柿沢未途

かきざわみと

小選挙区(東京都第十五区)選出
自由民主党
当選回数5回

柿沢未途の2013年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月08日第183回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○柿沢委員 みんなの党の柿沢未途でございます。  安倍政権が発足して以降、株高が進み、きょうは一万一千百五十三円、円安が、きょうは九十三円台ですか、進行しております。大変好ましいことだと思います。経済成長による国民の福利増進という目標を達成するために理にかなった政策を実行してく...全文を見る
○柿沢委員 大変思い切った御答弁をいただきました。  さて、では、今回の緊急経済対策です。  必要性が高く、効果の高い事業に重点化した、総理も財務大臣もお話をされておられます。本当にそうでしょうか。緊急経済対策として、経済への即効性があって、高い投資効果の見込める対策になって...全文を見る
○柿沢委員 財務大臣も同じ見解ですか。十三兆円の補正予算を組んだ御本人ですから。
○柿沢委員 事業費ベースで二十兆円の需要追加をしました、官民で。GDPが押し上がるその効果が十兆円分だということが本当にコストパフォーマンスとして十分であるのかどうか、こういうことをお尋ねさせていただいたわけですが、私は、これは予算の中身にやはり問題があるのではないかと思います。...全文を見る
○柿沢委員 林農水大臣、今、大変小声で御答弁をされましたが、三つの独立行政法人で十三の改修、これはいいかもしれない。二十の建てかえをやる。これは建設公債の対象経費ですよね。つまり、借金して建てかえるんですよ、独立行政法人の研究施設を三十以上も。どうですか、本当に防災対策の推進、そ...全文を見る
○柿沢委員 まず、〇・六億が五百億になったわけではないと言いますけれども、この〇・六億は別の話だということは、ゼロが五百億になった、こういうことですよね。  なおかつ申し上げれば、先ほどお尋ねを申し上げた後半の問いに対するお答えがまだないんです。五百億の投資によって、成長による...全文を見る
○柿沢委員 これは、今後また精査をさせていただきたいと思います。また、この場は国民の皆さんがテレビを通じて国会の審議を見ておられる場ですので、そういったやりとりがどういう形で国民に映るかということもあるかなというふうに思います。  これは、私たちから言わせれば、補正予算だという...全文を見る
○柿沢委員 つまり、御答弁は、これは五百五十億だといっても、都道府県にそれぞれ基金を造成して、造成された基金、既存のものですけれども、そこにお金を配分するというやり方だから、執行は基金を取り崩して来年度以降ということになる、そういうことで、五百五十億円、いきなりこの時期に積んでも...全文を見る
○柿沢委員 十一月に指摘を受けて、その上で、一月にまとまった補正予算には今までの予算の三倍を積む、これはやはりあり得ない。しかも、効果の高い、緊急性の高い、そういう事業に重点化をした、こう言っている緊急経済対策、補正予算にこうした項目が紛れ込んでいて、そして、私がお尋ね申し上げた...全文を見る
○柿沢委員 今の社長の日興証券の方というのは、元農林中金の副理事長さんなんです。  そもそも、GDPへの寄与度が一・五%程度しかない農林水産業への予算投入が八千億円にも上るということ自体が、緊急経済対策としてどうなのか。しかも、独法の箱物整備だったり、官民ファンドへの出資だった...全文を見る
○柿沢委員 きのうも議論になりましたけれども、原子力規制庁の前審議官による、断層評価報告書の原案が原電の常務に漏えいされていた、こういう問題がありました。これは、内規違反でもあり、八回も会っていたというんですから、わかった上での出来事だと思います。  原子力村、こんなふうに形容...全文を見る
○柿沢委員 田中委員長、田中委員長は、我々の側からは、本当にやってくれるのか、そして一方の側からは、あなた、厳し過ぎるんじゃないのか、こういうふうに双方から批判をされている、どこまでやるのかということが大変注目をされている存在だと思うんです。しっかり頑張っていただくことを期待して...全文を見る
02月13日第183回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○柿沢委員 みんなの党の柿沢未途でございます。  先日、八日の予算委員会基本的質疑でも補正予算の中身について問いましたけれども、費用対効果に疑問が投げかけられた森林整備、林業再生のための都道府県の基金事業に、いきなり今までの三倍の五百五十億円も積んだり、必要性についても効果につ...全文を見る
○柿沢委員 要するに、例年の予算と比べて、もっと言えば、民主党政権時代の予算と比べて補修や老朽化対策に重点化したと言うから、どう重点化したんですかと聞けば、額は小さいものであるけれどもそういう気持ちだ、そういうことなんでしょうか。数量的にその根拠が示されているというふうには私には...全文を見る
○柿沢委員 今申し上げたのは、成長による富の創出ということで計上している分は、それに予算を投入すれば経済成長がもたらされる、しかも、富の創出と言うぐらいですから、顕著にもたらされる、こういうエビデンスがあるんですねということをお尋ねしたんですけれども、それに関するお答えは残念なが...全文を見る
○柿沢委員 これは財務大臣にも御通告をさせていただいておりますが、資料をごらんいただくとわかるとおり、同じように北海道地域連携道路事業費も、防災対策の推進を図るため、成長による富の創出を図るため、こういうことに書いてある。また、港湾事業費もそうです。また、空港整備事業費もそうです...全文を見る
○柿沢委員 定量的にこういうメルクマールがあって、それを上回った場合は計上するとか、こういうことでないと、効果的な事業に予算を重点的に配分をしているというふうには言えないと思うんです。そういう意味では、政府の各省庁の方々がこれは成長に資するんだと言えば、何でも成長に資することにな...全文を見る
○柿沢委員 だんだん、私たちがそう言っているからいいんだみたいな話に聞こえてくるんです。防災対策の推進しかり、そして成長による富の創出しかり、どういう定量的な効果があるんですか。特に、成長による富の創出と言うからには、経済成長にどう資するんですか、この事業は、この予算はとお聞きを...全文を見る
○柿沢委員 そんなことは存じています。財政法上の実施計画ということで、予算成立後に所管大臣が実施計画を策定して、財務大臣の承認を得て決定する、こういう決まりだからなかなか難しい点がある、こういうことは実は前政権の閣僚の皆さんもお答えになられているんです。しかし、その上で、箇所づけ...全文を見る
○柿沢委員 具体的な事業に、これに投じます、それが見えて初めて、それが本当に必要であるのか、緊急性があるのか、こういう判断ができるようになるわけではありませんか。だからこそ、それをお出しいただいて、そして、それをもとに審議を進めることが有益だということを申し上げているわけです。そ...全文を見る
○柿沢委員 法案を出す、出さないについて御答弁がありませんでしたが、御決意としては、渡辺行革担当大臣時代の考え方と基本的な考え方の趣旨は変わっていないということだと思います。そのお言葉の一端に決意を感じさせていただくものではありますが、現状を見ると、七月までの期限の間に事をなして...全文を見る
○柿沢委員 国家公務員制度改革本部事務局の事務局長は、政権交代以来、民主党政権時代の事務局長が御退任をされて、その後の事務局長の新しい選任がないまま、この間ずっと時間が経過をしている、こういう状況なわけです。  この体制では、幾ら稲田大臣が御答弁をされても、本気で公務員制度改革...全文を見る
○柿沢委員 印象としてはどんどん答弁が後退しているように思われます。それだけ申し上げて、終わります。
02月28日第183回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○柿沢委員 みんなの党の柿沢未途でございます。  安倍総理は、日米首脳会談を経て、TPP交渉参加を決断されたようであります。私は大変結構なことだと思います。総理就任から二カ月、大変迅速な判断だった。  何しろ、つい十二月の衆議院選挙では、自民党の候補者はこんなポスターをつくっ...全文を見る
○柿沢委員 これを踏まえて、こういう御表現もされておられたかと思いますので、基本的には、これを踏まえて交渉参加に向けて臨んでいくということなんだと。とすると、これは物すごく網羅的で、本当に多岐にわたる分野について、これもあれも、これもあれもと入っているわけで、これでは本当に交渉参...全文を見る
○柿沢委員 日本の食文化を広げることで米の輸出を拡大していこう、こういう御答弁でありました。それはそれで私は大変重要なことだというふうにも思います。  その一方で、この一千二百万トンから八百万トン、二〇一三年には八百万トンを切る水準になるかもしれません。こういう生産量の減少、そ...全文を見る
○柿沢委員 日本は七七八%の関税を米に対してかけて、国内価格を高い水準に維持している。その結果として、日本の米は、品質はいいけれども、高くて、国際的に見ればなかなか競争力がない、こういう状況になっているわけです。  これを、関税の引き下げ、撤廃によって、まさに高品質の日本の米、...全文を見る
○柿沢委員 私たちから見れば、こうやってTPPに参加をし、そして日本の農業の国際的な産業競争力といいますか、それを高めて、海外のマーケットを獲得できるものに生まれ変わる、これがTPPの果たすべき農業に対する役割ではないかと思うんです。  弱った農家がその脆弱な体質のままさらなる...全文を見る
○柿沢委員 三つのパラグラフで構成されていることは事実でありますが、しかし、この第一パラグラフの、第一段落のここの部分。まさに全ての物品を交渉のテーブルの上にのせる、これはとんでもない発言だといって、かつて国会審議で、民主党政権に対して自民党の皆さんがむしろ大変厳しく批判をしてい...全文を見る
○柿沢委員 全ての物品は交渉のテーブルにのせられる、こういうことが共通合意事項としてこの共同声明に書かれた、こういうことだということであります。  では、次のパラグラフもあるんだという話でしたので、次の段落、次のパラグラフに行きましょう。  ここがまさに共同声明の成果の核心部...全文を見る
○柿沢委員 いや、もともと、午前中の審議でも出ていましたけれども、そもそも、交渉参加に当たって、あらかじめあらゆる関税を撤廃しますなんということは求められているんですか。求められていないのではないかと思います。カナダもメキシコも、交渉参加に当たって、あらかじめ全ての関税を撤廃しま...全文を見る
○柿沢委員 今、原則撤廃だというお話が岸田外務大臣から出たわけです。原則撤廃だけれども、最終的には交渉の結果に委ねられている。ここのところは確かにそういうふうに書かれていますけれども、しかし、最終的に聖域なきということになるのかならないのかということは、それこそ交渉で決まるわけで...全文を見る
○柿沢委員 聖域なき関税撤廃ということを、要するに、全ての関税撤廃をあらかじめ宣言するということが交渉参加の条件だということは、どこにもなかったわけです。  それを、結果としてこの文章化をした。文章化をした後、その後、この三つ目のパラグラフがついてきたわけです。日米両政府は、T...全文を見る
○柿沢委員 結局、この共同声明で何をかち取ったんでしょうか。  TPPが高い水準の貿易自由化を目指すものであるのは事実でしょうけれども、全ての関税撤廃をあらかじめ約束せよとはそもそも求められていない。カナダもメキシコも求められていない。求められているのは全ての物品を交渉のテーブ...全文を見る
○柿沢委員 いや、この共同声明の線でいいんだったら、今まででもこれはよかったということになるんじゃないかと思うんですよ。全ての物品をテーブルの上にのせて、これでいいというんですから。  しかし、これまでは、自民党の皆さんの多くは断固反対、絶対反対だったわけです。そして、TPP交...全文を見る
03月13日第183回国会 衆議院 予算委員会 第13号
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○柿沢委員 みんなの党の柿沢未途でございます。  震災二周年追悼式が三月十一日に開かれました。  お母様を亡くされた、岩手県宮古市の山根りんさん。  多くの命が犠牲になった中、助かったからには、生きて人の役に立つことが自分の使命だと考え、世界の自然災害が発生した国々において...全文を見る
○柿沢委員 安倍総理、それは若干違います。  執行率が五〇%だという話ですけれども、この執行率というのはどういうふうに出しているかというと、箇所づけが済んだものイコール執行率にカウントされているんです。支出に結びついたもの、支出率といいましょうか、これは実は物によっては一〇%に...全文を見る
○柿沢委員 後ほど、このおらほもあんだほもがんばっぺしバッグをお届けしたいと思います。おらほもあんだほもですから、あんだほもがんばっぺしバッグでございますので、大変失礼な呼び方をしてしまいましたが。  一台一万八千円のミシンですけれども、これはお金で渡せばすぐに消えてしまいます...全文を見る
○柿沢委員 ありがとうございます。  ミシンだけでなく重機免許プロジェクトというのを、私もお手伝いして二〇一一年五月に立ち上げました。二〇一一年五月ですから、発災二カ月後ですね。被災した人たちに重機の免許を取得してもらって、復興事業での雇用につなげようというものであります。岩手...全文を見る
○柿沢委員 先ほどミシンの話もさせていただいたのはまさにそういうことで、別に重機に限ったことではない。また、被災地の、津波で一番何もなくなってしまったところは、職業訓練機関もないわけです。そういう意味では、私は、出前をしたり、現地に出ていって、そして仮設住宅群の中でそうしたことを...全文を見る
○柿沢委員 パネルを見ていただくと、これは、みんなの党が立案をした特定原子力被災地域土地利用法案のスキームであります。小野次郎参議院議員が双葉郡内の町村長の意見も聞きながらつくり上げたものであります。簡単に言うと、立ち入り制限が行われている地域について、土地所有者の要請や同意に基...全文を見る
○柿沢委員 若干、私たちのスキームに対して誤解があると思いますけれども、次の質問に移りたいと思います。  安倍総理の胸にはオリンピックのバッジが光っております。東京選出の私の胸にももちろんあります。  きょうは、もう一つバッジをつけています。ラグビーワールドカップ二〇一九日本...全文を見る
○柿沢委員 建設に当たってどうかということだったわけです。  何か、事前に復興庁にお伺いをすると、ここの部分は根本大臣に答弁を委ねてある、こういう話だったんです。ぜひ御答弁をもう一度お願いして、質問を終わりたいと思います。
○柿沢委員 まあ、ほぼ答弁をいただいたというふうに解釈をしたいと思います。  心の復興が何よりも大事です。大切なものを喪失した人が、やはり新たな生きがいを持って再び前に歩んでいく、それこそが復興だというふうに思います。  そのことを申し上げて、きょうの質問を終わらせていただき...全文を見る
04月05日第183回国会 衆議院 予算委員会 第19号
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○柿沢委員 みんなの党の柿沢未途でございます。  冒頭、今入ってきたニュースについてお伺いをしたいというふうに思います。  収束作業中の福島第一原発三号機使用済み核燃料のプールの冷却が停止をした、こういう話が原子力規制庁より発表されているようです。事実について答えられる方がい...全文を見る
○柿沢委員 これは、午前中の質疑でも、いわゆる冷却プールの電源の停止、こういう話についてさんざんやりとりがあったと思います。大変重大だ、こういうことが言われておりました。  そういう中で、この集中審議をやっている最中に、核燃料プールの冷却がとまってしまう、しかも、一カ月もたたず...全文を見る
○柿沢委員 原子力規制委員会、そして原子力規制庁は、先日の電源停止の点でも東京電力に再発防止ということを恐らく指導されてきたと思います。そういう中にあって、きょう、こういう出来事が起きてしまっているということについて、ぜひ、田中委員長、何かお考えがあればお伺いしたいと思います。
○柿沢委員 あってはならないというお言葉でしたが、そのあってはならないことが立て続けに起こってしまったわけであります。  また、先日の事象というか冷却の停止の件については、そもそも事実の公表が速やかに行われなかったということが大変大きな不安を広げたというふうに思います。その点に...全文を見る
○柿沢委員 私は、捜査官のようにこの問題について微に入り細に入りこれから追及をしよう、そういうつもりは実はありません。要するに、私が言いたいのは、福島第一原発事故というのはどうやって発生をしたのか、地震か津波か、そして、どのようにしてあのトリプルメルトダウン、爆発、レベル7の史上...全文を見る
○柿沢委員 国会事故調の田中三彦元委員に、今いろいろとここまでの経過をお話しさせていただきましたが、もちろん、建屋の一号機の四階に入って実際に現場を見たい、こういうことでありますから、事故の原因と、また事故がどのようにしてあのように最悪の事故になってしまったのか、こうしたことにつ...全文を見る
○柿沢委員 福島第一原発の内部では一体何が行われているか。建屋の中で毎日毎日、事故収束に向けた作業が行われている。作業が行われている中で、瓦れきの撤去、こういうことで現場の保存がだんだんだんだん失われていく状況にあるわけです。これが相当程度進んだ段階で中に入っても、もうその事故の...全文を見る
○柿沢委員 この間、田中原子力規制委員長は、世界最高水準の安全基準を目指すんだ、こういうことを再三おっしゃられていたと思います。  パネルを出しましたが、これまでの日本の原発の安全基準というのは、欧米の原発に適用されている国際標準の安全基準に比べて著しくレベルの低いものだったと...全文を見る
○柿沢委員 もう一回お伺いします。それを全原子炉に三年間で適用して、そして適合審査を終えることが可能なんですかということです。
○柿沢委員 これからやり始める安全基準、規制基準ですので、かつ確率論的ハザード解析のスキルが日本にはなかった、これは国際標準が日本にはなかったということですから、大変残念な現状なんですけれども、それをプラクティスを重ねて物にしていく、こういう御答弁だったと思います。  もう一つ...全文を見る
○柿沢委員 クリアできるんですか。  先ほどの、東日本大震災、福島第一原発事故の究極的な原因になった地震と津波です。千年に一度です。今目指すのは百万年に一度。百万年に一度というと、単純な計算をすると千年に一度の千倍の規模ですよね。これを想定して、それに耐え得るということは、なか...全文を見る
○柿沢委員 世界最高水準の安全基準、規制基準を目指すという言葉のとおりになっていくのかどうか、今のやりとりを聞いていて、大変これからの行く末を注視していかなければならない、こんなふうにも思わせていただいたところです。  さて、スリーマイルアイランド原発事故を受けて、アメリカNR...全文を見る
○柿沢委員 パネルを出していただきたいと思います。  これは、日本国内の原発から二十キロ、五十キロ、百キロ、二百キロ、これをプロットするとこうなるという地図です。  九州方面を見ていただくと、玄海原発、UPZとなる三十キロ圏内に壱岐という島があります。三万人が居住している島で...全文を見る
○柿沢委員 もう一度見ていただくと、オレンジ色のエリアが原発から百キロエリアですけれども、例えば浜岡原発、仮に、これは想定外を考えないとすれば、事故があり、放射性物質が大量放出された場合、東海道新幹線や東名高速、こういうものもシャットダウンをしなければいけない場合が出てくると思い...全文を見る
○柿沢委員 時間も押してまいりましたので、質問を最後にしたいと思います。  ここまでいろいろ伺ってきましたが、福島第一原発事故の原因究明も、世界最高水準という新安全基準、規制基準の策定そして適用も、また、避難計画なくして稼働計画なし、こういう防災指針あるいは防災計画、その策定及...全文を見る
○柿沢委員 総理は。
○柿沢委員 注視していきたいと思います。  終わります。ありがとうございました。
○柿沢委員 みんなの党の柿沢未途でございます。  四人の公述人の皆さん、本当にありがとうございます。  漁業特区の話はもうやめたい、こういう話ですから、菊地公述人と須能公述人には余りお尋ねが行かないかもしれませんが、お許しをいただきたいと思います。  それで、針生公述人には...全文を見る
○柿沢委員 きょう、この参考人質疑というか地方公聴会を聞いておりますと、針生さんのおっしゃることに各政党の方々は非常に賛同的な御意見をおっしゃられていて、私、心強く思ったんですが、では、なぜこれが実現しないんだというふうにも思うんです。  その一兆円の予算をつけているのは主に国...全文を見る
○柿沢委員 大変どぎついお言葉をいただいてしまいましたが、そういう構造なきにしもあらずということなのかもしれません。  須能公述人が、冒頭の意見表明で、自然への畏敬を忘れて埋立地に住んでしまった、こういう言葉がありまして、非常に印象的でした。  気仙沼に行ったときに、実はあの...全文を見る
○柿沢委員 大変意義深いやりとりができたように思います。  大山公述人にお伺いをいたします。  ニューオーリンズという都市がアメリカにあります。ニューオーリンズは、ハリケーンのカトリーナでそれこそめためたにやられました。その後に何が起きたか。アイデアビレッジというNPOができ...全文を見る
○柿沢委員 仙台経済同友会代表幹事という肩書を持つ方から、私はコンクリートの防潮堤は反対です、こういうお言葉を聞いたのは、私は正直申し上げて意外でもありましたし、やはり現場に赴いて現場を知る人の話を聞かなければ、正しい政策はできないんだなということを感じさせていただいたような気が...全文を見る
○柿沢委員 どうもありがとうございます。  ちょっとこだわるようですけれども、教育の部分です。  十八歳人口一人当たりの東北大の合格者、これを比べてみると、宮城県は十万人当たり百六十九人合格している、秋田百二十六人、岩手百十二人、山形百十人、青森百一人、そして福島は五十六人な...全文を見る
○柿沢委員 時間も参りましたので終わりにさせていただきたいと思いますが、非常に多くの部分で問題意識を共有できたのではないかと思います。これを具体的にソリューションとしてどう結びつけていくのかというのは、私たちの側の仕事でもあるんだろうというふうに思いました。  本当にありがとう...全文を見る
04月11日第183回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号
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○柿沢委員 みんなの党の柿沢未途でございます。  四人の公述人の皆さん、本当にお疲れさまでございます。ありがとうございました。  今まで十五分の持ち時間で四人の方がやられたわけですけれども、私は十分なものですから、きょうは、正直申し上げると、小黒公述人との対話のような形になっ...全文を見る
○柿沢委員 先ほど、年金の積立方式への移行は可能だ、こういうプレゼンテーションをしていただきました。  二点、やはりこれはできないんだという有力な、よく言われる反論があります。一つは、暗黙の債務の問題。要するに、既裁定債務というか、ここの部分について膨大な積み立て不足があるので...全文を見る
○柿沢委員 さらに言えば、これは、現行制度のいわばつくりかえ、これで対応できる制度変更だということも大変重要だというふうに思います。それによって、自分が払ったものはいつか必ず自分のところに返ってくる、この負担と給付の関係性、連続性が保たれることによって、私は、年金制度に対する信頼...全文を見る
○柿沢委員 十分は短いということを痛切に感じました。  終わります。
04月16日第183回国会 衆議院 予算委員会 第23号
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○柿沢委員 みんなの党の柿沢未途でございます。  締めくくり総括質疑までたどり着きました。皆さん、お疲れさまでございます。  きょうは、予算案審議の最後として、まさに日本国の国家経営のインフラを整える公務員制度改革に関連して、具体的な人事について伺いたいと思います。  どう...全文を見る
○柿沢委員 この答弁は、私は非常に大きいと思います。  後でこの話については続けてお話ししたいと思いますが、この名雪さんですけれども、原子力規制庁審議官を更迭されてから、文部科学省大臣官房付、こういう、ある種待命ポストに置かれていたわけです。そこから二カ月で国立大学教授というの...全文を見る
○柿沢委員 今、反省の弁を語られましたけれども、そういう意味では、原子力規制庁というものが立ち上がって早々、今、公開の場で電力事業者とやりとりをする、規制基準のあり方について議論をする、私はそれは全く否定することはありません。しかし、この場合は、そもそも、作成段階の報告書の案につ...全文を見る
○柿沢委員 この山形大学の重粒子線がん治療施設準備室本部企画室の教授に就任をされるということであるわけですけれども、放射線医学については、放射線医学総合研究所の重粒子医科学センター、こういうところでサイクロトロン運転室前室長という方を教授として別途招聘しているわけです。一体、名雪...全文を見る
○柿沢委員 しかし、この研究開発費があったからこそこの人事が生まれ得た、こういうことも、私たちから見ればそのように見えてしまうわけであります。  そもそも、民主党政権が閣議決定した退職管理基本方針自体、当時野党であった自民党の皆さんがさんざん批判していたものだと思います。  ...全文を見る
○柿沢委員 自民党政権のときに出てきてもそれは容認できない、こういうようなものを平気で閣議決定してしまう、こういうことを、提案された、提起をされた時点ではおっしゃっていた方もいたわけです。こういう考え方に基づいて問いかけをさせていただいたわけでありますけれども、残念ながら、高い問...全文を見る
○柿沢委員 しかし、これについて、例えば仕様書を出してほしいとか、積算の調書はあるか、業務報告書はありますか、こういうことをお聞きしたんですけれども、運営費交付金として出されているのでこういうものはない、こういう話でありました。  しかも、十万組の母子を目標に進められている個別...全文を見る
○柿沢委員 これは本当に、なぜ運営費交付金という形で支出をしているかという話なんです。これは、やはり環境省の、独立行政法人はよく省庁の植民地だなんて言われますけれども、これだけの大勢の方が現役出向されている、ここに予算を落とすために、エコチル調査のコアセンターとして、そして運営費...全文を見る
○柿沢委員 問題はない、規制はない、こういう御答弁をいただきました。  終わります。
04月24日第183回国会 衆議院 国土交通委員会 第7号
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○柿沢委員 みんなの党の柿沢未途でございます。  今回の気象業務法の改正で、警報の上に特別警報というのができることになったわけでありますが、今資料をお配りさせていただいておりますけれども、これは、大雨が原因となる災害に関する情報、発令されているだけでもこれだけあるんですね。 ...全文を見る
○柿沢委員 聞いて、わかりましたか。数年に一度と数十年に一度だと。  この違いを区別して、住民が、あるいは市町村長が何らかの行動を判断する、こういうことが本当にできると思いますか。
○柿沢委員 整理してわかりやすくしようというときに、何でふえるんですか。大雨に関する情報の種類だけでもこれだけのものがあって、それぞれ、市町村長の避難勧告、避難指示の判断にも結びついている。その判断の基礎になる気象庁の情報発信がこれだけ錯綜していて、どれがどれだけ危険性を伝えるも...全文を見る
○柿沢委員 今、お聞きをいただきましたとおり、そもそも大雨警報というものが重大な災害のおそれがあるときに発令をされているものなんです。土砂災害等々ですね。しかし、今そのような感覚で大雨警報というものを受けとめている人は少ないんじゃないかというふうに思うんですよ。  実際、この法...全文を見る
○柿沢委員 警報も特別警報も、その危機感を伝えて迅速な避難に結びつけるため、こういうことなんだと思うんです。その避難の判断というのは、一体誰が行うんですか。  災害対策基本法上、避難勧告、避難指示は、市町村長が行うことになるわけですよね。市町村長は、住民生活に大きな影響を及ぼし...全文を見る
○柿沢委員 だったら、なぜ大雨警報なのかということなんですよ。  災害の発生のおそれに着目をして、しかも市町村長が避難の行動に決断、判断をするために資するような情報の出し方というのであれば、これは大雨という原因に関する情報ではなくて、まさに起きる結果、例えば土砂災害警報とか、本...全文を見る
○柿沢委員 もう一回、これを見てわかるかということをぜひ皆さんに御認識いただきたいと思います。  天気図を読むプロというのは、気象庁、気象台にいるわけです。しかし、避難勧告、避難指示を出すのは、災害対策基本法上、市町村長であるわけです。市町村の役場には気象のプロはいない。だった...全文を見る
○柿沢委員 現実には、例えば市町村の地震計というものも、統一したネットワークの中で観測に役立てておられるわけですよね。だから、今のお話を聞いていても、私は、気象のプロが都道府県の職員として移管をされ、都道府県の業務、あるいは市町村でもいいと思いますが、そういうところで能力を発揮し...全文を見る
○柿沢委員 海洋気象台を廃止したということではあるわけですけれども、しかし、気象庁全体の定員には全く何の変更も影響も及ぼさない、こういうことであるわけです。  同時に、舞鶴海洋気象台を廃止しておりますが、ところが、新たに気象庁の本庁組織である日本海海洋気象センターなるものを舞鶴...全文を見る
○柿沢委員 私に言わせれば、そもそも、なぜ日本海にだけ本庁組織としてこんなものが置かれるのか、全くわからないんですけれども、さらに加えて言えば、そこで行われるような今おっしゃった海洋気象観測業務は、独立行政法人の海洋研究開発機構がもっと精度の高いものを現に行っているんじゃないです...全文を見る
○柿沢委員 別に、この法案の方向性に全く完全に反対をするつもりは全然ないんです。しかし、今話を聞いていくと、だんだん気象庁さんが何を意図してこの法案を出しているのか、よくわからなくなってくる部分もあるんです。  しっかりと、本当に国民の生命と財産を守る、そして、市町村の住民を守...全文を見る
04月25日第183回国会 衆議院 東日本大震災復興特別委員会 第6号
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○柿沢委員 みんなの党の柿沢未途でございます。  この三年半ほどの間で二百八十回ほどの国会質問を行わせていただいてきましたが、本当のことを言うと、トップバッターをやるのはもしかしたら初めてかもしれません。大変なれないことで緊張しておりますが、お許しをいただければというふうに思い...全文を見る
○柿沢委員 本当にそうなっているんでしょうか。  仙台市で、先日、予算委員会の地方公聴会をやりました。そこで、私がお招きをしたんですが、建築家の針生承一さんという方が、十メートルのコンクリートの防潮堤で閉ざされた海の見えない漁村というのは果たして安全なのか、こういう問いが投げか...全文を見る
○柿沢委員 つまり、五十年たったら基本的にはまたつくり直さなきゃいけない、こういうものなわけですよね。  さらに、それが仮に完成したとしても、三・一一のような津波が襲った場合は破堤、溢水をしてしまうので堤防はない、こういう前提で対策を立てるように、こういうふうに例えば宮城県は指...全文を見る
○柿沢委員 これが、二十一世紀半ばにおける日本のあるべき姿を目指して行われるべきこととされている復興の姿なんでしょうか。  このような復興計画がいかにしてつくられたか。既に、平成二十三年十一月二十九日の復興特と国土交通委員会で私自身取り上げさせていただいていますが、国土交通省は...全文を見る
○柿沢委員 ぜひ成果が上がるようお願いをしたいというふうに思います。  次に参ります。  水産特区第一号が先日認定された、こういうニュースがありました。日本の漁業というのは、小規模零細な個人経営の漁業者が中心であり、平均年収も二百五十万。百万円程度、こういう例もあるということ...全文を見る
○柿沢委員 次へ行きます。  震災瓦れき。東北三県、災害廃棄物発生推計量、これは震災直後の二〇一一年六月とことし二月を比較すると、三県で平均で大体二五%減少している、こういうことが言われています。その一方で、被災三県では、震災瓦れきの処理のために仮設の焼却炉を猛烈な勢いでつくっ...全文を見る
○柿沢委員 先ほど申し上げたとおり、この仮設の焼却炉というのは、設置されて一年足らずで撤去が開始をされてしまう、こんな状況にもなっているようであります。状況からしてやむを得なかった、こういう説明もあると思いますけれども、ある意味では、つくった途端にスクラップ、こういうことになって...全文を見る
04月26日第183回国会 衆議院 国土交通委員会 第8号
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○柿沢委員 みんなの党の柿沢未途でございます。  きょうは、ボーイング787のバッテリーの問題についての集中的質疑、こういうことでありますが、アメリカでは、NTSB、運輸安全委員会の公聴会が行われて、その模様がいろいろと報道されております。国土交通省としても、その模様を皆さん注...全文を見る
○柿沢委員 これは、原発の安全思想でも言われる、いわゆる想定外を置かない、あらゆることを想定して、それでもなお安全性が保たれる、こういう思想をボーイング社の幹部の方が披瀝したものだということが今の御答弁でおわかりをいただけるのではないかというふうに思います。  これが新聞記事に...全文を見る
○柿沢委員 具体的な中身についてお触れをいただいて大変結構だと思うんですけれども、一方で、国民の立場からすれば、技術的な部分の詳細なところについては、正直、専門知識を持ち合わせているわけでもない、しかし、ボーイング787が運航されれば乗客としてそれに乗らなければならない。ここの部...全文を見る
○柿沢委員 乗るのは老若男女、あらゆる国民である、その皆さんに届く、響くメッセージでなければ、これは幾ら専門的に専門用語を使って説明しても意味がないんだということを私は申し上げたかったわけであります。  今のお話を聞いていると、アメリカの当局と連携をして、一体となってここまでの...全文を見る
○柿沢委員 ぜひ後藤委員長に、きょうは事務局長で答弁をさせてもらいたいと言われたんですけれども、これは委員長の発言ですから、日本の運輸安全委員会として何をやってきたのかということをきちんと説明していただきたいというふうに思うんです。お願いします。
○柿沢委員 何だかすごくけんか腰のお答えのような感じもしたのですけれども、私は、日本の国内当局として、きちんと自分たちが安全性を評価し、判断して、アメリカが言ったから私たちもそれでいいと思ったということではない、そうした独自の価値判断を運輸安全委員会として持ったということでなけれ...全文を見る
○柿沢委員 何だか私の真意が伝わらなかったようで、どうぞお座りいただいて結構です。  内閣府と経産省から来ていただいていますので、残りの質問をしたいと思います。二点、あわせて質問してしまいます。  準国産機として、機体の三五%が日本製だと言われているこのボーイング787なわけ...全文を見る
○柿沢委員 民主党政権時代にもさんざんやってきて、こういう形で検証が行われるというのは、大変前進というか評価ができる部分だと思います。これからもお取り組みをお願いしたいと思います。  終わります。ありがとうございました。
05月08日第183回国会 衆議院 東日本大震災復興特別委員会 第7号
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○柿沢委員 みんなの党の柿沢未途でございます。  きょうは、四人の参考人の皆さん、本当にありがとうございました。特に及川副院長は、私の方で御推薦を申し上げてお見えをいただくことができまして、本当によかったなというふうに思っております。  共通してお話しになられたことは、やはり...全文を見る
○柿沢委員 堰を切ったように、お二人に、非常にお話をいただきました。私も大変重いものを感じております。  遠藤村長と及川副院長に、残りの時間で一つずつお聞きしたいと思います。  私、実は連休中にドイツとデンマークへ行ってきました。ドイツもデンマークも、廃材、廃木材、間伐材、あ...全文を見る
○柿沢委員 教育の話も聞きたかったんですが、時間がなくなりました。  ありがとうございました。
05月14日第183回国会 衆議院 国土交通委員会 第11号
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○柿沢委員 みんなの党の柿沢未途でございます。  道路法等の一部を改正する法律案、水防法及び河川法の一部を改正する法律案、港湾法の一部を改正する法律案、三法案が一括して質疑の対象となっているわけですけれども、いずれも、それほど大きな対立する論点のあるものではないように思われます...全文を見る
○柿沢委員 大変詳しい御答弁をいただきましたが、太田大臣は、先ほど麻生副総理の御答弁を引用させていただきましたが、前政権が公共事業予算を削った、削った結果、メンテナンスがおろそかになった、こういう見解をとってはいない、そういう立場には立っていない、こういうことでありました。  ...全文を見る
○柿沢委員 私が引用した数字とちょっと違いますが、私も国交省の公表資料を見てこの数字は引用していますので、若干、補助事業が入っているか入っていないかとか、そういうことの違いではないかと思います。  問題なのは、久保官房長がお答えになられた答えは、私の問いに対する答えに全くなって...全文を見る
○柿沢委員 要するに、それぞれの名目で要求をされたものがそういう数字に積み上がったということだということが今の御答弁、再度の御答弁でわかりました。例えば数値化されたエビデンスがあるとか、そういうことでこの重点三分野に対する予算配分というものが行われているわけではないということが逆...全文を見る
○柿沢委員 老朽化対策また補修を含む復興・防災対策と言われてしまうと、本当の意味で先ほどの補修と新規が一対三だというのとちょっと、どういうベースに立って比較をしたらいいのか、よくわからなくなってしまうんです。  また、補修と新規が一対三だとあのときの予算審議で財務省はお答えにな...全文を見る
○柿沢委員 恐らく、補正予算の審議の時点と今とで、計上すべきというか、充当した箇所づけというか配分先というのはそんなに大きく入れかわったわけではないと思うんですね。何か数字のとり方があるのか、また後ほど精査をしたいと思いますが、先に進みたいと思います。  何かお答えありますか。
○柿沢委員 水かけ論になりますから、これで最後にしますけれども、では、新規事業以外のプロジェクトには、継続案件ではあるけれども、成長による富の創出、こういうところにカテゴライズされているものもたくさん入っているではありませんか。そういうものが、どこが老朽化対策に含まれる、こういう...全文を見る
○柿沢委員 あのとき、太田大臣、終わった後にたしか廊下で立ち話をさせていただいて、あなたの質問にもう少し答えたいことがあったんだというようなお話をされておられましたので、そのことをぜひ私はお伺いしたいというふうに思っております。  まず、この間の一つの改善点として、計画段階事業...全文を見る
○柿沢委員 計画段階事業評価の上で概算要求が行われて、さらに予算化決定時までに新規事業採択時評価というものが公表される、こういう運びになっているわけであります。費用便益分析、つまりBバイC、これの確認、また、事業の特性に応じて環境に与える影響や災害発生状況等も含めた多面的な評価を...全文を見る
○柿沢委員 こういうプロセスの公開、公表が進んでいるということは、私は大変評価できることだというふうに思います。新規事業採択時評価、これが公表される、その上で、私たちはその費用対効果あるいはその他の便益というものを評価することができるようになったわけです。  この質問の最後に、...全文を見る
○柿沢委員 箇所づけの事前漏えい問題というのがあれだけ大きな問題になったのは、やはり、どの事業に幾らの予算を配分するのかというのが最もある種権力的な行為であって、そして、そこがさまざまな利害当事者あるいは国民の皆さん、そうした皆さんの最も関心事でもある、こういうことが根底にあるか...全文を見る
○柿沢委員 三宅久之座長は他界をされてしまったわけでありますが、私もテレビで御一緒したときに随分お叱りをいただいた覚えがありますが、天から太田大臣を見守っておられると思いますので、これからもぜひ鋭意お取り組みをいただきたいというふうに思います。  最後に、小水力発電についてお伺...全文を見る
○柿沢委員 済みません。一点、最後にお伺いをした準特定水利使用について、平成二十四年度中の結論を得て実施をするということでありますので、この点についてはどうかということを重ねてお伺いさせていただきたいと思います。
○柿沢委員 以上で質問を終わります。ありがとうございました。
05月16日第183回国会 衆議院 東日本大震災復興特別委員会 第8号
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○柿沢委員 みんなの党の柿沢未途でございます。  大型連休に、ドイツとデンマークに視察に行ってまいりました。かの地では、原発ゼロと再生可能エネルギーへの転換が急速に進んでおります。  ドイツは、五、六年前は一〇%以下だった再エネの比率が今や二五%、二〇二〇年には三五%、二〇五...全文を見る
○柿沢委員 この再生可能エネルギーを拡大していく上でとても重要なのは、ヨーロッパの経験から見ても、発送電の分離であります。そして、送電会社に対して送電系統に対する優先接続をきちんと担保する、このことが極めて重要だと思います。この話に立ち入っていくと、この委員会で取り扱うのが適当で...全文を見る
○柿沢委員 御答弁をいただきました。  今回の視察で最も印象的だったのは、ドイツもデンマークも、農村部のバイオマス熱電併給、これが盛んに行われていることです。  デンマークは、電力供給のうち熱電併給のコジェネが占める割合が、一九八〇年は一八%だったのが、二〇一三年、ことしは六...全文を見る
○柿沢委員 ありがとうございました。  今の日本で導入されているバイオマスは、発電だけで、熱供給を捨てているものが多く見られます。しかし、エネルギー効率でいえば、発電は二〇%、残りの八〇%は熱供給なんですね。しかも、発電規模が五千キロワットアワーとか大き過ぎて、木質バイオマス発...全文を見る
○柿沢委員 先ほどドイツの第一号のユーンデ村の話をいたしました。このときにやったのは、まさに公募の手挙げ方式をやったんです。集落が密集していて、小規模ですけれども、熱供給のパイプラインを通しやすい、そして農村部の集落である、こういうところの条件に合ったところを選んで、五十四の村か...全文を見る
○柿沢委員 ぜひ、資料をお届けしますので、御研究をしていただければと思います。  最後になると思いますが、バイオマス熱電併給、ドイツでは、先ほど言ったような、大規模で、山から切ってわざわざ燃やすような、そんなあべこべな形にならないように、集落の規模に合った小規模なバイオマス発電...全文を見る
○柿沢委員 ありがとうございました。
05月17日第183回国会 衆議院 国土交通委員会 第12号
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○柿沢委員 みんなの党の柿沢未途でございます。  きょうは一般質疑ということで、成長戦略にも位置づけられているインフラの海外展開についてお伺いをいたしたいと思います。  つい先日も、国内インフラの老朽化対策の予算をめぐっていろいろと議論させていただいたわけですけれども、人口減...全文を見る
○柿沢委員 二〇〇七年に一・六兆にいったと。実は、これが一・五兆という今掲げている目標を上回った唯一のケースなんですね。リーマン・ショック以降、がたっと落ちて六千九百億までいって、それで回復して、今、二〇一一年度、一兆三千億まで戻した、こういうV字回復といいますか、こういうことを...全文を見る
○柿沢委員 大臣にもう一度お伺いをいたしますが、今、二〇一三年度にもう既に入っている状況の中で、先ほど数字をひもときましたけれども、そもそも目標の一・五兆円以上という二〇一五年度以降の目標数値にはいまだ達し得る状況にはない中で、なおかつ、アルジェリアのような事件が起きて、今、日本...全文を見る
○柿沢委員 ありがとうございました。  先ほどちょっとお話が出ましたが、これもアルジェリアですけれども、アルジェリアの高速道路の事業で、鹿島を筆頭とするゼネコンのJVが大変御苦労をされてこられました。受注金額五千四百億円、工期、二〇〇六年十月から四十カ月という予定で受注をしたも...全文を見る
○柿沢委員 大変外務省の方らしいジェントルなトーンでの御答弁で、本当にタフネゴシエーターたり得ているのかなということを感じるわけであります。  今、インフラプロジェクト専門官のお話が出ました。それに限らず海外の在外公館には、そもそも建設アタッシェ、今、国土交通アタッシェとして、...全文を見る
○柿沢委員 国土交通アタッシェというのは、一体どんな仕事をしているんでしょうか。お伺いします。
○柿沢委員 物の資料をひもとくと、この国土交通アタッシェの方々というのは、相手国政府との関係強化と意思疎通、そして赴任国におけるインフラ関連産業に関する情報収集などを行われている。ヨーロッパ二十六人、北米十三人、こういう方々も入っているわけですので、本当の意味で、私たちが今イメー...全文を見る
○柿沢委員 実態は、やはりこれは聞いてみると、国土交通アタッシェとして、それこそ海外での事業を受注して、そして事業を展開し、場合によっては相手国との交渉をバックアップする、こういうゼネコンの皆さんにとってどういう存在に見えているかというと、来る人は入省年次もそれほど高くない二十代...全文を見る
○柿沢委員 あわせて、統括官、いかがですか。
○柿沢委員 私の父親も官僚でしたので、そして、しかもヨーロッパのベルギーというところに派遣をされている間に私は生まれた子供ですので、霞が関の役所の方々が在外公館に派遣をされる、そういうときというのはどういう状況なのか。少し幅広く物を見て勉強して帰ってこいということで、現場で戦って...全文を見る
○柿沢委員 大変好ましい大臣答弁が次々出てきて、私は大変うれしく思うんですけれども、ぜひ研究を進めていただきたいと思うんです。  先ほど、るる鉄道局長が御答弁をされましたが、これは結果が出なきゃしようがないというのがきょうの質疑のテーマのようなものですから、こちらが幾ら、世界一...全文を見る
○柿沢委員 時間が参りましたから終わりますけれども、しかし、整備プロセス、事業化のプロセスは、時々刻々進んでいくべきものであると思います。この状況を何らかの形で現政権として結論を出さないと、前にも進めないということにもなりかねないので、ぜひ大臣、ここもしっかりと御検討をしていただ...全文を見る
05月24日第183回国会 衆議院 国土交通委員会 第14号
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○柿沢委員 みんなの党の柿沢未途でございます。  国管理空港等の運営等に関する法律案ということで、国管理空港を民間にコンセッションリースする、その考え方自体は、私たちは賛成であります。  むしろ、今回の法案で、本当に民営化による合理化、こういうものが進むのか。また、お役所が地...全文を見る
○柿沢委員 前の質問者の方が、航空局長に、この質問、答弁をしていただいたわけです。  いわば大きな特会の存廃にかかわるこうした問題については、大臣が政治家として御決断をされる、こういうことになろうかというふうに思いまして、私、国土交通大臣に御答弁をいただいたわけですけれども、聞...全文を見る
○柿沢委員 この質問には、質疑を通してもう一度戻ってくる可能性がありますので、またよろしくお願いいたします。  国が公表する空港別収支の概要を見ますと、営業損益、経常損益ともに、これは何パターンかとり方があるわけですけれども、疑いなく黒字である、こういう空港は、全国で、新千歳、...全文を見る
○柿沢委員 これは局長に御答弁をいただく予定にもなっていて、今手も挙がりましたけれども、例えば三セクが持っているターミナルビル、これは三セク自身が例えば資産価値としての評価を行うのか、あるいは、国あるいは別法人が公平公正な立場で資産価値評価をするのか。こういうことを考えるだけでも...全文を見る
○柿沢委員 明確な答弁がいただけて大変結構だったというふうに思います。  今回の法案の中身を見て、この部分が明確に規定されていないということについて、ある種、予見可能性を低めるものとして懸念の声もあったやに聞いておりますので、この質疑を通じて、一定程度その点が明確化されたのでは...全文を見る
○柿沢委員 これに関連して後ほどお伺いをいたします。  第一号案件として仙台空港が想定をされているかというふうに思いますが、この仙台空港には、いわゆる三セクで経営をされている仙台空港アクセス線、いわゆるアクセス鉄道が通っています。これは空港の経営といわば一体のものとして運営、経...全文を見る
○柿沢委員 仙台空港では、さっきの、部分最適ではなく全体最適を、こういうお話がありましたが、まさに空港周辺のいわば需要開発、こういうことも含めて民間事業者にやってもらおうじゃないか、こういう議論がスタート時点からあったやに聞いております。だとすると、アクセス鉄道も、これは一体で経...全文を見る
○柿沢委員 国が十二分に地元の意見を聞きながら、国が最終的には決定をする、こういうことになるということであります。  条件設定の仕方にもかかわるわけですけれども、空港民営化の仕組みがこうやって整えられても、いかなる条件改善があっても、民営化困難という判断をされる、あるいはコンセ...全文を見る
○柿沢委員 私たちは、ここまでの流れの総括として、空整勘定のプール制の中で、いわばなかなか採算がとれそうにない空港でもつくることを許してきた、結果として百近い空港が全国、地方につくられることになった。ここをやはり合理化していく、そして乗客のニーズに合ったものとして再編をしていく、...全文を見る
○柿沢委員 必ずしも今の御答弁で十分だというふうには私は思わないんです。  近年開港した地方の空港、こうしたものが、そもそも発着便数も確保できずに苦しい状況にある。こうしたことを見ても、これまで一県一空港、うちの県にもやはり空港が欲しいよね、こういうことで進めてきた政策そのもの...全文を見る
○柿沢委員 これは局長もいろいろ御答弁いただいて、今回、利害調整の部分などは非常に明確化されてよかったなと思う一方で、やはりこういった公募に応札をしていこうという民間事業者からすると、本当にこれが事業を引き受けられる、そんな仕組みになるのかどうか、まだまだ非常に懸念を持って見てい...全文を見る
○柿沢委員 国管理地方空港の地方移管はいかぬというわけではないという御答弁でありました。  終わります。
06月05日第183回国会 衆議院 国土交通委員会 第16号
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○柿沢委員 みんなの党の柿沢未途でございます。  きょうは一般質疑でありますけれども、私、被災地の視察に残念ながら行けませんでしたので、ちょっと別の話題を取り上げさせていただきます。  きょうは、北朝鮮にかかわる密輸活動の阻止についてお伺いしたいと思います。  国交省、海上...全文を見る
○柿沢委員 あべ外務政務官、大変きりっとしたまなざしで、大変これは実効性のあるものだな、こういうふうにも感じさせていただいたところでありますが、昨年六月十三日の参議院の予算委員会において、玄葉外務大臣は、一番大事なのは制裁決議の実効性を確保することだ、こういうふうに答弁をされてい...全文を見る
○柿沢委員 厳格に所要の措置をとり、また国連制裁決議の実効性を確保するんだ。厳格にと、あの顔でおっしゃられると、さぞかし厳格なんだろう、こういうふうに思うわけであります。  さて、配付資料に目を通していただきたいと思います。先ほど申し上げました、昨年六月十三日、朝日新聞でありま...全文を見る
○柿沢委員 大臣、同じ答弁でいかれますか。
○柿沢委員 議場からも少し声が飛んでいますけれども、こういう対応で果たして本当にどうなのかということを少しお尋ねしたいと思います。  今申し上げた事案に関連をして、当時の藤村官房長官、これが事実であれば、安保理の制裁委員会で適切な対応が図られるよう関係国と緊密に連携していく、こ...全文を見る
○柿沢委員 結局、言ったのか言わなかったのか、御答弁からはうかがい知ることができないわけですけれども、この件に関連してアメリカの国務省は、報道官によるコメントとして、昨年六月十三日、同じ日ですね、中国側に懸念を伝えた、今後も中国等と制裁の履行に取り組む、こういうふうに語っておられ...全文を見る
○柿沢委員 また、これに関連して、先ほど申し上げたハーモニーウイッシュ号、貨物船ですね、これを運航する中国・大連のハーモニー・グローイング・シップ・マネジメント社、輸出元の武漢三江輸出入公司、製造元親会社の中国航天科工集団公司、これは、外為法により資産凍結等の措置が講じられるべき...全文を見る
○柿沢委員 公式スタンスがあるということだと思いますので、金杉官房参事官の御答弁と後半の部分は全く同じ内容であるわけですけれども、これもやむを得ないかなというふうにも思います。  しかし一方、ことしになって報じられたところなんですけれども、昨年八月、東京港に入港した台湾の海運会...全文を見る
○柿沢委員 やっているんですか、そしてできているんですか、実効が上がっているんですか、こう申し上げたいと思います。  次に、平成二十三年六月には、大量破壊兵器関連物資を搭載していた可能性が指摘された北朝鮮船舶ライト号、当時はベリーズ船籍ですね、これに対して、アメリカ海軍の駆逐艦...全文を見る
○柿沢委員 ありがとうございました。  今のライト号の運航会社、当時ですけれども、中国大連市の大連シー・グローリー・シッピング、これは、逃走事件後も、制裁は何ら科されていません。ライト号の登録所有会社は、香港で登記をされたエバー・オーシャン・シッピング・エージェンシーという会社...全文を見る
○柿沢委員 ちょっと待ってくださいよ。これは資料で、そもそも公安調査庁の報告書にこういう事案が明らかになっていると書いてあるじゃないですか。書いてあることを、明らかになっている、政府として把握していることをしっかりと踏まえながら対応を講じることは当たり前のことなんじゃないんですか...全文を見る
○柿沢委員 期せずして自民党の先生から拍手をいただいて、私、大変心強く思っているんですけれども、このライト号、船名を今はビクトリー・スリーと名前を変えて、しかも船籍をベリーズからシエラレオネに変えて、登録運航会社を変えて、今も外洋を航行中なんですよ。いわば、おとがめなしの状況が続...全文を見る
○柿沢委員 取り締まる法律がないみたいなことをおっしゃっているんだと思うんですけれども、しかし、今申し上げたとおり、公安調査庁の報告書には、先ほどの、四回拒否して北朝鮮に逃げ帰ったというライト号の事案は、事実としてほぼ明らかになったという表現で記載をされているわけです。  それ...全文を見る
○柿沢委員 今までるるお伺いをしてまいりましたけれども、今まで言及をした国連制裁決議違反の密輸事案には、全て中国大連の会社が何らかの形で、輸出元だったり運航会社だったり、こういう形でかかわっています。大連が北朝鮮密輸活動の拠点となっていることは、これはつとに知られていることであり...全文を見る
○柿沢委員 御答弁は御答弁として、私、一定の限界があることは理解をしながら、この質問を通告させていただいているつもりです。こちらから投げかけたボールを受けとめていただいて、そして政府の部内でさらに検討し、そして対応をしていただければいいものというふうにも思っています。ですから、こ...全文を見る