鴨下一郎

かもしたいちろう

小選挙区(東京都第十三区)選出
自由民主党・無所属の会
当選回数9回

鴨下一郎の1997年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月20日第140回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○鴨下委員 新進党の鴨下一郎でございます。  二月八日に、東京都の北区、委員長の地元でございますが、中国人の誘拐事件がございました。この事件は、被害者も犯人も含めて中国人で、言ってみれば、日本で中国人同士の犯罪が行われて、それも、現金の受け渡し等については中国で行われ、しかも、...全文を見る
○鴨下委員 国際的な犯罪ということでは間違いないのだろうと思いますけれども、言ってみれば、この事件に象徴されるような、外国人が絡んだ犯罪というのが今どうなっているのかというのを、ある程度法務省が把握している段階で、ここしばらくの間、数年間の中でどういう事件があって、どういう事態に...全文を見る
○鴨下委員 そうしますと、こういうような事件がふえているというようなことで、例えば国際間の捜査に関する連携、法整備については今はどういうような状況で行われているのかということをお知らせください。
○鴨下委員 その法律が、今回の二月八日のこの誘拐事件に関しては何らかの機能をしたのですか。
○鴨下委員 今のお答えの中で、結局は機能しなかったということなんだろうと思いますけれども、今回の事件に関して、八日に事件が起こりまして、結果的に十一日に解決した、こういうようなことで、四日間での事件の推移なんですが、こういうふうにどんどんダイナミックに動いていく事件に関して、果た...全文を見る
○鴨下委員 昭和五十五年の施行の国際捜査共助法そのものも含めてですけれども、今後、例えば今、中国から不法入国を含めて密入国者が非常にふえているというようなことがありまして、今のお話ですと、例えば中国と個別にそういうようなことで連絡をとり合っているということはあるのですか。
○鴨下委員 大臣、今中国からの不法入国が非常にふえています。そういう意味で、今おっしゃっていたようなことを本当に早急にやりませんと、大変な数の中国の密航の方々が日本の中に入ってしまうというような現実があるのだろうと思いますが、今の法体系の中で、きちんとそれをやり切れないというふう...全文を見る
○鴨下委員 今回の事件は、言ってみれば氷山の一角なのだろうと思いますね。むしろ、我が日本の中に、我々が捕捉できていない、言ってみれば不法滞在の方々が相当たくさん存在しているのだろうと思います。その中の一部の事件がたまたま今回顕在化した。  そういうような意味で、ここ数カ月さまざ...全文を見る
○鴨下委員 今回の二月八日の事件も、その事件を起こした犯人たちの供述からいいますと、具体的な動機としては、二月上旬にまとまった人数が密入国する、その密入国のときの手配の代金が入ってくるから、その代金を目当ての誘拐だった、こういうような供述があるそうなのです。  そうしますと、今...全文を見る
○鴨下委員 五千人にしても、検挙した人間の約十倍弱の人が入ってきてしまっている。  こういうような現実があるとしますと、私が心配しているのは、密入国者だけが入ってくればいいけれども、それとともにけん銃が入ってきたり麻薬が入ってきたり、それから伝染病が入ってきたり、こういうような...全文を見る
○鴨下委員 その国内に潜在している密入国者たちをどういう形で捕捉していくのかというようなことを伺いたいのです。
○鴨下委員 正規のビザを取得して入国しても、その後、入ってしまえば後は何とかなるといって不法滞在になっているようなケースもあるように、日本の国内で、一たん入ってしまえば後は野放し状態、こういうようなこともあるというふうに聞いているのです。  そうなると、その辺のところをきちんと...全文を見る
○鴨下委員 大臣、とにかく、これからもう野方図にそういうような人たちが入ってしまって、そして、例えば日本の中で、ある日本人の女性たちと結婚をしたりして子供をつくってしまったりということになれども、それはもうどうしようもないような状況になってまいりますので、この辺で、どういった形で...全文を見る
○鴨下委員 人をふやすだけで果たしていいのかという、現場で働いているような方々は、もう皆さん一生懸命やってくださっているのだろうと思いますし、その努力は涙ぐましいことがあるのだろうと思います。ただ、そのことだけじゃなくて、私が申し上げている一つは、法務省の対応そのものが本当の意味...全文を見る
○鴨下委員 ぜひよろしくどうぞ。
02月21日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第3号
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○鴨下委員 新進党の鴨下一郎でございます。  きょうは、私は、介護保険制度につきまして、ある意味で反対の立場で質問をさせていただきたいと思っておりますが、誤解のないようにあらかじめ申し上げておきますけれども、私は公的介護制度については大賛成なんです。ただ、保険制度ということにつ...全文を見る
○鴨下委員 ということは、いつでも、どこでも、必要とあればそのサービスを提供できるシステムであるのですね。
○鴨下委員 ということは、必要とあらばというのは、単に御本人が必要ということだけではなくて客観的な事実も含めてということですから、そういうことで、ゴールドプランであれば、もしここに要介護の老人がいらして、この人が我々だれが見ても介護が必要だというときには手を差し伸べることができる...全文を見る
○鴨下委員 大臣はいきなり核心の話に入ってきて、私は最後にその議論をさせていただこうと思っていたのですけれども。  ということは、要するに、今回の介護保険というのは、ある意味での目的税で、財源対策というようなことで理解してよろしいわけですね。
○鴨下委員 今、ゴールドプランから新ゴールドプランというものが進んでいます。これは、一般財源から基盤整備に充てようというようなことで、今厚生省が進めているわけですけれども、税金でやっているわけですね。この基盤整備、平成十一年ないしは十二年までに完成させると言っているのですが、新ゴ...全文を見る
○鴨下委員 基盤整備を十一年までにやるというようなことについては、それはまあいいですよ。では、その後も今のように、ゴールドプランを進行させていくと同じように一般財源でやったらいかがですか、保険を入れないで。どうして十二年から保険を入れなければいけなくなるのですか。
○鴨下委員 いや、ですから、私が申し上げているのは、新ゴールドプランが基盤整備をしてランニングができないという話でしたら、基盤整備が十一年までに終わるのだったら、その後は保険を入れなくても、今まで基盤整備に充ててきたお金をランニングに充てていけばいいではないですかという単純な話を...全文を見る
○鴨下委員 局長、それでは、この話をずっとしていても水かけ論になりますので、税方式をとらずに保険方式をとった、保険方式の積極的なメリットについてまずお答えをいただいて、次の質問に移ります。
○鴨下委員 保険制度を導入するということの積極的な理由にはなっていないように私は思いますけれども、とにかく政府案は介護に関しては保険制度でこれから支えていこうではないかというような案でございますので、そのことを前提にさらに質問を進めさせていただきたいと思います。  まず、介護保...全文を見る
○鴨下委員 今のお答えでは、大体七%弱の滞納者がいて、さらに、無保険者については原則はいないというようなことなんですが、そうすると、例えば滞納者については、国民健康保険についてのペナルティーというのは何かあるのですか。
○鴨下委員 いずれにしましても、滞納している方にはペナルティーを科さないとなかなか滞納者の数を減らしていくことができないということは、これは現実だろうと思いますし、実際に一生懸命払っている人と差がつかないのは、これは払っている方々に対して公平性を欠くというようなことにもなりますか...全文を見る
○鴨下委員 国民年金では大体四百万人ぐらいの方が未加入それから滞納、そして国民健康保険では約七%弱の方がそういうような状況ということを考えますと、例えば、介護保険制度を導入して保険が入っていく場合に、滞納者の発生状況についての可能性ということについての予測はございますか。
○鴨下委員 保険に加入している方々が一〇〇%支払いをするということではないだろうと思うのですね。それは、国民健康保険もそうですし、それから年金もそうですから、多少のそういう方々が出てくるのは、これはもう当然見込める話なんだろうと思いますけれども、そのときに、私は、介護ということの...全文を見る
○鴨下委員 繰り返し申し上げますけれども、では、今のゴールドプランの中でそういうようなケースが生じたときはどういうふうに今は扱っているのですか。
○鴨下委員 大臣、例えば保険方式、税方式というのは、これは政治家が議論する話なんだろうと思うのですが、最終的にそれで保険方式をとるというようなことの言ってみればデメリットの部分というのはセーフティーネットで受けなければいけないのですよ、こぼれていってしまう人がいるのですから。です...全文を見る
○鴨下委員 大臣が誠実にお答えいただいて、もうそのとおりなんです。私もその両方で悩みに悩んで、それで実際どうしたらいいのかというような話なわけですから。決して私は政府案を責めているということじゃなくて、本当に保険ではカバーできない部分が出てくるし、さりとて保険でやるからには納めた...全文を見る
○鴨下委員 大臣は冒頭に、ある意味で、こっちのポケットから消費税として払うのじゃなくて、左のポケットから目的税として介護保険を納めてもらう、これが介護制度そのものを充実していくことなんだというような趣旨のことをお答えになったのだろうと思うのです。  ですから、私は、国民の社会的...全文を見る
○鴨下委員 大臣、苦しい御答弁でお気の毒なんですけれども、私は、受益者負担に関してはおっしゃるとおりだと思います。ですから、保険制度でも税方式でも、結果的にさらにアメニティー部分について何か欲しいということ。例えば、ヘルパーさんだって一日三回しが来てくれないけれども二十四時間つい...全文を見る
○鴨下委員 津島元大臣からの答弁をいただいているのですけれども、要するにゴールドプランというのは、それじゃ在宅だとかなんかのサービスについては考えてなかったということですか、施設整備だけということだったのですか。
○鴨下委員 揚げ足とるようで恐縮なんですけれども、ということは、基盤整備、在宅を含めて施設整備をゴールドプラン、新ゴールドプランで進めてきた、そして、それに関してはある意味でもう完成をしてきて、次に今度はさらに保険を導入することによって国民はどういったメリットを受けられるのですか...全文を見る
○鴨下委員 今、一連の答弁をずっと伺っていて、ゴールドプラン、新ゴールドプランが進んでいって、さらに保険が入ってくるメリットというのが、国民サイドから一体どういうことというようなことについては、どうも局長の答弁でも、保険を払ったらこんなにいいことがあるよというようなことには余り聞...全文を見る
○鴨下委員 いずれにしても、介護保険を入れるというのは、確かに、介護を支えていく財源をどこからどういうふうに調達するかという議論なんだろうと思うのです。ですから、私は、そういう議論を国民の皆さんにあからさまにするべきだと思うのです。それを、保険が入ったら何かいいことあるような感じ...全文を見る
○鴨下委員 終わります。
03月19日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第6号
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○鴨下委員 新進党の鴨下一郎でございます。  私は、皆さんの意見をお伺いしておりまして、現場では公的介護という制度をさらに拡充していくというようなことを非常に切望なさっているということをしみじみ今回再認識させていただきました。ただ、果たして保険が導入されるということですべて介護...全文を見る
03月25日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第8号
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○鴨下委員 私は、この法律案に取り上げられております臓器移植について、ドナーの方の善意からの臓器提供がある限り、現在の医学的技術には、移植によって重篤な疾病に苦しむ患者さんを救う技術や環境が十分にあることを理解しております。また、脳死については、脳死は人の死であるということについ...全文を見る
○鴨下委員 日本移植学会では、法律がなくても学会の責任で脳死移植を実施すると宣言し、学会の臓器移植ネットワークシステムは、臓器提供のできる前提条件として、本人が生前に文書で提供の意思を示している場合に限定した上で、臓器提供や患者の選択などに第三者を交えた審査機関を設け、移植医でな...全文を見る
○鴨下委員 私の論点は、医学界に言ってみればある程度自主的な判断を任せるべきだというようなことで、政治が果たしてこの問題に深くかかわっていいのだろうかというようなことについて甚だ疑問を持っている立場で質問をさせていただいているわけであります。  例えば、現時点で法制化するのでは...全文を見る
○鴨下委員 五年間進まなかったということの中には、多く積極的に反対をしようという方ではなく、消極的に、もう少し国民的な合意について議論を深めるべきというような考えも多分あったのだろうと思いますが、その辺につきましてはまた後日の機会に議論をさせていただきたいと思います。  次に、...全文を見る
○鴨下委員 反論につきましては、時間もございませんし、多分これから先に移植学会の先生方にもお出ましいただく機会もあるのだろうと思いますので、そのときにでも具体的にその辺につきましては議論をさせていただきたいと思います。  次に、民事上の問題につきまして質問させていただきます。 ...全文を見る
○鴨下委員 今おっしゃいましたように、医師が高度な判断でもって死を認定したということになれば、これは脳死を医師がきちんと高度な判断で定めれば、それはまさしく死でありますから、法律で定める必要がないというふうに私は思うのですが、その辺についてはまた議論させていただきます。  そし...全文を見る
○鴨下委員 もう時間もございまぜんので、私は、まず脳死については、法律では定めずというようなことが私の考えとして申し上げたいと思います。そして移植に関しては、今おっしゃっていましたように、最終的には、移植を進めるときには必ずさまざまな規制があってハードルが高くなければ、いろいろな...全文を見る
04月08日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第13号
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○鴨下委員 新進党の鴨下一郎です。私は、脳死を法律で認定するということには反対の立場で伺いたいと思います。  米本さんにですが、制度論の話をおっしゃいました。そして、医療の職能集団がある意味での自治組織として決めたガイドラインを政治ないしは行政が追認していく、こういうような形が...全文を見る
04月09日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第14号
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○鴨下委員 新進党の鴨下一郎でございます。  きょうは、医療費の問題というようなことで、私は、冒頭にまず大臣にお伺いしたいのです。  今、日本の医療費は、OECD諸国に比較してみますと、一人当たりの医療費は第三位です。ただ、これを対GDP比でいいますと七・二八%で、十八位に位...全文を見る
○鴨下委員 要するに、今の医療というパイの大きさが日本の経済に見合ったものなのか、それとも少し過大になっているのかというようなことについてのお答えをいただきたかったのです。  そして私は、今申し上げたOECDの諸国との関連でいいますと、日本の場合は非常に公的セクターが大きい部分...全文を見る
○鴨下委員 要するに、ある規模というものを厚生省なり政府なりが設定してあって、それに対して今は過大になっているから抑制しようとか、多少その負担をふやしてももう少しサービスを充実していくのがいいのだ、こういう長期的なビジョンに立って、例えば、今回の医療保険の改正についても国民に負担...全文を見る
○鴨下委員 それは、現状は足らなくなっているということはよくわかります。ですから、それを泥縄式にやっていくのか、それともこのぐらいの負担をしても規模を広げていっていいのか、この辺のところの議論が本来この厚生委員会の中でもっとされるべきだというふうに思います。  時間もありません...全文を見る
○鴨下委員 私も、抜本的な改革をするということについては全くそのとおりだと思いますし、大臣はよくおっしゃいますけれども、どんなに抜本的な改革をしても、今の負担を国民に申し上げるということはこれはもうしようがないのだと。どんなに、何をやろうが、このぐらいの負担はしようがないのだ、こ...全文を見る
○鴨下委員 方向を示す、十年先のことだったらいいのですが、先ほど申し上げているように三年ぐらいの猶予しかないのです。その中でやるためには、もう具体的な案が出てこなければ、今から実行したって三年後に実現するというのはなかなか難しいわけですから、大臣おっしゃるように悠長にやっていても...全文を見る
○鴨下委員 薬価切り下げが薬剤費の比率を下げることに本当に寄与したのかどうかということについて、私は今の答弁の中からは理解できないのです。  今までの流れとしては、昭和五十九年の一六・六%の薬価基準の切り下げを含めて、昭和六十三年に一〇・二%、平成二年に九・二%と、一年に一六%...全文を見る
○鴨下委員 私も、結果的に薬剤費が下がらなかったという一番の大きな原因は、新薬に対するシフトだろうと思うのですね。でも、これは言ってみれば、業界の方から見れば、薬価がどんどん切り下げられてしまって結果的に損益分岐点を切るような薬価基準になってしまえば、これはもうどうしようもないわ...全文を見る
○鴨下委員 一剤について十五円という負担、これは、先ほど自民党の委員の方から十円にしたらどうかというような提案もあったわけでありまして、決まったわけじゃないのでしょうけれども、十五円という負担を国民にお願いする、こういうような法案なんですから、医療費のむだ遣い、その中の一つに今言...全文を見る
○鴨下委員 通告の中で、私はそういう意図でお願いしたので、後日また質問させていただきますので、ぜひその観点でお願いしたいと思います。  それから、もう一つ重要な話は、医療費を削減していくという意味で、私も医者だったので、今でも医者ですけれども、医師数を減らしていかないと医療費を...全文を見る
○鴨下委員 大臣、ここは非常に重要なところなのでよくお聞きいただきたいのです。健政局長がおっしゃっていたことはそのとおりなんですけれども、医学部というのは厚生省ではなくて文部省なんですね。ですから、さっき答弁の中で関係省庁を含めていろいろとお願いしたいというような趣旨のお答えがあ...全文を見る
○鴨下委員 今、入学はとりあえず枠はなかなか難しいですよ、途中で落ちこぼれていく人たちもいるかもわからないからそれも臨んでいます、そして、最終的に国家試験のところでもっと絞り込めば医師の定数は絞れるじゃないかというようなことなんですけれども、それは入り口を狭められないというような...全文を見る
○鴨下委員 あとは文部省所管ではない医学部が幾つかございます。例えば自治省がかかわっているところで自治医大があります。それから労働省がかかわるところで産業医大、それから防衛医大があります。  それぞれ御答弁をいただきたいと思うのですが、自治医大は僻地医療等について実際に従事する...全文を見る
○鴨下委員 時間がなくなってしまいましたので、本当はもっといろいろと伺いたい部分があるのですが、大臣、最後に、重要なことは、今、防衛医大も自治医大も、そして文部省も各公立医大も含めて、私立医大もそうですけれども、それぞれの論理があるのです。そして、それぞれ、学生が減るということは...全文を見る
○鴨下委員 ぜひそのことを、厚生大臣が郵政三事業の民営化とともに絶大なリーダーシップをとっていただきたい、このことをお願い申し上げまして、質問を終わります。
04月18日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第18号
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○鴨下委員 私は、今回議論が重ねられております臓器移植に関する法律案について、中山案そして金田案とは異なる第三の立場から、つまり、法制化なしの臓器移植の進展という視点から質問をさせていただきたいと思います。  重ねて申し上げますが、私は、重篤な疾病に苦しむ患者さんにとって、臓器...全文を見る
○鴨下委員 まず、その辺のことなんですが、局長は今、心筋症の場合は四十歳ぐらい、虚血性心疾患の場合は七十歳というふうにおっしゃったけれども、そういうような方々に本当に臓器移植を適応するのですか。  私は、この質問の趣旨は、小さいお子さん方、例えば六歳以下の方々、特に肝臓の場合で...全文を見る
○鴨下委員 政府が提案した法律ではないものですから、その趣旨について私がここで政府側にあれこれ言う話ではないのですけれども、結果的には、そういうような、本当に求めている方々がこの法案成立によって救われないというような現状があるのです。  それからもう一つは、中山案の提案者の方々...全文を見る
○鴨下委員 そのお言葉ですが、例えば肝移植については、今でも生体肝移植で大人の方の一部を子供の患者さんに移植する、こういうようなことができているわけですから、あえて脳死を法律で決めてそういう人たちからとらなくても日本の中で十分にやり得るわけです、現実にやっているわけですから。です...全文を見る
○鴨下委員 いや、私は、例えば腎臓移植を受けた方が、透析をやっているときと比べてはるかに生活の質、いわゆるQOLが向上するということはもう重々存じておるわけでありますけれども、ただ、今回の臓器移植の一番の原点、そして、ここに提案者がいらっしゃいますけれども、提案者の皆さんのいわゆ...全文を見る
○鴨下委員 ぜひ、そういう意味で、損得勘定ではなくて、本来の、患者さんのQOLを上げる、こういうような目的だけで今回の臓器移植というようなことについてはお考えいただきたい、このことを強く申し上げておきたいと思います。  それからもう一つ、今いろいろな議論がありますけれども、その...全文を見る
○鴨下委員 先ほどの答弁でもおっしゃいましたけれども、脳死を厳然たる医学的な事実としての死だというふうに局長はおっしゃっているわけで、それだったら、法律で決める必要はないじゃないですか。死亡診断書に書く時間は、私も脳死は厳然たる事実だと思っています、ですからその時間をちゅうちょな...全文を見る
○鴨下委員 そこがまさしくおかしいところでして、その社会的なコンセンサス、もしくは、死についての考え方が、三徴候死の場合もある、それから、三徴候死後に体が冷たくなっていって、本当に体が固まってきて、死斑が出てきて、ああ、本当に身内が亡くなったのだということで認識する死だってあるわ...全文を見る
○鴨下委員 要するに、脳死は人の死としてあるのですよ。ただ、それを容認できない社会の雰囲気もまだあります。そうすると、そういう中で脳死の方から臓器を取り出すというようなことについては、これはさまざまな、第三者の告発もあり得る。ですから今、脳死を法律で決めようというふうにしているの...全文を見る
○鴨下委員 これは見解の相違なんですけれども、私も四年ぐらい前までは現場の医者をやっておりまして、立法にかかわっていなかったものですから、国で法律で決められたということの現場に対するパンチ力というのは圧倒的なものがあるのですよ。  ですから、例えば、医者の判断でこの人は蘇生限界...全文を見る
○鴨下委員 いや、そのないというのは法律がないということですね。ただ、例えばドイツだとかイギリスあたりは、いわゆる専門家集団であるメディカルプロクェッションの中での、いわばソフト・ロー的な社会的な規範の中で運用が行われていくわけですよ。ですから、私は、脳死は決めるべきでないと。た...全文を見る
○鴨下委員 残念ですが、私は、法律のいわば弊害、そして副作用を考えますと、そういうような形でなく、もっとほかの方法があるのではなかろうか、こういうようなことを考えておりますし、ある意味で脳死は決めずに臓器移植はきちんと進めるというようなことは全国民の総意として国会決議というような...全文を見る
04月23日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第20号
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○鴨下委員 おはようございます。大臣、早朝から大変御苦労さまでございます。  きょうは、質問の冒頭に、ここ数日、マスコミ等で報道されておりますクロイツフェルト・ヤコブ病のことについて、まず質問をさせていただきたいと思います。  九六年の五月に、厚生省は、ヤコブ病研究班を設置し...全文を見る
○鴨下委員 事実関係はそうなんでしょうけれども、そうしますと、ヤコブ病の研究班の設置の目的は、むしろ狂牛病からの発症があり得るというようなことを含めた目的だったわけですね。
○鴨下委員 そこで疫学調査をしたら、いわゆる硬膜移植でヤコブ病が発生しているというようなことの因果関係がある程度わかってきたというようなことだったのでしょうけれども、結果的に今年のWHOの勧告を受けて緊急の回収命令をした、こういうことであれば、その後の対応なんですが、例えばこうい...全文を見る
○鴨下委員 HIVのときの非加熱製剤と同じ轍を踏まないように、緊急かつ慎重に、素早く対応していただきたい、このことをお願い申し上げたいと思います。  次に、先般、私が質問の中で、医療費の中で薬剤費の割合が非常に多いというようなことを申し上げました。厚生省は、薬価を切り下げしてい...全文を見る
○鴨下委員 類似薬効比較方式の中の類似薬効を比較する場合、どういう基準でその対照薬といいますか、それを選ぶことになっているのですか。
○鴨下委員 それはメーカーが選ぶのですか、それとも行政側が選ぶのですか、その類似薬効。
○鴨下委員 ここに「希望薬価申請資料」というのがありまして、これは薬効の比較方式の場合の申請資料の書式なんですが、その中にメーカーが幾つか類似薬効の薬を例示して、この薬は一日の薬価がこのくらいだ、だからそれに見合う薬価はこのくらいで希望しますというような、こういう申請書を出すこと...全文を見る
○鴨下委員 そうしますと、例えば先ほどから申し上げているようなマイナーチェンジをして、我々から見れば決して新薬とは思えないような薬についても、こういうふうにメーカーの方が、あたかも、所要のプロセスを経て、新薬でございますというようなことで申請してきた場合に、この薬価についてはどう...全文を見る
○鴨下委員 なぜこういう質問をしているかといいますと、結果的に本当にささいなマイナーチェンジで、いかにも新薬というような形で登場してくるものですから、ある種、厚生省の方は、薬価を切り下げてできるだけ薬剤費を減らそうという努力は片やしているのですが、片一方では、使えなくなった薬を少...全文を見る
○鴨下委員 私たちは、今、いかに医療費を減らしてむだ遣いを減らして、結果的に患者さん、そして国民の負担を減らしていこうか、こういうような議論をしているわけでありますから、むだな薬が余計に入ってくるというようなことは避けなければいけないことなんですよ。ですから、そこの仕切りをきちん...全文を見る
○鴨下委員 今までの議論の中で、いわゆるマイナーチェンジの薬は類似薬効比較方式で出てきた新薬だという、必ずしも全部がそうとは言いませんが、多くはそういうことなので、ここら辺の、九二・九%もあるマイナーチェンジもしくは非常に近い薬効のものが市場に既に出回っているようなものについては...全文を見る
○鴨下委員 原価算定方式の中では研究開発費だとか何かがその中に入ってくるのだろうと思いますけれども、今回、厚生省がGCP、要するに治験のやり方について非常に厳しく、まあ厳しくというか、今までは多少甘かったものですからむしろ欧米並みにしたわけでありますが、これは結果的に研究開発費、...全文を見る
○鴨下委員 国内で開発する原価算定方式のケースについては多少コストがかさむということでいいのだろうと思いますが、私はきょうは、一義的に医療費を削減する意味で、新薬は、画期的新薬は結構なんですけれども、この前の議論にあったように、結核の抗生剤ができて圧倒的に結核の療養費が下がった、...全文を見る
○鴨下委員 その中で比較的行政サイドでやれる話というのが、今言ったように、マイナーチェンジした、あたかも新薬のごときゾロ新について参入規制をするというような、これは行政の判断でできるわけですから、ぜひそのことについては厳しくやっていただきたい、このことをお願いいたしたいと思います...全文を見る
○鴨下委員 大臣、今の話を聞いて御所見をいただきたいと思うのですが、薬というのは目に見えませんから、そして、がんの薬というのは、大概の薬は、結果的に、残念ながらがんで亡くなっていってしまうわけで、効いたんだか効かないんだかという評価がわからないうちに皆さんお亡くなりになってしまう...全文を見る
○鴨下委員 厚生大臣のお言葉とも思えないような、毒にも薬にもならない薬もあってもいいのじゃないかと。そのとおりなんですけれども、特に、高い薬価のついている薬の方が、プラシーボ効果といいまして、偽薬効果はあるのですよ。ですから、この薬は高くていい薬だよと言うと、何の効果もない薬でも...全文を見る
○鴨下委員 患者さんのQOLを高めるというような意味において、私は、ターミナルのときにどうあるべきかというのは、厚生省がそれなりの指針を示すべきだと思うのです。皮肉な言い方ですけれども、脳死を法律で決めるわけですから、そのくらい強烈なことをやるわけだから、むしろ医学界にそれをゆだ...全文を見る
05月14日第140回国会 衆議院 法務委員会 第7号
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○鴨下委員 新進党の鴨下一郎でございます。  先般の秋田県知事選挙で最大の争点となったのが食糧費の問題でありまして、言ってみれば、事件に深く絡んでいました前県庁幹部が選挙戦に敗れました。これは、ある意味で県民の怒りが選挙に示されて、審判が下されたというようなことなのだろうと思い...全文を見る
○鴨下委員 所要の捜査を進めているということなのですが、実際には、例えば、これは告発されたのが平成八年三月十一日札幌地検、それからもう一つが平成八年七月三十日、同様に札幌地検でございますけれども、これらについての捜査状況というのはどういうような進展があるのかというので、答えられる...全文を見る
○鴨下委員 捜査を進めているのですね。  それからもう一つ、次に、今度は東京都の監査局の問題であります。  東京都では、監査委員らが航空運賃の差額を利用して旅費を水増ししていた事件が報道されています。当時の監査委員らは、平成五年と六年の二回、全国都道府県監査委員会が行った欧州...全文を見る
○鴨下委員 これも平成八年の三月十二日というようなことで、告発から約一年以上経過しているのですが、その捜査中であるけれども、捜査終了のめどというのはいつごろというふうに考えられるのでしょうか。そして、秋田県は、言ってみれば選挙があってある程度国民の怒りがそれに反映されたということ...全文を見る
○鴨下委員 それは、要するに捜査をしているということですね。そして、それを継続して鋭意努力をしているということなのだろうと思いますけれども、どうですか。もう一度確認します。
○鴨下委員 それからもう一つの話ですが、福岡県の、これは一九九四年度から九六年度上半期までで、福岡県全庁の空出張による不正支出の総額は五十六億円。これらは職員に支給されたり、一部は裏金の雑献金としてプールされ、慶弔費や懇親会、中央官庁への手土産、接待などに使われている、こういうよ...全文を見る
○鴨下委員 ということは、福岡県のこの例については、自主的な捜査をするということになるのですか。
○鴨下委員 どうも、靴の底から足をかいているような、何か、なかなか難しい話なんだろうと思いますけれども、これは検察の立場としてはそうなんだろうと思いますけれども、国民から見れば、このような、言ってみれば公金の不正支出に関してはだれが正していくのかというようなことについて、みんな、...全文を見る
○鴨下委員 再度伺いたいのですが、言ってみれば、こういう公費不正流用というのは構造的な不正事件ですね。全体的な金額は非常に大きくなってくるんだけれども、一人一人については非常に軽微だというようなことで、一つ一つ洗っていくと起訴するほどの事案はなかなか見つからない、こういうようなこ...全文を見る
○鴨下委員 先ほど具体的な例を挙げたことは、すべてもう大体一年以上経過しているのですね。そうすると、再三申し上げますけれども、国民の怒りも多少時間とともに薄れていってしまう。でも、少しずつ少しずつそういうものが蓄積していって大変ないろんな、すべての問題に対しての不満になって、結果...全文を見る
○鴨下委員 いわゆるその死体解剖保存法の手続に基づく解剖というのは、一口に言うと行政解剖なんだろうと思いますけれども、このときの判断をしているのは、現場ではどういうような方がその判断をしているということになっていますか。
○鴨下委員 そこへ医師は立ち会わないのですか。
○鴨下委員 その検視官と医師の間でどういうような検討がなされて、結果的にいわゆる承諾解剖をするというようなことになるんでしょうか。
○鴨下委員 その検案医師が、本当に専門的な知識を有する医師なのか、それとも一般的な、言ってみれば地域の先生方なのか、その辺のことについてわかりますか。
○鴨下委員 私は、二十年ぐらい前の経験なものですから、余り今はどうなっているかというのは定かではありませんけれども、私も医者だったものですから、救急病院なんかに当直しておりますと、警察から電話があって、多少死因の明らかでない遺体があるから検案してくれ、こういうような話で、夜中起こ...全文を見る
○鴨下委員 それで、例えば、検案して解剖が必要だというようなことになったときに、現実にはなかなか、言ってみれば解剖をする医師、それからそういう施設について、東京二十三区なんかは監察医務院がありますからあれですけれども、それ以外の地方では必ずしも十分でないというような話も聞いている...全文を見る
○鴨下委員 解剖を大学病院でやるのは当たり前なんです。例えば、検案して死因をもう少し明らかにしたいために解剖したいけれども、実際にはなかなかその辺のところがうまくいかないで、うまくいかないというのは、施設が十分でなかったり、それから医師が足らなかったりというようなことでちゅうちょ...全文を見る
○鴨下委員 警察に伺いたいんですが、監察医制度のある地域はいいんでしょうけれども、それ以外のところの場合に、例えば検案をして解剖したいなというふうなケースのときに、施設が十分でない、マンパワーが十分でないというようなことで、本来は解剖すべき部分をしてないというようなことというのは...全文を見る
○鴨下委員 はっきりおっしゃらないんですけれども、現実にはなかなか皆さんそれぞれ現場で御苦労なさっているんだろうというふうに思います。私は、きょうのこの質問は、どちらかというとそういう現場の御苦労をどういうふうに解消していったらいいのか、それから誤診のケースがあって、犯罪にかかわ...全文を見る
○鴨下委員 これから犯罪も非常に複雑多岐にわたってくると思いますので、最後に残された死体がその網にかからずにそのまま葬り去られる、こういうようなことのないように、ぜひよろしくお願い申し上げたいと思います。  以上で終わります。
05月16日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第26号
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○鴨下委員 きょうは介護制度に係る問題でありますけれども、その中で今まで十分に審議されてない部分に医療法の改正がございます。このことについて主に質問をさせていただきたいと思います。  まず、この改正の目的の中には幾つかの項目がございますが、一つ重要なポイントとして、「患者の立場...全文を見る
○鴨下委員 もう一度確認したいのですが、それは要するに、インフォームド・コンセントを大事にしなさいというようなことの言いかえでいいわけですか。それからもう一つは、その努力規定というのがどういう意味を持っているのかということの、この二点についてお答えいただきたいと思います。
○鴨下委員 説明と理解と同意というのは、これはインフォームド・コンセントなんだろうと思いますけれども、平成七年六月に、インフォームド・コンセントの在り方に関する検討会、この中で、  個々の患者と医療従事者との関係において成立するインフォームド・コンセントについて、画一性を本質と...全文を見る
○鴨下委員 今局長がおっしゃったところのこの報告書の後段のところにも、そういう意味で「努力規定として位置付けることについては、」ということの後に「更に幅広く関係者の意見を踏まえた上で一層の検討が行われることを期待している。」こういうふうに結んでいるわけでして、どちらかといいますと...全文を見る
○鴨下委員 この検討会の報告書の中にも書かれているわけですが、アメリカなどでは、治療契約の中できちんと医師がそれなりの医療行為をやるということ、これが履行されているかどうかということが患者さんにとってみれば大変不安で、そして現実に、医師が善意のもとに全力を尽くしても結果的に不幸な...全文を見る
○鴨下委員 私も同意見なんですよ。望ましいことですし、これは必須のことなんです。  それで、これをやっていくためには大変な医者側の努力も要ります。一口に説明と同意、説明と理解と同意といいますか、それでもそれぞれの立場、それぞれの言ってみれば受診動機の人たちにどういうふうにそれを...全文を見る
○鴨下委員 それからもう一つは、努力規定が定められるわけでありますが、例えば情報開示の点につきまして、一つ、二つ、疑問点がございます。  例えば、レントゲン写真を見せてくれ、検査データをコピーしてくれ、それから、カルテ等の開示をしてくれ、こういうようなことを患者さんが要求した場...全文を見る
○鴨下委員 さりとて、例えば患者さんがそれをもらわなければ説明されたということを理解しないとか同意しないとかこういうようなことで、そこで、現場で、ある程度主張したときに、どうしてもだめだと言えば、これはここで決裂になってしまうわけでありますけれども、そのことについては、それじゃそ...全文を見る
○鴨下委員 ですから、拒まなければいけない理由はそこなんですよ。例えば、がんを告知していない、それから、特殊な病名について今告知するべきでないというふうなことがあったときに、そのときに、しかしその患者さんが見せてくれと言ったときに、それを拒否するのが本来だったら患者さんのためにな...全文を見る
○鴨下委員 この問題をやっていれば二時間も三時間もやれるのですけれども、次の質問に移らなければいけませんので、私は、カルテの開示に関しては、原則開示、特別なケースに限っては、患者さんと本当の意味で誠心誠意の相談の上で、ある意味ですべての情報を患者さんに示さないというようなことも治...全文を見る
○鴨下委員 ということは、新規に十九床以下の療養型病床群をまだこれからもつくれる可能性がある、こういうふうに解釈していいわけですね。
○鴨下委員 そうしますと、例えば、有床診療所がどんどん療養型病床群に変わっていって、地域の身近な医療がなくなって、みんな介護施設になってしまう、そういうようなことではないわけですね。
○鴨下委員 あとは、療養型病床群に転換した、かつての有床診療所の中での介護の話なんですが、その中で、例えば医療行為も、多少の医療行為は認められるのか否か、このことについてはいかがでしょうか。
○鴨下委員 その範囲なんですが、例えば、寝たきりになっている方が、褥瘡ができて、その周辺に化膿巣ができた、それを切開する、このくらいのことは介護保険で給付されるのですか。例えば、その後に、多少、例えばおなかに胆石があって、そして療養型病床群の中に入所している人が胆石になった、黄疸...全文を見る
○鴨下委員 その場合の、出来高払いになるというような介護の中の医療行為、このことについての判断というのは、そこの、個々の現場の判断で、ある程度可能なんでしょうか。
○鴨下委員 今回、例えば、診療所から転換した療養型病床群というのは十九床以下ですから非常に小回りがきく、その分だけ、そこで自己完結的に介護も医療もやってしまおうというようなのは、これは、だって、もともとの育ちが診療所から入っているわけですから、そうすると、かなり医療的な行為もその...全文を見る
○鴨下委員 どちらかに統一していくというようなことなんでしょうけれども、羽毛田局長いみじくもおっしゃったように、介護保険は一割で、そうしますと、医療保険の方を介護の方に近づけていこう、こういうようなことが大体政府の方針なんでしょうか。これは大臣の方向性についての御所見だけをいただ...全文を見る
○鴨下委員 その辺は非常にいろいろな関係団体との調整も含めて難しい部分なんだろうと思いますが、私は、療養型病床群の、特に小回りのきく十九床の有床診療所が転換していくということは賛成なんです。それが地域の中での血の通った介護をやっていけるという意味では大変結構なんだろうと思いますが...全文を見る
○鴨下委員 診療所の療養型病床群への転換というのは、これは都道府県知事の許可制だというふうに聞いていますが、この申請は、仮にこの法案が成立したとして、大体何年を目途に受けるというようなことになっているのでしょうか。
○鴨下委員 それでは、その次に、地域医療支援病院の制度化についての質問をさせていただきたいと思います。  この地域医療支援病院の考え方、そして趣旨、それから、これは介護との関連性はあるのかどうか、このことについてお答えをいただきたいと思います。
○鴨下委員 地域医療支援病院という制度が新たに創設されるわけですけれども、この際の、具体的にはどういう病院がその機能を果たすというふうなイメージをお考えになっているのでしょうか。
○鴨下委員 地域医療支援病院ができたとして、その運営をしていく上で、例えばその地域の救急医療の実施を義務づけられたり、地域の医療従事者の研修を行わなければいけなかったり、こういうようなことで、ある意味で非常に病院側としては負担になるようなこともございます。このことについての、厚生...全文を見る
○鴨下委員 先ほど局長のお答えの中で、診療所の療養型病床群に転用したものに対する言ってみれば後方支援病院の機能も果たすのだというふうなことをおっしゃっているのですけれども、ということは、地域介護支援病院のようなニュアンスの部分もあるのだろうと思います。  そうしますと、既にそう...全文を見る
○鴨下委員 時間もなくなりましたので、再度、私は、今回の医療法の改正の中で非常に重要なのはインフォームド・コンセントを法律でうたったということなんだろうと思います。このことについては、患者さんと医師との良好な関係を保つということは、本来は当たり前のことのようなんですが、非常に難し...全文を見る
05月26日第140回国会 衆議院 決算委員会第四分科会 第1号
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○鴨下分科員 おはようございます。  第四分科会のトップバッターを務めさせていただきます新進党の鴨下一郎でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  まず初めに、今回の通常国会で河川法の一部が改正されましたが、その「目的」の中に「河川環境の整備と保全」を加え、地域の意向を...全文を見る
○鴨下分科員 それからもう一つですけれども、あそこは昔は熊谷堤と言いまして、五色桜が咲いていた場所だったのです。ところが、そこを広げて荒川放水路をつくったわけですけれども、その桜がポトマック・リバーに行って大変な日米親善に役に立っているというのは皆さん御存じの話なのですが、その中...全文を見る
○鴨下分科員 あそこはもともと大変な桜の名所でした。ところが、治水という目的ですべて切り払われて、言ってみれば、結果的には無味乾燥な土手になってしまった。このことを踏まえて、建設省の方もぜひこれから、例えば地域の景観という目的にかなうことでございますので、これから桜堤ができていく...全文を見る
○鴨下分科員 まず具体的な話ですけれども、あの堤防はどの程度の地震に耐えられるようにできていて、例えば前回の阪神・淡路規模の大震災が起きたときに堤防に亀裂が入るというような、こういうようなことはないのでしょうか。
○鴨下分科員 確認を行って、大丈夫だというような結論になったわけですか。あそこの地域は、綾瀬川の地域は、非常に地盤も軟弱で液状化が起こりやすい地域だというふうに言われている場所ですよね。その堤防の構造図として、こういうふうにくいを打って、その上に堤防を乗せているわけですけれども、...全文を見る
○鴨下分科員 それでは、もう一つの話として、例えば、万が一ですよ、万が一そういうような堤防が決壊したときに、この周辺の地域はどの程度の広がりで水害を受けるというふうなことでのシミュレーション等はございましょうか。
○鴨下分科員 いずれにしましても、残念ながらといいますか、海より低いところに我々は住んでいるものですから、何らかの形で堤防が破れたときには水が入ってくるのは、これは必然なわけです。せめてこの現状の中でさまざまな防災上の対策がとられるのだろうと思いますけれども、具体的にはどういうよ...全文を見る
○鴨下分科員 余り綾瀬川のことばかり聞いていますと、地元のことだというようなことで言われてしまいますので、一般的な都市河川についての話として多少普遍化して伺いたいと思います。  綾瀬川に限ってのことではありませんけれども、あの周辺の川は非常に、かみそり堤防であったり、それから水...全文を見る
○鴨下分科員 綾瀬川だけではありませんけれども、例えば隅田川にしても、多少堤防をいじって人が水に触れやすくすることによって、大変な公園、それから言ってみれば桜を含めた人のくつろぎの場になっていくわけであります。私は、これからの都市を考える上で最も重要な一つに、川をもう一度復権させ...全文を見る
○鴨下分科員 これからは都市河川に重点を置いて建設省も取り組んでいただきたい、このことをお願い申し上げまして、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
06月06日第140回国会 衆議院 予算委員会 第26号
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○鴨下委員 今の発言の中で、口座の中身をごらんになっていないでどうしてああいうことが言えるのかというので、私は甚だ疑問を感じます。  一九七九年の一月九日、十八年前でありますが、朝日新聞にこういう檄文が寄せられています。    中高年層よ 団結しよう   中高年元年ともいえ...全文を見る
○鴨下委員 私は参議院議員選挙が行われるまで実は友部達夫なる者を知らなかったのですけれども、この年金党が、言ってみれば三十万、九二年にとったというようなことで、新渡都議はこの年金党の友部という人間がどの程度の政治家であるというような認識でありましたか。
○鴨下委員 そうすると、この年金党の党首であるというようなことのつき合いということの認識だったのだろうと思うのですが、この年金党の党首とそのオレンジ共済の言ってみれば主宰者であるというようなこの辺のところの関係性については、新渡議員はその時点でもう既に御存じだったのですか。
○鴨下委員 私たちは、例えばある候補がなかなか有能で優秀でそしてそれなりの集票能力がある、こういうようなことがわかれば、その時点で、この人は一体何をしている人で、そしてどういう経歴があるかというようなことは、大概は調べたり、それからそういうことを認識した後に、ふさわしい人であるか...全文を見る
○鴨下委員 ある種そこのところは、私もそこまでは理解できるのです。ところが、その人が年金という名前のもとにオレンジ共済ということをやっていたのかどうかということの、この辺の認識が新渡議員にあったのかどうか、このことについてお伺いをしているわけです。
○鴨下委員 友部達夫という、年金党の党首でありましたその人についてはそうかもわかりませんけれども、それじゃそのせがれさんである友部百男については、その肩書というのはどういう肩書で新渡さんとおつき合いがあったのですか。
○鴨下委員 といいますと、新渡都議は当時日本新党から新進党に合流するというような立場だったわけでありますけれども、そのつき合いという意味では、年金党の幹部というような方々というふうな認識で彼らとっき合っていたというようなことなんですか。
○鴨下委員 今回、三十万票をとった年金党を何とか取り込みたいという、このことはわかるわけでありますけれども、そのために新進党はある種非常な打撃を受けたわけでありまして、結果的には、善意であったかもわからない、年金党の党首であったのが実はオレンジ共済を主宰していた人間だった、こうい...全文を見る
○鴨下委員 国会に出たいために新渡さんに相談をするということはないのかもわかりませんが、ただ、新渡さんに、言ってみれば政党の一人の人間であったわけでありますから、そのときに、自分が国会議員になりたい、そういうようなことで、できれば自民党で出たいのか新進党で出たいのかというようなこ...全文を見る
○鴨下委員 そうしますと、私は、新渡さんと年金党の党首の友部さんがどういうような形でお知り合いになったのかというようなことを伺っているわけですけれども、これが私的な関係からのつき合いだったのか、それとも、ある種、新渡さんが年金党の推薦を受けていたかどうかはわかりませんけれども、そ...全文を見る
○鴨下委員 それは、見聞を広めていくというようなこと、そして、政治家ですから一票でも欲しいわけです。ですから、さまざまな方にできるだけ知り合っていく機会があればありがたい話だろうと思いますけれども、ということは、これは、友部さんの参議院議員を実現するために新渡さんが応援をしたとい...全文を見る
○鴨下委員 そのときに、さまざまな政党があったはずでありますけれども、その中であえて新進党の参議院議員にというようなことは、これは友部被告本人からの希望、もしくは、友部被告が新進党から出たいがゆえに新渡さんに近寄ってきたのですか。
○鴨下委員 都議の新渡さんがある種の国政レベルの政党のさまざまな動きになかなか関与できないというのは、これは多分事実だろうと思います。そして、それについて新渡さんは、たまたま新進党が公募をしてコンテストをやる、こういうようなときに、ほかの政党は公認をもらうといったってなかなか難し...全文を見る
○鴨下委員 そうすると、情報は提供した、ところが、それについて友部さんは、これだったら自分はある種年金党という十年来の実績もある、ですから、ここでアプライして挑戦すれば、もしかするとそういうような公認としての立場を得られる、こういうふうに考えたのでしょうか。それとも、新渡さんが、...全文を見る
○鴨下委員 そのときに友部被告は新渡さんのその情報を得ていろいろと検討したのだろうと思いますけれども、そのコンテストに合格できるというようなことについては、何らか新渡さんにそういうような観測を漏らしていたかどうかということはいかがでしょうか。
○鴨下委員 新渡さん自身は、そのことについて友部さんに情報は提供した、そしてその後に、例えば、受ければ合格できるかもわからない、そして、それにはさまざまな、自分が知っている人たちを含めて助言ができるかもわからない、こういうようなことはおっしゃったのですか、おっしゃらなかったのです...全文を見る
○鴨下委員 具体的には、例えばどういうような働きかけが有効かどうかというようなことについては、新渡さん自身も、友部さんを推薦したということではなくて、御本人だってそのコンテストを受けようというふうに思っていらっしゃったのでしょうから、ですから、どういうふうに、だれにお願いをしたり...全文を見る
○鴨下委員 多少わき道にずれますけれども、新渡さん自身はそのコンテストは合格をしたのですか。
○鴨下委員 そのコンテストは、ある種、さまざまな実績、例えば都議としての実績、それから年金党としての実績、そういうさまざまな要件の中で多分決まっていったのだろうと思いますけれども、特別新渡さんが何か運動をして、そして、自分自身の合格について、言ってみればキャンペーンを張ったのかど...全文を見る
○鴨下委員 友部被告の話に戻りますが、そういうようなコンテストを受けたわけでありますけれども、コンテストを受けただけではなかなか、参議院議員のバッジをつけるということは非常に困難であります。そうすると、それを、さらに次のハードルを越えなければいけない。これは、例えば比例の名簿の順...全文を見る
○鴨下委員 いろいろな友人もいたでしょうし、それから私たちもかつて、その中で仲間の一人としていたわけであります。特に、私は同じ医療、それから、新渡さんはカイロプラクティックの専門家でいらっしゃるけれども、そういう意味である種共通分野があったわけで、多少のおつき合いはあったわけです...全文を見る
○鴨下委員 参議院議員の比例名簿等の時点、最初の質問ですけれども、オレンジ共済の主宰者である友部達夫なる者というような認識というのは、この時点ではいかがだったのですか、年金党の党首であることは間違いなかったのでしょうけれども。言ってみれば、コンテストが受かった時点あたりでは、新渡...全文を見る
○鴨下委員 といいますと、この時点というのはもう相当最近の話であります。そうすると、新渡議員にとって、オレンジ共済というようなことの存在を正式に認識したのはいつの話でありますか。
○鴨下委員 マスコミに、さまざまな資金のやりとりというようなことがあったというふうに報道されています。そういう資金のやりとりというようなことについての、新渡さんの、今のマスコミ報道についての心境と、それから、現実に例えばそういう資金のやりとりがあったのかどうか、さらに、それがオレ...全文を見る
○鴨下委員 オレンジ共済の当事者である友部達夫という被告に対して、結果的な話だったのかもわかりませんし、過去の十年ずっと振り返ってみますと、さまざまな人が善意で協力して裏切られているというようなことが結果ではあるわけであります。  私は、新渡さんがどういう立場でどういうふうにお...全文を見る
○鴨下委員 そういう意味で、私は、新渡さんがその当時から、友部達夫年金党の党首がオレンジという詐欺事件の、まあ言ってみれば被告だったというようなことについての認識があったというふうには全く考えておりませんけれども、結果的にそういうような事態を招いた、このことについては私は政治的な...全文を見る
○鴨下委員 終わります。
06月13日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第34号
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○鴨下委員 きょうは、これから近き将来必ずや問題になるであろう疾患につきまして、二、三お伺いをしたいと思っております。  まず一つは、クローンの問題でありまして、これは、本年二月二十七日にイギリスの科学誌の「ネーチャー」に掲載された論文の中で、クローン羊のドリーという雌の、乳腺...全文を見る
○鴨下委員 今、技術そのものは国内では研究を含めてまだ十分に進んでいないというようなことのようでありますけれども、各国でこの人のクローンについては、イギリスでは法律で禁止、ドイツで法律で禁止、フランスでも同様です。そして、アメリカでは連邦助成は当面禁止というようなことになっている...全文を見る
○鴨下委員 もう局長おっしゃいましたけれども、私がその次に聞こうと思っていたのはその法整備の話なんですが、例えば今、ベクターを含めた遺伝子治療、北大と、それからエイズの治療について行われています。それから、精神科領域では性転換手術についてのさまざまな問題が議論されていますし、クロ...全文を見る
○鴨下委員 大臣、今の話の中で、生命倫理にかかわる問題というのは、これから先端技術が出てくる都度我々が判断していかなければいけない部分があると思いますが、法整備を含めて大臣のお考えを伺えたらと思います。
○鴨下委員 この先端技術といいますのは、例えばかつての原子力のようなもので、研究者たちは平和利用をされるだろうと思っていたのが、残念ながら原子爆弾というような形になったりということで、我々が予測しない方向に流れていく可能性がありますので、ぜひ我が国としてもそれなりの生命倫理につい...全文を見る
○鴨下委員 今の局長の話の中で、検体のとり方によっていろいろと問題はある、こういうような反論があることは確かなんですが、ただ、全体的な流れの中では、精子の数は減っているというようなことは割合明らかなようでありますので、疑わしきは真剣に取り組む、こういうような姿勢で厚生省はぜひやっ...全文を見る
○鴨下委員 この特定疾患の調査報告の中にも、軽症例は大抵診断されないのでその真の頻度と死亡率は現実にはなかなか把握しづらい、こういうようなことを指摘してありますけれども、私も長年この疾患につきましては治療に携わってきた一人でありますけれども、例えば、一般の健康な二十前後の女性たち...全文を見る
○鴨下委員 きょうは三つの問題、クローンの問題、内分泌の撹乱物質について、それから摂食障害についてお伺いをしたわけでありますけれども、これらの問題は、今はまだ本当に目に見えないささいな問題のように見えますけれども、これから十年後には非常に大きな問題に発展することが考えられます。ぜ...全文を見る
06月17日第140回国会 衆議院 文教委員会 第20号
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○鴨下委員 新進党の鴨下一郎でございます。  きょうは、教育におきますボランティア活動にどう取り組んでいくか、このことについてお伺いをしたいと思っております。  今国会の中で、小中学校や養護学校の教員免許取得に、学生に特別養護老人ホームなどで介護、交流体験を義務づける、小学校...全文を見る
○鴨下委員 今おっしゃっているように、知識偏重を是正するということが大きな目的の一つなのだろうと思います。全く私もそのように思うわけでありますが、教師に対してそれをやるということについてはもう遅きに失して、それも含めてですけれども、むしろ学ぶ側、生徒児童に実体験を交えた教育という...全文を見る
○鴨下委員 そのとおりなのですけれども、量的な問題といいますか、現状では、今のような教育の仕組みの中では私は甚だ不十分だというふうに考えておりまして、特に今の児童生徒の現状を見ていますと、どちらかというと机に座って知識を 学ぶということが中心になっていまして、いろいろな弊害が出...全文を見る
○鴨下委員 おっしゃることは本当にもっともなことばかりなわけでありますけれども、それをいかに効果あらしめるかということが重要な話でありまして、例えば、そういう具体的な活動の中には農業の体験のようなものもあるのだろうと思いますけれども、私たちが都会の子供たちを拝見していますと、米は...全文を見る
○鴨下委員 十分な時間をとらないと意味がないということを私は思うのですね。  いろいろな取り組みがあると思います。先ほど申し上げた稲作活動の中でも、例えば岐阜県の穂積町立本田小学校だとか岩手県の前沢町立白鳥小学校、一生懸命取り組んでいらっしゃるのだろうと思いますけれども、極めて...全文を見る
○鴨下委員 週五日制が完全に実施されると、ウイークデーはぎゅっと凝縮して、国語、算数、社会、理科、さまざまな教科をある水準までやらなければいけないということで、ますますタイトになってくる可能性があるんだろうと思いますけれども、私は、ここで本当の意味での発想の転換をして、いかに優秀...全文を見る
○鴨下委員 今大臣いみじくもおっしゃいましたように、私は、自主的に物を考え、自己決断していけるような、こういう人材が多く育たないといけないんだろうというふうに思っているわけでありまして、むしろ、多様ないわば才能、人格を認めるような教育をつくっていくべきなんだろうというふうに思いま...全文を見る
○鴨下委員 大臣大変いい答弁をいただいているわけでありますけれども、言ってみれば評価をするのは、これは教師以外の人たちが評価するようなシステムにならないと、地域とのきずなができていかない。それから、そういうような人たちも、ある意味では教育的な人材として文部省もかかわって、育てると...全文を見る
○鴨下委員 評価を多元的、多面的に見ていく、このことは非常に重要なことでして、その中で、例えばボランティアについても、私はこれはあるテレビの番組で見たんですけれども、受験にいいからといって一週間ボランティア活動をやるとか というふうにかなり打算的な部分から入っていく人もいるよう...全文を見る
○鴨下委員 もう時間がございませんのでまとめのような話をさせていただきたいと思いますが、私は、ボランティア活動のような自主的な実体験を伴う教育というのが今までの教育のシステムの中でなかなか十分ではなかった。これが本来は人格的な成長に欠かせないことなんだろうと思います。  大臣は...全文を見る
○鴨下委員 ぜひよろしくお願いいたします。  ありがとうございました。
11月27日第141回国会 衆議院 法務委員会 第6号
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○鴨下委員 裁判官の報酬それから検察官の俸給に関する法律の一部を改正する法律案に関連しての委員会でありますけれども、この中で私は、同僚議員の議論を承っていて疑問に感ずるところは、なぜ司法部が、人事院の勧告に基づいて、それに準拠した形で報酬等が決められるのかということについての疑問...全文を見る
○鴨下委員 私も大臣のおっしゃるとおりだと思いますし、この委員会は一貫して、ある意味で今回の法律に関しては、法務省そして裁判所にエールを送っているような、こういうようなニュアンスだというふうに私は思っているのです。  その中で、大臣は今おっしゃったように、全くそういうことは断じ...全文を見る
○鴨下委員 今は経済の流れも非常に不透明といいますか、これから来年には金融ビッグバンも始まります。そういう意味で、私は、規制緩和も含めて、これからはいろいろな意味で自己責任社会になっていくのだろうと思います。そういう中で、国民は何にすがったらいいのかというような話の中で、もう信ず...全文を見る
○鴨下委員 日本の裁判官は二千八百九十九名、そして裁判官一人当たりの人口数は四万三千ぐらい、そして抱える事件数は、東京で二百五十から二百八十件で、地方では百四十から百六十、こういうふうに承っているわけであります。  欧米と比較してそう大差はないという話ですが、特に都市部で、そう...全文を見る
○鴨下委員 時間がありませんので、とにかく自己責任社会においては司法が頼りでありますから、これからの社会情勢を踏まえて、そもそも法務省というのは非常に保守的でゆっくりと変化をしていく省庁だ、こういうふうに考えておるわけですけれども、ここはスピードアップして司法基盤の整備についてぜ...全文を見る