笠井亮
かさいあきら
比例代表(東京都)選出
日本共産党
当選回数6(参1)回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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01月25日 | 第182回国会 衆議院 環境委員会 第2号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 一昨日、石原大臣が福島におられたとき、私もちょうど、いわゆる手抜き除染問題の調査に行っておりました。 飯舘村では、扱った機械、道具を川で洗っていた、それから、放射性物質のついた貯水パックなどをむき出しにしてトラックで運んでいた、そうい...全文を見る |
○笠井委員 これはやはり、何千億円もかけた事業がその中ででたらめで行われて、結局、大手ゼネコンが山分けしているだけじゃないか、こういう地元住民、県民からの強い怒りの声があるのも当然だと思うんですね。 それで、ずさんな除染作業が本来範を示すべき国の直轄事業で起きたということは、...全文を見る | ||
○笠井委員 大臣の認識を伺ったので、細かいことはまたで結構です。 加えて、労働条件通知書を見ますと、雇用保険に入っていないというようなことになっている実態すらあるんですよ。こうなると、もう明らかに法律違反ということになります。それで、国直轄の事業でこんなことがやられているのに...全文を見る | ||
○笠井委員 時間が来ました。大臣、一言いただけますでしょうか。 | ||
○笠井委員 終わります。 | ||
02月08日 | 第183回国会 衆議院 予算委員会 第3号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 まず、東京電力福島第一原発事故について質問いたします。 この事故の調査を担当しました国会事故調査委員会の委員だった田中三彦氏が、昨日、衆参両院議長と経済産業大臣に文書を提出されました。昨年二月、第一原発の現地調査を決めた国会事故調に対...全文を見る |
○笠井委員 今そういう文書が届いているようでございますが、最後のところは別として、今言われたように極めて重大な問題で、この事故が津波によるものなのか、それとも地震による損傷がなかったのか、今もそうですけれども、事故調査をめぐって大きな焦点となっていたときのことであります。 国...全文を見る | ||
○笠井委員 ここに国会事故調の報告書がございますが、膨大なものであります。 そこに、黒川清委員長が冒頭に書いています。「この大事故から九か月、国民の代表である国会の下に、憲政史上初めて、政府からも事業者からも独立したこの調査委員会が、衆参両院において全会一致で議決され、誕生し...全文を見る | ||
○笠井委員 事務総長はこれまでで結構です。 そこで、福島原発事故から間もなく二年であります。いまだに緊急事態宣言は解除されておらず、十六万の避難者の方々がふるさとに戻れない。 安倍総理は、二月一日の参議院本会議で、収束の問題について、収束していると簡単には言えないと答弁さ...全文を見る | ||
○笠井委員 総理に聞いたのに経済産業大臣にあれこれ言われたけれども、要するに、撤回するのかどうかについては全然話がないんですよ、いろいろ言うだけで。なぜ、撤回するとはっきり言えないのか。 福島県議会は、この収束宣言の撤回というのを強く求めて、二度にわたって全会一致で意見書を採...全文を見る | ||
○笠井委員 簡単に申し上げられないということでありますけれども、簡単にじゃなくて、これは、言えないんだったら撤回だと私は思うんです。 では、総理に伺います。総理就任後、直ちに行かれて視察もされたので。現在、福島第一原発はどうなっているか。先ほどるるステップ2とかいう話は大臣か...全文を見る | ||
○笠井委員 では、大量に使われている冷却水はどうか。しばしば冷却水の配管から水漏れを起こして、敷地内にある大量の汚水タンクもこれ以上置けなくなるために、東電は海洋に流そうとさえして、漁民の怒りを呼んでおります。もう汚染水は出ないと言えるのか。 それから、では、メルトダウンした...全文を見る | ||
○笠井委員 放射性物質が高い状態にある、そしてまだいろいろな問題があると言われたので、収束しているとは言えないというのははっきりしていると思うんですよ。いまだに原子炉の内部にも近づけない。そして、冒頭の一号機の四階の問題もあります。四号機の燃料プールも大丈夫かという指摘も専門家か...全文を見る | ||
○笠井委員 そうしますと、年末に言われた総理としての、東京電力の福島第一原発と新たにつくるのは違うという趣旨の、あの流れの発言というのは撤回ということでよろしいんですか。 | ||
○笠井委員 事故の原因の検証も進んでいないということもお認めになった上で慎重にと言われたんですが、私は、やはり総理の口から、福島第一原発とは全然違うということが出ること自体が本当に問題だと思うんです、率直に。 国会事故調報告は、事故は終わっていない、こう言って、政府事故調報告...全文を見る | ||
○笠井委員 反省は言われたんだけれども、私は、安全対策の問題だけじゃないと思うんですよ。今、後段で言われた、事故を克服できるか、科学によってというのが、まだわからないわけですね。それで、原因がわかっていない。できないとすれば、もう原発だめよという話になるわけで、そのまだやっている...全文を見る | ||
○笠井委員 物価が二%上がれば、平均的なサラリーマンの世帯で大体年間十万円近くも支出がふえる。既に、円安の影響で、輸入食料品とか小麦とか、あるいはガソリンなども急騰しているという事態であります。その上、来年四月には消費税が八%、踏んだり蹴ったりとみんな思っているわけです、本当に深...全文を見る | ||
○笠井委員 当時、この七年間の平均給与というのが、四百二十一万六千円から三百九十六万四千円ですから、二十五万円も減っているわけです。景気が拡大したとき、あのとき、そうでありました。そして、円安も重なって、企業は軒並み最高の利益を出した。 あの当時も、この委員会での会議録を改め...全文を見る | ||
○笠井委員 給与は下がってしまったということでありましたけれども、その事実はお認めになりました。 では、一体、その上がった収益、当時最高の収益を上げていたわけですが、この収益はどこへ行ったんですか。 | ||
○笠井委員 共産国家と、何かわけのわからないことを言われましたけれども、我々、何も強制してなんという話をしていないんです。後でもやりますけれども、やはり経済の理屈に従ってちゃんとやろう、ちゃんとルールをつくってやればできるという話をしているので、いろいろなことをごちゃごちゃ言わな...全文を見る | ||
○笠井委員 総理も財務大臣も、マインドの問題だ、気持ちの問題と言っているんだけれども、それでデフレが起こったわけじゃないんですよ。マインドという要素がないというような、そういう否定はしませんがね。 しかし、一番の問題は、共通して言われているのは、厚労省の労働経済白書を見ても、...全文を見る | ||
○笠井委員 金融政策で、日銀がお金を刷っていけばよくなるという話で、これまでだってさんざん、じゃぶじゃぶやってきたわけでしょう。それで、今までなってこなかったじゃないですか。 それで、私、伺いたいんです。 個々の企業がどうかという問題じゃないんですよ。そういう中で、マイン...全文を見る | ||
○笠井委員 この一九九七年からこれまで、さんざん収益が上がっても回ってこなかったんですよ。そこの問題でしょう。 では、具体的に聞きたい。 日本経団連が二〇一三年版の経営労働政策委員会の報告書でこう言っております。これまで、物価が下がって賃金は実質的に上がっている、だから賃...全文を見る | ||
○笠井委員 収益が上がったら賃金に反映するようにしてもらいたい、期待していると言われるわけでしょう。 しかし、経済団体で最大の経団連が逆のことを言っているわけですよ、賃上げはしません、定昇も見直しますと。そして、これまでさんざん、物価が下がっているんだからもう賃上げは要らない...全文を見る | ||
○笠井委員 総理が言ったって相手は応えていないんですよね。収益が上がったってやらないと言っているのが経団連ですからね。そのときに、身勝手な主張を許して、日本じゅうの企業が、個別例外があるかもしれないけれども、一斉に賃下げをやっていったら、国民の所得はもっと減って消費と需要を減らす...全文を見る | ||
○笠井委員 いや、そういう質疑をしたということについて。 | ||
○笠井委員 我々、市場経済というのを重視していますから、そこのところは、そういう意味では議論がかみ合って当たり前です。市場経済を通じてその先に行こうという話をしているんです。 あのときに、私の内部留保の質問に、当時の河村官房長官は、積極的に経営者団体を通じて要請をしていくと明...全文を見る | ||
○笠井委員 賃金のために内部留保が必要だというふうに認められました。 もちろん、それ以外にということで設備投資のことを言われましたが、設備投資するためには需要がなきゃだめですから、需要が伸びるためにはやはり給料が上がらなきゃだめなんですよ。という点でいうと、やはりそこのところ...全文を見る | ||
○笠井委員 きょう議論してきましたけれども、企業が内部留保の一部を使って今すぐ賃上げすることができるようになる、そのために政治が何ができるのか。 私たち日本共産党が内部留保の一部を賃金などに活用すればいいというふうに言っているのは、何も強制してやれというのじゃないんですよ。先...全文を見る | ||
02月14日 | 第183回国会 衆議院 本会議 第6号 議事録を見る | ○笠井亮君 私は、日本共産党を代表して、二〇一二年度補正予算三案に反対の討論を行います。(拍手) 本補正予算は、自民、公明両党が政権に復帰して初めて編成した、十三兆円にも及ぶ巨額のものであります。 今国民が求めているのは、いかに、所得をふやすか、安定した雇用で人間らしい暮...全文を見る |
02月14日 | 第183回国会 衆議院 予算委員会 第6号 議事録を見る | ○笠井委員 私は、日本共産党を代表して、二〇一二年度補正予算三案に反対、民主党並びにみんなの党提出の組み替え動議に反対の討論を行います。 本補正予算は、自民、公明両党が政権に復帰して初めて編成した、十三兆円にも及ぶ巨額のものであります。 今国民が求めているのは、いかに所得...全文を見る |
03月08日 | 第183回国会 衆議院 予算委員会 第10号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 デフレ不況の打開には、国民の所得をふやす、賃上げが一番の鍵であります。私は、この問題を、ちょうど一カ月前の二月八日の当予算委員会で提起をいたしました。 これを受けて、安倍総理は、二月の十二日、経済三団体の首脳と会談をされて、従業員の報...全文を見る |
○笠井委員 個々にではあっても、踏み出し始めたことはいいことだと私は思います。 しかし、大どころを含めて、大方は一時金の引き上げにとどまっている。実際、米倉日本経団連会長も、業績がよくなれば一時金や賞与に反映をする、景気回復が本格的になれば給料、雇用の増大につながると言われて...全文を見る | ||
○笠井委員 前回、私の質問で、大企業が二百六十兆円を超える内部留保をため込んでいるもとで、その一%を使えば八割の大企業が月一万円の賃上げを実質的にできる、こう提起いたしました。それに対して麻生副総理は、今言われたようなことができる条件に企業側があることは確かだと、全体としての評価...全文を見る | ||
○笠井委員 一致するところは多いと思うんですけれども、一時金だけじゃなくて、やはりベア、そして月々の昇給に上がっていくということでやらないといけないと思うんです。 大企業の内部留保というのは、今お話ありましたが、人件費の削減で目先の利益はふやしたけれども、国民の所得が減って市...全文を見る | ||
○笠井委員 いろいろ言われたけれども、マインドの問題ということを強調されましたが、私、厚生労働省の労働経済白書を見ても、需要不足、デフレが起こっている最大の要因というのは所得の低下だ、それは主に非正規雇用者の増加による、こう分析しているわけであります。 何でこんなことになった...全文を見る | ||
○笠井委員 今、白書の問題がありましたけれども、要するに、そういうことを非正規化することによってデフレが進んでいるんです。 しかも、これは経済財政諮問会議の民間議員をされていた吉川洋さんですけれども、「デフレーション」、この中でもまさに指摘されているのはそうだと思うんですよ。...全文を見る | ||
○笠井委員 賃上げの中に、非正規労働者というのも当然対象に入って進めるということですね。 | ||
○笠井委員 賃金増大、これは大事なことだと言われましたが、それはやってもらいたいんですが、一方で、産業競争力会議では、正社員を解雇しやすくするという議論が行われている。これは、これまでの賃下げと不安定雇用を広げてきた方向じゃないかと思うんですが、そんな議論は、一方では、賃下げ社会...全文を見る | ||
○笠井委員 守るべきものを守らなかったらどういうことに日本がなる、だから反対だとお考えなのか。 | ||
○笠井委員 要するに、無制限に自由化をして外国との貿易の壁が全く取り払われたら、安い品物、外国の産業がどんどん入ってくる、農業を初めとして国内の産業が大打撃を受ける、こういう事態になるということだと思うんです。 あたかも、この問題については、総理が今言われましたが、交渉次第、...全文を見る | ||
○笠井委員 昨日来議論があったと思うんですが、その中で、情報についてコメントしないとかという話がありますが、それを言うと今後の情報収集に影響があるという話もされました。 影響があるということを言われるということは、何らかのものがあるということですか、つかんでいるということでし...全文を見る | ||
○笠井委員 カナダとメキシコは、先行して交渉してきた九カ国との間で、極秘念書によって極めて不利な条件を承諾した上で、昨年六月に交渉参加を認められた。これは、既に、アメリカの貿易専門誌など、内外の報道で指摘されてきたことであります。これまで指摘されてきた条件というのは、私、とんでも...全文を見る | ||
○笠井委員 コメントをするかどうかじゃなくて、つかんでいるかどうかを聞いているんですね。コメントをするかはその上の話なんです。つかんでいます、だが言えないという問題がある。 しかも、今、我が国にはこうした条件は提示が全くないと言われましたが、当たり前なんですよ。カナダ、メキシ...全文を見る | ||
○笠井委員 参加した以上は守るべきものは守ると言いながら、さっきみたいな条件がついたらそれができないというのが、今問題になっているわけですよ。 それで、最大限の努力をすると情報収集の問題も言われましたが、総理は、昨日の答弁では、種々の情報や報道もあるけれども、判然としない部分...全文を見る | ||
○笠井委員 国益にかかわると言われてきましたが、これから参加するかどうかの日本にとっては重大なことで、そして、ぼやっとしたものがあるとか輪郭とか、まだ十分つかめていない。ぼやっとしたものがあるということで、入ってみたら大変なことだったということになったら、これは、それこそ責任問題...全文を見る | ||
○笠井委員 違うんですよ。今問題になっているのは、参加してみたら大変な手かせ足かせがあるということが問題になっているから私は言っているんですよ。参加した中で頑張りますと言うけれども、頑張れない状況かもしれないということでしょう、これは。 だって、さっき言ったみたいに、後から入...全文を見る | ||
○笠井委員 それは、いつつかんだのですか。 | ||
○笠井委員 どこからつかみましたか。 | ||
○笠井委員 当時は、民主党政権の時代でありますけれども、外務省は、こうした条件をめぐる問題についてつかんだことについて、当時の野田首相に全て報告していた、こういうことでよろしいですか。 | ||
○笠井委員 昨年末の政権交代以降、間もなく三カ月になりますが、安倍総理は、前政権からこの問題について引き継ぎを受けましたか、この条件について。 | ||
○笠井委員 外務省など関係省庁からは、報告、説明を受けてきましたか。 | ||
○笠井委員 いつの段階で受けましたか。 | ||
○笠井委員 岸田外務大臣は、先ほど、一定のものはつかんでいたと言われたんですけれども、そうした問題を承知していた、条件は日本の交渉参加にかかわって重要な問題だということでの、情報収集して一定のものをつかんでいたと言うのだったら、なぜ、そういう問題について積極的に明らかにして言わな...全文を見る | ||
○笠井委員 いや、私が聞いたのは、参加するかどうかということが問題になっているときに、内閣府なり政府なり外務省なりがいろいろな資料を出しました。メリットがある、デメリットがある、入った場合にこういう問題があると、いろいろ出したけれども、しかし、少なくとも、大臣が一定のものはつかん...全文を見る | ||
○笠井委員 違うんです。参加するかどうかがこれだけ国会でも議論になっているときに、国会や国民に対して、まだ情報収集は輪郭で、ぼやっとして不十分なものがあるかもしれないけれども、参加した場合にこういう問題点があるというようなことについて、むしろ、メリット、デメリットというのだったら...全文を見る | ||
○笠井委員 それは知っていますよ。私も、当時、この委員会で質問したときに扱った資料ですから。では、この国会議員の中で、あるいは国民の中で、そういう問題について、条件ということに議論があるんだなとか、日本が新たに入ろうとしたときに、そういう条件にかかわって、いいのか悪いのかというこ...全文を見る | ||
○笠井委員 それでどうするんですか。 | ||
○笠井委員 承知していなかった、これから調べてみますみたいな話で、これは農林水産業にかかわって、預かっている大臣ですが、農業はもちろん、国民生活全体にとって、入った場合に物が言えない、あるいは、こういうことで、決まったことはうんと言わなきゃいけないという、重大な影響を及ぼしかねな...全文を見る | ||
○笠井委員 なぜ、こういう重大関心事があるということを積極的に言ってこなかったんですか。 | ||
○笠井委員 そんなことを聞いているんじゃないんですよ。 当時、昨年は民主党政権だった、その問題もあると思いますよ。だけれども、さっき総理が言われたみたいに、今の政権ができて三カ月たっているわけですよ。総理自身が、こういう問題を含めて、必要な情報は聞いてきたと言っているわけでし...全文を見る | ||
○笠井委員 まあ、そう言ってくると思ったんですがね。 合意済みの部分をそのまま受け入れて議論を蒸し返さないこと、これが参加条件の中に挙げられている。それで、九カ国で合意したものじゃないから、それは動いているものだみたいなことを言いましたけれども、二つ問題がある。 一つは、...全文を見る | ||
○笠井委員 具体的には明らかにできないわけですよ、三月以降どうなったかということについても。 そういう条件を書いたレター、念書がある。そういう存在については確認しているんじゃないんですか。ないんですか、そういうことも。 | ||
○笠井委員 だから、表明していなかったら教えてもらえない話なんです。 政府は、そもそも交渉に参加しないと具体的な交渉内容と到達点がわからない、だから情報収集に努めるとさんざん言ってきました。その上、今度は、新たに参加した途端に、包括的で質の高い協定への約束、つまり、関税、非関...全文を見る | ||
○笠井委員 参加したら大変になるということについての情報収集が不十分で、入ってみたら大変なことになるという条件があって、そして、そのことを教えてもらったら抜けられないという話になるんですから、大変なことになります。 総選挙直前の昨年十一月十五日に、野党時代の安倍総理は、総裁の...全文を見る | ||
○笠井委員 終わります。 | ||
03月14日 | 第183回国会 衆議院 憲法審査会 第2号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 昨年の総選挙後、最初の機会なので、憲法審査会に臨む日本共産党の立場について一言しておきます。 我が党は、二〇〇〇年の憲法調査会設置以来、改憲は必要ない、そのための手続法も憲法審査会も必要ない、今行うべきは日本国憲法に基づく政治だと強く...全文を見る |
○笠井委員 先ほど来、国旗・国歌についても言及すべきだということがあったので、私、先ほど橘部長から前回のことについても紹介があったので改めて言わなかったんですけれども、改めて一言述べておきたいと思います。 この問題というのは、なぜ一章にという話になるのかというのも私はよくわか...全文を見る | ||
○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 第二章をめぐって、冒頭に、改めて第九条の意義を強調したいと思います。 九条は、侵略戦争と植民地支配によってアジアと世界に甚大な犠牲をもたらした反省に立って、日本が二度と侵略国家にならず、世界平和の先駆けになるという国際公約であります。...全文を見る | ||
○笠井委員 特に発言するつもりはなかったんですが、今の、集団的自衛権をめぐってこれまでの間違った解釈というお話があったので、あえて申し上げたいんですが、そういう解釈をやってきたのは歴代自民党政府だったわけですから。それで、その自民党政府でさえそういう解釈をせざるを得ないような憲法...全文を見る | ||
○笠井委員 済みません、三度目で。今具体的に名前を言われたものですから。 いずれにしても、集団的自衛権の問題というのは、国連の安全保障の哲学から見てどういう位置づけなのかという問題はきちっと詰めなきゃいけない問題なので。実際にどうだからというようなことで、そういう、多国籍軍が...全文を見る | ||
03月15日 | 第183回国会 衆議院 外務委員会 第2号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 岸田外務大臣に伺います。 大臣は、就任以来、沖縄の皆さんの声、これに耳を傾けて、信頼の回復、そして信頼構築をつくっていくことが大事だというふうに繰り返し強調されております。 ところが、沖縄の現実はどうか。普天間基地の辺野古移設、新...全文を見る |
○笠井委員 それで納得していないのが沖縄県民だと思うんです。 昨年十二月末以来の安倍政権がやってきたことというのは、まさに沖縄県民の期待やあるいは信頼に逆行することばかりだと言わざるを得ないと思います。 一つは、サンフランシスコ講和条約発効の一九五二年四月二十八日、主権回...全文を見る | ||
○笠井委員 そう言われるんだったら、こういう式典をやるべきじゃない。私は、沖縄だけじゃなくて、日本全体にとって大変屈辱の日だというふうに思っております。そういう意味で、仲井真知事も理解不能と言われているし、沖縄でも反対の声が強く上がっているわけです。 本土と切り離されて米軍占...全文を見る | ||
○笠井委員 米軍が駐留していた岐阜県各務原では、米軍による傍若無人な行為が繰り返されて、住民の米軍基地反対闘争が起こりました。農民の入会地だった山梨の演習場では、土地取り上げをされた農民が反発して、実弾演習の着弾地に座り込む大変な闘いがあった。 米軍基地に反対する運動は、岐阜...全文を見る | ||
○笠井委員 三月十一日の予算委員会で安倍総理は、まずは独立を回復しなければ、独立国として米国との交渉をすることはかなわなかった、あのときの判断がその後の沖縄の復帰につながったというふうに言われたわけですが、とんでもないと思うんです。こんな理屈が、二十七年間の米軍支配下のもとで苦難...全文を見る | ||
○笠井委員 六十年前に講和条約で沖縄を切り離して、沖縄に基地そして海兵隊を押しつけた、先ほど歴史的経過も話されたとおりです。六十年後の現在においても、再び米軍基地の痛みを沖縄に押しつけようとする。私は、そういう意味では、政治的構図は何ら変わっていないんじゃないかというふうに思いま...全文を見る | ||
○笠井委員 今副大臣から言われましたけれども、これは沖縄県の資料ですが、まさに三百十八件、十月一日から十一月三十日、二カ月間に、県、市町村による監視において合意事項違反が目視されているということで、一覧表が出されているわけであります。 この作業が膨大だということなんですけれど...全文を見る | ||
○笠井委員 沖縄県民の不安と怒りというのは本当に激しいものがあります。 大臣、防衛省からそういう話があったんですが、耳を傾けて信頼回復、信頼構築ということが大事だと言われるんだけれども、実際には、県民の願いにまともに応えようとしていないという問題がどんどんあること。それから、...全文を見る | ||
○笠井委員 協議をやるために、それ以前にファクトがきちっと確定しなきゃいけないわけですから、外務省としても督促する、あるいは、防衛省と協力して、いつまでにはというぐらいのことはやはり言うべきなんじゃないですか。 | ||
○笠井委員 そもそも、この合意が守られればいいのかという問題では私はないと思っているんです。 この運用に当たっての覚書に基づく運用ルールというのは、禁止事項に関しても、できる限りとか、運用上必要な場合を除きというただし書きをつけて、全体として配備をどんどん進めて、強行する、運...全文を見る | ||
03月18日 | 第183回国会 衆議院 予算委員会 第15号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 安倍総理のTPP交渉参加表明をめぐって質問いたします。 まず、このパネルをごらんいただきたいと思います。地方議会のTPPに関する意見書について、農水省が昨年十月段階でまとめたものであります。これが最新だということで集計を出しているそう...全文を見る |
○笠井委員 その後も決議が相次ぎまして、この三月に入ってからも、宮崎県、そして佐賀県、北海道議会が反対の意見書を、秋田県の男鹿市議会は、三月十五日に、総理の参加表明に対して厳重に抗議する決議も採択をいたしております。 そこで、TPP交渉に参加をすれば、総理が言われるような、守...全文を見る | ||
○笠井委員 総理は、後から入って、既に決まっていることは蒸し返せないということを言われたわけです。 総理、これはもう総理に答えていただきたいんですが、では、その蒸し返せないということ以外に、日本が後から入ってやった場合に、これはできないということはないんでしょうか。総理。 | ||
○笠井委員 アメリカなど九カ国以外に後から交渉に参加したメキシコ、カナダについては、私、質問でもただしましたが、三つの不利な参加条件の念書があったとされている。 一つは、現行の交渉参加国九カ国が既に合意した条文は全て受け入れて、再協議は行わない。二つ目に、将来、ある交渉分野で...全文を見る | ||
○笠井委員 言えないというのはおかしいですね。 では、メキシコ、カナダが参加表明したのは一昨年十一月ですが、その後、参加が認められた昨年六月までの間に受け取ったと言われているのが三つの条件についての念書でありますが、日本にも同様に、先週総理が参加表明されたその後に、こういう条...全文を見る | ||
○笠井委員 まだ定かではないと。まだ来ていない、定かでないということは、来る可能性があるということかもしれませんが。 あれこれ言いますが、今後、日本がそういった念書を受け取らないとは言えなかったわけでありまして、そうなれば、ルールづくりに参加するどころか、アメリカなど九カ国で...全文を見る | ||
○笠井委員 このパネルは、二〇一一年の十一月の外務省の資料であります。 日本の関税品目数は今、鉱工業製品を含めて全部で九千十八ありますけれども、そのうち、これまで日本が結んできた自由貿易協定でも、要するに、これだけは取引できない、守らなきゃいけないということで、米、小麦、砂糖...全文を見る | ||
○笠井委員 総理はあれこれ言われたんですが、だけれども、この参加表明をするに当たってこういう試算を発表して対策をする、そして守るべきものを守るとおっしゃること自体が、要するに、関税撤廃ゼロを求められる、聖域なき関税撤廃が前提の交渉だから、だから、それらに備えるために、最悪これだよ...全文を見る | ||
○笠井委員 でも、さっき確認したみたいに、全てがゼロを目指してということで、それのテーブルに着くということですよね。その中で、結局、目指すところの、高い水準でいくというのは、ゼロに向かっていく。それは、即時じゃなくても、五年、十年を含めてそういう方向でやるという交渉だから、最悪こ...全文を見る | ||
○笠井委員 非関税措置の分野について言うと、今いろいろ甘利大臣言われたんですが、では、政府の発表した試算というのは関税撤廃の分野だけですよね。それについての試算を出された。なぜ、非関税分野の影響試算について、今いろいろ影響があると言われたけれども、それについては出さなかったんです...全文を見る | ||
○笠井委員 GTAPモデルの話をしているのかもしれませんが、しかし、国民にとっては、さっき大臣が言われたみたいに、非課税分野だってたくさんの重大な懸念事項とか問題があると言われたわけですよね。 これは、参加するということで、交渉参加表明するに当たって、国民が、これは本当にいい...全文を見る | ||
○笠井委員 今回の総理の決断に先立って、自民党が出したTPP対策に関する決議というのがございますが、この中でも、ポツ二のところの二項目めに、その項目として三つ挙げていて、TPP交渉参加については、国民の間にさまざまな不安の声が存在しているぞと書いてあって、三項目あって、その二項目...全文を見る | ||
○笠井委員 今、現在のところありませんと言われました。 しかし、その中で、公的医療保険制度の問題について言えば、それ自体が俎上にのらずとも、金融サービスの問題で民間保険とか、あるいは投資分野で株式会社の参入、それらが対象にならない確証はないわけですし、それについて触れられませ...全文を見る | ||
○笠井委員 金融サービスの問題で民間保険とか投資分野での株式会社の参入の問題が議論にならないということも含めて、言えるんですか。 | ||
○笠井委員 制度そのものを扱って、いきなり壊すなんという話を私は言っているんじゃないんですよ。それにつながる話がいろいろな問題を通じて出てくるんじゃないか、そういう懸念があるから、自民党だって決議をやっているんじゃないですか。 今、口を塞ぐとかなんとか言いましたけれども、アメ...全文を見る | ||
03月21日 | 第183回国会 衆議院 憲法審査会 第3号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 日本国憲法第三章は、基本的人権の尊重を明記したことに中心的な意義があります。 まず、第十一条で、基本的人権は侵すことのできない永久の権利と宣言し、十三条で、全て国民は個人として尊重され、生命、自由、幸福追求の権利は国政上最大の尊重を必...全文を見る |
○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 幾つかの論点、意見を述べたいと思います。 一つは、先ほど来の権利と義務をめぐる問題、公共の福祉のことにかかわってですが、やはり憲法というのは、国民の自由と権利を保障するために公権力を制限するということであって、国民に責務を課すものでは...全文を見る | ||
○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 日本国憲法第四章で重要なことは、国民主権原理のもとで代表民主制を採用し、議会制民主主義を実現するために国会の地位と組織、権能を明らかにしたことであります。この第四章の規定に照らして、現実の国会がどうなっているのかの検証が必要です。 ま...全文を見る | ||
○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 今、保岡委員からもあったのであれですけれども、ちょうど順番ですが。 緊急事態の場合についていえば、五十四条で、参議院の緊急集会が開けると明確にいくのであって、衆議院が解散されたときには参議院は同時に閉会となる、ただし、内閣は、国に緊急...全文を見る | ||
○笠井委員 いや、会長のおさばきはよく存じ上げているんですが、限定した上で名指しで言われたものですから、一言だけ。 私、緊急集会のことだけをもって議論したわけではなくて、二院制との関連での議論の中でそう言ったのであって、緊急事態条項というのはそもそも憲法になぜ求めていないのか...全文を見る | ||
03月22日 | 第183回国会 衆議院 外務委員会 第3号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 まず、在外公館法の改正案について質問いたします。 岸田大臣は、三月十三日の当委員会での報告の中で、近年の海外への日本人渡航者の増加、企業の進出の増大に伴う日本人の生命と財産を守る活動の重要性を強調されました。 昨年二月の外務省の在...全文を見る |
○笠井委員 重要な問題ですから、早急にということになると思います。 そこで、この法案をめぐってはかなり論点がありましたので、私は、財政問題というのもかかわりますので、残された時間、もう少し広い意味での質問をしたいと思うんです。オスプレイの配備、訓練問題に関連してであります。 ...全文を見る | ||
○笠井委員 日本側の負担はないということでありますが、昨年九月、今言われました日米合同委員会の覚書、この中では、こうした本土での低空飛行訓練とは別に、今局長も言われましたけれども、「MV—22の沖縄への配備の後、既存の計画の一部として、また、日本国政府からの支援も得て、日米両政府...全文を見る | ||
○笠井委員 承知している、目撃していることも含めて、幾つかの訓練が言われました。 それら現在行われている飛行訓練というのを沖縄以外の場所で行う可能性を日米間で検討、協議している、こういうことでよろしいんでしょうか。 | ||
○笠井委員 オスプレイがやっている訓練を沖縄以外でやるという可能性についてやっているということは間違いないわけですね。 | ||
○笠井委員 それ以外に、今後、どんなオスプレイの飛行訓練を沖縄以外の場所で行う可能性があるのかということについても、今、それも含めて言えないという話だったんですが、例えば、自衛隊との共同訓練ということを、このオスプレイをめぐって沖縄以外でやる可能性というのもあるんでしょうか。 | ||
○笠井委員 では、自衛隊との共同訓練を行うという可能性はないということをはっきり言えますか。 | ||
○笠井委員 では、伺いますけれども、沖縄以外の場所でこれらの飛行訓練を行う目的というのは何でしょうか。 | ||
○笠井委員 では、先ほど来、いろいろな中身については協議中だと言われましたが、今局長が言われました、既存の計画の一部としてということが言われているわけですね。そうすると、既存の計画というのは、当然承知しているわけですね。 | ||
○笠井委員 共同訓練を前提にということであります。 では、沖縄の負担の軽減のためということも言われましたが、沖縄の負担軽減というのは、その点については、協議の中では日本側からの要請ですか。 | ||
○笠井委員 日本側の要請ということでございます。 では、そこで、今局長も改めて言われました項目である、日本国政府からの支援も得てということで、沖縄以外の場所で訓練を行う可能性を検討しているということですが、この支援も得てという、そうした飛行訓練の移転についてですが、日本側が支...全文を見る | ||
○笠井委員 支援というのは、では、どんなことがあるんでしょうか。経費負担は含まれないということは言えますか。 | ||
○笠井委員 米軍基地をめぐっての負担軽減ということで財政支援をやったということはありますね、これまで。 | ||
○笠井委員 米軍の訓練というのは、本来、米軍自身の運用上の問題であるから、地位協定上は米軍が負担することが筋でありますが、ところが、米軍の訓練に伴う住民の負担を軽減するということを理由にして、一九九六年以降、日本政府が訓練移転を要請して、その訓練の移転に伴う追加的経費を日本が負担...全文を見る | ||
○笠井委員 合わせて百八十六億円、大体百九十億円近くになると思うんですが、これらの訓練移転の中で日本側が経費負担した項目には、具体的にはどんな項目が含まれていますか。 | ||
○笠井委員 もう少し具体的に言ってください。それだけじゃないでしょう。 | ||
○笠井委員 今回のオスプレイの訓練移転の検討においても、米軍訓練に伴う住民の負担を軽減するということで日本側が経費負担することになれば、そうした項目も含まれる、こういうことはあり得ますね。 | ||
○笠井委員 米側からは具体的な要求は出ていますか。 | ||
○笠井委員 大臣、最後に伺いますけれども、オスプレイはもともと、米軍の運用という米側の都合で沖縄に配備を強行したものであります。ところが、沖縄での訓練、本土での低空飛行訓練に加えて、さらに負担軽減などという名目をつけて、日本国内の沖縄以外の場所で今言ったような飛行訓練の移転を行っ...全文を見る | ||
○笠井委員 今からでも遅くないと思うので、こんな日米協議はやめてオスプレイ配備の撤回を強く求めるべきだ、このことを申し上げて、質問を終わります。 | ||
04月04日 | 第183回国会 衆議院 憲法審査会 第4号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 憲法第五章内閣で重要なことは、国民主権のもとでの議院内閣制を採用していることです。憲法は、民意を正確、公正に反映した国会の形成と、その国会から内閣総理大臣を指名し、民意を忠実に執行する内閣を組織することを命じています。では、現実には、歴代...全文を見る |
○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 首相公選制について、一言述べておきたいと思います。 先ほど来お話がありましたけれども、かつても、憲法調査会の時代に、当時の小泉総理がその導入を掲げたこともあって、一つの論点になったと思うんですけれども、結論的には導入に否定的な意見が多...全文を見る | ||
○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 行政の監督あるいは監視機能という問題では、私はやはり、憲法を生かす形でさまざまなことができるというふうに思っております。 先ほど来ありましたけれども、例えばオンブズマンという問題でも、国会に国政調査権がある、そして、立法や予算の議決権...全文を見る | ||
○笠井委員 前半、冒頭のところは、私も、ああそうかなと思って伺っていたんですが。 やはり私は、なぜ出せないかという話は、手続問題ではなくて、本質的に、やはり国民との関係、主権者国民との関係で、つまり、今そういう憲法改正を望んでいるかといえば望んでいないということが、今出せない...全文を見る | ||
○笠井委員 また、これは個別にいろいろやってもいいですし、エンドレスになってもあれですが、そういう点でいうと、憲法改正という問題について、国民の中で機が熟してくるということがあれば、そのときはそういう形で、いずれは、将来的にそういうことが、いろいろな議論があるかもしれない。それは...全文を見る | ||
○笠井委員 一言だけですが。 不作為という話がありましたが、国民の側から国会に対して不作為なんて声は上がっていないですよ。やはり、憲法の制定とか改廃というのは国民の重要な主権行使の問題であるので、それとの関係なので、手続問題とかという話じゃないということだけは申し上げておきた...全文を見る | ||
○笠井委員 余り手続論の話をしたくなかったので、大きなあれだけしておいたんですが、ちょっと橘部長にも一言、その辺を説明してもらえばいいと思うんですけれども、機関承認というのは歴史的な経緯があって、かつて、社会党の上田哲氏が裁判を起こしたこともあったというふうに思うんですね。機関承...全文を見る | ||
○笠井委員 若干戻って申しわけないんですが、一言だけです。 先ほど橘部長からも答弁いただきまして、要するに、先例なりなんなりを議院は自律的に決めるわけですから、議院というのは、国会が決めるわけですから、その改変は、一般論としては、当然、議院の、要するに院としての権限ということ...全文を見る | ||
04月05日 | 第183回国会 衆議院 外務委員会 第4号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 普天間基地の辺野古移設を前提とした陸上部の工事が先行的に進められている問題について、私は、この三年来、予算委員会で繰り返し指摘し、工事の中止を求めてまいりました。 ここに、名護市が沖縄防衛施設局に問い合わせて判明した、キャンプ・シュワ...全文を見る |
○笠井委員 今、数字を言われましたけれども、その中に設計業務は入っていますか。 | ||
○笠井委員 この設計業務もカウントされなければ、当然、実態、全容が明らかにならないわけで、私が防衛省から二〇一二年にもらった資料を見ますと、二〇一一年度までの業務が百八十九件で、約二百十二億円になっております。そのうち、環境影響評価業務が三十四件ありましたから、陸上の建設に係る業...全文を見る | ||
○笠井委員 後日じゃなくて、きょうじゅうに出してくださいよ。 | ||
○笠井委員 きょうじゅうにできるなら、最初からそう言ってください。 二〇一〇年二月の予算委員会で、私、正式にキャンプ・シュワブ沖と決まっていないのに、移設を前提に陸上工事をなぜ進めるのかということをただしました。当時、北澤防衛大臣は、前政権で契約したものだからと答弁していたん...全文を見る | ||
○笠井委員 これは、普天間飛行場移設に関する業務なんです、発注なんですよ。関係ないじゃなくて、その業務なんでしょう。 | ||
○笠井委員 移設に係る業務といって資料を出しているじゃないですか。 | ||
○笠井委員 区域の問題じゃなくて、関係するものをつくっているんでしょう。 | ||
○笠井委員 では、何で関連業務と言っているんですか。 | ||
○笠井委員 ちょっと、関連業務といって発注して、予算を組んでいるんじゃないんですか。冗談じゃないよ、そんなもの。 | ||
○笠井委員 埋め立てと関係ないに決まっているじゃないですか、陸上部に建物を建てるんだもの。移設に係ってやるんでしょう。 | ||
○笠井委員 関連するということは、前提でやっているんじゃないですか。最初からそう言ってくださいよ。 大臣、政府は三月二十二日に埋立申請を提出したばかりでありますが、何かいろいろなことを言ってごまかそうとしているけれども、移設に関連して業務をやってきた。もう二〇〇六年からやって...全文を見る | ||
○笠井委員 私の質問に答えていただいていないんですが、移設についてはまだ、そういう負担軽減も含めて理解を得てやっていこうと今努力と、政府の立場で言われましたけれども、そういう過程において既に、普天間を移設する、辺野古につくることを前提にした工事を陸上部では、陸上部ですよ、先行して...全文を見る | ||
○笠井委員 だったら、防衛省はこの資料を出していますけれども、普天間飛行場移設に関する業務といって発注して、予算を組んでやっているわけですから、これはインチキじゃないですか。うそをついて予算計上しているという話でしょう。関係ないなんて話を大臣も言われると、沖縄県民なんか納得しない...全文を見る | ||
○笠井委員 そうしたら、この防衛省の資料は間違いですね、我々に出してきた資料というのは。「普天間飛行場移設に関する」、関係ないんじゃないですよ、「関する業務発注一覧表」、平成十八年度、二十一年度、こうやって出しているんですよ。これはうそをついているんですか、国会に。関係ないという...全文を見る | ||
○笠井委員 今のをちょっと確認したいんですが、要するに、海上でつくろうとしている建設事業に使う建物ではない建物という意味ですか。 | ||
○笠井委員 では、具体的にどういう建物で、何のためのものですか。 | ||
○笠井委員 では、それは何に使うということになりますか。 | ||
○笠井委員 では、関するということじゃないですか。来るということでしょう。関するということはそういうことでしょう。 | ||
○笠井委員 だから、大臣、理解と納得を得る、負担軽減と。きょうも何か嘉手納以南の話をやるみたいですけれども、私は、あの嘉手納以南だって、無条件で返せなかったら解決しないと。四十年ずっとやってきて成らないんですから。条件つきでグアムと絡めたり、県外のほかにやったり、そんなことをやる...全文を見る | ||
○笠井委員 さっきのちょっととめた時間があるでしょう。 | ||
○笠井委員 最後に一言ですが、今大臣言われました、理解を得てということで、結局、辺野古につくろうというんだけれども、それが理解を得られなくてできなければ、移設のための、陸上部でそれを使うかもしれない、そのためにという、それを想定してやっているような施設というのは意味がなくなるわけ...全文を見る | ||
04月08日 | 第183回国会 衆議院 原子力問題調査特別委員会 第3号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 本日はお忙しい中、参考人の皆さん、ありがとうございました。 先ほど来、ようやく九カ月ぶりにこういう機会ということがございましたが、東京電力の福島第一原発事故の調査委員会が、まさに憲政史上初めて全会一致で国会のもとに設置されて、昨年の七...全文を見る |
○笠井委員 蜂須賀参考人に伺いたいんですが、先ほどもお話の中で、事故は続いている、それで、国会の対応に歯がゆい思いをするということで述べられたことを重く受けとめたいと思うんです。まさに私自身も、収束どころではない福島原発、そして、十五万人の方々が県内外に避難を強いられていて、除染...全文を見る | ||
○笠井委員 ありがとうございました。 田中三彦参考人に伺いたいんです。私も予算委員会で取り上げさせていただいたことでありますが、非常用の復水器が、東電の主張と違って地震の直後に壊れた可能性があるという問題で、昨年二月、国会事故調が決めた福島第一原発の調査が東京電力の虚偽説明に...全文を見る | ||
○笠井委員 黒川参考人、この問題に関する東電の対応についてどのように思われているでしょうか、今回の問題をどう見られているか。 | ||
○笠井委員 それで、その後東電とのやりとりがありまして、あの第三者委員会をつくってそういう結論を出したということについて、それも含めて何か感じていらっしゃることはあるでしょうか。黒川参考人です。 | ||
○笠井委員 ありがとうございました。 今の最後のところは重く受けとめて、委員会としてやるべきことだと私は思っております。 田中三彦参考人にさらに伺いたいんですが、国会事故調の報告書の中で、「「原発はもともと安全である」と主張して、事故リスクに関する指摘や新知見を葬り去って...全文を見る | ||
○笠井委員 野村参考人に伺いたいんですが、先ほど来議論がある問題なんですけれども、この国会事故調の報告書の中で、事故の根源的原因というのは、歴代の規制当局と東電の関係について、規制する立場とされる立場が逆転関係、いわゆる規制のとりこということになることによる原子力安全についての監...全文を見る | ||
○笠井委員 時間はわずかなんですが、石橋参考人、もし一言伺えればと思うんです。 この世界一の地震大国が世界有数の原発大国であることの意味について、端的にどんなふうに思っていらっしゃるか。先ほどもお話があったと思うんですが、一言伺えればと思います。 | ||
○笠井委員 終わります。ありがとうございました。 | ||
04月11日 | 第183回国会 衆議院 憲法審査会 第5号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 第六章司法で重要なことは、司法権の独立の原則を規定するとともに、国民主権のもとで、国民による司法の民主的な統制制度を置いていること、一切の法律、命令、規則または処分について違憲審査できる違憲審査制を採用していることです。これは、憲法第三十...全文を見る |
○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 今、司法消極主義を解消するために憲法裁判所を設置すべきという主張が出されておりましたけれども、私は、しかし、最初の意見表明でも申し上げましたけれども、最高裁が司法判断を避ける大もとには、最高裁裁判官の任命の政治的利用の問題とか、あるいは司...全文を見る | ||
○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 裁判官の報酬の問題も、先ほどからいろいろな御意見があると思うんですけれども、憲法でいうと、七十九条の六項と八十条の二項で、在任中の裁判官の報酬について減額することはできないと定めている。ところが、国家公務員の給与の減額と横並びであれば司法...全文を見る | ||
04月15日 | 第183回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第2号 議事録を見る | ○笠井分科員 日本共産党の笠井亮です。 日本のこれからを担う子供、子育ての問題、そして若者の雇用にかかわる問題について質問いたします。 まず、国立総合児童センター、こどもの城についてお聞きしたい。 これは厚生労働省で結構です、この施設の目的と概要、そしてこれまで果たし...全文を見る |
○笠井分科員 大型児童館としての機能とともに、全国の児童館のセンターとして、そういう機能も果たしてきた。そして、小児保健クリニック、発達相談、あるいは保育施設、ホテル、二つの劇場を併設しているということで、厚労省も、今ありましたけれども、全国の児童健全育成関係施設の中核施設という...全文を見る | ||
○笠井分科員 田村大臣、このこどもの城というのは、行かれたことはありますか。 | ||
○笠井分科員 今、厚労省から、二十七年たってということで、いろいろな変化があったことを言われたんですけれども、私は、四月初めに行ってまいりまして、二十七年たって、ますます大事になっていると感じました。 ちょうどそのときは春休みだったんですけれども、音楽とか造形とかスポーツ、さ...全文を見る | ||
○笠井分科員 大臣、今答弁があったんですが、ガイドラインをつくって、好事例集をということで、実践事例集、厚労省もこの三月出されたというのも私承知しているんですが、それはもちろん大事なことだと思うんですが、それで代替できるかという問題があるんですね。 それで、当の全国の児童館は...全文を見る | ||
○笠井分科員 いろいろ言われましたけれども、要するに聞いていないんですよ、全国でそうやってセンターとして頼っているところから聞いていない。 では、誰が一体閉館してくれと言ったのか、一体誰がどうやって判断したのかということになります。 こどもの城の閉館となれば、併設されてい...全文を見る | ||
○笠井分科員 聞いていませんけれどもじゃなくて、聞いていないんですよ。 それで、残念という声はありますけれどもじゃなくて、多くの声があるんです。 大臣、このこどもの城、青山劇場、青山円形劇場の存続を願う有志の会の方々が署名運動に取り組まれておりまして、そして、その署名には...全文を見る | ||
○笠井分科員 この青山劇場というのは、ジャニーズ事務所所属のタレントもしばしば出演するという劇場として知られていて、嵐の大野智さんや松本潤さんが出演したこともあるというので、ファンからも、この劇場をなくさないでという声がたくさん寄せられている。 昨年六月には、劇場、音楽堂等の...全文を見る | ||
○笠井分科員 今のもちょっと意味不明なんですね。 このレビューシートでいいますと、概算要求と言いましたけれども、これからこれをどうするかという話でありますけれども、続けることが前提になっているわけですよ。 そして、評価した後に、「予算監視・効率化チームの所見」という欄にこ...全文を見る | ||
○笠井分科員 ぜひやっていただきたいんです。 中には、あの地域の再開発のためにという計画があって、そこにこれがかかわっているんじゃないかというようなことも出たりしていますので、ぜひ、大臣に提案なんですけれども、一回行っていただいて、そして見ていただいて、国でやってきた二十何年...全文を見る | ||
○笠井分科員 ぜひ検証していただきたいと思います。 お金がないと言いながら大型公共事業は復活させながら、子供のための施設は切り捨てるというようなことになると、これは許されないし、そういう声も上がっています。税金の使い方が間違っているということになってくると思うので、改めて、こ...全文を見る | ||
○笠井分科員 これは私も大事だと思うんです。 先日、東京・足立区のサポステ、サポートステーションに私も行ってまいりました。区民からも期待をされて、そして区外からも結構来ていて、カウンセリングとか、毎日のようにセミナーをずっとやっているんですね。それで、区も力を入れていて、利用...全文を見る | ||
○笠井分科員 足立区の場合でいうと、産業経済部に就労支援課という部署をつくって、独自の支援やメニューも充実させながら努力を強めているというので、区としてのパンフレットもつくったりしてやってきております。 我が党も、区議会で十年以上前に、当時、雇用対策は国や東京都の仕事だと言わ...全文を見る | ||
○笠井分科員 この点は、よく工夫もいただいて、やはりなかなか、四月からどうなるかわからぬというのでは大変なので、みんな頑張っているところですから、そこは大いに国としても対応してもらいたいと思います。 最後に伺いますけれども、今、東京の若者の中からも、労働者の権利について知るこ...全文を見る | ||
○笠井分科員 去年六月にILOで、「若者に投資を、さもなくば一つの世代が失われる」という決議が上がっております。やはり若者支援というのは大事な課題ということで、しっかりと取り組んでいただきたい、このことを申し上げて、質問を終わります。 | ||
04月18日 | 第183回国会 衆議院 憲法審査会 第6号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 冒頭、本日の審査会は、四月十一日の幹事会で、国会が波静かならという条件つきで設定されていたにもかかわらず、一昨日、与党がいわゆる〇増五減に関する法案の委員会付託を強行したもとでこうして開会されたことに強く抗議するものです。 第七章財政...全文を見る |
○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 二点、簡潔に述べたいと思います。 一つは予算単年度主義の問題ですけれども、憲法八十三条は、「国の財政を処理する権限は、国会の議決に基いて、これを行使しなければならない。」と規定をして、財政国会中心主義の原則を定めておりますが、その上で...全文を見る | ||
○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 私学助成の問題についてなんですけれども、私学助成は憲法八十九条に違反するとの主張というのがあったりもしますけれども、私学助成は、やはり教育を受ける権利を定めている憲法二十六条の立場からも、憲法上の当然の要請だというふうに考えております。 ...全文を見る | ||
○笠井委員 一言だけ、大塚委員から御指名いただきましたので。 私学助成については、衆議院の憲法調査会のときに、憲法に違反しないという意見と違反するという意見が述べられたという状況があった中で、今、大塚委員が言われたみたいに、この中では違反しないというのが、みんなそうだというん...全文を見る | ||
04月19日 | 第183回国会 衆議院 外務委員会 第5号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約、いわゆるハーグ条約について、この間、質疑がありましたけれども、まず、基本的なことを岸田大臣に伺っておきます。 この条約は、一九八〇年に採択をされて、一九八三年に発効し、現在、八十九カ国が加盟...全文を見る |
○笠井委員 もう一点大臣に伺っておきますが、国際結婚した親の一方が、日常生活している国から子を連れ去る理由というのはさまざまあると思うんですけれども、外国人の配偶者から、先ほどもありましたドメスティック・バイオレンスや児童虐待を受けて、それから逃れるためにやむなく子を連れて自国に...全文を見る | ||
○笠井委員 そこで、法務省に伺いますが、ハーグ条約第十三条では、子の返還を拒否することができると規定されております。特に、一項bでは、「返還することによって子が心身に害悪を受け、又は他の耐え難い状態に置かれることとなる重大な危険がある」ときは、子の返還を拒否することができると規定...全文を見る | ||
○笠井委員 今副大臣から三点の規定の紹介がありましたが、実施法の中でこれら三つの事例の規定を盛り込んだ意図といいますか、理由というのはどういうことでしょうか。 | ||
○笠井委員 考慮すべき事項について、四月四日の本会議で次のようなやりとりがございました。問いの方で、連れ去った親がもとの居住国で逮捕、刑事訴追のおそれがある場合、もとの居住国への帰国後の生計維持が困難等の事情がある場合、連れ去った親が、過去のDVのために、もとの居住国に戻るとPT...全文を見る | ||
○笠井委員 この実施法第二十八条二項の規定というのは、一項四号の規定、すなわち「子の心身に害悪を及ぼすことその他子を耐え難い状況に置くこととなる重大な危険があること。」の事由の有無を判断するに当たって規定をされたというものだと思います。 「その他の一切の事情」を明記したという...全文を見る | ||
○笠井委員 こうした二十八条二項の規定というのは、DV被害者等とのかかわりで、各国の国内法と比べても踏み込んだ規定になっているというふうに思います。政府も、諸外国に余り例がない規定として、スイスが、条約第十三条一項bに定める子を耐えがたい状態に置くこととなる場合というのを具体的に...全文を見る | ||
○笠井委員 ハーグ条約の第十三条一項bにかかわって、スイスが日本と同様に踏み込んだ国内法規定を盛り込んでいるというふうに承知しているんですけれども、なぜなのかという話とのかかわりなんですけれども、スイスとオーストラリアとの間で起きた子の連れ去り問題で、連れ帰った母親がもとの居住国...全文を見る | ||
○笠井委員 外務省が調査している裁判事例を見ますと、第十三条一項bで規定している返還拒否事由について、各国は、押しなべてというか、極めて制限的に適用しているというふうに私は読んだんですけれども、その中で、さらに、アンダーテーキングを考慮して子供の返還を認めている事例もある。申立人...全文を見る | ||
○笠井委員 そうすると、確認なんですが、国内の実施法の考慮事項というのが全体として優先される、その中で、一切ということの中には、その一要素としてはあり得るけれどもという位置づけということでよろしいんですね。 | ||
○笠井委員 ハーグ条約は、前文で子の利益が最も重要であることを明記した上で、子の国外への連れ去りや留置というのは子の利益にならないこと、子の常居所地国への返還こそが子の利益を促進するということを大前提にしていると思います。 他方で、一九九〇年発効の、日本は一九九四年の締結だと...全文を見る | ||
○笠井委員 次に、子の連れ去り問題にかかわって、先ほど岸田大臣も触れられました在外公館の役割について若干聞きたいと思うんです。 ハーグ条約は、国境を越えた子の連れ去りを解決するための国際的な仕組みを定めたものでありますけれども、特に日本人女性との事案では、子供に対する虐待やD...全文を見る | ||
○笠井委員 今大臣がおっしゃったような在外公館内の領事担当者の研修をやったりとか、あるいは現地のいろいろな団体とも連携をしていくということも含めて、これまでの支援体制をさらに充実させるというのは非常に大事だというふうに私は思うんです。 ところが、DVの問題や夫婦間の問題を抱え...全文を見る | ||
○笠井委員 日本における子供の連れ去り事案というのは、日本人女性にかかわるケースが圧倒的で、その多くが欧米諸国との関係ということだと聞いております。そのことから、欧米諸国から、日本に条約締結を求める要請もとりわけ強く出されてきた。 他方で、アジア諸国間では、子供を連れ去る事案...全文を見る | ||
○笠井委員 今、掌握している数字も紹介がありましたが、締結している国、していない国ということでも具体的にあったわけですけれども、アジア諸国の中でのハーグ条約締結状況というのは今どういうふうになっていますか。 | ||
○笠井委員 二カ国ということですか。 | ||
○笠井委員 五カ国ということになりますか。他の地域と比べても少ないということだと思います。 それで、入っていない国ということで、そことの関係が事例としても多いというのをつかんでいるということで、日本もこれまで入っていなかったのであれかもしれませんが、これから締結する、入るとい...全文を見る | ||
○笠井委員 大臣も当然、いろいろな機会に、これからそういうことでということになるでしょうか。 | ||
○笠井委員 幾つか伺ってまいりましたが、日本人の国際結婚とその破綻、離婚が増加するという中で、子の連れ去り問題というのは深刻な問題になっている。こうした問題を解決するためには、国際的なルール及び国家間の協力が必要だということで、特に、きょうも質問しましたが、DV被害者などから、ハ...全文を見る | ||
04月19日 | 第183回国会 衆議院 原子力問題調査特別委員会 第4号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 きょうは、田中俊一原子力規制委員長に質問をいたします。 きょう四月十九日から、規制委員会の評価会合で、関西電力大飯原子力発電所の現状評価、現状確認、いわゆる安全確認の作業がもう既に始まったということであります。六月下旬を目途に評価結果...全文を見る |
○笠井委員 今おっしゃった事業者からの資料というのは、関西電力の報告書のことだと思うんです。 一昨日の原子力規制委員会で決めた関西電力大飯発電所の現状評価の進め方というのがございますが、これを読みますと、「事業者報告の全分野を評価対象とする」とありますけれども、全分野とはどう...全文を見る | ||
○笠井委員 安全上重要な事項に重点を置くと言われましたけれども、具体的にはどういう事項になりますか。 | ||
○笠井委員 そうしますと、安全基準案に基づいてということをおっしゃったんだけれども、安全上重要な項目について重点的にと言われることは、新基準の中には安全上重要でない事項がある、こういうことですか。 | ||
○笠井委員 そうすると、基準の中には、一部を満たしていればいいというふうなニュアンスも聞こえてくるわけですけれども、それを効率的、合理的な方法と言うのはどういうものでしょうか。 | ||
○笠井委員 先ほどから、限られた時間と言われるんですが、限られたというのはどうして限られているんですか。 | ||
○笠井委員 そうすると、今回の大飯発電所の現状評価のための作業の内容と新規制基準の案、今提案している案とおっしゃいましたが、それとはイコールでない、違うということでよろしいんでしょうか。 | ||
○笠井委員 田中委員長は四月十七日の会見で、大飯が例外だとか別扱いだというのは誤解だというふうに答えられましたが、明らかに、今動いている大飯の三、四号機とそれ以外の原発では扱いが違う。原発を動かすリスクは違わないのに、なぜ今動いている大飯だけ、安全上重要な事項に重点を置くなどの効...全文を見る | ||
○笠井委員 同じような趣旨で、一昨日の会見の中でも田中委員長は、ぎりぎり譲って、譲ってというのはどこかから言われて譲ってじゃなくて、次の定検まではいいけれども、次の定検後の再稼働までにはバックフィット基準を満たしていただこうという考えだと。今、まさにそういうことをおっしゃったと思...全文を見る | ||
○笠井委員 他と比べて厳しいということなんですけれども、この地震国、津波国で、大変なことが起こったという福島、この日本でありますので、一年なら厳しくていい、定検の十三カ月ならいいということじゃないと思うんですね。 田中委員長はまた、実際、今動いている唯一の炉について、社会的な...全文を見る | ||
○笠井委員 社会的な関心、心配の高さというのがこの判断の基準の中に入るんですか。 | ||
○笠井委員 今、社会的な心配、関心というと、よく電力需給の話があったりするんですけれども、経産大臣の諮問機関である総合資源エネルギー調査会の電力需給検証小委員会は、十七日、同じ日の会合で会見された。全国におけるこの夏の電力需給について、唯一稼働中の関西電力大飯原発三、四号機をとめ...全文を見る | ||
○笠井委員 変わっていないと言われるけれども、大飯については扱いが違うということが先ほどの話で明らかになったわけであります。 大体、この問題でいうと、関西電力の報告、五百ページですけれども、新基準に適合することを確認しているというものを出されてきて、しかし、適合という新基準と...全文を見る | ||
04月25日 | 第183回国会 衆議院 憲法審査会 第7号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 第八章地方自治で重要なことは、明治憲法下での官制団体ではなく、国民主権の具体化として、住民が主人公の地方自治を憲法に明確に位置づけたことです。 その内容は、地方における主権者としての住民が地域的規模での政治を実施するということであり、...全文を見る |
○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 きょうの審査会も、設定についてはいろいろ議論が、日程の調整があったと思うんですけれども、私が知っている限りでは、午前中そんなに、ほかの委員会とダブっている状況ではないと思うんですね、参議院予算委員会をやったりはしていると思うんですけれども...全文を見る | ||
○笠井委員 二点、手短に発言したいと思います。日本共産党の笠井亮です。 今、条例制定権の話があったんですけれども、地方自治の本旨にかかわって、憲法のこの規定を受けて地方自治法があって、その中で九十四条との関係もあって条例制定権というのがあると思うんですけれども、問題は、憲法の...全文を見る | ||
○笠井委員 西川委員から御指名いただいたので、一言だけですが。 やはり、私ももう申し上げましたけれども、地方自治の場合は、全ての住民の要求に応えて、住民に奉仕するために、住民自身の参加によって進めるというのが本旨であって、外国籍であっても、実際に住民として地方自治体で生活して...全文を見る | ||
○笠井委員 一言だけですが。 憲法が規定する住民というのに国籍は全く関係ないというのが一般的理解で、国籍の取得を強要することの方がおかしいというふうに思っております。住民自治に日本への帰属は関係ないというのが一点、我々の考えです。 もう一点は、九五年の最高裁の判決の園部元...全文を見る | ||
04月26日 | 第183回国会 衆議院 外務委員会 第6号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 冒頭に、岸田大臣に伺います。 日本政府は、ジュネーブで開催中のNPT再検討会議第二回準備委員会の中で、四月二十四日、スイスなど七十カ国以上が支持した、核兵器の非人道性を指摘した共同声明に賛同しないと表明いたしました。これに対して、広島...全文を見る |
○笠井委員 私が質問した、状況によっては核兵器が使われることが人類生存の利益になるという認識はあるのか、逆にそういう認識は持っていらっしゃるのかどうかと聞いたんですが、そのことについてはどうですか。つまり、その部分に賛同しなかったわけですから。 | ||
○笠井委員 あれこれ言われましたけれども、今回の共同声明に賛同しないというのは、被爆国として誤ったメッセージを世界に発するものだ、根本姿勢が問われると思います。 共同声明は、核兵器が二度と使われないことを保証する唯一の手段は核兵器の全廃だとしております。国連では核兵器禁止条約...全文を見る | ||
○笠井委員 訓練移転に係る経費負担は、二〇一一年度の実績、予算額八億六千七百万円、決算額八億八千二百万円に対して、二〇一二年度は予算額四十億二千二百万円ということで、今報告もありましたが、要するに、前年度からすると五倍にも増加している。 なぜこんなにふえているんでしょうか。 | ||
○笠井委員 二〇一一年一月の日米合意では、移転先として、グアムを含む米国の施政のもとにある領域を追加し、訓練の支援航空機の機種も、空中給油機、輸送機、AWACSを含むが、さらに、それに限定されないというふうにしました。 十月の合意では、嘉手納の航空機による訓練だけじゃなくて、...全文を見る | ||
○笠井委員 昨年度の五回目の訓練というのは、防衛省の資料を見ますと、ことし一月二十九日から二月十五日に単独訓練として行われております。参加部隊は第十八航空団(嘉手納)、訓練場所はグアム島のアンダーセン空軍基地及びその周辺区域、参加機種はF15戦闘機十二機程度、空中給油機二機、早期...全文を見る | ||
○笠井委員 グアムでは、同時期、一月十四日から二月二十七日に、多国間演習、コープノースも行われております。これには嘉手納のF15戦闘機を含む第十八航空団が参加をしております。 結果として、F15は、訓練移転の単独訓練にとどまらず、多国間演習にも参加したことになるんじゃないか。...全文を見る | ||
○笠井委員 では、その単独訓練で日本側が負担したものが多国間の訓練に参加したのかどうかを確認しましたか、日本側の負担にかかわりますから。 | ||
○笠井委員 同じ部隊が行っていて、単独訓練と多国間訓練をやっているけれども、日本側は単独訓練の部分だけ出したと言うけれども、向こうは両方に参加しているとなれば、単独訓練で出す防衛省の資料でいったって、日本側の負担というのは、航空機の飛行経費、人員、物資の輸送、給食、宿舎管理サービ...全文を見る | ||
○笠井委員 でも、目的を明確にして、訓練移転については出すと言っているんだけれども、それが違うこともやっている、それが、日本から向こうに飛んでいってやるという経費も含めてやっているとなったら、これは少なくとも約束と違う話ですから。 外務大臣、最後に伺いますけれども、コープノー...全文を見る | ||
○笠井委員 きちっと調べてもらいたいと思います。 オスプレイだってこれに入ってくることになるわけで、一旦沖縄に配備すれば、訓練移転、負担軽減ということで、結局、あとは、ほかへ移転してやったとしても日本側が肩がわりして持ってくれるという話になったら、とんでもない話になるわけで、...全文を見る | ||
05月09日 | 第183回国会 衆議院 憲法審査会 第8号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 日本国憲法第九章改正、九十六条は、「この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。」としています。近代の立憲主義は、主権者である国民が、その人権を保障するために、...全文を見る |
○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 幾つかこの問題、議論があったんですが、私も述べたい点があります。 一つは、九十六条改憲の必要性について、国民の過半数が改憲を望んでも三分の一超の国会議員が反対すれば指一本触れることができない、安倍首相もこういうふうに言われていますけれ...全文を見る | ||
05月16日 | 第183回国会 衆議院 憲法審査会 第9号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 まず、第十章が最高法規としている意味について述べます。 冒頭の九十七条で、基本的人権の永久不可侵性を宣言したことは、最高法規としての日本国憲法の本質が人権保障にこそあることを明確に示すものです。もとは第三章にあった条項を憲法の制定過程...全文を見る |
○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 幾つか議論に関連して発言したいと思います。 先ほど、船田幹事の方から、九十七条について、十一条と重複という話がありましたけれども、九十七条で最高法規性の中にうたったことを、重複しているということで削ることの意味は重大だというふうに私は...全文を見る | ||
○笠井委員 幾つか述べたいと思うんです。 今もしきりに前文をつくり直すという話があったんですが、その中で、この憲法がどういう中でできたか。占領下でという話だけがされるんですけれども、やはり一番のポイントというのは、日本が侵略戦争をやって、植民地支配をやって、それが断罪された、...全文を見る | ||
○笠井委員 西川委員から私に御指名がありましたので、また発言したいんですが、私も西川委員の発言に今どきということで非常に驚きまして、ぜひその発言をアジア諸国に行って、あるいは国連の場でしていただきたい。どういうふうな反響があるかをよく体験していただきたいと思います。そして、全く間...全文を見る | ||
○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。手短にやります。 一つは、国会議員が議員連盟に入ることは自由じゃないかという話がありましたが、例えば、今度の問題でも、九十六条の改憲をしようという改憲議連の会長をなさっている方は国家公安委員長、こういう形でニュースでも報道でも出されるわけで...全文を見る | ||
05月16日 | 第183回国会 衆議院 原子力問題調査特別委員会 第5号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 この七月から施行されるとされている原子力規制委員会規則、いわゆる新規制基準にかかわって田中規制委員長に質問いたします。 昨年の秋に原子力規制委員会は、福島第一原発事故で放出した総放出量と同じ量の放射性物質が一度に放出したという仮定で、...全文を見る |
○笠井委員 そこで伺いますが、では、これまで旧原子力安全委員会は、原子炉立地審査指針というのを定めて、敷地境界での線量目安というのを定めてまいりました。これは何のために設けられたのか、伺いたいと思います。 | ||
○笠井委員 立地するに当たっては一定の距離がなければいけないということでありますが、今、成人で全身二百五十ミリシーベルトというお話がありました。 では、この値というのは、今の時点では引き続き効力を持っているということで認識はよろしいでしょうか。 | ||
○笠井委員 それは、施行するというのが七月ですから、それ以降ということに正式になりますので、現時点、五月ですので、つまり今は七月以前の段階、今で言われると、結局、二百五十ミリ全身という話は今この瞬間効力がある、そういうことを聞いたんです。 | ||
○笠井委員 では、福島第一原発事故の場合に、この敷地境界における全身線量の積算値といいますか、累積の線量というのは幾らだったということで今認識されているんでしょうか。 | ||
○笠井委員 原子力工学の研究者が福島県のモニタリングの結果をもとに敷地境界線量を算出した結果では、一昨年の三月の事故当日から、その三月月末までということで、二百三十四ミリシーベルトという研究の結果の値を出したりされていますが、私は、モニタリングポストを洗いざらい調べて、民間研究者...全文を見る | ||
○笠井委員 昨年十月の拡散予測シミュレーションの試算結果というのがございます。これを見ても、日本全国の全ての原発がずっとありますよね、半径でありますけれども、こういうふうに、十キロ以遠の地点でも七日間の積算で百ミリシーベルトを超えているということであります。例えば泊なんかでいうと...全文を見る | ||
○笠井委員 これまで、重大事故も仮想事故も要するにそういう意味では起きないというか、シビアアクシデントは起きないという前提だった。その考え方を改める、今度はシビアアクシデントが起こったことを前提にしてということで対策をとるんだということで、改めるのは私は当然だと思うんですが、問題...全文を見る | ||
○笠井委員 ことし七月から施行される原子炉等規制法で原発設置の許可の基準を定めていて、その中で四十三条の三の六の一項四号ですけれども、原発の位置について、原子力災害、原発から放出される放射性物質の災害などを防止するということで、その防止する上で支障がないというふうに適合していなけ...全文を見る | ||
○笠井委員 では伺いますけれども、この七月に施行するという新規制基準では、メルトダウンが起きても格納容器を破損させないために、フィルターつきベントを使って、管理放出という名のもとで、今委員長が言われた最大百テラベクレルもの放射性物質を原発の外に放出するというものがありますが、そも...全文を見る | ||
○笠井委員 事故によっていろいろなケースがあると思うんです。原子炉の規模もありますし、どういう事故になるかもいろいろ多様なわけですけれども、百テラベクレルに抑えられる保証というのはありますか。百テラベクレルを超えた場合にはどうするんですか。 | ||
○笠井委員 超えないようにするというのは安全目標であって、それを目指していくという話ですよね。超えるかもしれないということで、超えた場合どうするかという問題になりませんか。だってそういう問題でしょう。そうですよ、だって福島の事故はそういうことなんだから。 | ||
○笠井委員 私、それは無責任な話だと思う。別の話です。無責任きわまりない答弁だと思うんですが、ベント時に住民避難を考慮に入れるということは、原子炉施設の安全評価の基本的考え方に反する。万一の重大事故、仮想事故に対して、避難しなくても周辺住民に放射線障害を与えない離隔距離、原子炉の...全文を見る | ||
○笠井委員 猶予期間の問題だって、これは問題があるわけです。しかも、百テラベクレルと言っているのはセシウム137ですよね、規制委員会の資料を見ると。キセノンとかクリプトンなどの希ガスについては含んでいない。希ガスを含めれば百テラベクレルに抑えることはできないんじゃないかと思うんだ...全文を見る | ||
○笠井委員 防災計画だって訓練だって、四苦八苦しているんですよ、現場では。しかも今、希ガスのことは大したことないとおっしゃいましたけれども、キセノン133の半減期というのは五日間、クリプトン85というのは十年以上あります。 ベントは、これはもちろんタイミング、どこでやるかとい...全文を見る | ||
○笠井委員 そうすると、結局百テラベクレルで全体がおさまるから大丈夫です、大したことないんです、だから敷地境界の話はなくてもいいんですという話にならないと思うんですよ。 これまで、どんなことが起きても原子炉から放射性物質が出ない、出さないというのが前提だと言ってきた。ところが...全文を見る | ||
05月17日 | 第183回国会 衆議院 外務委員会 第7号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 税務行政執行共助条約について、まず幾つか質問いたします。 大企業や富裕層による租税回避行為や脱税、租税滞納行為というのは社会秩序を乱すものであって、国税当局が法を遵守して課税するのは当然のことだと思います。 そこで、岸田大臣、この...全文を見る |
○笠井委員 そこで、国税庁に伺いますが、この条約の必要性にかかわってですけれども、これまで、どんな海外滞納事案が発生をして、国税庁がどんなふうに対応困難となって、どれだけの適切な税収が確保できなかったのか、端的にお答えください。 | ||
○笠井委員 日本国憲法が要請する租税徴収の主権が及ぶ範囲というのは国内であります。 今回、海外にある租税債権を共助という形で徴収できる具体的な根拠規定はどれによって担保されているのか、それから、それを行うに当たっての国内法の規定というのは具体的にどういうふうに整備されたのか、...全文を見る | ||
○笠井委員 財産を海外移転する、いわゆる悪質滞納案件について、これまで国税庁としては、財産の海外移転をされる前に、国内法をどれだけ駆使して対応してきたんでしょうか。なかなか苦労があったという話ですが。 | ||
○笠井委員 外務省に伺いますが、この共助条約において、課税当局の間違いというか過誤、あるいは運用の濫用の歯どめについては条文上どういう規定になっているか、そして、徴収共助の際の納税者の抗弁の機会あるいは争える範囲というのはどうなるでしょうか。 | ||
○笠井委員 幾つかにわたって質問しましたが、国内の滞納処分で、海外に財産移転したいわゆる悪質案件の対応であるとはいえ、法的根拠と条約の運用にかかわる部分については、国民に対する説明は丁寧に行っていく必要がある、尽くさなきゃいけない。なかなか文章はそういうことが読み込めないんですよ...全文を見る | ||
○笠井委員 では、伺いますけれども、外務省のホームページに、この十一カ国の声明というのが全文仮訳がございます。 これを見ますと、こう書いてあります。「他の参加国が進捗中の交渉に参加した時と同様に、妥結に向けて交渉が引き続き速やかに進められるような方法により、日本の参加プロセス...全文を見る | ||
○笠井委員 ですから、聞きますけれども、「他の参加国が進捗中の交渉に参加した時」というのは、明らかにこれは、カナダ、メキシコが後から参加したときということだと思うんですね。それと、「同様に、妥結に向けて交渉が引き続き速やかに進められるような方法により、」というのは、カナダ、メキシ...全文を見る | ||
○笠井委員 おくらせないというのが方法の全てということになりますか。 カナダ、メキシコの場合に言われたのは、先行して交渉してきた九カ国が合意した条文は全て受け入れる、将来、ある交渉分野について九カ国が合意した場合、その合意に従う、交渉を打ち切る権利は九カ国にあり、おくれて交渉...全文を見る | ||
○笠井委員 さっき大臣が言った、おくらせないというのはどういう中身でしょうか。 | ||
○笠井委員 積み上げてきたものは受け入れるという話になるということでしょう、中身はまだわからない。 私は、ある意味、不利な条件を丸のみさせられるようなTPP交渉への参加は撤回すべきだと言ってまいりましたが、改めて、きょうの質疑を通じても感じました。 そのことを強く申し上げ...全文を見る | ||
05月22日 | 第183回国会 衆議院 外務委員会 第8号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 まず、先ほどありましたが、安倍内閣の歴史認識に関連して、岸田大臣に質問いたします。 一九九五年の村山談話は、「わが国は、遠くない過去の一時期、国策を誤り、戦争への道を歩んで国民を存亡の危機に陥れ、植民地支配と侵略によって、多くの国々、...全文を見る |
○笠井委員 否定したことはない、侵略とか植民地支配ということをおっしゃったんですが、村山談話をめぐって、第一次安倍内閣時の二〇〇六年十月六日の衆議院予算委員会では、当時、安倍首相自身も、我が党の志位委員長に見解を問われて、こう答弁されています。 総理として答えるわけであります...全文を見る | ||
○笠井委員 では、そこの中には、国策を誤り、植民地支配、侵略ということを行ったということについても含まれるということでよろしいですか。 | ||
○笠井委員 岸田大臣は、五月十四日の記者会見で、歴史認識に関連して、日本軍慰安婦問題についてこう言われております。 筆舌に尽くしがたいつらい思いをされた方々のことを思い、非常に心が痛みます、この点については、歴代内閣においても同様の思いを持ってきたと理解をしています、こう述べ...全文を見る | ||
○笠井委員 では伺いますけれども、この問題で、そもそも韓国側から協議の申し入れをしてきたというのは、この請求権協定の三条に基づいて言ってきたということでしょうか。それを確認したいんですが。 | ||
○笠井委員 この日韓請求権・経済協力協定の三条一項では、協定の解釈及び実施に関する両国間の紛争がある場合には、まず、外交上の経路を通じて解決するものとするというふうに定めております。 この規定に基づいて、元日本軍慰安婦被害者の賠償請求権問題で韓国政府から正式に政府間協議が提案...全文を見る | ||
○笠井委員 ただ、第二条でそう確認した上で、第三条で、紛争がある場合については、まず、外交上の経路を通じて解決するものとするというのは書いてありますね。そのとおりですね、それは。 | ||
○笠井委員 しかし、向こうの側はそうは言っていないわけで、だから三条に基づいて言ってきているというわけであります。 そもそも、協定第三条が設定されたこと自体が、一九六五年の協定締結当時、日韓間で解釈に関する紛争が起こり得ることに備えたものであることを示していると思うんです。つ...全文を見る | ||
○笠井委員 日韓基本条約当時に日本側の交渉責任者だった椎名外務大臣の答弁というのは、まさに、日韓間で解釈上の違いが生じた場合に、その時点で問題の正当な解釈について両国間で協議するということを認めているわけです、当時。よく確認していただきたいと思うんです。 この椎名外務大臣の答...全文を見る | ||
○笠井委員 では、二条で解決済みと書いた上で、なぜわざわざ三条というのを設けたんですか。合意して条約になったわけですよね。その上で、二条で確認しながら三条でそういうことをわざわざ設けて、解釈が違う場合とか、あるいは見解が違うときには、そのときの当局がちゃんと提起するんだ、できると...全文を見る | ||
○笠井委員 確認されたことについて、その後について解釈で違いがあった場合については提起できるというのが三条ですよね。それで、向こうはそれに基づいて提起してきたわけですから、提起してきたら、協議、話し合いをすればいいんじゃないんですか。それをやっちゃいけないという話じゃないでしょう...全文を見る | ||
○笠井委員 これをやっていたら本当に解決しませんよ。 つまり、向こうの側は、同じ条約を結んだ当事者として、二条でそういうことを言ったけれども、しかし、三条で、その後、そのときの政府がと言っているわけですから、外務大臣、当時も。解釈が違ったり見解が違うことがあれば、これは提起で...全文を見る | ||
○笠井委員 そのさまざまな課題において意思疎通する努力をしているという中には、この日本軍慰安婦問題も入っているということでしょうか。 | ||
○笠井委員 協定の第三条に基づいて、韓国政府から、いろいろ今大臣言われましたけれども、正式に政府間協議が提起されているわけです。条約のこの項目に基づいてやっているんですと言われている以上、日韓間に解釈に関する紛争は生じていないとか、したがって第三条に基づいて解決すべき問題はないと...全文を見る | ||
05月23日 | 第183回国会 衆議院 憲法審査会 第10号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 初めに、本日のテーマ設定について一言しておきます。 昨年来、本審査会で行ってきたのは日本国憲法の条章ごとの検証であって、言うまでもなく、現行憲法には緊急事態についての特別の章立てはありません。したがって、このテーマ設定は本来の検証の趣...全文を見る |
○笠井委員 幾つか述べたいと思います。 一つは、船田幹事から、きょうのテーマ設定についての私の質問にコメント、反論がありましたので申し上げたいと思うんですが、憲法調査会でこの緊急事態について議論があったことは私も十分承知しておりますし、我が党委員もこの問題について意見をるる述...全文を見る | ||
05月28日 | 第183回国会 衆議院 原子力問題調査特別委員会 第6号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 前回、五月十六日の当委員会で田中原子力規制委員会委員長は、現在も、つまり、現時点で生きている原子炉立地審査指針に照らすと、福島第一原発、これは結果的には適合していなかったと答弁されましたけれども、では、ほかの原発はどうかと。 原子力規...全文を見る |
○笠井委員 いや、それは新基準で、これからの話で、現行で今生きている立地指針からいえば福島第一原発は適合しないとおっしゃったわけですから、同じような事故が起こったときには、ほかだって適合すると言えないでしょうということを聞いているんです。今ですよ。 | ||
○笠井委員 福島が適合していなかったら、誰が見たって、今のこの指針から見れば適合していないということになるんですよ。 今おっしゃったことに関連して聞きますと、フィルターベントを使っても、この間議論しましたけれども、キセノンとかクリプトンなどの希ガスは除去できないわけです。 ...全文を見る | ||
○笠井委員 いかにも影響が小さいみたいなことを言われるんですけれども、住民の放射線障害として、希ガスの場合は外部被曝、そして、沃素は内部被曝というのがやはり大きな問題になってくる。影響の仕方が異なるものであって、沃素の方がより重要だというのは、私、科学的に妥当性を欠いていると思う...全文を見る | ||
○笠井委員 確認しますけれども、原子力災害対策指針では、気体状のクリプトンやキセノン等の放射性希ガスを含めて、気体状または粒子状の物質を含んだ空気の一団、プルームとなって、「風下方向の広範囲に影響が及ぶ可能性がある。」というふうに述べているわけで、明記している以上は、重視しなくて...全文を見る | ||
○笠井委員 では、どういうふうな影響が出るというふうに逆におっしゃるのですか。 | ||
○笠井委員 対策をとるということとは別なんですね。空気の流れとともに飛んでいくというふうにこの間おっしゃったので、そういう問題として扱うというのはとんでもないということであります。 新規制基準の案では、格納容器の破損を防ぐために、管理放出という名前で、百テラベクレルに抑えると...全文を見る | ||
○笠井委員 では、それ以外のものについてはどういう目標を立てることになっているのですか。 | ||
○笠井委員 それで抑えられるということになるわけですね、大丈夫だ、それを超えることはないと。 | ||
○笠井委員 量的にも、それから影響の上でもそうです。両方です。 | ||
○笠井委員 セシウムだけやっておけば安全上は大丈夫だという話に聞こえるわけですね。 立地審査指針を規制基準に入れると、全国の原発が総退場になってしまう、技術的にも莫大なコストが必要となって、電力会社は大幅な電気料金値上げということもしなければとても原発を維持できなくなる、そう...全文を見る | ||
○笠井委員 県段階はどうですか。 | ||
○笠井委員 まだのところはどこですか。 | ||
○笠井委員 この策定期限は三月十八日だったわけです。今ありましたけれども、市町村段階で全体の二七%、三割近くがまだ終わっていないと。策定できていない市町村というのは、具体的にどこですか。 | ||
○笠井委員 おかしいと思うんですよ。そもそも、市町村段階でできているところはそれぞれのところで公表しているわけですから、まだのところが言えないということ自体がおかしいと私は思うんです。 では、立地自治体の住民にも明らかにしないということですか、国として、規制委員会として。 | ||
○笠井委員 そもそも、市町村段階でできているところはそれぞれ公表するわけですよね。そうすると、まだのところを言えないということ自体がおかしいと思うんですよ。それで、立地自治体の住民にも明らかにしない。つまり、国会の場で伺っているわけですけれども、全国どこができている、できていない...全文を見る | ||
○笠井委員 公開しないことを前提に道府県から聞いているというのも変な話ですよね。それを全体として国会で聞いているのに、どことも言えないという話になります。 では伺います。なぜいまだに策定が終わっていないところは終わっていないのか、つかんでいますか。 | ||
○笠井委員 新基準案については、格納容器の破損を防ぐために、過酷事故が起きた場合には、フィルターベントも使って最大百テラベクレルに、セシウムと先ほどおっしゃいましたけれども、放射性物質を放出するというものでありますけれども、それを超える場合もあり得ると。前回のときにも、その規制基...全文を見る | ||
○笠井委員 対応しているというふうな説明でしょうけれども、それを超えるようなことがあって、こういうことも起こり得るんだ、そのときにはこんな事態になるけれども、では、とにかく大変なことになるから逃げてくださいねというこんな事態になるということ自体について立地自治体の住民にちゃんと説...全文を見る | ||
○笠井委員 しかし、つくる前提というのは、指針があって、そして、そのもとで各自治体がつくるわけですよね。その前提は、原発があって事故が起こるとなった場合には、こういうことが起こり得る、そして抑える努力はするとおっしゃるわけだけれども、それをやってもそれを超えることがあるかもしれな...全文を見る | ||
○笠井委員 さっき一回質問し直したので、もう一問やります。 新基準と防災計画は車の両輪と委員長はおっしゃったわけですよ、田中委員長。だったら、地域防災計画が立てられない現状では、再稼働なんか論外じゃないんですか。 | ||
○笠井委員 策定しようにもしようがないと言って苦労しているわけですよ。 私は、最大の安全対策、防災対策ということでいえば、こんな状況で再稼働させるのじゃなくて、そのまま廃炉にして原発をなくすことだ、政治に必要なのはその決断だということを申し上げて、きょうは質問を終わります。 | ||
06月06日 | 第183回国会 衆議院 憲法審査会 第11号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 一点、内閣官房に、先ほどとのかかわりで質問したいと思うんですが、先ほど、昨日の第六回検討委員会での検討状況についての説明がありました。そして、選挙権年齢と成年年齢の十八歳への引き下げの今後の見通しについてもなかなか難しいという、今、直近答...全文を見る |
○笠井委員 鋭意、適宜というのは、もう本当にいつかわからないということだと思うんです。 私、ちょっと意見を述べたいと思うんですが、政府の説明は、昨年の二月二十三日の審査会あるいはその翌日の第五回の年齢条項の見直しに関する検討委員会以降、一年三カ月できのう第六回をやったというこ...全文を見る | ||
○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 端的に意見を述べたいと思います。 公務員の国民投票運動をめぐる問題について言いますと、先ほど橘部長からも経過の説明があったと思うんですけれども、改憲手続法案が審議された当初は、法案の中の地位利用による禁止規定の問題ということで主に議論...全文を見る | ||
○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 先ほど、平沢幹事の方から、国民投票運動と政治活動をどうやってセパレートできるのか、できないじゃないかという話は、そういう問題意識は私は非常によくわかります。どっちに持っていくかは、その先はわかりませんが、議論しなきゃいけないと思うんですが...全文を見る | ||
06月12日 | 第183回国会 衆議院 外務委員会 第9号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 普天間基地の辺野古移設問題に関連して質問したいと思います。 政府は、ことし三月二十二日に、公有水面埋立申請書を提出いたしました。これに対して沖縄県は、四月十二日、十三項目三十三件の補正を要求し、五月三十一日、沖縄防衛局は補正書を提出い...全文を見る |
○笠井委員 概略がどういうものかという中身は、書いてあるということしか言わないんですけれども、中身についてはないですか。 | ||
○笠井委員 岸田大臣、この土砂の採取場所については、よそからの移入、あるいは汚染有害物質の搬入で海の生態系それから環境が変化するんじゃないかという危惧が、環境団体、県民、市民からも出されている。つまり、辺野古移設問題にかかわる重大な問題の一つであります。 そこで、防衛省に幾つ...全文を見る | ||
○笠井委員 この二つの事業で合わせて約四千三百五十七万円税金が投入されている。この二つの事業の結果、報告書というのは、当然のこととして、三月に提出した公有水面埋立申請書に生かされている、こういう理解でよろしいですか。 | ||
○笠井委員 生かされているということであります。 その上で、まず、資材調達検討業務の方ですけれども、この事業は、今報告がありましたように、埋立事業において使用される資材の調達手続等について、どんな方法でやるかを検討しているものであります。沖縄防衛局は、普天間飛行場代替施設建設...全文を見る | ||
○笠井委員 つまり、シュワブ内から調達する土砂以外は購入土砂で調達する、それが、たがえることのできない原則とこの報告書にあるということは、埋立事業のアセスとはかかわりなく、法体系ということですから、外から土砂を持ってくるということになるわけであります。 この資材調達検討業務で...全文を見る | ||
○笠井委員 調達手続について、この二つの案、今言われた案を提言した検討委員会は、あわせて、埋立材等の受け渡しについて、土場渡し、あるいは現場渡しについて限定しないということで、つまり、資材を近傍の積み出し港で引き渡すか、あるいは資材を工事現場で引き渡すかは限定しないということで、...全文を見る | ||
○笠井委員 認められたらこれからだという話だったんですが、ではそこで、次に資材調達調査業務について聞いてみたいと思います。 この業務の目的は、これまた先ほど報告がありましたように、各種資材について、どこからどれだけ調達が可能かを調査、収集しているものだと思います。具体的には、...全文を見る | ||
○笠井委員 七県とはどこか、そしてそれぞれどれだけの地域と資材調達業者を調査したのか。質問したことに答えてください。 | ||
○笠井委員 県名はどこかと聞いているんですが。県名を言ってください。 | ||
○笠井委員 最初に聞いているんですけれども、なかなか県名を言わない。書いてあるんですよ。ようやく言うんですか。そこまでいろいろ既に調べているわけです。 この調査では、埋立材等の供給元を検討して、月別必要量が約百万立米のピーク時においては、全ての地区から調達しても供給し切れない...全文を見る | ||
○笠井委員 この資材の調達調査によりますと、輸入資材についても検討しております。 報告書によると、輸入資材について、我が国では、石材や砂の、要するに海砂輸入に関する法的規制がなくて自由に輸入できる、しかし、植物防疫法上、土が付着したものについては輸入できないために、現地で洗浄...全文を見る | ||
○笠井委員 そういうものが混入しないという話があって、輸入の話もそうですが、それから沖縄以外から持ってくる場合もそうですが、それについては、大丈夫だというのは誰がどう判断してやるんですか、評価の問題は。 | ||
○笠井委員 この調査では、資材の種類として、海砂あるいは陸砂、シラス、岩ズリ、コンクリート用の骨材等について、各県と地域業者に調査を進めて可能性の検討を行っているということでありますが、その上で、資材調達の前提条件として、資材の調達は開発予定地を検討の対象から除外する、ただし、沖...全文を見る | ||
○笠井委員 大臣、今聞いていただけたと思うんですけれども、最後に伺いたいんです。 埋め立て業務を具体的に検討、調査するというふうにしていきますと、これは沖縄県がこれからだという話があって、中身はまだ、沖縄県との関係という話も言われましたけれども、しかし、既に具体的に調査検討も...全文を見る | ||
○笠井委員 時間になったので終わりますけれども、資材調達の問題というのは、環境アセスに含まれていない問題なんですね。 大臣は、きょうの報道でも、六月二十三日の沖縄の戦没者追悼式に防衛大臣とともに出席する方向で、今、政府側から沖縄県側に打診をされているということでありますけれど...全文を見る | ||
06月13日 | 第183回国会 衆議院 憲法審査会 第12号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 今国会を振り返って、幾つか意見を述べます。 この国会では、憲法九十六条改定を先行させる、これを参議院選挙の争点にするなどという発言が、安倍総理を初め自民党、そして改憲を主張する政党、委員から繰り返しなされたことが特徴でありました。これ...全文を見る |
○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 今の河野太郎議員の二点については非常に共感すると思って受けとめましたので、自民党の中でもいろいろ議論があるんだなということを改めて感じました。 土屋委員に、改めて僕も反論する必要なしということを今思ったので、その辺は省きます。 そ...全文を見る | ||
06月14日 | 第183回国会 衆議院 外務委員会 第10号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 まず、日中韓投資協定について質問いたします。 本協定では、第九条で、締約国は、自国の法令に従って知的財産権を保護する義務を負い、また、知的財産権に関する透明な制度を確立、維持する義務等を負うことが定められております。 岸田大臣に伺...全文を見る |
○笠井委員 先ほどの山内委員からもあって、関連してなんですけれども、今の大臣からのことにも関連しますが、本協定では、第五条の1で、締約国は、他の締約国の投資家の投資財産に対して、公正かつ衡平な待遇と十分な保護及び保障を与える義務を負うということが定められております。一般に公正衡平...全文を見る | ||
○笠井委員 この第五条1の規定によれば、例えば日系企業が、先ほどありましたが、反日デモの暴動による被害を受けた場合に、締約国が合理的に必要な措置をとらなかったときには、十分な保護及び保障を与える義務に反するものとして、本協定に基づく仲裁、ISD手続において認定される可能性もあると...全文を見る | ||
○笠井委員 要するに、遡及されないけれども、今後同じようなことがあった場合についてはそういうことがあるということだと理解いたしました。 現在、日中韓の間には、それぞれ二国間投資協定が締結をされて、本協定第二十五条では、既存の二国間協定との関係について、各締約国が二国間協定の効...全文を見る | ||
○笠井委員 投資家自身が選択できるということであると思います。 私は、二年前に、当委員会で日本とインドのEPAの問題の質疑の際に、投資家対国家の紛争解決条項について質問いたしました。今回のパプアニューギニア、コロンビア、クウェート、イラクとの投資協定についても、従来のEPAや...全文を見る | ||
○笠井委員 アメリカとオーストラリア、米豪のFTAは紛争解決条項を規定として盛り込んでいないというふうに理解しているんですけれども、その理由は何だというふうに承知しているでしょうか。 | ||
○笠井委員 私が二年前にこの問題を取り上げたときに、当時の山花大臣政務官が、今ギラード政権のことを言われましたが、「国内の投資家よりも外国の投資家に対してより大きな権利を与えたり、あるいは社会、環境、経済等に関する豪州政府の立法権限を制約する可能性があるという理由で、その規定を支...全文を見る | ||
06月21日 | 第183回国会 衆議院 外務委員会 第12号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 食料・農業植物遺伝資源条約とともに、北太平洋漁業資源保存条約についても、我が党は賛成の立場であります。 そこで、国際的な海洋環境の保護、保全とのかかわりで、放射能汚染水の海洋放出問題について岸田大臣に質問したいと思います。 東京電...全文を見る |
○笠井委員 ことし三月九日に、我が党の志位委員長とともに私自身も福島第一原発を視察いたしましたが、放射能汚染水が毎日四百トンもふえ続けて、このままいったらあふれ出してしまうという瀬戸際の危機的状況にある。こうした中で、東京電力は、国内のみならず近隣諸国からも強い懸念が表明された汚...全文を見る | ||
○笠井委員 情報提供と透明性の確保だけでいいのかという問題になります。 東京電力は、五月七日の記者会見でも、関係者の理解が得られたら海に放出したいと述べるなど、繰り返し言及をしているわけなんですね。 六月十三日には、いわき市で、放射性汚染水対策として、敷地内でくみ上げ海に...全文を見る | ||
○笠井委員 努力というのは出さないということで、そこのしっかりした立場に立たなきゃだめだと思うんです。総理、関係大臣と協議して万全の対策をとることを求めたいと思います。 そこで、残された時間ですが、今週の衆議院本会議でイラクとの投資協定が可決をされましたが、この際、岸田大臣の...全文を見る | ||
○笠井委員 伺いたいのは、日本政府が米英等の武力行使を支持したことの是非についてはなぜ検証の対象としないんですか。 | ||
○笠井委員 核心というように問題をちょっとそらして言われたんだけれども、十年前のイラク戦争開戦当時の小泉首相が、大量破壊兵器の存在と国際テロ組織アルカイダとの関係というアメリカの言い分がありましたが、それをそのまま受けてというか、うのみにしてというか、開戦を支持して自衛隊を派遣し...全文を見る | ||
○笠井委員 要するに、確認なしに支持をして派遣したということであります。 先ほど、核心はと言って、みずから証明すべき立場にあったイラクがという話を言われて、積極的に証明しなかったんだと言われたけれども、そらしちゃいけないと思うんですよ。日本として主体的に確認せずに支持して派遣...全文を見る | ||
○笠井委員 事実を受けとめたら、その事実がなかったのに支持したわけですから、派遣したんだから、そのためにも検証が必要だと思うんですよ。 イラク戦争の大義とされた大量破壊兵器保有情報の誤りについて、当時のブッシュ米大統領自身も、大統領在職中の最大の痛恨事というふうに述べました。...全文を見る | ||
○笠井委員 その指摘というのは当時の政府判断についての検証なわけで、そこのところをそらして、やらずにということではだめだと思うんですよ。 イラク戦争は、武力行使の根拠となる国連安保理決議もなくて、国連憲章の平和のルールを踏みにじった上に、大義とされた大量破壊兵器も存在しなかっ...全文を見る | ||
06月21日 | 第183回国会 衆議院 原子力問題調査特別委員会 第7号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 一昨日六月十九日の原子力規制委員会において、いわゆる新規制基準が決定されたわけであります。この間、新基準案に対するパブリックコメントが実施をされてきました。多くが批判、疑問、危惧を呈する意見だと承知しておりますが、田中委員長に伺います。 ...全文を見る |
○笠井委員 技術的な表現等が主だということで、ほとんどないわけです。たかだかその程度ということでありまして、十九日の会議では、作成に携わった規制庁職員にねぎらいの言葉があるくらいで、パブコメについても事務局から簡単に紹介があったというぐらいで、委員会では特段そのことについて改めて...全文を見る | ||
○笠井委員 まさに時間はかかるということで、規制委員会としての原因究明も始まったばかりということであります。なのに、新基準で挙げた追加対策をとらせれば放射性物質の大量放出は防げるとどうして断言できるのかという問題が出てくる。 そこで伺いますが、新基準では、格納容器の破損を防ぐ...全文を見る | ||
○笠井委員 私が伺ったのは、百テラベクレルというのは異常な水準でないと言えるかということです。 | ||
○笠井委員 しかもそれ以外に、希ガスなど取り除けない核種もあるということはこの間も指摘したとおりでありまして、これでどうして原発を運転してよいという基準になると言えるのかということになります。 しかも、格納容器のフィルターベントの設置にしても、計画さえあればよいというものでは...全文を見る | ||
○笠井委員 いずれにしても、PWRにしたって、炉型が違うと言われても、五年の猶予でつくれという話をするわけですから、結局、計画さえあれば事故が防げるということになるというそういうことにはならないわけで、それでもいいということになると、これは絵に描いた餅そのものであります。新たな基...全文を見る | ||
○笠井委員 一般市民がこういう意見を出すはずがないので、電力会社と誰でも考える問題であります。 その意見に対して原子力規制庁は、延長の認可に必要な対策工事が完了していなくても、工事計画さえ認可されていれば運転の延長を認める、対策工事が完了していなくても、あるいは着手さえしてい...全文を見る | ||
○笠井委員 原発の運転延長の許可を求めるんだったら、電力会社は、計画段階じゃなくて、実際に対策工事が完了してから認可を申請して審査を受けることが当たり前、当然の手順じゃないかと思うんです。 「新規制基準への対応工事に時間がかかり」というのは電力会社のものとしか考えられない意見...全文を見る | ||
○笠井委員 では、計画だけではそういう申請は受け付けないということでいいんですね。 | ||
○笠井委員 要するに、そういう場合には、判断の中でそういうことはあり得るということでしょう。計画でもいいという話じゃないですか。私は、そういうことでは本当に許されないと思うんです。 田中委員長は、重大事故が起きたらベントにより放射性物質を放出する、周辺住民には避難を求めるとい...全文を見る | ||
○笠井委員 時間になりましたので終わりますが、田中委員長は世界でも一番厳しい規制基準というふうに繰り返し今回も言われていますけれども、計画さえあればよしという問題もあったり、あるいは防災計画がなくたってそれでもよしということで、全く実態が伴っていない。旧態依然たる安全神話の復活と...全文を見る | ||
07月26日 | 第183回国会 衆議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第5号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 きょうは、八人の参考人の皆さん、お忙しい中、貴重な御意見をありがとうございました。 まず、横田滋、早紀江両参考人に伺います。 拉致問題の解決を一刻、一分、一秒でも早く、そんな思いで先ほどのお話も伺いましたし、私自身も、二〇〇六年以...全文を見る |
○笠井委員 ありがとうございました。 二〇〇二年の十月に拉致被害者の方々五名が日本に帰国してからもう十一年近くも歳月が流れたけれども、日朝交渉は膠着状態が続いて、それ以降、拉致被害者の帰国が実現していないということでありますけれども、そうした中で、去る五月二十四日の当委員会に...全文を見る | ||
○笠井委員 時間が過ぎて申しわけありません。ありがとうございました。 しっかり受けとめながら、党派を超えて、解決のために努力していきたいと思います。ありがとうございました。 | ||
10月22日 | 第185回国会 衆議院 予算委員会 第3号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 まず、伊豆大島を初め、台風二十六号などで犠牲となった方々にお悔やみを、そして、被災者の皆さんに心からのお見舞いを申し上げます。 記録的な豪雨に襲われて土石流による大災害を受けた伊豆大島の災害は、依然として進行形であります。私も、十九日...全文を見る |
○笠井委員 古屋防災担当大臣、私もたまたま現場で居合わせることがありまして、大臣と一緒に、この災害で両親を失った被災者から具体的な要望を伺ってまいりました。 都立広尾病院に搬送されて集中治療室にいる妻や子供の治療が長期間になるというので、付添人も近くに滞在できるようにしてほし...全文を見る | ||
○笠井委員 今、被災者の立場に立ったという大臣のお話、非常に大事だと思うんです。八十三歳の女性が、敷地内に厚くたまった、そして重くなった土砂を必死にかき出そうとしたけれども、なかなからちが明かない。もちろん、ボランティアやいろいろな力があると思うんですけれども、そういう現状を伺い...全文を見る | ||
○笠井委員 総理は、汚染水問題について、この国会の所信表明演説で、国が前面に立って責任を果たしていくというふうに表明されました。 では、なぜ、これまでと違って、国が前面に出るということを言われたんでしょうか。 | ||
○笠井委員 まさに大きな、世界で経験したことがないような事故が起こって、大変に難しい課題があると総理は言われました。 やはり、福島原発事故から二年七カ月が過ぎて、事故はまだ進行形で、そして十五万人の県民が県内外で避難生活を続けている。我が党は、直ちに原発ゼロの決断にこそ踏み切...全文を見る | ||
○笠井委員 私が伺ったのは、汚染水で、放射能で海を汚さない、このことをきちっと原則として確立する、そういう立場で臨みますかと聞いているんですよ。 | ||
○笠井委員 これからいろいろ万全な対策をとるのは当たり前なんですよ。遮水壁や、ALPSと言われました、そうやって取り除くもの。あるいは海側の問題。そういう対策を英知を結集してやるのは当たり前なんです。 同時に、問題は、今現に毎日のようにサイト内で漏れている、そして流出が起こっ...全文を見る | ||
○笠井委員 結局、対策をとるけれども、安易な放出は行わないと言われるだけなんですよね、安易な放出なんですよ。 つまり、今は、海をはかって基準値以下というふうにいろいろ言われたりするんだけれども、原発サイト内では毎日のように汚染水が漏れてトラブルが起きているわけですよ。港湾外に...全文を見る | ||
○笠井委員 だから、立場の違いを超えて提案しているわけです。 今いろいろ言われるけれども、結局、原発の中でいうと、毎日のようにトラブルが起きて、雨水が漏れて、汚染水が出てという状況なんでしょう。それが今、現時点で、海でどれだけの濃度になっているかということは別ですよ。薄くたっ...全文を見る | ||
○笠井委員 個々の事象の集まりが問題なわけですよ。それが毎日起こって、今、どんどん出ているわけですからね。 だから、今の、三百トンがどこまでどう広がってしみ込んでいるのか、海や地下がどうなっているかというのはわかっていますかと聞いているんですよ。総理、どうですか。わかっている...全文を見る | ||
○笠井委員 考えられているけれども、引き続き調べてやっていきたいという話は、わかり切っていないという話でしょう。つまり、この汚染水が今後どう動くかもわからないんですよ。 それだけじゃないですね。いろいろな場所から、さまざまな経路で、長期間にわたって大量の汚染水が海に出るおそれ...全文を見る | ||
○笠井委員 今、基本的に同じとか言われました。健康への影響は完全にと言われたけれども、汚染水のことについてはブロックとしか言われない。 完全にという言葉がなくなったのは何でですか。 | ||
○笠井委員 あの本会議では、そしてこの間は完全と言わないで、また完全に戻るわけですね。戻る。 総理は本会議では、個々の事象は発生していると。だから、完全にという言葉は言わなかったわけですよ。個々の事象と言われた。個々の事象が発生しているということであれば、そして完全という言葉...全文を見る | ||
○笠井委員 改めて完全にということは、もう大丈夫だという話を今されたわけですが、コントロールということについてよく言われます、全体としてと。 なぜ全体としてというふうになったんですか。 | ||
○笠井委員 さっきの話もそうだ。結局は、個々の事象が起こっているということは認めざるを得なくなった。つまり、九月、国際舞台で言った後も次々相次ぐから。個々の事象は起こっていると今総理も言われました。まさに、それはコントロールと違うじゃないか。 つまり、コントロールというのは、...全文を見る | ||
○笠井委員 今の大臣のを聞いたって、国民の皆さんは誰も納得しないですよ。要するに、ごまかしですよ、やっているのは。 総理、総理の発言について、町議会全会一致で意見書を出してこう言っているんです。総理はこれをどう思われますかと、総理に聞いているんです。 | ||
○笠井委員 健康の問題もここに厳しく指摘していますが、要するに、人体に甚大な影響が出たら大変なんです、この問題で。だから、ちゃんとやれという話になっているわけですよ。 私も、相馬にも行きました。いわきに行って、漁協の皆さんとも話しました。試験操業を開始した漁民の皆さんも、要す...全文を見る | ||
○笠井委員 この汚染水問題が重大化したということで、九月三日に原子力災害対策本部会議が開かれました。合同会議だったと思うんですけれども、本部長である安倍総理が、その場で、東電任せにせずと、今言われたことをまたそのときに言われまして、政府が前面に立ち解決に当たると述べられて、九月七...全文を見る | ||
○笠井委員 長々言われて、私の質問に一つも答えていないんですよ。対策本部会議をやったかどうか聞いているんです。 総理、総理は本部長でしょう。 また余計なことを言わないでください、やったかどうかだけ聞いているんですから。 | ||
○笠井委員 やっていないんでしょう。やったんですか、総理。やったかどうかぐらい言ってくださいよ。そんなもの、いいかげんにごまかさないで。(発言する者あり) | ||
○笠井委員 総理、やったんですか。一言言ってください、総理。こんなのはだめですよ。やったかやらないかぐらい言えないのか。 | ||
○笠井委員 何で、やっていないということをそんなに言いたくないんですか。本部会議をやったんですか、やっていないんですか。事実だけ言ってくださいよ。 | ||
○笠井委員 会議が踊っていればいいとか、そんなのはとんでもない話ですよ。こんなに深刻な事態が起こっているのに、やっていないということについて率直に認められないという話でしょう。 九月三日以降も、あふれ出した、あるいはパイプの継ぎ目から漏れていたとか、港湾でなく外洋にもセシウム...全文を見る | ||
○笠井委員 総理が、東電が出した、規制庁の求めに応じて出した報告書を御存じですかと聞いているのに、何で茂木大臣が関係ないことを言うんですか。私の質問時間を奪うんですか、あなたは。 総理が知っているか、聞いているんじゃないですか。こんなの、ないよ。 | ||
○笠井委員 茂木大臣、こういうのを、総理をブロックしていると言うんですよ、完全に。 私、この報告を読んで、あきれました。必要な要員配置や体制をとらないままに作業が進められて、汚染水漏れを繰り返していたと東電自身が認めております。 例えば、今月一日にホースの接続ミスで汚染水...全文を見る | ||
○笠井委員 それで、総理は本会議で、そういう状況の中で、東電は二百人増員しますから、やっていますからというふうに言われたんですけれども、しかし、実際にはどうかといえば、このパネルをごらんください。 東電の福島原発の作業員というのは、ことしに入っても減っているのが現実なんですよ...全文を見る | ||
○笠井委員 総理自身が乗り出さなきゃだめなんです。 片一方で政府が何をやっているかといったら、規制庁が求めたのに応じて、再稼働のために人員募集までやっているんですよ、それを総務省も認めているんですよ。そんなことをやって再稼働をやりながら、こんなことでは許せないと思います、私は...全文を見る | ||
○笠井委員 終わります。 | ||
11月01日 | 第185回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第3号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 冒頭、改めて、台風二十六号による被害で犠牲になった方々へのお悔やみと、被災者の皆さんにお見舞いを申し上げます。 記録的豪雨に襲われて、土石流による大災害を受けた伊豆大島、大島町で、いまだ行方不明の方々の捜索に全力を尽くすとともに、被災...全文を見る |
○笠井委員 今、オリンピック青少年センターのお話がありました。島嶼会館にも、これは十一月一日オープンだけれども、それに先駆けてということで付添者の方が行かれることもできたということでありまして、大臣が言われたように大事な一歩だと思うんですけれども、引き続き医療、介護の面でも必要な...全文を見る | ||
○笠井委員 東日本大震災を踏まえた改正災害対策基本法は、被災者一人一人の生活再建を理念に位置づけました。古屋大臣もこの間の国会答弁でこのことを強調されておりますけれども、極めて重要なことだと思います。 今回の台風被害に対して、災害救助法が適用されているもとで、これを全面的に活...全文を見る | ||
○笠井委員 一刻も早く被災者が自立した生活を取り戻せるということが大事だと思います。大島の被害の実態に見合った柔軟な対応をぜひしていただきたいと思います。 次に、今町民の皆さんからは、大島全体が危険である、こう思われるのが一番怖いという声も上がっております。自分たちの命と暮ら...全文を見る | ||
○笠井委員 大事なことだと思います。 今のに関連してなんですが、昨年の離島振興法の改正で、十七条の四に防災対策の推進ということが盛り込まれました。非常に大事なことだと思うんですが、今後の復興や町づくりを見通して、やはり火山島であるがゆえの土石流の解明とか、あるいは長時間の豪雨...全文を見る | ||
○笠井委員 今回の大規模な土砂災害で、先ほど佐藤委員と古屋大臣とのやりとりがございましたが、国や都からの支援を受けながら、やはり私も、地元で消防団が懸命な救助、救援、捜索に当たって大きな力を発揮した、そして今も七名の行方不明の方々の捜索に全力を挙げている、改めて心から敬意を表した...全文を見る | ||
○笠井委員 さらに、そういう点では、しっかりした体制をとってケアするということをやっていただきたいと思います。 先ほど大臣も言われましたが、消防団も、そういう問題では、特別にいろいろと努力もされているというお話もありましたが、民間人の集まりということで、そして、その点でいいま...全文を見る | ||
○笠井委員 団員たちは、そういう意味では、預金通帳が出てくることもある、貴重品は役場に預かってもらうとか、島で起きた災害、できるだけ島のみんなの力で手助けしたい。この島の人間関係の濃さが好きなんだ、火山や土砂災害など災害は多い、それでも海や山などの自然が豊かだ、みんなで力を合わせ...全文を見る | ||
○笠井委員 適切ということで、本当に今の現場の過酷な労働にふさわしく、またそういうことも激励をできるようにということで、さらに適切な措置をとっていただきたいと思います。 最後に、今回の台風二十六号、さらに二十七号によって甚大な被害を受けた伊豆大島以外にも、伊豆七島に大きな被害...全文を見る | ||
○笠井委員 今、西村副大臣も言われましたけれども、島に住んでいる方々は特別の御苦労があると思うんです。そういう中でも頑張って暮らしをし、そして営みを続けていらっしゃって、今後も住み続けるということで頑張っていらっしゃる。 そういう点でいいますと、今回の台風被害に対して、先ほど...全文を見る | ||
11月06日 | 第185回国会 衆議院 外務委員会 第3号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 昨年十月、沖縄に十二機配備されましたMV22オスプレイは、去る九月には、倍の二十四機という体制で配備をされております。オール沖縄、そして国民多数の反対を無視して、学校や病院、人口密集地上空での傍若無人な訓練強行ということで、民主主義の国で...全文を見る |
○笠井委員 二〇〇八年十月から一一年九月までの三年間、六つの飛行隊を対象にオスプレイの整備記録の監査を実施したというものであります。 その結果、調査対象二百件のうち百六十七件、八三・五%に記録ミスがあり、監査官室が検証した九百七回の作業指示のうち百十二回、一二・三%が不十分だ...全文を見る | ||
○笠井委員 この報告を見ますと、任務遂行が可能な状態にある比率は信頼できないということまで言っているわけでありまして、監査官室は、海兵隊に改善を求めて、妥当性を証明するように要求しているということがあります。 沖縄配備されたオスプレイの運用をめぐっては、夜間飛行を含めて、昨年...全文を見る | ||
○笠井委員 二〇〇八年から一一年の九月までの間ということで、その点でのことについては、他国に配備されたものについてはこういう結果が出ている。ただ、大臣おっしゃったみたいに、普天間についていうと出ていないわけですよね。 だから、不安があるというふうにもおっしゃるんだったら、整備...全文を見る | ||
○笠井委員 意思疎通という問題と、事実を調査、公表するというのは別なので、それはもう広く国民あるいは世界に対して明らかにする問題なので、整備情報について意思疎通を図っていて、アメリカ側が大丈夫だと言っているということで、それをうのみにするんじゃなくて、きちっとした裏づけとなる整備...全文を見る | ||
○笠井委員 今大臣の答弁があったんですけれども、そうしますと、日本政府として沖縄の負担軽減のための対策ということで米側に要望した、その結果、合意がなされた、そしてこれを進めるために今後具体的な協議を進めていく、そういう合意だと理解してよろしいんでしょうか。 | ||
○笠井委員 沖縄の負担軽減を日本側から要望して、米側も、そうだねと合意したということでよろしいんですか。 | ||
○笠井委員 日本側から重大な問題として問題提起して、こういう形になったと。 この共同発表の今のページ、日本語版でいきますと六ページになりますが、二段落目のところで「共同訓練・演習」というのがございます。その中に「閣僚は、在沖縄米軍の沖縄県外の場所における訓練」というふうにあり...全文を見る | ||
○笠井委員 沖縄県外というのは、全てということになるんでしょうか。その範囲という点ではどういうことですか。 | ||
○笠井委員 具体的には言えないけれども沖縄県以外の場所だということ。県以外というのは、すごく広いわけですね。 では、さらにその下方に、この共同文書の発表の中で、MV22オスプレイの「日本本土及び地域における様々な運用への参加。」というふうにありますが、この「地域」というのは何...全文を見る | ||
○笠井委員 そうしますと、「沖縄県外の場所」というのと「日本本土及び地域」というのは違うのですか。「沖縄県外」というのはもっと広いということになるのか、その辺はどういうふうに見たらいいんでしょう。 | ||
○笠井委員 アジア太平洋とおっしゃいましたが、そのアジア太平洋というのはどこまで入るんですか。どういう意味になりますか。 | ||
○笠井委員 アジア太平洋周辺地域というと、これは、前、ガイドラインのときも相当議論になりました、私も参議院も含めていろいろ議論しましたけれども、これ自体が本当に大変な問題になるわけですよね。大臣も署名されているわけですよね。これは合意された文書ですよね。そういう理解でされていると...全文を見る | ||
○笠井委員 そうしますと、場所の範囲も地域の範囲も非常に曖昧だ。しかも、「様々な運用への参加。」ということも、今もさまざまということを具体的におっしゃっただけなので、これは、協議次第、無限定ということになるんじゃないか。 明記しているのは、この後にありますが、「このような訓練...全文を見る | ||
○笠井委員 県外でこれから訓練を増加させるということになりますが、そこで追加的経費ということは問題にならないということですね。 | ||
○笠井委員 これは、沖縄の負担軽減ということでそういうことを要求してこれまでもやってきたし、そういうことでいうと、負担軽減と先ほど大臣も言われて、そして日本側がそれを要請したということも言われたわけですから、そうなった場合については当然、追加的経費の負担というのはあるんじゃないで...全文を見る | ||
○笠井委員 防衛省に伺いますが、昨年十月に沖縄にオスプレイが配備されて以降、本年九月末までに沖縄県外で実施した訓練回数とその内容について、訓練名とオスプレイの参加機数、何機参加したか、報告してください。 | ||
○笠井委員 防衛省に私どもが資料要求したときには、そういうことについて言うと、そういうことについて前提とした上で、出された文書がここにありますけれども、「沖縄へ配備されたオスプレイの平成二十五年九月末までの訓練状況について」ということで文書を出してくれたんじゃないですか。これも、...全文を見る | ||
○笠井委員 その中でオスプレイは何機参加しているというふうに承知していますか。 | ||
○笠井委員 私ども資料をいただきまして、詳細には述べてくれなかったんですけれども、日本国内で一回、日本以外では八回。そして十月には、先ほど大臣おっしゃいましたが、滋賀県の饗庭野の訓練にも沖縄配備のオスプレイが参加しております。 その中で、昨年十一月から十二月にグアムで実施され...全文を見る | ||
○笠井委員 米国領域以外、グアム以外では、先ほどの防衛省からいただいた資料でいきますと、フィリピン、コブラゴールド、タイ、それから韓国、豪州などにオスプレイが派遣されておりますけれども、防衛省の説明によれば、その経費については日本側が負担していないということでありますが、なぜでし...全文を見る | ||
○笠井委員 では、今後そうした枠組みをするような協議はないということでよろしいですね。 | ||
○笠井委員 時間が来たので終わりますけれども、去る四月二十六日の当委員会で私の質問に防衛省が認めたように、既に、航空機の訓練移転では、追加的費用を日本が四分の三負担して、そして訓練の移転先を米国の施政のもとにある地域にまで広げているわけですね。その結果、日本の負担額というのは、二...全文を見る | ||
11月08日 | 第185回国会 衆議院 外務委員会 第4号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 冒頭、まず委員長に申し上げたいんですが、金曜日の本会議の散会後の委員会設定というので、条約の趣旨説明もあるからということで、一般質疑ということで入れられましたけれども、きょう、議場を見ますと、特に与党席、がらがらなんですよね。 それで...全文を見る |
○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。改めて申し上げますが。 原子力協定にかかわって質問したいと思います。 まず外務省に伺いますが、日本が原子力協定を締結、批准している国というのは現在何カ国・機関になっているか、その数と相手国、機関名を答弁してください。 | ||
○笠井委員 その中で、日本の企業が原発のプラント建設の受注に向けて具体的な商活動を進めている相手国は幾つで、どこかというふうに掌握されているでしょうか。 | ||
○笠井委員 うち、原発建設に関する入札の応札が明らかになっている国、そして、その結果、日本企業が、いわゆる優先交渉権ですね、排他的交渉権の獲得に至った国というのはどこかというのはわかりますか。 | ||
○笠井委員 リトアニア、中国は、福島の東京電力第一原発事故前の協定に基づくものでありますが、そういう状況です。 そうしますと、今、日本とヨルダンの原子力協定というのが福島原発事故後最初に締結された協定の一つでありますが、ヨルダンの原発建設計画に日本企業が参加をして、そしてこの...全文を見る | ||
○笠井委員 福島事故後に協定を締結したわけですが、入札の結果、優先交渉権を日本は獲得できなかったという最初のケースがヨルダンであります。 ロシア側の受注が確定すれば競争に敗れることになるわけでありますが、今回の決定について、ヨルダン政府は文書も発表して、私もいただきました。こ...全文を見る | ||
○笠井委員 安全性という点で国際的にも評価されていると今紹介もありましたが、関係国際機関というような形で書いてあると思うんですが、それはどこのことでしょうかね、評価した相手は。 | ||
○笠井委員 安全性の評価について、関係する国際機関からの評価というようなことがあると思うんですけれども、それがどこかなと思いまして。 | ||
○笠井委員 これはぜひ、大事なビジネスだし、それのために協定が必要だと外務省がずっとやってきたことなので、それにかかわる問題でこういう結果になった。それは、是非は別ですよ。我々は輸出というのは反対ですけれども、しかし、確認していない、ヨルダンの方が言うことだからというので、そのま...全文を見る | ||
○笠井委員 三つの要素があるから総合的に勘案して判断ということで、多分そう言われるんじゃないかと思ったんですが、しかし、その中には安全性の観点ということがあるというのは間違いないわけで、ヨルダン政府が安全性の観点から日仏合弁企業のアトメア社に優先的交渉権を与えなかった背景には、福...全文を見る | ||
○笠井委員 いや、しかし、比べて評価されなかったのが日本でありますので。臆測でというふうにおっしゃいますけれども、締約した相手国ですよね、ヨルダンは。そういう点でいったら、大臣御自身がこの七月にもヨルダンのヌスール首相やジュデ外相とも会談された際に、日本としてヨルダンの原子力発電...全文を見る | ||
○笠井委員 今回、排他的交渉権を獲得したロシアのロスアトム傘下の原発輸出企業のASE社によりますと、福島原発後の二〇一一年三月二十九日に、ヨルダン政府は、事故の原因となった事象、故障を考慮した、つまり福島事故ですね、この原因となった事象、故障を考慮した安全分析を入札パッケージに含...全文を見る | ||
○笠井委員 相手国との関係で七月に行かれたときにも、外務省なり現地の大使館がそういうレクもきちっとして、大臣にもそういう経過も説明するのが当たり前だと思うんですが、承知されていないと。 ロシアのエネルギー業界のウエブサイトも、ことし十一月二日付で、ヨルダン側は、二〇一一年三月...全文を見る | ||
○笠井委員 今、ファイナンスと、お金の問題も言われたんですが、三菱といえば、アメリカのカリフォルニア州の原発をめぐって、廃炉を決めたアメリカの電力会社が、損害は数十億ドル、つまり数千億円と主張して、原因となる放射線漏れを起こした蒸気発生器を納入した三菱重工グループが、契約上の上限...全文を見る | ||
○笠井委員 私は、安全性が確認されたら原発輸出はオーケーだと言っているんじゃないんです。私たちは、あの事故を体験して、まさに今大臣が言われたみたいに、悲惨な経験をした。これを国際社会と共有するということが大事であって、私は、逆に、相手が売ってほしいと言っても、やめた方がいいよと、...全文を見る | ||
○笠井委員 終わりますが、一丸となって政府がやるべきは、本当に、事故の収束、汚染水問題、あるいは被災者の皆さんに対する除染、賠償という問題が最重要で、それにこそ総力を挙げるべきだ、そして、あの経験をしたんだったら、世界に向かっても、相手に売ってくれと言われても、売りませんよ、やめ...全文を見る | ||
11月14日 | 第185回国会 衆議院 国家安全保障に関する特別委員会 第13号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 秘密保護法の重大な問題点として、一体何を特定秘密に指定するかは、外務省や防衛省などの行政機関の長が判断し、指定するということであります。 特定秘密の範囲は別表に限定列挙していると言いますけれども、十一月八日の当委員会での防衛省の答弁を...全文を見る |
○笠井委員 これは防衛に関する情報ということも含まれているわけですが、では、特定秘密に該当することはないと言えますか。言い切れますか。 | ||
○笠井委員 多いか少ないか聞いているんじゃないんです。可能性があるということであります。 防衛省では、既に特定秘密保護法案を先取りした動きがございます。 防衛省には、「部外者からの不自然な働き掛けへの対応要領について」と題する事務次官通達、これが出されたのは平成十八年十二...全文を見る | ||
○笠井委員 これを使っていたんですねと聞いているんです。平成二十二年まで。事実だけ聞いているんですから、言ってくださいよ、ちゃんと。 | ||
○笠井委員 要するに、長々言われたけれども、廃止されるまで使っていたということですよ。 問題は、その内容ということであります。そして、この通達、事務連絡に基づいて何がやられていたかということです。 この通達によれば、大臣もお持ちなんだと思うんですけれども、本文の一ページ目...全文を見る | ||
○笠井委員 このことについて聞くと、きのうちゃんと通告してあります。 では、言いますけれども、事務連絡に記載されている、この実施するに当たってのQアンドAがあります。ここを読みますと、一の二にあります。「「部外者」には、どこまでの範囲の者が含まれるのか。記者や国会議員も「部外...全文を見る | ||
○笠井委員 昨日、この通達とこの文書、通知についても聞くというふうにちゃんと通告してございます。しかも、私は、ちゃんと参考人が必要だったらという話をしたけれども、夜中までちゃんと言ってこなかったんですよ、誰がやるかということを。そちらが言ってこなかったんだからね。 私、Qアン...全文を見る | ||
○笠井委員 含まれるということであります。重大であって、驚くべき話です。 では、防衛省の職員と今言われた各国駐在武官等以外ということになりますと、例えば総理、それから森大臣、岸田大臣も部外者ということになりますね。 | ||
○笠井委員 私は、部外者かどうかを聞いているんです。今言った説明からすると、なるということです。 では、そうした部外者から受ける不自然な働きかけとは、一体どのようなものをいうのか。今大臣は幾つか都合のいいところを読まれたんだけれども、通達の一ページの下のところを見ますと、利益...全文を見る | ||
○笠井委員 そのように判断した基準というのは、一体どこにあるのか。社会通念上というのは、どこまで通念という話になるのか。それから、通達では、その判断は各機関が定める保全責任者等の裁量に任せていただけじゃないですか。 しかも、この通達では、本文の二ページの最後のところであります...全文を見る | ||
○笠井委員 事務連絡のQアンドA集の、五の一というのがあります。終わりから二枚目ですけれども、この中には、「職員の勤務する駐屯地、基地等を担当する情報保全隊と連携し、より綿密な情報収集を行い、更なる情報保全上の問題の有無の確認に努める」というふうにありますが、より綿密な情報収集と...全文を見る | ||
○笠井委員 現在は、平成二十三年十二月二十六日以降、先ほど大臣言われました「部外者からの不自然な働き掛けへの対応及び外国政府機関関係者等との接触要領について」という新しい通達になっております。 その中でも、不自然な働きかけへの対応ということで、国会議員や記者まで対象にする、先...全文を見る | ||
○笠井委員 社会通念上とか正当とかというのは、いろいろなことで、どこで線を引かれるかわからないわけですよ。そうでしょう。そんなことで、具体的に大丈夫だなんて話にならない。結局、やっていないということは、否定していないわけです。 次官通達や事務連絡は開示されていたのに、今度統合...全文を見る | ||
○笠井委員 さて、防衛省には、情報保全隊が行う情報収集活動について定めた情報保全隊情報保全業務規則と題する文書がございます。これでございますが、これはいつ発出されたものか。ここに「情報保全隊長 陸将補 鈴木健」という名前がありますけれども、これはどういう意味か。この人物の責任で発...全文を見る | ||
○笠井委員 この鈴木健さんという方が、この名前で出したということ、そういうことですか。一枚目に書いてありますけれども。 | ||
○笠井委員 では、この規則ですけれども、防衛省が提出した文書、計十六ページございますが、最初にその日付と名前が書いてあって、それ以降、一ページ目の下から本文のところはずっと、これは黒塗りと言わないですよね、黒べたですよね。十六ページ、真っ黒になっている。全部そうなんです、最後まで...全文を見る | ||
○笠井委員 そういうものが書いてあるということでありますけれども、かつて、情報保全隊の前身である調査隊というのがありました。この調査業務に関する達という文書、その文書の内容が明らかになった。そして、その中に、自衛隊に対して外国勢力並びに国内不法分子によってなされる情報活動に対処し...全文を見る | ||
○笠井委員 かつて久間大臣が認めていたんだから、中身を出して開示するのは当たり前じゃないですか。出すのが当然の責任だと思います。あわせて、現行の業務規則についても提出してもらいたい。 こうした情報保全隊の活動が、秘密保護法ができれば、特定秘密として一切明らかにされない可能性が...全文を見る | ||
○笠井委員 そういうことを聞いているんじゃないんですよ。こういうことがおかしいと思わないかと聞いているんですよ。 こんなことが秘密保護法で通ったら、暗黒裁判、暗黒社会になってしまう、だからこんな法案は廃案しかないということをこの際申し上げて、質問を終わります。 岸田大臣、...全文を見る | ||
11月15日 | 第185回国会 衆議院 外務委員会 第6号 議事録を見る | ○笠井委員 おはようございます。日本共産党の笠井亮です。 まず、日本・ハンガリー社会保障協定についてでありますが、私もハンガリーに三年間在住したことがございます。本協定の締結によって、社会保障制度への二重加入の問題や保険料の掛け捨て問題、これが解決されるということでありまして...全文を見る |
○笠井委員 そういう意味では、国内体制の整備などは当然だと思うんですが、関連法そのものに施行三年後の見直し条項などがあるということがあります。そういう際には、権利条約の水準にふさわしく見直すなど、不断に努力する、そういうことであるということでよろしいですね。 | ||
○笠井委員 本条約のもう一つの大きな特徴は、条約の作成交渉過程に当事者である障害者の代表が参加したことだと思います。素案作成に当たって、委員会審議に、世界の障害者団体、NGOの代表らが、その都度発言の機会を得て、日本を含む協議参加国の代表団の顧問に加わるなど、障害者の参加のもとに...全文を見る | ||
○笠井委員 今大臣言われたように、日本政府の交渉代表団顧問の肩書で外務省とも協議を重ねてきた日本障害フォーラム、JDFの代表なども、そうした当事者である障害者の参加が原則として貫かれたということが大事だったというふうに述べておりました。条約の行方に注目する世界の障害者団体の間では...全文を見る | ||
○笠井委員 しっかり取り組むということで、やっていただきたいと思うんですが、本来、この条約審議自体が、やはり障害者団体、NGOの代表を参考人として招いて意見を伺う機会になるべきだったと考えております。そのことを理事会でも再三提案いたしましたが、実らなかったのは残念であります。 ...全文を見る | ||
○笠井委員 締結してからというのがまた新たな段階になるわけで、それにふさわしくということをぜひやる必要があると思うんです。 関連して、さらに、解消法でいいますと、事業者による合理的配慮の提供は努力義務とされておりますけれども、これを義務とする、あるいは、中立公正な第三者機関の...全文を見る | ||
○笠井委員 最後になりますけれども、本条約を含めて、一連の人権条約に伴う個人通報制度の問題であります。 これは、日本が受け入れていないということで、選択議定書を締結したいということになっておりますけれども、人権条約に認められた権利を侵害された個人が、国内で裁判などの救済措置を...全文を見る | ||
○笠井委員 各国それぞれいろいろ制度はありながらも、多くの国が今これに入っているという状況の中ですので、課題を解決することというのは非常に大事なことになっているし、急がれなきゃいけないと思うんです。 今挙げられました関係省庁との間でいろいろと研究会でやっているということなんで...全文を見る | ||
○笠井委員 課題があるということですが、やはり外務省の役割は大きいと思うんです。 もともとのこの通報制度の趣旨自身が、人権条約に認められた諸権利を侵害された個人が、国内でいろいろと救済措置を尽くしても回復されないときの申し立てということでありますので、そこに立ったときには、当...全文を見る | ||
11月21日 | 第185回国会 衆議院 原子力問題調査特別委員会 第3号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 東京電力福島第一原子力発電所をめぐる事態は、今も議論がありましたが、放射能汚染水の問題をとっても、ますます深刻であります。 福島第一原発内の汚染水の総量というのは、原子炉建屋地下やタンクなど、全体で既に五十万トン近い量になっている。そ...全文を見る |
○笠井委員 非常に大変な課題だということでありますが、しかも、十一月十三日には、一号機、一号炉の格納容器の下の配管から水が漏れている様子が確認をされて、格納容器本体が壊れている可能性が極めて高いことが判明いたしました。しかし、調査は緒についたばかりで、どこが壊れているかわかってい...全文を見る | ||
○笠井委員 まさに長期に及ぶものであり、しっかりと監視をしなきゃいけないという話でありましたが、非常事態にあると言われる汚染水問題の抜本的解決にはやはり、まさに長期にわたる国の総力を挙げた取り組みが必要だということであります。 ところが、事故から二年八カ月余りがたって、ベテラ...全文を見る | ||
○笠井委員 今、規制委員長が言われた、東京電力が提出しました福島第一原子力発電所の緊急安全対策、これですね。これについて、廣瀬社長にお越しいただいていますので、伺います。 これは、私も拝見しまして、これからやりますという計画、全くこれからというものも含まれていて、特に汚染水対...全文を見る | ||
○笠井委員 私は、反省の言葉があると思ったんですけれども、当然やっておかなきゃいけないことをまだやっていなかった、だからこれから対策なんですね。放置してきた責任が問われると思うんです。 しかも、経過を見ますと、原子力規制委員会から言われて初めて出して、それでは不十分ということ...全文を見る | ||
○笠井委員 一部、これからも残っていると。 要員の強化の中には、「社外からの受入」というのもありますが、これは、電気事業連合、電事連を通じて他の電力会社等に要請したものというふうに承知しておりますけれども、東電としては、何人の派遣を要請して、現時点でどこから何人受け入れて、支...全文を見る | ||
○笠井委員 どこから来ていますか。大体九電、全部来ているわけですか、十一名。 | ||
○笠井委員 いずれにしても、現時点で合計で二百人ということで、しかも、前々から議論があって、柏崎刈羽原発からの配置がえ計画というのはわずか二十人ということであります、この汚染水対策。しかも、それも含めて、まだこれからがあると。 他電力会社からの受け入れも、計画二十人で、今十一...全文を見る | ||
○笠井委員 これだけ深刻な問題なのに、この程度でいいのかという、認識が問われると私は思います。 原子力規制委員会として、この程度の東電の対策を受け取って了として、そして、柏崎刈羽の再稼働審査、背景と委員長は言われましたが、入っていくということであります。 十一月十三日の規...全文を見る | ||
○笠井委員 東電の廣瀬社長に伺います。 東京電力は、原子力規制委員会が柏崎刈羽原発の再稼働審査に着手することを決めた翌日、メガバンクなどに対して、二〇一四年度中に柏崎刈羽原発を再稼働させれば、二〇一四年度の経常損益は黒字になるという収支計画の素案を示されました。これを受けて、...全文を見る | ||
○笠井委員 絶えず銀行とはやっているとおっしゃられながら、新聞情報などととぼけられると、なかなかこれはあれだと思うんですけれども。 東電の収支計画素案の発表やメガバンクの巨額融資方針と規制委員会の柏崎刈羽原発の適合性審査着手決定とのタイミングが余りに絶妙で、できレースの感さえ...全文を見る | ||
○笠井委員 広告が出たのは八月九日と二十日ですが、増員してほしいという話が出たのは八月二十日ということであります。 では、総務省に伺いますが、原子力規制庁から環境省を通じて出された定員の新規十八人増員、振りかえ増員二人含めて合計二十人の要求を認めたのはいつですか。 | ||
○笠井委員 これでは何のための手続かわからないと思うんですね。広告を出して公募しちゃっているわけですね。それで、後から申請して、それが認められたということになります。事後承諾とどこが違うのか。総務省が認める前から新規採用の広告を出して、ホームページなどでも公募を行う。手続的にこれ...全文を見る | ||
○笠井委員 違うでしょう。だって、具体的にこれで二十人という要請を出している文書があるわけでしょう、環境省の官房長から出ている文書がありますよね。それを受けて総務省が検討して、オーケーしたのは八月三十日と言っているんですから、そんなごまかししちゃだめです。 総務省に伺いますが...全文を見る | ||
○笠井委員 これは、総務省が認めなかったら、それ以前に広告を見て応募した人が、これは総務省のせいで就職がふいになったと、総務省は悪者になりますよ。そんなことが国の行政で行われていいのか。 しかも、詳細については承知しないと言われるけれども、この募集内容の問題であります。この実...全文を見る | ||
○笠井委員 こんなごまかしは通用しませんよ。このために必要ですといって増員要求して、それでこうやって環境省大臣官房長の判こがあって、それでこの文書で、総務省行政管理局長宛てに出しているわけでしょう。これに基づいて承認を受けているわけじゃないですか。受けたら後は何をやったっていいな...全文を見る | ||
○笠井委員 これはもう二重、三重におかしいですよ。国民に対しては、こういうことで募集しますと公募をかけながら、そして総務省に対しては、こういう要求理由ですから増員をお願いしますと言いながら、実際には何についてもいいんだ、玉突きなんだと。おかしいでしょう。だって、この仕事をやりたい...全文を見る | ||
○笠井委員 ちょっと、田中委員長、だって、募集をかけてから後で増員要求を出しているんです。この問題があります。しかも、要求の中身というのは、これをやるからふやしてくれと言っているのに、それぞれの関係がどうなっているのかという問題があるわけです。 だから、ちゃんと、経過を聞いて...全文を見る | ||
○笠井委員 終わります。引き続きやります。 | ||
11月27日 | 第185回国会 衆議院 外務委員会 第7号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 冒頭、昨日の衆議院本会議での秘密保護法案の採決強行に、大きな憤りを持って、強く抗議いたします。とりわけ、日本国憲法の国民主権、基本的人権、平和主義に反して、特に外交を扱う当委員会にも直接かかわる希代の悪法は、廃案にする以外にないことを改め...全文を見る |
○笠井委員 問題は、今大臣が言われた日本政府の原子力安全に対する姿勢だと思うんです。 そこで、経済産業省、田中政務官にお越しいただいております。 原発輸出に関する政府の安全確認制度について伺いたいんですが、この制度は、原発輸出に際して、国際協力銀行、JBICや、それから日...全文を見る | ||
○笠井委員 そうしますと、確認したいんですが、この安全確認制度のうち、相手国・地域の原子力安全規制などの項目、さっき私が言った一番目と二番目ですけれども、これは、これまで経済産業省、旧原子力安全・保安院が担っていたと思うんですけれども、その部分は、つまり、そういう案件があったかど...全文を見る | ||
○笠井委員 三項目のうち、旧保安院が担当したけれども、今、体制上の整備が必要になっているということなんじゃないですか。 ちゃんとはっきり経済産業省が今担当していると明言できますか。 | ||
○笠井委員 中心となってというのと内規というのはどういうふうな関係なんですか。今までは経済産業省が担当していた。今、中心となってと内規、運用、何がどう変わったんですか。 | ||
○笠井委員 要は、原子力規制委員会ができてから、はっきりした体制になっていないということですね。内規もその他も、中心となってと言うけれども、なっていない、宙に浮いているという話じゃないですか。 では、これはいつまでにそういうことをちゃんと整備するんですか。 | ||
○笠井委員 早急に整備すると言われました。一刻も早くということですが、案件があった場合に、では、そういうことも、今ちゃんとした体制がない、いつまでに整備するのかも決まっていないという話もあきれた話であります。 一部で有識者らによる体制などを検討中とも聞きますけれども、原発輸出...全文を見る | ||
○笠井委員 今大臣いみじくも言われたんですが、安全確認のあり方は検討中だ、引き続きこれをやっていくという話なのに、それは検討中なのに、売り込む話だけはどんどん進めてやっているわけですね。協定まで結んでやっている。これは本当に国際的に見たら無責任だというふうに言われる、こういうこと...全文を見る | ||
○笠井委員 今政務官が言われたこの原子力海外建設人材育成委託事業というのは、目的はどういう目的でしょうか。 | ||
○笠井委員 この経産省が提出した委託契約書によりますと、今言われました日本原電一社と契約を締結いたしております。 企画競争ということで随意契約の一種によるものでありますけれども、この募集要領を見ますと、委託先企業の選定に当たっては、第三者の有識者で構成される委員会で審査を行い...全文を見る | ||
○笠井委員 氏名、役職含めて、なぜ隠すのか。日本原電を選んだ委員の氏名や役職など最低限の情報すら開示しないのでは、この企業選定が本当に、今政務官が言われた、公正中立にやられたかどうかというのは確認しようがないんじゃないですか。どうですか。 | ||
○笠井委員 では、伺いますけれども、この委員というのは、どのような基準や方法で、誰が選び、任命したんでしょうか。 | ||
○笠井委員 この支出計画書というのを見ますと、日本原電は、委託額十一億二千万円のうち約九億円、実に八〇%を三つの企業に再委託しております。受注業務の大半をいわば丸投げしている、そういう疑いもある。 再委託先の企業名と、それから契約金額はそれぞれ幾らになっていますか。 | ||
○笠井委員 なぜ公表できないのかと思うんですけれども、経産省が提出した日本原電の企画提案書の別添の四というのがここにありますけれども、実施体制のページを見ますと、大半が黒塗りにされておりますが、その中で三社のうち一社は、トルコで原発を受注予定の三菱重工業のグループ企業、ダイヤコン...全文を見る | ||
○笠井委員 いや、これは経産省からもらったので、ちょっと確認してもらえますか。 | ||
○笠井委員 あるということですね。 では、それ以外の二社についてはどうですか。 | ||
○笠井委員 経産省の別の文書で、行政事業レビューシートというのがありますが、例えばベトナムと原子力協定がありますが、これに関する実行可能性調査などでは、資金の流れとして、再委託先の企業名や契約金額、契約方式をおおよそこういうふうに公表しているわけですね。企業名も書いてあります。 ...全文を見る | ||
○笠井委員 レビューはやったけれども、これからやるものは言えないということですか。 | ||
○笠井委員 でも、それでもおかしいんですよね。だって、三社あると書いてあって、一つは株式会社ダイヤコンサルタントと書いてあるんです。これは黒塗りを外して出ているんですよ。二つは何で隠すのかというのが私は理解できないんですけれども。 ダイヤコンサルタントはよくて、ほかは隠さなき...全文を見る | ||
○笠井委員 この問題をきょうは質問すると、通告で、この問題について具体的に伺いますということで、政務官、経産省を通じて、きのうも、大体、委員会が決まったのが遅かったので、深夜になりましたけれども、お伝えしてあるので、確認できないとかという話でなく、基本的な話なんですよね。わからな...全文を見る | ||
○笠井委員 これは、いつまでに、どう確認して、答えていただけますか。 | ||
○笠井委員 この日本原電といえば、原子力規制委員会が活断層と認定した敦賀の原発直下の活断層を、これは活断層ではないと主張し続けているようなところであります。 そこに結局、事実上の随意契約という形でやって、そこから三社に再委託しているという形でやっていて、三社のうち一社は三菱重...全文を見る | ||
○笠井委員 今大臣が言われたんですが、安全確認をやるのは大臣じゃないので、大臣も言われたみたいに、原子力安全条約でも、原発の安全確保というのは当該原発が立地する国の責任とされて、その前提のもとで、冒頭ただしたみたいに、昨年九月までは経産省で安全確認をやったけれども、今それが、体制...全文を見る | ||
○笠井委員 終わります。 | ||
11月28日 | 第185回国会 衆議院 憲法審査会 第1号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 保利団長を初め、調査議員団、同行の皆さん、関係者の皆さんには大変お世話になりました。ありがとうございました。 今回訪問した国々は、憲法や国民投票に対する考え方、制度のあり方、運用の実際など、それぞれの歴史や文化、政治的経験を反映してさ...全文を見る |
○笠井委員 私の感想を含めて、報告は述べたとおりなんですけれども、三分の二のハードルについての高さ低さという議論もありましたけれども、いずれにしても、今回三カ国行きましたが、行った中で、要件を根本から緩和すべきだという議論はやられていないというのが私たちがつかんだ中身だと思います...全文を見る | ||
11月29日 | 第185回国会 衆議院 外務委員会 第8号 議事録を見る | ○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。 郵便二条約については賛成なので、政府調達協定の改正議定書について、大臣に一問、関連して伺います。 ILOの第九十四号条約は、公契約における労働条項を定めております。その目的は、公契約に入札する企業間の競争によって労働者の賃金や労働条件...全文を見る |
○笠井委員 既に地方自治体レベルでは公契約条例を制定して改善努力が始まっているわけですが、政府としても直ちにやはり批准をして、公契約法の制定を急ぐべきだと思います。 そういう点では、近年、官公需における受注をめぐって、際限のないダンピング、低価格競争が起きております。その結果...全文を見る | ||
○笠井委員 ミスだ、不適切だと。私は、何が不適切かと言いたいと思うんですね。国民から見たら、適切な開示が一部あっただけであります。 本事業を請け負った日本原電、そして明らかになっている一部のダイヤコンサルタントといえば、いずれも敦賀原発で断層調査をそろって請け負って、活断層を...全文を見る | ||
○笠井委員 何が国民の利益かという立場からの情報公開だと思いますので、その点は言っておきたいと思うんです。 確認したいんですが、今、答弁でいただいた、要するに、有識者、第三者の会議を一回開催したというのは、七月四日の電子メールによる、書面、ペーパーの持ち回りというものだと。実...全文を見る | ||
○笠井委員 十一億を超える税金を使う案件ですよね。国民の税金です。第三者の有識者だからきちんとやっているんですと言いますけれども、一回も委員が集まった会議をやっていない。それを、電子メールの送信をもって、前回、一回やったというふうに答弁した。よくも言えたものだと思うんですよ。外務...全文を見る | ||
○笠井委員 だから、それを決めたという決裁の文書を下さいねと言ったら、これが文書ですといってくれたんですよ、経産省が。でも、書いてないんですよ。 今言われたのは財務省のことで、企画競争における有識者会議の活用について述べたという話とか、そういう話というのは一般的な話にすぎない...全文を見る | ||
○笠井委員 違うんです。選んだ後どうやったかという話は、会議も、一回も顔を合わせずにやったという話がさっきあったんですが、この四人の方、どなたか知りませんが、四人を選んで、この案件について第三者の有識者委員会としてやってもらいますということについて、省内でも決裁するとさっき言われ...全文を見る | ||
○笠井委員 私が聞いているのは、今回の案件については、さっき副大臣がおっしゃったみたいに、関係者だけじゃやっていけないので、経産省としては、第三者の有識者の話も聞いて、意見も聞いて、採点してもらって、採点した結果というのは黒塗りでもらいましたけれども、そうやってやったんだけれども...全文を見る | ||
○笠井委員 私が聞いているのは単純な話なんですね。 当事者だけじゃない、関係者だけじゃなくて、第三者の有識者の意見も聞いてきちっとやりますからということで、公正中立と言われたわけですよ、前回も含めて。それを、こういう四人の方々、名前は個人だからと言われて出さないけれども、こう...全文を見る | ||
○笠井委員 そうすると、私は、四人を選んだことについて決裁があるのかと聞いているのに、やってもらった後に事後的に評価を出してもらって、この方たちでやりましたという話を、まとめて何かという話なんですか。だって、普通は、第三者委員会をつくるんだったら、この人にやってもらいますというの...全文を見る | ||
○笠井委員 撤回してもらいたいですよ。乱暴な質問とは何ですか。私は丁寧に聞いているじゃないですか。 選定先というのは、委託先の話をしているんじゃないんですよ。四人の人たちにお願いしますということについて、その選任、選定について、いつどうやって決裁したんですかと聞いているんじゃ...全文を見る | ||
○笠井委員 全く意味不明ですよ。(発言する者あり)答弁になっていない。 四人をどうやって決めたかもわからない。それで、顔も合わせていないんでしょう。こんなことを言われて誰が信頼できますか。本当に実態がある委員会なんですか、これは。第三者の有識者というふうに言っているけれども。...全文を見る | ||
○笠井委員 では、それがいないということを証明できる根拠を出してください。信じろと言われたって、信じられないよ。だって、一回やったと言って、一回だってごまかしたじゃないですか。 | ||
○笠井委員 もう時間が来たというから、これは、ちょっとさっき、理事会協議を含めてちゃんとやってもらいますけれども、前回の政務官答弁で、公正であるべき公募手続に係る意思決定の中立性を損なうともっともらしいことを言ったけれども、第三者の有識者といっても、顔を合わせた会議もやっていない...全文を見る |