鴨下一郎

かもしたいちろう

小選挙区(東京都第十三区)選出
自由民主党・無所属の会
当選回数9回

鴨下一郎の1995年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月07日第132回国会 衆議院 厚生委員会 第2号
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○鴨下委員 鴨下一郎でございます。  今回の阪神の大震災におきまして、五千数百人というような方が亡くなったわけでございます。そのときに現場の医師、それから看護婦さんを含めて医療スタッフは、大変な献身的な努力をなさってそれぞれの患者さんの治療に当たったわけでございますけれども、そ...全文を見る
○鴨下委員 それなりの対応をなさったということなのだろうと思いますが、現実には五千人の方が亡くなり、なおかつ二万五千人くらいの方が負傷なさっているというようなことを含めますと、三万人の患者さんに対応しなければいけない体制が、そのくらいの物量で成り立ったかどうかというようなことに関...全文を見る
○鴨下委員 私も、数日後に現地に入りまして思ったことなのですが、とにかく現地の医療施設そのものも被災を受けていますし、それから亡くなったドクターもいらっしゃるくらいの状況の中ですから、そのエリアの中ですべての医療を賄うということはまず不可能だということは、これはもうどなたでもわか...全文を見る
○鴨下委員 状況としてはそういうような状況でございました。確かにもう本当に大変な混乱の中で、例えば他府県からの救急車が応援に入ってくるわけですけれども、その救急車そのものが走れないようなそういうような状況の中での医療体制を整えるということがどれほど困難であったかということはもう重...全文を見る
○鴨下委員 そのとおりで、徐々に整ってきたんだろうと思いますが、今後の話として、例えば救急革が、他府県同士の救急車の連絡がうまくいかない。例えば周波数が違うとかそういうようなことと、それからあとは、現場をよく知っている救急車の方々の体制と、それからそのところに支援に入った救急車は...全文を見る
○鴨下委員 救急車のことも含めまして、例えばボランティアの医師がその地域に入って医療活動をしたいというようなことでも、なかなかどこへ行ったらいいかわからない。救急車は救急車で入ってきたけれども、実際に例えば五十合入ったどいうふうにおっしゃっていましたけれども、五十台が本当に五十台...全文を見る
○鴨下委員 そういうことでは、大変多くの犠牲者を出した今回の大震災がこれから大都市の大きな災害に対してどれだけ有効に生かせるかというようなことが重要なことなんだろうと思います。  ところが、既にもう奥尻島もありましたし、それから三陸はるか沖地震もありましたし、さまざまな教訓は既...全文を見る
○鴨下委員 今回の地震が、残念ながらそういう体制が整わないうちに起こってしまったということでございますけれども、例えば今回の地震と同じ規模もしくはそれよりも大きな規模のものが関東にも起こり得ることは、あすにも可能性があるわけでございますので、直ちにそういうようなことを教訓として生...全文を見る
○鴨下委員 都会に住む人間はみんな同じ思いでございますので、ぜひその辺の、いざというときに頼りになる医療体制というものの全体の整備を急務としていただきたいと思います。  それからもう一つ、今実際に神戸で被災に遣われている方々が、約二十万人の方が避難生活をなさっているというような...全文を見る
○鴨下委員 その体制をつくっていかれる段階で、今まで被災に遭った方はけが、外傷だったわけですけれども、だんだんと慢性疾患のフォローアップ、それからあと、今回いろいろと問題視されているのは、例えば子供さんだとかなんかが震災の恐怖によってのさまざまな精神的な外傷体験のようなものを負っ...全文を見る
○鴨下委員 終わります。
02月15日第132回国会 衆議院 厚生委員会 第3号
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○鴨下委員 大臣、長いこと委員会でお疲れだろうと思いますが、さきの大臣の所信表明の中で、高齢者福祉策について、「国民が安心して老後を迎えられる介護サービスの基盤を整備するため、老人保健福祉計画により把握された地域のニーズを踏まえこというようなことで、例えば新ゴールドプラン等を策定...全文を見る
○鴨下委員 その数字は私の方も同じ数字を持っているのですが、死亡場所について表明のあった人二八%のうちに、自宅で亡くなりたかったというふうな希望を述べていた人が九二・九%あったというふうに理解していますけれども、それでいいわけですね。まあその件についてはそれでいいと思いますが。 ...全文を見る
○鴨下委員 高齢化は本当に大変なスピードでこれから参るわけでございますので、対応をぜひ早くやっていただきたいと思います。  そういうハード面の問題も多くありますが、きょう私が一番聞きたかったことは、根本的な問題で今まで我々が目指してきた医療が、むしろ過剰な延命を第一に考えてきた...全文を見る
○鴨下委員 それを早く進めませんと、現実には、がんの患者さんで亡くなる方は毎年二十二万人ぐらいいらっしゃるわけですよ。そういうような方々一人一人が、例えば家族が後で振り返ってみて、ああお父さん、お母さんをうちに連れて帰って面倒見てあげたかったな、こういうふうに考えて後悔している家...全文を見る
○鴨下委員 確かに、医学部は非常に高度な知識を要求されるわけですから、それが大前提になることはもちろん言うまでもないわけですけれども、それにプラスアルファ、知識だけでは患者さんは診られないわけで、そのプラスアルファの部分を、例えば入学試験のときに、高校生のときにボランティア活動を...全文を見る
○鴨下委員 文部省だけではないのですが、医療というのを担うのはもちろんお医者さんでもありますし看護婦さんでもありますし、それ以外のコメディカルの方々なわけでございますけれども、医者をつくっていくのは医学部でありそして文部省の所管でございますけれども、その育った医師たちが活躍する場...全文を見る
○鴨下委員 大臣の御答弁、若干歯切れが悪いところがありまして、その辺のことは私もそんたくしてこれ以上は追及は申し上げませんけれども、やはり医学部というのは六年あるわけでして、医学を目指して入ってきた人間が六年間にどういう倫理観を身につけるかということは大変重要なことで、むしろその...全文を見る
03月15日第132回国会 衆議院 厚生委員会 第7号
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○鴨下委員 大臣、お疲れさまでございます。  きのう参考人に対する質疑等が行われまして、国民健康保険制度の財源論を中心に審議がされたというふうに理解しているわけですけれども、それぞれの立場で大変な御苦労をしながら国保制度を支えようとしていることは、これは敬意を表したいと思います...全文を見る
○鴨下委員 そのガイドラインのことなのですが、現状の診療現場からはかなり乖離している部分が実際にございます。例えば、そのとおりに従ってやらなければいけないというようなことになりますと、開業医のほとんどがなかなかそれを実施できないというようなことを私は懸念するわけです。  実際ど...全文を見る
○鴨下委員 そういうようなことでしたら大変現場の医師はみんな喜ぶだろうと思います。  あと、個別接種の方の流れになっているというのは、ある意味で、接種を強制するのではなくて、家族の方々のいろいろな価値観、それから個人の健康観等に関して尊重をするという意味では、私は一定の評価をす...全文を見る
○鴨下委員 二十人でよくて二十一人でだめだということではないというふうに理解させていただきたいと思います。  それから、やはり一般の開業の先生方が一番心配しているのは、厚生省がこういうことを言っているのにこれに従わないで、万が一医療の事故のようなものが起こったときに、果たしてこ...全文を見る
○鴨下委員 大臣おっしゃるとおり、実際に国民の多くの方々は花粉症の症状に応じてさまざまな病院に行くわけですね。例えばくしゃみ、鼻水を主体とする場合には耳鼻科にいらっしゃいます。耳鼻科へ行って点鼻薬とそれからアレルギーの薬をもらいます。それでも目のかゆみはよくなりませんから、それじ...全文を見る
○鴨下委員 少し御説明をさせていただきたいと思うのですが、心身症というのは、精神的なさまざまなショックとかストレスによって起こってくる体の症状、体の病気でございまして、確かに阪神・淡路大震災のときも、避難所で避難されている方々の中にはそういう精神的なストレスによってだんだんと潰瘍...全文を見る
○鴨下委員 今そういうお答えでしたけれども、現実には、昭和五十三年の標榜科目を新規に認定したというようなことから、一切標榜科目がふえていないわけですね。  ちなみに、そのときの標榜科目名について申し上げますと、美容外科、呼吸器外科、心臓血管外科、小児外科、矯正歯科、小児歯科とい...全文を見る
○鴨下委員 結局は、国民は病気になったときに一体何科に行ったらいいのか、どんな病院に行ったらいいのかという情報が十分わかってないで、現に花粉症の人がこんなにいるわけですけれども、大臣も含めて、幾つかの科に行くというようなことになってしまったら、これはもう大変な混乱になってしまうわ...全文を見る
○鴨下委員 今までこれ、例えば自動車に例えるなら、まだ乗れる車が、モデルチェンジして少し高くていい車が出ると、せっかく乗れる車なんですけれども、それを廃車にして新しい車に乗りかえる、こういうようなことが薬ではある種あったように私は思っているのですよ。  これも固有名詞出さないと...全文を見る
○鴨下委員 ただ現実は、設備投資をしますとなかなか、それを返済するためには、診療報酬の中では人件費も高騰していますし、それからこれはよくないのかもわからないけれども、薬価差益というものがほとんどなくなっていく現状の中で、非常に中小の病院は苦しい状況なわけです。そうすると、例えば今...全文を見る
○鴨下委員 時間になりましたので、きょう触れさせていただいたことは、要するに、財源をどんなに皆さんが工夫なさっても限度がございますので、最終的には入るところばかりではなく出る方をどうコントロールして、そして質を下げないで良質な医療サービスを効率よくとう提供するかという、この知恵が...全文を見る
04月26日第132回国会 衆議院 厚生委員会 第9号
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○鴨下委員 大臣、お疲れさまでございます。  きょうは、精神保健法それから結核予防法の一部を改正する法律案についての関連の質問をさせていただきたいのですが、まず初めに大臣に、今ちまたでは阪神大震災、地下鉄サリン事件、それからオウムの一連の事件など社会的な不安、それから不況、円高...全文を見る
○鴨下委員 大臣、よろしくお願い申し上げたいと思います。  まず、結核予防法の一部を改正する件につきましての質問をさせていただきたいと思います。  結核感染者が他に伝染させるおそれが著しいと認められる場合、都道府県知事などから結核療養所に入所を命令されます。これは結核予防法の...全文を見る
○鴨下委員 歴史的な経緯を踏まえて保険優先に移行するというようなことについてはある程度理解をするものでありますが、例えば保険証を持っていなかったり保険に加入していない場合に、適正な保険診療というのは現実にはなかなか受けにくいわけですけれども、こういうような患者さんが例えば結核に罹...全文を見る
○鴨下委員 今回の改正でこの点が一番のポイントだろうと私は思っているわけです。特に厚生省の方々にお願いしたいのは、保険のない場合には公費で負担しますよということをぜひ国民の方々、それから医療現場で実際に従事する医師の先生たちにも周知徹底することが必要なのだろうと思います。実際には...全文を見る
○鴨下委員 なかなか難しい問題だろうとは思いますが、ぜひ、社会防衛という意味合いから柔軟な適用についていろいろと考慮をいただきたいと思います。  続きまして、この法律改正の結果として、言ってみれば、各保険者への負担増が余儀なくされるということになるわけですね。例えば被用者保険で...全文を見る
○鴨下委員 国民の医療費そのものも国民が負担するわけでございますので、それの有効な、そして費用対効果という意味で最大限の効果を上げられるような御工夫をぜひ厚生省としてもしていただきたいと思います。  再度繰り返しますけれども、国民医療費そのものはもう既に二十四兆円を超えて、今後...全文を見る
○鴨下委員 きょうは医師数と医療費との相関についてを中心に伺いたいと思っているわけですけれども、ある医師数が充足されたところでストップしておかないと、これは良質の医療という点では、必ずしも医師がふえていくというようなことで相反することではないのかもわかりませんけれども、医師数がふ...全文を見る
○鴨下委員 医療経済学といいますか、医師がふえていくことによって診療報酬等もそれなりには、医師は食べていかなければいけませんし、それからさらに患者さんも医師の周りに集まるというようなことを含めまして、医師がふえればそれなりに医療費も増大するというようなことは、私は真実だろうと思う...全文を見る
○鴨下委員 局長おっしゃるように、こういう問題というのは、かなり個別、それぞれの大学の事情で特殊な部分というのがあるんだろうと思いますけれども、そういう中で、今一律一〇%カットしようよというその発想そのものが私は問題なんだろうと思います。  むしろ、例えばまず設立当時の目的だと...全文を見る
○鴨下委員 まず、自治医大のお答えについてのことなんですが、無医地区というのが、半径四キロ区域内で人口五十人以上の、医療機関がゼロのところということだそうですけれども、七一年には二千四百七十三カ所が八九年には千八十八カ所。それから、ある意味で交通のアクセスもよくなり、患者の需要も...全文を見る
○鴨下委員 きょうはその三大学を責めるという目的で話をしているわけではないわけですけれども、医師をどういうふうに合理的に削減し、適正な定員といいますか医師数で国民に良質な医療を、さらに過重な負担をかけないためにどうするのか、こういう目的で一つの問題提起的に自治医大、防衛医大、それ...全文を見る
○鴨下委員 医学教育と適正な医療をどう提供するかというのはもう本当に不可分の問題なわけですので、私はこれからも再三にわたって大臣初め厚生省の方々にお願いしたいと思いますが、医者をつくるということと医療現場で働くということの整合性をどううまくとっていくかというのは、これは縦割り云々...全文を見る
05月31日第132回国会 衆議院 商工委員会厚生委員会農林水産委員会環境委員会連合審査会 第1号
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○鴨下委員 昨日、五月三十日というのはごみゼロの日だそうでございまして、その中で、今環境庁長官がお触れになりましたように、環境白書が発表になりました。その中の一文に、我々の社会ないし文明が地球的規模での限界が見えつつあること、そして、それを乗り越え人類が存続していくためには、限ら...全文を見る
○鴨下委員 三大臣はそれぞれのお言葉で、環境志向型の国づくりをしていきたいというようなことをおっしゃったのだろうと思います。当法案の「目的」の中に、分別基準適合物の再商品化を促進すること等、一般廃棄物の減量及び再生資源の十分な利用などを通じて、廃棄物の適正な処理及び資源の有効利用...全文を見る
○鴨下委員 今大臣がお答えいただいたように、私も、今まさに価値観そのものが変わりつつある時代なんだろうと思います。ですから、もちろん中小事業者等の方々を保護するというような観点、通産省に必要な部分はもう重々理解しているわけですけれども、今まさに価値観を変えようとしている時代でござ...全文を見る
○鴨下委員 それでは、続きまして、指定法人のことについてお伺いしたいと思います。  この法案では、施行当初は全国を統括する指定法人を新たに設置するというようなことになっています。私は指定法人設置というシステムそのものに大きな疑問を持っておりますが、仮に指定法人を容認したとしても...全文を見る
○鴨下委員 静脈産業を育てるというようなことは、これから我々は環境志向型の国家をつくっていこうというようなことでもあるわけですから、通産主導でも結構ですから、その静脈産業に関しての例えは民間のすぐれた技術それから発想をうまく吸い上げる、こういうようなシステムをぜひおつくりいただき...全文を見る
○鴨下委員 環境白書の五十五ページに、  我々現代人、特に環境への負荷の増大に大きな  責任を有する先進諸国は、開発途上国との格差  是正に努めるとともに、これ以上の環境への負  荷の増大を厳しく抑えて、持続的発展が可能な  社会を構築していく必要がある。そのような社 ...全文を見る
○鴨下委員 この法律をきっかけに日本の社会がさらに環境志向型の、国際的に模範となるような国づくりのために環境庁長官、しっかり頑張っていただきたい、このことをお願いいたしまして、質問を終わらせていただきます。
12月06日第134回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○鴨下委員 新進党の鴨下一郎でございます。  まず最初に、今韓国のソウルの地検が先週末に、一九七九年の十二月のクーデターを指揮した全斗煥元大統領を刑法上の反逆首謀容疑ということで逮捕したという報道がなされております。またさらに、先月半ばには盧泰愚前大統領が巨額に上る収賄容疑で逮...全文を見る
○鴨下委員 外交上の、言ってみればどのような努力を今後なさるかというようなことも伺いたかったんですが、それについては今後またいろいろと伺っていきたいと思います。  引き続きまして、沖縄の問題につきまして伺わせていただきますが、十一月七日に、これは報道ですが、国会内で野坂官房長官...全文を見る
○鴨下委員 あとは、税制上の問題についてはいかがでしょうか。
○鴨下委員 今長官おっしゃるように、こういう大きな問題を抱えているときに政府側からある意味での条件を提示するようなことはいろいろと難しいことも十分理解はするわけでございますけれども、現実には沖縄では、例えば完全失業率も含めて経済的な問題でも実際非常に大きな問題を抱えているわけです...全文を見る
○鴨下委員 今からというのは、例えば基地の整理縮小が行われてからではもう遅いのですよ。今から始めて、そういうようなことで縮小して雇用機会を失った方々の受け皿をきちんとつくっておかなければ、これはもう沖縄の県民の方々にとってみれば大変な葛藤なわけでございますので、ぜひ政府としても前...全文を見る
○鴨下委員 雇用の問題というのは最も重要な問題でございますので、ぜひ引き続き政府として真剣に取り組んでいただきたい、このことをお願い申し上げたいと思います。  引き続きまして、騒音防止協定の早期締結につきまして伺わせていただきます。  十一月二十五日の第一回の沖縄米軍基地問題...全文を見る
○鴨下委員 そういうことは、例えば他府県の横田、厚木などの協定と大体共通するようなことというふうに想定しているわけでございますか。  そして、例えば飛行時間の制限というようなことでも、横田、それから厚木の夜間飛行制限というようなことでは十時から午前七時というようなことを伺ってい...全文を見る
○鴨下委員 騒音問題は、学校の中で勉強する子供たちにとってみれば全く真剣な、重要な問題ですし、それにかかわってさまざまな、ある意味で心理的な影響等もあるわけでございますので、すべての問題に優先してこの問題にしっかりと取り組んでいただきたい、こういうふうに考えます。よろしくお願いい...全文を見る
○鴨下委員 検疫ということは、実際には未知の病気も入ってくる可能性があるわけですね。そうすると、その被害をこうむるのは沖縄の県民でございますので、ボン協定並みもしくは国内法をきちんと適用できるような、そういうような取り決めがぜひなされるように政府としてしっかり取り組んでいただきた...全文を見る