鴨下一郎

かもしたいちろう

小選挙区(東京都第十三区)選出
自由民主党・無所属の会
当選回数9回

鴨下一郎の1996年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月23日第136回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○鴨下委員 新進党の鴨下一郎でございます。  今回は、私は法務委員ではなかったのですが、特別、二月十二日午前三時二十分ころに、小菅の東京拘置所で塀を乗り越えてイラン人未決囚が脱走したというようなことの経緯につきまして、法務省に質問をしたいと思います。  報道によりますと、拘置...全文を見る
○鴨下委員 そういうようなことで、結果的には七人が逃げ出したということなのですが、今の時点での一番の原因は、一体どういうようなことだというふうに認識していますか。
○鴨下委員 私は、その中でも一番の問題は、五十分間通報がおくれたということなのですよ。警報が鳴って、そしてはしごを発見した時点でなぜ警察に——周辺の人たちは非常に不安に感じたわけですよ。ですから、その辺のことを、なぜ五十分間の時間差があったのか、この辺のことだけちょっと教えてくだ...全文を見る
○鴨下委員 それで、逃げたということが発見されなければ、その時点でまだ通報してないというようなことにもなりかねないわけですよね。現実には、刑務官があの辺をぐるぐる回って、地域の住民はもうみんな、一体何が起こったのかということも知らないで大変な不安になったわけですよね。  大臣、...全文を見る
○鴨下委員 大臣は、高校は江北高校ですよね。小菅の刑務所のすぐ裏ですから、ちょうど四十一年前に逃げた事件があったとき、あの周辺のことについての関心はおありだったと思いますけれども、覚えていますか、そのころのことを。
○鴨下委員 我々も子供心に、私のところもそこからすぐ近くなんですが、死刑囚が逃げたということで、本当に周辺も不安になりましたし、私自身も幼心にそれは大変だというようなことで非常に記憶として覚えているのですよ。  ですから、大臣が五時の時点で、逃げたということで、それを法務省とし...全文を見る
○鴨下委員 くどいようですけれども、そういうふうにもし考えるのでしたら、直ちに通報して、そして警察を含めて地域の警護というのを万全を尽くすべきだっただろうと思いますよ。ですから、その辺のところの認識が、まあ四十一年ぶりというようなこともあったのかもわかりませんけれども、その辺の地...全文を見る
○鴨下委員 先ほど申し上げましたように、四十一年前のことを私は幼心に覚えているわけですね。そういうようなことでいうと、あの地域は、言ってみれば明治の十二年から刑務所があって、そしてその後に巣鴨から東京拘置所が移って、もう既に昭和四十五年からですからね。非常に、その地域の人たちにと...全文を見る
○鴨下委員 巣鴨から小菅に移った経緯というのを少し私なりに調べてあるところを申し上げます。  東京拘置所は昭和十二年十一月に巣鴨に新築されて、そして昭和二十年十一月に戦犯収容施設、いわゆる巣鴨プリズンとして連合軍に接収されたために、小菅の拘置所が未決囚の施設として業務をやってい...全文を見る
○鴨下委員 拘置所の立地条件というのは、言ってみれば霞が関に一番近いところがいいわけですよね。実際に小菅の拘置所の方に例えば弁護士さんがいらっしゃる、それから地裁、地検の方に行くというようなことを含めて、非常にアクセスが、今交通事情が悪いので一時間以上かかるというような話で、非常...全文を見る
○鴨下委員 今一国会の移転の話がありますよね。首都機能をどこかに移そうじゃないか、そういうようなときに、首都圏の中に今拘置所を置いておかないといけない。そういうことの立地のときに、国会だとか霞が関がどこかに移動したときに、東京拘置所はあのままあそこでずっとあるというのが本当にふさ...全文を見る
○鴨下委員 実際、きのうおとといか、私も見てきたのですが、塀だってひびが入っているし、それからモニターだとか何かだって不十分です。死角もありますし、実際にはなかなか厳しい施設ですよ。だけれども、それは今までずっと使ってきて、そして整備ができていなかった部分で、これを新規に、じゃ古...全文を見る
○鴨下委員 どうもありがとうございました。     〔委員長退席、佐田委員長代理着席〕
02月29日第136回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第1号
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○鴨下分科員 新進党の鴨下一郎でございます。長官、お疲れさまでございます。  本日質問させていただくに当たりまして、大臣にどうしても一つ伺っておかなければいけないことがございます。  いわゆる住専処理のために六千八百五十億円もの血税が注ぎ込まれるということが平成八年度予算案の...全文を見る
○鴨下分科員 あとは、個人的に岩垂寿喜男という政治家としてお考えをいただきたかったのですけれども、きょうは時間がありませんので、このくらいにさせていただきます。  きょうは、実は私のふるさとであります足立区というところには、綾瀬川という一級河川が流れておりますが、この綾瀬川が過...全文を見る
○鴨下分科員 綾瀬川につきまして、多少特異的な部分について少し御説明をさせていただきたいと思いますけれども、綾瀬川は、ずっと埼玉県から流れて、都内に入り中川に合流して、言ってみれば都内の部分というのは潮の満ち引きと非常に密接に動く川でございます。都県境のところで伝右川とかも長川と...全文を見る
○鴨下分科員 私も、ほんの短い期間でしたけれども環境庁の政務次官をさせていただきまして、環境行政というのだけではなかなか、河川も含めて、改善していくというのは非常に難しい話なんです。ただ、私はそのときに非常に印象深く感じたことは、環境庁がいわば調整能力を発揮して、各省庁間の調整を...全文を見る
○鴨下分科員 おっしゃるとおりなんですが、実際に、先ほど申し上げたように、綾瀬川という川は、多摩川と違いまして、かみそり堤防で川そのものが地域住民から見えないのです。我々は橋を渡るときだけ、ああ、綾瀬川は汚いなというふうなことの印象だけで、橋を渡らない限り川そのものの存在が見えな...全文を見る
○鴨下分科員 実際に流量がふえれば多少はきれいになるのかもわかりませんけれども、それだけでは、綾瀬川の場合にはなかなか厳しい状況があるのだろうと私は思います。  建設省がお考えになっている、いわば綾瀬川の汚濁機構の解明といいますか、そういうようなことに関するお考えがもしあれば、...全文を見る
○鴨下分科員 綾瀬川という川が、今、本来の河川としての機能が、都市部の今我々が住んでいる足立区、それから草加市あたりのところで果たしてどういう機能を持っているのかというので、私は甚だ疑問に感ずるときがあるのですね。むしろもう川としての使命を終わってしまった川なのかなというようなこ...全文を見る
○鴨下分科員 いつも、台風が来たときとか高潮の心配のあるようなときに、むしろ綾瀬川そのものは海からの逆流で非常に水面が高くなって厳しい状況になるわけですね。そうすると、あの川そのものが、治水で、いわば洪水だとかなんかの予防というよりも、むしろ危険を高めているような要素があるのでは...全文を見る
○鴨下分科員 今いみじくもおっしゃいましたけれども、ポンプでくみ出すような川なのですよね。ですから、海がずっと足立区の方まで入り込んできているようなもので、それを防ぐために高い堤防で高潮なんかのときに備えるというような、むしろ川というよりは洪水の危険をどんどん人家の方に招き入れて...全文を見る
○鴨下分科員 綾瀬川は、一級河川で流量も多いといいますか、実際には、そういうような二層河川にするというにはなかなか技術的に難しい川なのでしょうか。
○鴨下分科員 もう時間がなくなりましたので終わりにしますが、長官、まず綾瀬川の浄化対策は、これは本当に各省庁を乗り越えた形でやらないとなかなかうまくいかないものですから、私は、環境庁という省庁はまさしく調整機能を発揮する省庁だろうというふうに思うのですね。そういうことで、全国に大...全文を見る
○鴨下分科員 終わります。
03月01日第136回国会 衆議院 厚生委員会 第4号
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○鴨下委員 このエイズの集中審議は、国民注視の非常に厳しい審議が行われているわけですけれども、与党が大変出席が悪い。これは一体どういうことなのかということなんですがね、委員長。
○鴨下委員 まず、きょうの質問は、厚生省の統一見解でHIV感染による免疫不全症候群という疾患の概念ができ上がったのはいつの時点なのか、厚生省がそういう認識に至ったのはいつなのかということをお知らせいただきたいと思うのです。
○鴨下委員 そうじゃなくて、エイズという病気が国民にだんだん知られていって、厚生省もこれはただならぬ重大な病気だということを判断した段階。例えば、それはエイズのHIVというビールスが固定された時点で厚生省はそう考えたのか、日本の、本邦の一例が報告されたときにそう思ったのか、この辺...全文を見る
○鴨下委員 これは本来は非常に重要なことなんですよ。それはなぜかといいますと、厚生省が公式にエイズという疾患を認め、なおかつその時点からの対応というのは、エイズという病気そのものにきちんと対応しなければいけない責任があるわけですから。それまでは、今の議論の中で薬務局はのらりくらり...全文を見る
○鴨下委員 そうすると、五十八年の時点で厚生省は、エイズという病気に関してその疾患概念を確定して、ウイルスによって伝播する疾患だというふうな判断をしていたというふうに解釈していいわけですね。もう一度お願いします。
○鴨下委員 この辺は実際には、薬務局、答えちゃいますとその後の対応について厳しく問われなければいけないことになるわけですけれども、客観的な学会の報告の中で、八四年の九月には、少なくともエイズはウイルスによる疾患だというふうなことはもう学会の一般的な常識になってきているわけですから...全文を見る
○鴨下委員 大変よくわかりました。  ということは、五十九年以降の対応に関しては、ウイルスによる感染性疾患だというような判断で厚生省は対応していくというようなことで、そういう大前提でよろしいわけですね。厚生大臣、いかがですか。
○鴨下委員 今回の質問の大前提なものですから少ししつこく聞かせていただいたのですが、八三年に例の安部英さんが、帝京の医学雑誌の中で、病原体を含有する危険を持つ血液製剤の輸注をとめることが大切というようなことを論文の中で言いまして、エイズは言ってみればビールス性の疾患であるから、そ...全文を見る
○鴨下委員 そうすると、五十九年にはいわばエイズの疾患概念が確立して、ビールス性の疾患だということになって、エイズビールスも見つかったわけですから、この時点では非加熱製剤の中に万々が一混入するというようなことは推測できたわけですね。薬務局長、どうですか。
○鴨下委員 流れとして、そういうような形でエイズのビールスがもしかすると非加熱製剤に混入しているかもわからない、こういうようなことというのは当時の学者の中では考えられ始めていたわけで、その中で、先ほど大野委員が質問しましたように、加熱製剤に移行すべきだというような議論があったので...全文を見る
○鴨下委員 ということは、加熱製剤を治験をしていこうではないか、製品として製剤として市場に出していこうではないかというふうに考えた最も重要な動機は何だったのでしょうか。
○鴨下委員 今、局長は三つおっしゃいましたけれども、そのエイズ予防というようなことの必然性というのは私も理解できるのですが、B型肝炎に関しての予防効果ということは、郡司さんが郡司ファイルの中で、これはB型肝炎に関しては必ずしも一〇〇%予防できないというようなことをおっしゃって、結...全文を見る
○鴨下委員 私が伺っているのは、治験の目的は何だったのですかという話を伺っているのですよ。
○鴨下委員 だから、答えていないじゃないですか。私が聞いているのは、治験の目的は一体何だったのですか。それはB型肝炎の予防なんですか、エイズの予防なんですか、加熱技術が入ったための治験だったのですか、これを聞いているのですよ。
○鴨下委員 全く……。私が聞いていることはわかりますね。その治験のプロトコールにうたわれている目的は何なのですかと言っているのです。エイズ予防なんでしょう。  私は、厚生省がそんなに不見識じゃなかったと思いますよ。あの当時、治験をやって加熱製剤を入れようじゃないかということの本...全文を見る
○鴨下委員 とにかく、最初のボタンをかけはぐっちゃいますと最後までボタンがずれていっちゃうのですよ。だから、局長、本当に苦しいだろうと思うけれども……。  私、実は治験のときの、治験のペーパーの冒頭のところに何の目的で治験をやったかというのが、これは「診療と新薬」という専門誌の...全文を見る
○鴨下委員 この論文は各治験の最終段階の取りまとめの論文ですよ、だれだって手に入る論文。これを厚生省が読んでいないはずがない。だって、これを読まなければ承認できないのですよ。だから、見ていないとか、今はないとかいう話じゃなくて、私が言いたいのは、この治験の目的はエイズの予防だった...全文を見る
○鴨下委員 とにかく水かけ論なんですが、最初に、郡司ファイルの中で、加熱製剤はB型肝炎ウイルスに対して決して有効でないということがあるから、トラベノール社の加熱製剤を言ってみれば否定したのでしょう。それを、加熱製剤の治験をやるためにこんな六社も七社も打ちそろって、安部さんがすべて...全文を見る
○鴨下委員 先ほど、厚生省が五十九年の十一月時点でエイズという疾患概念を確立したというお話だったわけです。実は、この治験の開始は五十九年の二月です。ですから、まだビールスがわかってない可能性があるわけですけれども、少なくとも限りなく疑われていた段階での治験の開始だったのですね。 ...全文を見る
○鴨下委員 そうすると、今まで厚生省は、この治験に関しては、肝炎予防だとか、加熱の技術が入ったというようなことを主目的に治験をやるというようなことだったわけですけれども、言ってみれば、当時の状況というのは荒賀局長もなかなか御存じのない部分もあるのだろうと思いますから、私は正確に言...全文を見る
○鴨下委員 後はいよいよ治験に入っていくわけですけれども、そういう目的がございました。一つはB型肝炎予防、それからさまざまな他のビールスの感染の予防、そして加熱というような、言ってみれば摂氏六十度を十時間加熱ということで第Ⅷ因子が不活化しない、そういう加熱技術がわかってきたという...全文を見る
○鴨下委員 いや、私が伺っているのは、トラベノールはもう既に五十八年の前半、四月、五月ごろには加熱製剤を持っていたわけですよ。そして、それがさつきの、私はなぜ治験の目的が重要だったかとこだわったかと申しますと、既に加熱製剤があって、その加熱製剤を早く活用すればいい、こういうような...全文を見る
○鴨下委員 十一月の時点で説明会を開いたと言っているでしょう。その十一月の時点までトラベノールを待たした必然性は何だったのかという話ですよ。
○鴨下委員 各社の判断でやったのだったら、五十八年の早期に、四月、五月ごろに、トラベノールは、加熱製剤をつくりたいですというようなことを厚生省に申し出ているのですよ。それに対して、先ほどの話ですよ、郡司さんは、チンパンジーだとか何かの実験に関してB型肝炎の予防効果が少ないじゃない...全文を見る
○鴨下委員 私は、厚生省はその時点で非常にエイズに対して危機感があったと思いますよ。それで五十八年の早期、だからエイズ研究班をつくったり、さまざまな予防対策についてきっと省の中ではいろいろな工夫がなされていたのだろうと思う。だから、そのことが最終的に十一月に治験をやって加熱製剤を...全文を見る
○鴨下委員 それはいいです。それは中間報告の、そこにある文言でしょう。そうじゃなくて、私は、二月から十一月までの間に、トラベノールはもう既に加熱製剤を持っていたのに治験にどうして入らなかったのかということの、私にとって不思議に思っていることにお答えくださいと言っているのです。
○鴨下委員 伺っていることは、これはもう国民みんなが不思議に思っていることなんですよ。  それで、その段階で他社、トラベノール以外の会社ですね、例えばミドリ十字なんかは五十八年の四月から十月ぐらいの時点で加熱製剤に関する加熱の技術だとか何かはどの程度までいっていたかということに...全文を見る
○鴨下委員 これは勘ぐりかもわからないけれども、もう既に二月の段階、トラベノールは加熱製剤を持っていたわけですね。それが、ミドリ十字、今おっしゃっていたように、その後に開発がやっと追いついてきて、そして九月、十月の段階で加熱技術を何とか完成して、加熱製剤の治験に入れる準備ができ上...全文を見る
○鴨下委員 いや、ですから私が伺っているのは、ミドリ十字は十月まで加熱製剤を持っていなかったのですね、さっきの答弁の中では。そうすると、それまでの間に早く本来だったら加熱製剤をつくらなければいけないというのは厚生省は多分お考えだったと思います、さっきの論文にも書いてあるわけだから...全文を見る
○鴨下委員 私が伺っているのは、その前の年の話ですよ。  一九八三年の二月から十一月までの間に、ある意味でエイズの問題が相当深刻になってきて、そしてこれは大変だ、だから加熱製剤を早く使わなければ、非加熱製剤だと万々が一エイズのウイルスに汚染されている可能性があるということのため...全文を見る
○鴨下委員 八三年の二月から十一月の間、実は郡司ファイルがその中間にありまして、B型肝炎の予防だけでは、加熱製剤は決して有効な製剤でないという話が途中に入っているのですよ。  でも、その辺の経緯についてぜひ調べていただいて、当時の担当の方、それからあとはトラベノール、そしてエイ...全文を見る
○鴨下委員 一カ月以内というと、国会だってどうなるかわからないですから。とにかく、ここ一週間ぐらいの間にそれなりの人に接触して、そして文書できちんと出していただけるように、大臣、いかがですか、一週間ということで。
○鴨下委員 大臣に、ぜひ一週間以内で結果が出るように、これはもう本当に時間を争う問題ですから。ですから、ぜひその辺のところは誠実に、厚生省としても事実関係を明らかにしていただきたい。  大臣にちょっとお伺いしたいのですが、先ほど、大臣官房の中の調査プロジェクトチームで中間報告が...全文を見る
○鴨下委員 実は、きょう私は、自主回収の点について厚生省の対応をある程度厳しく問いただそうというふうに思っていたのですけれども、その入り口のところで突っかかってしまったものですから、もう時間がなくなって、これで終わりますけれども、本来でしたら、その加熱製剤を導入しようとしたある意...全文を見る
04月19日第136回国会 衆議院 厚生委員会 第11号
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○鴨下委員 今、石田委員から質問がありましたけれども、公衆衛生局と共管という形で設置されたわけですが、それで、今大蔵省に対する案というふうにおっしゃいましたけれども、最終的には安部さんが班長になって班が形成されていくわけですよね。その辺の、安部さんが班長になったということの意味と...全文を見る
○鴨下委員 エイズはその当時まだ未知の部分が多かったわけですね。そうすると、血友病の専門家が班長にならないで、言ってみれば、エイズという疾患全体の観点から眺められる人間が班長でしかるべきだというふうに私は思うのですが、あえてそのときに安部さんというようなことは、郡司さんが、血友病...全文を見る
○鴨下委員 実態把握をまず中心ということじゃなかったのですか。それから治療法、そして対策というようなことで、最初は、本邦にエイズという疾患があるのかないのかという調査そのものも目的の中に入っていたのじゃないのでしょうか。
○鴨下委員 ということは、血友病の患者さんで非加熱製剤を使っている患者さんに発症する可能性があるということを想定したエイズ研究班だったということですか。
○鴨下委員 当初は、エイズというのは、ある意味でゲイだとかそれから麻薬中毒の患者さんが多いというようなことで一般的でしたよね。そのときに、非加熱製剤を使っている血友病の患者さんがエイズに罹患するというようなことの可能性があったということでエイズ研究班をつくったというふうに今おっし...全文を見る
○鴨下委員 危機感があったというのは、私は、学者であり行政の責任者であった郡司さんがそういうふうにお考えになったのは、これはもっともな話だろうと思います。  その中で、エイズ研究班というものが設置されて、血友病の専門家であり、非加熱製剤を使っていた安部さんが班長になって作業して...全文を見る
○鴨下委員 第一回目の会議で、郡司さん、きょうの資料の中でもお示しになっていますけれども、リスクとベネフィットの関係について相当議論があったのだろうと思います。それで、結果的に、その第二回目のときにはリスクよりもベネフィットの方に重きを置いたような会にだんだんと変質していくわけで...全文を見る
○鴨下委員 厚生省の調査プロジェクトチームに対する回答で郡司さんは、「濃縮製剤は血友病の治療を劇的に改善した。実は、私はその事実を十分承知していなかったことを、研究会の中で教えられた。」こういうふうにお答えになっていますね。  ということは、これは多分、郡司さんは最初にリスクの...全文を見る
○鴨下委員 先ほど衛藤委員からの質問の中でも、七月四日のいわゆる郡司ファイルの中にさまざまなことが書いてありますけれども、これは藤崎さんが白書したもので、郡司さんは、内部の討議用のペーパーであって、特別これに課の言ってみれば意思を反映していることではないのだというようなニュアンス...全文を見る
○鴨下委員 いや、私は、この七月四日から十一日の間に重大ないわば意思の変更があったというふうには言っていないのですよ。そうじゃなくて、そういう議論が、郡司さんの中にもリスクとベネフィットに関しての葛藤はあっただろうと思います。リスクもある、ただ疫学的には非常にまだ少ないというふう...全文を見る
○鴨下委員 今、そのトラベノール社の話が出ましたけれども、加熱製剤が非常に臨床的に余り意味のないものだという判断を、郡司さん、先ほど専門家でないとおっしゃっていた郡司さんが判断なさったのですか、それともエイズ研究班に諮りましたか。
○鴨下委員 大変残念なんですけれども、時間が非常に制限されておりますので。  せっかくの機会です。郡司さんの在任中に加熱製剤の治験が進んでいくわけですね。結果的に承認のところではもう既に後任の方に譲っているわけですが、例えば、最初にエイズ研究班を設置したときにリスクは非常にあっ...全文を見る
○鴨下委員 それでは、加熱製剤をつくる経緯、それからその後に出てきたときの対処に関しては、後任者には何らかの形で申し送りはございましたか。
○鴨下委員 その回収の件は、私は、エイズ研究班ができて、そしてリスクを考えて、残念ながらベネフィットを優先したがゆえに加熱製剤の治験を導入せざるを得なくなった、それで最終的に、そのてんまつの最後は、加熱製剤が出たときにいかにきちんと回収するかというところまでつながって初めてエイズ...全文を見る
○鴨下委員 学者であり行政官であり、そしてエイズの問題について非加熱製剤ということで重大な任務を帯びていた方が、最終的に、事のてんまつの最後は、いかに危険な製剤を回収するかというところで初めて完結するわけでして、その辺のことを記憶なさっていないというのは私は甚だ無責任だというふう...全文を見る
05月08日第136回国会 衆議院 厚生委員会 第13号
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○鴨下委員 塩川先生、御苦労さまでございます。  今、木村委員からの質問の中で、安部さんのエイズ研究班の中でいわゆる帝京大症例が議論されたわけですけれども、その第一回目のときに、先生は、エイズの可能性があれば公表してしかるべき対応をとるべきだというような御意見を述べていたという...全文を見る
○鴨下委員 そういう認識でエイズ研究班の一員として御活躍なすったわけですけれども、そのときに、第二回目あたりから先生が、この帝京大症例に関しては、疑わしいけれどもエイズでないのではないかというようなことで、順天堂大学の病理の先生ともう一度、言ってみれば再鑑定といいますか、確定診断...全文を見る
○鴨下委員 先生が厚生省のアンケートの中でお答えになっているところで、帝京大症例に関して、CDCの診断基準にはすべては合致しない、そして、そのエイズとして否定する根拠としては、一つは、ステロイド剤の投与があった、もう一つは、CD4が少ないときでも百八十で低下していない、それからも...全文を見る
○鴨下委員 ステロイドの使用がかなり有力な否定の根拠になったというふうな話を私も伺っているのですが、この方は、この経過表を見ますと、八二年の七月の以前に三十ミリ使って、その後三カ月で漸減していって五ミリになって、一回軽快して退院しているのですよ。その後に、第四回の入院がその翌年、...全文を見る
○鴨下委員 確かに、その時点では疑問に思われて、そしてなおかつ、そういうような診断基準の中で除外するべき項目があったからということは理解できるのですけれども、最終的に、先生は肝硬変症と敗血症というふうな診断をつけて、これはエイズとして今認定するべきでないという話になっているわけで...全文を見る
○鴨下委員 それじゃ、重ねて確認いたしますけれども、その帝京大症例に関する病理は、その当時は順天堂の病理の白井先生はごらんになっていないということですね。
○鴨下委員 帝京大症例とその後の先生の方で認定なさった第一号症例、本邦第一例との比較の中で、例えばCD4なんかは、帝京大症例は百八十ぐらい、そして第一号症例が三百五十ぐらい。それから日和見感染は、帝京大症例はあったけれども、第一号症例はなかった。予後に関しては、我々はその後のこと...全文を見る
○鴨下委員 帝京大症例が限りなくエイズに近かったというようなことは先生もお認めになっているわけで、最終的に血清の抗体検査が陽性に出ればこれで確定するわけですね。  そのことについて、仮に前日とはいえ、新聞報道とはいえ、そういう可能性があるということを先生はそのときに御存じになっ...全文を見る
○鴨下委員 私が申し上げていることは、一号、二号の先陣争いの話をしているわけじゃなくて、言ってみればエイズを早く見つけて日本の中で広がっていかないようにするために、多分、サーベイランス委員会も本来の目的があったのだろうと思うのですよ。そうすると、先生の頭の中には、もう既に八三年に...全文を見る
○鴨下委員 報告があったからその例を認めたと、第一号ですね。しかし、そのときに、先生の御記憶の中には、八三年に、病理の検査まで含めて検討するべきだというふうな形でのエイズの症例が頭の中にあったわけですよね。それにもかかわらず、本邦第一例というのは-もう既にギャロ博士の抗体検査の話...全文を見る
○鴨下委員 さきの参議院の厚生委員会の中で、松田重三さんが、帝京大の症例を認定しなかったのは行政に汚点を残さないため、そして、順天堂大の症例はこれを隠ぺいする目的があったのではないか、こういうような発言をなさっているのですが、それに対して先生、反論はございますか。
○鴨下委員 揚げ足を取るようで恐縮ですけれども、血友病患者さんたちのことを考えるといろいろなことがあって発表がおくれたと今おっしゃいましたけれども、それは具体的にはどういうことですか。
○鴨下委員 その告知をしなかったために、例えば配偶者に感染を起こしてしまったとか、さまざまなほかの悲劇が波及していったわけですね。ですから、私は、先生が御記憶にあった八三年の帝京大症例、別に本邦一例がどっちだっていいのですよ、そういう問題じゃないのですよ、臨床的に血液製剤を介して...全文を見る
○鴨下委員 時間がございませんので、最後の質問ですが、六十年の三月二十二日の、先生が委員長でいらっしゃるサーベイランス委員会の、言ってみれば一般のマスコミに公開用の一枚紙の中の最後のところに、今私が申し上げた新聞の見出しと同じ文言があるのですよ。それで、この報告書は、今回の患者は...全文を見る
○鴨下委員 いや、先生が今ごらんになっていないというのじゃなくて、これは先生が発表なさった三月二十二日のペーパーです。ですから、新聞記事じゃございません。それを受けて新聞に報道がなされたわけですから、これが、エイズというのが同性愛の人に多く、なおかつアメリカの在住の人に多いのだと...全文を見る
05月15日第136回国会 衆議院 厚生委員会 第16号
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○鴨下委員 大臣、お疲れさまでございます。  大臣が答弁の中で、例えばネット所得スライドとか一号被保険者とか、非常にたどたどしく答弁書をお読みになっている部分がありまして、年金というのは本当にある意味で難しい。例えば言葉一つとっても、我々一般的にはわかりにくい言葉がたくさん出て...全文を見る
○鴨下委員 それが理解できないから質問しているわけですけれども、例えば成熟度という言葉がありますね。成熟度というと、我々一般的な考え方としては、成熟していくというのはいいことなんだというふうに、普通ですとこう考えますよ。そうすると、成熟度が高くなったJR共済が今回厚生年金の方に入...全文を見る
○鴨下委員 例えば一〇〇%超えたら過成熟とか過多成熟とか、何かそういうふうにして、ある意味で少し区別なさった方がいいような気がします。  きょう、ちょっと質問の中で一つ、国民年金の未加入、未納者の。パーセントはわかりますか。さっき青山委員の質問の中で総数は出ていましたけれども、...全文を見る
○鴨下委員 先ほどからの議論の中で、JRを含めて、苦しくなってきたら厚生年金に一本化していくというような話が流れとしてありますね。そうすると、例えば私学共済だとか地共済だとか、その辺のところも含めて、いずれ厳しくなってきたときにそれを厚生年金に一元化していくという話になったときに...全文を見る
○鴨下委員 前回の財政再計算のときに、至上命題として三〇%を超えないのだというような話がありました。そういう中での財政再計算であったはずなんですが、そうすると、そこに今回の一元化というのは織り込まないで計算していたということになりますか。
○鴨下委員 JRを含めて、今回一元化される方は大変ありがたいわけですけれども、入ってこられる厚生年金の方にとってみれば、それは少しずつ負担がふえていくわけですよね。今おっしゃっているように、百兆円からの積立金があるから−そうじゃないの。〇・一%しか寄与しないという話をしていますよ...全文を見る
○鴨下委員 局長もだんだんお疲れになってきたようです、こっちは入れかわり立ちかわりだからあれですけれども。  それで、一番心配しているのは、我々が年金をこれから受けるときに、国民年金もそれから厚生年金も含めて、若い人たちの世代の中には、年金を自分が納めた分だけもらえるのだろうか...全文を見る
○鴨下委員 今おっしゃったのは、例えば企業が折半している部分は企業の負担というふうに考えているのですよね。そうすると、結局、給料としてもらっている部分の天引きなわけですから、企業の負担ということも個人の方の負担ということにして、それからさらに、例えば税金の控除分がありますけれども...全文を見る
○鴨下委員 多少計算に私の方が無理難題を吹っかけている部分はありますけれども、ただ、一〇〇%戻ってこないというようなこともあるわけですよね、その企業の負担分を入れてしまうと。そうすると、ただでさえもそういうような年金の状態になっているところに、例えば今回の〇・〇九%の負担というの...全文を見る
○鴨下委員 いずれにしても、非常に厳しい状況が生まれつつあることは間違いないのだろうと思いますけれども、その中で、今公的年金でお預かりしている金の運用の面について、この経済状況ですからだんだんと厳しくなってきているだろうと思います。  特に、例えば資金運用部に預託されて財投とし...全文を見る
○鴨下委員 九四年の財政再計算のときには、その運用利回りというのは大体どのぐらいというふうに考えていましたか。
○鴨下委員 そうすると、明らかにその辺のところで計算とは違って現実は進んでいるわけですね。そうすると、最終料率にも影響してくるというふうに私は考えるのですけれども、その辺の資金の運用と最終料率との関係はどうでしょうか。
○鴨下委員 今までの経済状況等、これからは大分また違ってくるのだろうと思いますので、その辺十分に考えながらやりませんと厳しい状況がさらに厳しくなるというようなことだろうと思います。  今回の一元化に関して、JR共済が入るわけですけれども、そのときにJR共済が持参金として持ってく...全文を見る
○鴨下委員 では、最終的にその八千億円が負担にならないということなんですか。清算事業団にとって、八千億円という言ってみればこれからさらに過重な負担が加わるわけですけれども、その辺のことについてどういうふうにお考えになっているかという話です。
○鴨下委員 そうすると、最終的には長期債務の中に加算されてトータルで考えられるということになるわけですね。  そうなりますと、例えば長期債務の中での八千億円の過重な負担なんですけれども、その債務の利払いと、それから、国鉄清算事業団に財投の資金というのはどういうふうに入っているの...全文を見る
○鴨下委員 その債務の利払いに関しては、そうすると、借りかえを繰り返していっているということなのですか。
○鴨下委員 これは大蔵省にお尋ねしたいのですけれども、財投の資金として公的年金からの資金運用というのはどういうふうになっているか教えていただきたい。
○鴨下委員 今、運輸省から、財投の中から国鉄清算事業団に十五兆円入っているというような話がありましたけれども、そうすると、年金からの百十兆円くらいのお金の一部も国鉄清算事業団の方に行っているというふうに考えてもいいわけですね。
○鴨下委員 今回のJR共済の一元化で八千億円からのお金が清算事業団の方に付加されるわけですけれども、そのお金は、結局回り回って年金の運用資金だとかなんかの一部が入ってくる、こういうふうには考えられないのですか。厚生大臣にお伺いしたいと思います。
○鴨下委員 それはお役所だけではなくて、我々政治家の役目でもあるのだろうと思いますけれども。  ただ、今申し上げているのは、二〇二五年に最終保険料率が三〇%になりませんというようなことを、ある意味で我々は約束して厚生年金を設計しているわけですね。ところが、八千億円というお金を持...全文を見る
○鴨下委員 これは厚生省だけの議論ではなかなかうまくいかない話なんだろうと思いますし、ある意味で角を矯めて牛を殺すようなことがないように、我々もみんなで考えないといけない問題だろうと思います。  先ほど同僚議員から、社会保障全体で五〇%を超えないように考えなければいけないという...全文を見る
05月17日第136回国会 衆議院 本会議 第25号
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○鴨下一郎君 新進党の鴨下一郎でございます。  私は、新進党を代表して、ただいま議題となりました薬害エイズ問題に関して、総理大臣並びに厚生大臣にお考えを伺いたいと思います。  まず初めに、非加熱製剤を介してエイズに感染し、既に亡くなられた方、重篤な症状と闘っておられる方々、さ...全文を見る
05月31日第136回国会 衆議院 厚生委員会 第23号
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○鴨下委員 薬というのは、健康に対して大変な被害のある場合もありますけれども、多くの場合には、いろいろな病気を治すという意味で大変に役に立っていることが多いわけです。特に今までの薬の中では、例えば抗生物質だとかステロイドホルモン剤だとかいうようなものはいわばもう画期的な薬であった...全文を見る
○鴨下委員 今局長おっしゃっているように、これから多分、新規の薬を開発していくという意味においては、さまざまな意味で非常に大変なことが出てくると思います。  一つは、開発費そのものが、今百億とも二百億とも言われているわけですけれども、それも多分それ以上になってくるだろうと思いま...全文を見る
○鴨下委員 今局長はそういうふうにお答えになっていますけれども、実際に私聞いてみますと、まず現場の、治験をかつてやっていたようなお医者さんたちは、もうこれでは苦しい、実際にやるには非常に現実的でないというようなことをおっしゃっている人たちもいます。  私は、文書による承諾はいい...全文を見る
○鴨下委員 実際に治験をやってくださいという話になると、まあ十人のうちの九人ぐらいは自分をモルモットにする気かというような形になります。それで、かなり医者と患者さんとの間で信頼関係があっても、特にダブル・ブラインドのようなものになると非常に困難になるというのが現実なんです。今大臣...全文を見る
○鴨下委員 今、いみじくも哲学はなく、むしろ市場価格だけである程度考えていくというふうにおっしゃいましたけれども、私はその辺のところが、これから先、新薬をつくるのが非常に難しくなる。そして、せっかくつくった新薬がこれから先長く大事に使われていくというようなことにおいては、これは、...全文を見る
○鴨下委員 その辺が私は一番の、これから例えば薬剤費がだんだん高くなっていくのを食いとめる一つの大きな方策だろうと思っているのですよ。実際に、今回、薬害の話の中でもさまざまありましたけれども、結果的にどんなに厳密に治験をやっても、市場に出ていったときには全く別の使い方をされるわけ...全文を見る
○鴨下委員 今大臣がおっしゃっているように、薬価差益だけがその薬を使われていく選択の重要な要素になるというのは、これはもう大変困った話だろうと思います。それを是正し、なおかつ患者さんにとっての薬漬けを予防していくということで多分医薬分業だとか何かが行われてきたのだろうと思うのです...全文を見る
○鴨下委員 今のデータをお聞きすると、ある意味で、後のが平成五年でしたか、一五%、院内と院外の差があるということ、このくらいあるというのは、薬そのものの量としては相当意義があるのだろうというふうに思いますけれども、そうすると、今、全体的な医療費、国民医療費の中で薬剤費というのは大...全文を見る
○鴨下委員 そうすると、八兆円ぐらいの薬剤費が使われているわけで、私は、この八兆円というのは、ある意味で八兆円の公共事業だと思っているのですよ。それは、だって厚生省が薬価を決め、その薬価に従って使われていくことなわけですから、メーカーが勝手に決めて勝手に売るわけにいかないものです...全文を見る
○鴨下委員 私も、その辺のところは、例えば薬局に納入される薬についても、平均で約一五%ぐらいの薬価差があるというようなことも聞いています。それは開業医の先生方のところに入ってくる薬とほとんど変わらないという。その辺のところがもしあるとすれば、これは、せっかくの、言ってみれば医薬分...全文を見る
○鴨下委員 あともう一つは、最初にとれた適応症によって薬価のつき方がかなり格差が出てくるというような話があります。  例えば、今、日本の中で最も売れている薬の一つに、高脂血症のメバロチンという薬がありますけれども、この薬が十ミリで二百三円九十銭で、一日量がそれですからそのくらい...全文を見る
○鴨下委員 今幾つか申し上げてきたことは、結局、医療費そのものというのは国民が負担しているわけですし、薬剤費もそうです。そうなりますと、その中で有効で安全で、しかも価格の安い薬をどう上手に使っていくかということが、我々が負っている責務なわけですね。そうすると、今おっしゃっているよ...全文を見る
06月12日第136回国会 衆議院 厚生委員会 第28号
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○鴨下委員 本日は、民間活動に係る規制の改善及び行政事務の合理化について若干のお伺いをしたいと思います。  まず最初に、理容師法、クリーニング業法及び美容師法の一部改正の中で、理容所等の開設者について相続または合併があったときは、相続人等はその地位を継承できることとし、開設届け...全文を見る
○鴨下委員 私が質問する前に局長がお答えになってしまった部分があるのですが、相続をした人の店舗が五〇%以上を改装する場合にという話を次に私は伺いたかったのです。  その件について、今お答えになったのですけれども、現実には、五〇%で区切りをつけるというような厚生省のお考えと、実際...全文を見る
○鴨下委員 その辺の、同一性が五〇%で失われるのかどうかというのはこれからもっと議論しないといけない話だと思いますが、今回の規制緩和の趣旨というような意味では、例えば新しく相続なさった方が店を続けるときに、多少の改装をしたときにたまたまそれが五一%になるのか四九%で済むのかという...全文を見る
○鴨下委員 私が申し上げたいのは、例えばそういうお店が同一性が多少失われて新規に届け出をしても、創業からの看板をうたっていいかどうかという話をお伺いしたがったのです。
○鴨下委員 次の話ですけれども、前回美容師法の改正で、高卒以上の方が美容学校等の入学資格というようなことを含めて、その資格を取得することについて多少ハードルが高くなったわけですけれども、そういうふうに資格要件を厳しくした割には、例えば同じような業務をやっているいわゆるエステティシ...全文を見る
○鴨下委員 言ってみれば、美容師のやるべき業務とそれから今許されるエステティシャンの範囲というのが非常にオーバーラップしてしまっていて、現実には美容師の方の仕事をエステティシャンの方が侵しているというようなことについてのいろいろな意見があるものですから、その辺のところは、エステの...全文を見る
○鴨下委員 ぜひその辺のところの仕切りをよろしくお願いしたいと思います。  あともう一つは、美容師法の改正で、高卒以上の方というふうにだんだんと限定をするということのようですが、そうなりますと、今全国で高校の中退者が約十万人ぐらいいらっしゃるわけですけれども、そういう人たちが例...全文を見る
○鴨下委員 ぜひその辺をはっきりと厚生省の方でおっしゃっていただきたいと思います。そうしないと、みんな、中卒の方もそうですし、高校をさまざまな理由で中退なさった人たちで、美容、理容に望みをかけている人たちもたくさんいるわけですから、そういうときに、世間ではもう高校を卒業しないと養...全文を見る
○鴨下委員 今局長おっしゃっていた講習の面についてお伺いしたいと思います。  この講習が、言ってみれば非常に評判がよくなかった。中身の割には大変に講習に高いお金を払わされて心外だというような話がさまざまあることを私も直接聞いていますけれども、この講習は二日間コースで、例えば製造...全文を見る
○鴨下委員 製造業それから修理業そして販売、管理というようなことで講習を行ったわけですけれども、具体的にそれらを受講した人、それからそのときの一人当たりの講習料について、それぞれお示しいただきたいと思います。
○鴨下委員 それで、何人受講したのですか。
○鴨下委員 最初に局長は、全体の、言ってみれば講師料それから会場費、テキスト代、さまざまな運営にかかる費用を勘案して四万七千円とつけたと言うのですけれども、当初の倍来ていれば大変なもうけが出たわけです。その辺について、言ってみればこれは、薬事法で決めて、そして指定法人をつくってそ...全文を見る
○鴨下委員 いろいろと申し上げたいことはたくさんあるのですけれども、時間も限られていますので、次に、医療機器センターに係る賛助会員についてのお話を伺いたいと思います。  この賛助会員を医療機器センターは募っているわけですけれども、今現在、どのくらいの会社が賛助会員になっていて、...全文を見る
○鴨下委員 賛助会員に対する言ってみればメリットといいますか、それはどういうようなことを医療機器センターは言って賛助会員を募っているのですか。
○鴨下委員 賛助会費を集めるというようなことについて、あるメーカーは「許認可にかかわっている財団から賛助金を求められれば断ることができない。」こういうふうに言っているのですね。現実に、例えば「賛助会費ご入金について(お礼)」の中に「会員の皆様方には、医療機器センター情報等の無料配...全文を見る
○鴨下委員 もう少し詳しく伺いたいのですが、時間がないので。  実際に医療機器の国内生産金額は一兆三千百七十七億、これは九四年の調査ですけれども、言ってみればこの医療機器センターが一手にやっているわけですね。その中で、賛助会員に関してでも、財団が厚生省の許認可にかかわるようにな...全文を見る
○鴨下委員 いわば医療機器に関しては独占的に管理しているわけですから、よほど情報をきちんと開示して、しかも講習なんかの費用については極めて合理的にどういうふうに工夫するかということを、これは相当きちんとしないとさまざまな疑義をまた生むことになりますので、その辺、ぜひ心して厚生省は...全文を見る
06月13日第136回国会 衆議院 国会等の移転に関する特別委員会 第5号
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○鴨下委員 時間が大変切迫しておりますので、単刀直入に伺わせていただきたいと思います。  私も東京都民の一人でありまして、むしろ東京の大多数の意見を代弁するという形でお伺いをしたいと思います。  首都東京の機能は、政治、経済、文化など国民にいわば密接不可分にかかわっておりまし...全文を見る
○鴨下委員 その次に、今回の改正案の中では、移転を決定する際には東京都との比較考量を通じて検討するということがつけ加えられたわけでありますが、移転元となる東京都と移転先とを比較考量するということは、私も当然のことだろうと思います。ただ、実際に比較考量をしていくということについて、...全文を見る
○鴨下委員 またさらに、今回の調査会の報告の中では、国土政策的な観点から移転というようなことの検討が行われているわけですけれども、私が心配するのは、財政的なあるいは経済的な側面からの検討というのが不十分だという点だろうと思います。例えば、移転に要する費用は一体幾らかかるのか、そし...全文を見る
○鴨下委員 質問を終わります。
○鴨下委員 先ほど総理への質問の中でも申し上げたのですが、私はこの委員会の中でも多分唯一か二人だけの東京都選出の議員でありまして、東京の人間は、ある意味で首都機能が移るというようなことに関しては非常に心配をしております。  今回の国会等の移転に関する法律の改正案を取りまとめてい...全文を見る
○鴨下委員 今のお答えで大体納得はするわけですが、これから国会の論議の中では、新首都とか首都機能とかという言葉ではなく、国会等というような言葉にぜひ統一していただきたいと考えるわけです。もし、提案者の方、お答えできるようでしたらぜひ答弁をお願いいたします。
○鴨下委員 ぜひよろしくお願いいたします。  それから、これから審議会がこの法案の中で設置されていくわけでありますが、一応の予定では二年後に候補地を選定するというようなことになっていますけれども、その中で、私たちは、国民的な合意を得るためにさまざまな努力をしなければいけないと思...全文を見る
○鴨下委員 それから、今回の調査会報告の中で、移転がなぜ必要かという点に対しまして、東京の優位性を低下させる必要があるからというようなことがあります。さらに一方では、移転後の東京は一層国際的、先端的、創造的な特色を有した魅力ある世界都市になるというふうに述べてありまして、これは言...全文を見る
○鴨下委員 さらに、さきの国会等の移転に関する決議の中では、政治、経済、文化等の中枢機能が首都東京に集中した結果、東京の人口過密、地価の異常な高騰、良好な生活環境の欠如などの問題が生じたというふうにされています。その結果として国会等の移転を行うというようなことになったわけですけれ...全文を見る
○鴨下委員 東京が、国会等が移転していくというようなことにおいて非常に厳しい状況になるのではないかという懸念もあるわけですので、まあ国土庁長官はエリアの問題、人口の問題についてお話しになりましたけれども、それ以外にも、例えば雇用の問題とか住宅の資産の問題とか、さまざまな問題がこれ...全文を見る
06月18日第136回国会 衆議院 厚生委員会 第30号
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○鴨下委員 今、非加熱製剤がなぜ回収できなかったかという話なんですが、治験が進み、非加熱製剤の危険性というものが徐々にわかってきたということは、一連の参考人の答えの中でもわかってきたわけですけれども、非加熱製剤の危険性に関する情報を厚生省が秘匿してしまって、患者さんに知らせてなか...全文を見る
○鴨下委員 今のお答えでは、いわゆる副作用情報もしくはさまざまな病原体が混入しているような生物製剤に関して情報が徐々に判明してきた時点で情報を開示するということの解釈でよろしいですか。
○鴨下委員 そうすると、当時、八三年、八四年、八五年当時は情報を開示しなかったということについての理由は一体どういうことだったのでしょうか。
○鴨下委員 現実には、非加熱製剤を使っていた患者さんたちはその情報を知らなかったということが現状で、そのために感染が広がっていったということになっているわけですけれども、今回、今局長おっしゃっていたように、例えば、徐々に判明していった副作用情報等について情報を開示していくというよ...全文を見る
○鴨下委員 そうなりますと、さまざまな副作用が生じつつあるときに、それを判断して情報を開示するか否かというようなことで、例えば今回のエイズの感染に関しては、それを開示することによって、社会的なパニックを含めて、そっちの方を懸念したために情報が開示されなくて、それで、知らずに使って...全文を見る
○鴨下委員 現実には汚染されていたわけですけれども、それに対して薬事法に該当するかどうかということについて、今薬務局での最終的な判断はいかがなんですか。
○鴨下委員 その慎重に検討するというのは、いつまでに検討をするということでしょうか。
○鴨下委員 言ってみれば、五十六条の六号に該当するかしないかというようなことが次に七十条の第一項の回収命令につながるわけです。ですから、厚生省としては、これが本来汚染されている薬剤というようなことをきちんと認定しなければ回収ができないというようなことにつながるので、あるいはおっし...全文を見る
○鴨下委員 次に、薬害エイズ問題では企業側には薬事法上の違反する行為はなかったかどうかということについての厚生省の見解を伺いたいと思います。
○鴨下委員 さまざまな副作用を含めた、言ってみれば疾患にかかわる問題というのは、もうとにかく一日一日で変化していく話ですから、薬事法に該当するかどうかというので長期間にわたってあれこれ言うのじゃなくて、とにかく早く決断して事を進めなければいけない問題だろうと思います。  ぜひそ...全文を見る
○鴨下委員 今の大臣のお答えですと、結果的に回収をしなかったという事実をお認めになっているから刑事罰との関連性について言及なさっているわけですか。
○鴨下委員 それでは続いて、もう一つ私にとって大きな疑問は、エイズサーベイランス委員会によって認定された第一号患者さんについてなんです。  私は、今考えますと、このケースはエイズでなかったのではないかというふうに考えているのですが、その辺について、例えば今現在からそのときを振り...全文を見る
○鴨下委員 それでは答えになっていませんよ。今、飛躍的にエイズの研究が進んで、そして、今まで新しい知見としてさまざまなことがわかってきた段階の現在の医学的な水準から見て、あの当時の本邦第一例はエイズだったのですか、どうなんですかという判断をお伺いしているのです。
○鴨下委員 いや、今判断をしないといけないのですよ。  その当時、もしかすると間違っていたかもわからない。現実には、エイズが発症しているにもかかわらず、その後もし十年も生存しているケースだとしたら、これは非常に希有なるケースなわけですよ。そういうことも含めて、あのケースについて...全文を見る
○鴨下委員 これは非常に重要で、そして今、本邦第一例についてはさまざまな議論があります。それで、これについてみんなは大いに真相を知りたいと思っているわけです。  さっき同僚委員の一人から、カルテについての開示も含めて、本邦の第一号については今後まだ検討する余地があるのじゃないか...全文を見る
○鴨下委員 過去の、第一例についてのさまざまな臨床データも残っていると思いますし、それから、病理検査も詳細に行われているということで本邦第一例になったわけですから病理の検査についても、これは厚生省の方で調べていただいて、そして最終的に、今の診断基準にのっとったらエイズだったのかど...全文を見る
○鴨下委員 安部さんが毎日新聞のインタビューに、「(厚生省)は血友病からエイズが出るということをなるべく伏せたい。なぜなら、血友病からエイズが出たら血液行政の失敗になるからです」というふうに答えているわけですけれども、私も、ある意味でそういうようなニュアンスがあったのでこういう血...全文を見る
○鴨下委員 私は、例えば厚生省が情報を開示しなかった理由として、社会的なパニックを避けるというような行政の判断があったというふうに、さまざまな報道だとか何かからうかがっているわけですけれども、先ほど冒頭の質問の中で申し上げましたように、その判断を行政がするべきなのか、それとも、患...全文を見る
○鴨下委員 大臣に、ぜひそのことをお願いしたいと思います。  さらに、つけ加えて、本邦第一例について、今の医学的な水準で過去のあのケースがエイズであったかどうかというようなことについての厚生省の御見解をこれから示していただきたいことを重ねてお願いいたしまして、質問を終わります。
07月12日第136回国会 衆議院 厚生委員会 第31号
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○鴨下委員 新進党の鴨下一郎でございます。  廣澤陳述人にお伺いをしたいと思います。  基本的には廣澤先生は臓器移植に関して否定的というふうに解釈しておりますが、仮に今回の法案等によって道が開けたとして、その後、言ってみれば一般的になっていったときに、人の健康観だとか死生観だ...全文を見る
○鴨下委員 一般的な健康に関する考え方、例えば臓器をかえればまた健康を取り戻せるということで、ある意味でむちゃやる人もいるかもわかりませんね。例えば、肝臓をかえられるからといって、お酒をたくさん飲む人もいるかもわからないし、そういうような形で、言ってみれば人の健康に関する考え方が...全文を見る
○鴨下委員 もう少しかみくだきますと、今まででしたら、例えば先天性の心疾患だとか何かでもう本当に幼いころから心臓を傷めていて、そういう方が臓器をどなたからかもらって健康を取り戻したいということで臓器移植というのが進むわけですよね。  ところが、それがもっと世の中に一般化していっ...全文を見る
07月23日第136回国会 衆議院 厚生委員会 第32号
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○鴨下委員 新進党の鴨下一郎でございます。  まず、塩川証人にお伺いしたいのですが、いわゆる帝京大症例について、エイズ研究班の会議の中でどんな議論があって最終的にエイズという診断に至らなかったのか、この辺の経緯についてお聞かせいただきたいと思います。
○鴨下委員 塩川証人は、その会議の中で、言ってみれば、どちらかというと慎重派のような形での御議論をなさっていたように聞いているのですね。  一つは、例えば順天堂の病理の先生にコンサルテーションするというような話。それからあとは、その結果を見て、最終的に標本を見ないで、その四回目...全文を見る
○鴨下委員 いや、私が伺っているのは、先生のところの順天堂大学の病理になぜ依頼したのかという話なんです。
○鴨下委員 それじゃ、白井先生にはどういうような形での依頼をしたのですか。例えば、帝京大の剖検所見のペーパーを渡して何と先生はおっしゃったのですか。
○鴨下委員 そうすると、今先生が配付なさった、白井先生が先生にあてて書いたものは、これは要するに帝京大学の剖検所見を、言ってみれば向こうの先生が書いた所見を見て書いたコメントなんですね。
○鴨下委員 そのときに、先生は白井先生に、このケースはエイズなのか、それともエイズでないのかというような意味では、どういうような形で白井先生に相談なさったのですか。
○鴨下委員 帝京大学の病理の解剖学の診断は「血友病、AIDS(の疑)」というふうに書いてあるのですよ。それを、そういう所見が書いてある剖検の診断書を白井教授に渡して、そうしたら、それから返ってきたものが、これは原発性の胆汁性の肝硬変というような形での診断名がくっついてくるというの...全文を見る
○鴨下委員 いや、ですから、帝京大学では、解剖をして、標本を見て、そして血友病とそれからDICとそれから全身性のカンジダ症があると、特に心筋のカンジダ症に関しては、これは症例報告物だというふうに所見として書いてあるのですよ、帝京大学の病理の先生は。それを白井先生がごらんになって、...全文を見る
○鴨下委員 ですから、この記述が、エイズなんですかというコンサルテーションをすれば、そうすれば白井先生は、確かにそういう所見が多い、ただ少し疑う場所もあるから確定診断には至らないかもわからないというコメントを出しているのだったらわかるのですよ。でも、この返事というのは、はなから、...全文を見る
○鴨下委員 それでは、白井先生がエイズのことをほとんど触れずに自己免疫疾患の方に方にと持っていったようなこのコメントについては、白井先生がそういうふうに感じたということで解釈していいのですね。
○鴨下委員 このケースは本邦の第二例として、最も典型的なエイズの症例として最終的に認定されているわけですから、そうすると、この白井さんという病理の教授は、この時点で、帝京大学の、言ってみればほかの医者が書いた剖検所見を見て違う診断をしたということになるのですけれども、それでいいの...全文を見る
○鴨下委員 エイズ研究班の第四回のときに最終的に、三回のときですね、八月に、帝京大の症例については、病理の標本と、それから順天堂大学の病理で再検討となって、その結果として、エイズということの確定診断に至らなかったという経緯があるのですよ。そうすると、エイズを診たことない病理の先生...全文を見る
○鴨下委員 時間がありませんので、これから先の事実の関係については、まださらに白井先生あたりが真実を知っているのだろうと思います。  次に、エイズ第一号症例、これは順天堂症例と言われている方ですが、この患者さんの当時の主治医は順天堂大学の松本孝夫さんですが、塩川証人との御関係は...全文を見る
○鴨下委員 第一例の症例報告の、日本内科学会の関東地方会の症例報告の中に、先生の名前も共同演者として載っていますか。
○鴨下委員 その松本先生はUCLAに八〇年以前に留学なさっているというようなことが経歴の中でありますけれども、そのUCLAに先生の方の教室から医局員を留学させるというようなことは慣例的に割合多かったのですか。
○鴨下委員 そのUCLAに最初の患者さんはかかったことがあるわけですよね、そのゴットリーブというお医者さんのところへ。  これは、塩川さんの五月の八日の参考人のときに、アメリカで診察し、治療を要しないと言われたにもかかわらず、順天堂ではエイズ認定された、日本の医療の方がはるかに...全文を見る
○鴨下委員 そうすると、例えば、もし日本の方がある意味で信頼感があって松本先生のところにいらっしゃったのだとすれば、これは私は間違っているかもわかりませんけれども、一月の十七日に一回受診して、中旬にもうアメリカに戻っていらっしゃるのですね、その方は。そういうふうな意味でいうと、た...全文を見る
○鴨下委員 最初に立ち寄って一回だけ受診して戻られた患者さんが、例えば、先生のところへ来たときにお話しなさったのでしょうけれども、そのときに、その既往歴の中で、免疫学的検査でCD4が何ぼでというような話をその時点でおっしゃったり、それから、さまざまな検査についての情報を正確にその...全文を見る
○鴨下委員 繰り返しになりますが、その一九八三年にニューヨーク大学、八四年にUCLAというふうに受診しているのですが、そのときの臨床のデータをそんなに正確に患者さんは把握して先生におっしゃったわけですか。
○鴨下委員 時間がないので次へ進ませていただきますけれども、この患者さんは、松本参考人の供述の中では、昨年亡くなったということがありました。八五年にエイズを発症し、なおかつ十年生存するということは非常にまれなケースだろうというふうに思います。  私は八四年のエイズ小委員会が設け...全文を見る
○鴨下委員 ここに、八五年の八月号でメディカルイミュノロジーという雑誌があるのですけれども、その中で、「AIDSの臨床」という項目の中で、コナントという学者と松本さんの対談のペーパーがありまして、その中で松本さんが、「しかし、彼にはカポジ肉腫や重症な日和見感染症はみられませんでし...全文を見る
○鴨下委員 もう一つ、最後の質問なんですが、そういうことで、仮に百歩譲ったとして、このケースは、アメリカに二十年在住して、そしてたまたま日本に数週間だけ来て、そこで順天堂大学に一回かもしくは数回受診したということで、そしてまたアメリカに戻られたわけですね。  そういうようなケー...全文を見る
○鴨下委員 終わります。
12月13日第139回国会 衆議院 本会議 第6号
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○鴨下一郎君 私は、新進党を代表して、ただいま議題となりました介護保険法案並びに関係法案につきまして、総理並びに関係大臣に質問をいたします。  私は、今、率直に申し上げて複雑な気持ちでここに立っております。  本年五月十七日、この壇上にて、薬害エイズ問題について、国民の健康を...全文を見る