笠井亮

かさいあきら

比例代表(東京都)選出
日本共産党
当選回数6(参1)回

笠井亮の2006年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月27日第164回国会 衆議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第2号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  拉致問題については、私、参議院議員のときにも国会においてさまざまな議論がありました。とりわけ被害者家族の皆さんは、一日千秋の思いで一刻も早い解決を求めておられる。日本政府の役割が重要だと認識しております。  当委員会では初めての機会です...全文を見る
○笠井委員 その協議なんですが、今御質問申し上げたんですが、全体として三つありますよね。これが一つのパッケージみたいな形で、位置づけというのはどういう関係になっていくのか。そして、相手のあることで、まさにそのとおりなんであれですが、大臣としてはどういう見通しといいますか、ここまで...全文を見る
○笠井委員 相手のあることでありますし、もちろんいろいろなことがあると思うんですが、私は、いずれにしても、どんなに無法な行為を行った政府が相手でも、それを相手にしなければ結局のところ問題は解決しないという点で、そのためには対話の場に引き出さなきゃいけないという関係にあると思うので...全文を見る
○笠井委員 その際、やはり第四回の六者会合の共同声明と日朝平壌宣言、この立場を貫くことが引き続き解決の大きな基礎になると思うんですけれども、端的にそういうことだということで、大臣、よろしいですね。それは改めて、今、現時点。
○笠井委員 では、最後になりますが、安倍官房長官に伺いたいと思います。  拉致問題では、先ほどもありましたが、生存しているすべての拉致被害者の早期帰国、真相の究明、それから容疑者の引き渡しを初めとして、遺骨の問題など、日本側が納得いく説明や資料を北朝鮮側が示すことが重要であると...全文を見る
○笠井委員 終わります。
02月14日第164回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  政府は、財政難だからと、国民には定率減税の廃止など増税、それから高齢者の医療費や地方への負担増を強いながら、防衛施設庁の官製談合ではゼネコンなどと共謀して莫大な税金を食い物にしている。国民の怒りは当然だと思います。事を防衛施設庁解体で決着...全文を見る
○笠井委員 最近も、沖縄の在日米軍基地関係の工事で一〇〇%が二十八件もあったことが明らかになりましたが、予定価格と落札価格が一致をするというのは、まさに今お話ありましたが、談合があったという重要な一要素になり得る。いろいろとやはり不公正があったんじゃないか、疑いが十分ある、そして...全文を見る
○笠井委員 ところで、防衛施設庁のホームページの方なんですが、私も文書を探してみました。そうしましたら、同じタイトルが出てくるんです。ところが、クリックしますと、ページが見つかりませんと。消えているわけです。  施設庁長官、いらっしゃっていると思うんですが、なぜこれは消えている...全文を見る
○笠井委員 やってみてください。消えているんです。あれこれ言われるかもしれないけれども、都合が悪かったんじゃないかというふうに思われても仕方がない話になっちゃうんですよ。こういうのは残しておくものです。  そこで、この文書をごらんいただきたいんですが、冒頭に「防衛庁では、平成十...全文を見る
○笠井委員 違うんです。私が聞いているのは当時です。当時の調査、十六年にやっているわけでしょう。そのときにこの二人に聞いていたんですかと聞いているんですよ。
○笠井委員 個々に調査したと言えないというのは本当に驚きです。  この文書を見ますと、防衛施設庁の三百七案件のうち九五%、二ページ目に表がありますけれども、二百九十二に上る案件の推定要因として、建設工事等の調達については積算基準が公表されているため、業者が予定価格を推定すること...全文を見る
○笠井委員 今、びっくり仰天、反省しなきゃいけないと言われました。本当にひどい話ですよ。  それで、私が紹介した、建設工事等の調達については公表されているから推定することは可能であるという要因、三番目に書いてありますけれども、これは、実は、平成十五年、二〇〇三年の五月十三日に、...全文を見る
○笠井委員 施設庁に対してはどうだったんですか。
○笠井委員 これは防衛施設庁関係者に対して当時調査したかどうかもはっきり答えられないということですよ。防衛庁の責任は重大だと思います。その段階で、また談合関係者は、しめしめと思ったに違いないんですよ。  その上重大なのは、調査した結果、防衛庁がとった対応策です。この文書の四ペー...全文を見る
○笠井委員 今、その後減ったでしょうという話がありましたね。  資料二をごらんください。  防衛施設庁関連の落札率一の案件は、平成十四年度三百七件が、十五年度百六十二件、十六年度ゼロ件と、見事にゼロになっちゃったわけです。ちゃんとやったから減ったんだというふうに今おっしゃいま...全文を見る
○笠井委員 十六年度もちゃんと調べてこなければ、これぐらいのことは。私はちゃんと聞きましたよ。十四、十五、十六、出してもらったら、六法人に改善すべき点があるけれども、その中にこの協会は入っていないんですよ。この点でも見抜けなかった。見逃して、なしと認めて、うまくやれと言った。協会...全文を見る
○笠井委員 はい。  政府は、とにかく施設庁解体で済まそうとしているけれども、済まないと思うんですよ。天下り禁止の問題を含めてきちっとやらなきゃいけない。  基地再編の問題だって全部談合絡みと言われている問題があるわけですから……
○笠井委員 これはきちっと、とにかくその問題ではっきりさせるべき、責任を持ってやるべきですし、談合をやった企業は営業停止が常識なんです……
○笠井委員 だから、官製談合ですから、基地についても営業停止にすべきだということを申し上げて、終わります。
02月20日第164回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  米軍再編に伴う在日米軍の駐留関連経費負担の問題について質問をいたします。  昨年秋、米軍再編に関する日米の基本合意が行われて、そして、在日米軍基地の強化、恒久化の方向が打ち出されて、そのために多額の税金をつぎ込む、このことが検討されてお...全文を見る
○笠井委員 今の数字以外に、政府が在日米軍の駐留経費として積算していないSACOの関係の経費があります。これまでに千六百二十五億円になりますので、これを加算しますと総額十三兆円以上になるということになります。  私、外務省提出の資料に基づいてグラフにしてまいりました。ここに持っ...全文を見る
○笠井委員 私はアメリカの額を聞いたんですが、いずれにしても、四十四億ドルというと五千三百八十一億円です。それから、在日米軍一人当たり十万六千ドルということですが、千二百九十三万円。当時、二〇〇二年のレートで百二十二円ということになっていますから、そういうことになると思います。 ...全文を見る
○笠井委員 縮減を図ったと言われましたけれども、このグラフもありますが、本当にそうドラスチックなものじゃないですよ。それでは全く不十分だと言わなきゃいけない。しかも、思いやり予算による米軍施設の整備費、これが、十三兆あるうちの約二兆円に上ります。それが、防衛施設庁の官製談合という...全文を見る
○笠井委員 沖縄の負担軽減ということならば、それはそんなことにならないというのは、もうこの間問題になっていることです。  私、伺いたいんですが、アメリカ側から、では、長官、今回具体的な提示がなかったのか、あるいは、あったけれども具体的な中身は言えないということなのか。どちらでし...全文を見る
○笠井委員 報道によりますと、米側提示額の約六割、約五千億円の住宅整備費、それから、今回移転の対象とされている在沖海兵隊の住宅や司令部関連の施設がある五つの基地、中南部でありますけれども、そこには、平成十七年までに、住宅の部分で一千十七億円、それから管理棟や厚生施設など、それも含...全文を見る
○笠井委員 長官は、先ほど来、沖縄の負担軽減と言われますけれども、まさに北部に、名護のところに新しいものをつくるということで、沖縄の人たちはみんな負担軽減なんて思っていないわけですよ。しかも、パッケージで、日本全国全部受け入れたら、それと引きかえにグアムに行きましょう、そこに日本...全文を見る
○笠井委員 日本の歴史上も例がない。それから、今、外務省は、知る限りと言われたけれども、米軍に関して、世界でも類例がないということであります。  もう一つ、これは財務大臣に伺いますが、米側のグアム移転費負担の要請に対して、政府は、三月末の最終報告後に法的、財政的措置について閣議...全文を見る
○笠井委員 では、一般論として伺いますが、財政法上はどういうことでこういうことが成り立つんでしょうか。二条一項がありますね。
○笠井委員 では、国の支出というのは財政法の二条の一項で何と書いてありますか。
○笠井委員 財政法上、二条一項では、国の需要を満たすということが要件なんですよ、そうでしょう。一般論とおっしゃいますけれども、さっきの検討しているという話でこれもう協議をやっているんだから、一般論じゃ済まない問題になるわけです。  従来の思いやり予算は、アメリカの財政状況が大変...全文を見る
○笠井委員 今ありましたけれども、グアムは非常に重要だ、アメリカの主要作戦基地、MOBとして重要な位置づけがされていて、グアムに海兵隊司令部を持ってきて、アジア太平洋全般、全域で行動する。リーチバックということが最近よくアメリカでは言われますけれども、そういうことで、沖縄とグアム...全文を見る
○笠井委員 沖縄から七千人撤退で、負担軽減ですばらしいなんておっしゃいましたね。今度の日米合意のものはパッケージというふうに政府自身が言っているでしょう。これは、沖縄に新しい基地をつくる、新たな負担を沖縄にかけながら、そしてその機能を本土に持ってくる。さらに、この米軍再編の中で、...全文を見る
○笠井委員 最後に一言述べて終わりますが、今言われましたが、沖縄の人たちはそういうことで納得していないですよ。  アメリカは、地球規模での米軍再編、このことについては、テロや大量破壊兵器など新たな脅威への対抗を名目にして先制攻撃戦略を進めていると、今度のアメリカの国防計画見直し...全文を見る
02月23日第164回国会 衆議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第2号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  委員長初め調査団、同行の皆さんには大変お世話になりました。ありがとうございました。  今回のこの調査に参加しまして、各国の制度、考え方、問題点をつぶさに聞くことができました。感想を三点述べたいと思います。  第一は、各国の憲法とともに...全文を見る
02月24日第164回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  きょうは、外務委員会では初めての質問になりますので、まず、外交の基本姿勢にかかわる歴史認識とそれから靖国参拝の問題について、麻生外務大臣に質問いたします。  大臣は、昨年十二月七日に日本記者クラブの講演をされました。私も読ませていただき...全文を見る
○笠井委員 今言われました、一九九五年の戦争終結五十年に当たっていわゆる村山談話が出て、侵略戦争という言葉は使っていませんが、ともかく、植民地支配と侵略が日本の誤った国策であったことを認めて、アジア諸国の人々に多大な損害と苦痛を与えたことについて反省の意思を表明した。そして、小泉...全文を見る
○笠井委員 そうしますと、同じスタンスと言われますと、最近も大臣の発言、幾つかいろいろ話題になっておりますが、今日の台湾の高い教育水準は植民地時代の教育があったからという、いわば植民地支配を美化するとも言われているような大臣の発言、二月四日にされた。これは日本の犯した誤りを覆い隠...全文を見る
○笠井委員 そういう発言を取り上げて、日本の外務大臣が、あえてこういうふうに引用されてやられるということを含めて、そういう問題が今アジアを初めとしてアメリカの新聞でも大きな問題になって、世界から一体何なんだという非難が広がっているという問題であります。  先ほど、自民党の渡辺委...全文を見る
○笠井委員 共産主義者という話をしましたけれども、どこの例を言っているのか知りませんが、我々が目指している社会主義、共産主義というのは言論の自由ですから、そこははっきり言っておきますよ。  それから、今言われまして、首脳会談をやるかどうかということは、それはまた、そこまで言って...全文を見る
○笠井委員 外交の席で直接言うというのは相当のことだと思うんですよ、大体、あなたはやめなさい、あなた方という話は。だけれども、相当の思いがある。  しかも、外務省もよく大臣に情報も入れていただきたいと思うんですが、例えば、シンガポールのゴー・チョクトン上級相、前の首相です。二月...全文を見る
○笠井委員 見解が違うとか言われましたが、シンガポールの首相経験者で直接お会いになった方がやはり思い余って言っているわけですよ。  しかも、この演説というのは、私も今ちょっと原文テキストを読みましたけれども、シンガポール政府のメディアリリースということでレターヘッドがついている...全文を見る
○笠井委員 時間になりましたので一言だけで終わりますが、アメリカ共産党は合法的に活動しているという話で私は認識していますし、選挙にも出ているように思いますが、それは別の話です。  やはり戦後の国際秩序の出発点というのは、かつて日独伊が行った戦争というのが不正不義の犯罪的な侵略戦...全文を見る
○笠井委員 一言。もう戦争の性格は明確で、議論は改めてやりますが、余り大臣はいろいろなことを言わない方がいいと思います。また、いろいろなことを言われますので……
○笠井委員 終わります。
02月28日第164回国会 衆議院 予算委員会 第19号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  障害者自立支援法が、いよいよ四月一日から実施、施行となります。障害者が必要とするサービスを益として、従来の応能負担から、定率一割の利用料を負担しなければならなくなる。障害者医療についても同様であります。  私も、昨年、法案審議のときに厚...全文を見る
○笠井委員 今説明ありましたけれども、この制度について理解して、しかも負担軽減措置があったとしても実際には行けなくなる、だから断念するという方が出ているんですよ。そういう実態があるということをちゃんと受けとめなきゃいけないと思います。  健常な人にとっては当たり前のような、食事...全文を見る
○笠井委員 障害者の実態をぜひ厚生労働省は理解しなきゃいけないと私は思います。通所できない、それから昼御飯が食べられないでは、障害者の生活はめちゃくちゃになる。国の法律によって、自立ができなくても仕方がないとあきらめさせられようとしていることに腹が立つ、これが心底からの障害者の皆...全文を見る
○笠井委員 実態をきちっとつかんだ上で、さらに問題があれば今後そういう努力するぐらいのことは障害者の皆さんに言えないんですか。大臣、いかがですか。
○笠井委員 実際に障害者の皆さんが、知れば知るほど理解できないし、これじゃやっていけないという声を上げているんです。  総理、最後に伺いますけれども、今度の法律で一割負担の対象者になる障害者は全国で約五百八十万人、家族含めたら二千万人を超す大きな影響を与える問題です。格差社会と...全文を見る
○笠井委員 既に問題点が出てきている。やはり、福祉も金次第というような、世界に恥ずべきことを絶対してはいけないということを申し上げて、終わります。
03月01日第164回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第2号
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○笠井分科員 日本共産党の笠井亮です。  小泉内閣の五年、規制緩和政策が全面的に進められる中で、雇用労働分野で非正規雇用が増大しております。フリーターと呼ばれるアルバイト、そしてパート、派遣、請負、契約社員などが二十四歳以下では二人に一人、こういう状況になっている。  実は、...全文を見る
○笠井分科員 学校ではそういう形で教えられるんだけれども、働くという自分の問題との関係でいうと、実感として学ぶことはなかなか難しいのかなというところがあって、その辺が大いに工夫が要るところだと思うんです。そこで私、一週間前の二月二十一日になりますが、小坂大臣の地元である長野県に伺...全文を見る
○笠井分科員 今、大臣言われましたけれども、長野県ではこうやって学校当局と行政の労政課が連携してこういうことをやられている。このような取り組みがほかの県でもあるんだろうかということで、もし文部科学省でつかんでいることがあれば伺いたいんです。  そして大臣には、このような生きた教...全文を見る
○笠井分科員 関連して厚生労働省に伺いたいと思うんですけれども、私、この首都圏青年ユニオンやあるいは東京の青年たちに話を聞きに行きながら、この日本の企業社会というのが、ある意味、十九世紀にタイムスリップしたんじゃないかと錯覚するほどの大変ひどい状況も幾つも聞いてまいりました。各地...全文を見る
○笠井分科員 首都圏の青年ユニオンの話では、フリーターの青年からの相談内容というのは、労働基準法を初めとして労働安全衛生法など現行法の違反がほとんどなので、勇気を出して、職場でおかしいことはおかしいということで会社と団体の交渉をすれば、残業代を三百万円払わせることができたという台...全文を見る
○笠井分科員 そこで、ここに持ってまいりましたが、東京都では「ポケット労働法」という冊子を出しております。東京都が出しておりまして、厚生労働省はお持ちだと思うんですが、大臣にちょっとまたこれも。  これもまた長野と同じような形で、やはりわかりやすくということだと思うんですが、そ...全文を見る
○笠井分科員 今お話がありましたが、労働基準監督署が行っている、事業所を対象にした臨検して監督する定期監督というのは、私が承知しているところでは、一年間で事業所の四%程度だと思うんです。二十五年に一度しか監督できないのが現状だと思います。  さらに、労働組合の組織率というのが年...全文を見る
○笠井分科員 そこで、今のを二点ほど伺いたいんですが、今言われた点に関連してですが、社長や経営者の前の机というのは、条文が言う見やすい場所と言えるのかどうか。  それからもう一つは、書面を交付するというふうに今条文でありましたけれども、労働者の側がコピーをさせてほしい、コピーを...全文を見る
○笠井分科員 社長の前は難しいだろうという話と、それから、コピーはいいし、磁気テープやディスクでもいいという話なので、私は、現場ではなかなかそうなっていないので、今の局長の答弁というのは、今後、行政通達などにも生かしていただきたいと思います。  最後になりますが、大臣、今、大臣...全文を見る
○笠井分科員 終わります。
03月09日第164回国会 衆議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第3号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  初めに、国民投票法案をめぐる論点協議という問題について一言しておきたいと思います。  まず、本日の会議の案件でありますけれども、日本国憲法改正国民投票制度及び日本国憲法に関する件ということでありまして、先ほどちょっとありましたが、ルール...全文を見る
○笠井委員 新憲法ということであるというふうにおっしゃいました。どういう中身を変えるかということは、いろいろあるんだと言われましたけれども、例えば前文を書きかえて平和原則を取り払って、九条改変で戦争をできる国にするということになれば、それ自体が憲法の基本原則、国の基本的価値という...全文を見る
○笠井委員 今、そういうふうにおっしゃいましたが、憲法学会でいえば、九十六条の限界説というのはある、有力なものとして言われておりますし、そして実際に、時代が変わるといえば、それは、時代は十年単位、二十年単位、五十年単位、百年単位、二百年単位で変わるということはあるわけですが、にも...全文を見る
○笠井委員 終わりますが、今の説明も、実質的、形式的というのはどうもわかりにくいなという印象を持っておりますが、さらに議論させていただきたいと思います。  ありがとうございました。
03月10日第164回国会 衆議院 外務委員会 第4号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  前回の委員会以来議論がありますが、まず米軍再編について七日から十一日までの日米審議官級協議では、先ほど大臣からお話ありましたが、沖縄、座間、相模原、さらには横田、岩国、そしてグアムの移転問題などなど、テーマとされて協議が進行中ということで...全文を見る
○笠井委員 いつということは別にして、開催はするということになるわけですか、最終的に合意した後。
○笠井委員 今、大臣は、やるようにした方がいいと言われました。  大臣、一昨日の本委員会の質疑の中で、地元自治体との話し合い、協議の問題について、そこそこのところで納得いただけるような、そういうところまで努力をしなくてはならぬという形で答弁されました。  それで、それに関連し...全文を見る
○笠井委員 この普天間移設の問題一つとっても、その地元意向の尊重を求める要望に対して、先日来議論になっていますが、安倍官房長官の発言ということで、地域の皆さんに理解してもらえるように説得して説明していくという話があったり、総理も、政府案、沿岸案を変えると新しい問題が起きてくる、政...全文を見る
○笠井委員 SACOの場合は合意なしにやったからああいう形になったというのは、地元でも言われる問題であります。  それで、地元との調整は完了していない。そして、小泉総理もかつては、これは二〇〇四年十月だと思うんですけれども、政府は自治体に事前に相談をして、自治体がオーケーした場...全文を見る
○笠井委員 抑止力の維持と地元負担軽減、この両方という話ですが、そこのところで地元は納得できないという話になっているわけでありまして、私は、政府はやはり日本の国民の気持ち、意思、地元の意思を体してアメリカに対しても向かっていくべきだというふうに思いますし、さらにこの問題はただして...全文を見る
○笠井委員 今、暫定的、限定的という話と同時に特例的という話でありましたが、一応これは確認なんですが、つまり現行の地位協定の二十四条の一項の原則とは違うことをやるから特別の協定を結んだということでいいわけですね。
○笠井委員 今ありましたように、特別協定というのは、地位協定に基づかない措置ということになって特例的、特別の協定を結んだと。だから政府は、当初の会議録も私改めて読み直してみましたが、従来、いわゆる思いやり予算というのは解釈上合法で、今度は特別協定の締結という形で合法という形の答弁...全文を見る
○笠井委員 外務省は当初いろいろな表現をしておりましたが、時間的にも限定が付されておる、だからよろしくといって、最初八七年にやってきた。そして何回かやってきたわけですが、ところが、ずるずると延長を繰り返すという形になって、今局長が、安保体制、安保条約の効果的運用という形で言われま...全文を見る
○笠井委員 沖縄負担軽減の話はさっきもちょっと言いましたし、後でも触れますが、そうしますと、大臣が、グアム基地強化が日本全体の安全保障上の役に立つというのは、これはどういうことをおっしゃったのか。日本全体の安全保障上の役に立つということについてどんなことを想定されているのか。どん...全文を見る
○笠井委員 沖縄の負担軽減という話、また言われましたので、私、幾つか言っておきたいんですが、塩崎副大臣も一昨日、いずれにしても、七千、八千行ったとしても前方展開戦力は維持されるという形で言われました。実際に、県民の重圧になっていると問題になってきた実戦部隊は残るわけです。そうです...全文を見る
○笠井委員 アジア太平洋地域で軍事を強化するとこれが平和と安定に寄与すると。抑止という話になるのかもしれません、政府の理屈で言えば。私、これは全然おかしな話だと思うんですよ。  今、アジア太平洋地域でいったら、やはり平和と安定を確かにする流れというのは軍事や軍事同盟強化じゃない...全文を見る
○笠井委員 負担の軽減ということを言われ、抑止という話もされますが、私さっきも言いましたけれども、沖縄にとっては、では、七千人、八千人がいなくなったら負担が軽くなって万々歳かといったら、そんな話は全然出てこないわけですよ。北部にも新しい基地ができ、そして、そのことでまたさらなる負...全文を見る
○笠井委員 沖縄のお話をされたので、ぜひまた沖縄の声をじかにでも聞いてもらいたいと思うんですけれども、では、七千、八千帰ったから全くその分がマイナスがないのか、負担が減らないのかといったら、プラスマイナスして、沖縄の人たちの実感としても、思いとしても怒りとしてもプラスなんだ、負担...全文を見る
○笠井委員 日本共産党を代表して、在日米軍駐留経費負担特別協定に反対し、廃止を求める立場から討論を行います。  反対の理由の第一は、この特別協定で負担する経費は、日米地位協定第二十四条一項の規定に基づいて、本来米軍が負担すべきものだからです。このことは、そもそもの締結時に政府自...全文を見る
03月15日第164回国会 衆議院 外務委員会 第5号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  去る三月十二日に行われた米空母艦載機部隊の移駐計画の賛否を問う岩国市の住民投票で、圧倒的多数の市民が移駐反対という意思を示しました。  大臣もよく御承知のように、もともと岩国市は、長年基地との共存ということでそれを強いられてきた自治体で...全文を見る
○笠井委員 さんざん政府が地元に説明して理解を求めてきたといった結果が出たわけであります。岩国市民は、国の説明がされたけれども、納得、理解できないということだったと。  事態は、そういう意味では、投票前と投票後では変わっているということでありまして、私は、引き続きと言われても、...全文を見る
○笠井委員 私も沖合の移設が始まった当初、今からかなり前になりますが、参議院の委員会の調査で米軍基地に実際行きました、米軍関係者とも話し、地元とかにも話を聞きました。そして、そのとき騒音は軽減されるという話もあって賛成された人たちも、今度いよいよ沖合にできることになったら一層騒音...全文を見る
○笠井委員 大臣、一月に行かれた際に、地元からいただいている御質問に誠心誠意お答えしていきたいと答えてこられたわけです。  今お聞きになったように、施設庁から報告がありましたが、地元から三回、それからプラス一回ですか、照会があって、最初の回答書には未回答がいまだに六件ある。そし...全文を見る
○笠井委員 地元が一番知りたい肝心なことは答えられない。一月三十一日の回答でも、米軍との協議状況について適宜地元自治体等に御説明し、御理解と御協力が得られるよう努力してまいりたいと言ってきました。  岩国の結果が出た翌日の参議院の予算委員会でも、額賀防衛庁長官は、住民の皆さん方...全文を見る
○笠井委員 米国との約束期限は誠心誠意守る努力はされるけれども、住民、国民にはまともな誠意も示さない。これでは、どっちに顔が向いているのか、どっちに耳が向かっているのかと言われても仕方がない話だと思うんです。  私は、岩国市民の移駐計画撤回という意思を無視して強引に日米合意を進...全文を見る
03月16日第164回国会 衆議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第4号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  初めに、国民投票法案をめぐる論点協議の問題について述べたいと思います。  我が党は、本委員会の理事会、理事懇談会において、いわゆる憲法改正国民投票法制に関する論点協議を行うこと、そのことを初めとして、国民投票法案づくりの具体化の動きには...全文を見る
○笠井委員 御質問ありがとうございます。  葉梨議員とは、欧州の調査も御一緒しまして、いろいろな点で共通に感じたこともありましたし、そして憲法問題あるいは国民投票法案ということについていろいろと意見交換もする機会がありました。そして、委員会で今御質問もいただきました。  自民...全文を見る
○笠井委員 さまざまな世論調査の中で、憲法九条が平和に役立ってきたという調査もかなり出ております。  そして、私が申し上げたいのは、やはり憲法九条ということで、国民の多くの方々、戦争体験者も含めて、あるいはそれを引き継ぐ方々も含めて、九条を改変することによってこの日本を戦争する...全文を見る
○笠井委員 ありがとうございます。  私は、平たく申し上げて六十年間なかったじゃないかという話なんですが、現実にこれまで国民がなくて困ったわけじゃないと思うんです。ないからといって、国民の側から怠慢だったじゃないかと国会に対して言われたということはなかったと思うんです。  そ...全文を見る
○笠井委員 ありがとうございます。  私たちは、憲法について言いますと、憲法の全条項を擁護する立場ということでありまして、そういう点でいうと明確な立場をとっております。  世論との関係ということで言われましたけれども、今、抽象的な議論ではなくて、現実に国民の前には九条という問...全文を見る
○笠井委員 立法の不作為と言われましたけれども、これは言うまでもないですが、この問題というのは国家賠償請求訴訟に関連して使われる法律用語でありまして、その意味するところは、ハンセン病訴訟などのように、国民の権利侵害の訴えがあるにもかかわらず国会が過失によって少数者の人権救済に必要...全文を見る
○笠井委員 私からは斉藤委員に幾つか伺いたいと思います。  先日、大阪で民間の公開討論会の場がありまして、御一緒しましたが、その際に、公明党として、九条を最大の論点として加憲論議を進められている、そして、加憲の道筋を定めるべく早期に国民投票法案を成立させたいというふうにおっしゃ...全文を見る
○笠井委員 間違っているとおっしゃっても、私は今伺っていて、加憲を実現するということと、そのための手続である国民投票法案というふうに今もおっしゃったので、その流れは今おっしゃったと思うので、同じことを私も大阪で聞いたなと今思ったんです。  では、さらに伺いますが、公明党が今九条...全文を見る
○笠井委員 いずれにしても、九条をも加憲の議論の対象として議論を深めていくと。慎重に検討されるというわけでありますよね。  では、具体的には、九条を高く評価しながら何をつけ加えようという検討をされているのか。公明党の加憲ということでいいますと、それによって何が変わるというふうに...全文を見る
○笠井委員 今、自衛隊の存在の明記ということと我が国の国際貢献というお話で、あり方を書き込むという検討をされていると。自衛隊の存在と国際貢献ということで検討されていると言われましたけれども、例えばイラク戦争のような場合に、戦闘地域で米軍とともに武力行使するというようなことについて...全文を見る
○笠井委員 今、日米安保とか日米同盟ということがいろいろ言われていて、その強化とか米軍再編という話もありますよね。それで米軍と自衛隊が一体的に位置づけられるという話も出てきているわけですけれども、公明党はそういう加憲という議論の中で自衛隊の存在を憲法に書き込むというようなことも検...全文を見る
○笠井委員 一言です。  矛盾しないというのはどこに根拠があるんでしょう、現在の憲法で日米安保というのは。
○笠井委員 私は根拠ない話だなというふうにもともとこの問題で思っているんですが、この問題はいずれまた別の機会に議論させていただきます。  時間になりましたので、きょうは前提の問題を幾つか伺いました、終わります。
○笠井委員 ありがとうございます。  今お話があった、手続法である国民投票制度と憲法改正の中身の問題を混同させるとややこしいというお話があって、私もややこしいと思うんです。私が混同させているんじゃなくて、私が非常に感じているのは、与党というか自民党は、民主党も提言という形ですが...全文を見る
○笠井委員 先ほども、冒頭の発言の中で申し上げたのですが、国民が九条を変えてはならないと思っているのであれば、国民投票は必要と思っていないということになりますので、別にやらなくていいということになると思うんです。要するに、そういうことに尽きるんじゃないかと私は思います。
03月23日第164回国会 衆議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第5号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  まず、お二方に御質問する前に、前提問題として、先ほど辻元委員の基調発言の後で、今退席されちゃっていますけれども、中山委員長が発言されたことについて一言述べておきたいと思うんです。  委員長は国民投票制度づくりを急ぐのは昨年の憲法調査会報...全文を見る
○笠井委員 私は国民の認識はどうかというふうに伺ったのですが、その点についてはお答えいただけなかったのかなと思います。  私としては、その乖離については、現実を憲法に合わせるということで解決するということが一番の道ではないかなというふうに思っておりますが、そのことを申し上げてお...全文を見る
○笠井委員 もう一つだけ伺いたいんですが、今、基本原則ということを言われました。私も、日本国憲法の基本原則という点では、国民主権、恒久平和主義、基本的人権の尊重、それに加えて議会制民主主義や地方自治の原則も含まれると考えておりますけれども、いずれも戦前の歴史、痛苦の記憶に立ったも...全文を見る
○笠井委員 ありがとうございました。終わります。
03月30日第164回国会 衆議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第6号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  この間の委員会の議論を踏まえて、三つのことを感じているので述べたいと思います。  第一に、この間の状況は、改憲のための国民投票法案が九条改憲の条件づくりであることをいよいよ明確にしていると思います。  これまでの議論で、国民投票制度は...全文を見る
○笠井委員 先ほど来、自民党委員の方々から、何人かから、国民投票制度が未整備であることが立法不作為だ、恥ずかしいことだ、異常な事態という御意見がありました。そして、賛否とは別に見直しの機会をつくるべきだという御意見もあって、同時にその一方で、六十年たって憲法改定の入り口の議論で、...全文を見る
○笠井委員 幾つか私の発言や我が党にかかわる問題について御意見をいただきましたので、発言したいと思います。  先ほど愛知委員から、先進国の注目ということでアメリカのことが挙げられました。私は、この憲法をめぐっては、戦後の歴史の中でも憲法九条を変えろと言ってきたのがアメリカですし...全文を見る
03月30日第164回国会 衆議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第3号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  まず、麻生外務大臣に端的に幾つか伺いたいと思います。  二月の第一回の日朝包括並行協議で、先ほどの報告でも、いずれの協議においても、目に見える具体的進展が得られなかったことは甚だ遺憾ですということで言われました。それで、その後の状況もあ...全文を見る
○笠井委員 いやいや、そうじゃないです。踏まえて、これからの目標として再開と、復帰というか、六者会合復帰が目標になると思うんだけれども、いかがですかと。
○笠井委員 政府は対話と圧力ということで強調されております。  先ほど官房長官も、そのバランスということも含めてということでお話があったわけですけれども、北朝鮮側は二月の協議に当たって、記者会見もやる、あるいは、むしろ積極的と言うと言い方はあれですが、ぶら下がりにも応じて、日本...全文を見る
○笠井委員 外務大臣、もう一問だけですが、協議に先立って、前回の委員会のときに、第四回の六者会合の共同声明と日朝平壌宣言、この立場を貫くことが引き続き解決の大きな基礎になる、そういう形で答弁をされました。官房長官も、拉致問題とのかかわりで、北朝鮮側が日朝平壌宣言をしっかりと守って...全文を見る
○笠井委員 最後に官房長官に伺います。  去る一月二十七日の当委員会での私の質問に対して安倍官房長官は、拉致問題について、政府としては、北朝鮮側の言う再調査が十分なものとは全く考えていません、また、特殊機関の壁を理由にこのまま真相究明が進展しないということは、決して受け入れられ...全文を見る
○笠井委員 終わります。
03月31日第164回国会 衆議院 外務委員会 第8号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  いよいよきょうは三月末日であります。米軍再編に関する日米合意が当初の三月末から四月にずれ込むことになったわけでありますけれども、三十日から予定されていた日米審議官級協議の延期というのは、相手側のローレス国防副次官の議会証言などの日程上の都...全文を見る
○笠井委員 ローレス副次官は、会見の中で、未解決の課題として、普天間基地の移設の問題や海兵隊のグアム移転、沖縄での基地返還と整理統合などを挙げております。  そこで、現在日米協議で懸案となっている問題、つまり、日米の考えが一致しないで、そして未解決で合意に達していない案件なんで...全文を見る
○笠井委員 まだかなり課題が残っているということだと思うんですが、鹿屋はどうでしょうか。  これまでの協議内容で、米側が、2プラス2では優先して検討されるというふうにされていたKC130の空中給油機の鹿屋基地への移駐について難色を示して、岩国への変更を求めてきているということが...全文を見る
○笠井委員 まだ決着していないという話ですね。(麻生国務大臣「ついていません」と呼ぶ)はい。ついていませんと大臣言われました。  別の問題ですが、先日、私、横田基地の再編に関して周辺自治体の御意見を伺うということで行ってきまして、立川市長が、とにかくこれ以上の基地強化、恒久化は...全文を見る
○笠井委員 急激にと。連絡用であっても、この回答の中でも、例えば、一般論として言えば、空自の航空機を利用して移動した回数というのは約四百回という話も回答の中で出ているわけです。それが全部横田とは言いませんが、いずれにしても、地元は、機能強化だ、そして恒久化につながるということで容...全文を見る
○笠井委員 協議の中で、可能性を否定しないという話です。それから、恒常的な施設ということで、三宅島という話も今明確に出ていましたが、これは私は非常に重大な問題だと思うんです。  もう時間が来ましたので、最後に大臣にお答えいただきたいんですけれども、防衛施設庁の最近のホームページ...全文を見る
○笠井委員 終わりますが、今、二律背反というお話もありました。私、軽減を片やでやる一方で、それがほかに回ってくる、負担になるということを含めて、基地強化と固定化、恒久化ということがやはり現実に怒りになっていますので、そういうことでは解決しない、そういうことを国民に押しつけるという...全文を見る
04月06日第164回国会 衆議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第7号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  前回の委員会での議論も踏まえて、三つの点について述べたいと思います。  第一に、国民投票制度の整備こそ国民主権の具体化だとする議論でありますけれども、日本国憲法制定後、国民は憲法が定めた権利を活用して、さまざまな創意や工夫を凝らしてその...全文を見る
○笠井委員 私の発言に触れてたくさんの御意見をいただきまして、ありがとうございます。  幾つかお答えしたいと思うんですが、一つは、愛知委員、渡海委員からの御意見のことに関連しますが、私は、この九十六条というのは、現在ある憲法を、ある時点で賛成か反対かということを問うような制度で...全文を見る
04月07日第164回国会 衆議院 外務委員会 第9号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  本日の議題となっている三条約の改定内容そのものについて私がただしたいことについては、既に御答弁がありました。きょうは、その一つである国際民間航空機関、ICAOの条約に関連して、民間航空機の安全航行の確保等の観点から、横田の空域問題、いわゆ...全文を見る
○笠井委員 麻生外務大臣に伺いますけれども、去る三月三十一日の当委員会で、米軍再編をめぐって進行中の日米協議の課題の一つとして、横田の空域と羽田の第四滑走路等の話の関係ということを挙げられて、きちんとやらないといかぬと答弁されました。  そこで、改めて確認したいんですけれども、...全文を見る
○笠井委員 それでは、事務方で結構です、局長で結構ですが、今お話ありました空域の削減の方ですけれども、具体的な空域の削減の箇所とか内容についても話し合って、最終合意で今回やろうということまで考えているのか、その点はいかがでしょうか。
○笠井委員 それでは、管制官の併置の問題ですけれども、これも局長、お答えいただけると思いますが、この併置というのは、もともとアメリカ側から併置しようという話が出たのか、それとも日本側から出ている話なのか。  それから、沖縄では、嘉手納空域、ラプコンの返還を前提にして、現在、日本...全文を見る
○笠井委員 二〇〇九年に予定されている羽田空港の第四滑走路の完成ということで、先ほど国土交通省からもありましたが、民間機の航行量が約一・四倍にふえる。民間航空機の航行の円滑化、そして安全運航の観点からも、いよいよ横田空域の削減とともに返還ということを今局長も話がありましたけれども...全文を見る
○笠井委員 私は、米側が運用上の必要性を盾にとれば、これはますます返還が困難になるんじゃないかというふうに思うんです。  横田空域にかかわる航空交通管制をめぐって、これまで日米間には、一九五二年、五九年、七五年の三回の合意があります。  もともと、一九五二年の合意では、「日本...全文を見る
○笠井委員 時間になりましたので終わりますが、今、返還を求めていく立場だと言われました。政府も認めているとおり、現在実施している進入管制業務について、我が国も既に十分な能力とそれから技術を備えているんですから、直ちに返還するように求める、そしてそのためにも、それに障害になるような...全文を見る
04月13日第164回国会 衆議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第8号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  きょうは、石村参考人、堀参考人、お忙しいところ本当にありがとうございました。  この問題をめぐっては、既に御案内のとおり、我が党は九条改憲の条件づくりの国民投票法案はつくるべきでないという立場でありますけれども、その上に立ってきょうお話...全文を見る
○笠井委員 ありがとうございました。  今お話がありましたが、私も、日本国憲法が保障した国民主権の原理とか基本的人権、表現の自由、言論の自由と、それから、やはり放送というのはいわば国家のためではなくて国民のためにあるということが基本にされるのが大事だなというふうに感じております...全文を見る
○笠井委員 ありがとうございました。  これはちょっとあれですが、戦争と平和の問題に関する報道ということなんですけれども、具体的なことですが、放送倫理基本綱領では、平和な社会の実現に寄与するという形で放送の使命の一つに掲げております。なぜそれを放送の使命の一つに掲げておられるの...全文を見る
○笠井委員 私も関心を持って平和問題というのは拝見していまして、被爆二世でもありますので、NHKでも平和アーカイブスというのでやられたり、民放でもドキュメンタリーということで、そういう意味では平和を大事にするというお取り組みをされているなという印象を非常に持っていますし、また大い...全文を見る
○笠井委員 大体、この虚偽というのは、何をもって虚偽とするのか、先ほど参考人からお話もありましたが、あいまいな部分があるというふうに思うんですね。  それで、例えば、九条を改定する憲法改正案は戦争をする国づくりである、こういう主張を紹介することが、それ自体が虚偽の報道をしたとい...全文を見る
○笠井委員 最後になりますが、メディアの取材や報道のあり方が、時として国民の名誉毀損やプライバシー侵害として批判されて、そうした過熱した取材、報道から、被害者の救済とか人権の保護という名目でメディアに対する規制の立法の動きも続いている。一方で、メディア側の取材や報道のあり方の見直...全文を見る
○笠井委員 ありがとうございました。  終わります。
04月18日第164回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第12号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  本日の委員会、閣法、衆法、六本がかかっております。それぞれについてたくさん伺いたいんですけれども、まず、政府提出の公益法人制度改革関連三法案に関連して伺いたいと思います。  今回の法案は、私も参議院議員時代に追及をする機会がありましたが...全文を見る
○笠井委員 安く委託して自由に使える、これはとんでもない話だと思うんです。まだ十分につかめていないというのも、これは大分たっていますからね。  私、施設庁に伺ったら、協会職員の人件費もこの十億円の中に含まれているという話がありました。しかし、この協会の収支計算書を見ますと、支出...全文を見る
○笠井委員 施設庁が直接専門のそういう調査機関にやればできた話を、わざわざ協会を通してやってそこで十億円という話ですから、まだつかんでいないというお話もありましたけれども、私、もうこれは大分前の話だと思うんですよ。今国会、冒頭からもう既になっていましたから。米軍再編の方はどんどん...全文を見る
○笠井委員 今、業務の中身、委託の状況が言われました。私、伺っていて、本来、防衛施設庁自身が業務として、必要なら専門業者や調査機関も使ってやるべきことだと思うんです。それを官製談合もやって、五年間の間に六十億円近くもの膨大な委託費を払って、天下りOBを送り込んで、専門業者に再委託...全文を見る
○笠井委員 今、主務官庁から外れるという話でしたけれども、法案では、主務官庁の直接の許可制がなくなる点では、これは影響力が小さくなると思います。しかし、天下りとリンクした補助金や委託費の権益構造が変わるかというと、それはすぐにはならない。しかも、公益法人認定に関係省庁が関与する、...全文を見る
○笠井委員 私、申しましたけれども、外れるとおっしゃいますが、関係省庁が認定に当たって関与する仕組みが残っているわけです。私、結局、きちんと規制をやるというふうになっていない今回の法案が、現行法人の不祥事防止や天下り規制にこたえるどころか、むしろ形を変えて温存、強化するおそれがあ...全文を見る
○笠井委員 民間非営利法人への支援策というのは、私は、法人法制の枠組みだけじゃなくて、税制支援と一元的に検討しなければ正確な評価ができないというふうに思うんです。今、税制は後から、施行までに間に合うというふうにおっしゃいましたが、私はその辺は問題だというふうに思います。  もう...全文を見る
○笠井委員 当委員会の委員に対しても、例えばアムネスティ・インターナショナルから危惧の声ということで意見が寄せられておりました。  私、今伺っていて、認定基準、客観的にということもありましたが、例えば、基準の中で何をもって遊休財産とするか、一定額は何かということも、実際にはいろ...全文を見る
○笠井委員 きちっとそこは検討してもらいたいと思います。  最後に一問だけ、市場化テスト法案にかかわって厚生労働省に聞いておきたいと思います。  今、民間の方が効率的とか、民間にサービスを任せれば大いに成果が出るなどと、官より民がすぐれているということを前提にした議論が盛んに...全文を見る
○笠井委員 終わります。
04月20日第164回国会 衆議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第9号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  きょうは、山参考人、鈴木参考人、そして勝見参考人、お忙しいところ、ありがとうございました。貴重な御意見をいただきました。  先ほども山参考人からありましたが、国民投票法案をめぐっては、一方で今なぜやるのかということで意見や議論もあるとい...全文を見る
○笠井委員 ありがとうございました。  雑誌に限らず、メディアの取材、報道のあり方をめぐっては、国民の中にもさまざまな意見や批判がある、問題も指摘されてきているわけですが、他方でメディアに対する規制の動きというのも強まっているということで、この間、個人情報保護法だとか人権擁護法...全文を見る
○笠井委員 政党に対する批判という点では、例えば事実に基づかないような批判もされているようなこともありますので、そういうのはまた大いに問題になっていくとは思うんですけれども。  関連して、個人情報保護法ですけれども、これは既に全面施行されているわけですけれども、この法律によって...全文を見る
○笠井委員 次に、もう時間が迫ってきましたので、今議論になっている憲法改正国民投票法案、国民投票制度におけるマスコミ、メディア規制の問題について若干の意見を伺っておきたいと思うんです。  先ほどもマスコミの報道に虚偽があった場合とか事実を歪曲して記載したりした場合に規制するかど...全文を見る
○笠井委員 ありがとうございました。終わります。
04月21日第164回国会 衆議院 外務委員会 第11号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  協定の質疑に先立って、竹島周辺海域の海洋調査について一問ただしておきたいと思います。  昨日、我が党の志位委員長が、この問題で次の二つの基本的な見解を明らかにいたしました。  第一に、当然のことですが、事態を憂慮している。物理的な衝突...全文を見る
○笠井委員 具体的な外交交渉の中身は政府自身が大いに具体的にやることだ思うんですが、先ほど申し上げたように、やはり日本ならではのやれること、知恵を出せることがあると思うんです。イニシアチブを発揮できる、そういう点を大いにきちっとやってもらいたいというふうに思います。重ねて積極的な...全文を見る
○笠井委員 終わります。
○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  米軍再編をめぐる現段階について、時間が限られておりますが、端的に伺いたいと思います。  配付資料をごらんいただきたいと思います。  この間の日米協議の内容について、これまでの各委員会の答弁や、外務、防衛両大臣の記者会見等の発言、自治体...全文を見る
○笠井委員 沖縄の負担軽減ということで、これは繰り返し強調されますが、沖縄の世論調査でも、この修正案については容認できない、反対というのが七割という結論が出ております。宜野湾の市長も基地被害や危険の回避にならないという声を上げていますし、やはり基地あるがゆえの負担を強いられる、こ...全文を見る
○笠井委員 私は、その自治体がすべて、その自治体にかかわるすべての案件について納得したというふうに解釈すると、もっと少なくなると思うんですよ。  しかも、伺いたいのは、この間、関係自治体から出された要望とか問い合わせがたくさんありましたね。これについて、米側との協議で提起して、...全文を見る
○笠井委員 ずっとやってきて、いまだに地元の皆さん、こうやって安心してくださいという話は報告はできないというわけであります。半年もかかって、三分の二以上の自治体の首長の皆さんにも理解、納得が得られなくて、私はさもありなんだと思うんです。  2プラス2の合意以降、政府は地元住民や...全文を見る
04月27日第164回国会 衆議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第10号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  きょうは、楢崎参考人、石井参考人、藤原参考人、お忙しいところありがとうございました。  御案内のように、我が党は、この憲法改正の国民投票制度、法案をめぐっては、九条改憲の条件づくりということで、つくるべきでないという立場でありますけれど...全文を見る
○笠井委員 私、例えばということでそれぞれの新聞が戦後そういうことを言われていますがということを挙げましたが、私の質問は、新聞倫理綱領で書かれている冒頭の部分について、今日どういう意味を歴史との関係で持っていると受けとめられているかという、協会として出されている倫理綱領の冒頭の意...全文を見る
○笠井委員 ありがとうございました。  次に、この国民投票制度にかかわる、大きな流れの中でのかかわりなんですが、マスコミに対する規制だとか、いろいろな問題もかかわって今いろいろなことがあると思うんですが、先ほども個人情報保護法に触れられたお話もありましたが、昨年四月に全面施行さ...全文を見る
○笠井委員 関連してなんですけれども、メディアの表現の自由が抑圧される昨今の動きについてなんですけれども、この間、今お話がありました個人情報保護法だとか、さらには人権擁護法案などメディアの表現の自由を法律によって規制を強化しようという動きだとか、公正取引委員会による新聞の特殊指定...全文を見る
○笠井委員 あとわずかな時間ですので、今議論されている国民投票制度におけるメディア規制の問題について一つだけ伺っておきたいんですが、お話がありましたように、百四十一社の総意として規制は反対であるというきょうのお話の中で、自由で活発な報道活動によって国民に判断材料を提供して、おのず...全文を見る
○笠井委員 私も、この問題では、自主的な取り組みに努めるというだけじゃなくて協力までせよとなりますと、メディアの役割そのものが問われるんじゃないかと思っているんですが、今の御意見を受けとめたいと思います。  ありがとうございました。
04月28日第164回国会 衆議院 外務委員会 第12号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  国際腐敗防止条約は、腐敗行為の犯罪化、犯人引き渡し、捜査共助及び司法共助等の国際協力、不正な利益の回収等を進める法的枠組みをつくることによって、国際社会全体として腐敗防止を促進しようという積極的な意義を持っていると思います。また、お話があ...全文を見る
○笠井委員 そのますます進めていきたいというところなんですが、先ほどもありましたけれども、私も、国連薬物犯罪事務所の資料も拝見しまして、途上国に対するさまざまな技術支援ということで、これが重要になっているという話なんですけれども、途上国に対する支援として、インドネシア、タイという...全文を見る
○笠井委員 今回の条約自身について私は賛成なんですけれども、政府が、この条約と、二〇〇三年に国会承認された国際組織犯罪防止条約の両条約の司法妨害の犯罪化条項に基づいて、国内法上の措置だとして実施をしようとしている刑法改正には、問題があるというふうに私も思っております。日本弁護士連...全文を見る
○笠井委員 今お話があったんですが、私は、本条約の目的は腐敗への対処であって、国際組織犯罪防止条約の方も、まさに犯罪集団による越境的な性質を有する行為への対処という目的であります。条約というのは、その目的を超えるような国内法化を求めるものではありませんから、国内法の整備も条約の適...全文を見る
○笠井委員 麻生大臣に伺います。  今回の米軍再編にかかわって日本側が負担する経費の総額がどれぐらいになるかという問題、これは当然、今までありましたように、重要な問題だと思います。このことについて、大臣は2プラス2の当事者ということで、この間の日米の協議が進む中で、どれぐらいに...全文を見る
○笠井委員 私、それ自体を確かめてこられなかったとすれば、これは重要なことだと思うんですよ。この米軍再編というのを相当大規模にやる中で、財政という問題は、これは重要な問題です。極めて重要な要素だから、それは大臣として、一体これはどれぐらいになるんだということを当然当事者として聞か...全文を見る
○笠井委員 防衛庁に伺いますが、先ほど、守屋事務次官の発言のことで、二兆円発言ということがあって、それは次官が詳細を詰めた上ではないというふうな答弁がありました。私、これは違うと思うんです。  ここに、私、次官が四月の二十日に午後三時四分から記者会見を行っているということで、防...全文を見る
○笠井委員 一定の検討というのは当たり前なんですよ。そうじゃなかったら、もう本当に交渉できないです、ぎりぎりの交渉をしているわけですから、コンマ幾つとやっているわけですから。ごまかしちゃいけないと思うんですよ。  ぎりぎりの折衝で国内関連の金額を具体的に出したから、結果的にグア...全文を見る
○笠井委員 今のを聞いていらっしゃって、出した方がいいかどうかですよ。だって、これから訪米されて、帰ってきて、2プラス2の責任を負われるわけですから。
○笠井委員 そうしたら、大臣が御存じなければ、ちゃんと防衛庁に聞かなかったら、これからアメリカへ行って恥をかきますよ。  三兆円といえば、国民一人当たり二万五千円です。他方で、今年度予算に盛り込まれた国民負担増というのは、定率減税の廃止とか医療費の負担増とか、二兆七千億円、三兆...全文を見る
○笠井委員 グアム移転について一点伺っておきたいと思います。  今回、日米間で合意した百二億七千万ドルというのは、これはいろいろありましたが、厳密な意味で在沖縄海兵隊をグアムに移転する経費だけなのかどうか、いかがですか。
○笠井委員 日米協議の経過の中で、この約百億ドルの中には、基地以外の道路とか上下水道、発電施設などのインフラ整備とか、九・八億ドル超というふうな話がありました。それから、海兵隊移転とは無関係な海軍、空軍の基地建設経費九・四億ドルなども含まれていたので、日本側は、とにかく積み上げ方...全文を見る
○笠井委員 今の話は空軍の施設もつくるということですよ。米側の負担というのはグアム移転経費というあの中の話でしょう。それはおかしな話ですよ。グアム移転経費の内訳と言って防衛庁は資料を出しているんです。海兵隊の移転に伴うものなのに何で空軍が入っているんですか。海兵隊以外も入っている...全文を見る
05月10日第164回国会 衆議院 外務委員会 第13号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  日英租税条約及び日印租税条約改正議定書に関連して、まず幾つか伺いたいと思います。  一般に、国際的な投資そのものに反対するものじゃありません。当然です。しかし、今回の条約では、米国との条約に続いて配当や利子への源泉地国課税が大幅に軽減さ...全文を見る
○笠井委員 私は、二重課税回避にとどまらないと思うんです。日本であれほかの国であれ、企業の利益が生まれた国民からの応分の再分配分を取り上げて、国際的な企業の利益をふやすだけになってしまう。  さらに伺いますが、政府は、定率減税を全廃していわゆるサラリーマン増税ということを進めな...全文を見る
○笠井委員 今、条約の意義について述べられただけで、私の質問には答えられなかったんですが、外務省としては答える立場にないと言いますが、これは政府として結んだ条約ですから、それはもう財務省ともよくすり合わせして、こういう問題点、矛盾がないのかということで整合性を持って国会に提案する...全文を見る
○笠井委員 この際、条約に関連しては以上ということで、先日の日米安全保障協議委員会、2プラス2の結果について、次の機会にまた改めて伺いたいんですが、麻生大臣に一点だけ御質問をしたいと思います。  政府は、この在日米軍の再編の目的ということで、抑止力の維持ということとともに、負担...全文を見る
○笠井委員 私の質問にうまくちょっとそらして答えられているんですが、地元負担といって沖縄の話だけ主に挙げられるわけですよ、全体として負担が軽くなると。沖縄については、この間、大臣とも繰り返しやっていますけれども、例えば、今度の2プラス2の後の共同会見でラムズフェルド国防長官は、負...全文を見る
○笠井委員 終わりますけれども、結局、沖縄以外のところということでいうと、新しく来れば負担増ですと、それはもうそのとおりなので。住民にとっては、国全体と言われたって、具体的な話なんですよ、自分たちにとって負担増になったらこれは困るとみんな思うわけで。沖縄はそう思って声を上げたから...全文を見る
○笠井委員 私は、日本共産党を代表して、日英租税条約及び日印租税条約改正議定書に反対の討論を行います。  本条約及び議定書によって、配当、利子、使用料による所得に対する源泉地国課税を大幅に引き下げる措置をとることは、二重課税回避にとどまらないものです。すなわち、双方の企業が相手...全文を見る
05月10日第164回国会 衆議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第4号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  先ほど来、横田早紀江さんたちの訪米の結果について明らかにされてまいりましたが、私も、この間の一連の動きの中で、拉致問題の一刻も早い解決がいよいよ求められていて、そして、その中で日本政府の役割が極めて重要になってきているということを痛感いた...全文を見る
○笠井委員 続けて、外務省梅田さんに伺っていきたいと思うんですが、拉致問題解決のためには、とりわけ、近隣諸国である中国、韓国などとの連携、理解と協力が不可欠であることは言うまでもありません。累次、質疑もありました。  それで、去る五月一日に訪韓された塩崎副大臣が、潘基文外交通商...全文を見る
○笠井委員 麻生大臣、安倍官房長官に伺いたいと思います。  日朝間の拉致問題などの諸懸案を包括的に解決して国交正常化に進もうという日朝平壌宣言の方向というのは、昨年九月に採択された六者会合での共同声明をもって、日朝二国間の合意にとどまらず、六者会合の合意という国際的な裏づけを得...全文を見る
○笠井委員 終わります。
05月12日第164回国会 衆議院 外務委員会 第14号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  在日米軍再編に係る日米安全保障協議委員会の結果をめぐる問題について幾つか質問したいと思います。  昨日の本会議で小泉総理は、今回の共同発表にある「同盟関係における協力は新たな段階に入る」ということの意味について、再編案を着実に実施するこ...全文を見る
○笠井委員 ラムズフェルド国防長官が、2プラス2の際の共同記者会見の場でこういうふうに述べております。太平洋における安定した持続可能な前方展開の上に築かれる同盟の能力を確保しようとするものだ、そしてさらに、日本の、これは自衛隊における再編を組み入れてきた、それは米軍再編を補完する...全文を見る
○笠井委員 まさにそういう点では、先ほど大臣は、日米は一致しているという話もありましたが、この共同発表文そしてラムズフェルド発言もあるということですが、私は、座間それから横田を、横須賀とあわせて、陸海空のすべてで米軍と自衛隊の司令部が一体化をして、全国の自衛隊基地を米軍も使用でき...全文を見る
○笠井委員 負担軽減の話はもうさんざん議論していますからここでは繰り返しませんが、いざというとき、日本の防衛、これに役立つという話がありました。これは重大な発言だと私は思うんですが、ラムズフェルド国防長官自身が、これは大臣も一緒に並んでおられた共同記者会見で、我々はグアムをこの同...全文を見る
○笠井委員 日米安保では説明できない、こういうものがいろいろあるというのが今度のロードマップの中身だと思うんです。日米安保の大変質だと。だからこそ額賀長官は、九七年のガイドラインにかわる日米安保の新しい目的、理念を考えていく段階にあり、日米同盟関係のあり方について新たな枠組みにつ...全文を見る
○笠井委員 とんでもない話ですよ。ロードマップにやると書いてあるところで、幾つあるかと。文書に書いてあるんですから、そこに書いてあることは何件か言ってください。
○笠井委員 こういうことも説明できないで、丁寧な説明になんてならないんですよ、だって、ロードマップに書いてあるんだから。私、挙げただけだって、あそこを拾うだけで、日本側の負担ということで十六件ですよ。書いてあるんですから。件数ですよ。  普天間それからグアムの問題、横田、座間、...全文を見る
○笠井委員 今後の協議じゃないんですよ、合意してここに書いてあるんだから。そうでしょう。何でそれを答えられないんですか。日本側で十六件、アメリカ側が三件ですよ、ここに書いてある限り。細かく言えば幾つの事由かわからないけれども。アメリカ側と日本でやるものが二つ、二件です。そうでしょ...全文を見る
○笠井委員 書いてある数ぐらい言ったらいいじゃないですか。本当にとんでもない話ですよ。私、この一覧を見ただけで、一応抜き出しただけでも、これだけでも途方もない数字、それからかなりの額になるのは一目瞭然だと思うんですよ。書いてある数も言えないんですから、一体どういうことかと。  ...全文を見る
○笠井委員 これも数が言えないという話ですね。だから、丁寧な説明以前の話だと思うんですよ。  ただ、今、適時適切にと言われました。数が言えないぐらい頻繁にやってきたということだと思うんです。それだけ重大問題だったからだと思うんです。閣僚を含むさまざまなレベルで関係省庁が意見交換...全文を見る
○笠井委員 麻生大臣自身も、関係閣僚ですから、そうした意見交換に、幾度となくか何回かは承知しませんが、加わっておられると思うんですが、その中で、おおよその負担額、規模について数字が一回も出なかったんでしょうか、大臣。
○笠井委員 丁寧な説明と言いながら、どのような形でこれだけの問題を検討してきたかを財務省も言えない、大臣も余り覚えていないという話です。国会にも国民にも途方もない額をひた隠しにして、詳細な積算が固まってから、実はやってみたら三兆円に近かったとか、超えましたとか、だけれども、これは...全文を見る
05月17日第164回国会 衆議院 外務委員会 第15号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  グローバルな経済活動の展開を踏まえて我が国がカナダとの社会保障協定を締結する意義について先ほどから質疑がありましたが、私も、グローバル化の進展と比べますと、ようやく緒についた段階というふうに思います。  外務省からいただきました最新の数...全文を見る
○笠井委員 いずれにしても、個々具体的にかかる問題ですから、これはやはり検討も急いでやっていくということが必要だと思います。  日本とカナダの協力関係の一環として対人地雷禁止条約がありますけれども、これをめぐって、一九九六年のオタワ宣言、それから九七年東京会議の開催を初めとして...全文を見る
○笠井委員 日本が重視している軍縮、環境、人権などの多国間条約の普遍化を図るという上でも、こうした米国の姿勢といいますか、はっきり言って国際ルール無視というか、そういう態度というのはいよいよ看過できないところまで今世界の状況は来ていると思うんです。  そこで大臣に伺いたいんです...全文を見る
○笠井委員 米国に対しても働きかけるということであります。  私は、アメリカの条約締結状況を見ると、やはり多くの問題でやっていないというのがほかの国と比べても目立っているという点では、CTBTについても核兵器廃絶のためにも本当に大事なわけですから、そういうことでさらに強力にやる...全文を見る
○笠井委員 アメリカが方針を変えたということで、ブッシュ政権ということで言われましたけれども、私は、そのことによって日本国内における対応までおくらせてはいけないというふうに思います。そもそも、いかなる理由があろうとも対人地雷は全廃するというのが条約の趣旨であります。  昨年七月...全文を見る
05月18日第164回国会 衆議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第11号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  きょうは、小林参考人、伊藤参考人、本当に貴重な御意見ありがとうございました。いろいろ伺ってきて、小林参考人とも何度かいろいろな機会に御議論させていただく機会がありまして、国民投票法について言えば、この位置づけについても立場、ニュアンスが大...全文を見る
○笠井委員 次に、憲法とはそもそも何か。これは、本当に、国民的にも認識をもっとお互い深めていこうという話もありました。お二人の御見識がそれぞれ強調されたわけですが、憲法というのは、今もありましたが、まさに国家権力を制限して国民一人一人の人権を守っていくためのもので、憲法というのは...全文を見る
○笠井委員 最後になりますけれども、今国民投票法をつくる前提あるいは憲法改正を議論する前提があるのかどうかということについて端的に伺っていきたいと思うんですが、私はこの問題で二つのことを吟味しなきゃいけないと思っているんです。一つは、政府や政党、国会議員の憲法に対する認識の問題で...全文を見る
○笠井委員 今、国民投票法案を国会に提出する動きが強まっていますけれども、今般の教育基本法の改悪とか米軍再編等をめぐる重大な動きの中で、その目的がやはり九条改憲の条件づくりにあるということがいよいよ明らかになっているなと私は思っておりまして、きょうの御意見も伺いながら、私自身とし...全文を見る
05月26日第164回国会 衆議院 外務委員会 第17号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  まず、HNS、油以外の有害危険物質による汚染事件に係る議定書をめぐってでありますけれども、臨海部に都市機能が集中する、中でも例えば東京湾は船舶のふくそう度が世界一とも言われて、貨物取扱量でも全国の一八%、そして船舶入港数でも一七%を占める...全文を見る
○笠井委員 極めて重要な問題でありますので、きちんとした対応をしていただきたいと思います。  委員長、大臣に……。
○笠井委員 麻生大臣、アジア協力対話、ACDの閣僚会議に出席をされて帰国をされたばかりということで、お疲れさまです。  この際、関連して伺っておきたいと思うんですが、今回の会議では、開催国のカタールのカミム首長代理が、アジア大陸を諸国民と諸文明間の協力と理解の生きた模範にしよう...全文を見る
○笠井委員 今大臣が言われたことは私も非常に大事だと思うんです。世界の中でも特にアジアというのは大事な位置を占めている、そしてやはり大きく言えば、紛争についても、戦争じゃなくて平和的な話し合いで解決して、諸問題での協力と対話を促進するということが進んでいる。昨年の東アジア・サミッ...全文を見る
○笠井委員 私は、アジアの大きな流れの中での日米同盟、米軍再編のことを伺ったんですが、アジアの協力対話のようなさまざまな枠組みの中で、例えば日米同盟の役割というのを明文的に書いているものはないと私は思うんですよ、そういういろいろな機構、枠組みで。アジアの平和的な話し合いの流れの中...全文を見る
○笠井委員 ごちゃごちゃ説明して、あれこれ言ったんですけれども、結局、七五%から七四%という話ですよ。  私は、いただいた数字をもとに、不確定だとかいろいろ言われたけれども、計算、防衛庁の数字だと七四・六%が現在で、それが七三・八%ということであります。わずか〇・八%ということ...全文を見る
○笠井委員 終わりますが、今、減るところ、集中しているところ、九百とか八百九十五とかいう数がありますが、これはその地域にとってみれば当たり前です、軽減になるといいというのは。しかし、大臣が強調されたのは、いつも、七五%だ、だからこれを減らすんだということで言われたけれども、実際に...全文を見る
05月29日第164回国会 衆議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第6号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  本日は、中座されたお母様含めて五人の参考人の皆さん、本当にありがとうございました。  先ほど来の貴重なお話を伺いながら、私の父は新潟市の生まれで、祖父母は佐渡の生まれですけれども、三十年近くも一日千秋のお気持ちで頑張ってこられた拉致被害...全文を見る
○笠井委員 ありがとうございました。  崔桂月さんそれから金英子さん御家族の二十八年間は、いろいろな疑いもかけられた中での本当につらい期間だと察します。息子さんが亡くなったこととあきらめて、魂を祭る、引き揚げる祭祀も行う、魂の結婚式も行ったというふうに伺いました。  ところが...全文を見る
○笠井委員 ありがとうございました。  家族の皆さん、本当にお体を大切になさって、そして希望を持って頑張っていただきたいと思います。私たちも全力を挙げたいと思います。  ありがとうございます。
05月31日第164回国会 衆議院 外務委員会 第18号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  昨日、政府は、五月一日の2プラス2で合意した米軍再編に関する最終取りまとめについて、正式な閣議決定として着実に実施していくことを決めました。  この閣議決定を見ますと、第二項では、「米軍の使用する施設・区域が沖縄県に集中し、」ということ...全文を見る
○笠井委員 根本的に違うところは違うんです。  ただ、安全保障体制、日米安保を認める人たちの中でも、これはもう我慢できないという話で、沖合に行ったからといって、岩国は、今度の閣議決定にも、市長がこれじゃだめだと言われているわけです。人口密集地にある厚木や普天間の住民の想像を絶す...全文を見る
○笠井委員 ラムズフェルド長官もそうですし、今回の閣議決定で言っている、あるいは守屋さんの話もそうですが、密集地から田舎に行けば影響が少ないからという話で、そういう発想になっていること自体、私は問題だと思うんですよ。沖合だとかいろいろなことを言われますが、それでもだめだというふう...全文を見る
○笠井委員 歴史上も世界的にも類例がないと言って、政府は予算委員会でも答えられました。そういうことをやる、しかも、法的枠組みで今までできないということで、難しいという議論があってということをわかっていながら、先に合意しちゃっている。後から国会と国民に、日米で合意したので、これは法...全文を見る
○笠井委員 だから、でき上がったら、海兵隊以外は使わないというふうに断言できるかと聞いているんです。
○笠井委員 外務省、どうですか。これは、アメリカについて、米側の費用で負担してつくる施設について、海兵隊以外は使わないと断言できますか。
○笠井委員 先ほど、たまたまほかも使うこともある、そして今、外務省も、断言できない、でき上がってから米軍の運用だと言われました。  ロードマップでは、海兵隊のグアム移転と言いながら、そして、一たんつくったら、これはアメリカがやりたい放題で使うことができるということであります。実...全文を見る
06月01日第164回国会 衆議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第12号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  きょうは、天野参考人、山田参考人、本当に貴重な御意見ありがとうございました。  我が党は、この国民投票法制という問題について言いますと、この法案は、今提出されているわけですが、九条改憲を焦点にしながら具体的に改憲を進めるということと地続...全文を見る
○笠井委員 それぞれ広告の持つ力というか大事さを言われたわけですが、だからこそ公平公正にということを強調されておっしゃっているんだと思うんです。  山田参考人に伺いたいんですが、先ほど御紹介いただいた民放連の放送基準の問題でありますけれども、広告の取り扱いだとか表現の基準など、...全文を見る
○笠井委員 天野参考人ですが、先ほどは要はだれがつくっているか顔が見たいんだということでおっしゃったんですが、そういう点では、参考人御自身が、お金で買えるということで、たくさんお金を用意できる者が圧倒的に優位になると公平性が失われないかという危惧も言われました。山田参考人も、そう...全文を見る
○笠井委員 今、国会に提出されているこの法案をめぐってなんですけれども、先ほど来お話ありましたように、放送メディアにかかわっていえば、一つは政党などによるテレビ、ラジオのCM、これは新聞広告もそうですが、無料で放送できる、掲載できるということがあるわけですが、時間やスペースという...全文を見る
○笠井委員 ありがとうございました。  有料広告の分野についても、例えば今の現実でいえば、財界団体なんかも改憲ということで意見を打ち出されているので、こういうところもそれこそ資金力があるわけで、そういう場合に、放送メディアでもやるようなことがあったり、大きな企業が我が社は改憲に...全文を見る
06月01日第164回国会 衆議院 本会議 第33号
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○笠井亮君 私は、日本共産党を代表して、憲法改正手続法案について、自民、公明の両党並びに民主党、両案の提出者に質問いたします。(拍手)  今回の憲法改正の手続を定める法案の国会提出は、現憲法制定後、初めてのことであります。これは、憲法第九条を変えて、日本を海外で戦争をする国につ...全文を見る
06月02日第164回国会 衆議院 教育基本法に関する特別委員会 第8号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  初めに、小坂文部科学大臣に、現行教育基本法の制定と公布の経過について改めて確認をしておきたいんですが、私も当時の経過をいろいろと調べてみましたが、戦後、一九四六年六月二十七日の衆議院憲法改正委員会で、当時の田中文部大臣の答弁以来、当初から...全文を見る
○笠井委員 それを今なぜ改正しなければいけないかということであります。  安倍官房長官に伺いますが、官房長官、自民党の幹事長代理当時に、昨年の自由新報の一月四日と十一日付ということで、新年合併号でインタビューに答えてこう述べておられます。「日本の連続性、日本が歩んできた道の上に...全文を見る
○笠井委員 あれこれ言われましたが、現行の教育基本法を、占領時代の残滓、残りかすという形で、そういう認識を、今おっしゃったのは政治家個人ということでしょうけれども、官房長官が持っていらっしゃるということ自体が、制定当時の経過から見ても、また世界から見ても通用しない、驚くべき認識だ...全文を見る
○笠井委員 そうすると、教育基本法自体占領下ではあったけれどもいろいろ役立ってきた、しかし時代が変わったからというお話ですが、要するに、幹事長代理のときにおっしゃっていた占領時代の残滓であるというのは、それはやはり違うなということなんですか、それとも残滓と思っていらっしゃるんです...全文を見る
○笠井委員 伺っていると、残滓と言ったことがまずかったみたいで、どうもお認めにならないので、それを変えたということでもないし。でも、やはりそれは否定をされないということになりますと、これは本当に重大だと思うんです。  提言の中でも教育勅語を言われた。しかし、これは、戦後、一九四...全文を見る
○笠井委員 冒頭に重要と考えられる理念、これを盛り込んだものだといって、そこから憲法を取ったというのは大変なことですよ。憲法の理想の実現の規定というのは、教育基本法が準憲法的性格と言われる何よりのゆえんだと思います。  「教育基本法の解説」コンメンタールを見ましても、その最初の...全文を見る
○笠井委員 達成されたわけじゃないと言われました。  ところが、今度の法案では、今、前文で紹介したような憲法がないんですよ、「この理想」というところには。だから、憲法の理想を実現するためという意味じゃないんです、その文章は。だから全然違うんですね。今おっしゃったことから見れば、...全文を見る
○笠井委員 だめです、そういうごまかしは。だって、のっとりという話と憲法の理想を実現するという話は全然違うんです。だから、これを削ったという意味は本当に重大だと私は思います。  さらに法案の前文でいきますと、「真理と平和を希求する人間の育成」ということで、これを「真理と正義を希...全文を見る
○笠井委員 いろんなことを言われましたけれども、要するに、平和を削ったということをちゃんと正面から、なぜ削ったかという、何一つ答えがないんですよ。世界の平和のために貢献するということを言っているからということじゃなくて、もともと現行法は、人間の育成を期する上で、どういう人間の育成...全文を見る
○笠井委員 大事な問題だったら、これは変える必要ないんですよ。  制定時の教育刷新委員会の議事録を私も読みました。務台理作氏がこう言っています。「誤りを二度と繰返さないような保障を感ぜしめるような言葉が、矢張り欲しい。」「憲法に示されたような戦争を放棄し、人類の平和を求めるとい...全文を見る
○笠井委員 いろいろな問題があるんですが、例えばこういう問題ということで、ちょっと委員の皆さんにもお考えいただきたいと思うんです。  国語のテストの中で、中学校二年生の問題でありますけれども、八の二というところなんですけれども、委員の皆さんにちょっと資料が準備できなくて申しわけ...全文を見る
○笠井委員 大臣がおっしゃったように、これは難しいんですよね。アの学校の電話番号以外は正解ということなんだそうです。これは正式にこの解答が都の教育委員会からありまして。  しかし、学校の電話番号について文章を書いたら間違いか。それから、部活動と授業の両方について書きたいと思って...全文を見る
○笠井委員 役立っているという問題も指摘されながら、順位づけは問題だとおっしゃいましたが、私は東京の現実というのは非常に深刻なことになっていると思うんです。  学校では、テストの前にプレテスト、それからプレプレテストというのがあるところもありますし、学力テストの学年になると補習...全文を見る
○笠井委員 理解いただくというのは、そういう努力するという話はありましたが、最終的判断は自治体でもちろんできるわけですね。これは学テの判決の関係もありますから。そこのところ、どうですか。
○笠井委員 勝ち組や負け組というふうなことがあおられて、やはりそういう政治がやられる中で、結局、こういうテストを全国的にやったら、順位づけけしからぬといったって、そういうふうになっていくわけです。そして、こういう基本計画ということでやる中で、結局全国で押しつけていくことになる。十...全文を見る
06月06日第164回国会 衆議院 教育基本法に関する特別委員会 第10号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  教育の憲法とも言われる教育基本法ということで、きょうは、田村参考人、梶田参考人、西澤参考人、そして渡久山参考人、本当にさまざまな角度からありがとうございました。  幾つか伺いたいと思います。  今ちょうど渡久山参考人からお答えがあった...全文を見る
○笠井委員 そういう変化のある問題については、大いにまた専門家の話ということで、中教審でも審議をしてということがあってもしかるべきかなと私は思います。  続いて、梶田参考人に伺いたいと思います。  先ほど、冒頭の陳述の中で、政府案について二点ということで御指摘があって、回りく...全文を見る
○笠井委員 渡久山参考人に伺いますが、政府案について見ますと、教育の目標として、国を愛する態度を初めとして二十の徳目を挙げて、その目標を学校や教職員、そして子供たちに義務づけるというふうにしているということでありまして、当委員会でも大きな議論の一つになってきたわけです。  先ほ...全文を見る
○笠井委員 引き続き渡久山参考人に伺いたいんですが、現行の教育基本法は、六条で、学校の教員は全体の奉仕者として国民全体に責任を負って教育の仕事に携わるということを原則としてきたと思うんですが、今度の政府案には全体の奉仕者という規定はなくなって削除されているわけですが、この点につい...全文を見る
○笠井委員 続けてになりますけれども、教員について、政府案、民主党案の双方に養成と研修の充実ということが掲げられております。しかし、実態としますと、教員の皆さんは研修の時間もなかなかとれないほど多忙だということが現実ではないかというふうに思うんですが、教員の方々の置かれている現状...全文を見る
○笠井委員 では、最後にもう一問、渡久山参考人、続けてであれですが。  今度の法案の中で、教育振興基本計画ということがありまして、それのトップで、今度、これからの具体化ということでしょうが、全国一斉学力テストという問題を掲げて、政府は来年度からこれを実施すると、総理もこの間答弁...全文を見る
○笠井委員 ありがとうございました。  終わります。
06月07日第164回国会 衆議院 外務委員会 第20号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  きょうは核兵器をめぐる問題について質問したいと思います。  今日、北朝鮮、イランを初めとして、核開発問題ということについては、それぞれの地域の情勢を厳しい緊張にさらす行動をとらずに、いかに平和的、外交的に解決できるかどうかが国際社会にと...全文を見る
○笠井委員 昨年の被爆六十年の状況、それから、とりわけ、五月にはNPTの運用検討会議が行われました。秋には国連加盟国の首脳会議があり、それから、国連総会ということで結果も出た。そういうことも踏まえて、二〇一〇年に開かれる次の運用検討会議に向けても、日本の役割、いよいよ重要になって...全文を見る
○笠井委員 英語版というか、その中身でやはり被爆の実相とかそういう問題を大いにきちっと盛り込むということで検討をいただきたいということなんですが、いかがですか。あるいは別途独自に被爆のパンフレットです。
○笠井委員 同じ思いでということで心強いわけですけれども、被爆展については、原爆展は共産党が独自に支援というよりも、大いにやはり広範な人々が支援して応援しているということで、今、ようやくこぎつけたということだと思うんですが、大事なことだと思うんです。  この際、私、一言だけ申し...全文を見る
○笠井委員 最後に一言大臣に、よく二律背反ということを大臣は言われますが、今の塩崎副大臣のお話でもそうですし、外務省のこの本とかパンフレットを見ても、一方では、唯一の被爆国として核兵器廃絶を求めるということですが、他方では、アメリカの核抑止力に依存するということをとられるわけです...全文を見る
○笠井委員 終わりますが、米軍再編もそうですが、まさに抑止力、核抑止力に依存しながら再編も進めていくということが2プラス2でも書いてあるわけです。そういう形である限り、やはりこの核兵器問題でも打開の道が見えないだろう。はっきり言って、日本がそういう意味で、確固として、アメリカに対...全文を見る
06月08日第164回国会 衆議院 教育基本法に関する特別委員会 第12号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  政府の法改定案の第二条をめぐって議論になっている内心の自由にかかわる問題で、幾つか質問したいと思います。  私自身、参議院議員時代に国旗・国歌法の特別委員会の理事としてやっておりまして、質問したときのことを思い起こすんですが、当時の小渕...全文を見る
○笠井委員 今答弁がありましたけれども、そうすると、さらに確認したいんですが、教員が注意の措置を受けることで生徒が先生のためにやむを得ず起立斉唱をせざるを得ないということを、生徒自身が思想統制というふうにまで受けとめていることを、大臣としてはそのことをどういうふうに思われますでし...全文を見る
○笠井委員 指導の範囲とかそっちのことを聞いているんじゃないんです。高校生自身がそういうふうに受けとめているという問題を私は聞いているんですね。  それで、国旗・国歌法審議のときに当時の有馬文部大臣も答弁しましたが、高等学校といいますと、やはり自我が発達してくる、そして社会性が...全文を見る
○笠井委員 教員がきっとそうであろうと推測してなんという話をしたらとんでもないですよ、大臣。今、この処分の理由、さっき言いましたけれども、促す指導をしたとかというのは一切ないんですよ。結果として斉唱時にほとんどの生徒が立たなかったということをもって、それだけで注意を受けているわけ...全文を見る
○笠井委員 大臣は、現場の指導について最初から疑ってかかっていらっしゃる。一番最初に内心の自由があるから歌ってもいい、歌わなくてもいいと言って、こういうふうに言ってこの処分が、この注意があったというふうに、御存じなんですか。最初から疑ってかかっていますね。学習指導要領にある、そし...全文を見る
○笠井委員 こんなに大事な問題を想像とか感覚で言ってもらいたくないですね。教員の態度を最初から疑ってかかっていらっしゃる。私は、そういう形では、文部科学大臣としては本当に責任を果たせないと思います。  安倍官房長官に伺いたいと思いますが、確認いたしたいと思います。  国旗・国...全文を見る
○笠井委員 今の質問に答えていないです。官房長官がそういうふうに言ったかどうか、確認してください。
○笠井委員 では、法律をつくったときに政府が国会答弁したことを教師がそのまま、人それぞれの考え方があるわけで、それぞれ、人によって、式典等において、起立する自由もあれば、また起立しない自由もある、斉唱する自由もあれば斉唱しない自由もあると生徒に対して伝えたら、これはいけないんです...全文を見る
○笠井委員 国会答弁のとおりに伝えたらいけないのかどうか、そのことを端的にお答えください。
○笠井委員 国会答弁で言ったこと自身を言っちゃいけないということになったら大変ですよ。国会での答弁が踏みにじられている、我々の国会審議は何だったのかということになります。法律をつくったときの国会答弁を学校で教師が伝えたら、それが厳重注意を受ける、およそ法治国家と言えないと思います...全文を見る
06月12日第164回国会 衆議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第7号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。日本共産党を代表して、本法案に対する反対の意見表明を行います。  我が党が反対する最大の理由は、本法案が、我が国の主権を侵害した国際的犯罪行為である拉致問題と、北朝鮮の国内の人権侵害問題を同列に置いていることであります。特に、基本的には北朝鮮...全文を見る
06月15日第164回国会 衆議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第13号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  いよいよ今国会も会期末を迎えることになりました。こうしたときに、審議未了になることが明らかな法案をめぐる議論をこういう形で開始すること自体が異例であることをまず指摘しなければなりません。しかも、去る六月一日の本会議において、自民、公明両党...全文を見る
07月10日第164回国会 衆議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第9号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  るるありましたけれども、北朝鮮による拉致問題とともに、今、ミサイル発射問題がまさに重大な局面であります。我が党も、直ちに志位委員長談話を発表しまして、国際ルールと国際的取り決めを無視した北朝鮮によるミサイル発射に厳しく抗議いたしました。 ...全文を見る
○笠井委員 まさに、今長官言われたとおり、北朝鮮がこういう態度を続けるなら、一層の国際的孤立を深めるだけだ、深めざるを得ないことは明らかだと思います。  今回の北朝鮮の行為について、周辺諸国も事前通告がなかった問題を厳しく批判しております。北朝鮮側は、この批判を言語道断と切って...全文を見る
○笠井委員 今ありましたけれども、北朝鮮の態度というのは、まさにみずからが加わっている国際ルールをも無視する行為にほかならないと思うんです。  そもそも北朝鮮は、日朝平壌宣言やそれに先立つ二〇〇〇年の米朝共同コミュニケでミサイル発射の凍結を約束しておりました。それを主権国家とし...全文を見る
○笠井委員 終わります。
08月02日第164回国会 衆議院 外務委員会 第22号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。北朝鮮によるミサイル発射問題と我が国の対応について質問いたします。  我が党は、今回の北朝鮮の行為が、国際ルールを破る無法行為であり、日朝平壌宣言など国際的取り決めにも違反すると厳しく批判してまいりました。そして、北朝鮮がミサイル発射を中止し...全文を見る
○笠井委員 全会一致ということでメッセージを出したということでありますが、これに対して、ARFの問題もそうですが、いずれも北朝鮮側は拒否するという対応をとって発言し、誠実な対応はしていない、瀬戸際外交、武力の威嚇で要求を通そうとする態度でありますけれども、そんなことは通用しない。...全文を見る
○笠井委員 安保理の協議の過程で、当初は第七章の問題で言及すると言われましたが、それにかわって、事態の平和的、外交的解決、そして、対話による平和的、包括的解決が前文に明記されるなど、粘り強い努力の中で全会一致の決議が採択された。大臣も直後に拘束力のある強い決議だ、より強いメッセー...全文を見る
○笠井委員 私も当時のことを調べてみまして、五六年に鳩山答弁というのがあって、その後、五九年には、仮定の事態を想定して、平生から他国を攻撃する、脅威を与えるような兵器を持つことは憲法の趣旨とはしていないという立場を表明して、敵基地を攻撃できる武器を保有してこなかったという経過があ...全文を見る
10月10日第165回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  安倍総理に質問いたします。  まず、北朝鮮政府が昨日九日、核実験を強行したという問題であります。  我が党は、かねてから北朝鮮が核実験を実施しないように強く要求してまいりましたが、今回の暴挙に対して、我が党の志位委員長は直ちに抗議の談...全文を見る
○笠井委員 総理は、関係諸国、とりわけ中国、韓国とも緊密に連携していくということを改めて述べられましたが、この問題は、北朝鮮に対する日本独自の措置に当たっても、やはり国際協調といいますか、可能な限り足並みそろえていく、そういう立場が重要だということだと思うんです。  日本独自の...全文を見る
○笠井委員 今回の事態を受けて国連の安全保障理事会が開かれましたけれども、私、今最も重要なことは、国際社会が一致協力して対応することであって、北朝鮮政府に核兵器及び核兵器開発計画を放棄させて、即時無条件に六カ国協議に復帰させる、そして一連の問題を平和的、外交的に解決することだとい...全文を見る
○笠井委員 一たん軍事的衝突、エスカレートして衝突するということになりますと、これは最悪の事態になる、そこはやはり国民も、それから周辺諸国もみんなが憂慮しているということだと思うんです。だから私も、今、総理言われましたけれども、何より関係諸国、国際社会がやはり一致をするということ...全文を見る
○笠井委員 被爆国としてということで、本当に許せないという問題とあわせて、国際社会が連携してこの問題に当たっていくということでその決意があったと思うんですが、一点だけ。  総理が核兵器廃絶については究極的に目指していくというお話があったのですが、これは国連においても、究極という...全文を見る
○笠井委員 いずれにしても、核兵器による悲劇を絶対に繰り返させない、本当に重い課題が現実に今あるんだと思うんです。そのためにも、外交の力、そして国際社会の一致協力した努力が必要不可欠だということを重ねて強調したいと思います。  次に、今回の日中、日韓の首脳会談をめぐって幾つか伺...全文を見る
○笠井委員 両国の友好関係、日中で本格的に発展させる上では、日中も日韓もそうですが、我が党は、やはり歴史問題での障害が取り除かれて、その基本点での解決が図られることが欠かせないというふうに主張してまいりました。  それで、今回の中国、韓国での首脳会談のやりとりの紹介は、先ほど来...全文を見る
○笠井委員 今、紹介がありました。適切に処理するという合意、そして適切に対応するという総理の表明がありましたが、その合意と表明のこれからにまさにアジアと世界の諸国民も日本国民も注目しているということを申し上げたいと思います。  その点でさらに伺いたいんですが、今回、日中双方が歴...全文を見る
○笠井委員 両国間で歴史の共同研究をやる、そしてそのことを政府間で合意したというところに、私はみそがあるんだというふうに思っております。まさにその点が大事だということだと思うんです。  私、先月、我が党の志位委員長の訪韓に同行しまして、日本が過去に犯した誤りに正面から向き合って...全文を見る
10月18日第165回国会 衆議院 外務委員会 第1号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  北朝鮮の核実験に対する国連安保理決議と日本の対応の問題について質問いたします。  私、先週の予算委員会でも安倍総理にこの問題を質問したときに、我が党は北朝鮮の核実験の暴挙に厳しく抗議するとともに、国際社会が一致協力をして、そして平和的、...全文を見る
○笠井委員 そうした北朝鮮に対する強い政治的なプレッシャーということでありましたが、実際、この決議の中では第八項の中で具体的に決定された経済制裁の内容がありますが、経済的なと言うとあれですが、重みといいますか、北朝鮮に対して、北朝鮮以外の百九十一カ国の国連加盟国がとっていく措置と...全文を見る
○笠井委員 それこそ、そういう決議を国際社会が一致協力して、非軍事的なものに限定する立場に立っている、今回の制裁措置を国際的に協調して行おうということが大事だということだと思うんです。  この点で、今度の安保理決議の第十三項というのがあるんですが、そこで、国連加盟国、とりわけ六...全文を見る
○笠井委員 今大臣が言われましたこの十三項をあえて盛り込んだのは、緊張を激化させる可能性がある行動をとるということになると、軍事的対応はエスカレーションを呼んで相手の暴発を招きかねない、最悪の事態になっちゃいけないんだ、そこを慎んで慎重にやるんだという趣旨で、そうしないと、せっか...全文を見る
○笠井委員 最後に一言ですが、議論もだめ、検討もだめというようなことでという話になりますと、これは国際社会に誤ったメッセージを出しますよ。やはり、国連で核兵器廃絶決議を提案されているけれども、今度賛成を得られなくなるかもしれない、そういう問題につながる、大義を失う問題だということ...全文を見る
10月19日第165回国会 衆議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第2号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  中山団長を初め調査議員団、同行の皆さん、そして関係者の方々には大変にお世話になりました。ありがとうございました。  私は、日程の都合でポーランドとイタリアの調査に参加しました。感想を三点述べたいと思います。  第一に、憲法の基本原則と...全文を見る
10月25日第165回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○笠井委員 今、前回の委員会にかかわって、私の質問、大臣の答弁にもかかわってのやりとりがありました。政府の要人たる外務大臣が、これは言論の自由の世界と全く違う話でありまして、日本政府としての立場をきちっと表明し、世界に対しても発信するという立場ですから、やはり絶対にああいう発言が...全文を見る
○笠井委員 外務省、JICAそしてJBICが去る六月十二日に発表した、新JICAの制度設計のポイントというペーパーがございます。その中で、統合の原則の一つとして、三つの援助手法の有機的な連携の重視ということを挙げております。  外務省のODAの総合戦略会議などにおいても議論をさ...全文を見る
○笠井委員 その辺がなかなか課題としては難しいところだと思います。  次に、JICAに対する指導監督強化の問題について私は伺いたいと思うんですが、私、参議院の時代にもODAのあり方についてはさまざまな議論にかかわってまいりましたけれども、その中でも、例えばODAの事業は海外で実...全文を見る
○笠井委員 今、JICAとJBICがどういうふうにやっているかということで話があったわけですけれども、そのほかでもかなりというのが、これは重大だと思うんです。  そこで大臣、会計検査院の報告書でいいますと、同時に、外務省においてもJICA等に対して指導監督等を十分に行う必要があ...全文を見る
○笠井委員 そういう問題は非常に重要だと思うんです。  そして、一元化した後のJICAというのは、巨大なODAの実施業務を一手に引き受けるということで、やはりそれだけ責任も重くなるということでありますので、その機関が従来のさまざまな問題点も是正しながら本当に適正にやるかどうかと...全文を見る
○笠井委員 一応国際公約って、これはもう本当に国際公約なんで、一応じゃなくて、これはしっかりやっていかなきゃいけない。そして、点検と改善と言われましたが、人道援助のところがやはり少ないんですね。経済インフラの点、大企業との関係とか、あるいは私、軍事費という問題も、世界的にも減らし...全文を見る
10月26日第165回国会 衆議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第3号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  憲法改正手続法案について質問いたします。  今回の憲法改正の手続を定める法案の国会提出は、現行憲法制定後初めてのことであります。これは、憲法九条を変えて日本を海外で戦争をする国につくりかえる、改憲の動きをさらに一歩を進める、極めて重大な...全文を見る
○笠井委員 答弁になっていないですよ。護憲のための手続法って、あなた方が出しているのは日本国憲法改正手続のための、変える手続のための法律案ですよね。タブー視と言いますけれども、国民の中で、さっきも言いました、そんな世論はないじゃないですか。大体、戦後のほとんどの時期、政権与党であ...全文を見る
○笠井委員 今、流れとして、議員の中での議論でそういう改憲の動きとリンクしているということはあるんだと、その上でというお話をされました。さきの本会議でも、枝野議員が、そういう意味では改憲の議論が一方である、実際に案も出ている中でタイミングとしては今ぎりぎりだということで、そういう...全文を見る
○笠井委員 ところが、実際に提案されている法案というのを拝見すると、その一番肝心な国民の意思を冷静かつ客観的に反映する仕組みには、私、およそなっていないというふうに言えると思うんです。  日本共産党は九条改憲のための手続法をつくること自体に反対でありますが、両法案の内容について...全文を見る
○笠井委員 いろいろ今説明がありましたけれども、私、この国民の過半数というのは非常に大事な問題だと思います。言うまでもありません。  それで、例えばこの与党案でいきますと、仮に改憲の国民投票の投票率が有権者の五割、五〇%あった場合に、無効票というのが除かれるわけですけれども、こ...全文を見る
○笠井委員 議論してとかいろいろ言われましたが、結局は、この仕組みというのは有権者の二割台の賛成で改憲案が承認され得る、そういう制度であることは否定できないわけですよね。国民の主権の具体化と言いながら、国民投票に参加する国民が少なくてもいいということになりますと、本気で国民主権を...全文を見る
○笠井委員 広報協議会の構成については所属議員数を基本にという話でしたが、結局は三分の二の賛成でやるわけですから、圧倒的多数をとにかく改憲賛成の議員が占めて広報協議会をつくると。  そして、今パンフレットについても、中立の改正案が三分の一、そして三分の一は賛成意見、反対意見は三...全文を見る
○笠井委員 諸外国をいろいろ私も一緒に見てきました。悪いものに倣う必要はないんですよ。公正中立と言うんだったら、本当に国民の意思をどう酌み尽くすかというのが当然必要なわけで、ちょっと配慮するとかという話じゃないんです。そういう話じゃないということを言いたいというふうに思いますし、...全文を見る
○笠井委員 はい、終わります。  何の担保もなければ萎縮効果を生んじゃうんです。やはりそういうことを通じて戦争をする国にしちゃいけない、憲法九条は国際公約ですから。九条の会、五千を超えて、本当に全国で守ろうという運動が広がっているんです。やはり改めてこの法案の撤回を求めて、質問...全文を見る
10月27日第165回国会 衆議院 外務委員会 第3号
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○笠井委員 大臣の答弁はおとといでしたけれども。  日本共産党の笠井亮です。日本政府と麻生外務大臣の核兵器廃絶に向けた立場について質問したいと思います。  まず初めに、現在開催中の第六十一回国連総会において、核兵器関連の決議案がさまざま出ておりました。非同盟諸国提案のもの、そ...全文を見る
○笠井委員 決議の中では、ことし新たに北朝鮮の核実験を非難するという言及もあったというふうに、私、承知しております。  広島、長崎の被爆から六十一年ということでありまして、ことしの広島平和宣言、長崎平和宣言も含めて、被爆者と被爆国民の思いというのは、非常に核兵器廃絶が強い。まし...全文を見る
○笠井委員 反対したアメリカ、北朝鮮など三カ国という問題、向こうの問題があると思うんです。それから、棄権した中にも、日本決議案には私もいろいろ問題点は感じておりますが、いずれにしても、被爆国日本の役割が極めて重要だと、今大臣もそういう認識に立っているということでありました。  ...全文を見る
○笠井委員 大臣、いろいろな言い方をされるんですが、そもそもの発端のとき以来、とにかく場面場面では、だんだん隣がみんな持つときに、日本だけが何も検討もされていないというのはいかがなものか、持つか持たないかを議論した上で持たないということも一つの選択肢だと。隣が持つということになっ...全文を見る
○笠井委員 百年先の話をしているわけじゃないのですが、いずれにしても、日本は被爆国です。原爆の被害を大臣も強調されていますが、だれよりも知っているというふうな国であります。核兵器の危険性についてだれよりも知っている、知らなければいけないという国であり、その政府だということでありま...全文を見る
○笠井委員 日本政府としての責任と自覚というのを本当に持つべきだ。国連で提案しているわけです。そして、これから総会を迎える。でも、その日本では、閣僚の中からも議論したらいい、検討したらいいという話になったときに、こんな政府、信頼を得られませんよ。  この一連の発言をめぐって、久...全文を見る
○笠井委員 終わりますけれども、私、大きな声を出さなきゃ大臣の耳に届かないかなと思ってやっているわけですけれども、私は、やはりそういう点では、アメリカに大体反対されたこと自体が重要な点だと思って、またこれは議論したいですが、本当にそういう立場に立つなら発言は撤回すべきだということ...全文を見る
11月01日第165回国会 衆議院 外務委員会 第4号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  本題に入ります前に、中国政府が六カ国協議が近く再開されると発表したことについて、我が党の志位委員長は昨日談話を発表いたしました。今回の合意は、国連安保理決議が全会一致で求めた六カ国協議への北朝鮮の即時無条件復帰と、平和的、外交的努力による...全文を見る
○笠井委員 世界のいろいろな動きも言われました。東ヨーロッパの共産党とうちは違ういろいろな問題がありまして、そこをまた一緒にしてもらっても困るので、あえてそういうことを言わなくていいんですが。  今、大臣言われましたが、EPAにしろFTAにしろ、もともと政治経済制度や発展段階が...全文を見る
○笠井委員 そこで、本協定がこれまでの経済連携協定と大きく違う点というのは、先ほど来ありますが、人の移動ということであります。日本・フィリピン協定が、看護師、介護福祉士の研修生について、それぞれ二年間で四百人、六百人という受け入れ枠を設けている。  これは厚生労働省に確認ですが...全文を見る
○笠井委員 どちらから言い始めた問題ですか、提起は。
○笠井委員 我が国における看護師、介護福祉士、介護職員などの医療福祉分野の労働者は、先ほどもありましたが、長時間過密労働による健康破壊とか低賃金などの深刻な労働環境となっていて、離職者の発生がさらなる人手不足に拍車をかける悪循環に陥っている。そういう現状の中で、フィリピン人の看護...全文を見る
○笠井委員 いや、だから、当面、現在以上に拡大する予定はないというのは、当面というのはいつごろまでのことなのか、あるいは見直しということがあればいつなのか、それから、場合によっては縮小することも当然あり得るということなのか、その点です。
○笠井委員 欧米の例でいくと、やはり現実にその国にとって深刻な事態があるというのは承知していますので、くれぐれもそうならないようにしなきゃいけないという問題だと思うんです。  とりわけ医療、介護の現場では、患者や利用者にとって、やはり安心、安全のサービスということが何より大事な...全文を見る
○笠井委員 今ありましたけれども、これは体制的にも、受け入れのところの体制としても、それから本人にとってもなかなかこれは大変な話だな、容易ではないということが今御説明の中でもあったと思うんです。ここは本当にきっちりやらないと、こういう形でやるとなったときに、大変な結果になったとき...全文を見る
○笠井委員 研修に名をかりて低賃金で働かせるとかいうことで、悪用されることがあってはならない。それから、医療団体や専門家の一部から、こういう研修生を、要するに帰国前提で、三年間でも結局取れないだろうということで、結局はその制度を使いながら、使い回していくという制度上の可能性がある...全文を見る
○笠井委員 終わりますけれども、そういう事態が今回の日本・フィリピンのEPAによってまた引き起こされてはならない、これがそういう場になったら絶対いけないと思うんですよね。このことを強く指摘して、きょうの質問は終わります。
11月02日第165回国会 衆議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第4号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  私も午前中の小委員会に参加をいたしましたので、三点、補足的に発言をしたいと思います。  まず第一は、やりとりの中で、今回の手続法案をめぐって参考人の方々が見えて、そしてそれに意見を言わなければならない動機ということで、特に日弁連や自治労...全文を見る
○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  幾つか質問したいと思いますが、まず、先ほども船田委員から、午前中の議論も踏まえて、改憲議論が高まっていくと手続法も有利な方向にという話になるので、静かに共通のルールをつくるのは今が適切ではないかというお話がありました。  私は、安倍総理...全文を見る
○笠井委員 今御答弁ありまして、総理の見識だと船田さんは言われましたが、私は総理の不見識だと思っておりまして、むしろ、こちらが合わせてくっつけているんじゃなくて、合わせてくっつけられているのは総理・総裁であって、信用してと言われても、これはちょっとそうはいかないという話じゃないか...全文を見る
○笠井委員 今の答弁を伺っても、何の限定にもならないというふうに思うんですよ。それで、一たんつくられたらやはりひとり歩きするわけで、しかも捜査当局による濫用の例というのは枚挙にいとまがありません。まさに何の担保もないということだと思うんです。  もう一点、今言われた教育者のこと...全文を見る
○笠井委員 だけれども、保護者の中でそう受けとめて警察に通報するわけですね。そうすると、そのシチュエーションということがまたいろいろ問題になってくると思いますが、やはりその場面、場面というのは非常に微妙な問題があります。  意見表明、単純にそういうつもりだったかもしれないし、だ...全文を見る
○笠井委員 今、そういうのがいっぱい出てくる、選挙でもそうだと言われました。それで、そんなことで一々警察が動けるはずがないんだと言われましたが、それだったら、こういう規制は要らないじゃないですかということになりますよね。結局、残るのは萎縮効果ですよということになってしまうと、私は...全文を見る
○笠井委員 組織的多人数買収と利害誘導罪について与党提出者に伺いたいと思うんですが、地位利用もそうなんですが、国民投票運動は原則自由だといいながら、買収罪など罰則を科してまで運動を規制しているということなんですけれども、原則自由と罰則というのはどういうふうに両立するんでしょうか。
○笠井委員 終わりますが、極めて悪質、最低限ということですが、私が伺っている限りでは、やはり、国民の運動を規制するというところに立法思想があるんだなというふうに受けとめざるを得ないということを申し上げて、質問を終わります。
11月02日第165回国会 衆議院 日本国憲法に関する調査特別委員会日本国憲法の改正手続に関する法律案等審査小委員会 第1号
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○笠井小委員 日本共産党の笠井亮です。  きょうは、お忙しい中、各参考人の皆さん、ありがとうございました。大変貴重な御意見をいただきました。  私も今やりとりを伺いながら、先ほど船田委員と日弁連の御意見というか立場との関連で、船田委員が改正の議論が高まっていくと有利な方向に持...全文を見る
○笠井小委員 若干のことで申し上げたいと思うんですが、一つは、先ほど愛知委員が言われた御意見とのかかわりで、きょうの質疑、参考人の方からも伺いながら、私は福井参考人が国民の間で盛り上がってから改正するのが筋だというふうにおっしゃったことが非常に大事な点なのかなというふうに受けとめ...全文を見る
○笠井小委員 国民投票とはどういうことであるか、勧誘という問題で御質問したんですけれども。  先ほど御質問したのは、国民投票というのはやったことがないことであって、あらゆる場面で国民が意見表明して、議論して、そしてやるということに、いつかは別として、なるのではないか。日本ではや...全文を見る
○笠井小委員 この法案にもありますけれども、勧誘することが運動になるというふうに書いてあるわけですけれども。つまり、意見表明して自由に議論することと勧誘というのは、なかなかこの境目は難しいだろうと。受けとめる側もありますし。つまり、国民投票運動というのはどういうものとして考えてい...全文を見る
○笠井小委員 先ほどの六月一日の本会議の与党の答弁との関係で、地位利用ということについて、そのときに与党の提出者が許可、認可の権限を有する公務員が関係者に対してその権限に基づいて影響力を利用する行為だというふうに答弁しているのですけれども、この法案自身では地位利用という言葉しかな...全文を見る
11月07日第165回国会 衆議院 日本国憲法に関する調査特別委員会日本国憲法の改正手続に関する法律案等審査小委員会 第2号
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○笠井小委員 今、CMの問題がありましたので、関連して幾つか伺いたいと思うんですが、政党等による無料のCM、それから新聞広告の利用の問題です。  先ほど民放連の参考人の渡辺さんからも御意見があったように、私、伺っていて、賛否のバランス、そして特に政治的公平性という問題と多角的論...全文を見る
○笠井小委員 きょうは、改めて参考人の皆さん、本当にありがとうございました。  二点だけ端的に伺いたいんです。  一つは、今も広報活動、CMのことがありましたけれども、先ほど山田健太参考人も資金量の多寡でという話に対しては工夫のしどころだというふうに言われたんですが、当然、政...全文を見る
11月08日第165回国会 衆議院 外務委員会 第5号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  EPAによる経済連携というのは、前回の委員会でも議論がありましたように、地域的な協力の利点を生かしてそれぞれの利益を増進しようというものでありますが、その促進に関しては、対象とされる農産品の競合による農家の経営の不安とか、さらには日比のE...全文を見る
○笠井委員 大臣、どうぞ。
○笠井委員 今不安感については丁寧に説明ということもありましたが、国民の意識、現状との関係では、やはり具体的かつ慎重な検討と対応が必要だということだと思います。  そこで、まず、日本とメキシコのEPAの議定書に関して伺っておきたいと思います。  ジェトロが日本メキシコEPA発...全文を見る
○笠井委員 今いろいろありましたが、日本を直接の仕向け地とした輸入量というのは、重量ベースで私も計算してみましたが、オレンジジュースでいうと前年比で八八・八%、グレープフルーツジュースでは二二五・九%増、いろいろな条件があったというお話もありましたが、牛肉の場合は、BSEのことが...全文を見る
○笠井委員 今答弁ありました、重視している、そして振興のために努力しているという話ですが、まさにパイナップルというのは、本土の消費者にとっても魅力的な農産物として注目をされているし、沖縄の観光産業の発展の上でも、政府の適切な支援策がとられれば前進するという可能性を持っていると思う...全文を見る
○笠井委員 予算措置といっても、前回もありましたが、人的な措置ということで十分かというとこれははるかに及ばないという問題があります。  そして、労働法上という点ですが、これも前回も触れましたけれども、外国人研修制度のもとにある実習生の現状で見れば、例えば、現に労基法違反とか賃金...全文を見る
○笠井委員 前回もあったんですが、私は、そういう意味では、新たに受け入れるという点でいうと、やはり特別の措置というのが考えられなければいけないと思うんですが、そういうものが今の御答弁では聞こえてこない。そして、日本人でさえ、労働問題でいうと、偽装請負などの問題が大きな問題になって...全文を見る
○笠井委員 終わりますが、過去になかなか例がない、一方で、促進という面となかなか難しい問題への対応ということでの現実があるということであります。  我が党は、早い機会に我が国としてのどのような基本的見地で二国間経済協定に臨むべきかの見解を明らかにするということで我が党としても検...全文を見る
11月09日第165回国会 衆議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第5号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  十一月七日、一昨日の小委員会の補足的発言として、二点にわたって感想を述べたいと思います。  第一は、改憲案の国民に対する周知広報は、賛成意見、反対意見が公平、平等に扱われるべきだという原則が参考人から共通して述べられたことであります。そ...全文を見る
○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  先ほど自民党の早川委員からの御意見がありましたけれども、我が党は、国民の代表として選ばれている国会議員だからこそ、委員会、小委員会の設置には反対をいたしましたが、設置された以上はそこに堂々と出席して、このように出て、国民の立場から発言、質...全文を見る
○笠井委員 今、原理的なこととしてはという、国会の、発議する側がやるということについて、賛成を求める機関であるということについては枝野委員も言われたと思うんです。私は、多数会派、少数会派とか、いろいろ意見が中にあるということではなくて、やはり九十六条の理解にかかわる根本的な問題に...全文を見る
○笠井委員 今お二人から答弁があったわけですけれども、いずれにしても、私ももとの話に戻ってくると思うんですが、やはり国会というのは国民投票において国民に改憲案の賛成を求める機関になるわけでありまして、そういう中で、発議した後は国民が賛成か賛成でないかの意思を問われて、そこで国民投...全文を見る
○笠井委員 先ほどの、発議時点での国民の民意の反映という意味からだという比率の問題については、本会議では民主党の御答弁でもされていたというふうに私は承知しているんですが、それは撤回するというお話だったので、それは結構です。  これは、やはり憲法九十六条の基本的な理解にかかわる問...全文を見る
11月10日第165回国会 衆議院 教育基本法に関する特別委員会 第10号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  当委員会における前国会の教育基本法改定法案の審議の中で、私も何度か質問に立ちました。与党は早期採決を主張しているようでありますが、言語道断であります。  今、重大なことは、政府、文部科学省に、教育基本法という教育の根本法の改定法案提出者...全文を見る
○笠井委員 大臣、そこが問題なんですよ。事前になかったというのは、国民の側からは教育基本法の改正は必要ない、それをしてもらわなきゃ困るという意見がなかった。それを見て文部科学省の側が、これじゃ困ると思って、お願いします、だれか言ってくださいと。そして、質問項目案を出した。(発言す...全文を見る
○笠井委員 よそごとじゃないんですよ。文部科学省は、これじゃ困ると思ってお願いしたわけですからね。内閣府主体という話じゃないんです。もともと主導してきた。八戸だって、先ほど言いました、文部科学省から内閣府に依頼をして、教育問題タウンミーティングをやってくれと言われたわけでしょう。...全文を見る
○笠井委員 今、大臣官房の総務課の担当者ということでありました。  今私が聞いたのは、依頼したのはだれかと。そもそも開催依頼です。だれが連絡をとってやってきたのか、それについてはどうでしょう。
○笠井委員 文部省のだれがと聞いているんです。
○笠井委員 局のどなたがされましたか。
○笠井委員 では、役職を言ってください。
○笠井委員 まさに主導して開催をお願いしたんです、大臣。  では、内閣府に伺いますが、その依頼を受けたのはどなたが受けられたんでしょうか。
○笠井委員 その担当主査は、報道されているような文部科学省からの出向者でしょうか。
○笠井委員 それでは、内閣府に伺いますが、六月に依頼を受けて、「文部科学省に、公表資料の開催趣旨文の作成を依頼。」というふうに今回の報告書にありますけれども、文部科学省のどなたに作成を依頼しましたでしょうか。
○笠井委員 八月二十二日に、内閣府は、発言希望者の「発言趣旨を、参考として文部科学省に提供。」とありますけれども、文部科学省のどなたに提供したでしょうか。
○笠井委員 九日の調査結果によりますと、大分などの場合には、発言趣旨の一覧といいますか、事前の項目についての一覧が出されておりますけれども、八戸についてもあるわけですね、当然。
○笠井委員 その一覧というのは出していただけますか。
○笠井委員 委員長、それの提出を、その件については理事会で諮っていただきたいと思います、要求すると。
○笠井委員 文部科学省に伺いますけれども、同日、発言趣旨を文部科学省に提供した後、文部科学省のどなたが、質問項目案を作成するというふうに内閣府に連絡しましたでしょうか。
○笠井委員 それを受けて、八月二十四日に内閣府は、八戸市の教育委員会に発言者の追加を依頼したわけであります。そして、そういう中でメールがあるわけですね。「八戸市教育委員会教育政策課総務企画グループ 様」ということで、「内閣府大臣官房タウンミーティング担当室」と。「発言者について、...全文を見る
○笠井委員 そうした中で、八月三十一日に、三名の発言候補者について内閣府に連絡があって、内閣府から市教育委員会、県教育長に連絡があった。さらにメールがあって、市教育委員会あてのメールでこうあります。これも「内閣府大臣官房タウンミーティング担当室」。「依頼発言者、ありがとうございま...全文を見る
○笠井委員 今ちょっと、なぜかわかりませんから、説明してください。なぜ違うんですか。
○笠井委員 私が紹介した内閣府のメール、読み上げましたよ。大臣はお聞きになったと思うんですよ。発言者についてもう少しふやしておきたいというのは「文部科学省よりお願い」ですよ。もともと開催自体が文部科学省からお願いがあった中で、発言予定者の一覧があって、これでは足りないということで...全文を見る
○笠井委員 しかし、私は今、大臣の発言からは、本当に真摯に受けとめて、これは責任がある、文部省が主導して大変なことをしたという言葉は全然聞かれませんよ。  では、伺いますけれども、こうしたやらせ質問について、大臣以下のどのレベルで指示が行われて、どのレベルで承認がとられていたの...全文を見る
○笠井委員 広報室長は了解していた、承認していたということですね。
○笠井委員 こういうことをやろうということを指示した方はいるんですか。どなたですか。勝手にやったんですか。
○笠井委員 上司は、それはまずいというふうに言わなかったんですか。
○笠井委員 室長も含めて、やらせ質問が必要だと、承認してやったと。これは本当に重大ですよ。担当者が勝手にやったんじゃなくて、やはりこの状況を見たら、こういうやらせ質問をやる必要があると、室長を含めて決めたことだということであります。  では、当時の大臣は経過を承知していたでしょ...全文を見る
○笠井委員 それはおかしいですね。タウンミーティングがやられる、発言者がいろいろあるけれども、なかなか教育基本法改正という問題については意見がないという中で、やらせ質問を組織した、そして質問項目案をつくったということですから、これは、質問項目案をつくると、それに対応して、そこに出...全文を見る
○笠井委員 これは、大臣がそういうところに出るときはちゃんとレクをやるでしょう。  では、想定問答はなかったんですね。
○笠井委員 必要な資料というのは、想定問答があったんですか、ないんですか、そこをはっきり言ってください。
○笠井委員 質問も組織していたわけです。項目案をつくっていたわけです。ですから、それに対応する答弁の案があったわけですね。
○笠井委員 御説明の資料というのは、要するに想定問答の答弁でしょう。  これは、愛媛の今度の結果報告の中にあります。平成十六年五月十五日、ここで質問案の中に、二というところで、国立大学の法人化についてのメリット、デメリットという話があって、それにどう考えますかという質問がありま...全文を見る
○笠井委員 これは、歴代大臣経験の方々に参考人でやはり来ていただいて、当委員会で聞いていかなきゃいけない。このタウンミーティングの間で、河村元大臣、中山元大臣、そして小坂前大臣、これにかかわっていらっしゃるわけです。説明を受けているわけですから、どういう説明だったか、知っていたか...全文を見る
○笠井委員 今、八戸の問題をやりましたけれども、それ以外にも四カ所です、明らかになっている。私は、徹底究明と徹底審議が必要だと思います。  それぞれについて、どういう担当者がだれに対してどういうふうに言ったのか、その経過。そして、開催を依頼、連絡をとって、質問項目をだれがつくっ...全文を見る
○笠井委員 先ほど来言っていますように、文部科学省として主導してきた。開催依頼から始まっているわけですから、かかわっているわけです。形としては内閣府が主催しているけれども。そして、実際に文部科学省の役人の方が、先ほど来言ったような形で関与している。どういう関与をして何をやったか、...全文を見る
○笠井委員 もう終わりますけれども、そういう形で、文部科学省の役人が席を決めてやっているんです。そして具体的に、こういうふうにそこへ座ってくださいと誘導されているんです。実際に青森の方も、本当につらい思いをした、言われて、言いたくないことも言わなきゃいけなかった、こういう思いなん...全文を見る
11月16日第165回国会 衆議院 日本国憲法に関する調査特別委員会日本国憲法の改正手続に関する法律案等審査小委員会 第3号
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○笠井小委員 日本共産党の笠井亮です。  きょうは、小林参考人、高見参考人、そして井口参考人、本当にお忙しいところ、ありがとうございました。三人の参考人の方々に、私、二点、それぞれの御意見を伺いたいと思っております。  まず第一点目は、現実に描かれている改憲スケジュールとの関...全文を見る
○笠井小委員 三人の参考人の方々にさらに二点伺いたいんです。  一つは、先ほどもありましたが、改憲原案の提出についてなんですけれども、出されている両案はいずれも国会法六十八条の三ということで、原案の提出というのは、「内容において関連する事項ごとに区分して行うものとする。」と定め...全文を見る
○笠井小委員 きょうは改めてお三方、ありがとうございました。  もう時間が迫ってきたので、まだいろいろ聞きたいことがあったんですが、二言だけ、感想と意見をちょっと述べたいと思います。  一つは、小林参考人から先ほど御心配なくとあったんですが、やはり、心配と国民が思うような政治...全文を見る
11月30日第165回国会 衆議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第6号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  十一月十六日の小委員会についての補足的発言として、幾つか感想を述べたいと思います。  第一に、改憲原案を審査、提出する権限を持つ憲法審査会なる機関を国会に常置するという両法案に対して、井口参考人から常設である必要はないとの意見が述べられ...全文を見る
○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。幾つか質問をしたいと思います。  まず、両法案は改憲原案を審査、提出する権限を持つ憲法審査会なる機関を国会に常置するとされているわけですが、なぜ常設の機関とする必要があるのかということなんです。  法案提出者の説明では、憲法審査会に、憲法だ...全文を見る
○笠井委員 今、両提出者からそれぞれあったんですが、私は伺っていて、答弁された中身のほとんどは、別に憲法に関する特別の機関を常設しなければできない話ではないというふうに改めて感じたんですが、現在ある常任委員会等でも、もともと国会や国会議員というのは、立法ということで言うと、常に憲...全文を見る
○笠井委員 今御説明がそれぞれあったんですが、それが合同審査会でやるんだというふうにはならないんじゃないかというふうに私は思うんですね。  前回の小委員会の中では、誤解があればというふうに言われたんだけれども、枝野委員の方からは、結局は改正原案の起草というのは実質的に合同審査会...全文を見る
○笠井委員 いろいろ両者から説明があったんですが、要するに、両院協議会を改憲についてやるという憲法上の根拠についてはお答えがないわけです。否定する根拠はないとかということですが、憲法上の根拠というのは、葉梨委員も一つの議論について異なったときですがというふうに言われましたが、憲法...全文を見る
○笠井委員 時間になりましたからもう終わりますけれども、先ほども伺って根拠を言われなかったんだけれども、もともと憲法改正における両院協議会というのは憲法上根拠がないプロセスなのでありまして、つまり、否定されていないというようなことじゃなくて、もともと何を根拠にやるかというのは非常...全文を見る
11月30日第165回国会 衆議院 日本国憲法に関する調査特別委員会日本国憲法の改正手続に関する法律案等審査小委員会 第4号
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○笠井小委員 日本共産党の笠井亮です。  このテーマに関連して若干発言をしたいと思いますが、私は、六月一日の本会議、また十月二十六日の委員会で、両案ともに、投票率が例えば五割だった場合に二割台の国民の賛成で改憲案が承認されかねず、これでどうして主権者国民の意思を酌み尽くすものと...全文を見る
○笠井小委員 自由討議というのは、後でも言おうと思ったんですが、これは理事会や理事懇でも意見を申し上げたんですが、本来、法案が出ていて、提出者に質疑するというのが審議の姿なんですが、自由討議というので、私もちょっと違和感があると当時申し上げたんですが、ここで提出者に質問して答えて...全文を見る
○笠井小委員 私は別に答弁を求めて発言したわけじゃなかったのですが、私の発言に関連して御意見もありました。ここで別に妥協点とか、何かここは一致できるとか、修正しようという話をしようという場でないので、私がちょっと関連して思ったことについてだけ述べたいと思います。  私の意見に対...全文を見る
○笠井小委員 今、辻元委員からあって、重なる部分があるんですが、一つは船田委員から言われた、国民投票に関する訴訟で三つの事由に限定しているということに関連してなんですが、その限定とあわせて、やはり訴訟の対象も、例えば広報協議会なんかは含まれていないということがあると思います。しか...全文を見る
○笠井小委員 幾つかあるんですけれども、一つは、全体として、きょう自由討議という形でやってみて、私も、どんなふうになるのかというか、つまり理事懇や理事会でも申し上げたんですが、位置づけと目的は何なのかというと必ずしも明確でないということになったと思うんですよね。それぞれ意見を述べ...全文を見る
12月05日第165回国会 衆議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第7号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  十一月三十日の小委員会に関する補足的発言として、幾つかのことを述べたいと思います。  先ほど来、前回の小委員会の討議をめぐって、与党案と民主党案の大きな相違点となっていた部分に対する歩み寄りがあったことは画期的なことだとか、懸案となって...全文を見る
12月07日第165回国会 衆議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第8号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  今国会も会期末が近づいてくる中で、自民、公明案と民主党案が、修正協議で合意とか、それから修正で合意とかというような活字が躍ったりしているような状況も一方であります。また、だらだらせずに今国会で採決かもしれないという話もありましたが、私は、...全文を見る
○笠井委員 廃止法をつくるって、今これからつくろうという話をしているときですから。とにかく、今お話ありましたけれども、一部の団体や政党から反対とか廃案にせよとあるかもしれないがというふうな話もありましたが、現実に国会に対して寄せられている、法律家団体を含めて、批判的なもの、あるい...全文を見る
○笠井委員 今葉梨委員から答弁があったわけですが、官房長官のことを引かれましたけれども、今までの解釈というふうに言うなら研究は要らないわけですね。だから、そういう点では、変えていくという方向で研究する以外にないわけで、そこは一つ押さえるべき点だと思います。  それから、後段のと...全文を見る
○笠井委員 どういう解釈があるかということだけれども、私どもはそう考えているというわけですが、私は、まさにそこに九十六条をいわば不当に解釈していると言うと言い方があれですが、そういうことになると思うんですね。つまり、過半数の承認を得るとなっているわけですから。だから、反対について...全文を見る
○笠井委員 いずれにしても、このテーマの最初に申し上げたような形で、先ほど石井委員からもありましたが、結果としては国民の少ない賛成によって改憲案が通るということになりかねないわけですが、それでもいいというふうに考えておられるのか。どうでしょうか。
○笠井委員 そうならないようにということで記載方法の努力をするとか、先ほど来の質疑の中でも広報をやっていくとかあるいは運動を高めるとかというようなことが言われていますが、いずれにしても、ならないようにということでは何の担保にもならないわけでありまして、結果的に、そういう形によって...全文を見る
○笠井委員 国会の政治的責任が問われるにしたって、結果的には、有権者から見ると、少数の賛成によって改憲案が通るという事態になってしまうわけで、そこのところは、国民の意思を酌み尽くすということで言うと、何をもって過半数の賛成とするかというこの部分で、やはり担保になるものはないなとい...全文を見る
○笠井委員 私は、こうやったらいい、最低投票率を設けるべきだとかという立場で言っているんじゃなくて、実際に今出されている案について、憲法改正という一番重要な場面で本当に民意を酌み尽くすことになるのかということを言っているのです。どうしたらいいかは提出者の皆さんがお考えいただくこと...全文を見る
○笠井委員 両提出者からお話が幾つかあったんですが、一つは、ほかにないからということで言われる点については、やはりこれは原理原則を踏まえないものだということになると思うんですね。  それで、今、枝野委員が言われたように、ほかにあればそれが論理的にはベターだというのは、まさにその...全文を見る
○笠井委員 スペースの問題は余りにひどいという話がある中で、フィフティー・フィフティーという話、手直しせざるを得ないという話になったんだろうというふうに私は理解しているんですけれども。  政党のみという点では、両案の提出者からそれぞれ御説明があったんですが、だから政党等のみに認...全文を見る
○笠井委員 今の全会一致の場合も含めてなんですが、先ほどの優遇で裁量という話も出てくるんですけれども、日本の中にはいろいろな市民団体、いろいろな団体の方々がいらっしゃるし、それで納得するかというところは、では私たちにはないのかというのは非常に問題だと思います。だから、そういう点で...全文を見る
○笠井委員 今言われたこととの関連で言うと、いずれにしても、政見放送的に政党等がやれるという枠があって、それは無料でやるわけですよね。片や有料の部分というのは、一定期間すべて禁止しちゃおうということになるわけですから、つまり、いずれにしても政党以外の人たちは電波では自分たちのオピ...全文を見る
○笠井委員 今、船田委員から御説明がありまして、運動と意見表明権の違いはどこにあるかはなかなか難しい問題であると。まさに難しい問題だと思うんです。それから、地位利用ということについても、何をもって地位利用とするか、言われたとおりこれも本当に難しい問題になってくるんです。  具体...全文を見る
12月07日第165回国会 衆議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第3号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  冒頭に小島委員長から視察報告があり、また、既に高木、渡辺委員からも発言がありましたけれども、私も福井、新潟の調査に参加をいたしまして現場に立ち、拉致被害者の地村保志さん、曽我ひとみさん、また特定失踪者の御家族の話も直接伺って、県、市当局や...全文を見る
○笠井委員 北朝鮮の非核化という問題とあわせて、拉致問題にとってもいい枠組みだという認識で言われているんだというふうに思います。  政府は、拉致問題の解決のために国際社会の理解を求めることを重視してきたと思います。そこで、国際社会の理解と、そして連携強化ということで重要な舞台に...全文を見る
○笠井委員 拉致問題を初めとして核問題及びミサイル問題などの諸懸案を解決する上で、日朝間の包括協議という枠組みがあるわけですけれども、ことし二月に第一回が行われて、そして、目に見える具体的な進展が見られないままになっている。麻生外務大臣も、この間、六者会合と日朝協議というのは車の...全文を見る
○笠井委員 最後になりますが、今対話と圧力で粘り強くという立場だというふうに言われたわけですが、官房長官、日朝間の拉致問題などの諸懸案を包括的に解決して国交正常化に向かっていこうということで、日朝平壌宣言という方向があるわけですが、これは昨年九月の六者会合の共同声明をもって、日朝...全文を見る
○笠井委員 政府としてもしっかり努力をしていただきたいと思います。  終わります。
12月12日第165回国会 衆議院 日本国憲法に関する調査特別委員会日本国憲法の改正手続に関する法律案等審査小委員会 第5号
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○笠井小委員 日本共産党の笠井亮です。  この国会でもこの法案、両法案の審議をしてきまして、私は、改憲手続法がないことで戦後六十年、国民の権利が侵害されたという事実はないし、現に改憲や手続法を求める国民の世論と運動が盛り上がっているわけでもない。なぜ今改憲手続法なのかということ...全文を見る
○笠井小委員 きょうは、お忙しい中、貴重な御意見とお答え、本当にありがとうございました。改めて感謝したいと思います。  二度目の質問というか発言ですので、幾つか伺いたいこととコメントがあるんですが、一つは、先ほど広報協議会の構成と掲げている事務というかやる仕事の関係の話があった...全文を見る
12月13日第165回国会 衆議院 外務委員会 第7号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  来る十二月十八日から北京で再開される運びとなりました北朝鮮の核問題をめぐる六者会合、いわゆる六カ国協議について質問をいたします。  まず、この六者会合が再開されることになった意義についてなんですが、麻生大臣に伺います。  今度の開催は...全文を見る
○笠井委員 まさに今回の再開自体が、そういう意味では、国際的な努力があり、一致結束してという中で、朝鮮半島の非核化、そして北東アジア地域全体の平和と安定を実現する上で重要な枠組みであり、それがまた動き出すということだと思うんです。  今お話があって、再開ということなんですけれど...全文を見る
○笠井委員 去年九月の共同声明というのは、国際約束だ、北朝鮮もやっている。それから、日朝平壌宣言というのは、日朝両国間の、両国の約束だということで、これは安倍総理も強調されているわけですが、この共同声明や平壌宣言が生きているからこそ、その精神それから趣旨に反して行動している北朝鮮...全文を見る
○笠井委員 最後になりますが、先日来日したIAEAのエルバラダイ事務局長は、日本は唯一の被爆国であり、広島や長崎に大変な被害を受けた、日本は核の倫理を語る責任があるということで、これは本当の意味の政治の課題だということを述べられました。六者会合において具体的な前進それから成果をか...全文を見る
○笠井委員 終わりますが、ゲーツ次期国防長官も議会の公聴会の中で、かつては核施設を攻撃すべきだというふうに言っていたけれどもあなたはどうなんだと言ったら、いや、考えを変えた、明らかに外交による対応が最善だということで明言するような流れになっているというふうに思うんです。  そう...全文を見る
12月14日第165回国会 衆議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第9号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  十二月十二日の小委員会について、補足的発言として三点にわたって述べたいと思います。  第一に、この間、与党案と民主党案をめぐって双方に歩み寄りがあったとか合意形成まであとわずかとかしきりに言われて、先週の委員会質疑では修正内容を確認し合...全文を見る
○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。幾つか質問したいと思います。  まず、政党等による無料の放送、新聞広告について両案提出者に伺いたいと思います。  私、この問題で繰り返し質問もしてきましたけれども、なぜ政党等にのみ無料枠を設けるのか、提出者の答弁を伺ってもどうも理解できない...全文を見る
○笠井委員 与党、自民党と公明党の提出者にもその点を伺いたいんですが、そういうことがやはり最大の問題点というふうに考えていらっしゃるでしょうか。
○笠井委員 今、御説明というか答弁があったんですが、その理屈自体も、私、九十六条の趣旨に合致したものとは思えないんですけれども。  その上で、果たして政党が国民の中にある憲法に対する意見の受け皿となり得るかということについても、やはり問題があるというふうに見るべきじゃないかと考...全文を見る
○笠井委員 それならば、いっそのことやらないということもあるという話だったんですが、やらないでいいのかという問題も逆に出てくるので、私はそのことはあると思います。  船田委員からお答えがあって、政党とは何ぞやと。これは本当にそういう問題も大いに議論しなきゃいけないことだと改めて...全文を見る
○笠井委員 いずれにしても、日弁連の参考人も警告されましたけれども、憲法が保障している表現の自由、言論の自由を法律によって規制する仕組みをつくるのかどうか、そして、つくるとなれば、そのことが及ぼす影響ははかり知れないことになるだろうというのが一つ。  それから、今答弁の中で共通...全文を見る
○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  今国会の審議を締めくくるに当たって、発言をしたいと思います。  まず、そもそも論として、今なぜ改憲手続法の整備なのかという問題が今国会の中でも一層問われたということであります。  私は、通常国会での本会議に続き当委員会でも、改憲手続法...全文を見る