笠井亮

かさいあきら

比例代表(東京都)選出
日本共産党
当選回数6(参1)回

笠井亮の2000年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月14日第147回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○笠井亮君 日本共産党の笠井亮です。  きょうは両公述人から貴重なお話、本当にありがとうございました。  GDPの二期連続減ということもありまして、今度の予算、それから財政、経済のあり方をめぐって、景気も財政も共倒れという今のやり方、そして予算の問題などが大きな問題になってい...全文を見る
○笠井亮君 引き続き中山公述人に伺いたいのですが、先ほど自治体のあり方も問われているということで、国際化、情報化、規制緩和の流れの中で公共事業が膨らんでいるという指摘もあったわけですけれども、私、景気対策の中で地方自治体に過大な公共事業を押しつける、しかもそれが消化できなくなって...全文を見る
○笠井亮君 正村公述人に伺いたいんですが、先ほど小さな政府、大きな政府ということで御意見もあったので、私も大きなとか小さなということじゃないのかなというふうに思っているんです。  それで、そのおっしゃった中で、中途半端でないやり方でと、つまらないばらまきはやめてということで端的...全文を見る
○笠井亮君 ありがとうございました。
03月17日第147回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○笠井亮君 日本共産党の笠井亮です。  総理、まず国家公安委員会の役割なんですけれども、そもそも何のためにあるのか、このことについて伺いたいと思います。
○笠井亮君 国民の良識を代表して警察を民主的管理下に置く、こういう役割を持っていると。  大事なことは、国家公安委員会が警察を管理するのであって、決して警察の言いなりになってはならない、これが私、大原則だと思うんですけれども、総理、そういうことですね。
○笠井亮君 そうしますと、この間、新潟県警の不祥事などをめぐって国家公安委員会がやってきたことは何かが問われてまいります。  保利委員長に伺いますけれども、昨年秋に御就任なさってから、国家公安委員会として警察幹部の不祥事で処分した例というのは何件ございますか。
○笠井亮君 短い間に六件もあると。しかし、六件ぐらいは私は詳細と言わずに公安委員長にお答えいただきたいんです、公安委員会の処分ですからね。  その中で、国家公安委員会が一度でも、今事務方である警察庁の方で出した処分案を、これは不十分だとか、これはちょっとおかしいんじゃないかとい...全文を見る
○笠井亮君 要するに、総理している立場で、今委員長ですが、うんうんと言ってきたというだけだと思うんですね。国家公安委員会は警察の言いなりにならないというのが大原則なのに何一つ検討して改めさせたことはなかったと。そういうのを世間では言いなりと言うんだと思います。保利委員長は、国家公...全文を見る
○笠井亮君 国民は信じられないという気持ちですよ。  では、もう一つ聞きますが、持ち回りの前例ということが先ほどありました。委員長、三重と秋田県警の例をさっき警察庁長官は言いましたが、秋田県警で持ち回りで決裁をした、そういうふうにした理由というのは御存じですか。
○笠井亮君 どういう合意形成がいつやられましたか。
○笠井亮君 前の日に公安委員会を開いて、そこでちゃんと合意形成をしているんですよ。今回と全然違うじゃないですか。
○笠井亮君 今度は一回も会議を開かずに持ち回りだけやったんですよ、前例とあなた方は言うから。全然違うじゃないですか、公安委員長。前例と言うなら、会議をやることこそ前例じゃないですか。どうなっているんですか。
○笠井亮君 会議もやらずに決裁やら持ち回りだけしたと、今回。秋田の場合は前例じゃないですね。そこははっきり認めますね。違いますね、状況は。
○笠井亮君 会議をやること自体が、外見上じゃない、大事な問題です。それを前例だとか言っていてごまかす。大変な問題だと思うんです。委員長自身が、前例は二つありますと言われて、そのままうのみにしていたんじゃないですか。  この間、保利委員長自身が、独自の事務局を持つようにすれば独自...全文を見る
○笠井亮君 そんなの御論議と言わないんじゃないですか。御論議とは何ですか。
○笠井亮君 私二つどちらかと伺いましたけれども、総理、どちらだと判断されますか。
○笠井亮君 私、資格問題だと思いますよ。答えになっていない。  持ち回り、つまり会議も議論もしていないということと、会議をやったこととは全然違います。これほどの重大問題に本当に真剣に当たっているとしたら、自分がどういう判断をしたか記憶にないとか、持ち回りと追認の会議の二つを数日...全文を見る
○笠井亮君 よくわからないんですが、お話が。国民から見たら、私は国家公安委員会のあり方を言いました。本当にふさわしくない、言いなりじゃないかと。それから、もう詳しいことはすべて警察庁にと、それをただしたことも言えないと、例もないという形ですよ。  保利委員長は、任命権者から話が...全文を見る
○笠井亮君 最近の世論調査でも、新潟県警問題の処分については四人に三人が甘いと答えています。当然だと思います。テレビの世論調査でも責任をとってやめるべきだというのが七四%。やっぱり総理がまず公安委員長を罷免することから始めなければ、警察行政の刷新刷新といってもだれが信用するか。私...全文を見る
○笠井亮君 日本共産党の笠井亮です。  まず、陸上自衛隊の組織的な隠ぺい工作事件について伺います。  午前中もありましたけれども、今回の事件は、まさに前代未聞の驚くべき事件でありまして、警察の不祥事と根っこは同じ。自衛隊で身内をかばい、守るために次々と事件のもみ消しを図ろうと...全文を見る
○笠井亮君 答えていないですね。長官がこの事件を発覚していつお知りになったのか、どういう形でこのことをお知りになったのかと言っているんです。
○笠井亮君 もう二回やりましたから時間がもったいない。  長官がこのことをお知りになったのはいつで、どういう形でお知りになったかと聞いているんです。それを聞いているんです。
○笠井亮君 だれから報告を受けましたか、最初に知ったとき。
○笠井亮君 最初はマスコミを通じて知ったというわけじゃないですね。
○笠井亮君 では、自衛隊の最高責任者である総理にはいつ何をどういう形で長官は報告しましたか、この件。
○笠井亮君 いつですか。一月か、三月か、二月か。
○笠井亮君 今、部外から報告があって知ったと言いましたけれども、そういうことなんですか。
○笠井亮君 いつだっけなんてという話で、本当にとんでもないと思いますよ。自衛隊でしょう。そういうところの最高責任者に対して長官が直接これを言わなきゃいけないでしょう。言ってないんですね。  では、秘書官を通じて総理はそのことを聞いて、どういうふうに感じられて、どういう御指示を一...全文を見る
○笠井亮君 その後、防衛庁長官から大体いつごろ報告があったんですか、正式に。
○笠井亮君 いつごろでもいいですよ。
○笠井亮君 ちょっとあいまい過ぎますね。一月半ば過ぎという話がある。先ほど、二十四日に総理には秘書官を通じて言ったというんでしょう。半ば過ぎと二十四日。二十四日というのはもう月末近いですよ。こんな大事なことを、正式に報告を防衛庁長官から総理は受けたと言っているんだから、いつぐらい...全文を見る
○笠井亮君 わかりました。待っていますから。
○笠井亮君 私、長官御自身が正式に総理に御報告したと総理が言われたわけだから。三月十日というと随分後ですよ。しかも、こんな重大なことで。大体、自衛隊というのは時間厳密なんでしょう。〇〇二〇とかやるわけでしょう。全くいいかげんじゃないですか。  それで、具体的に対処する、御指示さ...全文を見る
○笠井亮君 答えになっていません。地検とのかかわりは今だってあるけれども、これだけ明らかになって、国会でなっているんだから。その時点で何で国会へ報告しなかったんですか。総理にも。
○笠井亮君 私の質問は不明瞭じゃなくて単純明快なんです。なぜ長官は国会にそのことについて報告しなかったのかということを聞いているんですよ。資料要求と関係ないですよ。──長官に聞いていますから、長官に。長官に私聞いていますから。
○笠井亮君 記者発表はしたんでしょう。国会には何で報告しないんですか、大臣。一月から発表していますよ、記者発表は。
○笠井亮君 それじゃ、国会議員は記者発表したもので、マスコミを通じて初めてこれを知ることになるんですか。
○笠井亮君 いろいろとは何ですか。出したらまずいことがあるんですか。
○笠井亮君 いろいろ思惑がないんだったら、その時点時点で国会に報告して当たり前でしょう。だって、記者発表、こうやってペーパー出しているんだから、こうやって一月二十五日、三月十三日。我々が新聞を通じて知るというのは一体どういうことですか、これは。
○笠井亮君 今のは重大発言ですよ。いいですか。調査の段階とか地検とか言いますけれども、マスコミには聞かれたら言うわけでしょう。国会議員には言わないと。国会軽視じゃないですか、国会に報告しないのは。
○笠井亮君 国会というのは、聞かれたら答えるという、そういう場ですか。
○笠井亮君 差しとめたかどうとかということじゃないんですよ。国会議員の我々が新聞で初めて見て知ると、何だということになるでしょう。単純なことを聞いているんですよ。大きな問題なんでしょう、だってこれ。
○笠井亮君 もう私、これ大臣の資格問題だと思っておりますが、総理に伺います。  シビリアンコントロールというのをどう考えられるか。当然、こういう事態と対処方針については国会に報告して議論してもらうべきだったんじゃないですか。なぜそれを総理としてもされるようにしなかったんですか、...全文を見る
○笠井亮君 シビリアンコントロールとの関係はどうお考えですか、総理大臣。
○笠井亮君 総理からは、国会議員にお集まりいただくようなことでもないというような、わざわざというお話もありましたけれども、国会は通常国会開会中で、代表質問から予算委員会、衆参ずっとやっていたんですよ、この期間といえば。いつでも報告できる機会があった。しかも、今、長官が言われました...全文を見る
○笠井亮君 広く国民に知らせる必要があると、今、長官の話によりますと。それはマスコミを通じてやればいいんだと。国権の最高機関である国会を通じて国会に報告して、そのことを通じて国民に知らせて文民統制するということは二の次だということですね。そうでしょう、マスコミには早くから知らせて...全文を見る
○笠井亮君 マスコミで最初に出したのは一月二十五日のペーパーですよ。国会でどうだといったら、追及されて初めてきょうでしょう、経過も具体的に御報告しますという話でやったのは。もう二カ月近くたっているじゃないですか。知らされないんだから、正式に知らされないんだから。
○笠井亮君 防衛庁の国会軽視、よくわかりましたよ。  それで、この案件は国会にみずから報告すべき事項とは考えなかったと、大臣も総理大臣もそういうことですね。
○笠井亮君 何を言っているか知りませんけれども、かつてのどこの国、どの辺の話ですか、言ってみてくださいよ、じゃ。
○笠井亮君 何の話かわからないことを持ち出してごまかしちゃだめですよ。  もう本当に防衛庁の姿勢、この問題にしても、警察だけじゃないと、防衛庁も、あなた方もという感じですよ。よくわかりました、本当に。  じゃ、聞きますけれども、当時の防衛庁長官はどなたでしたか。
○笠井亮君 玉沢大臣、あなたは在任中、当時この問題になった事実を御存じでしたか。
○笠井亮君 あのとき、今の明らかになっていることによると、長官の訓令に基づいて陸幕長が佐官を訓戒処分にした、極めて軽かったという問題になっていますが、大臣訓令ですけれども、この報告も受けていなかったんですね、当時。それに基づく処分だけれども。
○笠井亮君 玉沢大臣、当時のことですから。
○笠井亮君 当時の防衛庁長官として、この事件に関する責任をどういうふうに感じていらっしゃいますか。──済みません、玉沢大臣、当時ですから、当時長官だったから。
○笠井亮君 逮捕された事実については十三日に発表されました。しかし、組織的隠ぺいについてマスコミで報道されて、記者会見でいろいろ聞かれて、隠ぺいがあったかもというふうに認められるという形になっている。  今度は現長官ですが、今ごろ徹底的に解明した上で厳正な処分をしたいというふう...全文を見る
○笠井亮君 累次言われたから済むことじゃなくて、私伺っていて、この事態の重大性への自覚といいますか、それから緊張感というのが本当に率直に言って感じられないと言わざるを得ないと思うんですよ。  私、これいずれは国民にわかることだと。発覚したら、やはり直ちに国会と国民にきちっと報告...全文を見る
○笠井亮君 いや、国会に報告するのかということですよ。
○笠井亮君 大体めどは、いつまでに報告を出しますか。大体でいいです。
○笠井亮君 一月からのことですから、大体いつごろまでにというめどぐらいは言ってくださいよ。大体桜咲くとか、いろいろ言うわけですから、企画庁長官だって。
○笠井亮君 長官としていつごろまでに督励して出させる必要があるなと。努力される目標です。
○笠井亮君 それでは、農水省、農水大臣、伺いたかったもう一つの問題について伺いたいと思います。  農水省構造改善局の事業の中の公共事業部門の農業土木事業については、年間一兆二千億円もの膨大な予算を占めております。このうちの国営総合農地防災事業、これについて伺いたいんですけれども...全文を見る
○笠井亮君 先まで言っていただいたんですが、計画当初の総事業費の総額は幾らになりますか、当初のやつを合計すると。
○笠井亮君 もう言います。既に、全国的に見て当初より一千億円近くふえている。  資料をちょっと配付してください。    〔資料配付〕
○笠井亮君 一枚目をごらんいただきたいと思いますが、これ、農水省の資料をもとにつくってみたんですが、全国の国営総合農地防災事業の概要です。ごらんになっていただければおわかりいただけますように、全国的に総事業費が平均二〇%増と大きく膨らんでおります。  農水大臣、これはお認めにな...全文を見る
○笠井亮君 私、これらの事業、それぞれ事業目的そのものを一概にむだなんと言っているわけじゃないんです。だが、今これだけの財政負担のもとで、多少、当初は必要だと始めたそういう事業でも、事業費がやたらに膨らむ、あるいはむだを生んでいないか、利権が絡んでいないか、工期も長引きむだなもの...全文を見る
○笠井亮君 全国的にも工期延長、工費増大の傾向は顕著なんですけれども、特にひどいと思うのは、先日も緒方委員が当委員会で取り上げた徳島の吉野川下流域地区の事業であります。  既に工期を八年経過して、完成予定までに残り二年余りなんですけれども、進捗率はいまだに二〇・一%、総延長六十...全文を見る
○笠井亮君 これ、こういう事業については、ある人は小さく産んで大きく育てる、予算を立てるときには小さ目にしておいて、そして実際にはかかっていくという問題が言われておりまして、調査や設計に何年も何億円もかけておきながら、始まった途端に急に膨らんじゃうという問題も指摘されております。...全文を見る
○笠井亮君 抽出してやっているかどうかを聞いています。
○笠井亮君 抽出でしょう、無作為。だったら入札監視委員会がチェックしたとは言えないじゃないですか、全部。だからきちんと調査すべきだと言っているんです。  昨年、日本道路公団が発注した塗装工事をめぐって二百九十五社が談合を繰り返していたことが発覚して、十二月に公正取引委員会から独...全文を見る
○笠井亮君 公正取引委員会に伺います。  発注者の無責任ぶりは私、明白だと思うんです。事は国の直轄事業に対する重大な問題です。このような談合の疑いについて調査の上、厳正な対処をすべきではないかと思うんですけれども、その点についてはどういうふうにお考えになりますでしょうか。
○笠井亮君 大事なことだと思います。  農水大臣、これでも農水省はこの談合疑惑を調査しないとあくまでおっしゃるんですか。
○笠井亮君 疑いがあるんだから調査するんですね。そういうことぐらい言ってくださいよ、積極的に対応する、調査すると。
○笠井亮君 事案が出ているんです。今、公取委員長もこういう事案が取り上げられた以上は適切にきちんとやるというふうにおっしゃったんですよ。出ているんですよ。
○笠井亮君 私、自衛隊事件当時の長官だったあなたが、今回の談合疑惑を調べもしないというふうなことであくまでおとりになるのであれば、これは組織防衛の第一人者かという声も出るのかなと思いますけれども。  総理、やはりこういう問題について、今財政破綻のもとでどうするかという問題になっ...全文を見る
○笠井亮君 終わります。
03月23日第147回国会 参議院 財政・金融委員会 第7号
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○笠井亮君 私は、日本共産党を代表して、租税特別措置法等の一部を改正する法律案に対し反対の討論を行います。  反対の第一の理由は、本法案が、昨年の税制改正において子育て支援の名目で恒久的減税として創設した年少扶養控除をわずか一年で廃止するものだからであります。この措置が児童手当...全文を見る
03月28日第147回国会 参議院 財政・金融委員会 第8号
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○笠井亮君 日本共産党の笠井亮です。  私は今回導入が提案されている簡易申告制度をめぐって伺いたいと思います。  一般論として手続の迅速性、利便性の向上ということは当然あり得ると思うんですけれども、果たして今回の制度が関税法の本来の趣旨とたがうものにならないか、本当にこの制度...全文を見る
○笠井亮君 今、区分一、二、三という話もありましたけれども、結局、今の情報処理システムでいけば簡易申告の場合は一という形でいって、そして書類検査、それから現物検査という三分類があると。すべて基本的にはオンラインで処理されるわけですね。  それで、簡易申告ということになれば基本的...全文を見る
○笠井亮君 私も現場の方に聞いたんですが、職員の方がたまたま見つけるというのは、保税地域に行ってたまたま見て、これはおかしいと見つけて危ないという、そんなことは本当に例外中の例外のことであって、基本的には自動的にコンピューター処理をしていくということを前提にして、そして区分一とい...全文を見る
○笠井亮君 そうすると、実際には輸入者数の一割強しか毎年事後調査をしていないと。しかも、問題が判明したときにはもう通関した後ということであります。そして、現場でおかしいと思うような荷物、貨物をとめることができるのかという問題を先ほど申し上げたわけですが、しかも事前のチェックで問題...全文を見る
○笠井亮君 絞り込むときは最初でしょう。つまり、最初に見てこれを確定するときは九けたでやるわけですけれども、それを今度の仕組みで年二十四回やれば、そしてちゃんといい業者であるということさえすれば、後は自動的にオンラインに乗っていくわけですから、簡易申告になってしまえばその後も見な...全文を見る
○笠井亮君 厚生省でいえば、審査、検査の省略や形骸化それ自身指摘されております。ただ、今申し上げたような形で、結局、税関のところというのは、そういうことを全部集約的にやって、ここできちっとやるというのがもともとの仕組みでありますから、だから意図的であってもなくても、これは別に食品...全文を見る
○笠井亮君 貨物について全般的に検査するのは税関以外にないということで、貿易管理上、税関の検査というのは重要な役割を持っているということで、他法令との関係でも、それはもう厚生省は厚生省で食品衛生法の承認とかはあるわけですけれども、にもかかわらず、それがちゃんと証明されているかどう...全文を見る
○笠井亮君 ドイツでは必ずしも明らかでないと。調査団も行かれていろいろ調べられたと思うんですけれども、やはりきちっとチェックしなければいけないもの、先ほど言われたその都度コントロールすべき品物というので、食肉とか武器、兵器、医療製品とかセンシブル製品、成分が絶えず変化する商品など...全文を見る
○笠井亮君 終わります。
04月21日第147回国会 参議院 財政・金融委員会 第12号
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○笠井亮君 日本共産党の笠井亮です。  四人の参考人の皆さん、きょうは本当に貴重な御意見をありがとうございました。  まず、石戸谷参考人に伺いたいんですけれども、先ほど参考人、それから桜井参考人からもお話がありましたけれども、金融の分野では消費者被害が非常に多いというお話であ...全文を見る
○笠井亮君 さらに伺いたいんですが、先ほども議論があったんですけれども、実際にバブル以降の金融被害の裁判事例を見てこられて、説明義務だけ求めても、結局は説明したとかしないとか水かけ論になってしまって、実効性が上がらないということはないのかどうか。そういうことで実効性が余りないとい...全文を見る
○笠井亮君 ありがとうございました。  金子参考人に伺いたいんですが、時間の関係で多くは伺えないので、公共性、自主規制機能の問題については私はいろいろまた議論がしたいんですけれども、ここでちょっと一点だけ伺っておきたいのは、株式会社化によって、意思決定の迅速化ということと、それ...全文を見る
○笠井亮君 市場参加者の意見は最大限聞いて反映させるということだと思うんですが、にもかかわらず最終的には迅速な意思決定ができるようにというためだということですよね。そうすると、そこでやっぱり利潤、営利が優先ということになりますよね。  ましてや、国際間競争ということを先ほど強調...全文を見る
○笠井亮君 自主規制機能との関係も同じような矛盾をはらみつつの問題だと思いますので、これはまた審議の中でも引き続きやっていきたいと思います。  どうもありがとうございました。
04月26日第147回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第3号
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○笠井亮君 日本共産党の笠井亮です。  まず、長銀及び日債銀の旧経営陣に対する責任追及の問題なんですが、退職金の返還要求を行ってきたと思うんですけれども、現在の状況はそれぞれどのようになっているか、お答え願いたいと思います。
○笠井亮君 それぞれ対象者の人数と額、対象額が幾らなのに対して今の額はというのをちょっと言っていただけますか。
○笠井亮君 長銀は、今、譲渡後あるいは売却後、これ以上退職金返還を行えないとされているというふうにされましたけれども、その理由は何でしょうか。
○笠井亮君 長銀の方でいいです。  今損害賠償請求をしているという話もありましたけれども、大臣が言われたように、賠償請求を行っているのが二十三人中十五人ということで、残る八人については請求が行われていない。その中には、九億三千万円の退職金を受け取って、長銀の関係者からもこれだけ...全文を見る
○笠井亮君 自主的にだから限界はあるんだという話ですけれども、杉浦さんは、昨年三月に行われた長銀との交渉の際にも取締役経験者の中で一人だけ御出席なさらずに、知人を通じて、自分に責任はない、民事責任を問わないなら返還するというような条件もつけたりされているという問題もあるわけでして...全文を見る
○笠井亮君 損害賠償が民事の方については預金保険機構に引き継げるということであれば、退職金返還要求も同様にそういうところで引き継いで、保険機構の方からやるということも含めてこれは検討してやるべきじゃないかと思うんですけれども、その点はいかがでしょうか。
○笠井亮君 これはやっぱり再生委員長、よく検討して、どういう形でやるのか法律的ないろんなことはあるでしょうけれども、やるべきだと思います。  ところで、日債銀の方ですけれども、これに対してはいまだに民事訴訟は提起されていないということだと思うんですが、なぜ民事請求が提起されてい...全文を見る
○笠井亮君 報道によりますと、調査検討、再調査の結果、結論をことし一月末までに出すということもされていたんですけれども、いまだに検討中だということであります。それで、一方では譲渡、売却に関する最優先交渉先が既に二月に決定をしている。そして、長銀の場合をとってみますと、大体その最優...全文を見る
○笠井亮君 長銀の場合は、既にもう売却された後だから、自主的でしかも仕組みとしても難しいということで、なおかつ努力が必要だと私は申し上げたんですが、日債銀の場合は、まだそういう意味ではそういうところまで行っていないという段階なので、しかもこれまでに、先ほど冒頭お答えいただきました...全文を見る
○笠井亮君 いずれにしましても、そうしますと、その辺をきちっとさせない限りは、その最終譲渡、売却にはいかないということはおっしゃれますよね。
○笠井亮君 次の問題、私伺っていきたいと思います。  これは貸し渋りに関連した問題なんですけれども、二十一日の本会議質疑の中で、資本注入行の中小企業向け貸出実績の中にいわゆる水増しということがある、そして報告内容を調査せよという我が党の池田議員の質問に対して、総理は、決算で確定...全文を見る
○笠井亮君 これは単なる疑惑の段階じゃないということであると思うんですね。  衆議院でも二度目の参考人質疑の中で、富士銀行の山本頭取が、銀行子会社の多くは中小企業だと、十億円以上増加した子会社が数社あるということで、いわば水増し実績の一部ということをお認めになったと私は思うんで...全文を見る
○笠井亮君 結局積み重ねて数字的結果というのはいずれ決算のときに出ると思うんだけれども、しかし、実態としてはこういうことが起こっているということが指摘され、銀行もそういうことが一部あるということは言われているわけですから。  その数字が結果的に出たときに、その数字になった原因は...全文を見る
○笠井亮君 そのまとめるということを最終的にやる中で、いろいろうまくまとめることもあるわけですよ。しかし、こういう実態が明らかになったとき直ちに、どうなのかと、そういうことはないのかどうか確かめればできることがあるはずだと思うんですね。  それで、杉田参考人、前会長は、関連子会...全文を見る
○笠井亮君 これは私は六月を待たずにやるべきだということで重ねて申し上げたいし、今注視してやっていくということも言われましたので、ぜひそういう作業をやって、きちっとただしていくということが必要だと思います。  それから同時に、金融再生委員会あるいは監督庁として、この問題でこうい...全文を見る
○笠井亮君 これからのこと。
○笠井亮君 いや、それは計画を出すのはいいんですけれども、この貸し出し問題で結局そういう形で水増しするようなやり方というのが起こらないようにするための基準とかチェックするための仕組みとか、あるいは例えばですよ、今は一年間ですよね、十二年度出したら最後一回報告するだけでしょう、じゃ...全文を見る
○笠井亮君 不当な水増し工作が確認される、あるいは悪質なケースがあった場合について、これは今後ということをおっしゃるんでしょうけれども、それはきちっと公表し、業務改善命令を発動するということも当然検討すべきだと思うんですけれども、それについてはいかがですか。
○笠井亮君 国民の税金を出してもらって、貸し渋りを解消すると約束しながら、それを守らない上に水増し報告までしていると。これはもう実態として明らかになっているわけですから、こんなことを断じて許しちゃいけないというふうに思います。私は、厳格な調査と対処を求めていく、六月末ということじ...全文を見る
○笠井亮君 今回、まず預金保険法改正案について伺いたいと思います。  現在の金融早期健全化法による資本注入と金融再生法による特別公的管理は、二〇〇一年三月までに終わるという時限立法とされております。  それが、今度の法案では、金融危機への対応ということで、先ほどもありましたけ...全文を見る
○笠井亮君 そうすると、今例示として具体的に三つ言われたんですけれども、これはそれぞればらばらに起こった場合についてもシステミックリスクにつながっていくということで該当するのか、それとも、幾つかありまして、他の機関に波及するとか、連鎖的だとか、大規模な貸し出し抑制その他ということ...全文を見る
○笠井亮君 大蔵大臣に伺いたいんですけれども、そうしますと、一つでもということになりますと、今のようにと言うのがいいのかわかりませんが、大銀行が大規模に融資を減らしている場合についても、大規模な貸し出し抑制、回収等資産の圧縮を進める動きということでシステミックリスクということにな...全文を見る
○笠井亮君 私の質問があれだったかもしれませんが、例えば大規模な貸し渋りの状況、資金回収ががあっと行われるというような状況の局面ですね、これはいろんな要素があるかもしれませんが、不況の局面でそういうことが起こり得る可能性があると。そうなった場合に、先ほど一つでも該当すればこういう...全文を見る
○笠井亮君 そうすると、昭和二年とかということだけではなくて、もう少しいろんな可能性が起こり得るというふうに私は思うんですよね。  しかも、今度の場合はおそれがあるときというふうになっているので、私も思い出して、九七年秋からの山一、拓銀の事態以来、九八年一月八日、正月早々に参議...全文を見る
○笠井亮君 そうすると、法案でも百二条で「金融機関」と書かれている。今までは手を挙げてやってきてそれを受けるのとは違って、対応会議の方からおまえのところはこれは受けるべきだ、病気だから危ないよということで認定を受けなければ申請できないということになるわけですね。  そうすると、...全文を見る
○笠井亮君 しかし、そうしますと、その特定をすると、今度は認定されたところは危ないということで短期資金がとれなくなるとか預金の引き揚げが起こるとか、当該銀行が直ちに破綻につながってしまう。実際には、全体に網をかけないと信用秩序が低下している中でそれが引き金になってということになり...全文を見る
○笠井亮君 私が思うのは、特定のところを公表することによって、あなたのところは病気ですよということを広く世の中にすることによって、それがさらに事態を大きくして一気に危なくなることにならないかと。この間もそういうことで結局は横並びの資本注入という形になったのではないかと思うんですけ...全文を見る
○笠井亮君 ということは、認定したときから大丈夫な状況までの間には国民には知らされないということですね。
○笠井亮君 ちょっとその辺がよく私理解できないんですけれども。公表されて、ここは危ないよとなって、国民がそこに行ったときにはもう既にあるわけですよね、大丈夫だという状況ですから。そこには注入されて大丈夫な状況になっているということになっていなきゃいけないと思うんですけれども。です...全文を見る
○笠井亮君 随分私が考えているのと違うんですけれども。認定をするわけでしょう。内閣総理大臣がその後でもう同時的にやっちゃうわけですか。それでは、一定の期間、この法案を見ますと期間内に申請をさせるというわけですけれども、それはもう瞬間的に認定してすぐやらせて、そしてもう入れちゃって...全文を見る
○笠井亮君 この辺が、初めっからないというわけじゃないけれども、危ないから認定をするわけですよね。そして、期限をつけて、その期間内に申請させて、入れるわけでしょう。この辺のところがちょっと非常にわかりにくいですよ。
○笠井亮君 形式的な手続じゃないんですよ、これ。厳格にやるから大丈夫だと言われているわけですよ。金融危機対応会議の議を経て、内閣総理大臣の認定を受けた金融機関のみが定める期間に申し込むことができると、そして国会にも報告するというふうになっているわけです。そして、今回は厳格にやるか...全文を見る
○笠井亮君 厳格にやるとか国会にやるから大丈夫とか、さんざん言われてきました。それから、今までと違って今度は検査、監督もやるんだと、しっかりやるから大丈夫だということを言われてきましたけれども、そういうことについても一切投入するに当たっては今度はやらなくていいということに極端に言...全文を見る
○笠井亮君 大蔵大臣のおっしゃったことと私ニュアンスが非常に違うと思うんですけれども。まずアナウンス効果で、認定をやると、そうするとここは認定されたから大丈夫ですよというふうなことで、後でちゃんと申請すれば入るでしょうという安心感を与えるという話ですよね。大臣がさっき言われたのは...全文を見る
○笠井亮君 いや、その認定をするんだけれども、認定をしたときに、もう直ちにそれと時間的にくっついて入っているんだということが大臣のおっしゃったことなんですよ。これは非常に重大なことなんで、認定をして安心感を与えるというのと全然意味が違うんですよ。ということが私は重大な問題で、これ...全文を見る
○笠井亮君 流動性の問題はちゃんと手当てするやり方があるんですよ、それは。日銀とかいろいろあるでしょうし、そういうことをやればいいわけですから。  私、資本増強について話を伺っていて、しかも大丈夫ですよというのはその時点ではもう入っているという形が確実になっているということです...全文を見る
○笠井亮君 そこをやるということが一番の大丈夫だということなんでしょう。認定しさえすれば、じゃ大丈夫という確証があるわけじゃないんですから、それは申請するその後があるわけですから。じゃ、そこを時間をかけないでやるんだ、その手間はかけないんだと大臣がおっしゃったから、そういう問題だ...全文を見る
○笠井亮君 二つ目は、ヒアリングのことを今ちょうどおっしゃったので、いつの段階でやるかということなんです。私ちょっと先ほど伺っていて、決算に向けて数字が確定したらという話がありましたが、決算そのものがもう終わっちゃって数字が確定したらこれは直りようがないので、数字の結果が出てから...全文を見る
○笠井亮君 ぜひ再生委員会の事務方の方も、そういうニュースは委員長にお知らせいただきたいと思うんです。  三つ目については四月二十日の毎日新聞の一面で出された報道なんですが、「再生委・監督庁は、五月初めにも基準を策定、各行の三月期決算の数字が確定するのを受けて行う健全化計画の実...全文を見る
○笠井亮君 そうすると、そういうようなことについてはもう少し、今私が申し上げたその記事に関連して、どういうふうなことをお考えか、これは間違っている、違うんだとか、あるいはそういうことは検討課題なんだとか、その辺はどうなんですか。全く誤報だというふうに否定なさるのか、あるいはその中...全文を見る
○笠井亮君 谷垣委員長にさらに伺っていきたいんですが、最近の大手行の統合、合併の問題です。  それで、直近でいいますと、東京三菱と三菱信託との統合発表に当たって委員長は、再編統合は利用者の利便性向上や経営基盤強化の観点から歓迎すべきだと述べられたと。住友とさくらが合併を一年前倒...全文を見る
○笠井亮君 課題の問題は別として、ニュースが出た際に、一般論として、金融再生委員長が、結構なことだと、そこまで言えるのかということを私ちょっと思うんですがね。  これは事務当局の方で結構なんですが、銀行法によって合併等の申請があった場合に、どういう基準で審査することになりますか...全文を見る
○笠井亮君 つまり、再生委員長、再生委員会は、合併等の申請があったときに、その計画が資金の円滑な需給、利用者の利便性の向上に役立つものかどうかを初めとして、今三つ言われましたけれども、三つの基準から、これから審査をしなきゃいけないときだと思うんですよ。そういう立場にあられるのが再...全文を見る
○笠井亮君 銀行法もありますけれどもと言われたんですが、銀行法でこういう合併申請とかということについて審査するというのはどこがやるんですか。
○笠井亮君 そうすると、再生委員会のもとできちっとやるということですよね。ですから、健全化法とか再生法があってそれを実現するためにというのは、それは一方である。しかし、銀行ですから、根本は銀行法があるわけですから、銀行法に照らして果たして公共性を果たしているのかとかいう問題を初め...全文を見る
○笠井亮君 申請があったときに審査する基準は、先ほどあったように三点なんですよ、これは合併については。再生法、健全化法はそこにないわけですから、そこには。その三点から見てどうかということをきちっとやるのが銀行法の立場からの合併の申請を受けてのやるべき仕事なんです。  じゃ、大型...全文を見る
○笠井亮君 今のを合わせると五百九十一も減る計画ですね。この四グループに集約される金融再編で共通しているのは、先ほどもあったと思うんですが、競争力強化ということを看板にして収益率優先と効率重視ということで、収益拡大第一の姿勢が非常にはっきりしていると思うんです。  この間、私も...全文を見る
○笠井亮君 そういう中で中小企業に対しては、再編するからもう貸せない、零細の方には特に、あるいは返してくれということもあちこちで起こっております。  それで、富士銀行の山本頭取が雑誌の中ではっきり言われているんですが、「高度な専門知識、相談機能が不可欠な大企業、個人富裕層には、...全文を見る
○笠井亮君 頭取がおっしゃったんです。
○笠井亮君 私は非常に驚きであります。そして、中小零細企業にとってみたらどんなことになるかと。  こういう新しいシステムを使ってコストをかけずにやるというのは、いろんな銀行ごとにベストアシストとかいろいろつくっていますよ。これは、その銀行の支店に融資してくださいと行っても、うち...全文を見る
○笠井亮君 だから、国民全体の立場に立ってきちんと審査してやるべきで、それ以前に結構ですということだけ言うべきじゃないということを私は申し上げたいわけです。  終わります。
04月28日第147回国会 参議院 財政・金融委員会 第14号
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○笠井亮君 日本共産党の笠井亮です。  本題に入る前に、大蔵大臣に所見を伺いたいんですが、昨日からけさにかけて報道で、東京三菱銀行が六十五億円の申告漏れで二十五億円の追徴ということが指摘されているということであります。東京三菱は公的資金を受けて、ことし二月に返したということは承...全文を見る
○笠井亮君 私はけさこういう報道に接しましたので、朝方でありましたけれども、改めて大蔵省にはこの問題を大臣に伺うからということを申し上げておいたんです。これだけ世間で問題になっている問題ですから、コメントを差し控えたいというのは私も非常に理解に苦しむことなんですけれども、きちっと...全文を見る
○笠井亮君 これはきちっとコメントをできる段階でしていただきたいと思いますし、登録免許税の問題についても、結局は統合を認めるかどうかに当たっていろんな問題が出てくると思いますので、その際における銀行の企業行動、税金の納め方の問題というのは当然勘案されるべきだというふうに思います。...全文を見る
○笠井亮君 取引所の収入というのは会員証券会社からの会費だとか上場会社への賦課金などから構成されてきたということで、市場競争の中では、これらの収入ということでいうと、取引参加者あるいは上場企業をふやすにせよ取引そのものをふやすにしても、これを急激にやることはなかなか容易なことでは...全文を見る
○笠井亮君 株式会社化したとしても両方できるというふうなことだったと思うんですけれども、これまで取引所は、円滑で公正な取引を保障するために、利益を生み出すか否かにかかわらず、みずからの責任で自主規制機能を果たしてきた。しかし、今度は累積赤字とか、それから進んでさらに倒産なんという...全文を見る
○笠井亮君 自主規制機能が全くなくなっちゃったら、そんなところは相手にされなくなるのは当然なんですけれども、しかし幾らでもかければいいとかという議論ではなくて、やっぱり兼ね合いということが常にあって、今までだって別に営利企業じゃないんですけれども、では赤字一方でただ奉仕するだけと...全文を見る
○笠井亮君 私が伺ったのは市場外取引との関係なんですが。
○笠井亮君 同じ営利企業同士でどこまで市場外取引を把握できるかということを私は伺ったんです。  先ほどアンケートを申し上げましたが、東証正会員の中からも「株式会社としての営利追求を徹底することと、公共的使命を果すこと、この相反関係を合理的に説明できるか疑問である。」という意見も...全文を見る
○笠井亮君 何人もの専門家、業界人が、不動産の証券化は飛ばしに使われかねない、相対取引という不透明な取引形態のまま素人資金を利用する仕組みと言われても仕方がないというふうに指摘をしている、そういう問題だと思うんです。  しかも、不動産鑑定士の評価というふうに今言われましたけれど...全文を見る
○笠井亮君 るる御説明があったんですが、鑑定の基礎となる資料の公表は義務づけることになるんですか。これは福田局長でも結構ですが、いかがですか。
○笠井亮君 もう一つは、不動産投資信託の解禁によって株式市場等から資金が不動産市場に流入するということになる。先週の土曜日のある新聞にも出ておりましたが、マネーサプライがGDPの一・二倍になって、現在はバブルのころを超える過剰な流動性が市場に供給されていると。この間、土地の利用規...全文を見る
○笠井亮君 今そういうふうにおっしゃったんですが、同様に収益還元法でやっているアメリカでも、株式市場の上昇を背景にして個人投資家の資金が不動産投資信託に流入して、不動産賃料が上昇している。日本よりも土地利用規制がはるかに強いアメリカでさえ不動産価格が上昇しているということで、私は...全文を見る
○笠井亮君 終わります。
○笠井亮君 私は、日本共産党を代表して、証券取引法等改正案、特定目的会社による特定資産の流動化に関する法律等改正案、金融商品販売法案の政府提出三法案に反対、日本共産党提出の金融商品販売法案修正案に賛成の立場から討論を行います。  まず、証券取引法等改正案に反対する理由は、何より...全文を見る
05月12日第147回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第8号
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○笠井亮君 日本共産党の笠井亮です。  きょうは、まず初めに東京相和銀行の問題で、金融管財人が十一日、同行がいわゆる見せかけ融資を行ってうその登記をしていたという事件について告発をしたと。そして、昨日捜査が入って長田元会長らが逮捕されたということが大きく問題になっております。 ...全文を見る
○笠井亮君 刑事局長、結構でございます。  今ありましたように、驚くべきまさにインチキな仮装増資が行われていたと世論も怒っております。粉飾や不正融資とまた違った次元の、市場そのものを欺く行為をやっていたと。銀行経営の健全性とは全く相入れないごまかしがまかり通っていたというか行わ...全文を見る
○笠井亮君 同行の経営実態さまざま明らかにされておりますけれども、ワンマンと言われたオーナー経営者の暴走が目立ってきたということと、この元会長みずからがバブル後の一九九六年には不良債権はすべて処理できたというふうな形で公言もされて、しかしその結果、自己資本比率を下げたために増資計...全文を見る
○笠井亮君 六月七日というのは破綻の直前であります。たしか十二日ですか、破綻は。  それでは、さらに伺いたいんですが、今回問題になっているいわゆるこの見せかけ融資といいますか仮装融資の問題を監督当局が知ったのはいつですか。この検査のときですか、あるいはその前か後か。
○笠井亮君 こういうことについて知ったのはいつですか。
○笠井亮君 破綻直前の昨年三月期決算を昨年五月二十八日にこの銀行が公表した際にも、金融関係者からは、どうしてこの巨額の資金を何度も集めることができるのか、こういう今の実態の銀行がということで、専ら不思議がる声がちょうど一年ほど前ですが上がっていた。  監督庁も当時、一年前になり...全文を見る
○笠井亮君 今ダブルギアリングの問題に関連して話があったんですけれども、いわゆる持たれ合い融資というか持ち合いということだと思うんですが。  監督庁は昨年五月にいわばそういう不透明な増資対策のために銀行法の告示を改正をされていると思うんですけれども、そういうことも、五月というと...全文を見る
○笠井亮君 金融監督当局がこの東京相和のような事態を検査に入りながら見抜けなかったとすれば私は重大だと思いますし、検査の結果把握していたならもっと重大、深刻だというふうに思うんですが、いずれにしてもその辺が非常にはっきりしないんですがね。  検査に入ってこの自己資本にかかわる部...全文を見る
○笠井亮君 最初から犯罪捜査、きのうもこれは議論があった問題ですが、ということではなくて、まさに今政務次官が言われた金融機関の健全かつ適切な運営ということが目的で検査監督やるわけですよね。そうすると、今度もまさにこういうやり方で増資する、見せかけをやるということについては、もう健...全文を見る
○笠井亮君 今聞けば聞くほど、やりようがないんですという話にしか聞こえないんですよね。  それで、会計上の処理だけを目的でないというふうに言われてコンプライアンスの問題と言われるんですけれども、しかし、「だけを」ということは、そういうことも目的なんでしょう。今言われたのを逆に言...全文を見る
○笠井亮君 初めから犯罪捜査が目的じゃないというのは、もうこれはわかっている話なんです。  しかし、それじゃ、この間破綻した旧幸福だとか国民銀行、なみはやなんかありますけれども、その中にはやはり程度は違うけれどもワンマン体質が問題になってきたところもありますよ。そうすると、そう...全文を見る
○笠井亮君 刑事、民事の責任追及をやるのは当然だと思うんですけれども、しかしこれは特殊なケースみたいに今言われていますけれども、ほかで、いろんな銀行でこういうことがないのかということについて言うと、断言できるような話では今のお話を伺ってもないわけでありまして、私は問題は、何が重大...全文を見る
○笠井亮君 そういうことで、今お話がありましたけれども、今回の事態に即してもさらに突っ込んで深めていただきたいし、我々も伺っていきたいと思います。  そして、銀行監督についていわば自己資本比率規制を物差しにしながらそれを主にやっていくということになると、それはまたいろんな意味で...全文を見る
○笠井亮君 具体的なお名前と大蔵省時代の略歴、その後の東京相和での略歴を述べていただきたいと思います。
○笠井亮君 この河原井氏は平成七年六月には取締役検査部長、そして十年五月には取締役考査室長という形でずっとやってきたということですが、この方は大蔵省在職当時、東京相和銀行の検査を担当したことはありませんか。
○笠井亮君 ないということでありますけれども、問題は、見せかけ増資の時期は検査部長をやり取締役考査室長を務めていたという時期でありまして、そして破綻するまで在職してその後に退職したということで、しかも大蔵時代に検査の担当、上席金融証券検査官ということまでされているというので、まさ...全文を見る
○笠井亮君 折り合いがよくないというようなことをよく御存じみたいな今ニュアンスに聞こえてしまったんですがね。政府の承認を得たからということでよしとするというわけには私はこれはいかない問題だと思うんです。やっぱりこういう問題が起こったときに、実際に大蔵省で検査を担当していた人がそっ...全文を見る
○笠井亮君 問題は大蔵OBだけじゃないということで私ちょっと一つだけ簡単に伺いたいんですが、最近というか昨年からことしにかけて、近畿財務局の宿舎建設をめぐって、精算検査後にその精算検査の項目に入っていない不正な設計変更を行っていたという事実が発覚をしました。その事実関係と大蔵省、...全文を見る
○笠井亮君 当初、精算検査時に含まれていた設計変更は十一カ所で、金額も少ないので業者が持つことになったと。ところが、結果的に七十項目の設計変更が発見された。うち三十六項目は財務局も知っていて、しかも承知していながらわざわざ精算に盛り込まなかったものも二十五項目あると。  処分を...全文を見る
○笠井亮君 口頭ということになりますと、あうんという形でこの問題では業者とやっていたと。癒着の問題も出てくると思うんですが。  先ほど十二名が処分されたと言われましたけれども、入札停止となった業者から接待を受けた者はいませんか。
○笠井亮君 その玉造住宅と直接かかわった接待ではないにしても、玉造住宅について問題になった業者、入札停止となった業者から接待を受けていたわけですよね。これはもう極めて重大な問題だと思います。私は、それ以外に接待はなかったと言われるけれども、それ自体も本当かということをこれはクエス...全文を見る
○笠井亮君 次に、預金保険法改正案に関連して伺いたいと思います。  本法案では、破綻処理の迅速化、多様化をするというさまざまな措置が盛り込まれております。金融再生法と預金保険法附則に規定された時限措置が終了すれば、預金保険制度は本則に戻って、そして保険金支払い方式いわゆるペイオ...全文を見る
○笠井亮君 今、最後に日本版PアンドAと言われましたけれども、まさに政府は究極的には、金曜日に破綻金融機関を閉めて、そして月曜日には営業譲渡が行われているという、いわゆる金—月処理というんですか、これを目指して、米国型のPアンドAを日本版という形で今度は究極の目標としていくという...全文を見る
○笠井亮君 アメリカの例で私もいろいろ勉強をさせてもらいました。連邦預金保険公社、FDICによる破綻処理のスキームというのを見ますと、ある金融機関について倒産の可能性が高いとの通知を第一義的に監督当局から受ける。するとFDICとしては、事前立入検査、それから入札候補者の選定、それ...全文を見る
○笠井亮君 大分けたが違うような感じがしているんですが、けたが違うというのは日本と比べてですね。全体で三万七千を超えていて、検査監督分野でも一万七百を超えるという形でいる。  じゃ、これに対して我が国の監督検査体制なんですけれども、金融監督庁の検査部、監督部、それからそれ以外に...全文を見る
○笠井亮君 これだけ銀行の問題があって、しかも今破綻処理のスキームということで先ほども金融審以来の話もありましたけれども、迅速に最小限のコストでということでさまざま問題になっている中で、これはちょっと余りにけた違いの貧弱な日本の現実というのがあると思うんです。一方で、監督検査をや...全文を見る
○笠井亮君 検査の中身の問題も、冒頭から伺っておるように、きちっとその中身をもっとできるようにしなきゃいけない、そして体制の問題も今おっしゃったようにこれは格段の努力が要るんではないかと私は思うんです。  最後に、大蔵大臣に、これお金のことにかかわるものですから。  処理にず...全文を見る
○笠井亮君 終わります。
05月22日第147回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第11号
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○笠井亮君 日本共産党の笠井亮です。引き続いて質問いたします。  今、地銀、第二地銀の話もあったわけですけれども、私は、まず銀行の合併や持ち株会社化に際しての承認の権限と基準についてちょっと確認しておきたいんですが、最近の銀行統合の動きを見ましても、住友・さくらの場合は合併とい...全文を見る
○笠井亮君 どちらも大銀行同士の統合という形で、形態は違うわけですけれども、なぜその権限の主体が異なるというふうになっているんですか。
○笠井亮君 これは具体的な形態は違うにしても、片や金融監督庁長官であり、片や再生委員長というのは法的にも非常におかしな話だなと思うんですが、いずれにしても、最終的には再生委員長に権限と責任がある、委任するわけですからということだと思います。  そこで、ちょっと中身に入っていきた...全文を見る
○笠井亮君 実際にはその業務というのは、持ち株会社の場合でも実際に行われる業務というのは例えば三行が統合してやるということと、それから合併をしてどことどこがくっつくという場合には、地域との関係それから利用者の関係を含めて同じようなことになってくると思うんですね。持ち株会社というそ...全文を見る
○笠井亮君 ちょっと確認なんですが、形態というか、これはどちらの場合も企業結合という観点が共通のあれになるんじゃないかと思うんですが、そういうことでよろしいでしょうか。
○笠井亮君 形式、形態は異なっても、実質的な効果、影響から見ると、私は合併であれ銀行同士の持ち株会社であれ、同様にやっぱり企業結合体ということで見るということだと思うんです。公取もそういう形で判断もされるし、再編の効果というのは持ち株会社化した時点でやっぱり発生すると。  片や...全文を見る
○笠井亮君 別々という話もあったんですけれども、その一体の度合いがどうかは別としても、持ち株会社化の場合だって、例えば三行の場合は実際には業務というのは一体化してやっていくという形になっていくわけですよね。  それで、宮澤大蔵大臣御自身が、先週の当院本会議で吉川議員の質問に対し...全文を見る
○笠井亮君 私、おかしいと思うんですね。承認の際の基準というのは、合併の場合のような地域や利用者への影響などを、持ち株会社は業務が別だというふうな形でしないで済ませてやる一方で、税金の方は準じた軽減措置をとって同じように扱う、まけてやる。私は、そういうむしろ銀行を主にしたようない...全文を見る
○笠井亮君 そうしますと、合併する住友三井、これは二〇〇一年四月ということになったと思うんですが、この場合も当面持ち株会社化する。みずほグループ、これは二〇〇〇年の九月から十月ということでまずいくと、ことし秋だということであります。それから三和・東海・あさひ、来年の四月。それから...全文を見る
○笠井亮君 実際、統合するということを言っている、業務が。
○笠井亮君 利便性の話。
○笠井亮君 おかしいと思うんですよ。だって、今私言いましたけれども、三菱東京の場合だって、これはもう統合に向けて、そして実際統合する場合には店舗展開だって共同化すると。片や合併する住友三井の方だって、結局合併ということで店舗は当然そういうふうにやっていきますよね、同じような形で。...全文を見る
○笠井亮君 持ち株会社をつくるというのは、いいですか、上だけつくるというんじゃないんですよ。実際にぶら下がって、それで実際に統合していく。経営だって統合して一体化して業務をやるということを前提にしてつくるわけですよ。だから、その後ぶら下がったところについては個別に監督で見ていきま...全文を見る
○笠井亮君 だから、いずれにしても、同じようなことをやっていくということに対して、片方の合併の場合には審査に三つの基準があって、利便性ということが具体的に問題になって審査になっていくわけですよ。支店の統廃合は個別に銀行法でやるというのはわかっていますが、それはどっちもやるわけです...全文を見る
○笠井亮君 合併を承認するあるいは持ち株会社を承認することによって、それぞれ基準が違うけれども、しかしそれを一たん認めさせさえすれば、片方の方は認める際にも具体的にそういう点では基準にもひっかからないで済むという形になるのは非常に私おかしいと思うんです。  既に住友三井の方のさ...全文を見る
○笠井亮君 私は、それは非常に詭弁だと思いますよ、子会社のきちっとあれができるかどうかということだけで見るんだと。  しかし、実際にそういうことを、子会社をつくって、子会社の中に銀行があるというだけじゃなくて、あさひ・三和・東海というのは全部銀行ですよ、子会社。そして、それが文...全文を見る
○笠井亮君 でも、これはたまたまにしては余りに見事過ぎると思うんです。  今、部長がそれぞれコスト計算してやっていますと言ったけれども、まさにそれはおかしいですよ。コストも違うはずだから手数料が違ってもいいのに、時期もほぼ同じくして横並びで同じ額になっている、値上げもされている...全文を見る
○笠井亮君 大変苦しい答弁だと私は思いますよ。  統合で巨額のIT投資を進めて、それぞれが利用者の負担にかかってくる。しかも、一連の再編が今度進むことによって寡占化するということになると、手数料はわずか数グループによって左右される。そして、それはそれぞれの判断次第で、コストも開...全文を見る
○笠井亮君 じゃ、伺いますけれども、合併の場合でいいです、三基準がありますが、具体的にはどういう形で合併、今度なんかもありますけれども、三つの基準について、例えばどういうことをメルクマールにしながら審査をされて、これならばよろしいとか、これならばもう少し考えて直しなさいとか、これ...全文を見る
○笠井亮君 いずれにしても、具体的な計画が出てくる前から、再生委員長は大いに結構でございます、歓迎するということで言われているわけですね、前に私この委員会の最初のときも伺いましたけれども。そして、その上で出てきたものについてという形になれば、先ほど中立ではないんだということを再生...全文を見る
○笠井亮君 ビッグバンということで進められてきた、そしてビッグバン先進国と言われていたイギリスでは、金融機関の大型合併が進んで、四大市中銀行によって寡占化したために、今もうけ過ぎという批判が大きく出ていて、利用者にとってもさまざまな弊害が出ている。  イギリス大手四行の過去十年...全文を見る
○笠井亮君 持ち株会社化した場合について言えば、会社化して実際に業務を始めるなど同時になっていくわけですよ。そういう点では審査の、今ちょっと踏み込んで言われたのかなという、私ちょっとよくわかりませんが、そこのところをきちっとやる必要がある。  イギリスの場合については、イギリス...全文を見る
○笠井亮君 合理性ないと思うので、そこのところは法制度上の不備があるとすればきちっと改めるなり、実際にどういう形で審査するのか、どの時点でどういう形で審査するのか。持ち株会社の場合はあわせてもう計画が出ているわけですから、それについて、持ち株会社を承認するに当たって、個別、銀行法...全文を見る
05月23日第147回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第12号
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○笠井亮君 日本共産党の笠井亮です。  まず、銀行への異業種参入問題をめぐるガイドラインについて一点だけ伺っておきたいと思います。昨日も当委員会でやりとりがありましたが、端的に伺いたいんですが、再生委員長に伺いたいんですが、日債銀のソフトバンク連合への譲渡、売却に当たってこのガ...全文を見る
○笠井亮君 譲渡された後ということが今言われました。きのうもそういう趣旨で言われたと思うんですが、私は昨日伺いました統合に当たっての審査の問題とも共通した性格を持っていると思うんですね。  これはきのうの説明でも、免許付与とそれから特別公的管理銀行の売却、譲渡の場合は違うと言わ...全文を見る
○笠井亮君 そういうことで検討、協議だけれども、譲渡後についてはやると、しかし今についてはそういうことの検討というのは具体的に言われない。手おくれにならないようにしなきゃいけないと私は思うんですよ。  率直に言って、あのソフトバンクは、申し上げるまでもなく、わずか数年の間で築き...全文を見る
○笠井亮君 じゃ、その詰めに当たっては、そういう今問題になっているような問題、ガイドラインを適用するかどうかは別としても、そういう問題についてもきちっと詰めるということですか。
○笠井亮君 いろいろ考えるというのは、具体的にはどう担保されるような形でこれをやるんでしょうね。ちょっと、今お考えの点でも結構ですが。
○笠井亮君 結局、譲渡後については適用されるだろうと。しかし、今この時点でどうなのか、こういうところに売却、譲渡していいんだろうかという点については、いろいろ詰めると言うけれども、具体的にははっきりされない。  一方では、もうここが一番最小化だということで話はどんどん進むという...全文を見る
○笠井亮君 今、委員長が言われたように、既に先週から東京三菱、そして三和に続いて昨日も住友、さくらということで決算が発表されておりますが、いずれも三期ぶりの経常黒字の決算。再生委員長の朝の会見でも、これについては不良債権処理が大いに進んで結構だということでコメントもされているわけ...全文を見る
○笠井亮君 決算が出たところで私も銀行にちょっと問い合わせをしてみたら、これは再生委員会の精査を受けないとなかなかそのことについては申し上げられませんという話がありまして、いつも経営健全化計画の進捗状況ということで決算とあわせて出したりする。去年の中間の段階ではあるところでは数字...全文を見る
○笠井亮君 次の問題を関連して伺っていきたいと思います。  去る四月二十一日の当院の本会議でこの法案の質疑が行われた際に我が党の池田議員が、合併や金融持ち株会社の認可に際して地域や中小企業への貸し出し状況などを厳格に審査する、アメリカの地域再投資法、CRAのような規制を行うべき...全文を見る
○笠井亮君 今、大臣が言われた点は一つ大事なポイントだと私も思っておりまして、きのうも申し上げたイギリスの四大市中銀行による集中寡占化の話の中で、ある過疎の地域で、バークレイズが最後に、それぞれ競争ですからどんどんいなくなって、最後に残ったバークレイズがいなくなるときに地域で大問...全文を見る
○笠井亮君 これらの問題、今再生委員長はよく目を光らせると言われました。この間、衆議院以来の審議の中でも、通産大臣もこの問題は注視していきたいということで、金融監督庁が厳然たる対応をとるように今後も注視してまいりたいと深谷通産大臣は言われましたし、監督当局もそういうことを言われて...全文を見る
○笠井亮君 さらに企業に対するリストラを求める銀行からの圧力といいますかそういうものについては再編前にとどまらないということで、優良銀行が統合することによって同じ業界内に多数の融資先が存在するようなことになれば、銀行からのさまざまないわば圧力といいますかそういうのが強まってくるん...全文を見る
○笠井亮君 その辺はよく見ていく、お互いによく研究して検討しなきゃいけない問題だと思うんですが、私は、だけれども、合併、再編によってそれだけ規模も大きくなり体力もつけるというのをあえて言われているわけですから、そういう状況の中での産業界への影響、そしてそれがどういうふうに各産業や...全文を見る
○笠井亮君 国民の金を預かって善良な企業に融資し確実な決済を支える、そうした金融の公共性、これを取り戻すには、私は政府の銀行政策あるいは再編政策の抜本的な転換、見直しが必要だというふうに思います。  さまざま当委員会で法案をめぐってさらに審議したい、質疑したい点がたくさんありま...全文を見る
05月23日第147回国会 参議院 財政・金融委員会 第19号
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○笠井亮君 私は、日本共産党を代表して、資金運用部資金法等の一部改正案及び郵便貯金法等の一部改正案に対して反対の討論を行います。  両改正案は今日まで長期にわたって維持されてきた財政投融資制度そのものの存続にかかわるものであり、このように短時間で終局するのではなく、時間をかけて...全文を見る
05月24日第147回国会 参議院 本会議 第27号
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○笠井亮君 私は、日本共産党を代表して、預金保険法等の一部改正案に対して、反対の討論を行います。  この間、金融システム安定の名のもとに行われてきたことは、結局、銀行への野方図な公的資金の投入、それをてこにした金融再編による巨大銀行づくりでしかありませんでした。そのもとで進行し...全文を見る
07月18日第148回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 閉会後第1号
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○笠井亮君 日本共産党の笠井亮です。  朝以来議論がありましたけれども、バブル期に異常な出店を繰り広げるような乱脈経営をした一百貨店、そういう意味では公共性もない一私企業に対して税金が使われることに国民の怒りが集中しております。  午前の質疑の中で興銀の西村頭取が、預金保険機...全文を見る
○笠井亮君 かなり、五点にわたって言いわけをされたわけですけれども、これみずからお立てになった計画ですよ。当行の特色とか言われましたけれども、興銀としてみずからの特色わかった上で計画立てられて、この健全化計画を出されて達成状況をやったと。ところが、みずから立てた計画に対して中小企...全文を見る
○笠井亮君 だめですよ、こんな基本的な方針ですよ。しかも、私が伺っているのは、企業の関係に関与しないとか企業の問題で経済の問題に関与しないと言っているんじゃないんです。民間企業救済に関与しない、これはもう明確に歴代言われていますよ、大蔵大臣の時代を含めて。そして、これは国会での答...全文を見る
○笠井亮君 そのぐらいちゃんと引き継いでおいてくださいね。  そうしますと、今私的整理の段階と言われました。一時国有化中ならば債権放棄できないけれども、なぜ今回決定されたように預金保険機構に来たものなら債権放棄できるとしたんですか。これはどうですか。私的整理ですよ。
○笠井亮君 引当金の九百九十九億円も公的資金じゃないですか。直接に公的資金で賄われる。税金であることには変わりありません。一時国有化なら税金は使わないけれども、一たん譲渡、売り飛ばして、特約で戻ってきたら今度は私的整理の段階でも使う。こんなおかしな理屈があるんですか。どう説明する...全文を見る
○笠井亮君 では、これまでの原則からしてどうしてそんな契約を結んだのかという問題になりますよ。あなたの最初の説明は、税金を直接使うことになるからと。これはだから、一時国営化のときだってそれは直入になる。しかし、それがたまたまいろんな経過の中で預金保険機構に来たものだ、戻ってきたも...全文を見る
○笠井亮君 だめでしょう。だって、国が政府として持ってきた原則があるのに、それが契約があったら今度はそっちが優先しちゃうと。原則から見ればそういうことは認められませんよということをはっきり言うのが再生委員長の仕事じゃないんですか。再生委員会の仕事でしょう。  それはこういう原則...全文を見る
○笠井亮君 社会的困難とかいろんな問題、あれこれ理由をつけたらこの問題は原則変えていいなんという話じゃないんですよ。しかも、今大臣は三条の話をされました。  しかし、まさに今言ってきたように、一私企業の処理に国民の税金を使わない、これが政府の立場であり原則だったわけです。だから...全文を見る
○笠井亮君 三条の趣旨というのはこういう私企業の処理に当たる原則じゃないでしょう、もともと。私たちは再生法に反対しましたよ。しかし、これはいろんなシステムの問題とか預金者保護とか、あなたがた理屈をくっつけて、そしてその問題でどうやって国民の世論との関係でおさめどころをつくるかみた...全文を見る
○笠井亮君 それが問題なんですよ。資本注入行に対する問題というのも我々は問題だと思ってきた。それはまた指摘してきたし、問題にしてきました。しかし、この問題というのは、もともと九百九十九億円だって公的資金なんですから。そして、それがこういう形の中で使われていくと。  そして、国民...全文を見る
○笠井亮君 そんな一方的な話をされない方がいいですよ。今、本当に国民は、各地のそごうの周りでは商店街の方、国民の方はいろんな怒りを持っているんです。全国的にも怒りが広がっているんですから、余りそういうことを片っ方だけ見て言われない方がいいと思うんです。  さらに言いますと、茂原...全文を見る
○笠井亮君 今のはちょっと重大な発言ですよ。  私が今紹介した問題、今の声、地元の実態、それからもうそごうのあの問題以来テレビ、新聞、投書欄を見てくださいよ。テレビの世論調査を見てくださいよ。何で私の言ったことが公平じゃなくて一部の意図的にある目的に沿って言ったような発言だと、...全文を見る
○笠井亮君 委員長先ほどから三条があって最小化だとかいろいろ言われていますけれども、国民から見たら、今の委員長の答弁の対応のされ方、私は、七十兆円を預かるそういう立場、税金を預かる金融担当大臣として、国民から見たら不安でしようがないですよ。国民としては使ってほしくないと思っている...全文を見る
○笠井亮君 別に個別案件ということじゃないんですが、そうしますと、すべてというと全体何件ぐらいで総額はどれぐらいのものになるんですか。
○笠井亮君 件数はどれぐらい。
○笠井亮君 そうしますと、今そごうが問題になっているわけですけれども、それ以外の融資先の債権について、正常先の話を今されましたが、そういう債権についても三年以内に瑕疵ということで二割以上の減価ということが出た場合には譲渡解除権を行使するということがあり得るのかどうか。
○笠井亮君 そうしますと、一般論として伺った場合に、そごうだけが特別の特例ということではないと。新生銀行が債権放棄を求められるようになった場合に、その相手先について判断をされると、可能性についてですね、これは一貫して言われていることですけれども。そういう結果として、特約を使って預...全文を見る
○笠井亮君 厳格にという話がありましたけれども、いずれにしても、そういう形でいうと、そごうの場合も厳格にやられたんでしょうから、結果としてそういう判断としてなるということが出てくる。  久世委員長、そうしますと、特約があるということになりますと、これは第二、第三のそごうが起こり...全文を見る
○笠井亮君 委員長、ずっと一貫してあの判断は正しかったと、そして今後については慎重の上にも慎重にという御答弁をされているんですが、それならそごうについては慎重でなかったのか、安易ではなかったかという問題がどうしても出てきます、これは。だから、今後は慎重に慎重にと言われているのは、...全文を見る
○笠井亮君 委員長自身が今後は慎重の上にも慎重にと、安易にやっちゃいけないと言われるから、それは逆に言えばそういうことでしょうという話をしたんですよ。今後はこれ以上ふえない保証はどこにあるんですか。国民の負担がこれ以上ふえないと言われましたけれども、そんな保証はないでしょう。そう...全文を見る
○笠井亮君 今、国民の声にこたえる道というのは、私やはり、いろんな状況があるが、当たり前のルール、自分がつくった借金は自分で返す、自分がつくった焦げつきは自分で処理するというルールに戻す、それ以上そういうことについて責任のない国民にかけるなという問題だと思うんです。私は、いかに国...全文を見る
○笠井亮君 この勘定の借り手はだれになるわけですか。
○笠井亮君 保証をつけているのはだれになりますか。
○笠井亮君 幾らつけていますか、今。
○笠井亮君 再生勘定。
○笠井亮君 そういう関係だと思うんです。借り手はあくまで預金保険機構で、借りたものは返すのが借り手としての当然の責任と。将来この金融再生勘定を閉じる際、余っていれば国庫に返すことになる。しかし、欠損が出たときどうやって穴埋めをするか。これはちょうどあの金融国会でこの場でも私質問し...全文を見る
○笠井亮君 つまり、決まっていないというのは、借り手である預保が責任持って銀行業界の金で返すのか、あるいは政府保証を履行して税金を使うかどうかがその時点で改めて問題になるということだと思うんです。  まだ決まっていないなら、本来預金保険機構の費用は銀行業界で負担する、これが原則...全文を見る
○笠井亮君 ゼロ金利の問題もあって、銀行もさまざま利益を上げるということができて空前の利益になっていると。そうすると、状況は二年前ともう違ってきているというふうに政府の側も思っていらっしゃると思うんですが、体力もつけて、そして引き当ても積んできていると。  現在の預金保険機構で...全文を見る
○笠井亮君 知っていますよ。
○笠井亮君 いや、戻ってくるかもしれないという話はあるんでしょう。それはもうさんざんやっているんですよ。ただ、もう既に損失になった長銀の三千四百八十七億とか、それからそれ以外にもあるんじゃないですか、長銀、日債銀の優先株、これはもうゼロになっているから千九百十億とか、こういうやつ...全文を見る
○笠井亮君 でも、税金なんですよ。
○笠井亮君 要するに、どうするかという話があなた方からないんですよ。使っちゃったと、これはもう仕方がないんだという話でしょう。しかも、今後の部分だってこれが本当に最小になるなんて何もどういう保証もない。  一企業に対して国が救済のために使っちゃいけないという原則をつくってきたの...全文を見る
10月31日第150回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第1号
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○笠井亮君 日本共産党の笠井亮です。  今、労働行政をめぐって看過できない問題が起こっております。言うまでもなく、背任容疑で東京地検の家宅捜索を受けた労働省所管の財団法人ケーエスデー中小企業経営者福祉事業団をめぐる問題であります。  そこでまず、吉川労働大臣に伺います。  ...全文を見る
○笠井亮君 経過は結構です。
○笠井亮君 労働省所管の財団法人がこれだけ問題を起こしている。政治家絡み、政党絡みと言われている。私は問題の重大性が本当にわかっていらっしゃるのかと問いたいと思います。  けさの、世論調査では支持率一五%に低下、危険水域に入ったという新聞もありました。私は、今の森内閣に共通する...全文を見る
○笠井亮君 二十三名で二億九千四百万といえば、一人当たりにしますと二千万円程度ですかね。  大臣に伺いますが、特に今、古関前理事長の報酬、これは聞いてみますと、ほかの財団法人だと大体二千万円程度というふうな形が役員の報酬になっているようですけれども、それと比べてもこの七千二百万...全文を見る
○笠井亮君 これは正常じゃないで異常ですよ。総理大臣が今四千四百七十万円だと思います。そして、最近まで年俸が五千万以上ということで高くて問題になった日銀総裁でも、ことしの場合は三千九百四万円。公益法人のトップがその倍近くと。民間から比べてもかなりですよ、これ。驚くべきです。  ...全文を見る
○笠井亮君 とんでもないですよ、これはプライバシーの問題じゃないですよ。だって、古関前理事長は私物化の問題とかたくさん問題になってきたわけですよ。まさにその当事者が、理事長という一番最高の責任者の立場で七千二百万円と、これ全部合わせた、丸めた数なんということで掌握していることで、...全文を見る
○笠井亮君 この問題が起きてからじゃないんですよ。大体、労働省だって平成五年から少なくとも問題点を指摘していたわけでしょう。こういう問題だって当然視野に入れてどうだったのかちゃんと検討すべきですよ。会員のお金から成り立っている公益法人で、こういう形でどういう運営がされ、報酬が使わ...全文を見る
○笠井亮君 私も一覧表をここに持っていますけれども、これらのゴルフ会員権、このゴルフ場というのはKSDの一般会員はだれでも使えるようになっていますか。
○笠井亮君 一般の利用規定がないということは、一般に使われないということですよ、一般の会員は。しかも、私ども調べてみて、これらのゴルフ場、政治団体である豊政連が使っているところと不思議に符合をいたします。これ、役員が政治家を接待しているのではないかという疑問も出てくるわけでありま...全文を見る
○笠井亮君 これは問題ですよ。KSDそのものは公益法人としてあなた方の所管なんですから。そして、これだけ問題になっているのに、きちっと調べてくれますか、じゃ。
○笠井亮君 その点も調べるということですね。  KSDは、このような先ほども述べたような高額の報酬を出している一部役員だけが勝手に使えて一般会員が使えないようなゴルフ場、会員権、そして、その上に立派な軽井沢クラブとかヴィラ熱海などを持っている。これもゴルフ会員権と同じ問題が出て...全文を見る
○笠井亮君 三十七名中十三名、実に三分の一強であります。  労働省の出身者では、一九八九年に東京労働基準局長を最後に退官された方が九八年七月からの理事になられている、そういう方々がいる。理事以外にも全国の労働基準局長など多数がいわば天下っている。  KSD側は、監督官庁からお...全文を見る
○笠井亮君 労働省はどういうかかわりを持っていますか。紹介したりとかそういうことをやっていますか。
○笠井亮君 労働省としてどういうかかわり方をしているか。紹介するとか、あるいはお願いしますと言っているのか、そこのところです。
○笠井亮君 紹介していると。  KSD自体をとっても、今見たように三つの乱脈でずさんな実態がある。最初に見ましたけれども、本来、会員のための会費収入でやっていくんだと、しかしどうして、こういう実態を見ると、会員のための会費収入になっていると言えるか。それをまともにチェックもせず...全文を見る
○笠井亮君 これまでも何回も問題点を指摘して指導あるいは問題点を提起する、それで回答を求めるということをやってきて、それが変わらないという事態も、この労働省の文書自体でも事態が改まらない。評議員会の問題でもつくれと言ってもつくらないということが言われているわけですから、これ本気で...全文を見る
○笠井亮君 ところが今、この中小企業経営者の会費、年間二百四十から五十億円の中から自民党や自民党議員に、つまり特定の政治家や政党に相当な資金が流れていることが指摘をされており、この問題は極めて重大だと思います。  お手元の配付資料の1をごらんいただきたいと思うんです。  まず...全文を見る
○笠井亮君 公益法人からの補助金が政治献金に使われてはならないのは当然であります。ところが、豊明会の収支計算書、これ最初のときは決算書と書いてあるんですが、最近では計算書になっていますが、これを私、九五年以降のものを持っております。総括というそれぞれ一枚物でありますが、これを見て...全文を見る
○笠井亮君 福利厚生費というのは福利厚生費に使っているんでしょう、だって。使っていないというわけですか。もしそれを政治献金に流したら重大じゃないですか。  残るところというのを見ると雑収入だけですよ。しかし、その雑収入というのは、これを見てみますと、九五年が五十一万円、九六年が...全文を見る
○笠井亮君 伺いますけれども、そうしますと、そういう説明があったと。補助金から使っていないと。じゃ、あなた方はそういう説明を聞いて、会員負担金から政党にお金が流れている、そういう認識を持っているんですか。それも指摘もしていないわけですか。そうでしょう。雑収入というのは五十万程度で...全文を見る
○笠井亮君 だって、その三つしかないんだから。確認するも何もその三つしかないんでしょう。補助金がちゃんと使われているかということが問題になっているわけだから。あなた方、この会員の負担から出していると、それはそうだというふうに見過ごしているわけですか。福利厚生のためのお金でしょう。...全文を見る
○笠井亮君 任意団体だから、本体は公益法人だけれどもこっちへは及ばないと、さんざん聞きましたよ。しかし、これは本当に成り立たないと思いますよ。労働省自身、改善勧告書の中で、公益法人たる貴財団の福利厚生事業を行う福利厚生部が任意団体たるKSD豊明会事務局と組織、職員及び場所において...全文を見る
○笠井亮君 いや、それ自体を私は問題にしているわけですよ。労働大臣のカップを持っていったわけですからね。公認、認知しているわけですよ、当然そういう形で。  あなた方が豊明会は任意団体だから関知しないんだと言われるから、私はこうやって、それどころか深くかかわっているじゃないですか...全文を見る
○笠井亮君 いや、いいです、労働大臣。時間がないですから、大臣。
○笠井亮君 KSDからの補助金が使われているかどうかという、そういう問題を言っているわけですよ。そして、もうそれしかないということを今私は申し上げたわけですよ。その問題についてきちっと調べると、これぐらい言って当然じゃないですか、豊明会だって深い関係があるんだから。労働大臣杯まで...全文を見る
○笠井亮君 事実といったって、そこは……
○笠井亮君 大臣の姿勢ですよ、これは。どういう態度をとるかということを聞いているんだから、大臣。(「そもそも大臣の認識自体が甘いよ」と呼ぶ者あり)
○笠井亮君 指導してきているけれどもはっきりしないと言っているじゃない、さっき局長が。わからないと言っているんですよ、指導してきたのに、今。そうでしょう。私、別にそんなあれですけれどもね。指導してきたけれども、わからないと言われているんですよ、現時点でも。  だから、収支報告書...全文を見る
○笠井亮君 労働省として、大臣としてこの問題を積極的に解明して、本来のあり方にふさわしい形にどうするかと。指導監督するという責任感が私、感じられません。もう時間がないから次に行きますけれども。  第二のこの問題で言いたいのは、幽霊党員にかかわる問題であります。  私たちも会員...全文を見る
○笠井亮君 これが労働省所管の公益法人であるKSDの仕事としてやっているという問題が問題になっているんですよ。だから、捜査にまちたいじゃないんですね、これ。私たちだって、調べれば調べてある範囲でこういうことが出てくるわけですから。なぜこれを調べないんですか。
○笠井亮君 私、先ほどから伺っていて大変疑問を持つんですが、この問題について、労働省の対応の仕方というのが非常におかしいと思うんですよ。検察当局の捜査にまちたいと言うけれども、そういう問題じゃないですよね、実際に所管のそういうところがこんな問題を起こしているということがあるわけで...全文を見る
○笠井亮君 大臣自身が実態を半分認めたようなものですよ。ひどいじゃないですか、これ。しかも、個別にだれかがちょっと勇み足でなったというんじゃないですよ、組織的にこれをやっているんだから。(発言する者あり)やっているでしょう、私は先ほど言ったじゃないですか。  では今度、KSDが...全文を見る
○笠井亮君 これはもう、そもそもこの団体自身が自民党とか政界の絡み、いろいろ問題点がある中でこういう問題が出ているんですよ。局長としてはそんなことを言ったらだめです。これは幾らになっているか調べてほしいと言っているわけですから、調べて報告することがなぜできないんですか。広告費とい...全文を見る
○笠井亮君 いや、はっきり言ってください、調べるんですね。額ですから、KSDの経理について。
○笠井亮君 この間、質問を伺う中でも、いろいろ資料をちゃんと、それは捜査中だってわかるものはあるんですよ。聞けば、ことし幾らだとか、そういう広告料ぐらいわかるでしょう。これさえ言えないっていうんでも調べますとまず言ってくださいよ。相手が出せる出せないはまた次の段階だから。調べる姿...全文を見る
○笠井亮君 それじゃ自民党に聞いてください。自民党の機関紙ですから、自民党でこれ広告料を幾ら払っているか、それを調べたらいいでしょう。労働省、これはKSDというのは公益法人なんだから、捜査中で資料がないんだったら自民党で調べられるはずです。
○笠井亮君 ちょっと、そこまで言ったらだめですよ。大臣だってあうんの呼吸とまで言っているのに、調べる必要がないんだったら全然だめですよ、大臣以下だもの。
○笠井亮君 もう時間ですので終わりますが、KSD会員の会費が知らないうちに乱脈あるいは自民党への献金、党費のために使われている、あるいはその疑いがある、これは本来の趣旨に反している重大問題だと思います。そこに今多くの会員が怒っているし、抗議と退会の動きが相次いでいる。我々のところ...全文を見る
11月15日第150回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第2号
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○笠井亮君 日本共産党の笠井亮です。  まず初めに、そごうの再建計画が出ました。今回の計画によって国民の負担がさらにふえて千五百億になるというふうにも言われておりますが、預金保険機構に伺いたいんですけれども、この計画に対して文書で要請をされたと伺っておりますが、どういう要請をさ...全文を見る
○笠井亮君 回収の極大化と、つまり国民負担の軽減ということで文書を出した後、答えがまだ来ていないということだと思うんですが、それに対してどのぐらいになるのかということも、それではその要請にこたえてなかなか額としてはわからないのかと思うんですが。  ハザマと熊谷組ですね、再建計画...全文を見る
○笠井亮君 民事再生法ということで、債権者の平等ということですが、私はこれは決して機会的平等じゃないと思うんです。それぞれやっぱり責任の軽重があるということでありますから、そういう点でそれに応じたやり方があるんだろうというふうに思います。  それで、再生法の立場と矛盾するという...全文を見る
○笠井亮君 理事長もいつも国民負担の軽減ということを言われるわけでありまして、私は興銀の負担をふやすことには債権者のだれもが不満を言わないはずだと思います。そういう交渉はできないのかということでありまして、国民負担を減らすために努力すると言われても、結局は慎重にということで枠組み...全文を見る
○笠井亮君 事ここに至っては経営に重大な影響を引き起こすということはないと思うんです。ですから、やっぱり公表すべきだと。国民の負担で引当金を持たせてやった、そして自分の腹が痛まないからといって、そっくりその全額を放棄するようなことになったら、国民としてはこれ絶対に納得できないこと...全文を見る
○笠井亮君 いや、だから、数字は別として、私はそういうことを言っているんじゃなくて、国民の負担で結局、問題企業を救済するという、結果としてなるでしょうと。大臣、いかがですか。
○笠井亮君 結果的には助けることになる、それが重大だと私は思うんです。  さらに伺っていきたいと思うんですけれども、債権放棄は引当金の範囲内ということで、一千億円放棄して、債権総額の一千八百億円から一千億円引きます。残りの債権を住友銀行に八百億円でそっくり買ってもらうと。一方、...全文を見る
○笠井亮君 債権放棄が引当金の範囲内ということで、引当金より少ない部分は新生銀行のもうけになるということがあるということです。こういうのをぬれ手にアワのぼろもうけと言うんじゃないでしょうか。国民は何の責任もないのに一千億円を補てんさせられる。他方で、新生銀行は三百億円、これは数字...全文を見る
○笠井亮君 離れようと離れまいと国民の税金ということには変わりないんです、その部分は。  とやかくおっしゃいますけれども、金融再生委員会などは、そごう、熊谷組などの借り手保護のためつぶせないからということで新生銀行に引き取ってもらって、三年間融資を継続するかわりに十分な引当金を...全文を見る
○笠井亮君 前段も言われましたので私も一言あれですが、瑕疵担保特約の問題も私は承知しているつもりであれですが、その引当金が範囲内かどうかわからないとおっしゃるんですが、さっき幾らなのかという話をしても数は言えないという話もされましたので。国民から見れば、今とにかく明らかに表に出て...全文を見る
11月22日第150回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○笠井亮君 日本共産党の笠井亮です。  総理は、国会では信任をされたと強弁されておりますが、失言問題、資質の問題、そして政治の中身、町の声は森自公保政権の継続こそ最大の政治空白だと、圧倒的に不信任であります。同時に、衆議院の事態は自民党に自浄能力なしということを見せつけました。...全文を見る
○笠井亮君 労働大臣、KSDとはどういう目的の団体か。加入者数と財政規模、そして政治活動との関係、はっきり答えていただきたいと思います。
○笠井亮君 政治活動。
○笠井亮君 KSDそのものと政治活動の関係はどうなっているかと伺っております。大臣、やっていいのか悪いのか、そういう形できちっと答えてください。
○笠井亮君 今回の事態について触れられましたので、労働省の指導勧告、繰り返しあったと。それに対して、現時点でKSD側は、関連団体の今解散ということがありましたが、いつまでに何をどういう改革するということでちゃんと返事しているんですか。
○笠井亮君 軽井沢と熱海の別荘、どうしました。別荘。
○笠井亮君 ちゃんと答えてください。軽井沢と熱海。
○笠井亮君 いろいろ言われました。別荘にしろ、会員には一切使えない、政治家への接待ということが問題になっていた。一連のことをやめるのは当然です。売却も当然だと。いかにこれまで癒着し、天下りがあり、そして生ぬるかったか。今の答弁自身が示していると思います。  残っている問題は、自...全文を見る
○笠井亮君 私、今言った問題、でたらめだと思うんですよ。もう一つパネルを持ってまいりました。(資料を示す)  豊明会の収入、収支計算書から収入別にまとめてまいりました。九七年の場合であります。収入源、豊明会というのは三つあります。一つはKSDの補助金二十九億九千二百二十一万円、...全文を見る
○笠井亮君 私の質問に答えていないです、全然。どこから出ているんですか、じゃこれ。どれですか。だってこれしかないんだもの。出ていないって、どこから出ているんだ。
○笠井亮君 KSDの説明といいますけれども、だからそれが違うと言って私根拠を示して出しているわけじゃないですか、そうでしょう。  補助金から出ている以外ないじゃないですかと言っているんですよ。何の説明にもなっていません。  自前の収入、さっき言ったじゃないですか。負担金ですよ...全文を見る
○笠井亮君 だめですよ、答えになっていないですよ。それじゃだめですよ。全然だめですよ。私にちゃんと答えていないもの。答えていません。
○笠井亮君 KSDから豊明会への補助金の使途、三十億円の使途が問題になっているわけですよ。でしょう。自前の収入と言われますけれども、私、ここに豊明会の収支計算書持っています。私、ここに書きましたけれども、まさにこの三つしかないんですよ。二番目というのは実際に行事に参加するためのお...全文を見る
○笠井亮君 私、ここに具体的な行事の参加費、持っています。テニス教室五千円、一回当たり五百円。じゃ、この中から自民党に出ているというんですね。どうですか、大臣。自己負担金何に使おうがと言ったって、実際に参加費じゃないですか、これ。参加費ごまかして、じゃそれを政党に入れているんです...全文を見る
○笠井亮君 いいかげんなことを言っちゃいけないですよ。KSDからの補助金が自民党の献金に使われているかどうかということを問題にしているわけですが、私が先ほどこれを示しました。もう一回出します。(資料を示す)二億二千五百九十万円、これは収支報告計算書を見ても、実際に行事参加の実費で...全文を見る
○笠井亮君 会費はないですよ、豊明会は。
○笠井亮君 そんなんじゃだめですよ。だって、三十億の使途が問題になっているわけでしょう。あなた方は違うということを証明しなきゃだめじゃないですか。証明にならないでしょう、本当に。証明にならないですよ。そんないいかげんなことじゃだめですよ。
○笠井亮君 じゃ、何で解散することにしたんですか。そういう方向になったんですか、これ。
○笠井亮君 そんなこと言っていないでしょう。だめですよ、説明になっていない、何にも。  三十億の助成金から五千万円ですから、そのほか使っているのは当たり前です。
○笠井亮君 その説明おかしいわけですよ。説明を受けた相手は、理事長は古関容疑者でしょうが。うのみにするんですか。(「とりあえずはそう答えるしかないじゃない」と呼ぶ者あり)とりあえずはとは何ですか。まじめにやってくださいよ、自民党は。
○笠井亮君 今パネルをもう一回出します。(資料を示す)  いいですか、先ほど労働大臣はKSDの会費による政治活動は適切でないと冒頭に言われました。そして今、KSDのお金が、会費が自民党に流れているんじゃないか、補助金として流れているんじゃないかということが問題になっている。そし...全文を見る
○笠井亮君 要するに否定できないということですよ。そして、あなたは逮捕された古関理事長からの説明を今うのみにして、使われていないと説明していますと言っているしかないんですよ。  徹底して調べるべきでしょう。どうですか。そうしないとあなた方証明できないですよ、三十億から出ていない...全文を見る
○笠井亮君 調べて報告すると言われました。  それだけではありません。もう一つの問題、久世問題で大問題になりましたけれども、KSDではもっと露骨に行われていると。村上正邦参議院議員ら自民党の比例代表の議席がKSD会員の金で買われているという重大な疑惑であります。  自民党の比...全文を見る
○笠井亮君 KSDが自民党の政治活動をやっているという文書なんです、これは。出席者、古関理事長、赤松専務理事、小山理事、嶋田部長、これはKSDの肩書です。一九九二年一月十日、この議事録から言っている。  そして、KSDがやっているのは紛れもない事実です。千葉の支局の職員から内部...全文を見る
○笠井亮君 自民党に入ってきた党費、そして名簿が適切に普通に処理される。そこからは当たり前でしょう。しかし問題は、ではもう一つパネルがあります。(資料を示す)  自民党東京都豊明支部。党員と党費の一覧にしてみました。この五年間であります。九五年と九八年、この参議院選挙のときには...全文を見る
○笠井亮君 事情と言いますけれども、苦しいですよね。まさに幽霊ぶりを証明していると私は思うんです。  実際に私もたくさん聞いています。入党届にサインはしたが党費は払わなくていいと言われた、入党届に家族の名前もまとめて書いたけれども党費は一切払っていない、直接私ども聞きました。九...全文を見る
○笠井亮君 決めつけているわけじゃない。
○笠井亮君 いや、実態です。考えじゃない。実態です。それが実態ですから。
○笠井亮君 御自分の党の問題です。これだけ疑惑を持たれて、では私が言った実態というのはうそだというふうに言われるんですか。
○笠井亮君 いや、調べた。事実ですから。
○笠井亮君 自民党豊明支部についてきちんと調べると今おっしゃいました。聞くと。きちんとそのことも国会に報告していただきたい。
○笠井亮君 これだけ大問題になっても本当に真摯に問題を考えるという態度は見られないと。私、大変に怒りを感じます。  今、不況と倒産の不安、そして労災、この危惧もあって、そしてなかなかこういう問題でもどうしたらいいかと。そして勧められたら断れない。これでもう冬を越せるかという大変...全文を見る
○笠井亮君 何でも捜査中ということでまともに対応されようとしない、私はこれが自民党政治のやり方だと思います。国民の声は、こうしたやり方で政治をゆがめて、そして腐らせてきた自民党政治全体への不信任であります。自浄能力を発揮できない、そして発揮して本当にやめなきゃいけないのに、それが...全文を見る
○笠井亮君 このことを申し上げて、質問を終わります。
11月27日第150回国会 参議院 財政・金融委員会 第2号
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○笠井亮君 私は、日本共産党を代表して、平成十一年度剰余金の処理特例法案に対して、反対の討論を行います。  本法案は、財政法の規定にもかかわらず、平成十一年度の剰余金の全額を補正予算の財源に充てようとするものであります。決算剰余金が出た場合、少なくともその二分の一は公債の償還等...全文を見る
○笠井亮君 未成年者の飲酒防止策の一つとして今回の法案は賛成できるものでありますが、私は罰則強化にとどまらない対策がさらに必要だと思うんです。この観点から、コンビニエンスストアでの酒の販売について伺っておきたいと思います。  厚生省の調査でも、例えば高校二年、三年男子の入手先で...全文を見る
○笠井亮君 私の質問に対して具体的な数字も言われないという、そういう形ではフォローされていないという点でいいますと、やはり私、形だけ通達を繰り返し出すという形で済ませているんではだめだと思うんです。  先日、JR駅構内のコンビニで、制服を着た中学生にアルバイト店員が酒を売って、...全文を見る
○笠井亮君 フランチャイズ加盟店にはいろいろ配慮が要るということもあると思うんですが、ただ、直営店については、直ちに徹底できるし、それにこたえる力もコンビニ本部は十分持っていると私は思うんです。  そこで、フランチャイズの加盟店の方なんですけれども、加盟店主の多くは、商道徳を守...全文を見る
○笠井亮君 これまでもやっているし今後ともということなんですけれども、今の話を伺っていて、本当にきちっとやれるのかというのがいま一つ響いてくるものがないんですね。コンビニでの販売規制に責任を持って本気で取り組むということで、私はやっぱり具体的に示してほしいと思います。  町の酒...全文を見る