笠井亮

かさいあきら

比例代表(東京都)選出
日本共産党
当選回数6(参1)回

笠井亮の2012年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月02日第180回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  沖縄防衛局長のリスト作成、そして講話問題について質問いたします。  この間の防衛省の調査の中で、二通のメールの存在については確認をされております。  一通目の一月四日というのは、宜野湾市長選挙に、二人の予定候補のうちの一人、伊波氏が出...全文を見る
○笠井委員 大臣が訪問されたときの沖縄防衛局の説明資料があるはずだと思うんですが、その資料というのは提出していただけますか。
○笠井委員 理事会で協議してください。  防衛省の調査によれば、この講話の記録の存在については再度調査したが、講話後これまでに記録は作成されていなかったということでありますけれども、これはどういう意味でしょうか。本来作成されなければならない記録が作成されていなかったということな...全文を見る
○笠井委員 公務中でそういう講話がやられて何もないというのはおかしい、私もおかしいと思うんですね。  それで、伺いたいんですけれども、報告では、これまでに記録は作成されていなかった、このため、真部局長の記憶や、今ありました講話参加者からの確認内容を踏まえて要旨を作成したというこ...全文を見る
○笠井委員 先ほど副大臣も、何かおかしいと思って疑問を持ったとありましたが、大体、記録が作成されていなかったこと自体がおかしな話だと思うんですよ。  防衛省では、講話の記録というのは行政文書として一定期間保存しなければならない定めになっているんじゃないですか。
○笠井委員 メモをとる、とらないじゃないんですよ。これは行政文書ですから。  例えば、ここに文書がありますけれども、防衛研究所でありますけれども、ここで定める文書管理規則を見ますと、講話というのは、講義と同じように、教育事項の一般課程や1種研修の業務に区分される行政文書というこ...全文を見る
○笠井委員 防衛大臣が規定を知らないという話になって、分析してとかいう世界じゃないんですよ。  ここにありますけれども、防衛省全体の文書管理規則があります。瓦長官のときにつくったものが改定されてずっとありますけれども、これを見たって、防衛研究所の規則というのは、防衛省全体の訓令...全文を見る
○笠井委員 今委員長言っていただきましたが、防衛省は、もう一つ訓令第十五号というのがありまして、これは北澤大臣のときでありますけれども、ここにも、地方防衛局においては地方防衛局長が主任文書管理者を、総務部長が副主任文書管理者を務めるということとともに、行政文書の管理に関する事務を...全文を見る
○笠井委員 総理自身もしっかり調査をやってもらいたいということでありました。  新基地建設のためには何をやってもいいということは、やはり許されてはいけないと思います。国会の責務も重大であります。局長の証人喚問がどうしても必要だと私は改めて感じていますが、委員長、あした集中審議で...全文を見る
○笠井委員 終わります。
02月03日第180回国会 衆議院 本会議 第4号
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○笠井亮君 私は、日本共産党を代表して、二〇一一年度第四次補正予算二案に反対の討論を行います。(拍手)  本補正予算に盛り込まれた被災者支援、高齢者医療などへの助成は、当然必要な経費です。  同時に指摘しておきたいことは、被災者支援の二重ローン対策では、再建を目指す全ての被災...全文を見る
02月03日第180回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○笠井委員 私は、日本共産党を代表して、二〇一一年度第四次補正予算二案に反対の討論を行います。  本補正予算に盛り込まれた被災者支援、高齢者医療などへの助成は、当然必要な経費です。  同時に指摘しておきたいことは、被災者支援の二重ローン対策では、再建を目指す全ての被災業者が救...全文を見る
02月20日第180回国会 衆議院 予算委員会 第12号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  TPP問題について質問いたします。  米国との間で行われました二月七日の協議の結果についてでありますが、政府の発表文書というのがございますが、これによりますと、まず冒頭に、日本国内における検討状況について日本側から説明したのに対して、米...全文を見る
○笠井委員 米国に聞かなきゃ、なぜそういう質問をしたかわからないと言うんですが、大体やりとりですから、アメリカとやっているわけですから、もうアメリカはよく御案内でしょう、何でそんなことをあえて聞いてくるんですかと、普通はやはりこう聞き返すと思うんですよ。ところが、そういうふうなこ...全文を見る
○笠井委員 では、そういう用意があるとする一方で、先ほど大臣も言われました、どのような自由化が求められるのか、しっかりと理解する必要があるので、情報提供願いたいと米側に要請したということでありますが、その要請に対して、米側からは、しっかりと情報提供しますという回答が明確にその場で...全文を見る
○笠井委員 七日の協議であったのかどうか、そのことについて答えてください。
○笠井委員 これは政府としてちゃんと出した文書でしょう、結果について。大臣だって、この問題について、私だって読んでいろいろな疑問点が出てきますよ。国会でも問題になるわけですから、ちゃんと読んで、このことについてはどうだったのかと確認するのが当たり前だと思うんですよ。  それで、...全文を見る
○笠井委員 あえて、こういうことを用意があるかと問われて確認をするということ自体に、私は、一歩一歩重大な問題点が出てくるというふうに思います。  サービス貿易や労働、環境といったTPPの対象となる二十一分野に対応する用意があるのか、こういう質問があって、日本側からは以下のとおり...全文を見る
○笠井委員 悠長なことを言っている印象になるんですね。時間がない、もう交渉を一方でやられているという中で、そして九十日という期限がアメリカとの関係でもあるわけでしょう。そういう中で、一日一日大事だということで日本政府はやっているんじゃないんですか。  今度、二十一、二十二と、ま...全文を見る
○笠井委員 言質をとられたというのが実際なんですよ。形で見る限り、協議の中で、そのことだけは答えているわけですから。しかも、去年は言った言わないが問題になっていたのに、あえてそこでちゃんと確認して、そのかわり情報提供してちょうだいねということについては何の担保もないということなん...全文を見る
○笠井委員 パブリックコメントについて、ただアメリカの中で集約しているだけだったらいいんですよ。今回の協議の中でわざわざ米側から説明があったんでしょう。パブリックコメントに出されている意見について、例示もしながら、向こう側からはこういう要求が出ていますよということをわざわざ言って...全文を見る
○笠井委員 日本の政府の立場じゃなくて、日本の規制に関する法律をつくる日本の問題です。  そして、日本の審議会に外国の利害関係者を入れろと要求しているけれども、これはまずい問題だ、これまでもそんなことはやっていない、これをやることは、これまでからしても大変なことになる、そういう...全文を見る
○笠井委員 私の質問に答えていただいていません。  外国の、つまりアメリカの利害関係者を最初からこの審議会に入れろ、そして自国民並みに扱えということについては、これは日本としては認められないと。  では、ちょっと言い方を変えますが、例えば、そのことが、アメリカ政府として正当性...全文を見る
○笠井委員 私は、こういう政府の姿勢で交渉あるいは事前の協議をやっていたら、大変なことになると思います。  周知のように、アメリカは、相手国の市場アクセスの障害とか政策形成過程を問題にするときに、しばしば透明性、英語で言えばトランスペアレンシーですけれども、そういう用語を使いな...全文を見る
○笠井委員 アメリカンポテト貿易連合というのがありますが、アメリカで使用している添加物、エチレンオキシド、エトキシン、ペルオキシ酢酸を日本でも使用できるようにせよということで要求してきております。こういうことについても、このパブリックコメントにあるんですが、向こうが発表している後...全文を見る
○笠井委員 事前協議の段階だからということで、今もいろいろ言われましたけれども、ここが肝心なんですよね。そこで緩めるということを認めたら、共通交渉に持ち込まれるということになってくる。そして、日本は緩めることを認めたよということで、オーストラリアやニュージーランドにまたアメリカは...全文を見る
○笠井委員 質問リストはいつ出しましたか。
○笠井委員 それは公表されていますか。
○笠井委員 なぜですか。
○笠井委員 これは、今大臣から言われましたが、要するに、日本国内のさまざまな懸念事項というか、頻繁に提起される事項に関して質問リストにしたわけでしょう。なぜ出せないんですか。だって、総理は十分な国民的議論のためにと言っているわけじゃないですか。アメリカとの信頼関係と国民との信頼関...全文を見る
○笠井委員 アメリカにはもう渡していて、そして、またさらに協議があした、あさって、あるわけですよね。一回一回、大事なんでしょう。先ほど私が提起したような質問や疑問点もあるわけですよ。なぜそんなことを即時に国民に対して出せないんですか。だって、交渉の話じゃなくて、日本の側から出てい...全文を見る
○笠井委員 今大臣が言われた項目は、秘密でも何でもないでしょう。だって、日本の国会や、あるいは与党の中や、国民の中や、これに対する異論、反対もいっぱいある中で、実際に頻繁に提起される事項について書いたリストを、何で出せないんですか。  だって、アメリカはパブリックコメントを全部...全文を見る
○笠井委員 済みません、整理をした上でというのは私は理解できないんですが、整理したものが質問リストじゃないんですか。
○笠井委員 質問のリストの中で、国民に明らかにするとまずい問題があるんですか。では、整理するというのは何ですか。
○笠井委員 きちんと情報提供していきたいと言って、やっていないじゃないですか。  では、いつまでにやりますか。
○笠井委員 またあした、あさって、実務者協議があるんですよ。それが終わってからだったら、また次の段階になりますよ。これに向けて、今、あした、あさって、それがまたテーマになってやるわけでしょう。  これは、だから七日のときには出さなかったわけですよね、パブコメを向こうは出していた...全文を見る
○笠井委員 済みません、何を整理しなきゃいけないということで時間がかかるんでしょうか。
○笠井委員 今のを聞く限りは、要するに、そのまま全部ということではなくて、外交文書なので、それを料理するのに若干時間がかかるという程度だから、玄葉大臣、これはもう速やかに出せますね。
○笠井委員 この資料について、委員長、理事会で提出をきちっと求めていただきたいと思います。協議をお願いします。
○笠井委員 これに対して、米側の回答というのがここに書かれておりますが、日本側の質問に関する要請に対して、米側はできる限り回答をしたい、こういうふうに発言したというふうにこの記録にありますけれども、できるだけというのは、米側が、回答しない、あるいはできない項目があるという認識を示...全文を見る
○笠井委員 わざわざここに、できる限り回答したいと書いてあるから私は聞いたんです、この政府の文書の四ページ。  では、日本側は、そういうふうにできる限りと言ったときに、やはり日本で懸念もある、反対もある、いろいろな意見があるので全ての質問に回答してもらいたいということは言ったん...全文を見る
○笠井委員 では、できる限りというのは、できないものもあるということで、それに対してあったということですか。
○笠井委員 終わりますけれども、こういう協議の姿勢では、とても国益を守れない。やはり国民の懸念を正面からぶつける、その質問事項は国民に明らかにする、アメリカがどう言ったかについてもちゃんと明らかにしなかったら、こんなのはだめですよ。そのことだけ申し上げて、また引き続きやらせてもら...全文を見る
02月23日第180回国会 衆議院 憲法審査会 第1号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  実は、きょうはこの時間にも予算委員会集中審議をやっておりまして、私も予算委員長の了解を得て抜け出してきたというところがありますが、私のところにも、消費税増税問題など国会が大事な予算審議のさなかになぜこの審査会をやるのかという声もありまして...全文を見る
○笠井委員 今、二つありまして、七割から九割になったのは、二年間で一遍に急に七割が九割になったわけじゃないので、二年間やってこなかったということの説明にはならないと思うんですね。  それから、法制審議会の方も、課題があるということで言われたということですが、先ほどもありましたが...全文を見る
○笠井委員 答えになっておりませんが、限られた時間でいろいろ聞きたいんですけれども。  先ほども、法務省と総務省の意見が違うということも出されました。まさにこの問題をめぐっては課題も多いしということで、生煮えの状況というか、まだ多くの課題があるということを言われましたけれども、...全文を見る
02月27日第180回国会 衆議院 予算委員会 第16号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  駒村参考人、西沢参考人、森信参考人、そして細野参考人、きょうは、お忙しい中、貴重な御意見、ありがとうございました。  幾つか伺いたいんですが、一つは、概括的なことなんですけれども、野田内閣が社会保障と税の一体改革ということで、消費税一〇...全文を見る
○笠井委員 今の点については私ども意見がありますが、参考人の御意見として承っておきたいと思います。  駒村参考人に伺いたいんですが、参考人は、国民年金の空洞化と国民健康保険の未納率の上昇というのは共通の要因があるということを指摘されて、非正規労働者の増加を挙げておられます。そし...全文を見る
○笠井委員 西沢参考人に伺いたいと思うんですが、参考人は、私も書かれたものを拝見したんですが、益税の発生原因として、九五%ルールと。要するに、売り上げに占める課税売り上げの割合が九五%以上であれば、仕入れにかかる消費税を全て仕入れ税額控除でできるという制度が九五%ルールだと思うん...全文を見る
○笠井委員 駒村参考人に伺いますけれども、参考人が「ワーキングプア・ボーダーライン層と生活保護制度改革の動向」というのを書かれたのを拝見しました。  そこで、伺うんですけれども、いわゆるワーキングプア・ボーダーライン層の現状から出発して、そういう層に対する緊急、中長期の対策の優...全文を見る
○笠井委員 最後に、西沢参考人に伺いたいと思うんです。  消費税増税の問題をめぐっては、いろいろな影響の問題も指摘もされておりますが、これは言い出すといろいろなことがあると思うんですが、一点だけ、端的になんですけれども、東日本大震災から間もなく一年ということになります。被災地で...全文を見る
○笠井委員 この問題はなかなか大きな問題で、例えば住宅をこれから再建、建てるというときになっても、相当な負担額になってくるという問題が出てくるので、その住宅再建支援の問題も含めてどうするかというのはありますが、消費税そのものがどうなのかということも大きく問題になってくるというふう...全文を見る
02月28日第180回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  去る二月の二十日に、沖縄県知事は、辺野古新基地建設に向けた環境影響評価書に対する意見書を沖縄防衛局に提出いたしました。意見書は、不適切な事項等ということで、二十五項目百七十五カ所を列挙して、国の辺野古移設案は環境の保全上重大な問題がある、...全文を見る
○笠井委員 平成十八年、二〇〇六年十一月からことし一月までに計三十四件の業務が発注されて、その総額も八十六億円超に上るなど、これほどの巨額費用を費やしたアセスというのは異例だと指摘されております。  この三十四件の業務を請け負った企業というのは何社ありますか。請け負った企業の会...全文を見る
○笠井委員 配付資料をごらんいただきたいと思います。これは、防衛省提出の入札契約状況の調書をまとめたものであります。  防衛省OBが天下った企業五社が請け負った業務は全体の九三・四%を占めて、総額も八十億四千四百五十万円に上ります。しかも、予定価格に対する契約金額の割合である落...全文を見る
○笠井委員 今いろいろと言いわけをされましたが、要するに、伺いたいのは、防衛省としては、企業選定は中立かつ公正なやり方で行っていて、請け負う企業に防衛省のOBが天下っているからといってアセスの内容に防衛省側の意向が反映されることなどあり得ない、こういうお立場だということですね。
○笠井委員 果たしてそうか。  では、私、角度を変えて伺ってみたいと思うんですが、沖縄防衛局が今回の業務発注に当たって、その大半で行ったのがプロポーザル方式であることは、資料を見ても一目瞭然であります。  防衛省がこの方式の実施細則を定めた通知というのがございます。私、ここに...全文を見る
○笠井委員 要するに、手順に従ってやっている、だから間違いないんだという今の話ですが、では、そうだとすれば、最大のポイントは、防衛局内に設置された競争参加資格・指名審査委員会というのがあるが、これが中立かつ公正な審査、評価を経て企業を選定しているかどうかということになってくると思...全文を見る
○笠井委員 今、監視委員会のことを言われたんですが、これは、入札した結果について監視するところなんです。私が聞いたのは審査の方で、どれを選ぶかというときに、そこに入っていないのかと聞いたんですが、まあ、関与していないと言われたので、本当にそうかという問題です。  私、手元に、発...全文を見る
○笠井委員 これは防衛省の文書に書いてあるんですよ。  もう一個あるんです。平成二十一年度の議事概要で見ますと、沖縄防衛局の審査委員会には、下部組織として技術部会が設置されています、最初に技術部会において競争参加資格の設定、競争参加者の選定等に関する審査を行った上で資格等審査委...全文を見る
○笠井委員 これは大変ですよ。不十分であれば対応を考えなきゃいけないといったって、アセスを出しちゃったわけでしょう。  今、私も驚きました。防衛省職員で審査しているというんですよ、これ。発注者である防衛省側の恣意性を排除して中立かつ公正な審査、評価を経て企業を選定すべき審査委員...全文を見る
○笠井委員 適正と言われたけれども、大臣も相当苦しい答弁だと思いますね。だって、審査するのに防衛省職員で審査しているんですから、外から見たら、中立公正性で教えていないとかと言われたって、これはなかなか大変な話になると思いますよ。  先ほど学識経験者の意見を聞いているという話もあ...全文を見る
○笠井委員 相手先とかかわったけれども、実績数が少ないから大丈夫だ、これまた本当に通用しない話だと思うんです。  では、聞きますけれども、二〇〇六年に防衛施設庁を巡る官製談合事件が大問題になりました。あのとき、私は、この部屋の当委員会で、二月十四日に、額賀長官に対して質問し追及...全文を見る
○笠井委員 ここに、当時の処分発表文書がございます。防衛庁の時代でございますが、例えば、日本海洋コンサルタントに顧問として天下った元北関東防衛局調達部長は、施設庁談合事件の発覚時に仙台防衛施設局の建設部長だったわけですが、守屋元事務次官とともに指揮監督義務違反によって戒告処分を受...全文を見る
○笠井委員 重大だと思うんですね、田中大臣。企業選定が極めて恣意的に行われた疑いがあるばかりか、発注業務を独占的に受注した企業には、官製談合を主導したことがある防衛省のOB、談合のプロまで天下って仕事をとって評価している。私は九電のやらせメールをやりましたけれども、九電だけじゃな...全文を見る
○笠井委員 かつて処分された人が今度また相手先で雇われて、それで仕事をとっているといって、適切かどうか、根本が問われている問題を提起しているわけですから、調べると言われましたが、調べた結果を公表しますか。
○笠井委員 委員長、こんなことだから、アセスメントじゃなくて、防衛省の結論にアワセメントなんと言う人がいるわけですよ。野田総理は辺野古が唯一の有効な方法となると言いますけれども、こんなことではとんでもない話だ。  委員長、企業選定が中立かつ公正な審査等を経て実施されているという...全文を見る
○笠井委員 問題はまだまだありまして、防衛省は、発注業務への参加表明企業が複数社あることから、技術的な競争は保たれているというふうに言います。  先ほどもありましたけれども、防衛省の通知によれば、参加表明書を提出した者の審査を行い、その中から技術提案書の提出者を三から五社程度選...全文を見る
○笠井委員 防衛局長の名前は。
○笠井委員 二〇〇八年以降でいうと、一部は田中前防衛局長もありますが、大部分は真部局長であります。  では、実際に選定した企業と委託契約を結んだ支出負担行為担当官というのは誰ですか。
○笠井委員 二〇〇八年度以降の発注業務二十三件中、問題発言で更迭された田中前防衛局長が担当官を務めた三件を除きますと、私が調べてみると、企業の選定過程はもとより、天下り先企業とも契約を結んだ人物というのが真部防衛局長ということであります。  ここに、真部局長が実際に支出負担行為...全文を見る
○笠井委員 私の質問をどういうふうに受けとめていらっしゃるか、根本的に、今改めて思うんですけれども。  重大な疑惑の問題、それから、天下った人自身が、以前、談合の問題で処分をされていたということも事実として提起しましたが、それも含めて適正だとあなたは改めて今も感じていらっしゃる...全文を見る
○笠井委員 では、聞きますけれども、防衛省の発注情報等の公表を定めた通知というのがありますが、これによれば、支出負担行為担当官は、例えばプロポーザル方式の発注業務について、参加表明書、技術提案書を提出した業者名や選定の有無、選定が特定されなかった理由などの情報を、各地方防衛局の場...全文を見る
○笠井委員 私、調査してもらいたいんですが、この間、事務所のスタッフを沖縄に派遣して確認しましたが、本来閲覧に供するべきこれに関する文書というのが、通知で定められてある情報なのに、何一つ閲覧に供されていないんですよ。なぜ公表されていないのか疑問なんですけれども、いかがでしょうか。
○笠井委員 この情報の開示責任者である担当官は真部局長でありますが、担当官の局長がなぜ情報を公開していないのか、なぜ隠す必要があるのか、これも調査すべきであります。今調べると言われたから、しっかり調査してもらいたい。  時間が参りました。  委員長、この問題に関して、真部局長...全文を見る
○笠井委員 時間が来たので、終わります。
03月02日第180回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  きょうは、三木公述人、小室公述人、菊池公述人、そして浦野公述人、お忙しいところ、貴重な御意見をありがとうございました。  早速伺いたいと思います。  まず、浦野公述人に伺いますが、お話の中で、日本国憲法が要請する税のあり方というのは応...全文を見る
○笠井委員 まさに、今度の一体改革が社会保障は消費税増税でということであるわけですが、その点は改めて今伺いました。  三木公述人に伺いますが、先ほど、浦野公述人からも、消費税というのは、中小企業、とりわけ小企業にとっては、転嫁できないそもそもの仕組みであるということのお話があり...全文を見る
○笠井委員 浦野公述人に伺いますが、現在の税制でいうと、税率のフラット化がかなり進んでいる。政府は、累次そういうことでやってきて、なぜフラット化した税制を進めたのかということをちょっと思うわけです。その点で御意見があればなんですが。  それと、累進性の強化によって、国の財政収支...全文を見る
○笠井委員 菊池公述人に伺います。  公述人がおっしゃっている御主張の中で、デフレの日本で法人税を下げれば得をするのは大企業だけで、国内投資に向かわないで配当金と役員報酬に回るだけだ、法人税収を減らすだけだということをおっしゃっていますが、私、同感いたします。  ならば、大企...全文を見る
○笠井委員 小室公述人に伺います。  相乗効果、仕事と両立させるということで、人間らしく生きたいという働く人の願いや要求が込められていると。そして、女性とともに男性の働き方の見直し、育児、介護ということでも興味深く伺いました。  それで、今、人間らしく働くことができれば、経済...全文を見る
○笠井委員 最後に、手短に浦野公述人に伺いたいんですが、共通番号制度についてどのようにお考えか、伺いたいと思います。
○笠井委員 ありがとうございました。  終わります。
03月05日第180回国会 衆議院 予算委員会第七分科会 第1号
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○笠井分科員 日本共産党の笠井亮です。  きょうは、中小企業をめぐる問題について質問をいたします。  事業所数でいいますと九割、そして雇用でいえば七割、文字どおり日本経済を支えている中小企業。この中小企業の経営が安定するように配慮しながら、国民の所得をふやしていかなければいけ...全文を見る
○笠井分科員 具体的に問題を幾つか伺いますが、東京でも商店街や町工場街を歩きますと、中小零細経営者から、景気を何とかしてほしい、そして、安心して商売を続けられるように政治が何とかならないのかとの声が圧倒的であります。  その一つに、セーフティーネット五号保証をめぐる問題がありま...全文を見る
○笠井分科員 もうわずかな期間しかないんですけれども、資金繰りに困っている業者がどういう業種にどれぐらいいるかとか、あるいはどれぐらいの資金を必要としているか、景気判断もあわせて、基本的な調査を今やっているところだということでよろしいんですか。
○笠井分科員 一刻も早く具体化しないと、もう時間がないということだと思います。  私はここに、全国商工会連合会が実施した小規模企業景気動向調査というのと、東京の大田区が定期的に実施する業種別景況調査というのを持ってまいりました。これを見ますと、売上高、資金繰り指数など全ての指数...全文を見る
○笠井分科員 ここがよくなったという業種を見つけるのはなかなか大変だと思うんですけれども、そこはしっかりと現実を踏まえて、せっかくそういうことでやってきた措置をここで打ち切ったりということがないように、きちっと支援する方向でやっていただきたいと思っております。  次に、今後の中...全文を見る
○笠井分科員 いろいろな面があるというお話もありました。ただ、金融機関がなかなか貸さないところに貸すのが、そもそもやはり役割としてあるという問題もあると思います。  昨年七月の企業力強化部会の第二回配付資料等を見ますと、金融と経営支援の一体的推進という問題で、中小企業金融におい...全文を見る
○笠井分科員 二〇〇七年から責任共有制の部分保証が導入されましたけれども、当時も、例えば兵庫県の信用保証協会は、部分保証制度の導入によって金利負担増、貸し渋り発生懸念というのを指摘しておりました。実際に、金融機関の二割負担ということで融資審査が一層厳しくなって、借り手の対応が大変...全文を見る
○笠井分科員 いずれにしても、中小企業が現下に置かれている経済状況を踏まえて、しっかりした対応をしてもらいたいということであります。  次の問題で、都内の町工場などを歩いていても共通して話題に上りますのが、社会保険料の過大な事業主負担とともに、賃貸物件の月々の賃料と更新料にかか...全文を見る
○笠井分科員 転嫁円滑化問題は、予算委員会本体でも議論があった問題で、また後でちょっとやりたいんですが、いずれにしても、売り上げ規模が小さい零細加工業、小売業の場合でも、月々の家賃負担が十万円から三十万円ということで必要経費の主要部分を占めてしまって、自分の給料を削ってでも負担し...全文を見る
○笠井分科員 いずれにしても、やはりきめ細かな対応で、しっかりと営業をやっていけるようにということでしていただきたいと思います。  商店街の問題なんですけれども、商店街は、地域の暮らしと雇用を生み出す中核的な存在だと思います。全国どこでも、必死で営業して、協力し合って、ささやか...全文を見る
○笠井分科員 予算額でいうと十分でないとおっしゃって、今二つ挙げられて、合計でも三十三億とか三十四億ですね。そうすると、商店街は全国に大体十五万あるので、単純に割りますと、一商店街当たり二万二千円ぐらいということだと、本当にまだまだスズメの涙ということであります。大臣が言われまし...全文を見る
○笠井分科員 それは、新規につくるというか、LEDをインフラも含めてやるときには支援だけれども、電灯を変えるというところにはなかなかいかないというふうになっているんじゃないですか。その辺はどうですか。
○笠井分科員 その辺は柔軟に、具体的にはそういうことでつながることについては、大枠でいくということでやる必要があるなと思います。  それから、私も資本主義の名のもとで生きていますから、別にそれを否定する考え方というよりも、現実そういうもとで。ただ、やはり商店街は地域社会に果たし...全文を見る
○笠井分科員 いずれにしても、国がきちっと商店街を応援するということで、いろいろなやり方も含めて具体化をお願いしたいと思います。  最後になりますけれども、二〇〇八年の予算委員会分科会で、私は、自営業の業者婦人、女性の家族従業者の地位向上に関して質問をいたしました。  この課...全文を見る
○笠井分科員 最後に枝野大臣に、今の問題なんですが、いわゆる業者婦人は、全国で女性起業家を含めて約三百万人と言われておりますけれども、経営と仕事、暮らしの切り盛り、子育て、介護ということで、文字どおり全力投球で頑張っておられます。中小企業と日本経済の重要な担い手そのものであります...全文を見る
○笠井分科員 終わります。
03月06日第180回国会 衆議院 予算委員会 第20号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  七十五歳以上の高齢者が加入する後期高齢者医療制度の二年ごとの保険料の改定がこの四月に行われます。  パネルをごらんいただきたいんですが、後期高齢者医療制度、これが導入されてからの東京都の場合の保険料の推移であります、年間保険料であります...全文を見る
○笠井委員 いろいろおっしゃいましたが、大幅に上がることは認められたと思うんです。  そもそも民主党が政権公約でこの後期高齢者医療制度の廃止を掲げていたわけですが、今総理は、その公約はどこへ行ったのかというようなお話でした。その制度を弁護する答弁に、私、率直に言って、あきれまし...全文を見る
○笠井委員 現役世代も負担しているから高齢者は生活が大変でも我慢しろ、こういうふうに聞こえました。  後期高齢者医療制度は、先ほど言いましたけれども、民主党は廃止を言っていたわけですよ。それを何か、続けること、あるいは、今のあれを前提にしたような話になっている。大体、暮らしても...全文を見る
○笠井委員 補正で毎年積むというので、見通しが立たないから制度を変えたと言われましたけれども、だったら、本予算でちゃんと組めばいいじゃないですか。そうしたら恒久的にやれるわけだから、安心して、そうやって給与を上げることに使うことができるわけであります。全然今のは説明になっていない...全文を見る
○笠井委員 負担がふえるんですね。  それで、私、野党時代にはいいことを言って一緒にやろうと言っていて、政権をとったら態度が変わるというのを典型的に見るんですけれども、そんなことの結果、結局、保険料の値上げにはね返ることになるんです、今大臣も認めた。  当時、そうならないよう...全文を見る
○笠井委員 まあ、あれこれ言われましたけれども、財政事情があってということで、結局、減らしたことは認められました。財政事情があっても、こういう大事な問題は、魂を入れてちゃんとやる、工夫するというのが政府じゃないですか。  高齢化で介護費用がふえて、国の負担もふえたというふうに政...全文を見る
○笠井委員 では、それに対して、今、日本でやろうとしていることが十分なことをやっているか。日本では富裕層へのむしろ減税が繰り返されてきました。その結果どうなっているか。  このパネルは、国税庁の申告納税者の統計から、申告所得階層別の所得税負担率をグラフにしたものであります。所得...全文を見る
○笠井委員 今、財務大臣が言われまして、所得税の最高税率を上げるということでありますね。課税所得で五千万円以上のところについて五%引き上げるということですが、所得税の最高税率の見直しをやって、では、実際に増税になるのはどれぐらいの人数で、そして税収増というのはどれぐらいと見込んで...全文を見る
○笠井委員 我々も調べてみたんですが、影響人員というのは三万人程度。額としては、税収額増収が四百億程度ということであります。本当にわずかなんですね。ですから、五%の引き上げというと、この折れ線のカーブがわずかにちょっと上に膨らむぐらいということになるだけで、ほんの一部、わずかの増...全文を見る
○笠井委員 富裕層についても考えるということであり、五%引き上げという話もされているわけですが、四百億は辛うじて試算されているということでありましたけれども、私、その程度のことで、片や消費税増税は十三兆円ですからね、こういう話にならないと思うんですよ。しっかりと、どれだけやったら...全文を見る
○笠井委員 これから議論ということですが、その前に消費税増税という話では、ちょっとこれは議論といっても順序が違うんだと思うのです。  私たち日本共産党の提案は、所得税、住民税、相続税も、大幅に減税する以前の水準に戻す。所得税、住民税の最高税率は九八年水準の六五%に、相続税は七〇...全文を見る
03月08日第180回国会 衆議院 本会議 第8号
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○笠井亮君 私は、日本共産党を代表して、二〇一二年度総予算三案に反対の討論を行います。(拍手)  第一は、消費税増税を前提とした予算だからです。  野田内閣は、社会保障・税一体改革と称して消費税一〇%への大増税を進めようとしていますが、これは、国民生活に深刻な打撃を与え、経済...全文を見る
03月08日第180回国会 衆議院 予算委員会 第22号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  沖縄の普天間飛行場の辺野古移設業務について質問いたします。  去る二月二十八日の当委員会で、私は、辺野古の米軍新基地建設に伴う環境影響評価書の作成業務の九割以上を防衛省OBの天下り企業が受注している問題を取り上げて、徹底調査と資料提出を...全文を見る
○笠井委員 なぜ、公表しなかったという理由は何ですか。
○笠井委員 およそ防衛省・自衛隊がみずから決めた規則どおり仕事をしていない、これほど怖いことはないと思うんですよ。  前回の質問に対して、防衛省は、アセスに関する事業の発注は三十四件、八十六億円であることを答えましたが、それを含めて、二〇〇六年のロードマップに基づく普天間飛行場...全文を見る
○笠井委員 ここに、防衛省から提出された百八十九件の一覧表と入札・契約状況調書というのがあります。  お配りした資料は、そのうち、民主党政権下で発注された業務を一覧にしたものでありますが、今ありました三十六件中、環境影響評価業務は十件ということで、それ以外の業務、黄色の部分にし...全文を見る
○笠井委員 安全対策とか環境対策じゃないんですよ。管理棟をつくったり、工場をつくったり、隊舎をつくっているんですから。陸上工事も普天間飛行場移設に関する業務としてやっているわけですよね。辺野古に代替飛行場をつくることができなければ、こんなことをどんどん進めたって、結局、意味がない...全文を見る
○笠井委員 万が一にも沖縄県民は認めないんですけれども、その認めないところでどんどん進めることは、本当にとんでもないと思うんです。沖縄県民の怒りに油を注ぐだけだと思います。  私、それだけではないんですね。これらの発注業務の入札状況を見ると、これまた実に不可解な状況があります。...全文を見る
○笠井委員 日米合意のもとに陸上部を進めていると言われましたが、沖縄とは合意していないんです。沖縄は合意していないんです。それをどんどん進めているんですからね。  今の入札状況をめぐる不可解な状況ですが、調べてもらいたいと思うんです。別々に実施された入札で、しかも一般競争入札で...全文を見る
○笠井委員 これだけ具体的に問題を指摘しているのに、調べるとはっきり言わないんですよ。まず守ることから言って、大体、一事不再理だとか、それから適切にやれているとか、とんでもない話ですよ、大臣。まず調べてから言わなきゃだめじゃないですか。  適正にやられていると言われますけれども...全文を見る
○笠井委員 私、本当にこんな態度ではだめですよ。沖縄県民がまさに、納得どころか、ますます大変なことになりますよ。  総理、これは防衛省だけじゃないんです。辺野古移設を前提にした先行整備を進めるばかりか、既に利権あさりまで先行実施されている疑いを私は指摘したんです。海上部のアセス...全文を見る
○笠井委員 沖縄県民からノーを突きつけられて、しかも既に利権まみれになっている新基地建設業務をやめて、私は、普天間基地は無条件撤去だ、このことを申し上げて、質問を終わります。
○笠井委員 私は、日本共産党を代表して、二〇一二年度予算三案につき政府がこれを撤回のうえ編成替えを求めるの動議について、提案理由及び概要について御説明いたします。  まず、撤回、編成替えを求める理由についてであります。  野田内閣は、消費税大増税と社会保障の連続削減という一体...全文を見る
○笠井委員 私は、日本共産党を代表して、二〇一二年度総予算三案に反対、日本共産党提出の編成替え動議に賛成の立場から討論を行います。  総予算三案に反対の理由の第一は、消費税増税を前提とした予算だからです。  野田政権は、社会保障・税一体改革と称して消費税一〇%への大増税を進め...全文を見る
03月15日第180回国会 衆議院 憲法審査会 第2号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  公務員の国民投票運動について、国家公務員法等と人事院規則による制限を前提にして、自由にすべき行為と規制すべき行為を切り分けるということで附則第十一条が置かれたということでありますけれども、私は、そもそも大もとの国家公務員法と人事院規則その...全文を見る
○笠井委員 最高裁の猿払事件の問題については、憲法学界を初めとして各界からも多くの厳しい批判があるということは言っておきたいと思うんですが、私は聞いた質問に答えてほしいんですよ。そういう記述がありますかと聞いたんだから、そのことがあるかないかを聞いているんですよ。それだけ言っても...全文を見る
○笠井委員 そういうふうに当事者自身が公務員にとって重大なことであったと振り返っているのと、しかも、それらの禁止の全てが百十条で刑事罰の対象とされたことが問題を一層深刻化させて、解釈、適用の混乱を招くことになったんだと思うんです。  当時も、この改正案が第三回国会に提出されたと...全文を見る
○笠井委員 時間がないところで、私は通告して、ここを聞きますからと言っていたんですから、ちゃんとそれは言ってください。  まさに、国公法百二条の改正というのは、マッカーサー書簡と、それに基づく政令二〇一号、フーバー勧告草案など、GHQが強い圧力をかけて、日本政府を押し切って、ア...全文を見る
03月22日第180回国会 衆議院 憲法審査会 第3号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  憲法教育ということでいえば、そもそも、一九四七年の八月二日の日に文部省が当時中学一年生の社会科の教科書として発行した「あたらしい憲法のはなし」、ここにありますけれども、これが出発点で、これ抜きには語れないんだと思います。今から見れば、時代...全文を見る
○笠井委員 大局的には力を持ってきているということだったと思うんですね。であれば、当然、選挙権年齢も成年年齢もいまだに二十歳のままとしているというのは実態に合わないのではないかと。十八歳に引き下げることは、大局的な教育の成果という面から見てもむしろ当然であって、少なくとも見直す必...全文を見る
○笠井委員 二月二十三日の当審査会で、十八歳の選挙権と成年年齢をめぐる政府説明でもそうだったんですが、先ほど近藤委員から成年年齢の話がありましたが、十八歳選挙権でいうと、たしか世界で百七十三カ国、サミット参加国では日本以外の全ての国々が十八歳以下の選挙権を付与している中で、やはり...全文を見る
03月30日第180回国会 衆議院 予算委員会 第23号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  まず、本日政府が消費税増税法案を閣議決定したことに強く抗議いたします。  野田総理が、政治生命をかけて、不退転の決意と言われて、この間、国会と国民に説明、理解を求めてきたと思うんですが、その結果はどうか。国民は理解、納得するどころか、逆...全文を見る
○笠井委員 おもねるのではなくてと言われましたが、世論の方は、一体改革ということで説明をされても、消費税増税によって社会保障が安定するとは思わないという方が八割おられるわけですよね。政府は、これまでも全国各地で、二十三府県だと思うんですが、対話集会をやってこられて、これからもやる...全文を見る
○笠井委員 沸き上がる世論の支持があるわけじゃないんです。むしろ、反対が強いんです。  そして、決めるときの経済状況と言いますが、あの村山内閣が閣議決定した、九六年の三パーから五パーのときですが、あのときだって年率換算で一二・七%ということで、二十三年ぶりの高成長と言われるよう...全文を見る
○笠井委員 実施したときの深刻な影響については、今の答弁は本当にそういう認識があるのか、そういう思いがいたします。  九七年のときの議論はありました。そして今、国民自身が本当に大変なときに、しかも一方では社会保障と言いながら、むしろ、メニューとすれば、四月から早速年金は減る、そ...全文を見る
○笠井委員 要するに、防衛省の調査では、一つは、一般競争で実施された入札で参加した三社が順序立てて三つの業務を順繰りに受注していたこと、そして二つ目に、問題のコンサルタント業務は入札監視委員会や公正入札調査会議では全く審議されていなかったこと、三つ目に、その受注企業には、現職時に...全文を見る
○笠井委員 いろいろ言われましたけれども、ちゃんと調査を尽くしたかどうか、まだ問題はいっぱいあるわけです。  談合という場合には、入札に参加している者の間の見積もりを見てその共通点がないかということは、一つ、談合があるかないかというのを見るポイントだと思うんですが、それだけでは...全文を見る
○笠井委員 注意して、確認するというだけじゃだめなんですよ。適正にやられているという報告があったので、それを受けまして、ちゃんとやりなさいよと言ったのでは、何も解明できないわけです。  この業務費の内訳明細書ということについて、これが問題になるんですが、この取り扱いについて定め...全文を見る
○笠井委員 従来からと言うけれども、民主党政権になってからもつけたことはこの前も言いました。さらに、問題になっているということで、そして一方では、野田政権としては、丁寧に説明するといって、移設について沖縄に話しているときにやるのはおかしいじゃないかと言っているのに、従来からやって...全文を見る
○笠井委員 沖縄地元紙の社説は、「知事意見で沖縄の意思は鮮明になった。今度は野田首相が辺野古断念を決断する番だ。」と、オール沖縄の意思を明確に述べています。沖縄新基地建設計画にせよ、消費税増税にせよ、政府が説得しようとすればするほど国民や県民世論は反対を強めている。民意に真摯に耳...全文を見る
04月05日第180回国会 衆議院 憲法審査会 第4号
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○笠井委員 きょうのテーマについては、先ほど橘部長からもお話があって、私自身も憲法調査特別委員会の時代のこと等含めていろいろと思い起こしながら伺っていたので、あえてきょうは発言、質問をするつもりがなかったんですが、先ほど小沢民主党筆頭幹事の方から発言があったものですから、あえて言...全文を見る
04月18日第180回国会 衆議院 予算委員会 第24号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  北朝鮮のいわゆるロケット発射問題について質問いたします。  去る四月十三日、我が党の志位委員長は、この問題で直ちに談話を発表しまして、打ち上げは失敗に終わったが、発射を行ったことは弾道ミサイル技術を利用した発射の中止を求めた二〇〇九年六...全文を見る
○笠井委員 この発射に先立つ三月二十一日に、志位委員長は、北朝鮮にロケット発射計画の中止を求める声明というのを発表しまして、在北京北朝鮮大使館に届けるとともに、日本政府等六カ国協議のメンバーの中国、アメリカ、韓国、ロシアなど関係国に届けて、外交努力を要請してまいりました。私自身も...全文を見る
○笠井委員 玄葉外務大臣に伺います。  一昨日、四月十六日の深夜に、北朝鮮に関する国連安全保障理事会の議長声明が全会一致で採択をされた。今回、北朝鮮がいかなる弾道ミサイル技術を使用した発射もこれ以上実施しないということを求めた一八七四号決議に違反をしたという事実を踏まえて、この...全文を見る
○笠井委員 今言われましたけれども、要するに、一八七四で言っている、いかなる弾道ミサイル技術を使用した発射ということについては、具体的に、仮に衛星の発射または宇宙発射体と称されたとしてもとやはりこの声明で言っているというのが非常に大事だということを今大臣は言われたんだと思うんです...全文を見る
○笠井委員 そうしますと、北朝鮮政府は、今回の発射について、宇宙空間の平和的開発と利用は国際的に公認されている主権国家の合法的権利であるとか、衛星の打ち上げは主権国家の自主権に属する問題などと主張して述べておりますけれども、国連安保理決議はもとより、今官房長官が言われた、北朝鮮み...全文を見る
○笠井委員 そうしますと、玄葉大臣、さらにもう一問ですが、今回北朝鮮が発射を強行したことは、国際社会が行ってきた朝鮮半島の非核化に向けた外交努力、それだけではなくて、東アジアの平和と安定に対する重大な逆流をつくることになる、それは北朝鮮にとっても決して利益とならない道だというふう...全文を見る
○笠井委員 今、玄葉大臣から、さらなるという問題について言われました。  そこで、総理、今後、やはり北朝鮮に対して、情勢を悪化させるいかなる行動も厳重に慎むことを要求するというのが非常に大事になっていると思うんです。今回は安保理の議長声明が出たわけですが、国際社会が一致をして足...全文を見る
○笠井委員 同時に、国連安保理の決議一八七四号の中では、理事国及びその他の加盟国による努力という問題についても言及していると思うんです。具体的に言いますと、この一八七四号決議の第三十一項になると思うんですけれども、そこにはどのように書かれているでしょうか、玄葉大臣。
○笠井委員 そうしますと、総理、やはり今回の事態というのは極めて重大な行為である、そして、国際社会が一致して対応することが非常に大事だということも言われたわけです。  つまり、北朝鮮によるこれ以上の地域の情勢を悪化させる行動を抑えるという上では、今後も国際社会が一致をして、足並...全文を見る
○笠井委員 外交的努力が一段と大事だと。やはり、そういう点でも非軍事、外交的努力という点は非常に大事なポイントになってくる。  相手がとんでもないことをやろうとするということに対して、本当に説得力を持って国際社会が一致して当たるという点では、非軍事、外交的に大いにきちんとやるん...全文を見る
○笠井委員 日本共産党は、今回の重大な事態に対して改めて、北朝鮮が国連安保理決議を遵守して、そして六カ国協議の共同声明に立ち返る、日朝平壌宣言に立ち返る、そういう立場で国際社会の一員として責任ある行動をとるということを強く求めたいと思っております。  以上で質問を終わります。
05月24日第180回国会 衆議院 憲法審査会 第5号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  きょうから日本国憲法の各章ごとの検証を行うとなっていますが、そもそも検証とは何かということが問われなければなりません。それは、現行憲法の諸原則に照らして現実がどうなっているかを徹底的に点検することだと我が党は考えております。  例えば、...全文を見る
○笠井委員 今、討議の中でもあったんですが、きょうは第一回目ということで、第一章を実際にこういう形で検証をやってみてということですが、私自身も冒頭で、検証とは何かというのが問われているということについて申し上げて、また、与野党の委員の中からもそれに関連していろいろな御意見があった...全文を見る
05月31日第180回国会 衆議院 憲法審査会 第6号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  憲法第二章の検証をめぐって、意見を述べます。  第九条は、戦争の放棄だけでなく戦力の不保持と交戦権の否認まで定めたもので、前文とともに、日本国憲法の真髄をなすものです。それは、「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにする...全文を見る
○笠井委員 今、石破委員から日本共産党ということで名前も挙げて言われたので、言われたからには一言申し上げておきます。  憲法制定のときには、これは石破委員ともさんざんいろいろやりとりを特別委員会のときにやりましたが、どういう憲法にするかということで各党や議員がそれぞれの立場から...全文を見る
○笠井委員 石破委員が日本には米軍を駐留させる義務があると言われたわけですが、まさに日米安保条約があるからそういうことになるわけで、私、冒頭の意見表明でも申し上げましたが、やはり憲法の平和主義という問題と、それから日米安保条約のもとでの現実との乖離が一層広がっている中で、私は、憲...全文を見る
○笠井委員 手短にやりますが、憲法九条の検証においてはまだまだテーマはいっぱいあると思うんですけれども、宇宙軍拡と宇宙の軍事利用の問題、それから武器禁輸原則の形骸化の問題も指摘しなきゃいけないと思っています。  一つは、もともと、我が国における宇宙開発に当たっては、憲法九条に基...全文を見る
06月01日第180回国会 衆議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第4号
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○笠井委員 委員長、ありがとうございます。  日本共産党の笠井亮です。参考人の皆さん、きょうはありがとうございました。  飯塚参考人から、時間との闘いになっているのかと強く言われたことは、そのとおりだと思います。政治が重く受けとめなきゃいけないということを改めて痛感いたしてお...全文を見る
○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  先ほど増元さんに調査、再調査の問題について質問したことに関連して、飯塚参考人に伺いたいんですけれども、冒頭、お話の中で、やはりいまだに糸口が見つからない、そういう意味では政府批判にもならざるを得ないという、あえてそこまで言及されたというこ...全文を見る
06月07日第180回国会 衆議院 憲法審査会 第7号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  日本国憲法第三章の中心的意義は、基本的人権の尊重を明記したことです。  まず、第十一条で、基本的人権は侵すことのできない永久の権利と宣言し、十三条で、全て国民は個人として尊重され、生命、自由、幸福追求の権利は国政上最大の尊重を必要とする...全文を見る
○笠井委員 この審査会、幹事会でも確認されてやってきましたけれども、その確認に基づいて、つまり、改憲の論点あるいは改憲の是非ということよりもまずやるべきはということで、憲法の検証をやろうということであったので、私は、論点の整理あるいは議論もそういう形に沿ってやるべきだろうというふ...全文を見る
○笠井委員 環境権やプライバシー権などについてですけれども、これは憲法の第十三条あるいは二十五条などに照らして現実を検証する必要のある問題だというふうに考えています。  例えば環境権の問題ですが、一九六〇年代から七〇年代初頭に深刻になった大気汚染などの公害問題に対して、当時の当...全文を見る
○笠井委員 第三章は多岐にわたりまして、論点はいろいろあると思うんです、検証ということはあると思うんですが、先ほどのことも若干含めながら、その他のことについて述べたいと思うんです。  保利幹事から、今ごろ明治憲法と教育勅語が引き合いに出されるというのは驚きました。それで、やはり...全文を見る
○笠井委員 発言というよりも、保利幹事に名前を挙げていただいたので。  保利幹事とは、いろいろな機会に私も議論させていただいていますので、我が党の立場を御理解いただいた上での御発言というふうに受けとめておるんですが、ただ、この問題は、共産党の立場とかという問題で私は言ったつもり...全文を見る
06月12日第180回国会 衆議院 予算委員会 第25号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  野田総理は、今週、国民生活にかかわって二つの重大な決断をされようとしています。原発再稼働と消費税増税問題であります。  いずれの問題も、多くの世論調査でいえば、国民の半数以上が反対、そしていずれも七割以上が急ぐ必要はない、あるいは今国会...全文を見る
○笠井委員 現段階、そして最大限で最終的だというふうに言われましたが、総理は、今、福島を襲ったような地震、津波が起こっても事故は防止できるという対策と体制が整っている、これも記者会見で言われましたが、そもそも福島事故がなぜ起こったのかという原因についてはまだ解明し切れていないわけ...全文を見る
○笠井委員 政府事故調の中間報告だって、地震についてはまだわからないことがあると言っているんですよ。そういう問題だってまだ残っている。  しかも、総理の判断に対して、国会事故調査委員会の黒川委員長はどういうふうにおっしゃっているか。世界の先進国のあり方と全然違う方向に向かってい...全文を見る
○笠井委員 国会の事故調の委員長がそういうふうに言われているので、総理、国会軽視と私は思いますよ。何でこういう状況で判断できるのかという問題があると思うんですよ。規制庁だって、今言われたみたいに、まだですからね。  政府がとりあえず暫定の対策として指示した三十項目の安全対策とい...全文を見る
○笠井委員 今るる説明がありましたけれども、免震事務棟にかわるものというのは、中央制御室の隣にある会議室なんですよ。とりあえずそれを使おうという話ですよね。  それで、フィルターベントも要らないというふうに言うけれども、要らないんだったら何で基準に入れるんですか。さらなる安全性...全文を見る
○笠井委員 いや、想定されないって、これはちょっとまたおかしいですよ。  先ほど総理もおっしゃったのは、想定外という問題があってはならない、あらゆることを想定するんだと言われたんだけれども、今、想定されないという話をしたんですよね。しかも、この三・一一の東日本大震災があった後、...全文を見る
○笠井委員 だから、ほら、途上なんですよ。分析の過程なんですよ。どういうことがあるかわからないんでしょう。だから、事故原因の究明もまだだし、安全対策も途上、地震、津波の研究も途上、規制機関もまだということで、それで、事故を防止できる対策と体制が整っているから大丈夫、こういう判断が...全文を見る
○笠井委員 委員長が指摘されたように、大臣の中でも違うんですよ。だから、そういう中で判断なんかできっこないんです、総理は。  今、電力供給の話もそうですが、これも原発再稼働ということで、その可能性があるということでやっていると、本腰が入って、いろいろ探したり、みんな知恵が出てこ...全文を見る
○笠井委員 では、その上に立って、基本的認識は共通だと思うんですが、消費税が一〇%に増税されたら一体どうなるか。  消費税というのは、所得に対して逆進的というだけにとどまらず、買い物をすれば必ずかかる税金であります。つまり、生きている限り消費税がかかる。みずからに所得がない人も...全文を見る
○笠井委員 一体改革だから違うんだというふうに言われますけれども、では、一体改革で社会保障のためと言いながら、実際に国民の前にあらわれてやろうとしているのは何かといえば、医療にしたって年金にしたって介護にしたって子育てにしたって、削減メニューがずらりですよね。  今後の大綱の中...全文を見る
○笠井委員 そうすると、一千ちょっとなんですよ、一千三百ですと。要するに、ちょっとなんですね。所得税の最高税率は、つまり、これを引き上げるということで四百億ですが、証券優遇税制の方は、これはつまり、金持ちの方にはもうちょっとちゃんとやってもらおうということでやるけれども、一千三百...全文を見る
○笠井委員 いろいろ長々と言われましたけれども、消費税は全世代へ負担だと。先生から見れば低所得者に重いかもしれないがじゃないんですよ。国民から見て、低所得者から見て、そして全体としても重いんですよ。今そのことを言っているでしょう。しかも、逆進性があるということですよ。  それか...全文を見る
○笠井委員 そのとおりで、この野田総理のブログ「かわら版」ということでこう言われているんですけれども、その中ではこうも書かれているんですよ。企業減税の一番の恩恵を受けるのは、「設備を多く持つ重厚長大の産業であり、成長分野のソフト産業や中小企業への恩恵は少ないとみられます。政策のス...全文を見る
○笠井委員 生活実感からいってもと言われましたが、今もう実態が、では、そう変わっているかといいますと、実感として国民はよくなっていると思っていませんよ。雇用者報酬だって上がらないわけだし、GDPの問題もそうです。成長のとまった国と言われている状況の中で、まさに、暮らしに打撃を与え...全文を見る
06月15日第180回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  米海兵隊の新型輸送機オスプレー、MV22の普天間基地配備と日本での運用問題について質問をまずいたします。  まず、玄葉大臣、今回のオスプレー配備計画がいよいよ具体的にということで明らかになってきた中で、午前中もございましたが、モロッコで...全文を見る
○笠井委員 安全性に対する懸念なんですが、丁寧な説明で済むかというと、もはや、そういう問題でもないという段階に来ているということだと思うんですよ。沖縄県民の気持ちを本当にわかっていただきたいというふうに思うんです。  私も繰り返し、いろいろな方からも聞きました、また現場にも行き...全文を見る
○笠井委員 大臣は、真摯にという態度で今は臨みたいとおっしゃったんですけれども、結局、昨年のことだと思うんです、予算委員会で質疑がありましたときに松本外務大臣当時が、いろいろと問題点を指摘される中で答弁されて、「米側の当局から同盟国である我が国に対する説明でありますから、確認をし...全文を見る
○笠井委員 防衛省渡辺副大臣にお越しいただいています。  その報告書や、アメリカが何を言っているかということについても、やはり国民の立場で我々も検証しなきゃいけないし、そういうことが必要だと思うんですが、ちょっとこれは防衛省の姿勢として、一言だけ言っておきたいことがあります。 ...全文を見る
○笠井委員 沖縄関係の議員だからということで来たのか、あるいは英語を読めるからいいと言われたのか、どっちかわかりませんけれども、いずれにしても、これはきちっと、やはり求めているものに対して、あるんだったら出していただくというのが大前提としてあるんだろうと思うので、しっかりそこはや...全文を見る
○笠井委員 今副大臣からありましたけれども、要するに、オスプレーの場合でいえば、エンジンが故障などをしたときに、動力を失ってもすぐに墜落しないように、空気の力で、竹トンボといいますか、そういう形でゆっくりとおりてくるということができると。それがオートローテーションということだと思...全文を見る
○笠井委員 ちょっとそこは違うんじゃないですか。つまり、起こらないという前提じゃなくて、そういうことで、飛行中に全エンジンが不作動となった状態で、オートローテーションによる飛行に移行しないとき、どうなるかということを聞かれたら、質問主意書の答弁書の中でも、それは答えはしているんじ...全文を見る
○笠井委員 滑空モードになるというふうにならない場合があるわけですよね。つまり、こうやってなったときに、滑空モードに移動するのに時間がかかりますから。  二〇一一年の七月十九日付で答弁書が出ておりますが、答弁の中ではこう言っています。「回転翼航空機において、飛行中に全エンジンが...全文を見る
○笠井委員 これは要するに、オスプレーというのは、なかなか普通の飛行機やヘリと違いますので、両方兼ね備えているわけなので、前進速度や高度が不足していると、結局オートローテーションに移行せずにおっこっちゃうということが起こり得るということを答弁書でも言っているということだと思うんで...全文を見る
○笠井委員 ぜひ確認してもらいたいんですけれども、これはいろいろな問題点、そういうところにも出てくると思うんですね。  オスプレーは、CH46のヘリに比べると、機体の重量の方は二倍以上も重い。一方で、回転翼の、ローターの部分でいうと、羽根の長さは短い。短くないと、要するに飛行の...全文を見る
○笠井委員 二〇〇九年の六月二十三日のアメリカ下院公聴会でこのオスプレーの危険性を証言したアメリカ国防総省の元主任分析官のレックス・リボロ氏という方がおられますが、最近もこの方は、オートローテーション機能の欠如による事故はいつか起こり得る、万が一市街地でエンジンが停止すれば問題だ...全文を見る
○笠井委員 調べていくという問題とどうするかという問題が出てきて、徹底的にそこは調べて、日本の政府もただしてもらいたいと思うんです。  同時に、米軍ヘリが普天間基地上空を航行する高度というのは一千フィート、約三百五メートル未満に設定されていると思うんです。配備計画に従って普天間...全文を見る
○笠井委員 先ほど午前中、森本大臣も、官房長官、そして玄葉大臣とも協議しながらと言われましたので、大臣からも一言お願いします。
○笠井委員 この問題については、これだけ深刻な問題、長い経過の中でのことですから、しっかりと国民の立場に立って、沖縄県民の立場に立って政府として決断をする、そして、しっかりと物を言って問題点をただして聞くとともに、ただせばただすほど、この欠陥というのは明らかになるはずですから、や...全文を見る
○笠井委員 今の説明では、具体的にどういうことか余りよくわからないんですけれども。  では、ちょっと絞って聞きましょう。  特にその中で、二番目に「政治的に実現可能」という基準が挙げられておりますが、これを満たしているのかという問題なんですけれども、最近の沖縄地元紙の世論調査...全文を見る
○笠井委員 運用上の問題や戦略上の問題も触れられながら言われたんですけれども、要するに、政治的に言うと、県民の意思あるいは世論の状況から見たらこれは難しいということで、大分今も何か苦しい答弁をされたんですが。  要するに、この間、県議選もありましたけれども、辺野古移設に保留の一...全文を見る
○笠井委員 時間になったので終わりますが、一言だけ。  今、嘉手納以南ということで言われたんですが、パッケージの一環から切り離したと繰り返し大臣は言われるんだけれども、キャンプ桑江にしても那覇港湾施設にしても、既にSACOで返還することが決まっていた施設なわけですよね。それを海...全文を見る
07月12日第180回国会 衆議院 予算委員会 第27号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  東京電力福島第一原発事故から一年四カ月が経過いたしました。被害は今なお継続をし、拡大し続けております。避難者が十六万人を超えて、県外避難者は六万三千人に上る。引き続き、困難な、先の見えない生活を強いられております。家族も地域社会もばらばら...全文を見る
○笠井委員 なぜそんな事態になっているかが問題だと思うんです。  国会事故調査委員会が五日の日に最終報告書を衆参議長に提出いたしました。その冒頭にこうあります。「福島原子力発電所事故は終わっていない。」  その上で、住民の被害状況についてもこう述べております。「住民は事故から...全文を見る
○笠井委員 そういう責任を持ったことになっているかということなんです。昨年十二月に総理が事故収束宣言を出されて、幾つかの地域では、ことし四月十六日、警戒区域が解除されて、避難指示解除準備区域に区分が変更されるところもある。そして、そこでは宿泊はできないけれども立ち入りが可能となっ...全文を見る
○笠井委員 事故が収束したとはっきりおっしゃってから、一連の事態はこういうふうになっているわけです。  昼間だけでも帰ることができるというのは、生活となりわいの再建の準備が始められるということでありますが、現地で伺いますと、せめて解除する前にそのための最低限の条件はつくっておい...全文を見る
○笠井委員 だけれども、要するに、進んでいないという事実があるわけですね、ここは。だから、本当に国が責任を持ってやる。それを合意が得られないとか、聞き方によっては地域の人のせいにするみたいなことがあっては絶対いけないわけですから、そこは言っておきたいと思います。  賠償も進んで...全文を見る
○笠井委員 これは再購入できなきゃ意味がないので、そこのところはしっかりとそういうことでやってもらいたいと思います。  それで、避難区域から避難して帰還を切望する県民も、避難先での定住を求める県民も、避難区域外で長期被曝の不安に駆られて自主避難をされている県民も、不安を抱えなが...全文を見る
○笠井委員 今、よく読んでというふうにおっしゃったんですが、国会事故調の報告書は、地震発生前に当然備えるべきこと、実施すべきことをしていなかったことが福島原発の人災につながったというふうに指摘をしているわけです。  総理も、そういう意味において、今いろいろなことを言われたんです...全文を見る
○笠井委員 安全神話に浸っていた、それから規制と推進が一体となっていたという問題を含めて、そこまで言われるんだったら、天災じゃなくて人災と、何でそこをはっきり言わないのかなと私は思うんですけれども、どうしてもそこをおっしゃらないというのは、私は不思議でしようがない。  世界が見...全文を見る
○笠井委員 国民的議論をするということで、十一カ所でやるということなんですが、一会場ごとの時間というのが、この要項を見ますと、わずか一時間半程度というふうになっていますが、これはどうしてなんですか。
○笠井委員 先ほども枝野大臣も、しっかりした議論ということで、三つだけでも多様な意見があるんだ、それからほかの大臣も総理も、しっかりした議論が必要だと言われたと思うんですが、この一会場百名から二百名の参加者ということでありますが、そのうち、今、古川大臣が言われたみたいに、意見陳述...全文を見る
○笠井委員 そうすると、百名から二百名集まって、三人掛ける三人がお話しになって、それでアンケートであとほかの人は意見を書くと。質疑応答時間はないんですね。
○笠井委員 そうすると、意見を述べる九人だけが発言すると。
○笠井委員 今週からの三連休、土曜日を含めてですが、さいたまと仙台と名古屋の三カ所で意見聴取会が開かれると要項にあります。  それで、この三カ所については、昨日、十一日の日に参加申し込みが夕方五時に締め切られたということでありますが、この当日の開催時間、何時からこれをやるかとい...全文を見る
○笠井委員 ちゃんと答えてください。役人、わかるでしょう、事務方の方は。
○笠井委員 締め切った日に開催時刻を発表したんですか。参加申し込み、普通は、いつ、どこで、何時からやりますという話なんですけれども、申し込み締め切りはきのうの夕方の五時なんですよ。今の古川大臣のあれだと、何時から開催しますというのを知らせたのは、決めたのはきのうですか。
○笠井委員 時間調整って何ですか。普通こういうのは、何日何時から、どこでというのは、開催要項で当たり前でしょう。時間調整って何の調整。
○笠井委員 ちょっと説明じゃないですよ。会場は借りているわけですから、借りた途端に時間はわかるわけですよ。
○笠井委員 何でそんなことをするんですか。普通は、何時からなら出られると質問を申し込む人は考えるわけですよ。だから、朝六時だったら出られないし、夕方九時だったら出られないし、だから、何時だ、一時だというので、それで申し込みできるねといって行くわけですけれども、申し込んだけれども、...全文を見る
○笠井委員 ちょっと委員長、これは理解できないんですけれども。  国民の声を聞くことが目的なはずなのに、さまざまな調整があって、何時から開催するかはその日になって、締め切りの日に知らせましたと。一会場ごとの開催時間はわずか一時間半で、しかも、二百人ぐらい集めて、たった九名しか意...全文を見る
○笠井委員 討論型世論調査、これは新しくやるというので随分言っているわけですけれども、これも東京で三百人ぐらいで、一回やるだけですよ。  パブリックコメントといいますが、七月二日から三十一日まで意見を出してくださいと言っていて、そのことをこのホームページで発表したのは七月七日で...全文を見る
○笠井委員 先ほど、前の質疑者は二分間延びているんですからね。
○笠井委員 いや、違います。まだあと二分間あります。
○笠井委員 この十一都市を見ますと、富山市には北陸電力の本店があります。
○笠井委員 仙台市には東北電力の本店があります。名古屋市には中部電力本店があります。大阪市には関西電力の本店がある。福岡市には九州電力本店など、全てが、とにかく電力会社の本社の所在地です。単なる偶然じゃありません。
○笠井委員 最後に総理に伺いますけれども、あれだけの原発事故があって、今後の日本の選択、大事な問題。選択肢そのものもこれでいいのかという議論があるのに、もっときちっとやる必要があると思うんです。このやり方がいいのかどうか。
○笠井委員 そしてもう一つ、官邸前であれだけ、二十万人集まっておられます。代表の方が総理に会いたい、直接申し入れたいと言っている。ゼロの会でもそういうことを言っています。
○笠井委員 そういう形で、きちっと受けとめていただきたいんですが、いかがでしょうか。最後に伺います。
07月25日第180回国会 衆議院 外務委員会 第3号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  沖縄の米軍普天間基地に配備されるとしている垂直離着陸機MV22オスプレーをめぐる問題でありますが、この十二機が七月二十三日に米海兵隊岩国基地に陸揚げをされました。地元の自治体、さらには全国知事会を初め、沖縄そして日本全国に広がる反対や懸念...全文を見る
○笠井委員 先ほど答弁の中で、大臣は力の空白をつくらないのは大前提だというふうに言われた。一方で安全性の確認があるということでありますけれども、大前提を、力の空白をつくらない、つまり配備が必要だということになると、配備ありきということになりますね。そういうことになりませんか。
○笠井委員 野田総理も安全性を主体的に確認するまで日本での飛行は行わない、そして大臣も確認されない限り飛ばさないと言われた。  では、確認作業をやったけれども、最終的に安全性は確認できなかったということになれば、これは日本での飛行、つまり配備はやらないという可能性もあるわけです...全文を見る
○笠井委員 つまり、安全性が確認できなかった、できないということに日本政府としてなれば、これは日本では飛ばさないという判断になる可能性はあるということですね、当然。
○笠井委員 されなかったら飛ばさない、日本では配備、運用できないという可能性が当然ありますね。つまり、そういう作業をやっているんだから、どっちになるかわからないわけですから、それを全く否定したら、最初から配備はある、空白をつくらないためにやる、とにかく格好だけやっているという話に...全文を見る
○笠井委員 では、ちょっと角度を変えて聞きますが、民主党の輿石幹事長も、日本側が安全性を確認できなければ十月を超えようともオスプレーを飛ばすことはできないというふうに言われております。何よりも安全性の確認、それができなければと大臣も言われた。  つまり、そういう点でいうと、最初...全文を見る
○笠井委員 確認もできていないうちから、つまり十月からの本格運用の計画だけは変えないということになれば、これは沖縄からは、安全確認はポーズにすぎないという本心を吐露したようなものだ、陸揚げ強行後に今さら安全性を確認すると言われても日本政府の言葉をうのみにできるはずがないと沖縄の新...全文を見る
○笠井委員 日本側の確認作業や分析の結果次第で、米側に再調査をさらに要請することがあると防衛大臣も言われています。先ほど副大臣も繰り返しという話がありましたが、それはどういう場合にさらにというふうになっていくんですか。わかるまでということでいいのか、それは徹底的にやっていくのか。...全文を見る
○笠井委員 大臣、今副大臣も、このオスプレーをめぐる問題では、構造上の問題、いろいろな問題を含めて、報告されたり、あるいは報道されている問題がある。それで、安全性をめぐっては、つまり、そういう点でいうと、例えば機能上の問題、あるいはパイロットの技術、自然条件の問題、さらには米軍の...全文を見る
○笠井委員 安全上問題になっている問題、あるいは疑問を持たれている問題は、とにかく全てやるということで協議はやるという立場でいいわけですね。
○笠井委員 では伺いますが、これは渡辺副大臣ですかね。前回の委員会でも私質問しましたオートローテーションの問題、機能的な問題というのがありましたので御質問したいんです。  防衛省が「MV—22オスプレイ 米海兵隊の最新鋭の航空機」というパンフレットを出されております。  この...全文を見る
○笠井委員 そうしますと、ここにアメリカ側の公刊資料というかパンフレットがあります。V22オスプレー・ガイドブックというものでありますけれども、米海兵隊司令官が冒頭にメッセージというのを寄せて書いておりまして、そして、一番最後のところには、米海軍航空システム司令部が公表、配布を全...全文を見る
○笠井委員 どっちも新しい資料なんです。防衛省がつくったのはことし六月ですよね。こっちも二〇一一年—一二年版と最新版なんですけれども、違うことを書いてあるというより、根本的に違うわけですよ。日本側は、緊急のときには滑空するかオートローテーションでやりますよと。アメリカの方でガイド...全文を見る
○笠井委員 アメリカのは、これを見れば明らかなんです。オートローテーションには頼らないと書いてあるんですよ。それは何でかというと、エンジンはそんなに二つも一遍にとまることはないんだけれども、だから、それだけ優秀な、万が一なったときには滑空できればやりますよと書いてあるんですから。...全文を見る
○笠井委員 説明していることが大きく違うので、私は、これはぜひ確認をしてもらいたいと思うんです。具体的にどういう情報とどういう資料に基づいてこの図式をつくったのか、そして日本側で説明しているのか。  つまり、米国防分析研究所の主任分析官だったリボロ氏、私も質問で取り上げましたが...全文を見る
○笠井委員 その問題の情報の提供、それから、今後の米側への安全性の確認状況について、きょうもずっと議論がありましたので、当委員会に適宜報告をしていただきたい。理事会で協議をお願いしたいと思います。
○笠井委員 森本防衛大臣は二十三日のテレビ番組で、住宅地をできるだけ避ける飛行ルートを米側に求める方針を示されました。日本政府は、普天間に配備後の離着陸では可能な限り海上ルートを飛ぶように米側に要請する方針だということが報道されておりますけれども、そういうことなんですか。あるいは...全文を見る
○笠井委員 渡辺副大臣、森本大臣の発言では、テレビで聞いたので、住宅地をできるだけ避ける飛行ルートを米側に求めていきたいという話ですが、普天間でいえば、普天間基地のどこにそんなに住宅地を避けるルートがあるのか。もう現地に行けば誰でもわかる話で、沖縄の方はみんな、そんなところないよ...全文を見る
○笠井委員 今副大臣言われましたが、普天間でいえば、住宅密集地の真ん中ですから、飛ばないようにと思えば、そこに配備できないという話になると思います。  最後になりますけれども、先ほど河井委員からも質問があって、私も六月十五日の質問で取り上げたんですが、オスプレーの訓練計画につい...全文を見る
○笠井委員 時間になりましたので終わりますが、それぐらいははっきり、見直せぐらい言わないと、何でもアメリカの言いなりだ、こう激しい声が沖縄、全国から上がるだろうと思うんですよ。  それで、結局、これを言うと、日米安保上の権利があるから言えないというふうなことをよく言われるんです...全文を見る
08月01日第180回国会 衆議院 外務委員会 第4号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  先ほど来あります在外公館体制の強化の問題について、まず伺いたいと思います。  民主党政権になってから、二〇一〇年の五月に総務省が勧告を出して、そして、これを受けて外務省は二〇一〇年の八月に検討結果を発表した。そして、ことし二月に、整備方...全文を見る
○笠井委員 PKOの問題はまたいろいろ議論があるので、それはありますが、今、大臣から基本的なことについては伺ったということであります。  それで、在外公館、出先の役割というのは重要であるというのは間違いないと思うんですが、同時に、大臣が言われたみたいに、国民の理解を得ていくこと...全文を見る
○笠井委員 そうすると、米議会と米政府との関係があるので、アメリカが二国間の懸案事項とする、今言われた自動車を初めとする項目、非関税、関税措置撤廃に日本が応える、それが信頼醸成の材料あるいはあかしになるというような意味で言われたということでしょうか。
○笠井委員 今行っている日米の二国間協議でいいますと、米側から、大臣言われました自動車の問題、保険、そして、レベルが違うとかいろいろ言われますが牛肉の問題ということで、懸念事項、懸案事項が示されて、いわばその中身については国民の目が届かないところで協議が進行中ということです。 ...全文を見る
○笠井委員 今の時点では承知していない、だから三つだということでありますけれども、では、日米協議の中で、仮に日本側が、向こうが試したいということで、つまり意思を試したいというふうに言っているような三点あるいは二点、三点の懸案事項について、米側が、それは意を酌んで、要するに、日本は...全文を見る
○笠井委員 一〇〇%断言できるわけではないというふうに言われましたが、ならば、なおさら、TPPに関する日米の事前協議で、日本側が米側に対して、日本国民各界からの懸案項目をきちんと伝えて、米側にしっかりと回答させて、そして、日本政府が日本国民に対してきっぱり公開するかどうかというの...全文を見る
○笠井委員 私がいろいろ聞いた限りで言いますと、大臣が言われたみたいにQアンドAで出していないんですね。それで、丸めて九カ国に対して投げた質問とその答えについては、この分野別状況の中に盛り込まれておりますと言うんですけれども、これは全部見ないと、どれが質問に対して答えたのがあった...全文を見る
○笠井委員 時間になりましたので終わりますが、交渉に入った段階で物が言えると言うけれども、その前に、基本的に高いレベルという意思があるかどうかが確かめられて、そして、基本的には原則撤廃ですから、入ってみたら、もうその枠の中でやるしかないということになる。私は、こんなやり方での協議...全文を見る
08月02日第180回国会 衆議院 憲法審査会 第8号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  日本国憲法第四章国会は、国民主権原理のもとで代表民主制を採用し、議会制民主主義を実現するために、国会の地位と組織、権能を明らかにした極めて重要な条章であります。これは、明治憲法下で、天皇が統治権を総攬する体制のもとで国民を侵略戦争に駆り立...全文を見る
○笠井委員 今、照屋委員から大事な点が指摘されたと私は思っておりまして、瀬長さんのことにも言及いただきましたけれども、先ほど来、やはり憲法や法律という問題と政党という問題がごちゃごちゃになっているんじゃないかという感じがします。判こを押すかどうかという話もありましたけれども、それ...全文を見る
08月03日第180回国会 衆議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第6号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  北朝鮮の核問題に関連して質問いたしたいと思います。  玄葉外務大臣は、去る七月のプノンペンで開かれたARF、ASEAN地域フォーラム閣僚会議に出席をされておられます。この会議では議長声明というのが採択をされていると承知しておりますけれど...全文を見る
○笠井委員 今、議長声明をめぐる問題についても経過を含めてお話があったんですが、いずれにしても、その中で、今若干大臣も言われましたが、日本国として、玄葉大臣は、北朝鮮問題について、このARF閣僚会議、どのような姿勢で臨まれたのか、改めてお伺いしたいと思います。
○笠井委員 大臣御自身が、その議長声明をめぐっていろいろ議論があったので、こだわっていらっしゃると思うので、私、それをよりどころに何か聞こうと思っているわけではないので、それはもうわかりました。  前向きな対応を求めたということでありますが、この会議には北朝鮮も出席していたわけ...全文を見る
○笠井委員 拉致問題については解決済みというような主張を述べたということですか。
○笠井委員 ことし四月の北朝鮮によるいわゆるロケット発射は重大な挑発行為であって、深刻な国連安保理決議違反であることは明らかだと思います。北朝鮮によるさらなる挑発行為を防ぐためにも、大臣も強調されましたが、国際社会が一致して足並みそろえた対応をすることが大事だと思います。  そ...全文を見る
○笠井委員 実質的位置づけは変わりないという解説があったわけですが、私、言葉にこだわるわけじゃないですけれども、言葉の言い方というのは、相手が何と言った、こう言った、あるいは、先ほどありましたが、大臣の発言に対して向こうが激しく言うことによって注目しているというようなこともありま...全文を見る
○笠井委員 つまり、今回のように軍事的措置ということでストレートに言ったのは、確認される限りは今回初めてですよねということでよろしいですか。
○笠井委員 確認した限りは今回だということではいいんでしょうかね。そこは、そんなにこだわるわけじゃないんですが、そこの経過のところだけ。
○笠井委員 玄葉大臣、つまり、言葉というのがどういう意味を持つかというのはいろいろあると思うんですが、北朝鮮自身が、みずからも軍事的措置と認める核実験を強行するというのは、まさに紛れもなく、累次の国連安保理決議はもとより、日朝平壌宣言にも、二〇〇五年九月の六カ国協議の共同声明にも...全文を見る
○笠井委員 大事なところなので、やはりしっかりと国際社会が一致して臨んでいくことが大事だと考えております。  最後に、松原大臣に伺いたいんですが、北朝鮮による拉致被害者の横田めぐみさんの写真展が八月一日から日本橋の百貨店で始まりました。横田滋さんは、いろいろなパイプをつくり、そ...全文を見る
○笠井委員 終わります。
08月23日第180回国会 衆議院 予算委員会 第28号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  尖閣諸島、竹島をめぐる問題について、私も質問いたします。  まず、野田総理に基本的な姿勢、認識について伺いますが、この日中そして日韓の関係というのは、我が国にとっても極めて重要であることは言うまでもないと思います。このもとで、尖閣諸島あ...全文を見る
○笠井委員 冷静に、毅然とという話がありましたが、日中や日韓両国の関係も考えたときに、やはりそういう意味では、緊張を激化させたり、あるいは関係を悪化させるような言動というのは、いずれの政府も慎む、そうしないと問題解決には至らないということで、それはよろしいですね。
○笠井委員 そこで、まず尖閣諸島をめぐる問題でありますが、日本共産党は、尖閣諸島の日本領有については、歴史的にも国際法上も正当だという立場を明確にとっております。二〇一〇年の十月に私どもが出した見解の中で、「何よりも重要なことは、日本政府が、尖閣諸島の領有の歴史上、国際法上の正当...全文を見る
○笠井委員 伝えている、そして主張しているというふうに言われたんですが、私は、尖閣問題でどこまで突っ込んでやりとりしているかというのが問われることになると思うんです。  そこで、一番肝心の、領有権の歴史的、国際法的な根拠について改めて整理して確認をしていきたいんですけれども、ま...全文を見る
○笠井委員 今、玄葉大臣の言われた点に関連しているんですが、総理に一点確認です。  中国側は現在、尖閣諸島の領有権を主張しているわけですが、つまり一八九五年から一九七〇年までの七十五年間を見ますと、石油の話も出ましたが、一度も日本の領有に対して異議も唱えない、そして抗議も行って...全文を見る
○笠井委員 そういう歴史的な問題について、国際法上の問題についても、私は、やはり中国に対しても、それから国際社会に対しても、突っ込んでやりとりする必要があると考えているわけですけれども、この二年間でいいますと、菅総理から野田総理にかわられました。そして外務大臣も、松本外務大臣、前...全文を見る
○笠井委員 そこのところで、そういうことだと思うんですよ。まさにきちっと言っていくことは大事なんだけれども、玄葉大臣がいみじくも言われたけれども、中国との間でそういう問題を突っ込んでこちらからやると、つまり、領土問題は存在しないと言っているのに存在を認めることになるということで、...全文を見る
○笠井委員 まさにその理を尽くしてというところが、やはり外交でいうと一番勝負どころで、一番強いところになるんだというふうに思います。  次に、竹島問題でありますけれども、韓国の李明博大統領が竹島を訪問したことについてでありますが、あのような日韓両国間の緊張を高めるような行動とい...全文を見る
○笠井委員 今、ICJの話もありましたが、この提訴をめぐって、国際的にアピールしたとしても、結局、肝心の相手国である韓国との話し合いの場がこの問題でできないと解決に向かっていかないということだと思うんです。そのために努力しなきゃいけない。  日韓関係の重要性を考えれば、両国の話...全文を見る
○笠井委員 そこのところは、歴史的に根拠があるというのは、我々もそう思っているんです。  つまり、今、歴史的な話でアワビの話もされましたが、日本の竹島の領有についての主張の歴史的根拠があるということについては明白だと我々も思っているんですが、同時に、それが、再確認と言われました...全文を見る
○笠井委員 韓国を私は代弁しているつもりはないので。ただ、韓国ではそう見られている。つまり、その時期がそういうことだったということについて、歴史的な事実についてのもつれた糸をほぐすということをやらなきゃいけないと思うんですよ。その作業というのが必要で、それは、日本はこうであるとい...全文を見る
○笠井委員 ICJに提訴してアピールしたとしても、さっきも言いましたが、肝心の韓国が話し合いの場にちゃんと出ないと、先に、解決に行かないわけですから、私は、総理、最後に端的に伺いたいんですが、やはり、日本が過去の植民地支配への根本的な反省に立ってこそ、竹島問題については冷静に話し...全文を見る
○笠井委員 時間になりました。反省すべきところはきちっとして、歴史的事実と国際的道理できちっとやる、この態度で臨むべきだということを申し上げて、質問を終わります。
08月29日第180回国会 衆議院 外務委員会 第5号
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○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。(拍手)拍手はいいです。  本日の委員会の持ち方について、二点にわたって、我が党の立場を明確に表明しておきたいと思います。  まず一つは、本日の委員会が、極めて遺憾ながら、与野党の合意なしに強行されたこと、これに強く抗議したいと思います。 ...全文を見る