海江田万里

かいえだばんり

比例代表(東京都)選出
無所属
当選回数8回

海江田万里の1997年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月29日第140回国会 衆議院 本会議 第4号
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○海江田万里君 私は、民主党を代表いたしまして、民主党、新進党、太陽党の三党が共同提案しております平成八年度補正予算案の組み替えを求める動議に賛成し、政府提案の平成八年度補正予算案に反対する立場から見解を述べ、討論いたします。(拍手)  まず最初に、我が党を初め三党が共同で求め...全文を見る
02月06日第140回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○海江田委員 民主党の海江田でございます。よろしくお願い申し上げます。  まず、オレンジ共済事件でございますけれども、一昨日になりますか、当委員会で、横路孝弘委員が大蔵大臣に、このオレンジ共済の問題性について早くから大蔵省に問題提起があったのではないだろうかということで、それが...全文を見る
○海江田委員 平成七年、九五年ですね、九五年の十二月というのは、このオレンジ共済の問題ではもう既に大変大きな問題になってきている時期でありまして、一般の新聞に出ましたのは翌年、九六年の夏八月なわけでございますけれども、その九五年の十二月の前に私がその本人に会って確認をしてきたとこ...全文を見る
○海江田委員 うまい話には御用心というような書き方でいいものなんだろうかどうなんだろうかという、それもまた税金のむだ遣いにつながりはしないだろうかという心配を持っております。  それから、すべての問い合わせをすぐに別に警察に通報しろなんということを言っているのじゃ全然ありません...全文を見る
○海江田委員 はい、そうです。そういう意味です。
○海江田委員 それからもう一つ、やはりこの問題は私はすぐれて政治的な問題であるという考え方を持っておるのですね。政治的な問題はどういうことかというと、まずこの友部容疑者は最初に年金党という政党をつくって、そして年金会という政治団体の届け出を自治省にしまして、その年金会の規約の中に...全文を見る
○海江田委員 わかりました。確かにおっしゃるように、やはり給付には負担ということは重要な、重大な考え方だろうと思います。  それから、やはりこの種の事件の再発防止に努めなければいけないと思うのですけれども、このオレンジ共済のほかに、私が調べただけでも余りよくわからない共済が幾つ...全文を見る
○海江田委員 出資法、それから保険業法という法律が適用される可能性がありますので、ここはひとつぜひ機敏な態勢をとっていただいて、そして間違いのないように、今私が言ったところが必ずしもおかしいということではないのですが、どうも調べてよくわからないというのが実情でございますので、そう...全文を見る
○海江田委員 やはり構造改革元年でありますとか、それから財政再建元年でありますとか、そういう初めに一つの決意表明があったわけですね。これがなければ、従来もこういうことをやってこういう予算を組んでおられたわけですから、まあいろいろな批判もあるでしょうけれども、もう少し国民各層がそれ...全文を見る
○海江田委員 今のお話を聞いておって、大分私の頭の中も三塚大蔵大臣と同じような考え方になってまいりました。いや、決して、あれですよ、大分混乱をしてきたということでございますけれども。  今総理とお話をしておりましたのは、やはり総理は減税の可能性は否定をしなかったというふうに私は...全文を見る
○海江田委員 相続税の減につながる一番大きな要因というのは、これはもう言うまでもなく地価の下落ですね、地価の下落による相続税の評価額の落ち込みということです。ですから、そういう意味では、どのタイミングで導入するかということにもよりますけれども、私はそれほど、確かにマイナスもあるこ...全文を見る
○海江田委員 全部を何も無税にしなくたっていいんですよ、これは、はっきり言って。例えば、額面一千万円のを持っている、それを非課税財産にしてしまうんじゃなくて、評価額を八掛けにするとかそういう手法だって私はあると思うんですね。だから、その辺も含めて、全部ゼロにすればこれは確かに国債...全文を見る
○海江田委員 どこかでやはり歳出削減のまさに初めの一歩を踏み出さなければいけないわけでありまして、そういう意味では、とりわけ公共事業の歳出削減に踏み出したときの、切れ目のない予算というのが一番心配になることなわけですよね。  ところが、まさに切れ目のないということでいえば、無理...全文を見る
○海江田委員 それはぜひ、本当にもう違ったんだというふうに国民に目に見える形での概算要求のルールづくりというのをやっていただきませんと、本当はそれができて初めて財政再建元年とか構造改革元年になるんですよ。だから、本当はことしは元年になっていないんですね元年のマイナス一年じゃないで...全文を見る
○海江田委員 そうすると、していないということ。ただ、これはこの財団に、ふるさと情報センターというところに援助を出して、それはリーダーとかがいらっしゃるのですけれども、その人たちというのは、これはみんなそれぞれ村長さんたちだとかで別に農水省の天下りでも何でもないということなのです...全文を見る
○海江田委員 それでしたら、私はもう少し詳しく調べますけれども、ただ、少なくとも直営店だ、直営店だという言い方をしておりますから、やはりそこははっきりと分けませんと、何かあんなところにも補助金をやって、そこへ行った人は確かに安く飲んだり食ったりできますからありがたい話ですけれども...全文を見る
○海江田委員 私は国会の中で、党派を超えまして定期借地権を推進する議員の会というものをつくっているわけでありますけれども、私、定期借地権、つまり土地の所有権はそのままでいいわけですね、所有権と利用権を分離して、そしてその利用権をもっともっと開放しょうじゃないか、そうすることが、日...全文を見る
○海江田委員 今伊藤国土庁長官からお話しいただきましたが、国土庁あるいは建設省というのは、この定期借地権の問題については大変前向きなんですね。ところが、三塚大臣の大蔵省がどうも、税制上の問題でありますとか、あるいは金融機関の融資ですね、この問題でも大変冷たいというところがあります...全文を見る
○海江田委員 最後に総理、口直しで。  私は本当はできたら、先ほど来のお話で、平成十年の予算からは、つまりもうことしからですけれども、概算要求の段階からそれはもう新しいルールをつくるというお話はちょうだいをしたわけでございますけれども、この平成九年の予算が本当にこのままなのか。...全文を見る
○海江田委員 私、時間を過ぎておりますので、終わります。ありがとうございました。
02月20日第140回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号
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○海江田委員 民主党の海江田万里でございます。  先生方には、お忙しい中お越しいただきまして、それから先ほど来貴重な御意見を聞かせていただきまして、ありがとうございました。  私は、時間も十五分と限られておりますので、短い質問、あるいは短いお答えをお願いしなければならないかも...全文を見る
○海江田委員 それでは宮脇公述人にお尋ねをしますが、やはりこの公共事業の問題でございますね。  よく言われますのは、来るべき高齢化、超高齢化に向けて、まだ日本が体力のあるうちに公共事業をできるだけやらなければいけないという言われ方をするわけですけれども、ただ、このロジックの中に...全文を見る
○海江田委員 宮脇先生にもう一つお尋ねをしたいのでございますが、最後の方で出てまいりましたエージェント化の問題でございます。  このエージェント化の問題で先生が別な雑誌に書いておる論文の中で、行政の所有と経営の分離という視点でお書きになっているのですね。私は、この行政の所有と経...全文を見る
○海江田委員 塩野谷先生に一つ、お越しいただきましたので。  医療制度の改革の中で、なるべく医療費全体を圧縮しようということで、特に一人の患者さんが幾つも病院に行って検査漬けになったりあるいは薬漬けになったりする、これをなるべくやめようということで、それは一つの流れとしてあると...全文を見る
○海江田委員 ありがとうございました。これはまた国会で議論させていただきます。  どうもありがとうございました。
○海江田委員 まずお三人に、きょうはお忙しいところをお越しいただきましてありがとうございました。それから、貴重な御意見を聞かせていただきましてありがとうございました。  私は、時間も限られておりますが、その中で幾つか質問をさせていただきたいと思います。  まず、植草公述人に対...全文を見る
○海江田委員 実は、私もそういう考え方なのですが、ただ、消費税の直間比率を見直すという視点が、どうも今回の総理の施政方針演説あるいは大蔵大臣の財政演説、よく読んでみたのですけれども、一言も書いてないのですね。私は非常におかしなことだなと思いまして、その問題は今度当委員会でもできた...全文を見る
○海江田委員 もう少し議論したいのですが、時間もありませんので佐高公述人にお尋ねをしますが、「骸骨を乞ふ」ということで、役人になることはつらいことであるということですが、政治家になるのもつらいことだという認識を持っております。  佐高公述人にぜひお尋ねをしたいのは、今当委員会で...全文を見る
○海江田委員 それでは、片岡公述人もお越しいただきまして、本予算に対するお考えをちょっとまだ述べておられないようですので、今の佐高公述人のように明快に短くひとつお願いいたしたいと思います。
○海江田委員 どうもありがとうございました。
02月25日第140回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○海江田委員 官房長官、ただいま大変お元気な発言をいただきましたが、お風邪を召しているというように伺っておりますので、私、当初予定をしておりました順番を入れかえまして、先にお尋ねをします。  ただ、官房長官の前に、通産大臣もお越し願っておりますので、まず通産大臣にお尋ねをしたい...全文を見る
○海江田委員 国民各層の意見というのは、今お示しをしましたアンケートの中でもある程度の傾向は出ておるんじゃないだろうか。  それから、今これだけ、景気そのものの回復の足取りというのは比較的しっかりしているわけですけれども、やはり国民全体に蔓延をしております不景気感といいますか、...全文を見る
○海江田委員 そういう方がいるということも重々承知をしておるつもりでございますけれども、やはり三日休みになると一泊旅行ができるんですよね。二日だとやはり一泊できないんですよ、これは本当のこと言いまして。  あと、これで祝日法を変えますと子供が休みになりますから、そうするとやはり...全文を見る
○海江田委員 今お聞きになって驚いた方もいらっしゃるのじゃないかと思いますが、給与所得者というのは約四千三百万人いるわけですから、それが平成七年分はたった一人ですからね、これは。それから平成六年分が七人、平成五年分が四人、平成四年分も七人、四人とか七人とか、ましてや一人とかという...全文を見る
○海江田委員 私がお尋ねをしておりますのは、やはり利用者がこれだけというのは制度に何らかの欠陥があるのではないだろうかというようなお尋ねをしたわけで、どういう仕組みになっておるかということはもうわかっておるわけでございます。  今おっしゃった、給与所得控除が高くて、その給与所得...全文を見る
○海江田委員 実は、端的に言いますと、大蔵省はこの制度をつくることにそんなに賛成じゃないのですよ。熱意を持っていないのですよ、本当は。  そもそもこの経緯は、皆さん方はもちろん専門家ですからよく御存じだろうと思いますけれども、裁判所の判決がありまして、最近余り聞かなくなりました...全文を見る
○海江田委員 恐らく制度自体も御存じない方が多いのじゃないですか。大蔵省も、この「私たちの税金」という、まあこれは比較的よくできた本で、一般の方も読んでわかりやすいので見てみましたら、特定支出控除はたった五行しかやはり書いていないのですよね。確かに、利用者が一人であるとか四人であ...全文を見る
○海江田委員 向こうから出てこられたから何かデータでもあるのかなと思ったけれども、ないということですが、これは税調なんかでも一回議論してみてくださいよ。果たして、こういう制度をつくっておいていいのか。本当にもう要らないという話であれば、これはやはりなくした方がいいですよ。そうじや...全文を見る
○海江田委員 薄井さん、誤解されていますけれども、私は、全部のサラリーマンの給与所得控除を圧縮しろなんて話をしているのじゃないんですよ。それはおわかりのはずですよ。特定支出控除を選ぶ人は、計算式の上で、給与所得控除を二分の一に圧縮をして、そして、その特定支出控除の控除額を計算する...全文を見る
○海江田委員 今お話しいただきましたように、私もこの社団法人研究情報基金の登記簿をとってみました。そこに今説明のあったような目的というものが書かれておるのですけれども、そのほかに私は、やはり大蔵省所管の公益法人で財団法人国際金融情報センター、それから社団法人総合研究フォーラム、大...全文を見る
○海江田委員 じゃあ、総合研究フォーラムとFAIRはどう違うのですか。総合研究フォーラムとはどう違うの。――まあいいです、はい。いいですよ。  まあ、大して違いはないのですけれどもね。ありますか、言えますか。
○海江田委員 共管になっているか、なっていないかだけが違うという話のようなんですが、本当は一番大きな違いは何かというと、今私がお話をした社団法人研究情報基金と、それから財団法人国際金融情報センターと社団法人総合研究フォーラムとの違い、これはそちらからお話がなかったから私の方から言...全文を見る
○海江田委員 今お聞きいただいてわかったと思いますけれども、この特定公益増進法人というところには、一般の財団法人や社団法人の、アバウトな言い方をすれば、法人から寄附の場合は倍の枠があるわけです、はっきり言って。個人でもほぼそれと同じような枠があるわけですよ、非課税の枠が。それはど...全文を見る
○海江田委員 それは、国際金融情報センターでも、総合研究フォーラムでも同じなんですよ。この違いというのは、そういう意味では今お話があったようなところでは私は納得できないのですけれども、一つだけさっきちょっとお話をして、今の説明の中で入っていなかったのは、これは、法人税法施行令第七...全文を見る
○海江田委員 ただ、それは多少のタイムラグというか切れる端境期はあるけれども、基本的に二年ごとに更新しているじゃないですか。これはまだこれからもやり続けるのですか。どうですか、それは。
○海江田委員 これにつきましては一部新聞なんかでも報道をされまして、その新聞は、これは大蔵省の事務次官のいわば保養所だというような書き方をしているわけですね。保養所というのはどういうことかというと、これはもう御案内だろうと思いますけれども、国家公務員法でもって、公務員をやめますと...全文を見る
○海江田委員 実は、大蔵省のこういう問題というのはなかなか、本当のことを言いましてやりにくい問題でもあるんですよ。私も、この問題をどうしようかということで私の知人なんかに聞いたら、それはやめておいた方がいいよ、そんなことを言って大蔵省を敵に回して後で税金でいろいろ言われたら困るか...全文を見る
○海江田委員 大蔵省の公益法人というのは、大蔵省所管の公益法人、百二十一ですか、ありまして、それで、一番直近の大蔵省をおやめになった方がその理事長だとか、あるいは常勤の役員に入っている公益法人が幾つあるか調べたら、五十ほどあるんですね。これは、大蔵省から直接、大蔵省をおやめになっ...全文を見る
○海江田委員 これはぜひ力を入れてやっていただきたいんですが、その場合一つの参考になりますのが、アメリカで消費者信用保護法というのがあります。  これは、CCPAということ、一九六八年に最初に制定されておりますが、七〇年にも八〇年にもと、いわゆるアメリカの金融の自由化の進展の中...全文を見る
○海江田委員 余り時間がありませんけれども、確かに規制があるということはよく承知をしておるのですけれども、それから通達があるということはよくわかっておるのですけれども、ところがやはり、じゃ実際にその規制や通達がきちっと守られておるかとか、それから先ほどお示しをしましたように、そう...全文を見る
○海江田委員 もちろん私が言っているのは、もう既に先行しているのがあるわけですから、全部を含めたアメリカみたいな統一的な消費者信用保護法というのは無理だろうと思います。やはりそれはまず銀行のところから入っていくとか、そういうことですから、そういう手順で、まあ、じゃ立法も含めた検討...全文を見る
○海江田委員 もう時間が来ましたので終わります。  青年交流、特に大事ですから、よろしくどうぞお願いします。
03月04日第140回国会 衆議院 予算委員会第八分科会 第2号
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○海江田主査代理 これにて阪上善秀君の質疑は終了いたしました。  次に、中桐伸五君。
03月05日第140回国会 衆議院 予算委員会 第22号
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○海江田委員 私は、民主党を代表して、政府提出の平成九年度政府予算三案に反対し、我が党提出の政府予算撤回のうえ編成替えを求めるの動議に賛成する立場から討論を行います。  日本は、今歴史の大きな曲がり角に立っております。巨額の財政赤字を垂れ流したまま、経済活力を喪失させ、税金や社...全文を見る
03月18日第140回国会 衆議院 本会議 第18号
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○海江田万里君 私は、脳死を人の死としない臓器移植法をめざす議員の会の一人として質問をします。  今回のこの提案をされております法律案の一番の問題は、やはり脳死を人の死とするかどうかということだろうと思います。  先ほど来たびたび発せられております、例えば脳死体という言葉、私...全文を見る
04月15日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第16号
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○海江田議員 お答えします。  脳死を人の死と認めるかどうかということでございますが、大変難しい問題がございまして、私どもはもちろん脳死イコール人の死でないということでございますが、世の中一般で考えましても、やはりこれは非常に判断の難しいところだろうと思います。  私どもが知...全文を見る
○海江田議員 私どもは、脳死状態にある方の場合と、まさに死体から臓器が提供される場合と二通りに考えております。  ですから、死体から臓器が摘出される場合につきましては、やはり遺族が提供者であるというふうに考えればいいかと思います。  ただ、その場合も、先ほど来お話がありますよ...全文を見る
○海江田議員 私どもは、柳田さんの発言を聞きまして、私自身は速記録で読ませていただいたわけでございますが、まさにこういう問題があるから私たちは私たちのこの法律案を提案しているのでありまして、先ほど五島議員は、柳田参考人のような意見も配慮してという御発言がありましたけれども、まさに...全文を見る
05月21日第140回国会 衆議院 大蔵委員会 第21号
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○海江田委員 今、民主党の田中甲委員から大変明確な日銀法に対する質問がございましたので、私は、少しこの日銀法そのものから離れるかもしれませんけれども、今問題になっております金利の問題ですとかあるいは為替の問題などについて、日銀あるいは大蔵省のお考えを聞かせていただきたいと思います...全文を見る
○海江田委員 ちょっと前半、晴れ時々曇り、ところによりにわか雨みたいなお話だったのですが、今総裁のお話を聞いておって、金融緩和は引き続き必要だというようなコメントが私の耳に残ったのです。と申しますのは、四月の短観の一番の特徴というのは、やはり中小企業のDIが一向によくなってない。...全文を見る
○海江田委員 今、総裁のお言葉の中で、企業収益が少しよくなってきてそれが設備投資に回っているというお話がございましたけれども、どういう原因で企業収益が上がってきたかというと、これは実は金利の低下分による企業収益の上昇なんですね、とりわけ九六年なんか。  これは大蔵省が法人統計を...全文を見る
○海江田委員 今の状況がその状況にあるかどうかということで言うと、実は今の状況というのはその状況にないわけですね。  それは三塚大蔵大臣も、それからその後ろにいらっしゃる榊原国際金融局長も、この間しきりにいわゆる口先介入を行いまして、行き過ぎた円高に対しては、これはいかぬという...全文を見る
○海江田委員 私が聞きましたのは、為替のマーケットの方はもうはっきり円高に戻ったわけですね。これはお見事だと思いますけれども、そのかわり金利の方がどういうふうになったかということ、とりわけ債券の利回りが、先ほどもちょっとお話をしましたけれども、これは上がったんじゃないですか。その...全文を見る
○海江田委員 恐らくそういう答えになるのではないだろうかなと思っておったわけでございますけれども、それは卵が先か、鶏が先か、どうでもいいのですけれども、やはり債券の利回りが上がることによって、長プラの上昇まで来ましたね。ここから先が問題なんですよ。  長プラの上昇が実際の貸出金...全文を見る
○海江田委員 ちょっと今、そういうふうに感じるというところ、余りよくわからない。そういうふうにというのはどういうことですか、ちょっと恐縮ですが。
○海江田委員 この種の発言は本当に非常に難しいと思いますね。とりわけ、きょうは二十一日ですね。アメリカが二十日で、FOMCが利上げを見送ったというようなタイミングがありますので、余り日本が上がるよ上がるよということを言っちゃうと、これは金利差が縮小ですからますます円高に向かうとい...全文を見る
○海江田委員 もう終わります。とりわけ国会がノーと言えばいい話ですけれども、やはり出してくる方がかわりばんこじゃいけませんよ、これは。むしろかわりばんこにすることによって、本来日銀総裁につくべき人が、たまたまめぐり合わせというか順番が違っちゃって、それで日銀総裁になれないなんとい...全文を見る
05月22日第140回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第7号
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○海江田委員 民主党の海江田でございます。よろしくお願いします。  きょうは、証券取引等監視委員会の方にお越しをいただいておりますから、まずそこから質問をさせていただきたいと思います。  昨今、野村証券の不祥事に端を発しまして、実はそこへの、野村の株を買い増す資金の融資を第一...全文を見る
○海江田委員 今のお答えで、九三年は資料が残っていないけれども、九五年あるいは九六年にはそのような提供もあったというようなお答えをいただきました。  どうして私わざわざこの問題を最初にお話をさせていただいたかといいますと、余りそういう情報を出しませんと、特にこの問題は、証券業界...全文を見る
○海江田委員 実際問題としまして、これはもうだれが考えたって、特別調査課が三十人だ、しかもその三倍の九十人が本庁の定員であるということは、少な過ぎるのですね。それが、表現をかえれば野村の問題等、摘発がこれだけおくれたということもこれは大いにやはり関係があるわけですね。  ですか...全文を見る
○海江田委員 本当に、実際に話を聞いてみますと、とりわけ証券取引等監視委員会の事務方の話を聞いてみますと、それはもう大変ですよ、本当のことを言いまして。  ですから、今度の野村の話も、九五年から着手ということでございますが、その前には弁護士でやはりよこしまなのがいましたから、や...全文を見る
○海江田委員 それでは、金融監督庁の問題についてお尋ねを幾つかしたいと思いますが、金融監督庁の設置法案、これは、今手元にあるのは要綱でございますが、これを見ますと、「設置、任務及び長」というところでございますが、「金融監督庁は、法令の定めるところにより、預金者、保険契約者、有価証...全文を見る
○海江田委員 長々と御答弁いただきましたけれども、確かに貸金業法でそういう規制がある、借りた人を保護しなきゃいけないよということは私も承知をしておりますし、それから、あと割賦販売法なんかもそうですね。クレジットなんかで借りる立場の人も保護する、これはわかっておるんですが、肝心のや...全文を見る
○海江田委員 ルールに基づいて執行する、その執行の方の設置法であるということはよくわかるのです。実体法が、今おっしゃるように、銀行についてはないわけでございます、とりわけその貸し借りのところについてはないわけでございますから。  これは私、かつて予算委員会でも質問をしまして、そ...全文を見る
○海江田委員 銀行局長は、きのう大分借り手の問題で議論をされておりまして、私もそれは、委員会室じゃありませんでテレビで見させていただきました。  確かに、おっしゃるような金融サービスというもの、例えば預金保険機構など、もう二十五年ぐらい前からですか、あったわけですよね。ところが...全文を見る
○海江田委員 規制の緩和と再規制というのはこれは当然行ったり来たりの話ですから、イギリスのビッグバンの中では、まさにこの金融サービス法を制定をするというのが、リレギュレーションですか、もう一回再規制ということで、これで法律で網をかけて、しかも中身の対象の範囲を非常に厳密に規定をし...全文を見る
○海江田委員 どうもありがとうございました。そういうふうにおっしゃっていただければいいのですが、免許を与えて、絶対的な信頼を与えているものが昨今のような状況になってきますと、それなら、では免許を与えた人の責任はどうなんだということになってきますので、やはりそれだけ免許というのは重...全文を見る
○海江田委員 これは本当に、二元化というよりは三元化で、特に地方の都道府県の信組担当の話もあるのですけれども、これは機関委任事務でやっているわけですが、実際のところ、これは住専のときの議論でよくおわかりだろうと思いますけれども、やはりこのあたりは検査の第一線に立たせるのにはなかな...全文を見る
○海江田委員 いや、だから、イギリスの場合はSIBですから、日本でいえばまさに冒頭にお話をしました証券取引等監視委員会ですから、あそこに全部集まるのなら、そういうことになるのでしょうけれども、今回は金融監督庁に集まるわけですから、これはやはり若干違うのじゃないかなという気がするの...全文を見る
○海江田委員 これの方がわかりやすい話ですからね。さっきずっと議論していましたけれども、この数字が出てくれば、一つでどういう状況になっておるのかなということがわかりますので、これは大蔵省に出してくることは大蔵省に出してくるわけですが、公表するんですかね。それをぜひ公表していただけ...全文を見る
○海江田委員 あともう一つだけでございますけれども、改めて、去年、預金保険機構の見直しをやったときの例の概算払い率のところをちょっと読み直しをしてみたのですけれども、今は、実際二〇〇一年の四月一日からは、まさにペイオフをやって、一千万円までは保証しますよ、一千万円を超える部分につ...全文を見る
○海江田委員 もう全部保証するということですね、一言で言えば。わかりました。ありがとうございました。  ただ、るるお話ししましたけれども、やはり、この金融監督庁、二〇〇一年に向けて大事な法律でございますので、直すべきところは直していただきたいというのが私どもの主張でございますの...全文を見る
10月20日第141回国会 衆議院 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第3号
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○海江田委員 民主党の海江田でございます。  今から私の持ち時間はおよそ四十分でございますので、よろしくお願いを申し上げます。  この法案、財政構造改革の法案でございますが、財政ということはとかく大変難しいものだという理解がございます。私がきょう国会で財政の問題で質問するとい...全文を見る
○海江田委員 もし財政当局でわかりやすい数字がありましたら、教えていただきたいのですが。
○海江田委員 その差額だということ、確かに計算上はそういうふうになるんですが、それがどのくらいになるかということは、本当は、せっかくこういうようなわかりやすい話をつくるわけですから、私は、やはりつけてもいいんではないだろうか。そういうものがなければ、これは非常に、まさに火の車だと...全文を見る
○海江田委員 私どもの党では資料要求をしておりまして、財政の問題、わかりにくいというのは、確かに用語が難しいとかいろいろございますけれども、その前に、やはり資料が出ていないのですね、本当のことを言いまして。  先ほどお尋ねをしました、政府の保有する金融資産が一体どのくらいあるの...全文を見る
○海江田委員 今、総理、貯蓄率のお話をしましたけれども、まさに貯蓄率が大切でございます。  御存じのように、貯蓄率、現在日本は一三%ぐらいですね。イギリスが五%ぐらい、アメリカが四%ぐらいになっておりますけれども。実は経済審議会の二〇一〇年委員会報告というのが、もう六年ぐらい前...全文を見る
○海江田委員 どうして私はこういう問題提起をするかというと、先ほどもちょっと指摘をしましたけれども、やはり海外の人たちが、とりわけエコノミストなんかですけれども、そういう見方をしている。これにちゃんとした理屈が通った反論ができるのかどうなのかというところであります。  私は、日...全文を見る
○海江田委員 余りわかりが悪かったと思うのですけれども、どういうふうに言えばいいんですか、なかなか難しいのですが。  一つ、私はパネルをつくってきたのですけれども、今度のは、この一般政府の中で中央政府と地方政府がありまして、裏にも書いてございますが、まさにここのところのいわゆる...全文を見る
○海江田委員 それはおっしゃるとおりだろうと思いますが、今、ぽろっとおっしゃった、その林野と国鉄。林野と国鉄の方はこの後だということで、ですから、そこが決まらない限りこれを入れるわけにはいかない。これを入れるわけにいかないということは、片一方で、この臨時国会の期日も限られておりま...全文を見る
○海江田委員 あと、累積債務の、長期債務のところで計算をしますと、さっき冒頭に私は言いましたけれども、まだ、日本の貯蓄率の高さでありますとか、それから構造的な赤字と循環的な赤字の違い、これももう少し議論しなければいけませんけれども、やはり循環赤字が多いというようなところからいって...全文を見る
○海江田委員 あと、もう一題だけになりますが、村岡官房長官、四十五分まででございますが、実はこの問題も、私、以前に、官房長官が梶山さんだったときでございますけれども、祝日を月曜日にしてはどうだろうかという提案をさせていただいたのですね。  ついせんだって、十月十日、体育の日でご...全文を見る
○海江田委員 議員立法ということですので、党派を超えてぜひやりたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。  私、もう時間が切れましたので、五島委員にかわります。どうもありがとうございました。
10月23日第141回国会 衆議院 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第6号
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○海江田委員 時間が三十分でございますが、主に大蔵大臣にお尋ねをすることになると思います。そんな難しい話じゃありませんので、よく聞いていただきまして、御答弁をいただきたいと思います。  今、大変な超低金利の時代だと言われておりますけれども、国が発行しておりました、特に、高い金利...全文を見る
○海江田委員 今のお話で、これまでも増額をしたことがあるということでございますから、そういう意味ではこれからも増額をする可能性があるというふうに理解をしてよろしゅうございますか。
○海江田委員 今のお話はちょっと違うと思うんですね。  国債の発行でありますけれども、今度発行します国債はまさに条件がいいわけですよ、国の財政の立場からすれば。だから、そこでは禁欲的になる必要は全くありませんで、むしろ市中の消化能力でありますとか、そういうこととの関連の中から、...全文を見る
○海江田委員 すぐ、補正というと土木工事をどこにつけるとか、そういう話ばかりでございますから、ぜひこういう前向きな補正といいますか、本当は、考えようによっては減税の財源だってここをうまく使っていくことによって出ないわけでもないわけですから、私は、やはりそういう方向で、減税にするか...全文を見る
○海江田委員 一定の耐用年数というお話が出ました。それから私、冒頭にお話をしましたけれども、いわゆる建設公債は六十年で償還をする、つまり毎年六十分の一ずつ償還をしていくわけですけれども、その根拠になっておりますのが、いわゆる国債整理基金の特別会計の中で、国債を発行するに当たってそ...全文を見る
○海江田委員 大蔵大臣、今のお話で明らかになったと思いますけれども、発行するときは、赤字公債と建設公債、これは大変区別がございますね。特に赤字公債に対しては、大変厳しい一つの制限を設けている。そのたびに法律で決めなければいけない、国会の承認を得なければいけないということであります...全文を見る
○海江田委員 限られた時間でございますので、聞いておりませんので。お人柄でございますね。  実は、この赤字公債と建設公債の区別の問題につきましては、我が党の生方議員からも一昨日でございますか質問をしまして、ただ、そのとき橋本総理がお答えになったことと三塚大蔵大臣がお答えになった...全文を見る
○海江田委員 今ローンの話が出ました。私は、余り国の財政を家計に置きかえるのはよろしくない、いろいろ誤解を生むという立場でございますが、あえて反論をさせていただきますと、ローンというのは最近は多様化をしてきまして、住宅とそれからその日のお米を買うローンだけじゃありませんで、車を買...全文を見る
○海江田委員 実は、今度のこの法案の大きな問題というのは、やはり地方財政、これにかなり大きな縛りをかけるということは、これはもう私が改めて指摘をするまでもなく、これまでの短い時間の質疑の中でもそういう意見のあったところでございます。そして、私が聞いておりますこの地方分権推進委員会...全文を見る
○海江田委員 それから、先ほど一川委員からも指摘がございますけれども、やはり地方への負担の転嫁というものが大変心配をされると。  この地方への負担の転嫁ということでお話をしますと、地方財政法の第二条の第二項は、「国は、地方財政の自主的な且つ健全な運営を助長することに努め、いやし...全文を見る
○海江田委員 困らないようにしなければいけないという決意のほどはよくわかったわけでございますが、これは非常に明確に、「国は、地方財政の自主的な且つ健全な運営を助長することに努め、いやしくも」「いやしくも」です。「いやしくもその自律性をそこない、又は地方公共団体に負担を転嫁するよう...全文を見る
10月30日第141回国会 衆議院 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第11号
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○海江田委員 参考人には、お忙しいところお越しいただきまして、ありがとうございました。  実は、私、冒頭に赤字公債と建設公債のお話をしようと思ったのですが、今、安倍委員からもお尋ねがございました。ただ、参考人の四人の皆様がほぼ意見を一にしている。赤字公債と建設公債の区別はもう既...全文を見る
○海江田委員 財部参考人にもお尋ねをしますが、特に大切なのは来年の我が国の成長率でありまして、来年のことを言うと鬼が笑うということになるかもしれませんが、アジアの危機というのは、実は来年、本当に日本の成長率に大きな影響を与えてくるのではないだろうかと思うわけでございます。  政...全文を見る
○海江田委員 石参考人。石参考人に成長率のことをお聞きするよりも、むしろ、お手元に恐らくあると思いますが、政府の試算で、一・七五のときは要調整額が二兆九千億出るという話でございます。三・五なら二兆一千億ということでございますが、もちろん成長率が低くなれば、この二・九兆というのはさ...全文を見る
○海江田委員 恐縮ですが、吉田参考人も今と同じ質問でございます。
○海江田委員 まさに、私どもも、長期の問題と短期の問題を区別すべきだという立場でございますから、まさにその観点がありますから来年の問題をお尋ねしたわけでございます。ここはお間違いのありませんように。  そういう意味では、本当のことを言いますと、国債の整理基金の繰り入れ等の停止と...全文を見る
○海江田委員 石先生、今のお話でもし御意見がございましたら。
○海江田委員 あと、これはまさに、財政再建法案ではなくて、財政構造改革法案なわけです。ここにはいろいろな思いがあると思うのです。それは財政再建法案であればまさに歳出削減の話でいいと思うわけですけれども、財政構造改革法案ということでいうと、経済構造そのものを変えなきゃいけないという...全文を見る
○海江田委員 確かにそのとおりだろうと思いますので、やはりここからどういう税制改革、これから年度改正、国会でも議論が始まるわけですけれども、どういうふうな姿なのかというのが見えませんと、本当の意味では議論できないんですね。それは大変残念なことだな。その意味では、この法案自体がかな...全文を見る
○海江田委員 時間が来ました。ありがとうございました。
11月04日第141回国会 衆議院 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第13号
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○海江田委員 中井委員から質問がございました件でございますが、私どもは、赤字公債と建設公債の区別はもう既に時代おくれになっているのではないだろうかということは、当委員会でも再三指摘をしたところでございます。  また、当委員会がお呼びをした参考人、四人の経済学者の方たちがいらっし...全文を見る
○海江田委員 債務に見合った資産が国にあるかどうかということは大変重要な観点でございまして、これは私どもも委員会の場で政府側に答弁を求めたところでございますが、大蔵大臣等は、資産がどのくらいあるのかということは、はっきり申し上げまして、お答えができなかった。  これはそういう意...全文を見る
○海江田委員 今おっしゃられた、一つは予算の既得権化ということ、これともう一つ、これは当委員会でも議論のあったところでございますけれども、やはり予算委員会等の国会の予算審議権を縛ることになるのではないだろうか、この二つの問題点をまず挙げることができるかと思います。  それから今...全文を見る
○海江田委員 簡単にという御指摘がありましたので簡単に答弁させていただきますが、おっしゃるように、この政府案では、はっきり「抑制する」ということが書かれているところと、それから「重点化」「効率化を図る」ということが書かれている、書き分けがやはりあるわけでございますね。特に公共事業...全文を見る
11月06日第141回国会 衆議院 本会議 第9号
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○海江田万里君 私は、提案者を代表し、議題となりました内閣提出の財政構造改革の推進に関する特別措置法案に対する民主党提出の修正案の趣旨弁明をいたします。  民主党は、将来の世代に過大な負担を残す放漫財政とは決別し、予算のむだをなくして、本当に必要なところには十分な手当てができる...全文を見る
11月25日第141回国会 衆議院 大蔵委員会 第5号
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○海江田委員 本日、本会議におきまして、三塚大蔵大臣の不信任案が否決をされました。三塚大蔵大臣はひな壇に座っておられて弁明の機会もなかったわけでございますが、私は、三塚大蔵大臣に対する不信任の声というのは野党が党利党略で出したものではありませんで、やはり国民の間にそういう声が大き...全文を見る
○海江田委員 多数決で否決をされたわけでございますが、大蔵大臣の不信任ということが本会議の議題に上ったということはやはりしっかりと受けとめておいていただきたいと思います。  それで、山一の破綻につきまして、まず幾つかお尋ねをしますが、実は今回のこの山一の破綻の問題は、私はかなり...全文を見る
○海江田委員 もう少し大きな声で御答弁をお願いしたいと思います。株式市場だけではなくて、証券局長が元気をなくす必要はないわけでございますから。毎日の心労はお察しを申し上げますが。  それから同時に、やはり中身をもう少ししっかりとお話しをいただきたいわけでございますが、この取引一...全文を見る
○海江田委員 先ほどもお話をしましたけれども、とにかく一社当たり数千億円というような単位で証券会社とつき合いをしておって、そしてそれがいわゆる取引一任勘定というように何でも全部任せてしまうということは禁止をされたわけでございますけれども、ただ、やはり幾つか抜け道がございまして、こ...全文を見る
○海江田委員 それではお尋ねをしますが、そういう法律違反につながらない飛ばしというものは本来的にあるものなのでしょうか、どうなのでしょうか。
○海江田委員 今のお答えも聞こえにくいのですね。クリントン大統領も少し耳が遠くなったようで、私も同じ世代ですから耳が遠くなったのかもしれないけれども、もうちょっとはっきりおっしゃっていただいて結構です。もう一度同じことをもっとはっきりおっしゃってください。
○海江田委員 私はそもそも法律違反にならない飛ばしがあるのかということをお尋ねをしたわけでございまして、もちろんその法律違反の中身が証券取引法でありますとか、あるいはこれは場合によっては粉飾決算ということもありますから商法の違反でありますとか、そういう中身について分かれていく可能...全文を見る
○海江田委員 やはり飛ばしはおかしいのですね、正直に申し上げまして。私が先ほどお話をした営業特金、取引一任勘定取引が廃止をされたというところから、そういう意味ではまさに飛ばしはもともとおかしいわけでございますけれども、そのおかしい飛ばしの違法性というものが非常に濃厚になってきたと...全文を見る
○海江田委員 飛ばしの問題で、この山一証券の問題の一番直近でやはり大きな問題になりましたのが、これは一部の新聞、産経新聞でございますけれども、これが報道をしました、これはまさに山一証券が絡んでいるわけでございますけれども、東急百貨店との間で飛ばしがあったのではないだろうか。実際に...全文を見る
○海江田委員 今のお話ですと、六月にこの問題があって、それから調査に入っていて、そして十七日にこの簿外債務の問題が出てきたということでございますから、一連のものとしてとらえていいわけでございますね。それを御返答ください。
○海江田委員 もう少し詳しくお話をいただきたいのですが、六月ごろそういう新聞報道があって、そして証券取引等監視委員会は、当然のことながら、これは山一証券に対して聞き取りを行ったということでございますね。そして、その聞き取りを行う過程の中からこの簿外債務の話が出てきたということです...全文を見る
○海江田委員 じゃ、この飛ばし、東急の問題から入っていって、ある程度、当然のことながら、それの処理をどうしているのかという話になってまいりますね。簿外の債務というようなことに証券取引等監視委員会が気がつかれたのは、金額とかなんとかは別にして、これはどうも簿外で処理をしているようだ...全文を見る
○海江田委員 あともう一つ、東急百貨店に対する調査等は行ったわけですか。
○海江田委員 やっていないと受け取っていいわけですね、これは。
○海江田委員 個別の中身については差し控えるということをおっしゃっていますけれども、これは個別の問題ではありますけれども、全然守秘義務等とかの話じゃないわけですよ。調査をしたのかどうなのかということで、これはいろいろな形で情報提供があったわけでございますから、そしてまた東急百貨店...全文を見る
○海江田委員 この簿外債務の話につきましても、どうも大蔵省は、あるいは証券取引等監視委員会は、この事実をなるべく早く明らかにするということに対して、私は、やはり随分怠っておるのではないだろうか。  例えば、十七日に野沢社長ですか、これが証券取引委員会に行って、そして簿外債務はこ...全文を見る
○海江田委員 それで、十七日以降改めて報告はあったのですか。いつあったのですか。
○海江田委員 二千億を超えるというところが二十四日に二千六百億という形で金額が確定をしたということでございますが、二十二日にまさに証券局長が記者会見をやってこの事実を発表しているわけですよね。この間五日間ですけれども、二千億円を超えるということは別に二千六百億円と矛盾はしないわけ...全文を見る
○海江田委員 十七日に山一証券の社長から証券取引等監視委員会が話を聞いて、そして二十二日、この間五日あるわけですけれども、これはもう五日でやむを得なかったんだという話でございますか。もうそれ以上短縮することはできなかったという認識ですか。
○海江田委員 取引の実態を把握ということでお話がありますけれども、実際は、例えば取引の実態についてはほとんどまだ明らかになっていない部分があるのですね。むしろ記者会見などで、先ほども引用しましたけれども、野沢社長などが記者に突っ込まれてようやく重い口を開くということが幾つかあるわ...全文を見る
○海江田委員 いやしくも証券取引等監視委員会の事務局長でございますから、私なんかは、私といわずにここの委員もそうだろうと思いますけれども、新聞報道を見る限りでも大きな構造というのはわかるのですよ。その大きな構造を理解するぐらいは当然のことながらできるはずで、しかも、この処理に当た...全文を見る
○海江田委員 聞いていないというのは、質問をしたけれどもないという返事が返ってきたのですか、それとも質問自体をしていないのですか。
○海江田委員 今聞いていないとおっしゃったわけですから、聞いていないということは、質問をしたけれどもそういう答えが返ってこなかった、そういう答えというのは欧州でもあるかもしれませんという答えが返ってこなかったのか、それとも質問自体発しなかったかのどちらかじゃないですか、これは。 ...全文を見る
○海江田委員 委員長、少し注意してくださいよ。何のために私たちはこうやって時間を使って、大蔵大臣もそれから日銀総裁もこの委員会に来ておるんですか。新聞報道にあること以外に一歩も踏み出さないじゃないですか。みんな新聞報道を見て、そうなのかということをわかるしかないじゃないですか。こ...全文を見る
○海江田委員 その本日報告があった話など、別に局長の話を聞かなくても、きょうの夕刊かあしたの朝刊を見れば出る話ですよ。  そんなことを聞きたいのではなくて、私が今、これは特に海外の債務が一千六十五億円とあるけれども、ここで話が出ているのは、まさにオーストラリアの現地法人が抱えて...全文を見る
○海江田委員 これは山一の関係者が、いやシドニーだけではないんだ、ヨーロッパでもその種の取引はあるんだということを発言しているわけですよ。だから、当然のことながら、これはもっと海外の債務が膨らむんだということを言っているわけですよ。そんなことも全然聞いたことないですか。直ちに調べ...全文を見る
○海江田委員 証券会社は銀行と違うということについての御議論、お考え、これをお聞かせください。
○海江田委員 総裁談話がありまして、これを読ませていただきましたけれども、おっしゃるように、かなり苦渋に満ちた決断になっておるなと私は理解をしておるのですね。あるいはこれを臨時特例の措置とするということで、これを今後の例にしないよというような意味合いが込められているのだろうと思い...全文を見る
○海江田委員 この寄託証券補償基金でございますが、世界的に見ましても法制化というような形になっているというのは理解しておるわけでございますが、たまたま、これはきょうですか、朝日新聞を見ておりましたら、蝋山阪大教授、この方は御案内のように証券取引審議会の総合部会の座長になっておりま...全文を見る
○海江田委員 大蔵大臣、大分お待たせをしました。公的資金の導入につきまして、これは大いに議論をしてください、国会等でも議論をしてくださいということでございまして、残された時間議論をしたいと思うんですが、大蔵大臣から、ちょっと整理してお教えいただきたいんですが、現在、これは自民党あ...全文を見る
○海江田委員 幾つか提言があるということをずっと、私の知らないようなのも随分お話しいただきましたが、幾つでも結構です。今六つ七つぐらいおっしゃいましたけれども、それぞれ一つずつごく手短に、理解をされている範囲で結構ですから、要約をして教えてください。お願いをします。――いやいや、...全文を見る
○海江田委員 ありがとうございます。  それぞれのメリット・デメリットがあると思うのですね。今四つお話をいただきましたけれども、一番初めのだとこういうところで少し問題が起きるのじゃないかとか、この点はここがすごくいいよというような中身についてお話しいただけますか。
○海江田委員 国民間の議論が大事だということは全くそのとおりだろうと思いますが、それをどこでやるのかといったら、恐らくこの場でやるのじゃないかなというふうに思うのですね。  これは確かになかなか難しい話なんですが、ある程度中身を、もう時間もありませんけれども少し議論をしたいと思...全文を見る
○海江田委員 私どもは与党じゃありませんので、そういう党間の協議じゃなくて、まさにこの大蔵委員会で議論しなくてどこで議論するのですか。国民の間の議論というのはどこでするのですか。大蔵委員会でやりましょうよ。  だから、そのためには、今せっかく四点おっしゃっていただいたのですから...全文を見る
○海江田委員 自民党に議論をしてくれということを言っておるということはよくわかっているのですけれども、では、まだ自民党から余り報告とかは来ていないわけですね。あるいは大蔵省に検討してみろと言って、大蔵省からその報告は受けていないわけですか。命令を発出した段階で、中身についてはまだ...全文を見る
○海江田委員 困りましたな、これは。  もう時間がありませんので、要するに、公的資金の話は、やはりモラルハザードの問題がポイントだろうと私は思うわけですよね。優先株の問題にしてもそうでございますし、それから預金保険機構に何らかの形で政府保証債の発行を認めて、公的資金でそれを買い...全文を見る
12月03日第141回国会 衆議院 大蔵委員会 第9号
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○海江田委員 日銀総裁にはお忙しいところお越しいただきまして、ありがとうございます。  実は、きょうの午前中の当委員会でも若干議論がございましたけれども、大蔵大臣の十二月一日の予算委員会での発言ですね。あらゆる金融機関の商品を保護するということ、これは私は大変重要な発言だろうと...全文を見る
○海江田委員 万全を期すということで、保護という言葉は使っていないということでございますか。確認です。これは大臣答えてください。山日銀行局長には後でお尋ねしますから、大臣。——いやいや、違いますよ。大臣です。
○海江田委員 安全性の確保に万全を期すということであって、保護ではないということですか。それだけおっしゃってください。保護という言葉は口が裂けても今の段階では使えないのですか。
○海江田委員 本当に押し問答でございますが、先ほど山日銀行局長、並木委員の質問への答弁の中で、現在は特例措置でペイオフをやらずに預金保険の機能を拡大している、そのことも考えなければいけないというお話でございました。それからその後、この発言のあった十二月一日の前の週の週末に、一部の...全文を見る
○海江田委員 では、わかりやすくもう一回聞きます。  この意味するところはもう少し後で議論しますけれども、わかりやすく聞きますけれども、先ほど紹介をしましたこの新聞にあります「ヒットや金融債も保護対象に」というような表現でありますとか、それからきょうの新聞の一面であります「証券...全文を見る
○海江田委員 それは大分大臣の発言と違いますよ。大臣の発言のとき、山日銀行局長もその場におられましたから、今のような説明であったら、可能性もあるということであれば、ちょっと待ってくれということで手を挙げて発言をすればいいじゃないですか。全く発言もしないで、大臣の、先ほど御紹介をし...全文を見る
○海江田委員 いや、それはちょっとさっきの午前中の議論にも出ましたけれども、さっきの主要二十行の話だってそうですよ。これは、サポートしていくということまで言っていながら倒したわけでしょう。破綻させたわけでしょう。だから、そんな万全を期すなんという言葉だけでは国民は信用できないわけ...全文を見る
○海江田委員 朝の答弁とも若干違いますよ、これは。よく朝令暮改という言葉がありますが、まだ暮れにも、夕方にもなっていないで、朝令昼改ではこれは困りますよ。国民は本当に不安てしょうがないですからね。  じゃ、具体的に、非常にストレートに聞きますけれども、さっきもお尋ねをしましたけ...全文を見る
○海江田委員 では、このヒットや金融債も保護対象になるということはそのとおりだということですね、可能性があるということは。そのとおりだということですね。  じゃ、もう一つお尋ねしますが、産経新聞の見出しであります「証券・保険も全額保護」ということ、これはそのとおりですか、違って...全文を見る
○海江田委員 もう別にメモを見なくたっていいんですよ。証券、保険も全額保護になるというふうに書いてあるけれども、これは合っていますか、それとも違うんですか。皆さん方のお考えと違うんですか、皆さん方のお考えのとおりなんですか。これはイエスかノーか、どっちかしかないじゃないですか。ど...全文を見る
○海江田委員 じゃ、これは正しいというふうに理解していいんですか。さっきの話ですと若干違うんですよ。金融債とヒットのところは保護対象にということは、これはわかるのですけれども、さっき、どなたでしたかね、局長か大臣か、いや、それは証券と保険は違うよというような発言があったんじゃない...全文を見る
○海江田委員 じゃ、大臣、預金保険機構でいくと、これは「証券・保険も全額保護」というのは違うんですか。これでいいんですか。そのとおりのこの表現でいいんですか。
○海江田委員 「証券・保険も全額保護」というのは、これはやはり違うんですよ。さっき局長が言われたのは預金保険の対象外ということだから、これはやはり違うというふうなことです。  そうなると、大蔵大臣が言いました、全部ひっくるめて保護する、全部ひっくるめて万全を期すということにはな...全文を見る
○海江田委員 大蔵大臣は、決意の表明は非常にお得意ですよね。午前中にありました話の、二十行はこれを破綻させないというのも、これも決意だということをおっしゃっていますね。ところが、その決意がどういうふうになったかというと、これはもう今さら私が言うまでもない話でありますから、今、決意...全文を見る
○海江田委員 それで普通銀行なんか納得するのですかね。  今、本当に、これはいろいろな理屈があって、私は必ずしもそうでないというところもありますけれども、やはり純益の九割が保険料の負担になっているとか、やはりかなり苦しい部分もあるわけですよ。だから、そういうようなところが、やは...全文を見る
○海江田委員 ペイオフの問題はこれから議論をしなければいけないわけですけれども、まさに二〇〇一年の三月三十一日まではペイオフはないということですから、この議論はまだ少し余裕があるのですよ。だけれども、今、長信銀でありますとか、信託銀行でありますとか、こういうところもいろいろな説も...全文を見る
○海江田委員 最終的な御判断はとおっしゃいますけれども、それはやはり生命保険会社九社も一緒になって、まさに護送船団方式ですけれども、一緒になって、これは大蔵省からそういう指導があったのだから、ここはやはり協力せざるを得ないなという話になったわけですよ。そこのところがやはり失敗をし...全文を見る
○海江田委員 実は、先ほどの全金融機関のすべての商品を保護するという話は、劣後ローンの話とも本当は関係してくるんですね。つながってくるんですね、これは。まず預金者のそういう各種の金融商品を保護したら、その次は劣後ローンという話も出てこない話じゃないんですね。これはつながってくる話...全文を見る
○海江田委員 確かに預金者保護という点からいえば、これはそれなりに安心をする人もいると思いますけれども、金融秩序全体に与える影響ということでいうと、これは本当のことを言って、日銀というのは、今預金者保護が前面に出ていますけれども、実は通貨の番人ですから、通貨の価値を落としてはいけ...全文を見る
○海江田委員 私が当委員会で、十一月二十五日でございましたけれども、山一特融をしたばかりでございましたけれども、そのとき金額を聞きましたら、たしか八千億だというお答えをいただきました。今お答えを伺いますと、一兆四百億ということで、一週間ぐらいの間に大体一千億ぐらい膨らんでいるわけ...全文を見る
○海江田委員 あともう一つ、山一の債務超過の可能性のことでございますけれども、これも十一月二十五日に私がお尋ねをしたときと、それから昨日も当委員会で日銀総裁にお越しいただきまして御答弁いただいた時点とで、私は、若干債務超過についての日銀の見方が違ってきたかなというような印象を持っ...全文を見る
○海江田委員 債務超過かどうか結論が出ますのは大蔵省の特別検査の結果だろうと思います。債務超過かどうかということに限定をしてでもいいのですが、これが大蔵省の特別検査でわかるのはいつごろですか。大蔵省、わかりましたら教えてください。
○海江田委員 あと一つだけ日銀総裁にお尋ねをしたいのですが、先ほど二十五条の貸し出しが三兆八千七百億円ということで、ごく短期にこれだけのお金が出ているわけでございます。先ほど少し私触れましたけれども、この特融というお金も、最終的には預けかえをされて新たな信用創造につながっていくと...全文を見る
○海江田委員 ありがとうございました。終わります。
12月05日第141回国会 衆議院 大蔵委員会 第11号
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○海江田委員 まず最初に、大蔵大臣にお尋ねをします。  先ほど同僚委員の質問に対して、次期通常国会で、寄託証券補償基金の改正案は、これを出したい、提案をしたいというような御発言がございましたが、今問題になっております預金保険法の改正案でございます。今出ておって、もちろん議論して...全文を見る
○海江田委員 本委員会でのこの預金保険法の一部改正案に関する議論を聞いておりまして、とりわけ大蔵大臣の十二月一日の予算委員会での御発言、それから当委員会での山日銀行局長の御発言等を聞いておりますと、私は、やはり次期の通常国会で預金保険法を改正する必要があるのではないだろうかという...全文を見る
○海江田委員 山日銀行局長は御自分が一番よく御存じだろうと思いますけれども、私は、預金保険法の改正をしませんと、当委員会でるる述べられました各種金融商品の保護というものはできないのではないだろうか、そういう認識を持っております。  この問題、随分議論になりまして、私も少し冷静に...全文を見る
○海江田委員 私も当然含まれておるという認識なんですが、含まれておるとするならば、先日来いろいろ議論があります、あるいは、きょうも山日銀行局長は非常にはっきりとおっしゃられましたけれども、預金保険対象金融機関取り扱いの金融商品についてはこれを保護するというお話がございますが、預金...全文を見る
○海江田委員 法律の読み方というふうにおっしゃいましたけれども、読み方ではございませんが、これははっきりとこの法律の条文の中に、「預金等」ということがどういう内容を意味するかということが書いてあるわけでございますね。  これはもう言うまでもございませんが、この「預金等」というの...全文を見る
○海江田委員 そうしますと、それからさらに附則の十六条、先ほど来いろいろ出ております。  本来でしたらペイオフをするはずでございますけれども、そのペイオフができませんから、その間は特別資金援助をするという枠組みが決めてございます。この附則十六条の特別資金援助の場合も、当然のこと...全文を見る
○海江田委員 そうおっしゃると思って、私は先ほど、金融三法を基本としてということを確認するかどうかということをお尋ねをしたわけでございますが、先ほど来大蔵大臣は、「十一月二十四日の談話の中で、」という中でこの三法を基本とするという立場を確認をしたということでございますから、三法を...全文を見る
○海江田委員 そうなりますと、山日銀行局長の御発言は、預金保険対象金融機関取り扱いの金融商品という表現でございますね。よろしゅうございますか。預金保険対象機関取り扱いの金融商品と先ほど御発言があったのですけれども、これをすべて保護する、すべて入りますという表現ですが、それはさっき...全文を見る
○海江田委員 ということになりますと、委員もお聞きいただいておわかりになったと思いますけれども、同じ外貨建ての預金でありましても、邦銀の支店でつくった外貨預金というのは保護されるけれども、外国銀行でつくりました、幾つか有名な銀行もございますが、そこでつくりました外貨建ての預金とい...全文を見る
○海江田委員 委員もおわかりいただいたと思いますが、これは大変おかしな制度でございますね。こういうことをアメリカが聞いたら果たしてどういうことになるだろうというようなことも考えられますので、まあ大変これは整合性を欠いた話になっておるんですね。  確かに緊急の課題であるというこの...全文を見る
○海江田委員 それはわかっておりますけれども、日本の国内で預金をする場合のその不公平さというのは、これはやはりあるということ。それは本来からいけば、外貨建ての預金自体が、これはもう御案内だろうと思いますけれども、預金保険法の中で、あるいは施行令の中で、外貨建て預金は外しますよとい...全文を見る
○海江田委員 それはもちろん理解をしておって、今おっしゃられたような誤解をする方はほとんどいらっしゃらないのじゃないかなというふうに思うわけでございます。  私が言っておりますのは、これはやはりかなり超法規的な措置であることは事実なんですね。超法規的な措置であるという以上、私は...全文を見る
○海江田委員 難しくありませんよ。さっきも確認をしましたけれども、いわゆる金融三法を基本として、預金等の全額を保護するということで、これはそこが原則なわけですから。その原則を外したことを、私はやはり逸脱ではないかということを申し上げているのであって、これはやはり変えるべきですよ、...全文を見る
○海江田委員 これはいつまで言ってもしょうがありませんけれども、やはり原則というものは、とりわけ金融三法の中でもこの預金保険法の原則というのは、非常に厳密に規定をされているわけですから、特例でその規定を若干緩めるという場合でも、私たちの理解というのは、それはその金額を、一千万のい...全文を見る
○海江田委員 日銀副総裁にお越しいただいておりまして、申しわけございません、もうほとんど時間がなくなってしまいましたが、私が懸念しておりますのは、やはりこの間の問題で、ジャパン・プレミアムの問題でございます。  三カ月物のユーロドル金利でジャパン・プレミアムが一%を超えてしまっ...全文を見る
○海江田委員 この問題、もう少し本当はお話をしたがったのです。日本の金融機関の海外の資産の問題、円建ての外国債の問題とか、かなりバランスを欠いたところもありまして、それが為替市場に与える影響とか議論したかったわけでございますが、もう時間も来ましたので、大変残念でございますが、また...全文を見る
12月09日第141回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○海江田委員 海江田でございます。  持ち時間が二十分と大変限られておりますので、お答えも手短にお願いをしたいと思います。  まず、北拓銀行は四月一日に北海道銀行との合併の話を記者会見をしましたけれども、この合併の話が破綻をした原因は不良債権にあるということは、先ほど参考人も...全文を見る
○海江田委員 どうでしょうか、もう少し多目というのは、倍ぐらいあるんじゃないでしょうかとかいうような話にはなりませんでしたか。
○海江田委員 そこでやりとりがありまして、第五回か第六回ぐらいの合併委員会だと思いますが、その後、七月十四日でございますけれども、監査法人による共同監査を実施するということを発表いたしましたね。  この監査法人の共同監査の結果は、どういうふうになりましたか。
○海江田委員 せっかく共同監査をやるということを言いながら、それが実現をできなかったということ、これはやはり大変大きな問題だろうと思うのですね。それは御行の側がもっと情報公開、情報開示をすればこれは当然できることでありますから、やはり共同監査をやると言いながら実際にはできなかった...全文を見る
○海江田委員 そこで説明をしましたのは、今私がお話をしたように、これはかなり道銀の側がいろいろ抵抗を示していて難しいよというような御説明でしたね。それでよろしゅうございますね、これは。  ところが、大変奇異なことに、八月の二十六日でございますけれども、大蔵大臣が、この期に及びま...全文を見る
○海江田委員 今お答えいただかなかったわけですが、大蔵大臣がそういうふうに発言したことについての感想は、どういうふうにお持ちになったか。  大分自分が言っていることと違うなというよう な御感想ですか。それとも、大蔵省は何としてもこれを成功させたいんだなというようなことをお考え...全文を見る
○海江田委員 あと、九月九日にも大蔵省の幹部の方とお会いしているはずでございますが、そのとき河谷頭取は、何なら、どうしてもこれがうまくいかなければ、もう一回自力でもって、自行だけでリストラをやって、そして再建をすることも考えているというような趣旨の発言をなさったようです。それはそ...全文を見る
○海江田委員 これは、九月の上旬の段階で、もう合併は無理だというふうな認識をしておったという認識を私は持っております。  その今お話が出ました九月十二日の合併延期の会見でございますが、この席上、三千五百億円の不良債権の償却と、それから一千五百億円の増資計画を発表しておりますね。...全文を見る
○海江田委員 その自己資本の増資計画でございますが、これは九月の上旬から、先ほど私がお話をした九月の九日という、大蔵省の幹部に対して自行でも場合によってはやるよというようなころから、ほとんど話としてはそれは進めていたわけですね。  それで、特に九月の五日ごろから、大株主に対して...全文を見る
○海江田委員 区々だとおっしゃいますが、圧倒的に多いのは、それはだめですよ、この状況ですからそれは無理ですよというお答えではなかったのですか。さっきのお話と同じですけれども、イエスという答えは限りなくゼロに近かったのではないですか。
○海江田委員 それはお断りをするときの常套手段でございますから、そう言うことはノーだというふうに理解をしますが。  そこで、この自己資本の比率を高めるという道が閉ざされますと、実は、これは今、国会で大変議論をしておるところでございますが、いわゆる預金保険法の改正でございますね。...全文を見る
○海江田委員 では、お聞きになったのはいつの段階ですか。
○海江田委員 では、最近の段階でどういうふうな聞き方をしましたか。この法案が通れば、これは御行の二つが合併になってもという話ですか。それとも、だって、もう既に九月十二日の段階で合併しませんよという話になっているわけですから、それは一般の情報として聞いたわけですか、ニュースなどで。
○海江田委員 もちろん、これはもう既に破綻をしてしまったわけですから、そのような制度が利用できるはずもないわけでございますが、私は、やはりこの九月の上旬の段階でいろいろな可能性が探られて、その中の一つの選択肢として、当然のことながらそういう可能性というものも聞いていたというふうに...全文を見る
○海江田委員 コール市場で調達をした資金、オーバーナイトですから翌日に返さなきゃいけな いわけですけれども、そのためにもやはり使っておるということですか。  これは、若干議論が、これは御行の方に追及する問題じゃありませんで、むしろ日銀でありますとか大蔵の方に話をしなければいけ...全文を見る
○海江田委員 どうもありがとうございました。  ただ、それはぜひ周知徹底をお願いしたいと思います。