上川陽子

かみかわようこ

小選挙区(静岡県第一区)選出
自由民主党
当選回数7回

上川陽子の2018年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月31日第196回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(上川陽子君) 委員御指摘いただきました知的財産高等裁判所でありますが、知的財産に関する事件を専門的に扱う裁判所として平成十七年の四月に東京高等裁判所の特別の支部として設置されたものでございます。この知的財産高等裁判所の設置でありますが、知的財産立国の実現を目指していく...全文を見る
02月01日第196回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(上川陽子君) 今委員から御指摘がございましたマンデラ・ルールズということでございます。国際的な合意によって決められているということでございます。  この規則につきましては法的拘束力はないということでございますが、この充足のために努力すべき国際的な基準としての意味を持...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) ただいま委員から御指摘がございました。現在公判係属中の個別の事案ということでございまして、私も法務大臣として所感を述べるということはできません。  また、被疑者の勾留決定や被告人の保釈の許可、不許可の決定でありますが、この勾留や保釈の要件に照らして裁判...全文を見る
02月02日第196回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○上川国務大臣 一連の再犯防止の取組に対しまして、保護司であられます田中委員が大きなリーダーシップを振るわれたということに対しまして、心から敬意を表したいというふうに思っております。  まさに再犯防止推進法の理念、この実現のためには、国、地方公共団体そして民間協力者が、それぞれ...全文を見る
○上川国務大臣 まず、御質問いただきました仮釈放の件でございますが、仮釈放につきましては、先ほどデータでお示しいただきましたとおり、大変、刑事政策上、重要な意義を持つものであるというふうに思っております。出所後でありますが、保護観察官や保護司が指導監督あるいは補導援護を行うという...全文を見る
02月05日第196回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○上川国務大臣 ただいま委員から四つの象限ということでございましたけれども、それぞれ、日本人同士、日本人と外国人という婚姻関係あるいは離婚の関係ということについては、よって立つ法律について異なるものがあるということであります。  一般論でありますけれども、そもそも戸籍制度であり...全文を見る
○上川国務大臣 先ほど野田大臣の方から御説明がございましたけれども、この選択的夫婦別氏制度の導入につきましては、平成八年に法務大臣の諮問機関であります法制審議会から答申を得ているところであります。先ほどの御説明がありましたが、平成八年と平成二十二年に、法案の提出に向けまして、この...全文を見る
○上川国務大臣 ただいま委員御指摘いただきましたその当時の答弁ということでございますが、その趣旨につきましては、正確に把握ができているかにつきましてわかりかねるところもございますが、一般論として申し上げれば、捜査、公判中の事案に関する国政調査権の行使につきましては、個人の名誉、プ...全文を見る
02月08日第196回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○上川国務大臣 ただいま國重委員から、遺留金の取扱いにつきまして、対応が現実に追いついていない、こういう基本的な問題指摘をいただきました。  法務省におきましても、身寄りのない方が亡くなり少額の遺留金があるといった事例で、相続財産管理人の選任請求に必要な経費が負担できず対応が困...全文を見る
02月13日第196回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○上川国務大臣 高度な能力を有する外国人の受入れの促進は大変重要な課題でございます。  法務省といたしましては、平成二十四年の五月から高度人材ポイント制を導入いたしまして、出入国管理上の優遇措置を実施し、その受入れを促進をしているところでございます。  また、平成二十九年の四...全文を見る
02月14日第196回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○上川国務大臣 御指摘の、さまざまな準備書面等での記載部分についての訴訟ということでございますが、先ほど訟務局長からの答弁のとおり、訴訟は今係属中ということでございまして、内容の詳細についてお答えをするということについては差し控えさせていただきたいと思います。  その上で申し上...全文を見る
02月15日第196回国会 衆議院 予算委員会 第12号
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○上川国務大臣 委員から、技能実習制度につきましての御質問がございました。  そもそも、この技能実習制度でございますが、開発途上国等への技能移転を通じた国際貢献という重要な意義を有する制度でありまして、その制度趣旨に沿ったものとして今後とも活用をしていくべきものでございます。そ...全文を見る
02月20日第196回国会 参議院 情報監視審査会 第1号
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○国務大臣(上川陽子君) 御指摘のサードパーティールールとは、提供された情報を情報提供元の承諾なくして別の第三者に提供してはならないという、主に情報機関の間に存在する実務上生まれた慣習であります。  サードパーティールールが適用される特定秘密について、保護措置の講じられた国会か...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 特定秘密保護法案審査時においては、国会への特定秘密の提供が可能か否かという点をめぐって質疑が行われました。  その際の質問は、特定秘密全体を対象にして、何が国会に提供されないのかという趣旨のものであり、サードパーティールールが適用される情報の中でどの程...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 情報監視審査会からサードパーティールールの適用がある特定秘密の提出について要求があった場合については、国権の最高機関たる国会からの求めであることを真摯に受け止め、これまで説明した内容を踏まえて、適切に対応してまいります。すなわち、サードパーティールールが...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 御指摘の平成二十五年十一月十四日の衆議院国家安全保障に関する特別委員会における質疑では、まず、引用された答弁の前に、国会に対しては、十条の一項一号のイに書いてありまして、通常、国会内で保護措置を講じていただきましたら、原則として提供するものと解釈をしてお...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) サードパーティールールが適用される特定秘密を含め、特定秘密の国会への提供の可否については、個々の情報ごとに判断されるものと考えております。
○国務大臣(上川陽子君) 政府としては、従来から、サードパーティールールが適用される特定秘密について、保護措置の講じられた国会からその提供の求めがあった場合、情報提供元との信頼関係を維持しつつ、情報提供元の承諾を得られた場合には提供することが適切であると考えており、この考え方につ...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 御指摘の平成二十六年六月四日の衆議院内閣委員会における答弁は、サードパーティールールを必ずしも全ての場合確認できるかと申しますと、なかなか困難な場合もあろうかと思います、ただ、私は、先ほどから申し上げているとおり、国会のチェックがしっかりと及ぶような制度...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 御指摘の国家安全保障会議の特定秘密については、サードパーティールールが適用される特定秘密に当たるか否かも含め、国会に提供できないケースに当たるか否かについては国家安全保障会議が個別具体的に判断を行います。その上で、特定秘密保護法担当大臣の立場で申し上げる...全文を見る
02月23日第196回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
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○上川国務大臣 平成三十年度法務省所管等予算につきまして、その概要を御説明申し上げます。  法務省は、法秩序の維持、国民の権利擁護などの任務の遂行を通じて、国民の皆様の安全、安心な生活を守るとともに、国民生活を取り巻く状況の変化に応じた新たな政策課題に取り組むため、現下の厳しい...全文を見る
○上川国務大臣 井林委員におかれましては、富士山静岡空港につきましても、インバウンド増に対応して、地方創生の観点からも大変なる御尽力をいただいてきたということに対しましても、心から敬意を表したいというふうに存じます。  ただいまの御質問でございますが、日本がインバウンド、それこ...全文を見る
○上川国務大臣 まず、現状をどのように認識するかということでございますけれども、我が国におきましては、国際問題化をしている欧州の難民状況と異なりまして、シリア、アフガニスタン、イラクのような大量の難民あるいは避難民を生じさせるような国の出身者からの難民認定申請につきまして、大変少...全文を見る
○上川国務大臣 先ほど来委員から御指摘ございました拷問禁止委員会でございますが、二回、これまで勧告等を受けているところでございます。一回目は、平成十九年の八月公表の結論及び勧告ということでありますし、また、平成二十五年六月にも公表を受けまして、日本の第二回の定期報告に関する最終見...全文を見る
○上川国務大臣 二〇二〇年でございます、大変重要な国連の犯罪防止刑事司法会議、コングレスが開催されることになりました。このコングレスは、犯罪防止、刑事司法分野におきまして国連の最大規模の国際会議でございます。我が国での開催は、何と五十年ぶりの開催となります。  この日本開催に向...全文を見る
○上川国務大臣 相続法の分野につきましては、昭和五十五年以来、実質的に大きな見直しはなされてきませんでしたけれども、この間、社会の高齢化が更に進展しております。また、相続開始時における配偶者の年齢も相対的に高齢化をしておりまして、その生活を保護すべき必要性、これが高まっているもの...全文を見る
03月02日第196回国会 衆議院 内閣委員会 第1号
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○上川国務大臣 特定秘密の保護に関する制度に関する事務を担当する国務大臣として、所信の一端を申し述べます。  特定秘密保護法は、平成二十六年十二月十日に施行され、平成二十七年十二月一日に完全施行となりましたが、今後も国民の皆様の御理解をいただくよう努めるとともに、法律の適正かつ...全文を見る
03月02日第196回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○国務大臣(上川陽子君) 所有者不明土地の原因の一つが、相続時に登記がなされないなどの問題がございます。さらに、高齢化、人口減少進むとともに相続が繰り返されるということで、更に拡大していくということが想定されるわけでございます。  この発生の抑制、解消に向けまして、相続登記の義...全文を見る
03月05日第196回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○国務大臣(上川陽子君) ただいまの御質問でございますけれども、いつどのような形で認識したか否かということにつきましては、個々の訴訟に関することということでございますので、詳細についてお答えを差し控えさせていただきます。
○国務大臣(上川陽子君) 具体的な訴訟に係る案件でございますので、私の立場から説明することにつきましては差し控えさせていただきます。(発言する者あり)
○国務大臣(上川陽子君) 代表者として、法務大臣でございます。
○国務大臣(上川陽子君) 法務省でございます。
03月06日第196回国会 衆議院 法務委員会 第1号
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○上川国務大臣 法務大臣の上川陽子です。改めましてよろしくお願いいたします。  昨年末に政府として初めてとなる再犯防止推進計画が閣議決定されました。本年は、まさに推進計画元年です。また、第十四回国連犯罪防止刑事司法会議、京都コングレスや東京オリンピック・パラリンピック競技大会が...全文を見る
03月06日第196回国会 参議院 内閣委員会 第2号
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○国務大臣(上川陽子君) 特定秘密の保護に関する制度に関する事務を担当する国務大臣として、所信の一端を申し述べます。  特定秘密保護法は、平成二十六年十二月十日に施行され、平成二十七年十二月一日に完全施行となりましたが、今後も国民の皆様の御理解をいただくよう努めるとともに、法律...全文を見る
03月08日第196回国会 参議院 法務委員会 第1号
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○国務大臣(上川陽子君) 法務大臣の上川陽子です。改めましてよろしくお願いします。  昨年末に政府として初めてとなる再犯防止推進計画が閣議決定されました。本年は、まさに推進計画元年です。また、第十四回国連犯罪防止刑事司法会議、京都コングレスや東京オリンピック・パラリンピック競技...全文を見る
03月15日第196回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○国務大臣(上川陽子君) 御指摘の外国人の労働者の受入れということでございます。  二月二十日の経済財政諮問会議において総理の御指示を受けまして、二月二十三日にタスクフォース第一回の開催を行いました。  今後の取組ということで、受入れに係る具体的な制度設計をするということであ...全文を見る
03月16日第196回国会 参議院 本会議 第7号
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○国務大臣(上川陽子君) 森本真治議員にお答え申し上げます。  個別の事件における勾留の理由についてお尋ねがありました。  現在公判係属中の個別の事件に関することですので、法務大臣として所見を述べることは差し控えさせていただきます。また、勾留や保釈の判断は、その要件に照らして...全文を見る
03月16日第196回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○国務大臣(上川陽子君) 先生からの御質問のことでございますが、本人の同意を得ずに遺伝学的な検査が行われた場合にどのような法的問題が生じるかということでございます。  個別の事案において具体的な事情に基づいて判断をされるという事項ではございますので、一概にお答えすることはなかな...全文を見る
03月20日第196回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○上川国務大臣 長らく外交の分野で御活躍をいただいてきた委員からの御質問ということでございます。  司法外交に光を当てていくということにつきまして共有した思いで推進をすることができるということは、大変力強いものでございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。  世界一安全、安...全文を見る
○上川国務大臣 委員からも今御指摘がございました途上国に対しましてのこれまでの法制度整備支援について、より一層の充実を図るということについて、高い評価が得られているということでございます。  これまでの二十年以上にわたりましての取組ということで、これはベトナムに対する協力を皮切...全文を見る
○上川国務大臣 成人年齢の引下げに関しましてさまざまな不安やあるいは課題があるということは、承知しておるところでございます。  今委員から御指摘の点につきまして、まず前提からちょっとお話をさせていただきたいと思いますが、養育費の支払い義務の存否及び具体的な内容でございますが、子...全文を見る
○上川国務大臣 登記所備付け地図の重要性について御指摘をいただきました。  登記所備付け地図につきましては、登記された各土地の区画を明確にし、現地における各土地の境界、筆界の位置や形状を明らかにするものであるということであります。現状では地図の整備が十分でなく、引き続き都市部に...全文を見る
○上川国務大臣 今委員御指摘の、所有者を特定することが困難な土地、いわゆる所有者不明土地問題でございます。公共事業の用地取得の上で大変大きな阻害要因になっているという御指摘がございました。また、農地の集約化や森林の適正な管理を始め、さまざまな分野でも問題になっているところでござい...全文を見る
○上川国務大臣 御質問の選択的夫婦別氏制度につきまして、この導入につきましては、我が国の家族のあり方に深くかかわる重要な問題であるというふうに考えているところでございます。  平成二十九年十二月に内閣府が実施した世論調査の結果におきましては、選択的夫婦別氏制度の導入につきまして...全文を見る
○上川国務大臣 成年年齢の引下げについての世論調査等も踏まえてということでの御質問でございます。  今回、この成年年齢の引下げにつきまして、憲法改正、国民投票の投票権年齢あるいは公職選挙法の選挙権年齢、これらが十八歳に引き下げられまして、既に十八歳、十九歳の者に参政権が与えられ...全文を見る
○上川国務大臣 現行の夫婦同氏制度のもとでは、兄弟姉妹のいない者同士が婚姻をする場合に、一人っ子同士の婚姻ということでありますが、どちらか一方の実家の氏を継承していくことが難しくなるものというふうに認識をしております。  夫婦それぞれの実家の氏の継承という視点では、選択的夫婦別...全文を見る
○上川国務大臣 先ほどお示しいただきました男の子、女の子の名前のということでランキングを見てみますと、そうした事態も将来起こり得るのではないかと予想する場面もございます。  実例としてどのくらいあるかということについては、把握しているところではございません。下の名前が同じである...全文を見る
○上川国務大臣 選択的夫婦別氏制度の導入の是非を検討するに当たりましては、ただいま委員から御指摘のような、夫婦が同姓同名となる事態が生じ得る点も含め、さまざまな事情を総合的に考慮する必要があるものと考えます。
○上川国務大臣 さきの世論調査におきましての、子供に対しての影響の有無についての世論調査の結果ということで、委員から御紹介をいただきました。  この子供への影響の有無やその内容、程度などにつきましては、選択的夫婦別氏制度の導入の是非を検討するに当たりまして重要な視点の一つという...全文を見る
○上川国務大臣 御指摘いただきました夫婦同氏制度から選択的夫婦別氏制度に改めた国もあるものというふうに承知をしております。  諸外国におきまして選択的夫婦別氏制度の導入時の議論、あるいは導入後の影響の内容、程度などの調査につきましては、我が国において選択的夫婦別氏制度の導入の当...全文を見る
○上川国務大臣 これまで政府におきまして、今日の社会におきましての女性の活躍や社会の多様化等も踏まえまして、旧姓使用の拡大に向けた取組を進めてきたところでございます。引き続き、この旧姓使用の拡大につきましては、国あるいは地方あるいは企業などが、それぞれの部門におきまして、旧姓の通...全文を見る
○上川国務大臣 公文書につきましての御質問でございます。  先ほど委員から御指摘がございましたとおり、行政文書につきましては、健全な民主主義、この根幹を支える国民共有の知的資源として、主権者である国民が主体的に利用し得るものであるため、行政機関におきましては、行政文書の適正な管...全文を見る
○上川国務大臣 再度の御質問ということでございますけれども、委員から御指摘のとおり、行政文書の信頼性につきましては、種々の観点から指摘がなされてきたというふうに思っております。  国民の皆様の信頼をしっかりと得ること、これが民主主義の国家の運営という意味でも大前提であるというふ...全文を見る
○上川国務大臣 司法修習生に対する給費制でございます。法曹の職務の重要性に鑑み、司法修習生が修習期間中の生活の基盤を確保して修習に専念できるように、修習の実効性を確保するための一つの方策として採用されていたものと承知をしているところでございます。  この法曹の職務の重要性につき...全文を見る
○上川国務大臣 ただいま委員御指摘のように、法曹がその職務を通じて、公益性にかない、また社会正義の実現という役割を果たすことは大変重要であるというふうに考えております。  もっとも、法曹となる者が進路あるいは就職先あるいは受任する事件を決定する理由あるいは動機というのは、さまざ...全文を見る
○上川国務大臣 貸与制への移行におきましては、制度導入までの過程におきまして十分な議論が行われた上で制度設計がなされております。またさらに、貸与制導入に当たっての前提事情が失われていないことにつきましては、先ほど司法法制部長が述べたとおりでございます。  そして、この貸与制にお...全文を見る
○上川国務大臣 委員からさまざまな視点での御指摘がございました。また、制度設計そのものにつきましても、これまで十分な議論をした上で導入をしているところでございます。  既に修習を終えている者に対しまして、国の財政負担を伴う事後的な救済措置ということを実施することにつきましては、...全文を見る
○上川国務大臣 療養看護等の貢献を考慮するための方策につきまして、請求権者の範囲、これを被相続人の親族に限るという考え方につきましては、先ほど来の説明のとおり、その検討の過程におきまして、さまざまな意見があった中で、大方の賛同を得ることができる案として取りまとめられたものであると...全文を見る
○上川国務大臣 現場で社外取締役としての大きな働きをしていらっしゃったというお立場での御質問ということでございます。また、貴重な御意見をいただきました。  監督の実効性を強化するためには、まさに、法制度としての形式を整えるだけではなく、その制度を実質的に機能させるということが重...全文を見る
○上川国務大臣 ただいま委員から、社外取締役による監督の質の向上という観点から御提言をいただきました。  会社法制の見直しにつきましては、さまざまな多様な意見があるものと承知をしております。今後、法制審議会会社法制(企業統治等関係)部会におきまして、パブリックコメントの結果も踏...全文を見る
○上川国務大臣 ただいま委員から、二社の事例を含めて御提案がございましたような、コーポレートガバナンスの質の向上の観点からの会社法制の見直しということでございましたが、さまざまな多様な意見があるものというふうに思っております。  法制審議会会社法制部会におきましては、パブリック...全文を見る
○上川国務大臣 所有者不明土地の発生予防という観点から、委員御指摘のように、土地所有権の放棄を可能とする制度を導入すべきとの御意見ということでございます。  この御意見等あるということを踏まえまして、法務省としても、現在、登記制度・土地所有権の在り方等に関する研究会におきまして...全文を見る
○上川国務大臣 所有者不明土地問題の解決のためには、土地所有者情報を円滑に把握する仕組みの構築ということは大変重要な課題の一つであるというふうに認識しているところでございます。  法務省といたしましては、不動産登記、そして戸籍等の制度を所管している立場でございます。総務省、また...全文を見る
○上川国務大臣 ただいま委員から一連の御質問をいただきました所有者不明土地問題につきましては、これから将来に向けまして高齢化が進展していく時代でございます、ますます重要度は高まるというふうに思っております。しっかりとさまざまな施策を、関係省庁と連携をしながら取り組んでまいりたいと...全文を見る
○上川国務大臣 相続時に登記がされないなどの原因で発生する所有者不明土地につきましては、今後、高齢化や人口減少が進むとともに相続が繰り返される中で更に拡大していくことが想定され、所有者不明土地の発生の抑制また解消に向けまして政府一体となって取り組むことが重要であると考えております...全文を見る
03月20日第196回国会 参議院 法務委員会 第2号
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○国務大臣(上川陽子君) 三月八日の法務委員会において聴取いただいた私の所信について、再度発言させていただきます。  法務大臣の上川陽子です。改めましてよろしくお願いいたします。  昨年末に政府として初めてとなる再犯防止推進計画が閣議決定されました。本年は、まさに推進計画元年...全文を見る
03月22日第196回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○国務大臣(上川陽子君) 所信についての初めての御質問ということでございます。  難民についての考え方ということでございます。  我が国におきましては、難民、避難民の流入が国際問題化している欧州等の状況とは異なりまして、シリア、アフガニスタン、イラクのような大量の難民、避難民...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 委員御指摘のとおり、法務省におきましては、濫用、誤用的な難民認定申請に対処するため、平成二十七年九月に難民認定制度の運用を見直し、我が国での就労等を目的とした難民認定申請を繰り返すような外国人には就労や在留を認めない措置をとってきたところでございます。こ...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 今委員から御指摘ありました、平均処理期間についての御指摘がございました。シリア人の案件を含めまして、真の難民の迅速な保護に支障が生じる事態になっているというふうに思っております。  そこで、法務省におきましては、真の難民の迅速な保護を図るため、難民認定...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 先月の二月の二十日に経済財政諮問会議が開催をされました。安倍総理大臣から、現在深刻な人手不足が生じており、専門的、技術的分野における外国人受入れの制度の在り方についても検討する必要があるとし、官房長官及び法務大臣であります私に対しまして、在留期間の上限を...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 委員御指摘のとおりでございますが、所有者不明土地問題への抜本的解決に向けての対応ということで、この重要性につきましては、いろんな視点からこれからも取り組んでいかなければならないと思っております。  御指摘の土地所有者の情報、これを円滑に把握する仕組み、...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) これまで日本が海外諸国に対しまして実施してきた法制度整備支援、この目的でございますが、自由、そして民主主義、基本的人権等の普遍的価値の共有による法の支配、これを確立することでございます。相手国の法制度の基盤が整備されることによりまして、中長期的には相手国...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 国際仲裁の利用についての御質問でございます。  昨年三月、省内で関係部局で構成される検討チームを立ち上げました。我が国の国際仲裁の活性化のためにどのような基盤整備が必要なのか、その取組の検討ということでございます。また、昨年九月以降、内閣官房副長官補を...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 真山委員から、私のホームページも含めまして、これまで関わってきた幾つかの法案につきましても言及をいただくことができました。ありがとうございます。  一口に人権大国といっても、いろんな切り口があろうかと思います。私は、誰もが生き生きと活躍できる社会、誰も...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 他国と比べて日本がどういう状況かという、そうした視点というのも確かに大事でございます。  これから二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピックがございますし、多くの海外からのお客様も見えます。スポーツという場面を通して、プレーヤーが、選手たちが生き生きと...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 現在まさに公判係属中の個別の事件ということでございます。法務大臣として所感を述べるということについては差し控えさせていただきたいと存じます。
○国務大臣(上川陽子君) 真山委員から先ほどマンデラ・ルールズということで、国際的な、法的拘束力はないけれどもということでありますけれども、努力すべき国際的な基準としてということで御紹介をいただきました。その趣旨につきましてもできる限り尊重して、そして実務の運用に当たっているとい...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) ただいま委員から在日朝鮮人に対するものも含めましてのヘイトスピーチ、これにつきまして、今なおその問題が大きな問題であるという御指摘がございました。大変重く受け止めております。この在日朝鮮人に対するものも含めまして、特定の民族や、また国籍の人々を排斥する不...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) この選択的夫婦別氏制度の導入につきましては、我が国の家族の在り方に深く関わる重要な問題であるというふうに考えております。  平成二十九年十二月に実施された世論調査、先ほど内閣府が答弁をしたところでございますし、また委員からも世代間で違いがあるという御指...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 我が国におきまして、難民の認定状況ということに係る御指摘をいただきました。  難民、避難民の流入が国際問題化している欧州等の状況とは異なりまして、シリア、アフガニスタン、イラクのような大量の難民、避難民を生じさせる国の出身者からの難民認定申請数が少ない...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 難民認定の一次審査手続の結論が不服申立て手続においても多くの場合維持されているということでございます。結果的に御指摘のとおりということでございます。難民審査参与員からは、それぞれの御専門のお立場から様々な御意見をいただいているものというふうに認識をしてい...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) ただいま委員御指摘がございました現状でございますが、高齢受刑者の人員及びその割合共に上昇をしている状況でございます。また、高齢受刑者に占める再入者の割合は、入所受刑者全体と比べて高くなっているということで、高齢受刑者の再犯を防止することは重要な課題である...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 今、若松委員から御指摘をいただきました性犯罪者の再犯を防止するに当たりましては、被害に遭われた方々の心情に十分に配慮した再犯防止対策が必要であるというふうに考えております。  性犯罪、性暴力被害者は多大な精神的、身体的な苦痛を受けておりますし、例えば幼...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) まさに二度とというか、性犯罪被害者を生まないという、そうした大きな目標を設定をして、施策が十分に体系的、総合的に取り組み、その目標が達成できるように最善の努力をしてまいりたいと改めて決意をしているところでございます。
○国務大臣(上川陽子君) ただいま委員から御指摘の決裁文書に係る問題につきまして、現在、財務省において調査中であると承知をしております。  その上で申し上げるわけでございますが、法務大臣は内閣を代表してお答えすべき立場にはないということでございまして、私からの答えにつきましては...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 御指摘のただいま決裁文書の問題につきましては、現在、財務省におきまして調査中であるというふうに承知をしているところでございます。  その上で、私自身、法務大臣として申し上げるわけでございますが、内閣を代表してお答えをすべき立場にはないということでござい...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 重ねての御質問になるわけでございますが、現在、財務省において調査中である案件ということでございますので、法務大臣としての所感を申し述べることにつきましては差し控えさせていただきたいと思います。  いずれにせよ、国会におきましては、国民の皆様から信頼が得...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 公文書の重要性につきましては、公文書管理法の規定にのっとり、民主主義の大変大事な基盤として重要な役割を果たしていると考えております。国会審議におきましてどのような説明をするかということにつきましては、それぞれの行政機関が判断される事柄であるということでご...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 御指摘の事件につきまして、福岡高等裁判所宮崎支部が検察官の即時抗告を棄却したのに対しまして、本年三月十九日に検察官が特別抗告を行ったということにつきましては承知をしているところでございます。  お尋ねの点は個別具体的な事件における検察官の活動内容に関わ...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) まさに、お尋ねの件でございますが、現在、即時抗告審に係属中の個別の再審請求事案に関わる事柄であるということでございます。お答えにつきましては差し控えさせていただきたいと存じます。
○国務大臣(上川陽子君) 今回の日系四世の受入れでございますが、あくまで我が国と海外の日系人社会との結び付きを深める懸け橋になる人材育成ということを目的としたものでございまして、労働力不足の解決ということを目的としたものではないという、このところは前提としてそのような認識をしてい...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 冒頭、委員から御質問の中で問題に触れていただいたところでございますが、家庭に恵まれない子に温かい家庭を与え、その健全な育成を図ること、これを目的とした特別養子縁組ということの制度につきましては、この適切な活用を図ることによって、また虐待を受けた子の福祉に...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 御指摘の報道につきましては承知をいたしております。  お尋ねにつきまして、現在公判係属中の個別の事件に関する事柄ということでございますので、法務大臣としてお答えすることにつきましては差し控えさせていただきたいと存じます。
○国務大臣(上川陽子君) 御指摘の点につきましては、報道について承知をしているところでございますが、お尋ねの点につきましては、現在公判係属中の個別の事件に関する事柄ということで、法務大臣としてお答えすることにつきましては差し控えさせていただきたいと存じます。
○国務大臣(上川陽子君) 先ほどの御指摘の報道につきましての承知ということで、私、結論として、現在公判係属中の個別事件に関する事柄ということでございますので、法務大臣としてこの件に関してお答えするということにつきましては差し控えをさせていただくと、こうした姿勢で臨んでいるところで...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) まず、こうした行政文書に係る考え方ということでございますが、行政文書は健全な民主主義の根幹を支える国民共有の知的資源ということで、主権者である国民が主体的に利用し得るものであるということでございます。各行政機関それぞれの活動におきまして、行政文書の適正な...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) この問題につきましては、有田委員が継続してフォローをしていただきながら、また、ヘイトスピーチ解消法につきまして議員立法で一歩前進という、スタートを切ったというそういう認識の下で、さらに、今の事態ということを重く見て更にその先の改善に向けて努力してほしいと...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 刑法犯の認知件数に占めるその窃盗の割合、これは最も高いわけでございます。また、窃盗をした者の刑務所出所後二年以内の再入率、これにつきましても他の罪名と比較して最も高くなっているということでございます。その意味で、窃盗についての再犯防止対策を進めることにつ...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) オリンピック・パラリンピックの開催は、障害者の自立や社会参加を促す大きな力となっていくものというふうに思います。東京オリンピック・パラリンピック競技大会におきましても、そうした視点を明確に打ち出しながら捉えていく必要があるというふうに思っております。また...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 御質問の外国人を非常勤の裁判所職員である調停委員に任命できるようにすべきか否かということでございますが、先ほど最高裁判所からも説明があったとおり、公務員に関する法体系全体のバランス等を踏まえた公務員全般の問題として検討される必要があるというふうに考えてお...全文を見る
03月23日第196回国会 衆議院 法務委員会 第3号
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○上川国務大臣 刑事裁判記録につきましての御質問ということでございますが、刑事確定訴訟記録法等によって適切に管理されるということ、委員御指摘のとおりでございます。  保管期間経過後も、刑事法制及びその運用並びに犯罪に関する調査研究の重要な参考資料である場合は、刑事参考記録として...全文を見る
○上川国務大臣 先ほど答弁させていただいたとおりでありまして、歴史資料として重要な公文書等である歴史公文書等、これに刑事裁判記録、これが、保管期間が経過して、またさらに、刑事参考記録としての保存をする必要性がないと判断されるものにつきましては、公文書管理法の第四章の規定によりまし...全文を見る
○上川国務大臣 全ての公文書につきましては、公文書管理法の規定にのっとりまして、歴史公文書として、国民共有の知的資源としてのあり方、これの趣旨に照らして、しっかりと運用されるべきものというふうに考えます。  その意味で、法務省におきましてのさまざまな文書管理につきましても、その...全文を見る
○上川国務大臣 この選択的夫婦別氏制度の導入につきましては、我が国の家族のあり方に深くかかわる重要な問題であるというふうに考えているところでございます。  直近のデータ、世論調査の結果が発表されまして、これは平成二十九年十二月に実施されたものでございますが、平成二十四年の、五年...全文を見る
○上川国務大臣 先ほどの答弁のときに冒頭申し上げましたけれども、選択的夫婦別氏制度の導入につきましては、我が国の家族のあり方に深くかかわる大変重要な問題であるというふうに考えているところでございます。  家族のあり方、それぞれお一人お一人国民の皆さんにもしっかりと考えていただき...全文を見る
○上川国務大臣 ただいま委員から御指摘をいただきました、近年、企業や国の機関、地方自治体など、社会のさまざまな分野で活躍する法曹有資格者の数というのは着実に増加をしているところでございます。  先ほど、数字につきましても御紹介いただきましたが、平成十八年の時点で百四十六人であっ...全文を見る
○上川国務大臣 従前の貸与制下の司法修習生は、昨年四月の裁判所法改正におきまして創設された修習給付金制度、この対象にならないことなどから、従前の貸与制のもとで司法修習を終えた者に対しまして何らかの救済措置を講ずべきという御意見、委員の御意見も含めまして、そうした意見があるというこ...全文を見る
○上川国務大臣 委員御指摘の技能実習生の失踪問題につきましては、事態を大変重く受けとめているところでございます。  先ほど御指摘のとおり、技能実習生の失踪者数、これは増加傾向にあるということで、平成二十九年、七千八十九人という状況でございます。  昨年施行されました新制度にお...全文を見る
○上川国務大臣 技能実習制度の趣旨に照らして、技能実習生の方々に対して、しっかりと技能を身につけていただき、その後の活躍につなげていくということでこの制度が維持されているところでございます。  失踪に係るさまざまな問題がございます。そして、その要因も分析をされているところでござ...全文を見る
○上川国務大臣 法務省におきまして公文書管理体制ということで御質問がございました。  まず、法務省全体の文書管理を総括する者であります総括文書管理者、こちらは大臣官房長でございます。また、本省内部部局及び地方支分部局の文書管理を監督する者であります主任文書管理者に部局の長を、ま...全文を見る
○上川国務大臣 副の担当につきましては、秘書課長が担当しているところでございます。  また、その補佐的なところについては、補佐する者として文書管理担当者ということでございますが、そのもとで実務的な担当者を補佐させているところでございます。(黒岩委員「文書管理担当者のポストは」と...全文を見る
○上川国務大臣 私も、議員提案の一人として参加をいたしました。
○上川国務大臣 委員御指摘の、御提示いただきました配付資料二のところにつきまして、私が、この法案の審議の過程の中で、このような修正のポイントにつきまして、二点、先ほど御指摘いただきましたけれども、申し上げたことについては、そのとおりでございます。  この公文書管理法の背景にあり...全文を見る
○上川国務大臣 先ほど申し上げた公文書管理法の趣旨に照らして、行政文書の書きかえにつきましては、現在、財務省において調査中であるというふうに承知をしているところでございます。  行政文書の重要性、こうしたことに鑑みますと、重く受けとめているところでございます。国民の皆様から信頼...全文を見る
○上川国務大臣 委員からも、先ほど、この公文書管理法の目的規定について読み上げていただきました。健全な民主主義の根幹を支えるまさに国民共有の知的資源であるということでございます。  その意味で、行政機関、こうした行政文書の適切な管理、そして作成、さらにはその利活用も含めまして、...全文を見る
○上川国務大臣 行政府が国会に対してしっかりとした説明責任を果たすということにつきましては、それぞれの行政機関がその職務の責任において実施すべきものというふうに考えております。  今回の事案に係る部分でございまして、私は、法務省ということでございまして、お答えすることについては...全文を見る
○上川国務大臣 委員お尋ねの合意制度につきまして、被疑者、被告人が虚偽の供述をして第三者を巻き込むおそれがある、こうした指摘があることについて、このような事態が生じることを絶対に避けなければならないということでございます。当然のことであるというふうに考えております。
○上川国務大臣 この合意制度の対象犯罪、そしてテロ等準備罪との関係ということで、先ほど局長が答弁したとおりでございます。このことについては、合意制度がテロ等準備罪の捜査において濫用されるということは考えられないということでございます。
○上川国務大臣 ただいま委員から震災の現状について、今なおさまざまな分野でお困りになったり不安を抱えていらっしゃる方がいらっしゃる、そういうところにしっかりと光を当てて、そのことを踏まえてこれからの施策にしっかりと生かしていくべきだ、こういう御主張でございます。  震災発災から...全文を見る
03月23日第196回国会 参議院 法務委員会 第4号
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○国務大臣(上川陽子君) 現状における適正な法曹人口の在り方につきまして、数も含めまして様々な御意見があるということでございます。  先ほど委員から言及していただきました政府の法曹養成制度改革推進会議決定におきましては、法曹人口の在り方につきまして、新たな法曹を年間千五百人程度...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) ただいま委員から、今回の平成二十九年十二月に内閣府が実施した世論調査の結果におきまして、統計のある意味では傾向の特徴というところについて御指摘がございました。  全体的に五年に一回の定例的にしている調査でありますので、過去との比較、様々な観点から丁寧に...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) ただいま委員から御指摘いただきました更生保護施設の予算ということでございます。  施設につきましては、帰るべき場所がない刑務所出所者等を受け入れていただき、また施設の職員の皆さんが昼夜分かたず社会復帰に向けてきめ細かい御指導をいただいているということで...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 委員御指摘のとおり、訪日外国人旅行者が急増をしておりまして、この出入国管理関係業務が大幅に増加している状況でございます。  二〇二〇年の受入れ四千万人ということでございますし、その先、六千万人ということも目標にしているところでございます。まさに、増加す...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) まさにこのヘイトスピーチ解消法が成立したことが、そうしたそれぞれの機関の連携を促すためにも大変大きな役割を果たすものであるというふうに私は考えております。  もちろん、一朝のうちに何か事が成し遂げられるというものでは必ずしもないという、そうした難しいこ...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 女性に対しまして、御本人の意に反してアダルトビデオに出演を強要すると、いわゆるアダルトビデオ出演強要問題ということでございますが、被害者の心身に深い傷を残しかねない重大な人権侵害であると、また女性に対する暴力にも当たるものであるということでございます。 ...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 先ほど申し上げましたけれども、アダルトビデオ出演強要問題ということで、政府が一丸となって取り組むべき重大な問題であるというふうに認識をしております。  野田大臣、また関係省庁ともしっかりと連携をし、一丸となった対策に努めてまいりたいというふうに思ってお...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) この問題につきましての重大な人権侵害であるということについては、私どももしっかりと認識をしております。また、大変緊急な要請ということにつきましても理解をしているところでございます。  関係省庁、また野田大臣とともに、この問題について取り組んでまいります...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 選択的夫婦別氏制度の導入につきましては、我が国の家族の在り方に深く関わる大変重要な問題であるというふうに認識をしているところでございます。  そこで、五年に一回、世論調査の結果等も踏まえて様々な動向、社会の動向について把握をし、そしてその上で更なる取組...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 難民認定制度を所管する法務大臣といたしまして、真の難民の迅速かつ確実な保護が重要であるという認識につきましては、前回の運用の見直しを行いました平成二十七年九月当時も、現在においても変わりはございません。しかしながら、平成二十七年九月当時と比べても難民認定...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 難民認定は、難民条約等に規定する難民の定義に申請者が該当するか否かを判断するものでございます。我が国の難民認定数は、申請者が難民条約上の難民に該当するか否かにつきまして個別に審査した上で、難民と認定すべき者を適正に認定した結果であるというふうに考えており...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 日本司法支援センターの役割は大変重要であるというふうに考えております。また、様々な社会のニーズに応じて適切に対応していくためにも、体制も含めまして丁寧に対応してまいりたいと思っております。
○国務大臣(上川陽子君) 高校のスポーツの場面の中で、日頃から委員がそのような御意見を持って状況を見詰めていたということについて、今日初めてお伺いしたところでございます。私もよく考えてみたいというふうに思っております。
○国務大臣(上川陽子君) 矯正施設につきましては、ハード、ソフトの面からこれを万全にしていく必要があるということにつきまして、委員御指摘のとおりというふうに考えております。  拘禁施設であるということ、また、避難させることについては相当の制約を有する上に、再犯防止の取組の基盤と...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 企業の不正を防止することは会社法の果たすべき重要な役割の一つであるわけでございます。  不正が起きる原因というのは様々でございまして、全ての事案につきまして一概に述べるということはなかなか難しいところでもございます。  もっとも、企業の不正を抑止し、...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 会社法上、上場企業におきましては、業務執行の決定をする権限、これを有するのは取締役会でございます。  委員御指摘のように、取締役会の構成員以外の者が実質的にその権限を行使し、経営に深く関与することには会社法上も問題があり得ると認識をしております。他方で...全文を見る
03月26日第196回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○国務大臣(上川陽子君) 委員からただいま御紹介をいただきました職親プロジェクトに関しまして、昨年十二月に視察をさせていただきました。大阪のこの取組に大変力を入れていらっしゃる施設でございます。  一つは、刑務所出所者等に対しまして社会生活を送る上で必要な教育訓練や相談の場を提...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 職親プロジェクトにおきましては、平成二十七年に日本財団さんから御提案をいただきました。その後、対象施設や職親企業参加の下で職業訓練等をどのようにすべきかと、この在り方につきまして調整を繰り返した結果、平成二十九年九月から加古川刑務所、佐賀少年刑務所、そし...全文を見る
03月28日第196回国会 衆議院 法務委員会 第4号
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○上川国務大臣 おはようございます。  裁判所職員定員法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明いたします。  この法律案は、下級裁判所における事件の適正かつ迅速な処理を図るため、判事の員数を増加する等の措置を講ずるとともに、裁判所の事務を合理化し及び効率化することに...全文を見る
03月30日第196回国会 衆議院 内閣委員会 第6号
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○上川国務大臣 国会からの求めに対し書き換えた文書を提出したことは、重大な問題であると認識しております。  決裁文書の書換えにつきましては、現在財務省で調査中であり、全容が明らかになった段階におきまして、国民の皆様から信頼が得られるよう、財務省において丁寧に説明が行われるものと...全文を見る
03月30日第196回国会 衆議院 法務委員会 第5号
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○上川国務大臣 前回の私の大臣職のときに、判検交流につきまして、それを縮小していく方針ということについて申し上げたことを、この御質問をいただきながら、改めて確認されたということでございますが、そのような方向性の部分が非常に大事であるというふうに思っております。  法曹につきまし...全文を見る
○上川国務大臣 御指摘の補佐人につきまして、佐川氏御自身の判断で選任したものというふうに承知をしております。  その上で、このたび、委員からの御質問があったということで念のために官房秘書課において各部局に確認をしたところ、御指摘のような事実はなかったところでございます。
○上川国務大臣 予防司法の分野ということで、訟務局の機能の中に、これから取り組んでいく大変大きな可能性として広げていきたいというふうに思っているところでございますが、今、委員の御質問については、通告がなかったということで、適切なお答えができるかどうか、ちょっと持ち合わせをしており...全文を見る
○上川国務大臣 確かに、法科大学院を中核とする現行の法曹養成制度、これにつきましては、先ほど来の委員の御指摘にもございましたとおり、法曹志願者の大幅な減少を招来する、また質的な面についても幾つかの指標の中にその問題点も提起されているということで、多くの課題が今なおあるというふうに...全文を見る
○上川国務大臣 判事補の定員のあり方につきましては、先ほど来の答弁のとおり、司法を担う裁判所におきまして、事件の動向、また処理件数の推移、判事補の任官状況、欠員状況等を踏まえた上で慎重に検討を行う、その上で決定されているものと承知をしているところでございます。  法務省といたし...全文を見る
○上川国務大臣 今、委員から、この積算についてのさまざまな御指摘をいただき、また、最高裁の方からも、その関係の答弁をしたところでございます。私もそれを聞いておりました。  司法を担う裁判所におきまして、さまざまな事件動向等その諸事情を慎重に検討していく、そしてその上で、定員の問...全文を見る
○上川国務大臣 何よりも、国民に身近で頼りがいのある司法を実現するということ、これが極めて重要な要請でございます。今後とも、司法権を担う裁判所の体制、これが更に充実をし、それによりまして、事件の適正迅速な処理が促進をされ、また国民の司法アクセスが一層向上していくということが重要で...全文を見る
○上川国務大臣 先回も御答弁をさせていただいたところでございますけれども、現在のところ、国民的理解を得るということがなかなか難しいということでございまして、その意味で、新たな立法措置を設けて、従前の貸与制のもとでの司法修習生に対しましての救済措置ということを設ける、これにつきまし...全文を見る
04月03日第196回国会 参議院 情報監視審査会 第2号
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○国務大臣(上川陽子君) 本年二月の二十日、参議院情報監視審査会で答弁したとおり、特定秘密保護法案審査時の一連の答弁は、特定秘密全体について国会に出すのかどうかという観点から、一、保護措置の講じられた国会には特定秘密を原則出すということ、二、ただし、サードパーティールールはその例...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 特定秘密保護法案審査時における国会への特定秘密の提供の可否に関する質疑は、サードパーティールールの適用のある特定秘密に限定して行われてはいませんでした。  このような特定秘密全体について国会に出すのかどうかという質問を受けて、当時の答弁は、特定秘密全体...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 御指摘の、平成二十五年十一月十四日の衆議院国家安全保障に関する特別委員会において森大臣は、保護措置の講じられた国会には特定秘密を原則出すことを述べつつ、サードパーティールールのような、第三者にこれは提供しないでくださいということで受け取った場合には、その...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) サードパーティールールが適用される特定秘密について、保護措置の講じられた国会からその提供の求めがあった場合、情報提供元との信頼関係を維持しつつ、情報提供元の承諾を得られた場合には提供することが適切であると考えており、そのような場合ではないときは情報監視審...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 情報提供元との信頼関係を維持しつつ、保護措置の講じられた国会からの求めに対応できるよう情報提供元の承諾を得て提供できるかどうかについては、求められる情報の種類や情報提供元との関係等、個別具体の状況によるものであって、どのような情報の提供を求められるか分か...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 政府としては、従来から、サードパーティールールが適用される特定秘密について、保護措置の講じられた国会からその提供の求めがあった場合、情報提供元との信頼関係を維持しつつ、情報提供元の承諾を得られた場合には提供することが適切であると考えており、この考え方につ...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 政府としては、従来から、サードパーティールールが適用される特定秘密について、保護措置の講じられた国会からその提供の求めがあった場合、情報提供元との信頼関係を維持しつつ、情報提供元の承諾を得られた場合には提供することが適切であると考えています。  この考...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 情報提供元との信頼関係を維持しつつ、保護措置の講じられた国会からの求めに対応できるよう情報提供元の承諾を得て提供できるかどうかについては、求められる情報の種類や情報提供元との関係等、個別具体の状況によるものであって、どのような情報の提供を求められるか分か...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) サードパーティールールが適用される特定秘密について、保護措置の講じられた国会からその提供の求めがあった場合、情報提供元との信頼関係を維持しつつ、情報提供元の承諾を得られた場合には提供することが適切であると考えており、そのような場合ではないときは情報監視審...全文を見る
04月04日第196回国会 衆議院 法務委員会 第6号
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○上川国務大臣 まさに委員御指摘のとおり、卑しいというこの語感ということでございますが、余りいい印象にはございません。  文字的に言っても、この文字の語源というか、これにつきましては、身分や地位が低いことなどを意味するということでありまして、熟語的に言っても、卑屈とかあるいは卑...全文を見る
○上川国務大臣 これまでの委員から御指摘をいただきました卑属の卑というこの文字が持つ一般的な意味でありますとか、その文字が一般の国民に与える印象、さらに、現代的なこうした社会の中での位置づけ、こういったことに照らして考えますと、おっしゃったとおり、卑属は用語として適切でないという...全文を見る
○上川国務大臣 民法は民事の基本法であります。そこで用いられている言葉が一般国民に誤解を与えることがないようにするということは、大変重要なことと考えます。  卑属という用語はあたかも身分の低い者であるかのような誤解を与えるのではないかと、委員からの一連の御質問の中で、その問題意...全文を見る
○上川国務大臣 委員御指摘がございました実務経験ルートから在留資格「介護」への受入れにつきましては、技能実習に介護職種が追加されたことなどから、関係者からも御要望があったところでもございます。  このような状況を踏まえまして、昨年末に閣議決定されました新しい経済政策パッケージに...全文を見る
○上川国務大臣 今、大変、むしろその実態につきまして御理解をいただくための表ということで御指摘があったところでございます。  先ほど局長から、年初の時期の状況の中で定点的にそこで確定をしていくという数字でお示しをするということでございますので、それは非常に大事なものであると思い...全文を見る
○上川国務大臣 委員から、随時にわたりまして、この問題について問題の提起をしていただいてまいりました。  法曹は、そもそも、法という客観的な規律に従って活動するものでございます。そして、裁判官、検察官、弁護士のいずれの立場におきましても、その立場に応じて職責を全うするというとこ...全文を見る
○上川国務大臣 この数字を下げていくということについては、バランスがあると思います。組織の中で、法曹の資格を持った有資格者の方々がいろいろな形で適材の中でチームを組んで対応していくということでありますので、そのバランスというのは非常に大事だなと思います。  かつて、表のとおりで...全文を見る
○上川国務大臣 今、一番直近の御質問の、先ほど答弁があったところでありますけれども、裁判官として復帰した後に法務省に出向中に担当した訴訟と同種の訴訟を担当することについて、先ほど、国民の皆さんに誤解を与えかねないということでいろいろ事例をお話しいただきましたけれども、そのような誤...全文を見る
○上川国務大臣 公文書の作成、そして保管、保存という、こうした一連のプロセスについて、行政機関がそれぞれの省の特性に応じてしっかりと対応していく、公文書管理法の精神に基づいて対応していくというのは基本の部分であるというふうに認識しております。  また、これは、現場で作成する者が...全文を見る
○上川国務大臣 先ほどの刑事局長からの答弁をしたとおりでございますが、十五件ということでございます。  一件であるから、それは余りにもひどいではないかというような御判断もあろうかと思いますが、それ以上に、大切なものが廃棄されないということが大変大事だというふうに思っておりますの...全文を見る
○上川国務大臣 ただいま委員の問題意識につきまして、私も公文書にかかわりを長く持たせていただいたということで、謙虚に受けとめさせていただきたいというふうに思っております。  また、公文書管理の重要性に照らしまして、その保管や公文書館への移管、廃棄のあり方につきましては、不断の見...全文を見る
○上川国務大臣 まさに、委員、冒頭の問題意識の中で、この詳細なガイドラインも含めまして、私どものところは五万三千人の職員がおりますけれども、文書の作成等を徹底して行っていくためには、大変な研修、そして意識を高めて、現場でしていただかなければいけない。本当に大変難しいというか、困難...全文を見る
○上川国務大臣 再審制度でありますが、これは、確定判決の存在を前提として、主として、事実認定の不当を是正し、有罪の言渡しを受けた者を救済するための非常救済手続として設けられているものということであると思っております。
○上川国務大臣 事実認定の不当是正、さらに、有罪の言渡しを受けた者を救済するための非常救済手続としてこの再審制度が設けられているということ、このことにつきましては、今申し上げた非常救済手続としての重要性というものにつきましては、そのとおりであるというふうに思っております。
○上川国務大臣 お尋ねの件でございますけれども、具体的な事件に係ることでございます。検察官の活動内容にかかわるということでございますので、法務大臣として、それに対して所感を述べるということにつきましては差し控えさせていただきます。
○上川国務大臣 御指摘の事件につきましては、福岡高等裁判所宮崎支部が検察官の即時抗告を棄却したのに対しまして、本年三月十九日、検察官が特別抗告を行ったということにつきましては承知をしているところでございますが、個別具体的な事件におきましての検察官の活動内容にかかわる事柄でございま...全文を見る
○上川国務大臣 御指摘の再審請求審における証拠の開示につきましては、平成二十八年に成立いたしました刑事訴訟法等の一部を改正する法律附則第九条第三項におきまして、検討することが求められているものでございます。  そこで、平成二十九年の三月に、最高裁判所、法務省、日本弁護士連合会、...全文を見る
○上川国務大臣 検察官の抗告権につきましてのお尋ねでございます。  検察官が再審開始決定に対しまして抗告をし得るということにつきましては、公益の代表者として当然のことでありまして、これにより、再審請求審における審理、決定が適正かつ公正に行われることが担保されるものでございます。...全文を見る
○上川国務大臣 小学生のころ、家に犬をどうしてもという思いで、訪ね歩いて、もらいに行ったことがございます。二匹おりましたけれども、大変かわいがらせていただきました。
○上川国務大臣 動物愛護法がありまして、その法の趣旨、そしてその運用ということにつきまして、適切にこれを運用していくべきというふうに思っております。  先ほど来の刑事局長の答弁ではございますが、あくまで、犯罪の成否につきましては、捜査機関によりまして収集された証拠に基づいて個別...全文を見る
○上川国務大臣 人事訴訟法等の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  この法律案は、国際的な要素を有する人事に関する訴え及び家事事件の適正かつ迅速な解決を図るため、これらの訴え等に関して日本の裁判所が管轄権を有する場合等について定めることを主な内容とす...全文を見る
04月05日第196回国会 参議院 法務委員会 第6号
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○国務大臣(上川陽子君) おはようございます。  ただいま御質問いただいた出入国管理の重要性ということでございますが、まさに二〇一九年の大阪を始めとして全国各都市でG20が行われ、また二〇二〇年に東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催されるわけでありまして、テロの未然防...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 先ほど委員御指摘のとおり、この無戸籍の問題というのは個人の尊厳に関わる大変重要な問題であるというふうに思っております。  無戸籍の状態になっている方々に対しまして、行政の現場での対応、これは非常に重要な位置付けにございます。先ほどのように、なかなか御自...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) お尋ねの人身保護請求がなされている個別の事案ということでございまして、現在も係属中のものであるということでございます。その事案につきまして、法務大臣として所見を述べることにつきましては差し控えさせていただきます。  一般論ということで、ハーグ条約の実施...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) この手紙については承知をしているところでございます。今回、初めて受けたものでございます。
○国務大臣(上川陽子君) この親の離婚を契機に子供の面会交流権あるいは養育に係る離婚時の双方の取決めというのは非常に大事なことだというふうに思います。  今、強制的に面会交流をというような形ではできませんけれども、離婚時にそのことを積極的に面会交流や養育について双方でしっかりと...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) まず、子供ということで、大変子供の問題というのは、かけがえのない私たちの国にとっての宝でございますので、この重要な存在である子供の問題について真っ正面から取り組んでいく必要があるというふうに思っております。  父母が離婚した後であっても子供にとっては親...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 多くの上場企業の定時株主総会の開催日が六月末に集中していることについては、これによりまして、会計監査人が質の高い会計監査を行うのに十分な期間を確保することが難しくなっているという指摘や、機関投資家が議案等を検討するための期間が十分に確保されていないという...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 定時株主総会の開催日、これをいつとするかは、会社法上は、決算日から当然に定まるものではなく、各企業における株主の状況や監査の実情を踏まえた自主的な判断に委ねられるものでございます。  また、法務省におきましては、本年三月に、三月決算の上場会社が定時株主...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 委員御指摘のように、婚姻を考えている当事者の双方が同じ氏を変えたくないという理由で、法律婚をすること、これを断念し事実婚にとどまっている方がいらっしゃるということについては、こうした御指摘、重く受け止めております。  もっとも、選択的夫婦別氏制度の導入...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 未成年者に対しまして契約等の取消し権が付与されているということにつきましては、民法上、成年者と未成年者との最も重要な差異の一つでございます。したがいまして、お尋ねの未成年者取消し権による保護から外す理由でございますが、それは成年年齢を引き下げる理由にほか...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) これまで、政府におきましては、平成二十一年の法制審議会の答申で指摘されました若年者の自立を促すための施策や、また消費者被害の拡大のおそれ等の問題点の解決に資する施策といたしまして、消費者教育の充実を始めとする様々な施策に取り組んできたところでございます。...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 委員御指摘のように、成年年齢の引下げのための条件が満たされたかどうかということの判断をするための会議という意味におきましては、日弁連や消費者関係団体が参加した会議を開催したことはございません。  政府といたしましては、成年年齢引き下げる上での環境整備に...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) この再犯防止推進法並びに再犯防止推進計画につきましては、この間、様々な現場の声、またその中で、特に再犯のリスクとして刑務所出所者等の不安定な就労、これがあるということで、この問題につきましては、再犯防止推進計画におきましても、これは五つの基本方針、さらに...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 婚姻を考えている当事者の双方が、共に氏を変えたくないという理由で法律婚をすることを断念し事実婚にとどまっている方がいらっしゃるということにつきましては、今、世論調査も含めまして様々な御意見があるというふうに受け止めているところでございます。また、いろんな...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 法務大臣の諮問機関であります法制審議会の民法部会身分法小委員会は、平成三年一月に民法の婚姻に関する規定の見直しに着手をいたしまして、法制審議会は、平成八年二月に選択的夫婦別氏制度を導入すること等を内容とする民法の一部を改正する法律案要綱を答申したというと...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 先ほども申し上げたところでございます選択的夫婦別氏制度、この導入につきましては法制審議会でもそのような答申をなされたところでございますが、この問題につきましては我が国の家族の在り方に関する大変重要な課題であるということでございまして、国民の大方の御理解を...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 東日本大震災によりまして多くの人々が今なお避難を余儀なくされているところでございます。その避難していらっしゃる子供に対して深刻ないじめが発生したり、また、原子力発電所事故に伴う、委員御指摘のような風評に基づく差別的取扱い等の東日本大震災に起因する人権上の...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 委員御指摘の、卑属のまさに卑という文字が持つ一般的な意義、あるいはその文字が一般の国民に与える印象などを踏まえると、卑属は用語として適切ではないという議員の問題意識につきましては十分に理解をするところでございます。民法は民事の基本法でございます。そこで用...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 嫡出でない子という用語につきましては、御指摘の勧告があったことにつきましては承知をしておりますが、嫡出でない子という用語は、これはあくまで法律上の婚姻関係にない男女の間に出生した子を意味するものとして用いられるものでありまして、差別的な意味合いを含むもの...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 裁判所職員定員法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明いたします。  この法律案は、下級裁判所における事件の適正かつ迅速な処理を図るため、判事の員数を増加する等の措置を講ずるとともに、裁判所の事務を合理化し及び効率化することに伴い、裁判官以外...全文を見る
04月06日第196回国会 衆議院 法務委員会 第7号
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○上川国務大臣 委員御指摘のとおり、法律案により、人事訴訟事件などの国際裁判管轄、この規定の整備によりまして、我が国の裁判所への訴えの提起等をちゅうちょしていた外国籍の方にとりましても、我が国の裁判手続が利用しやすいものになる、そうした効果があるというふうに考えます。  もっと...全文を見る
○上川国務大臣 委員御指摘のとおり、まず、この法律案でございますが、外国裁判所の家事事件におきまして確定した裁判につきましては、その性質に反しない限り、民事事件についての外国裁判所の確定判決の効力に関する民事訴訟法第百十八条の規定を準用するということでございます。  一般に、国...全文を見る
○上川国務大臣 相互保証の必要性につきまして、委員のお考えにつきましては、そうした意見もあるということで承知をしているところでございますが、先ほど刑事局長が答弁したとおりでございまして、外国裁判所の家事事件につきましての裁判も民事事件の判決も、いずれも国家の司法権の行使として行わ...全文を見る
○上川国務大臣 財産権上の訴えにつきましての国際裁判管轄の競合の問題ということで一連の御質問がございましたし、また、委員の実体験を踏まえましての問題提起及び意見提起ということで受けとめさせていただきました。  今回の改正につきましては、国際的訴訟競合に対応するために明文の規定は...全文を見る
○上川国務大臣 この間の一連の御質問と、また同時に、公文書の刑事裁判記録につきましてのさまざまな視点からの御指摘ということについては、大変大事な視点であるというふうに考えております。  今、フローチャートがございましたけれども、あのフローチャートも含めまして委員御自身でおつくり...全文を見る
○上川国務大臣 委員からの御質問でございますが、防衛省におきましてただいま一連の経緯を調査されていると承知をしておりますので、防衛省の文書管理に係る事案につきまして法務大臣として所感を述べることにつきましては差し控えさせていただきたいというふうに思います。  先ほど委員から初代...全文を見る
○上川国務大臣 先ほど申し上げたとおり、公文書の重要性につきましては申すまでもないことでございます。民主主義の基盤となる大変重要な知的資源でございまして、この適正な管理、そしてその運用、これにつきましては徹底していくこと、そして、それを通して国の信頼をいただきながら、法の支配に基...全文を見る
○上川国務大臣 ただいま御指摘の緊急管轄の規律を設けるべきか否かにつきましては、今後も引き続き、その運用状況を見ながら慎重に検討してまいりたいというふうに思います。
04月10日第196回国会 参議院 法務委員会 第7号
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○国務大臣(上川陽子君) 委員御指摘の事案ということでございますが、周囲にいた女性の看護師の方々がとっさの機転で土俵に駆け上がって救命措置を施したということでございまして、まさに人命を最優先した行動であるというふうに思っております。これに対しましての、日本相撲協会から、人命に関わ...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 委員からも法務省への通告なしということでございまして、お答えにつきましてはなかなか難しいところでございます。裁判官の活動につきましてということでもございますので、大臣としてお答えするということはなかなか難しいことでございます。  それを、その上でちょっ...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) ただいま当局から御答弁をしたスケジュールに沿いまして、IT化のフェーズも、それぞれ切実さとか重要性とか、また技術的な部分の検討とかいろんな部分で検討しなければならないわけでありますが、委員御指摘のように、裁判体の中で裁判員裁判が行われるということでありま...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) ただいま、事前通告をいただかないところではございますけれども、大変貴重な問題提起をしていただいたというふうに思っております。  個別の裁判官の活動につきましては、お答えにつきましては差し控えさせていただきたいと申します。  裁判官は、一般論として申し...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 国民審査制度について規定する憲法七十九条二項に関するお尋ねでございますが、法務省の所管を離れて憲法の規定の解釈やその在り方を一般的に問うものでございまして、法務大臣としてお答えする立場にはございません。  一般的に、最高裁判所裁判官につきましては、内閣...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 先ほど申し上げたとおりでございますが、最高裁判所の裁判官につきましては、内閣におきまして、裁判所法四十一条一項で定める任命資格のある者の中で、それまでのキャリアや、また人格、識見等に照らしてふさわしい者を最高裁判所長官の意見も踏まえつつ総合的に判断をし、...全文を見る
04月12日第196回国会 参議院 法務委員会 第8号
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○国務大臣(上川陽子君) 四月十日のやり取りにつきまして、ただいま真山委員からその要約ということで御指摘をいただきました。  先回の答弁におきまして、御指摘の緊急な救命救急措置ということでございます。これに対しましての一連の日本相撲協会の対応につきまして、そのことに関して私自身...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 先ほども答弁したとおりでございまして、一般的に申し上げるわけでございますが、不当な差別的取扱いにつきましては、いかなる者に対しましてもあってはならないというふうに考えております。
○国務大臣(上川陽子君) ただいま委員御指摘がございました性犯罪の被害者の方々につきましては、その被害の性質上、なかなか支援を求めることが難しい、また被害が潜在化しやすいと、こうした性犯罪被害の特性があるわけでございます。それゆえに、性犯罪の被害の実情や、また事案の実態をしっかり...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) まず、しっかりとしたデータを把握をし、そしてそれを公表していくということについては大変重要なことだというふうに思っております。  法務省におきまして、毎年八月をめどに、前年一年間に全国の検察庁で取り扱われました刑事事件に関する統計報告、これを集計、整理...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) こうした一連の調査、また被害を受けた方からの生の声を聞き、そして三年後の見直しに向けてしっかりと対応していく、附帯決議に指示していただきましたことにつきましてはしっかりと対応してまいりたいというふうに思っております。  今委員御指摘の点につきましても大...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 私も、林陽子さんが国連の女性差別撤廃委員会の委員長、またその後、様々な活動をしていらっしゃるということについては、いろいろ御意見も直接承っているところでございます。  日本も今、女性の活躍推進ということにつきまして政府一体となって取り組んでいるところで...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 立法府であるこの法務委員会の中で、ただいま真山委員からも様々な御指摘もございましたし、また石井委員からも御指摘がございました。不当な差別的取扱いにつきましては、いかなる者に対しましてもあってはならないということでございます。  先ほども申し上げたとおり...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) はい。  女性の人権につきましては、法務省の中でも強調事項の大変大きな要素としてこの間取り組んできたところでございます。様々な性犯罪、性暴力、様々な今課題、緊急の課題もございますので、そうした生の声、しっかりと聞き、傾けながら、今ある制度を更にどのよう...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) はい。  先ほど人権擁護局長、御答弁したとおりでございますが、法務省の人権擁護機関、今後とも、名誉毀損やプライバシー侵害に当たる情報の削除をプロバイダーに要請するなどして被害の救済に努めるとともに、引き続き、各種人権の啓発活動、これによりまして、ヘイト...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 委員から、私が四月五日の法務委員会におきまして、選択的夫婦別氏制度の導入に対しまして、国民の大方の御理解を得て行うことが必要であるというふうに答弁を申し上げたところでございますが、選択的夫婦別氏制度の導入につきましては、我が国の家族の在り方に関わる重要な...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 婚姻を考えている当事者の双方が共に氏を変えたくないという理由で法律婚をすることを断念をし、事実婚にとどまっている方がいらっしゃるということについて御指摘がございました。重く受け止めているところでございます。  もっとも、氏の問題を含めまして、婚姻制度の...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 新たな被害者を生まない、また安全、安心な社会を実現するためには犯罪をした者等の再犯防止が特に重要でありまして、法務省におきましても重要施策の一つということで位置付けているところでございます。  昨年十二月、閣議決定をいたしました再犯防止推進計画、ここに...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) まず、法テラスにおきましての司法ソーシャルワークにつきましては、福祉機関等と連携をして高齢者や障害者の方々の潜在的な問題について総合的な解決を図ろうとする、そうした取組でございます。  もっとも、自らが抱える問題を解決するための支援を自発的に求めること...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 委員御指摘のとおり、支援を必要とする方々に対しまして、専門的知見を有する者が相互に連携をし、総合的な問題解決に当たるということは非常に重要かつ有用な取組であるというふうに認識をしております。  法務省におきましては、関連する課題への対応に当たりまして、...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 人事訴訟法等の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  この法律案は、国際的な要素を有する人事に関する訴え及び家事事件の適正かつ迅速な解決を図るため、これらの訴え等に関して日本の裁判所が管轄権を有する場合等について定めることを主...全文を見る
04月13日第196回国会 衆議院 法務委員会 第8号
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○上川国務大臣 おはようございます。  新たな被害者を生まない、また安全、安心な社会を実現するためには、犯罪をした者等の再犯防止が特に重要であります。法務省におきましても重要施策の一つと認識をしております。  再犯防止施策を効果的に推進するためには、犯罪をした者等に対しまして...全文を見る
○上川国務大臣 委員御指摘のとおり、本年四月一日に鳥取県で全国初の地方再犯防止推進計画が策定されたということでございます。  再犯防止推進法におきましては、国のみならず、地方公共団体も再犯防止施策の実施主体と位置づけるとともに、地方公共団体に地方再犯防止推進計画を策定する努力義...全文を見る
○上川国務大臣 公文書の問題につきまして、私の取組の一端のところを文書を通して読み上げていただきまして、また新たな気持ちを持っているところでございます。  行政文書につきましては、健全な民主主義、この根幹を支える国民共有の知的資源でございます。これは、主権者である国民の皆さんに...全文を見る
○上川国務大臣 行政文書の作成につきましては、日常の行政業務の中で発生するものでございます。とりわけ現場、特に職員一人一人が、その自覚とその意思をしっかり持ってまず作成をするということ、そして、この基本的な一連のプロセスそのものがしっかりと運用できるようにしていくということ、これ...全文を見る
○上川国務大臣 今回、逃走事故が起きたことに対しまして、まことに遺憾であるというふうに思っております。いまだ身柄の確保に至っていないということでございます。長い間、地域住民の皆様を始めとして、国民の皆様に対しまして多大な御心配、御迷惑をおかけしているということにつきまして、心から...全文を見る
○上川国務大臣 子供がさまざまな厳しい状況に置かれたときに、その直後から傷を抱えながら過ごすわけでありますので、なるべく早い段階において、しかも信頼のある体制の中でその心とそして体についてケアをしていく、そのスタートを切るというのは非常に大事なことだと思います。  その意味で、...全文を見る
○上川国務大臣 今委員から御指摘がございました児童虐待防止対策に関する関係府省庁連絡会議、この参加メンバーとして、法務省、警察庁、厚生労働省、まさにこの三者が入っているわけでありますが、昨年の六月以降、幹事会、これを二回ほど開催して、その中で、児童の心理的負担等に配慮した代表者に...全文を見る
○上川国務大臣 男女平等の理念に基づきまして、女性と男性がみずからの個性を発揮して生き生きと充実した生活を送ることができる社会、この実現が重要である。職場におきまして、女性と男性が生き生きと働くことのできる環境づくり、これも重要でございます。  セクシュアルハラスメント、いわゆ...全文を見る
○上川国務大臣 職場におきましてのセクハラ事案につきまして、先ほど私申し上げたとおり、重要な、女性への人権侵害であるということで、法務省におきましても、こうした認識に基づきまして、さまざまな人権相談に応じまして、また、人権侵害による被害申告を受けた場合には丁寧に調査を行うとともに...全文を見る
○上川国務大臣 刑事訴追の対象となる行為、これが国家賠償請求訴訟の対象となるような場合について、先ほど委員からも幾つかのケースという形で御指摘がございまして、いろいろなケースが想定されるということでございますが、仮定の設例につきましてお答えすることについてはなかなか難しいというこ...全文を見る
○上川国務大臣 裁判官を含めまして、裁判所の人的な体制の充実ということについては、司法権を担う裁判所が事件を適正かつ迅速に処理をするという意味で、大変不可欠な要素でございます。  委員からも先取りして御指摘あったところではございますが、裁判官の定員も含めまして、今後の裁判所の人...全文を見る
○上川国務大臣 行政文書、公文書の重要性につきましては、これは大変大事な問題でございます。  健全な民主主義、この根幹を支える国民共有の知的資源でございますし、これは主権者である国民が主体的に利用し得るものでございます。行政機関が、行政文書の適正な作成、そして整理、保存等を通じ...全文を見る
○上川国務大臣 犯人でない人を処罰をするということは、あってはならないことだというふうに認識しております。
○上川国務大臣 犯人でない方を処罰するような事態がどのような原因で生じるのかということについて、いろいろな原因があろうかと思いますので、一概に申し上げることはできないわけでありますが、過去の無罪事件の検討などにおきましては、客観証拠の吟味が不十分であったこと、また自白の信用性に対...全文を見る
○上川国務大臣 委員御指摘の、個別の事件につきましていわゆる第三者機関が裁判所による誤判の原因究明等をする制度につきましては、憲法上認められた裁判官の職権行使の独立性の観点から問題がないかどうか、慎重な検討が必要であるというふうに考えます。  また、刑事事件の記録、証拠には、関...全文を見る
○上川国務大臣 冤罪、犯人でない方を処罰するということについては、あってはならないことだというふうに考えております。  検察当局におきましても、先ほど申し上げましたとおり、検察改革について不断に行っているところでございまして、無罪判決や再審無罪判決があった場合には、当該事件に関...全文を見る
○上川国務大臣 今回の逃走事故につきましては、開放型の処遇を進めている施設の中で起きたということでございまして、まことに遺憾であるというふうに思っております。  まだ身柄の確保に至っていないということでございまして、地域の住民の皆様におかれましても、また特にお子さんを抱えている...全文を見る
○上川国務大臣 商法及び国際海上物品運送法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  この法律案は、商法制定以来の社会経済情勢の変化や、海商法制に関する世界的な動向への対応を図るとともに、利用者にわかりやすい法制とする観点から、商法及び国際海上物品運送法...全文を見る
04月17日第196回国会 参議院 法務委員会 第9号
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○国務大臣(上川陽子君) 国際裁判管轄法制は、自国の裁判所の管轄権がいかなる範囲に及ぶかを定めるものでありまして、各国がその国内法において規定することができ、現にそのような取扱いをしている国が少なからず存在しているというものと認識しております。  例えば、ドイツ、フランス、韓国...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 本法律案によりまして、人事訴訟事件などの国際裁判管轄、この規定が整備されることによりまして、我が国の裁判所への訴えの提起等をためらっていた外国籍の方にとりましても、我が国の裁判手続が利用しやすいものになるという効果があるというふうに考えております。外国籍...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 子の監護に関する処分審判事件のような子の身分関係に関する事件におきまして、子の利益にかなった内容の審判を適切に行うためには、子の生活状況等や子の意思についての十分かつ丁寧な調査をするということが重要であるというふうに認識をしております。  この法律案に...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) まず、国籍を問わずということでございますが、被告人や当事者の権利、これを保障し、適正かつ迅速な裁判等を実現するために、有能な通訳人も含めまして、そのコミュニケーションの対応というのは非常に重要なことでありますし、また正確な通訳ということにつきましても大変...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 現行の民法でございますが、生殖補助医療によって子が生まれることが想定されていないものでございます。生殖補助医療によりまして生まれた子の親子法制がどうあるべきかの検討ということでありますが、生殖補助医療としてどのような医療行為が許されるのかという行為規制に...全文を見る
04月18日第196回国会 衆議院 法務委員会 第9号
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○上川国務大臣 おはようございます。  商法のうち運送、海商法制に関する部分につきましては、条約の批准に伴い、国際海上物品運送法等の特別法が制定、改正された以外は、明治三十二年の商法制定以来、実質的な見直しがほとんどされてきませんでした。  また、商法におきましては、片仮名文...全文を見る
○上川国務大臣 商法のうちの運送、海商法制に関する部分につきましては、条約の批准に伴いまして国際海上物品運送法等の特別法が制定、改正された以外には、明治三十二年のまさに商法制定以来、実質的な見直しがほとんどなされていない、大変大きな改正でございます。  また、商法におきましては...全文を見る
○上川国務大臣 委員御指摘の社会経済情勢の変化ということでありますが、具体的には、商法制定時には想定されていなかった航空運送や、また、一つの運送契約で陸上運送や海上運送など異なる種類の運送をする複合運送という新たな運送形態の普及、また運送される危険物の多様化、あるいは情報伝達の手...全文を見る
○上川国務大臣 商法分野におきましては、これまで、特に会社関係につきまして、企業を取り巻く環境の変化等に伴う喫緊の課題が多くございました。そのために、幾度も大きな改正がなされてきたわけでございます。また、保険関係につきましては、平成二十年に全面的な改正をされました。  これに対...全文を見る
○上川国務大臣 商法につきましては、これまで、平成十七年の会社法制定の際に第一編総則の規定や第二編商行為のうち通則的な規定を現代語化したほか、平成二十年の保険法の制定によりまして保険関係の規定を現代語化したところでございます。今回の改正は、これらに続きまして、片仮名文語体で表記さ...全文を見る
○上川国務大臣 ただいま御質問がございました四月十七日、昨日でありますけれども、法務大臣の記者会見におきまして、公文書管理、電子決裁推進に関するプロジェクトチームを立ち上げたところでございます。  まず、行政文書につきましては、健全な民主主義の根幹を支える国民共有の知的資源であ...全文を見る
○上川国務大臣 まず、この検討会は立ち上げたばかりでございまして、三つのテーマということでございますけれども、先ほど申し上げたように、法律あるいは制度そのものは絶えず運用をしてこそ初めて意味があるということでございますので、いろいろな角度から検討をしてまいりたいというふうに思って...全文を見る
○上川国務大臣 御指摘の受賞スピーチにつきまして、朝日新聞社のホームページに掲載されているということで委員からも御紹介がございました。私も読ませていただきました。  個別のスピーチの内容ということでございますので、法務大臣として所感を述べるということについては差し控えさせていた...全文を見る
○上川国務大臣 御指摘の件に関して、今、財務省の方が調査方法等につきまして検討しているということでございますが、詳細につきまして十分把握していない上、本件につきましては財務省において対応する事柄であるということでございますので、法務大臣としてコメントすることにつきましては差し控え...全文を見る
○上川国務大臣 一連の御質問ということで、お尋ねのデモ活動に対しての警備ということでの御質問でございました。法務大臣としてお答えをする立場にはないということでございまして、御理解をいただきたいというふうに思います。
○上川国務大臣 お尋ねの、今、一連のお尋ねでございます、その中での御質問ということでございまして、法務大臣として、このデモ活動に対する警備等につきましてお答えをする立場にないということでございます。御理解をいただきたいというふうに思います。
04月24日第196回国会 衆議院 本会議 第21号
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○国務大臣(上川陽子君) 民法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  この法律案は、公職選挙法の定める選挙権年齢が満二十年以上から満十八年以上に改められたことなどの社会経済情勢の変化に鑑み、民法が定める成年となる年齢の引下げ等を行うものであります。 ...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 大塚拓議員にお答え申し上げます。  まず、民法の成年年齢を十八歳に引き下げる理由とその意義、また、少年法が今回の改正の対象に含まれていない理由についてお尋ねがありました。  若年者の積極的な社会参加を促すという観点から、十八歳、十九歳の者に国民投票法...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 國重徹議員にお答え申し上げます。  まず、成年年齢を引き下げる積極的意義や、民法改正によりいかなる社会を目指すのか等についてお尋ねがありました。  少子高齢化が急速に進む我が国においては、将来の国づくりの中心である若年者に早期に社会に参加してもらい、...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 串田誠一議員にお答え申し上げます。  現行法のもとで作成された、成年に達するまで養育費を支払う旨の合意書の取扱いについてお尋ねがありました。  お尋ねのような合意書の取扱いについては、最終的には裁判所の判断によることになりますが、一般論として申し上げ...全文を見る
05月07日第196回国会 参議院 決算委員会 第4号
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○国務大臣(上川陽子君) 冒頭、大変重要な決算委員会の時間を、間に合うことができませんで、大変申し訳ございませんでした。心から深くおわびを申し上げます。     ─────────────
○国務大臣(上川陽子君) 冒頭、改めまして、参議院の大事な決算委員会の場に遅参をいたしまして、審議を遅延をさせ、また、委員長を始め理事、委員の先生方、また外務大臣、そして防衛大臣を始めとして関係の皆様に大変御迷惑をお掛けしたことを深くおわびを申し上げます。法務省といたしましても、...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 少子高齢化に伴いまして我が国の人口が減少をしていくということにつきましては、国民生活に深刻かつ重大な影響をもたらすものというふうに認識をしているところでございます。また、こうした減少につきましては、特に地方の過疎化の加速化に拍車を掛けている状況でもござい...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 技能実習生の失踪者数ということで、増加傾向にあるわけでございますが、この失踪自体、技能等の修得という本来の目的を達成できないという意味で、技能実習生本人にとっても、また制度趣旨を達成できていないという意味でも、日本社会にとりましてもゆゆしき問題であります...全文を見る
05月09日第196回国会 衆議院 法務委員会 第10号
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○上川国務大臣 まず冒頭、四月の八日に松山刑務所大井造船作業場から逃走した受刑者が、四月三十日逮捕されました。  大井造船場があります愛媛県の今治市、また、逃走過程の中で長期間潜伏していた広島県尾道市、そして、とりわけ向島の皆様、地域住民の皆様や、また企業、学校関係者を始めとし...全文を見る
○上川国務大臣 セクハラ問題に関しまして、委員御指摘のとおり、いわゆるミー・トゥー運動、これが世界の中で大きく広がり、また、そうした認識につきましても、昨今、日本の中でも認識されつつあるという状況であるというふうに承知をしております。  セクハラの被害に遭った方々が、その被害に...全文を見る
○上川国務大臣 女性と男性がみずからの個性を発揮して生き生きと充実した生活を送ることができる社会の実現、これは大変重要なことでありまして、職場におきましての環境整備、これにつきましても大変大事であるというふうに思っております。  セクハラに関しましては、先ほど来のお話のとおり、...全文を見る
○上川国務大臣 委員御紹介をいただきましたとおり、諸外国におきましては裁判手続のIT化が進められております。アメリカ、シンガポール、韓国におきましては、IT化した裁判手続等の運用が広く普及し、また定着していると言われておりまして、これらの国々では、書面や証拠の提出をオンラインです...全文を見る
○上川国務大臣 ちょっとお答えの前に、先ほどの答弁の中で数字について、私、言い間違えましたので、訂正をして、おわびを申し上げます。  平成八年の、一九九六年と申し上げるべきところを九八年と申した点が一点と、督促オンライン申立ての件数を九万件以上とすべきところを五万件とどうも言っ...全文を見る
○上川国務大臣 検討の期限ということでございますが、五月一日、二日と現地に視察に行かせていただきました。その折には、心からの、不安と御迷惑をかけたことに対して、大変平穏な、特に向島の島の皆様については、大変緊張した状態の中で二十三日間が過ぎたということでありまして、大変な御迷惑を...全文を見る
○上川国務大臣 まず、森林経営管理法案につきましては、農水省が所管する法案でございます。その意味で、法務大臣として答弁をする立場にはございません。  その上で、一般論として申し上げるわけでございますが、私ども法務省の訟務局で実施している予防司法支援というものは、各府省庁の施策に...全文を見る
○上川国務大臣 予防司法支援ということで私どもの訟務局が今実施しているわけでございますけれども、これはあくまで当該府省庁からの照会に対しまして法的問題について助言をする業務であるという認識をしているところでございます。  あくまで法案の立案につきましては、所管する府省庁において...全文を見る
○上川国務大臣 私どもの機能というのは、支援機能ということでございます。  お尋ねの今の法案に関しての答弁ということになりますけれども、これにつきまして、現在法案が成立している段階でございます。お尋ねの件について、私のこの立場で、法務大臣としての答弁ということにつきましては、そ...全文を見る
○上川国務大臣 技能実習生が介護福祉士の資格を取得した後に在留資格「介護」での在留が認められるべきではないか、こうした御要望が介護業界等からも多く寄せられたところでございます。  このような状況を踏まえまして、昨年末に閣議決定されました新しい経済政策パッケージにおきまして、介護...全文を見る
○上川国務大臣 まず、EPAについてでありますけれども、二〇〇八年度から二〇一七年度までに、経済連携協定に基づきまして我が国が受け入れた介護福祉士候補者の累計でありますが、三千五百二十九名であります。これらのうち、介護福祉士試験に合格した人数は七百十九人であると承知をしております...全文を見る
○上川国務大臣 御指摘がございました三年前の私の答弁ということでございまして、矯正施設における医療体制の整備にかかわるものであるところでございますが、矯正施設と入管収容施設との間では行政目的が異なるわけでございますが、いずれにありましても、法令に基づく強制的な措置として身柄を拘束...全文を見る
○上川国務大臣 入管施設でございますが、入管の収容施設に収容されました方々の処遇のあり方につきましては、被収容者処遇規則という規則によって定められているところでございます。地方入国管理局長等は、新たに収容される者につきましては医師の健康診断を受けさせる、また、被収容者が病気にかか...全文を見る
○上川国務大臣 先ほどの御質問に対しても申し上げたところでございまして、行政目的は異なるわけでございますけれども、法令に基づきまして強制的な措置として身柄を拘束する国の責任におきまして被収容者の健康管理及び衛生管理が適切に行われるものという考え方については、矯正施設と同じであると...全文を見る
○上川国務大臣 入管の収容施設におきまして、国が身柄を拘束するという、国の責任のもとで被収容者の健康管理及び衛生管理が適切に行われなければいけないものというふうに先ほど答弁申し上げたとおりでございます。  先ほど来の御指摘のとおり、実は、入管収容施設における実情といたしまして、...全文を見る
○上川国務大臣 難民の認定の申請をされた方々が的確に難民の認定を受けられ、これは条約難民ということで手続がしっかりと決められたものでございますが、そうしたことで迅速に難民の認定ができるようにしていく。そのためにも、この申請の状況につきまして、体制も含めましてしっかりと取り組んでい...全文を見る
○上川国務大臣 民法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  この法律案は、公職選挙法の定める選挙権年齢が満二十年以上から満十八年以上に改められたことなどの社会経済情勢の変化に鑑み、民法が定める成年となる年齢の引下げ等を行うものであります。  その要...全文を見る
05月11日第196回国会 衆議院 法務委員会 第11号
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○上川国務大臣 おはようございます。  民法の成年年齢の引下げにつきましては、御指摘のとおり、十八歳、十九歳の者を独立の経済主体として位置づけ、経済取引の面で、いわば一人前の大人として扱うということを意味するものでございます。  成年年齢を引き下げた場合におきましては、十八歳...全文を見る
○上川国務大臣 先ほど民事局長が答弁をしたところでございますが、市民生活の基本法、民法の成年年齢でございますが、これは参政権に関する年齢とできる限り一致していることが望ましいというふうに考えられるわけでございます。  民法の成年年齢が二十歳、二十であるという現状につきましては、...全文を見る
○上川国務大臣 法務省といたしましては、成年年齢の引下げの法整備を行う時期につきまして、世論調査の結果として、国民の賛成意見につきましても一つの重要な考慮要素ではあるというふうに考えております。  しかし、それのみではなく、各種の環境整備の施策の効果等を総合的に考慮して判断され...全文を見る
○上川国務大臣 現時点におきまして、無条件で成年年齢の引下げに賛成する意見の割合が反対意見の割合を下回っているということは事実でございます。  しかし、若者を一人前の者として扱い、また社会参加の機会を与えるという大きな政策の流れにつきましては、平成十九年に日本国憲法の改正手続に...全文を見る
○上川国務大臣 民法の成年年齢の引下げでありますが、民法の成年年齢を参政権に関する年齢と一致をさせる、そして、十八歳以上の者を一人前の大人として扱うことにより、若年者に責任ある主体として、社会のさまざまな分野において積極的な役割を果たしてもらうということ、このことにつきましては一...全文を見る
○上川国務大臣 世論調査の結果ということで御質問がございましたけれども、無条件で成年年齢の引下げに賛成する意見の割合が反対をする意見の割合を下回っているということは事実でございます。  ただ、若者を一人前の者として扱い、社会参加の機会を与えるという大きな政策の流れ、特に、平成十...全文を見る
○上川国務大臣 民法の成年年齢の引下げにつきましては、社会経済生活上非常に大きな影響を及ぼす、そうした議論につながるものというふうに考えております。ゆえに、国会におきましても政治的な御議論を尽くしていくということが大変重要であるというふうに思っております。  この少年法の件につ...全文を見る
○上川国務大臣 今国会に提出されております消費者契約法の一部を改正する法律案につきましては、社会生活上の経験不足に着目をいたしまして、不安をあおる告知等に係る取消権を追加するものでございます。ゆえに、これまで未成年者であった年齢層以外の者も含めて、消費者被害の防止のための制度的な...全文を見る
○上川国務大臣 今委員御指摘のとおりでございまして、クレジットカード契約、また、消費者ローン契約につきましては、過剰な貸付けや過剰な与信を防止し、若年者が多重債務に陥ることを防止するということは非常に重要であるというふうに思っております。  貸金業法や割賦販売法上の制度的な対応...全文を見る
○上川国務大臣 民法の改正の、大変シンプルな改正事項ではございますが、そこに含められます影響につきましては大変大きなものがあるという意味で、いろいろな角度からの議論というのが大変重要であるというふうに思っております。  先生からの、今、精神医学的な観点からという御指摘がございま...全文を見る
○上川国務大臣 先ほど、御質問の初めのところで、内閣府の調査につきましての対象年齢について、十五歳から三十九歳ですか、こういう幅の広さということに驚かれたというお話がございました。  この年齢の区分というのは、確かに、法的な年齢と、そして社会的、あるいは意識の面での年齢というの...全文を見る
○上川国務大臣 委員御指摘のとおり、民法の成年年齢の引下げにつきましては、明治九年、太政官布告におきまして二十歳、二十と定められたところから数えますと約百四十年、この百四十年ぶりの改正になるわけでございます。  また、御指摘のとおり、民法が成年年齢としております年齢、二十歳、二...全文を見る
○上川国務大臣 今御指摘の、さまざまな世論調査等のこともございますけれども、成年年齢の引下げが議論されていることを聞いたことがないとか、あるいは議論の存在を聞いたことがあるが内容は知らないといった回答が、これは平成二十五年の時点ということでありますが、七五%前後となっていたところ...全文を見る
○上川国務大臣 御指摘のとおり、近年の消費者被害事案におきましては、成年に達した直後を狙われたものが多く見られる実態にございます。  先ほど来の御議論の中で、政府としての見解ということでありますが、消費者教育などの、消費者被害の拡大防止のための環境整備につきましては、この施策に...全文を見る
○上川国務大臣 端的に御質問いただきまして、大変失礼いたしましたが、民法第五条が規定する未成年者取消権、未成年者が法定代理人の同意なく行った法律行為につきましては、原則としてこれを取り消すことができるとするものでございます。未成年者の保護を図るためのものでございまして、未成年であ...全文を見る
○上川国務大臣 御指摘のとおり、民法の成年年齢を引き下げた場合におきましては、十八歳、十九歳の者が未成年であるということを理由として、締結した契約を取り消すことができなくなるというところでございます。  政府といたしまして、これまでも、消費者教育の充実など消費者被害の拡大を防止...全文を見る
○上川国務大臣 成年年齢の引下げの環境整備につきましての諸施策につきましては、今後も引き続きしっかりと取り組む必要があるというふうに考えておりまして、いずれにしても、その内容の周知等も含めまして大変大事であるというふうに思っております。  今後、消費者関連団体あるいは日弁連など...全文を見る
05月11日第196回国会 衆議院 本会議 第25号
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○国務大臣(上川陽子君) 尾辻かな子議員にお答え申し上げます。  民法の成年年齢の引下げに向けた消費者被害対策が実現されたと考える根拠についてお尋ねがありました。  これまで、政府としては、消費者被害の拡大を防止するために各種の施策に取り組んできました。  教育の面からは、...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 藤野保史議員にお答え申し上げます。  まず、十八歳になった若年者が未成年者取消権による保護を受けられないこととした理由につきましてお尋ねがありました。  今国会に提出している民法の一部を改正する法律案においては、公職選挙法の定める選挙権の年齢が満二十...全文を見る
05月15日第196回国会 参議院 法務委員会 第10号
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○国務大臣(上川陽子君) おはようございます。  四月八日に松山刑務所大井造船作業所から逃走いたしました受刑者につきましては、四月の三十日に身柄を拘束したところでございます。二十三日間にわたりまして逃走を続けました。そして、今委員からの御指摘のとおり、今治市から尾道市の向島、さ...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) はい。  四月の八日の事故発生以来、次の日、四月九日でありますけれども、この松山刑務所大井造船作業場からの逃走事故、この案件のみならず、開放的施設ということで今御紹介しただけでも四件あるわけでございますので、これを契機といたしまして、開放的施設における...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 委員の御指摘がございました三月に取りまとめられました裁判手続等のIT化検討会、この報告書におきましても、特に本人訴訟につきましてのIT支援、サポートということについて、明確にその取組について指示をされているところでございます。実施主体、また内容等につきま...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) まさに、内閣官房、この裁判手続等のIT化検討会、この報告書におきましては、民事裁判手続の全面IT化、これを目標とするということを目指しまして、実現段階に応じて三つのフェーズに分けまして、順次新たな運用を開始していくアプローチ、こうしたことを進めるべく指摘...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) はい。  まさに経済社会の国際化が進んでおります中におきまして、我が国の法制度が、社会における紛争の予防、また解決のための規範として有効に機能しておりまして、重要な日本法令の翻訳、さらにその国際的な発信は国際取引の円滑化に資するものであるとともに、日本...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 司法試験の受験資格ということを取ってみますと、法科大学院の課程を修了した者及び予備試験に合格した者に与えられることとしていることでございます。  法科大学院を中核とする現行の法曹養成制度、これにつきましては、法科大学院等における経済的、時間的負担、また...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 法曹養成制度につきましては、様々な分野で活躍をする非常に大事な人材でございます。その意味で、この改革の目標に掲げるということにつきましても、このプロセスとしての法曹養成制度の基本的な考え方、これは堅持しながらも、質、量共にしっかりと豊かな、そして時代に合...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 収容していらっしゃる方々の心身の状態につきまして、適切に医療的な対応策を施すことは大変重要なことでありまして、そのための体制についても十分なる体制ができるように日々努めているところでございますけれども、まだまだということでございまして、委員御指摘のように...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 技能実習生の問題につきましては、失踪者数、これが増加傾向にあるということでございまして、法務省としてもこうした事態を重く受け止めているところでございます。  昨年、新しい新制度が施行されまして、送り出し国との政府間の取決めによりまして、手数料等を不当に...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 平成三十年の四月十三日に、知的財産戦略本部・犯罪対策閣僚会議が行われて、この席におきまして、海賊版サイトに対するブロッキングにつきまして、今後、法的根拠を明確にするため、通信の秘密、知る権利との関係を含む法的論点について検討を行い、関係者の御理解を得つつ...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 委員御指摘のとおり、私は、四月十二日の法務委員会におきまして、選択的夫婦別氏制度の導入につきまして、我が国の家族の在り方に関わる重要な問題であることから社会的なコンセンサスを得た上で行う必要があるという答弁をしたところでございます。  この答弁につきま...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 私が、四月十二日におきましてのこの法務委員会で、選択的夫婦別氏制度の導入につきまして、社会的なコンセンサスを得た上で行う必要があると答弁をしたところでございます。このことにつきましては、国民の皆様が、大方の御理解を得て行うことというのが必要ではないかと、...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 先ほど入管局長から答弁をいたしましたとおり、様々な案件につきまして、今回の案件につきましても視察委員会において報告をし、また適切に判断していただくと、こうした流れになっているところでございます。  委員御指摘のとおり、平成二十五年六月に国連の拷問禁止委...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 商法及び国際海上物品運送法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  この法律案は、商法制定以来の社会経済情勢の変化や、海商法制に関する世界的な動向への対応を図るとともに、利用者に分かりやすい法制とする観点から、商法及び国際海上...全文を見る
05月16日第196回国会 衆議院 法務委員会 第13号
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○上川国務大臣 御指摘のとおり、十八歳、十九歳の者でございますが、いまだ成熟の過程にある者でございます。十八歳、十九歳の者を成年として扱うこととしても、若年者の自立を支援するための施策につきましては充実させる必要があるというふうに認識をしております。  平成二十一年十月の法制審...全文を見る
○上川国務大臣 昨日の参考人の先生方からの御意見も、そのような、一つの節目ではあるけれども、その前後につきましてもしっかりと、自立のための支援策については強力に進めていくべきという御指摘が多くあったところでございます。  若年者の自立支援のための支援策、自立のための施策につきま...全文を見る
○上川国務大臣 まさに、今委員御指摘のとおり、少年法の趣旨につきましては、少年の健全な育成を期し、性格の矯正を目的とするものでありまして、その可塑性に着目して、再非行防止と立ち直りに機能する、このことを目的とするものでございます。  今般の少年法の少年の上限年齢については、引下...全文を見る
○上川国務大臣 お尋ねのような世論調査を行うか否かにつきまして、現時点で未定でございますが、一般論として、世論調査の特徴というのがございまして、判断をし、回答していただくためには、適切な質問項目の設定、そしてその項目を裏打ちするようなさまざまな情報の提供、こういったものがトータル...全文を見る
○上川国務大臣 まず、政府が行ってきた消費者教育の施策がどのようなものがあるのかということについて、代表的なものについて御説明をさせていただきます。  まず、学校教育におきましては、平成二十年及び二十一年の学習指導要領の改訂によりまして、消費者教育、法教育、金融経済教育等の充実...全文を見る
○上川国務大臣 委員が今お示しされたデータにつきまして、国民生活センター等に寄せられる消費生活に関する相談件数、これもメルクマールの一つだというふうに思っております。減少しているという状況にはないということでありますが、今消費者庁から説明があったとおりでありまして、消費生活相談セ...全文を見る
○上川国務大臣 成年年齢の引下げに、消費者教育の充実は大変重要な施策になっているところでございます。  先ほど来、子供たちがその発達段階に応じて小さいころからルールを身につけていく、そして、その過程を経た上で消費者被害に遭わないための能力、力を身につけていく、また、被害に仮に遭...全文を見る
○上川国務大臣 成年年齢の引下げに当たりましては、さまざまな問題につきましての環境整備、そしてそのための施策が必要でございます。  そうした施策の推進に当たりまして、御指摘のとおり複数の府省庁にまたがる問題ということでございまして、相互に関連するものでもあるということでございま...全文を見る
○上川国務大臣 連絡会議におきましては、この成年年齢の引下げに伴う環境整備の推進という観点から、必要となる個別の施策の進捗管理等を省庁横断的な観点から取り組むということを目的としております。  取り上げるテーマにつきましては、今後必要に応じて追加することもあり得るというふうに考...全文を見る
○上川国務大臣 今回の民法の改正に当たりまして、少し紛らわしいところが、成人年齢の引下げとか成年年齢の引下げというのが混在しているなということについては、私もそのように思っております。  そこで、今お尋ねの件でございますが、成人を成年年齢に達した者という意味で用いる場合につきま...全文を見る
○上川国務大臣 今申し上げた、成人という定義を成年年齢に達した者という意味で用いる場合、これは民法の成年年齢ということでありますが、その場合には、改正後は、成人というのは二十から十八歳に達した者を指すことになるわけでございます。  成人についての考え方というのを一概に一つで定義...全文を見る
○上川国務大臣 先ほど少し厳密に申し上げたのは、成人というのはどういうことを意味しているのかという定義規定から例えば申し上げたわけでございますが、成人というものを成年年齢に達した者という意味で用いる場合ということでございますが、今までは成年年齢は二十でございましたので、今回は引き...全文を見る
○上川国務大臣 成人というものについての定義ということで、これは広辞苑のものでありますが、一としては、「幼い者が成長すること。また、その人。」という形が一、それから二点目としては、成人とは「成年に達すること。また、その人。おとな。現在、日本では男女とも満二〇歳以上をいう。」という...全文を見る
○上川国務大臣 先ほどの、冒頭からお答えを申し上げていることについては、いわゆる成人ということで、これにつきましては成年年齢に達した者という意味で用いる場合というふうに申し上げたところでございまして、成人の意味というのは文脈によるものでございまして、一概にはお答えすることがなかな...全文を見る
○上川国務大臣 この成人についての考え方ということについては、社会の中でさまざまな場面で、いろいろな形で使われているものだというふうに思います。  長い経緯の中で、先ほど申し上げたように成年年齢の改正という言い方もあるし、成人年齢の改正とおっしゃっていらっしゃる方もいるというこ...全文を見る
○上川国務大臣 成人の意味ということについては、先ほど来の話のとおり、いろいろな文脈の中で、社会の中で使われてきたものでございまして、一概に成年と成人を一つのイコールにするというようなことについては、成年を成人年齢に達した者という、そういう考え方というのが、先ほど定義として申し上...全文を見る
○上川国務大臣 今のさまざまな社会の中でも、成人式の実施につきましては、これは法律で定められているわけではございませんで、現在、地方自治体の御判断で行われているということでございます。  そのために、成年年齢が引き下げられた後にも、二十の者を対象として成人式を行うということは否...全文を見る
○上川国務大臣 委員御指摘のとおり、本法律案につきましては、民法の改正部分のみを考慮すれば、単独で契約をすることができる年齢及び親権の対象となる年齢を引き下げることを主な内容とするものでございます。  しかし、民法が成年年齢としている二十、二十歳は、民法以外の多数の法令におきま...全文を見る
○上川国務大臣 先ほど民事局長から答弁をした、内閣府が実施した世論調査、これは平成二十五年でありますけれども、成年年齢の引下げの議論の認知度につきましては、十八、十九歳の者のうち、引下げの議論がされていることを聞いたことがないとの回答が三割近いところでございます。また、議論の内容...全文を見る
○上川国務大臣 百四十年前の社会について、私たちは生きていたわけではございませんけれども、イメージの中では、平均寿命が今と比べると二分の一という人生の中で、それぞれの役割を一人一人が果たしている。そのことについては同じ。  人生百年時代であるし、また平均寿命も延びているというこ...全文を見る
○上川国務大臣 日本のこれからの社会のあり方にとって大切な、とりわけ若い世代の皆さんの活躍ということをいかに応援をしていくのかということについては、小さなときからの幼児教育あるいは小学校の教育、また小中高と、さまざまな形でそうしたことについて最大限の支援をしていくということが、こ...全文を見る
○上川国務大臣 地域というふうにあえて申し上げたのは、私の今までの経験の中で、例えば過疎地の子供たちの社会性の身につけ方というのは、多くの子供たちが学び合うという環境とは、必ずしもそういう状況にはないということでありまして、兄弟だけが同じ学校に通っているという地域もございます。 ...全文を見る
○上川国務大臣 西欧諸国におきましては、一九七〇年代前半ころに、成年年齢につきまして、二十一歳から十八歳に引き下げた国が多いと承知をしております。  その理由につきましては国ごとに異なるものと考えておりまして、若年層の成熟化が進んでいること、若年者の参加によりコミュニティー全体...全文を見る
○上川国務大臣 一九七〇年代の各国の議論、つまり、成年年齢を引き下げるということに伴ってのさまざまな議論が行われ、引き下げた国が多いわけでございますが、その背景として、選挙権年齢の引下げに関する議論の高まり、こういったことがその背景にあった国が少なくないというふうに考えております...全文を見る
○上川国務大臣 先ほど、一九七〇年代の成年年齢の引下げについての国際的なさまざまな御議論の高まりがあった、その背景として、選挙権年齢の引下げに関する議論、結果として、さらには成年年齢を引き下げた国があったということについて、申し上げたとおりであります。  その折にも、我が国にお...全文を見る
○上川国務大臣 現時点におきまして、無条件で成年年齢の引下げに賛成するという意見の割合につきましては、反対意見の割合を下回っているということは事実でございます。  しかし、若者を早期に一人前の者として扱い、社会への参加の機会を与えるという大きな政策の流れ、この大きな政策の流れが...全文を見る
○上川国務大臣 それぞれの国におきまして、成年年齢について引下げをする、そして何歳にそれを設定するのか、まさに国の将来にかかわることということでございますので、その意味で、国の中には、先ほど指摘もしましたけれども、徴兵制という国の存亡にかかわる部分についての、一人一人の個人の参加...全文を見る
○上川国務大臣 民法の成年年齢につきましては、大きく二つの意義として、一つ目としては、親権者の同意を得ないで単独で契約をすることができる年齢、そして二番目として、父母の親権に服さなくなる年齢、こうした意義があるのに対しまして、公職選挙法の選挙権年齢につきましては、何歳以上の者を国...全文を見る
○上川国務大臣 選挙権年齢の引下げに関する議論、これは国際的な高まりがあった、また、それぞれの国によってさまざまな背景を持ってこの問題について議論がなされ、そのうち多くの国々ではそのことについて結論を出したということだと思います。  先ほど申し上げたとおり、我が国におきましても...全文を見る
○上川国務大臣 国民の皆さんの意識、また若い皆さんの意識そのものを量的に判断をして何かということについては、いろいろな要素を考えなければいけないという点で同じ思いでありますが、十八歳、十九歳を対象として、公職選挙法が改正された後に投票行動をした後の世論調査ということを見てみますと...全文を見る
○上川国務大臣 成年年齢の引下げに伴いまして、社会全般にわたりましてさまざまな影響が出てくるということでございます。  きのうの参考人の御意見その他も含めましていろいろな御視点もあるということ、また、本日の委員の累次の御質問ということでございますけれども、さまざまなそうした離婚...全文を見る
○上川国務大臣 これまででございますが、入管収容施設におきまして死亡事案などが発生した場合におきましては、法務本省、地方入国管理官署の職員による調査を実施するとともに、特に医学的見地から外部の専門家に御意見を伺いながら、適切な調査を尽くしているということでございます。  その上...全文を見る
○上川国務大臣 被収容者の心身の健康の維持ということについて、医療面、心身の健康ということでありますので、その万全を尽くしていくということについては、そのための体制整備につきましても取り組んでまいりたいというふうに思っております。  先ほど、委員会の方からもさまざまな御提案があ...全文を見る
○上川国務大臣 御指摘の意見書ということでございますが、現行の児童福祉法上、児童養護施設等の児童福祉施設での措置や里親委託等が二十歳まで、二十まで延長することができるとされていることについて、成年年齢の引下げによりまして二十まで延長することができなくなるといった影響が生ずること、...全文を見る
○上川国務大臣 民法の成年年齢を引き下げることによりまして、不安定な生活基盤しか持たず、また、自立に困難を抱える十八歳、十九歳の者が困窮するおそれがあるということについて、自立を援助するための取組につきましては強化をする必要があるというふうに考えております。  また、参考人の御...全文を見る
○上川国務大臣 昨日参考人質疑が行われまして、議員の方から、ただいまのような御質問、成年年齢引下げに伴う問題点の解決に資する施策の実現がなされたかどうか、その効果が十分に発揮されたか、また、それが国民の意識としてあらわれたかということにつきまして質問をされました。参考人の方々から...全文を見る
05月17日第196回国会 参議院 法務委員会 第11号
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○国務大臣(上川陽子君) ただいま櫻井委員、お読み上げをいただきましたこの第一条第一項、まさに、「商人の営業、商行為その他商事については、他の法律に特別の定めがあるものを除くほか、この法律の定めるところによる。」ということでございますが、これは、商法が商事に関しての一般法であると...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 専門的な商取引について、なかなかふだんの日常の中でそうした商取引に関わっていない立場で見ますと、なかなか分かりにくいなというのが正直なところであります。  今回の商法の改正に伴いまして、まさに国民の生活に関わる大変重要なものでございますので、いかに国民...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 国民の皆様が様々な活動をするに際して、しっかりとルールに基づいて活動をするということは基本のものでございます。  その意味では、難しい法律を分かりやすくしっかりと御理解をしていただくことができるように、一つの提案としては、今先生がおっしゃったような提案...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) そもそも契約につきましては、「何人も、法令に特別の定めがある場合を除き、契約をするかどうかを自由に決定することができる。」との契約自由の原則、これが妥当するわけでございます。そして、この契約自由の原則の内容には、契約を締結するかしないかの自由や契約の相手...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 今回見直しを行いました新商法第二編第八章運送営業及び第三編海商の規定につきましては、委員御指摘のドローンを運送営業の規律の対象とするかどうかを含めまして、今後も必要に応じて社会経済の変化に対応していくこと、これが重要であると考えております。  法務省と...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 今、法務省を預からせていただいております立場で、この日本の法治国家の中で各法律が国民の皆様にしっかりと理解をしていただき、また、その下で適切に行動していただくことができるような環境をしっかりと整備をするということが重要であるというふうに強く感じているとこ...全文を見る
05月22日第196回国会 衆議院 本会議 第28号
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○国務大臣(上川陽子君) 森田俊和議員にお答え申し上げます。  本法律案に基づくカジノ行為と賭博罪との関係についてお尋ねがありました。  IR推進法の附帯決議においては、本法律案の立案に当たり、御指摘の、目的の公益性等多角的な観点から、刑法の賭博に関する法制との整合性が保たれ...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 遠山清彦議員にお答え申し上げます。  本法律案と賭博に関する法制との整合性についてお尋ねがありました。  御指摘の附帯決議におきましては、本法律案の立案に当たり、目的の公益性等多角的な観点から、刑法の賭博に関する法制との整合性が保たれることとなるよう...全文を見る
05月24日第196回国会 参議院 法務委員会 第12号
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○国務大臣(上川陽子君) おはようございます。  委員御指摘のとおり、昨年の十二月に再犯防止推進計画が閣議決定をされまして、五つの基本方針の下、七つの重点課題につきまして百十五の施策が盛り込まれたところでございます。国そして地方公共団体、また民間団体等がそれぞれの役割に応じて連...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 性犯罪に遭われた被害者の皆様につきましては、多大な精神的また身体的苦痛を受けているということでございまして、そのような被害に遭われた方々の心情に十分に配慮した再犯防止対策が必要であるというふうに考えております。  また、性犯罪者の再犯を効果的に防止する...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) この留学生に対する在留資格認定証明書、この審査におきまして、留学生の経費支弁能力の有無、これを確認をしているところでございます。留学生の本国と我が国との間には一般に相当な経済格差があることも踏まえまして、留学中の学費及び生活費等を補うために、学業に支障の...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 留学生の日本に受け入れるという大きな流れについては、私も委員と全く問題を一にしているところでございます。  どのような条件あるいはどのような状況、それぞれ地方も異なりますので、また現場の声もしっかりと聞かせていただきながら、この問題についてもしっかり考...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) ただいま御指摘をいただきました件につきましては、私、法務省の所掌をしておりますけれども、所掌外ということでございまして、内閣の一員という立場ではございますが、専ら法務大臣としてのしっかりとした所掌事項に邁進をするということで臨んでおりますので、お答えにつ...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) ただいまの御質問も同じでございますが、法務大臣として現在所掌事項について全力で取り組ませていただいているところでございます。今の御質問につきましては所掌外ということでございますし、お答えにつきましては、大変申し訳ございませんが、差し控えさせていただきます...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 外国から来る、そして日本で学ぶ、そうした体制につきましては、これから更にその留学生の受入れについて多くの皆様が期待をしているし、またそうした希望を持っている若い方たちが増えているということでございますので、その体制全般につきましてしっかりと検討してまいり...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 今、日本語の教育機関の中におきましては二つ類型がございまして、一つは学校法人として認定をされた機関もございます。また、一つは株式会社等で、まさに学校教育法の適用を受けないというところもございます。数が大変多くなっているし、また地方自治体におきましてのそう...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) これから外国人をどのように受け入れるかということについては、今の経済的な状況、また若い世代の皆さんのいろんなニーズ、地方の状況、様々な点でしっかりと対応していかなければならない、大変今日的であるし将来的な課題でもあるというふうに考えております。その点で、...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 先ほど答弁をさせていただきましたことと同様でございまして、御指摘の件につきましては法務省の所管外ということでございまして、お答えにつきましては差し控えさせていただきたいと存じます。  私は、行政文書のことについてちょっとお触れになられましたので、行政文...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 有田先生、委員からの御質問でございますが、御指摘の件につきましては、法務省の所管外の事項ということでございまして、私からは法務大臣としてお答えは差し控えさせていただきたいと存じます。
○国務大臣(上川陽子君) 御指摘のワーキンググループということで御質問がございました。  このワーキンググループでございますが、刑法一部改正法附則第九条に基づいて、同法施行後三年を目途として実施する性犯罪に関する総合的な施策検討に資するよう、省内の関係局等の連携を図りつつ、性犯...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 性犯罪に関する総合的な施策の検討に向けまして、性犯罪に関する罰則の運用状況等の把握は大変重要であると考えております。無罪となった事案、また不起訴処分となった事案につきましても調査をする必要があると考えております。  このような調査の具体的な在り方につき...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 法律婚主義を採用する現行制度の下におきましては、嫡出子と嫡出でない子との間には、民法上、嫡出子は父母の氏を称し、嫡出でない子は母の氏を称するなど、子の氏等に関して異なる取扱いがされております。そして、戸籍法上も、かかる民法の規定を受けまして、子が入籍すべ...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 女性と男性が自らの個性を発揮して生き生きと充実した生活を送ることができる社会を実現するためには職場における環境整備が重要でありまして、いわゆるマタニティーハラスメントなどの妊娠、出産等を理由とする不利益取扱いの問題やセクシュアルハラスメント、そのほか、働...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 配偶者間におきましても、暴行、脅迫を用いた性交が許されないということは当然であると認識をしております。配偶者間においても強制性交罪等が成立するところでございます。それを明示する規定を置くことにつきましては、むしろ配偶者以外の親密な関係におきましては強制性...全文を見る
05月25日第196回国会 衆議院 法務委員会 第16号
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○上川国務大臣 委員から累次にわたりまして、子供たちの、十五歳という、一つの考え方ということで、自立をしていくための教育について充実すべきだというお考えのもとでの御質問がございました。  一連の御質問に対して今まで答弁をしたとおりでございまして、政府といたしましては、消費者被害...全文を見る
○上川国務大臣 大変重要な御指摘を随時いただきまして、それぞれの施策に反映していくべく最大限の努力をしていくことを改めて申し上げたいと思います。  メリット、デメリットということでございますけれども、民法の成年年齢の引下げにつきましては、十八歳、十九歳の若者をいわば一人前の大人...全文を見る
○上川国務大臣 消費者契約法の一部を改正する法律案に対する附帯決議、二、三、四、いずれも大変重要な御指摘であるというふうに思っております。  これは、消費者庁におきまして法制化へ向けた検討が続けられるものというふうに承知をしておりますけれども、法務省といたしましても、こうした検...全文を見る
○上川国務大臣 環境整備の重要性につきましては、この成年年齢引下げの大変重要な要素ということでございまして、その実現のために、自立のための施策あるいは消費者教育のための施策、これを総合的に取り組んでいく、こうしたことについてこの間努力をしてきたところでございます。  代表的なも...全文を見る
○上川国務大臣 ただいま民事局長からの答弁にありましたように、この国民生活センター等に寄せられる消費生活に関する相談件数を一つの指標にしていくということについては、そのことについては一つの見識だというふうに思います。こうしたものからどういうものを読み込むかということだというふうに...全文を見る
○上川国務大臣 お出しいただきましたこのデータにつきましては、十八歳—十九歳と、二十—二十二歳の平均値ということでございますけれども、ここに大きな差があるということは、そこに、今委員御指摘のような未成年者の取消権が認められているという要素もあろうかというふうに思います。いろいろな...全文を見る
○上川国務大臣 まさに、この成年年齢の引下げ、二十から十八歳に引き下げるということ、そして、引下げに伴って若者の自己決定権を尊重するということ、このことにつきましては大変重要なことであるというふうに思っております。  特に、十八歳という年齢につきましては、進学また就職、人生の節...全文を見る
○上川国務大臣 民法の成年年齢の引下げ、二十から十八歳に引き下げるということにつきましては、十八歳、十九歳の若者を一人前の大人として扱うということを意味するわけでございまして、若年者の自己決定権を尊重するものであるということでございます。これは大きなメリットになるというふうに考え...全文を見る
○上川国務大臣 世論調査、また参考人の皆様からの意見陳述ということで、大変貴重な御示唆をいただいたものというふうに考えております。そうした御指摘、さまざまな御指摘がございましたので、そうしたことも踏まえて、この問題につきましても更に取り組んでまいりたいということを冒頭申し上げたい...全文を見る
○上川国務大臣 この成年年齢の引下げに該当する方たち、また同時に社会全体に、この制度の改正が徹底することができるように、しっかりと取り組んでまいります。
○上川国務大臣 民法が定める成年年齢を十八歳に引き下げる上では、消費者被害の拡大の防止などのための環境整備の充実、これにつきましては極めて重要であると考えております。  こうした環境整備につきましては、ただいま委員から御指摘のとおり、関係府省がばらばらで対応しているとするならば...全文を見る
○上川国務大臣 今回の法案におきましては、成年年齢の引下げをすることによって十八歳で一人前の大人として扱うこととしておりますが、これは、十八歳、十九歳の若年者が大人として完成されたことを意味するのではなく、いまだ成長の過程にあるものと考えております。  このような意味で、委員の...全文を見る
○上川国務大臣 成年年齢引下げを見据えた環境整備に関する関係府省庁連絡会議でございますが、工程表を作成した上で、平成三十四年四月一日までの施行日までの間、継続的に進捗管理を行っていくこととしております。連絡会議は、年に数回程度開催することを予定しております。また、そのもとで幹事会...全文を見る
○上川国務大臣 連絡会議の議事概要につきましては、法務省で作成をし、関係府省庁の確認を得た上で、法務省のホームページで公開することを予定しております。  なお、第一回の連絡会議の議事概要につきましては、今、確認作業を進めているところでございまして、できるだけ速やかに公開をしてい...全文を見る
○上川国務大臣 この連絡会議でございますが、法務大臣を議長とした上で、成年年齢の引下げの環境整備に向けた施策を所管する各府省庁の局長級職員を構成員とするとともに、その調整役として、内閣官房も参加し、関係府省庁の横串の連携体制を整えることとしております。このような体制によりまして、...全文を見る
○上川国務大臣 成年年齢を引き下げた場合の課題として、消費者の被害の拡大防止ということが極めて重要である。そのための政策として、消費生活相談の体制の充実ということについては、委員御指摘のとおり、極めて大事だというふうに考えております。
○上川国務大臣 消費者相談の件数等につきましては増加をしている中で、今回、民法の成年年齢が引き下げられるとともに、消費者被害の拡大につきましては、防止する施策が周知されることによりまして、十八歳、十九歳の若年者の消費者相談の件数が増加するということも見込まれるものでございます。 ...全文を見る
○上川国務大臣 今回、成年年齢を引き下げるという形に伴いまして、消費者被害の拡大の防止、極めて重要なことであり、そのために、若年者がどこに住んでいても質の高い相談また救済を受けられるように、また、気兼ねなく、身近であったところで相談できるようにしていく、そのためには、消費生活セン...全文を見る
○上川国務大臣 まさに、成年年齢の引下げに伴う消費者被害の拡大を防止する、これは極めて重要な施策でございまして、その意味では、現場、地方消費者行政の充実強化は、そのための基盤として極めて大事であるというふうに思っております。  連絡会議におきまして、各省庁の縦割りをなくし、横串...全文を見る
○上川国務大臣 少年による刑法犯の検挙人員につきましては、平成十六年から毎年減少をしております。少年人口当たりの検挙人員割合も低下傾向が続いている。  そのうち、重大犯罪における少年の検挙人員について見ますと、殺人については顕著な増減の傾向は見られないわけでございまして、強盗に...全文を見る
05月25日第196回国会 参議院 本会議 第22号
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○国務大臣(上川陽子君) 山添拓議員にお答え申し上げます。  まず、本法律案が十八歳、十九歳の未成年者取消し権を奪う代償措置となるのかについてお尋ねがありました。  成年年齢を引き下げた場合には、十八歳、十九歳の者は未成年者取消し権による保護を受けることができなくなります。そ...全文を見る
05月30日第196回国会 参議院 本会議 第23号
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○国務大臣(上川陽子君) 民法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  この法律案は、公職選挙法の定める選挙権年齢が満二十年以上から満十八年以上に改められたことなどの社会経済情勢の変化に鑑み、民法が定める成年となる年齢の引下げ等を行うものであります。 ...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 若松謙維議員にお答え申し上げます。  まず、法改正の意義と見直しに向けた決意についてお尋ねがありました。  成年年齢の引下げについては、御指摘のような幾つかの課題が提起されてきました。  選挙権年齢と成年年齢とが一致していないことや、現行の成年年齢...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 石上俊雄議員にお答え申し上げます。  まず、民法の成年年齢と選挙権年齢を一致させる必要性等についてお尋ねがございました。  近時の公職選挙法の改正等により、十八歳以上二十歳未満の方に選挙権を与え、言わば一人前の大人として扱うという国政上の判断が示され...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 有田芳生議員にお答え申し上げます。  まず、公文書の捏造、改ざん、破棄、隠蔽といった公文書をめぐる問題についてお尋ねがありました。  行政文書は、健全な民主主義の根幹を支える国民共有の知的資源として、主権者である国民が主体的に利用し得るものです。 ...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 仁比聡平議員にお答え申し上げます。  まず、法律による年齢区分を定めるに当たって考慮すべき事由についてお尋ねがありました。  法律で定められている年齢要件は、それぞれの法律の趣旨や立法目的に基づいて定められていることから、その変更の可否を検討するに当...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 石井苗子議員にお答え申し上げます。  まず、若年者が多重債務者となる危険性や消費者被害に遭う危険性への対策についてお尋ねがありました。  多重債務者の発生防止に関しては、消費者ローン契約等による過剰な与信を防止するため、貸金業法や割賦販売法上の制度的...全文を見る
05月31日第196回国会 参議院 法務委員会 第13号
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○国務大臣(上川陽子君) おはようございます。  民法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  この法律案は、公職選挙法の定める選挙権年齢が満二十年以上から満十八年以上に改められたことなどの社会経済情勢の変化に鑑み、民法が定める成年となる年齢の引下げ...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) ただいま委員御指摘のとおり、今回の成年年齢の引下げにつきましては、日本国憲法の改正手続に関する法律の制定の際に附則で、民法においても法制上の措置を講ずるよう求める旨の規定が設けられたこと等を契機として議論がなされるようになってきたものでございまして、その...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 今回の法案でございますが、成年年齢を引き下げて十八歳で一人前の大人として扱うこととしているわけでございますが、十八歳、十九歳の若年者が大人として完成されたということを意味するのではなく、いまだ成長の過程にあるという認識をしているところでございます。  ...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) ただいま御指摘いただきましたように、成年年齢引下げに伴って父母や後見人のサポートを受けることができない若年者が困難に直面する、そうしたおそれがあるということでございます。今までも、政府におきましても、子供・若者育成支援推進大綱に基づきまして、若者の自立支...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 少年法における少年の上限年齢の在り方につきましては、刑事司法全般において成長過程にある若年者をどのように取り扱うか、またどのように改善更生、再犯防止を図るかと、こうした問題に関わるものでございます。民法の成年年齢引き下げられた場合におきましても、論理必然...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) ただいま法制審議会で審議をしていただいているところでございますので、その慎重に審議をしていただくという姿勢、これは極めて重要であるというふうに考えております。  年齢によって直ちにということでは必ずしもないということの判断の中で審議会にかけているという...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) ただいま、民法の成年年齢引き下げる理由ということでの基本的な御質問がございました。  今般の民法の成年年齢の引下げでございますが、日本国憲法の改正手続に関する法律の制定の際に附則で、民法の成年年齢について検討を加え、必要な法制上の措置を講ずる旨の規定が...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 経済的な状況、また社会的な状況というのは、先ほど委員から御指摘があった中学の卒業生が金の卵として都会に出てきたあの時代と比べると圧倒的な違いがあるというのも確かであります。また、教育も、本来ならば教育、高等教育を受けたいけれども、なかなか経済的な事情で受...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 二十歳であるというこの成年年齢の、今まで長い間培ってきたこの社会でありますけれども、少子高齢の中で昨今様々な形で百四十年前と比べて大きな変化がございますし、また若者の様々な活動、これは経済活動も含めて様々な活動そのものも様々に多様化している状況でございま...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 少子高齢化が急速に進んでいる折でございます。時代環境が大きく変わっているということで、将来この国を担う十八歳、十九歳の若い世代、積極的に社会に参画をしていくということはこれまで以上に求められていると私は思っております。  このような観点もございまして、...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) ただいま、参政権の行使の年齢を十八歳、十九歳に引き下げたからといって、民法上のその成人年齢、成年年齢を二十歳から十八歳に引き下げることの必要性はないというふうに委員からの御指摘でございました。  この十八歳、十九歳の若者に参政権という権利を与えるという...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 今、ただいま委員から成熟という言葉が出ました。十八歳、十九歳の方たちは未成熟であるという御指摘にも聞こえたものでございます。  参政権を行使をする年齢を十八歳、十九歳に引き下げたその当時の御議論の中でも、一人前の大人として認める、しかし成熟には様々な幅...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 今回の百四十年ぶりの改正の中で、社会が大きく変化し、また将来に向かって日本が置かれている状況、国際的な進展もありますし、グローバル化が進む中で、様々な分野で多様な生き方あるいは多様な社会というものをこれから担っていくべき若い世代の皆さん、今、参政権を付与...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 民法の成年年齢、これについて二十歳から十八歳に引き下がるということでございます。民法の成年年齢の引下げに伴いまして、委員御指摘の二つの要点ということについては影響が及ぶということでございます。
○国務大臣(上川陽子君) 委員の御指摘のとおり、昨日の参議院の本会議におきまして、十八歳、十九歳の若者は、一般に、大人の入口に立ったと言えるだけの成熟度を備えているものと認識しているということを答弁をいたしました。  これは、十八歳、十九歳の若者は、一般に、成年に達したと扱うの...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 今回の成年年齢の引下げにつきましては、日本国憲法の改正手続に関する法律の制定の際に附則で、民法についても法制上の措置を講ずるよう求める旨の規定が設けられたことを契機といたしまして、議論がなされるようになってきたものでございます。  成年年齢の引下げは、...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) ただいま消費者教育の一連の資料等も踏まえて委員から御指摘がございました。主体的に判断をする、そして責任を持って行動をする、そして何か事があったときには、それに対して立ち止まってしっかりと考え直してそれに対して取り組むことができる、こうした能力を身に付ける...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 今回、成年年齢の引下げの御議論をこの国会にこのような法律案としてお出しをさせていただきました。国民投票の投票権年齢、また公職選挙法の選挙権年齢、十八歳と定められ、また、国政上十八歳以上の者を大人として見るとの判断がなされたという政策的な流れの中に位置付け...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 御指摘をいただきましたが、女性の婚姻開始年齢、これを十八歳に引き上げることにつきましては、平成八年に法制審議会から答申を得ているものでございます。この答申自体は、女性の婚姻開始年齢を十八歳に引き上げることを相当とする理由につきまして言及をしているものでは...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 委員から御指摘いただきましたこの女性の婚姻開始年齢を十八歳に引き上げることにつきましては平成八年の法制審議会から答申を得ておりましたが、この答申全般の内容につきまして国民の皆様の間に様々な意見があったこと等から、これを反映した法改正案の提出には至らなかっ...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 婚姻開始年齢につきまして、諸外国における法律の改廃状況について厳密に把握しているわけではございませんけれども、法務省で把握している限りで申し上げますと、婚姻開始年齢に男女差を設けている国としては、インド、中国などがあるものと承知をしております。
○国務大臣(上川陽子君) 我が国は、平成二十八年三月に国連の女子差別撤廃委員会から、遅滞なく女性の婚姻開始年齢を男性と同じ十八歳に引き上げることを要請するとの勧告を受けております。また、児童の権利委員会、自由権規約委員会からも同様の勧告を受けております。  これらの勧告は、男性...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 委員御指摘のとおり、我が国は、国際人権諸条約に基づきまして国連に設置された委員会から、男女で異なる婚姻開始年齢を定めている民法の規定を改正するよう勧告を受けております。委員の御指摘は、この婚姻開始年齢に関する現行の規定が条約に違反しているとの解釈を前提と...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 消費者の被害拡大の防止につきましては、これまでも政府として消費者教育の充実などの施策に取り組んできたところでございます。  改正法が施行される平成三十四年四月一日に新たに成人となる若者たちは、既にこのような充実した消費者教育を受けてきた者となります。さ...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 先ほども申し上げたとおりでございますが、政府としてはこれまで、成年年齢の引下げによって生じ得る弊害につきまして、これに対応するため、若年者の自立を促すような施策や、また消費者被害の拡大の防止に資する施策など、環境整備の施策に取り組んできたところでございま...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 随分昔になりまして、なかなかその当時のことを思い出すのも遠い昔になったという気持ちもいたしますが、この間、子供も成人をするとか様々な節目もございましたので、そうしたそれぞれの時々で自分のときのことを振り返るということについては時々あるわけでございます。 ...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 法務大臣として答弁ということでございますが、我が国全体の法律あるいは行政全般を所管するという立場ではございませんので明確なお答えをするというのはなかなか難しいものではございますが、あくまで一般論として申し上げるところでございますが、法令上一定の年齢要件が...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 委員から御提案をいただいた、この義務教育の終了をもって成人と認める制度についてということでありますが、大変実践的なアイデアであるというふうに受け止めるところでございますが、もっとも、今民事局長が答弁をしたとおりでございまして、民法におきましては、この成年...全文を見る
06月01日第196回国会 衆議院 法務委員会 第17号
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○上川国務大臣 国際仲裁の活性化に向けたこの施策の推進に大きな関心と、そしてまた強い御支持をいただいたことに対しまして心から感謝申し上げます。  企業活動が国境を越えて広がりを見せ、また国境を越えた人の移動もますますふえている状況でございます。日常化している状況でございます。こ...全文を見る
○上川国務大臣 コングレスの重要性について、この準備の過程の中で、今、司法外交ということで展開をさせていただいておりますが、その中でも、特にユースフォーラムの重要性については、その成功に向けて準備をしっかりとしていく必要があるというふうに考えております。  特に、未来の担い手で...全文を見る
○上川国務大臣 昨年の二月、法制審議会に対しまして、少年法における少年の上限年齢のあり方及び若年者を含む犯罪者に対する処遇を充実させるための刑事法の整備のあり方について諮問をいたしました。現在、法制審議会におきまして調査審議を行っていただいているということであります。  現在、...全文を見る
○上川国務大臣 少年の審判に係る大変重要な御指摘をいただいたものというふうに思っております。  ただいま、先ほど刑事局長からるる御説明をさせていただきました。また、国選付添人制度の対象事件の範囲の拡大につきまして、さらなる拡大という御指摘がございましたが、さまざまな答弁の中で申...全文を見る
○上川国務大臣 外国人材の受入れに関して御質問いただきましたが、本年二月二十日に開催されました経済財政諮問会議におきまして、総理大臣から、深刻な人手不足が生じており、専門的、技術的分野における外国人受入れの制度のあり方について、制度改正の具体的な検討を早急に開始するよう、官房長官...全文を見る
○上川国務大臣 今回、深刻な人手不足の状況に対応するため、現在の専門的、技術的分野における外国人材の受入れ制度の内容を見直しをして、真に必要な分野において一定の専門性、技能を有する外国人材を受け入れるため、新たな外国人材の受入れ制度を構築すべく、現在、関係府省庁とともに検討を行っ...全文を見る
○上川国務大臣 委員お尋ねの御質問でございますが、個別事件における検察当局の事件処理にかかわる事柄でございます。法務大臣として所感を述べることは差し控えさせていただきたいと存じます。  これはあくまで一般論として申し上げるわけでございますが、検察当局においては、法と証拠に基づい...全文を見る
○上川国務大臣 大阪地検におきまして、お尋ねの、前財務省理財局長に対し告発等がなされた、応接記録の廃棄、隠匿に関する公用文書等毀棄、証拠隠滅等事件、決裁文書の改変に関する公用文書等毀棄、虚偽有印公文書作成、有印公文書変造、証拠隠滅等事件などにつきまして、本年五月三十一日、犯罪の成...全文を見る
○上川国務大臣 委員御指摘がございました、この個別事件でございます。個別事件における検察当局の事件処理にかかわる事柄であるということでございまして、法務大臣として所感を述べることにつきましては差し控えさせていただきたいというふうに思います。  あくまで一般論として申し上げるわけ...全文を見る
○上川国務大臣 委員からのお尋ねの件、個別事件ということでございます。検察当局の事件処理にかかわる事案でございまして、法務大臣として所感を述べることは差し控えさせていただきます。
○上川国務大臣 冒頭、岡山県津山市で発生した殺人事件、大変痛ましい事件でございまして、亡くなられた被害者の方の御冥福を心からお祈りするとともに、御家族に心からお悔やみを申し上げる次第でございます。十四年間、愛する、いとおしいお子様のことを思い続け、抱え続けてこられた大きな苦しみや...全文を見る
○上川国務大臣 御質問をいただきました合意制度でございますが、被疑者、被告人が虚偽の供述をして第三者を巻き込むおそれがある、こうした御指摘がございます。そこで、改正刑事訴訟法におきましては、そのような事態が生じないように手だてが講じられているところでございます。  まず、協議の...全文を見る
○上川国務大臣 協議における聴取については、協議の一環であるということで、合意に向けた交渉としての性格を有するものであり、自由闊達な協議が阻害されることのないよう配慮する必要があることから、協議における聴取は基本的には録音、録画になじまないものと考えられるところでございます。先ほ...全文を見る
○上川国務大臣 最高検察庁が発出した合意制度の運用に関する当面の考え方におきましても、本人が協議における聴取と取調べとを区別して供述できるとは限らないことをも考慮して、協議中は、基本的には、並行して本人の取調べを行うことを差し控えることとするとしておりますが、これは、協議における...全文を見る
○上川国務大臣 合意制度におきましては、協議の過程につきまして録音、録画を義務づけていないとしても、合意に基づく供述の任意性、信用性が担保される、こうした仕組みをつくっているところでございます。  先ほど来刑事局長が答弁したとおりでございまして、検察当局におきましては、合意制度...全文を見る
○上川国務大臣 受刑者の環境につきましては、さまざまな場面におきましてきちっと対応ができるように、環境整備に努力してまいりたいと思っております。  本日御質問いただきました医療という観点からいたしますと、受刑者の年齢も大分高齢化をしている状況でもございますし、また、慢性疾患等も...全文を見る
06月05日第196回国会 参議院 法務委員会 第14号
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○国務大臣(上川陽子君) 成年年齢を引き下げるかどうかにつきましては、この十八歳、十九歳の若者を我が国の社会においてどのように位置付けるのかという基本的な問題でございまして、少子高齢化が進展する我が国の行く末に関わる重要な問題であると認識をしております。  今般、成年年齢の引下...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 法務省といたしましては、この成年年齢の引下げが養育費の支払期間の終期に影響を及ぼすのではないかと、こうした御懸念を払拭するために様々な周知活動を行うことを予定しているところでございます。その一環として、御指摘いただきましたように、またパンフレットの改訂、...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 先ほど、民事局長の答弁ということで、今回のこの例外措置をとるかどうかということにつきましても法制審議会で検討をされたということでございます。今回はその趣旨にそぐわないということで、この女性の婚姻開始年齢に例外を設けるということにつきましては採用されなかっ...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 十八歳という年齢につきましては、時代の変化というのが大変大きなものがあるなというふうに思うわけでございますが、今委員御指摘のように、十八歳になりますと、もう九十何%高校に、十八歳になりますと高校生の状態であると。  かつてはそうした高校生の進学率等につ...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 先ほど、この御質問の冒頭におきまして委員から、消費者保護の視点につきまして、これは未成年者であるないにかかわらず消費者保護の視点を全体として考えるべき問題であると、こういう御指摘がございました。リンクをして考えるというよりも、この消費者被害の問題について...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 成年年齢の引下げにつきましては、冒頭におきましてもるる申し上げたところでございまして、大変大きな意義があるというふうに思っております。同時に、様々な御懸念ということについても、この間、具体的事例をもって御紹介をしていただいたところでございます。  今後...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 当事者のこの性的自由、これを不当に拘束する契約、先ほど委員から様々な場面をお示しをいただきましたけれども、当事者が速やかに解放する必要性、これが高いということにつきましては委員御指摘のとおりというふうに思っております。  これは成年年齢を引き下げるかど...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 今回の特別養子縁組の制度につきまして、法制審議会に諮らせていただきました。今回、通常のコースでいきますと年二回の定例のものがありますけれども、その点につきましては臨時の法制審議会を設けて、この検討をある意味では急いでいただきたいという思いも込めて今の時期...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 前回の五月三十一日の法務委員会におきまして、社会的、経済的な成熟度といった観点から男女間に差異がない旨の答弁をしたところでございます。  この点につきましては、前回答弁したとおりでございますが、夫婦としての共同生活を営むに当たって必要とされる成熟度、こ...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 先ほど答弁をしたとおりでございますが、女性の婚姻開始年齢を十八歳に引き上げることにつきましては、平成八年に法制審議会から答申を得ているところでございますが、女性の婚姻開始年齢の引上げを含みますこの答申の内容につきましては、国民の間にも様々な意見があったこ...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 諸外国の法改正の事情を厳密に把握をしているわけではございませんけれども、法務省が把握している限りということで申し上げると、フランスの婚姻開始年齢は、一八〇四年に制定されましたナポレオン法典以来、男性が十八歳、女性が十五歳であったわけでございます。女性に対...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 先ほど来答弁をさせていただいておりますが、女性の婚姻開始年齢の引上げにつきましては、平成八年の法制審議会の答申に盛り込まれているところでございます。  そこでの理由に従って今回の法改正を行うのであるから遅きに失するのではないかという御批判を今いただいた...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 各種の法律におきましてこの年齢要件がございますが、それぞれの法律の趣旨に基づいて、様々な要素を総合的に考慮して定めているものと考えているところでございます。  民法の成年年齢の引下げを行った場合に他の法律の年齢要件をどうするかにつきましては、それぞれの...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 民法の成年年齢の引下げを行った場合にその他の法律の年齢要件をどうするかにつきましては、先ほど答弁申し上げたとおり、それぞれの法律の趣旨に基づきましてそれぞれの所管官庁におきまして検討を行ったものでございます。  十八歳、十九歳の者の飲酒、喫煙等を禁止す...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 成年年齢は、一般的に言えば、通常、その年齢に達すれば経済取引を単独で行うことができる程度の社会的、経済的成熟度に達していると認められる年齢をもって定められるものでございますが、成熟度につきましては個人差があるから、成年に達したからといって直ちにその者に対...全文を見る
06月06日第196回国会 衆議院 情報監視審査会 第8号
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○上川国務大臣 平成三十年五月十八日に国会に提出いたしました特定秘密の指定及びその解除並びに適性評価の実施の状況に関する報告について御説明申し上げます。  第一に、報告の趣旨です。  特定秘密の指定等の状況を政府において取りまとめ、それに有識者の意見を付して国会に報告するとと...全文を見る
06月06日第196回国会 衆議院 法務委員会 第18号
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○上川国務大臣 民法及び家事事件手続法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  この法律案は、高齢化の進展等の社会経済情勢の変化に鑑み、配偶者の死亡により残された他方配偶者の生活への配慮等の観点から、民法及び家事事件手続法の一部を改正しようとするもので...全文を見る
06月08日第196回国会 衆議院 法務委員会 第19号
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○上川国務大臣 委員御指摘のように、親族という要件につきましては、これを外した場合におきまして、介護等で貢献した人であれば誰でもが特別の寄与の制度を利用することができることとなる、これは委員御指摘のとおりでございます。  本法律案におきましては、この特別の寄与に関する請求権者の...全文を見る
○上川国務大臣 本法律案におきましては、特別の寄与に関する請求権者の範囲というのを被相続人の親族に限定をしておりまして、その結果として、事実婚の関係にある者や同性カップルのパートナーにつきましては本制度を利用することができないということでございます。  現行法のもとにおきまして...全文を見る
○上川国務大臣 子の権利をしっかりと保護していくということについて、一連のさまざまな議論が今もなおまた行われているところでございます。社会全体の中で、家族のあり方、そして親子の関係、また結婚のあり方、さまざまなことについて、これまでのさまざまな慣例もありましたし、また意識もありま...全文を見る
○上川国務大臣 その「他方配偶者の生活への配慮」ということで今回の法律において記載されている内容につきましては、この間、法制審議会の中でも、さまざまな関係性の中でのつながりというものについても議論をされたわけでございますが、その上で、この法律案におきましては、法律婚をベースとする...全文を見る
○上川国務大臣 先ほど申し上げたとおり、この法律案でございますが、このような社会経済情勢の変化に鑑みて、配偶者の死亡により残された他方配偶者の生活への配慮等の観点から民法及び家事事件手続法の一部を改正しようとするものということで御審議を仰いでいるところでございます。  今回の法...全文を見る
○上川国務大臣 社会経済構造が変化しておりまして、それに伴って、きのうときょうではまた違う、またきょうとあしたではまた違う、こうした社会の大きな変革の時期にございます。  そして、家族の関係性につきましても、あるいは介護のあり方についても、かつては長男の嫁が専ら務めるということ...全文を見る
○上川国務大臣 ただいま民事局長が答弁したことと重なるわけでございますが、この制度におきましては、遺言書の保管は遺言書保管官が遺言書保管所の施設内において行うこととしているところでございまして、その保管方法の詳細につきましては、遺言書がプライバシー性の高い情報であることに鑑みまし...全文を見る
○上川国務大臣 委員の問題意識が御質問で二つということでございましたけれども、遺言書につきまして、先ほど答弁したとおりでございますが、遺言書保管官が、安全性の高い保管設備におきまして保管をするだけではなく、保管開始時の画像データを保存する等の措置を講ずることとしておりまして、信頼...全文を見る
○上川国務大臣 平成二十五年に、最高裁大法廷の決定によりまして、法律婚の保護等を目的として嫡出でない子の相続分を嫡出子の二分の一としていた民法の規定というものに対しまして、違憲であるという判断がなされたところでございます。  これは、法律婚の尊重という立法目的につきましては合理...全文を見る
○上川国務大臣 今、塩崎大臣の答弁を引用されたところでございますけれども、今の現代の社会におきましては、さまざまな考え方、多様化をしている社会であるというふうに認識をしております。  そのような状況の中で、先生もそのような立場であられるということでございますが、事実婚を選択した...全文を見る
○上川国務大臣 御指摘の実態把握ということにつきましての考え方ということでございますが、先ほど答弁を申し上げた、当事者の方々のプライバシー等の問題があるということで、そのような調査をすることの相当性やその調査方法等につきまして極めて慎重な検討を要するものであるというふうに考えてお...全文を見る
○上川国務大臣 我が国におきましては、多様な価値観、考え方、これを尊重する意識、こうしたことは社会の中で高まっているというふうに思っております。しかし一方で、法律婚を尊重する意識も国民の間に幅広く浸透しているものというふうに考えられるわけでございます。  事実婚の配偶者にどのよ...全文を見る
○上川国務大臣 我が国におきまして、多様な価値観を尊重する意識、こうしたことの中で、多様性を尊重しよう、こうした社会状況になっているということでございますが、一方で、法律婚、これを尊重する意識も国民の間に幅広く浸透しているというふうに考えられるわけでございます。  先ほど来、事...全文を見る
○上川国務大臣 さまざまな社会の中の大きな変化に応じまして、その方々の不利益にしっかりと対応していくということについては、大変重要な課題であるというふうに思っております。  それぞれの法律につきましては、その趣旨あるいは目的がございまして、それぞれのそうした置かれている状況に応...全文を見る
○上川国務大臣 この相続に関する一連の手続、またその適正な運用、そして、それは何よりも国民の皆さんのそれぞれの事情に応じてしっかりと利用していただくということが本旨でございます。  国民の皆様に最大限利用していただくための対応策ということについては、啓蒙啓発も含めまして、また、...全文を見る
06月11日第196回国会 参議院 決算委員会 第8号
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○国務大臣(上川陽子君) 成年年齢の引下げに伴いまして養育費をどのようにするかということについての御懸念ということで御指摘がございました。御質問、二点あったというふうに思います。  まず一点目でございますが、離婚届書の様式として養育費の支払等の取決めの有無をチェックする欄、設け...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 現在のところ、法務省におきまして、政令恩赦、特別基準恩赦につきまして具体的な検討は行っておりません。
○国務大臣(上川陽子君) ただいま委員から御指摘いただいたとおり、登記制度・土地所有権の在り方等に関する研究会におきまして、六月一日に中間取りまとめが行われました。  これまで研究会におきましては、土地所有権の絶対性を過度に強調することが公共的な土地利用を妨げてきたのではないか...全文を見る
06月12日第196回国会 参議院 法務委員会 第16号
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○国務大臣(上川陽子君) ただいま委員から、この成年年齢の引下げについて、二十歳から十八歳にするということでございますが、大きな時代的な意義があると、こういうお話がございました。その意味では、大変法務省としても、この環境整備も含めて、極めて重要な問題であるというふうに考えていると...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 委員御指摘の成人式の時期、またその在り方等につきましては、法律案の成立後に、成年年齢の引下げを見据えた環境整備に関する関係府省庁連絡会議におきまして検討課題として取り上げるということを予定しております。  政府といたしましては、今後、関係者との意見交換...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 御指摘のとおり、政府といたしましては、これまで成年年齢の引下げの環境整備に向けまして様々な施策に取り組んでまいりました。成年年齢を十八歳に引き下げるという議論そのものが始められたことに伴いまして、十八歳未満の者に対しまして従来にはなかった施策が講じられる...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 各法律につきましてはその法律の趣旨がございまして、それに基づいて様々な要件が整備されているものというふうに思います。  しかし、十八、十九、二十、二十一、いろいろ年齢につきましては今回様々な御議論がございました。そして、今のような委員からの御指摘もござ...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 今回の成年年齢引き下げた場合に、十八歳、十九歳、まさに若者が様々な取引行為、これを自己の判断で行うことができるようになるということでありまして、委員御指摘のように、経験不足等によりまして様々な被害が生ずるおそれがあるというふうに思っているところでございま...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 今のような懸念があるということにつきましては、まさに、施行までの間にこうした問題が生じることがないようにしていくというのが環境整備の肝であるというふうに思っております。  今委員から、御指摘なさいました懸念等につきましても、十分なる対応をしてまいりたい...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) ただいま委員から御指摘をいただきました件でございますが、担当部局におきまして対応の可否等を検討中であるというふうに承知をしているところでございます。  本日、委員の方からもこのような御指摘をいただきました。法務省として適切に対応することといたしたいとい...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 現在、担当部局におきまして対応の可否等を検討中というふうに承知をしているところでございます。できるだけ早く必要な検討を行って、法務省として適切に対応することといたしたいというふうに考えております。
○国務大臣(上川陽子君) 担当部局におきまして今対応につきまして検討中ということでございますので、できるだけ早く対応できるようにしてまいりたいというふうに思っております。
○国務大臣(上川陽子君) 今日の、委員から再度御指摘がございました。今日この場で、そのようなことにつきまして適切に対応するよう指示してまいりたいと思います。
○国務大臣(上川陽子君) 委員から、先般からの御質問ということでございまして、基本的な考え方をちょっと申し上げたいというふうに思うんですけれども、今般の成年年齢の引下げにつきましては、国民投票の投票権年齢、また公職選挙法の選挙権年齢の引下げといった大きな政策的な流れの中に位置付け...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 成年年齢引き下げた場合におきましては、十八歳、十九歳の若者が様々な取引行為をそれぞれの自己の判断で行うことができるようになると。先ほど委員御指摘のとおり、とりわけ十八歳、高校生ということで御指摘ありましたけれども、経験不足等の問題があって、様々な弊害につ...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) ただいま委員から御質問がございました六月の五日の私の参議院法務委員会での答弁ということでございます。委員からはAV、アダルトビデオの出演契約についての実例を挙げられまして、その契約上の債務の性質上ということでございますが、その問題につきましての御質問の中...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) そもそも、こうした被害ということについては、あってはならないことだというふうに思っております。成年年齢引下げが起こる起こらないを超えて、この問題についてはしっかりと取り組むべき課題であるというふうに認識をしているところでございます。その意味で喫緊の課題で...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 先ほど申し上げたとおり、そうした被害に遭った方々からも意見を聞いているところでございますし、大変大きな課題であると、犯罪であるというふうにも思っているところでございます。  こうした被害に遭わないための様々な施策については、あらゆる角度から検討すべきこ...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 先ほど来、委員から御指摘が繰り返しあった未成年者取消し権でございますが、未成年者が法定代理人の同意なく行った法律行為につきまして、取引の種類などを限定することなく、原則としてこれを取り消すことができるとするものでございまして、悪徳商法に限らず、未成年者を...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 御指摘の競馬、競輪、オートレース等の公営競技の投票券、これを購入することができる年齢について、それぞれ所管官庁におきまして必要な検討がされた結果、現行法の二十歳、これを維持することにしたものというふうに理解をしております。  検討の過程におきましては、...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 地方消費者行政に対しての御意見ということで、先ほど来の御質問ございました。  まさに、消費者庁の所管ということでございます。この成年年齢引下げに伴いまして、様々な課題につきまして御懸念も含めて御意見をいただいているところでございます。関係府省の連絡会議...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 成年年齢の引下げにつきましては、少子高齢化が進展をする我が国の行く末、まさに国の在り方に関わる重要な問題でございます。  今般、成年年齢の引下げが実現した場合には、明治九年の太政官布告以来、約百四十年ぶりの歴史的な改正になるというふうに考えております。...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) ただいま可決されました民法の一部を改正する法律案に対する附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。
06月14日第196回国会 参議院 法務委員会 第17号
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○国務大臣(上川陽子君) 委員、シンガポールの方に行っていただきまして、国際仲裁の一番センターの機能を、今既に位置を獲得しております国際仲裁センター、マックスウェルチェンバースも含めて御視察をいただいたということでございますが、アジア全域に日本企業活躍をされているということで、当...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 先ほど触れました関係府省庁連絡会議、この中間取りまとめにおきましても、委員御指摘のとおり、人材の育成、専門的な人材の育成、また、企業に対して、内外共に啓蒙啓発も含めましての広報活動と並びまして、施設整備につきましても触れられているところでございます。日本...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 委員御質問の件でございますけれども、これは刑法一部改正法の附則第九条、国に求められている検討につきまして、性犯罪における被害の実情や改正法の規定の施行の状況等を調査、把握した上で、性犯罪に係る事案の実態に即した対処を行うための施策の在り方全般について施行...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 先回の委員会から委員から御指摘がございましたこの問題につきましては、大変重要な御視点を提起していただいているものと思います。私としても、このことについてしっかりと考えていきたいというふうに思っております。
○国務大臣(上川陽子君) 今回の、未成年者に対して今まで与えられた権利そのものがある意味で今回引下げによってなくなるということでございます。ルールそのものははっきりとしたルールに基づいて対応していくということでございますが、被害の対応についてはなかなか厳しい対応がございますので、...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 入管の収容施設における長期収容、仮放免に関しまして、様々な御意見、御指摘をいただいたところでございます。  そもそもこの入管収容施設は刑事施設ではございませんので、その意味では、まず被収容者が退去強制令書に従って出国をしていただくということが非常に大事...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 個人通報制度につきまして、条約の実施の効果的な担保を図るとの趣旨から大変注目すべき制度であると認識をしております。  他方、通報事案への具体的対応の在り方を含め、所要の検討が必要であるということでございまして、検討事項につきましては、法務省だけで検討、...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 先ほど答弁をさせたところでございますけれども、個人通報制度の導入自体、これは必ずしも我が国の司法制度と相入れるものではないということでございます。その意味で、以下でも以上でもないということであります。
○国務大臣(上川陽子君) 法務省の名称等を不正に使用した架空請求のはがき、今委員からお示しをしていただいたものも含めまして、まだいろいろなものがございます。これによりまして実際に被害が発生しているということにつきましては、極めて遺憾であるというふうに考えております。  当省にお...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 旧姓の通称使用につきましては、戸籍上の氏との使い分けが必要になることなど、通称使用の拡大による対応が進めば全ての不利益が解消されるというふうには思ってはございません。  しかし、内閣府が実施している家族の法制に関する世論調査を見てみましても、平成八年か...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 法制審議会に諮問をする立場にあります法務大臣といたしまして、法制審議会において審議された内容及びその結果であります答申につきまして、重く受け止めるべきものであるというふうに考えております。  委員御指摘の期間経過後に、また最高裁判所による違憲の判断を受...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 婚姻を考えていらっしゃる当事者の方々の中に、共に氏を変えないまま婚姻をしたいとして裁判手続に訴えていらっしゃる方々がいらっしゃることにつきましては承知をしているところでございます。現に係属している裁判手続についてのコメントは差し控えさせていただきたいと思...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 御質問の、犯罪の成否等に係る部分に関しての御質問でございますが、まさに犯罪の成否は、この法の趣旨等を踏まえつつ、個別具体的な事案に応じて、収集された証拠に基づき、捜査機関や裁判所により判断されるべき事柄でございます。    〔委員長退席、理事若松謙維君...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 今、刑事局長から御質問について答弁したとおりでございまして、証拠を電子情報化して弁護人に開示する仕組みにつきましては、とりわけ関係者のプライバシーの問題、また外部に流出した際の様々な危険性、こういったことを総合的に考えてみますと、極めて慎重に検討する必要...全文を見る
06月15日第196回国会 衆議院 法務委員会 第21号
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○上川国務大臣 相続制度は、被相続人の財産を誰に、またどのように承継させるかを定めるものでございまして、国民の皆様の権利義務に関する大変重要でかつ基本的な制度でございます。  本法律案につきましては、高齢化の進展等の社会経済情勢の変化、これに対応して相続制度を改めようとするもの...全文を見る
○上川国務大臣 委員御指摘のとおり、この自筆証書遺言の保管制度が導入された場合に、遺言書の保管及び情報の管理に関する業務が新たに発生するということが見込まれるわけでございます。  法務省といたしましては、業務量をしっかりと踏まえて、この制度実施に当たりましては、適切な体制のもと...全文を見る
○上川国務大臣 公文書の重要性について、当時さまざまな御議論をしていきながら一つの成果として公文書管理法が制定されたということについては、当時の思いを持ちながら、今も職務に対しましては誠実に誠意を持ってしっかりと対応しているところでございます。  当時の公文書管理法の議論の前提...全文を見る
○上川国務大臣 今回、特別寄与の制度について新設をいたし、そのことにつきましては、法制審議会でのさまざまな議論、またパブコメも含めまして御意見をいただいた上で、今回のような形で法案を提出させていただきました。  経済社会の変化というのは大変著しいものがございますし、また家族のあ...全文を見る
○上川国務大臣 痛ましい事件が日常化している状況の中で、今回のような事件によりまして、とうとい命が失われた。その方、また御遺族の方々の悲痛な思いを感じますと、大変胸が潰れる思いでございます。  こうしたことにつきましては、社会全体として取り組んでいかなければならないという意味で...全文を見る
○上川国務大臣 委員から御質問がありましたいわゆる袴田事件ということでございますけれども、平成三十年の六月十一日に東京高等裁判所が再審開始決定を取り消して再審請求を棄却する旨の決定を行ったことにつきましては承知をしているところでございます。  個別具体的な事件におきましての裁判...全文を見る
○上川国務大臣 今御質問の件につきましては裁判所の判断に係ることでございますので、法務大臣として答弁をするということについては差し控えさせていただきたいというふうに思います。
○上川国務大臣 今回の委員の御質問の内容につきましては、まさに現在再審請求中の事件についての判断、裁判所の判断内容にかかわるものというところに密接に、前提をしているということでございますので、法改正を要するか否かにつきまして、法務大臣として所見を述べるということにつきましては差し...全文を見る
○上川国務大臣 委員御指摘をいただきました、遺言書の保管所に遺言書が保管されているわけでありますが、その遺言者が死亡したときに、法務局から速やかに遺言者の相続人やまた受遺者等に対しまして遺言書が保管されている旨を通知する仕組み、これを実現するということについては極めて重要であると...全文を見る
○上川国務大臣 委員御指摘の大変重要な御指摘については私も大変重く受けとめておりまして、制度そのものがしっかりと運用することができるようにしていくための環境整備、施策については万全を期してまいりたいというふうに考えております。  システムの設計等に係ることでございます。さまざま...全文を見る
○上川国務大臣 今回の制度そのものが実質的に国民にとって非常に大事な役割を果たすためには、さまざまな、連結も含めまして工夫が必要であるというふうに思っております。万全を期して、施行日までの間、この対応につきましては、今委員御指摘のようなことも含めまして検討してしっかり対応してまい...全文を見る
○上川国務大臣 ただいま委員が一連の御質問をされました。まさに請求権者の範囲についての将来の可能性ということに言及していただきました。  今回は、先ほどのような事情も考慮して、被相続人の親族に限定することとしたところでございますが、その意味で、現時点におきましてはその範囲の中で...全文を見る
○上川国務大臣 ただいま委員御指摘の多重債務者対策本部、政府の中でこの本部を設けて、多重債務者対策の円滑かつ効果的な推進を図るため内閣に設置されたものでございますが、私もその構成員の一人ということでございます。  多重債務の問題につきましては、一時と比べまして落ちつきを見せてい...全文を見る
○上川国務大臣 カジノ事業につきましては、その弊害につきまして心配をする声があるものと承知をしております。  委員御指摘のように、カジノの資金とするための貸付けによって多額の債務を負った結果、生活が破綻すること、これを防止するということにつきましては重要なことであると理解をして...全文を見る
○上川国務大臣 先ほど答弁申し上げたカジノの資金とするための貸付け、これによりまして多重債務の問題について御指摘をいただいたわけでございますけれども、これは非常に大事な視点であるというふうに思っております。  法務省といたしましては、カジノ資金の借入れに伴いまして種々の問題が発...全文を見る
○上川国務大臣 東北大学の水野教授から、参考人のということで、さまざまな貴重な御意見をいただいたものでございます。基本的な構造につきましての問題提起ということで、御意見というふうに思っております。  その意味で、この法律案につきましても、高齢化の進展等の社会情勢の変化に鑑みまし...全文を見る
○上川国務大臣 先ほど委員から言及がございました吉田参考人の御指摘がございました。吉田参考人の御発言の趣旨については、相続につきましては債務の清算も含めまして大変複雑な法的処理が必要な分野であって、その意味で専門家の助力が必要であるけれども、我が国においてはそのような体制が十分に...全文を見る
○上川国務大臣 相続に関する制度につきましては、国民の生活に係る大変重要なことでございます。  今回は、大変喫緊な課題についての対応ということで、法制審議会でも十分な議論をいただきながら、パブコメも含めて行った結果として今回提案をしたものでございます。  参考人の皆様からのさ...全文を見る
○上川国務大臣 社会の少子高齢化が進んでおりまして、介護の問題、また今おっしゃったみとりの問題ということについては、切実な課題になってきているというふうに認識をしているところでございます。  今回の法律案でありますが、被相続人の親族が介護等の貢献をした場合を念頭に置きまして、新...全文を見る
○上川国務大臣 ただいま可決されました民法及び家事事件手続法の一部を改正する法律案及び法務局における遺言書の保管等に関する法律案に対する附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。     —————————————
06月18日第196回国会 参議院 決算委員会 第9号
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○国務大臣(上川陽子君) ただいまの松山刑務所大井造船作業場からの受刑者の逃走事件についての警告決議につきましては、御指摘を重く受け止め、再発防止に全力で取り組んでまいります。
06月25日第196回国会 参議院 予算委員会 第20号
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○国務大臣(上川陽子君) 御指摘の文書でございますが、その作成経緯やまた記載内容につきまして、その趣旨等、把握をしておりません。御質問についてお答えすることはできません。
○国務大臣(上川陽子君) 委員御指摘のとおり、検察庁法の第十四条におきまして、検察権の行使に関する法務大臣の一般的な指揮監督権、これを規定しているところでございます。  また、個別事件の捜査、処分につきましては、法務大臣は事務総長のみを指揮することができると……(発言する者あり...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 法律に従って行われる賭博罪の構成要件、これに該当する行為につきましては、刑法第三十五条、法令行為によりまして違法性が阻却されるところでございますが、基本法たる刑法が賭博を犯罪と規定している趣旨を没却するような立法がなされますと法秩序全体の整合性を害するこ...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 公益性の定義の中につきましては、公益的なその収益についてしっかりと公益性に照らしてしっかり配分をしていくということが、この違法性の阻却の大変大きな要素であるというふうに認識をしております。
06月26日第196回国会 参議院 法務委員会 第18号
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○国務大臣(上川陽子君) 民法及び家事事件手続法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  この法律案は、高齢化の進展等の社会経済情勢の変化に鑑み、配偶者の死亡により残された他方配偶者の生活への配慮等の観点から、民法及び家事事件手続法の一部を改正しようと...全文を見る
06月28日第196回国会 参議院 法務委員会 第19号
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○国務大臣(上川陽子君) 相続法制につきましては、ただいま委員の御指摘のとおり、昭和五十五年に改正が行われて以来、四十年改正をされない状況がございました。当時は、配偶者の法定相続分につきましての引上げ、また寄与分制度の新設等の改正がなされてきたところでございます。  この間、我...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 委員御指摘のとおり、この法務局におきましての遺言書の保管制度、これは相続をめぐる紛争防止、さらには相続登記の促進に寄与するということでございまして、また同時に、自筆証書遺言の作成の促進にも資するものというふうに考えております。  今回の遺言書保管法案の...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 法務省の名称等を不正に使用した架空請求のはがきによりまして実際に被害が発生していることにつきましては、極めて遺憾だというふうに考えております。  これまで、定例記者会見で私から本件について発言をしてまいりましたけれども、さらに法務省ホームページや公式ツ...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) ただいま民事局長から答弁をしたとおりでございますが、十八歳、十九歳の者に一律に取消し権を付与するということにつきましては困難であるということでございます。ただ、取引内容の不当性等に着目して契約の効力を否定する制度を設けることなどにつきましては否定されるも...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 今回の遺言書、自筆遺言の証書につきましての保管についての制度について、委員からは大変いい制度になるのではないかと期待をしていただいているということでございますが、成り済ましの防止という観点からの御質問に対しまして、本制度におきましては、遺言書の保管の申請...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 今回検認を不要とするという理由についてというお尋ねでございましたので、その点についてお答えをさせていただきますと、この民法第一千四条第一項でございますが、遺言書の保管者や遺言書を発見した相続人に、遺言書を家庭裁判所に提出して検認を請求すること、これは義務...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) ただいま御質問の件でございますが、個別の事件に関しましての捜査の内容に関わる事柄でございまして、捜査機関である検察所管の法務大臣の立場から、お答えにつきましては差し控えさせていただきたいと存じます。
○国務大臣(上川陽子君) 今、一般論でお問合せということでございますが、先ほど冒頭で様々な御指摘がございました内容から推測いたしますと、これは個別の事案に関わる事柄ということでございますので、それにつきましての答弁につきましても差し控えさせていただきたいというふうに思います。
○国務大臣(上川陽子君) 一般論として申し上げるところでございますが、検察は、法と証拠に基づきまして、厳正公平に、また不偏不党を旨として、刑事事件として取り上げるべきものがあれば適正に対処しているということでございます。
○国務大臣(上川陽子君) 一般論ということでございますが、先ほど来の個別の事件に関わる前段がございまして、その意味では、関係する事柄につながるということで法務大臣としてお答えすることは差し控えさせていただきますが、一般論として申し上げるわけでございますが、検察につきましては、先ほ...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 先ほど来申し上げるところでございまして、これを繰り返し申し上げるということでございますが、検察は、法と証拠に基づきまして、厳正公平、不偏不党、これを旨として、刑事事件として取り上げるべきものがあれば適正に対処するということでございます。その意味につきまし...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 今回の法律の趣旨ということで申し上げているところでございますが、昭和五十五年以来の改正ということになります。この四十年間の間にそれぞれ男性も女性も、女性も男性も平均寿命が延び、また高齢化が進んでいく中にありまして、そのところの配偶者の、高齢になった配偶者...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 本法律案につきましては、先ほど答弁したとおり、利害関係人の間での実質的な公平性を担保するということであります。逆の言葉でいえば、不公正の是正という視点が盛り込まれているということでございます。  被相続人の財産の維持等に貢献した者にその立場や貢献に応じ...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 相続法制につきましては、これまでも配偶者の相続分の引上げ、寄与分制度の創設等の改正が行われてきたことでございますが、これらはいずれも相続人間の実質的公平を図ることを目的とするものでございます。  本法律案につきましても、先ほど述べましたとおり、相続に関...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 委員御指摘のとおり、仮に選択的夫婦別氏制度、これが導入された場合、事実婚の状態にあった者が婚姻の届出をするということになります。それに伴いまして、法律上の婚姻関係に至ったということになります。したがいまして、これらの者につきましても相続法におきましての配...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) ただいま委員御指摘になりました選択的夫婦別氏制度、これにつきまして、これを認めるか否か、また同性婚を認めるか否かといった問題につきましては、今回の相続法制の見直しとは別個に検討されるべきものでございまして、その意味で、本法律案自体につきましては、事実婚や...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 今委員御指摘いただきました、一般的には、法制度上、事実上の配偶者と単なる隣人とでは異なる取扱いがされることもあり得るものというふうに考えております。  もっとも、相続につきましては、被相続人の権利義務を相続人が包括的に承継するということを内容とするもの...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 相続法に関する制度として、今回、配偶者居住権を設定、創設するものでございますけれども、相続の場面におきまして、誰が相続人であるかはできる限り明確かつ画一的に判断することができるようにする、このことが大変重要であるということでございます。  したがいまし...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 退去強制令書、これが発付されている被退去強制者につきましては、その送還までの間、入国管理の収容施設に収容すること、これが法令上定められているものでございます。  仮放免に関する御指摘につきましては、本人の家族関係につきましても仮放免の許否判断におきまし...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 平成二十五年の九月の四日の最高裁判所の判断を受けまして、政府におきましては、嫡出でない子の相続分に関する規定を見直す民法改正案とともに、嫡出子又は嫡出でない子の別を出生届出書の記載事項とする旨の規定を削除する戸籍法の改正を検討していたということにつきまし...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 相続法制の見直しのように、国民の生活に大変大きな影響を与える基本的な制度の見直しに当たりましては、学識経験者、実務家、有識者から成ります法制審議会におきまして慎重な検討をしていただいた上で法案を立案するということが相当であるというふうに考えております。 ...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) ただいま委員御指摘をいただきました相続と財産分与につきましては、同じく夫婦関係が解消される場合でありましても、死別による場合と離婚による場合とでは考慮すべき事情につきまして違いがあるということから、現行法上につきましては取扱いが異なるとしたところでござい...全文を見る
07月05日第196回国会 参議院 法務委員会 第21号
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○国務大臣(上川陽子君) 現行法上は、遺留分権利者がその権利、これを行使いたしますと、遺贈又は贈与の一部が当然に無効となり、遺贈等の目的財産は遺留分権利者と遺贈等を受けた者との間で共有になることが多いのでございます。  しかしながら、このような帰結は、遺贈等の目的財産が事業用財...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 今日の社会におきましては、法律婚ではなく事実婚を選択する方や、また同性のパートナーと婚姻関係同様の関係を築いている方がおられるなど、家族の在り方が多様化しているものと承知をしております。  このような状況の下で、法律婚以外の家族を法律上どのように取り扱...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) ただいま御質問のやり取りということで担当の方から答えたところでございまして、法務省の案件というよりも、むしろ総務省の案件ということでございます。  この制度そのものが社会の中で適正に運用されるということは大変重要なことであるというふうに思っておりますの...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 冒頭からの御質問の中に、家族をどういうふうに考えるかという基本的なお話がございました。  私も、今やり取りを聞きながら、親の世代のときの家族の構成をイメージしたり、また私の世代、また次の子供や孫の世代というふうに考えてみると、社会、様々な関係性が変わっ...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 今回、配偶者居住権を設定をいたしましたけれども、それにつきましては、権利帰属主体を配偶者に限定をしているという、そうしたものでございます。  今委員から、ケースを想定して、現実的に恐らく扱ったことがあるような件なのではないかと思いますけれども、そうした...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 今回の制度そのものが、法律が通りまして、そして実際に施行されるということになります。その施行に当たりましては、この委員会におきましても多くの視点の御議論をいただきましたし、また多様な家族の在り方についても、時代の変化の中でしっかりと向き合って考えていかな...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) まず、遺言書保管官でありますが、保管の申請に係る遺言書を保管するに当たりまして、遺言者に対しまして保管を証する書面を交付することを予定しております。また、遺言者の相続人につきましては、遺言者が作成した遺言書が遺言書保管所に保管されているか否かにつきまして...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 大阪地検におきまして、今般、委員が御指摘のようなことがあったということでございますが、処分を決するに必要な、かつ十分な捜査を遂げた上で、法と証拠に基づいて適切に刑事処分を行った上で検討を経て下した処分結果につきまして、今委員から御指摘があったような形での...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 今回の相続法制につきましての見直しについては、高齢化の進展等によりまして社会経済情勢の変化に対応しての取組ということでございます。  特に平均寿命については、女性の場合についてはこの直近の二、三十年間の間でも十歳程度長くなっているということがございまし...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 今委員から、憲法の条文を挙げ、また、そのことについての大切な家族の在り方についても多様化しているという実態の中で、かつては性別役割分業があった、しかも固定的にあったということについてのその不公平感について、社会全体が変化する中で、これについてはしっかりと...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 今回の法律案におきましては、長期間、長く連れ添われた御夫婦、片方が亡くなられた、その残された配偶者に対しまして居住用の建物等が贈与された場合に、その間の貢献等を考慮いたしまして、遺産分割におきましての配偶者の取り分を増やす方策、さらには、相続人以外の者が...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 衆議院の法務委員会におきまして附帯決議が付されたところでございます。国会におきまして、委員会での御判断ということでございますので、私からその内容について解釈を申し上げるということについては困難でございますけれども、衆議院の法務委員会におきましての御議論を...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 委員の御指摘のとおりでございます。
○国務大臣(上川陽子君) 今、最高裁の決定について御指摘をいただきました。平成二十五年九月の、嫡出でない子の相続分に関する最高裁判所の違憲決定ということでございます。家族という共同体の中における個人の尊重がより明確に認識されてきたという判示でございまして、このことについては認識を...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) これまで、繰り返し選択的夫婦別氏制度についての御質問に対してお答えをしてきたところでございますが、選択的夫婦別氏制度の導入の是非につきましては、我が国の家族の在り方に深く関わる問題でございまして、国民の間にも様々な御意見がございます。また、家族の在り方に...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 委員の御指摘がございました事実婚、これにつきまして民法上どのように扱うのか、これにつきましては、法律婚の場合と同様の取扱いをすべきかどうか、こういった問題もございます。また、これは家族の在り方に関わる重要な問題であるということでございまして、社会経済の情...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 今直ちに検討をする、調査をするということを申し上げることができる状況でございません。まず法案を通していただきました上で、今回の法案の中で様々な御指摘がございましたこういったことについてしっかりと検討をした上で、どのような形で、今後、施行状況も踏まえながら...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 現代の社会におきまして、婚姻によりまして氏を変えたくない場合や、また配偶者の相続権を発生させたくない場合など、様々な理由で事実婚を選択をしていらっしゃる方々がいらっしゃるということについては承知をしているところでございます。これらの方々を民法上どのように...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 今この場所でそのようなことについて申し上げることがなかなか難しい、つまり、検討をすることそのものを検討しなければいけないということでございますので、その意味で、今の段階での真摯なお答えということでの受取を是非していただきたいというふうに思っております。 ...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) ただいま民事局長が答弁をしたところでございまして、父母が法律上の婚姻をしている場合に限りまして共同して親権を行うということにしている現行制度でございますけれども、こうした合理性にのっとって対応するということでございます。  事実婚につきましての問題につ...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 先日、参考人の質疑におきまして、二宮参考人からただいま委員御指摘のような内容の御発言があったということについては承知をしているところでございます。  本法律案につきましては、先回も申し上げたところでございますが、事実婚あるいは同性婚などの多様な生き方に...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 御指摘のとおり、本法律案におきましては、配偶者居住権や特別寄与料など、被相続人の法律上の配偶者や被相続人の法律上の親族に該当する者とそれ以外の者との間で異なる取扱いをしているものが含まれているところでございます。  もっとも、これは、被相続人に権利を有...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 相続税法の規定によりますと、遺産に係る基礎控除額、これは法定相続人の数に応じて算出するものとされております。委員御指摘のように、法定相続人の数、これを増やし、これによりまして節税の効果を生じさせるために自分の孫等の養子縁組をすることがあるとの指摘がなされ...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 普通養子縁組につきましては、養子となる者と養親となる者との間に法律上の親子関係をつくり出すということを目的とするものでございます。養子が養親の相続人となることは、縁組の主要な効果の一つでございます。仮に当事者がそれを目的として縁組をしたとしても、民法上は...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 法律婚に魅力を感じない者が増えているということで、理由についてお尋ねでございましたが、様々な理由があろうかというふうに思っております。  仮にそのような傾向があるとするならば、それもそれぞれの、一人一人のライフスタイルあるいは家族の在り方が多様化してい...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) 御指摘いただきました生涯未婚率の増加、また少子化といった社会情勢が大きく変化する中で、相続人が誰もいないという場合や、また生前に疎遠であった者が相続人となる場合が増加する、そうした可能性については大変高くなるものではないかというふうに考えております。 ...全文を見る
○国務大臣(上川陽子君) ただいま可決されました民法及び家事事件手続法の一部を改正する法律案及び法務局における遺言書の保管等に関する法律案に対する附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。