海江田万里
かいえだばんり
比例代表(東京都)選出
無所属
当選回数8回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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01月20日 | 第142回国会 衆議院 予算委員会 第5号 議事録を見る | ○海江田委員 おはようございます。民友連を代表しまして、質問をさせていただきます。 総理は、昨年十二月十七日の午前、緊急の記者会見をやりまして、二兆円の減税を発表されたわけでございますが、私ども、民友連の前の民主党、もちろん民主党はまだございますけれども、この特別減税の継続を...全文を見る |
○海江田委員 今、総理はかなり率直にお話しいただいたと思いますが、幾つかの論点が出てきたと思います。ASEANの方はちょっと後でお話をさせていただきます。 一つは減税の財源で、とりわけこの所得税の減税になりますと赤字公債に頼らざるを得ない、これがやはり財政構造改革の議論をして...全文を見る | ||
○海江田委員 では、その変化の中を教えてください。 | ||
○海江田委員 資料作成中ということでございますが、本来でしたら、これはまさに減税で一番影響を与えるところでございますから、本委員会にもう既に配られていなければいけないのですね。 それが、今総理と大蔵大臣は、当然のことながらつくっておるとおっしゃる。それは当然のことだろうと思い...全文を見る | ||
○海江田委員 それから、当然のことながら、財政健全化の目標もありますから、財政赤字の対GDP比三%にするという場合、今まででしたら一年当たり国債の部分で〇・二五%の改善でよかったわけですけれども、これがどういう数字になるのかということ、この二つの表がありませんと、本当のことを言い...全文を見る | ||
○海江田委員 期日を、いつ出てくるのか、それだけちょっと。 | ||
○海江田委員 どこまで話したか、まあ厳しくなることは事実でございますから、それだけの覚悟をしなければいけないということでございます。 ただ、話を戻しまして、総理が十二月の十七日に、二兆円の減税をやるというお話があったときに、私は最初に若干耳を疑いましたけれども、その後に考えた...全文を見る | ||
○海江田委員 六十年でない償還も考えた国債ということのお話がございまして、これも新しい一つのこれからの考え方だろうと思いますね。 総理が一番よく覚えていらっしゃると思いますけれども、自民党も、その昔、いわゆる情報産業なんかに対する投資、景気対策のため、それを建設公債で充てられ...全文を見る | ||
○海江田委員 議論をやってほしいということですから、そういう意味ではある程度柔軟性があるというふうに理解をしますが、実はこの委員会で大きな問題になっております減税の恒久化の問題も、私はこの赤字公債と建設公債の区別をなくすという議論を抜きにしては語れないと思うのですね。 私は、...全文を見る | ||
○海江田委員 私が言っておりますのも、財政構造改革を否定するものではもちろんありませんし、財政構造改革というものとそれから景気回復というのは、私も両立をすると思っております。 ただ、昨年成立をしました財政構造改革法ですね、これは与党の中にも随分批判のあった内容だと思いまして、...全文を見る | ||
○海江田委員 ちょっと後ろの方が。議論をしてください、議論をしてくださいということはよくわかるので、その議論をしてくださいとおっしゃっている、その背景の総理の思いというのもよくわかるわけでありますが、やはりそこは、内閣を統括して日本を引っ張っていく総理としては、議論をしてください...全文を見る | ||
○海江田委員 今、多方面にわたって、私が聞きたいことはほとんどその中に入っておりました。ただ、若干、例えば日本の金融機関の対アジア、ASEANとプラス韓国でよろしゅうございますが、融資額はわかったわけですけれども、実際そこのどのくらいが焦げつくかとか、これはまだ今現在ではなかなか...全文を見る | ||
○海江田委員 外為特会からそういう形でドルのスワップにしてということ、もちろんまだ発生していませんが、ただ、これもなかなか見方が難しいところであります。きのうあたりは一段落しましたけれども、まだまだこれから深刻化する可能性もあるわけです。そうなった場合、従来の外為特会の運用からす...全文を見る | ||
○海江田委員 わかりました。ただ、予約はつけられるわけですか、ちゃんと。つけているわけですね、これは。ああ、なるほどね。 そこのところをやはりしっかりしていただきませんと、やはりこの外為特会もなかなか見えにくい資金でありますので、その資金繰りがどうなっているのか、あるいは一部...全文を見る | ||
○海江田委員 実際の交渉の経緯というのはなかなかつまびらかにできない部分があるかもしれませんが、外から見ておりますとどういう印象を受けるかというと、おっしゃるように、最初のAMFの、アジア通貨基金の構想が出てきたのは確かにマハティールさんなんかで、自然発生的に出てきたという話はそ...全文を見る | ||
○海江田委員 いずれにしましても、AMFの構想が挫折をしたということは、やはりまだまだ円の国際化ということにはほど遠いのではないだろうか。あるいはアメリカなんか、非常にストレートな物の言い方をすれば、日本は、あなたそんなことを言うけれども自分のところに問題があるんじゃないの、自分...全文を見る | ||
○海江田委員 今総裁がおっしゃったように、確かに短期の金利は非常に下がっておることは事実でございますけれども、じゃ、その反面本当に貸し出しの金利が下がっているかというと、これはそれほど下がっていないわけですよね。今ここに表もつくっておりますけれども、長プラで調べておる数字でござい...全文を見る | ||
02月05日 | 第142回国会 衆議院 予算委員会 第10号 議事録を見る | ○海江田委員 民友連の海江田でございます。 両参考人には、お忙しいところ当委員会にお越しいただきまして、ありがとうございます。 早速でございますが、質問に入らせていただきます。 昨日の大蔵委員会で、松野元証券局長が参考人として出頭いたしまして、山一の飛ばしにつきまして...全文を見る |
○海江田委員 私がお尋ねをしておりますのは、当時でございます、九一年の、これは正確には十二月だろうと思いますが、これは当然のことながら、松野証券局長を大蔵省の証券局長の部屋に三木副社長は訪ねているわけですね。どこかの密室でしたら、そういうことを初めて聞いたということもあり得るわけ...全文を見る | ||
○海江田委員 先方は何人だったんですか。 | ||
○海江田委員 どの時点でそういう相談があったかということを知っていたかどうかということは大変重要なことで、私は、当然のことながら、この時点で、九一年十二月の時点で知っておるというふうに確信をしておりますが、それは直ちに調べていただいて、これは当然記録があるはずでございますから、何...全文を見る | ||
○海江田委員 当然のことながら、ちゃんと局長室のところには秘書もいらっしゃるわけでございますから、出入りはきちっと把握をしておるはずでございます。 松野証券局長も、相談を受けたということ自体も、マスコミ等の調べについては全く記憶がないということで、昨日大蔵委員会に呼ばれて初め...全文を見る | ||
○海江田委員 これも甚だおかしいわけでございまして、実は山一が破綻をした直接のきっかけはムーディーズの格下げでございまして、一気に三段階ランクが下がって、それが二十一日でございました。そして二十二日の、翌日の日経新聞に自主廃業という記事も出たわけでございまして、しかも、格下げをす...全文を見る | ||
○海江田委員 これは正直を申し上げまして、実は大蔵省にも、資生堂でありますとか日立製作所でありますとか、そういう一般の事業法人から出向しておる方もいるわけでございますね。そういう方は主に主任研究官とかでございますけれども、やはり金融機関の方たちはそれぞれ現場の係長になっておる。し...全文を見る | ||
○海江田委員 私は、本当に一刻も早く、こういう機会は、こういう慣習というものはやめるべきだと思っておりましたので、おやめいただくのならよろしゅうございますけれども、そういうことも、情報が漏れたり、あるいはここの人たちの結びつきというものがそういう接待等に通じていなかったかとかいう...全文を見る | ||
○海江田委員 答えは後で人事院に言ってもらいますが、もう一つ二つございます。ちょっと簡単でございますが、いいですか。これは五年と二年です、二年以内ですからね。 大蔵省の金融検査部の金融検査官、これはいろいろ問題のあるところでございますが、この方が、在職中にもちろん仕事としまし...全文を見る | ||
○海江田委員 それでは、国家公務員法ですから、人事院の方にお答えをちょうだいしたいと思います。 | ||
○海江田委員 先ほど松永大臣は、大蔵省は特別厳しいのではないだろうかというお話がありましたけれども、実際はそれほど厳しくないんですね。今のは全部構わないんです、天下りをして。これは合法的なんです、はっきり申し上げまして。一般的にはそういうことで、いろいろな細かな事情をつければそう...全文を見る | ||
○海江田委員 それは大いに厳正にしていただきたいのですが、今職員局長がおっしゃったことの中で、関連のあるのはだめだよということは、要するに、今まで例えば検査なんかに携わっておった人が検査に行ってはいけないのですよ。だから、検査部長という名前がつくけれども、この人たちは検査のノウハ...全文を見る | ||
○海江田委員 常勤の役員でございますから、非常勤を入れれば、恐らく今私が言いました数はもっとふえるということは明らかだろうと思います。今局長がおっしゃった数字ですと百三十名ちょっとでございますけれども、これはやはり随分多いのじゃないですか。どうですか、これは大蔵大臣、多いという認...全文を見る | ||
○海江田委員 事実多いのですね。これがもしほかにこんなにたくさん、一つの省庁で百何十人も、百三十人以上も、特殊法人、認可法人、公益法人について、こういう人たちが役員で、しかも常勤の役員でこんなに多い省庁がほかにあったら見せていただきたいわけでございますが、いずれこれは資料要求とし...全文を見る | ||
○海江田委員 妨げになっておればということですけれども、妨げにはなっておらないかもしれないけれども、だけれども、特殊法人でありますとか認可法人でありますとか公益法人のあり方そのものと、大蔵省の天下りが大変多いということは、実は密接に関係があるわけですね。 それはどういうことか...全文を見る | ||
○海江田委員 私は、やはり財投の問題とあわせて考えないとこの問題は解決をしないというふうに考えております。 それから、これらの特殊法人、認可法人、公益法人の中で、一つだけ、これは実は昨年も私が予算委員会で問題にしたわけでございますけれども、特定公益増進法人というのがあるわけで...全文を見る | ||
○海江田委員 全体で一万七千九百十五あるということでございますが、これは先ほども局長の話にもありましたけれども、学校法人等が入っておりますので、こういう数字になるわけでございます。 大蔵省が所管をしております九つの特定公益増進法人の中に、研究情報基金というのがございます。これ...全文を見る | ||
○海江田委員 今、るるお話がありましたけれども、恐らく委員の皆様方は、これは与党も、何もそんなことをわざわざここでやらなくてもいいだろうと。幾つもあるわけですよ、そういうことは。国際金融情報センターというのもございますし、総合研究フォーラムというのもございますし、それから、今の海...全文を見る | ||
○海江田委員 出してください、今言った海外旅行の報告を。だれが行って、どこへ行って、ファーストクラスで行ったか。 | ||
○海江田委員 言っておきますけれども、理事長の給料だって出さないのですよ。資料要求でちゃんとやっているのですよ。そうしたら出さなかったじゃないですか、プライバシーだからと言って。そうでしょう。その事実関係を明らかにしてください。ちゃんと資料要求したじゃないですか。出しましたか。 | ||
○海江田委員 だから、そういうことをやっているから。第一、国の、国民の税金を、普通だったら当然、公益法人だけでもいろいろな特典があるのに、これは倍にやっているわけですよ。 しかもこれは、本当のことを言うと、この特定公益増進法人については二年ごとに、これは法人税の法律でもって特...全文を見る | ||
○海江田委員 では、まず申請があるのかどうなのか。きょう現在はまだないわけですね。 | ||
○海江田委員 では、それからあと理事長の給料、ボーナス、それから、とりわけ海外旅行に行ったとき、だれとだれとが行って、何日どこに行って、どこのホテルに泊まって、飛行機は何に乗って、車はどうしたとか、全部教えてくださいよ。そこだって実は便宜供与があるのですよ、本当のことを言えば。 ...全文を見る | ||
○海江田委員 では、そのことも聞いてみてください。お願いをします、これは。いいですか。聞いてくれますか、調査してくれますか。 | ||
○海江田委員 大蔵大臣、今いいですか。 やはり私は、これはそういつまでも特定公益増進法人としての認可をもう与えるべきではない。 今、出てこなきゃわからないというようなことを言っていましたけれども、出てきたところで、これは普通の公益法人でいいじゃないか、百歩譲ってですよ。む...全文を見る | ||
○海江田委員 あともう一つ、総理に最後にお尋ねをしますが、やはり金融と財政の分離の問題でございますね、これが果たして今のままでいいのだろうか。あるいは、せんだって与党の間で合意がされたような内容でいいのだろうか、どうなのだろうか。私は、大変やはり事態が変わってきていると思うのです...全文を見る | ||
○海江田委員 時間が来ましたので、ありがとうございました。 | ||
02月26日 | 第142回国会 衆議院 予算委員会 第14号 議事録を見る | ○海江田委員 民友連の海江田でございます。 持ち時間も限られておりますので早速質問に入らせていただきますが、大蔵大臣、昨日の本委員会での、二見委員へのロンドンG7での共同声明についての御答弁でございますが、はっきり申し上げまして大蔵大臣の評価を下げることになった。 これは...全文を見る |
○海江田委員 冒頭にもお話をしましたけれども、大変限られた時間でございますので、ひとつ手短にお願いをしたいわけでございます。 私のお尋ねは、日本がそれに対して合意をしなかったということは、もうわかっております。それ以外の項目は、すべて、我々、ウイ、ウイと、我々、我々ということ...全文を見る | ||
○海江田委員 今、あるかないかを聞いたわけです。じゃ、あるということでございますね。(松永国務大臣「はい」と呼ぶ)あるのですね。 ところが、私が知り得ておりますG7各国の大蔵大臣あるいは中央銀行総裁は、これは皆さん、この会議が終わった後に記者会見をやっているのです。その記者会...全文を見る | ||
○海江田委員 これはこれ以上言いませんが、ただ、大蔵大臣にもう一度確認をしていただきたいのですが、今回のこのロンドンG7は何のためのG7であったのかということでございますね。どういう認識を持っておられますか、ロンドンのG7の位置づけというものは。 もちろん、松永大蔵大臣が三週...全文を見る | ||
○海江田委員 確かにアジアの経済危機でございますが、ただ、単なるアジアの経済危機だけではありませんで、アジアの経済危機の中で日本が果たす役割は何かということが実は重要なテーマであった。このことは、このG7の二十一日に先立つ二月二日に、G7Dという蔵相代理者の会議をやはりロンドンで...全文を見る | ||
○海江田委員 今回のロンドンG7での日本の役割というのは、私は、従来のG7の会議の中での役割と随分違ったということは言えるんですね。そのことは、コミュニケ、共同声明の中にも実は非常に如実にあらわれているんです。 この間、昨年九月に香港でやはりG7、このアジアの経済危機について...全文を見る | ||
○海江田委員 いや、これは大蔵大臣に聞いています。おわかりにならないのならいいです。 | ||
○海江田委員 いや、それは大蔵大臣にお聞きしたので、時間も限られていますから、じゃそれだったら質問を取り消しますので、私が自分で質問をします。(橋本内閣総理大臣「いや、大蔵大臣手を挙げているんですよ」と呼ぶ) | ||
○海江田委員 では、お答えいただけるならどうぞ。 | ||
○海江田委員 ありがとうございました。 実は、これ、私読み比べてみまして、この共同声明の構成というんですか、これが全然違っているんですね。ワシントンでやられました共同声明については、これは七カ国の問題点、現状認識というものをそれぞれ、例えば北米については云々かんかん、欧州につ...全文を見る | ||
○海江田委員 今の点、大変重要でございますが、肝心の財政構造改革が抜け落ちておりますね。これは御説明をしたんですか、それとも全然議論を、もうこちらからも持ち出さなかったんですか。 これまでの、香港のG7はもちろんでございます。これは大蔵省が取りまとめをしました、共同声明は出し...全文を見る | ||
○海江田委員 じゃ、財政構造改革ということはおっしゃったわけですね。(松永国務大臣「言葉は」と呼ぶ)言葉はおっしゃったわけですね。 じゃ、それが今までは、ワシントンのところでは共同声明に盛り込まれている、それから香港のところでも大蔵省がつくりました報告にはっきりそれが書かれて...全文を見る | ||
○海江田委員 もう一度だけお尋ねをしますが、会議の席で、では、例えばこのG7の本会議の前に、九時十分から九時四十五分まで、大変お忙しい中、お疲れの中をルービン財務長官とお会いしていますね。その中で財政構造改革という言葉を、短い時間でございますけれども、お話しになりましたか、なりま...全文を見る | ||
○海江田委員 では、引き続いてのG7の中で、財政構造改革ということはおっしゃいましたか、おっしゃらなかったですか。 | ||
○海江田委員 前提にはなっておりますが、昨日と本日と、ずっと私は松永大蔵大臣のG7での報告というのを聞いておりましたけれども、その中からは、前提になっているから腹の中にはあるかもしれないけれども、少なくとも口に出して言っていないんですね。きのうもお話がありました。これはもう会議録...全文を見る | ||
○海江田委員 頭の中にあるというのは、私なんかはわかるわけでございますけれども、ほかのG7の国々にはわからないわけでございますから、それはやはりおっしゃっていただかないと困るのです。あるいはもう既に放棄をしてしまったから言う必要がなくなったのかと、そういうことをやはり疑って考えて...全文を見る | ||
○海江田委員 今のASEMのお話を聞きまして私は一つ納得がいきましたのは、総理が本委員会でもしきりと言っております、当初予算の早期成立ということでございますね。これがASEMに間に合いませんと、当然のことながら、今恐らく総理の頭の中にあることは、口に出しては言えませんけれども、ま...全文を見る | ||
○海江田委員 まさに、今長官がおっしゃられたような、消費性向を刺激するかというか、消費に結びつくかどうかという点なんですね。 同じ二兆円でも、これは民間の研究所も試算をしております。大体、最初の場合は、消費性向が五〇%ぐらいで計算をすると、GDPを〇・一四%アップする。ところ...全文を見る | ||
○海江田委員 私も力添えするのはやぶさかではございません。ただ、これは私だけじゃありませんで、ほかの野党の皆さん方も、力添えをするためには条件がございます。今のこの予算案を修正すれば、これはたちどころに、まさにASEMの会合に間に合うように成立するということを言っても私はいいと思...全文を見る | ||
○海江田委員 減税の問題で、公共事業で建設公債を出して、そして補正でやるという場合は、財政構造改革法との抵触というのは比較的少ない、ほとんどないと言ってもいいでしょう。ただ、これをやるのは財政構造改革法の本来の趣旨からすれば、これは禁じ手ですよ、違法ではないけれども脱法に近い行為...全文を見る | ||
○海江田委員 もう一度確認をしますけれども、当然、これを上回ってしまったら、これは法律違反になるということでございますね。 | ||
○海江田委員 非常に明白になったと思いますが、これは大変厳しいですよ。一兆の枠があるということを言いましたけれども、これで本当にできるのかどうなのかという話は、これはやはり、この財政構造改革法というものをもう一度かなりしっかりと考え直しをしてみないといけないのではないだろうか。 ...全文を見る | ||
03月10日 | 第142回国会 衆議院 予算委員会 第22号 議事録を見る | ○海江田委員 民友連の海江田でございます。 持ち時間が四十分と限られておりますので、答弁もなるべく短目にお願いをしたいと思います。 最近、大蔵省の不祥事あるいは大蔵省の職員の接待でございますが、国民はもうどんな記事が出ても驚かなくなったということもあるかと思うのですが、き...全文を見る |
○海江田委員 官房長にお尋ねをしますが、こういうようなせんべつというのは、全くこれまでなかったですか、ありましたか。あるいは、今度の内部の調査でこの種の調査というものはやっておりますか、どうでしょうか。 | ||
○海江田委員 今、官房長は、非常に言葉を選んでおりましたね。そういう習慣がなかったとは言わずに、お答えをするだけの準備ができていないということでございますから、これはそのまま聞けば、なかったということは言っていないのですね。 それからもう一つ、今調査をしているのかということに...全文を見る | ||
○海江田委員 これが今出てきましたけれども、この調査表の欄でございますけれども、ここには、先ほどもお話をしましたけれども、日時、区分、相手方業者名、場所、当方の同席者、費用負担、備考ということで、少なくともこの紙にはせんべつというものを書く欄はないということでございますね。それは...全文を見る | ||
○海江田委員 この新聞にキャリアの方が証言をしているわけでございますけれども、一人最高で四百万円もある。相手方に要求されることはない、だが、はっきり言って断った人は一人もいなかったというふうに書いてございます。 そういう意味では、この異動の際のせんべつ、これは幹部でございます...全文を見る | ||
○海江田委員 それでは本題に入りますが、山一証券、自主廃業したわけでございますけれども、せんだっては会長とそれから社長ですね、前会長、前社長でございますが、この二名が逮捕をされたということもありまして、山一をつぶしたのは一体だれなのかということ。私は、これは大蔵省が大いに関与をし...全文を見る | ||
○海江田委員 その中身というのは、今ここではお話しになれないわけですか。当然のことながら、これは三木前社長、当時の三木副社長ですけれども、この方に対してそういう調査をやった、事情聴取をやったということは確かですね。それだけでも確認ください。 | ||
○海江田委員 この三木前社長、それから行平前会長、この方たちは、先ほどもお話をしましたけれども、今、逮捕、勾留中でありますから、これから恐らく起訴になれば公判が維持をされる、その公判の中で当然のことながらそういう事実関係がはっきりしてくるわけでございますから、私は、この場ではこれ...全文を見る | ||
○海江田委員 まあ、一週間ぐらいたつと記憶が戻ることもありますので、これは本当に当委員会できちっとお話をしていただかなければいけないと思いますが、この九二年一月に大蔵省の証券局長を訪ねて、ここで、先ほどもお話をしましたけれども、東急百貨店の問題で大変松野証券局長が心配をしていたわ...全文を見る | ||
○海江田委員 そこで、その検査の結果でございますけれども、検査をしました結果、どういうことがわかりましたか。 | ||
○海江田委員 まさに二月から十一月まで、九カ月でございますが、九カ月やってわからなかったということを言っていますが、わからなかったんじゃないんですね、わかっているんですね。 私の調べでは、夏に、英国のペーパー会社を使った約八十億円の債権隠しとでもいいますか、これが実は簿外債務...全文を見る | ||
○海江田委員 今海外にあったと長野証券局長はおっしゃいましたけれども、その海外の手があるよということを教えたのが、アドバイスをしたのが、まさにこれは松野証券局長なわけですね。ですから、松野証券局長の言うとおりにやっているわけですね。しかも、これを国内に持ってきますと、それこそ山一...全文を見る | ||
○海江田委員 そこで、実は、照会をしないということは、私はこれは職務の懈怠だというふうに考えますが、長野証券局長が山一の簿外債務を知ったのは十一月十七日月曜日だということ、これは何度も御本人の口から聞いておりますのでそれ以上確認はしませんが、十一月十七日にこの膨大な簿外債務の存在...全文を見る | ||
○海江田委員 これは、証券取引所、東証の売買停止というのは、まさに大蔵省が、証券局長がやらなきゃいけないのじゃないですか、あるいは東証の理事長でありますとか。 ここに「山一証券最後の一週間 ある中堅社員の告白」という、エコノミストという雑誌でございますけれども、去年の十二月九...全文を見る | ||
○海江田委員 あなたは証券局長ですから、証券局長は、そういう重要な事実を知ったらその株の売買を停止をする義務があるわけですよ。あなたはその義務をやらなかったということだろうと思います。 この問題は、実際にそれで投資家が大変な損をこうむっているわけですから、この損をこうむった投...全文を見る | ||
○海江田委員 六法人のうち会長が四名大蔵省のOBということで、はっきり申し上げまして、ここにも大蔵省のOBが天下りをしておりまして、そういう意味では、まあ一々、一つ一つの監査についてもちろん目配りをしているということではないわけでございますけれども、やはりそこは監査法人と大蔵省と...全文を見る | ||
○海江田委員 もちろんそういう影響を与えることがあってはいけないわけでございますけれども、やはり私は、これからの時代というのは、この監査法人が本当にどこまできちっと企業の内容についてチェックができるのか。とりわけ、金融機関に対しましてはこの四月から早期是正があるわけですから、その...全文を見る | ||
○海江田委員 審査委員会の皆さん方、本当に連日、土日も返上してやっておられるということで、大変それは敬意を表するわけでございますが、今の接待の問題とか何だとかでいろいろ問題のある金融機関にも恐らくこの公的資金の投入が行われるということで、やはりもう少し国民感情にも配慮をした、そう...全文を見る | ||
03月18日 | 第142回国会 衆議院 予算委員会 第27号 議事録を見る | ○海江田委員 民友連の海江田万里です。松野証人にお尋ねをします。 証人は、先ほど、山一証券の首脳と会ったのが平成四年の、一九九二年の一月下旬であるというお話をしましたが、先月の大蔵委員会では平成三年、九一年の十一月か十二月ごろだというお話がありました。この十一月か十二月かとい...全文を見る |
○海江田委員 まず、その大和の首脳と複数回会ったということ、それからその担当部署は業務課ということでございますが、当時の業務課長は堀田隆夫さんです。堀田隆夫さんという方は、この委員の皆さん方もよく御存じだろうと思いますが、現在、証券取引等監視委員会の事務局長をやっている方でありま...全文を見る | ||
○海江田委員 ただ、いずれにしましても、堀田隆夫さん、現在の証券取引等監視委員会の事務局長でございますが、この人がやはりこの問題に、少なくとも証券会社の飛ばしの問題に、まさに証券局の現場の人間として非常に深くかかわっていたということは、これは大変重要な問題だろうと思いますので、指...全文を見る | ||
○海江田委員 その山一の三木さんとの会談でございますが、一月下旬ということでございますが、二十日以降、二十三日以降ですか、大体。そのあたりじゃありませんか。二十三日近辺じゃありませんか。 | ||
○海江田委員 その際、山一の方から、東急百貨店が山一に対してかなり強硬に言ってきておると。法的な措置もとる可能性がありますよということ、これは具体的には催告書というものを出しておるわけでございますが、そのようなお話はありましたですか。あるいは、その催告書の現物を見ておりますか。 | ||
○海江田委員 それで日付がはっきりしました。大体これは二十三日です。二十一日にこの催告書を、麹町郵便局から東急百貨店の代理人の方が、弁護士の方が出しているのです。それがもう二十三日に届いておるはずですから。恐らくこれ、私は今持っておりますけれども、これとおぼしきものを持ってきた。...全文を見る | ||
○海江田委員 この山一と会った時期が、九一年の、前年の十一月か十二月だったらば、これは別に東急の問題だけじゃないのですよ。そのほかにも山一は幾つか問題を抱えておりましたから。ほかにあと六社ですけれども。 実は額はこっちの方が多いのですよ。これを山一は年内に処理をしたのですよ。...全文を見る | ||
○海江田委員 もう一度確認をしますけれども、表に出して処理をしろとは、大和についてもそれから山一についても、あなたはおっしゃらなかったというふうにこれまで国会で答弁をしておりますが、それは、今現在そのとおりですか。 | ||
○海江田委員 大蔵委員会での御答弁を聞きますと、するなとは言わなかったということ、やっちゃだめですよ、表に出して処理をしなさんなとは言わなかったということについては触れているんですよ。だけれども、処理をしなさいということは言っていないんですよ、これは。 やるんだとしたら二つの...全文を見る | ||
○海江田委員 大変これは無責任ですね、はっきり言いまして。 これは、証券会社の方とすれば、それはやっぱりせっぱ詰まっているわけですよ、そういう催告書も来ましたし。催告書で告訴されるとすれば、詐欺罪ですよ、これは。詐欺まがいのことをやっているわけですから。ですから、これはどうし...全文を見る | ||
○海江田委員 いずれにしましても、先ほど来の松野局長のお話で、実は、この問題が単に山一の三木さんという当時の副社長と、それから松野、当時の局長とお二人の間の話ではなくて、実は証券局ぐるみの話であるということは、もうはっきりしたと思うんですね。 じゃあ、その証券局ぐるみの話を、...全文を見る | ||
○海江田委員 もう同じことを聞いてもしようがありませんが、とにかく、何にもしなかった。証券事故であれば、これは当然大蔵省に届け出をしなきゃいけませんから、その届け出が来るのをただ漫然と待っていたということですね。それだけははっきりしていますね。みずから何らかのアクションを起こす、...全文を見る | ||
○海江田委員 持ち時間が終わりましたので、山花委員にかわります。どうもありがとうございました。 | ||
03月19日 | 第142回国会 衆議院 予算委員会 第28号 議事録を見る | ○海江田委員 おはようございます。 朝早くからではございますが、大蔵大臣、まず最初に一言でございますが、昨日、当委員会で松野元証券局長の証人喚問がございましたけれども、その中身は大体聞いたというか聴取しておりますか、どんな証言をしたかということは。 |
○海江田委員 本日の新聞記事、とりわけ社説などでも、これは読売の社説でございますけれども、「山一廃業を招いた不透明行政」ということが書かれておるのですが、まだこれはお目通しありませんか。そういう新聞論調あるいは概略をお聞きになりまして、どんな印象をお持ちになられましたか。 | ||
○海江田委員 きょうは証券取引等監視委員会の事務局長の堀田さんにもお越しいただいておりますが、きょうは、むしろ、証券取引等監視委員会のお仕事よりも、まさに松野元証券局長が証券局長でありましたときの大蔵省の業務課長として少しお話をいただきたいのです。 きのうの松野証言の中では、...全文を見る | ||
○海江田委員 委員もお聞きいただいたと思いますが、そういう記憶はございませんということを言っておるのですね。ございませんということですよね、これは。うなずいておりますからそうですけれども、そうすると、どこが呼んだのですかね、これは。あるいはこれはもう、ここのところで松野元証券局長...全文を見る | ||
○海江田委員 もう一つ、そこのところですけれども、その場合、こういうアイデアが出てきたということで、そのアイデアが適切なものなのか。きのう、記者懇ですか、堀田さんはやっておられるようですけれども、そういうような海外の法人への飛ばしというのは極めて不適切なものであるというような発言...全文を見る | ||
○海江田委員 好ましくない話だということですが、全くそのとおりだろうと思います。 この大和と東急百貨店の方もそうですけれども、今度は山一と東急百貨店のトラブルですね。このトラブルの中身を業務課はどの程度、どういう性格のものであるということを認識していたのか、あるいは把握をして...全文を見る | ||
○海江田委員 そういう意味では、全くこの山一の件については、本来でしたらまさに業務課がそういう仕事をやるわけですから、当然山一が業務課に相談に来ていなきゃいけないわけですけれども、今のお話を聞いてわかったことは、山一の話は全く業務課を経由していなかった。そういう意味では、ダイレク...全文を見る | ||
○海江田委員 そうすると、全くこれは、松野さんは会ったということも報告も何にもしてないわけですね。 そういう意味では、全く一人で独断で会って、それから独断でアドバイスをして、アドバイスというのは選択肢を示したという言い方をしておりますけれども、そうして動いていったということな...全文を見る | ||
○海江田委員 きょうの新聞などは、この山一の問題について、すべて証券局ぐるみ、飛ばし認識証券局ぐるみ、証券局ぐるみの疑いと、証券局ぐるみ、証券局ぐるみという書き方になっておるのですが、ただ、今、元業務課長であります堀田さんがおっしゃるのには、そういう意味では、この問題に関しては証...全文を見る | ||
○海江田委員 委員の皆様方、それから委員長も、今の、当時の業務課長でありますこの堀田さんの、まあこれは証言ではありませんけれども、当委員会での発言。当委員会での発言というのもこれも大変重きのある発言でございますが、その中で、山一と東急百貨店のトラブルについては全く業務課としては関...全文を見る | ||
03月30日 | 第142回国会 衆議院 予算委員会 第30号 議事録を見る | ○海江田委員 おはようございます。暫定予算の質疑でございますが、その前に、まず総理に自民党総裁としてのお考えを聞きたいと思います。 自民党は、三月二十五日に院内で役員会を開きまして、そこで連合との対応を協議したようでございます。新聞報道によりますと、毎年四月の初めに行っており...全文を見る |
○海江田委員 今私は、冒頭に、自民党総裁としてのお考えをお尋ねしたいということを申し述べましたけれども、最近の自民党が、労働団体、とりわけ連合というのは、これはもう私からるる述べるまでもないと思いますけれども、八百万人の勤労者を組織する日本最大の労働組合の組織でございますけれども...全文を見る | ||
○海江田委員 それではお尋ねをしますが、向こうからわざわざ、そういう陳情等はないよ、政策、制度についての要求はないよということであれば、これはもちろんお出ましにならなくてもいいということも考えられます。ただ、これは四月になりますと、毎年の恒例として、政労のトップの会見というのは、...全文を見る | ||
○海江田委員 労働大臣にも今お尋ねをするところでございますが、伊吹労働大臣も、先日この委員会で、我が民友連の委員からの、いわゆる横並びの春闘方式についてかなり御意見があるということでございますが、伊吹労働大臣のところでは、これは当然のことながら、連合との交流というのはこれまで以上...全文を見る | ||
○海江田委員 一人一人の組織率を上げろというのはこれは余計なことでありまして、きのうの東京四区の投票率だって大変低かったわけでございますから、これはそう簡単には、もちろん努力はしておるわけでございますが、組織率が高かろうが低かろうが、やはり八百万の労働者を、勤労者を代表している組...全文を見る | ||
○海江田委員 今の尾身長官の答弁で、これまでの当予算委員会での答弁と違うところ、これまでの当委員会での答弁では、これは二月二十七日の鈴木委員に対する答弁、それから岩國委員に対する答弁もそうですが、いいですか、この桜の花が咲くころから景気が回復するというところの一番初めに必ず出てき...全文を見る | ||
○海江田委員 もちろん、統計数字のタイムラグということは考えていいと思うのですが、私が今ここで議論をしたいのは、実はその特別減税が本当に効果があったのかどうなのか、二兆円の特別減税が。まず、この特別減税の総括をやはりどこかの時点でやらなければいけないのではないだろうか。 とい...全文を見る | ||
○海江田委員 特別減税のやり方がどういう時期でということは、これはもう皆さん知っておることであります。 私ども、本来でしたらこれは昨年末の年末調整などでやった方が効果がいいのではないですかというような議論をやったときに、二月、三月というのはまさに平ったく言えば物入りの時期だし...全文を見る | ||
○海江田委員 私も自分の事務所で人を使っておりますから、独身者がいまして、独身者にはこの間一万八千円戻しましたよ。それから、奥さんがいて子供もいる人間にはもうちょっと、三万円から四万円ぐらい戻しをしましたけれども、聞いてみたら、使っていませんよ。それから、そのほかの人たちに聞いて...全文を見る | ||
○海江田委員 今るるお話がありましたけれども、私がお尋ねをしました、額が少なかった、それから一回限りだったということ、このことは、これから、補正で減税の話も出ておりますが、修正をされなければいけないことになるだろう、今度減税をやる場合は。 ただ、もう一つ問題なのは、今尾身長官...全文を見る | ||
○海江田委員 それだったら、これは本当に補正は要らない話になってきますよ。 それから、大蔵大臣、今労働大臣は、まず貸し渋りだ、この貸し渋りが何とかなれば、それは当然のことながら景気回復に大きく役立つんだというお話をされておりましたけれども、どうですか、大臣、貸し渋りは本当に解...全文を見る | ||
○海江田委員 これは大蔵大臣でなくて政府委員でもいいかと思いますけれども、この間資本注入をしました各行で、計算上貸出枠が広がるということはわかるんですけれども、今大臣から、お尋ねをすれば、円滑化についてこれこれこういう円滑化の方策をとりますよというお約束をしたそうですが、じゃトー...全文を見る | ||
○海江田委員 それはもうわかり切った話であって、資本注入することによってリスクアセットの金額が六兆円、さっき大臣が言ったとおりなんですが、これは別に、各金融機関から、じゃそれならば幾ら枠を拡大してそれを実行しますよなんという約束はとっていないんですよ。 これは、別に、とること...全文を見る | ||
○海江田委員 まず、国会の立場からいただく御議論ということでございますけれども、国会の立場からやっております議論というのは、これはわけても野党でございますけれども、これはもう口をそろえまして、減税の話なんですね。これ以外の話は、若干後で触れます財政構造改革法の話もございますけれど...全文を見る | ||
○海江田委員 今、総理は、財革法の弾力条項のことと、それから財革法の中の建設公債、赤字公債の話だということですけれども……(橋本内閣総理大臣「いや、例示で挙げました」と呼ぶ)例示で挙げましたけれども、減税については、これだけ多くの野党の委員の方々からの声が上がっている。それから、...全文を見る | ||
○海江田委員 今ちょっと私の言葉じりをとらえた御答弁で、肝心の方は……(橋本内閣総理大臣「言葉じりじゃありません」と呼ぶ)いやいや、私が何でおめおめとかと言うかといいますと、この減税の問題につきましては、与党の間からも、やっぱりこれを断固やるべしだという声があるんですよ。 総...全文を見る | ||
○海江田委員 さっき、ちょっと項羽の話が出ました、四面楚歌ですけれども。私、四面楚歌という言葉を読んだとき、最初はちょっと誤解をしていたんですね。項羽というのは楚の国ですね、片一方の劉邦は漢の国ですね。あれは、垓下の戦いというところがありまして、追い詰められたのは項羽なんですよ。...全文を見る | ||
○海江田委員 確かに、最高税率の引き下げをすると、これは金持ち優遇だという声が出るのは当然なんですが、ただ、私は、先ほどるる経企庁長官と今度の特別減税の議論をさせていただきましたけれども、もし特別減税が効果がなかったとするならば、やはり今度のようないわばばらまき型の減税というのが...全文を見る | ||
○海江田委員 では、これは二〇〇四年でもいいわけですね。 あるいは、去年の三月というのは、先ほど来お話がありましたけれども、四月一日から消費税が上がるわけですから、まさに去年のきょうあたりなんかは、この三月の三十日とか三十一日は、みんなスーパーに行って買い物したり、それから百...全文を見る | ||
○海江田委員 持ち時間が来ましたので、これで終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 | ||
04月23日 | 第142回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第6号 議事録を見る | ○海江田委員 民主党の海江田でございます。 幾つか質問をさせていただきますが、まず大蔵大臣、大蔵省の不祥事にかかわる内部調査でございますが、連休前に厳正な結論を出したいということを今し方お話がございましたけれども、大臣は、たしか予算委員会だったと思いますけれども、これはテレビ...全文を見る |
○海江田委員 もう一回お尋ねをします。 私は非常に常識的なことを聞いているのですね。そういうふうに戒告でありますとか訓告でありますとか、戒告と訓告は実は若干、行政法上の処分かそうでないかという違いはあるのですけれども、いやしくもこの不正の、過剰の接待ですか、いわゆる広義の大蔵...全文を見る | ||
○海江田委員 今はっきりおっしゃっていただきましたが、いやしくも処分されたような人が金融監督庁に行くことはない、こういうふうに考えていいわけでございますね。くどいようですが、これが一番ストレートな聞き方ですから。いやしくも今度の処分に名前の挙がったような、あるいは処分されたような...全文を見る | ||
○海江田委員 監督庁の長官になる方がまだどなたということが決まってないわけですから。 それから、大蔵省はそういう意味では、先ほども同僚委員から質問がありましたけれども、全部の名前が出るというわけじゃありませんからね。特に訓告でありますとか、名前を出すということじゃないわけでし...全文を見る | ||
○海江田委員 訓告と戒告は若干違うと思いますので、戒告はやはり名前を出すべきだと思いますね。これは行政法上の処分ですから。訓告の場合はそれが法律上の処分でないということもありますので、名前を出さなくてもいいかもしれませんが。 ただその場合、監督庁とすればわからないわけですよ。...全文を見る | ||
○海江田委員 これは総理も大変心配をしておるようでありまして、二月三日の新聞でございますけれども、いつごろ金融監督庁の設立をするのかと言ったら、この内部調査と絡めて、ここで「大蔵省の人間も多く投入せざるを得ない。そのためには身ぎれいな諸君を送らなくてはいけないが、それを調べるのに...全文を見る | ||
○海江田委員 わかりました。 いずれにしましても、この金融監督庁の発足というのはまさに財政と金融の分離の一つのステップなんだ、私は完全にはそうだとは思っていませんけれどもね。そうであると同時に、これは、財政と金融の分離だけではなくて、これまで大蔵省に巣くっていました業界と行政...全文を見る | ||
○海江田委員 総務庁長官、手短にお答えをいただきたいのですが、大蔵省の側はそういうふうにおっしゃっておりますけれども、総務庁の側としては、どういう基準で受け入れをするか、あるいは、大蔵省だけでもちろん適格者がいない場合は広く外からも人材を積極的に登用するというようなお考えをお持ち...全文を見る | ||
○海江田委員 手短にありがとうございました。 少し話題が変わりますが、きのう榊原財務官が、これは大手町の経団連会館で講演をされまして、その中身が、アメリカの株式はそろそろピークに近づいているのじゃないだろうかとかいろいろな発言があって、新聞で大きく、あるいはテレビなどでも報道...全文を見る | ||
○海江田委員 官房長、恐縮ですが、当然のことながら謝金は受け取っていないわけですね、これは。それをちょっとお答えください。 | ||
○海江田委員 理解をしておるじゃなくて、聞いているのですか、そういうふうに。それとも、受け取っていない、もうそれは聞くまでもないこと でいいわけですね。 それから、きのう、ちょっと委員会が変わりますけれども、決算行政監視委員会で官房長が、いわゆる業者との、接待などを受ける場...全文を見る | ||
○海江田委員 八年の、これは何月からですか、八年から十年で、二年で七百七十四というのは、かなり多い数なんですか、どうなんですか。 これは大蔵大臣に聞いた方がいいですね。――今聞いていませんか。およそ二年ぐらいですね、これは。およそ二年ぐらいで七百七十四件業者との会食をしたとい...全文を見る | ||
○海江田委員 その七百七十四というのは、そういう意味では正直に届け出をした人ですから、それだけでいかぬということにはならないのですが、ただ、これも非常に、そういう意味では私は数が多いと思いますし、それからやはりその後ろに、氷山の一角ですから、水面下に隠れておるものが、やはり七百七...全文を見る | ||
○海江田委員 私がお尋ねをしたのは、金融の破綻処理と金融の危機管理について大蔵省にその対応の権限を残すというのはどうしてですかということを聞いただけでありまして、ほかの話は別に聞いていないわけですよ。さっきの議論でも出ていますし、理解をしているわけですから。 ここのところはど...全文を見る | ||
○海江田委員 大蔵省は、これは自由民主党と社会民主党と新党さきがけの三党で決めた話だからということを本当は言いたいのでしょう、そこのところを。 それならば、大蔵大臣に伺いますけれども、これは大蔵大臣、人ごとじゃないですから、今私がお尋ねをしましたけれども、この金融破綻とそれか...全文を見る | ||
○海江田委員 平成十年一月二十日のこの三党の合意を読みますと、これを「当分の間とする。」このような措置は「金融システム改革の進捗状況等を勘案し、当分の間とする。」というような規定になっておるのですが、この「当分の間」というのはいつごろまでですか。 | ||
○海江田委員 あともう一つ、この三党の合意の中で「次の事項については、中央省庁再編の完了時までに法的措置を行うものとする。」ということで「金融破綻処理制度ないし金融危機管理に関するものを除き、国内金融に関するすべての企画立案を金融庁に移管する。」ということで書いてございます。です...全文を見る | ||
○海江田委員 この二〇〇一年一月一日以前に、そういう意味ではこういう金融システム改革の進捗状況等が進んで、いわゆる破綻の不安などがなくなった場合は、そうすると、この金融破綻処理制度ないし金融危機管理に関するものはもう除かなくていい、そういうことになるわけですね、これは。つまり、そ...全文を見る | ||
○海江田委員 だから、その場合は「当分の間」が終われば、もうこれはわざわざこの金融破綻処理制度と金融危機管理に関する規定、その二つを大蔵省に残しておくということは要らなくなるのですねということですよ。 | ||
○海江田委員 今の御説明で私は理解をしましたけれども、大蔵大臣も理解しましたですか、ちゃんと。やはり大事なところですから。 この金融破綻処理とそれから金融の危機管理というものは当面、当分の間残すよという話がまず前段にあって、だけれども二〇〇一年一月一日までに、その金融破綻処理...全文を見る | ||
○海江田委員 全部この会議に責任を押しつけてしまうということですから、これでは余りまともな議論にならないと思うのです。 もう一つお尋ねしたいのは、金融監督庁の設置法とそれからその整備法では、大蔵省は金融機関に資料の提出その他の協力を求めることができるという規定があるわけです。...全文を見る | ||
○海江田委員 承ったといっても、本当は承りましたと言ったらそのとおりにしますということなんですが、そういうことではないだろうと思います。 大臣、私が金融と財政の分離ということを言っていますのは、一つは、今回の不祥事の問題の原因は一体どこに根本的な原因があるのかなということをや...全文を見る | ||
○海江田委員 私は、どちらかというと、倫理法なんかがなくて済む方がいいと思うのですね、本当は。だから、大臣もそうだと思っていましたら、制裁だ制裁だとおっしゃるので若干意外な感がしましたが、もしそうならば、やはり今度の処分というのはひとつ非常に厳しくやっていただかなければいけないと...全文を見る | ||
○海江田委員 財務省の外局ということだと、今の大蔵省と国税庁の形とほとんど変わらないと思うのですが、この税の問題は、やはり皆さん非常に神経質になっているんですね、本当のことを言いますと。 やはり大蔵の批判をすると、これは予算委員会でも議論になりましたけれども、後で厳しい調査を...全文を見る | ||
○海江田委員 はい。だから、分離ということも含めてお考えいただきたいと思います。もし一言あったら。 | ||
○海江田委員 どうもありがとうございました。 | ||
05月12日 | 第142回国会 衆議院 予算委員会 第33号 議事録を見る | ○海江田委員 民主党の海江田万里です。三木証人にお尋ねをします。 山一証券の社内調査報告書によれば、東急百貨店と山一証券は、九〇年二月より取引を開始し、九〇年七月末、九一年一月末、九一年七月末と、東急百貨店の決算期ごとに飛ばしを繰り返してきたが、九一年八月二十四日の会議により...全文を見る |
○海江田委員 東急百貨店のファンドを引き取らないという方針は、では、いつの時点で会社の方針になっていたわけですか。 | ||
○海江田委員 証人は、一月二十二日ごろ、松野証券局長と会談をするわけでございますけれども、まず、これは、だれからどのような趣旨で連絡があって大蔵省に出向いたのですか。 | ||
○海江田委員 企画室の藤橋さんだと思いますけれども、どういう内容で大蔵省に行くんだということは疑問に思いませんでしたか。 | ||
○海江田委員 そうしたら、藤橋さんは何と言っていましたか。 | ||
○海江田委員 そこで、その東急百貨店の問題だということで大蔵省に行ったわけですけれども、松野証券局長とのやりとりをできるだけもう一度正確に思い出して、ここでおっしゃってください。 | ||
○海江田委員 どうするんですかと松野局長は聞いたわけですね。 | ||
○海江田委員 そして、何とお答えになりました。 | ||
○海江田委員 もう少しできるだけはっきりおっしゃってください。今、聞き取りにくいところが幾つかありましたけれども、三木副社長は、事務局は出るところへ出てでも頑張ると言っているということを松野局長におっしゃったということですけれども、これは、今私が冒頭にお聞きをしましたけれども、こ...全文を見る | ||
○海江田委員 あともう一つ。松野証券局長が三月十八日の本委員会の証人喚問で次のように言っているのですね。 私としては、法律に触れない形でそういうこと、そういうことというのは海外への飛ばし、これができるのなら、それは選択肢の一つでもある。しかし、もし証券会社が引き取るのであれば...全文を見る | ||
○海江田委員 今、非常に重要なことをおっしゃっていただけたわけでございますが。 それでは、証人は、松野局長との面談を終えまして会社へ帰るわけでございますけれども、この松野局長との会談を終えた直後の印象はどんなものでございましたか。 | ||
○海江田委員 意外というか戸惑ったというのは、どういうところが意外だったのですか。最初考えていたことと違ったのですか。 | ||
○海江田委員 当初、証人がお考えになっていたのは、これは争う場合もあるだろうし、それから争いに至らなくても、東急の方がこれは引き取る性格のファンドであると。それに対して、松野証券局長が、今おっしゃったように、海外への飛ばしの可能性も示唆したということで、それは当初お考えになってい...全文を見る | ||
○海江田委員 それから、証人は恐らく会社へ向かうわけでございますけれども、会社へ向かう中で社長に連絡をしたとか、そういうことはありますか。 | ||
○海江田委員 どういうお話をしたのですか。 | ||
○海江田委員 今言ったような内容のことを報告したわけですね。 それから、この社内の調査報告書によりますと、会社に帰ると、行平社長以下、延命副社長、小西営業本部長、木下部長などが延命副社長の部屋で待っていたということでございますけれども、そのとおりですか。この延命副社長の部屋で...全文を見る | ||
○海江田委員 大体、時間はどのぐらいかけて、そして、今松野証券局長が言うように飛ばしを続けたら、もうこの日というのは一月をまたいで新法が施行されておりますから、それは場合によってはまさに証券取引法に違反をする、非常に危ないというような意見などは出なかったのですか。 | ||
○海江田委員 じゃ、そこに居合わせた皆さんで、これはもうしようがないから、松野証券局長が言うように、海外への飛ばしも含めて処理をしよう、こういうことだったわけですね。 | ||
○海江田委員 その後、木下部長が大蔵省に金子審議官を訪ねていますね。この金子審議官を訪ねたことというのは、先ほど証人がお話をしたように、松野局長が金子さんという名前も出して言ったわけですね、聞いてみたらどうかということですね。それで訪ねているということですね。もう一度確認をしてく...全文を見る | ||
○海江田委員 もう少し大きな声でお願いをしたいと思います。 そして、木下さんが訪ねたのは十五分ぐらいの面談で帰ってきたようですけれども、帰ってきたときにその報告を受けましたか。 | ||
○海江田委員 どういう内容ですか。 | ||
○海江田委員 その話が余り役に立たなかったからかどうかはわかりませんけれども、山一としましては、海外の飛ばしをあきらめて国内で処理をする方針に変わりましたね、方針を決めましたね。この国内で処理をする方針を決めたのは、証人と松野元局長との会談があってから何日後ぐらいですか。 | ||
○海江田委員 ほとんどその日ですか。 | ||
○海江田委員 じゃ、もう一度確認しますけれども、一月の二十二日ごろ、あなたは松野さんとお会いをして、そして帰ってきて、そしてその日のうちに海外への飛ばしはもうあきらめたのですか。それとも、今の話ですと、流れからいうと、その後に木下さんが一応念のために金子審議官のところに行って話を...全文を見る | ||
○海江田委員 わかりました。 じゃ、今のお話ですと、海外へ飛ばすということはとられなかったわけですけれども、松野局長との会談の中で、飛ばしを続けるという方向、これはもう決まったわけですね、海外じゃないけれども。それで、海外について念のため検討してみたけれどもやはりだめだったと...全文を見る | ||
○海江田委員 じゃ、これも念のためもう一度確認をしておきますけれども、一月二十二日ごろ、松野さんとの会談の日までは、あなた本人、証人本人あるいは山一証券は、この東急百貨店とのファンドについては山一が引き取るのではなくて、東急側に負担を押しつけるか、あるいは場合によっては表に出して...全文を見る | ||
○海江田委員 これはもう非常に明快に、この松野局長の発言によって、あるいは松野局長との会談によって山一証券がこれまでの方針を変えたということですけれども、そういうふうに松野証券局長の発言というもの、あるいはサジェスチョン、示唆というものは、やはりそれだけ証券会社が、四大証券の一社...全文を見る | ||
○海江田委員 さて、この年、九二年の六月にあなたは山一証券の社長になりますけれども、その後、社長になってから、この簿外に隠した債務のことは気にならなかったでしょうか、どうですか。心は痛みませんでしたか。 | ||
○海江田委員 いっときも忘れないように気になっていたようですけれども、それで、何か手を打ちましたか。 | ||
○海江田委員 大蔵省の検査は、社長になられてから、九三年と九五年、二回ほどありましたね。この大蔵省の検査で、簿外債務の存在を発見されるのではという心配は持っていませんでしたか、どうですか。 | ||
○海江田委員 もし大蔵省の検査で何かこの問題を指摘されたら、それこそ三木証人は、松野局長と会って、そして松野局長がこういうやり方を示唆したわけでございますから、そういうことだったというふうに言って申し開きをしよう、そんなようなことはお考えになっていませんでしたか、どうですか。 | ||
○海江田委員 この後の時間は山花委員が引き続いて質問しますので、私の質問はここまでにします。 ありがとうございました。 | ||
05月13日 | 第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第27号 議事録を見る | ○海江田委員 民主党の海江田でございます。 大蔵大臣、連日大変御苦労さまでございます。今も息せきを切って本委員会に駆けつけたということで、本当に御苦労がよくわかるのでございます。 さて、昨日、予算委員会で山一証券の前社長三木淳夫さんですか、この方の証人喚問があったわけでご...全文を見る |
○海江田委員 恐縮でございますが、そのポイント、ポイントでよろしゅうございます、御自分の頭の中で今理解をされておる証人喚問の中身につきまして、二つ三つ、ここでお話しいただきたいと思います。 | ||
○海江田委員 ありがとうございました。 まさに一番のポイントはその点ではないだろうかと思います。これは大蔵省の証券局長の部屋の中での、いわば密室の話し合いということでございますから、しかもそのお二人の当事者の言い分が、これは正直申し上げまして真っ向食い違っているというのが現状...全文を見る | ||
○海江田委員 もし、証券局長――まだ局長になっておられませんね。何と言うのですか。心得ですか。その方でもよろしゅうございます。 私がお尋ねをしておりますのは、松野さんの後の局長の小川さん、これはまたいずれ問題になりますが、別のところで問題になるのですが、少なくとも、一番大事な...全文を見る | ||
○海江田委員 大変おかしな話でございますね。一応調査をしたけれども、それがだれだか特定できなかったということですが、では具体的に、こういう方々について調査をしたのかどうなのか。 今一番可能性があると言われておりますのは、証券局業務課の当時課長補佐をやっておりました塩屋公男さん...全文を見る | ||
○海江田委員 厚木さん、確かにこれは総括課長補佐で、あと塩屋さんが担当、一番の直結ですから、その二人についてはそういう事実がないということを言っているのですね。 そうなりますと、これは非常に重要なんですよ。全く二人だけだったら水かけ論になるわけですけれども、もう一方いたわけで...全文を見る | ||
○海江田委員 大臣、今お聞きになっていただいたように、きちっと、だれがその第三者、第三番目のザ・サードマンであるか、第三の男であるか、女性かもしれませんけれども、これについてはまだ大蔵省の少なくとも事務方の方は、これをできるだけ早くはっきりさせるということは言っていないわけですね...全文を見る | ||
○海江田委員 私自身とおっしゃいまずけれども、それは大蔵省全体の意思としてやはりそういうことをやっていただきたい、できるだけ早くこれは特定をしていただきたいと思うのですね。それは何もその場に立ち会っただけじゃなくて、これまでの証言でも明らかなように、まさにその人がキーパーソンにな...全文を見る | ||
○海江田委員 六年前の何月何日、朝飯に何を食べたか、夕飯に何を食べたかという話ならば、大臣おっしゃるように、それは記憶もおぼろげになりますよ。ところが、これだけ大きな問題になって、そしてそれが今、そうすれば当然記憶を思い出しますよ。これはわかるはずですよ。それはそうですよ。いや、...全文を見る | ||
○海江田委員 この問題については、山一証券は、これは大臣もごらんになったと思いますけれども、社内に調査委員会をつくって、そして立派な報告書を書いているわけですね。もちろん、その報告書には、きのう三木証人が証言をした内容でずっと書かれておるわけでございますが、本来でしたら、大蔵省の...全文を見る | ||
○海江田委員 それでは、話題を変えまして、今議題になっております金融システム改革のための関係法に関係した質問に入らせていただきますが、ただ、先ほど来お話をしておりますように、この松野さんの行政指導の問題も、これは実は大きな関係がもちろんあるわけでございます。 今こういう御時世...全文を見る | ||
○海江田委員 これは大臣、お話、わかるでしょう。 | ||
○海江田委員 わかるような顔をしておるのですが、最後のところでわからぬような顔をしておる。 では、これから質問にしますけれども、保険会社の方とすれば、特に保険の外交員の方たちというのは、新規の契約をとって幾らの世界ですね。そうすると、今までの払い済み保険では新規の契約はとれな...全文を見る | ||
○海江田委員 苦情が時々あるということですが、これははっきり言いまして気がつかないのですよ。だって、そうでしょう。まさに払い済みにしてくださいということを言って払い済みにしなければ、これは問題だということがわかるのですが、当然のことながら、払い済みなんという言葉は一般の人は知らな...全文を見る | ||
○海江田委員 それは調べようと思えばもうデータとしてはあるわけですか、それともデータとして全くないのですか。保険の契約の数というのはわかるわけですけれども、乗りかえの件数というのは把握をしておられるのですか、しておられないのですか。 | ||
○海江田委員 わかりました。 それでは、ぜひそういうデータも少し調べてください。 それから、今私がお話をしましたのは、今たまたま保険のお話をしましたけれども、保険ですとか金融というのは、そういう意味では大変専門性の高いものなんですね、証券もそうですけれども。そういうときに...全文を見る | ||
○海江田委員 私がこれから質問をしょうということを先取りをしてるる述べていただいて、それは感謝にたえないわけでございますが、時間の節約になったということでございます。 ただ、私は、確かに業法がそれぞれあって、それには歴史もあって、そして投資家保護とか契約者保護とか、実は、投資...全文を見る | ||
○海江田委員 今私がお話をしました借り手に対する保護ということが特に銀行については全く抜け落ちているというのは、私はこれは今回の法案の一つの大きな欠点ではないだろうかという気がするのですね。 まさに、今局長からもお話がありましたけれども、これからはまさにビッグバンで銀行の活動...全文を見る | ||
○海江田委員 私は、別に大臣の保険の契約の現状をお尋ねしたわけではございませんが、つまびらかにしていただきましてありがとうございました。 ただ、やはり問題なのは、大臣、今度のこの法案も大変不自然なんですね。それは、御案内のように、税法まで入れますと二十四本の法律の改正案を出し...全文を見る | ||
○海江田委員 簡単ですね。ありがとうございました。 | ||
05月18日 | 第142回国会 衆議院 緊急経済対策に関する特別委員会 第4号 議事録を見る | ○海江田委員 おはようございます。民主党の海江田でございます。 総理は、十五日に、当委員会での質疑を終えてすぐ政府専用機に乗りまして、バーミンガムに飛んで、日米首脳会談、日ロ首脳会談、そしてバーミンガム・サミットと、大変お疲れさまでございました。特にけさは、八時半ごろですか、...全文を見る |
○海江田委員 そこで、G7の国々がそういう日本の構造改革に大きな関心を持っているということで、そこでの総理の説明、これは新聞報道などもございますが、もう一度、改めて総理の口から直接お話をいただきたいと思います。 | ||
○海江田委員 そうした総理の説明がG7の他の諸国の大変強い支持を得たというのが評価なわけでございますが、ただ私は、特に昨夜の、サミットが終わった後の記者会見を見ておりまして、そういう総理の決意が強い支持を得られたということを本当にそのまま額面どおりに受け取りていいのかどうなのかと...全文を見る | ||
○海江田委員 意識的にずらしたということ、私は今のお話を聞いて、そういう意味では、私も何度も総理とこうやって議論をしておりますので、総理のなかなか巧みなずらし方というのは、一つの答弁のテクニックとしてよくわかるわけでございますが、ただ、これがアメリカやその他の国々の記者に通用する...全文を見る | ||
○海江田委員 今淡々と事実経過をお話しいただいたわけですが、その程度の事実経過というのは私どもも知っているわけでございまして、やはり私が聞きたいのは、当初、二年四カ月前ですか、このみどり銀行がスタートをしたときには、今局長もおっしゃっていましたけれども、十年かけて立派な銀行にする...全文を見る | ||
○海江田委員 今、破綻をさせる、つぶすのだということをお話になりましたけれども、十五日にこの阪神銀行とみどり銀行の両頭取が会見をしておりまして、そこではみどり銀行役員の総退陣はないというようなことを言っておりまして、これはつぶれたのなら当然のことながら役員は総退陣をするわけでござ...全文を見る | ||
○海江田委員 これ以上議論してもしようがありません。少しまた前の、総理の不良債権の処理策についてでございますが、政府は今回の総合経済対策の中で、「土地・債権の流動化と土地の有効利用」という項目を設けております。それを私も読みました。それから、不良債権処理トータルプランというものを...全文を見る | ||
○海江田委員 今のお話で、一つ私がこれは何だろうと思いましたのは、臨時不動産関係権利調整委員会というものをつくるというようなお話があるのですが、私どもは、日本版のRTC、整理信託公社のようなものをつくって、ここで厳しく債権の整理を行うことがいいのではないだろうかということを考えて...全文を見る | ||
○海江田委員 総理は、大変時差があって、質問を別の大臣にやっておりますと眠くなるのではないだろうかという気がいたしますので、少しここで総理と議論をしたいわけでございますが、減税の問題でございます。 この減税の問題では、総理もきのうの記者会見でわざわざ、ここには外国の記者さんも...全文を見る | ||
○海江田委員 景気対策という考えで採用した、いわば緊急避難的に採用したということだろうと思います。 私が冒頭に今度のサミットの位置づけを、まさに日本の構造改革が注視をされているんだということを改めて確認をしたのは、これから打っていく一つ一つの手が、たとえそれが景気対策というこ...全文を見る | ||
○海江田委員 今七百万人程度が減少をするということですけれども、そうなりますと、この人たちは、特別減税で七百万人は税金がかからないわけですからいいわけですけれども、ただ、この後抜本的な税制改正をやる、私たちは恒久減税ということを主張しておりますが、総理はなかなか恒久減税ということ...全文を見る | ||
○海江田委員 引き下げるということは一度も言っていないということですけれども、これは確かに言葉としては引き下げるということは一度も言わなくても、その意味するところ、あるいは総理の考えでおりますこの税制改正というのは、当然のことながら課税最低限を今より上げるものではないでしょうし、...全文を見る | ||
○海江田委員 大いにそういう日本の現状がどうなっているかということをおっしゃっていただくのは構わないわけでございますが、ただ、この話というのは、きのう、おととい急に出てきた話じゃありませんで、これまでの政府税調、あるいは御党でも党税調、それぞれ議論をやっていると思いますが、当然の...全文を見る | ||
○海江田委員 それから、今回の財政構造改革法の改正案でございますが、目標年次を二〇〇三年から二〇〇五年にするということでございますけれども、いわゆる集中改革期間、これは二〇〇〇年までの集中改革期間ということが法律にはっきり書いてあるわけでございますが、この二〇〇〇年までの集中改革...全文を見る | ||
○海江田委員 まさにキャップというのはこの集中改革期間にかかってくるわけでございますが、実はこれはキャップの議論とも関係をしてくるわけでございますが、この集中改革期間がそういう意味ではまさに一番緊縮財政なわけですね、一番タイトな縛りをかけるわけですね。そうすると、一番大切なことは...全文を見る | ||
○海江田委員 二〇〇〇年という年は二十世紀最後の年でありますから、そういう意味での世紀の最後というところでの区切りがあるんですが、ただ、一番大切なのは、何といってもやはりこの集中改革期間ということでまさにキャップがかかってくるわけですね。それによって積極財政がとれないというところ...全文を見る | ||
○海江田委員 はい。 ですから、当然のことながら、今度の当初予算でも、これまたキャップをかけて公共事業費はがたっと減らすということでよろしゅうございますね。 | ||
○海江田委員 ありがとうございました。 | ||
05月20日 | 第142回国会 衆議院 緊急経済対策に関する特別委員会 第6号 議事録を見る | ○海江田委員 おはようございます。民主党の海江田でございます。 この緊急経済対策に関する特別委員会で、もう一度私は、そもそもこの財政構造改革法を今この時点で、先ほど池田委員からもお話がありましたけれども、昨年の秋に、秋というよりこれはもう冬でございますけれども、昨年の暮れにこ...全文を見る |
○海江田委員 今、三点お話をいただきました。社会保障関係費につきましては、この後で若干議論をさせていただきますが、二番目の、将来展望について、二〇〇三年では道のりが厳しかろう、ですからこれを二〇〇五年にすることにしたというのは、これはまさにそれ自体は、これからの努力がきつい、なか...全文を見る | ||
○海江田委員 大蔵省の責任でつくっておるということですが、今涌井主計局長は、要点を書いているというお話がありました。それから、大臣の理解でも、要点をコンパクトに、重要な部分をコンパクトに書いたということだろうと思うのですが、ということは、要綱に書かなかったということは、ここの部分...全文を見る | ||
○海江田委員 今のを聞いていて、大臣、おわかりになりましたか、今の主計局長の答えは。わかりましたか。書いていないという事実はまた改めて確認をしていただいたのですが、どうして書かなかったんですかというお尋ねをしたんです。そうしたら、書いてないのは事実ですということを言ったんですね。...全文を見る | ||
○海江田委員 そんなばかなことはない。推察というか、あなた自身が、要綱は大蔵省の責任でつくったという話でしょう。しかも、先ほど冒頭にお話をしましたように、その前後の部分はまとめて書いているんですよ、この二号のところをね。この第四条の二号のところを全部落としてしまったのならば、これ...全文を見る | ||
○海江田委員 今のお答えでは全く満足ができません。 ただ、話を進めますと、この表現自体が、これは大蔵大臣よく聞いていてください、さっきもお話をしましたけれども、「特例公債を発行する場合には、その発行額の縮減を図りつつ、」という表現になっているんですよ。これはもう大臣つとに御存...全文を見る | ||
○海江田委員 罰則をもって担保されたものでないと言うけれども、法律自体が全然一切罰則なんかないわけですよ。二〇〇三年が二〇〇五年になろうが、GDPの三%を超えようが超えまいが、全体にそうだという話はまず一点押さえておかなきゃいけない。 それから、軽く見るのはいかがなものか、重...全文を見る | ||
○海江田委員 何で私がここの部分にこだわっているかといいますと、冒頭に大臣にお尋ねをして、今度こういう形で財政構造改革法の法改正をやらなければいけない。だけれども、片一方で景気の大変な低迷があるわけですから、景気対策を何とかやらなければいけない必要があって、そのためには減税もやら...全文を見る | ||
○海江田委員 よくわからないのですね。 それから、その努めるという表現を書いているところもあるのですけれども、先ほどもお話をしましたけれども、やはり図るということも随分書いているのですね。どちらかといえば、確かに努めるという表現もあるのですけれども、図るという表現は、そういう...全文を見る | ||
○海江田委員 あともう一つ確認をしておきたいのですけれども、やはりここの問題は、非常に大きな、少なくとも最初の原案を議論したときと違いまして、私はやはりこの法案というのは、今大変大きな、重要な問題になっている。 今局長も、若干歯切れが悪かったわけでございますけれども、やはり書...全文を見る | ||
○海江田委員 大蔵大臣、大蔵大臣の口から今、もともとも骨格部分だというお話がありましたけれども、実は橋本総理は、今回の改正に当たっては骨格部分には手を触れないということを言っているんですよ。覚えていらっしゃるでしょう。四月九日の記者会見で、現在の財政構造改革法の基本的な骨格は維持...全文を見る | ||
○海江田委員 私は大蔵大臣と考え方が全く同じでございまして、この特例公債の発行を縮減するというのは骨格部分だと思うんです、もともとの骨格部分だと思うんですね。 それからへ財政健全化の目標年次というのも、これも骨格部分ですよ。だってそうでしょう。先ほどからもお話がありました。こ...全文を見る | ||
○海江田委員 特例公債依存体質から脱却するというのは、まさにそのとおりだと思うのです。その特例公債依存体質から脱却するためにも、先ほどからずっと局長からもお話がありましたけれども、まさに毎年毎年赤字公債の発行を減らしていかなければ、特例公債依存体質から脱却できないわけでしょう。片...全文を見る | ||
○海江田委員 今、厚生大臣は、非常に正直におっしゃいましたね。公共事業をそれだけふやすんだったら社会保障関係をふやして当然じゃないかということですが、ところが、社会保障関係がふえるんなら科学技術関係がふえて当然じゃないだろうか、科学技術関係がふえるんなら国防費がふえて当然じゃない...全文を見る | ||
○海江田議員 村井委員の質問にお答えをいたしますが、特別減税の積み増しては消費刺激効果が大変限定的である、私どもはこういう判断を持っております。 そして、もう一つ重大な問題は、特別減税がいわゆる定額方式で行われますため、現在でも、世界の、とりわけアメリカやイギリスなどと比べて...全文を見る | ||
○海江田議員 村井委員の御高説を聞いておりまして、ついこの間まで、たしか私どもと一緒に野党の中で議論をしていたその風景を思い出しました。 村井委員が、今自民党の中でもいろいろな御意見があるということ、特にこの税金の問題ではいろいろな御意見があるということをみずからお話しいただ...全文を見る | ||
○海江田議員 お答えをします。 これは、私どもはあくまでも、恒久減税をやることの目的というのは景気を回復させる、景気を回復するのに、まず差し当たって定額控除による特別減税では効果がないだろう、それより恒久減税の方が効果があるだろうという判断に立っておりますから、当然のことなが...全文を見る | ||
○海江田議員 まず、私ども民主党の公共事業の見直してございますが、これは、当然のことでございますが、まず第一歩としましてコストの削減を図っていくということ。それから、やはり既存の計画そのものの中に随分むだがございますので、この計画を抜本的に見直しをしなければいけないということ。そ...全文を見る | ||
○海江田議員 先ほど、村井委員の質問にも私がお答えしましたのでお答えをしますが、当面は、これは当然のことながら特例公債の発行ということでございますが、それと同時に、やはり徹底した行革を進める。減税をやりますものですから、減税ということはつまり官への収入が減るわけでございますから、...全文を見る | ||
○海江田議員 これは先ほどもお答えをしましたけれども、特別減税では効果がないということでございますので、私どもがとる手だては恒久減税でございます。 | ||
○海江田議員 若干時間がかかるかもしれませんが、御要望ですので、平成ニューディール計画についてお答えをさせていただきます。 まず、私どもは、何といいましても六兆円の恒久減税ということを大きな柱にしてございます。 この六兆円の恒久減税、所得税の減税の方は先ほど大まかな内容を...全文を見る | ||
○海江田議員 全く委員のおっしゃるとおりでありまして、今、現下の景気回復に、先ほど来お話が出ておりましたように、私どもからも答弁させていただきましたけれども、例えば現在の財政改革法あるいは改正されます財革法でも恒久減税ができないというこの一言をとってみても、やはり問題としては、こ...全文を見る | ||
○海江田議員 今、私ども共同提出者に対して、危機意識が足りないのではないだろうかというお話がございましたが、それは全く違う話でございまして、もちろん私どもも、我が国が現在抱えております、地方もそうでございますけれども、この財政赤字に対する危機意識というものは持っておりますが、財政...全文を見る | ||
○海江田議員 私は、委員が一橋大学の出身であるということをよく存じておりますので、委員の言う理論にはそれなりの説得力があるということを常日ごろ考えております。 そして、それを踏まえた上で、委員がおっしゃるように、やはり減税の問題、それから寄附の問題、これはNPOの問題だ、それ...全文を見る | ||
05月21日 | 第142回国会 衆議院 緊急経済対策に関する特別委員会 第7号 議事録を見る | ○海江田委員 民主党の海江田でございます。 財政構造改革法を初め、本委員会には大変多くの重要な法案がかかっているわけでございまして、議論もまだまだしたいところではございますが、本日が最後ということでありますので、私は、特に総理に幾つかお尋ねをしたいと思います。 現行の財政...全文を見る |
○海江田委員 そうしますと、総理が今回の財政構造改革法の改正に当たりまして、これは四月の九日だと思いますが、平成十年度予算成立に伴う総理記者会見を総理官邸で行っておりまして、この中で、「私は現在の財政構造改革の基本的な骨格は維持しながら、緊急避難的にどのような対応を取るべきかを早...全文を見る | ||
○海江田委員 今のお話でございますが、例えば、私は今三原則を挙げましたけれども、中でも一番大事なのは、毎年毎年特例公債の発行額を縮減をしていくという点ですね。今回政府が定めました総合経済対策、その中で減税が入ってくるわけです。四兆円の減税が入ってくるわけですよ。これと、毎年毎年特...全文を見る | ||
○海江田委員 一つだけ大蔵大臣に言っておきますが、私は、別に何も大蔵大臣から骨格部分だということを聞きたくてその前にいろいろな話をしたんじゃありません。私はずっと財政構造改革委員会の理事もやっておりましたので、政府側からもいろいろなお話を聞いておりますが、当初は、この縮減というの...全文を見る | ||
○海江田委員 私どもは財革法を直したからいけないということを言っておるのではないのです。もちろん私どもは凍結という方針でございますけれども、むしろこの財革法の改正に当たっては、直すべきところを直していないということが私たちは問題だという認識を持っておるのですね。 例えば、直す...全文を見る | ||
○海江田委員 骨格部分に触れたかもしれないけれどもやったんだというようなことは、やはりお話しいただいていいのではないだろうか、そういうような認識を持っております。いかがでしょうか。 | ||
○海江田委員 ありがとうございました。 | ||
05月27日 | 第142回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第10号 議事録を見る | ○海江田委員 民主党の海江田でございます。 済みませんが、きょうは私、アレルギー性鼻炎が大変ひどくて、そのことだけちょっと最初にお断りをさせていただきます。 本日は、この決算行政監視委員会で、文部省をお呼びをして教育問題についていろいろ議論をしようということになりましたが...全文を見る |
○海江田委員 今、政務次官が心の教育という言葉をお使いになったのですから、どういうふうに御自分が理解をされておるのかということをお答えいただきたいので、わざわざ役所が出てくるあれは全然ないのですよ。指名以外に出てこないでください。 | ||
○海江田委員 ありがとうございました。 私も、余りわからなくて一生懸命考えたのですが、私も戦後の教育を受けましたけれども、自分なりにいろいろな、どちらかというと漢文が好きですから漢籍なんかを読みますと、やはり知育、徳育、体育という言葉はしょっちゅう出てくるのですね。知育と体育...全文を見る | ||
○海江田委員 ありがとうございました。 そういうお考えを聞かせていただきまして、よく政務次官のお考え方はわかったのですが、もし文部省、何か今の政務次官のお答えの中でつけ加えるべき点があったら、こういうことなんですよということでお話をいただきたいのですが。 | ||
○海江田委員 ただ、そうしますと、今政務次官がおっしゃったことというのはこれは人として当たり前の話でありまして、とりわけ何でそれを今言わなければいけないのかなという気がするのですね。それからまた、それを言うことが、今問題になっております少年の犯罪の問題でありますとか、それから学校...全文を見る | ||
○海江田委員 そうすると、平たく言うとしつけですよね、心の教育なんて難しいことを言うけれども。道徳というのは一応、いろいろな歴史上の人物の生き方だとか、そういうある程度知識ともかかわってくる問題で、そしてその中で、この社会の中での自分の生き方というものを考えていくという話ですが、...全文を見る | ||
○海江田委員 今のお話を聞いておりまして、一つは存在感の実感がないという話と、二つは多様性がどうもないんじゃないだろうかというお話、それから三番目は、そういう問題を抱えたとき、いつでも何でも相談できるような場所がないというようなお話だったのだろうと思います。 一番目と二番目と...全文を見る | ||
○海江田委員 よく国会なんかでも、委員会や本会議でもいろいろな言葉が行き来するわけですけれども、私は、個人的なことを言うと、千載一遇のチャンスというのはちょっとどうも、先ほどもお話をしましたけれども、今、神戸事件から一周年とか、それからまだまだナイフを使った事件が多発をしていると...全文を見る | ||
○海江田委員 私の方が、民主党にいますけれども、若干古いのかもしれませんけれども、私は、やはり言葉というのはきちっと使わなければいけないと思うのですね。特に、やはり教育の場に携わる方ですとか、それから政治家だとか、やはりそういう人たちの一言一言が実は世の中に広まっていって、そして...全文を見る | ||
○海江田委員 原田局長から大変御丁重な答弁をいただきまして、ありがとうございました。 今お話しいただきましたので、確かにそのとおりでございまして、冒頭に言いましたように、きょうの新聞に出ていますが、少年審判のあり方の話は、あそこも一つの。ハート、部分としては大事な部分ですけれ...全文を見る | ||
○海江田委員 それはぜひ、その意味では慎重にやりつつ、かつある程度時機を失せずということでお願いをしたいわけでございます。 この少年法の改正のポイントになりますのは、今局長からもお話ございましたけれども、いわゆる年齢の問題でございまして、とりわけ刑法の刑罰を科されない十六歳未...全文を見る | ||
○海江田委員 わかりました。役所の立場じゃなくてもいいですが、これは法務省に聞けば、それは関係あるかないか教えていただけますか。 | ||
○海江田委員 本席は、少年法の十六を十四にすべきだとか、してはいかぬとかいう議論ではありませんので、それは別の機会に譲りたいと思いますが、私の理解では、ちょうど義務教育の年限とリンクをしておるというような考え方なんですね。だから、文部省の方も、確かに今現在はまだ余り準備がないとい...全文を見る | ||
○海江田委員 あと、少年法の問題には余り関心はございませんですか。少年法の問題については。 | ||
○海江田委員 ですから、私も指摘をしましたけれども、義務教育というのは、本来やはり国が一人の国民を、もう責任もあれば、自己責任をとってもらいますよということで、そういう意味では、もちろん生涯学習とかいう考え方もありますけれども、まさに義務教育というのは、基本的なところで国民として...全文を見る | ||
○海江田委員 この心の教育のあり方にも書いてあると思うのですけれども人が真剣に話をしているときは、耳を傾けてくださいよ。全然そういうことをやらずに、何がそんな心の教育のあり方ですか。そうでしょう。いや、とぼけた話やらないでくださいよ。人がお尋ねをしているのに横から出てきたりとか、...全文を見る | ||
○海江田委員 何が申しわけなかったのですか。 | ||
○海江田委員 別に、答えられなくたっていいのですよ。何もそんな難しい質問をして、専門的なことをやって、その質問をして、それが政務次官が答えられないと、何だ政務次官はとかいうような話をしている話では全然ないのですよ。 だから、私も考えて、事務方でもよろしゅうございますというとき...全文を見る | ||
○海江田委員 いや、そんなことはないですよ。何かおかしいな、これは。政務次官が至らないことは全然ないですよ、これは。いや、打ち合わせならいいですけれども、人の話を――まあ、いいです。 サッカーくじの話でございますけれども、この間、法律が衆参で通過をしましたけれども、その後の新...全文を見る | ||
○海江田委員 では、文部省の方でよろしゅうございますが、子供に心の教育を説いております文部省が、どうしてギャンブルの、胴元という言葉は悪いですが、文部省の外郭団体あるいは文部省の管轄の特殊法人日本体育・学校健康センターというところがサッカーくじの運営の主体になるわけですけれども、...全文を見る | ||
○海江田委員 ギャンブルでないという話で、まあ、くじであることは確かなのですけれども、これは倍率からいってもかなり射幸心は高いのですよ。射幸心をあおるのですよ、これは。大抵倍率でやるわけですから、射幸心が高いかどうかを警察なんかが見るときは。これは、倍率でいうと非常に射幸心が高い...全文を見る | ||
○海江田委員 これは大変多いと思いますね。それで全く文部省が関係ないとは言えないですね。 これは、法律が通りましたら、私はその通った法律について云々はしませんけれども、やはり少なくとも徹底した透明化ですね。それこそ本当に、経費が一五%というけれども、その経費がどのくらい、やは...全文を見る | ||
06月12日 | 第142回国会 衆議院 予算委員会 第35号 議事録を見る | ○海江田委員 総理は今し方本会議場で不信任案が否決をされてほっとしておるかもしれませんが、本日の東京の市場ですね、夕刊を持っておりますが、円が一時百四十四円七十五銭、それから株は一万五千円を割り込みました。ただ一番最後には、終わり値は一万五千円、ぎりぎり戻したようでございますが、...全文を見る |
○海江田委員 トータルの面で考えて日本経済にマイナスでないという発言があったかに思うのですが、大蔵大臣はいかがでございますか。 | ||
○海江田委員 手元の新聞記事のコメントでは、円安には強い懸念を持っている、行き過ぎた円安には断固たる措置をとる意思を常に持っているということが書かれておりますが、まず、強い懸念を持っているかいないか、それから二番目は、断固たる措置、これは市場介入だろうと思いますが、断固たる措置を...全文を見る | ||
○海江田委員 総理にもお伺いをします。 総理のコメントは、円安が日本経済の実態を反映しているとは思っていない、こういうふうにコメントを出しておられるのですが、これはそのとおりでございますか。 | ||
○海江田委員 これはルービン、アメリカの財務長官の発言でございますけれども、ルービン財務長官は、米国は円安を強く懸念している、ただ、根本的な円安の解決は日本経済の再生しかないということで、つまり、この円安を解決するためには日本経済そのものを再生させなければいけない。つまり、ここで...全文を見る | ||
○海江田委員 私は、今の円安というのはまさに日本の経済の弱さを反映している、こういう見方をしているわけでございます。 これは総理にもう一度お尋ねをしますが、この円安というものは、日本の経済の弱さとは切り離した、日本経済はそれほど弱くないんだけれども、円だけが一方的に弱くなって...全文を見る | ||
○海江田委員 不良債権の問題はこの後で議論をさせていただこうと思いますが、今やはり、差し迫ったこの円安というものに対して、もっと危機感を持つべきではないだろうか。そして、その危機感というのは、実は日本経済が抱えている問題点とやはりこれは非常に密接な関連がある。 つまり、これは...全文を見る | ||
○海江田委員 この不良債権の問題は後でというのは、この後すぐやりますから、ただ、話の運びというか筋がありますので、それは御協力をいただきたいわけでございますが、やはりこの円安の問題で、尾身長官はそういう意味では、先ほども改めて御本人の口からお話しいただきましたけれども、トータルで...全文を見る | ||
○海江田委員 今、経済企画庁長官は、前半分、後ろ半分というお話をしましたけれども、後ろ半分がまた実は前半分に影響を与えてくるわけですよ。 当然のことながら、アジアのこの経済危機がさらに一層深刻化したものになれば、それこそ、総理が先ほど来早く話したがっているようでございますけれ...全文を見る | ||
○海江田委員 あともう一つ、大蔵大臣から先ほどお話のありました断固たる措置というのはやはり市場介入だろうと思うわけでございますが、ただ、市場介入というのは、これは日本だけがひとりでやったって全然効果のない話でありまして、ここはまさに、アメリカがその気になって、一緒になって市場介入...全文を見る | ||
○海江田委員 そのサマーズさんの発言というのは、どうにでもとれるわけですよ。従来から確認をしていたからそれを改めて確認したという話でありまして、それがやはりこのパリで開かれた六月十日のG7をきっかけに本当にその気になって、事態はますます大蔵大臣が行かれたときの四月末のG7と違って...全文を見る | ||
○海江田委員 別に差し控えなくていいのじゃないですか。いけないのですか、それは。そんなことないですよ、やはりこれは。今のような、百四十四円のような円安が本当にこれでいいのかどうなのかということ、そして、それで特にやはりアジアからそういう悲鳴が上がっているわけですから、そのアジアに...全文を見る | ||
○海江田委員 財務官は榊原さんのことでしょう。榊原さんは代理で行ったのだから、それは報告を受けるのは当然で、そういう話を受けて、アメリカの財務長官とこの間連絡をとったことがあるのかないのか、それをお尋ねしておるわけです。 | ||
○海江田委員 とっていないということですよ、これは。問わず語りというか、とっていないのです。やはりとった方がいいですよ、どういうつもりなんだと。いろいろな連絡、いろいろな新聞報道などはあるけれども、一体何を考えているのか。それを発表しろとか発表するなとかいうのはまた別の問題ですよ...全文を見る | ||
○海江田委員 まさに今が、表にはっきりと明らかにその決意をする時期ではないだろうか、私はそういうふうに思いますが、それは総理と認識が違うようでございますので、それはいたし方ないというふうに思います。 ただ、先ほども指摘をしましたけれども、この百五十五円を大きく下回るような、下...全文を見る | ||
○海江田委員 今総理がおっしゃった、不良債権のSEC基準での額でございますが、九八年の三月期決算で二十一兆七千七百七十九億円ということで、九七年の九月決算でいいますとこれが十六兆一千億、その前の九七年の三月決算でいうと十六兆四千億ということですから、九七年の九月までは旧来の基準で...全文を見る | ||
○海江田委員 私の指摘のとおりだと言うけれども、銀行局長、いいですか、大蔵大臣でもいいですけれども、私が一番言いたいのは、実は、特に二分類の引き当てをめぐって、銀行について言えば、私は、やはり二分類のところの引き当てが随分おくれている銀行がたくさんありますよということを、そういう...全文を見る | ||
○海江田委員 今の分類の説明は、大蔵大臣は最近大変勉強をされておって、その勉強の成果を委員会等でも披瀝をしたいのだろうということはよくわかるわけでございますが、ただ、大蔵大臣が言うと長くなるということがありまして、私がさっきわざわざお話をしたわけでございます。 ただ、大蔵大臣...全文を見る | ||
○海江田委員 私は先ほど来お話をしておりますように、この半年ぐらいの間に、ここの部分がさらに大変劣化をしているということ。 それからもう一つは、やはり株の問題もこれありで、従来でしたら、引き当ての原資というのは含み益だったわけですよ。株に含みがあるうちは、一万七千円とか八千円...全文を見る | ||
○海江田委員 大蔵大臣、いいですか。銀行局長はああいう形で言っておりましたが、私は、やはりこの問題はかなり深刻に考えなければいけない問題だと思うのですね。 十八行とか十九行とか言いましたけれども、本当に業務純益でもって引き当てができるところというのは半分もないわけですよ。そう...全文を見る | ||
○海江田委員 本当にもう時間がありませんで、かなりはしょった質問になってしまうわけでございます。これは本当はもう少し大蔵大臣ともお話をしたいわけでございますが、どうか本当に、とりわけこの二分類のところの引き当ての問題、それから引き当て原資の問題、これは大変大きな問題を抱えていると...全文を見る | ||
○海江田委員 私は、数字だけを言っていただければよかったのでございます。やはり数字はうそをつきませんから。ただ、困ったことには、うそつきがよく数字を利用するのですね。私は、西洋の古い言葉にこういうことがあるので、経企庁長官のことを言っているのでは毛頭ありませんから。 マイナス...全文を見る | ||
○海江田委員 お役人がそういう答弁をするのなら構わない。今現在、実はこの乗数自体は改定作業中だから、もう間もなくこれは改定をするのですね。だって、そんな八三年から九二年という数字は古過ぎますもの。だから、まさに今改定作業に入っていて、もうすぐこの改定作業が終わって、新しい数字を使...全文を見る | ||
○海江田委員 もう時間が来てしまいましたが、冒頭にお話をしましたように、為替と株と、それから、きょう恐らく債券も、ちょっと債券は私は見ておりませんけれども、恐らく安くなっておるだろう。トリプル安になっておる。それから不良債権の帳簿上の償却自体も、これは決して言われているほど進んで...全文を見る | ||
○海江田委員 どうもありがとうございました。 | ||
08月27日 | 第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第3号 議事録を見る | ○海江田委員 民主党の海江田でございます。 冒頭、一言申し上げたいのでございますけれども、私も先ほど来、仙谷委員の質疑を聞いておりましたけれども、正直申し上げまして、大蔵大臣あるいは金融監督庁長官、全く事実に基づいた答弁が出てきていないということ、実はこのことは、これから当委...全文を見る |
○海江田委員 判断がつきかねておると。うまくいくか、あるいはこれは場合によっては失敗するかもしれないというような考えを今でもお持ちだということですか、どうですか。 | ||
○海江田委員 私は、総理がこの合併に乗り出したということ、このことは大変大きなことだと思うのですね。もちろん、総理が乗り出すことにいい悪いという議論はあります。ただ、もうここで乗り出したわけですから、私は、この合併がうまくいかないときは、総理はそれこそ政治責任をおとりになるという...全文を見る | ||
○海江田委員 私が一言申し上げたいのは、やはりこの合併というのは決して簡単な話ではありません。しかも、この合併の話に総理が乗り出して、そしてこれが破綻をしたとき、この合併の話が壊れたときに、その与える影響というのは、北海道拓殖銀行と北海道銀行の合併が壊れた以上に大変大きなものがあ...全文を見る | ||
○海江田委員 今、私がこの合併の話はそう簡単なことではないというふうに申し上げましたけれども、その理由というのは、八月二十一日、ですから総理が二十日にお会いになったその翌日でございますが、これは総理も談話を出しました。大蔵大臣も談話を出しました。金融監督庁長官も談話を出した。長銀...全文を見る | ||
○海江田委員 今、長々と私が説明をしてきましたけれども、ここがわからないと実は議論が先に進まないわけですよ、これは。 いいですか。七千五百億の不良債権を償却する、処理をすると言っている。この七千五百億円というのは、三月に長銀が決算をしました公表不良債権は一兆三千七百八十五億円...全文を見る | ||
○海江田委員 大蔵大臣が聞いていないというのは、それは少し勉強が足りないわけでございまして、日経金融新聞などにはこういう議論も出ておりますから、それは知らないはずがないわけでございますね。やはり知っていることは知っているというふうにおっしゃった方がいいと思いますよ。天下の大蔵大臣...全文を見る | ||
○海江田委員 実は、私は、先ほど冒頭にもお話をしましたけれども、やはり住友信託銀行が大変かたい態度をとっているわけですね。とりわけ、第一分類のしか引き受けませんよと。第一分類というのは、要するに非分類債権ですよ、正確に言えば。問題のない債権しか引き受けをしませんよということを言っ...全文を見る | ||
○海江田委員 今のは全然お答えになっていませんね。整理回収銀行が買うなんて今の規定でできるはずがないわけですから。できるはずがないけれども、それしかないという議論が一部にあるんですよ、これは。自民党の議員の中でもこの問題に詳しい方は御存じだろうと思いますけれども。それが金融機関に...全文を見る | ||
○海江田委員 長銀のリストラ計画ということでいえば、ことしの三月のこの資本注入のためのリストラ計画がございまして、今私はここに、手元に持っておりますが、「経営の健全性の確保のための計画」、これを佐々波審査委員会でもって吟味をして、よし、これで問題がないだろうということで千七百億か...全文を見る | ||
○海江田委員 私は、やはり三月の資本注入というものが、大蔵大臣は先ほど、三月の資本注入は全く問題がなかったのだ、あれによって日本の金融システムというのは非常にあの時期安定を、回復をしたのだという趣旨のことをおっしゃいましたけれども、あの時点では、幾つかの金融機関にとってみれば、資...全文を見る | ||
○海江田委員 質問をひとつ変えますが、これは長銀が出しています割引金融債の宣伝でございます。長銀も一生懸命売らなければいけないわけでございますから新聞広告を出しているわけでございますが、この中に「金融債も預金と同様に全額保護される仕組みができています。」ということが書かれているの...全文を見る | ||
○海江田委員 今大蔵大臣おっしゃいましたけれども、これは具体例でいきますと、例えば長銀が破綻をして、そしてそれを例えば住友信託銀行が合併をしたときに、初めてそのときにまさに預金保険法の附則の第十六条がオペレートするよ、機能するよということでございますね、これは。そうでないと、一般...全文を見る | ||
○海江田委員 今の言い方、非常に難しい。有権的にですか。権力を有する者が発言をしておるからそれは守られる、こういうことでございますか。 | ||
○海江田委員 有権的にというのは、私が今解釈をしたことでいいわけですか。権力を有する者がそういう発言をしておるからと。あるいは権限を有する者ですか、さっき有権的にということをおっしゃったから。余り聞きなれない言葉ですから。 | ||
○海江田委員 ただ、これは、今はまだ法律の改正ができてないわけですね。私は、この附則の第十六条でもってそこを敷衍をして、大蔵で、わかりやすく言えば、そういう権力のある、権限のある大蔵大臣が言ったのだからみんな心配することはないということをおっしゃりたいようでございますけれども、私...全文を見る | ||
○海江田委員 この種の金融の問題につきますと、すべてそういう意味では、まさに法律の拡大解釈でありますとか、あるいは超法規的な措置でありますとか、私はそういうのがやはり多過ぎると思うのですね。やはりここはきちっとガラス張りにするために根拠の法律をきちっと定めて、改正をして、そしてそ...全文を見る | ||
○海江田委員 事後チェックと事後チェック型とは違うなんという話は、それはあなた方の世界では通ったって一般の人には通る話じゃないですよ。法律の世界でも通らないと今枝野委員が言っておりますけれども、これはひどい話でして、やはり何のための――私は、一つの決意だったと思う。それから、大蔵...全文を見る | ||
○海江田委員 じゃ、このリストラ案というのは、長銀が持ってきたものだ、長銀が自分たちでまとめてつくり上げたものだ、こういうことでよろしゅうございますね。おじぎをされておるから、そういうふうに理解をいたしますが、後で、あれはおじぎをした、認めたのじゃないのだとか、たまたま頭が上から...全文を見る | ||
○海江田委員 それでは、私の持ち時間は終わりましたので、これで終わります。ありがとうございました。 | ||
08月31日 | 第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第5号 議事録を見る | ○海江田委員 民主党の海江田でございます。時間が十五分と限られておりますので、どうかお答えは手短にお願いをしたいと思います。 私は、日本リースの岡本社長を中心にお尋ねをすることになると思います。 日本リースでは有価証券報告書をお出しになっておりまして、これを見させていただ...全文を見る |
○海江田委員 これらの会社の入っているビルに行ったことがあるということでございますか。(岡本参考人「はい」と呼ぶ)はい、わかりました。 実際には、社員も、まあ役員がすべてこれは日本リースの関係者でございます、一々名前は申し上げませんけれども。そして、ほとんどペーパーカンパニー...全文を見る | ||
○海江田委員 私がお尋ねをしましたのは、何のためにか、どうしてこんなに貸し付けをしたのかということと、現在のこれらの会社からの回収、これはどうなっておりますかということをお尋ねしました。 | ||
○海江田委員 努力はしておるということで、その努力が実を結んでいるということはおっしゃらなかったわけでございますが。 それから、担保物件の債権の保全という用語をお使いになりましたけれども、私どもは、それは債権の保全ではなしに、むしろ不良債権の飛ばしてはないだろうか、こういうよ...全文を見る | ||
○海江田委員 ここにあとプラスしまして長期貸付金が七百四十三億円ございまして、そして貸倒引当金が千四百七十一億円でございますから、この長期貸付金も入れますと引き当て率は三六%、長期貸付金を除きますと引き当て率は四三%ということでございますが、ただ、今社長からもお話がありましたけれ...全文を見る | ||
○海江田委員 このリース業の担保というのは、普通の担保と違いまして、それこそ担保価値というのは、実際に会社が倒産をしちやいますとほとんどなくなっちゃうわけですよね。機械なんか据えつけをして貸し出しをして、リースに出しておる。ところが、機械というのはまさにその会社にあって初めて稼働...全文を見る | ||
○海江田委員 じゃ、ちょっと角度を変えてお尋ねをしますけれども、日本リースは現在どのくらいの不良債権をお持ちですか。あるいは、先ほど来のお言葉ですと、不稼働資産というふうに言った方がいいかもしれませんが、いかがでしょうか。 | ||
○海江田委員 君の手元に日本リースがっくりました経営改善計画というのがございます。これはマル秘がついておりますが、これは長銀に出すときの紙でございますが、これは御社がつくったものに間違いありませんか。 ちょっと委員長、お見せしてよろしゅうございますか。 | ||
○海江田委員 これによりますと、日本リース経営改善計画、「不良債権六千億円の処理」と書いていますよ。不良債権がここでは六千億円あるということを言っているんじゃないですか。今おっしゃったのは三千五百億円だという、大分違いますね。いかがですか。 | ||
○海江田委員 それはおかしな話で、百億や二百億違うのならそうでしょうけれども、ここは二千億違うのですよ、三千五百億と六千億というのは。これはどこかにうそがあると言っちゃ失礼ですけれども、これは正直に、やはりこの決算が私はそういう意味ではかなり粉飾物であるということを言わざるを得な...全文を見る | ||
○海江田委員 最後に、大野木頭取にお尋ねをしますが、バブルのとき、不動産に偏った貸し出しをした、それが今の経営の悪化を招いているという意味での発言はありましたけれども、バブルで不動産の価格なんかが上がりましたのが九〇年の夏が一番ピークで、そこからずっと下がってきて、もう八年たって...全文を見る | ||
○海江田委員 最後に、やはり不良債権の額が日本リース、大変違っておりますので、私どもが昨日、委員部を通してお示しをしました資料が出ますとそのあたりがはっきりしますので、それをぜひ出していただきたいと思います。お約束ください。 | ||
○海江田委員 お出しいただけますね。(岡本参考人「はい」と呼ぶ) どうもありがとうございました。 | ||
09月07日 | 第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第10号 議事録を見る | ○海江田委員 午前中の保岡委員の発言で、ルービン財務省長官が宮澤大蔵大臣と会談をしまして、その席上、長銀への資本注入はいいことですから早くやれとか、あるいはこの三月の横並びの資本注入は額が少な過ぎたからこれをもっとやれ、もっと額が大きければよかったんだというような発言があったやに...全文を見る |
○海江田委員 本委員会では特に与党の皆様方に、私どものこの法案の優位な点でございますね、メリットでございますが、これを御説明をして、そして御理解をいただきたいわけでございます。与党の皆様方も、野党案のいいところはこれを大いに取り入れていくという姿勢はお持ちのようでございますから、...全文を見る | ||
○海江田委員 今のお話、要点は二つあったと思います。 一つは、大手の銀行でございますから、世界的な取引をやっている。とりわけデリバティブなどの問題がいろいろ議論をされたところでありますが、この問題につきましては、野党の案では少なくとも法人格が同一でございますから、与党の案のよ...全文を見る | ||
○海江田委員 これは一たん国家の管理に入ってから、もちろん、これは一日も早く民間に対する譲渡というものを考えなければいけないわけですから、余りこの期間を長くしてはいけないわけですが、ただ、その中で、やはりこれはあくまでも危機管理の一つの形態ですから、国が責任を持って、借り手に対し...全文を見る | ||
○海江田委員 不健全な金融機関は淘汰をするということでございますから、これは破綻をしてしまえば当然のことで、一度死んだものをまた生き返らせるなんということはやるはずもないし、それから、脳死状態のものをどうするのかというところが実は難しい状況でございますが、ただ、今立法の精神という...全文を見る | ||
○海江田委員 今ので非常に明快になったと思いますが、与党の皆様方の案では、まさに国が一〇〇%株を買い取るという、そこのところはすっぽりと抜け落ちていますから、そうすると、やはり株主の権利というものをかなり後まで引きずってしまうわけですね。 そういう意味では、今回私どもは、かな...全文を見る | ||
○海江田委員 時間が来ましたので終わります。どうもありがとうございました。 | ||
09月11日 | 第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第14号 議事録を見る | ○海江田委員 おはようございます。民主党の海江田でございます。 まず、金融監督庁にお尋ねをしたいのですが、きのうの当委員会で、長銀に対する検査、これはまだ立入検査をやっている最中で、終わっていないというようなお話がございました。また他方で、これはきのうもお話があったと思います...全文を見る |
○海江田委員 おおよそいつごろこの検査が終わるということは、今の段階でお話しいただけませんですか。 | ||
○海江田委員 他方で、これは宮澤大蔵大臣も、この長銀の頭取とそれから総理の首相公邸での深夜の会談というものに立ち会っておられるわけでございますが、そして、申請があれば資本注入をしようという方針を既に固めておられるようでございますが、この動きとそれからこの検査の動きでございますね。...全文を見る | ||
○海江田委員 住友信託の方は、私はちょっとこの際切り離しをして考えたいのですが、危機管理委員会佐々波先生からお尋ねをしたいのですが、きょうはまだお見えになっておらないようですので、預金保険機構からお答えをお願いしたいと思います。 | ||
○海江田委員 今非常にはっきりと、預金保険機構の方から、検査の結果が出るまで許可をしないということのお話があったと思いますが、その意味でもこの検査というものは大変重要になってくる。 実は、きのう、これは金融監督庁の長官が、長銀の債務超過の問題について、従来の債務超過はないとい...全文を見る | ||
○海江田委員 きのうは参議院に長銀の頭取が参りまして、それからたまたまきのうの新聞に、長銀の頭取代行が朝日新聞の記者に対して記者会見をやっておるわけでございますが、長銀は債務超過でないかという疑念が絶えないという記者の質問に対して、決算書の上では事実ではないということを言っており...全文を見る | ||
○海江田委員 あともう一つ重要な問題がありまして、それはやはり第二分類の引き当て率の問題なんですね。 この第二分類の引き当てについては、この長銀の頭取代行の会見では、これは梶山さんなんかが言っているような、第二分類を二〇%、それから第三分類の七五%はそれほど問題ないと思うんで...全文を見る | ||
○海江田委員 この検査の問題で、日野長官は、当委員会ではありませんで、予算委員会の横路委員の質問に対しまして、日付が八月十七日、最初の日ですから、最初に菅代表が質問をして、その後、横路委員が質問をしたわけでございますけれども、検査をしまして「実態把握いたしました事項、問題点等につ...全文を見る | ||
○海江田委員 そこのところが、まさに今説明いただいたような話でありまして、これは通知書が出ましたら、後は粛々と手続に従って事を運んでいけばいい話であって、そこのところでも何かまた、それを是としないというようなこともある、必ずしもそれを是としない可能性も十分にあるわけでございますと...全文を見る | ||
○海江田委員 早期是正措置との絡みでお話をしているのではなくて、私は公的資金の注入との話で、これはむしろ審査委員会の方でそこは当然議論になると思いますので、きのうの当委員会で、議事録、これは一定期間を置いてから公表するということですが、きのうの発言を聞いておりましたら、前向きに議...全文を見る | ||
○海江田委員 これは前向きにということを言った意味が全くないですね。 やはり前向きにというのは、普通だったら相当の期間というのはまあ三年ぐらいだけれども、そこのところをこういう時期だから半年で公表したいとか、一年でしたいとか、それが前向きにという話であって、相当の期間というの...全文を見る | ||
○海江田委員 それは個人のお考えを言っていただいて構わないのですね。それは独立した一人一人ですから、決議は全員一致ですけれども、お一人の考えを言っていただいて構わないわけですが、口がかたいようですから。少なくともきのうの前向きというのはなかったということにしませんと話が進みません...全文を見る | ||
○海江田委員 今のお話は予測をしておったのですが、中でも多くの債務を負っている事業者はどこかということになると、やはりこれは建設業等になるので、そこがゼネコン徳政令であるとかゼネコン救済令であるというふうに言われるゆえんだろうと私は思うわけですね。 ひとつ視点を変えまして、今...全文を見る | ||
○海江田委員 二〇%ぐらいというのはかなり私は大きな問題だろうと思うのですね、不良債権の中で二〇%ぐらいというのは。 それで、実はこれは大臣にぜひお願いといいますか、それから大臣のお考えもお聞かせいただきたいのですが、これはきょうの主要なテーマではございませんけれども、やはり...全文を見る | ||
○海江田委員 大蔵当局の意見をかなり前から聞いておったのですけれども、どうしても従来の業法、業法がありますから、その中で何とか手直しができないだろうか、できるだけ利用者の保護というものを図ることができないだろうかというふうにお考えになっておられるようですけれども、まさにビッグバン...全文を見る | ||
○海江田委員 どうもありがとうございました。 | ||
10月01日 | 第143回国会 衆議院 予算委員会 第5号 議事録を見る | ○海江田委員 民主党の海江田万里でございます。 鳩山委員に引き続きまして、質問をさせていただきます。 まず、小渕総理に対してでございますが、小渕総理、大変人柄の小渕さんなどと言われております。しかし、もう片方で、小渕さんは周りの方が大変金員に恵まれた方であるということも言...全文を見る |
○海江田委員 今のお兄様のこの取得の経緯というのは、確かに、ポケットベルの上毛通信サービス株式会社が設立をされて、そして、当初ですからもう二十何年前になるんですが、秘書官の古川さんの株の取得の経緯、これはいつだと聞いておりますか、報告を受けておりますか。 | ||
○海江田委員 今お話がありましたけれども、この上毛通信サービスができましたのは昭和四十七年の十月でございます。そして、お兄様は翌年、昭和四十八年十月に実はこの株の譲渡を受けているわけでございますね。 ところが、古川秘書官でございますが、今総理は昭和六十三年とおっしゃいましたね...全文を見る | ||
○海江田委員 この上毛通信サービスの役員の方から取得をしたということでございますが、お兄様はまさにそのとおりなんです。ここでお名前は言いませんけれども、私も全部この登記もとっておりますから。ここで監査役をやっておられた方、Hさんという方でございますが、お兄様は確かにこのHさんとい...全文を見る | ||
○海江田委員 そういうことはわかっておるわけでございます。 先ほど冒頭に私に答弁をしたときは、この古川さんにつきましても会社の役員の方から譲り受けを受けたというふうにおっしゃいましたね。ところが、今言いかえをしまして、古くからの知り合いから譲り受けを受けたということを言ってい...全文を見る | ||
○海江田委員 それは私どもが調べたことと違いますので、ここは非常に重要なところですので、それはぜひ御確認をいただきまして、当委員会に私は報告をお願いしたいと思います。 私どもの調べによりますと、まさに今おっしゃられた上毛通信サービスの役員の方というのは、お兄様には確かに昭和四...全文を見る | ||
○海江田委員 未来産業研究会というところの会計責任者などもやっておりまして、一般の理解では金庫番をおやりになっていた方というようなことでございますので、この古川さんが一体どなたから譲り受けを受けたのか。今総理からお話のあったように、役員をやっておった方から直接譲り受けを受けたのか...全文を見る | ||
○海江田委員 じゃ、それは古川さんに聞いていただければわかることですから、どうかよろしくお願いを申し上げます。 それでは防衛庁の問題に入りますが、その前に、野中官房長官にお越しをいただきましたので、野中官房長官は、これは記者会見の席上ですかね、今度のこの防衛庁の問題は、額賀防...全文を見る | ||
○海江田委員 そうなりますと、官房長官、事と成り行き次第によっては、防衛庁長官にもその責を負っていただかなければいけないこともある、そういうことでございますか。 | ||
○海江田委員 まず、この事態をしっかりと把握をしなければいけない、真相を明らかにしなければいけないということは、全くそのとおりだろうと思います。 それから、先ほど長官も、即座に調査をして二百人に聞き取りをやったということでございますけれども、実は、九月十八日にも本会議で額賀防...全文を見る | ||
○海江田委員 長官、せっかく国会が開かれている間に報告を出すとおっしゃったわけですから、そこからさらに、いや、これは努力目標だなんということはおっしゃらずに、ぜひやはり国会が開かれている間に出していただきたい。 そうしますと、今防衛庁は、藤島官房長、それから調達実施本部の石附...全文を見る | ||
○海江田委員 防衛庁長官は、新たに長官に就任をされて早速この問題で、しかも、そういう意味では防衛庁のシビリアンの要職にあった人たちを処分をしなければいけないということで、大変おつらい立場だろうとは思います。しかし、やはりここは、組織がもしそういう形で組織ぐるみの隠ぺい工作等をやっ...全文を見る | ||
○海江田委員 今委員席の方から、政治家ももちろん問題だという発言がありましたが、私も実は全くそのとおりだろうと思っております。もちろん、一般職の国家公務員の場合は、これは国家公務員法で処罰をされますが、特別職でございますから、大臣には国家公務員法による処分というのはないわけでござ...全文を見る | ||
○海江田委員 それから、会計検査院にもきょうはお越しをいただいておりますが、会計検査院は、調達実施本部の虚偽説明でございますが、この虚偽説明をそのままうのみにしておりましたね、ずっとこの間。そのことに対する責任は感じないのか、あるいはそのことによる何らかの処分等は行わないのか、お...全文を見る | ||
○海江田委員 処罰はしないんですか、全然。うのみにしているんです。うのみにしているわけだから、処分はするつもりがあるのかないのか、検査院も。そのことを聞いているんです。(発言する者あり) | ||
○海江田委員 じゃ、一切処分をするつもりはないということですか。それならそれでいいですから、言ってください。ここで言ってください。処分をするつもりがないのなら言ってください。そういうふうに言ってくださいよ。 | ||
○海江田委員 じゃ、今度の問題で、防衛庁にお願いをして、防衛庁の所管の財団に少なくとも四人の方が天下りをしておる。時期は上野元副本部長の口ききの前だとか後だとか、いろいろな説明はございますけれども、そういうことも全然構わないという話ですか、これは。 | ||
○海江田委員 それは、言うことはそういうふうに言ってきますよ。だけれどもそれが、じゃ、いいんですか、本当に。それでいいと思っているんですか。またそういうことを言ってきたら、またやるんですか、これは。何人でもやるんですか。そうやって天下りをするんですか。 | ||
○海江田委員 これは話にならないですね。 これは、会計検査院第二局長は安保委員会で、上野元副本部長から会計検査院OBの紹介を依頼されていたことを認めたということがありますね。第二局長が認めている、上野さんから検査院OBの紹介を依頼されていたと。依頼されたことは認めたわけですね...全文を見る | ||
○海江田委員 だから、これは一々るる話すと長くなりますけれども、まさにバッジシステムのところから始まってきて、そして、この上野さんという人は、やましいことをやっているものだから、何とか会計検査院の検査を逃れたいためにあれやこれや検査院にごまをすったんじゃないですか。それが、さっき...全文を見る | ||
○海江田委員 もうこれで時間がほとんどいっぱいになってしまいますので、もっとぱっと早く話が進むかと思ったのですが、全然進まないので、これはまたいずれ決算行政監視委等もありますので、そこでしっかりやらせていただきたいと思います。少なくとも、経験があるといったって、何にも、節穴だった...全文を見る | ||
○海江田委員 きょうはせっかく経企庁長官も、それから外務大臣もお越しをいただきましたが、時間がなくなってしまいました。外務大臣に一言だけ。 さっきのアメリカとの話で、KEDOの解除、これはどうされるのですか。解除について少し前向きにしなければいけないようなことを、米朝の話を見...全文を見る | ||
○海江田委員 では、私はかわります。 | ||
10月13日 | 第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第22号 議事録を見る | ○海江田委員 私は、民主党を代表して、民主党提出の金融機能の早期健全化のための緊急措置に関する法律案に対する修正案に賛成、自由民主党、平和・改革、自由党提出の金融機能の早期健全化のための緊急措置に関する法律案に対する修正案及び自由民主党提出の原案に反対する討論を行います。 自...全文を見る |
10月13日 | 第143回国会 衆議院 予算委員会 第6号 議事録を見る | ○海江田委員 私は、民主党を代表して、平成十年度一般会計補正予算案に対して、反対の立場から討論を行います。 民主党は、公共の財産である金融システムを守るため、公的資金の投入が必要不可欠であるならば、情報公開の上、国民に対して説明義務を果たし、必要な額を思い切って投入すべきであ...全文を見る |
12月07日 | 第144回国会 衆議院 予算委員会 第2号 議事録を見る | ○海江田委員 民主党の海江田でございます。 午前中の前田委員の質問に引き続きまして、まず自民党と自由党の間で取り交わしましたいわゆる自自合意書について幾つか総理にお尋ねをしたいと思います。 総理は、もちろん、これに署名をしておるわけでございますから、その中身はよくおわかり...全文を見る |
○海江田委員 今、「国際連合の総会または安全保障理事会で国連平和活動に関する決議が行われた場合には、国連の要請に従いその活動に参加する。」ということをその基本的方向において合意をしたとありますが、この中身につきまして、先ほど前田委員も指摘をしましたが、もう片方の当事者であります小...全文を見る | ||
○海江田委員 今私がお尋ねをしましたのは、小沢さんは、今総理も確認をしました、この基本的な方向性の合意というものについて、その中身は、国連軍に参加をするという認識を持っておられるわけですね。この小沢さんの認識と同じですか、それとも違うんですか、どうですか。 | ||
○海江田委員 では、総理は、この文言というのは国連平和活動に関する政策である、こういうふうな認識を持っておるということでありますね。ところが、小沢さんは、これは国連軍に参加をするという中身である。こういうふうに、両者の認識はここのところで違っているわけですね。 | ||
○海江田委員 法制局長官にお尋ねをしたいのですが、いわゆる七章国連軍について、これは現在検討中なんですか、憲法との関係で。これはもうはっきりと方針が出ているのじゃないですか。いかがですか。 | ||
○海江田委員 私は、まさにおっしゃったように、七章の国連軍、正規の国連軍については疑義が残るということは、このとおりだろうと思うのです。 これについて、正規の国連軍について疑義が残るということであれば、多国籍軍については、これはもちろん今の憲法で参加できるはずがないですよ。参...全文を見る | ||
○海江田委員 今の後半のくだりはよくわかっておりまして、それで掃海艇を派遣したわけで、あれがぎりぎりの憲法で許される範囲で、まずぎりぎりの自衛隊の行動であったというふうに認識をしておるわけでございますが、いずれにしましても、小沢党首は憲法解釈の基本的転換が必要であるということをは...全文を見る | ||
○海江田委員 その場合、では、もし自由党の党首が、いや、これはもう憲法解釈を変えるんだ、そういうことを言ったらどうされますか。 | ||
○海江田委員 仮定じゃなくて、これはテレビで言っているわけですよ。私も直接この耳で聞きましたし、それから多くの雑誌などにも書いているわけですから、見ている人はたくさんいるわけですよ。小沢さんが言ったらどうするんですか、これは。そのとおりだということになるので、国民はみんな知ってい...全文を見る | ||
○海江田委員 では、党首会談でなくてもいいですけれども、小沢さんがこういうことを言っているけれども、そのことは小渕総理が認識をしていたことと随分違うねということは言っていただけるんじゃないですか。小沢さんが今言っていることと小渕総理が考えていることは随分違うなと。違うんじゃないで...全文を見る | ||
○海江田委員 この問題だけじゃありませんで、本当に国民生活に重要な影響を与えます例えば消費税につきましても、この合意書、まず「いま直ちに実行する政策」という小沢党首がお出しをしたこのペーパーでは、政策では、「消費税については税率・福祉目的への限定など抜本的な見直しを行う。」とある...全文を見る | ||
○海江田委員 いやいや、話し合っていくことを合意したのではなくて、もう話し合いはしているわけですから、この中身について、どこにも話し合いに合意したなんて書いていませんよ。 もう一度読みますけれども、「自由党党首提案の政策については、両党党首間で基本的方向で一致した。」と書いて...全文を見る | ||
○海江田委員 では、これは方向性について一致をしたのですね。では、消費税について税率など抜本的な見直しを行うという基本的な方向性について合意をしたのですね。もう一度聞きます。 | ||
○海江田委員 大蔵大臣、税率について見直しをもう既に総理は決意をされておるようでございますが、大蔵省の中のお考え、大蔵大臣のお考えはいかがでしょうか。 | ||
○海江田委員 あともう一つございます。 「所得税、住民税等の減税規模は十兆円を目途とする大幅減税を実施する。」とございますけれども、小渕総理が総理に立候補されて、政権構想のときから六兆円を超える大幅な減税というお話は承っておるのですが、十兆円を目途とした、めどとした大幅減税を...全文を見る | ||
○海江田委員 六兆と十兆というのは、四兆円差があるわけです。六兆円を超えるという、まあ七兆円ぐらいなら、七兆から八兆の間だったら、これは六兆円を超えるでいいわけですけれども、十兆円を目途としたということになると、じゃ、八兆から上の減税をやるということですか。 | ||
○海江田委員 今、総理は、自由党から減税について強い要望があるというお話がございましたけれども、実は、この減税を一番熱心に言っておられたのは小渕総理じゃないですか。 あの自民党の総裁選挙のときに政権構想を小渕さんはおつくりになって、もう一人、もちろん対立の方もおつくりになりま...全文を見る | ||
○海江田委員 法人税についてはやったばかりだというお話もありましたし、それから、中身について今詰めをしてもらっているんだというお話でございますが、私が読みましたこの総理の、当時は総理候補のこの政権構想の中では、はっきりと減税の中身についてうたっているわけですね。法人税の実効税率を...全文を見る | ||
○海江田委員 総理、総裁選で言ったからおやりなさいということを言っているんじゃなくて、総理が何で総裁候補のときその問題を、まさに第一は金融再生でしたけれども、二番目に言ったかは、やはりこの日本の景気を回復していく上で、減税をやって個人の消費を拡大させるということが喫緊の課題であっ...全文を見る | ||
○海江田委員 私どもは、この臨時国会も前の臨時国会も、これはもっと長くやれとかもっと早くやれとかいう話を主張しておりますから、だから、十分間に合うわけです。 あともう一つ、今、所得税についてはどんなに早くても四月から、早くて四月ですから、場合によっては五月、六月になる可能性も...全文を見る | ||
○海江田委員 これはもう私が申し上げるまでもないと思いますけれども、企業の決算というのは三月に集中をしておりますね。資料を調べてみますと、三月に決算月になっております法人の数は全体の二〇・二%でございます。その次に多いのが六月の一一%、それから九月の一〇・八%、こういう順番になる...全文を見る | ||
○海江田委員 大蔵大臣、じゃ、一月から開始の年度の企業については、法改正は四月でありましても、これを適用するということはお考えなんですか、どうですか。 | ||
○海江田委員 ちなみに、法人の数でいいますと一月が三・六%、所得の構成でいきますと二・二%。二月が六・六、四・〇%。そして三月が先ほどお話ししたような二〇・二で六二・五ということになるんですから、私はここは何も、確かに役所ですから年度の変わり目というのは四月ですけれども、これは役...全文を見る | ||
○海江田委員 これはぜひ総理、お答えいただきたいわけでございますね、本当に。そんなに難しい話じゃないのですから、これは。 それから、これはぜひ総理にお話をしていただかなきゃいけないのですが、私どもは、やはり所得税の減税もできるだけ早くやるべきだという考え方ですから、本当はでき...全文を見る | ||
○海江田委員 では、緊急経済対策とそれから補正予算、第三次の補正に入りますが、十一月十六日に緊急経済対策を発表されて、総額二十四兆円、二十兆円を大幅に上回る、戦後というより史上最大規模の経済対策だというふれ込みでございましたけれども、私は、こういう二十四兆円、史上最大規模の景気対...全文を見る | ||
○海江田委員 足りないということは言えないと思いますが、ただ、二十四兆の夢を語っておいて、実際にこの三次補正で出てきたのが五兆円だ。私は、大蔵大臣は、恐らく地方の公共事業の分を入れていないから地方の公共事業分を入れるともう少し七兆円ぐらいになりますよというようなことを、あるいは、...全文を見る | ||
○海江田委員 では申し上げますけれども、先ほど経済企画庁長官からもお話がございましたけれども、七—九月期のGDPが前年比でマイナス〇・七%、年率計算にするとマイナス二・六%。一応、政府では十月に下方修正をしてマイナス一・九%という数字を出しておりますが、このマイナス一・九%を達成...全文を見る | ||
○海江田委員 マイナス一・八がしんどいかなというのは正直なお話だろうと思うんですが、まさに、来年、九九年度にプラス成長にするということ、それから、その後の二〇〇〇年は安定成長にするということ、これはもう国際公約になっておるわけですね。 来年度のこのプラス成長、あるいは再来年の...全文を見る | ||
○海江田委員 経済企画庁長官も、やはり長官になりますと、ここまで出かかっていても言いにくいことがいろいろあるんじゃないかなと思いますが、最近やたら明るい見通しを振りまいておられて、ただ、それがきちっと守られなければ、確かに景気は気という部分がありますからマインドも大事なわけでござ...全文を見る | ||
○海江田委員 大体でいいんですが。一万……(小渕内閣総理大臣「一万二千円ぐらい」と呼ぶ)一万二千円ぐらい、それはちょっと昔のことですね。今、一万三千三百円ですね、これは。 ですから、国民年金の方は大抵夫婦で入りますから、二万六千六百円。それから、二十歳以上の大学生なんかがいま...全文を見る | ||
○海江田委員 三分の一から二分の一にやることによって二・二兆円の財源が必要になるということはもうわかっておる話で、まさにこの二・二兆円というのは消費税の一%分にほぼ相当するわけでございますから、私どもは、消費税は歯を食いしばって現行の五%を頑張らなければいけないということを主張し...全文を見る | ||
○海江田委員 あともう一つ。民主党では、児童手当を抜本的に拡充をして、まあ拡充というよりは新しい、私どもは子供手当という名前に変えようということですが、現在、児童手当は御案内のように三歳で打ち切られますが、三歳で打ち切られるのは少しおかしいのじゃないだろうか、まさにそこから教育費...全文を見る | ||
○海江田委員 私は総理にいかがですかというお尋ねをしたので、今厚生大臣がお話をしたようなことは全部わかっているわけで、私もその要点をかいつまんでお話ししたわけですよ。それをここへ出てきて、時間が限られているのに何分おしゃべりになりましたか。そういうことをやるから本当に国会の議論が...全文を見る | ||
○海江田委員 時間が参りましたので、岩國委員に交代します。どうもありがとうございました。 | ||
12月08日 | 第144回国会 衆議院 本会議 第5号 議事録を見る | ○海江田万里君 私は、民主党を代表して、政府提出の平成十年度第三次補正予算案に対して、反対の討論を行うものであります。(拍手) 我が国は未曾有の長期不況にあり、国民は不安な気持ちで毎日を送っております。右肩上がりの経済成長、官主導の経済システム、年功序列、終身雇用制度が揺らぎ...全文を見る |
12月08日 | 第144回国会 衆議院 予算委員会 第3号 議事録を見る | ○海江田委員 私は、民主党を代表して、政府提出の平成十年度第三次補正予算案に対して、反対の討論を行うものであります。 民主党は、さきの臨時国会を延長し、恒久減税を含む抜本的な景気対策を早急に取りまとめ、補正予算を成立させるよう提言いたしましたが、政府は早々とさきの国会を閉じ、...全文を見る |