笠井亮

かさいあきら

比例代表(東京都)選出
日本共産党
当選回数6(参1)回

笠井亮の1999年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月04日第145回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○笠井亮君 日本共産党の笠井亮でございます。  きょうは、森本公述人、小林公述人、お二人ともお忙しい中を貴重な御意見をありがとうございました。限られた時間でありますが、当予算委員会でも審議の中で大きな焦点になってまいりましたガイドライン関連法案の問題を含めて、幾つか伺っていきた...全文を見る
○笠井亮君 それでは、具体的に幾つか伺いたいと思うんです。  政府は、今度の関連法案をめぐって、後方あるいは後方地域支援だとか、あるいは武力行使と一体でないから戦争参加ではないんだということを言っているわけなんですけれども、私は中身としては全体として立派な戦争行為であって、国際...全文を見る
○笠井亮君 時間が来ましたので、森本公述人には前に調査会で伺ったことがありましたが、また次の機会にお願いしたいと思います。  ありがとうございました。
03月09日第145回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○笠井亮君 日本共産党の笠井亮です。時間の関係で端的に伺ってまいります。  まず、今も若干出ておりましたが、日債銀が支援している子会社グループ、いわゆる受け皿会社を活用して不良債権を移すというやり方についての問題をはっきりさせたいと思います。  東郷参考人は、このやり方が資金...全文を見る
○笠井亮君 今いろいろ言われましたけれども、本当に事業化できると考えていたのか、これは信じがたいことであります。私はできるわけないと思うんです。こんなのは子会社の経営支援じゃない。今、塩漬けじゃありませんと言いましたけれども、また土地が上がればいずれは回収できるかもしれない、バブ...全文を見る
○笠井亮君 成功例もあるということで、わずかいいところだけ取り上げて、それだったらこんなことにならなかったわけですよ。うまくいっていないんでしょう。こんなペーパーカンパニーに事実上塩漬けするようなやり方をすると。一部のことを挙げました。だけれども、そんなことが結局、大蔵省も甘いん...全文を見る
○笠井亮君 やっぱり大蔵省の検査で認定されたからそういうふうにやったと言ったんですよ。  山口参考人に伺いますが、衆議院の質疑の中で、昨年三月、資本注入時の審査のときにおける日債銀の自己査定を甘いと、このように表現をされております。大蔵省は、当時、申請してきた日債銀が前年秋に大...全文を見る
○笠井亮君 それにしても主張の開きが大き過ぎます。四千億というのは大変な額であります。そして、ずっと経過を見ますと、この数字は日債銀と大蔵省だけが知っていたもので、外には出てこなかった。出回っていたのは第Ⅲ分類、七千億円ぐらいという話がずっとあったわけでありまして、まさにこの問題...全文を見る
○笠井亮君 今、最後に言われたところですけれども、要するに今言った関連会社、ペーパーカンパニーに係る部分ですけれども、結局伺っていますと日債銀の支援姿勢さえ確認されればよしと、そこを確認してくださいよということですからね。  私はそこが問題だと思うんです。検査を通じて大蔵省は、...全文を見る
○笠井亮君 いや、私はあなたがおっしゃった日債銀に対してきちっとこの関連会社の支援姿勢を確認してくださいよと、そういうことを大臣に提起したでしょう。だから、そのことを提起して、それを確認されたら、大臣はそれでよしだと。あなたからそう言われたからそこを確認しましたと。頭取もそういう...全文を見る
○笠井亮君 日債銀としてはどうですか。
○笠井亮君 ほとんどないということは、それは全く否定はできないということですね。
○笠井亮君 否定はできない、極めて少額でびっくりされたと。ないとは言えないんですよ。  具体的にもうちょっと伺っていきますが、あなたもしくは日債銀の幹部が、当時、銀行局担当の中井大臣官房審議官を接待したことはなかったですか。聞いたことないですか。
○笠井亮君 はっきり言えないんです。  ここに、昨年四月三十日、大蔵省が出した提出資料、国会に出したものがあります。中井審議官は減給二〇%二月ということで、非常に重い処分を受けました。その事由の中に、平成八年十二月二十六日以降、職務上関連のある民間金融機関との間で、倫理規程に定...全文を見る
○笠井亮君 終わります。
03月12日第145回国会 参議院 財政・金融委員会 第4号
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○笠井亮君 日本共産党の笠井亮です。  法案に関連しまして伺っていきたいと思います。  まず最初に、基本的なことなんですけれども、財政の機能ということについてなんですが、財政の機能といいますと、資源配分機能それから経済安定化というか景気調整機能とともに所得再分配という重要な機...全文を見る
○笠井亮君 財政の基本的な機能が幾つかある中で、私は今所得再分配ということを申し上げたんですが、その点から見まして、今予算委員会で審議中でありますけれども、来年度予算というのを見てみますと、歳入面から見てもそれから歳出面から見ましてもさまざま問題をはらんでいるということを指摘せざ...全文を見る
○笠井亮君 所得格差の問題について、それから今高度成長期のことを含めて言われました。後で見ていきますけれども、八〇年代以降はかなり相当部分広がってきているということがやっぱりあるんだと思うんですね。そして、今伺っていますと、累進性自体は否定されていない、むしろそれはあるけれどもモ...全文を見る
○笠井亮君 それでは、ビルトインスタビライザーという機能についてはどのようにお考えですか。
○笠井亮君 そうすると、この機能が損なわれるということになりますと、逆に言えば、景気が回復しても自然増収で税収がふえて財政再建につながるということも期待できなくなる。そして、結局財政再建が消費税増税とかということに頼ることにならざるを得ないというふうなことになってしまうと思うので...全文を見る
○笠井亮君 今伺っていますと、大部分が国あるいは日銀とか銀行ということでありまして、個人ということでは一・二%ということであります。そういう程度の保有であるということですけれども、これも個人といってもかなり所得の高い人あるいは機関投資家ということが入っているのかもしれませんが、そ...全文を見る
○笠井亮君 それはもう当たり前のことを言われているのでね。  ただ、所得再分配ということから考えると、国民が税金を納めて、そのうちの国債費というのがあって利払いの分は十・六兆ぐらいですよね。それは結局、個人といってもわずかの高額のところ、あるいはほかのところにも返っていくわけで...全文を見る
○笠井亮君 厚生省に伺いたいんですけれども、予算委員会でも若干議論があったのであれなんですが、所得分配の不均衡の値を示すということでジニ係数というのがありますよね。所得再分配調査ということを厚生省が三年ごとに行われているということだと思うんですけれども、当初所得のジニ係数が八〇年...全文を見る
○笠井亮君 その次、三年ごとですから、九六年というのはいつごろ出ますか。
○笠井亮君 今伺いましたけれども、所得格差の状況について、八〇年代以降格差が広がってきて所得分配が不平等化している事実というのがその数字からは出ているんじゃないかと思うんです。この十数年でいわば非常な勢いで拡大している、格差が広がっている、現実にはそういうことがあるんではないか。...全文を見る
○笠井亮君 今調子が悪いということで言われました。国全体がそういう状況だという経済的要因ということを主に述べられたんですけれども、こういうふうに格差が広がっていることについて、政策的要因といいますか、税制とかあるいは社会保障の給付の引き下げとかということがこういう格差の拡大に反映...全文を見る
○笠井亮君 現実には、これは私の意見ですけれども、最高税率の引き下げとかそれから社会保障の給付の引き下げというのが政策的要因としてはやはり実際には反映していると見ざるを得ない、調子が悪いということだけではなくて。そこはやっぱりリアルに見ていく必要があるんではないかというふうに思っ...全文を見る
○笠井亮君 その点で見ますと、最近刊行された「日本の経済格差」という本、これは橘木さんという方が書かれて、今こういう問題をめぐってなかなか、なかなかと言うと大変失礼なんですが、好著ではないかと私は思っているんです。  この本の中でいろんなことが書いてあるんですけれども、どの国が...全文を見る
○笠井亮君 今度の経済戦略会議の報告というのを私も読ませていただきました。「日本経済再生への戦略」ということで書かれております答申がありますけれども、この中を見ますと、健全で創造的な競争社会を目指して、従来の過度に公平や平等を重視する社会風土を効率と公正を基軸とした社会に変革して...全文を見る
○笠井亮君 その辺はもうこの時間ではなかなか議論が尽くせないので、また別の機会にもしたいと思うんです。  私は、きょうは財政の機能の一つ、所得再分配機能ということから議論をさせていただきましたが、少なくともそういう機能は大事だという部分、側面はあるというふうに今おっしゃっていた...全文を見る
○笠井亮君 そういう点から、今度の予算それから特例公債の発行をめぐってはさまざま多くの問題があるということを私は思っておりますが、きょうはその程度で終わりまして、さらに今後議論させていただきたいと思います。  ありがとうございました。
03月15日第145回国会 参議院 財政・金融委員会 第5号
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○笠井亮君 日本共産党の笠井亮です。  税制の法案に関連して伺っていきたいと思います。  来年度の税制改正を提案した昨年十二月の政府税調答申なんですけれども、こうありました。「今回の減税のうち、個人所得課税の最高税率及び法人課税の実効税率の国際水準並みへの引下げは、将来の税制...全文を見る
○笠井亮君 八九年のときには税制の抜本改革ということで、その一環として消費税が導入されました。それ以降、法人税、所得税ということで個々の改正はやってきたわけです。しかし、税制全体の改革ということではなかなかなかった。今見直しをして洗っているところだと伺ったんですが、今度はある意味...全文を見る
○笠井亮君 税制改革というとやはり理念というのが当然出てくると思うんです。去年も理念の問題は若干局長とも議論したことを記憶しているんですけれども、抜本改革ということでいかなる理念を念頭に置きながら、そういうようなことはあるんでしょうか、いかがなんでしょうか。
○笠井亮君 そうすると、これからいろいろ洗いながら所得税、法人税を含めて理念のこともどう具体化していくかということを検討するということなんですけれども、先ほど私が冒頭に引用した税調の答申の中で、「今回の減税のうち、個人所得課税の最高税率及び法人課税の実効税率の国際水準並みへの引下...全文を見る
○笠井亮君 今のかけ橋のところなんですが、ちょっと私も含意を確認したいんです。かけ橋ということはある地点から別の地点につないでいくということになると思うんですけれども、一つは、ただいま局長も言われたのかなと思うんですが、今回、所得税の最高税率の引き下げとかを中心とする累進性の緩和...全文を見る
○笠井亮君 定率減税ということが今回の所得減税のもう一つの柱になっておりますけれども、先ほどの答申でこの部分を見ますと、抜本改革へのかけ橋からいわば除かれている、書いていないわけですね。  政府は今回の減税は恒久的減税だから景気にも効果があるというふうに言われていたわけですけれ...全文を見る
○笠井亮君 次の問題なんですが、答申ではさらに個人所得税の抜本的見直しということが書かれておりますけれども、どういう改革なのかという問題なんです。  答申によりますと、低中所得者層の税負担や所得課税の国民所得に対する比率が主要先進国中最低であるということが強調されております。そ...全文を見る
○笠井亮君 所得税についてはできるだけ多くの人から幅広く負担をというふうな御答弁もあったと思うんですけれども、先ほど申し上げた税調答申やそういう考え方からいくと、理屈で言えばこの課税最低限というのも限りなく下げていくことになっていくのかなというふうに思うんですが、まさか最低限はな...全文を見る
○笠井亮君 国際比較の問題はこの間もやってきたことなので、また次の機会にしたいと思います。  もう一つ法人税について聞いておきたいんですが、九八年度、九九年度と連続引き下げで実効税率が約五〇%から四〇%ですか、正確には四〇・八七ということで大幅に下げられたと思うんです。これによ...全文を見る
○笠井亮君 我が国の場合は、諸外国に比べて引当金などによって法人税の課税ベースが狭められていますから、実質負担はもっと低いというふうに考えられると思うんです。にもかかわらず、経済戦略会議の答申を見ますと、法人税の減税を引き続き行うということもうたっているわけです。政府が今後やって...全文を見る
○笠井亮君 時間がありますので、もう一つ聞いておきますが、直間比率の問題、このことを見ますと、近年、間接税の比率が急速に引き上がってきているというふうに思うんです。  九九年度予算では、国税だけで見れば間接税の比率が四二・八%ということで四割を超えております。地方税合わせた合計...全文を見る
○笠井亮君 最後に言われたところは、私は最近の景気情勢だけにとどまらないと思うんですよ。  この間、資料を拝見しましたけれども、傾向的にやっぱり間接税はずっと上がってきているわけでありまして、現状としては四割を超えてヨーロッパ並みになっている、よく政府は国際比較されるわけですけ...全文を見る
○笠井亮君 冒頭に将来の抜本的改革ということの意味を伺いながら今幾つか伺ったんですけれども、これから検討していくというか、いろいろ見ていかなきゃいけないというお話でありまして、抜本的改革であり、かけ橋として先取りということが言われているんですけれども、どうもいま一つ見えてこない、...全文を見る
03月16日第145回国会 参議院 予算委員会 第15号
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○笠井亮君 日本共産党の笠井亮です。  早くも締めくくり総括になりましたけれども、この間の予算審議を踏まえまして、まだまだ私どもとしては質疑をしていきたいという問題がたくさんあります。しかし、きょうは限って伺いたいと思います。  高知県の非核港湾条例は、昨十五日、県議会で継続...全文を見る
○笠井亮君 それでは、実際にそのような法令に基づく条例、規則の中身について、これは国に対する報告義務というのはありますか。
○笠井亮君 これはあくまで各自治体に任されているわけであります。一々内容をチェックしない。法令に基づいて港湾管理のためのルールを決めることは、これは当然のことだからであります。つまり、港湾法上、地方自治体が港湾管理のための条例、規則をつくることができるということであります。  ...全文を見る
○笠井亮君 優先使用は認められていないということだけ言えばいいんですよ。  これは私、港湾法との関係を聞きましたので、運輸大臣、どうですか。
○笠井亮君 特別な理由というのはどういうことですか、例えば。
○笠井亮君 今言われたので、もう少し私も確認したいんですけれども、要するに、港湾の使用が認められているという場合でも、既に民間の船舶が入っていて岸壁がいっぱいだ、あるいはその時点であいていても使用を求められた時間帯の中において既に先立って民間の船舶がもう予約している、したがってそ...全文を見る
○笠井亮君 要するに、順番順番ということは、もう予約が入っていて民間が来ることになっていた、既に先立ってなっているという場合は入れないということでいいんですね、それは。
○笠井亮君 総理、これは間違いないですね。もう大臣も言われているし、外務省も言っているんだから、いいですか、そこは。
○笠井亮君 要するに、国が入港できるというふうにしたとしても、外国の艦船というのが何でもかんでも港湾を自動的に使えるということにはならないと。港湾管理者は港湾の適正な管理運営に支障を来す場合には拒否できるし、それは港湾管理者の責任ということだと思うんです。これは今非常にはっきりし...全文を見る
○笠井亮君 考えられないと言っておるだけで、そういうのをつくること自体、港湾法に反するとは言えないでしょう。その点はどうですか。
○笠井亮君 非核証明が提出されるとかいう、そういう実際の運用上のことを聞いているんじゃないんですよ。核積載艦船の寄港を禁止するということを含むそういう条例や規則をつくったら、それ自体が港湾法に違反するのかということを聞いているんです。
○笠井亮君 十三条の二項の不平等な扱いをしちゃいけないというのは私は知っているんですよ。だからそこは、実際にそうやって運用して、そうなった場合にそこで初めて問題が出るんであって、そういうことを盛り込んだ条例をつくる、核積載艦船、これを寄港しちゃいけませんよという項目を盛り込んだら...全文を見る
○笠井亮君 法律じゃない。
○笠井亮君 答える立場がというんじゃないんですよ。私は、港湾法上それが問題になるのかと聞いているんですよ。問題がないんだったら問題ないと言えばいいでしょう、それ自体は。
○笠井亮君 そうです、否定できないんです。法理上は可能だということです。これ、当然ですよ。  非核三原則を国是とする以上、外国艦船の寄港を許可するに際して国は当然に当該国艦船が核兵器はないと判断しているはずであります。国が核兵器は搭載していないと判断しているならばそういう証明を...全文を見る
○笠井亮君 私の問いに答えていないと思うんです。もう一回答えてください、ちゃんと。
○笠井亮君 違います。
○笠井亮君 時間を限られているんですから、ちゃんと聞いていてください。  委員長、ちょっと何とかしてくださいよ、本当に。私、時間がたっちゃってもったいない。
○笠井亮君 非核三原則を国是とする以上、外国艦船の寄港を許可するに際して、国は当然に当該国艦船が核兵器はないと判断しているはずでしょう。国が核兵器は搭載していないと判断しているならば、そういう証明を出せばいいわけで、国と地方の判断が違うということにならないと思うんですよ。その証明...全文を見る
○笠井亮君 港湾の管理権があるから施設がいっぱいのときなど条例をつくって必要な措置ができる、自治体固有の権能があって何でもかんでも自由に入る仕組みにはなっていないということは先ほども言ったとおりです。  ましてや今、要するに外務大臣が言われたのは、外交、防衛は国の専管事項だと、...全文を見る
○笠井亮君 地方自治体があっちこっちで不安だから教えてくれ、念のために確かめたい、国はないと言うんでしょうと、それを言ってくれればいいんですよということを言って、何でそれが逸脱なんですか。  言いますけれども、じゃ、そこのところで何が一体障害が出てくるんですか。そうでしょう。事...全文を見る
○笠井亮君 ずっといろいろ言ってもらったんですが、合計何隻ですか。
○笠井亮君 随分入っているんですよ。今言われましたフランス二十六隻、僕も書きとめました、イギリス三十八隻、ロシア一隻と核保有国もあります。これらの核保有国とか、それから政府が、この国は核兵器を持っているんじゃないかと疑惑を持っているというふうな国もありますよね、今の中には。  ...全文を見る
○笠井亮君 外務大臣、言葉をもうちょっと滑らかに、言うなら言ってくださいよ。  どういうチェックなんですか。信頼関係その他いろいろもろもろ、非核三原則を持っているから、相手は知っていて、そしてそうやってくれるだろうと。これはどうやってチェックしているんですか。国民がそれで本当に...全文を見る
○笠井亮君 もう全然こんな答弁じゃ、これ本当だめですよ。(発言する者多し)
○笠井亮君 本当にでたらめなことを言いますね。  外務大臣、あなたはもういつも言っています、一番信頼関係があるのは日米関係だと。そのアメリカでさえ事前協議というのが一応あって、安保条約があって事前協議があって、それで協議がないから相手は積んでこない、だからオーケーですと。協議が...全文を見る
○笠井亮君 専管事項と大見え切って言われながら、もろもろの条件でなんという言葉で国民が納得できますか。我々だって納得できませんよ。
○笠井亮君 一応考えられるということで、全然話はだめです。  日米関係は条約、これに基づいて事前協議とか言いますよね。だけれども、非核三原則というのは法律でもないんですよ、法制的には一切そういう意味では拘束力はないでしょう、国是と言っているだけなんですからね。これは法律であれば...全文を見る
○笠井亮君 総理大臣、今、外務大臣の答弁を聞かれて、私極めて無責任だと思うんですよ。外交を直接担当されて今責任を持ってやっている外務大臣が、本当にそういう形で一応とかもろもろとか、こんなことで国の外交をやられて外国の艦船が日本に入ってくる。本当に大丈夫だろうか、国民はみんな心配に...全文を見る
○笠井亮君 私は、総理はもう少し責任ある答弁をいただけると思ったら、基本的に同じですね。これでは本当に今議論になっている問題、国民的にも納得を得られませんよ。  では、私ちょっと聞きたいんですけれども、そういう中で、日米の間では事前協議というのはどういう位置づけになるんですか、...全文を見る
○笠井亮君 世界じゅうのどの国に行っても日本は非核三原則を持っていると、だから持ってくるはずない、そういう信頼関係を持っているんでしょう。しかし、アメリカとの間では事前協議というのがなきゃいけないんですね。そういう信頼関係なんですね、日本とアメリカは。
○笠井亮君 一番信頼関係があると政府が言っているアメリカとの関係では、特別にチェックする仕組みとして事前協議がなきゃいけないんですね。そういう信頼関係なんですかと聞いているんですよ。事前協議が何かなんという話を聞いているんじゃないんです。私も当然それを知っていて質問しているわけで...全文を見る
○笠井亮君 では、単なる友好親善じゃないから核兵器を持ってくる可能性があるわけですね。
○笠井亮君 では、事前協議は要らないじゃないですか。同じことを聞いているんですよ。事前協議は要らないでしょう。そういうことになるのじゃないですか。
○笠井亮君 私はそんなことを言っているんじゃないですよ。あなたの理屈からいうと、そういうことになるんじゃないですか、位置づけがはっきりしないでしょうと。あってもなくても非核三原則があれば大丈夫だと言っているんだから、そのことを聞いたんですよ。  今伺っていましても、これは国民は...全文を見る
○笠井亮君 今、最後に総理は二兎を追うの話もされましたけれども、私は質疑を伺いながら、そして参加しながら、今のやり方では二兎とも失うことになる。財政はしばらくおいておくというふうな状況下ということは、それ自体問題であります。  それから、景気の問題もどうか。この間、質疑の中でさ...全文を見る
03月17日第145回国会 参議院 本会議 第9号
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○笠井亮君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました一九九九年度予算三案に対して、反対の討論を行います。  今、日本経済は、深刻な不況と未曾有の財政赤字という二重の危機に見舞われております。国民が切実に求めているのは一刻も早い景気の回復であり、九九年度予算に必要なこ...全文を見る
03月17日第145回国会 両院 平成十一年度一般会計予算外二件両院協議会 第1号
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○笠井亮君 日本共産党の笠井亮でございます。  本予算には幾多の問題があると思いますけれども、やはり今、日本経済が深刻な不況と未曾有の財政危機、赤字ということで、二重の危機に見舞われている。国民がその打開を求めていると思うんですけれども、本予算がそれに逆行しているというのが端的...全文を見る
03月19日第145回国会 参議院 財政・金融委員会 第7号
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○笠井亮君 私は、日本共産党を代表して、政府提出の経済社会の変化等に対応して早急に講ずべき所得税及び法人税の負担軽減措置に関する法律案など三法案に反対する立場から討論を行います。  最悪の不況が続く中、今政府がとるべき対策は、財政のむだと浪費を徹底的に切り詰め、消費税減税を初め...全文を見る
03月30日第145回国会 参議院 財政・金融委員会 第9号
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○笠井亮君 日本共産党の笠井亮です。  昨年の議論ということで今もございましたが、昨年は衆参とも法務委員会ということでありました。私も会議録を振り返って見ましたが、質疑におきましても、また参考人質疑がそれぞれありましたが、土地再評価法そして自社株式消却法のいずれにおきましても、...全文を見る
○笠井亮君 時間の関係もあり、当面の貸し渋り対策などのために限られた政策目的があって臨時の措置としてやったというお話だと思うんですけれども、そういう形で臨時的な措置をとってやったのだったらば、その目的が達成されたかどうかというのが当然検証されなきゃいけないと思うんですね。  貸...全文を見る
○笠井亮君 今回の問題について具体的に伺っていきたいと思うんですけれども、既に四百社が自社株の消却をしたということで、今回も要請がある企業は潜在的にあるだろうというお話がありました。  今回の改正によって、どれぐらいということと、大ざっぱでいいですけれども、具体的にはどういう分...全文を見る
○笠井亮君 先ほど、バブルのときに大分膨らんだところなんかは無理だろうというふうなお話もありましたし、かなり昔からそういう事業用土地を持っていた分野というのは大体ある程度想像がつくのかなというふうには思うんですけれども、ちょっと具体的に見てみたいと思うんです。  三月十七日の日...全文を見る
○笠井亮君 ROEの問題だけじゃないと思うんですけれども、不良債権の直接償却ということで、例えばバルクセールのような形で不動産を安い値でどんどん処理すれば、地価の下落傾向が進むことは容易に予想できます。下落を続けたら土地再評価による含み損もふえてしまう。この点でも逆効果を生むとい...全文を見る
○笠井亮君 伺っておりましても、実際これをやって効果があるかどうかというのはなかなか見えない。しかし、要請がある、これを使うところがあるということで、それにこたえようじゃないかというお話だと思うんですけれども、商法の監査特例法人である大企業、そのうちで実際にこれをやれるというのは...全文を見る
○笠井亮君 法律で書くわけですから、やっぱり根拠があって、そして的確だというふうに客観的に見られるものでなきゃいけないと思うんです。  法務省、この三分の一という決定については、これで的確なのかどうかという点ではどういうふうにお考えですか、三分の一というふうなことで出ていますけ...全文を見る
○笠井亮君 高度の政策的な判断ということで、ここまでなら大丈夫だとかというようなことでは、実際に法律ができてしまいますとそれで動きますので、実際それ以上になったときにどうなるのか、これは本当に大きな問題が残るんじゃないかと私は思うんです。  仮に土地再評価を行うにしても、自己株...全文を見る
05月14日第145回国会 参議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第7号
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○笠井亮君 日本共産党の笠井亮です。  ガイドライン関連法案の重要問題の一つ、午前中も質疑の中で触れられておった問題ですが、自治体、民間の協力の問題について質問をしたいと思います。  今、このガイドライン法案に対して反対もしくは慎重審議を求める、こういう自治体の意見書や決議が...全文を見る
○笠井亮君 協議の中で出てきた、ガイドラインの別表にある、それに基づいたということはよくわかりますが、協議の中でどちらから出てきたどういう性格のものなんですか、これは。
○笠井亮君 いや、米軍を支援するということですから、どちら側のニーズとかそういうことがあるんじゃないですか、それに基づく協議だから。日本がすべてアメリカのためにやってあげましょうとかということじゃなくて、まずニーズがあったかとかないとか、そういうことをはっきりさせてください。
○笠井亮君 端的に言ってほしいんですが、浮かび上がってきたと言うんだけれども、米軍の側から、当然米軍を支援するんだからどういう協力をしてほしいというニーズがあったんでしょう。それに基づいてやったという協議なのかどうか、そこをはっきり言ってください。そのぐらい言えるでしょう、ちゃん...全文を見る
○笠井亮君 だめですよ、ちゃんと言わなきゃ。だって、この間いろいろ聞いていったら、これはアメリカのニーズにないからやりませんとか言うわけでしょう。アメリカのニーズがあって、そして協議の中で日本が何ができるかさんざんやったんじゃないですか。それはそうだと言わなきゃだめでしょう。ニー...全文を見る
○笠井亮君 ようやくそんなことを言うんだけれども、具体的な事例とかを話しているんじゃないんです。ようやく認めましたけれども、米軍のニーズがあってと、それを踏まえてでしょう。そこはちゃんと言えばいいんですよ、そんな時間をかけてやらなくたって。  ということは、協議の中で、ニーズが...全文を見る
○笠井亮君 ちゃんととらえてくださいよ、時間がないんだから。
○笠井亮君 四十項目の中にもさまざま具体的に、具体的だと思うんですよ、何をどうするという話は。たくさん要求があるからこそそこから例示が出てくると。そして、今ガイドラインで四十項目という話もありました。そして、事態ごとに異なるのはわかりますけれども、当たり前です、いろんな想定を合わ...全文を見る
○笠井亮君 いいですよ、それを全部読んだって、例えばの話をしてもしようがないんだから。
○笠井亮君 だめですよ、こんなんじゃ。そんな話ないですね。今さんざん時間をかけて説明されましたけれども、結局今十一の話あるいはせいぜい四十の話を、例えばこういうことがありますと。  全体どういう規模のニーズを要請されて、日本側も考えて、そしてそれを検討したのか、どういう規模のど...全文を見る
○笠井亮君 理解できませんよ、そんな御理解と言われても。  防衛庁長官、あなたは、自治体、民間に理解してもらうと。それから、総理も言われましたけれども、説明して最大限努力しますと言われましたよ。そうしたら少なくとも、ニーズを踏まえてと防衛局長今言われたんだから、こういうニーズが...全文を見る
○笠井亮君 そんなこと言っていない。ニーズを踏まえてと言ったんですよ。
○笠井亮君 だから、踏まえてのニーズがないんです。
○笠井亮君 審議している最中ですから、その後どうするかという問題じゃないんですよ。  それで、アメリカの言いなりじゃない、こちらもちゃんと言いましたと。それだったらちゃんと出して、こういうニーズがあったけれどもこれは断りましたと言った方がよっぽど言いなりでないことがわかりますよ...全文を見る
○笠井亮君 それでは、ちょっと具体的に聞いていきます。  「地方公共団体の有する物品、施設の貸与等」というのが、これは最後の十一項目めのところに加わったものですか、あると思うんですけれども、どんなものがこれは考えられているんですか、具体的には、例示的に。
○笠井亮君 事態によってと言いましたけれども、体育館だとかありますよね、あるいは公民館とか学校のグラウンドというようなことを含めて、ニーズがあればそういうものまで、そういう事態でニーズがあるとなればその使用にこたえていくということになっていくのか。それはどうですか。
○笠井亮君 あいていれば使えるという話だと思うんですね。  学校のグラウンドですけれども、常時使っているから考えにくいということですけれども、あいていたら使うこともあるということですか。
○笠井亮君 法理的には可能だという話ですね、今、要するに。そして「これに限られるものではない。」というふうに書いてありますから、事態によってと繰り返し言われますけれども、事態によって、そしてアメリカのニーズもふえたら、これ以外についても協力を求めたり依頼することがある、あらゆるこ...全文を見る
○笠井亮君 避難民のまた別の問題もありますが、事態によって、そしてアメリカのニーズがあって、そして協議の中で協力項目がどんどんふえるということはあり得るということですよ、今、法律上は。  要するに、この点では際限がどこまでかというと、際限はない。そして、それをずっと進めていけば...全文を見る
○笠井亮君 防衛庁長官は、自治体、民間の協力について、一般的協力義務という形で言われてきておりますけれども、これはあくまで強制ではないと。この自治体、民間協力、あくまで強制しないということでよろしいんですか。
○笠井亮君 これまでもそういう形で言われて、自治体、民間の自主性、判断に任せるという形での政府の立場だと思います。ということは、法律の上ですべての自治体、すべての民間業者が協力を全部断るということは論理的にはあるわけですね。
○笠井亮君 私が聞いているのは法律上ですよ。論理的には、正当な理由ということがあってもいいかもしれないけれども、全部正当な理由だ、うちはこういう理由で断りますということで、それは個別法の関係もあるけれども、全部断られるということだってあるということですね、強制はないんだから、あな...全文を見る
○笠井亮君 私が聞いているのは、港湾法の問題は後でやりますけれども、全部断ることがあるでしょうということなんですよ。大臣だって正当な理由があれば断れるとか今おっしゃいました。それから民間でも、前の答弁で、危険がある場合に、いささかでも懸念されるような場合には協力を拒否することは自...全文を見る
○笠井亮君 あれば。
○笠井亮君 正当な理由があったら……
○笠井亮君 今、正当な理由ということを言われましたので、ちょうど港湾法になりましたので、これを私は聞きたいと思います。  今、旗国、旗の色によって変えちゃいけないという話をしましたけれども、私、それはとんでもない話をしていると思うんですよ。  運輸大臣いらっしゃいますね。周辺...全文を見る
○笠井亮君 あの港湾法というのを私も改めて読んでみましたけれども、これはもともと占領下で軍港化されていたものを返還して民間港に戻そう、当時のそういう状況の中であったと。まさに米軍から港を解放して、それは当時は占領軍ですよ、そして民間港として発展をさせるというのが一番の立法趣旨です...全文を見る
○笠井亮君 港湾法の基本的性格と目的をうたった第一条は何と書いているかと。「この法律は、交通の発達及び国土の適正な利用と均衡ある発展に資するため、港湾の秩序ある整備と適正な運営を図るとともに、航路を開発し、及び保全することを目的とする。」と。軍港にしたり、軍事利用するなどというこ...全文を見る
○笠井亮君 「何人に」というのは、この法律全体がもともと軍艦を入れる、軍港にするということを予定していない、そういう目的なんですから、「何人」の中にもともと入っていないんですよ、そんなことは。そして、地位協定で入ることができるということだって、それは十三条二項で言う不平等取り扱い...全文を見る
○笠井亮君 議論していても、十三条二項の問題については全く曲解して、そしてそれを前提にしてやっていますよ。これでは本当に運輸大臣だって港湾の安全に対して責任を持てませんよ。そして、今言った問題でもそうです。それから民間の問題でもそうですけれども、防衛庁長官だって、断ることはありま...全文を見る
○笠井亮君 その問題はもうさっき議論したわけです。私が聞いているのは、ニーズにたえないから全部断られることだってあるでしょうと。  では、民間の場合はどうなんですか。
○笠井亮君 話が全然違いますよ。民間協力の話、断られたらどうするんだということですよ。
○笠井亮君 ちょっと、はぐらかさないでください。私が聞いたのは、民間に対して協力を要請するでしょう、仕方がないと言っているんでしょう、断られても。民間に対しては一切契約だから、別にそれで何か罰則もないんだから。  民間に対してこういう協力を要請しますよね、──ちゃんと聞いてくだ...全文を見る
○笠井亮君 だから、私が言っても全く説得力がある話がないから、そして、あいているときはどうだこうだという話はもうさんざんこの前もやりました、高知の問題で。  そして、私は十三条二項の話を、不平等取り扱いということをもって、ただ旗の色が違うとか旗のマークが違うという問題と、民間船...全文を見る
○笠井亮君 だから、理屈の上ではそういうことはあるとようやく今言われましたよね。そうなんですよ。自治体の方も正当な理由の関係で、そういうことで正当であれば理屈上はそういうことがある、民間もある、そういうことでしょう。  防衛庁長官は、あなたは答弁の中で、日本の存立にかかわる、日...全文を見る
○笠井亮君 私は伺っていて、常識とおっしゃいますけれども、それは長官にとっての常識かもしれないですが、法案のどこに常識なんていう話があるんですか。書いていないでしょう。  大体、九条一項の規定というのはどうして設けられたんですか。その趣旨を言ってください。九条一項。
○笠井亮君 正当な理由ということで、私は一項の話とそれから法令に基づいてという話もちゃんとわかった上で聞いているんです。二項の方は協力を依頼すると。ちゃんと区別して私も聞いているんです。  一項のところで、この間の答弁を聞いていてもそうですけれども、要するに趣旨というのは、周辺...全文を見る
○笠井亮君 常識という問題を言われましたけれども、私は、今、自治大臣が言われたあなた方の常識というのは国民の常識と全く違うと。あのユーゴを見てくださいよ。ああいうことをやる。中国大使館も誤爆、誤爆といってやっている。そして国際法も一切無視してやる。国連憲章にも国際法にもあるいは国...全文を見る
05月20日第145回国会 参議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第9号
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○笠井亮君 日本共産党の笠井亮です。  本日は、六人の公述人の方々、本当に貴重な御意見をありがとうございました。私どもは、この法案については廃案ということを求めておりますが、今回のガイドラインの関連法案の審議に当たっては、少なくとも、やはりいよいよこれから審議を深めなきゃいけな...全文を見る
○笠井亮君 ありがとうございました。  次に、新崎公述人に伺いたいんですが、先ほど国会で沖縄がこの法律のもとでどう動くかということをもっと調査すべきだとおっしゃいましたが、それでなくても県民の皆さんは基地があるがゆえに生活、産業の発展が阻害されるということを体験されてきたと思う...全文を見る
○笠井亮君 ありがとうございました。  高良公述人に伺いたいんですけれども、先ほどガイドライン法案の問題は日本全土に及ぶ問題だということのお話がありましたが、私はとりわけ、先ほどもお話がありましたけれども、国内で唯一の地上戦を体験した沖縄という県民の皆さんの思いが、やっぱり戦争...全文を見る
○笠井亮君 ありがとうございました。
05月24日第145回国会 参議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第11号
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○笠井亮君 私は、日本共産党を代表して、周辺事態法案外二案に対する反対の討論を行います。  日本国憲法第九条は、日本国民三百万人、アジア諸国民二千万人もの犠牲という痛苦の経験と反省の上につくられたものであります。この憲法のもとで戦後五十有余年、日本は海外で一つの命も奪わずに来る...全文を見る
06月01日第145回国会 参議院 財政・金融委員会 第16号
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○笠井亮君 日本共産党の笠井亮です。  先ほど来、苫東、むつ小川原を初めとして、それから政策論についても議論があるわけですけれども、私も苫東には行ったことがあります。  それで、峰崎委員も議論をされておりましたけれども、苫東にしてもむつ小川原にしても、経済情勢の変化、あるいは...全文を見る
○笠井亮君 資産鑑定の方はいかがですか。
○笠井亮君 続いて、内田参考人に伺います。  今後の開発の進め方、計画についてなんですけれども、先ほどITER、国際熱核融合実験炉の誘致問題にもお触れになりましたが、苫東の方の資料を拝見しましたら、苫東の方でも今後の各種プロジェクトの中でITERが四百ヘクタールという最大規模で...全文を見る
○笠井亮君 引き続き内田参考人に伺います。  この会社設立が昭和四十六年三月ということですけれども、設立当初の資金計画はどういうものだったんですか。
○笠井亮君 いや、設立当初の資金計画に限ってでいいです。
○笠井亮君 それは出していただけますか。
○笠井亮君 それでは、現時点での資金計画、それから資金収支実績というのはどういうふうになっていますか。
○笠井亮君 要するに、現時点でまとまった計画あるいは収支実績表、例えば苫東でいえば「苫東開発をふりかえって」という中に当初の資金計画と資金収支実績表の一覧があるわけですけれども、こういうものはむつも当然あるわけですね。
○笠井亮君 どうも聞いていて、時間がないのであれなんですが、会社としてやっていて、さっきも協調融資という話がありましたけれども、銀行からも融資を受けながらやっていくわけですし、資金計画はどうなっているのか、それから実績はどうなっているのか、これはちゃんとしたものがないと、本来そん...全文を見る
○笠井亮君 時間になりましたので濱田参考人には伺えませんでしたが、補完機能のところについては非常に興味深い話を伺いました。審議の中でもぜひいろんな形で生かさせていただきたいと思います。  ありがとうございました。
06月03日第145回国会 参議院 財政・金融委員会 第17号
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○笠井亮君 日本共産党の笠井亮です。法案に関連しまして質問をしたいと思います。  きょうの新聞の中でも、ある新聞では一面トップで「第三セクター破たん急増」ということで大きく記事を載せておりました。そこで、きょうは日本開発銀行から第三セクターへの出融資の問題、特に融資にかかわる問...全文を見る
○笠井亮君 開銀が資金を供給した第三セクターのうち主なものだけでも、東京の臨海部の副都心関連、それから幕張新都心計画の日本コンベンションセンター、関西文化学術研究都市けいはんななど、いずれにも巨額の出融資をされていると思うんです、融資だけのところもありますけれども。そして、そうい...全文を見る
○笠井亮君 シェアは。
○笠井亮君 シェアについても事前に数字をお願いしますということを言っていたので、用意がないということはちょっと話が違うと思うんですけれども。  小粥総裁は一昨日、当初の見込みどおりになっていない第三セクターがあるという形で述べられました。それどころか、見込みどおりというどころか...全文を見る
○笠井亮君 その先のことも聞こうと思ったら具体的に言われましたので、次に行きますけれども、今言われた臨海関係についても担保をとっているということを言われました。この有価証券報告書の中でもはっきり担保欄に「抵当権」と書いてあります。  東京テレポートセンターで結構ですけれども、具...全文を見る
○笠井亮君 民間の金融機関とも違うし、相手は第三セクターであります。しかも、今透明性の問題が非常に問題になっていると。臨海開発をめぐっていろいろ問題があるわけですから、これはきちっと答えていただく必要があると思うんです。  どこなのかと。土地はテレポートセンターについては東京都...全文を見る
○笠井亮君 では、ちょっと伺いますが、東京テレポートセンターという会社ですけれども、建物はテレコムセンタービル以外に持っていますか。
○笠井亮君 事務方の方もいるんでしょう。そのぐらいきちっと答えてくださいよ。事実関係なんだから、建物ほかにあるのかと聞いているんだから、あるかないかだけ言ってください。大株主じゃないですか。
○笠井亮君 質問はこういう問題に関連してやるということを言っているわけですし、しかも開銀は別に部外者じゃないでしょう。大株主ですよ。それぐらいの事実を言ってください。私が聞いているのは、建物でこの会社にはこのセンタービル以外にありますかと聞いているんですから、あるかないか言ってく...全文を見る
○笠井亮君 私どもからは言えないと言われましたけれども、客観的に見ればもう担保はこれしかないわけですよ。今はそういう形で、客観的には主たるものはこれしかないと。あとはアンテナサイトで、建物じゃないわけですから。  では、ここで伺いますけれども、ここに東京テレポートセンターの登記...全文を見る
○笠井亮君 一般論の話をしているんじゃないんです。具体的にこんなに大きな問題になって、しかも融資額自体だって巨額な額をやっているという問題を私は聞いているわけで、信用力とか親企業とかいろいろ言われました。私はそれもやっぱりもたれ合いの問題があると思います、後で時間があったらやりま...全文を見る
○笠井亮君 息の長いと言われますけれども、そんな悠長な話じゃないと思うんです。先ほどから繰り返し言っておりますけれども、既にこの会社自身が債務超過状態だと言っているんです。今後の損失についても累増していくと。つまり、うまくいっていないなんという話じゃなくて、もう本当にこれは破綻し...全文を見る
○笠井亮君 間違いなく事務を処理していると信じるとおっしゃいますけれども、私が申し上げたように、実際に何の保証もないということになると思うんです。そうでしょう。先ほど百七十七条の問題は総裁御自身がおっしゃった。私はこれは本当に重大な問題だと思います。こんなままで開銀が今度新銀行に...全文を見る
○笠井亮君 私は短時間の中でやってまいりましたが、この問題は極めて重大な問題を含んでいると思うんですね、事実関係からしても。先ほどから個別企業との関係だというようなことでなかなか言われない。しかし、建物としても特定すれば一つしかないわけです。しかも、それをめぐって、今の段階では登...全文を見る
○笠井亮君 私、本当にわからないんですよ。登記するぐらいやったらいいじゃないですか。協調融資団だっていいですよ。みんなで並んでやったらいいんだから。私もこんなことは言いたくないですけれども、仮登記なんて一件千円あればできるわけでしょう。そんなこともやるのがまずい理由が何かあるのか...全文を見る
07月16日第145回国会 参議院 予算委員会 第18号
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○笠井亮君 日本共産党の笠井亮です。  今日の不況のもとで、失業率は依然最悪の状態でございます。この中で現実に何が起こっているか。私ここに過去二十年間の自殺された方の数と完全失業率の推移を持ってまいりました。(図表掲示)この下の赤いところが自殺された方の数、そして上の青い線が完...全文を見る
○笠井亮君 上がるのは残念ながらやむを得ないと。私、国民や働く方々の置かれている実態の深刻さが全然おわかりになっていないんじゃないかと思います。職を奪われて、そして大変な状況に置かれることがどれほど厳しいことか。だから、生きる希望を失って自殺に追い込まれる人が後を絶たない。まさに...全文を見る
○笠井亮君 二千人です。手間暇かかると言いましたけれども、今回はこれが今度七万人になっているわけですね、効果は。どちらも半年以上やって、先ほどのもそうです、ほとんど実績がない。それを横滑りあるいは若干上乗せしただけじゃないか。今度の対策も一事が万事、これが七十万人の中身だと私は思...全文を見る
○笠井亮君 これは研修じゃないんですよ、実際。再雇用とか言って、結局はやめなさいと、嫌がらせしながら出ていくのを待っている、こんな無法がまかり通っているわけであります。そういう実態をきちっとつかむべきだ。  私は、効果も皆無に等しい、先ほど対策で見せ金というお話もありましたけれ...全文を見る
○笠井亮君 増員の話。
○笠井亮君 立ち上がりに時間がかかると。緊急基金と言っているんですから、そんなのだめですよ。  それから、個別の案件ごとにと言っておりますけれども、どんどんリストラの中でこういう事例がたくさんふえている。だから、私はきちっと人員をふやして行政でチェックしなさいと言っているんです...全文を見る
○笠井亮君 私は、総理のやるようなやり方では日本の経済は再生しない、企業にとってもよくないということを言いたいわけなんです。  そもそも、今度の不況が大変深刻になっておりますけれども、じゃ何でこんなに不況が深刻になったのか、ちょっと見てみたいと思うんです。  そこで確認します...全文を見る
○笠井亮君 はっきりしています。まさに消費の落ち込みがここまで深刻にしている。  あなた方は雇用過剰だとか設備過剰とおっしゃいますけれども、不況の最大の原因は消費税増税など九兆円の国民負担増により個人消費支出が大きく落ち込んだことによるわけです。つまり、雇用が過剰というよりも消...全文を見る
○笠井亮君 リストラがやむを得ないと、重大です。  大体、元経済企画庁の吉冨さんという方がいらっしゃいますけれども、この方も、過剰設備は主に需要不足によるものと指摘をされております。当然だと思います。今自動車が売れないのは自動車メーカーの生産力が劣っているからか、今住宅が売れな...全文を見る
○笠井亮君 個々に言ってください。
○笠井亮君 十三万人以上も減っているんです。そういう財界人の方々と相談をして、競争力会議ということで相談して、人減らしが必要だという結論が出るのは私は当たり前だと思うんです。  流動性と言いますけれども、それじゃもう一点聞きます。  日本労働研究機構、JILというところがあり...全文を見る
○笠井亮君 要するに、やめさせる方の流動性はある。これは、どんどんやめてくださいということは流動性はあるけれども、中高年の人がやめて新たに雇ってくれる方の流動性はないということです。雇ってくれないんですから、年齢制限で。企業というのは、国民の経済ということよりも目先の利益を第一に...全文を見る
○笠井亮君 そんなことを言ったら政府が要らなくなってしまいますよ。閣僚の中にだって合成の誤謬ということでこれを懸念される声が、あの競争力会議の議事録要旨を見たって発言がありました。  今、大事なことは、個人の尊厳を踏みにじるような解雇や人減らしをさせない、雇用を確保して働く国民...全文を見る
○笠井亮君 今いろいろ言われましたけれども、時短、サービス残業だって、これまだ長時間労働で大変です。サービス残業だって、一々ここで挙げませんけれども、大変な実態が依然として放置される、そういう状況があるわけです。解雇をめぐっても、あちこちでいろんな大変なことが起こっている、先ほど...全文を見る
08月05日第145回国会 参議院 国旗及び国歌に関する特別委員会 第6号
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○笠井亮君 日本共産党の笠井亮でございます。  きょうは四人の公述人の方々、どうも貴重な御意見をありがとうございました。  衆議院の段階でわずかな審議で強行されたというときに、各新聞も大分書きまして、法制化で国論が二分している中で、ある新聞では、社会的強制の空気を生んで学校ば...全文を見る
○笠井亮君 もう一つ伺っていきたいんですけれども、今度法制化したらということで、官房長官も最近の答弁では、間違って日の丸・君が代が使われた時期があったということを事実も含めて教えるんだと、そしてその上でこれを本当にやってもらうんだという話をしているんです。  先ほど、実際にどう...全文を見る
○笠井亮君 大津公述人に伺いたいんですけれども、アジアの人々が深い傷を持って、そして日本人を許していないというお話がございましたが、実際に公述人御自身がアジアに行かれたときにどのような出会い、今おっしゃったように深い傷、許していないという具体的な出会いでも、どのような出会いをお持...全文を見る
○笠井亮君 最後に一言だけ、成田公述人、千葉公述人、どちらでも結構なんですが、先ほどおっしゃって、私も国を愛するということでは人後に落ちないつもりですし、国旗・国歌そのものは要るものだと思っております。  ただ、日の丸・君が代となりますと、ここでもございましたが、賛否両論いろん...全文を見る
○笠井亮君 ありがとうございました。
08月09日第145回国会 参議院 国旗及び国歌に関する特別委員会 第8号
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○笠井亮君 日本共産党の笠井亮です。  総理に伺います。  日本国憲法第十九条は思想及び良心の自由を保障しております。憲法制定当時の議会でも、国家の方から外的な何らかの作用を及ぼして自然に人間として持っている良心、思想、信教の自由な働きをなすことができないようにする、そういう...全文を見る
○笠井亮君 今回の法案はそこが問題なんです。  今、総理が言われました思想、良心の自由、内心の自由は何人も侵してはならないんです。特に、国家権力がそれを制限したり禁止することは許されない。これは当然大きな問題を生むからであります。  ところが、総理、去る六日の当委員会で我が党...全文を見る
○笠井亮君 官房長官の答弁について聞いたんです。
○笠井亮君 官房長官の答弁について聞いているんです。官房長官、どうですか。はっきり言ったんだから、ちゃんと答弁してください。
○笠井亮君 いや、六日に、教員の考えを変えていただかなきゃいけないと、法制化によって、そう答えたんです、あなたは、官房長官。それについてどういうふうに考えるんですか。それも重大な憲法上の問題ですよ。きちっとその問題について、法制化によって教員の考えが変えられるのか、変えるというふ...全文を見る
○笠井亮君 六日に明確に答弁したんですから、そのことに答えてください。今おっしゃっている議論はさんざんもう六日にもやったんですよ。その上であなたは、反対という教員の考えは変えてもらわなきゃいけないと、法制化によって、こう答弁したんだから。そういう答弁については、本当にどうやって変...全文を見る
○笠井亮君 私、先ほどから聞いていても、はっきりその問題について否定もされない、取り消しもされない。本当に驚きますよ。  それで、表明することについては、これは表現の自由という問題もある。官房長官自身も我が党の山下議員に対して、日の丸・君が代が間違って使われた歴史を認めざるを得...全文を見る
○笠井亮君 これちょっと、でも審議はこれで終わるようなことを言っているんでしょう。とんでもないですよ。大体、六日にそういう答弁をあなたがなさって、周りの官僚の方々が、重大な違憲発言だと、これは官房長官、まずいですよと指摘もしなかった。会議録も見ていない。本当に驚くべき状態ですよ。...全文を見る
○笠井亮君 今問題は、過去の歴史はあるけれども、今度の政府見解で理解ができるほどこれまでのあの歴史が軽いものじゃないということなんですよ。あの戦前の時代についてきちっとけじめをつけていない。  私自身も戦争を体験しておりません。しかし、被爆二世であります。親からあの悲惨な体験を...全文を見る
11月11日第146回国会 参議院 財政・金融委員会 第2号
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○笠井亮君 日本共産党の笠井亮です。  先ほど来伺っておりますと、両社とも何としても低利で安定的に資金を調達するということが経営の大前提だということだと思います。  そこで、日栄の松田社長に伺いたいんですけれども、商工ローンが先ほど来もありましたが大きな社会問題化しているとい...全文を見る
○笠井亮君 日栄の取締役財務部長岡田孝さんという名前で日栄の会社の印鑑を押して出してありますけれども、社長としては聞いていないんですか。
○笠井亮君 リーダーシップと言われたけれども、そんなものも知らないなんてとぼけてはいけませんね。  ここに現物があるんですけれども、そこに「現在お取り引き頂いております金融機関の皆様からは、今後とも引き続きご支援、ご指導を頂戴することとなっております。」と、このようにアンダーラ...全文を見る
○笠井亮君 私が聞いているのは、取引を現在やっているところの金融機関の皆さんからは今後とも引き続き御支援、御指導をちょうだいすることとなっておりますと。今あなたがおっしゃったのは、いや、銀行の方もいろいろ逡巡しているんだ、考えている、ただお願いしているんですというお話でしたけれど...全文を見る
○笠井亮君 私、具体的におっしゃれるわけはないと思うんです。今もまさにおっしゃったとおり、これだけ批判があるのに、表立って今後とも支援しますよなんてことをはっきり明言しているというのがあったら、私はそういう銀行はどこか具体的に聞きたいですよ。まさにこれだけ問題になっているから慎重...全文を見る
○笠井亮君 やめた社員のせいにするとか不愉快だとか、本当にとんでもないと思いますよ。それから、さっきの新井容疑者の話、面識もないという話をあなたがおっしゃった。よく覚えておきたいと思います。  では聞きますけれども、あなたは金融ジャーナルという雑誌の九八年六月号でインタビューに...全文を見る
○笠井亮君 あなた、現場の声を聞くとおっしゃいましたけれども、先ほど新井容疑者の問題、面識もないと、それからいろいろトラブルあることについても知らなかった、これから真相解明すると。全然違うじゃないですか。あなたの精神でいえば、ああいう千葉で起こった、徹底してどうなんだと本人を呼ん...全文を見る
○笠井亮君 あなたのそういう態度の陰で泣いている人がたくさんいるし、自殺に追い込まれている人もいる。社の内外にいるわけですよ。  では、もう少し具体的に聞いていきます。  あなたの会社では社の方針を徹底するためにさまざまなマニュアルがつくられているというふうに承知しております...全文を見る
○笠井亮君 回収するということは、出したんですね、そのもとになるものは。  あなたは、回収するけれども回収できないものがあったと。それで、現場であったものがあるかもしれないとおっしゃったけれども。
○笠井亮君 だから、こういうマニュアルがあったんですかと聞いているんですよ。
○笠井亮君 いや、ちょっとそこのところは本当に問題ですよ。いいですか。現場にはこういうことをつくったものがあったんですか。
○笠井亮君 あなたは、この現場の問題、本当に知っていなきゃいけないんだ、指導者としてと言っていましたよね。  違うことを言いますけれども、古いマニュアルはあった。そういうものについては回収したと。そういう中にはこういうふうなことを書いたマニュアルというのはあるんですか。
○笠井亮君 会社としては、こういう回収に当たってのマニュアルというのはつくっているんですか、では。
○笠井亮君 いやいや、回収に関してのマニュアルはないんですか。
○笠井亮君 どういうマニュアルですか。こういう形で、地区統括部長殿という形でマニュアルというのは出たことがあるんですか。
○笠井亮君 では、もう一つ聞きます。  もう一つ、ここに管理債権回収心得というのがありますね。これはありますか、そういうのは。
○笠井亮君 ありますね。  そこにはこう書いてあります。「一見弁済能力が無いと思われる保証人であっても、強硬に保証人に弁済を迫る事に依って、保証人から本人への催促に加え、時には保証人の系類からの援助によって早期回収に繋がる場合も実績としてあるので、保証人優先で交渉に当たる事。 ...全文を見る
○笠井亮君 そういう古いマニュアルがあったと。それは回収しなかったかもしれないからと言われたんだから、そういう形ではあったかもしれないということをあなたは言われたんです。  現在は使っていないとか回収しているとか、それで済まされる話じゃないと思うんですよ。それが使われている当時...全文を見る
○笠井亮君 私は、質問してまいりましたけれども、社長が直接指示したかどうかというのはやはり大きな焦点だと思います。今、資料を出しますと言われましたから、ぜひそれも早く出していただいて、そしてきちっと我々としても究明をしたい。  同時に、これだけ死に追い込んだり一家離散を生み出し...全文を見る
12月08日第146回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○笠井亮君 日本共産党の笠井亮です。  まず、深刻な雇用問題について伺いたいと思います。  今リストラによって何十万という方々の雇用が奪われている。雇用を守るというのは労働者と企業だけの問題ではないと思います。日本経済そのもののあり方にかかわる重大問題であります。多くの国民は...全文を見る
○笠井亮君 社会的責任と言われましたけれども、実際に今、出向、配転とか、そういう問題について私も七月の予算委員会で取り上げましたが、多くの自殺者も出ている。本当にそういう意味では、このリストラによって大変多くの方々が犠牲になっている。それが労働者だけじゃなくて企業や日本経済全体に...全文を見る
○笠井亮君 労使間で済むならばこんな問題は起こっていないんです。労使間でやればいいと言うのだったら、政府の役割はないじゃないですか。  フランスでは、労働時間の短縮に取り組む法律をつくって取り組んで雇用もふやす成果を上げている。日本の長時間労働も、結局企業任せ、労使任せでは解決...全文を見る
○笠井亮君 労働基準法違反というのはいわば犯罪行為です。しかも、大企業や大銀行が犯罪行為を犯している。これは本当に厳格にきちっと態勢をとってやるべきだと。そして、引き続きやりますと言われますけれども、実際なくなっていなくて、事実上サービス残業は野放しになっているわけでしょう。私は...全文を見る
○笠井亮君 今後考えていくというのは、どの時点でどう考えるんですか、政府としては。
○笠井亮君 ということは、期限ははっきりしないけれども、まず地元が受け入れを決めたら、その後に政府その他関係者が期限の問題もどうするか考えていこうということですね。じゃ、何も確約できないということですね、決めるまでは、地元が受け入れると言いますまでは。
○笠井亮君 では、確約なしに受け入れてくれと政府は今期待をし、求めているということですね。
○笠井亮君 要するに、受け入れを決めるまでは十五年の確約なんか保証がないということです。  総理は、地元の御理解と御協力ということを衆議院でも言われましたけれども、期限をあいまいにして理解など得られるわけがないと私は思うんです。  それどころか、米国防総省の文書がございます。...全文を見る
○笠井亮君 地元でも四十年、二百年というのは大問題になっているんですよ。そういうことが米当事者間で話し合われているということですね。  内部文書と言いました。じゃ、政府として、外務省としてアメリカ政府にこういうのがあるのか確認したんですか。
○笠井亮君 では、どうして確認しないんですか。
○笠井亮君 公式な発言というのはいいこと言うんですよ、大体。  ところが、内部文書と、先ほど、かと思われると。最初のときはきちんと内部文書と言ったんですからね、内部文書があると。そして、これは国防総省の文書だと。私は十五年問題を聞いているんじゃないんです。四十年、二百年というふ...全文を見る
○笠井亮君 外務大臣はあの少女暴行事件のときも外務大臣で、自民党の中からもどこの国の外相かと言われた、その御経験をお持ちだと思いますよ。沖縄県民の気持ちを考えたら、こういうことが出ている、内部文書がある、本当なんですかと、まさかそんなことないですよねというぐらい聞いたっていいじゃ...全文を見る
○笠井亮君 北米局長が内部文書ですと言ったんですよ、さっき。私が推測を勝手にやっているんじゃないんです。  アメリカはどれぐらいの期限という構想を持っているのに、それを県民、市民にも説明せず、ただ地元の御相談を慎重に見守る、これが政府の態度だといっても、これは判断しようがないじ...全文を見る
○笠井亮君 どこが一方的なんですか。  総理大臣、沖縄県民がこんなに心配している。いつまでになるのか。四十年、二百年かもしれない。この心配事についてあなたは確かめる気もないんですね。(発言する者あり)
○笠井亮君 答えになっていない。確かめるかどうか。だめだよ、これじゃ。確かめるかどうかは言えるでしょう。確かめませんなら確かめませんと言ってくださいよ、はっきり。確かめる気もありませんと言うなら、そうおっしゃってください。
○笠井亮君 これは驚くべきです。どこの国の外務大臣か。やっぱり自民党の県議が言われたことはそのとおりだと私も思う。  それから、外務大臣、さっきの私の発言について、一方的な発言と言いましたけれども、これは私、抗議しますよ。一方的じゃない。きちっと順序立てて話したのが、どこが一方...全文を見る
○笠井亮君 要するに、MV22オスプレーというのは、米海兵隊の二十一世紀の主力機であって、他国への介入や進攻に不可欠な武器だとアメリカ自身が位置づけているということであります。  普天間から基地が移設されれば、その新たな基地に配備されることは明瞭だと思います。沖縄だけ例外だとい...全文を見る
○笠井亮君 そういうところだけは確認するわけですね。  それで、私は非常におかしいと思うんですよ。ここに持ってきました。(図表掲示)これは最新でやりました米国防総省の配備スケジュールです。MV22オスプレー、国防総省のホームページからとりました。全世界的な配備計画の抜粋ですけれ...全文を見る
○笠井亮君 この点についてだけ何かつかんだことを言っていますけれども、じゃもう少しきちっとこの問題について具体的に言ってください。どういうふうな形で問い合わせて、いつやったんですか。どこのだれに確認したのか。
○笠井亮君 平成十年と言われましたけれども、私、ここにあるのは平成十一年、ことしですから、ことし三月時点のものということで、ついきのうとったものですからね。こういう問題でも非常に、片っ方では確認もしない、片っ方は確認した、いつの時点でどうやったか全然あいまいでしょう。  こんな...全文を見る
○笠井亮君 質問していないですよ。質問していない。だって、時間がないからやめてくれと言ったんだから。
○笠井亮君 ろくな説明もせずに県民に決断だけ強いる、こういう苦渋の決断を強いて、新たな苦渋を県民に強いるのが政府だということを申し上げて、質問を終わります。
12月10日第146回国会 参議院 財政・金融委員会 第4号
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○笠井亮君 私は、日本共産党を代表して、自民、公明、自由三党提出の貸金業の規制等に関する法律等の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  日栄、商工ファンドなどの貸金業者に食い物にされている中小零細企業を初め多くの国民を救済し、被害を根絶することが我々に課せられた責務であ...全文を見る