笠井亮

かさいあきら

比例代表(東京都)選出
日本共産党
当選回数6(参1)回

笠井亮の1997年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月05日第140回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第1号
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○笠井亮君 三人の参考人の方々、どうもありがとうございました。  私は、端的に一問ずつ伺いたいと思うんですけれども、まず五百旗頭参考人に伺います。  憲法九条を初めとする平和原則を貫くことがこのアジア太平洋の安全保障にとっても極めて大事だと私は思うんです。先ほど、日米安保再定...全文を見る
02月12日第140回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第2号
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○笠井亮君 三人の参考人の方々にいろいろ私も伺いたいことがあったんですが、時間の関係もありますし、とりあえず広野参考人に一問だけさせていただくということで、また後で時間があれば伺います。  参考人のお話の中で、高い経済成長の光と影というお話が非常に印象に残って、リアルにその辺が...全文を見る
02月24日第140回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第3号
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○笠井亮君 このテーマをめぐって三点述べたいと思います。  まず、今日のアジア太平洋地域の情勢をどう見るかという問題ですけれども、既に海外派遣議員からも共通して報告されましたように、各国の認識が総じて安定に向かっているという意味で極めて楽観的だというのが私は非常に重要な点だと思...全文を見る
○笠井亮君 先ほど大脇委員から意見表明者に質問ということだったので、私もそれにお答えしながら若干コメントさせていただきたいと思うんです。  一つは、日米安保が二十一世紀に変質するかどうかという問題なんですが、私は、既に昨年の日米安保共同宣言で二十一世紀に向けて変質を遂げたと。あ...全文を見る
03月17日第140回国会 参議院 内閣委員会 第2号
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○笠井亮君 今回の法律案によって男女共同参画審議会を恒久的なものとして設置しようとすること自体は真の男女平等を実現していく上で極めて当然のことであって、ようやくここまで来たというのが要望してきた多くの女性団体の率直な気持ちだというふうに思うわけでございます。  きょうは、先ほど...全文を見る
○笠井亮君 世界のいわゆる先進国と比べても日本は家事労働、家事時間が圧倒的に女性の肩にかかっていて、事実上の平等にはまだ相当の距離があるというのが実態だと思うんです。  以前、私は我が党の女性議員と一緒に官房長官に申し入れに伺ったときに、長官から御自身のお母様が戦前大変苦労され...全文を見る
○笠井亮君 平成四年十月の閣議決定で労働時間短縮推進計画というのがありますけれども、これによりますと、「平成八年度までの間に年間総労働時間千八百時間を達成することを目標とする。」というふうに述べてあります。その期限がもうあとちょっとでありますが、それが来たのに現実には相当の開きが...全文を見る
○笠井亮君 今説明がありましたけれども、労働省が今考えて法案として出てくる中で説明されているのが、時短は必要だ、それは促進するけれども、女子保護規定の撤廃というのは女性の職域の拡大を図っていくために大事なんだということも言われていると思うわけでありますけれども、今問題なのは、男女...全文を見る
○笠井亮君 ぜひ総合的にやってほしいんですが、今言われたような問題の中にも、結局、共働き家庭の女性労働者は三時間以上の家事をこなしながら、その上に女子保護規定の撤廃というふうになれば、例えば深夜や休日にも両親とも仕事に行くということになって子供たちが留守番を余儀なくされるとかいう...全文を見る
○笠井亮君 七年度のパーセントが七七・一%ということで、それまでに比べると上がってきていると思うんですが、共済組合からの手当金が出るようになったということが大きな要因というふうに伺っております。そのことを見ても、育児休業中の経済的援助の重要性というのが非常に大事だというふうに思う...全文を見る
○笠井亮君 民間との比較ももちろん必要だと思うんです、やったらいいと思うんですが、公務の中での不合理、矛盾もあるわけでありまして、この育児休業の制度を本当に実効あるものとして定着させる上で、少なくとも経済的な理由で取得困難にならないようにする、そのための使用者責任があるというふう...全文を見る
○笠井亮君 終わります。
03月24日第140回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○笠井亮君 日本共産党の笠井亮でございます。きょうは、お二人、どうもありがとうございます。  早速ですけれども、松田参考人から伺いたいと思います。  今ちょうどお話があった問題なんですけれども、破綻した木津信用組合、これを引き継いだ整理回収銀行に対して、預金保険機構が一兆円を...全文を見る
○笠井亮君 もう一つ伺いたいんですけれども、大蔵省改革において金融破綻処理で今後大きな役割を担っていくとされている預金保険機構に対する監督機関が大蔵省に残ったということを伺っているわけですけれども、この問題についてどのようにお考えでいらっしゃるかどうか、伺いたいと思います。
○笠井亮君 それでは次に、原田参考人に伺います。  先ほど来日本版ビッグバンの問題が質疑で出されておりますが、私は規制緩和あるいは自由化の一辺倒でいいのかどうかという問題があるというふうに思うんですね。  例えば、問題になりました野村証券の総会屋への利益供与問題でありますけれ...全文を見る
○笠井亮君 たまたまそういう問題が起こったということじゃなくて、今のそういうシステムの中で実際こういう問題が起こってそれが重大問題になっているということでありますので、前向きにという話、全体としてはおっしゃりたい御意見については私は理解をしたつもりなんですけれども、しかし実際に野...全文を見る
03月25日第140回国会 参議院 予算委員会 第15号
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○笠井亮君 日本共産党の笠井亮でございます。  まず冒頭に、青森の三沢基地の米兵による女性暴行事件について伺いたいと思います。  一昨年の沖縄の米兵による少女暴行事件は大きな憤激を呼んで、いまだに記憶に新しいわけでありますが、その後も米兵による事件、事故が後を絶っておりません...全文を見る
○笠井亮君 極めて悪質な事件だと思うんです。  国家公安委員長、沖縄や佐世保の事件では逮捕状をとって捜査を進めたということがあったと思うんですけれども、証拠隠滅のおそれとか逃亡のおそれもあるわけで、当然本件も逮捕状を請求してきちっと取り調べをすべきだと思うんですけれども、その点...全文を見る
○笠井亮君 とんでもない話ですよ。本当に今さら何を言っているかということを言いたいんです。  この間もさんざん沖縄の少女暴行事件でああいう問題がありました。そして、その後も佐世保でも事件が起こったということでありまして、ああいう問題を通じながら日米地位協定の第十七条の改定が問題...全文を見る
○笠井亮君 公安委員長、一言お願いします。  適切な対処がされているというふうにおっしゃっていますけれども、じゃ、証拠隠滅とか逃亡のおそれはないのか。これは大丈夫だとおっしゃるわけですか。この間繰り返しそういう問題が起こったわけです。
○笠井亮君 沖縄でもそういうことで結局被疑者が米国に帰ってしまうとか、あいまいにされることがいっぱいあったわけです。ですから、今回の件もきちっとやっていただきたい。被害者の女性は突然顔を殴られて、先ほどあったように大変ひどい目に遭った。そして現地では、またか、夜も歩けない、やっぱ...全文を見る
○笠井亮君 もう三月も末ですから、急いでいただきたいと思います。  三月十八日の衆議院の安保委員会で折田北米局長が御答弁なさって、米海軍は、一九九六会計年度、訓練用として太平洋艦隊に四万六千発の劣化ウラン弾を割り当て、カタログに記載がなかったために海兵隊に支給され、今回の事件が...全文を見る
○笠井亮君 そうなんですね。今まで外務大臣は、米側の説明を受けたということで、あくまで有事とか緊急事態の場合に在日米軍がそれを使うために日本に持っているんだ、緊急事態のときのためなんだと言われていたわけです。実際は今答弁にあったように、少なくとも九六会計年度について言えば、海軍省...全文を見る
○笠井亮君 そこまでは言わなかったでしょう。訓練用という話はなかった。
○笠井亮君 違うんですね。そこのところは、今までと全然そごがないというのは違うと思うんですよ。カタログのせいにされていますけれども、そういう問題じゃないんです。  割り当てを受けた太平洋艦隊が劣化ウラン弾を海兵隊に支給した、海兵隊はそれを使う訓練計画に基づいて使うべくして使った...全文を見る
○笠井亮君 あくまでカタログミスによる誤射だと言われるわけですけれども、そんなことを言われるんですが、じゃ、鳥島以外で劣化ウラン弾の訓練がやられた事実があるんですか、外務省。
○笠井亮君 もう一つ。二十五ミリの劣化ウラン弾というのはAV8BハリアーⅡ機の専用弾だというふうに聞いておりますが、そういうことを考えますと、結局、鳥島は訓練地だったということでしかなくて、カタログの問題じゃないんですよ。そこは普通考えたらそうなんですから。  しかも、きょう出...全文を見る
○笠井亮君 使用条件にそうあるとすれば、米軍の解釈でいけば劣化ウランというのは通常兵器だということですので、鳥島での訓練で一切の制限なく使えるということになります。そして、現実にそういう劣化ウラン弾が四万六千発割り当てられて、そして訓練計画に基づいてそこで使われたということであり...全文を見る
○笠井亮君 いや、訓練のために割り当てられて、そして使うと。そうしたら、鳥島でしか使うところがないわけですよ。そうでしょう。だって訓練の場所が、訓練場としてそこしかないから、そういう自然の流れとしてなるわけじゃないですか。  じゃ、ちょっと別の角度から聞きますけれども、今度の説...全文を見る
○笠井亮君 カタログのミス、二重ミスといって、カタログは人格があるわけじゃないんですね。じゃ、ミスがあった、要するに、だれもそのカタログの誤りを認識していなかったということなんですか、米軍は、海軍省から末端に至るまで。
○笠井亮君 直したということを聞いているんじゃなくて、だれが間違えたかと言っているんですよ。だから、だれが間違えたというふうに米側は言っているんですか。
○笠井亮君 だれがと聞いているんです。だれがと聞いても言わないんですね。そこを本当に聞いているんですか。  訓練用として四万六千発使用する権限を太平洋艦隊に渡すこと自体が誤っていたと。それから、弾薬を訓練で使用することについての権限付与、弾薬の配付、支給、実際の使用のいずれの段...全文を見る
○笠井亮君 カタログのせいにすればカタログは口をきけないからいいかもしれませんけれども、そういう問題じゃないと思うんですよ。  これまでの政府の説明では、米軍の内規があって、劣化ウラン弾は本来米国内の先ほど御答弁ありました特定の四カ所でしか訓練に使われないというふうに言われてい...全文を見る
○笠井亮君 それはわかってから後の話なので、そのことを聞いているんじゃないんです。  つまり、内規があってやれないということになっているのに、カタログのミスぐらいでそんなことが起こる。実際に四万六千発が割り当てられてそして訓練計画で使うことになったわけですから、大変なことなので...全文を見る
○笠井亮君 徹底した事実の究明なしに対策もないということは重ねて申し上げたいと思います。しかも、劣化ウラン弾は人命にとって極めて危険なものだと。  政府は今回の発射事件を人命にとって何ら不安のない出来事のように言われて、今後も国内に保有を許していくというふうに言われておりますが...全文を見る
○笠井亮君 核兵器と同じじゃないから安心だということにならないんです。(発言する者あり)核兵器と違うんだから大丈夫だと言われるからです。劣化ウラン弾がただの通常兵器でないことは米軍の文書自身が明らかにしていると思うんです。  今回の事件で調査に入った米空軍のアームストロング研究...全文を見る
○笠井亮君 それだけじゃないんですね。私が入手しました米陸軍省の文書で、ここにありますけれども、劣化ウランを含む陸軍戦車の弾薬あるいは装甲の取り扱い、貯蔵、輸送の事故への安全な対応のための指針というガイドラインがあります。これによれば、劣化ウラン兵器は通常兵器であるとしながらも、...全文を見る
○笠井亮君 重大な問題だと思うんです。  米国は、劣化ウラン弾の扱いを自国と他国で都合よく使い分けている。自国では危険だということで一定の措置をとって軍隊でもそういうふうに特別な扱いをしておきながら、あたかも海外には通常兵器のごとくどんどん輸出している。そこに国外での扱いが極め...全文を見る
○笠井亮君 一言。委員長、一言。最後です。
○笠井亮君 一問にせずに一言申し上げたいと思います。  訓練では使えないことになっているからそれをちゃんと担保するようにしていくとか、結局、外務大臣はそういうふうに言われたり、きちんと管理するように要請するとか言われておりますけれども、誤射であれ何であれ、実際に事を起こしたのは...全文を見る
03月27日第140回国会 参議院 内閣委員会 第4号
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○笠井亮君 私はきょうは官房長官にいろいろ伺いたかったんですけれども、お時間の関係があるということなので、質問の順序を変えまして、端的に二問だけ伺うようにしたいと思います。  一つは、いわゆるアジア女性基金の問題でございますが、昨年五月に当委員会の同じ予算の委嘱審査の場で私がこ...全文を見る
○笠井亮君 政府はこれまでみずから事実を明らかにすることを避け続けてきたと私は思うんですけれども、しかし幾ら証拠を隠しても歴史の事実は隠せないということはあると思います。  それから、サンフランシスコ条約のことを言われましたが、国際法上は決着しているということを繰り返し言われて...全文を見る
○笠井亮君 官房長官、また別の機会に伺いますので、きょうは結構です。  まさに今そういう御答弁をいただいたので、その続きとして防衛庁長官に伺いたいんですけれども、現行の陸上自衛隊は定数十八万人、約十八万人に対して実員が約十五万人ということで、欠員三万人を抱えているという現状だと...全文を見る
○笠井亮君 欠員が三万人あって実員が十五万という中で、結局、実数がどうなるかということも大事な問題だと思うんです。  財政審の報告を読んでおりますと、報告の流れの中で欧米各国のことも書いてありまして、数万人から十数万人の規模での人員の削減を行っているというふうなことがございます...全文を見る
○笠井亮君 そうですがね。在日米軍の駐留経費、日本側負担分と米国側負担分、総額と日本側の負担分ですよ。
○笠井亮君 時間がないので、それぐらいの数字はすぐ出してくださいね。  約百億ドルになっていて、今合計額を言われましたが、換算レートを九十七円として全体が九千七百億円で、ただいま後半で言われたものですけれども、日本側の負担額が六千三百八十九億円ということになると思うんです。今言...全文を見る
○笠井亮君 要するに地位協定上の義務でないものというのはもっとありますよね。九六年度で二千七百三十五億円、それから平成九年度で二千七百三十七億円というふうになっているじゃないですか。
○笠井亮君 私ちゃんと地位協定上の義務がないということを言ったわけですから、全部そこにあるわけです。七八年にこれがいわゆる思いやり予算として始まってから四十四倍ということで、そういう形で着実にふえていると思うんです。  もともとこれはいわゆるということで思いやり予算と言われてい...全文を見る
○笠井亮君 秋山さん、そうおっしゃると思いました。やっぱり発言されると、日米安保条約の信頼性の向上のためという側面があるんだということを言われるわけですけれども、日本の思いやり予算と言われるものはアメリカの側からも同盟国の中で最も気前がいいと。これはもう皆さんも御存じのことだと思...全文を見る
○笠井亮君 そうすると、日本と比べると十何分の一だと思うんですよ、韓国の場合は、韓国が負担している直接経費の援助額というのは。今、日米の財政状況が変わってきているというわけでありますから、安保のためだからということで、義務だからとか信頼性ということで従来どおりふやしていっていいの...全文を見る
○笠井亮君 そうすると、やっぱり公用、私用の議論があります。家族住宅の分も区別できないということですね、そういう現状になっている。しかも、米側が決めた艦船が交代をするとか基地機能が強化されたり変わったりする中で、人員、家族もふえたり新たな住宅建設があるということで水光熱費負担分も...全文を見る
○笠井亮君 今のはなかなか苦しい答弁だと思うんです。この問題はだれが見たっておかしいんだから、これは率直に検討して、どういうふうにしたらそこが公用と区別できるか、新協定に基づいてできるか、研究していただきたいと思います。  一方では財政再建のためということで国民には消費税増税を...全文を見る
○笠井亮君 細かいのはいいです。さっき言った質問に答えてください。
○笠井亮君 要するに、それですべてなのかということです。
○笠井亮君 それ以外にないんですね。
○笠井亮君 沖縄の大田知事があれを見られたときに、施設の利用や条件などのほかにメモの合意の前提条件になる日米安保条約に基づき云々という冒頭部分があるんじゃないのか、それが重要だというふうなことを言われたと思うんですけれども、そういうものがあるんですか。それとも、それがもうその中に...全文を見る
○笠井亮君 わかりました。  施設庁長官に伺いたいんですが、これは新聞報道なので事実かどうかも含めてなんですが、二十一日に諸富長官を初め何人かの方々が総理に報告したという記事を見ました。メモの公表には、本土の基地に関して日米間で取り決めた内容と照らし合わせる必要があるために、作...全文を見る
○笠井亮君 今まで仮訳もなかったというのは非常にお粗末な話なんで、ではそういう発言はなかったということで確認させてもらいます。  それから、官房長官がいらっしゃらないので伺えないんですが、官房長官は二十一日、これは記者会見ですので事実だと思うんですが、原則全面公開だと思うけれど...全文を見る
○笠井亮君 今回明らかになったものだけでも、北部訓練場などはアメリカ統治下の沖縄返還前と同様に米側が必要とあれば自由に使用できる権利がはっきり書かれていたり、嘉手納弾薬庫などの貯蔵の弾薬の種類に条件をつけないという問題を初めとして既に問題点も指摘されていますが、基地使用権の重大な...全文を見る
○笠井亮君 いわゆる久保・カーチス協定と言われているものでありますが、それによりますと、日本国による引き受けの時期ということで、日本国による防衛任務の引き受けは沖縄復帰日後一九七三年七月一日以前の実施可能な最も早い日までに完了するというふうに書いてあると思うんですけれども、これは...全文を見る
○笠井亮君 そうすると、もうその七月一日までに完了したということで理解していいわけですね。
○笠井亮君 あと、この五・一五メモの問題に関連しまして伺いたいことがあるんですけれども、現在の使用条件の問題です。あのときにこういう中身でやられたということが出たと思うんですけれども、今県民が知りたいのは、二十五年たって今どうなっているのかということであります。昨日の予算委員会で...全文を見る
○笠井亮君 これは大事な問題なので、変更したものもきちっとやらないと今の現状がわからない。  時間になりましたので、最後に防衛庁長官に一言だけ伺いたいと思います。  総理も外務大臣も、そして官房長官も防衛庁長官も繰り返し沖縄県民の理解を得てと、この間言われております。そういう...全文を見る
○笠井亮君 終わります。
○笠井亮君 これまで質疑を伺ってまいりまして、今日、十年前に最後の特別法だというふうに位置づけられたこの特別法がその使命を果たしたと言える段階に来ているんじゃないかというふうに思うんです。そして、現実に和歌山県の吉備町のように基本的な同和事業の完結を宣言している自治体や終結を目前...全文を見る
○笠井亮君 その最後のところを伺いたかったので、最初の方のお答えは先ほど来あったと思います。  昨年三月の地対協の報告書の中でも、先ほど来ありましたように物的な基盤整備はおおむね完了したということがございますが、現行法の対象になる自治体が千百二十五で四千六百三地区あるというふう...全文を見る
○笠井亮君 では、その他は物的基盤の整備が完了したというふうに考えていいわけですね。
○笠井亮君 要するに、特別事業としてはもうやる必要がないから終わったということで、だから残っているのをやるんだということになるわけですね。うなずいていらっしゃいますから。  それで、地対協の報告書は、従来の対策を漫然と継続していたのでは同和問題の解決に至ることは困難であると、そ...全文を見る
○笠井亮君 現行法が五年間延長された、九二年三月二十七日だったと思うんですけれども、参議院内閣委員会で総務庁の当時の小山官房審議官が、物的事業を中心とするものについては成立させていただきたいこの法律の期間中に完結させたい、残っているものほどいろんな事情の難しいものが残っている可能...全文を見る
○笠井亮君 いずれにしても、当然想定されていたことでありまして、そういうことは確認しておきたいと思うんです。  もう一つ、ハードよりもソフト中心に移行したということがあったんですけれども、これも今の段階になったからそういうことが言えるということではないんじゃないかと私は思うんで...全文を見る
○笠井亮君 そうやっていると、私は率直にエンドレスになりかねないということを危惧するんです。現行法制定の八七年の三月二十四日、これも衆議院内閣委員会で熊代さんが一般地域との格差も相当以上是正という、昨年だから八六年だと思うんですけれども、昨年の意見具申でも指摘をいただいていると。...全文を見る
○笠井亮君 対象事業の数を減らしたというふうに言われても、私さっき申し上げた残事業だといって額を次から次へと膨らませていかれると、これはいつまでたっても一般行政に移行ができないんじゃないかということも率直にあると思うんです。  そこで、長官に伺いたいんですけれども、衆議院の議論...全文を見る
○笠井亮君 最後の法律にするということで私は受けとめたいと思います。  そこで、我が党の木島議員が質問でも紹介をしました吉備町の例なんですけれども、同和問題について取り組みをしているということを私も若干触れたいと思うんです。  もう既に長官は御存じだと思いますが、吉備町では一...全文を見る
○笠井亮君 私もそこだけ行っていただきたいということじゃないんです。そういうところも含めて、こういう実態について、そして取り組みについてぜひ見ていただきたいと。うなずいていらっしゃいますから、そういうことでぜひ御検討をお願いしたいと思います。  私は、今日、特別法によって事業を...全文を見る
○笠井亮君 そのことで総務庁に伺いたいんですが、九二年の参議院内閣委員会の中で当時の岩崎総務庁長官がその問題についてもきちっと、懸命に取り組んでいかなきゃいけないというふうに言われたと思いますし、今厚生省も指導の徹底を図るということは言われたと思うんですが、増加傾向で不適正な使用...全文を見る
○笠井亮君 終わります。
○笠井亮君 私は、日本共産党を代表して、反対の討論を行います。  昨年三月の地域改善対策協議会総括部会の報告書は、実態調査から見て生活環境の改善を初めとする物的な基盤整備はおおむね完了した、このように結論づけています。また、基本的な同和事業の完結を宣言している吉備町や、終結を目...全文を見る
03月28日第140回国会 参議院 予算委員会 第17号
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○笠井亮君 私は、日本共産党を代表して、政府提出の一九九七年度予算二案に反対の討論を行います。  最初に私は、憲法の規定する予算が自然成立する四月四日午前零時まで一週間も残しながら、今、予算の審議を終了させようとすることに強く抗議するものであります。  本予算案に反対する理由...全文を見る
04月15日第140回国会 参議院 日米安全保障条約の実施に伴う土地使用等に関する特別委員会 第4号
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○笠井亮君 日本共産党の笠井亮でございます。  本法案について質問したいと思います。  今、現に米軍に提供している沖縄の基地は、あの沖縄戦で日本軍が強制的に接収をし、米軍がハーグ陸戦法規に違反して住民の土地を強奪してつくられて、さらに銃剣とブルドーザーで無法に拡張されたものだ...全文を見る
○笠井亮君 軍事に対して。
○笠井亮君 国防その他軍事。
○笠井亮君 土地収用法の趣旨について。
○笠井亮君 よく聞いていただきたいんです。  土地収用法ができたときの趣旨が明確になっている。法律の趣旨であります。つくられたときに明確に、国防その他軍事については陵墓なんかと同じようにこの強制収用または使用の対象にできないということが法律がつくられたとき明確にされていると思う...全文を見る
○笠井亮君 ここで余り議論するつもりはないんですけれども、国民のことを言っているんじゃないんです。政府の側が、この法律ができたときに、戦前の土地収用法では第一に国防が挙がっていた、それで強制的に収用するということがあった、それが今の憲法のもとでそういうことをやつてはならないという...全文を見る
○笠井亮君 米軍というのは明らかに軍事だと思うんですよ。自衛隊についてはいろいろ解釈されています。それは私も承知しております。それを認めるわけじゃありませんが、米軍は軍事だと。土地収用法ができたときには、明らかに戦前の旧土地収用法との関係で、国防、軍事のためにはやったらいけないと...全文を見る
○笠井亮君 ちょっとだれが聞いても納得できないですよ。変わっていないというのは、要するに違法でないということですか、直ちに違法でないという状況だということですか。もう少し詳しく説明してください。
○笠井亮君 あの当時からもう一年たっていると繰り返し言っているわけです。  安保条約上の義務があるということも言われましたけれども、義務があるとしても国内法がなければ、裏づけがなければできないというのは明らかでありまして、正当な使用権原がないとおっしゃるならば、そして長期にわた...全文を見る
○笠井亮君 いろいろ言っていますけれども、本当につじつま合わせにもならないんですよ。今でも直ちに違法ではないというふうに言われますけれども、そして法的には不安定だと、じゃどういう根拠に基づいて違法ではないと言えるんですか。法的根拠を言ってください。
○笠井亮君 だんだんわかってきました。  要するに、諸般の事情ということをいろいろ言いながら、法的根拠については法制局長官も今言えないわけでしょう。そして、好ましくない状態だということはお認めになるわけですよ、法的には好ましくないと。  どういうことですか、好ましくないという...全文を見る
○笠井亮君 もう繰り返しやるつもりはありませんけれども、とにかく正当な使用権原がないということで、そして直ちに違法ではないなんと言って法的根拠が言えないわけですから、これはもう違法状態だということはもちろん明確だと思うんです。  それから今、後半で不遡及のことを伺いました。まさ...全文を見る
○笠井亮君 では改めて伺いますが、そういう場合に建設大臣が棄却や却下を行うことは事実上あり得るとお思いでしょうか。
○笠井亮君 仕組みとしてはあると。これは後で議論したいんですが、実際にそれが働くことはあると思いますか。そういうことになるということは想定できますか。
○笠井亮君 それでは、そういうときにこれはまさに問題になる。衆議院でも議論があった。私は衆議院の会議録を読んだら、答弁なさったという明確な記憶があるのでさっき言ったんですけれども、そういう場合、じゃ建設大臣が却下、棄却すると。そうすると、これは橋本総理に伺いたいんですが、総理大臣...全文を見る
○笠井亮君 わかりました。実際上はあり得ないということを今言われたということを一つ理解して、そうすると要するに……(「いや、そんなことないよ」と呼ぶ者あり)いや、今おっしゃいました。実際にはあり得ない、論理的にはあり得るけれども実際上はそういうことはあり得ないというふうに言われた...全文を見る
○笠井亮君 権原がなくなって、いや、なくなるというか、要するにそういうことで引っ張ってきたということでありまして、まさに暫定使用をしてきたこと自体が違法だった、不法占拠していたということになるわけじゃないですか。ここは非常に大事な点ですよ。
○笠井亮君 まだそこまで言っていない。
○笠井亮君 余り先に行かないでください、順番にやっているんだから。
○笠井亮君 この法案をつくっている改正案の前提が、必ず裁決をされる、いずれは裁決されるということを前提にして暫定使用をするという仕組みをしたわけでしょう。ところが、今、建設大臣のこの場合ですよ、棄却、却下されるわけですから、それで終わるわけですよ。前提にして暫定使用をしてくること...全文を見る
○笠井亮君 ちょっと伺っていてもわけがわからないんですよ。  趣旨説明されてきたところをずっと追っかけてみますと、本人からもまともに意見も聞かないで、そして裁決申請しただけで暫定強制使用ができて、さらに裁決が気に入らないといって不服申請をすると。そしてそれが棄却、却下されると。...全文を見る
○笠井亮君 はい。ちょっと待ってください。もう少しまとめて聞きます。  今、法制局長官も損失補償のことがあるからいいんだと言われましたけれども、私が言ったような経過をたどって、まともに意見も聞かずに申請しただけでやってきて、それがだめになったということについては損失補償じゃない...全文を見る
○笠井亮君 この問題は非常に重大な問題だと思うんですよ。それで、この新しい法改正で仕組みをつくろうとしている、そのこと自身が、もう繰り返し議論になっておりますけれども、とにかく収用委員会の権限というのは、政府の側の説明によりますと、期限と補償の額だけ決めるんだ、必ずいっかは裁決さ...全文を見る
○笠井亮君 短期ではないというようなおっしゃり方というのは非常に無責任だと思うんですが、少なくとも十年以上というのはこれはまた非常に長期であるということを改めて私は痛感したところであります。  総理大臣に伺いますが、相当長い期間ということで、総理大臣の御認識はどれぐらいの期間を...全文を見る
○笠井亮君 総理も今おっしゃいましたが、アクションプログラム、沖縄の人たちは二十一世紀には基地のない平和で豊かな沖縄をということを願っているわけであります。  そういう方向から見て、今お二人から御答弁ありましたけれども、この沖縄の基地を相当長期間にわたって、十年以上米軍に提供し...全文を見る
04月16日第140回国会 参議院 日米安全保障条約の実施に伴う土地使用等に関する特別委員会 第5号
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○笠井亮君 きょうはどうも三人の参考人の方々ありがとうございました。貴重な話をいただきました。  今、この審議をしている中でも、私の事務所にもファクスや手紙、それから要請に見える方がたくさんおりまして、これまで私とおつき合いのなかった方々からもいろいろと御意見をいただいておりま...全文を見る
○笠井亮君 さらに、濱川参考人に伺いたいんです。  今、土地収用法の体制の問題についても触れられましたけれども、本土における土地収用法の体制の運用の実態とのかかわりでこの問題をどう見るかということで伺いたいんです。  先ほど参考人は、今日、成田空港をめぐる長期にわたる紛争もあ...全文を見る
○笠井亮君 参考人のお話の中で、立法府の責任ということで触れられたというのも私は非常に印象に残ったことであるんですけれども、御指摘がさまざまありました。今回の法改正の問題をめぐっては、憲法の原理とのかかわりで大変に重大な問題があるという思いを改めて深めているところであります。まさ...全文を見る
○笠井亮君 今まさに不法な使用も予定するような法案だというようなことで御議論がありまして、先ほどもお話があったと思うんですけれども、実は私が昨日も政府に対していろいろ質疑をした中で、収用委員会が裁決をしないで却下するという場合については、これは政府の答弁でも違法なときに、法律に反...全文を見る
○笠井亮君 次に、金城参考人に伺いたいと思うんですけれども、特措法をめぐる沖縄の世論、それから地主の皆さんの気持ちについて私はいろいろ教えていただきたいと思います。  政府は、繰り返し二万数千人の軍用地主の中のわずか百数十名、〇・四%にすぎないそういう反戦地主の問題だとか、ある...全文を見る
○笠井亮君 ありがとうございました。
04月17日第140回国会 参議院 日米安全保障条約の実施に伴う土地使用等に関する特別委員会 第6号
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○笠井亮君 日本共産党を代表して、原案及び修正案に反対の討論を行います。  まず、私は、この重大法案の質疑が我が党の強い反対にもかかわらず打ち切られたことに厳しく抗議するものであります。  沖縄は、今年五月十五日、平和主義、主権在民、基本的人権の尊重を大原則とする日本国憲法の...全文を見る
04月21日第140回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第6号
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○笠井亮君 日本共産党の笠井亮でございます。  お三方、どうもありがとうございました。それぞれに一問ずつ伺いたいと思います。  最初に、川島局長に伺いたいんですけれども、最近のアメリカのコーエン国防長官の発言で大変話題になりました。朝鮮半島統一後も米軍十万人の体制を維持すると...全文を見る
04月24日第140回国会 参議院 内閣委員会 第8号
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○笠井亮君 今回の改正案については、いろいろあると思うんですけれども、まず即応予備自衛官制度を導入して防衛出動、それから治安出動、災害派遣、地震防災派遣に招集するということがあります。それからさらに、現行の予備自衛官、そして即応予備自衛官の招集時期を早めたこと、これが私は特徴の中...全文を見る
○笠井亮君 今いろいろ言われましたけれども、合理化、効率化、コンパクト化云々という問題について言いますと、定数は減ったとしても陸の実動人員はむしろふえていくということを衛藤元防衛庁長官も言われておりましたし、問題は数合わせの問題じゃないということだと思うんです。    〔理事板...全文を見る
○笠井亮君 一応確認のためにそのことを具体的に聞いてみたいと思うんですけれども、平成九年度に即応予備自衛官は福岡の駐屯地の第四師団の隷下に編成を予定しているということであります。そうしますと、今おっしゃったように、招集された以上、常備自衛官と同様にその師団としての指揮命令下で動く...全文を見る
○笠井亮君 常備自衛官と即応予備自衛官は今のような場合に区別がないということのお答えがあったと思います。  もう一つ確認なんですけれども、即応予備自衛官は例えば日米共同演習なんかの場合にも参加をしていくのかどうか、そういうことについてはどのようにお考えですか。
○笠井亮君 要するに、共同演習については具体的には予定はされていないけれども、今のお話だと制度的には排除するものではないというふうに理解できると思うんです。  それと、要するに招集された以上、役割回りはいろいろ部隊ごとに違うのは当然でありまして、ただ常備自衛官だからとか即応予備...全文を見る
○笠井亮君 要するに、今おっしゃったことで言いますと、まさにそういう形で今やることが有事立法の具体化につながっていくんじゃないかというふうに私は思うわけであります。  実際に八一年の有事法制研究の第一分類の中間報告というのがありますけれども、「自衛隊法七十条の規定による予備自衛...全文を見る
○笠井亮君 いろいろな背景がある中に、そういうことも含めての検討の中で当然あると思うんですよ。それと切り離したとしても、十年前のそういう問題については、当時の加藤防衛庁長官は最大のテーマだと言われたわけですが、そのこと自身については今どういう検討になっていて、防衛庁としてはどうい...全文を見る
○笠井亮君 では、それは要するにもう必要がないということで棚上げにすると。その当時は最大のテーマの一つだったけれども、今、今日的にはこういう体制でいくので、そういう自衛隊員未経験者を対象にすることについて特段の検討をしていないということは、もうやめたということでいいんですね。導入...全文を見る
○笠井亮君 以上幾つか伺ってまいりまして明らかになったと思うんですけれども、即応予備自衛官が編成定数の内数ということで招集されるというふうになっていくということは、つまりは正規の陸上自衛官が行う任務と招集された以上はほとんど同じことを行う。もちろん役割は違うとさつきおっしゃいまし...全文を見る
○笠井亮君 今、具体的に情報とかそれから警戒監視の問題その他というふうに言われました。  去年十一月、「セキュリタリアン」という雑誌の中でガイドラインの見直しをめぐる座談会を私は興味深く拝見いたしました。その中で秋山局長が、日本周辺有事で「日本の安全保障にとっても緊張感が出て来...全文を見る
○笠井亮君 その点は大事な問題だと思うんです。  ジェームズ・アワーという元米国防長官の特別補佐官をやっていた人がいますが、収集した情報はお互いの航空機に搭載したコンピューターを通じて直接交換されたということを言われております。現実にはこういう情報の問題というのは瞬時にして直接...全文を見る
○笠井亮君 私、一般的なというよりも、先ほど具体的なケースということでこういう場合どうかということを伺ったわけで、一般的に情報交換していることはどうだということを聞いているわけじゃないんですよ。  かつての答弁も言われましたが、また一つ指摘しておきたいんです。  ついせんだっ...全文を見る
○笠井亮君 限定的とかいろいろ条件をつけられますが、相手から見れば一体とみなされることはもう明らかになるわけで、結局、米軍と自衛隊のオペレーションというのは、日本は攻撃されていないのにアメリカが行う紛争なり戦争に米軍とともに自衛隊が情報収集、警戒活動などで動いていく、連携して作戦...全文を見る
○笠井亮君 私も木で鼻をくくって長官がこれ聞きなさいと言ったんだと言っているわけじゃないんですが、要するにそういうふうに地元から受けとめられるし、知事もなかなか苦悩のああいう発言をされた、それぞれあったと思うんです。  ただ、あの直後にも宮城でいえば、例えば地元の町議会ですか、...全文を見る
○笠井亮君 いや、米側のものとは差異がないと言われましたが、高濃度のウランが検出されたというふうに科技庁の方には書いてあるわけですよ。向こうの側はそういうことははっきり書いていないわけですよ、そういう点は。差異がないというのは、これはちょっと説明がつかないことだと思うんです。やっ...全文を見る
○笠井亮君 日本共産党を代表して、本案に反対討論を行います。  即応予備自衛官制度は、陸上防衛力の基本的な枠組みの一部になり、一たん招集されるや正規の自衛官と同等の任務を負い、日米安保共同宣言が求める新たな任務への態勢をつくるものであります。  新防衛計画の大綱では、大規模災...全文を見る
05月07日第140回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第7号
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○笠井亮君 時間が迫っておりますので端的に伺いますが、西川参考人、今もお話がありましたが、人間中心型の発展ということでの取り組みということで、国民参加型の援助の実態かと。特に市民社会、NGOとの連携ということで強調されておりました。  先ほど補助金の話がございましたが、それと同...全文を見る
05月19日第140回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第8号
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○笠井亮君 この間の参考人質疑の中で、参考人からも経済協力のあり方について、各国の活力ある国内経済の発展あるいは豊かな国民生活につながるかどうかということが重要なメルクマールの一つとして強調されたと思います。まさに対等、公平とか、あるいは自主性などのさまざまな原則が貫かれるべきで...全文を見る
05月21日第140回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第9号
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○笠井亮君 この間の参考人質疑等を通じまして、アジア太平洋地域における米軍のプレゼンスといわゆる十万人体制の是非をめぐって議論があり、焦点の一つになったと思うので、私はこの点に限って意見を表明したいと思うんです。  今月十九日に公表されたいわゆるQDR、ここに持ってきましたけれ...全文を見る
05月27日第140回国会 参議院 内閣委員会 第11号
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○笠井亮君 日本共産党の笠井亮でございます。  今日、いろんな意味で国民の科学技術への期待と関心というのが非常に高まっているところだと思います。そういう中で、国立の試験研究機関、いわゆる国研、さらには大学ということでいえば、民間では果たせないような学術研究あるいは教育を行うこと...全文を見る
○笠井亮君 いろいろ言われましたけれども、そうしますとやっぱり具体的な保証というのは非常に不安があるということが少なくともはっきりしました。衆議院の我が党の木島委員への答弁でもありましたけれども、国立試験研究機関の研究者の定員は一九八〇年から十五年間に四百四十九人減らされている。...全文を見る
○笠井亮君 先ほど人事局長が時々の定員の事情があるということを言われて、必ずじゃないけれども可能性はあるということを言われたから私は今申し上げたわけで、定員が減っているわけですから。  それから、流動化についても、流動化が実際に民間で進んでいない状況の中でこの制度を導入して、国...全文を見る
○笠井亮君 今回、招聘しながらプロジェクトに具体的に取り組んでいくということがあって、そういうことと一体のものだというふうに私は理解しているわけです。  いろいろ御説明がありましたが、結局そういう形で新しい制度を今度導入したら、いわば官業癒着ということがこれだけ問題になっている...全文を見る
○笠井亮君 すべてが対象になるということはないと思うけれども、それぞれが決めていくことだと。そのために制度をつくるからということですね。中には通産省のようにふやしたいところもあるということになりますと、かなりになることについては御否定されなかったということでありますから。  そ...全文を見る
○笠井亮君 一律に決まるものでないと。大事なことだと思います。  そして、もう一つ具体的に念押しみたいになりますが、活性化ということでメルクマールとしてこの任期制というのが一つ浮かび上がってくるということになりますから、そうしますと、一律にないということでもういいと思うんですが...全文を見る
○笠井亮君 それはちょっと重大な問題ですね。任期制ということでやらないとそういう重点予算が来ないということになりますと、これは一律にやらないと言われながらそういう余地が出てくるということですから、そこは厳格にしてもらわなきゃ困るというふうに思うんです。  人事院にもう一点確認し...全文を見る
○笠井亮君 次の問題を伺いたいと思います。  活性化ということが議論になってまいりました。活性化というならば、国研の役割に照らして、まず改善すべきは研究公務員の定員をふやして、そして伸びがなかなか芳しくない経常研究費を増額すること、これにきちっと手をつけるべきではないかと思うん...全文を見る
○笠井亮君 ちょっと確認したいんですけれども、これは定員の中で今度導入するということになっていると思うんです。ですから、定員がふえない限り、この任期制で入ってくれば、それ以外の人たちはその分減ることになると思うんですけれども、事実関係についてちょっと伺います。
○笠井亮君 非常に重要なことをおっしゃったと思うんです。私は今、口蹄疫のことも申し上げましたけれども、例えばそういうところでも非常に不安があるわけですね、今回導入されることによって自分たちは減るんじゃないかと。ただ、そうじゃなくて、定員増の要求の中で任期制が導入されたとしても、必...全文を見る
○笠井亮君 いろいろ伺ってまいりましたが、定員への任期制導入、そしてそれを拡大するような今回の法律が成立すれば、必要なところにつけるということが一方にあって、それには増員も含めて考えるという、それは大事なことだと思うんですが、全体としてはやっぱり押し出されてくるという仕組みになる...全文を見る
○笠井亮君 日本共産党を代表して、本案に対する反対討論を行います。  本法案の最大の問題は、国立試験研究機関の活性化を図るためとして任期制を導入するといいながら、活性化するどころか、逆に混乱と後退を招く危険があるということです。  国立試験研究機関はプロジェクト研究などの共通...全文を見る
○笠井亮君 日本共産党の笠井亮でございます。  既に質疑がありましたけれども、岡光事件における退職手当、それから期末・勤勉手当支払い問題の再現を防止するための措置を講じていくということは本当に必要だと思うわけであります。相次ぐ高級官僚の不祥事件に見られるような、その職務を私して...全文を見る
○笠井亮君 この問題ではそもそも公務員の労働基本権を奪っていること自体が不当だと私は思うんです。争議行為を行った公務員労働者は刑事罰の対象とされる、要するに禁錮刑以上ということですから対象とされる上に、今後はまじめに勤務してきた分の退職手当等まで受けとれなくなるということで、今回...全文を見る
○笠井亮君 総務庁の立場としてはそういうふうに御答弁になると私は思いました。ただ、結論が出ていないということはこの問題は未解決ということであります。  そもそもILO八十七号条約というのは結社の自由及び団結権の保護に関する条約ということであります。公務員といえども労働条件の改善...全文を見る
○笠井亮君 時間ですので終わりますが、争議行為も含めて犯罪だということになりますと、それ自体、私は議論しなきゃいけないと思うんです。  要するに、未解決とお認めになっているのに、結局その問題についても含めてということになりますと、これは未解決なのに労働者に新たな不利益をもたらす...全文を見る
06月02日第140回国会 参議院 本会議 第31号
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○笠井亮君 私は、日本共産党を代表して、金融監督庁設置法案等の問題について、橋本総理並びに関係大臣に質問いたします。  今回の金融監督庁設置法案の提出に至る経過的背景として、住専問題、大和銀行事件に続き、野村証券と第一勧銀、日債銀、日産生命問題など、相次ぐ金融腐敗・不祥事や破綻...全文を見る
06月04日第140回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第3号
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○笠井亮君 日本共産党の笠井亮でございます。  総理は昨年十一月、我が国金融システム改革ということでいわゆる日本版ビッグバンということを打ち出されて、まさに日本の金融市場の国際的信用を高めようとされていたその矢先に、今回の野村証券、第一勧銀問題ということが起きたわけでありますが...全文を見る
○笠井亮君 懲りない面々、情けないということでおっしゃいました。  結局、私思うんですけれども、政府、行政の側から、金融行政の側からいきますと、九一年の措置が率直に申し上げて、形では整えたけれども、それだけのものだったからということがやっぱり一つあったんじゃないか。対応がやはり...全文を見る
○笠井亮君 今、当時の雰囲気も含めておっしゃいましたけれども、主張はされたけれどもそれが通らなかった、実らなかったということをおっしゃいましたが、総理みずからが大蔵大臣として当時責任を持って提案されてやられようとした、そしてその金融行政あるいは政策それ自体がどうだったのか。そして...全文を見る
○笠井亮君 終わります。
06月06日第140回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第4号
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○笠井亮君 日本共産党の笠井亮でございます。  今の質疑にもありましたが、野村証券それから第一勧業銀行問題でも、大蔵省の行政指導のあり方あるいは責任の問題がやはり私は鋭く問われていると思うわけであります。特に、政府がいわゆる日本版ビッグバンを進めて国際的な信用を高めようというふ...全文を見る
○笠井亮君 大蔵省自身はどうしているんですか。
○笠井亮君 大蔵省はなめられているんじゃないかと私はさっき言ったわけですよ、平たく言えば。検査のときに隠ぺい工作されたわけですから。それを徹底的に調べることを指示しているということで、大蔵省自身が当事者なわけですから、検査をやって、そういうことで隠ぺい工作をされたわけですから、ど...全文を見る
○笠井亮君 隠ぺい工作が明らかになった相手に対して、報告してください、待っていますよということで、そういう受け身の姿勢でいいのかということだと思うんですよ。私は別に捜査当局と同じことを大蔵省が第一勧銀にやれと言っているわけじゃないんです。  では、もう一つ伺いますが、九〇年以前...全文を見る
○笠井亮君 大蔵省としてはその当時気がついていたということですか、確認します。どうだったんですか、ちょっとその辺、明確にしてください。
○笠井亮君 気がついていた、しかし見逃したということになるんじゃないですか。極めて重大な今、答弁だと思うんですよ。  私、気がついて当然だと思うんです。ここに資料を持ってきました。「担当者必携」というのがあるんですよ。これは出版物なんですけれども、ちょっと古いんですが、昭和五十...全文を見る
○笠井亮君 銀行の資金の原資というのは国民の預金でありますから、それが総会屋だとかやみの世界の資金だとか特定の人間に対する不公正な利益供与の原資になるようなことがあってはならないというふうに思うわけでありまして、大蔵省の検査というのはそういう点で本当にきちっと厳格にやる必要がある...全文を見る
○笠井亮君 絶対あり得ないと言われるわけでありまして、ただそろそろかなと、だから三年に一回ぐらいだから準備を始めるのは当然だみたいな話なんですけれども、二回の検査があったにもかかわらず隠ぺい工作がいわば成功するというようなことがあるということについて、私は百歩譲ってもそこに漏れた...全文を見る
○笠井亮君 現在もいるわけですね、第一勧銀から。  今いわゆる出向者の状況を報告してもらいました。そして、現在も第一勧銀から一名出向者が出て大蔵省にいるということも含めて、現在、銀行からの職員受け入れば常勤が七名、それから非常勤が三名ということだったと思うんです。  昨年の住...全文を見る
○笠井亮君 最後におっしゃいました実態を解明する、これは大事なことだと思います。いろいろきれいごとを言われても、癒着の構造の一つであるということは私は間違いないと思うんですよ、この出向者をめぐる問題。  確かに検査部門に第一勧銀から行っていない。  これは行っていたら大変です...全文を見る
06月09日第140回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第5号
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○笠井亮君 週末から週明けにかけて、野村、第一勧銀の不正事件をめぐって、日本を代表する金融、証券大手のやみの勢力との絶ちがたい癒着の構図がいよいよ明らかになる、そういう事態が日々進展していると思うわけでありますが、その中で庶民は怒り心頭ということだと思うんです。  そこで、まず...全文を見る
○笠井亮君 そんなことでは今回の事件に対する大蔵省の真剣さが厳しく問われると思うんですよ。今後ともそういう交流についてはいろいろ拡充していくなんという話だと、これはもう一体どういうことなのかと。今、癒着の誤解を招くというふうに言われましたけれども、誤解を招かれるだけでもこれはもう...全文を見る
○笠井亮君 金融機関からはこれでストップ、要するに来年四月以降はもう永久にないんだということは一つ言われた。しかし、来年四月まではいるということはこれはまだ問題があると思うんです。私もうここで繰り返しませんが、これは大蔵省としても厳しく受けとめて、世間が厳しい批判を癒着の問題に向...全文を見る
○笠井亮君 今、大蔵省の方はもう来年四月以降はやらないということを言われたんですが、今、人事は長官が新たに選任されてからということでありましたけれども、しかしそのもとでのスタッフと。それは一般的にいろんなスタッフということは当然あり得ると思います。しかし、現職の銀行関係者、職員が...全文を見る
○笠井亮君 もうこれはこれ以上やりませんけれども、検査監督部門に直接銀行の職員が出向していることというのが、それは大蔵省であってさえそういうことはしていないんだということがあったわけですから、新しくつくろうということで提案されている金融監督庁に、検査監督部門を銀行から直接職員が来...全文を見る
○笠井亮君 被害者の方には本当に深刻な死活問題だと思うんです。裁判になっているということもありますが、これもほんの一部で、泣き寝入りのケースも多いというふうに伺っております。  変額保険の加入件数といいますと百二十万件にも上るという大変な数になっている中で、実際の被害はもっと大...全文を見る
○笠井亮君 実態調査をどうするかと伺っても、先ほどから調査はできていない、それからそのことについてもお答えがない、そしていろいろまた同じ説明をされました。行政の制約があるということで通達は出すけれども、よく伺っていると、依然としていわば当事者任せということで行政としての反省が見ら...全文を見る
○笠井亮君 それは知っていますから、銀行法のことを言ってください。
○笠井亮君 明らかに法の不備だと思うんですよ。今説明されました、免許業種だと、そして検査監督だと、だから大丈夫だと。私はそういういわゆる銀行性善説というか、あるいはその上に立つた検査監督があるんだから、何かあったらきちつとチェックできるんだというシステムがあるから大丈夫だと言われ...全文を見る
○笠井亮君 金融制度調査会でもこの問題を含めて統一的な法整備問題が考えられていると私は承知しております。そして、銀行法については先ほどの体系があるということで言われたんですが、先ほどの御説明では要するにこの部分にはないということだと思うんですよ。その上に立って、統一的ということに...全文を見る
○笠井亮君 みんな将来の問題、重要検討課題ということで先送りということでは、これは現実にいろんな問題が起こっているわけです。そして、ビッグバンということでさらに問題が広がるという中で将来の検討課題と。それぞれシステムも違う、法体制も違うということでは、これでは一体国民はどう考えた...全文を見る
○笠井亮君 続きはまたやります。終わります。
06月10日第140回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第6号
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○笠井亮君 日本共産党の笠井亮でございます。  きょうは、四人の参考人の皆さん、どうもありがとうございます。それぞれ大事な問題で御意見いただいたと思っております。私いろいろ感想あるんですけれども、池尾参考人、賀来参考人が、組織をつくるということもあるけれども、それよりもまず検査...全文を見る
○笠井亮君 ありがとうございました。  次に、西崎参考人に伺いますが、早期是正措置のことで突っ込んでいろいろやっていらっしゃると伺いまして、それに関連してなんですけれども、先ほども議論の中でありましたが、地域経済の活性化のために、信用供与のニーズにこたえるために金融機関が義務を...全文を見る
○笠井亮君 ありがとうございました。また、いろんなことで議論もしていきたいと思います。  小林参考人に伺いますが、イギリスの問題を突っ込んで研究されてきたということであります。検査監督への国民の参加ということも言われて、私、国民の視点というのは大事な問題の一つかなということで伺...全文を見る
○笠井亮君 かなり広範な問題を申し上げたものですから。どうもありがとうございました。  それでは、池尾参考人に伺いたいと思うんですけれども、先ほどのお話でも利用者、それから消費者の保護の問題についてもお触れになって、若干質疑もあったのを伺っておりました。今グローバルスタンダード...全文を見る
○笠井亮君 ありがとうございました。
06月13日第140回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第8号
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○笠井亮君 六月二日の本会議以来、何回かにわたって本法案については質疑をさせていただきました。そして、いろんなことを伺ってきたわけですけれども、それを踏まえて総括的に総理に幾つか質問をさせていただきたいと思います。  まず最初に伺いたいんですけれども、先ほど来議論になっておりま...全文を見る
○笠井亮君 パンドラの箱の結果が希望だと、だから徹底してこの問題を出し尽くすということが大事だというのはそのとおりだと思うんです。そのためにも、今、総理がおっしゃったんですけれども、みずから再点検するということもあるでしょう。  ただ、やはりこの間で明らかになってきているのは、...全文を見る
○笠井亮君 過去にさかのぼって、そんなことを言っているんじゃないんです。
○笠井亮君 それは、そういうことですよ、もちろん。
○笠井亮君 端的にお願いします。
○笠井亮君 私は犯罪捜査を成りかわってやるということを求めているんじゃないんです。実際にそういう不正な問題がなかったかどうか。やはりこの間検査をやってきたけれども、前に伺いましたけれども、その問題では大蔵省のお立場では見逃しがあったというような言い方もありました。  そういうこ...全文を見る
06月16日第140回国会 参議院 内閣委員会 第14号
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○笠井亮君 今回の「日米防衛協力のための指針」の見直しに関する中間取りまとめということで議論があるわけですけれども、やっぱり一言で言ってこれまでの安保条約を一層危険な方向に変質させて、憲法の平和原則、これを侵していく大変重大な問題点が含まれているというふうに思っております。マスコ...全文を見る
○笠井亮君 それはアメリカ側も同じ立場の意見だ、同じ見解だということでよろしいですね。
○笠井亮君 では、さらに伺いたいと思うんですが、昨年の四月十九日だと思うんですけれども、衆議院の内閣委員会で日米安保共同宣言をめぐって論議がありまして、梶山官房長官が、新たな安保体制の適用地域ということでアジア太平洋地域の範囲について、ASEANを含む大洋州が効果、効力の及ぶ範囲...全文を見る
○笠井亮君 中東、インド洋については想定しないが大洋州についてははっきりは言えないということは一つ今おっしゃったことなのかなというふうに思います。  もう一つだけその点で伺いますが、先ほど中台の話がありました。中台紛争について、外務大臣から先ほども御答弁がありましたが、二十五年...全文を見る
○笠井亮君 今回の取りまとめ文書の中に、国内の政治体制の混乱で大量の避難民が発生しているような状況というのがありますが、そうしますと、中国の場合は想定していない、中国の場合は例外で、中台間の事態でそういうことが起きたとしても決して周辺事態というふうにはみなさないということでよろし...全文を見る
○笠井亮君 では、ちょっと確認の意味ですけれども、今行われているガイドラインの見直しの作業、そしてその結果に基づいて対処していくということを政府としては考えているんだと思うんですが、そういうガイドラインに基づいて中台の問題に日本がかかわっていくということはないということでよろしい...全文を見る
○笠井亮君 私も何も中台で事が起こることを望んでいるわけじゃありませんので、その辺にしておきますけれども、要するに今幾つか周辺地域の問題、周辺事態を伺ってまいりましたが、これまでの政府見解の極東の範囲を超えることもあり得るけれども、一概にはそうとは言えないと、そしていわば政策判断...全文を見る
○笠井亮君 公海とその上空に限るということでいいんですね。要するに、主として日本の領域というのはいいんですけれども、それ以外のところについては公海上とその上空に限るということでよろしいんですね。
○笠井亮君 そのことを今確認をいただいたと思います。  戦闘地域と一線を画する日本周辺の公海とその上空ということで、折田北米局長は、戦闘に巻き込まれることが通常予想されない地域を探していくということも答弁がありましたし、秋山局長は、戦況や制空権、制海権を確保しているとか相手の攻...全文を見る
○笠井亮君 今いろいろ言われましたけれども、自衛隊が戦闘地域と隣接した地域で支援活動をするということをすれば、今言ったような形ですれば、これは相手国から見れば明らかに交戦国ということで見られるんじゃないかと思うんですよ。日本が侵略を受けていないのに交戦国になるということは交戦権を...全文を見る
○笠井亮君 変えていないとさらっと言われるんですけれども、もう明らかにニュアンスが変わってあいまいな形、やっぱりどちらなのかということになると思うんですよ。わずか数日の間に、最初は国連決議が行われた場合を想定しているというふうに言われていて、そしてそれがそれに限定されないというこ...全文を見る
○笠井亮君 この想定しているということ自体がいろいろまた問題になるんですね。想定しているというのは、あるのかないのか、あるいはやるのかやらないのか、できるのかできないのか、違うことだというふうに思うんです。そこのところは、想定していないかといえば、ないというふうには必ずしも言えな...全文を見る
○笠井亮君 では、少し具体的に聞きたいと思うんですが、九〇年の湾岸危機の際、国連安保理は六六一決議で憲章四十一条に基づいて経済制裁を非軍事的強制措置として決定したと思うんです。米国などはその実効性を確保するという説明で独自にイラクに出入りする船舶に対して海上阻止行動などをとって臨...全文を見る
○笠井亮君 あのとき重大なことは、そういう形で米国がやったということがあって、六六五という決議が出たのはたしかその後ですね。当時、ブッシュ大統領が、経済制裁の国連決議の実効性を確保するということで、ペルシャ湾に展開して臨検を実施している米艦船に必要最小限の武力を行使する権限を与え...全文を見る
○笠井亮君 相手が軍艦でないから、商船とかだからということになると、それでもやっぱり武力行使に至らなくても武力による威嚇ということで、相手の側から見ればこれは一体だというふうに見られるということになるじゃないですか。そして、集団的自衛権の行使にかかわる問題になってくると思うんです...全文を見る
○笠井亮君 いろいろ言われましたが、この間言われている答弁の中で非常にはっきりしているのは、日本への攻撃とみなされる機雷については、これは当然除去できるということがあったと思うんですけれども、これ自体が防衛出動を前提に考えている、これ自体重大な問題だと思うんです。つまり言いたいの...全文を見る
○笠井亮君 仕組みはそうだということなんですが、そうすると、日本がやれるということになる範囲があるとすれば、米軍のために掃海するということに足を踏み出すということになるわけですか。
○笠井亮君 そのことはいいんです。そうじゃなくて、今実際にはそういうことで仕組みを整理したという上でありますけれども、じゃこのガイドラインの見直し作業において、日本が紛争当事国でもないのに日本に対する武力行使としての機雷の敷設というのは考えられないと思うんですよ。そうしますと、そ...全文を見る
○笠井亮君 結果として利することはあり得ると。  そこで、先ほど局長も言われたんですが、判別をするというわけですよ。しかし、実際どうやって判別するかという問題、これは公海上でも除去できる、それは日本を守るための範囲の話だということなんですけれども、じゃその機雷が日本に対して敷設...全文を見る
○笠井亮君 結果として利することになるということで、結局そこをやるための仕組みを何とかうまく整合性を合わせようということになるんじゃないんですか。だって、どういうものかというのは区別がつけようないんですよ。これは日本向けということで識別するような札を相手がつけるわけじゃありません...全文を見る
○笠井亮君 理解が得られなかった場合についてはどうでしょうか。あくまで困ると言われた場合はどうなさいますか。
○笠井亮君 周辺事態ということで最初の問題に戻るわけですが、要するに日本の平和と安全に重大な影響があるということで具体的事態が起こった場合に対応する、その流れの問題として出てくるわけでありまして、地方公共団体の中でも、それはそこまで私たちが協力しなきゃいけないものなのかということ...全文を見る
○笠井亮君 では、来年の通常国会ということではない、必ずしもそうではない、それ以降になる、そして三つでもないと、そういうことも含めて今検討しているということで言われたというふうに、私も議事録をもう一回精査してみますが、そういうことで言われたということだと思うんですけれども、いずれ...全文を見る
06月16日第140回国会 参議院 本会議 第36号
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○笠井亮君 私は、日本共産党を代表して、金融監督庁設置法案及び金融監督庁設置法の施行に伴う関係法律の整備に関する法律案に対して、反対の討論を行います。  今日、金融制度の改革にとって、大蔵省と大手金融機関の癒着の構造を断ち切り、金融機関の公共性を重視した監督・監視体制を確立する...全文を見る
09月26日第140回国会 参議院 内閣委員会 閉会後第1号
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○笠井亮君 日本共産党の笠井亮でございます。  きょうは人事院勧告の問題、いろいろテーマがあるんですけれども、その実施問題について先ほど来ありますが、その問題に限って質問をしたいと思います。  さきの給与関係閣僚会議等の報道などを見ますと、部分凍結が落としどころだとか、あるい...全文を見る
○笠井亮君 憲法に由来しているということで内海元総裁の答弁を確認されたというふうに思います。  振り返ってみますと、公務員賃金をめぐっては、言うまでもありませんが、第二次大戦後、越年資金支給だとか最低賃金制の確立などを要求した二・一ゼネストというような運動がありました。それに対...全文を見る
○笠井亮君 そうしますと、人勧制度がそもそも憲法の保障する団体交渉権、争議権に由来して、憲法に沿って人勧が機能するには迅速かつ完全な給与改定の実施が必要だということは筋として明らかだと思うんです。  そこで、総務庁長官に伺いたいんですが、先ほど来この問題で質疑がありました。官房...全文を見る
○笠井亮君 今、憲法上の要請から尊重するのは当然だということはお認めになった。その上で、公務員とともに国民の理解ということと財政構造の問題、財政事情が厳しいということもあるんだということを言われましたので、その辺の問題に関連してさらに伺っていきたいと思うんです。  一つは、国民...全文を見る
○笠井亮君 影響が大きいということをお認めになりました。  そうならば、このような広範な人々の消費を通じて景気そのものにも大変に大きな影響を及ぼすということが言えるんじゃないかと思うんです。  特に人勧を受けとめながらどうするかという政府の対応をめぐって、今日、消費税率の引き...全文を見る
○笠井亮君 思索をめぐらすとか仮定という問題じゃなくて、景気とのかかわりで影響があるかどうか。つまり、実施するかしないか、あるいは値切りがあった場合ですね。
○笠井亮君 そうしますと、この間、人勧を受けて政府でも毎年検討がされてきました。例えば九四年、三年前ですが、総務庁の年次報告を見ますと、平成五年ですが、十月八日の第三回閣僚会議においてというくだりの中で、「より確実な景気回復に向けた良好な波及効果等をも勘案し、勧告どおり給与改定を...全文を見る
○笠井亮君 志ということは伺いました。ただ、今の問題は一つ重要な問題だと思いますし、それから先ほど来ある問題で官房長官も繰り返し言われ、長官も言われましたが、財政構造の問題、財政が厳しいということが相当議論の中で検討の大きな要素として言われているわけでありますけれども、私は、財政...全文を見る
○笠井亮君 終わります。
10月29日第141回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第2号
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○笠井亮君 お二人の参考人、どうもありがとうございました。  先ほどのお二人の御意見を伺って、今しきりに振りまかれているような北朝鮮の脅威論とか、あるいは一路崩壊で大混乱というようないわば単純な議論と違って、全体として冷静な分析をされているなということを感じました。また今、重村...全文を見る
11月10日第141回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第3号
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○笠井亮君 日本共産党の笠井亮でございます。  財政構造改革法案について総理並びに関係大臣に質問をいたします。  衆議院以来の審議を通じまして、今回の法案が、浪費については温存しながら国民の生活には耐えがたい犠牲を将来にわたって強いていくレールを敷いたと、かつてない内容である...全文を見る
○笠井亮君 これによる実際の国民の負担がどれだけになるかという問題なんですけれども、どれだけふえるかと。たしか厚生省は一兆二千億円というふうに言っていると思ったんですが、私は二兆円の国民負担が新たにふえているということが常識になっていると思うんですけれども、少なくとも九月からの改...全文を見る
○笠井亮君 満年度ベースで約四倍だということでありますが、この社会保障の予算全体で見ますと、先ほど来ありましたが、年金受給者がふえたりあるいは賃金だとかあるいは物価上昇に伴って必要経費いわゆる当然増がある。今度の法案の第八条で見ますと、来年度で八千五百億円と見込まれている当然増を...全文を見る
○笠井亮君 いずれにしましても、こうした予算削減がどれぐらい国民の負担になるのかという問題が非常に大きな問題だと思うんです。  それで、今制度改革をやってみないとわからないという話もありましたが、制度改革というのは結局国民や患者負担がふえてくるということでありますから、そういう...全文を見る
○笠井亮君 今いろいろ縮減するとかなんとかと言いましたけれども、患者だけに押しつけるのではないとか、この間の議論でいえば、厚生大臣も薬価や診療報酬の問題も言われました、そういうことをさまざまするということではありますけれども、結局そういうもので埋まるものではないということでありま...全文を見る
○笠井亮君 端的にお願いします。
○笠井亮君 いろいろ言われましたけれども、私の伺ったことにきちっと端的に答えられていないんです。  それで、例えば厚生省の試算を見ました。いろいろ負担が減るようなことで苦労しているんだと言われますけれども、ここにも資料があります。  例えば二〇二五年までの社会保障、医療、年金...全文を見る
○笠井亮君 要するに、内閣がかわっても、この法律がある限り、社会保障分野でも削減した予算を出すことを義務づけられるということだと……
○笠井亮君 それでは伺いますけれども、今後例えばこの法律が実施されて、来年度の四千二百億円の医療費国庫負担の削減が実際に問題になる。そして、九月からの医療保険の改定に続いてそれを上回る国民の負担がふえた結果、医療や社会保障をめぐって一層大変な問題が現実に起こりかねない。もっとたく...全文を見る
○笠井亮君 プラスプラスと言われますけれども、当然増を減らされて負担増になるんですよ、これは。  それで、私質問しているのにちゃんと答えていただきたいんですが、実際に四千二百億円の今度の削減によって、これはまずいということが国民の声、意思になって、これは本当に怒りが高まるという...全文を見る
○笠井亮君 総理としては、医療保険の問題を含めて、そういうことで国民の声が高まった場合というのは一般論ということでなかなか言えないということは、総理の立場はそうなのかもしれません。  一般論としては、つまり政府が予見しないような事態が起こる、それは国民の声かもしれません、湾岸戦...全文を見る
○笠井亮君 勝手な解釈じゃありません。一般論としてそうおっしゃった。そして、その中で予見しない事態と言われたわけですから、政府の判断としてそういうことで予見しなかった場合ということだと思います。  では、国会がそういう国民的な要求が非常に高まったということを受けましてさまざま議...全文を見る
○笠井亮君 私は、もう今言った議論は全部踏まえた上で、編成替えの動議が出たときにどうするかと伺っているわけですよ。これは仮定の問題じゃなくて、実際にこういうことで国民の皆さんが非常に敏感に困ると思っていらっしゃることがある。  それで、実際に橋本首相だって九四年のときに、羽田内...全文を見る
○笠井亮君 少数与党ということもあります。それから、現実に昭和二十二年の補正予算のときには組み替え動議が通りました。そういうことはやっぱりあるわけですよね。さまざまな政治的な状況の中でそういうことが当然ある。そういう場合にどうするかということなんですよ。答弁お願いします。
○笠井亮君 要するに改正するしかないんです。そうしますと、はっきりしてきました。結局、国民の社会保障削減反対の要求を受けて政府自身が財政構造改革法の上限を超えて予算をつけようとしても、縛られてできないと。国会がそういう予算案ではだめだと組み替え動議を出して通したとしても、今言われ...全文を見る
11月18日第141回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第9号
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○笠井亮君 日本共産党の笠井亮でございます。  きょうは、お三方の参考人の方々、どうも大変に貴重な御意見をありがとうございました。  限られた時間ですので幾つかの問題に絞って伺いたいと思いますが、まず鮫島参考人に何点か伺いたいと思います。  第一点なんですけれども、九月から...全文を見る
○笠井亮君 ありがとうございました。  それに関連してなんですが、今度の財政構造改革法案によって、国民にとって一層の負担増ということに社会保障や医療分野ではなるということだと思うんですけれども、九月からの今おっしゃったような大変な深刻な状況という医療保険の改定について厚生大臣は...全文を見る
○笠井亮君 時間があともう一分しかございません。貝塚参考人それから田尻参考人にもいろいろ伺いたかったんです。  田尻参考人も、先ほどの大き過ぎる政府と小さ過ぎる政府をより分けた議論が必要だという点なども大変興味深く伺ったところでありますが、きょうはもう時間になりますので、また別...全文を見る
11月20日第141回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第11号
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○笠井亮君 この間の審議を通じましても、今回の法案が社会保障などの国民生活のあらゆる分野に犠牲を強いるということが明らかになってきていると私は思うんです。また、日本自治体労働組合総連合、この労働組合の総連合の呼びかけに対して、今ほど伺いますと、既に現在で全国百八十五の自治体の首長...全文を見る
○笠井亮君 見事なくらいびた一文減らしていない、同額だということでございます。この間聞いておりますと、何か大変な努力をしているようなことを長官も言われているわけですけれども、削減になっていないことは明らかだと思うわけでございます。  そこで、具体的に防衛費関係について伺っていき...全文を見る
○笠井亮君 これは事前に幾つか伺ってみますと、後からアメリカから請求が来るという問題もあるんだと。食費、輸送費のほか特別協定三条の追加的に必要なものもあるということも含まれていてわからないと今話がありました。アメリカからどういう項目を請求されるのか。それからいつまでに負担額が確定...全文を見る
○笠井亮君 結局、幾ら請求してくるか、これは年度末をめどにと言いましたけれども、幾らになるかわからないと。九年度予算三億七千万円ということですけれども、それを上回らないというような保障はどこにもないということだと思うわけであります。防衛庁長官うなずいていらっしゃいます。  もう...全文を見る
○笠井亮君 私は地元の理解は得られないと思いますが、いずれにいたしましても幾らになるかわからないと、数千億とかいうことも言われているところでありますが、わからないという返事でありました。  そうしますと、結局、SACOの関連経費、今二つ伺いましたけれども、幾らになるかわからない...全文を見る
○笠井亮君 沖縄の痛みがあるからなんてとんでもないことを今言われました。とんでもないです。沖縄の痛みということで言われましたが、もう基地ある限り沖縄の痛みはなくならない。しかも、今問題なのは、もう今でも基地が集中しているのにさらに新たな海上基地建設までするということがあって、そし...全文を見る
○笠井亮君 基地がなくならないということについてはそのとおりだと言われましたけれども、こういうSACOによるこの枠組みの中で沖縄県民は喜んでいるかと、喜んでいないですよ。キャンプ・ハンセンだって、もうこれであの砲弾の音から解放されると思ったら、全然事態は変わっていないと。本土に行...全文を見る
○笠井亮君 特別協定があるということを言われました。もともとは思いやりで根拠がなかったけれども特別協定があると言われましたが、これらの思いやり予算に相当する経費というのは、確認したいんですけれども、安保条約上それから日米地位協定上は米側の負担が取り決められている、そういうもので間...全文を見る
○笠井亮君 安保条約と地位協定には義務になっているかどうかを伺っているんです。そこのところをはっきり答えてください。わからないんですか。
○笠井亮君 安保条約上と地位協定上の義務があるかどうかを聞いているんです。そこだけ答えてください。あるのかないのか。長官、わからないんですか、こういうことが。これは通告しているしていないの問題じゃないですよ、基本的な問題ですから。安保条約と地位協定の上で、今、思いやり予算と言われ...全文を見る
○笠井亮君 それじゃ、地位協定の該当部分を読んでください、二十四条。
○笠井亮君 もういいです。
○笠井亮君 はい。今の一項で明確なんですね。思いやり予算に該当する部分については地位協定にないんです。米側が負担と、これははっきりしていることで、正確なことを何とかということじゃなくて、これはもうはっきり書いてあることですから、解釈じゃないんです。  もともとそういうふうに根拠...全文を見る
○笠井亮君 財政状況については説明しているということで、一応説明しているというのではこれは済まないんです。  先ほど防衛庁長官は、この厳しい財政状況の中なのでさまざまな努力をしてこの問題についてもどう合理化するかとかペースダウンをするかとかというようなことをさまざま言われました...全文を見る
○笠井亮君 社会保障の問題はこの間もさまざま質疑がございました。当然増というものを義務的経費として法律で決めている。しかし、それは財政構造改革だから三年連続で思い切って削るんだ、そのためには仕組みを変えるので法律も変えるということまで言われているわけですよね。  しかし今は、見...全文を見る
○笠井亮君 一言だけ、申しわけありません。  お年寄りや高い学費に苦しむ国民には法の改正もやって制度をどんどん改悪して痛みを求めるというのに、アメリカへの約束というのは、どんなに財政が危機であろうと、あくまで義務だといって支出を続ける、まさに聖域だと思うんです。予算編成というこ...全文を見る
11月27日第141回国会 参議院 大蔵委員会 第4号
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○笠井亮君 日本共産党の笠井亮でございます。  先ほど来、山一証券の問題あるいは北海道拓殖銀行をめぐる問題を初めとして議論があります。私は、あらゆる選択肢という御答弁も含めて伺いたいことがいっぱいあるんですけれども、時間の関係でその問題は別途の機会を見て伺うことにしまして、きょ...全文を見る
○笠井亮君 春の外為法の改正の議論というのを私も会議録で読ませていただきました。局長もあのときは百万円と言われて、それで午前中もありましたアメリカ、フランス並みの水準だというふうに言われていたのに、今度は二百万円ということで緩められたこと自体、それ以下に分散して送金されて不正が行...全文を見る
○笠井亮君 本人が申告するという問題と、それから悪意があればということで、確実な手はなかなかないというふうに言われました。まさに今、金融機関の反社会的行動といいますか、違法行為が問題になっている。そして、先ほど部長は不正手口の巧妙化ということも言われたわけであります。そういう中で...全文を見る
○笠井亮君 私はある意味では、バランスということも言われましたが、この租税回避の問題についてはやっぱりあらゆる穴をふさぐための措置を検討するということが必要だと思うんですよね。  金融、為替の自由化ということが一方である、一方では課税があるということで、余りやり過ぎるとという話...全文を見る
○笠井亮君 その先で伺おうと思ったところをもう先にいろいろと御答弁いただいたのですけれども、問題意識としては私もおっしゃること、どういうことかということは今受けとめたところであります。  次に、非居住者の確認制度問題でありますが、これについては居住者、内国法人が国外で直接受領す...全文を見る
○笠井亮君 OECDの問題も取り上げられました。OECDは、税の引き下げ競争の問題について、それを回避するということで新しい国際ルールづくりを今進めていて、来年の春を目途にということで報告書が出ると。日本も共同議長になられているということであります。私は、問題の性格上、一国だけで...全文を見る
○笠井亮君 終わります。
11月28日第141回国会 参議院 本会議 第7号
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○笠井亮君 私は、日本共産党を代表して、財政構造改革の推進に関する特別措置法案に対する反対の討論を行います。  本法案は、今日の財政破綻を生み出した浪費の構造は温存したまま、国民生活関連予算は将来にわたってカットする仕組みをつくり上げる前代未聞の法律案であります。国会にも国民各...全文を見る
12月02日第141回国会 参議院 大蔵委員会 第6号
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○笠井亮君 日本共産党の笠井亮でございます。  最初に、罰則整備のための法律の改正案について端的に伺っておきたいと思います。  もう既に、午前以来議論がありますので、多くの問題に触れられたと思います。いわゆる総会屋に対する利益供与など証券会社、銀行等の金融機関の不公正取引の再...全文を見る
○笠井亮君 まずはこの法案でもって知らしめるということでありましたが、引き続き必要な充実強化については検討をお願いしたいというふうに思います。大臣、よろしいですね、それは。確認いたします。  それでは次に、北海道拓殖銀行の破綻に至った乱脈経営と大蔵省の対応の問題について幾つか伺...全文を見る
○笠井亮君 既に問題も起こっているわけでありまして、努力をしているということについては今言われたようなことがあるわけですけれども、やはりこの問題が直接の引き金になったということでいえば、特別に緊急に枠も設けて支援するということもきちっと検討いただきたい。これは本当に時間が迫ってい...全文を見る
○笠井亮君 存在する企業といいましても、カブトデコムにしても今は裁判で拓銀と争っているという状況であって、そういうことも踏まえて、この問題、拓銀の不正をただすことに協力しないとは思えないわけでありますし、言えないならばこちらで申し上げますが、ピーク時の融資総額が一千億円、それから...全文を見る
○笠井亮君 九二年、拓銀は幾らですか。
○笠井亮君 九百四億円ということでありましたが、どんなに健全な相手でも同一人に過大な貸し付けをするのはリスクが大きいということで、それを許さないというのが信用供与限度額だと言えると思うんです。その九百四億円を超えそうになったということで拓銀がカブトデコムとやったのが、物件シフトと...全文を見る
○笠井亮君 現在やっているということですけれども、検査でいえば九四年の八月からもう検査に入っているわけですよね。ですから、現在やっているという以前の問題がまずあるわけであります。  この物件シフトについては、九四年の二月に札幌地裁で行われたカブト事件での検察側の冒頭陳述によって...全文を見る
○笠井亮君 私、さっきも言いましたけれども、今検査に入っているというより、以前に相当問題になって、三十回もやっていたという経過の中で、九四年八月、そういう時期に検査に入っているわけです、大蔵省は。  こういう問題はやっぱり早くから手を打っておく、そして検査で見つけてきちっとそれ...全文を見る
○笠井亮君 適切に指導していればこういう問題が今まで引きずられてきて結局破綻につながるということはなかったはずでありまして、やはりそういう態度が表面を取り繕ってごまかす金融、証券、そういう問題の経営体質を助長すると言われてもこれは仕方がないんじゃないかというふうに私は思うんです。...全文を見る
○笠井亮君 そうなんです。一件だけなんですよね。  大蔵大臣にこれはぜひ伺いたいんですけれども、これだけいろいろ金融不祥事だとかあるいは不正事件とかということが過去ありながら、結局銀行法に基づいてその違反ということで告発したのが第一勧銀の本年七月の一件だけというのはいかにも監督...全文を見る
○笠井亮君 私、具体的に拓銀の問題を取り上げて、厳正に対処すべきだ、告発をすべきだということも含めて申し上げたわけですが、告発も含めて厳正に対処するというお答えがありました。  私は、ごまかそうとしたのは、大蔵省や日銀をごまかそうとしただけじゃなくて、拓銀は経営会議の中でカブト...全文を見る
12月04日第141回国会 参議院 大蔵委員会 第8号
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○笠井亮君 日本共産党の笠井亮でございます。  今の税の問題は私もぜひやりたいんですけれども、限られた時間なのできょうは法案に限って質問をいたします。  最初に、本法案はビッグバンの主な柱として金融持ち株会社の設立を認めようとしておりますけれども、なぜ今金融持ち株会社なのかと...全文を見る
○笠井亮君 効率性の問題は後で少しゃりたいと思ったんですけれども、元来、競争を制限することになるから独禁法で持ち株会社を禁止してきたわけでありまして、解禁して競争の促進になるということにはならないというふうに思うんですね。  それで、国際的な競争力ということを言われました。先ほ...全文を見る
○笠井亮君 いろいろ言われましたけれども、中小も否定しない、しかし結局は生き残っていくためには巨大な集団をつくっていかなきゃいけないという方向にいろいろあったけれどもなるんじゃないかというふうに思うんですね。  それはそういうことで今いろいろ説明を伺いましたが、じゃ効率化という...全文を見る
○笠井亮君 いわゆるシナジー効果という問題を今言われたと思うんですけれども、私は効率化ということで銀行も証券もということで何もかもやっているとかえって負担になって、それで逆に効率性を失って一番強い分野にいわば特化していかなければもうからない、いわばもうからない世界ということになり...全文を見る
○笠井亮君 有効である場合もあるかもしれないと。選択肢の一つとして提供したんだということに尽きるのかなと思うんですけれども、結局うまくいくのかなというのは非常に私も思うわけであります。  次に、今回の法改正は、銀行業務と証券業務を分離してきた従来の我が国の金融制度の基本を変更し...全文を見る
○笠井亮君 形式的にはそういう説明も成り立つかもしれないんですけれども、従来、今言われた業態別子会社という問題は、原則としては銀行ないし証券が親会社となって、そして新設の、原則としてはですよ、証券や銀行を子会社にする場合に限られていたというふうに思うんです。今回の金融持ち株会社の...全文を見る
○笠井亮君 その業務範囲については今後変更していくということになるわけですか。
○笠井亮君 そうすると、大きく変更はないという銀・証分離の問題、これは実際はもう垣根がなくなっていくということで、業務範囲の問題ではそういうふうにしていくわけですからそういうことになるというふうに思うんですよ、そこのところは。そのことは大きな問題だと思います。  それから、もう...全文を見る
○笠井亮君 これはやっぱり非常に大きな問題だと思うんですよ、とりわけ、現実にいろんな問題が起こっている中での持ち株会社を今度つくっていこうという方向ですから。これは本来、検討ということじゃ遅くて、いろんな事態が問題になっているだけに、法律案を出すのだったらば、その段階で当然盛り込...全文を見る
○笠井亮君 終わります。
○笠井亮君 私は、日本共産党を代表して、金融持ち株会社解禁に伴う二法律案に対して反対の討論を行います。  第一に、金融持ち株会社の解禁は、我が国金融制度の基本である銀行業と証券業を分離している垣根を撤廃し、銀行が証券業務を初めリスク業務に本格的に参入する事実上のユニバーサルバン...全文を見る
12月08日第141回国会 参議院 内閣委員会 第5号
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○委員以外の議員(笠井亮君) 日本共産党を代表しまして、ただいま議題となりました私外二名提出の非営利法人特例法案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  本法案は、個人の自発的参加に基づく自主的な非営利団体の活動の健全な発達を促進するために、これらの団体の法律上の地位を明...全文を見る
12月10日第141回国会 参議院 本会議 第10号
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○笠井亮君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました預金保険法の一部改正案につきまして、総理及び大蔵大臣に質問いたします。  質問に先立って、私は、昨日の衆議院本会議での不正常な採決強行に続いて、本日の本会議が職権によって強行開会されたことに強く抗議するものでありま...全文を見る
12月11日第141回国会 参議院 大蔵委員会 第10号
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○笠井亮君 日本共産党の笠井亮でございます。  昨日、本会議の質疑があって、会期末をあすに控えたきょうの時点でございまして、不正常な状況が現実にある、そして会期末はあしたということでいえば、十分な審議の見込みもないのにこういう時点であえて強行成立するということをするべきではない...全文を見る
○笠井亮君 結局、機構の機能を変えるということで改正するわけですよね、そういう意味で言いますと。いや、そうならざるを得ないと思うんですよ。今いろんな状況があるからそれをやらないと大変なことになるというふうに言われたわけですけれども、結局、これまでと違って債務超過でなくてもいい、大...全文を見る
○笠井亮君 債務超過でなくてもいいということになりますと、そういう時点でいうと、いろいろ議論はあるでしょうけれども、まだやっていける、ペイオフもできるし、いわば預金者保護ができる段階でもとにかく大蔵省が判断してこれは危ないというふうになればできるということにもつながってくると思う...全文を見る
○笠井亮君 今の問題について、一昨年の金融制度調査会の答申、ちょうど二年前ですけれども、十二月二十二日に出まして、そこで金融機関の破綻処理のあり方の「基本的考え方」ということで三つ前提条件というのがありますよね。「金融機関の破綻処理においては預金保険が発動されることとなるが、預金...全文を見る
○笠井亮君 時間になりましたので、今の答弁を受けて私もちょっと言いたいことがあるんですけれども、午後に回してやらせていただきます。
○笠井亮君 日本共産党の笠井亮でございます。  きょうは、西崎参考人、紺谷参考人、本当にありがとうございました。大変貴重なお話を伺ってきたわけでございます。聞きたいなと思ったことは既にほかの委員からの質疑を通じまして、そしてまたそれに加えていろいろお話がありましたが、限られた時...全文を見る
○笠井亮君 さっき言われたところなんですけれども、完全に破綻したところだと経営者もなくなるしそういうこともあると思うんですけれども、今度新銀行をつくるということは、株主は残りますよね。そういう意味で、一般株主は別として大株主とかというあたりの責任というのはどこまで問われなければな...全文を見る
○笠井亮君 ちょうど私もそこを午前中聞いていたところなんです。  私が理解した範囲では、簿価と時価の差があるし、そのことは当然負担がかかるんだというような説明を銀行局長がされたのかなということで、細かい話というふうに先ほど言われたような、まさにそういう範囲のことを答弁されたのか...全文を見る
○笠井亮君 そのまさに余裕と体力の話で紺谷参考人の方に伺いたいんですけれども、昨年この預金保険法が改正されて以来、破綻処理に関連して預金保険機構の資金援助が行われる際に、いわば当然その責任からいっても負担すべき関係金融機関の資金負担がそれ以前と比べてなくなってきているというのは実...全文を見る
○笠井亮君 最後の質問で、紺谷参考人にもう一つだけ伺いたいと思うんですけれども、いわゆる新型国債十兆円構想というのが今出てきておりますが、私はこれは新たな国債で生み出される財政資金を優先株の買い取りなどの銀行の自己資本の充実のために実施するということで、形を変えて国が借金して銀行...全文を見る
○笠井亮君 ありがとうございました。
○笠井亮君 それでは、午前中に続きまして質問を続けさせていただきます。  午前中の最後のところで、ちょうど今、上山委員からもありましたけれども、株主、出資者の責任という問題の御答弁をいただいて、そこで終わっているところであります。今も改めてありましたように、局長の御答弁というの...全文を見る
○笠井亮君 これ以上やっていても恐らくそれ以上の話はないと思うんですけれども、私は西崎参考人の意見は金融制度調査会、長年にわたってやってきて、外国とのかかわりでも原則問題として発動の前提条件の中にそういうものとしてやっぱり位置づけているんだという話も答申の流れの中で言われたので、...全文を見る
○笠井亮君 私も、中小企業など善意で優良な借り手の保護といいますか、これも預金者保護とともに重要であるというのは当然だと思っているんです。ですから、私自身で言いますと、単に銀行をつぶせばいいということじゃないんじゃないかというように思っているのでそういう点はあると思うんですけれど...全文を見る
○笠井亮君 融資規制の問題です。
○笠井亮君 じゃ、それはまた後で伺うことにします。今はいいです。  拓銀が千六百三十七億円という形で四分の三を超える、それから拓銀系ノンバンクのたくぎん抵当証券がございますが、十一月の十九日に破産をするということでこの負債総額が五千三百九十一億円、拓銀が千二百十二億円、それから...全文を見る
○笠井亮君 不良債権というのは、先ほどどういう性格かという議論もありましたけれども、平たく言えば融資先が借りた金をどうしても返せない、踏み倒すということにもなるというようなことも含めて大変に重大な問題だと思うんですけれども、そういうこと、あるいは相手を明らかにしないでどうして責任...全文を見る
○笠井亮君 年末までといってももうわずか、時間が迫ってきておりますが、速やかに明らかにすべきだというふうに私は思います。  それはもう年末までということできちっと明らかになるわけですね。
○笠井亮君 拓銀の検査は大分前のこの委員会の質疑でいつごろになるかという質問がありましたが、大体めどとしてはいつごろまでと今の進行状況の中でおっしゃれるでしょうか。
○笠井亮君 大蔵省・日銀が査定する四分類によりますと、都市銀行の問題債権というのば、先ほども答弁があったと思うんですけれども、銀行が公表している公表不良債権よりも大きくなるということで、三倍にもなるというようなことも言われたりもしておりますが、拓銀でいえば公表不良債権が三月末の時...全文を見る
○笠井亮君 これだけ膨大な不良債権があると。それから、前の委員会のときにもカブトデコムの問題で具体的にこの信用供与限度額の問題も含めて質問させていただいたわけですけれども、そこはよく具体的に見ていかなきゃいけないというふうに思いますし、この問題というのをきちっと押さえていくという...全文を見る
○笠井亮君 私は、具体的な問題で見て、大蔵省の対応の不十分さから拓銀問題も出てきているということを率直に見る必要があると思うんです。  とにかく、これだけ膨大に膨れ上がってきた問題というのがあるわけだし、融資する側も系列ノンバンクなどのグループで融資をしているから額がさらに膨れ...全文を見る
○笠井亮君 大蔵省の通達の問題ですね、具体的に四〇%までというところについては再検討の必要があるということはお認めになりませんか、どうでしょうか。
○笠井亮君 私が申し上げたのは拓銀問題では歯どめにならなかったんじゃないかということを申し上げたわけで、その点は真摯に事実のもとに受けとめながら、そういうことも含めて再検討するというぐらいはやっぱり答弁していただかないと先に話が進まないんじゃないかと思うんですけれども。
○笠井亮君 繰り返しになりますが、現実に拓銀問題が起こっているわけで、今後特異なケースとかという形で見直さないで済ますとすれば、またそういうことで繰り返されたらそのときは本当に通り一遍では、今でも済まされないわけですが、大変なことになると。そうならない前に、やっぱり大蔵省の行政あ...全文を見る
○笠井亮君 では次に、内訳なんですけれども、日銀特融のうち拓銀が預金の払い出しに使っている分というのは幾らかということなんです。先日も地崎産業に対する新たな再建計画を決めて、また貸し渋りのないようにということで融資は続けていくということもありましたけれども、融資分として使ったのは...全文を見る
○笠井亮君 そうしますと、次の質問もお答えが難しいのかと思うんですけれども、先日、二十七日に拓銀や北海道の財務局でいろいろ聞いたところ、約七千億円がインターバンクでの返済に回っているという話を伺ってきたんですね。現在までにコール市場への借入金の返済に幾ら使われたかという問題につい...全文を見る
○笠井亮君 具体的な額は別としても、そういう形で使われているということは承知されているということでありましたが、拓銀の不良債権の実態が全体としてまだ明らかになる前に何の担保もなくて無制限に出していくという形で借入金の返済にも相当部分充てられていると見られるということは、今うなずい...全文を見る
○笠井亮君 そこで、拓銀の損失といいますか、債務超過がどれぐらいの規模になるかということが問題になってくると思うんですよね。少なくとも、九日に衆議院の参考人質疑で河谷参考人ですか、拓銀が道銀との合併交渉中に示した不良債権の要処理額というのが狭義には四千数百億円、広義には六千億円程...全文を見る
○笠井亮君 乱脈経営でさんざんこんなに膨らませたものを国民にツケを回すということは絶対あり得ないというふうに私は思うんです。  不良債権については、預金保険機構が買い取って整理回収銀行に回収させるということもそういう処理の中ではあるわけですか、その辺はどうなんでしょうか。
○笠井亮君 その回収といっても、整理回収銀行の回収状況というのは、私も数字をいろいろ拝見しましたけれども、今五百一二十億円ですか、一三・六%という形で、それも不良債権買い取り時の時価に対してそういう状況になっているということで、山陽信組以下の八信組の損失額の合計というのは一兆二千...全文を見る
○笠井亮君 財革法との関係については。
○笠井亮君 名前をどうつけようと、私は財政法から見れば四条国債以外はやっぱり赤字国債、特例公債ということになると思うのでこれは明らかに矛盾すると思うんですけれども、そのことが一つ。  もう一つ伺いますけれども、大蔵省は来年度の予算編成に当たって赤字国債、特例公債の発行額を今年度...全文を見る
○笠井亮君 じゃ来年度については、予算編成に当たって一兆二千五百億円、この目標を織り込んでやるということなんですか。
○笠井亮君 大臣、私もついこの間質疑したばかり、財革法でも質疑に参加し、それから特別委員会におりましたので大臣の御答弁もつまびらかに伺っておるところでありますが、大臣、こう言われているんですよね。  これは吉岡議員が質問したのに対して、「大蔵省がつくられた「財政事情の試算」にあ...全文を見る
○笠井亮君 やっぱり具体的に来年度あたりからまず、初年度というか、この改革法に基づく初年度ですから、そういう点では少なくとも毎年確実にやるというふうに言われたわけですし、しかも毎年確実にやってもこれはやるのがもう困難だというところまで言われたのが初年度からそれがはっきりやると言わ...全文を見る
○笠井亮君 時間が来ましたから終わりますが、成長率の問題でも三・五か一・七五かということで試算の中でも両方あったわけです。三・五は難しいという話もある中で、その初年度から国債を新型で出していく、あるいは一兆二千五百億もどうなるかわからないというようなことになると、これはあの法案を...全文を見る
12月12日第141回国会 参議院 大蔵委員会 第11号
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○笠井亮君 昨日に引き続いて伺いたいと思いますけれども、ちょうど今、十兆円の新型国債の問題の議論がありましたので、事実の確認というか認識の確認といいますか、二点だけ簡単に冒頭にさせていただきたいと思うんです。  大蔵大臣、昨日私がこの新型国債について伺いまして、要するに四条国債...全文を見る
○笠井亮君 法律を守るということですから、私が伺った点でいきますと該当する国債だということになると思うんですよ。  もう一つ伺いますと、歳出面の規制との関係もあると思うんです。財革法では、来年度の一般歳出の問題で今年度以下にするという縛りがここにもう一つあるわけですよね。  ...全文を見る
○笠井亮君 財革法の基本を踏まえて努力する、研究、検討すると。研究、検討は大いにされたら結構だと思うんですけれども、矛盾しない、あるいは整合性がとれるということは無理だと私は思うんです。そのことを明確に申し上げておきたいと思うんです。  その上で矛盾しない方法が出てくるのか。や...全文を見る
○笠井亮君 大変な数に上っているということだと思うんです。  山一ファイナンスから購入者に送られた「お詫びとお知らせ」というのをここに持ってまいりましたけれども、こういう一片の紙が来て、こう書いてあります。  お客様には、約定どおりの元利金のお支払いができなくなりましたが、お...全文を見る
○笠井亮君 いいです、皆さん御存じのことですから。
○笠井亮君 大臣、これは本当に大変な問題だと思うんです。十二月十日になって山一から手紙が来たという話も身近に私聞いたんですけれども、代金の支払いを中止してから二週間もかかっているということでありまして、その後抵当証券保管機構からこのパンフレットが来るということなんですけれども、こ...全文を見る
○笠井亮君 急ぐ必要もあるということだと思うんです。なぜそうかと申し上げますと、この抵当証券は木津の場合も兵庫銀行でも問題になりました。最後には裁判で和解をして、そしてそれぞれ木津信組が元本の八五%、兵庫銀行が元本の九〇%で買い取るということで決着がついているという問題もあるから...全文を見る
○笠井亮君 購入者の利益最優先で強力に指導を進めていただきたいというふうに私は思います。  その上で伺いますけれども、抵当証券の担保となっている融資先への貸し出しが焦げついているんじゃないかという心配も聞くんですけれども、それが大丈夫なのか、拓銀、山一、それぞれどうなっているか...全文を見る
○笠井亮君 私は、これだけ大きな問題なのできちっと把握する必要があるというふうに思うんですけれども、拓銀で売っているわけだから絶対安心だと思ったという声もありますし、それから拓銀マンは利回りのよさだけを強調してリスクの面は説明しなかった、拓銀の行員に金を預けて、預金は保護されて、...全文を見る
○笠井亮君 まさにそのリスクを知らずに買った人がいたと思うというふうに川田社長も認めているわけでありまして、山一の看板、拓銀の看板を信用して購入したのにという、こういう声もあると思うんです。さらに、拓銀にしても山一にしても、抵当証券会社が元利金の支払いを保証しているということで、...全文を見る
○笠井亮君 実際に問題が起こっているわけですから、仕組みはそうだということでいろいろ説明されてもそれでは問題は解決しないというふうに思うんです。  たくぎん抵当証券の場合もお客様への「お知らせとお詫び」というのがございまして、これをちょっと読みますと、  バブル経済の崩壊に伴...全文を見る
○笠井亮君 きちんとそれを調べていただきたいと思うんです。  拓銀自身も、九三年以前からたくぎん抵当証券の経営内容について危ないという認識を持っていたと。しかし、今申し上げた資料には三年前からの延滞額、延滞率も記されておりますけれども、率でいえば四二%、四四%、四六%、そして九...全文を見る
○笠井亮君 もう時間になりました。  今の御答弁については、私は、大蔵省はノンバンクに対しても土地関連融資の厳正化について十分指導を行っていくというような通達を何度も出していながら、結局、系列ノンバンクを使った迂回融資などさまざまな乱脈融資そしてこういう事態に至るということを防...全文を見る
○笠井亮君 限られた時間なので、幾つか絞って伺いたいと思います。総理にお願いいたします。  今、総理がお見えになる直前に私が質問をしていたこととのかかわりでまず伺いたいんですけれども、拓銀の破綻と山一証券の破綻に関連して、これらの関連会社であるたくぎん抵当証券、山一ファイナンス...全文を見る
○笠井亮君 この商品の場合、安心ですよという形で拓銀や山一の銀行員、社員からも直接勧められて、そして実際に拓銀、山一の窓口で売られていたと。そして、この間破綻したたくぎん抵当証券の川田社長は、リスクを知らずに買った人がいたと思いますということも認めているわけでありまして、そういう...全文を見る
○笠井亮君 この問題はまた具体的には大蔵省ともさらに詰めていきたいと思うんです。全額保証されないという問題とか二十年先にならないと返ってこない、あるいは、機構の問題も言われましたけれども、これも極めて、機構としてはわずか数十人ということで、大変に貧弱な規模のものでしかないというこ...全文を見る
○笠井亮君 時間が迫っておりますので次の問題を伺いたいんですが、乱脈経営などに何の責任もない国民に負担を負わせる税金投入は私は絶対すべきでないと思うわけでございます。破綻した金融機関のその破綻に至った原因や責任を十分追及しないままに、金融業界の負担と責任も求めずに、大蔵省の行政責...全文を見る
○笠井亮君 最後に伺いたいと思います。  証券業界に対して自由民主党が毎年一億円規模の献金を要請していて、うち東京証券取引所正会員協会から平成八年で見ますと七千七百万円という形で受け取っておられると。ことしもそういう形になるのかというふうに思うんですけれども、そのうち四割は大手...全文を見る
○笠井亮君 終わります。
○笠井亮君 私は、日本共産党を代表して、預金保険法改正案に対しての反対の討論を行います。  我が党は、本法案に対してその内容に反対であるとともに、不正常な状態で送付され、本院でも本会議、委員会とも不正常な審議が強行されてきたことに強く抗議してきたところであります。  その法案...全文を見る