚答弁の模範みたいなもので、いろいろお話をするけれども、中身が全くないということで、何を言っているのかわかりませんけれども。  ただちょっと、一つここで、よく出ておりますのは、十年なら十年、少なくともその時点でこの整理をしませんで...全文を見る
○海江田委員 ここはなかなか金利の問題は難しいところがありまして、二・五から〇・五まで下がったわけですけれども、アメリカの金利の動きなんかもたしかそんなに高くない、低下の傾向ですから、この金利も必ずしも理由にならないと思うんですけれども。  あとやはり土地の問題で、もし当時、土...全文を見る
○海江田委員 まあ今、意図の話が出ましたけれども、私、何でこの第二次の再建計画が、私の認識では先延ばし、問題解決先延ばしということですけれども、になったのかなということでずっと考えておりまして、いろいろな方にも意見を聞いてみたんですね。  そうしましたら、これはちょっと辛らつな...全文を見る
○海江田委員 まあ考えたくないと言った方が正確だろうと思うのですけれどもね、これは。  ただ、本当に、平成四年とか平成三年とか、この調査の報告が出てから、大蔵省OBの方は、それこそ堰を切ったように役員から逃げ出していると言った方が正確でしょうね、これは。ほとんど姿を消してしまっ...全文を見る
○海江田委員 総裁、じゃ、このスキームづくりにあずかっている、あずかっていたというふうに受け取っていいのですか、これは。そこだけ。
○海江田委員 その信用秩序の維持育成というのは大変重要なお仕事ですから、そういう意味での関与というのはあったというような認識を持つのですが、ただ、私の見方では、今回は、先ほどもお話をしたような理由で前に出るのではなくて少し退いたところから全体を見ていたかなと思うのですけれども。 ...全文を見る
○海江田委員 今、やむを得ない決意だったのじゃないだろうかというお言葉がありましたけれども、本当はこれ、論理的に詰めるところは詰めていかなきゃいけないのですね。  当初、これは橋本総理大臣も、たしか就任されまして最初の記者会見では、修正母体行主義だ、今回のこの処理はということを...全文を見る
○海江田委員 まさにそこのところが、話がややこしくなる出発点なんですね。  今のこの処理方式を名づけるとすれば、今、後ろの委員からも発言がありました、これはぎりぎり主義だという意見もあったけれども、ぎりぎり主義だけでもないんですよ。やはり一番基礎になるのは修正母体行主義なんです...全文を見る
○海江田委員 どうしてそういう話をするかというと、例えば、一般行の損失の部分はやはり修正母体行主義だということを、この委員会に出しました資料にも書いてあるわけですよ、あの一兆七千億というのは。しかも、その一兆七千億は、実は二次損失の分、二次ロス分も入れたものであることはもうはっき...全文を見る
○海江田委員 今の話は、この立入調査結果が出るまではそれでもよかったかもしれませんよ。ところが、この立入調査結果が出て、ここにはっきり書いてあるじゃないですか。例えば、この第一次立入調査結果で、総合住金のこの調査報告書の中で、また、業種別に融資状況を見ると、ラブホテル、パチンコ店...全文を見る
○海江田委員 だから、あれでしょう、住宅以外のものもあるということですよね。明らかにあるのですよ。農水大臣が頭を、そのとおりだとうなずいておりますから、やはりそこのところを、頭の中でずっと聞いているだけじゃだめですから、ちょっとこっちへ来てしゃべってください。
○海江田委員 それから、やはり通達違反があったということで、この通達は九三年の四月に新しい通達に衣がえをされるわけですけれども、事務的な手続だ、事務的な必要性から衣がえをしたのだということを、先ほど来お話がありますけれども、あそこでもって、はっきりとあの通達で貸金業、いわゆる金融...全文を見る
○海江田委員 やはり農協系統にも貸し手責任というものはあるのですね。全くないということは言えないのですね。農協系統の貸し手責任もあるのだということから出てきたのが、これが修正母体行主義なんですよね。  そこのところで、まず修正母体行でもってどのくらいの系統の負担になるのかという...全文を見る
○海江田委員 当然、本当は日銀はやっているのですよ。さっきお話をした信用機構局というのがまさにそういうことを、全部データを積んでそういうことをやっているわけですよ。一兆がどういうふうに割り当てをされれば——笑ってうなずいておられるから、そのとおりやっておるのですよ。やっていなけれ...全文を見る
○海江田委員 負担を負うべきかということは、きょう、与党の委員の皆さん方も、ずっと本当に議論を熱心に聞いておられて、あるいは発言をされておわかりになったと思いますけれども、やはり可能性として考えてみることは私は必要だと思うのですよ、真っ先にこれは。皆さん、うなずいておりますよ。こ...全文を見る
○海江田委員 株主代表訴訟はやらせればいいんですよ、本当のことを言って。私は、株主代表訴訟は禁じるべきじゃないと思っているんですよ、これはもう本当に資本主義の原理原則ですから。やらせて、それでもって、だけれども、ここのところは本当に国家の、日本国の金融システムを守るために必要だっ...全文を見る
○海江田委員 何言っているかさっぱりわからぬですね、これは。困りましたね。何かすごく、前にもお話ししたと思うんですけれども、西村さんはむだな努力をしているような気がするんですがね、本当に。中国の言葉で、前もお話ししたかもしれませんけれども、火を紙で包むようなものだというんですね。...全文を見る
○海江田委員 農水省の考え方はよくわかりました。本当に悪くないと思っているんですね。しかも、覚書があるからと。鬼の首をとったようにこの覚書があるからという、論理の根拠に入っておるんですね。  ただ、覚書については、先ほども議論がありましたし、国家公務員法違反で訴える訴えないの話...全文を見る
○海江田委員 いずれこの問題は本当に、まあ証人喚問の方がいいんじゃないですかね、これは、そう思いますが、参考人か証人かできちっと黒白がつく問題だろうと思いますけれども。  最後に、総理、やはり農協系統のこの責任問題というもの、これを、今の農水省の経済局長がお話をしたような話だけ...全文を見る
○海江田委員 はい、ありがとうございました。  時間ですので、終わります。
02月08日第136回国会 衆議院 予算委員会 第9号
議事録を見る
○海江田委員 私は、住専各社の税務申告の状況についてお尋ねをします。  この住専の申告漏れあるいは脱税は、例えば日本ハウジングローンは、平成二年度、三年度で約二億円の法人税の申告漏れがあったということは一部の新聞などに記載をされておりますけれども、これ以外に住専各社で税金の申告...全文を見る
○海江田委員 そういうお答えが返ってくるであろうということは十分予想ができたわけでございますけれども。  これは税金の専門の新聞の納税通信という会社が住専各社が出しております損益計算書を調べますと、この損益計算書の中で、項目として「法人税及び住民税」という項目があるわけですね。...全文を見る
○海江田委員 一つの考え方とおっしゃりましたけれども、これはそういう考え方しかないんですね。  それから、今私が挙げませんでした住総ですとか地銀生保住宅ローンというのは、そういう過年度法人税及び住民税の項目を立てておりませんからわからないわけでありますけれども、この二つを除いて...全文を見る
○海江田委員 これはぜひ、ちょうど今は税金の申告の季節でもありますことですし、厳正にやはり臨んでいただかなければいけない。  もうこれからこの住専の七社というのは消えていく運命にあるわけですけれども、やはり過去の分にもさかのぼって、平成四年度ですから比較的最近にやっておるわけで...全文を見る
○海江田委員 今のは個人の住宅ローンの話なんですね。これは取ってつけた話でありまして、やはり一番重要なのは債務者との関係なんですね。そうですよね。  しかも、債務者との関係でもって、土地を結局最終的に売って、そして損は損としてはっきり確定をさせなければいけないんですけれども、と...全文を見る
○海江田委員 まあなるべく、おくらせるということでなくて早くやろうということですけれども、早くやれば、さっきもお話をしましたけれども、第三分類がふえるんですよ、これは。私、今第二分類のことは言わなかった。四と三というのはそういう意味では切り離すことが本当はできないんですね。  ...全文を見る
○海江田委員 だから、これは本当に大変なことなんですよね。生易しいことじゃありませんで、本当にこれはもう命がけですね。  それから、住専処理機構の問題ですけれども、この住専処理機構は、政府がお出しになろうとしている、問題になりましたね、この法案でも債権処理会社と位置づけをされて...全文を見る
○海江田委員 まあ今の御説明を聞いていても、そうか、それならば安心だなという印象が全然伝わってこないのです。久保大臣は決意表明をなさいますけれども、肝心のその決意表明を受けた事務方の腰砕けの答弁じゃ、決意表明が空回りをしてしまうんですね、これは。私は、この処理策の問題はやはり株式...全文を見る
○海江田委員 それからもう一つ、金融犯罪の公訴時効の問題でございますけれども、もちろん不利益遡及しないということは非常に重要な原則でございますけれども、これから起きるであろう不正ですとか不法行為ですとか犯罪等の再発防止措置として、特別立法をもってやはりこれを延長すべきではないだろ...全文を見る
○海江田委員 住専の問題を離れまして、きょうは二月の八日でございますけれども、台湾海峡の情勢を私は懸念をしているのですね。いろいろな情報がございますけれども、十日にはまた中国が台湾海峡で大規模な軍事演習をやるんじゃないだろうか。  私、昨年末に北京に行ってまいりまして、台湾にも...全文を見る
○海江田委員 私も基本的な認識は大臣と一緒で、両当事者が話し合いで解決をするようにというのは基本的な問題だろうと思います。  それから、もちろん日本は中国との間に結んだ条約もございますから、その線に沿ってということは言うまでもありませんが、ただ、その両者の対話というものを、アメ...全文を見る
○海江田委員 そろそろ時間でもありますので終わらせていただきますが、住専の問題はまだ今後も市民リーグとしても断固追及をしていきますので、よろしくどうぞ。
02月16日第136回国会 衆議院 予算委員会 第14号
議事録を見る
○海江田委員 まず、参考人にお願いをしておきますが、持ち時間が七分でございますので、御答弁は手短にお願いいたしたいと思います。  まず、住総の山本さんにお尋ねをしますが、あなたは先ほど来、関連会社が十八社あるということをおっしゃっていましたけれども、正直申し上げまして十八社とい...全文を見る
○海江田委員 この六社、これは例えばジェイ・ワン・コーポレーションとかジェイ・ツウ・コーポレーションとかジェイ・スリー・コーポレーションとか、非常に安易につけているわけですね。しかも、先ほどお話をしましたけれども、平成三年から四年にかけて集中的に設立をしているんですけれども、これ...全文を見る
○海江田委員 どうもわざとゆっくりお話をしているような気がしてならないんですが、要するに、飛ばしをやるためのこれは会社なんですよね。事実そういう結果になって、平成七年度の大蔵省の調査によりましても、ジェイ・ワン、ジェイ・ツウ、ジェイ・スリーの貸し出しが全部「更に利息資金の貸付を行...全文を見る
○海江田委員 今のティーセブンという会社は関連会社の中に入っていない、株を一〇〇%持っていないからということであります。  それから、今の設立の目的で、当社の株を取得するためにつくったということですから、当然商法に違反しちゃうわけですよね、子会社をつくって、その子会社が親会社の...全文を見る
○海江田委員 住総は、正直申し上げまして、それこそ職員に箝口令をしいたりとか、かなり悪い会社なんですね、はっきり言いまして、これは。  それから、今の株の話も、やはり株主代表訴訟の問題も考えられるわけですから、そのために、株主代表訴訟を何とかして抑えるためにというような思惑もあ...全文を見る
○海江田委員 もう時間も最後でございますけれども、土田参考人に対して、きのう冒頭の発言で、住専は大蔵省直轄だと言われるが、当時、貸金業者は全国に千二百以上ある、住専と大手の貸金業者との間に本質的な差異はないということをおっしゃっていましたけれども、実は、私たちは本質的な差異がある...全文を見る
○海江田委員 今回の住専の処理につきまして六千八百五十億円の血税からの負担、これはもう大変な問題ですけれども、それだけじゃありませんで、二次損失につきまして五〇%をやはり税金から負担をするということを決めたこと、このことは私はさらに大きな問題だと思っておりますね。  特に、これ...全文を見る
○海江田委員 この話は専門的な話で難しいところなんですが、私は、大蔵省はどうしましても、古い表現になりますけれども、大本営発表といいますか、それこそこれから処理機構をつくって、そして債権の回収においては、これは赫々たる戦果を上げるよ、しかし損失は極めて微少なんだという、私は戦後の...全文を見る
○海江田委員 私の質問を終わります。
03月27日第136回国会 衆議院 予算委員会 第21号
議事録を見る
○海江田委員 市民リーグ・民改連を代表しまして質問をいたします。  まず、国会が長期にわたる不正常な状態を脱して、本日こうして予算委員会が開かれていることに対して、私どもは歓迎をするものであります。私ども市民リーグ・民改連は、衆議院の議長、副議長と与野党五党の党首会談は排除され...全文を見る
○海江田委員 非常に厳しい状況であるということはおわかりいただけたと思いますが、仮に二割で計算をすればその損失見込み額が二割ふえたということでございます。  さて、ここからが問題ですけれども、この不良債権の問題、いわゆる責任の問題ですとか、それから、どこが負担をすべきとかいう問...全文を見る
○海江田委員 総理が今言ったような認識を持っておる、土地の有効利用についての具体策を出すのをまあ若干はばかつておられたという認識があるようでございますが、これは、私はむしろ順番が逆だと思いますね。  アメリカのあのSアンドLの処理がどうしてあれだけうまく成功したかといえば、やは...全文を見る
○海江田委員 わかりました。  議論をしたいのはやまやまでございますが、時間が七分でございますので、次回にこの続きはやらせていただきたいと思います。  ありがとうございました。
04月10日第136回国会 衆議院 予算委員会 第29号
議事録を見る
○海江田委員 先ほど安倍委員からも質問がございましたけれども、協同住宅ローンでございますね。七千億ぐらい融資があって、そのうち三千億ほどが不良債権になっているというようなお話でございますけれども、七千億で三千億ですから問題はないんだというような言い方を先ほど聞いたわけでございます...全文を見る
○海江田委員 大蔵省がつくりました例の住専問題とは何かというあのパンフレットにも、住専はこれでもう全部なくなるんですよということを はっきり書いてあるわけですね。ただ、現実には、当面はこの協同住宅ローンが残るわけですから、だから本当は住専が全部なくなるわけじゃなくて、ここだけは...全文を見る
○海江田委員 確かに不安があることは事実なわけですよね。ですから、その不安を解消しなければいけないんですけれども、その不安を解消する方向が全然違うんですね、これは。不安を解消する方向というのは、一番やはり不安なのは、貸出先が一体どこになっているんだろうかということ、貸出先がどこに...全文を見る
○海江田委員 じゃ、時間になりましたので終わります。ありがとうございました。
04月11日第136回国会 衆議院 予算委員会 第30号
議事録を見る
○海江田委員 市民リーグ・民改連を代表しまして、締めくくりの質問をさせていただきます。  まず、私どもは、住専処理のために六千八百五十億円の財政資金を投入することには反対で、予算からの削除を求めてまいりましたが、本日、間もなく六千八百五十億円を含んだ形で予算案が衆議院を通過する...全文を見る
○海江田委員 そういうお考えでしたら、わざわざこういうパンフレットに、一人五千五百円集めるものではありませんよということを殊さら強調する必要はないのではないだろうか、私はそういう認識を持っております。  それから、今総理はかなり懇切丁寧に私の質問に、ややもすれば五分の持ち時間を...全文を見る
○海江田委員 ありがとうございました。  時間ですので終わります。どうもありがとうございました。
05月30日第136回国会 衆議院 金融問題等に関する特別委員会 第5号
議事録を見る
○海江田委員 今回の住専の問題の背景には、言うまでもなく、地価の急激な高騰とその後の急落があるわけですけれども、この地価の高騰の原因につきまして私なりにいろいろ研究をしてみますと、一つのレポートにやはり行き着きます。このレポートというのが、今写しがございますけれども、昭和六十年五...全文を見る
○海江田委員 私がお尋ねしたいのは、基礎データの根拠、何でそんなに床需要が必要になるのかということを、この当時は景気もそれほど過熱をしておりませんでしたし、何か根拠になる理由があるのかということをお聞かせいただきたいのですが。
○海江田委員 総理、もうすぐお出かけになるということでございますけれども、これは、その一九八五年の五月に立てた予測でございますけれども、この予測が大幅に外れているということは、これはもうまごうことなき事実でございますね。それから、先ほどもるるお話をしましたけれども、都心部の地上げ...全文を見る
○海江田委員 確かにおっしゃるように、これは大変難しい問題でございまして、これは私自身も、経済の見通しにつきまして、まだ議員でなかったころ、幾つか間違えた点もございます。  それは大変反省をしておるところでありますけれども、例えば金融政策でも、日銀が間違いがあったというようなこ...全文を見る
○海江田委員 総理はこの後御用事があるようですから、どうぞお引き取りいただいて結構でございます。  残された時間、少してございますけれども、銀行の三月期決算が出ましたので、その問題について一言質問をさせていただきたいと思います。  この委員会でも議論をされましたけれども、都市...全文を見る
○海江田委員 一言だけ。  好ましいことなんですか、余り好ましくないことなんですか、今回のような決算は。
○海江田委員 わかりました。ありがとうございました。
06月04日第136回国会 衆議院 金融問題等に関する特別委員会 第8号
議事録を見る
○海江田委員 今加藤参考人からお話がありました、その管財人のリストでございますね、これは今私も手元に持っておりますけれども、ずっと名前が書いてあって、そこに、三十六番目、加藤紘一、一千万、平成二年の二月、センチュリーハイアットにおいて水町立ち会いのもと選挙費用貸し分と書いてあるの...全文を見る
○海江田委員 それから、社会計画研究会の会計報告を見ますと、加藤紘一さんが個人で寄附をしている部分があるのですよ。だから、ここで借りておって、個人が借りておって、ここで個人が借りたお金を寄附するということはあり得ることですからね。そうすると、実はつじつまが合うのですね、これは。だ...全文を見る
○海江田委員 私の持ち時間はたった二分でございます。即席ラーメンができる前にもう質疑を終えていなければいけませんので、お力添えをお願いしたいのです。  橋本会長にお尋ねをしたいのですが、先ほど追加措置、金融システムの安定に貢献できるいい案があれば検討の余地があるということですけ...全文を見る
○海江田委員 それから、先ほど来議論が出ておりますけれども、やはり低金利でかなり利子収入が不足をしまして困っている方はたくさんいるということは事実でございます。  三月期の決算を見ますと、都市銀行の中でも、これは体力差がかなりあるのですね。その体力差があるところを、せっかく金融...全文を見る
○海江田委員 もう時間がありません。どうもありがとうございました。
○海江田委員 私の持ち時間は二分でございますので、よろしく御協力のほどお願い申し上げます。  きょう一日質疑をしまして、やはり一つの成果というのは、橋本全銀協会長が、金融システムの安定に貢献できるいい案があれば追加負担について検討の余地があるというような発言があったことではない...全文を見る
○海江田委員 私は、それは検討をするということに理解をさせていただきます。  それから、先ほど議論になりました、これは平田委員の質問に答えまして、協同住宅ローン、これは農協系統の住専でございますけれども、これは引き続き経営をしていくというお答えがありましたけれども、農協は本体で...全文を見る
○海江田委員 はい、わかりました。ありがとうございました。
06月05日第136回国会 衆議院 金融問題等に関する特別委員会 第9号
議事録を見る
○海江田委員 きょうは多少時間がございますので、法案の中身についてお話をさせていただきます。  まず、預金保険法の一部を改正する法律案についてお尋ねをします。  現在の預金保険法ですと、金融機関が破綻をしまして、そしてペイオフを行う場合の保険金の支払い限度額、この保険金の支払...全文を見る
○海江田委員 私はアメリカの例は余り参考にならないと思うのですね。為替のレートが変われば全く変わってしまいますし、それから、アメリカと日本では貯蓄性向が全然違いますので。これはもう言うまでもないことでありますけれども、日本は大変貯蓄率が高くて、貯蓄の残高が大きい。ちなみに、勤労世...全文を見る
○海江田委員 といいますのは、ここから先の議論で、支払い限度額を超えた場合の支払い、これは法律案によりますと、預金保険機構が保険対象外の預金等に係る債権を預金者等の請求に基づいて買い取ることができるということですから、今一千万円ですと、仮に三千万円の預金がある人は、一千万円を超え...全文を見る
○海江田委員 世界の趨勢ということは、もう余り言わぬ方がいいですよ。さっきもお話ししましたけれども、為替のレートによって全然違ってくるわけですから。たまたま今がちょうど十万ドルで一千万円という話だけで、これがもっと円安に進んだり円高に進んだりこれは変わってくる話ですから。  む...全文を見る
○海江田委員 私のような意見があるということもしっかりと記憶しておいていただきたいということでございます。  それから、明日採決になってこの法案が直ちに成立するとは思いませんが、ただ、私は一つお尋ねをしておきたいのは、この法律案が成立をしてからのスケジュール、タイムテーブルでご...全文を見る
○海江田委員 あともう一つ。各住専は解散させるということですけれども、これは当然、臨時の株主総会を開いて解散をさせるということになるだろうと思いますけれども、これは全部ぴしっと解散になるんですか。個人の株主も多いというようなことも議論されておるところですけれども。
○海江田委員 努力をしても、これは株主ですから、馬を水辺に連れていくことはできても、馬に水を飲ませることはできないわけですからね。どうなんですか、できると確信をしておるということですけれども。本当に、今もお話がありましたけれども、幾つかの住専の中ではもう個人株主が嫌だということが...全文を見る
○海江田委員 これは水かけ論になりますけれども、私は大いに危惧をしておる。私だけじゃなくて、危惧をしておる者がかなりの数いるということは、これもお伝えをしておきたいと思います。  あと、遅くまで各大臣にお残りいただきまして本当に恐縮でございますけれども、やはり私は行政責任の問題...全文を見る
○海江田委員 総理、お出ましいただいておりまして、今お二人の責任のとり方というものについての考え方をお聞きになったと思うのですが、同じ橋本内閣で、菅厚生大臣がエイズの問題で、もちろん今のそれぞれの役所の立場にある方があの問題を引き起こしたわけではありませんけれども、やはり今のそれ...全文を見る
○海江田委員 どうもありがとうございました。終わります。
06月06日第136回国会 衆議院 金融問題等に関する特別委員会 第10号
議事録を見る
○海江田委員 昨日の私の質問に対しまして、銀行局長が答弁で、法案が成立をしましてから住専の処理機構の立ち上がりには一カ月、二カ月はかからない、しかし債権の譲渡などには二、三カ月かかるというお話がありました。ただ、この債権の件数というのは二十万件もありますから、私は二、三カ月で終わ...全文を見る
○海江田委員 今、安全度の範囲に入っておるのではないか、評価は変えないで済むのではないだろうかということですけれども、やはり、もう路線価が発表になれば、その路線価を基準にしてやっているということですから、やはりそれは国民が見れば、もう既にその買う段階からかなり高い買い物をしている...全文を見る
○海江田委員 もう本当に時間がありません。地価を上げずに、じゃ、どうやって流動化させるかとかいうことについて、やはりもっとアイデアを出していかなければいけないと思う、もっと議論をしなければいけないと思うわけですけれども。  あと一つだけお尋ねをしたいわけでございますけれども、公...全文を見る
○海江田委員 今の話は全然納得できません。  橋本総理、今のお尋ねをしてもいいのですけれども、先ほど、このスキームはこれでもう絶対変えることがないんだというお話をされておりました。先ほども私お話をしましたけれども、この買い取りの額自体、やはり現実と比べてかなり高い値段で買うわけ...全文を見る
○海江田委員 時間ですので、終わります。
07月18日第136回国会 衆議院 金融問題等に関する特別委員会 第12号
議事録を見る
○海江田委員 通常国会も終わりまして一カ月ですが、地元を回ってみまして、やはりこの住専への税金投入、これは国民の怒り、国民のというより正確に言うとやはり納税者の怒りということなんですが、かなり厳しいものがありますね、これは。  そこで、これは税金の使われ道でちょっとこれまでの議...全文を見る
○海江田委員 今、他の委員の席からも発言がありましたけれども、個別じゃないんですよね。これはまだたくさんあるんですけれども、そんなにたくさん持ってきましても、限られた時間でお話しするわけにいきませんから。  もう全部最初から印刷してあるわけですよ、日付を空欄、日付空欄と。何でか...全文を見る
○海江田委員 昭和二十四年の当時は請求する側が遅かったからこの法律をつくったような言葉があります。昭和二十四年は私が生まれた年ですか ら、そこのところはわかりませんが、この法律の精神はやはり、資金繰りに困る中小企業に、日にちを設けてそこの間に払いなさいよというのが精神じゃないだ...全文を見る
○海江田委員 どうもありがとうございました。
12月12日第139回国会 衆議院 税制問題等に関する特別委員会 第2号
議事録を見る
○海江田委員 今、古川委員からの話にもございましたけれども、民主党はさきの選挙で、この消費税の問題については五%やむなしという態度を示しております。私は民主党の設立からかかわっておりましたので、この消費税の問題、選挙前に党内で大変な議論をしたことをよく覚えております。大変苦渋に満...全文を見る
○海江田委員 悪意で悪用したということですけれども、この制度自体は合法的なわけですからね。だから、今のまま、そのまま手つかずで残しておけば、これはもう広く国民一般に知れ渡ったことですから、まあ普通の人は利用すべくもありませんけれども、これはできてしまうわけですよ。それは大蔵省だけ...全文を見る
○海江田委員 ぜひこれは改善をしていただきたいと思います。  それから、やはり構造的な税金のむだ遣いでございますが、私はここで、毎年の予算の中から未消化で、つまり使い切れずに翌年に繰り越しをするこの繰越金の問題について、問題として提起したいと思います。  まず、その一つが農水...全文を見る
○海江田委員 今、ウルグアイ・ラウンド対策費のところで、事業が非常に円滑に行われているということでございますが、どういう事業が円滑に行われているのか。私は必ずしも円滑だとは思いませんが、このガット・ウルグアイ・ラウンド対策費のおかげで何が日本全国に起きているかというと、いわゆる複...全文を見る
○海江田委員 農水省ばかりやり玉に上げてもいけません。次は建設省です。  建設省もやはり予算をあり余らせています。特に道路整備事業費でございますね。これも、建設省からいただいた資料によりますと、九五年度に約九千百八十五億円、これは未消化がありまして、翌年九六年、つまりことしに繰...全文を見る
○海江田委員 効率のいいと言いましたけれども、むだ遣いの効率のいいということに私はなるのではないだろうかという気がするわけでございます。  それから、やはり本当でしたら道路公団を民営化すればいいんですよ。あの高速道路の中というのは、私も時々利用しますけれども、サービスエリアのカ...全文を見る
○海江田委員 ここはひとつ慎重が上にも慎重に処理をしていただきたいと思います。  それから、新進党の皆様方、本当に御苦労さまです。今回皆さん方が議員提案でこの消費税の据え置き法案というものを出してくれたおかげで、初めてのことでございますが、こういう形で議論ができたということは、...全文を見る
○海江田委員 ありがとうございました。