岩渕友

いわぶちとも

比例代表選出
日本共産党
当選回数1回

岩渕友の2017年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月08日第193回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第1号
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○岩渕友君 日本共産党の岩渕友です。  今日は、貴重な話をいただき本当にありがとうございました。  アベノミクスが始まってから五年目になりました。大企業が史上最高の利益を上げる一方で、中間層の疲弊、子供の貧困、非正規労働者の拡大でワーキングプアと呼ばれる世帯が増えています。貧...全文を見る
○岩渕友君 ありがとうございます。  次に、河村参考人にお伺いをします。  アベノミクスによる大胆な金融緩和によってデフレからの脱却だと、消費や投資も増えるということだったんですけれども、実際には物価上昇率二%の目標達成時期を先送りせざるを得ない状況になっています。  河村...全文を見る
○岩渕友君 ありがとうございます。  最後に、水野参考人にお聞きをしたいんですけれども、私、福島県の出身なんです。原発事故が起きて、原発事故が経済に与える影響というのは福島だけにとどまらず、日本中、そして世界にも広がっているということで、原発ほどお金が掛かる発電方法はないし、経...全文を見る
○岩渕友君 ありがとうございます。  以上です。
02月15日第193回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第2号
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○岩渕友君 日本共産党の岩渕友です。  参考人の皆さん、ありがとうございました。  今、二〇一七年度の予算案が議論をされていて、この予算案は過去最大だと。軍事費は五年連続で増額をされて過去最高となる一方で、医療や介護などの社会保障の予算は高齢化などによる自然増まで大幅に削減を...全文を見る
○岩渕友君 ありがとうございます。  次に、藤田参考人にお聞きをいたします。  藤田参考人が、一億総下流老人社会の到来を避けるために、貧困の連鎖を断ち切ること、社会保障に積極的な先行投資をというふうに述べていらっしゃいます。私も、格差と貧困の拡大、そして中間層の疲弊をいかに克...全文を見る
○岩渕友君 ありがとうございました。  次に、熊谷参考人にお聞きをします。  資料を読ませていただいて、社会の役に立つかどうかではなくて生きていることが大事だと、個人の尊厳を守ることが大切だということはそのとおりだというふうに思いました。障害のあるなしにかかわらず、安心して暮...全文を見る
○岩渕友君 ありがとうございました。  最後に、藤田参考人にお聞きをしたいんですけど、藤田参考人が住宅は最大の福祉制度だというふうに述べておられます。私は福島県の出身なんですけれども、東日本大震災と原発事故を受けて、阪神・淡路大震災で被災をされた方々から住まいは人権だということ...全文を見る
○岩渕友君 ありがとうございました。  以上です。
02月22日第193回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第3号
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○岩渕友君 日本共産党の岩渕友です。  参考人の皆さん、ありがとうございました。  日本の労働分野の現状は、非正規雇用の増大、労働者全体の賃下げ、正社員には異常な長時間そして過密労働が常態化をして、労働者、若者を使い潰すブラック企業、ブラックバイトが横行するなど、市場経済とし...全文を見る
○岩渕友君 次に、森岡参考人にお聞きをいたします。  残業時間の上限について、今働き方改革実現会議が示した案があるわけですけれども、その特例として、労使協定を結べば年七百二十時間残業ができる、繁忙期の残業時間の上限を過労死ラインを超える月百時間にするということを容認するような中...全文を見る
○岩渕友君 ありがとうございます。  次に、常見参考人にお聞きをいたします。  今日の東京新聞の一面では、非正規社員が増えて、正社員ですら給料が上がらない今の日本の中で、奨学金の返済ができずに給料の差押えなどの強制執行にまで進むケースが、二〇〇五年度には四件だったものが、二〇...全文を見る
○岩渕友君 ありがとうございます。  私もやっぱり心や体を壊すような今の働き方は問題だというふうに思っているわけなんですけれども、最後にそのことも含めて森岡参考人にお聞きをしたいんです。  やっぱり人間らしく働けるルールを確立するということが必要だというふうに考えるんですけれ...全文を見る
○岩渕友君 以上です。ありがとうございました。
03月09日第193回国会 参議院 経済産業委員会 第3号
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○岩渕友君 日本共産党の岩渕友です。  東日本大震災と福島原発事故からあさってで丸六年になります。しかし、原発事故によって、福島県内外に約八万人もの皆さんが避難生活を強いられています。  大臣は所信で、福島の復興と安全かつ着実な廃炉・汚染水対策は経済産業省が担うべき最重要課題...全文を見る
○岩渕友君 大事なことなので改めて大臣に確認をしたいと思うんですけれども、原発事故は中小・小規模事業者にとって大きな打撃となっています。これは今大臣も述べられたとおりだと思います。中小・小規模事業者は、地域に根差して、地域の構成員として例えばお祭りの担い手であったり災害時の対応を...全文を見る
○岩渕友君 原発事故が商工業者に与えている影響というのは、事故から六年たとうとする今でも深刻だということ、そして地域に根差す事業者のなりわいを再建するということは、地域経済、地域社会、福島県の経済全体にとって重要だと。  今大臣も、事業者の生活、なりわいというものが再建しなけれ...全文を見る
○岩渕友君 延長するべくパブリックコメントを今募集しているということでした。  今お話にあったように、一年ごとの延長ということになっているんですけれども、被災地の復興には時間が掛かるという現状を考えても、一定幅を持った延長期間にしていく、被災した中小企業を支えるという姿勢を示す...全文を見る
○岩渕友君 今、顧客の減少という話があったんですけれども、事業を再開できない理由で最も多いのは商圏の喪失で、八四・八%に上っています。営業利益が減少した最大の理由も、なじみの客が減ったから、まさにそのとおりで、これも約八割に上っています。避難先で事業を再開をしていても、その多くは...全文を見る
○岩渕友君 商工会には、会員さんから、官民合同チームで取り組んでいる補助金の申請など、こうしたものの問合せも多く来ているというふうに伺っています。だけれども、実際には今いる職員の皆さんだけで対応するというのは非常に困難な状況です。この時期は確定申告が行われていて商工会が忙しいとい...全文を見る
○岩渕友君 事業の再開、そしてその後の継続、一つ一つの事業者に寄り添った取組が必要だということは、商工会も、そして官民合同チームも一致できる中身なんだと思うんですね。だからこそ、商工会も官民合同チームの取組に協力をしているということです。その思いに応えて、あらゆる面でやっぱり連携...全文を見る
○岩渕友君 官民合同チームの対象はあくまでも避難区域内だということで、避難区域内では官民合同チームが一件一件事業者を訪問して、それかなり丁寧な訪問しているということなんだと思うんですよね。そういう丁寧な対応というのが、今大臣が言ったように避難区域外もこれだけの被害が続いているとい...全文を見る
○岩渕友君 昨年、今年一月からの農林業の営業損害賠償素案が示されたときに、先ほどもありましたように、会津地方の全ての市町村長と議会議長でつくる会津総合開発協議会というところから素案に反対をする緊急要望というものを受けました。第一原発から八十キロ以上は離れている会津地方で風評の影響...全文を見る
○岩渕友君 今度は東京電力に聞きます。  この商工会連合会では、請求をしていない千件以上の事業者に請求の意思があるかどうかを確認しようということで今一生懸命取り組んでいて、今の時点でやっと二百五十件の事業者に確認をして、約五十件が請求をしたいと言っています。五月の総会までには確...全文を見る
○岩渕友君 六割もの方が未請求だと言っているんですよね。  これ、本当に最後の一人までということであれば、一般的なことでは駄目だということですよね。本当に請求できるはずの方が東京電力の対応が悪くて請求できないと、そんなこと絶対にあってはならないことです。  昨年の臨時国会で大...全文を見る
○岩渕友君 避難区域外の商工業者の賠償実態と東京電力の対応はどうなっているか見ていきます。  避難区域外の商工業の営業損害賠償についてどう決めているのか、説明をしてください。
○岩渕友君 では、実際はどうなっているでしょうか。  福島市で中古車販売業を営む事業者は、ネットオークションに出した車が福島ナンバーだからと、同じ車種、同じ年式のほかの車と比べて二割から三割安く買いたたかれています。東京電力に損害賠償を請求すると、一倍しか払わないと回答がありま...全文を見る
○岩渕友君 請求している方が理由も分からない状況だというふうに言っているんですよね。これでどうして丁寧な説明とか支払われているというふうに言えるのかということです。  昨年の臨時国会の中では、商工業の営業損害賠償で一括賠償に応じた人たちから、賠償のことで東京電力に相談をすると、...全文を見る
○岩渕友君 さらに、相馬市のある事業者は、東京電力からの電話で被害が認められないので賠償はできないと言われたので、電話一本で払わないとはどういうことだ、理由を文書で出してほしいと言うと、三日後に一倍は払うと連絡があったそうです。実にいいかげんだと怒っています。電話一本で賠償が変わ...全文を見る
○岩渕友君 個別の対応だから答えられないということじゃなくて、やっぱり東京電力の対応がこれだけ問題だということを指摘しているんですよね。事業者の皆さんからは、加害者である東京電力が被害者に風評被害を立証しろと迫り、被害の期間や支払う額などを一方的に決める、こんなやり方おかしいと。...全文を見る
○岩渕友君 資料五を見てください。資料五のとおりになっています。  先日、福島第一原発事故に係る処理費用が見直されました。賠償に係る費用について、当初の見通しが幾らで、今後の見通しは幾らになるというふうに見積もっていますか。
○岩渕友君 資料でも、法人・個人事業主に係る賠償は二〇一四年一月時点で約一兆六千億円で賄えるというふうに見積もっていました。これに対して、今年の一月末現在の合意実績は約一兆円も増えています。当初の見積額ではとても足りない、被害は続いているし、これからも続くことは明らかです。  ...全文を見る
○岩渕友君 被害が続く限り賠償するということを東京電力にも強く求めます。原発事故さえなかったら失うことのなかった命があって、当たり前の暮らしがある。被害が続いているのに、加害者である東京電力が賠償を打ち切るなんてことはとても許すことができません。  福島第一原発事故処理に係る費...全文を見る
03月21日第193回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第3号
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○岩渕友君 日本共産党の岩渕友です。  福島第一原発事故から六年がたちました。いまだに八万人もの皆さんが避難生活を強いられています。政府は今年の三月末までに、帰還困難区域を除く全ての地域の避難指示解除と一体に、避難区域外避難者の住宅無償提供を三月末で打ち切ろうとしています。 ...全文を見る
○岩渕友君 福島県はというふうに言ったんですけれども、国だって一人一人の状況をきちんと把握していないということじゃないでしょうか。しかも、会うことができなかった世帯が百十六世帯もあると。二百五十人くらいの方がいらっしゃるんじゃないかということだったので、この住まいが決まらないとい...全文を見る
○岩渕友君 追い出すようなことはないと、そして、個別の事情があるので、福島県と一緒になって、国も責任持って対応するということです。  避難をする方々を受け入れている全国の議会で、住宅の無償提供の継続を求める意見書が次々と採択をされています。採択をされた意見書の数は今一体幾つにな...全文を見る
○岩渕友君 百件程度というお答えありましたけれども、それだけ多くの自治体の議会がこの無償提供の継続を国の責任で行うべきだということを言っています。神奈川県相模原市議会の意見書の中では、最も基本的な生活の基盤を支える住宅支援の打切りは多くの避難者に直ちに経済的な困窮を招くばかりでな...全文を見る
○岩渕友君 こうした子供たちの未来を断ち切るような事態がないように、国が責任持って対応するということが求められているということです。区域外避難の方々を受け入れている自治体では、県職員公舎を二年間無償で提供するなど独自支援が広がっています。支援の必要性が切迫している、だからにほかな...全文を見る
○岩渕友君 静岡県牧之原市議会の意見書には、政府の原子力災害対策本部は、復興の加速化を基に、避難指示区域指定の解除、区域外避難者の住宅支援を平成二十九年三月で打ち切り、精神的賠償を平成三十年三月に打ち切るという、原発事故被災者に打撃を与える方針を示したとあります。国がどんなに福島...全文を見る
○岩渕友君 今大臣が言ったように、事情があると、そして丁寧に対応をしていく、そういう考えに立つのであれば、もう全国の議会も認めている、そして自治体もそうだと言っている、やっぱり国の責任で住宅の無償提供を継続する必要があるという現実が今ここにあるんだというふうに思うんです。  改...全文を見る
○岩渕友君 国が対応するんだというふうに言いながら、事情がある、丁寧に対応するんだと言いながら、最後はやっぱりこれ福島県がやることだ、そういうふうに必ず大臣言うんですよね。  三月十二日のNHKの「日曜討論」で今村大臣は、区域外避難者にふるさとを捨てるのは簡単だというふうに言い...全文を見る
○岩渕友君 今の発言が、事情を考慮するとか丁寧な対応をすると言っているやっぱり大臣のその姿勢が問われているということなんですよ。六年間苦しんでいるというふうに言っているわけですよね。改めてそういう本当に被災者に寄り添った国の対応を求めて、質問を終わります。
04月11日第193回国会 参議院 経済産業委員会 第6号
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○岩渕友君 日本共産党の岩渕友です。  化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律、化審法の一部を改正する法律案について質問をいたします。  先日の連合審査のあの議論を聞いて、改めて法制定の趣旨、目的に立ち返ることが重要だと考えています。  初めに、法制定時の趣旨説明、法の...全文を見る
○岩渕友君 先日の連合審査会で大臣が、国民の健康をしっかり守る、あるいは生物の生態系に影響を与えない、そのことを前提にしながら、一方で化学産業の振興をどう図っていくのか、これがまさに今回の化審法改正の一番大きな根源的な考え方だと思っているというふうに述べています。しかし、先ほど確...全文を見る
○岩渕友君 もちろん産業の振興は必要なことなんですけれども、環境が汚染をされて人の健康や生態系に影響を与えるということになれば、法の趣旨にも目的にも反することになります。  本法案では、新規化学物質の製造、輸入に当たって審査の全部又は一部が免除される場合の上限規制について、環境...全文を見る
○岩渕友君 産業界や経団連からの要望がそのまま取り入れられている形になっているということです。  この総量から環境排出量に変えることによって数量調整はどの程度減ると見込んでいるでしょうか。
○岩渕友君 排出係数が〇・〇四以下であれば、二十五社が同一の新規化学物質の申請をしても数量調整は生じないという答弁がありました。  けれども、この場合、最大の製造・輸入量は量換算でいうと二十五トンにもなります。化学物質は少量多品種に移行しているんだ、そんなに大量には製造、輸入す...全文を見る
○岩渕友君 資料の①を御覧ください。事前審査を免除された新規化学物質というのはどんどん増え続けているわけです。この種類、そして総量はどのぐらいになるでしょうか。
○岩渕友君 大きな量の化学物質があると。そして、種類については正確な量は分からないということだったんですけれども、この化学物質について実態が分からないということはやっぱり問題だというふうに思うんです。  これだけ膨大な種類の化学物質が審査を免除されて、製造、輸入が続けられている...全文を見る
○岩渕友君 今答弁にあったように、複合影響についてはきちんとした知見がない、確立をされていないということは、人の健康であるとか生態系への影響が出るリスクがあるんだということです。  この排出係数について、化審法の見直し合同会合の中では、廃棄段階まで考慮して排出係数が出されている...全文を見る
○岩渕友君 この廃棄についても知見が乏しいという今状況だということです。これ、適正に廃棄が行われない場合や、例えば東日本大震災でPCB廃棄物が津波で流出をするなど、災害で一般環境に出てしまうといったことがこれまでもありました。こうしたことがあれば、環境排出量というのは桁違いに増え...全文を見る
○岩渕友君 検討する、求めると言うんだけれども、これ、義務じゃないわけですよね。廃棄段階まで含めた排出係数も決まっていない、複合影響についても知見がないと、これでは科学的合理性があるというふうにはとても言えません。そもそも、消費者に化学物質の情報が正確に伝わるようになっていません...全文を見る
○岩渕友君 ここで、身近にある危険な化学物質の問題について、大臣にお聞きをいたします。  資料の②と③を御覧ください。化審法で規制をされている化学物質の多くが使用域の海底の泥の中にいまだに蓄積をされています。その中には化審法制定と直結をするPCBも含まれています。PCBが海水内...全文を見る
○岩渕友君 ポリエチレンは残留性汚染物質を吸着しやすいプラスチックということで、基本的には水より軽いので浮いている状態なんですけれども、沈むこともあって、ヨーヨーのように浮いたり沈んだりを繰り返しています。そのために、沈んだときに海底に沈んでいるPCBが付着をして、そのマイクロプ...全文を見る
○岩渕友君 資料の⑥を御覧ください。世界的には、レジ袋について有料化をする、無料配布の禁止を決める国や州などもあります。例えば、二〇一四年の八月にはアメリカのカリフォルニア州でレジ袋禁止の法案が成立をすると。同じく二〇一四年の十一月、EUが加盟国へレジ袋の削減案策定を義務付けて、...全文を見る
○岩渕友君 先ほど言ったように、既に過去の汚染物質になっているはずの化学物質が現代によみがえってくるようなことが起こり得るんだと、だからこそ入口でしっかり審査する、規制する必要があるんだということなんですよね。  化審法制定時の提案説明では、事前審査制度を世界に先駆けて採用する...全文を見る
○岩渕友君 私は、日本共産党を代表して、化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  そもそも化審法は、カネミ油症事件を契機に制定され、国民の健康の保護と生活環境の保全のために、化学物質の製造、輸入、使用について必要な規制を行い、環...全文を見る
04月12日第193回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第4号
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○岩渕友君 日本共産党の岩渕友です。参考人の皆さん、今日は本当にありがとうございます。  この間、大都市に一極集中するという経済政策の下で、中小企業や農林水産業の経営が壊されて、地方の衰退が深刻化をして、大都市と地方の格差が拡大をする、地域経済の疲弊が深刻となって、日本社会と経...全文を見る
○岩渕友君 ありがとうございます。  次に、飯泉参考人にお聞きをしたいんですけれども、今の再生可能エネルギーのことと関わってなんですが、徳島県が中四国の中で初めて地球温暖化対策推進条例というものを制定をして、東日本大震災と福島の原発事故を契機にして、化石燃料中心から環境負荷が少...全文を見る
○岩渕友君 ありがとうございます。  今もいろいろお話ありましたけれども、中小・小規模事業者のことについてもお聞きしたいんですけれども、この中小・小規模事業者が経済の根幹であると。それだけではなくて、災害で例えば力を大きく発揮をするだとか、お祭りだとか地域の文化の担い手としても...全文を見る
○岩渕友君 ありがとうございました。  それでは、田村参考人にお聞きをいたします。  田村参考人の書かれた本の中で、公共事業に依存するのでは地域経済が駄目になるのではないか、それは地域の魅力を損なっていることも多くあるんだと、環境であるとか国土の保全に力を注ぐことの方がはるか...全文を見る
○岩渕友君 ありがとうございました。以上です。
04月19日第193回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第5号
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○岩渕友君 日本共産党の岩渕友です。  今日は、参考人の皆さん、本当にありがとうございます。  まず初めに、小林参考人にお聞きをいたします。  日本が大学の学費が世界の中でも高い国でありながら給付型奨学金がなかったということで、奨学金が学生ローンになって、平均でも三百万円、...全文を見る
○岩渕友君 ありがとうございます。  もう一問、小林参考人にお聞きしたいんですけれども、私は福島県の出身で、今避難指示が出されている区域の外から避難をしている皆さん、いわゆる自主避難と言われている皆さんの命綱になっている住宅の無償提供が三月末で打ち切られるということがあって、こ...全文を見る
○岩渕友君 ありがとうございます。  次に、日比野参考人にお聞きをするんですけれども、芸術文化が果たす役割、人々の感性とか創造性を育んだりとか多様な価値観をつくるという非常に重要な役割があって、私たちに生きる力であったりとか、本当に心が豊かに暮らしていくという上で欠かすことがで...全文を見る
○岩渕友君 ありがとうございました。  野村参考人に次にお伺いしたいんですけれども、スポーツ振興法が五十年ぶりに全面的に改正をされて、スポーツ基本法が制定されてから六年がたつかなというふうに思うんですけれども、このスポーツ基本法が、スポーツを通じて幸福で豊かな生活を営むことは全...全文を見る
○岩渕友君 ありがとうございました。以上です。
04月19日第193回国会 参議院 本会議 第18号
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○岩渕友君 日本共産党を代表し、福島復興再生特別措置法の一部を改正する法律案について質問します。  東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から六年がたちました。いまだに福島県内外で七万人を超える方々が避難生活を強いられています。  私は福島県の出身です。六年前の三月十一日、電...全文を見る
04月25日第193回国会 参議院 経済産業委員会 第7号
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○岩渕友君 日本共産党の岩渕友です。  原子力損害賠償・廃炉支援機構法の一部を改正する法律案は、昨年十二月に閣議決定をされた原子力災害からの福島復興の加速のための基本指針、東電改革提言を受けて提案をされました。基本指針は、福島の復興再生を一層加速していくために必要な対策の追加、...全文を見る
○岩渕友君 今大臣から、東電改革提言に示されている背景についても答えていただきました。  衆議院での本法案の参考人質疑の中で、東京電力の廣瀬社長が東京電力が破綻処理を免れているというふうに述べているんですけれども、普通の会社であればとっくに潰れている状況になっています。要するに...全文を見る
○岩渕友君 今説明あったとおり、廃炉に係る費用は、従来の二兆円から追加費用が六兆円で、今回見込まれている額が八兆円となっています。大臣は、先ほどから繰り返し上振れしないんだということを言っているわけなんですけれども、改めて確認をします。この燃料デブリの取り出し後に掛かる費用はこの...全文を見る
○岩渕友君 これまで繰り返し指摘をされてきていますし、先ほど大臣も少し触れていたんですけれども、送配電事業の合理化で捻出をした費用は本来なら託送料の値下げに充てて、東京電力の利用者に還元するべきものであります。そして、賠償の費用について託送料金として国民全体から回収するというのは...全文を見る
○岩渕友君 賠償過去分という新しいコストが発生したということになれば、法律でその定義、拠出義務者、拠出させる期間を明定しなければなりません。過去分を口実とした徴収はこれまで二回ありました。二〇〇〇年のいわゆる最終処分法、二〇〇五年のいわゆる再処理等積立金法ではそうしてきています。...全文を見る
○岩渕友君 いろいろ言われたんですけれども、法律に書かれていないわけなんですよね。  じゃ、次に、拠出義務者はどうなっているのかと。賠償過去分は託送料を通じて回収するということでこれまで説明あったわけですけれども、拠出義務者は誰なのかということがどこに書かれているでしょうか。
○岩渕友君 四月十二日の衆議院の委員会のやり取りの中で、我が党の真島議員が、この最終処分法では過去分の拠出義務者に新電力は含まれているのかというふうに聞いたらば、法律で決められていないと、新電力は含まれていないんだというような答弁があったんですよね。だから、ちゃんと法律に基づいて...全文を見る
○岩渕友君 今の答弁では納得できないわけなんですよね。私、法律のどこに書かれていますかというふうに聞いたけれども、今の話でいけば指針の中ですということでね。  この今回提案されている法律案は私も見ましたけど、この中では、条文の改正されることになっていないわけなんですよね。条文が...全文を見る
○岩渕友君 法的な根拠もない、こんなことで消費者も福島県民も納得できません。  こんな東電救済、国民へのツケ回しのやり方は許されないということを指摘をして、質問を終わります。
04月28日第193回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第7号
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○岩渕友君 日本共産党の岩渕友です。  東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から六年二か月がたとうとしています。約二万人の死者、行方不明者を出し、約四十七万人もの方々が避難をされていたこともあります。いまだに十二万人もの皆さんが避難生活を強いられ、仮設住宅で暮らす被災者は三万...全文を見る
○岩渕友君 今村氏の暴言は、今回だけではありません。福島の復興はマラソンで例えると三十キロ地点と、あたかも終わりに近づいているかのような発言をして、福島県知事から、まだスタートラインにも立っていない地域もあると厳しく指摘をされています。さらに、原発事故による避難指示区域外から避難...全文を見る
○岩渕友君 最重要課題だと言いながら、何でこんなことが起きるのかということなんですよ。  今年の東日本大震災追悼式で安倍首相は原発事故という言葉を一言も使わなかったことに対して、原発事故を終わったことにしようとしているのかと批判の声が次々上がって、福島県知事は、県民感覚として違...全文を見る
○岩渕友君 お配りしている資料を御覧ください。  この住まいの確保状況について、答弁にあったように、未確定だと、不在で会うことができずに確認できていない世帯というのがまだあるんですよね。一人一人の実態について把握をして住まいを確保できるようにすることは国の責任です。  私は、...全文を見る
○岩渕友君 私は、そういう一般的なことを聞いたわけではなくて、大臣、こんな深刻な実態があること知っていますかというふうに聞いたんですよね。  今、相談拠点がある、相談するところはあるというふうに答えられたわけなんですけれども、本人から発信しなかったらこれ支援受けられないというこ...全文を見る
○岩渕友君 私は、国が責任持ってやるべきじゃないかというふうに言っているんです。  まずは、ぎりぎりまで住まいを決めることができなかった方たちの暮らしの状況がどうなっているのか、実態把握するべきじゃないですか。大臣、答えてください。
○岩渕友君 国がまずは実態ちゃんと把握するべきじゃないですかというふうにお聞きしているんですよね。大臣が最後の一人まで支援するんだと、被災者に寄り添うんだって、そういうことなのかというふうに私思うんですよね。  福島特措法では、福島の復興及び再生がこれまで原子力政策を推進してき...全文を見る
○岩渕友君 今の大臣の答弁、もう何度も何度も聞いてきているんですよ。大臣は福島県の出身ですので、もうそういう声、県民の皆さんから聞いてきていると思うんですよね。  東京電力は、経営のことを考えると第二原発だけを見て廃炉にすることはできないというふうに言っているんですね。結局、廃...全文を見る
○岩渕友君 はい。  第二の廃炉は復興の前提なんですよ。これ、国が責任持ってやるべきだということを最後に強く求めて、質問を終わります。
05月09日第193回国会 参議院 経済産業委員会 第9号
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○岩渕友君 日本共産党の岩渕友です。  原子力損害賠償・廃炉等支援機構法の一部を改正する法律案について質問をいたします。  世耕大臣は、所信で、福島の復興と安全かつ着実な廃炉・汚染水対策は経済産業省が担うべき最重要課題だと述べて、本法案の趣旨説明でも、福島第一原子力発電所の廃...全文を見る
○岩渕友君 東京電力が責任を果たすというのは当然のことなんですけれども、廃炉・汚染水対策がこれからも長く続くということを考えると、国がこの健康相談窓口を継続していくということが大切だというふうに考えます。  次に、東京電力にお聞きします。  東京電力が福島第一原発構内に設置を...全文を見る
○岩渕友君 大きなけがや病気じゃなくても何となく体調が悪いと、そういうことでも気軽に来てほしいというようなお話で、来室がない月も最近ではあるということでしたけれども、会社から労働者の方が、救急医療室に行けばどこの会社かなどと聞かれるから行くなと、こういうふうに言われている方、会社...全文を見る
○岩渕友君 廃炉作業が非常に重要だということ、そして労働者の皆さんがやっぱり特別な作業の中で大きなストレスを感じながら仕事をしているというふうに考えると、確実な受診ということはもちろん大切なんですけれども、無料で安心して受けられる、働き続けられるということが必要だということを指摘...全文を見る
○岩渕友君 先ほど紹介をした健康相談会の中では、たった三分間でアラームが鳴った現場もある、自分は退避をしたけれども残って作業をする同僚もいた、自分は使い捨てにされた、危険手当をピンはねされていたことにも怒りが沸いてくる、危険手当のピンはねが問題になったときに一回だけきちんと支給を...全文を見る
○岩渕友君 第一原発の二号機にカメラと線量計を搭載したロボットを投入した調査の中では、デブリの実態を把握できないままにロボットが途中で走行できなくなるということがありました。こうした状況で、今年の夏までに取り出し方針決めることができるというふうに考えているのか、経産省。
○岩渕友君 中長期ロードマップでは、二〇二一年内には第二期を終了させて、廃止措置終了までを第三期としています。ステップ2完了の後三十年から四十年後を目標としているので、二〇四一年から二〇五一年ということになります。  燃料デブリを取り出してから廃止措置終了までというんですけれど...全文を見る
○岩渕友君 現段階では決まっていないということですよね。  これ、確認をするんですけれども、通常炉の廃止措置終了というのはどういう状態のことをいいますか。
○岩渕友君 レクの中では、これまで廃止措置計画が認可された原発は全て更地にすることになっていますというような話もありました。  日本ではこれまで廃止措置を完了させた原発があるかないか。あるかないかで答えてください。
○岩渕友君 国内で廃止措置中の実用原子炉は、廃止措置計画認可日から廃止措置完了までにそれぞれどれぐらいの期間が掛かるのか、どういう見込みになっているのかということで、玄海原発なんかは二十六年だと、島根は二十八年ということで、通常炉でも大体三十年ぐらいは掛かるというふうになっている...全文を見る
○岩渕友君 これまで聞いてきた状況から考えると、廃炉まで時間も費用もどれだけ掛かるか分からないということです。廃炉費用については東京電力が負担するといいますけれども、送配電事業の合理化で捻出した費用は、本来なら託送料の値下げに充てて、東電の利用者に還元するべきものだと。  この...全文を見る
○岩渕友君 加えて言うと、機構から資金の交付された回数は六十三回だというふうに伺っています。  この資料二の表を見ていただいても、損害賠償に必要な資金は機構から東京電力に交付されていると。お金の流れを見ると右から左へ資金を流すだけで、東電は事故の加害者である責任を果たしていると...全文を見る
○岩渕友君 交付国債は、当初の五兆円から九兆円へ、今では十三・五兆円に膨らんでいます。東電に言われるままにお金つぎ込んでいる状況です。  東電改革提言は、東電自らの経営改革で毎年廃炉、賠償のために五千億円の資金を準備するとしています。廣瀬社長が再稼働なしで年五千億円を生み出すの...全文を見る
○岩渕友君 東電に出資をしている巨大銀行が、原発事故後も東電から累計約二千億円もの利息を受け取っていると。本法案は、福島原発事故の加害者である東京電力を救済して、福島への責任を果たすためという口実でそのツケを国民に押し付けるものであり、断じて認めることができない、このことを指摘し...全文を見る
○岩渕友君 私は、日本共産党を代表して、原子力損害賠償・廃炉等支援機構法改正案に対し、反対の討論を行います。  政府は、原発事故の加害者である東京電力を債務超過させずに何度でも資金援助するとして、原賠機構法により、この間六十三回、約七兆円にも上る機構からの資金交付を行い、東京電...全文を見る
05月10日第193回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第6号
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○岩渕友君 日本共産党の岩渕友です。  国民生活・経済に関する調査で、「あらゆる立場の人々が参画できる社会の構築」のうち、「経済・生活不安の解消」をテーマに行った五回の参考人質疑を踏まえて、意見表明します。  世界経済、金融等の情勢及び国民生活における格差の現状と課題について...全文を見る
05月10日第193回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第8号
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○岩渕友君 日本共産党の岩渕友です。  岩手、宮城、福島の三県で山火事が発生をし、岩手県の釜石市、福島県浪江町では今も消火活動が続いています。被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げるとともに、国が万全の対策を取ることを求めるものです。  それでは、福島復興再生特別措置法の一部...全文を見る
○岩渕友君 住宅無償提供が打ち切られるということで相談ダイヤルに片っ端から電話をしていったんだけれども、もう決まったことだからという答えしか返ってこなかったという方もいらっしゃいます。これでは一人一人に寄り添った対応とはとても言えないと。これまで家を出ていくようにというふうに言わ...全文を見る
○岩渕友君 今答弁にあったように、ニーズに応えて柔軟な対応をしたいというふうに考えていらっしゃるというふうに思うんです。この汎用性があるものは駄目だと言われている声がほかにも上がってきているというふうにお伺いしているので、本当にニーズに応えるということであれば、いろんなハードル設...全文を見る
○岩渕友君 どれぐらいの件数が利用されていますか。
○岩渕友君 お聞きしたときには四百件程度利用があるんじゃないかというふうな話もあったんですけれども、非常に活用されているということかなというふうに思うんですね。  この事業の実施期間が二〇一二年度から二〇一八年度というふうになっているんですけれども、現在利用されている方から、こ...全文を見る
○岩渕友君 農地面積の六割の営農再開を目指しているわけなんですけれども、今は実際には二割程度だというふうにお聞きしています。進捗状況ということだったんですけれども、営農再開という目的が達成されるまで支援をしっかり継続していく必要があるということを指摘をして、現場の声に応えて、これ...全文を見る
○岩渕友君 住民の皆さんは、この〇・二三マイクロシーベルトというのをやっぱり一つの目安というふうにしてきているわけなんですよね。そして、空間線量はその〇・二三マイクロシーベルトを超えるんだけれども、実際の年間の追加被曝線量がその一ミリシーベルトを下回るということになれば、モニタリ...全文を見る
○岩渕友君 自治体のコミュニケーションもそうですし、本当に住民の皆さんのそういう不安な思いがある、今すぐやってほしいという思いがあるということで、こうだということではなくて柔軟にやっぱり対応してほしい、その不安にすぐに応えてほしいということを指摘しておきたいと思います。  福島...全文を見る
○岩渕友君 除染特措法によって原因者が負担をするということになっているわけですよね。汚染者負担の原則というのがあるということで、先ほどいろいろやり取りもありましたけれども、今答弁にもあったように、その除染は原因者負担の原則に基づいて、除染特措法によって東京電力の負担の下に実施をす...全文を見る
○岩渕友君 帰還困難区域が面積の八割を占める浪江町の町長は、国費を投じる公共事業となると必ず費用対効果の議論が持ち上がる、戻る人数が少ないと事業を行わないということになり、全エリアの除染が行われない可能性が高いというふうに述べています。東京電力にこれ求償するべきです。  今後、...全文を見る
○岩渕友君 浪江町の避難指示解除をめぐる住民説明会では、原発事故前は魚を釣って、キノコを取って、それが楽しみであり生活の一部だった、川も山も除染をされず、魚もキノコも取れない、家に帰ったとしてもそこにいるだけ、それで人間らしい生活と言えるのか、こう町民が訴えたのに対して、国は、キ...全文を見る
○岩渕友君 私は、日本共産党を代表して、福島復興再生特別措置法の一部を改正する法律案に反対の立場から討論を行います。  本法案は、東京電力福島第一原発事故による避難指示区域のうち、放射線量が高いことから立入りが禁止され将来にわたって帰還が困難であるとされてきた帰還困難区域の中に...全文を見る
05月18日第193回国会 参議院 経済産業委員会 第12号
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○岩渕友君 日本共産党の岩渕友です。  商工中金の質問に先立って、昨日、関西電力が福井県の高浜原発四号機の再稼働をした問題について一言申し上げます。  四号機はトラブルが相次ぎ、地震や津波の想定や安全対策、避難計画などへの不安は払拭をされておりません。福井地裁は、新規制基準に...全文を見る
○岩渕友君 経済産業省は、主務省として関係省庁と連携をしつつ徹底した立入検査を実施する、調査未実施の危機対応貸付けについて全件調査を実施するとして、商工中金に対して、調査未実施の危機対応貸付け全体について外部の専門家のチェックを受ける等により調査を継続することを求めています。 ...全文を見る
○岩渕友君 外部の専門家のチェックということではなくて、やっぱり第三者の目でしっかり調査をするということが必要だということを指摘をしておきたいと思います。  この第三者委員会の調査の結果、危機対応業務の要件に該当しない口座の数、これを改めて確認をいたします。そして、既受領利子補...全文を見る
○岩渕友君 お配りをしている資料の①を御覧ください。危機対応業務の概要についてということで、危機対応業務に係るお金の流れですけれども、政府から日本政策金融公庫に、そして公庫から商工中金に、商工中金から中小企業にというふうになっております。  これ国費が投入をされています。大臣の...全文を見る
○岩渕友君 今の答弁のようにしっかりとした対応が求められております。  今回の不正行為に危機対応業務が使われましたけれども、そもそも危機対応業務は中小企業の事業継続、改善にとって重要な役割を果たしております。この危機対応業務の目的について御説明ください。
○岩渕友君 今答弁があったように、この危機対応業務は、業績が悪化をして民間金融機関から資金の調達が困難で資金繰りに支障を来している中小企業が低利で資金調達を行えるように支援をする仕組みだと。そして、内外の金融秩序の混乱や大規模災害などの危機のときに、一般の金融機関が通常の条件によ...全文を見る
○岩渕友君 大企業は日本政策投資銀行からの融資を受ければいいわけで、大企業がこの中小企業向けの商工中金の融資枠を使うのはおかしいということだというふうに私考えるんですね。可能だけれども、やっぱり不正常だということだと思うんです。これ、きちんと調査をする必要があるということを指摘を...全文を見る
○岩渕友君 危機対応業務に参入をしている民間金融機関は存在していないということで、この民間金融機関が危機対応業務に参入しない理由をどのように把握していますか。
○岩渕友君 今の答弁聞いても、民間金融機関はこの危機対応業務に参入をする見通しは立っていないということだと思うんですね。この商工中金の完全民営化は、リーマン・ショックそして東日本大震災を受けて期限を先延ばしすることになって、前回、二〇一五年の法改定のときには期限の定めが削除をされ...全文を見る
○岩渕友君 資料の③を御覧ください。政府系金融機関と民間金融機関による中小企業向け貸出残高の推移というものなんですけれども、これ見ていただければ分かるように、民間の金融機関の貸出しが落ち込んで谷になっているときには政府系金融機関が山となっていると。政府系金融機関は中小企業の資金繰...全文を見る
○岩渕友君 非常に重要な役割を果たしているんだということです。危機対応業務を担う政策金融から商工中金が撤退するという方針は破綻をしているんだというふうに思います。  商工中金の不正問題における第三者委員会の調査では、不正行為の原因について、公的な性格を色濃く残す金融機関であり、...全文を見る
○岩渕友君 第三者委員会による不正行為の原因分析では、株式会社として利益追求を要求されるところに危機対応融資を行わせれば、本来これを利益追求の手段とするべきではないという制度趣旨があったとしても、現場がこれを顧客にとって有利な商品の一つとして営業することになること、また、支店や課...全文を見る
06月01日第193回国会 参議院 経済産業委員会 第15号
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○岩渕友君 日本共産党の岩渕友です。参考人の皆さん、本日は本当にありがとうございます。  政府は、本法案の背景として、信用補完制度は中小企業の資金繰りを支える重要な制度であり、中小企業がライフステージの様々な局面で必要とする多様な資金需要や大規模な経済危機、災害等により信用の収...全文を見る
○岩渕友君 次に、森参考人と中村参考人にお聞きをします。  信用保証制度は、中小・小規模事業者の四割が利用をして、そのうち小規模事業者が七五%利用している、先ほども何度か命綱という言葉がありましたけれども、まさに命綱と言える制度だというふうに私も思います。商工会の会員の八割以上...全文を見る
○岩渕友君 森参考人にお聞きいたします。  全信用保証に占めるセーフティーネット保証の割合は四五%だと、そのうちセーフティーネット五号は九八・二%占めています。衆議院の参考人質疑の中では、このセーフティーネット保証について、危機を支える最後のとりでだというふうに述べた方もいらっ...全文を見る
○岩渕友君 次に、家森参考人にお聞きをします。  金融ワーキンググループメンバーの共通の問題意識ということで、最初に述べていただいたんですけれども、中小企業金融において信用保証制度の果たすべき役割は今後も重要だというふうにお話がありました。けれども、過度に負担割合を高めると融資...全文を見る
○岩渕友君 じゃ、次に中村参考人にお聞きをいたします。  信用金庫の役割ということで、一番最初にお話もいただいたんですけれども、中小企業や地域の住民のために協同組織による地域金融機関だと、相互扶助が基本理念になっていると、会員や利用者並びに地域のニーズに応えることを経営の基本に...全文を見る
○岩渕友君 ありがとうございました。  今日の質疑を通して、小規模事業者の皆さんが果たしている役割、そしてあわせて、それを支えている信用保証制度の役割の重要性もよく分かりました。今後の質疑に生かしていきたいと思います。  ありがとうございます。
06月06日第193回国会 参議院 経済産業委員会 第16号
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○岩渕友君 日本共産党の岩渕友です。  中小企業の経営の改善発達を促進するための中小企業信用保険法等の一部を改正する法律案について質問をいたします。  今回の法改正に当たって、法案の提案理由で、信用保証制度は中小企業の資金繰りを支える制度であり、中小企業がライフステージの中で...全文を見る
○岩渕友君 中小・小規模事業者が地域経済、日本経済にとって非常に重要な存在だと、特に地方では、小規模事業者が地域で成長をなかなか難しいということであっても小規模事業者がいなければ地域は成り立たないんだと、それを支える信用保証制度は非常に重要だという答弁でした。  参考人質疑での...全文を見る
○岩渕友君 規模が小さいほど保証付融資の必要性が高いということが今の答弁でも明らかになったと思います。衆議院の参考人質疑では、セーフティーネット保証について、中小企業団体中央会の方が危機を支える最後のとりでなんだというふうに述べておられました。  そこで、業況の悪化している業種...全文を見る
○岩渕友君 極めて高いということだと思います。  このセーフティーネット保証五号があることで倒産を回避することができた事業者の件数はどのぐらいあるでしょうか。そして、セーフティーネット保証五号がこれまで果たしてきた役割、これはどういうものだったでしょうか。
○岩渕友君 今の答弁にあったように、セーフティーネット保証五号が非常に重要な役割を果たしてきたということです。中小・小規模事業者の命綱と言えるこのセーフティーネット保証五号について、本法案では一〇〇%から八〇%への保証割合の引下げが示されております。  先日、北海道の経済部地域...全文を見る
○岩渕友君 今いろいろ答弁いただいたんですけれども、今の答弁聞いても、やっぱり八割保証になることで貸し渋りが起きるんじゃないかという懸念に十分応えられているのかと、やっぱりいろんな不安あるんだというふうに思うんですね。結局は貸し手の側に、貸し手の側の姿勢に委ねられるということにも...全文を見る
○岩渕友君 北海道で事業者の方から話をお聞きしたんですけれども、信用金庫に行くと利息が八%以上の事業ローンを勧められると、こういう話をお聞きしました。宮城県でも、制度融資を申し込んだら金融機関のカードローンを勧められたと、こういう話をお聞きしました。  貸金業法では年収の三分の...全文を見る
○岩渕友君 先ほどのような実態があるということなんですよね。  参考人質疑で家森参考人が、信用保証を使って支援することが効果的な先に対して保証を提案しないという本末転倒な事態が起こらないように気を配る必要があるんだと、これは資料でそのように述べておられたんですけれども、これ、実...全文を見る
○岩渕友君 いろいろ言っていただいたんですけれども、これまでやり取りしたような実態があるということなんですよね。事業者にとっては、本当に今日明日の営業をどうしていくのか、商売どうしていくのかということが問題になるわけで、やっぱりこれ、政府がきちんと対応するべきだし、資金繰りに支障...全文を見る
○岩渕友君 資料二を御覧ください。  資金繰りDIの推移を示すグラフです。リーマン・ショックでぐっと落ち込んでいるんですけれども、中小企業はそれ以前もそもそもマイナスで、リーマン・ショックの後もマイナスのままの状況です。  資料三も御覧ください。  これ、上は北海道内の企業...全文を見る
○岩渕友君 全業種指定が必要だということを改めて指摘をしておきたいと思います。  次に、危機関連保証についてお聞きします。  本法案では、危機関連保証を創設すると、しかしその期間については原則一年で最大二年というふうになっています。  以前、当委員会の中で、東日本大震災で直...全文を見る
○岩渕友君 今、危機関連保証が終了した後はセーフティーネット三号、四号につなぐんだというような答弁あったんですけれども、どちらも地域が指定されている、指定地域内だということなんですよね。これでは必要な事業者が支援を受けられないということが考えられると。危機関連保証を受けた業者が三...全文を見る
○岩渕友君 参考人質疑で家森参考人が、中小企業への支援を強化するという観点で今後の制度が運営されるべきだとしながら、例えば、法案には小規模事業者向け一〇〇%保証の枠の拡大が盛り込まれているけれども、単に返済負担を先送りするために拡大した枠を使う金融機関があるとすれば、それは考え違...全文を見る
○岩渕友君 以上で質問を終わります。
○岩渕友君 私は、日本共産党を代表して、中小企業の経営の改善発達を促進するための中小企業信用保険法等の一部を改正する法律案に対し、反対討論を行います。  中小企業信用補完制度は、担保力、信用力の弱い中小・小規模事業者が金融機関から融資を受ける際に、信用保証協会が公的保証人として...全文を見る
06月08日第193回国会 参議院 経済産業委員会 第17号
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○岩渕友君 日本共産党の岩渕友です。  外為法に基づく北朝鮮に対する輸出入禁止措置の延長に係る事後承認案件について質問をいたします。  北朝鮮が今朝、短距離の地対艦巡航ミサイルと見られる飛翔体を数発発射したと報道がありました。日本共産党としても、この暴挙に対して改めてこの場か...全文を見る
○岩渕友君 今、概要の説明をいただきました。この安保理決議について、外務省はどのように受け止めているでしょうか。
○岩渕友君 今、安保理決議が全会一致で採択をされたというふうに答弁がありました。  そこで、国連安保理決議の位置付けについて改めて確認をしたいので、説明をお願いします。
○岩渕友君 今答弁にあったように、国連安保理決議の位置付けというのは法的な拘束力があると、そういったものであるというふうに答弁をいただきました。非常に重要な位置付けになっております。  今回の安保理決議で、対話を通じた平和的かつ包括的な解決を容易にするための努力を歓迎して、緊張...全文を見る
○岩渕友君 そこで、大臣にお聞きをいたします。  この安保理決議の平和的、外交的、政治的解決というところが重要だというふうに考えるわけなんですけれども、大臣はこの部分をどのように評価しておられるでしょうか。
○岩渕友君 安保理決議を受けて、先ほどの答弁の中にもあったんですけれども、六月三日に岸田外務大臣が米国のティラーソン国務長官との電話会談を行って、安保理決議を歓迎することで一致したと、こういった会談だったというふうに聞いております。この会談の内容はどのようなものだったのか、説明を...全文を見る
○岩渕友君 安保理決議を歓迎することで一致したと、そのような答弁がありました。  それで、このティラーソン国務長官は、五月三日に国務省の職員を前に講演をしていると。ここで北朝鮮に対して四つの問題を述べています。この四つの問題について確認をいたします。
○岩渕友君 今答弁があったように、四つの問題というのは、一つに北朝鮮の体制転換を追求しないこと、二つに金正恩政権の崩壊を目標にしないこと、三つに朝鮮半島の統一を急がないこと、四つに三十八度線を越えて北朝鮮に侵攻しないと、このことを表明したものです。ティラーソン国務長官はこの四つの...全文を見る
12月05日第195回国会 参議院 経済産業委員会 第2号
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○岩渕友君 日本共産党の岩渕友です。  東日本大震災と原発事故から間もなく六年九か月がたとうとしています。十月十日、東京電力福島第一原発事故をめぐって国と東京電力に損害賠償などを求めた「生業を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟で、国と東京電力の責任を問う判決が下されました。  ...全文を見る
○岩渕友君 今示していただいた数字は、避難区域の中と外を合わせた数字になっています。それぞれの実態がどうなっているのかということは分からない状況になっています。少なくとも、今言っていただいた数字だけ見ても、四千百件以上は二倍相当額の賠償が行われていないということになると思います。...全文を見る
○岩渕友君 こういう東京電力の対応を受けて、九月二十日に福島県の商工会連合会が東京電力に要望を行っています。これ、小早川社長、受けたと思うんですけれども。ここにどういうふうに書かれているかというと、東京電力が個別事業者の被害と原子力発電所事故との相当因果関係の可否を一方的に判断し...全文を見る
○岩渕友君 先ほど示した実例で、帰還困難区域でもこんな言われ方しているのかというふうに私非常に驚いたわけなんですよね。  それで、指針は上限ではないんだと、記載のない分野も賠償の対象となっているにもかかわらず、東京電力は実際には指針を上限にして賠償の対象を限定しているんだ、そう...全文を見る
○岩渕友君 今、安全姿勢、安全文化という言葉もありましたけれども、それでは、東京電力にその廃炉を主体的に取り組んでやり切る覚悟と実績があるでしょうか。  審査書案が了承される直前の九月二十八日、福島第一原発でサブドレンの水位計設定ミスが発覚をしました。ミスが見付かったのは、今年...全文を見る
○岩渕友君 ちゃんと答えていないなというふうに思うんですけど、少しだけ触れていた、要するに、高濃度の汚染水が漏れ出すおそれがあるから非常に重要な問題だというふうに位置付けられているということなんですよね。  八月にもサブドレンの水位が急低下して、福島県の内堀知事が現場の緊張感が...全文を見る
○岩渕友君 私の責任で資金を確保すると言ったのに、それには全く答えていないという今の回答だったというふうに思うんです。  五月の当委員会で廣瀬前社長ともやり取りしたんですけれども、東京電力は原子力損害賠償・廃炉等支援機構から資金交付を受けていて、資金は国民負担になっています。 ...全文を見る
○岩渕友君 資金交付が決定された総額でいうと、約九・五兆円になるわけなんですよね。原賠機構法では、毎事業年度、機構の損益計算において利益が生じた場合には国庫に納付しなければならないというふうになっています。じゃ、国庫への納付が一体どれぐらいになっているかというと、来年一月末までに...全文を見る
○岩渕友君 東京電力が安全性優先すると言ったから安全性が優先されるんだというのでは、ちょっと納得できないんですよね。  更田委員長は、柏崎刈羽を動かすことで事故の責任を果たそうというのは一定の理解はできると述べたというふうに報じられています。福島への責任を果たすために柏崎刈羽原...全文を見る
○岩渕友君 計画どおりに進んでいないのは、福島県民、新潟県民、そして国民の理解を得られていないからです。  六月二十四日付けの東京新聞によれば、六月二十三日に行われた東京電力ホールディングスの株主総会で、新々総特の実現可能性を問われた当時の数土会長は、できないというふうに答えて...全文を見る
○岩渕友君 今の話を聞いても、やっぱりどうして適格性があると判断されたのかが分かりません。  それで、資料の四を御覧ください。十月四日に原子力規制委員会が柏崎刈羽原発六、七号機の設置変更許可に係る審査書案を了承して、同じ日に規制委員会から経済産業大臣宛てにこの許可についての意見...全文を見る
○岩渕友君 審査書案に対して、十月五日から十一月三日までパブリックコメントが募集をされていたにもかかわらず、十月二十四日にこういうことになっていると。  大臣にお聞きするんですけど、このパブリックコメントの結果を待たずに許可することに異存ないというふうに回答したのはどうしてです...全文を見る
○岩渕友君 パブリックコメントのその中身を受けて、大臣がそれの前にこれ判断しているということなので、だから、なぜそういう、結果を待たずに許可することに異存ないと回答したのかということです。
○岩渕友君 もう一度資料四を見ていただきたいんですけれども、この文書の中に、エネルギー基本計画の方針に従って再稼働を進めるというふうにあります。エネルギー基本計画の見直しが今進められていますけれども、これからの日本のエネルギー政策をどうしていくのかは、国民の暮らし、命に関わる重要...全文を見る
○岩渕友君 検討していくというお話だったんですけれども、かつては公聴会を開いたりしたこともあったので、国民の声を聞く必要があるだろうと思います。  エネルギー基本計画では、原発をベースロード電源として、二〇三〇年度の発電電力量の二〇から二二%を賄う方針となっています。これを達成...全文を見る
○岩渕友君 はい。  第二原発の廃炉は県民の総意で、復興の前提です。住民の方々からは、将来再稼働する可能性がある原発のあるところには帰ることができない、こうした不安の声が上がっています。東京電力が廃炉を決断しないなら国が責任を持って廃炉を決断するべきです。再稼働反対という声は国...全文を見る