岩渕友

いわぶちとも

比例代表選出
日本共産党
当選回数1回

岩渕友の2021年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月10日第204回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第1号
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○岩渕友君 日本共産党の岩渕友です。  お二人の参考人、本当に貴重な御意見をいただきましてありがとうございました。  まず初めに、山中参考人にお伺いをいたします。  先ほど、国連の障害者権利条約についても触れられていました。この条約では、障害のある人が障害のない人と分け隔て...全文を見る
○岩渕友君 ありがとうございます。  続けて、山中参考人にお聞きをします。  特別支援学校についてなんですけれども、先ほども話がありました。在籍するお子さんがどんどん増えていて学校数が足りていないということで、一つの教室をカーテンで仕切って二つの教室として使うというような実態...全文を見る
○岩渕友君 なるほど、ありがとうございました。  次に、染矢参考人にお伺いをします。  コロナ禍の下で、妊娠したかもしれないなども含めて、性に関する相談が増えているというお話が先ほどもありました。性暴力の被害も増えていて、ワンストップ支援センターへの相談も増加をしていると。 ...全文を見る
○岩渕友君 ありがとうございます。  続けて染矢参考人にお伺いをするんですけれども、国際セクシュアリティ教育ガイダンスについて御紹介をいただきました。このガイダンスがジェンダー平等とか多様な性の在り方など人権教育について性に関することを幅広く学ぶものだということで、この考え方が...全文を見る
○岩渕友君 ありがとうございます。  次も染矢参考人にお伺いをするんですけれども、ジェンダーの問題が性暴力を始めとしていろいろな問題の根底にあるんだというふうに思うんですね。  ところが、最近でいうと、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森会長の女性蔑視発言が世界でも...全文を見る
○岩渕友君 じゃ、最後に染矢参考人にお聞きするんですけど、今日の冒頭に、日本の性交同意年齢が十三歳と、ほかの先進国と比べて低いことや、性的同意に関わって、刑法では、性行為において暴行、脅迫や抵抗できる状態ではなかったことが証明できなければ犯罪とは認められないという話もありました。...全文を見る
○岩渕友君 以上で終わります。ありがとうございました。
02月17日第204回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第2号
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○岩渕友君 日本共産党の岩渕友です。  三人の参考人の皆さん、貴重な御意見をいただきまして、本当にありがとうございました。三人のお話を聞いて、こんなに問題があるのかというふうに思いましたし、特に技能実習制度については問題点が今日この場でも次から次へと指摘をされるということで、私...全文を見る
○岩渕友君 はい。
○岩渕友君 なるほど。ありがとうございました。  次に、田中参考人にお聞きします。  先ほども文科省の調査で把握の対象になっていない子供たちもいるということでしたけれども、約二万人の子供たちが不就学であると。就学問題が発生する要因についても御紹介がありました。  その中で、...全文を見る
○岩渕友君 ありがとうございます。  それでは、最後に指宿参考人にお伺いするんですけれども、今国会で入管法の改定案が提出をされる予定になっているんですけれども、この改定案について参考人がお考えのことがあれば教えてください。
○岩渕友君 以上です。ありがとうございました。
02月24日第204回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第3号
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○岩渕友君 日本共産党の岩渕友です。  三人の参考人の皆様、今日は貴重な御意見をいただきました。本当にありがとうございます。  まず、山田参考人にお伺いをいたします。  私は東北と北海道を主な活動地域にしていて、先日、青森市の事業者の方々の実態をお聞きする機会があったんです...全文を見る
○岩渕友君 ありがとうございます。  続いて山田参考人にお伺いしたいんですけど、今日参考人からお話をいただいている商店街の役割というのが私も非常に重要だというふうに思うんですね。今日お話をいただいたように、例えば祭りの担い手だったり、防犯や見守りの役割を果たしたり、コミュニティ...全文を見る
○岩渕友君 ありがとうございます。  次に、平田参考人にお伺いをします。  コロナ禍の下で、フリーランスの皆さんが抱える問題点がいろいろ浮き彫りになったというふうに思うんですけど、参考人から今日のまとめのところで、フリーランスであれば企業にも政府にも頼らず自助で生涯現役という...全文を見る
○岩渕友君 ありがとうございます。  次に、井上参考人にお伺いするんですけど、コロナ禍の下でこれまで以上に格差が拡大をしている実態があります。この格差拡大についてどのように考えていらっしゃるかということと、それを是正するためにどんなことが必要だと考えるか、お聞かせください。
○岩渕友君 ありがとうございました。以上で終わります。
03月11日第204回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○岩渕友君 日本共産党の岩渕友です。  まず、武田総務大臣にお聞きします。  先ほど白議員の質問もありましたけれども、なぜ大臣はNTTとの会食があったかどうかの事実だけでも明言できないのでしょうか。この間、倫理規程に反する接待はなかったという官僚の答弁が虚偽であることが判明し...全文を見る
○岩渕友君 私は、会食があったかなかったかということを聞いているんですよ。答えてくださいよ。
○岩渕友君 個別の事案なんて聞いていないんですよ。  大臣、総務省の政務三役について、NTTとの会食の有無、会った場所、その日時、相手、費用負担など、当委員会に報告してください。
○岩渕友君 今の答弁では納得ができません。  総務省の政務三役とNTTとの会食の有無、日時、場所、相手、費用負担などについて、予算委員会として報告を求めるようお願いいたします。
○岩渕友君 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から今日で十年です。改めて、犠牲になられた方々に哀悼の意を表するとともに、被災された皆様にお見舞いを申し上げます。  昨日、党として提言を発表し、平沢復興大臣への申入れを行いました。  宮城県民医連による災害公営住宅での調査で...全文を見る
○岩渕友君 被災者と被災地は、その後の相次ぐ災害や基幹産業である漁業の不振、そしてコロナと、もう何重にも苦しんでいます。  期限を区切るのではなくて、支援や対策の強化拡充を求めます。いかがでしょうか。
○岩渕友君 支援、対策の強化拡充、強く求めたいと思います。  では、大臣は式典の関係がありますので御退席いただいて結構です。
○岩渕友君 資料一を御覧ください。  原発事故による避難者は、福島県の発表で三万六千人、八万人以上に上ると言う方もいらっしゃいます。避難指示区域の居住率は約三割、十年たってもふるさとに戻ることができていません。なぜ十年たってもふるさとに戻ることができないのでしょうか。
○岩渕友君 事故が起きたのは、原発事故が起きたからにほかならないんですよ、戻ることができないのはね。  帰還困難区域の面積を教えてください。
○岩渕友君 これ、福島県土の約二・四%を占めているんです。東京二十三区の半分以上にもなるんですよね。  実は、平沢大臣も会見で、誰が考えてもおかしいというふうに言っているんですけれども、誰が考えてもおかしいんですよ。  そして、帰還困難区域の住民登録数、これは二万人を超えてい...全文を見る
○岩渕友君 事故が起きたのは国と東京電力の責任なんですよ。  先日、帰還困難区域である浪江町津島というところのKさんという方から話を伺いました。  資料二を御覧ください。  Kさんは、三百年も続く家の十八代目です。帰還困難区域になってからは帰宅にも許可が必要になり、家も庭も...全文を見る
○岩渕友君 同じ質問を経産大臣にもします。
○岩渕友君 昨年の三月十二日に、東京電力福島第一原発事故避難者訴訟の仙台高裁判決で、賠償基準である中間指針にないふるさと喪失、変容に対する慰謝料が認められています。  判決では、ふるさとについてどのように述べているでしょうか。
○岩渕友君 今紹介していただいた部分は、先ほどお話をしたKさんの訴えそのものですよね。  東京電力は、この高裁判決を受けて、ふるさと喪失、変容について上告理由で何と述べているでしょうか。
○岩渕友君 自分たちが述べていることなんですよね。何でそれが言えないんでしょうか。もう一度お願いします。
○岩渕友君 結局答えないんですよね。  ふるさとなどという法益は存在しない、つまり、ふるさとは守るに値しないものだと、こういうふうに言っているんですよ。そして、ほかにも、賠償は十分行っていると、提訴している人は僅かしかいないと、こういうふうに言っているんですよ。  それでいい...全文を見る
○岩渕友君 実態は今の答弁のようにはなってないんですよ。  東電に聞きますけれども、ふるさとを奪ったという認識はないんですか。
○岩渕友君 ふるさとを奪ったという認識はないんですかというふうに聞いているんですよ。  もう一度お願いします。
○岩渕友君 結局、こんな大事なことも答えないんですよね。これ、とんでもないことだと言わなくてはならないです。正面から認めるべきです。  じゃ、国も、ふるさとが奪われたということを認めないのでしょうか。
○岩渕友君 帰還困難区域だけではないんですよね。避難指示が解除をされても、ふるさとに戻るということそのものは簡単ではないんですよね。  住民意向調査で、帰還についてまだ判断が付かない、戻らないという、こういうふうに回答している方々の理由を紹介してください。
○岩渕友君 今答弁にもあったように、避難指示が解除をされても、例えば医療であるとか商業施設の再開であるとか、インフラそのものが十分に整っていないという現実があるわけですよね。  更に言うと、家族や、そして友達も一緒に戻らないとか、もう見る景色も前と全然変わってしまっているとか、...全文を見る
○岩渕友君 両町が何でこうした要請を行ったかというと、両町ともさらに、審査会が被害者の声に真摯に耳を傾けて審査、検証が行われてきたものとは考えにくいと、こういう厳しい指摘までしているんですね。  萩生田大臣は、福島民報社のインタビューの中で、中間指針の見直しについて、関連する訴...全文を見る
○岩渕友君 判決が確定するまでということになると、更に長い時間を要するということになるわけなんですよね。これ、被害者はいつまで苦しめばいいのかということになるんですよ。  これ、中間指針、直ちに見直すべきです。どうでしょうか。
○岩渕友君 個別の事情ということでしたけれども、その個別の事情が東京電力によって応じられないという事例もあるわけですよね。ADRセンターの和解案の拒否があるだとか、そういった実態があるんですよ。  損害賠償が非常に不十分になっているということが被害者の皆さんの生活を困窮させてい...全文を見る
○岩渕友君 今紹介ありませんでしたけれども、漁業者の努力が水泡に帰すと、で、漁業者を失望させる、漁業の将来に壊滅的な影響を与えかねないと、こういうことまで言っているんですよね。  福島県内では、七割を超える市町村議会が海洋放出に反対若しくは慎重な対応を求める意見書を可決して、東...全文を見る
○岩渕友君 経産大臣もお願いします。
○岩渕友君 海洋放出を決定するということは、漁業者との約束をほごにすることだし、新たな被害を被害者に負わせることになるという認識はあるでしょうか。
○岩渕友君 大臣もお願いします。
○岩渕友君 大臣にお聞きしますけれども、おととい閣議決定された復興の基本方針では、関係者の理解を得る努力をするというふうには書かれていないんですよ。先送りできないから適切なタイミングで結論出していくというふうにあるんですけれども、これ、結論ありきということになっちゃうんじゃないん...全文を見る
○岩渕友君 先ほどもあったように、そもそもは理解が得られなければ海洋放出決定しないし、タンクの貯留継続すると言っているわけですよね。説明するということ、すればいいということではないんだということなんですよ。  県民の世論調査では海洋放出に五三%が反対をしていて、漁業者も県民も理...全文を見る
○岩渕友君 もうこんなこと十年も続いているんですよね。家に帰ることを決めたばかりなのに、原発がまた爆発するかと思うと帰る選択にならないと、こういう声も寄せられています。  大臣、こんなこと十年も続いていると。今東電の答弁もありましたけど、どんなふうに認識していますか。
○岩渕友君 そんな問題引き起こすのが原発事故で、国と東電の責任なんですよ。  原子力緊急事態宣言は今も解除されていません。事故原因も究明されず、検証が必要です。原発ゼロは事故の最大の教訓であり、被害者の願いです。  野党が共同で提出している原発ゼロ基本法案の成立を求めるととも...全文を見る
03月16日第204回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○岩渕友君 日本共産党の岩渕友です。  お二人の公述人に貴重な御意見をいただきました。ありがとうございました。  まず、除本公述人にお伺いをいたします。  私は福島の出身なんです。三月十一日の予算委員会で原発事故によるふるさと喪失について取り上げました。私も、避難先にマンシ...全文を見る
○岩渕友君 ありがとうございます。  続けて、除本公述人にお伺いします。  原発事故による商工業の営業損害賠償について、その実態を私も国会の質問の中で取り上げてきました。  二〇一四年に今後の賠償方針が示されると商工団体などから反対の声が上がって、翌年、二倍一括賠償という方...全文を見る
○岩渕友君 ありがとうございます。  事業者の皆さんの実態は、今もいろいろ困難抱えているということだというふうにも思います。  それで、続けて除本公述人にお伺いをするんですけれども、原子力損害賠償・廃炉等支援機構法によって、本来であれば東京電力が払うべき損害賠償などの費用を国...全文を見る
○岩渕友君 実際には抑制につながっているということだと思います。  続けて除本公述人にお伺いをするんですけれども、先ほど来、賠償の基準を示す指針の見直しの問題について話が出されています。  それで、この見直しの問題ですけれども、原発事故をめぐる集団訴訟で、その賠償の基準を、示...全文を見る
○岩渕友君 今お話があった、東京電力がそのふるさと喪失という法益はないということを上告理由で述べているということは非常にひどいということで私も予算委員会で取り上げたんですけれども、驚きの声が上がった問題でもあります。  では、最後になるんですけれども、大庭公述人にお伺いをします...全文を見る
○岩渕友君 以上で終わります。
03月22日第204回国会 参議院 経済産業委員会 第1号
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○岩渕友君 日本共産党の岩渕友です。  貿易保険法改定案の問題、産業競争力強化法等改定案の誤り等、前代未聞の事態が相次いで起きています。厳しく抗議をするとともに、NEXIの不適切事案については、現在調査中とのことですけれども、徹底した解明を冒頭求めておきたいと思います。  そ...全文を見る
○岩渕友君 今の答弁でも分かるように、緊急事態宣言が出ていなくても影響は深刻だということなんですね。これが皆さんの訴えでもあるんですよ。  国は、昨年のうちに持続化給付金の打切りを決めて、二度目の緊急事態宣言を受けて一時支援金の給付を決めました。支援金は宣言が出ていない地域の事...全文を見る
○岩渕友君 いろいろ今御説明あったわけなんですけど、この間この委員会で、いわゆるみなし法人のことについてやり取りしているんですね。このみなし法人も、持続化給付金そして一時支援金の対象にもなっていないんですね。  対象にしてほしいということを持続化給付金のとき何度も求めてきたんで...全文を見る
○岩渕友君 これまでのやり取りで、例えば道の駅なんかでは公の制度で把握することができると。だけど、実態をやっぱり確認することがなかなか現実的じゃないんだという答弁があったわけですよね。  今回、その登録確認機関が、あくまでも不正防止のためだと言うんですけれども、せっかくそういう...全文を見る
○岩渕友君 時間がないのでこの議論これ以上はしないんですけど、道の駅なんかは非常にごく一部だというふうに言っているんですよね。だから、確認しようと思えばできるということあると思うんですよ。それで、現時点ではということなので、こういう要望もあるので、引き続き、できるだけ多くの事業者...全文を見る
○岩渕友君 三月三日、青森県議会は、全会一致で採択した意見書があるんですけど、新型コロナウイルス感染症対策に対する意見書ということで、ここの中にも持続化給付金や家賃支援給付金の支給を再び行うことを求められています。再支給は知事会の要望でもありますし、先日、三十四道県の知事による緊...全文を見る
○岩渕友君 時間が来ましたので終わりますけど、再給付、これ強く求めて、質問を終わります。
03月23日第204回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第3号
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○岩渕友君 日本共産党の岩渕友です。  東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から十年がたちました。しかし、被災者の暮らしとなりわいの再建は今なお途上であり、時間の経過とともに新たな困難も生じているところに相次ぐ災害やコロナ禍が重なっています。十年で支援策を縮小、打ち切ることな...全文を見る
○岩渕友君 大臣は、時間の経過によって被災者、被災地の置かれた状況が多様化する中で、引き続ききめ細かい対応をしていく必要があるというふうに述べています。避難者数つかむということは、その大前提ですよね。今大臣からも少し答弁あったんですけれども、復興庁と福島県で県外避難者の登録情報に...全文を見る
○岩渕友君 大臣は、福島県内で避難されている方で復興公営住宅に避難を、入居されている方が避難者ではないというふうにお考えですか。
○岩渕友君 だったら、今福島県は入居してしまえば避難者数には数えていないということで、こういう人たちの実態も含めて把握してほしいということなんですよ。  復興庁は、県外避難者の実態把握することによって避難者数が減ると見られているというふうにしているんですね。だけれども、全国避難...全文を見る
○岩渕友君 きめ細かな対応ということであれば、向こうから相談に来るというのを待っているということではなくて、どんな暮らしの状態になっているのか、それをこちら側から、復興庁の側からつかまなければ対策できないということですよね。  福島大学の西田奈保子准教授が被災三県の復興公営住宅...全文を見る
○岩渕友君 資料を御覧ください。今答弁いただいたとおり、僅か八%しか解除のめどが立っていないんですよね。  昨年十二月二十五日、原子力災害対策本部で、拠点外の土地活用を主な目的として、除染しなくても避難指示を解除できるという方針を決定しました。除染なく避難指示を解除するというこ...全文を見る
○岩渕友君 拠点内は国が除染すると、拠点外についても当然除染がしっかり行われるべきなんですね。  先ほど大臣もおっしゃっていましたけれども、帰還困難区域については、たとえ長い年月を要するとしても将来的に帰還困難区域の全てを避難指示解除するというふうに政府ずっと述べてきているんで...全文を見る
○岩渕友君 長い年月が掛かってもと言うんですけれども、これ、いつまででも掛けていいということではないんですよね。  環境省は、富岡町の拠点外について、主要な道路沿いにある宅地や農地の除染を始めます。浪江町については、拠点につながる国道などの主要道から二十メートルの範囲で除染を始...全文を見る
03月25日第204回国会 参議院 内閣委員会 第7号
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○岩渕友君 日本共産党の岩渕友です。  冒頭、規制委員長にお聞きをいたします。  東京電力柏崎刈羽原発で、核物質防護設備の一部喪失が少なくても一か月以上にわたって継続をしていたという、あってはならない大問題が起きました。原子力規制委員会は、昨日、是正措置命令を出すということを...全文を見る
○岩渕友君 重大、深刻ということですけれども、全くそのとおりだというふうに思います。福島第一原発事故を起こして、事故の反省がみじんも感じられないほど、この十年間トラブルを繰り返してきたのが東京電力です。  更に委員長にお聞きするんですが、三月十八日の衆議院原子力問題調査特別委員...全文を見る
○岩渕友君 否定するものではないという御答弁でした。  東京電力にはもう原発を運転する資格がないということは明らかです。設置許可の取消しをするべきだということを強く申し上げておきます。  この問題は、本法案の審議にも関わる問題です。原子力発電施設等立地地域振興特別措置法は、一...全文を見る
○岩渕友君 まだまだ時間が掛かるというお話でしたけれども、被害もまだまだ続いているということなんですね。被害者の生活となりわいの再建はこれからです。  福島第一原発では、このほかにも汚染水の問題やデブリ取り出しの見通しが立たなくて廃炉も見通せないという状況でもあります。原発事故...全文を見る
○岩渕友君 今、安全神話に陥っていたという話ありましたけれども、もしそういうふうに思うのであれば、これ、するべき規制を行っていなかったと、その責任を認めるべきだということだと思うんですね。責任を認めて、今全国で起きている原発訴訟をめぐる裁判いろいろありますけれども、控訴や上告なん...全文を見る
○岩渕友君 あれだけの事故があったわけですよね。あんな事故は起きないという、そういう前提でいるということが新たな安全神話だというふうに思うんですよ。  これ、防災インフラの整備の後押しのために支援措置の継続が必要だというんですけれども、この防災インフラの整備が事故前と同じでいい...全文を見る
○岩渕友君 原子力災害重点区域については半径三十キロの範囲にということになっていて、避難計画はこの重点区域を基に作られています。  資料を御覧ください。  避難計画に関わって、三月十八日、日本原子力発電の東海第二原発の運転差止めを命じる判決が水戸地裁で出されています。東海第二...全文を見る
○岩渕友君 第四層が破られて原発から大量に放射性物質が漏れた場合には、第五層の防災計画、避難計画が発動されるということです。  この避難計画の妥当性については、どこが判断をするのでしょうか。
○岩渕友君 自治体に任されていて、国はきちんとは責任持っていないということなんですよ。  原発事故を受けて、本特措法による振興計画や事業はどう変わってきたのかということを見ていきたいんですけど、二〇一九年度末でどのぐらいの防災インフラ事業が整備中でしょうか。このうち、避難道路に...全文を見る
○岩渕友君 今、避難道路百七件というふうにありました。事前に配られた表にもそうあったんですけど、これ、道路の全てが避難道路だったかというと、これ結果としてそうなったということだと思うんですよ。  衆議院で、振興計画出してほしいということを我が党求めてきているんですね。ようやく昨...全文を見る
○岩渕友君 防災インフラ整備だというわけですよ。そのための法改正だというんだけれども、実際には原発事故後の新しい事態に対応していないという実態あるということなんですね。  三月十四日付けの河北新報は一面で立地特措法について報道しています。特措法の恩恵を受ける自治体の範囲は道府県...全文を見る
○岩渕友君 このうち青森と福島は、原発三十キロ圏内はもとより、原子力施設の立地自治体と隣接しない自治体まで広範囲に指定をされているわけなんですね。でも、一方、宮城県は今でいう女川町と石巻市だけになっているんです。UPZ内でも対象外の自治体があるんですよね。  女川原発二号機の再...全文を見る
○岩渕友君 やっぱり新たな事態に対応はしていないということなんですよ。  女川原発から三十キロ圏に掛かっている美里町の相沢町長は、事故が起きても広域避難が安全にできるとは言えないと反対意見を述べています。この声に応える状況になっていないということなんですね。防災インフラ整備と言...全文を見る
○岩渕友君 今答弁いただいたとおりなんですよ。直近で振興計画が決定をされたのは平成十六年だと、つまり二〇〇四年だということなんですね。見直しも、先ほど確認をしたように、行われてきていないと。だから、防災のためだと言いながら、結局これだけ長い間、そして原発事故も経ているのに何にも変...全文を見る
○岩渕友君 今後と言うんですけれども、法案審議のやっぱり大前提なわけですよね。だから、普通だったら、法案審議する前に出してもらって、それを見ながら議論するというのがこれ当然のことだと思うんですよ。  さらに、企業誘致だというふうに言うわけですけれども、どんな企業がどこに進出をし...全文を見る
○岩渕友君 問題がなければ公表をするということなんですけど、これやっぱり国が関わっているわけですよね。だから、やっぱり国民の皆さんにも明らかにしなくちゃいけないと思うんですよ。  今、金額についても件数についてもまとめて答弁されたわけなんですけれども、やっぱりそれ、中身が詳細に...全文を見る
○岩渕友君 いわゆる電源三法に基づく交付金や補助金が原発や核燃料サイクル施設が立地する自治体に限定されているのに対して、本特措法は、範囲を立地自治体に加え、周辺自治体にまで広げています。立地自治体のみならず、周辺自治体が原発依存から抜け出す妨げとなって、財政的に自治体の原発依存体...全文を見る
04月06日第204回国会 参議院 経済産業委員会 第2号
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○岩渕友君 日本共産党の岩渕友です。  昨年十二月中旬から一月下旬にかけて起きた電力市場価格高騰問題について質問します。  この問題は、電力システム改革の今後の方向性、再生可能エネルギーの主力電源化、エネルギー政策全体に関わるものです。  卸電力を取引する市場であるJEPX...全文を見る
○岩渕友君 三週間にわたってということで、期間の長さでいえば世界的にもないだろうという御答弁でした。  そういう意味では非常に異常な事態だったということになるわけですよね。これによって、市場連動型の料金プランを契約していた消費者が、通常月一万六千円程度の電気料金が一月は八万円に...全文を見る
○岩渕友君 前倒しで導入をしたということですけれども、今、六月三十日までというふうになっているわけですよね。でも、もうそれずっと前倒しでこのまま進めていくことが必要だということだと思います。電取も、上限設定が必要だという問題意識を持っていたからこそ、これ準備をずっと進めてきている...全文を見る
○岩渕友君 小売事業者、大きな損害を受けているわけですね。当然還元をされるべきだし、この間のやり取り聞いていると、新電力でもリスクヘッジしている事業者もいるじゃないかというようなこともおっしゃられているんですけれども、リスクヘッジと言うけれども、自己責任だと言うんだったらば、それ...全文を見る
○岩渕友君 今いろいろ答弁いただきましたけど、大手電力と新電力では圧倒的な差があると。やっぱり発販分離、必要だと思うんですけど、大臣はいかがでしょうか。
○岩渕友君 そこで、ちょっと公正取引委員会にお聞きするんですが、昨年十月、公取と経産省が出した適正電力取引についての指針で挙げられている公正かつ有効な競争の観点から問題となる行為について簡潔に説明をいただきたいというのと、続けて、公取が今回の高騰問題をどういうふうに見ているのか、...全文を見る
○岩渕友君 いろんな懸念をなくすためにも、徹底した情報公開が必要です。今回のことを受けていろんな情報公開されるということにもなったんですけど、問題起きて公表できるんだったらもっと早く公開できたということだと思うんですね。  スポット市場の公開など、早くから行うべきだったんじゃな...全文を見る
○岩渕友君 はい。  情報公開、非常に重要だと思うし、大臣がおっしゃるように、透明性高めなくちゃならないということだと思うんですね。こうした状況を放置しておけば、電力システム改革といいながら結局は大手電力が独占するような状況で、再生可能エネルギーを選びたくても選べない状況、あの...全文を見る
04月07日第204回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○岩渕友君 日本共産党の岩渕友です。  まず、日本貿易保険、NEXIの黒田社長にお聞きをいたします。  NEXIをめぐっては、法令で禁止されている投資先への資金運用を行っていたという貿易保険法違反の問題が昨年十月に発覚をし、二月に債券売却が行われました。対象となっている外国政...全文を見る
○岩渕友君 NEXIは、保険の申込みや審査をする社内システム開発の業者選定をめぐる不正入札事件で三十三億円の損失を出して、二〇一九年に事件に関わった元顧問が逮捕をされて罰金百万円の略式命令が出されています。この問題をめぐって、NEXIは三十三億円は特別損失として準備金を減額し補填...全文を見る
○岩渕友君 今そういう答弁だったんですけれども、法令違反という認識がなかったということは事実なわけなんですよね。  徹底的な調査、そして公表はもう当然なんですけれども、それとともに、経済産業省と経産大臣の監督責任も非常に重大なんですね。引き続きこの問題について追及をしていきたい...全文を見る
○岩渕友君 各自治体ということなんですけれども、やっぱり被害者の皆さんが除染やってほしいと、これがやっぱり大前提だということで、将来どれだけ時間が掛かっても避難指示解除すると約束しているので、その大前提である除染をしっかりやってほしいということを強く求めておきたいと思います。 ...全文を見る
○岩渕友君 今のような実態だということなんです。  そこで、大臣にお聞きするんですけれども、東京電力が支払う分はもうすぐにでも全額求償をするべきだし、これすぐにでも支払わせるべきだと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○岩渕友君 事故を起こした東京電力がやっぱり汚したものなので、これしっかり求償をすぐにでも、加速化という話もありましたけれども、するべきだし、すぐにでも支払わせるべきだと。東京電力にきちんと責任を果たさせることが必要です。  除染は、かつてない公共事業になっているんですね。除染...全文を見る
○岩渕友君 今いろいろ答弁いただいたんですけど、不当に高値になっているかもしれないというやっぱり疑問は晴れないわけなんですよね。  除染をめぐっては、ゼネコン社員による自治体への水増し請求が行われ有罪となる事件があったり、除染作業員の宿泊費をめぐる宿泊人数と宿泊費単価の引上げに...全文を見る
○岩渕友君 もう一問お聞きするんですが、先ほど紹介をしたような福島県内で行われている国直轄除染に関わる一者応札の問題など、その除染に関わる不正がないか検査する必要があるんじゃないかと思うんですけど、いかがでしょうか。
○岩渕友君 今いろいろ答弁いただいたんですけれども、先ほどお話をしたような福島県内の除染特別地域に関わる検査というのはされていないんですよね。  そこで、委員長にお諮りしたいと思うんですけど、国会法第百五条に基づいて、東京電力福島第一原発事故に伴い放射性物質に汚染された地域にお...全文を見る
○岩渕友君 三月十日の「NHKスペシャル」で「徹底検証 ”除染マネー”」という特集が放送をされました。福島環境再生事務所の元所長は、なぜ行政はチェックできなかったのかという問いに、人員体制の拡充を求め続けたが不十分だった、一つ一つの書類を見て確認する体制がなく、元請の責任でやるし...全文を見る
○岩渕友君 これ、検証をしっかりやってください。  それで、原賠機構が東京電力に交付する除染費用について、国は東京電力の株式売却益で賄うとしています。けれども、柏崎刈羽原発をめぐって、IDカード不正事件や核物質防護設備の一部喪失が少なくても一か月以上にわたって継続していたという...全文を見る
○岩渕友君 米国のケリー大統領特使が、二月に小泉大臣との電話協議で政府による支援停止を要求したと、こういう報道もあるわけですね。  ところが、公的機関である国際協力銀行、JBICですよね、NEXI、そして、国際協力機構、JICAによる石炭火力発電の輸出に公的資金投入する流れとい...全文を見る
○岩渕友君 脱炭素を掲げながら、でも結局は石炭火力を支援するという部分では変わらないわけなんですね。  今回、その戦略の中には、日本の最先端技術を活用した環境性能がトップクラスのものでIGCCなど導入支援するということなんですけれども、国内で今後商用運転開始を予定しているところ...全文を見る
○岩渕友君 ブンアン2は、これまでも国際的な批判を受けている事業で、環境影響評価の不備、気候変動対策との整合性など多くの問題が指摘をされてきました。  一月二十五日には、三十九か国百二十八の団体がJBICに対してブンアン2への融資決定の撤回を求める要請書を提出しています。JBI...全文を見る
○岩渕友君 地球環境保全目的としながら、石炭火力発電排除されていないということなんですね。これについては、国際的にも厳しい批判の声が上がっています。  このウインドウは廃止になって、一月にポストコロナ成長ファシリティーというのが新しく新設されたんですけれども、この新設のファシリ...全文を見る
○岩渕友君 国内外の環境団体からは、二〇五〇年カーボンニュートラルを宣言して気候変動対策すると言いながら、海外に石炭火力発電輸出するのは深刻なダブルスタンダードだと、こういう厳しい批判の声が上がっているわけですね。  麻生大臣に伺うんですが、ブンアン2の融資、こうした世界の流れ...全文を見る
○岩渕友君 石炭火力発電が座礁資産になり得ると、相手国のやっぱり負担になり得るということなんですね。これ、やめるべきだと思います。  こうした問題があってもなお石炭火力発電の輸出進めるのかと、気候変動担当大臣としてそれでいいのかということを最後に環境大臣に伺います。
○岩渕友君 石炭火力発電の輸出ではなくて、相手国が望む再生可能エネルギーへの支援こそ行うべきだと、このこと強く求めて、質問を終わります。
04月14日第204回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第4号
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○岩渕友君 日本共産党の岩渕友です。  参考人の皆様、今日は貴重な御意見をいただきました。本当にありがとうございます。  まず、藤原参考人にお伺いをいたします。  私は福島県の出身なんですけれども、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から十年がたちました。震災とその事故の...全文を見る
○岩渕友君 ありがとうございます。  実際にはなかなか、高齢な方が多くて、例えば自治会のなり手になる方そのものもいないというような状況もあるんですけど、やっぱりいろんな世代が入っているということが非常に重要だというふうに思うので、そうなるような、何かいろいろ、そもそも高齢者だけ...全文を見る
○岩渕友君 じゃ、済みません。
○岩渕友君 ありがとうございます。  次に、池上参考人にお伺いをいたします。  今日配付されている冊子にも紹介をされているんですけれども、昨年、NHKで、引きこもりをテーマにしたドラマであるとかドキュメンタリー番組の特集が放映をされて、ハッシュタグこもりびとという名前で立ち上...全文を見る
○岩渕友君 ありがとうございます。  次に、澁谷参考人にお伺いをいたします。  ヤングケアラーというと、介護だけではなくていろいろなことを担っているということだと思うんですけれども、ちょっと介護の問題で、介護の人材不足によって介護を受けたくても受けることができないというような...全文を見る
○岩渕友君 ありがとうございます。  今日は、お三方から貴重な御意見をいただきました。本当にありがとうございました。  以上で終わります。
04月21日第204回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第5号
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○岩渕友君 日本共産党の岩渕友です。  三人の参考人の皆様、今日は貴重な御意見をいただきました。本当にありがとうございます。  まず、棚村参考人にお伺いをするんですけれども、養育費の問題ということで、これまで家族の問題であるとか私的な問題というふうにされてきていたと思うんです...全文を見る
○岩渕友君 ありがとうございます。  次に、大沢参考人にお伺いをします。  女性が初期のキャリア形成の段階でその差別的な慣行が維持されてきたというふうに、実は事前にもらった資料の中にそういうふうに書かれていたんですね。ところが、この間、例えば医科大学の入試で女性の受験生の差別...全文を見る
○岩渕友君 ありがとうございます。  最後に清水参考人にお伺いをするんですけれども、コロナ禍も加わって、十代、若い世代の自殺が増えているということで、今日、参考人からも非常に深刻な声や実態について御紹介をいただいたということですけれども、こうした実態を受けて、現場の先生方から、...全文を見る
○岩渕友君 ありがとうございました。  三人の参考人の皆さんから本当に貴重な御意見をいただきました。  以上で終わります。ありがとうございます。
05月12日第204回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第6号
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○岩渕友君 日本共産党の岩渕友です。  本調査会は、「誰もが安心できる社会の実現」を大きなテーマとして、二年目となる今年は「困難を抱える人々への対応」について参考人質疑を行ってきました。  コロナ禍の下、誰もが困難を抱える可能性があり、既に困難を抱えている人々に矛盾が集中する...全文を見る
05月13日第204回国会 参議院 経済産業委員会 第4号
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○岩渕友君 日本共産党の岩渕友です。  特許法等の改正案について質問をいたします。  前回、二〇一九年の改正時に、日本は欧米と比べて特許審査官一人当たりの処理件数が圧倒的に多いんだという実態や、それにもかかわらず審査官数の推移が横ばいだという実態を示して、審査官を増やすべきだ...全文を見る
○岩渕友君 資料の一を御覧ください。  今御答弁いただいたとおりなんですけれども、これを見ていただくと、任期付きの審査官、これが若干増えてはいるんですけれども、全体としてはそれ以上に減っているというのが実態になるわけですよね。  それで、資料の二も御覧をいただきたいんですけれ...全文を見る
○岩渕友君 一人当たりの処理件数、これだけ多いということなので、やっぱりその審査官の奮闘に現場は支えられているというのが実態だと思うんですね。  今答弁にあったように、その審査業務の効率化を含めて状況改善するということは当然必要だというふうに思うんです。同時に、今少し答弁にもあ...全文を見る
○岩渕友君 一九四七年の五月三日に新しい憲法が施行されるわけなんですけれども、新憲法の戦争放棄に関する規定に伴って、特許法等に関わる部分について必要な改正を行うということで説明をされたわけなんですよね。これ極めて重要な改正理由だということです。いわゆる秘密特許制度は憲法の戦争放棄...全文を見る
○岩渕友君 今長官に御答弁いただいたように、千五百件以上もの特許が軍事上秘密にされていたということなんですね。これが戦後公表されたということなんです。  それで、更に長官にお伺いをしたいんですけれども、日本の特許制度は公開するということを基本としています。その意義についてお答え...全文を見る
○岩渕友君 今のことに加えて、発明を公開してそれを利用する、そういう機会を図るということによって新しい技術を人類共通の財産としていくということを定めていて、これによって技術の進歩を、利用技術の進歩を促進して産業の発展に寄与しようということで公開をしているということなんですよね。だ...全文を見る
○岩渕友君 今答弁にあったように、イノベーションの促進と技術流出防止の観点、両方から今検討を重ねているということなんですけれども、こうした秘密特許の導入が検討されているということに対して、まず特許庁長官はどんな立場なのか、お聞かせください。
○岩渕友君 じゃ、同じことを大臣にもお聞きしたいと思います。
○岩渕友君 先ほど、もう確認をしてきたように、憲法の要請から秘密特許が削除された、こうした経過から見ても、そして先ほども確認したように、公開原則が非常に重要だということで、そのことに反して、日本の科学技術、学術、産業活動の在り方にも関わる重大な問題だということから考えても、秘密特...全文を見る
05月17日第204回国会 参議院 決算委員会 第6号
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○岩渕友君 日本共産党の岩渕友です。  東京電力福島第一原発事故から十年がたちました。四月十三日に、政府が福島第一原発事故によって発生をした汚染水をめぐる取扱いについて海洋放出決定を強行したことについて抗議をするとともに、決定の撤回を求めるものです。二〇一八年に行われた公聴会で...全文を見る
○岩渕友君 今答弁にあったように、廃炉作業を着実に進めるためにはスペースの確保必要だというわけなんですよね。  政府の中長期ロードマップでは、廃止措置完了までの期間を二〇一一年の十二月を起点に三十年から四十年後というふうにしています。あれから十年たっているので、今から見れば二十...全文を見る
○岩渕友君 資料の二を御覧ください。  今答弁をいただいたように一号機から三号機までの放射線量がなっているということなんですけれども、これ三つ合わせて最小で五十・一ペタベクレル、最大で七十・二ペタベクレルの汚染が考えられると、あるということなんですね。  これ、ペタベクレルと...全文を見る
○岩渕友君 続けて更田委員長にお聞きするんですけど、廃炉作業にこのことがどのような影響があるというふうにお考えでしょうか。
○岩渕友君 今後のアプローチを考えていくということなんですけれども、それが廃炉作業に影響があるかどうかということと併せて、更田委員長が戦術よりも戦略に関わってくる話だというふうに述べていらっしゃるんですけど、これ具体的にどういうことでしょうか。
○岩渕友君 今、小手先の変更では駄目なんじゃないかというような話もありました。  それで、この戦術よりも戦略に関わってくる話というやり取りが記者会見の中であったときに、実は更田委員長が気中工法の話にも触れているんですね。この工法の決定というのは、二〇一七年に原子力損害賠償・廃炉...全文を見る
○岩渕友君 大臣にもお聞きをするんですけれども、今回のことが廃炉期間にも、三十年、四十年というこの期間にも当然影響が出るんじゃないでしょうか。
○岩渕友君 これだけのいろんな事実が出てきても、今のところはまだ考えていないということですよね。  そもそも、通常炉でも廃炉には長い時間が掛かるわけですよね。通常は、通常の原発を廃炉にする場合はいわゆる更地にするということになるわけですけれども、福島第一原発も最終的には更地にす...全文を見る
○岩渕友君 もう今既に見直すべきときなんだと思うんですよ。いろんな意見も聞きながら決めるということでしたけれども、最終的な状態も決まっていないのに、結局三十年、四十年というところは今のままではまず、今の段階では見直さないということになるわけですよね。  資料三を御覧いただきたい...全文を見る
○岩渕友君 資料四を御覧ください。これは昨年七月に日本原子力学会が第一原発の廃炉検討、の中にある廃炉検討委員会というところが公表した報告書なんですけれども、これ驚きを持って受け止められたと。「国際標準からみた廃棄物管理」とした報告書なんですけれども、放射性物質をどう取り扱うかとい...全文を見る
○岩渕友君 はい。  時間なので終わりますけど、最後の設問は、幾つかの選択肢について検討するべきではないかということだったんです。今日議論してきたとおり、中長期ロードマップ、根本的に見直すべきだということを述べて、質問を終わります。
05月20日第204回国会 参議院 経済産業委員会 第5号
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○岩渕友君 日本共産党の岩渕友です。  深刻な気候危機の下で再エネの導入拡大を図ることは喫緊の課題ですけれども、事業を進める上で地域住民の理解を得る、このことは大前提の問題です。ところが、これに逆行するような事業が強行をされようとしています。宮城県石巻市須江地区に計画をされてい...全文を見る
○岩渕友君 この事業は県の条例アセスメント手続の対象なんです。現在は準備書が提出をされて、間もなく意見受付が締め切られます。  方法書提出後の住民説明会、これは二〇一九年の一月に行われているんですけれども、町内会などへの事前案内は一切なくて、新聞に公告を載せただけと。説明会でも...全文を見る
○岩渕友君 石巻の市議会では超党派で反対が広がっていて、今年三月には全会一致で経済産業大臣、資源エネルギー庁の長官宛ての意見書を採択しているんです。  二つの要望を上げているんですけれども、この二つの要望項目を読み上げてください。
○岩渕友君 この二つなんですね。前文も確かに大事なんです。  それで、住民の理解を得るということがないがしろにされている現状から見ても、この要望の一つ目にあるように、事業計画策定ガイドライン遵守の義務化、つまりは事業に対する住民合意、義務化するべきだと思うんですけど、大臣、いか...全文を見る
○岩渕友君 方法書に対する市長の意見でも、業務を遂行するに当たって地域住民の同意は不可欠だと、極めて厳しい意見が述べられているんですね。これ住民の同意はやっぱり不可欠なんですよ。地元住民や自治体にとってはこの問題、本当に切実な問題で、いよいよ住民合意の義務化をするべきだ、ときだと...全文を見る
○岩渕友君 対象になっていなくて、バイオマス発電の新規燃料については、昨年度、ライフサイクルGHGの検証が終わるまでは新たな燃料の追加認定を行わないということとしているわけですね。このパーム油の旗色が悪いというふうに判断すればFIT認定もされていない燃料を使うって説明する事業者の...全文を見る
○岩渕友君 FIT認定は法令違反がなければということなのかなというふうに思うんですけれども。  全国で同様の問題いろいろ起きていますけれども、それにもかかわらず、法令違反で認定が取り消されたというのは一件だけなんですよね。だから、いろんな問題起きていることとの実態と合わないとい...全文を見る
○岩渕友君 第三者認証の機関の基準で確認するべきだというふうにしているということですよね。  それで、過去にFIT認定を得ているパーム油発電について経過措置があるということなんですけれども、二〇二二年の四月一日からはこれどのような扱いになるでしょうか。
○岩渕友君 資料の三を見ていただきたいんです。  これ、燃料種別、産地ごとのライフサイクルGHGの排出量の試算だということなんですけれども、そもそも、今ずっと出ている第三者認証で確認をしたとしても、産地への負荷があって、生産方法によってはこの温室効果ガスもLNGより高くなる問題...全文を見る
05月24日第204回国会 参議院 決算委員会 第7号
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○岩渕友君 日本共産党の岩渕友です。  初めに、コロナ対策に関わって緊急の問題について質問をいたします。  経済産業省は、中小業者支援である一時支援金の書類提出の期限を五月三十一日から二週間程度延長をすると発表をいたしました。これ、期限に向けて連日一万件もの書類提出が続いてい...全文を見る
○岩渕友君 周知は大事なことだと思うんですけれども、これ申請状況を踏まえて柔軟な対応必要だと思うんですね。認識、それいかがでしょうか。
○岩渕友君 今、状況を見て判断ということでしたけれども、これ非常に重要だと思います。  冒頭申し上げましたように、登録確認機関の対応というのも問題だということで、もういろんな声がたくさん寄せられているんですね。これ、事前確認を適切に行うように指導もこれ求めておきたいというふうに...全文を見る
○岩渕友君 今答弁いただいたように、女性の自殺の急増というのは非常に深刻で、その対策はもう急務になっています。  内閣府の調査で、二〇年四月から二一年二月までの全国の配偶者暴力相談支援センターとDV相談プラスに寄せられた相談件数は十七万五千六百九十三件で、前年同期の約一・五倍と...全文を見る
○岩渕友君 資料の一を御覧ください。この十年間を見ても、対象となっている方、増え続けているんですね。  昨年四月に、我が党の畠山和也前衆院議員が札幌市内のDV被害者支援団体である女のスペース・おんさんと懇談をした際に、DV等支援措置の実施を求める申出や延長について電話などで簡単...全文を見る
○岩渕友君 当然、当面の間は継続されると。  これ、そもそも、手続のために市区町村の事務所に足を運ぶことに、出歩くこと自体が安全ではないと。安全に手続できるようにしてほしいというお声や、平日一日仕事を休まなければならないのは負担だという声もあるわけなんですね。  これ、コロナ...全文を見る
○岩渕友君 慎重に判断ということなんですけど、前例ができたということにもなりますので、対応を継続してほしいということを強く求めておきたいと思います。  これ、延長は一年ごとに行うことになっているんですけれども、紹介をしたように、外出への不安、窓口での手続することへの負担に加えて...全文を見る
○岩渕友君 特例的な扱いだと。でも、一定の期間を区切ってということだったので、これ一年じゃなきゃ駄目だということないんだと思うんですね。  先ほど紹介したように、出歩くこと自体が危険だと、仕事を休んでの手続は負担だと、こうした声も寄せられているんですね。被害に遭われている方から...全文を見る
○岩渕友君 今は考えていないということですけれども、是非とも検討していただきたいんですよ。  精神的、経済的にも困難を抱えるDV被害者の皆さんの負担を少しでも軽減をして、安心して生活することができるように、手続の簡素化、そして支援措置期間の延長、これ強く求めて、質問を終わります...全文を見る
05月26日第204回国会 参議院 本会議 第25号
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○岩渕友君 私は、日本共産党を代表し、産業競争力強化法等の一部を改正する等の法律案について質問します。  法案に入る前に、コロナ禍で苦境にあえぐ中小企業、個人事業主への支援策について聞きます。  現場からの最も強い要望は、持続化給付金、家賃支援給付金の再支給です。菅政権は、コ...全文を見る
05月27日第204回国会 参議院 経済産業委員会 第6号
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○岩渕友君 日本共産党の岩渕友です。  産業競争力強化法は、その前身である一九九九年に制定をされた産業活力再生特別措置法、いわゆる産活法ですよね、この制定以来、株主資本利益率、ROEの向上を最優先として、企業が人、金、物という三つの過剰をそぎ落として競争力を強化すれば日本経済が...全文を見る
○岩渕友君 今読み上げていただいたとおりなんです。  その後、安倍前政権の下で、経産省がROE経営を提唱して強化をしてきました。衆議院の今回のこの法案の議論でもあったんですけれども、会社は株主のためにある、そういう方向を進めてきたということだと思います。  大臣にお聞きをする...全文を見る
○岩渕友君 今、コロナ禍の前までは好循環だったという話あったわけですけれども、じゃ、この二十年の間に企業の経営と日本経済どうなってきたのかということを見ていきたいというふうに思うんですね。  法人企業統計調査というものありますけれども、資本金十億円以上の大企業について、この産活...全文を見る
○岩渕友君 資料の一を御覧ください。  今答弁いただいたとおりなんですけれども、例えば売上高は一・一倍、一九九九年度から二〇一九年度まで一・一倍ということで余り増えていないんですね。対して、配当金は六倍になっています。内部留保の中心である利益剰余金も三倍近くに増えているんですね...全文を見る
○岩渕友君 このOECDの中身によれば、日本は微増だということで、それ以外の国々については伸びているということなんですね。OECDによれば、この二十年間で、主な先進国で時間賃金がマイナスないし横ばいなのは日本だけだと、そういった話もあります。  こうした数字を見ていくと、結局、...全文を見る
○岩渕友君 今答弁にもあったように、一人当たりの実質賃金はなかなか伸びていないということも事実だと。先ほどの資料一でも見ていただいたように、資本金十億円以上の大企業の中でもなかなか横ばいだという状況でもあります。  この産競法に基づいて、事業の選択と集中、合併、買収、リストラに...全文を見る
○岩渕友君 産活法の対象となった自動車、電気、ITを始めとする大企業は、生産拠点の海外移転、これを進めてきているわけなんですね。そのことで、より巨大な多国籍企業に発展をしてきています。  我が国企業の海外事業活動基本調査というものがありますけれども、ここで海外進出企業ベースの海...全文を見る
○岩渕友君 済みません、九九年度だったんですけど。もう大丈夫です。  それで、今お答えいただいたのは、海外生産比率でいうと、国内全法人ベースの方なんですね。海外進出企業ベースで見ると、九九年度は二三%、二〇一八年度は三八・二%なんです。海外従業員数でいうと、二百五十八万から今お...全文を見る
○岩渕友君 先ほども述べたように、日本が今世界最大の海外投資国となっているわけなんですね。大企業の海外直接投資が急増する一方で国内の設備投資がどうなっているかということで、資料の一に戻っていただきたいんですけれども、この資料の一見ていただくと、設備投資額もほとんど横ばいなんですね...全文を見る
○岩渕友君 巨額な配当益金となっているわけなんですけど、大部分が非課税なわけなんですね。  資料の二にあるように、国内の還流も増えているんですけれども、それ以上に海外再投資、海外内部留保が増えているんです。しかも、会社標本調査で見ると、それを利用しているのは資本金百億円以上の巨...全文を見る
05月31日第204回国会 参議院 決算委員会 第8号
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○岩渕友君 日本共産党の岩渕友です。  初めに、メガソーラーをめぐる問題について質問をいたします。  再生可能エネルギーは本来、その地域固有の財産であり、地域住民の利益につながるべきものです。大量導入に向けて、安全とともに地域住民との共生が大前提です。ところが、本来の再エネの...全文を見る
○岩渕友君 今答弁があったように、逐条解説ではこのようになっているということなんですね。  衆議院の質疑の中で、小泉環境大臣が、本来だったら法アセスの対象となるべきなのに、いわゆるアセス逃れ、こういったものが起きないように、経産省と環境省でも早急に検討をして、考え方を改めて整理...全文を見る
○岩渕友君 今答弁いただいたように、早急に整理をして、周知徹底をして、六月には検討会も立ち上げるということでした。これ、今答弁にあったように、本当に急がれる問題なので、是非早急にお願いをしたいと思います。  ところが、四月の二十七日に経産省は、宮城県の問合せが来たのに対して、こ...全文を見る
○岩渕友君 今答弁があったように、法令違反があった場合は指導、改善求めるんだけれども、その先にはFIT認定の取消しの可能性があると、そういう御答弁でした。  経産省が宮城県にアセスの対象にならないという回答を行った基になっているものがあって、これが二〇一三年四月の経産省のアセス...全文を見る
○岩渕友君 早急に検討するということでしたけれども、本当に急がれる問題です。全国的にも本当に波及する問題でもあるので、急いで進めていただきたいと思います。  それで、資料の二を御覧いただきたいんですけれども、この事業をめぐって、当初から住民への説明を行って用地の買上げなどを行っ...全文を見る
○岩渕友君 ありがとうございます。  災害リスクが増大をしていて、このような事業では住民間にあつれきが生じてしまうと、住民の方たちも不安を感じているんですね。先ほど大臣が地域の信頼という話されたわけですけれども、町議会の総意として反対が示されていて、これもう地域との共生というの...全文を見る
○岩渕友君 今答弁いただいたようなことで汚染水増えていくと。これ、汚染水の発生量が減らなければ、タンクを減らすということは当然できないわけなんですよね。  東京電力は、汚染源を取り除く、汚染源に近づけない、汚染水を漏らさないという三つの基本方針に基づいて汚染水の対策を進めていま...全文を見る
○岩渕友君 今答弁にあったように、正確な理由や内訳については今把握できていないということなんですよね。ということは、建屋流入の原因は分かっていないということになるわけですか。
○岩渕友君 これ、原因が分からなければ、じゃ、どうやって止めるのかという対策立てることができないと思うんですね。  建屋流入の原因を明らかにして対策しなければならないわけですけれども、今後どのようにやろうというふうに考えているんでしょうか。
○岩渕友君 今の答弁はこれまでのことなんですよね。じゃ、これからどこに原因があってどういう対策取ればいいのかということがはっきりしていないということなんですよ。  それで、今も答弁にあったように、東京電力は、地下水バイパスによる地下水のくみ上げであるとか凍土壁などを切り札として...全文を見る
○岩渕友君 先ほどの東京電力の答弁から考えれば、やっぱり必要だってことだと思うんですよ。ちゃんと抜本的な対策立てなくちゃいけないということだと思うんですね。その抜本的な対策を強化するべきだということを強く求めておきます。  地下水や地質学の専門家がつくっている福島第一原発地質・...全文を見る
○岩渕友君 反対の声に応えるのであれば決定は撤回するべきだということを強く求めて、質問を終わります。
○岩渕友君 私は、日本共産党を代表して、二〇一九年度一般会計予備費使用総調書(その1)と(その2)に反対、同年度特別会計予備費使用総調書に賛成の討論を行います。  使用総調書(その1)のオマーン湾等の中東地域における自衛隊の情報収集活動です。  日本共産党は、国会での質疑で、...全文を見る
06月01日第204回国会 参議院 経済産業委員会 第7号
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○岩渕友君 日本共産党の岩渕友です。  本日は、参考人の皆様、本当にありがとうございました。  まず初めに、伊藤参考人、木内参考人、滝澤参考人にそれぞれ三つの点についてお伺いをしたいと思います。  本法案で、先ほど来話題になっている中小企業の足腰の強化が掲げられていて、コロ...全文を見る
○岩渕友君 以上で質問を終わります。ありがとうございました。
06月03日第204回国会 参議院 経済産業委員会 第8号
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○岩渕友君 日本共産党の岩渕友です。  本法案は、グリーン社会への転換のために税制措置などを講じるというふうにしています。  本法案にある非化石エネルギー源に含まれる電源とは何かということをまず最初に確認をしたいと思います。
○岩渕友君 今答弁いただいたように、つまりは非化石エネルギー源に原子力発電も含まれているということです。  政府は、二〇五〇年カーボンニュートラルの実現に向けて、再エネの導入と同時に原子力を始めあらゆる選択肢を追求するんだというふうにしています。原子力は、第五次エネルギー基本計...全文を見る
○岩渕友君 そうなってくると、この確立した脱炭素技術というのは、これまでの実用段階にある選択肢の一つというのとは違って、ちょっと一段格が上がるというか、そういう意味にもなるんでしょうか。
○岩渕友君 技術的に確立していないものとは違って、既に商用化されているしということなんですけれども、エネ基に書き込まれているのは幾つかの選択肢の中の一つということだと思うんですよね。  これ、確立した技術というと、私はやっぱり位置付けが上がったというふうな印象を受けるわけなんで...全文を見る
○岩渕友君 やっぱり、どう考えても矛盾しているなというふうに思うんですね。  それで、自民党の関係会議からも、政府にこの間相次いで提言や要望が出されています。その中には、次期のエネルギー基本計画に原発の新増設、リプレース、これを明記するように求める要望もあります。まさか、カーボ...全文を見る
○岩渕友君 現時点では想定をしていないと言うんだけれども、一方では総合的に考えていくというふうな今答弁ありました。結局は書き込むということを否定はしていないということになりますよね。  これ、原発事故による被害の実態は先ほど述べたとおりです。原発ゼロを願う国民世論も、あの福島の...全文を見る
○岩渕友君 今ある原発の運転延長も前提になるんじゃないでしょうか。大臣、いかがでしょうか。
○岩渕友君 一定程度の運転延長が必要になってくるというお話でした。  原発事故の後、原発の運転期間は原則四十年というふうにされてきました。国会の答弁でも、運転延長は極めて例外的なケースだというふうにされていたわけですけれども、高浜原発の一、二号機、美浜原発の三号機、そして東海第...全文を見る
○岩渕友君 脱炭素を口実にして、老朽原発を稼働して原発を推進するということは許されないです。  資料の二も御覧ください。  再生可能エネルギー、コスト高いというわけですけれども、原子力や石炭火力のコストが高いというのが今世界の常識になりつつあります。これとは別に、米国政府の発...全文を見る
○岩渕友君 今のような検討状況だということを踏まえて、さらに、例えばですけれども、太陽光発電のパネルの設置、屋根置きの設置と、その設置のための助成制度なんかをセットで組み合わせて行えば、再エネの導入も増えるし、同時に、大規模なものではないので、町工場であるとか地域の工務店といった...全文を見る
○岩渕友君 新しく経団連の会長になった十倉氏が、カーボンニュートラルで新しい技術確立するためには五年から十年掛かると言っているんですね。なので、既存の技術、大いに活用をさせて、やっぱり再エネや省エネを中心のエネルギー政策へと転換するべきだということを述べて、質問を終わります。
06月07日第204回国会 参議院 決算委員会 第9号
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○岩渕友君 私は、日本共産党を代表して、二〇一九年度決算、二〇一九年度国有財産増減及び現在額総計算書の是認に反対、二〇一九年度国有財産無償貸付状況総計算書の是認に賛成、内閣に対する警告決議に賛成の立場から討論を行います。  二〇一九年度決算に反対する第一の理由は、消費税を一〇%...全文を見る
06月08日第204回国会 参議院 経済産業委員会 第9号
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○岩渕友君 日本共産党の岩渕友です。  初めに、コロナ対策に関わって質問をします。いわゆるウッドショックの問題です。  新型コロナウイルスによって米国や中国で住宅需要が増加をして木材の需要が急増していることで、国内の木材流通量の減少と価格高騰が続いています。これによって、住宅...全文を見る
○岩渕友君 建築現場の関連業者というのは非常に多いわけですよね。なので、家が建てば関わる業者がみんな潤うんだけれども、作業が止まればその影響が広がって、地域経済にも甚大な影響を及ぼすということになります。  この林野庁や国交省との連携って非常に重要だというふうに思うんですけれど...全文を見る
○岩渕友君 事業者の方々からは、その中小建設関連事業者を月次支援金などの支援策の対象に加えてほしいとか、地方創生臨時交付金の事業者支援枠の使途として住宅リフォーム助成制度など中小建設関連事業者向けの施策に活用できないかとか、あと、工期の遅れとか原材料の高騰によって経営の見直しなど...全文を見る
○岩渕友君 増えているという話だったんですけど、実態はどうかということを見ていきたいと思うんです。  シャープを例に見ていきたいと思うんですけど、シャープが認定を受けているのは二〇一五年の六月二十三日なんです。実施期間は一五年の六月から一八年の三月までなんですけれども、計画では...全文を見る
○岩渕友君 減税されているのはこれだけではないわけですよね。  大臣は、衆議院の質疑の中で、事業再編計画の認定に当たって、従業員の地位を不当に害するものではないことを要件にしていると、こういうふうに答弁をしているんですけれども、出向とか転籍などによって賃金や労働条件は悪化してい...全文を見る
○岩渕友君 計画のときに書類を添付してもらうということだったんですけれども、実態がどうなっているかということをやっぱりちゃんと調査しなければ、従業員の地位を不当に害するものではないということをどうして言えるのかということになってくると思うんですね。これ、しっかり実態つかむ必要があ...全文を見る
○岩渕友君 今いろいろ答弁いただいたんですが、結局、事業再編の裏でリストラが行われている下でリストラ支援策を講じるということは、更なる人減らしを加速させるということにつながるわけですよね。  労働者がリストラされる一方で、大企業は巨額の内部留保をため込んでいるわけです。コロナ禍...全文を見る
○岩渕友君 製造業ということなんですけれども、実質労働生産性の伸びは大企業の伸びと遜色のない水準だということです。  そこで、資料を御覧いただきたいんですけれども、この資料は二〇二〇年版の中小企業白書なんですけれども、ここにも同じこと書かれているんですね。中小企業の生産性向上を...全文を見る
○岩渕友君 下請振興法の改正、これは当然、強化は当然だと思うんですけれども、あくまで振興法なので、不公正な下請いじめとか不公正な価格転嫁に対する強制力がないということで、下請代金法の改正など、公取との連携した下請構造の実態に即した規制の強化を求めて、質問を終わります。
○岩渕友君 私は、日本共産党を代表し、産業競争力強化法等の一部を改正する等の法律案に対し、反対の討論を行います。  産競法は、その前身である産活法以来、株主資本利益率、ROEの向上を最優先とした大企業のリストラ、人減らしを支援することで、株主資本主義、株価資本主義を推し進めてき...全文を見る
06月09日第204回国会 参議院 本会議 第29号
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○岩渕友君 私は、日本共産党を代表し、二〇一九年度決算、国有財産増減及び現在額総計算書の是認に反対、内閣に対する警告決議、国有財産無償貸付状況総計算書の是認に賛成の立場から討論を行います。  討論に入る前に、オリンピック問題について申し上げます。  東京五輪の開催について、中...全文を見る
06月10日第204回国会 参議院 経済産業委員会 第10号
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○岩渕友君 日本共産党の岩渕友です。  本件は、二〇〇六年七月に北朝鮮による弾道ミサイル発射及び同年十月の核実験を契機に実施されてきた我が国独自の北朝鮮に対する制裁措置の延長に当たって国会承認を求めるものです。北朝鮮に対する輸出入禁止措置について、北朝鮮を対話の場に復帰をさせて...全文を見る
○岩渕友君 今答弁にあったように、引き続き、日米、日米韓で緊密に連携をしていきたいということでした。  この南北首脳会談や米韓の首脳会談で結ばれた合意を基礎とした外交と対話が求められていると思うんですね。同時に、二〇〇九年四月に六か国協議から離脱を表明した北朝鮮をこの六か国協議...全文を見る
○岩渕友君 北朝鮮を六か国協議などの対話の場にやっぱり復帰をさせて、平和的、外交的な解決を図るために政府としてもイニシアチブを発揮していただきたいということを強く求めておきたいと思います。  次に、東京電力福島第一原発事故をめぐる問題について聞きます。  五月十七日の決算委員...全文を見る
○岩渕友君 基準はあるんだけれども法定はされていないという答弁だったかと思います。  それでは、世界の事故を起こした原発はどうなっているかということで見ていきたいと思うんですけど、一九八六年に事故を起こしたチェルノブイリの原発は、九八年に成立をしたチェルノブイリ廃炉法で、廃炉完...全文を見る
○岩渕友君 漏えい防止であるとか安全な作業を行うためにということだったんですけれども、石棺が老朽化するだとか倒壊する懸念というのがあって、例えばG7の会議なんかでも、その新しいシェルターを建設するプロジェクトが必要じゃないかということで採択をされて、だけれども、その内部の石棺の解...全文を見る
○岩渕友君 福島第一原発事故の廃炉に関わっても、海外の事例をいろいろ参考にしていると、事故炉の状況を参考にしているというふうにも聞いているので、そう言うのであれば、例えばそのチェルノブイリ廃炉法みたいなことを検討するということが必要なのかなというふうに思っているんです。  廃炉...全文を見る
○岩渕友君 いずれにしても、下がってきているということだと思うんですね。  この原子力市民委員会では、東京電力とIRIDのデータなどを基にして試算を行っていて、一号機のペデスタルの内部で約三百四十度ぐらいじゃないかと。それで、圧力容器内では、デブリの量が最も多いのが二号機なんで...全文を見る
12月20日第207回国会 参議院 経済産業委員会 第1号
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○岩渕友君 日本共産党の岩渕友です。  本法案は、経済安全保障の名で半導体企業の設備投資を支援するものです。特定の外資、特定半導体企業に四千億円もの補助金をつぎ込むといった説明がされていますけれども、今年度の当初予算で中小企業対策費が幾らかというと、千七百四十五億円しかないんで...全文を見る
○岩渕友君 今、大臣も契機になったと、そういうふうに認めるのであれば、どうするのかということが問われるということだと思います。  この間、DRAMを専業とする米国のマイクロンはよみがえって、現在では世界トップメーカーの一つになっています。韓国も、半導体協定前のシェアというのはほ...全文を見る
○岩渕友君 今も答弁にあったとおり、負債総額は製造業としては過去最大ということで四千四百八十億円です。約三百億円もの国民負担も発生したということです。  電機、半導体企業は、一九九〇年代から二〇〇〇年代にかけて大規模なリストラを強行してきました。さらに、生産を海外に委託をして技...全文を見る
○岩渕友君 支援約束したわけじゃないというんですけれども、相手の方はそれを前提にしているんだというふうに、支援が受ける前提で検討しているんだというふうに、こういうふうに言っているわけですよね。  じゃ、前提の中身って一体何なのかと。四千億円ものお金掛けるということなので、もしか...全文を見る
○岩渕友君 中身が分からないままでは、やっぱりこれだけのお金なので国民の皆さんの理解得られないんじゃないかということなんです。そういう意見も出ていることは確かなわけですよね。  一方、半導体素材、そして半導体装置については、日本は世界的にも非常に存在感発揮していると。二〇二〇年...全文を見る
○岩渕友君 ここが強みだということなので、とりわけやっぱり下請の中小企業、町工場を応援するということを経産省にやってほしいということなんですね。それが重要だってことを改めて述べておきます。  コロナ禍の下で、金属製造情報通信労組のJMITUから、半導体装置を作るにもコネクターで...全文を見る
○岩渕友君 以上で終わります。     ─────────────
○岩渕友君 私は、日本共産党を代表し、いわゆる5G促進法等改正案に反対の討論を行います。  反対の理由の第一は、特定の外資、半導体メーカーに前代未聞の巨額の税金をつぎ込むものだからです。  半導体の安定確保は、本来、半導体メーカーとユーザー企業が自らの責任で行うべきものです。...全文を見る
12月21日第207回国会 参議院 本会議 第5号
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○岩渕友君 私は、日本共産党を代表し、二〇二〇年度決算に関わって岸田総理に質問いたします。  国土交通省が、建設工事受注動態統計のデータを改ざんし、二重計上していたことが明らかになりました。少なくとも安倍政権の二〇一三年から八年も続けられており、GDPにも影響した可能性がありま...全文を見る