笠井亮
かさいあきら
比例代表(東京都)選出
日本共産党
当選回数6(参1)回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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10月06日 | 第163回国会 衆議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第2号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 初めに、本特別委員会が日本国憲法改正国民投票に係る議案の審査をその目的の一つとして設置されたことについて、一言しておきたいと思います。 今日、自民党が、自衛軍の保持、集団的自衛権の行使、海外での武力行使などを可能とする憲法九条の全面的...全文を見る |
10月11日 | 第163回国会 衆議院 本会議 第6号 議事録を見る | ○笠井亮君 私は、日本共産党を代表して、郵政民営化関連六法案に反対の討論を行います。(拍手) 小泉総理が郵政民営化一本に絞って国民に賛否を問うたさきの総選挙で、与党の得票は小選挙区で過半数に至りませんでした。国民投票なら明確に否決であります。しかも、総理は、郵政公社には一円の...全文を見る |
10月12日 | 第163回国会 衆議院 厚生労働委員会 第2号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 ことし六月二十一日に日本経団連が、ホワイトカラーエグゼンプション、いわゆる適用除外に関する提言を発表いたしました。この提言は、年収四百万円以上のホワイトカラーに労働基準法の労働時間規制を外せということで、マスコミでも取り上げられて、そして...全文を見る |
○笠井委員 時間がないので端的にお願いしたいんですが、今の答弁を伺っていますと、対象者の総計でいうと、我が国の雇用労働者の過半数、五五・二%が対象になり得る。それから、年収四百万ということでいきますと、事務労働者でいって、今十七分の十二という話もありましたが、月で二十三万円程度以...全文を見る | ||
○笠井委員 今大臣も言われた、日本経団連がイメージしている、参考にしているアメリカということで、その調査もしながら検討という話ですけれども、アメリカでいいますと、二一%の労働者が労働時間規制から除外、エグゼンプトされている。そして、その一方で、最近では集団的な訴訟、クラスアクショ...全文を見る | ||
○笠井委員 今おっしゃったのを合計しますと十九回になりますか。この十八年間で十九回。私は二十回あるかなと思って、政府の決定を含めると、というふうに数えてみたんですけれども。 いずれにしても、政府は相当にもう労働時間短縮を重視してきたとも言えるというふうに思えるわけですけれども...全文を見る | ||
○笠井委員 今伺っていると、千八百を目標にしてほぼ大体近くなってきたというふうにうかがえるんですけれども、この数字、今おっしゃったのは、パート労働者を含めた、それを母数に入れた統計上の数字だというふうに思うんです。 労働時間短縮を最も必要としているのは、一般労働者、つまり正規...全文を見る | ||
○笠井委員 そうしますと、政府の方針として最高の閣議決定ということで、十九回ないし二十回ということで十八年間の間にやられてきた、しかし実際には、正社員の皆さんの労働時間というのは、短縮が進むどころか、小泉内閣のもとで年間平均で二十五時間も長くなってきているというのが現実だというふ...全文を見る | ||
○笠井委員 大臣にお聞きしたいんですけれども、政府の最高方針である閣議決定を繰り返しやって努力されてきたのに、労働時間の短縮というのは、正規の労働者の皆さんにとっては進まないばかりか逆に増加しているということは、率直にあると思うんです。 厚生労働省の統計では、企業が就業規則で...全文を見る | ||
○笠井委員 私は、いろいろあると思うんですが、原因として一番大きいのは、やはり労働基準法の三十六条に残業時間の上限を規制する法文がないということが大問題だというふうに思うんです。 厚生労働省は、二〇〇一年の四月六日にいわゆるサービス残業の解消通達を出して、この四年間いろいろ努...全文を見る | ||
○笠井委員 最後に一つ。 今、質疑の中で指摘させていただいた流れから見ても、今回の法案でということにはならないだろうというふうに思うんです。それでは本当に労働時間短縮という方向にならないだろうと。これはまた改めて法案のときに議論させていただきます。 そして、これまでのそう...全文を見る | ||
10月13日 | 第163回国会 衆議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第3号 議事録を見る | ○笠井委員 本日は、貴重な御意見ありがとうございました。 先ほど来の質疑で、ともかく手続法をと、そして、どんな国民投票法案にするかという議論もかなり多いわけですけれども、私は、それを伺っていても、具体的な憲法改正の中身抜きにはなかなか議論が煮詰まらないんだろう、できないんだろ...全文を見る |
○笠井委員 ありがとうございました。 高見参考人に伺いたいんですが、先ほど、現憲法の正当性を確保するために国民投票を実施すべきではないかという質問を出されて質疑があったと思うんですけれども、既に憲法の前文の中でこうあります。「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通...全文を見る | ||
○笠井委員 さらに高見参考人に伺いたいんです。 九十六条に関連してなんですけれども、参考人が二年前に衆議院の憲法調査会の最高法規小委員会で述べられたことを会議録でも私、興味深く拝見したんですけれども、その中で、改正規定の沿革のところで、当時の法制局が作成した想定問答集という話...全文を見る | ||
○笠井委員 もう一つだけ伺っておきたいんですが、外国の立法例ということで、憲法改正国民投票の過半数の算定基準ということで、全有権者としているものがあるということで高見参考人がお書きになったものがあるというふうに私も拝見したんですけれども、それを見ますと、韓国やロシアなど比較的新し...全文を見る | ||
○笠井委員 ありがとうございました。 時間になりましたので、高橋参考人、さらに伺いたいことがあったんですが、また別の機会があればと思います。ありがとうございます。 | ||
○笠井委員 本日午前に行われた参考人質疑の感想も含めて、幾つか意見を述べたいと思います。 まず、憲法九十六条が「この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、」と。衆議院、参議院の両院での総議員の三分の二以上の賛成を求めていることの意味合いにつ...全文を見る | ||
○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 先ほど来、現憲法の正当性をめぐっての議論がありまして、私、小川委員が言われたことについて共感する部分がかなりあります。 率直に申し上げまして、憲法九十九条で、この憲法を尊重して擁護する義務を負うという我々国会議員の中で、憲法の正当性に...全文を見る | ||
○笠井委員 岩國委員から、私、名指しでお話がありましたので、一言だけ私も申し上げますが、九条、先ほどの世論調査の件ですが、私は、紹介したものだけじゃなくて、いろいろな世論調査が九条をめぐってあると思うんです。しかも、九条改正に反対かどうかというのは、極めてシンプルかつ非常にやはり...全文を見る | ||
○笠井委員 具体的にまた名前が挙がって御意見もありましたので、一言だけ申し上げますが、時代に合わないというお話もあったんですが、やはり、今どういう状況の中でこの憲法の改定問題が議論されて出てきているかということはきちっと踏まえる必要があると思うんですよ。 一つはもう……(枝野...全文を見る | ||
○笠井委員 私ども、九条改憲を中心として今やられているような改憲ということの中で、そのための国民投票法案は今必要ない、これは反対だということを明確にしてきたのはもうこれまでもるる述べてまいりました。 それから、歴史の話を持ち出されて言われたわけですけれども、あのときに、私の理...全文を見る | ||
10月14日 | 第163回国会 衆議院 厚生労働委員会 第3号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 まず最初に、今回の労働安全衛生法等の一部を改正する法律案というのは四本の法律の改正案の総称であって、それぞれの法律の目的、内容、制度が違うものだと思います。しかも、今日の企業社会の変化や労働者の置かれている状況、状態の深刻さを考えた場合に...全文を見る |
○笠井委員 これまでに複数の法律の改正を一本で審議したことの前例があるのも私も承知しておりますし、幾度もそういうことはありました。しかし、それは、改正すべき内容や事情が関連する法律制度の部分に直接連動しているという場合であったと思うんです。今回のように、今大臣言われたような、労働...全文を見る | ||
○笠井委員 一般労働者を見てみますと、長期にわたって横ばい状況がもうずっと続いてきて、しかも、この四年間でいうと実際にはふえちゃっている。 閣議決定というのは、一般でいえば政府の最高の決定方針でありまして、私、その労働時間の短縮の推進計画が、日本の就業者数の八五%、しかも、最...全文を見る | ||
○笠井委員 大きく言えばということで、また議論が戻ってもあれなんですが、二極化、多様化ということも言われました。しかし、私、その二極化が進んでいるからといって、では、正規の労働者の労働時間が延びていいということにはならないわけで、実際にそういう深刻な問題がある。 そして、それ...全文を見る | ||
○笠井委員 では、ちょっと別の角度から伺いますが、今提案されているとおっしゃいました労働時間設定改善法案ということですが、大臣が提出されたこの法案について、このもとでのことで二点伺うわけですけれども、一つは、この法案では、それではこれまでの時短目標、年間総実千八百時間という旗は掲...全文を見る | ||
○笠井委員 時短の問題がこれだけ問題になってきて、いろいろ努力があったけれどもこういう現状だというもとで、今伺ってみると、時短を確実に進めるための労基法の改正ということは考えていらっしゃらないようですし、そして政府方針の最高決定である閣議決定ということではなくて、それはやめて厚生...全文を見る | ||
○笠井委員 今、最後におっしゃった部分で、きょう、先ほども基準局長もお話あって、この法律のもとで、できたら長時間労働や年次有給休暇の取得については監督指導をきちっとやっていくという趣旨の話だと思うんです。 私、結局、長時間労働について監督指導したり、年次有給休暇をちゃんととれ...全文を見る | ||
○笠井委員 今八十時間以上だったのを百時間以上にした合理的な根拠というのは言われなかったので、非常に苦しい説明だったなと私は伺ったんですね。八十を百にした場合に、それ以下はやらなくてもいいということにならないといっても、緩くなっちゃったら、それはそういうことになっちゃうと私は思う...全文を見る | ||
○笠井委員 いずれにしても、省令事項なので法改正後に関係審議会での検討、審議ということになるんでしょうけれども、私は、この月百時間という問題と本人の申し出を面接指導の条件とすることを定めるということについては反対であります。 過重労働防止通達は、これまでの医学的専門的所見に立...全文を見る | ||
○笠井委員 いずれにしても、こういう問題は十分慎重に審議、検討してもらいたいと思うんですけれども、それはよろしいですね。 | ||
○笠井委員 次に、労災保険法改正の問題ですが、この改正案では複数の企業に働く労働者の事業所間の移動を通勤災害の対象とすることとしております。 複数就業者というのを見ますと、一九八七年の五十五万人から、二〇〇二年には八十一万五千人と急増している。生活していくために二つ、三つの会...全文を見る | ||
○笠井委員 ぜひきちっとやっていただきたいと思います。 終わります。 ————————————— | ||
○笠井委員 私は、日本共産党を代表して、労働安全衛生法等の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行います。 反対する第一の理由は、現行の労働時間の短縮の促進に関する臨時措置法を廃止して労働時間等の設定の改善に関する法律にかえることにあります。 政府は、これまで十八年間で...全文を見る | ||
10月20日 | 第163回国会 衆議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第4号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 きょうは、両参考人、貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございました。 まず、両参考人に共通してお尋ねしたいと思うんですが、国民投票制度を整備すべし、こういう動きが国会で出てきたことについての御意見なんですけれども、この委員会でも...全文を見る |
○笠井委員 吉岡参考人に伺いたいんですけれども、先ほど、現憲法についての国民の定着性ということについて、さらに、近隣諸国との信頼という問題について重視されているということで、そのことについて非常に印象深く伺いました、前提問題ということで。 私は、最近の動きを見ていますと、ある...全文を見る | ||
○笠井委員 さらに吉岡参考人に伺いたいんですが、参考人は、ことし二月の日弁連などが主催した精神的自由を考えるシンポジウムというものに参加されて、柄の悪い社会を迎えつつあるという印象的な言葉を私、覚えているんですけれども、まさに今日の日本社会が、表現の自由や言論の自由、集会、結社の...全文を見る | ||
○笠井委員 そうですね。一方でそういうふうな状況がありながら、国民主権を保障するためにこそ今あるし、それがない限りされていないんだということをしきりに言われるわけですが、余りにちょっと現実にやってきたこととギャップがあり過ぎないかという。 | ||
○笠井委員 今井参考人に伺いたいんです。 この議論の中で憲法九十六条そのものを検討すべきだという意見も出ているわけですけれども、そのことについて伺いたいんです。 憲法を変えようということで考えている議員の中から、九十六条の規定について、改憲の内容によって、例えば統治機構の...全文を見る | ||
○笠井委員 もう終わりますが、私にまた向けられた話ですから、一言だけ申し上げて。 私たちは、住民投票は大事だと思っていますし、大いにそれはやはり、個別政策については、それが通らない状況に対しては、きちっとやろうということで、積極的な立場です。ただ、憲法という問題というのは、ま...全文を見る | ||
○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 本日の参考人質疑を通じながら、私は今、改憲のための国民投票法は必要ないという確信をますます深めているところであります。 まず、今日、国民投票法の整備を求める声が国民の側からではなく国会の与党などから急に出てきた背景についてということで...全文を見る | ||
10月21日 | 第163回国会 衆議院 厚生労働委員会 第5号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 今回の障害者自立支援法案は、申し上げるまでもなく、前国会で次々と問題点が明らかになった中で、総選挙で廃案になって、今度は院の構成も変わって、そして出し直されたものであります。 しかも、きょうの質疑でも、初めて法案審議に参加するという議...全文を見る |
○笠井委員 ありがとうございました。私も、今山井議員が答弁された点は非常に重要な点だと思います。 もう一つ伺いたいんですけれども、民主党案では、難病なども対象とした包括的障害者福祉法の検討というのがございますけれども、策定段階での障害者の皆さんの意見の反映という点についてはど...全文を見る | ||
○笠井委員 ありがとうございました。私も同感です。よくわかりました。 そこで、政府案について伺いたいと思うんですが、私、政府案の最大の問題点は、今お話もありましたが、障害者福祉を現在の収入に応じた応能負担から、サービス利用は障害者が利益を受けるということだとして応益負担に変え...全文を見る | ||
○笠井委員 不適切で取り消すと言われました。私、全く不適切だと思うんですよ。 それで、およそこの障害者福祉の分野で契約に基づくとかという話、全然もう考えが違う、根本から違うと思います。それから、今上限を打ってというふうに言われて、負担率は低所得の人には率が下がると言われたけれ...全文を見る | ||
○笠井委員 長々言われましたけれども、私もヨーロッパに三年ほどおりまして、スウェーデンも行ったことも何度もあります。それで、いろいろ聞いてきましたけれども、やはり日本みたいな、今話になっているような、こんな形で一割の応益負担なんということはやっていないですよ。 しかも、問題は...全文を見る | ||
○笠井委員 大臣からお話ありまして、私幾つか感じたことがありますが、一つは、契約に基づくということで、支援費制度を引き継いでいるんだと言われましたが、引き継いでいるというか、格段に今度はがらっと性格が変わったわけですよ。だって、今度は利益を得るということでそういう契約になるわけで...全文を見る | ||
○笠井委員 事業費ベースで、自立支援医療も含めて、全部合わせて。 | ||
○笠井委員 ちょっと、そのぐらいはぱっと言ってほしいんですよ。合わせて七百億円になるでしょう。これはもう前にそういうような話も出ていましたから。そうですよね。 大臣、これは障害者と家庭にとって負担軽減どころか大変な負担増を強いるだけなんです。それでなくても、生活保護より低くて...全文を見る | ||
10月25日 | 第163回国会 衆議院 厚生労働委員会 第6号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 きょうは、六人の参考人の方々に貴重なお話を伺いました。本当にありがとうございました。 それぞれお話があった中で、大変な御苦労をされ、そしてつらい思いをされてこられたということを伺いまして、やはり今、障害者の皆さんに対する真の自立支援と...全文を見る |
○笠井委員 ありがとうございました。 今の関連もあると思うんですが、さらに相澤参考人に伺いたいんです。参考人は施設の運営にも深くかかわってこられたということでありました。私も現場に行って話もいろいろ伺ってきたことがあるんですけれども、この法案でいきますと、わずかな工賃を利用料...全文を見る | ||
○笠井委員 ありがとうございました。 水谷参考人に伺いたいんですけれども、参考人はきょうは時間の関係で育成医療に限ってということでお話がありました。 それで、心臓病の場合は、子供から大人になっていくという中で更生医療に移っていくということだと思うんですけれども、その場合に...全文を見る | ||
○笠井委員 もう一つ水谷参考人に伺いたいんですが、きょう具体的に述べられた課題以外にも、陳述の最後の方で審議すべき問題として幾つか項目的に上げられました。その中で、育成医療の緩和措置が恒久措置じゃなくて経過措置になっているという問題を、問題の一つとして指摘されておりましたけれども...全文を見る | ||
○笠井委員 最後に、時間がちょっと限られてきましたので、浅輪参考人に一言伺いたいんですけれども、私もデイケア施設を訪ねて、障害のある方々、そして若い方もたくさんいらっしゃいました。自分の人生を自分らしく生きられるようにということで懸命に頑張っている姿に触れました。そういう人たち自...全文を見る | ||
○笠井委員 時間が来ましてきょう伺えなかった参考人の方々にも、ありがとうございました、皆さんの思いを、そして御意見をしっかり受けとめて私どもも審議をさらにやっていきたいと思っていますので、本当にありがとうございました。 | ||
10月26日 | 第163回国会 衆議院 厚生労働委員会 第7号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 本題に入ります前に、昨日の韓国、台湾のハンセン病補償訴訟の判決をめぐって、私も大臣に伺っておきたいと思います。 先ほどの山井議員の質問に対して大臣は、判決内容を検討して、関係省庁とも協議して対応を決めると答弁されました。私、ハンセン病...全文を見る |
○笠井委員 私、今立法の趣旨を申し上げましたけれども、しかも、厚生労働省のこの間の検討の経過があったと思うんです。そういう点からも今決断すべきということを強く申し上げたいんですけれども、平成十三年の、あの年の五月二十九日に当委員会で、当時我が党の瀬古由起子議員が質問したのに対して...全文を見る | ||
○笠井委員 その検討ということでいいますと、裁判ということで一方で進行中のことし三月でありますけれども、大臣がお受け取りになった報告書があると思うんです。ハンセン病問題に関する検証会議の最終報告書、私もこれを読みましたけれども、小鹿島の更生園とそれから楽泉院についても「日本国内の...全文を見る | ||
○笠井委員 大臣が今、この報告書をまさに重く受けとめて受け取ったということをおっしゃったので、私もそのことは非常に大事だと思います。これ以上国が裁判で長い時間を費やすんじゃなくて、加害責任を認めて、すべての被害者を救済するために、ハンセン病問題の早期全面解決の道に踏み出すべきだと...全文を見る | ||
○笠井委員 基準というのは、どういう形ではっきりさせるんでしょうか。 | ||
○笠井委員 それは、政府はどういうふうに関与しますか。 | ||
○笠井委員 どういう基準で、どんな中身になっているんでしょうか。それはどういう形で出すんですか。政省令とか、そういうことになりますか。 | ||
○笠井委員 今現場の皆さんが、障害者の皆さんを支えていくという立場に立つときに、本当に大変だと。しかし、今こういう新しい体系になるもとで、実際にどういう基準になって、これまでよりも改善されるんだろうか、本当に支えていく、本当に障害者の皆さんとともに頑張っていくということでできるん...全文を見る | ||
○笠井委員 四月に向けて基準をこれから考えてつくっていくというわけですが、報酬基準についても配置基準についてもこれからという話ですね。あと半年後です。実際に、この法案をめぐって現場の皆さんは本当に不安を持っているという中で、私は、この問題もそうですけれども、障害者や関係者の皆さん...全文を見る | ||
○笠井委員 まさしく、今大臣も変わらないとおっしゃいましたけれども、精神通院医療の役割は大きいということであります。そこに現行の五%の負担から一〇%への一割応益負担を強いることになれば、私は、精神障害者の医療を後退させる、適正な医療から遠ざけて命をも脅かすことになりかねない、まさ...全文を見る | ||
○笠井委員 大臣は繰り返しその説明をされているんですが、私、実際の当事者の方々が、そういう説明を何度聞いても納得できない、これでは重くなるばかりだというのがさっきの紹介した声なんですよ。 それで、もう一つ、私は、精神障害者の皆さんの実態についての認識をやはりもっと率直に持って...全文を見る | ||
○笠井委員 私、精神障害者の皆さんの生活実態を見れば、影響は本当に深刻だと思うんですよ。これは本当に知ってもらいたい。 これもまた声を若干紹介しますけれども、こういう声があります。「もう一度、この自立支援法案で日本の障害者の命を守れるのか考えてください。精神病院から退院し、や...全文を見る | ||
○笠井委員 今、複雑にしたのはということでいろいろと言われましたけれども、私は、複雑にしたのはやはり応益ということを持ち込んだゆえだと思いますし、その結果、やはり負担に耐えられないという人がたくさんいる、多くいるということが現実であります。これだけ審議してもそういう声があり、そし...全文を見る | ||
10月27日 | 第163回国会 衆議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第5号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 本日は、貴重な御意見をありがとうございました。 特に、福井参考人が正確な民意の反映ということを一番重視されているというのを私は大事な点として受けとめました。 そして、国民投票の問題点ということで四点挙げられましたけれども、なるほど...全文を見る |
○笠井委員 私もその点が大事かなと思っているんです。 さらにちょっと伺いたいんですが、憲法改正を争点とした選挙に民意の反映が求められるというのは、当然、国会の議席の上でも民意が反映した議席になるべきだということで理解してよろしいんでしょうか。 | ||
○笠井委員 まさにその点だと私は思うんです。 もう少し具体的に伺いたいんですが、例えばさきの総選挙でいきますと、郵政民営化の是非を問う国民投票ということで小泉総理が言われて選挙がやられた。結果は、与党が小選挙区で四九%で比例代表でも五一%の得票率ということで、いわばフィフティ...全文を見る | ||
○笠井委員 参考人は、憲法改正国民投票の運用指針というところで、現状は選挙による民意反映が欠けている、こういうふうに指摘されているんですけれども、これはどういう意味で言われているのか、少しお話しいただければと思うんですが、どうでしょうか。 | ||
○笠井委員 そうしますと、こういうことで考えたらいいんでしょうか。憲法制定後の選挙で改憲を公約あるいはマニフェストの一つに掲げるようになったのは日本ではここ四、五年のことだと思うんですね。しかし、改憲よりも国民の方は、むしろ、選挙になりますと、年金とか景気とか雇用とか、こういう問...全文を見る | ||
○笠井委員 ありがとうございました。 | ||
○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。締めくくりに当たっての発言を行います。 私は、本特別委員会で、今日の国民投票制度の整備の問題が九条改憲と一体のものであるというふうに述べてきましたけれども、まさに委員会の審議とともに進んでいる現実の政治そのものがそうした方向で動いているとい...全文を見る | ||
10月28日 | 第163回国会 衆議院 厚生労働委員会 第8号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 初めに、先ほどもありましたが、昨日、東京地裁で学生無年金障害者訴訟の判決が出ました。原告を救済するというものであります。この判決の趣旨を生かして、厚生労働省は控訴せずに原告の生活を守るようにすべきだ、私からも大臣に強く要望しておきたいと思...全文を見る |
○笠井委員 人員を拡充可能にするような報酬、こういうことを決めるのか、このことについてはどうですか。 | ||
○笠井委員 サービスの水準は下げない、そして必要なものは拡充する、しかし現状と単純に比較することは難しいというお話もありました。そこがとても問題だと思うんです。 この法案は、今大臣言われたように、新しい事業体系に見直すというのが大きな柱になっています。それで、今大臣いろいろわ...全文を見る | ||
○笠井委員 私、確かなものを言っているんですよ、ここに。「新しい事業体系に向けた見直しについて 個別の論点 九月二十一日 改革推進室」と書いてあります。見たこともないなんということはとんでもない話ですよ。大臣だって驚かれたような顔をされているけれども、こういう問題でおとといも、そ...全文を見る | ||
○笠井委員 よく覚えておきますからね、そのことは。ちゃんと調べてくださいよ。では、ないと言うなら、そういう検討はしていないと断言できますか。私が今紹介したような、報酬水準について、報酬基準について、大変にひどいことを言っている。そんなことは決して検討しておりませんと、はっきり大臣...全文を見る | ||
○笠井委員 では、これまでの最低水準はきちっと保障して、そしてさらに前進させる、こういうことで言えますか。 〔大村委員長代理退席、委員長着席〕 | ||
○笠井委員 では、必ずこれ以上になるということで、私は重要な問題として受けとめました。 この問題というのは本当に大事で、先ほど言ったような文書で本当に厚生労働省は考えているとしたら、そして法案が通って具体化していくとなったら大変な話ですよ。障害者間に新たな格差を、場合によって...全文を見る | ||
○笠井委員 いつまでと言われず、今後ということでしたけれども。しかし、当事者の皆さんにとっては極めて喫緊で重要な課題なんです。なのに、負担増だけは来年四月からの実施なのに間に合わない、こういう段取りでいいのか、せめて明らかにすべきだというのは当然の声だと思います。そして、そういう...全文を見る | ||
○笠井委員 時間がないからあれですけれども、実際に大変な負担がかかるんですよ。月をまたぐと大変なことになる。 今、具体的なケース、一つ申し上げましたが、いろいろなケースがあるんです。手術するのが月初めで、その月内に終わるということじゃないんです。月をまたいでまたいろいろなこと...全文を見る | ||
○笠井委員 心臓病の問題についても、やはり重要な疾病である、この点では重度かつ継続と。確かに重度かつ継続というのは、厚生労働省のグラフの資料がありましたけれども、かかる額が、お金が、こういう形で続いていくという場合だけじゃなくて、やはり手術して一気にこういうふうになって、また一た...全文を見る | ||
○笠井委員 やはり患者の皆さん、家族の皆さん、障害者の皆さんの立場に立ったときには本当に大事な問題だと思いますので、ぜひそういう方向で検討していただきたいし、一刻も早くそういうことでやってもらわないと困るということだと思います。今うなずいていらっしゃいますので、そういうことでぜひ...全文を見る | ||
○笠井委員 先ほど来、三年後の見直しということもしきりに言われております。しかし私、三年後まで待てないというのが、障害者、関係者の皆さんの共通の思いだと思うんです。当事者、関係者の意見を聞いて、実態を踏まえて対応していく、必要なら定期協議もやるということが必要じゃないかと思います...全文を見る | ||
○笠井委員 私、そうお答えになるんだったら、今やるべきことはこういう法律をつくらないことだ、それが一番だと思います。 この間の答弁や資料の問題でも、本当に私、率直に言ってごまかしがいっぱいあると思いました。本法案にある障害者、家族の負担増についても、私の質問でも、七百億という...全文を見る | ||
○笠井委員 私は、日本共産党を代表して、政府提出の障害者自立支援法及び民主党提出の障害者の自立の支援及び社会参加の促進のための身体障害者福祉法等の一部を改正する法律案について討論を行います。 まず、私は、このような形で、障害者、家族、関係者の納得を得ないまま採決を強行すること...全文を見る | ||
10月31日 | 第163回国会 衆議院 本会議 第12号 議事録を見る | ○笠井亮君 私は、日本共産党を代表して、政府提出の障害者自立支援法案に断固反対の討論を行います。(拍手) 最大の理由は、障害者の福祉サービスに定率一割の応益負担を導入するものだからであります。 障害者の基本的権利である食事や入浴、コミュニケーションや移動などのサービスを利...全文を見る |
12月14日 | 第163回国会 衆議院 国土交通委員会 第11号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 まず、木村証人に尋ねます。 私たちも熊本県でいろいろ話も聞きましたが、県内の建設業ではトップということで、売上高が百億円超の企業になっていると、あなたの会社が一転して会社存続が不可能になったと。 あなたは、十一月二十四日に弁護士会...全文を見る |
○笠井委員 告訴しなかったと。木村建設側にも告訴できない事情があると考えたからじゃないかと。 あなたは会社の最高責任者。この間、参考人質疑でも、知らぬ存ぜぬ、任せていましたというふうにおっしゃいましたが、じゃ、この問題が発覚してから、告訴するほど頭にきたということがあって、社...全文を見る | ||
○笠井委員 会社の社長で、これだけ大問題になっていながら、かかわっていたと言われている支店長に一言も聞いてないと。これは全く驚くべきものであります。まさに本当にそういう点では責任重大だと。 じゃ、さらに聞きますけれども、十一月十七日に国土交通省が調査結果を発表して、その後、あ...全文を見る | ||
○笠井委員 そういう思いがあったら、本当に銀行に対しても、我々は頑張ると、そして民事再生法でやっていくと、本当にしっかり頑張っていきたいんだということで、深くおわびしたい、居住者や住民におわびしたいと先ほども言われました。本当に責任をとるんだったら、社長としても本当に頑張ると、そ...全文を見る | ||
○笠井委員 銀行の問題ある。しかし、あなたの会社が重大なことをやったからです、こういうことになった。 篠塚証人に伺いますが、総研のホームページでは、木村建設の篠塚証人との、あるいは総研役員または社員が最後に会った、あるいは話をしたのが平成十五年、二〇〇三年九月というふうに言っ...全文を見る | ||
○笠井委員 平成十六年三月八日に、さっき四者の話がありました。あなたは出席しなかったが、かわりの者が出た。そこで総研とも会っている、あなたの、木村建設がですね。それから、その後も奈良のホテルの件でことし会っている、今まで、最近まで会っているのは続いていると、もっと細くはなっている...全文を見る | ||
○笠井委員 さらに、先ほど来問題になっています、鉄骨、鉄筋を減らせという問題に関係してですが、篠塚証人に伺います。 午前中、姉歯証人は、篠塚証人から鉄筋を減らすように相当強いプレッシャーをかけられたと、九八年ごろから減らせということで繰り返しやりとりがあったということでありま...全文を見る | ||
○笠井委員 姉歯証人は、あなたとのやりとりの中で、プランごとに、これ以上できないということを繰り返し言った、こう言っておりました。そういう事実はありましたか。 | ||
○笠井委員 そのときに、もう少し何とかならぬかと先ほど言ったと言われましたが、それだけでしたか。姉歯証人は、毎回のように、それ以上やらなければ事務所をかえるよと言われたと、あなたから。午前中証言しました。そういうふうにまで言ったんじゃないんですか。 | ||
○笠井委員 事務所をかえるというのは一番のプレッシャーでしょう、仕事を取るということですからね。それがプレッシャーになったとは思わないなんて、とんでもない話です。そこまで言って、あなたは、とにかくこれ以上できないということをやらせたという話です。 私は、今のを伺っていて、あう...全文を見る | ||
○笠井委員 同じことです。ほかにもあるよと、同じことですよ。 それでは、姉歯証人は、そのあなたの減らせという要求を受けて偽装をしたということになりました。同じ要求をしたほかの会社が偽装をしていないというふうに証明できますか。 | ||
○笠井委員 あなた方が資料を示して、姉歯とほかの事務所、積算対比表ということで、鉄筋量が変わらないということを出されて、言いたいんでしょうけれども、私、この資料をすぐ専門家にも見てもらいました。そうしましたら、これ、地盤のかたさとか、それから基礎や建物の形状によって鉄筋量というの...全文を見る |